株式会社CAICA 臨時報告書
EDINET提出書類
株式会社CAICA(E05331)
臨時報告書
【表紙】
【提出書類】 臨時報告書
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2021年3月4日
【会社名】 株式会社CAICA
【英訳名】 CAICA Inc.
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 鈴木 伸
【本店の所在の場所】 東京都港区南青山五丁目11番9号
【電話番号】 03-5657-3000(代表)
【事務連絡者氏名】 代表取締役副社長 山口 健治
【最寄りの連絡場所】 東京都港区南青山五丁目11番9号
【電話番号】 03-5657-3014(直通)
【事務連絡者氏名】 財務経理部長 中村 一男
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
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臨時報告書
1【提出理由】
当社は、2021年2月25日開催の取締役会において、株式会社Zaif、株式会社Zaif Capitalの親会社である株式会社
Zaif Holdings(以下、「Zaif HD」といいます。)の株式を取得することにより、子会社化することを決議いたしまし
たので、金融商品取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第8号の2の規定に基
づき、本臨時報告書を提出するものであります。
2【報告内容】
1.子会社取得の決定(企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第8号の2に基づく報告内容)
(1)取得対象子会社の概要
・株式会社Zaif Holdings
① 商号、本店の所在地、代表者の氏名、資本金の額、純資産の額、総資産の額及び事業の内容
株式会社Zaif Holdings
商号
本店の所在地 大阪府岸和田市荒木町二丁目18番15号
代表取締役 八木 隆二
代表者の氏名
50百万円
資本金の額
純資産の額 2,828百万円 (2019年12月期)
総資産の額 3,306百万円 (2019年12月期)
暗号資産関連ビジネスを営む会社の株式又は持分を所有することによる当該会社の経営管
事業の内容
理、グループ戦略の立案およびこれに附帯する業務
② 最近3年間に終了した各事業年度の売上高、営業利益、経常利益及び当期純利益
2017年12月期 2018年12月期 2019年12月期
売上高 3百万円 12百万円 12百万円
△1百万円
営業利益 △19百万円 △45百万円
△1百万円
経常利益 △13百万円 △30百万円
当期純利益 △1百万円 △2,360百万円 55百万円
③ 提出会社との間の資本関係、人的関係及び取引関係
当社はZaif HDの株式を7,810株(23.18%)保有しております。
資本関係
人的関係 当社の取締役1名が当該会社の取締役を兼務しております。
取引関係 当社は当該会社の第1回~第5回無担保普通社債の引受先であります。
・株式会社Zaif
① 商号、本店の所在地、代表者の氏名、資本金の額、純資産の額、総資産の額及び事業の内容
株式会社Zaif
商号
本店の所在地 大阪府岸和田市荒木町二丁目18番15号
代表取締役 八木 隆二
代表者の氏名
100百万円
資本金の額
純資産の額 942百万円 (2019年12月期)
総資産の額 27,914百万円 (2019年12月期)
暗号資産の取引所運営、仲介、ファイナンス、暗号資産を利用した金融派生商品の開発、暗
事業の内容 号資産の取引所運営に関するシステムの開発・販売およびコンサルティング、その他の暗号
資産の一般サービス等
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② 最近3年間に終了した各事業年度の売上高、営業利益、経常利益及び当期純利益
2017年12月期 2018年12月期 2019年12月期
売上高 90百万円 59百万円 738百万円
営業利益 16百万円 △618百万円 △765百万円
経常利益 25百万円 △636百万円 △825百万円
当期純利益 45百万円 △2,687百万円 △802百万円
③ 提出会社との間の資本関係、人的関係及び取引関係
資本関係 記載すべき事項はありません。
当社の代表取締役2名が当該会社の取締役を兼務しており、
人的関係
また、当社の監査役1名が当該会社の監査役を兼務しております。
取引関係 記載すべき事項はありません。
・株式会社Zaif Capital
① 商号、本店の所在地、代表者の氏名、資本金の額、純資産の額、総資産の額及び事業の内容
株式会社Zaif Capital
商号
本店の所在地 東京都港区南青山五丁目4番30号
代表取締役 松崎 祐之
代表者の氏名
0百万円
資本金の額
純資産の額 164百万円 (2019年12月期)
総資産の額 464百万円 (2019年12月期)
事業の内容 暗号資産に関する投資業等
② 最近3年間に終了した各事業年度の売上高、営業利益、経常利益及び当期純利益
2018年11月期 2018年12月期 2019年12月期
売上高 401百万円 △0百万円 27百万円
営業利益 357百万円 △3百万円 △2百万円
経常利益 155百万円 △3百万円 △8百万円
当期純利益 153百万円 △3百万円 △7百万円
③ 提出会社との間の資本関係、人的関係及び取引関係
資本関係 記載すべき事項はありません。
人的関係 記載すべき事項はありません。
取引関係 記載すべき事項はありません。
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(2)取得対象子会社に関する子会社取得の目的
当社グループは2016年にフィンテック戦略を掲げ、ブロックチェーンや暗号資産に注力してまいりました。2016年
4月にZaif(当時の商号は株式会社フィスコ・コイン、その後株式移転によりZaif HDの株式を取得)へ資本参加し、
2018 年9月には、テックビューロ株式会社が当時運営していた暗号資産交換所「Zaif」における暗号資産の不正流出
事件を受け、当該システムの改善に関し、当社グループが全面的に技術支援を行いました。その後、2018年10月に株
式会社Zaif(当時の商号は株式会社フィスコ仮想通貨取引所)によるZaif事業の事業譲渡の原資として、株式会社
フィスコおよび株式会社ネクスグループと同時にZaif HD(当時の商号は株式会社フィスコデジタルアセットグルー
プ)が発行する無担保転換社債型新株予約権付社債を引受け、Zaif HDとの資本・業務提携を締結しました。2018年12
月には当該無担保転換社債型新株予約権付社債の権利行使を行いZaif HDを当社の持分法適用関連会社とし、人的交流
および資金協力を含め関係性を強化してまいりました。
しかしながら、現在のように暗号資産市場が活発化し、より迅速な経営判断が必要とされる環境下においては、
Zaif HDが持分法適用関連会社の状態では限界があることから、存分にシナジーを発揮する域には到達できていない状
況でありました。Zaif HDは現在、元親会社であり筆頭株主である株式会社フィスコが経営を主導しております。一方
で当社グループも資金面、システム面での支援を担ってまいりました。このような状況の中、Zaif HDへの影響力が大
きくなった当社がZaif HD株式のシェアを上げ、当社が親会社となり、経営もフィスコ主導ではなく、当社が主導的に
行う事で、当社が持つシステム構築能力やeワラント証券という金融機能を最大限投入出来る等、Zaif HDのポテン
シャルを最大限生かすことが出来ると考え、当社グループの迅速な経営判断をする上でも望ましいとの結論に至りま
した。
当社グループは現在、IT金融企業としての更なる深化に向けて事業を加速させております。金融商品を企画・開
発・組成・販売するeワラントグループ、暗号資産交換所Zaif Exchangeを擁するZaifグループ、そして50年以上の実
績を誇るシステム開発企業である株式会社CAICAテクノロジーズの3本柱の体制を構築しました。新しい金融資
産である暗号資産や普及拡大が間近に迫ったブロックチェーン、コロナ禍によりさらに加速するデジタル化に注力
し、金融と社会が大きく変貌するパラダイムシフトに合致した企業を実現するためには、Zaif HDの連結子会社化は必
要不可欠であると考えております。また、Zaif HDを連結子会社化することにより経営の迅速化を実現し、同時に実施
する第三者割当増資(デット・エクイティ・スワップを含む)により同社の財務基盤を強化することで、暗号資産関
連ビジネスの更なる売上拡大を図ってまいります。
(3)取得対象子会社に関する子会社取得の対価の額
株式会社Zaif Holdings の普通株式 3,707百万円
アドバイザリー費用等(概算額) 28百万円
合計(概算額) 3,735百万円
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