イーストスプリング・グローイング・アジア株式オープン 有価証券報告書(内国投資信託受益証券) 第26期(令和1年12月21日-令和2年6月22日)
提出書類 | 有価証券報告書(内国投資信託受益証券)-第26期(令和1年12月21日-令和2年6月22日) |
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提出者 | イーストスプリング・グローイング・アジア株式オープン |
カテゴリ | 有価証券報告書(内国投資信託受益証券) |
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イーストスプリング・インベストメンツ株式会社(E12566)
有価証券報告書(内国投資信託受益証券)
【表紙】
【提出書類】 有価証券報告書
【提出先】 関東財務局長殿
【提出日】 令和2年9月17日
【計算期間】 第26期(自 令和元年12月21日 至 令和2年6月22日)
【ファンド名】 イーストスプリング・グローイング・アジア株式オープン
【発行者名】 イーストスプリング・インベストメンツ株式会社
【代表者の役職氏名】 代表取締役 新田 恭久
【本店の所在の場所】 東京都千代田区丸の内二丁目6番1号
丸の内パークビルディング
【事務連絡者氏名】 山本 亮子
【連絡場所】 東京都千代田区丸の内二丁目6番1号
丸の内パークビルディング
【電話番号】 03-5224-3400
【縦覧に供する場所】 該当事項はありません。
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有価証券報告書(内国投資信託受益証券)
第一部【ファンド情報】
第1【ファンドの状況】
1【ファンドの性格】
( 1) 【ファンドの目的及び基本的性格】
① ファンドの目的
当ファンドは、主として日本を除くアジア地域において相対的に高い経済成長が見込まれる国
の株式を主要投資対象とする投資信託証券に投資を行い、信託財産の成長を目指して運用を行
います。
以下、本書において、投資信託または外国投資信託の受益証券(振替受益権を含みます。)お
よび投資法人または外国投資法人の投資証券(振替投資口を含みます。)を「投資信託証券」
といいます。
② 基本的性格
当ファンドは、一般社団法人投資信託協会が定める商品分類において、追加型投信/海外/株
式に該当します。
商品分類表
単位型・追加型 投資対象地域 投資対象資産(収益の源泉)
株 式
国 内
単位型投信
債 券
海 外 不動産投信
追加型投信
その他資産
内 外
資産複合
(注)当ファンドが該当する商品分類を網掛け表示しています。
○当ファンドが該当する商品分類の定義
「追加型投信」… 一度設定されたファンドであってもその後追加設定が行われ従来の信託財
産とともに運用されるファンドをいいます。
「海外」… 目論見書または投資信託約款において、組入資産による主たる投資収益が実質的
に海外の資産を源泉とする旨の記載があるものをいいます。
「株式」… 目論見書または投資信託約款において、組入資産による主たる投資収益が実質的
に株式を源泉とする旨の記載があるものをいいます。
属性区分表
投資対象資産 決算頻度 投資対象地域 投資形態 為替ヘッジ
年1回
株式 グローバル
一般
年2回
日本
大型株
中小型株 年4回
北米
ファミリー あり
債券
年6回
欧州
ファンド
一般
(隔月)
公債
アジア
年12回
社債
オセアニア
(毎月)
その他債券
なし
ファンド・オブ・
クレジット属性
日々 中南米
ファンズ
不動産投信
その他
その他資産 アフリカ
(投資信託証券
中近東(中東)
(株式))
資産複合
エマージング
(注1)当ファンドが該当する属性区分を網掛け表示しています。
(注2)属性区分に記載している「為替ヘッジ」は、対円での為替リスクに対するヘッジの有無
を記載しております。
○当ファンドが該当する属性区分の定義
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「その他資産(投資信託証券(株式))」… 目論見書または投資信託約款において、投資
信託証券を通じて、実質的に株式に投資する旨の記載があるものをいいます。
「年2回」… 目論見書または投資信託約款において、年2回決算する旨の記載があるものを
いいます。
「アジア」… 目論見書または投資信託約款において、組入資産による投資収益が日本を除
くアジア地域の資産を源泉とする旨の記載があるものをいいます。
「ファンド・オブ・ファンズ」… 「投資信託等の運用に関する規則」第2条に規定するファ
ンド・オブ・ファンズをいいます。
「為替ヘッジなし」… 目論見書または投資信託約款において、為替のヘッジを行わない旨
の記載があるものまたは為替のヘッジを行う旨の記載がないものをいいます。
*上記以外の商品分類および属性区分の定義につきましては、一般社団法人投資信託協会の
ホームページ(http://www.toushin.or.jp/)をご覧ください。
③ 信託金の限度額
信託金の限度額は1,000億円とします。ただし、受託会社と合意のうえ、この限度額を変更する
ことができます。
④ ファンドの特色
1. 「グローイング・アジア」の株式を実質的な主要投資対象とします。
・主として日本を除くアジア地域において相対的に高い経済成長が見込まれる国の株式に実質
的に投資を行い、中長期的な値上り益の獲得を目指して運用を行います。
・高い経済成長が続くアジア地域で、今後も特に高い成長が期待できると考えられる国々を当
社では「グローイング・アジア」と呼び、当ファンドの実質的な主要投資対象国とします。
・ルクセンブルグ籍外国投資法人「イーストスプリング・インベストメンツ」のサブファン
※
ド (米ドル建て)への投資を通じて、主要投資対象国の株式に投資を行います。
※一般に、一つの外国投資法人の下で運用対象に応じて個々に設定されるファンドをサブ
ファンドといいます。実際の運用はサブファンドごとに行われます。
<主要投資対象国>
中国、インド、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム
(2020年7月末現在。主要投資対象国は、今後変更される場合があります。)
2 .投資信託証券への投資に当たっては、イーストスプリング・インベストメンツ(シンガポー
ル)リミテッドに運用の指図に関する権限の一部を委託します。
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充実したアジアのネットワーク
・イーストスプリング・インベストメ
ンツの属するグループは、アジアに
おける14の国や地域で生命保険およ
び資産運用事業を展開しています。
・当ファンドの運用および組入投資信
託証券の運用を担当するイーストス
プリング・インベストメンツ(シン
ガポール)リミテッドの株式運用
チームは、グループ内のアジア各
国・地域の運用会社と連携して運用
を行っています。
(2020年7月末現在)
3. ファンド・オブ・ファンズ形式で運用を行います。
ファンドの仕組み
・当ファンドは、複数の投資信託証券(投資対象ファンド)に投資するファンド・オブ・ファ
ンズ形式で運用を行います。
※投資信託証券の組入比率は、原則として高位を保ちます。
※ファンドは実質的にアジア各国・地域の株式に投資するため、その基準価額は、株式の値動きに加
え、円対現地通貨等の為替相場の動きに影響を受けます。
4. 実質的な主要投資対象国の選定および国別の投資割合は、株式市場の規模および市場見通しに
基づいて決定されます。
・当ファンドは、原則として、アジアの経済成長を牽引する中国とインドの株式に40%程
度、内需拡大や輸出の増加などから高い成長が期待されるASEAN地域の株式に60%程
度、実質的に投資を行います。
・実際の投資配分は、市場動向等を勘案し、基本比率の上下一定の範囲内で決定されます。
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<基本比率> (純資産総額ベース、2020年7月末現在)
※上記サブファンドの運用はイーストスプリング・インベストメンツ(シンガポール)リミテッドが行
います。
※市況動向および資金動向等により、上記のような運用ができない場合があります。
※基本比率および投資対象とする投資信託証券は、今後変更される場合があります。
※ASEAN:東南アジア諸国連合。1967年、域内における経済成長、社会・文化的発展の促進などを
目的に設立。インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、ベトナム、
ラオス、ミャンマー、カンボジアの10ヵ国が加盟(2020年7月末現在)。
5. 原則として、為替ヘッジを行いません。
・実質的に組入れた外貨建資産について、原則として為替ヘッジは行いません。そのため、為
替相場の変動の影響を受けることになります。
資金動向、市況動向等によっては上記のような運用ができない場合があります。
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有価証券報告書(内国投資信託受益証券)
(2) 【ファンドの沿革】
2007 年6月29日 証券投資信託契約締結、ファンドの設定、運用開始
2012 年2月14日 ファンド名を「PCAグローイング・アジア株式オープン」から「イーストスプリ
ング・グローイング・アジア株式オープン」に変更
投資顧問会社の商号を「イーストスプリング・インベストメンツ(シンガポール)
リミテッド」に変更
(3) 【ファンドの仕組み】
① ファンドの仕組み
② 委託会社およびファンドの関係法人
1.委託会社:イーストスプリング・インベストメンツ株式会社
当ファンドの委託者として信託財産の運用業務等を行います。
2.受託会社:三井住友信託銀行株式会社
(再信託受託会社:株式会社日本カストディ銀行)
当ファンドの受託者として信託財産の保管、管理等を行います。なお、信託事務の一部につ
き、再信託受託会社に委託することがあります。
3.販売会社:
当ファンドの投資信託受益権の募集の取扱いおよび販売、一部解約に関する事務、一部解約
金・収益分配金および償還金の支払いに関する事務等を行います。
4.投資顧問会社:イーストスプリング・インベストメンツ(シンガポール)リミテッド
(Eastspring Investments (Singapore) Limited)
委託会社より運用指図に関する権限の一部につき委託を受けて投資判断・発注等を行います。
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③ 委託会社が関係法人と締結している契約等の概要
1.受託会社と締結している契約
証券投資信託契約が締結されており、投資信託財産の運用方針、信託報酬の総額、受益権の募
集方法に関する事項等が定められています。
2.販売会社と締結している契約
投資信託受益権の募集・販売の取扱い等に関する契約が締結されており、受益権の募集および
一部解約の取扱いに関する事項、収益分配金・一部解約金および償還金の支払いの取扱いに関
する事項等が定められています。
3.投資顧問会社と締結している契約
投資一任契約が締結されており、運用指図に関する権限の委託にあたっての投資顧問会社の義
務、報酬等が定められています。
④ 委託会社の概況
1.資本金の額
2020 年7月末現在 649.5百万円
2.委託会社の沿革
1999年12月 ピーピーエム投信投資顧問株式会社設立
2000年1月 投資顧問業の登録
2000年5月 投資一任契約にかかる業務の認可を取得
2000年5月 証券投資信託委託業の認可を取得
2002年1月 ピーシーエー・アセット・マネジメント株式会社へ商号変更
2007年9月 金融商品取引法施行による金融商品取引業(投資助言・代理業、投資運用
業、第二種金融商品取引業)のみなし登録
2010 年12月 PCAアセット・マネジメント株式会社へ商号変更
2012 年 2月 イーストスプリング・インベストメンツ株式会社へ商号変更
3.大株主の状況(2020年7月末現在)
株主名 住所 所有株式数 所有比率
プルーデンシャル・コーポレー
英国 ロンドン市
ション・ホールディングス・リ
エンジェルコート 1
23,060 株 100 %
ミテッド(以下「PCHL」と
EC2R 7AG
(注)
いいます。)
(注)PCHLは、世界有数の金融サービスグループを展開する英国プルーデンシャル社(以下
「最終親会社」)の間接子会社です。なお、最終親会社およびPCHLは、主に米国で事業
を展開しているプルデンシャル・ファイナンシャル社、および英国の