日本精鉱株式会社 有価証券報告書 第124期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
EDINET提出書類
日本精鉱株式会社(E00026)
有価証券報告書
【表紙】
【提出書類】 有価証券報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2019年6月28日
【事業年度】 第124期(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
【会社名】 日本精鉱株式会社
【英訳名】 NIHON SEIKO CO.,LTD.
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 渡邉 理史
【本店の所在の場所】 東京都新宿区下宮比町3番2号
【電話番号】 03(3235)0021(代表)
【事務連絡者氏名】 経理部長 松尾 隆文
【最寄りの連絡場所】 東京都新宿区下宮比町3番2号
【電話番号】 03(3235)0021(代表)
【事務連絡者氏名】 経理部長 松尾 隆文
【縦覧に供する場所】 日本精鉱株式会社 大阪営業所
(大阪府大阪市西区江戸堀1丁目2番11号大同生命南館)
株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
(注)上記の当社大阪営業所は、金融商品取引法に規定する縦覧場所ではありませんが、投資家の便宜を考慮
して、縦覧に供する場所としております。
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第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
(1)連結経営指標等
回次 第120期 第121期 第122期 第123期 第124期
決算年月 2015年3月 2016年3月 2017年3月 2018年3月 2019年3月
(千円)
13,167,474 11,797,708 11,511,041 14,528,716 14,083,702
売上高
(千円)
973,720 505,525 955,461 1,372,146 1,222,407
経常利益
親会社株主に帰属する当期純利
(千円)
603,162 312,998 644,964 951,091 829,773
益
(千円)
625,492 303,366 663,868 982,553 808,486
包括利益
(千円)
5,057,287 5,213,444 5,754,529 6,581,230 7,206,395
純資産額
(千円)
11,053,325 10,257,680 10,716,938 11,781,344 11,746,508
総資産額
(円)
2,070.20 2,134.45 2,356.28 2,696.03 2,952.22
1株当たり純資産額
(円)
246.90 128.15 264.07 389.55 339.93
1株当たり当期純利益金額
潜在株式調整後1株当たり当期
(円)
- - - - -
純利益金額
(%)
45.8 50.8 53.7 55.9 61.3
自己資本比率
(%)
12.5 6.1 11.8 15.4 12.0
自己資本利益率
(倍)
7.7 10.7 7.7 9.3 6.7
株価収益率
営業活動による
(千円)
602,027 1,577,679 925,642 773,814 1,113,613
キャッシュ・フロー
投資活動による
(千円)
△ 312,120 △ 738,396 △ 477,383 △ 202,221 △ 567,232
キャッシュ・フロー
財務活動による
(千円)
△ 473,140 △ 651,749 △ 613,323 △ 366,838 △ 404,360
キャッシュ・フロー
(千円)
2,380,841 2,563,260 2,393,613 2,597,981 2,733,777
現金及び現金同等物の期末残高
(人)
208 212 209 212 230
従業員数
(注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため、記載しておりません。
3.2017年6月29日開催の第122期定時株主総会決議により、2017年10月1日付で普通株式5株につき1株の割
合で株式併合を行っております。そのため120期の期首に当該株式併合が行われたと仮定し、1株当たり純
資産額及び1株当たり当期純利益金額を算定しております。
4. 「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)を第124期の期首
から適用しております。第123期の連結経営指標等については、当該会計基準を遡って適用して 算定してお
ります 。
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(2)提出会社の経営指標等
回次 第120期 第121期 第122期 第123期 第124期
決算年月 2015年3月 2016年3月 2017年3月 2018年3月 2019年3月
(千円)
7,209,390 6,089,199 5,525,316 7,308,158 7,069,012
売上高
(千円)
433,503 12,014 286,219 589,308 540,655
経常利益
(千円)
295,703 5,495 216,198 454,545 418,622
当期純利益
(千円)
1,018,126 1,018,126 1,018,126 1,018,126 1,018,126
資本金
(株)
13,029,500 13,029,500 13,029,500 2,605,900 2,605,900
発行済株式総数
(千円)
3,412,192 3,265,316 3,383,019 3,711,092 3,930,257
純資産額
(千円)
5,847,948 5,520,694 5,505,583 5,881,376 5,936,196
総資産額
(円)
1,396.80 1,336.85 1,385.23 1,520.27 1,610.10
1株当たり純資産額
12.00 10.00 10.00 45.00 75.00
1株当たり配当額
(円)
(うち1株当たり中間配当額) ( 5.00 ) ( 5.00 ) ( 5.00 ) ( 7.50 ) ( 37.50 )
(円)
121.05 2.25 88.52 186.17 171.49
1株当たり当期純利益金額
潜在株式調整後1株当たり当期
(円)
- - - - -
純利益金額
(%)
58.3 59.1 61.4 63.1 66.2
自己資本比率
(%)
8.9 0.2 6.5 12.8 11.0
自己資本利益率
(倍)
15.7 611.1 22.9 19.6 13.3
株価収益率
(%)
49.6 2,222.2 56.5 40.3 43.7
配当性向
(人)
89 89 85 85 90
従業員数
(%)
130.3 99.0 145.7 258.3 172.7
株主総利回り
(比較指標:東証第二部株価指
(%)
( 127.8 ) ( 117.9 ) ( 159.2 ) ( 206.5 ) ( 191.4 )
数)
(円)
415 408 422 4580 3,760
最高株価
(660)
(円)
275 211 267 3020 1,831
最低株価
(387)
(注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。
2.第120期の1株当たり配当額には、創立80周年記念配当2円を含んでおります。
3.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため、記載しておりません。
4.2017年6月29日開催の第122期定時株主総会決議により、2017年10月1日付で普通株式5株につき1株の割
合で株式併合を行っております。そのため120期の期首に当該株式併合が行われたと仮定し、1株当たり純
資産額及び1株当たり当期純利益金額を算定しております。また、第123期の最高株価及び最低株価につい
て、株式併合前の期間における株価を()内に記載しております。
5.第123期の1株当たり配当額45.00円は、1株当たり中間配当額7.50円と1株当たり期末配当額37.50円の合
計であります。2017年10月1日付で普通株式5株を1株に併合しているため、1株当たり中間配当額7.50円
は株式併合前、1株当たり期末配当額37.50円は株式併合後の金額となっております。
6.株主総利回りの比較指標については、2014年3月末の東証二部株価指数を100とし、各事業年度における最終
取引日の同指数を基に算出しております。
7.最高及び最低株価は、東京証券取引所市場第二部におけるものであります。
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2【沿革】
1935年 6月 中瀬鉱業㈱設立(本社大阪)・資本金3百万円
1936年 2月 天美鉱業㈱を吸収合併、社名を日本精鉱㈱と改称・資本金8百万円
1936年12月 本社を東京に移転
1943年 4月 (金鉱業整備実施)中瀬鉱山アンチモン重要鉱山に指定
1943年12月 中瀬鉱山、重要鉱物増産法に基づき三菱鉱業(株)へ経営を委任
1946年 8月 終戦により委任解除
1946年12月 資本金4百万円に減資
1948年10月 中瀬にアンチモン製錬所竣工・三酸化アンチモン及び金属アンチモンの販売開始
1949年 4月 資本金3千万円に増資
1949年 9月 東京証券取引所市場第二部へ株式上場
1949年10月 資本金1億円に増資・大阪証券取引所市場第二部へ株式上場
1957年11月 資本金1億4千9百万円に増資
1964年10月 吹田アンチモニー工業㈱(旧日比野金属工業)を吸収合併・資本金1億7千5百万円
1972年12月 資本金2億7千2百万円に増資
1973年 8月 資本金4億円に増資
1976年12月 中瀬鉱業所、排煙脱硫装置・ペレタイザー造粒設備新設
1977年11月 資本金4億4千万円に増資
1977年12月 中瀬鉱業所、原料鉱石前処理設備完成
1978年 1月 資本金5億6百万円に増資
1982年10月 アンチモン商品名を改訂、主力の三酸化アンチモンをATOX及びPATOXとする
PATOX-L及びPATOX-Uの新製品を開発、販売開始
1985年 6月 中瀬製錬所、大型還元炉設備完成・会社創立50周年
1986年 4月 同所、大型揮発炉設備完成
1988年10月 資本金10億1千8百万円に増資
1990年 5月 無償株式 379,500株発行 発行済株式総数 13,029,500株
1991年 9月 中瀬製錬所、転炉系製品自動包装設備・製品自動倉庫完成
1992年 3月 同所、粉体2次加工設備完成
1996年 8月 同所、アンチモン鉱石から金属アンチモンへ原料転換
1996年10月 同所、粉体加工工場新築・粗粒製品製造設備新設
1997年 3月 同所、総合事務棟新築
1998年 8月 同所、分析棟新築
2000年 1月 同所、メタル炉系荷造設備新設
2000年 3月 ISO14001認証取得
2000年 8月 日本アトマイズ加工㈱(千葉県野田市)の発行済株式の55%を取得し、子会社化
2003年 6月 ISO9001認証取得
2003年 6月 住友金属鉱山㈱より酸化アンチモンの営業権を取得
2004年 6月 超高純度三酸化アンチモン製造装置完成
2008年 6月 日本アトマイズ加工㈱を完全子会社化
2009年 7月 中瀬製錬所、技術棟新築
2012年 4月 日本アトマイズ加工㈱つくば工場竣工
2013年 7月 中国に日