昭和鉄工株式会社 有価証券報告書 第101期(2022/04/01-2023/03/31)
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昭和鉄工株式会社(E01688)
有価証券報告書
【表紙】
【提出書類】 有価証券報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項
【提出先】 福岡財務支局長
【提出日】 2023年6月29日
【事業年度】 第101期(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)
【会社名】 昭和鉄工株式会社
【英訳名】 Showa Manufacturing Co.,Ltd.
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 日 野 宏 昭
【本店の所在の場所】 福岡県糟屋郡宇美町大字宇美3351番地8
【電話番号】 (092)933-6390(代表)
【事務連絡者氏名】 取締役上級執行役員 尾 島 孝 則
【最寄りの連絡場所】 福岡県糟屋郡宇美町大字宇美3351番地8
【電話番号】 (092)933-6390(代表)
【事務連絡者氏名】 取締役上級執行役員 尾 島 孝 則
【縦覧に供する場所】 証券会員制法人福岡証券取引所
(福岡市中央区天神二丁目14番2号)
昭和鉄工株式会社 東京支社
(神奈川県川崎市川崎区中島二丁目2番7号 昭和鉄工ビル)
(注) 上記のうち、東京支社は、金融商品取引法の規定による備付場
所ではありませんが、投資者の便宜のため縦覧に供する場所と
しております。
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第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
(1) 連結経営指標等
回次 第97期 第98期 第99期 第100期 第101期
決算年月 2019年3月 2020年3月 2021年3月 2022年3月 2023年3月
売上高 (百万円) 12,338 12,042 11,464 10,735 12,042
経常利益又は経常損失(△) (百万円) 354 389 173 △ 154 56
親会社株主に帰属する当期
純利益又は親会社株主に帰 (百万円) 259 21 208 △ 99 78
属する当期純損失(△)
包括利益 (百万円) 36 △ 317 1,014 △ 311 650
純資産額 (百万円) 4,762 4,422 5,396 5,025 5,634
総資産額 (百万円) 15,157 14,574 15,335 14,796 15,635
1株当たり純資産額 (円) 5,849.17 5,366.00 6,547.77 6,098.34 6,838.05
1株当たり当期純利益又は
(円) 318.86 25.73 252.65 △ 120.26 95.78
1株当たり当期純損失(△)
潜在株式調整後
(円) ― ― ― ― ―
1株当たり当期純利益
自己資本比率 (%) 31.4 30.3 35.2 34.0 36.0
自己資本利益率 (%) 5.4 0.5 4.2 △ 1.9 1.5
株価収益率 (倍) 6.05 56.35 7.59 ― 19.72
営業活動による
(百万円) 134 549 302 134 △ 256
キャッシュ・フロー
投資活動による
(百万円) 38 △ 500 △ 132 △ 18 △ 19
キャッシュ・フロー
財務活動による
(百万円) △ 322 △ 116 △ 96 △ 209 △ 186
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物
(百万円) 2,901 2,833 2,907 2,814 2,351
の期末残高
383 387 380 377 381
従業員数
(人)
[外、平均臨時雇用者数]
[ 117 ] [ 110 ] [ 110 ] [ 113 ] [ 115 ]
(注) 1 「潜在株式調整後1株当たり当期純利益」については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2 第100期の株価収益率については、親会社株主に帰属する当期純損失を計上しているため記載しておりませ
ん。
3 従業員数は就業人員を表示しております。
4 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第100期の期首から適用してお
り、第100期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっており
ます。
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(2) 提出会社の経営指標等
回次 第97期 第98期 第99期 第100期 第101期
決算年月 2019年3月 2020年3月 2021年3月 2022年3月 2023年3月
売上高 (百万円) 10,060 11,818 11,233 10,501 11,771
経常利益又は経常損失(△) (百万円) 258 384 129 △ 137 9
当期純利益又は
(百万円) 196 403 179 △ 80 48
当期純損失(△)
資本金 (百万円) 1,641 1,641 1,641 1,641 1,641
発行済株式総数 (株) 897,000 897,000 897,000 897,000 897,000
純資産額 (百万円) 4,424 4,453 5,242 4,880 5,466
総資産額 (百万円) 13,934 14,223 14,928 14,481 15,338
1株当たり純資産額 (円) 5,433.76 5,403.64 6,360.51 5,922.15 6,634.32
1株当たり配当額
50.00 50.00 50.00 50.00 50.00
(うち1株当たり (円)
( ―) ( ―) ( ―) ( ―) ( ―)
中間配当額)
1株当たり当期純利益又は
(円) 241.44 492.17 218.20 △ 97.89 59.21
1株当たり当期純損失(△)
潜在株式調整後
(円) ― ― ― ― ―
1株当たり当期純利益
自己資本比率 (%) 31.8 31.3 35.1 33.7 35.6
自己資本利益率 (%) 4.4 9.1 3.7 △ 1.6 0.9
株価収益率 (倍) 7.99 2.95 8.79 ― 31.91
配当性向 (%) 20.71 10.16 22.92 ― 84.45
326 384 377 374 378
従業員数
(人)
[外、平均臨時雇用者数]
[ 61 ] [ 65 ] [ 65 ] [ 66 ] [ 67 ]
84.6 66.2 88.4 87.3 91.4
株主総利回り (%)
(比較指標:TOPIX(東証株
( 95.0 ) ( 85.9 ) ( 122.1 ) ( 124.6 ) ( 131.8 )
価指数)) (%)
最高株価 (円) 2,446 1,985 1,980 2,000 2,002
最低株価 (円) 1,860 1,345 1,470 1,700 1,800
(注) 1 「潜在株式調整後1株当たり当期純利益」については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2 第100期の株価収益率及び配当性向については、当期純損失を計上しているため記載しておりません。
3 従業員数は、就業人員を表示しております。
4 最高・最低株価は福岡証券取引所におけるものであります。
5 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第100期の期首から適用してお
り、第100期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっており
ます。
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2 【沿革】
1883年10月、斎藤一が福岡市極楽寺町に医療器械の製造販売を目的に斎藤製作所を開業したのが、提出会社の起
源であります。以来、個人営業の時代が続きましたが、1890年より蒸気暖房装置の製造販売を開始し、ボイラー
メーカーとしての基礎を確立いたしました。
その後の主な変遷は次のとおりであります。
年月 概況
1933年4月 株式会社斎藤製作所を設立
1934年12月 社名を「昭和鉄工株式会社」に変更
1937年11月 福岡県糟屋郡箱崎町(現・福岡市東区箱崎五丁目)に工場を建設し、本社を移転
1959年11月 アサヒ不動産株式会社(現・昭和トータルサービス株式会社に吸収合併)を設立
1960年5月 株式会社昭和鉄工東京製作所(東京都大田区)を設立し、放熱器の製造を開始
1975年8月 福岡県糟屋郡宇美町に宇美工場を新設し、ファンコイルユニット、エアハンドリングユニット等
の空調機器の製造を開始
1978年4月 ダクタイル(球状黒鉛)鋳鉄の製造技術を生かして橋梁用「SK高欄」の製造販売を開始
1983年4月 福岡県糟屋郡古賀町(現・古賀市)に古賀工場を新設し、鋳造品の製造を開始するとともに福岡市
東区箱崎ふ頭三丁目に本社を移転、箱崎工場を閉鎖
1988年4月 株式会社昭和鉄工東京製作所(提出会社の100%子会社)を吸収合併、東京及び札幌工場製造開始
1990年12月 福岡証券取引所へ株式を上場
1993年3月 東京工場の生産ラインを札幌工場へ移設集約し、東京工場を閉鎖
1995年12月 中国大連市に合弁会社大連氷山空調設備有限公司を設立(2021年12月、全持分譲渡により持分法
適用関連会社から除外)
1998年4月 昭和メンテサービス株式会社営業開始
サーモデバイス事業部を発足、産業用熱処理炉の製造販売を開始
1999年4月 札幌工場を独立し、北海道昭和鉄工株式会社営業開始
物流部門を独立し、昭和トータルサービス株式会社(現・連結子会社)営業開始
2003年1月 サーモデバイス事業部がISO9001を認証取得
2009年1月 北海道昭和鉄工株式会社を吸収合併
2013年12月 Korea Pionics Co.,Ltd.(現・KC Innovation Co.,Ltd.)に追加出資を行い、持分法適用関連会社
化(2016年3月、株式一部売却により持分法適用関連会社から除外)
2017年11月 本社を宇美工場(福岡県糟屋郡宇美町)内に移転
2019年4月 昭和ネオス株式会社(旧・昭和メンテサービス株式会社、連結子会社)を吸収合併
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3 【事業の内容】
当社グループは、当社及び子会社1社で構成され(2023年3月31日現在)、空調機器、熱源機器、環境製品、橋の
欄干製品、液晶表示製造用の熱処理炉装置、各種鋳物製品等の製造販売等及び工事請負を主な事業内容としており
ます。
当社グループの事業に係わる位置づけ、セグメントの関連は、次のとおりであります。
なお、下記事業区分は(セグメント情報等)「セグメント情報」における事業区分と同一であります。
機器装置事業 …… 当部門においては、ファンコイルユニット、エアハンドリングユニット等の空調機
器、業務用エコキュート、ボイラー、ヒーター、バーナー、オユシス等の熱源機
器、循環温浴器、空気清浄機等の環境機器、液晶パネル製造用熱処理炉の製造販売
を行っております。
素形材加工事業 …… 当部門においては、橋の欄干、防護柵等の景観製品、ダクタイル鋳鉄、合金特殊鋳
造製品の製造販売を行っております。
サービスエンジニアリ …… 当部門においては、空調設備、給排水衛生設備等の請負工事を行っているほか、販
ング事業 売及びメンテナンス、取替工事等を行っております。
事業の系統図は次のとおりであります。
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4 【関係会社の状況】
議決権の所有
資本金 主要な事業
名称 住所 (又は被所有) 関係内容
(百万円) の内容
割合(%)
(連結子会社)
当社グループにおける不動
産賃貸・管理をしている。
昭和トータルサービス㈱ 福岡県糟屋郡宇美町 70 機器装置事業 100.0
役員の兼任等…有
(注) 主要な事業の内容欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。
5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況
2023年3月31日 現在
セグメントの名称 従業員数(人)
205
機器装置事業
( 88 )
87
素形材加工事業
( 13 )
54
サービスエンジニアリング事業
( 12 )
35
全社(共通)
( 2 )
381
合計
( 115 )
(注) 1 従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。
2 臨時従業員数には、季節工、パートタイマーの従業員を含み、嘱託及び派遣社員を除いております。
(2) 提出会社の状況
2023年3月31日 現在
従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)
378 ( 67 ) 41.2 18.0 6,012,906
セグメントの名称 従業員数(人)
202
機器装置事業
( 40 )
87
素形材加工事業
( 13 )
54
サービスエンジニアリング事業
( 12 )
35
全社(共通)
( 2 )
378
合計
( 67 )
(注) 1 従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。
2 臨時従業員数には、季節工、パートタイマーの従業員を含み、嘱託及び派遣社員を除いております。
3 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
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(3) 労働組合の状況
当社グループには昭和鉄工労働組合が組織されており、JAM連合に属しております。グループ内の組合員は335
人でユニオンショップ制であります。
なお、労使関係について特に記載すべき事項はありません。
(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
当事業年度
労働者の男女の賃金の差異(%)(注2,4)
管理職に占める女性労働者 男性労働者の育児休業
正規雇用 パート・
の割合(%) (注2) 取得率(%) (注3)
全労働者
労働者 有期労働者
3.3 85.7 54.1 59.0 61.2
(注) 1.上記指標は、提出会社の指標であります。
2.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したもので
あります。
3.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定
に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3
年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
4.労働者の人員数について労働時間を基に換算し算出しております。
5.連結子会社につきましては、常時雇用する労働者が100人以下であり、女性活躍推進法の規定及び育児・介
護休業法施行規則の規定による公表義務がないため、記載を省略しております。
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第2 【事業の状況】
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
(1) 経営の基本方針
当社グループは、130年以上にわたり育んできた熱技術とモノづくりを活かして、様々な技術を付加した製品・
サービスを展開し、未来へと繋がる地球環境と快適な生活環境の創造に取り組んでいます。
当社の社是である『誠実を造り、誠実を売り、誠実をサービスする』には、「会社というものは社会の公器であ
らねばならない」という想いが込められており、いつの時代もお客様と社会の信頼に応え、公正で誠実な事業活動
を推進し、株主価値の向上を目指すことを経営の基本方針としております。
また、社是の精神を根幹に全社共通の価値観として、次のミッション・ビジョン・バリューを掲げております。
<ミッション>
~果たすべき不変的な使命・存在理由~
「情熱技術で、ミライをカタチに。」
<ビジョン>
~目指すべき将来の理想の状態・ゴール~
「社員の誇りと幸せ」
「顧客の満足と信頼」
「社会への貢献」
「適正利益の追求」
<バリュー>
~ミッション・ビジョンを実現するためにとるべき思考・行動の指針~
「誠実に、謙虚に、信念を貫く。」
「情熱と好奇心で、学び続ける。」
「創造と挑戦で、価値を見出す。」
「率先励行で、やり遂げる。」
「フェアに、自由闊達に、議論を深める。」
「チームワークで、夢を実現する。」
「報連相・5W1H・三現主義・PDCAを基に、変革する。」
(2) 目標とする経営指標
当社グループは、2023年度から2025年度までの3ヶ年における新中期経営計画「人財戦略・事業戦略を一貫させ
た強い昭和鉄工で持続的社会への一翼を担おう!」を策定いたしました。
目標とする経営指標として、次の数値目標を掲げております。
<目標とする経営指標>
2023年度 2024年度 2025年度
(2024年3月期) (2025年3月期) (2026年3月期)
売上高 (百万円) 12,700 13,500 14,500
営業利益 (百万円) 270 575 765
営業利益率 (%) 2.1 4.3 5.3
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(3) 経営環境及び対処すべき課題
当社グループを取り巻く事業環境として、わが国経済は新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴い社会
経済活動の正常化が一段と進むことが期待される一方で、物価の上昇や原材料価格の高止まり及び欧米を中心とす
る海外経済の減速等により景気が下振れするリスクもあり、依然として先行き不透明な状況が続くものと予想され
ます。また、事業分野におきましても、今後のグローバル化やデジタル化の急速な発展に加え、CO 排出量削減
2
をはじめとした環境に対する配慮や更なる省エネに対する要求、社会インフラ老朽化への対応など、市場ニーズは
大きく変わりつつあります。
このような情勢の中で当社グループは、新中期経営計画を策定し、新たな成長トレンドに向かうべく、これまで
当社の長い歴史を支えてきたモノづくりへの想いと熱技術の探求へ原点回帰する一方で、直面する社会や環境の
様々な課題に取り組み、持続的に成長する共存共栄の世界実現の一翼を担えるよう、次の重点課題を実現してまい
ります。
<重点課題>
リバイバルSHOWA ~人財戦略と事業戦略が一貫した“強い昭和鉄工”の実現~
1.事業運営と管理運営の抜本的見直し(データドリブン経営)
・DX推進部によるデータ分析基盤の整備、データ活用文化の醸成と事業部門の能動的な顧客獲得・提案
に寄与するデジタル施策の推進
・財務経理部による原価・売価のチェック機能強化と事業部門の業務効率化サポート
・人事部による人財データベースの構築と事業戦略に連動した人財配置・競争優位の支援
・資材部主導のタイムリーな価格情報分析、在庫・外注管理、部品の共通化等による収益率の改善
・品質保証部と技術・製造・営業・サービス部隊の協同によるデータ分析に基づいた生産工程・品質不良
コントロールと顧客ニーズに基づいたより良い製品提案
・内部監査室主導の事業施策遂行リスク分析、業務改善提言等による内部統制の拡充
2.組織風土改革と自律人財の育成(人財第一主義経営)
・「人」で勝てる現場力向上に向けたミッション・ビジョン・バリューの定着化
・揺るぎない価値創造とリーダーシップ開発のための階層別教育システムや社内アカデミーの確立
サバイバルSHOWA ~強い昭和鉄工が一翼を担う“持続的社会”の実現~
1.ライフサイクル型事業の推進
・顧客の持続的成長に不可欠な省エネ製品組込型システムの提案や有効スペース拡充確保に寄与するコン
パクト製品の量産化
・省エネ診断、省エネチューニング等の顧客満足度向上に向けた継続的なフォロー提案
・脱炭素社会に向けて顧客の一番近くで低炭素化を支援するサービスエンジニアの育成強化
・安全性・耐候性に加えライフサイクルコスト抑制の施工性に富んだ橋梁用多目的フェンスの拡販
2.サステナブル新商品の創出
・カーボンニュートラルに向けた新型業務用エコキュートの上市や高効率ヒーターのスタンダード化
・CO 冷媒ヒートポンプ搭載の次世代外気処理機やZEB推進に合わせた省エネ空調機の開発
2
・加熱機器の電化・省エネ化に向け、個々の顧客要望に対応可能な電気ヒーターのカスタム提案
・半導体製造装置等の市場向けに自動化・温湿度管理性能向上の熱風循環式加熱炉の開発・提案
・機能差別性の高いIRセラミックヒーターのシリーズ展開とユニット製品化
・安全性・機能性・デザイン性に富んだ生活道路用柵や車止めの開発
これからも『誠実を造り、誠実を売り、誠実をサービスする』の社是のもと、全社共通の価値観として再構築し
たミッション・ビジョン・バリューを実践し、全力をつくして業績の向上と安定した収益基盤の確立に邁進してい
く所存であります。
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2 【サステナビリティに関する考え方及び取組み】
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組みは次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 当社グループのサステナビリティ経営の基本方針
当社グループは、当社の社是である「誠実を造り、誠実を売り、誠実をサービスする」を根幹に全社共通の価
値観としてミッション・ビジョン・バリューを定めております。
当社グループと社会の持続的な成長のために、ミッションとして「情熱技術で、ミライをカタチに。」を掲
げ、モノづくりへの強い情熱をもって熱技術を探求することが当社グループの果たすべき不変的な使命・存在理
由であると考えております。
また、ミッション実現のために、当社グループが目指すべき将来の理想の状態・ゴールとして4つのビジョンを
定めております。
① 社員の誇りと幸せ (平等な機会と公正な評価、そして互いが尊重し合う風土のもと、社員が誇りと幸せを
感じられる会社を目指します。)
② 顧客の満足と信頼 (新技術とコスト低減に挑戦し、常に顧客が期待以上に満足できる製品・サービスを提
供することで、信頼され選ばれる会社を目指します。)
③ 社会への貢献 (独自の技術や活動によって地域や地球環境の改善に貢献し、社会に必要とされる会社を目
指します。)
④ 適正利益の追求 (あらゆるステークホルダーの満足と企業活動の継続のために、安定的で適正な利益を追
求します。)
時代と共に求められる熱技術は変遷しますが、これまで当社の長い歴史を支えてきたモノづくりへの想いと熱
技術の探求へ原点回帰する一方で、直面する社会や環境の様々な課題に取り組み、持続的に成長する共存共栄の
世界実現の一翼を担えるように努めてまいります。
(2) ガバナンス
当社グループは、サステナビリティ経営の推進が最重要課題の一つであると考え、取締役会による監督のも
と、取り組むべき環境・社会・経済の3つの要素のサステナビリティ課題の特定及び解決に向けた施策の方向性
を決定しております。
そのうえで、サステナビリティ課題に関する重要なテーマについて審議するほか、基本方針に従って事業部門
及び管理部門並びに関係会社の気候変動に対する取組みを含むサステナビリティ課題に関する活動計画のチェッ
ク・改善を行っております。
(3) 戦略
当社グループは、新中期経営計画「人財戦略・事業戦略を一貫させた強い昭和鉄工で持続的社会への一翼を担
おう!」のもと、サステナビリティ課題を事業戦略及び人財戦略に区分し、リスク・機会分析を実施したうえ
で、最優先課題を次のとおり認識しております。
項目 リスク 機会
・省エネ、CO 削減など環境保全に向けた新型製品の
2
・外部環境の変化
開発、カーボンニュートラルなど脱炭素社会への取
事業戦略 ・環境規制等
組み
・化石燃料需要の減少
・地中熱ヒートポンプなど再生可能エネルギー関連製
品の研究開発
・人財不足
人財戦略 ・階層別教育や社内アカデミーによる自律人財の育成
・人財確保
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(a) 事業戦略(気候変動、環境保全・脱炭素社会への取組み)
当社グループは、企業活動において起こりうる環境負荷に対して、新中期経営計画に掲げた重点課題に沿っ
た目標を設定し、気候変動及び環境規制等のリスクに対応する取組みに努めております。「新技術とコスト低
減に挑戦し、常に顧客が期待以上に満足できる製品•サービスを提供することで、信頼され選ばれる会社」かつ
「独自の技術や活動によって地域や地球環境の改善に貢献し、社会に必要とされる会社」を目指してまいりま
す。
(b) 人財戦略(ダイバーシティ)
当社グループは、事業戦略を実行して持続的社会を実現するためには、自律人財の育成が最も重要であると
認識し、管理監督者を含めた全社員を対象に継続的な教育に取り組んでおります。また、女性活躍推進委員会
の設置や社員の育児休業取得推進など、子育てと仕事の両立を図りながら能力を十分に発揮できる環境の整備
も進めております。「平等な機会と公正な評価、そして互いが尊重し合う風土のもと、社員が誇りと幸せを感
じられる会社」を目指してまいります。
(4) リスク管理
当社グループは、代表取締役社長直轄の内部監査室並びに事業部門及び管理部門に加えて各社内委員会を中心
に全社的なリスク管理を行っております。内部監査室、事業部門及び管理部門、各社内委員会が連携して、気候
変動や多様性におけるリスクの識別と評価を行い、リスク対応を図っております。リスク管理活動については、
取締役会及び監査役会に適切に報告され、事業活動に関する一般的なリスク及び当社グループ特有のリスクを把
握し、継続的にモニタリングできる体制を構築しております。
詳細につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。
(5) 指標及び目標
(a) 事業戦略(気候変動、環境保全・脱炭素社会への取組み)
我が国政府が、パリ協定の規定に基づく長期低排出発展戦略として策定した「パリ協定に基づく成長戦略と
しての長期戦略」において、2030年度に温室効果ガスを2013年度から46%削減すること、2050年までに温室効
果ガスの排出を全体としてゼロにすること(以下「カーボンニュートラル」という。)が目標として示されまし
た。当社におきましては、温室効果ガス排出削減のために継続的な取組みを実施しており、2021年度における
二酸化炭素排出量は、2013年度比49.4%となり、我が国政府が定めた目標を上回る水準で温室効果ガスの排出削
減を実現しております。今後も、新中期経営計画「人財戦略・事業戦略を一貫させた強い昭和鉄工で持続的社
会への一翼を担おう!」のもと、温室効果ガス排出削減のための取組みを進め、2050年までにカーボンニュー
トラルを目指してまいります。
(b) 人財戦略(ダイバーシティ)
当社グループでは、上記「(3) 戦略 (b) 人財戦略(ダイバーシティ)」において記載した、人財の多様性の
確保を含む人財の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、次の指標を用いております。
なお、当社においては、関連する指標のデータ管理とともに、具体的な取り組みが行われているものの、連
結グループに属する全ての会社では行われていないため、連結グループにおける記載が困難であります。この
ため、当該指標に関する目標及び実績は、連結グループにおける主要な事業を営む提出会社のものを記載して
おります。
指標 実績(当事業年度) 2025年度目標
管理職に占める女性労働者の割合 (%) 3.3 6
男性労働者の育児休業取得率 (%) 85.7 100
労働者の男女の賃金の差異 (%)
全労働者 54.1 ―
正規雇用労働者 59.0 ―
パート・有期雇用労働者 61.2 ―
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3 【事業等のリスク】
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす
可能性のある事項は次のようなものがあります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、また、
全てを網羅するものではありません。
(1) 保有資産リスクについて
当社グループは、営業・金融取引上、基本的に長期保有目的で有価証券等の資産を保有しており、個別銘柄
ごとにその保有目的や資本コストを考慮した便益とリスク、将来の見通し等を踏まえて定期的に検証すること
としておりますが、新型コロナウイルス感染症の拡大等による影響も含めた時価(特に株価)の変動等により、
大きく業績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、固定資産については、定期的に減損兆候の判定を行う
ことで、経営効率の向上を目指しておりますが、新型コロナウイルス感染症の拡大等による影響も含め、資産
グループが属する事業の経営環境の悪化等に伴い、減損損失の計上が必要になった場合、大きく業績に悪影響
を及ぼす可能性があります。
(2) 中国向け事業展開及び債権回収リスク
当社グループは、海外市場へ展開しており、熱処理炉製品については、近年中国向けの販売が中心となって
います。カントリーリスクに関する情報の収集と検証に努めておりますが、新型コロナウイルス感染症の拡大
等による影響も含め、中国において景気が悪化し、当社の顧客である液晶メーカーの経営環境を悪化させ、投
資を抑制、一時中断した場合、当社の経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。また、販売
代金の回収については、契約上債権回収期間が長期にわたるため、与信管理、進捗管理の徹底に努めてまいり
ますが、債権回収リスクが高まる可能性があります。
(3) 棚卸資産の収益性の低下による簿価切下げ
当社グループは、「棚卸資産の評価に関する会計基準」を適用しております。在庫の圧縮に努めております
が、価格下落等により、棚卸資産の正味売却価額が帳簿価額を下回った場合には、収益性が低下していると考
え、期末時点の帳簿価額を正味売却価額まで切り下げることとなるため、当社グループの財政状態及び経営成
績に影響を与える可能性があります。
(4) 業績の季節的変動について
当社グループは、販売先の設備投資予算の執行状況に影響を受ける製品があります。受注活動の平準化に努
めておりますが、上期と下期では売上高及び利益が偏重する傾向にあります。
(5) 研究開発に関するリスク
当社グループは、顧客や市場のニーズに対応した製品の開発を行っておりますが、開発のための経営資源
は、企業規模から制約がありますので、開発テーマは重点を絞って行わざるを得ません。開発テーマについて
は厳選し、開発計画・市場リサーチに則り、活動を行っておりますが、新たに開発した製品が市場ニーズに的
確にマッチしない場合は業績が低下する可能性があります。
(6) 人材確保及び育成について
当社グループは、優秀な人材を確保するために積極的に採用活動を展開し、かつ、人員構成のバランスを図
るために、新卒採用のみならず、中途採用も積極的に取り入れております。また、人材育成についても階層
別・職種別の他、計画的に技術継承に力を入れておりますが、事業活動に必要な優秀な人材が確保あるいは育
成ができなかった場合は長期的な視点から財政状態・経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(7) その他
上記のほか、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により、当社グループの事業活動に係る生産体
制、物流体制、又は営業活動に支障が生じた場合、また、人的被害が拡大した場合には、当社グループの財政
状態・経営成績に大きく影響を及ぼす可能性があります。当社グループではこれらのリスクに対応するため、
『新型コロナウイルスによる肺炎対策本部』を2020年2月より設置し、予防や拡大防止に対して適切な管理体
制を構築しております。
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4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以
下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりです。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和されたことに伴い、社
会経済活動の正常化に向けた動きが進む一方、原材料費高騰や急激な為替変動等の影響により、依然として先行き
不透明な状況が続きました。
このような情勢の中で当社グループは、直面する問題である新型コロナウイルス感染症対策として、引き続き、
安全衛生管理の徹底や健康への配慮を最優先に、営業・製造・サービス活動への影響に対するモニタリングを強化
し、刻々と変化する状況に迅速かつ適切に対応してまいりました。
また、2022年度を最終年度とする中期経営計画「全社横断の改革を実行し“140”へ向かおう!」を掲げ、
2022年度までに連結売上高140億円以上、連結売上高営業利益率5%以上を実現するため、
■全体最適化と人材育成を加速させる体制づくり
■実践的な生産性改革の推進
■全社一丸での事業収益の拡大
の重点課題に取り組んでまいりました。
しかしながら、長引くコロナ禍や原材料費高騰等のイレギュラーな押し下げ要因が影響し、当期における当社グ
ループの売上高は120億4千2百万円(前年同期比12.2%増)、営業損失は6千3百万円(前年同期は営業損失1億8千7百
万円)、経常利益は5千6百万円(前年同期は経常損失1億5千4百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は7千8百万
円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失9千9百万円)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
・機器装置事業
機器装置事業につきましては、売上は、空調機器、熱源機器、サーモデバイス機器等ほぼ全製品群において
好調に推移しましたが、利益については、原材料費高騰等の影響により、前年同期比で微増となりました。
その結果、当事業の売上高は67億4千2百万円(前年同期比13.5%増)、営業損失は3億3千1百万円(前年同期は
営業損失4億2千1百万円)となりました。
・素形材加工事業
素形材加工事業につきましては、精密鋳造品は主要顧客の在庫調整が進んだことにより需要が増加し好調に
推移しましたが、景観製品は材料費高騰に伴う発注遅れ等により低調に推移しました。
その結果、当事業の売上高は19億2千5百万円(前年同期比2.9%減)、営業損失は8百万円(前年同期は営業利
益1千5百万円)となりました。
・サービスエンジニアリング事業
サービスエンジニアリング事業につきましては、空調設備、給排水衛生設備工事が堅調に推移し、また、新
型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和されたことに伴い有料サービスも好調に推移しました。
その結果、当事業の売上高は33億7千3百万円(前年同期比20.1%増)、営業利益は2億7千6百万円(前年同期比
26.5%増)となりました。
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② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末より4億6千3百万円
減少し、23億5千1百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果支出した資金は2億5千6百万円(前年同期は1億3千4百万円の獲得)となりました。これは主に、
減価償却費2億5千2百万円による増加と棚卸資産の増加額4億7千6百万円による減少であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は1千9百万円(前年同期は1千8百万円の支出)となりました。これは主に、定期預
金の払戻による収入1億4千7百万円、投資有価証券の売却による収入7千1百万円による増加と定期預金の預入に
よる支出7千3百万円、有形及び無形固定資産の取得による支出1億7千万円による減少であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は1億8千6百万円(前年同期は2億9百万円の支出)となりました。これは主に、長
期借入れによる収入1億円による増加と長期借入金の返済による支出2億円、配当金の支払額4千1百万円による減
少であります。
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③ 生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 金額(百万円) 前年同期比(%)
機器装置事業 7,373 25.6
素形材加工事業 1,965 △1.4
サービスエンジニアリング事業 3,373 20.1
合計 12,712 19.1
(注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しております。
2 金額は、販売価格によっております。
b. 受注実績
当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
前年同期比 前年同期比
セグメントの名称 受注高(百万円) 受注残高(百万円)
(%) (%)
機器装置事業 7,748 17.0 3,306 43.7
素形材加工事業 1,936 △12.0 724 1.5
サービスエンジニアリング事業 3,453 12.6 647 14.0
合計 13,138 10.5 4,678 30.6
(注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しております。
2 金額は、販売価格によっております。
c. 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 金額(百万円) 前年同期比(%)
機器装置事業 6,742 13.5
素形材加工事業 1,925 △2.9
サービスエンジニアリング事業 3,373 20.1
合計 12,042 12.2
(注) 1 セグメント間の取引については相殺消去しております。
2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
前連結会計年度 当連結会計年度
相手先
販売高(百万円) 割合(%) 販売高(百万円) 割合(%)
東テク株式会社 1,349 12.6 1,632 13.6
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(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりでありま
す。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(a) 経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は120億4千2百万円(前連結会計年度比12.2%増)となり、前連結会計年度
に比べて13億6百万円増加いたしました。これは、主に機器装置事業においてほぼ全製品が好調に推移した
ためであります。セグメント別の売上高については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経
営成績の状況」に記載しております。
(売上総利益)
当連結会計年度における売上総利益は24億7千万円(前連結会計年度比10.2%増)となりました。また、売
上総利益率は前連結会計年度に比べ0.4ポイント減少し、20.5%となりました。これは、主に原材料費高騰
等の影響により売上原価が増加したためであります。
(営業利益)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、旅費交通費・発送費等の増加により、前連結会計年度
に比べ1億5百万円増加し、25億3千3百万円(前連結会計年度比4.3%増)となりました。
以上の結果、当連結会計年度の営業損失は6千3百万円(前連結会計年度は営業損失1億8千7百万円)となり
ました。
(経常利益)
当連結会計年度における営業外収益は、受取ロイヤリティー等の増加により、前連結会計年度に比べ2千8
百万円増加し、1億8千7百万円(前連結会計年度比17.7%増)となりました。
営業外費用は、持分法適用会社がなくなったことにより、持分法による投資損失が発生しなかったため、
前連結会計年度に比べ5千9百万円減少し、6千7百万円(前連結会計年度比46.9%減)となりました。
以上の結果、経常利益は5千6百万円(前連結会計年度は経常損失1億5千4百万円)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における特別利益は固定資産の売却及び投資有価証券の売却によるものであります。前連
結会計年度における特別利益は投資有価証券の売却によるものであります。
前連結会計年度における特別損失は関係会社出資金売却損及び投資有価証券評価損の計上によるものであ
ります。
以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は7千8百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当
期純損失9千9百万円)となりました。
(b) 財政状態の分析
(資産の部)
当連結会計年度末における資産の額は、前連結会計年度末に比べ8億3千8百万円増加し、156億3千5百万円
となりました。主な要因は、仕掛品が3億1千6百万円、投資有価証券が7億6千9百万円増加したことによるも
のであります。
(負債の部)
当連結会計年度末における負債の額は、前連結会計年度末に比べ2億2千9百万円増加し、100億円となりま
した。主な要因は、電子記録債務が2億3千6百万円増加したことによるものであります。
(純資産の部)
当連結会計年度末における純資産の額は、前連結会計年度末に比べ6億8百万円増加し、56億3千4百万円と
なりました。主な要因は、その他有価証券評価差額金が5億7千8百万円増加したことによるものでありま
す。
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(c) キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」
に記載しております。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリス
ク」に記載のとおりです。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりです。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の仕入れのほか、製造費、販売費及び一般管理費等
の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としてお
ります。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達に
つきましては、自己資金及び金融機関からの短期借入、長期借入を基本としております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は36億9千万円となっており
ます。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は23億5千1百万円となっております。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、次のとお
りです。
売上高は計画比2億5千7百万円減(2.1%減)となりました。経常利益は原材料費高騰の影響が予想以上に大き
く計画比2億8千3百万円減(83.3%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は計画比1億8千1百万円減
(69.6%減)となりました。ROEは親会社株主に帰属する当期純利益が計画を下回ったことにより計画比3.4%
減となりました。
2023年3月期 2023年3月期 2023年3月期
指標
(計画) (実績) (計画比)
△257百万円 (△2.1%)
売上高 12,300百万円 12,042百万円
△283百万円 (△83.3%)
経常利益 340百万円 56百万円
親会社株主に帰属する
△181百万円 (△69.6%)
260百万円 78百万円
当期純利益
ROE(自己資本利益
4.9% 1.5% ―
率)
セグメントごとの財政状態及び経営成績に関する認識及び分析・検討内容は、「第2 事業の状況 4 経
営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政
状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
② 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成にあたって用いた仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表
等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
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5 【経営上の重要な契約等】
当連結会計年度における重要な契約は次のとおりであります。
(1) 技術援助契約
相手会社名 国名 契約製品 契約の内容 契約期間
2015年9月以降
KC Innovation Co.,Ltd.
韓国 熱処理炉 技術的情報の供与
1年毎に自動更新
(2) 生産委託契約
相手会社名 国名 契約製品 契約の内容 契約期間
2013年9月以降
KC Innovation Co.,Ltd.
韓国 熱処理炉 OEM生産
1年毎に自動更新
6 【研究開発活動】
当社グループは、常に独創技術の開発を基本理念として、新材料の開発から製品の開発、さらには生産技術の開
発に至るまで、積極的な研究開発活動を行っております。
研究開発は各事業部門の技術担当部門がそれぞれの事業部門に関連する特徴ある製品開発を展開し、独自の生産
技術を駆使して個性ある製品を市場に提供しております。また、外部研究所との共同開発も継続して行っておりま
す。
当連結会計年度は、機器装置事業で、次世代バーナーの開発や外気処理機の改良を行いました。この結果、当連
結会計年度中に支出した研究開発費の総額は 80 百万円であります。
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第3 【設備の状況】
1 【設備投資等の概要】
当社グループでは、「成長分野への経営資源の集中」を基本的戦略とし、当連結会計年度は、全体で 150 百万円の
設備投資を実施いたしました。セグメント別の設備投資額は、機器装置事業が 53 百万円、素形材加工事業が 83 百万
円、サービスエンジニアリング事業が 12 百万円であります。なお、主な設備投資の内容は、機器装置事業における
宇美工場ショールーム2千5百万円、素形材加工事業における古賀工場高周波誘導炉2千2百万円であります。
2 【主要な設備の状況】
当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。
(1) 提出会社
2023年3月31日 現在
帳簿価額(百万円)
事業所名 設備の 従業員数
セグメント
の名称
(所在地) 内容 (人)
建物及び 機械装置 土地
リース資産 その他 合計
構築物 及び運搬具 (面積㎡)
本社機能
全社・機
本社・宇美工場
・空調機
364
器装置事 687 344 230 29 1,656 215
(福岡県糟屋郡
(79,620)
器生産設
宇美町)
業
備
古賀工場 素形材加 鋳物製品
936
72 189 ― 8 1,207 75
(36,242)
(福岡県古賀市) 工事業 生産設備
機器装置 空調機器
札幌工場 49
75 27 ― 1 153 13
(北海道石狩市) (11,237)
事業 生産設備
(注) 帳簿価額のうち「その他」は、工具器具備品及び建設仮勘定の合計であります。
(2) 国内子会社
2023年3月31日 現在
帳簿価額(百万円)
事業所名 設備の 従業員数
セグメン
会社名
機械装置
トの名称
(所在地) 内容 (人)
建物及び 土地
及び リース資産 その他 合計
構築物 (面積㎡)
運搬具
昭和トー 東京支社
機器装置 販売設 173
タルサー (神奈川県 167 ― ― ― 340 36
事業 備 (409)
ビス㈱ 川崎市)
(注) 上記設備は提出会社へ賃貸しており、従業員数は提出会社の従業員数を含んでおります。
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3 【設備の新設、除却等の計画】
当社グループの設備については、今後1年間の生産計画、需要予測、利益に対する投資割合等を総合的に勘案し
て計画しております。設備計画は原則的に連結会社各社が個別に策定しておりますが、グループ全体で重複投資と
ならないよう、提出会社を中心に調整を図っております。当連結会計年度末現在における重要な設備の新設、改修
等に係る投資予定金額は3億8千4百万円であります。
重要な設備の新設、除却等の計画は、次のとおりであります。
(1) 重要な設備の新設等
着手及び
投資予定金額
完了予定
会社名 セグメントの 資金調達 完成後の
所在地 設備の内容
事業所名 名称 方法 増加能力
総額 既支払額
着手 完了
(百万円) (百万円)
縦型マシニン
昭和鉄工㈱ 福岡県 素形材加工
43 自己資金 (注)
― 2023年12月 2024年1月
グセンター
古賀工場 古賀市 事業
(注) 上記設備の新設は、生産性の向上を目指しております。なお、完成後の増加能力については合理的に算定でき
ないため、記載しておりません。
(2) 重要な設備の除却等
該当事項はありません。
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第4 【提出会社の状況】
1 【株式等の状況】
(1) 【株式の総数等】
① 【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 2,400,000
計 2,400,000
② 【発行済株式】
事業年度末現在 提出日現在
上場金融商品取引所
種類 発行数(株) 発行数(株) 名又は登録認可金融 内容
商品取引業協会名
( 2023年3月31日 ) (2023年6月29日)
単元株式数は100株でありま
普通株式 897,000 897,000 福岡証券取引所
す。
計 897,000 897,000 ― ―
(2) 【新株予約権等の状況】
① 【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
② 【ライツプランの内容】
該当事項はありません。
③ 【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式 発行済株式 資本金増減額 資本金残高 資本準備金 資本準備金
年月日 総数増減数 総数残高 増減額 残高
(千株) (千株) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
2017年10月1日(注) △8,073 897 ― 1,641 ― 532
(注) 普通株式10株につき1株の割合で株式併合を行ったことによるものであります。
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(5) 【所有者別状況】
2023年3月31日 現在
株式の状況(1単元の株式数 100 株)
単元未満
区分 外国法人等 株式の状況
政府及び
金融商品 その他の 個人
(株)
地方公共 金融機関 計
取引業者 法人 その他
団体
個人以外 個人
株主数
― 16 2 37 1 ― 492 548 ―
(人)
所有株式数
― 2,175 16 2,009 2 ― 4,683 8,885 8,500
(単元)
所有株式数
― 24.48 0.18 22.61 0.02 ― 52.71 100.00 ―
の割合(%)
(注) 1 自己株式73,018株は「個人その他」に730単元、「単元未満株式の状況」に18株含まれております。
2 「その他の法人」の欄には株式会社証券保管振替機構名義(失念株)の株式が1単元含まれております。
(6) 【大株主の状況】
2023年3月31日 現在
発行済株式
(自己株式を
所有株式数 除く。)の
氏名又は名称 住所
(千株) 総数に対する
所有株式数
の割合(%)
株式会社福岡銀行 福岡市中央区天神2丁目13番1号 38 4.69
株式会社西日本シティ銀行 福岡市博多区博多駅前3丁目1番1号 38 4.67
株式会社北九州銀行 北九州市小倉北区堺町1丁目1番10号 35 4.33
西部ガスホールディングス株式会社 福岡市博多区千代1丁目17番1号 34 4.18
西日本鉄道株式会社 福岡市博多区博多駅前3丁目5番7号 29 3.53
飯田久泰 福岡市南区 26 3.24
飯田卓子 福岡市中央区 25 3.10
飯田吉宣 東京都品川区 24 2.92
渡辺秀一郎 東京都品川区 20 2.42
稲田好美 福岡県福津市 19 2.40
計 ― 292 35.51
(注) 上記のほか当社所有の自己株式73千株があります。
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(7) 【議決権の状況】
① 【発行済株式】
2023年3月31日 現在
区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式 ― ― ―
議決権制限株式(自己株式等) ― ― ―
議決権制限株式(その他) ― ― ―
(自己保有株式)
完全議決権株式(自己株式等) ― ―
普通株式 73,000
普通株式 815,500
完全議決権株式(その他) 8,155 ―
普通株式 8,500
単元未満株式 ― 1単元(100株)未満の株式
発行済株式総数 897,000 ― ―
総株主の議決権 ― 8,155 ―
(注) 1 「完全議決権株式(その他)」欄の普通株式には、株式会社証券保管振替機構名義の株式が100株(議決権の
数 1個)含まれております。
2 「単元未満株式」には当社所有の自己株式18株が含まれております。
② 【自己株式等】
2023年3月31日 現在
発行済株式
自己名義 他人名義 所有株式数
所有者の氏名 総数に対する
所有者の住所 所有株式数 所有株式数 の合計
又は名称 所有株式数
(株) (株) (株)
の割合(%)
(自己保有株式) 福岡県糟屋郡宇美町大字宇
73,000 ― 73,000 8.14
昭和鉄工株式会社 美3351番地8
計 ― 73,000 ― 73,000 8.14
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2 【自己株式の取得等の状況】
【株式の種類等】 会社法第155条第7号による普通株式の取得
(1) 【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(2) 【取締役会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
会社法第155条第7号による普通株式の取得
区分 株式数(株) 価額の総額(円)
当事業年度における取得自己株式 136 260,075
当期間における取得自己株式 ― ―
(注) 当期間における取得自己株式には、2023年6月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りに
よる株式数は含めておりません。
(4) 【取得自己株式の処理状況及び保有状況】
当事業年度 当期間
区分
処分価額の総額 処分価額の総額
株式数(株) 株式数(株)
(円) (円)
引き受ける者の募集を行った
― ― ― ―
取得自己株式
消却の処分を行った取得自己株式 ― ― ― ―
合併、株式交換、株式交付、
会社分割に係る移転を行った ― ― ― ―
取得自己株式
その他 ― ― ― ―
保有自己株式数 73,018 ― 73,018 ―
(注) 当期間における保有自己株式数には、2023年6月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取り
による株式数は含めておりません。
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3 【配当政策】
当社は、株主への安定的な配当の継続を最重要課題と位置づけており、加えて企業業績を勘案し、配当を行うこ
とを基本としております。また、今後予想される競争激化に耐えうるための経営効率化、新製品開発に備えるため
の内部留保の充実を勘案して決定する方針をもっております。
当社の剰余金の配当は、中間配当及び期末配当の年2回を基本的な方針としております。配当の決定機関は、中
間配当は取締役会、期末配当は株主総会であります。
当事業年度の剰余金の配当につきましては、1株につき50円として実施することを決定いたしました。
なお、当社は中間配当を行うことができる旨を定めております。
(注) 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、次のとおりであります。
配当金の総額 1株当たり配当額
決議年月日
(百万円) (円)
2023年6月28日
41 50
定時株主総会決議
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4 【コーポレート・ガバナンスの状況等】
(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】
① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
当社は、経営の透明性及び効率性を高め、企業価値の向上と社会に対する責任を果たすことを重要課題と位
置づけております。
経営環境の変化に迅速に対応できる機動的な体制の確立と的確な経営判断により、企業倫理に則った公正で
誠実な事業活動を推進し、株主、投資家、取引先、地域社会、従業員等あらゆる関係者と健全で良好な関係を
維持・発展させ、みなさまから信頼され選択される企業となることをコーポレート・ガバナンスに関する基本
的な考え方としております。
② 企業統治の体制
当社は、監査役設置会社の形態を採用しており、取締役会は取締役6名(うち社外取締役2名)、監査役会は
監査役3名(うち社外監査役2名)で構成され、透明性が高く、かつ効率的な組織運営に努めております。
取締役会は、原則として毎月1回開催し、意思決定の迅速化を図るとともに、取締役の経営責任をより明確
にするため、任期は1年としております。
また、経営の意思決定と業務執行機能の分離を図り、取締役会の活性化と意思決定の迅速化のために執行役
員制度を導入しております。
社外取締役は、取締役会での議案審議にあたり、独立した立場から経営の監督機能を担っております。
また、顧問弁護士と顧問契約を締結し、必要に応じてアドバイスを受けるようにしております。
当社が以上の体制を採用しているのは、取締役の相互監視と監査役による監査によって、ガバナンスが正し
く図られていると判断しているからであります。
当社の取締役の選任決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出
席し、その議決権の過半数をもって行う旨を定款で定めております。取締役の定数につきましては、10名以内
とする旨を定款で定めております。
自己の株式の取得について、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため、会社法
第165条第2項の規定により、取締役会の決議によって自己の株式を取得することができる旨を定款で定めてお
ります。
株主への柔軟な利益還元を可能とするため、会社法第454条第5項の規定により、取締役会の決議によって、
毎年9月30日を基準日として中間配当をすることができる旨を定款で定めております。
当社の内部統制システムといたしまして、法令遵守の徹底を図るため、当社及び子会社の役員及び使用人よ
り構成されるコンプライアンス委員会を設置し、コンプライアンス体制の適正運用を進めております。また、
法令違反等の未然防止と早期発見のため、内部通報・相談制度(コンプライアンスホットライン)を設置してお
ります。
代表取締役社長直轄の内部監査室においては、業務の文書化及び的確な報告プロセスの整備を統括するとと
もに、内部統制の基本的要素の有効性を評価したうえで、必要な改善を推進しております。
当社のリスク管理体制につきましては、組織横断的リスク状況の監視及び全社的対応は総務部が行い、各部
門(子会社を含む)の所管業務に付随するリスク管理は当該部門が行っております。
各部門(子会社を含む)において、リスク管理に係る各種社内規程を見直し、必要に応じてリスク管理の観点
から規程の制定を行っております。
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コーポレート・ガバナンスの体制の模式図
③ 企業統治に関するその他の事項
a.責任限定契約の内容の概要等
当社は、会社法第427条第1項に基づき、社外取締役及び社外監査役との間において、会社法第423条第1項
の損害賠償責任について、職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がない場合は、会社法第425条第1項に定
める最低責任限度額を限度とする契約を締結しております。
b.役員等賠償責任保険契約の内容の概要等
当社は、会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結し、被保険
者がその職務の執行に関して責任を負うことまたは当該責任の追及に係る請求を受けることによって生じるこ
とのある損害賠償金や争訟費用等の損害を当該保険契約により填補することとしております。
当該役員等賠償責任保険契約の被保険者は当社及び子会社の取締役、監査役及び執行役員等であり、その保
険料については全額当社が負担しております。
ただし、被保険者の職務の執行の適正性が損なわれないようにするため、当該被保険者が法令に違反するこ
とを認識しながら行った行為に起因する損害等は填補の対象とならないこととしております。
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④ 取締役会の活動状況
当社は、当事業年度において取締役会を13回開催しております。各役員の取締役会への出席率等は次のとお
りです。
氏名 区分 当事業年度の取締役会出席率
日野 宏昭 代表取締役社長 100% (13/13回)
井上 敏 取締役常務執行役員 100% (13/13回)
尾島 孝則 取締役上級執行役員 100% (13/13回)
執行 貴洋 取締役上級執行役員 100% (10/10回)
村瀨 廣記 社外取締役 100% (13/13回)
松尾 利浩 社外取締役 85% (11/13回)
伊達 正治 常勤監査役 100% (13/13回)
吉田 泰彦 社外監査役 92% (12/13回)
本田 隆茂 社外監査役 100% (13/13回)
(注) 開催回数が異なるのは、就任時期の違いによるものであります。
取締役会では、法令で定められた事項のほか取締役会規則に定めた経営や業務執行に関する重要事項の決定
等を行い、また各取締役の職務の執行を監督しております。さらに、当社は、経営の基本方針及び諸施策を迅
速かつ適切に策定し、それに基づく経営活動を強力に推進するため、当事業年度において常勤監査役及び執行
役員を含めた常勤役員会を25回開催し、会社経営に関し取締役会に付議する事項について事前に審査を行って
おります。
⑤ 役員報酬委員会の活動状況
当社は、取締役会の任意の委員会として役員報酬委員会を設置しております。同委員会の委員は取締役会決
議で選定され、公正かつ妥当な判断ができるよう、独立社外取締役が半数以上を占める構成となっておりま
す。当事業年度における各役員の同委員会への出席率等は次のとおりです。
氏名 区分 当事業年度の役員報酬委員会出席率
委員長 日野 宏昭 代表取締役社長 100% (1/1回)
委員 村瀨 廣記 社外取締役 100% (1/1回)
委員 松尾 利浩 社外取締役 100% (1/1回)
同委員会の権限及び役割等の内容につきましては、「(4) 役員の報酬等 ④ 役員の報酬等の額又はその算定
方法の決定に関する方針に係る事項」に記載のとおりであります。
また、同委員会では、主に「固定報酬としての基本報酬」に関する事項及び「業績連動報酬等(賞与)」にお
ける前事業年度の業績指標の目標値に対する達成度の確認や当事業年度の業績指標の目標値の設定について検
討しております。
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(2) 【役員の状況】
① 役員一覧
男性 9 名 女性 0 名 (役員のうち女性の比率 0 %)
所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(株)
1983年4月 当社入社
2006年4月 機器・装置事業本部環境空調事
業部特販部長
2010年4月 機器装置事業部技術部長
2013年4月 事業統括部素形材BU長兼技術
部長
2015年4月 執行役員事業統括部副統括部長
兼素形材事業部長
2017年4月 上級執行役員事業統括部技術・
代表取締役社長 日 野 宏 昭 1961年1月23日 生 (注)3 3,500
製造本部長
2017年6月 取締役上級執行役員事業統括部
技術・製造本部長
2018年4月 取締役上級執行役員事業統括部
技術・製造本部長兼構造改革推
進部長
2020年6月 代表取締役社長CEO構造改革
推進部長
2023年4月 代表取締役社長CEO(現任)
1977年4月 三光冷凍工業㈱入社
1988年5月 当社入社
2014年10月 事業統括部サーモデバイスBU
長
2015年4月 事業統括部サーモデバイス事業
部長
2017年4月 執行役員事業統括部サーモデバ
イス事業部長
2018年4月 上級執行役員事業統括部サーモ
取締役常務執行役員
井 上 敏
1958年5月1日 生 (注)3 1,500
事業本部長
デバイス事業部長
2021年4月 上級執行役員品質保証部担当兼
事業統括部サーモデバイス事業
部担当
2021年6月 取締役上級執行役員品質保証部
担当兼事業統括部サーモデバイ
ス事業部担当
2022年4月 取締役常務執行役員事業本部長
(現任)
1990年4月 ㈱住友銀行(現 ㈱三井住友銀行)
入行
2018年11月 当社入社
管理統括部副統括部長兼経営企
画室長
2019年4月 執行役員管理統括部副統括部長
兼経営企画室長兼総務部長
取締役上級執行役員
管理本部長 尾 島 孝 則 1965年5月27日 生 (注)3 900
2020年4月 上級執行役員管理統括部長兼経
兼総務部長
営企画室長兼総務部長
2020年6月 取締役上級執行役員管理統括部
長兼経営企画室長兼総務部長
2022年4月 取締役上級執行役員管理本部長
兼経営企画室長兼総務部長
2023年4月 取締役上級執行役員管理本部長
兼総務部長(現任)
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所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(株)
1986年4月 当社入社
2017年4月 事業統括部素形材事業部長
2020年4月 執行役員事業統括部製造本部長
兼素形材事業部長
取締役上級執行役員
2021年4月 執行役員事業統括部技術・製造
執 行 貴 洋 1965年10月24日 生 (注)3 1,200
事業本部副本部長
本部長兼素形材事業部長
2022年4月 上級執行役員事業本部副本部長
2022年6月 取締役上級執行役員事業本部副
本部長(現任)
1987年4月 西部瓦斯㈱(現 西部ガスホール
ディングス㈱)入社
2013年1月 ㈱西商代表取締役社長
2018年4月 西部瓦斯㈱(現 西部ガスホール
ディングス㈱)理事
2019年4月 同社理事営業本部法人リビング
開発部長
取締役 上 野 俊 幸 1963年5月24日 生 (注)3 ―
2021年4月 西部瓦斯㈱執行役員営業本部営
業計画部長
2022年4月 同社常務執行役員営業本部営業
計画部長
2023年4月 同社取締役常務執行役員営業本
部副本部長(現任)
2023年6月 当社社外取締役(現任)
1984年4月 西日本鉄道㈱入社
2008年6月 同社住宅事業本部戸建住宅事業
部長
2011年7月 同社住宅事業本部副本部長兼マ
ンション事業部長
2014年6月 同社執行役員住宅事業本部副本
部長兼マンション事業部長
2015年6月 同社取締役執行役員住宅事業本
部長
取締役 松 尾 利 浩 1960年12月2日 生 (注)3 ―
2017年6月 同社上席執行役員都市開発事業
本部長
当社社外取締役(現任)
2019年4月 西日本鉄道㈱上席グループ理事
㈱スピナ代表取締役社長
2020年4月 西日本鉄道㈱常務執行役員住宅
事業本部長
2021年4月 同社常務執行役員住宅事業本部
長兼戸建住宅事業部長(現任)
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所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(株)
1987年4月 ㈱福岡相互銀行(現 ㈱西日本シ
ティ銀行)入行
1992年1月 当社入社
2017年4月 管理統括部経理部長兼経営企画
常勤監査役 伊 達 正 治 1963年9月18日 生 (注)4 1,100
室次長
2018年4月 管理統括部経理部長兼海外事業
室長兼経営企画室次長
2020年4月 社長付
2020年6月 常勤監査役(現任)
1979年4月
㈱福岡銀行入行
2007年7月 同行執行役員総合企画部長
2007年10月
同行執行役員経営管理部長
2009年4月
同行執行役員本店営業部長
2011年4月 同行取締役常務執行役員
㈱ふくおかフィナンシャルグ
ループ執行役員
2012年6月
同社取締役執行役員
2014年4月
㈱福岡銀行取締役専務執行役員
監査役 吉 田 泰 彦 1957年2月26日 生 (注)4 ―
2014年6月
当社社外監査役(現任)
2017年4月
㈱福岡銀行代表取締役副頭取
2019年4月 ㈱ふくおかフィナンシャルグ
ループ代表取締役副社長
2022年4月 同社取締役執行役員
㈱福岡銀行取締役執行役員
㈱FFGベンチャービジネス
パートナーズ代表取締役社長(現
任)
2022年6月
㈱福岡銀行顧問(現任)
1988年4月 ㈱西日本銀行(現 ㈱西日本シ
ティ銀行)入行
2014年5月 ㈱西日本シティ銀行総合企画部
長
2016年6月 同行執行役員総合企画部長兼持
株会社設立準備室長
2016年10月 ㈱西日本フィナンシャルホール
ディングス経営企画部長
2018年6月 ㈱西日本シティ銀行常務執行役
員総合企画部長
2020年6月 ㈱西日本フィナンシャルホール
ディングス執行役員
監査役 本 田 隆 茂 1965年12月23日 生 (注)4 ―
㈱西日本シティ銀行取締役常務
執行役員
2021年6月 当社社外監査役(現任)
㈱西日本フィナンシャルホール
ディングス取締役執行役員リス
ク管理部担当兼経営企画部副担
当(現任)
㈱西日本シティ銀行取締役常務
執行役員東京本部長兼総合企画
部・市場証券部・資金証券部・
リスク統括部・総務部担当(現
任)
計 8,200
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(注) 1 取締役 上野俊幸、松尾利浩は、社外取締役であります。
2 監査役 吉田泰彦、本田隆茂は、社外監査役であります。
3 取締役の任期は2023年3月期に係る定時株主総会終結の時から2024年3月期に係る定時株主総会終結の時ま
でであります。
4 監査役の任期は伊達正治が2023年3月期に係る定時株主総会終結の時から2027年3月期に係る定時株主総会
終結の時まで、吉田泰彦が2020年3月期に係る定時株主総会終結の時から2024年3月期に係る定時株主総会
終結の時まで、本田隆茂が2021年3月期に係る定時株主総会終結の時から2025年3月期に係る定時株主総会
終結の時までであります。
5 当社では、意思決定・監督と執行の分離による取締役会活性化のため、また、能力主義に基づく積極的な人
材の登用のため、執行役員制度を導入しております。
執行役員は6名で、取締役兼務の日野宏昭、井上敏、尾島孝則、執行貴洋のほか、管理本部副本部長・事業
本部副本部長 名和正之、内部監査室長 森克郎で構成されております。
② 社外取締役及び社外監査役
当社の社外取締役は2名であります。また、社外監査役は2名であります。
社外取締役上野俊幸氏は、西部瓦斯株式会社の取締役常務執行役員であり、特にリビングエネルギー事業の
専門家として培われた豊富な経験に基づき経営に関する豊富な知見を有していることから、当社製造の設備機
器に対するアドバイスの他、経営の透明性に対する機能を果たしております。当社と同氏の間には人的関係、
資本的関係及び重要な取引関係その他の利害関係はないものと判断しております。また2023年3月末時点にお
いて、西部瓦斯株式会社の親会社である西部ガスホールディングス株式会社は当社の株式を保有する資本的関
係があり、当社は西部ガスホールディングス株式会社及びその関係会社との間に一般消費者としての通常の取
引関係がありますが、重要性はないものと判断しております。その他、当社と西部ガスホールディングス株式
会社及びその関係会社との間に人的関係、資本的関係及び重要な取引関係その他の利害関係はないものと判断
しております。以上のことから、独立性を有するものと考え、社外取締役として選任しております。
社外取締役松尾利浩氏は、西日本鉄道株式会社の常務執行役員であり、特に住宅及びマンション事業の専門
家として培われた豊富な経験に基づき経営に関する豊富な知見を有していることから、当社製造の設備機器に
対するアドバイスの他、経営の透明性に対する機能を果たしております。当社と同氏の間には人的関係、資本
的関係及び重要な取引関係その他の利害関係はないものと判断しております。また2023年3月末時点におい
て、西日本鉄道株式会社は当社の株式を保有し、当社が西日本鉄道株式会社の株式を保有する資本的関係があ
り、また、当社は西日本鉄道株式会社及びその関係会社との間に一般消費者としての通常の取引関係がありま
すが、重要性はないものと判断しております。その他、当社と西日本鉄道株式会社及びその関係会社との間に
人的関係、資本的関係及び重要な取引関係その他の利害関係はないものと判断しております。以上のことか
ら、独立性を有するものと考え、社外取締役として選任しております。
社外監査役吉田泰彦氏は、株式会社福岡銀行の顧問、株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズの代
表取締役社長であり、金融の専門家として培われた知識と豊富な経験に基づき、客観的・中立的な立場から監
査を行っております。当社と同氏との間には人的関係、資本的関係及び重要な取引関係その他の利害関係はな
いものと判断しております。また、2023年3月末時点において、株式会社福岡銀行は当社の株式を保有し、当
社が株式会社福岡銀行の親会社である株式会社ふくおかフィナンシャルグループの株式を保有する資本的関係
がありますが、重要性はないものと判断しております。さらに2023年3月末時点において、当社は同行から
1,115百万円の借入残高がありますが、総資産の割合から鑑みて重要性がないものと判断しております。その
他、当社と株式会社福岡銀行及びその関係会社との間に人的関係、資本的関係及び重要な取引関係その他の利
害関係はないものと判断しております。以上のことから、社外監査役として選任しております。
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社外監査役本田隆茂氏は、株式会社西日本フィナンシャルホールディングスの取締役執行役員、株式会社西
日本シティ銀行の取締役常務執行役員であり、金融の専門家として培われた知識と豊富な経験に基づき、客観
的・中立的な立場から監査を行っております。当社と同氏との間には人的関係、資本的関係及び重要な取引関
係その他の利害関係はないものと判断しております。また、2023年3月末時点において、株式会社西日本シ
ティ銀行は当社の株式を保有し、当社が株式会社西日本シティ銀行の親会社である株式会社西日本フィナン
シャルホールディングスの株式を保有する資本的関係がありますが、重要性はないものと判断しております。
さらに2023年3月末時点において、当社は同行から645百万円の借入残高がありますが、総資産の割合から鑑み
て重要性がないものと判断しております。その他、当社と株式会社西日本シティ銀行及びその関係会社との間
に人的関係、資本的関係及び重要な取引関係その他の利害関係はないものと判断しております。以上のことか
ら、社外監査役として選任しております。
当社において、社外取締役及び社外監査役を選任するための独立性について特段の定めはありませんが、専
門的な知見に基づく客観的かつ適切な監督又は監査といった機能及び役割が期待され、一般株主と利益相反が
生じるおそれがないことを基本的な考えとして、選任しております。
③ 社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部
統制部門との関係
社外取締役は、取締役会において、豊富な経営経験と幅広い見識に基づき、独立した公正な立場から経営判
断の合理性・妥当性や倫理性・健全性の観点から的確な助言・提言をしております。社外監査役は、取締役会
及び監査役会において、豊富な経営経験と業務上の専門的見地に基づき、客観的・中立的な立場から意思決定
の妥当性・適法性を確保するための意見と適正な監査をしております。また、社外取締役及び社外監査役は、
会計監査人及び当社の内部監査室と連携をとり、適宜意見交換を行うなど、監督又は監査の実効性向上と内部
統制の強化に努めております。
当社は、社外取締役又は社外監査役を選任するための独立性に関する基準又は方針として明確に定めたもの
はありませんが、選任にあたっては、会社法が定める社外役員の資格要件や福岡証券取引所が定める独立役員
の要件を基準に、経歴や当社との関係性を踏まえて、当社経営陣に対して社外役員としての職務遂行に十分な
独立性が確保できることを前提に判断しております。
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(3) 【監査の状況】
① 監査役監査の状況
当社の監査役は3名で、うち社外監査役は2名であります。
なお、社外監査役は金融機関の役員または役員経験者であり、財務及び会計に関する相当程度の知見を有し
ております。
各監査役の状況及び当事業年度に開催した監査役会への出席率等は次のとおりです。
当事業年度の監査役会
氏名 区分 経歴等
出席率
主に当社の経理・財務業務を通じ
て培った豊富な経験により、財務
100% (9/9回)
伊達 正治 常勤監査役
及び会計に関する相当程度の知見
を有しております。
主に銀行業務を通じて培った豊富
89% (8/9回)
吉田 泰彦 社外監査役 な経験から、当社の経営上有用な
発言を適宜行っております。
主に銀行業務を通じて培った豊富
100% (9/9回)
本田 隆茂 社外監査役 な経験から、当社の経営上有用な
発言を適宜行っております。
監査役会における具体的な検討内容は、次のとおりです。
・取締役会への出席
取締役
・代表取締役との意見交換会の実施(年3回)
・常勤役員会、経営会議、コンプライアンス委員会、その他重要会議への出席
・重要決裁書類等の閲覧
業務執行 ・実地棚卸の立会い
・内部監査部門からの監査結果の受領及び意見交換
・主要事業所への往査
・会計監査人からの監査計画及び四半期レビュー報告書、期末決算監査結果の
受領及び意見交換
会計監査
・会計監査人の監査報酬の検証
・会計監査人と監査上の主要な検討事項についての協議と検証
また、常勤監査役の活動としては、監査項目及び職務分担に基づき、常勤監査役が実施した監査の実施状況
及び結果を監査役会において、定期的に報告し、適宜社外監査役と情報共有し、意見交換を行っております。
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② 内部監査の状況
当社の内部監査は、「内部監査を通じて、経営の合理化・能率の増進及び業務の適正化を図る」を目的と
し、監査役監査を支える体制として、内部統制を確立するために代表取締役社長直轄の内部監査室(専任2名、
当事業年度末現在)を設置しており、内部監査規程及び内部監査計画に基づき、当社及び連結子会社の事業所・
営業所の業務監査、業務遂行及びコンプライアンス等に係る内部統制状況について内部監査を実施し、監査結
果は内部監査報告書を代表取締役社長に提出するとともに、取締役会及び監査役会に報告しております。
内部監査室は、監査役及び会計監査人と相互に連携することにより、業務の重複を最小化し、リスクの高い
領域を全体として網羅することにより、内部監査の有効性を高めることに努めております。
また、監査役及び会計監査人との三者間で、特定のリスク情報やモニタリングが必要な項目に関する相互の
課題認識などを密接に意見交換しております。
なお、監査役と会計監査人との連携内容は、次のとお りです。
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
連携内容 概要
J-SOX評
● ● ● ◎ ● ●
価監査
内部統制
監査
内部統制評価
◎ ◎ ◎
の協議
ITインフラ ◎ ◎
情報・意
見交換
監査活動報
◎ ◎ ■ ◎ ■
告・計画案
(凡例) ■監査役との連携 ●会計監査人との連携 ◎監査役・会計監査人との連携
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③ 会計監査の状況
a.監査法人の名称
有限責任監査法人トーマツ
b.継続監査期間
33年間
c.業務を執行した公認会計士
指定有限責任社員 業務執行社員 公認会計士 上田 知範
指定有限責任社員 業務執行社員 公認会計士 室井 秀夫
d.監査業務に係る補助者の構成
公認会計士 4名
公認会計士試験合格者 3名
その他 9名
e.会計監査人の選任方針と理由
会計監査人の選任方針は、品質管理体制、独立性及び専門性等を総合的に勘案することとしており、有限責
任監査法人トーマツを選任している理由であります。
監査役会は、会計監査人の職務の執行に支障がある場合など、その必要があると判断した場合は、株主総会
に提出する会計監査人の解任または不再任に関する議案の内容を決定いたします。
また、監査役会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると認められる場合は、
監査役全員の同意に基づき、会計監査人を解任いたします。この場合、監査役会が選定した監査役は、解任後
最初に招集される株主総会において、会計監査人を解任した旨及びその理由を報告いたします。
f.監査役及び監査役会による会計監査人の評価
監査役及び監査役会は、会計監査人との定期的な意見交換や確認事項の聴取、監査実施状況の報告等を通じ
て、会計監査人の品質管理体制の整備状況、監査チームの独立性及び専門性の有無、監査の有効性や効率性等
について確認を行っております。
なお、監査役及び監査役会は、現在の会計監査人である有限責任監査法人トーマツに対する評価の結果、問
題はないものと認識しております。
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④ 監査報酬の内容等
a.監査公認会計士等に対する報酬の内容
前連結会計年度 当連結会計年度
区分
監査証明業務に 非監査業務に 監査証明業務に 非監査業務に
基づく報酬(百万円) 基づく報酬(百万円) 基づく報酬(百万円) 基づく報酬(百万円)
提出会社 30 ― 30 ―
連結子会社 ― ― ― ―
計 30 ― 30 ―
b.監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対する報酬(a.を除く)
該当事項はありません。
c.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
該当事項はありません。
d.監査報酬の決定方針
監査公認会計士等に対する報酬は、事業規模の観点からの合理的監査日数を勘案し、決定しております。
e.監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査役会は、日本監査役協会が公表する「会計監査人との連携に関する実務指針」を踏まえ、取締役、社内
関係部門及び会計監査人からの必要な資料の入手や報告を通じて、前事業年度における会計監査の職務執行状
況や報酬額の算定根拠、並びに当事業年度の会計監査人の監査計画の内容及び報酬額の見積りの妥当性を検討
した結果、会計監査人の報酬等について適切であると判断し、会社法第399条第1項(及び同条第2項)の同意
を行っています。
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(4) 【役員の報酬等】
① 提出会社の役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数
報酬等の種類別の総額(百万円)
対象となる
報酬等の総額
役員の員数
役員区分
(百万円)
業績連動 左記のうち、
(名)
固定報酬 退職慰労金
報酬 非金銭報酬等
取締役
69 69 ― ― ― 5
(社外取締役を除く。)
監査役
10 10 ― ― ― 1
(社外監査役を除く。)
社外役員 10 10 ― ― ― 4
(注) 1 員数及び報酬等の総額には、2022年6月28日開催の第100回定時株主総会終結の時をもって退任した取
締役1名を含んでおります。
2 当事業年度に係る業績連動報酬等(賞与)の支給はありません。
② 提出会社の役員ごとの連結報酬等の総額等
連結報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、記載しておりません。
③ 使用人兼務役員の使用人給与のうち、重要なもの
該当事項はありません。
④ 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項
当社は役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針を次のとおり定めております。
a.取締役の報酬等の額に係る決定方針に関する事項
当社は、役員報酬委員会の審議・答申を経て、取締役会の決議により、取締役の個人別の報酬等の内容に係
る決定方針を定めております。
[基本方針]
当社は、取締役の報酬等について、会社の意思決定の透明性・公正性を確保し、実効的なコーポレートガバ
ナンスを実現するための重要事項の一つと位置づけ、次の基本方針に基づき役員報酬制度を設計しておりま
す。
・ 当社及び当社グループの持続的な成長と永続的な企業価値の向上を目的として、企業理念や経営方針に
即した職務遂行を最大限に促し、業績目標の達成を動機づけるものとします。
・ 会社にとっての稔りは人財であると謳う「会社農場論」の精神のもと、経営環境及び当社が担う社会的
役割や責任等を勘案し、当社の発展を担う多様で有為な人財を確保・維持できるものとします。
・ 株主や従業員をはじめとするステークホルダーに対して説明責任を果たせる公正性・合理性を備え、透
明性・客観性の高い報酬決定プロセスを経るものとします。
個々の取締役の報酬等の決定については、各職責を踏まえた適正な水準とします。具体的には、業務執行取
締役の報酬は、毎事業年度の業績改善に加えて中長期的な成長を動機づけるため、「固定報酬としての基本報
酬」及び「業績連動報酬等」により構成し、業務執行から独立した立場で監督機能を担う社外取締役の報酬
は、その職責に鑑み、「固定報酬としての基本報酬」のみとしております。
[基本報酬(金銭報酬)の個人別の報酬等の額の決定に関する方針]
基本報酬は、株主総会の決議により定められた取締役報酬限度額の範囲内で、各取締役の役位、職務内容、
職責に応じた月額の固定報酬とします。
なお、定期的に外部の客観的データ、評価データ等を活用し、業種、業態、事業規模等が類似する他企業の
報酬水準、当社の財務状況や従業員給与の水準をも考慮のうえ、総合的に勘案して決定します。
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[業績連動報酬等の内容及び額又は数の算定方法の決定に関する方針]
業績連動報酬等は、株主総会の決議により定められた取締役報酬限度額の範囲内で、利益ある成長の実現と
業績向上に対する意識を高めるため、業績指標(KPI)を反映し、賞与として毎年一定の時期に支給する金銭
報酬とします。
目標とする業績指標とその値は、当社グループの会社業績に関わる重要な連結経営指標から、中期経営計画
と整合するよう計画策定時に設定し、適宜、経営環境の変化に応じて見直しを行うものとします。
業績連動報酬等の額の算定方法は、各事業年度において、業績指標の目標値に対する達成度に応じて算出さ
れた額に対し、社外取締役を除く各取締役の役位、職務内容、職責を反映して支給額を決定します。
[金銭報酬の額及び業績連動報酬等の額の個人別の報酬等の額に対する割合の決定に関する方針]
業務執行取締役の種類別の報酬割合は、業種、業態、事業規模等が類似する他企業の報酬水準を踏まえ、当
社の事業性質やインセンティブ報酬の実効性等を考慮のうえ、総合的に勘案して決定します。
なお、種類比率の目安は、基本報酬:業績連動報酬等=8:2とします。
[取締役の個人別の報酬等の内容についての決定方法に関する事項]
取締役の個人別の報酬等の内容は、取締役会において決定します。
なお、報酬決定プロセスに関する透明性及び公正性をより一層向上させることを目的として、当社が任意に
設置し、社外取締役が過半数を占める役員報酬委員会にて、客観的な視点から取締役の報酬水準、報酬構成、
報酬額の妥当性等について審議します。
取締役会は、役員報酬委員会の審議・答申内容を踏まえ、最終決定しなければならないものとします。
b.監査役の報酬等の額に係る決定方針に関する事項
当社は、監査役会における監査役の協議により、監査役の報酬等の額に係る決定方針を定めております。
[基本方針]
監査役の報酬等は、株主総会の決議により定められた監査役報酬限度額の範囲内で、その職責が取締役の職
務執行の監査であることから基本報酬のみとし、常勤・非常勤の区分、業務分担の状況等を勘案し、月額の固
定報酬を支給します。
なお、定期的に外部の客観的データ、評価データ等を活用し、業種、業態、事業規模等が類似する他企業の
報酬水準を考慮しながら、監査役の協議により決定します。
c.取締役及び監査役の報酬等についての株主総会の決議に関する事項
当社の役員の報酬等については、取締役の報酬限度額(使用人兼務取締役の使用人分の給与は含まない)は月
額15百万円以内、監査役の報酬限度額は月額4百万円以内と1991年6月27日開催の第69回定時株主総会におい
て決議されています。当該定時株主総会終結時点の取締役の員数は13名、監査役の員数は2名です。
取締役の個人別の報酬等の内容の決定にあたっては、原案について、役員報酬委員会が取締役の個人別の報酬等
の内容に係る決定方針との整合性を含めた多角的な検討を行い、取締役会が役員報酬委員会の審議・答申内容を尊
重して決定していることから、当該決定方針に沿うものであると判断しております。
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(5) 【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方
当社は、専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする純投資目的の株式を
投資株式とし、投資株式以外を政策保有株式と区分しております。
政策保有株式につきましては、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に資するため、取引関係の維持、販路
開拓、製品開発、業務提携、資金調達及び原材料の安定的調達等経営戦略の一環として、必要と判断する企業の株
式を保有しております。
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式
a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の
内容
政策保有株式の保有の適否については、経営への影響を分析したうえで個別銘柄ごとにその保有目的や資本
コストを考慮した便益とリスク、将来の見通し等を踏まえて総合的に検証することとしております。検証の結
果、保有の意義が認められない銘柄については売却を順次進めるなど、縮減に努めてまいります。
また、政策保有株式として保有する上場株式の議決権行使にあたり、当社及び投資先企業の中長期的な企業
価値向上の観点等を踏まえ、総合的に賛否を判断しております。
b.銘柄数及び貸借対照表計上額
貸借対照表計上額の
銘柄数
(銘柄)
合計額(百万円)
非上場株式 13 146
非上場株式以外の株式 21 3,302
(当事業年度において株式数が増加した銘柄)
該当事項はありません。
(当事業年度において株式数が減少した銘柄)
銘柄数 株式数の減少に係る売却
(銘柄) 価額の合計額(百万円)
非上場株式以外の株式 3 71
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c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報
特定投資株式
当事業年度 前事業年度
当社の株
保有目的、業務提携等の概要、
株式数(株) 株式数(株)
銘柄 定量的な保有効果及び株式数が 式の保有
貸借対照表計上額 貸借対照表計上額
増加した理由
の有無
(百万円) (百万円)
機器装置事業及びサービスエン
378,000 378,000
ジニアリング事業セグメントに
東テク㈱ おける安定的な取引関係の維 有
持・強化を目的として保有して
1,653 863
おります。
328,509 328,509
金融取引等における安定的な取
㈱ふくおかフィナン
引関係の維持・強化を目的とし 無(注1)
シャルグループ
て保有しております。
837 779
機器装置事業セグメントにおけ
160,161 160,161
る安定的な取引関係の維持・強
㈱正興電機製作所 有
化を目的として保有しておりま
162 204
す。
機器装置事業セグメントにおけ
38,000 48,000
る安定的な取引関係の維持・強
アズビル㈱ 無
化を目的として保有しておりま
137 196
す。
100,000 100,000
金融取引等における安定的な取
㈱西日本フィナンシャ
引関係の維持・強化を目的とし 無(注2)
ルホールディングス
て保有しております。
108 75
地元企業との一般取引を通じて
44,000 44,000
地域経済の発展に貢献すること
西日本鉄道㈱ 有
や有用な地元地域情報の収集を
105 118
目的として保有しております。
機器装置事業セグメントにおけ
47,700 47,700
る安定的な取引関係の維持・強
西部電機㈱ 有
化を目的として保有しておりま
76 70
す。
素形材加工事業セグメントにお
95,000 95,000
ける安定的な取引関係の維持・
日本乾溜工業㈱ 有
強化を目的として保有しており
61 52
ます。
機器装置事業及び素形材加工事
15,400 15,400
業セグメントにおける安定的な
㈱南陽 有
取引関係の維持・強化を目的と
34 29
して保有しております。
素形材加工事業セグメントにお
11,000 11,000
ける安定的な取引関係の維持・
日本タングステン㈱ 有
強化を目的として保有しており
28 24
ます。
30,000 30,000
金融取引等における安定的な取
㈱三菱UFJフィナン
引関係の維持・強化を目的とし 無
シャルグループ
て保有しております。
25 22
18,590 18,590
金融取引等における安定的な取
㈱九州リースサービス 引関係の維持・強化を目的とし 無
て保有しております。
16 10
機器装置事業及びサービスエン
ジニアリング事業セグメントに
16,000 16,000
おける安定的な取引関係の維
㈱山口フィナンシャル
持・強化、並びに金融取引等に 無(注3)
グループ
おける安定的な取引関係の維
12 10
持・強化を目的として保有して
おります。
素形材加工事業セグメントにお
22,000 22,000
ける安定的な取引関係の維持・
㈱富士ピー・エス 無
強化を目的として保有しており
9 11
ます。
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当事業年度 前事業年度
当社の株
保有目的、業務提携等の概要、
株式数(株) 株式数(株)
銘柄 定量的な保有効果及び株式数が 式の保有
貸借対照表計上額 貸借対照表計上額
増加した理由
の有無
(百万円) (百万円)
2,000 2,000
金融取引等における安定的な取
三井住友トラスト・
引関係の維持・強化を目的とし 無(注4)
ホールディングス㈱
て保有しております。
9 8
3,128 3,128
金融取引等における安定的な取
㈱みずほフィナンシャ
引関係の維持・強化を目的とし 無(注5)
ルグループ
て保有しております。
5 4
2,300 2,300
金融取引等における安定的な取
第一生命ホールディン
引関係の維持・強化を目的とし 無
グス㈱
て保有しております。
5 5
1,000 1,000
金融取引等における安定的な取
㈱三井住友フィナン
引関係の維持・強化を目的とし 無
シャルグループ
て保有しております。
5 3
3,000 3,000
金融取引等における安定的な取
㈱佐賀銀行 引関係の維持・強化を目的とし 有
て保有しております。
4 4
機器装置事業セグメントにおけ
1,000 1,000
る安定的な取引関係の維持・強
清水建設㈱ 無
化を目的として保有しておりま
0 0
す。
機器装置事業セグメントにおけ
700 700
る安定的な取引関係の維持・強
九州電力㈱ 無
化を目的として保有しておりま
0 0
す。
― 13,000
㈱福岡中央銀行 ― 有
― 27
― 1,600
㈱RKB毎日ホール
― 無
ディングス
― 9
(注) 1 株式会社ふくおかフィナンシャルグループは当社株式を保有しておりませんが、同社子会社であ
る株式会社福岡銀行は当社株式を保有しております。
2 株式会社西日本フィナンシャルホールディングスは当社株式を保有しておりませんが、同社子会
社である株式会社西日本シティ銀行は当社株式を保有しております。
3 株式会社山口フィナンシャルグループは当社株式を保有しておりませんが、同社子会社である株
式会社北九州銀行は当社株式を保有しております。
4 三井住友トラスト・ホールディングス株式会社は当社株式を保有しておりませんが、同社子会社
である三井住友信託銀行株式会社は当社株式を保有しております。
5 株式会社みずほフィナンシャルグループは当社株式を保有しておりませんが、同社子会社である
みずほ証券株式会社は当社株式を保有しております。
6 定量的な保有効果は記載が困難かつ秘密保持の観点から記載しておりません。なお関連する取引
や配当金による収益及び株式保有コスト等を定量的に検証することにより保有先企業の収益性と
安全性を精査し、中期的な経済合理性や将来の見通しの観点から保有の適否を検討しておりま
す。
みなし保有株式
該当事項はありません。
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③ 保有目的が純投資目的である投資株式
該当事項はありません。
④ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの
該当事項はありません。
⑤ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの
該当事項はありません。
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第5 【経理の状況】
1 連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について
(1) 当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)
に基づいて作成しております。
(2) 当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。以下
「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。
また、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成しており
ます。
2 監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(2022年4月1日から2023年3月31日ま
で)の連結財務諸表及び事業年度(2022年4月1日から2023年3月31日まで)の財務諸表について、有限責任監査法人
トーマツにより監査を受けております。
3 連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みについて
当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みを行っております。具体的には、会計基準等の内
容を適切に把握できる体制を整備するため、公益財団法人財務会計基準機構へ加入し、また、監査法人主催のセミ
ナー等に参加しております。
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1 【連結財務諸表等】
(1) 【連結財務諸表】
① 【連結貸借対照表】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2022年3月31日) (2023年3月31日)
資産の部
流動資産
※1 2,888
現金及び預金 2,351
受取手形 703 493
電子記録債権 982 1,096
売掛金 1,789 1,940
契約資産 327 534
商品及び製品 125 157
仕掛品 1,169 1,485
原材料及び貯蔵品 405 534
その他 77 48
△ 3 △ 3
貸倒引当金
流動資産合計 8,467 8,639
固定資産
有形固定資産
※1 ,※2 3,462 ※1 ,※2 3,503
建物及び構築物
△ 2,431 △ 2,497
減価償却累計額
建物及び構築物(純額) 1,031 1,006
※1 ,※2 4,064 ※1 ,※2 4,149
機械装置及び運搬具
△ 3,458 △ 3,575
減価償却累計額
機械装置及び運搬具(純額) 606 573
※1 1,584 ※1 1,584
土地
リース資産 285 287
△ 38 △ 57
減価償却累計額
リース資産(純額) 247 230
建設仮勘定
7 5
※2 1,974 ※2 1,995
その他
△ 1,936 △ 1,954
減価償却累計額
その他(純額) 38 40
有形固定資産合計 3,515 3,440
無形固定資産 87 61
投資その他の資産
※1 2,679 ※1 3,449
投資有価証券
繰延税金資産 1 1
その他 74 61
△ 30 △ 19
貸倒引当金
投資その他の資産合計 2,725 3,493
固定資産合計 6,328 6,995
資産合計 14,796 15,635
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2022年3月31日) (2023年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 923 849
電子記録債務 1,956 2,193
※1 3,050 ※1 3,150
短期借入金
未払費用 437 445
未払法人税等 35 51
設備関係支払手形 54 25
契約負債 46 20
リース債務 44 45
338 421
その他
流動負債合計 6,887 7,202
固定負債
※1 525 ※1 325
長期借入金
退職給付に係る負債 1,573 1,518
繰延税金負債 262 471
リース債務 210 170
312 312
その他
固定負債合計 2,883 2,798
負債合計 9,770 10,000
純資産の部
株主資本
資本金 1,641 1,641
資本剰余金 1,226 1,226
利益剰余金 1,591 1,628
△ 130 △ 130
自己株式
株主資本合計 4,327 4,365
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 846 1,424
△ 148 △ 155
退職給付に係る調整累計額
その他の包括利益累計額合計 697 1,268
純資産合計 5,025 5,634
負債純資産合計 14,796 15,635
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② 【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】
【連結損益計算書】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日) 至 2023年3月31日)
※1 10,735 ※1 12,042
売上高
※3 ,※4 8,494 ※3 ,※4 9,571
売上原価
売上総利益 2,240 2,470
※2 ,※3 2,428 ※2 ,※3 2,533
販売費及び一般管理費
営業損失(△) △ 187 △ 63
営業外収益
受取利息 0 0
受取配当金 99 142
受取手数料 2 3
受取ロイヤリティー 9 14
補助金収入 20 0
27 24
その他
営業外収益合計 159 187
営業外費用
支払利息 36 32
持分法による投資損失 54 -
為替差損 12 16
23 17
その他
営業外費用合計 126 67
経常利益又は経常損失(△) △ 154 56
特別利益
※5 4
固定資産売却益 -
※6 220 ※6 46
投資有価証券売却益
特別利益合計 220 51
特別損失
関係会社出資金売却損 54 -
0 -
投資有価証券評価損
特別損失合計 55 -
税金等調整前当期純利益 10 108
法人税、住民税及び事業税
52 35
57 △ 6
法人税等調整額
法人税等合計 109 29
当期純利益又は当期純損失(△) △ 99 78
親会社株主に帰属する当期純利益又は
△ 99 78
親会社株主に帰属する当期純損失(△)
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【連結包括利益計算書】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日) 至 2023年3月31日)
当期純利益又は当期純損失(△) △ 99 78
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △ 221 578
退職給付に係る調整額 55 △ 7
△ 45 -
持分法適用会社に対する持分相当額
※1 △ 211 ※1 571
その他の包括利益合計
包括利益 △ 311 650
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 △ 311 650
非支配株主に係る包括利益 - -
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③ 【連結株主資本等変動計算書】
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本 その他の包括利益累計額
その他 退職給付 その他の
純資産合計
株主資本 為替換算
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 有価証券 に係る 包括利益
合計 調整勘定
評価差額金 調整累計額 累計額合計
当期首残高 1,641 1,226 1,749 △ 130 4,486 1,067 45 △ 203 909 5,396
会計方針の変更によ
△ 18 △ 18 △ 18
る累積的影響額
会計方針の変更を反映
1,641 1,226 1,731 △ 130 4,468 1,067 45 △ 203 909 5,378
した当期首残高
当期変動額
剰余金の配当 △ 41 △ 41 △ 41
親会社株主に帰属す
る当期純利益又は
△ 99 △ 99 △ 99
親会社株主に帰属す
る当期純損失(△)
自己株式の取得 △ 0 △ 0 △ 0
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △ 221 △ 45 55 △ 211 △ 211
額)
当期変動額合計 - - △ 140 △ 0 △ 140 △ 221 △ 45 55 △ 211 △ 352
当期末残高 1,641 1,226 1,591 △ 130 4,327 846 - △ 148 697 5,025
当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本 その他の包括利益累計額
その他 退職給付 その他の
純資産合計
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 有価証券 に係る 包括利益
合計
評価差額金 調整累計額 累計額合計
当期首残高 1,641 1,226 1,591 △ 130 4,327 846 △ 148 697 5,025
当期変動額
剰余金の配当 △ 41 △ 41 △ 41
親会社株主に帰属す
る当期純利益又は
78 78 78
親会社株主に帰属す
る当期純損失(△)
自己株式の取得 △ 0 △ 0 △ 0
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 578 △ 7 571 571
額)
当期変動額合計 - - 37 △ 0 37 578 △ 7 571 608
当期末残高 1,641 1,226 1,628 △ 130 4,365 1,424 △ 155 1,268 5,634
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④ 【連結キャッシュ・フロー計算書】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日) 至 2023年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 10 108
減価償却費 284 252
貸倒引当金の増減額(△は減少) △ 2 △ 10
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △ 92 △ 61
受取利息及び受取配当金 △ 100 △ 143
支払利息 36 32
関係会社出資金売却損益(△は益) 54 -
投資有価証券売却損益(△は益) △ 220 △ 46
投資有価証券評価損益(△は益) 0 -
固定資産売却損益(△は益) - △ 4
持分法による投資損益(△は益) 54 -
売上債権の増減額(△は増加) 123 △ 262
棚卸資産の増減額(△は増加) △ 282 △ 476
仕入債務の増減額(△は減少) 371 162
未払消費税等の増減額(△は減少) △ 21 83
その他の資産・負債の増減額 △ 113 24
0 -
その他
小計 101 △ 343
利息及び配当金の受取額
100 143
利息の支払額 △ 36 △ 32
△ 30 △ 24
法人税等の支払額
営業活動によるキャッシュ・フロー 134 △ 256
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △ 73 △ 73
定期預金の払戻による収入 73 147
有形及び無形固定資産の取得による支出 △ 485 △ 170
有形及び無形固定資産の売却による収入 - 5
投資有価証券の売却による収入 321 71
関係会社出資金の売却による収入 144 -
その他の支出 △ 2 △ 8
4 8
その他の収入
投資活動によるキャッシュ・フロー △ 18 △ 19
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △ 150 -
長期借入れによる収入 500 100
長期借入金の返済による支出 △ 475 △ 200
配当金の支払額 △ 41 △ 41
自己株式の取得による支出 △ 0 △ 0
△ 43 △ 45
その他
財務活動によるキャッシュ・フロー △ 209 △ 186
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △ 92 △ 463
現金及び現金同等物の期首残高 2,907 2,814
現金及び現金同等物の期末残高 2,814 2,351
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【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
1 連結の範囲に関する事項
すべての子会社を連結しております。
連結子会社の数 1 社
連結子会社の名称 昭和トータルサービス株式会社
2 持分法の適用に関する事項
該当事項はありません。
3 連結子会社の事業年度等に関する事項
連結子会社の事業年度末日と連結決算日は一致しております。
4 会計方針に関する事項
(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法
① 有価証券
その他有価証券
市場価格のない株式等以外のもの
時価法によっております。(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算
定しております。)
市場価格のない株式等
移動平均法による原価法によっております。
② 棚卸資産
商品及び製品・仕掛品は主として総平均法によっております。
原材料は移動平均法によっております。
なお、評価基準については、原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)によっております。
(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法
① 有形固定資産(リース資産を除く)
定率法によっております。ただし、1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備は除く)並びに2016年4
月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については、定額法を採用しております。主な耐用年数は、建物
(3年~50年)、機械及び装置(12年)であります。
② 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法によっております。
なお、ソフトウエア(自社利用分)については、社内における利用可能期間(5年)で償却しております。
③ リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によっております。
(3) 重要な引当金の計上基準
貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権に
ついては個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。
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(4) 退職給付に係る会計処理の方法
① 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、
給付算定式基準によっております。
② 数理計算上の差異の費用処理方法
数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)に
よる定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております。
(5) 収益及び費用の計上基準
当社及び連結子会社の主要な事業における主な履行義務の内容及び収益を認識する通常の時点は次のとおりで
あります。
① 機器装置事業
(国内製品販売)
国内販売における収益の履行義務は、主に約定の仕様を満たす製品の納入であります。出荷時から製品の支
配が顧客に移転される時までの期間が通常の期間である場合には、当該製品の収益の認識時点は、主に出荷時
点で認識しております。また、当社グループが代理人として商品の販売に関与している場合には、純額で収益
を認識しております。なお、取引対価は、契約条件に従い、主に商品及び製品の引き渡し後(もしくは顧客検収
後)概ね1か月以内に受領しております。
(海外製品販売)
海外販売における主な収益の履行義務は、製品の引き渡しと製品の据付設置及び試運転作業の実施などの付
随サービスの提供であります。当該収益の認識時点は、主として製品の引き渡しについては契約書に定められ
た所有権移転時点(主に船積時点)、据付設置及び試運転作業については顧客検収時点(検収書発行時)で認識し
ております。また、履行義務への取引価格の配分は、独立販売価格の比率に基づいて実施しております。な
お、取引対価は、契約条件に従い、製品の引き渡しについては船積後概ね2か月以内、据付設置及び試運転作
業については顧客検収後概ね2か月以内に受領しております。
② 素形材加工事業
素形材加工事業における収益の履行義務は、主に約定の仕様を満たす製品の納入であります。出荷時から製品
の支配が顧客に移転される時までの期間が通常の期間である場合には、当該製品の収益の認識時点は、主に出荷
時点で認識しております。また、当社グループが代理人として商品の販売に関与している場合には、純額で収益
を認識しております。なお、取引対価は、契約条件に従い、主に商品及び製品の引き渡し後(もしくは顧客検収
後)概ね1か月以内に受領しております。
③ サービスエンジニアリング事業
サービスにおける収益の履行義務は、顧客が使用する製品の保守点検・メンテナンスに係る有償サービスの提
供であります。当該収益の認識時点は顧客検収時点で認識しております。なお、取引対価は、契約条件に従い、
主に顧客検収後概ね1か月以内に受領しております。
(6) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
連結キャッシュ・フロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は、手許資金、随時引き出し可能な預金及
び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期
限の到来する短期投資からなっております。
(7) 重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基準
外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しており
ます。
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(重要な会計上の見積り)
貸倒引当金
1.当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額
前連結会計年度(百万円) 当連結会計年度(百万円)
33 22
2.識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報
(1) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額の算出方法
「注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4 会計方針に関する事項 (3) 重
要な引当金の計上基準 貸倒引当金」に記載のとおりであります。なお、サーモデバイス事業部の海外向け
債権(568百万円)については、取引先の財政状態に基づく支払能力を個別に評価しております。
(2) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額の算出に用いた主要な仮定
サーモデバイス事業部の海外取引先の支払能力は、決算日に入手可能な液晶パネルの市場予測や価格動
向及び取引先の財政状態に基づいて評価しております。
(3) 翌連結会計年度の連結財務諸表に与える影響
上述の見積り及び仮定について、将来見直しが必要になった場合、翌連結会計年度の連結財務諸表にお
いて追加の貸倒引当金が発生する可能性があります。
(会計方針の変更)
「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2021年6月17日。以下「時価算定
会計基準適用指針」という。)を当連結会計年度の期首から適用し、時価算定会計基準適用指針第27-2項に定め
る経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準適用指針が定める新たな会計方針を将来にわたって適用することと
しております。
なお、連結財務諸表に与える影響はありません。
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(連結貸借対照表関係)
※1 担保資産及び対応する債務
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
〈担保資産〉
( ―百万円) ( ―百万円)
現金及び預金 73百万円 ―百万円
( 42百万円) ( 40百万円)
建物及び構築物 53百万円 49百万円
( 0百万円) ( 0百万円)
機械装置及び運搬具 0百万円 0百万円
( 266百万円) ( 266百万円)
土地 364百万円 364百万円
( ―百万円) ( ―百万円)
461百万円 495百万円
投資有価証券
( 309百万円) ( 306百万円)
計 953百万円 909百万円
「現金及び預金」は海外取引に伴う契約履行保証として、担保に供しております。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
〈対応する債務〉
( 750百万円) ( 750百万円)
短期借入金 1,116百万円 1,128百万円
( 185百万円) ( 165百万円)
長期借入金 185百万円 165百万円
(1年内返済予定額を含む)
( 935百万円) ( 915百万円)
計 1,301百万円 1,293百万円
上記のうち( )内は内書で、工場財団抵当及び当該債務を示しております。
※2 国庫補助金等による圧縮記帳額
国庫補助金等により有形固定資産の取得原価から控除している圧縮記帳額及びその内訳は、次のとおりでありま
す。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
圧縮記帳額 8百万円 8百万円
(うち、建物及び構築物) 4百万円 5百万円
(うち、機械装置及び運搬具) 1百万円 1百万円
(うち、その他) 1百万円 1百万円
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(連結損益計算書関係)
※1 顧客との契約から生じる収益
売上高については、そのすべてが顧客との契約から生じる収益を記載しております。
※2 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
発送費 308 百万円 342 百万円
給料手当 913 百万円 946 百万円
退職給付費用 71 百万円 66 百万円
減価償却費 38 百万円 37 百万円
※3 一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
92 百万円 80 百万円
※4 期末棚卸高は収益性の低下に伴う簿価切下後の金額であり、次の棚卸資産評価損(洗替法による戻り益:△)が売
上原価に含まれております。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
5 百万円 0 百万円
※5 固定資産売却益
当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 )
福岡県宗像市の土地の売却に係るものであります。
※6 投資有価証券売却益
前連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 )
韓国出資会社であるKC Innovation Co.,Ltd株式の売却及び国内政策保有株式の売却に係るものであります。
当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 )
国内政策保有株式の売却に係るものであります。
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(連結包括利益計算書関係)
※1 その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
その他有価証券評価差額金
当期発生額 △291百万円 841百万円
△59百万円 △46百万円
組替調整額
税効果調整前
△351百万円 794百万円
129百万円 △215百万円
税効果額
その他有価証券評価差額金 △221百万円 578百万円
退職給付に係る調整額
当期発生額 17百万円 △56百万円
53百万円 49百万円
組替調整額
税効果調整前
71百万円 △7百万円
△16百万円 ―百万円
税効果額
退職給付に係る調整額 55百万円 △7百万円
持分法適用会社に対する持分
相当額
△45百万円 ―百万円
当期発生額
その他の包括利益合計 △211百万円 571百万円
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(連結株主資本等変動計算書関係)
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 )
1 発行済株式に関する事項
株式の種類 当連結会計年度期首 増加 減少 当連結会計年度末
普通株式(株) 897,000 ― ― 897,000
2 自己株式に関する事項
株式の種類 当連結会計年度期首 増加 減少 当連結会計年度末
普通株式(株) 72,825 57 ― 72,882
(注)1 自己株式の株式数の増加は、単元未満株式の買取による増加57株であります。
3 配当に関する事項
(1) 配当金支払額
配当金の総額 1株当たり配当額
決議 株式の種類 基準日 効力発生日
(百万円) (円)
2021年6月23日
普通株式 41 50.00 2021年3月31日 2021年6月24日
定時株主総会
(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
配当金の総額 1株当たり
決議 株式の種類 配当の原資 基準日 効力発生日
(百万円) 配当額(円)
2022年6月28日
普通株式 利益剰余金 41 50.00 2022年3月31日 2022年6月29日
定時株主総会
当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 )
1 発行済株式に関する事項
株式の種類 当連結会計年度期首 増加 減少 当連結会計年度末
普通株式(株) 897,000 ― ― 897,000
2 自己株式に関する事項
株式の種類 当連結会計年度期首 増加 減少 当連結会計年度末
普通株式(株) 72,882 136 ― 73,018
(注)1 自己株式の株式数の増加は、単元未満株式の買取による増加136株であります。
3 配当に関する事項
(1) 配当金支払額
配当金の総額 1株当たり配当額
決議 株式の種類 基準日 効力発生日
(百万円) (円)
2022年6月28日
普通株式 41 50.00 2022年3月31日 2022年6月29日
定時株主総会
(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
配当金の総額 1株当たり
決議 株式の種類 配当の原資 基準日 効力発生日
(百万円) 配当額(円)
2023年6月28日
普通株式 利益剰余金 41 50.00 2023年3月31日 2023年6月29日
定時株主総会
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(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
現金及び預金 2,888百万円 2,351百万円
預入期間が3ケ月を超える定期預金 △73百万円 ―百万円
現金及び現金同等物 2,814百万円 2,351百万円
(リース取引関係)
1 ファイナンス・リース取引
所有権移転外ファイナンス・リース取引
(1) リース資産の内容
・有形固定資産
主として、機器装置事業における生産設備であります。
(2) リース資産の減価償却の方法
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によっております。
2 オペレーティング・リース取引
オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
1年以内 1百万円 0百万円
1年超 0百万円 ―百万円
合計 1百万円 0百万円
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(金融商品関係)
1 金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社グループは、主に空調機器、熱源機器、熱処理炉、各種鋳物製品製造販売事業を行うための設備投資計
画等に照らして、必要な資金を金融機関からの借入により調達しております。一時的な余資は銀行預金または
安全性の高い債券等に限定して運用しております。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
営業債権である受取手形、売掛金及び電子記録債権等は、顧客の信用リスクに晒されております。投資有価
証券は、主に取引先企業との業務提携等に関連する株式であり、市場価格の変動リスクに晒されております。
営業債務である支払手形、買掛金及び電子記録債務等は、1年以内の支払期日であります。借入金は、主に
設備投資に必要な資金の調達を目的としたものであり、償還日は決算日後、最長で4年後であります。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスク(取引先等の契約不履行等に係るリスク)の管理
当社は、売上債権管理規程に従い、営業債権について、取引先ごとに期日及び残高を管理するとともに、取
引先の状況を定期的にモニタリングし、財務状態等の悪化等による回収懸念の早期把握と軽減を図っておりま
す。連結子会社についても、当社の売上債権管理規程に準じて、同様の管理を行っております。
② 市場リスク(金利や為替等の変動リスク)の管理
投資有価証券については、定期的に時価や発行会社(取引先企業)の財務状況等を把握し、取引先企業との関
係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。
③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理
当社は、各部署からの報告に基づき経理部が適時に資金繰計画を作成・更新するとともに、手許流動性を連
結売上高の2か月分相当維持することなどにより、流動性リスクを管理しております。
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価の算定においては、変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することによ
り、当該価額が変動することもあります。
2 金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。
前連結会計年度( 2022年3月31日 )
連結貸借対照表 時価 差額
区分
計上額(百万円) (百万円) (百万円)
投資有価証券
その他有価証券
2,534 2,534 ―
資産計 2,534 2,534 ―
長期借入金 525 523 1
負債計 525 523 1
・ 「現金及び預金」、「受取手形」、「売掛金」、「電子記録債権」、「支払手形及び買掛金」、「電子記録債
務」、「短期借入金」、「未払法人税等」については、現金及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似す
るものであることから、記載を省略しております。
・ 市場価格のない株式等は、「投資有価証券のその他有価証券」には含まれておりません。当該金融商品の連結貸
借対照表計上額は次のとおりです。
区分 前連結会計年度(百万円)
非上場株式 145
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当連結会計年度( 2023年3月31日 )
連結貸借対照表 時価 差額
区分
計上額(百万円) (百万円) (百万円)
投資有価証券
その他有価証券
3,302 3,302 ―
資産計 3,302 3,302 ―
長期借入金 325 322 2
負債計 325 322 2
・ 「現金及び預金」、「受取手形」、「売掛金」、「電子記録債権」、「支払手形及び買掛金」、「電子記録債
務」、「短期借入金」、「未払法人税等」については、現金及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似す
るものであることから、記載を省略しております。
・ 市場価格のない株式等は、「投資有価証券のその他有価証券」には含まれておりません。当該金融商品の連結貸
借対照表計上額は次のとおりです。
区分 当連結会計年度(百万円)
非上場株式 146
(注1) 金銭債権の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度( 2022年3月31日 )
1年以内 1年超5年以内 5年超10年以内 10年超
(百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
現金及び預金 2,888 ― ― ―
受取手形 703 ― ― ―
電子記録債権 982 ― ― ―
売掛金 1,789 ― ― ―
合計 6,364 ― ― ―
当連結会計年度( 2023年3月31日 )
1年以内 1年超5年以内 5年超10年以内 10年超
(百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
現金及び預金 2,351 ― ― ―
受取手形 493 ― ― ―
電子記録債権 1,096 ― ― ―
売掛金 1,940 ― ― ―
合計 5,881 ― ― ―
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(注2) 長期借入金、リース債務及びその他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度( 2022年3月31日 )
1年超 2年超 3年超 4年超
1年以内 5年超
2年以内 3年以内 4年以内 5年以内
(百万円) (百万円)
(百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
短期借入金 2,850 ― ― ― ― ―
長期借入金 200 300 100 100 25 ―
リース債務 44 44 41 39 39 46
合計 3,094 344 141 139 64 46
当連結会計年度( 2023年3月31日 )
1年超 2年超 3年超 4年超
1年以内 5年超
2年以内 3年以内 4年以内 5年以内
(百万円) (百万円)
(百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
短期借入金 2,850 ― ― ― ― ―
長期借入金 300 100 200 25 ― ―
リース債務 45 42 40 40 38 7
合計 3,195 142 240 65 38 7
3 金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項
金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、次の3つのレベルに分類し
ております。
レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の
算定の対象となる資産または負債に関する相場価格により算定した時価
レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に
係るインプットを用いて算定した時価
レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価
時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属す
るレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。
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(1) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品
前連結会計年度( 2022年3月31日 )
時価(百万円)
区分
レベル1 レベル2 レベル3 合計
投資有価証券
その他有価証券
株式 2,534 ― ― 2,534
資産計 2,534 ― ― 2,534
当連結会計年度( 2023年3月31日 )
時価(百万円)
区分
レベル1 レベル2 レベル3 合計
投資有価証券
その他有価証券
株式 3,302 ― ― 3,302
資産計 3,302 ― ― 3,302
(2) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品
前連結会計年度( 2022年3月31日 )
時価(百万円)
区分
レベル1 レベル2 レベル3 合計
長期借入金 ― 523 ― 523
負債計 ― 523 ― 523
当連結会計年度( 2023年3月31日 )
時価(百万円)
区分
レベル1 レベル2 レベル3 合計
長期借入金 ― 322 ― 322
負債計 ― 322 ― 322
(注) 時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明
① 投資有価証券
上場株式は相場価格を用いて評価しております。上場株式及び国債は活発な市場で取引されているため、
その時価をレベル1の時価に分類しております。
② 長期借入金
これらの時価は元利金の合計額を残存期間及び信用リスクを加味した利率で割り引いた現在価値により算
定しており、レベル2の時価に分類しております。
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(有価証券関係)
1 その他有価証券
前連結会計年度( 2022年3月31日 )
連結貸借対照表計上額 取得原価 差額
区分
(百万円) (百万円) (百万円)
連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えるもの
株式 1,743 442 1,300
小計 1,743 442 1,300
連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えないもの
株式 857 957 △99
小計 857 957 △99
合計 2,601 1,399 1,201
(注) 外貨建その他有価証券を除く非上場株式(連結貸借対照表計上額78百万円)については、市場価格のない株式等
であるため、上表の「その他有価証券」には含めておりません。
当連結会計年度( 2023年3月31日 )
連結貸借対照表計上額 取得原価 差額
区分
(百万円) (百万円) (百万円)
連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えるもの
株式 2,520 485 2,035
小計 2,520 485 2,035
連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えないもの
株式 850 889 △39
小計 850 889 △39
合計 3,370 1,375 1,995
(注) 外貨建その他有価証券を除く非上場株式(連結貸借対照表計上額78百万円)については、市場価格のない株式等
であるため、上表の「その他有価証券」には含めておりません。
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2 売却したその他有価証券
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 )
売却額 売却益の合計 売却損の合計額
区分
(百万円) (百万円) (百万円)
株式 321 220 ―
当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 )
売却額 売却益の合計 売却損の合計額
区分
(百万円) (百万円) (百万円)
株式 71 46 ―
3 減損処理を行ったその他有価証券
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 )
その他有価証券については、0百万円減損を行っております。
当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 )
該当事項はありません。
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(退職給付関係)
1 採用している退職給付制度の概要
当社及び連結子会社は、確定給付型の制度として、確定給付企業年金制度及び退職一時金制度(非積立型)を設けて
おります。
2 確定給付制度
(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
退職給付債務の期首残高 3,177 百万円 3,049 百万円
勤務費用 146 〃 143 〃
利息費用 8 〃 8 〃
数理計算上の差異の発生額 △22 〃 8 〃
退職給付の支払額 △260 〃 △216 〃
退職給付債務の期末残高 3,049 〃 2,993 〃
(2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
年金資産の期首残高 1,439 百万円 1,475 百万円
期待運用収益 43 〃 44 〃
数理計算上の差異の発生額 △4 〃 △47 〃
事業主からの拠出額 129 〃 110 〃
退職給付の支払額 △131 〃 △108 〃
年金資産の期末残高 1,475 〃 1,474 〃
(3) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る
資産の調整表
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
積立型制度の退職給付債務 1,540 百万円 1,503 百万円
年金資産 △1,475 〃 △1,474 〃
64 〃 29 〃
非積立型制度の退職給付債務 1,508 〃 1,489 〃
退職給付に係る負債 1,573 〃 1,518 〃
(4) 退職給付費用及びその内訳項目の金額
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
勤務費用 146 百万円 143 百万円
利息費用 8 〃 8 〃
期待運用収益 △43 〃 △44 〃
数理計算上の差異の費用処理額 53 〃 49 〃
確定給付制度に係る退職給付費用 165 〃 156 〃
(5) 退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
数理計算上の差異 △71 百万円 7 百万円
合計 △71 〃 7 〃
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(6) 退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
未認識数理計算上の差異 148 百万円 155 百万円
合計 148 〃 155 〃
(7) 年金資産に関する事項
①年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
債券 38.8% 39.7%
株式 31.3% 32.0%
一般勘定 24.7% 25.1%
短期資金 0.7% 1.8%
その他 4.5% 1.4%
合計 100.0% 100.0%
②長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する
多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。
(8) 数理計算上の計算基礎に関する事項
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
割引率 0.3% 0.3%
長期期待運用収益率 3.0% 3.0%
(ストック・オプション等関係)
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 )
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 )
該当事項はありません。
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(税効果会計関係)
1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
繰延税金資産
退職給付に係る負債 587百万円 477百万円
繰越欠損金 170 202
投資有価証券 129 126
減損損失 65 58
未払賞与 54 54
棚卸資産 10 8
29 27
その他
繰延税金資産小計
1,048 955
税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額 (注)1
△170 △202
△782 △652
将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額
評価性引当額 △953 △854
繰延税金資産合計
94 100
繰延税金負債
355 570
その他有価証券評価差額金
繰延税金負債合計 355 570
繰延税金資産(△は負債)の純額 △260 △469
(注) 1 税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額
前連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 ) (百万円)
1年超 2年超 3年超 4年超
1年以内 5年超 合計
2年以内 3年以内 4年以内 5年以内
税務上の繰越欠損金 ※1 ― ― ― ― ― 170 170
評価性引当額 ― ― ― ― ― △170 △170
繰延税金資産 ― ― ― ― ― ― ―
※1 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。
当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 ) (百万円)
1年超 2年超 3年超 4年超
1年以内 5年超 合計
2年以内 3年以内 4年以内 5年以内
税務上の繰越欠損金 ※1 ― ― ― ― ― 202 202
評価性引当額 ― ― ― ― ― △202 △202
繰延税金資産 ― ― ― ― ― ― ―
※1 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。
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2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となっ
た主要な項目別の内訳
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
法定実効税率
30.5% 30.5%
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目 20.4 1.2
受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △74.0 △16.1
持分法適用会社の投資利益等 127.5 ―
住民税均等割等 158.9 16.7
控除対象外所得税 246.0 2.1
評価性引当額の増減 554.6 △7.4
7.7 △0.1
その他
税効果会計適用後の法人税等の負担率 1,071.7 26.9
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(企業結合等関係)
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 )
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 )
該当事項はありません。
(資産除去債務関係)
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 )
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 )
該当事項はありません。
(賃貸等不動産関係)
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 )
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 )
該当事項はありません。
(収益認識関係)
1 顧客との契約から生じる収益を分解した情報
顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、「注記事項 (セグメント情報等)」に記載のとおりでありま
す。
2 顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報
収益を理解するための基礎となる情報は、「注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
4 会計方針に関する事項 (5) 収益及び費用の計上基準」に記載のとおりです。
3 顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当連結会計年度
末において存在する顧客との契約から翌連結会計年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する
情報
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 )
当連結会計年度末における残存履行義務に配分された取引価格の総額は、108百万円であり、当社は当該残存
履行義務について、期末日後1年から2年の間で収益を認識することを見込んでおります。また、契約負債は
前受金であり、収益の認識に応じて順次取り崩される見込みであります。なお、期首時点における契約負債残
高のうち当連結会計年度に認識した収益の額に重要性はありません。
当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 )
当連結会計年度末における残存履行義務に配分された取引価格の総額は、73百万円であり、当社は当該残存
履行義務について、期末日後1年から2年の間で収益を認識することを見込んでおります。また、契約負債は
前受金であり、収益の認識に応じて順次取り崩される見込みであります。なお、期首時点における契約負債残
高のうち当連結会計年度に認識した収益の額に重要性はありません。
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(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1 報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資
源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社は、本社に製品・サービス別の事業部門を置き、各事業部門は取り扱う製品・サービスについて国内及び
海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
従って、当社は事業部門を基礎とした製品・サービス別セグメントから構成されており、「機器装置事業」、
「素形材加工事業」及び「サービスエンジニアリング事業」の3つを報告セグメントとしております。
「機器装置事業」は、空調機器、熱源機器、環境機器、液晶パネル製造用熱処理炉等の製造販売をしておりま
す。「素形材加工事業」は、景観製品、各種鋳造品等の製造販売をしております。「サービスエンジニアリング
事業」は、空調設備、給排水衛生設備工事等の請負工事のほか、メンテナンス、取替工事をしております。
2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要
な事項)」における記載と概ね同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部収益及び振替高は、予め定めた合理的な価額に基づいております。
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3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 )
(単位:百万円)
報告セグメント
合計
サービスエンジニア
機器装置事業 素形材加工事業
リング事業
(財又はサービスの種類別)
熱源・空調・環境製品 4,437 ― ― 4,437
サーモデバイス製品 1,506 ― ― 1,506
素形材加工製品 ― 1,983 ― 1,983
サービスエンジニアリング ― ― 2,808 2,808
計 5,943 1,983 2,808 10,735
(国又は地域別)
日本 4,661 1,983 2,807 9,452
アジア(中国・台湾・韓国) 1,281 ― ― 1,281
その他 ― ― 1 1
計 5,943 1,983 2,808 10,735
外部顧客への売上高
5,943 1,983 2,808 10,735
セグメント間の内部
30 22 ― 52
売上高又は振替高
計 5,973 2,005 2,808 10,788
セグメント利益又は損失(△) △ 421 15 218 △ 187
セグメント資産 5,399 3,026 884 9,309
その他の項目
減価償却費
202 69 12 284
有形固定資産及び
404 83 15 503
無形固定資産の増加額
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当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 )
(単位:百万円)
報告セグメント
合計
サービスエンジニア
機器装置事業 素形材加工事業
リング事業
(財又はサービスの種類別)
熱源・空調・環境製品 5,181 ― ― 5,181
サーモデバイス製品 1,561 ― ― 1,561
素形材加工製品 ― 1,925 ― 1,925
サービスエンジニアリング ― ― 3,373 3,373
計 6,742 1,925 3,373 12,042
(国又は地域別)
日本 5,380 1,925 3,371 10,678
アジア(中国・台湾・韓国) 1,361 ― ― 1,361
その他 ― ― 1 1
計 6,742 1,925 3,373 12,042
外部顧客への売上高
6,742 1,925 3,373 12,042
セグメント間の内部
13 25 ― 38
売上高又は振替高
計 6,756 1,950 3,373 12,080
セグメント利益又は損失(△) △ 331 △ 8 276 △ 63
セグメント資産 6,022 3,170 773 9,966
その他の項目
減価償却費
187 51 13 252
有形固定資産及び
53 83 12 150
無形固定資産の増加額
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4 報告セグメント合計額と連結財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)
(単位:百万円)
売上高 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 10,788 12,080
セグメント間取引消去 △52 △38
連結財務諸表の売上高 10,735 12,042
(単位:百万円)
利益 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 △187 △63
その他の利益 ― ―
連結財務諸表の営業利益又は営業損失(△) △187 △63
(単位:百万円)
資産 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 9,309 9,966
全社資産(注) 5,486 5,668
その他の調整額 ― ―
連結財務諸表の資産合計 14,796 15,635
(注) 全社資産は主に報告セグメントに帰属しない親会社の余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投資有価証
券)及び管理部門に係る資金等であります。
(単位:百万円)
連結財務諸表
報告セグメント計 調整額
計上額
その他の項目
前連結 当連結 前連結 当連結 前連結 当連結
会計年度 会計年度 会計年度 会計年度 会計年度 会計年度
減価償却費 284 252 ― ― 284 252
有形固定資産及び無形固定資産の
503 150 ― ― 503 150
増加額
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【関連情報】
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 )
1 製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の開示をしているため、記載を省略しております。
2 地域ごとの情報
(1) 売上高
(単位:百万円)
日本 アジア(中国、台湾、韓国) その他 合計
9,452 1,281 1 10,735
(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
(2) 有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3 主要な顧客ごとの情報
(単位:百万円)
顧客の名称又は氏名 売上高 関連するセグメント名
機器装置事業
東テク株式会社 1,349
サービスエンジニアリング事業
当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 )
1 製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の開示をしているため、記載を省略しております。
2 地域ごとの情報
(1) 売上高
(単位:百万円)
日本 アジア(中国、台湾、韓国) その他 合計
10,678 1,361 1 12,042
(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
(2) 有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3 主要な顧客ごとの情報
(単位:百万円)
顧客の名称又は氏名 売上高 関連するセグメント名
機器装置事業
東テク株式会社 1,632
サービスエンジニアリング事業
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【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
該当事項はありません。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
該当事項はありません。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
該当事項はありません。
【関連当事者情報】
1.関連当事者との取引
該当事項はありません。
2.親会社又は重要な関連会社に関する注記
該当事項はありません。
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(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
1株当たり純資産額 6,098.34円 6,838.05円
1株当たり当期純利益又は
△120.26円 95.78円
1株当たり当期純損失(△)
(注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2 1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)の算定上の基礎は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
親会社株主に帰属する当期純利益又は
(百万円) △99 78
親会社株主に帰属する当期純損失(△)
普通株主に帰属しない金額 (百万円) ― ―
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利
益又は普通株式に係る親会社株主に帰属する当 (百万円) △99 78
期純損失(△)
普通株式の期中平均株式数 (株) 824,149 824,041
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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⑤ 【連結附属明細表】
【社債明細表】
該当事項はありません。
【借入金等明細表】
当期首残高 当期末残高 平均利率
区分 返済期限
(百万円) (百万円) (%)
短期借入金 2,850 2,850 0.90 ―
1年以内に返済予定の長期借入金 200 300 1.01 ―
1年以内に返済予定のリース債務 44 45 ― ―
長期借入金(1年以内に返済予定 2024年6月25日~
525 325 0.97
のものを除く) 2026年6月30日
リース債務(1年以内に返済予定 2024年4月1日~
210 170 ―
のものを除く) 2028年6月30日
合計 3,830 3,690 ― ―
(注) 1 「平均利率」については、借入金の当期末残高に対する加重平均利率を記載しております。
なお、リース債務については、リース料総額に含まれる利息相当額を控除する前の金額でリース債務を連結
貸借対照表に計上しているため、「平均利率」を記載しておりません。
2 長期借入金及びリース債務(1年以内に返済予定のものを除く)の連結決算日後5年内における返済予定額は
次のとおりであります。
1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内
区分
(百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
長期借入金 100 200 25 ―
リース債務 42 40 40 38
【資産除去債務明細表】
該当事項はありません。
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(2) 【その他】
当連結会計年度における四半期情報等
(累計期間) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 当連結会計年度
売上高 (百万円) 2,229 5,611 8,749 12,042
税金等調整前当期純利益又は
税金等調整前四半期純損失
△259 △215 △106 108
(△)
(百万円)
親会社株主に帰属する当期純
利益又は親会社株主に帰属す
△180 △154 △72 78
る四半期純損失(△)
(百万円)
1株当たり当期純利益又は1
株当たり四半期純損失(△) △218.76 △187.79 △88.44 95.78
(円)
(会計期間) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
1株当たり四半期純利益又は
1株当たり四半期純損失(△) △218.76 30.99 99.35 184.23
(円)
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2 【財務諸表等】
(1) 【財務諸表】
① 【貸借対照表】
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2022年3月31日) (2023年3月31日)
資産の部
流動資産
※1 2,776
現金及び預金 2,202
受取手形 703 493
電子記録債権 982 1,096
※2 1,773 ※2 1,923
売掛金
契約資産 327 534
商品及び製品 125 157
仕掛品 1,169 1,485
原材料 405 534
前払費用 18 9
※2 96 ※2 77
その他
△ 3 △ 3
貸倒引当金
流動資産合計 8,366 8,512
固定資産
有形固定資産
※1 ,※3 801 ※1 ,※3 789
建物
※3 54 ※3 49
構築物
※1 ,※3 604 ※1 ,※3 572
機械及び装置
車両運搬具 1 0
※3 31 ※3 34
工具、器具及び備品
※1 1,403 ※1 1,402
土地
リース資産 247 230
7 5
建設仮勘定
有形固定資産合計 3,151 3,085
無形固定資産 87 61
投資その他の資産
※1 2,679 ※1 3,449
投資有価証券
関係会社株式 70 70
※2 156 ※2 178
その他
△ 30 △ 19
貸倒引当金
投資その他の資産合計 2,875 3,678
固定資産合計 6,114 6,825
資産合計 14,481 15,338
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(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2022年3月31日) (2023年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形 4 3
※2 917 ※2 844
買掛金
電子記録債務 1,956 2,193
※1 3,050 ※1 3,150
短期借入金
※2 14 ※2 21
未払金
※2 425 ※2 433
未払費用
未払法人税等 32 39
※2 319 ※2 307
預り金
設備関係支払手形 54 25
設備関係未払金 0 3
契約負債 46 20
リース債務 44 45
- 81
その他
流動負債合計 6,866 7,170
固定負債
※1 525 ※1 325
長期借入金
長期預り保証金 312 312
退職給付引当金 1,424 1,421
繰延税金負債 262 471
210 170
リース債務
固定負債合計 2,734 2,700
負債合計 9,601 9,871
純資産の部
株主資本
資本金 1,641 1,641
資本剰余金
資本準備金 532 532
693 693
その他資本剰余金
資本剰余金合計 1,226 1,226
利益剰余金
その他利益剰余金
1,297 1,304
繰越利益剰余金
利益剰余金合計 1,297 1,304
自己株式 △ 130 △ 130
株主資本合計 4,034 4,041
評価・換算差額等
846 1,424
その他有価証券評価差額金
評価・換算差額等合計 846 1,424
純資産合計 4,880 5,466
負債純資産合計 14,481 15,338
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② 【損益計算書】
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日) 至 2023年3月31日)
売上高 10,501 11,771
※1 8,323 ※1 9,376
売上原価
売上総利益 2,177 2,395
※2 2,401 ※2 2,508
販売費及び一般管理費
営業損失(△) △ 223 △ 112
営業外収益
※1 101 ※1 144
受取利息及び配当金
受取賃貸料 14 13
受取ロイヤリティー 9 14
受取手数料 2 3
補助金収入 20 0
※1 15 ※1 16
雑収入
営業外収益合計 162 193
営業外費用
支払利息 36 34
為替差損 12 16
※1 27 ※1 19
雑支出
営業外費用合計 76 71
経常利益又は経常損失(△) △ 137 9
特別利益
※3 4
固定資産売却益 -
※4 220 ※4 46
投資有価証券売却益
特別利益合計 220 51
特別損失
関係会社出資金売却損 65 -
0 -
投資有価証券評価損
特別損失合計 66 -
税引前当期純利益 16 61
法人税、住民税及び事業税
41 18
56 △ 6
法人税等調整額
法人税等合計 97 12
当期純利益又は当期純損失(△) △ 80 48
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③ 【株主資本等変動計算書】
前事業年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本 評価・換算差額等
資本剰余金 利益剰余金
その他有 評価・換
純資産合
その他利
株主資本 価証券 算
計
資本金 自己株式
益剰余金
資本準備 その他資 資本剰余 利益剰余
合計 評価差額 差額等合
金 本剰余金 金合計 金合計
繰越利益
金 計
剰余金
当期首残高 1,641 532 693 1,226 1,437 1,437 △ 130 4,174 1,067 1,067 5,242
会計方針の変更によ
△ 18 △ 18 △ 18 △ 18
る累積的影響額
会計方針の変更を反映
1,641 532 693 1,226 1,419 1,419 △ 130 4,156 1,067 1,067 5,223
した当期首残高
当期変動額
剰余金の配当 △ 41 △ 41 △ 41 △ 41
当期純利益又は当期
△ 80 △ 80 △ 80 △ 80
純損失(△)
自己株式の取得 △ 0 △ 0 △ 0
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △ 221 △ 221 △ 221
額)
当期変動額合計 ― ― ― ― △ 121 △ 121 △ 0 △ 121 △ 221 △ 221 △ 343
当期末残高 1,641 532 693 1,226 1,297 1,297 △ 130 4,034 846 846 4,880
当事業年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本 評価・換算差額等
資本剰余金 利益剰余金
その他有 評価・換
純資産合
その他利
株主資本 価証券 算
計
資本金 自己株式
益剰余金
資本準備 その他資 資本剰余 利益剰余
合計 評価差額 差額等合
金 本剰余金 金合計 金合計
繰越利益
金 計
剰余金
当期首残高 1,641 532 693 1,226 1,297 1,297 △ 130 4,034 846 846 4,880
当期変動額
剰余金の配当 △ 41 △ 41 △ 41 △ 41
当期純利益又は当期
48 48 48 48
純損失(△)
自己株式の取得 △ 0 △ 0 △ 0
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 578 578 578
額)
当期変動額合計 ― ― ― ― 7 7 △ 0 7 578 578 586
当期末残高 1,641 532 693 1,226 1,304 1,304 △ 130 4,041 1,424 1,424 5,466
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【注記事項】
(重要な会計方針)
1 資産の評価基準及び評価方法
(1) 有価証券の評価基準及び評価方法
① 子会社株式
移動平均法による原価法によっております。
② その他有価証券
市場価格のない株式等以外のもの
時価法によっております。(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算
定しております。)
市場価格のない株式等
移動平均法による原価法によっております。
(2) 棚卸資産の評価基準及び評価方法
① 商品及び製品・仕掛品は主として総平均法によっております。
② 原材料は移動平均法によっております。
なお、評価基準については、原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)によっております。
2 固定資産の減価償却の方法
(1) 有形固定資産(リース資産を除く)
定率法によっております。ただし、1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備は除く)並びに2016年4月
1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については、定額法を採用しております。主な耐用年数は、建物(3
年~50年)、機械及び装置(12年)であります。
(2) 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法によっております。
なお、ソフトウェア(自社利用分)については、社内における利用可能期間(5年)で償却しております。
(3) リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。
3 引当金の計上基準
(1) 貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権につ
いては個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。
(2) 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当事業年
度末において発生していると認められる額を計上しております。
① 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度末までの期間に帰属させる方法については、給
付算定式基準によっております。
② 数理計算上の差異の費用処理方法
数理計算上の差異は、各事業年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)によ
る定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌事業年度から費用処理することとしております。
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4 収益及び費用の計上基準
当社の主要な事業における主な履行義務の内容及び収益を認識する通常の時点は次のとおりであります。
① 機器装置事業
(国内製品販売)
国内販売における収益の履行義務は、主に約定の仕様を満たす製品の納入であります。出荷時から製品の支
配が顧客に移転される時までの期間が通常の期間である場合には、当該製品の収益の認識時点は、主に出荷時
点で認識しております。また、当社が代理人として商品の販売に関与している場合には、純額で収益を認識し
ております。なお、取引対価は、契約条件に従い、主に商品及び製品の引き渡し後(もしくは顧客検収後)概ね
1か月以内に受領しております。
(海外製品販売)
海外販売における主な収益の履行義務は、製品の引き渡しと製品の据付設置及び試運転作業の実施などの付
随サービスの提供であります。当該収益の認識時点は、主として製品の引き渡しについては契約書に定められ
た所有権移転時点(主に船積時点)、据付設置及び試運転作業については顧客検収時点(検収書発行時)で認識し
ております。また、履行義務への取引価格の配分は、独立販売価格の比率に基づいて実施しております。な
お、取引対価は、契約条件に従い、製品の引き渡しについては船積後概ね2か月以内、据付設置及び試運転作
業については顧客検収後概ね2か月以内に受領しております。
② 素形材加工事業
素形材加工事業における収益の履行義務は、主に約定の仕様を満たす製品の納入であります。出荷時から製品
の支配が顧客に移転される時までの期間が通常の期間である場合には、当該製品の収益の認識時点は、主に出荷
時点で認識しております。また、当社が代理人として商品の販売に関与している場合には、純額で収益を認識し
ております。なお、取引対価は、契約条件に従い、主に商品及び製品の引き渡し後(もしくは顧客検収後)概ね1
か月以内に受領しております。
③ サービスエンジニアリング事業
サービスにおける収益の履行義務は、顧客が使用する製品の保守点検・メンテナンスに係る有償サービスの提
供であります。当該収益の認識時点は顧客検収時点で認識しております。なお、取引対価は、契約条件に従い、
主に顧客検収後概ね1か月以内に受領しております。
5 その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
退職給付に係る会計処理
退職給付に係る未認識数理計算上の差異の会計処理の方法は、連結財務諸表における会計処理の方法と異なっ
ております。
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(重要な会計上の見積り)
貸倒引当金
1.当事業年度の財務諸表に計上した金額
前事業年度(百万円) 当事業年度(百万円)
33 22
2.識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報
連結財務諸表等「注記事項 (重要な会計上の見積り)」 に記載した内容と同一であります。
(会計方針の変更)
「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2021年6月17日。以下「時価算定
会計基準適用指針」という。)を当事業年度の期首から適用し、時価算定会計基準適用指針第27-2項に定める経
過的な取扱いに従って、時価算定会計基準適用指針が定める新たな会計方針を将来にわたって適用することとして
おります。
なお、財務諸表に与える影響はありません。
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(貸借対照表関係)
※1 担保資産及び対応する債務
前事業年度 当事業年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
〈担保資産〉
( ―百万円) ( ―百万円)
現金及び預金 73百万円 ―百万円
( 42百万円) ( 40百万円)
建物及び構築物 53百万円 49百万円
( 0百万円) ( 0百万円)
機械装置及び運搬具 0百万円 0百万円
( 266百万円) ( 266百万円)
土地 364百万円 364百万円
( ―百万円) ( ―百万円)
461百万円 495百万円
投資有価証券
( 309百万円) ( 306百万円)
計 953百万円 909百万円
「現金及び預金」は海外取引に伴う契約履行保証として、担保に供しております。
前事業年度 当事業年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
〈対応する債務〉
( 750百万円) ( 750百万円)
短期借入金 1,116百万円 1,128百万円
( 185百万円) ( 165百万円)
長期借入金 185百万円 165百万円
(1年内返済予定額を含む)
( 935百万円) ( 915百万円)
計 1,301百万円 1,293百万円
※2 関係会社に対する金銭債権及び金銭債務
区分掲記されたもの以外で各科目に含まれている関係会社に対する金銭債権又は金銭債務の金額は、次のとおり
であります。
前事業年度 当事業年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
短期金銭債権 38百万円 39百万円
長期金銭債権 83百万円 59百万円
短期金銭債務 3百万円 3百万円
※3 国庫補助金等による圧縮記帳額
国庫補助金等により有形固定資産の取得原価から控除している圧縮記帳額及びその内訳は、次のとおりでありま
す。
前事業年度 当事業年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
圧縮記帳額 8百万円 8百万円
(うち、建物) 4百万円 4百万円
(うち、構築物) 0百万円 0百万円
(うち、機械及び装置) 1百万円 1百万円
(うち、工具、器具及び備品) 1百万円 1百万円
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(損益計算書関係)
※1 関係会社に係る注記
関係会社との営業取引及び営業取引以外の取引の取引高の総額は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
営業取引(仕入高) 40百万円 42百万円
営業取引以外の取引 6百万円 8百万円
※2 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額並びにおおよその割合は、次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
発送費 308 百万円 342 百万円
給料手当 888 百万円 921 百万円
減価償却費 29 百万円 28 百万円
おおよその割合
販売費 77 % 78 %
一般管理費 23 % 22 %
※3 固定資産売却益
当事業年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 )
福岡県宗像市の土地の売却に係るものであります。
※4 投資有価証券売却益
前事業年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 )
韓国出資会社であるKC Innovation Co.,Ltd株式の売却及び国内政策保有株式の売却に係るものであります。
当事業年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 )
国内政策保有株式の売却に係るものであります。
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(有価証券関係)
当事業年度
子会社株式は、市場価格のない株式等のため、子会社株式の時価を記載しておりません。
なお、市場価格のない株式等の子会社株式の貸借対照表計上額は次のとおりであります。
区分 前事業年度(百万円) 当事業年度(百万円)
子会社株式 70 70
計 70 70
(税効果会計関係)
1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
前事業年度 当事業年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
繰延税金資産
退職給付引当金(前払年金費用含む) 433百万円 415百万円
繰越欠損金 170 202
投資有価証券 129 126
減損損失 65 58
未払賞与 53 53
棚卸資産 10 8
貸倒引当金 10 6
18 19
その他
繰延税金資産小計
892 891
税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額 △170 △202
△629 △589
将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額
評価性引当額 △799 △791
繰延税金資産合計
93 99
繰延税金負債
355 570
その他有価証券評価差額金
繰延税金負債合計 355 570
繰延税金資産(△は負債)の純額 △262 △471
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2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となっ
た主要な項目別の内訳
前事業年度 当事業年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
法定実効税率
30.5% 30.5%
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目 12.5 3.3
受取配当金等永久に益金に算入されない項目 △45.7 △29.6
住民税均等割等 96.9 26.3
控除対象外所得税 152.0 3.8
評価性引当額の増減 342.6 △13.0
0.0 △1.1
その他
税効果会計適用後の法人税等の負担率 588.7 20.2
(企業結合等関係)
該当事項はありません。
(収益認識関係)
顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報は、連結財務諸表等「注記事項 (収益認識関
係)」に同一の内容を記載しているため、記載を省略しております。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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④ 【附属明細表】
【有形固定資産等明細表】
(単位:百万円)
減価償却累
区分 資産の種類 当期首残高 当期増加額 当期減少額 当期償却額 当期末残高
計額
有形固定資産 建物 801 41 ― 52 789 2,277
構築物 54 ― ― 5 49 195
機械及び装置 604 84 ― 116 572 3,515
車両運搬具 1 ― ― 1 0 53
工具、器具及び備
31 19 ― 16 34 1,942
品
土地 1,403 ― 0 ― 1,402 ―
リース資産 247 5 ― 22 230 57
建設仮勘定 7 143 145 ― 5 ―
計 3,151 293 146 214 3,085 8,041
その他 87 2 1 26 61 ―
無形固定資産
計 87 2 1 26 61 ―
(注) 当期増加額のうち主なものは、次のとおりであります。
建物 宇美工場ショールーム 25百万円
機械及び装置 古賀工場高周波誘導炉 22百万円
【引当金明細表】
(単位:百万円)
科目 当期首残高 当期増加額 当期減少額 当期末残高
貸倒引当金 33 0 11 22
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(2) 【主な資産及び負債の内容】
連結財務諸表を作成しているため、記載を省略しております。
(3) 【その他】
該当事項はありません。
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第6 【提出会社の株式事務の概要】
事業年度 4月1日から3月31日まで
定時株主総会 6月中
基準日 3月31日
剰余金の配当の基準日 9月30日、3月31日
1単元の株式数 100株
単元未満株式の買取り
(特別口座)
取扱場所
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
(特別口座)
株主名簿管理人
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 三井住友信託銀行株式会社
取次所 ―
買取手数料 株式の売買の委託に係る手数料相当額として別途定める金額
当会社の公告方法は、電子公告とする。ただし、事故その他やむを得ない事由によっ
て電子公告による公告をすることができない場合は、日本経済新聞に掲載して行う。
公告掲載方法 なお、電子公告は当会社のホームページに掲載しており、そのアドレスは次のとおり
です。
https://www.showa.co.jp/
株主に対する特典 なし
(注) 当社の株主は、その有する単元未満株式について、次に掲げる権利以外の権利を行使することができない旨を
定款で定めております。
会社法第189条第2項各号に掲げる権利
会社法第166条第1項の規定による請求をする権利
株主の有する株式数に応じて募集株式の割当て及び募集新株予約権の割当てを受ける権利
株主の有する単元未満株式の数と併せて単元株式数となる数の株式を売り渡すことを請求する権利
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第7 【提出会社の参考情報】
1 【提出会社の親会社等の情報】
当社には、親会社等はありません。
2 【その他の参考情報】
当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に次の書類を提出しております。
有価証券報告書及び 事業年度 自 2021年4月1日 2022年6月29日
(1)
その添付書類並びに確認書 ( 第100期 ) 至 2022年3月31日 福岡財務支局長に提出
事業年度 自 2021年4月1日 2022年6月29日
(2) 内部統制報告書及びその添
付書類
( 第100期 ) 至 2022年3月31日 福岡財務支局長に提出
四半期報告書 第101期 自 2022年4月1日 2022年8月10日
(3)
及び確認書 第1四半期 至 2022年6月30日 福岡財務支局長に提出
第101期 自 2022年7月1日 2022年11月10日
第2四半期 至 2022年9月30日 福岡財務支局長に提出
第101期 自 2022年10月1日 2023年2月14日
第3四半期 至 2022年12月31日 福岡財務支局長に提出
企業内容等の開示に関する内閣府令第19条 2022年6月30日
(4) 臨時報告書 第2項第9号の2(株主総会における議決権 福岡財務支局長に提出
行使の結果)の規定に基づく臨時報告書
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第二部 【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
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独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書
2023年6月28日
昭 和 鉄 工 株 式 会 社
取 締 役 会 御 中
有限責任監査法人 トーマツ
福 岡 事 務 所
指定有限責任社員
公認会計士 上 田 知 範
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士 室 井 秀 夫
業務執行社員
<財務諸表監査>
監査意見
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられてい
る昭和鉄工株式会社の2022年4月1日から2023年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照
表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸
表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、昭
和鉄工株式会社及び連結子会社の2023年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及
びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準におけ
る当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国におけ
る職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責
任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項
監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重
要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見
の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
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有価証券報告書
サーモデバイス事業部の海外向け債権の評価
監査上の主要な検討事項の
監査上の対応
内容及び決定理由
会社は当連結会計年度の連結貸借対照表において、売 当監査法人は、サーモデバイス事業部における海外顧
上債権を4,064百万円計上している。 客向け熱処理炉製品の売上債権の評価を検討するにあた
【注記事項】(重要な会計上の見積り) に記載のとお り、主として以下の監査手続を実施した。
り、サーモデバイス事業部における海外顧客向けの熱処 ・海外における事業環境及び特有の商慣行の把握のため
理炉製品の債権は568百万円である。 の事業責任者への質問及び関連資料の閲覧
当該取引の販売代金は、製品納入後分割で回収される ・債権評価に関連する承認状況の評価
が、最終の販売代金回収までは長期にわたることから、 ・生産開始状況及び債権の回収状況の把握に使用される
債権の回収に関する一定のリスクがある。このため会社 未入金管理表を利用した検討並びに事業責任者への質
は、当初予定から回収が長期化している債権について、 問
貸倒引当金の要否を検討している。 ・長期化した債権に係る契約書等の一連の証憑資料の閲
会社は得意先の財政状態、契約上の債権回収条件との 覧
乖離、債権回収長期化理由の合理性等から回収可能性を ・売上債権に対する確認手続の実施
検討しているが、その回収時期は設置先工場での生産開 ・信用調査会社による得意先の調査レポートの情報と財
始状況等の影響も受けることから、見積りの不確実性が 政状態に基づく得意先の支払能力についての会社の見
認められ、経営者による判断が重要な影響を及ぼす。 解との比較検討
このため当監査法人は、海外顧客向け熱処理炉製品の
債権のうち、当初予定から回収が長期化しているものの
評価が、監査上の主要な検討事項に該当するものと判断
した。
その他の記載内容
その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書
以外の情報である。経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。また、監査役及び監査役会の責
任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の
記載内容に対して意見を表明するものではない。
連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内
容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そ
のような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告
することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正
に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するた
めに経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるか
どうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示
する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにあ
る。
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連結財務諸表監査における監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表
示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明
することにある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利
用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家と
しての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手
続を立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ
適切な監査証拠を入手する。
・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク
評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性
及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に
基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかど
うか結論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表
の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連
結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手
した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性があ
る。
・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠してい
るかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎
となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
・ 連結財務諸表に対する意見を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠
を入手する。監査人は、連結財務諸表の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で
監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制
の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、
並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガー
ドを講じている場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判
断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。ただし、法令等により当該事項の公表
が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利
益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
<内部統制監査>
監査意見
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、昭和鉄工株式会社の2023年3月
31日現在の内部統制報告書について監査を行った。
当監査法人は、昭和鉄工株式会社が2023年3月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部
統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報
告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
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監査意見の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統
制監査を行った。財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人
の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から
独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十
分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
内部統制報告書に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任
経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告
に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。
なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性があ
る。
内部統制監査における監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかにつ
いて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することに
ある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程
を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施
する。内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択
及び適用される。
・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての
内部統制報告書の表示を検討する。
・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。監査
人は、内部統制報告書の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査意見に対し
て責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、
識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項
について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、
並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガー
ドを講じている場合はその内容について報告を行う。
利害関係
会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
い。
以 上
※1 上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。
2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
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独立監査人の監査報告書
2023年6月28日
昭 和 鉄 工 株 式 会 社
取 締 役 会 御 中
有限責任監査法人 トーマツ
福 岡 事 務 所
指定有限責任社員
公認会計士 上 田 知 範
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士 室 井 秀 夫
業務執行社員
監査意見
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられてい
る昭和鉄工株式会社の2022年4月1日から2023年3月31日までの第101期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損
益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、昭和鉄
工株式会社の2023年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において
適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準におけ
る当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職
業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項
監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要である
と判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成におい
て対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
サーモデバイス事業部の海外向け債権の評価
連結財務諸表の監査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(サーモデバイス事業部の海外向け債権の評
価)と同一内容であるため、記載を省略している。
その他の記載内容
その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書
以外の情報である。経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。また、監査役及び監査役会の責
任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
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昭和鉄工株式会社(E01688)
有価証券報告書
当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載
内容に対して意見を表明するものではない。
財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と
財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような
重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告
することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表
示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営
者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを
評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要
がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにあ
る。
財務諸表監査における監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示が
ないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明すること
にある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決
定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家と
しての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手
続を立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ
適切な監査証拠を入手する。
・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価
の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性
及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づ
き、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか
結論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事
項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対し
て除外事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基
づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているか
どうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や
会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制
の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
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監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、
並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガー
ドを講じている場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事
項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。ただし、法令等により当該事項の公表が禁止さ
れている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回
ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
※1 上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。
2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
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