オーエスジー株式会社 四半期報告書 第109期第3四半期(令和3年6月1日-令和3年8月31日)
提出書類 | 四半期報告書-第109期第3四半期(令和3年6月1日-令和3年8月31日) |
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提出者 | オーエスジー株式会社 |
カテゴリ | 四半期報告書 |
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オーエスジー株式会社(E01377)
四半期報告書
【表紙】
【提出書類】 四半期報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の7第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2021年10月14日
【四半期会計期間】 第109期第3四半期(自 2021年6月1日 至 2021年8月31日)
【会社名】 オーエスジー株式会社
【英訳名】 OSG Corporation
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 大 沢 伸 朗
【本店の所在の場所】 愛知県豊川市本野ケ原三丁目22番地
【電話番号】 (0533)82―1111(代表)
【事務連絡者氏名】 経理部長 川 村 淳 一
【最寄りの連絡場所】 愛知県豊川市本野ケ原三丁目22番地
【電話番号】 (0533)82―1111(代表)
【事務連絡者氏名】 経理部長 川 村 淳 一
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
株式会社名古屋証券取引所
(名古屋市中区栄三丁目8番20号)
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第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
第108期 第109期
回次 第3四半期 第3四半期 第108期
連結累計期間 連結累計期間
自 2019年12月1日 自 2020年12月1日 自 2019年12月1日
会計期間
至 2020年8月31日 至 2021年8月31日 至 2020年11月30日
売上高 (百万円) 77,506 92,541 104,388
経常利益 (百万円) 6,049 11,406 8,950
親会社株主に帰属する
(百万円) 3,733 7,811 5,639
四半期(当期)純利益
四半期包括利益又は包括利益 (百万円) 876 12,076 4,199
純資産額 (百万円) 137,007 149,985 140,179
総資産額 (百万円) 193,713 202,466 200,112
1株当たり四半期(当期)
(円) 38.36 80.07 57.94
純利益金額
潜在株式調整後1株当たり
(円) 37.97 79.24 57.34
四半期(当期)純利益金額
自己資本比率 (%) 65.3 68.7 64.6
第108期 第109期
回次 第3四半期 第3四半期
連結会計期間 連結会計期間
自 2020年6月1日 自 2021年6月1日
会計期間
至 2020年8月31日 至 2021年8月31日
1株当たり四半期純利益金額 (円) 2.19 31.34
(注) 1 当社は四半期連結財務諸表を作成しておりますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載し
ておりません。
2 売上高には、消費税等は含まれておりません。
3 当社は、「信託型従業員持株インセンティブ・プラン(E-Ship®)」を導入しており、「オーエスジー社員
持株会専用信託」が保有する当社株式については、四半期連結財務諸表において自己株式として計上してお
ります。そのため、1株当たり四半期(当期)純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり四半期(当期)純利益
金額の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。
2 【事業の内容】
当第3四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)において営まれている事業の内容に
ついて、重要な変更はありません。
また、主要な関係会社についても異動はありません。
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第2 【事業の状況】
1 【事業等のリスク】
当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、
経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識し
ている主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はあ
りません。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響は、「2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状
況の分析 (1) 経営成績の状況」に記載のとおりです。新型コロナウイルス感染症の収束時期によっては、その影響
が長期化する可能性があり、引き続き注視してまいります。
2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における経済環境は、昨年発生した新型コロナウイルス感染症の世界的な流行から
徐々に回復に向かいました。ワクチンが普及してきたこともあり、4月下旬をピークに新規感染者数は減少傾向に
ありましたが、デルタ株等変異種の流行もあり、依然予断を許さない状況が続いています。国内においてもワクチ
ンの接種が進んできてはいるものの、8月末現在において複数の都道府県で緊急事態宣言が発令されているなど、
景況は依然先行き不透明な状況となっております。一方で為替市場における主要通貨の動きは、前年同期と比較し
て米ドル、ユーロ及び中国元ともに円安で推移しました。
当社グループにおいては、前期の後半より業績は回復基調にあり、地域によって強弱はあるものの、その傾向は
当期も継続しております。しかし、当社グループの主要な市場である自動車関連産業においては、一時は主要国で
の自動車の月次生産台数は新型コロナウイルス感染症流行前に近い水準まで回復しましたが、ここにきて半導体不
足等により足踏み状態となっております。航空機関連産業においては、景気は底を打ったようにも見えますが、依
然厳しい状況が続いております。一方で半導体やエネルギー関連などの産業は好調であり、産業や業種によって強
弱が出ている状況となっております。
以上の結果、売上高は 92,541百万円 (前年同期比 19.4%増 )、営業利益は 11,311百万円 (前年同期比 93.7%
増 )、経常利益は 11,406百万円 (前年同期比 88.6%増 )、親会社株主に帰属する四半期純利益は 7,811百万円 (前年
同期比 109.2%増 )となりました。また、海外売上高比率は前年同期と比較して増加し、62.4%(前年同期は
58.8%)となりました。
セグメントの業績は次のとおりです。
①日本
売上高は 49,444 百万円(前年同期比13.0%増)、営業利益は 4,656 百万円(前年同期比135.0%増)となりまし
た。
前期の後半より業績は回復基調にあり、その傾向は当期も継続しております。一方で国内では新型コロナウイル
ス感染症のワクチン接種が進んでおりますが、7月から8月にかけて複数の都道府県で再度緊急事態宣言が発令さ
れるなど、引き続き予断を許さない状況が続いています。当社グループの主要ユーザーである自動車関連産業向け
は回復傾向にありましたが、半導体不足の影響もあり先行きは不透明な状況となっています。また、航空機関連産
業も依然厳しい状況が続いています。
上記のように、足元は依然不透明感のある状況となっておりますが、新型コロナウイルス感染症の影響により大
きく落ち込んだ前年同期と比較すると売上高、営業利益ともに大きく増加しました。
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②米州
売上高は 16,561 百万円(前年同期比16.8%増)、営業利益は 2,367 百万円(前年同期比131.3%増)となりまし
た。
主要市場の北米では、前期の後半より回復基調にあります。7月以降デルタ株の流行により新型コロナウイルス
感染症の新規感染者が大幅に増加しましたが、経済に与える影響は限定的なものになりました。一方で当社グルー
プの主要顧客である自動車関連産業においては、半導体不足の影響により減産を行ったり、工場を一時的にシャッ
トダウンするケースも見受けられました。また、航空機関連産業については、景況は底を打ったようにも見えます
が、回復にはまだ時間が必要な状況です。しかしながら、建機や石油関連など他製造業においては好調であり、堅
調な受注状況が継続しております。ブラジルにおいても、航空機関連産業以外の国内景気は自動車関連産業を中心
に好調であり、半導体不足も現状は業績に大きな影響を与えておりせん。また、昨年よりも更にレアル安となり、
輸出からの利益が大きくなっております。上記のように全体的に回復傾向にあり、売上高は前年同期と比較して増
加しました。また、コロナ禍の中で経費削減を徹底したことも影響し、営業利益は前年同期と比較して大きく増加
する結果となりました。
③欧州・アフリカ
売上高は 18,205 百万円(前年同期比28.4%増)、営業利益は 1,419 百万円(前年同期比1,383.8%増)となりまし
た。
欧州・アフリカでは、デルタ株の流行による新型コロナウイルス感染症の感染者数の再拡大がありましたが、主
要国の景況は比較的堅調に推移しました。当社グループの主要顧客である自動車関連産業においては、期前半は順
調な回復を見せましたが、期後半にかけて半導体不足の影響が出始めました。当第3四半期連結累計期間における
当社グループ業績への影響は限定的ですが、今後の展開を注視しております。また、航空機関連産業は引き続き厳
しい状況にありますが、これまでにM&Aを行った会社とグループ間の協業による受注活動を展開し、案件の獲得に繋
がってきております。以上の結果に加えて、ドイツの会社1社を新規連結したこともあり売上高は前年同期と比較
して増加となりました。また、利益についても売上高が増加したことによる利益率の改善、コロナ禍の中での経費
削減等の効果もあり、前年同期と比較して大きく増加しました。
④アジア
売上高は 24,871 百万円(前年同期比33.3%増)、営業利益は 3,531 百万円(前年同期比122.7%増)となりまし
た。
中国では政府による大型投資の効果もあり新型コロナウイルス感染症の影響からいち早く回復しましたが、直近
数ヶ月は成長が鈍化しております。自動車関連産業におきましても、半導体不足の影響もあって生産が伸び悩んで
おります。また、韓国においても国内の景気は回復基調にあり、自動車の生産台数も新型コロナウイルス感染症流
行前に近い水準まで回復してきておりましたが、やはり半導体不足の影響によって回復に歯止めがかかっていま
す。その他のアジア諸国においても、新型コロナウイルス感染症の再拡大や半導体不足等が自動車関連産業の回復
に影響を与えましたが、一方で5Gや半導体関連は引き続き好調を維持しています。以上のように足元には不透明
感がありつつも、全体的には回復基調にあったため、売上高、営業利益ともに大きく増加する結果となりました。
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(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前期末と比較して 2,354百万円増加 し、 202,466百万円 となりま
した。これは主に、減価償却等により機械装置及び運搬具(純額)が減少した一方で、現金及び預金、受取手形及
び売掛金が増加したことによるものであります。
負債は、前期末と比較して 7,450百万円減少 し、 52,481百万円 となりました。これは主に、短期借入金、1年内返
済予定の長期借入金が減少したことによるものであります。
純資産は、前期末と比較して 9,805百万円増加 し、 149,985百万円 となりました。これは主に、利益剰余金、為替
換算調整勘定が増加したことによるものであります。
以上の結果、自己資本比率は 68.7% (前期末は 64.6% )となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新た
に生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,018百万円です。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
3 【経営上の重要な契約等】
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
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第3 【提出会社の状況】
1 【株式等の状況】
(1) 【株式の総数等】
① 【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 200,000,000
計 200,000,000
② 【発行済株式】
第3四半期会計期間 提出日現在 上場金融商品取引所名
種類 末現在発行数(株) 発行数(株) 又は登録認可金融 内容
( 2021年8月31日 ) (2021年10月14日) 商品取引業協会名
東京証券取引所
(市場第一部) 単元株式数
普通株式 98,196,724 98,196,724
名古屋証券取引所 100株
(市場第一部)
計 98,196,724 98,196,724 ― ―
(2) 【新株予約権等の状況】
① 【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
② 【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式 発行済株式 資本準備金 資本準備金
資本金増減額 資本金残高
年月日 総数増減数 総数残高 増減額 残高
(百万円) (百万円)
(株) (株) (百万円) (百万円)
2021年6月1日~
― 98,196,724 ― 12,239 ― 13,887
2021年8月31日
(5) 【大株主の状況】
当四半期会計期間は第3四半期会計期間であるため、記載事項はありません。
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(6) 【議決権の状況】
当第3四半期会計期間末日現在の「議決権の状況」については、株主名簿の記載内容が確認できないため、記載
することができないことから、直前の基準日(2021年5月31日)に基づく株主名簿による記載をしております。
① 【発行済株式】
2021年8月31日 現在
区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式 ― ― ―
議決権制限株式(自己株式等) ― ― ―
議決権制限株式(その他) ― ― ―
(自己保有株式)
完全議決権株式(自己株式等) ― ―
普通株式
4,000
普通株式
完全議決権株式(その他) 980,906 ―
98,090,600
普通株式
単元未満株式 ― ―
102,124
発行済株式総数 98,196,724 ― ―
総株主の議決権 ― 980,906 ―
(注) 「完全議決権株式(その他)」の欄の普通株式には、証券保管振替機構名義の株式が1,100株(議決権の数11個)及
び「オーエスジー社員持株会専用信託」が保有する当社株式596,400株(議決権の数5,964個)が含まれておりま
す。
② 【自己株式等】
2021年8月31日 現在
発行済株式
自己名義 他人名義 所有株式数
所有者の氏名 総数に対する
所有者の住所 所有株式数 所有株式数 の合計
又は名称 所有株式数
(株) (株) (株)
の割合(%)
愛知県豊川市本野ケ原
(自己保有株式)
4,000 ― 4,000 0.00
オーエスジー(株)
三丁目22番地
計 ― 4,000 ― 4,000 0.00
(注) 「オーエスジー社員持株会専用信託」が保有する当社株式596,400株は、上記の自己株式に含めておりません。
2 【役員の状況】
該当事項はありません。
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第4 【経理の状況】
1.四半期連結財務諸表の作成方法について
当社の四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(2007年内閣府令第
64号)に基づいて作成しております。
2.監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第3四半期連結会計期間(2021年6月1日から2021年
8月31日まで)及び第3四半期連結累計期間(2020年12月1日から2021年8月31日まで)に係る四半期連結財務諸表につ
いて、有限責任監査法人トーマツによる四半期レビューを受けております。
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1 【四半期連結財務諸表】
(1) 【四半期連結貸借対照表】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年11月30日) (2021年8月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 37,807 40,630
受取手形及び売掛金 19,733 22,002
有価証券 0 1
商品及び製品 29,239 27,958
仕掛品 5,464 6,653
原材料及び貯蔵品 7,321 7,592
その他 3,279 2,756
△ 155 △ 170
貸倒引当金
流動資産合計 102,691 107,424
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 24,685 24,391
機械装置及び運搬具(純額) 34,500 32,326
土地 14,995 15,812
5,417 5,961
その他(純額)
有形固定資産合計 79,599 78,491
無形固定資産
のれん 4,273 4,819
1,260 1,221
その他
無形固定資産合計 5,533 6,041
投資その他の資産
投資有価証券 6,182 4,778
その他 6,471 6,098
△ 366 △ 366
貸倒引当金
投資その他の資産合計 12,287 10,510
固定資産合計 97,420 95,042
資産合計 200,112 202,466
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年11月30日) (2021年8月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 4,308 4,910
短期借入金 4,473 2,356
1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債 - 1,670
1年内返済予定の長期借入金 8,522 1,498
未払法人税等 630 2,616
賞与引当金 381 1,660
役員賞与引当金 146 201
8,858 7,697
その他
流動負債合計 27,323 22,611
固定負債
社債 5,000 5,000
転換社債型新株予約権付社債 1,670 -
長期借入金 22,103 20,701
退職給付に係る負債 682 954
債務保証損失引当金 38 34
3,115 3,180
その他
固定負債合計 32,609 29,870
負債合計 59,932 52,481
純資産の部
株主資本
資本金 12,223 12,239
資本剰余金 12,934 12,965
利益剰余金 111,594 117,017
△ 1,442 △ 1,102
自己株式
株主資本合計 135,309 141,120
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 1,105 1,038
繰延ヘッジ損益 0 △ 0
△ 7,076 △ 3,052
為替換算調整勘定
その他の包括利益累計額合計 △ 5,970 △ 2,014
新株予約権 13 -
非支配株主持分 10,828 10,879
純資産合計 140,179 149,985
負債純資産合計 200,112 202,466
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(2) 【四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書】
【四半期連結損益計算書】
【第3四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年12月1日 (自 2020年12月1日
至 2020年8月31日) 至 2021年8月31日)
売上高 77,506 92,541
48,670 56,862
売上原価
売上総利益 28,836 35,678
販売費及び一般管理費 22,995 24,366
営業利益 5,841 11,311
営業外収益
受取利息 156 106
受取配当金 69 48
為替差益 - 93
補助金及び助成金 786 289
539 490
その他
営業外収益合計 1,553 1,027
営業外費用
支払利息 161 199
売上割引 476 522
為替差損 345 -
361 210
その他
営業外費用合計 1,344 932
経常利益 6,049 11,406
特別利益
206 191
固定資産売却益
特別利益合計 206 191
税金等調整前四半期純利益 6,256 11,597
法人税、住民税及び事業税
1,798 4,310
623 △ 816
法人税等調整額
法人税等合計 2,422 3,493
四半期純利益 3,833 8,103
非支配株主に帰属する四半期純利益 100 292
親会社株主に帰属する四半期純利益 3,733 7,811
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【四半期連結包括利益計算書】
【第3四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年12月1日 (自 2020年12月1日
至 2020年8月31日) 至 2021年8月31日)
四半期純利益 3,833 8,103
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △ 565 △ 57
繰延ヘッジ損益 0 △ 0
為替換算調整勘定 △ 2,393 4,034
1 △ 4
持分法適用会社に対する持分相当額
その他の包括利益合計 △ 2,957 3,972
四半期包括利益 876 12,076
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 1,194 11,712
非支配株主に係る四半期包括利益 △ 317 364
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【注記事項】
(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更)
(連結の範囲の重要な変更)
第1四半期連結会計期間より、OSG EX-CELL-O GmbH等2社は重要性が増したことにより、連結の範囲に含めてお
ります。
また、第1四半期連結会計期間において、前連結会計年度に連結子会社であったBASS GmbH & Co. KG及びOSG
BASS property Niederstetten GmbH & Co. KGは、それぞれOSG BASS Holding GmbH、OSG GmbHを存続会社とする吸
収合併により消滅したため、連結の範囲から除外しております。なお、OSG BASS Holding GmbHはBASS GmbHに社名
変更しております。
(四半期連結財務諸表の作成にあたり適用した特有の会計処理)
(税金費用の計算)
一部の連結子会社は、当連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用後の実効税率を合理的に見積
り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算する方法を採用しております。
(追加情報)
(新型コロナウイルス感染症の影響に関する会計上の見積り)
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した、新型コロナウイルス感染症の影響の収束時期等を含む仮定及び会
計上の見積りについて、重要な変更はありません。
(従業員等に信託を通じて当社の株式を交付する取引)
当社は、当社従業員に対する当社の中長期的な企業価値向上へのインセンティブの付与を目的として、従業員持
株会に信託を通じて当社の株式を交付する取引を行っております。
1 取引の概要
当社は、「オーエスジー社員持株会」(以下、「持株会」という。)に加入するすべての従業員を受益者とす
る「オーエスジー社員持株会専用信託」(以下、「従持信託」という。)を設定いたしました。従持信託は、5
年間にわたり持株会が取得すると見込まれる数の当社株式を取得し、持株会に売却を行うものであります。信託
終了時に、株価の上昇により譲渡利益等が生じた場合には、受益者適格要件を満たす者に分配されます。株価の
下落により譲渡損失等が生じ信託財産に係る債務が残る場合には、金銭消費貸借契約の保証事項に基づき、当社
が銀行に対して一括して弁済することになっております。
2 信託に残存する当社の株式
信託に残存する当社株式を、信託における帳簿価額(付随費用の金額を除く。)により純資産の部に自己株式
として計上しております。当該自己株式の帳簿価額及び株式数は、前連結会計年度1,391百万円、697,400株、当
第3四半期連結会計期間1,046百万円、524,800株であります。
3 総額法の適用により計上された借入金の帳簿価額
前連結会計年度1,421百万円、当第3四半期連結会計期間1,070百万円
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四半期報告書
(四半期連結貸借対照表関係)
1 受取手形裏書譲渡高
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
( 2020年11月30日 ) ( 2021年8月31日 )
受取手形裏書譲渡高 17 百万円 15 百万円
2 保証債務
連結会社以外の会社の金融機関からの借入等に対し、債務保証等を行っております。
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
( 2020年11月30日 ) ( 2021年8月31日 )
PRIMCOAT PVD TECHNOLOGY INDIA
167 百万円 165 百万円
PVT, LTD.
PRIMUS COATING TURKEY KAPLAMA
195 百万円 160 百万円
SANAYI VE TICARET ANONIM SIRKETI
TITANIUM COATING SERVICES AZ,
109 百万円 102 百万円
LLC
T COATING SERVICES, LLC
67 百万円 56 百万円
(四半期連結キャッシュ・フロー計算書関係)
当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第3四半
期連結累計期間に係る減価償却費(のれんを除く無形固定資産に係る償却費を含む。)及びのれんの償却額は、次
のとおりであります。
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年12月1日 (自 2020年12月1日
至 2020年8月31日 ) 至 2021年8月31日 )
減価償却費 7,787 百万円 7,928 百万円
のれんの償却額 554 百万円 594 百万円
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(株主資本等関係)
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2019年12月1日 至 2020年8月31日 )
1 配当金支払額
配当金の総額 1株当たり
決議 株式の種類 基準日 効力発生日 配当の原資
(百万円) 配当額(円)
2020年2月22日
普通株式 2,355 24 2019年11月30日 2020年2月25日 利益剰余金
定時株主総会
2020年7月10日
普通株式 1,079 11 2020年5月31日 2020年7月28日 利益剰余金
取締役会
(注)1 2020年2月22日定時株主総会の決議による配当金の総額には、オーエスジー社員持株会専用信託が保有す
る当社株式に対する配当金22百万円が含まれております。
2 2020年7月10日取締役会の決議による配当金の総額には、オーエスジー社員持株会専用信託が保有する当
社株式に対する配当金8百万円が含まれております。
2 株主資本の著しい変動
当第3四半期連結累計期間において、連結子会社であるOSG Iberica Tooling, S.L.の株式を追加取得したこと
等により、資本剰余金が648百万円減少しております。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2020年12月1日 至 2021年8月31日 )
1 配当金支払額
配当金の総額 1株当たり
決議 株式の種類 基準日 効力発生日 配当の原資
(百万円) 配当額(円)
2021年2月20日
普通株式 1,079 11 2020年11月30日 2021年2月22日 利益剰余金
定時株主総会
2021年7月9日
普通株式 1,374 14 2021年5月31日 2021年7月27日 利益剰余金
取締役会
(注)1 2021年2月20日定時株主総会の決議による配当金の総額には、オーエスジー社員持株会専用信託が保有す
る当社株式に対する配当金7百万円が含まれております。
2 2021年7月9日取締役会の決議による配当金の総額には、オーエスジー社員持株会専用信託が保有する当
社株式に対する配当金8百万円が含まれております。
2 株主資本の著しい変動
該当事項はありません。
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(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2019年12月1日 至 2020年8月31日 )
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
四半期連結
報告セグメント
損益計算書
調整額
計上額
(注)1
欧州・
日本 米州 アジア 計
(注)2
アフリカ
売上高
外部顧客への売上高
32,244 13,945 14,114 17,201 77,506 - 77,506
セグメント間の内部
11,502 239 69 1,463 13,274 △ 13,274 -
売上高又は振替高
計 43,747 14,185 14,183 18,664 90,781 △ 13,274 77,506
セグメント利益 1,981 1,023 95 1,585 4,686 1,154 5,841
(注)1 調整額は、セグメント間取引消去によるものです。
2 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2020年12月1日 至 2021年8月31日 )
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
四半期連結
報告セグメント
損益計算書
調整額
計上額
(注)1
欧州・
日本 米州 アジア 計
(注)2
アフリカ
売上高
外部顧客への売上高
35,332 16,088 18,103 23,016 92,541 - 92,541
セグメント間の内部
14,111 473 102 1,855 16,542 △ 16,542 -
売上高又は振替高
計 49,444 16,561 18,205 24,871 109,083 △ 16,542 92,541
セグメント利益 4,656 2,367 1,419 3,531 11,975 △ 663 11,311
(注)1 調整額は、セグメント間取引消去によるものです。
2 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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(1株当たり情報)
1株当たり四半期純利益金額及び算定上の基礎、並びに潜在株式調整後1株当たり四半期純利益金額及び算定上
の基礎は、以下のとおりであります。
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年12月1日 (自 2020年12月1日
項目
至 2020年8月31日 ) 至 2021年8月31日 )
(1) 1株当たり四半期純利益金額
38.36円 80.07円
(算定上の基礎)
親会社株主に帰属する四半期純利益金額(百万円)
3,733 7,811
普通株主に帰属しない金額(百万円)
- -
普通株式に係る親会社株主に帰属する
3,733 7,811
四半期純利益金額(百万円)
普通株式の期中平均株式数(株)
97,303,736 97,548,439
(2) 潜在株式調整後1株当たり四半期純利益金額
37.97円 79.24円
(算定上の基礎)
親会社株主に帰属する四半期純利益調整額(百万円)
- -
普通株式増加数(株)
1,022,532 1,022,532
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり
四半期純利益金額の算定に含めなかった潜在株式で、前 - -
連結会計年度末から重要な変動があったものの概要
(注)オーエスジー社員持株会専用信託が保有する当社株式を、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に
含めております(前第3四半期連結累計期間832,610株、当第3四半期連結累計期間608,790株)。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
2 【その他】
第109期(2020年12月1日から2021年11月30日まで)中間配当について、2021年7月9日開催の取締役会において、
2021年5月31日の株主名簿に記載された株主に対し、次のとおり中間配当を行うことを決議いたしました。
① 配当金の総額 1,374百万円
② 1株当たりの金額 14円00銭
③ 支払請求権の効力発生日及び支払開始日 2021年7月27日
(注) 配当金の総額には、オーエスジー社員持株会専用信託が保有する当社株式に対する配当金8百万円が含まれ
ております。
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第二部 【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
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独立監査人の四半期レビュー報告書
2021年10月13日
オーエスジー株式会社
取締役会 御中
有限責任監査法人 トーマツ
名古屋事務所
指定有限責任社員
神 野 敦 生
公認会計士 印
業務執行社員
指定有限責任社員
後 藤 泰 彦
公認会計士 印
業務執行社員
監査人の結論
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、「経理の状況」に掲げられているオーエスジー株
式会社の2020年12月1日から2021年11月30日までの連結会計年度の第3四半期連結会計期間(2021年6月1日から2021
年8月31日まで)及び第3四半期連結累計期間(2020年12月1日から2021年8月31日まで)に係る四半期連結財務諸
表、すなわち、四半期連結貸借対照表、四半期連結損益計算書、四半期連結包括利益計算書及び注記について四半期レ
ビューを行った。
当監査法人が実施した四半期レビューにおいて、上記の四半期連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認
められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して、オーエスジー株式会社及び連結子会社の2021年8月31日現在の財
政状態及び同日をもって終了する第3四半期連結累計期間の経営成績を適正に表示していないと信じさせる事項が全て
の重要な点において認められなかった。
監査人の結論の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に準拠して四半期レビューを行っ
た。四半期レビューの基準における当監査法人の責任は、「四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責
任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立
しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、結論の表明の基礎となる証拠
を入手したと判断している。
四半期連結財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して四半期連結
財務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない四半期連結財務諸
表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
四半期連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき四半期連結財務諸表を作成することが
適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に基づいて
継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
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四半期報告書
四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した四半期レビューに基づいて、四半期レビュー報告書において独立の立場から四半
期連結財務諸表に対する結論を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に従って、四半期レビューの過程を通
じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 主として経営者、財務及び会計に関する事項に責任を有する者等に対する質問、分析的手続その他の四半期レ
ビュー手続を実施する。四半期レビュー手続は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠し
て実施される年度の財務諸表の監査に比べて限定された手続である。
・ 継続企業の前提に関する事項について、重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が
認められると判断した場合には、入手した証拠に基づき、四半期連結財務諸表において、我が国において一般に公
正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して、適正に表示されていないと信じさせる事項が認め
られないかどうか結論付ける。また、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、四半期レ
ビュー報告書において四半期連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する四半期
連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、四半期連結財務諸表に対して限定付結論又は否定的結論を表明する
ことが求められている。監査人の結論は、四半期レビュー報告書日までに入手した証拠に基づいているが、将来の
事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 四半期連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の
作成基準に準拠していないと信じさせる事項が認められないかどうかとともに、関連する注記事項を含めた四半期
連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに四半期連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示してい
ないと信じさせる事項が認められないかどうかを評価する。
・ 四半期連結財務諸表に対する結論を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する証拠を入手する。
監査人は、四半期連結財務諸表の四半期レビューに関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単
独で監査人の結論に対して責任を負う。
監査人は、監査等委員会に対して、計画した四半期レビューの範囲とその実施時期、四半期レビュー上の重要な発見
事項について報告を行う。
監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに
監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講
じている場合はその内容について報告を行う。
利害関係
会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
い。
以 上
(注) 1.上記は四半期レビュー報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(四半期報
告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは四半期レビューの対象には含まれていません。
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