ソニー株式会社 四半期報告書 第104期第2四半期(令和2年7月1日-令和2年9月30日)
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ソニー株式会社(E01777)
四半期報告書
【表紙】
【提出書類】 四半期報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の7第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2020年11月4日
【四半期会計期間】 2020年度第2四半期(自 2020年7月1日 至 2020年9月30日)
【会社名】 ソニー株式会社
【英訳名】 SONY CORPORATION
【代表者の役職氏名】 代表執行役 吉田 憲一郎
【本店の所在の場所】 東京都港区港南1丁目7番1号
【電話番号】 03-6748-2111(代表)
【事務連絡者氏名】 執行役員 松岡 直美
【最寄りの連絡場所】 東京都港区港南1丁目7番1号
【電話番号】 03-6748-2111(代表)
【事務連絡者氏名】 執行役員 松岡 直美
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
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第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
2019年度 2020年度
回次 第2四半期 第2四半期 2019年度
連結累計期間 連結累計期間
自2019年 自2020年 自2019年
4月1日 4月1日 4月1日
会計期間
至2019年 至2020年 至2020年
9月30日 9月30日 3月31日
4,047,983 4,082,405 8,259,885
売上高及び営業収入
百万円
(第2四半期連結会計期間) ( 2,122,259 ) ( 2,113,486 )
509,880 546,159 845,459
営業利益 百万円
493,112 619,523 799,450
税引前利益 百万円
当社株主に帰属する四半期(当期)純利
340,009 692,885 582,191
益
百万円
(第2四半期連結会計期間) ( 187,887 ) ( 459,634 )
348,080 651,586 666,032
四半期包括利益又は包括利益 百万円
4,618,290 5,072,838 4,789,535
純資産額 百万円
21,966,296 24,951,813 23,039,343
総資産額 百万円
基本的1株当たり当社株主に帰属する四
273.52 565.97 471.64
半期(当期)純利益
円
(第2四半期連結会計期間) ( 151.89 ) ( 374.34 )
希薄化後1株当たり当社株主に帰属する
267.65 554.82 461.23
四半期(当期)純利益
円
(第2四半期連結会計期間) ( 148.59 ) ( 367.82 )
% 17.8 20.2 17.9
自己資本比率
410,485 633,481 1,349,745
営業活動によるキャッシュ・フロー 百万円
△ 631,215 △ 882,598 △ 1,352,278
投資活動によるキャッシュ・フロー 百万円
28,909 636,812 65,658
財務活動によるキャッシュ・フロー 百万円
現金・預金及び現金同等物四半期末(期
1,252,869 1,884,368 1,512,357
百万円
末)残高
(注)1 当社の四半期連結財務諸表は、米国において一般に公正妥当と認められた会計基準による用語、様式及び作
成方法(以下「米国会計原則」)によって作成されています。
2 当社は、持分法による投資利益を営業利益の一部として表示しています。
3 売上高及び営業収入には、消費税等は含まれていません。
4 純資産額は米国会計原則にもとづく資本合計を使用しています。
5 自己資本比率は、当社株主に帰属する資本合計を用いて算出しています。
6 当社は四半期連結財務諸表を作成していますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載して
いません。
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2【事業の内容】
2020年度第2四半期連結累計期間において、当社及び当社の連結子会社(以下「ソニー」)が営む事業の内容につ
いて、重要な変更はありません。
2020年9月30日現在の子会社数は1,431社、関連会社数は148社であり、このうち連結子会社(変動持分事業体を含
む)は1,393社、持分法適用会社は135社です。
なお、当社の連結財務諸表は米国会計原則にもとづき作成されており、関係会社の情報についても米国会計原則の
定義にもとづいて開示しています。「第2 事業の状況」においても同様です。
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第2【事業の状況】
1【事業等のリスク】
2020年6月26日に提出した前事業年度の有価証券報告書の「事業等のリスク」に記載した内容から、下記の変更
以外に重要な変更はありません。変更点は下線部で示してあります。なお、文中の将来に関する事項は本書提出日現
在において判断したものです。
(1) 新型コロナウイルス感染拡大は、ソニーの事業活動、業績及び財政状態に悪影響を及ぼし、その悪影響が今後
も続く可能性があります。
新型コロナウイルス感染拡大は、ソニーの全ての分野の製品又はサービスの生産、開発又は制作、及び販売又
は提供に悪影響を及ぼし、今後も悪影響が続く可能性があります。例えばゲーム&ネットワークサービス(以下
「G&NS」)分野では部品のサプライチェーン上の問題からハードウェアの生産に悪影響が 出ました 。音楽分
野では、 世界各国において、アーティストによる楽曲のレコーディングや音楽ビデオの制作に影響が出ているこ
となどにより、新曲のリリースに遅れが出ています。 コンサートその他のイベント の開催に制約が出ている日本
などで、ライブ興行や物販などが減少しています 。 また、世界的な広告活動の縮小により、テレビCMなどからの
楽曲使用料が減少しています。 映画分野では、 映画館の閉鎖などにより 、映画興行ビジネス全体に影響が出てお
り、ソニーにおいても既に製作が完了している作品について劇場でのリリースが基本的にできない状況にありま
す。 ソニーの新作映画の製作やテレビ番組作品の制作は徐々に再開していますが、スケジュールに大幅な遅れが
発生しています。また、世界的な広告の減少により、広告収入が減少しました。 エレクトロニクス・プロダク
ツ&ソリューション(以下「EP&S」)分野では、現地政府の方針により特定の製造事業所が一定期間稼働を
停止し、一部で供給が需要に追い付いていない状況が 発生しました 。複数の製品カテゴリーに部品を供給してい
る特定パートナーの稼働率が低下したことにより、一部の製品で部品不足による生産遅延が発生しました。 ま
た、製品の販売店舗の世界的な閉鎖や休業により、店頭売上が減少しました。イメージング&センシング・ソ
リューション(以下「I&SS」)分野では、最終製品であるスマートフォン市場の減速などにより、イメージ
センサーの売上が減少しています。 金融分野では、日本政府の緊急事態宣言発出を受け、2020年4月から5月に
かけてソニー生命のライフプランナー®による対面での営業活動が停止していました。
新型コロナウイルス感染拡大による悪影響を受ける期間や度合いは、今後の事態の進展、例えば、さらなる感
染拡大や再流行により、大きく変動する可能性があります。また、各地域における外出制限等の状況に左右され
る可能性があります。
例えば、 上記のような各分野における悪影響が、今後も継続又は拡大する可能性があります 。映画分野では 、
主要スタジオ各社が大型作品の公開を延期している結果、映画公開スケジュールが過密となることで競争が激化
し、収益の回復を遅らせる可能性があります。EP&S分野では、製造事業所の稼働停止やサプライチェーンの
混乱、製品の販売店舗の世界的な閉鎖や休業による悪影響を受ける可能性があります。
さらに、新型コロナウイルス感染拡大は、下記のリスク及び不確実な要素の多くに悪影響を与える可能性があ
ります。
(6) ソニーはグローバルに事業を展開しているため、多くの国々において広範な法規制の適用を受けるとともに、
企業の社会的責任に関する消費者の関心の高まりに直面しています。これらの法規制や消費者の関心は大きく変
わる可能性があり、その変化がソニーの事業活動費用の増加、事業活動の制約及びソニーの評判への悪影響につ
ながる可能性があります。
ソニーはグローバルに事業を展開しているため、広告、販売促進、消費者保護、輸出入、腐敗防止、反競争的
行為、環境保護、プライバシー、データ保護、コンテンツや放送規制、労働、課税、外国投資規制、政府調達、
為替管理、経済制裁、個人を識別できる情報(以下「個人情報」)の収集、使用、保有、保全及び移転に関する
法規制を含む多数の地域における事業活動に影響を与える世界中の多くの国々の法規制の適用を受けます。
これらの法規制を遵守することは事業活動における負担をともない、また、遵守にともない費用が発生する可
能性があります。これらの法規制は継続的に変更されるとともに、管轄ごとに異なるものとなる可能性があり、
その遵守や事業遂行にかかる費用が増加する可能性があります。このような変更は、場合によっては頻繁に又は
事前の通知なくして起こり、消費者にとってのソニー製品又はサービスの魅力の低下、新製品又はサービスの導
入の遅延もしくは禁止、あるいはソニーの事業遂行の変更や制約に結びつく可能性があります。例えば、米国及
びその他の地域における貿易制限措置及び報復措置の導入が、ソニーの製品に賦課される関税率の増加、部品の
調達費用の増加、又は既存及び将来的なソニーの製品及びサービスの顧客への販売の制限又は中止につながり、
ソニーの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。 I&SS分野において、2020年8月17日に発表
された米国政府による輸出規制に従い、ソニーの特定の顧客に対するイメージセンサーの出荷を9月15日に停止
していることにともない、イメージセンサーの売上が減少しています。また、2020年度第2四半期連結累計期間
において、当該顧客向けのイメージセンサーの在庫に関する評価減を計上しました。 加えて、ソニーがオンライ
ン上を含め事業を行う上で依拠又は適用を受ける法規制又はそれに関連する裁判所の解釈に変化が生じた場合
や、ソニーがこのような変化を想定できなかった場合にも、ソニーの法的責任に対するリスクの増加、法規制遵
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守のための費用の増加又は一部の事業活動に対する制限、制約もしくは中止を含む事業活動の変更につながる可
能性があります。
ソニー、ならびにソニーの従業員、第三者サプライヤー、ビジネスパートナー、及び代理人が法規制に違反す
ると、ソニーが罰金、刑罰、法的制裁の対象となり、また、ソニーの事業遂行への制約や評判への悪影響につな
がる可能性があります。加えて、企業の社会的責任や調達活動に対し、全世界的に規制当局や消費者の注目が高
まっており、また、これらの事項に関する情報開示の法的規制が強化されています。特に、アジア地域で操業す
る電子部品の製造事業者や製造/設計受託事業者又は「ODM/OEM」、製品の製造事業者における労働環境を含む労
働慣行への注目が高まっています。ソニーは製品の製造に多くの部品や原材料を使用しており、それらの部品や
原材料の供給を第三者サプライヤーに依存しているものの、第三者サプライヤーの調達活動や雇用慣行を直接的
には管理していないため、これらの領域における規制の強化や消費者の関心の高まりによって、ソニーの法規制
の遵守にかかる費用が増加する可能性があります。さらに、かかる法規制の不遵守があった場合、又は消費者の
関心の高まりに対してソニーが適切に対処していないとみなされた場合には、それが法的に求められているか否
かにかかわらず、ソニーの評判、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
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2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)財政状態及び経営成績の状況
すべての金額は米国会計原則に則って算出されています。各分野の売上高及び営業収入(以下「売上高」)はセグ
メント間取引消去前のものであり、また各分野の営業損益はセグメント間取引消去前のもので配賦不能費用は含まれ
ていません。各分野に含まれる製品カテゴリーに関する詳細については、「第4 経理の状況」 四半期連結財務諸
表注記『11 セグメント情報』をご参照ください。
連結業績概況
2019年度 2020年度
第2四半期連結累計期間 第2四半期連結累計期間
億円 億円
40,480 40,824
売上高及び営業収入
5,099 5,462
営業利益
4,931 6,195
税引前利益
3,400 6,929
当社株主に帰属する四半期純利益
2020年度第2四半期連結累計期間(以下「当四半期連結累計期間」)の売上高は、2019年度第2四半期連結累計期
間(以下「前年同期」)に比べ344億円増加し、ほぼ前年同期並みの4兆824億円となりました。これは、主にEP&
S分野及び映画分野の大幅な減収があったものの、G&NS分野及び金融分野の大幅な増収によるものです。なお、
前年同期の売上高には、特定のライセンス契約締結にともなう特許料収入79億円が含まれており、全社(共通)及び
セグメント間取引消去に計上されていました。
当四半期連結累計期間の営業利益は、前年同期比363億円増加し、5,462億円となりました。この増益は、I&SS
分野及びEP&S分野の大幅な減益があったものの、主にG&NS分野及び映画分野の大幅な増益によるものです。
当四半期連結累計期間の営業利益に含まれている要因:
・Pledis Entertainment Co., Ltd.(以下「Pledis」)株式の一部譲渡にともなう売却益65億円(音楽分野)
・事業譲渡にともなう利益54億円(音楽分野)
・モバイル機器向けの一部のイメージセンサーの在庫に関する評価減175億円(I&SS分野)
・「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」にかかる費用42億円(全社(共通)及びセグメント間取引
消去)
当四半期連結累計期間の構造改革費用(純額)は、前年同期比55億円減少し、44億円となりました。構造改革費用
は、営業費用として営業利益に含まれています。
営業利益に含まれる持分法による投資利益は、前年同期比16億円減少し、21億円となりました。
その他の収益(費用)(純額)は、前年同期の168億円の費用に対し、当四半期連結累計期間は734億円の収益を計
上しました。これは主に当四半期連結累計期間において、Spotify Technology S.A.株式や、Bilibili Inc.(以下
「Bilibili」)株式などの評価益855億円を計上したことによるものです。詳細については、「第4 経理の状
況」 四半期連結財務諸表注記『3 有価証券及び投資有価証券』をご参照ください。
税引前利益は、前年同期比1,264億円増加し、6,195億円となりました。
法人税等は、当四半期連結累計期間において910億円の戻し入れを計上し、実効税率は前年同期の25.7%を下回
り、マイナス14.7%となりました。これは主に日本の連結納税グループにおける相当部分の繰延税金資産に対する評
価性引当金を取り崩した結果、2020年度第2四半期連結会計期間において、法人税等を2,149億円減額したことによ
るものです。
当社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比3,529億円増加し、6,929億円となりました。
分野別の当四半期連結累計期間の業績は以下のとおりです。
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ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野
当四半期連結累計期間の業績
売上高は、前年同期比2,009億円増加し、1兆1,127億円となりました。この大幅な増収は、プレイステーション®4
ハードウェアの減収があったものの、主に自社制作ソフトウェアの販売好調に加え、新型コロナウイルス感染拡大の
影響を受けたデジタル消費の増加による、アドオンコンテンツを含むゲームソフトウェアやプレイステーション®プ
ラス(以下「PS Plus」)の増収によるものです。営業利益は、コスト増加があったものの、主に前述のゲームソフ
トウェア及びPS Plusの増収の影響により、前年同期比902億円増加し、2,290億円となりました。
音楽分野
音楽分野の業績には、日本の㈱ソニー・ミュージックエンタテインメントの円ベースでの業績、ならびにその他全
世界にある子会社の業績を米ドルベースで連結している、Sony Music Entertainment(以下「SME」)、Sony/ATV
Music Publishing LLC(以下「Sony/ATV」)、及びEMI Music Publishing Ltd.(以下「EMI」)の円換算後の業績が
含まれています。
当四半期連結累計期間の業績
売上高は前年同期比135億円減少し、4,080億円となりました。この減収は、有料会員制ストリーミングサービスに
よる売上は増加したものの、主に新型コロナウイルス感染拡大により後述の各事業の売上が減少したことによるもの
です。音楽制作及び音楽出版は、パッケージメディアの販売、広告型ストリーミングサービスによる売上、及び楽曲
のライセンス収入が減少し、減収となりました。映像メディア・プラットフォームは、主に日本におけるパッケージ
メディア生産の減少及びライブイベントの延期・中止の影響により減収となりました。営業利益は、前年同期比120
億円増加し、877億円となりました。この増益は、前述の減収の影響があったものの、Pledis株式の一部譲渡にとも
なう売却益65億円の計上及び海外での事業譲渡にともなう利益54億円の計上によるものです。
映画分野
映画分野の業績は、全世界にある子会社の業績を米ドルベースで連結しているSony Pictures Entertainment Inc.
(以下「SPE」)の円換算後の業績です。ソニーはSPEの業績を米ドルで分析しているため、一部の記述については「米
ドルベース」と特記してあります。
当四半期連結累計期間の業績
売上高は、前年同期比793億円(18%)減少し、3,674億円となりました(米ドルベースでは、約17%の減収)。こ
の米ドルベースでの大幅な減収は、映画製作及びメディアネットワークの大幅な減収によるものです。映画製作は、
前年度公開作品及びカタログ作品のデジタルのビデオレンタルやビデオ販売の増加があったものの、当四半期連結累
計期間において主に新型コロナウイルス感染拡大による映画館の閉鎖の影響により主要作品の劇場公開ができなかっ
たため減収となりました。メディアネットワークは、主に新型コロナウイルス感染拡大の影響により広告収入が減少
したため減収となりました。営業利益は、前年同期比168億円増加し、565億円となりました。この大幅な増益は、前
述の減収の影響はあったものの、主に新型コロナウイルス感染拡大により映画製作において大型作品の劇場公開がで
きなかった影響で広告宣伝費が減少したことによるものです。
エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション(EP&S)分野
当四半期連結累計期間の業績
売上高は、前年同期比1,409億円減少し、8,365億円となりました。この大幅な減収は、主に、新型コロナウイルス
感染拡大の影響を大きく受けたデジタルカメラ、オーディオ・ビデオ、放送用・業務用機器の販売台数の減少による
ものです。営業利益は、オペレーション費用の削減はあったものの、前述の減収等の影響により、前年同期比216億
円減少し、449億円となりました。
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イメージング&センシング・ソリューション(I&SS)分野
当四半期連結累計期間の業績
売上高は、前年同期比281億円減少し、5,133億円となりました。この減収は、主にモバイル機器向けイメージセン
サーの製品ミックスの改善があったものの、米国の輸出規制の影響などによるモバイル機器向けイメージセンサーの
販売数量の減少及び新型コロナウイルス感染拡大の影響によるデジタルカメラ向けイメージセンサーの販売数量の減
少などによるものです。営業利益は、前年同期比506億円減少し、753億円となりました。この大幅な減益は、減価償
却費及び研究開発費の増加、米国の輸出規制を受けて出荷を停止した前述のモバイル機器向けの一部のイメージセン
サーの在庫に関する評価減175億円の計上、ならびに前述の減収の影響などによるものです。
金融分野
金融分野には、ソニーフィナンシャルホールディングス㈱(以下「SFH」)及びSFHの連結子会社であるソニー生命
保険㈱(以下「ソニー生命」)、ソニー損害保険㈱(以下「ソニー損保」)、ソニー銀行㈱(以下「ソニー銀行」)
等の業績が含まれています。金融分野に記載されているソニー生命の業績は、SFH及びソニー生命が日本の会計原則
に則って個別に開示している業績とは異なります。
当四半期連結累計期間の業績
金融ビジネス収入は、主にソニー生命及びソニー銀行の大幅増収により、前年同期比1,066億円増加し、8,207億円
となりました。ソニー生命の収入は、一時払保険料が減少したものの特別勘定における運用益が増加したことによ
り、前年同期比740億円増加し、7,131億円となりました。ソニー銀行の増収は有価証券評価損益の改善によるもので
す。営業利益は、ソニー生命が大幅減益となったものの、ソニー銀行及びソニー損保の大幅増益により前年同期比60
億円増加し、909億円となりました。ソニー銀行の増益は前述の有価証券評価損益の改善、ソニー損保の増益は自動
車保険の損害率の低下によるものです。また、ソニー生命の営業利益は、新型コロナウイルス対策関連費用の計上や
変額保険等の市況の変動にともなう最低保証に係る責任準備金の繰入額等及びヘッジを目的としたデリバティブ取引
の損益の合計金額の悪化などにより、前年同期比155億円減少し、585億円となりました。
所在地別の業績
所在地別の業績は、顧客の所在国又は地域別に分類した売上高及び営業収入を「第4 経理の状況」 四半期連結財
務諸表注記『11 セグメント情報』に記載しています。
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為替変動とリスクヘッジ
下記の記載以外に、2020年6月26日に提出した前事業年度の有価証券報告書に記載した内容から重要な変更はあり
ません。為替相場は変動していますが、リスクヘッジの方針についても前述の報告書に記載した内容から重要な変更
はありません。
当四半期連結累計期間の米ドル、ユーロに対する平均円レートはそれぞれ106.9円、121.3円となり、前年同期の平
均レートに比べ、米ドルに対して1.7円の円高、ユーロに対して0.1円の円高となりました。
当四半期連結累計期間の連結売上高は、ほぼ前年同期並みの4兆824億円となりました。前年同期の為替レートを
適用した場合は、2%の増収となります。為替変動による売上高及び営業損益への影響については後述の『注記』を
ご参照ください。
連結営業利益は、前年同期比363億円増加し、5,462億円となりました。主に、G&NS分野、EP&S分野及び
I&SS分野において為替変動の影響が生じました。
前述の3分野毎の売上高及び営業損益への為替変動による影響については、以下の表をご参照ください。あわせ
て、「財政状態及び経営成績の状況」の分野別営業概況における各分野の分析をご参照ください。為替の影響が大き
かった分野やカテゴリーについて、その影響に言及しています。
2019年度 2020年度
為替変動に
第2四半期 第2四半期
よる影響額
連結累計期間 連結累計期間
億円 億円 億円
△125
G&NS分野 売上高 9,119 11,127
1,388
営業利益 2,290 △16
△105
EP&S分野 売上高 9,774 8,365
665 △19
営業利益 449
5,414 △70
I&SS分野 売上高 5,133
1,259 753 △7
営業利益
なお、音楽分野の売上高は前年同期比3%減少の4,080億円となりましたが、前年同期の為替レートを適用した場
合、約2%の減収でした。映画分野の売上高は前年同期比18%減少の3,674億円となりました。米ドルベースでは、
約17%の減収でした。ソニーの金融分野は、その事業のほとんどが日本で行われていることから、ソニーは金融分野
の業績の分析を円ベースでのみ行っています。
『注記』
前年同期の為替レートを適用した場合の売上高の状況、及び為替変動による影響額について
前年同期の為替レートを適用した場合の売上高の状況は、当四半期連結累計期間の現地通貨建て月別売上高に対
し、前年同期の月次平均レートを適用して算出しています。ただし、音楽分野のSME、Sony/ATV及びEMIについては、
米ドルベースで集計した上で、前年同期の月次平均米ドル円レートを適用した金額を算出しています。
映画分野の業績の状況は、米国を拠点とするSPEが、全世界にある子会社の業績を米ドルベースで連結しているこ
とから、米ドルベースで記載しています。
為替変動による影響額は、売上高については前年同期及び当四半期連結累計期間における平均為替レートの変動を
主要な取引通貨建て売上高に適用して算出し、営業損益についてはこの売上高への為替変動による影響額から、同様
の方法で算出した売上原価ならびに販売費及び一般管理費への為替変動による影響額を差し引いて算出しています。
I&SS分野では独自に為替ヘッジ取引を実施しており、営業損益への為替変動による影響額に同取引の影響が含ま
れています。
これらの情報は米国会計原則に則って開示されるソニーの連結財務諸表を代替するものではありません。しかしな
がら、これらの開示は、投資家の皆様にソニーの営業概況をご理解頂くための有益な分析情報と考えています。
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キャッシュ・フローの状況*
営業活動によるキャッシュ・フロー:当四半期連結累計期間において営業活動から得た現金・預金及び現金同等物
(純額)は、前年同期比2,230億円増加し、6,335億円となりました。
金融分野を除いたソニー連結では、4,935億円の受取超過となり、前年同期比4,038億円の受取の増加となりまし
た。この増加は、主に非資金調整項目(有形固定資産の減価償却費及び無形固定資産の償却費、その他の営業損益、
ならびに投資有価証券に関する損益(純額))を加味した後の四半期純利益が前年同期比で増加したことや、支払手
形及び買掛金の増加額が拡大したこと、ならびに売掛金及び契約資産の増加額が減少したことなどによるものです。
金融分野では1,598億円の受取超過となり、前年同期比1,783億円の受取の減少となりました。この減少は、金融ビ
ジネスにおける有価証券及び投資有価証券に関する損益(純額)などの非資金調整項目を加味した四半期純利益が前
年同期に比べて減少したことなどによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フロー:当四半期連結累計期間において投資活動に使用した現金・預金及び現金同等
物(純額)は、前年同期比2,514億円増加し、8,826億円となりました。
金融分野を除いたソニー連結では、3,243億円の支払超過となり、前年同期比2,461億円の支払の増加となりまし
た。この増加は、半導体製造設備等の固定資産の購入による支払いが増加したことや、Bilibiliの株式取得に対する
支払いなどがあったこと、加えて、前年同期において、保有していたオリンパス株式会社の全株式を売却したことに
よる収入があったことなどによるものです。
金融分野ではほぼ前年同期並みの5,584億円の支払超過となりました。
財務活動によるキャッシュ・フロー:当四半期連結累計期間において財務活動から得た現金・預金及び現金同等物
(純額)は、前年同期比6,079億円増加し、6,368億円となりました。
金融分野を除いたソニー連結では、前年同期の2,303億円の支払超過に対し、当四半期連結累計期間は1,600億円の
受取超過となりました。この受取超過は、2020年7月に約2,000百万米ドル相当の長期銀行借入を行ったこと、前年
同期において普通社債の償還や長期借入金の返済を行ったことなどによるものです。なお、SFHを当社の完全子会社
とすることを目的とする取引の一環として、同社普通株式及び新株予約権に対する公開買付けを実施しました。当該
公開買付けにおける取得資金3,226億円に充当するため、2020年7月に3,225億円の短期銀行借入を行いました。
金融分野では4,570億円の受取超過となり、前年同期比2,151億円の受取の増加となりました。この増加は、ソニー
銀行における顧客預り金の増加額が拡大したことなどによるものです。
現金・預金及び現金同等物:以上の結果、為替変動の影響を加味した2020年9月末の現金・預金及び現金同等物期
末残高は1兆8,844億円となりました。
金融分野を除いたソニー連結の2020年9月末における現金・預金及び現金同等物期末残高は、2020年3月末に比べ
3,135億円増加し、1兆2,758億円となりました。これは、2019年9月末比では5,595億円の増加となります。
金融分野の2020年9月末における現金・預金及び現金同等物期末残高は、2020年3月末に比べ585億円増加し、
6,085億円となりました。これは、2019年9月末比では720億円の増加となります。
*ソニーは、「金融分野を除いたソニー連結のキャッシュ・フローについての情報」を開示情報に含めています。こ
の情報は以下の要約キャッシュ・フロー計算書をもとに作成しています。これらのキャッシュ・フローの情報を含
む、要約キャッシュ・フロー計算書はソニーの連結財務諸表の作成に用いられた米国会計原則には準拠していません
が、金融分野はソニーのその他のセグメントとは性質が異なるため、ソニーはこのような比較表示が連結財務諸表の
理解と分析に役立つものと考えています。なお、以下の金融分野と金融分野を除くソニー連結の金額には両者間の取
引(非支配持分を含む)を含んでおり、これらの相殺消去を反映した後のものがソニー連結の金額です。
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四半期報告書
要約キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
金融分野 金融分野を除くソニー連結 ソニー連結
2019年度 2020年度 2019年度 2020年度 2019年度 2020年度
項 目
第2四半期 第2四半期 第2四半期 第2四半期 第2四半期 第2四半期
連結累計期間 連結累計期間 連結累計期間 連結累計期間 連結累計期間 連結累計期間
営業活動によるキャッシュ・フロー
1 四半期純利益(損失) 60,058 67,807 323,806 662,752 366,173 710,543
2 営業活動から得た又は使用した(△)現金・
預金及び現金同等物(純額)への四半期純
利益(損失)の調整
(1) 有形固定資産の減価償却費及び無形固定資
45,235 25,758 144,704 161,970 189,939 187,728
産の償却費(繰延保険契約費及び契約コ
ストの償却を含む)
(2) 繰延映画製作費の償却費
- - 138,400 117,843 138,400 117,843
(3) その他の営業損(益)(純額)
44 58 △6,019 △16,844 △5,961 △16,786
(4) 有価証券及び投資有価証券に関する
△25,820 △220,776 12,939 △85,485 △12,881 △306,261
損益(純額)
(5) 資産及び負債の増減
受取手形、売掛金及び契約資産の増加
914 △4,784 △145,747 △38,967 △144,399 △34,684
(△)・減少
棚卸資産の増加(△)・減少 - - △144,148 △121,772 △144,148 △121,772
繰延映画製作費の増加(△)・減少 - - △176,002 △72,916 △176,002 △72,916
支払手形及び買掛金の増加・減少(△) - - 128,786 290,674 128,786 290,674
保険契約債務その他の増加・減少(△) 338,457 435,225 - - 338,457 435,225
繰延保険契約費の増加(△)・減少
△48,346 △45,460 - - △48,346 △45,460
生命保険ビジネスにおける有価証券の増
△88,119 △91,971 - - △88,119 △91,971
加(△)・減少
(6) その他 55,679 △6,044 △187,001 △403,742 △131,414 △418,682
営業活動から得た又は使用した(△)現金・預
338,102 159,813 89,718 493,513 410,485 633,481
金及び現金同等物(純額)
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金融分野 金融分野を除くソニー連結 ソニー連結
2019年度 2020年度 2019年度 2020年度 2019年度 2020年度
項 目
第2四半期 第2四半期 第2四半期 第2四半期 第2四半期 第2四半期
連結累計期間 連結累計期間 連結累計期間 連結累計期間 連結累計期間 連結累計期間
投資活動によるキャッシュ・フロー
1 固定資産の購入 △9,379 △9,653 △170,398 △265,659 △179,778 △275,281
2 投資及び貸付 △681,965 △738,027 △32,320 △81,959 △714,285 △819,986
3 投資の売却又は償還及び貸付金の回収 138,242 189,301 91,984 14,794 230,226 204,095
64 9 32,571 8,565 32,622 8,574
4 その他
投資活動から得た又は使用した(△)現金・預
△553,038 △558,370 △78,163 △324,259 △631,215 △882,598
金及び現金同等物(純額)
財務活動によるキャッシュ・フロー
1 借入債務の増加・減少(△) 158,510 210,147 △80,880 513,811 77,309 723,957
2 顧客預り金の増加・減少(△)(純額) 110,514 277,354 - - 110,514 277,354
3 配当金の支払 △27,189 △30,454 △24,994 △30,448 △24,994 △30,448
62 △3 △124,463 △323,409 △133,920 △334,051
4 その他
財務活動から得た又は使用した(△)現金・預
241,897 457,044 △230,337 159,954 28,909 636,812
金及び現金同等物(純額)
為替相場変動の現金・預金及び現金同等物(制限
- - △26,029 △17,842 △26,029 △17,842
付き現金・預金含む)に対する影響額
現金・預金及び現金同等物(制限付き現金・預金
26,961 58,487 △244,811 311,366 △217,850 369,853
含む)純増加・減少(△)額
現金・預金及び現金同等物(制限付き現金・預金
509,595 550,039 964,218 965,256 1,473,813 1,515,295
含む)期首残高
現金・預金及び現金同等物(制限付き現金・預金
536,556 608,526 719,407 1,276,622 1,255,963 1,885,148
含む)四半期末残高
控除-その他の流動資産及びその他の資産に含ま
- - 3,094 780 3,094 780
れる制限付き現金・預金
現金・預金及び現金同等物四半期末残高
536,556 608,526 716,313 1,275,842 1,252,869 1,884,368
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(2)経営方針、経営環境及び対処すべき課題等
2020年6月26日に提出した前事業年度の有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載し
た内容から重要な変更はありません。なお、文中の将来に関する事項は本書提出日現在において判断したものです。
(3) 研究開発活動
2020年度第2四半期連結累計期間の連結研究開発費は、2,489億円でした。
なお、2020年度第2四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
下記の金融機関とのコミットメントラインにかかる記載等以外に、2020年6月26日に提出した前事業年度の有価証
券報告書の「資本の財源及び資金の流動性についての分析」に記載した内容から重要な変更はありません。変更点は
下線部で示してあります。なお、文中の将来に関する事項は本書提出日現在において判断したものです。
流動性マネジメントと資金の調達
ソニーは、事業活動に必要な流動性を保ちながら健全なバランスシートを維持することを財務の重要な目標と考え
ています。ソニーは、現金・預金及び現金同等物(以下「現預金等」。ただし、国の規制等で資金の移動に制約があ
るものを除く)及びコミットメントラインの未使用額を合わせた金額を流動性として位置づけています。
流動性の保持に必要な資金は、 営業活動及び投資活動(資産売却を含む)によるキャッシュ・フロー 及び現預金等
で賄いますが、ソニーは必要に応じて社債、コマーシャルペーパー(以下「CP」)、銀行借入などの手段を通じて、
金融・資本市場からの資金調達を行っています。
当社、 英国の子会社Sony Global Treasury Services Plc(以下「SGTS」)及び米国の子会社Sony Capital
Corporation(以下「SCC」) は、日本・米国・欧州の各市場へアクセス可能なCP プログラム枠を有しています。 2020
年3月末時点 で当社、SGTS 及びSCC は、円換算で合計 1兆442億円分 のCPプログラム枠を保有しています。2020年3月
31日時点における発行残高はありません。
当社は、連結子会社であるSFHの完全子会社化を目的とするSFHの普通株式及び新株予約権の全ての取得資金に充当
するために、国内民間銀行から2020年7月に3,225億円、2020年10月に740億円の借入を行いました。
当社は、2020年7月に、流動性拡充のため、2018年11月に実施したEMI Music Publishingを所有するDH
Publishing, L.P.の持分約60%の取得等を融資対象として、複数の銀行から約2,000百万米ドル相当の長期借入(8
年、10年満期)を行いました。この借入は、日本企業による海外M&A支援等を目的として創設された、株式会社国際
協力銀行の「成長投資ファシリティ」を活用したものです。1,200百万米ドル(借入総額の約60%)が「成長投資
ファシリティ」を活用したドル建て借入、860億円(約800百万米ドル相当、借入総額の約40%)が国内民間銀行から
の円建て借入となっています。
金融・資本市場が不安定な混乱状況に陥り、前述の手段により十分な資金調達ができなくなった場合に備え、ソ
ニーは、多様な金融機関との契約によるコミットメントラインも保持しています。 2020年9月末 の未使用のコミット
メントラインの総額は円換算で 5,660億円 です。未使用のコミットメントラインの内訳は、日本の銀行団と結んでい
る 2,750億円 の円貨コミットメントライン、日本の銀行団と結んでいる 1,700百万米ドル の複数通貨建コミットメント
ライン、外国の銀行団と結んでいる 1,050百万米ドル の複数通貨建コミットメントラインです。金融・資本市場の流
動性がなくなった場合でも、ソニーは現預金等及びこれらのコミットメントラインを使用することによって十分な流
動性を維持することができると考えています。
グループ全体の主要な資金調達に関する金融機関との契約において、ソニーの格付が低下した場合に、強制的に早
期弁済を求められるものはありません。また、これらの契約のうち一部のコミットメントライン契約については、ソ
ニーの格付けにより借入コストが変動する条件が含まれているものがありますが、未使用のコミットメントラインか
らの借入を禁ずる条項を含んでいるものはありません。
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(5)設備の新設、除却等の計画
2020年度(自2020年4月1日 至2021年3月31日)における設備投資計画(新設・拡充)及び除却等の計画は、
2020年8月11日に提出した2020年度第1四半期の四半期報告書に記載した内容から、重要な変更はありません。
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3【経営上の重要な契約等】
2020年度第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
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第3【提出会社の状況】
1【株式等の状況】
(1)【株式の総数等】
①【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 3,600,000,000
計 3,600,000,000
②【発行済株式】
第2四半期会計期間末
上場金融商品取引所名
提出日現在発行数(株)
現在発行数(株)
種類 又は登録認可金融商品 内容
(2020年11月4日)
(2020年9月30日) 取引業協会名
東京・ニューヨーク 単元株式数は
1,261,058,781 1,261,058,781
普通株式
各証券取引所 100株
1,261,058,781 1,261,058,781 - -
計
(注) 東京証券取引所については市場第一部に上場されています。
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(2)【新株予約権等の状況】
①【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
②【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4)【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式 発行済株式 資本準備金 資本準備金
資本金増減額 資本金残高
年月日
総数増減数 総数残高 増減額 残高
(百万円) (百万円)
(千株) (千株) (百万円) (百万円)
2020年7月1日~
― ― ―
1,261,059 880,214 1,093,907
2020年9月30日
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(5)【大株主の状況】
2020年9月30日現在
発行済株式
(自己株式を
所有株式数 除く。)の総
氏名又は名称 住所
(千株) 数に対する所
有株式数の割
合(%)
CITIBANK AS DEPOSITARY BANK FOR DEPOSITARY 388 GREENWICH ST., 14TH FL., NEW
RECEIPT HOLDERS *1 YORK, NY 10013, U.S.A. 114,343 9.27
(常任代理人 ㈱三菱UFJ銀行) (東京都千代田区丸の内2-7-1)
日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)*2 東京都港区浜松町2-11-3 109,604 8.89
㈱日本カストディ銀行(信託口)*2 東京都中央区晴海1-8-12 74,983 6.08
25 BANK STREET, CANARY WHARF,
JP MORGAN CHASE BANK 385632 *3
LONDON, E14 5JP, UNITED KINGDOM
31,561 2.56
(常任代理人 ㈱みずほ銀行)
(東京都港区港南2-15-1 品川イ
ンターシティA棟)
㈱日本カストディ銀行(信託口7)*2 東京都中央区晴海1-8-12 27,381 2.22
㈱日本カストディ銀行(信託口5)*2 東京都中央区晴海1-8-12 26,120 2.12
ONE LINCOLN STREET, BOSTON MA USA
SSBTC CLIENT OMNIBUS ACCOUNT *3
02111 22,903 1.86
(常任代理人 香港上海銀行 東京支店)
(東京都中央区日本橋3-11-1)
25 BANK STREET, CANARY WHARF,
JP MORGAN CHASE BANK 385781 *3
LONDON, E14 5JP, UNITED KINGDOM
19,998 1.62
(常任代理人 ㈱みずほ銀行)
(東京都港区港南2-15-1 品川イ
ンターシティA棟)
STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234
1776 HERITAGE DRIVE, NORTH QUINCY,
*3 19,392 1.57
MA 02171, U.S.A.
(常任代理人 ㈱みずほ銀行)
BANKPLASSEN 2, 0107 OSLO 1 OSLO
GOVERNMENT OF NORWAY
0107 NO 17,337 1.41
(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ 東京支
店)
(東京都新宿区新宿6-27-30)
─ 463,623 37.58
計
(注)*1 ADR(米国預託証券)の受託機関であるCitibank, N.A.の株式名義人です。
*2 各社の所有株式は、全て各社が証券投資信託等の信託を受けている株式です。
*3 主として欧米の機関投資家の所有する株式の保管業務を行うとともに、当該機関投資家の株式名義人となっ
ています。
4 2020年10月6日付で公衆の縦覧に供されている野村アセットマネジメント㈱を提出者とする大量保有報告書
において、野村アセットマネジメント㈱他3社が2020年9月30日現在で以下のとおり当社株式等を保有して
いる旨が記載されていますが、当社としては当第2四半期会計期間末現在における株主名簿では確認ができ
ていません。
所有株式等数 発行済株式総数に対する
氏名又は名称
(千株) 所有株式等の数の割合(%)
野村アセットマネジメント㈱及び
63,157 5.01
共同保有者3社
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5 2019年9月20日付で公衆の縦覧に供されている三井住友信託銀行㈱を提出者とする大量保有報告書の変更報
告書において、三井住友トラスト・アセットマネジメント㈱他1社が2019年9月13日現在で以下のとおり当
社株式等を保有している旨が記載されていますが、当社としては当第2四半期会計期間末現在における株主
名簿では確認ができていません。
所有株式等数 発行済株式総数に対する
氏名又は名称
(千株) 所有株式等の数の割合(%)
三井住友トラスト・アセット
マネジメント㈱及び 72,546 5.70
共同保有者1社
6 2017年3月22日付で公衆の縦覧に供されているブラックロック・ジャパン㈱を提出者とする大量保有報告書
の変更報告書において、ブラックロック・ジャパン㈱他8社が2017年3月15日現在で以下のとおり当社株式
等を保有している旨が記載されていますが、当社としては当第2四半期会計期間末現在における株主名簿で
は確認ができていません。
所有株式等数 発行済株式総数に対する
氏名又は名称
(千株) 所有株式等の数の割合(%)
ブラックロック・ジャパン㈱及び
79,185 6.27
共同保有者8社
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(6)【議決権の状況】
①【発行済株式】
2020年9月30日現在
株式数(株) 議決権の数(個)
区 分 内 容
- - - -
無議決権株式
議決権制限株式(自己株式等) - - - -
議決権制限株式(その他) - - - -
完全議決権株式(自己株式等) 27,501,700 - -
普通株式
完全議決権株式(その他) 1,231,668,000 12,316,680 -
普通株式
1,889,081 -
単元未満株式 普通株式 1単元(100株)未満の株式
1,261,058,781 - -
発行済株式総数
- 12,316,680 -
総株主の議決権
(注) 「完全議決権株式(その他)」の「株式数」の欄には、㈱証券保管振替機構名義の普通株式が19,000株含まれ
ています。また、「議決権の数」の欄には、同機構名義の完全議決権株式に係る普通株式の議決権の数が190個
含まれています。
②【自己株式等】
2020年9月30日現在
発行済株式総
自己名義所有 他人名義所有 所有株式数の合計 数に対する所
所有者の氏名又は
所有者の住所
株式数(株) 株式数(株) (株) 有株式数の割
名称
合(%)
ソニー㈱
東京都港区港南1-
27,501,700 - 27,501,700 2.18
7-1
(自己保有株式)
- 27,501,700 - 27,501,700 2.18
計
(注) 1 株主名簿上は当社名義となっていますが、当社が実質的に所有していない普通株式が300株あり、当該株式
数は上記①「発行済株式」の「完全議決権株式(その他)」に含まれています。
2 2020年10月1日から2020年10月31日までの間に、新株予約権(130%コールオプション条項付第6回無担保
転換社債型新株予約権付社債を含む)の権利行使に伴い、自己株式を処分したことにより、自己株式は40
千株減少しております。
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2【役員の状況】
前事業年度の有価証券報告書の提出日後、本書の提出日までにおいて、役員の異動はありません。
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第4【経理の状況】
1.四半期連結財務諸表の作成方法について
(1)当社の四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(2007年(平
成19年)内閣府令第64号)第95条の規定により、米国で一般に公正妥当と認められた会計基準による用語、様式
及び作成方法に準拠して作成されています。
(2)当社の四半期連結財務諸表は、当社及び連結子会社がその所在する国において一般に公正妥当と認められてい
る企業会計の基準に準拠して作成した個別財務諸表を基礎として、上記(1)の基準に合致するよう必要な修正を
加えて作成されています。
2.監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定にもとづき、2020年度第2四半期連結会計期間(2020年7月1
日から2020年9月30日まで)及び2020年度第2四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年9月30日まで)に係
る四半期連結財務諸表について、PwCあらた有限責任監査法人による四半期レビューを受けています。
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1【四半期連結財務諸表】
(1)【四半期連結貸借対照表】
2020年度
2019年度
第2四半期連結会計期間末
(2020年3月31日)
(2020年9月30日)
注記
区分 金額(百万円) 金額(百万円)
番号
(資産の部)
Ⅰ 流動資産
1,884,368
1 現金・預金及び現金同等物 1,512,357
2 有価証券(うち、譲受人が売却又は再担保
差入れできる権利を有している差入担保
資産 2019年度 17,521百万円、2020年度
*3 2,540,460
1,847,772
第2四半期連結会計期間末 23,578百万円
を含む)
*7 1,046,907
3 受取手形、売掛金及び契約資産 1,028,793
*2 △25,011
4 損失評価引当金 △25,873
*2 681,685
5 棚卸資産 589,969
315,989
6 未収入金 188,106
538,298
594,021
7 前払費用及びその他の流動資産
流動資産合計 5,735,145 6,982,696
*2
Ⅱ 繰延映画製作費 427,336 401,499
Ⅲ 投資及び貸付金
1 関連会社に対する投資及び貸付金 207,922 214,217
2 投資有価証券その他(うち、譲受人が売却
又は再担保差入れできる権利を有してい
る差入担保資産 2019年度 930,882百万
*3
12,526,210 13,176,045
円、2020年度第2四半期連結会計期間末
1,335,974百万円を含む)
*2
- △8,124
3 損失評価引当金
投資及び貸付金合計 12,734,132 13,382,138
Ⅳ 有形固定資産
1 土地 81,482 79,341
2 建物及び構築物 659,556 655,991
3 機械装置及びその他の有形固定資産 1,725,720 1,656,886
76,391 102,084
4 建設仮勘定
2,543,149 2,494,302
△1,634,505
△1,551,922
5 減価償却累計額
有形固定資産合計 908,644 942,380
Ⅴ その他の資産
1 オペレーティング・リース使用権資産 359,510 348,177
2 ファイナンス・リース使用権資産 33,100 43,253
3 無形固定資産 906,310 899,281
783,888
4 営業権 778,297
5 繰延保険契約費 600,901 627,893
*8
6 繰延税金 210,372 197,279
*7 340,005 348,920
7 その他
その他の資産合計 3,234,086 3,243,100
資産合計 23,039,343 24,951,813
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四半期報告書
2020年度
2019年度
第2四半期連結会計期間末
(2020年3月31日)
(2020年9月30日)
注記
区分 金額(百万円) 金額(百万円)
番号
(負債の部)
Ⅰ 流動負債
1 短期借入金 810,176 1,294,800
2 1年以内に返済期限の到来する
29,807 118,832
長期借入債務
3 1年以内に返済期限の到来する
68,942 73,585
長期オペレーティング・リース負債
4 支払手形及び買掛金 380,810 669,611
5 未払金・未払費用 1,630,197 1,533,438
145,996
6 未払法人税及びその他の未払税金 162,066
7 銀行ビジネスにおける顧客預金 2,440,783 2,655,330
*3
733,732 1,007,147
8 その他
*7
流動負債合計 6,240,443 7,514,809
Ⅱ 長期借入債務
634,966 745,581
Ⅲ 長期オペレーティング・リース負債 314,836 299,834
Ⅳ 未払退職・年金費用 324,655 316,457
325,939
Ⅴ 繰延税金 549,538
Ⅵ 保険契約債務その他 6,246,047 6,420,438
Ⅶ 生命保険ビジネスにおける契約者勘定 3,642,271 3,967,126
*7 289,285 281,117
Ⅷ その他
負債合計 18,242,041 19,871,301
7,674
償還可能非支配持分 7,767
*10
コミットメント及び偶発債務
(資本の部) *5
Ⅰ 当社株主に帰属する資本
1 資本金
普通株式(無額面)
2019年度末
授権株式数 3,600,000,000株
880,214
発行済株式数 1,261,058,781株
2020年度第2四半期連結会計期間末
授権株式数 3,600,000,000株
880,214
発行済株式数 1,261,058,781株
2 資本剰余金 1,289,719 1,485,728
3 利益剰余金 2,768,856 3,418,107
4 累積その他の包括利益
(1) 未実現有価証券評価益(純額) 161,191 165,916
(2) 未実現デリバティブ評価益(純額) 1,248 377
(3) 年金債務調整額 △231,971
△235,520
(4) 外貨換算調整額 △533,345
△509,872
(5) 金融負債評価調整額
1,973 1,839
△597,184
累積その他の包括利益合計 △580,980
5 自己株式
普通株式
2019年度末
△232,503
40,898,841株
2020年度第2四半期連結会計期間末
△156,364
27,501,719株
当社株主に帰属する資本合計
4,125,306 5,030,501
664,229 42,337
Ⅱ 非支配持分
資本合計 4,789,535 5,072,838
負債及び資本合計 23,039,343 24,951,813
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(2)【四半期連結損益計算書】
【第2四半期連結累計期間】
2019年度 2020年度
第2四半期連結累計期間 第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
注記
区分
金額(百万円) 金額(百万円)
番号
Ⅰ 売上高及び営業収入 *7
1 純売上高 3,283,956 3,228,445
709,909 817,023
2 金融ビジネス収入
54,118 36,937
4,047,983 4,082,405
3 営業収入
Ⅱ 売上原価、販売費・一般管理費
及びその他の一般費用
2,218,018 2,198,661
1 売上原価
705,083 630,473
2 販売費及び一般管理費
624,671 726,044
3 金融ビジネス費用
△5,961 3,541,811 △16,786 3,538,392
4 その他の営業益(純額)
3,708 2,146
Ⅲ 持分法による投資利益
Ⅳ 営業利益
509,880 546,159
Ⅴ その他の収益
1 受取利息及び受取配当金 10,758 5,356
2 持分証券に関する利益(純額)
*3 - 85,493
3,155 2,797
3 その他 13,913 93,646
Ⅵ その他の費用
1 支払利息 7,664 4,509
2 持分証券に関する損失(純額) *3 13,020 -
3 為替差損(純額) 8,949 8,744
1,048 30,681 7,029 20,282
4 その他
Ⅶ 税引前利益
493,112 619,523
126,939 △91,020
Ⅷ 法人税等 *8
Ⅸ 四半期純利益
366,173 710,543
26,164 17,658
Ⅹ 非支配持分に帰属する四半期純利益
Ⅺ 当社株主に帰属する四半期純利益 340,009 692,885
*6
1株当たり情報
当社株主に帰属する四半期純利益
‐基本的 273.52円 565.97円
‐希薄化後 267.65円 554.82円
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【第2四半期連結会計期間】
2019年度 2020年度
第2四半期連結会計期間 第2四半期連結会計期間
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
注記
区分
金額(百万円) 金額(百万円)
番号
Ⅰ 売上高及び営業収入 *7
1 純売上高 1,725,310 1,723,575
375,089 372,107
2 金融ビジネス収入
21,860 17,804
2,122,259 2,113,486
3 営業収入
Ⅱ 売上原価、販売費・一般管理費
及びその他の一般費用
1,156,980 1,145,988
1 売上原価
354,916 329,307
2 販売費及び一般管理費
336,178 328,385
3 金融ビジネス費用
△2,404 1,845,670 △5,538 1,798,142
4 その他の営業益(純額)
2,366 2,420
Ⅲ 持分法による投資利益
Ⅳ 営業利益
278,955 317,764
Ⅴ その他の収益
1 受取利息及び受取配当金 4,953 2,520
2,036 1,524
2 その他 6,989 4,044
Ⅵ その他の費用
1 支払利息 2,784 2,704
2 持分証券に関する損失(純額) *3 13,343 11,407
3 為替差損(純額) 7,253 3,690
470 23,850 4,403 22,204
4 その他
Ⅶ 税引前利益
262,094 299,604
61,927 △163,898
Ⅷ 法人税等 *8
Ⅸ 四半期純利益
200,167 463,502
12,280 3,868
Ⅹ 非支配持分に帰属する四半期純利益
Ⅺ 当社株主に帰属する四半期純利益 187,887 459,634
*6
1株当たり情報
当社株主に帰属する四半期純利益
‐基本的 151.89円 374.34円
‐希薄化後 148.59円 367.82円
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(3)【四半期連結包括利益計算書】
【第2四半期連結累計期間】
2019年度 2020年度
第2四半期連結累計期間 第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
注記
区分 金額(百万円) 金額(百万円)
番号
Ⅰ 四半期包括利益 *5
1 四半期純利益 366,173 710,543
2 その他の包括利益(税効果考慮後)
(1) 未実現有価証券評価損益
39,925 △37,882
(2) 未実現デリバティブ評価損
△308 △871
(3) 年金債務調整額
6,040 4,459
(4) 外貨換算調整額 △63,750 △23,470
- △1,193
(5) 金融負債評価調整額
348,080 651,586
四半期包括利益
39,097 5,108
Ⅱ 非支配持分に帰属する四半期包括利益
Ⅲ 当社株主に帰属する四半期包括利益
308,983 646,478
【第2四半期連結会計期間】
2019年度 2020年度
第2四半期連結会計期間 第2四半期連結会計期間
(自 2019年7月1日 (自 2020年7月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
注記
区分 金額(百万円) 金額(百万円)
番号
Ⅰ 四半期包括利益 *5
1 四半期純利益 200,167 463,502
2 その他の包括利益(税効果考慮後)
(1) 未実現有価証券評価損益
13,624 △5,771
(2) 未実現デリバティブ評価損
△1,072 △611
(3) 年金債務調整額
3,126 3,893
(4) 外貨換算調整額 △21,052 △11,987
- 457
(5) 金融負債評価調整額
四半期包括利益 194,793 449,483
16,475 4,588
Ⅱ 非支配持分に帰属する四半期包括利益
Ⅲ 当社株主に帰属する四半期包括利益
178,318 444,895
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(4)【四半期連結キャッシュ・フロー計算書】
2019年度 2020年度
第2四半期連結累計期間 第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
注記
区分 金額(百万円) 金額(百万円)
番号
Ⅰ 営業活動によるキャッシュ・フロー
1 四半期純利益 366,173 710,543
2 営業活動から得た現金・預金及び現金同等物
(純額)への四半期純利益の調整
(1) 有形固定資産の減価償却費及び無形固定資産の
189,939 187,728
償却費(繰延保険契約費及び契約コストの償却
を含む)
(2) 繰延映画製作費の償却費
138,400 117,843
(3) 退職・年金費用(支払額控除後)
△3,744 806
(4) その他の営業益(純額)
△5,961 △16,786
(5) 投資有価証券に関する損益(純額)
12,939 △85,485
(金融ビジネス以外)
(6) 金融ビジネスにおける有価証券及び投資有価証
△25,820 △220,776
券に関する利益(純額)
(7) 繰延税額 △17,978
△193,077
(8) 持分法による投資(利益)損失(純額)
△924 1,502
(受取配当金相殺後)
(9) 資産及び負債の増減
受取手形、売掛金及び契約資産の増加 △144,399 △34,684
棚卸資産の増加 △144,148 △121,772
繰延映画製作費の増加 △176,002 △72,916
支払手形及び買掛金の増加 128,786 290,674
未払法人税及びその他の未払税金の増加 47,557 71,859
保険契約債務その他の増加 338,457 435,225
繰延保険契約費の増加 △48,346 △45,460
生命保険ビジネスにおける有価証券の増加 △88,119 △91,971
その他の流動資産の増加 △33,747 △140,607
その他の流動負債の減少 △167,023 △148,652
(10) その他 44,445 △10,513
営業活動から得た
410,485
633,481
現金・預金及び現金同等物(純額)
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2019年度 2020年度
第2四半期連結累計期間 第2四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
注記
区分 金額(百万円) 金額(百万円)
番号
Ⅱ 投資活動によるキャッシュ・フロー
1 固定資産の購入 △179,778 △275,281
2 固定資産の売却 10,611 10,024
3 金融ビジネスにおける投資及び貸付 △681,965 △738,027
4 投資及び貸付(金融ビジネス以外) △32,320 △81,959
5 金融ビジネスにおける投資の売却又は償還
138,242 189,301
及び貸付金の回収
6 投資の売却又は償還及び貸付金の回収
11,627 14,794
(金融ビジネス以外)
7 ビジネスの売却による収入 7,864 1,605
-
8 オリンパス株式会社株式の売却による収入 80,357
14,147 △3,055
9 その他
投資活動に使用した
△631,215 △882,598
現金・預金及び現金同等物(純額)
Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー
1 長期借入 6,283 301,094
2 長期借入債務の返済 △186,103 △59,725
3 短期借入金の増加(純額) 257,129 160,088
4 ソニーフィナンシャルホールディングス
-
株式会社の非支配持分の取得を目的とする *5 322,500
短期借入(3ヶ月超)
5 金融ビジネスにおける顧客預り金の
110,514 277,354
増加(純額)
6 配当金の支払 △24,994 △30,448
△125,078
7 自己株式の取得 △106
8 ソニーフィナンシャルホールディングス
-
*5 △322,611
株式会社の非支配持分の取得
△8,842 △11,334
9 その他
財務活動から得た
28,909 636,812
現金・預金及び現金同等物(純額)
Ⅳ 為替相場変動の現金・預金及び現金同等物(制限付
△26,029 △17,842
き現金・預金含む)に対する影響額
Ⅴ 現金・預金及び現金同等物(制限付き現金・預金含
△217,850 369,853
む)純増加・減少(△)額
Ⅵ 現金・預金及び現金同等物(制限付き現金・預金含
1,473,813 1,515,295
む)期首残高
Ⅶ 現金・預金及び現金同等物(制限付き現金・預金含
1,255,963 1,885,148
む)四半期末残高
Ⅷ 控除-その他の流動資産及びその他の資産に含ま
3,094 780
れる制限付き現金・預金
Ⅸ 現金・預金及び現金同等物四半期末残高 1,252,869 1,884,368
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四半期連結財務諸表注記
1 会計処理の原則及び手続ならびに四半期連結財務諸表の表示方法
当社は、1961年6月、米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission、以下「SEC」)に米国預託証券
(American Depositary Receipt)の発行登録を行い、1970年9月、ニューヨーク証券取引所に上場しています。前述
の経緯により、当社は米国1934年証券取引所法第13条(Section 13 of the Securities Exchange Act of 1934)にも
とづく継続開示会社となり、年次報告書(Annual report on Form 20-F)をSECに対し提出しています。
当社の四半期連結財務諸表は、米国において一般に公正妥当と認められた会計基準による用語、様式及び作成方法
(以下「米国会計原則」)によって作成されています。なお、米国会計原則により要求される記載及び注記の一部を省
略しています。
当社及び連結子会社(以下「ソニー」)が採用している会計処理の原則及び手続ならびに四半期連結財務諸表の表示
方法のうち、日本における会計処理の原則及び手続ならびに表示方法(以下「日本会計原則」)と異なるもので重要性
のあるものは以下のとおりです。ほとんどの違いは国内会社の会計処理によるもので、そのうち金額的に重要な修正及
び組替項目については、米国会計原則による税引前利益に含まれる影響額を括弧内に表示しています。
(1) 保険事業の会計
新規保険契約の獲得もしくは保険契約の更新に直接関連し、かつそれに応じて変動する費用のうち、回収できると
認められるものについては繰り延べています。伝統的保険商品に関する繰延費用は、保険契約債務の計算と共通の基
礎数値を用いて関連する保険契約の保険料払込期間にわたり償却されます。上記以外の保険商品に関する繰延費用
は、見積期間にわたり関連する保険契約の見積粗利益に比例して償却されます。なお、日本会計原則においてはこれ
らの費用は、発生年度の期間費用として処理しています。(2019年度第2四半期連結累計期間 8,979百万円の利益、
2020年度第2四半期連結累計期間 25,707百万円の利益、2019年度第2四半期連結会計期間 5,765百万円の利益、
2020年度第2四半期連結会計期間 9,841百万円の利益)米国会計原則上、保険契約債務等は保険数理上の諸数値にも
とづく平準純保険料式等により計算していますが、日本会計原則においては行政監督庁の認める方式により算定して
います。(2019年度第2四半期連結累計期間 37,529百万円の利益、2020年度第2四半期連結累計期間 4,748百万円
の損失、2019年度第2四半期連結会計期間 25,226百万円の利益、2020年度第2四半期連結会計期間 7,007百万円の
利益)
(2) 営業権及びその他の無形固定資産
営業権及び耐用年数が確定できない無形固定資産は償却をせず、年一回第4四半期及び減損の可能性を示す事象又
は状況の変化が生じた時点で減損の判定を行っています。(2019年度第2四半期連結累計期間 19,670百万円の利
益、2020年度第2四半期連結累計期間 15,264百万円の利益、2019年度第2四半期連結会計期間 9,720百万円の利
益、2020年度第2四半期連結会計期間 7,366百万円の利益)
(3) 持分法による投資利益(損失)の会計処理区分
持分法による投資利益(損失)は、持分法適用会社の事業の大部分をソニーの事業と密接不可分なものと考えて営
業利益(損失)の前に区分して表示しています。なお、日本会計原則において持分法による投資利益(損失)は、営
業外収益又は営業外費用の区分に表示されています。
(4) 変動持分事業体の連結
変動持分事業体(以下「VIE」)とされる事業体のうち、ソニーがその第一受益者であると判定されたVIEを連結し
ています。
(5) 法人税等に関する会計処理
繰延税金資産の帳簿価額は、入手可能な証拠にもとづいて50%超の可能性で回収可能性がないと考えられる場合
に、評価性引当金の計上により減額されています。繰延税金資産の回収可能性については、関連するあらゆる肯定的
及び否定的証拠を適切に検討することにより、繰延税金資産にかかる評価性引当金計上の要否を定期的に評価してい
ます。また、税務申告時にある税務処理を採用することによって生じる税金費用の減少が、50%以上の可能性で税務
当局に認められないと考えられる場合には、税金引当を計上しています。
(6) 持分証券に係る未実現評価損益の会計処理
連結子会社及び持分法適用会社への投資を除く持分証券を、原則として公正価値で測定し、連結会計期間末に保有
する持分証券の再評価による価値の変動を損益に計上しています。持分証券の再評価により生じた未実現評価損益の
詳細については、注記3をご参照ください。
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(7) リース
リース期間が1年を超えるオペレーティング・リース契約について、将来のリース期間にわたる支払リース料総額
を入手可能な情報を基にした借手の追加借入利率で割り引くことにより、使用権資産及びリース負債の現在価値を測
定しています。これらは連結貸借対照表上、オペレーティング・リース使用権資産、1年以内に返済期限の到来する
長期オペレーティング・リース負債、長期オペレーティング・リース負債に計上されています。
(8) 未払退職・年金費用
年金数理純損益は、コリドーアプローチ(回廊方式)により一定期間にわたって償却しています。日本会計原則に
おいて数理計算上の差異は、平均残存勤務期間以内の一定期間で全額が償却されています。
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2 主要な会計方針の要約
(1) 新会計基準 の適用
金融商品の信用損失の測定
2016年6月、米国財務会計基準審議会(Financial Accounting Standards Board、以下「FASB」)は金融商品の
信用損失の測定に関する基準を変更する会計基準アップデート(Accounting Standards Update、以下「ASU」)
2016-13を公表しました。このASUは、金融商品の信用損失の測定にあたり、過去の損失実績、現在の状況、将来の
状況の予測及び予測される信用損失など関連する全ての情報を考慮することを要求しています。ソニーは、2020年
4月1日からこのASUを適用しています。このASUの適用がソニーの業績及び財政状態に与える重要な影響はありま
せんでした。
映画製作費及び番組コンテンツのライセンス契約に関する改訂
2019年3月、FASBは映画製作費及び番組コンテンツのライセンス契約に関する会計処理を変更するASU 2019-02
を公表しました。このASUは、テレビ番組制作費用の資産化にかかるガイダンスを改訂し、テレビ放映権の減損に
あたっては正味実現可能価額ではなく、公正価値を用いるように要求しています。また、映画製作費及びテレビ放
映権の表示及び開示要求を改訂しています。加えて繰延映画製作費の計上にあたっては、主要な収益戦略が個々の
作品か、ストリーミング配信のライブラリに加えるための映画公開のように、他の映画や放映権と合わせた資産グ
ループかを定性的に判断することが要求されます。資産グループの場合、減損は個々の作品ではなく資産グループ
で判定されます。ソニーは、2020年4月1日から将来に向かってこのASUを適用しています。このASUの適用によ
り、ソニーは棚卸資産に含まれていた映画分野におけるテレビ放映権及び音楽分野におけるアニメーション作品制
作費を繰延映画製作費に含めて開示しています。
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ソニー株式会社(E01777)
四半期報告書
上記の新会計基準の適用による、2020年4月1日時点の連結貸借対照表に対する累積的影響額は、以下のとおり
です。
金額(百万円)
区分 新会計基準の適用による累積的影響額
2019年度末 2020年度期首
(2020年3月31日) (2020年4月1日)
ASU2016-13 ASU2019-02
合計
(資産の部)
流動資産
1,028,793 - - - 1,028,793
受取手形、売掛金及び契約資産
損失評価引当金 * △25,873 △280 - △280 △26,153
589,969 - △31,517 △31,517 558,452
棚卸資産
188,106 △30 - △30 188,076
未収入金
594,021 △12 - △12 594,009
前払費用及びその他の流動資産
流動資産合計 5,735,145 △322 △31,517 △31,839 5,703,306
427,336 - 31,517 31,517 458,853
繰延映画製作費
投資及び貸付金
12,526,210 780 - 780 12,526,990
投資有価証券その他
- △6,341 - △6,341 △6,341
損失評価引当金
投資及び貸付金合計 12,734,132 △5,561 - △5,561 12,728,571
その他の資産
210,372 45 - 45 210,417
繰延税金
340,005 △721 - △721 339,284
その他
3,234,086 △676 - △676 3,233,410
その他の資産合計
23,039,343 △6,559 - △6,559 23,032,784
資産合計
(負債の部)
549,538 △1,504 - △1,504 548,034
繰延税金
負債合計 18,242,041 △1,504 - △1,504 18,240,537
(資本の部)
当社株主に帰属する資本
2,768,856 △3,669 - △3,669 2,765,187
利益剰余金
当社株主に帰属する資本合計 4,125,306 △3,669 - △3,669 4,121,637
664,229 △1,386 - △1,386 662,843
非支配持分
4,789,535 △5,055 - △5,055 4,784,480
資本合計
負債及び資本合計 23,039,343 △6,559 - △6,559 23,032,784
* 新会計基準の適用により、連結貸借対照表上の当該科目の名称を、「貸倒引当金」から「損失評価引当金」に変更し
ています。
公正価値測定に関する開示
2018年8月、FASBは公正価値測定に関する開示規定を改訂するASU 2018-13を公表しました。ソニーは、2020年
4月1日からこのASUを適用しています。このASUは、開示への影響のみであるため、このASUの適用がソニーの業
績及び財政状態に与える影響はありませんでした。
確定給付制度に関する開示
2018年8月、FASBは確定給付年金制度及びその他の退職給付制度に関する開示規定を改訂するASU 2018-14を公
表しました。ソニーは、2020年4月1日からこのASUを適用しています。このASUは、開示への影響のみであるた
め、このASUの適用がソニーの業績及び財政状態に与える影響はありませんでした。
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(2)四半期連結財務諸表の作成にあたり適用した特有の会計処理
税金費用の計算
ソニーは年間の税引前利益に対する実効税率を合理的に見積もり、この税率を各四半期までの累計税引前利益に
乗じて累計税金費用を算出する方法により、各四半期の税金費用を計算しています。この年間見積実効税率にもと
づく税金費用の計算には税務上の繰越欠損金、税額控除等の見込みを反映させていますが、異常要因による又は発
生頻度の低い事象に関する損益等は反映させていません。なお、これらの損益に関する税金費用については、年間
見積実効税率にもとづく税金費用とは別々に、その発生する四半期に計上しています。
(3)勘定科目の組替再表示
2019年度第2四半期連結累計期間及び第2四半期連結会計期間にかかる四半期連結財務諸表の一部の金額を、
2020年度第2四半期連結累計期間及び第2四半期連結会計期間の表示に合わせて組替再表示しています。
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3 有価証券及び投資有価証券
有価証券及び投資有価証券に含まれる負債証券は主に金融分野に含まれ、そのうち売却可能証券及び満期保有目的
証券に区分されるものの取得原価、未実現評価損益及び公正価値は次のとおりです。
2020年度
2019年度末
第2四半期連結会計期間末
項目
未実現 未実現 未実現 未実現
取得原価 公正価値 取得原価 公正価値
評価益 評価損 評価益 評価損
(百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
(百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
負債証券
売却可能証券
日本国債 *1
1,552,036 210,459 △566 1,761,929 2,045,488 181,522 △10,640 2,216,370
日本地方債 69,132 73 △33 69,172 67,517 71 △21 67,567
日本社債 202,164 19,112 △567 220,709 239,096 15,151 △758 253,489
外国国債 *1 230,363 67,357 △595 297,125
198,777 81,014 △14 279,777
外国社債 361,422 507 △2,179 359,750 400,512 931 △489 400,954
証券化商品 205,223 0 - 205,223 224,962 0 - 224,962
14,398 1,867 △12 16,253 19,631 2,593 △8 22,216
その他
2,603,152 313,032 △3,371 2,912,813 3,227,569 267,625 △12,511 3,482,683
満期保有目的証券
日本国債 *2
6,204,505 2,098,885 △1,397 8,301,993 6,203,260 1,802,892 △9,504 7,996,648
日本地方債 2,504 331 - 2,835 2,066 314 - 2,380
日本社債 482,050 61,176 △4,754 538,472 537,762 45,724 △10,753 572,733
外国国債 *1,*3 270,731
723,937 302,297 - 1,026,234 721,426 △416 991,741
外国社債 98 7 - 105 25,939 782 △0 26,721
5,418 - △421 4,997 21,619 - △36 21,583
証券化商品
7,418,512 2,462,696 △6,572 9,874,636 7,512,072 2,120,443 △20,709 9,611,806
合計
10,021,664 2,775,728 △9,943 12,787,449 10,739,641 2,388,068 △33,220 13,094,489
*1 2020年度第2四半期連結会計期間末における売却可能証券及び満期保有目的証券には、短期の債券貸借取引として貸
し付けた外国国債246,377百万円が含まれています。また、日本国債には、当該取引において差し入れられた担保
313,025百万円が含まれており、これらの取引に係る債務として、連結貸借対照表上、流動負債の「その他」に同額
が計上されています。
*2 2020年度第2四半期連結会計期間末における満期保有目的証券には、短期の債券貸借取引により差し入れた日本国債
333,772百万円が含まれています。
*3 2020 年度第2四半期連結会計期間末における満期保有目的証券には、短期の現先取引により差し入れた外国国債
167,472 百万円が含まれています。
有価証券及び投資有価証券に含まれる持分証券に関して、ソニーは、2019年度第2四半期連結累計期間及び2020年
度第2四半期連結累計期間において、売却による実現利益(純額)をそれぞれ4,314百万円及び18,291百万円、2019
年度第2四半期連結会計期間末及び2020年度第2四半期連結会計期間末に保有する持分証券の再評価により、未実現
評価益(純額)をそれぞれ5,046百万円及び288,248百万円計上しました。連結損益計算書上、金融分野において保有
する持分証券に関して発生した損益は金融ビジネス収入、金融分野を除くその他の分野における保有に係るものは持
分証券に関する利益(損失)(純額)に計上しています。上記の損益には、ソニーが保有するSpotify Technology
S.A.(以下「Spotify」)株式に係る損益が含まれています。
2019年度第2四半期連結会計期間末時点で保有するSpotify株式については、2019年度第2四半期連結累計期間に
おける株価の変動からアーティストとレーベルへの分配見込額を調整した株式評価損(税引前)8,721百万円(82百
万米ドル)を連結損益計算書上、持分証券に関する損失(純額)に計上しました。
2020年度第2四半期連結会計期間末時点で保有するSpotify株式については、2020年度第2四半期連結累計期間に
おける株価の変動からアーティストとレーベルへの分配見込額を調整した株式評価益(税引前)42,657百万円(395
百万米ドル)を連結損益計算書上、持分証券に関する利益(純額)に計上しました。
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4 公正価値による測定
ソニーにおいて継続的に公正価値で測定されている資産・負債の公正価値は、次のとおりです。
2019年度末
金額(百万円)
項目
連結貸借対照表計上科目
レベル1 レベル2 レベル3 合計 投資有価証 その他の その他の
有価証券
券その他 流動資産 資産
資産
負債証券
24,330 245,790 - 270,120 270,120 - - -
売買目的有価証券
売却可能証券
- 1,761,929 - 1,761,929 10,011 1,751,918 - -
日本国債
- 69,172 - 69,172 15,334 53,838 - -
日本地方債
- 220,679 30 220,709 14,774 205,935 - -
日本社債
- 279,777 - 279,777 2,690 277,087 - -
外国国債
- 343,980 15,770 359,750 94,156 265,594 - -
外国社債
- 33,383 171,840 205,223 - 205,223 - -
証券化商品
- 4,152 12,101 16,253 - 16,253 - -
その他
950,744 581,642 - 1,532,386 1,434,612 97,774 - -
持分証券
その他の投資 *1
7,162 816 9,242 17,220 - 17,220 - -
デリバティブ資産
1,310 41,073 - 42,383 - - 40,784 1,599
*2,*3
資産合計 983,546 3,582,393 208,983 4,774,922 1,841,697 2,890,842 40,784 1,599
連結貸借対照表計上科目
生命保険ビ
項目 レベル1 レベル2 レベル3 合計
保険 ジネスにお 流動負債 固定負債
契約債務 ける契約者 その他 その他
勘定
負債
保険契約債務及び生
命保険ビジネスにお - - 532,191 532,191 64,045 468,146 - -
ける契約者勘定 *4
デリバティブ負債
2,077 33,789 - 35,866 - - 16,814 19,052
*2,*3
負債合計 2,077 33,789 532,191 568,057 64,045 468,146 16,814 19,052
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2020年度第2四半期連結会計期間末
金額(百万円)
項目
連結貸借対照表計上科目
レベル1 レベル2 レベル3 合計 投資有価証 その他の その他の
有価証券
券その他 流動資産 資産
資産
負債証券
26,832
266,842 - 293,674 293,674 - - -
売買目的有価証券
売却可能証券
- -
- 2,216,370 - 2,216,370 330,068 1,886,302
日本国債
-
67,567 - 67,567 12,833 54,734 - -
日本地方債
-
246,182 7,307 253,489 15,210 238,279 - -
日本社債
- 297,125 - 297,125 542 296,583 - -
外国国債
- 377,456 23,498 400,954 146,813 254,141 - -
外国社債
- 43,441 181,521 224,962 - 224,962 - -
証券化商品
22,216
- 4,848 17,368 - 22,216 - -
その他
1,346,195 633,949 - 1,980,144 1,737,611 242,533 - -
持分証券
6,352 3,121 8,283 17,756 - 17,756 - -
その他の投資 *1
デリバティブ資産
581 16,497 - 17,078 - - 15,209 1,869
*2,*3
資産合計 1,379,960 4,173,398 237,977 5,791,335 2,536,751 3,237,506 15,209 1,869
連結貸借対照表計上科目
生命保険ビ
項目 レベル1 レベル2 レベル3 合計
保険 ジネスにお 流動負債 固定負債
契約債務 ける契約者 その他 その他
勘定
負債
保険契約債務及び生
命保険ビジネスにお -
- - 539,935 539,935 59,527 480,408 -
ける契約者勘定*4
デリバティブ負債
10,996
482 27,782 - 28,264 - - 17,268
*2,*3
10,996 17,268
482 27,782 539,935 568,199 59,527 480,408
負債合計
*1 その他の投資には、複合金融商品やプライベートエクイティ投資が含まれています。
*2 デリバティブ資産・負債は総額で認識及び開示されています。
*3 主にネッティング契約の対象となっているデリバティブや担保による資産と負債の相殺について潜在的な影響は軽微
です。
*4 保険契約債務及び生命保険ビジネスにおける契約者勘定は、公正価値オプションを適用しているものです。
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5 資本及び包括利益に関する補足情報
(1) 資本
2019年度第2四半期連結累計期間及び2020年度第2四半期連結累計期間における、当社株主に帰属する資本及び非
支配持分ならびに資本合計の期首帳簿価額と期末帳簿価額との調整は次のとおりです。
金額(百万円)
項目
当社株主に帰属する資本 非支配持分 資本合計
2018年度末(2019年3月31日) 3,746,377 690,313 4,436,690
ASU 2016-02適用による累積的影響額
△7,472 - △7,472
新株の発行 954 43 997
新株予約権の行使 3,599 - 3,599
転換社債型新株予約権付社債の株式へ
24 - 24
の転換
株式にもとづく報酬 1,366 - 1,366
四半期包括利益
四半期純利益 340,009 26,164 366,173
その他の包括利益(税効果考慮後)
14,083
未実現有価証券評価益 25,842 39,925
未実現デリバティブ評価損 △308 - △308
6,027 13
年金債務調整額 6,040
△62,587 △1,163 △63,750
外貨換算調整額
308,983
四半期包括利益合計 39,097 348,080
配当金
△24,607 △11,438 △36,045
自己株式の取得 △125,078 - △125,078
非支配持分株主との取引及びその他 △716 △3,155 △3,871
2019年度第2四半期連結会計期間末
3,903,430 714,860 4,618,290
(2019年9月30日)
金額(百万円)
項目
当社株主に帰属する資本 非支配持分 資本合計
2019年度末(2020年3月31日) 4,125,306 664,229 4,789,535
ASU 2016-13適用による累積的影響額
△3,669 △1,386 △5,055
新株予約権の行使 7,469 - 7,469
転換社債型新株予約権付社債の株式へ
58,194 - 58,194
の転換
株式にもとづく報酬 453 - 453
四半期包括利益
四半期純利益 692,885 17,658 710,543
その他の包括利益(税効果考慮後)
未実現有価証券評価損 △25,911 △11,971 △37,882
-
未実現デリバティブ評価損 △871 △871
4,458 1
年金債務調整額 4,459
外貨換算調整額 △23,473 3 △23,470
△610 △583 △1,193
金融負債評価調整額
646,478
四半期包括利益合計 5,108 651,586
配当金
△30,839 △12,996 △43,835
-
自己株式の取得 △106 △106
-
自己株式の売却 1,456 1,456
非支配持分株主との取引及びその他 225,759 △612,618 △386,859
2020年度第2四半期連結会計期間末
5,030,501 42,337 5,072,838
(2020年9月30日)
2019年度第2四半期連結累計期間において、当社の連結子会社に対する持分の変動が当社株主に帰属する資本に与
える重要な影響はありませんでした。
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2020年度第2四半期連結会計期間において、当社は連結子会社であるソニーフィナンシャルホールディングス株式
会社(以下「SFH」)の普通株式及び新株予約権の全てを取得し、SFHは当社の完全子会社となりました。かかる取得
の 対価は396,698百万円です。当該対価と、非支配持分簿価の減少額622,364百万円及び累積その他の包括利益の増加
額30,203百万円との差額195,463百万円は、資本剰余金の増加として認識されています。なお、当該対価の支払いに
充当するため、2020年7月に行った322,500百万円の借入に加えて、2020年10月に国内民間銀行から74,000百万円の
追加の借入を行いました。
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(2) その他の包括利益
2019年度第2四半期連結累計期間及び2020年度第2四半期連結累計期間における、累積その他の包括利益(税効果
考慮後)の項目別の変動は次のとおりです。
金額(百万円)
項目 未実現 未実現
年金債務 外貨換算
有価証券 デリバティブ 合計
調整額 調整額
評価損益 評価損益
2018年度末(2019年3月31日) 135,035 △19 △310,457 △435,229 △610,670
40,058 656
組替前その他の包括利益 △121 △63,750 △23,157
△133 △964 6,161 - 5,064
累積その他の包括利益からの組替額
その他の包括利益(純額) 39,925
△308 6,040 △63,750 △18,093
控除:非支配持分に帰属するその他の
-
14,083 13 △1,163 12,933
包括利益
2019年度第2四半期連結会計期間末
160,877 △327 △304,430 △497,816 △641,696
(2019年9月30日)
金額(百万円)
項目 未実現 未実現
年金債務 外貨換算 金融負債評価
有価証券 デリバティブ 合計
調整額 調整額 調整額
評価損益 評価損益
2019年度末(2020年
161,191 1,248 △235,520 △509,872 1,973 △580,980
3月31日)
組替前その他の包
3,287
△37,876 △3,871 △23,583 △1,177 △63,220
括利益
累積その他の包括
△6 △4,158 8,330 113 △16 4,263
利益からの組替額
その他の包括利益
△37,882 △871 4,459 △23,470 △1,193 △58,957
(純額)
控除:非支配持分に
-
帰属するその他の包 △11,971 1 3 △583 △12,550
括利益
非支配持分株主との
30,636 -
△ 909 - 476 30,203
取引及びその他
2020年度第2四半期
連結会計期間末 165,916 377 △231,971 △533,345 1,839 △597,184
(2020年9月30日)
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6 基本的及び希薄化後1株当たり当社株主に帰属する利益の調整表
基本的及び希薄化後1株当たり当社株主に帰属する利益(以下「EPS」)の調整計算は次のとおりです。
2019年度第2四半期連結累計期間 2020年度第2四半期連結累計期間
項目 加重平均 加重平均
利益 EPS 利益 EPS
株式数 株式数
(百万円) (円) (百万円) (円)
(千株) (千株)
基本的EPS
1,243,086 1,224,237
340,009 273.52 692,885 565.97
当社株主に帰属する四半期純利益
希薄化効果
3,247 3,808
新株予約権 - -
転換社債型新株予約権付社債
- 24,010 - 20,811
(ゼロクーポン)
希薄化後EPS
計算に用いる当社株主に帰属する
1,270,343 1,248,856
340,009 267.65 692,885 554.82
四半期純利益
希薄化後EPSの計算から除いた潜在株式数は、2019年度第2四半期連結累計期間において2,879千株であり、2020年
度第2四半期連結累計期間においては潜在株式を除いておりません。2019年度第2四半期連結累計期間においては、
新株予約権の権利行使価格が当期間における当社の普通株式の市場平均株価を上回っている場合は希薄化効果がない
と認め、その潜在株式をこの計算から除外しています。2015年7月に発行された転換社債型新株予約権付社債(ゼロ
クーポン)は、転換仮定法にもとづいて発行時点から希薄化後EPSの計算に含めています。
2019年度第2四半期連結会計期間 2020年度第2四半期連結会計期間
項目 加重平均 加重平均
利益 EPS 利益 EPS
株式数 株式数
(百万円) (円) (百万円) (円)
(千株) (千株)
基本的EPS
1,237,011 1,227,845
187,887 151.89 459,634 374.34
当社株主に帰属する四半期純利益
希薄化効果
3,407 3,982
新株予約権 - -
転換社債型新株予約権付社債
- 24,009 - 17,802
(ゼロクーポン)
希薄化後EPS
計算に用いる当社株主に帰属する
1,264,427 1,249,629
187,887 148.59 459,634 367.82
四半期純利益
希薄化後EPSの計算から除いた潜在株式数は、2019年度第2四半期連結会計期間において2,879千株であり、2020年
度第2四半期連結会計期間においては潜在株式を除いておりません。2019年度第2四半期連結会計期間においては、
新株予約権の権利行使価格が当期間における当社の普通株式の市場平均株価を上回っている場合は希薄化効果がない
と認め、その潜在株式をこの計算から除外しています。2015年7月に発行された転換社債型新株予約権付社債(ゼロ
クーポン)は、転換仮定法にもとづいて発行時点から希薄化後EPSの計算に含めています。
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7 収益
(1) 契約残高
顧客との契約から生じた債権、契約資産及び契約負債の残高は次のとおりです。
金額(百万円)
2020年度
項目
2019年度
第2四半期連結会計期間末
(2020年3月31日)
(2020年9月30日)
顧客との契約から生じた債権 *1 1,126,597
1,143,567
契約資産 *1 13,985
12,533
契約負債 *2 271,286 279,160
*1 顧客との契約から生じた債権及び契約資産は、連結貸借対照表のうち「受取手形、売掛金及び契約資産」ならびに非
流動の「その他」に含まれています。
*2 契約負債は、連結貸借対照表のうち流動・非流動の「その他」に含まれています。
契約負債は、主に契約の履行以前に顧客から受領した対価に関する残高です。2020年3月31日時点における契約負
債残高のうち152,680百万円を、2020年度第2四半期連結累計期間において収益として認識しています。
(2) 履行義務
残存履行義務(未充足又は部分的に未充足)は、未履行の受注残高であり、将来の履行に伴って収益として認識さ
れます。ソニーは、残存履行義務の開示に当たって実務上の便法を適用し、当初の予測期間が1年以内の契約、及び
知的財産のライセンス契約のうち売上高ベース又は使用高ベースで受領するロイヤルティにかかる部分について開示
対象より除外しています。 ソニーの残存履行義務(実務上の便法適用後)は、主に映画分野における映画及びテレビ
番組コンテンツのライセンス契約に関連し、その大部分は3年以内に収益として認識されるものと見込まれていま
す。
(3) 収益の分解
売上高及び営業収入のセグメント別、製品カテゴリー別及び地域別の内訳については注記11に記載しています。
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8 日本の連結納税グループにおける繰延税金資産に対する評価性引当金の取り崩し
ソニーは、一時差異、繰越欠損金及び繰越税額控除に対する繰延税金資産のすべてもしくは一部について、50%超の
可能性で回収可能性がないと考えられる場合、評価性引当金を計上しています。繰延税金資産の最終的な回収可能性
は、関連する税務管轄における将来課税所得の発生によって決定されます。2020年9月30日時点で、新型コロナウイル
ス感染拡大による影響はあるものの、2020年度第2四半期に完了したSFHの完全子会社化により、日本の当社及びその
連結納税グループにおいて安定的なさらなる収益性の改善が期待されることを踏まえ、特に直近の利益推移や将来利益
予測に関する入手可能な肯定的及び否定的な証拠を評価した結果、ソニーは、2020年度第2四半期連結会計期間におい
て、一時差異及び一部の繰越欠損金に対する日本における相当部分の繰延税金資産について評価性引当金を取り崩し、
連結損益計算書上、法人税等を214,900百万円減額しました。なお、主に外国税額控除に対する繰延税金資産について
は、その使用制限や比較的短い繰越可能期間による影響を考慮し、評価性引当金を引き続き計上しています。
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9 非連結VIE
一部の売掛債権売却プログラムにはVIEが関与しています。これらのVIEは全てスポンサー銀行に関連する特別目的会
社です。定性的評価にもとづき、ソニーはこれらのVIEの活動を指揮する力、損失を負担する義務又は残余利益を受け
取る権利がないことから、第一受益者ではないためこれらのVIEを連結対象とはしていません。なお、ソニーの最大損
失額は僅少と考えられます。
金融分野においては、ソニーが第一受益者ではないVIEに対し、変動持分を保有することがあります。そのようなVIE
に対し、ソニーが保有する変動持分には、持分証券、証券化商品、外国社債、その他の投資が含まれます。
以下の表は、2020年3月31日及び2020年9月30日における非連結のVIEに対する変動持分の簿価、連結貸借対照表上
の科目、及び最大損失のエクスポージャーを表しております。なお、最大損失のエクスポージャーは、不利な環境変化
から実際に発生すると見積もられる損失額を表したものでも、その損失額を減少させる効果のある経済的ヘッジ取引を
反映したものでもありません。VIEに対するソニーの関与に関わるリスクは簿価及びコミットメントの金額に限定され
ます。
2020年度
2019年度
第2四半期連結会計期間末
(2020年3月31日)
(2020年9月30日)
金額(百万円) 金額(百万円)
項目
簿価 簿価
前払費用及 最大損失の 前払費用及 最大損失の
投資有価証券 投資有価証券
有価証券 びその他の エクスポー 有価証券 びその他の エクスポー
その他 その他
流動資産 ジャー 流動資産 ジャー
持分証券*1 579,773 6,229 - 587,602 629,550 6,823 - 637,250
証券化商品
- 210,641 - 210,641 - 250,270 - 250,270
外国社債*2 41,452 41,036 - 82,488 69,638 43,404 - 113,042
その他の投資
- 16,253 21,000 43,719 - 22,216 21,000 49,582
合計
621,225 274,159 21,000 924,450 699,188 322,713 21,000 1,050,144
*1 持分証券には、主に投資信託が含まれています。
*2 外国社債には、主にリパッケージ債が含まれています。
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10 コミットメント、偶発債務及びその他
(1) ローン・コミットメント
金融子会社は、顧客に対する貸付契約にもとづき、貸付の未実行残高を有しています。2020年9月30日現在、これ
らの貸付未実行残高は30,798百万円です。ローン・コミットメントの翌年度以降における支払予定額について見積り
を行うことは現時点においては可能ではありません。
(2) パーチェス・コミットメント等
2020年9月30日現在のパーチェス・コミットメント等の残高は、合計で593,053百万円です。これらのうち、主要
なものは次のとおりです。
映画分野の一部の子会社は、製作関係者との間で映画の製作及びテレビ番組の制作を行う契約を締結し、また第三
者との間で完成した映画作品もしくはそれに対する一部の権利を購入する契約、スポーツイベントの放映権を購入す
る契約を締結しています。これらの契約は多様な期間にわたりますが、主として3年以内の期間に関するものです。
2020年9月30日現在、これらの契約にもとづく支払予定額は118,073百万円です。
音楽分野の一部の子会社は、音楽アーティスト、ならびに作詞家、音楽ソフトやビデオの制作・販売会社との間で
契約を締結しています。これらの契約は多様な期間にわたりますが、主として5 年以内の期間に関するものです。
2020年9月30日現在、これらの契約にもとづく支払予定額は120,688百万円です。
ゲーム&ネットワークサービス(以下「G&NS」)分野の一部の子会社は、ゲームソフトウェアの開発、販売及
び配信に関連する長期契約を締結しています。これらの契約は多様な期間にわたりますが、主として8 年以内の期間
に関するものです。2020年9月30日現在、これらの契約にもとづく支払予定額は25,768百万円です。
ソニーは、固定資産の購入契約を締結しています。2020年9月30日現在、これらの契約にもとづく支払予定額は
154,633百万円です。
ソニーは、部材の調達契約を締結しています。2020年9月30日現在、これらの契約にもとづく支払予定額は
102,170百万円です。
ソニーは、広告宣伝の権利に関するスポンサーシップ契約を締結しています。これらの契約は多様な期間にわたり
ますが、主に1年以内の期間に関するものです。2020年9月30日現在、当該契約にもとづく支払予定額は3,785百万
円です。
(3) 訴訟
当社及び一部の子会社は、複数の訴訟の被告又は政府機関による調査の対象となっています。しかし、ソニーが現
在知り得るかぎりの情報にもとづき、それらの訴訟その他の法的手続により生じ得る結果は、ソニーの業績及び財政
状態に重要な影響を与えることはないと考えています。
(4) 保証債務
ソニーは、ある特定の事象又は状況が発生した場合に、被保証者への支払要求に対して保証を行っています。2020
年9月30日現在の保証債務にもとづく将来の潜在的支払債務は、最大で2,215百万円です。
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11 セグメント情報
以下の報告セグメントは、そのセグメントの財務情報が入手可能なもので、その営業利益(損失)が最高経営意思
決定者によって経営資源の配分の決定及び業績の評価に通常使用されているものです。最高経営意思決定者は、個別
の資産情報を使用してセグメント評価を行っていません。ソニーにおける最高経営意思決定者は、会長兼社長CEOで
す。
G&NS分野には、主にネットワークサービス事業、家庭用ゲーム機の製造・販売及びソフトウェアの制作・販売
が含まれています。音楽分野には、主に音楽制作、音楽出版及び映像メディア・プラットフォーム事業が含まれてい
ます。映画分野には、主に映画製作、テレビ番組制作及びメディアネットワーク事業が含まれています。エレクトロ
ニクス・プロダクツ&ソリューション(以下「 EP&S 」)分野には、主にテレビ事業、オーディオ・ビデオ事業、
静止画・動画カメラ事業、スマートフォン事業及びインターネット関連サービス事業が含まれています。イメージン
グ&センシング・ソリューション(以下「 I&SS 」)分野には、主にイメージセンサー事業が含まれています。金
融分野には、主に日本市場における個人向け生命保険及び損害保険を主とする保険事業ならびに日本における銀行業
が含まれています。その他分野は、ディスク製造事業、記録メディア事業等の様々な事業活動から構成されていま
す。ソニーの製品及びサービスは、一般的にはそれぞれのオペレーティング・セグメントにおいて固有のものです。
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【ビジネスセグメント情報】
セグメント別売上高及び営業収入:
2019年度 2020年度
第2四半期連結累計期間 第2四半期連結累計期間
項目
金額(百万円) 金額(百万円)
売上高及び営業収入:
ゲーム&ネットワークサービス:
外部顧客に対するもの 879,796 1,093,593
32,055 19,154
セグメント間取引
計 911,851 1,112,747
音 楽:
外部顧客に対するもの 416,780 402,154
4,748 5,829
セグメント間取引
計 421,528 407,983
映 画:
外部顧客に対するもの 446,146 366,416
546 1,006
セグメント間取引
計 446,692 367,422
エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション:
外部顧客に対するもの 966,967 828,076
10,447 8,428
セグメント間取引
計 977,414 836,504
イメージング&センシング・ソリューション:
外部顧客に対するもの 496,754 482,325
44,648 30,945
セグメント間取引
計 541,402 513,270
金 融:
外部顧客に対するもの 709,909 817,023
4,207 3,682
セグメント間取引
計 714,116 820,705
その他:
外部顧客に対するもの 118,575 86,439
19,913 16,857
セグメント間取引
計 138,488 103,296
全社(共通)及びセグメント間取引消去 △103,508 △79,522
連結合計
4,047,983 4,082,405
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2019年度 2020年度
第2四半期連結会計期間 第2四半期連結会計期間
項目
金額(百万円) 金額(百万円)
売上高及び営業収入:
ゲーム&ネットワークサービス:
外部顧客に対するもの 438,046 494,544
16,344 12,094
セグメント間取引
計 454,390 506,638
音 楽:
外部顧客に対するもの 216,742 228,419
2,533 2,449
セグメント間取引
計 219,275 230,868
映 画:
外部顧客に対するもの 260,387 191,975
217 358
セグメント間取引
計 260,604 192,333
エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション:
外部顧客に対するもの 486,311 500,683
7,188 3,975
セグメント間取引
計 493,499 504,658
イメージング&センシング・ソリューション:
外部顧客に対するもの 285,579 283,954
25,145 23,130
セグメント間取引
計 310,724 307,084
金 融:
外部顧客に対するもの 375,089 372,107
2,092 1,838
セグメント間取引
計 377,181 373,945
その他:
外部顧客に対するもの 57,943 40,342
10,954 8,859
セグメント間取引
計 68,897 49,201
全社(共通)及びセグメント間取引消去 △62,311 △51,241
連結合計
2,122,259 2,113,486
G&NS 分野におけるセグメント間取引は、主としてその他分野に対するものです。
I&SS 分野におけるセグメント間取引は、主としてG&NS分野及びEP&S分野に対するものです。
その他分野におけるセグメント間取引は、主としてG&NS分野、音楽分野及び映画分野に対するものです。
全社(共通)及びセグメント間取引消去には、ブランド及び特許権使用によるロイヤルティ収入が含まれています。
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セグメント別損益:
2019年度 2020年度
第2四半期連結累計期間 第2四半期連結累計期間
項目
金額(百万円) 金額(百万円)
営業利益(損失):
ゲーム&ネットワークサービス 138,791 228,969
音 楽 75,757 87,743
映 画 39,694 56,493
エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション 66,453 44,877
イメージング&センシング・ソリューション 125,906 75,261
金 融 84,884 90,921
△168 6,723
その他
計 531,317 590,987
全社(共通)及びセグメント間取引消去 △21,437 △44,828
連結営業利益
509,880 546,159
2019年度 2020年度
第2四半期連結会計期間 第2四半期連結会計期間
項目
金額(百万円) 金額(百万円)
営業利益(損失):
ゲーム&ネットワークサービス 64,987 104,932
音 楽 37,480 52,851
映 画 39,318 31,751
エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション 41,387 53,998
イメージング&センシング・ソリューション 76,378 49,835
金 融 38,779 43,718
2,434 3,191
その他
計 300,763 340,276
全社(共通)及びセグメント間取引消去 △21,808 △22,512
連結営業利益
278,955 317,764
上記の営業利益(損失)は、売上高及び営業収入から売上原価、販売費・一般管理費及びその他の一般費用を差し引
き、持分法による投資利益(損失)を加えたものです。
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製品カテゴリー別売上高内訳:
下記の表は、各セグメントにおける製品カテゴリー別の外部顧客に対する売上高及び営業収入です。ソニーのマネジ
メントは、各セグメントをそれぞれ単一のオペレーティング・セグメントとして意思決定を行っています。
2019年度 2020年度
第2四半期連結累計期間 第2四半期連結累計期間
項目
金額(百万円) 金額(百万円)
ゲーム&ネットワークサービス
442,853 691,698
デジタルソフトウェア・アドオンコンテンツ
ネットワークサービス 167,983 189,192
268,960 212,703
ハードウェア・その他
計
879,796 1,093,593
音 楽
音楽制作(ストリーミング) 133,279 147,727
音楽制作(その他) 90,885 73,683
音楽出版 77,697 68,656
114,919 112,088
映像メディア・プラットフォーム
計
416,780 402,154
映 画
映画製作 221,241 156,238
テレビ番組制作 108,032 115,239
116,873 94,939
メディアネットワーク
計
446,146 366,416
エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション
テレビ 314,240 311,186
オーディオ・ビデオ 162,497 130,968
静止画・動画カメラ 199,860 136,642
モバイル・コミュニケーション 178,264 173,369
112,106 75,911
その他
計
966,967 828,076
イメージング&センシング・ソリューション 496,754 482,325
金 融 709,909 817,023
その他 118,575 86,439
全社(共通) 13,056 6,379
連 結 4,047,983 4,082,405
50/58
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四半期報告書
2019年度 2020年度
第2四半期連結会計期間 第2四半期連結会計期間
項目
金額(百万円) 金額(百万円)
ゲーム&ネットワークサービス
226,889 297,061
デジタルソフトウェア・アドオンコンテンツ
ネットワークサービス 84,377 95,897
126,780 101,586
ハードウェア・その他
計
438,046 494,544
音 楽
音楽制作(ストリーミング) 66,797 78,827
音楽制作(その他) 45,405 44,497
音楽出版 38,407 37,560
66,133 67,535
映像メディア・プラットフォーム
計
216,742 228,419
映 画
映画製作 140,371 91,161
テレビ番組制作 61,546 50,936
58,470 49,878
メディアネットワーク
計
260,387 191,975
エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション
テレビ 166,479 204,618
オーディオ・ビデオ 83,754 83,887
静止画・動画カメラ 99,606 90,237
モバイル・コミュニケーション 77,714 79,140
58,758 42,801
その他
計
486,311 500,683
イメージング&センシング・ソリューション 285,579 283,954
金 融 375,089 372,107
その他 57,943 40,342
全社(共通) 2,162 1,462
連 結 2,122,259 2,113,486
ソニーは2019年度第4四半期より音楽分野において音楽制作カテゴリーの細分化により、製品カテゴリー区分を変更
しました。この変更により、上記2019年度の実績を組替再表示しています。
G&NS分野のうち、デジタルソフトウェア・アドオンコンテンツカテゴリーにはSony Interactive Entertainment
がネットワークを通じて販売するソフトウェアタイトル及びアドオンコンテンツ、ネットワークサービスカテゴリーに
はゲーム、ビデオ及び音楽コンテンツ関連のネットワークサービス、ハードウェア・その他カテゴリーには家庭用ゲー
ム機、パッケージソフトウェア及び周辺機器などが主要製品として含まれています。音楽分野のうち、音楽制作(スト
リーミング)はストリーミングによるデジタルの音楽制作物の販売、音楽制作(その他)にはパッケージ及びダウン
ロードによるデジタルの音楽制作物の販売やアーティストのライブパフォーマンスからの収入、音楽出版には、楽曲の
詞、曲の管理及びライセンス、映像メディア・プラットフォームには、アニメーション作品及びその派生ゲームアプリ
ケーションの制作・販売、音楽・映像関連商品の様々なサービス提供などが含まれています。映画分野のうち、映画製
作には実写及びアニメーション映画作品の全世界での製作・買付・配給・販売、テレビ番組制作にはテレビ番組の制
作・買付・販売、メディアネットワークには、全世界でのテレビ、デジタルのネットワークオペレーションなどが含ま
れています。EP&S分野のうち、テレビカテゴリーには液晶テレビ、有機ELテレビ、オーディオ・ビデオカテゴリー
にはブルーレイディスクプレーヤー/レコーダー、家庭用オーディオ、ヘッドホン、メモリ内蔵型携帯オーディオ、静
止画・動画カメラカテゴリーにはレンズ交換式カメラ、コンパクトデジタルカメラ、民生用・放送用ビデオカメラ、モ
バイル・コミュニケーションカテゴリーにはスマートフォン、インターネット関連サービス、その他カテゴリーにはプ
ロジェクターなどを含むディスプレイ製品、医療用機器などが主要製品として含まれています。
EP&S分野のうち、モバイル・コミュニケーションカテゴリーの、2019年度第2四半期連結累計期間及び2020年度
第2四半期連結累計期間における営業利益は、それぞれ1,674百万円及び20,494百万円です。また、2019年度第2四半
期連結会計期間及び2020年度第2四半期連結会計期間における営業利益は、それぞれ635百万円及び9,458百万円です。
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ソニー株式会社(E01777)
四半期報告書
2019年度 2020年度
第2四半期連結累計期間 第2四半期連結累計期間
項目
金額(百万円) 金額(百万円)
減価償却費及び償却費:
ゲーム&ネットワークサービス 13,690 17,694
音楽 14,047 15,371
映画 11,115 8,881
エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション
29,631 29,802
(契約コストを含む)
イメージング&センシング・ソリューション 61,567 77,573
金融(繰延保険契約費を含む) 45,235 25,758
2,653 1,844
その他
計
177,938 176,923
12,001 10,805
全社(共通)
連結合計
189,939 187,728
2019年度第2四半期連結累計期間
金額(百万円)
項目
構造改革に関連する
構造改革費用合計 合計
資産の減価償却費
構造改革費用及び関連する減価償却費:
ゲーム&ネットワークサービス - - -
音楽 485 - 485
映画 191 - 191
エレクトロニクス・プロダクツ&ソリュー
6,600 - 6,600
ション
イメージング&センシング・ソリューション - - -
金融 - - -
2,357 245 2,602
その他及び全社(共通)
連結
9,633 245 9,878
2020年度第2四半期連結累計期間
金額(百万円)
項目
構造改革に関連する
構造改革費用合計 合計
資産の減価償却費
構造改革費用及び関連する減価償却費:
ゲーム&ネットワークサービス - - -
音楽 1,123 - 1,123
映画 35 - 35
エレクトロニクス・プロダクツ&ソリュー
1,315 - 1,315
ション
イメージング&センシング・ソリューション - - -
金融 - - -
1,882 - 1,882
その他及び全社(共通)
連結
4,355 - 4,355
構造改革に関連する資産の減価償却費として開示されているものは、承認された構造改革計画のもとで、償却対象固
定資産の耐用年数及び残存価額の見直しを行ったことにより発生した減価償却費の増加分です。資産の減損について
は、発生期間において直ちに費用認識されます。
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四半期報告書
2019年度 2020年度
第2四半期連結会計期間 第2四半期連結会計期間
項目
金額(百万円) 金額(百万円)
減価償却費及び償却費:
ゲーム&ネットワークサービス 6,878 9,219
音楽 7,268 7,969
映画 5,362 4,538
エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション
14,550 14,994
(契約コストを含む)
イメージング&センシング・ソリューション 32,128 38,363
金融(繰延保険契約費を含む) 23,084 16,905
1,257 927
その他
計
90,527 92,915
6,000 4,712
全社(共通)
連結合計
96,527 97,627
2019年度第2四半期連結会計期間
金額(百万円)
項目
構造改革に関連する
構造改革費用合計 合計
資産の減価償却費
構造改革費用及び関連する減価償却費:
ゲーム&ネットワークサービス - - -
音楽 485 - 485
映画 191 - 191
エレクトロニクス・プロダクツ&ソリュー
4,708 - 4,708
ション
イメージング&センシング・ソリューション - - -
金融 - - -
896 - 896
その他及び全社(共通)
連結
6,280 - 6,280
2020年度第2四半期連結会計期間
金額(百万円)
項目
構造改革に関連する
構造改革費用合計 合計
資産の減価償却費
構造改革費用及び関連する減価償却費:
ゲーム&ネットワークサービス - - -
音楽 1,123 - 1,123
映画 33 - 33
エレクトロニクス・プロダクツ&ソリュー
1,102 - 1,102
ション
イメージング&センシング・ソリューション - - -
金融 - - -
1,600 - 1,600
その他及び全社(共通)
連結
3,858 - 3,858
構造改革に関連する資産の減価償却費として開示されているものは、承認された構造改革計画のもとで、償却対象固
定資産の耐用年数及び残存価額の見直しを行ったことにより発生した減価償却費の増加分です。資産の減損について
は、発生期間において直ちに費用認識されます。
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【地域別情報】
2019年度及び2020年度の第2四半期における連結累計期間及び連結会計期間における顧客の所在国又は地域別に分類
した売上高及び営業収入は次のとおりです。
2019年度 2020年度
第2四半期連結累計期間 第2四半期連結累計期間
項目
金額(百万円) 金額(百万円)
売上高及び営業収入:
日本 1,296,780 1,408,223
米国 864,963 972,179
欧州 770,006 728,020
中国 450,408 412,464
アジア・太平洋地域 433,141 368,706
232,685 192,813
その他地域
計
4,047,983 4,082,405
2019年度 2020年度
第2四半期連結会計期間 第2四半期連結会計期間
項目
金額(百万円) 金額(百万円)
売上高及び営業収入:
日本 669,258 677,672
米国 429,935 507,563
欧州 407,059 367,019
中国 249,320 232,885
アジア・太平洋地域 250,038 225,977
116,649 102,370
その他地域
計
2,122,259 2,113,486
日本、米国ならびに中国以外の各区分に属する主な国又は地域は次のとおりです。
(1) 欧州: イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、スペイン、スウェーデン
(2) アジア・太平洋地域: インド、韓国、オセアニア
(3) その他地域: 中近東/アフリカ、ブラジル、メキシコ、カナダ
売上高及び営業収入に関して、欧州、アジア・太平洋地域、その他地域において個別には金額的に重要性のある国は
ありません。
報告セグメント間及び地域間の取引は、市場の実勢価格を参考にして、その都度交渉の上で決定しております。
2019年度及び2020年度の第2四半期連結累計期間及び第2四半期連結会計期間において、単一顧客として重要な顧客
に対する売上高及び営業収入はありません。
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四半期報告書
2【その他】
(1) 配当決議にかかる状況
2020年10月28日開催の取締役会において、当期中間配当に関し、次のとおり決議しました。
1 中間配当による配当金の総額・・・・・・・・・・・・30,839百万円
2 1株当たりの金額・・・・・・・・・・・・・・・・・25.00円
3 支払請求の効力発生日及び支払開始日・・・・・・・・2020年12月1日
当期中間配当にかかる利益処分額は、すでに当四半期の連結財務諸表に反映されています。
(注)2020年9月30日の最終の株主名簿に記載又は記録された株主もしくは登録株式質権者に対し、支払いを行
います。
(2) 訴訟
訴訟事件等については、「第4 経理の状況」四半期連結財務諸表注記『10 コミットメント、偶発債務及びそ
の他』に記載のとおりです。
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四半期報告書
第二部【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
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四半期報告書
独立監査人の四半期レビュー報告書
2020年11月4日
ソニー株式会社
取 締 役 会 御 中
PwCあらた有限責任監査法人
東京事務所
指定有限責任社員
公認会計士 木 内 仁 志
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士 井 野 貴 章
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士 宍 戸 賢 市
業務執行社員
監査人の結論
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、「経理の状況」に掲げられているソニー株式会社
の2020年4月1日から2021年3月31日までの連結会計年度の第2四半期連結会計期間(2020年7月1日から2020年9月30
日まで)及び第2四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年9月30日まで)に係る四半期連結財務諸表、すなわ
ち、四半期連結貸借対照表、四半期連結損益計算書、四半期連結包括利益計算書、四半期連結キャッシュ・フロー計算書
及び四半期連結財務諸表注記について四半期レビューを行った。
当監査法人が実施した四半期レビューにおいて、上記の四半期連結財務諸表が、「四半期連結財務諸表の用語、様式及
び作成方法に関する規則」第95条により規定された米国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準(四半期連
結財務諸表注記1及び2参照)に準拠して、ソニー株式会社及び連結子会社の2020年9月30日現在の財政状態、同日を
もって終了する第2四半期連結会計期間及び第2四半期連結累計期間の経営成績並びに第2四半期連結累計期間のキャッ
シュ・フローの状況を適正に表示していないと信じさせる事項が全ての重要な点において認められなかった。
監査人の結論の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に準拠して四半期レビューを行っ
た。四半期レビューの基準における当監査法人の責任は、「四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責
任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立し
ており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、結論の表明の基礎となる証拠を入
手したと判断している。
四半期連結財務諸表に対する経営者及び監査委員会の責任
経営者の責任は、米国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準(四半期連結財務諸表注記1及び2参照)
に準拠して四半期連結財務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のな
い四半期連結財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれ
る。
四半期連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき四半期連結財務諸表を作成することが適
切であるかどうかを評価し、米国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準(四半期連結財務諸表注記1及び
2参照)に基づき、継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における執行役及び取締役の職務の執行を監視することにあ
る。
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四半期報告書
四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した四半期レビューに基づいて、四半期レビュー報告書において独立の立場から四半期
連結財務諸表に対する結論を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に従って、四半期レビューの過程を通じ
て、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 主として経営者、財務及び会計に関する事項に責任を有する者等に対する質問、分析的手続その他の四半期レビュー
手続を実施する。四半期レビュー手続は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して実施され
る年度の財務諸表の監査に比べて限定された手続である。
・ 継続企業の前提に関する事項について、重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認め
られると判断した場合には、入手した証拠に基づき、四半期連結財務諸表において、米国において一般に公正妥当と認
められる企業会計の基準(四半期連結財務諸表注記1及び2参照)に基づき、適正に表示されていないと信じさせる事
項が認められないかどうか結論付ける。また、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、四半期レ
ビュー報告書において四半期連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する四半期連結
財務諸表の注記事項が適切でない場合は、四半期連結財務諸表に対して限定付結論又は否定的結論を表明することが求
められている。監査人の結論は、四半期レビュー報告書日までに入手した証拠に基づいているが、将来の事象や状況に
より、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 四半期連結財務諸表の表示及び注記事項が、米国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準(四半期連結
財務諸表注記1及び2参照)に準拠していないと信じさせる事項が認められないかどうかとともに、関連する注記事項
を含めた四半期連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに四半期連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に
表示していないと信じさせる事項が認められないかどうかを評価する。
・ 四半期連結財務諸表に対する結論を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する証拠を入手する。監査
人は、四半期連結財務諸表の四半期レビューに関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査
人の結論に対して責任を負う。
監査人は、監査委員会に対して、計画した四半期レビューの範囲とその実施時期、四半期レビュー上の重要な発見事項
について報告を行う。
監査人は、監査委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監査
人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じてい
る場合はその内容について報告を行う。
利害関係
会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
い。
以 上
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(注) 1. 上記は四半期レビュー報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(四半期
報告書提出会社)が別途保管しております。
2. XBRLデータは四半期レビューの対象には含まれていません。
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