株式会社グレイスヒルズカントリー倶楽部 有価証券報告書 第17期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
提出書類 | 有価証券報告書-第17期(平成31年4月1日-令和2年3月31日) |
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提出日 | |
提出者 | 株式会社グレイスヒルズカントリー倶楽部 |
カテゴリ | 有価証券報告書 |
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株式会社グレイスヒルズカントリー倶楽部(E04735)
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【表紙】
【提出書類】 有価証券報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項
【提出先】 東海財務局長
【提出日】 2020年6月29日
【事業年度】 第17期(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
【会社名】 株式会社グレイスヒルズカントリー倶楽部
【英訳名】 GRACE HILLS COUNTRY CLUB CO.,LTD.
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 若 林 伸 和
【本店の所在の場所】 三重県四日市市桜町池之谷2230
【電話番号】 059-327-1110(代表)
【事務連絡者氏名】 取締役 富 野 正 裕
【最寄りの連絡場所】 三重県四日市市桜町池之谷2230
【電話番号】 059-327-1110(代表)
【事務連絡者氏名】 取締役 富 野 正 裕
【縦覧に供する場所】 該当事項はありません。
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第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
回次 第13期 第14期 第15期 第16期 第17期
決算年月 2016年3月 2017年3月 2018年3月 2019年3月 2020年3月
売上高 (千円) 103,970 103,730 106,021 109,390 109,231
経常利益 (千円) 13,861 8,810 18,141 17,978 15,270
当期純利益 (千円) 9,091 5,715 11,935 11,857 10,062
持分法を適用した場合の
(千円) ― ― ― ― ―
投資利益
資本金 (千円) 64,400 64,400 64,400 64,400 64,400
普通株式 普通株式 普通株式 普通株式 普通株式
47,872 47,872 47,872 47,872 47,872
発行済株式総数 (株)
優先株式 優先株式 優先株式 優先株式 優先株式
903 903 903 903 903
純資産額 (千円) 1,074,158 1,079,874 1,091,809 1,103,666 1,113,728
総資産額 (千円) 1,087,037 1,091,358 1,105,981 1,121,408 1,123,650
1株当たり純資産額 (円) 7,328.69 7,446.20 7,693.63 7,939.43 8,147.74
1株当たり配当額
― ― ― ― ―
(円)
(1株当たり中間配当額)
( ―) ( ―) ( ―) ( ―) ( ―)
1株当たり当期純利益金額 (円) 188.03 117.51 247.43 245.80 208.30
潜在株式調整後1株当たり
(円) ― ― ― ― ―
当期純利益金額
自己資本比率 (%) 98.8 98.9 98.7 98.4 99.1
自己資本利益率 (%) 0.8 0.5 1.1 1.1 0.9
株価収益率 (倍) ― ― ― ― ―
配当性向 (%) ― ― ― ― ―
営業活動による
(千円) 35,196 28,313 40,413 36,079 36,381
キャッシュ・フロー
投資活動による
(千円) △ 70,206 △ 28,584 △ 54,868 △ 23,217 △ 34,965
キャッシュ・フロー
財務活動による
(千円) △ 614 ― ― ― ―
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物
(千円) 248,635 248,364 233,909 246,771 248,188
の期末残高
従業員数 (名) 1 1 1 1 1
株主総利回り (%)
― ― ― ― ―
(比較指標:―) (%) ( ―) ( ―) ( ―) ( ―) ( ―)
最高株価 (円) ― ― ― ― ―
最低株価 (円) ― ― ― ― ―
(注) 1 売上高には、消費税等を含めておりません。
2 持分法を適用した場合の投資利益については、損益等に与える影響がないため記載しておりません。
3 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式がないため記載しておりません。
4 株価収益率、株主総利回り、比較指標、最高株価及び最低株価は、当社株式が非上場であり、株価が把握で
きませんので、記載しておりません。
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2 【沿革】
年月 概要
2004年2月 ゴルフ場事業を目的として名古屋市中区に株式会社グレイスヒルズカントリー倶楽部を設立。
三重県四日市市のグレイスヒルズカントリー倶楽部を㈱ヘラルドコーポレーションより営業譲
2004年3月
受。
2004年4月 リゾートトラストゴルフ事業㈱へゴルフ場の運営を委託。
2004年8月 本店所在地を名古屋市中区より三重県四日市市へ移転。
普通株式308百万円を第三者割当増資として発行し、内154百万円を資本金に組入れ残額154百万
2004年8月
円を資本準備金とした。
優先株式498百万円を一般募集により発行し、内249百万円を資本金に組入れ残額249百万円を資
2005年8月
本準備金とした。
優先株式67百万円を一般募集により発行し、内33百万円を資本金に組入れ残額33百万円を資本
2006年8月
準備金とした。
優先株式45百万円を一般募集により発行し、内22百万円を資本金に組入れ残額22百万円を資本
2007年8月
準備金とした。
優先株式45百万円を一般募集により発行し、内22百万円を資本金に組入れ残額22百万円を資本
2008年8月
準備金とした。
優先株式36百万円を一般募集により発行し、内18百万円を資本金に組入れ残額18百万円を資本
2009年8月
準備金とした。
2010年3月 無償減資を行い、資本金を50百万円とする。
優先株式21百万円を一般募集により発行し、内10百万円を資本金に組入れ残額10百万円を資本
2010年8月
準備金とした。
優先株式7百万円を一般募集により発行し、内3百万円を資本金に組入れ残額3百万円を資本準備
2011年8月
金とした。
3 【事業の内容】
当社グループは、当社、その他の関係会社(リゾートトラスト株式会社)、関連会社(ジャパンクラシック株式会
社)で構成されており、当社はゴルフ場の管理を行なっております。なお、その他の関係会社の子会社であるリゾー
トトラストゴルフ事業㈱にゴルフ場の運営を委託しております。
当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付けは、次のとおりであります。
ゴルフ場の概況は次のとおりであります。
ゴルフ場名 グレイスヒルズカントリー倶楽部
所在地 三重県四日市市桜町池之谷2230
施設 コース:18ホール
その他:クラブハウス他諸施設
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4 【関係会社の状況】
議決権の所有
又は被所有割合(%)
資本金 主要な事業
名称 住所 関係内容
(千円) の内容
被所有
所有割合
割合
(関連会社)
ジャパンクラシック㈱ ゴルフ場の経営並
名古屋市中区 600,000 22.5 ― 役員の兼任 4名
びに会員権の販売
(注)2
(その他の関係会社)
会員制リゾートホ
リゾートトラスト㈱
3.2
名古屋市中区 19,590,346 テルの運営及び会 ― 資金の預け入れ
(0.0)
(注)1、3、4
員権の販売等
(注) 1 議決権の被所有割合は、議決権を有している優先株式の株式数を含めて算出しております。また()内は、
間接被所有割合を内数で記載しております。
2 債務超過会社であり、2020年3月末時点で債務超過額は27,422,894千円であります。
3 有価証券報告書の提出会社であります。
4 持分は100分の20未満ですが、実質的な影響力を受けているためその他の関係会社としております。
5 【従業員の状況】
(1) 提出会社の状況
2020年3月31日 現在
従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
1 ― ― ―
(注) 1 従業員数は、就業人員数であります。業務を運営委託しておりますので平均年齢、平均勤続年数及び平均年
間給与は記載しておりません。
2 当社は、ゴルフ場事業の単一セグメント・単一事業部門であるため、ゴルフ場全体での従業員数を記載して
おります。
(2) 労働組合の状況
労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
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第2 【事業の状況】
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。
当社はリゾートトラストグループの一員として、グループ共通の「経営理念」を実践しており、「経営理念」は
『私たちリゾートトラストグループは新天地開拓を企業精神として「信頼と挑戦」「ハイセンス・ハイクオリティ」
「エクセレントホスピタリティ」を追求し、お客様のしなやかな生き方に貢献します』と定めております。さらに経
営理念を社員一人ひとりに浸透していくために各事業で「行動規範」と「目指す姿」が定められております。
ゴルフ事業では「私たちが第一に考えるお客様とは、ゴルフを愛する皆様です。」を行動規範とし、「唯一無二の
一流ゴルフ事業集団」を目指す姿としております。
当社の経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標は経常利益でありますが、安定的な黒字化を達成す
ることを経営上の目標としておりますので、具体的な目標経常利益額の公表はいたしておりません。
当事業年度におけるわが国経済は、半導体需要の持ち直しにより鉱工業生産は増加したものの、新型コロナウイル
スによる消費の急減、外出の自粛により、サービス業などは大幅に悪化、景気は下振れの傾向にありました。
今後の日本経済は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、インバウンド需要の急減と世界経済の下振れ
により輸出が大幅に減少するほか、個人消費も外出の自粛が重石となり、減少傾向が持続すると思われます。
当社はグレイスヒルズカントリー倶楽部の管理会社であり、ゴルフ場の運営はリゾートトラストゴルフ事業㈱に委
託しているため、安定的な収入のもと設備投資やゴルフ場の維持管理を行う環境にあります。
このような環境の中、今後は直ちに支障の出ない設備投資は避け、運営資金の状況を踏まえ、キャッシュアウトを
避けていかなければなりません。その中に於いて商品であるコースの美観とプレーコンディションについては、最低
限維持させていくための設備投資を実施することを優先課題としておりますが、営業に支障をきたすようなインフラ
設備関連や芝の管理に欠かせない機器は優先的に確保して行く考えでおります。
しかしながら、予定していたカート道路補修、誘導線工事、LED取替え、カートナビ導入は止むを得ず取り止め
を検討しており、乗用カートも5年計画で毎年10台毎の入れ替えを進めておりますが、2020年度は現況を鑑み半分の
入れ替えを予定しております。
現在、アウトコース側のパッティング練習グリーンを「アプローチ練習場」へと改修工事を経て、芝生を養生中で
あります。完成すれば、施設利用価値やメンバーステータスにも大いに寄与できるものと考えており、2020年6月末
のオープンに向けて準備しております。
今後もさまざまな課題に迅速かつ適切に対処し、より信頼され満足いただけるコース管理に注力して参ります。ま
た、笑顔溢れる倶楽部づくりを目指し、ホスピタリティの一層の向上を図ると共にリゾートトラストグループの一員
として、強い連携を図り、メンバーシップコースとしての魅力・会員価値の向上に注力し、ブランド力をより一層高
めて参ります。
2 【事業等のリスク】
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状況、経営成績及び
キャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであり
ます。
なお、将来に関する記載に関しては、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(1) 当社関係会社との取引について
当社は、リゾートトラスト㈱の100%出資子会社であるリゾートトラストゴルフ事業㈱との間で、グレイスヒルズ
カントリー倶楽部の運営に関し運営委託契約を締結しています。同ゴルフクラブの運営全般、施設の管理及び会員
募集、会員管理、経理総務業務及び経営指導等の業務を委託しておりますので、将来契約の更新ができない場合に
おいて、事業の継続性に重要な影響を及ぼす可能性があります。
(2) ゴルフ場用地に係る賃貸借契約が未了のもの
当該ゴルフ場関係の営業譲り受けに含まれるゴルフ場用地賃貸借契約について、当社との新しい賃貸借契約を交
渉中のものが1件(2020年3月31日現在)あります。
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(3) ゴルフ場用地に係る賃借権設定登記が未了のもの
上記(2)に係る当社との新しい賃貸借契約を交渉中(1件)のもののうち賃借権設定に必要な同意書が未入手で
現在交渉中のものが1件(2020年3月31日現在)あります。
(4) 個人情報の管理について
当社は会員等利用者の個人情報を有しており、その情報の外部漏洩に関しては細心の注意を払い、従業員の情報
管理に関する教育にも努めております。しかし、万一この個人情報が漏洩した場合には、当社の信用低下や業績及
び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状
況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、半導体需要の持ち直しにより鉱工業生産は増加したものの、新型コロナウイ
ルスによる消費の急減、外出の自粛により、サービス業などは大幅に悪化、景気は下振れの傾向にありました。
このような環境の中、当社がリゾートトラストゴルフ事業株式会社に運営委託しているグレイスヒルズカント
リー倶楽部の業況は、年間来場者数41,020名(前期比2,037名増)となりました。夏季期間は台風による3度のク
ローズと9月に2日間に及ぶ集中豪雨などの影響もありましたが、冬季期間に於いては雪によるクローズも無く、
総合的にはコンペ層を中心に女性客の増加が主に好調であったことと、土日祝の稼働組率が前年度に比べて増加し
て大幅に増員となった結果、来場者数は順調に推移いたしました。メンバー比率は前年度に比べて0.5%上昇して
39.2%となりましたが、これはメンバータイムの増枠による影響と考えられます。
当社の売上高は、リゾートトラストゴルフ事業株式会社からの運営委託手数料と利益配分手数料収入等で構成さ
れており、運営委託手数料は105,000千円(前期同額)、利益配分手数料収入は4,210千円(前期比4.1%減)、売上高
は109,231千円(前期比0.1%減)となりました。
一方、販売費及び一般管理費は97,537千円(前期比2.1%増)となり、この結果、営業利益は11,693千円(前期比
15.7%減)、経常利益は15,270千円(前期比15.1%減)、当期純利益は10,062千円(前期比15.1%減)となりまし
た。
前事業年度末に比べ、資産は2,242千円増加の1,123,650千円、負債は7,819千円減少の9,921千円、純資産は
10,062千円増加の1,113,728千円となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度の現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は前事業年度末に比べ1,416千円増加し、248,188
千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における営業活動による資金の増加は、36,381千円(前事業年度は、36,079千円の増加)となりまし
た。これは、税引前当期純利益を15,270千円計上したほか、減価償却費が25,907千円あったこと等によるものであ
ります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における投資活動による資金の減少は、34,965千円(前事業年度は、23,217千円の減少)となりまし
た。これは、有形固定資産の取得による支出が34,965千円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における財務活動による資金の増減はありませんでした(前事業年度も、資金の増減はなし)。
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③ 生産、受注及び販売の実績
当社はグレイスヒルズカントリー倶楽部をリゾートトラストゴルフ事業㈱に全面的に運営委託しておりますので、
グレイスヒルズカントリー倶楽部の収容実績及び当社の販売実績を記載しています。
▶ 収容実績
前事業年度 当事業年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日 ) (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日 )
ホール数
(H)
収容実績(名) 収容実績(名)
営業日数 1日平均来場 営業日数 1日平均来場
(日) 者数(名) (日) 者数(名)
メンバー ゲスト 合計 メンバー ゲスト 合計
18 355 15,077 23,906 38,983 109.8 358 16,082 24,938 41,020 114.6
b 販売実績
前事業年度 当事業年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日 ) (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日 )
区分
金額(千円) 前年同期比(%) 金額(千円) 前年同期比(%)
運営委託契約による手数料収入 105,000 ― 105,000 ―
利益配分手数料収入 4,390 334.7 4,210 △4.1
その他 ― ― 21 ―
合計 109,390 3.2 109,231 △0.1
(注) 1 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
前事業年度 当事業年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日 ) (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日 )
相手先
販売高(千円) 割合(%) 販売高(千円) 割合(%)
リゾートトラストゴルフ事業㈱ 109,390 100.0 109,210 99.9
2 上記の金額には、消費税等を含めておりません。
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(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社の経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標の経常利益は15,270千円となり、経営上の目標で
ある黒字を達成しております。
資産合計は、1,123,650千円となり、前事業年度と比べて2,242千円の増加となりました。これは、車両運搬具の
増加7,962千円があったこと等によるものです。
負債合計は、9,921千円となり、前事業年度と比べて7,819千円の減少となりました。これは未払金の減少6,012
千円があったこと等によるものです。
純資産の合計は、1,113,728千円となり、前事業年度と比べて10,062千円の増加となりました。これは当期純利
益の計上によるものです。
経営成績については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況
の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」をご参照ください。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社の当事業年度のキャッシュ・フローは、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及び
キャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」をご参照くだ
さい。
当社の資本の財源及び資金の流動性については、既存施設の維持・管理を目的とした設備投資に必要な資金及び
その他の所用資金には手元資金を充当することを基本的な方針とし、必要に応じてグループ会社からの借入等によ
る資金調達を行うこととしております。
なお、当事業年度末における現金及び同等物の残高は248,188千円であり、有利子負債はありません。
③ 重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。こ
の財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。詳細につきま
しては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 (重要な会計方針)」に記載のとおりであ
ります。
4 【経営上の重要な契約等】
相手先の名称 契約内容 契約期間 摘要
2004年3月26日より
グレイスヒルズカントリー倶楽部用地 賃貸借期間満了時に10年間の
三重県四日市市地主97名
の賃借 自動更新となります。
2024年3月25日まで
2019年4月1日より
グレイスヒルズカントリー倶楽部の運 契約期間満了時に1年間の自
リゾートトラストゴルフ事業㈱
営委託契約 動更新となります。
2020年3月31日まで
2019年4月1日より
経理総務業務の委託及び経営指導の委 契約期間満了時に1年間の自
リゾートトラストゴルフ事業㈱
託 動更新となります。
2020年3月31日まで
5 【研究開発活動】
該当事項はありません。
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第3 【設備の状況】
1 【設備投資等の概要】
当事業年度における設備投資は、28,539千円となりました。主として5人乗り電磁誘導式カート(車両運搬具)、
グリーンズマスター(機械及び装置)等によるものであります。
2 【主要な設備の状況】
2020年3月31日 現在
帳簿価額(千円)
事業所名 従業員数
設備の内
容
(所在地) (名)
建物及び 機械装置 土地
工具、器具
コース勘定 その他 合計
及び備品
構築物 及び運搬具 (面積千㎡)
グレイスヒルズカ
147,859
ントリー倶楽部
ゴルフ場 210,615 37,548 7,227 112,298 (500) ― 515,551 1
[426]
(三重県四日市市)
(注) 1 土地の一部を賃借しております。年間賃借料は36,206千円であり、賃借している土地の面積は[ ]で外書
きしております。
2 現在休止中の主要な設備は、ありません。
3 上記の金額には、消費税等を含めておりません。
3 【設備の新設、除却等の計画】
該当事項はありません。
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第4 【提出会社の状況】
1 【株式等の状況】
(1) 【株式の総数等】
① 【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 148,000
優先株式 2,000
計 150,000
② 【発行済株式】
事業年度末現在 提出日現在 上場金融商品取引所
種類 発行数(株) 発行数(株) 名又は登録認可金融 内容
( 2020年3月31日 ) (2020年6月29日) 商品取引業協会名
完全議決権株式であり権利内容
普通株式 47,872 47,872 非上場 に何ら限定のない当社における
標準となる株式(注)1、4
優先的配当を受ける権利を有す
優先株式 903 903 同上
る株式(注)2、3、4
計 48,775 48,775 ― ―
(注)1 普通株式の内容
(1) 完全議決権株式であり権利内容に何ら限定のない当社における標準となる株式である。
(2) 普通株式を譲渡するには、取締役会の承認を受けなければならない。
2 優先株式の内容
(1) 当会社は、毎決算期において優先株式を有する株主に対し、普通株式を有する株主に先立ち、1株につき
年100円を限度として優先株式の発行に関する取締役会決議で定める額の利益配当金(以下「優先配当金」
という)を支払う。
(2) 優先株式の株主は、前項の優先配当金が支払われた後の残余の利益に対しては配当を受ける権利を有しな
い。
(3) 当会社は、特定の営業年度における優先配当金の全部又は一部が支払われないときは、その不足額を翌営
業年度以降に蓄積し、累積した不足額については、優先配当金に先立ってこれを優先株主に支払う。
(4) 当会社は、残余財産の分配をするときは、優先株式を有する株主に対し、普通株式を有する株主に先立
ち、その優先株式1株につき、80万円を限度として分配を行う。
(5) 優先株式の株主は、(4)の優先分配が行われた後の残余財産に対しては、分配を受ける権利を有しない。
(6) 優先株式の株主は、株主総会における議決権を有しないものとする。ただし、下記の場合を除くものとす
る。
ア) 定時株主総会において累積的優先株式の優先配当金の全部又は一部が支払われない旨の決議があったとき
は、次の定時株主総会に累積的優先配当金が支払われる旨の議案が提出されないときはその定時株主総会
の時から、議決権を有する。
イ) 定時株主総会において累積的優先株式の優先配当金の全部又は一部が支払われない旨の決議があったとき
は、次の定時株主総会に累積的優先配当金が支払われる旨の議案が提出されたが否決されたときはその定
時株主総会終結の時から、議決権を有する。
(7) 優先株式を譲渡するには、取締役会の承認を受けなければならない。
(8) 優先的配当を受ける権利を有する株式である。
3 当会社は、定款の定めにより優先株式を引き受ける者の募集について、優先株式の種類株主を構成員とする
種類株主総会の決議を要しないものとする。
4 当会社は、単元株制度を採用していない。
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(2) 【新株予約権等の状況】
① 【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
② 【ライツプランの内容】
該当事項はありません。
③ 【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式 発行済株式 資本金増減額 資本金残高 資本準備金 資本準備金
年月日 総数増減数 総数残高 増減額 残高
(株) (株) (千円) (千円) (千円) (千円)
48,775
(普通株式
2011年8月5日
47,872
9 3,600 64,400 3,600 515,549
(注)
優先株式
903)
(注) 優先株式・有償一般募集
発行価格 800,000円
資本組入額 400,000円
(5) 【所有者別状況】
普通株式
2020年3月31日 現在
株式の状況
単元未満
区分 外国法人等 株式の状況
政府及び
金融商品 その他の 個人
(株)
地方公共 金融機関 計
取引業者 法人 その他
団体
個人以外 個人
株主数
― 3 3 540 ― ― 729 1,275 ―
(人)
所有株式数
― 63 105 32,518 ― ― 15,186 47,872 ―
(株)
所有株式数
― 0.1 0.2 67.9 ― ― 31.8 100.0 ―
の割合(%)
優先株式
2020年3月31日 現在
株式の状況
単元未満
区分 外国法人等 株式の状況
政府及び
金融商品 その他の 個人
(株)
地方公共 金融機関 計
取引業者 法人 その他
団体
個人以外 個人
株主数
― ― ― 164 ― ― 478 642 ―
(人)
所有株式数
― ― ― 273 ― ― 630 903 ―
(株)
所有株式数
― ― ― 30.2 ― ― 69.8 100.0 ―
の割合(%)
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(6) 【大株主の状況】
① 所有株式数別
2020年3月31日 現在
発行済株式(自己株式を
所有株式数
氏名又は名称 住所 除く。)の総数に対する
(株)
所有株式数の割合(%)
4,998 10.2
岡崎クラシック㈱ 愛知県岡崎市岩中町1
(―) (―)
3,998 8.2
㈱セントクリークゴルフクラブ 愛知県豊田市月原町黒木1-1
(―) (―)
3,864 7.9
多治見クラシック㈱ 岐阜県多治見市小名田町1
(―) (―)
1,584 3.2
リゾートトラスト㈱ 名古屋市中区東桜2-18-31
(―) (―)
126 0.3
昭永工業㈱ 三重県四日市市塩浜町1
(―) (―)
14,570 29.9
計 ―
(―) (―)
(注)1 所有株式数第6位にあたる84株を所有する株主の数が11名となっておりますので、上位5名のみの記載とし
ております。
2 (内書)は、優先株式の株式数及び割合であります。
② 所有議決権数別
2020年3月31日 現在
所有
総株主の議決権に対する
氏名又は名称 住所 議決権数
所有議決権数の割合(%)
(個)
岡崎クラシック㈱ 愛知県岡崎市岩中町1 4,998 10.2
㈱セントクリークゴルフクラブ 愛知県豊田市月原町黒木1-1 3,998 8.2
多治見クラシック㈱ 岐阜県多治見市小名田町1 3,864 7.9
リゾートトラスト㈱ 名古屋市中区東桜2-18-31 1,584 3.2
昭永工業㈱ 三重県四日市市塩浜町1 126 0.3
計 - 14,570 29.9
(注) 所有議決権数第6位にあたる84個を所有する株主の数が11名となっておりますので、上位5名のみの記載とし
ております。
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(7) 【議決権の状況】
① 【発行済株式】
2020年3月31日 現在
区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式 ― ― ―
議決権制限株式(自己株式等) ― ― ―
議決権制限株式(その他) ― ― ―
完全議決権株式(自己株式等) ― ― ―
普通株式 47,872
47,872 ―
優先株式の内容は「1 株式等の状況
完全議決権株式(その他)
優先株式 903
903 (1) 株式の総数等」の「② 発行済株
式」の注記に記載しております。
単元未満株式 ― ― ―
発行済株式総数 48,775 ― ―
総株主の議決権 ― 48,775 ―
② 【自己株式等】
該当事項はありません。
2 【自己株式の取得等の状況】
【株式の種類等】
該当事項はありません。
(1) 【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(2) 【取締役会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
該当事項はありません。
(4) 【取得自己株式の処理状況及び保有状況】
該当事項はありません。
3 【配当政策】
当社の配当政策における基本的な考え方は、株主の皆様により良いゴルフ場及びその付帯施設での快適なプレー環
境を提供することで、利益の還元を図っていくこととさせていただいております。内部留保資金につきましては、ゴ
ルフ場保全資金に充当いたします。
当社の剰余金の配当は、期末配当のみの1回を基本的な方針としております。期末配当の決定機関は、株主総会で
あります。今後、現業の基盤を固めると共に、利益構造の強化を図るため当期は配当を実施しないこととなりまし
た。
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4 【コーポレート・ガバナンスの状況等】
(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】
株式会員制の導入により、経営内容をディスクローズし、会員の信頼を得るため、コーポレートガバナンスの充実
が経営の重要な課題であると認識し、適正な経営の意思決定を図り、効率的かつ健全な業務執行体制を構築し、経営
チェック機能の充実に努めております。なお、記載内容は当事業年度におけるものであります。
1 会社の機関の内容
当社は、毎月開催する取締役会において、取締役の合議により経営に関する基本方針や重要な業務執行の決定を
行っており、決定された経営方針に基づく計画その他の業務執行については、迅速かつ円滑に実行できる体制づく
りを行っています。
2 内部統制システムの整備の状況
当社では、役職員一人一人が高い倫理観を持つことでコンプライアンス体制の強化を積極的に行っており、監査
役は、監査方針に基づき会計監査を行っております。また、内部統制の有効性について、その他の関係会社である
リゾートトラスト㈱の内部監査部門である監査部により検証が行われ、監査人とも連携し、監査の実効性を確保し
ております。
3 リスク管理体制の整備の状況
当社は、業務に関わる全てのリスクについて適切に管理する体制の整備に取り組んでおります。リスクの共通認
識を図るため全取締役が中心となり、リスクの現状分析をし、課題を明確にし、今後の対応策について検討を行っ
ております。
4 役員報酬の内容
取締役に支払われた報酬はありません。
監査役に支払われた報酬の総額は、50千円であります。
5 取締役の員数
当社の取締役は15名以内とする旨を定款で定めております。
6 取締役の選任の決議要件
当社は、取締役の選任決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席
し、その議決権の過半数をもって行う旨及び累積投票によらない旨を定款で定めております。
7 株主総会の特別決議要件
当社は、株主総会の決議の方法について、株主総会の円滑な運営を行うため、会社法第309条第2項に定める決
議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2
以上をもって行う旨を定款で定めております。
8 種類株式の状況
当社は、グレイスヒルズカントリー倶楽部の資産の管理・修繕等の資金を調達するため、会社法第108条第1項
第3号に定める内容(いわゆる議決権制限)について普通株式と異なる定めをした優先株式を発行しております。
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(2) 【役員の状況】
① 役員一覧
男性7名 女性―名 (役員のうち女性の比率―%)
所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(株)
1978年4月 リゾートトラスト㈱入社
2002年4月 岡崎クラシック㈱ザ・トラディションゴ
ルフクラブ支配人就任
2009年4月 リゾートトラスト㈱HR事業本部事業部
長就任
2012年12月 同社ゴルフ事業本部統轄部長就任
2014年4月 同社会員制本部ゴルフ事業支社統轄部長
就任
代表取締役社長 若 林 伸 和 1955年11月15日生 (注)1 ―
2015年4月 同社会員制本部ゴルフ事業支社長就任
2015年6月 リゾートトラストゴルフ事業㈱
取締役就任(現任)
2015年6月 当社代表取締役社長就任(現任)
2016年5月 リゾートトラスト㈱ゴルフ事業部長就任
2018年4月 リゾートトラスト㈱ホテル&ツーリズム
本部ゴルフ事業部長就任(現任)
1986年4月 タキヒヨー㈱入社
1989年5月 同社取締役就任
1990年9月 同社常務取締役就任
1993年3月 同社取締役副社長就任
取締役 滝 茂 夫 1951年8月18日生 (注)1 ―
1994年5月 同社代表取締役社長就任
2005年6月 当社取締役就任(現任)
2011年3月 タキヒヨー㈱代表取締役会長就任(現
任)
1978年4月 西濃運輸㈱入社
1979年4月 多治見西濃運輸㈱総務部次長就任
1979年5月 同社取締役総務部長就任
1982年4月 東海西濃運輸㈱取締役総務部長就任
取締役 田 口 利 壽 1952年6月20日生 (注)1 ―
1984年1月 同社専務取締役就任
1984年12月 同社代表取締役社長就任
2005年6月 当社取締役就任(現任)
2016年7月 東海西濃運輸㈱代表取締役会長就任(現
任)
2019年2月 リゾートトラストゴルフ事業㈱入社
2019年2月 グレイスヒルズカントリー倶楽部支配人
付就任
取締役 富 野 正 裕 1964年10月23日生 (注)1 ―
2019年4月 グレイスヒルズカントリー倶楽部支配人
就任(現任)
2019年6月 当社取締役就任(現任)
2000年6月 リゾートトラスト㈱入社
2011年10月 リゾートトラストゴルフ事業㈱入社
2014年6月 ㈱メイプルポイントゴルフクラブ取締役
就任
取締役 増 田 敦 男 1956年3月28日生 (注)1 ―
2014年6月 メイプルポイントギャランティ㈱代表取
締役就任
2018年6月 メイプルポイントギャランティ㈱取締役
就任
2018年6月 当社取締役就任(現任)
1991年3月 ジャパンクラシック㈱入社
1998年6月 同社監査役就任(現任)
監査役 加 藤 祐 次 1939年12月23日生 (注)2 ―
2004年5月 当社監査役就任(現任)
1975年11月 税理士小川啓一郎事務所勤務
1989年8月 税理士宇佐美公朗事務所設立
監査役 宇佐美 公 朗 1948年11月1日生 (注)3 ―
2005年6月 当社監査役就任(現任)
計 ―
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(注) 1 取締役の任期は、2020年3月期に係る定時株主総会終結の時から2022年3月期に係る定時株主総会終結の時
までであります。
2 監査役の任期は、2020年3月期に係る定時株主総会終結の時から2024年3月期に係る定時株主総会終結の時
までであります。
3 監査役の任期は、2017年3月期に係る定時株主総会終結の時から2021年3月期に係る定時株主総会終結の時
までであります。
4 監査役加藤祐次及び宇佐美公朗は、社外監査役であります。
② 社外役員の状況
当社の社外監査役は2名であります。また、社外取締役はおりません。
社外監査役の加藤祐次及び宇佐美公朗は、当社との間に人的関係、資本的関係はありません。
なお、宇佐美公朗は、税理士の資格を有しており、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。
(3) 【監査の状況】
① 監査役監査の状況
当社は監査役制度を採用しておりますが、会社法上の「大会社である公開会社」には該当しないため、監査役会
を設置しておらず、また、常勤の監査役はおりません。
当社の監査役は2名であり、監査役監査は定款第28条に定めるところにより監査の範囲を会計に関するものに限
定しております。
各監査役は、取締役等から当事業年度の会計に関する職務の執行状況について報告を受け、必要に応じて取締役
会に出席し、会計に関する重要な決裁書類や会計帳簿及びこれに関する資料を閲覧すること等により監査しており
ます。また、会計監査業務を執行した公認会計士より監査計画の説明及び監査結果の報告を受けております。
なお、監査役宇佐美公朗は、税理士の資格を有しており、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しておりま
す。
② 内部監査の状況
当社は特に内部監査組織は設けておりませんが、取締役が業務全般に亘って管理監督を行っております。また、
その他の関係会社であるリゾートトラスト㈱の内部監査部門である監査部により業務監査が行われ、監査役及び監
査人とも連携し、監査の実効性を確保しております。
③ 会計監査の状況
当社の会計監査業務を執行した公認会計士は、篠藤敦子であります。当社の会計監査業務に係る補助者は、公認
会計士6名、その他1名であります。なお、7年を超え連続して当社の監査関連業務を行っている監査人はおりま
せん。また、監査証明に対する審査体制として他の公認会計士による審査を受けております。当社は監査公認会計
士を監査公認会計士としての独立性及び専門性の有無、監査報酬等を総合的に勘案して選定しており、検討した結
果、適任と判断しております。
④ 監査報酬の内容等
a. 監査公認会計士等に対する報酬
前事業年度 当事業年度
区分
監査証明業務に 非監査業務に 監査証明業務に 非監査業務に
基づく報酬(千円) 基づく報酬(千円) 基づく報酬(千円) 基づく報酬(千円)
提出会社 2,400 ― 2,400 ―
b. 監査公認会計士等と同一のネットワークに対する報酬(a.を除く)
該当事項はありません。
c. その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
該当事項はありません。
d. 監査報酬の決定方針
該当事項はありません。
(4) 【役員の報酬等】
該当事項はありません。
(5) 【株式の保有状況】
該当事項はありません。
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第5 【経理の状況】
1 財務諸表の作成方法について
当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)に基づいて
作成しております。
2 監査証明について
当社は金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、事業年度(2019年4月1日から2020年3月31日まで)の財
務諸表について、篠藤公認会計士事務所 公認会計士 篠藤敦子により監査を受けております。
3 連結財務諸表について
当社は子会社がありませんので、連結財務諸表を作成しておりません。
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1 【財務諸表等】
(1) 【財務諸表】
①【貸借対照表】
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 46,771 48,188
関係会社短期預け金 200,000 200,000
売掛金 4,741 4,631
貯蔵品 154 ―
前払費用 22,602 21,818
― 157
未収入金
流動資産合計 274,269 274,795
固定資産
有形固定資産
建物 202,858 203,768
△ 95,410 △ 99,498
減価償却累計額
建物(純額) 107,448 104,269
構築物
169,419 178,195
△ 60,314 △ 71,849
減価償却累計額
構築物(純額) 109,104 106,345
機械及び装置
38,790 45,790
△ 16,749 △ 20,923
減価償却累計額
機械及び装置(純額) 22,041 24,866
車両運搬具
50,323 62,176
△ 45,603 △ 49,493
減価償却累計額
車両運搬具(純額) 4,720 12,682
工具、器具及び備品
24,526 24,526
△ 15,079 △ 17,299
減価償却累計額
工具、器具及び備品(純額) 9,447 7,227
コース勘定
112,298 112,298
147,859 147,859
土地
有形固定資産合計 512,920 515,551
無形固定資産
借地権 3,422 3,422
13 13
電話加入権
無形固定資産合計 3,436 3,436
投資その他の資産
投資有価証券 4,781 4,781
関係会社株式 2 2
長期前払費用 884 ―
繰延税金資産 181 150
差入保証金 324,885 324,885
48 48
その他
投資その他の資産合計 330,782 329,867
固定資産合計 847,139 848,855
資産合計 1,121,408 1,123,650
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(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
未払金 7,112 1,100
未払法人税等 2,571 2,231
未払消費税等 3,887 1,904
預り金 4,143 4,659
27 27
その他
流動負債合計 17,741 9,921
負債合計 17,741 9,921
純資産の部
株主資本
資本金 64,400 64,400
資本剰余金
資本準備金 515,549 515,549
その他資本剰余金 461,172 461,172
資本剰余金合計 976,721 976,721
利益剰余金
その他利益剰余金
62,544 72,607
繰越利益剰余金
利益剰余金合計 62,544 72,607
株主資本合計 1,103,666 1,113,728
純資産合計 1,103,666 1,113,728
負債純資産合計 1,121,408 1,123,650
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②【損益計算書】
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
109,390 109,231
売上高
売上総利益 109,390 109,231
※1 95,514 ※1 97,537
販売費及び一般管理費
営業利益 13,875 11,693
営業外収益
※2 3,128 ※2 2,958
受取利息
土地使用料 331 393
受取保険金 643 ―
0 225
その他
営業外収益合計 4,103 3,576
経常利益 17,978 15,270
税引前当期純利益 17,978 15,270
法人税、住民税及び事業税
5,891 5,177
229 30
法人税等調整額
法人税等合計 6,121 5,207
当期純利益 11,857 10,062
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③【株主資本等変動計算書】
前事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利益
純資産合計
資本金 株主資本合計
剰余金
その他資本 資本剰余金 利益剰余金
資本準備金
剰余金 合計 合計
繰越利益
剰余金
当期首残高 64,400 515,549 461,172 976,721 50,687 50,687 1,091,809 1,091,809
当期変動額
当期純利益 11,857 11,857 11,857 11,857
当期変動額合計 ― ― ― ― 11,857 11,857 11,857 11,857
当期末残高 64,400 515,549 461,172 976,721 62,544 62,544 1,103,666 1,103,666
当事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利益
純資産合計
資本金 株主資本合計
剰余金
その他資本 資本剰余金 利益剰余金
資本準備金
剰余金 合計 合計
繰越利益
剰余金
当期首残高 64,400 515,549 461,172 976,721 62,544 62,544 1,103,666 1,103,666
当期変動額
当期純利益 10,062 10,062 10,062 10,062
当期変動額合計 ― ― ― ― 10,062 10,062 10,062 10,062
当期末残高 64,400 515,549 461,172 976,721 72,607 72,607 1,113,728 1,113,728
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④【キャッシュ・フロー計算書】
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前当期純利益 17,978 15,270
減価償却費 25,606 25,907
受取利息 △ 3,128 △ 2,958
売上債権の増減額(△は増加) △ 3,650 110
たな卸資産の増減額(△は増加) △ 154 154
預り金の増減額(△は減少) △ 278 515
未払金の増減額(△は減少) 14 413
未払消費税等の増減額(△は減少) 3,091 △ 1,983
2,048 1,510
その他
小計 41,527 38,940
利息の受取額
3,128 2,958
△ 8,577 △ 5,517
法人税等の支払額
営業活動によるキャッシュ・フロー 36,079 36,381
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △ 23,641 △ 34,965
差入保証金の回収による収入 429 ―
△ 5 ―
その他
投資活動によるキャッシュ・フロー △ 23,217 △ 34,965
財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー ― ―
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 12,861 1,416
現金及び現金同等物の期首残高 233,909 246,771
※1 246,771 ※1 248,188
現金及び現金同等物の期末残高
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【注記事項】
(重要な会計方針)
1 有価証券の評価基準及び評価方法
(1) 関連会社株式
移動平均法による原価法
(2) その他有価証券
時価のないもの
移動平均法による原価法
2 固定資産の減価償却の方法
有形固定資産
定額法によっております。
なお、主な耐用年数及び残存価額については、法人税法の規定に基づいております。
3 キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
手許現金、要求払預金及び取得日から3ヶ月以内に満期日の到来する流動性の高い、容易に換金可能であり、か
つ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない短期的な投資としております。
4 その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は税抜方式によっております。
(未適用の会計基準等)
(収益認識に関する会計基準等)
・「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020 年3月31日)
・「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2020年3月31日)
(1) 概要
収益認識に関する包括的な会計基準であります。収益は、次の5つのステップを適用し認識されます。
ステップ1:顧客との契約を識別する。
ステップ2:契約における履行義務を識別する。
ステップ3:取引価格を算定する。
ステップ4:契約における履行義務に取引価格を配分する。
ステップ5:履行義務を充足した時に又は充足するにつれて収益を認識する。
(2) 適用予定日
2022年3月期の期首より適用予定であります。
(3) 当該会計基準等の適用による影響
影響額は、当財務諸表の作成時において評価中であります。
(時価の算定に関する会計基準等)
・「時価の算定に関する会計基準」 (企業会計基準第30号 2019年7月4日)
・「時価の算定に関する会計基準の適用指針」 (企業会計基準適用指針第31号 2019年7月4日)
・「棚卸資産の評価に関する会計基準」 (企業会計基準第9号 2019年7月4日)
・「金融商品に関する会計基準」 (企業会計基準第10号 2019年7月4日)
・「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」 (企業会計基準適用指針第19号 2020年3月31日)
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(1) 概要
国際的な会計基準の定めとの比較可能性を向上させるため、「時価の算定に関する会計基準」及び「時価の算
定に関する会計基準の適用指針」(以下「時価算定会計基準等」という。)が開発され、時価の算定方法に関す
るガイダンス等が定められました。時価算定会計基準等は次の項目の時価に適用されます。
・「金融商品に関する会計基準」における金融商品
・「棚卸資産の評価に関する会計基準」におけるトレーディング目的で保有する棚卸資産
また「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」が改訂され、金融商品の時価のレベルごとの内訳等の注記
事項が定められました。
(2) 適用予定日
2022年3月期の期首より適用予定であります。
(3) 当該会計基準等の適用による影響
「時価の算定に関する会計基準」等の適用による財務諸表に与える影響額については、現時点では未定であり
ます。
(会計方針の開示、会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準)
・「会計方針の開示、会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」 (企業会計基準第24号 2020年3月31
日)
(1) 概要
関連する会計基準等の定めが明らかでない場合に、採用した会計処理の原則及び手続きの概要を示すことを目
的とするものです。
(2) 適用予定日
2021年3月期の年度末より適用予定であります。
(会計上の見積りの開示に関する会計基準)
・「会計上の見積りの開示に関する会計基準」 (企業会計基準第31号 2020年3月31日)
(1) 概要
当年度の財務諸表に計上した金額が会計上の見積りによるもののうち、翌年度の財務諸表に重要な影響を及ぼ
すリスクがある項目における会計上の見積りの内容について、財務諸表利用者の理解に資する情報を開示するこ
とを目的とするものです。
(2) 適用予定日
2021年3月期の年度末より適用予定であります。
(追加情報)
(新型コロナウイルス感染症について)
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う外出自粛や新しい生活様式の普及により、会員様の来場動向及び
利用方法などが変化しております。
当社は、2020年度上期まで新型コロナウイルス感染症の影響が継続するものとして検討しておりますが、当期
末の会計上の見積りに重要な影響を与えるものではないと判断しております。
(貸借対照表関係)
該当事項はありません。
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(損益計算書関係)
※1 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額並びにおおよその割合は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日 ) 至 2020年3月31日 )
営繕費 10,090 千円 10,802 千円
租税公課 13,121 千円 12,996 千円
減価償却費 25,606 千円 25,907 千円
地代家賃 36,456 千円 36,206 千円
おおよその割合
販売費 ―% ―%
一般管理費 100% 100%
※2 各科目に含まれている関係会社に対する営業外収益は、次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日 ) 至 2020年3月31日 )
受取利息 3,128千円 2,958千円
(株主資本等変動計算書関係)
前事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日 )
1 発行済株式に関する事項
株式の種類 当事業年度期首 増加 減少 当事業年度末
普通株式(株) 47,872 ― ― 47,872
優先株式(株) 903 ― ― 903
合計(株) 48,775 ― ― 48,775
2 自己株式に関する事項
該当事項はありません。
3 新株予約権等に関する事項
該当事項はありません。
4 配当に関する事項
該当事項はありません。
当事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日 )
1 発行済株式に関する事項
株式の種類 当事業年度期首 増加 減少 当事業年度末
普通株式(株) 47,872 ― ― 47,872
優先株式(株) 903 ― ― 903
合計(株) 48,775 ― ― 48,775
2 自己株式に関する事項
該当事項はありません。
3 新株予約権等に関する事項
該当事項はありません。
4 配当に関する事項
該当事項はありません。
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(キャッシュ・フロー計算書関係)
※1 現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日 ) 至 2020年3月31日 )
現金及び預金 46,771千円 48,188千円
関係会社短期預け金 200,000千円 200,000千円
現金及び現金同等物 246,771千円 248,188千円
(金融商品関係)
1 金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社は、資金運用については、預金等の安全性の高い金融資産及びその他の関係会社であるリゾートトラスト株
式会社への余剰資金の預託で行っております。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
営業債権である売掛金は、顧客もしくは債務者の信用リスクに晒されております。投資有価証券はそのほとんど
がゴルフ会員権であり市場価格の変動リスクに晒されております。法人税、住民税(都道府県民税及び市町村民
税)及び事業税の未払額である未払法人税等は、そのすべてが2ヶ月以内に納付期限が到来するものであり流動性
リスクに晒されております。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスクの管理
当社は、取引相手ごとに期日管理及び残高管理を行うとともに、財務状況等を把握し、財務状況等の悪化等に
よる回収懸念の早期把握や軽減を図っております。
② 市場性リスクの管理
当社は、投資有価証券について、定期的に市場価格や発行体の財務状況を把握し、保有状況を適時に見直して
おります。
③ 流動性リスクの管理
当社は、適時に資金繰計画を作成するなどの方法により流動性リスクを管理しております。
2 金融商品の時価等に関する事項
貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極
めて困難と認められるものは次表には含まれておりません((注2)をご参照ください。)。
前事業年度( 2019年3月31日 )
貸借対照表計上額(千円) 時価(千円) 差額(千円)
(資産)
(1)現金及び預金 46,771 46,771 ―
(2)関係会社短期預け金 200,000 200,000 ―
(3) 売掛金
4,741 4,741 ―
(4)投資有価証券
4,781 4,006 △775
その他有価証券
(負債)
(1)未払法人税等 2,571 2,571 ―
当事業年度( 2020年3月31日 )
貸借対照表計上額(千円) 時価(千円) 差額(千円)
(資産)
(1)現金及び預金 48,188 48,188 ―
(2)関係会社短期預け金 200,000 200,000 ―
(3) 売掛金
4,631 4,631 ―
(4)投資有価証券
4,781 3,876 △904
その他有価証券
(負債)
(1)未払法人税等 2,231 2,231 ―
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(注1) 金融商品の時価の算定方法及び有価証券に関する事項
(資産)
(1) 現金及び預金、(3)売掛金
現金及び預金、売掛金は、短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額に
よっております。
(2) 関係会社短期預け金
関係会社短期預け金は、預金と同様の扱いをしており、短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等し
いことから当該帳簿価額によっております。
(4) 投資有価証券
投資有価証券は、会員権流通市場における相場価格から算出した価格をもって時価としております。
(負債)
(1) 未払法人税等
未払法人税等は短期間で決済されるため、時価は帳簿価額とほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっており
ます。
(注2) 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の貸借対照表計上額
(単位:千円)
区分 2019年3月31日 2020年3月31日
(1)関係会社株式(非上場株式)※1 2 2
(2)差入保証金 ※2
324,885 324,885
※1 関係会社株式については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められるため、時価開示の
対象としておりません。
※2 差入保証金については、ゴルフ場用地の賃借契約に基づく預託金であり市場価格がなく、かつ、その契約内容
から期間の算定が困難であることなどにより合理的なキャッシュ・フローを見積もることが極めて困難と認め
られるため、時価開示の対象としておりません。
(注3) 金銭債権の決算日後の償還予定額
前事業年度( 2019年3月31日 )
1年以内 1年超5年以内 5年超10年以内 10年超
(千円) (千円) (千円) (千円)
(1)現金及び預金 46,771 ― ― ―
(2)関係会社短期預け金 200,000 ― ― ―
合計 246,771 ― ― ―
当事業年度( 2020年3月31日 )
1年以内 1年超5年以内 5年超10年以内 10年超
(千円) (千円) (千円) (千円)
(1)現金及び預金 48,188 ― ― ―
(2)関係会社短期預け金 200,000 ― ― ―
合計 248,188 ― ― ―
(有価証券関係)
重要性が乏しいため、記載を省略しております。
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(税効果会計関係)
1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
前事業年度 当事業年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
(繰延税金資産)
投資有価証券評価損 4,067千円 4,067千円
181千円 150千円
未払事業税
繰延税金資産小計 4,248千円 4,217千円
△4,067千円 △4,067千円
評価性引当額
繰延税金資産合計 181千円 150千円
2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となっ
た主要な項目別の内訳
前事業年度 当事業年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
法定実効税率 ― ―
(調整)
住民税均等割 ― ―
交際費等永久に損金に算入されない
― ―
項目
評価性引当額の増減 ― ―
― ―
その他
税効果会計適用後の法人税等の負担
― ―
率
(注)法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間の差異が法定実効税率の100分の5以下であるため
注記を省略しております。
(持分法損益等)
前事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日 )
関連会社に対する投資の金額 2千円
持分法を適用した場合の投資の金額 2千円
持分法を適用した場合の投資利益の金額 ―千円
当事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日 )
関連会社に対する投資の金額 2千円
持分法を適用した場合の投資の金額 2千円
持分法を適用した場合の投資利益の金額 ―千円
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(セグメント情報等)
【セグメント情報】
当社は、ゴルフ場事業のみの単一セグメントであり重要性が乏しいため、セグメント情報の記載を省略しており
ます。
【関連情報】
前事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日 )
1 サービスごとの情報
当社は、ゴルフ場事業として単一のサービスを提供しております。
2 地域ごとの情報
(1) 売上高
本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。
(2) 有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3 主要な顧客ごとの情報
(単位:千円)
顧客の名称 売上高
関連するセグメント名
リゾートトラストゴルフ事業㈱ 109,390 ゴルフ場事業
当事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日 )
1 サービスごとの情報
当社は、ゴルフ場事業として単一のサービスを提供しております。
2 地域ごとの情報
(1) 売上高
本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。
(2) 有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3 主要な顧客ごとの情報
(単位:千円)
顧客の名称 売上高
関連するセグメント名
リゾートトラストゴルフ事業㈱ 109,210 ゴルフ場事業
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
該当事項はありません。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
該当事項はありません。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
該当事項はありません。
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【関連当事者情報】
前事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日 )
1 関連当事者との取引
(1) 財務諸表提出会社の親会社及び主要株主(会社等に限る。)等
議決権等
資本金又
会社等の名称 事業の内容 の所有 関連当事者 取引金額 期末残高
種類 所在地 は出資金 取引の内容 科目
又は氏名 又は職業 (被所有) との関係 (千円) (千円)
(千円)
割合(%)
関係会社
会員制リ
資金の預入
その他
被所有 及び引出 20,000 200,000
ゾートホテ
短期預け金
の関係
リゾートトラス 名古屋市 資金の預け
※1
直接 3.2
19,590,346 ルの会員権 ※1
会社
ト㈱ 中区 入れ
の販売、ホ 間接 0.0
受取利息
3,128 ― ―
※1
テルの運営
※1 資金の預入利率については、市場金利を勘案して合理的に決定しております。
(2) 財務諸表提出会社と同一の親会社を持つ会社等及び財務諸表提出会社のその他の関係会社の子会社等
議決権等
資本金又
会社等の名称 事業の内容 の所有 関連当事者 取引金額 期末残高
種類 所在地 は出資金 取引の内容 科目
又は氏名 又は職業 (被所有) との関係 (千円) (千円)
(千円)
割合(%)
ゴルフ場の
その他 運営委託及
リゾートトラス 管理委託手
の関係 被所有
名古屋市 ゴルフ場の びゴルフ会
売掛金
トゴルフ事業 100,000 数料の受取 109,390 4,741
※2
会社の 中区 経営 直接 0.0 員権販売委
㈱※1 ※2
託及び役員
子会社
の兼任
※1 当社のその他の関係会社であるリゾートトラスト㈱が議決権の100%を直接所有しております。
※2 ゴルフ場の所有・管理に係る公租公課、地代家賃等を勘案し合理的に決定しております。
2 親会社又は重要な関連会社に関する注記
(1) 親会社情報
該当事項はありません。
(2) 重要な関連会社の要約財務情報
(単位:千円)
ジャパンクラシック㈱
187,856
流動資産合計
9,330,652
固定資産合計
67,896
流動負債合計
36,955,507
固定負債合計
△27,504,894
純資産合計
228,644
売上高
89,787
税引前当期純利益
89,499
当期純利益
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当事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日 )
1 関連当事者との取引
(1) 財務諸表提出会社の親会社及び主要株主(会社等に限る。)等
議決権等
資本金又
会社等の名称 事業の内容 の所有 関連当事者 取引金額 期末残高
種類 所在地 は出資金 取引の内容 科目
又は氏名 又は職業 (被所有) との関係 (千円) (千円)
(千円)
割合(%)
関係会社
会員制リ
資金の預入
その他
被所有
ゾートホテ 及び引出 ― 短期預け金 200,000
の関係
リゾートトラス 名古屋市 資金の預け
※1
直接 3.2
19,590,346 ルの会員権 ※1
会社
ト㈱ 中区 入れ
の販売、ホ 間接 0.0
受取利息
2,958 ― ―
※1
テルの運営
※1 資金の預入利率については、市場金利を勘案して合理的に決定しております。
(2) 財務諸表提出会社と同一の親会社を持つ会社等及び財務諸表提出会社のその他の関係会社の子会社等
議決権等
資本金又
会社等の名称 事業の内容 の所有 関連当事者 取引金額 期末残高
種類 所在地 は出資金 取引の内容 科目
又は氏名 又は職業 (被所有) との関係 (千円) (千円)
(千円)
割合(%)
ゴルフ場の
その他
運営委託及
リゾートトラス 管理委託手
の関係 被所有
名古屋市 ゴルフ場の びゴルフ会
売掛金
トゴルフ事業 100,000 数料の受取 109,210 4,631
※2
会社の 直接 0.0
中区 経営 員権販売委
㈱※1 ※2
託及び役員
子会社
の兼任
※1 当社のその他の関係会社であるリゾートトラスト㈱が議決権の100%を直接所有しております。
※2 ゴルフ場の所有・管理に係る公租公課、地代家賃等を勘案し合理的に決定しております。
2 親会社又は重要な関連会社に関する注記
(1) 親会社情報
該当事項はありません。
(2) 重要な関連会社の要約財務情報
(単位:千円)
ジャパンクラシック㈱
260,725
流動資産合計
9,298,176
固定資産合計
50,745
流動負債合計
36,931,050
固定負債合計
△27,422,894
純資産合計
228,660
売上高
82,296
税引前当期純利益
82,000
当期純利益
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(1株当たり情報)
前事業年度 当事業年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
(1) 1株当たり純資産額
7,939円43銭 8,147円74銭
前事業年度 当事業年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日 ) 至 2020年3月31日 )
(2) 1株当たり当期純利益金額
245円80銭 208円30銭
(算定上の基礎)
当期純利益(千円) 11,857 10,062
普通株主に帰属しない金額(千円) 90 90
(うち優先配当額(千円)) (90) (90)
普通株式に係る当期純利益(千円) 11,767 9,971
普通株式の期中平均株式数(株) 47,872 47,872
(注) 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式がないため記載しておりません。
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⑤ 【附属明細表】
【有価証券明細表】
有価証券の金額が資産の総額の100分の1以下であるため、財務諸表等規則第124条の規定により記載を
省略しております。
【有形固定資産等明細表】
当期末減価
差引当期末
当期首残高 当期増加額 当期減少額 当期末残高 償却累計額 当期償却額
資産の種類 残高
(千円) (千円) (千円) (千円) 又は償却 (千円)
(千円)
累計額(千円)
有形固定資産
建物 202,858 909 ― 203,768 99,498 4,087 104,269
構築物 169,419 8,776 ― 178,195 71,849 11,534 106,345
機械及び装置 38,790 7,000 ― 45,790 20,923 4,174 24,866
車両運搬具 50,323 11,853 ― 62,176 49,493 3,890 12,682
工具、器具及び
24,526 ― ― 24,526 17,299 2,219 7,227
備品
コース勘定 112,298 ― ― 112,298 ― ― 112,298
土地 147,859 ― ― 147,859 ― ― 147,859
有形固定資産計 746,076 28,539 ― 774,615 259,064 25,907 515,551
無形固定資産
借地権 3,422 ― ― 3,422 ― ― 3,422
電話加入権 13 ― ― 13 ― ― 13
無形固定資産計 3,436 ― ― 3,436 ― ― 3,436
長期前払費用 884 ― 884 ― ― ― ―
(注) 当期増加額のうち主なものは、次のとおりであります。
車両運搬具 5人乗り電磁誘導式カート 11,853千円
【社債明細表】
該当事項はありません。
【借入金等明細表】
該当事項はありません。
【引当金明細表】
該当事項はありません。
【資産除去債務明細表】
該当事項はありません。
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(2) 【主な資産及び負債の内容】
① 現金及び預金
区分 金額(千円)
預金
普通預金 48,188
合計 48,188
② 関係会社短期預け金
相手先 金額(千円)
リゾートトラスト㈱ 200,000
合計 200,000
③ 売掛金
相手先別内訳
相手先 金額(千円)
リゾートトラストゴルフ事業㈱ 4,631
合計 4,631
売掛金の発生及び回収並びに滞留状況
滞留期間(日)
回収率(%)
当期首残高 当期発生高 当期回収高 当期末残高
(A)+(D)
(百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
2
(C)
×100
(B)
(A)+(B)
(A) (B) (C) (D)
366
4,741 4,631 4,741 4,631 50.6 370.4
(注) 消費税等の会計処理は税抜方式を採用しておりますが、上記金額には消費税等が含まれております。
④ 差入保証金
相手先 金額(千円)
三重県四日市市・菰野町地主97名 324,885
合計 324,885
(3) 【その他】
該当事項はありません。
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第6 【提出会社の株式事務の概要】
事業年度 4月1日から3月31日まで
定時株主総会 毎決算期の翌日から3ヶ月以内
基準日 3月31日
株券の種類 1株券、2株券、4株券、8株券、10株券、21株券、50株券、100株券、1,000株券
剰余金の配当の基準日 3月31日
1単元の株式数 ―
株式の名義書換え
三重県四日市市桜町池之谷2230
取扱場所
株式会社グレイスヒルズカントリー倶楽部
株主名簿管理人 ―
取次所 ―
名義書換手数料 無料
新券交付手数料 当社所定の金額
単元未満株式の買取り
取扱場所 ―
株主名簿管理人 ―
取次所 ―
買取手数料 ―
公告掲載方法 官報
当社の普通株式8株券又は21株券又は優先株式を所有する株主は、クラブ規約に基づ
株主に対する特典
く当社の経営するゴルフ場の会員となる資格を有しております。
(注) 当社の株式を譲渡するには、取締役会の承認を要します。
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第7 【提出会社の参考情報】
1 【提出会社の親会社等の情報】
当社は上場会社でないため、金融商品取引法第24条の7第1項の適用がありません。
2 【その他の参考情報】
当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しております。
有価証券報告書 事業年度 自 2018年4月1日 2019年6月27日
(1)
及びその添付書類 ( 第16期 ) 至 2019年3月31日 東海財務局長に提出。
自 2019年4月1日 2019年12月25日
(2) 半期報告書 ( 第17期 中)
至 2019年9月30日 東海財務局長に提出。
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第二部 【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
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独立監査人の監査報告書
2020 年6月26日
株式会社グレイスヒルズカントリー倶楽部
取締役会 御中
篠藤公認会計士事務所
大阪府大阪市
公認会計士 篠 藤 敦 子 ㊞
監査意見
私は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている株式
会社グレイスヒルズカントリー倶楽部の2019年4月1日から2020年3月31日までの第17期事業年度の財務諸表、すなわ
ち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、キャッシュ・フロー計算書、重要な会計方針、その他の注記及
び附属明細表について監査を行った。
私は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社グレイ
スヒルズカントリー倶楽部の2020年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する事業年度の経営成績及び
キャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠
私は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準における私の責
任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。私は、我が国における職業倫理に関する規定に従っ
て、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。私は、意見表明の基礎とな
る十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
財務諸表に対する経営者及び監査役の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表
示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営
者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを
評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要
がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
財務諸表監査における監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示が
ないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明すること
にある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決
定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家と
しての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
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・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続
を立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切
な監査証拠を入手する。
・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の
実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及
び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づ
き、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結
論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に
注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外
事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいてい
るが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかど
うかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計
事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
監査人は、監査役に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な不備
を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
利害関係
会社と私との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
※1 上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出会
社)が別途保管しております。
2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
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