株式会社Finatextホールディングス 四半期報告書 第9期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)
提出書類 | 四半期報告書-第9期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31) |
---|---|
提出日 | |
提出者 | 株式会社Finatextホールディングス |
カテゴリ | 四半期報告書 |
EDINET提出書類
株式会社Finatextホールディングス(E37145)
四半期報告書
【表紙】
【提出書類】 四半期報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の7第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2023年2月14日
【四半期会計期間】 第9期第3四半期(自 2022年10月1日 至 2022年12月31日)
【会社名】 株式会社Finatextホールディングス
【英訳名】 Finatext Holdings Ltd.
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長CEO 林 良太
【本店の所在の場所】 東京都千代田区九段北一丁目8番地10号 住友不動産九段ビル 9階
【電話番号】 03(6265)6828(代表)
【事務連絡者氏名】 取締役CFO 伊藤 祐一郎
【最寄りの連絡場所】 東京都千代田区九段北一丁目8番地10号 住友不動産九段ビル 9階
【電話番号】 03(6265)6828(代表)
【事務連絡者氏名】 取締役CFO 伊藤 祐一郎
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
1/21
EDINET提出書類
株式会社Finatextホールディングス(E37145)
四半期報告書
第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
第8期 第9期
回次 第3四半期 第3四半期 第8期
連結累計期間 連結累計期間
自 2021年4月1日 自 2022年4月1日 自 2021年4月1日
会計期間
至 2021年12月31日 至 2022年12月31日 至 2022年3月31日
売上高 (千円) 1,497,478 2,837,161 2,724,097
経常損失 (△) (千円) △ 691,933 △ 77,511 △ 588,919
親会社株主に帰属する
(千円) △ 728,819 △ 173,768 △ 669,944
四半期(当期)純損失(△)
四半期包括利益又は包括利益 (千円) △ 839,207 △ 220,338 △ 787,923
純資産額 (千円) 9,137,843 9,008,600 9,189,127
総資産額 (千円) 15,560,439 15,981,094 15,854,286
1株当たり四半期(当期)純損失
(円) △ 18.97 △ 3.55 △ 16.36
(△)
潜在株式調整後1株当たり
(円) - - -
四半期(当期)純利益
自己資本比率 (%) 54.8 52.9 54.2
第8期 第9期
回次
第3四半期 第3四半期
連結会計期間 連結会計期間
自 2021年10月1日 自 2022年10月1日
会計期間
至 2021年12月31日 至 2022年12月31日
1株当たり四半期純利益又は
(円) △ 5.50 3.53
1株当たり四半期純損失 (△)
(注)1.当社は四半期連結財務諸表を作成しておりますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載し
ておりません。
2.潜在株式調整後1株当たり四半期(当期)純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり四半期
(当期)純損失のため記載しておりません。
2 【事業の内容】
当第3四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)において営まれている事業の内容に
ついて、重要な変更はありません。
また、主要な関係会社の異動は以下のとおりであります。
第1四半期連結会計期間より、株式会社スマートプラスクレジットを設立したことに伴い、同社を連結の範囲に含
めております。
第3四半期連結会計期間において、当社の連結子会社であった株式会社K―ZONEは、株式会社Finatex
tを存続会社として吸収合併しております。本合併に伴い、株式会社K―ZONEは吸収合併消滅会社となったた
め、連結の範囲から除外しております。
2/21
EDINET提出書類
株式会社Finatextホールディングス(E37145)
四半期報告書
第2 【事業の状況】
1 【事業等のリスク】
当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した
事業等のリスクについての重要な変更はありません。
2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものでありま
す。
(1) 経営成績の状況
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、「金融をサービスとして再発明する」をミッションに掲げており
ます。このミッションのもと、金融サービス事業者向けの 次世代クラウド 基幹システムの提供等を通じて、パート
ナー企業とともに人々にとって遠い存在である金融サービスを暮らしに寄り添ったものにすることを目指しており
ます。
今般、日本の経済は、新型コロナウイルス感染症の第8波の懸念が生じながらも、政府や日銀による各種経済政
策の効果も相まって、持ち直しの兆しが見え始めてきましたが、世界的な金融引き締め等による物価の高騰、急激
な円安等、景気の先行き不透明な状況が続いております。しかしながら、金融サービスにおけるデジタルトランス
フォーメーションの流れは衰えることなく、当社グループが提供するサービスのニーズもより一層高まっていると
認識しております。
このような事業環境のもと、当第3四半期連結累計期間においては、継続的な事業成長を実現するため、引き続
き人材採用や機能拡充に積極的に取り組んでまいりました。
この結果、前連結会計年度末以降、金融インフラストラクチャ事業及びフィンテックソリューション事業の保守
運用業務が拡大したこと、ビッグデータ解析事業のデータライセンス契約件数が増加したことにより、ストック収
益が拡大し、当第3四半期連結累計期間における売上高は 2,837,161千円 (前年同期比 89.5 %増)、営業損失 84,195
千円 (前年同期は 648,096千円の営業損失 )、経常損失 77,511千円 (前年同期は 691,933千円の経常損失 )、親会社
株主に帰属する四半期純損失は 173,768千円 (前年同期は 728,819千円の親会社株主に帰属する四半期純損失 )とな
りました。
セグメント別の業績は以下の通りです。
(ⅰ)金融インフラストラクチャ事業
金融インフラストラクチャ事業では、金融サービスを運営するために必要となる複雑な基幹システムを、ク
ラウド上でSaaS型のシステムとして顧客に提供するものであります。
証券インフラストラクチャビジネスでは、サービス提供しているパートナーへの保守運用サービス、導入合
意済みのパートナーへの初期導入支援に注力いたしました。当第3四半期連結累計期間においては、前連結会
計年度にサービス提供を開始したパートナーからの保守運用業務によるストック収益が、引き続き売上高の拡
大に寄与しました。サービスの初期開発については、株式会社セブン銀行が、当社グループの証券ビジネスプ
ラットフォームである「BaaS」を利用し、「Myセブン銀行」アプリを通じて、買い物ついでに投資ができる
サービス「お買い物投資コレカブ」をローンチしました。この結果、「BaaS」上での稼働サービス数は7サー
ビス(前連結会計年度末時点:5サービス)となっております。
保険インフラストラクチャビジネスでは、新規パートナーの獲得に向け、当社グループの保険基幹システム
である「Inspire」の機能の拡充と、合意済みのパートナーへの「Inspire」の初期導入支援に注力いたしまし
た。当第3四半期連結累計期間においては、初期導入支援として、三井住友海上火災保険株式会社、株式会社
三菱UFJ銀行、東京海上日動火災保険株式会社及びエムエスティ保険サービス株式会社へ「Inspire」を導入い
たしました。その結果、「Inspire」上での稼働社数は8社(前連結会計年度末時点:4社)となっておりま
す。
3/21
EDINET提出書類
株式会社Finatextホールディングス(E37145)
四半期報告書
コスト面については、証券インフラストラクチャビジネス及び保険インフラストラクチャビジネスともに、
将来のビジネス拡大を見据え、引き続き人材採用、機能拡充の先行投資を行ってまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の金融インフラストラクチャ事業の売上高は 1,281,420千円 (前年同
期比 200.4 %増)、セグメント損失は 402,602千円 (前年同期は 787,358千円 のセグメント損失)となりました。
(ⅱ)フィンテックソリューション事業
フィンテックソリューション事業では、金融機関向けにデジタルトランスフォーメーション及びデジタル
マーケティングの支援を行っております。
ソリューションビジネスでは、主に前連結会計年度にシステム構築を支援した、株式会社三菱UFJ銀行
「Money Canvas」の追加機能拡充の支援等を進めました。
以上の結果、新プロジェクトからのフロー収益及びストック収益が拡大し、当第3四半期連結累計期間の
フィンテックソリューション事業の売上高は 817,054千円 (前年同期比 52.4 %増)、セグメント利益は 140,377千
円 (前年同期比 340.6 %増)となりました。
(ⅲ)ビッグデータ解析事業
ビッグデータ解析事業は、ビッグデータを保有する企業のデータ利活用の促進を支援しており、企業の持つ
ビッグデータを機関投資家や官公庁に提供するデータライセンスビジネスや、企業のデータ利活用を支援する
データ解析支援ビジネスを行っております。
データライセンスビジネスでは、機関投資家向けにオルタナティブデータを提供する「Alterna Data」にお
いて、レポートサービス及びウェブポータルサービスの拡充を行いました。
以上の結果、「Alterna Data」の契約件数が伸長し、当第3四半期連結累計期間のビッグデータ解析事業の
売上高は 738,686千円 (前年同期比 38.1 %増)、セグメント利益は 154,280千円 (前年同期比 29.5 %増)となりま
した。
(2) 財政状態に関する説明
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産合計は 15,981,094千円 となり、前連結会計年度末に比べて 126,807
千円増加 いたしました。
流動資産は 15,577,063千円 となり、前連結会計年度末と比較して 42,984千円減少 いたしました。これは主に、
契約資産が 90,046千円 、証券業における預託金、信用取引資産、並びに短期差入保証金があわせて67,489千円、
流動資産のその他に含まれる営業貸付金が29,317千円増加した一方で、現金及び預金が 310,282千円 減少したこと
等によるものであります。固定資産は 404,031千円 となり、前連結会計年度末と比較して 169,792千円増加 いたし
ました。これは有形固定資産が 96,693千円 、無形固定資産が 63,264千円 増加したこと等によるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は 6,972,494千円 となり、前連結会計年度末と比較して 307,334
千円増加 いたしました。
流動負債は 6,891,562千円 となり、前連結会計年度末に比べて 312,825千円増加 いたしました。これは主に、流
動負債のその他に含まれている預り金が241,331千円増加したこと等によるものであります。固定負債は45,002千
円となり、前連結会計年度末に比べて7,008千円増加いたしました。これは長期借入金の返済により 37,500千円 減
少した一方で、資産除去債務が 27,900千円 、繰延税金負債が 16,608千円 増加したことによるものであります。
4/21
EDINET提出書類
株式会社Finatextホールディングス(E37145)
四半期報告書
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末 における純資産合計は 9,008,600千円 となり、前連結会計年度末に比べて 180,526
千円減少 いたしました。これは主に、資本剰余金が1,799,666千円増加した一方で、資本金が1,776,854千円、親
会社株主に帰属する四半期純損失により利益剰余金が173,768千円、非支配株主持分が43,028千円減少したこと等
によるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等について重要な変更はありませ
ん。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありませ
ん。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
3 【経営上の重要な契約等】
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
5/21
EDINET提出書類
株式会社Finatextホールディングス(E37145)
四半期報告書
第3 【提出会社の状況】
1 【株式等の状況】
(1) 【株式の総数等】
① 【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 174,000,000
計 174,000,000
② 【発行済株式】
第3四半期会計期間 上場金融商品取引所
提出日現在
種類 末現在発行数(株) 発行数(株) 名又は登録認可金融 内容
(2023年2月14日)
( 2022年12月31日 ) 商品取引業協会名
完全議決権株式であり、権利
内容に何ら限定のない、当社
東京証券取引所
普通株式 49,247,556 49,247,556 における標準となる株式であ
(グロース市場)
ります。なお単元株式数は
100株であります。
計 49,247,556 49,247,556 ― ―
(注) 提出日現在発行数には、2023年1月1日からこの四半期報告書提出日までの新株予約権の行使により発行され
た株式数は、含まれておりません。
(2) 【新株予約権等の状況】
① 【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
② 【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
6/21
EDINET提出書類
株式会社Finatextホールディングス(E37145)
四半期報告書
(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式 発行済株式 資本金 資本金 資本準備金 資本準備金
年 月 日
総数増減数 総数残高 増減額 残高 増減額 残高
(株) (株) (千円) (千円) (千円) (千円)
2022年11月26日
- 48,995,828 △1,797,112 60,697 △9,415,952 35,697
(注)1
2022年10月1日
~
251,728 49,247,556 9,561 70,258 9,561 45,258
2022年12月31日
(注)2
(注)1.2022年6月22日開催の定時株主総会決議により、2022年11月26日付で会社法第447条第1項及び同法第448条
第1項の規定に基づき、資本金1,797,112千円及び資本準備金9,415,952千円を減少し、その全額をその他資
本剰余金へ振り替えたものであります。
2.新株予約権の行使による増加であります。
(5) 【大株主の状況】
当四半期会計期間は第3四半期会計期間であるため、記載事項はありません。
(6) 【議決権の状況】
① 【発行済株式】
2022年12月31日 現在
区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式 ― ― ―
議決権制限株式(自己株式等) ― ― ―
議決権制限株式(その他) ― ― ―
完全議決権株式(自己株式等) ― ― ―
普通株式
完全議決権株式であり、権利内容に
何ら限定のない当社における標準と
完全議決権株式(その他) 489,899
なる株式であります。なお、単元株
48,989,900
式数は100株であります。
普通株式
単元未満株式 ― ―
5,928
発行済株式総数 48,995,828 ― ―
総株主の議決権 ― 489,899 ―
(注)当第3四半期会計期間末日現在の「発行済株式」については、株主名簿の記載内容が確認できないため、記載
することができないことから、直前の基準日「2022年9月30日」に基づく株主名簿による記載をしておりま
す。
② 【自己株式等】
該当事項はありません。
2 【役員の状況】
該当事項はありません。
7/21
EDINET提出書類
株式会社Finatextホールディングス(E37145)
四半期報告書
第4 【経理の状況】
1 四半期連結財務諸表の作成方法について
当社の四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(2007年内閣府令第
64号)に基づいて作成しております。
2 監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第3四半期連結会計期間(2022年10月1日から2022年
12月31日まで)及び第3四半期連結累計期間(2022年4月1日から2022年12月31日まで)に係る四半期連結財務諸表につ
いて、PwCあらた有限責任監査法人による四半期レビューを受けております。
8/21
EDINET提出書類
株式会社Finatextホールディングス(E37145)
四半期報告書
1 【四半期連結財務諸表】
(1) 【四半期連結貸借対照表】
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2022年3月31日) (2022年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 5,792,996 5,482,713
売掛金 474,883 495,636
契約資産 32,750 122,796
証券業における預託金 5,521,000 5,351,000
証券業における信用取引資産 3,035,643 3,251,209
証券業における短期差入保証金 529,725 551,648
未収入金 55,436 63,110
※1 177,612 ※1 258,947
その他
流動資産合計 15,620,047 15,577,063
固定資産
有形固定資産 3,284 99,978
無形固定資産 62,329 125,593
168,625 178,459
投資その他の資産
固定資産合計 234,239 404,031
資産合計 15,854,286 15,981,094
9/21
EDINET提出書類
株式会社Finatextホールディングス(E37145)
四半期報告書
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2022年3月31日) (2022年12月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 22,300 36,499
契約負債 110,064 126,920
証券業における預り金 2,082,188 1,874,730
証券業における信用取引負債 813,203 485,478
証券業における受入保証金 2,850,751 3,386,053
1年内返済予定の長期借入金 100,500 56,250
未払法人税等 73,389 89,490
賞与引当金 - 38,267
526,340 797,871
その他
流動負債合計 6,578,737 6,891,562
固定負債
長期借入金 37,500 -
資産除去債務 - 27,900
493 17,102
繰延税金負債
固定負債合計 37,993 45,002
特別法上の準備金
金融商品取引責任準備金 29,289 35,929
19,139 -
その他の責任準備金
特別法上の準備金合計 48,428 35,929
負債合計 6,665,159 6,972,494
純資産の部
株主資本
資本金 1,847,112 70,258
資本剰余金 10,432,764 12,232,430
△ 3,702,767 △ 3,876,536
利益剰余金
株主資本合計 8,577,110 8,426,152
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 169 153
繰延ヘッジ損益 - 12,049
8,534 10,664
為替換算調整勘定
その他の包括利益累計額合計 8,703 22,867
新株予約権
5,414 4,709
597,898 554,870
非支配株主持分
純資産合計 9,189,127 9,008,600
負債純資産合計 15,854,286 15,981,094
10/21
EDINET提出書類
株式会社Finatextホールディングス(E37145)
四半期報告書
(2) 【四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書】
【四半期連結損益計算書】
【第3四半期連結累計期間】
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2021年12月31日) 至 2022年12月31日)
売上高 1,497,478 2,837,161
657,181 1,215,140
売上原価
売上総利益 840,297 1,622,021
販売費及び一般管理費 1,488,393 1,706,217
営業損失(△) △ 648,096 △ 84,195
営業外収益
受取利息 77 3,438
受取配当金 2 -
業務受託料 631 -
為替差益 - 2,644
消費税等差額 - 1,379
425 2,822
その他
営業外収益合計 1,136 10,285
営業外費用
支払利息 3,219 1,077
為替差損 3,690 -
株式交付費 35,450 -
創立費 - 1,899
2,612 623
その他
営業外費用合計 44,972 3,600
経常損失(△) △ 691,933 △ 77,511
特別利益
債務免除益 22,290 -
新株予約権戻入益 - 158
4,334 -
その他
特別利益合計 26,624 158
特別損失
減損損失 135,665 26,906
金融商品取引責任準備金繰入 - 6,639
- 1,574
その他
特別損失合計 135,665 35,121
税金等調整前四半期純損失(△) △ 800,973 △ 112,473
法人税、住民税及び事業税
40,527 122,913
2,108 1,210
法人税等調整額
法人税等合計 42,635 124,124
四半期純損失(△) △ 843,609 △ 236,598
非支配株主に帰属する四半期純損失(△) △ 114,789 △ 62,829
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △ 728,819 △ 173,768
11/21
EDINET提出書類
株式会社Finatextホールディングス(E37145)
四半期報告書
【四半期連結包括利益計算書】
【第3四半期連結累計期間】
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2021年12月31日) 至 2022年12月31日)
四半期純損失(△) △ 843,609 △ 236,598
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △ 13 △ 15
繰延ヘッジ損益 - 12,049
4,414 4,225
為替換算調整勘定
その他の包括利益合計 4,401 16,259
四半期包括利益 △ 839,207 △ 220,338
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △ 726,607 △ 159,605
非支配株主に係る四半期包括利益 △ 112,599 △ 60,733
12/21
EDINET提出書類
株式会社Finatextホールディングス(E37145)
四半期報告書
【注記事項】
(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更)
(連結の範囲の重要な変更)
第1四半期連結会計期間より、新たに設立した株式会社スマートプラスクレジットを連結の範囲に含めており
ます。
(会計方針の変更等)
「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2021年6月17日。以下「時価算定
会計基準適用指針」という。)を第1四半期連結会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準適用指針第27-2
項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準適用指針が定める新たな会計方針を将来にわたって適用す
ることとしております。なお、四半期連結財務諸表に与える影響はありません。
(四半期連結貸借対照表関係)
※1 資産の金額から直接控除している貸倒引当金の額
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2022年3月31日) (2022年12月31日)
流動資産 ― 千円 588 千円
(四半期連結キャッシュ・フロー計算書関係)
当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第3四半
期連結累計期間に係る減価償却費(無形固定資産に係る償却費を含む。)は、次のとおりであります。
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2021年12月31日 ) 至 2022年12月31日 )
減価償却費 18,647 千円 42,787 千円
13/21
EDINET提出書類
株式会社Finatextホールディングス(E37145)
四半期報告書
(株主資本等関係)
前第3四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年12月31日 )
1.配当金支払額
該当事項はありません。
2.基準日が当第3四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第3四半期連結会計期間の
末日後となるもの
該当事項はありません。
3.株主資本の著しい変動
当社は、2021年12月22日をもって東京証券取引所マザーズに上場いたしました。上場にあたり、2021年12月
21日を払込期日とする公募(ブックビルディング方式による募集)による新規株式の発行2,800,000株により、
資本金及び資本剰余金がそれぞれ1,670,550千円増加しております。
また、株主からの新株予約権行使に基づき、2021年8月6日付で第1回無担保転換社債型新株予約権付社債
の新株への転換が行われました。この結果資本金が76,562千円、資本準備金が76,562千円増加しております。
この結果、当第3四半期連結会計期間末において資本金が1,847,112千円、資本剰余金が10,432,764千円と
なっております。
当第3四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年12月31日 )
1.配当金支払額
該当事項はありません。
2.基準日が当第3四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第3四半期連結会計期間の
末日後となるもの
該当事項はありません。
3.株主資本の著しい変動
当社は、2022年6月22日開催の定時株主総会の決議に基づき、2022年11月26日付で減資の効力が発生し、資
本金1,797,112千円、資本準備金9,415,952千円を減少し、その全額をその他資本剰余金に振り替えておりま
す。
この結果、当第3四半期連結会計期間末において資本金が70,258千円、資本剰余金が12,232,430千円となっ
ております。
なお、株主資本の合計金額への影響はありません。
14/21
EDINET提出書類
株式会社Finatextホールディングス(E37145)
四半期報告書
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
前第3四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年12月31日 )
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報
(単位:千円)
報告セグメント
四半期連結
損益計算書
調整額
フィンテック
金融インフラ
計上額
(注)1
ビッグデータ
ストラクチャ 計
ソリューション
(注)2
解析事業
事業
事業
売上高
証券インフラストラクチャ
276,257 - - 276,257 - 276,257
ビジネス
保険インフラストラクチャ
143,397 - - 143,397 - 143,397
ビジネス
クレジットインフラ
- - - - - -
ストラクチャビジネス
マーケティングビジネス - 138,965 - 138,965 - 138,965
ソリューションビジネス - 397,136 - 397,136 - 397,136
データライセンスビジネス - - 492,516 492,516 - 492,516
データ解析支援ビジネス - - 42,318 42,318 - 42,318
顧客との契約から生じる
419,654 536,101 534,834 1,490,590 - 1,490,590
収益
その他の収益 6,888 - - 6,888 - 6,888
外部顧客への売上高 426,542 536,101 534,834 1,497,478 - 1,497,478
セグメント間の内部売上高
- - - - - -
又は振替高
計 426,542 536,101 534,834 1,497,478 - 1,497,478
セグメント利益又は損失(△) △ 787,358 31,862 119,150 △ 636,345 △ 11,750 △ 648,096
(注) 1. セグメント利益又は損失(△)の調整額 △11,750千円 は、報告セグメントに配分していない全社収益及び全
社費用の純額 △11,750千円が含まれております。
2.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業損失と一致しております。
15/21
EDINET提出書類
株式会社Finatextホールディングス(E37145)
四半期報告書
当第3四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年12月31日 )
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報
(単位:千円)
報告セグメント
四半期連結
損益計算書
調整額
フィンテック
金融インフラ
(注)1
計上額
ビッグデータ
ストラクチャ 計
ソリューション
(注)2
解析事業
事業
事業
売上高
証券インフラストラクチャ
534,539 - - 534,539 - 534,539
ビジネス
保険インフラストラクチャ
453,716 - - 453,716 - 453,716
ビジネス
クレジットインフラ
124,586 - - 124,586 - 124,586
ストラクチャビジネス
マーケティングビジネス - 81,310 - 81,310 - 81,310
ソリューションビジネス - 735,743 - 735,743 - 735,743
データライセンスビジネス - - 695,719 695,719 - 695,719
データ解析支援ビジネス - - 42,967 42,967 - 42,967
顧客との契約から生じる
1,112,842 817,054 738,686 2,668,583 - 2,668,583
収益
その他の収益 168,578 - - 168,578 - 168,578
外部顧客への売上高 1,281,420 817,054 738,686 2,837,161 - 2,837,161
セグメント間の内部売上高
- - - - - -
又は振替高
計 1,281,420 817,054 738,686 2,837,161 - 2,837,161
セグメント利益又は損失(△) △ 402,602 140,377 154,280 △ 107,944 23,748 △ 84,195
(注) 1. セグメント利益又は損失(△)の調整額 23,748千円 は、報告セグメントに配分していない全社収益及び全社
費用の純額 23,748千円 が含まれております。
2.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業損失と一致しております。
2.報告セグメントの変更等に関する事項
第2四半期連結会計期間より、これまで「フィンテックソリューション事業」に含めておりましたクレジッ
ト事業について、インフラストラクチャビジネスの売上比率が高まり始めており、今後ますます当事業におけ
るインフラストラクチャビジネスへの依存度が高まることを鑑み、「金融インフラストラクチャ事業」に含め
て記載する方法に変更しております。
また、収益の分解情報の区分についても、これまで「ソリューションビジネス」に含めておりましたクレ
ジット事業について、同様の理由により、「クレジットインフラストラクチャビジネス」の区分を追加して記
載する方法に変更しております。
なお、前第3四半期連結累計期間のセグメント情報については変更後の区分により作成したものを記載して
おります。
(収益認識関係)
顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、「注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりでありま
す。
16/21
EDINET提出書類
株式会社Finatextホールディングス(E37145)
四半期報告書
(1株当たり情報)
1株当たり四半期純損失及び算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2021年12月31日 ) 至 2022年12月31日 )
1株当たり四半期純損失 (△) △18円97銭 △3円55銭
(算定上の基礎)
親会社株主に帰属する四半期純損失 (△)
△728,819 △173,768
(千円)
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する
△728,819 △173,768
四半期純損失 (△) (千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 38,411,914 48,890,515
(注)潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり四半期純損
失のため記載しておりません。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
17/21
EDINET提出書類
株式会社Finatextホールディングス(E37145)
四半期報告書
2 【その他】
該当事項はありません。
18/21
EDINET提出書類
株式会社Finatextホールディングス(E37145)
四半期報告書
第二部 【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
19/21
EDINET提出書類
株式会社Finatextホールディングス(E37145)
四半期報告書
独立監査人の四半期レビュー報告書
2023年2月10日
株式会社Finatextホールディングス
取締役会 御中
PwCあらた有限責任監査法人
東京事務所
指定有限責任社員
公認会計士 遠 藤 英 昭
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士 森 直 子
業務執行社員
監査人の結論
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、「経理の状況」に掲げられている株式会社Fin
atextホールディングスの2022年4月1日から2023年3月31日までの連結会計年度の第3四半期連結会計期間
(2022年10月1日から2022年12月31日まで)及び第3四半期連結累計期間(2022年4月1日から2022年12月31日まで)
に係る四半期連結財務諸表、すなわち、四半期連結貸借対照表、四半期連結損益計算書、四半期連結包括利益計算書及
び注記について四半期レビューを行った。
当監査法人が実施した四半期レビューにおいて、上記の四半期連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認
められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して、株式会社Finatextホールディングス及び連結子会社の
2022年12月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する第3四半期連結累計期間の経営成績を適正に表示していない
と信じさせる事項が全ての重要な点において認められなかった。
監査人の結論の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に準拠して四半期レビューを行っ
た。四半期レビューの基準における当監査法人の責任は、「四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責
任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立
しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、結論の表明の基礎となる証拠
を入手したと判断している。
四半期連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して四半期連結
財務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない四半期連結財務諸
表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
四半期連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき四半期連結財務諸表を作成することが
適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に基づいて
継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにあ
る。
四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した四半期レビューに基づいて、四半期レビュー報告書において独立の立場から四半
期連結財務諸表に対する結論を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に従って、四半期レビューの過程を通
じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 主として経営者、財務及び会計に関する事項に責任を有する者等に対する質問、分析的手続その他の四半期レ
ビュー手続を実施する。四半期レビュー手続は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して
実施される年度の財務諸表の監査に比べて限定された手続である。
・ 継続企業の前提に関する事項について、重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認
められると判断した場合には、入手した証拠に基づき、四半期連結財務諸表において、我が国において一般に公正妥
当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して、適正に表示されていないと信じさせる事項が認められな
いかどうか結論付ける。また、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、四半期レビュー報告書
において四半期連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する四半期連結財務諸表の
注記事項が適切でない場合は、四半期連結財務諸表に対して限定付結論又は否定的結論を表明することが求められて
いる。監査人の結論は、四半期レビュー報告書日までに入手した証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、
企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 四半期連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作
成基準に準拠していないと信じさせる事項が認められないかどうかとともに、関連する注記事項を含めた四半期連結
財務諸表の表示、構成及び内容、並びに四半期連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示していないと
20/21
EDINET提出書類
株式会社Finatextホールディングス(E37145)
四半期報告書
信じさせる事項が認められないかどうかを評価する。
・ 四半期連結財務諸表に対する結論を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する証拠を入手する。監
査人は、四半期連結財務諸表の四半期レビューに関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で
監査人の結論に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した四半期レビューの範囲とその実施時期、四半期レビュー上の重要
な発見事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、
並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガー
ドを講じている場合はその内容について報告を行う。
利害関係
会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
い。
以 上
(注) 1. 上記の四半期レビュー報告書の原本は当社(四半期報告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは四半期レビューの対象には含まれていません。
21/21