株式会社トスネット 有価証券報告書 第43期(平成30年10月1日-令和1年9月30日)
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株式会社トスネット(E05073)
有価証券報告書
【表紙】
【提出書類】 有価証券報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項
【提出先】 東北財務局長
【提出日】 2019年12月26日
【事業年度】 第43期(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)
【会社名】 株式会社トスネット
TOSNET CORPORATION
【英訳名】
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 氏家 仁
【本店の所在の場所】 宮城県仙台市宮城野区宮城野一丁目10番1号
【電話番号】 (022)299-5761(代表)
【事務連絡者氏名】 取締役経理財務統轄部長 朽木 雄二
【最寄りの連絡場所】 宮城県仙台市宮城野区宮城野一丁目10番1号
【電話番号】 (022)299-5761(代表)
【事務連絡者氏名】 取締役経理財務統轄部長 朽木 雄二
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
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第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
(1) 連結経営指標等
回次 第39期 第40期 第41期 第42期 第43期
決算年月 2015年9月 2016年9月 2017年9月 2018年9月 2019年9月
売上高 (千円) 9,722,745 9,574,474 9,971,815 10,370,096 10,761,220
経常利益 (千円) 1,000,319 964,997 881,900 904,818 1,023,172
親会社株主に帰属する
(千円) 582,228 627,478 558,089 518,775 636,407
当期純利益
包括利益 (千円) 603,949 560,485 570,360 517,461 587,326
純資産額 (千円) 3,866,770 4,309,002 4,761,077 5,160,254 5,629,328
総資産額 (千円) 6,634,023 6,797,013 7,630,856 7,990,839 8,464,004
1株当たり純資産額 (円) 817.47 910.96 1,006.54 1,090.94 1,190.10
1株当たり当期純利益 (円) 132.77 132.65 117.98 109.67 134.54
潜在株式調整後
(円) ― ― ― ― ―
1株当たり当期純利益
自己資本比率 (%) 58.28 63.39 62.39 64.57 66.50
自己資本利益率 (%) 17.41 15.34 12.30 10.45 11.79
株価収益率 (倍) 6.93 6.51 9.22 10.19 8.62
営業活動による
(千円) 901,058 554,994 815,945 726,370 638,656
キャッシュ・フロー
投資活動による
(千円) △ 160,042 15,201 △ 362,441 △ 134,253 △ 248,563
キャッシュ・フロー
財務活動による
(千円) △ 244,398 △ 240,420 △ 34,878 △ 326,616 △ 119,646
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物
(千円) 2,533,631 2,863,407 3,282,033 3,547,533 3,817,979
の期末残高
従業員数
800 842 894 905 932
(外、平均臨時 (名)
( 2,261 ) ( 2,211 ) ( 2,285 ) ( 2,320 ) ( 2,351 )
雇用者数)
(注) 1.売上高には、消費税及び地方消費税(以下、「消費税等」という。)は含まれておりません。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
3.従業員数は就業人員であり、臨時従業員であります契約社員、嘱託社員、登録社員は( )内に年間の平均
人員を外数で記載しております。
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(2) 提出会社の経営指標等
回次 第39期 第40期 第41期 第42期 第43期
決算年月 2015年9月 2016年9月 2017年9月 2018年9月 2019年9月
売上高 (千円) 1,376,006 1,329,110 1,245,413 1,202,244 1,289,090
経常利益 (千円) 272,664 308,913 251,537 282,947 354,293
当期純利益 (千円) 186,582 288,013 229,979 236,200 350,802
資本金 (千円) 782,930 782,930 782,930 782,930 782,930
発行済株式総数 (株) 4,732,600 4,732,600 4,732,600 4,732,600 4,732,600
純資産額 (千円) 2,790,207 2,899,238 3,033,103 3,144,013 3,322,933
総資産額 (千円) 3,976,384 3,994,897 4,326,529 4,369,978 4,537,342
1株当たり純資産額 (円) 589.87 612.92 641.23 664.68 702.50
(円) 25.00 25.00 25.00 25.00 25.00
1株当たり配当額
(内1株当たり
(円) ( ―) ( ―) ( ―) ( ―) ( ―)
中間配当額)
1株当たり当期純利益 (円) 42.55 60.88 48.62 49.93 74.16
潜在株式調整後
(円) ― ― ― ― ―
1株当たり当期純利益
自己資本比率 (%) 70.16 72.57 70.10 71.94 73.23
自己資本利益率 (%) 7.57 10.12 7.75 7.64 10.84
株価収益率 (倍) 21.64 14.18 22.37 22.38 15.64
配当性向 (%) 58.75 41.05 51.41 50.06 33.70
従業員数
112 120 147 147 148
(外、平均臨時 (名)
( 347 ) ( 312 ) ( 264 ) ( 274 ) ( 294 )
雇用者数)
株主総利回り (%) 137.9 133.2 169.5 177.5 187.3
(比較指標: (%) ( 108.4 ) ( 103.9 ) ( 134.3 ) ( 148.9 ) ( 133.4 )
配当込みTOPIX)
最高株価 (円) 1,639 1,295 1,150 1,499 1,219
最低株価 (円) 624 750 781 990 977
(注) 1.売上高には、消費税及び地方消費税(以下、「消費税等」という。)は含まれておりません。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
3.従業員数は就業人員であり、臨時従業員であります契約社員、嘱託社員、登録社員は( )内に年間の平
均人員を外数で記載しております。
4.最高株価及び最低株価は、東京証券取引所JASDAQにおけるものであります。
5.「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第43期の期
首から適用しており、第42期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を遡って適用した後の
指標等となっております。
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2 【沿革】
1977年3月 東北タイショウ警備保障株式会社(現株式会社トスネット、資本金500万円)を宮城県に設立する
1977年5月 宮城県公安委員会に「警備業開始届出書」を提出する
1983年7月 警備業法の改正に伴い、宮城県公安委員会より「認定証」(番号第5号)を取得する
1992年2月 CI導入により社名を株式会社トスネットに変更する
1993年12月 宮城県刈田郡蔵王町に、研修所及び福利厚生施設として「元気荘」を建設する
1996年3月 貨物自動車運送事業法に基づく一般貨物自動車運送事業の許可(番号東北自貨第184号)を受ける
1996年8月 旅館業法に基づく旅館営業の許可を得、「元気荘」による営業を開始する
1998年2月 長野オリンピック冬季競技大会警備担当(フリースタイルスキー会場、ボブスレー・リュージュ会
場、バイアスロン会場)する
1999年3月 宮城県刈田郡蔵王町に、研修のより一層の充実を図るために、研修センター「青春の館」を建設する
2000年4月 日本証券業協会に株式を店頭登録する
2001年10月 セコム株式会社と資本提携し、業務協力を開始する
2002年6月 2002FIFAワールドカップサッカー警備担当(宮城スタジアム及び新潟スタジアム)する
2004年1月 第20回アテネオリンピックアジア地区予選FIBAアジア女子バスケットボ-ル仙台大会警備担当する
2004年12月 日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場する
2005年4月 フルキャストスタジアム宮城(現楽天生命パーク宮城)外周警備担当する
2005年5月 店内保安業務を主とする株式会社日本保安(千葉県千葉市)を設立する
2005年6月 ビルメンテナンス業務を主とする株式会社ビルキャスト(宮城県仙台市)を設立する
2005年12月 株式会社大盛警備保障(岩手県盛岡市)を100%子会社とする
2006年1月 株式会社三洋警備保障(東京都世田谷区)を100%子会社とする
2010年3月 株式会社仙台メール(宮城県仙台市)を100%子会社とする(2013年2月株式会社メーリングジャパ
ンに社名変更)
2010年6月 1単元の株式数を1,000株から100株に変更する
2010年10月 受注管理業務を適用業務として、ISO9001:2008品質マネジメントシステムの認証を取得する
2011年5月 株式会社トスネット釜石(岩手県釜石市)、株式会社トスネット陸前高田(岩手県陸前高田市)、株
式会社トスネット相馬(福島県相馬市)をそれぞれ100%出資により設立する
2011年6月 株式会社トスネット茨城(茨城県水戸市)を100%出資により設立する
2011年7月 I・C・Cインターナショナル株式会社(北海道札幌市)を100%子会社とする
2011年11月 ジオ・サーチ株式会社と業務提携を締結する
2012年8月 株式会社トスネット北陸(石川県金沢市)を100%出資により設立する
2013年8月 株式会社トスネット北東北(岩手県盛岡市)、株式会社トスネット南東北(福島県郡山市)、株式会
社トスネット上信越(新潟県新潟市)、株式会社トスネット首都圏(東京都江東区)をそれぞれ
100%出資により設立する
2013年11月 アサヒガード株式会社(福島県郡山市)を100%子会社とする
2014年1月 株式会社トスネットを分割会社とし、株式会社トスネット北東北(岩手県盛岡市)、株式会社トス
ネット南東北(福島県郡山市)、株式会社トスネット上信越(新潟県新潟市)、株式会社トスネット
首都圏(東京都江東区)を承継会社とする吸収分割をする
2015年6月 公募及び第三者割当による新株式50万株を発行する
2017年1月 株式会社エイコー(神奈川県横須賀市)を100%子会社とする
2017年10月 株式会社アーバン警備保障(北海道札幌市)を100%子会社とする
2017年12月 株式会社トスネット琉球(沖縄県那覇市)を100%出資により設立する
2019年6月 株式会社トスネット相馬(福島県相馬市)を吸収合併する
2019年6月 株式会社トスネット北東北が株式会社トスネット釜石(岩手県釜石市)、株式会社トスネット陸前高田
(岩手県陸前高田市)を吸収合併する
2019年7月 北日本警備株式会社(北海道札幌市)を100%子会社とする
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3 【事業の内容】
当社グル-プは、当社及び連結子会社17社で構成され、宮城県公安委員会より認定を受けて(番号:第5
号)交通誘導警備を主力とした警備業を主な事業としております。
当社及び連結子会社の当該事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。なお、セ
グメントと同一の区分であります。
(1) 警備事業
① 交通誘導警備
建築現場、工事現場等における工事車両、一般車両及び歩行者の安全な誘導と出入りの管理、各種ショッ
ピングセンター等での駐車場の出入口、歩行者の安全確保等の交通誘導を行うもので、交通事故の発生を防
止いたします。当社グル-プの主力業務であり、交通警備の主なものには交通誘導警備、公営競技場警備、
催事警備があります。特に大規模な催事警備は、当社グル-プの特徴を活かせる分野と位置付けておりま
す。
また、連結子会社の株式会社三洋警備保障、株式会社トスネット北陸、株式会社トスネット茨城、株式会
社トスネット北東北、株式会社トスネット南東北、株式会社トスネット上信越、アサヒガード株式会社、株
式会社エイコー、株式会社アーバン警備保障、株式会社トスネット琉球及び北日本警備株式会社は交通誘導
警備を主たる事業としております。
② 施設警備
ホテル、オフィスビル、工場等の建物内への人の出入管理、防犯防災管理、駐車場の管理を行います。施
設警備の主なものには常駐警備、巡回警備、巡回留守番警備、保安警備があり、施設警備については、積極
的に増大を図るべき分野と位置付けております。
また、連結子会社の株式会社日本保安は、店内保安、万引き防止業務を行っており、株式会社トスネット
首都圏は施設警備を主たる事業としております。
③ 列車見張り警備
JRや私鉄の営業路線、接近する作業現場で列車の進行、通過を監視して作業員の安全を確保いたしま
す。当社グル-プが注力している分野であります。
また、連結子会社の株式会社大盛警備保障は列車見張り警備に特化しております。
(2) ビルメンテナンス事業
ビルメンテナンス事業は、連結子会社の株式会社ビルキャストによるビルメンテナンス、清掃業務及び労
働者派遣業務を行っております。
(3) メーリングサービス事業
メーリングサービス事業は、連結子会社の株式会社メーリングジャパンによるメール便発送取次業務、販
促品・サンプル等の封入・梱包及び発送取次業務等を行っております。
(4) 電源供給事業
電源供給事業は、連結子会社のI・C・Cインターナショナル株式会社による各種イベント、コンサートの仮
設電源の提供、テレビ局関係の中継のバックアップ等各種電源需要への電源供給業務を行っております。
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当社グル-プの事業系統図は次のとおりであります。
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4 【関係会社の状況】
議決権の所有
資本金
主要な事業の
(被所有)割合
名 称 住 所 関係内容
内容
(千円)
(%)
(連結子会社)
千葉県千葉市
株式会社日本保安 40,000 警備事業 100.00 役員の兼任 2名
中央区
宮城県仙台市 ビルメンテ
株式会社ビルキャスト 10,000 100.00 役員の兼任 3名
宮城野区 ナンス事業
株式会社大盛警備保障 岩手県盛岡市 60,000 警備事業 100.00 役員の兼任 1名
株式会社三洋警備保障 東京都世田谷区 20,000 警備事業 100.00 役員の兼任 3名
宮城県仙台市 メーリング
株式会社メーリングジャパン 10,000 100.00 役員の兼任 2名
若林区 サービス事業
I・C・Cインターナショナル株 北海道札幌市
142,000 電源供給事業 100.00 役員の兼任 2名
式会社 東区
株式会社トスネット北陸 石川県金沢市 40,000 警備事業 100.00 役員の兼任 3名
株式会社トスネット茨城 茨城県水戸市 60,000 警備事業 100.00 役員の兼任 2名
株式会社トスネット北東北 岩手県盛岡市 10,000 警備事業 100.00 役員の兼任 2名
株式会社トスネット南東北 福島県郡山市 10,000 警備事業 100.00 役員の兼任 3名
新潟県新潟市
株式会社トスネット上信越 10,000 警備事業 100.00 役員の兼任 2名
中央区
株式会社トスネット首都圏 東京都江東区 10,000 警備事業 100.00 役員の兼任 2名
アサヒガード株式会社 福島県郡山市 20,000 警備事業 100.00 役員の兼任 2名
株式会社エイコー 神奈川県横須賀市 60,000 警備事業 100.00 役員の兼任 3名
北海道札幌市
株式会社アーバン警備保障 90,000 警備事業 100.00 役員の兼任 2名
中央区
株式会社トスネット琉球 沖縄県那覇市 60,000 警備事業 100.00 役員の兼任 3名
北海道札幌市
北日本警備株式会社 16,000 警備事業 100.00 役員の兼任 2名
白石区
(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。
2.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
3.I・C・Cインターナショナル株式会社及び株式会社アーバン警備保障は特定子会社に該当いたします。
4.株式会社トスネット北東北及び株式会社トスネット首都圏については、売上(連結会社相互間の内部売上高
を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等
株式会社トスネット北東北 株式会社トスネット首都圏
①売上高 1,599,821千円 ①売上高 1,641,843千円
②経常利益 257,562千円 ②経常利益 82,632千円
③当期純利益 169,366千円 ③当期純利益 56,997千円
④純資産額 931,594千円 ④純資産額 183,624千円
⑤総資産額 1,227,756千円 ⑤総資産額 418,585千円
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5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況
2019年9月30日現在
セグメントの名称 従業員数(名)
警備事業 852 ( 2,179 )
ビルメンテナンス事業 2 ( 132 )
( 30 )
メーリングサービス事業 5
( ―)
電源供給事業 47
( 10 )
全社(共通) 26
合計 932 ( 2,351 )
(注) 1.従業員数は就業人員であり、臨時従業員であります契約社員、嘱託社員、登録社員は( )内に年間の平均
人員を外数で記載しております。
2.全社(共通)の26名は、親会社本社管理部門の合計人数を記載しております。
(2) 提出会社の状況
2019年9月30日現在
従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)
148 ( 294 ) 43.66 9.58 2,624,271
(注) 1.従業員数は就業人員であり、臨時従業員であります契約社員、嘱託社員、登録社員は( )内に年間の平均
人員を外数で記載しております。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
3.提出会社の従業員は、全て警備事業セグメントに所属しております。
(3) 労働組合の状況
該当事項はありません。
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第2 【事業の状況】
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、「トータルセキュリティネットワークの構築」を基本方針として、コア事業である警備事業
を通じて社会に「安心・安全」を提供し、「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会」等の警備に尽
力してまいります。
なお、かかる基本方針を堅持していくための最も重要な基盤が人材であるものと強く認識し、社員の指導教育
に継続して取り組んでまいります。
また、売上高営業利益率を重要な経営指標として位置付け、高付加価値営業により高い収益性の受注に努める
とともに、一方でコスト管理の徹底を図り、売上高営業利益率をさらに高めてまいります。
今後とも事業の更なる発展と経営の安定を実現し、企業価値の創造と拡大に努め、株主の皆様、取引先の皆
様、当社社員との持続的な信頼関係を築いてまいります。
経営戦略としましては、日々変貌していく社会において「安心・安全」に対する社会的需要がより一層高まる
とともに、その内容も多様化・高度化しております。次第に高まる国際テロの脅威、来年には東京で開催される
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催という警備業界を取り巻く環境に鑑み、警備員に期待
される役割は増々高度化していくことは確実であります。
当社グループは、かかる業界環境を大きなビジネスチャンスと捉え、事業の更なる発展に繋げるための経営戦
略を以下のように掲げて取り組んでまいります。
1.マンパワー増強のための警備員募集強化と積極的なM&A戦略
常勤警備員募集で硬直化してきた募集活動を柔軟化します。具体的には、イベント専門の登録(警備)社
員、警備物件ごとの時間帯に合わせたパート(警備)社員の募集等、幅広い募集形態に変化させてまいりま
す。
M&A戦略につきましては、同じ業態を念頭に積極的に情報収集に取り組んでまいります。
2.2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた首都圏地区の拡大強化
首都圏地区のマンパワー増強と併せて、営業力及び情報ネットワークの強化を図ってまいります。
3.女性警備員の採用拡大と育成
女性警備員に相応しい警備業務の創造、そして採用と育成に取り組んでまいります。
(2)対処すべき課題
当社グループにおいては、上記の経営戦略を推進し、持続的な成長の遂行にあたり、以下の課題に取り組ん
でまいります。
1.遵法風土の醸成
警備事業者にとって、事業継続の大前提は警備業法の遵守であります。社員教育を強化して法令遵守を徹底
してまいります。
2.警備品質の向上
競合他社との差別化、競争力向上を実現するため、警備品質の向上を日々高めてまいります。また、交通誘
導警備、施設警備、雑踏警備、列車見張り警備、各業務ごとの資格保持者をさらに増やしてまいります。具
体的には、全警備職の8割が資格保持者という体制を目指します。
3.財務基盤の更なる強化
今後とも、トータルセキュリティネットワークの構築と更なる進化を図り、本業の収益力を高めることで財
務基盤を強化してまいります。
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2 【事業等のリスク】
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼ
す可能性のある事項には、以下のようなものがあります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) お客様情報の管理について
当社グループでは、情報の管理の重要性を認識しており、内部監査や組織的にも情報管理の強化に努めており
ます。得意先と警備請負契約書等を締結する場合、得意先名、住所、電話番号及び警備対象物件等、大量の得意
先情報を取得いたします。「情報セキュリティ方針」に基づいた「個人情報保護規程」、「情報セキュリティ管
理規程」及び「情報システム管理規程」等を制定し、情報流出の防止に努めております。しかし、今後不可抗力
の事故等を含め、得意先情報の管理上重大な問題が発生した場合、当社グループの損害賠償請求や信用の低下に
つながり、その動向によっては業績及び事業展開に影響を及ぼす可能性があります。
(2) 法的規制等について
当社グループは警備事業を営むに当たって、警備業法並びに警備業法施行規則の規制を受けております。この
法律は警備業について必要な規制を定め、警備業務の適正な実施を図ることを目的としており、警備業を営むた
めには本社所在地を管轄都道府県公安委員会から認定を得る必要があります。当社は宮城県公安委員会より同法
に基づく認可を受け、5年ごとに更新手続きを行なっております。
同法及び関係法令に定められた事項に違反した場合、処罰の対象となり、認定取消等の行政処分を受けること
があります。当社は管理体制及び指導教育責任者を専任する等の社員教育を徹底し、コンプライアンス体制の充
実に努めております。
(3) 警備員の採用・退職について
当社グループでは、2019年9月期における警備員は2,773名が在籍しており、2018年9月期と比較して189名減
少いたしました。
当社グループでは警備員の採用計画を立てて、求人媒体の活用や学校訪問、社員による紹介制度等を活用して
積極的に取組んでおりますが、採用が計画通り進まず、警備現場に警備員を配置できない場合は、受注機会を失
う可能性があります。
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」と
いう。)の状況の概要は次のとおりであります。
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当連結会計年度の期
首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との
比較・分析を行っております。
①財政状態、経営成績の状況
当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ473百万円増加し、8,464百万円となりました。
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ4百万円増加し、2,834百万円となりました。
当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ469百万円増加し、5,629百万円となりまし
た。
当連結会計年度における当社グループは主力の交通誘導警備、雑踏警備、施設警備及び列車見張り警備の受注
拡大、労働力や警備品質の強化等、当社グループの中核となる事業の展開を図り、業容の拡大と収益力の強化に
取組んでまいりました。
これらの結果、当連結会計年度における当社グループの売上高は10,761百万円(前連結会計年度比3.7%増)、
営業利益は958百万円(前連結会計年度比17.1%増)、経常利益は1,023百万円(前連結会計年度比13.0%増)、
親会社株主に帰属する当期純利益は636百万円(前連結会計年度比22.6%増)となりました。
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②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末と比較
して270百万円増加し、3,817百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそ
れらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は638百万円(前連結会計年度は726百万円の収入)となりました。この主な要
因は、法人税等の支払額356百万円があったものの、税金等調整前当期純利益1,023百万円があったこと等によ
るものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は248百万円(前連結会計年度は134百万円の支出)となりました。この主な要
因は、有形固定資産の取得97百万円及び子会社株式の取得117百万円の支出があったこと等によるものでありま
す。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は119百万円(前連結会計年度は326百万円の支出)となりました。この主な要
因は、配当金の支払いとして118百万円の支出があったこと等によるものであります。
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③生産、受注及び販売の状況
イ. 販売実績
当連結会計年度におけるセグメントごとの販売実績は、次のとおりであります。
セグメントの名称 金額(千円) 前連結会計年度比(%)
警備事業
交通誘導警備 5,777,742 103.4
施設警備 2,686,319 107.5
列車見張り警備 489,402 108.5
その他 245,608 76.5
警備事業計 9,199,072 103.8
ビルメンテナンス事業 160,662 90.9
メーリングサービス事業 681,300 105.6
電源供給事業 720,184 103.6
合計 10,761,220 103.7
(注) 1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.主要顧客別販売実績に対する販売割合が10%以上の相手先はありません。
3.千円未満は切り捨てて表示しております。
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(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりでありま
す。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであ
ります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グル-プの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しており
ます。この連結財務諸表の作成にあたっては、連結会計年度末における資産、負債の残高及び当該期間における
収益・費用の数値に影響を与える見積りをしており、当該見積につきましては、過去の実績や状況に応じ合理的
だと考えられる様々な要因に基づき行っております。また、実際の結果は、見積りの不確実性により異なる場合
があります。この見積りと判断が当社グループの連結財務諸表の作成において大きな影響を及ぼすと考えられる
のは、下記の重要な会計方針であります。
(繰延税金資産)
当社グル-プは繰延税金資産の回収可能性を評価するに際して、将来の課税所得を合理的に見積もった上で評
価しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積に依存しますので、その見積額が減少した
場合は、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。
(減損会計)
当社グル-プは、減損会計の対象となります土地及び建物並びにリ-ス資産等を有しております。当該資産の
うち減損の兆候があるものは、将来キャッシュ・フロ-で賄うことができる計画であります。しかしながら、将
来キャッシュ・フロ-の計画に著しく実績が伴わない場合は、減損損失を計上することになります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度の財政状態の分析
当連結会計年度末における流動資産は、5,450百万円となり、前連結会計年度末と比較して413百万円増加いた
しました。この主な要因は、現金及び預金が270百万円、警備未収入金が54百万円増加したこと等によるもので
す。
固定資産は、3,012百万円となり、前連結会計年度末と比較して59百万円増加いたしました。この主な要因は、
投資有価証券が76百万円減少したものの、建物及び構築物35百万円、有形固定資産のリース資産48百万円、土地21
百万円増加したこと等によるものです。
負債は2,834百万円となり、前連結会計年度末と比較して4百万円増加いたしました。この主な要因は、未払費
用が46百万円減少したものの、固定負債のリース債務が46百万円増加したこと等によるものです。
純資産は、5,629百万円となり、前連結会計年度末と比較して469百万円増加いたしました。この主な要因は、利
益剰余金が518百万円増加したこと等によるものです。
③ 売上高
当連結会計年度の売上高は、10,761百万円(前連結会計年度比3.7%増)となりました。
警備事業は、交通誘導警備、施設警備、列車見張り警備等を行っております。警備事業の売上高は9,199百万円
(前連結会計年度比3.8%増)、セグメント利益は428百万円(前連結会計年度比34.6%増)となりました。警備
事業の業務別売上高の状況は以下のとおりです。
当社グル-プの主力事業であります交通誘導警備は、依然として厳しい価格競争が続いておりますが、震災復
興需要への対応及びイベント警備、駐車場警備等へ積極的に取組みました結果、当部門の売上高は5,777百万円
(前連結会計年度比3.4%増)となりました。当社グループの重要部門と位置付けている施設警備は、首都圏を中
心に積極的に拡大を図っており、当部門の売上高は2,686百万円(前連結会計年度比7.5%増)となりました。列
車見張り警備は、比較的利益率が高いことから注力商品の一つと位置付けておりますが、当部門の売上高は489百
万円(前連結会計年度比8.5%増)となりました。
ビルメンテナンス事業は、ビルメンテナンス、清掃業務及び労働者派遣業務等を行っております。
ビルメンテナンス事業の売上高は160百万円(前連結会計年度比9.0%減)セグメント利益0百万円(前連結会
計年度比92.1%減)となりました。
メーリングサービス事業は、メール便発送取次業務、販促品・サンプル等の封入・梱包及び発送取次業務等を
行っております。メーリングサービス事業の売上高は681百万円(前連結会計年度比5.6%増)、セグメント損失
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は1百万円(前連結会計年度は6百万円の利益)となりました。
電源供給事業は、各種イベント及びコンサートの仮設電源の提供・テレビ局関係の中継のバックアップ等各種
電源需要への電源提供業務を行っております。電源供給事業の売上高は720百万円(前連結会計年度比3.6%
増)、セグメント利益は86百万円(前連結会計年度比40.5%増)となりました。
営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益
営業利益は売上高が増加したものの人件費が増加したことに伴い、958百万円(前連結会計年度比17.1%増)、
経常利益は1,023百万円(前連結会計年度比13.0%増)となりました。税金等調整前当期純利益は1,023百万円
(前連結会計年度比13.0%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は636百万円(前連結会計年度比22.6%
増)となりました。
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等の支払額が356百万円となりました
が、税金等調整前当期純利益が1,023百万円、のれん償却額が116百万円となったこと等により、638百万円の資金
の増加となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出が97百万円、子会社株式の取得による
支出が117百万円、投資有価証券の取得による支出が3百万円あったこと等により、全体では248百万円の資金の
減少となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額が118百万円があったこと等により、全体では119百万円
の資金の減少となりました。
これらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末と比較して270百万円増加の3,817百万円と
なりました。
④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析
資本の財源及び資金の流動性についての分析につきましては、前記「第2事業の状況 3経営者による財政状
態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状
況」を参照ください。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グル-プを取り巻く経営環境は、警備員不足と人材確保が大きな課題となっております。その対策とし
て、ハローワーク、学校訪問、各種媒体の活用により募集活動を積極的に行います。また、経験不足の警備員に
対し技術と経験を伝承していくことが当社グループの発展と位置付けております。一方で、体制整備や警備品質
向上のための投資等、コスト面での上昇も顕著になってまいりました。従って、警備業者間の過当競争等により
受注単価が一段と低下した場合は、売上高及び利益を圧迫する要因となる可能性があります。
また、2007年4月より、国道、県道及び指定する主要道路の工事にかかる警備を受注する場合には、「検定合
格者の配置基準」の義務化が実施されております。さらに、2009年6月より、雑踏警備業務における配置基準が
施行されております。従って、検定合格者を抱えていない警備会社は、受注機会を逸する可能性があります。
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(4)経営戦略の現状と見通し
当社グループは、環境の変化に柔軟に適応していくため、各グループ会社の特長を活かし、グループのシナ
ジーの創出を図ってまいります。今後も主力の交通誘導警備の積極的な営業展開、積極的な採用活動、警備業務
全般及び情報収集等に万全を期してまいります。
(株)トスネット北東北、(株)トスネット南東北、(株)トスネット上信越、(株)トスネット首都圏、(株)トス
ネット茨城、(株)トスネット北陸、アサヒガード(株)、(株)エイコー、(株)アーバン警備保障、(株)トスネット
琉球及び北日本警備(株)につきましては、交通誘導警備及び施設警備へ注力してまいります。
(株)大盛警備保障につきましては、さらに列車見張警備に特化し、当社グループとのシナジー効果を発揮して
まいります。(株)三洋警備保障につきましては、(株)トスネット首都圏との連携を強化し、交通誘導警備及び施
設警備へ注力してまいります。(株)メーリングジャパンにつきましては、トスネットグループのネットワークか
らの情報を活用し、業績の更なる向上を図ってまいります。I・C・Cインターナショナル(株)につきましては、ト
スネットグループの展開するイベント警備との相乗効果を図ってまいります。
(株)日本保安は、店内保安警備の専門性を高めるとともに、営業所展開を視野に進めてまいります。(株)ビル
キャストにつきましては、清掃業務、ビルメンテナンス及び労働者派遣業務の拡大に向け当社の施設警備部門と
の連携を強化してまいります。
(5)経営者の問題認識と今後の方針について
現時点における課題としましては、経営環境の厳しい状況の中で、市場シェアの拡大による売上高の向上、そ
れに伴う粗利益率の確保、各種検定取得者の確保及び法令遵守の強化であると認識しております。
当社グル-プの経営陣は、警備業の原点は「教育にあり」を再認識し、「警備員の知識及び能力の向上」及び
「警備職の資格取得の推進」を実現するために当社グル-プ一丸となって社員の資質向上のための教育・研修を
積極的に実施してまいります。
また、警備業法の遵守は当然のこと、役職員のコンプライアンスへの認識を徹底させ、全社をあげて高品質の
警備業務の提供と高収益体質企業への転換に向けて努力してまいります。
4 【経営上の重要な契約等】
(企業結合等関係)
当社は、2019年7月3日に、北日本警備株式会社の全株式を取得し完全子会社化いたしました。
詳細は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(企業結合等関係)」に記載
のとおりです。
5 【研究開発活動】
該当事項はありません。
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第3 【設備の状況】
1 【設備投資等の概要】
該当事項はありません。
2 【主要な設備の状況】
当社グループ(当社及び連結子会社)における主要な設備は、以下のとおりであります。
(1) 提出会社
2019年9月30日現在
帳簿価額(千円)
事業所名
セグメントの 従業員数
設備の内容
名称 (名)
(所在地)
リース
建物及び 機械装置 工具,器具 土地
合計
構築物 及び運搬具 及び備品 (面積㎡)
資産
本社
218,811
全社(共通) 管理部門 54,591 813 16,371 18,645 309,234 148
(仙台市宮城野区)
(1,664.91)
他11営業所
元気荘
旅館及び
120,858
(宮城県刈田郡 警備事業 73,918 1,206 739 196,722
― ―
(12,767.11)
厚生施設
蔵王町)
本社第二ビル
84,830
警備事業 管理部門 7,579 92,410
― ― ― ―
(775.54)
(仙台市宮城野区)
中野倉庫
27,450
警備事業 営業設備 5,120 32,570
― ― ― ―
(344.36)
(仙台市宮城野区)
研修センター
58,715
(宮城県刈田郡 警備事業 研修施設 13,769 72,484
― ― ― ―
(11,030.77)
蔵王町)
卸町事務所及び倉庫 259,038
警備事業 営業設備 28,715 287,753
― ― ― ―
(仙台市若林区) (2,647.10)
貸事務所及び駐車場 69,891
警備事業 営業設備 9,186 79,078
― ― ― ―
(青森県青森市) (464.81)
貸事務所 36,770
警備事業 営業設備 1,798 38,568
― ― ― ―
(岩手県盛岡市) (373.06)
貸事務所 128,763
警備事業 営業設備 19,752 148,515
― ― ― ―
(新潟市中央区) (545.72)
1,005,129
合計 214,431 2,019 17,111 18,645 1,257,337 148
(30,613.38)
(2) 国内子会社
2019年9月30日現在
帳簿価額(千円)
会社名 従業員数
セグメントの名称 設備の内容
(所在地) (名)
建物及び 機械装置 工具,器具 土地 リース
合計
構築物 及び運搬具 及び備品 (面積㎡) 資産
㈱日本保安
警備事業 営業設備 1,601 302 1,904 78
― ― ―
(千葉市中央区)
㈱ビルキャスト ビルメンテナン
営業設備 565 444 2,952 3,962 2
― ―
(仙台市宮城野区) ス事業
㈱大盛警備保障
72,000
警備事業 営業設備 1,375 549 1,355 75,280 1
―
(1,031.98)
(岩手県盛岡市)
㈱三洋警備保障
149,327
警備事業 営業設備 49,735 0 569 199,631 63
―
(634.99)
(東京都世田谷区)
㈱メーリングジャパン メーリングサー
営業設備 38,284 28,929 4,066 4,038 75,319 5
―
(仙台市若林区) ビス事業
I・C・Cインターナ
95,051
ショナル㈱ 電源供給事業 営業設備 68,699 36,769 7,866 47,618 256,005 47
(1,482.11)
(札幌市東区)
㈱トスネット北陸
警備事業 営業設備 541 726 1,267
― ― ―
26
(石川県金沢市)
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㈱トスネット茨城
警備事業 営業設備 421 0 358 780 18
― ―
(茨城県水戸市)
アサヒガード㈱
警備事業 営業設備 758 834 1,593 79
― ― ―
(福島県郡山市)
㈱トスネット北東北
警備事業 営業設備 0 5,115 5,115 131
0 ― ―
(岩手県盛岡市)
㈱トスネット南東北
警備事業 営業設備 3 9,958 9,962 65
― ― ―
(福島県郡山市)
㈱トスネット首都圏
警備事業 営業設備 6,399 3,172 9,572 115
― ― ―
(東京都江東区)
㈱トスネット上信越
警備事業 営業設備 138 849 987 112
― ― ―
(新潟市中央区)
㈱エイコー
警備事業 営業設備 0 0 169 169 ▶
― ―
(神奈川県横須賀市)
㈱アーバン警備保障
警備事業 営業設備 2,093 2,093 5
― ― ― ―
(札幌市中央区)
㈱トスネット琉球
警備事業 営業設備 488 1,384 424 2,297 15
― ―
(沖縄県那覇市)
北日本警備㈱
警備事業 営業設備 1,029 416 1,446 18
― ― ―
(札幌市白石区)
(注) 1.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
2.提出会社の本社の土地には仙台市宮城野区中野神妻の土地129,024千円(1,450.40 ㎡) 、東京都中央区の土地
持分1,133千円(0.90㎡)を含み、建物には東京都中央区の建物持分1,141千円(4.02㎡)を含んでおりま
す。
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3.上記のほかに賃借契約及びリース契約があり次のとおりであります。
① 提出会社の事務所賃借契約の総面積は1,124.74㎡であります。
② 提出会社のリース契約による支払いはありません。
③ 国内子会社
(A) ㈱日本保安
(a) 事務所賃借契約の面積は144.9 ㎡ であります。
(B) ㈱ビルキャスト
(a) 事務所賃借契約の面積は106.54 ㎡ であります。
(C) ㈱大盛警備保障
(a) 事務所賃借契約の面積は67.77 ㎡ であります。
(D) ㈱三洋警備保障
(a) 事務所賃借契約の面積は102.91㎡であります。
(E) ㈱メーリングジャパン
(a) 事務所賃借契約の面積は370.87 ㎡ であります。
(F) I・C・Cインターナショナル㈱
(a) 事務所賃借契約はありません。
(G) ㈱トスネット北陸
(a) 事務所賃借契約の面積は773.19㎡であります。
(H) ㈱トスネット茨城
(a) 事務所賃借契約の面積139.28㎡であります。
(I) アサヒガード㈱
(a) 事務所賃借契約の面積は230.21㎡であります。
(J) ㈱トスネット北東北
(a) 事務所賃借契約の面積は2,167.25㎡であります。
(K) ㈱トスネット南東北
(a) 事務所賃借契約の面積は756.23㎡であります。
(L) ㈱トスネット首都圏
(a) 事務所賃借契約の面積は886.99㎡であります。
(M) ㈱トスネット上信越
(a) 事務所賃借契約の面積は1,338.18㎡であります。
(N) ㈱エイコー
(a) 事務所賃借契約の面積は46.98 ㎡であります。
(O) ㈱アーバン警備保障
(a) 事務所賃借契約の面積は102.24㎡であります。
(P) ㈱トスネット琉球
(a) 事務所賃借契約の面積は76.00 ㎡であります。
4.従業員数は正社員を記載しており、臨時従業員であります契約社員368名、嘱託社員807名及び登録社員
1,176名を除外しております。
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3 【設備の新設、除却等の計画】
(1) 重要な設備の新設等
当連結会計年度の主な設備投資は、株式会社トスネットがグループ会社の業務拡大及び効率化を図るため、
土地を取得いたしました。
所在地 新潟県新潟市中央区 土地 21,177千円
(2) 重要な設備の除却等
該当事項はありません。
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第4 【提出会社の状況】
1 【株式等の状況】
(1) 【株式の総数等】
①【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 7,000,000
計 7,000,000
②【発行済株式】
事業年度末現在 提出日現在
上場金融商品取引所名
種類 発行数(株) 発行数(株) 又は登録認可金融商品 内容
取引業協会名
(2019年9月30日) (2019年12月26日)
東京証券取引所
普通株式 4,732,600 4,732,600 JASDAQ 単元株式数100株
(スタンダード)
計 4,732,600 4,732,600 ― ―
(2)【新株予約権等の状況】
①【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
②【ライツプランの内容】
該当事項はありません。
③【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4)【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式 発行済株式 資本準備金 資本準備金
資本金増減額 資本金残高
年月日 総数増減数 総数残高 増減額 残高
(百万円) (百万円)
(千株) (千株) (百万円) (百万円)
2015年6月9日
440 4,672 227 751 227 735
(注)1
2015年6月17日
60 4,732 30 782 30 766
(注)2
(注)1.公募による新株式発行(一般募集)
発行価格 1,090円
発行価額 1,033円
資本組入額 516.50円
2.有償第三者割当(オーバーアロットメントによる売出しに関連した第三者割当増資)
発行価格 1,033円
資本組入額 516.50円
割当先 いちよし証券株式会社
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(5)【所有者別状況】
2019年9月30日現在
株式の状況(1単元の株式数 100 株)
単元未満
区分 外国法人等 株式の状況
政府及び
金融商品 その他の 個人
(株)
地方公共 金融機関 計
取引業者 法人 その他
団体
個人以外 個人
株主数
― 7 9 23 16 ▶ 1,176 1,235 ―
(人)
所有株式数
― 1,301 365 26,411 501 33 18,709 47,320 600
(単元)
所有株式数
― 2.74 0.77 55.81 1.05 0.06 39.53 100.00 ―
の割合(%)
(注)1.自己株式2,503株は、「個人その他」に25単元、「単元未満株式の状況」に3株含まれております。
2.所有株式数の割合は、表示単位未満の端数を切り捨てて表示しております。
(6)【大株主の状況】
2019年9月30日現在
発行済株式
(自己株式を
所有株式数 除く。)の
氏名又は名称 住 所
(千株) 総数に対する
所有株式数
の割合(%)
有限会社元気 宮城県仙台市宮城野区高砂一丁目17番地の11 1,215 25.68
セコム株式会社 東京都渋谷区神宮前一丁目5番1号 720 15.22
株式会社光通信 東京都豊島区西池袋1丁目4番10号 608 12.85
佐藤 雅彦 宮城県仙台市宮城野区 548 11.59
佐藤 康廣 宮城県仙台市宮城野区 134 2.84
トスネット社員持株会 宮城県仙台市宮城野区宮城野一丁目10番1号 112 2.37
宮本 泰 東京都世田谷区 53 1.12
株式会社北日本銀行 岩手県盛岡市中央通一丁目6番7号 50 1.05
山形共立株式会社 山形県山形市七日町2丁目6番3号 50 1.05
高橋 廣志 宮城県仙台市宮城野区 38 0.80
計 ― 3,529 74.62
(注)1.所有株式数及び発行済株式総数に対する所有株式数の割合は、表示単位未満の端数を切り捨てて表示して
おります。
2.前事業年度末において主要株主でなかった株式会社光通信は、当事業年度末現在では主要株主となってお
ります。
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(7)【議決権の状況】
①【発行済株式】
2019年9月30日現在
区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式 ― ― ―
議決権制限株式(自己株式等) ― ― ―
議決権制限株式(その他) ― ― ―
(自己保有株式)
完全議決権株式(自己株式等) ― ―
普通株式 2,500
普通株式 4,729,500
完全議決権株式(その他) 47,295 ―
普通株式 600
単元未満株式 ― 1単元(100株)未満の株式
発行済株式総数 4,732,600 ― ―
総株主の議決権 ― 47,295 ―
(注) 「単元未満株式」欄の普通株式には、当社所有の自己株式3株が含まれております。
②【自己株式等】
2019年9月30日現在
発行済株式
自己名義 他人名義 所有株式数
所有者の氏名 総数に対する
所有者の住所 所有株式数 所有株式数 の合計
又は名称 所有株式数
(株) (株) (株)
の割合(%)
宮城県仙台市宮城野区
株式会社トスネット 2,500 ― 2,500 0.05
宮城野一丁目10番1号
計 ― 2,500 ― 2,500 0.05
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2 【自己株式の取得等の状況】
【株式の種類等】 普通株式
(1)【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(2)【取締役会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
該当事項はありません。
(4)【取得自己株式の処理状況及び保有状況】
当事業年度 当期間
区分
処分価額の総額 処分価額の総額
株式数(株) 株式数(株)
(円) (円)
引き受ける者の募集を行った取得自己株式 ― ― ― ―
消却の処分を行った取得自己株式 ― ― ― ―
合併、株式交換、会社分割に係る移転を行っ
― ― ― ―
た取得自己株式
その他 ― ― ― ―
保有自己株式数 2,503 ― 2,503 ―
(注) 有価証券報告書提出日現在の保有株式には、2019年12月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取
りによる株式数は含まれておりません。
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3 【配当政策】
当社は、株主の皆様への利益還元を安定的かつ継続的に実施することを経営の重要政策の一つと位置付けており
ます。そのために、長期的な視点に立って事業の拡大、収益の向上、財務基盤の強化とともに株主資本の充実に努
めてまいります。株主配当につきましては、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保資金を確保
しつつ、業績及び配当性向を総合的に勘案して実施していくことを基本方針としております。
当社は、中間配当及び期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としております。配当の決定機関
は、中間配当については取締役会、期末配当については株主総会であります。当事業年度の配当につきましては、
上記の基本方針に基づき1株当たり25円の配当を実施することを決定いたしました。この結果、当事業年度の配当
性向は33.7%となりました。内部留保資金は、人材の育成強化及び営業所展開に活用し、今後一層の事業拡大に努
めていく所存であります。
当社は、「毎年3月末日を基準として、取締役会の決議によって、中間配当を行うことができる。」旨を定款に
定めております。
なお、当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりであります。
配当金の総額 1株当たり配当額
決議年月日
(千円) (円)
2019年12月20日
118,252 25
定時株主総会決議
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4 【コーポレート・ガバナンスの状況等】
(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】
① 企業統治の体制
イ.企業統治の体制の概要
当社は、企業価値の向上を図り、株主価値の増大を図ることを経営上の重要政策と位置付け、また企業の競争
力を強化するために経営判断の迅速化を図ること及び経営の透明性を確保していくことが重要課題であるとの認
識のもと、株主を含めた全てのステークホルダーの利益に適う経営を実現するコーポレート・ガバナンスの構築
に努めてまいります。
当社の経営体制は提出日現在、取締役7名、社外取締役3名、監査役3名及び執行役員2名で構成されており
ます。監査役会は社外監査役3名で構成しており、独立した視点から経営の監査を行っております。監査役は取
締役会への出席に加え、適宜重要な会議に出席し、重要な情報を入手するとともに適宜発言を行っております。
また、会社法及び金融商品取引法に定められた会計監査人及び監査役による会計監査に加え、監査役会が会計監
査人と相互に情報交換を行い、監査計画に基づき会社の業務執行を監査する等、取締役の職務の執行を十分に監
視できる体制となっております。
取締役会は取締役7名、社外取締役3名で構成されており、原則毎月1回開催され、経営方針や法令で定めら
れた事項の他、経営に関する重要事項について討議、決議を行っております。あわせて各取締役による代表取締
役の職務執行の監督を含む、相互牽制機能を有しております。また、情報の共有化や活発な意見交換の場とし
て、各子会社の社長等が出席する「社長会」を適宜開催し、業務執行における成果と課題、事業戦略等について
審議、報告を行い、年度計画の進捗状況及び業務運営が機能していることを確認しております。
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ロ.内部統制システムの整備状況
○取締役及び使用人の職務執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
当社は、コンプライアンスマニュアルをはじめとするコンプライアンス体制に係る各種規程を役職員が法令、
定款及び社会規範を遵守した行動をとるための行動規範として位置付けております。
また、その徹底を図るため、コンプライアンス委員会を設置し、代表取締役社長を総括責任者として、コンプ
ライアンス体制に係る取組みについて全社横断的に総括し、役職員に対し教育、指導を行います。
なお、代表取締役直轄の内部監査部門である監査室は、当社におけるコンプライアンスの取組み状況について
監査を行います。この監査結果は、定期的に経営会議に報告されるものとし、重大な違反行為については、取締
役会及び監査役会に報告いたします。
○取締役の職務執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
取締役は、その職務の執行に係る以下の文書(電磁的記録を含む。以下同じ)その他重要な書類を、法令及び
社内規程に基づき、それぞれの担当職務に従い適切に保存し、且つ管理します。
・株主総会議事録とその関連資料
・取締役会議事録とその関連資料
・取締役を決定者とする稟議書等決定書類及び付属書類
・その他取締役の職務の執行に関する重要な文書
○取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
取締役会は、全社的な経営目標を定め、業務執行を担う取締役はその目標達成のために、各部門の具体的目標
及び会社の意思決定ルールに基づく効率的な達成のための方法を定めます。
取締役会は、各業務執行を担う取締役または部門長に定期的に各部門の目標に対する進捗状況の報告を求め、
改善を促すこととし、全社的な業務の効率化を実現するシステムを構築します。
業務運営については、将来の事業環境を踏まえ、中期経営計画及び各年度の経営基本方針、施策、予算を策定
し、全社的な目標を設定します。各部門においては、その目標達成に向け具体策を立案し実行します。
○当社企業グループにおける業務の適正を確保するための体制
当社グループは、管理統轄部長が関係会社の法令遵守体制、リスク管理体制を総括します。
また、関係会社については監査室による業務監査を実施するとともに、関係会社の所管業務の運営体制につい
ては、関係会社管理部が各社の自主性を尊重しながら、経営計画に基づいた施策や効率的な業務運営体制につい
てサポートを行います。
関係会社の業務執行等の状況については、管理統轄部長と所管部署である関係会社管理部との間で毎月定期的
に会議を開催し、関係会社の問題点等の把握と改善に努め、必要に応じて取締役会、監査役会に報告を行いま
す。
○監査役の職務を補助すべき使用人
監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合、取締役会は監査役と協議のうえ、監査室所属
の職員に対し監査役を補助すべき使用人として指名することができます。
この場合、監査役が指定する補助すべき期間中は、指名された使用人への指揮権は監査役に委譲されたものと
いたします。なお、当該期間中、指名された使用人は取締役の指揮命令は受けないものとします。
○監査役会の監査が実効的に行われることを確保するための体制
監査役の過半数は独立社外監査役とし、対外透明性を確保します。
監査役会と代表取締役との間の定期的な意見交換の場を設け、監査役会の監査が実効的に行われる体制を整備
します。
また、「監査役会規程」及び「監査役監査基準」に基づく独立性と権限により、監査の実効性を確保するとと
もに、監査役は監査室及び会計監査人と緊密な連携を保ちながら自らの監査成果の達成を図るものとします。
○反社会的勢力排除に向けた基本的な考え方
反社会的勢力排除に向けた考え方
当社グループは、暴力団等反社会的勢力団体に対しては、毅然とした態度で臨むこととしており、不当要求等
は一切受け付けず、警察当局や顧問弁護士等と連携を図りながら、事案に応じて関係部門と協議のうえ対応して
まいります。
反社会的勢力排除に向けた整備状況
当社グループは、反社会的勢力への対応部署を設置し、責任者を選任しております。事案発生時には、関係機
関、顧問弁護士等と緊密に連携して、速やかに対処できる体制を構築しております。
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今後も会社の業務の適法性、効率性、信頼性の確保並びにリスク管理に努めるとともに、社会情勢その他経営
環境の変化に柔軟に対応できるよう不断の見直しを行い、改善、充実を図ってまいります。
ハ.リスク管理体制の整備の状況
当社のリスク管理体制は、経営上のリスク管理に関する体制を整備するためのマニュアルを制定し、基本方
針、管理責任を明確にし、リスク管理体制を強化しております。
法令遵守(コンプライアンス)に関しましては、コンプライアンスマニュアルを制定し、役員、社員に周知を
図り、コンプライアンス意識の向上に努めております。また、会計監査人、顧問弁護士等の外部機関より適宜指
導を受けております。
また、重要な会社情報の適時開示、決算説明会及びホームページの充実等のIR活動を行い、経営の透明性向
上及び公正な情報開示に努めております。
ニ.子会社の業務の適正を確保するための体制整備の状況
当社グループにおける業務の適正を確保するために、関係会社管理規程を整備・運用しております。当社子会
社の業務執行については、社長会において子会社の業務計画、進捗状況等について定期的な報告を受けるととも
に助言等を行っております。なお、当社各取締役はいずれかの子会社の代表取締役、取締役及び監査役として経
営に参画しており、当社取締役会においてその職務の執行に関して必要に応じて報告する体制をとっておりま
す。また、内部監査室は定期的に子会社の監査を実施し、内部統制の改善のための指導・助言を行っておりま
す。
② 取締役の定数
当社の取締役は15名以内とする旨を定款で定めております。
③ 取締役の選任の決議要件
当社は取締役の選任決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席
し、その議決権の過半数をもって行う旨及び選任決議は、累積投票によらない旨を定めております。また、解任
決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の過半数を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以
上をもって行う旨を定款で定めております。
④ 株主総会決議事項を取締役会で決議することができる事項
イ.中間配当の決定機関
当社は、剰余金の配当は、中間配当及び期末配当の年2回を基本的な方針としているため、会社法第454条第
5項の規定により、取締役会の決議によって毎年3月31日を基準日として中間配当を行うことができる旨を定款
に定めております。
ロ.自己株式の取得
当社は、自己の株式の取得について、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするため、
会社法第165条第2項の規定に基づき、取締役会の決議によって市場取引等により自己の株式を取得することが
できる旨を定款で定めております。
⑤ 株主総会の特別決議要件
当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株
主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款に定めてお
ります。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うこと
を目的とするものであります。
(2) 【役員の状況】
男性 13 名 女性 0 名 (役員のうち女性の比率 0 %)
所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(千株)
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昭和48年8月 タイショウ警備保障㈱入社
昭和52年3月 東北タイショウ警備保障㈱設立
(現㈱トスネット)代表取締役
昭和62年12月 ㈱ティ・ケイ・ケイ設立代表取締役
昭和63年11月 ピース警備㈱設立代表取締役
平成3年7月 ㈱ファイブスター設立代表取締役
平成5年1月 ワールド警備保障㈱代表取締役
平成11年11月 ㈱イー・エス・テクノ代表取締役
平成12年10月 ㈱アイシーシー・トスネット代表取締
役会長
代表取締役
平成14年11月 代表取締役東北事業部担当
佐 藤 康 廣 昭和20年4月3日 生 (注)3 134
会長
平成15年11月 代表取締役
平成18年10月 ㈱三洋警備保障代表取締役
平成23年7月 I・C・Cインターナショナル㈱取締役
平成23年12月 代表取締役会長(現任)
平成26年12月 ㈱トスネット北陸取締役(現任)
平成27年11月 I・C・Cインターナショナル㈱取締役
(現任)
平成29年10月 ㈱アーバン警備保障取締役(現任)
平成29年12月 ㈱トスネット琉球取締役(現任)
令和1年7 月 北日本警備㈱取締役(現任)
平成3年2月 大和物流㈱入社
平成3年8月 当社入社 第三事業部第一ブロック長
兼仙台営業所所長
平成6年10月 業務部長兼宮城支社長
平成6年11月 取締役業務部長兼宮城支社長
平成7年7月 取締役東北地区統轄部長
平成8年11月 取締役第一統括部長
平成11年12月 取締役統括部担当兼第一統轄部長
平成12年10月 取締役東北事業部長
平成14年4月 取締役東北事業部担当
平成14年11月 取締役首都圏事業部担当
平成15年11月 常務取締役首都圏事業部担当
平成16年10月 常務取締役首都圏事業部・北関東事業
部担当
代表取締役
氏 家 仁 昭和35年8月10日 生 (注)3 27
平成17年5月 ㈱日本保安代表取締役
社長
平成17年9月 ㈱大盛警備保障取締役
平成17年10月 常務取締役統括事業部担当兼部長
平成18年1月 ㈱三洋警備保障取締役
平成18年10月 常務取締役事業部統轄本部本部長
平成19年12月 常務取締役事業部統轄担当
平成20年10月 常務取締役営業本部長
平成21年11月 専務取締役営業本部長
平成23年11月 専務取締役営業本部長兼震災対策本部
長
平成23年12月 代表取締役社長(現任)
平成25年8月 ㈱トスネット南東北代表取締役
平成27年11月 ㈱トスネット北東北取締役(現任)
平成29年11月 ㈱トスネット南東北取締役
平成22年3月 当社入社
平成24年10月 当社執行役員企画開発部部長
平成25年8月 ㈱トスネット南東北取締役
平成25年8月 ㈱トスネット首都圏取締役
平成25年11月 ㈱トスネット北陸取締役(現任)
平成25年12月 取締役企画開発部長
平成26年11月 取締役営業統轄部長
常務取締役 佐 藤 雅 彦 昭和54年6月18日 生 (注)3 548
平成27年11月 取締役
平成27年11月 ㈱トスネット首都圏代表取締役(現
任)
平成29年3月 ㈱三洋警備保障代表取締役(現任)
平成30年12月 常務取締役(現任)
令和1年11月 ㈱エイコー代表取締役
令和1年11月 ㈱日本保安取締役(現任)
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所有株式数
氏名 生年月日 略歴 任期
役職名
(千株)
平成8年4月 ㈱胆沢通信入社
平成8年12月
当社入社
平成14年7月
税理士登録(東北税理士会所属)
平成14年10月
経理部長
平成15年11月 執行役員経理部長
平成17年5月 ㈱日本保安取締役
平成17年6月 ㈱ビルキャスト取締役
平成17年10月 ㈱大盛警備保障取締役
平成18年10月 ㈱大盛警備保障監査役
平成18年10月 執行役員経理部長兼関係会社管理部長
平成18年12月 取締役経理部長兼関係会社管理部長
平成20年4月 ㈱三洋警備保障取締役(現任)
平成22年3月 ㈱メーリングジャパン監査役(現任)
平成22年10月 取締役経理部長兼関係会社担当
平成23年5月 ㈱トスネット釜石監査役
平成23年5月 ㈱トスネット陸前高田監査役
取締役
平成23年5月 ㈱トスネット相馬監査役
経理財務 朽 木 雄 二 昭和36年3月23日 生 (注)3 23
平成23年6月 ㈱トスネット茨城監査役(現任)
統轄部長
平成23年7月 I・C・Cインターナショナル㈱監査役
(現任)
平成23年11月 取締役経理部長兼関係会社管理室長
平成24年10月 取締役経理部長兼関係会社統轄担当
平成25年5月 取締役経理部長
平成25年8月 ㈱トスネット北東北監査役
平成25年8月 ㈱トスネット南東北監査役
平成25年8月 ㈱トスネット上信越取締役(現任)
平成25年11月 アサヒガード㈱監査役(現任)
平成27年11月 取締役経理財務統轄部長(現任)
平成29年1月 ㈱エイコー監査役(現任)
平成29年10月 ㈱アーバン警備保障監査役(現任)
平成29年12月 ㈱トスネット琉球監査役(現任)
令和1年7月 北日本警備㈱監査役(現任)
令和1年11月 ㈱トスネット首都圏監査役(現任)
令和1年11月 ㈱日本保安監査役(現任)
平成24年5月 当社入社
平成24年8月 ㈱トスネット北陸監査役(現任)
平成24年10月 関係会社管理部長
平成25年2月 ㈱トスネット茨城取締役(現任)
平成25年7月 執行役員関係会社管理部長
平成25年8月 ㈱トスネット首都圏監査役
平成25年8月 ㈱トスネット上信越監査役(現任)
平成25年11月 アサヒガード㈱代表取締役
取締役
菅 日 出 夫
昭和35年8月9日 生 (注)3 0
平成26年11月 ㈱日本保安監査役
管理統轄部長
平成26年11月 ㈱三洋警備保障監査役(現任)
平成26年11月 ㈱ビルキャスト監査役
平成26年11月 執行役員管理統轄部長兼関係会社管理
部長
平成27年11月 取締役管理統轄部長(現任)
平成29年11月 ㈱メーリングジャパン取締役
平成29年12月 ㈱トスネット琉球取締役(現任)
令和1年11月 ㈱ビルキャスト取締役(現任)
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所有株式
数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(千株)
昭和57年4月 いすゞ自動車株式会社入社
平成3年5月 当社入社
平成10年4月 第一統括部副部長
平成14年4月 東北事業部長
平成15年12月 取締役東北事業部長
平成17年9月 ㈱大盛警備保障代表取締役
平成17年10月 取締役北東北事業部担当兼部長
平成18年10月 取締役事業部統括本部副本部長
平成19年12月 取締役特命担当
平成22年10月 取締役営業開発・企画室長
平成23年11月 取締役震災対策本部副本部長兼岩手県
統轄担当
取締役
平成23年11月 ㈱トスネット釜石代表取締役
箱 石 義 隆 昭和38年11月8日 生 (注)3 14
業務統轄部長
平成23年11月 ㈱トスネット陸前高田代表取締役
平成24年10月 取締役岩手県地区統轄担当
平成25年8月 ㈱トスネット北東北代表取締役
平成26年11月 取締役営業部長兼宮城北地区統轄担当
平成26年11月 ㈱トスネット北東北取締役
平成27年11月 取締役
平成27年11月 ㈱三洋警備保障代表取締役
平成27年11月 ㈱トスネット首都圏専務取締役
平成29年1月 ㈱エイコー代表取締役
平成29年11月 ㈱トスネット南東北代表取締役(現任)
令和1年12月 取締役業務統轄部長(現任)
昭和59年8月 ㈱工藤パン入社
平成6年5月 当社入社
平成15年10月 首都圏事業部長
平成15年11月 執行役員首都圏事業部長
平成20年10月 執行役員首都圏支社長
平成20年12月 取締役首都圏支社長
平成22年10月 取締役首都圏地区統轄担当
取締役
平成23年6月 ㈱三洋警備保障代表取締役
五 十 嵐 春 樹
営業統轄部長 昭和37年3月20日 生 (注)3 2
平成25年8月 ㈱トスネット首都圏代表取締役
兼営業推進部長
平成27年11月 取締役営業統轄部長
平成28年4月 ㈱トスネット相馬代表取締役
平成28年11月 取締役業務統轄部長兼事業推進部部
長
平成29年6月 ㈱エイコー取締役
令和1年12月 取締役営業統轄部長兼営業推進部長
(現任)
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所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(千株)
昭和50年11月 司法試験合格
昭和53年4月 検察官検事拝命
昭和62年5月 弁護士登録(仙台弁護士会所属)
取締役 浦 井 義 光 昭和24年2月4日 生 (注)3 6
(現任)
平成15年12月 当社監査役
平成29年12月 当社取締役(現任)
昭和45年4月 東北電気工事㈱入社
平成3年4月 ㈱ユアテック社名変更
平成10年6月 同社理事営業本部営業二部長
平成15年6月 同社常務取締役新潟支社長
平成20年6月 同社専務取締役営業本部長
取締役 鎌 瀧 敬 司 昭和22年3月7日 生 (注)3 0
平成23年6月 同社専務取締役
平成24年6月 同社顧問
平成25年7月 古川電気工業㈱常勤特別顧問(現任)
平成29年12月 当社取締役(現任)
昭和44年4月 宮城県警察警察官拝命
平成5年3月 警務部警務課人事調査官(警視)
平成17年4月 総務部長(警視正)
取締役 猪 股 恒 一 昭和25年10月14日 生 (注)3 ―
平成23年3月 警視長
平成31年4月 当社常勤顧問
令和1年12月 当社取締役(現任)
昭和45年4月 鉄建建設㈱入社
平成16年6月 同社執行役員東北支店長
平成20年4月 同社本社執行役員土木本部担当
平成20年6月 同社本社理事土木本部担当
常勤監査役 坂 口 稔 昭和22年8月24日 生 (注)4 ―
平成21年5月 同社東北支店常任顧問
平成21年12月 当社監査役
平成22年12月 当社常勤監査役(現任)
昭和44年4月 鶴岡ゴム工業㈱入社
昭和61年5月 鶴岡ラバー化成㈱代表取締役(現任)
監査役 鶴 岡 三千夫 昭和21年9月1日 生 (注)4 23
平成7年12月 当社監査役(現任)
昭和41年4月 北日本銀行入行
平成11年6月 同行取締役仙台支店長
平成13年6月 同行常務取締役
小 田 中 輝 男
監査役 昭和23年3月14日 生 (注)4 3
平成21年5月 北星商事(株)代表取締役
平成23年12月 当社監査役(現任)
計 794
(注) 1.監査役坂口稔、鶴岡三千夫、小田中輝男は、社外監査役であります。
2. 取締役浦井義光、鎌瀧敬司、猪股恒一は、社外取締役であります。
3.取締役の任期は、2019年9月期に係る定時株主総会終結の時から2021年9月期に係る定時株主総会終結の時
までであります。
4.監査役の任期は、坂口稔が2017年9月期に係る定時株主総会終結の時から2021年9月期に係る定時株主総会
終結の時まで、鶴岡三千夫が2016年9月期に係る定時株主総会終結の時から2020年9月期に係る定時株主総会
終結の時まで、小田中輝男が2019年9月期に係る定時株主総会終結の時から2023年9月期に係る定時株主総会
終結の時までであります。
5.常務取締役佐藤雅彦は、代表取締役会長佐藤康廣の子であります。
6.当社は、業務執行機能の強化を図るため、執行役員制度を導入しております。執行役員は、労務安全推進室
長坂本和宏、企画開発部部長柴田智和の2名であります。
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① 社外取締役及び社外監査役
イ.社外取締役及び社外監査役の員数、人的・資本的・取引関係その他の利害関係
当社の社外取締役は3名であります。
社外取締役浦井義光氏は、法律事務所あかり所属の弁護士を兼任しております。なお、同氏は2019年9月末
現在、当社株式を6,200株所有しておりますが、それ以外に同氏と当社の間で人的関係、資本的関係及び取引関
係その他の利害関係はありません。
社外取締役鎌瀧敬司氏は、2019年9月末現在、当社株式を400株所有しておりますが、それ以外に同氏と当社
の間で人的関係、資本的関係及び取引関係その他の利害関係はありません。
社外取締役猪股恒一氏は、当社株式は所有しておりません。同氏と当社の間で人的関係、資本的関係及び取
引関係その他の利害関係はありません。
また、当社の監査役は3名中3名が社外監査役であります。
社外監査役鶴岡三千夫氏は、鶴岡ラバー化成株式会社の代表取締役を兼任しております。経営者としての長
年の経験や幅広い知見を有し、専門的見地から監査を行っていただくために選任しております。また、同氏は
2019年9月末現在、当社株式を23,900株保有しておりますが、それ以外に同氏及び同社と当社の間で人的関
係、資本的関係及び取引関係その他の利害関係はありません。
社外監査役小田中輝男氏は、長年にわたり金融業界で要職を歴任され、その豊富な経験及び経営に関する専
門的な知識を有することから、当社の監査体制の強化に十分な役割を果たしていただけるものと判断し、選任
しております。なお、同氏は2019年9月末現在、当社株式を3,800株を保有しておりますが、それ以外に同氏と
当社の間で人的関係、資本的関係及び取引関係その他の利害関係はありません。
社外監査役坂口稔氏は、当社株式を所有しておりません。同氏と当社の間で人的関係、資本的関係及び取引
関係その他の利害関係はありません。
ロ.社外役員が企業統治において果たす機能及び役割並びに社外役員を選任するための独立性に関する基準又は
方針の内容及び社外役員の選任状況に関する考え方
当社は、企業経営等に関する豊富な見識を有する社外取締役を選任し、取締役会において内部事情に捉われ
ない大所高所に立脚した外部の視点を取り入れ、経営の透明性・客観性を確保する体制を構築しております。
これにより、経営に対する独立監督機能及び業務執行の適正性保持機能を確保していると考えております。な
お、社外取締役を選任するための当社からの独立性に関する基準又は方針は、特に定めておりません。
当社の企業統治において社外監査役の果たす機能及び役割は、客観的、中立的な立場に基づき意見を表明
し、その有する専門的な見識を存分に発揮することにあり、これらの取組みを通じて、当社の企業統治は向上
するものと考えております。
なお、社外監査役を選任するための独立性に関しての判断の根拠となる資格基準、数値基準等の具体的な基
準又は方針は定めておりません。社外監査役は、様々な分野において幅広い知見を有しており、会社及び代表
取締役その他の取締役からの独立性を確保し、中立的、客観的な視点から取締役の業務執行の監査を行うこと
ができると期待される候補者から選任しております。
ハ.社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内
部統制部門との関係
社外取締役は、原則月1回開催される取締役会への出席を通じて、各年度の監査役会の監査計画上の基本方
針・重点監査項目や内部統制の整備・運用状況等に関する報告を受けることにより、また、適宜行われる取締
役との意見交換等を通じて当社グループの現状と課題を把握し、必要に応じて取締役会において意見を表明し
ております。また、経営監視の観点から、取締役会のほか経営会議等の重要な会議に出席して取締役の職務の
執行状況について監視・チェックを行っております。
社外監査役は、取締役会及び監査役会に出席し、取締役及び使用人等から内部監査、会計監査及び内部統制
監査の実施状況の報告を受け、必要に応じて説明を求めるほか、適宜意見を表明しております。
また、内部統制部門(人事総務部、経理部、財務部)は、内部統制の整備・運用状況等に関して、内部監査
室、監査役及び会計監査人に対し、必要に応じて報告を行っております。
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(3) 【監査の状況】
① 内部監査及び監査役監査の状況
イ.当社の内部監査及び監査役監査の組織
当社の内部監査は、代表取締役直轄の内部監査室1名が社内の全部門を対象に内部監査規程に定める会計監
査及び業務監査を行っております。監査結果は代表取締役に報告し、改善が必要な場合は改善計画及び改善結
果の確認を行うことにより、実効性を高めております。
監査役会は、常勤監査役1名、非常勤監査役2名で構成されており、取締役会及び重要な経営会議等へ出席
するとともに、随時重要案件の書類等を閲覧し、取締役への助言や職務遂行の監督、監査を行っております。
監査役には、当社の業務、社内事情に精通し、経営陣からの独立性を有するとともに、経営、法律、財務等に
関する見識を有し、経営に対する適切な監視・監督を行うことができる者を選任しております。
ロ.内部監査、監査役監査及び会計監査の相互連携並びにこれらの監査と内部統制部門との関係
(代表取締役と監査役との定期的会合)
監査役は代表取締役と定期的に会合を持ち、監査結果等を含めて、経営上の重要課題について意見交換し、
認識の共有に努めております。
(監査役と会計監査人間の協議会等)
当社の会計監査については、太陽有限責任監査法人と監査契約を締結しており、監査計画に基づき、内部統
制監査、各四半期末及び期末の会計監査に加えて会計上の課題等について適時、適切なアドバイスを受けてお
ります。内部統制監査では、内部監査室が内部統制部門に対して実施した監査結果の検証、関係資料の閲覧等
に基づき、内部統制部門における内部統制の整備・運用状況の評価を行っております。
監査役は監査法人と定期的に会合を持ち、意見及び情報の交換を行っております。監査法人から監査計画並
びに監査報告について説明を受け意見交換を行うほか、必要に応じて監査法人の往査及び監査講評に立ち会っ
ております。なお、監査法人は監査結果について、過去に指摘した事項のフォローアップとともに、適時代表
取締役、監査役及び内部統制部門へ報告を行っております。
(内部監査部門との連携)
内部監査室は、全社的な内部統制及び業務プロセスに係る内部統制の評価手続きの一環として総務部門、経
理部門等の内部統制部門が所管するコンプライアンスの推進、リスク管理、決算・財務報告等の業務活動に対
し監査を行っております。監査結果は、適時代表取締役及び担当役員へ報告され、内部監査室が是正を必要と
判断した不備事項については、担当役員から関係部署に対し是正措置回答を求めるなど内部統制部門の管理体
制の強化に役立てております。監査役は内部監査室と定期的に会合を持ち、内部監査の結果等について報告を
受け意見交換を行っており、必要に応じて内部監査室に対して調査を求める等の効率的な監査の実施に努めて
おります。
② 会計監査の状況
イ.監査法人の名称
太陽有限責任監査法人
ロ.業務を執行した公認会計士
須永真樹
島川行正
ハ.監査業務に係る補助者の構成
当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士2名、その他8名であります。
ニ.監査法人の選定方針と理由
当社では、会計監査人に必要とされる独立性、専門性及び品質管理体制等を勘案の上、効率的かつ効果的な
監査業務の運営が期待できることを選定方針としており、太陽有限責任監査法人が適任であると判断しており
ます。
ホ.監査役及び監査役会による監査法人の評価
当社の監査役会は監査法人の評価を行っており、太陽有限責任監査法人について、会計監査人の適格性・独
立性を害する事由等の発生は無く、会計監査人の職務の遂行に支障がないと評価しております。
ヘ.監査法人の異動
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当社の監査法人は次のとおり異動しております。
第41期 (連結・個別) 優成監査法人
第42期 (連結・個別) 太陽有限責任監査法人
なお、臨時報告書に記載した事項は次のとおりであります。
(1)当該異動に係る監査公認会計士等の氏名又は名称
①存続する監査公認会計士等の概要
名称 太陽有限責任監査法人
所在地 東京都港区元赤坂一丁目2番7号
②消滅する監査公認会計士等の概要
名称 優成監査法人
所在地 東京都千代田区丸の内一丁目8番1号 丸の内トラストタワーN館9階
(2)当該異動の年月日
2018年7月2日
(3)消滅する監査公認会計士等の直近における就任年月日
2017年12月20日
(4)消滅する監査公認会計士等が直近3年間に作成した監査報告書等における意見等に関する事項
該当事項はありません。
(5)当該異動の決定又は当該異動に至った理由及び経緯
当社の会計監査人である優成監査法人(消滅監査法人)が、2018年7月2日付で、太陽有限責任監査法人
と合併したことに伴うものであります。
これに伴いまして、当社の監査証明を行う監査公認会計士等は太陽有限責任監査法人となります。
(6)(5)の理由及び経緯に対する監査報告書等の記載事項に係る消滅する監査公認会計士等の意見
特段の意見はないものとの申し出を受けております。
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③監査報酬の内容等
イ.監査公認会計士等に対する報酬の内容
前連結会計年度 当連結会計年度
区分
監査証明業務に 非監査業務に 監査証明業務に 非監査業務に
基づく報酬(千円) 基づく報酬(千円) 基づく報酬(千円) 基づく報酬(千円)
提出会社 12,380 ― 12,380 500
連結子会社 ― ― ― ―
計 12,380 ― 12,380 500
当社が監査公認会計士等に対して報酬を支払っている非監査業務の内容は、合意された手続業務等です。
ロ.監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対する報酬(イを除く)
前連結会計年度
該当事項はありません。
当連結会計年度
該当事項はありません。
ハ.その他重要な報酬の内容
前連結会計年度
該当事項はありません。
当連結会計年度
該当事項はありません。
ニ.監査報酬の決定方針
当社の監査公認会計士等に対する監査報酬の決定方針は、当社の規模、業務の特性、監査日数等を勘案し、監査
公認会計士等と協議のうえ、決定することとしております。
ホ.監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査役会は、会計監査人及び社内関係部署との面談・聴取を通じて、会計監査人が提出した監査計画の内容、会
計監査の職務遂行状況及び報酬見積りの算出根拠等の相当性について必要な検証を行ったうえ、会社法第399条第
1項及び第2項の定めにより会計監査人の報酬等の額に同意しました。
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(4) 【役員の報酬等】
① 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針
当社は、役員の報酬等の額の決定に関する方針を定めておりませんが、役員報酬等の総額は株主総会において決
議し、取締役の報酬等の額は取締役会の決議により、監査役の報酬等は監査役会において監査役の協議により決定
しております。
② 役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び役員の員数
報酬等の種類別の総額(千円)
対象となる
報酬等の総額
役員区分 役員の員数
(千円)
ストック
(名)
基本報酬 賞与 退職慰労金
オプション
取締役
145,280 132,480 ― 12,800 ― 8
(社外取締役を除く)
監査役
― ― ― ― ― ―
(社外監査役を除く)
社外役員 13,680 13,080 ― 600 ― 6
③ 報酬等の総額が1億円以上である者の報酬等の総額
報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、記載しておりません。
④ 使用人兼務役員の使用人分給与のうち重要なもの
報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、記載しておりません。
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(5) 【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方
当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、専
ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益獲得を目的とした株式投資を「純投資目的である投資株
式」とし、業務提携又は協力関係の構築、及び株式の相互持合い等を通して中長期的な企業価値の向上等に資
すると判断し保有する「純投資目的以外の目的である投資株式」と区別しております。
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式
イ.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証
の内容
保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式は、業務提携、取引の維持・強化及び株式の安定等の目的
で、政策保有株式として、取引先の株式を保有することが出来るものとしております。
保有の適否に関しては、当社グループの成長に必要かどうか、他に有効な資金活用は無いか等の観点で、取
締役会による検証を適宜行っております。
ロ.銘柄数及び貸借対照表計上額
貸借対照表計上額の
銘柄数
(銘柄)
合計額(千円)
非上場株式 9 14,657
非上場株式以外の株式 7 182,779
(当事業年度において株式数が増加した銘柄)
銘柄数 株式数の増加に係る取得
株式数の増加の理由
(銘柄) 価額の合計額(千円)
非上場株式 ― ― ―
非上場株式以外の株式 3 3,385 営業取引上の政策目的
(当事業年度において株式数が減少した銘柄)
銘柄数 株式数の減少に係る売却
(銘柄) 価額の合計額(千円)
非上場株式 1 1,658
非上場株式以外の株式 ― ―
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ハ.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報
特定投資株式
当事業年度 前事業年度
当社の株
保有目的、定量的な保有効果
株式数(株) 株式数(株)
銘柄 式の保有
及び株式数が増加した理由
貸借対照表計上額 貸借対照表計上額
の有無
(千円) (千円)
500,000 500,000
株式会社じもとホール
営業取引上の政策のため 無
ディングス
49,500 93,000
3,000 3,000
株式会社福田組 営業取引上の政策のため 無
12,495 17,040
8,741 8,409
アクシアル リテイリン
営業取引上の政策のため 無
グ株式会社
34,354 34,142
6,506 6,258
株式会社アークス 営業取引上の政策のため 無
14,699 19,275
6,891 6,471
イオンディライト株式会
営業取引上の政策のため 無
社
23,361 26,824
10,500 10,500
株式会社北日本銀行 営業取引上の政策のため 有
18,795 27,751
3,000 3,000
セコム株式会社 営業取引上の政策のため 有
29,574 27,786
(注)みなし保有株式はありません。
③ 保有目的が純投資目的である投資株式
該当事項はありません。
④ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの
該当事項はありません。
⑤ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの
該当事項はありません。
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第5 【経理の状況】
1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について
(1) 当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(1976年大蔵省令第28号。以
下「連結財務諸表規則」という。)に基づいて作成しております。
(2) 当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(1963年大蔵省令第59号。以下「財
務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。
2.監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(2018年10月1日から2019年9月30
日まで)の連結財務諸表及び事業年度(2018年10月1日から2019年9月30日まで)の財務諸表について、太陽有限
責任監査法人により監査を受けております。
3.連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みについて
当社は、以下のとおり連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みを行っております。
① 会計基準等の内容を適切に把握し、または会計基準等の変更等について的確に対応することができる体制を
整備するため、公益財団法人財務会計基準機構への加入、専門的知識を有する団体等が主催するセミナーへの
参加、会計専門誌の定期購読等を行っております。
② 社内規程、手順書等を見直し、変更等があればその都度整備を行い、財務報告に係る内部統制の適正性を図
っております。
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1 【連結財務諸表等】
(1) 【連結財務諸表】
① 【連結貸借対照表】
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年9月30日) (2019年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 3,547,533 3,817,979
受取手形及び売掛金 250,158 283,173
警備未収入金 1,102,411 1,157,185
仕掛品 726 173
貯蔵品 35,632 67,850
その他 102,969 127,081
△ 3,162 △ 3,306
貸倒引当金
流動資産合計 5,036,268 5,450,138
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 1,002,184 1,058,738
△ 656,888 △ 678,219
減価償却累計額
※1 345,296 ※1 380,519
建物及び構築物(純額)
機械装置及び運搬具
1,146,227 1,163,428
△ 1,058,496 △ 1,090,014
減価償却累計額
機械装置及び運搬具(純額) 87,730 73,413
工具、器具及び備品
163,923 182,091
△ 108,275 △ 126,371
減価償却累計額
工具、器具及び備品(純額) 55,647 55,719
※1 1,300,331 ※1 1,321,508
土地
建設仮勘定 2,000 -
リース資産 41,298 95,502
△ 22,221 △ 28,271
減価償却累計額
リース資産(純額) 19,076 67,230
有形固定資産合計 1,810,081 1,898,391
無形固定資産
電話加入権 22,205 23,206
商標権 75 67
のれん 395,262 362,868
5,130 6,024
リース資産
無形固定資産合計 422,673 392,166
投資その他の資産
投資有価証券 390,943 314,939
投資建物 46,460 46,460
△ 41,761 △ 42,371
減価償却累計額
投資建物(純額) 4,698 4,088
投資土地
72,085 72,085
会員権 3,687 3,703
繰延税金資産 93,762 140,772
その他 166,003 195,170
△ 10,976 △ 8,739
貸倒引当金
投資その他の資産合計 720,204 722,018
固定資産合計 2,952,959 3,012,577
繰延資産
1,610 1,288
開業費
繰延資産合計 1,610 1,288
資産合計 7,990,839 8,464,004
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(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年9月30日) (2019年9月30日)
負債の部
流動負債
※1 500,000 ※1 500,000
短期借入金
※1 149,460 ※1 160,712
1年内返済予定の長期借入金
未払法人税等 196,450 222,940
未払消費税等 178,116 148,435
未払費用 662,071 615,491
賞与引当金 83,130 93,071
リース債務 16,777 23,572
276,937 239,089
その他
流動負債合計 2,062,943 2,003,312
固定負債
※1 473,982 ※1 483,720
長期借入金
退職給付に係る負債 260,152 270,298
リース債務 25,006 71,381
繰延税金負債 2,661 342
5,837 5,621
その他
固定負債合計 767,640 831,363
負債合計 2,830,584 2,834,675
純資産の部
株主資本
資本金 782,930 782,930
資本剰余金 766,550 766,550
利益剰余金 3,530,786 4,048,941
△ 773 △ 773
自己株式
株主資本合計 5,079,492 5,597,647
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 102,736 47,737
△ 21,974 △ 16,057
退職給付に係る調整累計額
その他の包括利益累計額合計 80,761 31,680
純資産合計 5,160,254 5,629,328
負債純資産合計 7,990,839 8,464,004
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② 【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】
【連結損益計算書】
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年10月1日 (自 2018年10月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
売上高 10,370,096 10,761,220
6,989,170 7,088,072
売上原価
売上総利益 3,380,926 3,673,147
販売費及び一般管理費
広告宣伝費 24,448 29,475
役員報酬 245,573 252,254
役員賞与 11,875 19,368
給料 1,006,991 1,066,079
賞与 37,091 51,354
賞与引当金繰入額 39,314 58,236
退職給付費用 16,323 14,997
法定福利費 201,381 213,401
通信費 40,491 36,967
旅費及び交通費 47,154 46,446
募集費 37,454 49,402
地代家賃 189,226 180,344
リース料 66,001 68,906
保険料 48,319 52,994
租税公課 42,092 40,142
減価償却費 54,956 55,771
のれん償却額 114,649 116,918
339,372 361,882
その他
販売費及び一般管理費合計 2,562,719 2,714,944
営業利益 818,207 958,202
営業外収益
受取利息 101 89
受取配当金 5,633 5,792
助成金収入 41,974 28,320
受取賃貸料 24,145 24,394
投資有価証券運用益 13,474 849
寮費収入 4,985 3,629
12,573 13,041
雑収入
営業外収益合計 102,889 76,118
営業外費用
支払利息 9,028 7,724
減価償却費 620 691
6,628 2,734
その他
営業外費用合計 16,277 11,149
経常利益 904,818 1,023,172
特別利益
※1 21 ※1 39
固定資産売却益
特別利益合計 21 39
特別損失
※2 0 ※2 149
固定資産除却損
特別損失合計 0 149
税金等調整前当期純利益 904,839 1,023,061
法人税、住民税及び事業税
390,147 399,073
△ 4,084 △ 12,419
法人税等調整額
法人税等合計 386,063 386,654
当期純利益 518,775 636,407
親会社株主に帰属する当期純利益 518,775 636,407
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【連結包括利益計算書】
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年10月1日 (自 2018年10月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
当期純利益 518,775 636,407
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △ 7,735 △ 54,999
6,420 5,917
退職給付に係る調整額
※1 △ 1,314 ※1 △ 49,081
その他の包括利益合計
包括利益 517,461 587,326
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 517,461 587,326
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③ 【連結株主資本等変動計算書】
前連結会計年度(自 2017年10月1日 至 2018年9月30日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 782,930 766,550 3,130,263 △ 741 4,679,001
当期変動額
剰余金の配当 △ 118,253 △ 118,253
親会社株主に帰属す
518,775 518,775
る当期純利益
自己株式の取得 ― △ 31 △ 31
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 ― ― 400,522 △ 31 400,491
当期末残高 782,930 766,550 3,530,786 △ 773 5,079,492
その他の包括利益累計額
純資産合計
その他有価証券 退職給付に係る その他の包括利益
評価差額金 調整累計額 累計額合計
当期首残高 110,472 △ 28,395 82,076 4,761,077
当期変動額
剰余金の配当 △ 118,253
親会社株主に帰属す
518,775
る当期純利益
自己株式の取得 △ 31
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △ 7,735 6,420 △ 1,314 △ 1,314
額)
当期変動額合計 △ 7,735 6,420 △ 1,314 399,176
当期末残高 102,736 △ 21,974 80,761 5,160,254
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当連結会計年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 782,930 766,550 3,530,786 △ 773 5,079,492
当期変動額
剰余金の配当 △ 118,252 △ 118,252
親会社株主に帰属す
636,407 636,407
る当期純利益
自己株式の取得 ―
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 ―
額)
当期変動額合計 ― ― 518,155 ― 518,155
当期末残高 782,930 766,550 4,048,941 △ 773 5,597,647
その他の包括利益累計額
純資産合計
その他有価証券 退職給付に係る その他の包括利益
評価差額金 調整累計額 累計額合計
当期首残高 102,736 △ 21,974 80,761 5,160,254
当期変動額
剰余金の配当 △ 118,252
親会社株主に帰属す
636,407
る当期純利益
自己株式の取得 ―
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △ 54,999 5,917 △ 49,081 △ 49,081
額)
当期変動額合計 △ 54,999 5,917 △ 49,081 469,073
当期末残高 47,737 △ 16,057 31,680 5,629,328
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④ 【連結キャッシュ・フロー計算書】
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年10月1日 (自 2018年10月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 904,839 1,023,061
減価償却費 83,677 81,278
繰延資産償却額 121 322
のれん償却額 114,649 116,918
貸倒引当金の増減額(△は減少) △ 713 △ 2,093
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 20,069 14,493
賞与引当金の増減額(△は減少) 1,380 9,441
受取利息及び受取配当金 △ 5,734 △ 5,882
支払利息 9,028 7,724
投資有価証券運用損益(△は益) △ 13,474 △ 849
投資有価証券売却損益(△は益) - △ 106
有形固定資産売却損益(△は益) △ 21 △ 39
有形固定資産除却損 0 149
売上債権の増減額(△は増加) △ 68,831 △ 43,134
たな卸資産の増減額(△は増加) 3,068 △ 30,291
前払費用の増減額(△は増加) 18,313 △ 20,060
未収入金の増減額(△は増加) △ 20,846 △ 8,626
未払金の増減額(△は減少) 7,140 21,584
未払費用の増減額(△は減少) 999 △ 59,349
預り金の増減額(△は減少) 5,706 △ 64,222
49,352 △ 42,969
その他
小計 1,108,726 997,347
利息及び配当金の受取額
6,203 5,879
利息の支払額 △ 9,462 △ 7,608
△ 379,097 △ 356,961
法人税等の支払額
営業活動によるキャッシュ・フロー 726,370 638,656
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資有価証券の取得による支出 △ 3,334 △ 3,385
投資有価証券の売却及び償還による収入 - 1,658
投資有価証券の払戻しによる収入 19,556 -
有形固定資産の取得による支出 △ 40,408 △ 97,212
有形固定資産の売却による収入 21 0
短期貸付けによる支出 △ 3,025 △ 1,090
敷金及び保証金の差入による支出 △ 3,644 △ 2,017
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によ
△ 72,063 △ 117,178
る支出
△ 31,355 △ 29,338
その他
投資活動によるキャッシュ・フロー △ 134,253 △ 248,563
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の増減額(△は減少) △ 14,000 -
長期借入れによる収入 - 200,000
長期借入金の返済による支出 △ 172,797 △ 179,510
配当金の支払額 △ 118,118 △ 118,170
ファイナンス・リース債務の返済による支出 △ 21,637 △ 21,964
△ 61 -
その他
財務活動によるキャッシュ・フロー △ 326,616 △ 119,646
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 265,500 270,446
現金及び現金同等物の期首残高 3,282,033 3,547,533
※1 3,547,533 ※1 3,817,979
現金及び現金同等物の期末残高
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【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
1.連結の範囲に関する事項
(1) 連結子会社の数 17 社
主要な連結子会社名
株式会社日本保安
株式会社ビルキャスト
株式会社大盛警備保障
株式会社三洋警備保障
株式会社メーリングジャパン
I・C・Cインターナショナル株式会社
株式会社トスネット北陸
株式会社トスネット茨城
株式会社トスネット北東北
株式会社トスネット南東北
株式会社トスネット上信越
株式会社トスネット首都圏
アサヒガード株式会社
株式会社エイコー
株式会社アーバン警備保障
株式会社トスネット琉球
北日本警備株式会社
2019年7月3日に全株式を取得した北日本警備株式会社は、当連結会計年度より連結の範囲に含めておりま
す。
また、株式会社トスネット相馬は株式会社トスネットとの吸収合併により、また株式会社トスネット釜石及
び株式会社トスネット陸前高田は株式会社トスネット北東北に吸収合併されたため、それぞれ連結の範囲から
除外しております。
(2) 主要な非連結子会社名
該当事項はありません。
2.持分法の適用に関する事項
(1) 持分法を適用した非連結子会社数
該当事項はありません。
(2) 持分法を適用した関連会社数
該当事項はありません。
(3) 持分法を適用しない非連結子会社及び関連会社のうち主要な会社等の名称
該当事項はありません。
3.連結子会社の事業年度等に関する事項
連結子会社の決算日は、連結決算日と一致しております。
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4.会計方針に関する事項
(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法
① 有価証券
その他有価証券
時価のあるもの
決算期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は、全部純資産直入法により処理し、売却原価は総平
均法により算定)
時価のないもの
総平均法に基づく原価法
なお、投資事業組合に対する出資については、組合の直近の決算書を基礎とし、持分を純額で取り込む方
法によっております。
② たな卸資産
仕掛品 個別法による原価法
貯蔵品 最終仕入原価法
(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法
① 有形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しております。
建物及び構築物 5~50年
機械装置及び運搬具 2~15年
工具、器具及び備品 2~20年
② 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しております。
③ リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。
(3) 重要な引当金の計上基準
① 貸倒引当金
売上債権、貸付金等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等
特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。
② 賞与引当金
従業員に対して支給する賞与に充てるため、支給見込額に基づき計上しております。
(4) 退職給付に係る会計処理の方法
① 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法につい
ては、期間定額基準によっております。
② 数理計算上の差異の費用処理方法
数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数
(5年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生した連結会計年度から費用処理しております。
(5) のれんの償却方法及び償却期間
のれんの償却については、その効果の発現する期間(10年)にわたり、定額法により償却しておりま
す。
(6) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
手許現金、随時引出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスク
しか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。
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(7) その他連結財務諸表作成のための重要な事項
消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
(表示方法の変更)
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」の適用に伴う変更)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)を当連結会計年度
から適用し、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負債の区分に表示する
方法に変更しております。
この結果、前連結会計年度において「流動資産」に区分しておりました「繰延税金資産」(前連結会計年
度47,854千円)は、当連結会計年度においては「投資その他の資産」の「繰延税金資産」140,772千円に含
めて表示しております。
(未適用の会計基準等)
(収益認識に関する会計基準等)
・「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2018年3月30日 企業会計基準委員会)
・「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2018年3月30日 企業会
計基準委員会)
(1) 概要
国際会計基準審議会(IASB)及び米国財務会計基準審議会(FASB)は、共同して収益認識に関する包
括的な会計基準の開発を行い、2014年5月に「顧客との契約から生じる収益」(IASBにおいては
IFRS 第15号、FASBにおいてはTopic606)を公表しており、IFRS第15号は2018年1月1日以後開始す
る事業年度から、Topic606は2017年12月15日より後に開始する事業年度から適用される状況を踏ま
え、企業会計基準委員会において、収益認識に関する包括的な会計基準が開発され、適用指針と合
わせて公表されたものです。
企業会計基準委員会の収益認識に関する会計基準の開発にあたっての基本的な方針として、IFRS
第15号と整合性を図る便益の1つである財務諸表間の比較可能性の観点から、IFRS第15号の基本的
な原則を取り入れることを出発点とし、会計基準を定めることとされ、また、これまで我が国で行
われてきた実務等に配慮すべき項目がある場合には、比較可能性を損なわせない範囲で代替的な取
扱いを追加することとされております。
(2) 適用予定日
2022年9月期の期首から適用します。
(3) 当該会計基準等の適用による影響
「収益認識に関する会計基準」等の適用による連結財務諸表に与える影響については、現時点で評
価中であります。
(追加情報)
該当事項はありません。
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(連結貸借対照表関係)
※1 担保資産及び担保付債務
担保に付している資産は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年9月30日) (2019年9月30日)
建物 172,241千円 170,201千円
871,962 〃 799,962 〃
土地
計 1,044,204千円 970,164千円
上記に対する債務
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年9月30日) (2019年9月30日)
短期借入金 200,000千円 200,000千円
110,556 〃 110,712 〃
1年内返済予定の長期借入金
390,762 〃 363,720 〃
長期借入金
計 701,318千円 674,432千円
(連結損益計算書関係)
※1 固定資産売却益の内容は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年10月1日 (自 2018年10月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
車両運搬具 21千円 39千円
計 21千円 39千円
※2 固定資産除却損の内容は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年10月1日 (自 2018年10月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
-千円 149千円
構築物
0 〃 - 〃
工具、器具及び備品
計 0千円 149千円
(連結包括利益計算書関係)
※1 その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年10月1日 (自 2018年10月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
その他有価証券評価差額金
当期発生額
△11,127千円 △78,439千円
組替調整額
-千円 -千円
税効果調整前
△11,127千円 △78,439千円
税効果額 3,392千円 23,440千円
その他有価証券評価差額金
△7,735千円 △54,999千円
退職給付に係る調整額
当期発生額 △5,114千円 △6,492千円
14,338千円 15,015千円
組替調整額
税効果調整前
9,224千円 8,523千円
△2,803千円 △2,605千円
税効果額
退職給付に係る調整額 6,420千円 5,917千円
その他の包括利益合計 △1,314千円 △49,081千円
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(連結株主資本等変動計算書関係)
前連結会計年度(自 2017年10月1日 至 2018年9月30日)
1.発行済株式の種類及び総数に関する事項
株式の種類 当連結会計年度期首 増加 減少 当連結会計年度末
普通株式(千株) 4,732 ― ― 4,732
2.自己株式の種類及び株式数に関する事項
株式の種類 当連結会計年度期首 増加 減少 当連結会計年度末
普通株式(株) 2,473 30 ― 2,503
(変動事由の概要)
単元未満株式の買取りによる増加 30株
3.配当に関する事項
(1) 配当金支払額
配当金の総額 1株当たり配当額
決議 株式の種類 基準日 効力発生日
(千円) (円)
2017年12月20日
普通株式 118,253 25.0 2017年9月30日 2017年12月21日
定時株主総会
(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
配当金の総額 1株当たり
決議 株式の種類 配当の原資 基準日 効力発生日
(千円) 配当額(円)
2018年12月20日
普通株式 利益剰余金 118,252 25.0 2018年9月30日 2018年12月21日
定時株主総会
当連結会計年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)
1.発行済株式の種類及び総数に関する事項
株式の種類 当連結会計年度期首 増加 減少 当連結会計年度末
普通株式(千株) 4,732 ― ― 4,732
2.自己株式の種類及び株式数に関する事項
株式の種類 当連結会計年度期首 増加 減少 当連結会計年度末
普通株式(株) 2,503 ― ― 2,503
3.配当に関する事項
(1) 配当金支払額
配当金の総額 1株当たり配当額
決議 株式の種類 基準日 効力発生日
(千円) (円)
2018年12月20日
普通株式 118,252 25.0 2018年9月30日 2018年12月21日
定時株主総会
(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
配当金の総額 1株当たり
決議 株式の種類 配当の原資 基準日 効力発生日
(千円) 配当額(円)
2019年12月20日
普通株式 利益剰余金 118,252 25.0 2019年9月30日 2019年12月23日
定時株主総会
(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に記載されている科目の金額との関係
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年10月1日 (自 2018年10月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
3,547,533千円 3,817,979千円
現金及び預金
現金及び現金同等物
3,547,533千円 3,817,979千円
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(リース取引関係)
1.ファイナンス・リース取引
(借主側)
所有権移転外ファイナンス・リース取引
① リース資産の内容
有形固定資産
主として、車両運搬具であります。
② リース資産の減価償却の方法
連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項「4.会計方針に関する事項 (2)重要な減価償却資産の減
価償却の方法」に記載のとおりであります。
2.オペレ-ティング・リ-ス取引
(借主側)
オぺレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年9月30日) (2019年9月30日)
1年内 64,871 67,959
1年超 93,793 90,067
合計 158,664 158,027
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有価証券報告書
(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当社グループは、資金運用については短期的な安全性の高い金融商品に限定し、また、資金調達については銀
行借入等による方針であります。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
受取手形及び警備未収入金等の営業債権は、主に建築、土木、小売業等に対するものであり、与信調査を基に
個別に管理しております。その他に対するものについては、モニタリング等により個別に管理しております。
有価証券及び投資有価証券は、市場価格の変動リスク、信用リスク及び流動性リスク等に晒されておりま
す。 当該リスクに対して、取引については取締役会での決裁を行うこととしております。
長期借入金は、主に設備投資及び事業買収等に係る資金調達を目的としたものであり、金利の変動リスクに晒
されています。なお、当社グループでは流動性のリスクを回避するために、営業債務や借入金は各社が月次に資
金繰り計画表を作成する等の方法により管理しております。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理
営業債権である受取手形及び警備未収入金等の管理については、債権管理規程に定められており、営業本部は
営業担当者及び経理部の当該担当者と協力して、取引先ごとの期日管理及び残高管理を行うとともに、取引先の
信用状況を把握する体制をとっております。
有価証券及び投資有価証券については、資金管理事務規程に従い、元本回収が確実な安全性の高い金融商品を
対象として、かつ、格付の高い発行体に限定しているため、信用リスクはほとんどないと認識しております。
② 市場リスクの管理
有価証券及び投資有価証券については、定期的に時価を把握しており、その資金運用管理状況を定期的に関係
責任者へ報告しております。
③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理
当社は、各部署からの報告に基づき経理部が適時に資金繰計画を作成・更新するとともに、手許流動性の維持
などにより流動性リスクを管理しております。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含ま
れております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することに
より、当該価額が変動することがあります。
2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握するこ
とが極めて困難と認められるものは、次表には含まれておりません。((注)2.参照)
前連結会計年度(2018年9月30日)
連結貸借対照表
時価(千円) 差額(千円)
計上額(千円)
(1)現金及び預金 3,547,533 3,547,533 ―
(2)受取手形及び売掛金 250,158 250,158 ―
(3)警備未収入金 1,102,411 1,102,411 ―
(4)投資有価証券 340,130 340,130 ―
資産計 5,240,235 5,240,235 ―
(1)短期借入金 500,000 500,000 ―
(2)長期借入金 623,442 624,001 558
負債計 1,123,442 1,124,001 558
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当連結会計年度(2019年9月30日)
連結貸借対照表
時価(千円) 差額(千円)
計上額(千円)
(1)現金及び預金 3,817,979 3,817,979 ―
(2)受取手形及び売掛金 283,173 283,173 ―
(3)警備未収入金 1,157,185 1,157,185 ―
(4)投資有価証券 265,077 265,077 ―
資産計 5,523,415 5,523,415 ―
(1)短期借入金 500,000 500,000 ―
(2)長期借入金 644,432 644,839 407
負債計 1,144,432 1,144,839 407
(注)1.金融商品の時価の算定方法並びに有価証券に関する事項
資 産
(1)現金及び預金 (2)受取手形及び売掛金 (3)警備未収入金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっておりま
す。
(4)投資有価証券
これらの時価について、株式は取引所の価格によっており、投資信託は基準価格によっております。また、有
価証券に関する注記事項については、注記事項「有価証券関係」をご参照下さい。
負 債
(1)短期借入金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
(2)長期借入金
これらの時価については、元利金の合計額を同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いて算定
する方法によっております。
(注)2.時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の連結貸借対照表計上額
(単位:千円)
区 分 2018年9月30日 2019年9月30日
その他有価証券
非上場株式 16,209 14,657
投資事業有限責任組合及びこれらに類する組合への出資 34,603 35,204
合計 50,812 49,862
上記については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められるため、「(4) 投資有価証
券」には含めておりません。
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(注)3.金銭債権及び満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(2018年9月30日)
(単位:千円)
1年超 5年超
1年以内 10年超
5年以内 10年以内
現金及び預金 3,547,533 ― ― ―
受取手形及び売掛金 250,158 ― ― ―
警備未収入金 1,102,411 ― ― ―
投資有価証券
その他有価証券のうち満期があるもの
― ― ― ―
合計 4,900,103 ― ― ―
当連結会計年度(2019年9月30日)
(単位:千円)
1年超 5年超
1年以内 10年超
5年以内 10年以内
現金及び預金 3,817,979 ― ― ―
受取手形及び売掛金 283,173 ― ― ―
警備未収入金 1,157,185 ― ― ―
投資有価証券
その他有価証券のうち満期があるもの
― ― ― ―
合計 5,258,337 ― ― ―
(注)4.長期借入金の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度(2018年9月30日)
1年内 1年超5年内 5年超10年内 10年超
(千円) (千円) (千円) (千円)
長期借入金 149,460 395,398 78,584 ―
合 計 149,460 395,398 78,584 ―
当連結会計年度(2019年9月30日)
1年内 1年超5年内 5年超10年内 10年超
(千円) (千円) (千円) (千円)
長期借入金 160,712 465,848 17,872 ―
合 計 160,712 465,848 17,872 ―
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(有価証券関係)
1.その他有価証券
前連結会計年度(2018年9月30日)
連結貸借対照表計上額
区分 取得原価(千円) 差額(千円)
(千円)
連結貸借対照表計上額が取得原価を
超えるもの
① 株式
249,789 121,460 128,328
② その他
85,025 74,683 10,341
小計 334,814 196,144 138,669
連結貸借対照表計上額が取得原価を
超えないもの
① 株式
5,316 5,495 △178
② その他
― ― ―
小計 5,316 5,495 △178
合計 340,130 201,639 138,491
(注)1.表記の「取得原価」は減損処理後の帳簿価額であります。
2.その他有価証券で時価のある株式その他については、下落率が30~50%の株式の減損にあっては、個別銘柄
毎に、当連結会計年度における最高値・最安値と帳簿価額との乖離状況等保有有価証券の時価水準を把握す
るとともに発行体の外部信用格付や公表財務諸表ベースでの各種財務比率の検討等により信用リスクの定量
評価を行い、総合的に判断をしております。
当連結会計年度(2019年9月30日)
連結貸借対照表計上額
区分 取得原価(千円) 差額(千円)
(千円)
連結貸借対照表計上額が取得原価を
超えるもの
① 株式
167,618 102,648 64,969
② その他
24,289 23,683 606
小計 191,908 126,332 65,575
連結貸借対照表計上額が取得原価を
超えないもの
① 株式
22,475 27,692 △5,217
② その他
50,694 51,000 △305
小計 73,169 78,692 △5,522
合計 265,077 205,024 60,052
(注)1.表記の「取得原価」は減損処理後の帳簿価額であります。
2.その他有価証券で時価のある株式その他については、下落率が30~50%の株式の減損にあっては、個別銘柄
毎に、当連結会計年度における最高値・最安値と帳簿価額との乖離状況等保有有価証券の時価水準を把握す
るとともに発行体の外部信用格付や公表財務諸表ベースでの各種財務比率の検討等により信用リスクの定量
評価を行い、総合的に判断をしております。
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2.売却したその他有価証券
前連結会計年度(自 2017年10月1日 至 2018年9月30日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)
区分 売却額(千円) 売却益の合計額(千円) 売却損の合計額(千円)
株式 1,658 106 ―
合計 1,658 106 ―
(デリバティブ取引関係)
該当事項はありません。
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(退職給付関係)
前連結会計年度(自 2017年10月1日 至 2018年9月30日)
1.採用している退職給付制度の概要
当社及び連結子会社は、退職金規程に基づく社内積立の退職一時金制度を設けております。
なお、一部の連結子会社が有する退職一時金制度は、簡便法により退職給付に係る負債及び退職給付費用を
計算しております。
2.確定給付制度
(1)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
退職給付債務の期首残高 249,307 千円
勤務費用 25,188 〃
利息費用 - 〃
数理計算上の差異の発生額 5,114 〃
退職給付の支払額 △19,457 〃
退職給付債務の期末残高 260,152 〃
(注)簡便法を適用した制度を含みます。
(2)退職給付債務の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債の調整表
非積立型制度の退職給付債務 260,152 千円
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 260,152 〃
退職給付に係る負債 260,152 〃
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 260,152 〃
(注)簡便法を適用した制度を含みます。
(3)退職給付費用及びその内訳項目の金額
勤務費用 25,188 千円
利息費用 - 〃
数理計算上の差異の費用処理額 14,338 〃
確定給付費用に係る退職給付費用 39,527 〃
(注)簡便法を適用した制度を含みます。
(4)退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
数理計算上の差異 9,224 千円
合計 9,224 〃
(5)退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
未認識数理計算上の差異 △31,650 千円
合計 △31,650 〃
(6)数理計算上の計算基礎に関する事項
当連結会計年度末における主要な数理計算上の計算基礎(加重平均で表している。)
割引率 0 %
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当連結会計年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)
1.採用している退職給付制度の概要
当社及び連結子会社は、退職金規程に基づく社内積立の退職一時金制度を設けております。
なお、一部の連結子会社が有する退職一時金制度は、簡便法により退職給付に係る負債及び退職給付費用を
計算しております。
2.確定給付制度
(1)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
退職給付債務の期首残高 260,152 千円
企業結合の影響による増加額 4,305 〃
勤務費用 24,599 〃
利息費用 - 〃
数理計算上の差異の発生額 6,492 〃
退職給付の支払額 △25,252 〃
退職給付債務の期末残高 270,298 〃
(注)簡便法を適用した制度を含みます。
(2)退職給付債務の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債の調整表
非積立型制度の退職給付債務 270,298 千円
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 270,298 〃
退職給付に係る負債 270,298 〃
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 270,298 〃
(注)簡便法を適用した制度を含みます。
(3)退職給付費用及びその内訳項目の金額
勤務費用 24,599 千円
利息費用 - 〃
数理計算上の差異の費用処理額 15,015 〃
確定給付費用に係る退職給付費用 39,615 〃
(注)簡便法を適用した制度を含みます。
(4)退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
数理計算上の差異 8,523 千円
合計 8,523 〃
(5)退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
未認識数理計算上の差異 △22,715 千円
合計 △22,715 〃
(6)数理計算上の計算基礎に関する事項
当連結会計年度末における主要な数理計算上の計算基礎(加重平均で表している。)
割引率 0 %
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(税効果会計関係)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年9月30日) (2019年9月30日)
繰延税金資産
未払事業税損金不算入額
14,420千円 17,830千円
未払事業所税損金不算入額
973千円 1,049千円
未払費用損金不算入額
3,853千円 4,492千円
賞与引当金繰入超過額 25,612千円 29,200千円
前払費用損金不算入額 3,814千円 3,390千円
退職給付引当金繰入超過額 79,044千円 82,621千円
貸倒引当金繰入超過額 4,330千円 3,690千円
減価償却超過額 5,362千円 4,301千円
投資有価証券
7,691千円 7,124千円
会員権
8,001千円 8,001千円
長期貸付金 6,649千円 6,465千円
12,956千円 19,037千円
繰越欠損金
繰延税金資産小計
172,709千円 187,205千円
評価性引当額 △36,108千円 △24,357千円
繰延税金資産合計
136,600千円 162,848千円
繰延税金負債
前払固定資産税 1,394千円 1,740千円
その他有価証券評価差額金 44,073千円 20,633千円
その他 30千円 43千円
繰延税金負債合計 45,498千円 22,418千円
繰延税金資産の純額 91,101千円 140,429千円
(注)税務上の繰越欠損金およびその繰越税金資産の繰越期限別の金額については、金額的重要性が乏しい
ため記載を省略しております。
2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年9月30日) (2019年9月30日)
法定実効税率 30.81% 30.57%
(調整)
交際費等永久に損金に算入され
0.87% 0.79%
ない項目
住民税均等割 1.50% 1.55%
寄付金損金不算入 1.48% ―%
受取配当金等永久に益金に算入
△0.04% △0.04%
されない項目
評価性引当額 △0.03% △0.07%
のれん償却 3.90% 3.49%
子会社欠損金額の認識額 △0.40% △0.83%
適用税率の相違による影響額 3.02% 2.97%
役員賞与の損金不算入 0.47% 0.57%
1.09% △1.21%
その他
税効果会計適用後の法人税等の負
42.67% 37.79%
担率
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(企業結合等関係)
取得による企業結合
(1)企業結合の概要
① 被取得企業の名称及びその事業の内容
被取得企業の名称 北日本警備株式会社
事業の内容 警備業法に基づく警備請負業
② 企業結合を行った主な理由
北日本警備株式会社は、北海道内において建築関係の警備を中心とした各種工事現場及び駐車場等の交通
誘導警備、イベント等における雑踏警備、施設等の常駐警備、巡回警備、機械警備等の事業を展開しており
ます。
このたび、北日本警備株式会社の全株式を取得し、完全子会社といたしました。今後は、同じ札幌市内に
あります、当社の完全子会社の株式会社アーバン警備保障及びI・C・Cインターナショナル株式会社と警
備、イベント、電源供給等のシナジーを図ってまいります。
③ 企業結合日
2019年7月3日
④ 企業結合の法的形式
株式の取得
⑤ 結合後の企業の名称
名称に変更はありません。
⑥ 取得した議決権比率
100.0%
⑦ 取得企業を決定するに至った主な根拠
当社が自己資金及び銀行借入により、被取得企業の議決権の100.0%の株式を取得したことによるもので
す。
(2)連結財務諸表に含まれる被取得企業の業績の期間
2019年8月1日から2019年9月30日まで
(3)被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳
取得の対価 現金 200,000千円
取得原価 200,000千円
(4)発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間
① 発生したのれんの金額 84,524千円
② 発生原因 今後の事業展開により期待される将来の超過収益力です。
③ 償却方法及び償却期間 10年にわたる均等償却
(5)企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳
流動資産 125,462千円
固定資産 19,171千円
資産合計 144,634千円
流動負債 24,984千円
固定負債 4,174千円
負債合計 29,159千円
(6)企業結合が連結会計年度の開始の日に完了したと仮定した場合の当連結会計年度の連
結損益計算書に及ぼす影響の概算額及びその算定方法
当該影響額の算定額に重要性が乏しいため、記載を省略しております。
(賃貸等不動産関係)
一部の子会社では、東京都内において賃貸ビル等を有しておりますが、総資産に占める賃貸等不動産の割合
が低く、重要性が乏しいため記載を省略しております。
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(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締
役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループは警備事業を主としており、当社及び各連結子会社が各々独立した経営単位として事業活動を展開
しております。
従って、当社グループは会社単位を基礎とした事業セグメントから構成されており、経済的特徴が類似している
事業を集約基準に基づき集約を行い、「警備事業」、「ビルメンテナンス事業」、「メーリングサービス事業」、
「電源供給事業」の4つを報告セグメントとしております。
「警備事業」は、交通誘導警備、施設警備、列車見張り警備等の業務を行っており、「ビルメンテナンス事業」
はビルメンテナンス、清掃業務、労働者派遣業務等を行っております。「メーリングサービス事業」はメール便発
送取次、販促品・サンプル等の封入・梱包及び発送取次事業等を行っており、「電源供給事業」は各種電源需要へ
の電源供給業務を行っております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」にお
ける記載と概ね同一であります。報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
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3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2017年10月1日 至 2018年9月30日)
(単位:千円)
報告セグメント
合 計
ビルメンテナン メーリングサー
警備事業 電源供給事業
ス事業 ビス事業
売上高
外部顧客への売上高 8,853,856 176,616 645,035 694,587 10,370,096
セグメント間の内部売上高
160,452 15,205 ― 1,012 176,670
又は振替高
計 9,014,309 191,822 645,035 695,600 10,546,767
セグメント利益又は損失(△) 318,565 5,528 6,009 61,515 391,619
セグメント資産 8,508,365 66,027 260,832 831,410 9,666,636
その他の項目
減価償却費
46,972 376 9,899 24,995 82,244
有形固定資産及び
24,451 1,117 5,863 9,059 40,491
無形固定資産の増加額
連結財務諸表
調整額
計上額
(注)1
(注)2
売上高
外部顧客への売上高 ― 10,370,096
セグメント間の内部売上高
△ 176,670 ―
又は振替高
計 △ 176,670 10,370,096
セグメント利益又は損失(△) 426,587 818,207
セグメント資産 △ 1,675,797 7,990,839
その他の項目
減価償却費
△ 68 82,176
有形固定資産及び
― 40,491
無形固定資産の増加額
(注)1.セグメント利益、セグメント資産の調整額は、セグメント間の取引消去によるものです。
2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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当連結会計年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)
(単位:千円)
報告セグメント
合 計
ビルメンテナン メーリングサー
警備事業 電源供給事業
ス事業 ビス事業
売上高
外部顧客への売上高 9,199,072 160,662 681,300 720,184 10,761,220
セグメント間の内部売上高
149,212 14,320 ― 608 164,140
又は振替高
計 9,348,285 174,982 681,300 720,792 10,925,361
セグメント利益又は損失(△) 428,944 432 △ 1,590 86,470 514,257
セグメント資産 9,018,666 71,732 257,339 997,485 10,345,224
その他の項目
減価償却費
46,915 996 10,642 21,193 79,747
有形固定資産及び
45,401 ― 36,080 15,729 97,212
無形固定資産の増加額
連結財務諸表
調整額
計上額
(注)1
(注)2
売上高
外部顧客への売上高 ― 10,761,220
セグメント間の内部売上高
△ 164,140 ―
又は振替高
計 △ 164,140 10,761,220
セグメント利益又は損失(△) 443,945 958,202
セグメント資産 △ 1,881,220 8,464,004
その他の項目
減価償却費
△ 68 79,679
有形固定資産及び
― 97,212
無形固定資産の増加額
(注)1.セグメント利益、セグメント資産の調整額は、セグメント間の取引消去によるものです。
2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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【関連情報】
前連結会計年度(自 2017年10月1日 至 2018年9月30日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1) 売上高
本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。
(2) 有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3.主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。
当連結会計年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1) 売上高
本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。
(2) 有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3.主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。
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【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
該当事項はありません。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2017年10月1日 至 2018年9月30日)
(単位:千円)
報告セグメント
全社・消去 合計
ビルメンテナン メーリングサー
警備事業 電源供給事業
ス事業 ビス事業
当期償却額 18,015 ― 25,426 71,207 ― 114,649
当期末残高 163,420 ― 36,021 195,820 ― 395,262
当連結会計年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)
(単位:千円)
報告セグメント
全社・消去 合計
ビルメンテナン メーリングサー
警備事業 電源供給事業
ス事業 ビス事業
当期償却額 20,284 ― 25,426 71,207 ― 116,918
当期末残高 227,660 ― 10,594 124,613 ― 362,868
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
該当事項はありません。
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【関連当事者情報】
関連当事者との取引
連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引
連結財務諸表提出会社の役員及び個人主要株主等
前連結会計年度(自 2017年10月1日 至 2018年9月30日)
事業の 議決権等
資本金又
会社等 関連当事者
内容 の所有 取引の 取引金額 期末残高
との
種類 の名称又は 所在地 は出資金 科目
内容 (千円) (千円)
又は職 (被所有)割
氏名 関係
(千円)
業 合(%)
役員及び ㈲蔵王ブル 宮城県刈田 3,000 農業の 被所有割合 商品の購入 警備の業務 234 警備未収 252
その近親 -ベリ-農 郡蔵王町 経営 11.59 請負 入金
者が議決 園 (間接)
権の過半 (注)1 元気荘の飲
数を所有 食代 22 売掛金 5
している
会社等(当
該会社等
の子会社
果実の入荷 5,019 未払金 145
を含む)
(注)2
(取引条件及び取引条件の決定方針等)
(注)1.有限会社蔵王ブル-ベリ-農園からの果実の購入の価格は店頭価格にて、また支払条件は一般取引と同様に
締日(20日)と支払日(翌月末)を決定しております。
2.上記の金額のうち、取引金額には消費税等は含まれておりません。
当連結会計年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)
事業の 議決権等
資本金又
会社等 関連当事者
取引の 取引金額 期末残高
内容 の所有
との
種類 所在地 は出資金 科目
の名称又は
内容 (千円) (千円)
又は職 (被所有)割
氏名 関係
(千円)
業 合(%)
役員及び ㈲蔵王ブル 宮城県刈田 3,000 農業の 被所有割合 商品の購入 警備の業務 182 警備未収 ―
その近親 -ベリ-農 郡蔵王町 経営 11.59 請負 (注)2 入金
者が議決 園 (間接)
権の過半 (注)1 元気荘の飲 46
数を所有 食代 (注)2 売掛金 ―
している
会社等(当
商品の購入 5,406 未払金 211
該会社等
(注)2
の子会社
を含む)
(取引条件及び取引条件の決定方針等)
(注)1.有限会社蔵王ブル-ベリ-農園からの果実の購入の価格は店頭価格にて、また支払条件は一般取引と同様に
締日(20日)と支払日(翌月末)を決定しております。
2.上記の金額のうち、取引金額には消費税等は含まれておりません。
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連結財務諸表提出会社の連結子会社と関連当事者との取引
連結財務諸表提出会社の役員及び個人主要株主等
前連結会計年度(自 2017年10月1日 至 2018年9月30日)
事業の 議決権等
資本金又
会社等 関連当事
取引の 取引金額 期末残高
内容 の所有
者との
種類 所在地 は出資金 科目
の名称又は
内容 (千円) (千円)
又は職 (被所有)割
氏名 関係
(千円)
業 合(%)
役員及び ㈲蔵王ブル 宮城県刈田 3,000 農業の 被所有割合 商品の購 人材派遣 1,624 売掛金 132
その近親 -ベリ-農 郡蔵王町 経営 11.59 入
者が議決 園 (間接)
権の過半 (注)1
数を所有 (注)3
している
会社等(当
該会社等
果実の入荷 6,470 未払金 292
の子会社
(注)2
を含む)
(取引条件及び取引条件の決定方針等)
(注)1.有限会社蔵王ブル-ベリ-農園からの果実の購入の価格は店頭価格にて、また支払条件は一般取引と同様に
締日(20日)と支払日(翌月末)を決定しております。
2.上記の金額のうち、取引金額には消費税等は含まれておりません。
3.上記の取引を行った連結子会社は、(株)トスネット北東北他18社であり、取引金額及び期末残高は19社の合
算によります。
当連結会計年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)
事業の 議決権等
資本金又
会社等 関連当事
取引の 取引金額 期末残高
内容 の所有
者との
種類 所在地 は出資金 科目
の名称又は
内容 (千円) (千円)
又は職 (被所有)割
氏名 関係
(千円)
業 合(%)
役員及び ㈲蔵王ブル 宮城県刈田 3,000 農業の 被所有割合 商品の購 人材派遣 1,158 売掛金 373
その近親 -ベリ-農 郡蔵王町 経営 11.59 入
者が議決 園 (間接)
権の過半 (注)1
数を所有 (注)3
している
会社等(当
該会社等
商品の購 6,111 未払金 ―
の子会社
入 (注)2
を含む)
(取引条件及び取引条件の決定方針等)
(注)1.有限会社蔵王ブル-ベリ-農園からの果実の購入の価格は店頭価格にて、また支払条件は一般取引と同様に
締日(20日)と支払日(翌月末)を決定しております。
2.上記の金額のうち、取引金額には消費税等は含まれておりません。
3.上記の取引を行った連結子会社は、(株)トスネット北東北他19社であり、取引金額及び期末残高は20社の合
算によります。
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(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2017年10月1日 (自 2018年10月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
1株当たり純資産額 1,090円94銭 1,190円10銭
1株当たり当期純利益 109円67銭 134円54銭
(注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度末 当連結会計年度末
項目
(2018年9月30日) (2019年9月30日)
連結貸借対照表の純資産の部の合計
5,160,254 5,629,328
額(千円)
普通株式に係る純資産額(千円) 5,160,254 5,629,328
連結貸借対照表の純資産の部の合計
額と1株当たり純資産額の算定に用
― ―
いられた普通株式に係る連結会計年
度末の純資産との差額(千円)
普通株式の発行済株式数(株) 4,732,600 4,732,600
普通株式の自己株式数(株) 2,503 2,503
1株当たり純資産額の算定に用いら
4,730,097 4,730,097
れた普通株式の数(株)
3.1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年10月1日 (自 2018年10月1日
項目
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
連結損益計算書上の親会社株主に帰
518,775 636,407
属する当期純利益(千円)
普通株主に帰属しない金額(千円) ― ―
普通株式に係る親会社株主に帰属す
518,775 636,407
る当期純利益(千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 4,730,111 4,730,097
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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⑤【連結附属明細表】
【社債明細表】
該当事項はありません。
【借入金等明細表】
当期首残高 当期末残高 平均利率
区分 返済期限
(千円) (千円) (%)
短期借入金 500,000 500,000 0.642 ―
1年以内に返済予定の長期借入金 149,460 160,712 0.783 ―
1年以内に返済予定のリース債務 16,777 23,572 ― ―
長期借入金(1年以内に返済予定
473,982 483,720 0.783 2020年~2025年
のものを除く)
リース債務(1年以内に返済予定
25,006 71,381 ― 2020年~2026年
のものを除く)
その他有利子負債 ― ― ― ─
合計 1,165,227 1,239,385 ― ―
(注) 1.「平均利率」については、借入金の期末残高に対する加重平均利率を記載しております。
2.リース債務の平均利率については、リース料総額に含まれる利息相当額を控除する前の金額でリース債
務を連結貸借対照表に計上しているため、記載しておりません。
3.長期借入金及びリース債務(1年以内に返済予定のものを除く)の連結決算日後5年間の返済予定額は
以下のとおりであります。
1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内
区分
(千円) (千円) (千円) (千円)
長期借入金 145,712 130,712 113,712 75,712
リース債務 17,473 16,117 12,395 10,248
【資産除去債務明細表】
該当事項はありません。
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(2)【その他】
当連結会計年度における四半期情報等
(累計期間) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 当連結会計年度
売上高(千円) 2,779,412 5,276,774 7,874,716 10,761,220
税金等調整前四半期(当期)純利
278,078 448,629 655,031 1,023,061
益金額(千円)
親会社株主に帰属する四半期(当
160,645 273,259 402,642 636,407
期)純利益金額(千円)
1株当たり四半期(当期)純利益
33.96 57.77 85.12 134.54
(円)
(会計期間) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
1株当たり四半期純利益(円) 33.96 23.80 27.35 49.42
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2 【財務諸表等】
(1) 【財務諸表】
① 【貸借対照表】
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2018年9月30日) (2019年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 340,206 293,697
※1 147,700 ※1 161,511
警備未収入金
※1 1,322 ※1 6,526
売掛金
貯蔵品 14,123 21,035
関係会社短期貸付金 6,000 6,000
前払費用 18,611 40,558
※1 100,490 ※1 108,496
その他
△ 1,000 △ 1,000
貸倒引当金
流動資産合計 627,454 636,824
固定資産
有形固定資産
建物 653,546 654,894
△ 436,602 △ 449,999
減価償却累計額
※2 216,943 ※2 204,895
建物(純額)
構築物
103,061 106,249
△ 95,442 △ 96,714
減価償却累計額
構築物(純額) 7,618 9,535
機械及び装置
11,585 11,585
△ 10,133 △ 10,779
減価償却累計額
機械及び装置(純額) 1,451 805
車両運搬具
16,276 17,391
△ 14,575 △ 16,177
減価償却累計額
車両運搬具(純額) 1,700 1,213
工具、器具及び備品
78,298 82,994
△ 60,214 △ 65,882
減価償却累計額
工具、器具及び備品(純額) 18,084 17,111
※2 983,952 ※2 1,005,129
土地
建設仮勘定 2,000 -
リース資産 26,010 35,028
△ 16,903 △ 22,406
減価償却累計額
リース資産(純額) 9,106 12,621
有形固定資産合計 1,240,857 1,251,313
無形固定資産
電話加入権 8,947 8,947
商標権 75 67
5,130 6,024
リース資産
無形固定資産合計 14,153 15,039
投資その他の資産
投資有価証券 381,657 307,625
関係会社株式 1,937,565 2,127,565
出資金 3,903 3,930
破産更生債権等 8,971 6,836
関係会社長期貸付金 35,500 14,500
長期前払費用 947 941
会員権 3,587 3,603
保険積立金 101,492 130,593
敷金及び保証金 13,399 13,548
繰延税金資産 10,061 32,355
△ 9,573 △ 7,336
貸倒引当金
投資その他の資産合計 2,487,512 2,634,164
固定資産合計 3,742,523 3,900,517
資産合計 4,369,978 4,537,342
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(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2018年9月30日) (2019年9月30日)
負債の部
流動負債
※2 450,000 ※2 450,000
短期借入金
※2 101,712 ※2 110,712
1年内返済予定の長期借入金
※1 33,193 ※1 35,728
未払金
未払法人税等 15,500 16,600
未払消費税等 27,609 21,673
未払費用 107,328 103,824
預り金 13,351 3,996
賞与引当金 16,950 20,700
リース債務 9,928 9,044
※1 6,564 ※1 6,904
その他
流動負債合計 782,138 779,185
固定負債
※2 380,432 ※2 363,720
長期借入金
退職給付引当金 53,969 56,588
リース債務 8,784 14,275
640 640
その他
固定負債合計 443,826 435,223
負債合計 1,225,964 1,214,408
純資産の部
株主資本
資本金 782,930 782,930
資本剰余金
766,550 766,550
資本準備金
資本剰余金合計 766,550 766,550
利益剰余金
利益準備金 61,370 61,370
その他利益剰余金
別途積立金 988,500 988,500
444,461 677,010
繰越利益剰余金
その他利益剰余金合計 1,432,961 1,665,510
利益剰余金合計 1,494,331 1,726,880
自己株式 △ 773 △ 773
株主資本合計 3,043,037 3,275,587
評価・換算差額等
100,975 47,346
その他有価証券評価差額金
評価・換算差額等合計 100,975 47,346
純資産合計 3,144,013 3,322,933
負債純資産合計 4,369,978 4,537,342
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② 【損益計算書】
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(自 2017年10月1日 (自 2018年10月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
売上高 1,202,244 1,289,090
800,751 848,745
売上原価
売上総利益 401,493 440,344
販売費及び一般管理費
広告宣伝費 18,075 21,537
役員報酬 143,918 145,560
役員賞与 6,500 13,400
給料 247,219 242,766
賞与 9,438 12,034
賞与引当金繰入額 9,036 14,310
退職給付費用 3,197 3,610
法定福利費 52,471 53,602
通信費 6,446 6,174
旅費及び交通費 17,585 17,511
募集費 7,403 8,581
地代家賃 23,134 23,731
リース料 15,841 15,291
保険料 39,682 39,660
租税公課 28,456 26,712
減価償却費 31,876 30,894
123,663 133,307
その他
販売費及び一般管理費合計 783,946 808,687
営業損失(△) △ 382,453 △ 368,342
営業外収益
受取利息 484 318
※1 218,779 ※1 281,735
受取配当金
投資有価証券運用益 13,474 628
助成金収入 10,949 5,042
受取賃貸料 24,980 24,333
※1 398,648 ※1 407,623
経営指導料
受取出向料 - 2,259
5,757 7,479
雑収入
営業外収益合計 673,074 729,420
営業外費用
支払利息 7,164 6,416
508 367
その他
営業外費用合計 7,672 6,784
経常利益 282,947 354,293
特別利益
- 42,151
抱合せ株式消滅差益
特別利益合計 - 42,151
税引前当期純利益 282,947 396,445
法人税、住民税及び事業税
48,194 44,814
△ 1,448 828
法人税等調整額
法人税等合計 46,746 45,642
当期純利益 236,200 350,802
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【売上原価明細書】
第42期 第43期
(自 2017年10月1日 (自 2018年10月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
注記 構成比 構成比
区分 金額(千円) 金額(千円)
番号 (%) (%)
Ⅰ 労務費
給料 584,157 619,941
賞与 4,980 4,740
賞与引当金繰入額 5,340 5,340
退職給付費用 3,899 5,804
出向料 ― 6,819
77,596 79,607
法定福利費 675,973 84.4 722,253 85.0
Ⅱ 経費
自動車費 11,436 12,636
装備品費 6,906 6,914
交通費 4,578 3,978
リース料 25,539 26,117
減価償却費 47 41
72,978 121,487 73,342 123,030
その他 15.1 14.4
警備料収入原価 99.5 99.5
797,460 845,283
3,291 3,462
その他の売上原価 0.4 0.4
売上原価 800,751 100.0 848,745 100.0
(注)労務費の中の法定福利費に含まれる社会保険料は、第42期77,596千円、第43期79,607千円となっております。
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③ 【株主資本等変動計算書】
前事業年度(自 2017年10月1日 至 2018年9月30日)
(単位:千円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
資本金 その他利益剰余金
資本準備金 資本剰余金合計 利益準備金 利益剰余金合計
別途積立金 繰越利益剰余金
当期首残高 782,930 766,550 766,550 61,370 988,500 326,513 1,376,383
当期変動額
剰余金の配当 △ 118,253 △ 118,253
当期純利益 236,200 236,200
自己株式の取得
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 ― ― ― ― ― 117,947 117,947
当期末残高 782,930 766,550 766,550 61,370 988,500 444,461 1,494,331
株主資本 評価・換算差額等
純資産合計
その他有価証券 評価・換算差額
自己株式 株主資本合計
評価差額金 等合計
当期首残高 △ 741 2,925,121 107,982 107,982 3,033,103
当期変動額
剰余金の配当 △ 118,253 △ 118,253
当期純利益 236,200 236,200
自己株式の取得 △ 31 △ 31 △ 31
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △ 7,006 △ 7,006 △ 7,006
額)
当期変動額合計 △ 31 117,916 △ 7,006 △ 7,006 110,909
当期末残高 △ 773 3,043,037 100,975 100,975 3,144,013
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当事業年度(自 2018年10月1日 至 2019年9月30日)
(単位:千円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
資本金 その他利益剰余金
資本準備金 資本剰余金合計 利益準備金 利益剰余金合計
別途積立金 繰越利益剰余金
当期首残高 782,930 766,550 766,550 61,370 988,500 444,461 1,494,331
当期変動額
剰余金の配当 △ 118,252 △ 118,252
当期純利益 350,802 350,802
自己株式の取得
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 ― ― ― ― ― 232,549 232,549
当期末残高 782,930 766,550 766,550 61,370 988,500 677,010 1,726,880
株主資本 評価・換算差額等
純資産合計
その他有価証券 評価・換算差額
自己株式 株主資本合計
評価差額金 等合計
当期首残高 △ 773 3,043,037 100,975 100,975 3,144,013
当期変動額
剰余金の配当 △ 118,252 △ 118,252
当期純利益 350,802 350,802
自己株式の取得
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △ 53,629 △ 53,629 △ 53,629
額)
当期変動額合計 ― 232,549 △ 53,629 △ 53,629 178,920
当期末残高 △ 773 3,275,587 47,346 47,346 3,322,933
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【注記事項】
(重要な会計方針)
1.有価証券の評価基準及び評価方法
(1) 子会社株式
総平均法による原価法
(2) その他有価証券
時価のあるもの
決算期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は総平均法
により算定)
時価のないもの
総平均法に基づく原価法
なお、投資事業組合に対する出資については、組合の直近の決算書を基礎とし、持分を純額で取り込む方法
によっております。
2.たな卸資産の評価基準及び評価方法
貯蔵品 最終仕入原価法
3.固定資産の減価償却の方法
(1) 有形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しております。
建物及び構築物 5~50年
機械装置及び車両運搬具 2~15年
工具、器具及び備品 2~20年
(2) 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しております。
(3) リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。
4.引当金の計上基準
(1) 貸倒引当金
売上債権、貸付金等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の
債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。
(2) 賞与引当金
従業員に対して支給する賞与に充てるため、支給見込額に基づき計上しております。
(3) 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務の見込額に基づき計上しております。
① 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度末までの期間に帰属させる方法については、期間
定額基準によっております。
② 数理計算上の差異の費用処理方法
数理計算上の差異は、各事業年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(5年)によ
る定額法により按分した額をそれぞれ発生した事業年度から費用処理しております。
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5.その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
(1) 退職給付に係る会計処理
退職給付に係る未認識数理計算上の差異の会計処理の方法は、連結財務諸表におけるこれらの会計処理の方法
と異なっております。
(2) 消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
(表示方法の変更)
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」の適用に伴う変更)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」企業会計基準第28号 2018年2月16日)を当事業年度から適
用し、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負債の区分に表示する方法に
変更しております。
この結果、前事業年度において「流動資産 」 に区分しておりました「繰延税金資産」(前事業年度
12,722千円)及び「固定負債」に区分しておりました「繰延税金負債」(前事業年度2,661千円)は、当事
業年度においては「投資その他の資産」の「繰延税金資産」32,355千円に含めて表示しております 。
(追加情報)
該当事項はありません。
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(貸借対照表関係)
※1 関係会社に対する資産及び負債
区分掲記されたもの以外で各科目に含まれているものは、次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(2018年9月30日) (2019年9月30日)
警備未収入金 392千円 438千円
334 〃 1,108 〃
売掛金
その他の流動資産 71,467 〃 74,364 〃
未払金 6,896 〃 5,147 〃
その他の流動負債 2,106 〃 2,101 〃
※2 担保資産及び担保付債務
担保に付している資産は、次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(2018年9月30日) (2019年9月30日)
建物 170,363千円 170,201千円
土地 799,962 〃 799,962 〃
計 970,326 〃 970,164 〃
上記に対する債務
前事業年度 当事業年度
(2018年9月30日) (2019年9月30日)
短期借入金 200,000千円 200,000千円
1年内返済予定の長期借入金 101,712 〃 110,712 〃
長期借入金 380,432 〃 363,720 〃
682,144 〃 674,432 〃
計
(損益計算書関係)
※1 各科目に含まれている関係会社に対するものは、次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(自 2017年10月1日 (自 2018年10月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
経営指導料 398,648千円 407,623千円
受取配当金 213,360 〃 276,160 〃
計 612,008 〃 683,783 〃
(有価証券関係)
関係会社株式(当事業年度の貸借対照表計上額は、2,127,565千円、前事業年度の貸借対照表計上額は
1,937,565千円)は、市場価格がなく時価を把握することが極めて困難と認められるため、記載しておりませ
ん。
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(税効果会計関係)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
前事業年度 当事業年度
(2018年9月30日) (2019年9月30日)
繰延税金資産
未払事業税損金不算入額
2,671千円 2,986千円
未払事業所税損金不算入額
724千円 800千円
未払費用損金不算入額
796千円 1,029千円
貸倒引当金損金不算入額 308千円 -千円
賞与引当金繰入超過額 5,222千円 6,531千円
前払費用損金不算入額 3,814千円 3,390千円
退職給付引当金繰入超過額 36,982千円 35,121千円
貸倒引当金繰入超過額 2,926千円 2,550千円
減価償却超過額 1,113千円 1,954千円
投資有価証券損金不算入額
7,423千円 6,856千円
会員権損金不算入額
7,726千円 7,726千円
6,649千円 6,465千円
長期貸付金損金不算入額
繰延税金資産小計 76,359千円 75,415千円
評価性引当額
△21,799千円 △21,049千円
繰延税金資産合計 54,559千円 54,365千円
繰延税金負債
前払固定資産税 814千円 1,163千円
その他有価証券評価差額金 43,683千円 20,846千円
繰延税金負債合計 44,498千円 22,010千円
繰延税金資産(負債)の純額 10,061千円 32,355千円
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2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳
前事業年度 当事業年度
(2018年9月30日) (2019年9月30日)
法定実効税率 30.81% 30.57%
(調整)
交際費等永久に損金に算入され
1.30% 0.96%
ない項目
住民税均等割 2.12% 1.70%
受取配当金等永久に益金に算入
△23.35% △21.38%
されない項目
評価性引当額 △0.11% △0.16%
役員賞与 0.71% 1.03%
寄付金等永久に損金に算入され
4.72% 2.28%
ない項目
抱合株式消滅差益 ― △3.25%
0.32% △0.25%
その他
税効果会計適用後の法人税等の負
16.52% 11.51%
担率
(企業結合等関係)
連結財務諸表の「注記事項(企業結合等関係)」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しております。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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④ 【附属明細表】
【有形固定資産等明細表】
当期末減価
差引当期末
当期首残高 当期増加額 当期減少額 当期末残高 償却累計額 当期償却額
資産の種類 残高
(千円) (千円) (千円) (千円) 又は償却累 (千円)
(千円)
計額(千円)
有形固定資産
建物 653,546 1,348 ― 654,894 449,999 13,396 204,895
構築物 103,061 3,188 ― 106,249 96,714 1,271 9,535
機械及び装置 11,585 ― ― 11,585 10,779 645 805
車両運搬具 16,276 1,115 ― 17,391 16,177 1,393 1,213
工具、器具及び備品 78,298 4,695 ― 82,994 65,882 5,568 17,111
土地 983,952 21,177 ― 1,005,129 ― ― 1,005,129
建設仮勘定 2,000 ― 2,000 ― ― ― ―
リース資産 26,010 9,018 ― 35,028 22,406 5,502 12,621
有形固定資産計 1,874,730 40,543 2,000 1,913,273 661,960 27,778 1,251,313
無形固定資産
電話加入権 8,947 ― ― 8,947 ― ― 8,947
商標権 82 ― ― 82 15 8 67
リース資産 22,230 4,044 ― 26,274 20,249 3,149 6,024
無形固定資産計 31,260 4,044 ― 35,304 20,265 3,158 15,039
長期前払費用 1,436 378 228 1,586 644 384 941
(注) 当期増加額のうち主なものは、次のとおりであります。
工具器具備品
ネットワークシステム 1,157千円
土地
駐車場としての土地取得 21,177千円
【引当金明細表】
当期減少額 当期減少額
当期首残高 当期増加額 当期末残高
区分 (目的使用) (その他)
(千円) (千円) (千円)
(千円) (千円)
貸倒引当金 10,573 8,336 2,237 8,336 8,336
―
賞与引当金 16,950 20,700 16,950 20,700
(注)貸倒引当金の当期減少額のうちその他の8,336千円は洗替によるものであります。
(2) 【主な資産及び負債の内容】
連結財務諸表を作成しているため、記載を省略しております。
(3) 【その他】
該当事項はありません。
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第6 【提出会社の株式事務の概要】
事業年度 10月1日から9月30日まで
定時株主総会 12月中
基準日 9月30日
剰余金の配当の基準日 3月31日、9月30日
1単元の株式数 100株
単元未満株式の買取り
(特別口座)
取扱場所
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号 三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
(特別口座)
株主名簿管理人
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号 三菱UFJ信託銀行株式会社
取次所 ―
買取手数料 無料
当社の公告方法は、電子公告とする。ただし、事故その他やむを得ない事由により
電子公告によることができないときは、日本経済新聞に掲載して行う。
公告掲載方法
当社の公告掲載URLは次のとおりです。(http://www.tosnet.co.jp/)
株主優待方法
(1)対象となる株主
毎年9月末日の当社株主名簿に記載又は記録された1,000株以上の株式を保有す
る株主とする。
(2)贈呈時期
2019年12月中旬頃発送を予定しております。
(3)贈呈内容
株主に対する特典
対象となる株主様に対して、以下の基準により贈呈いたします。
所有株式数 贈呈内容
1,000株以上2,000株未満 2,000円相当のブルーベリージャム
2,000株以上5,000株未満 3,000円相当のブルーベリージャム
5,000株以上 4,000円相当のブルーベリー商品
(注) 当社の単元未満株主は、以下に掲げる権利以外の権利を行使することはできません。
① 会社法第189条第2項各号に掲げる権利
② 取得請求権付株式の取得を請求する権利
③ 募集株式または募集新株予約権の割当を受ける権利
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第7 【提出会社の参考情報】
1 【提出会社の親会社等の情報】
当社には、金融商品取引法第24条の7第1項に規定する親会社等はありません。
2 【その他の参考情報】
当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しております。
(1) 有価証券報告書及びその添付書類並びに確認書
事業年度 第42期(自 2017年10月1日 至 2018年9月30日)2018年12月26日 東北財務局長に提出
(2) 内部統制報告書及びその添付書類
事業年度 第42期(自 2017年10月1日 至 2018年9月30日)2018年12月26日 東北財務局長に提出
(3) 四半期報告書及び確認書
第43期第1四半期(自 2018年10月1日 至 2018年12月31日)2019年2月14日 東北財務局長に提出
第43期第2四半期(自 2019年1月1日 至 2019年3月31日)2019年5月15日 東北財務局長に提出
第43期第3四半期(自 2019年4月1日 至 2019年6月30日)2019年8月14日 東北財務局長に提出
(4) 臨時報告書
金融商品取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第7号の3(子会社
の吸収合併)の規定に基づく臨時報告書
2019年3月15日 東北財務局長に提出
企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第9号の2(株主総会における議決権行使書の結果)の
規 定に基づく臨時報告書
2019年12月24日 東北財務局長に提出
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第二部【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
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独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書
2019年12月26日
株式会社 トスネット
取締役会 御中
太陽有限責任監査法人
指定有限責任社員
公認会計士 須 永 真 樹 ㊞
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士 島 川 行 正 ㊞
業務執行社員
<財務諸表監査>
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
いる株式会社トスネットの2018年10月1日から2019年9月30日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸
借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結
財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。
連結財務諸表に対する経営者の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正
に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するた
めに経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明する
ことにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の
基準は、当監査法人に連結財務諸表に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を
策定し、これに基づき監査を実施することを求めている。
監査においては、連結財務諸表の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施される。監査手続は、
当監査法人の判断により、不正又は誤謬による連結財務諸表の重要な虚偽表示のリスクの評価に基づいて選択及び適用
される。財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、当監査法人は、リス
ク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、連結財務諸表の作成と適正な表示に関連する
内部統制を検討する。また、監査には、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見
積りの評価も含め全体としての連結財務諸表の表示を検討することが含まれる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査意見
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株
式会社トスネット及び連結子会社の2019年9月30日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成
績及びキャッシュ・フローの状況をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。
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<内部統制監査>
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、株式会社トスネットの2019年
9月30日現在の内部統制報告書について監査を行った。
内部統制報告書に対する経営者の責任
経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告
に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性があ
る。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した内部統制監査に基づいて、独立の立場から内部統制報告書に対する意見
を表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の
基準に準拠して内部統制監査を行った。財務報告に係る内部統制の監査の基準は、当監査法人に内部統制報告書に重要
な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、これに基づき内部統制監査を実施
することを求めている。
内部統制監査においては、内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手する
ための手続が実施される。内部統制監査の監査手続は、当監査法人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重
要性に基づいて選択及び適用される。また、内部統制監査には、財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評
価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討することが含まれる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査意見
当監査法人は、株式会社トスネットが2019年9月30日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の
内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財
務報告に係る内部統制の評価結果について、すべての重要な点において適正に表示しているものと認める。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
(注)1.上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提
出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
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独立監査人の監査報告書
2019年12月26日
株式会社 トスネット
取締役会 御中
太陽有限責任監査法人
指定有限責任社員
公認会計士 須 永 真 樹 ㊞
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士 島 川 行 正 ㊞
業務執行社員
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
いる株式会社トスネットの2018年10月1日から2019年9月30日までの第43期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照
表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。
財務諸表に対する経営者の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表
示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営
者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から財務諸表に対する意見を表明すること
にある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準
は、当監査法人に財務諸表に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、
これに基づき監査を実施することを求めている。
監査においては、財務諸表の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施される。監査手続は、当監
査法人の判断により、不正又は誤謬による財務諸表の重要な虚偽表示のリスクの評価に基づいて選択及び適用される。
財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、当監査法人は、リスク評価の
実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、財務諸表の作成と適正な表示に関連する内部統制を検
討する。また、監査には、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も
含め全体としての財務諸表の表示を検討することが含まれる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査意見
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会
社トスネットの2019年9月30日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績をすべての重要な点にお
いて適正に表示しているものと認める。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
(注)1.上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提
出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
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