日本システム技術株式会社 有価証券報告書 第51期(2022/04/01-2023/03/31)
提出書類 | 有価証券報告書-第51期(2022/04/01-2023/03/31) |
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提出日 | |
提出者 | 日本システム技術株式会社 |
カテゴリ | 有価証券報告書 |
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日本システム技術株式会社(E05236)
有価証券報告書
【表紙】
【提出書類】 有価証券報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項
【提出先】 近畿財務局長
【提出日】 2023年6月29日
【事業年度】 第51期(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)
【会社名】 日本システム技術株式会社
【英訳名】 Japan System Techniques Co., Ltd.
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 平林 武昭
【本店の所在の場所】 大阪市北区中之島二丁目3番18号
【電話番号】 06(4560)1000(代)
【事務連絡者氏名】 常務取締役執行役員 大門 紀章
【最寄りの連絡場所】 大阪市北区中之島二丁目3番18号
【電話番号】 06(4560)1000(代)
【事務連絡者氏名】 常務取締役執行役員 大門 紀章
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
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第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
(1) 連結経営指標等
回次 第47期 第48期 第49期 第50期 第51期
決算年月 2019年3月 2020年3月 2021年3月 2022年3月 2023年3月
売上高 (千円) 16,868,799 18,019,792 18,789,152 21,399,553 23,519,516
経常利益 (千円) 866,613 1,021,581 1,310,486 2,052,512 2,450,148
親会社株主に帰属する
当期純利益又は
(千円) 317,986 △ 30,675 578,879 1,330,558 1,772,210
親会社株主に帰属する
当期純損失(△)
包括利益 (千円) 238,291 △ 119,317 749,216 1,342,203 1,868,410
純資産額 (千円) 6,418,472 6,218,217 6,850,375 9,194,483 10,816,240
総資産額 (千円) 13,636,564 12,988,341 12,861,561 15,539,989 17,413,797
1株当たり純資産額 (円) 601.17 577.03 632.98 746.86 878.07
1株当たり当期純利益
又は1株当たり (円) 30.29 △ 2.88 53.98 112.32 144.50
当期純損失(△)
潜在株式調整後
(円) - - 53.95 - -
1株当たり当期純利益
自己資本比率 (%) 46.8 47.7 53.0 58.9 61.8
自己資本利益率 (%) 5.1 △ 0.5 8.9 16.7 17.8
株価収益率 (倍) 23.3 △ 175.3 14.1 11.4 12.5
営業活動による
(千円) 1,342,285 417,265 2,131,466 1,162,919 1,073,916
キャッシュ・フロー
投資活動による
(千円) △ 1,063,857 △ 527,162 87,030 △ 80,912 △ 541,656
キャッシュ・フロー
財務活動による
(千円) 1,157,122 △ 185,027 △ 1,247,242 486,858 △ 280,816
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の
(千円) 4,204,722 3,908,254 4,853,695 6,463,823 6,793,050
期末残高
従業員数 (人) 1,111 1,164 1,320 1,448 1,687
(注) 1.従業員数は、就業人員数を表示しております。
2.第48期以前及び第50期以降の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため
記載しておりません。
3.第47期において行ったVirtual Calibre SDN. BHD.、Virtual Calibre MSC SDN. BHD.、Virtual Calibre
Consulting SDN. BHD.との企業結合について、暫定的な会計処理を行っておりましたが、第48期に確定した
ため、第47期の連結財務数値を遡及修正しております。
4.第47期より「株式給付信託(BBT)」を導入しており、株主資本に自己株式として計上されている「株式給付
信託(BBT)」に残存する当社株式は、1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失の算定上、期中平均
株式数の計算において控除する自己株式に含めております(第47期31,146株、第48期96,354株、第49期
95,600株、第50期149,200株、第51期149,200株)。
5.2022年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。 第47期の期首に当該株式
分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失及び潜在
株式調整後1株当たり当期純利益を算定しております。
6.「 収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第50期の期首から適用してお
り、第50期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっておりま
す。
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(2) 提出会社の経営指標等
回次 第47期 第48期 第49期 第50期 第51期
決算年月 2019年3月 2020年3月 2021年3月 2022年3月 2023年3月
売上高 (千円) 13,796,908 14,427,659 15,203,765 17,082,806 18,552,222
経常利益 (千円) 779,590 1,121,163 1,106,164 1,751,066 2,134,219
当期純利益 (千円) 330,491 21,658 401,246 999,643 1,630,462
資本金 (千円) 1,076,669 1,076,669 1,076,669 1,535,409 1,535,409
発行済株式総数 (株) 5,612,230 5,612,230 5,612,230 6,209,230 12,418,460
純資産額 (千円) 6,596,273 6,539,989 6,897,566 8,805,037 10,202,132
総資産額 (千円) 12,439,142 12,109,632 11,785,585 13,974,559 15,504,289
1株当たり純資産額 (円) 621.41 609.70 640.31 717.93 831.86
1株当たり配当額 28.00 28.00 28.00 40.00 32.00
(うち1株当たり中間
(円)
( ―) ( ―) ( -) ( -) ( -)
配当額)
1株当たり当期純利益 (円) 31.48 2.03 37.41 84.39 132.94
潜在株式調整後
(円) ― ― 37.40 - -
1株当たり当期純利益
自己資本比率 (%) 53.0 54.0 58.5 63.0 65.8
自己資本利益率 (%) 5.1 0.3 6.0 12.7 17.2
株価収益率 (倍) 22.4 248.3 20.3 15.1 13.5
配当性向 (%) 44.5 688.4 37.4 23.7 24.1
従業員数 (人) 712 753 827 871 926
株主総利回り (%) 108.8 80.6 121.2 202.1 286.3
(比較指標:TOPIX) (%) ( 92.7 ) ( 81.7 ) ( 113.8 ) ( 113.4 ) ( 116.7 )
1,826
最高株価 (円) 2,600 1,878 2,150 3,255
(2,820)
1,153
最低株価 (円) 1,264 696 1,016 1,417
(2,111)
(注) 1.従業員数は、就業人員数を表示しております。
2.第48期以前及び第50期以降の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため
記載しておりません。
3.第47期より「株式給付信託(BBT)」を導入しており、株主資本に自己株式として計上されている「株式給付
信託(BBT)」に残存する当社株式は、1株当たり当期純利益の算定上、期中平均株式数の計算において控除
する自己株式に含めております(第47期31,146株、第48期96,354株、第49期95,600株、第50期149,200株、第
51期149,200株)。
4.2022年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。 第47期の期首に当該株式
分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益、潜在株式調整後1株当たり当期純
利益および株主総利回りを算定しております。なお、第51期の株価については、株式分割後の最高株価およ
び最低株価を記載しており、株式分割前の最高株価および最低株価を( )内に記載しております。
5.最高・最低株価は、 2022年4月4日以降は東京証券取引所 プライム 市場におけるものであり、それ以前は東
京証券取引所市場第一部におけるものであります。
6.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第50期の期首から適用してお
り、第50期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっておりま
す。
7.第51期の1株当たり配当額32円には、記念配当5円を含んでおります。
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2 【沿革】
年月 事項
1973年3月 ソフトウェアの開発業務を目的として大阪市東区(現中央区)内本町橋詰町55番地に
日本システム技術株式会社を設立
1977年7月 東京都港区に東京支社を開設
1980年2月 本社を大阪市北区中之島三丁目2番18号住友中之島ビルに移転
1982年9月 シンガポールにシステム開発会社 JAST TECHNIQUES PTE. LTD.を設立
1987年4月 大阪・東京2本部体制実施
1991年2月 通商産業省(現 経済産業省)の「システムインテグレータ」企業に登録
1993年3月 本社を大阪市北区堂島浜二丁目2番28号堂島アクシスビルに移転
東京支社を東京都文京区小石川5丁目10番20号小石川MIビルに移転
1994年10月 学校事務支援統合システムパッケージソフト「GAKUEN」シリーズ発売開始
1997年3月 通商産業省(現 経済産業省)の「システムインテグレータ」企業に認定
1998年8月 大規模大学向け学校事務支援統合システム「GAKUEN REVOLUTION(学務)」の発
売開始
1999年4月 アウトソーシングサービス開始
2000年2月 学校関係者間の情報ネットワークをWeb環境上で実現するパッケージソフト「UNIVERS
AL PASSPORT」発売開始
2000年3月 JAST TECHNIQUES PTE. LTD.の持つタイのシステム開発会社 JASTEC(THAILAND)CO., LTD.の
株式を全株取得
2001年5月 社団法人情報サービス産業協会から「プライバシーマーク」付与企業に認定
2001年11月 ジャスダック市場に上場
2002年3月 大規模大学向け学校事務支援統合システム「GAKUEN REVOLUTION(法人)」の発
売開始
2003年2月 東京証券取引所市場第二部に上場
2003年4月 東京本社を東京都港区港南二丁目16番2号太陽生命品川ビルに移転
2003年12月 通信事業部がISO14001を取得
2004年4月 東京本社第一ソリューション事業部第一部がISMSの認定を取得
2005年8月 大阪本社を大阪市北区中之島二丁目2番7号中之島セントラルタワーに移転
2006年8月 文教マーケット向けシステム販売会社 アルファコンピュータ株式会社の全株式を取得し、
子会社化
2006年9月 「GAKUEN UNIVERSAL PASSPORT EX」の発売開始
2007年3月 「GAKUEN REVOLUTION EXシリーズ」学務系及び「GAKUEN EXシ
リーズ」学務系の発売開始
2008年6月 「GAKUEN REVOLUTION EX 経理・管財」の発売開始
2008年10月 東京システム本部がISO27001(ISMS)を取得
2010年2月 「GAKUEN EXシリーズ」法人系(経理・管財)の発売開始
2010年8月 診療報酬明細書の自動点検システム「JMICS」サービス開始
2010年12月 ISO27001(ISMS)を東京本社全体に認証拡大
2012年1月 医療情報サービス事業部がISO9001及びISO27001の認証を取得
2012年7月 株式会社新日本ニーズ、SafeNeeds株式会社及び桂林安信軟件有限公司の3社を株式取得等によ
り子会社化
大阪本社全体でISO9001、ISO14001及びISO27001の認証を取得
2013年2月 大阪本社を大阪市北区中之島二丁目3番18号中之島フェスティバルタワーに移転
2014年3月 全社でISO9001、ISO14001及びISO27001の認証を取得
2014年4月 全学統合型eラーニングシステム「GAKUEN EduTrack」の発売開始
2014年11月 東京本社を同ビル内階上へ移転、増床
2015年9月 上海嘉峰信息科技有限公司への出資が完了し、子会社化
2016年5月 株式会社アイエスアールの株式を取得し、子会社化
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年月 事項
2017年6月 東京証券取引所市場第一部に指定
2017年11月 株式会社コウェルへの出資及び協業強化
2018年4月 タイに国際地域統括拠点としてシステム開発会社 JAST Asia Pacific Co., Ltd.を設立
2018年7月 「GAKUEN UNIVERSAL PASSPORT RX」の発売開始
2018年8月 ヘルスケアイノベーション事業部 西日本地区がISO20000(ITSMS)の認証を取得
2018年11月 Virtual Calibre グループの株式を取得し、子会社化
2019年1月 ISO20000(ITSMS)をヘルスケアイノベーション事業部全体に認証拡大
2019年5月 AG NET PTE.LTD.の株式を取得し、子会社化
2019年9月 株式会社テラスカイとの資本業務提携契約締結
2020年4月 「GAKUEN RX」の発売開始
2020年9月 「GAKUENサブスクリプション」の販売開始
2020年10月 タレントマネジメントサービス「mieHR」の提供開始
2020年10月 医療ビッグデータ事業「JMICSサービス」における保険者業務支援システム『iBss』を
リリース
2021年5月 「SMART BankNeo」の発売開始
2021年7月 JAST健康保険組合設立
2021年7月 共同開発による新型コロナウイルス感染リスク予測アプリ「コロミル」提供開始
2021年10月 「Office DX -顔認証打刻-」の提供開始
2022年4月 東京証券取引所市場区分再編により「東証プライム」に移行
2022年8月 タイにシステム開発会社 Bright & Better Co., Ltd.を設立
2022年12月 インドにシステム開発会社 Virtual Calibre Consulting India Pvt. Ltd.を設立
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3 【事業の内容】
当社グループは当社及び連結子会社13社から構成されており、完全独立系の強みを活かした幅広い分野に渡り多種
多様な情報システム/サービスを提供しているDX&SI事業、自社開発のブランド製品の開発・販売と導入コンサル
ティングを中心に関連する環境構築やシステム開発を提供しているパッケージ事業、複数のヘルスケア事業を展開し
て医療データ利活用と保険者業務改革を推進するワンストップサービスを提供している医療ビッグデータ事業、海外
におけるERPやHRM製品の開発・販売・導入コンサルティングとシステム開発を提供しているグローバル事業の
4事業を営んでおります。
以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。
なお、当事業年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務
諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。
事業 分野 内容 会社名
ビジネスアプリケーション ・生産管理、物流管理、受発注管理等製造業 当社
分野 向けシステム アルファコンピュータ株
(事務処理系システム) ・店舗情報、仕入・出荷管理、バーチャル 式会社
ショッピングモール、GIS(地理情報シ 株式会社新日本ニーズ
ステム)を利用したエリアマーケティング 株式会社アイエスアール
分析、配車・販売業務支援システム等流通
業、サービス業向けシステム
・金融機関向け勘定系、情報系、国際業務、
経営管理、カードローン等のシステム
・株式売買、投資信託、ディーリング、イン
ターネット証券取引等証券業向けシステム
・契約管理、損保新積立等保険業向けシステ
ム
・電話料金、税収管理、住民情報、郵便貯
金、高速道路ETC等公共系システム
・検定申込・受付システム、教育支援サービ
ス
DX&S
・Webサイトの制作、スマートフォンアプ
I事業
リの開発及び関連ネットワークビジネスシ
ステム
・会計、人事、統合パッケージ(ERP)導入
サポート、顧客情報管理(CRM)システ
ム、データウェアハウス(DWH)システム
構築、データ分析サービス等その他事務処
理システム
・顔認証技術を利用したOffice DX
ソリューション(顔認証受付システム、顔
認証マーケティングシステム、顔認証打刻
システム)
・社内向けキャッシュレスシステム
・人材マネジメントサービス「mieHR」
・石油・ガス関連業務支援システム
・小売業向け発注棚卸管理用クラウドシステ
ム
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事業 分野 内容 会社名
エンジニアリングアプリ ・スマートデバイス・デジタルAV機器・車 当社
ケーション分野 載システム等組込みソフトウェア アルファコンピュータ株
(通信・制御・技術系シス ・地上波デジタル放送、移動体通信、カーナ 式会社
テム) ビゲーション、シミュレータ等情報通信関 株式会社新日本ニーズ
DX&S
連システム 株式会社アイエスアール
I事業
・ドライブサポートシステム、HEMS
(Home Energy Management System)等、IoT
関連システム
戦略的大学経営システム ・学校事務支援統合システム「GAKUEN 当社
アルファコンピュータ株
RX」シリーズの開発、販売、保守、導入
式会社
支援及び関連システムの受託開発等
上海嘉峰信息科技有限公
・大学向け統合型Webサービスシステム
司
「UNIVERSAL PASSPORT
RX」の開発、販売、保守、導入支援及び
関連システムの受託開発等
・学校業務のシステム化に関するコンサル
テーション、EUC (End User
Computing) 支 援、 B P R(Business
Process Reengineering)支援、運用サー
ビス
・大学経営の意思決定支援システム「GAK
UEN QlikView」の提供
・オンライン教育サポートシステム「GAK
UEN EduTrack」の開発、販
パッケー
売、保守、導入支援及び関連システムの受
ジ事業
託開発等
・電子マネーの発行・決済プラットフォーム
「UNIPAPay」及び関連サービスの
提供、券売機、POSレジ等、関連ハード
ウェアの提供
・自動証明書発行機やIC出欠管理端末等、
ハードウェア製品の開発、販売、保守
・クラウドを活用した大学向けインフラサー
ビスの提供
・サブスクリプションによる大学向けソフト
ウェアサービスの提供
金融機関向け情報系統合シ ・金融機関向け情報統合パッケージ「Ban
ステム kNeo」の開発、販売、保守、導入支援
及び関連システムの受託開発等
・パブリッククラウド基盤を活用した金融機
関の物品預り管理業務におけるシステム
「Cloud BankNeo預り管理」
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事業 分野 内容 会社名
医療情報データの点検、分 ・レセプト自動点検サービス「JMICS」 当社
析及び関連サービス (JAST Medical Insurance Checking 株式会社新日本ニーズ
System)の提供
・点検事業会社向けクラウドサービス
・ジェネリック医薬品差額通知、適正服薬通
知等の医療費適正化サービス
・医療費分析及び分析結果に基づくコンサル
ティング実施等のデータヘルス計画実行支
援サービス
・システムとBPO(ビジネスプロセスアウ
トソーシング)による健康保険組合向けの
保健事業支援
・ワンストップ保険者業務支援サービス「i
医療ビッ
Bss」(Insurers Business Support
グデータ
System)の提供
事業
・生活保護向けクラウド版レセプト管理シス
テム「RezeptPlus*1」のサービ
ス企画・開発、ヘルプデスク
・匿名加工レセプトや特定健診データを用い
たデータ利活用サービス
・産学連携による新型コロナウイルスの重症
化リスク予測モデルの開発、感染リスク予
測アプリ「コロミル*2」の提供
*1 RezeptPlusは富士通Japan㈱と
の協業事業
*2 コロミルは㈱データフォーシーズとの共
同開発
海外拠点向けITサービス ・統合ERPの導入コンサルティング及び関連 JASTEC(THAILAND)CO.,
サービスの提供
LTD.
・会計系ERPの導入コンサルティング及び関
JAST Asia Pacific Co.,
連サービスの提供
Ltd.
・HRMソリューション「AGHRM」の開
Bright & Better
発、販売、保守、導入支援及び関連システ
Co.,Ltd.
ムの受託開発等
桂林安信軟件有限公司
・製造業向け精算関連システム導入及び関連
Virtual Calibre SDN.
グローバ
サービス開発
BHD.
ル事業
・海外開発拠点でのオフショア開発サービス
Virtual Calibre MSC
の提供
SDN. BHD.
・各種業務アプリケーションの受託開発
Virtual Calibre
Consulting SDN. BHD.
Virtual Calibre
Consulting India Pvt.
Ltd.
AG NET PTE.LTD.
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当社グループの事業に関する各社の位置付け及び主たる事業系統を図によって示すと以下のとおりであります。
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4 【関係会社の状況】
議決権の
所有割合又は
名称 住所 資本金 主要な事業の内容 関係内容
被所有割合
(%)
百万円
(連結子会社)
東京都
アルファコンピュータ DX&SI事業 当社パッケージ等の販売先。
80 100
株式会社(注)4 (コンピュータシステムの販売) 役員の兼任。
品川区
百万円
(連結子会社)
大阪市 DX&SI事業
ソフトウェア開発の委託先。
株式会社新日本ニーズ 10 100
債務保証。
北区 (ソフトウェアの開発・販売)
百万円
(連結子会社)
東京都 DX&SI事業
株式会社アイエスアー
24 100 ソフトウェア開発の委託先。
ル
千代田区 (ソフトウェアの開発・販売)
千タイバーツ
(連結子会社)
JASTEC(THAILAND)
グローバル事業
タイ王国 3,000 49
CO.,LTD. (注)1
(ソフトウェアの開発・販売)
千タイバーツ
(連結子会社)
JAST Asia Pacific グローバル事業
タイ王国 10,000 99.97 役員の兼任。
CO.,Ltd. (ソフトウェアの開発・販売)
千タイバーツ
(連結子会社)
Bright & Better グローバル事業
タイ王国 2,000 48.90 役員の兼任。
Co.,Ltd.(注)2 (ソフトウェアの開発・販売)
万人民元
(連結子会社)
グローバル事業
中華人民共
桂林安信軟件有限公司 210 90 ソフトウェア開発の委託先。
和国
(ソフトウェアの開発・販売)
万人民元
(連結子会社)
上海嘉峰信息科技 パッケージ事業
中華人民共
440 94.45 役員の兼任。
和国
有限公司 (パッケージ販売・開発)
千マレーシア
リンギット
(連結子会社)
Virtual Calibre SDN. グローバル事業
マレーシア 1,000 100 役員の兼任。
BHD. (ソフトウェアの開発・販売)
千マレーシア
リンギット
(連結子会社)
Virtual Calibre MSC グローバル事業
マレーシア 3,000 100 役員の兼任。
SDN.BHD. (ソフトウェアの開発・販売)
千マレーシア
リンギット
(連結子会社)
Virtual Calibre
グローバル事業
30
Consulting SDN.BHD. マレーシア 1,500 役員の出向。
[30]
(ソフトウェアの開発・販売)
(注)3
千インドルピー
(連結子会社)
Virtual Calibre
グローバル事業
100
Consulting India
インド 20,000
[100]
(ソフトウェアの開発・販売)
Pvt.Ltd.
千シンガポール
ドル
(連結子会社)
AG NET PTE.LTD.(注) グローバル事業
シンガポー
2,774 100 役員の兼任。
ル共和国
4 (ソフトウェアの開発・販売)
百万円 被所有
(その他の関係会社)
堺市
株式会社ジャスト 50 不動産管理 (23.36) 役員の兼任。
西区
(注) 1.持分は100分の50以下でありますが、役員の出向及び役員の兼任により実質的に支配しているため、子会社
としたものであります。
2.持分は100分の50以下でありますが、役員の兼任により実質的に支配しているため、子会社としたものであ
ります。
3.持分は100分の50以下でありますが、Virtual Calibre MSC SDN. BHD.が100分の30同社の持分を有してお
り、また役員の出向により実質的に支配しているため、子会社としたものであります。
4.特定子会社に該当しております。
5.有価証券届出書及び有価証券報告書の提出会社はありません。
6.議決権の所有割合の[]内は間接所有割合で内数であります。
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5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況
2023年3月31日 現在
セグメントの名称 従業員数(人)
DX&SI事業 669
パッケージ事業 206
医療ビッグデータ事業 107
グローバル事業 587
全社(共通) 118
合計 1,687
(注) 1.従業員数は、就業人員数を表示しております。なお、臨時雇用者数(季節工、パートタイマー、人材会社か
らの派遣社員を含み、常用パートは除く。)は、その総数が従業員数の100分の10未満であるため、記載を省
略しております。
2.全社(共通)として、記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門等に所属してい
るものであります。
(2) 提出会社の状況
2023年3月31日 現在
従業員数(人) 平均年齢(才) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
926 35.9 10.1 6,194
セグメントの名称 従業員数(人)
DX&SI事業 544
パッケージ事業 200
医療ビッグデータ事業 82
全社(共通) 100
合計 926
(注) 1.平均年間給与は、2023年3月期の実績値であり、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
2.従業員数は、就業人員数を表示しております。なお、臨時雇用者数(季節工、パートタイマー、人材会社か
らの派遣社員を含み、常用パートは除く。)は、その総数が従業員数の100分の10未満であるため、記載を省
略しております。
3.全社(共通)として、記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門等に所属してい
るものであります。
(3) 労働組合の状況
労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
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①提出会社
当事業年度
労働者の男女の賃金の差異(%)(注1)
管理職に占める女性労働 男性労働者の育児休業取
全労働者 正規雇用労働者 パート・有期労働者
者の割合(%)(注1) 得率(%)(注2)
8.1 36.4 74.0 73.8 67.2
(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したもの
であります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規
定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成
3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
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第2 【事業の状況】
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
(1) 経営方針
当社は創業以来「情報化の創造・提供による社会貢献」を企業理念として、いかなる系列にも属さない完全独立
系の立場を堅持し、業種、技術分野、プラットフォーム等を問わず、常に最新の技術に挑戦しつつ、自由な立場で
幅広い分野の開発業務に取り組んでまいりました。どんな時でも時流を超えて不変な「変わらぬ信念」と、時代や
周囲の環境に応じて敏感に「変わる経営」とを両輪として、業績の長期安定成長を実現しております。
(2) 経営戦略等
今後の当社グループを取り巻く経営環境は、ロシアによるウクライナ侵攻などの地政学的リスク、原材料価格や
エネルギー価格の高騰、為替変動リスクなど、景気の先行きは依然として不透明な状況が続くものと予想されま
す。このような中、環境変動が激しいIT業界にあって、これまで業界の主力の収益源であった受託開発ビジネス
に大きく依存した業態では、将来に渡っての成長の実現は困難になるものと認識しております。
こうした認識のもと、当社グループでは中長期的な経営の基本方針として、進行年度を含む3事業年度の中期経
営計画を毎年策定し、目指す企業イメージ、ブランドイメージ、活躍するフィールドや事業規模等の「ありたい
姿」を描き、進行年度においても、当該計画の目標達成に向けた諸施策に取り組んでまいります。
加えて、当社グループでは、「迅速果敢な考動と全社横断の共創を原動力に、JASTの強みで新たな価値を創
出する」の年度方針を掲げました。この方針の下、DX&SIビジネスでは、アライアンスと提案力・交渉力の強
化で高利益を追求し、最大基盤事業としてビジネス領域を拡大してまいります。また、パッケージ及び医療ビッグ
データなどの自社ブランドビジネスでは、各フラッグシップ製品の更なる品質強化に加え、新技術・新商材の創
出・展開を加速的に推進し、ブランド力の向上とともに各ビジネス領域におけるトップシェアを目指してまいりま
す。さらに、グローバルビジネスでは、商材の更なる充実と顧客層・商圏拡大及びガバナンスの向上により、持続
的な成長を実現してまいります。
(3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
毎期業績予想として開示する売上並びに各利益計画値を、達成すべき重要目標経営指標として認識しておりま
す。株主資本に対するリターンの追求による企業価値向上の観点からは、配当政策として、配当性向に配慮しつつ
業績と同様に長期的安定的に成長することを基本方針とし、特別損失等の影響により近年低下しておりました自己
資本(連結)当期純利益率も、営業及びマネジメント推進部門の強化による新たなビジネス展開とプロジェクト品質
向上、海外子会社のマネジメント体制強化等で、2023年3月期には17.8%まで大きく改善しております。
(4) 経営環境
当連結会計年度における我が国経済は、新型コロナウイルスのワクチン接種が進んだことで経済活動の制限が緩
和されてきているものの、変異株再拡大の懸念やウクライナ情勢の悪化等による先行き不透明感がみられます。
国内IT産業につきましては、直近の統計(経済産業省、特定サービス産業動態統計3月確報)において、2022年
の売上高前年比が3.8%増(2021年の売上高前年比は3.5%増)とプラス傾向を継続しておりますが、前述のとおり、
先行きが極めて不透明な状況にあると認識しております。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
まず、DX&SI事業につきましては、ビジネスポートフォリオを、提案型「共創DX」を推進し高付加価値の
ビジネス領域を拡大する「SI」、顧客の課題に応じた先端的技術によるソリューションを提案する「ソリュー
ション」、運用保守からデータサイエンス、コンサルティングまで広範なデジタルサービスを提供する「サービ
ス」の3つに定義し、アライアンスと提案力・交渉力の強化で高利益を追求し、基板事業として規模拡大に推進し
てまいります。
次に、パッケージ事業は、学校事務支援統合システム「GAKUEN」と大学向け統合型Webサービスシステ
ム「UNIVERSAL PASSPORT」を主軸とする「GAKUEN」シリーズと、金融機関業務をトータル
に支援する情報系統合パッケージ「BankNeo」から成っており、GAKUENは、これまで培ってきたブラ
ンド力を武器に、現状のビジネスの売上を拡大していくとともに、教育ビッグデータビジネスやITサービスにと
どまらない文教DXの包括的サービスを展開していくことで、新たな学習環境の提供・拡大を進めてまいります。
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BankNeoは、クラウド化の推進とニッチなソリューションの継続的リリース、更には新商材や他社とのコラ
ボレーションなど果敢に挑戦し、地域DXへ向けた市場拡張と業績拡大を推進してまいります。
次に、医療ビッグデータ事業につきましては、レセプト点検プロセスの自動化推進や新たな保険者市場の開拓に
よる点検サービスのシェアアップ、有資格者の積極採用による専門知見の充実やコンサルティング等の高付加価値
ビジネスにより収益拡大を目指すとともに、医療費適正化、データヘルス等の新領域拡大、アカデミア連携での
シーズ創出、先進商材開発によるレセプトデータの利活用ビジネス強化等、ビジネスモデルの拡大で保険者DXの
トップを目指してまいります。
最後に、グローバル事業では、アジア諸国での40年以上の実績を背景に、経済成長著しいASEAN諸国及び中
国の主要地域に開発・販売拠点を展開しております。mcframeやSAP等のERP製品の導入コンサルテー
ションを通じた顧客のDX推進の支援、クラウド型人事管理ソリューションAGHRMの各国への広域展開など、
複数国での事業展開を図るASEAN企業や日本企業のグローバルな事業展開とDX推進を当社グループ一体と
なってワンストップでサポートしてまいります。
*1 mcframeはビジネスエンジニアリング㈱の登録商標であり、SCM/ERPソフトウェアを中心に構成さ
れる製品群の総称です。
*2 SAPはSAP SEの登録商標であり、企業における会計システム、物流システム、販売システム、人事シス
テム等からなる基幹システムパッケージに代表されるビジネスアプリケーション群です。
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2 【サステナビリティに関する考え方及び取組】
当社グループのサステナビリティに関する考え方及び取組は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事
項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)ガバナンス
当社グループは、「情報化の創造・提供による社会貢献」を企業理念とし、お客様、株主の皆様、社員、社会の
「四方良し」を掲げ、それぞれの価値を最大化し、中長期的な企業価値の向上と持続的な会社の成長を実現させたい
と考えております。
当社グループは、従来より社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility)の取り組みとして、本業を通じ
た組織の社会的責任に関する原則と主題を取り決めた国際規格ISO26000の7つの原則および7つの中核主題への取り
組みを経営に組み込んでおります。さらに、環境マネジメントシステムに関する国際規格ISO14001(環境マネジメント
システムに関する国際規格) を取得し、継続的にPDCAサイクルを回しております。
また、当社として2021年7月に「SDGs宣言」を公表しており、持続可能な開発目標の達成を全社員の共通認識とし
て捉え、サステナビリティ重点課題についても、当PDCAサイクルの中で継続、改善を推進しております。
当社グループとしては、これら中核課題・重点課題をサステナビリティに関するマテリアリティ(重要課題)と定
め、事業活動と融合させるべく体制の構築及び具体的取り組みを推進しております。
ISO26000における中核課題 当社グループの取り組み
コーポレート・ガバナンスの強化
内部統制システムの継続的運用・改善
組織統治
リスク管理体制の確立
ステークホルダーとの対話
人権 人権の尊重・差別の禁止
ISO14001に準拠したマネジメント活動
環境
オフィスの省エネ化推進
ワーク・ライフ・バランスの推進
ダイバーシティの推進
労働慣行
労働安全衛生委員会による定期的な改善活動
健康経営の取り組み
公正な事業慣行 法令順守意識の醸成(定期的な意識向上教育)
ISO9001および個人情報保護マネジメントシステム
消費者課題
(Pマーク)の認証取得
地域清掃活動
コミュニティへの参画およびコミュニ ベルマーク、エコキャップ収集活動
ティの発展 寄付(金銭・物品)
ボランティア活動(被災地支援)
サステナビリティ重点課題 当社グループの取り組み
情報化の創造・提供による社会貢献
産業構造の変革をICTでサポート
産業とICTのイノベーション
共創・共同体制の構築、エコシステムの変革に貢献
グループ会社、パートナー会社との連帯
大学の未来を創るトータルソリューションの提供
ICTを活用した質の高い授業支援、テクノロジーを活用した教育
ICTを活用した学習活動のサ 教育ビッグデータ活用による教育の質向上支援
ポート リカレント教育(生涯学習)環境の実現
教育のデジタル化を実現するAI、IoTの研究開発
Z世代向け新サービスの提供
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医療ビッグデータの活用による「保険者様に向けた医療費の適正化と加入者
様の健康増進」を推進
医療費の適正化と健康増進へ
アカデミア等との共同研究による「感染症などの疾病、医療問題への課題解
の貢献
決」に貢献
医療ビッグデータをオープンデータとして一般公開
情報系統合パッケージによる
金融機関の情報系統合パッケージビジネスによる社会貢献
金融業務の効率改善
社員食堂やオフィス内でのキャッシュレスサービス
デジタル化の促進により企業
人材データプラットフォーム「mieHR」
の改革に貢献
Office DX‐顔認証打刻‐
健康経営の推進
定期健康診断・人間ドックの受診促進
健康経営への取り組み 長時間残業撲滅
コミュニケーション促進に向けた取り組み(イベント等)
心身の健康増進
社内研修制度の充実(社内認定資格の運用等)
学びの機会提供 インターンシップ(学生向けにシステムエンジニアの職業体験を提供)
システム開発を通じた教育・学習支援
人種・国籍・性別等にとらわれない採用と公正な処遇
ダイバーシティへの取り組み 多様な働き方を支える社内諸制度
株式会社エスプールプラス様運営「わーくはぴねす農園」との契約
オフィスDX推進によるペーパーレス化への取り組み
環境負荷の低減
オフィスやデータセンター等での環境問題対策への取り組み
(2)戦略
上記「(1)ガバナンス」に掲げた当社グループにおけるマテリアリティ(重要課題)に関する各種戦略に関して
は、それぞれのテーマについて主管部門が課題解決に向けた方針及び計画を定め 継続的にPDCAサイクルを回しており
ます。なお、 当社グループにおける各種マテリアリティ(重要課題)のうち、人材の多様性の確保を含む人材の育成
に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、以下のとおり示しております。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針
社内認定制度であるJCPL(JAST Certified Project Leader)制度を通じて、プロジェクトマネジメントに必要な知
識や技術を持ったIT技術者の育成を進めるとともに、DX人財育成に向けた研修カリキュラムの開設や管理職層選抜
によるワーキンググループ活動を実施しております。
従業員エンゲージメント、ウェルビーイング、従業員の定着率を向上させるため、ワークライフバランスを整え
ながら従業員一人ひとりが働きがいを持って能力を十分に発揮できる仕組みづくりと、安心して働き続けることが
できる働きやすい職場環境、時間や場所にとらわれない働き方ができる環境の整備に努めてまいります。具体的に
は以下を整備しております。
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①エンゲージメント向上施策
中期的な組織力の維持・向上を目指し、組織課題を客観的に把握する目的でのサーベイを実施して、エンゲージ
メントレベルの把握と改善活動を実施しております。
②健康経営の推進とウェルビーイング視点の取り込み
社員の健康状況を把握し、継続的に改善していく取り組みを、個人と組織のパフォーマンスの向上に向けた重要
な投資と位置づけ、健康経営を戦略的かつ計画的に取り組んでおります。
③テレワーク制度
働き方の多様化やワークライフバランスの両立に向けて、組織と個人の生産性を維持・向上させるべく、運用
ルールの整備とデジタル化・ペーパーレス化等による場所に捉われない働き方を実現しております。
(3)リスク管理
当社グループにおいて、サステナビリティ活動全般に関するリスク管理は、CSR活動・SDGs推進活動を通じた課
題及び評価、ステークホルダーからの要望・期待など総合的に勘案し特定の上、全社的に取り組んでおります。こ
の取組みの状況及び結果を取締役会に適宜報告する体制を整えており、リスク管理体制の充実につとめておりま
す。 リスク管理の詳細は 「3 事業等のリスク」 をご参照ください。
(4)指標及び目標
上記「(1)ガバナンス」に掲げた当社グループにおけるマテリアリティ(重要課題)に関する指標及び目標の
うち、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、以下のとおり
示しております。
また、当社グループでは、上記「(2)戦略」において記載した、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関す
る方針及び社内環境整備に関する方針に係る指標については、当社においては、関連する指標のデータ管理ととも
に、具体的な取組みが行われているものの、連結グループに属する全ての会社では行われていないため、連結グ
ループにおける記載が困難であります。このため、次の指標に関する目標及び実績は、連結グループにおける主要
な事業を営む提出会社のものを記載しております。
人材の育成及び社内環境整備に関する方針に関する指標の内容並びに当該指標を用いた目標及び実績、指標及び目標
指標 目標 実績(当事業年度)
管理職に占める女性労働者の割合 2028年3月までに20% 8.1%
男性労働者の育児休業取得率 2028年3月までに80% 36.4%
労働者の男女の賃金の差異 2028年3月までに85% 74.0%
(注)1. 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率、労働者の男女の賃金の差異につい
ての実績は、「 第1 企業の状況 5 従業員の状況 (4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児
休業取得率、労働者の男女の賃金の差異 」に記載しております。
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3 【事業等のリスク】
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成
績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおり
であります。なお、文中における将来に関する事項は有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したも
のであります。
① 不採算案件の発生や製品及びサービスの瑕疵等に係るリスク
AI、ブロックチェーン、フィンテック、生体・画像認証等のデジタル技術の進展、開発手法の多様化、近年のク
ラウドに代表される新たな情報処理テクノロジーの急速な普及と変遷により、当社が開発に携わる情報システムは
複雑化の一途をたどっており、システム仕様の考慮不足による手戻りや見積精度不良による不採算案件の発生リス
クが高まっております。加えて、製品やサービスの品質や欠陥等に対する社会的関心並びに社会的影響の高まりか
ら、品質保証に関する顧客の要求水準は年々高くなっております。このような状況に対し当社グループでは、製
品・サービスの品質の向上及び安定化につきましては従業員教育の徹底、見積・受注プロセスにおける審査機能の
強化、見積技術の向上並びにプロジェクト管理の充実を含め細心の注意を払っております。しかしながら、これら
によっても不採算案件や瑕疵等の発生を完全に排除できない可能性があり、これらが発生した場合、顧客への補
償、製品の補修等に係る費用の増大並びに信用の低下により、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性が
あります。
② 情報管理並びにその他不正、過失等に係るリスク
当社では医療データを始めとする重要度の高い情報を取り扱っており、顧客及び従業員等に係る機密情報並びに
個人情報の漏洩や、各種の過失による事故あるいは不正行為の防止については、社内規程の制定、従業員の教育、
専門組織による定期的検査等によって徹底を図っております。また、サイバー攻撃は日々高度化、巧妙化してお
り、サイバーセキュリティリスクが重要な経営課題となっております。このため、当社ではCSIRT(※1)組織とし
て「JAST-SIRT」を設置し、サイバーセキュリティに関する脅威の監視や分析、対応能力の強化を行っております。
加えて、最悪の事態に備え、情報漏洩賠償責任保険に加入しておりますが、事故や不正行為等を100%防止すること
は困難であり、これら事故等の事象が発生した場合、当社グループの信用低下あるいは賠償責任等が発生し、さら
には当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。
※1:CSIRT(Computer Security Incident Response Team の略称)
コンピュータセキュリティにかかるインシデントに対処するための組織の総称。
③ 訴訟に関するリスク
当社グループは、各事業分野において、事業運営に関する訴訟リスクが存在します。訴訟等を提起された結果、
予期せぬ多額の損害賠償を命じられる場合があり、その額によっては、当社グループの業績と財務状況に大きな影
響を与える可能性があります。
④ 開発体制の確保に係るリスク
デジタル技術の多様化、専門性の高度化等により、業界全体の傾向として優秀な人材の確保が困難な状況となっ
ております。当社グループにおいては、新卒・中途の社員採用及び外部委託等協力会社からの調達により開発体制
を確保しておりますが、受注状況の変化により十分な要員を確保できない場合は、当社グループの業務に支障を来
たす可能性があります。さらに、需給関係の崩れ等により外部委託の発注単価が上昇する場合は、当社グループの
業績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクに対しては、優良な協力会社の確保のための社内体制を強化す
るとともに、海外へのオフショアや国内へのニアショアによる技術者の確保も行い、リスクの軽減に努めておりま
す。
⑤ 技術革新・新製品開発におけるリスク
当社グループでは、製品の開発や新たなビジネスシーズ発掘のため、積極的な研究開発投資を行っております。
しかしながら、変化の激しい業界の将来の需要を的確に予測し、適正な収益につながる新製品やサービスを常に開
発・供給できるとは限らず、先行投資の規模と、その後の収益化の状況に大きな差異が生じた場合は、当社グルー
プの業績及び成長見通しに影響を与える可能性があります。
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⑥ 企業買収等によるリスク
当社グループは、企業買収等の実施に当たっては、対象となる企業の財務内容や事業について詳細な事前審査を
行い、意思決定のために必要かつ十分な情報収集と検討を行っております。しかしながら、これら事前のリサーチ
に よって各案件のあらゆる問題を抽出し解決できるとは限らず、買収等の成立後、当社グループが認識していない
問題が明らかになった場合や、経営環境や事業状況の変化等により期待した成果を上げられなかった場合には、連
結財務諸表におけるのれん及びその他無形資産等の減損処理や財務諸表における関係会社株式の評価減を行う必要
が生じる等、当社グループ及び当社の業績に影響を与える可能性があります。また、当社は、各子会社について、
グループ全体の企業価値向上に寄与するべく、開発・販売体制並びにガバナンスの強化を図っておりますが、業績
低迷や地政学的な状況悪化等により、当社グループの経営成績及び財務状態に影響を与える可能性があります。
⑦ 大規模災害・パンデミックに係るリスク
当社グループは、大地震等の自然災害や感染症の世界的流行(パンデミック)等が発生し業務遂行が困難となる場
合に備え、事業継続計画やガイドラインを策定し、初期対応や迅速な業務の復旧を可能にするための対応体制や環
境等の整備を実施しております。また、当社グループが入居する主要オフィスは事業を継続する上で高度防災機能
を有しており、当社グループが利用するデータセンターはセキュリティ対策や耐震等の災害対策において高い水準
にあります。また、パンデミック状況下における事業継続を果たすため、必要な計画と体制を構築し感染対策の徹
底を図っており、現時点では当社グループの事業に大きな影響を与えるリスクとはなっておりません。しかしなが
ら、一企業のコントロールを超える特別な事象や状況が発生し、業務の中断が不可避となった場合には、当社グ
ループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
⑧ 景気低迷のリスク
当社グループにおいては、完全独立系の特長を活かし、特定の業種、技術分野、メーカー等に依存しない事業運
営を行っており、景気動向の影響を比較的受け難い特長がありますが、国内外の景気が長期にわたり低迷すると、
顧客企業の収益悪化によるシステム開発投資の抑制等で、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。
⑨ 収益の期末集中に係るリスク
当社グループの事業の特異性として、顧客によるSI開発・ソリューション・サービス・パッケージ製品等の検収
時期が多くの企業の会計期間末にあたる3月に集中するものの、前連結会計年度より適用開始の「収益認識に関す
る会計基準(以下、同基準という。)」により、受注案件の多くが履行義務の充足に係る進捗度に基づき収益認識
することとなった結果、四半期毎の売上高及び営業利益は、同基準適用前に比べ平準化の傾向にあります。しかし
ながら、進捗度に基づく収益認識の対象とならない一部受注案件については、依然として会計期間末に業績が集中
する傾向にあります。
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最近2年間における四半期ごとの売上高、営業利益
(単位:百万円)
2022年3月期
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 合計
売上高 4,900 5,142 4,943 6,415 21,399
営業利益 342 650 304 704 2,000
(単位:百万円)
2023年3月期
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 合計
売上高 5,119 5,884 5,631 6,884 23,519
営業利益 261 742 556 825 2,385
⑩ 取扱い商品の陳腐化等のリスク
当社グループが取扱う商品は、メーカー及び代理店から調達しますが、最低発注量が大きい製品もあり、在庫の
陳腐化リスクを負うことになります。当社グループでは、販売状況を見極めながら必要数量の予測を的確に行うよ
う努めていますが、調達した商品が陳腐化した場合、または原材料不足等に起因するサプライチェーンの停滞によ
る調達遅延により適時に顧客に供給できず事業機会を逸失した場合には、当社グループの業績に悪影響を及ぼす可
能性があります。また、商品に不具合等が発生した場合、顧客への補償、製品の補修等に伴い、当社グループの業
績に影響を与える可能性があります。
⑪ 資産の評価に係るリスク
当社グループでは、投資その他の資産として、有価証券等を保有しております。これら資産の残高は、換金性の
高い流動資産と比較して相当に少額ではありますが、予測が困難な市況の急変あるいは発行体の破綻等の事態が発
生した場合、評価額の減少によって業績に影響を与える可能性があります。
⑫ グローバル事業に関するリスク
当社グループは、中国・ASEAN・南アジア地域に複数の海外子会社を保有しております。各社が事業を展開する国
や地域における、国際関係の変化に伴う政策や法規制の変更、経済的状況の変化や外国為替相場の変動等が、当社
グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。
⑬ 収益認識に関するリスク
当社及び連結子会社の顧客との契約から生じる収益は、主にソフトウェアの受注制作等によるものであり、一定
の期間にわたり履行義務が充足される契約については、期間がごく短い契約を除き、履行義務の充足に係る進捗度
を見積り、当該進捗度に基づき収益を一定の期間にわたり認識しております。履行義務の充足に係る進捗度による
収益の認識の基礎となる工事原価総額の見積りについては、プロジェクト管理の充実を含め細心の注意を払ってお
ります。しかしながら、適時・適切な工事原価総額の見積りの誤りにより、履行義務の充足に係る進捗度による収
益の認識を誤る可能性があります。プロジェクトの見積コストが収入見込額を上回るものについては、回収可能額
を厳格に査定し、回収不能額を損失計上しております。将来的にコストが増加した場合には、損失の追加計上が生
じる可能性があります。
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4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社及び連結子会社からなる企業集団(以下「当社グループ」といいます。)の財政状
態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」といいます。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態の状況
当連結会計年度末における当社グループの資産、負債及び純資産の状況につきましては、次のとおりでありま
す。
(資産)
流動資産の残高は 141億87百万円 (前連結会計年度末比 14.5%増 )となりました。これは主として現金及び預金、
売掛金及び契約資産の増加によるものであります。また、固定資産の残高は 32億26百万円 (同 2.4%増 )となりまし
た。
(負債)
流動負債の残高は 47億3百万円 (同 1.8%増 )となりました。これは主として買掛金及び賞与引当金の増加、並び
に、未払法人税等の減少の結果であります。また、固定負債の残高は 18億93百万円 (同 9.8%増 )となりました。
(純資産)
純資産の合計残高は 108億16百万円 (同 17.6%増 )となりました。
② 経営成績の状況
当社グループの業績は、 売上高235億19百万円 (前連結会計年度比 9.9%増 )、 営業利益は23億85百万円 (同 19.3%
増 )、 経常利益は24億50百万円 (同 19.4%増 )、 親会社株主に帰属する当期純利益は17億72百万円 (同 33.2%増 )とな
りました。なお、セグメント別の状況は次のとおりとなっております。
なお、当連結会計年度より、報告セグメントとして記載する事業セグメントの区分及び事業セグメントの利益
又は損失の測定方法を変更しており、当連結会計年度の比較・分析は、変更後の区分及び測定方法に基づいてお
ります。
(DX&SI事業)
当事業につきましては、 売上高143億35百万円 (前連結会計年度比 11.1%増 )、 営業利益20億78百万円 (同 33.3%
増 )となりました。主な要因は、新規・既存顧客ともに大型プライム案件が拡大したことにより、同事業全体の収
益性が向上したことによるものであります。
(パッケージ事業)
当事業につきましては、 売上高44億89百万円 (同 2.4%減 )、 営業利益12億50百万円 (同 18.2%減 )となりました。
主な要因は、金融機関向け情報系統合システム「BankNeo」におけるPP(プログラム・プロダクト)販売が前年を
上回ったものの、戦略的大学経営システム「GAKUEN RX」「GAKUEN UNIVERSAL PASSPORT RX」(以下、「GAKUENシ
リーズ」という。)におけるPP(プログラム・プロダクト)販売及び導入支援サービス等がそれぞれ減収になっ
たことによるものであります。なお、当事業全体の受注規模は前連結会計年度末比で拡大しており、堅調に推移
しております。
(医療ビッグデータ事業)
当事業につきましては、 売上高20億21百万円 (同 11.9%増 )、 営業利益4億57百万円 (同 19.9%増 )となりまし
た。主な要因は、分析サービス及び保険者業務支援サービス等の高収益ビジネスの拡大により、同事業全体の収
益性が向上したことによるものであります。
(グローバル事業)
当事業につきましては、 売上高26億73百万円 (同 28.1%増 )、 営業利益2億71百万円 (同 448.5%増 )となりまし
た。主な要因は、マレーシアにおけるSAP導入サポート案件が既存の主力顧客のみならず新規顧客共に拡大基調を
維持したことに加え、為替変動により好業績の海外子会社を中心に当事業の業績を押し上げたことによるもので
す。
(報告セグメントに帰属しない一般管理費等)
全社費用につきましては、一般管理費16億71百万円(前年同期比10.0%増)となりました。主な要因は、従業員
数の増加に伴う人件費等の増加によるものであります。
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③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における当社グループの現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)の状況は、期首の資
金残高 64億63百万円 より 3億29百万円増加 し、 67億93百万円 となりました。
なお、各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、 得た資金は10億73百万円 (前連結会計年度は 11億62百万円の収入 )となりました。この差額は
主として仕入債務の支出が増加したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、 使用した資金は5億41百万円 (前連結会計年度は 80百万円の使用 )となりました。この差額は
主として定期預金の預入による支出が増加したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、 使用した資金は2億80百万円 (前連結会計年度は 4億86百万円の収入 )となりました。この差
額は主として株式の発行による収入及び自己株式の処分による収入がそれぞれ減少したことによるものでありま
す。
④ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
当連結会計年度
セグメントの名称 (自 2022年4月1日 前期比(%)
至 2023年3月31日 )
DX&SI事業(千円) 11,529,927 108.9
パッケージ事業(千円) 2,534,264 102.0
医療ビッグデータ事業(千円) 1,222,536 108.1
グローバル事業(千円) 1,909,468 125.2
合計(千円) 17,196,196 109.4
(注) 金額は売上原価によっており、セグメント間の取引については、相殺消去しております。
b.受注実績
当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 受注高 前期比(%) 受注残高 前期比(%)
DX&SI事業(千円) 14,576,485 105.5 4,098,135 106.2
パッケージ事業(千円) 4,774,086 108.9 2,187,157 115.0
医療ビッグデータ事業(千円) 2,108,946 114.6 814,737 112.1
グローバル事業(千円) 2,673,452 128.1 - -
合計(千円) 24,132,971 109.1 7,100,029 109.5
(注) 金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については、相殺消去しております。
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c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
当連結会計年度
セグメントの名称 (自 2022年4月1日 前期比(%)
至 2023年3月31日 )
DX&SI事業(千円) 14,335,487 111.1
パッケージ事業(千円) 4,489,345 97.6
医療ビッグデータ事業(千円) 2,021,231 111.9
グローバル事業 2,673,452 128.1
合計(千円) 23,519,516 109.9
(注) 1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
相手先 相手先
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
金額(千円) 割合(%) 金額(千円) 割合(%)
エヌ・ティ・ティ・
TIS㈱ 1,520,224 7.1 2,102,664 8.9
コムウェア㈱
エヌ・ティ・ティ・
1,266,698 5.9 TIS㈱ 1,371,510 5.8
コムウェア㈱
本田技研工業㈱ 1,038,499 4.9 本田技研工業㈱ 1,083,936 4.6
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりでありま
す。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成され
ております。この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては合理的な基準に基づき会計
上の見積りを行っております。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについ
ては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のと
おりであります。
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② 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態
財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状
況」に記載のとおりであります。
b.経営成績
経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② 経営成績の状
況」に記載のとおりであります。
c.キャッシュ・フロー
キャッシュ・フローの状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「第2 事業の状況 4 経
営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③
キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。また、キャッシュ・フロー関連指標の推移は、以下
のとおりであります。
キャッシュ・フロー関連指標の推移
2019年3月 期 2020年3月 期 2021年3月 期 2022年3月 期 2023年3月 期
自己資本比率(%) 46.8 47.7 53.0 58.9 61.8
時価ベースの自己資本比率(%) 55.5 42.1 64.2 101.9 128.3
キャッシュ・フロー対
1.2 3.6 0.2 0.0 0.0
有利子負債比率(年)
インタレスト・カバレッジ・
478.5 94.1 615.0 1,009.9 1,730.2
レシオ(倍)
(注) 1.各指標の算出式は下記のとおりであります。
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
・株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除)により算出しております。
・有利子負債は、連結貸借対照表に記載されている借入金の合計額を使用しております。
・利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
③ 資本の財源及び資金の流動性
a.キャッシュ・フロー
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては「第2 事業の状況 4 経営者による財政状
態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フロー
の状況」に記載のとおりであります。
b.財政政策
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としてお
ります。
短期運転資金につきましては、内部資金または金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資資金や
長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。
なお、当連結会計年度末において、取引銀行4行との間で合計5億円の貸出コミットメント契約を締結して
おります(借入実行残高はありません)。
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④ 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり
であります。
⑤ 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループは、運転資金及び設備投資など事業活動に必要な資金については、自己資金及び金融機関からの
借入により調達することとしております。
今後も営業活動により得られるキャッシュ・フロー及び借入を基本に将来必要な資金を調達していく考えであ
ります。
⑥ 経営者の問題認識と今後の方針について
今後の成長に向けた課題は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のと
おりであります。
⑦ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、売上高、各利益計画値、配当性向並びに自己資本(連結)当期純利益率を重要目標経営指標と
して認識しております。
当連結会計年度における各指標は次のとおりであります。 売上高は235億19百万円 となり、2023年5月10日公表
の売上高連結業績予想235億円に比べ19百万円の増加、 営業利益は23億85百万円 となり、同23億70百万円に比べ15
百万円の増加、 経常利益は24億50百万円 となり、同24億40百万円に比べ10百万円の増加、 親会社株主に帰属する
当期純利益は17億72百万円 となり、親会社株主に帰属する当期純利益連結業績予想17億60百万円に比べ12百万円
の増加となりました。また、配当性向は22.15%、自己資本(連結)当期純利益率は17.8%となりました。
2024年3月期における重要目標経営指標としましては、2023年5月13日に公表いたしました連結業績予想(売上
高253億円、営業利益25億40百万円、経常利益26億円、親会社株主に帰属する当期純利益18億80百万円)を掲げて
おり、当該目標達成に向けて邁進してまいります。また、株主資本に対するリターンの追求による企業価値の更
なる向上を目指すため、安定的な配当性向と自己資本(連結)当期純利益率の維持に向けて取り組んでまいりま
す。
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5 【経営上の重要な契約等】
該当事項はありません。
6 【研究開発活動】
当連結会計年度における研究開発費の総額は 469 百万円となっております。なお、セグメント別の研究開発活動は次
のとおりであります。
DX&SI事業におきまして新ビジネスの創生に向けた調査・研究及び金融機関向け次世代製品の開発に取り組ん
だ結果、研究開発費は 108 百万円となりました。
パッケージ事業におきまして大学向け統合業務パッケージの新製品開発に取り組んだ結果、研究開発費は 179 百万円
となりました。
医療ビッグデータ事業におきましてレセプト自動点検性能の向上並びにサービスの拡充を中心に取り組んだ結果、
研究開発費は 73 百万円となりました。
特定の事業に属さない分野におきまして、研究開発費は 107 百万円となりました。
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第3 【設備の状況】
1 【設備投資等の概要】
当連結会計年度におきましては 122,793 千円の設備投資を実施しており、各セグメントにおける内容は以下のとおり
となっております。
DX&SI事業におきましては、社内システム環境の安定化に向けた機器導入及び最新サーバーコンピュータ導入
のため、 41,635 千円の設備投資を実施いたしました。
パッケージ事業におきましては、作業効率の向上を目的として設備機器の充実のため、 19,034 千円の設備投資を実
施しました。
医療ビッグデータ事業におきましては、レセプトの自動点検及び分析データの処理量増加に伴う機器導入のため、
29,855 千円の設備投資を実施いたしました。
グローバル事業におきましては、作業効率の向上を目的として、 32,268 千円の設備投資を実施いたしました。
(注) 設備投資金額には、有形固定資産の他、無形固定資産への投資を含めて記載しております。
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2 【主要な設備の状況】
当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。
(1) 提出会社
2023年3月31日 現在
帳簿価額
従業
事業所名
員数
セグメントの名称 設備の内容
建物及び 土地
(所在地)
その他 合計
(人)
構築物 (千円)
(千円) (千円)
(千円) (面積㎡)
DX&SI事業、
大阪本社
事務所及び開
パッケージ事業及び 48,577 - 109,030 157,607 372
発設備
(大阪市北区)
医療ビッグデータ事業
大阪本社
事務所及び事
特定の事業に属さない 83,764 - 15,079 98,844 71
務処理機器
(大阪市北区)
DX&SI事業、
東京本社
事務所及び開
パッケージ事業及び 64,066 - 18,103 82,170 412
発設備
(東京都港区)
医療ビッグデータ事業
東京本社
事務所及び事
特定の事業に属さない 38,495 - 5,984 44,480 25
務処理機器
(東京都港区)
北品川事業所
事務所及び開
医療ビッグデータ事業 19,932 - 10,468 30,400 46
発設備
(東京都品川区)
北品川事業所
事務所及び事
特定の事業に属さない 39,022 - 1,051 40,074 -
務処理機器
(東京都品川区)
研修施設兼社員寮 従業員福利厚 142,361
特定の事業に属さない 40,621 744 183,727 -
(大阪府枚方市) 生施設 (1,579,92)
(注) 1.大阪本社、東京本社及び北品川事業所については建物の一部を賃借しております。年間の賃借料は532,464
千円であります。
2.帳簿価額の「その他」は、主に開発用コンピュータ等工具器具備品及びソフトウェアであります。
(2) 国内子会社
2023年3月31日 現在
帳簿価額
従業
事業所名 セグメントの
員数
会社名 設備の内容
建物及び 土地
(所在地) 名称
その他 合計
(人)
構築物 (千円)
(千円) (千円)
(千円) (面積㎡)
アルファコン
本社 DX&SI販売
ピュータ株式会 事務所及び
(東京都品川 事業及びパッ 4,180 - 1,993 6,173 49
社 開発設備
区) ケージ事業
(注)1、2
株式会社 本社 DX&SI事業
事務所及び
新日本ニーズ (大阪市北 及び医療ビッグ - - 457 457 85
開発設備
(注)1、3 区) データ事業
株式会社 本社
事務所及び
アイエスアール (東京都千代 DX&SI事業 4,135 - 7,926 12,061 39
開発設備
(注)1、4 田区)
(注) 1.本社事務所は、建物の一部を賃借しております。
2.従業員数には、当社からの出向者(2名)を含んでおります。
3.従業員数には、当社からの出向者(4名)を含んでおります。
4.従業員数には、当社からの出向者(1名)を含んでおります。
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(3) 在外子会社
2023年3月31日 現在
帳簿価額
事業所名 セグメントの 従業員数
会社名 設備の内容
建物及び 土地
(所在地) 名称 (人)
その他 合計
構築物 (千円)
(千円) (千円)
(千円) (面積㎡)
JASTEC
(THAILAND) 本社 グローバル事 事務所及び
6,559 - 4,417 10,976 18
(タイ王国) 業 開発設備
CO.,LTD.
(注)1
本社
桂林安信軟件
グローバル事 事務所及び
(中華人民
有限公司 - - 2,869 2,869 36
業 開発設備
(注)1
共和国)
上海嘉峰 本社
パッケージ事
有限公司 (中華人民 事務所 6,590 - - 6,590 1
業
(注)1 共和国)
JAST Asia
Pacific Co., 本社 グローバル事 事務所及び
- - 223 223 1
(タイ王国) 業 開発設備
Ltd.(タイ)
(注)1、2
Virtual
Calibre SDN. 本社 グローバル事 事務所及び
2,533 - 7,079 9,613 237
(マレーシア) 業 開発設備
BHD.
(注)1
Virtual
Calibre MSC 本社 グローバル事 事務所及び
4,898 - 20,316 25,215 115
(マレーシア) 業 開発設備
SDN.BHD.
(注)1
Virtual
Calibre
本社 グローバル事 事務所及び
691 - 56 748 154
Consulting
(マレーシア) 業 開発設備
SDN.BHD.
(注)1、2
AG NET
本社
グローバル事 事務所及び
(シンガポー 4,345 - 839 5,184 18
PTE.LTD.
業 開発設備
ル共和国)
(注)1、3
Bright &
Better Co., 本社 グローバル事 事務所及び
- - 136 136 8
(タイ王国) 業 開発設備
Ltd.
(注)1
(注) 1.本社事務所は、建物の一部を賃借しております。
2.従業員数には、当社からの出向者(1名)を含んでおります。
3.従業員数には、当社からの出向者(2名)を含んでおります。
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3 【設備の新設、除却等の計画】
当社グループの設備投資計画については、景気予測、業界動向、投資効率等を総合的に勘案して策定しておりま
す。設備計画は原則的にグループ各社が個別に策定し、提出会社を中心に調整を図っております。
なお、当連結会計年度末現在における重要な設備投資計画(新設、改修)は、472百万円であり、セグメントごとの主
な内訳は次のとおりであります。
(1) 重要な設備の新設
投資予定金額 着手及び完了予定年月
会社名 セグメント 資金調達 完成後の
所在地 設備の内容
総額 既支払額
事業所名 の名称 方法 増加能力
着手 完了
(千円) (千円)
日本システ ビッグデー 分析サー
東京都 医療ビッグ
ム技術㈱ タ活用基盤 20,950 ― 自己資金 2023年4月 2024年3月 ビス品質
港区 データ事業
(東京本社) の構築 の向上
社内システ
日本システ
東京都 特定の事業 ムの構築及 作業効率
ム技術㈱ 4,347 ― 自己資金 2023年4月 2024年3月
港区 に属さない び事務所設 の向上
(東京本社)
備
社内システ
日本システ
大阪市 特定の事業 ムの構築及 作業効率
ム技術㈱ 447,237 ― 自己資金 2023年4月 2024年3月
北区 に属さない び事務所設 の向上
(大阪本社)
備
(注) 経常的な設備更新のための除却・売却を除き、重要な設備の除却・売却の計画はありません。
(2) 重要な改修
該当事項はありません。
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第4 【提出会社の状況】
1 【株式等の状況】
(1) 【株式の総数等】
① 【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 32,000,000
計 32,000,000
② 【発行済株式】
事業年度末現在 提出日現在
上場金融商品取引所
種類 発行数(株) 発行数(株) 名又は登録認可金融 内容
商品取引業協会名
( 2023年3月31日 ) (2023年6月29日)
権利内容に何ら限定のない当
東京証券取引所
社における標準となる株式で
普通株式 12,418,460 12,418,460
あり、単元株式数は100株で
プライム市場
あります。
計 12,418,460 12,418,460 ― ―
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(2) 【新株予約権等の状況】
① 【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
② 【ライツプランの内容】
該当事項はありません。
③ 【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
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(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式 発行済株式 資本準備金
資本準備金
資本金増減額 資本金残高
年月日 総数増減数 総数残高 増減額 残高
(千円) (千円)
(千円)
(株) (株) (千円)
2021年4月1日~
2022年3月31日 597,000 6,209,230 458,739 1,535,409 458,739 1,497,047
(注)1
2022年4月1日~
2023年3月31日 6,209,230 12,418,460 ― 1,535,409 ― 1,497,047
(注)2
(注) 1.2021年6月2日から2021年9月22日までの間に、新株予約権の行使により、発行済み株式総数が597,000
株、資本金が458百万円及び資本準備金が458百万円増加しております。
2.2022年10月1日付で1株を2株に株式分割しました。
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(5) 【所有者別状況】
2023年3月31日 現在
株式の状況(1単元の株式数 100 株)
単元未満
区分 外国法人等 株式の状況
政府及び
金融商品 その他の 個人
(株)
地方公共 金融機関 計
取引業者 法人 その他
団体
個人以外 個人
株主数
― 10 20 12 60 6 2,060 2,168 ―
(人)
所有株式数
― 12,432 2,232 30,835 37,097 24 41,524 124,144 4,060
(単元)
所有株式数
― 10.01 1.80 24.84 29.88 0.02 33.45 100.00 ―
の割合(%)
(注) 自己株式5,068株は、「個人その他」に 単元及び「単元未満株式の状況」に68株を含めて記載しております。
(6) 【大株主の状況】
2023年3月31日 現在
発行済株式
(自己株式を
所有株式数 除く。)の
氏名又は名称 住所
(株) 総数に対する
所有株式数
の割合(%)
株式会社ジャスト 堺市西区浜寺昭和町5-601-1 2,900,200 23.36
BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY
240 GREENWICH STREET,NEW YORK,NEW YORK
JASDEC
10286 U.S.A. 2,023,300 16.30
(常任代理人 株式会社三菱UFJ
(東京都千代田区丸の内2-7-1)
銀行)
日本システム技術従業員持株会
大阪市北区中之島2-3-18 1,165,380 9.39
日本マスタートラスト信託銀行
東京都港区浜松町2-11-3 709,500 5.72
株式会社(信託口)
ONE PICKWICK PLAZA GREENWICH,
INTERACTIVE BROKERS LLC
CONNECTICUT 06830
(常任代理人 インタラクティ
701,600 5.65
ブ・ブローカーズ証券株式会
USA (東京都千代田区霞
社)
が関3丁目2番5号)
株式会社日本カストディ銀行(信
東京都中央区晴海1-8-12 326,000 2.63
託口)
平林 卓
堺市西区 278,640 2.24
平林 武昭
堺市西区 193,800 1.56
THE BANK OF NEW YORK MELLON
240 GREENWICH STREET,NEW YORK,NY 10286
140040
U.S.A. 179,800 1.45
(常任代理人 株式会社みずほ
(東京都港区港南2丁目15-1)
銀行決済営業部)
GOLDMAN, SACHS & CO.REG
200 WEST STREET NEW YORK,NY,USA
(常任代理人 ゴールドマン・ 164,800 1.33
(東京都港区六本木6丁目10番1号六本木
サックス証券株式会社)
ヒルズ森タワー)
計 ― 8,643,020 69.62
(注) 1.当社は、自己株式を5,068株保有しておりますが、上記大株主からは除外しております。なお、当社は株式
給付信託(BBT)を導入しており、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が所有する当社株式149,200株は上
記自己株式に含めておりません。
2.2023年1月24日付で、公衆の縦覧に供されている変更報告書において、MIRI Capital Management LLCが
2023年1月17日現在で以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2023年3月31日
現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。
なお、変更報告書の内容は以下のとおりであります。
保有株券等の数 株券等保有割合
氏名又は名称 住所
(千株) (%)
アメリカ合衆国マサ
ミリ・キャピタル・マネ
チューセッツ州02116ボ
ジメント・エルエルシー
ストン、ボイルトン・ス
2,626 21.15
(MIRI Capital
トリート745、スイート
Management LLC)
301
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(7) 【議決権の状況】
① 【発行済株式】
2023年3月31日 現在
区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式 ― ― ―
議決権制限株式(自己株式等) ― ― ―
議決権制限株式(その他) ― ― ―
普通株式 5,000
完全議決権株式(自己株式等) ― ―
普通株式
完全議決権株式(その他) 124,094 ―
12,409,400
普通株式
単元未満株式 ― ―
4,060
発行済株式総数 12,418,460 ― ―
総株主の議決権 ― 124,094 ―
(注) 1.「完全議決権株式(その他)」欄の普通株式には、株式給付信託(BBT)が所有する当社株式149,200株(議決権
1,492個)が含まれております。
2.「単元未満株式」欄には、当社所有の自己株式68株が含まれております。
② 【自己株式等】
2023年3月31日 現在
発行済株式
自己名義 他人名義 所有株式数
所有者の氏名 総数に対する
所有者の住所 所有株式数 所有株式数 の合計
又は名称 所有株式数
(株) (株) (株)
の割合(%)
大阪市北区中之島二丁目
日本システム技術株式会社 5,000 ― 5,000 0.04
3番18号
計 ― 5,000 ― 5,000 0.04
(注) 1.株式給付信託(BBT)が所有する当社株式149,200株を、連結財務諸表及び財務諸表において自己株式として計
上しております。
2.上記のほか、当社所有の単元未満自己株式68株があります。
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(8) 【役員・従業員株式所有制度の内容】
当社は、2018年6月26日開催の第46期定時株主総会決議に基づき、役員退職慰労金制度を廃止し、取締役の報酬
と当社の株式価値との連動性をより明確にし、取締役が株価上昇によるメリット並びに株価下落のリスクを共に株
主の皆様と共有することで、中長期的な業績の向上と企業価値増大に貢献する意識を高めることを目的として、
「株式給付信託(BBT)(=Board Benefit Trust)」(以下「本制度」といいます。)を導入しております。
① 本制度の概要
本制度は、当社が拠出する金銭を原資として当社株式が信託(以下、本制度に基づき設定される信託を「本信
託」といいます。)を通じて取得され、当社取締役(社外取締役を除きます。以下断りがない限り、同じとしま
す。)に対して、当社が定める役員株式給付規程に従って、当社株式及び当社株式を時価で換算した金額相当の金
銭(以下「当社株式等」といいます。)が本信託を通じて給付される株式報酬制度です。なお、取締役が当社株式
等の給付を受ける時期は、原則として取締役の退任時となります。
<本制度の仕組み>
① 当社は、本株主総会において、本制度について役員報酬の決議を得て、本株主総会で承認を受けた枠組
みの範囲内において、「役員株式給付規程」を制定します。
② 当社は、①の本株主総会決議で承認を受けた範囲内で金銭を信託します。
③ 本信託は、②で信託された金銭を原資として当社株式を、取引市場を通じて又は当社の自己株式処分を
引き受ける方法により取得します。
④ 当社は、「役員株式給付規程」に基づき取締役にポイントを付与します。
⑤ 本信託は、当社から独立した信託管理人の指図に従い、本信託勘定内の当社株式に係る議決権を行使し
ないこととします。
⑥ 本信託は、取締役を退任した者のうち「役員株式給付規程」に定める受益者要件を満たした者(以下「受
益者」といいます。)に対して、当該受益者に付与されたポイント数に応じた当社株式を給付します。た
だし、取締役が「役員株式給付規程」に定める要件を満たす場合には、ポイントの一定割合について、
当社株式の時価相当の金銭を給付します。
② 本信託に取得させた株式の総数
本信託に取得させた株式の総数は149,200株です。なお、今後取得させる予定は未定であります。
③ 本制度による受益者その他の権利を受けることのできる者の範囲
取締役を退任した者のうち役員株式給付規程に定める受益者要件を満たす者。
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2 【自己株式の取得等の状況】
【株式の種類等】
会社法第155条第7号に該当する普通株式の取得
(1) 【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(2) 【取締役会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
区分 株式数(株) 価額の総額(円)
当事業年度における取得自己株式(注) 186 439,076
当期間における取得自己株式 77 157,944
(注) 単元未満株式の買取りであります。
(4) 【取得自己株式の処理状況及び保有状況】
当事業年度 当期間
区分
処分価額の総額 処分価額の総額
株式数(株) 株式数(株)
(千円) (千円)
引き受ける者の募集を行った
― ― ― ―
取得自己株式
消却の処分を行った取得自己株式 ― ― ― ―
合併、株式交換、株式交付、
会社分割に係る移転を行った ― ― ― ―
取得自己株式
その他 ― ― ― ―
保有自己株式数(注) 5,068 ― 5,145 ―
(注) 株式給付信託(BBT)が所有する当社株式149,200株を、連結財務諸表及び財務諸表において、自己株式として計上
しております。
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3 【配当政策】
配当につきましては、業績と同様に長期的安定的に成長することを基本方針とし、配当性向に配慮しつつ、各期の
業績動向、財務状況及び各種環境を勘案して具体的方針並びに金額を検討しております。また、留保利益につきまし
ては、プロフェッショナル人材の育成、新ビジネスの創生、各種アライアンスの推進並びに新製品の研究開発等に有
効投資したく考えております。
配当の基準日につきましては、毎年9月30日及び3月31日を基準日とする従来どおりの方針を基本とするほか、別
途基準日を定めて配当を行うことができるものとしております。これら配当の決定機関につきましては、取締役会の
決議によって配当できる旨を定款にて定めております。
当連結会計年度に係る配当金につきましては、年度の業績等を勘案し、2023年4月28日付の当社取締役会にて決議
の上、2023年6月9日付で32円(記念配当 5円、普通配当 27円)の配当を実施いたしました。
また、当社は会社法第454条第5項に規定する中間配当をすることができる旨を定款に定めております。
なお、基準日が当事業年度に属する剰余金の配当の取締役会の決議年月日、配当金の総額及び1株当たりの配当額
は以下のとおりであります。
配当金の総額 1株当たりの配当額
決議年月日
(千円) (円)
2023年4月28日
397,228 32
取締役会決議
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4 【コーポレート・ガバナンスの状況等】
(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】
① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
コーポレート・ガバナンスの根本精神を踏まえ、当社では、現在の経済環境に即したあるべき経営を目指して
企業の統治を進めたいと考え、買い手・売り手・出資者・世間がそれぞれwin-win(双方有益)の関係を築くべく、
お客様、株主の皆様、社員、社会の「四方良し」の理念を掲げ、それぞれの価値を最大化し、中長期的な企業価
値の向上と持続的な会社の成長を実現させたいと考えております。今後も、必要な各方面のご意見を真摯に受け
止めながら、各役員が現状に果敢に挑戦しつつ、会社を変革し続けてまいる所存であります。
② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由
イ.企業統治の体制の概要
当社のコーポレート・ガバナンス体制の概略模式図は、下記のとおりであります。
当社では、各々の専門分野を有する監査役会メンバーが、取締役の職務の執行全般に対し多角的に監査する
ことを狙いとして、監査役制度を採用しており、会社の機関としては、株主総会及び取締役のほか、取締役
会、監査役、監査役会、会計監査人を置き、取締役会の方針に基づく意思決定機関として経営会議を設置して
おります。
取締役会は、経営の重要な意思決定を行うため毎月開催しております。監査役会は、監査方針及び各監査役
の職務分担を決定し、取締役の職務執行状況や内部統制システムの整備・運用状況に対する各監査役の監査結
果を協議するため、定例的に開催されております。経営会議は、重要な経営課題を審議するために原則として
毎月開催しております。また、経営の意思決定及び監督機能と業務執行を分離するため、執行役員制度を導入
し、取締役会の監督機能の強化と執行役員による、より機動的な業務執行を図っております。さらに、内部統
制システムの整備・運用状況評価と課題整理を行い、取締役会へ報告する内部統制委員会を設け、継続的に活
動しております。
機関ごとの員数及び構成員は次のとおりとなっております。(◎は議長を表します。)
役職名 氏名 取締役会(13名) 監査役会(3名) 経営会議(13名)
代表取締役社長 平林 武昭 ◎ ◎
専務取締役 伴 浩明 ○ ○
常務取締役 大門 紀章 ○ ○
取締役 土屋 祐二 ○ ○
取締役 六車 千春 ○ ○
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社外取締役 細江 浩 ○
社外取締役 花井 貢 ○
社外取締役 秋葉 俊幸 ○
常勤監査役 園田 勝朗 ○ ◎ ○
社外監査役 妙中 茂樹 ○ ○
社外監査役 最上 次郎 ○ ○
執行役員 小池 敬司 ○
執行役員 山木 康太郎 ○
執行役員 落合 聡 ○
執行役員 北福 正典 ○
執行役員 林 光信 ○
ロ.企業統治の体制を採用する理由
上記イ.の体制の下で、当社事業に精通した各取締役が各々の事業分担を明確にし、事業の運営に当たるこ
とにより、変化への迅速な対応が可能になると考えております。また、社外監査役を含む監査役は、取締役会
を始め社内の重要な会議に出席し、経営の諸活動全般並びに業務の執行状況の適法性、適正性を監査すること
を通じて、経営監視機能の充実に努めております。こうした企業統治の観点から現体制を採用しております。
③ 企業統治に関するその他の事項
イ.内部統制システムの整備の状況
内部統制システムについては、過去より社内規程の整備、相互牽制が有効に機能する組織編成、内部監査に
よる評価・改善等適時整備を図っており、会計監査においても、通常の監査手続の一環として、内部統制の整
備状況及び運用状況に関する指摘等について実施されております。また、関連業務プロセスの文書化、統制状
況の点検及び内部監査での検証による評価等、内部統制評価並びに内部統制監査に係る制度への完全準拠を
図っております。なお、取締役会で内部統制システムの運用状況の評価と整備の方針について検討し、適宜内
部統制システムの見直しが行われております。
ロ.リスク管理体制
リスク管理の状況としましては、万一の緊急事態の発生時には、リスク管理規程に従い、事実確認・調査か
ら対策本部の設置並びに事態収拾に至る一連の手順についての迅速な遂行を図っております。また、取締役会
及び経営会議において、当社及び当社グループのリスクについて協議を行い、必要な対応を実施しておりま
す。
ハ.子会社の業務の適正を確保するための体制整備の状況
当社は、子会社の経営について各社の自主性を尊重しつつも、当社から各子会社を指導・支援する体制を整
備するとともに、子会社から当社の経営会議等に対して定期的に営業報告、財務報告等を行い、各社の経営状
況を把握しております。また、当社の内部監査部門は子会社の監査も実施しております。
ニ.責任限定契約の内容の概要
当社は、3名の社外取締役及び2名の社外監査役との間で、会社法第427条第1項の規定に基づき、同法第
423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく損害賠償責任の限度額は、
法令の定める最低責任限度額としております。なお、当該責任限定が認められるのは、当該社外取締役、社外
監査役が責任の原因となった職務の遂行について善意でかつ重大な過失がないときに限られます。
当社は、会社法第426条第1項の規定により、取締役(取締役であった者を含む。)及び監査役(監査役であっ
た者を含む。)の責任につき、取締役会の決議によって、法令の定める限度額の範囲内で、免除することができ
る旨定款に定めております。これは、取締役及び監査役が職務を行うにつき、期待される役割を十分に発揮で
きるようにしたものであります。
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ホ.役員等賠償責任保険契約の内容の概要
当社は、AIG損害保険㈱との間で、各取締役並びに各監査役を被保険者として会社法第430条の3第1項に
規定する役員等賠償責任保険契約を締結しております。被保険者の範囲は子会社及び社外を含む取締役、監査
役 であります。被保険者である役員等がその職務の執行に関し責任を負うこと、または当該責任の追及に係る
請求を受けたことによって生じることのある損害について補填することとしており、保険料は、全額会社負担
としております。また、次回更新時には同内容での更新を予定しております。
ヘ.取締役の定数
当社の取締役は、10名以内とする旨定款に定めております。
ト.取締役の選任及び解任の決議要件
当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する
株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨定款で定めております。また、解任決議について、議決権
を行使することができる株主の議決権の過半数を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行
う旨定款で定めております。
チ.剰余金の配当等の決定機関
当社は、剰余金の配当等会社法第459条第1項各号に定める事項については、法令に別段の定めのある場合を
除き、取締役会の決議により定める旨定款に定めております。これは、剰余金の配当等を取締役会の権限とす
ることにより、株主への機動的な利益還元を行うことを目的とするものであります。
リ.株主総会の特別決議要件
当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議について、議決権を行使することができる株主の
議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めておりま
す。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを
目的とするものであります。
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④ 取締役会の活動状況
当事業年度において当社は取締役会を13回開催しており、個々の取締役及び監査役の出席状況については次のとお
りであります。
役職名 氏名 開催回数 出席回数
代表取締役社長 平林 武昭 13回 13回
専務取締役 伴 浩明 13回 13回
常務取締役 大門 紀章 13回 13回
取締役 土屋 祐二 13回 13回
取締役 六車 千春 13回 13回
社外取締役 細江 浩 13回 12回
社外取締役 花井 貢 13回 13回
社外取締役 秋葉 俊幸 13回 13回
常勤監査役 園田 勝朗 13回 13回
社外監査役 妙中 茂樹 13回 13回
社外監査役 最上 次郎 13回 13回
取締役会における主な検討内容としては、以下のとおりであります。
・当社グループの経営方針並びに年次及び中期経営計画
・次世代の経営ストラクチャー構想及び経営承継
・次世代リーダー育成
・代表取締役の選定
・組織体制の方針
・役員報酬及び賞与等の支給額
・株主還元(配当)方針
・M&A戦略
・財務戦略
・財務会計年次予算及び開示業績予想
・剰余金の処分
・コーポレート・ガバナンス
・政策保有株式の評価
・グループ会社の設立及び出資並びにグループ会社への増資
・株主総会の運営
・重要規程類の策定
⑤ 指名・報酬委員会の活動状況
当社は2022年8月22日に任意の指名・報酬委員会(以下、「当委員会」という。)を設置いたしました。
当事業年度において当社は当委員会を4回開催しており、個々の委員の出席状況については次のとおりでありま
す。
役職名 氏名 開催回数 出席回数
社外取締役 細江 浩 4回 4回
社外取締役 秋葉 俊幸 4回 4回
社外監査役 妙中 茂樹 4回 4回
社外監査役 最上 次郎 4回 4回
当委員会における具体的な検討内容としては、取締役の諮問に応じて、主に以下の事項について審議し、取締役会
に対して答申を行います。
・代表取締役の選定・解職に関する事項
・取締役の選任・解任に関する事項
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・取締役の報酬に関する事項(取締役の報酬限度額を含む)
・その他経営上の重要事項で、取締役会が必要と認めた事項
⑥ 株式会社の支配に関する基本方針について
当社は、当社の事業及び財務の方針を決定する者は、株主の皆様や顧客企業等、様々なステークホルダーとの
信頼関係を維持し、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を中長期的に確保し、向上させる者でなければなら
ないと考えております。
一方で当社は、金融商品取引所に株式を上場している者として、市場における当社株式の自由な取引を尊重
し、特定の者による当社株式の大規模な買付け等であっても、当社の企業価値ひいては株主共同の利益の確保・
向上に資するものである限り、これを一概に否定するものではありません。また、当社株式の大規模な買付け等
に係る提案に応じるか否かの判断は、最終的に株主の皆様の判断に委ねられるべきだと考えております。
ただし、株式の大規模買付提案の中には、たとえばステークホルダーとの良好な関係を保ち続けることができ
ない可能性がある等、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を損なうおそれのあるものや、当社の株主や取締
役会が買付提案の内容等について検討し、当社の取締役会が代替案を提示するために合理的に必要な期間・情報
を与えないもの、当社の企業価値を十分に反映しているとはいえないもの等もあり得ます。そのような提案に対
して、当社取締役会は、株主の皆様から負託された者の責務として、株主の皆様のために、必要な時間や情報を
確保するとともに、株式の大規模買付提案者との交渉を行うこと等により、当社グループの企業価値ひいては株
主共同の利益を守る必要があると考えております。
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(2) 【役員の状況】
① 役員一覧
男性 13 名 女性 ―名 (役員のうち女性の比率 ―%)
所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(千株)
1973年3月 当社設立 代表取締役
代表取締役
平林 武昭 1938年4月23日 生 2005年4月 当社代表取締役社長執行役員 (注)4 193.80
社長
2020年6月 当社代表取締役社長(現任)
1981年1月 当社入社
2006年10月 アルファコンピュータ株式会社常務執行
役員(出向)
2010年6月 同社取締役常務執行役員(出向)
2011年4月 当社執行役員東京ソフトウェア担当、
東日本ソフトウェア事業部長
2012年6月 当社取締役執行役員東京ソフトウェア担
当、東日本ソフトウェア事業部長
2013年4月 当社取締役執行役員東京地区担当
2014年4月 当社取締役執行役員東日本地区担当、
医療ビッグデータ事業担当、特命プロ
専務取締役 伴 浩明 1961年1月13日 生 (注)4 41.80
ジェクト担当
2019年6月 当社常務取締役執行役員東京本社担当、
医療ビッグデータ事業担当、東京新規事
業推進担当
2021年6月 当社専務取締役執行役員東京本社担当、
医療ビッグデータ事業担当、東京新規事
業推進担当、グローバル事業担当
2023年4月 当社専務取締役執行役員医療ビッグデー
タ事業担当(現任)、東京新規事業推進担
当(現任)、グローバル事業担当(現任)、
東京総務人事・業務推進担当(現任)
1999年2月 当社入社
2007年6月 当社取締役執行役員財務部長
2010年6月 当社取締役執行役員本社管理部門担当、
財務部長
2014年4月 当社取締役執行役員本社管理部門担当、
グローバルマネジメント担当
常務取締役 大門 紀章 1960年2月11日 生 2017年4月 当社取締役執行役員本社管理部門担当 (注)4 27.30
2019年4月 当社取締役執行役員本社管理部門担当、
国際業務担当
2019年6月 当社常務取締役執行役員本社管理部門担
当、国際業務担当
2023年4月 当社常務取締役執行役員財務・IR担当
(現任)
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所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(千株)
1983年3月 当社入社
2012年4月 当社執行役員GAKUEN事業部長
2014年4月 当社執行役員GAKUEN事業担当
2016年6月 当社取締役執行役員GAKUEN事業担
当
2017年4月 当社取締役執行役員GAKUEN事業担
当、新規事業推進担当
2019年4月 当社取締役執行役員GAKUEN事業担
当、新規事業推進担当、BankNeo
事業担当
取締役 土屋 祐二 1962年6月8日 生 (注)4 35.60
2021年4月 当社取締役執行役員GAKUEN事業担
当、新規事業推進担当、BankNeo
事業担当、西日本SI事業担当
2021年6月 当社取締役執行役員大阪本社事業担当、
GAKUEN事業担当、新規事業推進担
当、BankNeo事業担当
2022年4月 当社取締役執行役員GAKUEN事業担
当(現任)、新規事業推進担当(現任)、B
ankNeo事業担当(現任)、西日本S
I事業担当(現任)
1988年4月 当社入社
2014年4月 当社執行役員東日本ソフトウェア事業部
長
2018年4月 当社執行役員東日本SI事業担当
2019年6月 当社取締役執行役員東日本SI事業担当
2020年1月 当社取締役執行役員東日本SI事業担
取締役 六車 千春 1964年10月22日 生 (注)4 18.20
当、海外事業本部 副本部長
2021年1月 当社取締役執行役員東日本SI事業担
当、ASEAN事業本部長
2023年4月 当社取締役執行役員東日本SI事業担当
(現任)、DX推進担当(現任)、ASEA
N事業本部長(現任)
1978年12月 当社入社
1995年4月 GAKUEN事業室長
1997年4月 パッケージ事業室長
2000年4月 CS事業部長
取締役 園田 勝朗 1958年6月13日 生 (注)4 42.20
2004年4月 第三ソリューション事業部長
2014年6月 当社常勤監査役
2023年6月 当社取締役執行役員人事・総務担当(現
任)
1998年4月 当社入社
2017年4月 当社財務経理部長
2021年4月 当社東京管理本部東京業務管理部長
取締役 平林 卓 1969年6月7日 生 2023年4月 当社執行役員経営企画・業務管理担当、 (注)4 278.64
経営企画室長
2023年6月 当社取締役執行役員経営企画・業務管理
担当(現任)、経営企画室長(現任)
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所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(千株)
1983年4月 株式会社豊田自動織機入社
2004年6月 有限会社アドミックスパートナーズ取締
役・コンサルタント(現任)
2006年1月 株式会社ビー・エヌ・アイ・システムズ
取締役副社長
取締役 細江 浩 1959年8月16日 生 2007年4月 同社代表取締役社長 (注)4 ―
2011年7月 株式会社NTTデータ・チャイナ・アウ
トソーシング代表取締役副社長
2014年7月 株式会社イノベーティブ・ソリューショ
ンズ代表取締役(現任)
2017年6月 当社社外取締役(現任)
1977年4月 日本ユニバック株式会社(現、BIPR
OGY株式会社)入社
1982年8月 日本アイ・ビー・エム株式会社入社
2005年2月 T&Iソリューション株式会社代表取締
取締役 花井 貢 1953年6月29日 生 役社長 (注)4 ―
2008年8月 日本情報通信株式会社取締役
2015年4月 株式会社第一コンピュータリソース顧問
2017年12月 エスツーアイ株式会社顧問
2019年6月 当社社外取締役(現任)
1980年4月 キヤノン販売株式会社(現、キヤノン
マーケティングジャパン株式会社)入社
2004年3月 キヤノンスーパーコンピューティングエ
スアイ株式会社代表取締役社長、同社子
会社ソリューションサービス株式会社代
表取締役社長(兼任)
取締役 秋葉 俊幸 1956年6月18日 生 (注)4 ―
2012年1月 キヤノンビズアテンダ株式会社取締役
(非常勤)、クオリサイトテクノロジーズ
株式会社取締役(非常勤)
2013年7月 株式会社エフタイム取締役
2015年6月 株式会社エフタイム常務取締役
2021年6月 当社社外取締役(現任)
1989年4月 当社入社
2014年4月 当社流通ビジネス事業部長
常勤監査役 籔下 昌巳 1965年6月3日 生 (注)5 0.20
2015年4月 当社西日本SI第二事業部長
2023年6月 当社常勤監査役(現任)
1985年8月 青山監査法人大阪事務所入所
1989年10月 妙中幹男公認会計士事務所入所
1995年6月 西本産業株式会社(現、 キヤノンメド
テックサプライ 株式会社)社外監査役
2006年1月 妙中茂樹公認会計士事務所所長(現任)
監査役 妙中 茂樹 1961年9月10日 生 (注)6 ―
2009年6月 当社社外監査役(現任)
2018年1月 株式会社デンキョーグループホールディ
ングス社外監査役(現任)
2019年6月 ダイビル株式会社社外監査役
2022年1月 税理士法人たえなか代表社員(現任)
2007年11月 弁護士法人奔流入所
2011年2月 山下・川添総合法律事務所入所
監査役 最上 次郎 1978年8月2日 生 (注)5 ―
2013年7月 弁護士法人カノン法律事務所入所(現任)
2014年6月 当社社外監査役(現任)
計 637.74
(注) 1.当社では、経営の意思決定・監督と業務執行の分離のため、執行役員制度を導入しております。
2.取締役細江浩氏及び取締役花井貢氏及び取締役秋葉俊幸氏は、社外取締役であります。
3.監査役妙中茂樹氏及び監査役最上次郎氏は、社外監査役であります。
4.2023年6月28日開催の定時株主総会の終結の時から1年間であります。
5.2023年6月28日開催の定時株主総会の終結の時から4年間であります。
6.2020年6月24日開催の定時株主総会の終結の時から4年間であります。
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② 社外役員の状況
当社の社外取締役は3名、社外監査役は2名であります。
社外取締役細江浩氏は、有限会社アドミックスパートナーズ取締役・コンサルタント、株式会社イノベーティ
ブ・ソリューションズ代表取締役であります。グローバルビジネスを含めた、先端的なITコンサルティング事
業及びビジネスモデル再構築における豊富な経験と幅広い見識を有しており、当社グループの成長戦略の具現
化、戦略実行における評価・確認、リスクに対する考え方等の有益な発言を行っております。
社外取締役花井貢氏は、同氏は大手IT企業における、自動車系メーカー等へのITソリューション営業及び
営業部隊統括、製品・サービスのブランディング等の豊富な経験と幅広い見識を有しており、当社グループの事
業の安定運用のため内部統制に関する組織のあり方、ルール等の有益な発言を行っております。
社外取締役秋葉俊幸氏は、他社の代表取締役を含む重職を歴任した経験から、ITベンダーをはじめとした情報
通信業界での豊富な人脈や経験、幅広い知識を有しており、当社グループのマーケットや株式市場におけるプレ
ゼンス向上、次世代への継承における助言等の有益な発言を行っております。
社外監査役妙中茂樹氏は、妙中公認会計士事務所所長、及び税理士法人たえなか代表社員、株式会社デン
キョーグループホールディングス社外監査役であります。公認会計士・税理士としての専門的見地から会計・税
務に関する質問と助言、株式市場に対しての考え方等、取締役会の意思決定の妥当性・適正性を確保するための
助言・提言を行っております。また、監査役会において、当社の経理システム、会計方針並びに内部統制等につ
いて適宜、必要な発言を行っております。
社外監査役最上次郎氏は、弁護士法人カノン法律事務所弁護士であります。弁護士としての専門的見地から
コーポレートガバナンス・内部統制に関する意見や助言等、取締役会の意思決定の妥当性・適正性を確保するた
めの助言・提言を行っております。また、監査役会において、当社の法務業務全般について適宜、必要な発言を
行っております。
当社と社外取締役、社外監査役、及び兼職先との間には人的関係、取引関係及びその他の利害関係はありませ
ん。
当社においては、社外取締役及び社外監査役の選任にあたっては、東京証券取引所が定める独立役員の独立性
に関する判断基準等を参考としております。東京証券取引所が定める「独立役員の確保に係る実務上の留意事
項」に定める独立性基準を踏まえた上で、当社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に貢献できる人物を
候補者として選定することを基本方針としております。
③ 社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部
統制部門との関係
社外取締役と社外監査役は、監査役会で常勤監査役から取締役会に付議されない情報の共有を受けて意見交換
を行っており、取締役会において、それぞれの専門分野と知見を活かした質問と発言で取締役及び取締役会の監
督又は監査を行っております。
監査室と会計監査人及び監査役会は三様監査の充実のための各々の監査計画と監査の状況について情報を共有
し、期中において監査上の気付き事項を含め必要な意見交換を行っております。監査室は内部統制評価報告の事
務局として内部統制部門の評価を統括し、その状況及び結果を経営会議に報告しております。
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(3) 【監査の状況】
① 監査役監査の状況
当社の監査役会は、常勤監査役1名、社外監査役2名の計3名で構成しております。監査役監査は、「監査役
会規程」並びに監査役監査計画に基づいて実施するほか、会社を取り巻く状況の変化に応じた監査を行っており
ます。
社外監査役妙中茂樹氏は公認会計士・税理士、社外監査役最上次郎氏は弁護士であり、それぞれ企業財務や内
部統制等に関する豊富な経験と知識を有しており、専門的な知見を監査役監査に活かしております。
常勤監査役園田勝朗氏は、経営会議等の重要会議への参加並びに役職員等への質問を通じて企業集団全体の状
況を把握し、社外監査役へ適宜情報を共有するとともに、毎月開催する監査役会において監査役全員で意見交換
を行っております。監査役監査の状況は定期的に取締役会へ報告するとともに必要に応じて提言を行っておりま
す。
当事業年度の監査役会は全12回開催し、監査役全員が全て参加しました。監査役会の情報共有と意見交換を
踏まえて各監査役は取締役会での質問と確認を行うことで取締役会の職務執行全般を確認しております。
また三様監査充実のため監査役会が主導して年度はじめに会計監査人、監査室、監査役会各々の監査計画の説
明と意見交換を行っております。監査役会は期中に会計監査人からレビュー及び監査の状況についての報告を受
けて意見交換を行っております。当事業年度は、企業集団のリスクと内部統制、事業報告のその他の記載事項、
監査上の主要な検討事項(KAM)について意見交換を行いました。
常勤監査役は、監査室から定期的に監査の状況について報告を受けて意見交換を行い、内部監査の状況とその
結果を監査役会に報告しております。
なお当社の監査役会において常勤監査役の報告に際して、社外取締役も必要に応じて参加いただき、取締役会
には付議されない情報を社外取締役にも共有しております。
② 内部監査の状況
当社における内部監査は、代表取締役社長直轄の監査室(専任3名)が担当しており、「内部監査規程」並び
に監査計画に基づき監査対象部門を選定した業務監査の他、重要テーマに関する監査を行っており、これらの監
査の結果は代表取締役社長はじめ経営会議へ報告し、経営上の課題として議論がなされております。
当事業年度の監査においては、業務監査に加えて各部門の組織運営と人材育成の視点で監査を実施しました。
子会社に対する監査についても、現地往査を行い、企業集団全体の内部統制の状況を確認しております。
また、監査室は内部統制評価報告の事務局として内部統制部門全般の評価を統括し、その結果を監査法人へ連
携しており、当事業年度の内部統制評価について当社及び重要な子会社の内部統制に重大な問題がないことを確
認しております。
監査室が実施する業務監査と内部統制評価の状況及び結果については、常勤監査役に適宜報告を行い、常勤監
査役の確認と代表取締役の承認を経て、被監査部門に通知しております。また、当該状況及び結果については、
経営会議に報告されております。
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③ 会計監査の状況
a.監査法人の名称
有限責任監査法人トーマツ
b.継続監査期間年数
2000年以降
c.業務を執行した公認会計士
指定有限責任社員 業務執行社員 公認会計士 千﨑 育利
指定有限責任社員 業務執行社員 公認会計士 藤川 賢
d.監査業務に係る補助者の構成
会計監査業務に係る補助者の構成は、公認会計士11名、その他12名であります。
e.監査法人の選定方針と理由
当社は、会計監査人の選定に際し、監査の実施体制、監査報酬の見積額等を書面で入手し、面談等を通じて
選定しております。
現監査法人は、豊富な監査実績を有しており、当社の多角的かつグローバルな事業展開に即した審査体制が
整備されていることに加え、監査期間及び監査報酬が合理的かつ妥当であることから、これらを総合的に判断
し、当社の会計監査人として選定しております。
f.監査役及び監査役会による監査法人の評価
監査役及び監査役会は、監査法人に対して評価を行っております。有限責任監査法人トーマツについて、会
計監査人の適格性・独立性を害する事由等の発生はなく、適正な監査の遂行が可能であると評価しておりま
す。
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④ 監査報酬の内容等
a.監査公認会計士等に対する報酬
前連結会計年度 当連結会計年度
区分
監査証明業務に 非監査業務に 監査証明業務に 非監査業務に
基づく報酬(百万円) 基づく報酬(百万円) 基づく報酬(百万円) 基づく報酬(百万円)
提出会社 39 1 40 ―
連結子会社 ― ― ― ―
計 39 1 40 ―
(注) 当社における非監査業務の内容は、「収益認識に関する会計基準」の適用による会計方針の検討に関する助
言・指導業務であります。
b.監査公認会計士等と同一のネットワーク(デロイトグループ)に対する報酬(a.を除く)
(前連結会計年度及び当連結会計年度)
特記すべき事項はありません。
c.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
(前連結会計年度及び当連結会計年度)
特記すべき事項はありません。
d.監査報酬の決定方針
監査公認会計士等に対する報酬は、前事業年度の監査業務における監査従事者の人数、執務日数等の実績を
参考に、当該事業年度の業務特性を勘案し、監査役会の同意を得た上で、社内規程に定められた決裁手続きを
経て報酬額を決定しております。
e.監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
取締役会が提出した会計監査人に対する報酬等に対して、監査計画、監査日数、当社の規模・特性等を勘案
し、それらの妥当性について監査役会で検討した結果、会社法第399条第1項の同意を行うことが相当と判断い
たしました。
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(4) 【役員の報酬等】
① 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項
当社は役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針を定めており、その内容は、業績連動型の報酬
体系を採用し、社員の賃金水準と過大な乖離が生じないよう考慮し設計された役員の役職別業績評価ランク別報
酬テーブルに基づき、代表取締役社長の各役員に対する評価をもとに決定しております。
当社の役員報酬等に関する株主総会の決議年月日は2008年6月20日であり、決議の内容は取締役年間報酬総額
の上限を300,000千円(ただし、使用人兼務取締役の使用人分給与は含まない。)、監査役年間報酬総額の上限を
60,000千円とするものです。
当社の取締役の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針の決定権限を有する者は、取締役会により委
任された代表取締役であり、株主総会で決議された報酬総額の範囲内において個別の報酬額を決定しておりま
す。監査役の報酬等は、株主総会で決議された報酬総額の範囲内において、監査役の協議により決定しておりま
す。
当社の役員報酬は、業績連動報酬と業績連動報酬以外の報酬等により構成されており、その支給割合の決定の
方針は当社の役員報酬規程及び役員株式給付規程に定めており、当該役員の会社への貢献度、社会的地位、当社
の株式価値などを総合的に勘案し、支給割合を決定しております。
なお、業績連動報酬として2018年6月26日開催の第46期定時株主総会において株式報酬制度「株式給付信託
(BBT)」を導入いたしました。業績連動報酬に係る指標は、当社の株価であり、当該指標を選択した理由は、取締
役が株価上昇によるメリット並びに株価下落のリスクを共に株主の皆様と共有するためであります。さらに、会
社法の一部を改正する法律(令和元年法律第70号)が2021年3月1日に施行されたことに伴い、2021年6月25日開
催の第49期定時株主総会において、取締役に付与される1事業年度当たりのポイント数の上限(50,000ポイント)
を決定しております。これは現行の役員報酬の支給水準、取締役の員数の動向と今後の見込み等を総合的に考慮
しており、相当であるものと判断しております。
当社の業績連動報酬の決定方法の概要は以下のとおりであります。
1) ポイントの付与
各事業年度に関して、取締役(社外取締役を除く。以下同じ。)に対して役員株式給付規程に基づき定まる
数のポイントを職務執行の対価として付与する。
2) 当社株式等の給付
取締役が退任し役員株式給付規程に定める受益者要件を満たした場合、原則として当該取締役に付与され
たポイントにつき、1ポイントに対し当社普通株式1株に換算したうえで、当該取締役に対して当社普通株
式が退任時に給付される。
当事業年度における当社の業績目標に係る指標の目標及び実績は以下のとおりであります。
1) 指標の目標
指標が株価であることから、目標は設定しておりません。
2) 指標の実績
1,571円(2022年7月から2023年3月の当社の各月末日終値の平均株価)
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② 役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数
報酬等の種類別の総額(千円)
対象となる
報酬等の総額
役員区分 役員の員数
(千円)
左記のうち、
(人)
固定報酬 賞与 業績連動報酬
非金銭報酬等
取締役
195,083 145,141 28,729 21,212 21,212 5
(社外取締役を除く)
監査役
21,230 17,726 3,504 - - 1
(社外監査役を除く)
社外役員 17,040 14,248 2,792 - - 5
(注)非金銭報酬等は、全て業績連動報酬であり、株式給付信託(BBT)に基づく株式報酬であります。
③ 報酬等の総額が1億円以上である者の報酬等の総額等
該当事項はありません。
④ 使用人兼務役員の使用人分給与のうち重要なもの
該当事項はありません。
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(5) 【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方
当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、専ら
株式の価値の変動及び株式に係る配当によって利益を受けとることを保有目的とする株式を純投資目的である投
資株式とし、それ以外の株式を純投資目的以外の目的である投資株式としております。
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式
a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の
内容
当社は、当社の製品およびサービス等の維持・拡大が期待され、事業の円滑な推進を図るために必要かつ重
要と判断する企業の株式を保有しております。また、株式の取得や保有の合理性については、取締役会におい
て保有目的の適正性、保有に伴う利益およびリスクが資本コストに見合っているか等を定期的に精査・検証し
ております。
b.銘柄数及び貸借対照表計上額
貸借対照表計上額の
銘柄数
(銘柄)
合計額(千円)
非上場株式 1 464
非上場株式以外の株式 1 53,070
(当事業年度において株式数が増加した銘柄)
該当事項はありません。
(当事業年度において株式数が減少した銘柄)
該当事項はありません。
c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報
特定投資株式
当事業年度 前事業年度
当社の株
保有目的、業務提携等の概要、
株式数(株) 株式数(株)
定量的な保有効果
銘柄 式の保有
及び株式数が増加した理由
の有無
貸借対照表計上額 貸借対照表計上額
(千円) (千円)
(保有目的)
取引関係の強化及び企業価値向上
29,000 29,000
(業務提携等の概要)
㈱テラスカイ 有
当社ブランド商材である「BankNeo」関連ビジ
ネスにおける開発、人材教育及び各種クラウ
53,070 45,472
ド関連ビジネスにおける案件創出、人材育成
など
(注) 定量的な保有効果については 記載が困難であります。保有の合理性は、保有目的、経済合理性、取引状況等に
より検証しております。
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③ 保有目的が純投資目的である投資株式
当事業年度 前事業年度
貸借対照表計 貸借対照表計
区分
銘柄数 銘柄数
上額の合計額 上額の合計額
(銘柄) (銘柄)
(千円) (千円)
非上場株式 ― ― ― ―
非上場株式以外の株式 5 389,239 5 368,968
当事業年度
区分
受取配当金の 売却損益の 評価損益の
合計額(千円) 合計額(千円) 合計額(千円)
非上場株式 ― ― ―
非上場株式以外の株式 8,937 ― 193,496
(注) 非上場株式については、市場価格のない株式等であることから、「評価損益の合計額」は記載しておりませ
ん。
④ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの
該当事項はありません。
⑤ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの
該当事項はありません。
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第5 【経理の状況】
1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について
(1) 当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)に
基づいて作成しております。
(2) 当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。以下「財
務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。
また、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成しておりま
す。
2.監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(2022年4月1日から2023年3月31日ま
で)の連結財務諸表及び事業年度(2022年4月1日から2023年3月31日まで)の財務諸表について、有限責任監査法人
トーマツによる監査を受けております。
3.連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みについて
当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みを行っております。具体的には、会計基準等の内
容を適切に把握し、会計基準等の変更等について的確に対応できる体制を整備するため、公益財団法人財務会計基準
機構へ加入し、同法人が開示している資料の閲覧やセミナーへの参加等により、必要な情報の収集に努めておりま
す。
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1 【連結財務諸表等】
(1) 【連結財務諸表】
① 【連結貸借対照表】
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2022年3月31日) (2023年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 6,464,852 7,206,690
※2 5,533,330 ※2 6,532,385
受取手形、売掛金及び契約資産
商品及び製品 147,538 172,554
仕掛品 99,301 100,612
原材料及び貯蔵品 5,761 8,239
その他 144,293 174,586
△ 5,875 △ 7,924
貸倒引当金
流動資産合計 12,389,203 14,187,144
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 842,406 958,056
△ 548,763 △ 589,641
減価償却累計額
建物及び構築物(純額) 293,643 368,415
土地
142,361 142,361
その他 565,150 607,152
△ 454,587 △ 485,935
減価償却累計額
その他(純額) 110,562 121,216
有形固定資産合計 546,567 631,994
無形固定資産
のれん 102,785 88,499
顧客関連資産 83,113 71,561
ソフトウエア 80,909 74,913
7,626 7,626
その他
無形固定資産合計 274,435 242,601
投資その他の資産
投資有価証券 542,531 612,807
退職給付に係る資産 705,144 674,681
繰延税金資産 536,929 539,732
差入保証金 457,167 435,927
その他 89,934 93,485
△ 1,925 △ 4,577
貸倒引当金
投資その他の資産合計 2,329,781 2,352,057
固定資産合計 3,150,785 3,226,652
資産合計 15,539,989 17,413,797
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(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2022年3月31日) (2023年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 1,380,056 1,495,532
短期借入金 8,518 -
未払法人税等 563,468 498,990
契約負債 430,851 354,018
賞与引当金 1,194,536 1,270,424
役員賞与引当金 77,530 110,250
工事損失引当金 52,960 6,801
913,152 967,961
その他
流動負債合計 4,621,074 4,703,978
固定負債
役員株式給付引当金 120,728 141,759
役員退職慰労引当金 6,646 -
退職給付に係る負債 1,058,791 1,110,713
資産除去債務 132,613 239,628
繰延税金負債 24,655 28,464
380,995 373,011
その他
固定負債合計 1,724,430 1,893,578
負債合計 6,345,505 6,597,556
純資産の部
株主資本
資本金 1,535,409 1,535,409
資本剰余金 1,703,991 1,702,732
利益剰余金 5,865,484 7,389,420
△ 175,264 △ 175,703
自己株式
株主資本合計 8,929,621 10,451,859
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 121,768 137,114
為替換算調整勘定 △ 2,240 119,184
110,706 60,618
退職給付に係る調整累計額
その他の包括利益累計額合計 230,234 316,917
非支配株主持分 34,628 47,463
純資産合計 9,194,483 10,816,240
負債純資産合計 15,539,989 17,413,797
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② 【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】
【連結損益計算書】
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日) 至 2023年3月31日)
※1 21,399,553 ※1 23,519,516
売上高
※4 ,※6 15,711,508 ※4 ,※6 17,143,676
売上原価
売上総利益 5,688,045 6,375,839
※2 ,※3 3,687,543 ※2 ,※3 3,990,171
販売費及び一般管理費
営業利益 2,000,501 2,385,668
営業外収益
受取利息 12,020 16,012
受取配当金 6,391 8,937
受取賃貸料 2,483 3,086
受取手数料 1,971 2,100
為替差益 14,225 12,286
助成金収入 14,937 20,792
9,268 5,535
その他
営業外収益合計 61,298 68,752
営業外費用
支払利息 1,199 620
貸倒引当金繰入額 - 2,345
支払手数料 1,899 758
新株発行費 5,773 -
415 547
その他
営業外費用合計 9,287 4,271
経常利益 2,052,512 2,450,148
特別損失
※5 87,398
-
減損損失
特別損失合計 87,398 -
税金等調整前当期純利益 1,965,114 2,450,148
法人税、住民税及び事業税
773,626 658,607
△ 140,936 13,513
法人税等調整額
法人税等合計 632,689 672,121
当期純利益 1,332,424 1,778,027
非支配株主に帰属する当期純利益 1,866 5,816
親会社株主に帰属する当期純利益 1,330,558 1,772,210
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【連結包括利益計算書】
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日) 至 2023年3月31日)
当期純利益 1,332,424 1,778,027
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △ 65,007 15,346
為替換算調整勘定 79,646 125,124
△ 4,860 △ 50,087
退職給付に係る調整額
※1 9,779 ※1 90,382
その他の包括利益合計
包括利益 1,342,203 1,868,410
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 1,339,796 1,858,894
非支配株主に係る包括利益 2,407 9,516
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③ 【連結株主資本等変動計算書】
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 1,076,669 1,128,115 4,605,874 △ 218,515 6,592,143
会計方針の変更によ
81,080 81,080
る累積的影響額
会計方針の変更を反映
1,076,669 1,128,115 4,686,954 △ 218,515 6,673,223
した当期首残高
当期変動額
新株の発行 458,739 458,739 917,479
剰余金の配当 △ 152,028 △ 152,028
親会社株主に帰属す
1,330,558 1,330,558
る当期純利益
自己株式の取得 △ 87,750 △ 87,750
自己株式の処分 116,125 131,002 247,127
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 1,011 1,011
変動
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 458,739 575,876 1,178,529 43,251 2,256,397
当期末残高 1,535,409 1,703,991 5,865,484 △ 175,264 8,929,621
その他の包括利益累計額
新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券 為替換算調整 退職給付に係る その他の包括
評価差額金 勘定 調整累計額 利益累計額合計
当期首残高 186,775 △ 81,346 115,566 220,996 5,530 31,705 6,850,375
会計方針の変更によ
81,080
る累積的影響額
会計方針の変更を反映
186,775 △ 81,346 115,566 220,996 5,530 31,705 6,931,456
した当期首残高
当期変動額
新株の発行 917,479
剰余金の配当 △ 152,028
親会社株主に帰属す
1,330,558
る当期純利益
自己株式の取得 △ 87,750
自己株式の処分 247,127
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 1,011
変動
株主資本以外の項目
△ 65,007 79,105 △ 4,860 9,238 △ 5,530 2,923 6,630
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 △ 65,007 79,105 △ 4,860 9,238 △ 5,530 2,923 2,263,027
当期末残高 121,768 △ 2,240 110,706 230,234 - 34,628 9,194,483
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当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 1,535,409 1,703,991 5,865,484 △ 175,264 8,929,621
会計方針の変更によ
-
る累積的影響額
会計方針の変更を反映
1,535,409 1,703,991 5,865,484 △ 175,264 8,929,621
した当期首残高
当期変動額
新株の発行 -
剰余金の配当 △ 248,274 △ 248,274
親会社株主に帰属す
1,772,210 1,772,210
る当期純利益
自己株式の取得 △ 439 △ 439
自己株式の処分 -
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 △ 1,258 △ 1,258
変動
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - △ 1,258 1,523,936 △ 439 1,522,238
当期末残高 1,535,409 1,702,732 7,389,420 △ 175,703 10,451,859
その他の包括利益累計額
新株予約権 非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券 為替換算調整 退職給付に係る その他の包括
評価差額金 勘定 調整累計額 利益累計額合計
当期首残高 121,768 △ 2,240 110,706 230,234 - 34,628 9,194,483
会計方針の変更によ
-
る累積的影響額
会計方針の変更を反映
121,768 △ 2,240 110,706 230,234 - 34,628 9,194,483
した当期首残高
当期変動額
新株の発行 -
剰余金の配当 △ 248,274
親会社株主に帰属す
1,772,210
る当期純利益
自己株式の取得 △ 439
自己株式の処分 -
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 △ 1,258
変動
株主資本以外の項目
15,346 121,425 △ 50,087 86,683 - 12,835 99,518
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 15,346 121,425 △ 50,087 86,683 - 12,835 1,621,756
当期末残高 137,114 119,184 60,618 316,917 - 47,463 10,816,240
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④ 【連結キャッシュ・フロー計算書】
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日) 至 2023年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 1,965,114 2,450,148
減価償却費 114,387 118,347
ソフトウエア償却費 23,215 25,110
のれん償却額 31,361 23,599
顧客関連資産償却額 20,279 19,083
商標権償却額 976 -
技術関連資産償却額 1,733 -
減損損失 87,398 -
賞与引当金の増減額(△は減少) 308,751 74,896
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) △ 38,329 30,463
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 41,363 48,816
受取利息及び受取配当金 △ 18,411 △ 24,950
支払利息 1,199 620
売上債権及び契約資産の増減額(△は増加) △ 1,316,502 △ 937,570
契約負債の増減額(△は減少) 35,117 △ 79,016
棚卸資産の増減額(△は増加) 309,800 △ 28,805
仕入債務の増減額(△は減少) 339,136 101,276
△ 72,578 △ 52,232
その他
小計 1,834,014 1,769,788
利息及び配当金の受取額
38,519 24,950
利息の支払額 △ 1,151 △ 620
△ 708,462 △ 720,202
法人税等の支払額
営業活動によるキャッシュ・フロー 1,162,919 1,073,916
投資活動によるキャッシュ・フロー
会員権の売却による収入 690 -
定期預金の預入による支出 - △ 415,785
定期預金の払戻による収入 - 3,291
有形固定資産の取得による支出 △ 51,486 △ 80,953
有形固定資産の売却による収入 6,483 1,481
ソフトウエアの取得による支出 △ 32,391 △ 16,724
投資有価証券の取得による支出 △ 1,532 △ 46,994
投資有価証券の売却による収入 22,601 -
貸付けによる支出 △ 51,812 △ 15,906
貸付金の回収による収入 45,405 8,571
差入保証金の差入による支出 △ 19,111 △ 2,631
差入保証金の回収による収入 1,194 24,945
△ 952 △ 950
その他
投資活動によるキャッシュ・フロー △ 80,912 △ 541,656
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(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日) 至 2023年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △ 400,000 △ 9,047
リース債務の返済による支出 △ 28,185 △ 25,115
長期借入金の返済による支出 △ 2,800 -
株式の発行による収入 914,768 -
配当金の支払額 △ 152,028 △ 248,274
自己株式の取得による支出 △ 87,750 △ 439
非支配株主からの払込みによる収入 - 3,740
非支配株主への配当金の支払額 - △ 1,680
242,854 -
自己株式の処分による収入
財務活動によるキャッシュ・フロー 486,858 △ 280,816
現金及び現金同等物に係る換算差額 41,262 77,782
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 1,610,127 329,226
現金及び現金同等物の期首残高 4,853,695 6,463,823
※1 6,463,823 ※1 6,793,050
現金及び現金同等物の期末残高
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【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
1.連結の範囲に関する事項
(1) 連結子会社の数 13 社
連結子会社の名称
JASTEC (THAILAND) CO., LTD.
アルファコンピュータ株式会社
株式会社新日本ニーズ
桂林安信軟件有限公司
上海嘉峰信息科技有限公司
株式会社アイエスアール
JAST Asia Pacific Co., Ltd.
Virtual Calibre SDN. BHD.
Virtual Calibre MSC SDN. BHD.
Virtual Calibre Consulting SDN. BHD.
AG NET PTE.LTD.
Bright & Better Co., Ltd.
Virtual Calibre Consulting India Pvt. Ltd.
上記のうち、Virtual Calibre Consulting India Pvt. Ltd.につきましては、当連結会計年度において、当社の
子会社として設立したことにより、連結の範囲に含めております。
(2) 非連結子会社の名称
AGHRM Malaysia SDN. BHD.
連結の範囲から除いた理由
当非連結子会社は、小規模会社であり、合計の総資産、売上高、当期純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金
(持分に見合う額)等は、いずれも連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていないため、連結の範囲から除外してお
ります。
2.持分法の適用に関する事項
(1) 持分法を適用した非連結子会社の数
該当事項はありません。
(2) 持分法を適用しない非連結子会社の名称等
AGHRM Malaysia SDN. BHD.
(持分法を適用しない理由)
当非連結子会社は、当期純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)等からみて、持分法の対象
から除いても連結財務諸表に及ぼす影響が軽微であり、かつ、全体としても重要性がないため、持分法の適用範
囲から除外しております。
3.連結子会社の事業年度等に関する事項
連結子会社のうち在外連結子会社9社の決算日は2022年12月31日であります。連結財務諸表の作成に当たっては、
同決算日現在の財務諸表を使用しております。ただし、2023年1月1日から連結決算日2023年3月31日までの期間に
発生した重要な取引については、連結上必要な調整を行っております。
なお、国内連結子会社3社及び在外連結子会社1社の決算日は、連結決算日と一致しております。
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4.会計方針に関する事項
(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法
イ 有価証券
① 満期保有目的の債券
償却原価法(定額法)を採用しております。
② その他有価証券
市場価格のない株式等以外のもの
時価法
(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)を採用しております。
市場価格のない株式等
移動平均法による原価法を採用しております。
ロ 棚卸資産
① 商品
個別法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用しており
ます。
② 製品
総平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用してお
ります。
③ 仕掛品
個別法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用しており
ます。
④ 貯蔵品
最終仕入原価法を採用しております。
(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法
イ 有形固定資産(リース資産を除く)
当社及び国内連結子会社は定率法を採用しております。ただし、2016年4月1日以降に取得した建物附属設備
及び構築物については、定額法を採用しております。
また、在外連結子会社は定額法を採用しております。
なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。
建物及び構築物 10年~35年
その他 4年~10年
ロ 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しております。
なお、ソフトウェアについては、社内における利用可能期間(3~5年)に基づく定額法を採用しております。
ハ リース資産
① 所有権移転ファイナンス・リース取引に係るリース資産
自己所有の固定資産に適用する減価償却方法と同一の方法を採用しております。
② 所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。
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(3) 重要な引当金の計上基準
イ 貸倒引当金
債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権につ
いては個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。
ロ 賞与引当金
当社及び連結子会社の一部は従業員の賞与の支給に充てるため、支給見込額を計上しております。
ハ 役員退職慰労引当金
国内連結子会社の一部は役員の退職慰労金の支出に充てるため、内規に基づく期末要支給額を計上しておりま
す。
ニ 役員賞与引当金
当社及び連結子会社の一部は役員賞与の支出に備えて、当連結会計年度における支給見込額の当連結会計年度
負担額を計上しております。
ホ 役員株式給付引当金
役員株式給付規程に基づく当社役員への当社株式の給付に備えるため、当連結会計年度における株式給付債務
の見込額に基づき計上しております。
ヘ 工事損失引当金
受注制作ソフトウェア開発等に係る将来の損失に備えるため、翌期以降に損失の発生が見込まれ、かつ、金額
を合理的に見積もることができる契約について、損失見込額を計上しております。
(4) 退職給付に係る会計処理の方法
① 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度までの期間に帰属させる方法については、給
付算定式基準によっております。
② 数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法
過去勤務費用については、その発生時における従業員の平均残存勤務期間内の一定の年数(10年)による定率法
により費用処理しております。
数理計算上の差異については、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数
(10年)による定率法により按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理しております。
③ 未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費用の会計処理方法
未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費用については、税効果を調整の上、純資産の部におけるその他
の包括利益累計額の退職給付に係る調整累計額に計上しております。
④ 小規模企業等における簡便法の採用
一部の連結子会社は、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額
を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。
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(5) 重要な収益及び費用の計上基準
当社及び連結子会社の顧客との契約から生じる収益に関する主要な事業における主な履行義務の内容及び当該履
行義務を充足する通常の時点(収益を認識する通常の時点)は、以下の通りです。
当社及び連結子会社は、DX&SI事業、パッケージ事業、医療ビッグデータ事業、グローバル事業の4つの事
業セグメントで構成しております。当社及び連結子会社の顧客との契約から生じる収益は、主にソフトウェアの受
注制作や保守サービス等によるものであり、一定の期間にわたり履行義務が充足される契約については、期間がご
く短い契約を除き、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき収益を一定の期間にわたり認識し
ております。進捗度は主に工事原価総額の見積りに対する実際発生原価の割合(原価比例法)によるインプット法
に基づいて算定しております。また、システム機器関連等の商品の販売等により、一時点で履行義務が充足される
契約については、顧客がこれを検収した一時点で収益を認識しております。
なお、商品の販売等のうち、当社及び連結子会社が代理人に該当する取引については、顧客から受け取る対価の
総額から仕入先に対する支払額を差し引いた純額で収益を認識しております。
(6) のれんの償却方法及び償却期間
のれんの償却については、5年間から10年間の均等償却を行っております。
(7) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
手許現金、随時引き出し可能な預金及び預入期間が3ヵ月以内の定期預金からなっております。
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(重要な会計上の見積り)
1.進捗度に基づく一定の期間にわたる収益認識に係る工事原価総額の見積り
(1) 当連結会計年度に係る連結財務諸表に計上した金額
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
進捗度に基づく一定の期間にわた
1,185,650 1,856,776
る収益認識に係る売上高
(2) 会計上の見積りの内容に関する理解に資するその他の情報
ソフトウェアの受注制作等の一定の期間にわたり履行義務が充足される契約については、進捗度に基づき一定の
期間にわたる収益認識により売上高を計上しております。
進捗度に基づく一定の期間にわたる収益認識に係る売上高は、工事収益総額に進捗度を乗じて算定されますが、
進捗度は工事原価総額の見積りに対する当連結会計年度末までの実際発生原価の割合(原価比例法)によるイン
プット法に基づいて算定しております。発生原価に基づく工事原価総額の見積りはソフトウェアの受注制作等にお
ける仕様や工期等に関する個別性を踏まえて、受注制作等に必要となる工数を見積っております。
当該見積りについて、工数の見積りに大幅な見直しを要する状況が発生した場合には、翌連結会計年度に係る連
結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。
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(未適用の会計基準等)
・「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号 2022年10月28日)
・「包括利益の表示に関する会計基準」(企業会計基準第25号 2022年10月28日)
・「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第28号 2022年10月28日)
(1) 概要
その他の包括利益に対して課税される場合の法人税等の計上区分及びグループ法人税制が適用される場合の子会
社株式等の売却に係る税効果の取扱いを定めるもの。
(2) 適用予定日
2025年3月期の期首より適用予定であります。
(3) 当該会計基準等の適用による影響
「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等の適用による連結財務諸表に与える影響額については、現
時点で評価中であります。
(表示方法の変更)
前連結会計年度において、「固定負債」の「その他」に含めていた「資産除去債務」は、金額的重要性が増した
ため、当連結会計年度より独立掲記することとしております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計
年度の連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「固定負債」の「その他」に表示していた513,608千円
は、「資産除去債務」132,613千円、「その他」380,995千円として組み替えております。
(会計上の見積りの変更)
当連結会計年度において、当社の不動産賃貸借契約に伴う原状回復義務として計上していた資産除去債務につい
て、原状回復費用の新たな情報の入手に伴い、原状回復費用の見積りの変更を行いました。この見積りの変更によ
る増加額100,582千円を変更前の資産除去債務残高に加算しております。
なお、当該見積りの変更により、当連結会計年度の営業利益、経常利益及び税金等調整前当期純利益は9,781千円
減少しております。
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(追加情報)
(株式給付信託(BBT))
当社は、2018年6月26日開催の第46期定時株主総会決議に基づき、役員退職慰労金制度を廃止し、取締役の報
酬と当社の株式価値との連動性をより明確にし、取締役が株価上昇によるメリット並びに株価下落のリスクを共
に株主の皆様と共有することで、中長期的な業績の向上と企業価値増大に貢献する意識を高めることを目的とし
て、「株式給付信託(BBT)(=Board Benefit Trust)」(以下「本制度」といいます。)を導入しております。
(1) 取引の概要
本制度は、当社が拠出する金銭を原資として当社株式が信託(以下、本制度に基づき設定される信託を「本信
託」といいます。)を通じて取得され、当社取締役(社外取締役を除きます。以下断りがない限り、同じとしま
す。)に対して、当社が定める役員株式給付規程に従って、当社株式及び当社株式を時価で換算した金額相当の
金銭(以下「当社株式等」といいます。)が本信託を通じて給付される株式報酬制度です。なお、取締役が当社
株式等の給付を受ける時期は、原則として取締役の退任時となります。
(2) 信託に残存する自社の株式
信託に残存する当社株式を、信託における帳簿価額(付随費用の金額を除く。)により、純資産の部に自己株
式として計上しております。当該自己株式の帳簿価額は前連結会計年度171,700千円、149,200株、当連結会計
年度171,700千円、149,200株であります。
(注) 2022年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期
首に当該株式分割が行われたと仮定し、株式数を記載しております。
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(連結貸借対照表関係)
※1 当社においては、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行4行と貸出コミットメント契約を締結しておりま
す。これらの契約に基づく連結会計年度末の借入未実行残高は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
貸出コミットメントの総額 500,000 千円 500,000 千円
借入実行残高 - 千円 - 千円
差引額 500,000 千円 500,000 千円
※2 受取手形、売掛金及び契約資産のうち、顧客との契約から生じた債権及び契約資産の金額は、それぞれ以下のと
おりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
受取手形 4,827 千円 22,826 千円
売掛金 4,599,320 千円 5,073,898 千円
契約資産 929,182 千円 1,435,660 千円
(連結損益計算書関係)
※1 顧客との契約から生じる収益
売上高については、顧客との契約から生じる収益及びそれ以外の収益を区分して記載しておりません。顧客との
契約から生じる収益の金額は、連結財務諸表「注記事項(収益認識関係) 1.顧客との契約から生じる収益を分解
した情報」に記載しております。
※2 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
役員報酬 265,302 千円 293,944 千円
賃金給料及び諸手当 1,436,314 千円 1,552,084 千円
賞与引当金繰入額 226,470 千円 216,507 千円
役員賞与引当金繰入額 76,705 千円 117,666 千円
役員退職慰労引当金繰入額 2,407 千円 352 千円
役員株式報酬費用 41,687 千円 21,031 千円
退職給付費用 50,984 千円 63,741 千円
研究開発費 436,763 千円 469,246 千円
※3 一般管理費に含まれる研究開発費の総額
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
436,763 千円 469,246 千円
※4 売上原価に含まれる工事損失引当金繰入額
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
52,960 千円 6,801 千円
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※5 減損損失
前連結会計年度において、当社グループは以下ののれん、顧客関連資産、商標権及び技術関連資産についてそれ
ぞれ減損損失を計上しました。
減損損失
場所 用途 種類
(千円)
シンガポール その他 のれん 55,939
シンガポール 事業用資産 顧客関連資産 11,129
シンガポール 事業用資産 商標権 7,325
シンガポール 事業用資産 技術関連資産 13,004
当社グループは、原則として事業セグメントを基準としてグルーピングを行っております。
連結子会社であるAG NET PTE. LTD.において、株式取得時に想定していた収益が見込めなくなったため、のれ
ん、顧客関連資産、商標権及び技術関連資産につきそれぞれの帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額の
合計額87,398千円を減損損失として計上しております。その内訳はのれんが55,939千円、顧客関連資産が11,129千
円、商標権が7,325千円、技術関連資産が13,004千円であります。
なお、当該資産の回収可能価額は使用価値により測定しており、回収可能価額は、ゼロとして評価しておりま
す。
※6 期末棚卸高は収益性の低下に伴う簿価切下後の金額であり、次の棚卸評価減が売上原価に含まれております。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
22,929 千円 53,368 千円
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(連結包括利益計算書関係)
※1 その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
その他有価証券評価差額金:
当期発生額 △93,651 千円 22,118 千円
△46 千円 - 千円
組替調整額
税効果調整前
△93,697 千円 22,118 千円
28,690 千円 △6,772 千円
税効果額
その他有価証券評価差額金 △65,007 千円 15,346 千円
為替換算調整勘定:
当期発生額 79,646 千円 125,124 千円
退職給付に係る調整額:
当期発生額 27,307 千円 △38,469 千円
△34,313 千円 △33,723 千円
組替調整額
税効果調整前
△7,005 千円 △72,193 千円
2,145 千円 22,105 千円
税効果額
退職給付に係る調整額 △4,860 千円 △50,087 千円
その他の包括利益合計 9,779 千円 90,382 千円
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(連結株主資本等変動計算書関係)
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 )
1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
当連結会計年度期首 当連結会計年度増加 当連結会計年度減少 当連結会計年度末
株式数(株) 株式数(株) 株式数(株) 株式数(株)
発行済株式
普通株式 5,612,230 597,000 - 6,209,230
合計 5,612,230 597,000 - 6,209,230
自己株式
普通株式(注)1,2 230,423 30,543 184,000 76,966
合計 230,423 30,543 184,000 76,966
(注) 1.普通株式の発行済株式の株式数の増加597,000株は、新株予約権の行使によるものであります。
2.普通株式の自己株式の株式数の増加30,543株は、株式給付信託 (BBT)の取得による増加28,800株、 譲渡制
限付株式報酬制度による自己株式の無償取得による増加1,700株、単元未満株式の買取による増加43株であ
ります。
3.普通株式の自己株式の株式数の減少184,000株は、新株予約権の行使による自己株式の処分による減少
182,000株、株式給付信託 (BBT)から退任した取締役等への株式給付による減少2,000株 であります。
4.普通株式の自己株式数には、株式給付信託(BBT)が保有する当社株式(当連結会計年度期首47,800株、当連結
会計年度末74,600株)が含まれております。
2.新株予約権及び自己新株予約権に関する事項
新株予約権の目的となる株式の数(株)
新株予約権の
当連結会計
年度末残高
区分 新株予約権の内訳 目的となる
当連結会計 当連結会計 当連結会計 当連結会計
(千円)
株式の種類
年度期首 年度増加 年度減少 年度末
提出会社 2021年新株予約権
普通株式 779,000 ― 779,000 ― ―
(親会社) (注)
合計 ― 779,000 ― 779,000 ― ―
(注) 2021年新株予約権の当連結会計年度減少は、新株予約権の行使によるものであります。
3.配当に関する事項
(1) 配当金支払額
配当金の総額 1株当たり配当額
(決議) 株式の種類 基準日 効力発生日
(千円) (円)
2021年4月28日
普通株式 152,028 28 2021年3月31日 2021年6月11日
取締役会
(注) 2021年4月28日取締役会決議による配当金の総額には、株式給付信託(BBT)が保有する当社株式に対する配当金
1,338千円が含まれております。
(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
1株当たり
配当金の総額
(決議) 株式の種類 配当の原資 基準日 効力発生日
(千円)
配当額(円)
2022年4月28日
普通株式 248,274 利益剰余金 40 2022年3月31日 2022年6月9日
取締役会
(注) 2022年4月28日取締役会決議による配当金の総額には、株式給付信託(BBT)が保有する当社株式に対する配当金
2,984千円が含まれております。
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当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 )
1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
当連結会計年度期首 当連結会計年度増加 当連結会計年度減少 当連結会計年度末
株式数(株) 株式数(株) 株式数(株) 株式数(株)
発行済株式
普通株式(注)1 6,209,230 6,209,230 - 12,418,460
合計 6,209,230 6,209,230 - 12,418,460
自己株式
普通株式(注)2,3 76,966 77,302 - 154,268
合計 76,966 77,302 - 154,268
(注) 1.普通株式の発行済株式の株式数の増加6,209,230株は、株式分割によるものであります。
2.普通株式の自己株式の株式数の増加77,302株は、株式分割 前に行った単元未満株式の買取による増加150
株、株式分割後に行った単元未満株式の買取による増加36株、 株式分割による増加77,116株であります。
3.普通株式の自己株式数には、株式給付信託(BBT)が保有する当社株式(当連結会計年度期首74,600株、当連結
会計年度末149,200株)が含まれております。
2.新株予約権及び自己新株予約権に関する事項
該当事項はありません。
3.配当に関する事項
(1) 配当金支払額
配当金の総額 1株当たり配当額
(決議) 株式の種類 基準日 効力発生日
(千円) (円)
2022年4月28日
普通株式 248,274 40 2022年3月31日 2022年6月9日
取締役会
(注) 2022年4月28日取締役会決議による配当金の総額には、株式給付信託(BBT)が保有する当社株式に対する配当金
2,984千円が含まれております。
(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
1株当たり
配当金の総額
(決議) 株式の種類 配当の原資 基準日 効力発生日
(千円)
配当額(円)
2023年4月28日
普通株式 397,228 利益剰余金 32 2023年3月31日 2023年6月9日
取締役会
(注) 2023年4月28日取締役会決議による配当金の総額には、株式給付信託(BBT)が保有する当社株式に対する配当金
4,774千円が含まれております。
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(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
現金及び預金勘定 6,464,852 千円 7,206,690 千円
預入期間が3か月を超える
△1,029 千円 △413,639 千円
定期預金
現金及び現金同等物 6,463,823 千円 6,793,050 千円
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(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社グループは、必要な資金については主に自己資金で賄っておりますが、資金繰りの状況や金融情勢を勘案
し、銀行からの借入によっても資金を調達しております。一時的な余資は元本保証、固定金利の預金等、安全性の
高い金融資産に限定して運用しております。また、デリバティブ取引は行っておりません。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。また、投資有価証券は、主に満
期保有目的の債券及び業務上の関係を有する企業の株式であり、市場価格の変動リスクに晒されております。
営業債務である買掛金は、そのほとんどが2ヵ月以内の支払期日であります。借入金は、主に運転資金に係る資
金調達を目的としており、流動性リスクに晒されております。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理
与信管理規程に従い、担当部署が取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引先ごとに期日及び残高を管理
するとともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。
② 市場リスク(為替や金利等の変動リスク)の管理
投資有価証券については、定期的に時価や発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、市況や取引先企業との
関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。
③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理
担当部署が適時に資金繰り計画を作成・更新するとともに、手許流動性の維持などにより流動性リスクを管理
しております。
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当
該価額が変動することもあります。
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2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。
前連結会計年度( 2022年3月31日 )
連結貸借対照表計上額
時価(千円) 差額(千円)
(千円)
(1) 投資有価証券(*2)
① その他有価証券 520,240 520,240 -
(2) 差入保証金
457,167 451,995 △5,172
資産計 977,408 972,236 △5,172
(*1)「現金及び預金」「受取手形、売掛金及び契約資産」「買掛金」「短期借入金」「未払法人税等」について
は、現金であること、及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省
略しております。
(*2)市場価格のない株式等は、「(1)投資有価証券」には含まれておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上
額は以下のとおりであります。
区分 前連結会計年度(千円)
非上場株式 22,290
当連結会計年度( 2023年3月31日 )
連結貸借対照表計上額
時価(千円) 差額(千円)
(千円)
(1) 投資有価証券(*2)
① その他有価証券 589,354 589,354 -
(2) 差入保証金
435,927 430,246 △5,681
資産計 1,025,282 1,019,601 △5,681
(*1)「現金及び預金」「受取手形、売掛金及び契約資産」「買掛金」「未払法人税等」については、現金であるこ
と、及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。
(*2)市場価格のない株式等は、「(1)投資有価証券」には含まれておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上
額は以下のとおりであります。
区分 当連結会計年度(千円)
非上場株式 23,452
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(注1)金銭債権及び満期がある有価証券の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度( 2022年3月31日 )
1年超 5年超
1年以内 10年超
5年以内 10年以内
(千円) (千円)
(千円) (千円)
現金及び預金 6,464,852 - - -
受取手形、売掛金及び契約資産 5,533,330 - - -
投資有価証券
その他有価証券のうち満期があるもの
債券 - 105,800 - -
合計 11,998,183 105,800 - -
当連結会計年度( 2023年3月31日 )
1年超 5年超
1年以内 10年超
5年以内 10年以内
(千円) (千円)
(千円) (千円)
現金及び預金 7,206,690 - - -
受取手形、売掛金及び契約資産 6,532,385 - - -
投資有価証券
その他有価証券のうち満期があるもの
債券 - 101,910 - -
譲渡性預金 - 45,135 - -
合計 13,739,075 147,045 - -
(注2)短期借入金及び長期借入金の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度( 2022年3月31日 )
1年超 2年超 3年超 4年超
1年以内 5年超
2年以内 3年以内 4年以内 5年以内
(千円) (千円)
(千円) (千円) (千円) (千円)
短期借入金 8,518 - - - - -
長期借入金 - - - - - -
合計 8,518 - - - - -
当連結会計年度( 2023年3月31日 )
該当事項はありません。
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3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項
金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類して
おります。
レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の
対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価
レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るイ
ンプットを用いて算定した時価
レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価
時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレ
ベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。
(1) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品
前連結会計年度( 2022年3月31日 )
時価(千円)
区分
レベル1 レベル2 レベル3 合計
投資有価証券
その他有価証券
株式 414,440 - - 414,440
社債 - 105,800 - 105,800
資産計 414,440 105,800 - 520,240
当連結会計年度( 2023年3月31日 )
時価(千円)
区分
レベル1 レベル2 レベル3 合計
投資有価証券
その他有価証券
株式 442,309 - - 442,309
社債 - 101,910 - 101,910
譲渡性預金 - 45,135 - 45,135
資産計 442,309 147,045 - 589,354
(2) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品
前連結会計年度( 2022年3月31日 )
時価(千円)
区分
レベル1 レベル2 レベル3 合計
差入保証金 - 451,995 - 451,995
資産計 - 451,995 - 451,995
当連結会計年度( 2023年3月31日 )
時価(千円)
区分
レベル1 レベル2 レベル3 合計
差入保証金 - 430,246 - 430,246
資産計 - 430,246 - 430,246
(注)時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明
投資有価証券
上場株式及び社債並びに譲渡性預金は相場価格を用いて評価しております。上場株式は活発な市場で取引されている
ため、その時価をレベル1の時価に分類しております。一方で、当社が保有している社債及び譲渡性預金は、市場での
取引頻度が低く、活発な市場における相場価格とは認められないため、その時価をレベル2の時価に分類しておりま
す。
差入保証金
将来返還されない保証金を控除した金額を、国債の利回りの利率で割り引いた現在価値により算定しており、レベル2
の時価に分類しております。
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(有価証券関係)
1.満期保有目的の債券
前連結会計年度( 2022年3月31日 )
該当事項はありません。
当連結会計年度( 2023年3月31日 )
該当事項はありません。
2.その他有価証券
前連結会計年度( 2022年3月31日 )
連結貸借対照表計上額 取得原価 差額
種類
(千円) (千円) (千円)
株式 368,968 193,883 175,085
連結貸借対照表計 債券 105,800 81,327 24,473
上額が取得原価を
その他 - - -
超えるもの
小計 474,768 275,210 199,558
株式 45,472 69,520 △24,048
連結貸借対照表計 債券 - - -
上額が取得原価を
その他 - - -
超えないもの
小計 45,472 69,520 △24,048
合計 520,240 344,731 175,509
(注) 非連結子会社株式(連結貸借対照表計上額141千円)、非上場株式(連結貸借対照表計上額 22,148千円)について
は、市場価格のない株式等であることから、上表の「その他有価証券」には含めておりません。
当連結会計年度( 2023年3月31日 )
連結貸借対照表計上額 取得原価 差額
種類
(千円) (千円) (千円)
株式 389,239 195,743 193,496
連結貸借対照表計 債券 101,910 81,327 20,583
上額が取得原価を
その他 - - -
超えるもの
小計 491,149 277,070 214,079
株式 53,070 69,520 △16,450
債券 - - -
連結貸借対照表計
上額が取得原価を 譲渡性預金 45,135 45,135 -
超えないもの
その他 - - -
小計 98,205 114,655 △16,450
合計 589,354 391,725 197,628
(注) 非連結子会社株式(連結貸借対照表計上額164千円)、非上場株式(連結貸借対照表計上額 23,288千円)について
は、市場価格のない株式等であることから、上表の「その他有価証券」には含めておりません。
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3. 売却したその他有価証券
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 )
売却額 売却益の合計額 売却損の合計額
種類
(千円) (千円) (千円)
(1) 株式
105 46 -
(2) 債券
① 国債・地方債等 - - -
② 社債 - - -
③ その他 - - -
(3) その他
- - -
合計 105 46 -
当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 )
該当事項はありません。
4. 減損処理を行ったその他有価証券
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 )
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 )
該当事項はありません。
(デリバティブ取引関係)
当社グループは、デリバティブ取引を利用していないため、該当事項はありません。
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(退職給付関係)
1.採用している退職給付制度の概要
当社は、確定給付型の制度として、退職金規程に基づく退職一時金制度、確定給付型の企業年金制度及び確定拠出
型の企業年金制度があります。また、当社及び株式会社アイエスアールは「全国情報サービス産業企業年金基金」に
加入しております。なお、要拠出額を退職給付費用として処理しており、当連結会計年度の連結財務諸表上、掛金拠
出額47,922千円を費用計上しております。
アルファコンピュータ株式会社は、確定給付型の制度として、退職一時金制度を設けております。また、「日本I
Tソフトウェア企業年金基金」へ加入しており、要拠出額を退職給付費用として処理しており、当連結会計年度の連
結財務諸表上、掛金拠出額2,134千円を費用計上しております。
株式会社新日本ニーズは、中小企業退職金共済に加入しており、要拠出額を退職給付費用として処理しており、当
連結会計年度の連結財務諸表上、掛金拠出額4,981千円を費用計上しております。
なお、在外連結子会社のうち1社は、現地国制度に基づく退職金制度を採用しております。
要拠出額を退職給付費用として処理している複数事業主制度に関する事項は次のとおりであります。
(全国情報サービス産業企業年金基金)
(1) 複数事業主制度の直近の積立状況
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2021年3月31日 現在) ( 2022年3月31日 現在)
年金資産の額 262,373,998 千円 273,942,108 千円
年金財政計算上の数理債務の額と
206,858,224 千円 221,054,258 千円
最低責任準備金の額との合計額
差引額 55,515,774 千円 52,887,849 千円
(2) 複数事業主制度の掛金に占める当社グループの割合
前連結会計年度 0.74 % (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日 )
当連結会計年度 0.76 % (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 )
(3) 補足説明
上記(1)の差引額の主な要因は、下記のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2021年3月31日 現在) ( 2022年3月31日 現在)
過去勤務債務残高 △55,345 千円 △54,275 千円
当年度剰余金 55,571,119 千円 52,942,124 千円
合計 55,515,774 千円 52,887,849 千円
なお、上記(2)の割合は当社グループの実際の負担割合とは一致しません。
(日本ITソフトウェア企業年金基金)
(1) 複数事業主制度の直近の積立状況
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2021年3月31日 現在) ( 2022年3月31日 現在)
年金資産の額 54,166,754 千円 56,574,025 千円
年金財政計算上の数理債務の額と
52,445,038 千円 54,852,309 千円
最低責任準備金の額との合計額
差引額 1,721,716 千円 1,721,716 千円
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(2) 複数事業主制度の掛金に占める当社グループの割合
前連結会計年度 0.11 % (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日 )
当連結会計年度 0.10 % (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 )
(3) 補足説明
上記(1)の差引額の主な要因は、下記のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2021年3月31日 現在) ( 2022年3月31日 現在)
別途積立金 1,721,716 千円 1,721,716 千円
当年度剰余金 - 千円 - 千円
合計 1,721,716 千円 1,721,716 千円
なお、上記(2)の割合は当社グループの実際の負担割合とは一致しません。
2.確定給付制度
(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
退職給付債務の期首残高 1,796,476 千円 1,846,523 千円
勤務費用 148,573 千円 157,659 千円
利息費用 18,335 千円 18,769 千円
数理計算上の差異の発生額 8,415 千円 20,483 千円
退職給付の支払額 △118,750 千円 △112,218 千円
その他 △6,527 千円 △6,780 千円
退職給付債務の期末残高 1,846,523 千円 1,924,437 千円
(注) 簡便法を適用した制度を含みます。
(2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
年金資産の期首残高 1,445,785 千円 1,492,876 千円
期待運用収益 14,457 千円 14,928 千円
数理計算上の差異の発生額 35,723 千円 △22,130 千円
事業主からの拠出額 55,241 千円 57,292 千円
退職給付の支払額 △58,331 千円 △54,563 千円
年金資産の期末残高 1,492,876 千円 1,488,404 千円
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(3) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資
産の調整表
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
積立型制度の退職給付債務 787,732 千円 813,723 千円
年金資産 △1,492,876 千円 △1,488,404 千円
△705,144 千円 △674,681 千円
非積立型制度の退職給付債務 1,058,791 千円 1,110,713 千円
連結貸借対照表に計上された
353,647 千円 436,032 千円
負債と資産の純額
退職給付に係る負債 1,058,791 千円 1,110,713 千円
退職給付に係る資産 △705,144 千円 △674,681 千円
連結貸借対照表に計上された
353,647 千円 436,032 千円
負債と資産の純額
(注) 簡便法を適用した制度を含みます。
(4) 退職給付費用及びその内訳項目の金額
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
勤務費用 148,573 千円 157,659 千円
利息費用 18,335 千円 18,769 千円
期待運用収益 △14,457 千円 △14,928 千円
数理計算上の差異の費用処理額 △34,236 千円 △33,662 千円
過去勤務費用の費用処理額 △77 千円 △61 千円
確定給付制度に係る退職給付費用 118,138 千円 127,776 千円
(注) 簡便法を適用した制度を含みます。
(5) 退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
過去勤務費用 △77 千円 △61 千円
数理計算上の差異 △6,928 千円 △76,275 千円
合計 △7,005 千円 △76,337 千円
(6) 退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
未認識過去勤務費用 297 千円 236 千円
未認識数理計算上の差異 163,411 千円 87,135 千円
合計 163,708 千円 87,371 千円
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(7) 年金資産に関する事項
① 年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
債券 56 % 57 %
株式 41 % 40 %
現金及び預金 3 % 3 %
合計 100 % 100 %
② 長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する
多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。
(8) 数理計算上の計算基礎に関する事項
主要な数理計算上の計算基礎(加重平均で表わしております。)
前連結会計年度
当連結会計年度
( 2023年3月31日 )
( 2022年3月31日 )
割引率 1.07 % 1.07 %
長期期待運用収益率 1.0 % 1.0 %
一時金選択率 100 % 100 %
3.確定拠出制度
当社及び連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度 83,657千円 、当連結会計年度 88,326千円 であ
ります。
(ストック・オプション等関係)
該当事項はありません。
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(税効果会計関係)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
繰延税金資産
賞与引当金 365,190 千円 387,799 千円
未払費用 52,967 〃 54,944 〃
未払金 947 〃 808 〃
未払事業税 39,603 〃 38,034 〃
工事損失引当金 16,216 〃 2,082 〃
棚卸資産 7,945 〃 17,000 〃
長期未払金 105,099 〃 104,942 〃
役員退職慰労引当金 2,231 〃 - 〃
役員株式給付引当金 36,967 〃 43,406 〃
退職給付に係る負債 318,260 〃 332,400 〃
貸倒引当金 1,890 〃 2,821 〃
資産除去債務 40,464 〃 76,612 〃
税務上の繰越欠損金(注)1 79,041 〃 86,271 〃
29,484 〃 31,418 〃
その他
繰延税金資産小計
1,096,312 千円 1,178,544 千円
税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額
△79,041 〃 △86,271 〃
(注)1
将来減算一時差異等の合計に係る評価性
△192,417 〃 △241,483 〃
引当額
評価性引当額小計 △271,459 〃 △327,755 〃
計
824,853 千円 850,788 千円
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金 53,741 千円 60,513 千円
退職給付に係る資産 215,915 〃 206,587 〃
42,922 〃 72,419 〃
その他
計 312,579 千円 339,520 千円
繰延税金資産の純額 512,274 千円 511,268 千円
(注) 1.税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額
前連結会計年度( 2022年3月31日 )
1年超 2年超 3年超 4年超
1年以内 5年超 合計
2年以内 3年以内 4年以内 5年以内
(千円) (千円) (千円)
(千円) (千円) (千円) (千円)
税務上の繰越欠損金
2,324 5,868 14,066 5,845 3,369 47,566 79,041
(※1)
評価性引当額 △2,324 △5,868 △14,066 △5,845 △3,369 △47,566 △79,041
繰延税金資産 - - - - - - -
(※1) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた金額であります。
当連結会計年度( 2023年3月31日 )
1年超 2年超 3年超 4年超
1年以内 5年超 合計
2年以内 3年以内 4年以内 5年以内
(千円) (千円) (千円)
(千円) (千円) (千円) (千円)
税務上の繰越欠損金
4,918 13,139 6,312 3,552 427 57,920 86,271
(※1)
評価性引当額 △4,918 △13,139 △6,312 △3,552 △427 △57,920 △86,271
繰延税金資産 - - - - - - -
(※1) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた金額であります。
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2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった
主要な項目別の内訳
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
法定実効税率
30.6 % 30.6 %
(調整)
交際費等永久差異項目 1.5 0.7
住民税均等割 0.3 0.3
評価性引当額の増減 0.3 1.9
税額控除 △2.1 △5.5
のれん償却額 0.5 0.3
減損損失 0.9 -
未分配利益の税効果 - 0.2
親会社と連結子会社の税率差異 △0.2 △0.6
0.4 △0.4
その他
税効果会計適用後の法人税等の負担率 32.2 27.4
(企業結合等関係)
重要性がないため、記載を省略しております。
(資産除去債務関係)
資産除去債務のうち連結貸借対照表に計上しているもの
イ 当該資産除去債務の概要
主として当社の各事業所の不動産賃貸借契約に伴う原状回復義務等であります。
ロ 当該資産除去債務の金額の算定方法
使用見込期間を取得から15年と見積り、割引率は主として0.212%を使用して資産除去債務の金額を計算し
ております。
ハ 当該資産除去債務の総額の増減
当連結会計年度において、新たな情報の入手に伴い、資産の除去時点において必要とされる除去費用が、
固定資産取得時における見積額を大幅に超過する見込みであることが明らかになったことから、見積りの変
更を行いました。この見積りの変更による増加額100,582千円を変更前の資産除去債務残高に加算しておりま
す。資産除去債務の残高の推移は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
期首残高 131,001 千円 132,613 千円
有形固定資産の取得に伴う増加額 - 千円 18,960 千円
時の経過による調整額 1,612 千円 1,933 千円
資産除去債務の履行による減少額 - 千円 △3,300 千円
見積りの変更による増加額 - 千円 100,582 千円
期末残高 132,613 千円 250,789 千円
(賃貸等不動産関係)
重要性が乏しいため、記載を省略しております。
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(収益認識関係)
1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 )
(単位:千円)
報告セグメント
合計
DX&SI パッケージ 医療ビッグ グローバル
事業 事業 データ事業 事業
通信 2,685,876 - - 677 2,686,553
金融・保険 2,245,376 766,588 3,000 812 3,015,777
サービス・流通 3,466,333 - 327,184 1,132,609 4,926,127
業種
教育 1,110,414 3,830,144 500 310 4,941,369
製造 2,534,366 - 1,220 943,013 3,478,600
医療 45 - 800,512 1,293 801,851
官公庁・その他 861,329 4,898 674,013 9,033 1,549,274
顧客との契約から生じる収益 12,903,742 4,601,631 1,806,430 2,087,749 21,399,553
その他の収益 - - - - -
外部顧客への売上高 12,903,742 4,601,631 1,806,430 2,087,749 21,399,553
当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 )
(単位:千円)
報告セグメント
合計
DX&SI パッケージ 医療ビッグ グローバル
事業 事業 データ事業 事業
通信 3,201,315 3,595 - - 3,204,910
金融・保険 1,901,536 865,440 1,800 994 2,769,771
サービス・流通 4,763,900 - 383,229 1,999,236 7,146,366
業種
教育 1,290,839 3,598,525 2,665 3,455 4,895,485
製造 2,457,389 - 2,443 667,553 3,127,386
医療 47 - 886,494 251 886,793
官公庁・その他 720,458 21,783 744,599 1,961 1,488,802
顧客との契約から生じる収益 14,335,487 4,489,345 2,021,231 2,673,452 23,519,516
その他の収益 - - - - -
外部顧客への売上高 14,335,487 4,489,345 2,021,231 2,673,452 23,519,516
(注)当連結会計年度より、報告セグメントとして記載する事業セグメントの区分を変更しており、前連結会計年度
の顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、変更後のセグメントの区分方法により作成したものを記載
しております。
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2.顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報
「(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4.会計方針に関する事項 (5) 重要な収益及び費用の
計上基準」に記載のとおりです。
3.顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当連結会計年
度末において存在する顧客との契約から翌連結会計年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関
する情報
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 )
(1)契約資産及び契約負債の残高等
(単位:千円)
当連結会計年度
期首残高 期末残高
顧客との契約から生じた債権 3,678,728 4,604,147
契約資産 518,876 929,182
契約負債 395,861 430,851
契約資産は、主にソフトウェアの受注制作等の一定の期間にわたり履行義務が充足される契約について、未請
求の受注制作等の対価に対する当社及び連結子会社の権利に関するものであります。契約資産は、対価に対する
当社及び連結子会社の権利が無条件になった時点で、顧客との契約から生じた債権に振り替えられます。
契約負債は、主にソフトウェアの受注制作や保守サービス等の一定の期間にわたり履行義務が充足される契約
について、顧客から受け取った前受金に関するものです。契約負債は収益の認識に伴い取り崩されます。
当連結会計年度に認識された収益の額の内、期首現在の契約負債残高に含まれていた額は329,813千円でありま
す。
(2) 残存履行義務に配分した取引価格
当社及び連結子会社では、当連結会計年度末時点において当初に予想される契約期間が一年を超える契約
について重要な影響がないため、記載を省略しております。
当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 )
(1)契約資産及び契約負債の残高等
(単位:千円)
当連結会計年度
期首残高 期末残高
顧客との契約から生じた債権 4,604,147 5,096,724
契約資産 929,182 1,435,660
契約負債 430,851 354,018
契約資産は、主にソフトウェアの受注制作等の一定の期間にわたり履行義務が充足される契約について、未請
求の受注制作等の対価に対する当社及び連結子会社の権利に関するものであります。契約資産は、対価に対する
当社及び連結子会社の権利が無条件になった時点で、顧客との契約から生じた債権に振り替えられます。
契約負債は、主にソフトウェアの受注制作や保守サービス等の一定の期間にわたり履行義務が充足される契約
について、顧客から受け取った前受金に関するものです。契約負債は収益の認識に伴い取り崩されます。
当連結会計年度に認識された収益の額の内、期首現在の契約負債残高に含まれていた額は328,539千円でありま
す。
(2) 残存履行義務に配分した取引価格
当社及び連結子会社では、当連結会計年度末時点において当初に予想される契約期間が一年を超える契約
について重要な影響がないため、記載を省略しております。
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(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社及び子会社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締
役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループは、取り扱う製品・サービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開してい
る「DX&SI事業」、「パッケージ事業」、「医療ビッグデータ事業」及び「グローバル事業」の4つを報告セグ
メントとしております。
「DX&SI事業」は、完全独立系の強みを活かし、幅広い分野に渡り多種多様な情報システム/サービスを提供し
ております。「パッケージ事業」は、自社開発のブランド製品の開発・販売と導入コンサルティングを中心に、関連
する環境構築やシステム開発を提供しております。「医療ビッグデータ事業」は、複数のヘルスケア事業を展開し、
医療データ利活用と保険者業務改革を推進するワンストップサービスを提供しております。「グローバル事業」は、
海外におけるERPやHRM製品の開発・販売・導入コンサルティングとシステム開発を提供しております。
(セグメント区分の変更)
近年における社会構造及びビジネス環境の劇的な変化に適応するべく、当社グループにおいても、近年の業容拡
大とともに事業の構成並びに各サービスの内容が大きく変化しております。こうした現状の事業の実態及び成長戦
略等について、経営管理・意思決定の精緻化と、より適正に開示・報告することを目的として、当連結会計年度よ
り、事業セグメントの区分方法を見直し、報告セグメントを従来の「ソフトウェア事業」「GAKUEN事業」
「システム販売事業」「医療ビッグデータ事業」から、「DX&SI事業」「パッケージ事業」「医療ビッグデー
タ事業」「グローバル事業」に変更しております。
旧「ソフトウェア事業」は、現状最大の収益基盤であるSIを安定成長させつつ、デジタルテクノロジーを駆使
して顧客の業務革新と競争優位性を顧客に伴走して実現する共創型のDX(デジタルトランスフォーメーション)
にシフトし、更なる高付加価値化と新たなビジネスシーズ創出に注力している当事業の現状を明確化するため、
「DX&SI事業」に名称を変更し、これに旧「システム販売事業」を含めることといたしました。また、「GA
KUEN事業」は、自社ブランドのパッケージシステムを核とした包括的なDXサービス展開と成長戦略を明示す
べく、「パッケージ事業」に名称を変更し、旧「ソフトウェア事業」に属していた自社ブランドの金融機関向け情
報系システム「BankNeo」を含めることといたしました。「グローバル事業」につきましては、旧「ソフト
ウェア事業」に含めておりましたが、ASEAN諸国及び中国の主要地域におけるソリューションの深耕及び広域
展開等、当事業の特徴並びに成長戦略を的確に表現すべく、独立セグメントとして記載する方法に変更しておりま
す。
なお、前連結会計年度のセグメント情報についても、変更後のセグメントの区分方法により作成したものを記載
しております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」におけ
る記載と概ね同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部売上高又は振替高は市場実勢価格に基づいております。
(事業セグメントの利益又は損失の測定方法の変更)
当社グループにおける近年の業容拡大等の変化とともに全社的な経営管理の重要性が高まる中で、報告セグメン
トごとの経営成績をより適正に評価するため、本社機能における費用配賦について見直すことといたしました。こ
のため従来、報告セグメントに帰属しない一般管理費は、一定の配賦基準に基づき配賦しておりましたが、当連結
会計年度よりセグメント利益の調整額に「全社費用」として計上する方法に変更しております。
なお、前連結会計年度のセグメント情報については、変更後の報告セグメント利益又は損失の測定方法に基づき
作成したものを記載しております。
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3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 )
(単位:千円)
調整額 連結財務諸表
DX&SI パッケージ 医療ビッグ グローバル
合計 (注)1 計上額
事業 事業 データ事業 事業
(注)2 (注)3
売上高
1.外部顧客への
12,903,742 4,601,631 1,806,430 2,087,749 21,399,553 - 21,399,553
売上高
2.セグメント間の
内部売上高 71,860 6,339 - 15,966 94,166 △ 94,166 -
又は振替高
計 12,975,603 4,607,970 1,806,430 2,103,716 21,493,719 △ 94,166 21,399,553
セグメント利益 1,559,400 1,529,924 381,205 49,408 3,519,939 △ 1,519,437 2,000,501
セグメント資産 7,404,851 3,257,245 1,238,156 1,884,289 13,784,541 1,755,447 15,539,989
その他の項目
減価償却費 57,186 27,937 15,938 59,530 160,593 - 160,593
有形固定資産及び
無形固定資産の 36,284 23,214 12,690 39,874 112,063 - 112,063
増加額
(注) 1.調整額のセグメント利益は、全社費用等であり、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
2.調整額のセグメント資産は、主に報告セグメントに帰属しない全社資産であります。
3.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 )
(単位:千円)
調整額 連結財務諸表
DX&SI パッケージ 医療ビッグ グローバル
合計 (注)1 計上額
事業 事業 データ事業 事業
(注)2 (注)3
売上高
1.外部顧客への
14,335,487 4,489,345 2,021,231 2,673,452 23,519,516 - 23,519,516
売上高
2.セグメント間の
内部売上高 89,922 42,155 - 50,312 182,390 △ 182,390 -
又は振替高
計 14,425,409 4,531,501 2,021,231 2,723,765 23,701,906 △ 182,390 23,519,516
セグメント利益 2,078,787 1,250,729 457,107 271,017 4,057,641 △ 1,671,973 2,385,668
セグメント資産 8,087,574 3,551,540 1,639,504 2,126,797 15,405,417 2,008,379 17,413,797
その他の項目
減価償却費 61,305 27,621 19,214 54,400 162,541 - 162,541
有形固定資産及び
無形固定資産の 41,635 19,034 29,855 32,268 122,793 - 122,793
増加額
(注) 1.調整額のセグメント利益は、全社費用等であり、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
2.調整額のセグメント資産は、主に報告セグメントに帰属しない全社資産であります。
3.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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【関連情報】
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 )
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1) 売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2) 有形固定資産
(単位:千円)
国内 海外 合計
479,692 66,875 546,567
3.主要な顧客ごとの情報
顧客の名称又は氏名 売上高(千円) 関連するセグメント名
TIS㈱ 1,520,224 DX&SI事業
当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 )
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1) 売上高
(単位:千円)
国内 海外 合計
20,831,987 2,687,528 23,519,516
(2) 有形固定資産
(単位:千円)
国内 海外 合計
579,246 52,747 631,994
3.主要な顧客ごとの情報
顧客の名称又は氏名 売上高(千円) 関連するセグメント名
エヌ・ティ・ティ・コムウェア㈱ 2,102,664 DX&SI事業
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【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 )
(単位:千円)
DX&SI パッケージ 医療ビッグ グローバル
全社・消去 合計
事業 事業 データ事業 事業
減損損失 - - - 87,398 - 87,398
(注) グローバル事業において、のれんについて減損損失55,939千円、顧客関連資産について減損損失11,129千円、
商標権について減損損失7,325千円、技術関連資産について減損損失13,004千円を計上しております。
当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 )
該当事項はありません。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 )
(単位:千円)
DX&SI パッケージ 医療ビッグ グローバル
全社・消去 合計
事業 事業 データ事業 事業
当期償却額 2,264 - - 29,097 - 31,361
当期末残高 - - - 102,785 - 102,785
(注) グローバル事業において、のれんについて減損損失55,939千円を計上しております。
当連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日 )
(単位:千円)
DX&SI パッケージ 医療ビッグ グローバル
全社・消去 合計
事業 事業 データ事業 事業
当期償却額 - - - 23,599 - 23,599
当期末残高 - - - 88,499 - 88,499
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
該当事項はありません。
【関連当事者情報】
該当事項はありません。
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(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
1株当たり純資産額 746円86銭 878円07銭
1株当たり当期純利益 112円32銭 144円50銭
(注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2.2022年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期首
に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益を算定しておりま
す。
3.算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
1株当たり純資産額
純資産の部の合計額(千円) 9,194,483 10,816,240
純資産の部の合計額から控除する金額(千円) 34,628 47,463
(うち非支配株主持分(千円)) ( 34,628 ) ( 47,463 )
普通株式に係る期末の純資産額(千円) 9,159,855 10,768,776
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の
12,264,528 12,264,192
普通株式の数(株)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 1,330,558 1,772,210
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益
1,330,558 1,772,210
(千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 11,845,742 12,264,292
(注) 「株式給付信託(BBT)」を導入しており、株主資本に自己株式として計上されている「株式給付信託(BBT)」に
残存する当社株式は、「1株当たり純資産額」の算定上、期末発行済株式総数から控除する自己株式に含めて
おります(前連結会計年度149,200株、当連結会計年度149,200株)。また、「1株当たり当期純利益」の算定
上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております(前連結会計年度149,200株、当連結会
計年度149,200株)。
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(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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⑤ 【連結附属明細表】
【社債明細表】
該当事項はありません。
【借入金等明細表】
当期首残高 当期末残高 平均利率
区分 返済期限
(千円) (千円) (%)
短期借入金 8,518 - - ―
1年以内に返済予定の長期借入金 - - - ―
1年以内に返済予定のリース債務 22,617 17,218 - ―
長期借入金(1年以内に返済予定
- - - ―
のものを除く。)
リース債務(1年以内に返済予定
31,482 23,143 - 2025年~2028年
のものを除く。)
その他有利子負債 - - - ―
合計 62,618 40,362 ― ―
(注) 1.リース債務の平均利率については、リース料総額に含まれる利息相当額を控除する前の金額でリース債務を
連結貸借対照表に計上しているため、記載しておりません。
2.リース債務(1年以内に返済予定のものを除く。)の連結決算日後5年間の返済予定額は以下のとおりであり
ます。
1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内
(千円) (千円) (千円) (千円)
リース債務 11,695 6,770 3,821 857
【資産除去債務明細表】
本明細表に記載すべき事項が連結財務諸表規則第15条の23に規定する注記事項として記載されているため、資
産除去債務明細表の記載を省略しております。
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(2) 【その他】
当連結会計年度における四半期情報等
(累計期間) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 当連結会計年度
売上高(千円) 5,119,276 11,004,040 16,635,219 23,519,516
税金等調整前四半期(当期)純利益(千円) 289,963 1,037,073 1,605,296 2,450,148
親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益
223,888 737,825 1,167,103 1,772,210
(千円)
1株当たり四半期(当期)純利益(円) 18.26 60.16 95.16 144.50
(会計期間) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
1株当たり四半期純利益(円) 18.26 41.91 35.00 49.34
(注) 2022年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。当連結会計年度の期首に当
該株式分割が行われたと仮定して1株当たり四半期(当期)純利益を算定しております。
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2 【財務諸表等】
(1) 【財務諸表】
① 【貸借対照表】
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2022年3月31日) (2023年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 4,229,612 4,896,049
※1 4,538,761 ※1 5,221,967
受取手形、売掛金及び契約資産
商品及び製品 144,408 128,353
仕掛品 40,376 44,662
原材料及び貯蔵品 5,635 8,118
※1 94,514 ※1 110,684
前払費用
※1 9,107 ※1 8,686
未収入金
※1 12,503 ※1 12,638
その他
△ 3,422 △ 3,655
貸倒引当金
流動資産合計 9,071,498 10,427,505
固定資産
有形固定資産
建物 240,360 328,636
構築物 3,066 5,844
工具、器具及び備品 82,482 84,341
土地 142,361 142,361
- 1,066
建設仮勘定
有形固定資産合計 468,270 562,250
無形固定資産
ソフトウエア 81,784 75,053
6,180 6,180
電話加入権
無形固定資産合計 87,964 81,233
投資その他の資産
投資有価証券 520,705 544,683
関係会社株式 2,179,925 2,183,505
関係会社出資金 37,515 75,953
関係会社長期貸付金 171,343 142,567
前払年金費用 531,812 570,660
繰延税金資産 511,471 489,358
差入保証金 420,913 399,890
保険積立金 68,092 64,987
その他 - 4,126
△ 94,953 △ 42,435
貸倒引当金
投資その他の資産合計 4,346,826 4,433,299
固定資産合計 4,903,061 5,076,783
資産合計 13,974,559 15,504,289
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(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2022年3月31日) (2023年3月31日)
負債の部
流動負債
※1 946,692 ※1 916,555
買掛金
※1 130,595 ※1 166,452
未払金
※1 286,978 ※1 296,437
未払費用
未払法人税等 497,847 439,120
未払消費税等 196,010 194,372
契約負債 280,586 262,549
賞与引当金 1,095,710 1,167,316
役員賞与引当金 33,727 35,025
工事損失引当金 52,960 6,801
※1 93,541 ※1 104,555
その他
流動負債合計 3,614,649 3,589,185
固定負債
役員株式給付引当金 120,728 141,759
退職給付引当金 956,848 991,918
資産除去債務 117,567 223,887
長期未払金 342,216 343,188
17,512 12,217
その他
固定負債合計 1,554,872 1,712,971
負債合計 5,169,522 5,302,157
純資産の部
株主資本
資本金 1,535,409 1,535,409
資本剰余金
資本準備金 1,497,047 1,497,047
250,404 250,404
その他資本剰余金
資本剰余金合計 1,747,452 1,747,452
利益剰余金
利益準備金 32,665 32,665
その他利益剰余金
別途積立金 4,313,000 5,207,000
1,230,005 1,718,193
繰越利益剰余金
利益剰余金合計 5,575,670 6,957,858
自己株式 △ 175,264 △ 175,703
株主資本合計 8,683,268 10,065,017
評価・換算差額等
121,768 137,114
その他有価証券評価差額金
評価・換算差額等合計 121,768 137,114
純資産合計 8,805,037 10,202,132
負債純資産合計 13,974,559 15,504,289
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② 【損益計算書】
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日) 至 2023年3月31日)
※2 17,082,806 ※2 18,552,222
売上高
※2 12,688,277 ※2 13,733,626
売上原価
売上総利益 4,394,529 4,818,595
※1 ,※2 2,774,477 ※1 ,※2 3,017,008
販売費及び一般管理費
営業利益 1,620,051 1,801,586
営業外収益
※2 104,577 ※2 254,292
受取利息及び受取配当金
受取賃貸料 2,483 3,086
受取手数料 1,915 2,097
有価証券利息 2,400 2,400
貸倒引当金戻入額 - 61,988
助成金収入 - 9,843
為替差益 15,479 6,377
12,031 2,770
その他
営業外収益合計 138,887 342,856
営業外費用
支払利息 121 -
貸倒引当金繰入額 78 9,470
支払手数料 1,899 753
新株発行費 5,773 -
0 0
その他
営業外費用合計 7,872 10,223
経常利益 1,751,066 2,134,219
特別損失
※3 177,306
関係会社株式評価損 -
※4 34,412
-
関係会社出資金評価損
特別損失合計 211,718 -
税引前当期純利益 1,539,348 2,134,219
法人税、住民税及び事業税
653,340 488,416
△ 113,635 15,340
法人税等調整額
法人税等合計 539,704 503,757
当期純利益 999,643 1,630,462
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③ 【株主資本等変動計算書】
前事業年度(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利益剰余金
資本金
その他資本 資本剰余金 利益剰余金
資本準備金 利益準備金
繰越利益
剰余金 合計 合計
別途積立金
剰余金
当期首残高 1,076,669 1,038,308 134,279 1,172,587 32,665 4,086,000 555,853 4,674,518
会計方針の変更による
53,537 53,537
累積的影響額
会計方針の変更を反映し
1,076,669 1,038,308 134,279 1,172,587 32,665 4,086,000 609,391 4,728,056
た当期首残高
当期変動額
新株の発行 458,739 458,739 458,739
別途積立金の積立 227,000 △ 227,000 -
剰余金の配当 △ 152,028 △ 152,028
当期純利益 999,643 999,643
自己株式の取得
自己株式の処分 116,125 116,125
株主資本以外の項目
の当期変動額(純額)
当期変動額合計 458,739 458,739 116,125 574,864 - 227,000 620,614 847,614
当期末残高 1,535,409 1,497,047 250,404 1,747,452 32,665 4,313,000 1,230,005 5,575,670
株主資本 評価・換算差額等
その他
新株予約権 純資産合計
評価・換算
自己株式 株主資本合計 有価証券
差額等合計
評価差額金
当期首残高 △ 218,515 6,705,259 186,775 186,775 5,530 6,897,566
会計方針の変更による
53,537 53,537
累積的影響額
会計方針の変更を反映し
△ 218,515 6,758,797 186,775 186,775 5,530 6,951,104
た当期首残高
当期変動額
新株の発行 917,479 917,479
別途積立金の積立 - -
剰余金の配当 △ 152,028 △ 152,028
当期純利益 999,643 999,643
自己株式の取得 △ 87,750 △ 87,750 △ 87,750
自己株式の処分 131,002 247,127 247,127
株主資本以外の項目
△ 65,007 △ 65,007 △ 5,530 △ 70,538
の当期変動額(純額)
当期変動額合計 43,251 1,924,470 △ 65,007 △ 65,007 △ 5,530 1,853,932
当期末残高 △ 175,264 8,683,268 121,768 121,768 - 8,805,037
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当事業年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利益剰余金
資本金
その他資本 資本剰余金 利益剰余金
資本準備金 利益準備金
繰越利益
剰余金 合計 合計
別途積立金
剰余金
当期首残高 1,535,409 1,497,047 250,404 1,747,452 32,665 4,313,000 1,230,005 5,575,670
会計方針の変更による
累積的影響額
会計方針の変更を反映し
1,535,409 1,497,047 250,404 1,747,452 32,665 4,313,000 1,230,005 5,575,670
た当期首残高
当期変動額
新株の発行
別途積立金の積立 894,000 △ 894,000 -
剰余金の配当 △ 248,274 △ 248,274
当期純利益 1,630,462 1,630,462
自己株式の取得
自己株式の処分
株主資本以外の項目
の当期変動額(純額)
当期変動額合計 - - - - - 894,000 488,187 1,382,187
当期末残高 1,535,409 1,497,047 250,404 1,747,452 32,665 5,207,000 1,718,193 6,957,858
株主資本 評価・換算差額等
その他
新株予約権 純資産合計
評価・換算
自己株式 株主資本合計 有価証券
差額等合計
評価差額金
当期首残高 △ 175,264 8,683,268 121,768 121,768 - 8,805,037
会計方針の変更による
- -
累積的影響額
会計方針の変更を反映し
△ 175,264 8,683,268 121,768 121,768 - 8,805,037
た当期首残高
当期変動額
新株の発行 - -
別途積立金の積立 - -
剰余金の配当 △ 248,274 △ 248,274
当期純利益 1,630,462 1,630,462
自己株式の取得 △ 439 △ 439 △ 439
自己株式の処分 - -
株主資本以外の項目
15,346 15,346 - 15,346
の当期変動額(純額)
当期変動額合計 △ 439 1,381,748 15,346 15,346 - 1,397,094
当期末残高 △ 175,703 10,065,017 137,114 137,114 - 10,202,132
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【注記事項】
(重要な会計方針)
1.資産の評価基準及び評価方法
(1) 有価証券の評価基準及び評価方法
① 子会社株式
移動平均法による原価法を採用しております。
② 満期保有目的の債券
償却原価法(定額法)を採用しております。
③ その他有価証券
・市場価格のない株式等以外のもの
時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)を採用しております。
・市場価格のない株式等
移動平均法による原価法を採用しております。
(2) 棚卸資産の評価基準及び評価方法
① 商品
個別法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用しておりま
す。
② 製品
総平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用しており
ます。
③ 仕掛品
個別法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用しておりま
す。
④ 貯蔵品
最終仕入原価法を採用しております。
2.固定資産の減価償却の方法
(1) 有形固定資産(リース資産を除く)
定率法を採用しております。ただし、2016年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については、定額
法を採用しております。
なお、主な耐用年数は以下のとおりです。
建物 10年~35年
工具、器具及び備品 4年~10年
(2) ソフトウエア(リース資産を除く)
社内における利用可能期間(3~5年)による定額法を採用しております。
(3) リース資産
① 所有権移転ファイナンス・リース取引に係るリース資産
自己所有の固定資産に適用する減価償却方法と同一の方法を採用しております。
② 所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。
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3.引当金の計上基準
(1) 貸倒引当金
債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権につい
ては個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。
(2) 賞与引当金
従業員の賞与の支給に充てるため、支給見込額を計上しております。
(3) 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上してお
ります。
数理計算上の差異は、各事業年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定
率法によりそれぞれ発生の翌事業年度から費用処理することにしております。
過去勤務費用は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定率法により発生時か
ら費用処理することにしております。
(4) 役員賞与引当金
役員賞与の支出に備えて、当事業年度における支給見込額の当期負担額を計上しております。
(5) 役員株式給付引当金
役員株式給付規程に基づく当社役員への当社株式の給付に備えるため、当事業年度における株式給付債務の見込
額に基づき計上しております。
(6) 工事損失引当金
受注制作ソフトウェア開発等に係る将来の損失に備えるため、翌期以降に損失の発生が見込まれ、かつ、金額を
合理的に見積もることが出来る契約について、損失見込額を計上しております。
4.収益及び費用の計上基準
当社の顧客との契約から生じる収益に関する主要な事業における主な履行義務の内容及び当該履行義務を充足す
る通常の時点(収益を認識する通常の時点)は、以下の通りです。
当社は、DX&SI事業、パッケージ事業、医療ビッグデータ事業、グローバル事業の4つの事業セグメントで
構成しております。当社の顧客との契約から生じる収益は、主にソフトウェアの受注制作や保守サービス等による
ものであり、一定の期間にわたり履行義務が充足される契約については、期間がごく短い契約を除き、履行義務の
充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき収益を一定の期間にわたり認識しております。進捗度は主に工事
原価総額の見積りに対する実際発生原価の割合(原価比例法)によるインプット法に基づいて算定しております。
また、商品の販売等により、一時点で履行義務が充足される契約については、顧客がこれを検収した一時点で収益
を認識しております。
なお、商品の販売等のうち、当社が代理人に該当する取引については、顧客から受け取る対価の総額から仕入先
に対する支払額を差し引いた純額で収益を認識しております。
5.その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
(1) 退職給付に係る会計処理
退職給付に係る未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費用の未処理額の会計処理の方法は、連結財務諸表
におけるこれらの会計処理の方法と異なっております。
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(重要な会計上の見積り)
1.進捗度に基づく一定の期間にわたる収益認識に係る工事原価総額の見積り
(1) 当事業年度に係る財務諸表に計上した金額
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
進捗度に基づく一定の期間にわた
1,185,650 1,844,911
る収益認識に係る売上高
(2) 会計上の見積りの内容に関する理解に資するその他の情報
ソフトウェアの受注制作等の一定の期間にわたり履行義務が充足される契約については、進捗度に基づき一定の
期間にわたる収益認識により売上高を計上しております。
進捗度に基づく一定の期間にわたる収益認識に係る売上高は、工事収益総額に進捗度を乗じて算定されますが、
進捗度は工事原価総額の見積りに対する当事業年度末までの実際発生原価の割合(原価比例法)によるインプット
法に基づいて算定しております。発生原価に基づく工事原価総額の見積りはソフトウェアの受注制作等における仕
様や工期等に関する個別性を踏まえて、受注制作等に必要となる工数を見積っております。
当該見積りについて、工数の見積りに大幅な見直しを要する状況が発生した場合には、翌事業年度に係る財務諸
表に重要な影響を与える可能性があります。
(表示方法の変更)
前事業年度において、「固定負債」の「その他」に含めていた「資産除去債務」は、金額的重要性が増したた
め、当事業年度より独立掲記することとしております。この表示方法の変更を反映させるため、前事業年度の財務
諸表の組替えを行っております。
この結果、前事業年度の貸借対照表において、「固定負債」の「その他」に表示していた135,079千円は、「資産
除去債務」117,567千円、「その他」17,512千円として組み替えております。
(会計上の見積りの変更)
当事業年度において、当社の不動産賃貸借契約に伴う原状回復義務として計上していた資産除去債務について、
原状回復費用の新たな情報の入手に伴い、原状回復費用の見積りの変更を行いました。この見積りの変更による増
加額100,582千円を変更前の資産除去債務残高に加算しております。
なお、当該見積りの変更により、当事業年度の営業利益、経常利益及び税引前当期純利益は9,781千円減少してお
ります。
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(追加情報)
(株式給付信託(BBT))
当社は、2018年6月26日開催の第46期定時株主総会決議に基づき、役員退職慰労金制度を廃止し、取締役の報
酬と当社の株式価値との連動性をより明確にし、取締役が株価上昇によるメリット並びに株価下落のリスクを共
に株主の皆様と共有することで、中長期的な業績の向上と企業価値増大に貢献する意識を高めることを目的とし
て、「株式給付信託(BBT)(=Board Benefit Trust)」(以下「本制度」といいます。)を導入しております。
(1) 取引の概要
本制度は、当社が拠出する金銭を原資として当社株式が信託(以下、本制度に基づき設定される信託を「本信
託」といいます。)を通じて取得され、当社取締役(社外取締役を除きます。以下断りがない限り、同じとしま
す。)に対して、当社が定める役員株式給付規程に従って、当社株式及び当社株式を時価で換算した金額相当の
金銭(以下「当社株式等」といいます。)が本信託を通じて給付される株式報酬制度です。なお、取締役が当社
株式等の給付を受ける時期は、原則として取締役の退任時となります。
(2) 信託に残存する自社の株式
信託に残存する当社株式を、信託における帳簿価額(付随費用の金額を除く。)により、純資産の部に自己株
式として計上しております。当該自己株式の帳簿価額は前事業年度171,700千円、149,200株、当事業年度
171,700千円、149,200株であります。
(注) 2022年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前事業年度の期首に
当該株式分割が行われたと仮定し、株式数を記載しております。
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(貸借対照表関係)
※1 関係会社に対する金銭債権及び金銭債務(区分表示したものを除く)
前事業年度 当事業年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
短期金銭債権 72,419 千円 61,297 千円
短期金銭債務 88,376 千円 130,927 千円
2 保証債務
関係会社の金融機関からの借入債務に対し、保証をおこなっております。
前事業年度 当事業年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
株式会社新日本ニーズ 70,000 千円 70,000 千円
AG NET PTE. LTD.
45,235 千円 - 千円
外貨建債務保証は、決算日の為替相場により円換算しております。
なお、株式会社新日本ニーズが金融機関との間で締結している当座貸越契約について当社が保証を行っており、
当該当座貸越枠を記載しております。
3 当社においては、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行4行と貸出コミットメント契約を締結しておりま
す。これらの契約に基づく事業年度末の借入未実行残高は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
貸出コミットメントの総額 500,000 千円 500,000 千円
借入実行残高 - 千円 - 千円
差引額 500,000 千円 500,000 千円
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(損益計算書関係)
※1 販売費に属する費用のおおよその割合は前事業年度24%、当事業年度26%、一般管理費に属する費用のおおよそ
の割合は前事業年度76%、当事業年度74%であります。
販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
役員報酬 169,866 千円 177,115 千円
賃金給料及び諸手当 1,001,870 千円 1,090,069 千円
賞与引当金繰入額 187,714 千円 184,630 千円
役員賞与引当金繰入額 33,727 千円 35,025 千円
退職給付費用 42,150 千円 47,558 千円
役員株式報酬費用 41,687 千円 21,031 千円
減価償却費 60,221 千円 65,206 千円
研究開発費 436,077 千円 469,246 千円
賃借料 122,046 千円 135,554 千円
※2 関係会社との取引高
前事業年度 当事業年度
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2022年3月31日 ) 至 2023年3月31日 )
営業取引による取引高
売上高 120,172 千円 109,613 千円
営業費用 510,940 千円 749,592 千円
営業取引以外の取引による取引高 98,177 千円 245,345 千円
※3 関係会社株式評価損
連結子会社であるAG NET PTE.LTD.に係るものであります。
※4 関係会社出資金評価損
連結子会社である桂林安信軟件有限公司に係るものであります。
(有価証券関係)
前事業年度の子会社株式(貸借対照表計上額は子会社株式 2,179,925千円 )、当事業年度の子会社株式(貸借対照表
計上額は子会社株式 2,183,505千円 )は、市場価格のない株式等であることから、記載しておりません。
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(税効果会計関係)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
前事業年度 当事業年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
繰延税金資産
賞与引当金 335,506 千円 357,432 千円
未払費用 48,378 〃 50,467 〃
未払金 947 〃 808 〃
未払事業税 34,849 〃 35,310 〃
工事損失引当金 16,216 〃 2,082 〃
長期未払金 104,786 〃 104,786 〃
役員株式給付引当金 36,967 〃 43,406 〃
退職給付引当金 292,987 〃 303,725 〃
貸倒引当金 30,122 〃 14,112 〃
資産除去債務 35,999 〃 71,971 〃
関係会社株式 463,427 〃 463,427 〃
18,541 〃 32,178 〃
その他
繰延税金資産小計
1,418,729 千円 1,479,711 千円
△673,801 〃 △707,675 〃
評価性引当額
計
744,928 千円 772,036 千円
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金 53,741 千円 60,513 千円
前払年金費用 162,841 〃 174,736 〃
16,874 〃 47,427 〃
その他
計 233,456 千円 282,677 千円
繰延税金資産の純額 511,471 千円 489,358 千円
2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった
主要な項目別の内訳
前事業年度 当事業年度
( 2022年3月31日 ) ( 2023年3月31日 )
法定実効税率
30.6 % 30.6 %
(調整)
交際費等永久差異項目 △0.1 △2.6
住民税均等割 0.4 0.3
評価性引当額の増減 4.6 1.6
税額控除 △0.4 △6.3
△0.0 △0.0
その他
税効果会計適用後の法人税等の負担率 35.1 23.6
(収益認識関係)
顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報は、連結財務諸表「注記事項(収益認識関係)」
に同一の内容を記載しているので、注記を省略しております。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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④ 【附属明細表】
【有形固定資産等明細表】
(単位:千円)
減価償却
区分 資産の種類 当期首残高 当期増加額 当期減少額 当期償却額 当期末残高
累計額
有形固定資産
建物 240,360 135,696 0 47,419 328,636 531,216
構築物 3,066 3,157 - 378 5,844 1,986
工具、器具及び備品 82,482 32,845 0 30,986 84,341 399,981
土地 142,361 - - - 142,361 -
建設仮勘定 - 1,066 - - 1,066 -
有形固定資産計 468,270 172,764 0 78,784 562,250 933,183
無形固定資産
ソフトウエア 81,784 18,465 - 25,196 75,053 -
電話加入権 6,180 - - - 6,180 -
無形固定資産計 87,964 18,465 - 25,196 81,233 -
【引当金明細表】
(単位:千円)
科目 当期首残高 当期増加額 当期減少額 当期末残高
貸倒引当金 98,375 13,125 65,410 46,090
賞与引当金 1,095,710 1,167,316 1,095,710 1,167,316
役員賞与引当金 33,727 35,025 33,727 35,025
工事損失引当金 52,960 6,801 52,960 6,801
退職給付引当金 956,848 92,725 57,655 991,918
役員株式給付引当金 120,728 21,031 - 141,759
(2) 【主な資産及び負債の内容】
連結財務諸表を作成しているため、記載を省略しております。
(3) 【その他】
該当事項はありません。
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有価証券報告書
第6 【提出会社の株式事務の概要】
事業年度 4月1日から3月31日まで
定時株主総会 6月中
基準日 3月31日
9月30日
剰余金の配当の基準日
3月31日
1単元の株式数 100株
単元未満株式の買取り
(特別口座)
取扱場所 大阪市中央区北浜四丁目5番33号
三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
(特別口座)
株主名簿管理人 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
三井住友信託銀行株式会社
取次所 ───────
買取手数料 株式の売買の委託に係る手数料相当額として別途定める金額
電子公告とし、当社ホームページに掲載いたします。
なお、電子公告によることができない事故やその他やむを得ない事由が生じたとき
公告掲載方法 は、日本経済新聞に掲載いたします。
ホームページ
https://www.jast.jp/
株主に対する特典 該当事項はありません。
(注) 当社定款の定めにより、単元未満株主は、会社法第189条第2項各号に掲げる権利、会社法第166条第1項の規
定による請求をする権利、株主の有する株式数に応じて募集株式の割当て及び募集新株予約権の割当てを受け
る権利以外の権利を有しておりません。
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第7 【提出会社の参考情報】
1 【提出会社の親会社等の情報】
当社は親会社等を有していないため、該当事項はありません。
2 【その他の参考情報】
当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しております。
(1) 有価証券報告書及びその添付書類並びに確認書
事業年度( 第50期 )(自 2021年4月1日 至 2022年3月31日 ) 2022年6月24日近畿財務局長に提出。
(2) 内部統制報告書及びその添付書類
2022年6月24日近畿財務局長に提出。
(3) 四半期報告書及び確認書
( 第51期 第1四半期)(自 2022年4月1日 至 2022年6月30日 ) 2022年8月12日近畿財務局長に提出。
( 第51期 第2四半期)(自 2022年7月1日 至 2022年9月30日 ) 2022年11月11日近畿財務局長に提出。
( 第51期 第3四半期)(自 2022年10月1日 至 2022年12月31日 ) 2023年2月13日近畿財務局長に提出。
(4) 臨時報告書
企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第9号の2(株主総会における決議)の規定に基づく臨時報告書
2022年6月28日近畿財務局長に提出。
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第二部 【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
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有価証券報告書
独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書
2023年6月28日
日本システム技術株式会社
取締役会 御中
有限責任監査法人トーマツ
大阪事務所
指定有限責任社員
公認会計士 千 﨑 育 利
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士 藤 川 賢
業務執行社員
<財務諸表監査>
監査意見
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられてい
る日本システム技術株式会社の2022年4月1日から2023年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸
借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結
財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、日
本システム技術株式会社及び連結子会社の2023年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経
営成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準におけ
る当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国におけ
る職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責
任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項
監査上の主要な検討事項とは、当連結会計年度の連結財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重
要であると判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、連結財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見
の形成において対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
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有価証券報告書
進捗度に基づく一定の期間にわたる収益認識に係る工事原価総額の見積り
監査上の主要な検討事項の
監査上の対応
内容及び決定理由
【注記事項】(連結財務諸表作成のための基本となる 当監査法人は、進捗度に基づく一定の期間にわたる収
重要な事項)4.会計方針に関する事項(5)重要な収 益認識に係る工事原価総額の見積りについて、主として
益及び費用の計上基準 及び (重要な会計上の見積り) 以下の監査手続を実施した。
1.進捗度に基づく一定の期間にわたる収益認識に係る ・ 工事原価総額の見積りに関する内部統制の整備及び
工事原価総額の見積り に記載のとおり、会社は、主要な
運用状況の有効性の検討を行った。
事業であるソフトウェアの受注制作等について、一定の
・ 前連結会計年度に進捗度に基づく売上計上が適用さ
期間にわたり履行義務が充 足される契約については、履
れた案件について前連結会計年度の工事原価総額と当
行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づ
連結会計年度の実際発生原価の比較を行い、工事原価
き収益を一定の期間にわたり認識する方法により、売上
総額の見積りの精度を検討した。
高を計上している。当連結会計年度の連結売上高は
・ 各事業部長への質問及び月次の経営会議議事録や月
23,519,516千円であり、このうち進捗度に基づく一定の
報等を閲覧し、当初の見積りの修正を要するような案
期間にわたる収益認識による売上高は1,856,776千円で
件の有無を検討した上で、対象プロジェクトの管理者
ある。
への質問及び進捗状況に係る関連資料を閲覧し、適時
進捗度に基づく一定の期間にわたる収益認識による売
に工事原価総額が見直されていることを検討した。
上高は、工事収益総額及び進捗度により算定され、進捗
・ 当初の工事原価総額の見積りと実際発生原価の比較
度は工事原価総額の見積りに対する決算日までの実際発
を行い、乖離の大きい案件の乖離要因について対象プ
生原価の割合(原価比例法)によるインプット法に基づ
ロジェクトの管理者への質問及び進捗状況に係る関連
き算定される。ソフトウェアの受注制作等は、主にシス
資料を検討し、見直された工事原価総額の見積りが適
テムインテグレーションサービスを請け負うものである
切に更新されていることを検討した。
が、受注制作等は仕様や工期等が異なる個別性の高いも
・ 進捗度に基づく一定の期間にわたる収益認識による
のであり、受注制作等の着手後の仕様の変化によって工
売上高の適用対象となっている重要な案件の原価発生
数が変更される可能性がある。そのため、進捗度に基づ
の推移について、当初想定していなかった原価の発生
く一定の期間にわたる収益認識による売上高の基礎とな
状況となっているプロジェクトがないか等の観点から
る工事原価総額の見積りにあたっては、受注制作等の完
分析を実施した。該当するプロジェクトについては、
成のために必要となる工数の見積りを適時に更新する必
対象プロジェクトの管理者に質問を実施するととも
要があり、かつ適切な見積りには経営者の判断が必要と
に、必要に応じて追加手続を実施し原価発生の妥当性
なる。
について検討を行った。
以上の理由により、当監査法人は、ソフトウェアの受
・ 進捗度に基づく一定の期間にわたる収益認識による
注制作等における進捗度に基づく一定の期間にわたる収
売上高について、契約書や工事原価総額の見積りに係る
益認識に係る工事原価総額の見積りは特に重要であり、
積算資料との照合及び原価比例法による再計算を実施し
当該事項を監査上の主要な検討事項に該当するものと判
た。
断し た。
その他の記載内容
その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書
以外の情報である。経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。また、監査役及び監査役会の責
任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の連結財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の
記載内容に対して意見を表明するものではない。
連結財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内
容と連結財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そ
のような重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告
することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正
に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するた
めに経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるか
どうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示
する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにあ
る。
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有価証券報告書
連結財務諸表監査における監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表
示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明
することにある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利
用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家と
しての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手
続を立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ
適切な監査証拠を入手する。
・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク
評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性
及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に
基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかど
うか結論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表
の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連
結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手
した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性があ
る。
・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠してい
るかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎
となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
・ 連結財務諸表に対する意見を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠
を入手する。監査人は、連結財務諸表の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で
監査意見に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制
の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、
並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガー
ドを講じている場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当連結会計年度の連結財務諸表の監査で特に重要であると判
断した事項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。ただし、法令等により当該事項の公表
が禁止されている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利
益を上回ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
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有価証券報告書
<内部統制監査>
監査意見
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、日本システム技術株式会社の
2023年3月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。
当監査法人は、日本システム技術株式会社が2023年3月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上
記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠し
て、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統
制監査を行った。財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人
の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から
独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十
分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
内部統制報告書に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任
経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告
に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。
なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性があ
る。
内部統制監査における監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかにつ
いて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することに
ある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程
を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施
する。内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択
及び適用される。
・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての
内部統制報告書の表示を検討する。
・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。監査
人は、内部統制報告書の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査意見に対し
て責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、
識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項
について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、
並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガー
ドを講じている場合はその内容について報告を行う。
利害関係
会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
い。
以 上
(注) 1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
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独立監査人の監査報告書
2023年6月28日
日本システム技術株式会社
取締役会 御中
有限責任監査法人トーマツ
大阪事務所
指定有限責任社員
公認会計士 千 﨑 育 利
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士 藤 川 賢
業務執行社員
監査意見
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
いる日本システム技術株式会社の2022年4月1日から2023年3月31日までの第51期事業年度の財務諸表、すなわち、貸
借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行っ
た。
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、日本シ
ステム技術株式会社の2023年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な
点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準におけ
る当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職
業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査上の主要な検討事項
監査上の主要な検討事項とは、当事業年度の財務諸表の監査において、監査人が職業的専門家として特に重要である
と判断した事項である。監査上の主要な検討事項は、財務諸表全体に対する監査の実施過程及び監査意見の形成におい
て対応した事項であり、当監査法人は、当該事項に対して個別に意見を表明するものではない。
進捗度に基づく一定の期間にわたる収益認識に係る工事原価総額の見積り
【注記事項】(重要な会計方針)4.収益及び費用の計上基準 及び (重要な会計上の見積り)1.進捗度に基づ
く一定の期間にわたる収益認識に係る工事原価総額の見積り に記載のとおり、会社は、主要な事業であるソフト
ウェアの受注制作等について、一定の期間にわたり履行義務が充足される契約については、履行義務の充足に係る
進捗度を見積り、当該進捗度に基づき収益を一定の期間にわたり認識する方法により、売上高を計上している。当
事業年度の売上高は18,552,222千円であり、このうち進捗度に基づく一定の期間にわたる収益認識による売上高は
1,844,911千円である。
当該事項について、監査上の主要な検討事項の内容、決定理由及び監査上の対応については、連結財務諸表の監
査報告書に記載されている監査上の主要な検討事項(進捗度に基づく一定の期間にわたる収益認識に係る工事原価
総額の見積り)と同一内容であるため、記載を省略している。
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日本システム技術株式会社(E05236)
有価証券報告書
その他の記載内容
その他の記載内容は、有価証券報告書に含まれる情報のうち、連結財務諸表及び財務諸表並びにこれらの監査報告書
以外の情報である。経営者の責任は、その他の記載内容を作成し開示することにある。また、監査役及び監査役会の責
任は、その他の記載内容の報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
当監査法人の財務諸表に対する監査意見の対象にはその他の記載内容は含まれておらず、当監査法人はその他の記載
内容に対して意見を表明するものではない。
財務諸表監査における当監査法人の責任は、その他の記載内容を通読し、通読の過程において、その他の記載内容と
財務諸表又は当監査法人が監査の過程で得た知識との間に重要な相違があるかどうか検討すること、また、そのような
重要な相違以外にその他の記載内容に重要な誤りの兆候があるかどうか注意を払うことにある。
当監査法人は、実施した作業に基づき、その他の記載内容に重要な誤りがあると判断した場合には、その事実を報告
することが求められている。
その他の記載内容に関して、当監査法人が報告すべき事項はない。
財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表
示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営
者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを
評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要
がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにあ
る。
財務諸表監査における監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示が
ないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明すること
にある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決
定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家と
しての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手
続を立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ
適切な監査証拠を入手する。
・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価
の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性
及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づ
き、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか
結論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事
項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対し
て除外事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基
づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
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有価証券報告書
・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているか
どうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や
会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制
の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、
並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガー
ドを講じている場合はその内容について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会と協議した事項のうち、当事業年度の財務諸表の監査で特に重要であると判断した事
項を監査上の主要な検討事項と決定し、監査報告書において記載する。ただし、法令等により当該事項の公表が禁止さ
れている場合や、極めて限定的ではあるが、監査報告書において報告することにより生じる不利益が公共の利益を上回
ると合理的に見込まれるため、監査人が報告すべきでないと判断した場合は、当該事項を記載しない。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
(注) 1.上記の監査報告書の原本は当社(有価証券報告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
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