ランサーズ株式会社 四半期報告書 第15期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)
EDINET提出書類
ランサーズ株式会社(E35287)
四半期報告書
【表紙】
【提出書類】 四半期報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の7第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2023年2月13日
【四半期会計期間】 第15期第3四半期(自 2022年10月1日 至 2022年12月31日)
【会社名】 ランサーズ株式会社
【英訳名】 LANCERS,INC.
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 執行役員CEO 秋好 陽介
【本店の所在の場所】 東京都渋谷区渋谷三丁目10番13号
【電話番号】 03-5774-6086(代表)
【事務連絡者氏名】 執行役員 経営企画・IR担当 多胡 あき乃
【最寄りの連絡場所】 東京都渋谷区渋谷三丁目10番13号
【電話番号】 03-5774-6086(代表)
【事務連絡者氏名】 執行役員 経営企画・IR担当 多胡 あき乃
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
1/19
EDINET提出書類
ランサーズ株式会社(E35287)
四半期報告書
第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
第14期 第15期
回次 第3四半期 第3四半期 第14期
連結累計期間 連結累計期間
自 2021年4月1日 自 2022年4月1日 自 2021年4月1日
会計期間
至 2021年12月31日 至 2022年12月31日 至 2022年3月31日
売上高 (千円) 3,006,706 3,470,214 4,073,447
経常損失(△) (千円) △ 227,918 △ 299,940 △ 358,491
親会社株主に帰属する四半期(当期)
(千円) △ 295,671 △ 306,685 △ 672,369
純損失(△)
四半期包括利益又は包括利益 (千円) △ 295,036 △ 306,685 △ 671,733
純資産額 (千円) 1,564,521 886,656 1,188,427
総資産額 (千円) 3,117,155 2,968,566 2,840,459
1株当たり四半期(当期)純損失(△) (円) △ 18.87 △ 19.47 △ 42.86
潜在株式調整後1株当たり
(円) ― ― ―
四半期(当期)純利益
自己資本比率 (%) 50.2 29.9 41.8
第14期 第15期
回次 第3四半期 第3四半期
連結会計期間 連結会計期間
自 2021年10月1日 自 2022年10月1日
会計期間
至 2021年12月31日 至 2022年12月31日
1株当たり四半期純損失(△) (円) △ 7.63 △ 3.70
(注)1.当社は四半期連結財務諸表を作成しておりますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載し
ておりません。
2.潜在株式調整後1株当たり四半期(当期)純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり四半期
(当期)純損失であるため、記載しておりません。
2 【事業の内容】
当第3四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)において営む事業の内容につい
て、重要な変更はありません。
なお、戦略/IT/DX系のコンサルタント・各種専門家等の高度ビジネスプロフェッショナルと、このような人材を経
営課題の解決に活用したい企業を繋ぐマッチング・プラットフォームを運営している株式会社ワークスタイルラボの
全株式を2022年6月14日付で取得し連結子会社化いたしました。今後当社グループの既存事業とのシナジーを創出す
べく協業を加速してまいります。
この結果、2022年12 月31日現在では、当社グループは当社及び連結子会社3社により構成されることとなりまし
た。
2/19
EDINET提出書類
ランサーズ株式会社(E35287)
四半期報告書
第2 【事業の状況】
1 【事業等のリスク】
当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて以下の追加
すべき事項が生じております。
なお、文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子
会社)が判断したものであります
継続企業の前提に関する重要事象等
当社グループは、前連結会計年度において営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失を計上し、当第
3四半期連結累計期間においても営業損失を計上していることから、現時点において 継続企業の前提に重要な疑義を
生じさせるような事象又は状況が存在しております。しかしながら、3四半期連続で営業損失は縮小しており、当第
4四半期(2023年1月~2023年3月)での、営業利益計上の計画及び来期においても通期黒字化の計画は順調に進捗
しており、変更はございません。また、「2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
(6)事業等のリスクに記載した重要事象等を解消するための対応策」に記載のとおり、当社グループは、当該重要
事象等を解消するための対応策を推進しており、 継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断して
おります。
2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判
断したものです。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、行動制限の解除によって新型コロナウイルス感染症拡大の影響
は緩和されてきたものの、長期化するウクライナ情勢や記録的な円安に伴う物価高騰の影響を受け、依然として不透
明な状況が継続しております。
当社グループを取り巻く事業環境につきましても、新型コロナウイルス感染症の影響を受け大きく変容しました。
2021年10月に当社グループが実施した「新・フリーランス実態調査2021‐2022年版」(注1)によると、広義のフ
リーランス(注2)人口は新型コロナウイルス感染症流行前の2020年2月に実施した調査と比較し49%増の1,577万人
にのぼり、経済規模は約24兆円となりました。さらに、自身の仕事への「プロ意識を持つフリーランス」が約8割存
在し、高いスキルを持った人材がフリーランスに転身している動きが顕著とも言えます。また、仕事をしながら新た
なスキルを習得したいという「学ぶ意欲」を持った人材がフリーランスの6割以上を占め、20~40代を中心にデジタ
ルスキルの習得の需要が高まっています。今後さらに深刻化していくIT人材不足の課題の解消に対して、デジタルス
キルを習得したフリーランスが貢献していくことが期待されます。
当社グループはこのような環境において「個のエンパワーメント」をミッション、「すべてのビジネスを『ラン
サーの力』で前進させる」、「誰もが自分らしく才能を発揮し、『誰かのプロ』になれる社会をつくる」をビジョン
として、マッチングプラットフォームを通じた双方への価値提供を強化してまいりました。オンライン上でクライア
ント(企業)とランサー(個人)が直接マッチングするサービスである「Lancers」、クライアントのエンジニア・デザイ
ナー・マーケター等の求人ニーズに対応して、エージェントを介してフリーランス人材を紹介するサービスである
「Lancers Agent」を当社の主力事業に位置付け、堅調に事業を拡大しております。
当第3四半期連結会計期間においては上期同様に、販管費の適正化と主力2事業の成長戦略を推進してまいりまし
た。マーケットプレイス事業の主要サービスである「Lancers」においては、マーケティングやプロダクトの各施策効
果が表出し、新規クライアント獲得課題の解決に向けて前進しました。今後もクライアントの利用促進に向け、プロ
ダクトのアップデートに取り組んでまいります。一方、エージェント事業においては、一人あたり売上総利益の拡大
に向け組織拡大をしてまいりましたが、営業組織を戦力化する仕組み構築が遅延しており、予想より成長が乖離して
おります。そのため、2023年4月にエージェント事業の主要サービスである 「Lancers Agent」 を運営するランサーズ
エージェンシー株式会社を当社に吸収合併し、これまでのデータベース連携に加え、マーケティング・営業組織の強
化を図ることで成長を加速してまいります。さらに経営資源の効率化による収益改善を行ってまいります。また、第
1四半期に子会社化した高度プロフェッショナル人材のマッチングプラットフォームを運営する株式会社ワークスタ
イルラボにおいても、ランサーズプラットフォームとの連携等を開始し、今後のさらなるシナジーの創出を目指し、
エージェント事業の成長性及び収益性の改善に努めてまいります。
3/19
EDINET提出書類
ランサーズ株式会社(E35287)
四半期報告書
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は3,470,214千円(前年同期比15.4%増)となり、営業損失
は304,828千円(前年同期は営業損失232,601千円)、経常損失は299,940千円(前年同期は経常損失227,918千円)、
親 会社株主に帰属する四半期純損失は306,685千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失295,671千円)と
なりました。
なお、当社グループはプラットフォーム事業の単一セグメントのため、セグメントごとの記載はしておりません。
(注1)「新・フリーランス実態調査2021-2022年版」は、当社グループが株式会社マクロミルに依頼した、過去12か
月に仕事の対価として報酬を得た全国の20歳以上の成人男女を対象にして2021年9月から10月にかけて実施
した調査であり、3,094人から回答を得てまとめたものです。
(注2)「広義のフリーランス」とは、特定の会社に属さずに報酬を得ている「専業フリーランス」に加え、専業フ
リーランスではないが直近1年間にフリーランスとしての報酬を得たことがある人(副業をしている一般の
会社員等)を含んだグループを示します。「新・フリーランス実態調査2021-2022年版」ではフリーランス
を①副業系すきまワーカー、②複業系パラレルワーカー、③自由業系フリーワーカー、④自営業系独立オー
ナーの4つに分類しており、広義のフリーランスにはこの4タイプのフリーランスが含まれます。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産につきましては、前連結会計年度末と比較して128,106千円増加し、
2,968,566千円となりました。これは主に、流動資産において現金及び預金が307,078千円減少したものの、無形固定
資産においてのれんが248,444千円、ソフトウェアが227,095千円増加したこと等によるものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債につきましては、前連結会計年度末と比較して429,876千円増加し、
2,081,909千円となりました。これは主に、流動負債において買掛金が116,176千円、固定負債において長期借入金が
378,200千円増加したこと等によるものです。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産につきましては、前連結会計年度末と比較して301,770千円減少し、
886,656千円となりました。これは主に、譲渡制限付株式報酬としての新株式発行により資本金及び資本剰余金がそれ
ぞれ2,294千円増加したものの、親会社株主に帰属する四半期純損失を306,685千円計上したこと等によるものです。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はあ
りません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、
(6)に記載した事項を除き、重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6) 事業等のリスクに記載した重要事象等を解消するための対応策
当社グループは、「第2 事業の状況 1事業等のリスク」に記載のとおり、現時点において継続企業の前提に重
要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。
それに対し、当社グループは当該重要事象等を解消するべく、以下の対応策を講じることにより収益改善及び財
務基盤の安定に取り組んでまいります。
① 事業の選択と集中
当 社グループの事業ポートフォリオの見直しを行っております。具体的には、当連結会計年度においてマネージ
4/19
EDINET提出書類
ランサーズ株式会社(E35287)
四半期報告書
ドサービス事業の完全撤退をすることで当社グループの収益性改善を図り、成長性・収益性の高いマーケットプレ
イス事業とエージェント事業の主力2事業への投資に集中し成長角度を上げていきます。さらに、2022年6月に 子
会 社化し た株式会社 ワークスタイルラボとの連携や協業を強化していくことで事業シナジーを創出し、当社グルー
プの競争力を強化してまいります。
② 主力2事業の収益性の改善
マ ーケットプレイス事業においては、前連結会計年度にプロダクト・マーケティング・新規サービス投資を強化
したものの、投資効果が後ろ倒しとなっております。そのため、当連結会計年度においては、より規律ある投資を
推進しております。具体的には、前連結会計年度において効果のあった施策への集中やテイクレート改善等当該事
業の売上総利益の拡大及び収益安定化に向けた投資になります。2022年10月手数料改定の実施やプロダクトアップ
デートにより一定の効果が現れております。
また、エージェント事業については、組織拡大や付加価値の高いコンサルティング領域への職種拡大等売上総利
益の拡大を推進するとともに、営業活動の効率化による一人あたり売上総利益を拡大することで収益性の改善も進
めております。さらに、2023年4月に主要サービス「Lancers Agent」を運営するランサーズエージェンシー株式会
社を吸収合併し、マーケティング・営業組織の強化を図り成長を加速させるとともに、経営資源の効率化による収
益性改善にも着手してまいります。
③ 販管費のさらなる適正化
当社グループは、事業拡大のための先行投資が続いたことにより、販管費が増加しております。このような状況
を鑑み、当社グループでは、当連結会計年度において、すべての販管費の見直しを行い、適正なコストコントロー
ルができる状態に改善をしております。 また 、稟議等のワークフローのプロセス改善や組織体制の適正化・強化等
の改善策も行い、生産性高く事業運営ができるようプロセス及び組織の整備を進めております。
④ 資金の確保
現金及び預金については、前連結会計年度末1,600,779千円から 当第3四半期連結会計期間末は、1,293,700千円
と減少しております 。 しかしながら 、従来より主要取引銀行との当座貸越契約を締結することで、安定的な資金調
達枠を確保し、それに加えてコミットメントライン契約も締結し、機動的な資金調達枠も確保しております。その
結果、総額1,210,000千円の資金調達枠を確保しており、当社グループの事業運営資金について充分な水準を維持す
ることが可能な状態となっております。
3 【経営上の重要な契約等】
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
5/19
EDINET提出書類
ランサーズ株式会社(E35287)
四半期報告書
第3 【提出会社の状況】
1 【株式等の状況】
(1) 【株式の総数等】
① 【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 55,620,400
計 55,620,400
② 【発行済株式】
第3四半期会計期間 提出日現在 上場金融商品取引所
種類 末現在発行数(株) 発行数(株) 名又は登録認可金融 内容
( 2022年12月31日 ) (2023年2月13日) 商品取引業協会名
完全議決権株式であり、株主と
しての権利内容に何ら限定のな
東京証券取引所 い当社における標準となる株式
普通株式 15,763,503 15,773,503
です。
(グロース市場)
なお、1単元の株式数は100株と
なっております。
計 15,763,503 15,773,503 ― ―
(注) 提出日現在発行数には、2023年2月1日からこの四半期報告書提出日までの新株予約権の行使により発行された
株式数は、含まれておりません。
(2) 【新株予約権等の状況】
① 【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
② 【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式 発行済株式 資本準備金 資本準備金
資本金増減額 資本金残高
年月日 総数増減数 総数残高 増減額 残高
(千円) (千円)
(株) (株) (千円) (千円)
2022年10月1日~2022
― 15,763,503 ― 62,229 ― 1,383,810
年12月31日
(5) 【大株主の状況】
当四半期会計期間は第3四半期会計期間であるため、記載事項はありません。
6/19
EDINET提出書類
ランサーズ株式会社(E35287)
四半期報告書
(6) 【議決権の状況】
当第3四半期会計期間末日現在の「議決権の状況」については、株主名簿の記載内容が確認できないため、記載
することができないことから、直前の基準日(2022年9月30日)に基づく株主名簿による記載をしております。
① 【発行済株式】
2022年12月31日 現在
区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式 ― ― ―
議決権制限株式(自己株式等) ― ― ―
議決権制限株式(その他) ― ― ―
完全議決権株式(自己株式等) ― ― ―
完全議決権株式であり、株主
としての権利内容に何ら限定
のない当社における標準とな
普通株式 15,758,300 普通株式 157,583
完全議決権株式(その他)
る株式です。
なお、1単元の株式数は100
株となっております。
普通株式 5,203
単元未満株式 ― ―
発行済株式総数 15,763,503 ― ―
総株主の議決権 ― 157,583 ―
② 【自己株式等】
該当事項はありません。
2 【役員の状況】
該当事項はありません。
7/19
EDINET提出書類
ランサーズ株式会社(E35287)
四半期報告書
第4 【経理の状況】
1 四半期連結財務諸表の作成方法について
当社の四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令
第64号)に基づいて作成しております。
2 監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第3四半期連結会計期間(2022年10月1日から2022年
12月31日まで)及び第3四半期連結累計期間(2022年4月1日から2022年12月31日まで)に係る四半期連結財務諸表につ
いて、有限責任監査法人トーマツによる四半期レビューを受けております。
8/19
EDINET提出書類
ランサーズ株式会社(E35287)
四半期報告書
1 【四半期連結財務諸表】
(1) 【四半期連結貸借対照表】
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2022年3月31日) (2022年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 1,600,779 1,293,700
売掛金 390,812 445,382
仕掛品 3,425 10,982
前払費用 42,471 51,896
未収入金 282,412 267,659
その他 72,973 62,259
△ 32,397 △ 22,997
貸倒引当金
流動資産合計 2,360,477 2,108,884
固定資産
有形固定資産
建物(純額) 7,872 6,165
983 1,079
工具、器具及び備品(純額)
有形固定資産合計 8,856 7,244
無形固定資産
ソフトウエア 95,239 322,335
ソフトウエア仮勘定 150,500 68,944
のれん 170,501 418,946
― 412
その他
無形固定資産合計 416,242 810,639
投資その他の資産
敷金及び保証金 37,901 37,222
繰延税金資産 16,981 4,538
その他 880 526
△ 880 △ 490
貸倒引当金
投資その他の資産合計 54,883 41,796
固定資産合計 479,982 859,681
資産合計 2,840,459 2,968,566
9/19
EDINET提出書類
ランサーズ株式会社(E35287)
四半期報告書
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2022年3月31日) (2022年12月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 193,500 309,676
1年内返済予定の長期借入金 ― 43,500
未払金 421,338 292,498
未払費用 92,990 150,412
未払法人税等 18,439 3,714
未払消費税等 11,030 15,584
預り金 838,791 808,266
賞与引当金 61,457 55,870
役員賞与引当金 ― 5,506
13,485 17,679
その他
流動負債合計 1,651,032 1,702,709
固定負債
長期借入金 ― 378,200
1,000 1,000
長期未払金
固定負債合計 1,000 379,200
負債合計 1,652,032 2,081,909
純資産の部
株主資本
資本金 59,934 62,229
資本剰余金 1,779,118 1,781,413
利益剰余金 △ 650,589 △ 957,274
△ 36 △ 36
自己株式
株主資本合計 1,188,427 886,331
新株予約権 ― 325
純資産合計 1,188,427 886,656
負債純資産合計 2,840,459 2,968,566
10/19
EDINET提出書類
ランサーズ株式会社(E35287)
四半期報告書
(2) 【四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書】
【四半期連結損益計算書】
【第3四半期連結累計期間】
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2021年12月31日) 至 2022年12月31日)
売上高 3,006,706 3,470,214
1,524,843 1,827,631
売上原価
売上総利益 1,481,863 1,642,583
販売費及び一般管理費 1,714,465 1,947,411
営業損失(△) △ 232,601 △ 304,828
営業外収益
営業債務消滅益 4,723 3,889
助成金収入 ― 644
受取手数料 ― 780
1,991 2,179
その他
営業外収益合計 6,714 7,494
営業外費用
支払利息 114 2,465
控除対象外消費税等 1,197 ―
719 141
その他
営業外費用合計 2,031 2,606
経常損失(△) △ 227,918 △ 299,940
特別損失
65,252 ―
解約違約金
特別損失合計 65,252 ―
税金等調整前四半期純損失(△) △ 293,171 △ 299,940
法人税、住民税及び事業税
17,389 △ 5,699
△ 14,888 12,443
法人税等調整額
法人税等合計 2,500 6,744
四半期純損失(△) △ 295,671 △ 306,685
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △ 295,671 △ 306,685
11/19
EDINET提出書類
ランサーズ株式会社(E35287)
四半期報告書
【四半期連結包括利益計算書】
【第3四半期連結累計期間】
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2021年12月31日) 至 2022年12月31日)
四半期純損失(△) △ 295,671 △ 306,685
その他の包括利益
635 ―
為替換算調整勘定
その他の包括利益合計 635 ―
四半期包括利益 △ 295,036 △ 306,685
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △ 295,036 △ 306,685
12/19
EDINET提出書類
ランサーズ株式会社(E35287)
四半期報告書
【注記事項】
(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更)
当第3四半期連結累計期間
(自 2022年4月1日 至 2022年12月31日 )
(連結の範囲の重要な変更)
第1四半期連結会計期間において、 株式会社ワークスタイルラボの全株式を取得したため、連結の範囲
に含めております。
(四半期連結貸借対照表関係)
当社においては、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行4行と当座貸越契約及び貸出コミットメント契約
を締結しております。
連結会計年度末における当座貸越契約及び貸出コミットメント契約に係る借入未実行残高等は次のとおりであり
ます。
前事業年度
当事業年度
(2022年12月31日)
(2022年3月31日)
当座貸越極度額の総額 710,000 千円 710,000 千円
コミットメントラインの純額 500,000 千円 500,000 千円
借入実行残高 ― 千円 ― 千円
差引額 1,210,000 千円 1,210,000 千円
なお、貸出コミットメント契約については、財務制限条項(2023年3月期の決算期における連結損益計算書上の
経常利益が損失とならないようにすることのほか、連結貸借対照表上の純資産が前期比75%以上を維持するこ
と。)が付されております。
当第3四半期連結会計期間末において、上記財務制限条項には抵触しておりません。
(四半期連結キャッシュ・フロー計算書関係)
当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第3四半
期連結累計期間に係る減価償却費(のれんを除く無形固定資産に係る償却費を含む。)及びのれんの償却額は、次の
とおりであります。
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2021年12月31日 ) 至 2022年12月31日 )
減価償却費 18,766千円 50,518千円
のれんの償却額 36,779千円 31,366千円
13/19
EDINET提出書類
ランサーズ株式会社(E35287)
四半期報告書
(株主資本等関係)
前第3四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年12月31日 )
1.配当金支払額
該当事項はありません。
2.基準日が当第3四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第3四半期連結会計期間の末
日後となるもの
該当事項はありません。
3.株主資本の著しい変動
当社は、2021年6月28日開催の定時株主総会の決議に基づき、2021年8月2日付で減資の効力が発生し、資本金
が48,801千円、資本準備金が48,801千円それぞれ減少し、この減少額全額をその他資本剰余金へ振り替えました。
また、2021年7月28日を払込期日とする譲渡制限付株式報酬としての新株式発行により、資本金が3,443千円、
資本剰余金が3,443千円それぞれ増加しております。
さらに、新株予約権の行使により資本金が7,140千円、資本剰余金が7,140千円それぞれ増加しております。
これらの結果、当第3四半期連結会計期間末において資本金が59,633千円、資本剰余金が1,778,816千円となっ
ております。
当第3四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年12月31日 )
1.配当金支払額
該当事項はありません。
2.基準日が当第3四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第3四半期連結会計期間の末
日後となるもの
該当事項はありません。
3.株主資本の著しい変動
当社は、2022年6月27日の臨時取締役会の決議に基づき、2022年7月27日を払込期日とする譲渡制限付株式報酬
としての新株式発行により、資本金が2,294千円、資本剰余金が2,294千円それぞれ増加しております。
この結果、当第3四半期連結会計期間末において資本金が62,229千円、資本剰余金が1,781,413千円となってお
ります。
14/19
EDINET提出書類
ランサーズ株式会社(E35287)
四半期報告書
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
当社グループは、プラットフォーム事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
(収益認識関係)
顧客との契約から生じる収益を分解した情報
前第3四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年12月31日)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間
(自 2021年4月1日
至 2021年12月31日 )
マーケットプレイス事業 929,250
マネージドサービス事業 865,910
テックエージェント事業 1,211,304
その他 241
顧客との契約から生じる収益 3,006,706
その他の収益 ―
外部顧客への売上高 3,006,706
当第3四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)
(単位:千円)
当第3四半期連結累計期間
(自 2022年4月1日
至 2022年12月31日 )
マーケットプレイス事業 1,417,440
エージェント事業 2,052,692
その他 81
顧客との契約から生じる収益 3,470,214
その他の収益 ―
外部顧客への売上高 3,470,214
(注)第1四半期連結累計期間において、株式会社ワークスタイルラボを子会社化したことにより、従来「
テックエージェント事業」としていた事業セグメントの名称を「エージェント事業」に変更しておりま
す。
なお、「マネージドサービス事業」については、 前連結会計年度 において撤退しております。
15/19
EDINET提出書類
ランサーズ株式会社(E35287)
四半期報告書
(1株当たり情報)
1株当たり四半期純損失及び算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
項目 (自 2021年4月1日 (自 2022年4月1日
至 2021年12月31日 ) 至 2022年12月31日 )
1株当たり四半期純損失(△) △18円87銭 △19円47銭
(算定上の基礎)
親会社株主に帰属する四半期純損失(△)(千円)
△295,671 △306,685
普通株主に帰属しない金額(千円)
― ―
普通株式に係る親会社株主に帰属する
△295,671 △306,685
四半期純損失(△)(千円)
普通株式の期中平均株式数(株)
15,668,486 15,755,655
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当た
り四半期純利益の算定に含めなかった潜在株式で、前 ― ―
連結会計年度末から重要な変動があったものの概要
(注)潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり四半期純損失で
あるため、記載しておりません。
(重要な後発事象)
該当事項ありません。
2 【その他】
該当事項はありません。
16/19
EDINET提出書類
ランサーズ株式会社(E35287)
四半期報告書
第二部 【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
17/19
EDINET提出書類
ランサーズ株式会社(E35287)
四半期報告書
独立監査人の四半期レビュー報告書
2023年2月13日
ランサーズ株式会社
取締役会 御中
有限責任監査法人トーマツ
東 京 事 務 所
指定有限責任社員
公認会計士 神 代 勲
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士 森 竹 美 江
業務執行社員
監査人の結論
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、「経理の状況」に掲げられているランサーズ株式会
社の2022年4月1日から2023年3月31日までの連結会計年度の第3四半期連結会計期間(2022年10月1日から2022年12月31日
まで)及び第3四半期連結累計期間(2022年4月1日から2022年12月31日まで)に係る四半期連結財務諸表、すなわち、四
半期連結貸借対照表、四半期連結損益計算書、四半期連結包括利益計算書及び注記について四半期レビューを行った。
当監査法人が実施した四半期レビューにおいて、上記の四半期連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認
められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して、ランサーズ株式会社及び連結子会社の2022年12月31日現在の財政
状態及び同日をもって終了する第3四半期連結累計期間の経営成績を適正に表示していないと信じさせる事項が全ての重
要な点において認められなかった。
監査人の結論の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に準拠して四半期レビューを行っ
た。四半期レビューの基準における当監査法人の責任は、「四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責
任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立
しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、結論の表明の基礎となる証拠
を入手したと判断している。
四半期連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して四半期連結
財務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない四半期連結財務諸
表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
四半期連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき四半期連結財務諸表を作成することが
適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に基づいて
継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにあ
る。
四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した四半期レビューに基づいて、四半期レビュー報告書において独立の立場から四半
期連結財務諸表に対する結論を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に従って、四半期レビューの過程を通
じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
18/19
EDINET提出書類
ランサーズ株式会社(E35287)
四半期報告書
・ 主として経営者、財務及び会計に関する事項に責任を有する者等に対する質問、分析的手続その他の四半期レ
ビュー手続を実施する。四半期レビュー手続は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠し
て実施される年度の財務諸表の監査に比べて限定された手続である。
・ 継続企業の前提に関する事項について、重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が
認められると判断した場合には、入手した証拠に基づき、四半期連結財務諸表において、我が国において一般に公
正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して、適正に表示されていないと信じさせる事項が認め
られないかどうか結論付ける。また、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、四半期レ
ビュー報告書において四半期連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する四半期
連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、四半期連結財務諸表に対して限定付結論又は否定的結論を表明する
ことが求められている。監査人の結論は、四半期レビュー報告書日までに入手した証拠に基づいているが、将来の
事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 四半期連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の
作成基準に準拠していないと信じさせる事項が認められないかどうかとともに、関連する注記事項を含めた四半期
連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに四半期連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示してい
ないと信じさせる事項が認められないかどうかを評価する。
・ 四半期連結財務諸表に対する結論を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する証拠を入手する。
監査人は、四半期連結財務諸表の四半期レビューに関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単
独で監査人の結論に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した四半期レビューの範囲とその実施時期、四半期レビュー上の重要
な発見事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、
並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガー
ドを講じている場合はその内容について報告を行う。
利害関係
会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
い。
以 上
(注)1. 上記の四半期レビュー報告書の原本は当社(四半期報告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは四半期レビューの対象には含まれていません。
19/19