日本電波工業株式会社 発行登録追補書類(株券、社債券等)
提出書類 | 発行登録追補書類(株券、社債券等) |
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提出日 | |
提出者 | 日本電波工業株式会社 |
カテゴリ | 発行登録追補書類(株券、社債券等) |
EDINET提出書類
日本電波工業株式会社(E01807)
発行登録追補書類(株券、社債券等)
【表紙】
【発行登録追補書類番号】 4-関東1-1
【提出書類】 発行登録追補書類
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2022年4月7日
【会社名】 日本電波工業株式会社
【英訳名】 NIHON DEMPA KOGYO CO., LTD.
【代表者の役職氏名】 代表取締役執行役員社長 加 藤 啓 美
【本店の所在の場所】 東京都渋谷区笹塚一丁目47番1号(メルクマール京王笹塚)
【電話番号】 03(5453)6709
【事務連絡者氏名】 財務部長 数 馬 光
【最寄りの連絡場所】 東京都渋谷区笹塚一丁目47番1号(メルクマール京王笹塚)
【電話番号】 03(5453)6709
【事務連絡者氏名】 財務部長 数 馬 光
【発行登録の対象とした募集有価証券の種類】 株式
【今回の募集金額】 一般募集 1,723,980,000円
(注) 募集金額は、発行価額の総額であります。
ただし、一般募集における募集の方法は、引受人が
発行価額にて買取引受けを行い、当該発行価額と異
なる価額(発行価格)で一般募集を行うため、一般募
集における発行価格の総額は上記金額とは異なりま
す。
【発行登録書の内容】
提出日 2022年3月10日
効力発生日 2022年3月18日
有効期限 2023年3月17日
発行登録番号 4-関東1
発行予定額又は発行残高の上限(円) 発行予定額5,000百万円
【これまでの募集実績】
(発行予定額を記載した場合)
番号 提出年月日 募集金額(円) 減額による訂正年月日 減額金額(円)
― ― ― ― ―
実績合計額(円) なし 減額総額(円) なし
【残額】 (発行予定額-実績合計額-減額総額) 5,000百万円
(発行残高の上限を記載した場合)
該当事項はありません。
【残高】 (発行残高の上限-実績合計額+償還総額-減額総額) ―円
【安定操作に関する事項】 1 今回の募集に伴い、当社の発行する上場株式につい
て、市場価格の動向に応じ必要があるときは、金融商
品取引法施行令第20条第1項に規定する安定操作取引
が行われる場合があります。
2 上記の場合に安定操作取引が行われる取引所金融商品
市場を開設する金融商品取引所は、株式会社東京証券
取引所であります。
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
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第一部 【証券情報】
第1 【募集要項】
1 【新規発行株式】
種類 発行数 内容
完全議決権株式で株主としての権利内容に制限のない株式であ
普通株式 1,461,000株 ります。
単元株式数は100株であります。
(注) 1 2022年3月29日(火)開催の取締役会決議によります。
2 上記発行数1,461,000株は、2022年3月29日(火)開催の取締役会において決議された公募による新株式発行
に係る募集株式数2,268,100株及び公募による自己株式の処分に係る募集株式数1,133,700株の合計による募
集株式総数3,401,800株の募集(以下「一般募集」という。)のうち、日本国内における販売(以下「国内販
売」という。)の対象となる株式数(以下「国内販売株式数」といい、そのうち公募による新株式発行に係る
ものを「新株式発行に係る国内販売株式数」、公募による自己株式の処分に係るものを「自己株式の処分に
係る国内販売株式数」という。)であります。一般募集の募集株式総数の一部が、欧州及びアジアを中心と
する海外市場(ただし、米国及びカナダを除く。)の海外投資家に対して販売(以下「海外販売」といい、海
外販売の対象となる株式数を「海外販売株式数」という。)され、海外販売株式数は、1,940,800株でありま
す。
海外販売の内容に関しましては、後記「第三部 参照情報 第1 参照書類 3 臨時報告書 (3)」に記
載の2022年3月29日(火)付臨時報告書及び後記「2 株式募集の方法及び条件」の冒頭に記載の発行価格等
決定日に提出された当該臨時報告書の訂正報告書の各記載内容をご参照ください。
3 一般募集のうち自己株式の処分に係る募集は、金融商品取引法第二条に規定する定義に関する内閣府令第9
条第1号に定める売付けの申込み又はその買付けの申込みの勧誘であります。
4 一般募集(海外販売を含む。)に伴い、その需要状況等を勘案した結果、一般募集の主幹事会社であるSMB
C日興証券株式会社が当社株主(以下「貸株人」という。)より借り入れる当社普通株式510,200株の売出し
(以下「オーバーアロットメントによる売出し」という。)を行います。オーバーアロットメントによる売出
し等の内容に関しましては、後記「募集又は売出しに関する特別記載事項 1 オーバーアロットメントに
よる売出し等について」をご参照ください。
これに関連して、当社は2022年3月29日(火)開催の取締役会において、一般募集とは別に、SMBC日興証
券株式会社を割当先とする第三者割当による当社普通株式510,200株の新規発行(以下「本第三者割当増資」
という。)を決議しております。その内容に関しましては、後記「募集又は売出しに関する特別記載事項
2 第三者割当増資について」をご参照ください。
5 一般募集に関連してロックアップに関する合意がなされておりますが、その内容に関しましては、後記「募
集又は売出しに関する特別記載事項 3 ロックアップについて」をご参照ください。
6 当社は、普通株式と異なる種類の株式として、A種種類株式についての定めを定款に定めております。
普通株式の単元株式数は100株としていますが、A種種類株式には議決権がないため、A種種類株式の単元
株式数は1株としています。また、A種種類株式について、既存の株主への影響を考慮して、議決権を有し
ないこととしています。
7 振替機関の名称及び住所
株式会社証券保管振替機構
東京都中央区日本橋兜町7番1号
2 【株式募集の方法及び条件】
2022年4月7日(木)(以下「発行価格等決定日」という。)に決定された発行価額にて後記「3 株式の引受け」欄
に記載の引受人は買取引受けを行い、当該発行価額と異なる価額(発行価格)で一般募集を行います。引受人は払込期
日に発行価額の総額を当社に払込み、一般募集における価額(発行価格)の総額との差額は引受人の手取金とします。
当社は引受人に対して引受手数料を支払いません。
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(1) 【募集の方法】
区分 発行数 発行価額の総額(円) 資本組入額の総額(円)
株主割当 ― ― ―
その他の者に対する割当 ― ― ―
新株式発行 974,100株 1,149,438,000 262,822,852
一般募集
自己株式の処分 486,900株 574,542,000 ―
計(総発行株式) 1,461,000株 1,723,980,000 262,822,852
(注) 1 全株式を金融商品取引業者の買取引受けにより募集します。
2 発行価額の総額は、引受人の買取引受けによる払込金額の総額であります。
3 資本組入額の総額は、国内販売に係る会社法上の増加する資本金の額であり、また、国内販売に係る増加す
る資本準備金の額は、会社計算規則第14条第1項に従い算出される一般募集に係る資本金等増加限度額から
一般募集に係る増加する資本金の額を減じた額を国内販売及び海外販売における各新株式発行に係る販売株
式数で按分した国内販売分の額とします。なお、当社は、2022年3月10日(木)開催の取締役会において、公
募による新株式発行の払込期日と同日付にて、当該新株式発行により増加する資本金の額のうち25億円(た
だし、当該新株式発行により増加する資本金の額が25億円を下回る場合は、当該金額)及び資本準備金の額
のうち25億円(ただし、当該新株式発行により増加する資本準備金の額が25億円を下回る場合は、当該金額)
を減少させることを決議しております。
4 新株式発行の発行数(新株式発行に係る国内販売株式数)、新株式発行に係る発行価額の総額、自己株式の処
分の発行数(自己株式の処分に係る国内販売株式数)、自己株式の処分に係る発行価額の総額、総発行株式の
発行数(新規発行株式の発行数)、発行価額の総額の合計額及び資本組入額の総額は、国内販売株式数(新規
発行株式の発行数)に係るものであります。海外販売株式数に係るものにつきましては、後記「第三部 参
照情報 第1 参照書類 3 臨時報告書 (3)」に記載の2022年3月29日(火)付臨時報告書及び発行価格
等決定日に提出された当該臨時報告書の訂正報告書の各記載内容をご参照ください。
(2) 【募集の条件】
資本 申込
発行価額 申込株
発行価格(円) 組入額 申込期間 証拠金 払込期日
(円) 数単位
(円) (円)
1株につ
き発行価
1,233 1,180 269.81 100株 2022年4月8日(金) 2022年4月13日(水)
格と同一
の金額
(注) 1 発行価格等(発行価格、発行価額、資本組入額、売出価格、国内販売の引受人の引受株式数及び引受人の手
取金をいい、以下「発行価格等」という。)及び発行価格等の決定に伴い連動して訂正される事項(新規発行
株式の発行数(国内販売株式数)、新株式発行の発行数(新株式発行に係る国内販売株式数)、自己株式の処分
の発行数(自己株式の処分に係る国内販売株式数)、海外販売株式数、新株式発行に係る発行価額の総額、自
己株式の処分に係る発行価額の総額、発行価額の総額の合計額、資本組入額の総額、発行諸費用の概算額、
差引手取概算額、海外販売の手取概算額、本第三者割当増資の手取概算額上限、手取概算額合計上限、手取
金の使途、オーバーアロットメントによる売出しの売出数、オーバーアロットメントによる売出しの売出価
額の総額、海外販売の発行価額の総額、海外販売の資本組入額の総額及び海外販売の発行諸費用の概算額)
について、2022年4月8日(金)付の日本経済新聞及び発行価格等の決定後から申込期間までの期間中のイン
ターネット上の当社ウェブサイト([URL]https://www.ndk.com/jp/)において公表します。
2 前記「2 株式募集の方法及び条件」の冒頭に記載のとおり、発行価格と発行価額とは異なります。発行価
格と発行価額との差額の総額は、引受人の手取金となります。
3 申込みの方法は、申込期間内に後記申込取扱場所へ申込みを行い、申込証拠金は申込期間の翌営業日までに
当該申込取扱場所へ入金するものとします。
4 申込証拠金のうち発行価額相当額は、払込期日に新株式払込金及び自己株式の処分に対する払込金にそれぞ
れ振替充当します。
5 申込証拠金には、利息をつけません。
6 株式の受渡期日は、2022年4月14日(木)であります。
株式は、受渡期日から売買を行うことができます。
社債、株式等の振替に関する法律の適用により、株式の売買は、振替機関又は口座管理機関における振替口
座での振替えにより行われます。
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(3) 【申込取扱場所】
後記「3 株式の引受け」欄の金融商品取引業者及びその委託販売先金融商品取引業者の本店並びに全国の各支
店及び営業所で申込みの取扱いをいたします。
(4) 【払込取扱場所】
店名 所在地
株式会社りそな銀行 新都心営業部 東京都新宿区西新宿6丁目12番1号
(注) 上記の払込取扱場所での申込みの取扱いは行いません。
3 【株式の引受け】
引受人の氏名又は名称 住所 引受株式数 引受けの条件
1 買取引受けによります。
2 引受人は新株式払込金及
び自己株式の処分に対す
る払込金として、払込期
日に払込取扱場所へ発行
価額と同額をそれぞれ払
込むことといたします。
SMBC日興証券株式会社 東京都千代田区丸の内三丁目3番1号 1,461,000株
3 引受手数料は支払われま
せん。
ただし、一般募集におけ
る価額(発行価格)と発行
価額との差額は引受人の
手取金(1株につき53円)
となります。
計 ― 1,461,000株 ―
(注) 引受株式数及び引受株式数の合計(新規発行株式の発行数)は、国内販売株式数(新規発行株式の発行数)に係る
ものであります。
4 【新規発行による手取金の使途】
(1) 【新規発行による手取金の額】
払込金額の総額(円) 発行諸費用の概算額(円) 差引手取概算額(円)
1,723,980,000 26,250,000 1,697,730,000
(注) 1 払込金額の総額(発行価額の総額の合計額)、発行諸費用の概算額及び差引手取概算額は、一般募集における
新株式発行及び自己株式の処分に係るそれぞれの合計額であります。
2 払込金額の総額(発行価額の総額の合計額)、発行諸費用の概算額及び差引手取概算額は、国内販売株式数
(新規発行株式の発行数)に係るものであります。海外販売株式数に係るものにつきましては、後記「第三
部 参照情報 第1 参照書類 3 臨時報告書 (3)」に記載の2022年3月29日(火)付臨時報告書及び発
行価格等決定日に提出された当該臨時報告書の訂正報告書の各記載内容をご参照ください。
3 引受手数料は支払われないため、発行諸費用の概算額は、これ以外の費用を合計したものであります。ま
た、消費税等は含まれておりません。
(2) 【手取金の使途】
上記差引手取概算額1,697,730,000円については、海外販売の手取概算額2,282,424,000円及び一般募集と同日付
をもって取締役会で決議された本第三者割当増資の手取概算額上限599,140,000円と合わせて、手取概算額合計上限
4,579,294,000円について、2025年3月までに3,000百万円を車載向け及び5G関連向けの端末を中心とした水晶デ
バイスの需要増加に対応するための生産設備増強等を目的とした設備投資資金に、残額を2024年3月までに新中期
経営計画の推進に基づく事業拡大に向けて必要となる運転資金に充当する予定であります。
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当社は、当社グループが属する水晶デバイス業界において、今後、自動車1台あたりに搭載されるADAS(先進運転
支援システム)機器の増大や、5G対応のスマートフォン等の普及により、当社が強みとする高精度・高信頼の水晶
デバイスの需要が大きく増加すると見込んでおり、新中期経営計画の最重要施策である「車載及び5G関連事業の
盤石化」及び「成長戦略実現に向けた積極的な投資戦略」の一環として、かかる車載・移動体通信の需要増加に合
わせた増産投資等の強化が必要であると考えております。
なお、上記の設備投資に関する計画の詳細は、2022年3月29日現在、以下のとおりであります。
① 当社
投資予定金額
着手及び完了予定
(百万円)
事業所名 設備の内容
総額 既支払額 着手 完了
フォトリソブランク
900 ― 2023年4月 2024年3月
生産設備
狭山事業所
フォトリソブランク
1,100 ― 2023年4月 2025年3月
開発
合計 2,000 ―
② 国内子会社
投資予定金額
着手及び完了予定
(百万円)
事業所名 設備の内容
総額 既支払額 着手 完了
函館エヌ・デー・ケー㈱ 水晶振動子等生産設備 600 ― 2023年4月 2024年3月
古川エヌ・デー・ケー㈱ 水晶振動子等生産設備 400 ― 2024年4月 2025年3月
合計 1,000 ―
(注) 国内子会社における上記設備は、当社からの借用設備であります。
第2 【売出要項】
該当事項はありません。
【募集又は売出しに関する特別記載事項】
1 オーバーアロットメントによる売出し等について
一般募集に伴い、その需要状況等を勘案した結果、一般募集の主幹事会社であるSMBC日興証券株式会社が貸
株人より借り入れる当社普通株式510,200株の売出し(オーバーアロットメントによる売出し)を行います。
オーバーアロットメントによる売出しに関連して、SMBC日興証券株式会社が貸株人から借り入れた当社普通
株式(以下「借入株式」という。)の返還に必要な株式を取得させるために、当社は、2022年3月29日(火)開催の取
締役会において、SMBC日興証券株式会社を割当先とする第三者割当増資(本第三者割当増資)を行うことを決議
しております。
SMBC日興証券株式会社は、借入株式の返還を目的として、2022年4月9日(土)から2022年5月6日(金)まで
の間(以下「シンジケートカバー取引期間」という。)、オーバーアロットメントによる売出しに係る株式数(以下
「上限株式数」という。)の範囲内で株式会社東京証券取引所において当社普通株式の買付け(以下「シンジケート
カバー取引」という。)を行う場合があり、当該シンジケートカバー取引で買付けられた当社普通株式は借入株式の
返還に充当されます。なお、シンジケートカバー取引期間内においても、SMBC日興証券株式会社の判断で、シ
ンジケートカバー取引を全く行わない場合、又は上限株式数に至らない株式数でシンジケートカバー取引を終了さ
せる場合があります。
また、SMBC日興証券株式会社は、一般募集及びオーバーアロットメントによる売出しの申込期間中、当社普
通株式について安定操作取引を行うことがあり、当該安定操作取引で買付けた当社普通株式の全部又は一部を借入
株式の返還に充当する場合があります。
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SMBC日興証券株式会社は、オーバーアロットメントによる売出しに係る株式数から、安定操作取引及びシン
ジケートカバー取引により買付けし借入株式の返還に充当する株式数を控除した株式数についてのみ、本第三者割
当増資の割当に応じる予定であります。したがって、本第三者割当増資における発行数の全部又は一部につき申込
みが行われず、その結果、失権により本第三者割当増資における最終的な発行数が減少する場合、又は発行そのも
のが全く行われない場合があります。
SMBC日興証券株式会社が本第三者割当増資の割当に応じる場合には、SMBC日興証券株式会社はオーバー
アロットメントによる売出しによる手取金をもとに払込みを行います。
2 第三者割当増資について
前記「1 オーバーアロットメントによる売出し等について」に記載のSMBC日興証券株式会社を割当先とす
る本第三者割当増資について、当社が2022年3月29日(火)開催の取締役会において決議した内容は、以下のとおり
です。
(1) 募集株式の数は、当社普通株式510,200株とします。
(2) 払込金額は、1株につき、前記「第1 募集要項 2 株式募集の方法及び条件 (2) 募集の条件」において
決定される一般募集における発行価額(払込金額)と同一とします。
(3) 増加する資本金の額は、会社計算規則第14条第1項に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額と
し、計算の結果1円未満の端数が生じたときは、その端数を切り上げるものとします。
また、増加する資本準備金の額は、当該資本金等増加限度額から上記の増加する資本金の額を減じた額としま
す。
(4) 払込期日は、2022年5月10日(火)とします。
3 ロックアップについて
一般募集に関し、当社株主である竹内敏晃及び竹内寛は、SMBC日興証券株式会社に対して、発行価格等決定
日に始まり、一般募集の受渡期日から起算して180日目の日に終了する期間(以下「ロックアップ期間」という。)中
は、SMBC日興証券株式会社の事前の書面による承諾を受けることなく、発行価格等決定日に自己の計算で保有
する当社普通株式(潜在株式を含む。)を売却等しない旨を合意しております。
また、当社はSMBC日興証券株式会社に対して、ロックアップ期間中は、SMBC日興証券株式会社の事前の
書面による承諾を受けることなく、当社普通株式及び当社普通株式を取得する権利あるいは義務を有する有価証券
の発行又は売却(一般募集、本第三者割当増資、株式分割による新株式発行等及びストックオプションに係る新株予
約権の発行等を除く。)を行わない旨を合意しております。
なお、上記のいずれの場合においても、SMBC日興証券株式会社は、その裁量で当該合意内容の一部若しくは
全部につき解除し、又はロックアップ期間を短縮する権限を有しております。
第3 【第三者割当の場合の特記事項】
該当事項はありません。
第4 【その他の記載事項】
該当事項はありません。
第二部 【公開買付け又は株式交付に関する情報】
該当事項はありません。
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第三部 【参照情報】
第1 【参照書類】
会社の概況及び事業の概況等金融商品取引法第5条第1項第2号に掲げる事項については、以下に掲げる書類を参照
してください。
1 【有価証券報告書及びその添付書類】
(1) 事業年度第80期(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) 2021年6月25日関東財務局長に提出
2 【四半期報告書又は半期報告書】
(1) 事業年度第81期第1四半期(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日) 2021年8月6日関東財務局長に提出
(2) 事業年度第81期第2四半期(自 2021年7月1日 至 2021年9月30日) 2021年11月11日関東財務局長に提出
(3) 事業年度第81期第3四半期(自 2021年10月1日 至 2021年12月31日) 2022年2月8日関東財務局長に提出
3 【臨時報告書】
(1) 上記1(1)の有価証券報告書提出後、本発行登録追補書類提出日(2022年4月7日)までに、金融商品取引法第24条
の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第9号の2の規定に基づく臨時報告書を2021年
6月29日に関東財務局長に提出
(2) 上記1(1)の有価証券報告書提出後、本発行登録追補書類提出日(2022年4月7日)までに、金融商品取引法第24条
の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第3号の規定に基づく臨時報告書を2021年11月
11日に関東財務局長に提出
(3) 上記1(1)の有価証券報告書提出後、本発行登録追補書類提出日(2022年4月7日)までに、金融商品取引法第24条
の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第1号の規定に基づく臨時報告書を2022年3月
29日に関東財務局長に提出
(注) なお、発行価格等決定日に上記3(3)の臨時報告書の訂正報告書が関東財務局長に提出されます。
第2 【参照書類の補完情報】
上記に掲げた参照書類であります有価証券報告書及び四半期報告書(以下「有価証券報告書等」という。)に記載され
た「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」及び「事業等のリスク」について、当該有価証券報告書等の提出日以
後、本発行登録追補書類提出日(2022年4月7日)までの間において変更及び追加すべき事項が生じております。下記の
「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」及び「事業等のリスク」は当該有価証券報告書等に記載された内容を一
括して記載したものであり、当該変更及び追加箇所については 罫で示しております。
なお、有価証券報告書等に将来に関する事項が記載されておりますが、下記の「経営方針、経営環境及び対処すべき
課題等」及び「事業等のリスク」に記載されたものを除き、当該事項については本発行登録追補書類提出日(2022年4月
7日)現在においてもその判断に変更はなく、また新たに記載すべき将来に関する事項もありません。
「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」
文中の将来に関する事項は、 本発行登録追補書類提出日 現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針
当社グループは、創業理念「お客様への奉仕を通じて、社会の繁栄、世界の平和に貢献する」ことをミッション
とし、豊かで平和な社会を実現するために不可欠な周波数の制御と選択、検出に関連する製品の専業メーカーとし
て、業界をリードする高信頼性商品を開発、製造、販売することにより、お客様に喜んでいただくことを経営の基
本としております。
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(2) 経営環境及び対処すべき課題
当社グループは、2020年度(2021年3月期)から2022年度(2023年3月期)までの中期経営計画(以下、「前中期経営
計画」という。)のもと、当社単体を対象とした希望退職の実施、SAWフィルタ事業の一部譲渡、連結子会社の人員
合理化等の構造改革を進め、固定費の圧縮及び収益力の強化による強固な経営体質の構築に努めてまいりました。
これにより、2018年度(2019年3月期)より取り組んでまいりました一連の構造改革について完了の目途が立ったこ
とに加えて、当社を取り巻く事業環境も前中期経営計画策定当時とは大きく変わり、車載、移動体通信向けを中心
に、想定を上回るペースで業績は回復しました。この結果、前中期経営計画の経営目標を1年前倒しで達成する見
通しとなりました。今後は、次世代通信規格「5G」需要の本格化や、自動車1台に搭載されるADAS(先進運転支援
システム)機器の増加といった、当社が強みとする高精度・高信頼の水晶デバイスの需要が大きく増加すると見込ん
でおります。このような状況を踏まえて、当社は構造改革から成長フェーズへの移行を図るとともに、更なる企業
価値向上を実現するため、前中期経営計画の期間を1年前倒し、2022年度(2023年3月期)から2024年度(2025年3月
期)までの新中期経営計画(以下、「新中期経営計画」という。)を策定いたしました。
新中期経営計画では、①車載及び5G関連事業の盤石化、②成長戦略実現に向けた積極的な投資戦略、③資本効
率性向上及び財務体質健全化に向けた財務戦略を最重要施策としております。
① 車載及び5G関連事業の盤石化
車載及び5G関連(移動体通信、産業機器)向けでの売上高の拡大及び高収益体質を維持・強化いたします。
・車載:高品質で信頼性の高い製品を供給し、高シェアを維持
・移動体通信:5Gスマホ用小型・高周波品(フォトリソグラフィー技術の活用)を強化
・産業機器:5G基地局向け小型OCXO(恒温槽付き水晶発振器)を強化
② 成長戦略実現に向けた積極的な投資戦略
車載・移動体通信向けの需給状況に鑑みた増産投資、先端製品開発(フォトリソグラフィー技術、小型・高周波
領域等)投資、インフラ更新、システム基盤構築を実施
③ 資本効率性向上及び財務体質健全化に向けた財務戦略
・資本効率を意識した経営を実践すべく新たにROIC指標を導入
・在庫の最適化・適切な投資判断・実行により投下資本を効率化
・A種種類株式の2022年6月までの全額償還(*)、借入金の着実な圧縮により財務体質を健全化
(*) A種種類株式の償還は、今後、公募増資による十分な資金調達が実現できることを前提に実施する予定で
あるところ、市場環境の変化等により当社グループが希望する時期または条件での資金調達が実行できな
い場合等には、A種種類株式の償還の実施時期が2022年7月以降となる可能性があります。
なお、当社では、カーボンニュートラルをはじめとするESGへの取り組みや、通信規格の高度化(5Gから6G
へ)、IoT社会の更なる拡大・進化に向け、新たな市場への参入及び新たなビジネスモデル構築が課題となっており
ます。このため、当社は、ESG戦略及び2030年を見据えた長期経営戦略-Vision2030-を現在、策定しており、今後、
改めて公表する予定です。
「事業等のリスク」
事業年度第80期の 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、経営者が当社グループの
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスク
は、以下のとおりであります。当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識し、発生の回避及び発生した場合の
迅速な対応に努め、より良い事業展開に向かい邁進する所存であります。
なお、下記のリスクの中には将来に関する事項も含まれておりますが、当該事項は 本発行登録追補書類提出日 現在に
おいて当社グループが開示する必要があると判断したものであり、事業等のリスクはこれらに限られるものではありま
せん。
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発行登録追補書類(株券、社債券等)
(1) 当社グループ事業の拡大
当社グループは収益性・成長性の高い市場への対応を目指し積極的な研究開発、設備投資を行い、柱となる事業
の早期構築並びに定着に取り組み、業績の向上を目指しております。
主なお客様といたしましては、自動車、産業機器、移動体通信及び 民生業界 となりますが、これらの業界の市況
並びに需要動向の変化により、また世界の景気動向の変化、金利・為替・株価の変動により、売上高及び損益は影
響を受けます。
(2) 競争激化のリスク
水晶業界は大変競争が厳しく、想定以上の価格下落のリスク、最大限の経営努力をしても競争優位を維持できな
いリスクがあります。また、競争力を維持するために多額の研究開発、設備投資が必要であり、投資計画の前提条
件に変動があった場合には、投資を回収できないリスクや機会損失を被るリスクがあります。
(3) 中期経営計画に関するリスク
当社グループは、2022年3月に、成長フェーズへの転換及び企業価値向上の実現に向けて、2022年度(2023年3月
期)から2024年度(2025年3月期)までの新中期経営計画を策定し、①車載及び5G関連事業(移動体通信、産業機器)
の盤石化、②成長戦略実現に向けた積極的な投資戦略、③資本効率性向上及び財務体質健全化に向けた財務戦略を
最重要施策としております。しかしながら、上記の最重要施策のうち③資本効率性向上及び財務体質健全化に向け
た財務戦略の一つであるA種種類株式の2022年6月までの全額償還については、今後、公募増資による十分な資金
調達が実現できることを前提に実施する予定であるところ、市場環境の変化等により当社グループが希望する時期
または条件での資金調達が実行できない場合等には、その実施時期は2022年7月以降にずれ込む可能性がありま
す。さらに、その他の取組みについても計画どおりに進捗する保証は無く、新中期経営計画で掲げた目標を達成で
きるか否かは、本「事業等のリスク」に記載した事項を含む様々なリスク要因により影響を受けるため、その結
果、上記の最重要施策に基づく各種取組みが計画どおりに進捗せず、新中期経営計画で掲げた目標を当初計画した
期間内に達成できない、または全く達成できない可能性があります。
(4) 各国の公的規制
当社グループはグローバルな事業展開を行っており、国内外の進出先において事業・投資の許可、国家安全保障
又はその他の理由による輸出入規制等、様々な政府規制の適用を受けております。また、通商、独占禁止、特許、
租税、為替管理、環境関連の適用も受けており、これらの規制や法令の変更により、事業停止等による業績への影
響が出る他、規制等の強化に伴い対応コストが増加することがあります。
(5) 仕入先等に関するリスク
当社グループは製品の製造にあたり、多岐にわたる原材料等の購入を行っておりますが、安定調達が維持できな
い場合には、想定利益を確保できないリスク、工程の遅延、機会損失、お客様等への賠償責任が発生するリスクが
あります。
(6) 人材に関するリスク
人材の育成、採用を積極的に進めておりますが、計画どおりにできない場合には、当社グループの成長や利益に
悪影響を及ぼす可能性があります。
(7) 環境汚染に関するリスク
当社グループでは、「NDKグループ 環境基本理念・基本方針」のもと、環境負荷の低減に努めておりますが、
事業活動を通じて一切の環境汚染が発生しないという保証はありません。環境汚染が発生又は判明した場合、浄化
処理等の対策費用が発生し、当社グループの損益に悪影響を及ぼす可能性があります。
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(8) 情報管理に関するリスク
お客様等の個人情報や機密情報の保護については、社内規程の制定、従業員への教育など対策を徹底しておりま
すが、情報漏洩を完全に防ぐことはできません。情報漏洩が起きた場合には、競争力の低下、信用の低下、あるい
はお客様等に対する賠償責任が発生する可能性があります。
(9) 自然災害や突発的事象発生のリスク
当社グループは生産並びに販売ともにグローバルな展開を行うことにより、取引集中によるリスクの回避に努め
ております。しかし、地政学的リスクの高まりや地震をはじめとする自然現象の大きな変化、感染症の蔓延等、突
発的な不測事態の発生は、当社グループの業績に重大な影響を与える可能性があります。
新型コロナウイルス感染症への対応につきましては、テレワークや時差勤務の実施、不要不急の外出・出張の中
止等、従業員の安全確保と感染拡大防止に最大限配慮しながら事業活動を継続しておりますが、感染症の世界的流
行による景気後退、各国の規制等による操業停止や顧客企業における生産活動の停止・縮小等により、当社グルー
プの業績及び財務状況に悪影響を与える可能性があります。
(10) 為替変動のリスク
当社グループの在外子会社等の外貨建の財務諸表項目は、換算時の為替レートにより円換算後の価値が影響を受
ける可能性があります。また、当社グループは世界各国に製品を販売しており、為替変動に対するヘッジ等を通じ
て、短期的な為替の変動による影響を最小限に止める措置を講じていますが、予測を超えた為替変動が当社グルー
プの業績及び財務状況に影響を与える場合があります。
(11) 知的財産・製品の欠陥等のリスク
当社グループの事業運営上において、知的財産に係わる紛争が将来生じ、当社グループに不利な判断がなされた
り、製品の欠陥に起因して製品回収、お客様への補償、機会損失等が生じる可能性があります。これらのリスクが
顕在化する場合には、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を与える可能性があります。
(12) 貸倒れリスク
当社グループ取引先の信用不安により予期せぬ貸倒れリスクが顕在化し、追加的な損失や引当の計上が必要とな
る場合には、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を与える可能性があります。
(13) 財務経理上のリスク
事業の動向により、財務・経理上、以下のようなリスクが生じる可能性があります。
① 棚卸資産に係るリスク
需要の急変、販売見込みの相違等による滞留在庫の発生や、販売価格の大幅な下落により、棚卸資産の評価損
が発生する可能性があります。
② 固定資産に係るリスク
有形固定資産は見積耐用年数に基づき減価償却を実施しておりますが、将来の陳腐化や事業撤退等により臨時
の損失が発生するリスクがあります。また、業績見込み悪化により将来キャッシュ・フロー見込額が減少し、回
収可能価額が低下した場合には、減損損失が発生する可能性があります。
③ 投資有価証券に係るリスク
投資有価証券は、将来その時価又は実質価額が著しく下落した場合には、減損する可能性があります。
④ 繰延税金資産に係るリスク
繰延税金資産は、税務上の繰越欠損金及び将来減算一時差異に対して将来の業績予想を基に適正額を計上して
おりますが、将来の業績の変動、税制改正等により計上額が増減する可能性があります。
⑤ 確定給付負債に係るリスク
確定給付負債は、割引率、退職率、死亡率等の前提条件に基づき算出しております。実績の前提条件との相
違、前提条件の変更、会計基準の改訂等により、負債額に影響する可能性があります。
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⑥ 財務制限条項に係るリスク
当社グループが締結しているシンジケートローンに係る契約には財務制限条項が付されております。今後、当
社グループの財政状況の著しい悪化等により財務制限条項に抵触し、当該契約が解約された場合や当該契約に基
づくシンジケートローンについて期限の利益を喪失した場合には、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を
与える可能性があります。
第3 【参照書類を縦覧に供している場所】
日本電波工業株式会社 本店
(東京都渋谷区笹塚一丁目47番1号(メルクマール京王笹塚))
株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
第四部 【保証会社等の情報】
該当事項はありません。
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