ノムラ・ファンド・セレクト-ターキッシュ・ボンド 有価証券報告書(外国投資信託受益証券) 第7期(平成30年9月1日-令和1年8月31日)

提出書類 有価証券報告書(外国投資信託受益証券)-第7期(平成30年9月1日-令和1年8月31日)
提出日
提出者 ノムラ・ファンド・セレクト-ターキッシュ・ボンド
カテゴリ 有価証券報告書(外国投資信託受益証券)

                     EDINET提出書類
                グローバル・ファンズ・トラスト・カンパニー(E26746)
                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
  【表紙】

  【提出書類】      有価証券報告書

  【提出先】      関東財務局長

  【提出日】      2020年2月28日

  【計算期間】      第7期(自2018年9月1日 至2019年8月31日)

  【ファンド名】      ノムラ・ファンド・セレクト-ターキッシュ・ボンド
        (Nomura  Fund Select -Turkish  Bond)
  【発行者名】      グローバル・ファンズ・トラスト・カンパニー
        (Global  Funds Trust Company)
  【代表者の役職氏名】      取締役 フランソワ・ジョン
        (Francois  John, Director)
  【本店の所在の場所】      ケイマン諸島、KY1-1104、グランド・ケイマン、
        ウグランド・ハウス、私書箱309
        (PO Box 309, Ugland House,
        Grand Cayman KY1-1104,  Cayman Islands)
  【代理人の氏名又は名称】      弁護士  竹 野 康 造
         同   大 西 信 治
  【代理人の住所又は所在地】      東京都千代田区丸の内二丁目6番1号 丸の内パークビルディング
        森・濱田松本法律事務所
  【事務連絡者氏名】      弁護士  竹 野 康 造
         同   大 西 信 治
  【連絡場所】      東京都千代田区丸の内二丁目6番1号 丸の内パークビルディング
        森・濱田松本法律事務所
  【電話番号】      03(6212)8316
  【縦覧に供する場所】      該当事項はありません。

  (注1)トルコリラ、アメリカ合衆国ドル(以下「米ドル」といいます。)およびオーストラリアドル(以下「豪ドル」といいます。)の円
   貨換算は、2019年12月30日現在の株式会社三菱UFJ銀行の対顧客電信売買相場の仲値である、1トルコリラ=18.42円、1米ドル=
   109.56円および1豪ドル=76.52円によります。
  (注2)ファンドは、ケイマン諸島の法律に基づいて設立されていますが、ファンド証券は、トルコリラ建、米ドル建または豪ドル建のため
   以下の金額表示は別段の記載がない限りトルコリラ貨、米ドル貨または豪ドル貨をもって行います。
  (注3)本書の中で金額および比率を表示する場合、適宜の単位に四捨五入している場合があります。従って、合計の数字が一致しない場合
   があります。また、円貨への換算は、本書の中でそれに対応する数字につき所定の換算率で単純計算のうえ、必要な場合四捨五入し
   てあります。従って、本書中の同一情報につき異なった円貨表示がなされている場合もあります。
  (注4)本書の中で計算期間(以下「会計年度」ともいいます。)とは、毎年9月1日に始まり翌年8月31日に終了する1年をいいます。た
   だし、第1計算期間とは、2013年3月27日から2013年8月31日までの期間を指します。
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  第一部【ファンド情報】
  第1【ファンドの状況】

  1【ファンドの性格】

  (1)【ファンドの目的及び基本的性格】
   ノムラ・ファンド・セレクト(以下「トラスト」といいます。)は、ケイマン諸島の法律の下、受託会社と管理会社の間
  で締結された2012年6月8日付基本信託証書(2015年6月10日付変更証書により変更済)(以下「基本信託証書」といいま
  す。)に基づき設立されました。
   ノムラ・ファンド・セレクト-ターキッシュ・ボンド(以下「ファンド」といいます。)は、受託会社と管理会社の間で
  締結された2013年1月25日付補遺信託証書(以下「補遺信託証書」といい、「基本信託証書」と併せて「信託証書」と総称
  します。)に基づき設立されました。
   ファンドにおける信託金の限度額の定めはありません。
   ファンドの投資目的は、インカム・ゲインの確保と中長期的な信託財産の成長を目指すことによりトータル・リターンを
  追求することです。
   ファンドは、主にトルコリラ建ての債券(国債、ソブリン債(国際機関債を含みます。)、準ソブリン債、社債等)に投
  資することにより、その目的の達成を目指します。
   現在、ファンドには、トルコリラクラス、米ドルクラスおよび豪ドルクラスがあります。
  (2)【ファンドの沿革】

   1998年2月27日     管理会社の設立
   2012年6月8日     基本信託証書の締結
   2013年1月25日     補遺信託証書の締結
   2013年3月27日     ファンドの運用開始(設定日)
   2015年6月10日     基本信託証書の変更証書の締結
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  (3)【ファンドの仕組み】
  ① ファンドの仕組み
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  ② 管理会社とファンドの関係法人の名称、ファンドの運営上の役割および契約等の概要
     名称    ファンド運営上の役割       契約等の概要
  グローバル・ファンズ・トラスト・カ       管理会社    信託証書を受託会社と締結。ファンド資産の
  ンパニー           運用、管理、ファンド証券の発行、買戻しな
  (Global  Funds Trust Company)       らびにファンドの償還について規定していま
             す。
  マスター・トラスト・カンパニー       受託会社    信託証書を管理会社と締結。ファンド資産の
  (Master  Trust Company)         運用、管理、ファンド証券の発行、買戻しな
             らびにファンドの償還について規定していま
             す。
  ノムラ・バンク・ルクセンブルクS.       管理事務代行会社    2013年1月25日に管理会社との間で管理事務
               (注1)
  A.       保管会社    代行契約   を締結。ファンドの管理事務代
  (Nomura  Bank (Luxembourg)  S.A.)
             行業務について規定しています。また、2013
                    (注2)
             年1月25日に受託会社との間で保管契約
             を締結。ファンドに対する保管業務の提供に
             ついて規定しています。
  野村アセットマネジメント株式会社       投資顧問会社    2013年1月25日に管理会社との間で投資顧問
              (注3)
             契約  を締結。ファンド資産の投資および
             再投資に関する投資顧問業務の提供について
             規定しています。
  野村證券株式会社       代行協会員    2013年2月20日付で管理会社との間で代行協
         販売会社    会員契約(2015年6月1日付で締結された代
             行協会員契約の変更契約書(2015年6月22日
                  (注4)
             付で効力発生)により変更済)      を締結。
             代行協会員業務について規定しています。ま
             た、2013年2月20日付で管理会社との間で受
             益証券販売・買戻契約(2015年2月2日付お
             よび2016年1月29日付受益証券販売・買戻変
                 (注5)
             更契約により変更済)     を締結。ファンド
             証券の販売業務・買戻しの取次業務について
             規定しています。
  (注1) 管理事務代行契約とは、管理会社によって任命された管理事務代行会社が計算および評価ならびにその他の管理事務代行業務を
   ファンドに提供することを約する契約です。
  (注2) 保管契約とは、受託会社によって任命された保管会社が、ファンドに対し保管業務を提供することを約する契約です。
  (注3) 投資顧問契約とは、管理会社によって任命された投資顧問会社が、ファンド資産の投資および再投資に関する投資顧問業務を提供
   することを約する契約です。
  (注4) 代行協会員契約とは、管理会社によって任命された代行協会員が、ファンド証券に関する目論見書、運用報告書の送付およびファ
   ンド証券1口当たり純資産価格の公表等を行うことを約する契約です。
  (注5) 受益証券販売・買戻契約とは、管理会社によって任命された販売会社が、日本における募集の目的で管理会社から交付を受けた
   ファンド証券を日本の法令・規則および目論見書に準拠して販売することを約する契約です。
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  ③ 管理会社の概況
  (ⅰ)設立準拠法
   管理会社は、ケイマン諸島において設立された有限責任会社です。
  (ⅱ)事業の目的
   管理会社の事業目的は、ケイマン諸島の法律に抵触しない範囲において、いかなる制約も受けません。
  (ⅲ)資本金の額
   2019年12月末日現在の資本金の額は50万ユーロ(約6,127万円)です。
   (注)円貨換算は、2019年12月30日現在の株式会社三菱UFJ銀行の対顧客電信売買相場の仲値である、1ユーロ=122.54円によります。
   定款およびケイマン諸島会社法(2020年改訂)に定める以外に、管理会社が発行する株式数の上限に関する制限はあり
  ません。
  (ⅳ)会社の沿革
   1998年2月27日設立
  (ⅴ)大株主の状況
                (2019年12月末日現在)
    名称      所在地     所有株式数   比率
        ルクセンブルグ大公国 エスペランジュ 
  ノムラ・バンク・ルクセン
        ガスペリッシュ通り33番 A棟
  ブルクS.A.
        (Bâtiment  A33, rue de Gasperich  L-
                50,000株   100%
  (Nomura  Bank
        5826 Hesperange,  Grand Duchy of
  (Luxembourg)  S.A.)
        Luxembourg)
  (4)【ファンドに係る法制度の概要】

  ① 準拠法の名称
   ファンドには、ケイマン諸島の信託法(2020年改訂)(以下「信託法」といいます。)が適用されるほか、ケイマン諸
  島のミューチュアル・ファンド法(2020年改訂)(以下「ミューチュアル・ファンド法」といいます。)の規制も受けま
  す。
  ② 準拠法の内容

  (a)信託法
   ケイマン諸島の信託法は、基本的には英国の信託法に従っており、英国における信託法および信託に関する判例法のほ
  とんどの部分を採用しています。さらに、ケイマン諸島の信託法は、英国の1925年受託者法を実質的に基礎としていま
  す。投資者は、受託会社に対して資金を払い込み、投資者の利益のために投資運用会社が運用する間、受託会社は、一般
  的に保管者としてこれを保持します。各受益者は、信託資産の持分比率に応じた権利を有します。
   受託会社は、通常の忠実義務に服し、かつ受益者に対して説明の義務を負います。その職務、義務および責任の詳細
  は、信託証書に記載されます。
   大部分のユニット・トラストは、また、免税信託として登録申請されます。その場合、ケイマン諸島の居住者またはケ
  イマン諸島を本拠地とする者を(限られた一定の場合を除きます。)受益者としない旨宣言した受託会社の法定の宣誓書
  および信託証書が登録料と共に信託登記官に届出されます。
   免税信託の受託会社は、受託会社、受益者、および信託財産が50年間課税に服さない旨の保証を取得することができま
  す。
   信託は、150年まで存続することができ、一定の場合には、無期限に存続できます。
   免税信託は、信託登記官に対して、当初手数料および年次手数料を支払わなければなりません。
  (b)ミューチュアル・ファンド法
   後記「(6)監督官庁の概要」を参照のこと。
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  (5)【開示制度の概要】
  ① ケイマン諸島における開示
  (a)ケイマン諸島金融庁への開示
   トラストは英文目論見書を発行しなければなりません。英文目論見書は、受益証券についてすべての重要な内容を記載
  し、投資しようとする者がトラストに投資するか否かについて十分な情報に基づく決定をなしうるために必要なその他の
  情報を記載しなければなりません。英文目論見書は、トラストについての詳細を記載した申請書とともにケイマン諸島金
  融庁(以下「CIMA」といいます。)に提出しなければなりません。
   トラストは、CIMAが承認した監査人を選任し、会計年度終了後6か月以内に監査済会計書類を提出しなければなり
  ません。監査人は、監査の過程においてトラストに以下に掲げるいずれかの事由があると信ずべき理由があることを知っ
  たときは、CIMAに報告する法的義務を負います。
   ・弁済期に義務を履行できないか、または履行できないことが見込まれること。
   ・投資者または債権者の利益を害する方法でその事業を遂行している、もしくは遂行することを意図している、または
   任意解散を行おうとしていること。
   ・会計を適切に監査しうる程度に十分な会計記録を備置せずに事業を遂行している、または遂行することを意図してい
   ること。
   ・詐欺的または犯罪的な方法で事業を遂行している、または遂行しようと意図していること。
   ・ミューチュアル・ファンド法もしくはそれに基づいて定められた規則、金融当局法(2020年改訂)、マネー・ロンダ
   リング防止規則(2020年改訂)または免許の条件を遵守せずに、事業を遂行している、または遂行しようと意図して
   いること。
   トラストの監査人は、プライスウォーターハウスクーパース           ケイマン諸島です。
  (b)受益者に対する開示
   ファンドの会計年度は毎年8月31日に終了します。ルクセンブルグで一般に公正妥当と認められた会計原則に基づき、
  監査済決算書が作成され、原則として、各会計年度の末日から180日以内に受益者に送付されます。
  ② 日本における開示
  (a)監督官庁に対する開示
  (ⅰ)金融商品取引法上の開示
    管理会社は、日本における1億円以上の受益証券の募集をする場合、有価証券届出書を関東財務局長に提出しなけれ
   ばなりません。投資者およびその他希望する者は、金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子
   開示システム(EDINET)等において、これを閲覧することができます。
    受益証券の販売会社は、交付目論見書(金融商品取引法の規定により、あらかじめまたは同時に交付しなければなら
   ない目論見書をいいます。)を投資者に交付します。また、投資者から請求があった場合は、請求目論見書(金融商品
   取引法の規定により、投資者から請求された場合に交付しなければならない目論見書をいいます。)を交付します。
    管理会社は、ファンドの財務状況等を開示するために、ファンドの各会計年度終了後6か月以内に有価証券報告書
   を、また、ファンドの各半期終了後3か月以内に半期報告書を、さらに、ファンドに関する重要な事項について変更が
   あった場合にはその都度臨時報告書を、それぞれ、財務省関東財務局長に提出します。投資者およびその他希望する者
   は、これらの書類を、EDINET等において閲覧することができます。なお、代行協会員は、日本証券業協会に外国
   証券の選別基準に関する確認書を提出しています。
  (ⅱ)投資信託及び投資法人に関する法律上の開示
    管理会社は、受益証券の募集の取扱い等が行われる場合、あらかじめ、投資信託及び投資法人に関する法律(以下
   「投信法」といいます。)に従い、ファンドに係る一定の事項を金融庁長官に届け出なければなりません。また、管理
   会社は、ファンドの信託証書を変更しようとするとき等においては、あらかじめ、変更の内容および理由等を金融庁長
   官に届け出なければなりません。さらに、管理会社は、ファンドの資産について、ファンドの各計算期間終了後、投信
   法に従って、一定の事項につき交付運用報告書および運用報告書(全体版)を作成し、遅滞なく金融庁長官に提出しな
   ければなりません。
  (b)日本の受益者に対する開示
   管理会社は、信託証書を変更しようとする場合であってその変更の内容が重大なものである場合等においては、あらか
  じめ、日本の知れている受益者に対し、変更の内容および理由等を書面をもって通知しなければなりません。
   管理会社からの通知等で受益者の地位に重大な影響を及ぼす事実は、販売会社を通じて日本の受益者に通知されます。
   上記のファンドの交付運用報告書は、日本の知れている受益者に交付され、運用報告書(全体版)は代行協会員のホー
  ムページにおいて提供されます。
  (6)【監督官庁の概要】

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   トラストは、ミューチュアル・ファンド法に基づくミューチュアル・ファンドとして規制されています。CIMAは、
  ミューチュアル・ファンド法の遵守を確保するための監督権限および執行権限を有します。ミューチュアル・ファンド法に
  基づく規則により、法定の事項および監査済決算書を毎年CIMAに対して提出しなければなりません。
   規制された投資信託であることから、CIMAはいつでも受託会社にファンドの決算書の監査を行い、これをCIMAが
  定める期限内に提出するよう指示することができます。かかる指示に従わない場合、受託会社に相当額の罰金が科されるこ
  とがあるほか、CIMAは裁判所にファンドの解散を請求することができます。
   CIMAは、以下の場合には、一定の措置を講じることができます。
  ・規制された投資信託がその義務を履行できなくなる可能性がある場合、また投資者や債権者の利益を害する方法で事業を
  遂行している、もしくは遂行することを意図している、または任意解散を行おうとしている場合
  ・規制された投資信託の監督および運営が適切な方法で行われていない場合
  ・規制された投資信託のマネジャーの地位を有する者が、当該地位に不適切な者である場合
   CIMAの権限には、受託会社の交代を要求すること、ファンドの適切な業務遂行について受託会社に助言を与える者を
  任命すること、または、ファンドの業務監督者を任命すること等が含まれます。CIMAは、その他の権限(その他の措置
  の承認を裁判所に申請する権限を含みます。)も行使することができます。
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  2【投資方針】
  (1)【投資方針】
  投資目的
   ファンドの投資目的は、インカム・ゲインの確保と中長期的な信託財産の成長を目指すことによりトータル・リターンを
  追求することです。
   ファンドは、主にトルコリラ建ての債券(国債、ソブリン債(国際機関債を含みます。)、準ソブリン債、社債等)(以
  下「トルコ債券」と総称します。)に投資することにより、その目的の達成を目指します。
   ファンドは、金利水準・流動性・信用力等を勘案して投資顧問会社が選択した銘柄に投資を行います。
   ファンドの管理会社および投資顧問会社は、一時的かつ防衛的手段として、またはファンドの買戻代金の支払いのため、

  もしくは為替による損失が出た場合に備えて、現金および銀行預金を保有すること、また信用力の高い短期金融商品(財務
  省証券、預金証書、コマーシャル・ペーパー等)に投資することがあります。
        ※
   ファンドの投資顧問会社は、NDF      や、投資顧問会社が管理会社の事前の承諾を得た上で、ファンドの効率的なポートフォ
  リオ運用のために必要でありファンドの投資方針に合致すると判断したその他のデリバティブを用いることができます。ま
  た、ファンドは、証券の貸付、買戻権付き売却、レポ取引およびリバース・レポ取引などの手法を用いることができます。
   投資顧問会社は管理会社のために米ドルクラスおよび豪ドルクラス受益証券について一定の為替取引を行います。為替取
  引には、米ドルクラスおよび豪ドルクラス受益証券の申込代金のトルコリラへの転換およびトルコリラクラスの資産と併せ
  て一つのプール(以下「ポートフォリオ」といいます。)において運用することが含まれます。このポートフォリオは、各
  クラスの純資産総額に応じて配分されます。
   米ドルクラスと豪ドルクラスについて、ポートフォリオにかかる通貨を売り、当該クラスの表示通貨を買う為替予約取引
  等の為替取引は行いません。
   ファンドの資産を投資した国において、金融危機、デフォルト(債務不履行)、政策の大幅な変更、新たな規制の導入、
  資本の整理統合、自然災害、クーデター、政変、戦争の勃発などの異常な市場環境においては、上記の投資方針を維持でき
  ない可能性があります。
   上記の投資方針は、受益者の最善の利益になると考えられる場合、10ファンド営業日前までに受益者に対して通知するこ
  とを条件に(受益者が承認した場合はこの限りではありません。)、投資顧問会社と協議した上で、管理会社が随時修正す
  る場合があります。
   ファンドがその投資目的を達成できるとの保証も、多額の損失を回避できるとの保証もありません。
   ファンドの投資対象資産およびその純資産価格は、市場環境により変動します。
  ※ NDF(ノン・デリバラブル・フォワード)とは、為替取引を行う場合に利用する直物為替先渡取引の一種で、当該国の通貨を用いず、米ドルまた

   はその他の主要な通貨によって差金決済する取引をいいます。
  (2)【投資対象】

   ファンドは、「トルコ債券」を主な投資対象とします。
  (3)【運用体制】

   管理会社は、野村アセットマネジメントを投資顧問会社に任命しており、野村アセットマネジメントはその裁量により
  ファンド資産の運用などを行います。
   野村アセットマネジメントは、日本において先駆的な投資顧問会社であり、証券投資信託の委託者の業務および有価証券
  等に関する投資運用業務を行っています。
   野村アセットマネジメントは、日本国内および海外の多様な投資家に投資助言、資産運用およびその他関連サービスを提
  供しています。2019年9月末日時点において、野村アセットマネジメントの運用資産の総額は、国内外における株式および
  債券を含め約48兆4,213億円です。
  ※上記の運用体制は2019年12月末日現在のものであり、随時変更されます。
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  (4)【分配方針】
   管理会社は、各クラス受益証券の受益者に対し、当該クラスに帰属する分配可能なインカム・ゲインおよび実現キャピタ
  ル・ゲインを支払原資として、受託会社および投資顧問会社と協議した上で随時分配を行うことができます。管理会社は、
  分配金を合理的な水準に保つために必要があると考える場合、投資顧問会社と協議の上で未実現キャピタル・ゲインまたは
  元本を支払原資として分配を行うことができます。
   管理会社は、毎月5日(以下「分配基準日」といいます。分配基準日がファンド営業日ではない場合、その直前のファン
  ド営業日)時点の受益者に対して分配を行うことを予定しています。管理会社が投資顧問会社と協議した上で随時決定する
  その他の日時点の受益者に対して行うこともできます。
   分配は、分配基準日において登録簿に名前が登録されている受益者に対して行われます。
   将来の分配金の支払いおよびその金額について保証するものではありません。
  (注)「ファンド営業日」とは、ロンドン、イスタンブールおよびルクセンブルグの銀行営業日(毎年12月24日を除きます。)であり、か
   つ日本の証券会社の営業日である日、ならびに管理会社が投資顧問会社と協議した上で随時決定するその他の日をいいます。
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  (5)【投資制限】
  投資制限
   ファンドは、その資産の投資に関して、以下の投資制限に従います。
  1.ファンドの資産総額の50%以上を、日本の金融商品取引法により定義される「有価証券」に投資しなければなりませ
   ん。ただし、ファンドの運用開始直後や、大量の買戻請求が予想される場合または管理会社もしくは受託会社が回避不
   能なその他の状況が発生した場合を除きます。
  2.同一発行体の発行する債券(国債、ソブリン債または準ソブリン債を除きます。)への投資割合は、ファンドの純資産
   総額の10%以内とします。
  3.ファンドの資産を証券の引受に利用することはできません。
  4.証券の空売りを行うことは禁止されます。
  5.株式への直接投資は行いません。ただし、優先証券のうち株券または新株引受権証書の性質を有するものへの投資、発
   行体の企業再編、会社更生もしくはその他の合意の結果受領した株式の取得、または、転換社債の転換もしくは権利行
   使または社債権者割当による場合については、ファンドの純資産総額の10%を上限として、株式を保有することができ
   ます。
  6.非上場の投資信託の受益証券・投資口への投資割合は、ファンドの純資産総額の5%以内とします。
   さらに、投資顧問会社は、日本証券業協会の規則の下で以下の投資制限に従います。

  7.ファンドによる借入れは、下記の「借入方針」に沿ったものを除いて禁止されます。
  8.管理会社および投資顧問会社が運用するすべての投資ファンド合計で一発行会社の株式の議決権の50%以上を取得する
   ことはできません。
  9.ファンドの純資産総額の15%を超えて流動性に欠ける資産に投資を行うことはできません。ただし、私募証券、非上場
   証券その他の流動性に欠ける資産に投資する際に価格の透明性を確保する適切な措置が講じられている場合を除きま
   す。
  10.受託会社、管理会社、投資顧問会社または受益者以外の第三者の利益のための取引等の受益者保護に反するまたはファ
   ンドの資産の適正な運用を害する取引は禁止されます。
  11.ファンドの投資対象は、日本証券業協会の規則に従い「株式等エクスポージャー」、「債券等エクスポージャー」およ
   び「デリバティブ等エクスポージャー」に区分されます。原則として、それぞれの区分内の単一の発行体および/また
   は取引相手方へのエクスポージャーはファンドの純資産総額の10%を超えないものとし、また、単一の発行体および/
   または取引相手方へのエクスポージャーの合計はファンドの純資産総額の20%を超えないものとします。超えた場合、
   投資顧問会社および管理会社は、日本証券業協会の規則に従ったこれらの制限を満たすように、ファンドの投資対象を
   調整するものとします。
  12.デリバティブ取引(金融商品取引法の第2条第20項に定義されます)は、かかる取引の結果、日本証券業協会の規則に
   準拠した「合理的な方法」として管理会社が投資顧問会社と協議の上または投資顧問会社が決定した方法に従ってリス
   クの総量として計算される額がファンドの純資産総額を超える場合、禁止されます。
   管理会社は、受益証券が販売される国の法令を遵守することを目的として、受益者の利益に相反しない、または受益者の
  利益となるその他の投資制限を随時課すことができます。
   これらの投資制限は、受益者の最善の利益になると考えられる場合、10ファンド営業日前までに受益者に対して通知する
  ことにより(受益者が承認した場合はこの限りではありません。)、投資顧問会社と協議した上で、管理会社が随時修正す
  る場合があります。
  借入方針
   残存借入総額がファンドの純資産総額の10%を超える場合、借入れは禁止されます。ただし、合併等の特殊な事態により
  一時的に当該10%の制限を超える場合を除きます。
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  3【投資リスク】
  ① リスク要因
  ファンドの投資目的の達成
   ファンドの投資目的が成功する保証はありません。ファンドがその投資目的を達成する保証もありません。
  市場崩壊リスク
   金融市場が深刻な崩壊状態にあり、かつその崩壊から回復する方法、時期について実質的に予測不能であること(当該
  市場に対する政府の介入についての、その効果が読めないことなど)が、トルコ債券の価格、ボラティリティ、流動性に
  対して多大な悪影響を与える可能性があります。
  債券価格変動リスクおよび選定リスク
   債券価格変動リスクとは、ファンドが投資する債券の価格が下落するリスクをいい、債券価格が急激かつ予想外に下落
  する可能性を含みます。選定リスクとは、ファンドのために投資顧問会社が選定する証券のパフォーマンスが、市場、関
  連指数または同様の投資目的および投資戦略を有する他の投資者が選定する証券を下回るリスクをいいます。
  金利リスク
   金利が上昇すると、ファンドが保有する債券の価値は一般的に、下落します。長期のデュレーションを有する債券は、
  金利の変動の影響を受けやすい傾向があり、通常、短期のデュレーションを有する債券よりも高い変動性を有します。
  信用リスク
   債券の価格はその信用度の影響を受けます。債券の格付が上昇すれば信用度が高くなるため、通常、価格は上昇しま
  す。逆に債券の格付が低下すれば信用度が低くなるため、通常、価格は下落します。また、格付が変わらなくても、特定
  の債券の発行体の信用度に関するマーケットの考え方が変わることによっても価格は変動します。
  為替リスク
   為替レートの変動が投資価値に悪影響を及ぼすリスクがあります。
   米ドルクラスの投資者は、米ドル(当該クラスの表示通貨)/トルコリラ(ファンドの投資が行われる通貨)間の為替
  リスクにさらされる可能性があります。この為替リスクに関して為替取引を行う予定はありません。米ドルに対してトル
  コリラが下落した場合、その他の要因に変動がなければ米ドルクラスの1口当たり純資産価格は下落します。一方、米ド
  ルに対してトルコリラが上昇した場合、その他の要因に変動がなければ米ドルクラスの1口当たり純資産価格は上昇しま
  す。
   豪ドルクラスの投資者は、豪ドル(当該クラスの表示通貨)/トルコリラ(ファンドの投資が行われる通貨)間の為替
  リスクにさらされる可能性があります。この為替リスクに関して為替取引を行う予定はありません。豪ドルに対してトル
  コリラが下落した場合、その他の要因に変動がなければ豪ドルクラスの1口当たり純資産価格は下落します。一方、豪ド
  ルに対してトルコリラが上昇した場合、その他の要因に変動がなければ豪ドルクラスの1口当たり純資産価格は上昇しま
  す。
  クラス間で負担される債務
   ファンドには複数のクラスがあります。基本信託証書で、ファンドの債務を債務の発生したクラスで負担する方法が規
  定されています。しかしながら、ファンドは単一の信託として設立されており、すべてのクラスの保有者は、当該保有者
  が保有しないクラスの債務であっても、そのクラスに返済するための資産が無い場合には、その債務を負担しなければな
  らない可能性があります。したがって、債務は当該クラスに限定されず、他のクラスの資産から支払うリスクが存在しま
  す。
  債務不履行リスク
   ファンドが投資する債券の発行体が予定された元利金の支払いができなくなり、債務不履行に陥ることがあります。一
  般的に新興国市場では、訴訟や法改正、現地事業の状況、一般経済情勢、企業の倒産が発行体の元利金の支払いに対し、
  深刻な影響を与えるリスクがあるため、先進国市場より高い債務不履行リスクがあります。債務不履行の場合はファンド
  は投資の全額を失う可能性があります。
  通貨市場における取引量に関するリスク
   通貨市場における取引量は、現地市場の閉鎖および該当する通貨の決済機能の不具合等、一定の状況において減少しま
  す。かかる状況において、ファンドが投資する通貨の取引が、通常よりも低い価格で実行される可能性があり、当該ファ
  ンドのポートフォリオの価値が影響を受ける可能性があります。
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  新興国市場のリスク
   ファンドは新興国市場の債券に投資する場合があります。新興国市場では法律上のあるいは司法上、制度上のインフラ
  が未整備であり、現地の市場参加者にとっても外国におけるその取引相手方にとっても法制度面の不確実性があります。
  投資家にとっては政治のリスク、経済のリスク、法律のリスク、不適切な会計処理のリスク、市場慣行のリスクなど多大
  なリスクがあります。
   受益証券の価格および受益証券から得られる利益は上昇することも下落することもあります。また、投資額を取り戻せ

  ない可能性もあります。
   ファンドの投資が成功する、またはその投資目的が達成されるとの保証は一切ありません。投資者は、極端な場合、投
  資額の全額を失う可能性があることを認識すべきです。
   ファンドの投資資産は、市場の価格変動に起因する債券価格変動リスクおよびその他のリスクにさらされます。受益者
  は、ファンドが得る利益、被る損失および負担する費用はすべて当該ファンドの受益者に帰属することに留意すべきで
  す。
  ② リスクに対する管理体制

   投資顧問会社である野村アセットマネジメントでは、ファンドのパフォーマンス考査および運用リスクの管理を投資リ
   スク管理に関する委員会を設けて行っています。
   投資リスク管理に関する委員会

   ◆パフォーマンスの考査
   パフォーマンスに基づいた定期的な考査(分析、評価)の結果の報告、審議を行います。
   ◆運用リスクの管理
   運用リスクを把握、管理し、その結果に基づき運用部門その他関連部署への是正勧告を行うことにより、適切な管理を
   行います。
   ※ 上記の管理体制は2019年12月末日現在のものであり、随時変更されます。
  ③ デリバティブ取引に関する管理体制

   ファンドは、2019年12月末日現在、デリバティブ取引を行っておりません。
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  4【手数料等及び税金】
  (1)【申込手数料】
  ① 海外における申込手数料
   申込金額の最大3.00%
  ② 日本国内における申込手数料
     申込口数     申込手数料
   10万口未満      申込金額の3.30%(税込)
   10万口以上50万口未満      申込金額の1.65%(税込)
   50万口以上      申込金額の0.55%(税込)
   申込手数料とは、ファンドおよびそれに関連する投資環境に関する説明および情報提供等、ならびに購入に関する事務
  コストの対価として、購入時に販売会社へ支払われるものです。
  (2)【買戻し手数料】

  ① 海外における買戻手数料
   ファンド証券の買戻しに買戻手数料は課せられません。
  ② 日本国内における買戻手数料
   ファンド証券の換金(買戻し)に買戻手数料は課せられません。
  (3)【管理報酬等】

  受託会社報酬
   受託会社は、各四半期中の各ファンド営業日に計算されるファンドの純資産総額の年率0.01%に相当する額の報酬を、
  ファンドの資産から、トルコリラにより、会計年度ベースで四半期ごとに後払いで受領します。
   各四半期について支払われる報酬は、当該四半期の最終ファンド営業日から60ファンド営業日以内に支払われます。
   受託会社報酬は、ファンドに関する受託業務、およびこれに付随する業務の対価として受託会社に支払われます。
   ファンドに関して生じたすべての適切な立替費用および支出金もまた、ファンドの資産から受託会社に払い戻されます。
  管理会社報酬
   管理会社は、各四半期中の各ファンド営業日に計算されるファンドの純資産総額の年率0.01%に相当する額の報酬を、
  ファンドの資産から、トルコリラにより、会計年度ベースで四半期ごとに後払いで受領します。
   各四半期について支払われる報酬は、当該四半期の最終ファンド営業日から60ファンド営業日以内に支払われます。
   管理会社報酬は、ファンドの継続開示にかかる手続き、ファンドについての資料作成・情報提供、ファンドの運用状況・
  費用支払の監督、ファンドのリスク量の計測・管理、その他ファンド運営管理全般にかかる業務の対価として管理会社に支
  払われます。
   ファンドに関して生じたすべての適切な立替費用および支出金もまた、ファンドの資産から、管理会社に払い戻されま
  す。
  投資顧問会社報酬
   投資顧問会社は、各四半期中の各ファンド営業日に計算されるファンドの純資産総額の年率0.45%に相当する額の報酬
  を、ファンドの資産から、トルコリラにより、会計年度ベースで四半期ごとに後払いで受領します。
   各四半期について支払われる報酬は、当該四半期の最終ファンド営業日から60ファンド営業日以内に支払われます。
   投資顧問会社報酬は、ファンドにかかる投資判断等の運用業務およびこれに付随する業務の対価として投資顧問会社に支
  払われます。
   ファンドに関して生じたすべての適切な立替費用および支出金もまた、ファンドの資産から、投資顧問会社に払い戻され
  ます。
  保管会社報酬
   保管会社は、その業務につき、取引手数料および費用に加え、各四半期中の各ファンド営業日に計算されるファンドの純
  資産総額の年率0.03%に相当する額の報酬を、ファンドの資産から、トルコリラにより、会計年度ベースで四半期ごとに後
  払いで受領する権利を有します。
   各四半期について支払われる報酬は、当該四半期の最終ファンド営業日から60ファンド営業日以内に支払われます。
   保管会社報酬は、ファンド信託財産の保管・管理業務、ファンド信託財産にかかる入出金の処理業務、ファンド信託財産
  の取引にかかる決済業務、およびこれらに付随する業務の対価として保管会社に支払われます。
   ファンドに関して生じたすべての適切な立替費用および支出金もまた、ファンドの資産から、保管会社に払い戻されま
  す。
  管理事務代行報酬
   管理事務代行会社は、その業務につき、各四半期中の各ファンド営業日に計算されるファンドの純資産総額の年率0.10%
  に相当する額の報酬を、トルコリラにより、ファンドの資産から、会計年度ベースで四半期ごとに後払いで受領する権利を
  有します。
   各四半期について支払われる報酬は、当該四半期の最終ファンド営業日から60ファンド営業日以内に支払われます。
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   管理事務代行報酬は、ファンドの購入・換金(買戻し)等受付け業務、ファンド信託財産の評価業務、ファンド純資産価
  格の計算業務、ファンドの会計書類作成業務、受益者の管理業務、およびこれらに付随する業務の対価として管理事務代行
  会社に支払われます。
   ファンドに関して生じたすべての適切な立替費用および支出金もまた、ファンドの資産から、管理事務代行会社に払い戻
  されます。
  代行協会員報酬および販売会社報酬
   代行協会員および販売会社は、その業務につき、各四半期中の各ファンド営業日に計算されるファンドの純資産総額の年
  率0.50%に相当する額の報酬を、トルコリラにより、ファンドの資産から、会計年度ベースで四半期ごとに後払いで受領す
  る権利を有します。
   各四半期について支払われる報酬は、当該四半期の最終ファンド営業日から60ファンド営業日以内に支払われます。
   代行協会員報酬は、ファンド証券の純資産価格の公表、目論見書および運用報告書の販売会社への送付ならびにこれらに
  付随する業務の対価として代行協会員に支払われます。
   販売会社報酬は、受益者に対する購入後の投資環境等の情報提供業務、ファンド証券の販売業務・買戻しの取次業務、運
  用報告書の交付業務、およびこれらに付随する業務の対価として販売会社に支払われます。
  (4)【その他の手数料等】

  費用
   ファンドの募集に関連する費用(受託会社および管理会社に支払われる当初設立報酬を含みます。)は、ファンドの資産
  から支払われ、償却済です。
   目論見書、運用報告書、通知の作成・印刷費用、弁護士費用(ファンドに関する契約書の作成業務、目論見書等の開示・
  届出書類作成業務、監督当局への届出に関する業務、およびこれらに付随する業務の対価)、監査費用(ファンド会計書類
  を監査し、年次監査報告書を作成する業務の対価)、登録費用、銀行手数料、ファンド資産および収益に課せられる税金等
  がファンドより実費として支払われます。
  (5)【課税上の取扱い】

  ① 日本
   ファンドは、日本の税制上、公募外国株式投資信託として取り扱われます。したがって、日本の受益者に対する課税に
  ついては、以下のような取扱いとなります。ただし、将来における税務当局の判断によりこれと異なる取扱いがなされる
  可能性もあります。税金の取扱いの詳細については、税務専門家等にご確認されることをお勧めします。
  (1)受益証券は、特定口座を取り扱う金融商品取引業者の特定口座において取り扱うことができます。
  (2)ファンドの分配金は、公募国内株式投資信託の普通分配金と同じ取扱いとなります。
  (3)日本の個人受益者が支払いを受けるファンドの分配金については、以下の税率による源泉徴収が行われます。
        2014年   2038年
       1月1日以後   1月1日以後
         (注)
     所得税   15.315%    15%
     住民税    5%   5%
     合計   20.315%    20%
   (注)復興特別所得税を含みます。以下同じです。
   日本の個人受益者は、総合課税または申告分離課税のいずれかを選択して確定申告をすることもできますが、確定
   申告不要を選択することにより、源泉徴収された税額のみで課税関係を終了させることもできます。
   申告分離課税を選択した場合、一定の上場株式等(租税特別措置法に定める上場株式等をいいます。以下同じで
   す。)の譲渡損失(繰越損失を含みます。)との損益通算が可能です。
  (4)日本の法人受益者が支払いを受けるファンドの分配金(表示通貨ベースの償還金額と元本相当額との差益を含みま
   す。)については、所得税のみ以下の税率による源泉徴収が日本国内で行われ(一定の公共法人等(所得税法別表
   第一に掲げる内国法人をいいます。)を除きます。)、一定の場合、支払調書が税務署長に提出されます。
        2014年   2038年
       1月1日以後   1月1日以後
     所得税   15.315%    15%
  (5)日本の個人受益者が、受益証券を買戻請求等により譲渡した場合は、上場株式等に係る譲渡益課税の対象とされ、
   受益証券の譲渡益(譲渡価額から取得価額等を控除した金額(邦貨換算額)をいいます。以下同じです。)に対し
   て、源泉徴収選択口座において、以下の税率による源泉徴収が行われます。
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        2014年   2038年
       1月1日以後   1月1日以後
     所得税   15.315%    15%
     住民税    5%   5%
     合計   20.315%    20%
   受益証券の譲渡損益は申告分離課税の対象となり、税率は源泉徴収税率と同一ですが、確定申告不要を選択するこ
   とにより、源泉徴収された税額のみで課税関係を終了させることもできます。
   譲渡損益は、一定の他の上場株式等の譲渡損益および一定の上場株式等の配当所得等との損益通算が可能です。確
   定申告を行う場合、一定の譲渡損失の翌年以降3年間の繰越も可能です。
  (6)日本の個人受益者の場合、ファンドの償還についても譲渡があったものとみなされ、(5)と同様の取扱いとなり
   ます。
  (7)日本の個人受益者についての分配金ならびに譲渡および買戻しの対価については、一定の場合、支払調書が税務署
   長に提出されます。
   (注)日本の受益者は、個人であるか法人であるかにかかわらず、ケイマン諸島に住所または登記上の営業所もし
     くは恒久的施設を有しない場合、受益証券への投資に対しケイマン諸島税務当局により課税されることは一
     切ありません。
  ② ケイマン諸島

   ケイマン諸島の政府は、現行法上、トラスト、ファンドまたは受益者に対して、いかなる所得税、法人税または資本利
  得税、遺産税、相続税、贈与税または源泉徴収税も課しません。ケイマン諸島は、トラストに関するあらゆる支払いに適
  用される二重課税防止条約をいかなる国とも締結していません。2020年2月28日現在、ケイマン諸島において為替管理は
  ありません。
   トラストは、信託法第81条に従い、トラストに関連し、ケイマン諸島財務長官から保証書の交付を受けています。かか
  る保証書には、トラストの設立日から50年の間、ケイマン諸島で制定された所得、資本資産、資本利得もしくはキャピタ
  ル・ゲインに対する課税の根拠となる法律または遺産税もしくは相続税と同種の税の課税根拠となる法律のいずれも、ト
  ラストを構成する財産もしくはトラストから生じる収益に対してまたはかかる財産もしくは収益に係る受託会社もしくは
  受益者に対して適用されないことが明記されます。ケイマン諸島において、受益証券の譲渡または買戻しに対し印紙税は
  課せられません。
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  5【運用状況】
  (1)【投資状況】
  資産別および地域別の投資状況
                 (2019年12月末日現在)
   資産の種類      国名   時価合計(トルコリラ)      投資比率(%)
    国債     トルコ     115,387,363      96.34

      小計       115,387,363      96.34

   現金およびその他の資産(負債控除後)           4,385,970      3.66

      合計       119,773,333

                   100.00
     (純資産総額)       (約2,206百万円)
  (注)投資比率とは、ファンドの純資産総額に対する当該資産の時価の比率をいいます。以下同じです。
  (2)【投資資産】

  ①【投資有価証券の主要銘柄】
                  (2019年12月末日現在)
  順         利率 償還日  額面金額   簿価  時価  投資比率
    銘柄  国名/発行地   種類
  位        (%) (年/月/日)  (トルコリラ)  (トルコリラ)  (トルコリラ)  (%)
  TURKEY GOVT BOND
  1    トルコ   国債  9.2 2021/9/22  28,000,000  23,425,459  27,109,320  22.63
  9.2000% 22/09/21
  TURKEY GOVT BOND
  2    トルコ   国債  7.4 2020/2/5  22,400,000  19,940,207  22,328,992  18.64
  7.4000% 05/02/20
  TURKEY GOVT BOND
  3    トルコ   国債  10.7 2021/2/17  19,450,000  17,947,580  19,353,139  16.16
  10.7000% 17/02/21
  TURKEY GOVT BOND
  4    トルコ   国債  9.4 2020/7/8  17,400,000  15,752,437  17,234,352  14.39
  9.4000% 08/07/20
  TURKEY GOVT BOND
  5    トルコ   国債  11 2022/3/2  17,000,000  13,770,000  16,862,810  14.08
  11.0000% 02/03/22
  TURKEY GOVT BOND
  6    トルコ   国債  10.5 2020/1/15  12,500,000  12,160,893  12,498,750  10.44
  10.5000% 15/01/20
  (注)以上のほか、投資有価証券はありません。
  ②【投資不動産物件】

   該当事項ありません(2019年12月末日現在)。
  ③【その他投資資産の主要なもの】

   該当事項ありません(2019年12月末日現在)。
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  (3)【運用実績】
  ①【純資産の推移】
   下記の会計年度末ならびに2019年12月末日および同日前1年間における各月末の純資産の推移は以下のとおりです。
               1口当たり純資産価格
       純資産総額
            トルコリラクラス    米ドルクラス   豪ドルクラス
            トルコ

      トルコリラ    円    円 米ドル  円 豪ドル  円
            リラ
  第1会計年度末

      74,331,569.59   1,369,187,512   8.98  165  -  -  -  -
  (2013年8月31日)
  第2会計年度末

      55,011,978.73   1,013,320,648   9.42  174  -  -  -  -
  (2014年8月31日)
  第3会計年度末

      41,564,298.48   765,614,378   8.93  164 7.92  868 8.78  672
  (2015年8月31日)
  第4会計年度末

      32,517,062.92   598,964,299   9.33  172 8.07  884 8.58  657
  (2016年8月31日)
  第5会計年度末

     154,326,932.85   2,842,702,103   9.08  167 6.64  727 6.70  513
  (2017年8月31日)
  第6会計年度末

     103,034,712.86   1,897,899,411   6.19  114 2.25  247 2.50  191
  (2018年8月31日)
  第7会計年度末

     116,479,036.53   2,145,543,853   7.33  135 2.99  328 3.61  276
  (2019年8月31日)
  2019年1月末日   114,144,981.72   2,102,550,563   6.81  125 3.13  343 3.46  265

   2月末日  114,635,196.29   2,111,580,316   6.83  126 3.05  334 3.46  265

   3月末日  107,892,925.89   1,987,387,695   6.56  121 2.77  303 3.15  241

   4月末日  105,115,739.44   1,936,231,920   6.61  122 2.65  290 3.04  233

   5月末日  104,057,456.56   1,916,738,350   6.63  122 2.71  297 3.16  242

   6月末日  112,089,946.77   2,064,696,820   7.06  130 2.91  319 3.36  257

   7月末日  115,778,422.81   2,132,638,548   7.33  135 3.14  344 3.69  282

   8月末日  116,479,036.53   2,145,543,853   7.33  135 2.99  328 3.61  276

   9月末日  119,818,443.91   2,207,055,737   7.58  140 3.20  351 3.86  295

   10月末日  123,473,667.13   2,274,384,949   7.70  142 3.22  353 3.80  291

   11月末日  121,210,104.61   2,232,690,127   7.75  143 3.22  353 3.88  297

   12月末日  119,773,332.90   2,206,224,792   7.79  143 3.13  343 3.64  279

  (注)米ドルクラスおよび豪ドルクラスは2015年3月3日に運用を開始しました。
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  ②【分配の推移】
            1口当たり分配金
       トルコリラクラス     米ドルクラス     豪ドルクラス
       トルコリラ   円  米ドル   円  豪ドル   円
   第1会計年度     0.20   3.68  -   -   -   -

   第2会計年度     0.60  11.05  -   -   -   -

   第3会計年度     0.60  11.05   0.20  21.91   0.20  15.30

   第4会計年度     0.60  11.05   0.60  65.74   0.60  45.91

   第5会計年度     0.60  11.05   0.60  65.74   0.60  45.91

   第6会計年度     0.60  11.05   0.60  65.74   0.60  45.91

   第7会計年度     0.60  11.05   0.27  29.58   0.27  20.66

   2019年9月     0.05   0.92   0.02   2.19   0.02   1.53

    10月    0.05   0.92   0.02   2.19   0.02   1.53
    11月    0.05   0.92   0.02   2.19   0.02   1.53
    12月    0.05   0.92   0.02   2.19   0.02   1.53
   設定来累計

        4.00  73.68   2.35  257.47   2.35  179.82
  (2019年12月末日現在)
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  ③【収益率の推移】
              (注1)
             収益率
    期間
       トルコリラクラス     米ドルクラス     豪ドルクラス
   第1会計年度     -8.20%     -     -
   第2会計年度      11.58%     -     -
   第3会計年度      1.17%    -18.80%     -10.20%
   第4会計年度      11.20%     9.47%     4.56%
   第5会計年度      3.75%    -10.29%     -14.92%
   第6会計年度     -25.22%     -57.08%     -53.73%
   第7会計年度      28.11%     44.89%     55.20%
   (注1)収益率(%)=100×(a-b)/b
      a=会計年度末の1口当たり純資産価格(当該会計年度の分配金の合計額を加えた額)
      b=当該会計年度の直前の会計年度末の1口当たり純資産価格
       (トルコリラクラスの第1会計年度の場合は10トルコリラ、米ドルクラスおよび豪ドルクラス
       の第3会計年度の場合はそれぞれ10米ドルおよび10豪ドル)
    また、ファンドの暦年ベースでの収益率は次のとおりです。

              (注2)
             収益率
    期間
       トルコリラクラス     米ドルクラス     豪ドルクラス
   2013年     -6.10%     -     -
   2014年     15.91%     -     -
   2015年     -3.97%     -18.20%     -11.00%
   2016年     7.93%     -9.25%     -8.94%
   2017年     4.59%     -1.55%     -8.96%
   2018年     -16.82%     -38.89%     -32.88%
   2019年     25.79%     11.96%     12.46%
   (注2)収益率(%)=100×(a-b)/b
      a=暦年末の1口当たり純資産価格(当該期間の分配金の合計額を加えた額)
      b=当該暦年の直前の暦年末の1口当たり純資産価格(分配落ちの額)
       (トルコリラクラスの2013年の場合は10トルコリラ、米ドルクラスおよび豪ドルクラスの2015
       年の場合はそれぞれ10米ドルおよび10豪ドル)
    なお、ファンドにはベンチマークはありません。

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  (参考情報)
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  (4)【販売及び買戻しの実績】
   下記の会計年度における販売および買戻しの実績ならびに会計年度末現在の発行済口数は次のとおりです。
  トルコリラクラス
        販売口数     買戻口数     発行済口数
        8,698,314      419,940     8,278,374

   第1会計年度
        (8,698,314)      (419,940)     (8,278,374)
         661,091     3,100,465     5,839,000

   第2会計年度
        (661,091)     (3,100,465)     (5,839,000)
         499,363     2,180,380     4,157,983

   第3会計年度
        (499,363)     (2,180,380)     (4,157,983)
         749,492     1,781,643     3,125,832

   第4会計年度
        (749,492)     (1,781,643)     (3,125,832)
        10,088,906      843,935     12,370,803

   第5会計年度
        (10,088,906)      (843,935)     (12,370,803)
        5,742,969     8,092,545     10,021,227

   第6会計年度
        (5,742,969)     (8,092,545)     (10,021,227)
        1,535,975     2,204,772     9,352,430

   第7会計年度
        (1,535,975)     (2,204,772)     (9,352,430)
  米ドルクラス

        販売口数     買戻口数     発行済口数
         161,100      100    161,000

   第3会計年度
        (161,100)      (100)    (161,000)
         18,900     43,500     136,400

   第4会計年度
         (18,900)     (43,500)     (136,400)
        1,475,005      1,600    1,609,805

   第5会計年度
        (1,475,005)      (1,600)    (1,609,805)
        1,292,538      460,340     2,442,003

   第6会計年度
        (1,292,538)      (460,340)     (2,442,003)
         291,150     273,520     2,459,633

   第7会計年度
        (291,150)     (273,520)     (2,459,633)
  豪ドルクラス

        販売口数     買戻口数     発行済口数
         40,280      0    40,280

   第3会計年度
         (40,280)      (0)    (40,280)
         600     36,500     4,380

   第4会計年度
         (600)     (36,500)     (4,380)
         271,220      100    275,500

   第5会計年度
        (271,220)      (100)    (275,500)
         231,235     121,500     385,235

   第6会計年度
        (231,235)     (121,500)     (385,235)
         1,550     40,100     346,685

   第7会計年度
         (1,550)     (40,100)     (346,685)
  (注)( )の数は本邦における販売・買戻しおよび発行済口数です。
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  第2【管理及び運営】
  1【申込(販売)手続等】

  (1)海外における販売手続等
   受益証券は、適格投資家に対してファンド営業日において継続的に募集されます。各受益証券の発行価格は、締切時間
  (以下に定義します。)までに受領された場合、当該クラスの受益証券の購入申込書が受領されたファンド営業日時点にお
  ける当該クラスの受益証券1口当たり純資産価格とします。投資者一人当たりの最低投資口数は100口でこれを超える場合は
  1口単位、または管理会社が投資顧問会社と協議した上で決定する金額または口数とします。受益証券は、整数でのみ発行
  されます。販売会社に支払われる販売手数料は、受益証券の1口当たり純資産価格の最大3.00%(税抜き)です。
   受益証券の購入申込書は、申込みを行ったファンド営業日の正午(ルクセンブルグ時間)または管理会社がその単独の裁
  量により随時決定することができるその他の日時(「締切時間」)までに、管理事務代行会社によって受領されなければな
  りません。当該締切時間を過ぎて受領された申込みは、翌ファンド営業日に関して受領されたものとみなされます。
   受益証券の購入に関する送金は、当該クラスの表示通貨建ての電信送金により、申込みを行ったファンド営業日から6
  ファンド営業日以内および/または管理会社がその単独の裁量により随時決定することができるその他の日までに行われる
  ものとします。ただし、米ドルクラスについては6ファンド営業日目がニューヨークにおける銀行営業日でない場合はその
  直後のニューヨークにおける銀行営業日とし、豪ドルクラスについては6ファンド営業日目がメルボルンにおける銀行営業
  日でない場合はその直後のメルボルンにおける銀行営業日とします。
   管理会社は、受益証券の購入注文の全部または一部を拒否することができ、上記の適切に記入された申込書および支払い
  が適時に受領されなかった一切の注文を取り消すことができます。
  (注)「適格投資家」とは、(ⅰ)(1933年米国証券法(改正済)に基づき発布されたレギュレーションSのルール902(k)に定義される)
   「米国人」または(1940年米国投資会社法(改正済)における意味の範囲内における)米国居住者ではない、(ⅱ)(米国商品先物
   取引委員会によって発布されたルール4.7に定義される)「非米国人」の定義に該当する、(ⅲ)ケイマン諸島の市民もしくは居住者
   もしくはケイマン諸島に所在地を置く者もしくは法主体(ケイマン諸島で設立された免税または非居住の法主体を除きます。)では
   ない、または(ⅳ)上記(i)、(ⅱ)もしくは(ⅲ)に掲げた者もしくは法主体の保管人、名義人もしくは受託者ではない、あらゆ
   る人、法人または法主体をいいます。
  (2)日本における販売手続等

   日本においては、有価証券届出書「第一部        証券情報、(7)申込期間」記載の申込期間に販売会社により取扱いが行われ
  ます。
   その場合、販売会社は「外国証券取引口座約款」を投資者に交付し、投資者は当該約款に基づく取引口座の設定を申し込
  む旨を記載した申込書を提出します。ファンド営業日の午後3時までに申込が行われ、かつ販売会社所定の事務手続きが完
  了したものを当日の申込受付分とします。販売の単位は、100口以上1口単位です。ファンド証券1口当たりの販売価格は、
  申込日の翌国内営業日に判明する1口当たり純資産価格です。日本における約定日(販売会社が当該注文の成立を確認した
  日。通常、申込日の日本における翌営業日)から起算して5国内営業日目までに、申込金額および以下の申込手数料を販売
  会社に支払うものとします。
    申込口数     申込手数料
   10万口未満      申込金額の3.30%(税込)
   10万口以上50万口未満      申込金額の1.65%(税込)
   50万口以上      申込金額の0.55%(税込)
   日本円の場合、外貨との換算レートは、約定日の東京外国為替市場の相場に基づいて販売会社が決定します。また、外貨
  で支払うこともできます。詳細は販売会社に問い合わせるものとします。
   ファンド証券の保管を販売会社に委託した投資者の場合、販売会社から買付代金の支払いと引換えに取引報告書を受領し
  ます。
   なお、日本証券業協会の協会員である販売会社は、ファンドの純資産が1億円相当額未満となる等、日本証券業協会の規
  則に基づき定められた外国投資信託受益証券の選別基準にファンド証券が適合しなくなったときは、日本におけるファンド
  証券の販売を行うことはできません。
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  2【買戻し手続等】
  (1)海外における買戻し手続等
   受益証券は、ファンド営業日において受益者の希望により買い戻されます。受益者は、受益証券を買い戻すよう受託会社
  に請求する買戻通知を送付することができます。受益証券1口当たりの買戻価格は、買戻通知が受領されたファンド営業日
  時点における受益証券1口当たり純資産価格とします。受益証券の買戻しの申込みは1口以上1口単位、または管理会社が
  投資顧問会社と協議した上で決定する金額または口数とします。
   買戻通知は、申込みを行うファンド営業日の正午(ルクセンブルグ時間)または管理会社が単独の裁量により随時決定す
  ることができるその他の日および/もしくは時間までに、管理事務代行会社によって受領されなければなりません。
   受益証券の買戻しに関する送金は、トルコリラクラスについてはトルコリラ建て、米ドルクラスについては米ドル建てお
  よび豪ドルクラスについては豪ドル建ての電信送金により、申込みを行ったファンド営業日から6ファンド営業日以内およ
  び/または受託会社が管理会社と協議の上随時決定することができるその他の日までに行われるものとします。ただし、米
  ドルクラスについては6ファンド営業日目がニューヨークにおける銀行営業日でない場合はその直後のニューヨークにおけ
  る銀行営業日とし、豪ドルクラスについては6ファンド営業日目がメルボルンにおける銀行営業日でない場合はその直後の
  メルボルンにおける銀行営業日とします。
   受託会社は、管理会社と協議の上、一切の買戻請求を停止、拒否、または取り消すことができ、また、買戻代金の支払い
  を延期することができます。
  強制買戻し
   受益証券が適格投資家でない者により、もしくはかかる者の利益のために保有されている旨、またはかかる保有によって
  トラストまたはファンドの登録が義務付けられる、租税が賦課される、もしくはいずれかの法域の法律に違反する旨を受託
  会社または管理会社(もしくはその代理としての管理事務代行会社)が判断した場合、または受託会社または管理会社(も
  しくはその代理としての管理事務代行会社)が当該受益証券の申込みもしくは購入の資金に充当するために使用された資金
  源の適法性を疑う根拠を有する場合、管理会社(またはその代理としての管理事務代行会社)は、当該受益者に対し、10日
  以内に当該受益証券を売却し、かつかかる売却の証拠を管理会社(またはその代理としての管理事務代行会社)に提出する
  よう要求する書面による通知を送付することができ、上記が満たされない場合、管理会社は当該受益証券の買戻しおよび消
  却を実行することができます。
   本条に基づいて強制的に買い戻されるファンドの受益証券(またはその受益証券のクラス)1口当たり買戻価格は、当該
  強制買戻しの日またはその直前の日に該当するファンド営業日における当該シリーズ・トラストの受益証券(またはその受
  益証券のクラス)1口当たり純資産価格です。
  受益証券の譲渡
   受益者は、書面証書によって、自己が保有する受益証券を譲渡することができます。ただし、譲受人は、まず、当該時点
  で有効な、関連もしくは該当する法域の法令の規定、政府等の要件もしくは規制または受託会社、管理会社、販売会社また
  は管理事務代行会社が定める方針を遵守するために受託会社、管理会社または管理事務代行会社が要求する情報または受託
  会社、管理会社または管理事務代行会社が要求するその他の情報を提出するものとし、管理会社は、受託会社と協議の上、
  まず、当該譲渡に対する事前の書面による同意を行うものとします。さらに、譲受人は、受託会社または管理会社、販売会
  社もしくは管理事務代行会社に対して、(i)受益証券は適格投資家に譲渡されること、(ii)譲受人は自らの勘定で受益証
  券を取得すること、および、(iii)受託会社または管理会社がそれぞれの裁量で要求するその他の事項に関して、書面で表
  明を行うことが要求されます。
   受託会社、管理会社または管理事務代行会社は、すべての譲渡証書に譲渡人および譲受人が署名することを要求します。
  譲渡人は、譲渡が登録され、かつ譲受人の氏名が受益証券に関して受益者名簿に受益者として記入されるまで、引き続き受
  益者であるものとみなされ、また、譲渡の対象である受益証券に対する権利を有するものとみなされるものとします。受託
  会社または管理会社が譲渡証書の原本および上記の情報を受け取るまで譲渡は登録されません。
   上記の規定に違反して譲渡された受益証券は、譲渡または強制買戻しの対象となります。
  スイッチング
   クラス間のスイッチングはできません。
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  (2)日本における買戻し手続等
   換金(買戻し)の申込みは、ファンド営業日に取扱います。
   午後3時までに換金(買戻し)のお申込みが行われ、かつ申込みについての販売会社所定の事務手続が完了したものを当
  日の申込み受付分とします。
   換金(買戻し)単位は、1口単位です。
   換金(買戻し)価額は、申込日の翌国内営業日に判明する純資産価格です。
   換金(買戻し)代金は、約定日から起算して5国内営業日目から受け取ることができます。
   日本円の場合、外貨との換算レートは、約定日の東京外国為替市場の相場に基づいて販売会社が決定します。また、外貨
  で受け取ることもできます。詳細は販売会社に問い合わせるものとします。
  3【資産管理等の概要】

  (1)【資産の評価】
  ① 純資産価格の計算
  評価
   ファンドの純資産価格は、ファンド営業日および/または受託会社(またはこれを代理する管理事務代行会社)が投資
  顧問会社と協議した上で随時決定するその他の日に計算されます。
   純資産総額は、午後5時頃(ルクセンブルグ時間)の為替レートと、午後4時頃(ルクセンブルグ時間)の債券および
  その他の資産の価格を適用して、ファンドの資産価値を算出し、ファンドの負債を控除することで、管理会社(またはこ
  れを代理する管理事務代行会社)によって、ファンド営業日に計算されます。
   ファンドの純資産総額は、特定のクラスに帰属する資産および負債が当該クラスの保有者のみにより実際に負担され、
  他のクラスの保有者により負担されないことを確保するために、管理会社(またはこれを代理する管理事務代行会社)が
  定める合理的な配分方法に基づき、クラス間で配分されます。ファンドの純資産総額はトルコリラで計算されるものとし
  ます。
   各クラスの受益証券1口当たり純資産価格は、ファンド営業日において当該クラスに帰属するファンドの純資産総額
  を、そのファンド営業日における当該クラスの発行済受益証券口数で除して計算されるものとします。
   各ファンド営業日における純資産価格は、原則として、日本の翌営業日の午前7時30分(東京時間)までに受益者およ
  び投資顧問会社が入手可能となります。
   受益証券1口当たり純資産価格の端数は、小数第3位を四捨五入します。
  純資産価格の決定
   受託会社(またはこれを代理する管理事務代行会社)は、ルクセンブルグにおいて一般に公正妥当と認められた会計原
  則に従って、ファンドの純資産価格を、ファンド営業日において、ファンドの表示通貨で計算するものとします。
   純資産総額は、該当するファンドの受益証券の特定のクラスに帰属する資産および負債が当該受益証券の保有者のみに
  より実際に負担され、当該ファンドの受益証券の他のクラスの保有者により負担されないことを確保するために、受託会
  社が定める合理的な配分方法に基づき、当該ファンドの発行済受益証券のクラス間で配分されます。ファンドの表示通貨
  以外の通貨(以下「外国通貨」といいます。)で表示されるファンドの受益証券の各クラスに帰属する純資産総額は、
  ファンド営業日に適用される、受託会社が決定する為替レートで外国通貨に換算されるものとします。外国通貨建ての
  ファンドの受益証券のクラスの受益証券1口当たり純資産価格は、当該クラスに帰属する(外国通貨に換算された)純資
  産総額を、当該クラスの発行済受益証券口数で除して計算されます。ファンドの表示通貨と同一の通貨で表示されるクラ
  スの受益証券1口当たり純資産価格は、当該クラスに帰属する純資産総額を、当該クラスの発行済受益証券口数で除して
  計算されます。
   受託会社がその裁量によりその他の方法を決定しない限り、ファンドの資産は入手可能な最新の価格、つまり国際的な
  値付け業者から得た入手可能な最新の表示価格で、以下のとおり評価されます。
   (a)証券取引所に上場されているか、その他の規制市場で取引されている証券は、かかる取引所もしくは市場で取引ま
   たは評価された入手可能な最新の価格で評価されます。証券が、複数の証券取引所もしくは市場において上場また
   は取引されている場合、当該証券の主要な市場を構成する証券取引所またはその他の規制された市場における入手
   可能な最新の終値または最も代表的な価格が用いられます。
   (b)いずれの証券取引所においても上場されておらず、いずれの規制された市場においても取引されていない証券また
   は上記(a)に基づき決定された価格がその公正価格を表していない証券は、その入手可能な最新の市場価格で評価
   されます。かかる市場価格がない場合、またはかかる市場価格が当該証券の公正な市場価格を表していない場合、
   当該証券は、その合理的に予測可能な売値に基づき慎重かつ誠実に評価されます。
   (c)投資対象は、国際的に認められた値付け業者による値付けに基づいて価格を決定することができます。
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   (d)市場相場が容易に入手できない証券またはその他の資産は、管理会社、投資顧問会社および副投資顧問会社の助言
   を受けて管理事務代行会社が採用する手続きに従って誠実に決定される公正価格で評価されます。
   (e)満期までの残存期間が60日以下の短期投資対象は、償却減価によるか、満期の61日前の日における市場価格と額面
   金額の差額を償却することにより、評価することができます。
   (f)現金およびその他の流動資産は、未収利息を含むその額面価額で評価されます。
   (g)その他の資産に関しては、管理事務代行会社が、当該資産の公正価格を表すものとして適用ある一般に公正妥当と
   認められた会計原則に従って決定する金額または別途誠実に決定する金額で評価されます。外貨建ての価額は、該
   当するファンドの表示通貨の入手可能な最新の仲値で、または管理事務代行会社が誠実に決定することができるそ
   の他の価格で、該当するファンドの表示通貨に換算されるものとします。
   受託会社(またはこれを代理する管理事務代行会社)による純資産総額または受益証券1口当たり純資産価格のすべて
  の決定は、受託会社(またはこれを代理する管理事務代行会社)の授権された役員または代表者によって保証され、悪意
  または明らかな誤りがない限り、かかる保証はすべてのかかるファンドの受益者について最終的かつ決定的なものとしま
  す。悪意または明らかな誤りがない限り、受託会社は、第三者が受託会社に提供した評価に依拠する純資産総額または受
  益証券1口当たり純資産価格の計算の誤りについて一切責任を負わないものとします。受託会社は、公認の価格情報源、
  評価代理人、サブ・マネージャーまたはその他の第三者が受託会社に提供した評価に依拠する場合、明らかな誤りがない
  限り絶対的な保護を受けるものとします。
  ② 純資産価格の計算の停止
   管理会社は、受託会社と協議した上で、以下の全部または一部の期間において、純資産価格の計算、受益証券の発行・
  買戻しを停止、または買戻代金の支払を延期することができます。
   (1) ファンドの投資対象の大部分が上場、値付け、取引もしくは取り扱われている証券取引所、商品取引所、先物取引
   所もしくは店頭市場が、(通常の週末もしくは休日による閉鎖以外で)閉鎖されている場合、またはこれらの取引
   所もしくは市場における取引が制限もしくは停止されている場合。
   (2) ファンドの投資対象の売却が現実的でない場合、またはその売却がファンドの受益者に著しく不利益となるであろ
   うと管理会社が判断する場合。
   (3) ファンドの投資対象の価値もしくは純資産価格を確定するために通常利用される手段が使用不能となる、またはそ
   の他の理由によりファンドの投資対象の価値もしくはファンドのその他の資産の価値もしくは純資産価格を合理的
   もしくは公正に確定することができないと管理会社が判断する場合。
   (4) ファンドの投資対象の償還もしくは換金、または償還もしくは換金に関連する資金の送金を、適正な価格または適
   正な為替レートで行うことができないであろうと管理会社が判断する場合。
   管理会社は受託会社と協議した上で、または、受託会社は管理会社と協議した上で、受益者名簿に記載されるすべての
  受益者に対して、実務上可能な限り速やかに当該停止を書面で通知するものとし、また、当該停止が終了した時点で受益
  者に対して速やかに通知するものとします。
  (2)【保管】

   ファンド証券が販売される海外においては、ファンド証券の確認書は受益者の責任において保管されます。
   日本の投資者に販売されるファンド証券の確認書は、販売会社の保管者名義で保管されます。
   ただし、日本の受益者が別途、自己の責任で保管する場合は、この限りではありません。
  (3)【信託期間】

   ファンドの信託期間は2023年3月27日までですが、後記「(5)その他 ②             ファンドの償還」記載の事由が発生した場合
  は、それ以前に償還することがあります。
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  (4)【計算期間】
   ファンドの計算期間は毎年8月31日に終了します。
  (5)【その他】

  ① 発行限度額
   ファンド証券の発行限度口数は設けられていません。
  ② ファンドの償還
  ファンド
   ファンドは、基本信託証書に記載される状況に従い償還する場合を除いて、
  (ⅰ)2023年3月27日または受託会社が投資顧問会社と協議した上で決定するそれよりも遅い日(ただし、基本信託証書
   の締結日から149年を超えないものとします。)、または
  (ⅱ)すべてのクラスの受益証券の純資産総額の合計が2,000万トルコリラ(または相当額)を下回った場合、投資顧問会
   社と協議した上で受託会社の裁量により決定する日に
  償還します。
  受益証券のクラス
   受益証券のクラスは、各クラスに帰属する純資産総額が、トルコリラクラスについては2,000万トルコリラ、米ドルクラ
  スについては2,000万米ドル相当額または豪ドルクラスについては2,000万豪ドル相当額を下回った場合、投資顧問会社と
  協議した上で受託会社の裁量により償還する場合があります。
   なお、受益者への償還金の支払いには、信託期間終了日から半年程度、または監査手続き等の進捗によっては、さらに
  時間を要する場合があります。
  ③ 信託証書の変更等
   信託証書第40条に従い、受託会社および管理会社は、受益者に対して10日以上前の書面による通知を行うことにより
  (受益者は、かかる通知を放棄することができます。)、受託会社および管理会社が受益者の最善の利益になると考える
  方法およびその範囲において、補遺信託証書により、信託証書の規定について変更、修正、改正または追加(以下「変更
  等」といいます。)を行うことができます。受託会社が、受託会社の意見において、かかる変更等が、(ⅰ)当該時に存
  在している受益者の利益を著しく侵害せず、受託会社もしくは管理会社を受益者に対する責任から実質的に免責すること
  なく、かつ、シリーズ・トラストの資産から支払われるべき経費および手数料(当該補遺信託証書に関連して生じる経
  費、手数料、報酬および費用を除きます。)の金額を増加させることにならず、(ⅱ)財務上の、法的なもしくは公的な
  要件(法的拘束力を有するか否かを問いません。)を遵守するために必要であり、または、(ⅲ)明らかな誤りを正すた
  めに必要である旨書面により証明する場合、かかる変更等は、受益者による承認を必要としません。いかなる変更等も、
  受益者に対して、その受益証券に関する追加の支払いを行ったり、その受益証券に関する債務を引き受ける義務を課すも
  のであってはなりません。
  ④ 関係法人との契約の更改等に関する手続
  管理事務代行契約
   管理事務代行契約は、一方当事者が他方当事者に対し、60日以上前に書面による通知をすることにより終了することが
  できます。
   同契約は、ケイマン諸島法に準拠し、同法により解釈されるものとし、同法に基づき変更することができます。
  投資顧問契約
   投資顧問契約は、一方当事者が他方当事者に対し、60日以上前に書面による通知をすることにより終了することができ
  ます。
   同契約は、ケイマン諸島法に準拠し、同法により解釈されるものとし、同法に基づき変更することができます。
  保管契約
   保管契約は、一方当事者が他方当事者に対し、60日以上前に書面による通知をすることにより終了することができま
  す。
   同契約は、ケイマン諸島法に準拠し、同法により解釈されるものとし、同法に基づき変更することができます。
  代行協会員契約書
   代行協会員契約は、一方当事者が他方当事者に対し、3か月以上前に書面による通知をすることにより終了することが
  できます。
   同契約は、日本法に準拠し、同法により解釈されるものとし、同法に基づき変更することができます。
  受益証券販売・買戻契約書
   受益証券販売・買戻契約は、一方当事者が他方当事者に対し、3か月以上前に書面による通知をすることにより終了す
  ることができます。
   同契約は、日本法に準拠し、同法により解釈されるものとし、同法に基づき変更することができます。
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  4【受益者の権利等】

  (1)【受益者の権利等】
   受益者がファンドに関し、自己の受益権を直接行使するためには、登録名義人となっているかまたはファンド証券を保持
  していなければなりません。従って、販売会社にファンド証券の保管を委託している日本の受益者は、登録名義人ではな
  く、また、ファンド証券も保持していないため、ファンドに関する受益権を行使することはできません。日本の投資者は、
  販売会社との間の口座契約に基づき、販売会社をして、自らのために受益権を行使させることができます。ファンド証券の
  保管を販売会社に委託していない日本の投資者は、自らが権利行使を行うことができます。
   投資者の有する主な権利は次のとおりです。
  (ⅰ)分配金請求権
   受益者は、管理会社の決定したファンドの分配金を請求する権利を有します。受益者は、ファンド決議により、随時受
  託会社に対して中間分配を行うよう指示することができます。
  (ⅱ)買戻請求権
   受益者は、ファンド証券の買戻しを、信託証書の規定および本書の記載に従って請求する権利を有します。
  (ⅲ)残余財産分配請求権
   ファンドの償還日における当該ファンドの登録名義人は、当該ファンドの資産を換金することにより得られるすべての
  純手取金および当該ファンドの当該クラスの受益証券の資産の一部を構成している分配可能なその他の金銭を、自らが保
  有しているまたは保有しているものとみなされる当該ファンドの各クラス受益証券の口数に応じて分配するよう請求する
  権利を有します。
  (ⅳ)議決権
   受益者は、信託証書の規定に従って議決権を行使する権利を有します。
  (2)【為替管理上の取扱い】

   2020年2月28日現在、日本の受益者に対するファンド証券の分配金、買戻代金等の送金に関して、ケイマン諸島における
  外国為替管理上の制限はありません。
  (3)【本邦における代理人】

   森・濱田松本法律事務所
   東京都千代田区丸の内二丁目6番1号 丸の内パークビルディング
   上記代理人は、管理会社から日本国内において、
  (ⅰ)管理会社またはファンドに対する、法律上の問題および日本証券業協会の規則上の問題について一切の通信、請求、
   訴状、その他の訴訟関係書類を受領する権限、
  (ⅱ)日本におけるファンド証券の募集販売および買戻しの取引に関する一切の紛争、見解の相違に関する一切の裁判上、
   裁判外の行為を行う権限
   を委任されています。なお、関東財務局長に対するファンド証券の募集、継続開示等に関する届出代理人および金融庁長
  官に対する届出代理人は、
    弁護士  竹 野 康 造
    同 大 西 信 治
    東京都千代田区丸の内二丁目6番1号 丸の内パークビルディング
    森・濱田松本法律事務所
  です。
  (4)【裁判管轄等】

   日本の投資者が取得したファンド証券の取引に関連する訴訟の裁判管轄権は下記の裁判所が有することを管理会社は承認
  しています。
    東京地方裁判所  東京都千代田区霞が関一丁目1番4号
   確定した判決の執行手続は、関連する法域の法令に従って行われます。
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  第3【ファンドの経理状況】
  1【財務諸表】

  a.ファンドの直近2会計年度の日本文の財務書類は、ルクセンブルグにおける法令に準拠して作成された原文の財務書類

  を翻訳したものです。これは「特定有価証券の内容等の開示に関する内閣府令」に基づき、「財務諸表等の用語、様式及
  び作成方法に関する規則」第131条第5項ただし書の規定の適用によるものです。
  b.ファンドの原文の財務書類は、外国監査法人等(公認会計士法(昭和23年法律第103号)第1条の3第7項に規定する外

  国監査法人等をいう。)であるプライスウォーターハウスクーパース ケイマン諸島から監査証明に相当すると認められ
  る証明を受けており、当該監査証明に相当すると認められる証明に係る監査報告書に相当するもの(訳文を含む。)が当
  該財務書類に添付されています。
  c.ファンドの原文の財務書類は、トルコリラで表示されています。日本文の財務書類には、主要な金額について円貨換算

  が併記されています。日本円による金額は、2019年12月30日現在における株式会社三菱UFJ銀行の対顧客電信売買相場
  の仲値(1トルコリラ=18.42円)で換算されています。なお、千円未満の金額は四捨五入されています。
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  (1)【2019年8月31日終了年度】
  ①【貸借対照表】
       ノムラ・ファンド・セレクト-ターキッシュ・ボンド
          純資産計算書
          2019年8月31日現在
         (トルコリラで表示)
            注記   (トルコリラ)    (千円)

  資産

  投資有価証券-時価

            2   111,033,782    2,045,242
  (取得価額:105,489,101トルコリラ)
  銀行預金              3,709,983    68,338

  受益証券の発行に係る未収金              728,568    13,420

  未収収益              2,539,264    46,773

                36,507    672
  現金および現金同等物に係る利息
  資産合計             118,048,104    2,174,446

  負債

  受益証券買戻未払金              1,143,124    21,056

                425,943    7,846
  未払費用          9
  負債合計              1,569,067    28,902

               116,479,037    2,145,544

  純資産
   以下のように受益証券によって表象される。

           1口当たり    発行済

           純資産価格   受益証券口数    純資産
  トルコリラクラス受益証券(トルコリラ建て)           7.33   9,352,430  口  68,544,157

  米ドルクラス受益証券(米ドル建て)           2.99   2,459,633  口  7,366,572

  豪ドルクラス受益証券(豪ドル建て)           3.61   346,685  口  1,251,221

   添付の注記は当財務書類の一部である。

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  ②【損益計算書】
       ノムラ・ファンド・セレクト-ターキッシュ・ボンド
          運用計算書
         2019年8月31日に終了した年度
         (トルコリラで表示)
            注記   (トルコリラ)    (千円)

  収益

  預金利息              592,690    10,917

               10,840,177    199,676
  債券利息(源泉徴収税控除後)
  収益合計             11,432,867    210,593

  費用

  投資顧問会社報酬          5    490,464    9,034

  代行協会員報酬          8    544,577    10,031

  管理事務代行報酬          7    108,928    2,006

  保管会社報酬          6    34,581    637

  コルレス銀行報酬              63,227    1,165

  受託会社報酬および管理会社報酬          3、4     21,782    401

  法務報酬              30,281    558

  海外登録費用              267,891    4,935

  現金支出費              10,882    200

  専門家報酬              135,909    2,503

                32,266    594
  その他の費用
  費用合計              1,740,788    32,065

                9,692,079    178,528

  純投資収益
  投資有価証券に係る実現純利益              2,690,000    49,550

                (84,550)    (1,557)
  外貨に係る実現純損失
  当期実現純利益              2,605,450    47,992

               15,632,904    287,958

  投資有価証券未実現純損益の変動
  当期未実現純利益              15,632,904    287,958

               27,930,433    514,479

  運用の結果による純資産の純増加
   添付の注記は当財務書類の一部である。

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       ノムラ・ファンド・セレクト-ターキッシュ・ボンド
          純資産変動計算書
         2019年8月31日に終了した年度
         (トルコリラで表示)
            注記   (トルコリラ)    (千円)

               103,034,713    1,897,899

  期首現在純資産
  純投資収益              9,692,079    178,528

  当期実現純利益              2,605,450    47,992

               15,632,904    287,958
  当期未実現純利益
  運用の結果による純資産の純増加              27,930,433    514,479

  受益証券の発行手取金          12   15,128,649    278,670

               (19,553,683)    (360,179)
  受益証券の買戻支払額          12
               (4,425,034)    (81,509)

               (10,061,075)    (185,325)

  受益者への支払分配金          10
               116,479,037    2,145,544

  期末現在純資産
   添付の注記は当財務書類の一部である。

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         発行済受益証券口数の変動表
         2019年8月31日に終了した年度
          (無監査)
  トルコリラクラス受益証券

  期首現在発行済受益証券口数                 10,021,227

  発行受益証券口数                 1,535,975

                   (2,204,772)
  買戻受益証券口数
  期末現在発行済受益証券口数                 9,352,430

  米ドルクラス受益証券

  期首現在発行済受益証券口数                 2,442,003

  発行受益証券口数                  291,150

                   (273,520)
  買戻受益証券口数
  期末現在発行済受益証券口数                 2,459,633

  豪ドルクラス受益証券

  期首現在発行済受益証券口数                  385,235

  発行受益証券口数                  1,550

                    (40,100)
  買戻受益証券口数
  期末現在発行済受益証券口数                  346,685

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           統計情報
          2019年8月31日現在
          (無監査)
            2019年    2018年    2017年

  期末現在純資産(トルコリラ建て)          116,479,037    103,034,713    154,326,933

  トルコリラクラス受益証券(トルコリラ建て)

  期末現在純資産          68,544,157    61,991,281   112,358,577

  期末現在1口当たり純資産価格           7.33    6.19    9.08

  米ドルクラス受益証券(米ドル建て)

  期末現在純資産          7,366,572    5,501,463   10,692,672

  期末現在1口当たり純資産価格           2.99    2.25    6.64

  豪ドルクラス受益証券(豪ドル建て)

  期末現在純資産          1,251,221    962,864   1,844,650

  期末現在1口当たり純資産価格           3.61    2.50    6.70

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         財務書類に対する注記
          2019年8月31日現在
  注1-組織

  トラスト
   ノムラ・ファンド・セレクト(以下「トラスト」という。)は、マスター・トラスト・カンパニー(以下「受託会社」と
  いう。)とグローバル・ファンズ・トラスト・カンパニー(以下「管理会社」という。)により締結された2012年6月8日
  付基本信託証書により設立された。トラストは、ケイマン諸島の信託法(改訂済)に準拠するユニット・トラストである。
   トラストは、ケイマン諸島のミューチュアル・ファンド法(改訂済)に従って投資信託として規制され、ケイマン諸島金
  融庁(以下「CIMA」という。)に登録されており、英文目論見書および監査済財務諸表を毎年CIMAに提出する義務
  を負っている。
   受託会社は、ケイマン諸島で設立され、管理会社の完全子会社である。
   管理会社は、ケイマン諸島の銀行および信託会社法(改訂済)の規定に従って適法に設立され有効に存続する、投資信託
  事業の認可を付与された信託会社である。
  ファンド

   ノムラ・ファンド・セレクト-ターキッシュ・ボンド(以下「ファンド」という。)は、受託会社と管理会社との間で締
  結された2013年1月25日付補遺信託証書により設立された。
   ファンドは、基本信託証書に記載される状況に従い早期償還する場合を除いて、
  (ⅰ)2023年3月27日または受託会社が投資顧問会社と協議した上で決定するそれよりも遅い日(ただし、基本信託証書の
   締結日から149年を超えないものとする。)、または
  (ⅱ)すべてのクラスの純資産総額の合計が2,000万トルコリラ(または相当額)を下回った場合、投資顧問会社と協議した
   上で受託会社の裁量により決定する日に
  償還する。
   受益証券のクラスは、当該クラスに帰属する純資産総額がトルコリラクラスについては2,000万トルコリラ、米ドルクラス
  については2,000万米ドル相当額または豪ドルクラスについては2,000万豪ドル相当額を下回った場合、投資顧問会社と協議
  した上で受託会社の裁量により償還する場合がある。
   ファンドの投資目的は、インカム・ゲインの確保と中長期的な信託財産の成長を目指すことによりトータル・リターンを
  追求することである。ファンドは、主にトルコリラ建ての債券(国債、ソブリン債(国際機関債を含む。)、準ソブリン
  債、社債等)(以下「トルコ債券」と総称する。)に投資することにより、その目的の達成を目指す。
   2019年8月31日現在、ファンドの受益証券は、トルコリラ受益証券クラス(以下「トルコリラクラス受益証券」とい
  う。)、米ドル受益証券クラス(以下「米ドルクラス受益証券」という。)および豪ドル受益証券クラス(以下「豪ドルク
  ラス受益証券」という。)の3つのクラスが募集されている。
   将来、ファンドの受益証券のクラスを追加することができる。
  注2-重要な会計方針

   財務書類は、投資信託に適用されるルクセンブルグにおいて一般に公正妥当と認められた会計原則に準拠して作成されて
  おり、以下の重要な会計方針が含まれている。
  投資有価証券
  (a) 証券取引所に上場されているか、その他の規制市場で取引されている証券は、かかる取引所もしくは市場で取引または
   評価された入手可能な最新の価格で評価される。証券が、複数の証券取引所もしくは市場において上場または取引され
   ている場合、当該証券の主要な市場を構成する証券取引所またはその他の規制された市場における入手可能な最新の終
   値または最も代表的な価格が用いられる。
  (b) いずれの証券取引所においても上場されておらず、いずれの規制された市場においても取引されていない証券または上
   記(a)に基づき決定された価格がその公正価格を表していない証券は、その入手可能な最新の市場価格で評価される。か
   かる市場価格がない場合、またはかかる市場価格が当該証券の公正な市場価格を表していない場合、当該証券は、その
   合理的に予測可能な売値に基づき慎重かつ誠実に評価される。
  (c) 投資対象は、国際的に認められた値付け業者による値付けに基づいて価格を決定することができる。
  (d) 市場相場が容易に入手できない証券またはその他の資産は、管理会社および投資顧問会社の助言を受けて管理事務代行
   会社が採用する手続きに従って誠実に決定される公正価格で評価される。
  (e) 現金およびその他の流動資産は、未収利息を含むその額面価額で評価される。
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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
  投資取引および投資収益

   投資取引は、取引日に会計処理される。受取利息は、発生基準で認識される。配当金は、配当落日に計上される。証券取
  引に係る実現損益は、売却された証券の平均原価を基準に算定される。
  外貨換算

   ファンドは、その会計帳簿をトルコリラで記帳し、財務書類はトルコリラで表示される。トルコリラ以外の通貨建ての資
  産および負債は、年度末現在の適用為替レートでトルコリラに換算される。トルコリラ以外の通貨建ての収益および費用
  は、取引日の適正な為替レートでトルコリラに換算される。
   トルコリラ以外の通貨建ての投資有価証券取引は、取引日に適用される為替レートでトルコリラに換算される。
   ファンドは、投資有価証券に係る為替レートの変動の結果生じる運用実績の部分と、保有証券の市場価格変動から生じる
  部分を分離しない。かかる変動は、投資有価証券による実現および未実現純損益に計上される。
   2019年8月31日現在の為替レート:
   1トルコリラ  = 0.25502  豪ドル
   1トルコリラ  = 0.15483  ユーロ
   1トルコリラ  = 0.17161  米ドル
  注3-受託会社報酬

   受託会社は、各四半期中の各ファンド営業日に計算されるファンドの純資産総額の年率0.01%に相当する額の報酬を、
  ファンドの資産から、トルコリラにより、会計年度ベースで四半期ごとに後払いで受領する。
   各四半期について支払われる報酬は、当該四半期の最終ファンド営業日から60ファンド営業日以内に支払われる。
   ファンドに関して生じたすべての適切な立替費用および支出金もまた、ファンドの資産から受託会社に払い戻される。
  注4-管理会社報酬

   管理会社は、各四半期中の各ファンド営業日に計算されるファンドの純資産総額の年率0.01%に相当する額の報酬を、
  ファンドの資産から、トルコリラにより、会計年度ベースで四半期ごとに後払いで受領する。
   各四半期について支払われる報酬は、当該四半期の最終ファンド営業日から60ファンド営業日以内に支払われる。
   ファンドに関して生じたすべての適切な立替費用および支出金もまた、ファンドの資産から、管理会社に払い戻される。
  注5-投資顧問会社報酬

   投資顧問会社は、各四半期中の各ファンド営業日に計算されるファンドの純資産総額の年率0.45%に相当する額の報酬
  を、ファンドの資産から、トルコリラにより、会計年度ベースで四半期ごとに後払いで受領する。
   各四半期について支払われる報酬は、当該四半期の最終ファンド営業日から60ファンド営業日以内に支払われる。
   ファンドに関して生じたすべての適切な立替費用および支出金もまた、ファンドの資産から、投資顧問会社に払い戻され
  る。
  注6-保管会社報酬

   保管会社は、その業務につき、取引手数料および費用に加え、各四半期中の各ファンド営業日に計算されるファンドの純
  資産総額の年率0.03%に相当する額の報酬を、ファンドの資産から、トルコリラにより、会計年度ベースで四半期ごとに後
  払いで受領する権利を有する。
   各四半期について支払われる報酬は、当該四半期の最終ファンド営業日から60ファンド営業日以内に支払われる。
   ファンドに関して生じたすべての適切な立替費用および支出金もまた、ファンドの資産から、保管会社に払い戻される。
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  注7-管理事務代行報酬
   管理事務代行会社は、その業務につき、各四半期中の各ファンド営業日に計算されるファンドの純資産総額の年率0.10%
  に相当する額の報酬を、トルコリラにより、ファンドの資産から、会計年度ベースで四半期ごとに後払いで受領する権利を
  有する。
   各四半期について支払われる報酬は、当該四半期の最終ファンド営業日から60ファンド営業日以内に支払われる。
   ファンドに関して生じたすべての適切な立替費用および支出金もまた、ファンドの資産から、管理事務代行会社に払い戻
  される。
  注8-代行協会員報酬

   代行協会員は、その業務につき、各四半期中の各ファンド営業日に計算されるファンドの純資産総額の年率0.50%に相当
  する額の報酬を、トルコリラにより、ファンドの資産から、会計年度ベースで四半期ごとに後払いで受領する権利を有す
  る。
   各四半期について支払われる報酬は、当該四半期の最終ファンド営業日から60ファンド営業日以内に支払われる。
  注9-未払費用

         (トルコリラ)
  投資顧問会社報酬        126,849
  代行協会員報酬        140,846
  管理事務代行報酬        28,172
  保管会社報酬        8,457
  受託会社報酬および管理会社報酬        5,633
  現金支出費        2,814
          113,172
  専門家報酬
  未払費用        425,943
  注10-分配

   管理会社は、各クラス受益証券の受益者に対し、当該クラスに帰属する分配可能なファンドのインカム・ゲインおよび実
  現キャピタル・ゲインを支払原資として、受託会社および投資顧問会社と協議した上で随時分配を行うことができる。管理
  会社は、分配金を合理的な水準に保つために必要があると考える場合、投資顧問会社と協議の上でファンドの未実現キャピ
  タル・ゲインまたは元本を支払原資として分配を行うことができる。
   管理会社は、毎月5日(以下「分配基準日」という。分配基準日がファンド営業日ではない場合、その直前のファンド営
  業日)時点の受益者に対して分配を行うことを予定している。管理会社が投資顧問会社と協議した上で随時決定するその他
  の日時点の受益者に対して行うこともできる。
   分配は、分配基準日において登録簿に名前が登録されている受益者に対して行われる。
   2019年8月31日に終了した年度に、ファンドは総額10,061,075トルコリラの分配を行った。
  注11-税金

   ケイマン諸島の現行法では、ファンドは、いかなる所得税、資産税、譲渡税、売却税その他の税金も課されることがな
  く、また、ファンドによる受益者への支払いまたは受益証券の買戻しの際の純資産額の支払いに対して適用される源泉徴収
  税も賦課されない。
   ファンドは、特定の利息、配当金およびキャピタル・ゲインに対し海外源泉徴収税が賦課されることがある。
  注12-購入および買戻し

  受益証券の募集
   受益証券は、適格投資家に対してファンド営業日において継続的に募集される。各受益証券の発行価格は、締切時間まで
  に受領された場合、当該クラスの受益証券の購入申込書が受領されたファンド営業日時点における当該クラスの受益証券1
  口当たり純資産価格とする。
   投資者一人当たりの最低投資口数は100口でこれを超える場合は1口単位、または管理会社が投資顧問会社と協議した上で
  決定する金額または口数とする。受益証券は、整数でのみ発行される。
   販売会社に支払われる販売手数料は、受益証券の1口当たり純資産価格の最大3.00%(税抜き)である。
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   受益証券の購入申込書は、申込みを行ったファンド営業日の正午(ルクセンブルグ時間)または管理会社がその単独の裁
  量により随時決定することができるその他の日時までに、管理事務代行会社によって受領されなければならない。当該締切
  時間を過ぎて受領された申込みは、翌ファンド営業日に受領されたものとみなされる。
   受益証券の購入に関する送金は、当該クラスの表示通貨建ての電信送金により、申込みを行ったファンド営業日から6
  ファンド営業日以内および/または管理会社がその単独の裁量により随時決定することができるその他の日までに行われる
  ものとする。ただし、米ドルクラスについては6ファンド営業日目がニューヨークにおける銀行営業日でない場合はその直
  後のニューヨークにおける銀行営業日とし、豪ドルクラスについては6ファンド営業日目がメルボルンにおける銀行営業日
  でない場合はその直後のメルボルンにおける銀行営業日とする。
   管理会社は、受益証券の購入注文の全部または一部を拒否することができ、上記の適切に記入された申込書および支払い
  が適時に受領されなかった一切の注文を取り消すことができる。
  買戻し

   受益証券は、ファンド営業日において受益者の希望により買い戻される。受益者は、受益証券を買い戻すよう受託会社に
  請求する買戻通知を送付することができる。受益証券1口当たりの買戻価格は、買戻通知が受領されたファンド営業日時点
  における各クラスの受益証券1口当たり純資産価格とする。受益証券の買戻しの申込みは1口以上1口単位、または管理会
  社が投資顧問会社と協議した上で決定する金額または口数とする。
   買戻通知は、申込みを行うファンド営業日の正午(ルクセンブルグ時間)または管理会社が単独の裁量により随時決定す
  ることができるその他の日および/もしくは時間までに、管理事務代行会社によって受領されなければならない。
   受益証券の買戻しに関する送金は、トルコリラクラスについてはトルコリラ建て、米ドルクラスについては米ドル建てお
  よび豪ドルクラスについては豪ドル建ての電信送金により、申込みを行ったファンド営業日から6ファンド営業日以内およ
  び/または受託会社が管理会社と協議の上随時決定することができるその他の日までに行われるものとする。ただし、米ド
  ルクラスについては6ファンド営業日目がニューヨークにおける銀行営業日でない場合はその直後のニューヨークにおける
  銀行営業日とし、豪ドルクラスについては6ファンド営業日目がメルボルンにおける銀行営業日でない場合はその直後のメ
  ルボルンにおける銀行営業日とする。
   受託会社は、管理会社と協議の上、一切の買戻請求を停止、拒否、または取り消すことができ、また、買戻代金の支払い
  を延期することができる。
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  ③【投資有価証券明細表等】
       ノムラ・ファンド・セレクト-ターキッシュ・ボンド
          投資有価証券明細表
          2019年8月31日現在
         (トルコリラで表示)
                   純資産に

      (1)
    額面価額
  通貨        銘柄    取得価額   時価  占める割合
                    (%)
        トルコ

  国債
        TURKEY GOVT 9.2% 22/09/21

  トルコリラ   28,000,000          23,425,459   24,809,400   21.30
        TURKEY GOVT 7.4% 05/02/20
  トルコリラ   25,200,000          22,432,732   24,199,308   20.78
        TURKEY GOVT 10.7% 17/02/21
  トルコリラ   19,450,000          17,947,580   18,180,499   15.61
        TURKEY GOVT 9.4% 08/07/20
  トルコリラ   17,400,000          15,752,437   16,390,800   14.07
        TURKEY GOVT 11% 02/03/22
  トルコリラ   17,000,000          13,770,000   15,260,900   13.10
        TURKEY GOVT 10.5% 15/01/20   12,160,893   12,192,875   10.47
  トルコリラ   12,500,000
              105,489,101   111,033,782   95.33
        トルコ合計      105,489,101   111,033,782   95.33
              105,489,101   111,033,782   95.33

  投資有価証券合計
  (1)額面価額は、証券の原通貨で表示される。

   添付の注記は当財務書類の一部である。

  次へ

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               Nomura Fund Select -Turkish  Bond
         Statement  of Net Assets

         as at August 31, 2019
         (expressed  in TURKISH  LIRA)
                Notes

  ASSETS

  Investment  in securities  at market value
                2   111,033,782
  (at cost: TRY 105,489,101)
  Cash at bank
                   3,709,983
  Receivable  for subscriptions
                    728,568
  Accrued  income
                   2,539,264
  Interest  on cash and cash equivalents             36,507
  Total Assets                118,048,104

  LIABILITIES

  Payable  for repurchases
                   1,143,124
  Accrued  expenses                425,943
                9
  Total Liabilities                1,569,067

                   116,479,037

  NET ASSETS
  Represented  by units as follows:

           Net Asset Value
               Number of Units
                   Net Assets
             per Unit
               Outstanding
  TRY Class Units (in TRY)

             7.33  9,352,430   68,544,157
  USD Class Units (in USD)
             2.99  2,459,633   7,366,572
  AUD Class Units (in AUD)
             3.61   346,685   1,251,221
    The accompanying  notes form an integral  part of these financial  statements.

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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
               Nomura Fund Select -Turkish  Bond
         Statement  of Operations

        for the year ended August 31, 2019
         (expressed  in TURKISH  LIRA)
                Notes

  INCOME
  Interest  on bank accounts
                    592,690
  Interest  on bonds (net of withholding  tax)          10,840,177
  Total Income                11,432,867

  EXPENSES

  Investment  Adviser  fees
                5    490,464
  Agent Company  fees
                8    544,577
  Administrative   Services  fees
                7    108,928
  Custodian  fees
                6    34,581
  Correspondent   bank fees
                    63,227
  Trustee  and Management  Company  fees        3,4
                    21,782
  Legal fees
                    30,281
  Overseas  registration  fees
                    267,891
  Out-of-pocket   expenses
                    10,882
  Professional  fees
                    135,909
  Other expenses                 32,266
  Total Expenses                1,740,788

  NET INVESTMENT  INCOME               9,692,079

  Net realised  profit on investments

                   2,690,000
  Net realised  loss on foreign  currencies             (84,550)
  NET REALISED  PROFIT FOR THE YEAR            2,605,450

  Change in net unrealised  result on investments           15,632,904

  NET UNREALISED  PROFIT FOR THE YEAR            15,632,904

  NET INCREASE  IN NET ASSETS AS ARESULT OF OPERATIONS          27,930,433

    The accompanying  notes form an integral  part of these financial  statements.

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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
               Nomura Fund Select -Turkish  Bond
        Statement  of Changes  in Net Assets

        for the year ended August 31, 2019
         (expressed  in TURKISH  LIRA)
                Notes

  Net assets at the beginning  of the year           103,034,713
  NET INVESTMENT  INCOME

                   9,692,079
  NET REALISED  PROFIT FOR THE YEAR
                   2,605,450
  NET UNREALISED  PROFIT FOR THE YEAR            15,632,904
  NET INCREASE  IN NET ASSETS AS ARESULT OF OPERATIONS          27,930,433

  Proceeds  from subscriptions   of units

                12   15,128,649
  Payments  for repurchase  of units            (19,553,683)
                12
                   (4,425,034)

  Dividend  paid to unitholders              (10,061,075)

                10
  NET ASSETS AT THE END OF THE YEAR            116,479,037

    The accompanying  notes form an integral  part of these financial  statements.

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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
               Nomura Fund Select -Turkish  Bond
        Statement  of Changes  in Units Outstanding

        for the year ended August 31, 2019
          (Unaudited)
  TRY Class Units

  Number of units outstanding  at the beginning  of the year

                   10,021,227
  Number of units issued

                   1,535,975
  Number of units repurchased              (2,204,772)
  Number of units outstanding  at the end of the year         9,352,430

  USD Class Units

  Number of units outstanding  at the beginning  of the year

                   2,442,003
  Number of units issued

                    291,150
  Number of units repurchased               (273,520)
  Number of units outstanding  at the end of the year         2,459,633

  AUD Class Units

  Number of units outstanding  at the beginning  of the year

                    385,235
  Number of units issued

                    1,550
                    (40,100)
  Number of units repurchased
  Number of units outstanding  at the end of the year         346,685

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               Nomura Fund Select -Turkish  Bond
         Statistical  Information

         as at August 31, 2019
          (Unaudited)
             2019   2018   2017

  Net Assets at the end of the year (in TRY)

            116,479,037   103,034,713   154,326,933
  TRY Class Units (in TRY)

  Net Assets at the end of the year

            68,544,157   61,991,281   112,358,577
  Net Asset Value per unit at the end of the year
             7.33   6.19   9.08
  USD Class Units (in USD)

  Net Assets at the end of the year

            7,366,572   5,501,463   10,692,672
  Net Asset Value per unit at the end of the year
             2.99   2.25   6.64
  AUD Class Units (in AUD)

  Net Assets at the end of the year

            1,251,221    962,864   1,844,650
  Net Asset Value per unit at the end of the year
             3.61   2.50   6.70
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      Notes to the Financial  Statements  as at August 31, 2019

  Note 1-Organisation

  Master Trust

  Nomura Fund Select (the “Master  Trust”)  was established  by aMaster Trust Deed dated June 8, 2012 entered  into

  by Master Trust Company  (the “Trustee”)  and Global Funds Trust Company  (the “Management  Company”).  The Master
  Trust is aunit trust governed  under the Trusts Law (Revised)  of the Cayman Islands.
  The Master Trust is regulated  as amutual fund under the Mutual Funds Law (Revised)  of the Cayman Islands  and

  registered  with the Cayman Islands  Monetary  Authority  (CIMA) which entails  the filing of the Offering  Circular
  and audited  accounts  annually  with CIMA.
  The Trustee  is incorporated  in the Cayman Islands  and is awholly-owned  subsidiary  of the Management  Company.

  The Management  Company  is atrust company  duly incorporated,   validly  existing  and licensed  to undertake  trust

  business  pursuant  to the provisions  of the Banks and Trust Companies  Law (Revised)  of the Cayman Islands.
  Series Trust

  Nomura Fund Select -Turkish  Bond (the “Series  Trust”)  was established  by asupplemental  Trust Deed dated

  January  25, 2013 made by the Trustee  and the Management  Company.
  Unless terminated  earlier  in accordance  with the circumstances   set forth in the Master Trust Deed, the Series

  Trust will terminate  either:
  (i) on  March 27, 2023 or such later date, or dates, (not being later than 149 years after the date of the Master

   Trust Deed) as the Trustee,  after consultation  with the Investment  Adviser,  may, from time to time,
   determine;  or
  (ii) on such other date as the Trustee  determines,  at the discretion  of the Trustee,  after consultation  with the

   Investment  Adviser,  in the event that the aggregate  value of the Net Asset Value of all classes  of units of
   the Series Trust falls below TRY 20,000,000  (or its equivalent).
  AClass of Units may be terminated  at the discretion  of the Trustee,  after consultation  with the Investment

  Adviser,  in the event that the Net Asset Value attributable  to such Class falls below TRY 20,000,000  for TRY
  Class Units, the equivalent  of USD 20,000,000  for USD Class Units or the equivalent  of AUD 20,000,000  for AUD
  Class Units.
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     Notes to the Financial  Statements  as at August 31, 2019 (continued)

  Note 1-Organisation  (continued)

  Series Trust (continued)

  The investment  objective  of the Series Trust is to pursue total return by seeking  to obtain income gains as well

  as medium to long-term  capital  gains. The Series Trust seeks to achieve  its objective  principally  by investing  in
  an actively  managed  portfolio  consisting  primarily  of Turkish  Lira denominated  bonds including,  but not limited
  to, government  bonds, sovereign  bonds (including  supranational   bonds),  quasi-sovereign   bonds and corporate  bonds
  (hereinafter,   collectively  referred  to as “Turkish  Bonds”).
  As at August 31, 2019, three classes  of units of the Series Trust are offered  for subscription:   the Class Turkish

  Lira Units (“TRY Class Units”),  the Class US Dollar Units (“USD Class Units”)  and the Class Australian  Dollar
  Units (“AUD Class Units”).
  Additional  classes  of units of the Series Trust may be offered  in the future.

  Note 2-Significant  Accounting  Policies

  The financial  statements  have been prepared  in accordance  with generally  accepted  accounting  principles  in

  Luxembourg  applicable  to investment  funds and include  the following  significant  accounting  policies:
  INVESTMENTS  IN SECURITIES

  (a) securities  listed on astock exchange  or traded on any other regulated  market are valued at the last

  available  price (traded  or evaluated)  on such exchange  or market.  If asecurity  is listed or traded on several
  stock exchanges  or markets,  the last available  closing  price on the stock exchange  or any other regulated  market
  which constitutes  the main market for such securities,  or most representative   value is used;
  (b) securities  not listed on any stock exchange  or traded on any regulated  market,  or securities  for which the

  price determined  under (a) above is not representative   of their fair value, are valued at their last available
  market price; if there is no such market price, or if such market price is not representative   of the securities'
  fair market value, they are valued prudently  and in good faith on the basis of their reasonably  foreseeable  sale
  prices;
  (c) investments  may be priced on the basis of quotations  from an internationally   recognised  pricing  service;

  (d) securities  or other assets for which market quotations  are not readily  available  are valued at their fair

  value as determined  in good faith in accordance  with procedures  adopted  by the Administrator,   with advice from
  the Management  Company  and the Investment  Adviser  ;
  (e) cash and other liquid assets are valued at their face value with interest  accrued.

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     Notes to the Financial  Statements  as at August 31, 2019 (continued)

  Note 2-Significant  Accounting  Policies  (continued)

  INVESTMENT  TRANSACTIONS  AND INVESTMENT  INCOME

  Investment  transactions  are accounted  for on the trade date. Interest  income is recognised  on an accrual  basis.

  Dividends  are recorded  on the ex-dividend  date. Realised  gains or losses on security  transactions  are determined
  on the basis of the average  cost of securities  sold.
  CONVERSION  OF FOREIGN  CURRENCIES

  The Series Trust maintains  its accounting  records  in TURKISH  LIRA (“TRY”)  and its financial  statements  are

  expressed  in this currency.  Assets and liabilities  expressed  in currencies  other than TRY are translated  into TRY
  at applicable  exchange  rates at the year-end.  Income and expenses  in currencies  other than TRY are translated
  into TRY at appropriate  exchange  rates ruling at the date of transaction.
  Investment  transactions  in currencies  other than TRY are translated  into TRY at the exchange  rate applicable  at

  the transaction  date.
  The Series Trust does not isolate  the portion  of the results  of operations  resulting  from changes  in foreign

  exchange  rates on investments  from the fluctuations  arising  from changes  in market prices of securities  held.
  Such fluctuations  are included  with the net realised  and unrealised  gain or loss from investments.
  Currency  rates as at August 31, 2019:

  1TRY

   = 0.25502  AUD
  1TRY
   = 0.15483  EUR
  1TRY
   = 0.17161  USD
  Note 3-Trustee  fees

  The Trustee  is paid out of the assets of the Series Trust, afee of an amount equal to 0.01% per annum of the

  value of the Net Asset Value of the Series Trust calculated  on each Business  Day in each quarter  payable  in
  Turkish  Lira quarterly  in arrears  on an accounting  year basis.
  Afee payable  for each quarter  will be paid within sixty (60) Business  Days from the last Business  Day in that

  quarter.
  All proper out-of-pocket   expenses  and disbursements   incurred  in respect  of the Series Trust are also reimbursed

  to the Trustee  out of the assets of the Series Trust.
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  Note 4-Management  Company  fees

  The Management  Company  is paid out of the assets of the Series Trust, afee of an amount equal to 0.01% per annum

  of the value of the Net Asset Value of the Series Trust calculated  on each Business  Day in each quarter  payable
  in Turkish  Lira quarterly  in arrears  on an accounting  year basis.
  Afee payable  for each quarter  will be paid within sixty (60) Business  Days from the last Business  Day in that

  quarter.
  All proper out-of-pocket   expenses  and disbursements   incurred  in respect  of the Series Trust are also reimbursed

  to the Management  Company  out of the assets of the Series Trust.
  Note 5-Investment  Adviser  fees

  The Investment  Adviser  is paid out of the assets of the Series Trust, afee of an amount equal to 0.45% per annum

  of the value of the Net Asset Value of the Series Trust calculated  on each Business  Day in each quarter  and
  payable  in Turkish  Lira quarterly  in arrears  on an accounting  year basis.
  Afee payable  for each quarter  will be paid within sixty (60) Business  Days from the last Business  Day in that

  quarter.
  All proper out-of-pocket   expenses  and disbursements   incurred  in respect  of the Series Trust are also reimbursed

  to the Investment  Adviser  out of the assets of the Series Trust.
  Note 6-Custodian  fees

  For its services,  the Custodian  is entitled  to be paid out of the assets of the Series Trust afee of an amount

  equal to 0.03% per annum of the value of the Net Asset Value of the Series Trust calculated  on each Business  Day
  in each quarter  payable  in Turkish  Lira quarterly  in arrears  plus any transaction  fees and expenses  on an
  accounting  year basis.
  Afee payable  for each quarter  will be paid within sixty (60) Business  Days from the last Business  Day in that

  quarter.
  All proper out-of-pocket   expenses  and disbursements   incurred  in respect  of the Series Trust are also reimbursed

  to the Custodian  out of the assets of the Series Trust.
  Note 7-Administrative   Services  fees

  For its services,  the Administrator   is entitled  to be paid out of the assets of the Series Trust afee of an

  amount equal to 0.10% per annum of the value of the Net Asset Value of the Series Trust calculated  on each
  Business  Day in each quarter  and payable  in Turkish  Lira quarterly  in arrears  on an accounting  year basis.
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  Note 7-Administrative   Services  fees (continued)

  Afee payable  for each quarter  will be paid within sixty (60) Business  Days from the last Business  Day in that

  quarter.
  All proper out-of-pocket   expenses  and disbursements   incurred  in respect  of the Series Trust are also reimbursed

  to the Administrator   out of the assets of the Series Trust.
  Note 8-Agent Company  fees

  For its services,  the Agent Company  is entitled  to be paid out of the assets of the Series Trust afee of an

  amount equal to 0.50% per annum of the value of the Net Asset Value of the Series Trust calculated  on each
  Business  Day in each quarter  and payable  in Turkish  Lira quarterly  in arrears  on an accounting  year basis.
  Afee payable  for each quarter  will be paid within sixty (60) Business  Days from the last Business  Day in that

  quarter.
  Note 9-Accrued  expenses

            TRY
  Investment  Adviser  fees
           126,849
  Agent Company  fees
           140,846
  Administrative   Services  fees
           28,172
  Custodian  fees
           8,457
  Trustee  and Management  Company  fees
           5,633
  Out-of-pocket   expenses
           2,814
  Professional  fees
           113,172
  Accrued  expenses

           425,943
  Note 10 -Distributions

  The Management  Company  may from time to time, after consultation  with the Trustee  and the Investment  Adviser,

  make such distributions   to Unitholders  of the relevant  Class as it may determine  out of the investment  income of
  the Series Trust attributable  to such Class and available  for distribution  as well as out of net realised  capital
  gains of the Series Trust attributable  to such Class. The Management  Company,  after consultation  with the
  Investment  Adviser,  may also, if it considers  it necessary  in order to maintain  areasonable  level of
  distributions,   determine  to make distributions   out of unrealised  capital  gains or capital  of the Series Trust.
  The Management  Company  intends  to make amonthly  distribution  to Unitholders  as of the fifth (5th) calendar  day

  of each month (the “Record  Date”),  provided  that if the Record Date is not aBusiness  Day, the distribution
  will be made to Unitholders  as of the immediately  preceding  Business  Day, and/or such other day or days as the
  Management  Company  may, in consultation  with the Investment  Adviser,  from time to time determine.
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  Note 10 -Distributions   (continued)

  Any distribution  will be made to the person in whose name Units are registered  in the Register  on the relevant

  Record Date.
  For the year ended August 31, 2019, the Series Trust distributed  atotal amount of TRY 10,061,075.

  Note 11 -Taxation

  Under the current  laws of the Cayman Islands,  there are no income,  estate,  transfer,  sales or other taxes payable

  by the Series Trust or withholding  taxes applicable  to the payment  by the Series Trust to the Unitholders  or to
  the payment  of net asset value upon repurchase  of Units.
  The Series Trust may be subject  to foreign  withholding  tax on certain  interest,  dividends  and capital  gains.

  Note 12 -Terms of subscriptions   and repurchases

  Purchase  of Units

  Units are offered  on acontinuous  basis to Eligible  Investors  on any Business  Day. The issue price of each Unit

  will be the Net Asset Value per Unit of the applicable  Class on the Business  Day on which the application  for the
  purchase  of the Units is received,  provided  it is received  before the Dealing  Deadline.
  The minimum  investment  per investor  is 100 Units and thereafter  in integral  multiples  of 1Unit, or such other

  amount or numbers  of Units of the relevant  Class as the Management  Company,  after consultation  with the
  Investment  Adviser,  may determine,  provided  that Units of each Class will only be issued in whole numbers.
  There will be asales charge of up to 3.00% of the Net Asset Value per Unit (exclusive  of consumption  or other

  taxes, if any) which shall be payable  to the Distributor.
  Applications  for the purchase  of Units must be received  by the Administrator   no later than 12:00 noon (Luxembourg

  time) on the relevant  Business  Day, or such other day and/or time as the Management  Company  may, in its sole
  discretion,  determine  from time to time. Any application  received  after such cut-off  time is deemed to be
  accepted  in respect  of the following  Business  Day.
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  Note 12 -Terms of subscriptions   and repurchases  (continued)

  Purchase  of Units (continued)

  Remittances  in respect  of purchases  of Units shall be made by wire transfer  in the currency  in which the relevant

  Class is denominated,  within six (6) Business  Days from (and including)  the relevant  Business  Day, provided  that
  in respect  of the USD Class Units, if the sixth Business  Day is not aday on which banks in New York are open for
  business,  the immediately  following  Business  Day on which banks in New York are open for business,  and provided
  that in respect  of the AUD Class Units, if the sixth Business  Day is not aday on which banks in Melbourne  are
  open for business,  the immediately  following  Business  Day on which banks in Melbourne  are open for business,
  and/or such other day or days as the Management  Company  may, in its sole discretion,  determine  from time to time.
  The Management  Company  reserves  the right to decline  any order to purchase  Units in whole or in part and may

  cancel any order for which aproperly  completed  application  and payment  as described  above is not timely
  received.
  Repurchase

  Units are repurchaseable   at the option of Unitholders  on any Business  Day. AUnitholder  may serve aRepurchase

  Notice requesting  that the Trustee  repurchase  the Units as specified  in the Repurchase  Notice.  The repurchase
  price per Unit shall be equal to the Net Asset Value per Unit of the relevant  Class on the Business  Day on which
  the Repurchase  Notice is accepted.  The minimum  repurchase  amount per investor  is 1Unit and thereafter  in
  integral  multiples  of 1Unit, or such other amount or number of Units of the relevant  Class as the Management
  Company,  after consultation  with the Investment  Adviser,  may determine.
  The Repurchase  Notice should be received  by the Administrator   no later than 12:00 noon (Luxembourg  time) on the

  relevant  Business  Day, or such other day and/or time as the Management  Company  may, in its sole discretion,
  determine  from time to time.
  Remittances  in respect  of repurchases  of Units shall be made by wire transfer  in TRY in respect  of the TRY Class

  Units, in USD in respect  of the USD Class Units and in AUD in respect  of the AUD Class Units within six (6)
  Business  Days from (and including)  the relevant  Business  Day, provided  that in respect  of the USD Class Units, if
  the sixth Business  Day is not aday on which banks in New York are open for business,  the immediately  following
  Business  Day on which banks in New York are open for business  and provided  that in respect  of the AUD Class
      th
  Units, if the sixth (6 )Business  Day is not aday on which banks in Melbourne  are open for business,  the
  immediately  following  Business  Day on which banks in Melbourne  are open for business,  and/or such other day or
  days as the Trustee,  after consultation  with the Management  Company,  may from time to time determine.
  The Trustee,  after consultation  with the Management  Company  reserves  the right to suspend,  refuse or cancel any

  repurchase  request  and may also delay payment  of repurchase  proceeds.
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         Statement  of Investments

         as at August 31, 2019
         (expressed  in TURKISH  LIRA)
    Nominal

                    In %of
                 Market
  Ccy   Description         Cost
    (1)
    Value
                 Value  Net Assets
     TURKEY

  GOVERNMENT  BOND
     TURKEY GOVT 9.2% 22/09/21

  TRY 28,000,000          23,425,459   24,809,400    21.30
     TURKEY GOVT 7.4% 05/02/20
  TRY 25,200,000          22,432,732   24,199,308    20.78
     TURKEY GOVT 10.7% 17/02/21
  TRY 19,450,000          17,947,580   18,180,499    15.61
     TURKEY GOVT 9.4% 08/07/20
  TRY 17,400,000          15,752,437   16,390,800    14.07
     TURKEY GOVT 11% 02/03/22
  TRY 17,000,000          13,770,000   15,260,900    13.10
     TURKEY GOVT 10.5% 15/01/20    12,160,893   12,192,875    10.47
  TRY 12,500,000
            105,489,101   111,033,782    95.33

     Total TURKEY
            105,489,101   111,033,782    95.33
  Total Investments          105,489,101   111,033,782    95.33

      (1)

      Nominal  value is expressed  in security  original  currency.
    The accompanying  notes form an integral  part of these financial  statements.
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  (2)【2018年8月31日終了年度】
  ①【貸借対照表】
       ノムラ・ファンド・セレクト-ターキッシュ・ボンド
          純資産計算書
          2018年8月31日現在
         (トルコリラで表示)
            注記   (トルコリラ)    (千円)

  資産

  投資有価証券-時価

            2   88,823,278    1,636,125
  (取得価額:98,911,501トルコリラ)
  銀行預金             14,991,417    276,142

  受益証券の発行に係る未収金              815,604    15,023

  未収収益              2,944,434    54,236

                3,304    61
  現金および現金同等物に係る利息
  資産合計             107,578,037    1,981,587

  負債

  受益証券買戻未払金              4,085,499    75,255

                457,825    8,433
  未払費用          9
  負債合計              4,543,324    83,688

               103,034,713    1,897,899

  純資産
   以下のように受益証券によって表象される。

           1口当たり    発行済

           純資産価格   受益証券口数    純資産
  トルコリラクラス受益証券(トルコリラ建て)           6.19   10,021,227  口  61,991,281

  米ドルクラス受益証券(米ドル建て)           2.25   2,442,003  口  5,501,463

  豪ドルクラス受益証券(豪ドル建て)           2.50   385,235  口  962,864

   添付の注記は当財務書類の一部である。

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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
  ②【損益計算書】
       ノムラ・ファンド・セレクト-ターキッシュ・ボンド
          運用計算書
         2018年8月31日に終了した年度
         (トルコリラで表示)
            注記   (トルコリラ)    (千円)

  収益

  預金利息              163,028    3,003

               17,622,279    324,602
  債券利息(源泉徴収税控除後)
  収益合計             17,785,307    327,605

  費用

  投資顧問会社報酬          5    758,776    13,977

  代行協会員報酬          8    842,482    15,519

  管理事務代行報酬          7    168,517    3,104

  保管会社報酬          6    50,588    932

  コルレス銀行報酬              109,412    2,015

  受託会社報酬および管理会社報酬          3、4     33,698    621

  法務報酬              20,255    373

  海外登録費用              204,913    3,774

  現金支出費              16,836    310

  専門家報酬              110,849    2,042

                28,210    520
  その他の費用
  費用合計              2,344,536    43,186

               15,440,771    284,419

  純投資収益
  投資有価証券に係る実現純損失             (49,057,962)    (903,648)

                (33,634)    (620)
  外貨に係る実現純損失
  当期実現純損失              (49,091,596)    (904,267)

               (8,548,719)    (157,467)

  投資有価証券未実現純損益の変動
  当期未実現純損失              (8,548,719)    (157,467)

               (42,199,544)    (777,316)

  運用の結果による純資産の純減少
   添付の注記は当財務書類の一部である。

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       ノムラ・ファンド・セレクト-ターキッシュ・ボンド
         財務書類に対する注記
          2018年8月31日現在
  注1-組織

  トラスト
   ノムラ・ファンド・セレクト(以下「トラスト」という。)は、マスター・トラスト・カンパニー(以下「受託会社」と
  いう。)とグローバル・ファンズ・トラスト・カンパニー(以下「管理会社」という。)により締結された2012年6月8日
  付基本信託証書により設立された。トラストは、ケイマン諸島の信託法(改訂済)に準拠するユニット・トラストである。
   トラストは、ケイマン諸島のミューチュアル・ファンド法(改訂済)に従って投資信託として規制され、ケイマン諸島金
  融庁(以下「CIMA」という。)に登録されており、英文目論見書および監査済財務諸表を毎年CIMAに提出する義務
  を負っている。
   受託会社は、ケイマン諸島で設立され、管理会社の完全子会社である。
   管理会社は、ケイマン諸島の銀行および信託会社法(改訂済)の規定に従って適法に設立され有効に存続する、投資信託
  事業の認可を付与された信託会社である。
  ファンド

   ノムラ・ファンド・セレクト-ターキッシュ・ボンド(以下「ファンド」という。)は、受託会社と管理会社との間で締
  結された2013年1月25日付補遺信託証書により設立された。
   ファンドは、基本信託証書に記載される状況に従い早期償還する場合を除いて、
  (ⅰ)2023年3月27日または受託会社が投資顧問会社と協議した上で決定するそれよりも遅い日(ただし、基本信託証書の
   締結日から149年を超えないものとする。)、または
  (ⅱ)すべてのクラスの純資産総額の合計が2,000万トルコリラ(または相当額)を下回った場合、投資顧問会社と協議した
   上で受託会社の裁量により決定する日に
  償還する。
   受益証券のクラスは、当該クラスに帰属する純資産総額がトルコリラクラスについては2,000万トルコリラ、米ドルクラス
  については2,000万米ドル相当額または豪ドルクラスについては2,000万豪ドル相当額を下回った場合、投資顧問会社と協議
  した上で受託会社の裁量により償還する場合がある。
   ファンドの投資目的は、インカム・ゲインの確保と中長期的な信託財産の成長を目指すことによりトータル・リターンを
  追求することである。ファンドは、主にトルコリラ建ての債券(国債、ソブリン債(国際機関債を含む。)、準ソブリン
  債、社債等)(以下「トルコ債券」と総称する。)に投資することにより、その目的の達成を目指す。
   2018年8月31日現在、ファンドの受益証券は、トルコリラ受益証券クラス(以下「トルコリラクラス受益証券」とい
  う。)、米ドル受益証券クラス(以下「米ドルクラス受益証券」という。)および豪ドル受益証券クラス(以下「豪ドルク
  ラス受益証券」という。)の3つのクラスが募集されている。
   将来、ファンドの受益証券のクラスを追加することができる。
  注2-重要な会計方針

   財務書類は、投資信託に適用されるルクセンブルグにおいて一般に公正妥当と認められた会計原則に準拠して作成されて
  おり、以下の重要な会計方針が含まれている。
  投資有価証券
  (a) 証券取引所に上場されているか、その他の規制市場で取引されている証券は、かかる取引所もしくは市場で取引または
   評価された入手可能な最新の価格で評価される。証券が、複数の証券取引所もしくは市場において上場または取引され
   ている場合、当該証券の主要な市場を構成する証券取引所またはその他の規制された市場における入手可能な最新の終
   値または最も代表的な価格が用いられる。
  (b) いずれの証券取引所においても上場されておらず、いずれの規制された市場においても取引されていない証券または上
   記(a)に基づき決定された価格がその公正価格を表していない証券は、その入手可能な最新の市場価格で評価される。か
   かる市場価格がない場合、またはかかる市場価格が当該証券の公正な市場価格を表していない場合、当該証券は、その
   合理的に予測可能な売値に基づき慎重かつ誠実に評価される。
  (c) 投資対象は、国際的に認められた値付け業者による値付けに基づいて価格を決定することができる。
  (d) 市場相場が容易に入手できない証券またはその他の資産は、管理会社および投資顧問会社の助言を受けて管理事務代行
   会社が採用する手続きに従って誠実に決定される公正価格で評価される。
  (e) 現金およびその他の流動資産は、未収利息を含むその額面価額で評価される。
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  投資取引および投資収益

   投資取引は、取引日に会計処理される。受取利息は、発生基準で認識される。配当金は、配当落日に計上される。証券取
  引に係る実現損益は、売却された証券の平均原価を基準に算定される。
  外貨換算

   ファンドは、その会計帳簿をトルコリラで記帳し、財務書類はトルコリラで表示される。トルコリラ以外の通貨建ての資
  産および負債は、年度末現在の適用為替レートでトルコリラに換算される。トルコリラ以外の通貨建ての収益および費用
  は、取引日の適正な為替レートでトルコリラに換算される。
   トルコリラ以外の通貨建ての投資有価証券取引は、取引日に適用される為替レートでトルコリラに換算される。
   ファンドは、投資有価証券に係る為替レートの変動の結果生じる運用実績の部分と、保有証券の市場価格変動から生じる
  部分を分離しない。かかる変動は、投資有価証券による実現および未実現純損益に計上される。
   2018年8月31日現在の為替レート:
   1トルコリラ  = 0.20880  豪ドル
   1トルコリラ  = 0.12979  ユーロ
   1トルコリラ  = 0.15101  米ドル
  注3-受託会社報酬

   受託会社は、各四半期中の各ファンド営業日に計算されるファンドの純資産総額の年率0.01%に相当する額の報酬を、
  ファンドの資産から、トルコリラにより、会計年度ベースで四半期ごとに後払いで受領する。
   各四半期について支払われる報酬は、当該四半期の最終ファンド営業日から60ファンド営業日以内に支払われる。
   ファンドに関して生じたすべての適切な立替費用および支出金もまた、ファンドの資産から受託会社に払い戻される。
  注4-管理会社報酬

   管理会社は、各四半期中の各ファンド営業日に計算されるファンドの純資産総額の年率0.01%に相当する額の報酬を、
  ファンドの資産から、トルコリラにより、会計年度ベースで四半期ごとに後払いで受領する。
   各四半期について支払われる報酬は、当該四半期の最終ファンド営業日から60ファンド営業日以内に支払われる。
   ファンドに関して生じたすべての適切な立替費用および支出金もまた、ファンドの資産から、管理会社に払い戻される。
  注5-投資顧問会社報酬

   投資顧問会社は、各四半期中の各ファンド営業日に計算されるファンドの純資産総額の年率0.45%に相当する額の報酬
  を、ファンドの資産から、トルコリラにより、会計年度ベースで四半期ごとに後払いで受領する。
   各四半期について支払われる報酬は、当該四半期の最終ファンド営業日から60ファンド営業日以内に支払われる。
   ファンドに関して生じたすべての適切な立替費用および支出金もまた、ファンドの資産から、投資顧問会社に払い戻され
  る。
  注6-保管会社報酬

   保管会社は、その業務につき、取引手数料および費用に加え、各四半期中の各ファンド営業日に計算されるファンドの純
  資産総額の年率0.03%に相当する額の報酬を、ファンドの資産から、トルコリラにより、会計年度ベースで四半期ごとに後
  払いで受領する権利を有する。
   各四半期について支払われる報酬は、当該四半期の最終ファンド営業日から60ファンド営業日以内に支払われる。
   ファンドに関して生じたすべての適切な立替費用および支出金もまた、ファンドの資産から、保管会社に払い戻される。
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  注7-管理事務代行報酬
   管理事務代行会社は、その業務につき、各四半期中の各ファンド営業日に計算されるファンドの純資産総額の年率0.10%
  に相当する額の報酬を、トルコリラにより、ファンドの資産から、会計年度ベースで四半期ごとに後払いで受領する権利を
  有する。
   各四半期について支払われる報酬は、当該四半期の最終ファンド営業日から60ファンド営業日以内に支払われる。
   ファンドに関して生じたすべての適切な立替費用および支出金もまた、ファンドの資産から、管理事務代行会社に払い戻
  される。
  注8-代行協会員報酬

   代行協会員は、その業務につき、各四半期中の各ファンド営業日に計算されるファンドの純資産総額の年率0.50%に相当
  する額の報酬を、トルコリラにより、ファンドの資産から、会計年度ベースで四半期ごとに後払いで受領する権利を有す
  る。
   各四半期について支払われる報酬は、当該四半期の最終ファンド営業日から60ファンド営業日以内に支払われる。
  注9-未払費用

         (トルコリラ)
  投資顧問会社報酬        146,156
  代行協会員報酬        162,274
  管理事務代行報酬        32,459
  保管会社報酬        9,744
  受託会社報酬および管理会社報酬        6,491
  現金支出費        3,243
          97,458
  専門家報酬
  未払費用        457,825
  注10-分配

   管理会社は、各クラス受益証券の受益者に対し、当該クラスに帰属する分配可能なファンドのインカム・ゲインおよび実
  現キャピタル・ゲインを支払原資として、受託会社および投資顧問会社と協議した上で随時分配を行うことができる。管理
  会社は、分配金を合理的な水準に保つために必要があると考える場合、投資顧問会社と協議の上でファンドの未実現キャピ
  タル・ゲインまたは元本を支払原資として分配を行うことができる。
   管理会社は、毎月5日(以下「分配基準日」という。分配基準日がファンド営業日ではない場合、その直前のファンド営
  業日)時点の受益者に対して分配を行うことを予定している。管理会社が投資顧問会社と協議した上で随時決定するその他
  の日時点の受益者に対して行うこともできる。
   分配は、分配基準日において登録簿に名前が登録されている受益者に対して行われる。
   2018年8月31日に終了した年度に、ファンドは総額14,724,075トルコリラの分配を行った。
  注11-税金

   ケイマン諸島の現行法では、ファンドは、いかなる所得税、資産税、譲渡税、売却税その他の税金も課されることがな
  く、また、ファンドによる受益者への支払いまたは受益証券の買戻しの際の純資産額の支払いに対して適用される源泉徴収
  税も賦課されない。
   ファンドは、特定の利息、配当金およびキャピタル・ゲインに対し海外源泉徴収税が賦課されることがある。
  注12-購入および買戻し

  受益証券の募集
   受益証券は、適格投資家に対してファンド営業日において継続的に募集される。各受益証券の発行価格は、締切時間まで
  に受領された場合、当該クラスの受益証券の購入申込書が受領されたファンド営業日時点における当該クラスの受益証券1
  口当たり純資産価格とする。
   投資者一人当たりの最低投資口数は100口でこれを超える場合は1口単位、または管理会社が投資顧問会社と協議した上で
  決定する口数とする。受益証券は、整数でのみ発行される。
   販売会社に支払われる販売手数料は、受益証券の1口当たり純資産価格の最大3.00%(税抜き)です。
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   受益証券の購入申込書は、申込みを行ったファンド営業日の正午(ルクセンブルグ時間)または管理会社がその単独の裁
  量により随時決定することができるその他の日時までに、管理事務代行会社によって受領されなければならない。当該締切
  時間を過ぎて受領された申込みは、翌ファンド営業日に受領されたものとみなされる。
   受益証券の購入に関する送金は、当該クラスの表示通貨建ての電信送金により、申込みを行ったファンド営業日から6
  ファンド営業日以内および/または管理会社がその単独の裁量により随時決定することができるその他の日までに行われる
  ものとする。ただし、米ドルクラスについては6ファンド営業日目がニューヨークにおける銀行営業日でない場合はその直
  後のニューヨークにおける銀行営業日とし、豪ドルクラスについては6ファンド営業日目がメルボルンにおける銀行営業日
  でない場合はその直後のメルボルンにおける銀行営業日とする。
   管理会社は、受益証券の購入注文の全部または一部を拒否することができ、上記の適切に記入された申込書および支払い
  が適時に受領されなかった一切の注文を取り消すことができる。
  買戻し

   受益証券は、ファンド営業日において受益者の希望により買い戻される。受益者は、受益証券を買い戻すよう受託会社に
  請求する買戻通知を送付することができる。受益証券1口当たりの買戻価格は、買戻通知が受領されたファンド営業日時点
  における各クラスの受益証券1口当たり純資産価格とする。受益証券の買戻しの申込みは1口以上1口単位、または管理会
  社が投資顧問会社と協議した上で決定する当該クラスの額または口数単位とする。
   買戻通知は、申込みを行うファンド営業日の正午(ルクセンブルグ時間)または管理会社が単独の裁量により随時決定す
  ることができるその他の日および/もしくは時間までに、管理事務代行会社によって受領されなければならない。
   受益証券の買戻しに関する送金は、トルコリラクラスについてはトルコリラ建て、米ドルクラスについては米ドル建てお
  よび豪ドルクラスについては豪ドル建ての電信送金により、申込みを行ったファンド営業日から6ファンド営業日以内およ
  び/または受託会社が管理会社と協議の上随時決定することができるその他の日までに行われるものとする。ただし、米ド
  ルクラスについては6ファンド営業日目がニューヨークにおける銀行営業日でない場合はその直後のニューヨークにおける
  銀行営業日とし、豪ドルクラスについては6ファンド営業日目がメルボルンにおける銀行営業日でない場合はその直後のメ
  ルボルンにおける銀行営業日とする。
   受託会社は、管理会社と協議の上、一切の買戻請求を停止、拒否、または取り消すことができ、また、買戻代金の支払い
  を延期することができる。
  次へ

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               Nomura Fund Select -Turkish Bond
         Statement  ofNet Assets

          asatAugust 31, 2018
         (expressed  inTURKISH LIRA)
                Notes

  ASSETS

  Investment  insecurities  atmarket value
                2   88,823,278
  (at cost: TRY 98,911,501)
  Cash atbank
                   14,991,417
  Receivable  for subscriptions
                    815,604
  Accrued income
                   2,944,434
  Interest  oncash and cash equivalents              3,304
  Total Assets                107,578,037

  LIABILITIES

  Payable for repurchases
                   4,085,499
  Accrued expenses                 457,825
                9
  Total Liabilities                 4,543,324

                   103,034,713

  NET ASSETS
  Represented  byunits asfollows:

           Net Asset Value
               Number ofUnits
                   Net Assets
             per Unit
               Outstanding
  TRY Class Units (in TRY)

             6.19  10,021,227   61,991,281
  USD Class Units (in USD)
             2.25  2,442,003   5,501,463
  AUD Class Units (in AUD)
             2.50   385,235   962,864
     The accompanying  notes form anintegral  part ofthese financial  statements.

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               Nomura Fund Select -Turkish Bond
         Statement  ofOperations

        for the year ended August 31, 2018
         (expressed  inTURKISH LIRA)
                Notes

  INCOME
  Interest  onbank accounts
                    163,028
  Interest  onbonds (net ofwithholding  tax)           17,622,279
  Total Income                17,785,307

  EXPENSES

  Investment  Adviser fees
                5    758,776
  Agent Company fees
                8    842,482
  Administrative   Services  fees
                7    168,517
  Custodian  fees
                6    50,588
  Correspondent   bank fees
                    109,412
  Trustee and Management  Company fees         3,4
                    33,698
  Legal fees
                    20,255
  Overseas  registration  fees
                    204,913
  Out-of-pocket   expenses
                    16,836
  Professional  fees
                    110,849
  Other expenses                 28,210
  Total Expenses                 2,344,536

  NET INVESTMENT  INCOME               15,440,771

  Net realised  loss oninvestments

                   (49,057,962)
  Net realised  loss onforeign currencies             (33,634)
  NET REALISED  LOSS FOR THE YEAR             (49,091,596)

  Change innet unrealised  result oninvestments           (8,548,719)

  NET UNREALISED  LOSS FOR THE YEAR             (8,548,719)

  NET DECREASE  INNET ASSETS ASARESULT OFOPERATIONS          (42,199,544)

     The accompanying  notes form anintegral  part ofthese financial  statements.

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               Nomura Fund Select -Turkish Bond
       Notes tothe Financial  Statements  asatAugust 31, 2018

  Note 1-Organisation

  Master Trust

  Nomura Fund Select (the “Master  Trust”)  was established  by aMaster Trust Deed dated June 8, 2012 entered  into

  by Master Trust Company  (the “Trustee”)  and Global Funds Trust Company  (the “Management  Company”).  The Master
  Trust is aunit trust governed  under the Trusts Law (Revised)  of the Cayman Islands.
  The Master Trust is regulated  as amutual fund under the Mutual Funds Law (Revised)  of the Cayman Islands  and

  registered  with the Cayman Islands  Monetary  Authority  (CIMA) which entails  the filing of the Offering  Circular
  and audited  accounts  annually  with CIMA.
  The Trustee  is incorporated  in the Cayman Islands  and is awholly-owned  subsidiary  of the Management  Company.

  The Management  Company  is atrust company  duly incorporated,   validly  existing  and licensed  to undertake  trust

  business  pursuant  to the provisions  of the Banks and Trust Companies  Law (Revised)  of the Cayman Islands.
  Series Trust

  Nomura Fund Select -Turkish  Bond (the “Series  Trust”)  was established  by asupplemental  Trust Deed dated

  January  25, 2013 made by the Trustee  and the Management  Company.
  Unless terminated  earlier  in accordance  with the circumstances   set forth in the Master Trust Deed, the Series

  Trust will terminate  either:
  (i) on  March 27, 2023 or such later date, or dates, (not being later than 149 years after the date of the Master

   Trust Deed) as the Trustee,  after consultation  with the Investment  Adviser,  may, from time to time,
   determine;  or
  (ii) on such other date as the Trustee  determines,  at the discretion  of the Trustee,  after consultation  with the

   Investment  Adviser,  in the event that the aggregate  value of the Net Asset Value of all classes  of units of
   the Series Trust falls below TRY 20,000,000  (or its equivalent).
  AClass of Units may be terminated  at the discretion  of the Trustee,  after consultation  with the Investment

  Adviser,  in the event that the Net Asset Value attributable  to such Class falls below TRY 20,000,000  for TRY
  Class Units, the equivalent  of USD 20,000,000  for USD Class Units or the equivalent  of AUD 20,000,000  for AUD
  Class Units.
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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
               Nomura Fund Select -Turkish Bond
      Notes tothe Financial  Statements  asatAugust 31, 2018 (continued)

  Note 1-Organisation  (continued)

  Series Trust (continued)

  The investment  objective  of the Series Trust is to pursue total return by seeking  to obtain income gains as well

  as medium to long-term  capital  gains. The Series Trust seeks to achieve  its objective  principally  by investing  in
  an actively  managed  portfolio  consisting  primarily  of Turkish  Lira denominated  bonds including,  but not limited
  to, government  bonds, sovereign  bonds (including  supranational   bonds),  quasi-sovereign   bonds and corporate  bonds
  (hereinafter,   collectively  referred  to as “Turkish  Bonds”).
  As at August 31, 2018, three classes  of units of the Series Trust are offered  for subscription:   the Class Turkish

  Lira Units (“TRY Class Units”),  the Class US Dollar Units (“USD Class Units”)  and the Class Australian  Dollar
  Units (“AUD Class Units”).
  Additional  classes  of units of the Series Trust may be offered  in the future.

  Note 2-Significant  Accounting  Policies

  The financial  statements  have been prepared  in accordance  with generally  accepted  accounting  principles  in

  Luxembourg  applicable  to investment  funds and include  the following  significant  accounting  policies:
  INVESTMENTS  INSECURITIES

  (a) securities  listed on astock exchange  or traded on any other regulated  market are valued at the last

  available  price (traded  or evaluated)  on such exchange  or market.  If asecurity  is listed or traded on several
  stock exchanges  or markets,  the last available  closing  price on the stock exchange  or any other regulated  market
  which constitutes  the main market for such securities,  or most representative   value is used;
  (b) securities  not listed on any stock exchange  or traded on any regulated  market,  or securities  for which the

  price determined  under (a) above is not representative   of their fair value, are valued at their last available
  market price; if there is no such market price, or if such market price is not representative   of the securities'
  fair market value, they are valued prudently  and in good faith on the basis of their reasonably  foreseeable  sale
  prices;
  (c) investments  may be priced on the basis of quotations  from an internationally   recognised  pricing  service;

  (d) securities  or other assets for which market quotations  are not readily  available  are valued at their fair

  value as determined  in good faith in accordance  with procedures  adopted  by the Administrator,   with advice from
  the Management  Company  and the Investment  Adviser  ;
  (e) cash and other liquid assets are valued at their face value with interest  accrued.

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  Note 2-Significant  Accounting  Policies  (continued)

  INVESTMENT  TRANSACTIONS  AND INVESTMENT  INCOME

  Investment  transactions  are accounted  for on the trade date. Interest  income is recognised  on an accrual  basis.

  Dividends  are recorded  on the ex-dividend  date. Realised  gains or losses on security  transactions  are determined
  on the basis of the average  cost of securities  sold.
  CONVERSION  OFFOREIGN CURRENCIES

  The Series Trust maintains  its accounting  records  in TURKISH  LIRA (“TRY”)  and its financial  statements  are

  expressed  in this currency.  Assets and liabilities  expressed  in currencies  other than TRY are translated  into TRY
  at applicable  exchange  rates at the year-end.  Income and expenses  in currencies  other than TRY are translated
  into TRY at appropriate  exchange  rates ruling at the date of transaction.
  Investment  transactions  in currencies  other than TRY are translated  into TRY at the exchange  rate applicable  at

  the transaction  date.
  The Series Trust does not isolate  the portion  of the results  of operations  resulting  from changes  in foreign

  exchange  rates on investments  from the fluctuations  arising  from changes  in market prices of securities  held.
  Such fluctuations  are included  with the net realised  and unrealised  gain or loss from investments.
  Currency  rates as at August 31, 2018:

  1TRY = 0.20880  AUD

  1TRY = 0.12979  EUR
  1TRY = 0.15101  USD
  Note 3-Trustee fees

  The Trustee  is paid out of the assets of the Series Trust, afee of an amount equal to 0.01% per annum of the

  value of the Net Asset Value of the Series Trust calculated  on each Business  Day in each quarter  payable  in
  Turkish  Lira quarterly  in arrears  on an accounting  year basis.
  Afee payable  for each quarter  will be paid within sixty (60) Business  Days from the last Business  Day in that

  quarter.
  All proper out-of-pocket   expenses  and disbursements   incurred  in respect  of the Series Trust are also reimbursed

  to the Trustee  out of the assets of the Series Trust.
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  Note 4-Management  Company fees

  The Management  Company  is paid out of the assets of the Series Trust, afee of an amount equal to 0.01% per annum

  of the value of the Net Asset Value of the Series Trust calculated  on each Business  Day in each quarter  payable
  in Turkish  Lira quarterly  in arrears  on an accounting  year basis.
  Afee payable  for each quarter  will be paid within sixty (60) Business  Days from the last Business  Day in that

  quarter.
  All proper out-of-pocket   expenses  and disbursements   incurred  in respect  of the Series Trust are also reimbursed

  to the Management  Company  out of the assets of the Series Trust.
  Note 5-Investment  Adviser fees

  The Investment  Adviser  is paid out of the assets of the Series Trust, afee of an amount equal to 0.45% per annum

  of the value of the Net Asset Value of the Series Trust calculated  on each Business  Day in each quarter  and
  payable  in Turkish  Lira quarterly  in arrears  on an accounting  year basis.
  Afee payable  for each quarter  will be paid within sixty (60) Business  Days from the last Business  Day in that

  quarter.
  All proper out-of-pocket   expenses  and disbursements   incurred  in respect  of the Series Trust are also reimbursed

  to the Investment  Adviser  out of the assets of the Series Trust.
  Note 6-Custodian  fees

  For its services,  the Custodian  is entitled  to be paid out of the assets of the Series Trust afee of an amount

  equal to 0.03% per annum of the value of the Net Asset Value of the Series Trust calculated  on each Business  Day
  in each quarter  payable  in Turkish  Lira quarterly  in arrears  plus any transaction  fees and expenses  on an
  accounting  year basis.
  Afee payable  for each quarter  will be paid within sixty (60) Business  Days from the last Business  Day in that

  quarter.
  All proper out-of-pocket   expenses  and disbursements   incurred  in respect  of the Series Trust are also reimbursed

  to the Custodian  out of the assets of the Series Trust.
  Note 7-Administrative   Services  fees

  For its services,  the Administrator   is entitled  to be paid out of the assets of the Series Trust afee of an

  amount equal to 0.10% per annum of the value of the Net Asset Value of the Series Trust calculated  on each
  Business  Day in each quarter  and payable  in Turkish  Lira quarterly  in arrears  on an accounting  year basis.
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  Note 7-Administrative   Services  fees (continued)

  Afee payable  for each quarter  will be paid within sixty (60) Business  Days from the last Business  Day in that

  quarter.
  All proper out-of-pocket   expenses  and disbursements   incurred  in respect  of the Series Trust are also reimbursed

  to the Administrator   out of the assets of the Series Trust.
  Note 8-Agent Company fees

  For its services,  the Agent Company  is entitled  to be paid out of the assets of the Series Trust afee of an

  amount equal to 0.50% per annum of the value of the Net Asset Value of the Series Trust calculated  on each
  Business  Day in each quarter  and payable  in Turkish  Lira quarterly  in arrears  on an accounting  year basis.
  Afee payable  for each quarter  will be paid within sixty (60) Business  Days from the last Business  Day in that

  quarter.
  Note 9-Accrued expenses

            TRY
  Investment  Adviser fees      146,156
  Agent Company fees       162,274
  Administrative   Services  fees     32,459
  Custodian  fees        9,744
  Trustee and Management  Company fees    6,491
  Out-of-pocket   expenses       3,243
  Professional  fees       97,458
  Accrued expenses

           457,825
  Note 10-Distributions

  The Management  Company  may from time to time, after consultation  with the Trustee  and the Investment  Adviser,

  make such distributions   to Unitholders  of the relevant  Class as it may determine  out of the investment  income of
  the Series Trust attributable  to such Class and available  for distribution  as well as out of net realised  capital
  gains of the Series Trust attributable  to such Class. The Management  Company,  after consultation  with the
  Investment  Adviser,  may also, if it considers  it necessary  in order to maintain  areasonable  level of
  distributions,   determine  to make distributions   out of unrealised  capital  gains or capital  of the Series Trust.
  The Management  Company  intends  to make amonthly  distribution  to Unitholders  as of the fifth (5th) calendar  day

  of each month (the “Record  Date”),  provided  that if the Record Date is not aBusiness  Day, the distribution
  will be made to Unitholders  as of the immediately  preceding  Business  Day, and/or such other day or days as the
  Management  Company  may, in consultation  with the Investment  Adviser,  from time to time determine.
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  Note 10-Distributions   (continued)

  Any distribution  will be made to the person in whose name Units are registered  in the Register  on the relevant

  Record Date.
  For the year ended August 31, 2018, the Series Trust distributed  atotal amount of TRY 14,724,075.

  Note 11-Taxation

  Under the current  laws of the Cayman Islands,  there are no income,  estate,  transfer,  sales or other taxes payable

  by the Series Trust or withholding  taxes applicable  to the payment  by the Series Trust to the Unitholders  or to
  the payment  of net asset value upon repurchase  of Units.
  The Series Trust may be subject  to foreign  withholding  tax on certain  interest,  dividends  and capital  gains.

  Note 12-Terms ofsubscriptions   and repurchases

  Purchase  ofUnits

  Units are offered  on acontinuous  basis to Eligible  Investors  on any Business  Day. The issue price of each Unit

  will be the Net Asset Value per Unit of the applicable  Class on the Business  Day on which the application  for the
  purchase  of the Units is received,  provided  it is received  before the Dealing  Deadline.
  The minimum  investment  per investor  is 100 Units and thereafter  in integral  multiples  of 1Unit, or such other

  amount or numbers  of Units of the relevant  Class as the Management  Company,  after consultation  with the
  Investment  Adviser,  may determine,  provided  that Units of each Class will only be issued in whole numbers.
  There will be asales charge of up to 3.00% of the Net Asset Value per Unit (exclusive  of consumption  or other

  taxes, if any) which shall be payable  to the Distributor.
  Applications  for the purchase  of Units must be received  by the Administrator   no later than 12:00 noon (Luxembourg

  time) on the relevant  Business  Day, or such other day and/or time as the Management  Company  may, in its sole
  discretion,  determine  from time to time. Any application  received  after such cut-off  time is deemed to be
  accepted  in respect  of the following  Business  Day.
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  Note 12-Terms ofsubscriptions   and repurchases  (continued)

  Purchase  ofUnits (continued)

  Remittances  in respect  of purchases  of Units shall be made by wire transfer  in the currency  in which the relevant

  Class is denominated,  within six (6) Business  Days from (and including)  the relevant  Business  Day, provided  that
  in respect  of the USD Class Units, if the sixth Business  Day is not aday on which banks in New York are open for
  business,  the immediately  following  Business  Day on which banks in New York are open for business,  and provided
  that in respect  of the AUD Class Units, if the sixth Business  Day is not aday on which banks in Melbourne  are
  open for business,  the immediately  following  Business  Day on which banks in Melbourne  are open for business,
  and/or such other day or days as the Management  Company  may, in its sole discretion,  determine  from time to time.
  The Management  Company  reserves  the right to decline  any order to purchase  Units in whole or in part and may

  cancel any order for which aproperly  completed  application  and payment  as described  above is not timely
  received.
  Repurchase

  Units are repurchaseable   at the option of Unitholders  on any Business  Day. AUnitholder  may serve aRepurchase

  Notice requesting  that the Trustee  repurchase  the Units as specified  in the Repurchase  Notice.  The repurchase
  price per Unit shall be equal to the Net Asset Value per Unit of the relevant  Class on the Business  Day on which
  the Repurchase  Notice is accepted.  The minimum  repurchase  amount per investor  is 1Unit and  thereafter  in
  integral  multiples  of 1Unit, or such other amount or number of Units of the relevant  Class as the Management
  Company,  after consultation  with the Investment  Adviser,  may determine.
  The Repurchase  Notice should be received  by the Administrator   no later than 12:00 noon (Luxembourg  time) on the

  relevant  Business  Day, or such other day and/or time as the Management  Company  may, in its sole discretion,
  determine  from time to time.
  Remittances  in respect  of repurchases  of Units shall be made by wire transfer  in TRY in respect  of the TRY Class

  Units, in USD in respect  of the USD Class Units and in AUD in respect  of the AUD Class Units within six (6)
  Business  Days from (and including)  the relevant  Business  Day, provided  that in respect  of the USD Class Units, if
  the sixth Business  Day is not aday on which banks in New York are open for business,  the immediately  following
  Business  Day on which banks in New York are open for business  and provided  that in respect  of the AUD Class
      th
  Units, if the sixth (6 )Business  Day is not aday on which banks in Melbourne  are open for business,  the
  immediately  following  Business  Day on which banks in Melbourne  are open for business,  and/or such other day or
  days as the Trustee,  after consultation  with the Management  Company,  may from time to time determine
  The Trustee,  after consultation  with the Management  Company  reserves  the right to suspend,  refuse or cancel any

  repurchase  request  and may also delay payment  of repurchase  proceeds.
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  2【ファンドの現況】
  【純資産額計算書】
                 (2019年12月末日現在)
  Ⅰ 資産総額       121,054,878.69トルコリラ         2,229,831千円
  Ⅱ 負債総額        1,281,545.79トルコリラ         23,606千円

  Ⅲ 純資産総額(Ⅰ-Ⅱ)       119,773,332.90トルコリラ         2,206,225千円

       トルコリラクラス                  9,200,141口

       米ドルクラス                    2,307,484口
  Ⅳ 発行済口数
       豪ドルクラス                      340,466口
       トルコリラクラス  7.79トルコリラ             143円

  Ⅴ 1口当たり純資産価格     米ドルクラス    3.13米ドル             343円
       豪ドルクラス    3.64豪ドル             279円
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  第4【外国投資信託受益証券事務の概要】
  (イ)ファンド証券の名義書換
   ファンドの記名式証券の名義書換機関は次のとおりです。
   名  称 ノムラ・バンク・ルクセンブルクS.A.
   取扱場所 ルクセンブルグ大公国 エスペランジュ ガスペリッシュ通り 33番A棟
   日本の受益者については、ファンド証券の保管を販売会社に委託している場合、販売会社の責任で必要な名義書換手続が
  とられ、それ以外のものについては本人の責任で行います。
   名義書換の費用は受益者から徴収されません。
  (ロ)受益者集会

   受託会社または管理会社は、
  (a)信託証書の規定に基づき要求された場合、
  (b)(受益者総会の場合)トラストの受益証券の10分の1以上を保有する受益者が書面により要求した場合、
  (c)(シリーズ・トラストの受益者総会の場合)当該シリーズ・トラストの受益証券の10分の1以上を保有する受益者とし
   て登録されている受益者が書面により要求した場合、
  (d)(受益証券のクラスまたはシリーズの総会の場合)当該クラスまたはシリーズの受益証券の10分の1以上を保有する受
   益者として登録されている受益者が書面により要求した場合、
   トラスト、該当するシリーズ・トラストまたはシリーズ・トラストの該当するクラスまたはシリーズの受益者総会を、当
  該通知に記載する日時および場所において招集するものとします。
  (ハ)受益者に対する特典

   受益者に対する特典はありません。
  (ニ)受益証券の譲渡制限の内容

   受益者は、ファンドに事前の書面通知を行わず、かつ、管理会社から事前の書面による同意を受領することなく、適格投
  資家に対して当該受益者の保有するファンド証券の全部または一部を譲渡または贈与その他により処分してはなりません。
  管理会社と協議の上、受託会社は、絶対的な裁量に基づいて、当該同意をしないことができます(なお、当該同意は、一般
  的に与えることは予定されておりません。)。
   なお、別途、ファンド証券は、受託会社またはその代行会社が了承する書面証書を締結し交付することによってのみ譲渡
  することができます。ファンドのファンド証券の譲渡を希望する受益者は、まず管理事務代行会社に連絡すべきです。
  ※なお、ここでいう「受益者」とは販売会社を指します。
  (ホ)その他外国投資信託受益証券事務に関し投資者に示すことが必要な事項

   該当事項ありません。
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  第二部【特別情報】

  第1【管理会社の概況】

  1【管理会社の概況】

  (1)資本金の額(2019年12月末日現在)
   管理会社の資本金の額は50万ユーロ(約6,127万円)です。
   最近5年間における資本金の額の増減はありません。
  (2)管理会社の機構(2019年12月末日現在)

   管理会社はケイマン諸島において設立され、現在存続している法人です。
   管理会社は、通常決議により、いかなる者をも取締役に任命することができ、また、同様の方法により取締役を解任し、
  同様の方法により代わりの取締役を任命することができます。
   管理会社の業務は、取締役会により運営されるものとします(不在、病気その他の理由により取締役会議に出席できない
  見込みの取締役は、本人に代わる取締役代理を任命することができます。)。取締役会は、1名以上10名以下の者(取締役
  代理を除きます。)で構成されるものとします。
   取締役会は、取締役が適切と考える方法で、管理会社の業務運営を随時規定することができます。
   取締役会は、随時、取締役会が適切と考える任期および報酬(給与もしくは手数料または利益配分によるかこれらの組み
  合わせによるかを問いません。)で、取締役全体(取締役代理を除きます。)の中から1名以上を代表取締役に任命するこ
  とができます。
   取締役会は、適切と考える場合にはいつでも管理会社の株主総会を招集することができ、かつ、招集請求書の提出日にお
  いて管理会社の株主総会における議決権を有し、当該提出日時点の管理会社の払込済み資本の10分の1以上を保有する管理
  会社の株主による招集請求がなされた場合に、管理会社の株主総会を招集するものとします。
   年次株主総会は、取締役会が指定する日時および場所において開催されるものとし、取締役会が日時および場所を定めな
  い場合、毎年12月の第2水曜日の午前10時から登記上事務所において開催されるものとします。
   投資運用の意思決定は、投資顧問会社である野村アセットマネジメント株式会社に委託されております。
  2【事業の内容及び営業の概況】

   管理会社の事業目的は、ケイマン諸島の法律に抵触しない範囲においていかなる制約も受けません。
   管理会社は、ファンドの資産の運用、管理およびファンド証券の発行・買戻し等の業務を行います。管理会社は、投資顧
  問会社である野村アセットマネジメント株式会社にファンドの投資運用業務を委託しております。
   管理会社は、2019年12月末日現在、以下の投資信託の運用を行っており、その管理財産は約307億円です。
   国別(設立国)     種類別   本数   純資産の合計(通貨別)

          27  179,659,033.17   米ドル

   ケイマン諸島    契約型投資信託
          1   71,680,427.63   トルコリラ
          2   2,950,638.60   ユーロ

          16   1,858,360,743   円

          21   98,154,087.00   豪ドル

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  3【管理会社の経理状況】
  a.管理会社の直近2事業年度の日本文の財務書類は、ルクセンブルグにおける法令に準拠して作成された原文の財務書類

  を翻訳したものです。これは「特定有価証券の内容等の開示に関する内閣府令」に基づき、「財務諸表等の用語、様式及
  び作成方法に関する規則」第131条第5項ただし書の規定の適用によるものです。
  b.管理会社の原文の財務書類は、外国監査法人等(公認会計士法(昭和23年法律第103号)第1条の3第7項に規定する外

  国監査法人等をいう。)であるアーンスト・アンド・ヤング・リミテッドから監査証明に相当すると認められる証明を受
  けており、当該監査証明に相当すると認められる証明に係る監査報告書に相当するもの(訳文を含む。)が当該財務書類
  に添付されています。
  c.管理会社の原文の財務書類は、ユーロで表示されています。日本文の財務書類には、主要な金額について円貨換算が併

  記されています。日本円による金額は、2019年12月30日現在における株式会社三菱UFJ銀行の対顧客電信売買相場の仲
  値(1ユーロ=122.54円)で換算されています。なお、千円未満の金額は四捨五入されています。
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  (1)【貸借対照表】
       グローバル・ファンズ・トラスト・カンパニー
          貸借対照表
          2019 年3月31日現在
          (単位:ユーロ)
           2019年3月31日      2018年3月31日

         注記  ユーロ   千円   ユーロ   千円

  資産
  固定資産
  金融資産
  関連会社株式       5  600,000   73,524   600,000   73,524
           4,094   502  3,244   398
  長期保有目的投資有価証券       5
           604,094   74,026   603,244   73,922
  流動資産
  債権
  売掛金
  a)1年以内に期限到来         1,792,840   219,695  1,837,920   225,219
           4,055,279   496,934  4,048,195   496,066
  銀行預金および手許現金       9
           5,848,119   716,629  5,886,115   721,285
           6,452,213   790,654  6,489,359   795,206

  資産合計
  資本、準備金および負債

  資本および準備金
  払込済資本       3  500,000   61,270   500,000   61,270
  繰越損益       4  2,159,859   264,669  1,830,957   224,365
           307,104   37,633   328,902   40,304
  当期損益       4
           2,966,963   363,572  2,659,859   325,939
  債務

  買掛金
  a)1年以内に期限到来       7  105,000   12,867   115,000   14,092
  関連会社に対する債務
           3,380,250   414,216  3,714,500   455,175
  a)1年以内に期限到来       7,9
           3,485,250   427,083  3,829,500   469,267
           6,452,213   790,654  6,489,359   795,206

  資本、準備金および負債合計
  添付の注記は当該財務諸表の重要な部分である。

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  (2)【損益計算書】
       グローバル・ファンズ・トラスト・カンパニー
          損益計算書
         2019 年3月31日に終了した年度
          (単位:ユーロ)
           2019年3月31日      2018年3月31日

         注記  ユーロ   千円   ユーロ   千円

  1から5.総損益       10

           310,108   38,001   394,392   48,329
  11.その他の未収利息および類似の収益

  b)その他の利息および類似の収益       11  2,177,667   266,851   303,025   37,133

  13.金融資産および流動資産として保有

         5   (20)   (2)   (29)   (4)
  される投資有価証券に係る評価額調整
  14.未払利息および類似の費用

  a)関連会社に関連するもの       9  (19,334)   (2,369)   (19,170)   (2,349)

  b)その他の利息および類似の費用       5,11  (2,161,317)   (264,848)   (349,316)   (42,805)

  16.税引後損益          307,104   37,633   328,902   40,304

           307,104   37,633   328,902   40,304

  18.当期損益
  添付の注記は当該財務諸表の重要な部分である。

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          財務諸表注記
          2019年3月31日現在
  1.概況

   グローバル・ファンズ・トラスト・カンパニー(以下、「当社」という。)は、1998年2月27日にケイマン諸島の会社法
  に基づいて免税会社として設立された。当社は、当初「グローバル・ファンズ・カンパニー」という名称で登録されていた
  が、1998年3月13日付けの特別決議により名称を変更した。当社は、銀行および信託会社法に基づき、1998年3月13日に信
  託免許を取得した。また同日に、当社はケイマン諸島のミューチュアル・ファンド法に基づき発行されたミューチュアル・
  ファンド管理業者免許も取得した。当社はノムラ・バンク・ルクセンブルクS.A.の完全子会社である。
   ノムラ・バンク・ルクセンブルクS.A.は、英国の法律のもとで設立され、ロンドンに登記上の事務所を有する持株会社
  であるノムラ・ヨーロッパ・ホールディング・ピーエルシー(以下、「親会社」という。)の子会社である。ノムラ・ヨー
  ロッパ・ホールディング・ピーエルシーの連結財務諸表は、英国、EC4R 3ABロンドン、エンジェル・レーン1にて
  入手可能である。
   ノムラ・バンク・ルクセンブルクS.A.の最終的な親会社は、日本の法律のもとで設立され、東京に登記上の事務所を有
  する持株会社である野村ホールディングス株式会社である。野村ホールディングス株式会社の連結財務諸表は、〒103-
  8645 東京都中央区日本橋1-9-1で入手可能である。
   当社の主な事業活動は、投資ファンドに対して受託および管理サービスを提供し、それによって受託および管理報酬を得
  ることである。
  2.重要な会計方針

  作成の基礎
   当社の財務諸表は、ルクセンブルグの法律および規制要件、ならびにルクセンブルグで一般に公正妥当と認められる会計
  原則に従い作成されている。
   重要な会計方針の概要は以下の通りである。
  外貨換算

   当社は会計帳簿をユーロ建てで記帳しており、当該財務諸表はユーロ建てで表示されている。
   ユーロ以外の通貨建ての資産および負債は、貸借対照表日現在の為替レートでユーロに換算される。ユーロ以外の通貨建
  ての収益および費用は、取引日現在の為替レートでユーロに換算される。外貨換算により生じる為替差損益は、当期の損益
  を決定する際に、損益計算書に計上される。
  費用

   費用は発生主義で計上される。
  受取利息

   受取利息は発生主義で計上される。
  総損益

   総損益には、その他外部費用を差し引いた、管理運用するファンドから受領する管理報酬が含まれている。売上高は、発
  生主義に基づいて計上される。
  金融資産

   金融資産は低価法で測定される。
  3.払込済資本

   発行済みで全額払込済みの株主資本は、1株当たり額面10ユーロの記名株式50,000株で構成されている。当社は自己株式
  を取得していない。
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  4.繰越損益
           (ユーロ)
  2017年3月31日現在残高
           1,446,356
  前期利益         384,601
             -
  宣言された配当
  2018年3月31日現在残高         1,830,957
  2018年3月31日現在残高         1,830,957

  前期利益         328,902
             -
  宣言された配当
  2019年3月31日現在残高         2,159,859
  5.金融資産

   金融固定資産の内訳は以下の通りである。
  関連会社株式
   当社は、2011年6月8日に設立されたケイマンに所在する法人であるマスター・トラスト・カンパニーの株式を100%所
  有している。
                 2019年3月31日現在
    会社名     持分   取得原価(ユーロ)
                 の監査済純資産(ユーロ)
   マスター・トラスト・

           100%    600,000     2,552,694
   カンパニー
  長期保有目的投資有価証券

   長期保有目的投資有価証券の内訳は、投資ファンドの受益証券・株式への投資である。
   長期保有目的投資有価証券の増減は、以下のように要約される。
           2019年
           (ユーロ)
  取得原価:
   期首現在         3,571
   期中の取得          799
             (2)
   期中の売却
   期末現在         4,368
  価格調整:

   期首現在          (29)
             9
   当期価格調整
   期末現在          (20)
  為替の影響(*)          (254)

            4,094

  期末の正味価値
            5,018

  期末の市場価値
  (*)当該金額は、損益計算書の「その他の利息および類似の費用」の項目に含まれている。
  6.租税

   当社は、ケイマン諸島政府から、現地におけるすべての収益、利益およびキャピタル・ゲインに係る税金を2034年1月6
  日まで免除することを約束されている。現時点では、ケイマン諸島にはそのような税金は存在しない。
   当社は、特定の利息、配当およびキャピタル・ゲインの総額に対して課税される外国源泉徴収税の対象となる可能性があ
  る。
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  7.債務
   2019年3月31日現在、債務は、監査費用およびその他の保証業務費用105,000ユーロ(2018年3月31日:115,000ユー
  ロ)、2015年1月12日付および2016年9月28日付けで当社とグローバル・ファンズ・マネジメント・エス・エーの間で締結
  された2つの契約に基づくグローバル・ファンズ・マネジメント・エス・エーに対する未払報酬40,250ユーロ(2018年3月
  31日:29,500ユーロ)ならびに2014年3月31日付けで当社とノムラ・バンク・ルクセンブルクS.A.の間で締結された枠組
  契約に基づくノムラ・バンク・ルクセンブルクS.A.に対する未払報酬3,340,000ユーロ(2018年3月31日:3,685,000ユー
  ロ)で構成される。提供される業務には、資産管理サポート、法律業務、コンプライアンス、内部監査、ITならびに管理
  事務代行業務およびインフラ業務等が含まれるが、これらに限定されない。
  8.従業員

   当社は、2019年3月31日および2018年3月31日に終了した年度において、従業員はいなかった。
  9.関連会社間取引

   当社は、ノムラ・バンク・ルクセンブルクS.A.(ルクセンブルグにおいて設立)の完全子会社である。当社の最終的な
  親会社は、東京に所在する野村ホールディングス株式会社である。
   通常の事業活動において、多数の銀行取引がノムラ・バンク・ルクセンブルクS.A.との間で行われている。これらに
  は、当座勘定および外国為替取引が含まれる。
   2019年3月31日に終了した年度において、当社はノムラ・バンク・ルクセンブルクS.A.に開設した当座勘定に係る借入
  利息19,334ユーロ(2018年3月31日:19,170ユーロ)を支払った。適用される利率は、非関連会社の顧客に適用されるもの
  と同じ利率である。
   さらに当社は、ノムラ・バンク・ルクセンブルクS.A.およびグローバル・ファンズ・マネジメント・エス・エーより報
  酬を請求される(上述の注記7を参照のこと。)。
  10.総損益

   2019年3月31日および2018年3月31日に終了した年度において、以下のとおり分析される。
             2019年3月31日     2018年3月31日
             (ユーロ)     (ユーロ)
  管理報酬
              7,766,287     8,595,612
              (7,456,179)     (8,201,220)
  その他の外部費用
              310,108     394,392
   2019年3月31日に終了した年度において、その他の外部費用は、主に、当社とノムラ・バンク・ルクセンブルクS.A.の

  間で締結された枠組契約に基づくノムラ・バンク・ルクセンブルクS.A.に対する未払年間報酬7,010,000ユーロ(2018年3
  月31日:7,755,000ユーロ)およびその他の報酬の総額446,179ユーロ(2018年3月31日:446,220ユーロ)で構成されてい
  る。
  11.為替差損益

   2019年3月31日に終了した年度において、当社はスポットおよびアウトライトのデリバティブ取引に係る利益2,177,341
  ユーロ(2018年3月31日:302,889ユーロ)ならびに同取引に係る損失2,161,063ユーロ(2018年3月31日:349,019ユーロ)
  を計上した。
  12.運用資産

   当社が受益者として保有するものではないが、投資運用責任を有する資産については、貸借対照表には含まれていない。
  2019年3月31日現在における当該資産残高は約32,886百万ユーロ(2018年3月31日:32,975百万ユーロ)である。
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  4【利害関係人との取引制限】
   該当事項はありません。
  5【その他】

  (1)定款の変更
   管理会社の定款は、株主総会の特別決議に基づき変更されます。
  (2)事業譲渡または事業譲受
   該当事項はありません。
  (3)出資の状況
   該当ありません。
  (4)訴訟事件その他の重要事項
   有価証券報告書提出前1年以内において、訴訟事件その他管理会社に重要な影響を及ぼした事実、または及ぼすことが予
  想される事実は認知しておりません。
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  第2【その他の関係法人の概況】

  1【名称、資本金の額及び事業の内容】

  (1)マスター・トラスト・カンパニー(「受託会社」)
  ① 資本金の額
   2019年12月末日現在、32,000ユーロ(約392万円)です。
  ② 事業の内容
   受託会社は、適法に設立され、有効に存続し、ケイマン諸島の銀行および信託会社法(2020年改訂)の規定に基づき事
  業を行う認可を得ています。
  (2)ノムラ・バンク・ルクセンブルクS.A.(「管理事務代行会社」および「保管会社」)

  ① 資本金の額
   2019年12月末日現在、資本金の額は、2,800万ユーロ(約34億3,112万円)です。
  ② 事業の内容
   ノムラ・バンク・ルクセンブルクS.A.は、ルクセンブルグの法律に基づき1990年に有限会社として設立され、銀行業
  務に従事しています。
  (3)野村アセットマネジメント株式会社(「投資顧問会社」)

  ① 資本金の額
   2019年11月末日現在、171億8,035万円です。
  ② 事業の内容
   「投資信託及び投資法人に関する法律」に定める投資信託委託会社である投資顧問会社は、証券投資信託の設定を行う
  とともに「金融商品取引法」に定める金融商品取引業者としてその運用(投資運用業)を行っています。また「金融商品
  取引法」に定める第二種金融商品取引業に係る業務の一部及び投資助言業務を行っています。
  (4)野村證券株式会社(「代行協会員」および「販売会社」)

  ① 資本金の額
   2019年12月末日現在、100億円です。
  ② 事業の内容
   金融商品取引法に基づく第一種金融商品取引業者として、有価証券の売買、売買の媒介、引受、募集その他第一種金融
  商品取引業に関連する業務を行っています。同社は2019年12月末日現在、日本国内に131の本支店を有し、顧客に第一種金
  融商品取引業に関するサービスを提供しています。なお、様々な投資運用業者発行の投資信託について販売会社として、
  また、外国投資信託の販売会社および代行協会員としてそれぞれ証券の販売・買戻しの取扱いを行っています。
  2【関係業務の概要】

  (1)マスター・トラスト・カンパニー(「受託会社」)
   ファンドに関する受託業務を行います。
  (2)ノムラ・バンク・ルクセンブルクS.A.(「管理事務代行会社」および「保管会社」)

   ファンド資産の保管業務および管理事務代行業務を行います。
  (3)野村アセットマネジメント株式会社(「投資顧問会社」)

   ファンドに関する投資顧問業務を行います。
  (4)野村證券株式会社(「代行協会員」および「販売会社」)

   日本におけるファンドの受益証券の販売業務・買戻しの取次業務および代行協会員業務を行います。
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  3【資本関係】
  (1)マスター・トラスト・カンパニー(「受託会社」)
   マスター・トラスト・カンパニーの最終的な親会社である野村ホールディングス株式会社は、野村證券株式会社および野
  村アセットマネジメント株式会社の親会社です。
  (2)ノムラ・バンク・ルクセンブルクS.A.(「管理事務代行会社」および「保管会社」)

   ノムラ・バンク・ルクセンブルクS.A.の最終的な親会社である野村ホールディングス株式会社は、野村證券株式会社お
  よび野村アセットマネジメント株式会社の親会社です。
  (3)野村アセットマネジメント株式会社(「投資顧問会社」)

   野村アセットマネジメント株式会社の親会社である野村ホールディングス株式会社は、野村證券株式会社およびノムラ・
  バンク・ルクセンブルクS.A.の直接的または間接的な親会社です。
  (4)野村證券株式会社(「代行協会員」および「販売会社」)

   野村證券株式会社の親会社である野村ホールディングス株式会社は、野村アセットマネジメント株式会社およびノムラ・
  バンク・ルクセンブルクS.A.の直接的または間接的な親会社です。
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  第3【投資信託制度の概要】

  1.ケイマン諸島における投資信託制度の概要

  1.1  ミューチュアル・ファンド法が制定された1993年までは、ケイマン諸島には投資信託を規制する単独法は存在しなかっ

  た。それ以前は、投資信託は特別な規制には服していなかったが、ケイマン諸島内においてまたはケイマン諸島から運営
  している投資信託の受託者は銀行および信託会社法(2020年改訂)(以下「銀行および信託会社法」という。)の下で規
  制されており、ケイマン諸島内においてまたはケイマン諸島から運営している投資運用会社、投資顧問会社およびその他
  の業務提供者は、銀行および信託会社法、会社管理法(2018年改訂)または地域会社(管理)法(2019年改訂)の下で規
  制されていた。
  1.2  ケイマン諸島は連合王国の海外領であり、当時は為替管理上は「ポンド圏」に属していたため、多くのユニット・トラス
  トおよびオープン・エンド型の投資信託が1960年代の終わり頃から設立され、概して連合王国に籍を有する投資運用会社
  または投資顧問会社をスポンサー(以下「設立計画推進者」という。)として設立されていた。その後、米国、ヨーロッ
  パ、極東およびラテンアメリカの投資顧問会社が設立計画推進者となって、かなりの数のユニット・トラスト、会社ファ
  ンド、およびリミテッド・パートナーシップを設定した。
  1.3  2018年12月現在、活動中の規制を受けている投資信託の数は10,992(2,946のマスター・ファンドを含む。)であった。
  またそれに加え、適用可能な免除規定に従った相当数の未登録投資信託が存在している。
  1.4  ケイマン諸島は、カリブ金融活動作業部会(マネー・ロンダリング)およびオフショア・バンキング監督者グループ(銀
  行規制)のメンバーである。
  2.投資信託規制

  2.1  1993年に最初に制定されたミューチュアル・ファンド法(2020年改訂)(以下「ミューチュアル・ファンド法」とい

  う。)は、オープンエンド型の投資信託に対する規則および投資信託管理者に対する規則を制定している。クローズドエ
  ンド型ファンドは、ミューチュアル・ファンド法のもとにおける規制の対象ではない。銀行、信託会社、保険会社および
  会社の管理者をも監督しており金融庁法(2020年改訂)(以下「金融庁法」という。)により設置された法定政府機関で
  あるケイマン諸島金融庁(以下「CIMA」という。)が、ミューチュアル・ファンド法のもとでの規制の責任を課せら
  れている。ミューチュアル・ファンド法は、同法の規定に関する違反行為に対して厳しい刑事罰を課している。
  2.2  投資信託とは、ケイマン諸島において設立された会社、ユニット・トラストもしくはパートナーシップ、またはケイマン
  諸島外で設立されたものでケイマン諸島から運用が行われており、投資者の選択により買い戻しができる受益権を発行
  し、投資者の資金をプールして投資リスクを分散し、かつ投資を通じて投資者が収益もしくは売買益を享受できるように
  する目的もしくは効果を有するものと定義されている。
  2.3  ミューチュアル・ファンド法第4(4)条のもとで規制を免除されている投資信託は、その受益権に関する投資者が15名以
  内であり、その過半数によって投資信託の取締役、受託会社もしくはジェネラル・パートナーを選任または解任すること
  ができる投資信託およびケイマン諸島外で設立され、ケイマン諸島において公衆に対して勧誘を行う一定の投資信託であ
  る。
  3.規制を受ける投資信託の三つの型

  3.1 免許投資信託

   この場合、投資信託によってCIMAに対して、投資信託および投資信託に対する業務提供者の詳細を記述した法定の
  様式(MF3)による目論見書がその概要とともに提出され、登録時および毎年4,268米ドルの手数料が納入されなければ
  ならない。設立計画推進者が健全な評判を有し、投資信託を管理するのに十分な専門性を有した健全な評判の者が存在し
  ており、かつファンドの業務および受益権を募ることが適切な方法で行われると考えられるものとCIMAが判断した場
  合には、免許が与えられる。それぞれの場合に応じて、投資信託の取締役、受託会社およびジェネラル・パートナーに関
  する詳細な情報が要求される。この投資信託は、著名な評判を有する機関が設立計画推進者であって、投資信託管理者と
  してケイマン諸島の免許を受けた者が選任されない投資信託に適している(第3.2項参照)。
  3.2 管理投資信託
   この場合、投資信託は、そのケイマン諸島における主たる事務所として免許投資信託管理者の事務所を指定する。同管
  理者および投資信託により作成された目論見書が、投資信託および投資信託に対する業務提供者の詳細を要約した法定様
  式(MF2およびMF2A)とともにCIMAに対して提出されなければならない。投資信託管理者は、設立計画推進者
  が健全な評判の者であること、投資信託の管理が投資信託管理の十分な専門性を有する健全な評判の者により管理される
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  こと、投資信託業務および受益権を募る方法が適切に行われること、および投資信託がケイマン諸島において設立または
  設定されていない場合には、CIMAにより承認された国または領土において設立または設定されていることを満たして
  いることが要求される。当初手数料および年間手数料は4,268米ドルである。投資信託管理者は主たる事務所を提供してい
  る投資信託(もしくはいずれかの設立計画推進者、その取締役、受託会社、もしくはジェネラル・パートナー)がミュー
  チュアル・ファンド法に違反しており、支払不能となっており、またはその他債権者もしくは投資者に対して害を与える
  方法で行動しているものと信じる理由があるときは、CIMAに対して報告しなければならない。
  3.3 登録投資信託(第4(3)条投資信託)
  (a)規制投資信託の第三の類型はさらに三つの類型に分けられる。
  (ⅰ)一投資者当たりの最低投資額が100,000米ドルであるもの
  (ⅱ)受益権が公認の証券取引所に上場されているもの
  (ⅲ)投資信託が(ミューチュアル・ファンド法で定義される)マスター・ファンドであり、下記のいずれかに該当する
   もの
   (A)一投資者当たりの最低投資額が100,000米ドルであるもの、または
   (B)受益権が公認の証券取引所に上場されているもの
  (b)上記の(ⅰ)および(ⅱ)に分類される投資信託は、投資信託と業務提供者の一定の詳細内容をCIMAに対して届け出
   なければならず、かつ4,268米ドルの当初手数料および年間手数料を支払わなければならない。上記の(ⅲ)に分類される
   投資信託で、販売用書類が存在しない場合、投資信託は、マスター・ファンドの一定の詳細内容をCIMAに対して届
   け出なければならず(MF4様式)、かつ3,049米ドルの当初手数料および年間手数料を支払わなければならない。
  4.投資信託の継続的要件

  4.1 いずれの規制投資信託も、受益権についてすべての重要な事項を記述し、投資希望者が投資するか否かの判断を十分情

  報を得た上でなし得るようにするために必要なその他の情報を記載した目論見書を発行しなければならない。さらに、偽
  りの記述に対する既存の法的義務およびすべての重要事項の適切な開示に関する一般的なコモンロー上の義務が適用され
  る。継続的に募集している場合には、重要な変更、例えば、取締役、受託会社、ジェネラル・パートナー、投資信託管理
  者、監査人等の変更の場合には改訂目論見書を提出する義務を負っている。
  4.2 すべての規制投資信託は、CIMAが承認した監査人を選任しなければならず、決算終了から6か月以内に監査済み会
  計書類を提出しなければならない。監査人は、監査の過程で投資信託が以下のいずれかに該当するという情報を入手した
  ときまたは該当すると疑う理由があるときはCIMAに対し報告する法的義務を負っている。
  (a)投資信託がその義務を履行期が到来したときに履行できない、またはそのおそれがある場合
  (b)投資信託の投資者または債権者を害するような方法で、自ら事業を行いもしくは行っている事業を解散し、またはそ
   うしようと意図している場合
  (c)会計が適切に監査できるような十分な会計記録を作成せずに事業を行いまたはそのように意図している場合
  (d)欺罔的または犯罪的な方法で事業を行いまたはそのように意図している場合
  (e)ミューチュアル・ファンド法、ミューチュアル・ファンド法に基づく規則、金融庁法、マネー・ロンダリング防止規
   則(2020年改訂)(以下「マネー・ロンダリング防止規則」という。)または免許の条件を遵守せずに事業を行いまた
   はそのように意図している場合
  4.3 すべての規制投資信託は、登記上の事務所もしくは主たる事務所または受託会社の変更があったときはこれをCIMA
  に通知しなければならない。
  4.4 当初2006年12月27日に効力を生じた投資信託(年次申告書)規則(2018年改訂)に従って、すべての規制投資信託は、
  投資信託の各会計年度について、会計年度終了後6か月以内に、規則に記載された項目を含んだ正確で完全な申告書を作
  成し、CIMAに提出しなければならない。CIMAは当該期間の延長を許可することができる。申告書は、投資信託に
  関する一般的情報、営業情報および会計情報を含み、CIMAにより承認された監査人を通じてCIMAに提出されなけ
  ればならない。規制投資信託の運営者は、投資信託にこの規則を遵守させることに責任を負う。監査人は、規制投資信託
  の運営者から受領した各申告書をCIMAに適切な時期に提出することにのみ責任を負い、提出された申告書の正確性ま
  たは完全性については法的義務を負わない。
  5.投資信託管理者

  5.1 免許には、「投資信託管理者」の免許および「制限的投資信託管理者」の免許の二つの類型がある。ケイマン諸島にお

  いてまたはケイマン諸島から投資信託の管理を行う場合は、そのいずれかの免許が要求される。管理とは、投資信託の資
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  産のすべてまたは実質上資産のすべてを支配し投資信託の管理をし、または投資信託に対して主たる事務所を提供し、も
  しくは受託会社または投資信託の取締役を提供することを含むものとし、管理と定義される。
  5.2 いずれの類型の免許を受ける者も、規制投資信託を管理するのに十分な専門性を有し、かつ、投資信託管理者としての
  業務は、それぞれの地位において取締役、管理者または役員として適格かつ適正な者により行われる、という法定のテス
  ト基準を満たさなければならない。免許を受ける者は、上記の事柄を示しかつそのオーナーのすべてと財務構造およびそ
  の取締役と役員を明らかにして詳細な申請書をCIMAに対し提出しなければならない。かかる者は少なくとも2名の取
  締役を有しなければならない。投資信託管理者の純資産は、最低約48万米ドルなければならない。制限的投資信託管理者
  には、最低純資産額の要件は課されない。投資信託管理者は、ケイマン諸島に2名の個人を擁する本店をみずから有して
  いるか、ケイマン諸島の居住者であるかケイマン諸島で設立された法人を代行会社として有さねばならず、制限なく複数
  の投資信託のために行為することができる。
  5.3 投資信託管理者の責任は、まず受諾できる投資信託にのみ主たる事務所を提供し、第3.2項に定めた状況においてCIM
  Aに対して知らせる法的義務を遵守することである。
  5.4 制限的投資信託管理者は、CIMAが承認する数の免許投資信託に関し管理者として行為することができるが、ケイマ
  ン諸島に登記上の事務所を有していることが必要である。この類型は、ケイマンに投資信託の運用会社を創設した投資信
  託設立推進者が投資信託に関連した一連の投資信託を管理することを認める。CIMAの承認を条件として関連性のない
  ファンドを運用することができる。現在の方針では、制限的投資信託管理者は、投資信託に対して主たる事務所を提供す
  ることが許されていない。しかし、制限的投資信託管理者が投資信託管理業務を提供する各規制投資信託は、ミューチュ
  アル・ファンド法第4(3)条(第3.3項参照)に基づき規制されていない場合またはミューチュアル・ファンド法第4(4)条
  (第2.3項参照)に基づく例外にあたる場合は、別個に免許を受けなければならない。
  5.5 投資信託管理者は、CIMAの承認を受けた監査人を選任しなければならず、決算期末から6か月以内にCIMAに対
  し監査済みの会計書類を提出しなければならない。監査人は、監査の過程で投資信託管理者が以下のいずれかに該当する
  という情報を入手したときまたは該当すると疑う理由があるときはCIMAに対し報告する法的義務を負っている。
  (a)投資信託管理者がその義務を履行期が到来したときに履行できない、またはそのおそれがある場合
  (b)投資信託管理者が管理している投資信託の投資者または投資信託管理者の債権者または投資信託の債権者を害するよ
   うな方法で、事業を行いもしくは行っている事業を自発的に解散し、またはそうしようと意図している場合
  (c)会計が適切に監査できるような十分な会計記録を作成せずに事業を行いまたはそのように意図している場合
  (d)欺罔的または犯罪的な方法で事業を行いまたはそのように意図している場合
  (e)ミューチュアル・ファンド法、ミューチュアル・ファンド法に基づく規則、金融庁法、マネー・ロンダリング防止規
   則または免許の条件を遵守せずに事業を行いまたはそのように意図している場合
  5.6 CIMAは投資信託管理者に対して純資産を増加し、または保証や満足できる財務サポートを提供することを要求する
  こともできる。
  5.7 投資信託管理者の株主、取締役、上級役員、またはジェネラル・パートナーの変更についてはCIMAの承認が必要で
  ある。
  5.8 非制限的免許を有する投資信託管理者の支払う当初手数料は、24,390米ドルまたは30,488米ドルであり(管理する投資
  信託の数による。)、また、制限的投資信託管理者の支払う当初手数料は8,536米ドルである。一方、非制限的免許を有す
  る投資信託管理者の支払う年間手数料は、36,585米ドルまたは42,682米ドルであり(管理する投資信託の数による。)、
  また、制限的投資信託管理者の支払う年間手数料は8,536米ドルである。
  6.ケイマン諸島における投資信託の構造の概要

   ケイマン諸島の投資信託について一般的に用いられている法的類型は以下のとおりである。

  6.1 免除会社

  (a)最も一般的な投資信託の手段は、会社法(2020年改訂)(以下「会社法」という。)に従って通常額面株式を発行す
   る(無額面株式の発行も認められる)伝統的有限責任会社である。時には、保証による有限責任会社も用いられる。免
   除会社は、投資信託にしばしば用いられており、以下の特性を有する。
  (b)設立手続には、会社の基本憲章の制定(会社の目的、登記上の事務所、授権資本、株式買戻規定、および内部統制条
   項を記載した基本定款および定款)、基本定款の記名者による署名を行い、これをその記名者の簡略な法的宣誓文書と
   ともに、授権資本に応じて異なる手数料とともに会社登記官に提出することを含む。
  (c)存続期限のある/存続期間限定会社-存続期間が限定される会社型のファンドで外国の税法上(例えば米国)非課税
   の扱いを受けるかパートナーシップとして扱われるものを設立することは可能である。
  (d)投資信託がいったん登録された場合、会社法の下での主な必要要件は、以下のとおり要約される。
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  (ⅰ)各会社は、ケイマン諸島に登記上の事務所を有さなければならない。
  (ⅱ)取締役、代理取締役および役員の名簿は、登記上の事務所に維持されなければならず、その写しを会社登記官に提
   出しなければならない。
  (ⅲ)会社の財産についての担保その他の負担の記録は、登記上の事務所に維持されなければならない。
  (ⅳ)株主名簿は、登記上の事務所においてまたは希望すればその他の管轄地において維持することができる。
  (ⅴ)会社の手続の議事録は、利便性のある場所において維持する。
  (ⅵ)会社は、会社の業務状況に関する真正かつ公正な所見を提供するもので、かつ会社の取引を説明するために必要な
   帳簿、記録を維持しなければならない。
  (e)会社は、株主により管理されていない限り、取締役会を持たなければならない。取締役は、コモン・ロー上の忠実義
   務に服すものとし、注意を払って、かつ会社の最善の利益のために行為しなければならない。
  (f)会社は、様々な通貨により株主資本を指定することができる。
  (g)額面株式または無額面株式の発行が認められる(ただし、会社は額面株式および無額面株式の両方を発行することは
   できない。)。
  (h)いずれのクラスについても償還株式の発行が認められる。
  (i)株式の買戻しも認められる。
  (j)収益または払込剰余金からの株式の償還または買戻しの支払に加えて、会社は資本金から株式の償還または買戻しを
   することができる。ただし、会社は、資本金からの支払後においても、通常の事業の過程で支払時期が到来する債務を
   支払うことができる(すなわち、支払能力を維持する)ことを条件とする。
  (k)会社の払込剰余金勘定からも利益からも分配金を支払うことができる。会社の払込剰余金勘定から分配金を支払う場
   合は取締役はその支払後、ファンドが通常の事業の過程で支払時期の到来する債務を支払うことができる、すなわち会
   社が支払能力を有することを確認しなければならない。
  (l)免除会社は、今後30年間税金が賦課されない旨の約定を取得することができる。実際には、ケイマン諸島の財務長官
   が与える本約定の期間は20年間である。
  (m)会社は、名称、取締役および役員、株式資本および定款の変更ならびに自発的解散を行う場合は、所定の期間内に会
   社登記官に報告しなければならない。
  (n)免除会社は、毎年会社登記官に対して年次の法定の宣誓書を提出し、年間登録手数料を支払わなければならない。
  6.2 免除ユニット・トラスト
  (a)ユニット・トラストは、ユニット・トラストへの参加が会社の株式への参加よりもより受け入れられやすく魅力的な
   地域の投資者によってしばしば用いられてきた。
  (b)ユニット・トラストは、信託証書に基づき受益者の利益のために信託財産に対する信託を宣言する受託者またはこれ
   を設立する管理者および受託者により形成される。
  (c)ユニット・トラストの受託者は、ケイマン諸島内に、銀行および信託会社法に基づき信託会社として免許を受け、か
   つミューチュアル・ファンド法に基づき投資信託管理者として免許を受けた法人受託者である場合がある。このよう
   に、受託者は、両法に基づいてCIMAによる規制・監督を受ける。
  (d)ケイマン諸島の信託法は、基本的には英国の信託法に従っており、この問題に関する英国の信託法の相当程度の部分
   を採用している。さらに、ケイマン諸島の信託法(2020年改訂)は、英国の1925年受託者法を実質的に基礎としてい
   る。投資者は、受託者に対して資金を払い込み、(受益者である)投資者の利益のために投資運用会社が運用する間、
   受託者は、一般的に保管者としてこれを保持する。各受益者は、信託資産の持分比率に応じて権利を有する。
  (e)受託者は、通常の忠実義務に服し、かつ受益者に対して説明の義務がある。その機能、義務および責任の詳細は、ユ
   ニット・トラストの信託証書に記載される。
  (f)大部分のユニット・トラストは、「免除信託」として登録申請される。その場合、信託証書およびケイマン諸島の居
   住者またはケイマン諸島を本拠地とする者を(限られた一定の場合を除き)受益者としない旨宣言した受託者の法定の
   宣誓書が登録料と共に信託登記官に提出される。
  (g)免除信託の受託者は、受託者、受益者、および信託財産が50年間課税に服さないとの約定を取得することができる。
  (h)ケイマン諸島の信託は、150年まで存続することができ、一定の場合は無期限に存続できる。
  (i)免除信託は、信託登記官に対して、当初手数料および年次手数料を支払わなければならない。
  6.3 免除リミテッド・パートナーシップ
  (a)免除リミテッド・パートナーシップは、少人数の投資者のベンチャーキャピタルまたはプライベート・エクイティ・
   ファンドにおいて一般的に用いられる。
  (b)リミテッド・パートナーシップの概念は、基本的に米国において採用されている概念に類似している。それは法に
   よって創設されたものであり、その法とは、英国の1907年リミテッド・パートナーシップ法に基礎を置き、今日では他
   の法域(特に米国)のリミテッド・パートナーシップ法の諸側面を組み込んでいるケイマン諸島の免除リミテッド・
   パートナーシップ法(2018年改訂)(以下「免除リミテッド・パートナーシップ法」という。)である。
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  (c)免除リミテッド・パートナーシップは、リミテッド・パートナーシップ契約を締結するジェネラル・パートナー(個
   人、企業またはパートナーシップである場合は、ケイマン諸島の居住者であるか、同島において登録されているかまた
   は同島で設立されたものでなければならない。)およびリミテッド・パートナーにより形成され、免除リミテッド・
   パートナーシップ法により登録されることによって形成される。登録はジェネラル・パートナーが、リミテッド・パー
   トナーシップ登記官に対し法定の宣誓書を提出し、手数料を支払うことによって有効となる。
  (d)ジェネラル・パートナーは、リミテッド・パートナーを除外して免除リミテッド・パートナーシップの業務の運営を
   行い、リミテッド・パートナーは、例外的事態(例えば、リミテッド・パートナーが業務の運営に積極的に参加する場
   合)がない限り、有限責任たる地位を享受する。ジェネラル・パートナーの機能、義務および責任の詳細は、リミテッ
   ド・パートナーシップ契約に記載される。
  (e)ジェネラル・パートナーは、誠意をもって、かつパートナーシップ契約において別途明示的な規定により異なる定め
   をしない限り、パートナーシップの利益のために行為する法的義務を負っている。また、たとえばコモンローの下で
   の、またはパートナーシップ法(2013年改訂)の下での、ジェネラル・パートナーシップの法理が適用される。
  (f)免除リミテッド・パートナーシップは、以下の規定を順守しなければならない。
  (ⅰ)ケイマン諸島に登録事務所を維持する。
  (ⅱ)商号および所在地、リミテッド・パートナーに就任した日ならびにリミテッド・パートナーを退任した日の詳細を
   含むリミテッド・パートナーの登録簿を(ジェネラル・パートナーが決定する国または領域に)維持する。
  (ⅲ)リミテッド・パートナーの登録簿が維持される所在地に関する記録を登録事務所に維持する。
  (ⅳ)リミテッド・パートナーの登録簿が登録事務所以外の場所で保管される場合は、税務情報庁法(2017年改訂)に従
   い税務情報庁による指示または通知に基づき、リミテッド・パートナーの登録簿を電子的形態またはその他の媒体に
   より登録事務所において入手可能にする。
  (ⅴ)リミテッド・パートナーの出資額および出資日ならびに当該出資額の引出額および引出日を(ジェネラル・パート
   ナーが決定する国または領域に)維持する。
  (ⅵ)有効な通知が送達した場合、リミテッド・パートナーが許可したリミテッド・パートナーシップの権利に関する担
   保権の詳細を示す担保権記録簿を登録事務所に維持する。
  (g)リミテッド・パートナーシップ契約に従い、リミテッド・パートナーシップの権利はパートナーシップを解散せずに
   買い戻すことができる。
  (h)リミテッド・パートナーシップ契約に従い、各リミテッド・パートナーは、パートナーシップの業務と財務状況につ
   いて完全な情報を求める権利を有する。
  (i)免除リミテッド・パートナーシップは、50年間の期間について将来の税金の賦課をしないとの約定を得ることができ
   る。
  (j)免除リミテッド・パートナーシップは、登録内容の変更およびその解散についてリミテッド・パートナーシップ登記
   官に対して通知しなければならない。
  (k)免除リミテッド・パートナーシップは、リミテッド・パートナーシップ登記官に対して、年次法定申告書を提出し、
   かつ年間手数料を支払わなければならない。
  7.ミューチュアル・ファンド法のもとにおける規制投資信託に対するケイマン諸島金融庁(CIMA)による規制と監督

  7.1 CIMAは、いつでも、規制投資信託に対して会計が監査されるように指示し、かつCIMAが特定する時までにCI

  MAにそれを提出するように指示できる。
  7.2 規制投資信託の運営者(すなわち、場合に応じて、取締役、受託会社またはジェネラル・パートナー)は、第1項に従
  い投資信託に対してなされた指示が、所定の期間内に遵守されていることを確保し、本規定に違反する者は、罪に問わ
  れ、かつ1万ケイマン諸島ドルの罰金および所定の時期以後も規制投資信託が指示に従わない場合はその日より一日につ
  き500ケイマン諸島ドルの罰金刑に処せられる。
  7.3 ある者がケイマン諸島においてまたはケイマン諸島からミューチュアル・ファンド法に違反して事業を行なっているか
  行なおうとしていると信じる合理的根拠がCIMAにある場合、CIMAは、その者に対して、CIMAが法律による義
  務を実行するようにするために合理的に要求できる情報または説明をCIMAに対して提供するように指示できる。
  7.4 何人でも、第7.3項に従い与えられた指示を遵守しない者は、罪に問われ、かつ10万ケイマン諸島ドルの罰金に処せられ
  る。
  7.5 第7.3項に従って情報または説明を提供する者は、みずからそれが虚偽であるか誤解を招くものであることを知りなが
  ら、または知るべきであるにもかかわらず、これをCIMAに提供してはならない。この規程に違反した者は、罪に問わ
  れ、かつ10万ケイマン諸島ドルの罰金に処せられる。
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  7.6 投資信託がケイマン諸島においてまたはケイマン諸島からミューチュアル・ファンド法に違反して事業を営んでいるか
  行おうとしていると信じる合理的根拠がCIMAにある場合は、CIMAは、(高等裁判所の管轄下にある)グランド
  コート(以下「グランドコート」という。)に投資信託の投資者の資産を確保するために適切と考える命令を求めて申請
  することができ、グランドコートは係る命令を認める権限を有している。
  7.7 CIMAは、規制投資信託が以下の事由のいずれか一つに該当する場合、第7.9項に定めたいずれかの行為またはすべて
  の行為を行うことができる。
  (a)規制投資信託がその義務を履行期が到来したときに履行できないか、そのおそれがある場合
  (b)規制投資信託がその投資者もしくは債権者に有害な方法で業務を行っているかもしくは行おうとしている場合、また
   は自発的にその事業を解散する場合
  (c)免許投資信託の場合、免許投資信託がその投資信託免許の条件を遵守せずに業務を行っているか、行おうとしている
   場合
  (d)規制投資信託の指導および運営が適正かつ正当な方法で行われていない場合
  (e)規制投資信託の取締役、管理者または役員としての地位にある者が、各々の地位を占めるに適正かつ正当な者ではな
   い場合
  7.8 第7.7項に言及した事由が発生したか、または発生しそうか否かについてCIMAを警戒させるために、CIMAは、規
  制投資信託の以下の事項の不履行の理由について直ちに質問をなし、不履行の理由を確認するものとする。
  (a)CIMAが投資信託に対して発した指示に従ってその名称を変更すること
  (b)会計監査を受け、監査済会計書類をCIMAに提出すること
  (c)所定の年間許可料または年間登録料を支払うこと
  (d)CIMAに指示されたときに、会計監査を受けるか、または監査済会計書類をCIMAに対して提出すること
  7.9 第7.7項の目的のため、規制投資信託に関しCIMAがとる行為は以下のとおりとする。
  (a)第4(1)(b)条(管理投資信託)または第4(3)条(第4(3)条投資信託)に基づき投資信託について有効な投資信託の
   許可または登録を取り消すこと
  (b)投資信託が保有するいずれかの投資信託ライセンスに対して条件を付し、または条件を追加し、それらの条件を改定
   し、撤廃すること
  (c)投資信託の推進者または運営者の入替えを求めること
  (d)事柄を適切に行うようにファンドに助言する者を選任すること
  (e)投資信託の事務を支配する者を選任すること
  7.10  CIMAが第7.9項の行為を行った場合、CIMAは、投資信託の投資者および債権者の利益を保護するために必要と考
  える措置を行いおよびその後同項に定めたその他の行為をするように命じる命令を求めて、グランドコートに対して、申
  請することができる。
  7.11  CIMAは、そうすることが必要または適切であると考え、そうすることが実際的である場合は、CIMAは投資信託
  に関しみずから行っている措置または行おうとしている措置を、投資信託の投資者に対して知らせるものとする。
  7.12  第7.9(d)項または第7.9(e)項により選任された者は、当該投資信託の費用負担において選任されるものとする。その選
  任によりCIMAに発生した費用は、投資信託がCIMAに支払う。
  7.13  第7.9(e)項により選任された者は、投資信託の投資者および債権者の最善の利益のために運営者を排除して投資信託の
  事務を行うに必要な一切の権限を有する。
  7.14  第7.13項で与えられた権限は、投資信託の事務を終了する権限をも含む。
  7.15  第7.9(d)項または第7.9(e)項により投資信託に関し選任された者は、以下の行為を行うものとする。
  (a)CIMAから求められたときは、CIMAの特定する投資信託に関する情報をCIMAに対して提供する。
  (b)選任後3か月以内またはCIMAが特定する期間内に、選任された者が投資信託に関し行っている事柄についての報
   告書を作成してCIMAに対して提出し、かつそれが適切な場合は投資信託に関する勧告をCIMAに対して行う。
  (c)第7.15(b)項の報告書を提出後選任が終了しない場合、その後CIMAが特定する情報、報告書、勧告をCIMAに対
   して提供する。
  7.16  第7.9(d)項または第7.9(e)項により投資信託に関し選任された者が第7.15項の義務を遵守しない場合、またはCIMA
  の意見によれば当該投資信託に関するその義務を満足に実行していない場合、CIMAは、選任を取り消して他の者を
  もってこれに替えることができる。
  7.17  投資信託に関する第7.15項の情報または報告を受領したときは、CIMAは以下の措置を執ることができる。
  (a)CIMAが特定した方法で投資信託に関する事柄を再編するように要求すること
  (b)投資信託が会社の場合、会社法の第94(4)条によりグランドコートに対して同会社が法律の規定に従い解散されるよう
   に申し立てること
  (c)投資信託がケイマン諸島の法律に準拠したユニット・トラストの場合、ファンドを解散させるため受託会社に対して
   指示する命令を求めてグランドコートに申し立てること
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  (d)投資信託がケイマン諸島の法律に準拠したパートナーシップの場合、パートナーシップの解散命令を求めてグランド
   コートに申し立てること
  (e)また、CIMAは、第7.9(d)項または第7.9(e)項により選任される者の選任または再任に関して適切と考える行為を
   とることができる。
  7.18  CIMAが第7.17項の措置をとった場合、投資信託の投資者および債権者の利益を守るために必要と考えるその他の措
  置および同項または第7.9項に定めたその他の措置をとるように命じる命令を求めてグランドコートに申し立てることがで
  きる。
  7.19  規制投資信託がケイマン諸島の法律の下で組織されたパートナーシップの場合でCIMAが第7.9(a)項に従い投資信託
  の免許を取り消した場合、パートナーシップは、解散されたものとみなす。
  7.20  グランドコートが第7.17(c)項に従ってなされた申立てに対して命令を発する場合、裁判所は受託会社に対して投資信託
  資産から裁判所が適切と認める補償の支払を認めることができる。
  7.21  CIMAのその他の権限に影響を与えることなく、CIMAは、ファンドが投資信託として事業を行うこともしくは行
  おうとすることを終了しまたは清算もしくは解散に付されるものと了解したときは、第4(1)(b)条(管理投資信託)また
  は第4(3)条(第4(3)条投資信託)に基づき投資信託について有効な投資信託の許可または登録をいつでも取り消すこと
  ができる。
  8.投資信託管理に対するCIMAの規制および監督

  8.1 CIMAは、いつでも免許投資信託管理者に対して会計監査を行い、CIMAが特定する合理的期間内にCIMAに対

  し提出するように指示することができる。
  8.2 免許投資信託管理者は、第8.1項により受けた指示に従うものとし、この規定に違反する者は、罪に問われ、かつ1万ケ
  イマン諸島ドルの罰金を課され、かつ所定の時期以後も免許投資信託管理者が指示に従わない場合はその日より一日につ
  き500ケイマン諸島ドルの罰金刑に処せられる。
  8.3 ある者がミューチュアル・ファンド法に違反して投資信託管理業を行なっているか行おうとしていると信じる合理的根
  拠がCIMAにある場合は、CIMAは、その者に対して、CIMAがミューチュアル・ファンド法による義務を実行す
  るために合理的に要求できる情報または説明をCIMAに対して提供するように指示できる。
  8.4 何人でも、第8.3項に従い与えられた指示を遵守しない者は、罪に問われ、かつ10万ケイマン諸島ドルの罰金に処せられ
  る。
  8.5 第8.3項の目的のために情報または説明を提供する者は、みずからそれが虚偽であるか誤解を招くものであることを知り
  ながら、または知るべきであるのにかかわらず、これをCIMAに提供してはならない。この規定に違反した者は、罪に
  問われ、かつ10万ケイマン諸島ドルの罰金に処せられる。
  8.6 CIMAが以下に該当すると判断する場合には、CIMAは、当該者によって管理されている投資信託の投資者の資産
  を維持するために適切と見られる命令を求めてグランドコートに申立てをすることができ、グランドコートはかかる命令
  を認める権限を有する。
  (a)ある者が投資信託管理者として行為し、またはその業務を行っており、かつ
  (b)同人がミューチュアル・ファンド法に違反してこれを行っている場合。
  8.7 CIMAは、投資信託管理者が事業を行うこともしくは行おうとすることを終了しまたは清算もしくは解散に付される
  ものと了解したときは、いつでも投資信託管理者免許を取り消すことができる。
  8.8 CIMAは、免許投資信託管理者が以下のいずれかの事由に該当する場合は、第8.10項所定の措置をとることができ
  る。
  (a)免許投資信託管理者がその義務を履行するべきときに履行できないか、そのおそれがある場合
  (b)免許投資信託管理者が管理している投資信託の投資者または投資信託管理者の債権者または投資信託の債権者を害す
   るような方法で、みずから事業を行いもしくは行っている事業を解散し、またはそうしようと意図している場合
  (c)免許投資信託管理者が投資信託管理の業務をその投資信託管理免許の条件を遵守しないで行いまたはそのように意図
   している場合
  (d)免許投資信託管理業務の指示および管理が、適正かつ正当な方法で実行されていない場合
  (e)免許投資信託管理業務について取締役、管理者または役員の地位にある者が、各々の地位に就くには適正かつ正当な
   者ではない場合
  (f)上場されている免許投資信託管理業務を支配しまたは所有する者が、当該支配または所有を行うには適正かつ正当な
   者ではない場合
  8.9 CIMAは、第8.8項に言及した事由が発生したか、または発生しそうか否かについて注意を払うために、規制投資信託
  の以下の事項についてその理由について直ちに質問をなし、かつ確認するものとする。
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  (a)免許投資信託管理者の以下の不履行
  (ⅰ)CIMAに対して規制投資信託の主要事務所の提供を開始したことを通知すること、規制投資信託に関し所定の年
   間手数料を支払うこと
  (ⅱ)CIMAの命令に従い、保証または財政上の援助をし、純資産額を増加すること
  (ⅲ)投資信託、またはファンドの設立計画推進者または運営者に関し、条件が満たされていること
  (ⅳ)規制投資信託の事柄に関し書面による通知をCIMAに対して行うこと
  (ⅴ)CIMAの命令に従い、名称を変更すること
  (ⅵ)会計監査を受け、CIMAに対して監査済会計書類を送ること
  (ⅶ)少なくとも2人の取締役をおくこと
  (ⅷ)CIMAから指示されたときに会計監査を受け、かつ監査済会計書類をCIMAに対し提出すること
  (b)CIMAの承認を得ることなく管理者が株式を発行すること
  (c)CIMAの書面による承認なく管理者の取締役、主要な上級役員、ジェネラル・パートナーを選任すること
  (d)CIMAの承認なく、管理者の株式が処分されまたは取り引きされること
  8.10  第8.8項の目的のために免許投資信託管理者についてCIMAがとりうる行為は以下の通りである。
  (a)投資信託管理者が保有する投資信託管理者免許を撤回すること
  (b)その投資信託管理者免許に関し条件および追加条件を付し、またかかる条件を変更しまたは取り消すこと
  (c)管理者の取締役、類似の上級役員またはジェネラル・パートナーの交代を請求すること
  (d)管理者に対し、その投資信託管理の適正な遂行について助言を行う者を選任すること
  (e)投資信託管理に関し管理者の業務の監督を引き受ける者を選任すること
  8.11  CIMAが第8.10項による措置を執った場合、CIMAは、グランドコートに対して、CIMAが当該管理者によって
  管理されているすべてのファンドの投資者とそのいずれのファンドの債権者の利益を保護するために必要とみなすその他
  の措置を執るよう命令を求めて申立てを行うことができる。
  8.12  第8.10(d)項または第8.10(e)項により選任される者は、当該管理者の費用負担において選任されるものとする。その選
  任によりCIMAに発生した費用は、管理者がCIMAに支払うべき金額となる。
  8.13  第8.10(e)項により選任された者は、管理者によって管理される投資信託の投資者および管理者の債権者およびかかる
  ファンドの債権者の最善の利益のために(管財人、清算人を除く)他の者を排除して投資信託に関する管理者の事務を行
  うに必要な一切の権限を有する。
  8.14  第8.13項で与えられた権限は、投資信託の管理に関連する限り管理者の事務を終了させる権限をも含む。
  8.15  第8.10(d)項または第8.10(e)項により許可を受けた投資信託管理者に関し選任された者は、以下の行為を行うものとす
  る。
  (a)CIMAから求められたときは、CIMAの特定する投資信託の管理者の管理に関する情報をCIMAに対して提供
   する。
  (b)選任後3か月以内またはCIMAが特定する期間内に、選任された者が投資信託の管理者の管理について実行する事
   柄についての報告書を作成してCIMAに対して提出し、かつそれが適切な場合は管理に関する推奨をCIMAに対し
   て行う。
  (c)第8.15(b)項の報告書を提出後選任が終了しない場合、その後CIMAが特定する情報、報告書、推奨をCIMAに対
   して提供する。
  8.16  第8.10(d)項または第8.10(e)項により選任された者が、
  (a)第8.15項の義務に従わない場合、または
  (b)満足できる形で投資信託管理に関する義務を実行していないとCIMAが判断する場合、CIMAは、選任を取り消
   しこれに替えて他の者を選任することができる。
  8.17  免許投資信託管理者に関する第8.15項の情報または報告を受領したときは、CIMAは以下の措置を執ることができ
  る。
  (a)CIMAが特定した方法で投資信託管理者に関する事柄を再編するように要求すること
  (b)投資信託管理者が会社の場合、会社法の第94(4)条によりグランドコートに対して同会社が法律の規定に従い解散され
   るように申し立てること
  (c)CIMAは、第8.10(d)項または第8.10(e)項により選任される者の選任に関して適切と考える行為をとることができ
   る。
  8.18  CIMAが第8.16項の措置をとった場合、CIMAは、管理者が管理する投資信託の投資者、管理者の債権者およびか
  かるファンドの債権者の利益を守るために必要と考えるその他の措置をとるように命じる命令を求めてグランドコートに
  申し立てることができる。
  8.19  CIMAのその他の権限に影響を与えることなく、CIMAは、以下の場合、いつでも投資信託管理者の免許を取り消
  すことができる。
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  (a)CIMAは、免許保有者が投資信託管理者としての事業を行うことまたは行おうとすることをやめてしまっていると
   いう要件を満たした場合
  (b)免許の保有者が、解散、または清算に付された場合
  8.20  免許投資信託管理者がケイマン諸島の法律によって組織されたパートナーシップの場合で、CIMAが第8.10項に従
  い、その投資信託管理者の免許を取り消した場合、パートナーシップは解散されたものとみなされる。
  8.21  投資信託管理者が免許信託会社の場合、たとえば、投資信託の受託者である場合、銀行および信託会社法によりCIM
  Aによっても規制され監督される。かかる規制と監督の程度はミューチュアル・ファンド法の下でのそれにおよそ近いも
  のである。
  9.ミューチュアル・ファンド法のもとでの一般的法の執行

  9.1 下記の解散の申請がCIMA以外の者によりなされた場合、CIMAは、申請者より申請の写しの送達を受け、申請の

  聴聞会に出廷することができる。
  (a)規制投資信託
  (b)免許投資信託管理者
  (c)規制投資信託であった人物、または
  (d)免許投資信託管理者であった人物
  9.2 解散のための申請に関する書類および第9.1(a)項から第9.1(d)項に規定された人物またはそれぞれの債権者に送付が要
  求される書類はCIMAにも送付される。
  9.3 CIMAにより当該目的のために任命された人物は、以下を行うことができる。
  (a)第9.1(a)項から第9.1(d)項に規定された人物の債権者会議に出席すること
  (b)仲裁または取り決めを審議するために設置された委員会に出席すること
  (c)当該会議におけるあらゆる決済事項に関して代理すること
  9.4 執行官が、CIMAまたはインスペクターと同じレベル以上の警察官が、ミューチュアル・ファンド法の下での犯罪行
  為がある一定の場所で行われたか、行われつつあるかもしくは行われようとしていると疑う合理的な根拠があるとしてな
  した申請に納得できた場合、執行官はCIMAまたは警察官およびその者が支援を受けるため合理的に必要とするその他
  の者に以下のことを授権する令状を発行することができる。
  (a)必要な場合は強権を用いてそれらの場所に立ち入ること
  (b)それらの場所またはその場所にいる者を捜索すること
  (c)必要な場合は、記録が保存されているか、隠されている場所において、強制的に開扉して捜索をすること
  (d)ミューチュアル・ファンド法のもとでの犯罪行為が行われたか、行われつつあるか、または行われようとしているこ
   とを示すと思われる記録の占有を確保し安全に保持すること
  (e)ミューチュアル・ファンド法のもとでの犯罪行為が行われたか、行われつつあるか、または行われようとしているこ
   とを示すと思われる場所において記録の点検をし写しをとること。もし、それが実際的でない場合は、かかる記録を持
   ち去ってCIMAに対して引き渡すこと
  9.5 CIMAが記録を持ち去ったとき、またはCIMAに記録が引き渡されたときCIMAはこれを点検し、写しや抜粋を
  取得するために必要な期間これを保持することができるが、その後は、それが持ち去られた場所に返還すべきものとす
  る。
  9.6 何人もCIMAがミューチュアル・ファンド法の下での権限を行使することを妨げてはならない。この規定に違反する
  者は罪に問われ、かつ20万ケイマン諸島ドルの罰金に処せられる。
  10.CIMAによるミューチュアル・ファンド法上またはその他の法律上の開示

  10.1  ミューチュアル・ファンド法または金融庁法により、CIMAは、下記のいずれかに関係する情報を開示することがで

  きる。
  (a)ミューチュアル・ファンド法のもとでの免許を受けるためにCIMAに対してなされた申請
  (b)投資信託に関する事柄
  (c)投資信託管理者に関する事柄
   ただし、これらの情報は、CIMAがミューチュアル・ファンド法により職務を行い、その任務を実行する過程で取得
  したもので次のいずれかの場合に限られる。
  (a)CIMAがミューチュアル・ファンド法により付与された職務を行うことを援助する目的の場合
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  (b)例えば2016年秘密情報公開法、犯罪収益に関する法律(2020年改訂)または薬物濫用法(2017年改訂)等にもとづ
   き、ケイマン諸島内の裁判所によりこれを行うことが合法的に要求されまたは許可された場合
  (c)開示される情報が投資者の身元を開示することなく(当該開示が許される場合を除く)、要約または統計的なもので
   ある場合
  (d)ケイマン諸島外の金融監督当局に対し、CIMAにより免許に関し遂行される任務に対応する任務を当該当局が遂行
   するために必要な情報を開示する場合。ただし、CIMAは情報の受領が予定されている当局が更なる開示に関し十分
   な法的規制を受けていることについて満足していることを条件とする。
  (e)投資信託、投資信託管理者または投資信託の受託者の解散、清算または免許所有者の管財人の任命もしくは職務に関
   連する法的手続を目的とする場合
  11.ケイマン諸島投資信託の受益権の募集/販売に関する一般的な民法上の債務

  11.1  過失による誤った事実表明

   販売書類における不実表示に対しては民事上の債務が発生しうる。販売書類の条件では、販売書類の内容を信頼して受
  益権を申込む者のために、販売書類の内容について責任のある者、例えば(場合に応じ)ファンド、取締役、運用者、
  ジェネラル・パートナー等に注意義務を課している。この義務の違反は、販売文書の中のかかる者によって明示的または
  黙示的に責任を負うことが受け入れられている者に対する不実表示による損失の請求を可能にするであろう。
  11.2  欺罔的な不実表明
   事実の欺罔的な不実表明(約束、予想、または意見の表明でなくとも)に関しては、不法行為の民事責任も生じうる。
  ここにいう「欺罔的」とは、表明が虚偽であることを知りながらまたは表明が真実であるか虚偽であるかについて注意を
  払わずに行ったことを意味すると一般的に解される。
  11.3  契約法(1996年改訂)
  (a)契約法の第14(1)条では、当該表明が欺罔的に行われていれば責任が生じたであろう場合には、契約前の不実の表明に
   よる損害の回復ができるであろう。ただし、かかる表明をした者が、事実が真実であるものと信じ、かつ契約の時まで
   信じていた合理的理由があったということを証明した場合はこの限りでない。一般的には、本条は、過失による不実の
   表明に関する損害に対しても法定の権利を与えるものである。同法の第14(2)条は、不実の表明が行われた場合に、取消
   に代えて損害賠償を容認することを裁判所に対して認めている。
  (b)一般的に、関連契約はファンド自身(または受託会社)とのものであるため、ファンド(または受託会社)は、次に
   その運用者、ジェネラル・パートナー、取締役、設立計画推進者または助言者に対し請求することが可能であるとして
   も、申込人の請求の対象となる者はファンドとなる。
  11.4  欺罔に対する訴訟提起
  (a)損害を受けた投資者は、欺罔行為について訴えを提起し(契約上でなく不法行為上の民事請求権)、以下を証明する
   ことにより、欺罔による損害賠償を得ることができる。
  (ⅰ)重要な不実の表明が欺罔的になされたこと。
  (ⅱ)そのような不実の表明の結果、受益証券を申し込むように誘引されたこと。
  (b)「欺罔的」とは、表明が虚偽であることを知りながらまたは表明が真実であるか虚偽であるかについて注意を払わず
   に行ったことを意味すると一般的に解される。だます意図があったことまたは欺罔的な不実表明が投資者を受益権購入
   に誘引した唯一の原因であったことを証明する必要はない。
  (c)情報の欠落は、事実についての何らかの積極的な不実の表明があったとき、または欠落情報を入れなかったために表
   明事項が虚偽となるか誤解を招くものとなるような部分的もしくは断片的な事実の表明があったときは、不実の表明と
   なりうる。
  (d)表明がなされたときは真実であっても、受益証券の申込の受諾が無条件となる前に表明が真実でなくなったときは、
   当該変更を明確に指摘せずに受益権の申込を許したことは欺罔にあたるであろうから、欺罔による請求権を発生せしめ
   うる。
  (e)事実の表明とは違い、意見または期待の表明は、本項の責任を生じることはないであろうが、表現によっては誤って
   いれば不実表示を構成する事実の表明となることもありうる。
  11.5  契約上の債務
  (a)販売書類もファンド(または受託会社)と持分の成約申込者との間の契約の基礎を形成する。もしそれが不正確か誤
   解を招くものであれば、申込者は契約を解除しまたは損害賠償を求めて管理会社、設立計画推進者、ジェネラル・パー
   トナーまたは取締役に対し訴えを提起することができる。
  (b)一般的事柄としては、当該契約はファンド(または受託会社)そのものと締結するので、ファンドは取締役、運用
   者、ジェネラル・パートナー、設立計画推進者、または助言者に求償することはあっても、申込者が請求する相手方当
   事者は、ファンド(または受託会社)である。
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  11.6  隠された利益および利益相反
   ファンドの受託会社、ジェネラル・パートナー、取締役、役員、代行会社は、ファンドと第三者との間の取引から利益
  を得てはならない。ただし、ファンドによって特定的に授権されているときはこの限りでない。そのように授権を受けず
  に得られた利益は、ファンドに帰属する。
  12.ケイマン諸島投資信託の受益権の募集/販売に関する一般刑事法

  12.1  刑法(2019年改訂)第257条

   会社の役員(もしくはかかる者として行為しようとする者)が株主または債権者を会社の事項について欺罔する意図の
  もとに、「重要な事項」について誤解を招くか、虚偽であるか、欺罔的であるような声明、計算書を書面にて発行しまた
  は発行に同調する場合、彼は罪に問われるとともに7年間の拘禁刑に処せられる。
  12.2  刑法(2019年改訂)第247条、第248条
  (a)欺罔により、不正にみずから金銭的利益を得、または他の者をして金銭的利益を得させる者は、罪に問われるととも
   に、5年間の拘禁刑に処せられる。
  (b)他の者に属する財産をその者から永久に奪う意図のもとに不正に取得する者は、罪に問われると共に10年の拘禁刑に
   処せられる。この目的上、彼が所有権、占有または支配を取得した場合は財産を取得したものとみなし、「取得」に
   は、第三者のための取得または第三者をして取得もしくは確保を可能にすることを含む。
  (c)両条の目的上、「欺罔」とは、事実についてであれ法についてであれ、言葉であれ、行為であれ、欺罔を用いる者も
   しくはその他の者の現在の意図についての欺罔を含む。
  13.清算

  13.1  会社

   会社の清算(解散)は、会社法、2008年会社清算規則および会社の定款に準拠する。清算は、自発的なもの(すなわ
  ち、株主の議決に従うもの)、または債権者、出資者(すなわち、株主)または会社自体の申立に従い裁判所による強制
  的なものがある。自発的な解散は、後に裁判所の監督の下になされることになることもある。CIMAも、投資信託また
  は投資信託管理会社が解散されるべきことを裁判所に申立てる権限を有する(参照:第7.17(b)項および第8.17(b)項)。
  剰余資産は、もしあれば、定款の規定に従い、株主に分配される。
  13.2  ユニット・トラスト
   ユニット・トラストの清算は、信託証書の規定に準拠する。CIMAは、受託会社が投資信託を解散すべきであるとい
  う命令を裁判所に申請する権限をもっている。(参照:第7.17(c)項)剰余資産は、もしあれば、信託証書の規定に従って
  分配される。
  13.3  リミテッド・パートナーシップ
   免除リミテッド・パートナーシップの解散は、免除リミテッド・パートナーシップ法およびパートナーシップ契約に準
  拠する。CIMAは、パートナーシップを解散させるべしとの命令(参照:第7.17(d)項)を求めて裁判所に申立をする権
  限を有している。剰余資産は、もしあれば、パートナーシップ契約の規定に従って分配される。
   ジェネラル・パートナーまたはパートナーシップ契約に基づき清算人に任命された他の者は、パートナーシップを解散
  する責任を負っている。パートナーシップが一度解散されれば、ジェネラル・パートナーまたはパートナーシップ契約に
  基づき清算人に任命された他の者は、免除リミテッド・パートナーシップの登記官に解散通知を提出しなければならな
  い。
  13.4  税金
   ケイマン諸島においては直接税、源泉課税または為替管理はない。ケイマン諸島は、ケイマン諸島の投資信託に対して
  またはよって行われるあらゆる支払に適用されるいかなる国との間でも二重課税防止条約を締結していない。免除会社、
  受託会社、およびリミテッド・パートナーシップは、将来の課税に対して誓約書を取得することができる(第6.1(l)項、
  第6.2(g)項および第6.3(i)項参照)。
  14.一般投資家向け投資信託(日本)規則(2018年改正)

  14.1  一般投資家向け投資信託(日本)規則(2018年改正)(以下「本規則」という。)は、日本で公衆に向けて販売される

  一般投資家向け投資信託に関する法的枠組みを定めたものである。本規則の解釈上、「一般投資家向け投資信託」とは、
  ミューチュアル・ファンド法第4(1)(a)条に基づく免許を受け、その証券が日本の公衆に対して既に販売され、または販
  売されることが予定されている信託、会社またはパートナーシップである投資信託をいう。日本国内で既に証券を販売
  し、2003年11月17日現在存在している投資信託、または同日現在存在し、同日後にサブ・トラストを設定した投資信託
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  は、本規則に基づく「一般投資家向け投資信託」の定義に含まれない。上記のいずれかの適用除外に該当する一般投資家
  向け投資信託は、本規則の適用を受けることをCIMAに書面で届け出ることによって、かかる選択(当該選択は撤回不
  能である)をすることができる。
  14.2  CIMAが一般投資家向け投資信託に交付する投資信託免許にはCIMAが適当とみなす条件の適用がある。かかる条
  件のひとつとして一般投資家向け投資信託は本規則に従って事業を行わねばならない。
  14.3  本規則は一般投資家向け投資信託の設立文書に特定の条項を入れることを義務づけている。具体的には証券に付随する
  権利および制限、資産と負債の評価に関する条件、各証券の純資産価額および証券の募集価格および償還価格または買戻
  価格の計算方法、証券の発行条件、証券の譲渡または転換の条件、証券の買戻しおよびかかる買戻しの中止の条件、監査
  人の任命などが含まれる。
  14.4  一般投資家向け投資信託の証券の発行価格および償還価格または買戻価格は請求に応じて管理事務代行会社の事務所で
  無料で入手することができなければならない。
  14.5  一般投資家向け投資信託は会計年度が終了してから6か月以内、または目論見書に定めるそれ以前の日に、年次報告書
  を作成し、投資家に配付するか、またはこれらを指示しなければならない。年次報告書には本規則に従って作成された当
  該投資信託の監査済財務諸表を盛り込まなければならない。
  14.6  また一般投資家向け投資信託の運営者は各会計年度末の6か月後から20日以内に、一般投資家向け投資信託の事業の詳
  細を記載した報告書をCIMAに提出する義務を負う。さらに一般投資家向け投資信託の運営者は、運営者が知る限り、
  当該投資信託の投資方針、投資制限および設立文書を遵守していること、ならびに当該投資信託は投資家の利益を損なう
  ような運営をしていないことを確認した宣誓書を、年に一度、CIMAに提出しなければならない。本規則の解釈上、
  「運営者」とは、ユニット・トラストの場合は信託の受託者、パートナーシップの場合はパートナーシップのジェネラ
  ル・パートナー、また会社の場合は会社の取締役をいう。
  14.7  管理事務代行会社
  (a)本規則第13.1条は一般投資家向け投資信託の管理事務代行会社が履行すべき様々な職務を定めている。かかる職務に
   は下記の事項が含まれる。
  (ⅰ)一般投資家向け投資信託の設立文書、目論見書、申込契約およびその他の関係法に従って証券の発行、譲渡、転換
   および償還または買戻しが確実に実行されるようにすること
  (ⅱ)一般投資家向け投資信託の設立文書、目論見書、申込契約および投資家または潜在的投資家に公表されるものに
   従って確実に証券の純資産価額、発行価格、転換価格および償還価格または買戻価格が計算されるようにすること
  (ⅲ)管理事務代行会社が職務を履行するために必要なすべての事務所設備、機器および人員を確保すること
  (ⅳ)本規則、会社法およびミューチュアル・ファンド法に従って、一般投資家向け投資信託の運営者が同意した形式で
   投資家向けの定期報告書が確実に作成されるようにすること
  (ⅴ)一般投資家向け投資信託の会計帳簿が適切に記帳されるように確保すること
  (ⅵ)管理事務代行会社が投資家名簿を保管している場合を除き、名義書換代理人の手続および投資家名簿の管理に関し
   て名義書換代理人に与えた指示が実効的に監視されるように確保すること
  (ⅶ)別途名義書換代理人が任命されている場合を除き、一般投資家向け投資信託の設立文書で義務づけられた投資家名
   簿が確実に管理されるようにすること
  (ⅷ)一般投資家向け投資信託の証券に関して適宜宣言されたすべての分配金またはその他の配分が当該投資信託から確
   実に投資家に支払われるようにすること
  (b)本規則は、一般投資家向け投資信託の資産の一部または全部が目論見書に定める投資目的および投資制限に従って投
   資されていないことに管理事務代行会社が気付いた場合、または一般投資家向け投資信託の運営者または投資顧問会社
   が設立文書または目論見書に定める規定に従って当該投資信託の業務または投資活動を実施していない場合、できる限
   り速やかにCIMAに連絡し、当該投資信託の運営者に書面で報告することを管理事務代行会社に対して義務づけてい
   る。
  (c)管理事務代行会社は、一般投資家向け投資信託の募集または償還もしくは買戻しを中止する場合、および一般投資家
   向け投資信託を清算する意向である場合、実務上できる限り速やかにその旨をCIMAに通知しなければならない。
  (d)管理事務代行会社はケイマン諸島または同等の法域で設立され、または適法に事業を営んでいる者にその職務または
   任務を委託することができる。ただし、管理事務代行会社は委託した職務または任務の履行に関し引き続き責任を負わ
   なければならない。管理事務代行会社は職務を委託する前にCIMAに届け出るとともに、委託後直ちに運営者、サー
   ビス提供者および投資家に通知するものとする。「同等の法域」とは、犯罪収益に関する法律の下でケイマン諸島のマ
   ネー・ロンダリング防止対策グループにより承認された法域をいう。
  14.8  保管会社
  (a)一般投資家向け投資信託はケイマン諸島、同等の法域またはCIMAが承認したその他の法域で規制を受けている保
   管会社を任命し、維持しなければならない。保管会社を変更する場合、一般投資家向け投資信託は変更の1か月前まで
   にその旨を書面でCIMA、当該投資信託の投資家およびサービス提供者に通知しなければならない。
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  (b)本規則は任命された保管会社の職務として、保管会社は投資対象に関する証券および権原に関する書類を保管し、当
   該投資信託の設立文書、目論見書、申込契約または関係法令と矛盾しない限り、契約により規定される一般投資家向け
   投資信託の投資に関する管理事務代行会社、投資顧問会社および運営者の指示を実行することを定めている。
  (c)保管会社は、管理事務代行会社または一般投資家向け投資信託に対して、証券の申込代金の受取りおよび充当、当該
   投資信託の証券の発行、転換および買戻し、投資対象の売却に際して受取った純収益の送金、当該投資信託の資本およ
   び収益の充当ならびに当該投資信託の純資産価額の計算に関する写しおよび情報を請求する権利を有する。
  (d)保管会社は副保管会社を任命することができ、保管会社は適切な副保管会社の選任に際して合理的な技量、注意およ
   び努力を払うものとする。保管会社はその業務を副保管会社に委託することを、1か月前までに書面でその他のサービ
   ス提供者に通知しなければならない。保管会社は保管サービスを提供する副保管会社の適格性を継続的に確認する責任
   を負う。保管会社は各副保管会社を適切なレベルで監督し、各副保管会社が引き続きその任務を充分に履行しているこ
   とを確認するために定期的に調査しなければならない。
  14.9  投資顧問会社
  (a)一般投資家向け投資信託はケイマン諸島、同等の法域またはCIMAが承認したその他の法域で設立され、または適
   法に事業を営んでいる投資顧問会社を任命し、維持しなければならない。本規則の解釈上、「投資顧問会社」とは、一
   般投資家向け投資信託の投資活動に関する投資運用業務を提供する目的で、一般投資家向け投資信託により、または一
   般投資家向け投資信託のために任命された事業体をいう。かかる事業体により任命された副投資顧問会社はこれに含ま
   れない。本規則の解釈上、「投資運用業務」には、ケイマン諸島の証券投資業法(2020年改正)の別表2第3項に規定
   される活動が含まれる。
  (b)投資顧問会社を変更する場合には、変更の1か月前までにCIMA、投資家およびその他の業務提供者に当該変更に
   ついて通知しなければならない。更に、投資顧問会社の取締役を変更する場合には、運用する各一般投資家向け投資信
   託の運営者(すなわち、場合に応じて、取締役、受託会社またはジェネラル・パートナー)の事前の承認を要する。運
   営者は、かかる変更について、変更の1か月前までに書面でCIMAに通知することが要求される。
  (c)本規則第21条は、ミューチュアル・ファンド法に基づいて投資信託免許を取得する条件のひとつとして投資顧問会社
   を任命する契約に一定の職務が記載されていることを要求している。かかる職務には下記の事項が含まれる。
  (ⅰ)一般投資家向け投資信託が受取った申込代金が当該投資信託の設立文書、目論見書および申込契約に従って確実に
   充当されるようにすること
  (ⅱ)一般投資家向け投資信託の資産の売却に際してその純収益が合理的な期限内に確実に保管会社に送金されるように
   すること
  (ⅲ)一般投資家向け投資信託の収益が当該投資信託の設立文書、目論見書および申込契約に従って確実に充当されるよ
   うにすること
  (ⅳ)一般投資家向け投資信託の資産が、当該投資信託の設立文書、目論見書および申込契約に記載される当該投資信託
   の投資目的および投資制限に従って確実に投資されるようにすること
  (ⅴ)保管会社または副保管会社が一般投資家向け投資信託に関する契約上の義務を履行するために必要な情報および指
   示を合理的な時に提供すること
  (d)本規則は、現在、一般投資家向け投資信託の投資顧問会社がユニット・トラストに対して投資顧問業務を行っている
   か、または会社に対して行っているかを区別しており、それに応じて、異なる投資制限が適用されている。
  (e)投資信託がユニット・トラストである場合、本規則第21条(4)項は投資顧問会社がかかるユニット・トラストのために
   引受けてはならない業務を以下の通り定めている。
  (ⅰ)結果的に当該一般投資家向け投資信託のために空売りされるすべての有価証券の総額がかかる空売りの直後に当該
   一般投資家向け投資信託の純資産を超過することになる場合、かかる有価証券の空売りを行ってはならない。
  (ⅱ)結果的に当該投資信託のために行われる借入れの残高の総額がかかる借入れ直後に当該投資信託の純資産の10%を
   超えることになる場合、かかる借入れを行ってはならない。ただし、
   (A)特殊事情(一般投資家向け投資信託と別の投資信託、投資ファンドまたはそれ以外の種類の集団投資スキームと
    の合併を含むがそれらに限られない。)において、12か月を超えない期間に限り、本(ⅱ)項において言及される
    借入制限を超えてもよいものとし、
   (B)1 当該一般投資家向け投資信託が、有価証券の発行手取金のすべてまたは実質的にすべてを不動産の権利を含
     む不動産に投資するとの方針を有し、
    2 投資顧問会社が、当該一般投資家向け投資信託の資産の健全な運営または当該一般投資家向け投資信託の受
     益者の利益保護のために、かかる制限を超える借入れが必要であると判断する場合、
    本( ⅱ)項において言及される借入制限を超えてもよいものとする。
  (ⅲ)株式取得の結果、投資顧問会社が運用するすべての投資信託が保有する一会社(投資会社を除く。)の株式総数
   が、当該会社の発行済議決権付株式総数の50%を超えることになる場合、当該会社の議決権付株式を取得してはなら
   ない。
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  (ⅳ)取引所に上場されていないか、または容易に換金できない投資対象を取得する結果として、取得直後に一般投資家
   向け投資信託が保有するかかる投資対象の総価値が当該投資信託の純資産価額の15%を超えることになる場合、当該
   投資対象を取得してはならないが、投資顧問会社は、当該投資対象の評価方法が当該一般投資家向け投資信託の目論
   見書において明確に開示されている場合、当該投資対象の取得を制限されないものとする。
  (ⅴ)当該一般投資家向け投資信託の受益者の利益を損なうか、または当該一般投資家向け投資信託の資産の適切な運用
   に違反する取引(投資信託の受益者ではなく投資顧問会社もしくは第三者の利益を図る取引を含むが、これらに限ら
   れない。)を行ってはならない。
  (ⅵ)本人として自社またはその取締役と取引を行ってはならない。
  (f)一般投資家向け投資信託が会社である場合、本規則第21条(5)項は、投資顧問会社が当該会社のために引受けてはなら
   ない業務を以下の通り定めている。
  (ⅰ)株式取得の結果、当該一般投資家向け投資信託が保有する一会社(投資会社を除く。)の株式総数が、当該会社の
   発行済議決権付株式総数の50%を超えることになる場合、当該会社の議決権付株式を取得してはならない。
  (ⅱ)当該一般投資家向け投資信託が発行するいかなる証券も取得してはならない。
  (ⅲ)当該一般投資家向け投資信託の受益者の利益を損なうか、または当該一般投資家向け投資信託の資産の適切な運用
   に違反する取引(当該一般投資家向け投資信託の受益者ではなく投資顧問会社もしくは第三者の利益を図る取引を含
   むが、これらに限られない。)を行ってはならない。
  (g)上記にかかわらず、本規則第21条(6)項は、本規則第21条(4)項または第21条(5)項によって、投資顧問会社が、一般投
   資家向け投資信託のために、以下に該当する会社、ユニット・トラスト、パートナーシップまたはその他の者のすべて
   のまたはいずれかの株式、証券、持分またはその他の投資対象を取得することを妨げないことを明記している。
  (ⅰ)投資信託、投資ファンド、ファンド・オブ・ファンズまたはその他の種類の集団投資スキームである場合
  (ⅱ)マスター・ファンド、フィーダー・ファンド、その他の類似の組織もしくは会社または事業体のグループの一部を
   構成している場合
  (ⅲ)一般投資家向け投資信託の投資目的または投資戦略を、全般的にまたは部分的に、直接促進する特別目的事業体で
   ある場合
  (h)投資顧問会社は副投資顧問会社を任命することができ、副投資顧問会社を任命する場合は事前にその他の業務提供
   者、運営者およびCIMAに通知しなければならない。投資顧問会社は副投資顧問会社が履行する業務に関して責任を
   負う。
  14.10 財務報告
  (a)本規則パートⅥは一般投資家向け投資信託の財務報告に充てられている。一般投資家向け投資信託は、各会計年度が
   終了してから6か月以内に、監査済財務諸表を織り込んだ財務報告書を作成し、ミューチュアル・ファンド法に従って
   投資家およびCIMAに配付しなければならない。また中間財務諸表については当該投資信託の設立文書および目論見
   書の中で投資家に説明した要領で作成し、配付すれば足りる。
  (b)投資家に配付するすべての関連財務情報および純資産価額を算定するために使用する財務情報は、目論見書に定める
   一般に認められた会計原則に従って準備されなければならない。
  (c)本規則第26条では一般投資家向け投資信託の監査済財務諸表に入れるべき最低限の情報を定めている。
  14.11 監査
  (a)一般投資家向け投資信託は監査人を任命し、維持しなければならない。監査人を変更する場合は1か月前までに書面
   でCIMA、投資家およびサービス提供者に通知しなければならない。また監査人を変更する場合は事前にCIMAの
   承認を得なければならない。
  (b)一般投資家向け投資信託は最初に監査人の書面による承認を得ることなく、当該投資信託の監査報告書を公表または
   配付してはならない。
  (c)監査人はケイマン諸島以外の法域で一般に認められた監査基準を使用することができ、その際、監査報告書の中でか
   かる事実および法域の名称を開示しなければならない。
  (d)監査人は一般投資家向け投資信託の運営者およびその他のサービス提供者から独立していなければならない。
  14.12 目論見書
  (a)本規則パートⅧは、ミューチュアル・ファンド法第4(1)条および第4(6)条に従ってCIMAに届け出られる一般投
   資家向け投資信託の目論見書に関する最低限の開示要件を定めている。目論見書に重大な変更があった場合もCIMA
   に届け出なければならない。一般投資家向け投資信託の目論見書は当該投資信託の登記上の事務所またはケイマン諸島
   に所在するいずれかのサービス提供者の事務所において無料で入手することができなければならない。
  (b)ミューチュアル・ファンド法に定める要件に追加して、本規則第37条は一般投資家向け投資信託の目論見書に関する
   最低限の開示要件を定めており、以下の詳細が含まれていなければならない。
  (ⅰ)一般投資家向け投資信託の名称、また会社もしくはパートナーシップの場合はケイマン諸島の登記上の住所
  (ⅱ)一般投資家向け投資信託の設立日または設定日(存続期間に関する制限の有無を表示する)
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  (ⅲ)設立文書および年次報告書または定期報告書の写しを閲覧し、入手できる場所の記述
  (ⅳ)一般投資家向け投資信託の会計年度の終了日
  (ⅴ)監査人の氏名および住所
  (ⅵ)下記の(xxⅱ)、(xxⅲ)および(xxⅳ)に定める者とは別に、一般投資家向け投資信託の業務に重大な関係を有す取締
   役、役員、名義書換代理人、法律顧問およびその他の者の氏名および営業用住所
  (ⅶ)投資信託会社である一般投資家向け投資信託の授権株式および発行済株式資本の詳細(該当する場合は現存する当
   初株式、設立者株式または経営株式を含む)
  (ⅷ)証券に付与されている主な権利および制限の詳細(通貨、議決権、清算または解散の状況、券面、名簿への記録等
   に関する詳細を含む)
  (ⅸ)該当する場合、証券を上場し、または上場を予定する証券取引所または市場の記述
  (ⅹ)証券の発行および売却に関する手続および条件
  (xⅰ)証券の償還または買戻しに関する手続および条件ならびに償還または買戻しを中止する状況
  (xⅱ)一般投資家向け投資信託の証券に関する配当または分配金の宣言に関する意向の説明
  (xⅲ)一般投資家向け投資信託の投資目的、投資方針および投資方針に関する制限の説明、一般投資家向け投資信託の重
   大なリスクの説明、および使用する投資手法、投資商品または借入の権限に関する記述
  (xⅳ)一般投資家向け投資信託の資産の評価に適用される規則の説明
  (xⅴ)一般投資家向け投資信託の発行価格、償還価格または買戻価格の決定(取引の頻度を含む)に適用される規則およ
   び価格に関する情報を入手することのできる場所の説明
  (xⅵ)一般投資家向け投資信託から運営者、管理事務代行会社、投資顧問会社、保管会社およびその他のサービス提供者
   が受取るまたは受取る可能性の高い報酬の支払方法、金額および報酬の計算に関する情報
  (xⅶ)一般投資家向け投資信託とその運営者およびサービス提供者との間の潜在的利益相反に関する説明
  (xⅷ)一般投資家向け投資信託がケイマン諸島以外の法域またはケイマン諸島以外の監督機関もしくは規制機関で登録
   し、もしくは免許を取得している場合(または登録し、もしくは免許を取得する予定である場合)、その旨の記述
  (xⅸ)投資家に配付する財務報告書の性格および頻度に関する詳細
  (xx)一般投資家向け投資信託の財務報告書を作成する際に採用した一般に認められた会計原則
  (xxⅰ)以下の記述
    「ケイマン諸島金融庁が交付した投資信託免許は、一般投資家向け投資信託のパフォーマンスまたは信用力に関す
   る金融庁の投資家に対する義務を構成しない。またかかる免許の交付にあたり、金融庁は一般投資家向け投資信託の
   損失もしくは不履行または目論見書に記載された意見もしくは記述の正確性に関して責任を負わないものとする。」
  (xxⅱ)管理事務代行会社(管理事務代行会社の名称、管理事務代行会社の登記上の住所もしくは主たる営業所の住所また
   は両方の住所を含む)
  (xxⅲ)保管会社および副保管会社(下記事項を含む)
   (A)保管会社および副保管会社(該当する場合)の名称、保管会社および副保管会社の登記上の住所もしくは主たる
    営業所の住所または両方の住所
   (B)保管会社および副保管会社の主たる事業活動
  (xxⅳ)投資顧問会社(下記事項を含む)
   (A)投資顧問会社の取締役の氏名および経歴の詳細ならびに投資顧問会社の登記上の住所もしくは主たる営業所の住
    所または両方の住所
   (B)投資顧問会社のサービスに関する契約の重要な規定
   (C)ファンドに対する投資家の持分に関するケイマン諸島の法令に定める重要な規定
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  第4【参考情報】

  ファンドについては、当計算期間中、以下の書類が関東財務局長に提出されています。

  2019年2月28日 有価証券報告書(第6期)

  2019年2月28日 有価証券届出書
  2019年5月31日 半期報告書(第7期中)
  2019年5月31日 有価証券届出書の訂正届出書
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  第5【その他】
  該当事項ありません。

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  独立監査人の監査報告書
  ノムラ・ファンド・セレクト-ターキッシュ・ボンドの受託会社としてのマスター・トラスト・カンパニー御中

  監査意見

   我々の意見では、当財務書類は、投資信託に適用されるルクセンブルグにおいて一般に公正妥当と認められた会計
  原則に準拠して、ノムラ・ファンド・セレクトのシリーズ・トラストであるノムラ・ファンド・セレクト-ターキッ
  シュ・ボンド(以下「ファンド」という。)の2018年8月31日現在の財務状態、ならびに同日に終了した年度の運用
  実績および純資産の変動について真実かつ公正に表示しているものと認める。
  我々が行った監査

   ファンドの財務書類は、以下のもので構成される。
  ・2018年8月31日現在の純資産計算書
  ・2018年8月31日現在の投資有価証券明細表
  ・同日に終了した年度の運用計算書
  ・同日に終了した年度の純資産変動計算書
  ・重要な会計方針の概要を含む財務書類に対する注記
  意見の根拠

   我々は、国際監査基準(以下「ISAs」という。)に準拠して監査を行った。当該基準の下での我々の責任につ
  いては、「財務書類の監査に関する監査人の責任」の項において詳述されている。
   我々は、我々が入手した監査証拠が監査意見表明のための基礎を得るのに十分かつ適切であると判断している。
  独立性

   我々は国際会計士倫理基準審議会の職業会計士の倫理規程(以下「IESBA規定」という。)に従ってファンド
  から独立した立場にある。我々はIESBA規定に従って他の倫理的な義務も果たしている。
  その他の情報

   経営陣は、年次報告書を構成するその他の情報(ファンドの財務書類およびそれに対する我々の監査報告書は含ま
  れない。)に関して責任を負う。
   ファンドの財務書類に対する我々の意見は、その他の情報を対象としておらず、我々は、その他の情報に対してい
  かなる形式の結論の保証も表明しない。
   ファンドの財務書類の監査に関する我々の責任は、上記のその他の情報を精読し、当該情報が、財務書類または
  我々が監査で入手した知識と著しく矛盾していないか、もしくは重要な虚偽表示があると思われるかについて検討す
  ることである。我々が実施した調査に基づき、当該情報に重要な虚偽表示があるという結論に達した場合、我々はそ
  の事実を報告する義務がある。この点に関し、我々に報告すべき事項はない。
  財務書類に対する経営陣の責任

   経営陣は、投資信託に適用されるルクセンブルグにおいて一般に公正妥当と認められた会計原則に準拠して真実か
  つ公正に表示された当財務書類の作成、ならびに不正または誤謬のいずれに起因するかを問わず、重要な虚偽表示が
  ない財務書類を作成するために必要であると経営陣が決定する内部統制に関して責任を負う。
   財務書類の作成において、経営陣は、ファンドが継続企業として存続する能力を評価し、それが適用される場合に
  は、経営陣がファンドの清算または運用の停止を意図している、もしくは現実的にそれ以外の選択肢がない場合を除
  き、継続企業の前提に関する事象を適宜開示し、継続企業の会計基準を使用する責任を負う。
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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
  財務書類の監査に関する監査人の責任
   我々の目的は、不正または誤謬のいずれに起因するかを問わず、財務書類に全体として重要な虚偽表示がないかど
  うかにつき合理的な保証を得ること、および監査意見を含む報告書を発行することである。合理的な保証は高度な水
  準の保証ではあるが、ISAsに準拠して行われる監査が、重要な虚偽表示を常に発見することを保証するものでは
  ない。虚偽表示は不正または誤謬により生じることがあり、重要とみなされるのは、単独でまたは全体として、当該
  財務書類に基づく利用者の経済的意思決定に影響を及ぼすことが合理的に予想される場合である。
   ISAsに準拠した監査の一環として、監査全体を通じて、我々は専門的判断を下し、職業的懐疑心を保ってい
  る。また、以下も実行する。
  ・不正または誤謬のいずれに起因するかを問わず、財務書類の重要な虚偽表示のリスクを認識および評価し、それ
  らのリスクに対応する監査手続を策定および実行し、我々の監査意見表明のための基礎として十分かつ適切な監
  査証拠を得る。不正による重要な虚偽表示は共謀、偽造、意図的な削除、不正表示または内部統制の無効化によ
  ることがあるため、誤謬による重要な虚偽表示に比べて、見逃すリスクはより高い。
  ・ファンドの内部統制の有効性についての意見を表明するためではなく、状況に適した監査手続を策定するため
  に、監査に関する内部統制についての知識を得る。
  ・使用される会計方針の適切性ならびに経営陣が行った会計上の見積りおよび関連する開示の合理性を評価する。
  ・経営陣が継続企業の前提の会計基準を採用した適切性および、入手した監査証拠に基づき、ファンドが継続企業
  として存続する能力に重大な疑義を生じさせる可能性のある事象または状況に関連する重要な不確実性の有無に
  ついて結論を下す。重要な不確実性が存在するという結論に達した場合、我々は、当報告書において、財務書類
  における関連する開示に対して注意喚起し、当該開示が不十分であった場合は、監査意見を修正する義務があ
  る。我々の結論は、当報告書の日付までに入手した監査証拠に基づく。しかし、将来の事象または状況が、ファ
  ンドが継続企業として存続しなくなる原因となることがある。
  ・開示を含む財務書類の全体的な表示、構成および内容について、また、財務書類が、適正表示を実現する方法で
  対象となる取引および事象を表しているかについて評価する。
   我々は統治責任者に、特に、計画した監査の範囲および実施時期、ならびに我々が監査中に特定した内部統制にお
  ける重大な不備を含む重大な監査所見に関して報告する。
  その他の事項

   監査意見を含む当報告書は、ファンドの受託会社としてのマスター・トラスト・カンパニーのためのみに、監査契
  約書の条項に従い作成されたものであり、他の目的はない。我々は、当意見を述べるにあたり、その他の目的に対し
  て、または、我々の事前の書面による明確な同意なしに当報告書が提示される、または当報告書を入手するその他の
  者に対して責任を負わない。
  プライスウォーターハウスクーパース

  2018年12月14日
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                グローバル・ファンズ・トラスト・カンパニー(E26746)
                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
  Independent  Auditor 'sReport
  ToMaster Trust Company solely inits capacity  astrustee ofNomura Fund Select -Turkish Bond

  Our opinion

  Inour opinion,  the financial  statements  give atrue and fair view ofthe financial  position  ofNomura Fund
  Select -Turkish Bond (the Series Trust), aseries trust ofNomura Fund Select, asatAugust 31, 2018, and ofthe
  results ofits operations  and changes inits net assets for the year then ended inaccordance  with generally
  accepted  accounting  principles  inLuxembourg  applicable  toinvestment  funds.
  What wehave audited

  The Series Trust's financial  statements  comprise:
  ・the statement  of net assets as at August 31, 2018;

  ・the statement  of investments  as at August 31, 2018;
  ・the statement  of operations  for the year then ended;
  ・the statement  of changes  in net assets for the year then ended; and
  ・the notes to the financial  statements,  which include  asummary  of significant  accounting  policies.
  Basis for opinion

  Weconducted  our audit inaccordance  with International   Standards  onAuditing  (ISAs). Our responsibilities
  under those standards  are further described  inthe Auditor's  responsibilities   for the audit ofthe financial
  statements  section ofour report.
  Webelieve that the audit evidence  wehave obtained  issufficient  and appropriate  toprovide abasis for our

  opinion.
  Independence

  Weare independent  ofthe Series Trust inaccordance  with the International   Ethics Standards  Board for
  Accountants'  Code ofEthics for Professional  Accountants  (IESBA Code). Wehave fulfilled  our other ethical
  responsibilities   inaccordance  with the IESBA Code.
  Other Information

  Management  isresponsible  for the other information.  The other information  comprises  the Annual Report (but
  does not include the Series Trust's financial  statements  and our auditor's  report thereon).
  Our opinion onthe Series Trust's financial  statements  does not cover the other information  and wedonot express

  any form ofassurance  conclusion  thereon.
  Inconnection  with our audit ofthe Series Trust's financial  statements,  our responsibility   istoread the other

  information  identified  above and, indoing so, consider  whether the other information  ismaterially
  inconsistent  with the financial  statements  orour knowledge  obtained  inthe audit, orotherwise  appears tobe
  materially  misstated.  If, based onthe work wehave performed,  weconclude  that there isamaterial  misstatement
  ofthis other information,  weare required  toreport that fact. Wehave nothing toreport inthis regard.
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  Responsibilities   ofmanagement  for the financial  statements
  Management  isresponsible  for the preparation  ofthe financial  statements  that give atrue and fair view in
  accordance  with generally  accepted  accounting  principles  inLuxembourg  applicable  toinvestment  funds, and for
  such internal  control asmanagement  determines  isnecessary  toenable the preparation  offinancial  statements
  that are free from material  misstatement,   whether due tofraud orerror.
  Inpreparing  the financial  statements,  management  isresponsible  for assessing  the Series Trust's ability to

  continue  asagoing concern,  disclosing,  asapplicable,  matters related togoing concern and using the going
  concern basis ofaccounting  unless management  either intends toliquidate  the Series Trust ortocease
  operations,  orhas norealistic  alternative  but todoso.
  Auditor 'sresponsibilities   for the audit ofthe financial  statements

  Our objectives  are toobtain reasonable  assurance  about whether the financial  statements  asawhole are free
  from material  misstatement,   whether due tofraud orerror, and toissue anauditor's  report that includes  our
  opinion.  Reasonable  assurance  isahigh level ofassurance,  but isnot aguarantee  that anaudit conducted  in
  accordance  with ISAs will always detect amaterial  misstatement  when itexists. Misstatements   can arise from
  fraud orerror and are considered  material  if, individually  orinthe aggregate,  they could reasonably  be
  expected  toinfluence  the economic  decisions  ofusers taken onthe basis ofthese financial  statements.
  Aspart ofanaudit inaccordance  with ISAs, weexercise  professional  judgment  and maintain  professional

  scepticism  throughout  the audit. Wealso:
  ・Identify  and assess the risks of material  misstatement  of the financial  statements,  whether  due to

  fraud or error, design and perform  audit procedures  responsive  to those risks, and obtain audit
  evidence  that is sufficient  and appropriate  to provide  abasis for our opinion.  The risk ofnot
  detecting  amaterial  misstatement  resulting  from fraud ishigher than for one resulting  from error, asfraud
  may involve collusion,  forgery,  intentional  omissions,  misrepresentations,    orthe override  ofinternal
  control.
  ・Obtain  an understanding   of internal  control  relevant  to the audit in order to design audit
  procedures  that are appropriate  in the circumstances,   but not for the purpose  of expressing  an
  opinion  on the effectiveness   of the Series Trust's  internal  control.
  ・Evaluate  the appropriateness   of accounting  policies  used and the reasonableness   of accounting
  estimates  and related  disclosures  made by management.
  ・Conclude  on the appropriateness   of management's  use of the going concern  basis of accounting  and,
  based on the audit evidence  obtained,  whether  amaterial  uncertainty  exists related  to events or
  conditions  that may cast significant  doubt on the Series Trust's ability tocontinue  asagoing
  concern.  Ifweconclude  that amaterial  uncertainty  exists, weare required  todraw attention  inour
  auditor's  report tothe related disclosures  inthe financial  statements  or, ifsuch disclosures  are
  inadequate,  tomodify our opinion.  Our conclusions  are based onthe audit evidence  obtained  uptothe date of
  our auditor's  report. However,  future events orconditions  may cause the Series Trust tocease tocontinue
  asagoing concern.
  ・Evaluate  the overall  presentation,   structure  and content  of the financial  statements,  including  the
  disclosures,  and whether  the financial  statements  represent  the underlying  transactions  and events
  in amanner that achieves  fair presentation.
  Wecommunicate  with those charged with governance  regarding,  among other matters,  the planned scope and timing

  ofthe audit and significant  audit findings,  including  any significant  deficiencies  ininternal  control that we
  identify  during our audit.
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  Other Matter
  This report, including  the opinion,  has been prepared  for and only for Master Trust Company solely inits
  capacity  astrustee ofthe Series Trust inaccordance  with the terms ofour engagement  letter and for noother
  purpose.  Wedonot, ingiving this opinion,  accept orassume responsibility   for any other purpose ortoany other
  person towhom this report isshown orinto whose hands itmay come save where expressly  agreed byour prior
  consent inwriting.
  PricewaterhouseCoopers

  December  14, 2018
  (※)上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は本書提出代理人が別途保管

   しています。
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  独立監査人の監査報告書
  ノムラ・ファンド・セレクト-ターキッシュ・ボンドの受託会社としてのマスター・トラスト・カンパニー御中

  監査意見

   我々の意見では、当財務書類は、投資信託に適用されるルクセンブルグにおいて一般に公正妥当と認められた会計
  原則に準拠して、ノムラ・ファンド・セレクトのシリーズ・トラストであるノムラ・ファンド・セレクト-ターキッ
  シュ・ボンド(以下「ファンド」という。)の2019年8月31日現在の財務状態、ならびに同日に終了した年度の運用
  実績および純資産の変動について真実かつ公正に表示しているものと認める。
  我々が行った監査

   ファンドの財務書類は、以下のもので構成される。
  ・2019年8月31日現在の純資産計算書
  ・2019年8月31日現在の投資有価証券明細表
  ・同日に終了した年度の運用計算書
  ・同日に終了した年度の純資産変動計算書
  ・重要な会計方針の概要を含む財務書類に対する注記
  意見の根拠

   我々は、国際監査基準(以下「ISAs」という。)に準拠して監査を行った。当該基準の下での我々の責任につ
  いては、本報告書の「財務書類の監査に関する監査人の責任」の項において詳述されている。
   我々は、我々が入手した監査証拠が監査意見表明のための基礎を得るのに十分かつ適切であると判断している。
  独立性

   我々は国際会計士倫理基準審議会の職業会計士の倫理規程(以下「IESBA規定」という。)に従ってファンド
  から独立した立場にある。我々はIESBA規定に従って他の倫理的な義務も果たしている。
  その他の情報

   経営陣は、年次報告書を構成するその他の情報(ファンドの財務書類およびそれに対する我々の監査報告書は含ま
  れない。)に関して責任を負う。
   ファンドの財務書類に対する監査意見は、その他の情報を対象としておらず、我々は、その他の情報に対していか
  なる形式の結論の保証も表明しない。
   ファンドの財務書類の監査に関する我々の責任は、上記のその他の情報を精読し、当該情報が、財務書類または
  我々が監査で入手した知識と著しく矛盾していないか、もしくは重要な虚偽表示があると思われないかについて検討
  することである。我々が実施した調査に基づき、当該情報に重要な虚偽表示があるという結論に達した場合、我々は
  その事実を報告する義務がある。この点に関し、我々に報告すべき事項はない。
  財務書類に対する経営陣の責任

   経営陣は、投資信託に適用されるルクセンブルグにおいて一般に公正妥当と認められた会計原則に準拠して真実か
  つ公正に表示された当財務書類の作成、ならびに不正または誤謬のいずれに起因するかを問わず、重要な虚偽表示が
  ない財務書類を作成するために必要であると経営陣が決定する内部統制に関して責任を負う。
   財務書類の作成において、経営陣は、ファンドが継続企業として存続する能力を評価し、それが適用される場合に
  は、経営陣がファンドの清算または運用の停止を意図している、もしくは現実的にそれ以外の選択肢がない場合を除
  き、継続企業の前提に関する事象を適宜開示し、継続企業の会計基準を使用する責任を負う。
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  財務書類の監査に関する監査人の責任
   我々の目的は、不正または誤謬のいずれに起因するかを問わず、財務書類に全体として重要な虚偽表示がないかど
  うかにつき合理的な保証を得ること、および監査意見を含む監査報告書を発行することである。合理的な保証は高度
  な水準の保証ではあるが、ISAsに準拠して行われる監査が、重要な虚偽表示を常に発見することを保証するもの
  ではない。虚偽表示は不正または誤謬により生じることがあり、重要とみなされるのは、単独でまたは全体として、
  当該財務書類に基づく利用者の経済的意思決定に影響を及ぼすことが合理的に予想される場合である。
   ISAsに準拠した監査の一環として、監査全体を通じて、我々は専門的判断を下し、職業的懐疑心を保ってい
  る。また、以下も実行する。
  ・不正または誤謬のいずれに起因するかを問わず、財務書類の重要な虚偽表示のリスクを認識および評価し、それ
  らのリスクに対応する監査手続を策定および実行し、我々の監査意見表明のための基礎として十分かつ適切な監
  査証拠を得る。不正による重要な虚偽表示は共謀、偽造、意図的な削除、不正表示または内部統制の無効化によ
  ることがあるため、誤謬による重要な虚偽表示に比べて、見逃すリスクはより高い。
  ・ファンドの内部統制の有効性についての意見を表明するためではなく、状況に適した監査手続を策定するため
  に、監査に関する内部統制を理解する。
  ・使用される会計方針の適切性ならびに経営陣が行った会計上の見積りおよび関連する開示の合理性を評価する。
  ・経営陣が継続企業の前提の会計基準を採用した適切性および、入手した監査証拠に基づき、ファンドが継続企業
  として存続する能力に重大な疑義を生じさせる可能性のある事象または状況に関連する重要な不確実性の有無に
  ついて結論を下す。重要な不確実性が存在するという結論に達した場合、我々は、当監査報告書において、財務
  書類における関連する開示に対して注意喚起し、当該開示が不十分であった場合は、監査意見を修正する義務が
  ある。我々の結論は、当報告書の日付までに入手した監査証拠に基づく。しかし、将来の事象または状況が、
  ファンドが継続企業として存続しなくなる原因となることがある。
  ・開示を含む財務書類の全体的な表示、構成および内容について、また、財務書類が、適正表示を実現する方法で
  対象となる取引および事象を表しているかについて評価する。
   我々は統治責任者に、特に、計画した監査の範囲および実施時期、ならびに我々が監査中に特定した内部統制にお
  ける重大な不備を含む重大な監査所見に関して報告する。
  その他の事項

   監査意見を含む当報告書は、ファンドの受託会社としてのマスター・トラスト・カンパニーのためのみに、監査契
  約書の条項に従い作成されたものであり、他の目的はない。我々は、当意見を述べるにあたり、その他の目的に対し
  て、または、我々の事前の書面による明確な同意なしに当報告書が提示される、または当報告書を入手するその他の
  者に対して責任を負わない。
  プライスウォーターハウスクーパース

  2019年12月13日
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  Independent  Auditor 'sReport
  ToMaster Trust Company solely inits capacity  astrustee ofNomura Fund Select -Turkish Bond

  Our opinion

  Inour opinion,  the financial  statements  give atrue and fair view ofthe financial  position  ofNomura Fund
  Select -Turkish Bond (the Series Trust), aseries trust ofNomura Fund Select, asatAugust 31, 2019, and ofthe
  results ofits operations  and changes inits net assets for the year then ended inaccordance  with generally
  accepted  accounting  principles  inLuxembourg  applicable  toinvestment  funds.
  What wehave audited

  The Series Trust's financial  statements  comprise:
  ・the statement  of net assets as at August 31, 2019;

  ・the statement  of investments  as at August 31, 2019;
  ・the statement  of operations  for the year then ended;
  ・the statement  of changes  in net assets for the year then ended; and
  ・the notes to the financial  statements,  which include  asummary  of significant  accounting  policies.
  Basis for opinion

  Weconducted  our audit inaccordance  with International   Standards  onAuditing  (ISAs). Our responsibilities
  under those standards  are further described  inthe Auditor's  responsibilities   for the audit ofthe financial
  statements  section ofour report.
  Webelieve that the audit evidence  wehave obtained  issufficient  and appropriate  toprovide abasis for our

  opinion.
  Independence

  Weare independent  ofthe Series Trust inaccordance  with the International   Ethics Standards  Board for
  Accountants'  Code ofEthics for Professional  Accountants  (IESBA Code). Wehave fulfilled  our other ethical
  responsibilities   inaccordance  with the IESBA Code.
  Other Information

  Management  isresponsible  for the other information.  The other information  comprises  the Annual Report (but
  does not include the Series Trust's financial  statements  and our auditor's  report thereon).
  Our opinion onthe Series Trust's financial  statements  does not cover the other information  and wedonot express

  any form ofassurance  conclusion  thereon.
  Inconnection  with our audit ofthe Series Trust's financial  statements,  our responsibility   istoread the other

  information  identified  above and, indoing so, consider  whether the other information  ismaterially
  inconsistent  with the financial  statements  orour knowledge  obtained  inthe audit, orotherwise  appears tobe
  materially  misstated.  If, based onthe work wehave performed,  weconclude  that there isamaterial  misstatement
  ofthis other information,  weare required  toreport that fact. Wehave nothing toreport inthis regard.
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  Responsibilities   ofmanagement  for the financial  statements
  Management  isresponsible  for the preparation  ofthe financial  statements  that give atrue and fair view in
  accordance  with generally  accepted  accounting  principles  inLuxembourg  applicable  toinvestment  funds, and for
  such internal  control asmanagement  determines  isnecessary  toenable the preparation  offinancial  statements
  that are free from material  misstatement,   whether due tofraud orerror.
  Inpreparing  the financial  statements,  management  isresponsible  for assessing  the Series Trust's ability to

  continue  asagoing concern,  disclosing,  asapplicable,  matters related togoing concern and using the going
  concern basis ofaccounting  unless management  either intends toliquidate  the Series Trust ortocease
  operations,  orhas norealistic  alternative  but todoso.
  Auditor 'sresponsibilities   for the audit ofthe financial  statements

  Our objectives  are toobtain reasonable  assurance  about whether the financial  statements  asawhole are free
  from material  misstatement,   whether due tofraud orerror, and toissue anauditor's  report that includes  our
  opinion.  Reasonable  assurance  isahigh level ofassurance,  but isnot aguarantee  that anaudit conducted  in
  accordance  with ISAs will always detect amaterial  misstatement  when itexists. Misstatements   can arise from
  fraud orerror and are considered  material  if, individually  orinthe aggregate,  they could reasonably  be
  expected  toinfluence  the economic  decisions  ofusers taken onthe basis ofthese financial  statements.
  Aspart ofanaudit inaccordance  with ISAs, weexercise  professional  judgment  and maintain  professional

  scepticism  throughout  the audit. Wealso:
  ・Identify  and assess the risks of material  misstatement  of the financial  statements,  whether  due to

  fraud or error, design and perform  audit procedures  responsive  to those risks, and obtain audit
  evidence  that is sufficient  and appropriate  to provide  abasis for our opinion.  The risk ofnot
  detecting  amaterial  misstatement  resulting  from fraud ishigher than for one resulting  from error, asfraud
  may involve collusion,  forgery,  intentional  omissions,  misrepresentations,    orthe override  ofinternal
  control.
  ・Obtain  an understanding   of internal  control  relevant  to the audit in order to design audit
  procedures  that are appropriate  in the circumstances,   but not for the purpose  of expressing  an
  opinion  on the effectiveness   of the Series Trust's  internal  control.
  ・Evaluate  the appropriateness   of accounting  policies  used and the reasonableness   of accounting
  estimates  and related  disclosures  made by management.
  ・Conclude  on the appropriateness   of management's  use of the going concern  basis of accounting  and,
  based on the audit evidence  obtained,  whether  amaterial  uncertainty  exists related  to events or
  conditions  that may cast significant  doubt on the Series Trust's ability tocontinue  asagoing
  concern.  Ifweconclude  that amaterial  uncertainty  exists, weare required  todraw attention  inour
  auditor's  report tothe related disclosures  inthe financial  statements  or, ifsuch disclosures  are
  inadequate,  tomodify our opinion.  Our conclusions  are based onthe audit evidence  obtained  uptothe date of
  our auditor's  report. However,  future events orconditions  may cause the Series Trust tocease tocontinue
  asagoing concern.
  ・Evaluate  the overall  presentation,   structure  and content  of the financial  statements,  including  the
  disclosures,  and whether  the financial  statements  represent  the underlying  transactions  and events
  in amanner that achieves  fair presentation.
  Wecommunicate  with those charged with governance  regarding,  among other matters,  the planned scope and timing

  ofthe audit and significant  audit findings,  including  any significant  deficiencies  ininternal  control that we
  identify  during our audit.
            115/120




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  Other Matter
  This report, including  the opinion,  has been prepared  for and only for Master Trust Company solely inits
  capacity  astrustee ofthe Series Trust inaccordance  with the terms ofour engagement  letter and for noother
  purpose.  Wedonot, ingiving this opinion,  accept orassume responsibility   for any other purpose ortoany other
  person towhom this report isshown orinto whose hands itmay come save where expressly  agreed byour prior
  consent inwriting.
  PricewaterhouseCoopers

  December  13, 2019
  (※)上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は本書提出代理人が別途保管

   しています。
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         独立監査人の監査報告書
  グローバル・ファンズ・トラスト・カンパニー

  取締役会 御中
  財務諸表の監査報告書

  監査意見

   我々は、グローバル・ファンズ・トラスト・カンパニー(以下、「貴社」という。)の2019年3月31日現在の貸借
  対照表および同日に終了した年度の損益計算書、ならびに重要な会計方針の要約およびその他の説明情報で構成され
  る、財務諸表について監査を行った。
  我々の意見では、添付の財務諸表は、ルクセンブルグにおいて一般に認められた会計原則に準拠して、貴社の2019
  年3月31日現在の財務状態、ならびに同日に終了した年度の財務実績およびキャッシュ・フローについてすべての重
  要な点において公正に表示しているものと認める。
  意見の根拠

   我々は、国際監査基準(以下、「ISAs」という。)に準拠して監査を行った。当該基準の下での我々の責任に
  ついては、本報告書の「財務諸表の監査に関する監査人の責任」の項において詳述されている。我々は国際会計士倫
  理基準審議会の職業会計士の倫理規程(以下、「IESBA規程」という。)に従って貴社から独立した立場にあ
  り、我々はIESBA規程に従って他の倫理的な義務も果たしている。我々は、我々が入手した監査証拠が監査意見
  表明のための基礎を得るのに十分かつ適切であると判断している。
  その他の情報

   経営陣は、運営および管理事務に関する情報で構成されるその他の情報に関して責任を負う。
   財務諸表に対する我々の監査意見は、その他の情報を対象としておらず、我々は、その他の情報に対していかなる
  形式の結論の保証も表明しない。
   財務諸表の監査に関する我々の責任は、その他の情報を精読し、当該情報が、財務諸表または我々が監査で入手し
  た知識と著しく矛盾していないか、もしくは重要な虚偽表示があると思われないかについて検討することである。
  我々が実施した調査に基づき、当該情報に重要な虚偽表示があるという結論に達した場合、我々はその事実を報告す
  る義務がある。この点に関し、我々に報告すべき事項はない。
  財務諸表に対する経営陣および取締役会の責任

   経営陣は、ルクセンブルグにおいて一般に認められた会計原則に準拠して当財務諸表の作成および適正表示、なら
  びに不正または誤謬のいずれに起因するかを問わず、重要な虚偽表示がない財務諸表を作成するために必要であると
  経営陣が決定する内部統制に関して責任を負う。
   財務諸表の作成において、経営陣は、貴社が継続企業として存続する能力を評価し、それが適用される場合には、
  経営陣が貴社の清算または運営の停止を意図している、もしくは現実的にそれ以外の選択肢がない場合を除き、継続
  企業の前提に関する事象を適宜開示し、継続企業の会計基準を使用する責任を負う。
   取締役会は、貴社の財務報告プロセスの監督に責任を負う。
  財務諸表の監査に関する監査人の責任

   当報告書は、取締役会のためにのみ作成されている。我々の監査業務は、我々が監査報告書で述べることが求めら
  れている事項を取締役会に述べるために引き受けており、それ以外の目的はない。法の許す最大限の範囲で、我々
  は、我々の監査業務、当報告書、または我々が形成する意見に関して、貴社および取締役会以外に誰に対しても責任
  を引受けずまた負わない。
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  我々の目的は、不正または誤謬のいずれに起因するかを問わず、財務諸表に全体として重要な虚偽表示がないかど
  うかにつき合理的な保証を得ること、および監査意見を含む監査報告書を発行することである。合理的な保証は高い
  水準の保証ではあるが、ISAsに準拠して行われる監査が、重要な虚偽表示を常に発見することを保証するもので
  はない。虚偽表示は不正または誤謬により生じることがあり、重要とみなされるのは、単独でまたは全体として、当
  該財務諸表に基づく利用者の経済的意思決定に影響を及ぼすことが合理的に予想される場合である。
   ISAsに準拠した監査の一環として、監査全体を通じて、我々は専門的判断を下し、職業的懐疑心を保ってい
  る。また、以下も実行する。
  -不正または誤謬のいずれに起因するかを問わず、財務諸表の重要な虚偽表示のリスクを認識および評価し、それ
  らのリスクに対応する監査手続を策定および実行し、我々の監査意見表明のための基礎として十分かつ適切な監
  査証拠を得る。不正による重要な虚偽表示は共謀、偽造、意図的な削除、不正表示または内部統制の無効化によ
  ることがあるため、誤謬による重要な虚偽表示に比べて、見逃すリスクはより高い。
  -貴社の内部統制の有効性についての意見を表明するためではなく、状況に適した監査手続を策定するために、監
  査に関する内部統制を理解する。
  -使用される会計方針の適切性ならびに経営陣が行った会計上の見積りおよび関連する開示の合理性を評価する。
  -経営陣が継続企業の前提の会計基準を採用した適切性および、入手した監査証拠に基づき、貴社が継続企業とし
  て存続する能力に重大な疑義を生じさせる可能性のある事象または状況に関連する重要な不確実性の有無につい
  て結論を下す。重要な不確実性が存在するという結論に達した場合、我々は、当報告書において、財務諸表にお
  ける関連する開示に対して注意喚起し、当該開示が不十分であった場合は、監査意見を修正する義務がある。
  我々の結論は、当報告書の日付までに入手した監査証拠に基づく。しかし、将来の事象または状況が、貴社が継
  続企業として存続しなくなる原因となることがある。
  -開示を含む財務諸表の全体的な表示、構成および内容について、また、財務諸表が、適正表示を実現する方法で
  対象となる取引および事象を表しているかについて評価する。
   我々は取締役会に、特に、計画した監査の範囲および実施時期、ならびに我々が監査中に特定した内部統制におけ
  る重大な不備を含む重大な監査所見に関して報告する。
  アーンスト・アンド・ヤング・リミテッド

  2019年7月10日
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         Independent  Auditors'  Report
  The Board ofDirectors

  Global Funds Trust Company
  Report on the Audit of the Financial  Statements

  Opinion

  Wehave audited the financial  statements  ofGlobal Funds Trust Company (the“Company”)   which comprise  the balance sheet
  asatMarch 31, 2019, and the profit and loss account for the year then ended, and the summary ofsignificant  accounting
  policies  and other explanatory  information.
  Inour opinion,  the accompanying  financial  statements  present fairly, inall material  respects,  the financial  position  of

  the Company asatMarch 31, 2019 and its financial  performance  and its cash flows for the year then ended inaccordance  with
  accounting  principles  generally  accepted  inLuxembourg.
  Basis for Opinion

  Weconducted  our audit inaccordance  with International   Standards  onAuditing  (ISAs). Our responsibilities   under those
  standards  are further described  inthe Auditors'  responsibilities   for the audit ofthe financial  statements  section ofour
  report. Weare independent  ofthe Company inaccordance  with the International   Ethics Standards  Board for Accountants'
  Code ofEthics for Professional  Accountants  (IESBA Code), and wehave fulfilled  our other ethical responsibilities   in
  accordance  with the IESBA Code. Webelieve that the audit evidence  wehave obtained  issufficient  and appropriate  to
  provide abasis for our opinion.
  Other Information

  Other information  consists  ofthe Management  and Administration   information.  Management  isresponsible  for the other
  information.
  Our opinion onthe financial  statements  does not cover the other information  and wedonot express any form ofassurance

  conclusion  thereon.
  Inconnection  with our audit ofthe financial  statements,  our responsibility   istoread the other information  and, indoing

  so, consider  whether the other information  ismaterially  inconsistent  with the financial  statements  orour knowledge
  obtained  inthe audit orotherwise  appears tobe materially  misstated.  If, based onthe work wehave performed,  weconclude
  that there isamaterial  misstatement  ofthis other information,  weare required  toreport that fact. Wehave nothing to
  report inthis regard.
  Responsibilities   of Management  and the Board of Directors  for the Financial  Statements

  Management  isresponsible  for the preparation  and fair presentation  ofthe financial  statements  inaccordance  with
  accounting  principles  generally  accepted  inLuxembourg,  and for such internal  control asmanagement  determines  is
  necessary  toenable the preparation  offinancial  statements  that are free from material  misstatement,   whether due tofraud
  orerror.
  Inpreparing  the financial  statements,  management  isresponsible  for assessing  the Company's  ability tocontinue  asa

  going concern,  disclosing,  asapplicable,  matters related togoing concern and using the going concern basis ofaccounting
  unless management  either intends toliquidate  the Company ortocease operations,  orhas norealistic  alternative  but todo
  so.
  The Board ofDirectors  isresponsible  for overseeing  the Company's  financial  reporting  process.

  Auditors  'Responsibilities   for the Audit of the Financial  Statements

  This report ismade solely tothe Board ofDirectors,  asabody. Our audit work has been undertaken  sothat wemight state to
  the Board ofDirectors  those matters weare required  tostate tothem inanauditors'  report and for noother purpose.  Tothe
  fullest extent permitted  bylaw, wedonot accept orassume responsibility   toanyone other than the Company and the Board of
  Directors  asabody, for our audit work, for this report, orfor the opinions  wehave formed.
  Our objectives  are toobtain reasonable  assurance  about whether the financial  statements  asawhole are free from material

  misstatement,   whether due tofraud orerror, and toissue anauditors'  report that includes  our opinion.  Reasonable
  assurance  isahigh level ofassurance,  but isnot aguarantee  that anaudit conducted  inaccordance  with ISAs will always
  detect amaterial  misstatement  when itexists. Misstatements   can arise from fraud orerror and are considered  material  if,
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  individually  orinthe aggregate,  they could reasonably  beexpected  toinfluence  the economic  decisions  ofusers taken on
  the basis ofthese financial  statements.
  Aspart ofanaudit inaccordance  with ISAs, weexercise  professional  judgment  and maintain  professional  skepticism

  throughout  the audit. Wealso:
  -Identify  and assess the risks ofmaterial  misstatement  ofthe financial  statements,  whether due tofraud orerror,

  design and perform audit procedures  responsive  tothose risks, and obtain audit evidence  that issufficient  and
  appropriate  toprovide abasis for our opinion.  The risk ofnot detecting  amaterial  misstatement  resulting  from fraud is
  higher than for one resulting  from error, asfraud may involve collusion,  forgery,  intentional  omissions,
  misrepresentations,    orthe override  ofinternal  control.
  -Obtain anunderstanding   ofinternal  control relevant  tothe audit inorder todesign audit procedures  that are
  appropriate  inthe circumstances,   but not for the purpose ofexpressing  anopinion onthe effectiveness   ofthe Company's
  internal  control.
  -Evaluate  the appropriateness   ofaccounting  policies  used and the reasonableness   ofaccounting  estimates  and related
  disclosures  made bymanagement.
  -Conclude  onthe appropriateness   ofmanagement's  use ofthe going concern basis ofaccounting  and, based onthe audit
  evidence  obtained,  whether amaterial  uncertainty  exists related toevents orconditions  that may cast significant  doubt
  onthe Company's  ability tocontinue  asagoing concern.  Ifweconclude  that amaterial  uncertainty  exists, weare
  required  todraw attention  inour auditors'  report tothe related disclosures  inthe financial  statements  or, ifsuch
  disclosures  are inadequate,  tomodify our opinion.  Our conclusions  are based onthe audit evidence  obtained  uptothe
  date ofour auditors'  report. However,  future events orconditions  may cause the Company tocease tocontinue  asagoing
  concern.
  -Evaluate  the overall presentation,   structure  and content ofthe financial  statements,  including  the disclosures,  and
  whether the financial  statements  represent  the underlying  transactions  and events inamanner that achieves  fair
  presentation.
  Wecommunicate  with the Board ofDirectors  regarding,  among other matters,  the planned scope and timing ofthe audit and

  significant  audit findings,  including  any significant  deficiencies  ininternal  control that weidentify  during our audit.
  Ernst &Young Ltd.

  July 10, 2019

  (※)上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は本書提出代理人が別途保管

   しています。
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