ブラザー工業株式会社 四半期報告書 第128期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)
提出書類 | 四半期報告書-第128期第3四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日) |
---|---|
提出日 | |
提出者 | ブラザー工業株式会社 |
カテゴリ | 四半期報告書 |
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
【表紙】
【提出書類】 四半期報告書
金融商品取引法第24条の4の7第1項
【根拠条文】
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2020年2月13日
第128期第3四半期(自 2019年10月1日 至 2019年12月31日)
【四半期会計期間】
【会社名】 ブラザー工業株式会社
BROTHER INDUSTRIES, LTD.
【英訳名】
代表取締役社長 佐 々 木 一 郎
【代表者の役職氏名】
愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号
【本店の所在の場所】
052-824-2102
【電話番号】
執行役員 財務部担当 伊 藤 敏 宏
【事務連絡者氏名】
【最寄りの連絡場所】 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号
052-824-2102
【電話番号】
執行役員 財務部担当 伊 藤 敏 宏
【事務連絡者氏名】
【縦覧に供する場所】 ブラザー工業株式会社 東京支社
(東京都中央区京橋三丁目3番8号)
株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
株式会社名古屋証券取引所
(愛知県名古屋市中区栄三丁目8番20号)
1/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
第127期 第128期
回次 第3四半期連結 第3四半期連結 第127期
累計期間 累計期間
自 2018年4月1日 自 2019年4月1日 自 2018年4月1日
会計期間
至 2018年12月31日 至 2019年12月31日 至 2019年3月31日
521,817 484,883 683,972
売上収益
(百万円)
(第3四半期連結会計期間) ( 178,127 ) ( 166,395 )
税引前四半期利益又は税引前利
(百万円) 62,032 55,662 72,274
益
親会社の所有者に帰属する四半
46,508 41,566 53,902
期(当期)利益 (百万円)
(第3四半期連結会計期間) ( 17,954 ) ( 14,290 )
親会社の所有者に帰属する四半
(百万円) 32,422 35,378 45,115
期(当期)包括利益
(百万円) 412,068 444,170 424,759
親会社の所有者に帰属する持分
総資産額 (百万円) 693,008 713,617 708,604
基本的1株当たり四半期(当
179.08 160.01 207.54
期)利益 (円)
(第3四半期連結会計期間) ( 69.13 ) ( 55.01 )
希薄化後1株当たり四半期(当
(円) 178.53 159.51 206.90
期)利益
(%) 59.5 62.2 59.9
親会社所有者帰属持分比率
営業活動によるキャッシュ・フ
(百万円) 45,488 53,210 73,280
ロー
投資活動によるキャッシュ・フ
(百万円) △ 15,551 △ 21,437 △ 22,624
ロー
財務活動によるキャッシュ・フ
(百万円) △ 38,582 △ 42,384 △ 39,040
ロー
現金及び現金同等物の四半期末
(百万円) 110,680 116,643 131,152
(期末)残高
(注)1.当社は四半期連結財務諸表を作成しておりますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載し
ておりません。
2.売上収益には、消費税等は含まれておりません。
3.上記指標は、国際会計基準(以下、「IFRS」)により作成された要約四半期連結財務諸表及び連結財務諸表
に基づいております。
2【事業の内容】
当第3四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)が営む事業の内容について、重要
な変更はありません。また、主要な関係会社における異動もありません。
2/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
第2【事業の状況】
1【事業等のリスク】
当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載
した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
当社グループの財政状態及び経営成績は次の通りです。なお、文中における将来に関する事項は、当第3四半期連
結会計期間の末日現在において、判断したものです。
なお、当社グループの業績管理は、事業セグメント損益及び営業損益により行われております。事業セグメント損
益は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米中貿易摩擦の激化や英国のEU離脱問題などの影響により、中
国、アジア、欧州を中心に景気に対する先行きの不透明感が高まりました。
当社グループの関連市場では、モノクロレーザー複合機、プリンターの需要は、中国、新興国などでの景気減速の
影響はあるものの、グローバルで概ね安定的に推移しました。インクジェット複合機は、先進国での需要は縮小傾向
が続いているものの、新興国では大容量タンクモデルの需要が引き続き拡大しました。家庭用ミシンは、概ね安定的
に推移しました。マシナリー事業の関連分野では、アジアを中心に投資に慎重な姿勢が見られ、需要が低迷しまし
た。国内におけるカラオケ市場は、概ね安定的に推移しました。ドミノ事業の関連分野では、コーディング・マーキ
ング機器、デジタルラベル印刷機とも需要の拡大が持続しました。
このような状況の中、当第3四半期連結累計期間における当社グループの連結業績は、プリンティング・アンド・
ソリューションズ事業では、主にモノクロレーザーにおいて、中国の景気減速にともなう需要の低迷や、OEM販売の
減少などにより、製品の販売数量は減少したものの、消耗品については、レーザー、インクジェットともにグローバ
ルで堅調に推移しました。マシナリー事業では、産業機器が、自動車・一般機械向け、IT向けともに需要が低迷し、
事業全体で大幅な減収となりました。ドミノ事業は、グローバルに安定的な成長が続き、堅調に推移しました。
これらの結果、売上収益は、前年同期比7.1%の減収となる484,883百万円、事業セグメント利益は、前年同期比
9.8%の減益となる54,492百万円となりました。営業利益は、前年同期比10.1%の減益となる55,423百万円、親会社
の所有者に帰属する四半期利益は、前年同期比10.6%の減益となる41,566百万円となりました。
*平均為替レート(連結)は次の通りです。
当期 米ドル : 109.10円 ユーロ : 121.46円
前年同期 米ドル : 110.82円 ユーロ : 129.38円
セグメント別の業績は、次の通りであります。
1)プリンティング・アンド・ソリューションズ事業
売上収益 297,166百万円 (前年同期比 △3.3% )
〇通信・プリンティング機器 260,315百万円(前年同期比△3.8%)
インクジェット複合機では、新興国向けの大容量タンクモデルは堅調に推移しました。消耗品については、レー
ザー、インクジェットともグローバルで堅調に推移しました。一方で、円高による為替のマイナス影響に加え、 主
にモノクロレーザーにおいて、中国の景気減速による需要の低迷、OEM販売の減少もあり、事業全体では減収とな
りました。
〇電子文具 36,851百万円(前年同期比+0.2%)
円高による為替のマイナス影響があったものの、ラベルライターがグローバルで堅調に推移したことに加え、
モバイルプリンターを中心とするソリューション分野が好調に推移し、ほぼ前年並みの水準となりました。
事業セグメント利益 45,788百万円 (前年同期比 +5.6% )
営業利益 46,174百万円 (前年同期比 +5.1% )
円高による為替のマイナス影響があったものの、 購買活動などによる原価低減効果に加え、 製品ミックスの改
善、および消耗品が堅調に推移したことにより、増益となりました。
3/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
2)パーソナル・アンド・ホーム事業
売上収益 31,486百万円 (前年同期比 △11.3% )
昨年発売した最高級刺しゅうミシンの新モデルの投入効果が一巡したことに加えて、クラフト事業では欧米を中
心に需要が低迷したことにより、減収となりました。
事業セグメント利益 2,372百万円 (前年同期比 △29.4% )
営業利益 2,474百万円 (前年同期比 △26.7% )
減収に加え、円高による為替のマイナス影響により、減益となりました。
3)マシナリー事業
売上収益 57,927百万円 (前年同期比 △29.2% )
〇工業用ミシン 21,830百万円(前年同期比△12.5%)
ガーメントプリンターは、グローバルで需要拡大が続いたものの、工業用ミシンは、中国やアジアを中心に投資
に慎重な姿勢が見られ、需要が低迷したことにより、事業全体で減収となりました。
〇産業機器 22,990百万円(前年同期比△45.2%)
自動車・一般機械向けは、主に 中国及びアジアでの需要が低迷したことに加え、 IT向けの売上がほぼなくなった
ことにより 、事業全体で大幅な減収となりました。
〇工業用部品 13,106百万円(前年同期比△12.0%)
国内向けは、 製造業全般の生産活動鈍化や設備投資抑制の動きが高まったこと、 海外向けは、主にアジア向けの
需要が低迷したことにより、減収となりました。
事業セグメント利益 1,633百万円 (前年同期比 △81.4% )
営業利益 1,640百万円 (前年同期比 △81.7% )
主に産業機器が減収となった影響により、大幅な減益となりました。
4)ネットワーク・アンド・コンテンツ事業
売上収益 37,669百万円 (前年同期比 +5.6% )
6月に発売を開始した通信カラオケ機器の新モデルの販売が好調に推移したことにより、増収となりました。
事業セグメント利益 1,943百万円 (前年同期比 +53.7% )
営業利益 1,945百万円 (前年同期比 +61.5% )
通信カラオケ機器の新モデルの販売が好調に推移したことにより、大幅な増益となりました。
5)ドミノ事業
売上収益 50,755百万円 (前年同期比 △3.4% )
製品本体は、コーディング・マーキング機器の需要が低迷したものの、デジタル印刷機は堅調に推移しました。
消耗品は、コーディング・マーキング機器、デジタル印刷機とも、グローバルで堅調に推移しました。一方で、為
替のマイナス影響があり、事業全体では減収となりました。
事業セグメント利益 2,692百万円 (前年同期比 △12.9% )
営業利益 2,657百万円 (前年同期比 △22.1% )
研究開発費等の先行投資増加の影響により、減益となりましたが、社内計画に対しては概ね想定どおりの水準と
なりました。
4/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
(2)財政状態の状況
資産合計は、現金及び現金同等物、円高に伴う為替影響によるのれん及び無形資産の減少の一方、IFRS第16号の
適用により使用権資産を27,483百万円計上したことや営業債権及びその他の債権などの増加により、前連結会計年
度末に比べ5,013百万円増加し、713,617百万円となりました。
負債合計は、IFRS第16号の適用によりその他の金融負債が増加した一方、営業債務及びその他の債務、社債及び
借入金が減少したことなどにより、前連結会計年度末に比べ14,219百万円減少し、252,791百万円となりました。
資本合計は、前連結会計年度末に比べ19,233百万円増加し、460,826百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況については、現金及び現金同等物(以下「資金」)は、営業活動により53,210百万
円増加、投資活動により21,437百万円減少、財務活動により42,384百万円減少等の結果、当第3四半期連結会計
期間末は前連結会計年度末と比べ14,508百万円減少し、116,643百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とその主な要因は、次の通りです。
1)営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益は55,662百万円で、減価償却費及び償却費30,334百万円など、非資金損益の調整などによる資
金の増加、営業債権及びその他の債権の増加による資金の減少2,701百万円、営業債務及びその他の債務の減少に
よる資金の減少8,857百万円などがあり、法人所得税の支払額18,896百万円などを差し引いた結果、53,210百万円
の資金の増加となりました。
2)投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出12,715百万円、無形資産の取得による支出6,536百万円などにより、21,437百万
円の資金の減少となりました。
3)財務活動によるキャッシュ・フロー
長期借入金の返済による支出20,197百万円、リース負債の返済による支出6,496百万円、配当金の支払額15,607
百万円などにより、42,384百万円の資金の減少となりました。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更は
ありません 。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新た
に生じた課題はありません 。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費は、31,429百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
5/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループは、現在及び将来の事業活動のために適切な水準の流動性維持及び、柔軟で効率的な資金の確保
を財務活動の重要な方針としております。この方針に従って、当社グループは、グループ会社が保有する資金を
グループ内で効率よく活用するキャッシュマネジメントシステムを構築し運用しております。また、手元流動性
の補完として複数の金融機関とコミットメントライン契約を締結しております。これらの結果、資金の偏在をな
らし、グループ全体で借入を極力削減する体制を整えております。
流動性管理
当社グループは、現金及び現金同等物と未使用のコミットメントラインを合わせた金額を手元流動性として位
置付けております。当第3四半期連結会計期間末現在、当社グループは現金及び現金同等物116,643百万円を保
有しております。
また、複数の金融機関と合計10,000百万円のコミットメントライン契約を締結しており、未使用額は10,000百
万円です。これらを合わせると、当社グループは手元流動性を126,643百万円確保しております。これにより、
季節的な資金需要の変動、1年以内に期限の到来する借入及び償還予定の社債、事業環境リスク等を考慮の上、
通年に渡り十分な手元流動性を確保していると考えております。
資金調達
運転資金等の短期資金は、原則として期限が1年以内の短期借入金を現地通貨で調達することとし、生産設備
等の長期資金は、内部留保資金の他、固定金利の長期借入金及び社債等で調達することを基本方針としておりま
す。当第3四半期連結会計期間末現在、短期借入金の残高は135百万円で、通貨は主にマレーシアリンギットで
あります。1年内返済予定の長期借入金の残高は200百万円で、通貨は日本円であります。長期借入金の残高は
57,043百万円であり、通貨は米ドル、日本円であります。また、1年内償還予定の社債の残高は20,234百万円
で、通貨は日本円、英ポンドであります。
当社は、株式会社格付投資情報センターから格付けを取得しています。当第3四半期連結会計期間末現在、長
期債及び発行体格付けがA、コマーシャルペーパーがa-1であります。金融・資本市場へのアクセスを保持するた
め、一定水準の格付けの維持は重要と考えております。
当社グループでは、営業活動によりキャッシュ・フローを生み出す能力に加えて、コミットメントライン契約
を含めた手元流動性、健全な財務体質により、当社グループの成長を維持するために必要な運転資金及び設備投
資・研究開発資金等を確保することが可能と考えております。
3【経営上の重要な契約等】
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
6/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
第3【提出会社の状況】
1【株式等の状況】
(1)【株式の総数等】
①【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 600,000,000
計 600,000,000
②【発行済株式】
第3四半期会計期間末 提出日現在
上場金融商品取引所名
現在発行数(株) 発行数(株)
種類 又は登録認可金融商品 内容
(2019年12月31日) (2020年2月13日) 取引業協会名
東京、名古屋 各証券
262,220,530 262,220,530
普通株式 単元株式数100株
取引所(市場第一部)
262,220,530 262,220,530 - -
計
(2)【新株予約権等の状況】
①【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
②【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4)【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式 発行済株式 資本準備金 資本準備金
資本金増減額 資本金残高
年月日
総数増減数 総数残高 増減額 残高
(百万円) (百万円)
(株) (株) (百万円) (百万円)
2019年10月1日~
- 262,220,530 - 19,209 - 16,114
2019年12月31日
(5)【大株主の状況】
当四半期会計期間は第3四半期会計期間であるため、記載事項はありません。
7/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
(6)【議決権の状況】
当第3四半期会計期間末日現在の「議決権の状況」については、株主名簿の記載内容が確認できないため、記載
することができないことから、直前の基準日(2019年9月30日)に基づく株主名簿による記載をしております。
①【発行済株式】
2019年12月31日現在
株式数(株) 議決権の数(個)
区分 内容
- - -
無議決権株式
議決権制限株式(自己株式等) - - -
議決権制限株式(その他) - - -
完全議決権株式(自己株式等) 2,093,100 -
普通株式 単元株式数100株
完全議決権株式(その他) 普通株式 259,956,700 2,599,557 同上
170,730 - -
単元未満株式 普通株式
262,220,530 - -
発行済株式総数
- 2,599,557 -
総株主の議決権
(注)1.「完全議決権株式(その他)」欄には、証券保管振替機構名義の株式が2,900株(議決権29個)含まれてお
ります。
2.「完全議決権株式(その他)」欄の株式数には、株主名簿上は当社名義であるものの、実質的に所有してい
ない株式が1,000株含まれておりますが、同欄の議決権の数には、当該株式に係る議決権の数10個は含まれ
ておりません。
②【自己株式等】
2019年12月31日現在
発行済株式総数に
自己名義 他人名義 所有株式数
対する所有
所有株式数 所有株式数 の合計
所有者の氏名又は名称 所有者の住所
株式数の割合
(株) (株) (株)
(%)
(自己保有株式)
愛知県名古屋市瑞穂区
2,093,100 - 2,093,100 0.80
苗代町15番1号
ブラザー工業株式会社
- 2,093,100 - 2,093,100 0.80
計
(注)1.上記のほか、株主名簿上は当社名義ですが、実質的に所有していない株式が1,000株あります。
2.所有株式数の割合は、小数点以下第3位を四捨五入しております。
8/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
2【役員の状況】
前事業年度の有価証券報告書提出日後、当四半期累計期間における役員の異動は、次のとおりであります。
役職の異動
新役職名 旧役職名 氏名 異動年月日
代表取締役
代表取締役
専務執行役員
専務執行役員
マシナリー事業統括 兼
マシナリー事業統括 兼
マシナリー事業 事業企画部、
マシナリー事業 事業企画部、
同 重点領域推進部、
同 産業機器営業部、
同 産業機器営業部、
川那辺 祐 2019年10月1日
同 工業ミシン営業部、
同 工業ミシン営業部、
同 産業機器開発部、
同 産業機器開発部、
同 工業ミシン開発部、
同 工業ミシン開発部、
同 技術部、同 製造部、
同 技術部、同 製造部、
同 産業機器CS推進部、
同 産業機器CS推進部、
同 QM推進部 担当
同 QM推進部 担当
9/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
第4【経理の状況】
1.要約四半期連結財務諸表の作成方法について
当社の要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内
閣府令第64号) 第1条の2の「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同 第93条の規定により、国際
会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して作成しております。
2.監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第3四半期連結会計期間(2019年10月1日から2019
年12月31日まで)及び第3四半期連結累計期間(2019年4月1日から2019年12月31日まで)に係る要約四半期連結財
務諸表について、有限責任監査法人トーマツによる四半期レビューを受けております。
10/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
1【要約四半期連結財務諸表】
(1)【要約四半期連結財政状態計算書】
(単位:百万円)
当第3四半期
前連結会計年度
連結会計期間
注記
(2019年3月31日)
(2019年12月31日)
資産
流動資産
131,152 116,643
現金及び現金同等物
101,498 103,207
営業債権及びその他の債権
15 7,970 12,835
その他の金融資産
128,517 127,105
棚卸資産
15,633 16,598
その他の流動資産
小計 384,772 376,390
157 116
売却目的で保有する非流動資産
流動資産合計 384,930 376,506
非流動資産
8 115,997 104,966
有形固定資産
3 - 27,483
使用権資産
6,040 7,930
投資不動産
146,203 143,340
のれん及び無形資産
1,538 1,588
持分法で会計処理されている投資
15 32,799 30,589
その他の金融資産
14,827 15,032
繰延税金資産
6,265 6,179
その他の非流動資産
323,673 337,111
非流動資産合計
708,604 713,617
資産合計
11/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
(単位:百万円)
当第3四半期
前連結会計年度
連結会計期間
注記
(2019年3月31日)
(2019年12月31日)
負債及び資本
負債
流動負債
62,216 50,800
営業債務及びその他の債務
15 19,560 20,569
社債及び借入金
3,15 2,382 8,977
その他の金融負債
8,071 3,701
未払法人所得税
3,806 3,772
引当金
4,299 4,338
契約負債
49,507 45,003
その他の流動負債
149,844 137,162
流動負債合計
非流動負債
15 77,232 57,043
社債及び借入金
3,15 9,666 29,255
その他の金融負債
17,585 17,817
退職給付に係る負債
3,160 3,149
引当金
6,456 5,993
繰延税金負債
890 1,216
契約負債
2,174 1,152
その他の非流動負債
117,166 115,628
非流動負債合計
負債合計 267,010 252,791
資本
資本金 19,209 19,209
17,577 17,690
資本剰余金
462,244 488,544
利益剰余金
自己株式 △ 2,694 △ 2,672
△ 71,577 △ 78,601
その他の資本の構成要素
424,759 444,170
親会社の所有者に帰属する持分合計
16,833 16,655
非支配持分
441,593 460,826
資本合計
708,604 713,617
負債及び資本合計
12/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
(2)【要約四半期連結損益計算書】
【第3四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
注記
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
5,10 521,817 484,883
売上収益
△ 299,308 △ 270,173
7
売上原価
222,508 214,709
売上総利益
11 △ 162,092 △ 160,217
販売費及び一般管理費
12 3,712 2,580
その他の収益
△ 2,456 △ 1,649
12
その他の費用
5
営業利益 61,672 55,423
13 3,568 2,038
金融収益
13 △ 3,297 △ 1,902
金融費用
89 104
持分法による投資損益
税引前四半期利益 62,032 55,662
△ 15,272 △ 13,994
法人所得税費用
46,760 41,668
四半期利益
四半期利益の帰属
46,508 41,566
親会社の所有者
251 102
非支配持分
46,760 41,668
四半期利益
1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(円) 17 179.08 160.01
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 17 178.53 159.51
13/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
【第3四半期連結会計期間】
(単位:百万円)
前第3四半期連結会計期間 当第3四半期連結会計期間
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
注記
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
5 178,127 166,395
売上収益
△ 100,547 △ 94,230
売上原価
売上総利益 77,579 72,164
△ 55,526 △ 53,836
販売費及び一般管理費
1,837 1,384
その他の収益
△ 249 △ 816
その他の費用
5
営業利益 23,640 18,896
1,376 1,421
金融収益
△ 1,436 △ 1,059
金融費用
46 35
持分法による投資損益
税引前四半期利益 23,627 19,294
△ 5,560 △ 4,977
法人所得税費用
18,066 14,316
四半期利益
四半期利益の帰属
17,954 14,290
親会社の所有者
112 26
非支配持分
18,066 14,316
四半期利益
1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(円) 17 69.13 55.01
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 17 68.90 54.83
14/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
(3)【要約四半期連結包括利益計算書】
【第3四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
46,760 41,668
四半期利益
その他の包括利益
純損益に振替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で測定
△ 3,483 849
する資本性金融商品
純損益に振替えられることのない項目合計 △ 3,483 849
純損益に振替えられる可能性のある項目
△ 10,754 △ 7,039
在外営業活動体の換算差額
純損益に振替えられる可能性のある項目合
△ 10,754 △ 7,039
計
△ 14,237 △ 6,190
税引後その他の包括利益
32,522 35,478
四半期包括利益
四半期包括利益の帰属
32,422 35,378
親会社の所有者
100 99
非支配持分
32,522 35,478
四半期包括利益
15/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
【第3四半期連結会計期間】
(単位:百万円)
前第3四半期連結会計期間 当第3四半期連結会計期間
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
18,066 14,316
四半期利益
その他の包括利益
純損益に振替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で測定
△ 3,078 562
する資本性金融商品
純損益に振替えられることのない項目合計 △ 3,078 562
純損益に振替えられる可能性のある項目
△ 15,838 17,765
在外営業活動体の換算差額
純損益に振替えられる可能性のある項目合
△ 15,838 17,765
計
△ 18,917 18,327
税引後その他の包括利益
△ 850 32,644
四半期包括利益
四半期包括利益の帰属
△ 782 32,577
親会社の所有者
△ 68 67
非支配持分
△ 850 32,644
四半期包括利益
16/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
(4)【要約四半期連結持分変動計算書】
前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の
構成要素
注記
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式
在外営業活動
体の換算差額
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
19,209 17,517 427,842 △ 2,800 △ 66,255
2018年3月31日時点の残高
新会計基準適用による
- - △ 393 - -
累積的影響額
19,209 17,517 427,449 △ 2,800 △ 66,255
2018年4月1日時点の残高
- - 46,508 - -
四半期利益
- - - - △ 10,740
その他の包括利益
四半期包括利益合計 - - 46,508 - △ 10,740
- - - △ 8 -
自己株式の取得
自己株式の処分(ストッ
ク・オプションの行使に - △ 48 △ 27 76 -
よる処分を含む)
14 - - △ 15,603 - -
配当金
- 137 - - -
株式に基づく報酬取引
その他の資本の構成要素
- - △ 3,345 - -
から利益剰余金への振替
- 88 △ 18,976 67 -
所有者との取引額等合計
19,209 17,606 454,981 △ 2,733 △ 76,996
2018年12月31日時点の残高
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
非支配持分 合計
注記
その他の包括利
合計
益を通じて公正
合計
価値で測定する
資本性金融商品
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
- △ 66,255 395,514 16,980 412,494
2018年3月31日時点の残高
新会計基準適用による
- - △ 393 - △ 393
累積的影響額
2018年4月1日時点の残高 - △ 66,255 395,120 16,980 412,101
- - 46,508 251 46,760
四半期利益
△ 3,345 △ 14,086 △ 14,086 △ 151 △ 14,237
その他の包括利益
四半期包括利益合計 △ 3,345 △ 14,086 32,422 100 32,522
- - △ 8 - △ 8
自己株式の取得
自己株式の処分(ストッ
ク・オプションの行使に - - 0 - 0
よる処分を含む)
14 - - △ 15,603 △ 269 △ 15,872
配当金
- - 137 - 137
株式に基づく報酬取引
その他の資本の構成要素
3,345 3,345 - - -
から利益剰余金への振替
3,345 3,345 △ 15,474 △ 269 △ 15,743
所有者との取引額等合計
- △ 76,996 412,068 16,811 428,880
2018年12月31日時点の残高
17/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の
構成要素
注記
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式
在外営業活動
体の換算差額
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
19,209 17,577 462,244 △ 2,694 △ 71,577
2019年3月31日時点の残高
新会計基準適用による
3 - - △ 494 - -
累積的影響額
19,209 17,577 461,749 △ 2,694 △ 71,577
2019年4月1日時点の残高
- - 41,566 - -
四半期利益
- - - - △ 7,023
その他の包括利益
四半期包括利益合計 - - 41,566 - △ 7,023
- - - △ 8 -
自己株式の取得
自己株式の処分(ストッ
ク・オプションの行使に - △ 18 - 30 -
よる処分を含む)
14 - - △ 15,607 - -
配当金
- 131 - - -
株式に基づく報酬取引
その他の資本の構成要素
- - 835 - -
から利益剰余金への振替
- 112 △ 14,771 22 -
所有者との取引額等合計
19,209 17,690 488,544 △ 2,672 △ 78,601
2019年12月31日時点の残高
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
非支配持分 合計
注記
その他の包括利
合計
益を通じて公正
合計
価値で測定する
資本性金融商品
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
- △ 71,577 424,759 16,833 441,593
2019年3月31日時点の残高
新会計基準適用による
3 - - △ 494 △ 8 △ 503
累積的影響額
- △ 71,577 424,264 16,825 441,090
2019年4月1日時点の残高
- - 41,566 102 41,668
四半期利益
835 △ 6,187 △ 6,187 △ 2 △ 6,190
その他の包括利益
835 △ 6,187 35,378 99 35,478
四半期包括利益合計
- - △ 8 - △ 8
自己株式の取得
自己株式の処分(ストッ
ク・オプションの行使に - - 12 - 12
よる処分を含む)
14 - - △ 15,607 △ 269 △ 15,876
配当金
- - 131 - 131
株式に基づく報酬取引
その他の資本の構成要素
△ 835 △ 835 - - -
から利益剰余金への振替
△ 835 △ 835 △ 15,472 △ 269 △ 15,741
所有者との取引額等合計
- △ 78,601 444,170 16,655 460,826
2019年12月31日時点の残高
18/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
(5)【要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書】
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
注記
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
62,032 55,662
税引前四半期利益
25,181 30,334
減価償却費及び償却費
金融収益及び金融費用(△は益) △ 271 △ 135
持分法による投資損益(△は益) △ 89 △ 104
固定資産除売却損益(△は益) 525 △ 60
営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加) △ 3,283 △ 2,701
棚卸資産の増減額(△は増加) △ 15,337 192
営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少) △ 5,893 △ 8,857
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) 225 41
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 15 412
△ 3,626 △ 2,841
その他
小計 59,480 71,943
757 763
利息の受取額
366 349
配当金の受取額
△ 384 △ 950
利息の支払額
△ 14,732 △ 18,896
法人所得税の支払額
営業活動によるキャッシュ・フロー 45,488 53,210
投資活動によるキャッシュ・フロー
△ 13,636 △ 12,715
有形固定資産の取得による支出
335 1,313
有形固定資産の売却による収入
△ 5,278 △ 6,536
無形資産の取得による支出
△ 470 △ 702
資本性金融商品の取得による支出
58 826
資本性金融商品の売却による収入
△ 2,831 △ 5,887
負債性金融商品の取得による支出
6,822 5,211
負債性金融商品の売却又は償還による収入
- △ 2,030
事業の取得による支出
△ 550 △ 916
その他
投資活動によるキャッシュ・フロー △ 15,551 △ 21,437
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の返済による支出 16 △ 1,122 △ 7
16 - 200
長期借入による収入
16 △ 294 △ 20,197
長期借入金の返済による支出
16 △ 20,070 -
社債の償還による支出
16 △ 1,217 △ 6,496
リース負債の返済による支出
配当金の支払額 14 △ 15,603 △ 15,607
△ 269 △ 269
非支配持分への配当金の支払額
△ 5 △ 6
その他
△ 38,582 △ 42,384
財務活動によるキャッシュ・フロー
△ 2,058 △ 3,897
現金及び現金同等物に係る為替変動による影響
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △ 10,703 △ 14,508
121,384 131,152
現金及び現金同等物の期首残高
110,680 116,643
現金及び現金同等物の四半期末残高
19/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
【要約四半期連結財務諸表注記】
1.報告企業
ブラザー工業株式会社(以下、「当社」)は日本に所在する株式会社であります。当社の要約四半期連結財務
諸表は、当社及びその子会社(以下、「当社グループ」)、並びに当社の関連会社に対する持分により構成され
ております。
当社グループが営む主な事業内容は、プリンティング・アンド・ソリューションズ事業、パーソナル・アン
ド・ホーム事業、マシナリー事業、ネットワーク・アンド・コンテンツ事業、ドミノ事業及びその他事業の6事
業であります。各事業の内容については注記「5.セグメント情報」に記載しております。
2.作成の基礎
(1)IFRSに準拠している旨
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規
則」(平成19年内閣府令第64号)第1条の2の「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第
93条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して作成しております。
要約四半期連結財務諸表は、年次連結財務諸表で要求されている全ての情報が含まれていないため、前連結
会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものであります。
本要約四半期連結財務諸表は、2020年2月12日に代表取締役社長 佐々木一郎によって承認されておりま
す。
(2)測定の基礎
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、要約四半期連結財政状態計算書における以下の重要な項目を除
き、取得原価を基礎として作成しております。
・デリバティブ金融商品は、公正価値で測定しております。
・公正価値で測定される非デリバティブ金融資産は、公正価値で測定しております。
・確定給付型年金制度に係る資産又は負債は、確定給付制度債務の現在価値から制度資産の公正価値を控除
して測定しております。
・他の当事者が確定給付制度債務の決済のために必要とされる一部又はすべての支出を補填することがほぼ
確実な場合には、当該補填の権利を資産として認識し、公正価値で測定しております。
(3)機能通貨及び表示通貨
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未
満を切り捨てて表示しております。
20/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
3.重要な会計方針
本要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下に記載する会計方針の変更を除き、前連
結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。
なお、要約四半期連結財務諸表における法人所得税費用は、税引前四半期利益に対して、見積平均年次実効税
率を用いて算定しております。
(会計方針の変更)
当社グループは、第1四半期連結会計期間より、以下の基準を採用しております。
IFRS 新設・改訂の概要
IFRS第16号 リース リースに関する会計処理の改訂
IFRS第16号では、借手にとってのリース取引は、資金調達を伴う使用権資産の取得として会計処理され、全て
のリース取引は、賃借した資産を使用する権利(使用権資産)とその対価を支払う義務(リース負債)をリース
取引開始日より認識します。
当社グループでは、経過措置に従って、適用開始時点(2019年4月1日)でIFRS第16号を遡及適用し、適用開
始の累積的影響を利益剰余金期首残高の修正として認識しております。過去の期間については修正再表示を行っ
ておらず、前連結会計年度はIAS第17号「リース」(以下、IAS第17号)に準拠しております 。IFRS第16号への移
行に際し、契約にリースが含まれているか否かについては、IFRS第16号C3項の実務上の便法を選択し、IAS第17
号及びIFRIC第4号「契約にリースが含まれているか否かの判断」のもとでの判断を引き継いでおります。
また、当社グループは、IFRS第16号を適用するにあたり、以下の実務上の便法を使用しております。
・適用開始日から12か月以内にリース期間が終了するリースについて、短期リースと同じ方法で会計処理
・当初直接コストを適用開始日現在の使用権資産の測定から除外
IFRS第16号の適用に伴い、従来、IAS第17号を適用してオペレーティング・リースに分類していたリース取引
については、第1四半期連結会計期間の要約四半期連結財政状態計算書で、使用権資産及びリース負債として認
識し、適用開始時点の総資産及び負債がそれぞれ28,750百万円、29,253百万円増加しております。
なお、経過措置に従ってIFRS第16号を遡及適用し、適用開始の累積的影響を適用開始日に認識する方法を採用
したことにより、利益剰余金期首残高を494百万円減額しております。
要約四半期連結損益計算書においては、使用権資産の認識により、従来、賃借料等で認識していたリース支払
額相当を減価償却費として認識し、加えて、リース負債の認識により、リース負債に係る利息費用を認識してお
りますが、従前の会計基準を認識した場合と比較して営業利益及び四半期利益へ与える影響は軽微であります。
なお、使用権資産に係る減価償却費は当第3四半期連結累計期間の要約四半期連結損益計算書において、
6,646百万円認識しております。
要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書においては、第1四半期連結累計期間より、従来、賃借料等で認識
していたリース支払額相当を、営業キャッシュ・フローに含めて表示しておりましたが、リース負債の返済によ
る支出として財務活動によるキャッシュ・フローに含めて表示しております。これによる新たな資金の流入、流
出の認識はありません。
4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断
IFRSに準拠した要約四半期連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益
及び費用の金額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定を行うことが要求されております。実際の業績は、これら
の見積りとは異なる場合があります。
見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、見積りを見
直した会計期間及びそれ以降の将来の会計期間において認識されます。
経営者が行った本要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積り及び判断は、前連結会計年度に
係る連結財務諸表と同様であります。
21/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
5.セグメント情報
(1)報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、
取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであ
ります。
当社グループは報告セグメントを事業別とし、「プリンティング・アンド・ソリューションズ事業」、
「パーソナル・アンド・ホーム事業」、「マシナリー事業」、「ネットワーク・アンド・コンテンツ事業」、
「ドミノ事業」、「その他事業」の6つにおいて、取り扱う製品・サービスについて国内及び海外の包括的な
戦略を立案し事業活動を展開しております。
「プリンティング・アンド・ソリューションズ事業」は、プリンターや複合機といった通信・プリンティン
グ機器及び電子文具等の製造・販売を行っております。「パーソナル・アンド・ホーム事業」は、家庭用ミシ
ン等の製造・販売を行っております。「マシナリー事業」は、工業用ミシン、ガーメントプリンター、工作機
械、減速機及び歯車等の製造・販売を行っております。「ネットワーク・アンド・コンテンツ事業」は、業務
用カラオケ機器の製造・販売・サービスの提供及びコンテンツ配信サービス等を行っております。「ドミノ事
業」は、産業用プリンティング機器の製造、販売等を行っております。
報告セグメントの損益は、営業損益をベースとしております。また、売上収益から売上原価、販売費及び一
般管理費を控除した事業セグメント損益についても、報告セグメントごとに開示しております。
22/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
(2)セグメント収益及び業績
当社グループの報告セグメントによる収益及び業績は以下の通りであります。
なお、セグメント間の売上収益は、市場実勢価格に基づいております。
前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
報告セグメント
プリンティ
ネット
ング・アン パーソナル
ワーク・ その他
調整額
ド・ソ ・アンド・ マシナリー ドミノ
合計 連結
(注)2
アンド・ (注)1
リューショ ホーム
コンテンツ
ンズ
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
売上収益
307,346 35,488 81,779 35,673 52,558 8,969 521,817 - 521,817
外部収益
セグメント間
- - - - - 9,213 9,213 △ 9,213 -
収益
307,346 35,488 81,779 35,673 52,558 18,183 531,031 △ 9,213 521,817
収益合計
事業セグメント
43,358 3,358 8,775 1,264 3,089 697 60,544 △ 128 60,415
利益
その他の収益及
576 16 178 △ 59 320 224 1,256 - 1,256
びその他の費用
43,934 3,374 8,954 1,204 3,409 922 61,800 △ 128 61,672
営業利益
金融収益及び
271
金融費用
持分法による
89
投資損益
62,032
税引前四半期利益
その他の項目
報告セグメント
プリンティ
ネット
ング・アン パーソナル
合計 調整額 連結
ワーク・ その他
ド・ソ ・アンド・ マシナリー ドミノ
アンド・ (注)1
リューショ ホーム
コンテンツ
ンズ
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
- - 2 38 - - 41 - 41
減損損失
(注)1.その他には不動産事業等を含んでおります。
2.セグメント損益(営業損益)の調整額△128百万円はセグメント間取引消去であります。
23/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
報告セグメント
プリンティ
ネット
調整額
ング・アン パーソナル
合計 連結
(注)2
ワーク・ その他
ド・ソ ・アンド・ マシナリー ドミノ
アンド・
(注)1
リューショ ホーム
コンテンツ
ンズ
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
売上収益
297,166 31,486 57,927 37,669 50,755 9,876 484,883 - 484,883
外部収益
セグメント間
- - - - 479 7,652 8,132 △ 8,132 -
収益
297,166 31,486 57,927 37,669 51,235 17,529 493,015 △ 8,132 484,883
収益合計
事業セグメント
45,788 2,372 1,633 1,943 2,692 277 54,707 △ 215 54,492
利益
その他の収益及
385 102 7 1 △ 35 468 930 - 930
びその他の費用
46,174 2,474 1,640 1,945 2,657 745 55,638 △ 215 55,423
営業利益
金融収益及び
135
金融費用
持分法による
104
投資損益
55,662
税引前四半期利益
その他の項目
報告セグメント
プリンティ
ネット
ング・アン パーソナル
合計 調整額 連結
ワーク・ その他
ド・ソ ・アンド・ マシナリー ドミノ
アンド・
(注)1
リューショ ホーム
コンテンツ
ンズ
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
162 - - 43 - - 205 - 205
減損損失
(注)1.その他には不動産事業等を含んでおります。
2.セグメント損益(営業損益)の調整額△215百万円はセグメント間取引消去であります。
24/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
前第3四半期連結会計期間(自 2018年10月1日 至 2018年12月31日)
報告セグメント
プリンティ
ネット
調整額
ング・アン パーソナル
合計 連結
(注)2
ワーク・ その他
ド・ソ ・アンド・ マシナリー ドミノ
アンド・
(注)1
リューショ ホーム
コンテンツ
ンズ
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
売上収益
108,741 14,073 22,461 12,391 17,841 2,619 178,127 - 178,127
外部収益
セグメント間
- - - - - 3,233 3,233 △ 3,233 -
収益
108,741 14,073 22,461 12,391 17,841 5,852 181,361 △ 3,233 178,127
収益合計
事業セグメント
16,592 2,343 1,694 656 643 185 22,116 △ 63 22,052
利益
その他の収益及
1,093 106 16 13 277 79 1,587 - 1,587
びその他の費用
17,686 2,450 1,710 670 921 265 23,704 △ 63 23,640
営業利益
金融収益及び
△ 59
金融費用
持分法による
46
投資損益
23,627
税引前四半期利益
その他の項目
報告セグメント
プリンティ
ネット
ング・アン パーソナル
合計 調整額 連結
ワーク・ その他
ド・ソ ・アンド・ マシナリー ドミノ
アンド・
(注)1
リューショ ホーム
コンテンツ
ンズ
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
- - 2 33 - - 36 - 36
減損損失
(注)1.その他には不動産事業等を含んでおります。
2.セグメント損益(営業損益)の調整額△63百万円はセグメント間取引消去であります。
25/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
当第3四半期連結会計期間(自 2019年10月1日 至 2019年12月31日)
報告セグメント
プリンティ
ネット
調整額
ング・アン パーソナル
合計 連結
(注)2
ワーク・ その他
ド・ソ ・アンド・ マシナリー ドミノ
アンド・
(注)1
リューショ ホーム
コンテンツ
ンズ
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
売上収益
103,919 11,605 18,613 12,482 17,240 2,533 166,395 - 166,395
外部収益
セグメント間
- - - - 133 2,344 2,477 △ 2,477 -
収益
103,919 11,605 18,613 12,482 17,373 4,877 168,873 △ 2,477 166,395
収益合計
事業セグメント
利益又は事業セグ
14,558 1,438 777 842 769 △ 46 18,339 △ 11 18,327
メント損失(△)
その他の収益及
507 166 △ 26 △ 44 △ 86 52 568 - 568
びその他の費用
15,065 1,604 750 798 682 6 18,908 △ 11 18,896
営業利益
金融収益及び
361
金融費用
持分法による
35
投資損益
19,294
税引前四半期利益
その他の項目
報告セグメント
プリンティ
ネット
ング・アン パーソナル
合計 調整額 連結
ワーク・ その他
ド・ソ ・アンド・ マシナリー ドミノ
アンド・ (注)1
リューショ ホーム
コンテンツ
ンズ
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
- - - 43 - - 43 - 43
減損損失
(注)1.その他には不動産事業等を含んでおります。
2.セグメント損益(営業損益)の調整額△11百万円はセグメント間取引消去であります。
(IFRS第16号「リース」の適用)
当社グループは、注記「3.重要な会計方針」に記載のとおり、IFRS第16号を第1四半期連結会計期間から適用し
ております。なお、経過措置に従って、適用開始の累積的影響を第1四半期連結会計期間の利益剰余金期首残高の修
正として認識しているため、前第3四半期連結累計期間及び前第3四半期連結会計期間については修正再表示してお
りません。
26/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
6.企業結合
前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
該当事項はありません。
当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
重要性が乏しいため、記載を省略しております。
7.棚卸資産
期中に売上原価に含めて費用として認識された棚卸資産の評価減の金額は、以下の通りであります。
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
百万円 百万円
3,954 4,511
評価減の金額
8.有形固定資産
有形固定資産の取得の金額(企業結合による取得を含む)は、前第3四半期連結累計期間及び当第3四半期
連結累計期間において、それぞれ12,928百万円、10,603百万円です。
有形固定資産の売却又は処分の金額は、前第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結累計期間におい
て、それぞれ776百万円、751百万円です。
9.社債
前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
償還した社債の発行条件の要約は、以下の通りであります。なお、発行した社債はありません。
会社名 銘柄 発行年月日 発行総額 利率 担保 償還期限
百万円 %
ブラザー 第5回 2015年11月26日 20,000 0.150 なし 2018年11月26日
工業㈱ 無担保社債
当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
該当事項はありません。
27/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
10.売上収益
主たる地域市場と報告セグメントとの関連は以下の通りであります。
前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
報告セグメント
プリンティン ネット
パーソナル
合計
グ・アンド・ ワーク・
・アンド・ マシナリー ドミノ その他
ソリュ アンド・
ホーム
ーションズ コンテンツ
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
24,879 2,314 20,447 34,812 552 8,953 91,961
国内(日本)
115,712 20,573 10,020 44 12,736 1 159,088
米州
98,830 8,712 6,255 - 22,267 - 136,066
欧州
36,275 3,064 19,643 266 11,362 3 70,615
アジア他
31,649 824 25,411 550 5,638 10 64,085
中国
307,346 35,488 81,779 35,673 52,558 8,969 521,817
収益合計
39 - 98 11,423 1,537 1,181 14,281
リース
IFRS第15号
307,307 35,488 81,680 24,249 51,021 7,788 507,536
売上収益
(注) 売上収益は顧客の所在地に基づき地域別に分解しております。
当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
報告セグメント
プリンティン ネット
パーソナル
合計
グ・アンド・ ワーク・
・アンド・ マシナリー ドミノ その他
ソリュー アンド・
ホーム
ションズ コンテンツ
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
国内(日本) 25,438 2,079 17,880 36,983 7 9,834 92,224
113,427 17,742 9,045 53 13,058 - 153,327
米州
93,742 8,084 6,162 - 20,470 - 120,411
欧州
36,100 2,845 13,021 207 11,815 5 72,041
アジア他
28,458 734 11,818 425 5,403 36 46,878
中国
297,166 31,486 57,927 37,669 50,755 9,876 484,883
収益合計
リース 36 2 104 6,478 1,782 1,213 9,617
IFRS第15号
297,130 31,484 57,823 31,191 48,972 8,663 475,265
売上収益
(注) 売上収益は顧客の所在地に基づき地域別に分解しております。
28/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
11.販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費の内訳は以下の通りであります。
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
百万円 百万円
71,868 70,034
従業員給付費用
減価償却費及び償却費(注) 9,096 12,688
15,218 13,965
荷造運搬費
9,580 9,813
広告宣伝費
56,329 53,715
その他
162,092 160,217
合計
(注) IFRS第16号の適用に伴う使用権資産の認識により、従来、賃借料等で認識していたリース支払額相当
を、第1四半期連結会計期間より減価償却費及び償却費として認識しております。
12.その他の収益及び費用
その他の収益の内訳は以下の通りであります。
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
百万円 百万円
97 612
固定資産売却益
純損益を通じて公正価値で測定する金融商
品の公正価値の純変動
1,233 -
デリバティブ
209 140
その他
297 382
保険金収入
774 -
為替差益
401 809
補助金収入
698 634
その他
3,712 2,580
合計
その他の費用の内訳は以下の通りであります。
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
百万円 百万円
622 552
固定資産除売却損
減損損失 41 205
純損益を通じて公正価値で測定する金融商
品の公正価値の純変動
- 321
デリバティブ
- 9
為替差損
153 49
災害による損失
534 150
信用損失
構造改革費用(注) 719 189
384 169
その他
2,456 1,649
合計
(注)前 第3四半期連結累計期間及び 当 第3四半期連結累計期間における構造改革費用は、プリンティング・
アンド・ソリューションズ事業の一部の連結子会社における特別退職金等であります 。
29/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
13.金融収益及び金融費用
金融収益の内訳は以下の通りであります。
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
百万円 百万円
受取利息
722 735
償却原価で測定する金融資産
純損益を通じて公正価値で測定する金融商
品の公正価値変動
デリバティブ(注) 2,545 276
292 286
受取配当金
為替差益(注) - 733
8 6
その他
3,568 2,038
合計
金融費用の内訳は以下の通りであります。
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
百万円 百万円
支払利息
1,224 1,051
償却原価で測定する金融負債
642
リース負債に係る利息費用
164 170
確定給付制度の純利息
為替差損(注) 1,837 -
71 37
その他
3,297 1,902
合計
(注)為替差益及び為替差損は、主に外貨建ての社債及び借入金から生じたものであります。外貨建借入金の
為替換算レートの変動による損益への影響を回避するため、当社では、通貨金利スワップ契約を締結し
ており、その評価差額を金融収益及び金融費用として計上しております。
14.配当金
当社は、剰余金の配当について、会社法の規定に基づいて算定される分配可能額の範囲内で行っておりま
す。分配可能額は、日本基準に準拠して作成された当社の会計帳簿における利益剰余金の金額に基づいて算定
されております。
配当金の支払額は以下の通りであります。
前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
決議日 配当金の総額 1株当たり配当額 基準日 効力発生日
百万円 円
2018年5月17日
7,800 30.00
2018年3月31日 2018年6月5日
取締役会
2018年11月6日
7,802 30.00
2018年9月30日 2018年11月30日
取締役会
当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
決議日 配当金の総額 1株当たり配当額 基準日 効力発生日
百万円 円
2019年5月31日
7,803 30.00
2019年3月31日 2019年6月4日
取締役会
2019年11月5日
7,803 30.00
2019年9月30日 2019年11月29日
取締役会
30/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
15.金融商品の公正価値
(1)期末におけるクラス別帳簿価額及び公正価値
金融商品の帳簿価額と公正価値は以下の通りであります。
なお、公正価値で測定する金融商品及び帳簿価額と公正価値が極めて近似している金融商品については含め
ておりません。
当第3四半期
前連結会計年度
連結会計期間
(2019年3月31日)
(2019年12月31日)
帳簿価額 公正価値 帳簿価額 公正価値
百万円 百万円 百万円 百万円
資産:
20,594 20,592 22,413 22,407
その他の金融資産
負債:
96,792 96,821 77,612 77,625
社債及び借入金
6,416 6,416 33,757 33,757
その他の金融負債
(2 )公正価値の算定方法
金融商品の公正価値の算定方法は以下の通りであります。
(その他の金融資産、その他の金融負債)
上場株式及び社債の公正価値については、期末日の市場価格によって算定し、公正価値の測定では活発な市
場が存在するか否かによりレベル1又はレベル2に分類しております。非上場株式等の公正価値については、
主としてマルチプル法又は時価純資産法により算定し、公正価値の測定ではレベル3に分類しております。非
上場株式の公正価値測定にあたっては、評価倍率等の観察可能でないインプットを用いております。レベル3
の金融商品に係る公正価値の測定は、関連する社内規程に従い実施しております。公正価値の測定に際して
は、対象となる金融商品の性質、特徴及びリスクを最も適切に反映できる評価技法及びインプットを用いてお
ります。また、公正価値の測定結果については上位役職者のレビューを受けております。経常的に公正価値で
測定されるレベル3に分類される金融商品の公正価値の測定に関する重要な観察可能でないインプットは、
EBIT倍率及び純資産倍率であります。当第3四半期連結会計期間の公正価値の測定に用いられたEBIT倍率は
5.4倍~19.9倍であり、純資産倍率は0.8倍~2.2倍であります。公正価値はEBIT倍率又は純資産倍率の上昇
(低下)により増加(減少)します。
レベル3に分類される金融商品について、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変
更した場合の公正価値の増減は重要ではありません。
デリバティブ等は、取引先金融機関等から提示された金利及び為替等の観察可能な市場データに基づいて算
定しております。観察可能な市場データを利用して公正価値を算出しているため、公正価値の測定ではレベル
2に分類しております。
31/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
(3)公正価値ヒエラルキー
公正価値で測定される金融商品について、測定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じた公正価
値測定額を、レベル1からレベル3まで分類しております。
レベル1:活発な市場における同一の資産又は負債の市場価格
レベル2:レベル1以外の、観察可能な価格を直接又は間接的に使用して算出された公正価値
レベル3:観察不能なインプットを含む評価技法から算出された公正価値
公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、振替を生じさせた事象又は状況の変化が生じた日に認識してお
ります。
経常的に公正価値で測定されている金融商品の公正価値ヒエラルキーは以下の通りであります。
前連結会計年度(2019年3月31日)
レベル1 レベル2 レベル3
合計
百万円 百万円 百万円 百万円
資産:
純損益を通じて公正価値で測定する
金融資産
- 1,083 2,817 3,900
その他の金融資産
その他の包括利益を通じて公正価値
で測定する金融資産
14,816 - 1,459 16,276
その他の金融資産
14,816 1,083 4,276 20,176
合計
負債:
純損益を通じて公正価値で測定する
金融負債
- 5,633 - 5,633
その他の金融負債
- 5,633 - 5,633
合計
当第3四半期連結会計期間(2019年12月31日)
レベル1 レベル2 レベル3
合計
百万円 百万円 百万円 百万円
資産:
純損益を通じて公正価値で測定する
金融資産
- 752 3,086 3,838
その他の金融資産
その他の包括利益を通じて公正価値
で測定する金融資産
15,151 - 2,020 17,172
その他の金融資産
15,151 752 5,106 21,011
合計
負債:
純損益を通じて公正価値で測定する
金融負債
- 4,476 - 4,476
その他の金融負債
- 4,476 - 4,476
合計
32/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
(4 )レベル3に分類された金融商品の変動
前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
報告期末日時点での公正価値測定
純損益を通じて その他の包括利益を
公正価値で測定する 通じて公正価値で 合計
金融資産 測定する金融資産
百万円 百万円 百万円
2,631 2,262 4,893
期首残高
228 △682 △453
利得及び損失合計
損益(注)1 228 - 228
その他の包括利益(注)2 - △682 △682
266 41 308
購入
- △6 △6
売却等
48 △0 48
外貨換算差額
△450 △10 △460
その他
2,724 1,604 4,329
期末残高
(注)1.前第3四半期連結累計期間の損益に含まれている利得及び損失は、決算日時点の純損益を通じて公
正価値で測定する金融資産に関するものであります。これらの利得及び損失は、要約四半期連結損
益計算書の「その他の収益」及び「その他の費用」に含まれております。これらの利得及び損失の
うち、前第3四半期連結会計期間末において保有する金融資産に係るものは、228百万円でありま
す。
(注)2.前第3四半期連結累計期間のその他の包括利益に含まれている利得及び損失は、決算日時点のその
他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであります。これらの利得及び損
失は、要約四半期連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金
融商品」に含まれております。
当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
報告期末日時点での公正価値測定
純損益を通じて その他の包括利益を
公正価値で測定する 通じて公正価値で 合計
金融資産 測定する金融資産
百万円 百万円 百万円
2,817 1,459 4,276
期首残高
146 151 297
利得及び損失合計
損益(注)1 146 - 146
その他の包括利益(注)2 - 151 151
178 500 678
購入
- △90 △90
売却等
△8 △0 △8
外貨換算差額
△47 - △47
その他
3,086 2,020 5,106
期末残高
(注)1.当第3四半期連結累計期間の損益に含まれている利得及び損失は、決算日時点の純損益を通じて公
正価値で測定する金融資産に関するものであります。これらの利得及び損失は、要約四半期連結損
益計算書の「その他の収益」及び「その他の費用」に含まれております。これらの利得及び損失の
うち、当第3四半期連結会計期間末において保有する金融資産に係るものは、146百万円でありま
す。
(注)2.当第3四半期連結累計期間のその他の包括利益に含まれている利得及び損失は、決算日時点のその
他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであります。これらの利得及び損
失は、要約四半期連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金
融商品」に含まれております。
33/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
16.財務活動に係る負債
財務活動に係る負債の変動は以下の通りであります。
前第3四半期連結累計期間 (自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
キャッシュ・フローを伴わない変動
キャッ
シュ・フ
2018年4月1日 2018年12月31日
ローを伴う
外貨換算 公正価値 新規リー 償却原価法 企業結合に
変動
差額 変動 ス契約 による変動 よる変動
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
短期借入金
1,176 △1,122 △14 - - - - 39
長期借入金
(注)1
長期借入金
74,801 △294 1,882 - - 347 - 76,737
デリバティブ
6,240 - - △2,104 - - - 4,136
小計
81,042 △294 1,882 △2,104 - 347 - 80,873
社債
40,468 △20,070 △24 - - 6 - 20,379
リース負債 4,579 △1,217 △0 - 881 - - 4,242
合計 127,266 △22,704 1,843 △2,104 881 353 - 105,536
(注)1.要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書の長期借入金の返済による支出には、デリバティブの受払額を含
めております。
当第3四半期連結累計期間 (自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
キャッシュ・フローを伴わない変動
キャッ
シュ・フ
2019年4月1日 2019年12月31日
ローを伴う
外貨換算 公正価値 新規リー 償却原価法 企業結合に
変動
差額 変動 ス契約 による変動 よる変動
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
短期借入金
122 △7 △11 - - - 31 135
長期借入金
(注)1
長期借入金
76,432 △18,700 △729 - - 240 - 57,243
デリバティブ
4,411 △1,296 - 373 - - - 3,488
小計
80,844 △19,997 △729 373 - 240 - 60,731
社債
20,237 - △2 - - △0 - 20,234
リース負債
4,004 △6,496 △312 - 34,260 - 40 31,496
(注)2
合計 105,209 △26,500 △1,056 373 34,260 239 71 112,597
(注)1.要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書の長期借入金の返済による支出には、デリバティブの受払額を含
めております。
2.IFRS第16号適用開始時点のリース負債の変動額は、新規リース契約に含めております。
34/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
17.1株当たり利益
基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益は以下の通りであります。
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
親会社の普通株主に帰属する四半期利益
46,508 41,566
(百万円)
希薄化後1株当たり四半期利益の計算に使
46,508 41,566
用する四半期利益(百万円)
期中平均普通株式数(株) 259,712,482 259,775,065
普通株式増加数
799,160 809,901
新株予約権(株)
260,511,642 260,584,966
希薄化後の期中平均普通株式数(株)
基本的1株当たり四半期利益(円) 179.08 160.01
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 178.53 159.51
前第3四半期連結会計期間 当第3四半期連結会計期間
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
親会社の普通株主に帰属する四半期利益
17,954 14,290
(百万円)
希薄化後1株当たり四半期利益の計算に使
17,954 14,290
用する四半期利益(百万円)
期中平均普通株式数(株) 259,730,850 259,777,696
普通株式増加数
811,484 838,608
新株予約権(株)
260,542,334 260,616,304
希薄化後の期中平均普通株式数(株)
基本的1株当たり四半期利益(円) 69.13 55.01
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 68.90 54.83
18.コミットメント
決算日後の支出に関するコミットメントは以下の通りであります。
当第3四半期
前連結会計年度
連結会計期間
(2019年3月31日)
(2019年12月31日)
百万円 百万円
2,082 6,700
有形固定資産の取得
220 588
無形資産の取得
2,302 7,289
合計
19.後発事象
2020年2月12日までの期間において後発事象の評価を行った結果、該当事項はありません。
35/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
2【その他】
2019年11月5日開催の取締役会において、次の通り剰余金の配当を行うことを決議いたしました。
(イ)配当金の総額………………………………………7,803百万円
(ロ)1株当たりの金額…………………………………30円00銭
(ハ)支払請求の効力発生日及び支払開始日…………2019年11月29日
(注)2019年9月30日の最終の株主名簿に記載又は記録された株主に対し、支払を行っております。
36/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
第二部【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
37/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
独立監査人の四半期レビュー報告書
2020年2月12日
ブラザー工業株式会社
取締役会 御中
有限責任監査法人 ト ー マ ツ
指定有限責任社員
公認会計士 鈴 木 基 之 ㊞
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士
河 嶋 聡 史 ㊞
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士
北 岡 宏 仁 ㊞
業務執行社員
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、「経理の状況」に掲げられているブラザー工業
株式会社の2019年4月1日から2020年3月31日までの連結会計年度の第3四半期連結会計期間(2019年1
0月1日から2019年12月31日まで)及び第3四半期連結累計期間(2019年4月1日から2019年12月3
1日まで)に係る要約四半期連結財務諸表、すなわち、要約四半期連結財政状態計算書、要約四半期連結損益計算書、要
約四半期連結包括利益計算書、要約四半期連結持分変動計算書、要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書及び注記につ
いて四半期レビューを行った。
要約四半期連結財務諸表に対する経営者の責任
経営者の責任は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第93条の規定により国際会計基準
第34号「期中財務報告」に準拠して要約四半期連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は
誤謬による重要な虚偽表示のない要約四半期連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統
制を整備及び運用することが含まれる。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した四半期レビューに基づいて、独立の立場から要約四半期連結財務諸表に対
する結論を表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に準
拠して四半期レビューを行った。
四半期レビューにおいては、主として経営者、財務及び会計に関する事項に責任を有する者等に対して実施される質
問、分析的手続その他の四半期レビュー手続が実施される。四半期レビュー手続は、我が国において一般に公正妥当と認
められる監査の基準に準拠して実施される年度の財務諸表の監査に比べて限定された手続である。
当監査法人は、結論の表明の基礎となる証拠を入手したと判断している。
38/39
EDINET提出書類
ブラザー工業株式会社(E01594)
四半期報告書
監査人の結論
当監査法人が実施した四半期レビューにおいて、上記の要約四半期連結財務諸表が、国際会計基準第34号「期中財務
報告」に準拠して、ブラザー工業株式会社及び連結子会社の2019年12月31日現在の財政状態、同日をもって終了
する第3四半期連結会計期間及び第3四半期連結累計期間の経営成績並びに第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フ
ローの状況を適正に表示していないと信じさせる事項がすべての重要な点において認められなかった。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
(注)1.上記は四半期レビュー報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(四半期報
告書提出会社)が別途保管しております。
2. XBRLデータは四半期レビューの対象には含 まれていません。
39/39