芝浦メカトロニクス株式会社 有価証券報告書 第110期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)
提出書類 | 有価証券報告書-第110期(平成30年4月1日-平成31年3月31日) |
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提出者 | 芝浦メカトロニクス株式会社 |
カテゴリ | 有価証券報告書 |
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芝浦メカトロニクス株式会社(E01757)
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【表紙】
【提出書類】 有価証券報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2019年6月21日
【事業年度】 第110期(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
【会社名】 芝浦メカトロニクス株式会社
【英訳名】 SHIBAURA MECHATRONICS CORPORATION
【代表者の役職氏名】 代表取締役 社長執行役員 藤田 茂樹
【本店の所在の場所】 神奈川県横浜市栄区笠間二丁目5番1号
【電話番号】 045(897)2421(代表)
【事務連絡者氏名】 取締役 常務執行役員 池田 賢一
【最寄りの連絡場所】 神奈川県横浜市栄区笠間二丁目5番1号
【電話番号】 045(897)2425
【事務連絡者氏名】 取締役 常務執行役員 池田 賢一
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
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第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
(1)連結経営指標等
回次 第106期 第107期 第108期 第109期 第110期
決算年月 2015年3月 2016年3月 2017年3月 2018年3月 2019年3月
(百万円) 43,799 45,549 42,737 49,256 53,090
売上高
(百万円) 1,138 1,173 1,132 2,352 3,782
経常利益
親会社株主に帰属する当期
(百万円) 697 743 930 1,746 2,480
純利益
(百万円) 1,093 △ 233 1,056 2,194 2,577
包括利益
(百万円) 16,057 15,675 16,533 16,129 18,368
純資産額
(百万円) 54,720 56,253 53,721 59,939 61,967
総資産額
(円) 3,250.13 3,172.89 3,346.75 3,644.92 4,166.33
1株当たり純資産額
(円) 141.09 150.41 188.44 365.82 562.90
1株当たり当期純利益金額
潜在株式調整後1株当たり
(円) - - - - -
当期純利益金額
(%) 29.3 27.9 30.8 26.9 29.6
自己資本比率
(%) 4.5 4.7 5.8 10.7 14.4
自己資本利益率
(倍) 20.91 15.09 15.39 12.96 6.08
株価収益率
営業活動によるキャッ
(百万円) △ 750 3,645 5,789 5,148 1,461
シュ・フロー
投資活動によるキャッ
(百万円) △ 278 △ 394 △ 537 △ 654 △ 721
シュ・フロー
財務活動によるキャッ
(百万円) 1,245 △ 368 △ 674 △ 2,640 △ 870
シュ・フロー
現金及び現金同等物の期末
(百万円) 4,195 7,012 11,479 13,384 13,171
残高
(名) 1,174 1,177 1,202 1,207 1,221
従業員数
(注)1.売上高の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
3.1株当たり当期純利益金額については、取締役及び執行役員に対する業績連動型株式報酬制度として信託
が保有する当社株式を、1株当たり当期純利益金額の算定上、普通株式の期中平均株式数の計算において
控除する自己株式に含めております。
4.当社は、2018年10月1日付で普通株式10株につき1株の割合で株式併合を行っております。第106期の期首
に当該株式併合が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益金額を算定しておりま
す。
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(2)提出会社の経営指標等
回次 第106期 第107期 第108期 第109期 第110期
決算年月 2015年3月 2016年3月 2017年3月 2018年3月 2019年3月
(百万円) 34,122 35,365 31,967 37,463 40,414
売上高
(百万円) 948 1,092 535 1,867 3,008
経常利益
(百万円) 635 945 511 1,458 2,005
当期純利益
(百万円) 6,761 6,761 6,761 6,761 6,761
資本金
(千株) 51,926 51,926 51,926 51,926 5,192
発行済株式総数
(百万円) 15,610 16,396 16,717 15,579 17,245
純資産額
(百万円) 48,744 50,180 47,328 52,212 53,502
総資産額
(円) 3,159.53 3,318.93 3,383.98 3,520.63 3,911.52
1株当たり純資産額
(円) 3.00 4.00 4.00 8.00 140.00
1株当たり配当額
(内1株当たり中間配当
(円) ( - ) ( - ) ( - ) ( - ) ( - )
額)
(円) 128.66 191.45 103.64 305.41 455.03
1株当たり当期純利益金額
潜在株式調整後1株当たり
(円) - - - - -
当期純利益金額
(%) 32.0 32.7 35.3 29.8 32.2
自己資本比率
(%) 4.1 5.9 3.1 9.0 12.2
自己資本利益率
(倍) 22.92 11.85 27.99 15.52 7.53
株価収益率
(%) 23.3 20.9 38.6 26.2 30.8
配当性向
(名) 676 666 666 656 655
従業員数
(%) 126.8 99.6 128.1 209.8 159.8
株主総利回り
(比較指標:TOPIX) (%) ( 110.3 ) ( 123.6 ) ( 124.0 ) ( 151.5 ) ( 127.3 )
(円) 384 320 317 528 4,350
最高株価
(484)
(円) 220 170 179 240 3,040
最低株価
(334)
(注)1.売上高の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
3.1株当たり当期純利益金額については、取締役及び執行役員に対する業績連動型株式報酬制度として信託
が保有する当社株式を、1株当たり当期純利益金額の算定上、普通株式の期中平均株式数の計算において
控除する自己株式に含めております。
4. 最高株価及び最低株価は、東京証券取引所(市場第一部)におけるものであります。
5.当社は、2018年10月1日付で普通株式10株につき1株の割合で株式併合を行っております。第106期の期首
に当該株式併合が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益金額を算定しておりま
す。また、第110期の株価については株式併合後の最高株価及び最低株価を記載しており、( )内に株式併
合前の最高株価及び最低株価を記載しております。
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2【沿革】
1939年10月 東京芝浦電気株式会社(旧、株式会社芝浦製作所)における事業の一部を継承、株式会社芝浦京町製
作所の商号にて資金500万円をもって設立
1939年12月 商号を株式会社芝浦製作所に変更
1942年1月 大船工場(現・横浜事業所)操業開始
1943年9月 小浜工場操業開始
1969年10月 東京証券取引所市場第二部に株式を上場
1972年2月 東京証券取引所市場第一部に株式を指定替上場
1991年10月 株式会社徳田製作所と合併
真空機器システム事業部及び相模工場として継承
合併により芝浦エレテック株式会社子会社化(現・連結子会社)
1993年6月 芝浦自販機株式会社を設立(現・連結子会社)
1994年4月 芝浦エンジニアリング株式会社を設立(現・連結子会社)
1997年7月 本社事務所を東京都品川区に移転
本店を神奈川県横浜市に移転
1998年10月 東芝メカトロニクス株式会社と合併
自動機システム事業部、メカトロ機器事業部及びさがみ野事業所として継承
商号を芝浦メカトロニクス株式会社に変更
合併により東精エンジニアリング株式会社(現・芝浦プレシジョン株式会社)を子会社化(現・連結
子会社)
モータ応用機器事業部及び小浜工場の一部を分離し、芝浦電産株式会社を設立(現・資本関係無)
1999年4月 本社を神奈川県横浜市に移転
自販機事業を担当する全国20営業所の業務を芝浦自販機株式会社に移管
2001年1月 自販機事業の営業・サービス事業を芝浦自販機株式会社に事業移管
2001年10月 小浜工場の製造部門を芝浦イーエムエス株式会社に移管
2004年7月 芝浦ハイテック株式会社(現・連結子会社)を株式会社東芝との共同出資により設立
2005年4月 芝浦自販機株式会社を存続会社とし、芝浦イーエムエス株式会社を合併
2006年3月 韓国芝浦メカトロニクス株式会社(現・連結子会社)の資本金を30億ウォンに増強
2009年3月 韓国芝浦メカトロニクス株式会社(現・連結子会社)の資本金を100億ウォンに増資
2009年5月 韓国芝浦メカトロニクス株式会社(現・連結子会社)の資本金を13億ウォンに減資
2010年10月 芝浦ハイテック株式会社を完全子会社化
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3【事業の内容】
当社グループは、当社、当社の子会社9社で構成され、グループが営んでいる主な事業は、FPD製造装置、半
導体製造装置、真空応用装置、レーザ応用装置、自動券売機等の製造および販売であり、さらに保守サービスなら
びに工場建物等の維持管理等の事業活動を展開しております。
当社グループの事業に係わる位置付けは次のとおりであります。
なお、事業の内容における事業区分は、セグメント情報における事業区分と同一であります。
当社及び関係会社の位置付け
区分 主要製品名
製造 販売・据付・サービス他
ファインメ FPD製造装置 ・当社 ・当社
カトロニク (洗浄装置、剥離装置、エッチング装 ・芝浦エレテック㈱ ・芝浦エレテック㈱
ス 置、現像装置、配向膜インクジェッ ・芝浦エンジニアリング㈱
ト塗布装置、セル組立装置) ・台湾芝浦先進科技(股)
半導体製造装置 ・韓国芝浦メカトロニクス㈱
(洗浄装置、エッチング装置、アッシ ・芝浦機電(上海)有限公司
ング装置、半導体検査装置) ・芝浦テクノロジー・イン
レーザ応用装置 ターナショナル・コーポ
マイクロ波応用装置 レーション
鉄道線路保守用機器
真空ポンプ等
メカトロニ FPD製造装置 ・当社 ・当社
クスシステ (アウターリードボンディング装置) ・芝浦プレシジョン㈱ ・芝浦プレシジョン㈱
ム 半導体製造装置 ・芝浦ハイテック㈱
(ダイボンディング装置、フリップ
チップボンディング装置)
真空応用装置
(スパッタリング装置、真空貼り合せ
装置、産業用真空蒸着装置)
二次電池製造装置
太陽電池製造装置
精密部品製造装置
その他自動化機器等
流通機器シ 自動販売機 ・芝浦自販機㈱ ・芝浦自販機㈱
ステム
自動券売機等
不動産賃貸 不動産賃貸及び管理業務等 ────── ・当社
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事業の系統図は次のとおりであります。
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4【関係会社の状況】
議決権の
資本金
名称 住所 主要な事業の内容 所有割合 関係内容
(百万円)
(%)
(連結子会社)
当社が販売したFPD、半
導体製造装置等のメンテナ
神奈川県横浜市 ファインメカトロ
芝浦エレテック㈱ 100 100.0 ンスサービス及び部品の販
栄区 ニクス
売並びに建物等賃貸
役員の兼任等…有
土地等賃貸
芝浦自販機㈱ 福井県小浜市 300 流通機器システム 100.0
役員の兼任等…有
部品の製造販売及び組立業
神奈川県横浜市 メカトロニクスシ 務等の役務の提供並びに建
芝浦プレシジョン㈱ 100 100.0
栄区 ステム 物等賃貸
役員の兼任等…有
当社研究開発棟の維持管理
芝浦エンジニアリン 神奈川県横浜市 ファインメカトロ 及び設計・設備業務等の役
20 100.0
グ㈱ 栄区 ニクス 務の提供並びに建物等賃貸
役員の兼任等…有
当社所有不動産(小浜地
メカトロニクスシ 区)の維持管理業務等の役
芝浦ハイテック㈱ 福井県小浜市 30 100.0
ステム 務の提供
役員の兼任等…有
台湾芝浦先進科技 千NT$ ファインメカトロ 当社に対し役務を提供
台湾、新竹市 100.0
(股) 10,000 ニクス 役員の兼任等…有
韓国芝浦メカトロニ 大韓民国、京畿 百万WON ファインメカトロ 当社に対し役務を提供
100.0
クス㈱ 道平澤市 1,300 ニクス 役員の兼任等…有
芝浦機電(上海)有 中華人民共和国 千US$ ファインメカトロ 当社に対し役務を提供
100.0
限公司 、上海市 400 ニクス 役員の兼任等…有
(注)1.主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。
2.芝浦エレテック㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合
が10%を超えております。
主要な損益情報等 芝浦エレテック㈱
(1)売上高 7,147百万円
(2)経常利益 518百万円
(3)当期純利益 423百万円
(4)純資産額 1,087百万円
(5)総資産額 4,878百万円
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5【従業員の状況】
(1)連結会社の状況
2019年3月31日現在
従業員数(名)
セグメントの名称
664
ファインメカトロニクス
268
メカトロニクスシステム
90
流通機器システム
9
不動産賃貸
全社(共通) 190
1,221
合計
(注)従業員数は就業人員であります。
(2)提出会社の状況
2019年3月31日現在
従業員数(名) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)
655 44.1 20.0 7,502,574
従業員数(名)
セグメントの名称
257
ファインメカトロニクス
208
メカトロニクスシステム
全社(共通) 190
655
合計
(注)1.従業員数は就業人員であります。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
(3)労働組合の状況
当社グループには芝浦メカトロニクス労働組合が組織(組合員数384名)されており、東芝グループ労働組合
連合会に属しております。
なお、労使関係について特に記載すべき事項はありません。
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第2【事業の状況】
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、「Smart Solutions & Services for Your Manufacturing」をコーポレートスローガンとし、
「優れた技術・サービスを提供することで、人々の豊かな暮らしの実現に貢献します」を経営理念にしていま
す。このコーポレートスローガン、経営理念のもと、FPD、半導体、電子部品、光学薄膜などの用途向けに製
造装置の開発からサービスまでトータルソリューションを提供して社会に貢献し、企業価値を高めることで株主
の皆様の期待に応えていきます。
(2)経営戦略等
当社グループは、FPD前工程、FPD後工程、半導体前工程、半導体後工程、真空応用の5分野の事業領域
を堅持し、「一社で5分野を手掛ける」事業形態のメリットを活かし、5分野それぞれでの成長を図る事業戦略
をとってまいります。
基本方針として、『事業構造改革』と、『経営体質強化』を引き続き進めてまいります。
『事業構造改革』では、当社の特長を活かした分野を跨る製品開発、他社との連携による開発スピードアップ
により強い商品の開発・上市の加速を図ります。また、海外サービス事業の拡大などに加え、エネルギー分野や
ヘルスケア分野など新規事業を推進してまいります。
『経営体質強化』では、財務体質改善としてキャッシュ・フローの改善を進め、売上債権の増加を抑制し、棚
卸資産の削減を進めて資産の効率化を図ります。
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループでは、収益力、資産効率、株主価値の向上を重視しております。
経営指標としては、ROS(売上高営業利益率)、ROE(自己資本当期純利益率)の向上を目指してまいり
ます。
(4)経営環境
当社グループの事業環境は、2019年度(2020年3月期)ではFPD業界については、全体的に設備投資は復調
傾向にあり、年度後半に向けて回復が予測されます。
半導体業界については、メモリー向け設備投資は調整傾向からの回復が予想されます。ロジック/ファウンド
リ向け設備投資は先端分野用途などを中心に堅調に推移すると予想されます。
中長期的には5G通信やIoT、AIなどによる半導体用途の拡大などを背景に設備投資の拡大が期待されま
す。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当社グループはこれまでも進めてきました『事業構造改革』の取り組みを一層加速させるとともに、『経営体
質強化』も進めていきます。
変化の大きいエレクトロニクス業界で、顧客の設備投資の増減にも対応出来る体質強化を図り、利益確保に努
めてまいります。
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2【事業等のリスク】
当社グループの業績は、今後発生しうるさまざまなリスク要因により影響を受ける可能性があります。以下に事
業を推進していく上でリスク要因となる可能性のある主な事項を記載してあります。当社グループは、これらのリ
スク発生の可能性を認識した上で、その発生の予防と発生時の対策に努力する所存であります。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものでありま
す。
(1)経済状況による影響
当社グループが販売する製造装置の需要は、その製造装置で生産されるFPD・半導体等のエレクトロニクス
部品の需給状況に影響を受け、特にエレクトロニクス部品が消費されている国の経済状況の影響を受けておりま
す。従って北米、欧州、アジア、日本等の国の景気後退と需要の縮小により、当社グループの業績に悪影響を及
ぼす可能性があります。
(2)海外販売に潜在するリスク
当社グループの海外売上高比率は約65%となっており、その大部分は中国、台湾、韓国に集中しております。
従って、中国、台湾、韓国等の海外市場への販売活動において、各国の政治状況の急変、法律・税制の予期し
ない変更、経済状況の急変、急激な通貨変動・インフレーション等の価格変動、雇用の困難と人件費の急騰、地
震・台風・洪水・感染症の自然災害及びテロ・戦争等の社会的混乱等のリスクが顕在化した場合、当社グループ
の業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
(3)価格競争による影響
当社グループの主要顧客であるエレクトロニクス業界は、各製品の価格競争も激しく製造装置への投資コスト
も抑制される傾向にあります。当社グループでは、大型液晶パネル対応装置、半導体の微細化対応装置と新技術
対応装置等をいち早く市場に投入し、技術的に進化した高精度、高品質の高付加価値製品を市場に送り出すべく
活動を実施しておりますが、今後競合メーカや新規メーカが参入した場合、競争が激化し当社グループの計画に
相違が生じることが考えられます。さらに、素材や購入品の価格高騰による製品の原価上昇という結果をもたら
す可能性があります。価格面での過度の競争は、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があり
ます。
(4)他社との提携によるリスク
当社グループでは、新規事業、事業拡大の一環として、経営資源を最適化し、相乗効果を引き出すため、他社
とのコラボレーション、技術提携、合弁を実施していきます。当社グループでは、引き続きこのような活動を続
けていきますが、当事者間で不一致が発生した場合、当初の計画どおりに業績を上げられず、当社グループの業
績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
(5)品質に関するリスク
当社グループでは、ISO9001に基づいた品質保証体制のもと、最先端技術を新製品に搭載し、当社製品
をいち早く市場に投入することで、当社製品を多くの顧客に提供しております。しかし、当社製品が最先端技術
を活用したものであることにより、未知の分野での技術が多く存在し、予期せぬ不具合が発生し事故につながる
ことも考えられます。そのために当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
(6)経営戦略遂行に関するリスク
当社グループでは、当社の製造装置の最終製品となるエレクトロニクス製品の市場の拡大と新技術の進歩に遅
れることなく、安定した収益を上げることが最重要課題と考えております。そのため、市場動向、技術動向等の
調査を随時実施しますが、リスクのある事業でも先の成長性を見込んで事業遂行していくことがあります。競合
の存在、開発投資額の増加、開発の遅れ、市場の急激な変化等により、その事業の経営計画に相違が生じること
があります。
(7)知的所有権に関するリスク
当社グループでは、当社製造装置について特許となりうるものに関しては、積極的に権利の獲得を目指すとと
もに、その製品に関する特許レビューを実施しております。しかしながら第三者から思わぬ特許侵害訴訟を提訴
され損害を被るリスクがあります。
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(8)環境保全に関するリスク
当社グループでは、全事業所・工場で環境マネジメントシステム(ISO14001)の認証を取得し、環境
に配慮した活動を行っております。しかし、事業活動を行う上では環境負荷の高い物質も使用する場合もあり、
昨今の環境法規制の新規規制および法改正等により規制されることがあります。
また、地球温暖化防止を目的とした環境税の導入・CO2の排出規制等新たな法規制が発効され、経済的負担
が増えることもあります。さらに現在は使用しておりませんが過去に使用した実績のある有機溶剤等が土壌中に
残留していることがあり、土地を有効活用する場合、これらを適切に処理するための処分費用負担が生ずること
があります。
(9)大規模災害の影響
当社グループの国内生産拠点は神奈川県下と福井県小浜地区に所在しております。これらの地区において大規
模災害が発生した場合には、生産設備の破損、物流機能の麻痺等が生じ、生産拠点の操業停止等により生産能力
に重大な影響を被る可能性があります。
(10)減損会計適用による影響
固定資産の減損会計適用に伴い、当社グループの業績及び財務状況に影響を受ける可能性があります。
(11)退職給付債務について
当社グループの退職給付費用および債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件や年金資産の期待運用
収益に基づき算出されております。実際の結果が前提条件と異なる場合、前提条件が変更された場合、または年
金資産の運用利回りが低下した場合、その影響は累積され将来にわたって規則的に認識されるため、一般的には
将来期間において認識される費用および計上される債務に影響を及ぼします。割引率や運用利回りに変動が生じ
た場合、当社グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
(12)情報管理について
当社グループは、事業遂行にあたり、各種技術情報、顧客情報、個人情報を有しております。これらの情報に
ついて、当社グループでは全社管理体制として、情報セキュリティ基本規程の制定と情報セキュリティ委員会に
て情報管理強化に努めております。しかしながら、IT化の進展により、膨大な情報が行き交う中、これら情報
が流出するリスクが存在します。流出した場合には、当社グループの業績および財務状況に悪影響を及ぼす可能
性があります。
(13)財務制限条項について
当社の借入金に係る契約のうち一部の契約には財務制限条項が付されており、特定の条項に抵触した場合に
は、借入先金融機関の請求により、当該借入金について期限の利益を喪失する可能性があります。当社が借入金
について期限の利益を喪失した場合には、当社グループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性がありま
す。
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3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー
(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における当社グループの事業環境は、FPD(Flat Panel Display)業界については、中小
型パネル向け投資はスマートフォン用OLED(有機EL)向けを中心に調整傾向でしたが、大型パネル向け
投資は中国を中心にテレビ向けの設備投資が継続しました。
半導体業界については、メモリー向けの設備投資は調整傾向でしたが、先端分野用途などロジック/ファウ
ンドリ向けの設備投資は継続しました。また、中国やOSAT(後工程受託メーカー)での設備投資も継続し
ました。
このような環境の中、当連結会計年度の業績は以下のとおりとなりました。
受注は、FPDでの設備投資の一部計画変更や遅延の影響などにより減少し、51,021百万円(前年同期比
4.4%減)となりました。
売上は、半導体向けが増加したことなどにより増加し、53,090百万円(前年同期比7.8%増)となりました。
営業利益は、売上の増加に加え、機種構成の変化やコストの改善などにより増益となり、4,000百万円(前年
同期比60.2%増)となりました。
経常利益は、3,782百万円(前年同期比60.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、2,480百万円(前
年同期比42.0%増)となり、増益となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
(ファインメカトロニクス部門)
FPD前工程では、大型パネル向け装置、中小型パネル向け装置ともに設備投資の一部計画変更や遅延の
影響などにより、受注、売上がともに減少しました。
半導体前工程では、ロジック/ファウンドリ向けを中心に設備投資が継続し、受注、売上がともに増加し
ました。
この結果、部門全体では受注は前年度に比べ減少しましたが、売上は半導体前工程の増加などにより増加
し、当セグメントの売上高は28,291百万円(前年同期比4.8%増)となりました。セグメント利益は研究開発費
などの固定費の増加などにより減少し、937百万円(前年同期比15.4%減)となりました。
(メカトロニクスシステム部門)
FPD後工程では、FPD前工程同様に設備投資の一部計画変更や遅延の影響などがありましたが、受
注、売上がともに概ね堅調に推移しました。
半導体後工程では、モバイルデバイス用部品向け装置や先端パッケージ向け装置を中心に受注、売上がと
もに増加しました。
真空応用装置では、車載関連、電子部品関連向け成膜装置などを中心に受注、売上が増加しました。
この結果、部門全体では受注、売上がともに増加し、当セグメントの売上高は20,715百万円(前年同期比
13.7%増)となりました。セグメント利益は増収に加え、機種構成の変化やコストの改善などにより大幅に増
加し、2,959百万円(前年同期比118.1%増)となりました。
(流通機器システム部門)
券売機および汎用機の売上拡大により、部門全体の売上は微増となりました。
一方、セグメント利益は製品構成の変化、開発費用の増加等により減少しました。
この結果、当セグメントの売上高は2,093百万円(前年同期比1.8%増)、セグメント利益は13百万円(前年
同期比74.2%減)となりました。
(不動産賃貸部門)
不動産賃貸収入は計画通り推移し、売上高は1,990百万円(前年同期比0.4%増)、セグメント利益は555百
万円(前年同期比19.9%増)となりました。
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②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比
べ213百万円減少し13,171百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は1,461百万円(前期同期は5,148百万円の増加)となりました。これは主に、
税金等調整前当期純利益の計上等により資金が増加し、一方で売上債権の増加等により資金が減少したこと
によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は721百万円(前年同期は654百万円の減少)となりました。これは主に、固定
資産の取得等により資金が減少したことによるものです。
なお、営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローを合わせたフリー・
キャッシュ・フローは、740百万円の増加(前年同期は4,493百万円の増加)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は870百万円(前期同期は2,640百万円の減少)となりました。これは主に、長
期借入金の返済等により資金が減少したことによるものです。
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③生産、受注及び販売の実績
イ.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
当連結会計年度
セグメントの名称 (自 2018年4月1日 前年同期比(%)
至 2019年3月31日)
ファインメカトロニクス(百万円) 15,732 100.9
メカトロニクスシステム(百万円) 20,293 117.5
1,545
流通機器システム(百万円) 97.0
合計(百万円) 37,571 109.1
(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の金額によります。
2.不動産賃貸の生産高計上はありません。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ロ.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
受注高 受注残高
セグメントの名称 前年同期比(%) 前年同期比(%)
(百万円) (百万円)
ファインメカトロニクス 26,697 89.3 19,204 96.1
メカトロニクスシステム 20,303 104.5 11,686 100.8
流通機器システム 2,031 98.8 166 -
不動産賃貸 1,990 100.4 - -
合計 51,021 95.6 31,057 98.4
(注)1.関係会社の受注残高見直しによる影響額を当期末受注残高にて修正しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ハ.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
当連結会計年度
セグメントの名称 (自 2018年4月1日 前年同期比(%)
至 2019年3月31日)
ファインメカトロニクス(百万円) 28,291 104.8
メカトロニクスシステム(百万円) 20,715 113.7
流通機器システム(百万円) 2,093 101.8
不動産賃貸(百万円) 1,990 100.4
合計(百万円) 53,090 107.8
(注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおり
であります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
相手先 至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
金額(百万円) 割合(%) 金額(百万円) 割合(%)
Xianyang Caihong
Optoelectronics
7,930 16.1 1,391 2.6
Technology Co.,LTD
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
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(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりでありま
す。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成さ
れております。
この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財務状態、経営成績及びキャッシュ・フ
ローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。
当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を
行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合が
あります。
なお、連結財務諸表の作成のための重要な会計基準等は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)
連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりでありま
す。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
イ.経営成績等
a 財政状態
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ2,027百万円増加し61,967百万円となりました。
これは主に、売掛金が2,095百万円増加したことによるものです。
負債は、前連結会計年度末に比べ211百万円減少し43,598百万円となりました。これは主に、支払手形及
び買掛金が134百万円、1年内返済予定の長期借入金が4,000百万円増加し、一方で長期借入金が4,500百万
円減少したことによるものです。
純資産は、前連結会計年度末に比べ2,239百万円増加し18,368百万円となりました。これは主に、親会社
株主に帰属する当期純利益の計上により2,480百万円増加したことによるものです。
b 経営成績
(売上高及び営業利益)
売上高は、前連結会計年度に比べ7.8%増収の53,090百万円となりました。国内向け売上高は、前連結
会計年度に比べ13.3%増収の18,435百万円となり、国内売上高比率は34.7%となりました。一方、海外
向け売上高は5.1%増収の34,653百万円となり、海外売上高比率は65.3%となりました。
なお、部門別連結売上高の概況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び
経営成績の状況」に記載のとおりであります。
売上原価は、売上高の増収にともない、前連結会計年度に比べ5.8%増加の37,698百万円となりまし
た。コストリダクション、標準化、リードタイム短縮などのコスト構造改革の実行や機種構成の変化な
どにより売上原価率は、前連結会計年度に比べ1.4ポイント減少し71.0%となりました。
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ2.4%増加の11,390百万円となりました。
以上の結果、当連結会計年度は4,000百万円の営業利益(前年同期比60.2%増)となりました。
(営業外損益及び経常利益)
営業外収益は、為替差益などにより前連結会計年度に比べ121百万円増加の231百万円となりました。
営業外費用は、前連結会計年度に比べ194百万円増加の449百万円となりました。これは主に、デリバ
ティブ評価損の増加によります。
以上の結果、当連結会計年度は3,782百万円の経常利益(前年同期比60.8%増)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度は、売上高の増収及び売上原価率の改善等により2,480百万円の親会社株主に帰属する
当期純利益(前年同期比42.0%増)となりました。
また、1株当たり当期純利益は562.90円となりました。
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ロ.資本の財源及び資金の流動性
a キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②
キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b 資金需要
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製品製造のための材料、部品の購入のほか、製造費、
販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等であります。
c 財務政策
当社グループは、事業活動に必要な資金を安定的に確保するため、内部資金の活用及び金融機関からの
借入により資金を調達しております。
金融機関からの借入のうち、短期借入は主に営業取引に係る資金調達であり、長期借入は主に資金の長
期的な安定化を確保することを目的とした資金調達であります。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は11,119百万円となっ
ております。
ハ.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、経営指標としてROS(売上高営業利益率)、ROE(自己資本当期純利益率)の向
上を目指しております。当連結会計年度の数値目標および経営成績、達成状況は下記のとおりです。
当連結会計年度(2019年3月期)
前連結会計年度
指標 (2018年3月期)
差異
目標 実績
実績
(実績-目標)
売上高 49,256百万円 53,000百万円 53,090百万円 90百万円
営業利益 2,497百万円 2,750百万円 4,000百万円 1,250百万円
当期純利益 1,746百万円 1,800百万円 2,480百万円 680百万円
ROS
(売上高 5.1% 5.3% 7.5% 2.2%
営業利益率)
ROE
(自己資本 11.0% 11.0% 14.4% 3.4%
当期純利益率)
(注)当連結会計年度の数値目標は、2018年5月10日開示の平成30年3月期決算短信および2018年3月期
決算説明会資料に記載している2018年度業績予想であります。
ROS(売上高営業利益率)は、半導体前・後工程向け装置の増加などによる機種構成の変化やコスト
の改善、為替の円安基調などにより、目標から2.2ポイント増となりました。
ROE(自己資本当期純利益率)は、主に当期純利益の増加などにより、目標から3.4ポイント増となり
ました。
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二.セグメント別の経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容
(ファインメカトロニクス部門)
当連結会計年度における当セグメントの売上高は、前連結会計年度比4.8%増の28,291百万円となりまし
た。FPD前工程での設備投資の一部計画変更や遅延の影響などがありましたが、半導体前工程にてロ
ジック/ファウンドリ向けを中心に売上が増加したことが主な要因であります。
セグメント利益は、前連結会計年度比15.4%減の937百万円となりました。減少の主な要因としては研究
開発費などの固定費の増加などによるものであります。
2019年度(2020年3月期)は、FPD前工程では各設備投資案件での確実な受注とOLED向け新製品
としてフレキシブル基板用焼成炉の開発と拡販を図ってまいります。
半導体前工程ではロジック・ファウンドリ向けエッチング装置の先端分野での適用工程と顧客の拡大、
更なる最先端微細化対応装置の開発、Siウェーハ向け洗浄装置の品質・生産性向上による更なるシェア
の向上を図ってまいります。
また、運営維持に関わる固定費の削減や更なるコストリダクションの実施などにより、利益改善を図っ
てまいります。
(メカトロニクスシステム部門)
当連結会計年度における当セグメントの売上高は、前連結会計年度比13.7%増の20,715百万円となりま
した。FPD後工程でもFPD前工程同様に設備投資の一部計画変更や遅延の影響などがありましたが、
概ね堅調に推移しました。半導体後工程では、モバイルデバイス用部品向け装置や先端パッケージ向け装
置を中心に売上が増加しました。
セグメント利益は、前連結会計年度比118.1%増の2,959百万円となりました。増収に加え、半導体後工
程装置の増加などによる機種構成の変化やコストの改善などにより大幅に増加しました。
2019年度(2020年3月期)は、FPD後工程ではFPD前工程同様に各設備投資案件での確実な受注と
OLED向け中小型パネル用途ボンディング装置の拡販を図ってまいります。
半導体後工程ではFO-WLP/PLP向けボンディング装置の拡販、マイクロLED向けボンディン
グ装置の量産用への展開を図ってまいります。
(流通機器システム部門)
当連結会計年度における当セグメントの売上高は、前連結会計年度比1.8%増の2,093百万円となりまし
た。券売機および汎用機の売上増加が主な要因であります。
セグメント利益は、前連結会計年度比74.2%減の13百万円となりました。製品構成の変化、開発費用の
増加などが減少の主な要因であります。
2019年度(2020年3月期)は、キャッシュレス機能強化による高付加価値商品の拡販、他社連携強化に
よる新商品の拡販を図ってまいります。
(不動産賃貸部門)
当連結会計年度における当セグメントの売上高は、前連結会計年度比0.4%増の1,990百万円、セグメン
ト利益は、前連結会計年度比19.9%増の555百万円となりました。主にコストの改善などにより増益となり
ました。
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4【経営上の重要な契約等】
該当事項はありません。
5【研究開発活動】
当社グループは、要素技術から製品の開発まで、積極的な研究開発活動を行なっております。
現在、研究開発は当社の研究開発部門と事業部の開発・設計部門及び連結子会社の技術部門が推進しておりま
す。当社グループの研究開発スタッフは約280名であります。
また、東芝グループ及びビジネスパートナーと連携・協力関係を強化の上、先進技術の研究開発と商品化を効率
的に進めております。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は 2,742 百万円であります。この中には、各セグメントに配分
できない全社共通の要素技術開発費458百万円が含まれております。
各セグメント別の研究成果、研究開発費は次のとおりであります。
(1)ファインメカトロニクス
フラットパネル製造装置では、高精細・中小型パネル対応のウェットプロセス装置及び配向膜用インクジェッ
ト塗布装置の開発を、半導体製造装置では、次世代デバイス対応洗浄装置、枚葉式窒化膜ウェットエッチング装
置、及びマスク用ドライエッチング装置の開発等をあげることができます。
研究開発費は 1,165 百万円であります。
(2)メカトロニクスシステム
液晶、OLEDモジュール組立装置では、中小型パネル用、及び大型高精細パネル用OLB装置の開発を、半
導体組立装置ではFO-WLP/PLP用、μLED用高速高精度ボンディング装置の開発等をあげることがで
きます。電子・真空機器分野では、光学系薄膜、及び電磁波シールド膜のスパッタリング装置の開発等をあげる
ことができます。
研究開発費は 968 百万円であります。
(3)流通機器システム
券売機分野では、現金およびクレジットカード決済対応券売機の開発等をあげることができます。また、クレ
ジット、電子マネー、QRコード決済対応キャッシュレス券売機の開発をあげることができます。
研究開発費は 149 百万円であります。
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第3【設備の状況】
1【設備投資等の概要】
当社グループは成長分野、新規市場領域の売上/利益確保を目的とした事業構造改革の加速を基本方針に取り組
み、設備投資については、半導体、FPD分野を中心に 1,717 百万円の投資を実施しました。
セグメントごとの設備投資については、次のとおりであります。
ファインメカトロニクス部門においては、成長分野、新規市場領域の研究開発目的の評価設備の導入で 736 百万円
の投資を実施しました。成長分野の主要設備としては、ウェットプロセス装置の評価設備があります。新規市場領
域の主要設備としては、開発用実験機の評価設備があります。
メカトロニクスシステム部門においては、成長分野の研究開発目的の評価設備の導入で 643 百万円の投資を実施し
ました。主要設備としては、小型ディスプレイ用OLB、研究開発用スパッタリング装置、開発用実験機の評価設
備があります。
2【主要な設備の状況】
(1)提出会社
2019年3月31日現在
帳簿価額(単位:百万円)
事業所名 セグメントの 従業員数
設備の内容
(所在地) 名称 土地 (名)
建物及び構 機械装置及
リース資産 その他 合計
築物 び運搬具 (面積千㎡)
FPD製造装
横浜事業所 ファインメカ 置生産設備
1
(神奈川県横
トロニクス 半導体製造装 8,101 376 ― 129 8,609 435
(48)
浜市栄区) 不動産賃貸 置生産設備
賃貸用設備
さがみ野事
半導体製造装
業所 メカトロニク 置生産設備 25
582 380 ― 51 1,040 250
(神奈川県海 スシステム 真空応用装置
(12)
老名市) 生産設備
(2)国内子会社
2019年3月31日現在
帳簿価額(単位:百万円)
従業
事業所名 セグメントの
員数
会社名 設備の内容
名称
(所在地) 建物及び 機械装置及 土地 リース
(名)
その他 合計
構築物 び運搬具 (面積千㎡) 資産
本社
芝浦エレテッ ファインメカ ―
(神奈川県横浜 営業用設備 2 0 0 9 13 82
ク㈱ トロニクス ( ―)
市栄区)
本社工場 流通機器シス 自動販売機 ―
芝浦自販機㈱ 88 8 ― ▶ 102 45
テム 生産設備等
(福井県小浜市) ( ―)
本社 NC工作設
芝浦プレシ メカトロニク ―
(神奈川県横浜 備・汎用工 29 123 ― 6 159 71
スシステム
ジョン㈱ ( ―)
市栄区) 作設備
(注)1.帳簿価額には、建設仮勘定の金額は含まれておりません。
2.提出会社の横浜事業所には、東芝メモリ㈱に貸与中の建物及び構築物5,580百万円が含まれております。
3.現在休止中の主要な設備はありません。
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3【設備の新設、除却等の計画】
(1)重要な設備の新設等
投資予定額
事業所名 資金調達
会社名 セグメントの名称 設備の内容 着手年月 完了予定年月
(所在地) 方法
総額 既支払額
(百万円) (百万円)
ファインメカトロ 生産・研究開
横浜事業所
(神奈川県横浜
ニクス、不動産賃 発設備新増設 2,473 ― 自己資金 2019年4月 2020年3月
市栄区)
貸 等
提出会社
さがみ野事業所
生産・研究開
メカトロニクスシ
(神奈川県海老
発設備新増設 自己資金 2019年4月 2020年3月
421 ―
ステム
名市)
等
(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)重要な設備の除却等
経常的な設備の更新のための除・売却を除き、重要な設備の除・売却の計画はありません。
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第4【提出会社の状況】
1【株式等の状況】
(1)【株式の総数等】
①【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 10,000,000
計 10,000,000
(注)2018年6月22日開催の第109期定時株主総会において、株式併合に関する議案が承認可決されております。これ
により、株式併合の効力発生日(2018年10月1日)をもって、発行可能株式総数は90,000,000株減少し、
10,000,000株となっております。
②【発行済株式】
事業年度末現在 提出日現在
上場金融商品取引所
発行数(株) 発行数(株)
種類 名又は登録認可金融 内容
(2019年3月31日) (2019年6月21日) 商品取引業協会名
東京証券取引所
単元株式数
5,192,619 5,192,619
普通株式
(市場第一部)
100株
5,192,619 5,192,619 - -
計
(注)1.2018年10月1日付で普通株式10株につき1株の割合で株式併合を行っております。これにより、発行済株式
総数は46,733,575株減少し、5,192,619株となっております。
2.2018年6月22日開催の第109期定時株主総会において、株式併合に関する議案が承認可決されております。
これにより、株式併合の効力発生日(2018年10月1日)をもって、単元株式数が1,000株から100株に変更と
なっております。
(2)【新株予約権等の状況】
①【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
②【ライツプランの内容】
該当事項はありません。
③【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4)【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株
発行済株式総 資本準備
式 総数残 資本金増減額 資本金残高 資本準備金残
年月日 数増減数 金 増減額
高 (百万円) (百万円) 高(百万円)
(千株) (百万円)
(千株)
2018年10月1日
△46,733 5,192 - 6,761 - 6,939
(注)
(注) 株式併合(10:1)によるものであります。
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(5)【所有者別状況】
2019年3月31日現在
株式の状況(1単元の株式数 100 株)
単元未満株
式の状況
区分 外国法人等
政府及び地 金融商品 その他の法
金融機関 個人その他 計
(株)
方公共団体 取引業者 人
個人以外 個人
株主数(人) - 31 30 43 99 ▶ 4,446 4,653 -
所有株式数(単元) - 6,987 802 11,054 9,526 6 23,461 51,836 9,019
所有株式数の割合
- 13.48 1.55 21.32 18.38 0.01 45.26 100.00 -
(%)
(注)1.自己株式 767,597株は「個人その他」に7,675単元、「単元未満株式の状況」に97株含まれております。
2.2018年6月22日開催の第109期定時株主総会の決議により、2018年10月1日をもって1単元の株式数を1,000
株から100株に変更しております。
(6)【大株主の状況】
2019年3月31日現在
発行済株式
(自己株式を
所有株式数 除く。)の総
氏名又は名称 住所
(千株) 数に対する所
有株式数の割
合(%)
東京都港区芝浦1-1-1 519 11.73
株式会社東芝
東京都千代田区神田錦町2-9 259 5.86
信越エンジニアリング株式会社
神奈川県横浜市磯子区新杉田町8-1 259 5.86
株式会社ニューフレアテクノロジー
日本マスタートラスト信託銀行株式
東京都港区浜松町2-11-3 184 4.16
会社(信託口)
日本トラスティ・サービス信託銀行
東京都中央区晴海1-8-11 134 3.04
株式会社(信託口)
日本トラスティ・サービス信託銀行
東京都中央区晴海1-8-11 86 1.94
株式会社(信託口9)
GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL
133 FLEET STREET LONDON EC4A 2BB U.K.
69 1.57
(常任代理人 ゴールドマン・サッ
(東京都港区六本木6-10-1)
クス証券株式会社)
日本トラスティ・サービス信託銀行
東京都中央区晴海1-8-11 69 1.55
株式会社(信託口5)
神奈川県横浜市栄区笠間2-5-1 60 1.36
芝浦メカトロニクス従業員持株会
DFA INTL SMALL CAP VALUE
PALISADES WEST 6300, BEE CAVE ROAD BUILDING
PORTFOLIO
ONE AUSTIN TX 78746 US 52 1.19
(常任代理人 シティバンク、エ
(東京都新宿区新宿6-27-30)
ヌ・エイ東京支店)
1,696 38.33
計
(注)上記のほか、当社所有の自己株式 767千株(14.78%)があります。なお、自己株式 767千株には、取締役及
び執行役員に対する業績連動型株式報酬制度にかかる信託が保有する当社株式 16千株は含まれておりません。
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(7)【議決権の状況】
①【発行済株式】
2019年3月31日現在
株式数(株) 議決権の数(個)
区分 内容
- - -
無議決権株式
議決権制限株式(自己株式等) - - -
議決権制限株式(その他) - - -
(自己保有株式)
完全議決権株式(自己株式等) - -
767,500
普通株式
完全議決権株式(その他) 4,416,100 44,161 -
普通株式
9,019 -
単元未満株式 普通株式 1単元(100株)未満の株式
5,192,619 - -
発行済株式総数
- 44,161 -
総株主の議決権
(注)1.「完全議決権株式(その他)」の普通株式には、取締役及び執行役員に対する業績連動型株式報酬制度の導
入に伴い信託が保有する当社株式16,209株(議決権の数162個)が含まれております。なお、当該信託が保
有する当社株式は連結財務諸表及び財務諸表において自己株式として計上しております。
2.2018年10月1日付で普通株式10株につき1株の割合で株式併合を行っております。これにより、発行済株式
総数は46,733,575株減少し、5,192,619株となっております。
3.2018年6月22日開催の第109期定時株主総会において、株式併合に関する議案が承認可決されております。
これにより、株式併合の効力発生日(2018年10月1日)をもって、単元株式数が1,000株から100株に変更と
なっております。
②【自己株式等】
2019年3月31日現在
発行済株式総数
自己名義所有 他人名義所有 所有株式数の に対する所有株
所有者の氏名又は名称 所有者の住所
株式数(株) 株式数(株) 合計(株) 式数の割合
(%)
(自己保有株式)
神奈川県横浜市栄区
767,500 - 767,500 14.78
笠間2-5-1
芝浦メカトロニクス㈱
- 767,500 - 767,500 14.78
計
(注)1.上記の他、取締役及び執行役員に対する業績連動型株式報酬制度の導入に伴い信託が保有する当社株式
16,209株を、連結財務諸表及び財務諸表において自己株式として計上しております。
2.2018年6月22日開催の第109期定時株主総会の決議により、2018年10月1日付で株式併合(普通株式10株に
つき1株の割合で株式併合)及び単元株式数の変更(1,000株から100株に変更)を行っております。
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(8)【役員・従業員株式所有制度の内容】
①業績連動型株式報酬制度の概要
当社は、社外取締役を除く取締役及び当社と委任契約を締結している執行役員(以下、「取締役等」といい
ます。)に対する業績連動型株式報酬制度(以下、「本制度」といいます。)を導入しております。
本制度は、当社の中長期的な業績と取締役等の報酬との連動性を明確にし、企業価値の増大に貢献すること
を目的としております。
本制度は、当社が金銭を拠出することにより設定する信託(以下「本信託」といいます。)が当社株式を取
得し、業績達成度等一定の基準に応じて当社が各取締役等に付与するポイントの数に相当する数の当社株式が
本信託を通じて各取締役等に対して交付されるという、業績連動型の株式報酬制度です。なお、取締役等が当
社株式の交付を受ける時期は、毎年所定の期日です。
②本制度に取得させる予定の株式の総数又は総額
2017年8月25日付で、当社が金銭信託した73百万円を原資として、本信託が210,000株を取得しております。
なお2018年10月1日付で普通株式10株につき1株の割合で株式併合を行っており、当連結会計年度における当
該株式は16,209株であります。
③本制度による受益権その他の権利を受けることができる者の範囲
取締役等のうち受益者要件を満たす者
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2【自己株式の取得等の状況】
【株式の種類等】 会社法第165条第2項の規定に基づく取締役会決議並びに会社法第155条第7号に該当する普通
株式の取得
(1)【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(2)【取締役会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
区分 株式数(株) 価額の総額(円)
当事業年度における取得自己株式 584 431,569
当期間における取得自己株式 10 39,550
(注)1.2018年6月22日開催の第109期定時株主総会の決議により、2018年10月1日付で株式併合(普通株式10株に
つき1株の割合で株式併合)を行っております。当事業年度における取得自己株式584株の内訳は、株式併
合前535株、株式併合後49株であります。
2.「当期間における取得自己株式」欄には、2019年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満
株式の買取による株式は含まれておりません。
(4)【取得自己株式の処理状況及び保有状況】
当事業年度 当期間
区分
処分価額の総額 処分価額の総額
株式数(株) 株式数(株)
(円) (円)
引き受ける者の募集を行った取得自己株式 - - - -
消却の処分を行った取得自己株式 - - - -
合併、株式交換、会社分割に係る移転を行っ
- - - -
た取得自己株式
その他
7,053,822 - - -
(株式併合により減少)
保有自己株式数 767,597 - 767,607 -
(注)1.2018年6月22日開催の第109期定時株主総会の決議により、2018年10月1日付で株式併合(普通株式10株に
つき1株の割合で株式併合を行っております。
2.当期間における保有自己株式数には、2019年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式
の買取及び売渡しによる株式は含まれておりません。
3.当事業年度及び当期間における保有自己株式数には、信託が保有する当社株式は含めておりません。(当
事業年度及び当期間16,209株)
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3【配当政策】
当社グループは、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題として位置づけており、業績に裏付けられた配当を
維持していくことを基本方針としています。
その実施につきましては、業績および財務状況等を総合的に勘案し、連結配当性向25%程度を目標としていま
す。
当社は、年2回の配当を行うこととしており、会社法第459条第1項の規定に基づき、取締役会の決議をもって剰
余金の配当等を行うことができる旨、また期末配当の基準日は毎年3月31日、中間配当の基準日は毎年9月30日と
する旨定款に定めております。
当期の配当は、株主の皆様に利益還元を行い、業績に裏付けられた配当を維持していくという基本方針に則り、
期末配当140円00銭、年間配当140円00銭とさせていただきます。
配当金の総額 1株当たり配当額
決議年月日
(百万円) (円)
2019年5月21日
619 140.0
取締役会決議
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4【コーポレート・ガバナンスの状況等】
(1)【コーポレート・ガバナンスの概要】
①コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
当社グループは、コーポレート・ガバナンスを、「株主、お客様、従業員、社会に対する中長期的な企業
価値の増大」を図るための経営統治機能と位置付けております。この企業価値増大の実現の担い手かつ実践
者である全役員並びに全従業員が「何をすべきか」また「何をしてはいけないのか」を明確に記載し、法
律、社会規範、倫理等についてのコンプライアンスやリスクマネジメントの根幹をなす「芝浦グループ行動
基準」を作成し、実践しております。
当社のコーポレート・ガバナンス体制は次のとおりです。
②現状の体制の概要
イ.取締役会は7名体制で、その内2名を社外取締役とし、コーポレート・ガバナンスの強化を図っており
ます。月例取締役会を毎月1回開催しており、経営に関する重要事項の決裁に限らず、各取締役及び執行
役員から業務執行状況について具体的な報告を求め、業務執行を他の取締役及び監査役が監督するととも
に、経営方針等についての活発な意見交換、議論を促進しております。
ロ.監査役会は3名体制で、その内2名を社外監査役としております。監査役は緊密に連携し、毎月1回取
締役会前に開催している監査役会等で取締役会議案に関する事前協議を行い、取締役会に積極的に出席し
て適時適切な発言を行っております。監査役監査は、内部統制部門である経営監査部と協議のうえ監査役
会が定めた監査の方針、計画に従い、監査役監査基準に基づいて実施しております。
監査役と会計監査人は、監査の方針、計画等に関し緊密に連携し、情報交換や事前協議を行っておりま
す。
ハ.内部統制部門には、社長直属の組織として、「経営監査部」(部員全3名)を設置しております。当社
におけるコーポレート・ガバナンス強化及びコンプライアンス・企業倫理遵守・浸透のチェック機能を有
し、経営上の妥当性の監査を中心に、監査役と協議のうえ経営監査部長が定めた監査の方針、計画に従
い、各部門の自主監査結果を参考として内部監査実施規程に基づいて実施しており、監査結果は社長のみ
ならず、監査役にも報告しております。改善すべき事項については、改善計画を求め、進捗状況をフォ
ローして各部門における自主改善を促しております。
ニ.会計監査人には、PwCあらた有限責任監査法人を選任し、監査役と連携して会社法上の監査及び金融
商品取引法上の監査を実施しております。
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③内部統制システムに関する基本的な考え方及びその整備状況
当社は「法令遵守(コンプライアンス)」と「リスク管理体制(リスクマネジメント)」並びに「経営の
効率化」を内部統制システムの中核と位置づけております。内部統制システムの強化施策(規程の制定、教
育の徹底、監査体制の強化、情報管理等)を継続して実施することで、内部統制システムを磐石なものへと
向上させる所存であります。
当社は、「優れた技術・サービスを提供することで、人々の豊かな暮らしの実現に貢献します」との経営
理念の下、当社グループにおける会社業務の適正を確保するため、次の体制を整備、運用するとともに、適
宜評価し改善に努めます。
イ.取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
a 社会規範に沿った業務運営、企業倫理遵守を徹底するために「芝浦グループ行動基準」を定め、当社
の取締役はこれを率先して実践するとともに、関係会社の取締役及び当社グループの従業員がこれを遵
守するよう監督する。
b 取締役会は、取締役会規則に従い運営され、原則として毎月開催し、当社グループにおける経営上の
重要な事項を審議、決定するとともに、取締役から定期的に職務執行状況の報告を受けることで、取締
役の職務執行を監督する。
ロ.取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
取締役の職務執行に係る重要な書類(主要会議議事録、決裁書類、契約書、秘密文書及び当該電子記録
媒体等)については、社内規程(文書保存規程、秘密情報管理基本規程等)により、適切に保存及び管理
する。
ハ.損失の危険の管理に関する規程その他の体制
a リスクマネジメント規程に従い、当社グループにおけるリスクの平常時管理を行うとともに、緊急時
の管理体制をあらかじめ定め、損害発生の未然防止ならびに損害発生時の被害極小化及び情報の適正開
示をはかる。
b 経営監査部長は、監査の方針、計画等に関し監査役と連携し、当社グループの内部監査の実施、各部
門及び各関係会社の自主監査を統括することにより、損害発生の未然防止をはかる。
ニ.取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
a 当社グループにおける経営上の重要な事項については、取締役会のほか、社長を含む執行役員を兼任
する取締役、及び各事業部長、経営企画、営業、技術、生産、経理、総務担当執行役員をメンバーとす
る経営戦略会議を開催し、経営判断の迅速化と事業運営の効率化をはかる。
b 業務執行の審議、報告機関として予算、営業、生産、開発設計等に係る各種会議を原則として毎月開
催する。
c 取締役会を含め決裁権限規程に定める決裁機関にて決定された事項に関しては、組織規程、業務分掌
規程、役職者責任権限規程等の定めに従い、各職務、職制において適切に業務執行を行う。
ホ.従業員の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
a 当社グループの全ての従業員が「芝浦グループ行動基準」を遵守するようCSR(Corporat
e Social Responsibility)委員会を設け、企業倫理及び法令遵守の浸透、徹
底を組織的、体系的に推進する。
b 法令違反等に関する情報を当社グループの従業員が匿名で相談、通報できる「リスク相談ホットライ
ン」を設置し、問題の早期発見、解決をはかる。また、必要により顧問弁護士への相談も活用する。
ヘ.当社及び関係会社から成る企業グループにおける業務の適正を確保するための体制
a 「芝浦グループ行動基準」の下、当社グループとして目指すべき方向性及び目標等を示し、これを達
成できるよう、当社グループ全体で取り組む。
b 当社の経営監査部は、関係会社の経営監査を統括する。
c 関係会社の経営執行を監督するため、当社経営幹部の中から関係会社に非常勤取締役を派遣する。
d 経営管理(関係会社から当社への事前承認事項、報告事項)に関しては、国内関係会社運営規程及び
海外関係会社運営規程の定めに従い、適切に運用する。
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ト.監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制
a 監査役の職務を補助するため、経営監査部、経理部門及び法務部門が支援する。
b 監査役がその職務を補助する従業員を置くことを求めた場合は、監査役と協議のうえ適切な部門から
人選し、監査役附を置く。監査役附の処遇、評価に関する事項に関しては監査役と事前協議を行う。
c 当社グループの取締役及び従業員は、経営、業績に影響を及ぼす重要な事項及び重大な法令等に反す
る行為等に関し、遅滞なく監査役への報告を行う。
d 監査役は、経営戦略会議等の重要な会議及び委員会に出席することができる。
e 誠実且つ正当な目的で監査役への報告を行った当社グループの取締役及び従業員は、報告を行ったこ
とを理由に、不利な取扱いを受けない。
f 監査役の職務の執行について生じる費用の処理等は、毎年予算を設けるとともに、取締役及び従業員
の職務の執行について生じる費用の処理等の方法に準じて行う。
チ.その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制
a 取締役社長は、定期的に監査役との情報交換を行う。
b 監査役は、定期的に会計監査人との情報交換を行う。
c 経理担当部長は、定期的に監査役との情報交換を行う。
d 経営監査部長は、監査役に対し内部監査の結果を報告する。
e 経営監査部長の人事に関しては、監査役との事前協議を行う。
④責任限定契約の内容
当社と社外取締役または社外監査役は、会社法第427条第1項の定めに基づき、同法第423条第1項に定め
る当社に対する損害賠償責任を法令で規定する額を限度とする契約を締結できる旨定款に定めており、社外
取締役 井奈波朋子、同 高田裕一郎、社外監査役 内田和政、同 松本裕之の各氏と契約を締結しており
ます。
ただし、当該責任限定が認められるのは、当該社外取締役または社外監査役の責任の原因となった職務の
遂行について、善意でありかつ重過失のないときに限られます。
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(2)【役員の状況】
① 役員一覧
男性 9 名 女性 1 名 (役員のうち女性の比率 10.0 %)
所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(千株)
1982年4月 ㈱東芝入社
1996年8月 当社入社
2000年10月 当社ファインメカトロニクス事業部
技術部長
2002年10月 当社横浜事業所ウェットプロセス装
置部担当部長
2006年4月 当社横浜事業所ウェットプロセス装
置部長
代表取締役
2007年4月 当社ファインメカトロニクス事業部
藤田 茂樹 1958年9月17日 生 (注)3 5
社長執行役員
長
2008年6月 当社取締役、ファインメカトロニク
ス事業部長
2009年6月 当社常務取締役、ファインメカトロ
ニクス事業部長
2014年6月 当社代表取締役社長
2017年6月 当社代表取締役、社長執行役員
(現)
1985年4月 ㈱東芝入社
1996年8月 当社入社
2007年4月 当社横浜事業所ウェットプロセス装
置部長
2010年4月 当社ファインメカトロニクス事業部
副事業部長
2011年6月 当社取締役、ファインメカトロニク
取締役
ス事業部副事業部長
専務執行役員、メカトロニクス 小川 佳次 1960年8月27日 生 (注)3 3
2014年6月 当社常務取締役、ファインメカトロ
システム事業部長
ニクス事業部副事業部長
2015年4月 当社常務取締役、メカトロニクスシ
ステム事業部長
2017年6月 当社取締役、常務執行役員、メカト
ロニクスシステム事業部長
2018年6月 当社取締役、専務執行役員、メカト
ロニクスシステム事業部長(現)
1985年4月 ㈱東芝入社
1996年8月 当社入社
2011年4月 当社生産・調達本部副本部長兼メカ
トロニクスシステム装置統括部長
2014年6月 当社取締役、生産・調達本部長
取締役
2015年1月 当社取締役、生産・調達本部長兼
常務執行役員、ファインメカト 今村 圭吾 1962年9月30日 生 (注)3 2
ファインメカトロニクス事業部ファ
ロニクス事業部長
インメカトロニクス装置統括部長
2017年6月 当社常務執行役員、ファインメカト
ロニクス事業部副事業部長
2019年6月 当社取締役、常務執行役員、ファイ
ンメカトロニクス事業部長(現)
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所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(千株)
1984年4月 ㈱東芝入社
2004年4月 同社生産技術センタープロセス研究
センター長
2011年4月 同社経営監査部グループ(経営監査
第五担当)グループ長
2012年4月 同社技術企画室グループ(企画担
取締役 当)グループ長
樋口 勝敏 1959年10月5日 生 (注)3 2
2014年4月 同社生産技術センター参事兼次世代
常務執行役員、技術本部長
エネルギー事業開発プロジェクト
チーム参事
2016年4月 当社技術本部副本部長
2017年6月 当社取締役、執行役員、技術本部長
2018年6月 当社取締役、常務執行役員、技術本
部長(現)
1985年4月 ㈱東芝入社
2001年5月 同社セミコンダクター社経理部長附
2006年5月 同社広報室グループ(IR担当)参
事
2009年5月 同社セミコンダクター社経理部長附
2012年6月 同社経営監査部グループ(経営監査
第四担当)グループ長
取締役
2015年4月 同社電力システム社社長附
常務執行役員、財務統括責任者 池田 賢一 1963年2月13日 生 (注)3 1
2017年7月 当社経営管理本部副本部長
2017年10月 当社執行役員、経営管理本部副本部
(CFO)、経営管理本部長
長
2018年4月 当社執行役員、経営管理本部長
2018年6月 当社取締役、執行役員、財務統括責
任者(CFO)、経営管理本部長
2019年6月 当社取締役、常務執行役員、財務統
括責任者(CFO)、経営管理本部
長(現)
1996年4月 弁護士登録(第二東京弁護士会所
属)ひかり総合法律事務所入所
2002年1月 丹宗山本法律事務所(現インフォ
テック法律事務所)入所
取締役 井奈波 朋子 1966年7月22日 生 (注)3 -
2013年6月 聖法律事務所設立
2013年10月 弁理士登録
2015年6月 当社社外取締役(現)
2017年8月 龍村法律事務所入所(現)
1978年4月 ㈱三井銀行(現㈱三井住友銀行)入
社
2008年4月 ㈱三井住友銀行常務執行役員
2009年10月 日興コーディアル証券㈱(現SMB
取締役 高田 裕一郎 1954年8月8日 生 C日興証券㈱)取締役副社長 (注)3 -
2012年4月 さくら情報システム㈱代表取締役会
長(現)
2016年6月 ㈱東光高岳社外監査役(現)
2018年6月 当社社外取締役(現)
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所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(千株)
1984年4月 ㈱東芝入社
1996年8月 当社入社
2001年4月 当社半導体装置事業部営業第二部営
業担当担当課長
2004年7月 当社ボンディング装置事業部営業部
監査役
長
大和 康彦 1961年7月24日 生
(注)4 1
2009年4月 当社ボンディング装置事業部副事業
(常勤)
部長
2013年5月 当社ファインメカトロニクス事業部
長附兼管理グループ長
2016年4月 当社仮監査役
2016年6月 当社監査役(現)
1974年4月 ㈱東芝入社
2000年6月 同社ディスプレイ・部品材料社経理
部長
2003年6月 同社経営企画部次長兼企業開発部長
2004年1月 同社PC&ネットワーク社経理部長
監査役 内田 和政 1950年10月23日 生 (注)4 1
2006年12月 ウェスチングハウス・エレクトリッ
ク社最高財務責任者
2010年6月 当社社外監査役
2012年6月 当社補欠監査役
2015年7月 当社社外監査役(現)
1980年4月 ㈱東芝入社
2003年3月 同社セミコンダクター社資材部長
2006年4月 東芝セミコンダクタ無錫社社長
2010年4月 ㈱東芝北九州工場長
2011年6月 東芝コンポーネンツ㈱代表取締役社
監査役 松本 裕之 1956年6月3日 生 (注)4 -
長
2012年10月 豊前東芝エレクトロニクス㈱代表取
締役社長
2016年6月 ㈱ニューフレアテクノロジー社外監
査役
2018年6月 当社社外監査役(現)
計 17
(注)1.井奈波朋子、高田裕一郎の両氏は、社外取締役であります。
2.内田和政、松本裕之の両氏は、社外監査役であります。
3.2019年6月21日選任後、1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時ま
で。
4.2019年6月21日選任後、4年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結の時ま
で。
5.所有株式数には、芝浦メカトロニクス役員持株会における各自の持分を含めた実質所有株式数を記載して
おります。
なお、提出日(2019年6月21日)現在の持株会による取得株式数については確認ができないため、2019年
5月末現在の実質所有株式数を記載しております。
6.当社は、法令に定める監査役の員数を欠くことになる場合に備え、会社法第329条第3項に定める補欠監
査役1名を選任しております。補欠監査役の略歴は次のとおりであります。
所有株式数
氏名 生年月日 略歴
(千株)
1970年4月 ㈱東芝入社
1993年6月 東芝九州ライフエレクトロニクス㈱取締役
総務部長
1997年11月 ㈱東芝中部支社総務部長
1999年6月 ㈱テルム取締役総務部長
神田 醇一 1946年4月7日生 -
2003年6月 東芝セキュリティ㈱代表取締役社長
2007年6月 当社社外監査役(常勤)
2009年6月 当社社外監査役(常勤)退任
2016年6月 当社補欠監査役(現)
7.当社は執行役員制度を導入しております。執行役員の員数は11名で、上記の取締役兼務者を除く執行役員
の構成は、常務執行役員 新藤久司、上席執行役員 山中和行、同 湯山吉雄、執行役員 奥井和彦、同 黒
川禎明、同 堀内 和敏となっております。
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② 社外役員の状況
当社の社外取締役は2名であり、社外監査役は2名であります。
社外取締役 井奈波朋子氏は、弁護士としての経験、知識等を活かし、職務を適切に遂行いただけるもの
と判断し選任しております。
社外取締役 高田裕一郎氏は、他社で代表取締役等の役員を歴任し豊富な経営経験を有しております。こ
れまでの経験、知識等を活かし、職務を適切に遂行いただけるものと判断し選任しております。
社外監査役 内田和政氏は、経理・財務部門での長年の経歴から、財務及び会計に関する相当程度の知見
を有するものであること等を勘案し、職務を適切に遂行いただけるものと判断し選任しております。
社外監査役 松本裕之氏は、半導体事業経営に関する豊富な知見や、他社での社外監査役としての経験を
有しております。これまでの経験、知識等を活かし、職務を適切に遂行いただけるものと判断し選任してお
ります。
当社は、社外取締役または社外監査役を選任するための当社からの独立性に関する基準または方針は特段
定めておりませんが、社外取締役または社外監査役を選任する場合、客観的にその経歴等から知り得る当社
からの独立性に留意しつつ、役員としての資質、取締役または監査役としての職務を適切に遂行できるだけ
の資格を備えているかを第一に評価致します。社外取締役または社外監査役を再任する場合はさらに、当社
社外取締役または社外監査役としての実績についても評価致します。
また、株主が議決権を行使する際の十分な参考となるよう、当社からの独立性については、法令に従い、
株主総会参考資料に可能な限り詳細に記載し、開示するよう心掛けております。
③ 社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内
部統制部門との関係
社外取締役は、毎月1回開催される取締役会への出席を通じて、経営に関する重要事項の決裁に限らず、各
取締役及び執行役員から業務執行状況について具体的な報告を求め、業務執行の監督をするとともに、経営方
針等についての活発な意見交換、議論を促進しております。
社外監査役は、毎月1回取締役会前に開催している監査役会等で取締役会議案に関する事前協議を行い、取
締役会に積極的に出席して適時適切な発言を行っております。監査役監査は、内部統制部門である経営監査部
と協議のうえ監査役会が定めた監査の方針、計画に従い、監査役監査基準に基づいて実施しております。
監査役と会計監査人は、監査の方針、計画等に関し緊密に連携し、情報交換や事前協議を行っております。
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(3)【監査の状況】
①監査役監査の状況
当社における監査役監査は、遵法を中心とした法令上の監査を行っております。当社の監査役は3名で、
2名が社外監査役であります。また、監査役の職務を補助するスタッフとして、監査役附(人員3名)を設
置しております。監査役附の処遇、評価に関しては監査役と事前協議するものとし、その独立性を確保して
おります。
②内部監査の状況
当社における内部監査は、業績を中心とした経営上の妥当性の監査を経営監査部が行っております。ま
た、経営監査部の管理の下に各部門において自主監査を行う体制も構築しております。
監査役と経営監査部は、監査の方針、計画等に関し緊密に連携し、経営監査部長は内部監査の実施状況や
監査結果を監査役に報告しております。また、経営監査部長の人事については、監査役との事前協議を行っ
ております。
③会計監査の状況
イ.業務を執行した公認会計士の氏名、所属する監査法人名
所属する監査法人名
公認会計士の氏名等
萩森 正彦
指定有限責任社員
PwCあらた有限責任監査法人
業務執行社員
柴 毅
ロ.監査業務に係る補助者の構成
公認会計士 4名、会計士試験合格者等 1名、その他 6名
ハ.監査法人の選定方針と理由
監査役会は、取締役、社内関係部門及び会計監査人等から必要な資料を入手し、かつ、報告を受けた
うえ、その監査体制、監査品質、独立性及び専門性等を総合的に評価し、選定しております。
また、監査役会は、当社の会計監査人に、会社法、公認会計士法等に対する違反、抵触等が認められ
る場合等、その他当社が解任または不再任を必要とする場合、監査役会の決議により会計監査人の解任
または不再任を株主総会の目的事項とするか、または、監査役全員の同意により会計監査人を解任しま
す。
二.監査役及び監査役会による監査法人の評価
監査役会は、取締役、社内関係部門及び会計監査人等から必要な資料を入手し、かつ、報告を受けた
うえ、「会計監査人の評価及び選定基準策定に関する監査役等の実務指針」等を考慮のうえ、その職務
遂行状況を確認し、評価しております。
④監査報酬の内容等
イ.監査公認会計士等に対する報酬
前連結会計年度 当連結会計年度
区分
監査証明業務に基づく 非監査業務に基づく 監査証明業務に基づく 非監査業務に基づく
報酬(百万円) 報酬(百万円) 報酬(百万円) 報酬(百万円)
38 2 38 -
提出会社
- - - -
連結子会社
38 2 38 -
計
(注)当社における非監査業務の内容は、前連結会計年度は「監査人から引受事務幹事会社への書簡」の作成
業務であります。当連結会計年度は該当する事項はありません。
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ロ.監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対する報酬(イ.を除く)
前連結会計年度
該当事項はありません。
当連結会計年度
該当事項はありません。
ハ.その他重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
前連結会計年度及び当連結会計年度においては、当社の連結子会社である台湾芝浦先進科技股份有限公司、
韓国芝浦メカトロニクス株式会社、芝浦機電(上海)有限公司は、当社の会計監査人以外の公認会計士または
監査法人の監査を受けております。
二.監査報酬の決定方針
該当事項はありませんが、監査日数等を勘案したうえで決定しております。
ホ.監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査役会は、取締役、社内関係部門及び会計監査人等から必要な資料を入手し、かつ、報告を受けたうえ、
監査計画の内容、職務遂行状況、報酬見積の算定根拠を確認し、当社の会社規模や業種の特性等の要素を勘案
のうえ審議した結果、当社の会計監査人に対する監査報酬等について適切と判断し、会社法第399条第1項
の同意をしております。
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(4)【役員の報酬等】
①役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項
当社の役員の報酬は、基本報酬、賞与及び信託を用いた株式報酬により構成され、当該期の業績、中期
経営計画に対する業績達成度及び財務状況等を総合的に勘案し加算減算のうえ、取締役については取締役
会の決議に基づき、また監査役については監査役の協議に基づき、決定しております。
②役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数
報酬等の種類別の総額(百万円)
対象となる役
報酬等の総額
業績連動報酬
員の員数
役員区分
(百万円)
(名)
基本報酬 退職慰労金
賞与 株式報酬
取締役(社外取締
135 97 26 11 - 6
役を除く。)
監査役(社外監査
17 15 1 - - 1
役を除く。)
16 16 - - - 6
社外役員
(注)1.上記報酬等の額には、2019年6月21日開催の第110期定時株主総会において可決された役員賞与
支給額を含んでおります。
2.上記報酬等の額のほか、使用人兼務取締役の使用人給与相当額(2018年度中に支給した賞与を
含む。)17百万円を2名に支払っております。
③業績連動報酬の額の決定方法及び指標に係る事項
イ.賞与
当社の業績連動報酬(賞与)は、単年度の連結売上高、連結営業利益等の業績等を総合的に勘案のうえ決
定します。当連結会計年度の目標と実績は下記のとおりです。
当連結会計年度(2019年3月期)
前連結会計年度
指標 (2018年3月期)
差異
目標 実績
実績
(実績-目標)
売上高 49,256百万円 53,000百万円 53,090百万円 90百万円
営業利益 2,497百万円 2,750百万円 4,000百万円 1,250百万円
当期純利益 1,746百万円 1,800百万円 2,480百万円 680百万円
ROS
(売上高 5.1% 5.3% 7.5% 2.2%
営業利益率)
ROE
(自己資本 11.0% 11.0% 14.4% 3.4%
当期純利益率)
(注)当連結会計年度の数値目標は、2018年5月10日開示の平成30年3月期決算短信および2018年3月期決算
説明会資料に記載している2018年度業績予想であります。
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ロ.株式報酬
当社の業績連動報酬(株式報酬)は、当社の中長期的な業績と取締役の報酬との連動性を明確にし、企
業価値の増大に貢献することを目的としております。
中期経営計画の連結売上高、連結営業利益、連結ROE等を総合的に勘案のうえ決定します。
当連結会計年度の目標と実績は下記のとおりです。
当連結会計年度(2019年3月期)
指標
目標 差異
実績
(中期経営計画)(注) (実績-目標)
売上高 52,000百万円 53,090百万円 1,090百万円
営業利益 2,500百万円 4,000百万円 1,500百万円
ROE
(自己資本 8.0% 14.4% 6.4%
当期純利益率)
(注)当連結会計年度の数値目標(中期経営計画)は、2017年5月11日開催の2017年3月期決算説明会資料
に記載している2018年度目標であります。
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(5)【株式の保有状況】
①投資株式の区分の基準及び考え方
当社は、保有目的が純投資目的である投資株式においては、株式の価値の変動または株式に係る配当によって
利益を受けることを目的とする場合に区分しており、これに該当しない場合においては、純投資目的以外の目的
である投資株式と区分することを基準としております。
②保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式
イ.保有方針及び保有合理性を検証する方法ならびに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の
内容
毎年、取締役会で個別銘柄について保有の適否の検証を行っております。検証の結果、その保有の意義や
合理性が認められない場合は、原則として売却致します。
ロ.銘柄数及び貸借対照表計上額
銘柄数 貸借対照表計上額の
(銘柄) 合計額(百万円)
1 0
非上場株式
6 71
非上場株式以外の株式
(当事業年度において株式数が増加した銘柄)
銘柄数 株式数の増加に係る取得
株式数の増加の理由
(銘柄) 価額の合計額(百万円)
- - -
非上場株式
1 0
非上場株式以外の株式 取引先持株会を通じた株式の取得
(当事業年度において株式数が減少した銘柄)
該当事項はありません。
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ハ.特定投資株式及び保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報
特定投資株式
当事業年度 前事業年度
株式数(株) 株式数(株)
保有目的、定量的な保有効果 当社の株式の
銘柄
及び株式数が増加した理由 保有の有無
貸借対照表計上額 貸借対照表計上額
(百万円) (百万円)
335 1,677
東芝テック㈱
(保有目的)取引関係等の円滑化のため
無
(定量的な保有効果)(注)2
(注)1
1 1
4,320 4,320
(保有目的)取引関係等の円滑化のため
㈱三井住友フィナン
有
(定量的な保有効果)(注)2
シャルグループ
16 19
(保有目的)取引関係等の円滑化のため
6,690 6,590
富士フイルムホール (定量的な保有効果)(注)2
無
ディングス㈱
(株式数が増加した理由)取引先持株会
33 27
を通じた株式の取得
1,761 1,761
三井住友トラスト・ (保有目的)取引関係等の円滑化のため
有
ホールディングス㈱ (定量的な保有効果)(注)2
7 7
1,000 1,000
東芝プラントシステ (保有目的)取引関係等の円滑化のため
無
ム㈱ (定量的な保有効果)(注)2
1 2
6,900 6,900
第一生命ホールディ (保有目的)取引関係等の円滑化のため
有
ングス㈱ (定量的な保有効果)(注)2
10 13
3 3
(保有目的)財形融資制度利用のため
財形住宅金融㈱
無
(定量的な保有効果)(注)2
0 0
(注)1.東芝テック㈱は、2018年10月1日付で普通株式5株につき1株の割合で株式併合を行っております。
2.定量的な保有効果については記載が困難であります。保有の合理性は、保有目的、取引状況等により検証し
ております。
③保有目的が純投資目的である投資株式
該当事項はありません。
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第5【経理の状況】
1 連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について
(1)当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28
号)に基づいて作成しております。
(2)当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。以下
「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。
また、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成しており
ます。
2 監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(2018年4月1日から2019年3月31日
まで)の連結財務諸表及び事業年度(2018年4月1日から2019年3月31日まで)の財務諸表について、PwCあら
た有限責任監査法人による監査を受けております。
3 連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みについて
当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みを行っております。具体的には、会計基準等の
内容を適切に把握し、又は会計基準等の変更等について的確に対応することができる体制を整備するため、公益財
団法人財務会計基準機構へ加入し、セミナーへ参加しております。
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1【連結財務諸表等】
(1)【連結財務諸表】
①【連結貸借対照表】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
資産の部
流動資産
13,399 13,186
現金及び預金
※4 28,338 ※4 30,243
受取手形及び売掛金
※4 640 ※4 495
電子記録債権
1,048 1,120
商品及び製品
2,045 2,128
仕掛品
187 227
原材料及び貯蔵品
1,476 1,902
未収入金
777 394
その他
△ 367 △ 197
貸倒引当金
47,547 49,500
流動資産合計
固定資産
有形固定資産
28,611 28,919
建物及び構築物
△ 19,791 △ 20,092
減価償却累計額
建物及び構築物(純額) 8,820 8,826
4,507 4,977
機械装置及び運搬具
△ 3,555 △ 4,085
減価償却累計額
機械装置及び運搬具(純額) 952 892
工具、器具及び備品 812 964
△ 653 △ 742
減価償却累計額
工具、器具及び備品(純額) 159 221
土地 119 119
366 297
リース資産
△ 333 △ 278
減価償却累計額
リース資産(純額) 32 18
330 457
建設仮勘定
10,414 10,536
有形固定資産合計
無形固定資産
320 309
特許権
350 372
その他
671 682
無形固定資産合計
投資その他の資産
※1 124 ※1 123
投資有価証券
▶ 16
長期前払費用
795 826
繰延税金資産
382 282
その他
△ 1 △ 1
貸倒引当金
1,306 1,247
投資その他の資産合計
12,391 12,466
固定資産合計
59,939 61,967
資産合計
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
負債の部
流動負債
※4 14,999 ※4 15,134
支払手形及び買掛金
5,100 5,100
短期借入金
500 4,500
1年内返済予定の長期借入金
リース債務 15 5
578 1,156
未払法人税等
4,063 3,518
未払費用
1,241 1,074
前受金
44 39
役員賞与引当金
5 3
受注損失引当金
495 768
その他
27,044 31,300
流動負債合計
固定負債
6,000 1,500
長期借入金
19 13
リース債務
2 2
長期未払金
7,308 7,349
退職給付に係る負債
13 14
役員退職慰労引当金
308 304
修繕引当金
35 36
資産除去債務
3,078 3,078
長期預り保証金
16,766 12,298
固定負債合計
43,810 43,598
負債合計
純資産の部
株主資本
6,761 6,761
資本金
9,037 9,037
資本剰余金
5,264 7,391
利益剰余金
△ 4,053 △ 4,037
自己株式
17,009 19,152
株主資本合計
その他の包括利益累計額
30 29
その他有価証券評価差額金
361 282
為替換算調整勘定
△ 1,272 △ 1,095
退職給付に係る調整累計額
△ 880 △ 784
その他の包括利益累計額合計
16,129 18,368
純資産合計
59,939 61,967
負債純資産合計
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②【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】
【連結損益計算書】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
49,256 53,090
売上高
※2 , ※3 35,635 ※2 , ※3 37,698
売上原価
13,621 15,391
売上総利益
※1 , ※2 11,123 ※1 , ※2 11,390
販売費及び一般管理費
2,497 4,000
営業利益
営業外収益
6 9
受取利息及び配当金
- 119
為替差益
72 -
受取補償金
30 103
その他
110 231
営業外収益合計
営業外費用
131 129
支払利息
31 29
支払手数料
60 -
為替差損
1 237
デリバティブ評価損
31 53
その他
255 449
営業外費用合計
2,352 3,782
経常利益
2,352 3,782
税金等調整前当期純利益
法人税、住民税及び事業税 615 1,332
△ 10 △ 31
法人税等調整額
605 1,301
法人税等合計
1,746 2,480
当期純利益
1,746 2,480
親会社株主に帰属する当期純利益
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【連結包括利益計算書】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
1,746 2,480
当期純利益
その他の包括利益
2 △ 1
その他有価証券評価差額金
75 △ 79
為替換算調整勘定
370 177
退職給付に係る調整額
※1 447 ※1 96
その他の包括利益合計
2,194 2,577
包括利益
(内訳)
2,194 2,577
親会社株主に係る包括利益
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③【連結株主資本等変動計算書】
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高
6,761 9,107 3,715 △ 1,723 17,861
当期変動額
剰余金の配当 △ 197 △ 197
親会社株主に帰属する当期
1,746 1,746
純利益
自己株式の取得 △ 2,474 △ 2,474
自己株式の処分 △ 70 143 73
株主資本以外の項目の当期
-
変動額(純額)
当期変動額合計 - △ 70 1,549 △ 2,330 △ 851
当期末残高 6,761 9,037 5,264 △ 4,053 17,009
その他の包括利益累計額
純資産合計
その他有価証券評価 退職給付に係る調整 その他の包括利益累
為替換算調整勘定
差額金 累計額 計額合計
当期首残高 28 286 △ 1,643 △ 1,328 16,533
当期変動額
剰余金の配当
△ 197
親会社株主に帰属する当期
1,746
純利益
自己株式の取得 △ 2,474
自己株式の処分 73
株主資本以外の項目の当期
2 75 370 447 447
変動額(純額)
当期変動額合計 2 75 370 447 △ 403
当期末残高 30 361 △ 1,272 △ 880 16,129
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当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 6,761 9,037 5,264 △ 4,053 17,009
当期変動額
剰余金の配当 △ 354 △ 354
親会社株主に帰属する当期
2,480 2,480
純利益
自己株式の取得
△ 0 △ 0
自己株式の処分 16 16
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 - - 2,126 16 2,143
当期末残高
6,761 9,037 7,391 △ 4,037 19,152
その他の包括利益累計額
純資産合計
その他有価証券評価 退職給付に係る調整 その他の包括利益累
為替換算調整勘定
差額金 累計額 計額合計
当期首残高
30 361 △ 1,272 △ 880 16,129
当期変動額
剰余金の配当 △ 354
親会社株主に帰属する当期
2,480
純利益
自己株式の取得 △ 0
自己株式の処分 16
株主資本以外の項目の当期
△ 1 △ 79 177 96 96
変動額(純額)
当期変動額合計
△ 1 △ 79 177 96 2,239
当期末残高 29 282 △ 1,095 △ 784 18,368
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④【連結キャッシュ・フロー計算書】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
2,352 3,782
税金等調整前当期純利益
1,405 1,555
減価償却費
貸倒引当金の増減額(△は減少) 355 △ 169
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 274 218
△ 6 △ 9
受取利息及び受取配当金
131 129
支払利息
為替差損益(△は益) 26 △ 21
前受金の増減額(△は減少) 622 △ 136
売上債権の増減額(△は増加) △ 4,488 △ 1,794
たな卸資産の増減額(△は増加) △ 187 △ 988
仕入債務の増減額(△は減少) 5,841 △ 270
未払消費税等の増減額(△は減少) △ 13 67
△ 699 △ 77
その他
5,614 2,285
小計
利息及び配当金の受取額 6 8
△ 130 △ 129
利息の支払額
△ 341 △ 702
法人税等の支払額
5,148 1,461
営業活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー
△ 0 △ 0
定期預金の預入による支出
△ 392 △ 618
有形固定資産の取得による支出
1 0
有形固定資産の売却による収入
△ 264 △ 103
その他
△ 654 △ 721
投資活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
△ 42 △ 15
ファイナンス・リース債務の返済による支出
800 -
長期借入れによる収入
△ 800 △ 500
長期借入金の返済による支出
△ 2,474 △ 0
自己株式の取得による支出
73 -
自己株式の処分による収入
△ 197 △ 354
配当金の支払額
△ 2,640 △ 870
財務活動によるキャッシュ・フロー
52 △ 83
現金及び現金同等物に係る換算差額
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 1,905 △ 213
11,479 13,384
現金及び現金同等物の期首残高
※1 13,384 ※1 13,171
現金及び現金同等物の期末残高
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【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
1.連結の範囲に関する事項
(1) 連結子会社の数 8 社
連結子会社の名称
芝浦エレテック㈱、芝浦自販機㈱、芝浦プレシジョン㈱、芝浦エンジニアリング㈱、芝浦ハイテック㈱、
台湾芝浦先進科技(股)、韓国芝浦メカトロニクス㈱、芝浦機電(上海)有限公司
(2) 主要な非連結子会社の名称等
主要な非連結子会社
芝浦テクノロジー・インターナショナル・コーポレーション
(連結の範囲から除いた理由)
非連結子会社合計の総資産、売上高、純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)等は、いず
れも連結財務諸表に重要な影響を及ぼしておりませんので連結の範囲から除いております。
2.持分法の適用に関する事項
持分法を適用していない非連結子会社(芝浦テクノロジー・インターナショナル・コーポレーション)は、当期
純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)等からみて、持分法の対象から除いても連結財務諸表に
及ぼす影響が軽微であり、かつ、全体としても重要性がないため持分法の適用範囲から除いております。
3.連結子会社の事業年度等に関する事項
連結子会社のうち、台湾芝浦先進科技(股)、韓国芝浦メカトロニクス㈱、芝浦機電(上海)有限公司の決算日は、
12月31日であります。
連結財務諸表の作成にあたっては、同日現在の財務諸表を使用し、連結決算日との間に生じた重要な取引につい
ては連結上必要な調整を行っております。
なお、その他の連結子会社の決算日は、連結決算日と一致しております。
4.会計方針に関する事項
(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法
イ 有価証券
その他有価証券
時価のあるもの
決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法
により算定)を採用しております。
時価のないもの
移動平均法による原価法を採用しております。
ロ デリバティブ
時価法を採用しております。
ハ たな卸資産
製品、商品及び原材料
主として移動平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算
定)を採用しております。
半製品及び仕掛品
主として個別法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を
採用しております。
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(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法
イ 有形固定資産(リース資産を除く)
主として定率法を採用しております。
ただし、第86期取得の研究開発棟等及び1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)並びに
2016年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については、定額法を採用しております。
また、在外連結子会社については、定額法を採用しております。
なお、主な耐用年数は次のとおりであります。
建物及び構築物 3~60年
機械装置及び運搬具 2~17年
ロ 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しております。
ただし、自社利用分のソフトウェアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法によって
おります。
ハ リース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。
(3) 重要な引当金の計上基準
イ 貸倒引当金
債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権に
ついては個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。
ロ 役員賞与引当金
役員賞与の支出に備えるため、当連結会計年度における支給見込額を計上しております。
ハ 受注損失引当金
受注契約に係る将来の損失に備えるため、当連結会計年度末における受注契約に係る損失見込額を計上して
おります。
ニ 役員退職慰労引当金
国内連結子会社は、役員の退職慰労金支給に充てるため、内規による必要額を計上しております。
ホ 修繕引当金
第86期取得の研究開発棟について、将来実施する修繕に係る支出に備えるため、支出見積額を支出が行われ
る年度に至るまでの期間に配分計上しております。
(4) 退職給付に係る会計処理の方法
従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年度における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上
しております。
イ 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法について
は、期間定額基準によっております。
ロ 数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法
過去勤務費用については、その発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による
定額法により費用処理しております。
数理計算上の差異については、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年
数(10年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理しております。
未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費用については、税効果を調整の上、純資産の部におけるその
他の包括利益累計額の退職給付に係る調整累計額に計上しております。
(5) 重要な収益及び費用の計上基準
売上高及び売上原価の計上基準
イ 当連結会計年度末までの進捗部分について成果の確実性が認められる工事
工事進行基準(工事の進捗率の見積りは原価比例法)
ロ その他の工事
工事完成基準
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(6) 重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基準
外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しており
ます。
なお、在外子会社等の資産及び負債は、在外子会社等の決算日の直物為替相場により円貨に換算し、収益及び
費用は在外子会社等の期中平均相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部における為替換算調整勘定に含
めて計上しております。
(7) 重要なヘッジ会計の方法
イ ヘッジ会計の方法
金利スワップについては特例処理の要件を満たしているので、特例処理を採用しております。
ロ ヘッジ手段とヘッジ対象
ヘッジ手段…金利スワップ
ヘッジ対象…借入金の利息
ハ ヘッジ方針
借入金の金利変動リスクを回避する目的で金利スワップ取引を行っております。
ニ ヘッジ有効性評価の方法
金利スワップの特例処理の要件を満たしているため、有効性の判定を省略しております。
(8) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか
負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。
(9) その他連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項
イ 消費税等の会計処理方法
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式を採用しております。
ロ 連結納税制度の適用
連結納税制度を適用しております。
(未適用の会計基準等)
・「収益認識に関する会計基準」 (企業会計基準第29号 平成30年3月30日 企業会計基準委員会)
・「収益認識に関する会計基準の適用指針」 (企業会計基準適用指針第30号 平成30年3月30日 企業会計基準委
員会)
(1)概要
国際会計基準審議会(IASB)及び米国財務会計基準審議会(FASB)は、共同して収益認識に関する包括的な会
計基準の開発を行い、2014年5月に「顧客との契約から生じる収益」(IASBにおいてはIFRS第15号、FASBにおい
てはTopic606)を公表しており、IFRS第15号は2018年1月1日以後開始する事業年度から、Topic606は2017年12
月15日より後に開始する事業年度から適用される状況を踏まえ、企業会計基準委員会において、収益認識に関す
る包括的な会計基準が開発され、適用指針と合わせて公表されたものです。
企業会計基準委員会の収益認識に関する会計基準の開発にあたっての基本的な方針として、IFRS第15号と整合
性を図る便益の1つである財務諸表間の比較可能性の観点から、IFRS第15号の基本的な原則を取り入れることを
出発点とし、会計基準を定めることとされ、また、これまで我が国で行われてきた実務等に配慮すべき項目があ
る場合には、比較可能性を損なわせない範囲で代替的な取扱いを追加することとされております。
(2)適用予定日
2022年3月期の期首から適用します。
(3)当該会計基準等の適用による影響
「収益認識に関する会計基準」等の適用による連結財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中であ
ります。
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(表示方法の変更)
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」の適用に伴う変更)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)を当連結会計年
度の期首から適用し、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示する方法に変更しております。
この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」の「繰延税金資産」565百万円は、「投
資その他の資産」の「繰延税金資産」795百万円に含めて表示しております。
また、税効果会計関係注記において、税効果会計基準一部改正第3項から第5項に定める「税効果会計に係
る会計基準」注解(注8)(評価性引当額の合計額を除く。)及び同注解(注9)に記載された内容を追加し
ております。ただし、当該内容のうち前連結会計年度に係る内容については、税効果会計基準一部改正第7項
に定める経過的な取扱いに従って記載しておりません。
(追加情報)
(取締役及び執行役員に対する業績連動型株式報酬制度)
当社は、社外取締役を除く取締役及び当社と委任契約を締結している執行役員(以下、「取締役等」といい
ます。)に対する業績連動型株式報酬制度(以下、「本制度」といいます。)を導入しております。
(1)取引の概要
本制度は、当社が金銭を拠出することにより設定する信託(以下、「本信託」といいます。)が当社株式
を取得し、業績達成度等一定の基準に応じて当社が各取締役等に付与するポイントの数に相当する数の当社
株式が本信託を通じて各取締役等に対して交付されるという、業績連動型の株式報酬制度です。なお、取締
役等が当社株式の交付を受ける時期は、毎年所定の時期です。
(2)信託に残存する自社の株式
信託に残存する当社株式を、信託における帳簿価額(付随費用の金額を除く。)により純資産の部に自己
株式として計上しております。当該自己株式の帳簿価額及び株式数は、当連結会計年度56百万円、16千株で
あります。
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(連結貸借対照表関係)
※1 非連結子会社及び関連会社に対するものは、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
投資有価証券(株式) 52百万円 52百万円
2 保証債務
当社の従業員の住宅資金借入金に対する債務保証を行なっております。
債務保証
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
従業員(住宅資金借入債務) 5百万円 従業員(住宅資金借入債務) 4百万円
3 当社は、資金調達の安定化及び効率化を図るため、取引銀行6行と特定融資枠契約(シンジケーション方式に
よるコミットメントライン)を締結しております。当該契約に基づく連結会計年度末の借入未実行残高は次のと
おりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
特定融資枠契約の総額 6,000百万円 6,000百万円
借入実行残高 - -
差引額 6,000 6,000
※4 期末日満期手形及び電子記録債権
連結会計年度末日満期手形の会計処理については、手形交換日をもって決済処理をしております。なお、当連
結会計年度の末日が金融機関の休日であったため、次の連結会計年度末日満期手形及び電子記録債権が連結会計
年度末残高に含まれております。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
受取手形
61百万円 76百万円
電子記録債権 39 22
支払手形 368 609
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(連結損益計算書関係)
※1 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
荷造費発送費 75 百万円 77 百万円
741 714
販売手数料
12 19
広告宣伝費
4,745 5,024
従業員給与及び手当
44 44
役員賞与引当金繰入額
453 137
貸倒引当金繰入額
388 332
退職給付費用
2 3
役員退職慰労引当金繰入額
924 1,077
減価償却費
73 80
賃借料
2,489 2,737
研究開発費
※2 販売費及び一般管理費並びに当期製造費用に含まれる研究開発費の総額
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
2,492 百万円 2,742 百万円
ります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
556 百万円 527 百万円
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(連結包括利益計算書関係)
※1 その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
その他有価証券評価差額金:
当期発生額 2百万円 △0百万円
組替調整額 - -
税効果調整前
2 △0
税効果額 0 △0
その他有価証券評価差額金
2 △1
為替換算調整勘定:
当期発生額 75 △79
組替調整額 - -
税効果調整前
75 △79
税効果額 - -
為替換算調整勘定
75 △79
退職給付に係る調整額:
当期発生額 69 △56
組替調整額 300 233
税効果調整前
370 177
税効果額 - -
退職給付に係る調整額
370 177
その他の包括利益合計
447 96
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(連結株主資本等変動計算書関係)
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
当連結会計年度期首 当連結会計年度 当連結会計年度 当連結会計年度末
株式数 増加株式数 減少株式数 株式数
(千株) (千株) (千株) (千株)
発行済株式
普通株式 51,926 - - 51,926
合計 51,926 - - 51,926
自己株式
普通株式(注) 2,525 5,569 210 7,884
合計 2,525 5,569 210 7,884
(注)1.普通株式の自己株式の株式数の増加5,569千株は、取締役会決議による自己株式の取得による増加5,357千
株、信託の取得による増加210千株、単元未満株式の買取による増加2千株であります。
2.普通株式の自己株式の株式数の減少210千株は、取締役及び執行役員に対する業績連動型株式報酬制度の
導入に伴う第三者割当による自己株式の処分による減少であります。
3.普通株式の自己株式の株式数には、取締役及び執行役員に対する業績連動型株式報酬制度として信託が保
有する当社株式が含まれております。(当連結会計年度210千株)
2.新株予約権及び自己新株予約権に関する事項
該当事項はありません。
3.配当に関する事項
(1)配当金支払額
1株当たり
配当金の総額
株式の種類 配当額 基準日 効力発生日
(百万円)
(決議)
(円)
2017年5月19日
普通株式 197 4.0 2017年3月31日 2017年6月6日
取締役会
(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
1株当たり
配当金の総額
株式の種類 配当の原資 配当額 基準日 効力発生日
(百万円)
(決議)
(円)
2018年5月22日
普通株式 354 利益剰余金 8.0 2018年3月31日 2018年6月6日
取締役会
(注)2018年5月22日取締役会の決議による配当金の総額には、信託が保有する当社株式に対する配当金1百万円が
含まれております。
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当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
当連結会計年度期首 当連結会計年度 当連結会計年度 当連結会計年度末
株式数 増加株式数 減少株式数 株式数
(千株) (千株) (千株) (千株)
発行済株式
普通株式 51,926 - 46,733 5,192
合計 51,926 - 46,733 5,192
自己株式
普通株式(注) 7,884 0 7,101 783
合計 7,884 0 7,101 783
(注)1.当社は、2018年10月1日付で普通株式10株につき1株の割合で株式併合を行っております。
2.普通株式の発行済株式総数の減少46,733千株は、株式併合によるものであります。
3.普通株式の自己株式の株式数の増加0千株は、単元未満株式の買取によるものであります。
4.普通株式の自己株式の株式数の減少7,101千株は、株式併合による減少7,053千株、役員向け株式交付信託
による自己株式の処分による減少47千株(株式併合前)によるものであります。
5.普通株式の自己株式の株式数には、取締役及び執行役員に対する業績連動型株式報酬制度として信託が保
有する当社株式が含まれております。(当連結会計年度16千株)
2.新株予約権及び自己新株予約権に関する事項
該当事項はありません。
3.配当に関する事項
(1)配当金支払額
1株当たり
配当金の総額
株式の種類 配当額 基準日 効力発生日
(百万円)
(決議)
(円)
2018年5月22日
普通株式 354 8.0 2018年3月31日 2018年6月6日
取締役会
(注)1.2018年5月22日取締役会の決議による配当金の総額には、信託が保有する当社株式に対する配当金1百万
円が含まれております。
2.2018年10月1日付で普通株式10株につき1株の割合で株式併合を行っております。「1株当たり配当額」
につきましては、当該株式併合前の金額を記載しております。
(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
1株当たり
配当金の総額
株式の種類 配当の原資 配当額 基準日 効力発生日
(百万円)
(決議)
(円)
2019年5月21日
普通株式 619 利益剰余金 140.0 2019年3月31日 2019年6月5日
取締役会
(注)2019年5月21日取締役会の決議による配当金の総額には、信託が保有する当社株式に対する配当金2百万円が
含まれております。
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(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
現金及び預金勘定 13,399 百万円 13,186 百万円
預入期間が3か月を超える定期預金 △14 △14
現金及び現金同等物 13,384 13,171
2 重要な非資金取引の内容
ファイナンス・リース取引に係る資産及び債務の額
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
ファイナンス・リース取引に係る資産及び債
14百万円 -百万円
務の額
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(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当社グループは、資金運用については元本の安全性・流動性の確保という観点から、原則的に短期運用を中心
とし、また、資金調達については銀行借入による方針であります。デリバティブは、借入金の金利変動リスクを
回避するために利用しており、投機的な取引は行わない方針であります。
(2)金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制
営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。当該リスクに関しては、当社
は売上債権管理規程に従い、取引先ごとの期日管理及び残高管理を行うとともに、財務状況等の悪化等による回
収懸念の早期把握や軽減を図っております。連結子会社についても、当社の売上債権管理規程に準じて、同様の
管理を行っております。また、一部外貨建てのものについては、為替の変動リスクに晒されておりますが、先物
為替予約を利用してヘッジしております。
投資有価証券は、市場価格の変動リスクに晒されておりますが、主に業務上の関係を有する企業であります。
営業債務である支払手形及び買掛金は、1年以内の支払期日であります。一部外貨建てのものについては、為
替の変動リスクに晒されておりますが、先物為替予約を利用してヘッジしております。
借入金のうち、短期借入金は主に営業取引に係る資金調達であり、長期借入金は主に資金の長期的な安定化を
確保することを目的とした資金調達であります。このうち長期のものの一部については、金利の変動リスクに晒
されておりますが、支払金利の変動リスクを回避し支払利息の固定化を図るために、個別契約ごとにデリバティ
ブ取引(金利スワップ取引)をヘッジ手段として利用しております。ヘッジの有効性の評価方法については、金
利スワップの特例処理の要件を満たしているため、その判定をもって有効性の評価を省略しております。
デリバティブ取引の執行・管理については、経営戦略会議の承認を受けた社内稟議規程に則って執行してお
り、当該執行部署はリスク及び損益の状況を常時把握し、必要に応じて経営陣に報告しております。またデリバ
ティブの利用にあたっては、信用リスクを軽減するため、信用度の高い国内の金融機関とのみ取引を行っており
ます。
また、営業債務や借入金は、流動性リスクに晒されておりますが、当社グループでは、各社が月次に資金繰計
画を作成するなどの方法により管理しております。
(3)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含ま
れております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することに
より、当該価額が変動することがあります。また、注記事項「デリバティブ取引関係」におけるデリバティブ取
引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありませ
ん。
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2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握するこ
とが極めて困難と認められるものは含まれておりません((注)2.参照)。
前連結会計年度(2018年3月31日)
連結貸借対照表計上額
時価(百万円) 差額(百万円)
(百万円)
(1)現金及び預金 13,399 13,399 -
(2)受取手形及び売掛金 28,338 28,338 -
(3) 電子記録債権
640 640 -
(4)投資有価証券
72 72 -
その他有価証券
(5)支払手形及び買掛金 (*1)
(14,999) (14,999) -
(6)短期借入金 (*1)
(5,100) (5,100) -
(7)1年内返済予定の長期借入金
(500) (500) -
(*1)
(8)長期借入金 (*1) (6,000) (5,990) 9
(9)長期預り保証金 (*1)
(3,078) (2,786) 291
(10)デリバティブ取引 (*1)(*2) (41)
(41) -
(*1) 負債に計上されているものについては、( )で示しております。
(*2) デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しております。
当連結会計年度(2019年3月31日)
連結貸借対照表計上額
時価(百万円) 差額(百万円)
(百万円)
(1)現金及び預金 13,186 13,186 -
(2)受取手形及び売掛金 30,243 30,243 -
(3) 電子記録債権
495 495 -
(4)投資有価証券
71 71 -
その他有価証券
(5)支払手形及び買掛金 (*1)
(15,134) (15,134) -
(6)短期借入金 (*1)
(5,100) (5,100) -
(7)1年内返済予定の長期借入金
(4,500) (4,500) -
(*1)
(8)長期借入金 (*1)
(1,500) (1,496) ▶
(9)長期預り保証金 (*1)
(3,078) (2,883) 195
(10)デリバティブ取引 (*1)(*2) (57) (57) -
(*1) 負債に計上されているものについては、( )で示しております。
(*2) デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しております。
(注)1.金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項
(1) 現金及び預金、(2)受取手形及び売掛金並びに(3)電子記録債権
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっており
ます。
(4) 投資有価証券
これらの時価について、株式は取引所の価格によっております。また、保有目的ごとの有価証券に関す
る事項については、注記事項「有価証券関係」をご参照下さい。
(5) 支払手形及び買掛金並びに(6)短期借入金及び(7)1年内返済予定の長期借入金
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これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっており
ます。
(8) 長期借入金
長期借入金の時価については、元利金の合計額を、同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割
り引いて算定する方法によっております。変動金利による長期借入金は金利スワップの特例処理の対象と
されており(下記(10)参照)、当該金利スワップと一体として処理された元利金の合計額を、同様の借入
を行った場合に適用される合理的に見積られる利率で割り引いて算定する方法によっております。
(9) 長期預り保証金
長期預り保証金は、賃貸借契約に基づく敷金保証金であります。時価については、将来のキャッシュ・
フローを無リスクの利子率で割り引いた現在価値により算定しております。
(10)デリバティブ取引
金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている長期借入金と一体として処理されてい
るため、その時価は、当該長期借入金の時価に含めて記載しております(上記(8)参照)。また、為替
予約取引によるものは、取引先金融機関等から提示された価格等に基づき時価を算定しております。
デリバティブ取引に関する注記事項については、注記事項「デリバティブ取引関係」をご参照下さい。
2.時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
区分
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
非上場株式 52 52
これらについては、市場価格がなく、かつ将来キャッシュ・フローを見積もることができず、時価を把握
することが極めて困難と認められるため、「(4)投資有価証券 その他有価証券」には含めておりません。
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3.金銭債権の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(2018年3月31日)
1年超 5年超
1年以内
10年超
5年以内 10年以内
(百万円)
(百万円)
(百万円) (百万円)
現金及び預金 13,381 - - -
受取手形及び売掛金 28,338 - - -
電子記録債権 640 - - -
合計 42,360 - - -
当連結会計年度(2019年3月31日)
1年超 5年超
1年以内
10年超
5年以内 10年以内
(百万円)
(百万円)
(百万円) (百万円)
現金及び預金 13,166 - - -
受取手形及び売掛金 30,243 - - -
電子記録債権 495 - - -
合計 43,905 - - -
4.短期借入金及び長期借入金の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度(2018年3月31日)
1年超 2年超 3年超 4年超
1年以内 5年超
2年以内 3年以内 4年以内 5年以内
(百万円) (百万円)
(百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
短期借入金 5,100 - - - - -
長期借入金 500 4,500 700 - 800 -
合計 5,600 4,500 700 - 800 -
当連結会計年度(2019年3月31日)
1年超 2年超 3年超 4年超
1年以内 5年超
2年以内 3年以内 4年以内 5年以内
(百万円) (百万円)
(百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
短期借入金 5,100 - - - - -
長期借入金 4,500 700 - 800 - -
合計 9,600 700 - 800 - -
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(有価証券関係)
1.その他有価証券
前連結会計年度(2018年3月31日)
連結貸借対照表計上額
種類 取得原価(百万円) 差額(百万円)
(百万円)
(連結貸借対照表計上額が取得原
価を超えるもの)
株式 71 37 34
債券 - - -
その他 - - -
小計 71 37 34
(連結貸借対照表計上額が取得原
価を超えないもの)
株式 - - -
債券 - - -
その他 - - -
小計 - - -
合計 71 37 34
(注) 非上場株式(連結貸借対照表計上額 52百万円)については、市場価格がなく、時価を把握することが極め
て困難と認められることから、上表の「その他有価証券」には含めておりません。
なお、当該有価証券の減損処理にあたっては、連結会計年度末の時価が取得原価に対して50%以上下落した
場合には全て減損処理を行い、時価の下落率が30%以上50%未満の場合には、当該個別銘柄の連結会計年度末
日以前過去6ケ月間の時価の推移により、一定のルールに基づいて減損処理を行っております。
当連結会計年度(2019年3月31日)
連結貸借対照表計上額
種類 取得原価(百万円) 差額(百万円)
(百万円)
(連結貸借対照表計上額が取得原
価を超えるもの)
株式 71 37 33
債券 - - -
その他 - - -
小計 71 37 33
(連結貸借対照表計上額が取得原
価を超えないもの)
株式 - - -
債券 - - -
その他 - - -
小計 - - -
合計 71 37 33
(注) 非上場株式(連結貸借対照表計上額 52百万円)については、市場価格がなく、時価を把握することが極め
て困難と認められることから、上表の「その他有価証券」には含めておりません。
なお、当該有価証券の減損処理にあたっては、連結会計年度末の時価が取得原価に対して50%以上下落した
場合には全て減損処理を行い、時価の下落率が30%以上50%未満の場合には、当該個別銘柄の連結会計年度末
日以前過去6ケ月間の時価の推移により、一定のルールに基づいて減損処理を行っております。
2.売却したその他有価証券
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
該当事項はありません。
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(デリバティブ取引関係)
1.ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引
通貨関連
前連結会計年度(2018年3月31日)
契約額等のうち
契約額等 時価 評価損益
1年超
区分 取引の種類
(百万円) (百万円) (百万円)
(百万円)
為替予約取引
売建
3,117 188 △7 △7
市場取引以外の取引 米ドル
買建
- - - -
米ドル
3,117 188 △7 △7
合計
(注)時価の算定方法
取引先金融機関等から提示された価格等に基づき算定しております。
当連結会計年度(2019年3月31日)
契約額等のうち
契約額等 時価 評価損益
区分 取引の種類 1年超
(百万円) (百万円) (百万円)
(百万円)
為替予約取引
売建
2,399 - △64 △64
市場取引以外の取引 米ドル
買建
- - - -
米ドル
2,399 - △64 △64
合計
(注)時価の算定方法
取引先金融機関等から提示された価格等に基づき算定しております。
2.ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引
金利関連
前連結会計年度(2018年3月31日)
契約額等のう
契約額等 時価
ち 1年超
ヘッジ会計の方法 取引の種類 主なヘッジ対象
(百万円) (百万円)
(百万円)
金利スワップ取引
金利スワップの
変動受取・固定
特例処理
長期借入金 6,000 6,000 (注)
支払
(注)金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている長期借入金と一体として処理されているため、
その時価は、当該長期借入金の時価に含めて記載しております。
当連結会計年度(2019年3月31日)
契約額等のう
契約額等 時価
ち 1年超
ヘッジ会計の方法 取引の種類 主なヘッジ対象
(百万円) (百万円)
(百万円)
金利スワップ取引
金利スワップの
変動受取・固定
特例処理
長期借入金 6,000 1,500 (注)
支払
(注)金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている長期借入金と一体として処理されているため、
その時価は、当該長期借入金の時価に含めて記載しております。
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(退職給付関係)
1.採用している退職給付制度の概要
当社及び連結子会社は、確定給付型の制度として、確定給付企業年金制度及び退職一時金制度を設けておりま
す。
また、従業員の退職等に際して、割増退職金を支払う場合があります。
なお、連結子会社は、退職給付債務の算定にあたり簡便法を採用しております。
当社及び国内連結子会社は確定拠出制度を導入しております。これは、従来の退職一時金のうち将来積立分の一
部を確定拠出年金とし、従業員個人で積立金の運用を行う制度であります。
2.確定給付制度
(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表((3)に掲げられた簡便法を適用した制度を除く)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
退職給付債務の期首残高 9,430百万円 9,440百万円
勤務費用 385 367
利息費用 32 32
数理計算上の差異の発生額 △63 △23
退職給付の支払額 △343 △400
退職給付債務の期末残高 9,440 9,416
(2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表 ((3)に掲げられた簡便法を適用した制度を除く)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
年金資産の期首残高 2,950百万円 3,170百万円
期待運用収益 103 63
数理計算上の差異の発生額 5 △79
事業主からの拠出額 346 344
退職給付の支払額 △236 △285
年金資産の期末残高 3,170 3,213
(3) 簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
退職給付に係る負債の期首残高 923百万円 1,038百万円
退職給付費用 181 190
退職給付の支払額 △65 △69
その他 △0 △13
退職給付に係る負債の期末残高 1,038 1,146
(4) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る
資産の調整表
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
積立型制度の退職給付債務 6,133百万円 6,093百万円
年金資産 △3,170 △3,213
2,962 2,879
非積立型制度の退職給付債務 4,346 4,469
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 7,308 7,349
退職給付に係る負債 7,308 7,349
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 7,308 7,349
(注)簡便法を適用した制度を含みます。
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(5) 退職給付費用及びその内訳項目の金額
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
勤務費用 385百万円 367百万円
利息費用 32 32
期待運用収益 △103 △63
数理計算上の差異の費用処理額 317 250
過去勤務費用の費用処理額 △16 △16
簡便法で計算した退職給付費用 181 188
確定給付制度に係る退職給付費用 796 758
(6) 退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
過去勤務費用 16百万円 16百万円
数理計算上の差異 △387 △194
合 計 △370 △177
(7) 退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
未認識過去勤務費用 △64百万円 △47百万円
未認識数理計算上の差異 1,337 1,143
合 計 1,272 1,095
(8) 年金資産に関する事項
① 年金資産の主な内容
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
債券 16.7% 17.0%
株式 21.3 21.2
現金及び預金 - 0.8
一般勘定 42.0 42.6
その他 20.0 18.4
合 計 100.0 100.0
② 長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成す
る多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。
(9) 数理計算上の計算基礎に関する事項
主要な数理計算上の計算基礎(加重平均で表しております。)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
0.31%~0.36% 0.31%~0.36%
割引率
長期期待運用収益率 3.5% 2.0%
予想昇給率 4.2% 4.2%
一時金選択率 70.0% 70.0%
3.確定拠出制度
当社及び国内連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、当連結会計年度15百万円であります。
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(ストック・オプション等関係)
該当事項はありません。
(税効果会計関係)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
繰延税金資産
退職給付に係る負債 1,836百万円 1,908百万円
未払賞与 423 469
修繕引当金 99 94
未払事業税 46 77
役員退職慰労引当金 5 5
未払社会保険料 49 54
ソフトウェア償却費 366 416
貸倒引当金 128 142
棚卸資産評価減 639 599
工事進行基準適用に係る売上原価否認額 - 224
繰越欠損金 272 95
467 477
その他
繰延税金資産小計
4,334 4,566
税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額(注)2 - △83
将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額 - △3,509
評価性引当額(注)1 △3,411 △3,592
繰延税金資産合計
922 973
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金 △4 △4
△122 △142
その他
繰延税金負債合計 △127 △146
繰延税金資産の純額 795 826
(注)1.評価性引当額の変動の主な内容は、工事進行基準適用に係る売上原価否認額の増加であります。
(注)2.税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額
当連結会計年度(2019年3月31日)
1年超 2年超 3年超 4年超
1年以内 5年超 合計
2年以内 3年以内 4年以内 5年以内
(百万円) (百万円) (百万円)
(百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
税務上の繰越
95 - - - - - 95
欠損金(※)
評価性引当額 △83 - - - - - △83
繰延税金資産 11 - - - - - 11
(※)税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。
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2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
法定実効税率
30.8% 30.6%
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
△0.5 1.5
評価性引当額 △0.6 8.3
住民税均等割 0.6 0.3
連結子会社税率差等 △1.1 △0.3
外国税額 1.4 0.5
研究費等の法人税額控除 △5.0 △9.3
前期確定申告差異 0.3
0.7
法人税等追徴税額 - 1.9
その他 △0.1 0.2
税効果会計適用後の法人税等の負担率
25.8 34.4
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(賃貸等不動産関係)
当社では、神奈川県横浜市において、他社に賃貸しているオフィスビル(土地を含む。)を有しております。な
お、賃貸オフィスビルの一部について、当社が使用しているため、賃貸等不動産として使用される部分を含む不動産
としております。
また、当該賃貸等不動産として使用される部分を含む不動産の連結貸借対照表計上額、期中増減額及び時価は、次
のとおりであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
賃貸等不動産として使用される部分を含む不
動産
連結貸借対照表計上額
期首残高 5,689 5,631
期中増減額 △58 △51
期末残高 5,631 5,579
期末時価 7,615 7,816
(注)1.連結貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した金額であります。
2.期中増減額のうち、増加額は建物附属設備の取得であり、減少額は減価償却によるものであります。
3.期末の時価は、主として「不動産鑑定評価基準」に基づいて自社で算定した金額(指標等を用いて調整を
行ったものを含む。)であります。
また、賃貸等不動産として使用される部分を含む不動産に関する損益は、次のとおりであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
賃貸等不動産として使用される部分
を含む不動産
賃貸収益 1,681 1,579
賃貸費用 1,249 1,139
差額 432 440
(注)賃貸等不動産として使用される部分を含む不動産には、当社が使用している部分も含むため、当該部分の賃貸
収益は、計上されておりません。なお、当該不動産に係る費用(減価償却費、修繕費、保険料、租税公課等)に
ついては、賃貸費用に含まれております。
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(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源
の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。
当社は、製品・サービス別の事業部制を採用し、各事業部は、取り扱う製品・サービスについて国内および海外
の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
従って、当社は、事業部を基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成されており、「ファインメカトロ
ニクス」、「メカトロニクスシステム」、「流通機器システム」および「不動産賃貸」の4つを報告セグメントと
しております。
「ファインメカトロニクス」は、FPD製造装置のウェットプロセス装置、セル組立装置、半導体製造装置の
ウェーハプロセス工程装置などを生産しております。「メカトロニクスシステム」は、FPD製造装置のモジュー
ル工程装置、半導体製造装置の組立工程装置、光ディスク製造装置、真空応用装置、電池製造装置などを生産して
おります。「流通機器システム」は、自動販売機、自動券売機等を生産しております。「不動産賃貸」は、他社に
オフィスビルを賃貸しております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」にお
ける記載と同一であります。
報告セグメントの利益は、経常利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部収益及び振替高は、第三者間取引価格に基づいています。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自2017年4月1日 至2018年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
合計
ファインメカ メカトロニク 流通機器
不動産賃貸
トロニクス スシステム システム
売上高
26,995 18,222 2,056 1,982 49,256
外部顧客への売上高
セグメント間の内部売上高又は
47 110 0 - 157
振替高
27,043 18,332 2,056 1,982 49,414
計
1,108 1,356 52 463 2,980
セグメント利益
28,158 13,034 1,544 6,513 49,251
セグメント資産
その他の項目
773 310 37 284 1,405
減価償却費
▶ 0 0 - ▶
受取利息
5 3 5 - 14
支払利息
有形固定資産及び無形固定資産の
393 450 43 238 1,126
増加額
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当連結会計年度(自2018年4月1日 至2019年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
合計
ファインメカ メカトロニク 流通機器
不動産賃貸
トロニクス スシステム システム
売上高
外部顧客への売上高 28,291 20,715 2,093 1,990 53,090
セグメント間の内部売上高又は
58 175 0 - 233
振替高
28,350 20,890 2,093 1,990 53,324
計
937 2,959 13 555 4,466
セグメント利益
29,782 14,085 1,659 6,414 51,941
セグメント資産
その他の項目
841 402 18 292 1,555
減価償却費
受取利息 6 0 0 - 6
5 1 5 - 12
支払利息
有形固定資産及び無形固定資産の
736 643 58 278 1,717
増加額
4.報告セグメント合計額と連結財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)
(単位:百万円)
利益 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 2,980 4,466
全社費用(注) △507 △458
その他 △120 △225
連結財務諸表の経常利益 2,352 3,782
(注)全社費用は、報告セグメントに帰属しない当社の研究開発費のうち全社共通に係る要素開発費用でありま
す。
(単位:百万円)
資産 前連結会計年度 当連結会計年度
報告セグメント計 49,251 51,941
配分していない全社資産(注) 10,688 10,025
連結財務諸表の資産合計 59,939 61,967
(注)全社資産は、報告セグメントに帰属しない当社での現金及び預金、投資有価証券および繰延税金資産等であ
ります。
(単位:百万円)
報告セグメント計 調整額 連結財務諸表計上額
その他の項目
前連結 当連結 前連結 当連結 前連結 当連結
会計年度 会計年度 会計年度 会計年度 会計年度 会計年度
減価償却費 1,405 1,555 - - 1,405 1,555
受取利息 ▶ 6 0 0 5 7
支払利息 14 12 117 116 131 129
有形固定資産及び無形
1,126 1,717 - - 1,126 1,717
固定資産の増加額
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【関連情報】
前連結会計年度(自2017年4月1日 至2018年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の記載を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
(単位:百万円)
日本 北東アジア その他 合計
16,270 31,960 1,025 49,256
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
(2)有形固定資産
(単位:百万円)
日本 北東アジア 合計
10,404 10 10,414
3.主要な顧客ごとの情報
(単位:百万円)
顧客の名称 売上高 関連するセグメント名
Xianyang Caihong Optoelectronics
ファインメカトロニクスおよび
7,930
Technology Co.,LTD メカトロニクスシステム
当連結会計年度(自2018年4月1日 至2019年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の記載を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
(単位:百万円)
日本 北東アジア その他 合計
18,435 33,812 841 53,090
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
(2)有形固定資産
(単位:百万円)
日本 北東アジア 合計
10,525 10 10,536
3.主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略し
ております。
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【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自2017年4月1日 至2018年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自2018年4月1日 至2019年3月31日)
該当事項はありません。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自2017年4月1日 至2018年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自2018年4月1日 至2019年3月31日)
該当事項はありません。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
前連結会計年度(自2017年4月1日 至2018年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自2018年4月1日 至2019年3月31日)
該当事項はありません。
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【関連当事者情報】
関連当事者との取引
連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引
連結財務諸表提出会社の親会社及び主要株主(会社等の場合に限る。)等
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
資本金又は 議決権等の所
会社等の名 事業の内容 関連当事者と 取引金額 期末残高
種類 所在地 出資金 有(被所有) 取引の内容 科目
称又は氏名 又は職業 の関係 (百万円) (百万円)
(百万円) 割合(%)
主要株主
が議決権
売掛金 74
メモリ及び 当社が製造
の過半数
関連製品の 装置等を製 製造装置等
を自己の 東芝メモリ 東京都
10,000 開発・製 - 造販売及び 販売及び建 2,022
計算にお ㈱ 港区
163
前受金
造・販売事 建物等を賃 物等の賃貸
いて所有
長期預り
業等 貸
している
保証金
3,034
会社
(注)1.取引金額は、消費税等が含まれておらず、期末残高には消費税等が含まれております。
2.取引条件及び取引条件の決定方針等
(1) 製造装置等の販売については、注文生産のため仕様によりその都度見積額を勘案して当社希望価格を提
示し、交渉により決定しております。
(2) 建物等の賃貸については、近隣の取引実勢及び賃貸原価を勘案の上、両者の協議に基づいて決定してお
ります。
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
該当事項はありません。
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(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
1株当たり純資産額(円) 3,644.92 4,166.33
1株当たり当期純利益金額(円) 365.82 562.90
(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2.取締役及び執行役員に対する業績連動型株式報酬制度として信託が保有する当社株式を、「1株当たり当
期純利益金額」の算定上、普通株式の期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めておりま
す。(前連結会計年度21千株、当連結会計年度16千株)
3.当社は、2018年10月1日付で普通株式10株につき1株の割合で株式併合を行っております。前連結会計年
度の期首に当該株式併合が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益金額を算定し
ております。
4.1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
親会社株主に帰属する当期純利益金額
1,746 2,480
(百万円)
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純
1,746 2,480
利益金額(百万円)
期中平均株式数(千株) 4,775 4,407
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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⑤【連結附属明細表】
【社債明細表】
該当事項はありません。
【借入金等明細表】
当期首残高 当期末残高 平均利率
区分 返済期限
(百万円) (百万円) (%)
短期借入金 5,100 5,100 1.0 -
1年以内に返済予定の長期借入金 500 4,500 1.3 -
1年以内に返済予定のリース債務 15 5 - -
2020年9月30日
長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く。) 6,000 1,500 1.2 から
2022年7月29日
2019年4月1日
リース債務(1年以内に返済予定のものを除く。) 19 13 - から
2024年8月6日
その他有利子負債 - - - -
合計 11,634 11,119 - -
(注)1.「平均利率」については、借入金等の期末残高に対する加重平均利率を記載しております。
2.リース債務の平均利率については、リース料総額に含まれる利息相当額を控除する前の金額でリース債務を
連結貸借対照表に計上しているため、記載しておりません。
3.長期借入金及びリース債務(1年以内に返済予定のものを除く)の連結決算日後5年間の返済予定額は以下
のとおりであります。
1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内
区分
(百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
長期借入金 700 - 800 -
リース債務 3 ▶ 3 2
4.資金調達の安定化及び効率化を図るため、2018年8月1日付けで取引銀行6行と総額6,000百万円、契約期間
1年の特定融資枠契約(シンジケーション方式によるコミットメントライン)を締結しております。
【資産除去債務明細表】
当連結会計年度期首及び当連結会計年度末における資産除去債務の金額が、当連結会計年度期首及び当連結
会計年度末における負債及び純資産の合計額の100分の1以下であるため、連結財務諸表規則第92条の2の規定
により記載を省略しております。
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(2)【その他】
当連結会計年度における四半期情報等
(累計期間) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 当連結会計年度
売上高(百万円) 12,055 26,981 38,227 53,090
税金等調整前四半期(当期)純利益金
581 1,769 2,549 3,782
額(百万円)
親会社株主に帰属する四半期(当期)
363 1,280 1,768 2,480
純利益金額(百万円)
1株当たり四半期(当期)純利益金額
82.46 290.75 401.41 562.90
(円)
(会計期間) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
1株当たり四半期純利益金額(円) 82.46 208.26 110.67 161.47
(注)1.1株当たり四半期(当期)純利益金額については、取締役及び執行役員に対する業績連動型株式報酬制度と
して信託が保有する当社株式を、1株当たり四半期(当期)純利益金額の算定上、普通株式の期中平均株式
数の計算において控除する自己株式に含めております。
2.当社は、2018年10月1日付で普通株式10株につき1株の割合で株式併合を行っております。当連結会計年度
の期首に当該株式併合が行われたと仮定し、1株当たり四半期(当期)純利益金額を算定しております。
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2【財務諸表等】
(1)【財務諸表】
①【貸借対照表】
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
資産の部
流動資産
9,877 9,259
現金及び預金
0 143
受取手形
262 8
電子記録債権
※2 24,597 ※2 26,257
売掛金
253 275
商品及び製品
1,241 1,468
仕掛品
100 108
原材料及び貯蔵品
※2 525 ※2 138
前払費用
1,630 1,500
関係会社短期貸付金
※2 686 ※2 638
未収入金
1,154 1,604
未収消費税等
※2 212 ※2 206
その他
△ 455 △ 209
貸倒引当金
40,087 41,401
流動資産合計
固定資産
有形固定資産
8,600 8,608
建物
106 94
構築物
930 748
機械及び装置
0 8
車両運搬具
117 180
工具、器具及び備品
68 68
土地
0 -
リース資産
317 451
建設仮勘定
10,143 10,161
有形固定資産合計
無形固定資産
320 309
特許権
2 1
商標権
0 0
意匠権
260 264
ソフトウエア
17 17
その他
599 593
無形固定資産合計
投資その他の資産
72 71
投資有価証券
285 285
関係会社株式
87 87
関係会社出資金
2 1
長期貸付金
▶ 12
長期前払費用
626 676
繰延税金資産
303 211
その他
1,381 1,346
投資その他の資産合計
12,125 12,101
固定資産合計
52,212 53,502
資産合計
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(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
負債の部
流動負債
※4 2,848 ※4 3,695
支払手形
※2 8,901 ※2 8,135
買掛金
4,700 4,700
短期借入金
500 4,500
1年内返済予定の長期借入金
0 -
リース債務
※2 36 ※2 9
未払金
498 1,039
未払法人税等
※2 3,733 ※2 3,174
未払費用
※2 767
651
前受金
35 41
預り金
44 39
役員賞与引当金
5 3
受注損失引当金
152 252
その他
22,224 26,242
流動負債合計
固定負債
6,000 1,500
長期借入金
2 2
長期未払金
4,996 5,106
退職給付引当金
308 304
修繕引当金
3,078 3,078
長期預り保証金
22 23
資産除去債務
14,409 10,014
固定負債合計
36,633 36,257
負債合計
純資産の部
株主資本
6,761 6,761
資本金
資本剰余金
6,939 6,939
資本準備金
2,098 2,098
その他資本剰余金
9,037 9,037
資本剰余金合計
利益剰余金
利益準備金 353 353
その他利益剰余金
3,451 5,102
繰越利益剰余金
3,804 5,455
利益剰余金合計
△ 4,053 △ 4,037
自己株式
15,549 17,216
株主資本合計
評価・換算差額等
29 28
その他有価証券評価差額金
29 28
評価・換算差額等合計
15,579 17,245
純資産合計
52,212 53,502
負債純資産合計
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②【損益計算書】
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
※1 37,463 ※1 40,414
売上高
※1 27,717 ※1 29,221
売上原価
9,745 11,193
売上総利益
※2 8,671 ※2 8,659
販売費及び一般管理費
1,074 2,533
営業利益
営業外収益
301 204
受取利息及び受取配当金
91 58
受取賃貸料
422 393
経営指導料
136 142
技術指導料
- 116
為替差益
126 88
貸倒引当金戻入額
80 31
その他
※1 1,158 ※1 1,036
営業外収益合計
営業外費用
支払利息 127 126
123 124
賃貸費用
47 -
為替差損
5 237
デリバティブ評価損
61 72
その他
※1 364 ※1 561
営業外費用合計
1,867 3,008
経常利益
1,867 3,008
税引前当期純利益
435 1,053
法人税、住民税及び事業税
△ 25 △ 50
法人税等調整額
409 1,002
法人税等合計
1,458 2,005
当期純利益
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③【株主資本等変動計算書】
前事業年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利益剰
資本金
余金
その他資本 資本剰余金 利益剰余金
資本準備金 利益準備金
剰余金 合計 合計
繰越利益剰
余金
当期首残高
6,761 6,939 2,168 9,107 353 2,190 2,543
当期変動額
剰余金の配当 △ 197 △ 197
当期純利益 1,458 1,458
自己株式の取得
自己株式の処分 △ 70 △ 70
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計
- - △ 70 △ 70 - 1,260 1,260
当期末残高 6,761 6,939 2,098 9,037 353 3,451 3,804
株主資本 評価・換算差額等
その他有価 純資産合計
評価・換算
自己株式 株主資本合計 証券評価差
差額等合計
額金
当期首残高 △ 1,723 16,689 27 27 16,717
当期変動額
剰余金の配当
△ 197 △ 197
当期純利益 1,458 1,458
自己株式の取得 △ 2,474 △ 2,474 △ 2,474
自己株式の処分 143 73 73
株主資本以外の項目の
- 2 2 2
当期変動額(純額)
当期変動額合計 △ 2,330 △ 1,140 2 2 △ 1,137
当期末残高 △ 4,053 15,549 29 29 15,579
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当事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利益剰
資本金
余金
その他資本 資本剰余金 利益剰余金
資本準備金 利益準備金
剰余金 合計 合計
繰越利益剰
余金
当期首残高 6,761 6,939 2,098 9,037 353 3,451 3,804
当期変動額
剰余金の配当
△ 354 △ 354
当期純利益 2,005 2,005
自己株式の取得
自己株式の処分
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計 1,651 1,651
当期末残高 6,761 6,939 2,098 9,037 353 5,102 5,455
株主資本 評価・換算差額等
その他有価 純資産合計
評価・換算
自己株式 株主資本合計 証券評価差
差額等合計
額金
当期首残高
△ 4,053 15,549 29 29 15,579
当期変動額
剰余金の配当 △ 354 △ 354
当期純利益
2,005 2,005
自己株式の取得 △ 0 △ 0 △ 0
自己株式の処分 16 16 16
株主資本以外の項目の
△ 1 △ 1 △ 1
当期変動額(純額)
当期変動額合計
16 1,667 △ 1 △ 1 1,665
当期末残高 △ 4,037 17,216 28 28 17,245
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【注記事項】
(重要な会計方針)
1.有価証券の評価基準及び評価方法
(1) 子会社株式及び関連会社株式
移動平均法による原価法を採用しております。
(2) その他有価証券
時価のあるもの
決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法に
より算定)を採用しております。
時価のないもの
移動平均法による原価法を採用しております。
2.デリバティブ等の評価基準及び評価方法
(1) デリバティブ
時価法を採用しております。
3.たな卸資産の評価基準及び評価方法
(1) 製品、商品及び原材料
移動平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用し
ております。
(2) 半製品及び仕掛品
個別法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用してお
ります。
4.固定資産の減価償却の方法
(1) 有形固定資産(リース資産を除く)
定率法を採用しております。
ただし、第86期取得の研究開発棟等及び1998年4月1日以降取得した建物(建物附属設備を除く)並びに
2016年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については、定額法を採用しております。
なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。
建物 3~50年
機械及び装置 2~17年
(2) 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しております。
ただし、自社利用分のソフトウェアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法によって
おります。
(3) リース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。
5.引当金の計上基準
(1) 貸倒引当金
債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権に
ついては個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。
(2) 役員賞与引当金
役員賞与の支出に備えるため、当事業年度における支給見込額を計上しております。
(3) 受注損失引当金
受注契約に係る将来の損失に備えるため、当事業年度末における受注契約に係る損失見込額を計上しており
ます。
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(4) 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上して
おります。
①退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度末までの期間に帰属させる方法については、期
間定額基準によっております。
②数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法
過去勤務費用については、その発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定
額法により費用処理しております。
数理計算上の差異については、各事業年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数
(10年)による定額法により按分した額を、それぞれ発生の翌事業年度から費用処理しております。
(5) 修繕引当金
第86期取得の研究開発棟について、将来実施する修繕に係る支出に備えるため、支出見積額を支出が行われ
る年度に至るまでの期間に配分計上しております。
6.収益及び費用の計上基準
売上高及び売上原価の計上基準
(1) 当事業年度末までの進捗部分について成果の確実性が認められる工事
工事進行基準(工事の進捗率の見積りは原価比例法)
(2) その他の工事
工事完成基準
7.ヘッジ会計の方法
(1) ヘッジ会計の方法
金利スワップについては特例処理の要件を満たしているので、特例処理を採用しております。
(2) ヘッジ手段とヘッジ対象
ヘッジ手段…金利スワップ
ヘッジ対象…借入金の利息
(3) ヘッジ方針
借入金の金利変動リスクを回避する目的で金利スワップ取引を行っております。
(4) ヘッジ有効性評価の方法
金利スワップの特例処理の要件を満たしているため、有効性の判定を省略しております。
8.その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
(1) 退職給付に係る会計処理
退職給付に係る未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費用の未処理額の会計処理の方法は、連結財務
諸表におけるこれらの会計処理の方法と異なっております。
(2) 消費税等の会計処理について
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式を採用しております。
(3) 連結納税制度の適用
連結納税制度を適用しております。
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【表示方法の変更】
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」の適用に伴う変更)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)を当事業年度の
期首から適用し、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示する方法に変更しております。
この結果、前事業年度の貸借対照表において、「流動資産」の「繰延税金資産」396百万円は、「投資その他
の資産」の「繰延税金資産」626百万円に含めて表示しております。
また、税効果会計関係注記において、税効果会計基準一部改正第4項に定める「税効果会計に係る会計基準」
注解(注8)(1)(評価性引当額の合計額を除く。)に記載された内容を追加しております。ただし、当該内
容のうち前事業年度に係る内容については、税効果会計基準一部改正第7項に定める経過的な取扱いに従って記
載しておりません。
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(貸借対照表関係)
1 保証債務
当社の従業員の住宅資金借入金に対する債務保証を行っております。
債務保証
前事業年度 当事業年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
従業員(住宅資金借入債務) 5百万円 従業員(住宅資金借入債務) 4百万円
※2 関係会社項目
関係会社に対する金銭債権及び金銭債務(区分表示したものを除く)
前事業年度 当事業年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
短期金銭債権 650百万円 510百万円
短期金銭債務 730 468
3 当社は、資金調達の安定化及び効率化を図るため、取引銀行6行と特定融資枠契約(シンジケーション方式に
よるコミットメントライン)を締結しております。当該契約に基づく事業年度末の借入未実行残高は次のとおり
であります。
前事業年度 当事業年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
特定融資枠契約の総額 6,000百万円 6,000百万円
借入実行残高 - -
差引額 6,000 6,000
※4 期末日満期手形
期末日満期手形の会計処理については、手形交換日をもって決済処理をしております。なお、当事業年度の末
日が金融機関の休日であったため、次の期末日満期手形が期末残高に含まれております。
前事業年度 当事業年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
支払手形 294百万円 550百万円
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(損益計算書関係)
※1 関係会社との取引高
前事業年度 当事業年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
営業取引による取引高
売上高 719百万円 688百万円
仕入高 3,935 4,108
営業取引以外の取引による取引高 1,519 1,278
㯿ሰ묰歜帰夰讌뭵⠰渰䨰䨰蠰崰湒牔࠰潒䵎譩浞瑞ꘀ㘀ㇿş华譩浞瑞ꘀ㘀ㇿŎ'ⱻꅴڌ묰歜帰夰讌뭵⠰渰䨰䨰
その割合は前事業年度39%、当事業年度39%であります。
販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
販売直接費
販売手数料 900 百万円 833 百万円
販売間接費及び一般管理費
従業員給与及び手当 2,386 百万円 2,446 百万円
44 44
役員賞与引当金繰入額
457 140
貸倒引当金繰入額
261 223
退職給付費用
386 369
法定福利費
213 232
旅費及び通信費
428 379
業務代行費
2,305 2,590
研究開発費
884 1,036
減価償却費
(有価証券関係)
子会社株式及び関連会社株式(当事業年度の貸借対照表計上額は関係会社株式285百万円、前事業年度の貸借対
照表計上額は関係会社株式285百万円)は、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められること
から、記載しておりません。
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(税効果会計関係)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
前事業年度 当事業年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
繰延税金資産
退職給付引当金 1,529百万円 1,562百万円
未払賞与 278 307
修繕引当金 94 93
未払事業税 36 67
未払社会保険料 46 51
ソフトウェア償却費 366 416
貸倒引当金 131 146
棚卸資産評価減 603 562
工事進行基準適用に係る売上原価否認 - 224
繰越欠損金 64 26
その他 935 971
繰延税金資産小計
4,086 4,432
税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額 - △26
将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額 - △3,723
評価性引当額小計 △3,456 △3,750
繰延税金資産合計
630 681
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金 △4 △4
繰延税金負債合計
△4 △4
繰延税金資産の純額
626 676
2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主要な項目別の内訳
前事業年度 当事業年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
法定実効税率
30.8% 30.6%
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目 1.3 0.8
受取配当金等永久に益金に算入されない項目 0.0
△4. 9
海外連結子会社受取配当金 △1.9 △1.9
評価性引当額 0.4 10.4
住民税均等割 0.4 0.2
外国税額 1.7 0.8
研究費等の法人税額控除 △5.7 △10.9
前期確定申告差異 △0.1 0.8
法人税等追徴税額 - 2.4
その他 △0.1 0.1
税効果会計適用後の法人税等の負担率
21.9 33.3
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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④【附属明細表】
【有形固定資産等明細表】
(単位:百万円)
減価償却
区分 資産の種類 当期首残高 当期増加額 当期減少額 当期償却額 当期末残高
累計額
有形固
8,600 407 1 398 8,608 18,888
建物
定資産
106 0 0 13 94 890
構築物
930 631 0 812 748 3,958
機械及び装置
0 9 - 1 8 2
車両及び運搬具
117 134 0 71 180 427
工具、器具及び備品
68 - - - 68 -
土地
0 - - 0 - -
リース資産
317 1,489 1,355 - 451 -
建設仮勘定
10,143 2,673 1,356 1,298 10,161 24,166
計
無形固
320 79 6 82 309 538
特許権
定資産
2 - - 0 1 ▶
商標権
0 - - 0 0 0
意匠権
260 92 - 89 264 991
ソフトウエア
17 0 - 0 17 252
その他
599 172 6 172 593 1,787
計
(注)1.機械及び装置の当期増加額の主なものは、次のとおりであります。
CCS-2110
125百万円
内容及び金額 小型OLBボンダライン 貸出機 99百万円
小型COFボンダライン(TTO-HF3000)
90百万円
2.建設仮勘定の当期増加額の主なものは、次のとおりであります。
G6対応多段真空加熱炉 119百万円
内容及び金額 次世代研磨後洗浄評価設備 95百万円
印刷評価機費(#3)
79百万円
3.建物の当期増加額の主なものは、次のとおりであります。
乗用エレベータ2機更新 124百万円
内容及び金額 プレハブ棟新設 67百万円
G6対応多段真空加熱炉 用インフラ設備工事 59百万円
【引当金明細表】
(単位:百万円)
科目 当期首残高 当期増加額 当期減少額 当期末残高
貸倒引当金 455 140 386 209
役員賞与引当金 44 39 44 39
受注損失引当金 5 3 5 3
修繕引当金 308 44 48 304
(2)【主な資産及び負債の内容】
連結財務諸表を作成しているため、記載を省略しております。
(3)【その他】
該当事項はありません。
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第6【提出会社の株式事務の概要】
事業年度 4月1日から3月31日まで
定時株主総会 6月中
基準日 3月31日
9月30日
剰余金の配当の基準日
3月31日
1単元の株式数 100株
単元未満株式の買取り・売渡し
(特別口座)
取扱場所
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
(特別口座)
株主名簿管理人
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
三井住友信託銀行株式会社
取次所
──────
買取・売渡手数料 株式の売買の委託に係る手数料相当額として別途定める金額
電子公告とする。ただし、事故その他のやむを得ない事由によって電子公
告による公告をすることができない場合は、東京都において発行する日本
経済新聞にこれを掲載する。
公告掲載方法
公告掲載URL
http://www.shibaura.co.jp
株主に対する特典 該当事項はありません。
(注)1.2018年6月22日開催の当社第109期定時株主総会決議により、2018年10月1日付で、1単元の株式数を
1,000株から100株に変更しております。
2.当社定款の定めにより、単元未満株主は、会社法第189条第2項各号に掲げる権利、株主の有する株式数
に応じて募集株式の割当て及び募集新株予約権の割当てを受ける権利並びに単元未満株式の売渡請求を
する権利以外の権利を有しておりません。
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第7【提出会社の参考情報】
1 【提出会社の親会社等の情報】
当社は、金融商品取引法第24条の7第1項に規定する親会社等はありません。
2 【その他の参考情報】
当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しております。
(1)有価証券報告書及びその添付書類並びに確認書
事業年度(第109期)(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)2018年6月22日関東財務局長に提出
(2) 内部統制報告書及びその添付書類
2018年6月22日関東財務局長に提出
(3)四半期報告書及び確認書
(第110期第1四半期)(自 2018年4月1日 至 2018年6月30日)2018年8月9日関東財務局長に提出
(第110期第2四半期)(自 2018年7月1日 至 2018年9月30日)2018年11月9日関東財務局長に提出
(第110期第3四半期)(自 2018年10月1日 至 2018年12月31日)2019年2月12日関東財務局長に提出
(4)臨時報告書
2018年6月27日関東財務局長に提出
企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第9号の2(株主総会における議決権行使の結果)に基づく臨
時報告書であります。
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第二部【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
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独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書
2019年6月21日
芝浦メカトロニクス株式会社
取締役会 御中
PwCあらた有限責任監査法人
指定有限責任社員
公認会計士
萩森 正彦 印
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士
柴 毅 印
業務執行社員
<財務諸表監査>
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
いる芝浦メカトロニクス株式会社の2018年4月1日から2019年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、
連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、
連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。
連結財務諸表に対する経営者の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に
表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために
経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明するこ
とにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準
は、当監査法人に連結財務諸表に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定
し、これに基づき監査を実施することを求めている。
監査においては、連結財務諸表の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施される。監査手続は、当
監査法人の判断により、不正又は誤謬による連結財務諸表の重要な虚偽表示のリスクの評価に基づいて選択及び適用され
る。財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、当監査法人は、リスク評価
の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、連結財務諸表の作成と適正な表示に関連する内部統制
を検討する。また、監査には、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価
も含め全体としての連結財務諸表の表示を検討することが含まれる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査意見
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、芝浦
メカトロニクス株式会社及び連結子会社の2019年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経
営成績及びキャッシュ・フローの状況をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。
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<内部統制監査>
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、芝浦メカトロニクス株式会社
の2019年3月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。
内部統制報告書に対する経営者の責任
経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に
係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性があ
る。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した内部統制監査に基づいて、独立の立場から内部統制報告書に対する意見を
表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準
に準拠して内部統制監査を行った。財務報告に係る内部統制の監査の基準は、当監査法人に内部統制報告書に重要な虚偽
表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、これに基づき内部統制監査を実施すること
を求めている。
内部統制監査においては、内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するた
めの手続が実施される。内部統制監査の監査手続は、当監査法人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性
に基づいて選択及び適用される。また、内部統制監査には、財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果
について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討することが含まれる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査意見
当監査法人は、芝浦メカトロニクス株式会社が2019年3月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した
上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠し
て、財務報告に係る内部統制の評価結果について、すべての重要な点において適正に表示しているものと認める。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
(注)1.上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提
出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
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独立監査人の監査報告書
2019年6月21日
芝浦メカトロニクス株式会社
取締役会 御中
PwCあらた有限責任監査法人
指定有限責任社員
公認会計士
萩森 正彦 印
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士
柴 毅 印
業務執行社員
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
いる芝浦メカトロニクス株式会社の2018年4月1日から2019年3月31日までの第110期事業年度の財務諸表、すなわち、
貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行っ
た。
財務諸表に対する経営者の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示
することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が
必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することに
ある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準は、
当監査法人に財務諸表に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、これに
基づき監査を実施することを求めている。
監査においては、財務諸表の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施される。監査手続は、当監査
法人の判断により、不正又は誤謬による財務諸表の重要な虚偽表示のリスクの評価に基づいて選択及び適用される。財務
諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、当監査法人は、リスク評価の実施に
際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、財務諸表の作成と適正な表示に関連する内部統制を検討する。
また、監査には、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も含め全体と
しての財務諸表の表示を検討することが含まれる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査意見
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、芝浦メカ
トロニクス株式会社の2019年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績をすべての重要な点
において適正に表示しているものと認める。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
(注)1.上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提
出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
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