株式会社日立物流 四半期報告書 第63期第1四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
【表紙】
【提出書類】 四半期報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の7第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2021年8月13日
【四半期会計期間】 第63期第1四半期
(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)
【会社名】 株式会社日立物流
【英訳名】 Hitachi Transport System, Ltd.
【代表者の役職氏名】 執行役社長 中谷 康夫
【本店の所在の場所】 東京都中央区京橋二丁目9番2号
03(6263)2800〈代表〉
【電話番号】
【事務連絡者氏名】 経営戦略本部 広報部長 多賀 鉄朗
東京都中央区京橋二丁目9番2号
【最寄りの連絡場所】
03(6263)2803
【電話番号】
【事務連絡者氏名】 経営戦略本部 広報部長 多賀 鉄朗
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
1/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
第62期 第63期
回 次 第1四半期 第1四半期 第62期
連結累計期間 連結累計期間
自 2020年4月1日 自 2021年4月1日 自 2020年4月1日
会 計 期 間
至 2020年6月30日 至 2021年6月30日 至 2021年3月31日
売上収益 (百万円) 147,322 178,096 652,380
調整後営業利益 (百万円) 6,983 10,234 36,711
営業利益 (百万円) 8,999 10,432 41,050
税引前四半期(当期)利益 (百万円) 9,278 8,296 39,134
親会社株主に帰属する
(百万円) 6,325 4,824 22,873
四半期(当期)利益
親会社株主に帰属する
(百万円) 7,316 4,878 29,211
四半期(当期)包括利益
親会社株主持分 (百万円) 237,840 157,623 155,158
総資産額 (百万円) 869,423 774,403 787,936
基本的1株当たり親会社株主に
(円) 56.70 57.64 240.02
帰属する四半期(当期)利益
希薄化後1株当たり
親会社株主に帰属する (円) - - -
四半期(当期)利益
親会社株主持分比率 (%) 27.4 20.4 19.7
営業活動による
(百万円) 12,079 11,360 55,309
キャッシュ・フロー
投資活動による
(百万円) △ 7,119 △ 2,566 69,779
キャッシュ・フロー
財務活動による
(百万円) △ 13,541 △ 12,032 △ 161,056
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の
(百万円) 130,662 101,890 104,815
四半期(期末)残高
(注) 1 当社は要約四半期連結財務諸表を作成しているので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載
していない。
2 希薄化後1株当たり親会社株主に帰属する四半期(当期)利益については、潜在株式が存在しないため、記
載していない。
3 上記指標は、国際財務報告基準(以下「IFRS」という。)により作成した要約四半期連結財務諸表及び連結
財務諸表に基づいている。
4 「調整後営業利益」は「売上総利益」から「販売費及び一般管理費」を控除した利益指標である。
2 【事業の内容】
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが営む事業の内容について、重要な変更はない。また、主要
な関係会社に異動はない。
2/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
第2 【事業の状況】
1 【事業等のリスク】
当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、
投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等
のリスク」についての重要な変更はない。なお、重要事象等は存在していない。
2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものである。
(1) 経営成績の状況
(単位:百万円)
前第1四半期 当第1四半期
区分 増減 前年同期比
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 147,322 178,096 30,774 121%
調整後営業利益 6,983 10,234 3,251 147%
受取利息及び支払利息調整後税引
10,713 9,580 △1,133 89%
前四半期利益(EBIT)
親会社株主に帰属する四半期利益 6,325 4,824 △1,501 76%
当第1四半期連結累計期間における連結業績について、売上収益は取り扱い物量の回復等により、前年同四半期
連結累計期間に比べ 21%増加 し、 1,780億96百万円 となった。調整後営業利益は増収影響や生産性改善、フォワー
ディング事業の収益性向上等により、前年同四半期連結累計期間に比べ 47%増加 し、 102億34百万円 となった。受取
利息及び支払利息調整後税引前四半期利益(EBIT)は新型コロナウイルス感染症による損失等が減少したものの、当
社が保有する 佐川急便㈱の全株式の譲渡 等により持分法による投資損益が減少し、また、固定資産売却益の減少に
よるその他の収益が減少したことなどにより、前年同四半期連結累計期間に比べ 11%減少 し、 95億80百万円 となっ
た。親会社株主に帰属する四半期利益は税引前四半期利益が減少したことなどにより、前年同四半期連結累計期間
に比べ 24%減少 し、 48億24百万円 となった。
セグメント別の状況は次のとおりである。
ⅰ.国内物流
(単位:百万円)
前第1四半期 当第1四半期
区分 増減 前年同期比
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 100,900 104,589 3,689 104%
セグメント利益(調整後営業利益) 5,752 6,826 1,074 119%
当セグメントの売上収益は、取り扱い物量の回復等により、前年同四半期連結累計期間に比べ 4%増加 し、 1,045
億89百万円 となった。
セグメント利益は、増収影響や生産性改善等により、前年同四半期連結累計期間に比べ 19%増加 し、 68億26百万
円 となった。
3/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
ⅱ.国際物流
(単位:百万円)
当第1四半期
前第1四半期
区分 増減 前年同期比
連結累計期間
連結累計期間
売上収益 42,820 70,447 27,627 165%
セグメント利益(調整後営業利益) 1,061 3,236 2,175 305%
当セグメントの売上収益は、フォワーディング事業や自動車関連顧客を中心とした取り扱い物量の増加等によ
り、前年同四半期連結累計期間に比べ 65%増加 し、 704億47百万円 となった。
セグメント利益は、増収影響やフォワーディング事業の収益性向上等により、前年同四半期連結累計期間に比べ
205%増加 し、 32億36百万円 となった。
ⅲ.その他(物流周辺事業等)
(単位:百万円)
前第1四半期 当第1四半期
区分 増減 前年同期比
連結累計期間 連結累計期間
売上収益 3,602 3,060 △542 85%
セグメント利益(調整後営業利益) 170 172 2 101%
当セグメントの売上収益は、情報システム開発事業での受託案件の減少等により、前年同四半期連結累計期間に
比べ 15%減少 し、 30億60百万円 となった。
セグメント利益は、前年同四半期連結累計期間に比べ 1%増加 し、 1億72百万円 となった。
なお、売上収益に関する増減要因の内訳は以下のとおりである。
また、2021年度の連結業績予想については、当第1四半期連結累計期間の連結業績や現時点における当社が入手可
能な情報や予測等に基づいて、前事業年度の有価証券報告書に記載した内容に変更はない。
4/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
(2) 財政状態の状況
(単位:百万円)
当第1四半期
区分 前連結会計年度末 増減
連結会計期間末
流動資産 247,350 240,298 △7,052
非流動資産 540,586 534,105 △6,481
資産の部合計 787,936 774,403 △13,533
流動負債 156,655 145,470 △11,185
非流動負債 469,174 464,390 △4,784
負債の部合計 625,829 609,860 △15,969
親会社株主持分 155,158 157,623 2,465
非支配持分 6,949 6,920 △29
資本の部合計 162,107 164,543 2,436
当第1四半期連結会計期間末の資産の部合計は、前連結会計年度末に比べ 135億33百万円減少 し、 7,744億3百万
円 となった。流動資産は、売上債権及び契約資産が回転日数の短縮等により 50億16百万円 、現金及び現金同等物が
「(3) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおり 29億25百万円 それぞれ減少したことなどにより、 70億52百万円
減少 した。非流動資産は、使用権資産が 40億26百万円 、有形固定資産が 11億43百万円 それぞれ設備投資があったも
のの減価償却費の計上等により減少したことなどにより、 64億81百万円減少 した。
当第1四半期連結会計期間末の負債の部合計は、前連結会計年度末に比べ 159億69百万円減少 し、 6,098億60百万
円 となった。流動負債は、その他の流動負債が賞与の支給による賞与引当金の取崩し等により 53億43百万円 、未払
法人所得税が法人所得税の支払い等により 31億99百万円 それぞれ減少したことなどにより、 111億85百万円減少 し
た。非流動負債は、リース負債が返済等により 42億21百万円 減少したことなどにより、 47億84百万円 減少した。
当第1四半期連結会計期間末の資本の部合計は、前連結会計年度末に比べ 24億36百万円増加 し、 1,645億43百万円
となった。親会社株主持分は、自己株式が249億53百万円、利益剰余金が249億75百万円それぞれ自己株式の消却に
より減少したものの、利益剰余金が四半期利益の計上等により23億99百万円増加したことなどにより、 24億65百万
円 増加した。また、親会社株主持分比率は前連結会計年度末の 19.7% から 20.4% となった。
(3) キャッシュ・フローの状況
(単位:百万円)
前第1四半期 当第1四半期
区分 増減
連結累計期間 連結累計期間
営業活動によるキャッシュ・フロー 12,079 11,360 △719
投資活動によるキャッシュ・フロー △7,119 △2,566 4,553
財務活動によるキャッシュ・フロー △13,541 △12,032 1,509
フリー・キャッシュ・フロー 4,960 8,794 3,834
現金及び現金同等物に係る換算差額 222 313 91
現金及び現金同等物の増減 △8,359 △2,925 5,434
現金及び現金同等物の期首残高 139,021 104,815 △34,206
現金及び現金同等物の期末残高 130,662 101,890 △28,772
5/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
①営業活動によるキャッシュ・フロー
前第1四半期連結累計期間に比べ 7億19百万円 収入が減少し、 113億60百万円の収入 となった。この主な要因
は、法人所得税の支払 52億62百万円 等により資金が減少したものの、減価償却費及び無形資産償却費 127億30百万
円 、売上債権及び契約資産の増減 51億88百万円 等により資金が増加したものである。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
前第1四半期連結累計期間に比べ 45億53百万円 支出が減少し、 25億66百万円の支出 となった。この主な要因
は、有形固定資産及び無形資産の取得 29億61百万円 により資金が減少したことによるものである。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
前第1四半期連結累計期間に比べ 15億9百万円 支出が減少し、 120億32百万円の支出 となった。この主な要因
は、リース負債の返済 87億12百万円 、配当金の支払 23億48百万円 等により資金が減少したことによるものであ
る。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ
29億25百万円 減少し、 1,018億90百万円 となった。
なお、営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローを合わせた、いわゆるフ
リ ー・キャッシュ・フローは、売上債権及び契約資産の増減が減少したものの、法人所得税の支払の減少、有形
固定資産及び無形資産の取得の減少により資金が増加したことを主な要因として、前第1四半期連結累計期間に
比べ38億34百万円増加し、87億94百万円の収入となった。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変
更及び新たに生じた課題はない。
(5) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は120百万円である。
なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はない。
3 【経営上の重要な契約等】
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はない。
6/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
第3 【提出会社の状況】
1 【株式等の状況】
(1) 【株式の総数等】
① 【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 292,000,000
計 292,000,000
② 【発行済株式】
第1四半期会計期間末 提出日現在 上場金融商品取引所
種類 現在発行数(株) 発行数(株) 名又は登録認可金融 内容
( 2021年6月30日 ) (2021年8月13日) 商品取引業協会名
東京証券取引所
普通株式 104,800,928 104,800,928 単元株式数は100株である。
(市場第一部)
計 104,800,928 104,800,928 ― ―
(2) 【新株予約権等の状況】
① 【ストックオプション制度の内容】
該当事項なし。
② 【その他の新株予約権等の状況】
該当事項なし。
(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項なし。
(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式 発行済株式 資本準備金 資本準備金
資本金増減額 資本金残高
年月日 総数増減数 総数残高 増減額 残高
(百万円) (百万円)
(千株) (千株) (百万円) (百万円)
2021年6月4日
△6,975 104,800 ― 16,802 ― 13,424
(注)
(注) 2021年6月4日付で自己株式を消却し、発行済株式総数が 6,975,786株減少している。
7/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
(5) 【大株主の状況】
当四半期会計期間は第1四半期会計期間であるため、記載事項はない。
(6) 【議決権の状況】
① 【発行済株式】
2021年6月30日 現在
区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式 ― ― ―
議決権制限株式(自己株式等) ― ― ―
議決権制限株式(その他) ― ― ―
(自己保有株式)
完全議決権株式(自己株式等) 普通株式 ― ―
20,927,500
普通株式
完全議決権株式(その他) 838,514 ―
83,851,400
普通株式
単元未満株式 ― ―
22,028
発行済株式総数 104,800,928 ― ―
総株主の議決権 ― 838,514 ―
(注) 1 「完全議決権株式(その他)」の欄には、執行役に対する業績連動型株式報酬制度として信託が保有する
当社株式185,600株及び議決権の数1,856個がそれぞれ含まれている。
2 「単元未満株式」欄の普通株式には、当社所有の自己株式22株が含まれている。
② 【自己株式等】
2021年6月30日 現在
発行済株式
自己名義 他人名義 所有株式数
所有者の氏名 総数に対する
所有者の住所 所有株式数 所有株式数 の合計
又は名称 所有株式数
(株) (株) (株)
の割合(%)
東京都中央区京橋二丁目
(自己保有株式)
20,927,500 ― 20,927,500 19.97
㈱日立物流
9番2号
計 ― 20,927,500 ― 20,927,500 19.97
(注) 1 当第1四半期会計期間末の自己株式数は20,927,522株である。
2 「自己名義所有株式数」には、執行役に対する業績連動型株式報酬制度として信託が保有する当社株式
185,600株 は含まれていない。
2 【役員の状況】
前事業年度の有価証券報告書提出日後、当四半期累計期間における役員の異動はない。
8/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
第4 【経理の状況】
1 四半期連結財務諸表の作成方法について
当社の要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣
府令第64号。以下「四半期連結財務諸表規則」という。)第93条の規定により、国際会計基準(以下「IAS」という。)
第34号「期中財務報告」に準拠して作成している。
2 監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第1四半期連結会計期間(2021年4月1日から2021年
6月30日まで)及び第1四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年6月30日まで)に係る要約四半期連結財務諸表
について、EY新日本有限責任監査法人による四半期レビューを受けている。
9/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
1 【要約四半期連結財務諸表】
(1) 【要約四半期連結財政状態計算書】
(単位:百万円)
注記 前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
区分
番号 (2021年3月31日) (2021年6月30日)
(資産の部)
流動資産
現金及び現金同等物 104,815 101,890
売上債権及び契約資産 4 123,681 118,665
棚卸資産 1,083 1,169
その他の金融資産 7 4,378 5,080
13,393 13,494
その他の流動資産
流動資産合計
247,350 240,298
非流動資産
持分法で会計処理されている投資 6,372 6,417
有形固定資産 159,981 158,838
使用権資産 288,030 284,004
のれん 25,228 25,288
無形資産 23,824 23,639
繰延税金資産 11,732 12,116
その他の金融資産 7 18,459 17,119
6,960 6,684
その他の非流動資産
非流動資産合計
540,586 534,105
資産の部合計 787,936 774,403
10/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
(単位:百万円)
注記 前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
区分
番号 (2021年3月31日) (2021年6月30日)
(負債の部)
流動負債
買入債務 51,733 47,417
短期借入金 2,152 1,549
償還期長期債務 7 10,320 10,240
リース負債 30,600 30,761
未払法人所得税 6,089 2,890
その他の金融負債 7 24,202 26,397
31,559 26,216
その他の流動負債
流動負債合計
156,655 145,470
非流動負債
長期債務 7 140,303 140,303
リース負債 261,220 256,999
退職給付に係る負債 37,071 37,411
繰延税金負債 7,467 7,308
その他の金融負債 7 20,075 19,341
3,038 3,028
その他の非流動負債
非流動負債合計
469,174 464,390
負債の部合計 625,829 609,860
(資本の部)
親会社株主持分
資本金 16,803 16,803
利益剰余金 236,311 213,735
その他の包括利益累計額 1,861 1,950
△ 99,817 △ 74,865
自己株式 8
親会社株主持分合計
155,158 157,623
非支配持分 6,949 6,920
資本の部合計 162,107 164,543
負債・資本の部合計 787,936 774,403
11/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
(2) 【要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書】
【要約四半期連結損益計算書】
【第1四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
注記
区分 (自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
番号
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
売上収益 3,5 147,322 178,096
△ 128,598 △ 154,604
売上原価
売上総利益
18,724 23,492
△ 11,741 △ 13,258
販売費及び一般管理費
調整後営業利益
6,983 10,234
その他の収益 6 3,791 492
△ 1,775 △ 294
その他の費用 6
営業利益
8,999 10,432
金融収益 307 46
金融費用 △ 36 △ 1,003
1,443 105
持分法による投資損益
受取利息及び支払利息調整後
10,713 9,580
税引前四半期利益
受取利息 232 375
△ 1,667 △ 1,659
支払利息
税引前四半期利益
9,278 8,296
△ 2,886 △ 3,298
法人所得税費用
四半期利益
6,392 4,998
四半期利益の帰属
親会社株主持分 6,325 4,824
非支配持分 67 174
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
注記
区分 (自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
番号
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
1株当たり親会社株主に帰属する四半期利益
基本 10 56.70 円 57.64 円
希薄化後 10 - 円 - 円
12/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
【要約四半期連結包括利益計算書】
【第1四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
注記
区分 (自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
番号
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
6,392 4,998
四半期利益
その他の包括利益
純損益に組み替えられない項目
その他の包括利益を通じて測定する
57 △ 558
金融資産の公正価値の純変動額
確定給付制度の再測定 - △ 66
4 2
持分法のその他の包括利益
純損益に組み替えられない項目合計 61 △ 622
純損益に組み替えられる可能性がある項目
在外営業活動体の換算差額 1,113 605
キャッシュ・フロー・ヘッジの
△ 2 △ 1
公正価値の純変動額
△ 13 50
持分法のその他の包括利益
純損益に組み替えられる可能性がある
1,098 654
項目合計
その他の包括利益合計 1,159 32
四半期包括利益
7,551 5,030
四半期包括利益の帰属
親会社株主持分 7,316 4,878
非支配持分 235 152
13/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
(3) 【要約四半期連結持分変動計算書】
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
親会社
注記 資本の部
その他の
株主持分 非支配持分
番号 合計
資本金 利益剰余金 包括利益 自己株式
合計
累計額
期首残高 16,803 220,829 △ 4,587 △ 184 232,861 6,396 239,257
変動額
四半期利益 6,325 6,325 67 6,392
その他の包括利益 991 991 168 1,159
非支配持分との取引等 91 91 △ 95 △ 4
配当金 9 △ 2,454 △ 2,454 △ 97 △ 2,551
利益剰余金への振替 △ 6 6 - -
自己株式の取得及び売却 8 △ 0 △ 0 △ 0
株式報酬取引 5 5 5
非支配株主に係る売建プット・
7 △ 31 52 21 △ 128 △ 107
オプション負債の変動等
変動額合計 - 3,930 1,049 △ 0 4,979 △ 85 4,894
期末残高 16,803 224,759 △ 3,538 △ 184 237,840 6,311 244,151
(単位:百万円)
当第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)
親会社
注記 資本の部
その他の
株主持分 非支配持分
番号 合計
資本金 利益剰余金 包括利益 自己株式
合計
累計額
期首残高 16,803 236,311 1,861 △ 99,817 155,158 6,949 162,107
変動額
四半期利益 4,824 4,824 174 4,998
その他の包括利益 54 54 △ 22 32
配当金 9 △ 2,348 △ 2,348 △ 113 △ 2,461
自己株式の取得及び売却 8 △ 1 △ 1 △ 1
自己株式の消却 8 △ 24,975 24,953 △ 22 △ 22
株式報酬取引 33 33 33
非支配株主に係る売建プット・
7 △ 110 35 △ 75 △ 68 △ 143
オプション負債の変動等
変動額合計 - △ 22,576 89 24,952 2,465 △ 29 2,436
期末残高 16,803 213,735 1,950 △ 74,865 157,623 6,920 164,543
14/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
(4) 【要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書】
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
注記
区分 (自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
番号
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
四半期利益 6,392 4,998
四半期利益から営業活動による
キャッシュ・フローへの調整
減価償却費及び無形資産償却費 13,096 12,730
減損損失 131 -
法人所得税費用 2,886 3,298
持分法による投資損益 △ 1,443 △ 105
固定資産売却損益 △ 2,690 △ 32
受取利息及び受取配当金 △ 280 △ 421
支払利息 1,667 1,659
売上債権及び契約資産の増減 10,514 5,188
棚卸資産の増減 △ 54 △ 85
買入債務の増減 △ 5,653 △ 2,770
退職給付に係る負債の増減 248 346
その他の資産及びその他の負債の増減 △ 4,011 △ 7,953
239 761
その他
小計
21,042 17,614
利息及び配当金の受取 3,068 516
利息の支払 △ 1,522 △ 1,508
法人所得税の支払 △ 10,509 △ 5,262
営業活動によるキャッシュ・フロー 12,079 11,360
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産及び無形資産の取得 △ 8,232 △ 2,961
有形固定資産及び無形資産の売却 2,908 325
関連会社株式の売却による収入 - 14
子会社株式の取得による支出 △ 1,771 -
その他 △ 24 56
投資活動によるキャッシュ・フロー △ 7,119 △ 2,566
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の増減 △ 674 △ 624
長期借入債務の返済 △ 103 △ 105
リース負債の返済 △ 10,022 △ 8,712
非支配持分への子会社持分売却による収入 114 -
非支配持分からの子会社持分取得による支出 △ 117 -
配当金の支払 9 △ 2,454 △ 2,348
非支配持分株主への配当金の支払 △ 97 △ 113
その他 △ 188 △ 130
財務活動によるキャッシュ・フロー △ 13,541 △ 12,032
現金及び現金同等物に係る換算差額 222 313
現金及び現金同等物の増減 △ 8,359 △ 2,925
現金及び現金同等物の期首残高 139,021 104,815
現金及び現金同等物の期末残高 130,662 101,890
15/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
【要約四半期連結財務諸表注記】
1.報告企業
㈱日立物流(以下「当社」という。)は日本に所在する株式会社であり、東京証券取引所にて株式を上場している。
登記している本社及び主要な事業所の住所は、当社のWebサイト( https://www.hitachi-transportsystem.com )で開示
している。当社の要約四半期連結財務諸表は、2021年6月30日を期末日とし、当社及び子会社、並びにその関連会社
及び共同支配企業に対する持分(以下「当社グループ」という。)により構成されている。当社グループは、国内物
流、国際物流、その他のセグメントにわたって、総合的かつ高品質な物流サービスの提供を主たる事業としている。
2.作成の基礎
(1) IFRSに準拠している旨
当社の要約四半期連結財務諸表はIAS第34号に準拠して作成しており、連結会計年度の連結財務諸表で要求されて
いる全ての情報が含まれていないため、前連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものである。当社
は、四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件をすべて満たしているた
め、同第93条の規定を適用している。
要約四半期連結財務諸表は、2021年8月13日に、当社執行役社長中谷康夫及び当社最高財務責任者である執行役
専務林伸和によって承認されている。
(2) 見積り及び判断の使用
当社の要約四半期連結財務諸表は、収益及び費用、資産及び負債の測定並びに四半期連結会計期間末日現在の偶
発事象の開示等に関する経営者の見積り及び仮定を含んでおり、これらの見積り及び仮定は過去の実績及び四半期
連結会計期間末日において合理的であると考えられる様々な要因等を勘案した経営者の最善の判断に基づいてい
る。しかしその性質上、将来において、これらの見積り及び仮定とは異なる結果となる可能性がある。
見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直され、会計上の見積りの変更は、見積りが変更された会計期間及
び影響を受ける将来の会計期間において認識される。
要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積り及び判断は、前連結会計年度の連結財務諸表と同様
である。なお、 当連結会計年度の第1四半期における当社グループの資産の評価等において、新型コロナウイルス
感染症の影響は限定的と判断しているが、新型コロナウイルス感染症拡大の状況が大きく変化し、不確実性が高
まった場合には、第2四半期以降において資産又は負債の帳簿価額の見直しを行う可能性がある。
(3) 主要な会計方針
要約四半期連結財務諸表において適用する主要な会計方針は、以下を除き前連結会計年度において適用した会計
方針と同一である。
① 法人所得税費用
当第1四半期連結累計期間の法人所得税費用は、見積平均年次実効税率を基に算定している。
16/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
3.セグメント情報
(報告セグメント情報)
前第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日 )
(単位:百万円)
要約四半期
報告セグメント
その他 調整額
合計 連結財務
(注1) (注2)
国内物流 国際物流 計
諸表計上額
売上収益
外部顧客への売上収益 100,900 42,820 143,720 3,602 147,322 - 147,322
セグメント間の内部
- - - 3,434 3,434 △ 3,434 -
売上収益又は振替高
計 100,900 42,820 143,720 7,036 150,756 △ 3,434 147,322
セグメント利益 5,752 1,061 6,813 170 6,983 - 6,983
その他の収益 3,791
その他の費用 △ 1,775
金融収益 307
金融費用 △ 36
持分法による投資利益 1,443
受取利息 232
△ 1,667
支払利息
税引前四半期利益
9,278
(注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれていない事業セグメントであり、情報システム開発、自動
車販売・整備等を含んでいる。
2 親会社の管理部門に係る費用等の事業セグメントに帰属しない全社費用は、合理的な基準に基づき各事業
セグメントへ配分している。
17/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
当第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日 )
(単位:百万円)
要約四半期
報告セグメント
その他 調整額
合計 連結財務
(注1) (注2)
国内物流 国際物流 計
諸表計上額
売上収益
外部顧客への売上収益 104,589 70,447 175,036 3,060 178,096 - 178,096
セグメント間の内部
- - - 3,128 3,128 △ 3,128 -
売上収益又は振替高
計 104,589 70,447 175,036 6,188 181,224 △ 3,128 178,096
セグメント利益 6,826 3,236 10,062 172 10,234 - 10,234
その他の収益 492
その他の費用 △ 294
金融収益 46
金融費用 △ 1,003
持分法による投資損益 105
受取利息 375
△ 1,659
支払利息
税引前四半期利益
8,296
(注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれていない事業セグメントであり、情報システム開発、自動
車販売・整備等を含んでいる。
2 親会社の管理部門に係る費用等の事業セグメントに帰属しない全社費用は、合理的な基準に基づき各事業
セグメントへ配分している。
4.売上債権及び契約資産
売上債権及び契約資産の内訳は次のとおりである。
(単位:百万円)
前連結会計年度
当第1四半期連結会計期間
( 2021年6月30日 )
( 2021年3月31日 )
受取手形及び電子記録債権 5,785 5,650
売掛金 113,802 109,220
契約資産 1,110 1,155
リース債権 4,271 3,908
貸倒引当金 △1,287 △1,268
合計 123,681 118,665
18/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
5.収益
(1) 収益の分解
当社グループの売上収益は、主に顧客との契約から認識された収益であり、当社グループの収益を所在地別に分
解した場合の内訳は次のとおりである。
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日 ) 至 2021年6月30日 )
日本 111,864 119,505
北米 6,672 13,464
欧州 11,789 19,527
アジア 7,841 12,039
中国 9,847 13,562
オセアニア他 1,264 1,510
調整額 △1,955 △1,511
合計 147,322 178,096
各所在地別においては、3PL事業、フォワーディング事業、オート事業を主たる事業として物流事業を展開してい
る。
3PL事業においては国内における物流システムの構築、情報管理、在庫管理、受注管理、流通加工、物流センター
運営、工場構内物流作業及び輸配送などの物流業務の包括的受託等を行っている。契約において、保管物等の引き
渡し等により履行義務が一時点で充足されると定められている場合には、作業の完了及び保管物等を引き渡した時
点で収益を認識している。契約において、一定期間にわたるサービスの提供が定められている場合には、その経過
期間を考慮して収益を認識している。当事業は全地域において展開している。支払条件は一般的な条件であり、延
払等の支払条件となっている取引で重要なものはない。
フォワーディング事業においては、陸上・海上・航空の輸送手段を利用した国際一貫輸送などの物流業務の包括
的受託等を行っている。海上輸送等においては、目的地までの距離や期間に応じた進捗把握に基づき収益を認識し
ている。当事業は全地域において展開している。支払条件は一般的な条件であり、延払等の支払条件となっている
取引で重要なものはない。
オート事業においては、自動車部品物流における複数の企業間の輸送、保管、構内物流作業、情報管理及び在庫
管理などのサプライチェーンマネジメントを行っている。契約において、保管物等の引き渡し等により履行義務が
一時点で充足されると定められている場合には、作業の完了及び保管物等を引き渡した時点で収益を認識してい
る。契約において、一定期間にわたるサービスの提供が定められている場合には、その経過期間を考慮して収益を
認識している。当事業はオセアニア他を除く全地域において展開している。支払条件は一般的な条件であり、延払
等の支払条件となっている取引で重要なものはない。
19/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
6.その他の収益及び費用
前第1四半期連結累計期間及び当第1四半期連結累計期間におけるその他の収益及び費用の主な内訳は次のとおり
である。
(1) その他の収益
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日 ) 至 2021年6月30日 )
固定資産売却益 2,729 65
政府補助金 484 188
その他 578 239
合計 3,791 492
① 固定資産売却益
前第1四半期連結累計期間の固定資産売却益は、主として資産効率向上を目的とした当社及び一部の連結子
会社の事業用地等の売却により認識した利益である。
② 政府補助金
前第1四半期連結累計期間及び当第1四半期連結累計期間の政府補助金は、主として新型コロナウイルス感
染症の影響に伴い、各国の政府、 自治体等からの助成金の適用を受けたものである。
(2) その他の費用
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日 ) 至 2021年6月30日 )
固定資産売却損 △39 △33
固定資産滅却損 △111 △143
新型コロナウイルス感染症による
△1,261 -
損失
その他 △364 △118
合計 △1,775 △294
① 新型コロナウイルス感染症による損失
前第1四半期連結累計期間の新型コロナウイルス感染症による損失は、主として新型コロナウイルス感染症
の影響により、各国の政府、自治体等からの各種要請に応じた顧客及び当社グループの一部拠点の稼働停止に
伴う当該稼働停止期間中に発生した固定費(人件費、減価償却費等) である。
20/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
7.金融商品
(1) 金融商品の公正価値
① 公正価値の測定方法
金融資産及び金融負債の公正価値は、次のとおり決定している。なお、公正価値のヒエラルキーに基づく分類
についての説明は「③ 要約四半期連結財政状態計算書において公正価値で測定する金融商品」に記載している。
現金及び現金同等物、短期借入金、買入債務
満期までの期間が短いため、公正価値は帳簿価額とほぼ同額である。
売上債権
短期で決済される売掛金、受取手形及び電子記録債権の公正価値は帳簿価額とほぼ同額である。
リース債権の公正価値は、一定の期間ごとに区分した債権ごとに、将来キャッシュ・フローを満期までの期間
及び信用リスクを加味した利率で割り引く方法により算定しており、レベル2に分類している。
その他の金融資産
デリバティブ資産の公正価値は、投げ売りでない市場価格、活発でない市場での価格、観察可能な金利及び利
回り曲線や外国為替及び商品の先物及びスポット価格を用いたモデルに基づき測定しており、レベル2に分類し
ている。
リース債権の公正価値は、将来キャッシュ・フローを信用リスクを加味した利率で割り引く方法により算定し
ており、レベル2に分類している。
未収入金は短期で決済されるため、公正価値は帳簿価額とほぼ同額である。
市場性のある有価証券の公正価値は、市場価格を用いて見積っており、レベル1に分類している。
市場性のない有価証券の公正価値は、類似の有価証券の市場価格及び同一又は類似の有価証券に対する投げ売
りでない市場価格、観察可能な金利及び利回り曲線、クレジット・スプレッド又はデフォルト率を含むその他関
連情報によって公正価値を見積っており、レベル2に分類している。公正価値を測定するための重要な指標が観
察不能である場合、金融機関により提供された価格情報を用いて評価しており、レベル3に分類している。提供
された価格情報は、独自の評価モデルを用いたインカム・アプローチあるいは類似金融商品の価格との比較と
いったマーケット・アプローチにより検証している。
差入保証金の公正価値は、契約ごとに分類し、その将来キャッシュ・フローを契約期間に応じて信用リスクを
加味した利率で割り引く方法により算定しており、レベル3に分類している。
長期債務
長期債務の公正価値は、将来キャッシュ・フローを当該負債の市場価格、又は同様の契約条項での市場金利で
割り引く方法により算定しており、レベル2に分類している。
その他の金融負債
デリバティブ負債の公正価値は、投げ売りでない市場価格、活発でない市場での価格、観察可能な金利及び利
回り曲線や外国為替及び商品の先物及びスポット価格を用いたモデルに基づき測定しており、レベル2に分類し
ている。
割賦未払金の公正価値は、一定の期間ごとに区分した債務ごとに、将来キャッシュ・フローを満期までの期間
及び信用リスクを加味した利率で割り引く方法により算定しており、レベル2に分類している。
非支配株主に係る売建プット・オプション負債の償還金額の現在価値は、将来キャッシュ・フローを行使時点
までの期間及び信用リスクを加味した利率で割り引く方法により算定しており、レベル3に分類している。
21/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
② 償却原価で測定する金融商品
償却原価で測定する金融資産及び金融負債の帳簿価額及び公正価値は次のとおりである。
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
( 2021年3月31日 ) ( 2021年6月30日 )
帳簿価額 公正価値 帳簿価額 公正価値
資産
売上債権
売掛金 112,556 112,553 107,986 107,983
リース債権 4,230 4,274 3,874 3,901
その他の金融資産
リース債権 1,027 1,112 957 1,033
未収入金 3,161 3,161 3,866 3,866
差入保証金 10,713 10,713 10,307 10,307
負債
長期債務 (注)
社債 59,795 60,358 59,804 60,727
長期借入金 90,828 90,927 90,739 91,018
その他の金融負債
割賦未払金 13,015 13,260 11,933 12,153
(注) 長期債務は、要約四半期連結財政状態計算書上の償還期長期債務及び長期債務に含まれている。
22/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
③ 要約四半期連結財政状態計算書において公正価値で測定する金融商品
下記は、公正価値のヒエラルキーに基づく分類を示しており、使用した指標により測定した公正価値を以下の
3つのレベルに分類している。
レベル1:同一の資産又は負債の活発な市場における(無調整の)市場価格により測定した公正価値
レベル2:レベル1以外の直接又は間接的に観察可能な指標を用いて測定した公正価値
レベル3:重要な観察可能でない指標を用いて測定した公正価値
なお、公正価値に複数の指標を使用している場合には、その公正価値測定の全体において重要な最も低いレベ
ルの指標に基づいてレベルを決定している。
公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は各四半期の期首時点で発生したものとして認識している。
経常的に公正価値で測定する金融資産及び金融負債の公正価値は次のとおりである。
(単位:百万円)
前連結会計年度( 2021年3月31日 )
レベル1 レベル2 レベル3 合計
資産
FVTPL金融資産
デリバティブ資産
- 5 - 5
その他の金融資産
- - 203 203
FVTOCI金融資産
資本性証券 2,813 - 3,717 6,530
(単位:百万円)
当第1四半期連結会計期間( 2021年6月30日 )
レベル1 レベル2 レベル3 合計
資産
FVTPL金融資産
デリバティブ資産
- 4 - 4
その他の金融資産
- - 145 145
FVTOCI金融資産
資本性証券 2,661 - 3,066 5,727
23/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
前第1四半期連結累計期間及び当第1四半期連結累計期間において、レベル3に分類される経常的に公正価値
で測定する金融商品の増減は次のとおりである。
(単位:百万円)
FVTPL金融資産 FVTOCI金融資産 合計
期首残高( 2020年4月1日 ) 206 3,692 3,898
購入 10 - 10
売却/償還 - △22 △22
その他の包括利益(注)
- 70 70
その他
△11 1 △10
期末残高( 2020年6月30日 ) 205 3,741 3,946
(注) 要約四半期連結包括利益計算書における「その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純
変動額」に含まれている。
(単位:百万円)
FVTPL金融資産 FVTOCI金融資産 合計
期首残高( 2021年4月1日 ) 203 3,717 3,920
購入
- - -
売却/償還
△60 - △60
その他の包括利益(注)
- △651 △651
その他
2 - 2
期末残高( 2021年6月30日 ) 145 3,066 3,211
(注) 要約四半期連結包括利益計算書における「その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純
変動額」に含まれている。
前第1四半期連結累計期間期首及び前第1四半期連結会計期間末現在の非支配株主に係る売建プット・オプ
ション負債残高はそれぞれ16,176百万円、16,283百万円である。
当第1四半期連結累計期間期首及び当第1四半期連結会計期間末現在の非支配株主に係る売建プット・オプ
ション負債残高はそれぞれ12,826百万円、 12,970 百万円である。
なお、非支配株主に係る売建プット・オプション負債は、上表に含まれていない。
24/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
8.資本
(1) 発行済株式総数
前第1四半期連結累計期間及び当第1四半期連結累計期間における発行済株式総数の増減は次のとおりである。
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日 ) 至 2021年6月30日 )
期首残高
111,776,714株 111,776,714株
自己株式の消却 - △6,975,786 株
期末残高
111,776,714株 104,800,928株
当第1四半期連結累計期間における自己株式の消却の内容は、2021年5月20日開催の取締役会において、会社法
第178条の規定に基づき決議し、2021年6月4日に自己株式 6,975,786株を消却したことによるものである。
(2) 自己株式
前第1四半期連結累計期間及び当第1四半期連結累計期間における自己株式の増減は次のとおりである。
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日 ) 至 2021年6月30日 )
期首残高
227,790株 28,088,745株
自己株式の取得 64株 163株
自己株式の消却 - △6,975,786 株
期末残高
227,854株 21,113,122株
当第1四半期連結累計期間における自己株式の消却の内容は、2021年5月20日開催の取締役会において、会社法
第178条の規定に基づき決議し、2021年6月4日に自己株式 6,975,786株を消却したことによるものである。
この結果、当第1四半期連結会計期間の自己株式数は 21,113,122 株、帳簿残高は74,865百万円である。
25/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
9.配当
前第1四半期連結累計期間及び当第1四半期連結累計期間における配当金支払額は次のとおりである。
前第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日 )
配当金の総額
1株当たり
決議 株式の種類 基準日 効力発生日
配当額(円)
(百万円)
2020年5月22日
普通株式 2,454 22 2020年3月31日 2020年6月4日
取締役会
基準日が当第1四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第1四半期連結会計期間の末日後
となるものはない。
当第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日 )
配当金の総額
1株当たり
決議 株式の種類 基準日 効力発生日
配当額(円)
(百万円)
2021年5月20日
普通株式 2,348 28 2021年3月31日 2021年6月2日
取締役会
(注) 配当金の総額には、執行役に対する業績連動型株式報酬制度として信託が保有する当社株式に対する配当金
5百万円が含まれている。
基準日が当第1四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第1四半期連結会計期間の末日後
となるものはない。
10.1株当たり利益
前第1四半期連結累計期間及び当第1四半期連結累計期間における、基本的1株当たり親会社株主に帰属する四半
期利益の算定上の基礎は次のとおりである。
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日 ) 至 2021年6月30日 )
親会社株主に帰属する四半期利益(百万円) 6,325 4,824
発行済普通株式の加重平均株式数(千株) 111,549 83,688
基本的1株当たり親会社株主に帰属する四半期利益(円) 56.70 57.64
(注) 希薄化後1株当たり親会社株主に帰属する四半期利益については、潜在株式が存在しないため記載していな
い。
11.後発事象
該当事項なし。
26/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
2 【その他】
2021年5月20日開催の取締役会において、2021年3月31日の最終の株主名簿に記録された株主に対し、次のとおり
期末配当を行うことを決議している。
① 配当金の総額
2,348百万円
② 1株当たりの金額
28円00銭
③ 支払請求権の効力発生日及び支払開始日
2021年6月2日
27/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
第二部 【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項なし。
28/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
独立監査人の四半期レビュー報告書
2021年8月13日
株式会社 日 立 物 流
執行役社長 中 谷 康 夫 殿
EY新日本有限責任監査法人
東 京 事 務 所
指定有限責任社員
會 田 将 之
公認会計士 印
業務執行社員
指定有限責任社員
武 藤 智 帆
公認会計士 印
業務執行社員
監査人の結論
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、「経理の状況」に掲げられている株式会社日立物
流の2021年4月1日から2022年3月31日までの連結会計年度の第1四半期連結会計期間(2021年4月1日から2021年6
月30日まで)及び第1四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年6月30日まで)に係る要約四半期連結財務諸
表、すなわち、要約四半期連結財政状態計算書、要約四半期連結損益計算書、要約四半期連結包括利益計算書、要約四
半期連結持分変動計算書、要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書及び要約四半期連結財務諸表注記について四半期
レビューを行った。
当監査法人が実施した四半期レビューにおいて、上記の要約四半期連結財務諸表が、「四半期連結財務諸表の用語、
様式及び作成方法に関する規則」第93条により規定された国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して、株式会社
日立物流及び連結子会社の2021年6月30日現在の財政状態、同日をもって終了する第1四半期連結累計期間の経営成績
及びキャッシュ・フローの状況を適正に表示していないと信じさせる事項が全ての重要な点において認められなかっ
た。
監査人の結論の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に準拠して四半期レビューを行っ
た。四半期レビューの基準における当監査法人の責任は、「要約四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人
の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から
独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、結論の表明の基礎となる
証拠を入手したと判断している。
要約四半期連結財務諸表に対する経営者及び監査委員会の責任
経営者の責任は、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して要約四半期連結財務諸表を作成し適正に表示する
ことにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない要約四半期連結財務諸表を作成し適正に表示するた
めに経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
要約四半期連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき要約四半期連結財務諸表を作成す
ることが適切であるかどうかを評価し、国際会計基準第1号「財務諸表の表示」第4項に基づき、継続企業に関する事
項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における執行役及び取締役の職務の執行を監視することにあ
る。
29/30
EDINET提出書類
株式会社日立物流(E04111)
四半期報告書
要約四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した四半期レビューに基づいて、四半期レビュー報告書において独立の立場から要約
四半期連結財務諸表に対する結論を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に従って、四半期レビューの過程を通
じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 主として経営者、財務及び会計に関する事項に責任を有する者等に対する質問、分析的手続その他の四半期レ
ビュー手続を実施する。四半期レビュー手続は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して
実施される年度の財務諸表の監査に比べて限定された手続である。
・ 継続企業の前提に関する事項について、重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認
められると判断した場合には、入手した証拠に基づき、要約四半期連結財務諸表において、国際会計基準第1号「財
務諸表の表示」第4項に基づき、適正に表示されていないと信じさせる事項が認められないかどうか結論付ける。ま
た、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、四半期レビュー報告書において要約四半期連結財
務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する要約四半期連結財務諸表の注記事項が適切で
ない場合は、要約四半期連結財務諸表に対して限定付結論又は否定的結論を表明することが求められている。監査人
の結論は、四半期レビュー報告書日までに入手した証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企
業として存続できなくなる可能性がある。
・ 要約四半期連結財務諸表の表示及び注記事項が、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠していないと信じ
させる事項が認められないかどうかとともに、関連する注記事項を含めた要約四半期連結財務諸表の表示、構成及び
内容、並びに要約四半期連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示していないと信じさせる事項が認め
られないかどうかを評価する。
・ 要約四半期連結財務諸表に対する結論を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する証拠を入手す
る。監査人は、要約四半期連結財務諸表の四半期レビューに関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人
は、単独で監査人の結論に対して責任を負う。
監査人は、監査委員会に対して、計画した四半期レビューの範囲とその実施時期、四半期レビュー上の重要な発見事
項について報告を行う。
監査人は、監査委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監
査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じ
ている場合はその内容について報告を行う。
利害関係
会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
い。
以 上
(注)1.上記は四半期レビュー報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(四半期
報告書提出会社)が別途保管している。
2.XBRLデータは四半期レビューの対象には含まれていない。
30/30