新東工業株式会社 四半期報告書 第124期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)
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新東工業株式会社(E01541)
四半期報告書
【表紙】
【提出書類】 四半期報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の7第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2021年2月12日
【四半期会計期間】 第124期第3四半期(自 2020年10月1日 至 2020年12月31日)
【会社名】 新東工業株式会社
【英訳名】 Sintokogio,Ltd.
【代表者の役職氏名】 取締役社長 永井 淳
【本店の所在の場所】 愛知県名古屋市中村区名駅三丁目28番12号
【電話番号】 名古屋(052)582-9214
【事務連絡者氏名】 経理・財務部長 有馬 博
【最寄りの連絡場所】 愛知県名古屋市中村区名駅三丁目28番12号
【電話番号】 名古屋(052)582-9214
【事務連絡者氏名】 経理・財務部長 有馬 博
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
株式会社名古屋証券取引所
(名古屋市中区栄三丁目8番20号)
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第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
第123期 第124期
回次 第3四半期 第3四半期 第123期
連結累計期間 連結累計期間
自2019年4月1日 自2020年4月1日 自2019年4月1日
会計期間
至2019年12月31日 至2020年12月31日 至2020年3月31日
74,512 57,700 102,703
売上高 (百万円)
4,165 1,178 4,732
経常利益 (百万円)
親会社株主に帰属する四半期
2,842 524 2,879
(百万円)
(当期)純利益
2,787 2,658
四半期包括利益又は包括利益 (百万円) △ 155
102,846 100,829 99,849
純資産額 (百万円)
162,619 158,408 156,461
総資産額 (百万円)
1株当たり四半期(当期)純利
53.39 9.86 54.10
(円)
益
潜在株式調整後1株当たり四半
(円) - - -
期(当期)純利益
59.9 60.3 60.2
自己資本比率 (%)
第123期 第124期
回次 第3四半期 第3四半期
連結会計期間 連結会計期間
自2019年10月1日 自2020年10月1日
会計期間
至2019年12月31日 至2020年12月31日
14.48 15.36
1株当たり四半期純利益 (円)
(注)1.当社は四半期連結財務諸表を作成しておりますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載して
おりません。
2.売上高には、消費税等は含んでおりません。
3.潜在株式調整後1株当たり四半期(当期)純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりませ
ん。
4.当社は、「役員報酬BIP信託」を導入しております。当該信託が所有する当社株式については、四半期連結財
務諸表において自己株式として計上しております。このため、1株当たり四半期(当期)純利益の算定上、期
中平均株式数の計算において当該株式数を控除する自己株式に含めております。
2【事業の内容】
当第3四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)が営む事業の内容について、重要な
変更はありません。また、主要な関係会社における異動もありません。
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第2【事業の状況】
1【事業等のリスク】
当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判
断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間の世界経済は、新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)が収束しないものの、
景気は持ち直しの動きが見られ、緩やかに回復基調で推移しました。
海外におきましては、中国では、早期の感染症の抑え込みが功を奏し、社会経済活動はほぼ正常化に向かいつ
つあり、景気の回復傾向は持続しました。一方、欧州では、感染症の拡大が続いており、再ロックダウンや社会
経済活動の制限強化により経済活動に影響を及ぼしておりますが、米国では、大規模な追加経済対策により景気
減退の回避を進めている状況であります。国内におきましても、政府の追加経済対策により、景気持ち直しの動
きは緩やかに継続したものの、一方で感染症の再拡大により、企業の営業活動が制限されるなど、経済活動と感
染防止の両立が難しい状況が続いております。
当社グループの事業環境におきましては、海外では、製造業の一部に回復の兆しが見られたものの、企業の設
備投資は依然として低調に推移しました。国内でも、国内外の需要回復を受け、自動車業界をはじめ企業の設備
投資は持ち直しの動きは見られたものの、感染症の再拡大により先行き不透明な状況が継続しております。
こうした情勢下、受注高は対前年同四半期比9,088百万円減少の63,194百万円(対前年同四半期比12.6%減)、
売上高は同16,812百万円減少の57,700百万円(同22.6%減)、受注残高は同1,734百万円増加の40,163百万円(同
4.5%増)となりました。
収益につきましては、営業利益は売上高の大幅な落込みにより同3,181百万円減少の170百万円(同94.9%減)、
経常利益は同2,986百万円減少の1,178百万円(同71.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は同2,317百万
円減少の524百万円(同81.5%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
[表面処理分野]
売上高は、同7,714百万円減少の23,899百万円(同24.4%減)となりました。消耗品は企業の生産活動の再開に
伴う設備稼働率の増加により感染症拡大前の水準へ回復しつつありましたが、企業の設備投資は感染症の影響に
より自動車業界をはじめ大きく減少しました。営業利益は、減収要因により同1,952百万円減少の846百万円(同
69.8%減)となりました。
なお、受注高は同6,590百万円減少の24,415百万円(同21.3%減)、受注残高は同245百万円減少の6,255百万円
(同3.8%減)となりました。
[鋳造分野]
売上高は、同6,576百万円減少の17,617百万円(同27.2%減)となりました。国内では自動車業界向け造型装置
が減少し、海外では感染症の影響による中国向け造型装置の売上延期等があったため、大型プラント案件を中心
に国内・海外ともに低調に推移しました。営業損益は、減収要因により同1,277百万円減少の620百万円の損失
(前年同四半期は657百万円の利益)となりました。
なお、当セグメントの受注高は同1,068百万円減少の22,420百万円(同4.5%減)、受注残高は同2,869百万円増
加の20,103百万円(同16.7%増)となりました。
[環境分野]
売上高は、同30百万円増加の7,872百万円(同0.4%増)となりました。大型集塵機や印刷業界及びインフラ業界
向け排ガス浄化装置等が引き続き堅調に推移しました。営業利益は、機械の原価率改善が寄与し、同233百万円増
加の877百万円(同36.3%増)となりました。
なお、受注高は同987百万円減少の7,767百万円(同11.3%減)、受注残高は同357百万円減少の4,813百万円(同
6.9%減)となりました。
[搬送分野]
売上高は、同412百万円増加の4,999百万円(同9.0%増)となりました。リフト・コンベアは、自動車業界向け
で設備投資を控える動きが継続したため低調でしたが、物流業界向け搬送システムが堅調に推移しました。営業
利益は、原価率の改善が寄与し、同374百万円増加の757百万円(同97.6%増)となりました。
なお、受注高は同97百万円減少の4,490百万円(同2.1%減)、受注残高は同195百万円減少の1,389百万円(同
12.3%減)となりました。
[特機分野]
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売上高は、同3,153百万円減少の3,729百万円(同45.8%減)となりました。プレス装置及びサーボシリンダ、液
晶パネルハンドリング装置、有機EL検査装置などが低調に推移し、営業損益は、減収要因により同733百万円減少
の853百万円の損失(前年同四半期は119百万円の損失)となりました。
なお、受注高は同254百万円減少の3,999百万円(同6.0%減)、受注残高は同335百万円減少の7,601百万円(同
4.2%減)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は1,781百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状
と見通しについて、重要な変更はありません。
(5)経営者の問題認識と今後の方針について
当第3四半期連結累計期間において、経営者の問題認識と今後の方針について、重要な変更はありません。
3【経営上の重要な契約等】
当第3四半期連結会計期間において、新たに締結した経営上の重要な契約等はありません。
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第3【提出会社の状況】
1【株式等の状況】
(1)【株式の総数等】
①【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 230,476,000
計 230,476,000
②【発行済株式】
第3四半期会計期間末
提出日現在発行数(株) 上場金融商品取引所名又は登
種類 現在発行数(株) 内容
(2021年2月12日) 録認可金融商品取引業協会名
(2020年12月31日)
東京証券取引所市場第一部 単元株式数
54,580,928 54,580,928
普通株式
名古屋証券取引所市場第一部 100株
54,580,928 54,580,928
計 - -
(2)【新株予約権等の状況】
①【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
②【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4)【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式 発行済株式総 資本準備金増
資本金増減額 資本金残高 資本準備金残
年月日 総数増減数 数残高 減額
(百万円) (百万円) 高(百万円)
(株) (株) (百万円)
2020年10月1日~
- 54,580,928 - 5,752 - 6,195
2020年12月31日
(5)【大株主の状況】
当四半期会計期間は第3四半期会計期間であるため、記載事項はありません。
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(6)【議決権の状況】
当第3四半期会計期間末日現在の「議決権の状況」については、株主名簿の記載内容が確認できないため、記載する
ことができないことから、直前の基準日(2020年9月30日)に基づく株主名簿による記載をしております。
①【発行済株式】
2020年12月31日現在
区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式 - - -
議決権制限株式(自己株式等) - - -
議決権制限株式(その他) - - -
(自己保有株式)
完全議決権株式(自己株式等) - -
1,182,300
普通株式
53,336,000 533,350 (注)1.2
完全議決権株式(その他) 普通株式
62,628
単元未満株式 普通株式 - -
54,580,928
発行済株式総数 - -
533,350
総株主の議決権 - -
(注)1.「完全議決権株式(その他)」欄には、株主名簿上は当社名義となっておりますが実質的に所有していない株
式が1,000株含まれております。なお、「議決権の数」欄には、株主名簿上は当社名義となっておりますが実
質的に所有していない株式に係る議決権の数10個を含めておりません。
2.「完全議決権株式(その他)」欄の普通株式には、役員報酬BIP信託の所有する当社株式165,200株(議決権
1,652個)が含まれております。
②【自己株式等】
2020年12月31日現在
発行済株式総数に
所有者の氏名又は 自己名義所有株 他人名義所有株 所有株式数の合
所有者の住所 対する所有株式数
名称 式数(株) 式数(株) 計(株)
の割合(%)
(自己保有株式)
名古屋市中村区名
1,182,300 1,182,300 2.16
新東工業株式会社 -
駅三丁目28番12号
(注)1.2
1,182,300 1,182,300 2.16
計 - -
(注)1.上記のほか、株主名簿上は当社名義となっておりますが実質的に所有していない株式が、1,000株(議決権の
数10個)あります。
なお、当該株式数は「発行済株式」の「完全議決権株式(その他)」欄に含まれております。
2.当第3四半期会計期間末日現在の自己株式数は1,182,300株であります。なお、当自己株式数に日本マスター
トラスト信託銀行株式会社(役員報酬BIP信託)が保有する当社株式165,200株は、含まれておりません。
2【役員の状況】
該当事項はありません。
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第4【経理の状況】
1.四半期連結財務諸表の作成方法について
当社の四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第
64号)に基づいて作成しております。
2.監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第3四半期連結会計期間(2020年10月1日から2020年12
月31日まで)及び第3四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年12月31日まで)に係る四半期連結財務諸表につい
て、有限責任監査法人トーマツにより四半期レビューを受けております。
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1【四半期連結財務諸表】
(1)【四半期連結貸借対照表】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
32,079 33,238
現金及び預金
※1 33,984 ※1 ,※2 29,795
受取手形及び売掛金
10,985 10,547
有価証券
4,013 3,049
製品
9,295 12,306
仕掛品
4,425 4,306
原材料及び貯蔵品
1,719 2,513
その他
△ 268 △ 241
貸倒引当金
96,235 95,516
流動資産合計
固定資産
有形固定資産
13,028 12,493
建物及び構築物(純額)
5,774 5,454
機械装置及び運搬具(純額)
9,159 8,993
その他(純額)
27,962 26,942
有形固定資産合計
無形固定資産
1,369 1,037
のれん
2,877 2,424
その他
4,247 3,462
無形固定資産合計
投資その他の資産
25,369 28,613
投資有価証券
2,691 3,920
その他
△ 45 △ 46
貸倒引当金
28,016 32,487
投資その他の資産合計
60,226 62,892
固定資産合計
156,461 158,408
資産合計
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
負債の部
流動負債
※2 13,044
14,642
支払手形及び買掛金
5,277 2,354
短期借入金
676 336
未払法人税等
1,790 879
賞与引当金
93 12
役員賞与引当金
394 305
製品保証引当金
93 87
受注損失引当金
13,290 15,804
その他
36,258 32,825
流動負債合計
固定負債
14,316 17,383
長期借入金
392 408
役員退職慰労引当金
38
環境安全対策引当金 -
956 992
退職給付に係る負債
83 17
資産除去債務
4,566 5,951
その他
20,353 24,753
固定負債合計
56,611 57,578
負債合計
純資産の部
株主資本
5,752 5,752
資本金
6,278 6,278
資本剰余金
78,693 77,936
利益剰余金
△ 1,485 △ 1,485
自己株式
89,238 88,481
株主資本合計
その他の包括利益累計額
6,553 9,743
その他有価証券評価差額金
為替換算調整勘定 △ 1,204 △ 2,312
△ 330 △ 335
退職給付に係る調整累計額
5,017 7,095
その他の包括利益累計額合計
5,593 5,252
非支配株主持分
99,849 100,829
純資産合計
156,461 158,408
負債純資産合計
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(2)【四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書】
【四半期連結損益計算書】
【第3四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
74,512 57,700
売上高
51,927 40,314
売上原価
22,585 17,385
売上総利益
19,233 17,215
販売費及び一般管理費
3,351 170
営業利益
営業外収益
132 156
受取利息
585 573
受取配当金
274 375
持分法による投資利益
181 300
その他
1,174 1,406
営業外収益合計
営業外費用
100 97
支払利息
130 219
為替差損
129 79
その他
361 397
営業外費用合計
4,165 1,178
経常利益
特別利益
12 93
固定資産売却益
91 58
投資有価証券売却益
136
-
負ののれん発生益
240 152
特別利益合計
特別損失
0 15
固定資産売却損
5 13
固定資産廃却損
45
-
段階取得に係る差損
51 29
特別損失合計
4,354 1,301
税金等調整前四半期純利益
法人税、住民税及び事業税 925 528
340 82
法人税等調整額
1,266 610
法人税等合計
3,088 690
四半期純利益
245 166
非支配株主に帰属する四半期純利益
2,842 524
親会社株主に帰属する四半期純利益
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【四半期連結包括利益計算書】
【第3四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
3,088 690
四半期純利益
その他の包括利益
1,476 3,190
その他有価証券評価差額金
為替換算調整勘定 △ 1,649 △ 1,085
退職給付に係る調整額 △ 53 △ 4
△ 73 △ 133
持分法適用会社に対する持分相当額
1,967
その他の包括利益合計 △ 300
2,787 2,658
四半期包括利益
(内訳)
2,667 2,602
親会社株主に係る四半期包括利益
120 56
非支配株主に係る四半期包括利益
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【注記事項】
(追加情報)
(役員報酬BIP信託)
当社は、取締役(社外取締役を除く。)を対象に、信託を通じて自社の株式を交付する取引を行っております。
(1)取引の概要
当社は、中期的な企業価値増大への貢献意欲を高めることを目的に、透明性及び客観性の高い役員報酬制度として、企
業価値連動型の株式報酬制度である役員報酬BIP信託を導入しておりましたが、2018年3月末日までの事業年度は、目標
未達のため、株式交付等は行わず、2018年5月22日開催の取締役会において、制度を継続することを決議いたしました。
継続後の本制度は、2019年3月末日で終了する事業年度から2021年3月末日で終了する事業年度までの3事業年度(以
下「対象期間」という。)(※)を対象として、企業価値の増大に応じて、対象期間終了時の一定時期に、役員報酬とし
て当社株式等の交付等を行う制度です。交付する当社株式等は、役位ならびに対象期間中の資本効率改善度及び業績目標
の達成度等に応じて定めておき、対象期間を通じて資本効率が一定の改善度等に達した場合のみ、対象期間終了後の一定
時期に、役員報酬として当社株式等の交付等を行います。
信託期間についても、2015年12月3日から2018年10月1日までとしておりましたが、2021年9月30日までに延長してお
ります。
(※)継続後の信託期間の満了時において信託契約の変更及び信託追加を行うことにより、信託期間の延長が行われた
場合には、以降の各3事業年度をそれぞれ対象期間とします。
(2)信託に残存する自社の株式
信託に残存する自社株式を、信託における帳簿価額(付随費用の金額を除く。)により、純資産の部に自己株式として
計上しております。当第3四半期連結会計期間末における当該自己株式の帳簿価額及び株式数は、179百万円、165,200株
であります。
(会計上の見積りを行う上での新型コロナウイルス感染症の影響に関する仮定)
当社グループの事業環境につきましては、足下感染症により大きな影響を受けており、持ち直しの時期についても予測
が難しい状況にあります。斯かる状況下、当連結会計年度の業績を予想するにあたり、足下の受注状況等を勘案したうえ
で、事業環境は上期を底として、下期は緩やかな回復にとどまることと想定いたしました。なお、この仮定は前連結会計
年度の有価証券報告書に記載した内容から重要な変更はありません。
この一定の仮定のもと、固定資産の減損及び繰延税金資産の回収可能性等の会計上の見積りを行っております。
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(四半期連結貸借対照表関係)
※1.受取手形割引高及び受取手形裏書譲渡高
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
受取手形割引高 9 百万円 4 百万円
22 23
受取手形裏書譲渡高
※2.四半期連結会計期間末日満期手形
四半期連結会計期間末日満期手形の会計処理については、当四半期連結会計期間の末日が金融機関の休日でした
が、満期日に決済が行われたものとして処理しております。当四半期連結会計期間末日満期手形の金額は、次のとお
りであります。
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
受取手形 -百万円 768百万円
支払手形 - 756
(四半期連結キャッシュ・フロー計算書関係)
当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第3四半期連結
累計期間に係る減価償却費(のれんを除く無形固定資産に係る償却費を含む。)、のれんの償却額は、次のとおりであり
ます。
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
減価償却費 2,391百万円 2,289百万円
のれんの償却額 242 226
(株主資本等関係)
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
配当金支払額
配当金の総額 1株当たり配
株式の種類 基準日 効力発生日 配当の原資
(決議) (百万円) 当額(円)
2019年5月20日
普通株式 587 11 2019年3月31日 2019年6月5日 利益剰余金
取締役会
2019年11月7日
普通株式 640 12 2019年9月30日 2019年12月9日 利益剰余金
取締役会
(注)配当金の総額には、役員報酬BIP信託に関する配当金1百万円が含まれております。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
配当金支払額
配当金の総額 1株当たり配
株式の種類 基準日 効力発生日 配当の原資
(決議) (百万円) 当額(円)
2020年5月22日
普通株式 640 12 2020年3月31日 2020年6月4日 利益剰余金
取締役会
2020年11月6日
普通株式 640 12 2020年9月30日 2020年12月9日 利益剰余金
取締役会
(注)配当金の総額には、役員報酬BIP信託に関する配当金1百万円が含まれております。
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四半期報告書
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
四半期連結
報告セグメント
その他 調整額 損益計算書
合計
(注)1 (注)2 計上額
表面処理 鋳造 環境 搬送 特機
計
(注)3
分野 分野 分野 分野 分野
売上高
外部顧客への
31,613 23,762 7,613 4,556 6,774 74,320 191 74,512 74,512
-
売上高
セグメント間の
内部売上高又は 0 431 227 31 108 799 1,538 2,338
△ 2,338 -
振替高
31,614 24,194 7,841 4,587 6,882 75,120 1,730 76,850 74,512
計 △ 2,338
セグメント利益
2,798 657 643 383 4,363 60 4,423 3,351
△ 119 △ 1,071
又は損失(△)
(注)1.「その他」区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、機械設計、情報関連及び福利厚生事
業等を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額△1,071百万円には、セグメント間取引消去93百万円、各報告セグ
メントに配分していない全社費用△1,165百万円を含んでおります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属
しない研究開発費及び本社管理部門に係る費用であります。
3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
四半期連結
報告セグメント
その他 調整額 損益計算書
合計
(注)1 (注)2 計上額
表面処理 鋳造 環境 搬送 特機
計
(注)3
分野 分野 分野 分野 分野
売上高
外部顧客への
23,898 17,267 7,767 4,983 3,682 57,600 99 57,700 57,700
-
売上高
セグメント間の
0 349 104 16 47 518 1,191 1,709
内部売上高又は
△ 1,709 -
振替高
23,899 17,617 7,872 4,999 3,729 58,118 1,290 59,409 57,700
計 △ 1,709
セグメント利益
846 877 757 1,006 59 1,066 170
△ 620 △ 853 △ 896
又は損失(△)
(注)1.「その他」区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、機械設計及び福利厚生事業等を含ん
でおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額△896百万円には、セグメント間取引消去74百万円、各報告セグ
メントに配分していない全社費用△970百万円を含んでおります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属
しない研究開発費及び本社管理部門に係る費用であります。
3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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(1株当たり情報)
1株当たり四半期純利益及び算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
1株当たり四半期純利益 53円39銭 9円86銭
(算定上の基礎)
親会社株主に帰属する四半期純利益
2,842 524
(百万円)
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する四半期純利
2,842 524
益(百万円)
普通株式の期中平均株式数(株) 53,234,822 53,233,400
(注)1.潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2.株主資本において自己株式として計上されている役員報酬BIP信託が所有する当社株式は、1株当たり四半期
純利益の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております(前第3四半期連結累計
期間165,200株、当第3四半期連結累計期間165,200株)。
2【その他】
配当に関する事項
2020年11月6日開催の取締役会において、当期中間配当に関し、次のとおり決議いたしました。
①配当金の総額・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・640百万円
②1株当たりの金額・・・・・・・・・・・・・・・・・・12円
③支払請求の効力発生日及び支払開始日・・・・・・・・・2020年12月9日
(注)2020年9月30日現在の株主名簿に記載又は記録された株主に対し、支払いを行いました。
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第二部【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
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独立監査人の四半期レビュー報告書
2021年2月12日
新東工業株式会社
取締役会 御中
有限責任監査法人トーマツ
名古屋事務所
指定有限責任社員
公認会計士
神野 敦生 ㊞
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士
後藤 泰彦 ㊞
業務執行社員
監査人の結論
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、「経理の状況」に掲げられている新東工業株式会社
の2020年4月1日から2021年3月31日までの連結会計年度の第3四半期連結会計期間(2020年10月1日から2020年12月31日ま
で)及び第3四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年12月31日まで)に係る四半期連結財務諸表、すなわち、四半
期連結貸借対照表、四半期連結損益計算書、四半期連結包括利益計算書及び注記について四半期レビューを行った。
当監査法人が実施した四半期レビューにおいて、上記の四半期連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認め
られる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して、新東工業株式会社及び連結子会社の2020年12月31日現在の財政状態及
び同日をもって終了する第3四半期連結累計期間の経営成績を適正に表示していないと信じさせる事項が全ての重要な点
において認められなかった。
監査人の結論の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に準拠して四半期レビューを行っ
た。四半期レビューの基準における当監査法人の責任は、「四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責
任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立し
ており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、結論の表明の基礎となる証拠を入
手したと判断している。
四半期連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して四半期連結財
務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない四半期連結財務諸表を
作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
四半期連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき四半期連結財務諸表を作成することが適
切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に基づいて継続
企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した四半期レビューに基づいて、四半期レビュー報告書において独立の立場から四半期
連結財務諸表に対する結論を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に従って、四半期レビューの過程を通じ
て、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 主として経営者、財務及び会計に関する事項に責任を有する者等に対する質問、分析的手続その他の四半期レ
ビュー手続を実施する。四半期レビュー手続は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して
実施される年度の財務諸表の監査に比べて限定された手続である。
・ 継続企業の前提に関する事項について、重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認
められると判断した場合には、入手した証拠に基づき、四半期連結財務諸表において、我が国において一般に公正妥
当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して、適正に表示されていないと信じさせる事項が認められな
いかどうか結論付ける。また、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、四半期レビュー報告書
において四半期連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する四半期連結財務諸表の
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四半期報告書
注記事項が適切でない場合は、四半期連結財務諸表に対して限定付結論又は否定的結論を表明することが求められて
いる。監査人の結論は、四半期レビュー報告書日までに入手した証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、
企 業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 四半期連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作
成基準に準拠していないと信じさせる事項が認められないかどうかとともに、関連する注記事項を含めた四半期連結
財務諸表の表示、構成及び内容、並びに四半期連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示していないと
信じさせる事項が認められないかどうかを評価する。
・ 四半期連結財務諸表に対する結論を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する証拠を入手する。監
査人は、四半期連結財務諸表の四半期レビューに関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で
監査人の結論に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した四半期レビューの範囲とその実施時期、四半期レビュー上の重要な
発見事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並
びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを
講じている場合はその内容について報告を行う。
利害関係
会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
い。
以 上
(注)1.上記は四半期レビュー報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(四半期報
告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは四半期レビューの対象には含まれていません。
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