株式会社ACSL 四半期報告書 第11期第3四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)
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株式会社ACSL(E34514)
四半期報告書
【表紙】
【提出書類】 四半期報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の7第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2022年11月11日
【四半期会計期間】 第11期第3四半期(自 2022年7月1日 至 2022年9月30日)
【会社名】 株式会社ACSL
【英訳名】 ACSL Ltd.
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 鷲谷 聡之
【本店の所在の場所】 東京都江戸川区臨海町三丁目6番4号2階
【電話番号】 03-6456-0931
【事務連絡者氏名】 取締役CFO 早川 研介
【最寄りの連絡場所】 東京都江戸川区臨海町三丁目6番4号2階
【電話番号】 03-6456-0931
【事務連絡者氏名】 取締役CFO 早川 研介
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
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第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
第11期
回次 第3四半期 第10期
連結累計期間
自2022年1月1日 自2021年4月1日
会計期間
至2022年9月30日 至2021年12月31日
1,161,650 501,013
売上高 (千円)
経常損失(△) (千円) △ 1,256,845 △ 1,213,748
親会社株主に帰属する四半期(当
(千円) △ 1,277,745 △ 1,225,869
期)純損失(△)
四半期包括利益又は包括利益 (千円) △ 1,195,958 △ 1,213,246
4,274,250 5,419,419
純資産額 (千円)
4,727,527 5,715,185
総資産額 (千円)
1株当たり四半期(当期)純損失
(円) △ 103.49 △ 103.94
(△)
潜在株式調整後1株当たり四半期
(円) - -
(当期)純利益
88.6 94.0
自己資本比率 (%)
第11期
回次 第3四半期
連結会計期間
自2022年7月1日
会計期間
至2022年9月30日
1株当たり四半期純損失(△) (円) △ 36.23
(注)1.当社は四半期連結財務諸表を作成しておりますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載し
ておりません。
2.潜在株式調整後1株当たり四半期(当期)純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり四半期
(当期)純損失であるため記載しておりません。
3.第10期は、決算期変更により2021年4月1日から2021年12月31日までの9ヶ月間となっており、第3四半期
連結財務諸表を作成しておりません。これに伴い、第10期第3四半期連結累計期間及び第10期第3四半期連
結会計期間に係る主要な経営指標等については記載しておりません。
2【事業の内容】
当第3四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)が営む事業の内容について、重要
な変更はありません。また、主要な関係会社における異動もありません。
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第2【事業の状況】
1【事業等のリスク】
当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または前事業年度の有価証券報告書に記載し
た事業等のリスクについての重要な変更はありません。
2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の分析
現在、日本においては、労働人口の減少による人手不足の深刻化が進む一方で、今後、インフラ設備の老朽化
の進行が見込まれ、労働力の需要と供給の不一致は社会的な課題となっています。省人化・無人化を推進するこ
とは社会的な要請であり、加えて、新型コロナウイルス感染症拡大による、リモートワーク・非接触・遠隔操作
など新たな生活様式の広がりに伴い、省人化・無人化に対する市場要求は、より一層顕在化しております。
当社は、「技術を通じて、人々をもっと大切なことへ」というミッションのもと、「最先端のロボティクス技
術を追求し、社会インフラに革命を」というヴィジョンを掲げております。日本の社会課題である労働力のミス
マッチに対し、当社のコアである独自開発の制御技術とそれを利用した産業用ドローンの社会実装により、当社
のミッション・ヴィジョンの実現を通じて社会課題の解決を目指しております。
ドローン市場を取り巻く環境は、経済安全保障への関心が高まっており、日本政府はドローンの調達にあた
り、2020年9月に公共の安全と秩序維持等に支障の生じるおそれがある業務等に用いられるドローンの調達は、
セキュリティが担保されたドローンに限定し、既に導入されているドローンについても速やかな置き換えを実施
する方針を公表しております。セキュアなドローンの需要は、政府のみならず民間企業でも顕在化しており、セ
キュリティが担保された国産ドローンの需要が高まっております。
また、2022年6月7日に閣議決定されたデジタル田園都市国家構想基本方針では、デジタルの力を活用した地
方の社会課題解決の方法として、農業分野や物流でのドローンの活用が示された他、災害発生時のドローンを利
用した情報収集や点検でのドローンの活用などの取り組みにも言及がなされ、社会課題を解決する新たな方法と
してドローンに注目が集まっております。全国各地にて、デジタル田園都市国家構想の事業費を活用した、ド
ローンによる地方創成が加速しており、具体的には福井県敦賀市、茨城県境町、北海道上士幌町などの自治体で
ドローンの社会実装に向けた実証実験が始まっております。
ドローンを取り巻く法規制は、日本政府が2022年度を目途としている「レベル4」(有人地帯上空における目
視外飛行)の実現に向けて、2021年6月に航空法改正案が成立し、2022年12月5日には航空法施行規則等の一部
を改正する省令が施行されることが決定されるなど、法規制の整備が着実に進んでおります。2022年6月からは
一定規模以上のドローンを含む無人航空機の機体登録が義務化され、合わせて飛行中の機体の識別情報を電波で
発信し、遠隔から識別可能なリモートID機能が義務化されました。今後、機体の安全性に関する認証制度やド
ローン操縦者ライセンスを含むレベル4の法規制が整備されると、既に法整備が進んでいるレベル1~3の市場
に加えて、ドローン物流など、我が国においてドローンで利用可能な巨大な空間・市場が出現する見込みです。
当社は、国内のドローン関連企業において、唯一上場しているドローン専業メーカーであり、日本のドローン
市場の成長と合わせて、黎明期に求められる評価用機体の試作や実証実験といったソリューションの作り込みか
ら、量産機の開発、量産体制の構築、その後の販売・導入支援までを一気通貫で提供し、デファクトスタンダー
ドの技術としてドローンの社会実装を推進するべく、国産のセキュアな産業用ドローンを提供してまいります。
そのような中、当社は2022年1月に示した中期経営方針「ACSL Accelerate 2022」で掲げた「持続可能なグ
ローバル・メーカーへ」進化するための取り組みを、戦略的に推進してまいりました。
直近の進捗として、用途特化型機体の量産化と社会実装について、小型空撮ドローン「SOTEN」の出荷を2022
年3月に開始し、2022年9月までに488台を出荷いたしました。9月末時点で既に出荷済みの488台も含めると初
期ロットの600台を上回る受注を頂いており、年度末にかけて追加生産と出荷を行ってまいります。SOTENに関し
て、顧客要望に基づき、グローバル大手のPix4D社のソフトウェアへの対応やLTE通信対応を開始するなど継続的
な機能アップデートを実施して需要創出を図っております。
また、物流用ドローンについても、日本発の物流専用ドローン「AirTruck」の量産及び出荷を開始しており、
2022年9月までに15台を出荷いたしました。全国自治体におけるデジタル田園都市国家構想に関連した事業で、
AirTruckならびにセイノーHD社・エアロネクスト社が推し進めるSkyHub®が採用されるなど社会実装を進めてお
ります。加えて、KDDIスマートドローン社とエアロネクスト社が地域配送を効率化・省人化するドローン配送
パッケージ組成に当たり、AirTruckが採用されております。
インド市場への進出については、現地パートナー企業との合弁会社(ACSL India Private Limited)にて、現
地の生産拠点の整備、機体の販売に関する許認可の申請を進めております。なお、インド政府は、インド国産ド
ローンの製造、販売に対する優遇政策を発表するとともに、海外製のドローン完成品の輸入を禁止するなど、ド
ローン国産化の流れを加速させております。インドにおいては8,000万インドルピー(140,000千円相当)の大型案
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件を受注し、今後の事業拡大を見込んでおります。なお、インド市場以外の海外展開についても検討を進めてお
り、アメリカでは4月のAUVSI XPONENTIAL 2022に続き、展示会Commercial UAV Expoに出展しました。展示会で
は、 SOTENが経済安全保障ニーズに応え、点検・測量などで活用できると高評価を頂きました。また展示会での
顧客パイプラインを受け、2022年10月にGeneral Pacific, Inc.社など複数顧客先でロードショーを実施し、実
務適用が可能という評価とともに、購入意思を確認しました。
ESGの取組みについては、投資家、顧客、パートナー企業など多様なステークホルダーに対して、ACSLのビ
ジョンと取り組みを体系的に紹介し、発信するためにACSL初となる統合報告書を刊行しました。人材面において
は様々なバックグラウンドを持った人材の採用を継続的に進め、ダイバーシティのさらなる強化を図っておりま
す。2022年9月末時点において、約20か国の国籍を持った役員及び従業員が在籍しており、研究開発部門におい
ては約50%のメンバーが外国籍となっております。今後も多様な働き方やキャリア形成を認め、多様性を活用
し、競争力の強化を図っていきたいと考えております。
自律制御システムの他分野への展開については、地上走行ロボットの開発を行っているREACT株式会社(旧ア
イ・イート株式会社)への出資を行い、REACT株式会社が有しているロボット開発技術と当社が有している自律
制御関連技術を組み合わせることで、より付加価値の高い製品開発を効率的かつ早期に実現し、製品技術の向上
と事業の拡大を目指します。
研究開発については、今後、飛躍的に拡大が見込まれる産業用ドローンの様々なニーズに応えるべく、短期的
な利益を追うのではなく、中長期的な成長を実現するために戦略的かつ積極的に研究開発費を投下する方針を維
持し、レベル4認証取得に向けた機能開発や安全性・信頼性向上、自律制御技術・エッジ処理の高度化、及び用
途特化型機体の製品化・量産体制の構築、フィードバックに基づく製品改善、海外展開に向けた現地ごとの規
制・需要へ対応する製品開発を進めております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高1,161,650千円、営業損失1,329,015千円、経常
損失1,256,845千円、親会社株主に帰属する四半期純損失1,277,745千円となりました。
なお、前連結会計年度より決算期を3月31日から12月31日に変更いたしました。これに伴い、前連結会計年度
は第3四半期連結財務諸表を作成しておりません。このため、前年同四半期連結累計期間との比較分析について
は記載しておりません。
当社はドローン関連事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。そのため、
当社の販売実績を主な内訳別に区分した売上高の状況は次のとおりであります。
(単位:千円)
当第3四半期連結累計期間
区分(注) (自 2022年1月1日
至 2022年9月30日)
実証実験 294,479
プラットフォーム機体販売 66,769
用途特化型機体販売 703,671
その他 96,730
合計 1,161,650
(注)1.サービス提供の各段階に関して、実証実験として、顧客のドローン導入のニーズを踏まえて、課題
解決のために当社のテスト機体を用いた概念検証(PoC)に係るサービスを提供しております。概念
検証(PoC)を経て、顧客先の既存システムへの組み込みも含めた特注システム全体の設計・開発を
行っております。
2.プラットフォーム機体販売においては、顧客先における試用(パイロット)もしくは商用ベースでの
導入として、当社のプラットフォーム機体をベースにした機体の生産・供給を行っております。
3.用途特化型機体販売においては、特定の領域において量産が見込める機体について、量産機体の開
発・生産・販売を行っております。
4.その他においては、機体の保守手数料や消耗品の販売に加えて、一般的に国家プロジェクトにおい
て、受託先が収受する補助金等のうち、新規の研究開発を行わず、既存の当社の技術を用いて委託
された実験を行うことが主目的のプロジェクトについての売上高を含んでおります。
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② 財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は2,771,665千円となり、前連結会計年度末に比べ1,405,694千
円減少いたしました。これは主に原材料が454,752千円増加、現金及び預金が1,486,419千円、前渡金が345,213
千円それぞれ減少したことによるものであります。固定資産は1,955,862千円となり、前連結会計年度末に比べ
418,036千円増加いたしました。これは主に投資有価証券が232,041千円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は4,727,527千円となり、前連結会計年度末に比べ987,657千円減少いたしました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は386,788千円となり、前連結会計年度末に比べ99,730千円増
加いたしました。これは主に買掛金が53,761千円、短期借入金が100,000千円それぞれ増加したことによるもの
であります。固定負債は66,488千円となり、前連結会計年度末に比べ57,780千円増加いたしました。これは繰延
税金負債が57,780千円増加したことによるものであります。
この結果、負債は453,277千円となり、前連結会計年度末に比べ157,511千円増加いたしました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は4,274,250千円となり、前連結会計年度末に比べ1,145,168
千円減少いたしました。これは主に減資及び欠損填補により資本金が4,521,226千円減少、資本剰余金が834,223
千円増加、利益剰余金が2,422,321千円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は88.6%(前連結会計年度末は94.0%)となりました。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第3四半期連結累計期間において、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について重要な変更はあり
ません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はあ
りません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、744,613千円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
3【経営上の重要な契約等】
当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
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第3【提出会社の状況】
1【株式等の状況】
(1)【株式の総数等】
①【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 35,000,000
計 35,000,000
②【発行済株式】
第3四半期会計期間
提出日現在発行数(株) 上場金融商品取引所名又は登
種類 末現在発行数(株) 内容
(2022年11月11日) 録認可金融商品取引業協会名
(2022年9月30日)
東京証券取引所
12,379,935 12,379,935
普通株式 単元株式数 100株
グロース市場
12,379,935 12,379,935
計 - -
(注)「提出日現在発行数」欄には、2022年11月1日からこの四半期報告書提出日までの新株予約権の行使により発行
された株式数は含まれておりません。
(2)【新株予約権等の状況】
①【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
②【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4)【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式総 資本準備金増
発行済株式総 資本金増減額 資本金残高 資本準備金残
年月日 数増減数 減額
数残高(株) (千円) (千円) 高(千円)
(株) (千円)
2022年7月1日~
- 12,379,935 - 16,532 - 4,522,290
2022年9月30日
(5)【大株主の状況】
当四半期会計期間は第3四半期会計期間であるため、記載事項はありません。
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(6)【議決権の状況】
当第3四半期会計期間末日現在の 「 議決権の状況 」 については 、 株主名簿の記載内容が確認できないため 、 記載す
ることができないことから 、 直前の基準日(2022年6月30日)に基づく株主名簿による記載をしております 。
①【発行済株式】
2022年9月30日現在
区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式 - - -
議決権制限株式(自己株式等) - - -
議決権制限株式(その他) - - -
完全議決権株式(自己株式等) - - -
12,367,900 123,679
完全議決権株式(その他) 普通株式 -
12,035
単元未満株式 普通株式 - -
12,379,935
発行済株式総数 - -
123,679
総株主の議決権 - -
②【自己株式等】
2022年9月30日現在
発行済株式総数に
自己名義所有 他人名義所有 所有株式数の
所有者の氏名又は名称 所有者の住所 対する所有株式数
株式数(株) 株式数(株) 合計(株)
の割合(%)
- - - - - -
計 - - - - -
(注) 単元未満株式の買取請求に伴い、当第3四半期会計期間末現在の自己株式数は130株となっております。
2【役員の状況】
該当事項はありません。
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第4【経理の状況】
1.四半期連結財務諸表の作成方法について
当社の四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府
令第64号)に基づいて作成しております。
2.監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第3四半期連結会計期間(2022年7月1日から2022
年9月30日まで)及び第3四半期連結累計期間(2022年1月1日から2022年9月30日まで)に係る四半期連結財務諸
表について、有限責任監査法人トーマツによる四半期レビューを受けております。
3.決算期変更について
当社は、2021年6月24日開催の第9回定時株主総会において、「定款一部変更の件」を決議し、決算日を3月31日
から12月31日に変更いたしました。従いまして、前連結会計年度は2021年4月1日から2021年12月31日までの9か月
間となっており、第3四半期連結財務諸表を作成していないため、前第3四半期連結累計期間については記載してお
りません。
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1【四半期連結財務諸表】
(1)【四半期連結貸借対照表】
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2021年12月31日) (2022年9月30日)
資産の部
流動資産
2,759,957 1,273,538
現金及び預金
69,146 38,318
売掛金
128,852 70,370
仕掛品
618,722 1,073,475
原材料
600,679 315,963
その他
4,177,359 2,771,665
流動資産合計
固定資産
57,883
有形固定資産 -
132,016 216,641
無形固定資産
投資その他の資産
1,061,374 1,293,415
投資有価証券
344,435 387,921
その他
1,405,809 1,681,337
投資その他の資産合計
1,537,826 1,955,862
固定資産合計
5,715,185 4,727,527
資産合計
負債の部
流動負債
37,737 91,499
買掛金
100,000
短期借入金 -
249,320 195,288
その他
287,058 386,788
流動負債合計
固定負債
8,708 66,488
繰延税金負債
8,708 66,488
固定負債合計
295,766 453,277
負債合計
純資産の部
株主資本
4,537,758 16,532
資本金
4,515,758 5,349,982
資本剰余金
利益剰余金 △ 3,702,378 △ 1,280,057
△ 311 △ 382
自己株式
5,350,826 4,086,075
株主資本合計
その他の包括利益累計額
19,701 92,840
その他有価証券評価差額金
680 9,387
為替換算調整勘定
20,382 102,228
その他の包括利益累計額合計
新株予約権 44,443 81,238
3,767 4,707
非支配株主持分
5,419,419 4,274,250
純資産合計
5,715,185 4,727,527
負債純資産合計
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(2)【四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書】
【四半期連結損益計算書】
【第3四半期連結累計期間】
(単位:千円)
当第3四半期連結累計期間
(自 2022年1月1日
至 2022年9月30日)
1,161,650
売上高
1,081,640
売上原価
80,009
売上総利益
1,409,025
販売費及び一般管理費
営業損失(△) △ 1,329,015
営業外収益
658
受取利息
47,272
為替差益
22,968
助成金収入
3,188
その他
74,087
営業外収益合計
営業外費用
443
支払利息
1,328
持分法による投資損失
144
その他
1,917
営業外費用合計
経常損失(△) △ 1,256,845
税金等調整前四半期純損失(△) △ 1,256,845
法人税、住民税及び事業税 3,817
17,295
法人税等調整額
21,113
法人税等合計
四半期純損失(△) △ 1,277,958
非支配株主に帰属する四半期純損失(△) △ 213
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △ 1,277,745
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【四半期連結包括利益計算書】
【第3四半期連結累計期間】
(単位:千円)
当第3四半期連結累計期間
(自 2022年1月1日
至 2022年9月30日)
四半期純損失(△) △ 1,277,958
その他の包括利益
73,293
その他有価証券評価差額金
8,707
持分法適用会社に対する持分相当額
82,000
その他の包括利益合計
四半期包括利益 △ 1,195,958
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △ 1,195,898
非支配株主に係る四半期包括利益 △ 59
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【注記事項】
(四半期連結貸借対照表関係)
当座貸越契約
当社グループは、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行と当座貸越契約を締結しております。これらの
契約に基づく借入未実行残高は次のとおりであります。
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2021年12月31日) (2022年9月30日)
当座貸越極度額の総額 1,100,000千円 1,200,000千円
借入実行残高 - 100,000
差引額 1,100,000 1,100,000
(四半期連結損益計算書関係)
当第3四半期連結累計期間(自 2022年1月1日 至 2022年9月30日)
売上高の季節変動
当社の主要販売先は大企業や官公庁が関連するプロジェクトを対象としており、多くの顧客の年度末である3
月に検収時期が集中する傾向にあります。このため、当社の売上高は第1四半期連結会計期間に偏る傾向があり
ます。
(四半期連結キャッシュ・フロー計算書関係)
当第3四半期連結累計期間に係る四半期キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第3四半期累
計期間に係る減価償却費(無形固定資産に係る償却費を含む。)は、次のとおりであります。
当第3四半期連結累計期間
(自 2022年1月1日
至 2022年9月30日)
減価償却費 40,445千円
(株主資本等関係)
当第3四半期連結累計期間(自 2022年1月1日 至 2022年9月30日)
株主資本の金額の著しい変動
当社は、2022年3月25日開催の定時株主総会の決議に基づき、2022年4月15日付けで減資の効力が発生し、当
第3四半期連結累計期間において資本金が4,527,758千円減少、その他資本剰余金が4,527,758千円増加しており
ます。また増加したその他資本剰余金のうち3,700,066千円を繰越利益剰余金に振り替えることで、欠損填補に
充当しております。
また、新株予約権の行使により、当第3四半期連結累計期間において資本金が6,532千円、資本準備金が6,532
千円増加しております。
これらにより、当第3四半期連結会計期間末において資本金が16,532千円、資本剰余金が5,349,982千円と
なっております。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
当社グループは、ドローン関連事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
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(収益認識関係)
当社グループは、ドローン関連事業の単一セグメントであり、顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、
以下のとおりであります。
(単位:千円)
当第3四半期連結累計期間
(自 2022年1月1日
至 2022年9月30日)
実証実験 294,479
プラットフォーム機体販売 66,769
用途特化型機体販売 703,671
その他 (注) 96,730
顧客との契約から生じる収益 1,161,650
その他の収益 -
外部顧客への売上高 1,161,650
(注)その他においては、機体の保守手数料や消耗品の販売に加えて、一般的に国家プロジェクトにおいて受
託先が収受する補助金等のうち、新規の研究開発を行わず、既存の当社の技術を用いて委託された実験
を行うことが主目的のプロジェクトについての売上高を含んでおります。
(1株当たり情報)
1株当たり四半期純損失(△)及び算定上の基礎は、以下のとおりであります。
当第3四半期連結累計期間
(自 2022年1月1日
至 2022年9月30日)
1株当たり四半期純損失(△) △103.49円
(算定上の基礎)
親会社株主に帰属する四半期純損失(△)(千円) △1,277,745
普通株主に帰属しない金額 (千円) -
普通株式に係る親会社株主に帰属する四半期純損失
△1,277,745
(△) (千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 12,347,002
(注) 潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり四半期純損失
であるため記載しておりません。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
2【その他】
該当事項はありません。
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第二部【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
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独立監査人の四半期レビュー報告書
2022年11月10日
株式会社ACSL
取締役会 御中
有限責任監査法人トーマツ
東 京 事 務 所
指定有限責任社員
公認会計士
鈴 木 基 之
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士
杉原 伸太朗
業務執行社員
監査人の結論
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、「経理の状況」に掲げられている株式会社ACS
Lの2022年1月1日から2022年12月31日までの連結会計年度の第3四半期連結会計期間(2022年7月1日から2022年9月
30日まで)及び第3四半期連結累計期間(2022年1月1日から2022年9月30日まで)に係る四半期連結財務諸表、すなわ
ち、四半期連結貸借対照表、四半期連結損益計算書、四半期連結包括利益計算書及び注記について四半期レビューを行っ
た。
当監査法人が実施した四半期レビューにおいて、上記の四半期連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認め
られる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して、株式会社ACSL及び連結子会社の2022年9月30日現在の財政状態及
び同日をもって終了する第3四半期連結累計期間の経営成績を適正に表示していないと信じさせる事項が全ての重要な点
において認められなかった。
監査人の結論の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に準拠して四半期レビューを行っ
た。四半期レビューの基準における当監査法人の責任は、「四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責
任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立し
ており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、結論の表明の基礎となる証拠を入
手したと判断している。
四半期連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して四半期連結財
務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない四半期連結財務諸表を
作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
四半期連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき四半期連結財務諸表を作成することが適
切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に基づいて継続
企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した四半期レビューに基づいて、四半期レビュー報告書において独立の立場から四半期
連結財務諸表に対する結論を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に従って、四半期レビューの過程を通じ
て、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 主として経営者、財務及び会計に関する事項に責任を有する者等に対する質問、分析的手続その他の四半期レ
ビュー手続を実施する。四半期レビュー手続は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して
実施される年度の財務諸表の監査に比べて限定された手続である。
・ 継続企業の前提に関する事項について、重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認
められると判断した場合には、入手した証拠に基づき、四半期連結財務諸表において、我が国において一般に公正妥
当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して、適正に表示されていないと信じさせる事項が認められな
いかどうか結論付ける。また、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、四半期レビュー報告書
において四半期連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する四半期連結財務諸表の
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注記事項が適切でない場合は、四半期連結財務諸表に対して限定付結論又は否定的結論を表明することが求められて
いる。監査人の結論は、四半期レビュー報告書日までに入手した証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、
企 業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 四半期連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作
成基準に準拠していないと信じさせる事項が認められないかどうかとともに、関連する注記事項を含めた四半期連結
財務諸表の表示、構成及び内容、並びに四半期連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示していないと
信じさせる事項が認められないかどうかを評価する。
・ 四半期連結財務諸表に対する結論を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する証拠を入手する。監
査人は、四半期連結財務諸表の四半期レビューに関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で
監査人の結論に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した四半期レビューの範囲とその実施時期、四半期レビュー上の重要な
発見事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並
びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを
講じている場合はその内容について報告を行う。
利害関係
会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
い。
以 上
(注)1.上記の四半期レビュー報告書の原本は当社(四半期報告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは四半期レビューの対象には含まれていません。
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