サンデン交通株式会社 有価証券報告書 第144期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
提出書類 | 有価証券報告書-第144期(令和2年4月1日-令和3年3月31日) |
---|---|
提出日 | |
提出者 | サンデン交通株式会社 |
カテゴリ | 有価証券報告書 |
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
【表紙】
【提出書類】 有価証券報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項
【提出先】 中国財務局長
【提出日】 2021年6月30日
第144期(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
【事業年度】
【会社名】 サンデン交通株式会社
Sanden Kotsu Co.,Ltd.
【英訳名】
【代表者の役職氏名】 取締役社長 竹重 秀敏
【本店の所在の場所】 山口県下関市羽山町3番3号
083(231)1000(代表)
【電話番号】
【事務連絡者氏名】 専務取締役経理部長 兼 グループ事業本部副本部長 児林 伸也
【最寄りの連絡場所】 山口県下関市羽山町3番3号
083(231)1000(代表)
【電話番号】
【事務連絡者氏名】 専務取締役経理部長 兼 グループ事業本部副本部長 児林 伸也
【縦覧に供する場所】 該当事項はありません。
1/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
(1)連結経営指標等
回次 第140期 第141期 第142期 第143期 第144期
決算年月 2017年3月 2018年3月 2019年3月 2020年3月 2021年3月
(千円) 9,259,486 9,189,650 9,034,724 8,608,891 6,325,153
売上高
経常損失(△) (千円) △ 571,264 △ 487,557 △ 611,712 △ 750,553 △ 1,497,318
親会社株主に帰属する当期
純利益又は親会社株主に帰 (千円) 13,294 △ 158,248 7,990 △ 314,048 △ 489,448
属する当期純損失(△)
(千円) 198,583 △ 71,042 △ 282,226 △ 689,311 △ 202,643
包括利益
(千円) 3,213,302 3,141,563 2,831,867 2,114,684 1,911,534
純資産額
(千円) 11,553,113 11,317,190 10,868,066 10,454,912 11,115,381
総資産額
(円) 351.68 343.90 309.41 229.62 207.02
1株当たり純資産額
1株当たり当期純利益又は
1株当たり当期純損失 (円) 1.47 △ 17.60 0.88 △ 34.94 △ 54.45
(△)
潜在株式調整後1株当たり
(円) - - - - -
当期純利益
(%) 27.36 27.31 25.59 19.74 16.74
自己資本比率
(%) 0.43 △ 5.06 0.27 △ 12.96 △ 24.94
自己資本利益率
(倍) - - - - -
株価収益率
営業活動による
(千円) 455,841 613,444 402,905 532,831 △ 20,313
キャッシュ・フロー
投資活動による
(千円) △ 438,614 △ 242,587 △ 299,574 △ 597,301 △ 680,238
キャッシュ・フロー
財務活動による
(千円) △ 448,847 △ 396,305 △ 338,483 160,203 1,001,295
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の期末
(千円) 1,473,892 1,448,445 1,213,293 1,309,027 1,609,770
残高
999 1,003 995 961 948
従業員数
(人)
(外、平均臨時雇用者数) ( 353 ) ( 372 ) ( 301 ) ( 288 ) ( 288 )
(注)1.売上高には消費税等は含まれておりません。
2.第140期及び第142期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載し
ておりません。
なお、第141期、第143期及び第144期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期
純損失であり、また、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
3.株価収益率については、当社株式が非上場であるため記載しておりません。
4. 「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第142期の期
首から適用しており、第141期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を遡って適用した後の
指標等となっております。
2/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(2)提出会社の経営指標等
回次 第140期 第141期 第142期 第143期 第144期
決算年月 2017年3月 2018年3月 2019年3月 2020年3月 2021年3月
(千円) 3,373,731 3,373,631 3,291,095 3,281,245 2,584,551
売上高
経常損失(△) (千円) △ 438,945 △ 371,068 △ 461,531 △ 457,566 △ 822,607
当期純利益又は当期純損失
(千円) 60,491 84,155 49,401 △ 78,045 △ 131,605
(△)
(千円) 449,374 449,374 449,374 449,374 449,374
資本金
(株) 8,987,482 8,987,482 8,987,482 8,987,482 8,987,482
発行済株式総数
(千円) 814,001 973,896 717,202 278,090 333,881
純資産額
(千円) 6,883,554 6,927,696 6,685,710 6,782,049 7,106,526
総資産額
(円) 90.57 108.36 79.80 30.94 37.14
1株当たり純資産額
- 3.00 3.00 - -
1株当たり配当額
(円)
(うち1株当たり中間配当
( - ) ( - ) ( - ) ( - ) ( - )
額)
1株当たり当期純利益又は
1株当たり当期純損失 (円) 6.73 9.36 5.49 △ 8.68 △ 14.64
(△)
潜在株式調整後1株当たり
(円) - - - - -
当期純利益
(%) 11.83 14.06 10.73 4.10 4.70
自己資本比率
(%) 8.54 9.41 5.84 △ 15.68 △ 43.01
自己資本利益率
(倍) - - - - -
株価収益率
(%) - 32.05 54.58 - -
配当性向
486 483 476 459 475
従業員数
(人)
(外、平均臨時雇用者数) ( 7 ) ( 4 ) ( 4 ) ( 5 ) ( 6 )
(%) - - - - -
株主総利回り
(比較指標:-) (%) ( - ) ( - ) ( - ) ( - ) ( - )
(円) - - - - -
最高株価
(円) - - - - -
最低株価
(注)1.売上高には消費税等は含まれておりません。
2.第140期、第141期及び第142期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しない
ため記載しておりません。
なお、第143期及び第144期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であ
り、また、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
3.株価収益率、株主総利回り、比較指標、 最高 株価及び 最低株価 については、当社株式が非上場であるため記
載しておりません。
4. 「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第142期の期
首から適用しており、第141期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を遡って適用した後の
指標等となっております。
3/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
2【沿革】
年月 事項
1924年9月 山口県下関市において「山陽電気軌道株式会社」として設立(電車軌道敷設特許に基づき資本金450
万円)
1925年6月 外浦遊園地営業開始(野球場外)
1926年12月 松原~壇之浦間5.4キロで電車軌道業営業開始
1928年12月 鉄軌道業営業開始、併せて軌道業延長
1930年4月 バス事業営業開始
1932年12月 温泉鉱泉を譲り受け川棚大衆浴場営業開始
1937年10月 タクシー事業営業開始
1938年6月 トラック運送事業営業開始
1942年11月 長門鉄道株式会社の営業及び資産の譲り受け
12月 トラック運送事業を分離、山口県貨物自動車株式会社に現物出資
1949年4月 小月~西市間地方鉄道を長門鉄道株式会社へ譲渡
1951年3月 山陽急行バス株式会社(現:サンデン観光バス株式会社)設立[連結子会社]
1953年12月 タクシー事業を分離、山陽タクシー株式会社(現:下関山電タクシー株式会社)設立[連結子会社]
1954年4月 下関~彦島口間の軌道延長で、鉄軌道業の総延長は17.7キロとなる
1958年3月 関門国道トンネル開業に伴い乗合バス山口~博多間乗り入れ
7月 関門急行バス株式会社設立、上記路線譲渡
1959年11月 下関ゴム販売株式会社(現:山電商事株式会社)設立 [連結子会社]
1961年11月 山陽観光サービス株式会社(現:サンデン旅行株式会社)設立 [連結子会社]
1962年12月 株式会社山陽自動車学校設立 [連結子会社]
1963年9月 秋枝バス株式会社(現:ブルーライン交通株式会社)設立 [連結子会社]
12月 航空代理店業及び旅行業営業開始(西日本空輸株式会社山口県総代理店業開始)
1965年2月 山電土地株式会社(現:サンデンハウジング株式会社)設立[連結子会社]
9月 山電開発株式会社吸収合併
1966年2月 宇部観光タクシー株式会社(現:宇部山電タクシー株式会社)設立 [連結子会社]
7月 青海島観光自動車有限会社(現:長門山電タクシー有限会社) 買収 [連結子会社]
7月 山口宇部空港の地上業務受託、空港営業所開設
7月 西中国観光バス株式会社より貸切事業譲り受け
1967年4月 山電広告株式会社(現:サンデン広告株式会社)設立 [連結子会社]
1968年1月 山電整備センター株式会社設立[連結子会社]
3月 宇部営業所IATA(国際航空運送協会)代理店承認、東京・大阪・広島・福岡に航空代理店設置
1969年10月 鉄軌道業、唐戸~長府駅、下関~彦島口間11.0キロ営業廃止
1970年6月 土地建物業営業開始
10月 株式会社塗師寅商店(現:株式会社ぬしとら)設立 [連結子会社]
12月 関門急行バス株式会社より福岡~山口、仙崎~黒崎間一般乗合旅客自動車運送事業譲り受け
1971年1月 山電石材株式会社設立 [連結子会社]
2月 鉄軌道業全廃
6月 サンデン交通株式会社に商号変更
1972年9月 山電興業株式会社(現:イーグル興業株式会社)設立[連結子会社]
1974年8月 中国自動車道経由山口線運行開始(2014年9月同路線廃止)
1975年6月 長鉄バス株式会社を合併
6月 保険代理店業営業開始(アメリカンファミリー生命保険会社代理店登録)
1977年11月 本社ビル完成
1988年10月 山陽急行バス株式会社より一般乗合旅客自動車運送事業に関する営業権一切を譲り受け
1989年1月 遊園業を分離、株式会社ピースフル青竜泉設立[連結子会社]
2月 造園業を分離、サンデン造園株式会社設立[連結子会社]
7月 下関~大阪間高速バス運行開始(2013年6月同路線廃止)
1991年3月 下関~東京間高速バス運行開始(2006年12月同路線廃止)
4/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
年月 事項
1992年3月 バスカード導入(彦島営業所管内)
1993年9月 バスカード全線使用可能となる
1994年11月 バス専用ターミナル「サンデン下関バスセンター」及び総合案内システム設置
12月 株式会社エヌ・アール設立[連結子会社]
2001年3月 下関~福岡間高速バス運行開始
10月 旅行業を分離、サンデン旅行株式会社が営業を継承
2002年12月 下関~広島間高速バス運行開始(2007年4月同路線廃止)
2003年7月 宇部・小野田~小倉間高速バス運行開始(2012年5月同路線廃止)
2006年3月 下関~北九州空港間高速バス運行開始(2011年4月同路線廃止)
2010年7月 スミショー株式会社(現:株式会社食天地)設立[連結子会社]
2012年12月 岩国錦帯橋空港の地上業務受託
2013年12月 東京海上日動あんしん生命保険株式会社、メットライフ生命保険株式会社、オリックス生命保険株
式会社の3社と代理店委託契約締結
2015年3月 下関駅周辺整備事業により「下関駅前バスターミナル」リニューアル
2018年4月 バスロケーションシステム運用開始
2019年12月 ネオファースト生命保険株式会社と代理店委託契約締結
2020年2月 日本生命保険相互会社と代理店委託契約締結
2020年5月 はなさく生命保険株式会社と代理店委託契約締結
2021年3月 交通系ICカード「ニモカ」導入
2021年6月 バスカード廃止
5/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
3【事業の内容】
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(サンデン交通株式会社)、子会社18社及び関連会社2社で構
成され、自動車業を主な事業の内容とし、さらに不動産業、飲食業、自動車用品販売・整備業、旅行代理店業、保険
代理店業及びその他の事業を営んでおります。
当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。
なお、次の7部門は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメン
トの区分と同一であります。
①自動車業
当社及び子会社ブルーライン交通㈱、持分法適用関連会社船木鉄道㈱は一般乗合旅客自動車運送事業を行って
おります。
当社及び子会社ブルーライン交通㈱、サンデン観光バス㈱、宇部山電タクシー㈱、長門山電タクシー㈲、持分
法適用関連会社船木鉄道㈱は一般貸切旅客自動車運送事業を行っております。
子会社下関山電タクシー㈱、宇部山電タクシー㈱、長門山電タクシー㈲は一般乗用旅客自動車運送事業を行っ
ております。
②不動産業
当社は不動産の売買、賃貸等を行っており、子会社山電整備センター㈱、サンデン旅行㈱、㈱山陽自動車学校
等へ施設の賃貸を行っております。
子会社サンデン造園㈱は造園業を行っております。
③飲食業
子会社イーグル興業㈱は高速道路サービスエリア等における物販・飲食店経営を行っております。
子会社㈱食天地は食品加工業を行っております。
④自動車用品販売・整備業
子会社山電商事㈱、㈱エヌ・アールは自動車部品及び石油製品等販売業を行っており、当社グループは山電商
事㈱より自動車部品・燃料油脂等を購入しております。
子会社山電整備センター㈱は自動車修理業を行っており、当社グループの車両修理・車検整備等を受注してお
ります。
⑤旅行代理店業
当社は山口宇部空港及び岩国錦帯橋空港において航空代理業を行っております。
子会社サンデン旅行㈱は旅行代理店業を行っております。
⑥保険代理店業
当社はがん保険等の保険代理店業を行っております。
子会社㈱ぬしとらは損害保険代理店業を行っており、当社グループへ保険商品を販売しております。
⑦その他の事業
子会社山電石材㈱は砕石業、子会社サンデン広告㈱は広告業、子会社㈱山陽自動車学校は自動車運転教習業を
行っております。
子会社サンデンハウジング㈱はビル清掃業を行っており、当社グループの施設等の清掃を行っております。
子会社㈱ピースフル青竜泉及び関連会社川棚温泉開発㈲は温泉による大衆浴場の経営・管理を行っておりま
す。
6/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
[事業系統図]
以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
7/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
4【関係会社の状況】
議決権の
資本金
名称 住所 主要な事業の内容 所有割合 関係内容
(千円)
(%)
(連結子会社)
山口県 タクシー使用している。
下関山電タクシー㈱ 20,000 自動車業 100
下関市 役員の兼任あり。
山口県 100 タクシー使用している。
宇部山電タクシー㈱ 15,000 自動車業
宇部市 (1) 役員の兼任あり。
山口県 設備の賃貸をしている。
長門山電タクシー㈲ 3,000 自動車業 100
長門市 役員の兼任あり。
設備の賃貸をしている。
ブルーライン交通㈱ 山口県
10,000 自動車業 90 役員の兼任あり。
(注)3 下関市
債務保証あり。
旅客斡旋を受けている。
サンデン観光バス㈱ 山口県
70,000 自動車業 100 設備の賃貸をしている。
(注)3 下関市
役員の兼任あり。
サンデン造園㈱ 山口県
10,000 不動産業 100 役員の兼任あり。
(注)3 下関市
イーグル興業㈱ 山口県 飲食使用等をしている。
50,000 飲食業 100
(注)3,4 下関市 役員の兼任あり。
山口県 100
㈱食天地 10,000 飲食業 役員の兼任あり。
下関市 (100)
自動車部品材料・燃料油脂を購入
山口県 自動車用品販売・
山電商事㈱ 10,000 90 している。
下関市 整備業
役員の兼任あり。
㈱エヌ・アール 山口県 自動車用品販売・
50,000 100 役員の兼任あり。
(注)3 下関市 整備業
設備の賃貸をしている。
山電整備センター㈱ 山口県 自動車用品販売・ 車両修理・車検整備等を委託して
10,000 92
(注)3 下関市 整備業 いる。
役員の兼任あり。
旅客斡旋を受けている。
乗車券類の販売を委託している。
山口県 100
サンデン旅行㈱ 36,500 旅行代理店業 設備の賃貸をしている。
下関市 (27)
役員の兼任あり。
債務保証あり。
保険商品を購入している。
㈱ぬしとら 山口県 100 乗車券類の販売を委託している。
10,000 保険代理店業
(注)3 下関市 (37) 設備の賃貸をしている。
役員の兼任あり。
山口県
山電石材㈱(注)3 50,000 その他 100 役員の兼任あり。
下関市
山口県 設備の賃貸をしている。
㈱山陽自動車学校 10,000 その他 100
下関市 役員の兼任あり。
サンデンハウジング㈱ 山口県
10,000 その他 100 役員の兼任あり。
(注)3 下関市
サンデン広告㈱ 山口県 車体広告の委託をしている。
10,000 その他 100
(注)3 下関市 役員の兼任あり。
8/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
議決権の
資本金
名称 住所 主要な事業の内容 所有割合 関係内容
(千円)
(%)
㈱ピースフル青竜泉 山口県
10,000 その他 100 役員の兼任あり。
(注)3 下関市
(持分法適用関連会社)
山口県
船木鉄道㈱ 65,000 自動車業 37
宇部市
(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。
2.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。
3.特定子会社であります。
4.イーグル興業㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が
10%を超えております。
主要な損益情報等 (1)売上高 1,216,841千円
(2)経常利益 △187,511千円
(3)当期純利益 △190,025千円
(4)純資産額 △28,405千円
(5)総資産額 857,600千円
9/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
2021年3月31日現在
セグメントの名称
従業員数(人)
自動車業 521 ( 46 )
(-)
不動産業 19
飲食業 82 (80)
自動車用品販売・整備業 43 (5)
旅行代理店業 112 (2)
保険代理店業 33 (18)
報告セグメント計 810 (151)
その他 115 (131)
全社(共通) 23 (6)
合計 948 (288)
(注)1.従業員数は就業人員(嘱託、契約社員を含む)であり、臨時雇用者数は、年間の平均人員を( )外数で記
載しております。
2.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。
(2)提出会社の状況
2021年3月31日現在
従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
475(6) 46.1 13.5 4,296
セグメントの名称
従業員数(人)
自動車業 333 (-)
不動産業 8 (-)
飲食業 - (-)
自動車用品販売・整備業 - (-)
旅行代理店業 83 (-)
( - )
保険代理店業 28
報告セグメント計 452 (-)
その他 - (-)
全社(共通) 23 (6)
合計 475 (6)
(注)1.従業員数は就業人員(嘱託、契約社員を含む)であり、臨時雇用者数は、年間の平均人員を( )外数で記
載しております。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
3.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。
(3)労働組合の状況
提出会社のサンデン交通㈱においては、全国交通運輸労働組合総連合に所属しているサンデン交通労働組合(組
合員数271名)及び日本私鉄労働組合総連合会に所属している私鉄中国地方労働組合サンデン交通支部(組合員数
10名)の二つの労働組合を結成しております。
また、連結子会社においては、下関山電タクシー㈱、宇部山電タクシー㈱、長門山電タクシー㈲、サンデン観光
バス㈱及び㈱山陽自動車学校の5社が個別に労働組合を結成しております。
なお、労使関係は安定しております。
10/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
第2【事業の状況】
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループでは、「1.無事故で奉仕」、「2.地域社会への貢献」、「3.会社の発展と社員の幸福」、
「4.規律正しい明るい職場」、「5.自己の向上と強い体質づくり」を経営理念としております。
(2)経営戦略等
当社グループは地域に根差した企業グループであり、地域社会と共に発展することを基本としております。
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループでは、各社において年度の収支計画・設備投資計画等を作成し、毎月の定例会議において進捗状況
の把握、懸案事項の有無等を確認しております。
(4)経営環境
地方においては、少子高齢化が進み、当社グループの主力である自動車業を取り巻く環境は厳しいものがありま
す。国・県・市からの補助金に依存しておりますが、お客様の利便性の向上を図りつつ、安全な輸送を第一として
社会的要請に応えてまいります。特に公共交通機関を担う自動車業においては、安全・安心を最優先し、その確保
に全力を傾けてまいります。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
自動車業においては、国・県・市からの補助金に依存しておりますが、地域の公共交通機関を担っていることを
自覚し、補助金に依存しない体質づくりを目指して収支改善に取り組んでまいります。また、社会貢献活動や環境
問題に配慮した事業活動の推進、コンプライアンス重視の徹底等についてもグループを挙げて取り組み、持続的成
長と発展を遂げることで、有利子負債の削減など財務の健全化を図り、強固な経営基盤の確立と企業価値の向上に
努めてまいります。
お客様や地域社会との信頼関係の構築を最重要課題とし、取り組むべき課題に対処してまいります。
(6)新型コロナウイルス感染症の影響について
当社グループは、自動車業、不動産業、飲食業、自動車用品販売・整備業、旅行代理店業、保険代理店業等、地
域に密着した企業集団であります。多くの企業は地域社会の消費活動に支えられており、新型コロナウイルス感染
症の影響による消費活動の低迷及び景気の下振れにより、当社グループの収支状況は厳しい状況にあります。特に
自動車業においては、公共交通機関としての社会的責任もあり、安心・安全・快適な交通ネットワークの維持に苦
慮しているところであります。2021年度はコロナワクチンの接種が進み、自動車業、飲食業、旅行代理店業をはじ
め、イベント関係など当社グループに係る業種において、徐々に経済活動が回復していくと考えております。本格
的な回復までは雇用を維持し、コロナワクチンの接種状況と新型コロナウイルス感染症の影響を見極めながら、事
業の再構築を図っていくこととしております。
11/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
2【事業等のリスク】
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可
能性のある事項には、以下のようなものがあります。
なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)自動車業を取り巻く環境について
少子高齢化が進み、バス離れ傾向に歯止めがかからない状況が続いており、地方のバス業界を取り巻く環境は厳
しさを増しております。一般乗合旅客自動車運送事業については、採算に合わない路線を多く抱えており、国・
県・市の補助金に依存しております。国・県・市の施策や財政状況によっては、自動車業の収益を悪化させること
となり、業績に影響を及ぼす恐れがあります。また、一般貸切旅客自動車運送事業については、地域におけるイベ
ントやインバウンド需要、原油価格の動向など外的要因に大きく影響を受ける恐れがあります。
(2)たな卸資産について
当連結会計年度において、地方における土地の価格は、多少下げ止まった状況にはあるものの、依然として下落
傾向が続いており、たな卸資産の販売価格が簿価割れの状況になる可能性もあります。一層の土地価格の下落が続
けば、不動産業の収益が悪化することにより業績に影響を及ぼす恐れがあります。
(3)有利子負債依存度について
当社は、設備資金等を金融機関からの借入により調達しているため、総資産額に占める有利子負債の比率が高い
水準にあります。有利子負債の圧縮に努めておりますが、調達金利が上昇した場合には業績に影響を及ぼす恐れが
あります。
(4)新型コロナウイルス感染症の影響について
新型コロナウイルス感染症の影響で人の移動が制限されるなか、当社グループにおいては、自動車業、飲食業、
旅行代理店業が特に大きな影響を受けております。現在の状況が長引けば、これらの事業の収益をさらに悪化させ
ることとなり、固定資産の減損損失の計上や関係会社事業損失引当金の計上により、業績に影響を及ぼす恐れがあ
ります。また、テレワークについては、現業が多い事業を営んでいる当社グループにおいてはそぐわず、当面は休
業等で対応することとしております。当社グループの収支状況については、毎月会議を開催し現状の把握とコロナ
ワクチンの接種状況等、今後の動向を検討し議事録を作成しております。
12/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及び
キャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大により経済活動は大きな影響を
受け、個人消費や企業収益が急速に悪化いたしました。新型コロナウイルス感染症への各種政策の効果等もあり、
持ち直しの動きが続くことが期待されますが、国内外の感染症再拡大による下振れリスクへの高まりに十分留意す
る必要があり、先行き不透明な状況が続くものと見込まれております。
このような環境のなか、当社グループの主力である自動車業は、新型コロナウイルス感染症の影響により、乗合
収入、貸切収入及びタクシー収入とも大幅な減収となりました。
この結果、当連結会計年度の売上高は前年同期比2,283,737千円(26.5%)減収の6,325,153千円となり、経常損
失は前年同期に比べ746,765千円損失が増加し1,497,318千円となりました。また、親会社株主に帰属する当期純損
失は前年同期に比べ175,400千円損失が増加し489,448千円となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
自動車業
自動車業は大きく、一般乗合旅客自動車運送事業、一般貸切旅客自動車運送事業、一般乗用旅客自動車運送事
業の三つに分かれております。
一般乗合旅客自動車運送事業においては、2021年3月6日より交通系ICカード「ニモカ」を開始し、同時に
一般のエリアフリー定期券を新たに発売して、利便性の向上と新規顧客の開拓に努めました。また、ロングライ
フパス6ヶ月定期券も新規発売を開始いたしました。合理化策として、2020年10月1日よりダイヤ改正を行いま
した。また、新型コロナウイルス感染症の防止対策として、高速バス福岡線の運休や減便、運転手のマスク着
用、検温、車内消毒、車内換気、運転席や点呼台にスクリーン設置、高速線車両や貸切車両へのプラズマクラス
ター設置、案内所やきっぷ売り場の時間短縮営業等を実施してまいりました。安全対策として、乗務員の脳ドッ
ク検診、車両ヘッドライトにLEDバルブを取り付け夜間の視認性向上などの対策を前年に引き続き取り組んで
まいりました。
一般貸切旅客自動車運送事業においては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による各種イベントや学校行
事の中止が相次ぎ、大幅な受注減のため減収となりました。
一般乗用旅客自動車運送事業においては、乗務員不足の影響で減収が続くなか、新型コロナウイルス感染症の
影響を受け、輸送需要の極端な落ち込みが続いており、大幅な減収となりました。
この結果、売上高は前年同期比1,084,775千円(33.7%)減収の2,132,422千円となり、営業損失は前年同期に
比べ668,679千円損失が増加し1,499,349千円となりました。
なお、運輸状況については次のとおりであります。
一般乗用旅客自動車
一般乗合旅客自動車運送事業 一般貸切旅客自動車運送事業
運送事業
会社名及び種別
走行粁 輸送人員 車両数 走行粁 輸送人員 車両数 走行粁 車両数
(千粁) (千人) (両) (千粁) (千人) (両) (千粁) (両)
サンデン交通㈱ 9,566 8,781 228 11 2 7 - -
ブルーライン交通㈱ 1,190 201 26 4 0 5 - -
サンデン観光バス㈱ - - - 254 33 19 - -
下関山電タクシー㈱ - - - - - - 1,617 72
宇部山電タクシー㈱ - - - 29 1 3 654 34
長門山電タクシー㈲ - - - 24 2 5 179 13
計 10,756 8,983 254 323 40 39 2,451 119
13/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
不動産業
分譲部門においては、新引台5区画、パルク長府浜浦台1区画の分譲地を販売いたしました。また、ストッ
ク・中古市場の不動産仲介流通業務にも積極的に取り組み、増収を図りました。賃貸部門においては、サンアベ
ニュー羽山住宅(61戸)の賃貸については、学生向け入居プランを作成するなど入居者促進に努めました。自社
テナント物件については、コロナ禍における営業支援を行うとともに継続的な安定収入の確保に努めてまいりま
した。建設部門では、リフォーム工事の営業受注を行ってまいりました。造園業においては、市場が縮小するな
か、下関市からの委託業務の継続や個人客を中心に新規工事の獲得に積極的に営業を行いました。
この結果、売上高は前年同期比95,903千円(25.7%)増収の468,590千円となり、営業利益は前年同期に比べ
49,699千円(64.3%)増加し127,002千円となりました。
飲食業
新型コロナウイルス感染症の影響で、BILLIEにおいてはライブや各種宴会がすべてキャンセルとなりました。
サービスエリアにおいても外出自粛要請による週末レジャー客や観光バス等の大幅な減少により減収となりまし
た。
この結果、売上高は前年同期比944,156千円(41.8%)減収の1,317,040千円となり、営業損失は前年同期に比
べ218,516千円損失が増加し265,536千円となりました。
自動車用品販売・整備業
自動車部品及び石油製品等販売業においては、近年にない冬の積雪の影響で冬用タイヤ・チェーンの販売が好
調で増収となりましたが、費用面で仕入の計上方法等の見直しを行い売上原価が増加いたしました。自動車修理
業においては、パソコンソフトの更新を行い事務作業の効率化を実施いたしました。また、営業面ではメーカー
各社のプラズマクラスターの車両取付作業を受注いたしました。
この結果、売上高は前年同期比10,811千円(1.4%)増収の759,611千円となり、営業損失は前年同期に比べ
42,039千円損失が増加し54,643千円となりました。
旅行代理店業
航空代理業においては、山口宇部空港及び岩国錦帯橋空港ともに新型コロナウイルス感染症の影響により、全
日空便の大規模な運休や減便が通年実施され、運行便数及び利用客数の減少により国内線収入が大幅な減収とな
りました。国際線についてもチャーター便を含め運行実績はありませんでした。旅行代理店業においても、新型
コロナウイルス感染症の影響で、国内での移動制限による各種イベントや大会などの中止が相次ぎ、大幅な減収
となりました。
この結果、売上高は前年同期比356,860千円(42.6%)減収の481,689千円となり、営業損益は前年同期に比べ
238,399千円減少し45,429千円の営業損失となりました(前年同期は192,970千円の営業利益)。
保険代理店業
保険代理店業においては、推奨型保険代理店としてアフラック生命保険株式会社をメインとしながら、取扱保
険会社7社の特徴を活かした顧客市場の拡大に努めました。また、岩国店、東駅店のサービスショップを来店型
ショップとしての認知度を上げるとともに、各店舗の営業力を強化し山口県内全域での保険加入浸透率向上に努
めてまいりました。
この結果、売上高は前年同期比1,690千円(0.5%)増収の313,578千円となり、営業利益は前年同期に比べ
13,606千円(6.4%)増加し225,432千円となりました。
その他の事業
広告業では新型コロナウイルス感染症の影響で各種イベント等が中止となり大幅な減収となりました。交通広
告においては部分ラッピングの強化、他の媒体とのセット販売に努め、新規のバス広告獲得に向けて積極的に取
り組んでまいりました。自動車運転教習業では、新型コロナウイルス感染症の影響で休校となった大学生の入校
が増加したことで増収となりました。
この結果、売上高は前年同期比44,728千円(3.7%)減収の1,170,892千円となり、営業利益は前年同期に比べ
4,609千円(21.4%)減少し16,932千円となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フ
ローで20,313千円の減少、投資活動によるキャッシュ・フローで680,238千円の減少、財務活動によるキャッ
シュ・フローで1,001,295千円の増加となり、この結果、当連結会計年度末における資金の期末残高は前年同期に
比べ300,743千円増加し1,609,770千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
14/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税金等調整前当期純損失375,238千円、減価償却費457,565千円、固定資産圧縮損322,562千円などの計上と、売
上債権の減少による資金の増加81,780千円、未収入金の増加による資金の減少461,524千円、仕入債務の減少によ
る資金の減少54,712千円などを主な要因とし、営業活動の結果、20,313千円の資金が減少(前年同期は532,831千
円の増加)いたしました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
定期預金の払戻による収入で99,263千円、有形固定資産の売却による収入で3,225千円、投資有価証券の売却に
よる収入で148,597千円の資金が増加いたしましたが、定期預金の預入による支出で172,109千円、有形固定資産の
取得による支出で719,695千円、投資有価証券の取得による支出で42,235千円の資金が減少いたしました。これら
を主な要因とし、投資活動の結果、680,238千円の資金が減少(前年同期は597,301千円の減少)いたしました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
長期借入れによる収入で2,722,000千円の資金が増加いたしましたが、短期借入金の減少337,789千円、長期借入
金の返済による支出で1,272,546千円、リース債務の返済による支出で109,862千円の資金が減少いたしました。こ
れらを主な要因とし、財務活動の結果、1,001,295千円の資金が増加(前年同期は160,203千円の増加)いたしまし
た。
③生産、受注及び販売の実績
当社グループは、自動車業、飲食業及びその他のサービス業を基幹としているため、セグメントごとに生産規模
及び受注規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。
このため、生産、受注及び販売の実績については、「①財政状態及び経営成績の状況」におけるセグメントごと
の経営成績に関連付けて示しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりでありま
す。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成し
ております。その作成に際し、当連結会計年度末日における資産・負債の報告数値及び当連結会計年度における収
益・費用の報告数値に影響を与える見積りは、当社グループを取り巻く環境等に応じて合理的と考えられる方法に
より計上しておりますが、実際の結果は見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表作成の基本となる重要な事項は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)
連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。
なお、2021年度における新型コロナウイルス感染症の影響については、コロナワクチンの接種が順調に進んでい
くことを踏まえ、本年秋以降より徐々に経済活動が回復していくことを前提として作成しております。
② 財政状態の分析
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は4,541,234千円(前連結会計年度末は3,922,802千円)となり、前連
結会計年度に比べ618,431千円増加いたしました。現金及び預金の増加373,588千円、受取手形及び売掛金の減少
81,780千円、未収入金の増加461,524千円、たな卸資産の減少155,976千円などによるものであります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は6,574,147千円(前連結会計年度末は6,532,109千円)となり、前連
結会計年度に比べ42,038千円増加いたしました。建物及び構築物の減少111,918千円、機械装置及び運搬具の増加
111,635千円、リース資産の減少108,266千円、投資有価証券の増加133,784千円、退職給付に係る資産の増加
100,569千円、繰延税金資産の減少93,792千円などによるものであります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は4,032,706千円(前連結会計年度末は4,651,620千円)となり、前連
結会計年度に比べ618,913千円減少いたしました。支払手形及び買掛金の減少54,712千円、短期借入金の減少
414,933千円、リース債務の減少29,014千円、賞与引当金の減少69,191千円などによるものであります。
15/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は5,171,141千円(前連結会計年度末は3,688,607千円)となり、前連
結会計年度に比べ1,482,534千円増加いたしました。長期借入金の増加1,526,598千円、リース債務の減少73,620千
円、退職給付に係る負債の増加25,405千円などによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は1,911,534千円(前連結会計年度末は2,114,684千円)となり、前連結
会計年度に比べ203,150千円減少いたしました。その他有価証券評価差額金の増加203,027千円、退職給付に係る調
整累計額の増加83,293千円、親会社株主に帰属する当期純損失489,448千円が主な要因であります。
③経営成績の分析
(売上高及び営業損益)
当連結会計年度の売上高は前年同期に比べ2,283,737千円減少し6,325,153千円(26.5%減)となり、営業損失は
前年同期に比べ1,081,205千円悪化し1,862,907千円となりました。
(営業外損益及び経常損益)
当連結会計年度の営業外収益は前年同期に比べ332,643千円増加し462,695千円(255.8%増)となり、営業外費
用は前年同期に比べ1,796千円減少し97,106千円(1.8%減)となりました。この結果、経常損失は前年同期に比べ
746,765千円悪化し1,497,318千円となりました。
(特別損益及び親会社株主に帰属する当期純損益)
当連結会計年度の特別利益は前年同期に比べ762,360千円増加し1,490,289千円(104.7%増)となり、特別損失
は前年同期に比べ111,404千円増加し368,209千円(43.4%増)となりました。この結果、税金等調整前当期純損益
は前年同期に比べ95,808千円悪化し375,238千円の税金等調整前当期純損失となり、親会社株主に帰属する当期純
損失は前年同期に比べ175,400千円悪化し489,448千円となりました 。
④資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、自動車業における燃料購入費用や修繕費及び飲食業等における
仕入原価のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に車両の代替
費用や事業所及びテナント店舗の改装費用などの設備投資によるものであります。
当社グループでは、事業運営上必要な資金を安定的に確保することを基本方針としております。これらの運転資
金及び設備資金については、内部資金又は金融機関からの借入により資金調達することとしており、このうち、借
入による資金調達に関しては、短期運転資金については短期借入金で、設備資金や長期運転資金については長期借
入金を基本としております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は6,797,038千円となってお
り、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,609,770千円となっております。
キャッシュ・フローの分析については「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載の
とおりであります。
⑤経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、安定した収益構造を構築することにより、継続して一定水準の利益を確保することを経営上の
目標としております。安定した経営を行うことで株主への還元、また、従業員の雇用の確保や地域社会への貢献を
通じて、地域社会と共に発展することを基本的な経営方針としております。
なお、2020年度の達成状況は以下のとおりであります。
指標 2020年度(計画) 2020年度(実績) 2020年度(計画比)
2,079,681千円減(24.7%減)
売上高 8,404,835千円 6,325,153千円
477,681千円減( -)
税金等調整前当期純利益 102,442千円 △375,238千円
4【経営上の重要な契約等】
該当事項はありません。
5【研究開発活動】
該当事項はありません。
16/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
第3【設備の状況】
1【設備投資等の概要】
当社グループでは、自動車業を中心に全体で732,934千円の設備投資を実施いたしました。
自動車業においては、サービス向上及び老朽化による代替等のための乗合バスの車両更新と既存車両の改修及びI
Cカード関連設備の導入費用などを主として646,340千円の設備投資を実施いたしました。
当連結会計年度の設備投資の内訳は、次のとおりであります。
セグメントの名称 当連結会計年度(千円) 前年同期比(%)
自動車業 646,340 197.0
不動産業 15,051 4.8
飲食業 4,755 69.6
自動車用品販売・整備業 17,710 289.5
旅行代理店業 1,737 7.4
保険代理店業 708 5.9
報告セグメント計 686,304 99.1
その他 54,577 80.0
消去又は全社 △7,947 -
合計 732,934 97.7
なお、所要資金は自己資金、借入金及びリースによっております。
2【主要な設備の状況】
当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。
(1)提出会社
2021年3月31日現在
帳簿価額(千円)
事業所名 セグメント 従業員数
設備の内容
の名称
(所在地) 建物及び 機械装置及 土地 (人)
リース資産 その他 合計
構築物 び運搬具
(面積㎡)
北浦営業所他 事務所
478,677
4営業所等 自動車業 バス車両
112,493 392,241 165,189 48,313 1,196,914 333
(36,829.48)
(山口県下関市他) 土地他
サンタウン長府他
賃貸設備 1,168,066
賃貸物件等 不動産業
1,156,714 13,327 - 417 2,338,525 8
土地他
(105,182.82)
(山口県下関市他)
自動車業
本社他
不動産業 事務所 5,416 134
各事業関連 67,502 234 44,346 3,870 121,370
旅行代理店業 土地他
(3,938.19) (6)
(山口県下関市他)
保険代理店業
(注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品であり、建設仮勘定を含んでおります。
なお、金額には消費税等を含めておりません。
2.従業員数の( )は、臨時雇用者数を外書しております。
17/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(2)国内子会社
2021年3月31日現在
帳簿価額(千円)
従業
事業所名
セグメント
会社名 設備の内容 員数
機械装置
(所在地) の名称 土地
建物及び リース
及び運搬 その他 合計 (人)
構築物 (面積㎡) 資産
具
山口県 タクシー車両 37,864 88
下関山電タクシー㈱ 自動車業 1,109 995 - - 39,969
下関市 他
(714.89) (4)
山口県 タクシー車両 44,899 32
宇部山電タクシー㈱ 自動車業 - 1,315 22,198 1,029 69,442
宇部市 バス車両他
(2,646.07) (1)
山口県 タクシー車両 20,643 19
長門山電タクシー㈲ 自動車業 - 1,485 53,626 - 75,754
長門市 バス車両他
(1,048.91) (2)
山口県 事務所 39,694 19
自動車業
ブルーライン交通㈱ 9,735 8,140 54,460 192 112,222
下関市 バス車両他
(12,368.07) (37)
山口県 事務所 70,000 30
自動車業
サンデン観光バス㈱ 17,361 3,960 88,901 46 180,270
下関市他 バス車両他 (1,461.12) (2)
山口県 163,076 75
イーグル興業㈱ 飲食業 店舗他 155,978 61 952 10,491 330,560
下関市他 (5,970.92) (77)
山口県 自動車用品販 20
山電整備センター㈱ 整備工場他 87,753 26,287 - - 2,262 116,303
下関市 売・整備業 (1)
山口県 砕石プラント 1,065
山電石材㈱ その他 422 21,688 46,199 101 69,477 8
下関市 ショベル他 (48,445.00)
山口県 8,159 77
サンデンハウジング㈱ その他 事務所他 15,818 2,845 - 2,282 29,105
下関市
(1,290.82) (114)
山口県 44,108
サンデン広告㈱ その他 事務所他 6,428 543 2,223 878 54,183 11
下関市
(1,040.71)
山口県 66,048 -
㈱ピースフル青竜泉 その他 店舗他 45,353 11,702 - 665 123,769
下関市
(23,862.76) (13)
(注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品であり、建設仮勘定を含んでおります。
なお、金額には消費税等を含めておりません。
2.従業員数の( )は、臨時雇用者数を外書しております。
(3)在外子会社
該当事項はありません。
3【設備の新設、除却等の計画】
(1)重要な設備の新設等
投資予定金額(千円) 着手及び完了予定年月
完成後
事業所名
セグメント
会社名 設備の内容 資金調達方法 の増加
(所在地) の名称
能力
総額 既支払額 着手 完了
自己資金
山口県 中古車両他
自動車業 借入金 なし
サンデン交通㈱ 175,655 - 2021.4 2022.3
下関市 乗合車両
及びリース
(注)1.金額には消費税等を含めておりません。
2.設備の新設は主に老朽化のための車両更新に伴う設備投資であり、完成後の増加能力に影響はありません。
(2)重要な設備の除却等
経常的な設備の更新のための除却等を除き、重要な設備の除却等の計画はありません。
18/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
第4【提出会社の状況】
1【株式等の状況】
(1)【株式の総数等】
①【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 30,000,000
計 30,000,000
②【発行済株式】
事業年度末現在発行数 提出日現在発行数 上場金融商品取引所
種類 (株) (株) 名又は登録認可金融 内容
(2021年3月31日) (2021年6月30日) 商品取引業協会名
完全議決権株式であり、権利内
容に何ら限定のない当社におけ
普通株式 8,987,482 8,987,482 非上場
る標準となる株式であり、単元
株式数は1株であります。
計 8,987,482 8,987,482 - -
(注) 当社の株式を譲渡するには取締役会の承認を要する旨定款に定めております。
(2)【新株予約権等の状況】
①【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
②【ライツプランの内容】
該当事項はありません。
③【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4)【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式総
発行済株式総 資本金増減額 資本金残高 資本準備金増 資本準備金残
年月日 数増減数
数残高(株) (千円) (千円) 減額(千円) 高(千円)
(株)
1975年6月5日 568,402 8,987,482 28,420 449,374 △8,419 3,280
(注) 長鉄バス株式会社を吸収合併したことによる資本の増加(当社株式2に長鉄バス株式3)であります。
19/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(5)【所有者別状況】
2021年3月31日現在
株式の状況(1単元の株式数1株)
単元未満
区分 外国法人等 株式の状
政府及び
金融商品 その他の 個人
況(株)
地方公共 金融機関 合計
取引業者 法人 その他
団体
個人以外 個人
- 1 - 22 - - 1,972 1,995 -
株主数(人)
所有株式数
- 449,373 - 503,163 - - 8,034,946 8,987,482 -
(単元)
所有株式数の
- 5.00 - 5.60 - - 89.40 100.00 -
割合(%)
(6)【大株主の状況】
2021年3月31日現在
発行済株式(自己
株式を除く。)の
所有株式数
総数に対する所有
氏名又は名称 住所
(千株)
株式数の割合
(%)
449 5.00
株式会社山口銀行 山口県下関市竹崎町4丁目2番36号
254 2.83
林 俊作 山口県下関市
154 1.72
大平株式会社 山口県下関市貴船町4丁目7番1号
94 1.05
山口合同ガス株式会社 山口県下関市本町3丁目1番1号
62 0.69
株式会社新ホーム 山口県下関市本町3丁目1番1号
56 0.63
宇部興産株式会社 山口県宇部市大字小串1978番96号
40 0.46
林 芳正 山口県下関市
31 0.35
山田石油株式会社 山口県周南市河東町2番19号
28 0.32
中安 滋子 山口県宇部市
27 0.30
波多野 マツ子 山口県下関市
- 1,200 13.36
計
(7)【議決権の状況】
①【発行済株式】
2021年3月31日現在
区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式 - - -
議決権制限株式(自己株式等) - - -
議決権制限株式(その他) - - -
完全議決権株式(自己株式等) - - -
権利内容に何ら限定のない当
完全議決権株式(その他) 普通株式 8,987,482 8,987,482
社における標準となる株式
単元未満株式 - - -
発行済株式総数 8,987,482 - -
総株主の議決権 - 8,987,482 -
20/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
②【自己株式等】
2021年3月31日現在
発行済株式総数に
所有者の氏名又 自己名義所有株 他人名義所有株 所有株式数の合
所有者の住所 対する所有株式数
は名称 式数(株) 式数(株) 計(株)
の割合(%)
- - - - - -
計 - - - - -
2【自己株式の取得等の状況】
【株式の種類等】 該当事項はありません。
(1)【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(2)【取締役会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
該当事項はありません。
(4)【取得自己株式の処理状況及び保有状況】
該当事項はありません。
3【配当政策】
当社は、株主への利益還元についての重要性を充分認識し、不況に強い経営体質の強化を図るとともに、株主の皆
様には安定的な配当を継続することを重視しております。
また、当社は、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としております。
これらの剰余金の配当の決定機関は、期末配当については株主総会、中間配当については取締役会であり、「取締
役会の決議により、毎年9月30日を基準日として、中間配当を行うことができる。」旨を定款に定めております。
なお、当事業年度の配当については、新型コロナウイルス感染症の影響による収益悪化により、大幅な当期純損失
となったことにより無配となりました。
21/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
4【コーポレート・ガバナンスの状況等】
(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】
当社は、一般旅客自動車運送事業を中核とした自動車業、不動産業、航空代理業及び保険代理店業を営んでお
り、地域社会への貢献、継続的な発展を目指すため、現行の取締役、監査役制度のなかでコーポレート・ガバナン
スの充実を図り、公正で透明性の高い経営に努めております。
① 会社の機関の内容及び内部統制システムの整備の状況等
イ.会社の機関の内容
当社では、企業統治機構として監査役制度を採用し、2名の監査役により厳正なる監査の実施に努めており
ます。
取締役の業務執行にあたっては、常勤役員会を原則として毎週開催し、活発な議論に基づき、機動的な意思
決定を行っております。
当社グループ会社については、毎月各社の状況を把握するために各社別に定例会議を開催し、グループ全体
の意思疎通の徹底と問題点の把握及び収益向上への対策を検討しております。
ロ.内部統制システムの整備の状況
当社の内部統制システムといたしましては、2名の監査役が取締役の業務執行に対して充分な情報に基づく
的確な意思決定がなされているかについて監視し、検証を行っております。
② リスク管理体制の整備の状況
事業に関連するリスクに対しては、必要に応じて外部の専門家の意見、助言を取り入れながら充分な検討を行
い、想定されるリスクについては排除又は出来うる限り縮小させるように努めております。
なお、日常業務に対しては、本社のグループ事業本部及び経理部が内部監査を執行しており、各部署について
は年2回~4回(業務担当部署及び業務内容により異なる)、関係会社については年2回、業務の実施過程にお
いて不適切な処理が行われていないかの確認を行っております。
さらに、業務の執行におけるリスクを回避するうえで必要な法令の遵守については、法律上の判断を要する場
合には顧問弁護士に、また、会計上の判断を要する場合には監査法人に、それぞれ適宜相談を行いながら、助言
や提案をもとに適法な業務の遂行に努めております。
③ 子会社の業務の適正を確保するための体制整備の状況
当社は、当社の取締役が子会社の取締役に就くことにより、子会社の業務の適正性を監視し、子会社の業務及
び取締役の執行状況を定期的に当社の取締役会に報告できる体制としております。また、一定限度額以上の業務
決裁については、本社に決裁を求めることとしております。内部監査部門を持たない子会社に対する業務監査
は、子会社の監査役と本社のグループ事業本部及び経理部において、業務の適正性について監査を実施しており
ます。
④ 役員報酬の内容
当社の社内取締役に対する報酬の内容は、総額の限度額を株主総会の決議により決定したうえで、代表取締役
が取締役会からの委任を受けて、限度額の範囲内で報酬額を決定しております。報酬については固定報酬のみで
あります。社外取締役に対する報酬の内容についても同様であります。
なお、報酬限度額については、1995年6月29日開催の第118期定時株主総会において、社内取締役及び社外取
締役を含めた全取締役の報酬総額が月額1,000万円以内と決議されております。
⑤ 取締役の定数
当社の取締役は20名以内とする旨定款に定めております。
⑥ 取締役の選任の決議要件
当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株
主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨定款に定めております。また、取締役の選任決議は累積投票に
よらないものとする旨定款に定めております。
⑦ 株主総会の特別決議要件
当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議について、議決権を行使することができる株主の
議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めておりま
す。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目
的とするものであります。
22/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(2)【役員の状況】
① 役員一覧
男性 10名 女性 -名 (役員のうち女性の比率 -%)
所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(千株)
1971年4月 当社入社
2003年10月 当社航空事業部副部長
2006年6月 当社取締役航空事業部長
2012年2月 当社取締役経営管理副本部長兼航空事業部長
代表取締役会長
2013年6月 当社常務取締役航空事業部長
(注)
兼 グループ事業 河内 秀夫 1948年11月21日生 8
2013年7月 当社常務取締役経営管理副本部長兼航空事業部
4
本部統括本部長
長
2014年6月 当社代表取締役社長兼航空事業部長
2019年6月 当社代表取締役社長
2021年6月 当社代表取締役会長兼グループ事業本部統括本
部長(現)
1980年3月 当社入社
2001年10月 サンデン旅行株式会社転籍
2006年5月 サンデン旅行株式会社取締役
代表取締役社長
兼 航空事業部長 (注)
2012年5月 サンデン旅行株式会社代表取締役社長
竹重 秀敏 1958年11月17日生
1
兼 グループ事業
4
2019年6月 当社取締役航空事業部長
本部本部長
2021年5月
サンデン旅行株式会社取締役会長(現)
2021年6月
当社代表取締役社長兼航空事業部長兼グループ
事業本部本部長(現)
1976年4月 当社入社
2006年2月 当社経理部副部長
2009年6月 当社取締役経理部長
2012年2月 当社取締役経営管理副本部長兼経理グループ長
専務取締役
2013年6月 当社取締役経理グループ長
経理部長 (注)
児林 伸也 1954年1月20日生 2
2013年7月 当社取締役経営管理副本部長兼経理グループ長
兼 グループ事業
4
2014年6月 当社常務取締役経営管理副本部長兼経理部長
本部副本部長
2015年6月 当社常務取締役企画管理副本部長兼経理部長
2019年6月 当社専務取締役企画管理本部長兼経理部長
2021年6月 当社専務取締役経理部長兼グループ事業本部副
本部長(現)
1986年4月 当社入社
2006年6月 当社保険部副部長
2009年6月 当社取締役保険部長
2012年2月 当社取締役経営管理副本部長兼保険部長
常務取締役 (注)
吉光 浩之 1962年11月28日生
5
2013年6月 当社取締役保険部長
営業統括本部長
4
2013年7月 当社取締役経営管理副本部長兼保険部長
2015年6月 当社取締役保険部長
2020年6月 当社取締役営業統括本部長
2021年6月
当社常務取締役営業統括本部長(現)
1986年4月 当社入社
2014年5月 当社総務グループ長
常務取締役 (注)
沼 孝宏 1963年10月13日生 2
2014年6月 当社取締役経営管理副本部長兼総務部長
総務部長
4
2015年6月 当社取締役総務部長
2021年6月
当社常務取締役総務部長(現)
1992年4月 当社入社
2014年5月 当社自動車部長
取締役 (注)
辻野 透 1968年1月20日生 1
自動車部長 2014年6月 当社取締役経営管理副本部長兼自動車部長
4
2015年6月 当社取締役自動車部長(現)
1989年4月 当社入社
取締役 (注)
2019年7月 当社事業部副部長
守田 和正 1967年2月23日生 -
事業部長 4
2021年6月 当社取締役事業部長(現)
23/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(千株)
1998年1月 当社入社
2001年6月 当社自動車事業部貸切営業部長
2001年9月 当社自動車部営業担当部長
2004年6月 当社取締役自動車部営業担当部長
(注)
取締役 林 俊作 1964年8月12日生 2008年6月 当社取締役貸切事業統括・新規事業・CS担当 254
4
部長兼社長室長
2009年6月 当社取締役社長室長
2010年12月
株式会社大津屋代表取締役社長(現)
2011年12月 当社取締役(現)
1985年4月 株式会社山口銀行入社
2014年8月 株式会社山口銀行富田支店長
(注)
常勤監査役 長田 昭彦 1962年2月21日生 2
2016年6月 当社顧問
2
2016年6月 当社常勤監査役(現)
1991年4月 豊浦郡菊川町長(現:下関市菊川町)
2005年2月 下関市特別参与
(注)
監査役 林 哲也 1947年1月3日生
-
2007年4月
山口県議会議員(現) 3
2011年6月 当社監査役(現)
計 277
(注)1. 監査役林 哲也氏は、社外監査役であります。
2.2018年6月28日開催の定時株主総会の終結の時から4年間
3.2019年6月27日開催の定時株主総会の終結の時から4年間
4.2021年6月29日開催の定時株主総会の終結の時から1年間
② 社外役員の状況
当社の社外監査役は1名であります。
社外監査役の林 哲也氏は、山口県議会議員を兼務しております。
当社と社外監査役との間に特別な利害関係はありません。
(3)【監査の状況】
① 監査役監査の状況
当社における監査役監査は、常勤監査役1名、非常勤監査役1名で構成されており、うち1名は社外監査役で
あります。
常勤監査役である長田 昭彦氏は、2016年6月まで株式会社山口銀行に在籍し、営業活動や財務分析に幅広い
見識と豊富な経験を有しております。また、社外監査役の林 哲也氏は、旧豊浦郡菊川町長の経験もあり、行政
における豊富な経験と知見を活かし、当社の経営の客観性かつ公正な監査及び取締役会に対する有益な意見をい
ただけるものと判断しております。現在は山口県議会議員であります。
なお、当社は、会社法の定めによる大会社に該当しないため監査役会は設置しておりませんが、常勤監査役
は、毎週開催される常勤取締役会に出席し、取締役の業務執行に対して監視、検証を行っております。
② 内部監査の状況
内部監査については、専従スタッフは配置しておりませんが、内部統制システムの妥当性・有効性及び業務諸
活動の適法性・合理性の確立のため、本社のグループ事業本部及び経理部が執行しております。監査計画に基づ
きグループ会社を含めた監査を定期的に実施し、その結果を代表取締役に報告するとともに、指摘事項について
は対象部門長にも報告しております。
③ 会計監査の状況
イ.監査法人の名称
有限責任 あずさ監査法人
ロ.継続監査期間
28年間
ハ.業務を執行した公認会計士
阿部 與直、千々松 英樹
24/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
ニ.監査業務に係る補助者の構成
当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士5名、公認会計士試験合格者3名、その他2名で構成され
ております。
ホ.監査法人の選定方針と理由
当社は監査公認会計士等の選定及評価に際しては、当社の広範な業務内容に対応して、効率的な監査業務を
実施することができる一定の規模と審査体制が整備されていること、監査日数、監査期間及び具体的な監査実
施要領並びに監査費用が合理的かつ妥当であること、さらに監査実績などを総合的に判断しております。ま
た、監査役は、監査公認会計士等が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると認められる場合は、
監査役全員の同意に基づき監査公認会計士等を解任いたします。この場合、監査役は解任後最初に招集される
株主総会において、監査公認会計士等を解任した旨と解任の理由を報告いたします。
ヘ.監査役及び監査役会による監査法人の評価
当社の監査役は、監査法人に対して評価を行っており、同法人による会計監査は、従前から適正に行われて
いることを確認しております。
④ 監査報酬の内容等
イ.監査公認会計士等に対する報酬
前連結会計年度 当連結会計年度
区分
監査証明業務に基づく 非監査業務に基づく報 監査証明業務に基づく 非監査業務に基づく報
報酬(千円) 酬(千円) 報酬(千円) 酬(千円)
提出会社 9,750 - 9,850 -
連結子会社 - - - -
計 9,750 - 9,850 -
当社及び連結子会社における非監査業務の内容については、該当事項はありません。
ロ.監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対する報酬(イ.を除く)
該当事項はありません。
ハ.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
前連結会計年度及び当連結会計年度において、該当事項はありません。
ニ.監査報酬の決定方針
監査報酬に関しては、特に決定方針は定めておりません。
ホ.監査役が会計監査人の報酬等に同意した理由
当社の監査役は、会計監査人の監査計画の内容、監査の実施状況及び監査報酬見積り等の妥当性や適切性を
確認し、会計監査人の報酬等について同意しております。
(4)【役員の報酬等】
当社株式が非上場であるため記載しておりません。
なお、役員報酬の内容については、「4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナン
スの概要」に記載しております。
(5)【株式の保有状況】
当社株式が非上場であるため記載しておりません。
25/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
第5【経理の状況】
1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について
(1)当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)
に基づいて作成しております。
(2)当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)に基づ
いて作成しております。
2.監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(2020年4月1日から2021年3月31日
まで)の連結財務諸表及び事業年度(2020年4月1日から2021年3月31日まで)の財務諸表について、有限責任 あ
ずさ監査法人により監査を受けております。
3.連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みについて
当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取り組みを行っております。具体的には、会計基準等の
内容を適切に把握し、会計基準等の変更等について的確に対応できる体制を整備するため、専門的な情報を有する団
体等が主催する研修・セミナーに積極的に参加しております。
26/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
1【連結財務諸表等】
(1)【連結財務諸表】
①【連結貸借対照表】
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
※4 2,143,249 ※4 2,516,837
現金及び預金
506,034 424,253
受取手形及び売掛金
457,365 918,890
未収入金
※1 737,228 ※1 581,252
たな卸資産
80,560 102,156
その他
△ 1,634 △ 2,155
貸倒引当金
3,922,802 4,541,234
流動資産合計
固定資産
有形固定資産
※4 ,※5 1,807,204 ※4 ,※5 1,695,286
建物及び構築物(純額)
※5 374,876 ※5 486,511
機械装置及び運搬具(純額)
※5 59,274 ※5 74,855
工具、器具及び備品(純額)
※4 1,854,341 ※4 1,856,405
土地
リース資産(純額) 588,904 480,638
10,471 9,579
建設仮勘定
※2 4,695,072 ※2 4,603,276
有形固定資産合計
無形固定資産
40,630 40,787
その他
40,630 40,787
無形固定資産合計
投資その他の資産
※3 ,※4 1,342,929 ※3 ,※4 1,476,714
投資有価証券
161 60
長期貸付金
10,382 110,952
退職給付に係る資産
149,283 55,490
繰延税金資産
340,090 331,465
その他
△ 46,441 △ 44,599
貸倒引当金
1,796,406 1,930,083
投資その他の資産合計
6,532,109 6,574,147
固定資産合計
10,454,912 11,115,381
資産合計
27/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
負債の部
流動負債
349,244 294,532
支払手形及び買掛金
※4 3,147,502 ※4 2,732,569
短期借入金
134,892 105,877
リース債務
21,172 36,668
未払法人税等
243,675 174,484
賞与引当金
8,200 8,410
役員賞与引当金
186,074 178,055
未払金
560,857 502,108
その他
4,651,620 4,032,706
流動負債合計
固定負債
※4 2,004,044 ※4 3,530,642
長期借入金
501,569 427,949
リース債務
743,722 769,128
退職給付に係る負債
30,278 55,794
繰延税金負債
408,992 387,626
その他
3,688,607 5,171,141
固定負債合計
8,340,227 9,203,847
負債合計
純資産の部
株主資本
449,374 449,374
資本金
3,280 3,280
資本剰余金
1,766,160 1,276,711
利益剰余金
2,218,814 1,729,365
株主資本合計
その他の包括利益累計額
△ 148,543 54,484
その他有価証券評価差額金
△ 6,504 76,788
退職給付に係る調整累計額
△ 155,048 131,273
その他の包括利益累計額合計
50,917 50,894
非支配株主持分
2,114,684 1,911,534
純資産合計
10,454,912 11,115,381
負債純資産合計
28/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
②【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】
【連結損益計算書】
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業収益
3,165,250 2,080,949
自動車運送業等収益
3,173,070 2,348,000
販売業売上高
2,270,569 1,896,203
その他の事業収益
8,608,891 6,325,153
営業収益合計
売上原価
3,641,585 3,271,227
自動車運送業等運送費
※1 1,981,461 ※1 1,593,683
販売業売上原価
1,278,366 1,189,574
その他の事業売上原価
6,901,412 6,054,485
売上原価合計
1,707,478 270,667
売上総利益
販売費及び一般管理費
※2 504,238 ※2 466,180
自動車運送業等一般管理費
※3 1,252,618 ※3 1,025,651
販売業販売費及び一般管理費
※4 732,323 ※4 641,743
その他の事業販売費及び一般管理費
2,489,180 2,133,575
販売費及び一般管理費合計
営業損失(△) △ 781,701 △ 1,862,907
営業外収益
1,770 1,386
受取利息
41,315 41,010
受取配当金
- 263,732
雇用調整助成金
86,965 156,565
その他
130,051 462,695
営業外収益合計
営業外費用
92,738 88,663
支払利息
0 0
車両除却損
6,165 8,443
その他
98,903 97,106
営業外費用合計
経常損失(△) △ 750,553 △ 1,497,318
特別利益
※5 6,150 ※5 3,225
固定資産売却益
15,377 36,969
投資有価証券売却益
706,400 1,450,094
国庫補助金
727,928 1,490,289
特別利益合計
特別損失
※6 63,418 ※6 416
固定資産除却損
※7 2,642
-
固定資産売却損
3,915 322,562
固定資産圧縮損
※8 120,828 ※8 44,030
減損損失
58,908 -
投資有価証券評価損
※9 2,791
-
関係会社清算損
※10 4,300 ※10 1,200
その他
256,804 368,209
特別損失合計
29/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
△ 279,429 △ 375,238
税金等調整前当期純損失(△)
法人税、住民税及び事業税 48,687 52,046
- △ 26,845
法人税等還付税額
△ 14,862 88,525
法人税等調整額
33,825 113,726
法人税等合計
当期純損失(△) △ 313,254 △ 488,965
793 483
非支配株主に帰属する当期純利益
親会社株主に帰属する当期純損失(△) △ 314,048 △ 489,448
30/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
【連結包括利益計算書】
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
当期純損失(△) △ 313,254 △ 488,965
その他の包括利益
△ 338,272 203,027
その他有価証券評価差額金
△ 37,783 83,293
退職給付に係る調整額
※1 △ 376,056 ※1 286,321
その他の包括利益合計
△ 689,311 △ 202,643
包括利益
(内訳)
△ 690,104 △ 203,127
親会社株主に係る包括利益
793 483
非支配株主に係る包括利益
31/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
③【連結株主資本等変動計算書】
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 株主資本合計
当期首残高 449,374 3,280 2,107,171 2,559,825
当期変動額
剰余金の配当
△ 26,962 △ 26,962
親会社株主に帰属する当期
△ 314,048 △ 314,048
純損失(△)
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 - - △ 341,010 △ 341,010
当期末残高 449,374 3,280 1,766,160 2,218,814
その他の包括利益累計額
非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券評価 退職給付に係る調整 その他の包括利益累
差額金 累計額 計額合計
当期首残高 189,729 31,278 221,008 51,033 2,831,867
当期変動額
剰余金の配当 △ 26,962
親会社株主に帰属する当期
△ 314,048
純損失(△)
株主資本以外の項目の当期
△ 338,272 △ 37,783 △ 376,056 △ 116 △ 376,172
変動額(純額)
当期変動額合計 △ 338,272 △ 37,783 △ 376,056 △ 116 △ 717,182
当期末残高 △ 148,543 △ 6,504 △ 155,048 50,917 2,114,684
32/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 株主資本合計
当期首残高 449,374 3,280 1,766,160 2,218,814
当期変動額
親会社株主に帰属する当期
△ 489,448 △ 489,448
純損失(△)
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 - - △ 489,448 △ 489,448
当期末残高
449,374 3,280 1,276,711 1,729,365
その他の包括利益累計額
非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券評価 退職給付に係る調整 その他の包括利益累
差額金 累計額 計額合計
当期首残高
△ 148,543 △ 6,504 △ 155,048 50,917 2,114,684
当期変動額
親会社株主に帰属する当期
△ 489,448
純損失(△)
株主資本以外の項目の当期
203,027 83,293 286,321 △ 23 286,298
変動額(純額)
当期変動額合計 203,027 83,293 286,321 △ 23 △ 203,150
当期末残高 54,484 76,788 131,273 50,894 1,911,534
33/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
④【連結キャッシュ・フロー計算書】
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純損失(△) △ 279,429 △ 375,238
488,078 457,565
減価償却費
120,828 44,030
減損損失
貸倒引当金の増減額(△は減少) △ 1,002 △ 1,322
賞与引当金の増減額(△は減少) △ 4,222 △ 69,191
役員賞与引当金の増減額(△は減少) △ 3,050 210
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 24,112 38,763
△ 43,086 △ 42,397
受取利息及び受取配当金
92,738 88,663
支払利息
投資有価証券売却損益(△は益) △ 15,377 △ 36,969
投資有価証券評価損益(△は益) 58,908 -
固定資産売却損益(△は益) △ 3,507 △ 3,225
63,418 416
車両除却損及び固定資産除却損
3,915 322,562
固定資産圧縮損
売上債権の増減額(△は増加) 43,026 81,780
未収入金の増減額(△は増加) 161,440 △ 461,524
たな卸資産の増減額(△は増加) 14,021 155,976
仕入債務の増減額(△は減少) △ 66,140 △ 54,712
△ 16,363 △ 110,048
その他
638,307 35,340
小計
43,086 42,407
利息及び配当金の受取額
△ 94,751 △ 90,249
利息の支払額
△ 53,810 △ 34,656
法人税等の支払額
- 26,845
法人税等の還付額
532,831 △ 20,313
営業活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー
△ 176,508 △ 172,109
定期預金の預入による支出
239,769 99,263
定期預金の払戻による収入
△ 659,117 △ 719,695
有形固定資産の取得による支出
△ 137,472 -
有形固定資産の除却による支出
9,244 3,225
有形固定資産の売却による収入
△ 9,171 △ 6,011
無形固定資産の取得による支出
△ 174,927 △ 42,235
投資有価証券の取得による支出
76,735 148,597
投資有価証券の売却による収入
264 101
貸付金の回収による収入
230,000 -
工事負担金等受入による収入
3,882 8,624
その他
△ 597,301 △ 680,238
投資活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 339,358 △ 337,789
1,148,000 2,722,000
長期借入れによる収入
△ 1,156,599 △ 1,272,546
長期借入金の返済による支出
△ 143,112 △ 109,862
リース債務の返済による支出
△ 26,962 -
配当金の支払額
△ 481 △ 507
非支配株主への配当金の支払額
160,203 1,001,295
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 95,733 300,743
1,213,293 1,309,027
現金及び現金同等物の期首残高
※1 1,309,027 ※1 1,609,770
現金及び現金同等物の期末残高
34/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
1.連結の範囲に関する事項
(1)連結子会社の数 18 社
すべての子会社を連結しております。
連結子会社の名称は「第1 企業の概況 4.関係会社の状況」に記載しているため、省略しております。
2.持分法の適用に関する事項
(1)持分法を適用した関連会社数 1 社
会社等の名称
船木鉄道㈱
(2)持分法を適用しない非連結子会社及び関連会社等の名称
川棚温泉開発㈲
持分法を適用しない理由
持分法非適用会社は、親会社株主に帰属する当期純損益(持分法に見合う額)及び利益剰余金(持分法に
見合う額)等からみて、持分法の対象から除いても連結財務諸表に及ぼす影響が軽微であり、かつ、全体と
しても重要性がないため持分法の適用範囲から除外しております。
3.連結子会社の事業年度等に関する事項
すべての連結子会社の事業年度の末日は、連結決算日と一致しております。
4.会計方針に関する事項
(1)重要な資産の評価基準及び評価方法
① 有価証券
満期保有目的の債券
償却原価法(定額法)を採用しております。
その他有価証券
時価のあるもの
決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平
均法により算定)を採用しております。
時価のないもの
移動平均法による原価法を採用しております。
② たな卸資産
分譲土地建物については個別法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法
により算定)であり、その他のたな卸資産については主として移動平均法による原価法(貸借対照表価額は
収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)によっております。
(2)重要な減価償却資産の減価償却の方法
① 有形固定資産(リース資産を除く)
定率法によっております。
ただし、旧ボウリング場に係る固定資産及び1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)
並びに2016年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については、定額法を採用しております。
なお、耐用年数については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっております。
② 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法によっております。
なお、耐用年数については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっております。
③ リース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によっております。
(3)重要な引当金の計上基準
① 貸倒引当金
一般債権については貸倒実績率、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し回収不
能見込額を計上しております。
35/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
② 賞与引当金
主として従業員の賞与の支給に充てるため、将来の支給見込額のうち当連結会計年度の負担額を計上して
おります。
③ 役員賞与引当金
役員賞与の支出に備えて、当連結会計年度における支給見込額に基づき計上しております。
(4)退職給付に係る会計処理の方法
① 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法について
は、期間定額基準によっております。
② 数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法
数理計算上の差異については、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の
年数(10年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理しております。
過去勤務費用については、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額
法により費用処理しております。
(5)重要なヘッジ会計の方法
① ヘッジ会計の方法
金利スワップ取引については、特例処理の要件を充たしているため、特例処理を採用しております。
② ヘッジ手段とヘッジ対象
ヘッジ手段…金利スワップ取引
ヘッジ対象…借入金の利息
③ ヘッジ方針
金利変動リスクをヘッジする目的で金利スワップ取引を行っており、投機目的の取引は行っておりませ
ん。
④ ヘッジ有効性評価の方法
金利スワップの特例処理の要件を充たしているため、ヘッジ有効性の評価を省略しております。
(6)連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
手許現金、要求払預金及び取得日から3ヶ月以内に満期日の到来する流動性の高い、容易に換金可能であ
り、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない短期的な投資であります。
(7)消費税等の会計処理の方法
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
(重要な会計上の見積り)
1.固定資産の減損
(1)当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額
(単位:千円)
減損損失 44,030
4,603,276
有形固定資産
40,787
無形固定資産
(2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報
当社グループは、概ね独立したキャッシュ・フローを生み出す最小単位によって資産のグルーピングを行っ
ております。減損の兆候があると認められる場合には、資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フ
ローの総額と帳簿価額を比較することによって、減損損失の認識の要否を判定しております。判定の結果、減
損損失を認識すべき資産グループに関しては、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を
減損損失として計上しております。
割引前将来キャッシュ・フローは、将来の需要動向や売上予測等の見積りを主要な仮定とした事業計画に基
づいて算定しておりますが、将来の経済状況の変動などによって影響を受ける可能性があるため、事業計画の
経過によっては、翌連結会計年度以降において減損損失が発生する可能性があります。
36/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(未適用の会計基準等)
・「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月30日 企業会計基準委員会)
・「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2021年3月26日 企業会計基準委員
会)
(1)概要
国際会計基準審議会(IASB)及び米国財務会計基準審議会(FASB)は、共同して収益認識に関する包括的な会
計基準の開発を行い、2014年5月に「顧客との契約から生じる収益」(IASBにおいてはIFRS第15号、FASBにおい
てはTopic606)を公表しており、IFRS第15号は2018年1月1日以後開始する事業年度から、Topic606は2017年12
月15日より後に開始する事業年度から適用される状況を踏まえ、企業会計基準委員会において、収益認識に関す
る包括的な会計基準が開発され、適用指針と合わせて公表されたものです。
企業会計基準委員会の収益認識に関する会計基準の開発にあたっての基本的な方針として、IFRS第15号と整合
性を図る便益の1つである財務諸表間の比較可能性の観点から、IFRS第15号の基本的な原則を取り入れることを
出発点とし、会計基準を定めることとされ、また、これまで我が国で行われてきた実務等に配慮すべき項目があ
る場合には、比較可能性を損なわせない範囲で代替的な取扱いを追加することとされております。
(2)適用予定日
2022年3月期の期首から適用予定であります。
(3)当該会計基準等の適用による影響
「収益認識に関する会計基準」 等の適用による連結財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中であ
ります。
(表示方法の変更)
(「会計上の見積りの開示に関する会計基準」の適用)
「会計上の見積りの開示に関する会計基準」(企業会計基準第31号 2020年3月31日)を当連結会計年度の年度
末に係る連結財務諸表から適用し、連結財務諸表に重要な会計上の見積りに関する注記を記載しております。
ただし、当該注記においては、当該会計基準第11項ただし書きに定める経過的な取扱いに従って、前連結会計年
度に係る内容については記載しておりません。
(追加情報)
(新型コロナウイルス感染症拡大の影響に関する会計上の見積りについて)
新型コロナウイルス感染症の影響については、コロナウイルスのワクチン接種が進んでいることもあり、本年秋
以降に徐々に経済活動が回復していくものと考えております。しかしながら、当社グループのなかで特に影響を受
けている自動車業、飲食業、航空代理業及び旅行代理店業においては、本格的な回復までには時間がかかることも
考えられます。回復時期が遅れることにより、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況
に影響を及ぼす可能性があり、これらの仮定に基づいて固定資産の減損会計及び税効果会計等の会計上の見積りを
行っていくこととしております。
37/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(連結貸借対照表関係)
※1 たな卸資産の内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
分譲土地建物 221,855 千円 196,612 千円
414,875 312,361
商品及び製品
3,759 2,195
仕掛品
96,738 70,083
原材料及び貯蔵品
737,228 581,252
計
※2 有形固定資産の減価償却累計額は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
7,454,840 千円 7,496,193 千円
※3 非連結子会社及び関連会社に対するものは次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
投資有価証券(株式) 3,936千円 3,936千円
※4 担保資産及び担保付債務
担保に供している資産は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
現金及び預金 343,517千円 343,517千円
建物及び構築物 463,685 444,311
土地 1,177,443 1,166,659
投資有価証券 506,200 606,020
計 2,490,846 2,560,507
担保付債務は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
短期借入金 1,806,100千円 1,152,100千円
1年内返済予定を含む長期借入金 2,832,472 3,248,994
計 4,638,572 4,401,094
※5 国庫補助金により有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
建物及び構築物 2,145千円 ( 135,108千円) 188千円 ( 135,296千円)
機械装置及び運搬具 1,770 ( 499,886 ) 260,951 ( 661,701 )
工具、器具及び備品 - ( 27,272 ) 61,423 ( 88,695 )
計 3,915 ( 662,268 ) 322,562 ( 885,694 )
なお、( )内は圧縮記帳累計額であります。
6 受取手形割引高
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
受取手形割引高 17,143 千円 13,837 千円
38/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(連結損益計算書関係)
※1 期末のたな卸資産は収益性の低下に伴う簿価切下後の金額であり、次のたな卸資産評価損が販売業売上原価に含
まれております。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
8,113 千円 5,056 千円
※2 自動車運送業等一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
人件費 335,562 千円 306,598 千円
(うち賞与引当金繰入額) ( 13,059 ) ( 7,119 )
(うち退職給付費用) ( 6,482 ) ( 6,316 )
17,407 17,315
減価償却費
30,828 26,741
手数料
24,610 26,632
租税公課
21,551 18,790
通信交通費
2,670 2,575
借地借家料
3,498 2,069
広告宣伝費
133 286
貸倒引当金繰入額
※3 販売業販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
人件費 581,255 千円 528,486 千円
(うち賞与引当金繰入額) ( 9,372 ) ( 4,310 )
(うち退職給付費用) ( 2,880 ) ( 4,073 )
295,983 166,435
営業料
29,416 28,253
減価償却費
71,193 66,271
手数料
7,654 7,430
租税公課
15,676 13,466
通信交通費
38,479 38,416
借地借家料
13,150 7,986
広告宣伝費
2 58
貸倒引当金繰入額
※4 その他の事業販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
人件費 483,763 千円 440,541 千円
(うち賞与引当金繰入額) ( 27,278 ) ( 21,257 )
(うち退職給付費用) ( 10,611 ) ( 9,586 )
13,576 18,960
減価償却費
38,711 22,551
手数料
21,228 11,665
租税公課
38,981 29,020
通信交通費
15,554 11,219
借地借家料
8,585 4,934
広告宣伝費
117 290
貸倒引当金繰入額
39/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
※5 固定資産売却益の内容は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
機械装置及び運搬具 6,150千円 3,225千円
※6 固定資産除却損の内容は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
建物及び構築物 56,835千円 0千円
機械装置及び運搬具 4,889 202
工具、器具及び備品 1,693 214
無形固定資産 0 -
計 63,418 416
※7 固定資産売却損の内容は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
機械装置及び運搬具 2,642千円 -千円
※8 減損損失
当社グループは以下の資産グループについて減損損失を計上いたしました。
前連結会計年度
場所 用途 種類 金額(千円)
山口県下関市
事業用土地及び事務所等 土地及び建物等 43,873
(下関山電タクシー㈱)
山口県宇部市
事業用土地及び事務所等 土地及び建物等 26,341
(宇部山電タクシー㈱)
山口県下関市
砕石設備及び事務所等 機械装置、土地及び建物等 50,613
(山電石材㈱)
当社グループは、概ね独立したキャッシュ・フローを生み出す最小単位によって資産のグルーピングを行っており
ます。上記の3社については、継続して営業赤字になったことから、当該資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額
し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しております。
その内訳は、下関山電タクシー㈱(建物及び構築物4,062千円、機械装置及び運搬具217千円、工具、器具及び備品
6,078千円、土地13,926千円、リース資産18,180千円及び無形固定資産1,408千円)、宇部山電タクシー㈱(建物及び
構築物2,759千円、機械装置及び運搬具11千円、工具、器具及び備品12,716千円、土地9,187千円及び無形固定資産
1,664千円)、山電石材㈱(建物及び構築物7,276千円、機械装置及び運搬具39,538千円、工具、器具及び備品390千
円、土地379千円及び無形固定資産3,029千円)であります。
なお、回収可能価額は正味売却価額により測定しており、土地については固定資産税評価額を合理的に調整して算
出した額で評価し、 建物及び構築物、 機械装置及び運搬具、 工具、器具及び備品、リース資産及び無形固定資産につ
いては 売却が困難であることから、帳簿価額を零として評価しております。
40/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
当連結会計年度
場所 用途 種類 金額(千円)
山口県長門市
事業用土地及び事務所等 土地及び建物等 44,030
(長門山電タクシー㈲)
当社グループは、概ね独立したキャッシュ・フローを生み出す最小単位によって資産のグルーピングを行っており
ます。同社については、継続して営業赤字になったことから、当該資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該
減少額を減損損失として特別損失に計上しております。
その内訳は、建物及び構築物32,037千円、工具、器具及び備品3,666千円、土地8,041千円及び無形固定資産285千
円であります。
なお、回収可能価額は正味売却価額により測定しており、土地については固定資産税評価額を合理的に調整して算
出した額で評価し、 建物及び構築物、 工具、器具及び備品 及び無形固定資産については 売却が困難であることから、
帳簿価額を零として評価しております。
※9 関係会社清算損
前連結会計年度において発生しております関係会社清算損は、連結子会社であったサンデンケアサービス㈱の清
算結了に伴う損失であります。
※10 特別損失「その他」の内容は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
役員退職慰労金 4,300千円 1,200千円
(連結包括利益計算書関係)
※1 その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
その他有価証券評価差額金:
当期発生額 △431,136千円 240,147千円
組替調整額 43,530 △36,969
税効果調整前
△387,606 203,177
税効果額 49,333 △149
その他有価証券評価差額金
△338,272 203,027
退職給付に係る調整額:
当期発生額 △47,388 115,111
組替調整額 △5,625 △1,184
税効果調整前
△53,014 113,927
税効果額 15,230 △30,633
退職給付に係る調整額
△37,783 83,293
その他の包括利益合計
△376,056 286,321
41/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(連結株主資本等変動計算書関係)
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
当連結会計年度 当連結会計年度 当連結会計年度 当連結会計年度末
期首株式数(株) 増加株式数(株) 減少株式数(株) 株式数(株)
発行済株式
- -
普通株式 8,987,482 8,987,482
- -
合計 8,987,482 8,987,482
自己株式
- - - -
普通株式
- - - -
合計
2.配当に関する事項
(1)配当金支払額
配当金の総額 1株当たり配
(決 議)
株式の種類 配当の原資 基準日 効力発生日
(千円) 当額(円)
2019年6月27日
普通株式 26,962 利益剰余金 3 2019年3月31日 2019年6月28日
定時株主総会
(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
当連結会計年度 当連結会計年度 当連結会計年度 当連結会計年度末
期首株式数(株) 増加株式数(株) 減少株式数(株) 株式数(株)
発行済株式
- -
普通株式 8,987,482 8,987,482
- -
合計 8,987,482 8,987,482
自己株式
- - - -
普通株式
- - - -
合計
2.配当に関する事項
(1)配当金支払額
該当事項はありません。
(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
該当事項はありません。
42/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
現金及び預金勘定 2,143,249千円 2,516,837千円
預入期間が3ヶ月を超える定期預金 △834,221 △907,067
現金及び現金同等物 1,309,027 1,609,770
(リース取引関係)
ファイナンス・リース取引(借主側)
所有権移転外ファイナンス・リース取引
(1)リース資産の内容
有形固定資産
主として、自動車業におけるバス車両、砕石業における生産設備及び全社部門におけるホストコンピュータ
並びにコンピュータ機器(「機械装置及び運搬具」、「工具、器具及び備品」)であります。
(2)リース資産の減価償却の方法
「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項 4.会計方針に関する事項 (2)重要な減価償却資産の
減価償却の方法」に記載のとおりであります。
43/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当社グループは、設備投資計画に照らして、必要な資金(主に銀行借入)を調達しております。一時的な余資
は主に流動性の高い金融資産で運用し、また、運転資金を銀行借入により調達しております。デリバティブは、
後述するリスクを回避するために利用しており、投機的な取引は行わない方針であります。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。
有価証券及び投資有価証券は、主に業務上の関係を有する企業の株式であり、市場価格の変動リスクに晒され
ております。
営業債務である支払手形及び買掛金は、そのほとんどが3ヶ月以内の支払期日であります。
借入金は、主に運転資金及び設備投資に係る資金調達を目的としたものであります。
デリバティブ取引は、借入金に係る支払金利の変動リスクに対するヘッジを目的とした金利スワップ取引であ
ります。なお、ヘッジ会計に関するヘッジ手段とヘッジ対象、ヘッジ方針、ヘッジの有効性の評価方法等につい
ては、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項 4.会計方針に関する事項 (6)重要なヘッジ会計
の方法」に記載のとおりであります。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理
当社は、営業債権及び長期貸付金について、各事業部門における管理担当が主要な取引先の状況を定期的に
モニタリングし、取引相手ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早
期把握や軽減を図っております。連結子会社についても同様の管理を行っております。
デリバティブ取引については、取引相手先を金融機関に限定しているため、信用リスクはほとんどないと認
識しております。
② 市場リスク(為替や金利等の変動リスク)の管理
有価証券及び投資有価証券については、定期的に時価や発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、市況
や取引先企業との関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。
デリバティブ取引の執行・管理については、取引権限及び取引限度額等を定めた管理規定に従い、担当部署
が決裁担当者の承認を得て行っております。
③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理
当社は、各部署からの報告に基づき担当部署が適時に資金繰り計画を作成・更新するとともに、手許流動性
の維持などにより流動性リスクを管理しております。連結子会社においても同様であります。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含ま
れております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することに
より、当該価額が変動することがあります。また、注記事項「デリバティブ取引関係」におけるデリバティブ取
引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありませ
ん。
44/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握すること
が極めて困難と認められるものは含まれておりません((注)2.参照)。
前連結会計年度(2020年3月31日)
連結貸借対照表計上額 時価 差額
(千円) (千円) (千円)
(1)現金及び預金 2,143,249 2,143,249 -
(2)受取手形及び売掛金 506,034 506,034 -
(3)有価証券及び投資有価証券 1,154,792 1,153,606 △1,185
3,802,890
資産計 3,804,075 △1,185
349,244
(1)支払手形及び買掛金 349,244 -
(2)短期借入金 2,182,110 2,182,110 -
(3)長期借入金(1年内返済予定の長期
2,969,436 2,963,377 △6,058
借入金を含む)
負債計 5,500,791 5,494,733 △6,058
当連結会計年度(2021年3月31日)
連結貸借対照表計上額 時価 差額
(千円) (千円) (千円)
(1)現金及び預金 2,516,837 2,516,837 -
(2)受取手形及び売掛金 424,253 424,253 -
(3)有価証券及び投資有価証券 1,288,576 1,288,783 206
4,229,873
資産計 4,229,667 206
294,532
(1)支払手形及び買掛金 294,532 -
(2)短期借入金 1,844,321 1,844,321 -
(3)長期借入金(1年内返済予定の長期
4,418,890 4,408,988 △9,901
借入金を含む)
負債計 6,557,744 6,547,842 △9,901
(注)1.金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項
資産 (1)現金及び預金、(2)受取手形及び売掛金
これらは短期間で決済されるものであり、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額
によっております。
(3)有価証券及び投資有価証券
これらの時価について、株式等は取引所の価格によっており、債券は取引所の価格又は金融機関等
から提示された価格によっております。
また、保有目的ごとの有価証券に関する事項については、注記事項「有価証券関係」に記載のとお
りであります。
負債 (1)支払手形及び買掛金、(2)短期借入金
これらは短期間で決済されるものであり、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額
によっております。
(3)長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)
これらの時価は、元利金の合計額を同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現
在価値により算定しております。
デリバティブ取引
注記事項「デリバティブ取引関係」に記載のとおりであります。
45/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
2.時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
区分
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
非上場株式 188,137 188,137
これらについては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、「(3)有
価証券及び投資有価証券」には含めておりません。
3.金銭債権及び満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(2020年3月31日)
1年以内 1年超5年以内 5年超10年以内 10年超
(千円) (千円) (千円) (千円)
現金及び預金 2,143,249 - - -
受取手形及び売掛金 506,034 - - -
有価証券及び投資有価証券
満期保有目的の債券
(1)社債 - 80,000 20,000 -
その他有価証券のうち満期が
あるもの
(1)債券(社債) - - - -
(2)その他 - - - -
合計 2,649,283 80,000 20,000 -
当連結会計年度(2021年3月31日)
1年以内 1年超5年以内 5年超10年以内 10年超
(千円) (千円) (千円) (千円)
現金及び預金 2,516,837 - - -
受取手形及び売掛金 424,253 - - -
有価証券及び投資有価証券
満期保有目的の債券
(1)社債 - 100,000 30,000 -
その他有価証券のうち満期が
あるもの
(1)債券(社債) - - - -
(2)その他 - - - -
合計 2,941,090 100,000 30,000 -
4.借入金及びリース債務の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度(2020年3月31日)
1年超 2年超 3年超 4年超
1年以内 5年超
2年以内 3年以内 4年以内 5年以内
(千円) (千円)
(千円) (千円) (千円) (千円)
短期借入金 2,182,110 - - - - -
長期借入金 965,392 731,588 497,308 325,850 177,119 272,179
リース債務 134,892 96,380 88,950 82,098 75,171 158,969
合計 3,282,395 827,968 586,258 407,948 252,290 431,148
当連結会計年度(2021年3月31日)
1年超 2年超 3年超 4年超
1年以内 5年超
2年以内 3年以内 4年以内 5年以内
(千円) (千円)
(千円) (千円) (千円) (千円)
短期借入金 1,844,321 - - - - -
長期借入金 888,248 763,636 673,658 475,141 270,442 1,347,765
リース債務 105,877 89,421 81,408 75,587 58,491 123,040
合計 2,838,447 853,057 755,066 550,728 328,933 1,470,805
46/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(有価証券関係)
1.売買目的有価証券
前連結会計年度及び当連結会計年度において、該当事項はありません。
2.満期保有目的の債券
前連結会計年度(2020年3月31日)
連結貸借対照表計上額 時価 差額
種類
(千円) (千円) (千円)
- - -
(1)国債・地方債等
時価が連結貸借対
(2)社債 20,000 20,077 77
照表計上額を超え
- - -
(3)その他
るもの
小計 20,000 20,077 77
- - -
(1)国債・地方債等
時価が連結貸借対
(2)社債 40,000 38,737 △1,263
照表計上額を超え
40,000 40,000 -
(3)その他
ないもの
小計 80,000 78,737 △1,263
合計 100,000 98,814 △1,185
当連結会計年度(2021年3月31日)
連結貸借対照表計上額 時価 差額
種類
(千円) (千円) (千円)
- - -
(1)国債・地方債等
時価が連結貸借対
(2)社債 70,000 70,206 206
照表計上額を超え
- - -
(3)その他
るもの
小計 70,000 70,206 206
- - -
(1)国債・地方債等
時価が連結貸借対
- - -
(2)社債
照表計上額を超え
60,000 60,000 -
(3)その他
ないもの
-
小計 60,000 60,000
合計 130,000 130,206 206
3.その他有価証券
前連結会計年度(2020年3月31日)
連結貸借対照表計上額 取得原価 差額
種類
(千円) (千円) (千円)
(1)株式 85,415 72,535 12,879
連結貸借対照表計
(2)債券 - - -
上額が取得原価を
(3)その他 9,210 4,440 4,769
超えるもの
小計 94,626 76,976 17,649
(1)株式 802,739 882,673 △79,934
連結貸借対照表計
(2)債券 - - -
上額が取得原価を
(3)その他 157,426 215,372 △57,946
超えないもの
小計 960,165 1,098,046 △137,880
合計 1,054,792 1,175,023 △120,230
47/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
当連結会計年度(2021年3月31日)
連結貸借対照表計上額 取得原価 差額
種類
(千円) (千円) (千円)
(1)株式 1,008,728 905,018 103,709
連結貸借対照表計
- - -
(2)債券
上額が取得原価を
(3)その他 51,995 40,914 11,080
超えるもの
小計 1,060,723 945,932 114,790
(1)株式 5,888 9,744 △3,856
連結貸借対照表計
- - -
(2)債券
上額が取得原価を
(3)その他 91,965 119,953 △27,987
超えないもの
小計 97,853 129,697 △31,843
合計 1,158,576 1,075,630 82,946
4.売却したその他有価証券
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
売却額 売却益の合計額 売却損の合計額
種類
(千円) (千円) (千円)
(1)株式 2,000 - -
(2)債券 4,600 23 -
(3)その他 70,135 15,353 -
合計 76,735 15,377 -
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
売却額 売却益の合計額 売却損の合計額
種類
(千円) (千円) (千円)
-
(1)株式 84,642 31,959
- - -
(2)債券
-
(3)その他 63,955 5,009
-
合計 148,597 36,969
5.減損処理を行った有価証券
前連結会計年度において、有価証券について58,908千円(その他有価証券の株式34,701千円、その他有価証券の
その他24,206千円)減損処理を行っております。
当連結会計年度においては、該当事項はありません。
なお、減損処理にあたっては、期末における時価が取得原価に比べ50%以上下落した場合には全て減損処理を行
い、30~50%程度下落した場合には、回復可能性等を考慮して必要と認められた額について減損処理を行っており
ます。
48/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(デリバティブ取引関係)
1.ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引
前連結会計年度及び当連結会計年度において、該当事項はありません。
2.ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引
金利関連
前連結会計年度(2020年3月31日)
ヘッジ会計の 契約額等 契約額等のうち 時価
取引の種類 主なヘッジ対象
方法 (千円) 1年超(千円) (千円)
金利スワップの 金利スワップ取引
長期借入金 218,900 116,020 (注)
特例処理 変動受取・固定支払
(注) 金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている長期借入金と一体として処理されているた
め、その時価は、当該長期借入金の時価に含めて記載しております。
当連結会計年度(2021年3月31日)
ヘッジ会計の 契約額等 契約額等のうち 時価
取引の種類 主なヘッジ対象
方法 (千円) 1年超(千円) (千円)
金利スワップの 金利スワップ取引
長期借入金 116,020 52,740 (注)
特例処理 変動受取・固定支払
(注) 金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている長期借入金と一体として処理されているた
め、その時価は、当該長期借入金の時価に含めて記載しております。
49/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(退職給付関係)
1.採用している退職給付制度の概要
当社及び連結子会社は、従業員の退職給付に充てるため、確定給付企業年金制度及び退職一時金制度を採用し
ております。
なお、連結子会社が有する確定給付企業年金制度及び退職一時金制度は、簡便法により退職給付に係る負債及
び退職給付費用を計算しております。
また、一部の連結子会社は、特定退職金共済制度等の確定拠出制度を採用しております。
2.確定給付制度
(1)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
退職給付債務の期首残高 1,240,971千円 1,292,260千円
勤務費用 77,420 76,921
利息費用 8,792 9,155
数理計算上の差異の発生額 △3,307 △25,084
退職給付の支払額 △31,616 △14,537
退職給付債務の期末残高 1,292,260 1,338,715
(2)年金資産の期首残高と期末残高の調整表
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
年金資産の期首残高 677,284千円 652,565千円
期待運用収益 10,159 9,788
数理計算上の差異の発生額 △50,695 90,026
事業主からの拠出額 30,889 30,199
退職給付の支払額 △15,072 △6,965
年金資産の期末残高 652,565 775,614
(3)簡便法を適用した制度の退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
退職給付に係る負債の期首残高 92,526千円 93,644千円
退職給付費用 9,119 5,956
退職給付の支払額 △8,000 △4,526
退職給付に係る負債の期末残高 93,644 95,075
(4)退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る
資産の調整表
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
積立型制度の退職給付債務 642,182千円 664,662千円
年金資産 △652,565 △775,614
△10,382 △110,952
743,722 769,128
非積立型制度の退職給付債務
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 733,339 658,175
退職給付に係る負債 743,722 769,128
退職給付に係る資産 △10,382 △110,952
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 733,339 658,175
(注)簡便法を適用した制度を含んでおります。
50/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(5)退職給付費用及びその内訳項目の金額
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
勤務費用 77,420千円 76,921千円
利息費用 8,792 9,155
期待運用収益 △10,159 △9,788
簡便法で計算した退職給付費用 9,119 5,956
数理計算上の差異の費用処理額 △6,896 △2,455
過去勤務費用の費用処理額 1,271 1,271
確定給付制度に係る退職給付費用 79,547 81,060
(6)退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
過去勤務費用 1,271 千円 1,271千円
数理計算上の差異 △54,285 112,656
合 計 △53,014 113,927
(7)退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
未認識過去勤務費用 △1,271千円 -千円
未認識数理計算上の差異 △2,071 110,585
合 計 △3,342 110,585
(8)年金資産に関する事項
① 年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
債券 64% 62%
株式 33 36
現金及び預金 0 0
その他 3 2
合 計 100 100
② 長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成す
る多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。
(9)数理計算上の計算基礎に関する事項
主要な数理計算上の計算基礎(加重平均で表わしております。)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
割引率 0.7% 0.7%
長期期待運用収益率 1.5% 1.5%
3.確定拠出制度
一部の連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度21,006千円、当連結会計年度19,358千円であ
ります。
51/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(税効果会計関係)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
繰延税金資産
賞与引当金 74,223千円 53,147千円
税務上の繰越欠損金(注)3 225,274 379,104
投資有価証券評価損 30,275 21,911
未払事業税 3,954 3,923
未払費用 11,593 8,418
たな卸資産評価損 110,340 104,763
減損損失 120,817 108,904
未払役員退職慰労金 517 517
退職給付に係る負債 224,480 236,616
その他有価証券評価差額金 1,476 1,174
90,363
79,171
その他
繰延税金資産小計
882,126 1,008,845
税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額(注)3 △739,574 △1,244,597
6,883 297,938
将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額
評価性引当額小計(注)2 △732,690 △946,659
繰延税金資産合計 149,435 62,186
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金 △961 △1,156
特別償却準備金 △2,394 △302
退職給付に係る資産 △3,162 △33,796
△23,912 △27,235
その他
繰延税金負債合計 △30,430 △62,490
繰延税金資産(負債)の純額(注)1 119,004 △304
(注)1.前連結会計年度及び当連結会計年度における繰延税金資産(負債)の純額は、連結貸借対照表の以下の
項目に含まれております。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
固定資産-繰延税金資産
149,283千円 55,490 千円
固定負債-繰延税金負債 △30,278 △55,794
2.評価性引当額が213,969千円増加しております。この増加の主な内容は、将来減算一時差異に関する評
価性引当額の増加及び連結子会社における税務上の繰越欠損金の増加等によるものであります。
3.税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額
前連結会計年度(2020年3月31日)
1年超 2年超 3年超 4年超
1年以内 5年超 合計
2年以内 3年以内 4年以内 5年以内
(千円) (千円) (千円)
(千円) (千円) (千円) (千円)
税務上の繰越欠
29,932 106,031
8,109 14,648 7,499 59,053 225,274
損金(※)
評価性引当額 △8,109 △14,648 △7,499 △29,932 △59,053 △106,031 △225,274
繰延税金資産 - - - - - - -
(※) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。
52/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
当連結会計年度(2021年3月31日)
1年超 2年超 3年超 4年超
1年以内 5年超 合計
2年以内 3年以内 4年以内 5年以内
(千円) (千円) (千円)
(千円) (千円) (千円) (千円)
税務上の繰越欠
59,053 247,896
13,342 7,499 29,932 21,379 379,104
損金(※)
評価性引当額 △13,342 △7,499 △29,932 △59,053 △21,379 △247,896 △379,104
繰延税金資産 - - - - - - -
(※) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。
2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
税金等調整前当期純損失 税金等調整前当期純損失
が計上されているため記 が計上されているため記
載を省略しております。 載を省略しております。
(企業結合等関係)
該当事項はありません。
(資産除去債務関係)
該当事項はありません。
(賃貸等不動産関係)
当社は、山口県において、賃貸収益を得ることを目的として賃貸ビルや賃貸商業施設を所有しております。前連結
会計年度における当該賃貸等不動産に関する賃貸損益は 73,077 千円(賃貸収益は販売業売上高に、賃貸費用は販売業
売上原価に計上)であります。当連結会計年度における当該賃貸等不動産に関する賃貸損益は102,233千円(賃貸収
益は販売業売上高に、賃貸費用は販売業売上原価に計上)であります。
また、当該賃貸等不動産の連結貸借対照表計上額、期中増減額及び時価は、次のとおりであります。
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
連結貸借対照表計上額
期首残高 1,554,538 1,914,777
360,238 △53,348
期中増減額
期末残高 1,914,777 1,861,428
期末時価 2,618,118 2,591,322
(注)1.連結貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額を控除した金額であります。
2.期中増減額のうち、前連結会計年度の増加額は新規テナント賃貸施設の建設費用等(404,797千円)であ
り、減少額は減価償却費(44,559千円)であります。当連結会計年度の増加額は既存テナント賃貸施設の設
備更新等(663千円)であり、減少額は減価償却費(54,011千円)であります。
3.期末の時価は、主として「不動産鑑定評価基準」に基づいて自社で算定した金額(指標等を用いて調整を
行ったものを含む。)であります。
53/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取
締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであり
ます。
当社グループは、一般乗合旅客自動車運送事業をはじめとする一般旅客自動車運送事業を基軸として、地域に
密着した様々な事業を展開しております。
したがって、当社グループは、各事業内容を基礎としたセグメントから構成されており、「自動車業」、「不
動産業」、「飲食業」、「自動車用品販売・整備業」、「旅行代理店業」、「保険代理店業」の6つを報告セグ
メントとしております。
報告セグメントにおける各事業区分の事業内容は、以下のとおりであります。
①自動車業…………………………一般乗合・一般貸切・一般乗用旅客自動車運送事業
②不動産業…………………………土地売買業・不動産賃貸業・造園業
③飲食業……………………………高速道路サービスエリア等における物販・飲食店経営・食品加工業
④自動車用品販売・整備業………自動車部品及び石油製品等販売業・自動車修理業
⑤旅行代理店業……………………航空代理業・旅行代理店業
⑥保険代理店業……………………保険代理店業
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に
おける記載と概ね同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部売上高及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
54/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント
その他
自動車
合計
旅行 保険
(注)
自動車業 不動産業 飲食業 用品販売・ 計
代理店業 代理店業
整備業
売上高
外部顧客への売
3,165,250 346,976 2,258,426 567,668 825,239 268,281 7,431,842 1,177,048 8,608,891
上高
セグメント間の
内部売上高又は 51,947 25,710 2,771 181,132 13,309 43,606 318,477 38,572 357,050
振替高
計
3,217,198 372,686 2,261,197 748,800 838,549 311,888 7,750,320 1,215,620 8,965,941
セグメント利益
△ 830,669 77,303 △ 47,019 △ 12,603 192,970 211,826 △ 408,192 21,541 △ 386,651
又は損失(△)
セグメント資産 2,714,902 2,812,873 802,305 1,009,384 404,375 185,395 7,929,238 1,363,884 9,293,122
その他の項目
減価償却費
336,240 54,851 25,190 16,907 7,304 2,285 442,780 47,040 489,821
減損損失 70,215 - - - - - 70,215 50,613 120,828
有形固定資産及
び無形固定資産
328,146 316,197 6,833 6,118 23,471 11,925 692,693 68,253 760,947
の増加額
(注)「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、砕石業、自動車運転教習業、清
掃業及び広告業等を含んでおります。
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント
その他
自動車
合計
旅行 保険
(注)
自動車業 不動産業 飲食業 用品販売・ 計
代理店業 代理店業
整備業
売上高
外部顧客への売
2,080,949 430,242 1,315,139 602,619 476,653 277,209 5,182,813 1,142,340 6,325,153
上高
セグメント間の
内部売上高又は 51,472 38,348 1,901 156,992 5,035 36,369 290,120 28,552 318,672
振替高
計 2,132,422 468,590 1,317,040 759,611 481,689 313,578 5,472,933 1,170,892 6,643,826
セグメント利益
△ 1,499,349 127,002 △ 265,536 △ 54,643 △ 45,429 225,432 △ 1,512,523 16,932 △ 1,495,591
又は損失(△)
セグメント資産 3,138,498 2,737,850 936,518 970,032 382,927 227,596 8,393,423 1,487,290 9,880,714
その他の項目
減価償却費
297,869 63,577 23,212 21,794 9,317 2,225 417,997 37,865 455,863
減損損失 44,030 - - - - - 44,030 - 44,030
有形固定資産及
び無形固定資産
646,340 15,051 4,755 17,710 1,737 708 686,304 54,577 740,882
の増加額
(注)「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、砕石業、自動車運転教習業、清
掃業及び広告業等を含んでおります。
55/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
4.報告セグメント合計額と連結財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)
(単位:千円)
売上高 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 7,750,320 5,472,933
「その他」の区分の売上高 1,215,620 1,170,892
セグメント間取引消去 △357,050 △318,672
連結財務諸表の売上高 8,608,891 6,325,153
(単位:千円)
利益 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 △408,192 △1,512,523
「その他」の区分の利益 21,541 16,932
セグメント間取引消去 11,539 13,053
△380,369
全社費用(注) △406,589
連結財務諸表の営業損失(△) △781,701 △1,862,907
(注)全社費用は、本社一般管理費であります。
(単位:千円)
資産 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 7,929,238 8,393,423
「その他」の区分の資産 1,363,884 1,487,290
セグメント間債権債務の相殺消去等 △844,850 △717,602
全社資産(注) 2,006,639 1,952,269
連結財務諸表の資産合計 10,454,912 11,115,381
(注)全社資産は、主に本社管理の現預金及び投資有価証券であります。
(単位:千円)
報告セグメント計 その他 調整額 連結財務諸表計上額
その他の項目
前連結会 当連結会 前連結会 当連結会 前連結会 当連結会 前連結会 当連結会
計年度 計年度 計年度 計年度 計年度 計年度 計年度 計年度
減価償却費 442,780 417,997 47,040 37,865 △1,742 1,701 488,078 457,565
減損損失 70,215 44,030 50,613 - - - 120,828 44,030
有形固定資産及び無形
692,693 686,304 68,253 54,577 △10,960 △7,947 749,986 732,934
固定資産の増加額
(注)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額は、本社一般管理部門の設備投資及びセグメント間資本的
支出の相殺消去であります。
56/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
【関連情報】
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
(単位:千円)
自動車用品
旅行 保険
自動車業 不動産業 飲食業 販売・整備 その他 合計
代理店業 代理店業
業
外部顧客へ
3,165,250 346,976 2,258,426 567,668 825,239 268,281 1,177,048 8,608,891
の売上高
2.地域ごとの情報
(1)売上高
海外売上高がないため、該当事項はありません。
(2)有形固定資産
本邦以外の国又は地域に所在する連結子会社及び在外支店がないため、該当事項はありません。
3.主要な顧客ごとの情報
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
(単位:千円)
自動車用品
旅行 保険
自動車業 不動産業 飲食業 販売・整備 その他 合計
代理店業 代理店業
業
外部顧客へ
2,080,949 430,242 1,315,139 602,619 476,653 277,209 1,142,340 6,325,153
の売上高
2.地域ごとの情報
(1)売上高
海外売上高がないため、該当事項はありません。
(2)有形固定資産
本邦以外の国又は地域に所在する連結子会社及び在外支店がないため、該当事項はありません。
3.主要な顧客ごとの情報
該当事項はありません。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
該当事項はありません。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
該当事項はありません。
57/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
【関連当事者情報】
関連当事者との取引
連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引
連結財務諸表提出会社の役員及び主要株主(個人の場合に限る。)等
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
該当事項はありません。
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり純資産額 229.62円 207.02円
1株当たり当期純損失(△)
△34.94円 △54.45円
(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、また、潜在株式が存在し
ないため記載しておりません。
2.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
純資産の部の合計額(千円) 2,114,684 1,911,534
純資産の部の合計額から控除する金額(千円) 50,917 50,894
(うち非支配株主持分(千円)) (50,917) (50,894)
普通株式に係る期末の純資産額(千円) 2,063,766 1,860,639
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通
8,987,482 8,987,482
株式の数(株)
3.1株当たり当期純損失の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
親会社株主に帰属する当期純損失(△)(千円)
△314,048 △489,448
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純損失
△314,048 △489,448
(△)(千円)
期中平均株式数(株) 8,987,482 8,987,482
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
58/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
⑤【連結附属明細表】
【社債明細表】
該当事項はありません。
【借入金等明細表】
当期首残高 当期末残高 平均利率
区分 返済期限
(千円) (千円) (%)
短期借入金 2,182,110 1,844,321 1.56 -
1年以内に返済予定の長期借入金 965,392 888,248 1.41 -
1年以内に返済予定のリース債務 134,892 105,877 2.31 -
長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く) 2,004,044 3,530,642 1.03 2022年~2031年
リース債務(1年以内に返済予定のものを除く) 501,569 427,949 2.49 2022年~2030年
その他有利子負債 - - - -
合計 5,788,009 6,797,038 - -
(注)1.平均利率については、期末借入金残高及び期末リース債務残高に対する加重平均利率を記載しております。
2.長期借入金及びリース債務(1年以内に返済予定のものを除く。)の連結決算日後5年間の返済予定額は以
下のとおりであります。
1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内
(千円) (千円) (千円) (千円)
長期借入金 763,636 673,658 475,141 270,442
リース債務 89,421 81,408 75,587 58,491
3.長期借入金の期末残高には、劣後ローン500,000千円が含まれております。
【資産除去債務明細表】
該当事項はありません。
(2)【その他】
該当事項はありません。
59/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
2【財務諸表等】
(1)【財務諸表】
①【貸借対照表】
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
※1 872,125 ※1 856,660
現金及び預金
※2 126,993 ※2 121,630
受取手形及び売掛金
344,135 810,157
未収入金
221,855 196,612
分譲土地建物
20,491 12,493
貯蔵品
※2 23,078 ※2 20,824
前払費用
※2 10,232 ※2 14,901
その他
△ 354 △ 698
貸倒引当金
1,618,556 2,032,581
流動資産合計
固定資産
有形固定資産
※1 1,209,742 ※1 1,157,693
建物(純額)
※3 185,413 ※3 179,017
構築物(純額)
機械及び装置(純額) 18,762 16,745
※3 286,609 ※3 389,057
車両運搬具(純額)
※3 25,996 ※3 43,021
工具、器具及び備品(純額)
※1 1,652,160 ※1 1,652,160
土地
リース資産(純額) 240,356 209,535
10,471 9,579
建設仮勘定
3,629,514 3,656,810
有形固定資産合計
無形固定資産
- 2,800
ソフトウエア
- 2,800
無形固定資産合計
投資その他の資産
※1 1,076,140 ※1 1,164,925
投資有価証券
※1 365,440 ※1 215,055
関係会社株式
12,840 14,573
出資金
1,351 1,071
長期前払費用
58,001 -
繰延税金資産
65,584 63,310
その他
△ 45,380 △ 44,599
貸倒引当金
1,533,978 1,414,334
投資その他の資産合計
5,163,492 5,073,944
固定資産合計
6,782,049 7,106,526
資産合計
60/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
負債の部
流動負債
※2 76,241 ※2 81,837
買掛金
※1 1,822,100 ※1 1,522,100
短期借入金
※1 ,※2 1,038,488 ※1 ,※2 982,556
1年内返済予定の長期借入金
29,450 28,750
リース債務
※2 72,582 ※2 63,849
未払金
91,556 84,688
未払費用
2,588 11,030
未払法人税等
43,160 -
未払消費税等
※2 9,395 ※2 9,142
前受金
74,938 89,275
前受運賃
57,927 78,435
預り金
162,500 116,400
賞与引当金
3,480,929 3,068,067
流動負債合計
固定負債
※1 ,※2 1,741,666 ※1 ,※2 2,397,971
長期借入金
214,605 185,891
リース債務
636,352 673,685
退職給付引当金
245,004 230,722
建設協力金
19,532 16,692
長期未払金
※2 126,489 ※2 121,707
受入保証金
39,379 77,603
関係会社事業損失引当金
- 302
繰延税金負債
3,023,030 3,704,577
固定負債合計
6,503,959 6,772,644
負債合計
純資産の部
株主資本
449,374 449,374
資本金
資本剰余金
3,280 3,280
資本準備金
3,280 3,280
資本剰余金合計
利益剰余金
5,392 5,392
利益準備金
その他利益剰余金
5,466 690
特別償却準備金
30,286 △ 96,543
繰越利益剰余金
41,145 △ 90,460
利益剰余金合計
493,799 362,194
株主資本合計
評価・換算差額等
△ 215,709 △ 28,312
その他有価証券評価差額金
△ 215,709 △ 28,312
評価・換算差額等合計
278,090 333,881
純資産合計
6,782,049 7,106,526
負債純資産合計
61/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
②【損益計算書】
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業収益
一般旅客自動車運送事業営業収益
2,134,891 1,532,844
旅客運送収入
48,242 48,162
運送雑収
2,183,134 1,581,007
一般旅客自動車運送事業営業収益合計
土地建物業営業収益
24,306 21,500
分譲事業売上高
283,996 334,967
土地建物賃貸収入等
308,303 356,467
土地建物業営業収益合計
航空代理業営業収益 566,340 409,628
223,467 237,448
保険代理店業営業収益
3,281,245 2,584,551
営業収益合計
売上原価
2,720,485 2,569,954
一般旅客自動車運送事業運送費
230,857 238,997
土地建物業売上原価
378,259 339,364
航空代理業売上原価
15,951 14,935
保険代理店業売上原価
3,345,553 3,163,251
売上原価合計
売上総損失(△) △ 64,307 △ 578,700
※1 413,628 ※1 385,455
販売費及び一般管理費
営業損失(△) △ 477,935 △ 964,155
営業外収益
58 38
受取利息
※2 56,442 ※2 54,852
受取配当金
※2 11,880 ※2 11,040
受取事務手数料
※2 240 ※2 240
受取地代家賃
- 38,867
受取保証料
5,991 5,844
診療所報酬
- 89,736
雇用調整助成金
18,088 11,384
その他
92,700 212,003
営業外収益合計
営業外費用
69,847 68,246
支払利息
2,484 2,208
その他
72,331 70,455
営業外費用合計
経常損失(△) △ 457,566 △ 822,607
特別利益
※2 ,※3 1,629 ※3 1,013
固定資産売却益
6,511 36,969
投資有価証券売却益
513,951 1,213,661
国庫補助金
522,093 1,251,644
特別利益合計
特別損失
※4 56,582 ※4 214
固定資産除却損
3,915 322,562
固定資産圧縮損
24,206 -
投資有価証券評価損
※5 150,385
-
関係会社株式評価損
※6 39,379 ※6 38,224
関係会社事業損失引当金繰入額
※7 2,791
-
関係会社清算損
126,874 511,385
特別損失合計
62/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
△ 62,347 △ 82,348
税引前当期純損失(△)
法人税、住民税及び事業税 16,842 15,199
- △ 24,245
法人税等還付税額
△ 1,144 58,303
法人税等調整額
15,697 49,257
法人税等合計
当期純損失(△) △ 78,045 △ 131,605
63/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
【売上原価明細書】
前事業年度 当事業年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
注記
区分
金額(千円) 金額(千円)
番号
Ⅰ 一般旅客自動車運送事業
運送費
1.人件費
(1)給料 838,569 855,003
(2)手当 378,426 332,838
(3)賞与 196,226 199,120
(4)賞与引当金繰入額 119,281 86,051
(5)退職給付費用 53,652 57,814
(6)法定福利費 243,241 237,336
4,059 2,762
(7)その他 1,833,457 1,770,927
2.軽油・油脂 295,886 230,526
45,086 44,075
3.手数料
195,749 183,819
4.修繕費
5.減価償却費 207,860 206,959
6.リース料 738 752
141,706 132,892
7.その他 2,720,485 2,569,954
Ⅱ 土地建物業売上原価
1.土地建物売上原価
期首たな卸高 257,003 221,855
31,380 53,370
当期仕入高 288,383 275,225
221,855 196,612
期末たな卸高
土地建物売上原価計
66,528 78,613
2.人件費
(1)給料 27,141 23,283
(2)賞与 4,798 5,466
(3)賞与引当金繰入額 2,907 2,263
(4)法定福利費 6,255 5,021
2,291 2,409
(5)その他 43,394 38,444
3.租税公課 48,066 37,940
4.減価償却費 53,114 62,307
5.その他 19,752 230,857 21,691 238,997
64/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
前事業年度 当事業年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
注記
区分
金額(千円) 金額(千円)
番号
Ⅲ 航空代理業売上原価
1.人件費
(1)給料 187,278 195,325
(2)賞与 43,248 42,307
(3)賞与引当金繰入額 25,377 18,292
(4)法定福利費 43,683 43,154
37,212 18,742
(5)その他 336,799 317,823
2.備消品費 850 586
209 54
3.減価償却費
32,588 16,313
4.清掃費
5.借家料 2,212 544
5,599 4,042
6.その他 378,259 339,364
Ⅳ 保険代理店業売上原価
1.備消品費 1,495 2,006
2.減価償却費 1,793 2,057
3.リース料 1,065 124
4.借家料 6,475 6,744
5,122 15,951 4,002 14,935
5.その他
売上原価合計
3,345,553 3,163,251
65/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
③【株主資本等変動計算書】
前事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利益剰余金 株主資本合
資本金
資本剰余金 利益剰余金 計
資本準備金 利益準備金
合計 特別償却準 繰越利益剰 合計
備金 余金
当期首残高 449,374 3,280 3,280 2,696 10,241 133,215 146,153 598,807
当期変動額
剰余金の配当 △ 26,962 △ 26,962 △ 26,962
当期純損失(△) △ 78,045 △ 78,045 △ 78,045
利益準備金の積立 2,696 △ 2,696 - -
特別償却準備金の取崩 △ 4,775 4,775 - -
株主資本以外の項目の当
期変動額(純額)
当期変動額合計 - - - 2,696 △ 4,775 △ 102,928 △ 105,007 △ 105,007
当期末残高 449,374 3,280 3,280 5,392 5,466 30,286 41,145 493,799
評価・換算差額等
純資産合計
その他有価証券評 評価・換算差額等
価差額金 合計
当期首残高 118,395 118,395 717,202
当期変動額
剰余金の配当
△ 26,962
当期純損失(△) △ 78,045
利益準備金の積立 -
特別償却準備金の取崩
-
株主資本以外の項目の当
△ 334,104 △ 334,104 △ 334,104
期変動額(純額)
当期変動額合計 △ 334,104 △ 334,104 △ 439,112
当期末残高
△ 215,709 △ 215,709 278,090
66/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
当事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利益剰余金 株主資本合
資本金
資本剰余金 利益剰余金 計
資本準備金 利益準備金
合計 特別償却準 繰越利益剰 合計
備金 余金
当期首残高
449,374 3,280 3,280 5,392 5,466 30,286 41,145 493,799
当期変動額
剰余金の配当
当期純損失(△) △ 131,605 △ 131,605 △ 131,605
特別償却準備金の取崩
△ 4,775 4,775 - -
株主資本以外の項目の当
期変動額(純額)
当期変動額合計 - - - - △ 4,775 △ 126,830 △ 131,605 △ 131,605
当期末残高
449,374 3,280 3,280 5,392 690 △ 96,543 △ 90,460 362,194
評価・換算差額等
純資産合計
その他有価証券評 評価・換算差額等
価差額金 合計
当期首残高
△ 215,709 △ 215,709 278,090
当期変動額
剰余金の配当
当期純損失(△) △ 131,605
特別償却準備金の取崩
-
株主資本以外の項目の当
187,397 187,397 187,397
期変動額(純額)
当期変動額合計 187,397 187,397 55,791
当期末残高
△ 28,312 △ 28,312 333,881
67/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
【注記事項】
(重要な会計方針)
1.有価証券の評価基準及び評価方法
(1)子会社株式及び関連会社株式
移動平均法による原価法を採用しております。
(2)その他有価証券
時価のあるもの
決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法
により算定)を採用しております。
時価のないもの
移動平均法による原価法を採用しております。
2.たな卸資産の評価基準及び評価方法
(1)分譲土地建物
個別法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用してお
ります。
(2)貯蔵品
移動平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用し
ております。
3.固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産(リース資産を除く)
定率法によっております。
ただし、旧ボウリング場に係る固定資産及び1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)並
びに2016年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については、定額法を採用しております。
なお、耐用年数については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっております。
(2)無形固定資産(リース資産を除く)
定額法によっております。
なお、耐用年数については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっております。
(3)リース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。
4.引当金の計上基準
(1)貸倒引当金
一般債権については貸倒実績率、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し回収不能
見込額を計上しております。
(2)賞与引当金
従業員に対して支給する賞与の支出に充てるため、将来の支給見込額のうち当期の負担額を計上しておりま
す。
(3)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当事
業年度末において発生していると認められる額を計上しております。
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度末までの期間に帰属させる方法については、期
間定額基準によっております。
過去勤務費用については、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法
により費用処理しております。
数理計算上の差異については、各事業年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数
(10年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌事業年度から費用処理しております。
(4)関係会社事業損失引当金
関係会社の事業の損失に備えるため、関係会社の財政状態等を個別に勘案し、損失負担見込額を計上してお
ります。
68/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
5.ヘッジ会計の方法
(1)ヘッジ会計の方法
金利スワップ取引については、特例処理の要件を充たしているため、特例処理を採用しております。
(2)ヘッジ手段とヘッジ対象
①ヘッジ手段…金利スワップ取引
②ヘッジ対象…借入金の利息
(3)ヘッジ方針
金利変動リスクをヘッジする目的で金利スワップ取引を行っており、投機目的の取引は行っておりません。
(4)ヘッジ有効性評価の方法
金利スワップの特例処理の要件を充たしているため、ヘッジ有効性の評価を省略しております。
6.その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
(1)退職給付に係る会計処理
退職給付に係る未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費用の会計処理の方法は、連結財務諸表におけ
るこれらの会計処理の方法と異なっております。
(2)消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
(重要な会計上の見積り)
1.固定資産の減損
(1)当事業年度の財務諸表に計上した金額
(単位:千円)
3,656,810
有形固定資産
2,800
無形固定資産
(2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報
連結財務諸表「注記事項 (重要な会計上の見積り) 1.固定資産の減損 (2)識別した項目に係る重要
な会計上の見積りの内容に関する情報」に記載した内容と同一であります。
2. 関係会社株式の評価及び関係会社事業損失引当金
(1)当事業年度の財務諸表に計上した金額
(単位:千円)
150,385
関係会社株式評価損
38,224
関係会社事業損失引当金繰入額
215,055
関係会社株式
77,603
関係会社事業損失引当金
(2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報
当社の有する関係会社株式は、時価を把握することが極めて困難と認められるものであり、発行会社の財政
状態の悪化により実質価額が著しく低下した場合には、回復可能性の判定を行い減損の要否を決定しておりま
す。
また、債務超過の関係会社については、株式等の帳簿価額の減損処理を行うとともに、財政状態の回復可能
性が見込まれない場合には、当社負担見込額を関係会社事業損失引当金として計上しております。
財政状態の回復可能性は、関係会社の将来の需要動向や売上予測等の見積りを主要な仮定とした事業計画に
基づいて検討しておりますが、将来の経済状況の変動などによって影響を受ける可能性があるため、事業計画
の経過によっては、翌事業年度以降において株式の帳簿価額の減損処理、関係会社事業損失引当金の計上が必
要となる可能性があります。なお、関係会社事業損失引当金を計上している関係会社の財政状態が回復した場
合には、債務超過の回復額に応じて関係会社事業損失引当金の戻入を行うこととしております。
69/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(表示方法の変更)
(「会計上の見積りの開示に関する会計基準」の適用)
「会計上の見積りの開示に関する会計基準」(企業会計基準第31号 2020年3月31日)を当事業年度の年度末に
係る財務諸表から適用し、財務諸表に重要な会計上の見積りに関する注記を記載しております。
ただし、当該注記においては、当該会計基準第11項ただし書きに定める経過的な取扱いに従って、前事業年度に
係る内容については記載しておりません。
(追加情報)
(新型コロナウイルス感染症拡大の影響に関する会計上の見積りについて)
新型コロナウイルス感染症の影響については、コロナウイルスのワクチン接種が進んでいることもあり、本年秋
以降に徐々に経済活動が回復していくものと考えております。しかしながら、自動車業及び航空代理業の本格的な
回復までには時間がかかることも考えられます。回復時期が遅れることにより、当社の財政状態及び経営成績に影
響を及ぼす可能性があり、これらの仮定に基づいて固定資産の減損会計及び税効果会計等の会計上の見積りを行っ
ていくこととしております。
70/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(貸借対照表関係)
※1 担保資産及び担保付債務
担保に供している資産は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
現金及び預金 333,000千円 333,000千円
建物 405,753 389,795
土地 1,015,333 1,012,591
投資有価証券 506,200 606,020
関係会社株式 78,329 -
計 2,338,616 2,341,407
担保付債務は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
短期借入金 1,702,100千円 1,052,100千円
1年内返済予定を含む長期借入金 2,480,154 2,580,527
計 4,182,254 3,632,627
※2 関係会社に対する金銭債権及び金銭債務(区分表示したものを除く)は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
短期金銭債権 13,135千円 11,756千円
短期金銭債務 61,772 54,313
長期金銭債務 301,067 301,067
※3 国庫補助金により有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
構築物 2,145千円 ( 135,108千円) 188千円 ( 135,296千円)
車両運搬具 1,770 ( 499,886 ) 260,951 ( 661,701 )
工具、器具及び備品 - ( 27,272 ) 61,423 ( 88,695 )
計 3,915 ( 662,268 ) 322,562 ( 885,694 )
なお、( )内は圧縮記帳累計額であります。
4 関係会社の銀行借入金等に対して次のとおり保証を行っております。
前事業年度 当事業年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
サンデン旅行㈱ 369千円 1,807千円
ブルーライン交通㈱ 187 187
計 557 1,995
71/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
(損益計算書関係)
※1 販売費に属する費用のおおよその割合は前事業年度44%、当事業年度40%、一般管理費に属する費用のおおよそ
の割合は前事業年度56%、当事業年度60%であります。
販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
役員報酬 35,434 千円 30,676 千円
121,989 121,741
給料・手当
27,360 24,248
賞与
14,933 9,792
賞与引当金繰入額
8,993 8,837
退職給付費用
38,720 36,631
福利厚生費
11,898 14,293
減価償却費
5,105 4,802
広告宣伝費
27,709 25,693
通信交通費
35,477 19,179
斡旋・販売手数料
26,888 28,916
租税公課
- 343
貸倒引当金繰入額
※2 関係会社との取引に係るものは次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
受取配当金 21,785千円 18,271千円
受取事務手数料 11,880 11,040
受取地代家賃 240 240
固定資産売却益 159 -
※3 固定資産売却益の内容は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
車両運搬具 1,629千円 1,013千円
※4 固定資産除却損の内容は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
建物 56,575千円 -千円
車両運搬具 0 0
工具、器具及び備品 7 214
計 56,582 214
※5 関係会社株式評価損の内容は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
下関山電タクシー㈱ -千円 34,810千円
長門山電タクシー㈲ - 6,575
イーグル興業㈱ - 50,000
山電商事㈱ - 9,000
㈱エヌ・アール - 50,000
計 - 150,385
72/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
※6 関係会社事業損失引当金繰入額
前事業年度において、当社の連結子会社である山電石材㈱の事業の損失に備えるため、39,379千円を関係会社事
業損失引当金繰入額として計上しております。
当事業年度において、当社の連結子会社である下関山電タクシー㈱及び山電石材㈱の事業の損失に備えるため、
それぞれ17,953千円及び20,271千円を関係会社事業損失引当金繰入額として計上しております。
※7 関係会社清算損
前事業年度において発生しております関係会社清算損は、連結子会社であったサンデンケアサービス㈱の清算結
了に伴う損失であります。
(有価証券関係)
子会社株式及び関連会社株式(前事業年度の貸借対照表計上額は子会社株式361,504千円、関連会社株式3,936千
円、当事業年度の貸借対照表計上額は子会社株式211,119千円、関連会社株式3,936千円)は、市場価格がなく、時価
を把握することが極めて困難と認められることから、記載しておりません。
(税効果会計関係)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
前事業年度 当事業年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
繰延税金資産
49,497千円 35,455千円
賞与引当金
29,103 82,284
投資有価証券評価損
2,734 2,157
未払事業税
8,163 5,848
未払費用
110,340 104,763
分譲土地建物評価損
651 651
土地減損損失
517 517
未払役員退職慰労金
193,832 205,204
退職給付引当金
- 23,637
関係会社事業損失引当金
15,545 15,412
その他
410,388 475,934
繰延税金資産小計
△349,992 △475,934
評価性引当額
60,395 -
繰延税金資産合計
繰延税金負債
- -
その他有価証券評価差額金
△2,394 △302
特別償却準備金
△2,394 △302
繰延税金負債合計
58,001 △302
繰延税金資産(負債)の純額
2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳
前事業年度 当事業年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
税引前当期純損失が計上 税引前当期純損失が計上
されているため記載を省 されているため記載を省
略しております。 略しております。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
73/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
④【附属明細表】
【有価証券明細表】
【株式】
貸借対照表計上額
銘柄 株式数(株)
(千円)
㈱山口フィナンシャルグループ 1,253,666 922,698
アフラック 3,838 21,745
㈱西京銀行 53,000 21,040
岩国空港ビル㈱ 400 20,000
19,002
㈱交通会館 376
その他
山口合同ガス㈱ 257,162 14,264
投資有価証券
有価証券
山口宇部空港ビル㈱ 28,000 14,000
下関商業開発㈱ 20,000 10,000
関釜フェリー㈱ 16,000 8,000
西日本空輸㈱ 9,000 4,500
ANAホールディングス㈱ 1,000 2,572
その他(10銘柄) 6,205 10,699
計 1,648,647 1,068,522
【債券】
該当事項はありません。
【その他】
貸借対照表計上額
種類及び銘柄 投資口数等(口)
(千円)
その他
(投資信託受益証券)
投資有価証券
263,416,873 96,402
有価証券
証券投資信託受益証券(6銘柄)
計 263,416,873 96,402
74/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
【有形固定資産等明細表】
当期末減価
償却累計額
差引当期末
当期首残高 当期増加額 当期減少額 当期末残高 当期償却額
資産の種類 残高
又は償却累
(千円) (千円) (千円) (千円) (千円)
(千円)
計額
(千円)
有形固定資産
建物 3,038,362 4,878 - 3,043,240 1,885,546 56,927 1,157,693
構築物 600,556 14,487 188 614,855 435,838 20,695 179,017
機械及び装置 86,345 793 - 87,139 70,393 2,810 16,745
車両運搬具 3,147,777 526,192 488,735 3,185,233 2,796,176 162,793 389,057
43,021
工具、器具及び備品 250,244 90,086 71,823 268,507 225,486 11,424
1,652,160
土地 1,652,160 - - 1,652,160 - -
388,848 179,312 209,535
リース資産 388,848 - - 30,821
9,579
建設仮勘定 10,471 607,591 608,483 9,579 - -
3,656,810
有形固定資産計 9,174,766 1,244,029 1,169,231 9,249,565 5,592,754 285,473
無形固定資産
2,800
ソフトウエア - - - 3,000 200 200
2,800
無形固定資産計 - - 3,000 200 200
1,071
長期前払費用 18,260 754 - 19,014 17,943 1,034
(注)1.「当期増加額」及び「当期減少額」の主なものは次のとおりであります。
(増)工具、器具及び備品 ICカード関連設備(端末機器類) 89,101千円
車両運搬具 ICカード関連設備(車載機器類) 372,743千円
車両運搬具 乗合車両 14両 128,610千円
(減)車両運搬具 乗合車両 売却 15両 78,427千円
車両運搬具 貸切車両 売却 1両 11,702千円
なお、建設仮勘定の増減は、主に上記の車両運搬具に係るものであります。
2.構築物の「当期減少額」に188千円、車両運搬具の「当期減少額」に260,951千円、工具、器具及び備品の
「当期減少額」に61,423千円の圧縮損がそれぞれ含まれております。
3.無形固定資産の金額が資産の総額の1%以下であるため「当期首残高」、「当期増加額」及び「当期減少
額」の記載を省略しております。
4.長期前払費用については、法人税法に規定する定額法及び契約に基づく期間に配分した償却を行っておりま
す。
【引当金明細表】
当期減少額 当期減少額
当期首残高 当期増加額 当期末残高
区分 (目的使用) (その他)
(千円) (千円) (千円)
(千円) (千円)
貸倒引当金 45,734 343 780 - 45,298
賞与引当金 162,500 116,400 162,500 - 116,400
-
関係会社事業損失引当金 39,379 38,224 - 77,603
(2)【主な資産及び負債の内容】
連結財務諸表を作成しているため、記載を省略しております。
(3)【その他】
該当事項はありません。
75/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
第6【提出会社の株式事務の概要】
事業年度 4月1日から3月31日まで
定時株主総会 6月中
基準日 3月31日
株券の種類 株券不発行
9月30日
剰余金の配当の基準日
3月31日
1単元の株式数 -
株式の名義書換え
取扱場所 下関市羽山町3番3号 サンデン交通株式会社 総務部 総務チーム
株主名簿管理人 該当なし
取次所 該当なし
名義書換手数料 無料
新券交付手数料 該当なし
単元未満株式の買取り
取扱場所 該当なし
株主名簿管理人 該当なし
取次所 該当なし
買取手数料 該当なし
公告掲載方法 北九州市小倉北区において発行する朝日新聞
株主に対する特典 当社株式5,000株以上の株主に対し、優待乗車証を発行する。
(注) 定款により下記の通り譲渡制限を行っております。
「第8条 当会社の株式を譲渡するには取締役会の承認を得なければならない。」
76/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
第7【提出会社の参考情報】
1【提出会社の親会社等の情報】
当社は上場会社ではありませんので、金融商品取引法第24条の7第1項の適用がありません。
2【その他の参考情報】
当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しております。
(1)有価証券報告書及びその添付書類
事業年度(第143期)(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
2020年6月29日 中国財務局長に提出
(2)半期報告書
(第144期中)(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
2020年12月28日 中国財務局長に提出
(3)臨時報告書
2020年12月23日 中国財務局長に提出
企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第12号(財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に
著しい影響を与える事象)の規定に基づく臨時報告書
2021年3月24日 中国財務局長に提出
企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第12号(財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に
著しい影響を与える事象)の規定に基づく臨時報告書
77/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
第二部【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
78/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
独立監査人の監査報告書
2021年6月28日
サンデン交通株式会社
取締役会 御中
有限責任 あずさ監査法人
福岡事務所
指定有限責任社員
公認会計士
阿 部 與 直 印
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士
千々松 英樹 印
業務執行社員
監査意見
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
いるサンデン交通株式会社の2020年4月1日から2021年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸
借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財
務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、 我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、サン
デン交通 株式会社 及び連結子会社の2021年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績
及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準における
当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職
業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果
たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
連結財務諸表に対する経営者及び 監査役 の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に
表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために
経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかど
うかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する
必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
連結財務諸表監査における 監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示
がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明する
ことにある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の
意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に 従って、監査の過程を通じて、職業的専門家とし
ての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
79/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を
立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監
査証拠を入手する。
・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価
の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び
関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づ
き、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論
付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に
注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対し
て除外事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づい
ているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているか
どうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取
引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
・ 連結財務諸表に対する意見を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入
手する。監査人は、連結財務諸表の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査意見
に対して責任を負う。
監査人は、監査役に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を
含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
利害関係
会社 及び連結子会社 と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
い。
以 上
(注)1.上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出
会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
80/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
独立監査人の監査報告書
2021年6月28日
サンデン交通株式会社
取締役会 御中
有限責任 あずさ監査法人
福岡事務所
指定有限責任社員
公認会計士
阿 部 與 直 印
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士
千々松 英樹 印
業務執行社員
監査意見
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
いるサンデン交通株式会社の2020年4月1日から2021年3月31日までの第144期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対
照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、サンデン
交通株式会社の2021年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点におい
て適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準における
当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫
理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査
法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
財務諸表に対する経営者 及び監査役 の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示
することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が
必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評
価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要があ
る場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
財務諸表監査における 監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がな
いかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにあ
る。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影
響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に 従って、監査の過程を通じて、職業的専門家とし
ての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
81/82
EDINET提出書類
サンデン交通株式会社(E04115)
有価証券報告書
・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を
立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監
査証拠を入手する。
・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実
施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び
関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、
継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付け
る。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚
起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見
を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の
事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどう
かとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象
を適正に表示しているかどうかを評価する。
監査人は、監査役に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備を
含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
(注)1.上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出
会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
82/82