ケル株式会社 四半期報告書 第60期第1四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)
EDINET提出書類
ケル株式会社(E01992)
四半期報告書
【表紙】
【提出書類】 四半期報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の7第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2021年8月6日
【四半期会計期間】 第60期第1四半期(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)
【会社名】 ケル株式会社
【英訳名】 KEL CORPORATION
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 土居 悦郎
【本店の所在の場所】 東京都多摩市永山6丁目17番地7
【電話番号】 042(374)5810(代表)
【事務連絡者氏名】 取締役管理本部長 牧田 直規
【最寄りの連絡場所】 東京都多摩市永山6丁目17番地7
【電話番号】 042(374)5810(代表)
【事務連絡者氏名】 取締役管理本部長 牧田 直規
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
1/18
EDINET提出書類
ケル株式会社(E01992)
四半期報告書
第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
第59期 第60期
回次 第1四半期連結 第1四半期連結 第59期
累計期間 累計期間
自2020年4月1日 自2021年4月1日 自2020年4月1日
会計期間
至2020年6月30日 至2021年6月30日 至2021年3月31日
2,510,619 3,095,200 10,163,376
売上高 (千円)
283,602 439,461 1,008,690
経常利益 (千円)
親会社株主に帰属する四半期(当
194,982 296,227 725,416
(千円)
期)純利益
213,193 365,893 829,157
四半期包括利益又は包括利益 (千円)
12,009,154 12,693,016 12,494,253
純資産額 (千円)
15,107,903 16,260,886 15,958,193
総資産額 (千円)
26.83 40.76 99.82
1株当たり四半期(当期)純利益 (円)
潜在株式調整後1株当たり四半期
(円) - - -
(当期)純利益
79.5 78.1 78.3
自己資本比率 (%)
(注)1. 当社は、四半期連結財務諸表を作成しておりますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載
しておりません。
2. 潜在株式調整後1株当たり四半期(当期)純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりませ
ん。
2【事業の内容】
当第1四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び子会社4社(非連結子会社2社を含む))が営む事業
の内容について、重要な変更はありません。また、主要な関係会社における異動もありません。
2/18
EDINET提出書類
ケル株式会社(E01992)
四半期報告書
第2【事業の状況】
1【事業等のリスク】
当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券
報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
なお、当第1四半期連結累計期間における新型コロナウイルス感染症の影響は、「2 経営者による財政状態、経
営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況 ①経営成績の状況」に記載のとおりです
が、今後の経過によっては当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績等の状況
① 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、各国の新型コロナウイルスワクチン接種が進み世界経済の
活動が正常化に向かい、輸出の増加等を中心に底入れの動きが見られましたが、日本国内の感染症の再拡大によ
り再び緊急事態宣言が発令されるなど、依然として先行きが不透明な状況であり、今後のワクチン接種拡大によ
る経済活動の持ち直しが期待されています。
当社グループが属するエレクトロニクス業界は、世界的な経済活動の持ち直しに伴う輸出の増加等を背景に、
半導体製造装置等の工業機器市場、車載機器市場を中心に需要が回復いたしました。
このような状況の下、当社グループは注力市場の動向を見極めた受注活動を展開するとともに、生産性の向上
によるコスト削減、設備投資の効率化や諸経費の抑制など経営全般にわたり効率化を推し進め、企業基盤のさら
なる強化に努めてまいりました。当社グループは医療機器市場向けの売上は市況悪化等の影響により減少しまし
たが、工業機器、車載機器市場向けの売上は好調に推移いたしました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は30億95百万円(前年同四半期比23.3%増)、利
益面につきましては営業利益4億18百万円(同55.1%増)、経常利益4億39百万円(同55.0%増)、親会社株主
に帰属する四半期純利益2億96百万円(同51.9%増)となりました。
品目別の業績を示すと、次のとおりであります。なお、当社グループは、単一セグメントに属するコネクタ、
ラック、ソケット等の製造・販売を行っているため、品目別の業績を示しております。
イ.コネクタ
超音波診断装置、CT、MRIといった電子応用医療機器向けの受注が減少しましたが、カーナビ向け、画
像機器向け、制御装置、半導体製造装置といった半導体機器向けの受注が好調に推移したことにより、売上高
は26憶89百万円(前年同四半期比25.1%増加)となりました。
ロ.ラック
医療機器向けの受注が減少しましたが、電力関連向け、車両関連の受注が増加したことにより、売上高は3
億5百万円(同0.3%増加)となりました。
ハ.ソケット
遊技機器向けの受注が増加したことにより、売上高は66百万円(同70.6%増加)となりました。
二.その他
その他の売上高は32百万円(同102.4%増加)となりました。
3/18
EDINET提出書類
ケル株式会社(E01992)
四半期報告書
② 生産、受注及び販売の実績
当社グループは、単一セグメントに属するコネクタ、ラック、ソケット等の製造・販売を行っているため、生
産、受注及び販売の状況については、品目別に記載しております。
イ.生産実績
当第1四半期連結累計期間における生産実績を品目別に示すと、次のとおりであります。
品目別 生産高(千円) 前年同四半期比(%)
コネクタ 2,620,291 14.4
ラック 309,308 10.4
ソケット 55,557 51.1
その他 34,371 128.3
合計 3,019,528 15.2
(注) 金額は販売価格によっております。
ロ.受注実績
当第1四半期連結累計期間における受注状況を品目別に示すと、次のとおりであります。
品目別 受注高(千円) 前年同四半期比(%)
コネクタ 3,362,485 64.3
ラック 285,479 △3.6
ソケット 75,983 114.5
その他 42,079 99.5
合計 3,766,028 57.0
ハ.販売実績
当第1四半期連結累計期間における販売実績を品目別に示すと、次のとおりであります。
品目別 販売高(千円) 前年同四半期比(%)
コネクタ 2,689,802 25.1
ラック 305,880 0.3
ソケット 66,533 70.6
その他 32,984 102.4
合計 3,095,200 23.3
(2) 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当第1四半期連結会計期間末の財政状態、当第1四半期連結累計期間の経営成績の状況の分析は以下のとおりで
あります。
① 財政状態の状況の分析
当第1四半期連結会計期間末の財政状態は以下のとおりであります。
区分 金額(千円) 前連結会計年度末比(%)
資産の部 16,260,886 1.9
負債の部 3,567,870 3.0
純資産の部 12,693,016 1.6
イ.資産
前連結会計年度末に比べ3億2百万円増加し、162億60百万円となりました。これは、現金及び預金の減少額
67百万円があったものの、電子記録債権の増加額2億42百万円、受取手形及び売掛金の増加額1億円があったこ
と等によるものであります。
ロ.負債
4/18
EDINET提出書類
ケル株式会社(E01992)
四半期報告書
前連結会計年度末に比べ1億3百万円増加し、35億67百万円となりました。これは、未払法人税等の減少額33
百万円があったものの、電子記録債務の増加額1億65百万円があったこと等によるものであります。
ハ.純資産
前連結会計年度末に比べ1億98百万円増加し126億93百万円となり、自己資本比率は前連結会計年度末に比
べ、0.2ポイント低下し、78.1%となりました。
② 経営成績の状況の分析
当第1四半期連結累計期間の経営成績は以下のとおりであります。
区分 金額(千円) 前年同四半期比(%)
売上高 3,095,200 23.3
営業利益 418,430 55.1
経常利益 439,461 55.0
親会社株主に帰属する四半期純利益 296,227 51.9
イ.売上高
売上高は工業機器、車載機器向け製品の受注増加により、前年同四半期に比べ5億84百万円増加し、30億95百
万円となりました。
ロ.売上総利益及び営業利益
売上総利益は売上の増加により前年同四半期に比べ2億46百万円増加し、9億49百万円となりました。営業利
益は1億48百万円増加し、4億18百万円となりました。
ハ.営業外損益及び経常利益
営業外損益は保険返戻金14百万円があったこと等により、前年同四半期に比べ純額で7百万円増加し、経常利
益は前年同四半期に比べ1億55百万円増加し、4億39百万円となりました。
ニ.特別損益
特別損益は、前年同期並みとなり、純額で0百万円の損失となりました。
ホ.親会社株主に帰属する四半期純利益
親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同四半期に比べ1億1百万円増加し、2億96百万円となりまし
た。
③ 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は98百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
3【経営上の重要な契約等】
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
5/18
EDINET提出書類
ケル株式会社(E01992)
四半期報告書
第3【提出会社の状況】
1【株式等の状況】
(1)【株式の総数等】
①【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 30,000,000
計 30,000,000
②【発行済株式】
第1四半期会計期間末現 上場金融商品取引所名又
提出日現在発行数(株)
種類 在発行数(株) は登録認可金融商品取引 内容
(2021年8月6日)
(2021年6月30日) 業協会名
東京証券取引所
単元株式数
7,743,000 7,743,000
普通株式 JASDAQ
100株
(スタンダード)
7,743,000 7,743,000
計 ─ ─
(2)【新株予約権等の状況】
①【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
②【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4)【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式総 発行済株式総
資本金増減額 資本金残高 資本準備金増 資本準備金残
年月日 数増減数 数残高
(千円) (千円) 減額(千円) 高(千円)
(千株) (千株)
2021年4月1日~
- 7,743 - 1,617,000 - 1,440,058
2021年6月30日
(5)【大株主の状況】
当四半期会計期間は第1四半期会計期間であるため、記載事項はありません。
6/18
EDINET提出書類
ケル株式会社(E01992)
四半期報告書
(6)【議決権の状況】
当第1四半期会計期間末日現在の「議決権の状況」については、株主名簿の記載内容が確認できないため、
記載することができないことから、直前の基準日(2021年3月31日)に基づく株主名簿による記載をしており
ます。
①【発行済株式】
2021年6月30日現在
区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式 - - -
議決権制限株式(自己株式等) - - -
議決権制限株式(その他) - - -
(自己保有株式)
完全議決権株式(自己株式等) - -
476,400
普通株式
7,262,500 72,625
完全議決権株式(その他) 普通株式 -
一単元(100株)
4,100
単元未満株式 普通株式 -
未満の株式
7,743,000
発行済株式総数 - -
72,625
総株主の議決権 - -
(注)1.「完全議決権株式(その他)」の「株式数」及び「議決権の数」の欄には、証券保管振替機構名義の株式が
1,000株、議決権の数が10個含まれております。
2.「単元未満株式」欄の普通株式には、当社所有の自己株式57株が含まれております。
②【自己株式等】
2021年6月30日現在
発行済株式総数
自己名義 他人名義 所有株式数の
所有者の に対する所有株
所有者の住所 所有株式数 所有株式数 合計
氏名又は名称 式数の割合
(株) (株) (株)
(%)
(自己保有株式)
東京都多摩市永山
476,400 476,400 6.15
ケル株式会社 -
6-17-7
476,400 476,400 6.15
計 - -
2【役員の状況】
該当事項はありません。
7/18
EDINET提出書類
ケル株式会社(E01992)
四半期報告書
第4【経理の状況】
1.四半期連結財務諸表の作成方法について
当社の四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府
令第64号)に基づいて作成しております。
2.監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第1四半期連結会計期間(2021年4月1日から2021
年6月30日まで)及び第1四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年6月30日まで)に係る四半期連結財務諸
表について、有限責任監査法人トーマツによる四半期レビューを受けております。
8/18
EDINET提出書類
ケル株式会社(E01992)
四半期報告書
1【四半期連結財務諸表】
(1)【四半期連結貸借対照表】
(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年6月30日)
資産の部
流動資産
4,393,462 4,325,989
現金及び預金
2,355,117 2,455,761
受取手形及び売掛金
1,193,618 1,436,582
電子記録債権
285,669 304,874
有価証券
663,291 647,139
商品及び製品
46,106 45,004
仕掛品
763,239 923,588
原材料及び貯蔵品
237,627 157,982
その他
△ 3,424 △ 3,786
貸倒引当金
9,934,707 10,293,136
流動資産合計
固定資産
有形固定資産
1,414,809 1,389,345
建物及び構築物(純額)
1,208,284 1,219,288
機械装置及び運搬具(純額)
314,169 291,187
工具、器具及び備品(純額)
1,171,754 1,171,754
土地
4,109,017 4,071,577
有形固定資産合計
無形固定資産 109,341 111,865
投資その他の資産
727,377 766,598
投資有価証券
1,077,749 1,017,709
その他
1,805,127 1,784,307
投資その他の資産合計
6,023,486 5,967,750
固定資産合計
15,958,193 16,260,886
資産合計
負債の部
流動負債
747,704 755,398
支払手形及び買掛金
947,524 1,113,296
電子記録債務
450,000 450,000
短期借入金
175,343 142,247
未払法人税等
227,614 199,206
賞与引当金
37,000 19,000
役員賞与引当金
381,887 397,145
その他
2,967,075 3,076,295
流動負債合計
固定負債
494,215 488,925
退職給付に係る負債
2,650 2,650
その他
496,865 491,575
固定負債合計
3,463,940 3,567,870
負債合計
9/18
EDINET提出書類
ケル株式会社(E01992)
四半期報告書
(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年6月30日)
純資産の部
株主資本
1,617,000 1,617,000
資本金
1,440,058 1,440,058
資本剰余金
9,512,146 9,641,242
利益剰余金
△ 246,674 △ 246,674
自己株式
12,322,529 12,451,626
株主資本合計
その他の包括利益累計額
180,909 208,502
その他有価証券評価差額金
11,595 51,917
為替換算調整勘定
△ 20,782 △ 19,029
退職給付に係る調整累計額
171,723 241,389
その他の包括利益累計額合計
12,494,253 12,693,016
純資産合計
15,958,193 16,260,886
負債純資産合計
10/18
EDINET提出書類
ケル株式会社(E01992)
四半期報告書
(2)【四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書】
【四半期連結損益計算書】
【第1四半期連結累計期間】
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
2,510,619 3,095,200
売上高
1,807,753 2,146,060
売上原価
702,865 949,139
売上総利益
433,141 530,709
販売費及び一般管理費
269,724 418,430
営業利益
営業外収益
305 1,109
受取利息
13,484 12,071
受取配当金
5,934 268
助成金収入
14,259
保険返戻金 -
1,211 1,004
その他
20,936 28,712
営業外収益合計
営業外費用
578 584
支払利息
6,465 7,097
為替差損
13
-
その他
7,057 7,681
営業外費用合計
283,602 439,461
経常利益
特別損失
0 0
固定資産除却損
0 0
特別損失合計
283,602 439,461
税金等調整前四半期純利益
56,420 125,733
法人税、住民税及び事業税
32,200 17,501
法人税等調整額
88,620 143,234
法人税等合計
194,982 296,227
四半期純利益
194,982 296,227
親会社株主に帰属する四半期純利益
11/18
EDINET提出書類
ケル株式会社(E01992)
四半期報告書
【四半期連結包括利益計算書】
【第1四半期連結累計期間】
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
194,982 296,227
四半期純利益
その他の包括利益
20,301 27,592
その他有価証券評価差額金
40,321
為替換算調整勘定 △ 3,905
1,815 1,752
退職給付に係る調整額
18,211 69,666
その他の包括利益合計
213,193 365,893
四半期包括利益
(内訳)
213,193 365,893
親会社株主に係る四半期包括利益
非支配株主に係る四半期包括利益 - -
12/18
EDINET提出書類
ケル株式会社(E01992)
四半期報告書
【注記事項】
(会計方針の変更)
(収益認識に関する会計基準等の適用)
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」とい
う。)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時
点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することといたしました。これに
より、「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2021年3月26日)第98項に定
める代替的な取扱いを適用し、製品の国内の販売において、出荷時から当該製品の支配が顧客に移転される時
までの期間が通常の期間であるため、従前どおり出荷時に収益を認識しております。また、有償支給取引につ
いて、従来は有償支給した支給品について消滅を認識しておりましたが、支給品を買い戻す義務を負っている
場合、当該支給品の消滅を認識しない方法に変更しております。
この結果、第1四半期連結累計期間の損益に与える影響はありません。また、利益剰余金の当期首残高への
影響もありません。
なお、収益認識会計基準第89-2項に定める経過的な取扱いに従って、前連結会計年度について新たな表示方
法により組替えを行っておりません。さらに、「四半期財務諸表に関する会計基準」(企業会計基準第12号
2020年3月31日)第28-15項に定める経過的な取扱いに従って、前第1四半期連結累計期間に係る顧客との契約
から生じる収益を分解した情報を記載しておりません。
(時価の算定に関する会計基準等の適用)
「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」とい
う。)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会
計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計
基準等が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することとしております。
なお、四半期財務諸表に与える影響はありません。
(四半期連結キャッシュ・フロー計算書関係)
当第1四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第1四半
期連結累計期間に係る減価償却費(無形固定資産に係る償却費を含む。)は、次のとおりであります。
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
減価償却費 167,948千円 201,860千円
13/18
EDINET提出書類
ケル株式会社(E01992)
四半期報告書
(株主資本等関係)
Ⅰ 前第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
配当金支払額
配当金の総
1株当たり配
株式の種類 額 基準日 効力発生日 配当の原資
(決議) 当額(円)
(千円)
2020年5月11日
普通株式 152,598 21 2020年3月31日 2020年6月4日 利益剰余金
取締役会
Ⅱ 当第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)
配当金支払額
配当金の総
1株当たり配
株式の種類 額 基準日 効力発生日 配当の原資
(決議) 当額(円)
(千円)
2021年5月12日
普通株式 167,130 23 2021年3月31日 2021年6月4日 利益剰余金
取締役会
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
前第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)及び当第1四半期連結累計期間
(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)
当社グループは、単一セグメントに属するコネクタ、ラック、ソケット等の製造・販売を行っているため、記
載を省略しております。
(収益認識関係)
顧客との契約から生じる収益を分解した情報
当第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)
(単位:千円)
品目別
合計
コネクタ ラック ソケット その他
工業機器市場 770,211 197,709 11,929 27,222 1,007,072
医療機器市場 203,577 98,744 7 - 302,328
画像機器市場 555,769 637 - 107 556,513
車載機器市場 677,629 216 - - 677,845
遊技機器市場 271,744 - 53,926 371 326,041
その他の市場 210,869 8,574 671 5,284 225,398
顧客との契約から
2,689,802 305,880 66,533 32,984 3,095,200
生じる収益
外部顧客への売上高
2,689,802 305,880 66,533 32,984 3,095,200
(注)「その他の市場」の主要な売上は通信機器、電子応用装置、事務用機械向けであります。
14/18
EDINET提出書類
ケル株式会社(E01992)
四半期報告書
(1株当たり情報)
1株当たり四半期純利益及び算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
1株当たり四半期純利益 26円83銭 40円76銭
(算定上の基礎)
親会社株主に帰属する四半期純利益(千
194,982 296,227
円)
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する
194,982 296,227
四半期純利益(千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 7,266,611 7,266,543
(注)潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
2【その他】
2021年5月12日開催の取締役会において、次のとおり期末配当を行うことを決議いたしました。
①配当金の総額 167,130千円
②1株当たりの金額 23円
③支払請求の効力発生日及び支払開始日 2021年6月4日
(注)2021年3月31日現在の株主名簿に記載又は記録された株主に対し、支払いを行っております。
15/18
EDINET提出書類
ケル株式会社(E01992)
四半期報告書
第二部【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
16/18
EDINET提出書類
ケル株式会社(E01992)
四半期報告書
独立監査人の四半期レビュー報告書
2021年8月5日
ケル株式会社
取締役会 御中
有限責任監査法人トーマツ
東 京 事 務 所
指定有限責任社員
公認会計士
奥津 佳樹 印
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士
原 康二 印
業務執行社員
監査人の結論
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、「経理の状況」に掲げられているケル株式会社の
2021年4月1日から2022年3月31日までの連結会計年度の第1四半期連結会計期間(2021年4月1日から2021年6月30日
まで)及び第1四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年6月30日まで)に係る四半期連結財務諸表、すなわち、
四半期連結貸借対照表、四半期連結損益計算書、四半期連結包括利益計算書及び注記について四半期レビューを行った。
当監査法人が実施した四半期レビューにおいて、上記の四半期連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認め
られる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して、ケル株式会社及び連結子会社の2021年6月30日現在の財政状態及び同
日をもって終了する第1四半期連結累計期間の経営成績を適正に表示していないと信じさせる事項が全ての重要な点にお
いて認められなかった。
監査人の結論の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に準拠して四半期レビューを行っ
た。四半期レビューの基準における当監査法人の責任は、「四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責
任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立し
ており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、結論の表明の基礎となる証拠を入
手したと判断している。
四半期連結財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して四半期連結財
務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない四半期連結財務諸表を
作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
四半期連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき四半期連結財務諸表を作成することが適
切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に基づいて継続
企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した四半期レビューに基づいて、四半期レビュー報告書において独立の立場から四半期
連結財務諸表に対する結論を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に従って、四半期レビューの過程を通じ
て、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
17/18
EDINET提出書類
ケル株式会社(E01992)
四半期報告書
・ 主として経営者、財務及び会計に関する事項に責任を有する者等に対する質問、分析的手続その他の四半期レビュー
手続を実施する。四半期レビュー手続は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して実施され
る年度の財務諸表の監査に比べて限定された手続である。
・ 継続企業の前提に関する事項について、重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認め
られると判断した場合には、入手した証拠に基づき、四半期連結財務諸表において、我が国において一般に公正妥当と
認められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して、適正に表示されていないと信じさせる事項が認められないかど
うか結論付ける。また、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、四半期レビュー報告書において
四半期連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する四半期連結財務諸表の注記事項が
適切でない場合は、四半期連結財務諸表に対して限定付結論又は否定的結論を表明することが求められている。監査人
の結論は、四半期レビュー報告書日までに入手した証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業
として存続できなくなる可能性がある。
・ 四半期連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成
基準に準拠していないと信じさせる事項が認められないかどうかとともに、関連する注記事項を含めた四半期連結財務
諸表の表示、構成及び内容、並びに四半期連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示していないと信じさ
せる事項が認められないかどうかを評価する。
・ 四半期連結財務諸表に対する結論を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する証拠を入手する。監査
人は、四半期連結財務諸表の四半期レビューに関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査
人の結論に対して責任を負う。
監査人は、監査等委員会に対して、計画した四半期レビューの範囲とその実施時期、四半期レビュー上の重要な発見事
項について報告を行う。
監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監
査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じて
いる場合はその内容について報告を行う。
利害関係
会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
い。
以 上
(注)1.上記は四半期レビュー報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(四半期報
告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは四半期レビューの対象には含まれていません。
18/18