岡谷鋼機株式会社 有価証券報告書 第85期(令和2年3月1日-令和3年2月28日)
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岡谷鋼機株式会社(E02553)
有価証券報告書
【表紙】
【提出書類】 有価証券報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 令和3年5月28日
【事業年度】 第85期(自 令和2年3月1日 至 令和3年2月28日)
【会社名】 岡谷鋼機株式会社
【英訳名】 OKAYA&CO.,LTD.
【代表者の役職氏名】 取締役社長 岡 谷 健 広
【本店の所在の場所】 名古屋市中区栄二丁目4番18号
【電話番号】 (052)204-8141
【事務連絡者氏名】 取締役経理本部長 河 村 元 志
【最寄りの連絡場所】 東京都千代田区丸の内一丁目9番1号丸の内中央ビル13階
【電話番号】 (03)3215-7792
【事務連絡者氏名】 東京本店経理部長 友 松 達 詞
【縦覧に供する場所】 岡谷鋼機株式会社東京本店
(東京都千代田区丸の内一丁目9番1号
丸の内中央ビル13階)
岡谷鋼機株式会社大阪店
(大阪市西区新町一丁目27番5号)
株式会社名古屋証券取引所
(名古屋市中区栄三丁目8番20号)
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第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
(1) 連結経営指標等
回次 第81期 第82期 第83期 第84期 第85期
決算年月 平成29年2月 平成30年2月 平成31年2月 令和2年2月 令和3年2月
売上高 (百万円) 753,311 851,425 948,596 875,623 760,443
経常利益 (百万円) 18,058 22,411 25,002 23,012 18,298
親会社株主に帰属する
(百万円) 11,611 15,063 16,494 15,670 12,429
当期純利益
包括利益 (百万円) 28,535 28,733 5,621 7,406 25,060
純資産額 (百万円) 184,427 211,153 214,599 219,451 242,041
総資産額 (百万円) 446,726 502,396 519,063 494,089 497,220
1株当たり純資産額 (円) 18,244.11 20,966.39 21,286.08 21,757.57 24,080.69
1株当たり
(円) 1,206.02 1,564.55 1,713.44 1,627.93 1,291.28
当期純利益金額
潜在株式調整後
1株当たり (円) - - - - -
当期純利益金額
自己資本比率 (%) 39.3 40.2 39.5 42.4 46.6
自己資本利益率 (%) 7.1 8.0 8.1 7.6 5.6
株価収益率 (倍) 6.7 7.7 5.6 5.5 7.0
営業活動による
(百万円) 11,531 △ 5,250 △ 832 34,365 24,135
キャッシュ・フロー
投資活動による
(百万円) △ 3,663 △ 2,839 △ 2,515 △ 5,828 △ 7,075
キャッシュ・フロー
財務活動による
(百万円) △ 6,928 8,264 3,946 △ 28,529 △ 16,143
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の
(百万円) 7,979 8,304 8,785 8,633 9,669
期末残高
従業員数 (名)
4,926 4,995 5,079 5,115 5,126
[ 263 ] [ 394 ] [ 336 ] [ 281 ] [ 205 ]
(注) 1 売上高には、消費税等は含まれておりません。
2 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため
記載しておりません。
3 従業員数の[ ]は臨時従業員数を外書しております。
4 「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第84期の期
首から適用しており、第83期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を遡って適用した後の指
標等となっております。
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(2) 提出会社の経営指標等
回次 第81期 第82期 第83期 第84期 第85期
決算年月 平成29年2月 平成30年2月 平成31年2月 令和2年2月 令和3年2月
売上高 (百万円) 512,966 574,341 644,856 605,876 517,046
経常利益 (百万円) 12,680 15,772 18,505 17,111 12,615
当期純利益 (百万円) 9,264 12,173 13,700 12,704 9,362
資本金 (百万円) 9,128 9,128 9,128 9,128 9,128
発行済株式総数 (株) 9,720,000 9,720,000 9,720,000 9,720,000 9,720,000
純資産額 (百万円) 136,572 155,922 157,760 160,796 178,711
総資産額 (百万円) 341,194 380,338 391,207 370,365 372,778
1株当たり純資産額 (円) 14,175.97 16,184.90 16,376.34 16,691.85 18,551.88
1株当たり配当額 (円)
175.00 190.00 230.00 230.00 225.00
(うち1株当たり
(円) ( 85.00 ) ( 90.00 ) ( 100.00 ) ( 110.00 ) ( 110.00 )
中間配当額)
1株当たり
(円) 961.58 1,263.56 1,422.12 1,318.76 971.91
当期純利益金額
潜在株式調整後
1株当たり (円) - - - - -
当期純利益金額
自己資本比率 (%) 40.0 41.0 40.3 43.4 47.9
自己資本利益率 (%) 7.4 8.3 8.7 8.0 5.5
株価収益率 (倍) 8.4 9.6 6.8 6.8 9.3
配当性向 (%) 18.2 15.0 16.2 17.4 23.2
従業員数 (名) 659 673 684 683 691
株主総利回り (%) 119.2 180.7 147.8 142.4 146.7
(比較指標:配当込み (%) ( 120.9 ) ( 142.2 ) ( 132.2 ) ( 127.3 ) ( 161.0 )
TOPIX)
最高株価 (円) 8,470 13,440 12,500 10,930 9,650
最低株価 (円) 5,770 7,650 8,420 8,850 6,850
(注) 1 売上高には、消費税等は含まれておりません。
2 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
3 第83期の1株当たり配当額には、創業350周年記念配当20円を含んでおります。
4 最高・最低株価は、名古屋証券取引所市場第一部におけるものであります。
5 「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第84期の期
首から適用しており、第83期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を遡って適用した後の指
標等となっております。
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2 【沿革】
年(西暦) 項目
寛文9年(1669) 初代岡谷總助宗治名古屋にて屋号を笹屋、名を惣助(通称笹惣)として金物商を開業
文久2年(1862) 大阪へ支店(通称福店(ふくだな)、現大阪店)開設
明治5年(1872) 東京へ支店(通称益店(ますだな)、現東京本店)開設
明治42年(1909) 岡谷合資会社に改組
昭和9年(1934) 東海プレス工業株式会社(旧 合資会社名古屋アルミニュ-ム製造所)を設立(現連結子会社)
昭和12年(1937) 株式会社岡谷商店設立、岡谷合資会社を合併
昭和18年(1943) 福岡出張所(現九州支店)開設
〃 ( 〃 ) 岡谷鋼機株式会社と改称
昭和39年(1964) 米国岡谷鋼機会社を設立(現連結子会社)
昭和47年(1972) 岡谷物流株式会社(旧 東京管材倉庫株式会社)を設立(現連結子会社)
〃 ( 〃 ) 岡谷建材株式会社(旧 岡谷建材リース株式会社)を設立(現連結子会社)
昭和49年(1974) タイ王国にサイアム スリヤ会社を設立(現連結子会社)
昭和57年(1982) シンガポール岡谷鋼機会社を設立(現連結子会社)
〃 ( 〃 ) タイ王国にUnion Autoparts Manufacturing Co., Ltd.を設立(現連結子会社)
昭和58年(1983) 香港岡谷鋼機有限公司を設立(現連結子会社)
〃 ( 〃 ) 中部合成樹脂工業株式会社を子会社化(現連結子会社)
昭和61年(1986) 名古屋本社ビル竣工
昭和63年(1988) 岡谷エレクトロニクス株式会社(旧 アイディーエス株式会社)を子会社化(現連結子会社)
平成2年(1990) 岡谷マート株式会社(旧 山崎商工株式会社)を子会社化(現連結子会社)
平成4年(1992) 岡谷鋼機九州株式会社(旧 九州岡谷機材株式会社)を設立(現連結子会社)
平成6年(1994) 仙台、新潟、富山、静岡、広島の各営業所をそれぞれ東北支店、新潟支店、北陸支店、静岡支
店、中国支店に昇格
〃 ( 〃 ) 岡谷スチール株式会社を設立(現連結子会社)
平成7年(1995) 名古屋証券取引所市場第二部に上場
平成9年(1997) 名古屋証券取引所市場第一部に上場
平成12年(2000) ISO14001(環境)の認証を取得
〃 ( 〃 ) 上海岡谷鋼機有限公司を設立(現連結子会社)
平成17年(2005) 株式会社NaITO(旧 株式会社内藤)を子会社化(現連結子会社)
平成19年(2007) ISO9001:2000(品質マネジメントシステム)の認証を取得
〃 ( 〃 )
タイ岡谷鋼機会社を設立(現連結子会社)
〃 ( 〃 )
岡谷鋼機北海道株式会社を設立(現連結子会社)
平成22年(2010) 六合エレメック株式会社を子会社化(現連結子会社)
JIS Q 9100(航空・宇宙及び防衛分野の品質マネジメントシステム)の認証を取得
平成28年(2016)
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3 【事業の内容】
当企業集団は商社である当社を中心として、鉄鋼、情報・電機、産業資材、生活産業の多様な商品の売買・製造
等、国内及び海外において多角的な事業活動を展開しております。
当企業集団において、かかる事業を推進する連結対象会社は、連結子会社71社、持分法適用関連会社14社、合計85
社から構成されております。
当企業集団のセグメントごとの取扱商品又はサービスの内容及び主要関係会社名は下記のとおりであります。
セグメントの 取扱商品又は
主要関係会社名
名称等 サービスの内容
鉄鋼 鉄屑、棒鋼、鋼矢板、H型鋼、鋼板、 東海プレス工業㈱
(29社) 鋼管、機械構造用炭素鋼、合金鋼、 岡谷建材㈱
軸受鋼、工具鋼、ステンレス鋼 他 岡谷スチール㈱
㈱岡谷特殊鋼センター
Union Autoparts Manufacturing C
岡
o.,Ltd.
情報・電機 銅、アルミ、レアアース、電子部材、 岡谷エレクトロニクス㈱
(11社) 汎用電機品、映像機器、 六合エレメック㈱
谷
半導体・周辺電子部品、 岡谷機電㈱
ソフトウェア開発・販売 他 岡谷システム㈱
鋼
産業資材 工作機械、工具、産業用ロボット、 ㈱NaITO
(16社) 環境・リサイクル対応設備、 中部合成樹脂工業㈱
機
半導体・電子関連設備機器、航空機部材、 東海岡谷機材㈱
自動車部品、合成樹脂原料、樹脂成形品 他
岡谷機販㈱
㈱
岡谷精立工業㈱
生活産業 配管資材、住設機器、住宅用資材、 岡谷マート㈱
(9社) 不動産開発、分譲マンション、 岡谷物流㈱
水産物、畜産物、倉庫業 他 岡谷サービス&ホームズ㈱
現地法人等 岡谷鋼機九州㈱
多様な商品を取り扱う商社であり、国内
(20社) 米国岡谷鋼機会社
及び主要な海外拠点において、当社と同
タイ岡谷鋼機会社
様に多角的な事業活動を展開しておりま
シンガポール岡谷鋼機会社
す。
香港岡谷鋼機有限公司
上海岡谷鋼機有限公司
(注) 上記においては、「現地法人等」の取扱商品が多岐にわたるため区分表示しておりませんが、セグメント情報
では各セグメントに含めて表示しております。
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(事業系統図)
事業の系統図は次のとおりであります。
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4 【関係会社の状況】
(1)連結子会社
関係内容
役員の兼任
資本金又は 議決権の所有
セグメント
出資金 又は被所有
名称 住所
当社 当社
の名称等
融資 営業上の取引
(百万円) 割合(%)
役員 職員
(人) (人)
商品の仕入
鉄鋼
東海プレス工業㈱ 愛知県弥富市 210 100.0 1 3 有
及び販売
商品の仕入
岡谷建材㈱ 東京都墨田区 100 85.8 ― 2 有
及び販売
商品の仕入
㈱新金谷 新潟県上越市 98 95.0 ― 4 無
及び販売
岡谷エコ・アソート㈱
商品の仕入
北海道苫小牧市 98 50.0 ― 3 無
及び販売
(注)4
商品の仕入
岡谷薄板販売㈱ 名古屋市中村区 90 100.0 ― 5 有
及び販売
商品の仕入
岡谷スチール㈱ 名古屋市中村区 70 100.0 1 3 有
及び販売
商品の仕入
㈱新池田 山形県鶴岡市 55 95.0 ― 3 有
及び販売
愛知県丹羽郡
商品の仕入
㈱岡谷特殊鋼センター 50 100.0 ― 3 無
及び販売
大口町
商品の仕入
東北岡谷鋼機㈱ 仙台市青葉区 50 100.0 ― 5 無
及び販売
商品の仕入
中村鋼材㈱ 東京都中央区 40 97.0 ― 4 無
及び販売
取扱貨物に係る
服部鋼運㈱ 名古屋市港区 20 60.0 1 2 無
保管の受託
商品の仕入
㈱新タニガキ 大阪府豊中市 20 95.0 1 2 無
及び販売
Poland Tokai Okaya
ポーランド PLN
Manufacturing
100.0 2 3 無 ―
リソマイス郡 52,005,000
Sp. z o.o. (注)2
Union Autoparts
タイ THB
商品の仕入
Manufacturing 98.3 ― 5 無
及び販売
サムットプラカーン県 350,000,000
Co., Ltd. (注)2
Mex Okaya-TN USD [30.0]
米国
1 3 有 ―
カリフォルニア州
(U.S.A.), Inc. (注)1 7,000,000 90.0
UAM Philippines, Inc. フィリピン PHP [100.0]
― 3 有 ―
(注)1 バタンガス州 185,000,000 100.0
Okaya Shinnichi USD [14.0]
米国
1 1 無 ―
ノースカロライナ州
Corp. of America (注)1 2,500,000 60.0
Mex Okaya-TN, S. メキシコ MXN [99.0]
― 1 無 ―
DE R.L. DE C.V. (注)1 バハ・カリフォルニア州 29,421,000 100.0
インドネシア USD
PT. Artokaya Indonesia 70.9 ― 6 無 ―
西ジャワ州 1,700,000
岡谷特殊鋼制品(大連) [87.5]
中国、大連市 80 ― 1 無 ―
有限公司 (注)1 100.0
International Mold USD [67.0]
米国
― 3 無 ―
ケンタッキー州
Steel, Inc. (注)1 600,000 85.0
UPI Real Estate, Inc. フィリピン PHP [40.0]
― 2 無 ―
(注)1,4 バタンガス州 15,003,000 40.0
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関係内容
役員の兼任
資本金又は 議決権の所有
セグメント
出資金 又は被所有
名称 住所
当社 当社
の名称等
融資 営業上の取引
(百万円) 割合(%)
役員 職員
(人) (人)
商品の仕入
情報・電機
岡谷エレクトロニクス㈱ 横浜市港北区 350 100.0 2 2 無
及び販売
商品の仕入
六合エレメック㈱ 名古屋市東区 80 83.2 ― 2 無
及び販売
商品の仕入
岡谷機電㈱ 名古屋市中村区 50 100.0 ― 3 無
及び販売
ソフトウェア
岡谷システム㈱ 名古屋市中区 45 100.0 ― 5 無
の開発委託
六合システム電子工業㈱ [100.0]
商品の仕入
名古屋市東区 30 ― ― 無
及び販売
(注)1 100.0
六合サービステクノ㈱ [100.0]
名古屋市東区 10 ― ― 無 ―
(注)1 100.0
ROKUGO ELEMEC
THB
[100.0]
(THAILAND) CO., LTD. タイ、バンコク ― 2 無 ―
102,000,000
100.0
(注)1
香港岡谷電子有限公司 HKD
[100.0]
中国、香港 ― 1 無 商品の仕入
(注)1 7,000,000
100.0
上海洛庫高電子有限公司 [100.0]
中国、上海市 30 ― 1 無 ―
(注)1 100.0
[100.0]
深圳岡谷電子貿易有限公
CNY
中国、深圳市 ― 1 無 ―
司(注)1 1,500,000
100.0
産業資材 ㈱NaITO
商品の仕入
東京都北区 2,291 45.6 3 ― 無
及び販売
(注)2,3,4
商品の仕入
中部合成樹脂工業㈱ 愛知県豊川市 100 100.0 1 2 有
及び販売
商品の寄託、仕入
東海岡谷機材㈱ 愛知県刈谷市 90 100.0 ― 4 無
及び販売
商品の仕入
岡谷機販㈱ 名古屋市中川区 50 100.0 ― 3 有
及び販売
商品の仕入
岡谷精立工業㈱ 東京都足立区 50 92.5 ― 2 無
及び販売
商品の仕入
岡谷鋼機北海道㈱ 北海道苫小牧市 50 100.0 1 3 無
及び販売
岡谷岩井北海道㈱ 北海道苫小牧市 20 65.0 ― 3 無 ―
[11.0]
商品の仕入
静岡中部合成㈱ (注)1 静岡市駿河区 10 ― 3 無
及び販売
81.0
Siam Okaya Chemical タイ THB [8.1]
― 3 無 商品の仕入
Co., Ltd. (注)1 ラヨーン県 80,000,000 87.5
THB [100.0]
SOMAT Co., Ltd. (注)1 タイ、バンコク 1 2 無 ―
20,000,000 100.0
NaITO Vietnam Co., Ltd. ベトナム USD [100.0]
1 ― 無 商品の販売
(注)1 ホーチミン市 500,000 100.0
Pearl & Okaya, Inc. USD [50.0]
米国
― 2 無 ―
ケンタッキー州
(注)1 200,000 60.0
商品の仕入
生活産業
岡谷マート㈱ 東京都江東区 365 100.0 1 3 有
及び販売
ニシフミート㈱ 東京都府中市 90 98.7 1 2 無
商品の 販売
商品の寄託、仕入
岡谷物流㈱ 名古屋市中川区 80 100.0 ― 3 無
及び販売
庶務及び賃貸
岡谷サービス&ホームズ㈱ 名古屋市中区 30 100.0 ― 2 無
不動産管理の委託
岡谷ビジネスサポート㈱ 名古屋市中区 20 100.0 ― 6 有 営業事務の委託
輸出入事務の委託
岡谷トレードサービス㈱ 東京都新宿区 10 100.0 ― 4 無
商品の仕入
岡谷コンサルタント㈱ 名古屋市中区 10 100.0 ― 3 無 経理業務の委託
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関係内容
役員の兼任
資本金又は 議決権の所有
セグメント
出資金 又は被所有
名称 住所
当社 当社
の名称等
融資 営業上の取引
(百万円) 割合(%)
役員 職員
(人) (人)
商品の仕入
― (注)5
岡谷鋼機九州㈱ 福岡市中央区 310 100.0 1 2 有
及び販売
USD
米国 商品の仕入
米国岡谷鋼機会社 (注)2 100.0 1 6 無
イリノイ州 及び販売
14,000,000
THB
商品の仕入
タイ岡谷鋼機会社 タイ、バンコク 100.0 1 6 無
及び販売
310,000,000
シンガポール岡谷鋼機 シンガポール USD
商品の仕入
100.0 ― 4 無
及び販売
会社 シンガポール 2,553,980
HKD
商品の仕入
香港岡谷鋼機有限公司 中国、香港 100.0 1 3 無
及び販売
20,700,000
インドネシア岡谷鋼機 インドネシア USD [20.0]
商品の仕入
1 4 無
及び販売
会社 (注)1 ジャカルタ市 3,000,000 100.0
USD
商品の仕入
北京岡谷鋼機有限公司 中国、北京市 100.0 ― 5 無
及び販売
1,600,000
ベトナム USD
商品の仕入
ベトナム岡谷鋼機会社 100.0 1 3 有
及び販売
ホーチミン市 1,000,000
ドイツ EUR
商品の仕入
欧州岡谷鋼機会社 100.0 ― 5 無
及び販売
デュッセルドルフ 613,550
インド岡谷鋼機会社 INR [2.6]
商品の仕入
インド、グルガオン ― 6 無
及び販売
(注)1 35,000,000 100.0
マレーシア岡谷鋼機会社 マレーシア MYR [20.0]
1 3 無 商品の販売
(注)1 クアラルンプール市 2,500,000 100.0
メキシコ岡谷鋼機会社 メキシコ MXN [35.0]
商品の仕入
1 4 無
(注)1 グアナファト州 10,000,000 100.0 及び販売
USD
商品の仕入
広州岡谷鋼機有限公司 中国、広州市 100.0 ― 5 無
及び販売
600,000
サイアム スリヤ会社 THB
タイ、バンコク 49.0 1 3 無 商品の販売
(注)4 18,000,000
USD
商品の仕入
上海岡谷鋼機有限公司 中国、上海市 100.0 ― 7 無
及び販売
500,000
KRW
商品の仕入
韓国岡谷鋼機会社 韓国、ソウル市 100.0 1 4 無
及び販売
500,000,000
TWD
商品の仕入
台湾岡谷鋼機有限公司 台湾、台北市 100.0 ― 5 無
及び販売
10,000,000
カナダ
CAD
商品の仕入
カナダ岡谷鋼機会社 ブリティッシュ 100.0 ― 3 無
及び販売
300,000
コロンビア州
オーストラリア
AUD
豪州岡谷鋼機会社 ニューサウス 100.0 ― 3 無 商品の販売
300,000
ウェールズ州
ブラジル岡谷鋼機会社 ブラジル BRL [10.0]
― ― 有 商品の販売
(注)1 サンパウロ市 750,000 95.0
(注) 1 「議決権の所有又は被所有割合」欄の[ ]は内数で、他の子会社による間接所有割合を示しております。
2 特定子会社であります。
3 有価証券報告書の提出会社であります。
4 持分は100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため子会社としております。
5 現地法人等であり取扱商品が多岐にわたるため区分表示しておりませんが、セグメント情報では各セグメン
トに含めて表示しております。
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(2)持分法適用関連会社
関係内容
役員の兼任
資本金又は 議決権の所有
セグメント
出資金 又は被所有
名称 住所
当社 当社
の名称
融資 営業上の取引
(百万円) 割合(%)
役員 職員
(人) (人)
鉄鋼
㈱空見スチールサービス 名古屋市港区 300 31.0 ― 4 無 商品の仕入
テツソー物流㈱ 東京都江東区 30 41.5 1 ― 無
―
Siam Steel Service タイ THB
29.7 ― 3 無 商品の販売
Center Public Co., Ltd. サムットプラカーン県 639,997,880
タイ THB
Siam MTK CO., LTD.
40.0 ― 3 無 商品の販売
ラヨーン県 185,000,000
Siam Goshi
タイ THB [18.0]
Manufacturing Co., Ltd. ― 1 無 ―
ラヨーン県 180,000,000 18.0
(注)1,3
林精鋼(蘇州)金属制造 [20.0]
商品の仕入
中国、蘇州市 300 ― 3 無
及び販売
有限公司 (注)1 40.0
南海岡谷模具(上海)有限公司 中国、上海市 180 44.4 ― 3 無 ―
商品の仕入
情報・電機
奥田金属㈱ 大阪市天王寺区 40 20.0 ― 2 無
及び販売
富山県中新川郡
産業資材
中越精密工業㈱ 490 20.5 ― 1 無 ―
立山町
商品の仕入
岩井岡谷マシナリー㈱ 愛知県みよし市 50 30.0 ― 2 無
及び販売
USD
南通虹岡鋳鋼有限公司 中国、南通市 49.0 1 1 無 ―
15,000,000
USD
天津虹岡鋳鋼有限公司 中国、天津市 49.0 1 1 無 商品の販売
8,000,000
宮城県宮城郡
生活産業
マキシマファーム㈱ 100 25.0 ― 2 有 ―
松島町
運送の委託
㈱鶴見工材センター 横浜市鶴見区 50 30.0 ― 1 無
商品の寄託
(注) 1 「議決権の所有又は被所有割合」欄の[ ]は内数で、他の子会社による間接所有割合を示しております。
2 上記のうち、有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
3 持分は100分の20未満でありますが、実質的な影響力を持っているため関連会社としております。
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5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況
令和3年2月28日 現在
セグメントの名称 従業員数(名)
鉄鋼 2,449 ( 117 )
情報・電機 702 ( 9 )
産業資材 1,459 ( 78 )
生活産業 327 ( 1 )
全社 189 ( -)
合計 5,126 ( 205 )
(注) 1 従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの
出向者を含む就業人員数であります。
2 従業員数欄の(外書)は、季節工、パートタイマーの従業員を含み派遣社員を除く、臨時従業員数であり
ます。
3 全社は、主として管理部門の従業員であります。
(2) 提出会社の状況
令和3年2月28日 現在
従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
691 38.3 12.8 8,445
セグメントの名称 従業員数(名)
鉄鋼 184
情報・電機 98
産業資材 194
生活産業 38
全社 177
合計 691
(注) 1 従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数であります。
2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
3 全社は、主として管理部門の従業員であります。
(3) 労働組合の状況
労働組合との関係については特記すべき事項はありません。
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第2 【事業の状況】
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営理念
世界市場において、ものつくりに貢献する感性豊かな“グローバル最適調達パートナー”を目指します
(2) 経営方針・経営戦略等
岡谷鋼機グループは、G(Global)、I(Innovation)、H(Human resource)を柱に、取り組みを行っています。
G:世界市場で地域に根ざした「ものつくり」に貢献すべく、グループ総合力を発揮します。
I:時代の変化に向き合い、先端商品・技術の取扱い拡大に挑戦し続けます。
H:企業活動を支える社員一人一人が、成長を実感できる人材育成を行います。
(3) 目標とする経営指標
現時点では2021年度に連結売上高8,400億円、純利益135億円を予想しております。
2020年度 2021年度
実績 予想
連結売上高 7,604億円 8,400億円
営業利益 135億円 160億円
経常利益 182億円 200億円
当期純利益 124億円 135億円
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(4) 経営環境及び対処すべき課題
今後の見通しにつきましては、引き続き新型コロナウイルスの影響で世界経済及び日本経済ともに先行き不透
明な状況ですが、各国の継続的な景気対策と感染拡大の収束に向けた活動により、全体として緩やかな回復に向
かうことが期待されます。
これを事業のセグメント別に見ると以下の通りとなります。
(鉄鋼)
国内の建設関連などに回復の遅れがみられるものの、国内外における製造業の生産回復を受け、堅調な鋼材
需要が見込まれます。
(情報・電機)
インフラ投資の回復遅れと半導体を中心とした供給不足の影響が懸念されますが、自動車、通信、家電向け
など部品、材料ともに堅調な需要が見込まれます。
(産業資材)
一部設備投資は依然低調が予想されますが、自動車の生産回復に伴い機械・部品・工具・樹脂原料等の回復
が見込まれます。
(生活産業)
建設投資回復の遅れが懸念されますが、都市圏における再開発物件の立上りによる荷動きの活性化、巣ごも
り需要による輸入食品等の増加が見込まれます。
このような経営環境において、岡谷鋼機グループはグローバル市場において次世代自動車、DX(デジタル・ト
ランスフォーメーション)、脱炭素社会など時代の変化や取引先のニーズを的確に掴み、内部統制の強化・コン
プライアンスの徹底と企業の社会的責任を重視しながら、グループ総合力を強化して企業価値の更なる向上に努
めてまいります。
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2 【事業等のリスク】
当社グループの経営成績、財政状態、株価等に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあ
ると考えております。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものでありま
す。
(1) 経済環境が変化するリスク
当社グループは、日本・アジア・北米・欧州等においてグローバルな事業展開を行っております。国内はもちろ
ん、世界各国の景況変動により、経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(2) 商品市況の変動によるリスク
当社グループは、鉄鋼製品をはじめとした多様な商品を扱っておりますが、市況の変動への適宜な対応が出来な
かった場合、経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(3) 為替変動によるリスク
当社グループは、国内外において外貨建取引を行っております。営業取引においては、為替変動リスクを軽減す
るため、原則として実需に基づく為替予約等のデリバティブ取引を締結しておりますが、海外連結会社の外貨建借
入金等及び連結決算時の円換算については、今後の為替変動によって、経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可
能性があります。
(4) 金利変動によるリスク
当社グループは、金融機関からの借入金により事業資金を調達しております。金利情勢等を勘案し、主として相
対的に金利の低い短期借入金で調達し、長期借入金についても金利スワップ等を利用して金利コスト低減に努めて
おりますが、今後の金利変動によっては、経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(5) 株価変動によるリスク
当社グループは、 事業戦略の一環として、重要な取引先及び金融機関の株式を保有しておりますが、今後の株価
動向によっては、経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(6) 取引先の信用リスク
当社グループは、国内外の取引先に対し、営業債権・貸付金・保証等の形で信用を供与するとともに、商品の供
給責任も有しております。取引先毎に適確な与信管理を行い、想定し得る回収リスクについては、情報に基づきこ
れまでのノウハウにて細心の対応をしており、また仕入先の信用状況等の把握にも努めております。特定の取引先
において、倒産等により債務不履行が生じた場合、経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(7) 事業投資リスク
当社グループは、事業展開を図るため、新会社の設立、既存の会社への投資等を行っております。新規投資につ
いては専門委員会で検討を行い、慎重を期しておりますが、投資先企業の企業価値が低下した場合、経営成績及び
財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
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(8) カントリーリスク
当社グループは、海外との取引や海外での事業投資を行っており、その国における政治や経済・社会情勢の変
化、法的規制の変更などにより、代金の回収や事業継続が困難になるリスクを負っております。外部格付機関の情
報をもとにカントリーリスクのランク付けを行うとともに、貿易保険を付保するなど、リスクの管理・ヘッジに努
めておりますが、実際に特定の国において代金の回収や事業継続が不能となる事態が発生した場合、経営成績及び
財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(9) 品質保証によるリスク
当社グループは、商社という特性から大半の商品は他社ブランド商品でありますが、一部グループ会社の製造し
た商品を当社グループが販売することがあります。品質管理には万全を期しておりますが、全ての商品について品
質の不具合がなく、将来において品質問題が発生しないという保証はありません。大規模な品質問題が発生した場
合、多額な補償損失が発生し、経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、環境関連の法令及び規制により、国内外の取引先から環境負荷物質不使用についての保証を求められるこ
とがあります。専門委員会を中心に仕入先とも連携し慎重に対処いたしますが、不測の事態が発生した場合、取引
に支障をきたし、その場合は経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(10) 法的規制によるリスク
当社グループは、国内及び海外において様々な法令や規制の適用を受けて事業展開を行っております。当社グ
ループでは、コンプライアンスを経営上の重要な課題と位置付け、その強化に努めておりますが、コンプライアン
ス上のリスクを完全に排除することはできません。当社グループの事業活動が法令や規制に抵触するような事態が
発生したり、予期せぬ法令や規制の新設・変更が行われたりした場合、経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可
能性があります。
(11) 情報システム・情報セキュリティに関するリスク
当社グループは、情報資産の有効な活用とその適切な保護・管理を情報セキュリティ基本方針として定め、その
ための体制の確立や諸規程の整備を行うとともに、情報システムの安全性確保の観点からも各種対策を講じており
ます。しかしながら、予期せぬ事故や障害による情報システムの機能不全や情報資産の漏洩等の事態が発生する可
能性を完全に排除することはできません。かかる事態が発生した場合、当社の経営成績及び財政状態に悪影響を及
ぼす可能性があります。
(12) 自然災害等に係わるリスク
当社グループは、地震、大雨、洪水などの自然災害・異常気象や、インフルエンザ・新型ウイルス等の感染症に
よる事業活動への被害を最小限にとどめるため、災害対応マニュアルの策定等の対応を進めております。しかしな
がらかかる自然災害等の被害は完全に回避できるものではなく、また想定をはるかに超える規模で発生する可能性
もあり、かかる場合には事業活動に大きな影響を与える可能性があります。
(13) 役員・社員の内部統制によるリスク
当社グループは、コーポレート・ガバナンス、コンプライアンス及びリスク管理を経営上の重要な課題と位置付
けており、内部統制システム整備の基本方針を定め、同システムの継続的な充実・強化を図っております。業務運
営においては役員・社員の不正及び不法行為の防止に万全を期しておりますが、万一かかる行為が発生した場合、
経営成績、財政状態及び当社の社会的信用に悪影響を及ぼす可能性があります。
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3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(経営成績等の状況の概要)
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」とい
う。)の状況の概要は次のとおりであります。
(1) 経営成績の状況
当連結会計年度における世界経済及び日本経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い景気が大幅に悪化し
ましたが、年央からの各国の景気対策や中国経済の立ち直りにより持ち直しが見られました。しかしながら、感染
再拡大の影響もあり本格的な回復には至っておらず、依然として先行き不透明な状況が続いています。
このような環境において、当社グループの上期の業績は落ち込みましたが、製造業の生産活動の回復に伴い下期
にかけて業績が上向きました。
その結果、通期においては、連結 売上高は7,604億43百万円 で 前連結会計年度比13.2%の減収 となりました。
損益につきましては、 売上総利益は533億24百万円 ( 前連結会計年度比12.7%減 )となりました。 営業利益は135
億84百万円 ( 前連結会計年度比28.6%減 )、 経常利益は182億98百万円 ( 前連結会計年度比20.5%減 )となりまし
た。また、 親会社株主に帰属する当期純利益は124億29百万円 で、 前連結会計年度比20.7%の減益 となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(鉄鋼)
鉄鋼部門は、鋼材需要の落ち込みが影響し建材関連や製造業向けが減少しました。
特殊鋼部門は、自動車・産機・工作機械等の減産の影響を受け、国内外で販売が大幅に減少しました。
海外は、一部中国向けの輸出は増加しましたが、米国及びアジア向けを中心に減少しました。
鉄鋼セグメントの 売上高は3,116億56百万円 ( 前連結会計年度比9.7%減 )、 営業利益は33億42百万円 ( 前連結
会計年度比11.2%減 )となりました。
(情報・電機)
非鉄金属部門は、銅価格の上昇に加え、一部の電子部品用材料は増加しましたが、車載部品用材料が減少しま
した。
エレクトロニクス部門は、PC・通信関連製品等は増加しましたが、FA・OA、設備機器及び車載部品が減
少しました。
情報・電機セグメントの 売上高は1,620億52百万円 ( 前連結会計年度比8.8%減 )、 営業利益は24億24百万円
( 前連結会計年度比30.3%減 )となりました。
(産業資材)
化成品部門は、一部中国では自動車関連が増加しましたが、原材料価格の下落に加え、住設向け等の樹脂原料
が減少しました。
メカトロ部門は、車載部品は増加しましたが、部品・工具の減少に加え、自動車関連を中心に設備が大幅に減
少しました。
産業資材セグメントの 売上高は2,311億91百万円 ( 前連結会計年度比20.7%減 )、 営業利益は44億43百万円 ( 前
連結会計年度比49.1%減 )となりました。
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(生活産業)
配管建設部門は、住宅機器向け部材が増加しましたが、エネルギー関連及び配管機材類が減少しました。
食品部門は、水産物及び鶏肉の輸入取引がともに減少しました。
生活産業セグメントの 売上高は555億42百万円 ( 前連結会計年度比8.8%減 )、 営業利益は21億72百万円 ( 前連
結会計年度比19.1%減 )となりました。
(注) 「第2 事業の状況」における記載金額は、消費税等を含まない額としております。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、営業活動による収入超過を投資活動による支出超過及び借入金
の返済などに充当した結果、 96億69百万円 ( 前連結会計年度比12.0%増 )となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度においては、税金等調整前当期純利益の計上や売上債権の減少などにより、 241億35百万円 ( 前連
結会計年度は343億65百万円 )の収入超過となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度においては、有形固定資産の取得などにより支出が増加し、 70億75百万円 ( 前連結会計年度は58
億28百万円 )の支出超過となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度においては、借入金の返済などにより支出が増加し、 161億43百万円 ( 前連結会計年度は285億29
百万円 )の支出超過となりました。
(3) 販売の状況
上記「(1) 経営成績の状況」及び「第5 経理の状況」における連結財務諸表注記(セグメント情報等)に記載
しております。なお、セグメントごとの販売の状況は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 平成31年3月1日 (自 令和2年3月1日
前年度比
至 令和2年2月29日 ) 至 令和3年2月28日 )
セグメントの名称
(%)
構成比 構成比
金額(百万円) 金額(百万円)
(%) (%)
鉄鋼 345,298 39.4 311,656 41.0 △9.7
情報・電機 177,753 20.3 162,052 21.3 △8.8
産業資材 291,672 33.3 231,191 30.4 △20.7
生活産業 60,899 7.0 55,542 7.3 △8.8
合計 875,623 100.0 760,443 100.0 △13.2
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(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この
連結財務諸表作成にあたり、重要な影響を与える見積りを必要とする会計方針としては、以下のようなものがある
と考えております。
① 貸倒引当金
当社グループは、債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債
権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。将来、取引先の財
務状況等が悪化し支払能力が低下した場合には、引当金の追加計上又は貸倒損失が発生する可能性があります。
② 投資有価証券及び出資金の減損処理
当社グループは、保有する有価証券について、時価のあるものについては、期末における時価が取得原価に比
べ50%以上下落した場合に時価まで減損処理を行い、30%以上50%未満下落した株式等の減損にあっては、個別
銘柄毎にその回復可能性を総合的に検討し実施することとしております。また、時価のない有価証券については
実質価額が著しく低下した場合に減損処理を行っております。将来、株式の市況又は投資先の業績が悪化した場
合には、さらなる評価損の計上が必要となる可能性があります。
③ 繰延税金資産
当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を評価するに際して、将来の課税所得を合理的に見積っておりま
す。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存しますので、その見積額が減少した場合には、
繰延税金資産が減額され税金費用の追加計上が発生する可能性があります。
(2) 経営成績の分析
当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高につきましては、 7,604億43百万円 ( 前連結会計年度比
13.2%減 )となりました。損益につきましては、 営業利益は135億84百万円 ( 前連結会計年度比28.6%減 )、 経常利
益は182億98百万円 ( 前連結会計年度比20.5%減 )、 親会社株主に帰属する当期純利益は124億29百万円 ( 前連結会
計年度比20.7%減 )となりました。
① 売上高及び営業利益
上記「(経営成績等の状況の概要) (1) 経営成績の状況」及び「第5 経理の状況」における連結財務諸表注
記(セグメント情報等)に記載のとおりであります。
② 営業外損益
営業外損益は、支払利息の減少5億65百万円などにより、前連結会計年度の39億80百万円に対し、当連結会計
年度は 47億14百万円 となりました。
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③ 特別損益
特別損益は、操業休止関連費用1億80百万円はありましたが、固定資産売却益の増加1億28百万円や投資有価
証券売却益の増加2億29百万円などがありました。また、前連結会計年度には関係会社整理損1億43百万円も
あったため、前連結会計年度の△1億98百万円に対し、当連結会計年度は 91百万円 となりました。
④ 親会社株主に帰属する当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益は、 前連結会計年度の156億70百万円 に対し、当連結会計年度は 124億29百万
円 となりました。その結果、1株当たり当期純利益金額は前連結会計年度の 1,627.93 円から 1,291.28 円に減少し
ました。
なお、経営目標に関する分析・検討内容は、上記「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のと
おりであります。
(3) 財政状態の分析
① 資産
流動資産は、売上債権の減少などにより 前連結会計年度末の3,117億62百万円に対し 、 当連結会計年度末は
2,909億35百万円 となりました。固定資産は、株式相場の上昇に伴い保有株式の時価評価差額が増加したことなど
により、 前連結会計年度末の1,823億26百万円に対し 、 当連結会計年度末は2,062億84百万円 となりました。その
結果、資産合計は、 前連結会計年度末の4,940億89百万円に対し 、当連結会計年度末は 4,972億20百万円 となりま
した。
② 負債
流動負債は、短期借入金の減少や仕入債務の減少などにより、 前連結会計年度末の2,213億50百万円に対し 、当
連結会計年度末は 1,982億17百万円 となりました。固定負債は、長期借入金の減少はありましたが、保有株式の時
価評価差額の増加に伴う繰延税金負債の増加などもあり、 前連結会計年度末の532億87百万円に対し 、当連結会計
年度末は 569億62百万円 となりました。その結果、負債合計は、 前連結会計年度末の2,746億37百万円に対し 、当
連結会計年度末は 2,551億79百万円 となりました。
③ 純資産
保有株式の時価評価差額の増加に伴うその他有価証券評価差額金の増加に加え、親会社株主に帰属する当期純
利益の計上により利益剰余金が増加し、その結果、純資産合計は、 前連結会計年度末の2,194億51百万円に対し 、
当連結会計年度末は 2,420億41百万円 となりました。
(4) キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は、 前連結会計年度末に比
べて10億35百万円増加 し、 96億69百万円 となりました。
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(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、 仕入債務の減少104億5百万円 などにより資金の減少もありましたが、
税金等調整前当期純利益の計上183億89百万円 や 売上債権の減少165億34百万円 などにより資金が増加した結果、
241億35百万円 ( 前連結会計年度は343億65百万円 )の収入超過となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、 有形固定資産の取得による支出67億15百万円 などにより資金が減少し
た結果、 70億75百万円 ( 前連結会計年度は58億28百万円 )の支出超過となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の減少額136億84百万円などにより資金が減少した結果、 161億
43百万円 ( 前連結会計年度は285億29百万円 )の支出超過となりました。
(5) 資本の財源及び資金の流動性
当社グループは、運転資金及び設備資金につきましては、内部留保及び借入により資金調達することとしてお
ります。このうち、借入金に関しましては、運転資金は主に短期借入金で、設備などの固定資産は主に固定金利
の長期借入金で調達しております。
4 【経営上の重要な契約等】
特記事項はありません。
5 【研究開発活動】
特記事項はありません。
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第3 【設備の状況】
1 【設備投資等の概要】
当連結会計年度における設備投資の総額は 8,772 百万円であり、主なものとしては次のとおりであります。
鉄鋼セグメントにおいて、連結子会社(㈱岡谷特殊鋼センター)が工場建設等に伴い、土地等の取得(投資額476百
万円)を行いました。
産業資材セグメントにおいて、連結子会社(中部合成樹脂工業㈱、静岡中部合成㈱)が樹脂成型部品の受注のた
め、器具備品(金型)の取得(投資額549百万円)を行いました。
生活産業セグメントにおいて、提出会社が賃貸用建物建設のため愛知県において土地等の取得(投資額408百万円)
を行い、また賃貸用建物建設に伴い千葉県において建物等の取得(投資額203百万円)を行いました。
全社セグメントにおいて、提出会社が物流基地等として活用するため愛知県において土地の取得(期中投資額2,915
百万円)を行いました。なお、全社セグメントの設備は複数セグメントを含む設備であるため、セグメント情報では
各セグメントに含めて表示しております。
また、当連結会計年度における重要な設備の除却又は売却はありません。
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2 【主要な設備の状況】
(1) 提出会社
令和3年2月28日 現在
帳簿価額(百万円)
事業所名 セグメントの 従業員数
機械装置
設備の内容
建物及び 土地
(所在地) 名称 (名)
及び その他 合計
構築物 (面積千㎡)
運搬具
4
本社・名古屋本店
全社 店舗 1,198 10 44 1,258 230
(名古屋市中区)
(2)
東京本店※1
〃 〃 15 4 - 21 41 160
(東京都千代田区)
東京本店※1
〃 〃 28 0 - 9 37 61
(東京都新宿区)
40
大阪店
〃 〃 849 5 10 905 61
(大阪市西区)
(1)
273
豊田支店 店舗及び
〃 162 15 20 471 48
(愛知県豊田市) 倉庫
(4)
477
刈谷支店
〃 〃 114 0 14 605 37
(愛知県刈谷市)
(2)
275
安城支店
〃 店舗 129 4 8 418 27
(愛知県安城市)
(1)
329
安城支店
〃 倉庫 355 42 15 742 -
(愛知県西尾市)
(8)
北関東支店※1
〃 店舗 2 - - 0 3 12
(栃木県小山市)
静岡支店※1
〃 〃 0 - - 0 1 9
(静岡市駿河区)
浜松支店※1
〃 〃 0 - - 0 1 14
(浜松市中区)
7
北海道支店
〃 〃 101 0 3 112 -
(北海道苫小牧市)
(6)
東北支店※1
〃 〃 - - - 0 0 -
(仙台市青葉区)
新潟支店※1
〃 〃 4 - - 0 4 3
(新潟市中央区)
北陸支店※1
〃 〃 0 - - 0 0 5
(富山県富山市)
中国支店※1
〃 〃 0 - - 0 0 5
(広島市中区)
九州支店※1
〃 〃 - - - 0 0 -
(福岡市中央区)
266
空見埠頭倉庫
鉄鋼 倉庫 239 61 24 590 1
(名古屋市港区)
(61)
中川配送センター
生活産業 〃 566 8 - 19 594 -
(名古屋市中川区)
265
味方配送センター
〃 〃 51 0 0 317 -
(新潟市南区)
(12)
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岡谷鋼機株式会社(E02553)
有価証券報告書
帳簿価額(百万円)
事業所名 セグメントの 従業員数
機械装置
設備の内容
建物及び 土地
(所在地) 名称 (名)
及び その他 合計
構築物 (面積千㎡)
運搬具
65
賃貸設備※2 土地、建物
鉄鋼 300 0 0 365 -
(名古屋市港区) 他
(14)
316
賃貸設備※2
〃 〃 43 2 0 361 -
(千葉県八千代市)
(6)
294
賃貸設備※2
〃 〃 27 0 0 322 -
(北海道苫小牧市)
(62)
91
賃貸設備※2
〃 〃 68 - 0 160 -
(新潟県上越市)
(15)
1,137
賃貸設備※2
産業資材 〃 353 5 0 1,498 -
(愛知県豊川市)
(27)
311
賃貸設備※2
〃 〃 80 - - 392 -
(東京都北区)
(1)
220
賃貸設備※2
〃 〃 114 0 0 335 -
(愛知県みよし市)
(4)
546
賃貸設備
生活産業 〃 2,883 0 0 3,430 -
(千葉県市川市)
(29)
1,584
賃貸設備
〃 〃 941 0 2 2,527 -
(千葉県八千代市)
(34)
538
賃貸設備※2
〃 〃 155 1 8 703 -
(名古屋市中川区)
(8)
7
賃貸設備
〃 〃 2,075 23 0 2,106 -
(東京都江東区)
(8)
91
賃貸設備
〃 〃 170 1 0 263 -
(名古屋市熱田区)
(4)
264
賃貸設備
〃 土地 - - - 264 -
(名古屋市中区)
(0)
賃貸設備※2
137
土地、建物
(福岡県京都郡 〃 92 0 0 230 -
他
(5)
苅田町)
18
賃貸設備
〃 〃 33 0 0 51 -
(北海道苫小牧市)
(1)
58
賃貸設備※2
〃 〃 591 0 0 650 -
(大阪市港区)
(5)
260
賃貸設備
〃 〃 182 0 0 443 -
(大阪市北区)
(0)
322
賃貸設備
〃 〃 370 - 0 693 -
(名古屋市中区)
(0)
747
賃貸設備
〃 〃 528 0 0 1,276 -
(名古屋市中川区)
(6)
注) 1 上記のうち、※1は賃借している事業所であり、主な賃借の条件は次のとおりであります。
東京本店(東京都千代田区)賃借料月額 23百万円 差入保証金 227百万円
東京本店(東京都新宿区) 賃借料月額 5百万円 差入保証金 99百万円
2 上記のうち、※2は主として連結会社に対する賃貸設備であります。
3 全社として記載している設備は複数セグメントを含む設備であるため区分表示しておりませんが、セグメン
ト情報では各セグメントに含めて表示しております。
4 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
5 帳簿価額「その他」には、建設仮勘定の金額が含まれております。
6 現在休止中の主要な設備はありません。
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(2) 国内子会社
令和3年2月28日 現在
帳簿価額(百万円)
従業
事業所名
セグメントの
建物 機械装置
会社名 設備の内容 員数
土地
名称
(所在地)
及び 及び その他 合計
(名)
(面積千㎡)
構築物 運搬具
1,687 83
東海プレス 愛知県 本社及び
鉄鋼 264 337 139 2,428
工業㈱ 弥富市 工場
(46) [-]
481 41
大阪府
㈱新タニガキ 〃 〃 79 75 6 642
豊中市
(3) [-]
愛知県
687 43
㈱岡谷特殊鋼
丹羽郡 〃 〃 48 177 62 974
センター
(30) [-]
大口町
本社、営
318 43
山形県
㈱新池田 〃 業所及び 40 13 5 378
鶴岡市他
(21) [1]
倉庫
北海道
45
岡谷エコ・ 本社及び
苫小牧市 〃 120 341 - 0 462
アソート㈱ 工場
[9]
他
本社、営
六合 496 87
名古屋市
情報・電機 業所及び 322 11 48 879
東区他
エレメック㈱ (7) [-]
倉庫
252 92
名古屋市
岡谷機電㈱ 〃 〃 162 23 39 478
中村区他
(1) [3]
601 99
岡谷精立 東京都 本社及び
産業資材 222 3 20 848
工業㈱ 足立区他 工場
(1) [-]
190
中部合成樹脂 愛知県
〃 〃 0 137 - 573 711
工業㈱ 豊川市
[-]
34 74
静岡中部 静岡市
〃 〃 21 57 321 434
合成㈱ 駿河区
(1) [1]
本社、営
202 115
東京都
岡谷マート㈱ 生活産業 業所及び 55 2 11 270
江東区他
(7) [-]
倉庫
(注) 1 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
2 帳簿価額「その他」には、建設仮勘定の金額が含まれております。
3 現在休止中の主要な設備はありません。
4 従業員数の[ ]は臨時従業員数を外書しております。
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(3) 在外子会社
令和3年2月28日 現在
帳簿価額(百万円)
従業
事業所名
セグメント
建物 機械装置
会社名 設備の内容 員数
土地
の名称
(所在地)
及び 及び その他 合計
(名)
(面積千㎡)
構築物 運搬具
Union
タイ
1,480 943
Autoparts 本社及び
サムット
鉄鋼 780 381 35 2,678
Manufacturing 工場
プラカーン
(187) [101]
県他
Co., Ltd.
Poland
ポーランド
50 239
Tokai Okaya
〃 〃 574 216 166 1,007
リソマイス
Manufacturing
(40) [-]
郡
Sp.z o.o.
Internatinal
米国
106 22
Mold Steel,
ケンタッ
〃 〃 280 153 1 541
キ
Inc.
(26) [2]
ー州
Mex Okaya-TN
米国
158 125
(U.S.A.), Inc. 〃 〃 148 5 2 315
カリフォル
(43) [-]
ニア州他
※1
Okaya
米国
20 32
Shinnichi
〃 〃 178 95 21 316
ノースカロ
Corp.of
(25) [-]
ライナ州
America
フィリピン
UAM
145
Philippines, 〃 〃 168 47 - 10 225
バタンガス
[-]
Inc.
州
Siam Okaya
77 72
タイ
Chemical 産業資材 〃 48 96 2 225
ラヨーン県
(16) [-]
Co., Ltd.
本社、営
米国
40 64
米国岡谷鋼機
― 業所及び 179 32 8 261
イリノイ州
会社※2
(6) [1]
他
倉庫
(注) 1 ※1の帳簿価額には、連結子会社であるMex Okaya-TN, S. DE R.L. DE C.V.の金額が含まれております。
2 ※2は現地法人等であり取扱商品が多岐にわたるため区分表示しておりませんが、セグメント情報では各セ
グメントに含めて表示しております。
3 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
4 帳簿価額「その他」には、建設仮勘定の金額が含まれております。
5 現在休止中の主要な設備はありません。
6 従業員数の[ ]は臨時従業員数を外書しております。
3 【設備の新設、除却等の計画】
(1) 重要な設備の新設等
該当事項はありません。
(2) 重要な設備の除却等
該当事項はありません。
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第4 【提出会社の状況】
1 【株式等の状況】
(1) 【株式の総数等】
① 【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 35,571,200
計 35,571,200
② 【発行済株式】
事業年度末現在 提出日現在
上場金融商品取引所
発行数(株) 発行数(株)
種類 名又は登録認可金融 内容
商品取引業協会名
( 令和3年2月28日 ) (令和3年5月28日)
名古屋証券取引所 単元株式数
普通株式 9,720,000 9,720,000
(市場第一部) 100株
計 9,720,000 9,720,000 - -
(2) 【新株予約権等の状況】
① 【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
② 【ライツプランの内容】
該当事項はありません。
③ 【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式 発行済株式 資本金増減額 資本金残高 資本準備金 資本準備金
年月日 総数増減数 総数残高 増減額 残高
(株) (株) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
平成26年9月1日 △38,880,000 9,720,000 ― 9,128 ― 7,798
(注) 平成26年9月1日を効力発生日として、普通株式5株を1株とする株式併合を実施し、発行済株式総数は
38,880,000株減少し、9,720,000株となっております。
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(5) 【所有者別状況】
令和3年2月28日 現在
株式の状況(1単元の株式数 100 株)
単元未満
政府及び
外国法人等
区分 株式の状況
金融商品 その他の 個人
地方公共 金融機関 計
(株)
取引業者 法人 その他
個人以外 個人
団体
株主数
- 38 8 428 20 10 3,253 3,757 -
(人)
所有株式数
- 27,128 20 44,275 625 30 25,035 97,113 8,700
(単元)
所有株式数
- 27.9 0.0 45.6 0.6 0.0 25.8 100.0 -
の割合(%)
(注) 自己株式86,952株は、「個人その他」に869単元、「単元未満株式の状況」に52株含まれております。
(6) 【大株主の状況】
令和3年2月28日 現在
発行済株式
(自己株式を
所有株式数 除く。)の
氏名又は名称 住所
(千株) 総数に対する
所有株式数
の割合(%)
岡谷不動産㈱ 名古屋市中村区名駅南一丁目16番30号 1,214 12.60
岡 谷 篤 一 東京都世田谷区 482 5.01
㈱三菱UFJ銀行 東京都千代田区丸の内二丁目7番1号 462 4.80
日本製鉄㈱ 東京都千代田区丸の内二丁目6番1号 434 4.51
三井住友信託銀行㈱ 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 402 4.17
㈱りそな銀行 大阪市中央区備後町二丁目2番1号 265 2.75
損害保険ジャパン㈱ 東京都新宿区西新宿一丁目26番1号 251 2.60
岡谷鋼機社員持株会 名古屋市中区栄二丁目4番18号 185 1.92
オークマ㈱ 愛知県丹羽郡大口町下小口五丁目25番1号 163 1.69
公益財団法人真照会 名古屋市中村区名駅南一丁目16番30号 138 1.44
計 - 3,999 41.52
(注) 公益財団法人真照会は、将来社会に貢献し得る人材を育成し、併せて学術・技芸の振興を図るために必要な奨学
援助をなすことを目的として、大正6年に創設されました。
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(7) 【議決権の状況】
① 【発行済株式】
令和3年2月28日 現在
区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式 - - -
議決権制限株式(自己株式等) - - -
議決権制限株式(その他) - - -
(自己保有株式)
普通株式 86,900
完全議決権株式(自己株式等) - -
(相互保有株式)
普通株式 17,800
完全議決権株式(その他) 普通株式 9,606,600 96,066 -
単元未満株式 普通株式 8,700 - -
発行済株式総数 9,720,000 - -
総株主の議決権 - 96,066 -
② 【自己株式等】
令和3年2月28日 現在
自己名義 他人名義 所有株式数
発行済株式総数に
所有者の氏名
対する所有
所有者の住所 所有株式数 所有株式数 の合計
又は名称
株式数の割合(%)
(株) (株) (株)
(自己保有株式)
名古屋市中区栄
岡谷鋼機株式会社 86,900 - 86,900 0.89
二丁目4番18号
(相互保有株式)
東京都江東区
テツソー物流
17,400 - 17,400 0.17
株式会社
塩浜一丁目1番20号
愛知県みよし市
岩井岡谷マシナリー
400 - 400 0.00
株式会社
打越町下山148番地1
相互保有株式 計 - 17,800 - 17,800 0.18
計 - 104,700 - 104,700 1.07
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2 【自己株式の取得等の状況】
【株式の種類等】 会社法第155条第7号による普通株式の取得
(1) 【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(2) 【取締役会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
会社法第155条第7号による取得
区分 株式数(株) 価額の総額(円)
当事業年度における取得自己株式 243 2,033,880
当期間における取得自己株式 - -
(注) 当期間における取得自己株式には、令和3年5月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取り
による株式数は含めておりません。
(4) 【取得自己株式の処理状況及び保有状況】
当事業年度 当期間
区分
処分価額の総額 処分価額の総額
株式数(株) 株式数(株)
(円) (円)
引き受ける者の募集を行った
─ ─ ─ ─
取得自己株式
消却の処分を行った取得自己株式 ─ ─ ─ ─
合併、株式交換、株式交付、
会社分割に係る移転を行った ─ ─ ─ ─
取得自己株式
その他(単元未満株式の買増し請求に
34 176,969 ─ ─
より売渡した取得自己株式)
保有自己株式数 86,952 ─ 86,952 ─
(注) 当期間における保有自己株式数には、令和3年5月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取
り及び買増しによる株式数は含めておりません。
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3 【配当政策】
当社は、株主に対する利益還元を企業経営の重要政策の一つと考えており、競争力を維持・強化して株主資本の充
実に努めつつ、配当を行うことを基本方針としております。
当社の剰余金の配当は、中間配当及び期末配当の年2回を基本的な方針としております。配当の決定機関は、中間
配当は取締役会、期末配当は株主総会であります。
当事業年度の剰余金の配当につきましては、企業体質の強化・充実並びに今後の事業展開なども考え、内部留保に
意を用いながら、当事業年度の業績を勘案いたしまして、1株当たり115円とし、中間配当金1株当たり110円と合わ
せ年間225円といたしました。
内部留保資金につきましては、将来の事業展開に備えた経営基盤の強化を図る所存であります。
なお、当社は中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。
(注) 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、以下のとおりであります。
配当金の総額 1株当たり配当額
決議年月日
(百万円) (円)
令和2年9月30日
1,059 110
取締役会決議
令和3年5月27日
1,107 115
定時株主総会決議
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4 【コーポレート・ガバナンスの状況等】
(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】
(コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方)
当社は、商社としての社会的責任を自覚し、コーポレート・ガバナンス、コンプライアンス及びリスク管理を経営
の重要な課題と位置付けております。社員一人一人の行動が当社への信頼を生み出し持続的な成長をもたらす重要な
要素と認識し、より高い倫理観に根ざした事業活動を行う企業風土の構築を目指しております。
これらを実現するため、以下の施策の継続的な充実・強化を図りながら、取引先・株主・社員・社会に利益をもた
らすべく、企業価値を高める活動を実践しております。
(コーポレート・ガバナンスに関する施策の実施状況)
(1) 企業統治の概要
当社は監査役制度による経営管理体制を基本とし、以下のとおりのガバナンス体制を採用しております。また、
独立社外取締役及び独立社外監査役による経営の監督体制の強化を図っております。
① 取締役会
取締役会は毎月1回開催することを原則とし、必要に応じて臨時取締役会を開催し、経営に関する重要事項を
決定するとともに、取締役の業務執行状況を監督しております。
取締役の員数については、定款で20名以内とする旨定めており、現在、取締役会は17名の取締役(うち1名は
社外取締役)で構成されております。取締役選任にあたっては、適任と思われる人材を社内外問わず選定してお
ります。
本報告提出日現在の取締役会の構成員は、次のとおりであります。
議 長:取締役社長 岡谷 健広
構成員:馬場 紀彰、平野 隆裕、矢島 昇、坂田 光徳、内田 和輝、河村 元志、佐藤 宏昭、
大矢 英貴、笠野 雅嗣、仲宗根 秀樹、犬井 佳孝、長崎 良視、今林 宏、
岡谷 篤一、坂井 俊司、島田 晴雄(社外取締役)
② 常務会
常務会は取締役の職務執行の効率化・意思決定の迅速化を目的として、役付取締役全員、各(本)店長及び常務
会が任命する取締役から構成され、原則毎週1回開催しておりますが、必要に応じて臨時常務会を開催し、経営
上の重要課題の審議を行っております。
本報告提出日現在の常務会の構成員は、次のとおりであります。
議 長:取締役社長 岡谷 健広
構成員:馬場 紀彰、平野 隆裕、矢島 昇、坂田 光徳、内田 和輝
③ 監査役会
監査役の員数については、定款で5名以内とする旨定めており、現在、監査役会は5名の監査役(うち3名は
社外監査役)で構成され、取締役の職務執行を厳正に監査しております。
本報告提出日現在の監査役会の構成員は、次のとおりであります。
構成員:山田 正良、大舘 道乃理、上田 純子(社外監査役)、小栗 宏次(社外監査役)、
中川 由賀(社外監査役)
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(2) 企業統治の体制を採用する理由
当社は監査役制度による経営管理体制を継続しており、監査役会は会計監査人と連携し十分に経営監視機能を果
たしております。当社の監査役5名のうち3名が社外監査役であり、経営から独立した監視体制が整っておりま
す。
また、社外取締役1名を選任し、業務執行の監督強化を図っております。
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(3) 内部統制システム及びリスク管理体制の整備の状況
① 内部統制システム整備の基本方針
当社は、平成18年5月25日開催の取締役会において、業務の適正を確保するための体制について決議いたしま
した。また、平成28年4月26日開催の取締役会において一部変更の決議をいたしました。その決議の内容は次の
とおりであります。
1.取締役・使用人の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制
(1) 当社は、取締役、社員を含めた企業としての果たすべき役割を定めた岡谷鋼機
企業行動憲章において関係法令・国際ルールの遵守をうたっており、その周知
徹底を図っている。また社員に対しては、岡谷鋼機社員行動規準を定め、各人
がこれを日常的に実践することおよび社内諸規程の遵守を継続的に啓発する。
(2) コンプライアンス推進のため、コンプライアンス・リスク管理委員会を中心と
した体制の整備を進めるとともに、関係部署による教育・研修を通じてコンプ
ライアンス意識の向上を図る。
(3) 内部監査部門として、社長直轄組織である監査部を設置し、内部監査規程に従
い、監査を実施し、監査結果を社長に報告する。また、金融商品取引法に基づ
く財務報告に係る内部統制については、財務報告に係る内部統制の基本方針に
従い、内部統制の整備・運用・評価と継続的改善を行う。
(4) また、当社は監査役会設置会社であり、取締役の職務執行については法令・定
款および監査役会規程に従い監査役会が定める監査方針・業務分担等により、
各監査役が監査を行う。
(5) 岡谷鋼機企業行動憲章、法令、社内規程およびその他コンプライアンスに著し
く反する行為の内部通報システムとして、コンプライアンス・リスク管理委員
会および社外弁護士事務所に企業倫理相談窓口を設置し、通報に対応する。
(6) 市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力および団体とは一切の関係
を持たない。
2.取締役の職務の執行に係る情報の保存および管理に関する体制
(1) 取締役会議事録は取締役会規程に基づき事務局が適切かつ確実に保存・管理し、
10年間備えおくものとする。
(2) また、その他取締役の職務の執行に係る文書については、文書管理規程に基づ
き適正な保存・管理を図るとともに、取締役・監査役が必要に応じ閲覧できる
体制とする。
3.損失の危険の管理に関する規程その他の体制
(1) コンプライアンス・リスク管理委員会を中心に各専門委員会・組織とも連携し、
企業を取り巻く様々なリスクに対応する体制とする。
(2) 当社は経営成績、財政状態、株価等に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスク
として以下の①~⑬のリスクを認識し、コンプライアンス・リスク管理委員会
にてその対応部署・組織を定めるとともに、毎年リスクの見直しを行う。
①経済環境が変化するリスク
②商品市況の変動によるリスク
③為替変動によるリスク
④金利変動によるリスク
⑤株価変動によるリスク
⑥取引先の信用リスク
⑦事業投資リスク
⑧カントリーリスク
⑨品質保証によるリスク
⑩法的規制によるリスク
⑪情報システム・情報セキュリティに関するリスク
⑫自然災害等に係わるリスク
⑬役員・社員の内部統制によるリスク
(3) 対応部署・組織は、必要に応じ規程・細則・要領の新設・改廃や教育・啓蒙活
動を行い、リスクが顕在化した場合の影響を最小限にとどめる体制を整える。
(4) 不測の緊急事態が発生した場合には、当該部署責任者は常務会・取締役会およ
びコンプライアンス・リスク管理委員会の委員長もしくは委員へ報告するとと
もに、対策を検討し実行する。
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4.取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
(1) 取締役会については、法令・定款の他取締役会規程に基づきその適切な運営を
確保する。
(2) 取締役会は毎月1回開催することを原則とし、必要に応じて臨時に開催の上、
会社の業務執行の決定や取締役の職務執行の監督等を行う。
(3) 取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制として、取
締役会の他に意思決定の迅速化を目的とする常務会を設置する。
常務会は、常務会規程に基づき役付取締役全員、各(本)店長および常務会が
任命する取締役から構成され、原則として週1回開催し、経営上の重要課題の
審議を行う。
(4) 取締役会の決定に基づく業務執行については、組織・職制規程、業務分掌規程
および職務権限規程を定め、それぞれの業務の担当区分・責任者・執行手続き
を明確にする。
5.当社および子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制
(1) 子会社の管理については、関係会社管理・運営規程を定めており、その中で子
会社毎に管理主管部署、管理統括部署および管理支援部署を定め、それぞれの
立場にて統括・管理・支援・指導を行う。
(2) 子会社の経営に関する重要事項については、職務権限規程、関係会社管理・運
営規程に基づき、管理主管部署が企画本部関連事業部と連携して当社への申請
・報告を行う。
(3) 子会社における、各社の取締役会の決定に基づく業務の執行については、それ
ぞれの組織規程、業務分掌規程、職務権限規程に基づいて行うよう指導する。
(4) 子会社については、定期的に社長会議や代表者会議等を開催し、経営課題等の
討議を行うとともに相互連携の強化や情報の共有化を図る。また、監査体制と
して、子会社監査役監査の他、業務分掌規程に基づき監査部による監査を実施
し、業務の適正化の確保・向上に努める。
(5) 当社監査役はその職務を行うため必要があるときは、国内・海外の子会社の調
査を行う。
(6) 子会社から当社への相談窓口は企画本部関連事業部とする。
6.監査役の職務を補助すべき使用人に関する事項、当該使用人の取締役からの独立性
に関する事項、 当該使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項
(1) 監査役から要求があった場合、監査役の職務を補助すべき使用人を置く。
(2) 監査役の職務を補助すべき使用人は、監査役の指揮命令下で職務を行う。
(3) 監査役の職務を補助すべき使用人の人事異動、人事考課および賞罰などについ
ては、監査役会と事前に協議する。
7.当社および子会社の取締役および使用人が監査役に報告するための体制その他の
監査役への報告に関する体制、報告をしたことを理由として不利な取扱いを受け
ないことを確保するための体制
(1) 取締役および使用人は業務執行に際し、職務権限規程に従い重要事項について
は監査役に報告しなければならない。
(2) 下記の事象が発生した場合は、当社および子会社の関係取締役および当該部署
責任者は監査役へ報告する。
①当社および当社グループに重要な損害を及ぼすおそれのある事実
②不正行為ならびに法令・定款に違反する重大な事実
③企業倫理相談窓口の相談内容の内コンプライアンス・リスク管理委員会が
重要と判断したもの
前記に関わらず、監査役はいつでも必要に応じて、当社および子会社の取締役
および使用人に報告を求めることができる。
なお、当社および子会社は、これらの報告を行った者が不利益な取扱いを受けない
よう確保する。
8.その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制
(1) 監査役および監査部は、相互に適時適切な情報伝達と意見交換を行い、適正
かつ効率的な監査を行う。
(2) 監査役は監査結果等について直接代表取締役社長に報告し、意見交換等を行
う。
(3) 監査役が、必要に応じて公認会計士および弁護士等の外部の専門家に相談を
した場合の費用、その他監査役の職務の執行に伴い生ずる費用は当社が負担
する。
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② 各専門委員会・組織の内容
事業に関連する様々なリスクに適切に対応するために、下記専門委員会及び組織を設置し、相互に連携しなが
らそれぞれ目的に従った活動・提案を行っております。
指名・報酬委員会 当社の取締役、監査役の指名及び報酬に関し透明性・客観性を確保するための諮問
委員会。
コンプライアンス・ 「岡谷鋼機企業行動憲章」に基づき、コンプライアンスの周知徹底とリスク管理を
行うための委員会。当社の経営成績、財政状態、株価などに重要な影響を及ぼす可
リスク管理委員会
能性のあるリスクを認識し、その対応部署・組織を定めるとともに、毎年リスクの
見直しを行う。
内部統制推進委員会 財務報告に係る内部統制の整備・運用・評価の支援を行うための委員会。
また、評価の結果、発見された不備の報告を受け、是正のための支援を行う。
投融資委員会 一定金額以上の投融資案件について、常務会付議前に各専門分野から検討を加え、
付議すべき案件を決定するための委員会。
安全保障輸出管理組織 「外国為替及び外国貿易法」等輸出関連法規に規制されている貨物の輸出及び技術
の提供について、前記法規に違反した取引を防止するための組織。
環境品質管理委員会 地球環境の保全と事業活動の密接な関わりを認識し、商社として社会に貢献できる
活動を行うとともに、経営品質を継続的に改善することにより顧客の満足を高める
活動をするための委員会。
情報セキュリティ委員会 当社の情報資産を保護・管理し、情報セキュリティを維持していくための委員会。
企業年金資産運用委員会 当社の企業年金の運用受託機関に対して定期的なモニタリングを行う等、企業年金
の適切な運用及び管理を行うための委員会。
<内部統制システム及びリスク管理体制の模式図>
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(企業統治に関するその他の事項)
(1) 責任限定契約の内容の概要
当社と社外取締役及び各社外監査役とは、会社法第423条第1項の賠償責任を限定する契約を締結しており、当該
契約に基づく賠償責任限度額は法令の定める最低責任限度額であります。
(2) 取締役の選解任の決議要件
当社は、取締役の選任決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席
し、その議決権の過半数をもって行い、解任決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上
を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めております。
(3) 株主総会決議事項を取締役会で決議することができるとした事項
① 自己の株式の取得
当社は、自己の株式の取得について、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため、会
社法第165条第2項の規定により、取締役会の決議によって自己の株式を取得することができる旨定款に定めており
ます。
② 取締役及び監査役の責任免除
当社は、職務の遂行にあたり期待される役割を有効に発揮できるようにするため、会社法第426条第1項の規定に
より、取締役(取締役であった者を含む。)及び監査役(監査役であった者を含む。)による会社法第423条第1項
の損害賠償責任につき、善意でかつ重大な過失がない場合は、取締役会の決議によって、法令の定める限度額の範
囲内で、その責任を免除することができる旨定款に定めております。
③ 中間配当
当社は、株主への機動的な利益還元を行うことを目的として、会社法第454条第5項の規定により、取締役会の決
議によって、毎年8月31日を基準日として中間配当をすることができる旨定款に定めております。
(4) 株主総会の特別決議要件
当社は、株主総会の円滑な運営を行うことを目的として、会社法第309条第2項に定める特別決議について、議決
権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもっ
て行う旨定款に定めております。
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(2)【役員の状況】
① 役員一覧
男性 20 名 女性 2 名 (役員のうち女性の比率 9.1 %)
所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(株)
平成15年9月 当社入社
平成20年3月 貿易本部第一部長
平成21年5月 常勤監査役就任
平成23年5月 常務取締役就任、情報・電機事業担当、
プロジェクト本部長、海外関連事業部長
代表取締役 (注)
平成25年5月 鉄鋼事業担当、鉄鋼本部長
岡 谷 健 広 昭和48年10月17日 生 20,200
取締役社長 3
平成26年5月 貿易本部長
平成30年5月 専務取締役就任、営業部門管掌補佐
令和2年5月 営業部門管掌
令和3年3月 代表取締役(現)、取締役社長就任
(現 )
昭和50年4月 当社入社
平成15年3月 メカトロ本部長
平成17年5月 取締役就任
平成21年5月 常務取締役就任、産業資材事業担当、名
代表取締役
古屋本店長
(注)
馬 場 紀 彰 昭和26年11月15日 生 4,110
取締役副社長
平成25年11月 代表取締役(現)、専務取締役就任
3
管理部門管掌
平成26年5月 管理部門管掌(現)
令和2年5月 取締役副社長就任(現)
(重要な兼職の状況)
旭精機工業㈱ 社外監査役
昭和59年4月 当社入社
平成23年5月 エレクトロニクス本部長
平成24年5月 取締役就任
平成25年5月 情報・電機事業担当
常務取締役
平成28年5月 米国岡谷鋼機会社 取締役社長
(注)
営業部門管掌
平 野 隆 裕 昭和35年6月4日 生 2,900
平成30年5月 常務取締役就任(現)、情報・電機事業
3
情報・電機事業担当
担当(現)、東京本店長
名古屋本店長
令和2年5月 名古屋本店長(現)
令和3年5月 営業部門管掌(現)
(重要な兼職の状況)
中部鋼板㈱ 社外監査役
昭和56年4月 当社入社
平成20年5月 中部合成樹脂工業㈱ 取締役社長
平成22年3月 化成品本部長
常務取締役
平成25年5月 取締役就任
(注)
生活産業事業担当 矢 島 昇 昭和31年6月3日 生 2,900
3
平成30年5月 常務取締役就任(現)、アジア地区担当
関連事業担当
令和2年5月 産業資材事業担当
令和3年5月 生活産業事業担当(現)、関連事業担当
(現)
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所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(株)
昭和58年4月 当社入社
平成24年3月 メカトロ本部長
平成26年5月 取締役就任
常務取締役
(注)
鉄鋼事業担当 坂 田 光 徳 昭和34年6月14日 生 2,700
令和元年5月 常務取締役就任(現)、産業資材事業担
3
東京本店長
当
令和2年5月 生活産業事業担当、東京本店長(現)
令和3年5月 鉄鋼事業担当(現)
昭和60年4月 当社入社
平成22年3月 名古屋メカトロ部長
常務取締役
平成25年3月 名古屋人事総務部長
(注)
内 田 和 輝 昭和38年2月21日 生 2,500
管理部門担当
3
平成27年5月 取締役就任、人事総務本部長(現)
人事総務本部長
令和3年5月 常務取締役就任(現)、管理部門担当
(現)
平成11年2月 当社入社
平成20年5月 東京本店経理部長
平成27年5月 取締役就任(現)、経理本部長(現)
取締役
デジタル推進担当 (注)
令和元年5月 秘書役(現)
河 村 元 志 昭和37年8月16日 生 2,500
秘書役 3
令和3年5月 デジタル推進担当(現)
経理本部長
(重要な兼職の状況)
㈱NaITO 取締役
昭和61年4月 当社入社
平成24年6月 米国岡谷鋼機会社 取締役社長、カナダ
岡谷鋼機会社 取締役社長
取締役
(注)
平成28年5月 取締役就任(現)、エレクトロニクス本
産業資材担当 佐 藤 宏 昭 昭和38年7月11日 生 2,400
3
豊田本部長
部長
令和2年5月 豊田本部長(現)
令和3年5月 産業資材事業担当(現)
昭和61年4月 当社入社
平成20年5月 浜松支店長
平成27年3月 岡谷鋼機九州㈱ 取締役社長
取締役
(注)
平成29年5月 取締役就任(現)、大阪店長
大 矢 英 貴 昭和38年11月19日 生 1,900
3
メカトロ本部長
令和2年5月 メカトロ本部長(現)
(重要な兼職の状況)
㈱NaITO 取締役
昭和59年4月 当社入社
平成28年5月 刈谷支店長(現)
平成30年5月 取締役就任(現)
取締役
令和2年5月 安城支店長
(注)
笠 野 雅 嗣 昭和35年11月7日 生 1,800
新技術推進担当
3
令和3年5月 新技術推進担当(現)
刈谷支店長
(重要な兼職の状況)
南通虹岡鋳鋼有限公司 董事長
天津虹岡鋳鋼有限公司 董事長
平成元年4月 当社入社
平成18年8月 Poland Tokai Okaya Manufacturing
Sp.zo.o. 取締役社長
取締役 (注)
仲 宗 根 秀 樹
昭和41年3月12日 生 2,200
平成28年3月
名古屋本店鉄鋼第一部長
鉄鋼本部長 3
取締役就任(現)
令和元年5月
鉄鋼本部長(現)
令和2年5月
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所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(株)
平成3年4月 当社入社
平成24年9月 Vina Steel Center Co., Ltd. 取締役
取締役 (注)
社長
犬 井 佳 孝 昭和42年4月30日 生 1,600
大阪店長 3
平成30年3月 大阪店鉄鋼部長(現)
令和2年5月 取締役就任(現)、大阪店長(現)
平成元年4月 当社入社
平成22年3月 東京化成品部長
取締役 (注)
長 崎 良 視 昭和40年4月25日 生 1,500
企画本部長 3
平成31年3月 企画本部経営企画部長(現)
令和3年5月 取締役就任(現)、企画本部長(現)
平成3年4月 当社入社
平成27年9月 名古屋本店豊田本部安城支店長
令和2年4月 上海岡谷鋼機有限公司総経理(現)
取締役 (注)
令和3年5月 取締役就任(現)、中国事業担当(現)
今 林 宏 昭和42年6月12日 生 400
3
中国事業担当
(重要な兼職の状況)
上海岡谷鋼機有限公司 董事長
広州岡谷鋼機有限公司 董事長
昭和45年9月 新日本製鐵㈱(現:日本製鉄㈱)入社
昭和50年9月 当社入社
昭和57年5月 取締役就任
昭和60年5月 代表取締役、常務取締役就任
平成2年5月 取締役社長就任
令和3年3月 取締役相談役就任(現)
取締役 (注)
(重要な兼職の状況)
岡 谷 篤 一 昭和19年5月14日 生 482,640
相談役 3
岡谷不動産㈱ 取締役社長
公益財団法人真照会 理事長
オークマ㈱ 社外取締役
中部日本放送㈱ 社外取締役
名古屋鉄道㈱ 社外監査役
名古屋中小企業投資育成㈱ 取締役社長
昭和62年4月 当社入社
平成22年3月 東京本店メカトロ部長
(注)
取締役 坂 井 俊 司 昭和38年12月23日 生 2,100
3
平成26年5月 ㈱NaITO 取締役社長(現)
令和2年5月 取締役就任(現)
昭和57年4月 慶應義塾大学経済学部教授
平成7年5月 当社監査役就任
平成19年4月 千葉商科大学学長
平成27年5月 当社取締役就任(現)
(注)
取締役 島 田 晴 雄 昭和18年2月21日 生 200
平成29年4月 首都大学東京(現:東京都立大学)理事
3
長
(重要な兼職の状況)
㈱島田総合研究所 代表取締役
㈱青山財産ネットワークス 社外取締役
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所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(株)
平成17年10月 当社入社
平成25年5月 特殊鋼本部長
(注)
常勤監査役 山 田 正 良 昭和34年11月13日 生 1,800
4
平成29年3月 経営企画部長
平成30年5月 常勤監査役就任(現)
昭和59年4月 当社入社
平成22年3月 刈谷支店長
(注)
大 舘 道 乃 理
常勤監査役 昭和35年7月30日 生 2,400
4
平成28年5月 取締役就任、豊田本部長
令和2年5月 常勤監査役就任(現)
平成19年4月 静岡大学大学院法務研究科教授
平成20年5月 当社監査役就任(現)
(注)
平成22年4月 九州大学大学院法学研究院教授
監査役 上 田 純 子 昭和34年8月14日 生 200
4
平成29年4月 愛知大学大学院法務研究科教授(現)
令和3年4月 同大学院法務研究科長(現)
平成10年4月 愛知県立大学情報科学部教授(現)
(注)
平成14年4月 同大学大学院情報科学研究科教授(現)
監査役 小 栗 宏 次 昭和35年8月3日 生 200
4
平成20年5月 当社監査役就任(現)
平成11年4月 検事任官 東京地方検察庁
平成26年4月 中京大学法科大学院教授
平成27年3月 弁護士(現)
(注)
監査役 中 川 由 賀 昭和47年12月8日 生 200
4
平成27年5月 当社監査役就任(現)
平成30年10月 中京大学法務総合教育研究機構専門教授
平成31年4月 中京大学法学部教授(現)
計 539,350
(注) 1 取締役 島田晴雄は、社外取締役であります。
2 監査役 上田純子、小栗宏次及び中川由賀は、社外監査役であります。
3 取締役の任期は、令和3年2月期に係る定時株主総会終結の時から令和5年2月期に係る定時株主総会終結
の時までであります。
4 監査役の任期は、令和2年2月期に係る定時株主総会終結の時から令和6年2月期に係る定時株主総会終結
の時までであります。
5 取締役相談役 岡谷篤一は、取締役社長 岡谷健広の実父であります。
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② 社外役員の状況
1 社外取締役
当社の社外取締役である島田晴雄氏は、名古屋証券取引所に対し、独立役員として届け出ており、社外取締役
と当社の間に、人的関係・資本的関係・取引関係・その他の利害関係はありません。
社外取締役の選任にあたって、独立性に関する基準又は方針については定めておりませんが、社外取締役に
は、名古屋証券取引所が定める独立性基準に合致していることを踏まえ、豊富な知識と経験を有し、経営全般に
対して独立的な立場から幅広く貴重な意見・助言を期待できる者を選任しております。
社外取締役へは、取締役会資料を事前に送付するなど、適切に情報提供を行っております。
2 社外監査役
当社の社外監査役である上田純子、小栗宏次、中川由賀の各氏は、名古屋証券取引所に対し、独立役員として
届け出ており、各社外監査役と当社の間に、人的関係・資本的関係・取引関係・その他の利害関係はありませ
ん。
社外監査役の選任にあたって、独立性に関する基準又は方針については定めておりませんが、社外監査役に
は、名古屋証券取引所が定める独立性基準に合致していることを踏まえ、豊富な知識と経験を有し、経営全般に
対して独立的な立場から適切な監督機能を果たしていただける者を選任しております。また、監査役会で定めた
監査の基本方針、職務分担等に従って監査を実施し、監査結果の報告、重要な情報の提供、意見の交換などを行
い、十分に監査機能を発揮しております。
社外監査役へは、取締役会資料を事前に送付するなど、適切に情報提供を行っております。また、常勤監査役
より必要な情報を提供し、連絡を密にしております。
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(3)【監査の状況】
① 監査役監査の状況
法令・定款及び監査役会規程に従い監査役会が定める監査方針・業務分担により、各監査役が監査を行ってお
ります。監査結果については、直接取締役社長に報告し意見交換などを行っております。なお、常勤監査役 山田
正良氏は当社の管理・営業部門における経験があり、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。
また、内部監査部門である監査部とは、各々独立して監査を実施しておりますが、相互に監査結果を報告する
とともに、定期的な会合を持ち、意見調整をするなど連携を密にしております。会計監査人との連携につきまし
ては、定期的な会合を持ち、意見交換・情報の聴取を行うとともに、適宜、必要な報告を求めるなど連携を密に
して協力しております。
1 監査役会の開催頻度と出席状況
監査役会は、原則として毎月1回開催しております。当事業年度における個々の監査役の監査役会の出席状況
は、次の通りであります。
役職 氏名 開催回数 出席回数
常勤監査役 右田 勝久 3回 3回
常勤監査役 山田 正良 13回 13回
常勤監査役 大舘 道乃理 10回 10回
監査役(社外) 上田 純子 13回 13回
監査役(社外) 小栗 宏次 13回 13回
監査役(社外) 中川 由賀 13回 13回
(注) 1 常勤監査役 右田勝久は、令和2年5月28日開催の第84期定時株主総会において退任したため、監査役会の
開催回数が他の監査役と異なります。
2 常勤監査役 大舘道乃理は、令和2年5月28日開催の第84期定時株主総会において就任したため、監査役会
の開催回数が他の監査役と異なります。
2 監査役会での主な検討事項
監査役会では主として、当該年度の監査方針及び監査計画、当社グループ内のガバナンスや内部統制の整備・
運用状況、コンプライアンス対応の状況、会計監査人の監査品質及び監査実施状況等の評価、これらを踏まえた
監査報告の協議・決定等を行っております。
3 常勤監査役の活動等
取締役の業務執行の監査及び会計監査人の監査結果の相当性の監査のため、取締役会等の各種重要な会議への
出席、重要な決裁書類の閲覧・確認、取締役・部門長及び子会社の役員との面談や各拠点への往査、会計監査人
及び監査部との定期的な情報交換などを行っております。
② 内部監査の状況
内部監査部門として、社長直轄組織である監査部(構成人員9名)を設置し、内部監査規程に従い監査を実施
し、監査結果を取締役社長に報告しております。
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③ 会計監査の状況
1 会計監査人である有限責任 あずさ監査法人と監査契約を締結し、定期監査のほか会計上の課題について随時
確認を行い、適正な会計処理に努めております。
業務を執行した公認会計士の氏名 所属する監査法人名等
指定有限責任社員・業務執行社員 松本 千佳 有限責任 あずさ監査法人
指定有限責任社員・業務執行社員 時々輪 彰久
有限責任 あずさ監査法人
(注) 上記のほか当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士6名、その他15名であります。継続監査
年数につきましては、全員7年以内であるため記載しておりません。
2 継続監査期間
平成20年2月期以降
3 監査法人の選定方針と理由
当社監査役会は、当該会計監査人が会社法第340条第1項に定められている解任事由に該当する状況にあり、
かつ改善の見込みがないと判断した場合には監査役全員の同意により会計監査人を解任する方針です。
また、当社監査役会は、会社都合のほか、監督官庁から監査業務停止処分を受ける等、当社の監査業務に重大
な支障をきたす事態が生じた場合には、当該会計監査人の解任又は不再任に関する議案を決定し、取締役会に対
して株主総会に付議するよう請求いたします。
4 監査役及び監査役会による監査法人の評価
当社監査役会は、会計監査人の概要、欠格事由の有無、内部管理体制、監査報酬の水準、独立性に関する事項
等を総合的に判断して、会計監査人を評価しております。
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④ 監査報酬の内容等
1 監査公認会計士等に対する報酬
前連結会計年度 当連結会計年度
区 分
監査証明業務に基づ 非監査業務に基づく 監査証明業務に基づ 非監査業務に基づく
く報酬(百万円) 報酬(百万円) く報酬(百万円) 報酬(百万円)
提出会社 40 6 39 ―
連結子会社 16 1 16 ―
合計 56 8 56 ―
(前連結会計年度)
当社及び連結子会社における非監査業務の内容は、主に会計に関する助言・指導業務であります。
2 監査公認会計士等と同一のネットワーク(KPMGメンバーファーム)に対する報酬(1を除く)
前連結会計年度 当連結会計年度
区 分
監査証明業務に基づ 非監査業務に基づく 監査証明業務に基づ 非監査業務に基づく
く報酬(百万円) 報酬(百万円) く報酬(百万円) 報酬(百万円)
提出会社 ― 1 ― 2
連結子会社 9 27 5 28
合計 9 29 5 31
(前連結会計年度)
当社及び連結子会社における非監査業務の内容は、主に税務に関する助言業務であります。
(当連結会計年度)
当社及び連結子会社における非監査業務の内容は、主に税務に関する助言業務であります。
3 その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
該当事項はありません。
4 監査報酬の決定方針
該当事項はありません。
5 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
当社監査役会は、会計監査人の監査計画の内容、職務執行状況及び報酬見積りの算出根拠等を確認し、総合的
に検討した結果、会計監査人の報酬等につき、会社法第399条第1項の同意を行っております。
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(4)【役員の報酬等】
① 提出会社の役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数
対象となる
報酬等の種類別の総額 ( 百万円 )
報酬等の総額
役員区分 役員の員数
( 百万円 )
固定報酬 業績連動報酬 退職慰労金
(名)
取締役
347 199 97 49
18
(社外取締役を除く)
監査役
40 40 - -
3
(社外監査役を除く)
社外役員 31 31 - -
4
(注) 1 取締役の報酬等の額には、使用人兼務取締役の使用人分給与は含まれておりません。
2 上記の報酬等の額には、当事業年度に係る役員退職慰労引当金増加額が含まれております。
3 上記の報酬等の額には、令和2年5月28日開催の第84期定時株主総会終結の時をもって退任した取締
役2名、監査役1名に対する当事業年度に係る報酬等を含んでおります。
4 上記のほか、役員退職慰労金を下記のとおり支給しております。
退任取締役 2名 16百万円(令和2年5月28日開催の第84期定時株主総会決議)
退任監査役 1名 6百万円(令和元年5月23日開催の第83期定時株主総会決議)
なお、上記役員退職慰労金には、過年度の報酬等の総額に含めた役員退職慰労引当金増加額が含まれ
ております。また、第83期定時株主総会において社外取締役及び監査役に対する退職慰労金制度廃止
に伴う打切り支給の件について決議しており、当該決議の対象となる監査役の退任により支給してお
ります。
② 取締役及び監査役の報酬等についての株主総会決議の概要
対象となる
役員区分 株主総会決議の日 決議の概要 役員の員数
(名)
年額500百万円以内
取締役 第79期定時株主総会(平成27年5月28日) 18
(うち社外取締役は年額10百万円以内)
監査役 第71期定時株主総会(平成19年5月24日) 年額80百万円以内 3
③ 提出会社の役員ごとの連結報酬等の総額等
連結報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、記載しておりません。
④ 取締役 の個人別の報酬等の内容についての決定方針の概要
取締役の個人別の報酬等は構成員の過半数を社外役員とする任意の諮問委員会である指名・報酬委員会の審議を
基に、業績向上、企業価値増大への貢献意欲を高めるために当社業績を反映した適切な報酬とすることを基本方針
として取締役会で決議しております。
取締役の個人別の報酬等は毎年5月の取締役会で報酬の具体的内容及び定期的な支払いとすることを決議してお
り、中長期的な企業価値増大を意識付けるため、当社が定めた一定の基準に基づく業績連動の要素を基本方針に基
づく支給割合で反映させております。
なお、報酬決定プロセスの客観性を確保するため、取締役の個人別の報酬等の内容は指名・報酬委員会の審議
(令和2年5月28日開催)を経て取締役会にて代表取締役社長に一任するものとして決議しております。
⑤ 監査役の 個人別の報酬等の内容についての決定方針の概要
監査役の報酬は、個々の監査役の職務と責任に応じた報酬額を監査役会の協議によって決定することにしており
ます。
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⑥ 取締役の個人別の報酬等の概要
社外取締役を除く取締役の個人別の報酬等は役位別に定められた固定金銭報酬に当社業績の状況に応じた金銭報
酬(業績連動報酬)を加減算して算定しており、社外取締役の報酬等は固定金銭報酬のみであります。業績連動報
酬の額は、当決定方針に沿って業績指標(当期の連結及び単体の純利益等の平均値)を基礎とし前期計画の達成度
及び当期計画による加減算を行うことにより算定しております。
業績指標については会社業績との連動性を総合的に判断するために採用しております。なお、当事業年度に係る
取締役の個人別の報酬等の内容は任意の指名・報酬委員会において当方針との整合性を含めた多角的な検討を行っ
ており、取締役会もその審議を尊重し決定方針に沿うものであると判断しております。また、取締役は当社の株式
保有を通じて株主目線での経営を意識付けるため、当社の株式を取得(内規に基づき報酬の一部を役員持株会に拠
出)することとしております。さらに、社外取締役を除く取締役については退任時に退職慰労金(在任中の報酬額
及び在任年数等を勘案して、規程に基づき個人別に算定)を支給しております。
⑦ 業績指標の実績の概要
前 期 当 期
(令和3年2月期) (令和4年2月期)
指 標
計 画 実 績 達成率 計 画
連結純利益 10,000百万円 12,429百万円 124% 13,500百万円
単体純利益 9,000百万円 9,362百万円 104% 10,000百万円
業績指標 - - 96% -
(注)業績指標の実績及び計画には未公表数値を含むため達成率のみ記載しております。
⑧ 取締役の個人別の報酬等の決定の代表取締役社長への一任
取締役の個人別の報酬等の額の決定は、当社全体の業績を俯瞰しつつ各取締役の評価を行うには代表取締役社長
が最も適しているため、代表取締役社長に一任するものとして取締役会で決議しております。なお、報酬決定プロ
セスの客観性を確保するため、任意の指名・報酬委員会にて審議を行うと共に、当決定方針と異なる決定を代表取
締役社長が行った場合には、取締役会においてその理由を説明するなど、委任された権限が適切に行使される措置
を講じております。
また、代表取締役社長への一任に基づき、当事業年度に支給した取締役の個人別の報酬は当決定方針に基づき適
切に支給されております。
⑨ その他重要な事項についての決定
急激な業績悪化や企業価値を毀損するような事案等が発生した場合には、臨時に報酬を減額等することがある
旨、併せて取締役会にて決議しております。
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(5)【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方
当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外である投資株式の区分について、株式を取得
し保有する場合にその目的から、もっぱら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目
的とする投資株式を純投資株式、純投資株式以外で取引関係の維持強化、資本・業務提携、地域経済振興のため
に直接保有する投資株式を政策保有株式に区分し、政策保有株式で信託契約その他の契約又は法律上の規定に基
づき議決権行使権限を有する株式についてはみなし保有株式としております。
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式
1 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の
内容
(保有方針)
当社は保有の合理性が認められる場合に保有し、保有の合理性が認められない場合は縮減を図ることを基本
方針とします。
(保有の合理性を検証する方法)
政策投資を目的とするすべての株式について、個別銘柄毎に投資に対する当社の資本コスト(加重平均資本
コスト)に比べ、配当金・関連取引利益等の関連収益が上回っているか否か(経済合理性)を検証し、中長期
的な視点も念頭において、取引関係の維持強化、資本・業務提携、地域経済振興などの保有の狙いも総合的に
勘案して、当社グループの企業価値向上に繋がるか否かを検証しております。
(個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容)
保有の目的は、すべての銘柄が取引関係の維持強化、資本・業務提携、地域経済振興のいずれかに該当する
ことを確認しました。経済合理性については、取引関係の維持強化目的で保有する株式のうち4銘柄は当社の
設定する経済合理性を下回っておりました。
取引関係の維持強化目的の株式の中で経済合理性を下回っている銘柄のうち3銘柄は金融機関の株式であり
安定的な資金調達のため、1銘柄は物流企業の株式であり円滑な貿易取引推進のために今後も保有する方針で
す。
2 銘柄数及び貸借対照表計上額
貸借対照表計上額の
銘柄数
(銘柄)
合計額(百万円)
非上場株式 117 3,052
非上場株式以外の株式 169 119,046
(当事業年度において株式数が増加した銘柄)
銘柄数 株式数の増加に係る取得
株式数の増加の理由
(銘柄) 価額の合計額(百万円)
非上場株式 - - -
取引関係の維持・強化
非上場株式以外の株式 16 61
取引先持株会を通じた株式の追加取得
(当事業年度において株式数が減少した銘柄)
銘柄数 株式数の減少に係る売却
(銘柄) 価額の合計額(百万円)
非上場株式 2 0
非上場株式以外の株式 1 246
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3 特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報
特定投資株式
前事業年度 当事業年度
当社の株
保有目的、定量的な保有効果
株式数(株) 株式数(株)
銘柄 式の保有
及び株式数が増加した理由
貸借対照表計上額 貸借対照表計上額
の有無
(百万円) (百万円)
6,619,789 6,619,789
主に産業資材セグメントにおける取引関
トヨタ自動車㈱ 有
係の維持・強化
47,179 52,117
850,437 850,437
主に産業資材セグメントにおける取引関
㈱小糸製作所 有
係の維持・強化
3,622 6,038
757,060 757,060
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
東邦瓦斯㈱ 有
維持・強化
2,789 4,739
主に産業資材セグメントにおける取引関
718,002 720,477
係の維持・強化
オークマ㈱ 有
3,288 4,214
取引先持株会を通じた株式の追加取得
2,618,677 2,618,677
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
日本製鉄㈱ 有
維持・強化
3,184 4,104
㈱三菱UFJ
7,329,000 7,329,000
フィナンシャ 金融取引関係の維持・強化 有(注3)
3,898 4,089
ル・グループ
724,562 724,562
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
大同特殊鋼㈱ 有
維持・強化
2,843 3,177
主に産業資材セグメントにおける取引関
1,258,216 1,259,787
係の維持・強化
ブラザー工業㈱ 有
2,419 2,636
取引先持株会を通じた株式の追加取得
511,000 511,000
主に産業資材セグメントにおける取引関
スズキ㈱ 有
係の維持・強化
2,216 2,350
485,028 485,028
主に産業資材セグメントにおける取引関
㈱不二越 有
係の維持・強化
1,726 2,185
121,400 121,400
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
東海旅客鉄道㈱ 有
維持・強化
2,158 2,113
三井住友トラス
570,700 570,700
ト・ホールディ 金融取引関係の維持・強化 有(注3)
2,111 1,998
ングス㈱
3,387,700 3,387,700
三菱UFJリー
金融取引関係の維持・強化 有
ス㈱
2,090 1,934
693,000 693,000
主に産業資材セグメントにおける取引関
㈱クボタ 有
係の維持・強化
1,055 1,668
254,700 254,700
主に産業資材セグメントにおける取引関
㈱デンソー 有
係の維持・強化
1,074 1,627
752,000 752,000
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
東北特殊鋼㈱ 無
維持・強化
1,051 1,106
569,127 569,127
主に産業資材セグメントにおける取引関
日本碍子㈱ 有
係の維持・強化
965 1,069
主に産業資材セグメントにおける取引関
884,562 890,631
係の維持・強化
いすゞ自動車㈱ 無
898 992
取引先持株会を通じた株式の追加取得
423,304 423,304
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
東京瓦斯㈱ 有
維持・強化
924 932
主に情報・電機セグメントにおける取引
755,884 775,417
関係の維持・強化
ニチコン㈱ 有
600 835
取引先持株会を通じた株式の追加取得
560,050 560,050
主に情報・電機セグメントにおける取引
パナソニック㈱ 無
関係の維持・強化
577 764
ジェイ エフ
648,175 648,175
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
イー ホール 有(注3)
維持・強化
649 724
ディングス㈱
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前事業年度 当事業年度
当社の株
保有目的、定量的な保有効果
株式数(株) 株式数(株)
銘柄 式の保有
及び株式数が増加した理由
貸借対照表計上額 貸借対照表計上額
の有無
(百万円) (百万円)
912,000 912,000
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
中部鋼鈑㈱ 有
維持・強化
615 691
26,300 26,300
主に産業資材セグメントにおける取引関
㈱シマノ 有
係の維持・強化
397 626
126,689 126,689
主に産業資材セグメントにおける取引関
㈱日立製作所 無
係の維持・強化
460 617
1,921,000 1,921,000
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
NTN㈱ 有
維持・強化
501 595
364,000 364,000
主に生活産業セグメントにおける取引関
高砂熱学工業㈱ 有
係の維持・強化
607 573
主に情報・電機セグメントにおける取引
214,402 217,583
関係の維持・強化
昭和電工㈱ 有
499 564
取引先持株会を通じた株式の追加取得
146,250 146,250
主に情報・電機セグメントにおける取引
㈱三井金属鉱業 有
関係の維持・強化
378 542
218,538 218,538
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
丸一鋼管㈱ 有
維持・強化
572 531
近鉄グループ
116,353 116,353
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
ホールディング 無
維持・強化
542 517
ス㈱
100,000 100,000
主に情報・電機セグメントにおける取引
愛知時計電機㈱ 有
関係の維持・強化
401 433
㈱みずほフィナ
2,752,690 275,269
ンシャルグルー 金融取引関係の維持・強化 有(注3)
406 429
プ
主に産業資材セグメントにおける取引関
121,585 122,180
係の維持・強化
㈱村上開明堂 有
313 422
取引先持株会を通じた株式の追加取得
234,312 234,312
主に生活産業セグメントにおける取引関
日立金属㈱ 有
係の維持・強化
361 395
187,500 187,500
主に産業資材セグメントにおける取引関
㈱IHI 無
係の維持・強化
425 367
230,000 230,000
主に情報・電機セグメントにおける取引
三菱電機㈱ 有
関係の維持・強化
315 360
主に情報・電機セグメントにおける取引
35,094 35,492
関係の維持・強化
㈱村田製作所 無
200 322
取引先持株会を通じた株式の追加取得
165,990 165,990
主に産業資材セグメントにおける取引関
オーエスジー㈱ 有
係の維持・強化
268 316
441,400 441,400
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
東京製鐵㈱ 有
維持・強化
303 309
70,000 70,000
主に産業資材セグメントにおける取引関
㈱カネカ 有
係の維持・強化
203 289
90,500 90,500
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
愛知製鋼㈱ 有
維持・強化
271 280
87,000 87,000
主に産業資材セグメントにおける取引関
三菱重工業㈱ 無
係の維持・強化
297 266
364,000 364,000
主に産業資材セグメントにおける取引関
新東工業㈱ 有
係の維持・強化
280 264
主に生活産業セグメントにおける取引関
162,678 163,647
係の維持・強化
㈱オータケ 有
247 258
取引先持株会を通じた株式の追加取得
86,600 86,600
主に産業資材セグメントにおける取引関
㈱椿本チエイン 有
係の維持・強化
254 249
84,600 84,600
㈱愛知銀行 金融取引関係の維持・強化 有
272 246
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前事業年度 当事業年度
当社の株
保有目的、定量的な保有効果
株式数(株) 株式数(株)
銘柄 式の保有
及び株式数が増加した理由
貸借対照表計上額 貸借対照表計上額
の有無
(百万円) (百万円)
304,950 304,950
㈱大紀アルミニ 主に情報・電機セグメントにおける取引
有
ウム工業所 関係の維持・強化
178 237
91,150 91,150
主に産業資材セグメントにおける取引関
㈱FUJI 有
係の維持・強化
158 228
160,288 160,288
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
中部電力㈱ 無
維持・強化
225 209
181,000 181,000
輸出入時の製品輸送取引関係の維持・強
名港海運㈱ 有
化
199 208
75,497 75,497
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
名古屋鉄道㈱ 有
維持・強化
212 204
62,100 62,100
コムシスホール 主に情報・電機セグメントにおける取引
無
ディングス㈱ 関係の維持・強化
165 199
206,400 206,400
主に産業資材セグメントにおける取引関
前澤化成工業㈱ 有
係の維持・強化
209 196
135,000 135,000
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
共英製鋼㈱ 有
維持・強化
220 190
51,500 51,500
主に産業資材セグメントにおける取引関
アイシン精機㈱ 有
係の維持・強化
180 186
82,500 82,500
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
㈱淀川製鋼所 有
維持・強化
149 181
84,600 84,600
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
旭精機工業㈱ 有
維持・強化
187 170
* 40,000
㈱三井ハイテッ 主に産業資材セグメントにおける取引関
無
ク 係の維持・強化
* 169
㈱三井住友フィ
40,700 40,700
ナンシャルグ 金融取引関係の維持・強化 有(注3)
141 152
ループ
61,600 61,600
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
日本車輌製造㈱ 有
維持・強化
159 152
98,000 98,000
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
㈱アイ・テック 有
維持・強化
166 148
55,053 55,053
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
㈱奥村組 有
維持・強化
144 147
46,053 46,053
主に産業資材セグメントにおける取引関
㈱小松製作所 無
係の維持・強化
100 146
81,160 81,160
主に情報・電機セグメントにおける取引
㈱ティラド 無
関係の維持・強化
130 145
50,000 50,000
主に生活産業セグメントにおける取引関
㈱ニチレイ 有(注3)
係の維持・強化
137 138
28,550 28,550
川田テクノロ 主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
有(注3)
ジーズ㈱ 維持・強化
159 136
120,700 120,700
主に産業資材セグメントにおける取引関
㈱ジェイテクト 有
係の維持・強化
127 134
229,200 229,200
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
日産自動車㈱ 無
維持・強化
106 131
100,125 100,125
主に生活産業セグメントにおける取引関
東亞合成㈱ 有
係の維持・強化
107 116
* 58,000
名古屋電機工業 主に産業資材セグメントにおける取引関
有
㈱ 係の維持・強化
* 115
80,878 80,878
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
トピー工業㈱ 有
維持・強化
122 112
63,300 63,300
主に産業資材セグメントにおける取引関
アイホン㈱ 有
係の維持・強化
96 110
50/114
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前事業年度 当事業年度
当社の株
保有目的、定量的な保有効果
株式数(株) 株式数(株)
銘柄 式の保有
及び株式数が増加した理由
貸借対照表計上額 貸借対照表計上額
の有無
(百万円) (百万円)
* 131,500
主に鉄鋼セグメントにおける取引関係の
五洋建設㈱ 無
維持・強化
* 104
35,800 35,800
㈱名古屋銀行 金融取引関係の維持・強化 有
103 102
㈱三菱ケミカル
134,500 134,500
主に産業資材セグメントにおける取引関
ホールディング 有(注3)
係の維持・強化
97 99
ス
* 30,600
主に産業資材セグメントにおける取引関
㈱LIXIL 有
係の維持・強化
* 91
53,200 -
主に産業資材セグメントにおける取引関
日立化成㈱ 無
係の維持・強化
242 -
55,700 *
アイサンテクノ 主に情報・電機セグメントにおける取引
無
ロジー㈱ 関係の維持・強化
94 *
(注)1 定量的な保有効果については記載が困難であります。なお、政策投資目的で保有するすべての株式に
ついて、毎年取締役会で保有の合理性を検証しております。
2 「-」は、当該株式を保有していないことを示しております。「*」は、当該銘柄の貸借対照表計上額
が、当社の資本金額の100分の1以下であり、かつ貸借対照表計上額の大きい順の60銘柄に該当しないた
め、記載を省略していることを示しております。
3 保有先企業は当社の株式を保有しておりませんが、同社子会社が当社の株式を保有しております。
みなし保有株式
前事業年度 当事業年度
当社の株
保有目的、定量的な保有効果
株式数(株) 株式数(株)
銘柄 式の保有
及び株式数が増加した理由
貸借対照表計上額 貸借対照表計上額
の有無
(百万円) (百万円)
2,100,000 2,100,000
トヨタ自動車㈱ 議決権行使権限(退職給付信託) 有
14,966 16,533
460,000 460,000
スズキ㈱ 議決権行使権限(退職給付信託) 有
1,995 2,115
600,000 600,000
東京瓦斯㈱ 議決権行使権限(退職給付信託) 有
1,309 1,321
(注)1 貸借対照表計上額の上位銘柄を選定する段階で、特定投資株式とみなし保有株式を合算しておりませ
ん。
2 みなし保有株式は、退職給付信託として信託設定したものであり、当社の貸借対照表上には計上して
おりません。なお、みなし保有株式の「貸借対照表計上額」欄には、事業年度末日におけるみなし保有
株式の時価に議決権行使権限の対象となる株式数を乗じて得た額を記載しております。
③ 保有目的が純投資目的である投資株式
該当事項はありません。
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第5 【経理の状況】
1. 連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について
(1) 当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)
に基づいて作成しております。
(2) 当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。以下
「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。
なお、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成しておりま
す。
2. 監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(令和2年3月1日から令和3年2月28
日まで)の連結財務諸表及び事業年度(令和2年3月1日から令和3年2月28日まで)の財務諸表について、有限責任
あずさ監査法人により監査を受けております。
3. 連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みについて
当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みを行っております。具体的には、会計基準等の内
容を適切に把握し、会計基準等の変更について的確に対応することのできる体制を整備するため、公益財団法人財務
会計基準機構へ加入しており、また、会計基準設定主体等の行う研修に参加しております。
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1 【連結財務諸表等】
(1) 【連結財務諸表】
①【連結貸借対照表】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(令和2年2月29日) (令和3年2月28日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 14,660 15,794
※6 188,755 ※6 168,865
受取手形及び売掛金
※6 35,010 ※6 38,519
電子記録債権
商品及び製品 57,657 50,701
仕掛品 4,786 5,321
原材料及び貯蔵品 1,421 1,590
その他 10,112 10,967
△ 642 △ 825
貸倒引当金
流動資産合計 311,762 290,935
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 17,356 17,420
機械装置及び運搬具(純額) 2,604 2,589
土地 16,428 20,854
建設仮勘定 1,799 1,505
1,679 1,939
その他(純額)
※1 、 3 39,868 ※1 、 3 44,308
有形固定資産合計
無形固定資産
1,577 2,288
投資その他の資産
※2 、 3 117,724 ※2 、 3 133,856
投資有価証券
長期貸付金 215 73
退職給付に係る資産 16,688 19,464
繰延税金資産 1,055 891
その他 5,478 5,662
△ 281 △ 261
貸倒引当金
投資その他の資産合計 140,880 159,687
固定資産合計 182,326 206,284
資産合計 494,089 497,220
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(令和2年2月29日) (令和3年2月28日)
負債の部
流動負債
※6 105,160 ※6 96,618
支払手形及び買掛金
※6 24,466 ※6 22,721
電子記録債務
※3 75,979 ※3 63,775
短期借入金
未払法人税等 2,676 2,266
賞与引当金 1,355 1,317
11,712 11,518
その他
流動負債合計 221,350 198,217
固定負債
※3 20,966 ※3 18,842
長期借入金
繰延税金負債 25,741 31,585
役員退職慰労引当金 911 979
退職給付に係る負債 2,209 2,351
3,457 3,203
その他
固定負債合計 53,287 56,962
負債合計 274,637 255,179
純資産の部
株主資本
資本金 9,128 9,128
資本剰余金 7,798 7,798
利益剰余金 142,646 152,860
△ 467 △ 468
自己株式
株主資本合計 159,105 169,318
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 48,068 59,304
繰延ヘッジ損益 66 21
為替換算調整勘定 142 △ 36
2,053 3,186
退職給付に係る調整累計額
その他の包括利益累計額合計 50,330 62,475
非支配株主持分 10,015 10,247
純資産合計 219,451 242,041
負債純資産合計 494,089 497,220
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② 【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】
【連結損益計算書】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 平成31年3月1日 (自 令和2年3月1日
至 令和2年2月29日) 至 令和3年2月28日)
売上高 875,623 760,443
※1 814,521 ※1 707,118
売上原価
売上総利益 61,101 53,324
販売費及び一般管理費
運送費及び保管費 5,470 5,306
貸倒引当金繰入額 66 181
報酬及び給料手当 15,191 15,308
賞与 3,172 2,769
賞与引当金繰入額 1,170 1,116
退職給付費用 △ 447 △ 352
役員退職慰労引当金繰入額 101 102
福利厚生費 3,425 3,273
減価償却費 2,055 2,003
借地借家料 1,933 1,990
事務機械費 729 800
旅費交通費及び通信費 2,288 1,152
6,911 6,088
その他
販売費及び一般管理費合計 42,069 39,739
営業利益 19,032 13,584
営業外収益
受取利息 1,457 1,179
受取配当金 3,658 3,123
持分法による投資利益 392 305
992 1,923
その他
営業外収益合計 6,501 6,531
営業外費用
支払利息 1,856 1,290
手形売却損 21 14
643 511
その他
営業外費用合計 2,521 1,817
経常利益 23,012 18,298
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 平成31年3月1日 (自 令和2年3月1日
至 令和2年2月29日) 至 令和3年2月28日)
特別利益
※2 9 ※2 138
固定資産売却益
投資有価証券売却益 14 243
161 -
関係会社株式売却益
特別利益合計 185 381
特別損失
※3 22 ※3 50
固定資産処分損
投資有価証券評価損 155 50
関係会社整理損 143 -
操業休止関連費用 - 180
62 9
その他
特別損失合計 384 290
税金等調整前当期純利益 22,814 18,389
法人税、住民税及び事業税
6,055 5,030
481 501
法人税等調整額
法人税等合計 6,537 5,531
当期純利益 16,277 12,857
非支配株主に帰属する当期純利益 606 428
親会社株主に帰属する当期純利益 15,670 12,429
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【連結包括利益計算書】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 平成31年3月1日 (自 令和2年3月1日
至 令和2年2月29日) 至 令和3年2月28日)
当期純利益 16,277 12,857
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △ 7,625 11,319
繰延ヘッジ損益 100 △ 45
為替換算調整勘定 △ 606 63
退職給付に係る調整額 △ 963 1,123
225 △ 257
持分法適用会社に対する持分相当額
※ △ 8,870 ※ 12,202
その他の包括利益合計
包括利益 7,406 25,060
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 6,848 24,574
非支配株主に係る包括利益 558 485
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③【連結株主資本等変動計算書】
前連結会計年度(自 平成31年3月1日 至 令和2年2月29日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 9,128 7,798 129,287 △ 465 145,749
当期変動額
剰余金の配当 △ 2,312 △ 2,312
親会社株主に帰属する
15,670 15,670
当期純利益
自己株式の取得 △ 1 △ 1
自己株式の処分 -
非支配株主との取引に
△ 0 △ 0
係る親会社の持分変動
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計 - △ 0 13,358 △ 1 13,356
当期末残高 9,128 7,798 142,646 △ 467 159,105
その他の包括利益累計額
その他の
非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券 為替換算 退職給付に係る
繰延ヘッジ損益 包括利益
評価差額金 調整勘定 調整累計額
累計額合計
当期首残高 55,672 △ 33 493 3,020 59,152 9,698 214,599
当期変動額
剰余金の配当 △ 2,312
親会社株主に帰属する
15,670
当期純利益
自己株式の取得 △ 1
自己株式の処分 -
非支配株主との取引に
△ 0
係る親会社の持分変動
株主資本以外の項目の
△ 7,604 100 △ 351 △ 966 △ 8,821 316 △ 8,505
当期変動額(純額)
当期変動額合計 △ 7,604 100 △ 351 △ 966 △ 8,821 316 4,851
当期末残高 48,068 66 142 2,053 50,330 10,015 219,451
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当連結会計年度(自 令和2年3月1日 至 令和3年2月28日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 9,128 7,798 142,646 △ 467 159,105
当期変動額
剰余金の配当 △ 2,215 △ 2,215
親会社株主に帰属する
12,429 12,429
当期純利益
自己株式の取得 △ 2 △ 2
自己株式の処分 0 0 0
非支配株主との取引に
0 0
係る親会社の持分変動
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計 - 0 10,214 △ 1 10,212
当期末残高 9,128 7,798 152,860 △ 468 169,318
その他の包括利益累計額
その他の
非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券 為替換算 退職給付に係る
繰延ヘッジ損益 包括利益
評価差額金 調整勘定 調整累計額
累計額合計
当期首残高 48,068 66 142 2,053 50,330 10,015 219,451
当期変動額
剰余金の配当 △ 2,215
親会社株主に帰属する
12,429
当期純利益
自己株式の取得 △ 2
自己株式の処分 0
非支配株主との取引に
0
係る親会社の持分変動
株主資本以外の項目の
11,235 △ 45 △ 179 1,132 12,144 232 12,377
当期変動額(純額)
当期変動額合計 11,235 △ 45 △ 179 1,132 12,144 232 22,589
当期末残高 59,304 21 △ 36 3,186 62,475 10,247 242,041
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④【連結キャッシュ・フロー計算書】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 平成31年3月1日 (自 令和2年3月1日
至 令和2年2月29日) 至 令和3年2月28日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 22,814 18,389
減価償却費 3,787 3,489
減損損失 62 6
投資有価証券売却損益(△は益) △ 14 △ 241
投資有価証券評価損益(△は益) 155 50
有形固定資産除売却損益(△は益) 12 △ 87
受取利息及び受取配当金 △ 5,116 △ 4,303
支払利息 1,856 1,290
持分法による投資損益(△は益) △ 392 △ 305
売上債権の増減額(△は増加) 13,567 16,534
たな卸資産の増減額(△は増加) △ 1,815 6,281
仕入債務の増減額(△は減少) 3,700 △ 10,405
前渡金の増減額(△は増加) 3,005 △ 54
前受金の増減額(△は減少) △ 2,877 △ 21
△ 1,592 △ 4,359
その他
小計 37,153 26,265
利息及び配当金の受取額
5,586 4,721
利息の支払額 △ 1,838 △ 1,285
△ 6,535 △ 5,565
法人税等の支払額
営業活動によるキャッシュ・フロー 34,365 24,135
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の純増減額(△は増加) △ 282 △ 60
有形固定資産の取得による支出 △ 4,562 △ 6,715
有形固定資産の売却による収入 21 238
投資有価証券の取得による支出 △ 835 △ 116
投資有価証券の売却による収入 24 254
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却によ
223 -
る収入
貸付けによる支出 △ 1 △ 0
貸付金の回収による収入 4 32
△ 420 △ 708
その他
投資活動によるキャッシュ・フロー △ 5,828 △ 7,075
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △ 24,801 △ 12,941
長期借入れによる収入 6,673 1,106
長期借入金の返済による支出 △ 7,846 △ 1,849
自己株式の取得による支出 △ 1 △ 2
配当金の支払額 △ 2,312 △ 2,215
非支配株主への配当金の支払額 △ 240 △ 240
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得
△ 0 △ 1
による支出
△ 0 0
その他
財務活動によるキャッシュ・フロー △ 28,529 △ 16,143
現金及び現金同等物に係る換算差額 △ 159 118
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △ 151 1,035
現金及び現金同等物の期首残高 8,785 8,633
現金及び現金同等物の期末残高 8,633 9,669
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【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
(1) 連結の範囲に関する事項
連結子会社 71 社
全ての子会社を連結しており、「第1 企業の概況 4 関係会社の状況」に記載しております。
なお、当連結会計年度において、新規設立によりROKUGO ELEMEC (THAILAND) CO., LTD.を連結の範囲に含めてお
ります。また、浙江岡新制管有限公司は清算により連結の範囲から除外しております。
(2) 持分法の適用に関する事項
① 持分法を適用した関連会社
持分法適用会社 14 社
Siam Steel Service Center Public Co.,Ltd.、岩井岡谷マシナリー㈱ほか12社の関連会社について持分法を適用
しております。
② 持分法を適用しない関連会社の内主要な会社等の名称
サンサウス工業㈱
持分法非適用会社は、それぞれ連結純損益及び利益剰余金等に及ぼす影響が軽微であり、かつ全体としても重要
性がないため、持分法の適用から除外しております。
(3) 連結子会社の事業年度等に関する事項
連結子会社の決算日と連結決算日に差異のある子会社は次のとおりであります。
(決算日)
カナダ岡谷鋼機会社、米国岡谷鋼機会社、Pearl & Okaya, Inc.、
12月31日
Okaya Shinnichi Corp. of America、International Mold Steel, Inc.、
Mex Okaya-TN (U.S.A.), Inc.、メキシコ岡谷鋼機会社、
Mex Okaya-TN, S. DE R.L. DE C.V.、ブラジル岡谷鋼機会社、欧州岡谷鋼機会社、
Poland Tokai Okaya Manufacturing Sp. z o.o.、
韓国岡谷鋼機会社、北京岡谷鋼機有限公司、
上海岡谷鋼機有限公司、上海洛庫高電子有限公司、
広州岡谷鋼機有限公司、香港岡谷鋼機有限公司、台湾岡谷鋼機有限公司、
岡谷特殊鋼制品(大連)有限公司、
香港岡谷電子有限公司、深圳岡谷電子貿易有限公司、豪州岡谷鋼機会社、
シンガポール岡谷鋼機会社、UAM Philippines, Inc.、
UPI Real Estate, Inc.、PT. Artokaya Indonesia、
サイアム スリヤ会社、Siam Okaya Chemical Co., Ltd.、SOMAT Co., Ltd.、
ROKUGO ELEMEC (THAILAND) CO., LTD.、
ベトナム岡谷鋼機会社、NaITO Vietnam Co., Ltd.、
インドネシア岡谷鋼機会社、マレーシア岡谷鋼機会社
連結財務諸表の作成にあたっては連結決算日現在で実施した仮決算に基づく財務諸表を使用しております。
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(4) 会計方針に関する事項
① 重要な資産の評価基準及び評価方法
1 有価証券
その他有価証券
時価のあるもの
決算日の市場価格等に基づく時価法
(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
時価のないもの
移動平均法による原価法
2 デリバティブ
時価法
3 たな卸資産
通常の販売目的で保有するたな卸資産
主として移動平均法に基づく原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)
② 重要な減価償却資産の減価償却の方法
1 有形固定資産(リース資産を除く)
主として定率法によっております。
ただし、当社及び国内連結子会社は、平成10年4月1日以降取得の建物(建物附属設備を除く。)並びに平成
28年4月1日以降取得の建物附属設備及び構築物については、定額法によっております。
2 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法によっております。
ただし、自社利用のソフトウェアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法によってお
ります。
3 リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によっております。
③ 重要な引当金の計上基準
1 貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権
は個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。
2 賞与引当金
従業員に対する賞与の支払に充てるため、主として支給見込額のうち当連結会計年度の負担額を計上してお
ります。
3 役員退職慰労引当金
役員の退任により支出する役員退職慰労金に充てるため、内規に基づく期末要支払額を引当計上しておりま
す。
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④ 退職給付に係る会計処理の方法
1 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法について
は、給付算定式基準によっております。
2 数理計算上の差異の費用処理方法
数理計算上の差異については、定額法(期間10年)により発生の翌連結会計年度から費用処理しておりま
す。
⑤ 連結財務諸表の作成の基礎となった連結会社の財務諸表の作成に当たって採用した重要な外貨建の資産又は負債の
本邦通貨への換算の基準
外貨建金銭債権債務は、決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しております。
在外子会社等の資産及び負債、収益及び費用は、決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は純資産
の部における為替換算調整勘定及び非支配株主持分に含めております。
⑥ 重要なヘッジ会計の方法
1 ヘッジ会計の方法
繰延ヘッジ処理によっております。なお、為替予約等についてヘッジ会計の要件を満たす場合は、振当処
理によっております。また、金利スワップのうち特例処理の要件を満たすものについては、特例処理によっ
ております。
2 ヘッジ手段とヘッジ対象
外貨建取引の為替変動リスクに対して為替予約取引等を、借入金の金利変動リスクに対しては金利スワッ
プ取引をヘッジ手段として用いております。
3 ヘッジ方針
当社及び連結子会社は外貨建債権債務に係る将来の為替変動リスクと、借入金に係る金利変動リスクを
負っております。そこで、これらのリスクをヘッジするために内規(「リスク管理方針」)に基づきデリバ
ティブ取引を行っております。
4 ヘッジ有効性評価の方法
ヘッジ手段の想定元本とヘッジ対象に関する重要な条件が同一であり、ヘッジ開始時及びその後も継続し
て、キャッシュ・フロー変動を完全に相殺するものと想定することができるため、ヘッジの有効性の判定は
省略しております。
⑦ のれんの償却方法及び償却期間
のれんは、発生日以後5年間で均等償却しております。
⑧ 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
連結キャッシュ・フロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は、手許現金、随時引き出し可能な預金及び
容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の
到来する短期投資からなっております。
⑨ その他連結財務諸表作成のための重要な事項
消費税等の会計処理
税抜方式によっております。
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(未適用の会計基準等)
1. 収益認識に関する会計基準等
・「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 令和2年3月31日)
・「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 令和2年3月31日)
(1) 概要
収益認識に関する包括的な会計基準であります。収益は、次の5つのステップを適用し認識されます。
ステップ1:顧客との契約を識別する。
ステップ2:契約における履行義務を識別する。
ステップ3:取引価格を算定する。
ステップ4:契約における履行義務に取引価格を配分する。
ステップ5:履行義務を充足した時に又は充足するにつれて収益を認識する。
(2) 適用予定日
令和5年2月期の期首より適用予定であります。
(3) 当該会計基準等の適用による影響
影響額は、当連結財務諸表の作成時において評価中であります。
2. 時価の算定に関する会計基準等
・「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 令和元年7月4日)
・「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 令和元年7月4日)
・「棚卸資産の評価に関する会計基準」(企業会計基準第9号 令和元年7月4日)
・「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 令和元年7月4日)
・「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第19号 令和2年3月31日)
(1) 概要
国際的な会計基準の定めとの比較可能性を向上させるため、「時価の算定に関する会計基準」及び「時価の算
定に関する会計基準の適用指針」(以下「時価算定会計基準等」という。)が開発され、時価の算定方法に関する
ガイダンス等が定められました。時価算定会計基準等は次の項目の時価に適用されます。
・「金融商品に関する会計基準」における金融商品
・「棚卸資産の評価に関する会計基準」におけるトレーディング目的で保有する棚卸資産
また「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」が改訂され、金融商品の時価のレベルごとの内訳等の注記
事項が定められました。
(2) 適用予定日
令和5年2月期の期首より適用予定であります。
(3) 当該会計基準等の適用による影響
影響額は、当連結財務諸表の作成時において評価中であります。
3. 会計方針の開示、会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準
・「 会計方針の開示 、会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」(企業会計基準第24号 令和2年3月31
日)
(1) 概要
関連する会計基準等の定めが明らかでない場合に、採用した会計処理の原則及び手続きの概要を示すことを目
的とするものです。
(2) 適用予定日
令和4年2月期の年度末より適用予定であります。
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4. 会計上の見積りの開示に関する会計基準
・「 会計上の見積り の開示に関する会計基準」(企業会計基準第31号 令和2年3月31日)
(1) 概要
当年度の財務諸表に計上した金額が会計上の見積りによるもののうち、翌年度の財務諸表に重要な影響を及ぼ
すリスクがある項目における会計上の見積りの内容について、財務諸表利用者の理解に資する情報を開示するこ
とを目的とするものです。
(2) 適用予定日
令和4年2月期の年度末より適用予定であります。
(表示方法の変更)
(連結損益計算書関係)
前連結会計年度において、独立掲記しておりました「特別損失」の「減損損失」は、特別損失の総額の100分の10
以下となったため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させる
ため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「特別損失」に表示していた「減損損失」62百万円は、
「その他」62百万円として組み替えております。
(追加情報)
(新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う会計上の見積りについて)
新型コロナウイルス感染症の拡大による影響は不透明であり、翌連結会計年度以降の当社グループの連結財務諸
表に重要な影響を及ぼす可能性がありますが、新型コロナウイルス感染拡大は会計上の見積りに重要な影響はない
ものとして会計処理しております。
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(連結貸借対照表関係)
※1 有形固定資産の減価償却累計額
前連結会計年度 当連結会計年度
( 令和2年2月29日 ) ( 令和3年2月28日 )
有形固定資産の減価償却累計額 62,625 百万円 64,308 百万円
※2 関連会社に対するものは、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 令和2年2月29日 ) ( 令和3年2月28日 )
投資有価証券(株式) 6,296 百万円 5,902 百万円
出資金 2,442 百万円 2,579 百万円
※3 担保に供している資産及び担保付債務は次のとおりであります。
担保に供している資産
前連結会計年度 当連結会計年度
( 令和2年2月29日 ) ( 令和3年2月28日 )
土地 1,812 百万円 1,812 百万円
有形固定資産(土地を除く) 556 百万円 655 百万円
合計 2,369 百万円 2,468 百万円
(注)上記のほか、投資有価証券0百万円について、出資先の債務の担保として質権が設定されております。
担保付債務
前連結会計年度 当連結会計年度
( 令和2年2月29日 ) ( 令和3年2月28日 )
短期及び長期借入金 1,133 百万円 1,054 百万円
4 保証債務
連結会社以外の会社の金融機関等からの借入に対して、債務保証を行っております。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 令和2年2月29日 ) ( 令和3年2月28日 )
※南通虹岡鋳鋼有限公司 841 百万円 ※南通虹岡鋳鋼有限公司 942 百万円
※マキシマファーム株式会社 400 百万円 ※マキシマファーム株式会社 382 百万円
上海三国精密機械有限公司 30 百万円
合計 1,272 百万円 合計 1,325 百万円
(注)上記のうち、※は関連会社であります。
5 受取手形割引高及び受取手形裏書譲渡高
前連結会計年度 当連結会計年度
( 令和2年2月29日 ) ( 令和3年2月28日 )
受取手形割引高 749 百万円 347 百万円
受取手形裏書譲渡高 539 百万円 643 百万円
※6 連結会計年度末日満期手形等
連結会計年度末日満期手形等の会計処理については、手形交換日又は決済日をもって決済処理しております。
なお、当連結会計年度末日が金融機関の休日であったため、次の連結会計年度末日満期手形等が、連結会計年度
末残高に含まれております。
前連結会計年度
当連結会計年度
( 令和2年2月29日 )
( 令和3年2月28日 )
受取手形 2,904百万円 1,945百万円
電子記録債権 1,855百万円 1,887百万円
支払手形 1,974百万円 1,904百万円
電子記録債務 5,495百万円 3,940百万円
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(連結損益計算書関係)
※1 通常の販売目的で保有するたな卸資産の収益性の低下による簿価切下額(△は戻入額)は次のとおりでありま
す。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 平成31年3月1日 (自 令和2年3月1日
至 令和2年2月29日 ) 至 令和3年2月28日 )
売上原価 △ 102 百万円 25 百万円
※2 固定資産売却益の内容は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 平成31年3月1日 (自 令和2年3月1日
至 令和2年2月29日 ) 至 令和3年2月28日 )
土地売却益 - 百万円 96 百万円
建物及び構築物売却益 - 百万円 6 百万円
機械装置及び運搬具売却益 9 百万円 33 百万円
その他固定資産売却益 0 百万円 1 百万円
計 9 百万円 138 百万円
※3 固定資産処分損の内容は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 平成31年3月1日 (自 令和2年3月1日
至 令和2年2月29日 ) 至 令和3年2月28日 )
建物及び構築物除却損 18 百万円 17 百万円
機械装置及び運搬具除却損 2 百万円 1 百万円
機械装置及び運搬具売却損 - 百万円 14 百万円
その他固定資産除却損 1 百万円 14 百万円
その他固定資産売却損 0 百万円 1 百万円
計 22 百万円 50 百万円
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(連結包括利益計算書関係)
※ その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額
(百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 平成31年3月1日 (自 令和2年3月1日
至 令和2年2月29日 ) 至 令和3年2月28日 )
その他有価証券評価差額金
当期発生額 △11,056 16,514
138 △186
組替調整額
税効果調整前
△10,918 16,327
3,292 △5,008
税効果額
その他有価証券評価差額金 △7,625 11,319
繰延ヘッジ損益
当期発生額 136 △66
8 3
組替調整額
税効果調整前
144 △63
△43 18
税効果額
繰延ヘッジ損益 100 △45
為替換算調整勘定
当期発生額 △481 89
△125 △25
組替調整額
為替換算調整勘定 △606 63
退職給付に係る調整額
当期発生額 △452 2,428
△936 △809
組替調整額
税効果調整前
△1,388 1,618
425 △495
税効果額
退職給付に係る調整額 △963 1,123
持分法適用会社に対する持分相当額
225 △257
当期発生額
その他の包括利益合計 △8,870 12,202
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(連結株主資本等変動計算書関係)
前連結会計年度(自 平成31年3月1日 至 令和2年2月29日 )
1. 発行済株式及び自己株式に関する事項
当連結会計年度期首 増加 減少 当連結会計年度末
株式の種類
(株) (株) (株) (株)
発行済株式
普通株式 9,720,000 - - 9,720,000
自己株式
普通株式 93,935 161 - 94,096
(変動事由の概要)
増加数の内訳は、次のとおりであります。
自己株式
単元未満株式の買取りによる増加 161株
2. 配当に関する事項
(1) 配当金支払額
配当金の総額 1株当たり配当額
決議 株式の種類 基準日 効力発生日
(百万円) (円)
令和元年5月23日
普通株式 1,252 130 平成31年2月28日 令和元年5月24日
定時株主総会
令和元年10月2日
普通株式 1,059 110 令和元年8月31日 令和元年10月31日
取締役会
(注) 令和元年5月23日定時株主総会決議による1株当たり配当額には、創業350周年記念配当20円を含んでおりま
す。
(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
配当金の総額
1株当たり
決議 株式の種類 配当の原資 基準日 効力発生日
配当額(円)
(百万円)
令和2年5月28日
普通株式 利益剰余金 1,155 120 令和2年2月29日 令和2年5月29日
定時株主総会
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当連結会計年度(自 令和2年3月1日 至 令和3年2月28日 )
1. 発行済株式及び自己株式に関する事項
当連結会計年度期首 増加 減少 当連結会計年度末
株式の種類
(株) (株) (株) (株)
発行済株式
普通株式 9,720,000 - - 9,720,000
自己株式
普通株式 94,096 243 34 94,305
(変動事由の概要)
増加数の内訳は、次のとおりであります。
自己株式
単元未満株式の買取りによる増加 243株
減少数の内訳は、次のとおりであります。
自己株式
単元未満株式の売渡しによる減少 34株
2. 配当に関する事項
(1) 配当金支払額
配当金の総額 1株当たり配当額
決議 株式の種類 基準日 効力発生日
(百万円) (円)
令和2年5月28日
普通株式 1,155 120 令和2年2月29日 令和2年5月29日
定時株主総会
令和2年9月30日
普通株式 1,059 110 令和2年8月31日 令和2年10月30日
取締役会
(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
配当金の総額
1株当たり
決議 株式の種類 配当の原資 基準日 効力発生日
配当額(円)
(百万円)
令和3年5月27日
普通株式 利益剰余金 1,107 115 令和3年2月28日 令和3年5月28日
定時株主総会
(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は、次のとおりでありま
す。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 平成31年3月1日 (自 令和2年3月1日
至 令和2年2月29日 ) 至 令和3年2月28日 )
現金及び預金勘定 14,660 百万円 15,794 百万円
預入期間が3ヶ月を超える定期預金 △6,026 百万円 △6,125 百万円
現金及び現金同等物 8,633 百万円 9,669 百万円
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(リース取引関係)
オペレーティング・リース取引
(借主側)
オペレーティング・リースのうち解約不能のものに係る未経過リース料
前連結会計年度 当連結会計年度
( 令和3年2月28日 )
( 令和2年2月29日 )
(百万円)
(百万円)
1年内 217 233
1年超 221 252
合計 438 485
(貸主側)
オペレーティング・リースのうち解約不能のものに係る未経過リース料
前連結会計年度 当連結会計年度
( 令和3年2月28日 )
( 令和2年2月29日 )
(百万円)
(百万円)
1年内 1,630 1,645
1年超 14,175 14,210
合計 15,806 15,855
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(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社グループは、銀行等金融機関からの借入により運転資金、設備投資及び事業投資資金を調達しております。余
剰資金については、銀行借入の返済を優先的に行うことで預金等の圧縮を図り、リスクの低減に努めております。
デリバティブ取引は後述するリスクを回避するために行っており、投機的な取引は行わない方針であります。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
営業債権である受取手形及び売掛金、電子記録債権は、顧客の信用リスクに晒されております。また、外貨建ての
ものについては、為替変動リスクに晒されております。
投資有価証券は主に重要な取引先及び金融機関の株式 であり、市場の価格変動リスクに晒されております。
取引先企業及び従業員に対し、長期貸付金を行っております。
営業債務である支払手形及び買掛金、電子記録債務はそのほとんどが1年内の支払期日です。外貨建てのものについ
ては、為替変動リスクに晒されております。
短期借入金及び長期借入金は、運転資金、設備投資及び事業投資資金の調達を目的としております。このうち変動
金利の借入金は金利の変動リスクに晒されておりますが、このうち一部については金利スワップ取引をヘッジ手段と
して用いております。
デリバティブ取引は、外貨建債権債務取引の将来の為替変動リスクを回避することを目的とした為替予約取引や借
入金の金利変動について金利変動リスクをヘッジすることを目的とした金利スワップ取引等であり、市場リスクに晒
されております。なお、ヘッジ会計に関するヘッジ手段とヘッジ対象、ヘッジ方針、ヘッジの有効性の評価方法等に
ついては、前述の「会計方針に関する事項」に記載されている「重要なヘッジ会計の方法」をご参照ください。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスク(取引先の債務不履行等に係るリスク)の管理
受取手形及び売掛金、電子記録債権、貸付金に係る顧客の信用リスクは内規(「信用管理規程」)に沿ってリスク
低減を図っております。
②市場リスク(為替や金利等の変動リスク)の管理
投資有価証券は主として重要な取引先等の株式であり、上場株式については四半期ごとに時価の把握を行っており
ます。
デリバティブ取引は内規(「リスク管理方針」)に基づき、実需の範囲で行うこととしております。
当社における為替予約取引は、担当部署からの依頼に基づき経理部門が実行し、毎月末持高を取りまとめのうえ、
経理担当役員に報告しております。
連結子会社における為替予約取引については、担当部署からの依頼に基づき経理部門が実行し、毎月末の持高を取
りまとめのうえ、親会社である当社の経理担当役員に報告しております。
また、金利スワップ取引については、金利負担の軽減を目的としているため、経理担当役員の承認を経て経理部門
において行っております。
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(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格が無い場合には合理的に算定された価額が含まれて
おります。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当
該価額が変動することがあります。また注記事項「デリバティブ取引関係」におけるデリバティブ取引に関する契約
金額等については、この金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。
2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握すること
が極めて困難と認められるものは、次表には含めておりません。((注2)参照)
前連結会計年度( 令和2年2月29日 )
連結貸借対照表計上額 時価 差額
(百万円) (百万円) (百万円)
(1) 現金及び預金 14,660 14,660 -
(2) 受取手形及び売掛金 188,755 188,755 -
(3) 電子記録債権
35,010 35,010 -
(4) 投資有価証券
その他有価証券 105,766 105,766 -
関係会社株式 3,101 1,235 △1,865
(5) 長期貸付金
215 215 -
資産計 347,508 345,643 △1,865
(6) 支払手形及び買掛金
105,160 105,160 -
(7) 電子記録債務
24,466 24,466 -
(8) 短期借入金
74,472 74,472 -
(9) 長期借入金(※1)
22,473 22,525 51
負債計 226,573 226,625 51
(10) デリバティブ取引(※2)
85 85 -
(※1) 長期借入金には、1年以内に返済予定の長期借入金が含まれております。
(※2) デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目
については( )で示しております。
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当連結会計年度( 令和3年2月28日 )
連結貸借対照表計上額 時価 差額
(百万円) (百万円) (百万円)
(1) 現金及び預金 15,794 15,794 -
(2) 受取手形及び売掛金 168,865 168,865 -
(3) 電子記録債権
38,519 38,519 -
(4) 投資有価証券
その他有価証券 122,164 122,164 -
関係会社株式 2,907 1,532 △1,375
(5) 長期貸付金
73 73 -
資産計 348,325 346,950 △1,375
(6) 支払手形及び買掛金
96,618 96,618 -
(7) 電子記録債務
22,721 22,721 -
(8) 短期借入金
60,698 60,698 -
(9) 長期借入金(※1)
21,918 21,900 △18
負債計 201,957 201,938 △18
(10) デリバティブ取引(※2)
(117) (117) -
(※1) 長期借入金には、1年以内に返済予定の長期借入金が含まれております。
(※2) デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目
については( )で示しております。
(注1) 金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項
(1) 現金及び預金、(2)受取手形及び売掛金、並びに(3)電子記録債権
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
(4) 投資有価証券
これらの時価について、株式は取引所の価格によっております。また、保有目的ごとの有価証券に関する注記
事項については、「有価証券関係」注記をご参照ください。
(5) 長期貸付金
これらは金利の見直しが行われる変動金利型の長期貸付金であるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことか
ら、当該帳簿価額によっております。
(6) 支払手形及び買掛金、(7)電子記録債務、並びに(8)短期借入金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
(9) 長期借入金
これらの時価については、元利金の合計額を同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いて算定
する方法によっております。変動金利による長期借入金は金利スワップの特例処理の対象とされており、当該金
利スワップと一体として処理された元利金の合計額を、同様の借入を行った場合に適用される合理的に見積もら
れる利率で割り引いて算定する方法によっております。
(10) デリバティブ取引
「デリバティブ取引関係」注記をご参照ください。
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(注2) 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の連結貸借対照表計上額
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
区分
( 令和2年2月29日 ) ( 令和3年2月28日 )
非上場株式等 8,856 8,783
上記については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、「(4)投資有価
証券」には含めておりません。
( 注3 ) 金銭債権及び満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度( 令和2年2月29日 )
1年超 5年超
1年以内 10年超
5年以内 10年以内
(百万円) (百万円)
(百万円) (百万円)
現金及び預金 14,660 - - -
受取手形及び売掛金 188,755 - - -
電子記録債権 35,010 - - -
長期貸付金 - 209 5 -
合計 238,426 209 5 -
当連結会計年度( 令和3年2月28日 )
1年超 5年超
1年以内 10年超
5年以内 10年以内
(百万円) (百万円)
(百万円) (百万円)
現金及び預金 15,794 - - -
受取手形及び売掛金 168,865 - - -
電子記録債権 38,519 - - -
長期貸付金 - 70 3 -
合計 223,179 70 3 -
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(注4) 短期借入金及び長期借入金の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度( 令和2年2月29日 )
1年以内 1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内 5年超
区分
(百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
短期借入金 74,472 - - - - -
長期借入金 1,506 3,131 6,322 7,720 3,792 -
合計 75,979 3,131 6,322 7,720 3,792 -
当連結会計年度( 令和3年2月28日 )
1年以内 1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内 5年超
区分
(百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
短期借入金 60,698 - - - - -
長期借入金 3,076 6,454 7,837 3,930 583 36
合計 63,775 6,454 7,837 3,930 583 36
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(有価証券関係)
1. その他有価証券
前連結会計年度( 令和2年2月29日 )
連結貸借対照表
種類 取得原価(百万円) 差額(百万円)
計上額(百万円)
連結貸借対照表計上額が取得原価を
超えるもの
株式 96,337 25,324 71,012
連結貸借対照表計上額が取得原価を
超えないもの
株式 9,429 10,937 △1,508
合計 105,766 36,262 69,503
(注) 1 下落率30%~50%の株式の減損にあっては、個別銘柄毎にその回復可能性を総合的に検討し実施することと
しております。
2 当連結会計年度において、その他有価証券で時価のある株式について105百万円の減損処理を行っておりま
す。
当連結会計年度( 令和3年2月28日 )
連結貸借対照表
種類 取得原価(百万円) 差額(百万円)
計上額(百万円)
連結貸借対照表計上額が取得原価を
超えるもの
株式 113,504 26,479 87,024
連結貸借対照表計上額が取得原価を
超えないもの
株式 8,660 9,820 △1,160
合計 122,164 36,300 85,864
(注) 1 下落率30%~50%の株式の減損にあっては、個別銘柄毎にその回復可能性を総合的に検討し実施することと
しております。
2 当連結会計年度において、その他有価証券で時価のある株式について50百万円の減損処理を行っておりま
す。
2. 連結会計年度中に売却したその他有価証券
前連結会計年度(自 平成31年3月1日 至 令和2年2月29日 )
種類 売却額(百万円) 売却益の合計額(百万円) 売却損の合計額(百万円)
株式 24 14 -
当連結会計年度(自 令和2年3月1日 至 令和3年2月28日 )
種類 売却額(百万円) 売却益の合計額(百万円) 売却損の合計額(百万円)
株式 254 243 2
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(デリバティブ取引関係)
1.ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引
(1)通貨関連
前連結会計年度( 令和2年2月29日 )
契約額等のうち
契約額等 時価 評価損益
区分 種類
1年超
(百万円) (百万円) (百万円)
(百万円)
為替予約取引
売建
米ドル 807 - △18 △18
その他の
市場取引 192 - △2 △2
通貨
以外の取引
買建
米ドル 2,973 - 1 1
その他の
2,450 - 9 9
通貨
合計 - - △10 △10
(注) 時価の算定方法 取引先金融機関から提示された価格等に基づき算定しております。
当連結会計年度( 令和3年2月28日 )
契約額等のうち
契約額等 時価 評価損益
区分 種類
1年超
(百万円) (百万円) (百万円)
(百万円)
為替予約取引
売建
米ドル 842 - △5 △5
その他の
市場取引 317 - △2 △2
通貨
以外の取引
買建
米ドル 3,644 - △61 △61
その他の
2,869 41 △79 △79
通貨
合計 - - △149 △149
(注) 時価の算定方法 取引先金融機関から提示された価格等に基づき算定しております。
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2.ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引
(1)通貨関連
前連結会計年度( 令和2年2月29日 )
契約額等のうち
契約額等 時価
ヘッジ会計の
種類 主なヘッジ対象
1年超
方法
(百万円) (百万円)
(百万円)
為替予約取引
売建
米ドル 売掛金 1,341 - △8
その他の
繰延ヘッジ 売掛金 705 - 8
通貨
処理
買建
米ドル 買掛金 10,327 - 94
その他の
買掛金 445 - 1
通貨
為替予約取引
売建
(注2)
米ドル 売掛金 1,080 -
その他の
為替予約等
売掛金 243 - (注2)
通貨
の振当処理
買建
米ドル 買掛金 990 - (注2)
その他の
買掛金 39 - (注2)
通貨
合計 - - 96
(注) 1 時価の算定方法 取引先金融機関から提示された価格等に基づき算定しております。
2 為替予約等の振当処理によるものは、ヘッジ対象とされている債権債務と一体として処理されているため、
その時価は、当該債権債務の時価に含めて記載しております。
当連結会計年度( 令和3年2月28日 )
契約額等のうち
契約額等 時価
ヘッジ会計の
種類 主なヘッジ対象
1年超
方法
(百万円) (百万円)
(百万円)
為替予約取引
売建
米ドル 売掛金 1,473 - △28
その他の
繰延ヘッジ 売掛金 53 - △1
通貨
処理
買建
米ドル 買掛金 4,831 - 57
その他の
買掛金 536 - 3
通貨
為替予約取引
売建
(注2)
米ドル 売掛金 912 -
その他の
為替予約等
売掛金 156 - (注2)
通貨
の振当処理
買建
米ドル 買掛金 303 - (注2)
その他の
買掛金 19 - (注2)
通貨
合計 - - 31
(注) 1 時価の算定方法 取引先金融機関から提示された価格等に基づき算定しております。
2 為替予約等の振当処理によるものは、ヘッジ対象とされている債権債務と一体として処理されているため、
その時価は、当該債権債務の時価に含めて記載しております。
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(2)金利関連
前連結会計年度( 令和2年2月29日 )
契約額等のうち
ヘッジ会計
契約額等 時価
種類 主なヘッジ対象
1年超
(百万円) (百万円)
の方法
(百万円)
金利スワップ取引
金利通貨スワップ
の一体処理(特例
支払固定・受取変動
処理・振当処理)
長期借入金 4,222 4,222 (注2)
米ドル支払・円受取
合計 - - -
(注) 1 時価の算定方法 取引先金融機関から提示された価格等に基づき算定しております。
2 金利通貨スワップの一体処理によるものは、ヘッジ対象とされている長期借入金と一体として処理されてい
るため、その時価は、当該長期借入金の時価に含めて記載しております。
当連結会計年度( 令和3年2月28日 )
契約額等のうち
ヘッジ会計
契約額等 時価
種類 主なヘッジ対象
1年超
(百万円) (百万円)
の方法
(百万円)
金利スワップ取引
金利通貨スワップ
の一体処理(特例
支払固定・受取変動
処理・振当処理)
長期借入金 4,222 4,222 (注2)
米ドル支払・円受取
合計 - - -
(注) 1 時価の算定方法 取引先金融機関から提示された価格等に基づき算定しております。
2 金利通貨スワップの一体処理によるものは、ヘッジ対象とされている長期借入金と一体として処理されてい
るため、その時価は、当該長期借入金の時価に含めて記載しております。
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(退職給付関係)
1.採用している退職給付制度の概要
当社及び連結子会社は、確定給付型の制度として、企業年金制度及び退職一時金制度を設けております。また、従
業員の退職に際して割増退職金を支払う場合があります。なお、当社は選択型確定拠出年金制度を、連結子会社の一
部では、確定拠出年金制度を併用しております。
当社は、確定給付企業年金制度及び退職一時金制度について退職給付信託を設定しております。
2.確定給付制度
(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く。)
(百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 平成31年3月1日 (自 令和2年3月1日
至 令和2年2月29日 ) 至 令和3年2月28日 )
退職給付債務の期首残高 19,063 18,800
勤務費用 619 624
利息費用
80 79
数理計算上の差異の発生額 75 341
退職給付の支払額 △1,038 △838
退職給付債務の期末残高 18,800 19,006
(2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く。)
(百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 平成31年3月1日 (自 令和2年3月1日
至 令和2年2月29日 ) 至 令和3年2月28日 )
年金資産の期首残高 35,629 35,488
期待運用収益 696 692
数理計算上の差異の発生額 △377 2,769
事業主からの拠出額 249 248
退職給付の支払額 △709 △728
年金資産の期末残高 35,488 38,471
(3) 簡便法を適用した制度の退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表
(百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 平成31年3月1日 (自 令和2年3月1日
至 令和2年2月29日 ) 至 令和3年2月28日 )
退職給付に係る負債の期首残高 1,971 2,209
退職給付費用 471 391
退職給付の支払額 △148 △174
制度への拠出額 △79 △78
その他 △5 3
退職給付に係る負債の期末残高 2,209 2,351
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(4) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資
産の調整表
(百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
( 令和2年2月29日 ) ( 令和3年2月28日 )
積立型制度の退職給付債務 20,809 21,084
年金資産 △36,421 △39,422
△15,612 △18,337
非積立型制度の退職給付債務 1,133 1,224
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 △14,479 △17,113
退職給付に係る負債 2,209 2,351
退職給付に係る資産 △16,688 △19,464
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 △14,479 △17,113
(注) 簡便法を適用した制度を含んでおります。
(5) 退職給付費用及びその内訳項目の金額
(百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 平成31年3月1日 (自 令和2年3月1日
至 令和2年2月29日 ) 至 令和3年2月28日 )
勤務費用 619 624
利息費用 80 79
期待運用収益 △696 △692
数理計算上の差異の費用処理額 △936 △809
簡便法で計算した退職給付費用 471 391
確定給付制度に係る退職給付費用 △461 △407
(6) 退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
(百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 平成31年3月1日 (自 令和2年3月1日
至 令和2年2月29日 ) 至 令和3年2月28日 )
数理計算上の差異 △1,388 1,618
合計 △1,388 1,618
(7) 退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
(百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
( 令和2年2月29日 ) ( 令和3年2月28日 )
未認識数理計算上の差異 △3,022 △4,641
合計 △3,022 △4,641
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(8) 年金資産に関する事項
①年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 令和2年2月29日 ) ( 令和3年2月28日 )
株式 67 % 68 %
債券 16 % 17 %
一般勘定 7 % 6 %
その他 10 % 9 %
合計 100 % 100 %
(注) 年金資産合計には、企業年金制度及び退職一時金制度に対して設定した退職給付信託が前連結会計年度58%、
当連結会計年度58%含まれております。
②長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する
多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。
(9) 数理計算上の計算基礎に関する事項
主要な数理計算上の計算基礎
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 平成31年3月1日 (自 令和2年3月1日
至 令和2年2月29日 ) 至 令和3年2月28日 )
割引率 主として0.5% 主として0.5%
長期期待運用収益率 主として2.0% 主として2.0%
予想昇給率(注) 主として7.0% 主として7.0%
(注)予想昇給率は、ポイント制における予想ポイントの上昇率であります。
3.確定拠出制度
当社及び一部の連結子会社の確定拠出制度(確定拠出制度と同様に会計処理する、複数事業主制度の厚生年金基金
制度を含む。)への要拠出額は、前連結会計年度 258百万円 、当連結会計年度 253百万円 であります。
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(税効果会計関係)
1. 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
前連結会計年度 当連結会計年度
( 令和2年2月29日 ) ( 令和3年2月28日 )
(繰延税金資産)
賞与引当金 423 百万円 404 百万円
貸倒引当金 194 百万円 248 百万円
役員退職慰労引当金 299 百万円 318 百万円
退職給付に係る負債 559 百万円 592 百万円
たな卸資産 221 百万円 205 百万円
固定資産 660 百万円 600 百万円
投資有価証券 398 百万円 351 百万円
税務上の繰越欠損金(注)2 1,420 百万円 1,266 百万円
915 百万円 808 百万円
その他
繰延税金資産小計
5,093 百万円 4,794 百万円
税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額(注)2 △1,320 百万円 △1,236 百万円
△1,447 百万円 △1,461 百万円
将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額
評価性引当額小計(注)1 △2,767 百万円 △2,698 百万円
繰延税金資産合計 2,326 百万円 2,096 百万円
(繰延税金負債)
租税特別措置法の諸準備金 △741 百万円 △738 百万円
退職給付に係る資産 △4,652 百万円 △5,495 百万円
その他有価証券評価差額金 △21,440 百万円 △26,394 百万円
△177 百万円 △162 百万円
その他
繰延税金負債合計 △27,012 百万円 △32,790 百万円
繰延税金資産の純額 △24,686 百万円 △30,693 百万円
(注) 1.評価性引当額が68百万円減少しております。この減少の主な内容は、税務上の繰越欠損金に係る評価性引当
額が減少したことによるものであります。
2.税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額
前連結会計年度( 令和2年2月29日 ) (百万円)
1年超 2年超 3年超 4年超
1年以内 5年超 合計
2年以内 3年以内 4年以内 5年以内
税務上の繰越欠損金(注1) 256 139 147 159 188 528 1,420
評価性引当額 △250 △137 △82 △146 △182 △520 △1,320
(注2) 100
繰延税金資産 6 1 65 12 6 8
(注1) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。
(注2) 税務上の繰越欠損金 1,420 百万円(法定実効税率を乗じた額)について、繰延税金資産 100 百万円を計上し
ております。当該税務上の繰越欠損金については将来の課税所得の見込み等により、回収可能と判断した
部分については評価性引当額を認識しておりません。
当連結会計年度( 令和3年2月28日 ) (百万円)
1年超 2年超 3年超 4年超
1年以内 5年超 合計
2年以内 3年以内 4年以内 5年以内
税務上の繰越欠損金(注1) 137 82 147 176 104 619 1,266
評価性引当額 △136 △82 △142 △172 △89 △612 △1,236
(注2) 29
繰延税金資産 0 - 4 3 14 6
(注1) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。
(注2) 税務上の繰越欠損金 1,266 百万円(法定実効税率を乗じた額)について、繰延税金資産 29 百万円を計上し
ております。当該税務上の繰越欠損金については将来の課税所得の見込み等により、回収可能と判断した
部分については評価性引当額を認識しておりません。
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2. 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳
前連結会計年度 当連結会計年度
( 令和2年2月29日 ) ( 令和3年2月28日 )
法定実効税率 30.6 % -
(調整)
課税所得の算定上永久に損金算入されない項目 0.5 % -
住民税均等割額等 0.4 % -
受取配当金等永久に益金算入されない項目 △0.9 % -
持分法投資損益等 △0.5 % -
関係会社株式売却損益 △2.2 % -
評価性引当額 0.1 % -
在外子会社の適用税率の差異等の影響 △1.4 % -
子会社等欠損金のうち会計上認識されていない税
0.7 % -
効果
1.3 % -
その他
税効果会計適用後の法人税等の負担率 28.7 % -
(注) 当連結会計年度は、法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間の差異が法定実効税率の100
分の5以下であるため、記載を省略しております。
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(企業結合等関係)
重要性が乏しいため、記載を省略しております。
(賃貸等不動産関係)
当社及び一部の連結子会社では、愛知県その他の地域において、賃貸オフィスビルや賃貸倉庫等を有しております。
令和2年2月期における当該賃貸等不動産に関する賃貸損益は1,248百万円(賃貸収益は売上高に、主な賃貸費用は販
売費及び一般管理費に計上)であります。
令和3年2月期における当該賃貸等不動産に関する賃貸損益は1,311百万円(賃貸収益は売上高に、主な賃貸費用は販
売費及び一般管理費に計上)であります。
また、当該賃貸等不動産の連結貸借対照表計上額、 期中 増減額及び時価は、次のとおりであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 平成31年3月1日 (自 令和2年3月1日
至 令和2年2月29日 ) 至 令和3年2月28日 )
期首残高 13,830 15,081
連結貸借対照表計上額 期中増減額 1,250 1,091
期末残高 15,081 16,172
期末時価 25,774 27,732
(注) 1 連結貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した金額であります。
2 期中増減額のうち、前連結会計年度の主な増加は、不動産取得(1,031百万円)、事業用資産からの振替
(627百万円)であり、主な減少額は、減価償却費(482百万円)であります。
当連結会計年度の主な増加は、不動産取得(1,570百万円)であり、主な減少は、減価償却費(503百万円)
であります。
3 期末の時価は、適切に市場価格を反映していると考えられる指標に基づく金額であります。
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(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1. 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会
が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループは、多様な商品の売買・製造等、国内及び海外において多角的な事業活動を展開しております。
従って、当社グループは、商品・サービス別の事業部門を基礎としたセグメントから構成されており、「鉄鋼」、
「情報・電機」、「産業資材」及び「生活産業」の4つを報告セグメントとしております。
各報告セグメントに属する主な商品又はサービスの内容は、以下の通りであります。
鉄鋼 鉄屑、棒鋼、鋼矢板、H型鋼、鋼板、鋼管、機械構造用炭素鋼、合金鋼、軸受鋼、工具鋼、ステンレス
鋼 他
情報・電機 銅・アルミ、レアアース、電子部材、汎用電機品、映像機器、半導体・周辺電子部品、ソフトウェア開
発・販売 他
産業資材 工作機械、工具、産業用ロボット、環境・リサイクル対応設備、半導体・電子関連設備機器、航空機部
材、自動車部品、合成樹脂原料、樹脂成形品 他
生活産業 配管資材、住設機器、住宅用資材、不動産開発、分譲マンション、水産物、畜産物、倉庫業 他
2. 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における
記載と同一であります。
セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
3. 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 平成31年3月1日 至 令和2年2月29日 )
(単位:百万円)
連結
報告セグメント
調整額 財務諸表
(注)1 計上額
鉄鋼 情報・電機 産業資材 生活産業 計
(注)2
売上高
外部顧客への売上高 345,298 177,753 291,672 60,899 875,623 - 875,623
セグメント間の内部
792 2,775 983 1,632 6,183 △ 6,183 -
売上高又は振替高
計 346,090 180,528 292,655 62,531 881,806 △ 6,183 875,623
セグメント利益 3,766 3,479 8,721 2,685 18,653 378 19,032
セグメント資産 146,481 65,430 124,031 37,200 373,144 120,944 494,089
その他の項目
減価償却費 1,297 356 1,344 778 3,777 10 3,787
のれんの償却額 18 - - 18 36 - 36
持分法適用会社への投資額 5,967 - 2,577 193 8,739 - 8,739
有形固定資産及び
2,035 547 1,808 2,007 6,399 △ 132 6,266
無形固定資産の増加額
(注) 1.調整額は、以下のとおりであります。
(1) セグメント利益の調整額 378 百万円は、主に報告セグメントに帰属しない退職給付関連損益であります。
(2) セグメント資産の調整額 120,944 百万円は、主に報告セグメントに帰属しない全社資産であり、その主な
ものは、財務活動に係る現金、預金及び投資有価証券であります。
(3) 減価償却費の調整額 10 百万円は、主に報告セグメントに配分していない全社資産に係る減価償却費であり
ます。
(4) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額 △132 百万円は、主にセグメント間消去であります。
2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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当連結会計年度(自 令和2年3月1日 至 令和3年2月28日 )
(単位:百万円)
連結
報告セグメント
調整額 財務諸表
(注)1 計上額
鉄鋼 情報・電機 産業資材 生活産業 計
(注)2
売上高
外部顧客への売上高 311,656 162,052 231,191 55,542 760,443 - 760,443
セグメント間の内部
597 2,609 522 1,446 5,176 △ 5,176 -
売上高又は振替高
計 312,253 164,662 231,714 56,988 765,619 △ 5,176 760,443
セグメント利益 3,342 2,424 4,443 2,172 12,383 1,201 13,584
セグメント資産 145,799 67,143 108,037 37,503 358,483 138,737 497,220
その他の項目
減価償却費 1,282 370 1,026 810 3,490 △ 0 3,489
のれんの償却額 55 - - - 55 - 55
持分法適用会社への投資額 5,550 - 2,722 202 8,476 - 8,476
有形固定資産及び
2,810 1,094 2,510 2,377 8,793 △ 21 8,772
無形固定資産の増加額
(注) 1.調整額は、以下のとおりであります。
(1) セグメント利益の調整額 1,201 百万円は、主に報告セグメントに帰属しない退職給付関連損益でありま
す。
(2) セグメント資産の調整額 138,737 百万円は、主に報告セグメントに帰属しない全社資産であり、その主な
ものは、財務活動に係る現金、預金及び投資有価証券であります。
(3) 減価償却費の調整額 △0 百万円は、主にセグメント間消去であります。
(4) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額 △21 百万円は、主にセグメント間消去であります。
2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
【関連情報】
前連結会計年度(自 平成31年3月1日 至 令和2年2月29日 )
1. 製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2. 地域ごとの情報
(1) 売上高 (単位:百万円)
アジア
日本 中国 欧米他 合計
(中国を除く)
675,489 90,545 58,962 50,625 875,623
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
(2) 有形固定資産 (単位:百万円)
アジア
日本 タイ 欧米他 合計
(タイを除く)
33,599 508 3,145 2,615 39,868
3. 主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。
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当連結会計年度(自 令和2年3月1日 至 令和3年2月28日 )
1. 製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2. 地域ごとの情報
(1) 売上高 (単位:百万円)
アジア
日本 中国 欧米他 合計
(中国を除く)
570,282 70,853 76,713 42,593 760,443
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
(2) 有形固定資産 (単位:百万円)
アジア
日本 タイ 欧米他 合計
(タイを除く)
38,296 468 3,043 2,500 44,308
3. 主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 平成31年3月1日 至 令和2年2月29日 )
(単位:百万円)
報告セグメント
全社・消去 合計
鉄鋼 情報・電機 産業資材 生活産業 計
減損損失 62 - - - 62 - 62
当連結会計年度(自 令和2年3月1日 至 令和3年2月28日 )
重要性が乏しいため、記載を省略しております。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
重要性が乏しいため、記載を省略しております。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
該当事項はありません。
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【関連当事者情報】
前連結会計年度(自 平成31年3月1日 至 令和2年2月29日 )
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 令和2年3月1日 至 令和3年2月28日 )
該当事項はありません。
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 平成31年3月1日 (自 令和2年3月1日
至 令和2年2月29日 ) 至 令和3年2月28日 )
1株当たり純資産額 21,757円57銭 24,080円69銭
1株当たり当期純利益金額 1,627円93銭 1,291円28銭
(注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため
記載しておりません。
2.1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目
(自 平成31年3月1日 (自 令和2年3月1日
至 令和2年2月29日 ) 至 令和3年2月28日 )
1株当たり当期純利益金額
親会社株主に帰属する当期純利益
15,670百万円 12,429百万円
普通株主に帰属しない金額 - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する
15,670百万円 12,429百万円
当期純利益
普通株式の期中平均株式数 9,625,980株 9,625,857株
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株
連結子会社発行の優先株式
当たり当期純利益金額の算定に含まれなかった潜
200株
在株式の概要
3. 1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度末 当連結会計年度末
項目
( 令和2年2月29日 ) ( 令和3年2月28日 )
純資産の部の合計額 219,451百万円 242,041百万円
純資産の部の合計額から控除する金額 10,015百万円 10,247百万円
(うち非支配株主持分) ( 10,015百万円 ) ( 10,247百万円 )
普通株式に係る期末の純資産額 209,436百万円 231,793百万円
1株当たり純資産額の算定に用いられた
9,625,903株 9,625,694株
普通株式の数
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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⑤ 【連結附属明細表】
【社債明細表】
該当事項はありません。
【借入金等明細表】
当期首残高 当期末残高 平均利率
区分 返済期限
(百万円) (百万円) (%)
短期借入金 74,472 60,698 0.866 -
1年以内に返済予定の長期借入金 1,506 3,076 0.425 -
1年以内に返済予定のリース債務 81 42 2.443 -
令和4年3月
長期借入金(1年以内に返済予定
20,966 18,842 0.339 ~
のものを除く。)
令和9年8月
令和4年3月
リース債務(1年以内に返済予定
60 23 2.255 ~
のものを除く。)
令和6年9月
その他有利子負債 - - - -
合計 97,088 82,683 - -
(注) 1 「平均利率」については、借入金等の期末残高に対する加重平均利率を記載しております。
2 長期借入金及びリース債務(1年以内に返済予定のものを除く)の連結決算日後5年以内における返済予定額
は、以下のとおりであります。
1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内
区分
(百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
長期借入金 6,454 7,837 3,930 583
リース債務 17 5 0 -
【資産除去債務明細表】
当連結会計年度期首及び当連結会計年度末における資産除去債務の金額が当連結会計年度期首及び当連結会計年度末
における負債及び純資産の合計額の100分の1以下であるため、記載を省略しております。
(2) 【その他】
当連結会計年度における四半期情報等
(累計期間) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 当連結会計年度
売上高 (百万円) 193,565 364,663 557,888 760,443
税金等調整前
(百万円) 4,067 7,358 13,438 18,389
四半期(当期)純利益金額
親会社株主に帰属する
(百万円) 2,752 4,954 9,184 12,429
四半期(当期)純利益金額
1株当たり
(円) 285.97 514.65 954.15 1,291.28
四半期(当期)純利益金額
(会計期間) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
1株当たり
(円) 285.97 228.68 439.50 337.13
四半期純利益金額
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2 【財務諸表等】
(1) 【財務諸表】
①【貸借対照表】
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(令和2年2月29日) (令和3年2月28日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 297 527
※2 、 5 12,031 ※2 、 5 7,755
受取手形
※2 、 5 27,946 ※2 、 5 28,333
電子記録債権
※2 133,993 ※2 123,753
売掛金
商品 23,287 19,635
未着商品 929 1,154
※2 3,880 ※2 4,008
前渡金
※2 4,070 ※2 3,230
短期貸付金
※2 1,728 ※2 1,916
未収入金
※2 463 ※2 495
その他
△ 429 △ 640
貸倒引当金
流動資産合計 208,200 190,171
固定資産
有形固定資産
建物 12,817 13,061
構築物 352 365
機械及び装置 264 232
車両運搬具 31 21
工具、器具及び備品 512 578
土地 10,975 15,002
1,384 899
建設仮勘定
有形固定資産合計 26,337 30,160
無形固定資産
ソフトウエア 700 657
31 31
電話加入権
無形固定資産合計 731 688
投資その他の資産
※1 106,524 ※1 122,098
投資有価証券
関係会社株式 10,538 10,342
出資金 1,865 1,875
関係会社出資金 1,724 1,724
長期貸付金 38 30
※2 、 3 3,237 ※2 、 3 4,001
固定化営業債権
前払年金費用 13,582 14,730
その他 815 948
△ 3,231 △ 3,995
貸倒引当金
投資その他の資産合計 135,095 151,757
固定資産合計 162,165 182,606
資産合計 370,365 372,778
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(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(令和2年2月29日) (令和3年2月28日)
負債の部
流動負債
※2 、 5 4,991 ※2 、 5 3,729
支払手形
※2 、 5 22,606 ※2 、 5 20,506
電子記録債務
※2 72,437 ※2 68,376
買掛金
※2 56,659 ※2 46,485
短期借入金
※2 2,259 ※2 2,101
未払金
未払法人税等 1,182 1,191
※2 952 ※2 566
前受金
※2 220 ※2 127
預り金
賞与引当金 488 471
※2 166 ※2 173
その他
流動負債合計 161,963 143,730
固定負債
長期借入金 19,572 17,572
繰延税金負債 24,463 29,517
役員退職慰労引当金 500 533
債務保証損失引当金 569 475
関係会社事業損失引当金 - 24
資産除去債務 376 376
2,122 1,837
その他
固定負債合計 47,604 50,336
負債合計 209,568 194,066
純資産の部
株主資本
資本金 9,128 9,128
資本剰余金
資本準備金 7,798 7,798
0 0
その他資本剰余金
資本剰余金合計 7,798 7,798
利益剰余金
利益準備金 1,244 1,244
その他利益剰余金
買換資産圧縮積立金 1,184 1,181
配当準備積立金 100 100
別途積立金 81,300 91,300
13,043 10,192
繰越利益剰余金
利益剰余金合計 96,872 104,019
自己株式 △ 451 △ 453
株主資本合計 113,347 120,492
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金 47,380 58,187
69 31
繰延ヘッジ損益
評価・換算差額等合計 47,449 58,218
純資産合計 160,796 178,711
負債純資産合計 370,365 372,778
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②【損益計算書】
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(自 平成31年3月1日 (自 令和2年3月1日
至 令和2年2月29日) 至 令和3年2月28日)
※1 605,876 ※1 517,046
売上高
※1 577,312 ※1 492,337
売上原価
売上総利益 28,564 24,709
※1 、 2 18,461 ※1 、 2 17,497
販売費及び一般管理費
営業利益 10,102 7,212
営業外収益
※1 8,129 ※1 6,373
受取利息及び配当金
※1 553 ※1 531
その他
営業外収益合計 8,682 6,905
営業外費用
※1 705 ※1 395
支払利息
関係会社貸倒引当金等繰入額 539 712
※1 429 ※1 395
その他
営業外費用合計 1,674 1,502
経常利益 17,111 12,615
特別利益
投資有価証券売却益 14 236
19 -
関係会社株式売却益
特別利益合計 33 236
特別損失
固定資産処分損 13 36
関係会社株式売却損 9 -
投資有価証券評価損 155 50
関係会社株式評価損 613 203
- 2
その他
特別損失合計 790 292
税引前当期純利益 16,354 12,559
法人税、住民税及び事業税
3,186 2,898
463 298
法人税等調整額
法人税等合計 3,650 3,197
当期純利益 12,704 9,362
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③【株主資本等変動計算書】
前事業年度(自 平成31年3月1日 至 令和2年2月29日)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金
資本金
その他
資本準備金 資本剰余金合計
資本剰余金
当期首残高 9,128 7,798 0 7,798
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
買換資産圧縮積立金
の取崩
買換資産圧縮積立金
の積立
別途積立金の積立
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - - - -
当期末残高 9,128 7,798 0 7,798
株主資本
利益剰余金
その他利益剰余金
利益準備金 利益剰余金合計
買換資産
配当準備積立金 別途積立金 繰越利益剰余金
圧縮積立金
当期首残高 1,244 1,195 100 69,300 14,639 86,480
当期変動額
剰余金の配当 △ 2,312 △ 2,312
当期純利益 12,704 12,704
自己株式の取得
自己株式の処分
買換資産圧縮積立金
△ 19 19 -
の取崩
買換資産圧縮積立金
8 △ 8 -
の積立
別途積立金の積立 12,000 △ 12,000 -
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - △ 11 - 12,000 △ 1,596 10,392
当期末残高 1,244 1,184 100 81,300 13,043 96,872
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(単位:百万円)
株主資本 評価・換算差額等
純資産合計
その他有価証券 評価・換算差額等
自己株式 株主資本合計 繰延ヘッジ損益
評価差額金 合計
当期首残高 △ 449 102,957 54,830 △ 27 54,803 157,760
当期変動額
剰余金の配当 △ 2,312 △ 2,312
当期純利益 12,704 12,704
自己株式の取得 △ 1 △ 1 △ 1
自己株式の処分 - -
買換資産圧縮積立金
- -
の取崩
買換資産圧縮積立金
- -
の積立
別途積立金の積立 - -
株主資本以外の項目
△ 7,450 96 △ 7,353 △ 7,353
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 △ 1 10,390 △ 7,450 96 △ 7,353 3,036
当期末残高 △ 451 113,347 47,380 69 47,449 160,796
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当事業年度(自 令和2年3月1日 至 令和3年2月28日)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金
資本金
その他
資本準備金 資本剰余金合計
資本剰余金
当期首残高 9,128 7,798 0 7,798
当期変動額
剰余金の配当
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分 0 0
買換資産圧縮積立金
の取崩
買換資産圧縮積立金
の積立
別途積立金の積立
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - - 0 0
当期末残高 9,128 7,798 0 7,798
株主資本
利益剰余金
その他利益剰余金
利益準備金 利益剰余金合計
買換資産
配当準備積立金 別途積立金 繰越利益剰余金
圧縮積立金
当期首残高 1,244 1,184 100 81,300 13,043 96,872
当期変動額
剰余金の配当 △ 2,215 △ 2,215
当期純利益 9,362 9,362
自己株式の取得
自己株式の処分
買換資産圧縮積立金
△ 20 20 -
の取崩
買換資産圧縮積立金
17 △ 17 -
の積立
別途積立金の積立 10,000 △ 10,000 -
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - △ 2 - 10,000 △ 2,850 7,146
当期末残高 1,244 1,181 100 91,300 10,192 104,019
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(単位:百万円)
株主資本 評価・換算差額等
純資産合計
その他有価証券 評価・換算差額等
自己株式 株主資本合計 繰延ヘッジ損益
評価差額金 合計
当期首残高 △ 451 113,347 47,380 69 47,449 160,796
当期変動額
剰余金の配当 △ 2,215 △ 2,215
当期純利益 9,362 9,362
自己株式の取得 △ 2 △ 2 △ 2
自己株式の処分 0 0 0
買換資産圧縮積立金
- -
の取崩
買換資産圧縮積立金
- -
の積立
別途積立金の積立 - -
株主資本以外の項目
10,806 △ 37 10,769 10,769
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 △ 1 7,145 10,806 △ 37 10,769 17,914
当期末残高 △ 453 120,492 58,187 31 58,218 178,711
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有価証券報告書
【注記事項】
(重要な会計方針)
1 有価証券の評価基準及び評価方法
子会社株式及び関連会社株式
移動平均法に基づく原価法
その他有価証券
時価のあるもの
決算日の市場価格等に基づく時価法
(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
時価のないもの
移動平均法に基づく原価法
2 デリバティブの評価基準及び評価方法
時価法
3 たな卸資産の評価基準及び評価方法
通常の販売目的で保有するたな卸資産
移動平均法に基づく原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)
4 固定資産の減価償却の方法
(1) 有形固定資産(リース資産を除く)
定率法によっております。
ただし、平成10年4月1日以降取得した建物(建物附属設備を除く。)並びに平成28年4月1日以降取得した建物
附属設備及び構築物については、定額法によっております。
(2) 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法によっております。
ただし、ソフトウェア(自社利用分)については、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法によっており
ます。
(3) リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によっております。
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5 引当金の計上基準
(1) 貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権は個
別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。
(2) 賞与引当金
従業員に対する賞与の支払いに充てるため、支給見込額のうち当期の負担額を計上しております。
(3) 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上することとし
ておりますが、当期末においては前払年金費用計上のため、退職給付引当金は計上しておりません。
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当期末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基
準によっております。
数理計算上の差異については、定額法(期間10年)により発生の翌期から費用処理しております。
(4) 役員退職慰労引当金
役員の退任により支出する役員退職慰労金に充てるため、内規に基づく期末要支払額を引当計上しております。
(5) 債務保証損失引当金
債務保証に係る損失に備えるため、被債務保証先の財政状態等を勘案し、損失負担見込額を計上しております。
(6) 関係会社事業損失引当金
関係会社の事業の損失に備えるため、関係会社の財政状態等を勘案し、損失負担見込額を計上しております。
6 ヘッジ会計の方法
繰延ヘッジ処理によっております。なお、為替予約等についてヘッジ会計の要件を満たす場合は、振当処理によっ
ております。また、金利スワップのうち特例処理の要件を満たすものについては、特例処理によっております。
7 その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
(1) 退職給付に係る会計処理
退職給付に係る未認識数理計算上の差異の会計処理の方法は、連結財務諸表における会計処理の方法と異なって
おります。
(2) 消費税等の会計処理
税抜方式によっております。
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(貸借対照表関係)
※1 担保に供している資産は、次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
( 令和2年2月29日 ) ( 令和3年2月28日 )
投資有価証券 0 百万円 0 百万円
上記資産は、出資先の債務の担保として、質権が設定されております。
※2 関係会社に係る注記
区分掲記されたもの以外で各科目に含まれている関係会社に対するものは、次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
( 令和2年2月29日 ) ( 令和3年2月28日 )
短期金銭債権 35,162 百万円 32,150 百万円
短期金銭債務 17,866 百万円 15,529 百万円
長期金銭債権 2,975 百万円 3,757 百万円
※3 破産債権、再生債権、更生債権その他これらに準ずる債権であります。
4 保証債務
前事業年度 当事業年度
( 令和2年2月29日 ) ( 令和3年2月28日 )
銀行借入保証 4,062 百万円 5,102 百万円
※5 事業年度末日満期手形等
事業年度末日満期手形等の会計処理については、手形交換日又は決済日をもって決済処理しております。
なお、当事業年度末日が金融機関の休日であったため、次の事業年度末日満期手形等が、事業年度末残高に含ま
れております。
前事業年度
当事業年度
( 令和2年2月29日 )
( 令和3年2月28日 )
1,370百万円
受取手形 2,103百万円
1,417百万円
電子記録債権 1,384百万円
1,169百万円
支払手形 1,046百万円
3,862百万円
電子記録債務 5,369百万円
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(損益計算書関係)
※1 関係会社との取引に係るものは、次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(自 平成31年3月1日 (自 令和2年3月1日
至 令和2年2月29日 ) 至 令和3年2月28日 )
売上高 110,835 百万円 91,121 百万円
仕入高 59,476 百万円 48,650 百万円
販売費及び一般管理費 4,295 百万円 4,093 百万円
営業取引以外の取引 5,452 百万円 3,587 百万円
※2 販売費に属する費用のおおよその割合は、前事業年度16%、当事業年度16%、一般管理費に属する費用のおおよ
その割合は前事業年度84%、当事業年度84%であります。
販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(自 平成31年3月1日 (自 令和2年3月1日
至 令和2年2月29日 ) 至 令和3年2月28日 )
運送費及び保管費 2,759 百万円 2,592 百万円
貸倒引当金繰入額 △ 15 百万円 211 百万円
給料及び賃金 4,398 百万円 4,380 百万円
賞与 1,504 百万円 1,406 百万円
賞与引当金繰入額 488 百万円 471 百万円
退職給付費用 △ 906 百万円 △ 802 百万円
役員退職慰労引当金繰入額 51 百万円 49 百万円
福利厚生費 1,403 百万円 1,346 百万円
減価償却費 1,459 百万円 1,414 百万円
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(有価証券関係)
子会社株式及び関連会社株式
前事業年度( 令和2年2月29日 )
区分 貸借対照表計上額 時価 差額
子会社株式 1,000 百万円 4,175 百万円 3,175 百万円
関連会社株式 409 百万円 1,235 百万円 826 百万円
計 1,409 百万円 5,410 百万円 4,001 百万円
当事業年度( 令和3年2月28日 )
区分 貸借対照表計上額 時価 差額
子会社株式 1,000 百万円 4,050 百万円 3,050 百万円
関連会社株式 409 百万円 1,532 百万円 1,123 百万円
計 1,409 百万円 5,582 百万円 4,173 百万円
(注) 時価を把握することが極めて困難と認められる子会社株式及び関連会社株式の貸借対照表計上額
前事業年度 当事業年度
区分
( 令和2年2月29日 ) ( 令和3年2月28日 )
子会社株式 8,615 百万円 8,415 百万円
関連会社株式 513 百万円 517 百万円
計 9,129 百万円 8,933 百万円
これらについては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、「子会社株式
及び関連会社株式」には含めておりません。
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(税効果会計関係)
1. 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
前事業年度 当事業年度
( 令和2年2月29日 ) ( 令和3年2月28日 )
(繰延税金資産)
賞与引当金 149 百万円 144 百万円
たな卸資産 21 百万円 14 百万円
貸倒引当金 1,120 百万円 1,419 百万円
役員退職慰労引当金 162 百万円 170 百万円
投資有価証券 212 百万円 209 百万円
関係会社株式及び出資金 1,879 百万円 1,895 百万円
出資金 40 百万円 40 百万円
未払事業税 95 百万円 103 百万円
土地、建物 362 百万円 361 百万円
312 百万円 280 百万円
その他
繰延税金資産小計
4,357 百万円 4,640 百万円
△3,632 百万円 △3,871 百万円
評価性引当額
繰延税金資産合計
725 百万円 768 百万円
(繰延税金負債)
租税特別措置法の諸準備金 △522 百万円 △521 百万円
退職給付関係 △3,701 百万円 △4,045 百万円
その他有価証券評価差額金 △20,931 百万円 △25,702 百万円
△33 百万円 △16 百万円
その他
繰延税金負債合計 △25,189 百万円 △30,286 百万円
繰延税金資産の純額 △24,463 百万円 △29,517 百万円
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2. 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳
前事業年度 当事業年度
( 令和2年2月29日 ) ( 令和3年2月28日 )
法定実効税率 30.6 % 30.6 %
(調整)
課税所得の算定上永久に損金算入されない項目 0.4 % 0.2 %
住民税均等割額等 0.3 % 0.4 %
受取配当金等永久に益金算入されない項目 △8.6 % △8.3 %
評価性引当額 △1.4 % 1.9 %
0.9 % 0.7 %
その他
税効果会計適用後の法人税等の負担率 22.3 % 25.5 %
(企業結合等関係)
重要性が乏しいため、記載を省略しております。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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④ 【附属明細表】
【有形固定資産等明細表】
(単位:百万円)
減価償却
区 分 資産の種類 当期首残高 当期増加額 当期減少額 当期償却額 当期末残高
累計額
建物 12,817 1,035 7 783 13,061 18,858
構築物 352 59 0 46 365 1,688
機械及び装置 264 42 17 56 232 2,473
車両運搬具 31 0 0 11 21 88
有形
固定資産
工具、器具及び備品 512 356 13 276 578 2,220
土地 10,975 4,027 - - 15,002 -
建設仮勘定 1,384 899 1,384 - 899 -
計 26,337 6,421 1,423 1,174 30,160 25,329
ソフトウェア 700 215 27 231 657 577
無形
電話加入権 31 - - - 31 -
固定資産
計 731 215 27 231 688 577
(注) 土地の増加は主として物流倉庫用地の取得によるものであります。
【引当金明細表】
(単位:百万円)
科目 当期首残高 当期増加額 当期減少額 当期末残高
貸倒引当金 3,660 1,424 449 4,635
賞与引当金 488 471 488 471
役員退職慰労引当金 500 49 16 533
債務保証損失引当金 569 93 186 475
関係会社事業損失引当金 - 24 - 24
(2) 【主な資産及び負債の内容】
連結財務諸表を作成しているため、記載を省略しております。
(3) 【その他】
該当事項はありません。
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第6 【提出会社の株式事務の概要】
事業年度 3月1日から2月末日まで
定時株主総会 5月中
基準日 2月末日
剰余金の配当の基準日 8月31日、2月末日
1単元の株式数 100株
単元未満株式の買取り・
買増し
名古屋市中区栄三丁目15番33号
取扱場所
三井住友信託銀行㈱ 証券代行部
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
株主名簿管理人
三井住友信託銀行㈱
取次所 ─
買取・買増手数料 無料
当会社の公告方法は、電子公告としております。ただし、事故その他やむを得ない事
由によって電子公告による公告をすることができない場合は、日本経済新聞に掲載し
ております。
公告掲載方法
なお、電子公告は当会社のホームページに掲載しており、そのアドレスは次のとおり
です。
https://www.okaya.co.jp/
毎年2月末日現在における最終株主名簿に記載された所有株式数100株以上の株主に
対して、《山の幻 愛知米ミネアサヒ5㎏》、及び毎年8月末日現在における最終株
主名簿に記載された200株以上の株主に対して、《山の幻 愛知米ミネアサヒ5㎏》
を贈呈する。
株主に対する特典
また、長期保有株主向け優待として、半期毎(2月末及び8月末)の最終株主名簿に
同一株主番号で連続6回以上記載されていることを条件とし、毎年2月末日現在にお
ける最終株主名簿に記載された保有株式数100株以上の株主に対して、『図書カー
ド』2,000円相当を、毎年8月末日現在における最終株主名簿に記載された保有株式
数100株以上の株主に対して、『図書カード』1,000円相当を贈呈する。
(注)1 当社は、単元未満株式についての権利に関し、以下のとおり定款に定めております。
当会社の単元未満株式を有する株主は、その有する単元未満株式について、次に掲げる権利以外の権利を
行使することができない。
(1)会社法第189条第2項各号に掲げる権利
(2)株主の有する株式数に応じて募集株式の割当て及び募集新株予約権の割当てを受ける権利
(3)買増しの請求をする権利
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第7 【提出会社の参考情報】
1 【提出会社の親会社等の情報】
当社には、金融商品取引法第24条の7第1項に規定する親会社等はありません。
2 【その他の参考情報】
当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しております。
有価証券報告書
(1) 事業年度 自 平成31年3月1日 令和2年5月29日
及びその添付書類
( 第84期 ) 至 令和2年2月29日 関東財務局長に提出
並びに確認書
(2) 内部統制報告書 令和2年5月29日
及びその添付書類
関東財務局長に提出
(3) 四半期報告書 ( 第85期 自 令和2年3月1日 令和2年7月15日
及び確認書 第1四半期)
至 令和2年5月31日 関東財務局長に提出
( 第85期 自 令和2年6月1日 令和2年10月15日
第2四半期)
至 令和2年8月31日 関東財務局長に提出
( 第85期 自 令和2年9月1日 令和3年1月14日
第3四半期)
至 令和2年11月30日 関東財務局長に提出
(4) 臨時報告書
企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第9号の2(株主総会における 令和2年5月29日
議決権行使の結果)の規定に基づく臨時報告書
関東財務局長に提出
企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第9号(代表取締役の異動)の 令和3年2月5日
規定に基づく臨時報告書
関東財務局長に提出
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第二部 【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
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独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書
令和3年5月27日
岡谷鋼機株式会社
取締役会 御中
有限責任 あずさ監査法人
名古屋事務所
指定有限責任社員
公認会計士 松 本 千 佳 ㊞
業務執行社員
指定有限責任社員
時 々 輪 彰 久
公認会計士 ㊞
業務執行社員
<財務諸表監査>
監査意見
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
いる岡谷鋼機株式会社の令和2年3月1日から令和3年2月28日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結
貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連
結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、岡
谷鋼機株式会社及び連結子会社の令和3年2月28日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成
績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準におけ
る当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国におけ
る職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責
任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正
に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するた
めに経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるか
どうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示
する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにあ
る。
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連結財務諸表監査における監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表
示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明
することにある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利
用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家と
しての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続
を 立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適
切な監査証拠を入手する。
・連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価
の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び
関連する注記事項の妥当性を評価する。
・経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基
づ き、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどう
か結 論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の
注記事 項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結
財務諸表 に対して除外事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手し
た監査証拠 に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠している
か どうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎と
なる 取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
・連結財務諸表に対する意見を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入
手する。監査人は、連結財務諸表の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査意
見に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制
の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、
並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガー
ドを講じている場合はその内容について報告を行う。
<内部統制監査>
監査意見
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、岡谷鋼機株式会社の令和3年
2月28日現在の内部統制報告書について監査を行った。
当監査法人は、岡谷鋼機株式会社が令和3年2月28日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の
内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財
務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統
制監査を行った。財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人
の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から
独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十
分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
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内部統制報告書に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任
経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告
に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。
なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性があ
る。
内部統制監査における監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかにつ
いて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することに
ある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程
を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施す
る。内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及
び 適用される。
・財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部
統制報告書の表示を検討する。
・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。監査人
は、内部統制報告書の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査意見に対して責
任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、
識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項
について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、
並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガー
ドを講じている場合はその内容について報告を行う。
利害関係
会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
い。
以 上
(※)1 上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出会
社)が別途保管しております。
2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
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岡谷鋼機株式会社(E02553)
有価証券報告書
独立監査人の監査報告書
令和3年5月27日
岡谷鋼機株式会社
取締役会 御中
有限責任 あずさ監査法人
名古屋事務所
指定有限責任社員
公認会計士 松 本 千 佳 ㊞
業務執行社員
指定有限責任社員
時 々 輪 彰 久
公認会計士 ㊞
業務執行社員
監査意見
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
いる岡谷鋼機株式会社の令和2年3月1日から令和3年2月28日までの第85期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対
照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、岡谷鋼
機株式会社の令和3年2月28日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点にお
いて適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準におけ
る当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職
業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表
示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営
者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを
評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要
がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにあ
る。
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岡谷鋼機株式会社(E02553)
有価証券報告書
財務諸表監査における監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示が
ないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明すること
にある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決
定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家と
しての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続
を 立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適
切な 監査証拠を入手する。
・財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の
実 施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及
び 関連する注記事項の妥当性を評価する。
・経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、
継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論
付 ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に
注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外
事項 付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいて
いる が、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどう
かとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事
象を適正に表示しているかどうかを評価する。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制
の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、
並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガー
ドを講じている場合はその内容について報告を行う。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
(※)1 上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出会
社)が別途保管しております。
2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
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