日医工株式会社 四半期報告書 第58期第1四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
【表紙】
【提出書類】 四半期報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の7第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2021年8月13日
【四半期会計期間】 第58期第1四半期(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)
【会社名】 日医工株式会社
【英訳名】 Nichi-Iko Pharmaceutical Co., Ltd.
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 田村 友一
【本店の所在の場所】 富山県富山市総曲輪一丁目6番21
【電話番号】 076(432)2121(代表)
【事務連絡者氏名】 上席執行役員管理本部長 石田 修二
【最寄りの連絡場所】 富山県富山市総曲輪一丁目6番21
【電話番号】 076(432)2121(代表)
【事務連絡者氏名】 上席執行役員管理本部長 石田 修二
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
1/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
第57期 第58期
回次 第1四半期連結 第1四半期連結 第57期
累計期間 累計期間
自2020年 自2021年 自2020年
4月1日 4月1日 4月1日
会計期間
至2020年 至2021年 至2021年
6月30日 6月30日 3月31日
(百万円) 45,265 42,943 188,218
売上収益
税引前四半期利益又は税引前利益(△
(百万円) 494 △ 3,611 1,068
は損失)
親会社の所有者に帰属する四半期(当
(百万円) 290 △ 3,777 △ 4,179
期)利益(△は損失)
親会社の所有者に帰属する四半期(当
(百万円) 192 △ 3,586 △ 2,504
期)包括利益
(百万円) 114,971 106,859 111,167
親会社の所有者に帰属する持分
(百万円) 327,478 354,607 363,572
総資産額
基本的1株当たり四半期(当期)利益
(円) 4.54 △ 58.90 △ 65.28
(△は損失)
希薄化後1株当たり四半期(当期)利
(円) 4.54 △ 58.90 △ 65.28
益(△は損失)
(%) 35.1 30.1 30.6
親会社所有者帰属持分比率
(百万円) 4,545 △ 14,497 5,006
営業活動によるキャッシュ・フロー
(百万円) △ 5,883 △ 1,024 △ 29,334
投資活動によるキャッシュ・フロー
(百万円) △ 3,614 287 10,867
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の四半期末(期
(百万円) 37,642 13,703 29,142
末)残高
(注)1.当社は要約四半期連結財務諸表を作成しておりますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記
載しておりません。
2.上記指標は、国際会計基準(以下「IFRS」という。)により作成された要約四半期連結財務諸表及び連結財
務諸表に基づいております。
3.第57期、第58期第1四半期連結累計期間の希薄化後1株当たり四半期(当期)損失は、希薄化効果を有して
いる潜在株式が存在しないため、基本的1株当たり四半期(当期)損失と同額であります。
2【事業の内容】
当第1四半期連結累計期間において、当社及び当社の関係会社が営む事業の内容について、重要な変更はありま
せん。
2/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
第2【事業の状況】
1【事業等のリスク】
当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は前事業年度の有価証券報告書に記載した
事業等のリスクについての重要な変更はありません。
2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において判断したものであります。
(1) 業績等の概要
① 業績
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の収束見通しが立たない中、依然
として社会活動や個人消費の動きは鈍く、先行き不透明な状況が続いております。
後発医薬品業界におきましては、2021年4月の薬価改定により一層の収益力向上が求められるとともに、品質・
安定供給面の課題に対する取り組みも求められる状況となっております。
このような状況下当社グループでは、昨年7月に策定した新品質方針「安心と信頼への約束」に則り、安心で信
頼できる医薬品を提供し続ける体制を早急に構築すること、および安定供給のため医療上必要性の高い安定確保医
薬品を軸に5つのブランドのリブランディング(重複品の整理統合)を行うこと、そして日医工岐阜工場株式会社
(以下、岐阜工場)での受託ビジネスの推進、付加価値のある製品開発の推進、に努めております。
A.セグメント別の業績
日医工グループ Sagentグループ
(単位:百万円)
2021年3月期 2022年3月期 2021年3月期 2022年3月期
増減 増減
第1四半期 第1四半期 第1四半期 第1四半期
売上収益 36,399 33,268 △3,131 8,914 9,690 +776
コア営業利益 1,237 △3,521 △4,759 △511 △423 +87
(注)1.セグメント区分は、「日医工グループ」「Sagent グループ」の2つのセグメント区分としており、
「Sagent グループ」は、 Sagent Pharmaceuticals, Inc. 及びその連結子会社で構成され、「日医工
グループ」は、「Sagent グループ」を除いた会社にて構成されております。
2.当社グループでは、経常的な収益性を示す指標として「コア営業利益」を採用しており、セグメント
利益にも「コア営業利益」を採用しております。「コア営業利益」は営業利益から非経常的な要因に
よる損益を除いて算出しており、 売上収益からも非経常的な要因は除外しております。
i.日医工グループ
日医工グループにおいては、今年3月に行政処分を受けた富山第一工場の製造品品質リスク評価を終え、順次出
荷再開に全力で取り組んでおります。加えて、今年2月に子会社とした岐阜工場でのシナジー効果発現を含め、グ
ループ全体での安定供給体制構築を見据えた生産体制の最適化に向けた取り組みを進めております。
当第1四半期連結累計期間の日医工グループにおける業績は、岐阜工場品の売上への寄与(約90億円)があった
ものの、薬価改定による薬価引き下げや、製造委託先(小林化工株式会社)での生産・出荷停止に起因するエル
メッド製品の売上減少、富山第一工場においてFMEA等の独自の厳しい品質チェック等を採用したことにより第1四
半期の富山第一工場での出荷がほとんどなかったことなどか ら、売上収益は33,268百万円(前年同期比3,131百万
円減)、セグメント損失は3,521百万円(前年同期比4,759百万円減)と減収減益となりました。
今後第2四半期以降、富山第一工場におきましては順次生産の回復を図り、出荷を軌道に乗せてまいります。
ⅱ.Sagent グループ
Sagent グループにおいては、コスト競争力・安定供給能力の強化を目指し、SterRx での生産ライン増設など
Sagent・ローリー工場、Omega・モントリオール工場、SterRx における内製化・自社製造能力の拡充に向けた体制
強化を進めております。また、バイオシミラー、オーファンドラッグの米国市場への早期上市、Sagent 開発品の
日本・東南アジア市場への導出に向けた取り組みを進めております。
当第1四半期連結累計期間のSagent グループにおける業績は、米国における新型コロナウイルス感染者数減少
による新型コロナウイルス関連製品の売上減があったものの、カナダ市場での売上増加や販管費の減少などによ
り、前年同期よりも改善し、売上収益は9,690百万円(前年同期比776百万円増)、セグメント損失は423百万円
(前年同期比87百万円増)となりました。
3/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
B.グループ全体の業績
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間 比較増減
(百万円) (百万円) (百万円) (%)
△5.1
売上収益 45,265 42,943 △2,321
コア営業利益 726 △3,945 △4,672 -
-
営業利益 491 △4,124 △4,616
-
税引前四半期利益 494 △3,611 △4,106
親会社の所有者に帰
-
290 △3,777 △4,068
属する四半期利益
(注) 当社グループでは、経常的な収益性を示す指標として「コア営業利益」を採用しております。「コア営
業利益」は営業利益から非経常的な要因による損益を除いて算出しており ます。
売上収益は、Sagent グループは増収も日医工グループの減収があり、前年同期比2,321百万円の減収となりまし
た。
コア営業利益及び営業利益は、日医工グループの減益があり前年同期比、コア営業利益は4,672百万円、営業利
益は4,616百万円の減益となりました。
税引前四半期利益は前年同期比4,106百万円の減益、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期比4,068百
万円の減益となりました。
(新型コロナウイルス感染症の影響について)
新型コロナウイルス感染症に関して、当社グループでは在宅勤務、時差出勤、各部署の執務場所分散等を実施
し、全社員が感染拡大防止に努めております。
業績への影響に関しては、患者様の受診抑制、手術延期、営業活動制限による売上への影響や、米国において調
達先からの一部製品についての資材供給が滞るなどの影響がありましたが、新型コロナウイルス関連製品の売上が
伸長するなどのプラス面もあり、これまでのところ大きな影響は出ておりません。
② キャッシュ・フローの状況
前第1四半期 当第1四半期
増減額
連結累計期間 連結累計期間
(百万円)
(百万円) (百万円)
現金及び現金同等物の期首残高 42,944 29,142 △13,801
営業活動によるキャッシュ・フロー 4,545 △14,497 △19,043
投資活動によるキャッシュ・フロー △5,883 △1,024 △4,859
財務活動によるキャッシュ・フロー △3,614 287 +3,902
現金及び現金同等物に係る換算差額 △349 △204 +144
現金及び現金同等物の増減額 △5,301 △15,439 △10,137
現金及び現金同等物の四半期末残高 37,642 13,703 △23,938
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ15,439百万円減少し、
13,703百万円となりました。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況の詳細は以下のとおりであります。
4/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
営業活動によるキャッシュ・フローは、当第1四半期連結累計期間において14,497百万円の支出超過となりま
した。これは主に以下の要因によるものであります。
金額
内容
(百万円)
税引前四半期損失の計上 △3,611
減価償却費及び償却費の計上 3,094
棚卸資産の増加 △7,273
売上債権及びその他の債権の減少 3,431
仕入債務及びその他の債務の減少 △7,120
投資活動によるキャッシュ・フローは、当第1四半期連結累計期間において1,024百万円の支出超過となりま
した。これは主に以下の要因によるものであります。
金額
内容
(百万円)
有形固定資産の取得による支出 △1,045
無形資産の取得による支出 △2,478
持分法で会計処理されている投資の売却による収入 2,500
財務活動によるキャッシュ・フローは、当第1四半期連結累計期間において287百万円の収入超過となりまし
た。これは主に以下の要因によるものであります。
金額
内容
(百万円)
借入金の純増 1,456
配当金の支払 △594
③ 財政状態
当第1四半期連結会計期間末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ8,964百万円減少し、354,607百万
円となりました。これは 主に以下の要因によるものであります。
増減額
主な要因
(百万円)
現金及び現金同等物 △15,439 仕入債務の支払、売上債権自己信託に係る預り金の減少など
2021年4月の薬価改定及び一部品目の出荷遅延による 売上減
売上債権及びその他の債権 △3,452
少など
富山第一工場生産再開を見据えた原材料調達および仕掛品確
棚卸資産 +7,575
保による棚卸資産増加など
無形資産 +4,377 製造販売権の取得など
当第1四半期連結会計期間末 の負債につきましては、前連結会計年度末に比べ4,550百万円減少し、246,586百万
円となりました。これは主に以下の要因によるものであります。
増減額
主な要因
(百万円)
仕入債務及びその他の債務 △4,329 富山第一工場生産調整に伴う発注減など
5/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
当第1四半期連結会計期間末 の資本につきましては、前連結会計年度末に比べ4,414百万円減少し、108,021百万
円となりました。これは主に以下の要因によるものであります。
増減額
主な要因
(百万円)
利益剰余金 △4,549 四半期損失の計上など
(2) 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況
を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要
な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響については、「(1)業績等の概要 ①業績(新型コロナウイルス感染症
の影響について)」をご覧下さい。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社)の研究開発活動の状況に重要な変更
はありません。
なお、当第1四半期連結累計期間に無形資産に計上された開発費を含む当第1四半期連結累計期間の研究開発費
の金額は、2,935百万円(対売上収益比率6.8%)であります。
セグメント別の研究開発活動は次のとおりであります。
<日医工グループ>
無形資産に当期計上された開発費を含む当連結会計年度の研究開発費の金額は、1,297百万円(対セグメント売
上収益比率3.9%)であります。
<Sagent グループ>
無形資産に当期計上された開発費を含む当連結会計年度の研究開発費の金額は、1,637百万円(対セグメント売
上収益比率16.9%)であります。
3【経営上の重要な契約等】
当社は、2021年4月28日に開催された取締役会決議に基づき、当社が保有する持分法適用会社アクティブファーマ
株式会社の当社保有株式の全てを、三谷産業株式会社に譲渡する契約を締結いたしました。これに伴い、2021年5月
7日に株式の売却を行い、株式の売却益を計上するとともに、同社を持分法適用の範囲から除外しております。
6/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
第3【提出会社の状況】
1【株式等の状況】
(1)【株式の総数等】
①【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 93,500,000
計 93,500,000
②【発行済株式】
第1四半期会計期間末現
上場金融商品取引所名
提出日現在発行数(株)
在発行数(株)
種類 又は登録認可金融商品 内容
(2021年8月13日)
(2021年6月30日) 取引業協会名
東京証券取引所
単元株式数は100株
65,162,652 65,162,652
普通株式
(市場第一部)
であります。
65,162,652 65,162,652 - -
計
(注) 「提出日現在発行数」欄には、2021年8月1日からこの四半期報告書提出日までの新株予約権の行使により発
行された株式数は含まれておりません。
(2)【新株予約権等の状況】
①【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
②【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4)【発行済株式総数、資本金等の推移】
資本準備金
発行済株式総数 発行済株式総 資本金増減額 資本金残高 資本準備金残
年月日 増減額
増減数(株) 数残高(株) (百万円) (百万円) 高(百万円)
(百万円)
2021年4月1日~
- 65,162,652 - 23,360 - 21,896
2021年6月30日
(5)【大株主の状況】
当四半期会計期間は第1四半期会計期間であるため、記載事項はありません。
7/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
(6)【議決権の状況】
当第1四半期会計期間末日現在の「議決権の状況」については、株主名簿の記載内容が確認できないため、
記載することができないことから、直前の基準日である2021年3月31日の株主名簿により記載しております。
①【発行済株式】
2021年6月30日現在
株式数(株) 議決権の数(個)
区分 内容
- - -
無議決権株式
議決権制限株式(自己株式等) - - -
議決権制限株式(その他) - - -
(自己保有株式)
完全議決権株式(自己株式等) - -
951,900
普通株式
完全議決権株式(その他) 64,131,100 641,311 -
普通株式
1単元(100株)
79,652 -
単元未満株式 普通株式
未満の株式
65,162,652 - -
発行済株式総数
- 641,311 -
総株主の議決権
(注)1.「完全議決権株式(その他)」の欄には、証券保管振替機構名義の株式が3,000株(議決権30個)含まれて
おります。
2.従持信託が所有する当社株式84,700株(議決権の数847個)につきましては、「完全議決権株式(その
他)」に含めて表示しております。
3.「単元未満株式」の欄には、当社所有の自己株式が50株含まれております。
②【自己株式等】
2021年6月30日現在
発行済株式総数に
自己名義所有 他人名義所有 所有株式数の
対する所有株式数
所有者の氏名又は名称 所有者の住所
株式数(株) 株式数(株) 合計(株)
の割合(%)
(自己保有株式) 富山県富山市総曲輪
951,900 - 951,900 1.46
一丁目6番21
日医工株式会社
- 951,900 - 951,900 1.46
計
(注)自己名義所有株式数は951,950株であります。また、この他に自己株式として処理している従持信託が所有する
当社株式が84,700株あります。
2【役員の状況】
該当事項はありません。
8/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
第4【経理の状況】
1.要約四半期連結財務諸表の作成方法について
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」
(平成19年内閣府令第64号)第93条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して作成しており
ます。
2.監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第1四半期連結会計期間(2021年4月1日から2021
年6月30日まで)及び第1四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年6月30日まで)に係る要約四半期連結
財務諸表について、有限責任 あずさ監査法人による四半期レビューを受けております。
9/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
1【要約四半期連結財務諸表】
(1)【要約四半期連結財政状態計算書】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
注記
(2021年3月31日) (2021年6月30日)
資産
流動資産
29,142 13,703
現金及び現金同等物
42,882 39,430
売上債権及びその他の債権
96,110 103,685
棚卸資産
55 161
未収法人所得税
3,715 3,715
その他の金融資産
3,195 4,155
その他の流動資産
175,102 164,851
小計
5 - 855
売却目的で保有する資産
175,102 165,707
流動資産合計
非流動資産
68,943 66,834
有形固定資産
45,661 45,708
のれん
56,957 61,334
無形資産
2,202 74
持分法で会計処理されている投資
8 11,635 11,791
その他の金融資産
12 17
繰延税金資産
3,058 3,139
その他の非流動資産
188,469 188,900
非流動資産合計
363,572 354,607
資産合計
10/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
注記
(2021年3月31日) (2021年6月30日)
負債及び資本
負債
流動負債
65,359 61,030
仕入債務及びその他の債務
63,113 66,017
借入金
1,615 1,461
その他の金融負債
937 1,247
未払法人所得税
2,712 2,107
返金負債
127 117
契約負債
9,707 8,583
その他の流動負債
143,574 140,564
流動負債合計
非流動負債
8 86,021 84,561
借入金
4,182 4,040
その他の金融負債
960 939
退職給付に係る負債
83 83
引当金
98 85
返金負債
631 611
契約負債
14,711 14,904
繰延税金負債
874 797
その他の非流動負債
107,562 106,022
非流動負債合計
251,136 246,586
負債合計
資本
23,360 23,360
資本金
21,896 21,896
資本剰余金
9,918 9,918
その他の資本性金融商品
△ 2,267 △ 2,216
自己株式
6 50,822 46,272
利益剰余金
7,437 7,627
その他の資本の構成要素
親会社の所有者に帰属する持分合計 111,167 106,859
1,268 1,162
非支配持分
112,435 108,021
資本合計
363,572 354,607
負債及び資本合計
11/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
(2)【要約四半期連結損益計算書】
【第1四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
注記
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
4
売上収益 45,265 42,943
37,178 39,420
売上原価
売上総利益 8,087 3,523
6,712 6,879
販売費及び一般管理費
776 790
研究開発費
76 95
その他の営業収益
183 73
その他の営業費用
営業利益(△は損失)
491 △ 4,124
9 140 545
金融収益
206 232
金融費用
69 201
持分法による投資損益(△は損失)
税引前四半期利益(△は損失)
494 △ 3,611
190 270
法人所得税費用
304 △ 3,881
四半期利益(△は損失)
四半期利益の帰属
290 △ 3,777
親会社の所有者
14 △ 103
非支配持分
304 △ 3,881
四半期利益(△は損失)
1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(△は損失)
7 4.54 △ 58.90
(円)
希薄化後1株当たり四半期利益(△は損
7 4.54 △ 58.90
失)(円)
12/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
(3)【要約四半期連結包括利益計算書】
【第1四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
注記
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
四半期利益(△は損失)
304 △ 3,881
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で測
276 73
定する金融資産
持分法適用会社におけるその他の包括利
△ 0 -
益に対する持分
純損益に振り替えられることのない項目
275 73
合計
純損益に振り替えられる可能性のある項目
△ 387 116
在外営業活動体の換算差額
純損益に振り替えられる可能性のある項
△ 387 116
目合計
その他の包括利益(税引後) △ 111 189
193 △ 3,691
四半期包括利益
四半期包括利益の帰属
192 △ 3,586
親会社の所有者
0 △ 105
非支配持分
193 △ 3,691
四半期包括利益
13/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
(4)【要約四半期連結持分変動計算書】
前 第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の包
その他の資本
注記 資本金 資本剰余金 自己株式 利益剰余金 在外営業活 括利益を通
性金融商品
動体の換算 じて公正価
差額 値で測定す
る金融資産
2020年4月1日時点の残高
23,360 21,896 9,918 △ 2,562 57,365 4,339 1,235
四半期利益(△は損失) 290
△ 373 275
その他の包括利益
四半期包括利益合計
- - - - 290 △ 373 275
その他の資本性金融商品の
△ 109
所有者に対する分配
自己株式の取得 △ 0
自己株式の処分 △ 3 24
配当(注) 6 △ 959
利益剰余金から資本剰余金
3 △ 3
への振替
所有者との取引額合計 - - - 24 △ 1,072 - -
23,360 21,896 9,918 △ 2,538 56,583 3,965 1,510
2020年6月30日時点の残高
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
非支配持分 合計
注記 合計
その他 合計
2020年4月1日時点の残高
274 5,848 115,826 1,343 117,170
四半期利益(△は損失) 290 14 304
△ 97 △ 97 △ 13 △ 111
その他の包括利益
四半期包括利益合計
- △ 97 192 0 193
その他の資本性金融商品の
△ 109 △ 109
所有者に対する分配
自己株式の取得 △ 0 △ 0
自己株式の処分 21 21
配当(注) 6 △ 959 △ 959
利益剰余金から資本剰余金
- -
への振替
所有者との取引額合計 - - △ 1,047 - △ 1,047
274 5,750 114,971 1,344 116,315
2020年6月30日時点の残高
(注)配当の金額には従業員持株会専用信託への配当金額を含めておりません。
14/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
当第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の包
その他の資本
注記 資本金 資本剰余金 自己株式 利益剰余金 在外営業活 括利益を通
性金融商品
動体の換算 じて公正価
差額 値で測定す
る金融資産
2021年4月1日時点の残高
23,360 21,896 9,918 △ 2,267 50,822 6,526 669
四半期利益(△は損失) △ 3,777
118 73
その他の包括利益
四半期包括利益合計
- - - - △ 3,777 118 73
その他の資本性金融商品の
△ 109
所有者に対する分配
自己株式の取得 △ 0
自己株式の処分
△ 21 50
自己株式処分差損の振替
21 △ 21
配当(注) 6 △ 641
その他の資本の構成要素か
1 △ 1
らの振替
所有者との取引額合計 - - - 50 △ 771 - △ 1
23,360 21,896 9,918 △ 2,216 46,272 6,645 741
2021年6月30日時点の残高
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
非支配持分 合計
注記 合計
その他 合計
2021年4月1日時点の残高
240 7,437 111,167 1,268 112,435
四半期利益(△は損失) △ 3,777 △ 103 △ 3,881
191 191 △ 2 189
その他の包括利益
四半期包括利益合計
- 191 △ 3,586 △ 105 △ 3,691
その他の資本性金融商品の
△ 109 △ 109
所有者に対する分配
自己株式の取得
△ 0 △ 0
自己株式の処分 28 28
自己株式処分差損の振替 - -
配当(注) 6 △ 641 △ 641
その他の資本の構成要素か
△ 1 - -
らの振替
所有者との取引額合計 - △ 1 △ 722 - △ 722
240 7,627 106,859 1,162 108,021
2021年6月30日時点の残高
(注)配当の金額には従業員持株会専用信託への配当金額を含めておりません。
15/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
(5)【要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書】
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
注記
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益(△は損失) 494 △ 3,611
3,042 3,094
減価償却費及び償却費
△ 73 △ 92
受取利息及び受取配当金
142 155
支払利息
持分法による投資損益(△は益) △ 69 △ 201
関連会社株式売却損益(△は益) - △ 363
売上債権及びその他の債権の増減額(△は
9,809 3,431
増加)
棚卸資産の増減額(△は増加) △ 4,614 △ 7,273
仕入債務及びその他の債務の増減額(△は
△ 4,269 △ 7,120
減少)
返金負債の増減額(△は減少) △ 614 △ 616
預り金の増減額(△は減少) △ 195 △ 992
991 △ 797
その他
小計 4,643 △ 14,387
57 73
配当金の受取額
0 0
利息の受取額
△ 140 △ 152
利息の支払額
△ 153 △ 89
法人所得税の支払額
138 57
法人所得税の還付額
4,545 △ 14,497
営業活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー
△ 2,880 △ 1,045
有形固定資産の取得による支出
△ 3,032 △ 2,478
無形資産の取得による支出
持分法で会計処理されている投資の売却に
- 2,500
よる収入
29 0
その他
投資活動によるキャッシュ・フロー △ 5,883 △ 1,024
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 58 2,967
- 1,000
長期借入による収入
△ 2,292 △ 2,511
長期借入金の返済による支出
△ 394 △ 492
リース負債の返済による支出
6 △ 897 △ 594
配当金の支払額
その他の資本性金融商品の所有者に対する
△ 109 △ 109
分配額
20 28
その他
財務活動によるキャッシュ・フロー △ 3,614 287
△ 349 △ 204
現金及び現金同等物に係る換算差額
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
△ 5,301 △ 15,439
42,944 29,142
現金及び現金同等物の期首残高
37,642 13,703
現金及び現金同等物の四半期末残高
16/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
【要約四半期連結財務諸表注記】
1.報告企業
日医工株式会社(以下、当社)は日本に所在する企業であります。当社及びその子会社(以下、当社グルー
プ)の主な事業は医薬品の製造販売であります。
当社グループの2021年6月30日に終了する要約四半期連結財務諸表は、当社、子会社及び関連会社に対する持
分により構成されており、2021年8月10日に当社代表取締役社長田村友一によって承認されております。
2.作成の基礎
(1)IFRSに準拠している旨
当社グループの要約四半期連結財務諸表は「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」
(平成19年内閣府令第64号)第1条の2に規定する「指定国際会計基準特定会社」の要件をすべて満たすこと
から、同第93条の規定によりIAS第34号に準拠して作成しております。要約四半期連結財務諸表は、年度の連
結財務諸表で要求されるすべての情報を含んでいないため、2021年3月31日に終了した前連結会計年度の連結
財務諸表と併せて利用されるべきものであります。
(2)測定の基礎
要約四半期連結財務諸表は、公正価値で測定されている金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成して
おります。
(3)表示通貨
当社グループの要約四半期連結財務諸表は当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満
を切り捨てして表示しております。
(4)会計上の判断、見積り及び仮定
要約四半期連結財務諸表の作成にあたり、経営者は会計方針の適用ならびに資産、負債、収益、費用及び偶
発事象の報告額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定の設定を行うことが義務付けられております。見積りや
その基礎をなす前提は、過去の経験や多くの要因に基づいて設定しており、継続的に見直しを行っておりま
す。見積りの変更による影響は、見積りの変更が行われた会計期間に認識しております。実際の業績はこれら
の見積りとは異なる場合があります。
要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積り及び判断は、原則として前連結会計年度の連結
財務諸表と同様であります。
(5)表示方法の変更
(要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書)
前第1四半期連結累計期間において、「営業活動によるキャッシュ・フロー」に独立掲記しておりました
「引当金の増減額(△は減少)」は金額的重要性が乏しくなったため、当第1四半期連結累計期間においては
「その他」に含めて表示しております。また、「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に含めて
いた「返金負債の増減額(△は減少)」及び「預り金の増減額(△は減少)」は、金額的重要性が増したた
め、当第1四半期連結累計期間より独立掲記することとしました。この表示方法の変更を反映させるため、前
第1四半期連結累計期間の要約四半期連結財務諸表の組み替えを行っております。
この結果、前第1四半期連結累計期間の連結キャッシュ・フロー計算書において、「営業活動によるキャッ
シュ・フロー」の「引当金の増減額(△は減少)」に表示していた△643百万円、「その他」に表示していた
824百万円は、「返金負債の増減額(△は減少)」△614百万円、「預り金の増減額(△は減少)」△195百万
円、「その他」991百万円として組み替えております。
3.重要な会計方針
要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適
用した会計方針と同一であります。
なお、当四半期連結累計期間の法人所得税費用は、見積年次実効税率を基に算定しております。
17/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
4.事業セグメント
(1)報告セグメント
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務諸表が入手可能であり、
取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているもので
あります。
当社は医薬品事業を構成する「日医工グループ」「Sagent グループ」の2つの報告セグメントにしており
ます。「Sagent グループ」は、Sagent Pharmaceuticals,Inc. 及びその連結子会社で構成されています。
「日医工 グループ」は、「Sagent グループ」を除いた会社にて構成されています。
報告セグメントの売上収益及びセグメント利益は以下のとおりであります。
前第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
調整額 連結
Sagent
日医工
合計
グループ
グループ
売上収益
36,399 8,914 45,314 - 45,314
外部収益
- - - - -
セグメント間収益
36,399 8,914 45,314 - 45,314
合計
セグメント利益(△は損失)
1,237 △ 511 726 - 726
(コア営業利益)(注)
(注)コア営業利益は、営業利益から非経常的な要因による損益を除いており、売上収益からも非経常的な要因は除
外しております。
当第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
調整額 連結
Sagent
日医工
合計
グループ
グループ
売上収益
33,268 9,690 42,959 - 42,959
外部収益
- 18 18 △ 18 -
セグメント間収益
33,268 9,709 42,977 △ 18 42,959
合計
セグメント利益(△は損失)
△ 3,521 △ 423 △ 3,945 - △ 3,945
(コア営業利益)(注)
(注)コア営業利益は、営業利益から非経常的な要因による損益を除いており、売上収益からも非経常的な要因は除
外しております。
18/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
報告セグメントの合計額と要約四半期連結財務諸表計上額の差異の調整は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
売上収益計 45,314 42,959
自主回収返品引当 49 16
要約四半期連結財務諸表上の売上収益 45,265 42,943
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
セグメント利益(△は損失)
726 △3,945
統合関連費用 - 24
自主回収費用 234 154
営業利益(△は損失)
491 △4,124
金融収益 140 545
金融費用 206 232
持分法による投資損益(△は損失)
69 201
税引前四半期利益(△は損失)
494 △3,611
19/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
(2)製品及びサービスに関する情報
製品及びサービスごとの売上収益は以下のとおりであります。
前第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
Sagent
日医工
合計
グループ
グループ
商品及び製品の販売
救急救命用薬 - 2,958 2,958
循環器官用薬 7,547 - 7,547
血液及び体液用薬 6,884 - 6,884
抗生物質 1,893 2,277 4,171
消化器官用薬 3,808 - 3,808
神経系用薬 4,415 - 4,415
外皮用薬 1,742 - 1,742
アレルギー用薬 3,144 - 3,144
その他 6,963 3,678 10,641
合計 36,399 8,914 45,314
(注)コア営業利益と同様に、売上収益からも非経常的な要因は除外しております。
当第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
Sagent
日医工
合計
グループ
グループ
商品及び製品の販売
救急救命用薬 - 5,556 5,556
循環器官用薬 5,092 - 5,092
血液及び体液用薬 5,078 - 5,078
抗生物質 2,004 2,501 4,505
消化器官用薬 3,824 - 3,824
神経系用薬 3,610 - 3,610
外皮用薬 2,595 - 2,595
アレルギー用薬 2,497 - 2,497
その他 8,566 1,633 10,199
合計 33,268 9,690 42,959
(注)コア営業利益と同様に、売上収益からも非経常的な要因は除外しております。
20/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
前第1四半期連結累計期間 (自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
日医工グループ Sagentグループ 合計
商品及び製品の販売 36,370 8,914 45,285
製品の販売等に関するライセンス契約 29 - 29
合計 36,399 8,914 45,314
(注)コア営業利益と同様に、売上収益からも非経常的な要因は除外しております。
当第1四半期連結累計期間 (自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
日医工グループ Sagentグループ 合計
商品及び製品の販売 33,239 9,690 42,929
製品の販売等に関するライセンス契約 29 - 29
合計 33,268 9,690 42,959
(注)コア営業利益と同様に、売上収益からも非経常的な要因は除外しております。
(3)地域別に関する情報
売上収益の地域別内訳は以下のとおりであります。
前第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
Sagent
日医工
合計
グループ
グループ
日本 36,367 - 36,367
米国 - 7,907 7,907
その他 32 1,007 1,039
合計 36,399 8,914 45,314
(注)1.売上収益は、販売仕向先の所在地によっています。
2. コア営業利益と同様に、売上収益からも非経常的な要因は除外しております。
当第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)
(単位:百万円)
報告セグメント
Sagent
日医工
合計
グループ
グループ
日本 33,220 - 33,220
米国 - 7,749 7,749
その他 48 1,940 1,989
合計 33,268 9,690 42,959
(注)1.売上収益は、販売仕向先の所在地によっています。
2. コア営業利益と同様に、売上収益からも非経常的な要因は除外しております。
21/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
5.売却目的で保有する資産
当第1四半期連結会計期間において、当社が保有する富山第二工場に係る有形固定資産を売却目的で保有する
資産に分類しております。
6.配当金
配当金の支払額は、以下のとおりであります。なお、配当の原資は利益剰余金であります。
前第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
配当金の総額 1株当たり配当額
決議 株式の種類 基準日 効力発生日
(百万円) (円)
2020年6月18日
普通株式 (注)963 15.00 2020年3月31日 2020年6月19日
定時株主総会
(注)配当金の総額は、従持信託が保有する当社株式268,300株に対する配当金4百万円を含めて記載しております。
当第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)
配当金の総額 1株当たり配当額
決議 株式の種類 基準日 効力発生日
(百万円) (円)
2021年6月18日
普通株式 (注)642 10.00 2021年3月31日 2021年6月21日
定時株主総会
(注)配当金の総額は、従持信託が保有する当社株式84,700株に対する配当金0百万円を含めて記載しております。
7.1株当たり四半期利益
親会社の所有者に帰属する基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益の算定基礎は以下
のとおりであります。
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
親会社の所有者に帰属する四半期利益(△は損失)
親会社の所有者に帰属する四半期利益(百万円)
290 △3,777
親会社の普通株主に帰属しない四半期利益(百万円)
- -
1株当たり四半期利益の算定に使用する四半期利益
290 △3,777
(百万円)
普通株式の加重平均株式数(株)
63,945,629 64,141,888
ストック・オプションによる希薄化効果の影響(株)
129,084 -
希薄化効果の影響調整後(株)
64,074,713 64,141,888
1株当たりの四半期利益(△は損失)
基本的1株当たり四半期利益(円)
4.54 △58.90
希薄化後1株当たり四半期利益(円)
4.54 △58.90
希薄化効果を有しないため、希薄化後1株当たり四半期利益の計算に含まれなかったストック・オプション等
の潜在的普通株式は、前第1四半期連結累計期間149,900株であります。
当第1四半期連結累計期間において、ストック・オプションは逆希薄化効果を有するため、希薄化後1株当た
り四半期損失の計算に含まれておりません。
22/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
8.金融商品
金融商品の公正価値
公正価値は、用いられる評価技法により以下のとおり分類を行っております。
レベル1:活発な市場における公表価格により測定された公正価値
レベル2:レベル1以外の、観察可能な価格を直接又は間接的に使用して算出された公正価値
レベル3:観察可能な市場データに基づかないインプットを含む評価技法から算出された公正価値
公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、振替を生じさせた事象又は状況の変化の日に認識しておりま
す。
また、前連結会計年度及び当第1四半期連結累計期間において、レベル間の重要な振替はありません。
① 償却原価で測定する金融資産及び金融負債
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年6月30日)
帳簿価額 公正価値 帳簿価額 公正価値
その他の金融資産(非流動)
1,551 1,551 1,547 1,547
借入金(非流動)
86,021 86,059 84,561 84,590
(注1) 帳簿価額と公正価値が極めて近似している金融商品は含めておりません。
(注2) 長期借入金の公正価値のヒエラルキーはレベル3であり、公正価値測定に用いた観察不能なインプットは割
引率であります。
上記の公正価値の算定方法は以下のとおりであります。
(ⅰ)借入金(非流動)
長期借入金は元利金の合計額を同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いて算定する方
法によっております。但し、変動金利による長期借入金は一定期間ごとに金利の更改が行われており、公
正価値が帳簿価額と近似しているため、公正価値は帳簿価額と同額とみなしております。
② 公正価値で測定する金融資産
前連結会計年度(2021年3月31日)
(単位:百万円)
レベル1 レベル2 レベル3
合計
金融資産
その他の包括利益を通じて公正価値で測定す
る金融資産
その他の金融資産 1,827 48 3,514 5,391
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
その他の金融資産 - 25 4,666 4,691
合計 1,827 74 8,180 10,083
23/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
当第1四半期連結会計期間(2021年6月30日)
(単位:百万円)
レベル1 レベル2 レベル3
合計
金融資産
その他の包括利益を通じて公正価値で測定す
る金融資産
1,697
その他の金融資産 48 3,754 5,500
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
その他の金融資産 - 25 4,718 4,743
合計 1,697 74 8,472 10,244
上記の公 正価値の算定方法は次のとおりであります。
その他の金融資産
上場株式等は、期末日の市場価格を用いており、レベル1に分類しております。非上場株式は、類似企
業比較法により公正価値を測定しており、レベル3に分類しております。
レベル3に分類された金融商品の増減表
各年度 におけるレベル3に分類された金融商品の増減は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
期首残高 4,490 8,180
利得及び損失
365 239
その他の包括利益
- 52
純損益
- 0
取得
四半期連結会計期間末残高 4,855 8,472
(注1) 利得及び損失は各報告期間の末日時点のその他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融資産及び純損
益を通じて公正価値で測定される金融資産に関するものであります。
その他の包括利益に認識した利得又は損失は要約四半期連結包括利益計算書上の「その他の包括利益を通じ
て公正価値で測定する金融資産」に表示しております。
純損益に認識した利得又は損失は要約四半期連結損益計算書の「金融収益」に表示しております。
(注2) レベル3に分類した金融商品は、類似企業比較法により公正価値測定をしている非上場株式であります。前
第1四半期連結累計期間及び当第1四半期連結累計期間において、公正価値の測定には、類似企業に応じて
それぞれ4.1倍~18.9倍、3.6倍~22.4倍のEBITDA倍率等を使用しております。
当該非上場株式は、観察可能でないインプットであるEBITDA倍率等が上昇した場合に公正価値が増加いたし
ますが、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合に見込まれる公正価値
の増減は、重要ではありません。
なお、公正価値の測定に際しては、適切な社内承認プロセスを経ております。
24/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
9.金融収益
金融収益の内訳は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
受取利息 35 53
受取配当金 38 39
為替差益 66 89
関連会社株式売却益(注) - 363
合計 140 545
(注)関連会社株式売却益は、アクティブファーマ株式会社株式の売却によるものであります。
10.後発事象
該当事項はありません。
2【その他】
該当事項はありません。
25/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
第二部【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
26/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
独立監査人の四半期レビュー報告書
2021年8月12日
日 医 工 株 式 会 社
取 締 役 会 御 中
有限責任 あずさ監査法人
東京事務所
指定有限責任社員
公認会計士
大谷 秋洋 印
業 務 執 行 社 員
指定有限責任社員
公認会計士
安藤 眞弘 印
業 務 執 行 社 員
監査人の結論
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、「経理の状況」に掲げられている日医工株式会社
の2021年4月1日から2022年3月31日までの連結会計年度の第1四半期連結会計期間(2021年4月1日から2021年6月30
日まで)及び第1四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年6月30日まで)に係る要約四半期連結財務諸表、すな
わち、要約四半期連結財政状態計算書、要約四半期連結損益計算書、要約四半期連結包括利益計算書、要約四半期連結持
分変動計算書、要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書及び注記について四半期レビューを行った。
当監査法人が実施した四半期レビューにおいて、上記の要約四半期連結財務諸表が、「四半期連結財務諸表の用語、様
式及び作成方法に関する規則」第93条により規定された国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して、日医工株式会
社及び連結子会社の2021年6月30日現在の財政状態並びに同日をもって終了する第1四半期連結累計期間の経営成績及び
キャッシュ・フローの状況を適正に表示していないと信じさせる事項が全ての重要な点において認められなかった。
監査人の結論の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に準拠して四半期レビューを行っ
た。四半期レビューの基準における当監査法人の責任は、「要約四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の
責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立
しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、結論の表明の基礎となる証拠を
入手したと判断している。
要約四半期連結財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任
経営者の責任は、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して要約四半期連結財務諸表を作成し適正に表示するこ
とにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない要約四半期連結財務諸表を作成し適正に表示するために
経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
要約四半期連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき要約四半期連結財務諸表を作成する
ことが適切であるかどうかを評価し、国際会計基準第1号「財務諸表の表示」第4項に基づき、継続企業に関する事項を
開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
要約四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した四半期レビューに基づいて、四半期レビュー報告書において独立の立場から要約四
半期連結財務諸表に対する結論を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に従って、四半期レビューの過程を通じ
て、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 主として経営者、財務及び会計に関する事項に責任を有する者等に対する質問、分析的手続その他の四半期レビュー手
続を実施する。四半期レビュー手続は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して実施される
年度の財務諸表の監査に比べて限定された手続である。
・継続企業の前提に関する事項について、重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認めら
れると判断した場合には、入手した証拠に基づき、要約四半期連結財務諸表において、国際会計基準第1号「財務諸表
の表示」第4項に基づき、適正に表示されていないと信じさせる事項が認められないかどうか結論付ける。また、継続
27/28
EDINET提出書類
日医工株式会社(E00963)
四半期報告書
企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、四半期レビュー報告書において要約四半期連結財務諸表の注
記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する要約四半期連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、
要 約四半期連結財務諸表に対して限定付結論又は否定的結論を表明することが求められている。監査人の結論は、四半
期レビュー報告書日までに入手した証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続でき
なくなる可能性がある。
・要約四半期連結財務諸表の表示及び注記事項が、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠していないと信じさせる
事項が認められないかどうかとともに、関連する注記事項を含めた要約四半期連結財務諸表の表示、構成及び内容、並
びに要約四半期連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示していないと信じさせる事項が認められないか
どうかを評価する。
・要約四半期連結財務諸表に対する結論を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する証拠を入手する。監
査人は、要約四半期連結財務諸表の四半期レビューに関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独
で監査人の結論に対して責任を負う。
監査人は、監査等委員会に対して、計画した四半期レビューの範囲とその実施時期、四半期レビュー上の重要な発見事
項について報告を行う。
監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監
査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じて
いる場合はその内容について報告を行う。
利害関係
会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
い。
以 上
(注)1.上記は四半期レビュー報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(四半期報
告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは四半期レビューの対象には含まれておりません。
28/28