チャイナ・ライフ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド 半期報告書

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             チャイナ・ライフ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド(E05940)
                      半期報告書
  【表紙】

  【提出書類】       半期報告書

  【提出先】       関東財務局長

  【提出日】       令和2年9月25日

  【中間会計期間】       2020 年度中 (自 令和2年1月1日 至 令和2年6月30日)

  【会社名】       チャイナ・ライフ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド

         (中国人寿保険股   份有限公司  )
  【代表者の役職氏名】       業務執行取締役兼総裁     苏恒轩(スー・ヘンシュアン)

         (Su Hengxuan,  Excutive  Director  and President)
  【本店の所在の場所】       中華人民共和国北京市西城区金融大街      16号

         (16 Financial  Street,  Xicheng  District,  Beijing  100033,  the People
         ’s Republic  of China)
  【代理人の氏名又は名称】       弁護士 梅  津  立

  【代理人の住所又は所在地】       東京都千代田区大手町一丁目1番1号       大手町パークビルディング

         アンダーソン・毛利・友常法律事務所
  【電話番号】       03(6775)1000

  【事務連絡者氏名】       弁護士   角 田 匠 吾

         弁護士   下 地 謙 史
  【連絡場所】       東京都千代田区大手町一丁目1番1号       大手町パークビルディング
         アンダーソン・毛利・友常法律事務所
  【電話番号】       03(6775)1000

  【縦覧に供する場所】       該当事項なし。

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  注1:別段の記載がある場合を除き、本書に記載の「香港ドル」は香港の法定通貨を指す。本書において便宜上記載されてい
   る日本円への換算は、別段の記載のある場合を除き、1香港ドル=13.60円の換算率(2020年                8月 31日現在の株式会社三
   菱UFJ銀行の対顧客電信売買相場の仲値)により計算されている。
  注2:別段の記載がある場合を除き、本書に記載の「人民元」は中国の法定通貨を指す。本書において記載されている人民元
   から日本円への換算は、別段の記載のある場合を除き、1人民元=15.39円の換算率(国家外貨管理局(State
   Administration   of Foreign  Exchange)公表の2020年8月31日の仲値)により計算されている。
  注3:チャイナ・ライフ・インシュアランス・カンパニー・リミテッドの会計年度は、12月31日をもって終了する1年間であ
   る。
  注4:本書中の表で計数が四捨五入されている場合、合計は計数の総和と必ずしも一致しない。
  注5:本書において、別段の記載がある場合を除き、下記の語は以下の意味を有するものとする。
   「会社」又は「当社」    (注) チャイナ・ライフ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド(中国人寿保

        険股 份有限公司)及びその子会社を意味する。
   「集団公司」     チャイナ・ライフ・インシュアランス(グループ)カンパニー(中国人寿保険
        (集団)公司)、当社の支配株主である。
   「資産管理子会社」     チャイナ・ライフ資産管理有限会社、当社のホールディング子会社
   「保険子会社」     チャイナ・ライフ養老インシュアランス・カンパニー・リミテッド(中国人寿
        養老保険股  份有限公司)、当社のホールディング子会社である。
   「安保基金」     チャイナ・ライフ・AMP・アセット・マネージメント・カンパニー・リミテッ
        ド(国寿安保基金管理有限公司)、当社の間接ホールディング子会社である。
   「国寿財富公司」     チャイナ・ライフ・ウェルス・マネージメント・カンパニー・リミテッド(国
        寿財富管理有限公司)、当社の間接ホールディング子会社である。
   「広発銀行」     広発銀行、当社の関連企業である。
   「財産険公司」     チャイナ・ライフ財産インシュアランス・カンパニー・リミテッド(中国人寿
        財産保険股  份有限公司)、集団公司のホールディング子会社である。
   「国寿投資公司」     チャイナ・ライフ・インベストメント・ホールディング・カンパニー・リミ
        テッド(国寿投資控股有限公司)、集団公司の100%子会社である。
   「国寿資本公司」     チャイナ・ライフ・キャピタル・インベストメント・ホールディング・カンパ
        ニー(國壽資本投資有限公司)、集団公司の間接100%子会社である。
   「銀保監会」     中国銀行保険監督管理委員会、その前身は中国保険監督管理委員会及び中国銀
        行監督管理委員会である。
   「銀保監会北京監管局」     中国銀行保険監督管理委員会北京監管局を意味する。
   「証監会」     中国証券監督管理委員会
   「聯交所」     香港聨合取引所有限公司(The     Stock Exchange  of Hong Kong Limited)を意
        味する。
   「上交所」     上海証券取引所(Shanghai     Stock Exchange)を意味する。
   「会社法」     「中華人民共和国会社法」
   「保険法」     「中華人民共和国保険法」
   「証券法」     「中華人民共和国証券法」
   「会社定款」     チャイナ・ライフ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド定款
   「中国」     本書の目的のため、中華人民共和国を意味する。ただし、香港、マカオ特別行
        政区及び台湾地域を含まない。
   「人民元」     人民幣元
   注:中間簡明連結財務諸表における「当社」を除く。

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  第一部  【企業情報】

  第1 【本国における法制等の概要】

  1.【会社制度等の概要】

  (1)  【提出会社の属する国・州等における会社制度】

  2020 年1月1日から2020年6月30日までの6ヶ月間(以下「当半期」という。)中に、2020年5月20日に

  提出された有価証券報告書(以下「2019年度有価証券報告書」という。)における中国の会社制度に関する
  記載事項に重要な変更はなかった。
  (2)  【提出会社の定款等に規定する制度】

  当半期中に、2019年度有価証券報告書における提出会社の定款等に規定する制度に関する記載事項に重要

  な変更はなかった。
  2.【外国為替管理制度】

  当半期中に、2019年度有価証券報告書における外国為替管理制度に関する記載事項に重要な変更はなかっ

  た。
  3.【課税上の取扱い】

  当半期中に、2019年度有価証券報告書における課税上の取扱いに関する記載事項に重要な変更はなかっ

  た。
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  第2 【企業の概況】

  1.【主要な経営指標等の推移】

      2020 年6月30日

  主要会計データ        2019年6月30日   2018年6月30日   2019年12月31日   2018年12月31日
      (注1)
          3,479,860
      3,966,033       3,043,178   3,726,734   3,254,403
  総資産
      (61,037,247.87)       (46,834,509.42)   (57,354,436.26)   (50,085,262.17)
         (53,555,045.4)
  そのうち:        3,304,129
      3,781,024       2,881,824   3,573,154   3,104,014
      (58,189,959.36)       (44,351,271.36)   (54,990,840.06)   (47,770,775.46)
  投資資産(注2)       (50,850,545.31)
  会社株主に帰属する株        368,434
      415,906       323,008   403,764   318,371
      (6,400,793.34)       (4,971,093.12)   (6,213,927.96)   (4,899,729.69)
  主権益(注3)       (5,670,199.26)
  会社普通株株主に帰属
          12.76
       14.44       11.15   14.01   10.99
  する1株当たり純資産
      (222.23)       (171.60)   (215.61)   (169.14)
          (196.38)
  (元/株)
              (単位:上段は百万人民元、下段は百万円)
          2020 年1-6月

  主要会計データ            2019年1-6月    2018年1-6月
          (注1)
          504,431    448,221    401,690
  収入合計
         (7,763,193.09)    (6,898,121.19)     (6,182,009.1)
          407,936    361,297    348,985
  そのうち:既に実現した純保険費収入
         (6,278,135.04)    (5,560,360.83)     (5,370,879.15)
          35,564    38,893    21,447
  税引前利潤
          (547,329.96)    (598,563.27)     (330,069.33)
          30,535    37,599    16,423
  会社株主に帰属する純資産
          (469,933.65)    (578,648.61)     (252,749.97)
          30,334    37,403    16,235
  会社普通株株主に帰属する純資産
          (466,840.26)    (575,632.17)     (249,856.65)
  基本及び希薄化後の1株当たりの収益
          1.07    1.32    0.57
          (16.47)    (20.31)     (8.77)
  (元/株)(注3)
  加重平均純資産収益率(%)         7.36    11.14    5.11
          182,792    150,290    44,172
  営業活動のキャッシュ・フロー純額
         (2,813,168.88)    (2,312,963.1)     (679,807.08)
  1株あたり営業活動のキャッシュ・フ
          6.47    5.32    1.56
  ロー純額
          (99,57)    (81.87)     (24.01)
  (元/株)(注3)
     (単位:上段は1株あたりの収益を除き百万人民元、下段は1株あたりの収益を除き百万円)
  注1:当社中期財務データは監査を受けていない。

  注2:投資資産=現金及び現金同等物+正味利益を通じて公正価値変動を反映させた有価証券+販売可能な証券+期限満了証
   券+定期預金+デリバティブ金融資産+リバース・レポ証券+貸付+償還可能資本保障金(制限受け)+投資性不動産
   +関連企業及び合弁企業の投資
  注3:「会社株主に帰属する株主権益」「基本及び希薄化後の1株当たりの収益」及び「1株あたり営業活動のキャッシュ・
   フロー純額」の変動比率の計算において、ベースデータの端数要素を考慮した。
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  2.【事業の内容】
  本書に記載された内容を除き、当半期において当社の事業の内容に重要な変更はなかった。

  3.【関係会社の状況】

  当半期における当社の関係会社の状況については、詳細は財務書類及びその注記を参照のこと。

  4.【従業員の状況】

  2020 年6月30日現在、当社(主要子会社を含む。)の現職の従業員総数は101,541名である。2019年度年次

  報告書に開示された情報と比較して、当半期において当社の給与政策及び研修計画に重要な変更はなかっ
  た。
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  第3 【事業の状況】

  1.【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

  該当事項なし。

  2.【事業等のリスク】

  本書において別段の記載がある場合を除き、当半期において、事業等のリスクに関する重要な変更はな

  かった。
  当半期において、事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、財政状況、経営成績及びキャッシュ・
  フローの状況の異常な変動等、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項は発生しなかった。ま
  た、会社の将来の事業活動を継続するとの前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況もなかった。
  3.【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

  (1)業績等の概要

  当社は、初志を貫き、社会的責任を果たしながら、チャイナ・ライフ事業再活性化計画に向けて邁進して

  きた。 2020 年上半期において、当社の総合力はさらに強化し、業界トップの地位を確立した。本報告期間に
  おける当社の保険料収入総額は、4,273.67億人民元に達し、前年同期比で13.1%増加した。当社のエンベ
  ディッド・バリューは、初めて1兆人民元を超え、10,158.56億人民元に達し、2019年末と比べて7.8%増加
  した。総資産は39,660.33億人民元に達し、2019年末と比べて6.4%増加した。株主に帰属する純利益は
  305.35億人民元であった。本報告期間末における核心ソルベンシー比率及び総合ソルベンシー比率は、それ
  ぞれ258.24%、267.31%であった。
  2020 年上半期を振り返ると、チャイナ・ライフの事業再活性化に向けた道のりにおいて、当社は、戦略的

  目標を堅持し、パンデミック対策及び事業開発の両方を順調に進め、チャイナ・ライフが長年培ってきた経
  験及び強い開発回復力を反映した満足のいく業績を達成した。当社は質の高い発展を通して、国家全体の発
  展計画に貢献することで社会的責任を担うという当社の姿勢及び人々の福利を守るという当社の取組みを示
  した。
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  当社は、国家の発展全体に積極的な役割を果たし、社会経済発展を全面的に支援した。                 予期せぬ新型コロ
  ナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックに直面し、第一線で闘っている医療従事者に無料の保険を提
  供するための迅速な措置を取り、顧客及び従業員の安全及び健康の保障を最優先事項とした。保険責任の範
  囲を積極的に拡大し、保険金の決済サービスを向上させるとともに、パンデミックの予防及び制御並びに業
  務及び生産再開の支援を実施した。6つの面での安定及び6つの分野での安全を確保するため、当社は、保
  険メカニズムの支援により雇用の安定を支援することに努めた。当社は、総合財務力を国・地域の開発に十
  分に活用し、新たなインフラ及び都市化建設に焦点を当て、金融及び保険サービスを提供することで、実体
  経済の発展を支援する。貧困層の特定の保険ニーズを対象とした「貧困削減保険」プロジェクトを積極的に
  推進し、人々の健康を守るネットワークを一貫して構築することで、社会経済の安定及び発展を維持する
  チャイナ・ライフの強みを活かした。
  「価値志向」の開発というコンセプトにこだわり、常に質の高い開発を進めてきた。                 事業価値、収益性、

  開発品質に重点を置き、付加価値の高い事業展開に努めた結果、定時払いによる新規契約の保険料に占める
  指定保護志向商品の保険料率は前年同期比で3.4ポイント上昇し、売上高は368.89億人民元(前年同期比で
  6.7%増加)に達し、保護志向事業は大きく成長した。一方、営業力の規模は安定した状態を維持し、かつ、
  その品質も向上しており、価値創造に係る営業力の基盤は一層強化された。また、当社は、投資において満
  足のいく成果を収めた。金利が大幅に下落した後に上昇し、株式市場が大きく変動したことから、当社の総
  投資収益は961.34億人民元(前年同期比で8.1%増加)に達し、総投資利回りは5.34%となった。
  当社は、技術進歩の動向をしっかりと把握し、デジタル化を加速させた。               COVID-19  のパンデミックにより

  技術生産性が急速に向上したことから、「技術主導型のチャイナ・ライフ」イニシアティブの成果を積極的
  に活用し、リモートオフィス業務、オンライン販売、オンラインサービスをはじめ、あらゆる面でパンデ
  ミックの課題に対応し、当社の運営及び経営の秩序及び効率性を確保した。運用及び管理に対する技術力の
  活用を加速することで、技術的エンパワーメントは新たなレベルに到達した。「顧客中心」主義を徹底し、
  優れたサービスを提供する企業の構築に努めるとともに、事業及びサービスの統合化・インテリジェント
  化・エコロジー化を推進してきた。上半期においては、デジタルサービスの提供力が一層強化された。個人
  保険事業のほぼすべてをオンラインで適用することができ、保険金の決済サービスの迅速性及び効率性が業
  界をリードした。
  当社は、変革に尽力し、改革を通して向上させ、常に開発の活力を高めてきた。                「浙江プロジェクト」で

  は、「統合的多角化」の開発レイアウトが実施され、事業再編の効果が徐々に出てきた。総合保険チーム及
  びアップセル・チームは連携して開発を行い、個人保険事業部門が大きな事業価値を生み出した。多角化事
  業の位置づけが明確になり、銀行保険チャンネルの事業変革は順調に始まり、定時払いによる新規契約の保
  険料は急増した。団体保険チャンネルは、専門性及び能力構築の強化を継続し、収益性及び事業の質をさら
  に向上させた。また、開発の活力を十分に引き出すため、市場志向型インセンティブや抑制改革を強化する
  とともに、重点分野における市場志向型人材の採用を推進した。
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  当社は、最終損益をしっかりと把握し、リスクの防止及び管理を実践的に行った。                当社では、主要な金融
  リスクを積極的に防止かつ軽減し、国内外の動向及び金融・保険業界への影響を継続的に把握し、金利リス
  ク、市場リスク、信用リスク及びコンプライアンス・リスクに細心の注意を払い、リスク・モニタリング及
  び事前警告の取組みを強化し、ストレステスト及び緊急対応計画を十分に準備し、外部からリスク事案が入
  り込まないように徹底的に防止した。当社は、厳格かつ一貫性のある方法で規制要件を実施し、リスクに関
  する特別なガバナンスを組織し、リスク管理の情報化において暫定的な成果を挙げたことで、リスク管理及
  びコントロールにおける当社全体の能力を強化した。
  (2)生産、受注及び販売の状況

  「第一部 第3 3    .(1)業績等の概要」及び「第一部 第3 3.(3)財政状態、経営成績及び

  キャッシュ・フローの状況の分析」を参照のこと。
  (3)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

  (a)2020年上半期経営報告

  2020 年は、チャイナ・ライフ事業再活性化計画が戦略的展開へと躍進する重要な年である。上半期におい

  ては、COVID-19のパンデミック、景気低迷等の様々な課題に直面した中、当社は、質の高い成長の基本的要
  件に従い、「顧客及び基本運用部門志向、事業価値及び個人保険事業部門中心」(「デュアル・センター及
  びデュアル・フォーカス」)を戦略の中核とし、「事業価値の優先、営業陣の強化、安定した成長の達成、
  技術向上、顧客サービスの向上及びリスク防止」をはじめとする運用ガイドラインを遵守した。その結果、
  パンデミック対策及び事業展開を着実に進め、コアビジネスの安定成長、事業構造の継続的な最適化、新規
  事業価値の着実な向上を実現してきた。また、資産負債管理、技術刷新、運営・サービス、リスク管理及び
  制御の最適化及び調整を加速し、パンデミックによる試練に耐えた。当社は、各種方面で着実かつ健全な事
  業展開を行い、業界トップの地位を確立した。
  本報告期間において、当社の保険料収入総額は4,273.67億人民元に達し、前年同期比で13.1%増加した。

  本報告期間末において、当社の      エンベディッド・バリューは、10,158.56億人民元で、2019年末を7.8%上
  回った。上半期の売上価額は368.89億人民元に達し、前年同期比で6.7%増加した。本報告期間において、引
  き続き資産負債管理を強化し、当社の総投資収益は、961.34億人民元に達し、前年同期比で8.1%増加した。
  従来の保険契約の準備金に係る割引率の基礎率の更新、前年同期に導入された引受け及び保険契約獲得費用
  の税引前控除に係る保険契約の調整並びに総投資収益の変動の影響により、               当社の株主に帰属する純利益
  は、305.35億人民元で、前年同期比で18.8%減少した。本報告期間末において、核心ソルベンシー比率及び
  総合ソルベンシー比率は、それぞれ258.24%及び267.31%であった。
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  (一)主要な経営指標
                 (単位:百万人民元)
             2020 年1-6月    2019年1-6月

  保険料収入総額             427,367    377,976
  新規契約の保険料             146,214    127,845
   定時払いによる新規契約の保険料             94,170    83,133
   期間が10年以上の定時払いによる新規契約の保険料             39,502    38,082
  期限の更新による保険料             281,153    250,131
  総投資収益             96,134    88,923
  株主に帰属する純利益             30,535    37,599
  上半期新業務価値             36,889    34,569
   個人保険事業部門(注1)             36,559    33,333
    保険契約の継続率(14ヶ月)(注2)(%)           89.60    86.10
  保険契約の継続率(26ヶ月)(注2)(%)              83.30    87.00
  解約率(注3)(%)              0.61    1.43
             2020 年6月30日    2019年12月31日
  エンベディッド・バリュー             1,015,856     942,087
  有効な長期保険契約の数(単位:億件)              3.12    3.03
  注1:2019年上半期の個人保険事業部門の業績は、新たな部門定義を想定して、再計算されている。

  注2:長期の個人生命保険契約の継続率は、生命保険会社の重要な経営指標の一つであり、当該継続率は、保険契約が特定の
   時期を経過した後も、なお有効なものの比率を示し、対象月の14/26ヶ月前に発効した保険契約が対象月においてなお
   有効なものの割合が、14/26ヶ月前に発効した保険契約の継続率を指す。
  注3:解約率=当期解約金/(期首長期保険契約負債+当期長期保険契約の保険料収入)
  本報告期間において、    当社は、戦略的な目標を維持し、長期的な安定的な事業展開に注力し、新たな事業

  価値の継続的な増大を図ることができた。        定時払いによる新規契約の保険料は、941.70億人民元に達し(前
  年同期比で13.3%増加)、長期の新規契約の保険料の99.03%を占め、前年同期比で0.24ポイント増加した。
  特に、10年以上の期限の定時払いによる新規契約の保険料は、前年同期比で3.7%増の395.02億人民元に達し
  た。 当社は、多角的な商品戦略を堅持し、積極的に保護志向事業を展開してきた。                定時払いによる新規契約
  の保険料による上位10件の保険商品のうち、6件は保護志向商品であった。定時払いによる新規契約の保険
  料に占める指定保護志向商品の保険料率       は、前年同期比で3.4%増加し、      保護志向保険の件数、保険契約1件
  当たりの平均保険料率ともに増加し       た。上半期の売上価額は368.89億人民元に達し、前年同期比で6.7%増加
  した。当社のエンベディッド・バリューは10,158.56億人民元で、2019年末を7.8%上回った。本報告期間末
  において、有効な長期保険契約数は3.12億件に達し、2019年末から3.0%増加した。解約率は0.61%で、前年
  同期比で0.82ポイント下回った。
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  本報告期間において、当社は、資産・負債両面から圧力に積極的に対応するため、資産負債管理を引き続
  き強化するとともに、投資配分戦略の機動的な見直しを行った。             このような市場環境の変化を見極めつつ、
  資産配分のペース及び投資戦術を機動的に調整した結果、総投資収益は961.34億人民元に達し、前年同期比
  で8.1%増加した。従来の保険契約の準備金に係る割引率の基礎率の更新、前年同期に導入された引受け及び
  保険契約獲得費用の税引前控除に係る保険契約の調整並びに総投資収益の変動の影響により、当社の株主に
  帰属する純利益は305.35億人民元で、前年度比で18.8%減少した。
  2020 年上半期には、「チャイナ・ライフ事業再活性化」の戦略的展開を受け、各分野での組織的能力の効

  果的な強化及び質の高い開発を目的とした「浙江プロジェクト」を実施した。                営業管理面では   、「統合的多
  角化」  の開発システムを大幅に推進し、個人保険事業部門の2つの営業チームの統合を加速するとともに、
  基本運用部門の統一管理を推進し、営業管理の基盤を一層強化した。また、当社は、多角化事業における変
  革及び向上を進めた。銀行保険チャンネルは事業変革に再び焦点を当て、団体・健康保険チャンネルは専門
  化及び能力構築を重視した。      投資運用面では   、市場志向型の運用体制の整備、資産配分の調整、勘定単位で
  の運用受託を行い、資産クラスの調査及び運用戦略の最適化を通じて運用力を強化した。                  運用・サービス面
  では 、引き続き精緻化された管理体制の整備、インターネットを活用したインテリジェントな運用プロセス
  全体の強化、統合による運用効率の向上、顧客満足度の継続的な把握及び最適化の仕組みの構築に取り組ん
  だ。技術支援面では、技術製品開発チームをフラット化の原則に従い再編成し、チームの活力及び対応力を
  大幅に向上した。    リスク管理面では    、リスク管理の情報化・インテリジェント化を強化するとともに、リス
  ク管理及び制御の効率性を高めるために一元的なリスク管理モデルを追求し、リスクの最終結果を厳重に管
  理してきた。
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  (b)事業分析
  (一)保険  事業

  1.事業別総保険料収入データ

                 (単位:百万人民元)
             2020 年1-6月    2019年1-6月

  生命保険事業             346,137     307,461
    新規契約業務
               89,668     78,573
     新規定時払い             88,758     77,563
     一時払い              910    1,010
    契約更新業務             256,469     228,888
  健康保険事業             72,264     62,416
    新規契約業務
               47,875     41,444
     新規定時払い             5,403     5,523
     一時払い             42,472     35,921
    契約更新業務             24,389     20,972
  傷害保険事業             8,966     8,099
    新規契約業務
               8,671     7,828
     新規定時払い              9     47
     一時払い             8,662     7,781
   契約更新業務             295     271
  合計             427,367     377,976
  注:上表の一時払保険料は、いずれも短期保険業務保険料を含む。

  本報告期間において、当社の生命保険事業に係る保険料収入総額は3,461.37億人民元であり、前年同期比

  で12.6%増加した。健康保険事業に係る保険料収入総額は722.64億人民元であり、前年同期比で15.8%増加
  した。傷害保険事業に係る保険料収入総額は89.66億人民元であり、前年同期比で10.7%増加した。
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  2.チャンネル別総保険料収入データ
                 (単位:百万人民元)

             2020 年1-6月   2019年1-6月(注1)
  個人保険事業部門(注2)             356,075     323,393
    長期保険新規契約業務
               82,379     74,382
     新規定時払い             82,239     74,261
     一時払い              140     121
    契約更新業務             263,363     240,445
    短期保険業務             10,333     8,566
  銀行保険チャンネル             28,542     16,746
    長期保険新規契約業務
               11,872     8,262
     新規定時払い             11,867     8,248
     一時払い              5     14
    契約更新業務             16,464     8,262
    短期保険業務              206     222
  団体保険チャンネル             16,500     16,798
    長期保険新規契約業務
               835    1,507
     新規定時払い              62    622
     一時払い              773     885
    契約更新業務             1,275     1,314
    短期保険業務             14,390     13,977
  その他のチャンネル(注3)             26,250     21,039
    長期保険新規契約業務
                2     2
     新規定時払い              2     2
     一時払い              -     -
    契約更新業務              51    110
    短期保険業務             26,197     20,927
  合計             427,367     377,976
  注1:「統合的多角化」の開発システムに従い、前年同期比のデータは暫定的に調整される。

  注2:個人保険事業部門の保険料には、総合保険チームとアップセル・チームの保険料が含まれる。
  注3:その他のチャンネルの保険料には、主に政府後援の健康保険事業の保険料及びオンライン販売の保険料が含まれる。
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  2020 年上半期において、当社は事業価値の成長に重点を置き、変革及び向上を促進した。「統合的多角
  化」の組織再編後、個人保険事業部門は事業価値の創出に大きな成果を挙げ、市況が低迷したものの、コア
  事業指標は着実に成長してきた。多角化事業部門は事業変革に焦点を当て、その市場位置づけが明確にされ
  た。本報告期間末において、当社の総営業人員は約180万人であり、品質の向上により安定的に推移してい
  る。販売管理はさらに変革され、向上された。
  個人保険チャンネル

  2020 年上半期において、個人保険事業は、事業価値及び保護志向型への回帰を最優先課題とし、変革の深
  化及び販売管理の向上を図り、厳しい市況の中でも事業価値及び規模の持続的成長を実現した。本報告期間
  において、個人保険事業部門の保険料収入総額は、3,560.75億人民元であり、前年同期比で10.1%増加し
  た。定時払いによる新規契約の保険料は、822.39億人民元であり、前年同期比で10.7%増加した。特に、10
  年以上の期限の定時払いによる新規契約の保険料は393.89億人民元(前年同期比で6.4%増加)であり、定時
  払いによる新規契約の保険料の47.90%を占めた。指定保護志向事業は、保険契約件数、平均保険料ともに増
  加し、急速に拡大した。期限の更新による保険料は、2,633.63億人民元に達し、前年同期比で9.5%増加し
  た。2020年上半期においては、個人保険事業部門の価値の創出力が顕著であった。2020年上半期の個人保険
  事業部門の売上高は365.59億人民元で、上半期全体の売上高の99.11%を占めた。2020年上半期の個人保険事
  業部門の売上高の新規営業利益率は39.3%に達し、前年同期に比べて安定していた。
  2020 年上半期において、個人保険事業部門の総合保険チーム及びアップセル・チームが連携して開発を

  行った。新規保険マネジメント・報酬制度を導入し、システム更新の成果を公表するとともに、日々の主要
  な営業力管理指標を着実に改善し、営業力の質を着実に向上させた。本報告期間末において、個人保険事業
  部門の販売員数は169万人に達し、そのうち総合保険チームが100.7万人、アップセル・チームが68.3万人で
  あり、各月の平均有効人員は前年同期比で40.4%増加した。
  多角化事業部門

  「浙江プロジェクト」における変革及び向上は、多様化した事業分野において、徹底的に行われた。多角
  化事業部門は、「専門的業務、品質及び効率性の向上、変型及び刷新並びに法令順守」                 という開発理念を重
  視することにより、個人保険事業部門と連携し、銀行保険、団体保険及び健康保険の開発に尽力した。本報
  告期間において、多角化事業部門の保険料収入総額は712.92億人民元であり、前年同期比で30.6%増加し
  た。
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  銀行保険チャンネル
  銀行保険チャネルは、事業規模・価値と同程度、銀行保険業に重点を置くように再構築され、事業変革を
  円滑に開始した。本報告期間において、銀行保険チャンネルからの保険料収入総額は、285.42億人民元に達
  し、前年同期比で70.4%増加した。定時払いによる新規契約の保険料は、118.67億人民元であり、前年同期
  比で43.9%増加した。期限の更新による保険料は、164.64億人民元(前年同期比99.3%増加)に達し、銀行
  保険チャンネルからの保険料収入総額の57.68%(前年同期比で8.34ポイント増加)を占めた。銀行保険チャ
  ンネルは営業陣のマネジメントを継続的に強化し、営業チームの質も着実に向上した。本報告期間末におい
  て、銀行保険チャンネルのアカウント・マネージャーの数は3.1万人であり、アクティブ・マネージャーの四
  半期平均は大幅に増加している。
  団体保険チャンネル

  団体保険チャンネルは、事業成長の多様化を着実に推し進め、事業の収益性を改善し、主要事業を拡大し
  て、各種事業の安定的な成長を促進した。本報告期間において、団体保険チャンネルの保険料収入総額は
  165.00億人民元であり、前年同期比で1.8%減少した。短期保険の保険料は143.90億人民元に達し、前年同期
  比で3.0%増加した。本報告期間末において、団体保険販売員数は5.3万人に達し、そのうち好成績の販売員
  数は2019年末に比べ15.9%増加した。
  その他のチャンネル

  2020 年上半期、その他のチャンネルの保険料収入総額は262.50億人民元に達し、前年同期比で24.8%増加
  した。当社は、市場を先導する補足高額医療費保険、補足医療保険、長期介護保険をはじめとする政府後援
  の医療保険事業を積極的に発展させ、一貫して市場を主導してきた。本報告期間末において、当社は、220件
  を超える補足高額医療保険プログラムを実施し、省レベルの31の支店及び4億人近くの人々に当該サービス
  を提供した。   また、省レベルの17の支店において、3,300万人以上に補足医療保険を提供し、1億人以上を対
  象とした600件以上の健康保護委託プログラムを実施し、1,500万人以上に長期介護保険を提供した。
  2020 年上半期において、COVID-19のパンデミックの影響によりオンライン保険事業の開発機会が拡大し、

  オンライン販売事業が急成長したことから、オンライン保険商品の多様化を継続し、パンデミック発生時に
  は各種オンライン保険商品を提供したほか、チャイナ・ライフ保険アプリケーション、チャイナ・ライフ・
  オンラインショップをはじめとするインターネット利用機能を継続的に向上させた。オンライン及びオフラ
  インを一体化した販売を中核とし、公式サイトでの直販や外部プラットフォームでの販売を補完する、オン
  ライン保険事業の販売体制を確立した。当社は、より便利で効率的かつ多様なオンラインサービスを顧客に
  提供するために、オンライン保険事業を常に強化してきた。
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  社内外の環境資源を積極的に集約し、集団公司の他の子会社との一体的な事業展開を着実に推進し、「ワ
  ン・カスタマー、ワン・ストップ・サービス」の戦略に基づき、市場及び顧客基盤を拡大してきた。2020年
  上半期には、当社がクロスセルした財産保険の保険料が前年同期比で24.6%増加した一方で、企業年金基金
  の新規入会及び中国人寿養老保険股份有限公司(「養老保険子公司」)の年金保障商品の新規入会が前年同
  期比で22.1%増加した。また、当社は広発銀行に銀行保険商品の販売を委託し、2020年上半期の定時払いに
  よる新規契約の保険料は前年同期比で18.7%増加した。上半期に当社及び広発銀行が共同で発行したデビッ
  トカード及びクレジットカードの新規発行枚数は50万枚を超え、相互の発展、建設的な相互作用、相互利益
  が図られる健全な環境が形成された。
  3.保険契約

                   単位:百万人民元
          2020 年6月30日     2019 年12月31日
  生命保険          2,653,725      2,385,407
  健康保険           194,368      158,800
  傷害保険           9,999      8,529
  合計          2,858,092      2,552,736
  残余マージン(注)           821,199      768,280
  注:残余マージンとは、保険契約準備金の構成要素であり、保険契約後初日の利益は発生しない。残余マージンは負数の場
  合、0に設定される。残余マージンは、主に新規事業から発生する。
  本報告期間末において、当社の保険契約準備金は、2019年末比で12.0%増加したが、これは主に、新規契

  約及び更新事業に係る保険責任準備金の積立てによるものである。財政状態計算書の日付において、当社の
  各種保険契約の準備金は、負債十分性テストを通過した。
  4.給付金の分析及び保険契約者配当金

                   単位:百万人民元
           2020 年      2019 年
           1-6月       1-6月
  保険給付金及び保険金           371,950       330,049
  生命保険事業           328,888       291,580
  健康保険事業           39,350       35,474
  傷害保険事業           3,712       2,995
  投資契約支出            5,030       4,617
  保険契約者配当金支出           14,507       10,836
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  本報告期間において、保険契約負債の増加により、保険給付及び請求は、前年同期比で12.7%増加した。
  特に、生命保険事業は、同事業の成長により前年同期比で12.8%増加し、健康保険事業は、前年同期比で
  10.9%成長した。傷害保険事業は、       保険契約債務の増加、一部保険事業の保険金の支払変動           により、前年同
  期比で23.9%増加した。国民皆保険勘定の規模の拡大により、投資契約支出は前年同期比で8.9%増加した。
  配当口座の投資利回りの増加により、保険契約者の配当金支出は前年同期比で33.9%増加した。
  5.コミッション及び手続費用支出

                   単位:百万人民元
           2020 年      2019 年
           1-6月       1-6月
  コミッション及び手続費用支出           56,518       45,595
  財務費用            1,772       1,930
  管理費用           17,047       16,958
  法廷保険保障金の積立金            803       737
  その他の費用            5,260       4,271
  本報告期間において、当社の事業成長及び事業構造の最適化の結果として通常業務の手数料が蔵したこと

  を受けて、コミッション及び手続費用支出は前年同期比で24.0%増加した。買戻契約に基づき売却された有
  価証券の支払利息の減少により、財務費用は前年同期比で8.2%減少した。事業成長により、管理費用は前年
  同期比で0.5%増加した。
  (二)投資事業

  2020 年上半期の世界経済においては、パンデミックの影響により脱グローバル化の傾向が強まり、著しい

  景気後退を経験した。中国の経済成長率が大幅に低下したにもかかわらず、第2四半期には回復が見られ
  た。国内債券市場の金利は急激に低下した後に回復し、株式市場のボラティリティは上昇した。当社は、引
  き続き資産負債管理を強化し、市場動向を注視しつつ、機動的な運用戦術の見直しを行った。債券投資につ
  いては、金利の大幅な低下局面における相場変動の機会を捉え、長期国債へ適宜配分するとともに、資産の
  期間を維持しつつ金利リスクを管理した。公開市場での株式投資については、複雑な市場環境のもとで設定
  された割当戦略・方法を遵守し、社内資産構造の調整を継続することにより、運用利回りを安定化させてい
  る。 本報告期間末において、当社の投資資産は37,810.24億人民元に達し、2019年末に比べ5.8%増加した。
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  1.ポートフォリオの状況
  当半期 現在において、当社の投資資産は、投資対象によって、以下のとおりに分類される。

                  (単位:百万人民元)
  投資資産分類        2020 年6月30日      2019年12月31日
         金額    割合    金額    割合
  固定期間投資      2,772,336    73.32 %  2,674,261    74.85%
   定期預金      536,256    14.18 %   535,260    14.98%
   債券      1,456,870    38.53 %  1,410,564    39.48%
   債権型金融商品(注1)      428,613    11.34 %   415,024    11.62%
   その他の固定期間投資
         350,597    9.27 %   313,413    8.77%
  (注2)
  株式投資       625,383    16.54 %   605,996    16.95%
   普通株式      304,966    8.06 %   276,604    7.74%
   基金(注3)      99,026    2.62 %   118,450    3.31%
   銀行財産管理商品      38,396    1.02 %   32,640    0.91%
  その他の株式投資
         182,995    4.84 %   178,302    4.99%
  (注4)
  投資不動産       13,450    0.36 %   12,141    0.34%
  現金及びその他(注5)       142,091    3.76 %   57,773    1.62%
  関連企業及び合弁企業の投資       227,764    6.02 %   222,983    6.24%
  合計      3,781,024    100.00 %  3,573,154    100.00%
  注1:債権型金融商品は、債権投資計画、株式投資計画、信託計画、プロジェクト資産支援計画、貸付資産援助証券、専門資

   産管理計画、資産管理商品等を含む。
  注2:その他の固定期間投資は、保険契約者の質入貸付、償還可能資本保証金-制限付き、同業預金証書等を含む。
  注3:基金は株式型基金、債券型基金及び貨幣市場基金などを含む。特に、貨幣市場基金は、2020年6月30日時点での残額は
   7.93億人民元であり、2019年12月31日時点での残額は18.29億人民元であった。
  注4:その他の株式投資は、私募株式基金、未上場株式、優先株、株式投資計画等を含む。
  注5:現金及びその他は、現金、銀行普通預金、銀行短期預金及びリバース・レポ証券等を含む。
  本報告期間末までに、主要投資品種のうち、債券への投資割合は2019年末の39.48%から38.53%に変化

  し、定期預金への投資割合は2019年末の14.98%から14.18%に変化した。債権型金融商品の割合は2019年末
  の11.62%から11.34%に変化し、株式と基金(通貨市場基金を含まない。)の割合は2019年末の11.00%から
  10.66%に変化した。
  当社の債権型金融商品は、主に輸送、公益事業、エネルギー等の分野に集中しており、金融機関は主に大

  規模な中央国有企業及び国有企業であった。本報告期間末、債権型金融商品の99%以上が外部格付け機関に
  よりAAA以上と格付けされている。概して、当社の債権型投資資産の質は良好であり、債権リスクは十分に管
  理されていた。
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  2.投資収益
                 (単位:百万人民元)
              2020 年1-6月   2019年1-6月
  総投資収益             96,134    88,923
  正味投資収益             77,391    72,030
  +固定資産による投資収益正味額             61,730    56,274
  +株式投資による投資収益正味額             10,053    9,563
  +投資不動産による投資収益正味額             (5)    20
  +現金等による投資収益正味額              923    508
  +関連企業及び合弁企業の収益正味額を含む投資総収益             4,690    5,665
  実現金融資産収益正味額             10,807    3,786
  損益を反映させた公正価値収益正味額              8,606    13,107
  関連企業及びジョイント・ベンチャーの売却益及び減損              (670)     -
  正味投資収益率(注1)             4.29 %   4.66%
  総投資収益率(注2)             5.34 %   5.78%
  注1:純投資利回り=[(純投資収益-買戻条件付売却証券に係る利息支出)/((前年度期末投資資産-前年度期末買戻条

   件付売却証券+期末投資資産-期末買戻条件付売却証券)/2)]/182            ✕366
  注2:総投資利回り=[(総投資収益-買戻条件付売却証券に係る利息支出)/((前年度期末投資資産-前年度期末買戻条
   件付売却証券-前年度期末デリバティブ金融負債+期末投資資産-期末買戻条件付売却証券-期末デリバティブ金融負
   債)/2)]/182   ✕366
  2020 年上半期、当社の賞味投資収益は773.91億人民元であり、前年同期から53.61億人民元増加し、前年同

  期比で7.4%増加した。     また、大幅な金利低下及びポートフォリオに含まれる一部上場株式に係る配当支払い
  の遅延が発生した影響により、純投資利回りは4.29%となり、前年同期比で37ポイント低下した。当社は、市
  場機会を捉えることにより、株式投資における投資構成及びポートフォリオ戦略の最適化、戦術的配分の適
  切なリバランス並びに投資収益の安定性を保つためのリスク・エクスポージャーの管理を慎重に実施した。
  当社の総投資収益は961.34億人民元に達し、前年同期から72.11億人民元増加した。総投資収益率は5.34%で
  あり、前年同期比で44ポイント増加した。その他の総合収益に計上された販売可能な有価証券の公正価値の
  変動の正味額を考慮した総合投資収益率(注1)は5.40%であり、前年同期比で285ポイント減少した。
  注1:総合投資収益率=[(総投資収益-買戻証券利息支出+その他の総合収益に計上された販売可能な有価証券の公正価値

   の変動の正味額)/(期首投資資産-期首買戻証券-期首金融デリバティブ負債+期末投資資産-期末買戻証券-期末
   金融デリバティブ負債)/2)]/182×366。
  3.重大投資

  本報告期間において、当社には、開示必要基準に達した重大株式投資及び重大非株式投資はなかった。

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  (c)特定項目の分析
  (一)税引前利益

                 (単位:百万人民元)

        2020年1-6月    2019年1-6月      変動幅
  税引前利益      35,564     38,893     -8.6%
  生命保険事業      21,850     27,340     -20.1%
  健康保険事業       7,388     4,506     64.0%
  傷害保険事業       112     459     -75.6%
  その他の事業       6,214     6,588     -5.7%
  本報告期間内において、生命保険事業の        税引前利益は前年同期比で     20.1 %減少し、これは伝統的な保険契
  約準備金の割引率の仮定の更新及び総投資収益の変動が組み合わさった影響によるものであった。健康保険
  事業の 税引前利益は前年同期比で     64.0 %増加し、これは主に短期健康保険事業の成長及びその事業品質の改
  善によるものであった。傷害保険事業の        税引前利益は前年同期比で     75.6 %減少し、これは主に特定の保険事
  業の保険金費用の変動によるものであった。その他の事業の            税引前利益は前年同期比で     5.7 %減少し、これは
  特定の関連企業の利益が減少したこと及び減損の影響によるものであった。
  (二)キャッシュ・フローの分析

  流動性資金源

  当社の現金収入は、主に保険料収入、非保険契約業務収入、利息収入、配当金収入並びに投資資産の売却

  及び期限到来により回収した収入によるものである。これらのキャッシュ・フローに関する流動性リスク
  は、契約当事者及び保険契約者による早期解約のリスク並びに債務者による不履行、金利変動及びその他の
  市場の変動のリスクである。当社は、これらのリスクを厳しく監視し、かつ、コントロールしている。
  当社の現金及び銀行預金により、通常の現金支出の需要を満たす流動性資金を提供できる。2020年6月30

  日現在、当社の現金及び現金等価物の残高は808.89億人民元である。また、当社の銀行定期預金は、大部分
  が引出可能であるものの、期中解約金を支払わなければならない。2020年6月30日現在、当社の定期預金の
  総額は5,362.56億人民元である。
  当社の投資ポートフォリオも、予期せぬ現金支出の需要を満たす流動性資金源を提供できる。当社が一定

  の市場において投資する投資量は、非常に多額であるため、流動性リスクが存在する。当社の投資証券の保
  有量は、その市場価値に影響を与え得るほど多額である場合がある。かかる場合、投資証券を公正な価格で
  売却することができない又は全く売却できない可能性もある。
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  流動性資金の使用
  当社の主要な現金の支出は、主に、各種の生命保険商品、年金商品、傷害及び健康保険商品に関連する債

  務、営業費用、法人所得税並びに株主に支払わるとされている配当に関連する。保険業務の現金支出は、主
  に、保険商品の給付及び保険解約に関する支払い、引き出し及び保険契約者の質入貸付に関連している。
  当社は、当社の流動性資金源は現在の現金需要を十分に満たすものであると考えている。

  連結キャッシュ・フロー

  当社は、キャッシュ・フロー制度を確立し、定期的にキャッシュ・フローテストを行い、様々な変化する

  状況における当社の将来の現金収入及び現金支出状況を監視し、かつ、キャッシュ・フローの整合状況に基
  づき当社の資産ポートフォリオを調整し、十分なキャッシュ・フローを確保した。
                  (単位:百万人民元)

         2020 年1-6月  2019年1-6月   変動幅  変動の主な原因
                 当社の事業の安定し
  経営活動によるキャッシュ・フロー正味額        182,792   150,290   21.6%  た成長による保険金
                 の増加
  投資活動によるキャッシュ・フロー正味額        (88,639 )  (75,908)   16.8%  投資管理の必要性
  融資活動によるキャッシュ・フロー正味額        (66,682 )  (67,937)   -1.8%  流動性管理の必要性
  現金及び現金同等物の外国為替損益        112   5  2,140.0%    -
  現金及び現金  同等物の純増/(減)額      27,583   6,450   327.6%    -
  三 ソルベンシーの状況

  保険会社は、そのリスクと事業規模に相応する資本を有すべきである。資本吸収損失の性質及び能力に基

  づき、保険会社の資本は基幹資本と補足資本に分類される。基幹ソルベンシーマージン率とは、基幹資本と
  最低資本の割合をいい、保険会社の基幹資本の充足状況を反映する。総合ソルベンシーマージン率とは、基
  幹資本と補足資本の合計と最低資本の割合をいい、保険会社の全体資本の充足状況を反映する。
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  次の表は、2020年6月30日現在の当社のソルベンシーマージン率を示したものである。
                 (単位:百万人民元)

            2020 年6月30日(未監査)   2019年12月31日
  基幹資本            997,274     952,030
  現実資本            1,032,310     987,067
  最低資本            386,181     356,953
  基幹ソルベンシーマージン率            258.24 %   266.71%
  総合ソルベンシーマージン率            267.31 %   276.53%
  注記:中国リスク志向ソルベンシー体制は、2016年1月1日から正式に実施され、上記の表は当該体制の規則に従っている。

  当社の総合ソルベンシーマージン率が2019年末に比べ9.22%下落した主な原因は、保険事業及び投資資産

  規模の継続的な拡大、配当及び利率の下落等の市場環境の変化            による。
  四 重大資産及び株式権益の販売

  本報告期間において、当社は、重大資産及び株式権益の販売を行っていない。

  五 当社の主な子会社及び関連会社の状況

                   単位:百万人民元
  企業名   主要な業務範囲     登録資本   持株   総資産   純資産  純利益
  中国人寿  資 所有資金の管理及び運     4,000   60%  12,373   10,924  913
  産管理有限  用、資産管理業務の受託
  公司   又は委託、上記業務に関
    するコンサルティング、
    中国の適用法令により許
    諾されるその他の資産管
    理事業
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  養老保険   団体年金  保険及び年金業    3,400   本公司持株   6,283   4,591  500

  子公司   務、個人年金保険及び年        70.74%、
    金業務、短期健康保険業        資產管理
    務、生涯保険業務、上記
            子公司持株
    保険業務の再保険、中国
            3.53%
    の適用法令により許諾さ
    れる保険資金の運用業
    務、年金保険資産管理商
    品業務、退職給付金のた
    めの委託人より受託した
    人民元又は外国通貨の資
    金管理、銀行保険監督管
    理委員会により許諾され
    たその他の業務
  中国人寿   財産損失保険、   責任保  18,800   40%  103,113   25,713  1,895
  財産保険   険、信用保険及び保証保
  股份有限   険、短期健康保険及び傷
  公司   害保険、上記保険業務の
    再保険、  中国の適用法令
    により許諾される保険資
    金の運用業務、銀行保険
    監督管理委員会により許
    諾されたその他の業務
  広発銀行   銀行保険監督管理委員会     19,687   43.686 % 2,808,459   214,916  6,486
    により認可された公私預
    金、貸付、支払い及び清
    算並びに資金業務を含む
    商業銀行業務
  六 当社が支配する組織

  当社が支配する組織の詳細は、本報告書の中間要約連結財務書類の注記18に記載されている。

  七 会計見積りの変更

  本報告期間中の会計見積りの変更の詳細は、本報告書の中間要約連結財務書類の注記3に記載されてい

  る。
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  八 基幹競争力の分析
  本報告期間において、当社の基幹競争力に重要な変化はなかった。

  (d)技術強化、運営及びサービス並びにリスク管理

  (一)技術強化

  2020 年上半期、当社は、デジタルの変革をあらゆる面において推し進め、技術革新を加速させ、新型コロ

  ナウイルスの影響に素早く対応すべくデジタル技術を積極的に適用し、事業成長を維持するために技術強化
  の力強い機能を行使することで運営及び管理への技術の強みの適用を速めた。
  能力の大きな飛躍及び技術革新の更なる前進

  チャイナ・ライフの強さを示す技術成長。        「テクノロジーを原動力としたチャイナ・ライフ」戦略に集中
  することにより、当社は、運営及び管理のプロセス全体を通じて技術を重要な生産要素として適用し、環境
  リソースを統合して運営ユニットを強化するために技術を活用することで、顧客に便利かつ効率的なデジタ
  ルサービスを提供した。2020年上半期、当社は技術ガバナンスを改善し、管理メカニズムを改革し、技術製
  品に基づいた管理システムを構築して、イノベーション支援センター及び研究開発副センターの設立を推し
  進め、それによって、技術に強化された価値創造の能力、供給の多様化及び革新的な成長を強化した。
  イノベーションの活力を活性化する技術調査。         当社は、技術的な、イノベーションをテーマとした研究所

  を4つ(保険技術、クラウド・コンピューティング、インフラ、サイバーセキュリティ及びブロックチェー
  ン)開設し、30件以上の調査プロジェクトを実行した。当社は、人工知能モデルを6つ開発し、販売、運営
  及びリスク管理等の事業分野に適用し、個人販売員のためのインテリジェントなリスク検知及び管理を開始
  し、違法な資金調達のオンラインのインテリジェントなリスク管理を推し進め、マネーローンダリング防止
  の管理及び制御の全自動化を達成し、単一の不審な取引を処理する効率は平均で30%向上した。技術革新に
  より、当社の運営及び管理は以前よりデジタル化及びインテリジェント化した。
  デジタル・エコシステムによる相乗効果。        デジタル・プラットフォームに基づくフィンテックのエコシス

  テムの継続的な拡大により、当社は、295件の追加の標準化サービスを発表し、2020年上半期において570件
  以上のマイクロ・アプリケーションを創出した。また、家族基盤の顧客に対する保険補償審査及びオンライ
  ン保険金徴収及び支払いを提供し、地域でもイノベーションを起こせるように支店をあらゆるレベルでサ
  ポートした。当社は、1.9万か所の医療機関と円滑に協力し、異なる種類の協働機関とともに9万件を超える
  活動を遂行することで、絶えず当社の保険中心のエコシステム・サービスを充実させた。
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  あらゆる面におけるデジタル変革の向上及び加速の強化
  成長の新たな原動力となるデジタル販売。        当社は、インターネット、ビッグデータ及び人工知能等の技術
  を適用し、オンライン営業陣の採用、オンライン販売員研修、オンライン事業成長及びオンライン日常管理
  を促進することで、パンデミック下でも事業成長を確保した。2020年上半期、当社はオンライン営業陣の採
  用の全てのプロセスを始動させた。また、販売員のための研修セッションにおいて人工知能による人間と機
  械の対話を適用し、1千万人超が参加し、新たな販売員のためのオンライン研修セッションに2,013万時間以
  上が費やされた。当社は、朝礼、マイクロ・イノベーション会議及びクラウド・イノベーション会議等の生
  中継モデルを創出し、パンデミック中に生中継が一番行われた期間において一日平均                 2,20 0件の会議が撮影さ
  れた。
  デジタル・フィールド・オフィスによる新たなインテリジェント基盤の創出。                「インターネット・アン

  ド・シングス」及び人工知能技術の適用により、フィールド・オフィスのデジタルなシナリオが多様化し、
  最終的にオンライン及びオフラインの交流を強化した。当社は、いくつか選んだ支店において新たな機器
  (例えば事業処理のためのセルフサービス端末、インテリジェント感知機器、インテリジェント視覚化スク
  リーン等)を導入し、デジタル研修、多面的かつ視覚化されたパフォーマンス追跡、ブランド推進等を実現
  した。また、当社は、人工知能によるリアルタイムのパフォーマンス報告を始動させ、最前線の運営ユニッ
  ト及び営業陣にデジタルサービスを拡張し、これらは更なるサービス拡張のデジタル基盤となった。
  デジタルサービスによる手元の新たな体験の強化。          当社は、パンデミック中の顧客からの健康サービスの

  要求に迅速に対応し、オンラインサービスの革新を加速させた。インテリジェントなアプリケーションによ
  り、当社のサービスに手が届くようになった。当社がチャイナ・ライフ・ハイブリッド・クラウドの構築を
  相当な深度で推し進め、柔軟かつ便利な、頼りになって中断されない専用のクラウドの利点を生かしたこと
  で、当社のサービス提供能力はパンデミック中に6~8倍に向上し、オンライン申込みの爆発的な需要に柔
  軟に対応できるようになった。
  (二)運営及びサービス

  2020 年上半期、当社は、「顧客志向」の原則及び「効率の強化、テクノロジーを原動力とした成長の推

  進、価値改善の達成及びファーストクラスの顧客体験の提供」の運営目的を固守したことにより、引き続
  き、その商品開発及び管理を改善し、運営及びサービスの質の高い成長を推し進め、優秀なサービスの3年
  行動計画を実直に遂行し、運営及びサービスを更にインターネット基盤に、インテリジェントかつ環境に優
  しく向上させた。
  商品が更に多様化した。     2020 年上半期、当社は顧客の需要を満たすために、商品開発及び向上の積極的な

  行動を起こした。当社の商品は、10種類の生命保険商品、177種類の健康保険商品、4種類の傷害保険商品及
  び3種類の年金保険商品を含む合計194種類であった(新商品及び改良商品を含む。)。このうち、184種類
  は保障指向商品であり、10種類は長期貯蓄商品であった。
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  サービスが更に便利かつ効率的になった。        当社のオンライン保険契約サービスが著しく改善した。個人長
  期保険事業及び団体保険事業のペーパーレス保険申込み率は、それぞれ99.8%と96%に達し、個人保険契約
  管理及び医療保険の請求処理のオンライン処理率は、それぞれ前年同期比で20ポイントと44.5ポイント上昇
  した。当社の請求処理は更に効率化された。約2万か所の医療機関において請求の直接支払いサービスが利
  用可能となり、前年同期比で46.2%増加した。全自動請求処理サービスの通過率は前年同期比で12ポイント
  上昇し、請求支払いにかかる時間は前年同期比で13.2%短縮された。
  サービスが更にインテリジェントになった。         人口知能技術の適用が加速したことで、当社の運営管理及び

  制御が更に洗練された。全過程インテリジェント引受システムが最適化され、引受モデルが向上した。その
  結果、インテリジェント引受の自動承認率は前年同期比で3.2ポイント増加した。自動検知及びリスク管理シ
  ステムの適用により、自動保険契約審査の通過率は98.2%に達した。当社の連絡サービスにおけるインテリ
  ジェント・アプリケーションは高い速度で発展した。2020年上半期、インテリジェント・オンライン顧客
  サービスロボット及びインテリジェント外部向け通話ロボットが提供したサービスは前年同期比で78.9%増
  加した。
  サービスが更に多様化した。      当社は顧客の多様化した需要を満たすために、質の高いサービスの提供シス

  テムを絶えず改善した。相互関連サービスがチャイナ・ライフ・インシュアランスAPP及びCGBのクレジット
  カードサービスにおいて利用可能となった。チャイナ・ライフ・インシュアランスAPPの登録利用者の累計人
  数は前年同期比で21.6%増加し、活動的な利用者の一か月毎の平均は前年同期比で55.6%上昇した。当社
  は、インターネット基盤のシナリオの顧客フェスティバルを企画し、参加者の数は1.2億人に達した。また、
  当社は「オンライン+オフライン」モデルを創出し、価値の付加された顧客サービスを提供し、様々な活動
  を企画した(「有名医師講義」及び「女性の楽しい暮らし」等)。
  サービスが更に親切になった。      当社は「ゼロ接触サービス」を相当な深度で適用し、顧客にパンデミック

  防止及び制御のための保険保護を提供した。顧客の需要を満たすべく、当社は「オンライン顧客サービス販
  売員」サービスを始動し、長期個人事業の電子保険契約を推進し、遠隔及び非接触調査を実行し、パンデ
  ミック防止及び制御、フィットネス及びヘルスケア等の情報サービスを含む一連のサービスを始動した。顧
  客の緊急ニーズに対応すべく、当社は請求処理プロセスを合理化し、新型コロナウイルスに関する請求の迅
  速な処理及び支払いを実現した。
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  「インクルーシヴ・ヘルスケアサービス」及び「総合高齢者ケア」戦略を絶えず実行した。                  ヘルスケア及
  び医療サービスのリソースを統合することにより、当社は、あらゆる人生サイクルを網羅するヘルスケア・
  エコシステムを確立し、オンライン及びオフラインのプラットフォームの構築を推進した。新型コロナウイ
  ルスのパンデミック中に、当社は、特に新型コロナウイルスの防止及び制御のために、「ヘルスケアサービ
  ス・ゾーン」を構築した。当社は更に、医療分野と保険分野との間の協力について革新的なモデルを構築
  し、「基本医療保険+補足高額医療費保険+商業保険」の形で政府と民間企業を統合する請求処理モデルの
  適用を推し進めた。当社は、      高齢者ケア及びヘルスケア業界における戦略レイアウトを更に推進することを
  目的として、ヘルスケア、高齢者ケア、健康情報管理、医薬生産及びサービス並びに医療機器生産等のイン
  クルーシヴ・ヘルスケア関連分野に関与する企業又は基金に注目し、              総合高齢者ケア基金及び江蘇チャイ
  ナ・ライフ  疌泉株式投資センター(有限パートナーシップ)(ヘルスケア基金Ⅱを含む。)への投資を推し
  進めた。
  (三)リスク管理

  本報告期間中、当社は、上場管轄の法令及び業界の規制条件を厳守し、内部統制及びリスク管理を絶えず

  強化した。リスク管理能力を強化したことにより、当社は、統合リスク評価のクラスAを維持した。当社は、
  新型コロナウイルスのパンデミックに関するリスクに絶えず注意を払い、リスク調査及びガバナンスの様々
  なタスクを実行し、隠れたリスクを適時に認識することで、あらゆる面におけるリスクに対応する能力を強
  化した。当社は、継続的に「中国リスク志向ソルベンシーシステム」(「C-ROSS」)の全社リスク管理シス
  テムを絶えず最適化し、関連する業務メカニズムを改善した。また、当社は、チェーン全体における投資リ
  スクの分析のための枠組みを徐々に創出することを目的として、投資リスク管理のためのシステムを継続的
  に改善した。当社は、販売リスクの事前警告及び調査の実行、販売員の間での統一の文化の形成及び信用格
  付けの導入等に積極的に役割を果たすことにより、販売リスクの管理システムを強化した。当社は、マネー
  ローンダリング防止の規制要件を完全に実行し、顧客識別等のマネーローンダリング防止義務を積極的に履
  行することで、マネーローンダリング防止管理の効果を更に改善した。当社は、内部統制メカニズムの効果
  を強化すべく、内部統制の評価システムを絶えず発展させた。顧客のクレームの原因となったガバナンス及
  びリスク管理を強化する目的で、当社は、販売に統一感、法令順守及び質の高いサービス提供を意識する雰
  囲気を創出した。当社は更に、その法令順守並びにリスク防止及び制御の能力を強化することを目的とし
  て、統制の取れた運営、管理及び評価を強化し、行政処分の管理における努力を向上させた。
  本報告期間中、当社は様々な監査プロジェクトを遂行し、監査結果の適用に更に尽力した。また、役員に

  対する経済責任監査及び経営層に対する監査も行うことで、当社の運営及び管理を実践的に統制した。当社
  は、定期監査を積極的に行い、規制要件を厳格に実行し、監査において認識された問題の是正に更に尽力す
  ることで、監査の監督的役割を十分に果たした。
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  (e) 企業の社会的責任の履行状況
  当社は、「自分のための成功は、自分による成功」という企業文化の理念に忠実であり、国有金融企業と

  しての初心を掲げて使命を果たし、その社会的責任を果たすことを重視した。当社と社会の発展のバランス
  を取る事業モードを積極的に探り、高齢者ケア、医療サービス、社会援助及び教育の面で経済及び社会の全
  体における発展に貢献することにより、環境を保護すること、国内経済及び人々の暮らしに資すること、及
  び然るべき責任を担うことへの力強い献身を示した。
  (一)新型コロナウイルスのパンデミックと闘うために専門的な保険企業の強みを活用する

  新型コロナウイルスのパンデミックの発生後、当社は、保険契約並びにパンデミック防止用物資及び基金

  の寄付を積極的に行い、請求処理サービスを改善し、ボランティア活動に参加し、補足ヘルスケアサービス
  を提供することにより、新型コロナウイルスのパンデミックと闘うための保険業界の専門的なサポートを提
  供した。本報告期間末、当社は全国35か所の州や市においてパンデミックの最前線で闘う250万人超の医療従
  事者に対して補足保険保護を提供し、31種類の長期重症疾患の範囲を拡大して新型コロナウイルスに関連す
  る保険責任が含まれるようにした。当社は、新型コロナウイルスに関連する請求処理を合計550件完了し、合
  計3,700万人民元の請求支払いを行った。パンデミックに対処すべく、当社は、8種類のサービス及び対策を
  積極的に改良した。これには、毎日24時間対応のオンライン請求処理サービス、顧客のアクティブ検索、高
  速請求処理の始動、請求処理の紙の申請書類の廃止、指定病院の制限の廃止、クーリングオフ期間の制限の
  廃止、薬品、診断及び治療の制限の廃止並びに控除の廃止が含まれる。一方で、当社は、オンライン相談、
  新型コロナウイルスの早期検査及び伝統中国医学(TCM)の動画を含む8種類のサービスを提供するための
  「ヘルスケアサービス・ゾーン」を構築した。2020年6月30日現在、ページは41万回以上閲覧された。
  (二)社会及び人々の福祉を強化すべく人々の健康を守る

  保険の経済的「緩衝材」及び社会的「安定剤」としての機能を十分に発揮させることにより、当社は、慈

  善及び公共福祉プログラムに貢献し、具体的な行動を通じて人々のよりよい暮らしを守った。2020年上半
  期、当社は670万件もの請求を処理し、210億人民元超の請求支払いを行った。顧客に対する請求支払いの一
  日の平均額は約1.2億人民元であった。当社は、合計307兆人民元の追加の被保険額を引き受け、あらゆる立
  場の人々に保険保護を提供するための役割を積極的に果たした。本報告期間末、当社は4,152万の高齢者に高
  齢者傷害保険保護を提供し、リスク範囲は約1.88兆人民元であった。また、当社は、約4億人の都市及び地
  方の居住者に補足主要医療保険保護を提供し、2020年上半期に599.62万人に対して102.29億人民元の請求支
  払いを行った。そして、チャイナ・ライフ基金を通じて、「チャイナ・ライフ生活思いやり貧困削減プロ
  ジェクト」に対して累計ベースで999万人民元の寄付を行った。
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  (三)エコな文明化を実行し、環境に優しい事業運営及び成長を固守する
  非製造業の保険会社であり、エネルギー消費が低く汚染が少ない当社は、エコな環境及び自然のリソース

  に悪影響を及ぼさない形で主要な事業活動を行い、常に最大限可能な範囲で運営による環境への負の影響を
  軽減することに尽力している。当社は、低炭素かつ環境に優しい概念を日常のオフィス運営、並びに、保険
  契約引受、保険契約管理及び請求処理を含む運営及びサービスのプロセス全体に組み込むことを目的とし
  て、電子サービスシステムを引き続き改善し、エネルギー及び紙の消費を削減した。2020年上半期、当社は
  あらゆる面において「ゼロ接触サービス」を進め、長期個人保険事業のオンライン・ペーパーレス申込み率
  は99.80%に達し、団体保険事業のオンライン・ペーパーレス申込み率は95.99%に達した。ペーパーレスな
  保険申込みにより、約214.53トンもの紙を節約することができた。当社は引き続き、インターネット申込み
  を増やし、朝礼の生中継の新たなモデルを始動することで、販売員の通勤頻度を大幅に減らし、低炭素の運
  営を実践した。2020年上半期、当社は独自のインターネット基盤の動画プラットフォームを通じて9.8万件の
  会議を招集し、累積の所要時間は1,200万分を超えた。
  (四)貧困削減

  (1)貧困削減計画

  本報告期間において、当社は社会的責任の強い意識を掲げ、新型コロナウイルスのパンデミックの影響を

  克服し、積極的に社会的責任を果たし、保険の補償機能の強みを貧困削減の十分なサポートに活用し、貧困
  との闘いに貢献した。
  (2)本報告期間内の貧困削減計画の概要

  本報告期間内において、当社は、貧困削減に更に尽力し、保険補償の役割を積極的に果たすことによっ

  て、社会的責任を担い、全力で貧困削減を実行した。当社は、貧困地域の農作物の販売に伴う困難を解決す
  ること及び貧困削減を全力で行うことを目的として、「三区三州」等の深刻な貧困地域のための貧困削減プ
  ロジェクトを推し進めた。本報告期間末、当社が貧困と闘う力に貢献することを目的として、当社のあらゆ
  るレベルの支部が、1,364か所の貧困削減地点及び中国政府が監督する3か所の貧困層の村に支援を提供し
  た。
  当社は、貧困削減における支援の提供義務を積極的に履行し、「三区三州」等の深刻な貧困地域の貧困削
  減のために寄付プロジェクトを推し進めた。当社は、80か所の貧困削減地点における114件の主要な貧困削減
  プロジェクトを確実に実行するために、2千万人民元の寄付を行った。2020年上半期、当社は社員に対し
  て、貧困削減地点及び「三区三州」等の深刻な貧困地域から農作物を購入するよう働きかけ、合計購入額は
  2,704.52万人民元となった。これは、貧困地域の農家による農作物の販売に伴う困難を解決する助けとなっ
  た。パンデミックの防止及び制御の期間中、当社は、貧困層の人々及び貧困削減隊員の健康について心配及
  び懸念を示し、彼らに対して10万件の保険契約及び38.2万人民元相当のパンデミック防止用物資を寄付し
  た。
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  (3)本報告期間における当社の貧困削減の達成事項
  指標         データ及び詳細

  一. 全体の状況
  1.資金(貧困削減に関する保険金支払い)         1,949 百万人民元
  (注)
  2.資金(貧困削減計画地域への投入金額         55.27 百万人民元
  (電子商取引による消費の投入金額を含む)
  +貧困層の学生への投入金額)
  3.物資(貧困削減計画地域への投入金額+         3.80 百万人民元
  貧困地域における教育リソースへの投入金
  額)
           22,144 人
  4.貧困層と記録された家族のうち受益者数
  二.寄付の内訳
  1. 産業発展による貧困削減
  1.1 産業貧困削減項目種類       ✓ 農林産業を通じた貧困削減
          ✓ 旅行 産業 を通じた  貧困削減
          ✓ 電子商 取引 を通じた  貧困削減
          □ 資産収益  を通じた  貧困削減
          ✓ 科学技術  を通じた  貧困削減
          □ その他
  1.2 産業貧困削減項目数       212 個
  1.3 産業貧困削減項目投入金額       6.63百万人民元
  1.4 貧困層と記録された家族のうち       11,531 人
  受益者数
  2. 職業転換による貧困削減

  2.1 職業能力研修に対する投入金額       0.17 百万人民元
  2.2 職業能力研修の受講者       1,621 人
  2.3 貧困層と記録された家族のうち       932 人
  仕事を得た受益者数
  3. 移転による貧困削減
  3.1 貧困層と記録された家族のうち       198 人
  移転して仕事を得た受益者数
  4. 教育による貧困削減
  4.1 貧困層の学生への補助金       1.33 百万人民元
  4.2 補助金を受領した貧困層の学生       1,167 人
  4.3 貧困 地域 における教育リソース     1.58 百万人民元
  改善への  投入金額
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  5. ヘルスケアによる貧困削減

  5.1 貧困 地域 における医療及び健康     0.13百 万人民元
  リソースへの   投入金額
  6. 環境保護による貧困削減
  6.1 プロジェクト名       □ 環境保護及び構築
          ✓ 環境保護の補償方式の確立
          □ 環境のための非営利ポジションの設定
          □ その他
  6.2 投入金額       0.03 百万人民元
  7. 基本保障
  7.1 取り残された子供、女性及び高       0.28 百万人民元
  齢者への投入金額
  7.2 取り残された子供、女性及び高       95人
  齢者の数
  7.3 貧困層の身障者に対する支援へ       0.13 百万人民元
  の投入金額
  7.4 貧困層の身障者数       259 人
  8. 社会的な貧困削減
  8.1 東部と西部との間の貧困削減協       0.60 百万人民元
  力への投入金額
  8.2 貧困削減  の取り組みへの   投入金  7.03 百万人民元
  額
  8.3 貧困削減  寄付基金     1.32 百万人民元
  9. その他のプロジェクト
  9.1 プロジェクト数(単位)       134 件
  9.2 投入金額       39.84 百万人民元
  9.3 貧困層と記録された家族のうち       8,114 人
  受益者数
  9.4 その他のプロジェクトの説明       -
  注:団体保険チャンネルからの貧困削減のための保険金支払い5.64億人民元、補足高額医療費保険からの貧困削減のための

  保険金支払い12.35億人民元、貧困削減計画商品である「豊かな暮らし保険」シリーズからの保険金支払い1.5億人民元が含
  まれている。
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  貧困削減計画における社会的責任の履行達成状況
  2020 年上半期、当社は貧困削減保険を促進し、受益者の範囲を拡大すべく更に尽力した。2020年上半期、

  貧困削減保険事業    の保険金支払い総額は19.49億人民元に達した。当社は、貧困削減のための保険商品を絶え
  ず開発することに献身し、「三区三州」等の深刻な貧困地域の人々、及び貧困削減隊員を対象とした、「三
  区三州の貧困層の人々のためのチャイナ・ライフ団体総合傷害保険」、「貧困削減隊員のためのチャイナ・
  ライフ団体生命保険」及び「貧困削減隊員のためのチャイナ・ライフ団体総合傷害保険」を含む3つの専用
  の貧困削減保険商品を開発することによって、貧困削減に対して当社の提案を示し、当社の英知を注入し
  た。
  今後の貧困削減計画

  当社は、保険の主要事業に集中し、「三区三州」等の深刻な貧困地域に注力した「貧困削減保険」シリー

  ズを積極的に推し進め、貧困削減保険の補償範囲を拡大する。当社は、貧困層の人々のリスク耐性を実際的
  に強化することを目的として、ヘルスケアにより貧困削減を推し進めるべく、引き続き精力的に                   補足主要医
  療費 保険及び医療保険管理を実行する。当社は、貧困を削減すること及び恵まれた社会を築くことへの然る
  べき貢献という使命を達成する所存である。
  4.【経営上の重要な契約等】

  当半期において、重要な変更はなかった。

  5.【研究開発活動】

  該当事項なし。

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  第4 【設備の状況】

  1.【主要な設備の状況】

  当半期において、重要な変更はなかった(詳細は財務書類及びその注記を参照のこと)。

  2.【設備の新設、除却等の計画】

  当半期において、重要な変更はなかった(詳細は財務書類及びその注記を参照のこと)。

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  第5 【提出会社の状況】

  1.【株式等の状況】

  (1)  【株式の総数等】

  ①  【株式の総数】

                 (2020年6月30日現在)
    授権株式数(株)       発行済株式総数(株)      未発行株式数(株)

    28,264,705,000       28,264,705,000       0

  ② 【発行済株式】

                 (2020年6月30日現在)
  記名・無記名の別及び            上場金融商品取引所名又は
       種 類   発行数(株)          内容
   額面・無額面の別           登録認可金融商品取引業協会名
   記名式額面株式    国内株式
          20,823,530,000     上海証券取引所     -
  (額面1.00人民元)     (A株)
       外国株式
   記名式額面株式            香港証券取引所
       (H株及び米   7,441,175,000          -
  (額面1.00人民元)            ニューヨーク証券取引所
        株)
    合計    -  28,264,705,000      -    -
  (2)  【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

  該当事項なし。

  (3)  【発行済株式総数及び資本金の状況】

        発 行 済 株 式 総 数(株)       資 本 金 額(人民元)

     年  月  日
  種類
         増減数    残高   増減数   残高
                  20,823,530,000
     2019年12月31日    0  20,823,530,000    0
                 (320,474,126,700円)
  国内株式
  (A株)
                  20,823,530,000
     2020年6月30日    0  20,823,530,000    0
                 (320,474,126,700円)
                  7,441,175,000
     2019年12月31日    0  7,441,175,000    0
  外国株式
                 (114,519,683,250円)
  (H株及び米
                  7,441,175,000
  株)
     2020年6月30日    0  7,441,175,000    0
                 (114,519,683,250円)
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  (4)  【大株主の状況】
  大株主の当社の株式における権益

   当半期末までの普通株     株主の総数:H株株主26,997人、A株株主121,613人

  (a) 上位10名の株主の株式保有状況(2020年6月30日現在)

                 発行済株式総数に対す

    氏名又は名称      株主の性質    所有株式数(株)    る所有株式数の割合
                   (%)
  チャイナ・ライフ・インシュアランス(グ
          国有法人    19,323,530,000     68.37%
  ループ)カンパニー
  HKSCC NOMINEES  LIMITED
          国外法人    7,324,925,201     25.92%
  中国証券金融股   份有限公司     国有法人    723,937,634     2.56%

  中央匯金資産管理有限責任公司        国有法人    119,719,900     0.42%

  香港中央結算有限公司        国外法人    66,295,344     0.23%

  匯添富基金-工商銀行-匯添富
          その他    15,015,845     0.05%
  -添富牛  53 号資産管理計画
  中国核工業集団公司        国有法人    12,400,000     0.04%
  中国工商銀行―上証50取引型オープン式指
          その他    11,293,409     0.04%
  数証券投資基金
  中国国際テレビ総公司        国有法人    10,000,000     0.04%
  阿布達比投資局        国外法人    9,174,546    0.03%

  株主状況に関する説明

  注記1:HKSCC   Nominees  Limitedは香港中央結算(代理人)有限公司であり、その保有株式は、香港の各株式取引所の顧客及び
   その他の香港中央結算システムの参与者に代わって保有するものである。香港証券取引所の関連規定は、上記の者に
   その保有する株式の質入又は凍結状況に関する申告を求めていないため、HKSCC              Nominees  Limitedは質入又は凍結の
   株式数量を統計又は提供することができない。
  注記2:匯添富基金-工商銀行-匯添富-添富牛         53 号資産管理計画の資産管理人及び中国工商銀行―上証50取引型オープン
   式指数証券投資基金の基金管理人は中国工商銀行股         份有限公司  である。これらを除き、当社は上位10名の株主の間に
   関連関係が存在するか否かを把握しておらず、またこれらが「上場会社買収管理弁法」に規定する共同株主に該当す
   るか否かを把握していない。
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  (b) 当社取締役、監査役及びその他の上級役員の知る限り、2020年6月30日現在、下記の者(取締役、監査役
  及びその他の上級役員を除く。)は、当社株式又は関連する株式において、証券及び先物条例第XV部第2
  及び第3部分により当社に開示すべき、又は証券及び先物条例第336条所定の登録簿に登録された、又は当
  社及び香港証券取引所に通知すべき権利利益又は          ショート・ポジション    を保有している。
                   発行済株式総数

               発行済種類別株式
   株主の名称    資格  株式の種別    株式数      に占める割合
               に占める割合(%)
                    (%)
  チャイナ・ライフ・イン
  シュアランス(グルー     実質保有者   A株  19,323,530,000(L)     92.80   68.37
  プ)カンパニー
                8.94   2.35
            665,162,100  (L)
       支配会社に
  BlackRock,  Inc.(注記1)
          H株
       よる保持
            1,258,000  (S)   0.02   0.00
  「L」はロング・ポジションを      、「S」はショート・ポジションを指す。

  (注記1)証券及び先物条例第XV部に基づき、BlackRock,          Inc.は、当社のH株665,162,100株を有する。これらの株式のう

  ち、BlackRock   Investment  Management,  LLC, BlackRock  Financial  Management,  Inc., BlackRock  Institutional   Trust
  Company,  National  Association,   BlackRock  Fund Advisors,  BlackRock  Advisors,  LLC, BlackRock  Japan Co., Ltd.,
  BlackRock  Asset Management  Canada Limited,  BlackRock  Investment  Management  (Australia)  Limited,  BlackRock  Asset
  Management  North Asia Limited,  BlackRock  (Netherlands)   B.V., BlackRock  Advisors  (UK) Limited,  BlackRock
  International   Limited,  BlackRock  Asset Management  Ireland  Limited,  BLACKROCK  (Luxembourg)   S.A., BlackRock
  Investment  Management  (UK) Limited,  BlackRock  Asset Management  Deutschland  AG, BlackRock  Fund Managers  Limited,
  BlackRock  Life Limited,   BlackRock  (Singapore)  Limited,  BlackRock  Asset Management  (Schweiz)  AG及びBlackRock
  Mexico OperadoraがそれぞれH株4,009,000株、H株11,683,000株、H株128,753,588株、H株170,077,000株、H株11,084,000
  株、H株59,183,499株、H株1,035,000株、H株4,309,000株、H株31,571,236株、H株1,163,000株、H株2,232,000株、H株
  1,254,000株、H株52,737,436株、H株85,914,000株、H株34,747,893株、H株494,000株、H株41,641,742株、H株20,453,741
  株、H株2,388,000株、H株54,000株及びH株376,965株を保有し、これらの企業は全てBlackRock,                Inc.により支配され、又は
  間接的に支配される子会社である。当該H株665,162,100株のうち、H株8,578,000株は、現金引渡による非上場デリバティブ
  ツールである。BlackRock,     Inc.が帰属方式により保有するH株1,258,000株は、証券及び先物条例第XV部にいうショート・ポ
  ジション株式である。当該H株1,258,000株のうち、H株902,000株は、現金引渡による非上場デリバティブツールである。
  上記に開示した以外に、当社取締役、監査役及び上級役員は、2020年6月30日現在、いずれもいかなる

  者が当社株式及び関連する株式において、証券及び先物条例第336条により備置する登記簿に記録する権利
  利益又はショート・ポジションを有していることを把握していない。
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  2.【役員の状況】
  役員のうち、男性17名、女性4名(女性の割合:19%)

  (1)  新任取締役、監査役及び上級役員

  2020 年5月 20日以降本書提出日までに新たに選任又は任命された取締役、監査役及び上級役員の氏名、主

  要職務、生年月日、主要略歴、任期、当社株式の保有数及び就任日は以下の通りである。
                2020年6月30日現在保有する

  氏名    職務    生年月日    就任日
                 株式の種類及び株式数
  黄秀美   財務責任者        2020年5月1日
         1967年6月11日
                  0
  新任取締役、監査役及び上級役員の略歴

  黄秀美  1967年6月生まれ

  現在、 中国人寿養老保険股    份有限公司副総裁、    取締役会秘書役、財務責任者を務めている。         2014 年か
  ら2016年までの間、当社財務総監兼財務管理部総経理を務めた。2005年から2014年までの間、当社福建省
  支店総経理補佐、副総経理、責任者、副総経理(          業務主管  )、総経理を歴任した。1999年から2005年まで
  当社福建省支店計画財務処副処長、計画財務部経理、財務部経理を歴任し、2004年から2005年までの間、
  福州市支店副総経理を兼任した。福州大学会計学科          本科 を卒業している。    上級会計士である。
  (2)  退任取締役、監査役及び上級役員

  労働形態の調整により、     趙鵬 氏は2020 年4月23日  に、当社  第6期取締役会   執行取締  役、戦略及び資産負債

  管理委員会委員の役職から離任した。
  労働形態の調整により、羅朝暉      氏は2020年7月22日  に、当社  第6期監査役会   非従業員代表監査役    の役職か
  ら離任した。
  労働形態の調整により、     趙鵬 氏は2020年4月2  3日に、当社  財務責任者の役職から離任した。
  (3)  取締役、監査役及び上級役員の異動

  なし。

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  第6   【経 理 の 状 況】

  1.チャイナ・ライフ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド(以下「当社」という。)は、チャイナ・

  ライフ・インシュアランス・(グループ)・カンパニー(以下「CLIC」という。)のリストラクチャリングによ
  り、中国の会社法に基づく株式有限会社として2003年6月30日に設立された。本書記載の当社の中間財務書類は、
  適用されるすべての国際財務報告基準(以下「IFRS」という。)とその改訂および解釈指針に準拠して作成されて
  いる。当社の採用した会計原則および会計慣行と、日本において一般に公正妥当と認められる会計原則、会計手続
  および表示方法との間の主な相違点に関しては、第6「3 香港と日本における会計原則および会計慣行の主要な
  相違」に説明されている。なお、日本文の財務書類はこれを日本語に翻訳したものである。
  2.本書記載の当社の中間財務書類は、「中間財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和52年

  大蔵省令第38号)第76条第1項の規定に従って作成されている。
  3.本書記載の当社の財務書類(原文)は、人民元で表示されている。「円」で表示されている金額は、                    中間財

  務諸表等規則第79条    の規定に基づき、2020年8月31日現在の中国外国為替取引センター(China              Foreign  Exchange
  Trade System)公表の中心値、1人民元=15.39円で換算された金額である。金額は億円単位(四捨五入)で表示さ
  れている。日本円に換算された金額は、四捨五入のため合計欄の数値が総数と一致しない場合がある。なお、当該
  円換算額は、単に便宜上の表示を目的としており、人民元で表示された金額が上記レートで円に換算されることを
  意味するものではない。
  4.本書記載の中間財務書類は独立監査人による監査を受けていない。

  5.円換算額ならびに「2 その他」および「3 香港と日本における会計原則および会計慣行の主要な相違」

  に関する記載は当社の原文の財務書類には含まれていない。
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  1  【中間財務書類】
  中間要約連結財政状態計算書
             未監査     監査済

            2020 年6月30日現在    2019 年12月31日現在
          注記 百万人民元   億円  百万人民元   億円
  資産
  有形固定資産           51,303   7,896  51,758   7,966
  使用権資産           3,291   506  3,520   542
  投資不動産           13,450   2,070  12,141   1,868
  関連会社および共同支配企業に対する投資         6  227,764   35,053  222,983   34,317
  満期保有目的証券         7.1  1,001,314   154,102  928,751  142,935
  貸付金         7.2  651,388  100,249  608,920   93,713
  定期預金         7.3  536,256   82,530  535,260   82,377
  法定拘束性預託金           6,333   975  6,333   975
  売却可能証券         7.4  1,052,029   161,907  1,058,957   162,973
  純損益を通じて公正価値で測定する証券         7.5  150,399   23,146  141,608   21,793
  デリバティブ金融資産         7.6   -  -  428   66
  売戻条件付購入証券           61,202   9,419  4,467   687
  未収投資収益           43,241   6,655  41,703   6,418
  未収保険料           48,395   7,448  17,281   2,660
  再保険貸           5,273   812  5,161   794
  その他の資産           33,378   5,137  34,029   5,237
  繰延税金資産         14   128   20  128   20
             80,889  12,449  53,306   8,204
  現金および現金同等物
            3,966,033   610,372  3,726,734   573,544
  資産合計
  61ページから103ページ(訳者注:原文のページ)の注記は、当該中間要約財務書類の不可分の一部である。

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             チャイナ・ライフ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド(E05940)
                      半期報告書
  中間要約連結財政状態計算書(続き)
             未監査     監査済

            2020 年6月30日現在    2019 年12月31日現在
          注記 百万人民元   億円  百万人民元   億円
  負債および株主資本
  負債
  保険契約         8 2,858,092   439,860  2,552,736   392,866
  投資契約         9  284,882   43,843  267,804   41,215
  未払契約者配当金           114,038   17,550  112,593   17,328
  有利子融資および借入金           20,361   3,134  20,045   3,085
  リース負債           2,960   456  3,091   476
  社債           34,991   5,385  34,990   5,385
  純損益を通じて公正価値で測定する金融負債           4,259   655  3,859   594
  買戻条件付売却証券           48,127   7,407  118,088   18,174
  年金およびその他の保険に係る支払債務           54,774   8,430  51,019   7,852
  前受保険料           2,888   444  60,898   9,372
  その他の負債           107,377   16,525  81,114  12,483
  繰延税金負債         14  10,151   1,562  10,330   1,590
  当期税金負債            181   28  223   34
             775  119  602   93
  法定保険積立金
            3,543,856   545,399  3,317,392   510,547
  負債合計
  株主資本

  株式資本         19  28,265   4,350  28,265   4,350
  その他資本性金融商品         20  7,791  1,199  7,791  1,199
  積立金           205,598   31,642  197,221   30,352
            174,252   26,817  170,487   26,238
  利益 剰余金
            415,906   64,008  403,764   62,139
  当社株主に帰属する株主資本
             6,271   965  5,578   858
  非支配持分
            422,177   64,973  409,342   62,998
  株主資本合計
            3,966,033   610,372  3,726,734   573,544
  負債および株主資本合計
  2020年8月26日に取締役会により発行を承認および認可された。

  王濱          蘇恒軒

  取締役          取締役

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  中間要約連結包括利益計算書
                未監査

              6月30日に終了した6ヶ月間
             2020 年    2019 年
          注記 百万人民元   億円  百万人民元   億円
  収益
  総収入保険料           427,367   65,772  377,976   58,171
  控除:出再保険料           (3,113)   (479)  (2,641)   (406)
  正味収入保険料           424,254   65,293  375,335   57,764
  未経過保険料の正味変動           (16,318)   (2,511)  (14,038)   (2,160)
  正味既経過保険料           407,936   62,781  361,297   55,604
  投資収益         10  72,706  11,189  66,345  10,210
  金融資産に係る正味実現利得         11  10,807   1,663  3,786   583
  純損益を通じた公正価値の変動による正味利得         12  8,606  1,324  13,107   2,017
  その他の収益           4,376   673  3,686   567
  収益合計           504,431   77,632  448,221   69,981
  給付金、保険金および費用

  保険給付金および保険金
  生命保険に係る死亡およびその他の給付金          (62,640)   (9,640)  (83,821)  (12,900)
  傷害医療保険に係る保険金および損害調査費          (24,311)   (3,741)  (21,819)   (3,358)
  保険契約負債の増加          (284,999)   (43,861)  (224,409)   (34,537)
  投資契約の給付金           (5,030)   (774)  (4,617)   (711)
  利益配分による契約者配当金           (14,507)   (2,233)  (10,836)   (1,668)
  保険契約引受および新契約費           (56,518)   (8,698)  (45,595)   (7,017)
  財務費用           (1,772)   (273)  (1,930)   (297)
  事業費           (17,047)   (2,624)  (16,958)   (2,610)
  法定保険積立金繰入額           (803)  (124)  (737)  (113)
  その他費用           (5,260)   (810)  (4,271)   (657)
  給付金、保険金および費用合計          (472,887)   (72,777)  (414,993)   (63,867)
  関連会社および共同支配企業に対する投資純利益           4,020   619  5,665   872

  うち関連会社および共同支配企業収益の
             4,690   722  5,665   872
  持分相当額
  税引前利益         13  35,564   5,473  38,893   5,986
  法人所得税         14  (4,502)   (693)  (964)  (148)
  当期利益           31,062   4,780  37,929   5,837
  帰属:
  -当社株主          30,535   4,699  37,599   5,786
  -非支配持分           527   81  330   51
  基本的および希薄化後1株当たり利益          1.07 人民元  16.47 円 1.32 人民元  20.31 円

          15
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  中間要約連結包括利益計算書(続き)
                未監査

              6月30日に終了した6ヶ月     間
              2020 年    2019 年
            百万人民元   億円  百万人民元   億円
  その他の包括利益
  翌期以降に損益計算書に再分類調整される可能性のあるそ
  の他の包括利益:
  売却可能証券に係る公正価値の変動による利益/(損失)           11,865   1,826  42,263   6,504
  その他の包括利益から純損益への振替額           (10,835)   (1,668)  (4,759)   (732)
  売却可能証券に係る公正価値の変動のうち有配当型保険契
  約者に帰属する額           1,829   281  (11,144)   (1,715)
  持分法における関連会社および共同支配企業の
  その他の包括利益に対する持分相当額            18   3  378   58
  在外営業活動体の為替換算差額            83  13  65  10
  その他の包括利益の構成要素に関連する法人所得税            (568)   (87)  (6,586)  (1,014)
  翌期以降に損益計算書に再分類調整される可能性のあるそ
             2,392   368  20,217   3,111
  の他の包括利益
  翌期以降に損益計算書に再分類調整されない
  その他の包括利益
  持分法における関連会社および共同支配企業の
  その他の包括利益に対する持分相当額           (108)   (17)   -  -
  当期間におけるその他の包括利益(税引後)            2,284   352  20,217   3,111
  当期間における包括利益合計額(税引後)           33,346   5,132  58,146   8,949
  帰属:
  -当社株主           32,800   5,048  57,777   8,892
  -非支配持分           546   84  369   57
  61ページから103ページ(訳者注:原文のページ)の注記は、当該中間要約財務書類の不可分の一部である。

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  中間要約連結株主資本変動表
                  (単位:百万人民元)

              未監査
            6月30日に終了した6ヶ月     間
           当社株主に帰属
          その他資本
        株式資本  性金融商品   積立金  未処分利益  非支配持分   合計
  2019年1月1日現在       28,265   7,791  149,309  130,117   4,919  320,401
  当期利益        -  -  - 37,599   330  37,929
         -  - 20,178   -  39  20,217
  その他の包括利益
  包括利益合計        -  - 20,178  37,599   369  58,146
  当社株主との取引

  積立金への割当        -  -  1,354  (1,354)   -  -
  配当金支払額        -  -  - (4,718)   - (4,718)
  非支配持分への配当金        -  -  -  -  (133)  (133)
  その他        -  -  (107)   -  -  (107)
  当社株主との取引合計        -  -  1,247  (6,072)   (133)  (4,958 )
        28,265   7,791  170,734  161,644   5,155  373,589
  2019年6月30日現在
  2020年1月1日現在       28,265   7,791  197,221  170,487   5,578  409,342

  当期利益        -  -  - 30,535   527  31,062
         -  -  2,265   -  19  2,284
  その他の包括利益
         -  -  2,265  30,535   546  33,346
  包括利益合計
  当社株主との取引

  積立金への割当        -  -  5,936  (5,936)   -  -
  配当金支払額(注記16)        -  -  - (20,834)   - (20,834)
  非支配持分への配当金        -  -  -  -  (161)  (161)
         -  -  176   -  308  484
  その他
  当社株主との取引合計        -  -  6,112  (26,770)   147  (20,511)
        28,265   7,791  205,598  174,252   6,271  422,177
  2020年6月30日現在
  61ページから103ページ(訳者注:原文のページ)の注記は、当該中間要約財務書類の不可分の一部である。

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  中間要約連結株主資本変動表
                   (単位:億円)

              未監査
            6月30日に終了した6ヶ月     間
           当社株主に帰属
          その他資本
        株式資本  性金融商品   積立金  未処分利益  非支配持分   合計
  2019年1月1日現在       4,350  1,199  22,979  20,025   757  49,310
  当期利益        -  -  -  5,786   51  5,837
         -  -  3,105   -  6  3,111
  その他の包括利益
         -  -  3,105  5,786   57  8,949
  包括利益合計
  当社株主との取引

  積立金への割当        -  -  208  (208)   -  -
  配当金支払額        -  -  -  (726)   -  (726)
  非支配持分への配当金        -  -  -  -  (20)  (20)
  その他        -  -  (16)   -  -  (16)
  当社株主との取引合計        -  -  192  (934)   (20)  (763)

         4,350  1,199  26,276  24,877   793  57,495
  2019年6月30日現在
  2020年1月1日現在       4,350  1,199  30,352  26,238   858  62,998

  当期利益        -  -  -  4,699   81  4,780
         -  -  349   -  3  352
  その他の包括利益
         -  -  349  4,699   84  5,132
  包括利益合計
  当社株主との取引

  積立金への割当        -  -  914  (914)   -  -
  配当金支払額(注記16)        -  -  - (3,206)   - (3,206)
  非支配持分への配当金        -  -  -  -  (25)  (25)
         -  -  27   -  47  74
  その他
  当社株主との取引合計        -  -  941  (4,120)   23  (3,157)
         4,350  1,199  31,642  26,817   965  64,973

  2020年6月30日現在
  61ページから103ページ(訳者注:原文のページ)の注記は、当該中間要約財務書類の不可分の一部である。

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  中間要約連結キャッシュ・フロー計算書
                未監査

              6月30日に終了した6ヶ月間
              2020 年    2019 年
            百万人民元   億円  百万人民元   億円
  営業活動による正味キャッシュ・インフロー           182,792   28,132  150,290   23,130
  投資活動によるキャッシュ・フロー

  売却および満期           305,627   47,036  360,314   55,452
  取得           (394,808)   (60,761)  (485,617)   (74,736)
  関連会社および共同支配企業への投資           (2,319)   (357)  (16,122)   (2,481)
  定期預金(純額)の減少    /(増加)       (972)  (150)  2,815   433
  売戻条件付購入証券(純額)の減少/(増加)           (57,015)   (8,775)   6,688  1,029
  受取利息           61,162   9,413  61,167   9,414
  受取配当金            9,536  1,468  8,552  1,316
  契約者貸付(純額)の増加           (9,850)  (1,516)  (13,705)   (2,109)
  投資活動による正味キャッシュ・アウトフロー           (88,639)  (13,642)  (75,908)  (11,682)
  財務活動によるキャッシュ・フロー

  買戻条件付売却証券による収入(純額)の減少           (69,331)  (10,670)  (101,645)   (15,643)
  支払利息           (2,568)   (395)  (1,685)   (259)
  借入金返済            (523)   (80)   -  -
  当社株主への配当金支払額            (201)   (31)  (3,527)   (543)
  非支配持分への配当金支払額            (161)   (25)  (133)   (20)
  社債発行による収入            -  - 34,988   5,385
  借入金            681  105   26   4
  リース負債元本部分の返済            (670)  (103)  (511)   (79)
  非支配持分による子会社への資本注入            6,795  1,046  4,896   753
  その他の財務活動への支払額            (704)  (108)  (346)   (53)
  財務活動による正味キャッシュ・アウトフロー           (66,682)  (10,262)  (67,937)  (10,456)
  現金および現金同等物に係る為替差益            112   17   5  1

  現金および現金同等物の正味増加           27,583   4,245  6,450   993
  現金および現金同等物

  期首残高           53,306   8,204  50,809   7,820
  期末残高           80,889  12,449  57,259   8,812

  現金および現金同等物の内訳

  手元現金および要求払い預金           78,512  12,083  56,056   8,627
  短期銀行預金            2,377   366  1,203   185
  61ページから103ページ(訳者注:原文のページ)の注記は、当該中間要約財務書類の不可分の一部である。

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  中間要約連結財務書類に対する注記
  2020年6月30日に終了した6ヶ月間

  1 組織および主要な活動

  中国人寿保険股   份有限公司(以下「当社」という。)は、中国人寿保険(集団)公司(以下「CLIC」という。旧中

  国人寿保険公司)とその子会社のリストラクチャリングの一環として、有限株式会社として2003年6月30日に中華
  人民共和国(以下「中国」という。)において設立された。当社とその子会社を、これより総称して「当グルー
  プ」とする。当グループの主要な活動は生命、医療、傷害およびその他の個人保険事業、個人保険契約を対象とす
  る再保険事業、中国国内法および規定により認可された、または中国国務院等の許可を受けたファンド運用事業で
  ある。登記事務所の住所は、中華人民共和国北京市西城区金融大街16号である。当社は、ニューヨーク証券取引
  所、香港証券取引所および上海証券取引所に上場している。
  当該未監査中間要約連結財務書類は、別段の記載がある場合を除き、百万人民元で表示されている。当該中間要約

  連結財務書類は、2020年8月26日に当社の取締役会において発行を承認されたものである。
  2 作成基準

  当該未監査中間要約連結財務書類は、国際会計基準審議会(以下「IASB」という。)が公表した国際会計基準第34

  号「中間財務報告」に準拠して作成されている。当該中間要約連結財務書類は、国際会計基準(以下「IFRS」とい
  う。)に準拠して作成された2019年12月31日終了事業年度における連結年次財務書類と併せて読まれるべきであ
  る。
  以下に記載された基準および修正を除き、適用される会計方針は2019年12月31日終了事業年度における連結財務書

  類に適用されるものと一致しており、年次財務書類に記載されるとおりである。
  2.1 2020年1月1日から開始する事業年度に当グループにより新たに適用された新会計基準

   および修正
    基準/修正        内容       適用事業年度

  IFRS第3号(修正)      「事業の定義」        2020年1月1日または
                それ以後に開始する事業年度
  IAS第1号及びIAS第8号(修      「重要性があるの定義」        2020年1月1日または
  正)
                それ以後に開始する事業年度
  IFRS第9号、IAS第39号及び      「金利指標改革」        2020年1月1日または
  IFRS第7号(修正)
                それ以後に開始する事業年度
  IFRS第16号(修正)      「COVID-19に関連した賃料減免(早期適        2020年6月1日または
        用)」
                それ以後に開始する事業年度
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  IFRS第3号  (修正) 「事業の定義」
  IASBは2018年10月に、IFRS第3号「企業結合」における事業の定義の修正を公表した。本修正は、事業の定義を明

  確化にし、追加のガイダンスを提供している。本修正では、統合された一連の活動と資産の組み合わせには、最低
  限、インプットおよびアウトプットの創出能力に大きく寄与する実質的なプロセスが必要である事が明確にされ
  た。事業は、アウトプットの創出に必要となるすべてのインプットとプロセスを含まなくとも存在するとしてい
  る。本修正は、市場参加者が事業を統合し、継続してアウトプットを創出するかどうかについての評価を廃止して
  いる。その代り、取得したインプットおよび取得した実質的なプロセスが一体で、アウトプットを創出する能力に
  大きく寄与するかどうかに焦点があてられている。本修正はまた、アウトプットの定義を絞りこみ、顧客に提供さ
  れる商品またはサービス、投資収益または通常の活動から生じるその他の収益に焦点をあてている。さらに、この
  修正では取得したプロセスが実質的であるかどうかを評価するためのガイダンスを追加し、取得した一連の活動お
  よび資産が事業となるかどうかを判定するための単純化された任意の評価方法(公正価値集中テスト)が新たに容
  認された。当グループは、2020年      1月1日またはそれ以後に   発生した取引またはその他のイベントに対し        将来に向
  かって 適用し た。 当グループは、2020年1月1日より当修正を適用予定である。本修正は、当グループの連結財務
  書類に重大な影響を及ぼさない。
  IAS第1号及びIAS第8号     (修正) 「重要性があるの定義」

  IASBは2018年10月に、重要性の新たな定義を提供するために、IAS第1号「財務諸表の表示」およびIAS第8号「会

  計方針、会計上の見積りの変更及び誤謬」の修正を公表した。新しい定義では、「情報は、それを省略、誤表示ま
  たは覆い隠したときに、財務諸表の主要な利用者が当該財務諸表に基づいて行う意思決定に影響を与えると合理的
  に予想し得る場合には重要性がある」と定めている。本修正では、重要性は、情報の性質または大きさにより左右
  されることを明確にしている。情報の誤表示は、主要な利用者が行う意思決定に影響を与えると合理的に予想し得
  る場合には、重要性がある。本修正は、当グループの連結財務書類に重大な影響を及ぼさない。
  IFRS第9号およびIAS第39号及びIFRS第7号(修正)         「金利指標改革」

  IASBは2019年9月に、銀行間取引金利(IBOR)改革により影響を受けたヘッジ会計への対応を目的に、IFRS第9号

  「金融商品」、IAS第39号「金融商品:認識及び測定」及びIFRS第7号「金融商品:開示」の修正を公表した。本
  修正は、既存の金利指標を置き換える前の不確実性がある期間中にヘッジ会計を継続可能にする暫定的な救済措置
  を提供している。本修正は、当グループの連結財務書類に重大な影響を及ぼさない。
  IFRS 第16号(修正)   「COVID-19に関連した賃料減免(早期適用)」

  IASBは2020年5月に、COVID-19の感染拡大に直接起因する賃料減免について、リースの条件変更の会計処理に関す

  るIFRS第16号のガイダンスの適用を免除する救済措置を借手に与えるためにIFRS第16号(修正)を公表した。当修
  正は借手には適用されない。
  実務上の便法は、COVID-19に直接起因する賃料減免であり、(ⅰ)リース料の変更が、実質的に変更直前のリース

  の対価と同じ、またはそれ未満となるようなリースの改定をもたらす、(ⅱ)2021年6月30日以前を当初の期日と
  していた支払いに対してのみ影響を及ぼすリース料の減少、(ⅲ)リースのその他の契約条項や条件に実質的に変
  更がないという条件すべてを満たす場合にのみ適用される。本改訂は2020年6月1日以降に開始される事業年度か
  ら適用され、早期適用も認められている。
  当グループは本修正を2020年1月1日に早期適用した。当グループは、COVID-19に直接起因する重要となる金額の

  賃料減免を計上していないため、本修正は、当グループの連結財務書類に重大な影響を及ぼさない。
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  2.2 2020年1月1日を開始とする事業年度に当グループが適用の一時的免除を適用した新会計基準および修正
    基準/修正        内容       適用事業年度

  IFRS第9号      「金融商品」        2018年1月1日
  IFRS 第9号 「金融商品」

  2014年7月、IASBは、IAS第39号およびIFRS第9号の従前のすべてのバージョンを置き換える金融商品プロジェク

  トの全段階をとりまとめた、IFRS第9号(最終版)を公表した。当該基準は、分類および測定、減損、ならびに
  ヘッジ会計に対し新要件を導入している。IFRS第9号は2018年1月1日以降に開始する事業年度から適用され、早
  期適用も認められている。当グループは基準の適用による影響を現在評価しており、ならびにIFRS第9号の適用
  は、当グループの連結財務書類における当グループの金融商品の分類、測定および減損に影響すると考えている。
  当グループは、IFRS第9号ではなくIAS第39号を適用するため、IFRS第9号「金融商品」のIFRS第4号「保険契
  約」との適用(以下「IFRS第4号修正」という。)において認められた一時的免除をIFRS第17号の発効日まで適用
  する。詳細については注記17を参照のこと。
  分類および測定

  IFRS第9号では、当グループはビジネスモデルの適用(契約上のキャッシュ・フローの回収、契約上のキャッ

  シュ・フローの回収および金融資産またはその他のビジネスモデルの売却のために保有)および契約上のキャッ
  シュ・フローの特性(元本および元本残高に対する利息の支払か否か)の両方にもとづいて負債性金融商品を分類
  することを求められている。元本および元本残高に対する利息の支払であるキャッシュ・フローが生じない負債性
  金融商品は、純損益を通じて公正価値で測定される。元本および元本残高に対する利息の支払であるキャッシュ・
  フローが生じるその他の負債性金融商品は、それぞれのビジネスモデルを基に、償却原価、その他の包括利益を通
  じて公正価値(以下「FVOCI」という。)または損益を通じて公正価値で測定する金融負債に係る損益(以下
  「FVTPL」という。)で測定される。当グループは、2020年6月30日現在、金融資産の契約上のキャッシュ・フ
  ローの特性を分析し、注記17に関連情報の開示を行った。
  トレーディング目的で保有していない特定の金融性資本商品をFVOCIで測定することを当グループが選択しない限

  り、金融性資本商品は一般的に純損益を通じて公正価値で測定される。現在売却可能有価証券に分類されている金
  融性資本商品に係る未実現損益は、収益勘定に計上されることとなる。現在、当該未実現損益はその他の包括利益
  において認識されている。金融性資本商品をFVOCIで測定することを当グループが選択した場合、投資費用の一部
  回収とみなされない受取配当金を除き、商品売却による損益は利益剰余金において認識される。
  減損

  IFRS第9号では、「発生損失」モデルを、より将来を見据えた情報を含むように作成された「予想信用損失」モデ

  ルに置き換えた。当グループは、IFRS第9号において求められる主要モデルの開発ならびにテスト、予想信用損失
  に係る引当金に対する影響を分析中であり、「予想信用損失」モデルでの当グループの負債性金融商品に対する引
  当金見積額は、従前の「発生損失」モデルにおける引当金見積額を上回る。
  ヘッジ会計

  当グループは現在ヘッジ会計を適用していないため、IFRS第9号における新しいヘッジ会計モデルは当グループの

  連結財務書類に影響を及ぼさない。
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  2.3 発行前であり、かつ2020年1月1日を開始とする事業年度に当グループが早期適用していない
   新会計基準および修正 
    基準/修正        内容       適用事業年度

  IFRS第17号      「保険契約」        2023年1月1日または
                それ以後に開始する事業年度
  IFRS第10号および      「投資者とその関連会社または共同支配企        未定だが早期適用は認められ
        業との間の資産の売却または拠出」        る。
  IAS第28号(修正)
  当グループは、公表はされているが、発行前のいかなる他の基準、解釈指針または修正の早期適用は行っていな

  い。
  IFRS第17号  「保険契約」

  2017年5月に、ISABは保険契約の認識、測定、表示及び開示を包括的に規定する新たな会計基準である                    IFRS第17

  号「保険契約」を公表した。当該基準はIFRS第4号を置き換えるものである。
  IFRS第4号では、測定目的のために、暫定的な会計基準としての位置づけで各国の既存の会計方針を引き継ぐこと

  を容認していたのに対し、IFRS第17号では、保険契約に関し包括的なモデル(一般モデル)を定めており、直接連
  動型の有配当契約に向けた変動手数料アプローチおよび主に短期契約である特定の損害保険契約に向けた保険料配
  分アプローチにより補完される。
  保険契約の新しい会計モデルの主な特徴は以下の通りである。

  ・履行キャッシュ・フロー(将来キャッシュ・フローの期待現在価値および明示的なリスク調整を含む)は、報告

  期間ごとに再測定される。
  ・契約上のサービスマージンは、保険契約の未稼得利益を表現するものであり、カバー期間にわたり損益として認
  識される。
  ・将来キャッシュ・フローの期待現在価値における一定の変動は、契約上のサービスマージンに対して調整され、
  従って、残存カバー期間にわたり損益として認識される。
  ・割引率の変更による影響は、適用する会計方針により決定され、損益またはその他の包括利益のいずれかにおい
  て報告される。
  ・包括利益計算書における保険収益および保険サービス費用は、報告期間中に提供されたサービスの概念に基づき
  認識する。
  ・保険事故が発生したかどうかにかかわらず、保険契約者が常に受け取る金額(区分できない投資構成要素)は包
  括利益計算書において表示せず、財政状態計算書において直接認識する。
  ・保険サービスの業績は、保険金融収益または費用とは別に表示する。
  ・保険契約に起因して認識された金額や保険契約に起因するリスクの性質ならびに程度に関する情報を提供すべく
  広範な開示規定が設けられている。
  IASBは2020年6月、IFRS第17号の発行日を2023年1月1日以降に開始される年次報告書期間に延期することを含

  む、IFRS第17号の修正を公表した。IFRS第9号の適用延期の要件を満たす保険会社は、IFRS第17号およびIFRS第9
  号の両方を2023年1月1日以降に開始される年次報告書期間に初めて適用することができる。当グループは、基準
  の導入による影響を現在評価中である。
  IFRS第17号を除き、発行前であるが、当グループの財政状態および業績に重大な影響を及ぼす可能性のあるIFRS基

  準またはIFRIC解釈指針はない。
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  3 会計方針適用における重要な会計上の見積りおよび判断
  連結中間要約財務書類の作成には、会計方針の適用ならびに資産および負債、収益および費用の計上額に影響を及

  ぼす経営陣の判断、見積りおよび仮定が必須となる。実際の結果は当該見積りと異なることがある。
  当該中間要約連結財務書類の作成にあたって、経営陣の重要な判断が当グループの会計方針適用時に用いられてお

  り、見積りに用いる主要な情報源の不確実性は、2019年12月31日終了事業年度における連結財務書類に適用される
  ものと同等である。
  4 金融リスク管理

  当グループの活動は様々な金融リスクに晒されている。主な金融リスクとは、金融資産の売却による受取金が、当

  グループの保険および投資契約から生じた債務の返済に足らないことである。金融リスクの最も重要な構成要素は
  市場リスク、信用リスクおよび流動性リスクである。
  当該中間要約連結財務書類は、年次の連結財務書類上で求められるすべての金融リスク管理情報および開示を網羅

  していないため、2019年12月31日現在における当グループの年次連結財務書類と併せて読まれるべきである。
  2019年12月31日以降、当グループのリスク管理プロセスに重要な変更はなく、またリスク管理方針にも重要な変更

  はない。
  公正価値ヒエラルキー

  レベル1の公正価値は、企業が測定日現在に入手可能な活発な市場における類似資産または負債の取引相場価格

  (未調整)に基づいている。
  レベル2の公正価値は、レベル1の取引相場価格以外の重要なインプットを用いた評価手法を用いており、この測

  定対象資産の重要なインプットでは観察可能な市場データの裏付けを通じて、ほぼ全期間にわたり直接的または間
  接的に観察可能である。レベル2に分類される証券の公正価値を測定する際に一般的に用いられる観察可能なイン
  プットには、活発な市場における類似資産の取引相場価格や、活発ではない市場における同一または類似の資産の
  取引相場価格およびその他の観察可能な市場インプットが含まれる。このレベルには、価格提供サービス業者から
  入手可能な相場の負債性証券が含まれる。価格提供サービス業者が提供する公正価値は、経営陣による多数の検証
  手続きの対象となっている。これらの手続きには、利用した評価モデルおよび当該モデルの結果の見直しや、価格
  決定サービス業者から入手した価格を各期間末現在で再計算することが含まれている。
  一定の状況下において、当グループは独立した第三者の価格提供サービス業者から価格情報を受領しないことがあ

  る。この場合、当グループ評価チームは、内部開発した評価手法を測定対象資産または負債に適用することを選択
  し、評価のための主要なインプットを決定し、および評価の変更の分析ならびに経営陣への報告を行う可能性があ
  る。内部評価における主要なインプットは、観察可能な市場データに基づいていない。これらには、経営陣の判断
  と経験に基づいて導き出された仮定が反映されている。当該手法により評価された資産および負債は一般的にレベ
  ル3に分類される。
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  2020年6月30日現在にレベル1に分類された資産は、経常的に公正価値で測定する資産の約35.33%を占めてい
  る。レベル1に分類された公正価値測定には、活発な市場または銀行間市場で取引される特定の負債性証券および
  持分証券、ならびに公表価格を持つオープンエンド型の投資信託が含まれる。金融商品の市場が活発であるか否か
  を判断する際、当グループでは特定期間内の取引頻度、各取引量や、観察可能な取引における負債性証券の内在利
  回りと、関連する現在の市価および情報に対する当グループの理解とが異なる度合い等を含む、特定の要因を組み
  合わせて検討している。中国銀行間市場による取引価格は、双方の取引当事者により決定されるため、公的に観察
  可能な価格である。当社は、報告日現在に中国銀行間市場で取引された負債性証券の取引価格を、その負債性証券
  の公正価値として採用しており、当該投資をレベル1に分類している。オープンエンド型投資信託も同様に、活発
  な市場で取引されている。投資信託の運用会社は、当該投資信託の純資産価額を各取引日にウェブサイトで公表し
  ている。投資家は、投資信託の運用会社が各取引日に公表する当該投資信託の純資産価額に基づいて、当該投資信
  託のユニットを購入および償還している。当社は、報告日現在における当該投資信託の未調整の純資産価額を公正
  価値として採用しており、当該投資をレベル1に分類している。
  2020年6月30日現在にレベル2に分類された資産は、経常的に公正価値で測定する資産の約43.56%を占めてい

  る。これらには主に、一部の負債性証券および持分証券が含まれる。評価は通常、第三者の価格提供サービス業者
  から同等または類似する資産の価格を入手するか、または観察可能な市場インプットを用いた評価手法を利用する
  か、あるいは最新の取引相場価格を入手して実施される。評価サービス業者は一般的に、市場取引関連の情報や複
  数の情報源から得た他の重要な評価モデル・インプットを収集、分析および解釈し、広く認められている内部評価
  モデルを使用することで、多様な証券の理論価格を提供している。負債性証券は、中国銀行間市場または評価サー
  ビス業者から入手した最新の取引相場価格で評価している場合、レベル2に分類している。
  2020年6月30日現在にレベル3に分類された資産は、経常的に公正価値で測定する資産の約21.11%を占める。こ

  れには主に、非上場の持分証券および非上場の負債性証券が含まれる。公正価格の決定には、割引キャッシュ・フ
  ロー・モデルおよび類似企業比較法等といった評価手法を用いている。             レベル3の決定は主に特定の観察不可能な
  インプットの重要性に基づいている。
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  以下の表は、2020年6月30日現在において公正価値で測定された金融資産および負債に関する当グループの公正価
  値測定ヒエラルキーの定量情報を示している:
                 (単位:百万人民元)

             使用した公正価値測定
           活発な
              重要な   重要な
           市場における   観察可能な   観察不可能な
           相場価格   インプット   インプット   合計
           レベル1   レベル2   レベル3
  公正価値測定を行った資産
  売却可能証券
  -持分証券
  ファンド          82,333    -   -  82,333
  普通株式          237,608   17,572    -  255,180
  優先株式           -   -  59,550   59,550
  理財商品           -  38,396    -  38,396
  その他          11,976   17,720   72,913   102,609
  -負債性証券
  国債          680  22,524    -  23,204
  政府機関債          11,908   149,630    -  161,538
  社債          1,962  131,240    -  133,202
  劣後債           -  54,501    -  54,501
  その他           -  3,889  116,991   120,880
  純損益を通じて公正価値で測定する証券
  -持分証券
  ファンド          16,612   81   -  16,693
  普通株式          49,342   444   -  49,786
  その他           -  200   -  200
  -負債性証券
  国債           69   673   -  742
  政府機関債          305  5,651   -  5,956
  社債          4,732   71,290   16  76,038
  その他           -  984   -  984
  合計          417,527   514,795   249,470  1,181,792
  公正価値測定を行った負債

  純損益を通じて公正価値で測定する金融負債
            (4,259)    -   -  (4,259)
  純損益を通じて公正価値で測定する投資契約           (10)   -   -  (10)
  合計          (4,269)    -   -  (4,269)
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  以下の表は、2020年6月30日に終了した6ヶ月間におけるレベル3資産および負債の公正価値測定の変動を示して
  いる:
                 (単位:百万人民元)
             純損益を通じ
             て公正価値で   デリバティブ
         売却可能証券    測定する証券   金融資産   資産合計
             負債性証券
        負債性証券   持分証券
  期首残高       105,650   128,899    16   428  234,993
  購入       11,152   650      -  11,802
  レベル3への振替        -   -   -   -   -
  レベル3からの振替        -   -   -   -   -
  損益に認識された利益/(損失)        -   -   -  (121)   (121)
  その他の包括利益に認識された利
  益/(損失)       546  3,964   -   -  4,510
  売却または交換        -  (1,050 )   -  (307)  (1,357)
  満期        (357 )   -   -   -  (357)
  期末残高       116,991   132,463    16   -  249,470
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                      半期報告書
  以下の表は、2019年12月31日現在において公正価値で測定された金融資産および負債に関する当グループの公正価
  値測定ヒエラルキーの定量情報を示している:
                 (単位:百万人民元)

             使用した公正価値測定
           活発な
              重要な   重要な
           市場における   観察可能な   観察不可能な
           相場価格   インプット   インプット   合計
           レベル1   レベル2   レベル3
  公正価値測定を行った資産
  売却可能証券
  -持分証券
  ファンド          102,349    -   -  102,349
  普通株式          214,206   22,117    -  236,323
  優先株式           -   -  58,314   58,314
  理財商品           -  32,640    -  32,640
  その他           -  28,319   70,585   98,904
  -負債性証券
  国債          2,620   21,138    -  23,758
  政府機関債          24,305   146,884    -  171,189
  社債          5,360  143,095    -  148,455
  劣後債          1,069   52,853    -  53,922
  その他           -  6,817  105,650   112,467
  純損益を通じて公正価値で測定する証券
  -持分証券
  ファンド          16,023   78   -  16,101
  普通株式          40,070   211   -  40,281
  その他           -   20   -   20
  -負債性証券
  国債           33   8   -   41
  政府機関債          362  6,497   -  6,859
  社債          7,999   69,200   16  77,215
  その他           -  1,091   -  1,091
  デリバティブ金融資産           -   -  428   428
  合計          414,396   530,968   234,993  1,180,357
  公正価値測定を行った負債

  純損益を通じて公正価値で測定する金融負債          (3,859)    -   -  (3,859)
  純損益を通じて公正価値で測定する投資契約           (10)   -   -  (10)
  合計          (3,869)    -   -  (3,869)
            53/93








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                      半期報告書
  以下の表は、2019年6月30日に終了した6ヶ月間におけるレベル3資産の変動を示している:
                 (単位:百万人民元)
                デリバティブ
         売却可能証券    資産合計   金融負債   負債合計
        負債性証券   持分証券
  期首残高       79,248   100,000   179,248   (1,877)   (1,877)
  購入       1,953    4,213   6,166   -   -
  レベル3への振替        -   -   -   -   -
  レベル3からの振替        -   (1,780)   (1,780)    -   -
  損益に認識された利益/(損失)        -   -   -  404   404
  その他の包括利益に認識された
  利益/(損失)        (86)  2,371   2,285   -   -
  売却または交換        -   (4,000)   (4,000)   1,473   1,473
  満期        (368)   -  (368)   -   -
  期末残高        80,747   100,804   181,551    -   -
  レベル3に分類された上記の公正価値測定された資産および負債は、当グループの損益には重要な影響を及ぼさな

  い。
  2020年6月30日に終了した6ヶ月間において、継続的に公正価値で測定される資産および負債の12,964百万人民元

  の負債性証券(2019年6月30日に終了した6ヶ月間:24,200百万人民元)が公正価値ヒエラルキーの中で、レベル
  1からレベル2へ振り替えられたのに対し、3,150百万人民元の負債性証券(2019年6月30日に終了した6ヶ月
  間: 15,599 百万人民元)がレベル2からレベル1へ振り替えられた。重要な持分証券はレベル1からレベル2へ振
  替られていないのに対し(2019年6月30日に終了した6ヶ月間:振替なし)、1,870百万人民元の持分証券(2019
  年6月30日に終了した6ヶ月間:5,739百万人民元)がレベル2からレベル1へ振替えられた。
  2020年6月30日および2019年6月30日に終了した6ヶ月間において、当グループの金融資産および金融負債の公正

  価値に影響を及ぼす可能性のある事業または経済環境の重大な変更はなかった。金融資産の再分類も実施されな
  かった。
  2020年6月30日および2019年12月31日時点で、割引率および流動性ディスカウントなど、重要な観察不可能なイン

  プットが、レベル3に分類された公正価値で測定された主な資産および負債の評価に使用された。公正価値はこれ
  らの重要な観察不可能なインプットの合理的変化に対し特別に反応しなかった。
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  以下の表は、2020年6月30日および2019年12月31日時点における、レベル3に分類された公正価値で測定する主な
  資産と負債の評価に使用された重要な観察不能なインプットを示している。
                  (単位:百万人民元)

                   公正価値と
                   観察不能
            重要な
                   インプット
           観測不能
                   との関係
      公正価値   評価技法  インプット    範囲
    2020 年6月  2019 年12月       2020 年6月  2019 年12月
    30日現在  31日現在       30日現在  31日現在
                   流動性
         類似企業
           流動性ディス
  持分証券   25,643  26,265       13%-35%  11%-35%
                  ディスカウントに
           カウント
         比較法
                   反比例
     31,547  28,346  純資産法  該当なし  該当なし  該当なし   該当なし
         割引
              3.80%  3.80%
     73,465  72,477 キャッシュ・   割引率       割引率 に反比例
              -6.38%  -6.38%
         フロー法
         割引
              3.88%  3.02%
  負債性証券   116,991  105,666     割引率       割引率 に反比例
         キャッシュ・
              -9.53%  -6.22%
         フロー法
  デリバティブ                 流動性
         類似企業
           流動性ディス
  金融資産      428      該当なし   15%  ディスカウントに
      -
           カウント
         比較法
                   反比例
  5 セグメント情報

  5.1 事業別セグメント

  当グループは、4つの事業別セグメントを有している。

  (i) 生命保険事業(以下「生命保険」という。)

   生命保険事業は、重要な保険リスクの移転を伴わない生命保険契約などを含む、生命保険契約の販売に主に
   関連している。
  (ⅱ)  医療保険事業(以下「医療保険」という。)

   医療保険事業は、重要な保険リスクの移転を伴わない医療保険契約などを含む、医療保険契約の販売に関連
   している。
  (ⅲ)  傷害保険事業(以下「傷害保険」という。)

   傷害保険事業は、主に傷害保険契約の販売に関連している。
  (ⅳ)  その他事業(以下「その他」という。)

   その他事業は、主に注記18に記載されているCLIC等との代理店業務の収益および費用、関連会社および共同
   支配企業の収益の正味持分、子会社の収益および費用、ならびに当グループの未配分収益および支出に関連
   している。
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  5.2 収益および費用の配分基準
  投資収益、金融資産に係る正味実現利得、損益を通じた公正価値の変動による正味利得、およびその他の費用に計

  上される為替差益(差損)は、期首および期末現在における各セグメントの保険契約および投資契約の負債平均額
  に応じてセグメント間で配分される。管理費および特定のその他の費用は、異なるセグメントにおける商品の単価
  に応じてセグメント間で配分される。未配賦のその他の収益およびその他の費用は「その他」セグメントに直接表
  示される。法人税は配分されない。
                  (単位:百万人民元)
           2020 年6月30日に終了した6ヶ月間
        生命保険  医療保険  傷害保険   その他   消去  合計
  収益
        346,137   72,264   8,966   -  - 427,367
  総収入保険料
  -定期
        1,240   -  -  -  -
        39,020   -  -  -  -
  -終身
        59,252   -  -  -  -
  -養老
        246,625   -  -  -  -
  -年金
  正味既経過保険料
        345,591   54,693   7,652   -  - 407,936
        66,539   4,242   222  1,703   -  72,706
  投資収益
        10,017   637   33  120   -  10,807
  金融資産に係る正味実現利得
  損益を通じた公正価値の変動に
        7,249   460   24  873   -  8,606
  よる正味利得
         503   29   -  4,861  (1,017 )  4,376
  その他の収益
  うちセグメント間収益
         -  -  -  1,017  (1,017 )  -
        429,899   60,061   7,931  7,557  (1,017)  504,431

  セグメント別収益
  給付金、保険金および費用

  保険給付金および保険金
  生命保険に係る死亡およびそ
        (60,684)   (1,941)   (15)   -  - (62,640)
  の他の給付金
  傷害医療保険に係る保険金お
         - (20,724)   (3,587)   -  - (24,311)
  よび損害調査費
        (268,204)   (16,685)   (110)   -  - (284,999)
  保険契約負債の増加
        (5,024)   (6)   -  -  -  (5,030)
  投資契約の給付金
        (14,433)   (74)   -  -  - (14,507)
  利益配分による契約者配当金
  保険契約引受および保険契約新
        (43,763)   (8,799)  (2,733)  (1,223)   - (56,518)
  契約費
        (1,286)   (81)   (4)  (401)   -  (1,772)
  財務費用
        (10,684)   (3,829)  (1,226)  (1,308)   - (17,047)
  事業費
         (550)  (189)   (64)   -  -  (803)
  法定保険積立金拠出額
        (3,421)   (345)   (80)  (2,431)   1,017  (5,260)
  その他の費用
  うちセグメント間費用
         (953)   (61)   (3)   -  1,017   -
  セグメント別給付金、保険金お

        (408,049)   (52,673)   (7,819)  (5,363)   1,017  (472,887)
  よび費用
  関連会社および共同支配企業に
         -  -  -  4,020   -  4,020
  対する投資純利益
  うち関連会社および共同支配企
         -  -  -  4,690   -  4,690
  業収益の持分相当額
  セグメント別利益
        21,850   7,388   112  6,214   -  35,564
                    (4,502 )
  法人所得税
                    31,062

  当期利益
  帰属:
                    30,535
  -当社株主
                     527
  -非支配持分
  当社の株主資本に帰属するその
        1,889   120   6  250   -  2,265
  他の包括利益
        1,539   528  180  292   -  2,539
  減価償却費および償却費
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                  (単位:百万人民元)

           2019 年6月30日に終了した6ヶ月間
        生命保険  医療保険  傷害保険   その他   消去  合計
  収益
        307,461   62,416   8,099   -  - 377,976
  総収入保険料
  -定期      1,238   -  -  -  -
        28,931   -  -  -  -
  -終身
        62,020   -  -  -  -
  -養老
        215,272   -  -  -  -
  -年金
  正味既経過保険料
        307,009   46,989   7,299   -  - 361,297
        61,445   3,653   220  1,027   -  66,345
  投資収益
        3,551   211   13  11   -  3,786
  金融資産に係る正味実現利得
  損益を通じた公正価値の変動に
        11,727   696   42  642   -  13,107
  よる正味利得
         485   30   -  3,910   (739)  3,686
  その他の収益
  うちセグメント間収益       -  -  -  739  (739)   -
        384,217   51,579   7,574  5,590   (739)   448,221

  セグメント別収益
  給付金、保険金および費用

  保険給付金および保険金
  生命保険に係る死亡およびそ
        (82,129)   (1,673)   (19)   -  - (83,821)
  の他の給付金
  傷害医療保険に係る保険金お
         - (18,874)   (2,945)   -  - (21,819)
  よび損害調査費
        (209,451)   (14,927)   (31)   -  - (224,409)
  保険契約負債の増加
        (4,610)    (7)   -  -  -  (4,617)
  投資契約の給付金
         (10,780)    (56)   -  -  - (10,836)
  利益配分による契約者配当金
  保険契約引受および保険契約新
        (34,449)   (7,448)  (2,648)  (1,050)   - (45,595)
  契約費
        (1,484)   (89)   (5)   (352)   -  (1,930)
  財務費用
        (10,614)   (3,583)  (1,335)  (1,426)   - (16,958)
  事業費
         (510)  (162)   (65)   -  -  (737)
  法定保険積立金拠出額
        (2,850)    (254)   (67)  (1,839)   739  (4,271)
  その他の費用
  うちセグメント間費用
         (696)    (40)   (3)   -  739   -
  セグメント別給付金、保険金お

        (356,877)   (47,073)   (7,115)   (4,667)   739  (414,993)
  よび費用
  関連会社および共同支配企業に
         -  -  -  5,665   -  5,665
  対する投資純利益
  うち関連会社および共同支配
         -  -  -  5,665   -  5,665
  企業収益の持分相当額
        27,340   4,506   459  6,588   -  38,893

  セグメント別利益
                     (964)
  法人所得税
                    37,929

  当期利益
  帰属:
                    37,599
  -当社株主
                     330
  -非支配持分
  当社の株主資本に帰属するその
        18,497   1,098   67  516   -  20,178
  他の包括利益
        1,262   400  160  208   -  2,030
  減価償却費および償却費
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  6 関連会社および共同支配企業投資
                 (単位:百万人民元)

               6月30日に終了した6ヶ月間
               2020 年   2019 年
  1月1日現在
                222,983    198,772
  費用の変動               2,291    15,801
  損益の持分相当額               4,690    5,665
  その他の資本の変動               111    335
  宣言された配当   (i)            (1,604)    (1,013)
  減損損失  (ⅱ)             (707)    -
  6月30日現在
                227,764    219,560
  (ⅰ)普通株式1株当たり0.026香港ドルの2019年度最終配当金は、2020年5月20日に開催された認購遠洋集團控股有限公司

   (以下「遠洋集團」という。)の年次株主総会において承認および宣言された。当社の未収現金配当は、2020年6月30
   日現在54百万人民元に相当する。
   普通株式1株当たり0.0604人民元の2019年度最終配当金は、2020年5月22             日に開催された   中国聯合通信有限公司

   (China United Network  Communications   Limited)  (以下、「チャイナ・ユニコム」という。)        の年次株主総会において
   承認および宣言された。当社は、193百万人民元の配当金を当期中に受領した。
  (ⅱ)当グループの関連会社である遠洋集團は香港で上場しており、2020年6月30日の遠洋集團の株価は1株当たり1.86香港ド

   ルであった。2019年12月31日現在、当グループが計上した遠洋集團への投資に対する減損損失累計額は25.1億人民元で
   あった。当グループは、2020年6月30日に当該投資に対し減損テストを実施した。2020年6月30日に終了した6ヶ月間
   において、割引将来キャッシュ・フローを使用し評価した結果、さらに707百万人民元の減損損失を認識した。当グルー
   プは、開発不動産および投資不動産の異なる将来キャッシュ・フローの特徴を考慮し、個別に評価している。評価に適
   用した割引率は、開発不動産および投資不動産それぞれ10%および8%であった。
  次へ

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  7 金融資産
  7.1 満期保有目的証券

                 (単位:百万人民元)

              2020 年6月30日
                  2019 年12月31日
               現在    現在
  負債性証券
  国債              219,870    215,928
  政府機関債              479,405    401,799
  社債              196,454    198,322
                105,585    112,702
  劣後債
                1,001,314    928,751
  合計
  負債性証券

  中国本土において上場              210,532    209,123
  香港、中国において上場               160    157
  海外市場において上場               84    62
                790,538    719,409
  非上場(ⅰ)
                1,001,314    928,751
  合計
  (ⅰ) 非上場の負債性証券は、中国銀行間市場で取引される負債性証券を含む。

  満期保有証券の公正価値は、公正価値で評価されている負債性証券を参照して決定される。注記4参照。2020年6

  月30日現在、満期保有目的証券投資への引当金繰入額は17百万人民元であった(2019年12月31日現在:17百万人民
  元)。
                  (単位:百万人民元)

        2020 年6月30日現在       2019 年12月31日現在
  負債性証券
  -公正価値
       レベル1  レベル2   合計  レベル1  レベル2   合計
  ヒエラルキー
  国債      99,368  137,636  237,004   15,749  212,449  228,198
  政府機関債      52,125  448,732  500,857   57,955  357,058  415,013
  社債      2,763  203,521  206,284   7,914  198,879  206,793
                -
        - 111,377  111,377     118,571  118,571
  劣後債
       154,256  901,266  1,055,522   81,618  886,957  968,575
  合計
                 (単位:百万人民元)

              2020 年6月30日   2019 年12月31日
               現在    現在
  負債性証券-契約満期スケジュール
  満期:
  1年以内              19,531    24,454
  1年超5年以内              137,201    128,266
  5年超10年以内              218,525    241,372
                626,057    534,659
  10年超
                1,001,314    928,751
  合計
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  7.2 貸付金
                 (単位:百万人民元)

              2020 年6月30日   2019 年12月31日
               現在    現在
  契約者貸付(ⅰ)              184,722    174,872
                469,384    436,766
  その他の貸付
                654,106    611,638
  合計
                (2,718)    (2,718)
  減損損失
                651,388    608,920
  正味価額
                663,533    623,840
  公正価値
                 (単位:百万人民元)

              2020 年6月30日   2019 年12月31日
               現在    現在
  満期:
  1年以内              223,284    213,937
  1年超5年以内              276,846    229,415
  5年超10年以内              131,814    129,596
                22,162    38,690
  10年超
                654,106    611,638
  合計
                (2,718)    (2,718)
  減損損失
                651,388    608,920
  正味価額
   (ⅰ) 2020 年6月30日現在、   契約者貸付  の満期は6ヶ月以内(2019年12月31日現在:同額)であり、公正価値は帳簿価額
    に近似している。
  7.3 定期預金

                 (単位:百万人民元)

              2020 年6月30日   2019 年12月31日
               現在    現在
  満期:
  1年以内              38,023    107,039
  1年超5年以内              498,233    420,191
                 -   8,030
  5年超10年以内
                536,256    535,260
  合計
  2020年6月30日現在、海外借入の担保を目的とした当グループの定期預金2,750百万人民元(2019年12月31日現

  在:3,491百万人民元)は使用が制限されている。
  2016年12月、当社の子会社であるSunny        Bamboo LimitedとGolden   Bamboo Limitedは、中国農業銀行の香港支店と

  借入契約を締結した。当社は、これらの借入を担保するため、中国農業銀行の北京西城支店への預け金を取り決め
  た。2020年6月30日現在、当該定期預の金額は750百万人民元である(2019年12月31日現在:                  750百万人民元)。
  2017年12月6日、当社の子会社であるNingbo          Meishan  Bonded  Port Area Guo Yang Guo Sheng Investment

  Partnership(リミテッド・パートナーシップ)(以下「Guo           Yang Guo Sheng」という。)の子会社であるNew       Fortune
  Wisdom LimitedとNew   Capital  Wisdom Limitedは、中国農業銀行の子会社と融資契約を締結した。Guo            Yang Guo
  Shengは、これらの借入を担保するため、中国農業銀行の北京西城支店への預け金を取り決めた。2020年6月30日
  現在、当該定期預金および当座預金の金額はそれぞれ2,000百万人民元と1,026百万人民元である(2019年12月31日
  現在:2,000百万人民元および1,069百万人民元)。
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  7.4 売却可能証券
                 (単位:百万人民元)

              2020 年6月30日   2019 年12月31日
               現在    現在
  売却可能証券、公正価値
  負債性証券
  国債              23,204    23,758
  政府機関債             161,538    171,189
  社債             133,202    148,455
  劣後債              54,501    53,922
  その他(ⅰ)             120,880    112,467
  小計
                493,325    509,791
  持分証券

  投資信託              82,333    102,349
  普通株式             255,180    236,323
  優先株式              59,550    58,314
  理財商品              38,396    32,640
                102,609    98,904
  その他(ⅰ)
                538,068    528,530
  小計
  売却可能証券、取得価額

  持分証券
                20,636    20,636
  その他(ⅰ)
                1,052,029    1,058,957

  合計
   (ⅰ)  その他の売却可能証券には、主に非上場株式投資、プライベート・エクイティ・ファンド、およびトラスト・ス
    キームおよび永久債が含まれている。
                 (単位:百万人民元)

              2020 年6月30日   2019 年12月31日
               現在    現在
  負債性証券
  中国本土において上場              41,266    46,505
                452,059    463,286
  非上場
  小計
                493,325    509,791
  持分証券

  中国本土において上場              155,054    152,293
  香港、中国において上場              107,365    95,428
  海外市場において上場               214   1,458
                296,071    299,987
  非上場
  小計
                558,704    549,166
                1,052,029    1,058,957

  合計
  非上場の負債性証券は、中国の銀行間市場で取引される負債性証券および未公開の負債性証券を含む。非上場の持

  分証券は、主に公表価格を持つオープンエンド型投資信託、理財商品ならびにプライベート・エクイティ・ファン
  ドである、証券取引所で取引されていない持分証券を含む。
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                 (単位:百万人民元)

              2020 年6月30日   2019 年12月31日
               現在    現在
  負債性証券-契約満期スケジュール
  満期:

  1年以内              31,377    26,075
  1年超5年以内              131,938    155,110
  5年超10年以内              226,205    226,421
                103,805    102,185
  10年超
                493,325    509,791
  合計
  7.5 純損益を通じて公正価値で測定する証券

                 (単位:百万人民元)

              2020 年6月30日   2019 年12月31日
               現在    現在
  負債性証券
  国債               742    41
  政府機関債              5,956    6,859
  社債              76,038    77,215
                 984   1,091
  その他
  小計
                83,720    85,206
  持分証券

  投資信託              16,693    16,101
  普通株式              49,786    40,281
                 200    20
  その他
                66,679    56,402
  小計
                150,399    141,608

  合計
  負債性証券

  中国本土において上場              32,712    35,804
  香港、中国において上場               74    102
  海外市場において上場               317    167
                50,617    49,133
  非上場
  小計
                83,720    85,206
  持分証券

  中国本土において上場              52,711    39,770
  香港、中国において上場               117    611
  海外市場において上場              4,001    6,418
                9,850    9,603
  非上場
  小計
                66,679    56,402
                150,399    141,608

  合計
  非上場の負債性証券は、中国の銀行間市場で取引される負債性証券および未公開の負債性証券を含む。非上場の持

  分証券は、主に公表価格を持つオープンエンド型投資信託である、証券取引所で取引されていない持分証券を含
  む。
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  7.6 デリバティブ金融資産
                  (単位:百万人民元)

              2020 年6月30日   2019 年12月31日
               現在    現在
                 -   428
  先渡契約
  当社のデリバティブ金融資産は、持分証券の購入を目的とした先渡契約である。公正価値は、流動性ディスカウン

  トを考慮した持分証券の活発な相場価格に基づいており、レベル3に分類されている                。
  8 保険契約

  (a) 基礎率の決定に使用されたプロセス

  (ⅰ) 将来の保険金が対応する投資ポートフォリオの投資利回りの影響を受ける保険契約については、予定割引率

  は、負債に対応する資産ポートフォリオの予想投資収益に基づいて決定され。準備金に係る時間価値の影響を
  考慮している。
  予定割引率を決定する際、当グループでは投資経験、現在の投資ポートフォリオおよび関連イールドカーブの

  傾向を考慮している。予定割引率は、将来の経済見通しや当社の投資戦略を反映している。リスク・マージン
  を含む予定割引率は以下のとおりである。
  予定 割引率

  2020 年6月30日現在                 4.85 %

  2019 年12月31日現在                 4.85 %
  2019 年6月30日現在                 4.85 %
  将来の保険金が対応する投資ポートフォリオの投資利回りの影響を受けない保険契約については、予定割引率

  は、「チャイナ・ボンド」のウェブサイトで公表されている「保険契約の準備金算定時ベンチマークのイール
  ドカーブ」に基づいており、流動性スプレッド、租税およびその他の関連要因も考慮に入れている。リスク・
  マージンを含む予定割引率(スポットレート)は以下のとおりである。
  予定 割引率

  2020 年6月30日現在               3.31%-4.83%

  2019 年12月31日現在               3.52%-4.83%
  2019 年6月30日現在               3.46 %-4.83%
  予定割引率は、将来のマクロ経済、金融および為替政策、資本市場および保険ファンドの投資チャンネルの利

  用可能性といった要因の影響を受け、不確実性を有している。当グループでは、リスク・マージンを考慮に入
  れつつ、各報告期間末に入手した情報に基づいて予定割引率を決定している。
  (ⅱ) 予定死亡率および疾病率は、死亡および疾病に関する当グループの過去の実績に基づいている。予定死亡率

  および疾病率は、被保険者の年齢および契約の種類によって異なる。
  当グループは、中国人寿2000年‐2003年死亡率表に、当グループの最近の過去の死亡率経験値を適宜反映する

  調整を行ったものに基づいて、予定死亡率を設定している。生命保険契約に係る不確実性の主な原因は、疫病
  およびライフスタイルの大幅な変化が将来の死亡率経験値の悪化要因となり、ひいては不適切な負債の計上に
  つながることによる。同様に、医療と社会的情勢の継続的な発展によって寿命が延び、当グループが長寿リス
  クに晒される可能性がある。
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  当グループは、過去の経験値および今後の進展に対する予想の分析に基づいて、重大疾病商品の予定疾病率を
  設定している。不確実性には2つの主な原因がある。第1に、大幅なライフスタイルの変化が疾病率経験値に
  おける将来の悪化要因となりうること、第2に、保険契約者が利用できる医療技術の将来の発展および保険契
  約者が利用できる医療施設の増加によって重大疾病診断の時期が早まり、重大疾病給付金の早期支払が要求さ
  れるかもしれないということである。現在の予定疾病率が適切に長期的な傾向を反映していない場合、双方と
  も最終的には不適切な負債の計上という結果につながる。
  リスク・マージンは、当グループの予定死亡率および疾病率が考慮される。

  (ⅲ) 予定事業費率は、過去の費用調査および将来動向を考慮に入れた予定単位コストに基づく。予定事業費率

  は、将来のインフレおよび市場競争といった、基礎率に不確実性をもたらす特定の要因からも影響を受ける。
  当グループは、各報告期間末時点に入手した情報に基づく費用の仮定ならびにリスク・マージンを決定してい
  る。予定事業費率の構成要素には、下記のとおりに契約1件当たり費用および保険料の割合が含まれる。
         個人生命保険       団体生命保険

       一保険契約当たり   保険料に占める割合    一保険契約当たり   保険料に占める割合
       (人民元)       (人民元)
           (%)       (%)
  2020 年6月30日現在      45.00   0.85%-0.90%     25.00    0.90%
  2019 年12月31日現在      45.00   0.85%-0.90%     25.00    0.90%
         45.00   0.85%-0.90%     25.00    0.90%
  2019 年6月30日現在
  (ⅳ) 予定失効率およびその他の基礎率は、将来のマクロ経済、代替金融商品の利用可能性、および市場競争と

  いった、これらの基礎率に不確実性をもたらす特定の要因に影響を受ける。予定失効率およびその他の基礎率
  は、信頼度の高い過去の実績、現在の状況、および将来の予測を参照して決定される。
  (ⅴ) 当グループは、リスク・マージンの決定に際して、一貫した技法を適用している。当グループは、将来

  キャッシュフローに関する金額および時期の不確実性を補填するため、予定割引率、予定死亡率、予定疾病
  率、および予定事業費率のリスク・マージンを考慮に入れている。リスク・マージンを決定する際は、当グ
  ループは過去の実績、将来の予測、およびその他の要因を考慮に入れている。リスク・マージンについて規制
  による特定の要求事項はないが、当グループはリスク・マージンの水準を定めている。
  当注記に開示される保険契約の基礎率の決定に際して、当グループは一貫したプロセスを採用している。当グ

  ループは各報告日に、利用可能なすべての情報を検討し、また当グループの過去の実績や将来の事象の予測も
  考慮に入れつつ、負債およびリスク・マージンの合理的な見積りのために基礎率を見直す。
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  (b) 保険契約の負債純額
                 (単位:百万人民元)

              2020 年6月30日   2019 年12月31日
               現在    現在
  総額

  長期保険契約              2,806,629    2,521,331
  短期保険契約
   -支払備金および未払損害調査費               22,007    18,404
   -未経過保険料               29,456    13,001
  合計(総額)
                2,858,092    2,552,736
  再保険会社からの回収可能保険金

  長期保険契約               (4,122)    (3,839)
  短期保険契約
   -支払備金および未払損害調査費               (165)    (145)
   -未経過保険料               (506)    (369)
  合計(出再額)
                (4,793)    (4,353)
  正味額

  長期保険契約              2,802,507    2,517,492
  短期保険契約
   -支払備金および未払損害調査費               21,842    18,259
   -未経過保険料               28,950    12,632
                2,853,299    2,548,383
  合計(正味額)
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  (c) 短期保険契約の負債の変動
  以下の表は、保険金支払準備金および未払損害調査費支払準備金の変動を表したものである。

                 (単位:百万人民元)

               6月30日に終了した6ヶ月間
               2020 年   2019 年
  報告済保険金               2,781    2,536

                15,623    12,269
  既発生未報告
                18,404    14,805
  1月1日現在合計-総額
  当年度に確定した保険金の現金支払額

   -当期間の保険金に対する現金支払額               (7,907)    (8,249)
   -前期間の保険金に対する現金支払額              (13,017)    (11,799)
  当年度の保険金発生額
   -当期間に生じた保険金               23,732    20,405
                 795   1,727
   -前期間に生じた保険金
                22,007    16,889
  6月30日現在合計-総額
  報告済保険金               2,918    2,016

                19,089    14,873
  既発生未報告
                22,007    16,889
  6月30日現在合計-総額
  以下の表は、未経過保険料の変動を表したものである。

                 (単位:百万人民元)

           6月30日に終了した6ヶ月間
          2020 年       2019 年
       総額  出再  正味   総額  出再  正味
  1月1日現在      13,001   (369)  12,632   11,432   (370)  11,062
  増加      29,456   (506)  28,950   25,417   (317)  25,100
  減少      (13,001)   369  (12,632)   (11,432)   370  (11,062)
  6月30日現在      29,456   (506)  28,950   25,417   (317)  25,100
  (d) 長期保険契約の負債の変動

  以下の表は、長期保険契約の負債の変動を表したものである。

                 (単位:百万人民元)

               6月30日に終了した6ヶ月間
               2020 年   2019 年
  1月1日現在              2,521,331    2,189,794
  保険料              376,241    334,284
  負債の減少(ⅰ)              (167,283)    (168,552)
  利息の増加               63,275    57,286
  仮定の変動
   -割引率の変動               12,656    2,133
                 409    (174)
  その他の変動
                2,806,629    2,414,771
  6月30日現在
   (ⅰ) 負債の減少は、主に死亡またはその他の解約および関連費用の減少、残余マージンの取崩ならびに支払備金および
    未払損害調査費の変動から構成される。
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  9 投資契約
                 (単位:百万人民元)

              2020 年6月30日   2019 年12月31日
               現在    現在
  裁量権のある有配当性(以下「DPF」という。)を有する

  投資契約-償却原価              63,728    61,657
  DPFのない投資契約
   -償却原価              221,144    206,137
   -純損益を通じて公正価値で測定               10    10
  合計
                284,882    267,804
  以下の表は、DPFを有する投資契約の変動を表したものである。

                 (単位:百万人民元)

               6月30日に終了した6ヶ月間
               2020 年   201 9年
  1月1日現在               61,657    59,129

  受取預り金               2,774    2,677
  預り金の払戻しならびに死亡およびその他による給付金の支払               (1,383)    (1,365)
                 680    654
  振替利息
                63,728    61,095
  6月30日現在
  純損益を通じて公正価値で測定される投資契約の公正価値はレベル1に分類されている。2020年6月30日現在、償

  却原価で計上される投資契約の公正価値は273,973百万人民元(2019年12月31日現在:                260,582 百万人民元)であり
  レベル3に分類されている。
  10 投資収益

                 (単位:百万人民元)

               6月30日に終了した6ヶ月間
               2020 年   201 9年
  負債性証券
   -満期保有目的証券               20,904    18,240
   -売却可能証券               10,990    10,444
   -純損益を通じて公正価値で測定する証券               1,699    1,760
  持分証券
   -売却可能証券               9,528    8,994
   -純損益を通じて公正価値で測定する証券               525    569
  銀行預金               13,026    13,531
  貸付金               15,790    12,679
                 244    128
  売戻条件付購入証券
                72,706    66,345
  合計
  2020年6月30日に終了した6ヶ月間における投資収益には、受取利息62,653百万人民元(2019年6月30日に終了し

  た6ヶ月間:56,782百万人民元)が含まれている。すべての利息は、実効金利法を用いて未収計上された。
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  11 金融資産に係る正味実現利得
                  (単位:百万人民元)

               6月30日に終了した6ヶ月間
               2020 年   2019 年
  負債性証券
   実現利得(ⅰ)               1,320    2,956
                 -   (922)
  減損
                1,320    2,034
  小計
  持分証券
   実現利得(ⅰ)               14,155    4,196
                (4,668)    (2,444)
   減損(ⅱ)
                9,487    1,752
  小計
                10,807    3,786
  合計
   (ⅰ)  実現利得は、主に売却可能証券より生じている。
   (ⅱ)  2020 年6月30日に終了した6ヶ月間において、当グループは減損を示す客観的証拠が存在すると判断したため、売
    却可能ファンドについて99百万人民元(2019年6月30日に終了した6ヶ月間:             791 百万人民元)、売却可能持分証
    券について4,569百万人民元(2019年6月30日に終了した6ヶ月間:           1,653 百万人民元)の減損費用を認識した。
  12 純損益を通じた公正価値の変動による正味利得

                 (単位:百万人民元)

               6月30日に終了した6ヶ月間
               2020 年   2019 年
  負債性証券               74    277
  持分証券               8,568    12,765
  株式評価益権               289    (132)
  純損益を通じて公正価値で測定する金融負債               (204)    (207)
                (121)    404
  デリバティブ金融商品
                8,606    13,107
  合計
  13 税引前利益

  税引前利益は、以下を費用計上/(利得計上)した後の金額で表示されている。

                 (単位:百万人民元)

               6月30日に終了した6ヶ月間
               2020 年   2019 年
  従業員給与および福利厚生費用               9,359    8,064
  住宅給付金               626    557
  確定拠出型年金制度への拠出               870   1,277
  減価償却費および償却費               2,539    2,030
                 25    (30)
  為替差損/(益)
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  14 税金
  繰延税金資産および負債は、当期税金負債に対して当期税金資産を相殺する法的強制力のある権利がある場合、な

  らびに繰延税金が同一の財政当局に関係している場合に相殺される。
  (a) 純損益に費用計上された法人所得税は以下のとおりである:

                 (単位:百万人民元)

               6月30日に終了した6ヶ月間
               2020 年   2019 年
  当期税金-法人所得税              5,249    (1,962)
                (747)    2,926
  繰延税金
                4,502    964
  税金費用  合計
  (b) 当グループの実効税率と中国の法定税率25%(2019年6月30日に終了した6ヶ月間:25%)との調整は以下の

  とおりである:
                 (単位:百万人民元)

               6月30日に終了した6ヶ月間
               2020 年   2019 年
  税引前利益              35,564    38,893
  法定税率で計算した税額              8,891    9,723

  前年度に係る当期法人所得税調整額(ⅰ)              (464)   (5,228)
  非課税所得(ⅱ)              (4,252)    (3,716)
  税務上損金不算入の費用(ⅱ)               27    69
  未使用の欠損金              181    21
                 119    95
  その他
                4,502    964
  実効税率による法人所得税
   (ⅰ)  財税[2019]72号「保険会社の手数料および取扱手数料の税引前控除方針の通知」に従い、保険会社の事業活動に関
    連し保険会社が負担する手数料および取扱手数料(解約保険料等を控除後の期間の保険料収入総額の18%を超えな
    い額)は課税所得の算定より控除され、超過分は翌年以降に繰り越される。本通知は2019年1月1日より有効とな
    り、2018年の事業税確定申告の最終的な支払額に適用される。従い、2018年の最終的な支払額に関し、2019年6月
    30日に終了した6ヶ月間の法人所得税より5,154百万人民元が控除されている。
   (ⅱ) 非課税所得には、主に国債からの受取利息、該当する持分証券からの受取配当金などが含まれている。税務上損金
    不算入の費用には、主に関連税法に準拠した控除基準を満たさない寄付金およびその他費用が含まれている。
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  (c) 2020年6月30日および2019年6月30日現在、繰延税金資産および繰延税金負債額は以下のとおりである:
   繰延税金資産および繰延税金負債の分析は以下のとおりである。

                 (単位:百万人民元)

            2020年6月30日現在    2019年12月31日現在
               14,527     13,352

  繰延税金資産
               (24,550)     (23,554)
  繰延税金負債
                128     128

  正味繰延税金資産
               (10,151)     (10,330)
  正味繰延税金負債
   2020年6月30日および2019年6月30日現在、繰延税金は、一時差異すべてについて基本税率25%を用いて負債

  法により計算された。正味繰延税金資産および負債の当期間における変動は以下のとおりである:
  正味繰延税金資産/(負債)                (単位:百万人民元)

           保険( ⅰ)  投資(ⅱ)   その他(ⅲ)    合計
  2019年1月1日現在         (5,308)   3,927   2,638   1,257

  純損益に(費用計上)/利益計上          646  (2,967)    (605)   (2,926)
  その他の包括利益に(損失計上)/利益計上
   -売却可能証券          -  (9,401)    -  (9,401)
   -売却可能証券に係る公正価値の変動によ
   る利得のうち、有配当型保険契約者に帰
   属する額        2,786    -   -  2,786
            -   29   -   29
   -その他
           (1,876 )  (8,412)   2,033   (8,255)
  2019年6月30日現在
  2020年1月1日現在         1,557  (14,673)    2,914   (10,202)

  純損益に(費用計上)/利益計上          985   151   (389)   747
  その他の包括利益に(損失計上)/利益計上
   -売却可能証券          -  (130)    -   (130)
   -売却可能証券に係る公正価値の変動によ
   る利得のうち、有配当型保険契約者に帰
   属する額         (457)   -   -   (457)
            -   19   -   19
   -その他
           2,085  (14,633)    2,525   (10,023)
  2020年6月30日現在
   (ⅰ)  保険のカテゴリーから生じた繰延税金負債は、主に、2009年度のIFRSの初度適用の結果生じた、2008年12月31日現
    在の長期保険契約負債の変動に関わる税務上の影響および短期保険契約負債ならびに保険契約者への未払配当金に
    よる一時差異に関連している。
   (ⅱ) 投資のカテゴリーから生じる繰延税金は、売却可能証券、純損益を通じて公正価値で測定される証券およびその他
    に係る 未実現利得/(損失)   による一時差異に主に関連している。
   (ⅲ) その他のカテゴリーから生じる繰延税金は、主に未払従業員給与および未払福利厚生費用による一時差異に関連し
    ている。
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  (d) 正味繰延税金資産および繰延税金負債の分析は以下のとおりである:
                 (単位:百万人民元)

              2020 年6月30日   2019 年12月31日
               現在    現在
  繰延税金資産:
   -12ヶ月より後に回収される繰延税金資産              8,074    7,508
                6,453    5,844
   -12ヶ月以内に回収される繰延税金資産
  小計              14,527    13,352
  繰延税金負債:

   -12ヶ月より後に解消される繰延税金負債              (20,110)    (19,906)
                (4,440)    (3,648)
   -12ヶ月以内に解消される繰延税金負債
  小計              (24,550)    (23,554)
  正味繰延税金負債              (10,023)    (10,202)
  15 1株当たり利益

  基本的1株当たり利益と希薄化後1株当たり利益との間に差異はない。2020年6月30日に終了した6ヶ月間の基本

  的および希薄化後1株当たり利益は、当社の普通株主に帰属する当期純利益および加重平均による普通株式
  28,264,705,000株に基づいて算出されている(2019年6月30日に終了した6ヶ月間:普通株式28,264,705,000
  株)。
  16 配当金

  2020年6月29日の年次株主総会で、2019年度に関する普通株式1株当たり0.73人民元(税込)、総額20,633百万人

  民元の配当金が承認され、宣言された。
  株主総会により委任された取締役会の承認に従い、コアTier2資本証券保有者に対し201百万人民元(税込)の分配

  が2020年前半に経営陣により承認された。
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  17 IFRS第9号の適用の一時的免除に関する開示
  IFRS第4号(修正)に従い、当社は、2015年12月31日の当グループの財政状態に基づき査定を行い、保険契約からア

  ンバンドルされた預り金要素または組込デリバティブを含む、IFRS第4号の適用範囲に含まれる契約から生じる当
  グループの負債の帳簿価額は、すべての負債の帳簿価額合計に対し重要であると結論づけた。すべての負債の帳簿
  価額合計に対し保険に関連した負債の帳簿価額合計の比率は90%を超えている。再評価が必要となって以降、当グ
  ループの活動に重大な変更はなかった。従って、当グループの活動は主に保険に関連し、IFRS第9号の適用の一時
  的免除を適用する基準を満たしている。
  遠洋集團、チャイナ・ユニコム、広発銀行股        份有限公司(以下「CGB」という。)および当グループの一部の関連

  会社は、IFRS第9号をすでに適用済みである。IFRS第4号(修正)に従い、当該関連会社に対し持分法を使用する場
  合、当グループは統一された会計方針を適用しないこととしている。
               (ⅰ)

  (a) 以下の表は、IFRS第9号に基づいた、以下の各金融資産グループ             の2020年6月30日現在および2019年12月
  31日現在の公正価値ならびに2020年6月30日および2019年6月30日に終了した6ヶ月間の公正価値の変動を表
  したものである。
                 (単位:百万人民元)
                 公正価値
              2020 年6月30日   201 9年12月31日
               現在    現在
  トレーディング目的保有金融資産
                150,399    141,608
  公正価値によりパフォーマンスを評価する運用金融資産               -    -
  その他金融資産
  -契約上のキャッシュ・フローが「元本および元本残高に対する
  利息」のみで構成されている(以下「SPPI」という。)金融資産             1,807,035    1,615,856
  -契約上、SPPIを生じない金融資産              779,327    860,644
  合計
               2,736,761    2,618,108
                  (単位:百万人民元)

                公正価値の変動
               6月30日に終了した6ヶ月
               2020 年    201 9年
  トレーディング目的保有金融資産
                8,642    13,042
  公正価値によりパフォーマンスを評価する運用金融資産               -    -
  その他金融資産
  -契約上のSPPIのみで構成されている金融資産              15,932    (4,464)
  -契約上、SPPIを生じない金融資産              8,047    46,153
  合計
                32,621    54,731
   (ⅰ) 純損益を通じて公正価値で測定する証券、貸付金(契約者貸付金を除く)、売却可能証券および満期保有目的証券
    のみを含む  。
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                      (ⅱ)
  (b) 以下の表は、SPPIを生じさせる契約条件を伴う前述の金融資産に関する信用リスク・エクスポージャー                    を
  表したものである。
                  (単位:百万人民元)
             2020 年6月30日現在   201 9年12月31日  現在
               (ⅲ)    (ⅲ)
              帳簿価額    帳簿価額
  国内
  格付不要(ⅳ)             639,151    657,905
  AAA             1,096,548     893,336
  AA+              5,728    7,671
  AA              393    1,163
  AA-              3,000    3,000
  小計
               1,744,820    1,563,075
  海外

  AAA               -    30
  A+              21    4,014
  A              170    3,541
  A-              61    35
  BBB+              112    135
  BBB-              14    14
  格付けなし              25    25
  小計
                403    7,794
  合計             1,745,223    1,570,869

  (c) 以下の表は、前述の契約上SPPI要件を満たす金融資産のうち信用リスクが低いとみなされていない金融資産を

  表したものである。
                 (単位:百万人民元)
                2020 年6月30日  現在
                (ⅲ)
              帳簿価額    公正価値
  国内
                9,121    6,508
  海外               25    8
                9,146    6,516
  合計
                201 9年12月31日  現在

                (ⅲ)
              帳簿価額    公正価値
  国内
                11,834    8,237
  海外               25    9
  合計
                11,859    8,246
   (ⅱ) 国内資産の信用リスク格付は国内適格外部格付機関により提供され、海外資産の信用格付けは海外適格外部格付機

    関により提供されている。
   (ⅲ) 償却原価で測定される金融資産については、減損引当金調整前の帳簿価額が開示されている。
   (ⅳ) 主に国債および政策金融債券を含んでいる。
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  18 重要な関連当事者間取引
  (a) 関連当事者

  以下の表は、2020年6月30日現在における重要な関連当事者名および当社との関係性を要約したものである:

      重要な関連当事者          当社との関係
  CLIC             最終的な持株会社
  中国人寿資産管理有限公司(以下「AMC」という。)             当社の子会社
  中国人寿養老保険股   份有限公司(以下「ペンション・カンパニー」とい         当社の子会社
  う。)
  国寿(蘇州)養老養生投資有限公司      (以下「蘇州・ペンション・カンパ      当社の子会社
  ニー」という。)
  金梧桐有限公司             当社の子会社
  上海瑞崇投資有限公司(Shanghai      Rui Chong Investment  Co., Limited)  当社の子会社
  (以下「Rui  Chong Company」という。)
  New Aldgate Limited           当社の子会社
  Glorious  Fortune Forever Limited        当社の子会社
  CL Hotel Investor,  L.P.         当社の子会社
  Golden Bamboo Limited          当社の子会社
  Sunny Bamboo Limited          当社の子会社
  Fortune Bamboo Limited          当社の子会社
  Guo Yang Guo Sheng          当社の子会社
  Shanghai  Yuan Shu Yuan Jiu Investment  Management  Partnership  (Limited  当社の子会社
  Partnership)
  Shanghai  Yuan Shu Yuan Pin Investment  Management  Partnership  (Limited  当社の子会社
  Partnership)
  Shanghai  Wansheng  Industry  Partnership  (Limited  Partnership)  (以下 当社の子会社
  「Shanghai  Wansheng 」という。  )
  Ningbo Meishan  Bonded Port Area Bai Ning Investment  Partnership  当社の子会社
  (Limited  Partnership)
  Wuhu Yuanxiang  Tianfu Investment  Management  Partnership  (Limited  当社の子会社
  Partnership)
  Wuhu Yuanxiang  Tianyi Investment  Management  Partnership  (Limited  当社の子会社
  Partnership)
  国寿(北京)健康管理有限公司     (China Life (Beijing)  Health Management  当社の子会社
  Co., Limited)
  CBRE Global Investors  U.S. Investments  I, LLC     当社の子会社
  China Life Guangde(Tianjin)   Equity Investment  Fund Partnership  当社の子会社
  (Limited  Partnership)  (以下「 CL Guang De」という。  )
  China Life Franklin  Asset Management  Company Limited (以下「AMC  HK」) 当社の間接子会社
  という。)
  国寿安保基金管理有限公司             当社の間接子会社
  King Phoenix Tree Limited         当社の間接子会社
  国壽財富管理有限公司             当社の間接子会社
  China Century Core Fund Limited        当社の間接子会社
  国寿 富蘭克林(深  圳)股權投資  基金管理有限公司(China    Life Franklin  当社の間接子会社
  (Shenzhen)  Equity Investment  Fund Management  Co., Limited)
  New Capital Wisdom Limited         当社の間接子会社
  New Fortune Wisdom Limited         当社の間接子会社
  Wisdom Forever Limited Partnership         当社の間接子会社
  Xi’an Shengyi Jingsheng  Real Estate Co., Ltd     当社の間接子会社
  Dalian Hope Building  Company Ltd        当社の間接子会社
  遠洋集團             当社の関連会社
  CGB             当社の関連会社
  中国人寿財産保険股扮有限公司(以下「CLP&C」という。)             当社の関連会社
  COFCO Futures 有限公司          当社の関連会社
  中石化川氣東送天然氣管道有限公司(Sinopec        Sichuan to East China Gas 当社の関連会社
  Pipeline  Co., Ltd.)
  チャイナ・ユニコム             当社の関連会社
  Joy City Commercial  Property  Fund L.P.       当社の子会社の共同支配企業社
  Mapleleaf  Century Limited         当社の子会社の共同支配企業社
  国寿 不動産投資管理  有限公司 (以下「CLRE」という。)        CLIC の共通支配下
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  中国人寿保険(海外)股    份有限公司 (以下「CL  オーバーシーズ」という。)     CLIC の共通支配下
  国寿投資控股有限公司(以下「CLI」という。)             CLIC の共通支配下
  中国人壽電子商務有限公司(China      Life Ecommerce  Company Limited)  CLIC の共通支配下
  (「CL Ecommerce」)という。)
  中国人寿保険(集団)公司企業年金基金(以下「EAP」という。)             当社および他社が共同で設立した企業年金基
               金
  Kun Lun Trust ·Tianjin  Urban Communications   Construction  No.1 直接保有する当社の
  Collective  Fund Trust Scheme         連結ストラクチャード・エンティティ
  Jiao Yin Guo Xin ·CL Shaanxi Coal and Chemical  Industry  Group Co., 直接および間接保有する当社の
  Ltd. Debt-to-Equity   Swap Collective  Fund Trust Scheme    連結ストラクチャード・エンティティ
  Shan Guo Tou ·Jing Tou Corporate  Trust Loan Collective  Funds Trust 直接保有する当社の
  Scheme             連結ストラクチャード・エンティティ
  China Life –China Hua Neng Debt-to-Equity   Swap Investment  Scheme  直接保有する当社の
               連結ストラクチャード・エンティティ
  Jiao Yin Guo Xin ·CL China Aluminium  Co., Ltd. Supply-side  Reform 直接保有する当社の
  Collective  Fund Trust Scheme         連結ストラクチャード・エンティティ
  Jian Xin Trust ·CL Guo Xin Collective  Fund Trust Scheme    直接保有する当社の
               連結ストラクチャード・エンティティ
  Guang Da·Hui Ying No. 8Collective  Fund Trust Scheme    直接保有する当社の
               連結ストラクチャード・エンティティ
  Chongqing  Trust Fund ·Guo Rong No.4 Collective  Fund Trust Scheme   直接保有する当社の
               連結ストラクチャード・エンティティ
  Jiao Yin Guo Xin ·Jing Tou Corporate  Collective  Funds Trust Scheme  直接保有する当社の
               連結ストラクチャード・エンティティ
              直接保有する当社の
  Shang Xin -Ningbo Wu Lu Si Qiao PPP Collective  Fund Trust Scheme
               連結ストラクチャード・エンティティ
  China Life -Yanzhou Coal Mining Debt Investment  Scheme    直接保有する当社の
               連結ストラクチャード・エンティティ
  Kun Lun Trust -China Metallurgical  No.1 Collective  Fund Trust Scheme 直接保有する当社の
               連結ストラクチャード・エンティティ
  Jiang Su Trust -Xin Bao Sheng No.144 (Jing Tou) Collective  Fund 直接保有する当社の
  Trust Scheme            連結ストラクチャード・エンティティ
  China Life -Hua Neng International   Infrastructure   Debt Investment  直接保有する当社の
  Scheme             連結ストラクチャード・エンティティ
              直接保有する当社の
  CITIC Jing Cheng ·Tianjin  Port Group Loan Collective  Fund Trust Scheme
               連結ストラクチャード・エンティティ
              直接保有する当社の
  CLI -China COSCO SHIPPING  Debt Investment  Scheme
               連結ストラクチャード・エンティティ
              直接保有する当社の
  Guang Da·Hui Ying No. 11 Collective  Fund Trust Scheme
               連結ストラクチャード・エンティティ
              直接保有する当社の
  China Life -Tianjin Subway Infrastructure   Debt Investment  Scheme
               連結ストラクチャード・エンティティ
              直接および間接保有する当社の
  Bai Rui Heng Yi No.604 Collective  Funds Trust Scheme
               連結ストラクチャード・エンティティ
              直接および間接保有する当社の
  CL AMC –Yuan Liu No.1 Insurance  Asset Management  Product
               連結ストラクチャード・エンティティ
  China Life –Hua Neng Development  of Infrastructure   Debt Investment  直接保有する当社の
  Scheme            連結ストラクチャード・エンティティ
  Kun Lun Trust ·Jizhong  Energy Group Loan Collective  Fund Trust Scheme  直接保有する当社の
               連結ストラクチャード・エンティティ
  Jiao Yin Guo Xin –CLI -China Nonferrous  Metal Collective  Fund Trust 直接保有する当社の
  Scheme            連結ストラクチャード・エンティティ
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  (b) 重要な関連当事者との取引
  以下の表は、当グループが重要な関連当事者と行った重要な取引を要約している:

                 (単位:百万人民元)

                6月30日に終了した6ヶ月間
              注  2020年  2019 年
  CLIC およびその子会社との取引
   CLICからの保険契約管理料            (i)   281   287
   CLICからの資産管理手数料            (ⅱ.a)    45   47
   当社からCLICへの配当金分配               14,106   3,092
   AMCからCLICへの利益分配                147   122
   CLオーバーシーズからの資産管理手数料            (ⅱ.b)    36   39
   CLP&Cからの資産管理手数料            (ⅱ.c)    8   9
   CLP&Cへの支払保険料                16   13
   CLP&Cからの保険金およびその他支払等                4   7
   CLP&Cからの仲介手数料            (ⅲ)   1,203   986
   CLP&Cからのレンタル料およびサービス料                24   22
   CLREへの支払レンタル料、プロジェクト料およびその他費用                21   22
   CLIへの不動産リース費用            (ⅳ)    37   40
   CLIからの  保険金信託口座   管理手数料           1   3
  CLIへの支払資産管理手数料            (ⅱ.d)    291   289
   CLIからの不動産リース収益                20   18
   CLIへの不動産購入費用支払                86   -
  CGB と当グループとの取引
   CGBからの預金利息収益               1,425   1,288
   CGBへの支払手数料            (ⅴ)   118   57
   CGBからの現金配当                550   -
  遠洋集團と当グループとの取引
   遠洋集團からの現金配当(注記6)                54   145
   遠洋集團からの受取社債利息                19   14
   遠洋集團への支払管理費用                26   -
  EAP と当グループとの取引
   EAPへの支払                355   297
  その他の関連会社および共同支配企業と当グループとの取引
   その他の関連会社および共同支配企業から当グループへの
  利益分配(注記6)               1,000   868
  AMC と当社との取引
   AMCへの支払資産管理手数料            (ⅱ.e)    873   691
   AMCから当社への利益分配                220   183
  ペンション・カンパニーと当社との取引
   ペンション・カンパニーからのレンタル料                33   34
   ペンション・カンパニーからの当社への年金商品および
  その他事業販売促進料           (ⅵ)    18   16
   ペンション・カンパニーからの当社への年金ビジネス販売促進の
  マーケティング手数料収入               4   2
  AMC HKと当社との取引
   AMC HKへの支払投資管理手数料
             (ⅱ.f)    11   8
  蘇州・ペンション・カンパニーと当社との取引
   蘇州・ペンション・カンパニーへの出資                205   200
  Rui Chong Company と当社との取引
   Rui Chong Companyへのレンタル料支払い
                 24   24
  Guo Yang Guo Sheng と当社との取引
  Guo Yang Guo Shengからの減資
                  -   100
  Shanghai  Wansheng  と当社との取引
  Shanghai  Wanshengへの資本拠出
                 12   -
  CL Guang Deと当社との取引
  CL Guang Deへの資本拠出
                 118   -
  その他の関連会社および共同支配企業と当社との取引
   その他の関連会社および共同支配企業から当社への利益分配                864   753
  当グループの連結トラスト・スキーム/その他子会社と当社との取引
  当グループの連結トラスト・スキームから当社への利益分配               6,738   4,688
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  注:
  (ⅰ) 2017年12月26日に、当社およびCLICは、有効期間を2018年1月1日から2020年12月31日までとする更新可
   能な保険代理店契約の更新を行った。当社は、当該契約に従い保険代理店としての業務を遂行するが、非移
   転保険契約に基づく権利および利益を得る、あるいは債務、損失ならびにリスクを引き受けることは一切な
   い。保険契約管理料は、半期に一度支払われ、(1)当該期間の最終日現在保険期間内にある保険契約数に、
   8.0人民元を乗じた金額および(2)当該期間中に受領した当該保険契約に関連する実際の保険料および預り金
   の2.5%の合計額に等しい。保険契約管理料収入は、中間要約連結包括利益計算書上のその他の収益に含まれ
   ている。
  (ⅱ.a) 2018年12月に、CLICはAMCと、AMCに保険料ファンドの運用および投資を委託する資産運用契約を更新し

   た。当該契約の有効期間は2019年1月1日から2021年12月31日までである。契約に従い、CLICはAMCに保険料
   ファンド運用のために毎年0.05%の利率での基本サービス料を支払う。サービス料は、運用されている資産
   の帳簿価額の月初および月末の平均に所定の0.05%の利率を乗じ、12で除して月次で算定され四半期毎に支
   払われる(レポ取引から受領した金額および係る未収利息、債券および株式投資スキーム、プロジェクト資
   産担保スキーム、カスタマイズされた非標準商品の元本および利息を控除後)。特定のプロジェクトごと
   に、債務投資スキーム、株式投資計画、プロジェクト資産担保計画、およびカスタマイズされた非標準商品
   は、契約上の合意された利率に基づいており、追加の運用報酬の支払いはない。毎期の終了時点において、
   CLICはAMCによる資産運用における投資パフォーマンスを評価し、目標収益と実際の運用結果を比較したう
   えで基本サービス料の調整を行う。
  (ⅱ.b) 2018年度に、CLオーバーシーズはAMC         HKと、有効期間を2018年1月1日から2022年12月31日までとする投

   資運用契約の更新を行った。当該契約に従い、CLオーバーシーズはAMC             HKに保険料ファンドの投資および運
   用の委託をし、ならびにAMC     HKに対し基本投資運用報酬および投資パフォーマンス報酬を支払った。基本投
   資運用報酬は、加重平均基金合計に基本料率を乗じ未払計上される。投資パフォーマンス報酬は、実際の年
   間収益と予定正味実現収益の差異に基づき計算される。基本投資運用報酬は、半年に一度で算定され、支払
   われる。投資パフォーマンス報酬は、毎期の終了時点において、実際の年間収益に従い支払われる。
  (ⅱ.c) 2018年5月15日に、CLP&CはAMCと、有効期間を2018年1月1日から2019年12月31日までとする、AMCに保

   険料ファンドの投資および運用を委託する保険料ファンド管理契約の更新を行った。当該契約は、2020年1
   月1日以降、期間満了時に両当事者間において異議がない場合は1年自動更新される                。当該契約に従い、
   CLP&CはAMCに対して固定サービス料および変動サービス料を支払った。固定サービス料は、運用されている
   資産各区分の純資産価額の月初および月末の平均に対応する年間投資運用料利率を乗じ、12で除して月次で
   算定され年に一度支払われる。変動サービス料は投資パフォーマンスに基づき算定され年に一度支払われ
   る。
  (ⅱ.d) 2018年12月31日に、当社およびCLIは、有効期間を2019年1月1日から2020年12月31日までとする保険料

   ファンドのオルタナティブ投資の運用契約を更新した。当該契約に従い、当社は年次運用指示書に基づき、
   株式、不動産および関連する金融商品、証券化金融商品における投資、オペレーションおよび運用をCLIに
   委託する。当社は、契約に基づき資産運用報酬およびパフォーマンス連動ボーナスを支払った。債券プロ
   ジェクトの場合、運用報酬率は異なるリターン範囲に準じて、0.05%から0.6%までとなる。一方で、非債券
   プロジェクトの場合は、投資プロジェクトの運用報酬率は0.3%となり、新規契約プロジェクトの運用報酬
   率は、プロジェクト管理へのCLIの関与に応じ0.05%から0.3%までのとなり、パフォーマンス連動ボーナス
   は、プロジェクト終了時点の内部収益率に連動する。          さらに、当社は、CLIの業績に対する評価結果を基に
   債券プロジェクトと非債券プロジェクトの投資運用報酬を調整している。              調整額(変動運用報酬)は、当期
   の投資運用報酬のマイナス10%からプラス15%の範囲である。
  (ⅱ.e)   2018年12月28日に、当社およびAMCは、有効期間を2019年1月1日から2021年12月31日までとする保険料

   ファンド運用契約を更新した。当該契約に従い、当社は、AMCに保険料ファンドの投資および運用を委託
   し、AMCに対して固定投資運用サービス料および変動投資運用サービス料を支払った。年間固定サービス料
   は、運用資産の正味価額の平均に所定の0.05%の利率を乗じ、四半期毎に算定され支払われる。変動投資運
   用サービス料は、パフォーマンス評価の結果に基づき、年間固定サービス料の20%が年に一度支払われる。
   AMCから当社に請求される資産運用報酬は、中間要約連結包括利益計算書上で消去されている。
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  (ⅱ.f)   2018年12月31日に、当社およびAMC       HKは、有効期間を2019年1月1日から2021年12月31日までとする保
   険料ファンド投資運用契約を更新した。当該契約に従い、当社は、AMC             HKに保険料ファンドの運用および投
   資を委託しており、AMC     HKに対して四半期毎に資産運用報酬を支払い、1年間で支払う運用報酬費は最大で
   30百万人民元となる。規制政策において認められている業種よりAMC             HKが作成した株式投資計画、プロジェ
   クト資産担保計画、カスタマイズされた商品、保険資産運用商品などの金融商品の運用報酬率は、契約条件
   に従い設定されている。定期預金、普通株式、ファンド、金融商品ならびに他の投資商品、ユニバーサルア
   カウントB-2および類似の委託資産口座の直接的投資業務の運用報酬率は0.02%となり、非上場の株式投資
   の運用報酬率は、0.3%となる。一方で、カスタマイズされた投資ポートフォリオの運用報酬率は、市場志向
   型の委託投資の運用報酬率で合意された。AMC         HKが当社に請求する資産運用報酬は、中間要約連結包括利益
   計算書上で消去されている。
  (ⅲ) 2018年1月31日、当社およびCLP&Cは、特定の損害保険商品を特定の管轄内で販売する代理店業務を当社

   に委託する新規の契約を締結した。代理店手数料は原価(税込)に限界利益を上乗せした額に基づいて算定
   される。当該契約は、2018年3月8日から2021年3月7日まで3年間有効である。
  (ⅳ) 2017年12月29日に、当社はCLIと、CLIが所有する建物の一部を当社に賃貸することに合意する、有効期間

   を2018年1月1日から2020年12月31日までとする不動産賃貸借契約を更新した。CLIが所有する不動産に関連
   して当社がCLIに支払う年間賃借料は、市場賃借料、またはCLIが当該不動産を所有および維持する上で生じ
   る費用に約5%のマージンを上乗せした額を参照して決定される。賃借料は半期に一度支払われ、各支払額
   は年間賃料総額の半額となる。
  (ⅴ) 2018年10月19日に、当社およびCGBは保険商品の販売を目的とする保険代理店契約を更新した。銀行ネッ

   トワークを通じた販売に適したすべての個人保険商品が当該契約に含まれる。CGBは保険商品の販売、保険
   料の収納および給付金の支払を含む仲介サービスを提供する。当社は、個人保険商品各区分の販売から得る
   受取保険料全額から猶予期間における解約保険料を差し引いた額に応じる固定の手数料率を乗じて計算され
   た代理店手数料を支払った。CGBにより販売された各保険商品の手数料率は独立当事者間取引に基づいて合
   意される。手数料は月次で支払われる。この契約は、署名日より2020年8月16日まで有効である。
   2018年12月28日、当社およびCGBは、企業団体保険商品の販売を目的とする新規の保険代理店契約を締結

   した。銀行ネットワークを通じた販売に適した企業団体保険商品が当該契約に含まれる。当社は、グループ
   の保険商品各区分の販売から得る受取保険料全額から猶予期間における解約保険料を差し引いた額に応じる
   固定の手数料率を乗じて計算された代理店手数料を支払った。CGBにより販売された各保険商品の手数料率
   は独立した第三者の市場価格を照会し合意される。手数料は月次で支払われる。当該契約は、2019年1月1
   日より2年間有効であり、期間満了に際して両当事者に異議がない場合は1年の自動更新となる。
  (ⅵ) 2019年1月1日、当社とペンション・カンパニーは、生命保険事業による年金業務の委託代理店契約を更

   新した。当該契約は、有効期間を2019年1月1日から2021年12月31日までとする。当該事業では、ペンショ
   ン・カンパニーは当社に企業年金基金、年金業務、職域年金事業および第三者による資産運用業務の販売を
   委託している。契約で合意された手数料には、日常業務で発生する手数料と年間販促計画に基づいて発生す
   る手数料が含まれる。契約に従い、ペンション・カンパニーの主要事業となる企業年金基金管理の委託サー
   ビスの手数料は、契約期間により年間の委託報酬の30%から80%までの利率で算定される。口座管理サービ
   スの手数料は初年度の口座管理手数料の60%で算定され、契約期間にかかわらず、初年度のみ請求される。
   資産運用サービスの手数料は、契約期間に従い、年間運用報酬(運用リスク準備金を除く)の60%から3%
   で算定され、毎年減少する。団体年金制度の手数料は、契約期間に従い、年間運用報酬の50%から3%で算
   定され、毎年減少する。個人年金制度の手数料は、商品の全運用期間において、様々な個人年金運用商品に
   適用される様々な日常の管理手数料率に従って、年間運用報酬の30%から50%で算定される。職業年金およ
   び第三者による資産運用業務の手数料は、両当事者が別々の機会に決定する必要がある、年間販促計画の規
   定に従い算定される。当社がペンション・カンパニーに請求した手数料は、当グループの中間要約連結包括
   利益計算書において消去される。
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  (c) 重要な関連当事者に対する未収金/未払金
  以下の表は重要な関連当事者に対する未収金および未払金を要約している。当グループの残高は、すべて無担保で

  あり、CGBにおける預け金、CGBの理財商品およびその他証券ならびに認購遠洋が発行した社債を除いて無利息であ
  り、確定した返済条項を伴っていない。
                 (単位:百万人民元)
              2020 年6月30日   201 9年12月31日
               現在    現在
  当グループ内の重要な関係会社間における未収/未払金
  CLIC に対する未収金              330    334
  CLIC に対する未払金             (14,106)     -
  CLオーバーシーズに対する未収金               43    56
  CLP&C に対する未収金              293    334
  CLP&C に対する未払金              (63)    (31)
  CLI に対する未収金              9    18
  CLI に対する未払金              (354)    (401)
  CLRE に対する未収金              2    2
  CGB における預け金              70,696    59,420
  CGB の理財商品およびその他証券              394    844
  CGB に対する未収金              2,066    894
  CGB に対する未払金              (61)    (75)
  遠洋集團の社債               706    922
  遠洋集團に対する未収金               76    8
  CL Ecommerce  に対する未収金
                 16    13
  CL Ecommerce  に対する未払金
                 (64)    (68)
  当社とその子会社間における未収/未払金

  AMC に対する未払金              (411)    (381)
  AMC HKに対する未払金
                 (11)    (9)
  ペンション・カンパニーに対する未収金               41    30
  ペンション・カンパニーに対する未払金               (38)    (35)
  Rui Chong Company に対する未収金           118    118
  (d) 主な経営陣報酬

                 (単位:百万人民元)

               6月30日に終了した6ヶ月間
               2020 年   2019 年
                 7    8

  給与およびその他の給付
  当社の主な経営陣の全体的な報酬体系は、現時点において中国関係当局の規制に準拠した形では最終承認されてい

  ない。上記に記載する報酬は、暫定的支払額である。
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  (e) 国営企業との取引
  IAS第24号「関連当事者に関する開示」(以下「IAS第24号」という。)では、中国政府によって管理される国営企

  業間の事業取引は関連当事者取引の範囲内とされている。当グループの最終的な持株会社であるCLICは国営企業で
  ある。当グループの中心事業は保険および投資関連であるため、その他の国営企業との事業取引も主として保険お
  よび投資活動に関連している。その他の国営企業との関連当事者取引は通常の事業の過程で行われたものであっ
  た。所有構造が複雑であるため、中国政府が多くの企業において間接的持分を所有している可能性がある。これら
  の持分の一部は、それら自体が、あるいは他の間接的持分と併せた場合、当グループが知り得ない支配的持分とな
  る可能性もある。しかし、当グループは重要な関連当事者を以下の事実から掌握していると確信しているため、定
  性的情報のみを開示するIAS第24号の免除規定を適用した。
  2020年6月30日現在、当グループの銀行預金の大部分は国営銀行への預金であった。当グループが保有する社債お

  よび劣後債の発行体は主に国営企業であった。2020年6月30日に終了した6ヶ月間について、当グループの団体保
  険事業の大半は国営企業との取引であった。バンカシュランスの仲介手数料の大部分は国営銀行および郵便局に支
  払われたものであった。当グループの再保険契約のほとんどすべてが国営の再保険会社との間で締結されるもので
  あった。
  19 株式資本

                  (単位:株式数)

              2020 年6月30日   2019 年12月31日
               現在    現在
  1株当たり1人民元の登録済、授権済、発行済および全額払込済
               28,264,705,000    28,264,705,000
  普通株式
                 (単位:百万人民元)

              2020 年6月30日   2019 年12月31日
               現在    現在
  1株当たり1人民元の登録済、授権済、発行済および全額払込済
                28,265    28,265
  普通株式
  2020年6月30日現在、当社の株式資本は以下のとおりであった。

                2020 年6月30日現在

               株式数   百万人民元
  CLIC による所有(  ⅰ)
               19,323,530,000     19,324
  その他の株主による所有             8,941,175,000     8,941
   内、国内で上場
               1,500,000,000     1,500
     海外で上場(ⅱ)             7,441,175,000     7,441
               28,264,705,000     28,265

  合計
   (ⅰ) CLICが保有する株式はすべて国内上場株式である。
   (ⅱ) 海外上場株式は、香港証券取引所およびニューヨーク証券取引所において取引される。
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  20 その他資本性金融商品
  (a) 基本情報

                   (単位:百万人民元)

        2019 年   増加    減少    2020年
       12月31日現在            6月30日現在
         7,791     -    -   7,791

  コアTier2資本証券
         7,791     -    -   7,791
  合計
  当社は、2015年7月3日に額面価額1,280百万米国ドルでコアTier2額面資本証券を発行し、ならびに2015年7月6

  日に当該証券を香港証券取引所に上場した。当該証券は、額面金額20万米国ドルおよび20万米国ドルを超える場合
  は1,000米国ドルの整数倍で発行された。当該発行の受取総額は、発行費の控除後1,274百万米国ドルまたは7,791
  百万人民元であった。発行済資本証券は60年満期で、期間満了時に延長可能である。証券の配当は半年毎に支払わ
  れるものとし、当社は発行後5年目の終了時およびその後の配当支払日に当該証券を償還するオプションを有して
  いる。最初の5年間の初回配賦率は4.00%であり、当社がオプション権を行使しない場合、5年目の終了時ならび
  に以後5年経過毎に、配賦率は米国債の利回りに2.294%のマージンを上乗せた数値に基づいて改定される。
  (b) 株主に帰属する株主資本

                  (単位:百万人民元)

                 201 9年12 月31 日現在
            2020年6月30日現在
  当社の株主に帰属する株主資本             415,906     403,764
  当社の普通株主に帰属する株主資本             408,115     395,973
  当社のその他資本性金融商品の株主に帰属する
  株主資本             7,791     7,791
  非支配持分に帰属する株主資本             6,271     5,578
  非支配持分の普通株主に帰属する株主資本             6,271     5,578
  2020年6月30日に終了した6ヶ月間における当社のその他資本性金融商品の株主への配当に関する情報は注記16を

  参照のこと。2020年6月30日現在、当社のその他の資本性金融商品の株主に帰属する未払累積配当金の未払いはな
  かった。
  21 引当金および偶発債務

  重要な偶発債務の要約は以下のとおりである:

                 (単位:百万人民元)

              2020 年6月30日   201 9年12月31日
               現在    現在
  係属中の訴訟
                 497    523
  当グループは、通常の業務過程において生じた特定の訴訟に関与している。係属中の訴訟に関する偶発債務を正確

  に開示するために、当グループは係属中のすべての訴訟をケース毎に各中間ならびに年次報告期間末に分析してい
  る。引当金は第三者の法的アドバイスに基づいて、当グループが現時点で債務を有しており、その債務を決済する
  際に具体的な経済的便益である当グループの資源の流出が見込まれ、かつその債務額を合理的に見積ることが可能
  であると経営陣が判断する場合にのみ認識される。そうでない場合、信頼性を持って偶発債務の額を見積ることが
  可能であれば、当グループは係属中の訴訟を偶発債務として開示することになる。2020年6月30日および2019年12
  月31日現在、当グループにはその他の偶発債務が存在するが、その債務額を信頼性を持って見積ることができず、
  総計で重要性はなかったため、かかる額の開示は実行不可能であった             。
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  22 契約債務
  (a) 資本コミットメント

  当グループが保有する不動産開発事業に関するコミットメントは以下のとおりである。

                 (単位:百万人民元)

              2020 年6月30日   2019 年12月31日
               現在    現在
  契約済み履行未了
  投資              64,703    64,866
  有形固定資産              4,156    3,941
  合計
                68,859    68,807
  (b) 賃貸人としてのオペレーティング・リース契約債権

  解約不能なオペレーティング・リースによる将来の最低受取リース料は以下のとおりである。

                 (単位:百万人民元)

              2020 年6月30日   2019 年12月31日
               現在    現在
  1年以内               533    578
  1年超5年以内               1,294    1,133
                 145    231
  5年超
  合計
                1,972    1,942
  前へ

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  2  【その他】
  (1) 訴訟

  該当なし

  (2) その他

   該当なし

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  3  【香港と日本における会計原則および会計慣行の主要な相違】
  添付の財務書類は、香港上場規則によって認められる           IFRS に準拠して作成されたものであり、日本におい

  て一般に公正妥当と認められる会計原則(日本          GAAP )に従って作成されたものとは異なる。        IFRS と日本
  GAAP の主な相違点は以下のとおりである。
  下記に記載されている    IFRS と日本 GAAP との相違は、当社が採用している       IFRS と日本で適用されている    日

  本GAAP との相違を全て明示するものではない。従って、これらの会計原則の相違に起因する財務諸表への影
  響は、下記に明示された相違のみに限られるものではない。
  (1)企業結合

   IFRS では、IFRS第3号「企業結合」に従って、共通支配下の取引等、IFRS第3号の適用外となってい

   るものを除き、企業結合の会計処理には取得法が適用される。取得関連費用は、原則として費用処理さ
   れる。取得企業は、特定の場合を除き、企業結合取引ごとに非支配持分を公正価値、もしくは被取得企
   業の識別可能な純資産に対する非支配持分の比例持分のいずれかの方法を選択して測定する。
   日本GAAPでは、企業会計基準第21号「企業結合に関する会計基準」に従って、共同支配企業の形成お

   よび共通支配下の取引以外の企業結合は取得となり、パーチェス法が適用される。取得とされた企業結
   合に直接要した支出額のうち、取得の対価性が認められる外部のアドバイザー等に支払った特定の報
   酬・手数料等は取得原価に含め、それ以外の支出額は発生時の事業年度の費用として処理される。少数
   株主持分は、取得企業の貸借対照表上、取得日における識別可能純資産の比例持分の公正価値で測定さ
   れる。 2013 年9月に、企業会計基準第21号「企業結合に係る会計基準」が一部改正され、取得関連費用
   は発生した事業年度に費用処理されることになった。当該改正は、2015年4月1日以後開始する事業年度
   の期首から適用された。
  (2)のれんおよび負ののれん

   IFRS では、IFRS第3号およびIAS第36号に従って、正ののれんは償却されない。移転された対価、被

   取得企業のすべての非支配持分の公正価値、および取得企業が以前に保有していた被取得企業の資本持
   分の取得日公正価値の総額が、取得した識別可能な資産および引受けた負債の正味の金額の公正価値を
   超過する額が、のれんとして計上される。この金額が取得した子会社の純資産の公正価値を下回る場合
   (割安購入の場合)、取得企業は取得した資産全てと引き受けた負債の全てが正しく認識されているか
   どうかを再評価し、取得日に認識された金額の測定に用いられた方法をレビューする。再評価してもな
   お、取得した純資産の公正価値が、移転された対価の合計額を超過する場合、当該利益は純損益に認識
   される。のれんは毎年(減損の兆候がある場合は随時)、減損テストが実施され、減損損失累計額控除
   後の原価で計上される。のれんに減損の兆候が見られる場合は回収可能価額が見積られ、帳簿価額と回
   収可能価額の差額を減損損失として認識する。のれんに係る減損損失の戻入れはできない。事業体の売
   却に係る利得および損失には、その事業体の売却に関連するのれんの帳簿価額が含まれる。
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   日本GAAPでは、企業会計基準第21号「企業結合に関する会計基準」に従って、連結会社の投資がこれ
   に対応する連結子会社の純資産の金額を超えることにより生じる差額は正ののれんとし、純資産の金額
   に満たないことにより生じる差額は負ののれんとされる。正ののれんは資産に計上し、20年以内のその
   効果の及ぶ期間にわたって、定額法その他合理的な方法により規則的に償却し、「固定資産の減損に係
   る会計基準」の適用対象資産となることから、当該基準に従った減損処理が行われる。負ののれんが生
   じると見込まれる場合には、原則として、(a)取得企業は、すべての識別可能資産および負債が把握さ
   れているか、また、それらに対する取得原価の配分が適切に行なわれているかどうかを見直し、(b)(a)
   の見直しを行なっても、なお負ののれんが生じる場合には、当該負ののれんが生じた事業年度の利益と
   して処理される。
  (3)保険料の収益認識

   IFRS では、保険会社が引き受ける保険契約は、投資契約および狭義の保険契約として分類される。投

   資契約は重要な保険リスクを伴わずに金融リスクを移転する契約である一方、狭義の保険契約は重要な
   保険リスクを移転する契約である。狭義の保険契約には、短期保険契約、長期保険契約等が含まれる。
   長期生命保険契約からの保険料は、保険契約者からの支払期日到来時に収益として認識される。短期傷
   害医療保険商品の販売からの保険料は引受時に計上され、関連する保険契約期間にわたり比例配分によ
   り収益計上される。投資契約からの収益は保険契約手数料収入として認識される。これは、サービス提
   供期間にわたる様々な手数料収入(保険契約手数料、取扱手数料、管理手数料等)からなる。特定の新
   契約獲得費控除後の保険契約手数料収入は前受収益として繰延べられ、予想契約期間にわたり償却され
   る。保険料手数料収入は、その他の収益の一部として収益認識される。
   日本GAAPでは、傷害医療保険商品、投資型保険商品を含む生命保険契約からの保険料は回収日をもっ

   て収益として認識される。
  (4)保険契約

   短期保険契約

   IFRS では、保険金および損害調査費の実際発生額は発生時に費用計上される。保険金および損害調査

   費の支払備金は、既    報告および既発生未報告(すなわち       IBNR )の保険金請求、および発生した保険事故
   に係る損害調査費から構成される。当該備金は、発生した保険事故に係る報告済または未報告の保険金
   請求額および関連する費用に対して将来支払われる見積額を示している。見積額の変動は見積額が変動
   した期間の損益計算書に反映される。
   日本GAAPでは、生命保険については、既発生未報告の死亡保険金、高度傷害保険金、災害保険金、手

   術給付金、障害給付金等について、過去の趨勢に基づきIBNRの計上が要求されている。また、支払備金
   に係る損害調査費の未払計上は要求されていない。
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   長期保険契約
   IFRS では、長期保険契約の負債を見積る際に割引キャッシュ・フロー法を利用している。長期保険契

   約の準備金は、合理的に見積られた負債、リスク・マージンおよび残余マージンで構成される。長期保
   険契約負債は、死亡率、疾病率、失効率、割引率に係る仮定ならびに費用の仮定を含む様々な仮定を用
   いて、以下の原則により計算されている。
    (a)  長期保険契約における負債の合理的な見積額は、将来キャッシュ・アウトフローから将来

     キャッシュ・インフローを差し引いた合理的な見積額の現在価値である。予想将来キャッ
     シュ・インフローには保険債務の引受から生じる将来の保険料のキャッシュ・インフローが
     含まれているが、主に死亡または解約により減少する点も考慮に入れている。予想将来
     キャッシュ・アウトフローとは、契約債務の履行により生じる現金流出額であり、以下の要
     素で構成されている:
     ・死亡、人身障害、疾病、延命、満期および解約に関する支払いを含む、契約条件に基づ
      く保証給付。
     ・保険契約者への配当金等の追加的な非保証給付。
     ・維持費および保険金清算費用等を含む、保険契約の管理または保険金支払手続で発生し
      た合理的な費用。将来の事務管理費用は維持費に含まれている。費用は、将来のインフ
      レの見積りや、当社の費用管理統制を考慮に入れた費用分析に基づいている。
     負債およびリスク・マージンの合理的な見積りの仮定は、すべての利用可能な情報を考慮し
     た上で、また保険会社の過去の実績および将来の事象の予測を踏まえて、各報告日に再検討
     される。仮定の変動部分は純損益に認識される。残余マージンの償却に関する仮定は保険証
     券の発行時に固定されるため、各報告日時点での調整は実施しない。
    (b)  保険契約準備金の計算時にマージンを考慮に入れる。これは個別に測定され、契約期間にわ

     たって各期間の純損益に認識される。契約開始時に利得は認識しないが、発生した損失は即
     時に純損益に認識する。マージンは、リスク・マージンおよび残余マージンから                なる。 リス
     ク・マージンは、金額と時期が確定していない将来キャッシュ・フローを補う目的で計上さ
     れる準備金である。契約開始時に、残余マージンは開始日の利得を意味する、主に保険契約
     引受および新契約獲得費用等の特定の新契約費を控除して算出され、契約期間にわたって償
     却されることになる。    将来のリターンが対応する投資ポートフォリオの投資利回りの影響を受け
     る保険契約の場合、関連する残余マージンは、保険契約者に支払われる将来の見積配当額に基づ
     いて償却される。将来のリターンが対応する投資ポートフォリオの投資利回りの影響を受けない
     保険契約の場合、関連する残余マージンは、発行済み保険契約が保証する保険金・給付金の額に
     基づいて償却される。    その後の残余マージンの測定は、割引後の将来キャッシュ・フローの合
     理的な見積やリスク・マージンとは独立して行なわれる。仮定の変更は、残余マージンのそ
     の後の測定に影響を及ぼさない。
    (c)  保険契約に対する準備金の計算時に、時間価値による影響が考慮される。

   日本GAAPでは、未経過保険料は保険業法および保険業法施行規則等の定めに従って計上収入保険料を

   基礎に測定される。保険料積立金は金融庁の標準的な算出基準、または、平準純保険料式により計算さ
   れる。チルメル式などの他の方法も金融庁によって認められる。
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   さらに、日本GAAPにおいては、生命保険会社は保険業法施行規則第69条および第87条により、将来発
   生が見込まれる危険に備えて危険準備金を設定し、大蔵省令告示に基づき計算される金額を計上するこ
   とが要求される。しかし、IFRSでは、このような準備金の設定は要求されていない。
  (5)価格変動準備金

   日本GAAPにおいて保険会社は、保険業法第115条に基づき、その所有する株式その他の価格変動によ

   る損失が生じ得るものとして内閣府令で定める資産について、内閣府令で定めるところにより計算した
   金額を価格変動準備金として積み立てなければならないが、IFRSではそのような規則はない。
  (6)公正価値の測定

   IFRS 第13号は、 2013 年1月1日以後開始する事業年度に適用しなければならず、          IFRS における全ての

   公正価値測定に関するガイダンスについて単一の根拠を定めている。              IFRS 第13号は企業がいつ公正価
   値の使用を要求されるかについて変更するものではなく、むしろ             IFRS において公正価値が要求または
   許容される場合にどのように公正価値を測定するかのガイダンスを提供するものである。                  IFRS 第13号
   は公正価値に関して特別な開示も要求しており、          IFRS 第7号「金融商品:開示」を含む他の基準におけ
   る既存の開示要件のいくつかを置換するものである。           IFRS 第13号では、公正価値を「測定日時点で、
   市場参加者間の秩序ある取引において、資産を売却するために受け取るであろう価格又は負債を移転
   するために支払うであろう価格」と定義している。また、            IFRS 第13号は、公正価値の測定に用いたイ
   ンプットの性質に基づき     3つの階層に分類することを定めた。公正価値階層が最も高い優先順位を与え
   ているのは、同一の資産または負債に関する活発な市場における(無調整の)相場価格(レベル                   1の
   インプット)であり、もっとも優先順位が低いのは、観察可能でないインプット(レベル                  3のイン
   プット)である。
   日本 GAAP では、 2010 年3月31日以降終了する事業年度より適用されている、改正「金融商品に関す

   る会計基準(企業会計基準第      10号)」及び「金融商品の時価等の開示に関する適用指針(企業会計基
   準適用指針第   19号)」により、原則としてすべての金融商品についての時価の開示が求められること
   になった。時価は金融商品会計基準等に定める時価(市場価額、ない場合には合理的な仮定に基づき
   算定された価額)に基づいて算定し、委託手数料等取引に付随して発生する費用は含めない。時価を
   把握することが極めて困難と認められ、時価注記をしていない金融商品については、金融商品の概
   要、貸借対照表計上額およびその理由を注記する。
   2021 年4月1日以後開始する連結会計年度及び事業年度の期首からの適用となっている(               2020 年4月1

   日以後開始する連結会計年度及び事業年度の期首から適用可、また、              2020 年3月31日以後終了する連結
   会計年度及び事業年度の年度末に係る連結財務諸表及び個別財務諸表から適用可)が、主に金融商品
   の時価に関するガイダンス及び開示に関して、国際的な会計基準との整合性を図る取組みの結果とし
   て「時価の算定に関する会計基準       (企業会計基準第   30号)」が公表された。統一的な時価の算定方法を用
   いることにより、国内外の企業間における財務諸表の比較可能性を向上させる観点から、                  IFRS 第13号
   の定めを基本的にすべて取り入れている。一方で、これまで我が国で行われてきた実務等に配慮し、
   財務諸表間の比較可能性を大きく損なわせない範囲で、個別項目に対するその他の取扱いを定めてい
   る。
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  (7)金融資産の分類
   IFRS では、金融資産は、損益を通じて公正価値で測定する証券、満期保有目的証券、貸付金および

   債権ならびに売却可能証券に分類されている。当該分類は、経営者が当初認識時に、その金融資産の
   取得目的に応じて決定する。
   日本GAAPでは、金融資産は、原則として法的形態をベースに、有価証券、債権、金銭の信託、デリ

   バティブ等に分類して規定が定められている。さらに有価証券については、その保有目的に応じて、
   売買目的有価証券、満期保有目的の債券、子会社および関連会社株式、その他有価証券ならびに責任
   準備金対応債券に分類される。責任準備金対応債券は、債券と責任準備金のデュレーションを一定幅
   で一致させたものについて、償却原価を用いて当該債券を評価するものである。
  (8)金融資産の評価

   IFRS では、売却可能証券および損益を通じて公正価値で測定する証券は、公正価値で計上される。

   活発な市場においての相場価格がなく、公正価値が確実に測定できない株式投資は、減損引当金額控
   除後の取得原価で計上される。満期保有目的証券は、実効金利を用いて償却原価で計上される。証券
   の売却時は、主に個々の証券ごとに投資の損益が測定される。損益を通じて公正価値で測定する証券
   のカテゴリーの公正価値の変動によって生じた実現および未実現の損益は、それらが発生した期間の
   純損益に含まれる。売却可能な負債性証券の公正価値の変動により生じた未実現損益、ならびに売却
   可能な持分証券の公正価値の変動により生じた未実現損益の残りの額は、その他の包括利益に認識さ
   れる。売却可能証券に分類された証券が売却された場合、公正価値の累積変動調整額は、実現益とし
   て正味実現利得で純損益に含められる。市場価格のある投資の公正価値は、最新の時価による。金融
   資産の市場が活発ではない場合、評価技法を用いて公正価値を測定する。
   日本GAAPでは、売買目的の金融資産は公正価値で測定し、公正価値の変動を損益計算書で認識して

   いる。売却可能証券は公正価値で測定し、公正価値の変動額を以下のいずれかの方法で処理してい
   る。
    (a)公正価値の変動額を純資産に計上し、売却、減損あるいは回収時に損益計算書に計上する;
    (b)個別ベースで、公正価値が原価を上回る場合には純資産に計上し、下回る場合には損益計算
    書に計上する。
   また、時価を把握することが極めて困難と認められる有価証券のうち、社債その他の債券以外の有価

   証券については、取得原価をもって貸借対照表価額とする。なお、市場価格のない株式は、時価を把
   握することが極めて困難と認められる有価証券として取り扱われる。
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  (9)金融資産の減損
   IFRS では、損益を通じて公正価値で測定する金融資産以外の金融資産について、IAS第39号に従っ

   て、減損の客観的な証拠が認められた場合に減損損失を認識する。満期保有目的証券の減損損失は、
   当該証券の実効金利で割り引いた予想将来キャッシュ・フローの現在価値と簿価の差額により測定さ
   れる。売却可能な負債性証券および持分証券は、当該証券の公正価値まで評価減され、減損が認識さ
   れる期間において金融資産に係る正味実現利得として計上される。その後、負債性証券の公正価値が
   上昇し、その上昇が純損益を通じて減損を認識した後に発生した事象に客観的に関連している場合、
   減損損失は損益を通じて戻入れられる。損益に認識された資本性証券に係る減損損失を、純損益を通
   じて戻入れることはない。
   日本GAAPでは、「金融商品に関する会計基準」に従って、売買目的以外の有価証券のうち時価があ

   るものについて、時価が著しく下落したとき、回復する見込みがあると認められる場合を除き、減損
   損失を認識する。時価を把握することが極めて困難な株式については、株式の発行会社の財政状態の
   悪化により実質価額が著しく低下したときに、回復可能性が十分な証拠によって裏付けられる場合を
   除き、減損損失が認識される。時価を把握することが困難な債券については、償却原価法を適用した
   上で、債権の貸倒見積高に準じて信用リスクに応じた償還不能見積高を算定し、減損損失を認識す
   る。前事業年度以前に認識した減損損失の戻入れは認め           られていない。
  (10)金融資産の消滅の認識

   IFRS では、金融資産からのキャッシュ・フローを受け取る権利が失効した場合、あるいはそれらの

   権利が譲渡され、資産の所有に係るすべてのリスクと利得が実質的に譲渡された場合、金融資産の認識
   の中止が行われる。
   日本GAAPでは、「金融商品に関する会計基準」により、金融資産の消滅は金融資産の契約上の権利

   を行使または喪失したとき、あるいは権利に対する支配が他に移転したときに認識される。金融資産の
   契約上の権利に対する支配が他に移転するのは、(a)           譲渡された金融資産に対する譲受人の契約上の権
   利が譲渡人およびその債権者から法的に保全され、(b)譲受人が譲渡された金融資産の契約上の権利
   を直接または間接に通常の方法で享受でき、(c)譲渡人が譲渡した金融資産を当該金融資産の満期日
   前に買戻す権利および義務を実質的に有していない場合である。
  (11)非支配持分

   IFRS では、非支配持分は連結財政状態計算書上、資本の構成要素として表示される。連結包括利益

   計算書上で表示される純損益には、非支配持分および親会社の所有者に帰属する損益が含まれている。
   純損益の後に、非支配株主に帰属する純損益および親会社の所有者に帰属する純損益が区分して表示さ
   れる。
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   日本GAAPでは、企業会計基準第5号「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」により、
   連結貸借対照表上、非支配持分は純資産の部に区分して記載することとされている。一方、非支配持分
   損益については、企業会計基準第22号「連結財務諸表に関する会計基準」により、連結損益計算書にお
   いて損失または利益として表示し、当期純利益は親会社の株主に帰属する利益の額として計算すること
   とされている。   2013 年9月に、企業会計基準第5号「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基
   準」および企業会計基準第22号「連結財務諸表に関する会計基準」が一部改正され、連結貸借対照表に
   おいて「少数株主持分」から「非支配株主持分」へ表示が変更された。また、連結損益計算書において
   「少数株主利益」から「非支配株主に帰属する当期純利益」に、「当期純利益」から「親会社に帰属す
   る当期純利益」に表示が変更された。当該改正は、2015年4月1日以後開始する事業年度の期首から適用
   された。表示法方法の変更により適用初年度は過年度の財務諸表の表示を組替えることとされる。
  (12) IFRS 第9号「金融商品」のIFRS第4号「保険契約」との適用

   IFRS では、IFRS第4号(修正)は、IFRS第9号およびIFRS第17号の異なる発効日から生じる懸念に対

   処する。当該修正は、IFRS第4号の適用範囲内で保険契約を発行する企業に対し、IFRS第9号適用の一
   時的免除と上書きアプローチという2つの選択肢を認めている。一時的免除では、対象となる企業は、
   IFRS第17号の適用日までIFRS第9号の適用を延期することができる。本修正では、保険会社は、(a)こ
   れまで、損益を通じて公正価値で測定する金融負債に係る損益(以下「FVTPL」という。)の表示に関
   する要件以外でIFRS第9号のいかなるバージョンも適用しておらず、(b)2016年4月1日以前の事業年
   度において主要な活動が保険と関連している場合は、IFRS第9号の一時的免除が適用できることを明確
   にしている。上書きアプローチでは、2018年以降IFRS第9号を適用する企業が、IFRS第9号の適用によ
   り生じた影響を損益からその他の包括利益へ振替えることができる。企業は、2018年1月1日以降に開
   始する事業年度からIFRS第9号の一時的免除を適用することができる、またはIFRS第9号を最初に適用
   する際に上書きアプローチを適用することができる。
   日本GAAPでは,該当する基準はない。

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  第7 【外国為替相場の推移】

  1.【当該半期中における月別為替相場の推移】

     2020年   2020年   2020年   2020年   2020年   2020年

   月別
      1月   2月   3月   4月   5月   6月
  最高(円)
     16.06   15.96   15.73   15.45   15.20   15.47
  最低(円)

     15.48   15.57   14.79   15.10   14.97   15.06
  平均(円)

     15.81   15.74   15.33   15.25   15.11   15.19
  単位:1人民元の円相当額(円/人民元)。
  出典:国家外貨管理局が公表している人民元/100円のデータを基に、円/人民元ベースに換算したものである。
  2.【最近日の為替相場】

  15.39 円(2020年8月   31日)

  単位:1人民元の円相当額(円/人民元)。

  出典:国家外貨管理局が公表している人民元/100円のデータを基に、円/人民元ベースに換算したものである。
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  第8 【提出会社の参考情報】

  当社は当半期の開始日から本書の提出日までの間に、下記の書類を関東財務局長に提出した。

  1.有価証券報告書及びその添付書類:令和2年5月20日提出

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  第二部  【提出会社の保証会社等の情報】

  該当事項なし。

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2024年4月16日

2024年4月よりデータの更新が停止しております。
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2023年2月15日

2023年1月より一部報告書の通知、表示が旧社名で通知、表示される現象が発生しておりました。対応を行い現在は解消しております。

2023年2月15日

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2023年1月7日

2023年分の情報が更新されない問題、解消しました。

2023年1月6日

2023年分より情報が更新されない状態となっております。原因調査中です。

2022年4月25日

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2020年12月21日

新規上場の通知機能を追加しました。Myページにて通知の設定が行えます。

2020年9月22日

企業・投資家の個別ページに掲載情報を追加しました。また、併せて細かい改修を行いました。

2019年3月22日

2019年4月より、5年より前の報告書については登録会員さまのみへのご提供と変更させていただきます。

2017年10月31日

キーワードに関する報告書の検出処理を改善いたしました。これまで表示されていなかった一部の報告書にも「増加」「減少」が表示されるようになっりました。

2017年2月12日

キーワードに関する報告書のRSS配信を開始いたしました。

2017年1月23日

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