JSR株式会社 四半期報告書 第79期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
【表紙】
【提出書類】 四半期報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の7第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2024年2月13日
第79期第3四半期(自 2023年10月1日 至 2023年12月31日)
【四半期会計期間】
【会社名】 JSR株式会社
JSR Corporation
【英訳名】
【代表者の役職氏名】 代表取締役CEO兼社長 エリック ジョンソン
【本店の所在の場所】 東京都港区東新橋一丁目9番2号
03(6218)3500(代表)
【電話番号】
【事務連絡者氏名】 経理部長 岩 野 譲
【最寄りの連絡場所】 東京都港区東新橋一丁目9番2号
03(6218)3500(代表)
【電話番号】
【事務連絡者氏名】 経理部長 岩 野 譲
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
1/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
第78期 第79期
回次 第3四半期 第3四半期 第78期
連結累計期間 連結累計期間
自 2022年4月1日 自 2023年4月1日 自 2022年4月1日
会計期間
至 2022年12月31日 至 2023年12月31日 至 2023年3月31日
312,956 301,842 408,880
売上収益
(百万円)
(第3四半期連結会計期間) ( 115,705 ) ( 121,062 )
33,286 9,407 29,846
税引前四半期(当期)利益 (百万円)
親会社の所有者に帰属する四半期
19,619 5,363 15,784
(当期)利益
(百万円)
(第3四半期連結会計期間) ( 4,849 ) ( 7,506 )
親会社の所有者に帰属する
30,575 18,820 28,479
(百万円)
四半期(当期)包括利益
362,314 367,385 355,526
親会社の所有者に帰属する持分 (百万円)
695,714 760,206 717,511
総資産額 (百万円)
基本的1株当たり四半期(当期)
93.73 25.83 75.56
利益
(円)
(第3四半期連結会計期間) ( 23.36 ) ( 36.15 )
希薄化後1株当たり四半期(当期)
93.63 25.81 75.47
(円)
利益
52.1 48.3 49.5
親会社所有者帰属持分比率 (%)
9,050 17,087 29,270
営業活動によるキャッシュ・フロー (百万円)
27,452
投資活動によるキャッシュ・フロー (百万円) △ 34,911 △ 4,047
20,573
財務活動によるキャッシュ・フロー (百万円) △ 27,790 △ 15,203
現金及び現金同等物の
70,493 77,649 72,639
(百万円)
四半期末(期末)残高
(注)1 当社は要約四半期連結財務諸表を作成しておりますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記
載しておりません。
2 上記指標は、国際会計基準(IFRS)により作成された要約四半期連結財務諸表及び連結財務諸表に基づいて
おります。
3 第79期第1四半期連結会計期間及び第79期第3四半期連結会計期間において、企業結合に係る暫定的な会計
処理の確定を行っており、第78期連結会計年度に係る各数値については、暫定的な会計処理の確定の内容を
反映させております。
2【事業の内容】
当第3四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)が営む事業の内
容について、重要な変更はありません。また、主要な関係会社における異動もありません。
2/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
第2【事業の状況】
1【事業等のリスク】
当第3四半期連結累計期間における、本四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関
する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有
価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間(2023年4月1日から同年12月31日)の概況
当第3四半期連結累計期間における当社グループの主要な需要業界の動向は、半導体市場は徐々
に回復傾向にあるものの、スマートフォンやパソコン等の需要減退やデータセンター投資の減速等
もあり半導体メーカーでの生産調整が継続しており需要が減少しました。フラットパネルディスプ
レイ市場はパネルメーカーでの在庫水準適正化に伴い生産は回復傾向となりましたが、最終製品の
需要は引き続き軟調に推移しました。ライフサイエンス事業の主要市場でありますバイオ医薬品市
場は引き続き堅調に推移するも、米国での金利上昇の影響などにより資金供給が停滞し、対面市場
であるバイオテック市場で一部減速しております。自動車市場は、半導体不足の解消も進み一部回
復傾向にあります。
当社グループはこのような環境の中、デジタルソリューション事業では、半導体材料事業におい
て最先端技術に対応した製品の拡販を、ディスプレイ材料事業では引き続き成長が期待される中国
市場において競争力のある製品を中心に拡販を進めました。ライフサイエンス事業では、バイオ医
薬品の開発・製造受託(CDMO事業)、医薬品の開発受託(CRO事業)を中心に拡大に努め、合成樹脂
事業では、引き続き戦略製品の拡販に注力しました。しかし、全般的な需要業界の低調な動向に当
社業績も影響を受けました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上収益は3,018億42百万円(前年同期比
3.6%減)、コア営業利益148億48百万円(同52.9%減)となりました。
(単位:百万円)
前第3四半期 当第3四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
区分
金額 構成比 金額 構成比 金額 比率
売上収益
デジタルソリューション事業 135,075 43.2% 123,627 40.9% △11,449 △8.5%
ライフサイエンス事業 93,047 29.7% 97,451 32.3% 4,404 4.7%
合成樹脂事業 72,250 23.1% 70,262 23.3% △1,988 △2.8%
その他事業 12,583 4.0% 10,502 3.5% △2,081 △16.5%
調整額 - -% - -% - -%
合計 312,956 100.0% 301,842 100.0% △11,114 △3.6%
国内売上収益 112,701 36.0% 122,491 40.6% 9,790 8.7%
海外売上収益 200,255 64.0% 179,351 59.4% △20,904 △10.4%
前第3四半期 当第3四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
区分
金額 売上収益比 金額 売上収益比 金額 比率
コア営業利益 31,511 10.1% 14,848 4.9% △16,663 △52.9%
親会社の所有者に帰属する
19,619 6.3% 5,363 1.8% △14,256 △72.7%
四半期利益
3/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
① デジタルソリューション事業部門
デジタルソリューション事業につきましては、徐々に回復傾向にあるものの主要顧客である半導
体メーカーでの生産調整による需要減を中心として売上収益は前年同期を下回りました。
コア営業利益は、売上収益の減少の影響で前年同期を下回りました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間のデジタルソリューション事業部門の売上収益は前年同
期比8.5%減の1,236億27百万円、コア営業利益は前年同期比39.1%減の162億50百万円となりまし
た。
② ライフサイエンス事業部門
ライフサイエンス事業につきましては、診断薬事業で株式会社医学生物学研究所(MBL)での新型コ
ロナウイルス抗原検査キットの販売減やCRO事業でのバイオテック向けの需要が減速しているもの
の、CDMO事業で当社グループのKBI Biopharma, Inc.での新工場稼働による売上拡大が貢献し売上収
益は前年同期を上回りました。
コア営業利益は、CDMO事業でKBI Biopharma, Inc.の一部主力工場での大規模修繕実施や在庫等に
係わる一時費用の計上、CRO事業での売上減少に伴う利益の減少もあり、前年同期を下回りました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間のライフサイエンス事業部門の売上収益は前年同期比
4.7%増の974億51百万円、コア営業利益は前年同期比97.7%減の1億52百万円となりました。
③ 合成樹脂事業部門
合成樹脂事業につきましては、主な対面市場である自動車市場は一部回復傾向にあるものの、産
業用資材向け需要は弱く、販売数量が減少しました。価格改定を進めるも売上収益は前年同期を若
干下回りました。
コア営業利益は、売上収益の減少に伴い前年同期を下回りました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の合成樹脂事業部門の売上収益は前年同期比2.8%減の
702億62百万円、コア営業利益は前年同期比8.3%減の11億75百万円となりました。
(2)財政状態の概況と分析
① 資産
当第3四半期連結会計期間の総資産は、主に営業債権及びその他の債権の増加により、前期比426
億95百万円増加し、7,602億6百万円となりました。
② 負債
当第3四半期連結会計期間の負債は、主に社債及び借入金の増加により、前期比301億36百万円増
加し、3,667億12百万円となりました。
③ 資本
当第3四半期連結会計期間の資本は、主にその他の資本の構成要素の増加により、前期比125億59
百万円増加し、3,934億94百万円となりました。
4/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間の現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前期比50億10百万円増加
し、776億49百万円となりました。
営業活動による資金収支は170億87百万円の収入(前年同期は90億50百万円の収入)となりまし
た。主な科目は減価償却費及び償却費243億5百万円、棚卸資産の増減額107億89百万円でありま
す。
投資活動による資金収支は349億11百万円の支出(前年同期は274億52百万円の収入)となりまし
た。主な科目は有形固定資産等の取得による支出343億13百万円であります。
財務活動による資金収支は205億73百万円の収入(前年同期は277億90百万円の支出)となりまし
た。主な科目はコマーシャル・ペーパーの純増減額199億93百万円であります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新た
に生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は仕入品に係る受託研究
費を含めて230億13百万円であります。
3【経営上の重要な契約等】
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
5/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
第3【提出会社の状況】
1【株式等の状況】
(1)【株式の総数等】
①【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 696,061,000
計 696,061,000
②【発行済株式】
第3四半期会計期間末 提出日現在発行数 上場金融商品取引所
種類 現在発行数(株) (株) 名又は登録認可金融 内容
(2023年12月31日) (2024年2月13日) 商品取引業協会名
東京証券取引所 単元株式数は100株でありま
208,400,000 208,400,000
普通株式
プライム市場 す。
208,400,000 208,400,000
計 - -
(2)【新株予約権等の状況】
①【ストック・オプション制度の内容】
該当事項はありません。
②【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4)【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式 発行済株式 資本準備金 資本準備金
資本金増減額 資本金残高
年月日 総数増減数 総数残高 増減額 残高
(百万円) (百万円)
(千株) (千株) (百万円) (百万円)
2023年10月1日~
- 208,400 - 23,370 - 25,230
2023年12月31日
(5)【大株主の状況】
当四半期会計期間は第3四半期会計期間であるため、記載事項はありません。
6/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
(6)【議決権の状況】
当第3四半期会計期間末日現在の「議決権の状況」については、株主名簿の記載内容が確
認できないため、記載することができないことから、直前の基準日(2023年9月30日)に基
づく株主名簿による記載をしております。
①【発行済株式】
2023年12月31日現在
区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式 - - -
議決権制限株式(自己株式等) - - -
議決権制限株式(その他) - -
-
(自己保有株式)
完全議決権株式(自己株式等) - -
810,900
普通株式
207,478,300 2,074,783
完全議決権株式(その他) 普通株式 -
110,800
単元未満株式 普通株式 - -
208,400,000
発行済株式総数 - -
2,074,783
総株主の議決権 - -
(注)「単元未満株式」には、当社所有の自己株式25株が含まれております。
②【自己株式等】
2023年12月31日現在
発行済株式
自己名義 他人名義 所有株式数
総数に対する
所有者の氏名又は名称 所有者の住所 所有株式数 所有株式数 の合計
所有株式数
(株) (株) (株)
の割合(%)
JSR株式会社 東京都港区東新橋一丁目9
810,900 810,900 0.39
-
(自己保有株式) 番2号
810,900 810,900 0.39
計 - -
2【役員の状況】
該当事項はありません。
7/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
第4【経理の状況】
1 要約四半期連結財務諸表の作成方法について
当社は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第
64号。以下「四半期連結財務諸表規則」という。)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会
社」の要件を満たすことから、四半期連結財務諸表規則第93条の規定により、国際会計基準第34号
「期中財務報告」(以下「IAS第34号」という。)に準拠して要約四半期連結財務諸表を作成してお
ります。
2 監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第3四半期連結会計期間(2023年10
月1日から2023年12月31日まで)及び第3四半期連結累計期間(2023年4月1日から2023年12月31
日まで)に係る要約四半期連結財務諸表について有限責任 あずさ監査法人による四半期レビューを
受けております。
8/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
1【要約四半期連結財務諸表】
(1)【要約四半期連結財政状態計算書】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期
注記 連結会計期間
(2023年3月31日) (2023年12月31日)
資産
流動資産
72,639 77,649
現金及び現金同等物
78,999 112,758
営業債権及びその他の債権
118,494 111,575
棚卸資産
2,657 2,170
その他の金融資産 12
26,718 16,601
その他の流動資産
299,507 320,753
流動資産合計
非流動資産
169,617 172,942
有形固定資産
135,735 144,801
のれん
47,664 49,553
その他の無形資産
2,479 2,664
持分法で会計処理されている投資
5,674 5,700
退職給付に係る資産
33,157 35,389
その他の金融資産 12
3,438 4,206
その他の非流動資産
20,240 24,198
繰延税金資産
418,003 439,453
非流動資産合計
717,511 760,206
資産合計
9/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期
注記 連結会計期間
(2023年3月31日) (2023年12月31日)
負債及び資本
負債
流動負債
79,872 79,898
営業債務及びその他の債務
22,407 16,699
契約負債
62,510 99,640
社債及び借入金
3,046 5,549
未払法人所得税
1,474 1,317
引当金
3,243 3,850
その他の金融負債 12
9,410 7,381
その他の流動負債
181,962 214,334
流動負債合計
非流動負債
5,062 1,762
契約負債
95,683 92,490
社債及び借入金 8
10,485 10,175
退職給付に係る負債
7,423 7,423
引当金
24,426 30,674
その他の金融負債 12
4,373 2,443
その他の非流動負債
7,162 7,411
繰延税金負債
154,614 152,378
非流動負債合計
336,576 366,712
負債合計
資本
親会社の所有者に帰属する持分
23,370 23,370
資本金
6,637 6,735
資本剰余金
288,919 287,504
利益剰余金
自己株式 △ 2,109 △ 2,031
38,709 51,807
その他の資本の構成要素
355,526 367,385
親会社の所有者に帰属する持分合計
25,409 26,109
非支配持分
380,935 393,494
資本合計
717,511 760,206
負債及び資本合計
10/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
(2)【要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書】
【要約四半期連結損益計算書】
【第3四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
注記 (自 2022年4月1日 (自 2023年4月1日
至 2022年12月31日) 至 2023年12月31日)
312,956 301,842
売上収益 4,9
△ 201,268 △ 196,129
売上原価
111,688 105,713
売上総利益
販売費及び一般管理費
△ 80,794 △ 91,457
3,002 1,875
その他の営業収益 10
その他の営業費用 10 △ 1,723 △ 3,330
55 98
持分法による投資損益
32,228 12,899
営業利益 4
3,522 1,874
金融収益 4
△ 2,463 △ 5,365
金融費用 4
33,286 9,407
税引前四半期利益 4
法人所得税 △ 13,800 △ 3,251
19,486 6,157
四半期利益
四半期利益の帰属
19,619 5,363
親会社の所有者
794
△ 133
非支配持分
19,486 6,157
合計
親会社の所有者に帰属する1株当たり四半期利益
93.73 25.83
基本的1株当たり四半期利益(円) 11
93.63 25.81
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 11
11/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
【第3四半期連結会計期間】
(単位:百万円)
前第3四半期連結会計期間 当第3四半期連結会計期間
注記 (自 2022年10月1日 (自 2023年10月1日
至 2022年12月31日) 至 2023年12月31日)
115,705 121,062
売上収益 4
△ 73,183 △ 72,923
売上原価
42,522 48,139
売上総利益
販売費及び一般管理費
△ 28,157 △ 32,555
667 825
その他の営業収益
その他の営業費用 △ 510 △ 780
10 20
持分法による投資損益
14,532 15,649
営業利益 4
金融収益 4
△ 2,607 △ 1,213
△ 1,335 △ 2,841
金融費用 4
10,590 11,595
税引前四半期利益 4
法人所得税 △ 5,646 △ 3,806
4,944 7,788
四半期利益
四半期利益の帰属
4,849 7,506
親会社の所有者
95 283
非支配持分
4,944 7,788
合計
親会社の所有者に帰属する1株当たり四半期利益
23.36 36.15
基本的1株当たり四半期利益(円) 11
23.33 36.12
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 11
12/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
【要約四半期連結包括利益計算書】
【第3四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
注記 (自 2022年4月1日 (自 2023年4月1日
至 2022年12月31日) 至 2023年12月31日)
19,486 6,157
四半期利益
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で測
597
△ 224
定される金融資産の純変動額
30 474
確定給付負債(資産)の再測定額
純損益に振り替えられる可能性のある項目
キャッシュ・フロー・ヘッジに係る公正
5
-
価値の純変動額
10,992 12,567
在外営業活動体の換算差額
持分法適用会社におけるその他の包括利
581 110
益に対する持分
11,384 13,749
税引後その他の包括利益合計
30,870 19,905
四半期包括利益合計
四半期包括利益合計額の帰属
30,575 18,820
親会社の所有者
295 1,086
非支配持分
30,870 19,905
合計
13/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
【第3四半期連結会計期間】
(単位:百万円)
前第3四半期連結会計期間 当第3四半期連結会計期間
注記 (自 2022年10月1日 (自 2023年10月1日
至 2022年12月31日) 至 2023年12月31日)
4,944 7,788
四半期利益
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で測
△ 752 △ 997
定される金融資産の純変動額
16 64
確定給付負債(資産)の再測定額
純損益に振り替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の換算差額 △ 12,864 △ 5,569
持分法適用会社におけるその他の包括利
270
△ 112
益に対する持分
税引後その他の包括利益合計 △ 13,330 △ 6,613
1,175
△ 8,386
四半期包括利益合計
四半期包括利益合計額の帰属
971
親会社の所有者 △ 8,416
30 204
非支配持分
1,175
△ 8,386
合計
14/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
(3)【要約四半期連結持分変動計算書】
前第3四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
非支配 資本
その他の
注記
資本 利益
持分 合計
資本金 自己株式 資本の 合計
剰余金 剰余金
構成要素
23,370 11,799 333,335 26,381 376,011 38,728 414,739
2022年4月1日残高 △ 18,874
19,619 19,619 19,486
四半期利益 △ 133
10,956 10,956 428 11,384
その他の包括利益
19,619 10,956 30,575 295 30,870
四半期包括利益合計 - - -
株式報酬取引 379 371 613 613
△ 138
配当金 7 △ 14,793 △ 14,793 △ 779 △ 15,572
16,341
自己株式の変動 △ 549 △ 45,884 △ 30,092 △ 30,092
その他の資本の構
477
成要素から利益剰 △ 477 - -
余金への振替
子会社株式の売却
- △ 13,518 △ 13,518
による変動
所有者との取引額等
16,712 339
- △ 170 △ 61,153 △ 44,272 △ 14,297 △ 58,569
合計
23,370 11,630 291,801 37,675 362,314 24,726 387,040
△ 2,162
2022年12月31日残高
当第3四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
非支配 資本
その他の
注記
資本 利益
持分 合計
資本金 自己株式 資本の 合計
剰余金 剰余金
構成要素
23,370 6,637 288,919 38,709 355,526 25,409 380,935
2023年4月1日残高 △ 2,109
5,363 5,363 794 6,157
四半期利益
13,457 13,457 292 13,749
その他の包括利益
5,363 13,457 18,820 1,086 19,905
四半期包括利益合計 - - -
株式報酬取引 97 115 212 212
配当金 7 △ 7,266 △ 7,266 △ 386 △ 7,651
79 39 39
自己株式の変動 △ 40
その他の資本の構
473
成要素から利益剰 △ 473 - -
余金への振替
40 14 54 54
その他の増減額
所有者との取引額等
97 79
- △ 6,778 △ 358 △ 6,961 △ 386 △ 7,346
合計
23,370 6,735 287,504 51,807 367,385 26,109 393,494
△ 2,031
2023年12月31日残高
15/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
(4)【要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書】
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
注記 (自 2022年4月1日 (自 2023年4月1日
至 2022年12月31日) 至 2023年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
33,286 9,407
税引前四半期利益
21,346 24,305
減価償却費及び償却費
受取利息及び受取配当金 △ 638 △ 987
2,463 5,365
支払利息
持分法による投資損益 △ 55 △ 98
営業債権及びその他の債権の増減額 △ 17,409 △ 32,918
10,789
棚卸資産の増減額 △ 9,306
5,519 10,157
営業債務及びその他の債務の増減額
その他 △ 213 △ 7,434
337 218
配当金の受取額
340 783
利息の受取額
利息の支払額 △ 2,755 △ 5,319
7,566
法人税等の還付額 -
△ 23,866 △ 4,748
法人税等の支払額
9,050 17,087
営業活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー
668
定期預金の純増減額 △ 91
有形固定資産等の取得による支出 △ 23,200 △ 34,313
2,250 868
有形固定資産等の売却による収入
投資の取得による支出 △ 1,423 △ 1,582
554 354
投資の売却による収入
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却
50,880
5 -
による収入
貸付金の貸し付けによる支出 △ 1,736 △ 9
10 15
貸付金の回収による収入
208
△ 911
その他
27,452
投資活動によるキャッシュ・フロー △ 34,911
16/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
注記 (自 2022年4月1日 (自 2023年4月1日
至 2022年12月31日) 至 2023年12月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
16,015
短期借入金の純増減額 △ 6,254
9,996 19,993
コマーシャル・ペーパーの純増減額
長期借入金の返済による支出 △ 8,654 △ 4,905
211 234
長期借入金の借入れによる収入
24,872
社債の発行による収入 8 -
自己株式の取得による支出 △ 30,136 △ 5
配当金の支払額 7 △ 14,790 △ 7,263
非支配株主への配当金の支払額 △ 779 △ 410
リース負債の返済による支出 △ 2,770 △ 3,115
514 27
その他
20,573
財務活動によるキャッシュ・フロー △ 27,790
現金及び現金同等物に係る為替換算差額の影
2,262
△ 210
響額
現金及び現金同等物の増減額 8,502 5,010
45,567 72,639
現金及び現金同等物の期首残高
売却目的保有に分類される処分グループに係
16,424
る資産に含まれる現金及び現金同等物の増減 -
額
70,493 77,649
現金及び現金同等物の四半期末残高
17/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
(5)【要約四半期連結財務諸表注記】
1.報告企業
JSR株式会社(以下「当社」という。)は、日本に所在する株式会社であります。本要約
四半期連結財務諸表は、当社及び子会社(以下「当社グループ」という。)並びに当社の関連
会社及び共同支配企業に対する持分により構成されております。当社グループにおいては、
「デジタルソリューション事業」、「ライフサイエンス事業」、「合成樹脂事業」を基軸とし
て、これらに関係する事業を行っており、その製品は多岐にわたっております。詳細は、「注
記4.セグメント情報」をご参照ください。
2.作成の基礎
(1) 準拠する会計基準
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる
「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第93条の規定により、IAS第34号
に準拠して作成しております。
なお、要約四半期連結財務諸表は、年度の連結財務諸表で要求されている全ての情報を含
んでいないため、2023年3月31日に終了した前連結会計年度の連結財務諸表と併せて使用さ
れるべきものであります。
(2) 表示通貨及び単位
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、当社が営業活動を行う主たる経済環境におけ
る通貨である日本円で表示し、百万円未満を四捨五入しております。
(3) 重要な会計上の見積り及び判断
要約四半期連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、
収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定の設定を行っております。実際
の業績はこれらの見積りとは異なる場合があります。見積り及びその基礎となる仮定は継続
して見直しております。会計上の見積りの見直しによる影響は、その見積りを見直した会計
期間と将来の会計期間において認識しております。
当要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積り及び判断は、前連結会計年
度の連結財務諸表と同様であります。
(4) 未適用の公表済み基準書及び解釈指針
重要な影響を及ぼすものについて該当事項はありません。
(5) 要約四半期連結財務諸表の承認
2024年2月13日に、要約四半期連結財務諸表は当社代表取締役CEO兼社長エリック ジョン
ソン及び最高財務責任者江本賢一によって承認されております。
18/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
3.重要性がある会計方針
当社グループの要約四半期連結財務諸表において適用する重要性がある会計方針は、前連結
会計年度の連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。
なお、当第3四半期連結累計期間の法人所得税費用は、見積年次実効税率を基に算定してお
ります。
4.セグメント情報
(1) 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が
入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に
検討を行う対象となっている事業セグメントを基礎に決定しております。
当社グループは、本社に製品別の事業部を置き、各事業部は取り扱う製品について国内及
び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しており、また、中核グループ企業が中心
となって国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。したがっ
て、当社グループは、事業部及び中核グループ企業を基礎とした製品別のセグメントから構
成されております。
当社グループは、半導体材料、ディスプレイ材料、エッジコンピューティング関連等を製
造販売しております「デジタルソリューション事業」、診断・研究試薬および同材料、バイ
オプロセス材料、創薬支援サービスを提供しております「ライフサイエンス事業」及び自動
車やOA機器・アミューズメント用途等のABS樹脂等を製造販売しております「合成樹脂
事業」の3つを報告セグメントとしております。
なお、「デジタルソリューション事業」は、製品及びサービスの性質、生産過程の性質及
び市場等の経済的特徴の類似性に基づき、複数セグメントを集約した上で報告セグメントと
しております。
報告セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成のために採用している方法と同一
であります。
各事業区分の主要製品
事業区分 主要製品
<半導体材料事業>
リソグラフィ材料(フォトレジスト、多層材料)、実装材料、洗浄剤、CMP
材料、等
デジタルソリュー
<ディスプレイ材料事業>
ション事業
カラー液晶ディスプレイ材料、有機ELディスプレイ材料、等
<エッジコンピューティング事業>
耐熱透明樹脂および機能性フィルム、光造形、等
ライフサイエンス
診断・研究試薬および同材料、バイオプロセス材料、創薬支援サービス、等
事業
合成樹脂事業 ABS樹脂、AES樹脂、AS樹脂、ASA樹脂等の合成樹脂
19/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
(2) 報告セグメントの収益及び損益
当社グループの報告セグメントに関するセグメントの情報は以下のとおりであります。
前第3四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他 調整額
デジタル
合計 連結
ライフ
(注)1 (注)2
ソリュー 合成樹脂
サイエンス
ション
135,075 93,047 72,250 12,583 312,956 312,956
-
外部顧客からの売上収益
セグメント損益
26,692 6,689 1,281 182 34,845 31,511
△ 3,334
(コア営業利益)(注3)
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、接着剤等の製造・販売の事業等を
含んでおります。
2.セグメント損益の調整額△3,334百万円には、各セグメントに配賦されない全社損益等が含まれております。
3.セグメント損益は営業利益から事業構造改革から生じる損失等の非経常的な要因により発生した損益を控除し
たコア営業利益で表示しております。
当第3四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他 調整額
デジタル
合計 連結
ライフ
(注)1 (注)2
ソリュー 合成樹脂
サイエンス
ション
123,627 97,451 70,262 10,502 301,842 301,842
-
外部顧客からの売上収益
セグメント損益
16,250 152 1,175 17,494 14,848
△ 83 △ 2,645
(コア営業利益)(注3)
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、接着剤等の製造・販売の事業等を
含んでおります。
2.セグメント損益の調整額△2,645百万円には、各セグメントに配賦されない全社損益等が含まれております。
3.セグメント損益は営業利益から事業構造改革から生じる損失等の非経常的な要因により発生した損益を控除し
たコア営業利益で表示しております。
セグメント損益から、税引前四半期利益への調整は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2022年4月1日 (自 2023年4月1日
至 2022年12月31日) 至 2023年12月31日)
31,511 14,848
セグメント損益
事業構造改革費用 △ 86 △ 1,949
固定資産売却損 △ 222 -
1,020
子会社株式売却益 -
5
-
その他
32,228 12,899
営業利益
3,522 1,874
金融収益
△ 2,463 △ 5,365
金融費用
33,286 9,407
税引前四半期利益
20/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
前第3四半期連結会計期間(自 2022年10月1日 至 2022年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他 調整額
デジタル
合計 連結
ライフ
(注)1 (注)2
ソリュー 合成樹脂
サイエンス
ション
44,476 41,596 26,606 3,027 115,705 115,705
-
外部顧客からの売上収益
セグメント損益
8,196 5,982 1,396 118 15,692 14,603
△ 1,089
(コア営業利益)(注3)
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、接着剤等の製造・販売の事業等を
含んでおります。
2.セグメント損益の調整額△1,089百万円には、各セグメントに配賦されない全社損益等が含まれております。
3.セグメント損益は営業利益から事業構造改革から生じる損失等の非経常的な要因により発生した損益を控除し
たコア営業利益で表示しております。
当第3四半期連結会計期間(自 2023年10月1日 至 2023年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
その他 調整額
デジタル
合計 連結
ライフ
(注)1 (注)2
ソリュー 合成樹脂
サイエンス
ション
44,069 48,894 24,403 3,695 121,062 121,062
-
外部顧客からの売上収益
セグメント損益
7,711 8,259 826 16,790 15,885
△ 6 △ 905
(コア営業利益)(注3)
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、接着剤等の製造・販売の事業等を
含んでおります。
2.セグメント損益の調整額△905百万円には、各セグメントに配賦されない全社損益等が含まれております。
3.セグメント損益は営業利益から事業構造改革から生じる損失等の非経常的な要因により発生した損益を控除し
たコア営業利益で表示しております。
セグメント損益から、税引前四半期利益への調整は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)
前第3四半期連結会計期間 当第3四半期連結会計期間
(自 2022年10月1日 (自 2023年10月1日
至 2022年12月31日) 至 2023年12月31日)
14,603 15,885
セグメント損益
△ 71 △ 236
事業構造改革費用
営業利益 14,532 15,649
金融収益 △ 2,607 △ 1,213
△ 1,335 △ 2,841
金融費用
10,590 11,595
税引前四半期利益
21/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
5.非継続事業
当社は、2021年5月11日開催の取締役会において、エラストマー事業のENEOS株式会社への譲
渡を決定し、それに伴い、当該事業を非継続事業に分類しました。なお、本譲渡は2022年4月
1日に完了いたしました。
非継続事業からのキャッシュ・フローは、次のとおりであります。
(単位:百万円)
前第3四半期 当第3四半期
連結累計期間 連結累計期間
(自 2022年4月1日 (自 2023年4月1日
至 2022年12月31日) 至 2023年12月31日)
- -
営業活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー(注) 50,880 -
- -
財務活動によるキャッシュ・フロー
- -
現金及び同等物換算差額
50,880 -
合計
(注)株式の譲渡による受取対価と、譲渡による収支の関係は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
68,473
受取対価
△17,593
譲渡した子会社の現金及び現金同等物
50,880
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入
22/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
6.企業結合等関係
前第3四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)
重要な取引はありません。
当第3四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)
重要な取引はありません。
なお、当社は2023年1月10日付で半導体材料等の販売代理店業務を行うJSR Electronic
Materials Korea Co., Ltd.の株式の60.0%を追加取得しました。前連結会計年度においては取得
対価の調整及び配分が確定していなかったため、暫定的な金額で報告しておりましたが、第1四
半期連結会計期間において確定いたしました。暫定的な金額からは主に無形資産が6,530百万円、
繰延税金負債が1,437百万円増加し、のれんの金額が5,094百万円減少しております。
また、当社のライフサイエンス事業のグループ企業であるCrown Bioscience Internationalの
子会社であるCrown Biosciense, Inc.は2023年3月31日付で臨床検体提供及び分析サービス事業
を行うIndivumed Services GmbH & Co. KGの株式の100.0%を取得しました。前連結会計年度にお
いては取得対価の調整及び配分が確定していなかったため、暫定的な金額で報告しておりました
が、当第3四半期連結会計期間において確定いたしました。暫定的な金額からは主に無形資産が
13,462百万円、繰延税金負債が438百万円増加し、のれんの金額が12,138百万円減少しておりま
す。
23/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
7.配当に関する事項
前第3四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)
配当金支払額
配当金の総額 1株当たり配当額
(決議) 株式の種類 基準日 効力発生日 配当の原資
(百万円) (円)
2022年6月17日
普通株式 7,528 35 2022年3月31日 2022年6月20日 利益剰余金
定時株主総会
2022年10月31日
普通株式 7,265 35 2022年9月30日 2022年12月1日 利益剰余金
取締役会
当第3四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)
配当金支払額
配当金の総額 1株当たり配当額
(決議) 株式の種類 基準日 効力発生日 配当の原資
(百万円) (円)
2023年6月16日
普通株式 7,266 35 2023年3月31日 2023年6月19日 利益剰余金
定時株主総会
24/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
8.社債
前第3四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)
発行した社債は、次のとおりであります。
発行総額 利率
会社名 銘柄 発行年月日 償還期限 担保
(百万円) (%)
JSR株式会社 第11回無担保社債 2022年9月1日 2027年9月1日 5,000 0.345 なし
JSR株式会社 第12回無担保社債 2022年9月1日 2029年8月31日 5,000 0.544 なし
JSR株式会社 第13回無担保社債 2022年9月1日 2032年9月1日 15,000 0.619 なし
当第3四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)
該当事項はありません。
25/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
9.売上収益
顧客に対する製商品の販売契約については、顧客への製商品を引き渡した時点で、製商品へ
の支配が顧客に移転し、履行義務が充足されることから、当該時点で収益を認識しておりま
す。また、役務の提供については、当社グループが顧客との契約における履行義務の充足に従
い、主に一定期間にわたり収益を認識しております。
主たる地域市場における収益の分解と報告セグメントとの関連は以下のとおりであります。
前第3四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)
(単位:百万円)
国内 海外 合計
デジタルソリューション 19,398 115,677 135,075
報
半導体材料 14,610 86,590 101,200
告
セ
ディスプレイ材料 2,231 25,765 27,995
グ
エッジコンピューティング 2,558 3,323 5,880
メ
ン
ライフサイエンス 37,760 55,287 93,047
ト
合成樹脂 43,460 28,790 72,250
その他 12,082 501 12,583
合計 112,701 200,255 312,956
調整額 - - -
要約四半期連結損益計算書計上額 112,701 200,255 312,956
当第3四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)
(単位:百万円)
国内 海外 合計
デジタルソリューション 20,163 103,463 123,627
報
半導体材料 14,244 72,235 86,479
告
セ
ディスプレイ材料 3,150 28,658 31,808
グ
エッジコンピューティング 2,770 2,570 5,340
メ
ン
ライフサイエンス 46,248 51,203 97,451
ト
合成樹脂 45,578 24,684 70,262
その他 10,502 - 10,502
合計 122,491 179,351 301,842
調整額 - - -
要約四半期連結損益計算書計上額 122,491 179,351 301,842
26/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
10.その他の営業収益及びその他の営業費用
(その他の営業収益)
前第3四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)
(子会社株式売却益)
エラストマー事業の譲渡益として1,020百万円を「その他の営業収益」に計上しておりま
す。
当第3四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)
重要な取引はありません。
(その他の営業費用)
前第3四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)
(固定資産売却損)
ディスプレイソリューション事業の構造改革等に係る固定資産売却損として222百万円を
「その他の営業費用」に計上しております。
(事業構造改革費用)
エラストマー事業の構造改革等に係る費用として86百万円を「その他の営業費用」に計上
しております。
当第3四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)
(事業構造改革費用)
主に構造改革等の関連費用として1,949百万円を「その他の営業費用」に計上しておりま
す。
27/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
11.1株当たり情報
基本的1株当たり四半期利益及び算定上の基礎、希薄化後1株当たり四半期利益及び算定上
の基礎は、以下のとおりであります。
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2022年4月1日 (自 2023年4月1日
至 2022年12月31日) 至 2023年12月31日)
(1)基本的1株当たり四半期利益 93.73 25.83
(算定上の基礎)
親会社の所有者に帰属する四半期利益
19,619 5,363
(百万円)
普通株式の期中平均株式数(千株) 209,304 207,589
(2)希薄化後1株当たり四半期利益 93.63 25.81
(算定上の基礎)
ストック・オプションによる普通株式
244 202
増加数(千株)
前第3四半期連結会計期間 当第3四半期連結会計期間
(自 2022年10月1日 (自 2023年10月1日
至 2022年12月31日) 至 2023年12月31日)
(1)基本的1株当たり四半期利益 23.36 36.15
(算定上の基礎)
親会社の所有者に帰属する四半期利益
4,849 7,506
(百万円)
普通株式の期中平均株式数(千株) 207,570 207,598
(2)希薄化後1株当たり四半期利益 23.33 36.12
(算定上の基礎)
ストック・オプションによる普通株式
232 189
増加数(千株)
28/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
12.金融商品
(1) 金融商品の区分ごとの公正価値
償却原価で測定される金融資産及び金融負債の公正価値は帳簿価額と近似しております。
(2) 公正価値ヒエラルキー
当社グループは、公正価値の測定に使用されるインプットの市場における観察可能性に応
じて、公正価値のヒエラルキーを、以下の3つのレベルに区分しております。
レベル1:活発な市場における同一資産又は同一負債の無調整の公表価格
レベル2:レベル1に属さない、直接的又は間接的に観察可能なインプット
レベル3:観察不能なインプットを含む評価技法から算出された公正価値
当社グループが経常的に公正価値で測定している資産及び負債は以下のとおりでありま
す。
(単位:百万円)
前連結会計年度(2023年3月31日)
レベル1 レベル2 レベル3 合計
<金融資産>
純損益を通じて公正価値で測定される金融資産
有価証券(資本性金融資産) - - 2,956 2,956
デリバティブ - 78 - 78
その他の包括利益を通じて公正価値で測定され
る金融資産
有価証券(資本性金融資産) 8,795 - 19,881 28,676
合計 8,795 78 22,837 31,710
<金融負債>
純損益を通じて公正価値で測定される金融負債
デリバティブ - 2,698 - 2,698
条件付対価 - - 6,130 6,130
合計 - 2,698 6,130 8,828
29/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
(単位:百万円)
当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)
レベル1 レベル2 レベル3 合計
<金融資産>
純損益を通じて公正価値で測定される金融資産
有価証券(資本性金融資産) - - 3,286 3,286
デリバティブ - 235 - 235
その他の包括利益を通じて公正価値で測定され
る金融資産
有価証券(資本性金融資産) 7,985 - 22,598 30,583
合計 7,985 235 25,884 34,103
<金融負債>
純損益を通じて公正価値で測定される金融負債
デリバティブ - 7,994 - 7,994
条件付対価 - - 6,511 6,511
合計 - 7,994 6,511 14,504
公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、振替を生じさせた事象又は状況の変化が生じ
た日に認識しております。前連結会計年度及び当第3四半期連結累計期間において、公正価
値レベル1とレベル2の間の重要な振替は行われておりません。
なお、前第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結累計期間において、レベル3に分
類された金融商品には重要な増減がないため、期首残高から四半期末残高への調整表の開示
を省略しております。
(3) レベル2及び3に区分される公正価値測定に関する情報
レベル2に分類されている金融資産・負債は為替予約、金利スワップ等に係るデリバティ
ブ取引であります。為替予約、金利スワップ等の公正価値は、取引先金融機関等から提示さ
れた金利等の観察可能な市場データに基づき算定しております。
レベル3に分類されている金融資産は主として非上場株式であります。非上場株式の評価
は、主に投資先の将来の収益性又はキャッシュ・フローを総合的に考慮した適切な技法によ
り、公正価値を測定しております。その結果は適切な権限者がレビュー及び承認しておりま
す。レベル3に分類されている金融負債は、企業結合により生じた条件付対価です。条件付
対価は、企業結合後の売上、生体サンプル獲得数等の特定の達成水準に応じて変動する支払
契約であり、その公正価値は当該達成可能性を見積り、計算しております。レベル3に分類
される金融商品について、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変
更した場合の公正価値の増減は重要ではありません。
30/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
13.後発事象
該当事項はありません。
31/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
2【その他】
該当事項はありません。
32/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
第二部【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
33/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
独立監査人の四半期レビュー報告書
2024年2月13日
JSR株式会社
取締役会 御中
有限責任 あずさ監査法人
東京事務所
指定有限責任社員
公認会計士 平野 巌
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士 田村 俊之
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士 宇津木 辰男
業務執行社員
監査人の結論
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、「経理の状況」に掲げられてい
るJSR株式会社の2023年4月1日から2024年3月31日までの連結会計年度の第3四半期連結会計期間
(2023年10月1日から2023年12月31日まで)及び第3四半期連結累計期間(2023年4月1日から2023年
12月31日まで)に係る要約四半期連結財務諸表、すなわち、要約四半期連結財政状態計算書、要約四半
期連結損益計算書、要約四半期連結包括利益計算書、要約四半期連結持分変動計算書、要約四半期連結
キャッシュ・フロー計算書及び注記について四半期レビューを行った。
当監査法人が実施した四半期レビューにおいて、上記の要約四半期連結財務諸表が、「四半期連結財
務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」第93条により規定された国際会計基準第34号「期中財
務報告」に準拠して、JSR株式会社及び連結子会社の2023年12月31日現在の財政状態、同日をもって
終了する第3四半期連結会計期間及び第3四半期連結累計期間の経営成績並びに第3四半期連結累計期
間のキャッシュ・フローの状況を適正に表示していないと信じさせる事項が全ての重要な点において認
められなかった。
監査人の結論の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に準拠して四半期
レビューを行った。四半期レビューの基準における当監査法人の責任は、「要約四半期連結財務諸表の
四半期レビューにおける監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に
関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の
責任を果たしている。当監査法人は、結論の表明の基礎となる証拠を入手したと判断している。
要約四半期連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任
経営者の責任は、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して要約四半期連結財務諸表を作成し
適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない要約四半期連結財務
諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれ
る。
要約四半期連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき要約四半期連結財
務諸表を作成することが適切であるかどうかを評価し、国際会計基準第1号「財務諸表の表示」第4項
に基づき、継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視
することにある。
34/35
EDINET提出書類
JSR株式会社(E01003)
四半期報告書
要約四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した四半期レビューに基づいて、四半期レビュー報告書において独立
の立場から要約四半期連結財務諸表に対する結論を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に従って、四半期レ
ビューの過程を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・主として経営者、財務及び会計に関する事項に責任を有する者等に対する質問、分析的手続その他の
四半期レビュー手続を実施する。四半期レビュー手続は、我が国において一般に公正妥当と認められる
監査の基準に準拠して実施される年度の財務諸表の監査に比べて限定された手続である。
・継続企業の前提に関する事項について、重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な
不確実性が認められると判断した場合には、入手した証拠に基づき、要約四半期連結財務諸表におい
て、国際会計基準第1号「財務諸表の表示」第4項に基づき、適正に表示されていないと信じさせる事
項が認められないかどうか結論付ける。また、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場
合は、四半期レビュー報告書において要約四半期連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は
重要な不確実性に関する要約四半期連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、要約四半期連結財務
諸表に対して限定付結論又は否定的結論を表明することが求められている。監査人の結論は、四半期レ
ビュー報告書日までに入手した証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業とし
て存続できなくなる可能性がある。
・要約四半期連結財務諸表の表示及び注記事項が、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠してい
ないと信じさせる事項が認められないかどうかとともに、関連する注記事項を含めた要約四半期連結財
務諸表の表示、構成及び内容、並びに要約四半期連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表
示していないと信じさせる事項が認められないかどうかを評価する。
・要約四半期連結財務諸表に対する結論を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する証
拠を入手する。監査人は、要約四半期連結財務諸表の四半期レビューに関する指示、監督及び実施に関
して責任がある。監査人は、単独で監査人の結論に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した四半期レビューの範囲とその実施時期、四半期レ
ビュー上の重要な発見事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を
遵守したこと、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去
するための対応策を講じている場合又は阻害要因を許容可能な水準にまで軽減するためのセーフガード
を適用している場合はその内容について報告を行う。
利害関係
会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべ
き利害関係はない。
以 上
(注)1 上記の四半期レビュー報告書の原本は当社(四半期報告書提出会社)が別途保管しております。
2 XBRLデータは四半期レビューの対象には含まれていません。
35/35