南海プライウッド株式会社 臨時報告書
提出書類 | 臨時報告書 著しい影響 |
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提出日 | |
提出者 | 南海プライウッド株式会社 |
カテゴリ | 臨時報告書 |
EDINET提出書類
南海プライウッド株式会社(E00635)
臨時報告書
【表紙】
【提出書類】 臨時報告書
【提出先】 四国財務局長
【提出日】 2022年12月5日
【会社名】 南海プライウッド株式会社
【英訳名】 NANKAI PLYWOOD CO.,LTD.
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 丸山 徹
【本店の所在の場所】 香川県高松市松福町一丁目15番10号
【電話番号】 087(825)3615
【事務連絡者氏名】 執行役員 管理部門長 松下 直樹
【最寄りの連絡場所】 香川県高松市松福町一丁目15番10号
【電話番号】 087(825)3615
【事務連絡者氏名】 執行役員 管理部門長 松下 直樹
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
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EDINET提出書類
南海プライウッド株式会社(E00635)
臨時報告書
1【提出理由】
連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に著しい影響を与える事象が発生したため、金融商品
取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第19号の規定に基づき、本臨時報告書を
提出するものであります。
2【報告内容】
(1)当該事象の発生年月日
2022年12月5日
(2)当該事象の内容
当社の連結子会社であるNP ROLPIN SASは、主として合板の製造及び販売を行っております。同社は、2014年の買
収当初より業績の低迷が続いているため、経営全般にわたる積極的な経営支援を含む経営再建計画を策定し、コスト
削減や品質向上のための技術支援及びインドネシア子会社からの製品供給などの販売支援に取り組んで参りました。
しかし、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う欧州経済全体の低迷が続いたことやロシアのウクライナ侵攻問題に起
因した資源価格の急激な高騰の影響を受けたこと等により、2022年9月末時点においては、同社は27百万ユーロ
(3,952百万円)の債務超過となっております。(フランス会計基準により算出した数値であります。)
しかしながら、フランス商法の規定において、現地株式会社が事業を継続する場合には純資産の金額を資本金の額
の1/2以上の額(以下基準額)に維持することが求められております。同社においては、純資産額が当該基準額に満
たない状態が継続していることから、同社の財務状態を改善し基準額への回復を図るために、当社は貸付債権22百万
ユーロ(3,193百万円)に対するDESの実行及び貸付債権10百万ユーロ(1,423百万円)の債権放棄並びに同社の減資
を約34百万ユーロ(4,800百万円)行うことといたしました。
本件財務支援は、当該連結子会社の上記法的基準額を満たすため、債務の削減および資本の充実による財務内容の
改善を図ることを目的として実施するものであります。これに伴いコスト削減のための合理化設備投資に対するフラ
ンス政府からの助成金受給資格を得られることや主要な取引先との安定した取引を継続すること等の効果を期待する
ことができるため、経営再建のために合理的な支援であると判断いたしました。尚、上記基準額の回復を効果的に実
行するため、DES及び債権放棄を組み合わせた方法での財政支援を行い、DES後に増加した資本金に対して、減資を実
行することによって資本金を減額し上記基準額の回復を図ることといたしました。
(3)当該事象の連結損益に与える影響額
本件による2023年3月期の当社単体業績においては、当財政支援の内4,473百万円については、既に貸倒引当処理
済みであることから143百万円の貸倒損失が発生する予定であります。また税務上、貸倒引当金の損金算入が認容さ
れる見込みにより、法人税額が700百万円減少し、更に繰越欠損金が発生することで法人税等調整額(貸方)が700百
万円増加し、合わせて1,400百万円の当期純利益の増加となる予定であります。2023年3月期連結決算に与える影響
として、連結決算における相殺消去の対象外となる法人税の額が700百万円減少し、法人税等調整額(貸方)が700百
万円増加することで合わせて1,400百万円の親会社株主に帰属する当期純利益の増加となる予定であります。本件に
よる当社連結子会社の財務内容の改善は将来的な企業価値向上に寄与するものであると考えております。なお、今後
開示すべき事項が生じた場合には速やかにお知らせいたします。
以 上
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