NISSHA株式会社 四半期報告書 第105期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30)
提出書類 | 四半期報告書-第105期第2四半期(2023/04/01-2023/06/30) |
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提出者 | NISSHA株式会社 |
カテゴリ | 四半期報告書 |
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NISSHA株式会社(E00703)
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【表紙】
【提出書類】 四半期報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の7第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2023年8月9日
【四半期会計期間】 第105期第2四半期(自 2023年4月1日 至 2023年6月30日)
【会社名】 NISSHA株式会社
【英訳名】 Nissha Co., Ltd.
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 兼 最高経営責任者 鈴 木 順 也
【本店の所在の場所】 京都市中京区壬生花井町3番地
【電話番号】 (075)811-8111(大代表)
【事務連絡者氏名】 上席執行役員 兼 最高財務責任者 神 谷 均
【最寄りの連絡場所】 東京都品川区大崎二丁目11番1号大崎ウィズタワー
【電話番号】 (03)6756-7500(代表)
【事務連絡者氏名】 取締役 専務執行役員 井 ノ 上 大 輔
【縦覧に供する場所】 NISSHA株式会社 東京支社
(東京都品川区大崎二丁目11番1号大崎ウィズタワー)
株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
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第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
第104期 第2四半期 第105期 第2四半期
回次 第104期
連結累計期間 連結累計期間
自 2022年1月1日 自 2023年1月1日 自 2022年1月1日
会計期間
至 2022年6月30日 至 2023年6月30日 至 2022年12月31日
売上高 88,217 83,005
(百万円) 193,963
(第2四半期連結会計期間) ( 46,804 ) ( 40,574 )
税引前四半期(当期)利益
(百万円) 9,549 1,087 12,373
(△損失)
親会社の所有者に帰属する
7,903 801
四半期(当期)利益(△損失)
(百万円) 10,140
(第2四半期連結会計期間) ( 4,622 ) ( 1,585 )
親会社の所有者に帰属する
(百万円) 14,761 7,741 15,949
四半期(当期)包括利益
親会社の所有者に帰属する持分 (百万円) 111,871 116,501 111,553
総資産額 (百万円) 228,590 229,702 230,212
基本的1株当たり
158.62 16.36
四半期(当期)利益(△損失)
(円) 203.65
(第2四半期連結会計期間) ( 92.76 ) ( 32.48 )
希薄化後1株当たり
(円) - - -
四半期(当期)利益(△損失)
親会社所有者帰属持分比率 (%) 48.9 50.7 48.5
営業活動による
(百万円) 3,381 △ 1,282 12,039
キャッシュ・フロー
投資活動による
(百万円) △ 3,320 △ 4,144 △ 4,385
キャッシュ・フロー
財務活動による
(百万円) △ 1,014 △ 4,252 1,082
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の
(百万円) 45,028 46,861 54,325
四半期末(期末)残高
(注) 1.当社は要約四半期連結財務諸表を作成していますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載
していません。
2.上記指標は、国際会計基準(以下、「IFRS」という。)により作成した要約四半期連結財務諸表および連結財
務諸表に基づいています。
3.希薄化後1株当たり四半期(当期)利益(△損失)については、希薄化効果を有する潜在株式が存在しないため記
載していません。
2 【事業の内容】
当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社および当社の関係会社)において営まれている事業の内容
について、重要な変更はありません。
また、主要な関係会社についても異動はありません。
なお、第1四半期連結会計期間において、報告セグメントの区分を一部変更しています。詳細は、「第4 経理の状
況 1 要約四半期連結財務諸表 要約四半期連結財務諸表注記 4.事業セグメント」の「(4)報告セグメントの変更
等に関する事項」をご参照ください。
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第2 【事業の状況】
1 【事業等のリスク】
当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経
営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識して
いる主要なリスクの発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更は
ありません。
2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を一部変更しており、当第2四半期連結累計期間の比較・分析
は、変更後の区分に基づいています。詳細は、「第4 経理の状況 1 要約四半期連結財務諸表 要約四半期連結財務
諸表注記 4.事業セグメント」の「(4)報告セグメントの変更等に関する事項」をご参照ください。
(1) 財政状態および経営成績の状況
当社グループはMissionに「人材能力とコア技術の多様性」を成長の原動力として、高い競争力を有する特徴あ
る製品・サービスの創出によりお客さま価値を実現し、「人々の豊かな生活」の実現に寄与することを掲げてい
ます。
このMissionのもと、2030年のあるべき姿をサステナビリティビジョン(長期ビジョン)とし、バックキャストし
て2023年に目指すべき中期ビジョンとそこに至るための戦略を第7次中期経営計画として定めています。第7次中
期経営計画では、これまでに獲得・構築したグローバルベースの事業基盤を最大限に活用し、シナジーの最大化
による成長基盤の確立を目指しています。
当第2四半期連結累計期間におけるグローバル経済情勢については、世界的なインフレや金融引き締めなどの動
きはあったものの、景気は持ち直しました。アメリカでは景気は緩やかに回復しましたが、ヨーロッパではイン
フレや内外需の低迷が重石となり景気が停滞しました。中国ではゼロコロナ政策の解除以降、経済が回復し、景
気持ち直しの動きがみられました。わが国の経済については、電子部品の生産活動は低迷したものの、自動車の
生産活動は底堅く推移し、緩やかな景気回復の動きとなりました。
このような状況の下、当社の業績については、メディカルテクノロジー事業の開発製造受託(CDMO)の製品需要
が、活発な市場環境の下で堅調に推移しました。一方で、産業資材事業の家電向けや蒸着紙、ディバイス事業の
タブレットや産業用端末(物流関連)向けなどの製品需要は、巣ごもり需要の一巡やサプライチェーン在庫の調整
などにより弱含んで推移しました。製品需要の動向に加え、インフレによるコスト増加や製品ミックスの悪化な
どが収益を圧迫しました。なお、メディカルテクノロジー事業ではインフレによるコスト増加に対して生産性や
効率性の改善に取り組み、収益性が向上しました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、 売上高は830億5百万円 (前年同四半期比 5.9%減 )、利益面で
は 営業利益は58百万円 (前年同四半期比 99.1%減 )、 親会社の所有者に帰属する四半期利益は8億1百万円 (前年同四
半期比 89.9%減 )となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりです。
産業資材
産業資材事業は、さまざまな素材の表面に付加価値を与える独自技術を有するセグメントです。プラスチック
の成形と同時に加飾や機能の付与を行うIMD、IMLおよびIMEは、グローバル市場でモビリティ、家電製品などに広
く採用されています。また、金属光沢と印刷適性を兼ね備えた蒸着紙は、飲料品や食品向けのサステナブル資材
としてグローバルベースで業界トップのマーケットシェアを有しています。
当第2四半期連結累計期間においては、加飾分野のモビリティ向けの製品需要は堅調に推移したものの、家電向
けは巣ごもり需要一巡の影響などにより弱含んで推移しました。また、蒸着紙の製品需要はサプライチェーン在
庫の調整の影響などにより低迷しました。これらの結果、売上高は前年同四半期比で減少しました。製品需要の
動向に加え、インフレによるコスト増加の影響などにより、営業利益は前年同四半期比で減少しました。
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その結果、当第2四半期連結累計期間の 連結売上高は340億49百万円 (前年同四半期比 5.9%減 )となり、 セグメン
ト利益(営業利益)は14億46百万円 (前年同四半期比 57.4%減 )となりました。
ディバイス
ディバイス事業は、精密で機能性を追求した部品・モジュール製品を提供するセグメントです。主力製品であ
るフィルムタッチセンサーはグローバル市場でタブレット、産業用端末(物流関連)、モビリティ、携帯ゲーム機
などに幅広く採用されています。このほか、気体の状態を検知するガスセンサーなどを提供しています。
当第2四半期連結累計期間においては、巣ごもり需要一巡の影響などにより、タブレットや産業用端末向けなど
の製品需要が低迷し、売上高は前年同四半期比で減少しました。製品需要の動向に加え、製品ミックス悪化の影
響などにより、営業利益は前年同四半期比で減少しました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の 連結売上高は278億39百万円 (前年同四半期比 17.2%減 )となり、 セグメン
ト損失(営業損失)は12億2百万円 ( 前年同四半期は 36億83百万円のセグメント利益(営業利益) )となりました。
メディカルテクノロジー
メディカルテクノロジー事業は、医療機器やその関連市場において高品質で付加価値の高い製品を提供し、
人々の健康で豊かな生活に貢献することを目指すセグメントです。心疾患向けを中心に幅広い分野で使われる低
侵襲医療用の手術機器や医療用ウェアラブルセンサーなどの製品を手がけており、現在は欧米中心に大手医療機
器メーカー向けの開発製造受託(CDMO)を展開するとともに、医療機関向けに自社ブランド品を製造・販売してい
ます。
当第2四半期連結累計期間においては、活発な市場環境の下、主力のCDMOの製品需要が堅調に推移し、売上高は
前年同四半期比で伸長しました。インフレによるコスト増加などに対し、生産性や効率性の改善に取り組み、営
業利益は前年同四半期比で増加しました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の 連結売上高は173億18百万円 (前年同四半期比 18.5%増 )となり、 セグメン
ト利益(営業利益)は10億28百万円 (前年同四半期比 2,224.9倍 )となりました。
当第2四半期連結会計期間末における総資産は 2,297億2百万円 となり、前連結会計年度末(2022年12月期末)に比
べ 5億9百万円減少 しました。
流動資産は 1,167億84百万円 となり、前連結会計年度末に比べ 86億18百万円減少 しました。主な要因は、 棚卸資
産が 26億22百万円 増加した一方、現金及び現金同等物が 74億64百万円 、営業債権及びその他の債権が 33億59百万
円 減少したこと等によるものです。
非流動資産は 1,129億18百万円 となり、前連結会計年度末に比べ 81億8百万円増加 しました。主な要因は、 為替
換算の影響によりのれんが 19億53百万円 、無形資産が 6億46百万円 、新規および追加取得等により持分法で会計処
理されている投資が 31億73百万円 、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の公正価値の変動等
により、その他の金融資産が 17億70百万円 増加したこと等によるものです。
当第2四半期連結会計期間末における負債は 1,132億50百万円 となり、前連結会計年度末に比べ 54億43百万円減
少 しました。
流動負債は 512億71百万円 となり、前連結会計年度末に比べ 63億60百万円減少 しました。主な要因は、借入金が
11億90百万円 増加した一方、営業債務及びその他の債務が 79億18百万円 、未払法人所得税等が 6億57百万円 減少し
たこと等によるものです。
非流動負債は 619億78百万円 となり、前連結会計年度末に比べ 9億16百万円増加 しました。主な要因は、社債及
び借入金 が 4億39百万円 、 その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の公正価値の変動等により、 繰
延税金負債が 7億88百万円 増加 したこと等によるものです。
当第2四半期連結会計期間末における資本は 1,164億52百万円 となり、前連結会計年度末に比べ 49億33百万円増
加 しました。主な要因は、剰余金の配当等により利益剰余金が 6億95百万円 減少したことに加え、自己株式の取得
等により自己株式が 10億84百万円 増加した一方、 為替換算等の影響により その他の資本の構成要素が 67億7百万円
増加したこと等によるものです。
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(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会
計年度末に比べ 74億64百万円減少 し、 468億61百万円 となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果 使用した資金は12億82百万円 (前年同四半期は 33億81百万円 の獲得)となりました。これは税引
前四半期利益 10億87百万円 の計上に対して、減価償却費及び償却費として 45億20百万円 、営業債権及びその他の
債権の減少額として 51億56百万円 計上した一方、棚卸資産の増加額として 7億14百万円 、営業債務及びその他の債
務の減少額として 94億14百万円 、法人所得税の支払として 14億96百万円 計上したこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果 使用した資金は41億44百万円 (前年同四半期比 24.8%増 )となりました。これは主に有形固定資産
の取得として 18億36百万円 、関係会社株式の取得として 29億70百万円 支出 したこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果 使用した資金は42億52百万円 (前年同四半期比 319.4%増 )となりました。これは主にリース負債
の返済による支出として 9億72百万円 、自己株式の取得による支出として 11億69百万円 、親会社の所有者への配当
金の支払として 17億26百万円 計上したこと等によるものです。
(3) 優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上および財務上の課題に重要な変
更および新たに生じた課題はありません。
(4) 財務および事業の方針の決定を支配する者のあり方に関する基本方針
当第2四半期連結累計期間において、当社の財務および事業の方針の決定を支配する者のあり方に関する基本方
針について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は 22億28百万円 です。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
3 【経営上の重要な契約等】
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。
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第3 【提出会社の状況】
1 【株式等の状況】
(1) 【株式の総数等】
① 【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 180,000,000
計 180,000,000
② 【発行済株式】
第2四半期会計期間 提出日現在
上場金融商品取引所
種類 末現在発行数(株) 発行数(株) 内容
名または登録認可金
融商品取引業協会名
( 2023年6月30日 ) (2023年8月9日)
権利内容に何ら限定のない
東京証券取引所
普通株式 50,855,638 50,855,638 当社における標準となる株式
(プライム市場)
単元株式数 100株
計 50,855,638 50,855,638 ― ―
(2) 【新株予約権等の状況】
① 【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
② 【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式 発行済株式 資本金 資本金 資本準備金 資本準備金
年月日 総数増減数 総数残高 増減額 残高 増減額 残高
(千株) (千株) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
2023年4月1日~
― 50,855 ― 12,119 ― 13,550
2023年6月30日
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(5) 【大株主の状況】
2023年6月30日 現在
発行済株式
(自己株式を
所有株式数 除く。)の
氏名または名称 住所
(千株) 総数に対する
所有株式数
の割合(%)
日本マスタートラスト信託銀行株
東京都港区浜松町2丁目11番3号 5,526 11.20
式会社(信託口)
株式会社日本カストディ銀行(信
東京都中央区晴海1丁目8-12 4,271 8.66
託口)
京都市右京区龍安寺玉津芝町4-7
鈴木興産株式会社 2,563 5.19
タイヨー フアンド エルピー 5300 CARILLON POINT KIRKLAND, WA 98033,
(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀 USA 2,202 4.46
行) (東京都千代田区丸の内2丁目7-1決済事業部)
明治安田生命保険相互会社
東京都千代田区丸の内2丁目1-1
(常任代理人 株式会社日本カスト 2,107 4.27
(東京都中央区晴海1丁目8番12号)
ディ銀行)
株式会社みずほ銀行 東京都千代田区大手町一丁目5番5号 2,076 4.20
株式会社京都銀行
京都市下京区烏丸通松原上る薬師前町700
(常任代理人 株式会社日本カスト 1,442 2.92
(東京都中央区晴海1丁目8番12号)
ディ銀行)
タイヨー ハネイ フアンド
5300 CARILLON POINT KIRKLAND, WA 98033,
エルピー
USA 1,265 2.56
(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀
(東京都千代田区丸の内2丁目7-1決済事業部)
行)
ニッシャ共栄会 京都市中京区壬生花井町3番地 1,121 2.27
ステート ストリート バンク
P.O.BOX 351 BOSTON MASSACHUSETTS 02101
アンド トラスト カンパニー
U.S.A.
505227
1,068 2.16
(東京都港区港南2丁目15-1品川インターシ
(常任代理人 株式会社みずほ銀行
ティA棟)
決済営業部)
計 ― 23,646 47.93
(注) 1. 当社は、自己株式1,529千株を保有していますが、上記大株主からは除いています。
2. 上記株式会社みずほ銀行の所有株式は、同行が退職給付信託の信託財産として拠出しているものです(株主名
簿上の名義は、みずほ信託銀行株式会社退職給付信託 みずほ銀行口 再信託受託者 株式会社日本カストディ
銀行です)。
3. ニッシャ共栄会は、当社の取引先持株会です。
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(6) 【議決権の状況】
① 【発行済株式】
2023年6月30日 現在
区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式 ― ― ―
議決権制限株式(自己株式等) ― ― ―
議決権制限株式(その他) ― ― ―
(自己保有株式)
権利内容に何ら限定のない当社にお
完全議決権株式(自己株式等) 普通株式 ―
ける標準となる株式
1,529,600
普通株式
完全議決権株式(その他) 492,834 同上
49,283,400
普通株式
単元未満株式 ― 1単元(100株)未満の株式
42,638
発行済株式総数 50,855,638 ― ―
総株主の議決権 ― 492,834 ―
(注) 1.「単元未満株式」欄の普通株式には、当社所有の自己株式が73株含まれています。
2.「完全議決権株式(その他)」欄の普通株式には、「株式給付信託(BBT)」、「株式給付信託(J-ESOP)」および
「株式給付信託(従業員持株会処分型)」の信託財産として、㈱日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当
社株式500,300株(議決権5,003個)が含まれています。なお、「株式給付信託(BBT)」の信託財産として信託が
保有する当社株式にかかる議決権の数2,483個は、議決権不行使となっています。
② 【自己株式等】
2023年6月30日 現在
発行済株式
自己名義 他人名義 所有株式数
所有者の氏名 総数に対する
所有者の住所 所有株式数 所有株式数 の合計
または名称 所有株式数
(株) (株) (株)
の割合(%)
京都市中京区壬生花井町
(自己保有株式)
1,529,600 ― 1,529,600 3.00
NISSHA㈱
3番地
計 ― 1,529,600 ― 1,529,600 3.00
(注) 上記自己名義所有株式数には、「株式給付信託(BBT)」、「株式給付信託(J-ESOP)」および「株式給付信託(従業
員持株会処分型)」が保有する当社株式(500,300株)は含まれていません。
2 【役員の状況】
該当事項はありません。
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第4 【経理の状況】
1.要約四半期連結財務諸表の作成方法について
当社の要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣
府令第64号。以下、「四半期連結財務諸表規則」という。)第93条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報
告」(以下、「IAS第34号」という。)に準拠して作成しています。
2. 監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第2四半期連結会計期間(2023年4月1日から2023年6月30
日まで)および第2四半期連結累計期間(2023年1月1日から2023年6月30日まで)に係る要約四半期連結財務諸表につい
て、有限責任監査法人トーマツによる四半期レビューを受けています。
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1 【要約四半期連結財務諸表】
(1) 【要約四半期連結財政状態計算書】
(単位:百万円)
当第2四半期
注記 前連結会計年度末
連結会計期間末
番号 (2022年12月31日)
(2023年6月30日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物 54,325 46,861
営業債権及びその他の債権 33,225 29,865
棚卸資産 32,739 35,361
その他の金融資産 11 381 113
4,731 4,582
その他の流動資産
流動資産合計
125,403 116,784
非流動資産
有形固定資産 5 43,720 43,887
のれん 21,410 23,363
無形資産 14,252 14,898
使用権資産 8,840 9,134
持分法で会計処理されている投資 763 3,937
その他の金融資産 11 13,662 15,432
退職給付に係る資産 367 362
繰延税金資産 1,515 1,638
276 263
その他の非流動資産
非流動資産合計 104,809 112,918
230,212 229,702
資産合計
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(単位:百万円)
当第2四半期
注記 前連結会計年度末
連結会計期間末
番号 (2022年12月31日)
(2023年6月30日)
負債及び資本
負債
流動負債
営業債務及びその他の債務 39,419 31,501
借入金 11 9,450 10,641
その他の金融負債 11 1,198 1,679
リース負債 1,740 1,894
未払法人所得税等 1,173 516
引当金 95 87
4,552 4,951
その他の流動負債
流動負債合計
57,631 51,271
非流動負債
社債及び借入金 11 38,158 38,598
その他の金融負債 11 690 23
リース負債 8,206 8,327
退職給付に係る負債 6,290 6,571
引当金 62 60
繰延税金負債 7,216 8,005
436 392
その他の非流動負債
非流動負債合計 61,061 61,978
負債合計 118,693 113,250
資本
資本金 12,119 12,119
資本剰余金 14,841 14,862
利益剰余金 75,658 74,963
自己株式 6 △ 2,632 △ 3,716
11,565 18,273
その他の資本の構成要素
親会社の所有者に帰属する持分合計 111,553 116,501
非支配持分 △ 34 △ 49
資本合計 111,518 116,452
230,212 229,702
負債及び資本合計
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(2) 【要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書】
【要約四半期連結損益計算書】
【第2四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
注記
(自 2022年1月1日 (自 2023年1月1日
番号
至 2022年6月30日) 至 2023年6月30日)
売上高 4,8 88,217 83,005
△ 67,749 △ 67,748
売上原価
売上総利益
20,467 15,256
販売費及び一般管理費 △ 14,767 △ 15,781
その他の収益 9 1,070 981
その他の費用 9 △ 482 △ 286
△ 19 △ 111
持分法による投資利益(△損失)
営業利益(△損失) 4 6,267 58
金融収益
3,694 1,808
△ 413 △ 779
金融費用
税引前四半期利益(△損失) 9,549 1,087
法人所得税費用 △ 1,653 △ 300
四半期利益(△損失) 7,895 786
四半期利益(△損失)の帰属
親会社の所有者 7,903 801
△ 7 △ 14
非支配持分
四半期利益(△損失) 7,895 786
親会社の所有者に帰属する1株当たり四半期
利益(△損失)
158.62 16.36
基本的1株当たり四半期利益(△損失) 10
希薄化後1株当たり四半期利益(△損失) 10 - -
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【第2四半期連結会計期間】
(単位:百万円)
前第2四半期連結会計期間 当第2四半期連結会計期間
注記
(自 2022年4月1日 (自 2023年4月1日
番号
至 2022年6月30日) 至 2023年6月30日)
売上高 4 46,804 40,574
△ 35,566 △ 32,491
売上原価
売上総利益
11,238 8,082
販売費及び一般管理費 △ 7,689 △ 7,937
その他の収益 480 794
その他の費用 △ 250 △ 113
△ 6 △ 95
持分法による投資利益(△損失)
営業利益(△損失) 4 3,773 729
金融収益
2,455 1,489
△ 244 △ 340
金融費用
税引前四半期利益(△損失) 5,984 1,879
法人所得税費用 △ 1,365 △ 299
四半期利益(△損失) 4,618 1,579
四半期利益(△損失)の帰属
親会社の所有者 4,622 1,585
△ 4 △ 5
非支配持分
四半期利益(△損失) 4,618 1,579
親会社の所有者に帰属する1株当たり四半期
利益(△損失)
92.76 32.48
基本的1株当たり四半期利益(△損失) 10
希薄化後1株当たり四半期利益(△損失) 10 - -
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【要約四半期連結包括利益計算書】
【第2四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
注記
(自 2022年1月1日 (自 2023年1月1日
番号
至 2022年6月30日) 至 2023年6月30日)
四半期利益(△損失) 7,895 786
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて測定する金
△ 501 1,644
融資産の公正価値の純変動額
純損益に振り替えられることのない
△ 501 1,644
項目合計
純損益に振り替えられる可能性のある
項目
在外営業活動体の換算差額 7,199 4,981
持分法適用会社におけるその他の包括
159 314
利益に対する持分
純損益に振り替えられる可能性のある
7,358 5,295
項目合計
その他の包括利益合計 6,857 6,940
四半期包括利益合計 14,753 7,727
四半期包括利益の帰属
親会社の所有者 14,761 7,741
△ 7 △ 14
非支配持分
四半期包括利益合計 14,753 7,727
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【第2四半期連結会計期間】
(単位:百万円)
前第2四半期連結会計期間 当第2四半期連結会計期間
注記
(自 2022年4月1日 (自 2023年4月1日
番号
至 2022年6月30日) 至 2023年6月30日)
四半期利益(△損失) 4,618 1,579
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて測定する金
△ 672 1,562
融資産の公正価値の純変動額
純損益に振り替えられることのない
△ 672 1,562
項目合計
純損益に振り替えられる可能性のある
項目
在外営業活動体の換算差額 4,223 4,297
持分法適用会社におけるその他の包括
87 306
利益に対する持分
純損益に振り替えられる可能性のある
4,311 4,603
項目合計
その他の包括利益合計 3,638 6,166
四半期包括利益合計 8,257 7,746
四半期包括利益の帰属
親会社の所有者 8,261 7,751
△ 4 △ 5
非支配持分
四半期包括利益合計 8,257 7,746
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(3) 【要約四半期連結持分変動計算書】
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の
包括利益
親会社の
非支配
資本合計
を通じて その他の
資本 利益 自己 所有者に
持分
在外営業
資本金
注記
測定する 資本の
剰余金 剰余金 株式 帰属する
活動体の
番号
金融資産 構成要素
持分合計
換算差額
の公正 合計
価値の
純変動額
2022年1月1日残高 12,119 14,810 65,445 △ 1,929 7,903 △ 73 7,830 98,278 △ 13 98,264
四半期利益(△損失) - - 7,903 - - - - 7,903 △ 7 7,895
- - - - △ 501 7,358 6,857 6,857 - 6,857
その他の包括利益
四半期包括利益合計
- - 7,903 - △ 501 7,358 6,857 14,761 △ 7 14,753
自己株式の取得 - - - △ 0 - - - △ 0 - △ 0
自己株式の処分 - △ 20 - 67 - - - 47 - 47
剰余金の配当 7 - - △ 1,245 - - - - △ 1,245 - △ 1,245
株式報酬取引 - 29 - - - - - 29 - 29
その他の資本の構成要
- - - - - - - - - -
素から利益剰余金への
振替
所有者との取引額等合計
- 9 △ 1,245 67 - - - △ 1,168 - △ 1,168
2022年6月30日残高 12,119 14,820 72,104 △ 1,861 7,402 7,285 14,688 111,871 △ 21 111,849
2023年1月1日残高 12,119 14,841 75,658 △ 2,632 5,388 6,177 11,565 111,553 △ 34 111,518
四半期利益(△損失) - - 801 - - - - 801 △ 14 786
- - - - 1,644 5,295 6,940 6,940 - 6,940
その他の包括利益
四半期包括利益合計
- - 801 - 1,644 5,295 6,940 7,741 △ 14 7,727
自己株式の取得 6 - - - △ 1,169 - - - △ 1,169 - △ 1,169
自己株式の処分 - △ 14 - 85 - - - 70 - 70
剰余金の配当 7 - - △ 1,729 - - - - △ 1,729 - △ 1,729
株式報酬取引 - 35 - - - - - 35 - 35
その他の資本の構成要
- - 232 - △ 232 - △ 232 - - -
素から利益剰余金への
振替
所有者との取引額等合計
- 20 △ 1,496 △ 1,084 △ 232 - △ 232 △ 2,793 - △ 2,793
2023年6月30日残高 12,119 14,862 74,963 △ 3,716 6,799 11,473 18,273 116,501 △ 49 116,452
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(4) 【要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書】
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
注記
(自 2022年1月1日 (自 2023年1月1日
番号
至 2022年6月30日) 至 2023年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益(△損失) 9,549 1,087
減価償却費及び償却費 4,650 4,520
固定資産除売却損益(△は益) 55 △ 47
持分法による投資損益(△は益) 19 111
金融収益 △ 3,694 △ 1,808
金融費用 413 779
営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加) 1,841 5,156
棚卸資産の増減額(△は増加) △ 5,949 △ 714
営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少) 204 △ 9,414
引当金の増減額(△は減少) 122 △ 18
退職給付に係る資産負債の増減額(△は減少) 55 170
△ 952 364
その他
小計
6,316 187
利息の受取額 22 161
配当金の受取額 269 209
利息の支払額 △ 341 △ 696
法人所得税の支払額 △ 2,976 △ 1,496
91 352
法人所得税の還付額
営業活動によるキャッシュ・フロー
3,381 △ 1,282
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の払戻による収入 - 130
有形固定資産の取得による支出 △ 2,657 △ 1,836
有形固定資産の除却による支出 △ 27 △ 11
有形固定資産の売却による収入 20 95
無形資産の取得による支出 △ 320 △ 170
投資有価証券の取得による支出 △ 9 △ 11
投資有価証券の売却による収入 - 578
関係会社株式の取得による支出 △ 151 △ 2,970
△ 175 51
その他
投資活動によるキャッシュ・フロー
△ 3,320 △ 4,144
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(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
注記
(自 2022年1月1日 (自 2023年1月1日
番号
至 2022年6月30日) 至 2023年6月30日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入れによる収入 1,667 3,375
短期借入金の返済による支出 - △ 2,990
リース負債の返済による支出 △ 947 △ 972
長期借入れによる収入 - 286
長期借入金の返済による支出 △ 538 △ 775
自己株式の取得による支出 6 △ 0 △ 1,169
自己株式の売却による収入 47 69
親会社の所有者への配当金の支払額 7 △ 1,242 △ 1,726
- △ 349
その他
財務活動によるキャッシュ・フロー
△ 1,014 △ 4,252
現金及び現金同等物に係る為替変動による影響額 3,651 2,216
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 2,698 △ 7,464
42,330 54,325
現金及び現金同等物の期首残高
現金及び現金同等物の四半期末残高 45,028 46,861
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【要約四半期連結財務諸表注記】
1.報告企業
NISSHA株式会社(以下、「当社」という。)は日本国に所在する株式会社で、その登記している本社の住所は京都市
中京区です。
当第2四半期連結会計期間(2023年4月1日から2023年6月30日まで)および当第2四半期連結累計期間(2023年1月1日か
ら2023年6月30日まで)の要約四半期連結財務諸表は、当社および子会社(以下、「当社グループ」という。)、ならび
に当社グループの関連会社に対する持分により構成されています。当社グループは、産業資材、ディバイス、メディ
カルテクノロジーおよびその他これらに附帯する事業を行っています。
当社グループの事業内容および主要な活動は、注記「4.事業セグメント」に記載しています。
2.作成の基礎
(1) IFRSに準拠している旨
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定
会社」の要件を満たすことから、同第93条の規定により、IAS第34号に準拠して作成しています。
要約四半期連結財務諸表は、連結会計年度の連結財務諸表で要求されているすべての情報が含まれていないた
め、前連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものです。
(2) 測定の基礎
要約四半期連結財務諸表は、公正価値で測定する金融商品などを除き、取得原価を基礎として作成しています。
(3) 機能通貨および表示通貨
要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、特に注釈のない限り、百万円
未満の端数を切り捨てて表示しています。
(4) 重要な会計上の見積りおよび見積りを伴う判断
要約四半期連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用ならびに資産、負債、収益および費用の報
告額に影響を及ぼす判断、見積りおよび仮定の設定を行っています。実際の業績は、これらの見積りと異なる場合
があります。
見積りおよびその基礎となる仮定は継続して見直しています。会計上の見積りの見直しによる影響は、その見積
りを見直した会計期間と将来の会計期間において認識されます。
当要約四半期連結財務諸表における重要な会計上の見積りおよび見積りを伴う判断は、前連結会計年度に係る連
結財務諸表と同様です。
なお、新型コロナウイルス感染症による影響については、前連結会計年度の有価証券報告書の「2.作成の基礎
(4)重要な会計上の見積りおよび見積りを伴う判断」に記載した仮定から重要な変更はありません。
3.重要な会計方針
要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下の項目を除き、前連結会計年度に係る連結財務
諸表において適用した会計方針と同一です。
なお、要約四半期連結財務諸表における 法人所得税費用は、見積平均年次実効税率を基に算定しています。
(会計方針の変更)
単一の取引から生じた資産および負債に係る繰延税金の会計処理の明確化
従来は、企業結合以外の取引で、かつ会計上または税務上のいずれかの損益にも影響を及ぼさない取引における
資産または負債の当初認識に係る一時差異に対しては、繰延税金負債または繰延税金資産を認識していませんでし
たが、 IAS第12号「法人所得税」(2021年5月改訂)の適用により、取引時に同額の将来加算一時差異と将来減算一時
差異を生じさせる取引に関する当初認識時の会計処理が明確化され、当該将来加算一時差異と将来減算一時差異に
ついて繰延税金負債および繰延税金資産を要約四半期連結財政状態計算書にそれぞれ認識する方法に変更しまし
た。
なお、当該基準の適用による要約四半期連結財務諸表への重要な影響はありません。
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「国際的な税制改革-第2の柱モデルルール」に関連する繰延税金資産および繰延税金負債の認識および情報開示
に対する一時的な例外規定
当社グループは、当第2四半期連結会計期間より「国際的な税制改革-第2の柱モデルルール」(IAS第12号「法人
所得税」の改訂)を適用しています。本改訂は、OECDが公表したBEPSの第2の柱モデルルール(グローバル・ミニマム
課税ルール)を導入するために制定された、または実質的に制定された税法から生じる法人所得税にIAS第12号が適
用されることを明確化しました。一方、本改訂は、グローバル・ミニマム課税ルールから生じる法人所得税に関す
る繰延税金資産および負債を認識および開示しないことを要求する一時的な例外措置を定めています。
当社グループは、IAS第12号で定められる例外措置を適用し、グローバル・ミニマム課税ルールから生じる法人所
得税に関する繰延税金資産および負債について認識および開示を行っていません。
4.事業セグメント
(1) 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締
役会が経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。
当社グループは、製品・サービス別の事業部を置き、各事業部は取り扱う製品・サービスについて国内および海
外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しています。
従って、当社グループは事業部を基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成されており、「産業資材」
「ディバイス」および「メディカルテクノロジー」の3つを報告セグメントとしています。
「産業資材」は加飾フィルム・加飾成形品・蒸着紙・サステナブル成形品などの生産・販売をしています。
「ディバイス」はフィルムタッチセンサー、ガスセンサーなどの生産・販売をしています。「メディカルテクノロ
ジー」は低侵襲医療用手術機器、医療用ウェアラブルセンサー、単回使用心電用電極などの製品を手がけており、
欧米を中心に大手医療機器メーカー向けの開発製造受託(CDMO)を展開するとともに、自社ブランド品を製造・販売
しています。
(2) 報告セグメントごとの売上高、利益または損失の金額の算定方法
報告されている各事業セグメントの会計処理の方法は、注記「3.重要な会計方針」における記載と同一です。報
告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値です。セグメント間の売上高は市場実勢価格に基づいています。
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(3) 報告セグメントごとの売上高、利益または損失の金額に関する情報
前第2四半期連結累計期間(自 2022年1月1日 至 2022年6月30日 )
(単位:百万円)
報告セグメント
その他 調整額 連結
合計
メディカ
(注)1 (注)2 (注)3
ディバイ
産業資材 ルテクノ 計
ス
ロジー
外部顧客への売上高 36,169 33,603 14,610 84,383 3,833 88,217 - 88,217
セグメント間の売上高 108 5 - 114 493 607 △ 607 -
計 36,278 33,609 14,610 84,498 4,326 88,825 △ 607 88,217
セグメント利益(△損失) 3,393 3,683 0 7,076 △ 408 6,668 △ 400 6,267
金融収益 - - - - - - - 3,694
金融費用 - - - - - - - △ 413
税引前四半期利益(△損失) - - - - - - - 9,549
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、情報コミュニケーション、医薬
品製造業等を含んでいます。
2.セグメント利益(△損失)の調整額 △400百万円 には、各報告セグメントに配分していない全社費用等が含まれ
ています。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費および為替差損益です。
3.セグメント利益(△損失)は、要約四半期連結損益計算書の営業利益(△損失)と調整を行っています。
当第2四半期連結累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年6月30日 )
(単位:百万円)
報告セグメント
その他 調整額 連結
合計
メディカ
(注)1 (注)2 (注)3
ディバイ
産業資材 ルテクノ 計
ス
ロジー
外部顧客への売上高 34,049 27,839 17,318 79,207 3,798 83,005 - 83,005
セグメント間の売上高 132 2 - 135 541 677 △ 677 -
計 34,182 27,842 17,318 79,342 4,340 83,682 △ 677 83,005
セグメント利益(△損失) 1,446 △ 1,202 1,028 1,272 △ 455 816 △ 758 58
金融収益 - - - - - - - 1,808
金融費用 - - - - - - - △ 779
税引前四半期利益(△損失) - - - - - - - 1,087
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、情報コミュニケーション、医薬
品製造業等を含んでいます。
2.セグメント利益(△損失)の調整額 △758百万円 には、各報告セグメントに配分していない全社費用等が含まれ
ています。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費および為替差損益です。
3.セグメント利益(△損失)は、要約四半期連結損益計算書の営業利益(△損失)と調整を行っています。
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前第2四半期連結会計期間(自 2022年4月1日 至 2022年6月30日 )
(単位:百万円)
報告セグメント
その他 調整額 連結
合計
メディカ
(注)1 (注)2 (注)3
ディバイ
産業資材 ルテクノ 計
ス
ロジー
外部顧客への売上高 19,383 17,645 7,924 44,954 1,850 46,804 - 46,804
セグメント間の売上高 1 1 - 3 252 255 △ 255 -
計 19,385 17,647 7,924 44,957 2,103 47,060 △ 255 46,804
セグメント利益(△損失) 1,864 2,260 △ 6 4,117 △ 192 3,925 △ 152 3,773
金融収益 - - - - - - - 2,455
金融費用 - - - - - - - △ 244
税引前四半期利益(△損失) - - - - - - - 5,984
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、情報コミュニケーション、医薬
品製造業等を含んでいます。
2.セグメント利益(△損失)の調整額 △152百万円 には、各報告セグメントに配分していない全社費用等が含まれ
ています。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費および為替差損益です。
3.セグメント利益(△損失)は、要約四半期連結損益計算書の営業利益(△損失)と調整を行っています。
当第2四半期連結会計期間(自 2023年4月1日 至 2023年6月30日 )
(単位:百万円)
報告セグメント
その他 調整額 連結
合計
メディカ
(注)1 (注)2 (注)3
ディバイ
産業資材 ルテクノ 計
ス
ロジー
外部顧客への売上高 16,975 13,031 8,793 38,800 1,773 40,574 - 40,574
セグメント間の売上高 79 0 - 79 238 318 △ 318 -
計 17,055 13,032 8,793 38,880 2,012 40,892 △ 318 40,574
セグメント利益(△損失) 927 △ 333 531 1,125 △ 247 877 △ 147 729
金融収益 - - - - - - - 1,489
金融費用 - - - - - - - △ 340
税引前四半期利益(△損失) - - - - - - - 1,879
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、情報コミュニケーション、医薬
品製造業等を含んでいます。
2.セグメント利益(△損失)の調整額 △147百万円 には、各報告セグメントに配分していない全社費用等が含まれ
ています。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費および為替差損益です。
3.セグメント利益(△損失)は、要約四半期連結損益計算書の営業利益(△損失)と調整を行っています。
(4) 報告セグメントの変更等に関する事項
第1四半期連結会計期間より、当社グループ内の業績管理区分の一部見直しに伴い、従来「その他」に計上してい
た一部連結子会社のセグメント区分を「ディバイス」の区分に変更しています。なお、前第2四半期連結累計期間の
セグメント情報については変更後の区分により作成したものを記載しています。
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5.有形固定資産
有形固定資産の取得の金額は、前第2四半期連結累計期間において3,033百万円、当第2四半期連結累計期間において
1,737百万円です。
6. 資本金及びその他の資本項目
当第2四半期連結累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年6月30日 )
(自己株式の取得)
当社は2022年11月10日開催の取締役会決議に基づき、第1四半期連結会計期間において自己株式634,500株を取得
したことにより自己株式が1,169百万円増加しました。これらの結果、当第2四半期連結会計期間末において自己株
式が3,716百万円となっています。
7.配当金
(1) 配当金支払額
配当金の支払額は、以下のとおりです。
前第2四半期連結累計期間(自 2022年1月1日 至 2022年6月30日 )
配当金の総額
1株当たり配当額
決議 株式の種類 基準日 効力発生日
(円)
(百万円)
2022年2月14日
普通株式 1,256 25.00 2021年12月31日 2022年3月3日
取締役会
(注) 1.2022年2月14日取締役会決議による配当金の総額には、㈱日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当社の株
式に対する配当金11百万円が含まれています。
2.2022年2月14日取締役会決議の1株当たり配当額は、特別配当10円を含んでいます。
当第2四半期連結累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年6月30日 )
配当金の総額
1株当たり配当額
決議 株式の種類 基準日 効力発生日
(円)
(百万円)
2023年2月14日
普通株式 1,743 35.00 2022年12月31日 2023年3月3日
取締役会
(注) 2023年2月14日取締役会決議による配当金の総額には、㈱日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当社の株式
に対する配当金13百万円が含まれています。
(2) 基準日が当第2四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第2四半期連結会計期間の末日後
となるもの
前第2四半期連結累計期間(自 2022年1月1日 至 2022年6月30日 )
配当金の総額 1株当たり
決議 株式の種類 基準日 効力発生日 配当の原資
(百万円) 配当額(円)
2022年8月8日
普通株式 754 15.00 2022年6月30日 2022年9月1日 利益剰余金
取締役会
(注) 2022年8月8日取締役会決議による配当金の総額には、㈱日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当社の株式
に対する配当金6百万円が含まれています。
当第2四半期連結累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年6月30日 )
配当金の総額 1株当たり
決議 株式の種類 基準日 効力発生日 配当の原資
(百万円) 配当額(円)
2023年8月8日
普通株式 1,233 25.00 2023年6月30日 2023年9月1日 利益剰余金
取締役会
(注) 2023年8月8日取締役会決議による配当金の総額には、㈱日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当社の株式
に対する配当金12百万円が含まれています。
8.売上高
(1) 顧客との契約から認識した収益
前第2四半期連結累計期間および当第2四半期連結累計期間の要約四半期連結損益計算書に計上している「売上
高」 88,217 百万円および 83,005 百万円は、主に「顧客との契約から認識した収益」です。それ以外の源泉から認識
した収益は、貸手としてのリース(オペレーティング・リース取引、ファイナンス・リース取引)に係るものであ
り、その金額に重要性がないため、(2)の収益の分解に含めて開示しています。
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(2) 収益の分解
当社グループは、産業資材、ディバイス、メディカルテクノロジーの3つを報告セグメントとしています。また、
売上高は製品群別に分解しています。これらの分解した売上高と各報告セグメントの売上高との関係は以下のとお
りです。
なお、第1四半期連結会計期間において、報告セグメントの区分を一部変更しており、前第2四半期連結累計期間
の数値については、変更後の区分により作成した数値を記載しています。詳細は、注記「4.事業セグメント」の
「(4)報告セグメントの変更等に関する事項」をご参照ください。
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2022年1月1日 (自 2023年1月1日
セグメント 製品群
至 2022年6月30日 ) 至 2023年6月30日 )
加飾(モビリティ) 10,079 10,467
加飾(家電その他) 10,057 8,692
産業資材
サステナブル資材(蒸着紙など) 16,033 14,889
小計 36,169 34,049
タブレット向け 16,924 15,007
スマートフォン向け 5,752 3,461
ディバイス
ゲーム機・産業用端末(物流関連)・
10,926 9,370
モビリティ向け、ガスセンサーなど
小計 33,603 27,839
医療機器(CDMO) 7,334 8,987
医療機器(自社ブランド) 3,172 3,668
メディカルテクノロジー
ビジネスメディア 4,103 4,662
小計 14,610 17,318
その他 3,833 3,798
合計 88,217 83,005
① 産業資材
産業資材は、さまざまな素材の表面に付加価値を与える独自技術を有するセグメントです。プラスチックの成
形と同時に加飾や機能の付与を行うIMD、IMLおよびIMEは、グローバル市場でモビリティ、家電製品などに広く採
用されています。また、金属光沢と印刷適性を兼ね備えた蒸着紙は、飲料品や食品向けのサステナブル資材とし
てグローバルベースで業界トップのマーケットシェアを有しています。
② ディバイス
ディバイスは、精密で機能性を追求した部品・モジュール製品を提供するセグメントです。主力製品である
フィルムタッチセンサーはグローバル市場でタブレット、産業用端末(物流関連)、モビリティ、携帯ゲーム機な
どに幅広く採用されています。このほか、気体の状態を検知するガスセンサーなどを提供しています。
③ メディカルテクノロジー
メディカルテクノロジーは、医療機器やその関連市場において高品質で付加価値の高い製品を提供し、人々の
健康で豊かな生活に貢献することを目指すセグメントです。心疾患向けを中心に幅広い分野で使われる低侵襲医
療用の手術機器や医療用ウェアラブルセンサーなどの製品を手がけており、現在は欧米中心に大手医療機器メー
カー向けの開発製造受託(CDMO)を展開するとともに、医療機関向けに自社ブランド品を製造・販売しています。
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9.その他の収益およびその他の費用
その他の収益およびその他の費用の内訳は次のとおりです。
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2022年1月1日 (自 2023年1月1日
至 2022年6月30日 ) 至 2023年6月30日 )
(その他の収益)
固定資産売却益 5 66
為替差益 930 498
政府補助金 (注)1 25 206
債務免除益 (注)2
- 137
その他 108 73
合計 1,070 981
(その他の費用)
固定資産除売却損 60 18
遊休資産諸費用 (注)3
232 220
製品補償引当金繰入 107 -
その他 81 47
合計 482 286
(注) 1.政府補助金
前第2四半期連結累計期間(自 2022年1月1日 至 2022年6月30日)
主に「メディカルテクノロジー」セグメントの連結子会社において、新型コロナウイルス感染症の経済的
影響に対する政府の支援を受けたことによるものです。
当第2四半期連結累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年6月30日)
主に「産業資材」セグメントの連結子会社であるNissha Metallizing Solutions S.r.lにおいて、エネル
ギー価格高騰に対する政府の支援を受けたことによるものです。
2.債務免除益
当第2四半期連結累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年6月30日)
「メディカルテクノロジー」セグメントの連結子会社において、過年度に取得した事業に対する取得対価
(未払金)の減額を受けたことによるものです。
3.遊休資産諸費用
前第2四半期連結累計期間(自 2022年1月1日 至 2022年6月30日)
「ディバイス」セグメントにおける稼働率が低い国内生産拠点の休眠に伴う、当該設備の減価償却費等に
係るものです。
当第2四半期連結累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年6月30日)
「ディバイス」セグメントにおける稼働率が低い国内生産拠点の休眠に伴う、当該設備の減価償却費等に
係るものです。
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10.1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(△損失)および希薄化後1株当たり四半期利益(△損失)ならびにその算定上の基礎は、
次のとおりです。
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2022年1月1日 (自 2023年1月1日
至 2022年6月30日 ) 至 2023年6月30日 )
親会社の普通株主に帰属する
7,903 801
四半期利益(△損失)(百万円)
希薄化後1株当たり四半期利益(△損失)の算定に
- -
使用する四半期利益(△損失)調整額(百万円)
希薄化後1株当たり四半期利益(△損失)の算定に
- -
使用する四半期利益(△損失)(百万円)
基本的加重平均発行済普通株式数(千株) 49,828 48,969
希薄化後1株当たり四半期利益(△損失)の算定に
- -
使用する加重平均発行済普通株式数(千株)
基本的1株当たり四半期利益(△損失)(円) 158.62 16.36
希薄化後1株当たり四半期利益(△損失)(円) - -
(注) 希薄化後1株当たり四半期利益については、潜在株式が存在しないため記載していません。
前第2四半期連結会計期間 当第2四半期連結会計期間
(自 2022年4月1日 (自 2023年4月1日
至 2022年6月30日 ) 至 2023年6月30日 )
親会社の普通株主に帰属する
4,622 1,585
四半期利益(△損失)(百万円)
希薄化後1株当たり四半期利益(△損失)の算定に
- -
使用する四半期利益(△損失)調整額(百万円)
希薄化後1株当たり四半期利益(△損失)の算定に
- -
使用する四半期利益(△損失)(百万円)
基本的加重平均発行済普通株式数(千株) 49,837 48,811
希薄化後1株当たり四半期利益(△損失)の算定に
- -
使用する加重平均発行済普通株式数(千株)
基本的1株当たり四半期利益(△損失)(円) 92.76 32.48
希薄化後1株当たり四半期利益(△損失)(円) - -
(注) 希薄化後1株当たり四半期利益については、潜在株式が存在しないため記載していません。
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11.金融商品
(1) 金融商品の公正価値
公正価値の見積り
① 公正価値の測定方法
当社グループは、主な金融資産および金融負債の公正価値について次のとおり決定しています。金融商品の公
正価値の見積りにおいて、市場価格が入手できる場合は市場価格を利用しています。市場価格が入手できない金
融商品の公正価値に関しては、適切な評価方法により測定しています。
(現金及び現金同等物、営業債権及びその他の債権、営業債務及びその他の債務、短期借入金)
これらは短期間で決済されるため、公正価値は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっていま
す。
(その他の金融資産およびその他の金融負債)
市場性のある資本性金融商品(上場株式)の公正価値は、期末日の市場価格により測定しています。市場価格の
入手できない資本性金融商品(市場価格のない株式)および純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類し
た負債性金融商品(優先株式等)の公正価値は、割引将来キャッシュ・フローに基づく評価技法、類似会社の市場
価格に基づく評価技法、純資産価値に基づく評価技法等により測定しています。これら以外の金融資産および金
融負債は、短期間で決済されるため、公正価値が帳簿価額と近似しています。市場価格の入手できないこれらの
金融商品の公正価値測定に当たって用いた観察可能でないインプットのうち主なものは、類似会社比較法におけ
る評価倍率です。公正価値は、評価倍率の上昇(低下)により増加(減少)します。
(デリバティブ資産および負債)
デリバティブ資産および負債は、決算日現在の同一の条件に基づくデリバティブ取引の市場相場により測定し
ています。
(条件付対価)
企業結合による条件付対価は、企業結合における取得日時点の公正価値で測定しています。条件付対価が金融
負債の定義を満たす場合は、その後の各報告日において公正価値で再測定しています。公正価値は、シナリオ・
ベース・メソッド、またはモンテカルロ・シミュレーション・モデルを基礎として算定しており、主な仮定とし
て、各業績目標の達成可能性、将来業績予測および割引率が考慮されています。公正価値は、割引率の上昇(低
下)により、減少(増加)します。
(長期借入金)
長期の借入金については、元利金の合計額を同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いて測定
する方法によっています。
(社債)
社債については、期末日の市場価格により測定しています。
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② 償却原価で測定する金融商品の帳簿価額および公正価値
償却原価で測定する金融商品の帳簿価額と公正価値は次のとおりです。いずれも公正価値のヒエラルキーはレ
ベル2に分類しています。帳簿価額が公正価値に近似する金融商品は、開示を省略しています。
(単位:百万円)
前連結会計年度末 当第2四半期連結会計期間末
( 2022年12月31日 ) ( 2023年6月30日 )
帳簿価額 公正価値 帳簿価額 公正価値
金融負債
償却原価で測定する金融負債
長期借入金 29,993 27,046 30,958 28,294
社債 9,973 9,967 9,978 9,972
③ 公正価値で測定する金融商品とヒエラルキー
以下の表では、公正価値で測定する金融商品に関する分析を示しています。公正価値の測定に使用されるイン
プットは、以下の3つのレベルがあります。
なお、レベル間の振替は、振替を生じさせた事象または状況の変化の日に認識しています。
レベル1:同一の資産または負債の活発な市場における相場価格
レベル2:資産または負債について、直接的に観察可能なインプット(すなわち価格そのもの)または間接的に観
察可能なインプット(すなわち価格そのもの)のうち、レベル1に含まれる相場価格以外のインプット
レベル3:資産または負債について、観察可能な市場データに基づかないインプット(すなわち観察不能なイン
プット)
(単位:百万円)
前連結会計年度末
レベル1 レベル2 レベル3 合計
( 2022年12月31日 )
金融資産
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ - 119 - 119
負債性金融商品 - - 1,245 1,245
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
金融資産
資本性金融商品 11,022 - 649 11,671
合計 11,022 119 1,894 13,037
金融負債
純損益を通じて公正価値で測定する金融負債
ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ - 8 - 8
条件付対価 - - 70 70
合計 - 8 70 79
上記の金融資産および金融負債は、要約四半期連結財政状態計算書の「その他の金融資産(流動)」、「その他
の金融資産(非流動)」、「その他の金融負債(流動)」および「その他の金融負債(非流動)」に含まれています。
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(単位:百万円)
当第2四半期連結会計期間末
レベル1 レベル2 レベル3 合計
( 2023年6月30日 )
金融資産
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ - 46 - 46
負債性金融商品 - - 1,161 1,161
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
金融資産
資本性金融商品 12,790 - 690 13,481
合計 12,790 46 1,851 14,688
金融負債
純損益を通じて公正価値で測定する金融負債
ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ - 120 - 120
条件付対価 - - 78 78
合計 - 120 78 199
上記の金融資産および金融負債は、要約四半期連結財政状態計算書の「その他の金融資産(流動)」、「その他
の金融資産(非流動)」、「その他の金融負債(流動)」および「その他の金融負債(非流動)」に含まれています。
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④ レベル3に分類した金融商品の調整表
レベル3に分類される金融商品については、当社グループで定めた評価方針および手続に基づき、当社の最高財
務責任者が評価の実施および評価結果の分析を行っています。
レベル3に分類される公正価値測定について、金融資産の期首残高から四半期末残高への調整表は次のとおりで
す。
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2022年1月1日 (自 2023年1月1日
至 2022年6月30日 ) 至 2023年6月30日 )
その他の包括利益を その他の包括利益を
純損益を通じて 純損益を通じて
通じて公正価値で 通じて公正価値で
公正価値で測定する 公正価値で測定する
測定する資本性 測定する資本性
金融資産 金融資産
金融商品 金融商品
期首残高 622 1,253 649 1,245
利得および損失合計
純損益 (注)1
- 185 - △45
その他の包括利益 (注)2
24 - 41 -
購入 - 9 - 11
売却 - - - -
その他(注)3 - △47 - △50
期末残高 646 1,401 690 1,161
(注) 1.利得および損失合計に含まれる純損益は、「金融収益」および「金融費用」に含まれています。前第2四半期
連結累計期間および当第2四半期連結累計期間の利得および損失合計に含まれる純損益のうち、各四半期末日
現在で保有している純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に関連する未実現損益の変動に起因する額
は、それぞれ185百万円および△45百万円です。
2.利得および損失合計に含まれるその他の包括利益は、決算日時点のその他の包括利益を通じて公正価値で測
定する金融資産に関するものです。これらの利得および損失のうち税効果控除後の金額は、「その他の包括
利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動額」に含まれています。
3.その他は主として償還および為替換算差額です。
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レベル3に分類される公正価値測定について、金融負債の期首残高から四半期末残高への調整表は次のとおりで
す。
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2022年1月1日 (自 2023年1月1日
至 2022年6月30日 ) 至 2023年6月30日 )
純損益を通じて 純損益を通じて
公正価値で測定する 公正価値で測定する
金融負債 金融負債
期首残高 80 70
利得および損失合計
純損益(注)1 0 0
発行 - -
決済 - -
その他(注)2 7 8
期末残高 87 78
(注) 1. 利得および損失合計に含まれる純損益のうち、時間的価値の変動に基づく部分は「金融費用」として、時間
的価値以外の変動に基づく部分は「その他の収益」または「その他の費用」として計上しています。前第2四
半期連結累計期間および当第2四半期連結累計期間の利得および損失合計に含まれる純損益のうち、各四半期
末日現在で保有している純損益を通じて公正価値で測定する金融負債に関連する未実現損益の変動に起因す
る額は、それぞれ0百万円です。
2. その他は主として為替換算差額です。
12.要約四半期連結財務諸表の承認
当要約四半期連結財務諸表は、2023年8月8日に当社代表取締役社長兼最高経営責任者 鈴木順也および上席執行役員
兼最高財務責任者 神谷均によって承認されています。
2 【その他】
第105期 ( 2023年1月1日 から 2023年12月31日 まで)中間配当について、2023年8月8日開催の取締役会において、 2023
年6月30日 の株主名簿に記載された株主に対し、次のとおり中間配当を行うことを決議しました。
① 配当金の総額 1,233百万円
② 1株当たりの金額 25円00銭
③ 支払請求権の効力発生日および支払開始日 2023年9月1日
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第二部 【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
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独立監査人の四半期レビュー報告書
2023年8月9日
NISSHA株式会社
取締役会 御中
有限責任監査法人トーマツ
京 都 事 務 所
指定有限責任社員
下 井 田 晶 代
公認会計士
業務執行社員
指定有限責任社員
辻 知 美
公認会計士
業務執行社員
監査人の結論
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、「経理の状況」に掲げられているNISSHA株式会社の
2023年1月1日から2023年12月31日までの連結会計年度の第2四半期連結会計期間(2023年4月1日から2023年6月30日まで)
及び第2四半期連結累計期間(2023年1月1日から2023年6月30日まで)に係る要約四半期連結財務諸表、すなわち、要約四
半期連結財政状態計算書、要約四半期連結損益計算書、要約四半期連結包括利益計算書、要約四半期連結持分変動計算
書、要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書及び要約四半期連結財務諸表注記について四半期レビューを行った。
当監査法人が実施した四半期レビューにおいて、上記の要約四半期連結財務諸表が、「四半期連結財務諸表の用語、
様式及び作成方法に関する規則」第93条により規定された国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して、NISSHA株
式会社及び連結子会社の2023年6月30日現在の財政状態、同日をもって終了する第2四半期連結会計期間及び第2四半期連
結累計期間の経営成績並びに第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況を適正に表示していないと信じさせる
事項が全ての重要な点において認められなかった。
監査人の結論の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に準拠して四半期レビューを行っ
た。四半期レビューの基準における当監査法人の責任は、「要約四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人
の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から
独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、結論の表明の基礎となる
証拠を入手したと判断している。
要約四半期連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任
経営者の責任は、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して要約四半期連結財務諸表を作成し適正に表示する
ことにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない要約四半期連結財務諸表を作成し適正に表示するた
めに経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
要約四半期連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき要約四半期連結財務諸表を作成す
ることが適切であるかどうかを評価し、国際会計基準第1号「財務諸表の表示」第4項に基づき、継続企業に関する事項
を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにあ
る。
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EDINET提出書類
NISSHA株式会社(E00703)
四半期報告書
要約四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した四半期レビューに基づいて、四半期レビュー報告書において独立の立場から要約
四半期連結財務諸表に対する結論を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に従って、四半期レビューの過程を通
じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 主として経営者、財務及び会計に関する事項に責任を有する者等に対する質問、分析的手続その他の四半期レ
ビュー手続を実施する。四半期レビュー手続は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠し
て実施される年度の財務諸表の監査に比べて限定された手続である。
・ 継続企業の前提に関する事項について、重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が
認められると判断した場合には、入手した証拠に基づき、要約四半期連結財務諸表において、国際会計基準第1号
「財務諸表の表示」第4項に基づき、適正に表示されていないと信じさせる事項が認められないかどうか結論付け
る。また、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、四半期レビュー報告書において要約四半
期連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する要約四半期連結財務諸表の注記事
項が適切でない場合は、要約四半期連結財務諸表に対して限定付結論又は否定的結論を表明することが求められて
いる。監査人の結論は、四半期レビュー報告書日までに入手した証拠に基づいているが、将来の事象や状況によ
り、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 要約四半期連結財務諸表の表示及び注記事項が、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠していないと信じ
させる事項が認められないかどうかとともに、関連する注記事項を含めた要約四半期連結財務諸表の表示、構成及
び内容、並びに要約四半期連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示していないと信じさせる事項が
認められないかどうかを評価する。
・ 要約四半期連結財務諸表に対する結論を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する証拠を入手す
る。監査人は、要約四半期連結財務諸表の四半期レビューに関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査
人は、単独で監査人の結論に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した四半期レビューの範囲とその実施時期、四半期レビュー上の重要
な発見事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、
並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去するための対応策を講じている
場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガードを適用している場合はその内容について報告を
行う。
利害関係
会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
い。
以 上
(注) 1. 上記の四半期レビュー報告書の原本は当社(四半期報告書提出会社)が別途保管しています。
2. XBRLデータは四半期レビューの対象には含まれていません。
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