ダイコー通産株式会社 有価証券報告書 第45期(令和1年6月1日-令和2年5月31日)

提出書類 有価証券報告書-第45期(令和1年6月1日-令和2年5月31日)
提出日
提出者 ダイコー通産株式会社
カテゴリ 有価証券報告書

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                   ダイコー通産株式会社(E34644)
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 【表紙】
 【提出書類】        有価証券報告書

 【根拠条文】        金融商品取引法第24条第1項

 【提出先】        四国財務局長

 【提出日】        2020年8月31日

 【事業年度】        第45期(自 2019年6月1日 至 2020年5月31日)

 【会社名】        ダイコー通産株式会社

 【英訳名】        DAIKO TSUSAN CO.,LTD.

 【代表者の役職氏名】        代表取締役社長  河田 晃

 【本店の所在の場所】        愛媛県松山市姫原三丁目6番11号

 【電話番号】        089-923-2288(代表)

 【事務連絡者氏名】        取締役管理部長  白井 充

 【最寄りの連絡場所】        愛媛県松山市姫原三丁目6番11号

 【電話番号】        089-923-2288(代表)

 【事務連絡者氏名】        取締役管理部長  白井 充

         株式会社東京証券取引所

 【縦覧に供する場所】
          (東京都中央区日本橋兜町2番1号)
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 第一部 【企業情報】
 第1 【企業の概況】

 1 【主要な経営指標等の推移】

    回次     第41期   第42期  第43期   第44期   第45期

    決算年月     2016年5月   2017年5月  2018年5月   2019年5月   2020年5月

  売上高     (千円)  13,650,687   13,514,288   15,281,363   15,044,048   15,544,316

  経常利益     (千円)  558,830   634,417   658,420   718,752   756,395

  当期純利益     (千円)  376,145   384,425   402,694   460,094   565,301

  持分法を適用した場合の
       (千円)   ―   ―   -   -   -
  投資利益
  資本金     (千円)  411,798   411,798   411,798   583,663   583,663
  発行済株式総数      (株)  1,212,545   1,212,545   1,212,545   2,666,390   5,332,780

  純資産額     (千円)  4,444,019   4,724,029   5,017,733   5,694,712   6,093,154

  総資産額     (千円)  10,533,524   11,155,896   12,671,672   11,855,893   13,735,971

  1株当たり純資産額      (円)  916.29   974.02  1,034.58   1,067.90   1,142.61

  1株当たり配当額        90.00   90.00  100.00   63.00   35.00
       (円)
  (うち1株当たり中間配当額)        (  ―)  (  ―)  (  -)  (  -)  (  -)
  1株当たり当期純利益      (円)   77.56   79.26   83.03   93.03  106.01
  潜在株式調整後
       (円)   ―   ―   -   -   -
  1株当たり当期純利益
  自己資本比率      (%)   42.2   42.3   39.6   48.0   44.4
  自己資本利益率      (%)   8.7   8.4   8.3   8.6   9.6

  株価収益率      (倍)   ―   ―   -  8.5  13.5

  配当性向      (%)   29.0   28.4   30.1   33.9   33.0

  営業活動による
       (千円)   ―  402,634   612,846   238,766  1,017,005
  キャッシュ・フロー
  投資活動による
       (千円)   ―  16,890  △535,157  △349,574  △250,272
  キャッシュ・フロー
  財務活動による
       (千円)   ― △305,001  △145,667   35,173  △235,478
  キャッシュ・フロー
  現金及び現金同等物
       (千円)  750,706   863,353   796,722   721,697  1,252,950
  の期末残高
  従業員数        138   131   135   136   143
       (名)
  〔外、平均臨時雇用者数〕        〔  18〕 〔  14〕 〔  14〕 〔  12〕 〔  13〕
          ―   ―   ―   ―  189.7
       (%)
  株主総利回り
  (比較指標:配当込み
       (%)   (  ―)  (  ―)  (  ―)  (  ―) (  106.2 )
   TOPIX)
                    1,950
  最高株価     (円)   ―   ―   ―  1,949
                    (2,125)
                    735
  最低株価     (円)   ―   ―   ―  1,541
                    (1,561)
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  (注) 1.当社は、連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移について
   は、記載しておりません。
   2.売上高には、消費税等は含まれておりません。
   3.当社は関連会社を有しておりませんので、持分法を適用した場合の投資利益については記載しておりませ
   ん。
   4.「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第44期の期
   首から適用しており、第43期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を遡って適用した後の指
   標等となっております。
   5.当社は、2018年10月23日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行い、2019年12月1日付で普通株式1株
   につき2株の割合で株式分割を行っておりますが、第41期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株
   当たり純資産額及び1株当たり当期純利益を算定しております。
   6.2019年5月期の1株当たり配当額63円には、記念配当5円を含んでおり、2020年5月期の1株当たり配当額
   35円には、記念配当1円を含んでおります。
   7.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
   8.第41期、第42期及び第43期の株価収益率は、当社株式が非上場であるため記載しておりません。
   9.第41期についてはキャッシュ・フロー計算書を作成しておりませんので、キャッシュ・フローに係る各項目
   については記載しておりません。
   10.従業員数は、就業人員数(当社から当社外への出向者を除き、当社外から当社への出向者を含む)であり、
   〔 〕内に臨時雇用者数(嘱託社員、準社員)の年間平均人員(1日8時間換算)を外数で記載しております。
   11.最高株価及び最低株価は、2020年5月17日までは東京証券取引所市場第二部、2020年5月18日以降は東京証
   券取引所市場第一部におけるものであります。
   ただし、当社株式は、2019年3月12日から東京証券取引所市場第二部に上場されており、それ以前の株価に
   ついては該当事項がありません。
   なお、2020年5月期の株価については株式分割後の最高株価及び最低株価を記載しており、株式分割前の最
   高株価及び最低株価を括弧内に記載しております。
   12.第41期から第44期の株主総利回り及び比較指標は、2019年3月12日に東京証券取引所市場第二部に上場した
   ため、記載しておりません。
   13.第42期、第43期、第44期及び第45期の財務諸表については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関す
   る規則」(昭和38年大蔵省令第59号)に基づき作成しており、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基
   づき、EY新日本有限責任監査法人により監査を受けております。なお、第41期の財務諸表については、「会
   社計算規則」(平成18年法務省令第13号)の規定に基づき算出した各数値を記載しております。また、当該各
   数値については、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づくEY新日本有限責任監査法人による監査
   を受けておりません。
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 2 【沿革】
  年月          概要

  1975年6月   電話用電線の卸販売を目的として、愛媛県松山市(その後移転)にダイコー通産株式会社(資本金
    1,500千円)を設立。
  1976年6月   ケーブルテレビ(以下「CATV」という)用電線、材料の卸販売を開始。
  1979年1月   中国地区での営業拠点として岡山県岡山市に岡山営業所を開設。
  1979年6月   関西地区での営業拠点として大阪府堺市に大阪営業所を開設。
  1984年10月   本社を愛媛県松山市姫原三丁目に新築移転。
  1993年6月   関東地区での営業拠点として神奈川県横浜市保土ヶ谷区に東京営業所を開設。
  1994年6月   輸入品の取扱いを開始。接続材(コネクター)の輸入販売を開始。
  1995年10月   四国地区での営業拠点を拡充するため、香川県高松市に高松営業所を開設。
    TIMES  FIBER  COMMUNICATIONS,      INC.製CATVケーブルの本格的
  1995年11月
    な販売を開始。
  1996年5月   北陸地区での営業拠点として石川県金沢市に金沢営業所を開設。
  1998年4月   本社の物流機能強化を目的として本社隣接地に本社第1物流センターを新設。
  1998年6月   国内MSO(注)の株式会社ジュピターテレコムと取引を開始し、輸入ケーブル及び当社オリジナ
    ルブランド(DANシリーズ)商品の販売を始める。
    米国ケーブルメーカーのBelden       Inc.製ケーブルの販売を開始。
  1999年1月
    Acterna   Inc.製商品(測定器、CATVシステム機器等)の販売を開始。
  2001年10月
    九州地区での営業拠点として福岡県福岡市博多区に福岡営業所を開設。
  2002年4月   株式会社メディアッティコミュニケーションズと取引を開始。輸入ケーブル及び当社オリジナル
    ブランド(DANシリーズ)商品の販売を始める。
  2002年11月   東海地区での営業拠点として愛知県名古屋市名東区に名古屋営業所を開設。
    株式会社東海・ブロードバンド・コミュニケーションズ(現 株式会社ビック東海)と取引を開
  2003年8月
    始。Acterna    Inc.製測定器の販売を始める。
  2005年9月   本社の物流機能強化を目的として本社隣接地に本社第2物流センターを新設。
  2006年4月   西中国地区での営業拠点として広島県広島市西区に広島営業所を開設。
  2007年10月   東北地区での営業拠点として宮城県仙台市宮城野区に仙台営業所を開設。
  2010年8月   北海道地区での営業拠点として北海道札幌市東区に札幌営業所を開設。
  2013年6月   本社の物流機能強化を目的として本社隣接地に本社第3物流センターを新設。
  2014年6月   情報通信事業の強化及び顧客基盤の拡大のため、睦通信株式会社を買収。
  2015年1月   情報通信事業の強化及び顧客基盤の拡大のため、有限会社デンツー産業を買収。
  2015年4月   経営効率の向上のため、有限会社デンツー産業を吸収合併。(現 沖縄営業所)
    沖縄地区での営業拠点として沖縄県那覇市に沖縄営業所を開設。
  2015年6月   経営効率の向上のため、睦通信株式会社を吸収合併。
  2016年9月   沖縄電力株式会社の認定取引先となり、関係取引先へ部材販売を開始。
  2016年11月   当社取扱製品2品目が株式会社ケイ・オプティコム認定部材となる。
    当社取扱製品のTIMES     FIBER  COMMUNICATIONS,INC.製パイプケー
  2017年4月
    ブルが関西電力株式会社認定部材となる。
    東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  2019年3月
  2020年5月   東京証券取引所市場第一部へ市場変更。
  (注) Multiple   System Operationの略で多数のCATV局を運営する事業者をいう。
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 3 【事業の内容】
  当社は、CATV及び情報通信業界へ、国内外の高度な技術情報及び高品質・低価格の商品を顧客に提供すること
  を通じて、高度化するネットワーク社会の発展に貢献することを社是としております。
  高度な通信インフラ構築の実現のため、当社は、CATV及び情報通信ネットワークにおいて使用される各種商品
  (ケーブル、材料、機器等)の仕入及び販売を主な事業としております。
  なお、当社はCATV関連市場向け及び情報通信関連市場向け販売事業の単一セグメントであるため、セグメント
  ごとの記載を省略しております。
  (ビジネスモデル)

  当社は、全国主要都市に営業所(当事業年度末現在において12拠点)を配置し、顧客のネットワーク整備やシステム
  構築に際して、最先端技術の情報提供及びネットワーク構築に関する提案等を行い、電線・ケーブル製造業者、通信
  機械器具製造業者及び金属製品製造業者等の国内外のメーカー等から仕入れた各種商品を、通信工事施工業者、電気
  通信事業者、電力会社及び官公庁等の顧客に販売しております。
  当社が仕入れる商品は主にケーブル、材料、機器に分類され、販売先において屋内通信工事、屋外通信工事、電力

  工事等に使用されています。
    区分     主な商品名      販売先における主な使途
        LAN(Local  Area

            ・屋内通信工事
        Network)・WAN(Wide
    光・電気信号を伝
            加入者宅内・引込設備(CATV・有線ブロードバン
  ケーブル  達するために利用
        Area Network)ケーブ
            ド)、屋内通信設備、データセンター設備、電話
    されます。
        ル、同軸ケーブル、光
            設備、屋内監視カメラ、デジタルサイネージ等
        ケーブル
            ・屋外通信工事
            通信伝送路(幹線)、局舎(CATV・有線ブロード
            バンド)、移動体通信基地局、高速道路通信設
    配線の連結や線材        備、防災行政無線設備、警察通信設備、消防通信
    の固定、ケーブル    接続材、架線金物類、    設備、屋外監視カメラ等
   材料
    類の保護のために    宅内引込・配線材料
    利用されます。        ・電力工事
            屋外・屋内電源設備、屋外・屋内電源管路、配電
            設備、太陽光発電設備、風力発電設備等
            ・その他

    光・電気信号の変
            防球ネット工事・落下物防止ネット工事、機器販
        幹線・宅内引込機器、
    換、中継、送受信
            売(通信機器、OA機器、情報セキュリティ機器
        センター設備機器、通
   機器  やその測定をする
            等)、ソフトウェア販売等
        信機器、ネットワーク
    ために利用されま
        機器、測定器
    す。
  地域ごとに顧客の商品ニーズが異なることから、当社では、営業所ごとに仕入先及び販売先を把握しており、各営

  業所を「四国九州ブロック」「東日本ブロック」「西日本ブロック」「東海北陸ブロック」の4つのブロック単位で
  管理しております。
     ブロック(拠点数)           営業所
  四国九州ブロック(4)          本社、福岡営業所、高松営業所、沖縄営業所
  東日本ブロック(3)          東京営業所、仙台営業所、札幌営業所
  西日本ブロック(3)          大阪営業所、岡山営業所、広島営業所
  東海北陸ブロック(2)          名古屋営業所、金沢営業所
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  当社の事業系統図は以下のとおりであります。
  (当社の役割)






  ①  情報通信社会を支える
   当社は、CATV及び情報通信ネットワークに使用される商品を供給することにより、情報通信社会を支える
  役割を担っております。屋外系の商品(ケーブル、鋼管柱、装柱金物等)や屋内系の商品(分配器、ケーブルモ
  デム、LANケーブル等)等、数多くの商品を取り扱っております。
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  ②  顧客ニーズと当社の売上構成
   当社は、日常的な整備の保守メンテナンスのほか、ネットワークの高度化等の各種ニーズに対応する商品を提
  案・調達・供給しております。具体的には、日常的なニーズとして「設備が壊れた」「部品を交換したい」「機
  器を増設したい」といったものや、特需的なニーズとして「通信ネットワークの大容量化工事に必要な材料がほ
  しい」「新しいサービスに対応できる機器を選定してほしい」といったものが挙げられます。これらに対応する
  ため、当社の売上は、日常的な受注によるものと特需等の受注によるものに大別されます。
 (事業の特徴)

  ① 独立系であること
   当社は、取扱商品をCATV及び情報通信ネットワークにおいて使用される商品に特化した、専門商社です。
   専門商社には、メーカー等の関連会社のように、仕入先及び販売先が特定の相手先に依存する企業もあります
  が、当社の場合、仕入先及び販売先は多岐に渡っており、取引先から一定の独立性を有していることが特徴とし
  て挙げられます。当事業年度末現在において、仕入先は約400社、販売先は約2,600社であります。
   こうした特徴を有していることから、事業環境の変化が激しいCATV及び情報通信分野において、業績の大
  きな変動を抑えられるとともに、柔軟な事業展開を可能としております。
  ② 多岐に渡る取扱商品

   当社は、仕入先が限定されていないことから、当社の取扱商品は多岐に渡っております。当事業年度末現在に
  おいて、取扱商品は約43,000点であります。
   こうした特徴を有していることから、当社は、特定のメーカー等の仕入先の意向に左右されることなく、販売
  先のニーズに合致した、最適な商品をタイムリーに提供出来ると考えております。
  ③ コスト・リーダーシップを発揮できる商品の販売

   当社では、汎用性の高い商品を自社企画商品として海外で製造委託し、これを仕入れすることでコモディティ
  化が進んだ商品でも一定の利益率を確保することが可能となっております。また、特定のメーカーの商品を大量
  ロットで仕入れすることが可能な体制を構築することで、一定の利益率を確保することが可能となっておりま
  す。これらの商品は、仕入単価を下げることで他社国内流通商品と比較して価格優位性があることから、当社で
  はコスト・リーダーシップを発揮できる商品として位置付けし、利益率の維持・向上のために販売注力しており
  ます。
  ④ 自社物流網の整備

   当社は、本社がある愛媛県松山市に3箇所、東京営業所内に1箇所の合計4箇所の物流センターと営業拠点に
  10箇所の倉庫を配置し、全国各地の顧客へ商品を流通させるための自社物流網を整備しております。メーカーか
  ら仕入れた商品を自社倉庫に在庫として保管することにより、顧客からの大量発注にも対応できるほか、本社だ
  けでなく、全国に自社物流網を整備することで、配送費用の増加を抑制することを可能としております。
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 4 【関係会社の状況】
  該当事項はありません。
 5 【従業員の状況】

  (1) 提出会社の状況
                 2020年5月31日   現在
   従業員数(名)     平均年齢(歳)     平均勤続年数(年)     平均年間給与(千円)
     143
          36.8     10.8     5,682
     (13)
     事業区分の名称          従業員数(名)

                   (6)
  四国九州ブロック                  31
                   (1)
  東日本ブロック                  41
                   (2)
  西日本ブロック                  39
                   (2)
  東海北陸ブロック                  17
                   (2)
  全社(共通)                  15
      合計             143 (13)
  (注) 1.従業員数欄の(外書)は、臨時雇用者数(嘱託社員、準社員)の年間平均人員(1日8時間換算)であります。
   2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
   3.当社は、CATV関連市場向け及び情報通信関連市場向け販売事業の単一セグメントであるため、事業区分
   別の従業員数を記載しております。
   4.全社(共通)として記載している従業員数は、管理部門等に属している従業員数であります。
  (2) 労働組合の状況

  労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
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 第2 【事業の状況】
 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

  文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものです。
  (経営方針)

   当社は、CATV及び情報通信業界へ、国内外の高度な技術情報及び高品質・低価格の商品を顧客に提供するこ
  とを通じて、高度化するネットワーク社会の発展に貢献することを社是としております。
   信頼される企業であり続けるために、コンプライアンス経営を最優先課題として取り組むとともに、成長と変革
  によって企業価値の最大化を図り、全てのステークホルダー(株主、投資家、従業員とその家族、取引先及び地域
  社会等の利害関係者)に満足いただける企業を目指しております。
  (経営環境)

   当社が事業展開するCATV関連分野におきましては、ケーブルテレビ加入世帯数は緩やかながら毎年右肩上が
  りで増加しており、また、4K・8K放送の基盤となるFTTH化が継続していくことが予想されます。
   情報通信関連分野におきましては、第5世代移動通信システムの商用サービス開始が都市部の一部で開始され、
  今後サービスエリア拡大に向けた設備投資が加速していくことが予想されます。また、IoTやAIなどの新技術
  の適用拡大、企業のサイバーセキュリティ対策の本格化などの投資拡大が予想されます。
   今後のわが国の経済情勢につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大がいつ終息するのか、最終的にわが国
  を含めた世界経済にどれほどの影響を及ぼすのかなど、先行きは非常に不透明であります。
   当社でも、様々な自粛や制限に伴い販売や仕入活動等に影響を及ぼす可能性があります。
  (経営上の目標達成状況を判断するための経営指標)

   当社では、「売上総利益率」(粗利率)を最も重視する経営指標としております。売上総利益率は、卸売業を展
  開する当社にとって、利益を確保するために最も重要な指標であるため、業績管理においては当該指標の進捗を特
  に注視しております。
  (対処すべき課題)

  (1) 売上増加のための課題
  ① 顧客基盤の拡充
   当社では、顧客(販売先)の数を更に増加させることを課題と認識しております。
   特に、当社における取引先の中で、最も取扱高が多く、収益性も高い「中堅クラス」(顧客の事業規模とし
   て、売上高が1億円以上100億円未満)の顧客を増加させることを重要課題として、日常の営業活動に取り組ん
   でおります。
   この課題に対処するために、各営業拠点において地域密着型の営業活動を地道に推進するほか、新たな地域
   での営業所の開設とターゲットを絞り込んだ営業戦略により、営業活動をより一層強化し、東日本ブロックの
   ように当社のシェアが低い地域における顧客基盤の拡充に努めてまいります。
  ② 取扱商品数の拡充

   当社では、取り扱う商品の数を更に増加させることを課題と認識しております。
   情報通信分野においては、システムの高度化が加速度的に進展しています。これに伴い、市場ニーズ及び顧
   客ニーズが激しく変化してきています。このため、最新の商品情報を入手し、商品戦略へ反映することが重要
   となります。
   この課題に対処するために、当社では、市場ニーズ及び顧客ニーズを把握するとともに、仕入先を通じて積
   極的な情報収集を行い、既存仕入先各社との関係強化に努めてまいります。
  ③ イベント需要の取り込みを含む大型案件の獲得

   当社は1975年の創業以来、CATV及び情報通信分野の技術革新や政府の各種施策等に対応する形で業容を
   拡大してまいりました。例えば、1985年の通信事業の自由化、1987年の都市型CATV局の開局、2002年の防
   災無線のデジタル化、2000年代の全国情報インフラのブロードバンド化、テレビ放送のデジタル化等を契機
   に、拠点数や事業領域を拡大してきております。特に2000年代は「CATVの普及」及び「地デジ対応」と
   いった当社が属する業界全体の需要拡大の機会を捉え、業容を大きく拡大してまいりました。
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   当社では、長年の事業活動を通じて獲得した豊富な仕入ネットワークと、強固な信頼関係に基づいた優良な
   顧客基盤を有していたことが急拡大の要因と分析しております。今後も引き続き、この強みを活かし、需要拡
   大の機会を確りと捉え、売上高の増加に繋げていくことを課題と認識しております。
   当事業年度末現在において想定している需要拡大の機会として、CATVのFTTH化、第5世代移動通信
   システム、防災無線デジタル化関連等が挙げられます。
    これら業界全体の需要拡大の機会を当社の成長に取り込むために、当社では、国内外からの安定した商品供
   給ルートを確保・整備するとともに、メーカーに偏りのない豊富な商品ラインナップから、顧客にとって最適
   な商品を選び出し、ワンストップで総合的な提案ができる企画提案力の向上に努めてまいります。
  (2) 収益性の維持・向上のための課題

  ① 日常的な取引の増加
   当社が属する業界全体の需要拡大期に受注した案件は、同業他社との競争が激しくなることもあり、日常的
   な取引と比較して、収益性が低くなる場合があります。収益性を維持・向上させるために、当社では、大型案
   件を通じて構築した取引関係を、比較的収益性の高い日常的な取引の増加に繋げていくことを課題と認識して
   おります。
   この課題に対処するために、地域密着型の営業活動を地道に推進し、既存顧客との関係強化に努めてまいり
   ます。
  ② コスト・リーダーシップを発揮できる商品の拡充

   顧客の多様なニーズに応えつつ、当社の収益性を維持・向上させることを課題と認識しております。
   この課題に対処するために、当社では、多くの顧客に共通して必要とされる汎用的な商品については、当社
   が企画した商品をメーカーに提案して製造委託し、これを仕入れて顧客に販売しております。                また、特定の
   メーカーの商品を大量ロットで仕入れすることが可能な体制を構築することで、一定の利益率を確保すること
   が可能となっております。     顧客のニーズに立脚しつつ、コスト・リーダーシップを発揮できる商品の取扱高の
   増加に努めてまいります。
  ③ 自社物流網の強化

   取扱商品の金額的及び量的な増加に対応し、収益性の維持・向上を実現させるため、商品を効率的に仕入
   れ、販売するための自社物流網をより一層強化することを課題と認識しております。当事業年度末現在、本社
   がある愛媛県松山市に3箇所、東京営業所内に1箇所の合計4箇所の物流センターを有しておりますが、更な
   る成長に対応するためには、物流センターの拡充が必要となります。
   この課題に対処するために、需要が増加している東日本ブロックにおける物流センターの拡充を検討してお
   ります。なお、具体的な計画内容は、「第一部 企業情報 第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計
   画」の項をご参照下さい。
  (3) 売上増加及び収益性の維持・向上を実現するための経営全般に係る課題

  ① 与信管理及び債権管理の徹底
   当社では、与信管理及び債権管理を徹底することにより、貸倒等を発生させないようにすることを経営課題
   と認識しております。
   この課題に対処するために、当社では、長年の営業活動を通じて得た顧客の情報及び信用調査会社の企業情
   報データを基に与信管理及び債権管理に取り組み、これまで当社の経営基盤を揺るがすような重大な引当金の
   計上は発生しておりません。今後も引き続き、与信管理及び債権管理の徹底に努めてまいります。
  ② 人材の育成及び確保

   当社は、各営業拠点に情報通信分野関連の専門知識を有した人材を配置しております。専門知識とは、仕入
   商品に関する知識、LANやWANの通信に関する知識、通信環境を構築するための設備に関する知識であり
   ます。
   今後の成長のために、これらの知識を豊富に有する人材を育成し、確保することを課題と認識しておりま
   す。
   この課題に対処するために、OJTによる社員教育をより一層充実させるとともに、新卒・中途社員の採用
   を積極的に推進し、当社が必要とする専門知識を有する優秀な人材の確保に努めてまいります。
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  ③ 新規領域への取り組み

   当社が関係するCATV及び情報通信分野は、日進月歩で技術革新が起きており、例えば、テレビとイン
   ターネットが連携し、放送と通信の垣根がなくなる等、従前では考えられなかったような業際的な発展を遂げ
   てきております。
   今後も継続的な成長を実現していくために、当社では、新しい商品を発掘し、取り扱うことを課題と認識し
   ております。
   この課題に対処するために、建築、土木、医療等の新たな領域における商品の仕入れに取り組んでまいりま
   す。
  ④ 新型コロナウイルス感染症への対応

   当社では、新型コロナウイルス感染症に関する基本方針を定め、当社の従業員やステークホルダーの皆様の
   安全・健康を最優先として全社をあげて感染拡大の防止に取り組み、事業活動・生産活動への影響を最小限に
   抑えるべく対応を行ってまいります。
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 2 【事業等のリスク】
  本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある
  事項には、以下のようなものがあります。
  なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
  (1) 情報通信関連市場の需要動向について

  情報通信ネットワークの拡大によってICT設備等の需要が本格化するなど、情報通信関連市場は順調に拡大し
  ていくものと予想しております。当社は、仕入先を通じた情報収集力の強化を図り、需要動向を迅速に把握すると
  ともに顧客ニーズに合わせた提案をしていく所存ですが、予期せぬ要因により、情報通信関連市場の成長が鈍化し
  た場合、又は、顧客の需要に応じた商品を適切に供給できない場合においては、当社の経営成績及び財政状態に影
  響を及ぼす可能性があります。
  (2) CATV業界の事業環境への対応について

  CATV業界は、大手のCATV事業者を中心に放送と通信の融合が進み、ネットワークの拡張やアップグレー
  ド、4K・8K放送のサービス開始に伴う追加投資の必要性が高まっているものと認識しております。当社は、こ
  うした事業環境の変化を踏まえて、取扱商品の充実を図り、投資環境の変化に柔軟に対応できるような体制の整備
  に取り組んでおりますが、CATV事業者による設備投資計画やその関連工事案件に係る商品需要に対応した商品
  を供給できない場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
  (3) 価格競争について

  当社は、継続的に購買部門で仕入価格統制を行っており、仕入価格の変動分の販売価格への転嫁や商品の企画等
  に取り組むことで、価格競争力の強化に努めております。
  しかしながら、材料価格の高騰等により仕入価格が上昇した場合や、建設投資や情報通信関連の設備投資の激減
  等の変動により、価格競争が熾烈化した場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がありま
  す。
  (4) 与信管理及び債権管理について

  当社では販売先の定期調査及び分析を実施するほか、営業保証金の受入など、債権管理を徹底しております。し
  かしながら、景気後退等により、販売先において、想定外の倒産が多く発生し、引当金の計上等が必要となった場
  合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
  (5) 海外仕入先との取引について

  当社は、海外企業と輸入取引を行っております。従いまして、当社が輸入取引を行う国及び地域における政治・
  経済情勢の変化や社会的混乱の発生、予期せぬ法律や規制の変更等のカントリーリスクを有しております。当社
  は、現地メーカーと情報を共有し、適切に対応することでリスクヘッジを行っておりますが、このようなリスクが
  顕在化し当該地域における輸入取引の継続が困難となった場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす
  可能性があります。
  (6) 輸入品の品質に関するリスクについて

  当社が取り扱う輸入品については、海外メーカーとの綿密な連携により、品質や信頼性の維持に努めておりま
  す。しかしながら、予期せぬ不具合商品の補償等の問題が発生した場合には、当社の責任の範囲内において対策費
  用が発生し、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
  (7) 為替レートの変動について

  当社は、品質や価格面で他社との差別化を図るために、海外メーカーより一部商品を仕入れております(米ドル建
  て)。為替による仕入価格変動は基本的に商品販売価格へ転嫁しておりますが、商品販売価格へ転嫁できないほどの
  為替レートの大幅な変動が生じた場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
  (8) 保有資産の評価について

  当社は、営業所や物流センターとして相応の土地建物を保有しております。これらの資産について、時価評価を
  実施した結果、その資産価値が簿価に対して著しく下落し、減損損失等を計上することとなった場合には、当社の
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  経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
  (9) 自然災害によるリスクについて

  当社は、情報システムをデータセンターに設置し、データバックアップ管理体制を構築しているほか、複数の倉
  庫に在庫品を保管し商品供給体制を維持しているなど、地震・台風等の自然災害に対する防災策を施しておりま
  す。しかしながら、想定外の大規模な地震や津波、台風や洪水等の不可避な自然災害又は予期せぬ事故等によっ
  て、営業拠点や物流拠点に甚大な被害を被った場合には、当社の事業遂行に支障をきたし、当社の経営成績及び財
  政状態に影響を及ぼす可能性があります。
  (10) 人材の確保について

  当社の継続的な成長には、優秀な人材の確保や育成促進が不可欠であることから、積極的な採用活動やOJTの
  充実を進めておりますが、著しく採用環境が悪化するなど、計画どおりの人材が確保できなかった場合には、当社
  の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
  (11) 感染症の蔓延によるリスクについて

  新型コロナウイルス感染症の影響により、世界的な経済活動の停滞が続いた場合、当社の経営成績及び財政状態
  に影響を及ぼす可能性があります。
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 3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
  (1) 経営成績等の状況の概要
   当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
  ① 経営成績

   当事業年度におけるわが国経済は、政府の経済政策等により企業収益や雇用情勢は緩やかな回復基調であった
  ものの、新型コロナウイルス感染症の拡大、全国に及んだ緊急事態宣言により企業活動が停滞し、期末にかけて
  厳しい状況にありました。
   当社が事業展開するCATV及び情報通信関連分野におきましては、IoTやAIといった新たな技術革新を
  支える伝送路のデータ伝送量増加に対応するため、光伝送路構築やFTTH(※)等の通信インフラ基盤の大容
  量化が継続しております。また、防災関連分野におきましては、地方自治体防災システムのデジタル化への更新
  が続いております。
   ※FTTHとは、Fiber     to the Homeの略。通信事業者の設備から利用者建物等までを光ファイ
   バーケーブルでつなぐアクセス方式。
   このような状況の中、多種多様の商品をワンストップで提供可能な体制と、過去の大型案件受注により得たノ
  ウハウをお客様から評価していただき、FTTH案件や防災行政無線案件等を前事業年度に引き続き多数受注し
  ました。また、中長期的な経営戦略に沿った提案型の営業活動に注力した結果、当事業年度の売上高は、
  15,544,316千円   (前事業年度比   3.3%増 )、売上総利益は   2,413,633千円  (前事業年度比   1.7%増 )、営業利益は
  763,353千円  (前事業年度比   1.7%増 )、経常利益は   756,395千円  (前事業年度比   5.2%増 )、当期純利益は   565,301
  千円 (前事業年度比   22.9%増  )となりました。
   なお、新型コロナウイルスの感染拡大による当事業年度への影響は軽微であります。
   事業区分別の営業概況は以下のとおりであります。
           第44期
               第45期
     事業区分の名称     自2018年6月1日    自2019年6月1日    前事業年度比
              至2020年5月31日
          至2019年5月31日
            千円    千円   %
       売上高     3,186,747    3,488,889    109.5
   四国九州ブロック
       売上総利益     540,121    549,724   101.8
       売上高     5,312,027    5,495,344    103.5
   東日本ブロック
       売上総利益     723,988    768,914   106.2
       売上高     4,986,328    4,794,987    96.2
   西日本ブロック
       売上総利益     809,878    792,220   97.8
       売上高     1,558,944    1,765,095    113.2
   東海北陸ブロック
       売上総利益     300,053    302,774   100.9
       売上高    15,044,048    15,544,316    103.3
   合計
       売上総利益     2,374,041    2,413,633    101.7
  四国九州ブロック

   大型の消防通信設備案件及び防災行政無線案件の増加により好調に推移したことから、売上高は3,488,889千円
  (前事業年度比9.5%増)となり、売上総利益は549,724千円(前事業年度比1.8%増)となりました。
  東日本ブロック

   大型のFTTH案件の終息が影響しましたが、防災行政無線案件の増加により好調に推移したことから、売上高
  は5,495,344千円(前事業年度比3.5%増)となり、売上総利益は768,914千円(前事業年度比6.2%増)となりまし
  た。
  西日本ブロック

   FTTH案件及び防災行政無線案件が堅調に推移しましたが、ナースコールやネットワーク機器等の病院案件が
  低調に推移したことから、売上高は4,794,987千円(前事業年度比3.8%減)となり、売上総利益は792,220千円
  (前事業年度比2.2%減)となりました。
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  東海北陸ブロック

   防災行政無線案件及びFTTH案件が好調に推移したことから売上高は1,765,095千円(前事業年度比13.2%
  増)となり、売上総利益は302,774千円(前事業年度比0.9%増)となりました。
  商品区分別の営業概況は以下のとおりであります。

           第44期
               第45期
     商品分類    自2018年6月1日    自2019年6月1日    前事業年度比
              至2020年5月31日
          至2019年5月31日
            千円    千円   %
       売上高     3,979,025    3,756,912    94.4
   ケーブル
       売上総利益     650,601    640,644   98.5
       売上高     7,198,543    7,804,677    108.4
   材料
       売上総利益     1,325,377    1,346,927    101.6
       売上高     3,704,789    3,957,226    106.8
   機器
       売上総利益     386,464    422,109   109.2
       売上高     161,690    25,500   15.8
   その他
       売上総利益     11,598    3,951   34.1
       売上高    15,044,048    15,544,316    103.3
   合計
       売上総利益     2,374,041    2,413,633    101.7
  ケーブル

   FTTH案件及び屋内・屋外通信設備案件により光ケーブル販売、輸入ケーブル及び国内協業メーカー品の販売
  が好調に推移しましたが、東日本ブロックにおける大型のFTTH案件の終息が影響したことから、売上高は
  3,756,912千円(前事業年度比5.6%減)となり、売上総利益は640,644千円(前事業年度比1.5%減)となりまし
  た。
  材  料

   防災行政無線案件により防災無線柱・装柱材料等、屋内通信設備案件により屋内ネットワーク材料の販売が好調
  に推移したことから、売上高は7,804,677千円(前事業年度比8.4%増)となり、売上総利益は1,346,927千円(前
  事業年度比1.6%増)となりました。
  機  器

   大型の消防通信設備案件、防災行政無線案件により機器の販売が好調に推移したことから、売上高は3,957,226
  千円(前事業年度比6.8%増)となり、売上総利益は422,109千円(前事業年度比9.2%増)となりました。
  そ の 他

   その他は電気通信工事であり、当事業年度におきましては数件受注したことから、売上高は25,500千円(前事業
  年度比84.2%減)となり、売上総利益は3,951千円(前事業年度比65.9%減)となりました。
  ② 財政状態

  (資産)
   流動資産は、前事業年度末に比べて      1,806,779千円  増加し、  11,366,620千円   となりました。これは主に当事業年
  度末が金融機関の休業日であった影響等により現金及び預金が           750,050千円  、受取手形が  371,705千円  、売掛金が
  628,884千円  それぞれ増加したこと等によるものであります。
   固定資産は、前事業年度末に比べて      73,298千円  増加し、  2,369,351千円  となりました。これは主に保険積立金が
  42,904千円  、繰延税金資産が   60,185千円  それぞれ増加し、建物(純額)が     20,560千円  、破産更生債権等が   21,335千
  円、投資有価証券が   7,326千円  それぞれ減少したこと等によるものであります。
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  (負債)
   流動負債は、前事業年度末に比べて      1,530,048千円  増加し、  6,877,967千円  となりました。これは主に当事業年度
  末が金融機関の休業日であった影響等により支払手形が          788,694千円  、買掛金が  628,647千円  、未払金が  57,027千
  円、未払費用が  53,008千円  それぞれ増加したこと等によるものであります。
   固定負債は、前事業年度末に比べて      48,412千円  減少し、  764,849千円  となりました。これは主に役員退職慰労引
  当金が 8,761千円  、退職給付引当金が   16,422千円  それぞれ増加し、長期借入金が     65,663千円  減少したこと等による
  ものであります。
  (純資産)

   純資産合計は、前事業年度末に比べて      398,442千円  増加し、  6,093,154千円  となりました。これは主に利益剰余金
  が当期純利益の計上により565,301千円増加し、剰余金の配当により167,978千円減少したこと等によるものであり
  ます。
  ③ キャッシュ・フロー

   当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、当事業年度の末日が金融機関の休業日
  であった影響等により、前事業年度末に比べ        531,253千円  増加し、  1,252,950千円  となりました。
   当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

  (営業活動によるキャッシュ・フロー)
   営業活動によって得られた資金は、前事業年度に比べ         778,239千円  増加し、  1,017,005千円  となりました。資金
  の主な増加要因は、税引前当期純利益      763,210千円  、仕入債務の増加   1,417,342千円  などによるものであり、主な
  減少要因は、売上債権の増加     1,000,590千円  、法人税等の支払額   270,067千円  、たな卸資産の増加額    67,988千円  な
  どによるものであります。
  (投資活動によるキャッシュ・フロー)

   投資活動によって使用した資金は、前事業年度に比べ         99,301千円  減少し、  250,272千円  となりました。資金の主
  な増加要因は、定期預金の払戻による収入       4,416,243千円  などであり、減少要因は、定期預金の預入による支出
  4,635,040千円  などによるものであります。
  (財務活動によるキャッシュ・フロー)

   財務活動によって使用した資金は、前事業年度に比べ         270,652千円  増加し、  235,478千円  となりました。資金の
  主な減少要因は、長期借入金の返済による支出        55,561千円  、配当金の支払額   167,978千円  などによるものでありま
  す。
  ④ 資本の財源及び資金の流動性に関わる情報

   資本政策につきましては、財務の健全性や資本効率など当社にとって最適な資本構成を追求しながら、成長の
  ための内部留保の充実と、株主への利益還元との最適なバランスを考え実施してまいります。
   短期運転資金については、自己資金を基本とし、設備投資については、金融機関からの長期借入金や公募増資
  等を検討した上で調達してまいります。
   第45期事業年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債残高は406,204千円となっており、現金及び
  預金の残高は5,835,841千円となっております。
  ⑤ 生産、受注及び販売の実績

   当社は、CATV関連市場向け及び情報通信関連市場向け販売事業の単一セグメントであるため、事業区分別
  に記載しております。
  a. 生産実績

   生産に該当する事項がないため、生産実績に関する記載はしておりません。
  b. 仕入実績

   当事業年度における商品仕入実績を事業区分別に示すと、次のとおりであります。
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   事業区分の名称       金額(千円)      前年同期比(%)

  四国九州ブロック           3,412,040       110.5

  東日本ブロック           4,821,410       118.9
  西日本ブロック           3,778,139       82.1
  東海北陸ブロック           1,185,004       119.8
    合計        13,196,595       103.6
  (注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
  2.金額は仕入価格によっております。
  c. 受注実績

   当社においては受注から販売までの所要日数が短く、常に受注残高は僅少であります。そのため、受注状況に
   は重要性がなく、記載を省略しております。
  d. 販売実績

   当事業年度における販売実績を事業区分別に示すと、次のとおりであります。
   事業区分の名称       金額(千円)      前年同期比(%)

  四国九州ブロック           3,488,889       109.5

  東日本ブロック           5,495,344       103.5
  西日本ブロック           4,794,987       96.2
  東海北陸ブロック           1,765,095       113.2
    合計        15,544,316       103.3
  (注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
  2.最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10以上に該
   当する相手先がないため、記載を省略しております。
  (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

  経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
  なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
  ① 重要な会計方針及び見積り

   当社の財務諸表は、わが国において一般的に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されておりま
  す。この財務諸表の作成にあたっては、決算日における財政状態、経営成績に影響を与えるような見積り・予測
  を必要としております。当社は過去の実績値や状況を踏まえ、合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積
  り・予測を実施しております。これらの見積りについては、継続し、必要に応じて見直しを行っておりますが、
  見積りによる不確実性が伴うため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。
   また、新型コロナウイルスの感染拡大の影響に関する会計上の見積りについて、「第一部               企業情報  第5 経理
  の状況 追加情報」に記載の通りです。
  ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

   「第一部 企業情報 第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載した課題事
  項についての、当事業年度における対応状況・進捗状況等に係る主な分析・検討内容は以下のとおりです。
    a.売上及び売上総利益
    当事業年度における当社の業績は、前事業年度比で増収増益となりました。売上高は大型のFTTH案件の
   終息が影響しましたが、大型の消防通信設備案件を受注、また、防災無線案件等を多数受注し前事業年度比で
   500,267千円増加   し15,544,316  千円となりました。売上総利益は前事業年度比で        39,591千円増加   し2,413,633  千
   円となりました。
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    b.販売費及び一般管理費
    販売費及び一般管理費は     1,650,280  千円(前事業年度比   101.6 %)であり、売上高に占める割合は10.6%(前
   事業年度10.8%)となりました。
    c.営業外損益
    営業外収益は   16,531 千円(前事業年度比   76.0 %)、営業外費用は   23,489 千円(前事業年度比   44.0 %)となり
   ました。当事業年度は市場変更費用が15,133千円発生しております。
    d.特別損益
      特別利益は投資有価証券売却益       8,392千円  、特別損失は投資有価証券評価損      1,577千円  となりました。
    e.法人税等
    法人税、住民税及び事業税は     258,584 千円(前事業年度比   97.7 %)、法人税等調整額は    △60,676  千円(前事業
   年度法人税等調整額   △6,029 千円)であります。
 4 【経営上の重要な契約等】

  該当事項はありません。
 5 【研究開発活動】

  該当事項はありません。
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 第3 【設備の状況】
 1 【設備投資等の概要】

  当事業年度の設備投資の総額は     14,753 千円であります。その主なものは、本社の社用車入替を目的とした設備投
  資であります。なお、当社はCATV関連市場向け及び情報通信関連市場向け販売事業の単一セグメントであるた
  め、セグメント別の記載は省略しております。
  また、当事業年度における重要な設備の除却、売却等はありません。
 2 【主要な設備の状況】

  当社における主要な設備は、次のとおりであります。
                 2020年5月31日   現在
             帳簿価額(千円)
        設備の
  事業所名   事業区分              従業員数
  (所在地)   の名称              (名)
        内容
          建物及び    工具器具
            土地    リース
                  合計
            (面積㎡)    資産
          構築物    備品
   本社  四国九州ブロック   全社統括    45,203        24
          37,802    2,897  23,012  108,915
  (愛媛県松山市)   全社(共通)   営業設備    (709)        (3)
  本社第1

            195,870         1
     四国九州ブロック   倉庫設備  19,423    342  ― 215,635
  物流センター
            (1,279)        (1)
  (愛媛県松山市)
  本社第2
            103,848         1
     四国九州ブロック   倉庫設備  33,762    84  ― 137,694
  物流センター
            (1,060)        (1)
  (愛媛県松山市)
  本社第3
            69,015        1
     四国九州ブロック   倉庫設備  35,444    ―  ― 104,460
  物流センター
            (1,295)        (―)
  (愛媛県松山市)
  高松営業所      営業設備    42,926        5

     四国九州ブロック      42,331    ―  ― 85,258
  (香川県高松市)       倉庫設備    (1,058)        (1)
  福岡営業所

        営業設備     ―       11
  (福岡県福岡市
     四国九州ブロック      289    ―  ―  289
        倉庫設備    [466]        (1)
  博多区)
  沖縄営業所      営業設備     ―        3

     四国九州ブロック      ―    ―  ―  ―
  (沖縄県那覇市)       倉庫設備     [72]        (1)
  東京営業所           ―       26

     東日本ブロック   営業設備   ―    0  ―  ―
  (東京都江東区)           [294]        (―)
   東京

             ―        4
     東日本ブロック   倉庫設備   ―    ―  ―  ―
  物流センター
            [330]        (―)
  (東京都江東区)
  札幌営業所
        営業設備     ―        6
  (北海道札幌市
     東日本ブロック      448    216  ―  665
        倉庫設備    [449]        (1)
  東区)
  仙台営業所
        営業設備     ―        5
  (宮城県仙台市
     東日本ブロック      ―    ―  ―  ―
        倉庫設備    [146]        (―)
  宮城野区)
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             帳簿価額(千円)
        設備の
  事業所名   事業区分              従業員数
  (所在地)   の名称              (名)
        内容
          建物及び    工具器具
            土地    リース
                  合計
            (面積㎡)    資産
          構築物    備品
  大阪営業所
        営業設備    216,358        28
  (大阪府大阪市
     西日本ブロック     135,643     56  ― 352,058
        倉庫設備    (787)        (―)
  旭区)
  岡山営業所
        営業設備    74,229        5
  (岡山県岡山市   西日本ブロック      15,891     0  ― 90,120
        倉庫設備    (822)        (1)
  北区)
  広島営業所
        営業設備     ―        6
  (広島県広島市
     西日本ブロック      ―    ―  ―  ―
        倉庫設備    [159]        (1)
  西区)
  名古屋営業所
        営業設備    131,142        11
 (愛知県名古屋市   東海北陸ブロック      56,148    ―  ― 187,291
        倉庫設備    (790)        (1)
  天白区)
  金沢営業所      営業設備    40,402        6

     東海北陸ブロック      32,424    ―  ― 72,826
  (石川県金沢市)       倉庫設備    (540)        (1)
  (注) 1.帳簿価額には消費税等は含まれておりません。

   2.土地の欄の[ ]は賃借面積を示しております。
   3.従業員数は就業人員であり(外書)は、臨時雇用者数(嘱託社員、準社員)の年間平均人員(1日8時間換算)で
   あります。
   4.現在休止中の主要な設備はありません。
   5.当社は、CATV関連市場向け及び情報通信関連市場向け販売事業の単一セグメントであるため、事業区分
   別で記載しております。
   6.福岡営業所、沖縄営業所、東京営業所、東京物流センター、札幌営業所、仙台営業所及び広島営業所の事務
   所及び倉庫は賃借しているものであり、それぞれの年間賃借料は7,800千円、1,410千円、8,004千円、7,020
   千円、3,340千円、2,544千円及び3,600千円、合計33,718千円であります。
 3 【設備の新設、除却等の計画】

  (1) 重要な設備の新設等
          投資予定額

  事業所名                完了予定  完成後の
     事業区分の
       設備の内容      資金調達方法   着手年月
      名称
  (所在地)                年月 増加能力
          総額  既支払額
         (百万円)  (百万円)
  東京営業所
     東日本
             自己資金又は借
  東京物流センター      土地  1,500  ―    ― 2021年5月  (注)3
             入金
     ブロック
  (東京都)(注)2
  東京営業所   東日本        自己資金又は借

       営業設備   400  ―    2021年6月  2022年5月  (注)3
  (東京都)(注)2   ブロック        入金
  東京物流センター    東日本        自己資金又は借

       倉庫設備   100  ―    2021年6月  2022年5月  (注)3
  (東京都)(注)2   ブロック        入金
  (注)1.上記の金額に消費税等は含まれておりません。

  2.東京都東武エリア(江東区、江戸川区等)を中心に物件を選定中であるため、所在地について、市町村まで
   の具体的な記載は省略しております。
  3.完成後の増加能力については、計数量的把握が困難であるため、記載を省略しております。
  (2) 重要な設備の除却等

  該当事項はありません。
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 第4 【提出会社の状況】
 1 【株式等の状況】

  (1) 【株式の総数等】
  ① 【株式の総数】
      種類        発行可能株式総数(株)

     普通株式             8,793,920

      計             8,793,920

  (注)2019年10月11日開催の臨時取締役会決議により、2019年12月1日付で株式分割に伴う定款の変更を行い、
   発行可能株式総数は4,396,960株増加し、8,793,920株となっております。
  ② 【発行済株式】

     事業年度末現在    提出日現在

            上場金融商品取引所
   種類   発行数(株)    発行数(株)   名又は登録認可金融      内容
            商品取引業協会名
      (2020年5月31日   )  (2020年8月31日)
                完全議決権株式であり、権利
            東京証券取引所
                内容に何ら限定のない当社に
  普通株式    5,332,780    5,332,780
                おける標準となる株式であり
              (市場第一部)
                ます。(注)1
   計    5,332,780    5,332,780   ―    ―
  (注)1.単元株式数は100株であります。
  2.2020年5月18日をもって、当社株式は東京証券取引所市場第一部に市場変更しております。
  (2) 【新株予約権等の状況】

  ① 【ストックオプション制度の内容】
   該当事項はありません。
  ② 【ライツプランの内容】

   該当事項はありません。
  ③ 【その他の新株予約権等の状況】

   該当事項はありません。
  (3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

   該当事項はありません。
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  (4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】
     発行済株式   発行済株式  資本金増減額   資本金残高   資本準備金   資本準備金

   年月日   総数増減数   総数残高        増減額   残高
      (株)   (株)  (千円)   (千円)   (千円)   (千円)
  2018年10月23日
      1,212,545   2,425,090    ―  411,798    ―  290,956
  (注)1
  2019年3月11日
      160,000  2,585,090   113,960   525,758   113,960   404,916
  (注)2
  2019年4月9日
      81,300  2,666,390   57,905  583,663   57,905  462,821
  (注)3
  2019年12月1日
      2,666,390   5,332,780    ―  583,663    ―  462,821
  (注)4
  (注) 1.株式分割(1:2)によるものであります。
   2.有償一般募集(ブックビルディング方式による募集)
     発行価格    1,540円
     引受価額    1,424.50円
     資本組入額   712.25円
   3.有償第三者割当(オーバーアロットメントによる売出しに関連した第三者割当増資)
     発行価格    1,424.50円
     資本組入額   712.25円
     割当先     野村證券株式会社
   4.株式分割(1:2)によるものであります。
  (5) 【所有者別状況】

                 2020年5月31日   現在
        株式の状況(1単元の株式数     100 株)
                   単元未満
  区分          外国法人等       株式の状況
    政府及び
        金融商品  その他の      個人
                   (株)
    地方公共  金融機関            計
        取引業者  法人     その他
    団体
           個人以外  個人
  株主数
     ―  4  22  22  25  1 1,478  1,552   ―
  (人)
  所有株式数
     ― 1,068  1,077  22,140  2,705  20 26,297  53,307  2,080
  (単元)
  所有株式数
     ―  2.00  2.02  41.53  5.08  0.04  49.33  100.00   ―
  の割合(%)
  (注) 自己株式140株は「個人その他」に1単元、「単元未満株式の状況」に40株含まれております。
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  (6) 【大株主の状況】
                 2020年5月31日   現在
                   発行済株式
                  (自己株式を
                所有株式数   除く。)の
   氏名又は名称        住所
                (株)  総数に対する
                   所有株式数
                   の割合(%)
  株式会社ディー・ケー・コーポ
       愛媛県松山市山越1丁目21番14号         1,780,400    33.39
  レーション
  河田 晃      愛媛県松山市         331,060   6.21
  ダイコー従業員持株会      愛媛県松山市姫原3丁目6番11号         272,660   5.11

  河田 充      愛媛県松山市         259,900   4.87

  西村 晃      愛媛県松山市         240,080   4.50

       25 CABOT SQUARE,  CANARY WHARF, LONDON
  MSIP CLIENT SECURITIES
       E14 4QA, U.K.
                 149,400   2.80
  (常任代理人 モルガン・スタ
       (東京都千代田区大手町1丁目9―7 大手
  ンレーMUFG証券㈱)
       町フィナンシャルシティ サウスタワー)
  河田 正春      大阪府大阪市都島区         140,080   2.63
  光通信株式会社      東京都豊島区西池袋1丁目4―10         138,000   2.59

  河田 すみ子      愛媛県松山市         135,960   2.55

  株式会社ブロードピーク      東京都豊島区西池袋1丁目4―10         115,600   2.17

    計       ―     3,563,140    66.82

  (注)1.発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合は、小数点以下第3位を四捨五入してお
   ります。
  2.前事業年度末現在主要株主であったダイコー従業員持株会は、当事業年度末では主要株主ではなくなりまし
   た。
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  (7) 【議決権の状況】
  ① 【発行済株式】
                 2020年5月31日   現在
    区分    株式数(株)   議決権の数(個)      内容
  無議決権株式        ―    ―     ―

  議決権制限株式(自己株式等)        ―    ―     ―

  議決権制限株式(その他)        ―    ―     ―

       (自己保有株式)
  完全議決権株式(自己株式等)           ─     ―
        普通株式   100
               完全議決権株式であり、権利内容に
               何ら限定のない当社における標準と
        普通株式  5,330,600
               なる株式であります。
  完全議決権株式(その他)            53,306
               なお、単元株式数は100株でありま
               す。
        普通株式  2,080
  単元未満株式           ─     ―
  発行済株式総数        5,332,780    ―     ―

  総株主の議決権        ―    53,306    ―

  (注) 「単元未満株式」の株式数の普通株式には、当社所有の自己株式40株が含まれております。
  ② 【自己株式等】

                 2020年5月31日   現在
                   発行済株式
           自己名義   他人名義  所有株式数
   所有者の氏名                総数に対する
       所有者の住所    所有株式数   所有株式数   の合計
   又は名称                所有株式数
            (株)   (株)   (株)
                   の割合(%)
  (自己保有株式)     愛媛県松山市姫原三丁目
            100   ─  100  0.00
  ダイコー通産株式会社    6番11号
   計     ―    100   ─  100  0.00
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 2 【自己株式の取得等の状況】
       普通株式
   【株式の種類等】
  (1) 【株主総会決議による取得の状況】
  該当事項はありません。
  (2) 【取締役会決議による取得の状況】

  該当事項はありません。
  (3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】

  該当事項はありません。
  (4) 【取得自己株式の処理状況及び保有状況】

          当事業年度       当期間

    区分
           処分価額の総額       処分価額の総額
        株式数(株)       株式数(株)
            (千円)       (千円)
  引き受ける者の募集を行った
          ―   ―   ―   ―
  取得自己株式
  消却の処分を行った取得自己株式         ―   ―   ―   ―
  合併、株式交換、会社分割に係る
          ―   ―   ―   ―
  移転を行った取得自己株式
  その他(  ―  )         ―   ―   ―   ―
  保有自己株式         140  ―    140  ―

 3 【配当政策】

  当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題として取り組んでおります。そのため、収益の確保に努
  めるとともに、安定的かつ業績に応じた配当を行うことを基本方針としております。配当性向35%程度を目途に安
  定的な配当に努め、利益見通し、投資計画、財務体質等を総合的に勘案したうえで、最終的に決定しております。
  また内部留保資金につきましては、事業活動及び経営基盤の強化に有効活用してまいります
  当事業年度の剰余金の配当につきましては、上記方針のもと、1株当たり            35円 としております。
  なお、当社は、剰余金の配当を行う場合は、年1回の期末配当を基本としておりますが、会社法第454条第5項に
  規定する中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。配当の決定機関は、中間配当は取締役会、期末
  配当は株主総会であります。
  (注)基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、以下のとおりであります。

           配当金の総額      1株当たり配当額
     決議年月日
           (千円)      (円)
   2020年8月28日
             186,642       35
   定時株主総会決議
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 4 【コーポレート・ガバナンスの状況等】
  (1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】
  ① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
  当社は、CATV及び情報通信業界へ国内外の高度な技術情報及び高品質・低価格の商品を提供することを通じ
  て、高度化するネットワーク社会の発展に貢献することを社是としております。
  信頼される企業であり続けるために、コンプライアンス経営を第一義として、成長と変革によって企業価値の最大
  化を図り、すべてのステークホルダー(株主、投資家、従業員とその家族、関係取引先、地域社会等の利害関係者)と
  良好な信頼関係を築き、経営の健全性及びコンプライアンスの徹底により、コーポレート・ガバナンス体制の構築に
  努めております。
  ② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由

  イ.企業統治の体制の概要
   (a) 取締役会
    取締役会は、取締役(監査等委員である取締役を除く)6名と監査等委員である社外取締役4名で構成して
   おります。原則として毎月1回定例の取締役会を開催し、別途必要に応じて臨時取締役会を開催しておりま
   す。取締役会では、重要事項の審議・決定等を行い、迅速な意思決定及び効率的な事業運営を行うととも
   に、業務執行状況の管理監督を行える体制としております。
    また、取締役会のほかに月次の業績報告会議を月1回開催しており、経営事項に関わる情報の共有を図る
   ことで、効率的な業務執行を行っております。
   (b) 監査等委員会
    当社の監査等委員である取締役4名はすべて社外取締役で構成されております。原則として毎月1回監査
   等委員会を開催するほか、取締役会及びその他重要な会議体に出席し、必要に応じて意見を述べるとともに
   意思決定にも関わっております。また、取締役等から随時に業務報告を聴取し、取締役の職務執行を監査し
   ております。
     (c)  指名委員会
    当社の指名委員会は、取締役社長を含む3名以上で構成し、その過半数は社外取締役としております。ま
   た、委員会の委員長は、独立社外取締役が務めております。取締役会の諮問機関としており、株主総会に提
   出する取締役の選任及び解任に関する議案を答申する権限を有しております。
   (d) 報酬委員会
    当社の報酬委員会は、取締役社長を含む3名以上で構成し、その過半数は社外取締役としております。ま
   た、委員会の委員長は、独立社外取締役が務めております。取締役会の諮問機関としており、取締役(監査
   等委員である取締役を除く)の報酬は、株主総会で承認された総額の範囲内で、社外取締役を過半数とする
   報酬委員会への諮問・答申を経て取締役会にて決定しております。なお、監査等委員である取締役の報酬
   は、株主総会で承認された総額の範囲内で、監査等委員である取締役の協議に基づき決定しております。
   (e) 内部監査室
    当社は、代表取締役社長の直轄組織として内部監査室を設置し、内部監査室長1名を選任しております。
   内部監査体制は、1名でありますが、必要に応じて内部監査室所属以外の者を社長の承認を得て、監査担当
   者に加えることができる体制であります。内部監査室は、「内部監査規程」に基づき内部監査を実施してお
   り、営業所・本社営業部・管理部等の監査を定期的に行っております。
   (f) 会計監査人
    当社は、会計監査人としてEY新日本有限責任監査法人と監査契約を締結し、正確な経営情報の提供に基づ
   き、公正かつ継続的な監査を受けております。また、経営に重要な影響を及ぼす案件については、事前に助
   言を受ける体制をとっております。
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       なお、機関ごとの構成員は次のとおりであります。(◎は議長、委員長を表す。)
    役職名    氏名   取締役会  監査等委員会   指名委員会   報酬委員会
   代表取締役社長    河田 晃     ◎   ―   ○   ○

   代表取締役専務    河田 正春     ○   ―   ―   ―

   代表取締役専務    西村 晃     ○   ―   ◯   ◯

   取締役
      岡野 拓哉     ○   ―   ―   ―
   大阪営業所長
   取締役
      白井 充     ○   ―   ―   ―
   管理部長
   取締役
      髙本 克哉     ○   ―   ―   ―
   本社営業部長
   社外取締役
      山本 浩三     ○   ◎   ◎   ◎
   監査等委員
   社外取締役
      河端 民平     ○   ○   ◯   ◯
   監査等委員
   社外取締役
      濵﨑 省二     ○   ○   ○   ○
   監査等委員
   社外取締役
      武智 弘泰     ○   ○   ◯   ◯
   監査等委員
    ロ.当該体制を採用する理由

   当社は、監査等委員会制度を採用しており、会社法に基づく機関として取締役会、監査等委員会及び会計監
   査人を設置しております。取締役会は、経営の最高意思決定機関として高い倫理観のもと、法令及び定款に定
   められた事項並びに重要な政策に関する事項を決議するとともに、担当役員による業務執行の状況を監督して
   おります。
   その一方、社外取締役で構成する監査等委員会を設置することにより、取締役会での意思決定等の透明性及
   び客観性を担保するとともに、取締役会において議決権を有する監査等委員が、経営の意思決定に関わること
   により取締役会の監査機能を一層強化し、当社のコーポレート・ガバナンスの更なる充実を図っております。
   当社の企業統治の体制の模式図は以下のとおりであります。

  ③ 企業統治に関するその他の事項







  イ.内部統制システムの整備の状況
   当社は、業務の適正を確保するための体制等の整備に関する「内部統制基本方針」について、以下のとおり
   定めております。
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   (a) 当社の取締役及び従業者(以下「役職員」という)の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保す
   るための体制
   a 当社のコンプライアンス体制の基礎となる「倫理綱領」に基づき、役職員の法令・定款及び経営理念の遵
   守に関する指針として「コンプライアンス基本指針」を定め、役職員への周知徹底を図っております。
   b 当社のコンプライアンスを推進するため、コンプライアンス担当役員と各部門のコンプライアンス担当責
   任者は、コンプライアンス実践体制を構築しております。
   c 内部監査部門として、執行部門から独立した内部監査室を設置し、各部門のコンプライアンス担当責任者
   と連携してモニタリングを実施しております。
   d 法令違反その他コンプライアンスに関する事実についての社内報告体制として、内部通報体制を整備し、
   「公益通報管理規程」に基づき、その運用を行っております。
   e 監査等委員である取締役は内部監査室と連携し、当社の法令遵守体制及び内部通報制度の運用に問題があ
   ると認めるときは、意見を述べるとともに、改善策の策定を求めることができることとしております。
   f 社会の秩序や企業の健全な活動に脅威を与える反社会的勢力及び団体に対しては、毅然とした態度で臨
   み、「反社会的勢力対策規程」に基づき、一切の関係を持たないこととしております。
     (b) 当社の取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制

    取締役の職務の執行、意思決定に係る情報については、「文書管理規程」その他関連する規程・マニュア
   ルに基づき、適切かつ確実に検索可能な状態で保存、管理しております。また、取締役が当該情報を求めた
   ときは、適時にそれらを提供できる状態に管理しております。
     (c) 当社の損失の危険の管理に関する規程その他の体制

   a 当社は、必要に応じて社内規程等を制定し、マニュアルの作成・配布、教育及び内部監査を実施して、当
   社の損失の危険を回避・予防し、または管理するものとしております。
   b 緊急かつ全社的に対処する必要のある場合には、「リスク管理規程」に基づき、情報の収集・リスクの評
   価・優先順位・対応策など総括的に管理を行っております。また、必要に応じて顧問弁護士等第三者の助言
   を受け、損害の拡大を防止し、これを最小限にとどめる体制を整えております。
   c 当社は、リスク管理全体を統括する組織として「リスク管理委員会」を設置し、リスク管理体制の整備・
   改善等に関するモニタリングを行うとともに、不測の事態が生じた場合には、代表取締役社長が統括して危
   機管理にあたることとしております。
     (d) 当社の取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制

   a 経営理念を基盤に、将来の事業環境に適応していくために、事業計画に基づき、計数的目標を明示し、営
   業部門の目標と責任を明確にするとともに、月次の利益計画を策定し、予実管理を行っております。
   b 取締役会を月1回定時に開催するほか、必要に応じて適宜臨時に開催し、重要事項を決定し、取締役の職
   務の執行を監督しております。各ブロックを担当する取締役は、取締役会において年度事業計画の進捗状況
   及び具体的な実行施策を報告し、効率的な業務遂行体制を構築、実施しております。
   c 「取締役会規程」、「組織規程」、「職務権限規程」及び「職務分掌規程」等に基づき、取締役ごとの役
   割と責任を明確化するとともに、意思決定プロセスの簡素化等により経営における意思決定の迅速化を図っ
   ております。また、重要事項については、取締役会の合議により慎重な意思決定を行っております。
   (e) 監査等委員会及び監査等委員である取締役の職務を補助すべき従業者に関する事項と当該従業者の取締役

   (監査等委員である取締役を除く)からの独立性及び当該従業者に対する指示の実効性確保に関する事項
   a 監査等委員である取締役がその職務を補助すべき従業者を置くことを求めた場合は、監査等委員会の同意
   のもとに、補助すべき従業者として、監査計画に従い必要な人員を配置することとしております。
   b 監査等委員会及び監査等委員である取締役を補助する従業者は、その職務に関して監査等委員である取締
   役の指揮命令のみに服し、取締役(監査等委員である取締役を除く)から指揮命令を受けないこととしてお
   ります。
   c 当該従業者の人事異動、懲戒その他の人事に関する事項の決定には監査等委員である取締役の同意を得て
   おります。
   (f) 当社の役職員が当社の監査等委員である取締役に報告をするための体制及び報告したことを理由として不

   利な取扱いを受けないことを確保するための体制
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   a 監査等委員である取締役は、監査等委員会が定める監査計画に従い、取締役会その他の重要な会議に出席
   し、役職員から重要事項の報告を求めることができることとしております。
   b 役職員は、職務の執行に関する法令・定款違反、不正行為の事実、または著しい損害を及ぼすおそれのあ
   る事実を知ったときは、監査等委員である取締役に遅滞なく報告することとしております。
   c 当社は、監査等委員である取締役へ報告を行った当社の役職員に対し、当該報告をしたことを理由として
   不利な取扱いを行うことを禁止しております。
     (g) その他監査等委員会及び監査等委員である取締役の監査が実効的に行われることを確保するための体制

   a 当社の役職員は、監査等委員会及び監査等委員である取締役の監査に対する理解を深め、当該監査の環境
   を整備するよう努めております。
   b 監査等委員である取締役は、内部監査室及び会計監査人と連携し、適切な意思疎通を行うことにより監査
   の実効性を確保しております。
   c 取締役(監査等委員である取締役を除く)は、監査等委員である取締役または監査等委員会からの適時な
   報告に対して、真摯に受け止めております。
   d 監査等委員会から、その職務の執行について生ずる費用等の請求があり、当該費用等が監査等委員の職務
   の執行に必要であると認められた場合、これに応じるものとしております。
     (h) 財務報告の信頼性を確保するための体制

    当社は、財務報告に係る内部統制が有効かつ適切に行われる体制の整備、運用、評価を継続的に行い、財
   務報告の信頼性と適正性を確保しております。
     (i) 反社会的勢力の排除に向けた体制

    当社は、反社会的勢力とは一切関係を持たない旨を行動規範に定めております。これらの勢力に対して
   は、警察当局、暴力追放運動推進センター及び弁護士と密接な連携をとり、一切の関係を遮断しておりま
   す。
  ロ.リスク管理体制の整備の状況

   当社は、経営に重大な影響を及ぼす様々なリスクを未然に防止するために、代表取締役社長を委員長とする
   リスク管理委員会を3カ月に1回開催し、「リスク管理規程」に基づきリスクの発生に関する検討を行い、社
   会的責任を重視した企業倫理観の維持・強化を図るとともに、法令や社内規程等の遵守状況を確認しておりま
   す。
   また、業務遂行上において、重要な法律問題が発生した場合に備えて、弁護士と顧問契約を締結し、必要に
   応じて助言と指導が受けられる体制を整えております。
   万が一、緊急事態が発生した場合には、代表取締役社長及び各地の営業所を統括する担当取締役を中心とし
   て機動的に指示・連絡をできる体制が構築されており、迅速な対応と再発の防止に努めております。
   また、コンプライアンス経営の強化を図るために、「公益通報管理規程」を制定し、組織的又は個人的な法
   令違反や社内不正等に関する通報制度の仕組みを整備することにより、違法・不正行為等の早期発見と未然防
   止を図っております。
  ハ.反社会的勢力排除に向けた基本的な考え方及びその整備状況

   当社は、反社会的勢力との関係は排除するという信念をもっております。この信念のもと、取締役会や幹部
   社員を集めた会議等においては、折に触れ、自ら注意を促しております。当社ではこれらの教育的指導により
   意識高揚が図られており、全社員に周知されているものと考えております。
   各営業部門の新規顧客の取引開始時には、外部の調査機関の活用及び取引先等からの風評等の信用調査結果
   を必ず収集したうえで取引開始を実行するなど、営業体制を確立しております。加えて、既存取引先について
   も、定期的に信用調査を行う等のチェック体制を確立しております。
   また、取引基本契約書には反社会的勢力排除を謳っており、当社の意思が内外に分かる様取り組んでおりま
   す。
  ニ.取締役に関する事項

     (a) 取締役の責任免除
    当社は、職務の遂行に当たり期待される役割を十分に発揮できるよう、会社法第426条第1項の規定によ
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   り、取締役会の決議によって取締役(取締役であった者を含む。)の損害賠償責任を、法令が定める範囲で免
   除することができる旨を定款に定めております。
     (b) 取締役の定数

    当社の監査等委員ではない取締役は8名以内、監査等委員である取締役は4名以内とする旨を定款に定め
   ております。
     (c) 取締役の選任の決議要件

    当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有す
   る株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨及び累積投票によらない旨を定款に定めております。
  ホ.株主総会決議に関する事項

     (a) 株主総会の特別決議要件
    当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる
   株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款に定
   めております。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営
   を行うことを目的とするものであります。
     (b) 自己株式の取得

    当社は、機動的な資本政策の遂行を可能とするため、自己の株式の取得に関して、会社法第165条第2項の
   規定に基づき、取締役会の決議によって市場取引等により自己の株式を取得することができる旨を定款に定
   めております。
     (c) 中間配当の実施

    当社は、株主への機動的な利益還元を行うため、会社法第454条第5項の規定により、取締役会の決議に
   よって毎年11月30日を基準日として、中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。
  ヘ.責任限定契約の内容の概要

   当社は、取締役(業務執行取締役等である者を除く。)との間で、会社法第427条第1項の規定に基づき、同法
   第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく損害賠償責任の限度額
   は、法令が規定する額とする旨を定款に定めております。なお、当該責任限定が認められるのは、職務の遂行
   について善意かつ重大な過失がないときに限られます。
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  (2) 【役員の状況】
  ① 役員一覧
  男性 10名 女性  ―名(役員のうち女性の比率     ―%)
                    所有
   役職名   氏名  生年月日      略歴     任期 株式数
                    (株)
          1999年4月  株式会社アルメックス入社
          2007年11月  当社入社
          2009年8月  当社取締役就任
          2010年4月  株式会社ディー・ケー・コーポレー
             ション
             代表取締役就任(現任)
   代表取締役
      河田  晃
        1972年7月9日           (注)2 331,060
   社長
          2011年8月  当社取締役副社長就任
          2014年5月  睦通信株式会社(現当社)
             社外 取締役就任
          2014年8月  当社代表取締役社長就任(現任)
          2015年1月  有限会社デンツー産業(現当社)
             取締役就任
          1974年4月  富士電機製造株式会社(現富士電機
             株式会社)入社
          1979年2月  当社入社 大阪営業所長
          1985年7月  当社取締役就任
   代表取締役
          2002年11月  当社西日本ブロック長(現任)
   専務
      河田 正春    2005年6月  当社常務取締役就任
   西日本     1955年10月23日           (注)2 140,080
   東海北陸
          2014年5月  睦通信株式会社(現当社)
   ブロック長
             社外取締役就任
          2014年6月  当社東海北陸ブロック長(現任)
          2014年8月  当社専務取締役就任
          2017年8月  当社代表取締役専務就任(現任)
          1976年6月  愛媛東芝商品販売株式会社入社
          1980年4月  四国通信機工業株式会社(現四国通
             信産業株式会社)入社
          1985年7月  当社入社 本社営業部長
          1987年8月  当社取締役就任
   代表取締役
          2002年11月  当社四国九州ブロック長(現任)
   専務
      西村  晃
   四国九州     1957年2月27日           (注)2 240,080
          2004年4月  西南地域ネットワーク株式会社
   東日本
             取締役(社外取締役)就任
   ブロック長
          2005年6月  当社常務取締役就任
          2014年8月  当社専務取締役就任
          2017年1月  当社東日本ブロック長(現任)
             当社東京営業所長
          2017年8月  当社代表取締役専務就任(現任)
          1978年4月  サンテレホン株式会社入社
          2000年9月  当社入社 大阪営業所営業部長
          2002年6月  当社取締役就任(現任)
   取締役
      岡野 拓哉
        1959年4月30日           (注)2  56,000
  大阪営業所長
          2003年6月  当社東日本ブロック長
             当社東京営業所長
          2017年1月  当社大阪営業所長(現任)
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                    所有
   役職名   氏名  生年月日      略歴     任期 株式数
                    (株)
          1999年11月  宇都宮税理士事務所入所
          2002年5月  当社入社 管理部配属
          2005年12月  当社内部監査室配属
          2006年6月  当社内部監査室長
   取締役
      白井  充
        1974年11月9日           (注)2  20,000
   管理部長
          2010年8月  当社取締役就任(現任)
             当社管理部長(現任)
          2014年5月  睦通信株式会社(現当社)
             監査役就任(社外監査役)
          1984年4月  当社入社
          2011年9月  当社本社営業部長(現任)
   取締役
      髙本 克哉
        1965年9月7日           (注)2  20,000
  本社営業部長
             当社執行役員就任
          2015年8月  当社取締役就任(現任)
          1975年3月  株式会社ウッドワン入社
          1982年1月  河端民平司法書士事務所所長(現任)
   取締役
      河端 民平
        1952年1月26日           (注)3  ─
   監査等委員
          2007年8月  当社監査役就任
          2017年8月  当社取締役(監査等委員)就任(現任)
          1962年9月  日本電信電話公社
             (現日本電信電話株式会社)入社
          1992年4月  同社阿南電報電話局お客様サービス
             部長
          1995年7月  株式会社NTT―TE四国(現株式
             会社NTTフィールドテクノ)入社
             本社事業部長
   取締役
      濵﨑 省二
        1943年8月5日   1999年4月  株式会社NTT―TEサービス四国      (注)3  ─
   監査等委員
             (現株式会社NTTフィールドテク
             ノ)本社技術部長
          2003年4月  株式会社NTTネオメイトサービス
             四国(現株式会社NTTフィールド
             テクノ) 代表取締役常務
          2010年8月  当社監査役就任
          2017年8月  当社取締役(監査等委員)就任(現任)
          1982年4月  株式会社伊予銀行入行
          2006年2月  同行 小野支店長
          2009年2月  同行 佐伯支店長
          2011年8月  同行 中浜支店長
   取締役
      山本 浩三
        1959年7月20日           (注)3  ─
   監査等委員
          2014年8月  同行 お客さまの声センター長
          2015年8月  同行コンプライアンス総括部審議役
          2017年8月  同行審査部参事役
          2019年8月  当社取締役(監査等委員)就任(現任)
          1997年4月  株式会社伊予銀行入行
          2002年10月  監査法人トーマツ(現有限責任監査
             法人トーマツ)入所
          2006年4月  公認会計士登録
          2012年7月  新日本有限責任監査法人(現    EY新
   取締役
      武智 弘泰
        1974年6月11日           (注)3  ─
   監査等委員
             日本有限責任監査法人)入所
          2018年7月  株式会社マルク  取締役管理部長就
             任(現任)
          2018年10月  税理士登録
          2019年8月  当社取締役(監査等委員)就任(現任)
          計         807,220
  (注) 1.河端民平、濵﨑省二、山本浩三及び武智弘泰の4名は、社外取締役であります。
   2.監査等委員ではない取締役の任期は、2020年5月期に係る定時株主総会終結の時から2021年5月期に係る定
   時株主総会終結の時までであります。
   3.監査等委員である取締役の任期は、2019年5月期に係る定時株主総会終結の時から2021年5月期に係る定時
   株主総会終結の時までであります。
   4.監査等委員会の体制は、次のとおりであります。
     委員長 山本浩三  委員 河端民平  委員 濵﨑省二  委員 武智弘泰
   なお、山本浩三は常勤の監査等委員であります。
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  ② 社外役員の状況
   当社の社外取締役は4名であり、その全員が監査等委員である社外取締役であります。当社は、社外取締役を
  選任するための独立性に関する特段の基準又は方針を定めておりませんが、選任にあたっては株式会社東京証券
  取引所の独立役員に関する基準を充足することに加え、当社の中長期的な企業価値向上に資することが期待でき
  る人材であること、具体的には「経営幹部の経験」等の経営経験を有すること、あるいは「財務・会計に関する
  知見」等の専門性の高い知見を有していることを、社外取締役の選任に係る判断基準としております。当社の社
  外取締役は、監査等委員である山本浩三氏、河端民平氏、濵﨑省二氏及び武智弘泰氏の4名であります。
   監査等委員である山本浩三氏は、長年銀行業に携わってきたことで得た幅広い知識や見識及びコンプライアン
  スに関する豊富な知識を有しております。河端民平氏は、長年司法書士業務に携わった経験・見識等を有してお
  ります。濵﨑省二氏は、長年通信業に携わってきたことで得た幅広い知識や見識及び企業経営者としての経験も
  有しております。武智弘泰氏は、公認会計士・税理士として専門的な知識・経験等を有しております。4名と当
  社との間には人的関係、資本的関係又は取引関係その他の利害関係はなく、一般株主と利益相反が発生すること
  がないことを確認しております。
  ③ 社外取締役による監査又は監査と内部監査、監査等委員監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門と

  の関係
   監査等委員会と内部監査室は、相互の連携を図るために、定期的な情報交換の場を設け、監査等委員会の監査
  方針及び計画並びに内部監査室の監査方針、計画、実施した監査結果に関する確認及び調整を行っております。
  また、監査等委員会と会計監査人は、定期的な会合を通して、会計監査人の監査活動の把握や情報交換等を行っ
  ております。さらに、監査等委員会、会計監査人及び内部監査室の3者の会議を定期的に開催し、情報の共有
  化、監査の効率化と質的向上を図っております。
  (3) 【監査の状況】

  ① 監査等委員監査の状況
   当社の監査等委員である取締役4名全員が社外取締役で構成されており、内1名を常勤としております。
   社外取締役(常勤監査等委員)山本浩三氏は、出身分野である金融機関を通じて培った豊富な知識・見地か
  ら、取締役会の意思決定の妥当性・適正性を図り、内部監査室との十分な連携を通じて監査の実効性を高め、監
  査・監督機能を強化しております。
   社外取締役(非常勤監査等委員)3名は、中立的及び客観的な立場から、当社経営に対する監査・監督機能を
  強化しております。
   社外取締役(非常勤監査等委員)河端民平氏は、司法書士の資格を有しており、企業法務に関する知見を有し
  ております。同氏の兼職先は河端民平司法書士事務所所長であります。当社と同事務所との間には、特別の利害
  関係はありません。
   社外取締役(非常勤監査等委員)濵﨑省二氏は、出身分野である通信業界で培った豊富な知識・見地を有して
  おり、企業経営者としての知見を有しております。
   社外取締役(非常勤監査等委員)武智弘泰氏は、公認会計士・税理士の資格を有しており、財務及び会計に関
  する相当程度の知見を有しております。同氏の兼職先は武智弘泰公認会計士・税理士事務所所長及び株式会社マ
  ルク取締役財務部長であります。当社と武智弘泰公認士・税理士事務所及び株式会社マルクとの間には、特別の
  利害関係はありません。なお、同氏は、当社の会計監査人である新日本有限責任監査法人(現EY新日本有限責任
  監査法人)において、2012年7月から2018年6月まで勤務しておりましたが、当社の監査業務に関与したことは
  なく、退職後も当社との間に特別な取引関係はありません。
   このほか監査等委員会は、定期的に会計監査人と内部監査室の3者の会議を通じて、会計監査の状況及びその
  結果について報告を受けるとともに、意見交換を通して緊密な連携を図っております。
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   当事業年度において当社は監査等委員会を原則毎月1回開催するほか、必要に応じて開催しており、個々の監
  査等委員の出席状況については次のとおりであります。
     氏名      開催回数      出席回数
   山本 浩三   (常勤)     17回      17回
   河端 民平   (非常勤)     23回      23回
   濵﨑 省二   (非常勤)     23回      23回
   武智 弘泰   (非常勤)     17回      17回
  (注)山本浩三氏及び武智弘泰氏は、監査等委員に就任後の開催回数及び出席回数を記載しております。
   監査等委員会における主な検討事項は、監査方針及び監査計画、内部統制システムの整備・運用状況、会計監

  査人の監査の方法及び結果の相当性です。
   また、常勤監査等委員は、重要会議への出席、業務執行に関わる報告聴取、会計監査人との連携、取締役との
  意見交換、重要書類の閲覧等を行っております。
   非常勤の監査等委員は、監査等委員会に出席して監査の状況の報告を受けるほか、業務執行に関わる報告聴
  取・会計監査人との連携等の場で、必要な意見の表明を行っております。
  ② 内部監査の状況

   当社は、代表取締役社長の直轄組織として内部監査室を設置し、内部監査室長1名を選任しております。内部
  監査体制は、1名でありますが、必要に応じて内部監査室所属以外の者を社長の承認を得て、監査担当者に加え
  ることができる体制であります。内部監査室は、「内部監査規程」に基づき内部監査を実施しており、営業所・
  本社営業部・管理部等の監査を定期的に行っております。監査の結果は、その都度代表取締役社長に報告すると
  ともに、代表取締役社長の指示を受けて被監査部門に改善勧告を行っており、内部監査の実効性を高めるよう努
  めております。
   会計監査人との連携につきましては、それぞれ独立した監査を実施しつつも、随時情報交換を行うなど、相互
  連携による効率性の向上を図っております。
  ③ 会計監査の状況

  a.監査法人の名称
   EY新日本有限責任監査法人
  b.継続監査期間
    4年間
  c.業務を執行した公認会計士
   後藤 英之
   堀川 紀之
  d.監査業務に係る補助者の構成
   当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士5名 会計士試験合格者1名 その他6名であります。
  e.監査法人の選定方針と理由
   当社の監査等委員会は、監査実績や法人としての独立性、品質管理体制、監査実施体制について評価し、会計
  監査人候補を選定することとしております。EY新日本有限責任監査法人は、これらの観点から、当社の会計監査
  を適性かつ実効的に行なえると判断し、会計監査人として選定しております。
   なお、監査等委員会は、会計監査人の職務の執行に支障がある場合等、その必要があると判断した場合は、株
  主総会に提出する会計監査人の解任または不再任に関する議案の内容を決定いたします。
   また、監査等委員会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると認められ、かつ改善
  の見込みがないと判断した場合は、監査等委員全員の同意に基づき会計監査人を解任いたします。この場合、監
  査等委員会が選定した監査等委員は、解任後最初に招集される株主総会において、会計監査人を解任した旨と解
  任の理由を報告いたします。
  f.監査等委員及び監査等委員会による監査法人の評価
   監査等委員及び監査等委員会は、監査法人に対する評価基準を定めておりませんが、品質管理、独立性を保持
  した適正な監査、監査報酬等、監査等委員会や経営陣等とのコミュニケーション、不正リスクへの配慮等を評価
  し、EY新日本有限責任監査法人による会計監査は適切であると判断しております。
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  ④ 監査報酬の内容等
  a.監査公認会計士等に対する報酬
     前事業年度          当事業年度
   監査証明業務に     非監査業務に     監査証明業務に     非監査業務に
  基づく報酬(千円)     基づく報酬(千円)     基づく報酬(千円)     基づく報酬(千円)
     23,125     1,200     24,375      ―
  当社における前事業年度の非監査業務の内容は、        コンフォート  レターの作成業務であります。
  b.監査公認会計士等と同一のネットワーク(        Ernst &Young) に対する報酬(a.を除く)

   該当事項はありません。
  c.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容

   該当事項はありません。
  d.監査報酬の決定方針

   監査報酬の決定方針は、特に定めておりませんが、当社の監査公認会計士等に対する監査報酬は、監査日数、
   事業の規模・特性等を勘案した監査公認会計士等の見積もりに基づき精査を行い、監査等委員会の決議のもと決
   定しております。
  e.監査等委員会が会計監査人の報酬等に合意した理由

   監査等委員会  は、会計監査人の監査計画の内容、会計監査の職務遂行状況及び報酬見積りの算出根拠等が適切
   であるかどうかについて必要な検証を行ったうえで、会計監査人の報酬等の額について同意の判断をしていま
   す。
  (4) 【役員の報酬等】

  ① 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に関わる事項
   当社は、役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針を定めており、その内容は以下のとおりであ
  ります。また、2019年5月28日開催の取締役会において、取締役会の任意の諮問機関である報酬委員会を設置す
  ることを決議しており、役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針について継続的な議論を行って
  おります。
  a.取締役(監査等委員である取締役を除く)

   取締役(監査等委員である取締役を除く)の報酬は、半数以上が独立社外取締役から構成される報酬委員会
   による審議・答申を経て、これに基づき、株主総会にて承認をされた総額の範囲内において、取締役会決議に
   より決定しており、公正な審議による妥当性及び透明性の確保を図っております。
  b.監査等委員である取締役

   監査等委員である取締役の報酬は、株主総会で承認された総額の範囲内で、監査等委員である取締役の協議
   に基づき決定いたします。独立性に配慮し、職責及び常勤・非常勤に応じた固定報酬としており、独立機関と
   して取締役の職務執行に対する監査業務を負っていることから、監査等委員である取締役の協議に基づき決定
   しております。
   当社の役員の報酬等に関する株主総会の決議年月日は、2017年8月30日開催の第42回定時株主総会であり、

   取締役(監査等委員である取締役を除く)の報酬等の額は、年額250,000千円以内、監査等委員である取締役の
   報酬等の額は、年額30,000千円以内と決議されております。
   なお、当事業年度における当社の役員の報酬等の額の決定過程における取締役会及び報酬委員会の開催は、
   2020年8月までにそれぞれ1回開催しております。
  ② 役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数

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            報酬等の種類別の総額(千円)
                   対象となる
        報酬等の総額
    役員区分               役員の員数
        (千円)
                   (名)
           固定報酬  業績連動報酬   退職慰労金
  取締役
         209,461   189,180    ―  20,281    8
  (監査等委員を除く)
  取締役
  (監査等委員)       1,124   1,092   ―   32   1
  (社外取締役を除く)
  社外取締役
         12,170   11,805   ―   365   5
  (監査等委員)
  (注) 退職慰労金につきましては、当事業年度に係る役員退職慰労引当金繰入額を記載しております。
  ③ 役員ごとの報酬等の総額等

   報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、記載しておりません。
  (5) 【株式の保有状況】

  ① 投資株式の区分の基準及び考え方
   当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、前者
  は投機目的とし、後者は取引先企業との関係の維持、強化等を図ることを目的として保有するものと区分してお
  ります。
  ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式

  a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の
   内容
   当社は、中長期的な企業価値の向上を図るため、円滑な事業活動に不可欠な協力関係を維持することが必要
   と認める会社の株式を保有しております。
   なお、保有の合理性を検証するため、毎期取締役会において、個別の銘柄ごとに政策保有の意義と経済合理
   性等を勘案した上で個別銘柄の保有の適否を判断し、合理的と認められない場合には売却について検討してお
   ります。
  b.銘柄数及び貸借対照表計上額

          貸借対照表計上額の
        銘柄数
        (銘柄)
           合計額(千円)
   非上場株式     3     10,000
   非上場株式以外の株式     5     23,137
  (当事業年度において株式数が増加した銘柄)

        銘柄数  株式数の増加に係る取得
                株式数の増加の理由
        (銘柄)  価額の合計額(千円)
   非上場株式     ―      ―    ―
   非上場株式以外の株式     ―      ―    ―
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  (当事業年度において株式数が減少した銘柄)
        銘柄数  株式数の減少に係る売却
        (銘柄)  価額の合計額(千円)
   非上場株式     ―      ―
   非上場株式以外の株式     1     15,750
  c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報

 特定投資株式
     当事業年度   前事業年度
                   当社の株
             保有目的、定量的な保有効果
     株式数(株)   株式数(株)
   銘柄                 式の保有
             及び株式数が増加した理由
     貸借対照表計上額   貸借対照表計上額
                   の有無
      (千円)   (千円)
       5,200   2,600
           (保有目的)取引関係の維持・強化
  日本電信電話㈱                  無
           (定量的な保有効果)(注)1.
      12,708   12,651
           (保有目的)取引関係(金融機関)の維持・強
       8,000   8,000
           化
  高知銀行㈱                  有
       5,816   5,800
           (定量的な保有効果)(注)1.
       2,157   2,157
           (保有目的)取引関係の維持・強化
  沖電気工業㈱                  無
           (定量的な保有効果)(注)1.
       2,299   2,883
           (保有目的)子会社吸収合併により引き継
  ㈱三菱UFJフィ
       3,840   3,840
           ぎ、継続保有
  ナンシャル・グ                  無
       1,705   1,924
  ループ
           (定量的な保有効果)(注)1.
       348   348
           (保有目的)取引関係の維持・強化
  サクサホール
                    無
  ディングス㈱
           (定量的な保有効果)(注)1.
       607   639
       ―   1,300
  イワブチ㈱          当事業年度において売却しております。        無
       ―   6,565
  (注)1.当社は、特定投資株式における定量的な保有効果の記載が困難であるため、保有の合理性を検証した方法に
   ついて記載いたします。当社は、事業年度ごとに、保有目的と照らし合わせて、個別銘柄ごとに保有の適否
   を検証しており、2020年5月28日開催の取締役会において、2020年2月29日を基準とした検証の結果、現状
   保有する政策保有株式はいずれも保有方針に沿った目的で保有していることを確認しております。
  2.日本電信電話㈱は、2020年1月1日付で1株を2株の割合で株式分割しております。
 みなし保有株式

   該当事項はありません。
  ③ 保有目的が純投資目的である投資株式

   該当事項はありません。
  ④ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの

   該当事項はありません。
  ⑤ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの

   該当事項はありません。
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 第5 【経理の状況】
 1 財務諸表の作成方法について

  当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)に基づいて
  作成しております。
 2 監査証明について

  当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、事業年度(2019年6月1日から2020年5月31日まで)の
  財務諸表について、EY新日本有限責任監査法人による監査を受けております。
 3 連結財務諸表について

  当社は子会社がありませんので、連結財務諸表を作成しておりません。
 4 財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みについて

  当社は、財務諸表等の適正性を確保するための特段の取り組みを行っております。具体的には、会計基準等の内容
  を適切に把握し、会計基準等の変更等について的確に対応することができる体制を整備するため、公益財団法人財務
  会計基準機構へ加入し各種情報を取得するとともに、専門的な情報を有する団体等が主催するセミナーへの参加及び
  財務・会計の専門書の購読等を行っております。
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 1 【財務諸表等】
  (1) 【財務諸表】
  ① 【貸借対照表】
                   (単位:千円)
            前事業年度     当事業年度
            (2019年5月31日)     (2020年5月31日)
  資産の部
  流動資産
             ※1 5,085,790
   現金及び預金                5,835,841
                  ※2 1,645,305
   受取手形           1,273,599
   売掛金           2,279,111     2,907,996
   リース投資資産            17,256     8,112
   商品            890,074     955,977
   前払費用            13,467     13,750
   その他            8,294     8,488
              △7,754     △8,851
   貸倒引当金
   流動資産合計           9,559,840     11,366,620
  固定資産
   有形固定資産
             ※1 771,134
   建物                771,074
              △350,538     △371,038
    減価償却累計額
    建物(純額)          420,596     400,036
              ※1 96,154
   構築物
                    96,154
              △73,492     △77,058
    減価償却累計額
    構築物(純額)           22,662     19,096
   工具、器具及び備品
              27,788     28,453
              △22,874     △24,856
    減価償却累計額
    工具、器具及び備品(純額)           4,914     3,596
             ※1 1,025,363
   土地                1,025,363
   リース資産
              40,747     44,584
              △21,016     △21,572
    減価償却累計額
    リース資産(純額)           19,731     23,012
   有形固定資産合計           1,493,267     1,471,105
   無形固定資産
   ソフトウエア            27     -
   リース資産           6,009     2,583
               2,516     2,483
   その他
   無形固定資産合計           8,554     5,066
   投資その他の資産
   投資有価証券           40,464     33,137
   保険積立金           593,419     636,324
   破産更生債権等           22,598     1,263
   長期前払費用           46,821     57,407
   繰延税金資産           70,549     130,735
   その他           52,174     44,773
              △31,798     △10,463
   貸倒引当金
   投資その他の資産合計           794,230     893,178
   固定資産合計           2,296,052     2,369,351
  資産合計            11,855,893     13,735,971
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                   (単位:千円)
            前事業年度     当事業年度
            (2019年5月31日)     (2020年5月31日)
  負債の部
  流動負債
                  ※2 4,569,147
   支払手形           3,780,452
   買掛金           1,111,007     1,739,654
              ※1 55,561
   1年内返済予定の長期借入金                 65,663
   リース債務            10,920     10,492
   未払金            34,585     91,612
   未払費用            123,466     176,474
   未払法人税等            149,240     137,758
   未払消費税等            38,577     64,172
   賞与引当金            13,955     15,840
              30,152     7,150
   その他
   流動負債合計           5,347,918     6,877,967
  固定負債
             ※1 381,374
   長期借入金                 315,711
   リース債務            12,232     14,337
   退職給付引当金            51,510     67,932
   役員退職慰労引当金            338,891     347,653
              29,254     19,216
   その他
   固定負債合計            813,262     764,849
  負債合計            6,161,180     7,642,816
  純資産の部
  株主資本
   資本金            583,663     583,663
   資本剰余金
              462,821     462,821
   資本準備金
   資本剰余金合計           462,821     462,821
   利益剰余金
   利益準備金           28,526     28,526
   その他利益剰余金
    固定資産圧縮積立金           1,347     1,347
    別途積立金          410,000     410,000
              4,205,971     4,603,295
    繰越利益剰余金
   利益剰余金合計           4,645,846     5,043,169
   自己株式            △56     △56
   株主資本合計           5,692,276     6,089,599
  評価・換算差額等
               2,436     3,554
   その他有価証券評価差額金
   評価・換算差額等合計            2,436     3,554
  純資産合計            5,694,712     6,093,154
  負債純資産合計            11,855,893     13,735,971
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  ② 【損益計算書】
                   (単位:千円)
            前事業年度     当事業年度
            (自 2018年6月1日     (自 2019年6月1日
            至 2019年5月31日)      至 2020年5月31日)
  売上高            15,044,048     15,544,316
  売上原価
  商品期首たな卸高            827,456     890,064
              12,732,614     13,196,595
  当期商品仕入高
  合計            13,560,071     14,086,659
  商品期末たな卸高            890,064     955,977
             ※1 12,670,006    ※1 13,130,682
  商品売上原価
  売上総利益            2,374,041     2,413,633
  販売費及び一般管理費
  役員報酬            232,428     202,077
  給料            612,393     651,117
  賞与            146,658     145,584
  賞与引当金繰入額            13,955     15,840
  法定福利費            132,157     136,952
  退職給付費用            20,660     16,588
  役員退職慰労引当金繰入額            24,996     20,678
  貸倒引当金繰入額            △10,243     △2,073
              450,680     463,515
  その他
  販売費及び一般管理費合計            1,623,684     1,650,280
  営業利益             750,356     763,353
  営業外収益
  受取利息            7,321     7,082
  賃貸収入            6,120     6,240
  デリバティブ評価益            2,162      -
  保険解約返戻金            3,194      -
               2,942     3,208
  その他
  営業外収益合計            21,740     16,531
  営業外費用
  支払利息            5,363     3,884
  賃貸費用            2,065     1,853
  為替差損            2,969     1,277
  株式公開費用            42,785      -
  市場変更費用             -    15,133
               160     1,340
  その他
  営業外費用合計            53,344     23,489
  経常利益             718,752     756,395
  特別利益
               -     8,392
  投資有価証券売却益
  特別利益合計             -     8,392
  特別損失
               -     1,577
  投資有価証券評価損
  特別損失合計             -     1,577
  税引前当期純利益             718,752     763,210
  法人税、住民税及び事業税
              264,686     258,584
              △6,029     △60,676
  法人税等調整額
  法人税等合計             258,657     197,908
  当期純利益             460,094     565,301
            41/69



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  ③ 【株主資本等変動計算書】
  前事業年度(自    2018年6月1日    至  2019年5月31日)
                (単位:千円)
           株主資本
              資本剰余金
       資本金
           資本準備金    資本剰余金合計
  当期首残高       411,798     290,956     290,956
  当期変動額
  新株の発行       171,865     171,865     171,865
  固定資産圧縮積立金の
  積立
  剰余金の配当
  当期純利益
  株主資本以外の項目の
  当期変動額(純額)
  当期変動額合計       171,865     171,865     171,865
  当期末残高       583,663     462,821     462,821
           株主資本

         利益剰余金
                 株主資本
         その他利益剰余金
               自己株式
             利益剰余金
                  合計
     利益準備金
        固定資産  別途  繰越利益
              合計
       圧縮積立金  積立金  剰余金
  当期首残高    28,526  1,252  410,000  3,867,223  4,307,002   △56 5,009,700
  当期変動額
  新株の発行                343,731
  固定資産圧縮積立金の
         95    △95      -
  積立
  剰余金の配当          △121,251  △121,251    △121,251
  当期純利益          460,094  460,094    460,094
  株主資本以外の項目の
  当期変動額(純額)
  当期変動額合計     -  95  - 338,748  338,843   - 682,575
  当期末残高    28,526  1,347  410,000  4,205,971  4,645,846   △56 5,692,276
         評価・換算差額等

                純資産合計
      その他有価証券     評価・換算
       評価差額金     差額等合計
  当期首残高       8,032     8,032    5,017,733
  当期変動額
  新株の発行                343,731
  固定資産圧縮積立金の
                  -
  積立
  剰余金の配当               △121,251
  当期純利益                460,094
  株主資本以外の項目の
        △5,596    △5,596    △5,596
  当期変動額(純額)
  当期変動額合計       △5,596    △5,596    676,978
  当期末残高       2,436     2,436    5,694,712
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  当事業年度(自    2019年6月1日    至  2020年5月31日)
                (単位:千円)
           株主資本
              資本剰余金
       資本金
           資本準備金    資本剰余金合計
  当期首残高       583,663     462,821     462,821
  当期変動額
  新株の発行
  固定資産圧縮積立金の
  積立
  剰余金の配当
  当期純利益
  株主資本以外の項目の
  当期変動額(純額)
  当期変動額合計        -     -     -
  当期末残高       583,663     462,821     462,821
           株主資本

         利益剰余金
                 株主資本
         その他利益剰余金
               自己株式
             利益剰余金
                  合計
     利益準備金
        固定資産  別途  繰越利益
              合計
       圧縮積立金  積立金  剰余金
  当期首残高    28,526  1,347  410,000  4,205,971  4,645,846   △56 5,692,276
  当期変動額
  新株の発行                -
  固定資産圧縮積立金の
                  -
  積立
  剰余金の配当          △167,978  △167,978    △167,978
  当期純利益          565,301  565,301    565,301
  株主資本以外の項目の
              -    -
  当期変動額(純額)
  当期変動額合計     -  -  - 397,323  397,323   - 397,323
  当期末残高    28,526  1,347  410,000  4,603,295  5,043,169   △56 6,089,599
         評価・換算差額等

                純資産合計
      その他有価証券     評価・換算
       評価差額金     差額等合計
  当期首残高       2,436     2,436    5,694,712
  当期変動額
  新株の発行                -
  固定資産圧縮積立金の
                  -
  積立
  剰余金の配当               △167,978
  当期純利益                565,301
  株主資本以外の項目の
         1,118     1,118     1,118
  当期変動額(純額)
  当期変動額合計       1,118     1,118    398,442
  当期末残高       3,554     3,554    6,093,154
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  ④ 【キャッシュ・フロー計算書】
                   (単位:千円)
            前事業年度     当事業年度
            (自 2018年6月1日     (自 2019年6月1日
            至 2019年5月31日)      至 2020年5月31日)
  営業活動によるキャッシュ・フロー
  税引前当期純利益            718,752     763,210
  減価償却費            38,027     40,483
  投資有価証券評価損益(△は益)             -     1,577
  投資有価証券売却損益(△は益)             -    △8,392
  デリバティブ評価損益(△は益)            △2,162      -
  貸倒引当金の増減額(△は減少)            △11,956     △20,238
  退職給付引当金の増減額(△は減少)            20,658     16,422
  役員退職慰労引当金の増減額(△は減少)            24,996     8,761
  賞与引当金の増減額(△は減少)             617     1,885
  受取利息及び受取配当金            △8,603     △8,502
  支払利息            5,363     3,884
  為替差損益(△は益)            △609      0
  売上債権の増減額(△は増加)            1,009,466     △1,000,590
  リース債権及びリース投資資産の増減額(△は
              10,193     9,144
  増加)
  たな卸資産の増減額(△は増加)            26,255     △67,988
  仕入債務の増減額(△は減少)           △1,227,491     1,417,342
              △103,017     124,623
  その他
  小計            500,490     1,281,623
  利息及び配当金の受取額
               8,264     8,994
  利息の支払額            △5,198     △3,545
              △264,790     △270,067
  法人税等の支払額
  営業活動によるキャッシュ・フロー            238,766     1,017,005
  投資活動によるキャッシュ・フロー
  定期預金の預入による支出           △5,208,543     △4,635,040
  定期預金の払戻による収入            4,850,971     4,416,243
  有形固定資産の取得による支出            △9,450     △1,136
  投資有価証券の売却及び償還による収入             -    15,750
              17,446     △46,088
  その他
  投資活動によるキャッシュ・フロー            △349,574     △250,272
  財務活動によるキャッシュ・フロー
  短期借入金の純増減額(△は減少)            △114,512      -
  ファイナンス・リース債務の返済による支出            △12,183     △11,939
  長期借入金の返済による支出            △60,612     △55,561
  株式の発行による収入            343,731      -
              △121,251     △167,978
  配当金の支払額
  財務活動によるキャッシュ・フロー            35,173     △235,478
  現金及び現金同等物に係る換算差額             609     △0
  現金及び現金同等物の増減額(△は減少)            △75,025     531,253
  現金及び現金同等物の期首残高             796,722     721,697
             ※1 721,697    ※1 1,252,950
  現金及び現金同等物の期末残高
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  【注記事項】
  (重要な会計方針)
  1.有価証券の評価基準及び評価方法
  その他有価証券
   時価のあるもの
   期末決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法
   により算定)
   時価のないもの
   移動平均法による原価法
  2.デリバティブ取引等の評価基準及び評価方法

   デリバティブ
   時価法
  3.たな卸資産の評価基準及び評価方法

   商品
   移動平均法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)
  4.固定資産の減価償却の方法

  (1) 有形固定資産(リース資産を除く)
   定率法を採用しております。ただし、1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備は除く)並びに2016
   年4月1日以降取得建物附属設備及び構築物については、定額法を採用しております。
   なお、主な耐用年数は次のとおりであります。
    建物     15年~38年
    構築物    10年~20年
    工具器具備品 6年~10年
  (2) 無形固定資産(リース資産を除く)
   定額法を採用しております。
   なお、主な償却年数は次のとおりであります。
    ソフトウェア(自社利用分)   5年(社内における利用可能期間)
  (3) リース資産
   所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
    リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。
  5.引当金の計上基準

  (1) 貸倒引当金
   売上債権、貸付金等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定
   の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。
  (2) 賞与引当金
   従業員の賞与の支給に充てるため、支給見込額のうち当事業年度に負担すべき金額を計上しております。
  (3) 退職給付引当金
   従業員の退職給付に備えるため、退職給付引当金及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合
   要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。
  (4) 役員退職慰労引当金
   役員の退職慰労金の支給に備えるため、内規に基づく期末要支給額を計上しております。
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  6.外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準
   外貨建金銭債権債務は、決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しておりま
  す。
  7.収益及び費用の計上基準

   所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る収益の計上基準
   リース取引開始日に売上高と売上原価を計上する方法によっております。
  8.キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

   手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか
  負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期的な投資からなっております。
  9.その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項

   消費税等の会計処理
   税抜方式によっております。
  (未適用の会計基準等)

  ・「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)
  ・「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2020年3月31日)
  (1) 概要

  収益認識に関する包括的な会計基準であります。収益は、次の5つのステップを適用し認識されます。
   ステップ1:顧客との契約を識別する。
   ステップ2:契約における履行義務を識別する。
   ステップ3:取引価格を算定する。
   ステップ4:契約における履行義務に取引価格を配分する。
   ステップ5:履行義務を充足した時に又は充足するにつれて収益を認識する。
  (2) 適用予定日

  2022年5月期の期首より適用予定であります。
  (3) 当該会計基準等の適用による影響

  影響額は、当財務諸表の作成時において評価中であります。
  ・「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日)

  ・「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2019年7月4日)
  ・「棚卸資産の評価に関する会計基準」(企業会計基準第9号 2019年7月4日)
  ・「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)
  ・「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第19号              2020年3月31日)
  (1) 概要

  国際的な会計基準の定めとの比較可能性を向上させるため、「時価の算定に関する会計基準」及び「時価の算定
  に関する会計基準の適用指針」(以下「時価算定会計基準等」という。)が開発され、時価の算定方法に関するガイ
  ダンス等が定められました。時価算定会計基準等は次の項目の時価に適用されます。
  ・「金融商品に関する会計基準」における金融商品
  ・「棚卸資産の評価に関する会計基準」におけるトレーディング目的で保有する棚卸資産
  また「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」が改訂され、金融商品の時価のレベルごとの内訳等の注記事
  項が定められました。
  (2) 適用予定日

  2022年5月期の期首より適用予定であります。
  (3) 当該会計基準等の適用による影響

  影響額は、当財務諸表の作成時において評価中であります。
  ・「会計上の見積りの開示に関する会計基準」(企業会計基準第31号            令和2年3月31日)

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  (1) 概要
  当年度の財務諸表に計上した金額が会計上の見積りによるもののうち、翌年度の財務諸表に重要な影響を及ぼす
  リスクがある項目における会計上の見積りの内容について、財務諸表利用者の理解に資する情報を開示することを
  目的とするものです。
  (2) 適用予定日

  2021年5月期の年度末より適用予定であります。
  ・「会計方針の開示、会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」(企業会計基準第24号 2020年3月31日)

  (1) 概要

  関連する会計基準等の定めが明らかでない場合に、採用した会計処理の原則及び手続きの概要を示すことを目的
  とするものです。
  (2) 適用予定日

  2021年5月期の年度末より適用予定であります。
  (追加情報)

  (新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響に関する会計上の見積り)
  当社では、新型コロナウイルス感染症による影響が概ね2021年5月頃まで続くことを前提に繰延税金資産の回収
  可能性や固定資産の減損会計等の会計上の見積りを行っております。なお、現時点では当社の業績に与える影響は
  軽微と考えておりますが、不確定要素が多く、さらに長期化、深刻化した場合に業績への影響が増加する可能性が
  あります。
  (貸借対照表関係)

 ※1 担保資産及び担保付債務
  担保に供している資産及び担保付債務は次のとおりであります。
          前事業年度       当事業年度

          (2019年5月31日   )    (2020年5月31日   )
  現金及び預金          95,000 千円      -千円
  建物         301,241 千円      -千円
  構築物          10,330 千円      -千円
  土地         784,802 千円      -千円
  計         1,191,374  千円      -千円
          前事業年度       当事業年度

          (2019年5月31日   )    (2020年5月31日   )
  長期借入金         381,374 千円      -千円
  1年内返済予定の長期借入金          55,561 千円      -千円
  計         436,935 千円      -千円
  なお、前事業年度末において、上記資産には銀行取引に関わる抵当権が設定されておりましたが、当事業年度に
  おいて、担保としての抵当権をすべて解除したため、担保に供している資産及びその対応債務はありません。
 ※2  期末日満期手形の会計処理については、手形交換日をもって決済処理しております。

  なお、期末日が金融機関の休日であったため、次の期末日満期手形が、期末残高に含まれております。
           前事業年度      当事業年度

           (2019年5月31日)      (2020年5月31日)
   受取手形         ―     175,577千円
   支払手形         ―     315,077千円
  3  当座貸越契約

  当社は、不測の事態が発生した際に、機動的かつ安定的に運転資金を調達出来るよう、取引銀行1行と当座貸越
  契約を締結しております。当該契約に基づく当事業年度末の借入未実行残高は次のとおりであります。
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          前事業年度       当事業年度

          (2019年5月31日   )    (2020年5月31日   )
  当座貸越極度額         1,500,000  千円     1,500,000  千円
  借入実行残高          -千円      -千円
  差引額         1,500,000  千円     1,500,000  千円
  (損益計算書関係)

 ※1 通常の販売目的で保有するたな卸資産の収益性の低下による簿価切下額は次のとおりであります。
           前事業年度      当事業年度

          (自  2018年6月1日     (自  2019年6月1日
          至  2019年5月31日   )   至  2020年5月31日   )
   商品売上原価         4,409 千円     3,814 千円
  (株主資本等変動計算書関係)

  前事業年度(自    2018年6月1日    至  2019年5月31日   )
  1.発行済株式に関する事項
  株式の種類    当事業年度期首     増加    減少   当事業年度末
  普通株式(株)      1,212,545    1,453,845     -   2,666,390

  (注)1.普通株式の発行済株式の株式数の増加1,453,845株のうち1,212,545株は、2018年10月23日付で普通株式1
    株につき普通株式2株の割合で株式分割を行ったことによるものであります。
   2.普通株式の発行済株式の株式数の増加1,453,845株のうち160,000株は、公募による新株の発行を行ったこ
    とによるものであります。
   3.普通株式の発行済株式の株式数の増加1,453,845株のうち81,300株は、第三者割当による新株の発行を行っ
    たことによるものであります。
  2.自己株式に関する事項

  株式の種類    当事業年度期首     増加    減少   当事業年度末
  普通株式(株)       35    35    -    70

  (注)普通株式の自己株式の株式数の増加35株は、2018年10月23日付で普通株式1株につき普通株式2株の割合で株
   式分割を行ったことによるものであります。
  3.新株予約権等に関する事項

  該当事項はありません。
  4.配当に関する事項

  (1) 配当金支払額
        配当金の総額
           1株当たり配当額
   決議   株式の種類          基準日   効力発生日
            (円)
         (千円)
  2018年8月30日
     普通株式    121,251    100 2018年5月31日   2018年8月31日
  定時株主総会
  (注)当社は2018年9月27日開催の取締役会決議により、2018年10月23日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分
   割を行っておりますが、1株当たり配当額は株式分割前の内容を記載しております。
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  (2) 基準日が当事業年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌事業年度となるもの
       配当金の  配当金の総額   1株当たり
   決議  株式の種類          基準日   効力発生日
        原資  (千円)  配当額(円)
  2019年8月28日
     普通株式  利益剰余金   167,978   63 2019年5月31日   2019年8月29日
  定時株主総会
  当事業年度(自    2019年6月1日    至  2020年5月31日   )

  1.発行済株式に関する事項
  株式の種類    当事業年度期首     増加    減少   当事業年度末
  普通株式(株)      2,666,390    2,666,390     -   5,332,780

  (注)普通株式の発行済株式の株式数の増加2,666,390株は、2019年12月1日付で普通株式1株につき普通株式2株の
   割合で株式分割を行ったことによるものであります。
  2.自己株式に関する事項

  株式の種類    当事業年度期首     増加    減少   当事業年度末
  普通株式(株)       70    70    -    140

  (注)普通株式の自己株式の株式数の増加70株は、2019年12月1日付で普通株式1株につき普通株式2株の割合で株
   式分割を行ったことによるものであります。
  3.新株予約権等に関する事項

  該当事項はありません。
  4.配当に関する事項

  (1) 配当金支払額
        配当金の総額
           1株当たり配当額
   決議   株式の種類          基準日   効力発生日
            (円)
         (千円)
  2019年8月28日
     普通株式    167,978    63 2019年5月31日   2019年8月29日
  定時株主総会
  (注)当社は2019年10月11日開催の取締役会決議により、2019年12月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式
   分割を行っておりますが、1株当たり配当額は株式分割前の内容を記載しております。
  (2) 基準日が当事業年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌事業年度となるもの

       配当金の  配当金の総額   1株当たり
   決議  株式の種類          基準日   効力発生日
        原資  (千円)  配当額(円)
  2020年8月28日
     普通株式  利益剰余金   186,642   35 2020年5月31日   2020年8月31日
  定時株主総会
  (キャッシュ・フロー計算書関係)

 ※1 現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は、次のとおりであります。
           前事業年度      当事業年度

          (自  2018年6月1日     (自  2019年6月1日
          至  2019年5月31日   )  至  2020年5月31日   )
   現金及び預金         5,085,790  千円    5,835,841  千円
   預入期間が3か月を超える定期預金        △4,364,093  千円    △4,582,890  千円
   現金及び現金同等物         721,697 千円    1,252,950  千円
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  (リース取引関係)
  1.ファイナンス・リース取引
  (貸主側)
  ① リース投資資産の内訳
          前事業年度      当事業年度
          (2019年5月31日   )   (2020年5月31日   )
   リース料債権部分         18,066千円      8,389千円
   受取利息相当額         △810千円      △277千円
   リース投資資産         17,256千円      8,112千円
  ② リース投資資産に係るリース料債権部分の事業年度末日後の回収予定額

                   (単位:千円)
          前事業年度  (2019年5月31日   )
        1年超   2年超   3年超   4年超
      1年内             5年超
        2年以内   3年以内   4年以内   5年以内
  リース投資資産     9,144   5,559   2,552   ―   ―   ―
                   (単位:千円)

          当事業年度  (2020年5月31日   )
        1年超   2年超   3年超   4年超
      1年内             5年超
        2年以内   3年以内   4年以内   5年以内
  リース投資資産     5,559   2,552   ―   ―   ―   ―
  (借主側)

  所有権移転外ファイナンス・リース取引
  ① リース資産の内容
  ・有形固定資産 主として、本社における社用車(車両)、ネットワークサーバ(工具器具備品)であります。
  ・無形固定資産 主として、本社における販売管理システム(ソフトウェア)であります。
  ② リース資産の減価償却の方法
   重要な会計方針「4.固定資産の減価償却の方法」に記載のとおりであります。
  2.オペレーティング・リース取引

  (借主側)
  オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料
          前事業年度      当事業年度
          (2019年5月31日   )   (2020年5月31日   )
  1年内          3,114千円      3,393千円
  1年超          6,307千円      11,539千円
  合計          9,421千円      14,933千円
  (金融商品関係)

  1.金融商品の状況に関する事項
  (1)金融商品に対する取組方針
   主にCATV関連市場向け及び情報通信関連市場向け販売を行うための事業計画に照らして、必要な資金を銀
  行借入により調達しております。一時的な余資の運用については安全性の高い短期的な預金等に限定しておりま
  す。
  (2)金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制
   営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。当該リスクに関しては、取引
  先毎の期日管理及び残高管理を行うとともに、主な取引先の信用状況を定期的に把握する体制としております。
   投資有価証券である株式は、主に業務上の関係を有する企業の株式であり、市場価格の変動リスクに晒されて
  おりますが、定期的に時価を把握する体制としております。
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   営業債務である支払手形及び買掛金はほとんどが5ヶ月以内の支払期日であり、長期借入金は設備投資のため
  の必要資金の調達を目的としたものであります。これらは担当部署が適時に資金繰り計画を作成・更新するなど
  の方法により、資金調達にかかる流動性リスクを管理しております。
  (3)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
   金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含ま
  れております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することに
  より、当該価額が変動することもあります。
  2.金融商品の時価等に関する事項

  貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極
  めて困難と認められるものは、次表に含まれておりません((注2)を参照下さい)。
  前事業年度  (2019年5月31日   )

         貸借対照表計上額     時価    差額
         (千円)    (千円)    (千円)
  (1) 現金及び預金
          5,085,790    5,085,790      ―
  (2) 受取手形
          1,273,599    1,273,599      ―
  (3) 売掛金
          2,279,111    2,279,111      ―
  (4) 投資有価証券
     その他有価証券         30,464    30,464     ―
    資産計         8,668,966    8,668,966      ―
  (1) 支払手形
          3,780,452    3,780,452      ―
  (2) 買掛金
          1,111,007    1,111,007      ―
  (3) 長期借入金(*1)
           436,935    434,025    △2,909
    負債計         5,328,394    5,325,485     △2,909
  (*1)長期借入金には、1年内返済予定の長期借入金も含まれております。
  当事業年度  (2020年5月31日   )

         貸借対照表計上額     時価    差額
         (千円)    (千円)    (千円)
  (1) 現金及び預金
          5,835,841    5,835,841      ―
  (2) 受取手形
          1,645,305    1,645,305      ―
  (3) 売掛金
          2,907,996    2,907,996      ―
  (4) 投資有価証券
     その他有価証券         23,137    23,137     ―
    資産計         10,412,280    10,412,280      ―
  (1) 支払手形
          4,569,147    4,569,147      ―
  (2) 買掛金
          1,739,654    1,739,654      ―
  (3) 長期借入金(*1)
           381,374    378,880    △2,493
    負債計         6,690,176    6,687,682     △2,493
  (*1)長期借入金には、1年内返済予定の長期借入金も含まれております。
  (注1) 金融商品の時価の算定方法及び有価証券に関する事項

  資 産
  (1)現金及び預金、(2)受取手形、(3)売掛金
   これらは短期間で決済されるものであるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっ
   ております。
  (4)投資有価証券
   投資有価証券の時価について、株式は取引所の価格によっております。
  負 債
  (1)支払手形、(2)買掛金、
   これらは短期間で決済されるものであるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっ
   ております。
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  (3)長期借入金
   長期借入金の時価については、元利金の合計額を、新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割り引
   いた現在価値により算定しております。
  (注2) 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の貸借対照表計上額

                  (単位:千円)
     区分      2019年5月31日      2020年5月31日
    非上場株式         10,000      10,000
   非上場株式については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、「(4)投資
  有価証券」には含めておりません。
  (注3)金融債権の決算日後の償還予定額

  前事業年度  (2019年5月31日   )

         1年超   2年超   3年超   4年超
      1年以内             5年超
         2年以内   3年以内   4年以内   5年以内
      (千円)             (千円)
         (千円)   (千円)   (千円)   (千円)
  現金及び預金     5,085,790    ―   ―   ―   ―   ―
  受取手形     1,273,599    ―   ―   ―   ―   ―
  売掛金     2,279,111    ―   ―   ―   ―   ―
   合計   8,638,501    ―   ―   ―   ―   ―
  当事業年度  (2020年5月31日   )

         1年超   2年超   3年超   4年超
      1年以内             5年超
         2年以内   3年以内   4年以内   5年以内
      (千円)             (千円)
         (千円)   (千円)   (千円)   (千円)
  現金及び預金     5,835,841    ―   ―   ―   ―   ―
  受取手形     1,645,305    ―   ―   ―   ―   ―
  売掛金     2,907,996    ―   ―   ―   ―   ―
   合計   10,389,143    ―   ―   ―   ―   ―
  (注4)長期借入金の決算日後の返済予定額

  前事業年度  (2019年5月31日   )

         1年超   2年超   3年超   4年超
      1年以内             5年超
         2年以内   3年以内   4年以内   5年以内
      (千円)             (千円)
         (千円)   (千円)   (千円)   (千円)
  長期借入金     55,561   65,663   60,612   60,612   60,612  133,875
   合計    55,561   65,663   60,612   60,612   60,612  133,875
  当事業年度  (2020年5月31日   )

         1年超   2年超   3年超   4年超
      1年以内             5年超
         2年以内   3年以内   4年以内   5年以内
      (千円)             (千円)
         (千円)   (千円)   (千円)   (千円)
  長期借入金     65,663   60,612   60,612   60,612   60,612   73,263
   合計    65,663   60,612   60,612   60,612   60,612   73,263
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  (有価証券関係)
 1.その他有価証券
  前事業年度  (2019年5月31日   )
        貸借対照表計上額     取得原価     差額
    区分
         (千円)    (千円)    (千円)
  貸借対照表計上額が取得原価を超
  えるもの
   株式         12,651     5,211    7,439
    小計       12,651     5,211    7,439
  貸借対照表計上額が取得原価を超
  えないもの
   株式         17,812    21,749    △3,936
    小計       17,812    21,749    △3,936
    合計       30,464    26,961     3,503
  (注) 非上場株式(貸借対照表計上額 10,000千円)については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難
   と認められることから、上表の「その他有価証券」には含めておりません。
  当事業年度  (2020年5月31日   )

        貸借対照表計上額     取得原価     差額
    区分
         (千円)    (千円)    (千円)
  貸借対照表計上額が取得原価を超
  えるもの
   株式         12,708     5,211    7,497
    小計       12,708     5,211    7,497
  貸借対照表計上額が取得原価を超
  えないもの
   株式         10,429    12,814    △2,385
    小計       10,429    12,814    △2,385
    合計       23,137    18,025     5,112
  (注) 非上場株式(貸借対照表計上額10,000千円)については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と
   認められることから、上表の「その他有価証券」には含めておりません。
 2.事業年度中に売却したその他有価証券

  前事業年度  (自  2018年6月1日    至  2019年5月31日   )
  該当事項はありません。
  当事業年度  (自  2019年6月1日    至  2020年5月31日   )

         売却額    売却益の合計額     売却損の合計額
    区分
          (千円)      (千円)      (千円)
  株式         15,750     8,392     ―
    合計       15,750     8,392     ―
 3.減損処理を行った有価証券

  当事業年度において減損処理を行い、投資有価証券評価損1,577千円を計上しております。
  なお、下落率が30~50%の株式の減損にあっては、過去一定期間の時価の推移や発行会社の業績の推移を考慮し、
  必要と認められた額について減損処理することとしております。
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  (退職給付関係)
 1.採用している退職給付制度の概要
  当社は、従業員の退職給付に充てるため、退職一時金制度を採用しております。
  退職一時金制度では、退職給付として、給与と勤務期間に基づいた一時金を支給しております。
  なお、当社が有する退職一時金制度は、簡便法により退職給付引当金及び退職給付費用を計算しております。
 2.簡便法を適用した確定給付制度

  (1) 簡便法を適用した制度の、退職給付引当金の期首残高と期末残高の調整表
                    (千円)
            前事業年度     当事業年度
           (自  2018年6月1日    (自  2019年6月1日
            至  2019年5月31日   )  至  2020年5月31日   )
   退職給付引当金の期首残高            30,852     51,510
    退職給付費用            20,660     16,588
    退職給付の支給額            △2     △166
   退職給付引当金の期末残高            51,510     67,932
  (2) 退職給付債務の期末残高と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表

                    (千円)
            前事業年度     当事業年度
            (2019年5月31日   )  (2020年5月31日   )
   非積立型制度の退職給付債務            51,510     67,932
   貸借対照表に計上された債務と資産の純額            51,510     67,932
   退職給付引当金            51,510     67,932

   貸借対照表に計上された債務と資産の純額            51,510     67,932
  (3) 退職給付費用

  簡便法で計算した退職給付費用  前事業年度20,660千円  当事業年度16,588千円
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  (税効果会計関係)
  1.繰延税金資産及び繰延税金負債の主な原因別の内訳
             前事業年度     当事業年度
            (2019年5月31日   )  (2020年5月31日   )
  繰延税金資産
   未払賞与           24,647千円     23,115千円
   未払事業税           8,511千円     7,989千円
   賞与引当金           4,250千円     4,824千円
   棚卸資産評価損           13,324千円     14,486千円
   貸倒引当金           12,047千円     5,883千円
   役員退職慰労引当金           103,226千円     105,895千円
   退職給付引当金           15,689千円     20,692千円
   投資有価証券評価損           2,618千円     3,099千円
   会員権評価損           2,572千円     2,572千円
   減損損失           37,649千円     37,649千円
              10,957千円     7,558千円
   その他
  繰延税金資産小計
              235,496千円     233,765千円
             △161,589千円     △100,354千円
   評価性引当額(注)
  繰延税金資産合計
              73,906千円     133,411千円
  繰延税金負債
   有価証券評価差額金           △1,067千円     △1,557千円
              △2,289千円     △1,118千円
   その他
  繰延税金負債合計           △3,356千円     △2,675千円
  差引:繰延税金資産純額           70,549千円     130,735千円
   (注) 評価性引当額が61,236千円減少しております。この減少の主な内容は、役員退職慰労引当金に係る評価性
    引当額の減少によるものであります。
  2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となっ

  た主要な項目別の内訳
             前事業年度     当事業年度
            (2019年5月31日   )  (2020年5月31日   )
  法定実効税率
               30.5%     30.5%
  (調整)
    交際費等永久に損金に算入されない項目            1.6%     1.5%
    住民税均等割            1.7%     1.6%
    留保金課税            0.8%     0.4%
    評価性引当額の増減            1.3%     △8.0%
               0.1%     0.0%
    その他
  税効果会計適用後の法人税等の負担率
               36.0%     26.0%
  (資産除去債務関係)

   重要性が乏しいため、記載を省略しております。
  (賃貸等不動産関係)

   重要性が乏しいため、記載を省略しております。
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  (セグメント情報等)
  【セグメント情報】
  当社はCATV関連市場向け及び情報通信関連市場向け販売事業の単一セグメントであり重要性が乏しいため、
  セグメント情報の記載を省略しております。
  【関連情報】

  前事業年度(自    2018年6月1日    至  2019年5月31日   )
  1.製品及びサービスごとの情報
  当社はCATV関連市場向け及び情報通信関連市場向け販売事業の単一セグメントであるため、記載を省略して
  おります。
  2.地域ごとの情報

  (1) 売上高
   本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。
  (2) 有形固定資産

   本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
  3.主要な顧客ごとの情報

  外部顧客への売上高のうち、損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。
  当事業年度(自    2019年6月1日    至  2020年5月31日   )

  1.製品及びサービスごとの情報
  当社はCATV関連市場向け及び情報通信関連市場向け販売事業の単一セグメントであるため、記載を省略して
  おります。
  2.地域ごとの情報

  (1) 売上高
   本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。
  (2) 有形固定資産

   本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
  3.主要な顧客ごとの情報

  外部顧客への売上高のうち、損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。
  【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

  前事業年度(自    2018年6月1日    至  2019年5月31日   )
  該当事項はありません。
  当事業年度(自    2019年6月1日    至  2020年5月31日   )

  該当事項はありません。
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  【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
  前事業年度(自    2018年6月1日    至  2019年5月31日   )
  当社はCATV関連市場向け及び情報通信関連市場向け販売事業の単一セグメントであるため、記載を省略してお
  ります。
  当事業年度(自    2019年6月1日    至  2020年5月31日   )

  当社はCATV関連市場向け及び情報通信関連市場向け販売事業の単一セグメントであるため、記載を省略してお
  ります。
  【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

  前事業年度(自    2018年6月1日    至  2019年5月31日   )
  該当事項はありません。
  当事業年度(自    2019年6月1日    至  2020年5月31日   )

  該当事項はありません。
  【関連当事者情報】

  1.関連当事者との取引
  財務諸表提出会社と関連当事者との取引
   前事業年度(自 2018年6月1日 至 2019年5月31日)
   該当事項はありません。
   当事業年度(自 2019年6月1日 至 2020年5月31日)

   該当事項はありません。
  2.親会社又は重要な関連会社に関する注記

  前事業年度(自 2018年6月1日 至 2019年5月31日)
   該当事項はありません。
  当事業年度(自 2019年6月1日 至 2020年5月31日)

   該当事項はありません。
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  (1株当たり情報)
          前事業年度       当事業年度

         (自  2018年6月1日      (自  2019年6月1日
         至  2019年5月31日   )    至  2020年5月31日   )
  1株当たり純資産額           1,067.90円       1,142.61円
  1株当たり当期純利益           93.03円       106.01円
  (注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
   2.当社は、2018年10月23日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行い、2019年12月1日付で普通株
   式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。前事業年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定
   し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益を算定しております。
   3.1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
             前事業年度     当事業年度

            (自  2018年6月1日    (自  2019年6月1日
            至  2019年5月31日   )  至  2020年5月31日   )
  当期純利益(千円)             460,094     565,301
  普通株主に帰属しない金額(千円)              ―     ―
  普通株式に係る当期純利益(千円)             460,094     565,301
  普通株式の期中平均株式数(株)             4,945,540     5,332,640
  (重要な後発事象)

   該当事項はありません。
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  ⑤ 【附属明細表】
  【有形固定資産等明細表】
              当期末減価

              償却累計額    差引当期末
      当期首残高  当期増加額  当期減少額  当期末残高    当期償却額
   資産の種類            又は償却     残高
      (千円)  (千円)  (千円)  (千円)    (千円)
               累計額    (千円)
               (千円)
  有形固定資産
  建物    771,134   471  531 771,074  371,038  21,011  400,036

  構築物    96,154   ―  ― 96,154  77,058  3,566  19,096

  工具、器具及び備品    27,788   665  ― 28,453  24,856  1,982  3,596

  土地    1,025,363    ―  ― 1,025,363    ―  ― 1,025,363

  リース資産    40,747  13,617  9,780  44,584  21,572  10,335  23,012

  有形固定資産計    1,961,189   14,753  10,311  1,965,631   494,526  36,895  1,471,105

  無形固定資産

  ソフトウェア     3,145   ―  ―  3,145  3,145   27  ―

  リース資産    21,698   ―  ― 21,698  19,114  3,426  2,583

  その他     2,897   ―  ―  2,897   414  33  2,483

  無形固定資産計    31,137   ―  ― 31,137  26,070  3,487  5,066

  長期前払費用     48,547  12,388  1,300  59,636  2,229   503  57,407

  (注) リース資産(有形)の当期増加額13,617千円及び当期減少額9,780千円は、本社社用車入替えのためでありま
   す。
  【社債明細表】

   該当事項はありません。
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  【借入金等明細表】
        当期首残高   当期末残高   平均利率

    区分              返済期限
         (千円)   (千円)   (%)
  短期借入金         ―   ―   ―  ―
  1年以内に返済予定の長期借入金        55,561   65,663    0.9  ―

  1年以内に返済予定のリース債務        10,920   10,492    ―  ―

                 2021年6月30日~
  長期借入金(1年以内に返済予定の
         381,374   315,711    0.9
  ものを除く)
                 2026年11月30日
                 2021年6月25日~
  リース債務(1年以内に返済予定の
         12,232   14,337    ―
  ものを除く)
                 2024年11月25日
  その他有利子負債         ―   ―   ―  ―
    合計     460,088   406,204    ―  ―

  (注) 1.「平均利率」については、借入金の期末残高に対する加重平均利率を記載しております。
     なお、リース債務については、リース料総額に含まれる利息相当額を定額法により各事業年度に配分してい
   るため、「平均利率」を記載しておりません。
   2.長期借入金及びリース債務(1年以内に返済予定のものを除く)の貸借対照表日後5年内における1年ごとの
   返済予定額の総額。
        1年超2年以内   2年超3年以内   3年超4年以内   4年超5年以内

     区分
        (千円)   (千円)   (千円)   (千円)
    長期借入金      60,612   60,612   60,612   60,612
    リース債務      5,070   2,786   2,038   4,442

  【引当金明細表】

            当期減少額   当期減少額

       当期首残高   当期増加額         当期末残高
   区分         (目的使用)   (その他)
       (千円)   (千円)         (千円)
             (千円)   (千円)
  貸倒引当金      39,553   8,851   18,165   10,924   19,314
  賞与引当金      13,955   15,840   13,955    ―  15,840

  役員退職慰労引当金      338,891   20,678   11,917    ―  347,653

  (注) 貸倒引当金の「当期減少額(その他)」欄の金額は、債権の回収による戻入額及び一般債権に係る前期末計上額
   の洗替額であります。
  【資産除去債務明細表】

   当事業年度期首及び当事業年度末における資産除去債務の金額が当事業年度期首及び当事業年度末における負
  債及び純資産の合計額の100分の1以下であるため、記載を省略しております。
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  (2) 【主な資産及び負債の内容】
  ① 現金及び預金
      区分         金額(千円)

  現金                  2,516

  預金

  当座預金                 420,825

  普通預金                 429,608

  通知預金                 200,000

  外貨普通預金                   0

  定期預金                 4,723,640

  定期積金                  59,250

      計             5,833,324

      合計             5,835,841

  ② 受取手形

  イ 相手先別内訳
      相手先         金額(千円)

  ㈱四電工                  224,663

  電気興業㈱                  148,129

  協和テクノロジィズ㈱                  130,718

  ユタカインテグレーション㈱                  121,527

  ㈱メディアテック一心                  52,989

  その他                  967,275

      合計             1,645,305

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  ロ 期日別内訳
      期日         金額(千円)

  2020年6月                  468,167

  2020年7月                  327,687

  2020年8月                  630,513

  2020年9月                  163,822

  2020年10月                  55,114

      合計             1,645,305

  (注) 2020年6月満期の金額には期末日満期手形175,577千円が含まれております。
  ③ 売掛金

  イ 相手先別内訳
      相手先         金額(千円)

  ㈱協和エクシオ                  316,386

  扶桑電通㈱                  150,744

  住友電設㈱                  127,165

  ㈱アクシス                  113,951

  ㈱四電工                  112,797

  その他                 2,086,951

      合計             2,907,996

  ロ 売掛金の発生及び回収並びに滞留状況

                  滞留期間(日)

               回収率(%)
  当期首残高   当期発生高   当期回収高   当期末残高
                  (A)+(D)
  (千円)   (千円)   (千円)   (千円)
                   2
               (C)
                ×100
                   (B)
              (A)+(B)
   (A)   (B)   (C)   (D)
                   366
   2,279,111   16,998,582   16,369,698   2,907,996    84.92   55.84
  (注) 消費税等の会計処理は税抜方式を採用していますが、上記金額には消費税等が含まれております。
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  ④ 商品
      区分         金額(千円)

  ケーブル                  270,470

  材料                  629,291

  機器                  56,215

      合計             955,977

  ⑤ 保険積立金

      相手先         金額(千円)

  メットライフ生命保険㈱                  460,637

  東京海上日動あんしん生命保険㈱                  163,458

  マニュライフ生命保険㈱                  12,213

  第一生命保険㈱                   13

      合計             636,324

  ⑥ 支払手形

  イ 相手先別内訳
      相手先         金額(千円)

  ダイワボウ情報システム㈱                  339,178

  古河電気工業㈱                  290,649

  ㈱SDS                  258,226

  因幡電機産業㈱                  231,868

  三沢興産㈱                  214,161

  その他                 3,235,062

      合計             4,569,147

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  ロ 期日別内訳
      期日         金額(千円)

  2020年6月                 1,293,090

  2020年7月                  969,948

  2020年8月                 1,014,605

  2020年9月                  907,332

  2020年10月                  384,170

      合計             4,569,147

  (注) 2020年6月満期の金額には期末日満期手形315,077千円が含まれております。
  ⑦ 買掛金

      相手先         金額(千円)

  沖電気工業㈱                  243,946

  ㈱東鳳電通設計事務所                  144,952

  日本ワイドミュラー㈱                  100,672

  四国通商㈱                  86,460

  コーニングインターナショナル㈱                  77,370

  その他                 1,086,253

      合計             1,739,654

  (3) 【その他】

  当事業年度における四半期情報等
   (累計期間)    第1四半期    第2四半期    第3四半期    当事業年度

  売上高    (千円)   3,441,169    7,195,835   11,323,801    15,544,316

  税引前四半期(当期)
     (千円)   100,415    313,045    534,768    763,210
  純利益
  四半期(当期)純利益    (千円)    61,016   203,440    352,240    565,301
  1株当たり四半期
      (円)    11.44    38.15    66.05   106.01
  (当期)純利益
   (会計期間)    第1四半期    第2四半期    第3四半期    第4四半期

  1株当たり
      (円)    11.44    26.71    27.90    39.95
  四半期純利益
  (注) 当社は2019年12月1日付けで普通株式1株につき普通株式2株の割合で株式分割を行っております。当事業年
   度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して1株当たり四半期(当期)純利益を算定しております。
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 第6 【提出会社の株式事務の概要】
  事業年度     毎年6月1日から翌年5月31日まで

  定時株主総会     毎年8月

  基準日     毎年5月31日

       毎年11月30日
  剰余金の配当の基準日
       毎年5月31日
  1単元の株式数     100株
  単元未満株式の買取り

       (特別口座)
    取扱場所
       大阪市中央区北浜四丁目5番33号  三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
       (特別口座)
    株主名簿管理人
       東京都千代田区丸の内一丁目4番1号  三井住友信託銀行株式会社
    取次所     ―
    買取手数料     無料

       当社の公告方法は、電子公告としております。

       ただし、事故その他やむを得ない事由により電子公告をすることができないとき
  公告掲載方法     は、日本経済新聞に掲載して行います。
       当社の公告掲載URLは次のとおりであります。
       http://www.daiko―tsusan.co.jp/
  株主に対する特典     該当事項はありません。

  (注) 当社の株主は、その有する単元未満株式について、次に掲げる権利以外の権利を行使することができない旨、
   定款に定めております。
   (1) 会社法第189条第2項各号に掲げる権利
   (2) 株主割当による募集株式及び募集新株予約権の割当てを受ける権利
   (3) 単元未満株式の売渡請求をする権利
   (4) 剰余金の配当を受ける権利
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 第7 【提出会社の参考情報】
 1 【提出会社の親会社等の情報】

  当社には、金融商品取引法第24条の7第1項に規定する親会社等はありません。
 2 【その他の参考情報】

  当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しております。
  (1) 有価証券報告書及びその添付書類並びに確認書

  事業年度   第44期 (自  2018年6月1日   至  2019年5月31日   )  2019年8月29日 四国財務局長に提出。
  (2) 内部統制報告書及びその添付書類

  2019年8月29日 四国財務局長に提出。
  (3) 四半期報告書及び確認書

  第45期 第1四半期(自    2019年6月1日    至  2019年8月31日   ) 2019年10月15日 四国財務局長に提出。
  第45期 第2四半期(自    2019年9月1日    至  2019年11月30日   ) 2020年1月14日 四国財務局長に提出。
  第45期 第3四半期(自    2019年12月1日    至  2020年2月29日   ) 2020年4月14日 四国財務局長に提出。
  (3) 臨時報告書

  企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第9号の2(株主総会における議決権行使の結果)の規定に基づ
  く臨時報告書
  2019年8月30日四国財務局長に提出。
  企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第4号(主要株主の異動)の規定に基づく臨時報告書
  2019年10月28日四国財務局長に提出。
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 第二部  【提出会社の保証会社等の情報】
  該当事項はありません。

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         独立監査人の監査報告書
                   2020年8月27日

 ダイコー通産株式会社
  取締役会 御中
         EY新日本有限責任監査法人

         高松事務所

         指定有限責任社員

             公認会計士   後  藤  英  之     ㊞
         業務執行社員
         指定有限責任社員

             公認会計士   堀  川  紀  之     ㊞
         業務執行社員
 監査意見

  当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
 いるダイコー通産株式会社の2019年6月1日から2020年5月31日までの第45期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対
 照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、キャッシュ・フロー計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細
 表について監査を行った。
  当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、ダイ
 コー通産株式会社の2020年5月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する事業年度の経営成績及びキャッシュ・
 フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
 監査意見の根拠

  当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準におけ
 る当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職
 業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
 財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任

  経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表
 示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営
 者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
  財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを
 評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要
 がある場合には当該事項を開示する責任がある。
  監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
 財務諸表監査における監査人の責任

  監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示が
 ないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明すること
 にある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決
 定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
  監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家と
 しての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
            68/69



                     EDINET提出書類
                   ダイコー通産株式会社(E34644)
                      有価証券報告書
 ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続
  を立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切
  な監査証拠を入手する。
 ・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の
  実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
 ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及
  び関連する注記事項の妥当性を評価する。
 ・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づ
  き、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結
  論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に
  注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外
  事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいてい
  るが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
 ・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかど
  うかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計
  事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
  監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要
 な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
  監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに
 監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講
 じている場合はその内容について報告を行う。
 利害関係

  会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
                    以  上
  (注) 1.上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出

   会社)が別途保管しております。
   2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
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お知らせ

2024年5月8日

2024年5月31日をもってサービスを終了させていただきます。

2024年4月16日

2024年4月よりデータの更新が停止しております。
他のより便利なサービスが多々出てきた現在、弊サイトは役割を終えたと考えております。改修はせずこのままサービス終了する予定です。2008年よりの長きにわたりご利用いただきましてありがとうございました。登録いただいたメールアドレスなどの情報はサービス終了時点で全て破棄させていただきます。

2023年2月15日

2023年1月より一部報告書の通知、表示が旧社名で通知、表示される現象が発生しておりました。対応を行い現在は解消しております。

2023年2月15日

メール通知設定可能件数を15件から25件に変更しました。

2023年1月7日

2023年分の情報が更新されない問題、解消しました。

2023年1月6日

2023年分より情報が更新されない状態となっております。原因調査中です。

2022年4月25日

社名の変更履歴が表示されるようになりました

2020年12月21日

新規上場の通知機能を追加しました。Myページにて通知の設定が行えます。

2020年9月22日

企業・投資家の個別ページに掲載情報を追加しました。また、併せて細かい改修を行いました。

2019年3月22日

2019年4月より、5年より前の報告書については登録会員さまのみへのご提供と変更させていただきます。

2017年10月31日

キーワードに関する報告書の検出処理を改善いたしました。これまで表示されていなかった一部の報告書にも「増加」「減少」が表示されるようになっりました。

2017年2月12日

キーワードに関する報告書のRSS配信を開始いたしました。

2017年1月23日

キーワードに関する報告書が一覧で閲覧できるようになりました。