SCSK株式会社 四半期報告書 第54期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)
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SCSK株式会社(E04830)
四半期報告書
【表紙】
【提出書類】 四半期報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の7第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2021年11月11日
【四半期会計期間】 第54期第2四半期(自 2021年7月1日 至 2021年9月30日)
【会社名】 SCSK株式会社
【英訳名】 SCSK Corporation
【代表者の役職氏名】 代表取締役 執行役員 社長 最高執行責任者 谷原 徹
【本店の所在の場所】 東京都江東区豊洲3丁目2番20号
【電話番号】 03―5166―2500
【事務連絡者氏名】 コーポレート経理部長 関 正浩
【最寄りの連絡場所】 東京都江東区豊洲3丁目2番20号
【電話番号】 03―5166―2500
【事務連絡者氏名】 コーポレート経理部長 関 正浩
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
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第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
第53期 第54期
回次 第2四半期 第2四半期 第53期
連結累計期間 連結累計期間
自 2020年4月1日 自 2021年4月1日 自 2020年4月1日
会計期間
至 2020年9月30日 至 2021年9月30日 至 2021年3月31日
売上高 189,755 200,025
(百万円) 396,853
(第2四半期連結会計期間) ( 95,398 ) ( 100,814 )
税引前四半期(当期)利益 (百万円) 21,536 22,857 46,557
親会社の所有者に帰属する
14,869 15,784
四半期(当期)利益
(百万円) 33,435
(第2四半期連結会計期間) ( 7,608 ) ( 8,080 )
四半期(当期)利益 (百万円) 14,918 15,801 33,545
親会社の所有者に帰属する
(百万円) 15,508 16,484 40,442
四半期(当期)包括利益
四半期(当期)包括利益 (百万円) 15,557 16,501 40,552
親会社の所有者に帰属する持分 (百万円) 208,751 235,920 226,874
総資産額 (百万円) 361,100 395,845 380,399
基本的1株当たり
47.62 50.55
四半期(当期)利益
(円) 107.09
(第2四半期連結会計期間) ( 24.37 ) ( 25.88 )
希薄化後1株当たり
(円) 47.62 50.55 107.09
四半期(当期)利益
親会社所有者帰属持分比率 (%) 57.8 59.6 59.6
営業活動による
(百万円) 24,426 35,365 50,219
キャッシュ・フロー
投資活動による
(百万円) △ 8,472 △ 9,693 △ 20,586
キャッシュ・フロー
財務活動による
(百万円) △ 21,303 △ 10,500 △ 32,488
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の
(百万円) 106,162 124,266 108,768
四半期末(期末)残高
(注) 1 当社は要約四半期連結財務諸表を作成しておりますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記
載しておりません。
2 上記指標は、国際財務報告基準(IFRS)により作成した要約四半期連結財務諸表及び連結財務諸表に基づいて
おります。
3 2021年10月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行っております。「基本的1株当たり四半
期(当期)利益」及び「希薄化後1株当たり四半期(当期)利益」につきましては、前連結会計年度の期首に当
該株式分割が行われたと仮定して算定しております。
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2 【事業の内容】
当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)において営まれている事業の内容に
ついて、重要な変更はありません。
なお、各報告セグメントに係る主な連結子会社は、以下のとおりであります。
(産業IT)
㈱ベリサーブ、SCSK九州㈱、SCSK北海道㈱、SCSKプレッシェンド㈱、
SCSK USA Inc.、SCSK Europe Ltd.、思誠思凱信息系統(上海)有限公司、
SCSK Asia Pacific Pte. Ltd.、PT SCSK Global Indonesia、SCSK Myanmar Ltd.
(金融IT)
連結子会社なし
(ITソリューション)
SCSKサービスウェア㈱、㈱Skeed
(ITプラットフォーム)
㈱CSIソリューションズ、㈱アライドエンジニアリング
(ITマネジメント)
Winテクノロジ㈱、SCSKシステムマネジメント㈱、
ヴィーエー・リナックス・システムズ・ジャパン㈱、SDC㈱
(その他)
㈱Minoriソリューションズ、㈱Gran Manibus、SCSKニアショアシステムズ㈱
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第2 【事業の状況】
1 【事業等のリスク】
当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券
報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありませんが、「④情報セキュリティリスク」において次の
追加対策を講じております。
「2021年10月1日より、情報セキュリティ政策の統括(政策立案、関連組織コーディネート)機能として「情報セ
キュリティ管理部」を設置し、情報セキュリティに関して一層の強化を図ってまいります。」
2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したも
のであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染に対するワクチン接種の進展ととも
に企業の業況判断が改善傾向を見せる等、景気は緩やかながらも持ち直しの動きが続きました。緊急事態宣言につ
いては、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて9月末に解除されましたが、海外での新型コロナウイルス変異
株の感染拡大もあり、国内での再拡大への懸念は依然払しょくされておらず、経済活動には依然として様々な制約
が残る状況です。
日本経済の先行きにつきましては、コロナ禍での経済活動回復に向けた取組に加え、継続的な財政・金融政策の
下支えにより、持ち直しの動きが加速することが期待されますが、海外における変異株による感染者再拡大やサプ
ライチェーンの混乱による生産体制への影響、中国での企業の信用不安やアメリカでのインフレリスクの顕在化な
どについては引き続き注視する必要があります。
このような経済環境の下、ITサービス市場におきましては、新型コロナウイルスの影響は残るものの、顧客企業
におけるIT投資については回復基調が強まっています。ニューノーマルを模索するなかで、IT投資や、社会のデジ
タル化の加速に対応するためのシステムの再構築需要等、事業の拡大、競争力強化に向けたIT投資への意欲は高
まっており、景気の回復とともに投資は加速していくものと想定されます。
当社グループにおける顧客企業の動向につきましては、製造業企業は、事業基盤強化のための基幹システムや生
産管理システムの再構築、デジタル化投資など、IT投資需要は堅調に推移いたしました。金融業企業は、銀行業を
中心とした、海外オペレーションの強化・拡充に向けた対応案件等が続き、IT投資需要は増加基調を続けておりま
す。通信業企業は、オンラインを含む顧客接点強化に向けた投資やネットワーク強化等により、IT投資需要は増加
しております。
また、顧客企業のIT人材不足や顧客企業経営層の業務効率と生産性向上への強い意欲等を背景に、各種クラウド
型ITサービスへの需要、ソフトウェアのエンドオブサービスに対応する基幹システム再構築等の投資需要は継続し
ており、加えてコロナ禍におけるニューノーマルのなかで、リモートワークを主体とした非対面・非接触の動きを
受けてのデジタル化は加速しつつあります。
こうした動きのなか、DXを想定したシステムの再構築や顧客接点の高度化等への戦略的IT投資需要は、今後も継
続するものと考えております。
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は、製造業向けのシステム開発需要や銀行業や証券業
を中心とした金融業のIT投資需要、また、通信業向け開発需要及びネットワーク機器販売の増加を背景に、システ
ム開発、保守運用・サービス、システム販売のいずれの売上区分においても増加し、前期比 5.4%増 の 200,025百万
円 となりました。
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売上総利益は、売上高の伸びや業務品質向上施策による生産性向上等により増益となりました。また、販売費及
び一般管理費につきましては、新人事制度の導入に伴う人件費の増加や当社中期経営計画における基本戦略に沿っ
た各種事業投資等により増加しましたが、増収並びに生産性の向上を伴って、営業利益は前期比 6.5%増 の 22,590百
万円 となりました。
親会社の所有者に帰属する四半期利益につきましては、前期比 6.2%増 の 15,784百万円 となりました。
当社グループはさらなる成長に向け、成長戦略として「サステナビリティ経営」を推進します。経営理念とマテ
リアリティを当社グループの存在意義としたうえで、社会と共に持続的発展を目指し、「2030年 共創ITカンパ
ニー」の実現のため、策定した中期経営計画において、3つの基本戦略「事業革新」、「DX事業化」、「人財投
資」と、3つの経営基盤強化策「グループ総合力強化」、「人を活かす経営の推進」、「共創の企業文化づくり」
に取り組むことにより、グローバルベースでの事業拡大を目指します。
セグメント別業績の概要は次のとおりとなっております。なお、売上高については外部顧客への売上高を表示し
ております。
(産業IT)
ガス業における開発案件の収束がありましたが、通信業においてシステム開発が増加したことにより、売上高は
前期比 2.5%増 の 66,109百万円 となりました。営業利益につきましては、海外現地法人の業績回復が途上にあること
や、検証サービスにおける新規事業分野への進出にかかる費用増等により、前期比 0.3%減 の 7,890百万円 となりま
した。
(金融IT)
主には、銀行業向け並びに証券業向けのシステム開発の案件拡大により、売上高は前期比 10.7%増 の 27,853百万
円 、営業利益につきましては、前期比 18.4%増 の 3,473百万円 となりました。
(ITソリューション)
基幹システム案件やBPOビジネスが堅調に推移し、売上高は前年同期比 4.5%増 の 27,643百万円 となりました。営
業利益につきましては、一部案件の採算低下の影響等により、前期比 4.5%減 の 2,609百万円 となりました。
(ITプラットフォーム)
通信業向けネットワーク機器の売上拡大や、ネットワーク製品、セキュリティ製品の需要の増加により、売上高
は前期比 9.2%増 の 40,951百万円 、営業利益につきましては、前期比 9.4%増 の 5,226百万円 となりました。
(ITマネジメント)
データセンタービジネスが増加した事や、銀行業向けマネジメントサービスが堅調に推移したことにより、売上
高は前期比 5.6%増 の 29,745百万円 、営業利益につきましては、前期比 14.8%増 の 4,022百万円 となりました。
(その他)
売上高は、前期比 1.3%減 の 8,023百万円 、営業利益につきましては、前期比 43.3%増 の 559百万円 となりました。
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当期の財政状態については次のとおりとなっております。
(資産)
当第2四半期連結会計期間末の資産は、営業債権の回収による営業債権及びその他の債権の減少等はあるもの
の、現金及び現金同等物、使用権資産及び有形固定資産の取得による増加等により、前連結会計年度末に比べ
15,445百万円 ( 4.1%)増加 し、 395,845百万円 となりました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末の負債は、営業債務及びその他の債務の支払等による減少はあるものの、契約負債
及び未払法人所得税、有利子負債の増加等により、前連結会計年度末に比べ 6,432百万円 ( 4.2%)増加 し、 159,493
百万円 となりました。
(資本)
前連結会計年度末に比べ 9,012百万円 ( 4.0%)増加 し、 236,351百万円 となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ
15,497百万円増加 し、 124,266百万円 となりました。各キャッシュ・フローの増減状況とそれらの要因は以下のとお
りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、 増加した資金は35,365百万円 (前年同期比 10,938百万円増加 )となりました。
主な増加要因は、税引前四半期利益 22,857百万円 、減価償却費及び償却費 9,977百万円 、営業債権及びその他の債
権の減少による資金の増加 14,292百万円 、契約負債の増加による資金の増加 2,886百万円 によるものであります。主
な減少要因は、営業債務及びその他の債務の減少による資金の減少 4,555百万円 、従業員給付の減少による資金の減
少 2,533百万円 、法人所得税の支払による資金の減少 3,374百万円 によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、 減少した資金は9,693百万円 (前年同期比 1,220百万円減少 )となりました。
主な減少要因は、有形固定資産の取得による資金の減少 7,484百万円 、無形資産の取得による資金の減少 1,974百万
円 によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、 減少した資金は10,500百万円 (前年同期比 10,803百万円増加 )となりました。
主な増加要因は、借入による収入 11,500百万円 、社債の発行による資金の増加 4,972百万円 によるものでありま
す。主な減少要因は、社債の償還及び借入金の返済による支出 15,100百万円 、リース負債の返済による支出 4,530百
万円 、2021年3月期期末配当金(1株当たり 70.0円 ) 7,283百万円 の支払によるものであります。
(資本の財源及び資金の流動性に係る情報)
当社グループは、現在直面する技術パラダイムの変化、顧客ニーズの高度化など時代の大きな変革の中、事業構造
の転換を図り、中期的な高収益成長・企業価値向上を図るべく、中期経営計画における基本戦略を推進しておりま
す。既存事業のさらなる高度化を推進するうえでのソフトウェアあるいはデータセンターへの投資などを行う一方、
IoTやAIなどの技術の活用も含めた、DX事業化の推進に向けた各種の事業開発投資を積極的に検討してまいります。
加えて、最先端技術の獲得、顧客基盤の強化など、事業成長の加速に資するM&Aの検討を継続的に行っております。
これら投資活動に係る資金需要につきましては、基本的には営業活動によるキャッシュ・フローを源泉とする自己
資金にて対応する考えでおりますが、必要に応じて、後述の強固な財務基盤を背景にした多様な資金調達(金融機関
からの借入・シンジケートローン、各種社債の発行等)にて対応する所存です。
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なお、当社グループの2021年9月末時点における銀行借入、社債発行等を通じた有利子負債が 91,455百万円 である
のに対し、資金は 124,266百万円 と有利子負債を上回る水準となっており、強固な財務基盤を実現しております。
また、安定的な外部資金調達能力につきましても、当社グループは、本報告書提出時点において、㈱日本格付研究
所より長期発行体格付A(安定的)を取得していることに加え、主要な取引金融機関と良好な取引関係を維持してお
り、当社グループの事業の拡大、運営に必要な運転資金、投資資金の調達に関しては十分な能力を有しているものと
認識しております。
引き続き、財務基盤の強化、外部資金調達能力の維持・向上に向けた財務運営を行ってまいります。
手許の運転資金につきましては、当社及び国内連結子会社においてCMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を
導入することにより、各社における余剰資金を当社へ集中し一元管理を行うことで、十分な流動性を確保するととも
に、資金効率の最適化を図っております。
また、株主還元については、財務状況、収益動向、また将来の事業投資に備えての内部留保などを総合的に勘案し
た上で、成長を続ける当社グループのキャッシュ・フローを、将来の企業成長を支えるサービス提供型ビジネスや戦
略的事業などへの事業投資資金として最大限活用しながらも、同時に株主還元の強化を図るべく、想定される業績拡
大に応じた配当の増額を図りたいと考えております。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
第52期 第53期 第54期
第2四半期 第2四半期 第2四半期
連結累計期間 連結累計期間 連結累計期間
自己資本比率
57.7 57.8 59.6
(%)
時価ベースの自己資本比率
157.8 169.2 186.7
(%)
キャッシュ・フロー
対有利子負債比率 317.5 355.9 258.6
(%)
インタレスト・
カバレッジ・レシオ 137.4 121.7 131.4
(倍)
自己資本比率 : 自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率 : 株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 : 有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ : キャッシュ・フロー/利払い
※各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
※株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済普通株式数(自己株式控除後)により算出しております。
※キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
※有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としておりま
す。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題は
ありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は 280百万円 であります。
3 【経営上の重要な契約等】
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
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第3 【提出会社の状況】
1 【株式等の状況】
(1) 【株式の総数等】
① 【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 200,000,000
計 200,000,000
(注)2021年7月30日開催の取締役会決議により、2021年10月1日付で株式分割に伴う定款変更が行われ、発行可能
株式総数は、400,000,000株増加し、600,000,000株となっております。
② 【発行済株式】
第2四半期会計期間末 上場金融商品取引所
提出日現在発行数(株)
種類 現在発行数(株) 名又は登録認可金融 内容
(2021年11月11日)
( 2021年9月30日 ) 商品取引業協会名
東京証券取引所
単元株式数は100株であり
普通株式 104,181,803 312,545,409
ます。
市場第一部
計 104,181,803 312,545,409 ― ―
(注) 1 提出日現在発行数には、2021年11月1日からこの四半期報告書提出日までの新株予約権の行使により発行さ
れた株式数は含まれておりません。
2 2021年7月30日開催の取締役会決議により、2021年10月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割
を行っております。これにより、発行済株式総数は208,363,606株増加し、312,545,409株となっておりま
す。
(2) 【新株予約権等の状況】
① 【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
② 【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式 発行済株式 資本準備金 資本準備金
資本金増減額 資本金残高
年月日 総数増減数 総数残高 増減額 残高
(百万円) (百万円)
(株) (株) (百万円) (百万円)
2021年9月30日 ― 104,181,803 ― 21,152 ― 1,299
(注)2021年10月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行い、発行済株式総数は208,363,606株増加し
ております。
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(5) 【大株主の状況】
2021年9月30日 現在
発行済株式
(自己株式
を除く。)
所有株式数
氏名又は名称 住所
の総数に対
(千株)
する所有株
式数の割合
(%)
住友商事㈱ 東京都千代田区大手町2丁目3番2号 52,697 50.64
日本マスタートラスト信託銀行㈱
東京都港区浜松町2丁目11番3号 6,432 6.18
(信託口)
㈱日本カストディ銀行(信託口) 東京都中央区晴海1丁目8番12号 6,156 5.92
SCSKグループ従業員持株会 東京都江東区豊洲3丁目2番20号 2,354 2.26
SSBTC CLIENT OMNIBUS ACCOUNT
ONE LINCOLN STREET, BOSTON MA USA 02111
(常任代理人 香港上海銀行東京支 1,603 1.54
(東京都中央区日本橋3丁目11番1号)
店カストディ業務部)
STATE STREET CLIENT OMNIBUS
P.O.BOX 1631 BOSTON,MASSACHUSETTS
ACCOUNT OM02
02105-1631, USA 1,368 1.31
(常任代理人 香港上海銀行東京支
(東京都中央区日本橋3丁目11番1号)
店カストディ業務部)
㈱日本カストディ銀行(信託口7) 東京都中央区晴海1丁目8番12号 1,168 1.12
㈱アルゴグラフィックス 東京都中央区日本橋箱崎町5番14号
1,015 0.98
STATE STREET BANK AND TRUST
COMPANY 505001 P.O.BOX 351 BOSTON MASSACHUSETTS 02101 U.S.A.
810 0.78
(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営 (東京都港区港南2丁目15番1号)
業部)
STATE STREET BANK WEST CLIENT-
1776 HERITAGE DRIVE, NORTH QUINCY, MA 02171,
TREATY 505234
U.S.A 790 0.76
(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営
(東京都港区港南2丁目15番1号)
業部)
計 ― 74,396 71.50
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(6) 【議決権の状況】
① 【発行済株式】
2021年9月30日 現在
株式数 議決権の数
区分 内容
(株) (個)
無議決権株式 ― ― ―
議決権制限株式(自己株式等) ― ― ―
議決権制限株式(その他) ― ― ―
(自己保有株式)
完全議決権株式(自己株式等) ― ―
普通株式 126,800
完全議決権株式(その他)
普通株式 103,404,400 1,034,044 ―
(注)1
単元未満株式
普通株式 650,603 ― ―
(注)2
発行済株式総数 104,181,803 ― ―
総株主の議決権 ― 1,034,044 ―
(注) 1 「完全議決権株式(その他)」欄の普通株式には、証券保管振替機構名義の株式が200株含まれております。
また、「議決権の数」欄には、同機構名義の完全議決権株式に係る議決権の数2個が含まれております。
2 「単元未満株式」欄の普通株式には、当社所有の自己株式96株及び証券保管振替機構名義の株式86株が含ま
れております。
② 【自己株式等】
2021年9月30日 現在
自己名義 他人名義 所有株式数 発行済株式総数
所有者の氏名
所有者の住所 所有株式数 所有株式数 の合計 に対する所有
又は名称
(株) (株) (株) 株式数の割合(%)
東京都江東区豊洲
(自己保有株式)
126,800 ― 126,800 0.12
SCSK㈱
3丁目2番20号
計 ― 126,800 ― 126,800 0.12
2 【役員の状況】
該当事項はありません。
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第4 【経理の状況】
1.要約四半期連結財務諸表の作成方法について
当社の要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(2007年内閣府
令第64号)第93条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」(以下「IAS第34号」という。)に準拠して作成
しております。
2.監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第2四半期連結会計期間(2021年7月1日から2021年
9月30日まで)及び第2四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年9月30日まで)に係る要約四半期連結財務諸表
について、有限責任 あずさ監査法人による四半期レビューを受けております。
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1 【要約四半期連結財務諸表】
(1) 【要約四半期連結財政状態計算書】
(単位:百万円)
当第2四半期
前連結会計年度末
注記 連結会計期間末
(2021年3月31日)
(2021年9月30日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物 108,768 124,266
営業債権及びその他の債権 9 69,855 55,653
契約資産 13,224 14,624
棚卸資産 7,710 7,379
未収法人所得税 56 20
その他の金融資産 9 220 548
その他の流動資産 12,686 15,217
流動資産合計 212,524 217,711
非流動資産
有形固定資産 67,345 71,467
使用権資産 39,353 43,720
のれん及び無形資産 26,389 26,667
持分法適用会社に対する投資 8,805 9,479
その他の債権 9 8,581 8,428
その他の金融資産 9 8,835 8,478
繰延税金資産 3,432 2,673
その他の非流動資産 5,131 7,217
非流動資産合計 167,875 178,133
資産合計 380,399 395,845
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四半期報告書
(単位:百万円)
当第2四半期
前連結会計年度末
注記 連結会計期間末
(2021年3月31日)
(2021年9月30日)
負債
流動負債
営業債務及びその他の債務 9 29,465 24,044
契約負債 14,589 17,478
従業員給付 10,985 9,351
社債及び借入金 9 25,092 26,989
リース負債 8,872 8,935
未払法人所得税 3,091 5,965
引当金 429 234
その他の流動負債 5,293 4,947
流動負債合計 97,820 97,947
非流動負債
社債及び借入金 9 19,963 19,455
リース負債 31,714 36,075
その他の債務 9 203 159
従業員給付 7 1,895
引当金 3,279 3,889
その他の非流動負債 70 70
非流動負債合計 55,240 61,546
負債合計 153,060 159,493
資本
資本金 21,152 21,152
利益剰余金 6 203,893 212,383
自己株式 △ 285 △ 293
その他の資本の構成要素 2,114 2,677
親会社の所有者に帰属する持分合計 226,874 235,920
非支配持分 464 430
資本合計 227,338 236,351
負債及び資本合計 380,399 395,845
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四半期報告書
(2) 【要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書】
【要約四半期連結損益計算書】
【第2四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
注記 (自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
売上高 5,7 189,755 200,025
売上原価 △ 140,840 △ 148,041
売上総利益 48,914 51,983
販売費及び一般管理費 △ 27,777 △ 29,458
その他収益 112 132
その他費用 △ 32 △ 67
営業利益 5 21,217 22,590
金融収益 69 52
金融費用 △ 241 △ 353
持分法による投資損益 490 568
税引前四半期利益 21,536 22,857
法人所得税費用 △ 6,617 △ 7,055
四半期利益 14,918 15,801
四半期利益の帰属
親会社の所有者 14,869 15,784
非支配持分 49 17
1株当たり四半期利益 8
基本的1株当たり四半期利益(円) 47.62 50.55
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 47.62 50.55
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【第2四半期連結会計期間】
(単位:百万円)
前第2四半期連結会計期間 当第2四半期連結会計期間
注記 (自 2020年7月1日 (自 2021年7月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
売上高 95,398 100,814
売上原価 △ 70,529 △ 74,259
売上総利益 24,869 26,554
販売費及び一般管理費 △ 13,947 △ 14,865
その他収益 34 40
その他費用 △ 18 △ 25
営業利益 10,937 11,703
金融収益 19 3
金融費用 △ 130 △ 222
持分法による投資損益 234 242
税引前四半期利益 11,061 11,727
法人所得税費用 △ 3,424 △ 3,642
四半期利益 7,636 8,084
四半期利益の帰属
親会社の所有者 7,608 8,080
非支配持分 28 4
1株当たり四半期利益 8
基本的1株当たり四半期利益(円) 24.37 25.88
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 24.37 25.88
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【要約四半期連結包括利益計算書】
【第2四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
注記 (自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
四半期利益 14,918 15,801
その他の包括利益(税効果控除後)
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で
測定する資本性金融資産の公正価値の 705 108
純変動額
持分法適用会社における
197 112
その他の包括利益に対する持分
純損益に振り替えられることのない
902 221
項目合計
純損益に振り替えられる可能性のある
項目
キャッシュ・フロー・ヘッジ △ 6 95
在外営業活動体の換算差額 △ 242 378
持分法適用会社における
△ 14 3
その他の包括利益に対する持分
純損益に振り替えられる可能性のある
△ 263 478
項目合計
その他の包括利益(税効果控除後)
638 699
合計
四半期包括利益合計 15,557 16,501
四半期包括利益合計額の帰属
親会社の所有者 15,508 16,484
非支配持分 49 17
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【第2四半期連結会計期間】
(単位:百万円)
前第2四半期連結会計期間 当第2四半期連結会計期間
注記 (自 2020年7月1日 (自 2021年7月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
四半期利益 7,636 8,084
その他の包括利益(税効果控除後)
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で
測定する資本性金融資産の公正価値の 250 △ 11
純変動額
持分法適用会社における
98 81
その他の包括利益に対する持分
純損益に振り替えられることのない
348 69
項目合計
純損益に振り替えられる可能性のある
項目
キャッシュ・フロー・ヘッジ 6 39
在外営業活動体の換算差額 △ 27 69
持分法適用会社における
8 △ 6
その他の包括利益に対する持分
純損益に振り替えられる可能性のある
△ 12 102
項目合計
その他の包括利益(税効果控除後)
335 172
合計
四半期包括利益合計 7,972 8,257
四半期包括利益合計額の帰属
親会社の所有者 7,944 8,252
非支配持分 28 4
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(3) 【要約四半期連結持分変動計算書】
前第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
(単位:百万円)
親会社の
その他の
所有者に
注記 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 資本の 非支配持分 資本合計
帰属する
構成要素
持分合計
2020年4月1日残高 21,152 - 177,828 △ 281 1,347 200,047 358 200,405
四半期利益 - - 14,869 - - 14,869 49 14,918
その他の包括利益 - - - - 638 638 △ 0 638
四半期包括利益合計 - - 14,869 - 638 15,508 49 15,557
剰余金の配当 6 - - △ 6,763 - - △ 6,763 △ 54 △ 6,817
子会社に対する所有
- △ 3 - - - △ 3 - △ 3
持分の変動
自己株式の取得 - - - △ 2 - △ 2 - △ 2
自己株式の処分 - △ 0 - 0 - 0 - 0
利益剰余金から資本
- 3 △ 3 - - - - -
剰余金への振替
その他の資本の構成
要素から利益剰余金 - - 4 - △ 4 - - -
への振替
非金融資産への振替 - - - - △ 34 △ 34 - △ 34
所有者との取引額等
- - △ 6,761 △ 2 △ 39 △ 6,803 △ 54 △ 6,857
合計
2020年9月30日残高 21,152 - 185,935 △ 283 1,946 208,751 353 209,105
当第2四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)
(単位:百万円)
親会社の
その他の
所有者に
注記 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 資本の 非支配持分 資本合計
帰属する
構成要素
持分合計
2021年4月1日残高 21,152 - 203,893 △ 285 2,114 226,874 464 227,338
四半期利益 - - 15,784 - - 15,784 17 15,801
その他の包括利益 - - - - 699 699 - 699
四半期包括利益合計 - - 15,784 - 699 16,484 17 16,501
剰余金の配当 6 - - △ 7,283 - - △ 7,283 △ 50 △ 7,334
子会社に対する所有
- - - - - - - -
持分の変動
自己株式の取得 - - - △ 8 - △ 8 - △ 8
自己株式の処分 - 0 - 0 - 0 - 0
利益剰余金から資本
- △ 0 0 - - - - -
剰余金への振替
その他の資本の構成
要素から利益剰余金 - - △ 9 - 9 - - -
への振替
非金融資産への振替 - - - - △ 146 △ 146 - △ 146
所有者との取引額等
- - △ 7,293 △ 8 △ 136 △ 7,437 △ 50 △ 7,488
合計
2021年9月30日残高 21,152 - 212,383 △ 293 2,677 235,920 430 236,351
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(4) 【要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書】
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
注記 (自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益 21,536 22,857
減価償却費及び償却費 8,852 9,977
金融収益 △ 69 △ 52
金融費用 241 353
持分法による投資損益(△は益) △ 490 △ 568
営業債権及びその他の債権の増減(△は増加) 13,279 14,292
契約資産の増減(△は増加) △ 1,354 △ 1,396
棚卸資産の増減(△は増加) 990 331
営業債務及びその他の債務の増減(△は減少) △ 8,618 △ 4,555
契約負債の増減(△は減少) 4,219 2,886
従業員給付の増減(△は減少) △ 3,002 △ 2,533
引当金の増減(△は減少) △ 399 △ 45
その他 △ 6,667 △ 2,737
小計 28,517 38,810
利息及び配当金の受取額 215 198
利息の支払額 △ 200 △ 269
法人所得税の支払額又は還付額(△は支払) △ 4,104 △ 3,374
営業活動によるキャッシュ・フロー 24,426 35,365
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △ 5,252 △ 7,484
有形固定資産の売却による収入 30 3
無形資産の取得による支出 △ 2,172 △ 1,974
持分法適用会社に対する投資の取得による支出 △ 553 △ 124
その他の金融資産の取得による支出 △ 753 △ 60
その他の金融資産の売却及び償還による収入 313 133
その他 △ 84 △ 186
投資活動によるキャッシュ・フロー △ 8,472 △ 9,693
財務活動によるキャッシュ・フロー
社債の償還及び借入金の返済による支出 △ 25,700 △ 15,100
借入による収入 15,400 11,500
社債の発行による収入 - 4,972
リース負債の返済による支出 △ 4,183 △ 4,530
配当金の支払額 △ 6,763 △ 7,283
非支配持分への配当金の支払額 △ 54 △ 50
その他 △ 2 △ 7
財務活動によるキャッシュ・フロー △ 21,303 △ 10,500
現金及び現金同等物に係る為替変動の影響額 △ 183 325
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △ 5,532 15,497
現金及び現金同等物の期首残高 111,695 108,768
現金及び現金同等物の四半期末残高 106,162 124,266
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【要約四半期連結財務諸表注記】
1.報告企業
SCSK株式会社(以下「当社」)は、日本に所在する企業であります。登記されている本店及び主要な事業所の住
所は、ホームページ(https://www.scsk.jp/)で開示しております。要約四半期連結財務諸表は当社及び子会社(以下
「当社グループ」)により構成されています。
当社グループの事業内容及び主要な活動は、注記「5.セグメント情報」に記載しております。
当社グループの2021年9月30日に終了する四半期の連結財務諸表は、2021年11月11日に代表取締役 執行役員 社長
最高執行責任者 谷原 徹によって承認されております。
また、当社グループの最終的な親会社は住友商事株式会社(以下「親会社」)です。
2.作成の基礎
(1) IFRSに準拠している旨
当社は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第1条の2に掲げる「指定国際会計基
準特定会社」の要件をすべて満たしているため、要約四半期連結財務諸表を同第93条の規定により、IAS第34号「期
中財務報告」に準拠して作成しております。
早期適用していないIFRSを除き、当社グループの会計方針は2021年9月30日において有効なIFRSに準拠しており
ます。
(2) 測定の基礎
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、公正価値で測定されている特定の金融商品及び退職後給付制度に係
る資産・負債等を除き、取得原価を基礎として作成しております。
(3) 機能通貨及び表示通貨
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円で表示しております。日本円で表示し
ているすべての財務情報は、百万円未満を切り捨てて記載しております。
3.重要な会計方針
当社グループが本要約四半期連結財務諸表において適用する会計方針は、前連結会計年度に係る連結財務諸表にお
いて適用した会計方針と同様であります 。
4.見積り及び判断の利用
IFRSに準拠した連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告
額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定の設定をすることが義務付けられております。ただし、実際の業績はこれら
の見積りとは異なる場合があります。
見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直しております。会計上の見積りの見直しによる影響は、その見積り
が見直された会計期間及び影響を受ける将来の会計期間において認識されます。
要約四半期連結財務諸表における重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断は、前連結会計年度に係る連結財務
諸表と同様であります。
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5.セグメント情報
(1) 報告セグメントの概要
当社グループの事業セグメントは、当社グループの構成単位のうち、分離された財務情報が入手可能であり、
取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであ
ります。当社グループは、顧客業種及びITサービスの特性に応じて取り扱う製品・サービスについて国内及び海
外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
当該事業活動を踏まえ、当社グループの報告セグメントは、「産業IT」「金融IT」「ITソリューション」「IT
プラットフォーム」「ITマネジメント」及び「その他」の6事業としております。
なお、複数の事業セグメントの経済的特徴として(a)製品及びサービスの性質、(b)生産過程の性質、(c)当該製
品及びサービスの顧客の類型又は種類、(d)当該製品の配送又は当該サービスの提供のために使用する方法、(e)
規制環境の性質、のすべてが類似している場合には、1つの事業セグメントに集計しており、報告すべきセグメ
ントを決定しております。各報告セグメントの事業内容は次のとおりであります。
① 「産業IT」
主に製造、通信、エネルギー、流通、サービス、メディア等の顧客に対して、長年の実績とノウハウに基づき
「基幹系システム」「生産管理システム」「情報系システム」「SCM」「CRM」「ECシステム」等のシステム開
発、保守・運用を通じて、様々なITソリューションを提供しております。
また自動車業界の顧客に対して自動車の電子制御を行うECU(Electronic Control Unit)に搭載されるソフト
ウェアにおいて、モデルベース開発を用いた組み込みソフトウェア開発や、自社製品であるミドルウェア(QINeS-
BSW)の提供、ソフトウェア検査、プロセス改善等の幅広いソリューションをグローバル規模で提供しておりま
す。
② 「金融IT」
主に銀行・信託、生損保、証券、リース、クレジット等の金融機関におけるシステム開発・保守・運用に携わ
り、金融業務を理解した高度な金融システムの構築実績を有するプロとして、顧客の金融ビジネス戦略の実現
と、安全かつ効率的な経営をサポートしております。
③ 「ITソリューション」
自社開発のERP(統合基幹業務)パッケージであるProActiveをはじめ、SAPやOracle、Salesforce等のERP及びCRM
の導入・開発から保守・運用までのライフサイクル全般を支援するAMO(Application Management Outsourcing)
サービスや、コンタクトセンターサービス等の幅広いITソリューションを提供しております。また、人手による
支援業務とITを組み合わせた、IT企業ならではのBPOサービスを提供しております。
④ 「ITプラットフォーム」
確かな技術力・ノウハウに基づき、ITインフラ分野とCAD、CAE等「ものづくり」分野において、最先端技術を
駆使し、顧客のニーズに的確に応えるサービス/製品を提供し、顧客の様々なビジネスを柔軟にサポートしており
ます。
⑤ 「ITマネジメント」
堅牢なファシリティや高度セキュリティを備えたソリューション志向のデータセンター「netXDC(ネットエック
ス・データセンター)」を展開し、運用コストの削減、インフラ統合・最適化、ガバナンス強化、事業リスク軽減
等、顧客の経営課題を解決する提案型アウトソーシングサービスを提供しております。また、各種クラウドのイ
ンフラ提供、オンサイトでのマネジメントサービス、24時間365日のSEサポート等の提供を行っております。
⑥ 「その他」
幅広い業種・業態におけるソフトウェア開発とシステム運用管理、システム機器販売、コンサルティングサー
ビスや地方拠点の特色を生かした、当社グループ各社からのリモート開発(ニアショア開発)等を行っておりま
す。
なお、「その他」の事業は、いずれも2021年3月期及び2022年3月期において報告セグメントの定量的な基準
値を満たしていません。
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(2) 報告セグメントの収益、損益及びその他の情報
前第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日 )
(単位:百万円)
報告セグメント
要約四半
調整額
期連結財
IT IT IT
務諸表計
(注)2
産業IT 金融IT ソリュー プラット マネジ その他 計
上額
ション フォーム メント
売上高
外部顧客への
64,474 25,166 26,463 37,515 28,165 8,128 189,914 △ 159 189,755
売上高
セグメント間の
5,671 358 2,718 3,497 7,481 3,161 22,889 △ 22,889 -
内部売上高(注)1
計 70,145 25,525 29,181 41,013 35,647 11,290 212,804 △ 23,049 189,755
営業利益 7,918 2,933 2,731 4,777 3,504 390 22,254 △ 1,036 21,217
金融収益 69
金融費用 △ 241
持分法による
490
投資損益
税引前四半期利益 21,536
(注)1 セグメント間の内部売上高は、市場価格を参考に価格交渉を行い決定しております。
2 外部顧客への売上高 △159百万円 は、収益認識におけるIFRSとの調整額の一部であります。営業利益の調整額
△1,036百万円 には、各報告セグメントに配分していない全社費用 △1,414百万円 、IFRSにおける収益認識等
の調整額 377百万円 が含まれております。
当第2四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日 )
(単位:百万円)
報告セグメント
要約四半
調整額
期連結財
IT IT IT
務諸表計
(注)2
産業IT 金融IT ソリュー プラット マネジ その他 計
上額
ション フォーム メント
売上高
外部顧客への
66,109 27,853 27,643 40,951 29,745 8,023 200,325 △ 300 200,025
売上高
セグメント間の
6,958 331 3,416 4,177 11,814 4,609 31,307 △ 31,307 -
内部売上高(注)1
計 73,067 28,184 31,059 45,128 41,559 12,632 231,633 △ 31,608 200,025
営業利益 7,890 3,473 2,609 5,226 4,022 559 23,781 △ 1,190 22,590
金融収益 52
金融費用 △ 353
持分法による
568
投資損益
税引前四半期利益 22,857
(注)1 セグメント間の内部売上高は、市場価格を参考に価格交渉を行い決定しております。
2 外部顧客への売上高 △300百万円 は、収益認識におけるIFRSとの調整額の一部であります。営業利益の調整額
△1,190百万円 には、各報告セグメントに配分していない全社費用 △1,498百万円 、IFRSにおける収益認識等
の調整額 307百万円 が含まれております。
(3) 製品及びサービスに関する情報
報告セグメント別の製品及びサービスの区分については、注記「7.売上高」を参照ください。
(4) 地域別情報
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の大部分を占めるため、記載を省略しております。
(5) 主要な顧客に関する情報
売上高の10%以上を占める単一の外部顧客との取引はありません。
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6.配当金
(1) 配当金支払額
配当金の支払額は、以下のとおりです。
前第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日 )
配当の総額 1株当たり配当額
決議 株式の種類 基準日 効力発生日
(単位:百万円) (単位:円)
2020年4月28日
普通株式 6,763 65円00銭 2020年3月31日 2020年6月2日
取締役会
(注)1株当たり配当額には、創立50周年記念配当10円00銭が含まれております。
当第2四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日 )
配当の総額 1株当たり配当額
決議 株式の種類 基準日 効力発生日
(単位:百万円) (単位:円)
2021年4月28日
普通株式 7,283 70円00銭 2021年3月31日 2021年6月2日
取締役会
(2)基準日が当第2四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第2四半期連結会計期間の末日
後となるもの
前第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日 )
配当金の総額 1株当たり配当額
決議 株式の種類 基準日 効力発生日
(単位:百万円) (単位:円)
2020年10月29日
普通株式 6,763 65円00銭 2020年9月30日 2020年12月1日
取締役会
当第2四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日 )
配当金の総額 1株当たり配当額
決議 株式の種類 基準日 効力発生日
(単位:百万円) (単位:円)
2021年10月29日
普通株式 7,283 70円00銭 2021年9月30日 2021年12月1日
取締役会
(注)2021年10月1日を効力発生日として、普通株式1株につき3株の割合で株式分割を行いました。
1株当たり配当額につきましては、当該株式分割前の金額を記載しております。
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7.売上高
売上高は主要なサービス区分に基づき分解しております。分解した売上高と各報告セグメントの関連は次のとお
りであります。
前第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日 )
(単位:百万円)
報告セグメント
IT IT IT
調整額 合計
産業IT 金融IT ソリュー プラット マネジ その他 計
ション フォーム メント
システム開発 36,914 22,004 6,655 1,528 6,508 5,493 79,104 △630 78,474
保守運用・サービス 24,499 2,446 18,361 7,388 19,429 2,457 74,583 △58 74,524
システム販売 3,060 715 1,446 28,598 2,227 176 36,227 529 36,756
合計 64,474 25,166 26,463 37,515 28,165 8,128 189,914 △159 189,755
顧客との契約から
64,474 25,166 26,463 37,515 27,983 8,128 189,732 △159 189,572
認識した収益
その他の源泉から
- - - - 182 - 182 - 182
認識した収益(注)2
(注)1 グループ会社間の内部取引控除後の金額を表示しております。
2 その他の源泉から認識した収益は、IFRS第16号に基づくリース収益(オペレーティング・リース)等による
ものであり、主要なサービス区分の分解情報においては「保守運用・サービス」に含めております。
当第2四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日 )
(単位:百万円)
報告セグメント
IT IT IT
調整額 合計
産業IT 金融IT ソリュー プラット マネジ その他 計
ション フォーム メント
システム開発 37,719 24,356 6,810 1,292 6,202 5,641 82,022 - 82,022
保守運用・サービス 26,055 2,746 20,073 7,606 21,326 2,128 79,935 - 79,935
システム販売 2,334 751 759 32,053 2,216 253 38,368 △300 38,067
合計 66,109 27,853 27,643 40,951 29,745 8,023 200,325 △300 200,025
顧客との契約から
66,109 27,853 27,643 40,951 28,939 8,023 199,520 △300 199,219
認識した収益
その他の源泉から
- - - - 805 - 805 - 805
認識した収益(注)2
(注)1 グループ会社間の内部取引控除後の金額を表示しております。
2 その他の源泉から認識した収益は、IFRS第16号に基づくリース収益(オペレーティング・リース)等による
ものであり、主要なサービス区分の分解情報においては「保守運用・サービス」に含めております。
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8.1株当たり四半期利益
当社の普通株主に帰属する基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益の算定基礎は次のとお
りであります。
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日 ) 至 2021年9月30日 )
基本的1株当たり四半期利益算定上の基礎
親会社の所有者に帰属する四半期利益(百万円) 14,869 15,784
親会社の普通株主に帰属しない四半期利益(百万円) - -
基本的1株当たり四半期利益の計算に使用する四
14,869 15,784
半期利益(百万円)
期中平均普通株式数(株) 312,232,036 312,222,179
基本的1株当たり四半期利益(円) 47.62 50.55
希薄化後1株当たり四半期利益算定上の基礎
基本的1株当たり四半期利益の計算に使用する四半
14,869 15,784
期利益(百万円)
四半期利益調整額(百万円) - -
希薄化後1株当たり四半期利益の計算に使用する
14,869 15,784
四半期利益(百万円)
期中平均普通株式数(株) 312,232,036 312,222,179
新株予約権による普通株式増加数(株) - -
希薄化後の期中平均普通株式数(株) 312,232,036 312,222,179
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 47.62 50.55
(注)当社は2021年10月1日を効力発生日として、普通株式1株を3株に分割しております。前連結会計年度の期首
に当該株式分割が行われたと仮定して基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益を算定
しております。
前第2四半期連結会計期間 当第2四半期連結会計期間
(自 2020年7月1日 (自 2021年7月1日
至 2020年9月30日 ) 至 2021年9月30日 )
基本的1株当たり四半期利益算定上の基礎
親会社の所有者に帰属する四半期利益(百万円) 7,608 8,080
親会社の普通株主に帰属しない四半期利益(百万円) - -
基本的1株当たり四半期利益の計算に使用する四
7,608 8,080
半期利益(百万円)
期中平均普通株式数(株) 312,231,532 312,221,331
基本的1株当たり四半期利益(円) 24.37 25.88
希薄化後1株当たり四半期利益算定上の基礎
基本的1株当たり四半期利益の計算に使用する四半
7,608 8,080
期利益(百万円)
四半期利益調整額(百万円) - -
希薄化後1株当たり四半期利益の計算に使用する
7,608 8,080
四半期利益(百万円)
期中平均普通株式数(株) 312,231,532 312,221,331
新株予約権による普通株式増加数(株) - -
希薄化後の期中平均普通株式数(株) 312,231,532 312,221,331
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 24.37 25.88
(注)当社は2021年10月1日を効力発生日として、普通株式1株を3株に分割しております。前連結会計年度の期首
に当該株式分割が行われたと仮定して基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益を算定
しております。
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9.金融商品
公正価値
金融商品の公正価値のヒエラルキーは、次のとおり分類しております。
レベル1:活発な市場における同一の資産又は負債の公表価格
レベル2:レベル1に分類される相場価格以外で、資産又は負債について直接又は間接的に観察可能なインプット
レベル3:観察可能な市場データに基づかない、観察不能なインプット
① 償却原価で測定される金融商品の公正価値及び帳簿価額
償却原価で測定される金融資産・負債のうち、短期又は変動金利条件の場合は公正価値及び連結財政状態計算
書における帳簿価額は合理的に近似しているため、公正価値の開示を省略しております。長期かつ固定金利の場
合の、公正価値及び連結財政状態計算書における帳簿価額の差は次のとおりであります。
(単位:百万円)
当第2四半期
前連結会計年度末
連結会計期間末
( 2021年3月31日 )
( 2021年9月30日 )
帳簿価額 公正価値 帳簿価額 公正価値
その他の債権
敷金・保証金 8,000 7,913 7,976 7,884
社債及び借入金
社債 19,963 19,965 14,955 14,956
長期借入金 - - 4,500 4,500
その他の債務
預り保証金 153 153 106 106
長期未払金 49 49 53 53
公正価値の測定方法
営業債権及びその他の債権(受取手形、売掛金、未収金)、営業債務及びその他の債務(支払手形、買掛金、未払
金)、社債及び借入金のうち、流動項目は短期間で決済されており、帳簿価額が公正価値の合理的な近似値となって
いるため、公正価値の開示を省略しております。
非流動項目の金融資産及び金融負債の公正価値は、次のとおり算定しており、公正価値の測定及び開示ではレベ
ル2に分類しております。
その他の債権、その他の債務
(敷金・保証金)
将来キャッシュ・フローを見積り、リスク調整割引率で現在価値に割り引いて公正価値を算定しております。
(預り保証金及び長期未払金)
支払見積額をリスク調整割引率を用いて現在価値に割り引く方法によっております。
社債及び借入金
(社債)
会計期間末時点の市場金利に基づき公正価値を算定しております。
(長期借入金)
元利金の合計額を同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引く方法によっております。
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② 経常的に公正価値で測定している資産及び負債
経常的に公正価値で測定している資産及び負債は、次のとおりであります。なお、金融商品のレベル間の振替
は、各四半期末日において認識しております。前連結会計年度及び当第2四半期連結累計期間において、レベル
間の重要な振替が行われた金融商品はありません。
前連結会計年度末( 2021年3月31日 )
(単位:百万円)
レベル1 レベル2 レベル3 合計
その他の金融資産
デリバティブ資産 - 140 - 140
資本性証券 3,064 - 3,650 6,715
負債性証券 - 1,205 771 1,976
その他 - - 223 223
合計 3,064 1,345 4,645 9,056
その他の金融負債
デリバティブ負債 - - - -
合計 - - - -
その他の金融資産、その他の金融負債の公正価値の測定方法
(デリバティブ)
デリバティブは為替予約契約であり、公正価値は観察可能な市場データに基づいて評価しており、レベル2
に分類しております。
(資本性証券)
市場性のある資本性証券は市場価格を用いて公正価値を測定しており、活発な市場における相場価格である
場合にはレベル1に分類しております。非上場の資本性証券は、割引将来キャッシュ・フロー、収益、利益性
及び修正純資産等を用いた類似業種比較法等の評価モデル等により公正価値を見積っており、レベル3に分類
しております。
(負債性証券)
市場性のある負債性証券は、同一の証券に関する活発でない市場における現在の相場価格を用いて測定して
おり、レベル2に分類しております。市場性のない負債性証券は、活発な市場で取引されている類似の満期及
び信用格付を有する証券の実勢利回りから算出した割引率を用いて計算した正味現在価値に、非流動要因によ
る調整を加えたものを考慮して見積っており、レベル3に分類しております。
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当第2四半期連結会計期間末( 2021年9月30日 )
(単位:百万円)
レベル1 レベル2 レベル3 合計
その他の金融資産
デリバティブ資産 - 67 - 67
資本性証券 3,174 - 3,652 6,826
負債性証券 - 1,203 705 1,909
その他 - - 223 223
合計 3,174 1,271 4,580 9,026
その他の金融負債
デリバティブ負債 - - - -
合計 - - - -
(注) その他の金融資産・その他の金融負債の公正価値の測定方法は前連結会計年度末と同様であります。
③ レベル3に区分される公正価値測定に関する情報
(ⅰ) 評価プロセス
当社グループは公正価値の測定に関して管理体制を確立しております。この管理体制には、レベル3の公
正価値を含むすべての重要な公正価値測定を監督する包括的な責任を負い、当社の適切な権限者に直接報告
を行う評価チームが含まれております。評価チームは、重要な観察可能でないインプット及び評価の調整を
定期的に見直しております。公正価値の測定に、ブローカー相場やプライシング・サービスといった第三者
の情報を用いる場合、評価チームは、それらの評価がIFRSの規定を満たすという結論(第三者からのインプッ
トに基づいて見積られる公正価値が分類されるべき公正価値ヒエラルキーのレベルを含む)を裏付けるため、
第三者から得た証拠を検証しております。
レベル3の金融商品に係る公正価値の測定は、関連する社内規程に従い実施しております。公正価値の測
定に際しては、対象となる金融商品の性質、特徴及びリスクを最も適切に反映できる評価技法及びインプッ
トを用いております。
(ⅱ) レベル3に区分される経常的な公正価値測定の感応度情報
レベル3に分類した金融商品について、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変
更した場合に重要な公正価値の増減は見込まれておりません。
10.後発事象
該当事項はありません。
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2 【その他】
2021年10月29日開催の取締役会において、2021年9月30日の株主名簿に記録された株主に対し、次のとおり中間配
当を行うことを決議いたしました。
① 配当金の総額 7,283百万円
② 1株当たりの金額 70円00銭
③ 支払請求権の効力発生日及び支払開始日 2021年12月1日
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第二部 【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
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独立監査人の四半期レビュー報告書
2021年11月10日
SCSK株式会社
取締役会 御中
有限責任 あずさ監査法人
東京事務所
指定有限責任社員
公認会計士 神 塚 勲
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士 三 上 伸 也
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士 笠 島 健 二
業務執行社員
監査人の結論
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、「経理の状況」に掲げられているSCSK株式会
社の2021年4月1日から2022年3月31日までの連結会計年度の第2四半期連結会計期間(2021年7月1日から2021年9
月30日まで)及び第2四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年9月30日まで)に係る要約四半期連結財務諸
表、すなわち、要約四半期連結財政状態計算書、要約四半期連結損益計算書、要約四半期連結包括利益計算書、要約四
半期連結持分変動計算書、要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書及び要約四半期連結財務諸表注記について四半期
レビューを行った。
当監査法人が実施した四半期レビューにおいて、上記の要約四半期連結財務諸表が、「四半期連結財務諸表の用語、
様式及び作成方法に関する規則」第93条により規定された国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して、SCSK
株式会社及び連結子会社の2021年9月30日現在の財政状態、同日をもって終了する第2四半期連結会計期間及び第2四
半期連結累計期間の経営成績並びに第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況を適正に表示していないと信
じさせる事項が全ての重要な点において認められなかった。
監査人の結論の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に準拠して四半期レビューを行っ
た。四半期レビューの基準における当監査法人の責任は、「要約四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人
の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から
独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、結論の表明の基礎となる
証拠を入手したと判断している。
要約四半期連結財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任
経営者の責任は、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して要約四半期連結財務諸表を作成し適正に表示する
ことにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない要約四半期連結財務諸表を作成し適正に表示するた
めに経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
要約四半期連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき要約四半期連結財務諸表を作成す
ることが適切であるかどうかを評価し、国際会計基準第1号「財務諸表の表示」第4項に基づき、継続企業に関する事
項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
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四半期報告書
要約四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した四半期レビューに基づいて、四半期レビュー報告書において独立の立場から要約
四半期連結財務諸表に対する結論を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に従って、四半期レビューの過程を通
じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 主として経営者、財務及び会計に関する事項に責任を有する者等に対する質問、分析的手続その他の四半期レビュー
手続を実施する。四半期レビュー手続は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して実施さ
れる年度の財務諸表の監査に比べて限定された手続である。
・ 継続企業の前提に関する事項について、重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認め
られると判断した場合には、入手した証拠に基づき、要約四半期連結財務諸表において、国際会計基準第1号「財務
諸表の表示」第4項に基づき、適正に表示されていないと信じさせる事項が認められないかどうか結論付ける。ま
た、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、四半期レビュー報告書において要約四半期連結財
務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する要約四半期連結財務諸表の注記事項が適切で
ない場合は、要約四半期連結財務諸表に対して限定付結論又は否定的結論を表明することが求められている。監査人
の結論は、四半期レビュー報告書日までに入手した証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企
業として存続できなくなる可能性がある。
・ 要約四半期連結財務諸表の表示及び注記事項が、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠していないと信じさせ
る事項が認められないかどうかとともに、関連する注記事項を含めた要約四半期連結財務諸表の表示、構成及び内
容、並びに要約四半期連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示していないと信じさせる事項が認めら
れないかどうかを評価する。
・ 要約四半期連結財務諸表に対する結論を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する証拠を入手する。
監査人は、要約四半期連結財務諸表の四半期レビューに関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、
単独で監査人の結論に対して責任を負う。
監査人は、監査等委員会に対して、計画した四半期レビューの範囲とその実施時期、四半期レビュー上の重要な発見
事項について報告を行う。
監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに
監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講
じている場合はその内容について報告を行う。
利害関係
会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
い。
以 上
(注) 1.上記は四半期レビュー報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(四半期報
告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは四半期レビューの対象には含まれていません。
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