第一工業製薬株式会社 四半期報告書 第158期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)
提出書類 | 四半期報告書-第158期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日) |
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提出者 | 第一工業製薬株式会社 |
カテゴリ | 四半期報告書 |
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第一工業製薬株式会社(E00885)
四半期報告書
【表紙】
【提出書類】 四半期報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の7第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2022年2月8日
【四半期会計期間】 第158期第3四半期(自 2021年10月1日 至 2021年12月31日)
【会社名】 第一工業製薬株式会社
【英訳名】 DKS Co. Ltd.
【代表者の役職氏名】 代表取締役会長兼社長 坂本 隆司
【本店の所在の場所】 京都市下京区西七条東久保町55番地
【電話番号】 -
(上記は登記上の本店所在地であり、実際の本社業務は下記において行って
おります。)
本社事務所 京都市南区吉祥院大河原町5番地
電話番号 京都 075(323)5911
【事務連絡者氏名】 取締役 管理統括 河村 一二
【最寄りの連絡場所】 東京都中央区京橋一丁目3番1号 八重洲口大栄ビル8階
第一工業製薬株式会社 東京本社
【電話番号】 東京 03(3275)0654
【事務連絡者氏名】 常務取締役 営業統括 兼 東京本社担当 岡本 修身
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
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第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
第157期 第158期
回次 第3四半期連結 第3四半期連結 第157期
累計期間 累計期間
自2020年4月1日 自2021年4月1日 自2020年4月1日
会計期間
至2020年12月31日 至2021年12月31日 至2021年3月31日
43,380 46,697 59,140
売上高 (百万円)
2,813 3,290 4,314
経常利益 (百万円)
親会社株主に帰属する四半期
1,661 1,860 2,563
(百万円)
(当期)純利益
2,748 2,705 3,864
四半期包括利益又は包括利益 (百万円)
36,288 39,391 37,404
純資産額 (百万円)
86,249 84,465 85,033
総資産額 (百万円)
1株当たり四半期(当期)純利
163.29 182.77 251.97
(円)
益
潜在株式調整後1株当たり四半
(円) - - -
期(当期)純利益
38.8 42.6 40.7
自己資本比率 (%)
第157期 第158期
回次 第3四半期連結 第3四半期連結
会計期間 会計期間
自2020年10月1日 自2021年10月1日
会計期間
至2020年12月31日 至2021年12月31日
63.52 68.73
1株当たり四半期純利益 (円)
(注)1.当社は四半期連結財務諸表を作成しておりますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載し
ておりません。
2.潜在株式調整後1株当たり四半期(当期)純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりませ
ん。
3.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当連結会計年度の第1四半期
連結会計期間の期首から適用しており、当第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結会計期間に係る主
要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。
2【事業の内容】
当第3四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)が営む事業の内容について、重要
な変更はありません。また、主要な関係会社における異動もありません。
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第2【事業の状況】
1【事業等のリスク】
当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、当連結会計年度の第1四半期連結会計期間の期首より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29
号 2020年3月31日)等を適用しております。
詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進み、重症化
率は下がったものの、新たな変異株の脅威が拭い切れず、回復基調とはいえ依然として厳しい状態が継続してい
ます。足元では、原油ナフサや原材料価格の高騰が継続中であり、半導体をはじめとする部材不足や物流遅延な
どが追い打ちをかけ、先行きの不透明感が高まっています。
このような状況のもと、当社グループは中期経営計画「FELIZ 115」2年目の最終コーナーに入り、当初目標に
掲げていた不採算事業の整理をはじめとする事業ポートフォリオの見直しや利益体質の改善が進みました。計画
3年目となる4月からは、先行投資の刈り取りとライフサイエンス事業の早期実績化に努め、着実に飛躍する所
存です。
当第3四半期連結累計期間の業績といたしましては、『機能材料』セグメントの光硬化樹脂用材料は大きく落
ち込みましたが、『電子デバイス材料』セグメントの太陽電池用途の導電性ペーストが大幅に伸長しましたこと
により、売上高は466億97百万円(前年同期比7.6%増)となりました。
損益面につきましては、営業努力による価格是正の効果が『界面活性剤』セグメントを中心に顕著となり、
『機能材料』セグメントを除く他の5つのセグメントが増収を達成し、営業経費の増加も抑えられたことによ
り、営業利益は37億25百万円(前年同期比25.0%増)、経常利益は32億90百万円(前年同期比17.0%増)、親会
社株主に帰属する四半期純利益は18億60百万円(前年同期比12.0%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
<界面活性剤>
界面活性剤の売上高は、総じて大幅に伸長しました。
国内では、ゴム・プラスチック用途、土木・建築用途は低調に推移しましたが、IT・電子用途、塗料・色材
用途は堅調に推移しました。石鹸・洗剤用途は大幅に伸長しました。
海外では、繊維用途、ゴム・プラスチック用途は堅調に推移しました。
その結果、当セグメントの売上高は139億19百万円(前年同期比8.9%増)となりました。
営業利益は、販売価格の是正や営業経費の削減により20億14百万円(前年同期比69.7%増)となりました。
<アメニティ材料>
アメニティ材料の売上高は、総じて大幅に伸長しました。
国内では、セルロース系高分子材料は食品用途が低調に推移しましたが、医薬品用途は堅調に推移し、エネル
ギー・環境用途は大幅に伸長しました。ショ糖脂肪酸エステルは香粧品用途が低調に推移しましたが、食品用途
は堅調に推移しました。
海外では、ショ糖脂肪酸エステルは香粧品用途が堅調に推移し、食品用途は大幅に伸長しました。
その結果、当セグメントの売上高は59億58百万円(前年同期比13.4%増)となりました。
営業利益は、売上高の伸長や営業経費の削減により4億27百万円(前年同期は83百万円の利益)となりまし
た。
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<ウレタン材料>
ウレタン材料の売上高は、総じて大幅に伸長しました。
自動車関連分野の回復からフロン規制に関連する環境配慮型の合成潤滑油は大幅に伸長し、公共工事に関連す
る土木用薬剤も大幅に伸長しました。
機能性ウレタンは建築用途等が低調に推移しましたが、IT・電子用途が堅調に推移しました。
その結果、当セグメントの売上高は63億34百万円(前年同期比21.3%増)となりました。
営業利益は、売上高の大幅な伸長や研究開発の効率化などによる経費圧縮により41百万円(前年同期は3億62
百万円の損失)となりました。
<機能材料>
機能材料の売上高は、総じて大きく落ち込みました。
国内では、水系ウレタンは繊維用途が大幅に伸長し、IT・電子用途は堅調に推移しましたが、光硬化樹脂用
材料はIT・電子用途が大きく落ち込みました。
海外では、難燃剤はゴム・プラスチック用途が大幅に伸長し、光硬化樹脂用材料はIT・電子用途が大幅に伸
長しました。
その結果、当セグメントの売上高は143億86百万円(前年同期比9.2%減)となりました。
営業利益は、売上高の大きな落ち込みに加え、研究開発費を中心に営業経費がかさみ10億44百万円(前年同期
比51.9%減)となりました。
<電子デバイス材料>
電子デバイス材料の売上高は、総じて大幅に伸長しました。
ディスプレイ用途のイオン液体は低調に推移しましたが、太陽電池用途の導電性ペーストが大幅に伸長しまし
た。
その結果、当セグメントの売上高は57億50百万円(前年同期比44.2%増)となりました。
営業利益は、売上高の大幅な伸長や営業経費の削減により5億85百万円(前年同期比132.8%増)となりまし
た。
<ライフサイエンス>
ライフサイエンスの売上高は、前年同期と比べ52百万円増加し、3億48百万円(前年同期比17.9%増)となり
ました。医薬品添加物や天然素材からの抽出物の濃縮化、粉末化による健康食品等の受託事業は堅調に推移しま
した。
営業利益は、売上高の伸長はありましたが、研究開発費を中心に営業経費がかさみ3億87百万円の営業損失
(前年同期は3億50百万円の損失)となりました。
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②財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は444億6百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億8百万円
増加しました。これは主に現金及び預金が20億86百万円減少したものの、受取手形及び売掛金などの売上債権が
11億51百万円、商品及び製品などの棚卸資産の合計が11億48百万円増加したことなどによるものです。固定資産
は400億59百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億75百万円減少しました。これは主に建物及び構築物などの
有形固定資産の合計が7億30百万円、投資有価証券が2億91百万円減少したことなどによるものです。
この結果、総資産は844億65百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億67百万円減少しました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は230億19百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億48百万円
増加しました。これは主に支払手形及び買掛金が15億66百万円増加したことなどによるものです。固定負債は220
億54百万円となり、前連結会計年度末に比べ35億2百万円減少しました。これは主に長期借入金が32億55百万円
減少したことなどによるものです。
この結果、負債合計は450億74百万円となり、前連結会計年度末に比べ25億54百万円減少しました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は393億91百万円となり、前連結会計年度末に比べ19億86百万
円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益18億60百万円及び剰余金の配当7億12百万円な
どにより利益剰余金が11億32百万円増加したことなどによるものです。
この結果、自己資本比率は42.6%(前連結会計年度末は40.7%)となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更は
ありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重
要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は21億66百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 従業員数
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数に重要な変動はありません。
(6) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの生産及び販売実績に重要な変動はありません。
なお、当社グループでは、受注生産を行っておりません。
(7) 主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの主要な設備に重要な変動はありません。
3【経営上の重要な契約等】
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
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第3【提出会社の状況】
1【株式等の状況】
(1) 【株式の総数等】
①【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 20,422,000
計 20,422,000
②【発行済株式】
第3四半期会計期間末 上場金融商品取引所名又
提出日現在発行数(株)
種類 現在発行数(株) は登録認可金融商品取引 内容
(2022年2月8日)
(2021年12月31日) 業協会名
東京証券取引所 単元株式数
10,684,321 10,684,321
普通株式
市場第一部 100株
10,684,321 10,684,321
計 - -
(2) 【新株予約権等の状況】
①【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
②【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式 発行済株式 資本準備金 資本準備金
資本金増減額 資本金残高
年月日 総数増減数 総数残高 増減額 残高
(百万円) (百万円)
(千株) (千株) (百万円) (百万円)
2021年10月1日~
- 10,684 - 8,895 - 6,655
2021年12月31日
(5) 【大株主の状況】
当四半期会計期間は第3四半期会計期間であるため、記載事項はありません。
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(6) 【議決権の状況】
①【発行済株式】
2021年12月31日現在
区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式 - - -
議決権制限株式(自己株式等) - - -
議決権制限株式(その他) - - -
500,300
完全議決権株式(自己株式等) 普通株式 - -
10,171,600 101,716
完全議決権株式(その他) 普通株式 -
12,421
単元未満株式 普通株式 - -
10,684,321
発行済株式総数 - -
101,716
総株主の議決権 - -
(注)「単元未満株式」の欄には自己株式51株が含まれています。
②【自己株式等】
2021年12月31日現在
発行済株式総数
自己名義所有 他人名義所有 所有株式数の
所有者の氏名又は名称 所有者の住所 に対する所有株
株式数(株) 株式数(株) 合計(株)
式数の割合(%)
京都市下京区西七条
500,300 500,300 4.68
第一工業製薬株式会社 -
東久保町55番地
500,300 500,300 4.68
計 - -
2【役員の状況】
該当事項はありません。
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第4【経理の状況】
1.四半期連結財務諸表の作成方法について
当社の四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府
令第64号)に基づいて作成しております。
2.監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第3四半期連結会計期間(2021年10月1日から2021
年12月31日まで)及び第3四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年12月31日まで)に係る四半期連結財務
諸表について、有限責任 あずさ監査法人による四半期レビューを受けております。
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1【四半期連結財務諸表】
(1) 【四半期連結貸借対照表】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年12月31日)
資産の部
流動資産
11,595 9,509
現金及び預金
15,413 15,780
受取手形及び売掛金
1,453 2,238
電子記録債権
8,928 10,440
商品及び製品
22 20
仕掛品
4,297 3,935
原材料及び貯蔵品
278 347
前払費用
2,022 2,140
その他
△ 13 △ 6
貸倒引当金
43,997 44,406
流動資産合計
固定資産
有形固定資産
14,059 13,648
建物及び構築物(純額)
5,827 5,694
機械装置及び運搬具(純額)
635 754
工具、器具及び備品(純額)
9,273 9,534
土地
3,203 2,881
リース資産(純額)
1,318 1,072
建設仮勘定
34,317 33,586
有形固定資産合計
無形固定資産
363 250
のれん
470 416
その他
833 667
無形固定資産合計
投資その他の資産
4,372 4,080
投資有価証券
18 16
長期貸付金
140 115
長期前払費用
195 144
繰延税金資産
841 1,143
退職給付に係る資産
323 310
その他
△ 6 △ 6
貸倒引当金
5,884 5,805
投資その他の資産合計
41,035 40,059
固定資産合計
85,033 84,465
資産合計
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年12月31日)
負債の部
流動負債
9,404 10,971
支払手形及び買掛金
423 508
電子記録債務
6,698 6,788
短期借入金
598 561
リース債務
302 301
未払費用
700 293
未払法人税等
41 31
未払事業所税
753 437
賞与引当金
375 109
廃棄物処理費用引当金
2,773 3,018
その他
22,071 23,019
流動負債合計
固定負債
6,000 6,000
社債
15,831 12,575
長期借入金
2,978 2,651
リース債務
305 398
繰延税金負債
116 98
退職給付に係る負債
73 74
資産除去債務
251 255
その他
25,556 22,054
固定負債合計
47,628 45,074
負債合計
純資産の部
株主資本
8,895 8,895
資本金
7,267 7,278
資本剰余金
18,733 19,866
利益剰余金
△ 1,040 △ 1,021
自己株式
33,856 35,018
株主資本合計
その他の包括利益累計額
484 200
その他有価証券評価差額金
24 352
為替換算調整勘定
282 402
退職給付に係る調整累計額
791 956
その他の包括利益累計額合計
2,756 3,416
非支配株主持分
37,404 39,391
純資産合計
85,033 84,465
負債純資産合計
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(2) 【四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書】
【四半期連結損益計算書】
【第3四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年12月31日) 至 2021年12月31日)
43,380 46,697
売上高
32,348 34,741
売上原価
11,031 11,955
売上総利益
8,051 8,230
販売費及び一般管理費
2,980 3,725
営業利益
営業外収益
2 5
受取利息
43 39
受取配当金
44 43
持分法による投資利益
78 89
その他
168 178
営業外収益合計
営業外費用
151 140
支払利息
28 28
社債利息
※ 333
休止設備関連費用 -
157 110
その他
336 613
営業外費用合計
2,813 3,290
経常利益
特別利益
139
-
廃棄物処理費用引当金戻入益
139
特別利益合計 -
特別損失
121 164
固定資産処分損
33
-
投資有価証券評価損
121 198
特別損失合計
2,691 3,231
税金等調整前四半期純利益
法人税、住民税及び事業税 549 759
211 158
法人税等調整額
760 918
法人税等合計
1,930 2,312
四半期純利益
269 452
非支配株主に帰属する四半期純利益
1,661 1,860
親会社株主に帰属する四半期純利益
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【四半期連結包括利益計算書】
【第3四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年12月31日) 至 2021年12月31日)
1,930 2,312
四半期純利益
その他の包括利益
847
その他有価証券評価差額金 △ 284
522
為替換算調整勘定 △ 4
121
退職給付に係る調整額 △ 21
32
△ 3
持分法適用会社に対する持分相当額
817 392
その他の包括利益合計
2,748 2,705
四半期包括利益
(内訳)
2,471 2,024
親会社株主に係る四半期包括利益
276 680
非支配株主に係る四半期包括利益
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【注記事項】
(会計方針の変更)
(収益認識に関する会計基準等の適用)
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」とい
う。)等を当連結会計年度の第1四半期連結会計期間の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客
に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識しております。
これにより、当社の輸出販売については、従来、主に船積時に収益を認識しておりましたが、インコタームズ
等で定められた貿易条件に基づきリスク負担が顧客に移転した時点で収益を認識する処理に変更しております。
また、売上リベート等の顧客に支払われる対価については、従来、販売費及び一般管理費として処理する方法
によっていましたが、取引価格から減額する方法に変更しております。
収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取り扱いに従っ
ており、当連結会計年度の第1四半期連結会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的
影響額を、第1四半期連結会計期間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用して
おります。
当該会計基準の適用が四半期連結財務諸表に与える影響は軽微であります。
なお、「四半期財務諸表に関する会計基準」(企業会計基準第12号 2020年3月31日)第28-15項に定める経過
的な取り扱いに従って、前第3四半期連結累計期間に係る顧客との契約から生じる収益を分解した情報を記載し
ておりません。
(追加情報)
(新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う会計上の見積りについて)
新型コロナウイルス感染症については、新たな変異株の登場により足元の感染者数は増加しているものの、
重症化率の低下や集団免疫の獲得等により、今後徐々に回復していくと想定し、会計上の見積りを行っており
ます。
なお、新型コロナウイルス感染症の重症化率が上昇した場合や、その経済環境への影響が変化した場合に
は、翌連結会計年度以降の当社グループの財政状態及び経営成績に影響が及ぶ可能性があります。
(四半期連結貸借対照表関係)
保証債務
Ⅰ 前連結会計年度(2021年3月31日)
従業員の金融機関からの住宅借入金4百万円に対し、債務保証を行っております。
Ⅱ 当第3四半期連結会計期間(2021年12月31日)
重要性が乏しいため、記載を省略しております。
(四半期連結損益計算書関係)
※ 当第3四半期連結累計期間における休止設備関連費用は 、 四日市工場千歳地区の光硬化樹脂用材料製造設備の生
産を停止した期間に係る固定費等であります 。
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(四半期連結キャッシュ・フロー計算書関係)
当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第3四半
期連結累計期間に係る減価償却費(のれんを除く無形固定資産及び長期前払費用に係る償却費を含む。)及びのれ
んの償却額は、次のとおりであります。
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年12月31日) 至 2021年12月31日)
減価償却費 2,390百万円 2,566百万円
のれんの償却額 147 112
(株主資本等関係)
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
配当金支払額
1株当たり
配当金の総額
(決 議) 株式の種類 配当額 基準日 効力発生日 配当の原資
(百万円)
(円)
2020年6月24日
普通株式 355 35 2020年3月31日 2020年6月25日 利益剰余金
定時株主総会
2020年10月29日
普通株式 356 35 2020年9月30日 2020年12月8日 利益剰余金
取締役会
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年12月31日)
配当金支払額
1株当たり
配当金の総額
(決 議) 株式の種類 配当額 基準日 効力発生日 配当の原資
(百万円)
(円)
2021年6月25日
普通株式 356 35 2021年3月31日 2021年6月28日 利益剰余金
定時株主総会
2021年10月28日
普通株式 356 35 2021年9月30日 2021年12月7日 利益剰余金
取締役会
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(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
アメニティ ウレタン 電子デバイス ライフ
界面活性剤 機能材料 合計
材料 材料 材料 サイエンス
売上高
外部顧客への売上高 12,777 5,256 5,220 15,842 3,987 295 43,380
セグメント間の内部売上高
- - - - - - -
又は振替高
計 12,777 5,256 5,220 15,842 3,987 295 43,380
セグメント利益又は損失(△)
1,187 83 △ 362 2,171 251 △ 350 2,980
(営業利益又は営業損失)
(注) 報告セグメント利益又は損失の合計金額と四半期連結損益計算書の営業利益は一致しております。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報
(単位:百万円)
アメニティ ウレタン 電子デバイス ライフ
界面活性剤 機能材料 合計
材料 材料 材料 サイエンス
売上高
顧客との契約から生じる収
13,919 5,958 6,334 14,386 5,750 348 46,697
益
外部顧客への売上高
13,919 5,958 6,334 14,386 5,750 348 46,697
セグメント間の内部売上高
- - - - - - -
又は振替高
計 13,919 5,958 6,334 14,386 5,750 348 46,697
セグメント利益又は損失(△)
2,014 427 41 1,044 585 △ 387 3,725
(営業利益又は営業損失)
(注) 報告セグメント利益又は損失の合計金額と四半期連結損益計算書の営業利益は一致しております。
2.報告セグメントの変更等に関する事項
会計方針の変更に記載のとおり、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31
日)等を当連結会計年度の第1四半期連結会計期間の期首から適用し、収益認識に関する会計処理方法を変
更したため、事業セグメントの利益又は損失の測定方法を同様に変更しております。
この変更による当第3四半期連結累計期間のセグメント利益又は損失への影響は軽微であります。
(収益認識関係)
顧客との契約から生じる収益を分解した情報は 、「 注記事項(セグメント情報等) 」 に記載のとおりであります 。
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(1株当たり情報)
1株当たり四半期純利益及び算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年12月31日) 至 2021年12月31日)
1株当たり四半期純利益 163円29銭 182円77銭
(算定上の基礎)
親会社株主に帰属する四半期純利益(百万円) 1,661 1,860
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する四半期純
1,661 1,860
利益(百万円)
普通株式の期中平均株式数(千株) 10,173 10,180
(注)潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
2【その他】
(中間配当)
第158期(2021年4月1日から2022年3月31日まで)の中間配当については、2021年10月28日開催の取締役会
において、2021年9月30日現在の株主名簿に記載又は記録された株主に対し、次のとおり中間配当を行うことを
決議しました。
(1) 中間配当金の総額 356百万円
(2) 1株当たり中間配当額 35円00銭
(3) 支払請求権の効力発生日及び支払開始日 2021年12月7日
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第二部【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
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四半期報告書
独立監査人の四半期レビュー報告書
2022年2月8日
第一工業製薬株式会社
取締役会 御中
有限責任 あずさ監査法人
京都事務所
指定有限責任社員
公認会計士
羽津 隆弘
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士
鈴木 慧史
業務執行社員
監査人の結論
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、「経理の状況」に掲げられている第一工業製薬株
式会社の2021年4月1日から2022年3月31日までの連結会計年度の第3四半期連結会計期間(2021年10月1日から2021
年12月31日まで)及び第3四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年12月31日まで)に係る四半期連結財務諸
表、すなわち、四半期連結貸借対照表、四半期連結損益計算書、四半期連結包括利益計算書及び注記について四半期レ
ビューを行った。
当監査法人が実施した四半期レビューにおいて、上記の四半期連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認
められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して、第一工業製薬株式会社及び連結子会社の2021年12月31日現在の財
政状態及び同日をもって終了する第3四半期連結累計期間の経営成績を適正に表示していないと信じさせる事項が全て
の重要な点において認められなかった。
監査人の結論の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に準拠して四半期レビューを行っ
た。四半期レビューの基準における当監査法人の責任は、「四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責
任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立
しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、結論の表明の基礎となる証拠
を入手したと判断している。
四半期連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して四半期連結
財務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない四半期連結財務諸
表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
四半期連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき四半期連結財務諸表を作成することが
適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に基づいて
継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにあ
る。
四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した四半期レビューに基づいて、四半期レビュー報告書において独立の立場から四半
期連結財務諸表に対する結論を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に従って、四半期レビューの過程を通
じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
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四半期報告書
・ 主として経営者、財務及び会計に関する事項に責任を有する者等に対する質問、分析的手続その他の四半期レビュー
手続を実施する。四半期レビュー手続は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して実施さ
れる年度の財務諸表の監査に比べて限定された手続である。
・ 継続企業の前提に関する事項について、重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認め
られると判断した場合には、入手した証拠に基づき、四半期連結財務諸表において、我が国において一般に公正妥当
と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して、適正に表示されていないと信じさせる事項が認められない
かどうか結論付ける。また、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、四半期レビュー報告書に
おいて四半期連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する四半期連結財務諸表の注
記事項が適切でない場合は、四半期連結財務諸表に対して限定付結論又は否定的結論を表明することが求められてい
る。監査人の結論は、四半期レビュー報告書日までに入手した証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企
業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 四半期連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成
基準に準拠していないと信じさせる事項が認められないかどうかとともに、関連する注記事項を含めた四半期連結財
務諸表の表示、構成及び内容、並びに四半期連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示していないと信
じさせる事項が認められないかどうかを評価する。
・ 四半期連結財務諸表に対する結論を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する証拠を入手する。監査
人は、四半期連結財務諸表の四半期レビューに関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監
査人の結論に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した四半期レビューの範囲とその実施時期、四半期レビュー上の重要
な発見事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、
並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガー
ドを講じている場合はその内容について報告を行う。
利害関係
会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
い。
以 上
(注)1.上記の四半期レビュー報告書の原本は当社(四半期報告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは四半期レビューの対象には含まれていません。
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