第一稀元素化学工業株式会社 四半期報告書 第65期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日)
提出書類 | 四半期報告書-第65期第3四半期(令和2年10月1日-令和2年12月31日) |
---|---|
提出日 | |
提出者 | 第一稀元素化学工業株式会社 |
カテゴリ | 四半期報告書 |
EDINET提出書類
第一稀元素化学工業株式会社(E00806)
四半期報告書
【表紙】
【提出書類】 四半期報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の7第1項
【提出先】 近畿財務局長
【提出日】 2021年2月10日
【四半期会計期間】 第65期第3四半期(自 2020年10月1日 至 2020年12月31日)
【会社名】 第一稀元素化学工業株式会社
【英訳名】 DAIICHI KIGENSO KAGAKU KOGYO CO.,LTD.
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長執行役員 井上 剛
【本店の所在の場所】 大阪市中央区北浜4丁目4番9号
【電話番号】 06 (6206) 3311(代表)
【事務連絡者氏名】 財務経理部長 松本 克己
【最寄りの連絡場所】 大阪市中央区北浜4丁目4番9号
【電話番号】 06(6206)3311(代表)
【事務連絡者氏名】 財務経理部長 松本 克己
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
1/18
EDINET提出書類
第一稀元素化学工業株式会社(E00806)
四半期報告書
第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
第64期 第65期
回次 第3四半期連結 第3四半期連結 第64期
累計期間 累計期間
自 2019年4月1日 自 2020年4月1日 自 2019年4月1日
会計期間
至 2019年12月31日 至 2020年12月31日 至 2020年3月31日
売上高 (千円) 20,321,650 15,417,913 26,518,686
経常利益 (千円) 2,603,766 789,265 3,102,739
親会社株主に帰属する
(千円) 1,777,487 446,392 2,348,133
四半期(当期)純利益
四半期包括利益又は包括利益 (千円) 1,788,375 630,517 2,229,887
純資産額 (千円) 29,090,163 29,752,978 29,531,675
総資産額 (千円) 50,099,720 53,999,140 51,201,838
1株当たり四半期(当期)
(円) 73.37 18.40 96.90
純利益
潜在株式調整後1株当たり
(円) - - -
四半期(当期)純利益
自己資本比率 (%) 57.0 54.1 56.6
第64期 第65期
回次 第3四半期連結 第3四半期連結
会計期間 会計期間
自 2019年10月1日 自 2020年10月1日
会計期間
至 2019年12月31日 至 2020年12月31日
1株当たり四半期純利益 (円) 25.78 21.76
(注) 1.当社は、四半期連結財務諸表を作成しておりますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載
しておりません。
2.売上高には、消費税等は含まれておりません。
3.潜在株式調整後1株当たり四半期(当期)純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりませ
ん。
2 【事業の内容】
当第3四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)が営む事業の内容について、重要な
変更はありません。また、主要な関係会社における異動もありません。
2/18
EDINET提出書類
第一稀元素化学工業株式会社(E00806)
四半期報告書
第2 【事業の状況】
1 【事業等のリスク】
当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報
告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 業績の状況
2020年の世界の自動車販売は、世界的な新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、一時的に金融危機以降見られ
なかった水準にまで低下しましたが、中国では2月、その他の主要な市場では4月を底に、自動車販売台数の急速な回
復が見られました。その結果、2020年の世界のライトビークルの販売台数は前年比14%減の7,766万台となりました。
当第3四半期連結会計期間(2020年10月1日~2020年12月31日)に入っても、世界的には自動車の販売動向は回復を
続けておりますが、地域差が顕著になっています。また、世界的な経済活動の急回復に年末の貨物需要が重なったこと
から、海上物流に混乱が生じ、現時点もその影響が続いている状況です。
当社グループにおきましては、主力の自動車排ガス浄化触媒材料をはじめとする自動車関連製品の販売を中心に、新
型コロナウイルス感染症拡大の深刻な影響を受けましたが、第1四半期連結会計期間(2020年4月1日~2020年6月30
日)を底に回復過程にあり、かねてから取り組んできました現地販売子会社による在庫販売により、想定を上回る自動
車市場の急回復による需要増に応え、順調に売上高を伸ばしました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年12月31日)の売上高は、販売数量が前年同期比
で24.2%減少した影響等により15,417百万円(前年同期比24.1%減、業績予想21,500百万円に対して進捗率71.7%)、
営業利益は、販売数量の回復により982百万円(前年同期比62.1%減、業績予想700百万円に対して進捗率140.4%)、経
常利益は、為替差損の計上等により789百万円(前年同期比69.7%減、業績予想700百万円に対して進捗率112.8%)、親
会社株主に帰属する四半期純利益は446百万円(前年同期比74.9%減、業績予想350百万円に対して進捗率127.5%)、と
なりました。
(注)進捗率は、2020年9月18日公表の連結業績予想(修正前)と比較しております。
用途別の販売状況は、次のとおりであります。
(触媒用途)
当社グループの主力製品である自動車排ガス浄化触媒材料は、想定を上回る自動車市場の急回復による需要増に応
え、当第3四半期連結会計期間の売上高は前年同期を上回りました。しかし、第2四半期連結累計期間に新型コロナウ
イルスの影響で落ち込んだ売上高を補うところまで及ばず、当第3四半期連結累計期間の売上高は減収となりました。
これらの結果、触媒用途の当第3四半期連結累計期間の売上高は、9,217百万円(前年同期比24.3%減、業績予想
12,600百万円に対して進捗率73.2%)となりました。
(電子材料・酸素センサー用途)
電子材料は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、電子部品業界全体の生産調整の影響を受け、当第3四半
期連結累計期間では減収となりました。
二次電池材料は、韓国における支援策の終了などがあり、定置型蓄電池(ESS)市場で伸び悩みました。
酸素センサー材料においても、自動車販売市場回復の需要を取り込み、当第3四半期会計期間では前年同期を上回り
ましたが、新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ売上高を補いきれず、当第3四半期連結累計期間では減収となりま
した。
これらの結果、電子材料・酸素センサー用途の当第3四半期連結累計期間の売上高は、1,802百万円(前年同期比
18.5%減、業績予想2,700百万円に対して進捗率66.8%)となりました。
3/18
EDINET提出書類
第一稀元素化学工業株式会社(E00806)
四半期報告書
(ファインセラミックス用途)
当社グループが次世代主力製品と期待する燃料電池材料は、各国の持続可能エネルギー推進政策によるプラス影響に
加え、新型コロナウイルス禍においても、電力の持続的な供給が求められるデータセンター、物流センター、官公庁へ
固体酸化物形燃料電池を導入する動きは引き続き活発で、前年同期比で販売数量を伸ばしました。一方で、品種構成の
変化に伴う平均販売価格の低下により、前年同期比で売上高は減少しました。
キッチンセラミックス材料ならびに歯科材料は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、需要の低迷が続い
ております。また、産業用構造部材につきましても、生産活動を維持するために必要な部材については、需要回復の兆
しが見られるものの、積極的な設備投資については業界により温度差が見られます。
これらの結果、ファインセラミックス用途の当第3四半期連結累計期間の売上高は、1,703百万円(前年同期比28.9%
減、業績予想2,600百万円に対して進捗率65.5%)となりました。
(耐火物・ブレーキ用途)
軽量かつ高強度の高級鋼材を得意とする欧米、日本、韓国の2020年粗鋼生産量は、自動車をはじめとする輸送機用途
の鉄鋼需要の落ち込みを色濃く反映し、マイナス成長となりました。これに伴い、高級鋼材を生産する高度設備の部材
に使用される当社の耐火物の売上高は減少しました。
ブレーキ材においても、自動車販売台数の減少により、売上高は減少しました。
これらの結果、耐火物・ブレーキ用途の当第3四半期連結累計期間の売上高は、1,567百万円(前年同期比28.7%減、
業績予想2,200百万円に対して進捗率71.3%)となりました。
(その他用途)
アルミニウム配管のろう付に使用されるセシウムフラックスは、家電用は堅調に推移したものの、自動車用は販売台
数減少の影響を受け、売上高は前年同期比で減少しました。セシウムフラックス以外の売上高についても、足元では新
型コロナウイルス感染症拡大による需要減からの回復傾向にあるものの、前年同期比で減収となりました。
これらの結果、その他用途の当第3四半期連結累計期間の売上高は、1,127百万円(前年同期比16.2%減、業績予想
1,400百万円に対して進捗率80.5%)となりました。
4/18
EDINET提出書類
第一稀元素化学工業株式会社(E00806)
四半期報告書
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は 53,999百万円 で、前連結会計年度末に比べ 2,797百万円 増加しました。
これは主に、有価証券の増加( 600百万円 )、有形固定資産の増加( 3,708百万円 )、製品の減少( 569百万円 )、原材料
及び貯蔵品の減少( 789百万円 )によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における負債は 24,246百万円 となり、前連結会計年度末に比べ 2,575百万円 増加しまし
た。これは主に、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金含む)の増加(3,075百万円)、短期借入金の増加( 408百
万円 )、支払手形及び買掛金の減少( 288百万円 )、未払法人税等の減少( 528百万円 )によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における純資産は 29,752百万円 で、前連結会計年度末に比べ 221百万円 増加しました。こ
れは主に、その他有価証券評価差額金の増加( 197百万円 )によるものであります。
この結果、当第3四半期連結会計期間末における自己資本比率は前連結会計年度末 56.6% から 54.1% となりました。
(3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、2014年3月期から2023年3月期を対象とする活動方針(DK-One Project)において、永続的にジル
コニウムのリーディングカンパニーであり続けるために、グローバルなニッチ市場での高シェアポジションの確保、新
規開発品による事業領域の拡大を目指しております。
DK-One Projectでは、2013年3月期比で出荷量2倍を目指し、2023年3月期の業績目標を設定しておりました。しかし
ながら、当第2四半期連結会計期間において、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、世界の自動車販売は当初想
定した台数に届かないことから、事業規模に関する数値目標として、 連結売上高33,000百万円 、収益性・財務規律に関
する数値目標として 経常利益3,400百万円、EBITDA6,500百万円、ROA3.5%以上 へ見直しいたしました。
<当初目標> <修正目標>
連結売上高 42,000百万円 ⇒ 連結売上高 33,000百万円
経常利益 5,000百万円 ⇒ 経常利益 3,400百万円
EBITDA 9,500百万円 ⇒ EBITDA 6,500百万
ROA 5.0%以上 ⇒ ROA 3.5%以上
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生
じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は 659百万円 であります。なお、当第3四半期連
結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
ベトナムの連結子会社(VREC)では生産能力増強と事業拡大を目的として2022年5月生産開始予定で工事を進めてい
ましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による渡航制限により当社従業員を現地へ派遣することが難しい状況
が継続していることに加え、同影響による機器手配等に遅延が発生しているため、第2四半期連結会計期間において、
生産開始予定時期を2023年7月に変更することを決定いたしました。
3 【経営上の重要な契約等】
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
5/18
EDINET提出書類
第一稀元素化学工業株式会社(E00806)
四半期報告書
第3 【提出会社の状況】
1 【株式等の状況】
(1) 【株式の総数等】
① 【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 97,600,000
計 97,600,000
② 【発行済株式】
第3四半期会計期間末 提出日現在 上場金融商品取引所
種類 現在発行数(株) 発行数(株) 名又は登録認可金融 内容
(2020年12月31日) (2021年2月10日) 商品取引業協会名
東京証券取引所 単元株式数
普通株式 24,400,000 24,400,000
(市場第一部) 100株
計 24,400,000 24,400,000 ― ―
(2) 【新株予約権等の状況】
① 【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
② 【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式 発行済株式 資本準備金 資本準備金
資本金増減額 資本金残高
年月日 総数増減数 総数残高 増減額 残高
(千円) (千円)
(株) (株) (千円) (千円)
2020年10月1日~
― 24,400,000 ― 787,100 ― 1,194,589
2020年12月31日
(5) 【大株主の状況】
当四半期会計期間は第3四半期会計期間であるため、記載事項はありません。
6/18
EDINET提出書類
第一稀元素化学工業株式会社(E00806)
四半期報告書
(6) 【議決権の状況】
当第3四半期会計期間末日現在の「議決権の状況」については、株主名簿の記載内容が確認できないため、記載
することができません。よって、直前の基準日である2020年9月30日現在の株主名簿により記載しております。
① 【発行済株式】
2020年12月31日 現在
区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式 ― ― ―
議決権制限株式(自己株式等) ― ― ―
議決権制限株式(その他) ― ― ―
(自己保有株式)
完全議決権株式(自己株式等) ― ―
普通株式 120,400
普通株式 24,274,500
完全議決権株式(その他) 242,745 ―
普通株式 5,100
単元未満株式 ― ―
発行済株式総数 24,400,000 ― ―
総株主の議決権 ― 242,745 ―
(注) 「単元未満株式」には当社所有の自己株式71株が含まれております。
② 【自己株式等】
2020年12月31日 現在
発行済株式
自己名義 他人名義 所有株式数
所有者の氏名 総数に対する
所有者の住所 所有株式数 所有株式数 の合計
又は名称 所有株式数
(株) (株) (株)
の割合(%)
第一稀元素化学工業
大阪市中央区北浜4丁目
120,400 ― 120,400 0.49
4番9号
株式会社
計 ― 120,400 ― 120,400 0.49
(注) 自己株式は、2020年8月7日に実施いたしました譲渡制限付株式報酬としての自己株式処分により、35,572株
減少しました。
2 【役員の状況】
前事業年度の有価証券報告書提出日後、当四半期累計期間において、役員の異動はありません。
7/18
EDINET提出書類
第一稀元素化学工業株式会社(E00806)
四半期報告書
第4 【経理の状況】
1.四半期連結財務諸表の作成方法について
当社の四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令
第64号)に基づいて作成しております。
2.監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第3四半期連結会計期間(2020年10月1日から2020年
12月31日まで)及び第3四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年12月31日まで)に係る四半期連結財務諸表につ
いて、EY新日本有限責任監査法人による四半期レビューを受けております。
8/18
EDINET提出書類
第一稀元素化学工業株式会社(E00806)
四半期報告書
1 【四半期連結財務諸表】
(1) 【四半期連結貸借対照表】
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 8,488,522 8,628,932
受取手形及び売掛金 5,056,773 5,201,456
有価証券 500,000 1,100,000
製品 5,236,106 4,666,583
仕掛品 2,125,207 1,977,421
原材料及び貯蔵品 3,364,163 2,574,821
2,247,887 2,069,107
その他
流動資産合計 27,018,660 26,218,323
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 5,153,659 4,977,210
機械装置及び運搬具(純額) 4,365,750 5,994,830
土地 1,752,062 2,053,501
建設仮勘定 6,445,723 8,507,300
559,706 453,050
その他(純額)
有形固定資産合計 18,276,902 21,985,893
無形固定資産
1,169,147 1,081,718
4,737,128 4,713,205
投資その他の資産
固定資産合計 24,183,178 27,780,816
資産合計 51,201,838 53,999,140
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 1,026,835 737,887
短期借入金 1,600,000 2,008,019
1年内返済予定の長期借入金 2,768,586 2,966,750
未払法人税等 550,955 22,109
賞与引当金 303,444 166,503
1,351,512 1,402,044
その他
流動負債合計 7,601,334 7,303,315
固定負債
長期借入金 13,946,250 16,823,500
退職給付に係る負債 1,298 1,348
121,280 117,998
その他
固定負債合計 14,068,828 16,942,846
負債合計 21,670,163 24,246,161
純資産の部
株主資本
資本金 787,100 787,100
資本剰余金 1,121,672 1,135,934
利益剰余金 27,002,402 27,012,119
△ 57,901 △ 44,701
自己株式
株主資本合計 28,853,273 28,890,451
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 174,628 371,809
為替換算調整勘定 114,869 43,121
△ 147,645 △ 113,477
退職給付に係る調整累計額
その他の包括利益累計額合計 141,852 301,453
非支配株主持分 536,549 561,073
純資産合計 29,531,675 29,752,978
負債純資産合計 51,201,838 53,999,140
9/18
EDINET提出書類
第一稀元素化学工業株式会社(E00806)
四半期報告書
(2) 【四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書】
【四半期連結損益計算書】
【第3四半期連結累計期間】
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上高 20,321,650 15,417,913
14,502,400 11,276,575
売上原価
売上総利益 5,819,250 4,141,338
販売費及び一般管理費 3,228,682 3,158,538
営業利益 2,590,567 982,799
営業外収益
受取利息 64,374 54,785
受取配当金 16,619 14,211
助成金収入 4,383 7,902
73,085 39,248
その他
営業外収益合計 158,463 116,148
営業外費用
支払利息 29,365 39,805
為替差損 89,815 255,545
持分法による投資損失 23,980 11,357
2,103 2,974
その他
営業外費用合計 145,264 309,683
経常利益 2,603,766 789,265
特別損失
12,662 10,893
固定資産除却損
特別損失合計 12,662 10,893
税金等調整前四半期純利益 2,591,103 778,371
法人税、住民税及び事業税
814,427 285,675
△ 6,602 21,545
法人税等調整額
法人税等合計 807,824 307,220
四半期純利益 1,783,279 471,150
非支配株主に帰属する四半期純利益 5,791 24,758
親会社株主に帰属する四半期純利益 1,777,487 446,392
10/18
EDINET提出書類
第一稀元素化学工業株式会社(E00806)
四半期報告書
【四半期連結包括利益計算書】
【第3四半期連結累計期間】
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
四半期純利益 1,783,279 471,150
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 22,607 197,180
為替換算調整勘定 △ 18,838 △ 71,982
退職給付に係る調整額 1,326 34,168
0 -
持分法適用会社に対する持分相当額
その他の包括利益合計 5,096 159,366
四半期包括利益 1,788,375 630,517
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 1,786,318 605,993
非支配株主に係る四半期包括利益 2,057 24,523
11/18
EDINET提出書類
第一稀元素化学工業株式会社(E00806)
四半期報告書
【注記事項】
(追加情報)
前連結会計年度の有価証券報告書の追加情報において、「新型コロナウイルス感染症拡大の影響が少なくとも2020
年夏頃まで続き、その後緩やかに改善し始め、2020年末には概ね収束する」と仮定しておりましたが、その後の新型
コロナウイルスの感染状況を踏まえ、第2四半期連結会計期間末において、「緩やかに改善するものの、当該状況に
よる影響は当連結会計年度末までは残る」と仮定を変更しております。
当社グループは、上述した仮定をもとに、当第3四半期連結累計期間の会計上の見積りを会計処理に反映しており
ます。
(四半期連結貸借対照表関係)
保証債務
連結会社以外の会社の金融機関からの借入に対し次のとおり債務保証を行っております。
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
( 2020年3月31日 ) ( 2020年12月31日 )
山東広垠廸凱凱新材料 山東広垠廸凱凱新材料
166,748 千円 83,378 千円
有限公司 有限公司
山東広垠廸凱凱環保科技 山東広垠廸凱凱環保科技
68,792 千円 34,397 千円
有限公司 有限公司
計 235,540 千円 計 117,775 千円
(四半期連結キャッシュ・フロー計算書関係)
当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第3四半
期連結累計期間に係る減価償却費は次のとおりであります。
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日 ) 至 2020年12月31日 )
減価償却費 1,635,933 千円 1,414,130 千円
12/18
EDINET提出書類
第一稀元素化学工業株式会社(E00806)
四半期報告書
(株主資本等関係)
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日 )
(1) 配当金支払額
配当金の総額 1株当たり
決議 株式の種類 基準日 効力発生日 配当の原資
(千円) 配当額(円)
2019年6月25日
普通株式 217,904 9.00 2019年3月31日 2019年6月26日 利益剰余金
定時株主総会
2019年11月14日
普通株式 242,441 10.00 2019年9月30日 2019年12月2日 利益剰余金
取締役会
(2) 基準日が当事業年度の開始の日から当第3四半期連結会計期間末までに属する配当のうち、配当の効力発生
日が当第3四半期連結会計期間の末日後となるもの
該当事項はありません。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日 )
(1) 配当金支払額
配当金の総額 1株当たり
決議 株式の種類 基準日 効力発生日 配当の原資
(千円) 配当額(円)
2020年6月24日
普通株式 242,439 10.00 2020年3月31日 2020年6月25日 利益剰余金
定時株主総会
2020年11月12日
普通株式 194,236 8.00 2020年9月30日 2020年12月1日 利益剰余金
取締役会
(2) 基準日が当事業年度の開始の日から当第3四半期連結会計期間末までに属する配当のうち、配当の効力発生
日が当第3四半期連結会計期間の末日後となるもの
該当事項はありません。
13/18
EDINET提出書類
第一稀元素化学工業株式会社(E00806)
四半期報告書
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
当社グループは、化学工業製品の製造及び販売事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
(1株当たり情報)
1株当たり四半期純利益及び算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
項目 (自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日 ) 至 2020年12月31日 )
1株当たり四半期純利益 73円37銭 18円40銭
(算定上の基礎)
親会社株主に帰属する四半期純利益(千円) 1,777,487 446,392
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する
1,777,487 446,392
四半期純利益(千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 24,227,875 24,261,743
(注) 潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
14/18
EDINET提出書類
第一稀元素化学工業株式会社(E00806)
四半期報告書
2 【その他】
2020年11月12日開催の取締役会において、当期中間配当に関し、次のとおり決議いたしました。
(イ) 中間配当による配当金の総額……………………194,236千円
(ロ) 1株当たりの金額…………………………………8円00銭
(ハ) 支払請求の効力発生日及び支払開始日…………2020年12月1日
(注) 2020年9月30日現在の株主名簿に記載又は記録された株主に対し、支払っております。
15/18
EDINET提出書類
第一稀元素化学工業株式会社(E00806)
四半期報告書
第二部 【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
16/18
EDINET提出書類
第一稀元素化学工業株式会社(E00806)
四半期報告書
独立監査人の四半期レビュー報告書
2021年2月10日
第一稀元素化学工業株式会社
取締役会 御中
EY新日本有限責任監査法人
大阪事務所
指定有限責任社員
公認会計士 内 田 聡 印
業務執行社員
指定有限責任社員
公認会計士 上 田 美 穂 印
業務執行社員
監査人の結論
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、「経理の状況」に掲げられている第一稀元素化
学工業株式会社の2020年4月1日から2021年3月31日までの連結会計年度の第3四半期連結会計期間(2020年10月1日
から2020年12月31日まで)及び第3四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年12月31日まで)に係る四半期連結財
務諸表、すなわち、四半期連結貸借対照表、四半期連結損益計算書、四半期連結包括利益計算書及び注記について四
半期レビューを行った。
当監査法人が実施した四半期レビューにおいて、上記の四半期連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と
認められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して、第一稀元素化学工業株式会社及び連結子会社の2020年12月31
日現在の財政状態及び同日をもって終了する第3四半期連結累計期間の経営成績を適正に表示していないと信じさせ
る事項が全ての重要な点において認められなかった。
監査人の結論の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に準拠して四半期レビューを
行った。四半期レビューの基準における当監査法人の責任は、「四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査
人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社
から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、結論の表明の基礎
となる証拠を入手したと判断している。
四半期連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して四半期連
結財務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない四半期連結財
務諸表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
四半期連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき四半期連結財務諸表を作成すること
が適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に基づ
いて継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにあ
る。
四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した四半期レビューに基づいて、四半期レビュー報告書において独立の立場から四
半期連結財務諸表に対する結論を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に従って、四半期レビューの過程を
通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 主として経営者、財務及び会計に関する事項に責任を有する者等に対する質問、分析的手続その他の四半期レビ
ュー手続を実施する。四半期レビュー手続は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して
実施される年度の財務諸表の監査に比べて限定された手続である。
・ 継続企業の前提に関する事項について、重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が
17/18
EDINET提出書類
第一稀元素化学工業株式会社(E00806)
四半期報告書
認められると判断した場合には、入手した証拠に基づき、四半期連結財務諸表において、我が国において一般に公
正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して、適正に表示されていないと信じさせる事項が認め
られないかどうか結論付ける。また、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、四半期レビュ
ー報告書において四半期連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する四半期
連 結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、四半期連結財務諸表に対して限定付結論又は否定的結論を表明
するこ
とが求められている。監査人の結論は、四半期レビュー報告書日までに入手した証拠に基づいているが、将来の事
象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 四半期連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の
作成基準に準拠していないと信じさせる事項が認められないかどうかとともに、関連する注記事項を含めた四半期
連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに四半期連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示してい
ないと信じさせる事項が認められないかどうかを評価する。
・ 四半期連結財務諸表に対する結論を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する証拠を入手する。
監査人は、四半期連結財務諸表の四半期レビューに関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単
独で監査人の結論に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した四半期レビューの範囲とその実施時期、四半期レビュー上の重
要な発見事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこ
と、並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセー
フガードを講じている場合はその内容について報告を行う。
利害関係
会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係は
ない。
以 上
(注) 1.上記は四半期レビュー報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(四半期報
告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは四半期レビューの対象には含まれていません。
18/18