ワイエスフード株式会社 有価証券報告書 第26期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
提出書類 | 有価証券報告書-第26期(平成31年4月1日-令和2年3月31日) |
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提出日 | |
提出者 | ワイエスフード株式会社 |
カテゴリ | 有価証券報告書 |
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ワイエスフード株式会社(E03451)
有価証券報告書
【表紙】
【提出書類】 有価証券報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項
【提出先】 福岡財務支局長
【提出日】 令和2年9月30日
第26期(自 平成31年4月1日 至 令和2年3月31日)
【事業年度】
【会社名】 ワイエスフード株式会社
Y.S.FOOD CO.,LTD.
【英訳名】
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 緒方 正憲
福岡県田川郡香春町大字鏡山字金山552番8
【本店の所在の場所】
0947(32)7382(代表)
【電話番号】
【事務連絡者氏名】 取締役管理本部長 濱﨑 祐和
福岡県田川郡香春町大字鏡山字金山552番8
【最寄りの連絡場所】
0947(32)7382(代表)
【電話番号】
【事務連絡者氏名】 取締役管理本部長 濱﨑 祐和
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
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第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
(1)連結経営指標等
回次 第22期 第23期 第24期 第25期 第26期
決算年月 平成28年3月 平成29年3月 平成30年3月 平成31年3月 令和2年3月
売上高 (千円) 1,806,155 1,793,160 1,713,904 - -
経常損失(△) (千円) △ 35,530 △ 43,711 △ 190,256 - -
親会社株主に帰属する当期純損失
(千円) △ 7,276 △ 105,759 △ 263,680 - -
(△)
(千円) 9,925 △ 120,391 △ 227,333 - -
包括利益
(千円) 1,983,608 1,848,852 1,602,154 - -
純資産額
(千円) 4,247,660 4,027,717 3,765,981 - -
総資産額
(円) 512.16 477.36 413.67 - -
1株当たり純資産額
1株当たり当期純損失(△) (円) △ 1.87 △ 27.30 △ 68.08 - -
潜在株式調整後1株当たり当期純
(円) - - - - -
利益
(%) 46.7 45.9 42.5 - -
自己資本比率
(%) △ 0.4 △ 5.5 △ 15.2 - -
自己資本利益率
(倍) - - - - -
株価収益率
営業活動による
(千円) 111,947 △ 31,914 △ 37,641 - -
キャッシュ・フロー
投資活動による
(千円) △ 5,459 △ 106,764 △ 99,038 - -
キャッシュ・フロー
財務活動による
(千円) △ 116,306 △ 121,084 △ 84,415 - -
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の
(千円) 822,000 562,237 341,142 - -
期末残高
99 91 87 - -
従業員数
(人)
(ほか、平均臨時雇用者数) ( 26 ) ( 20 ) ( 17 ) ( - ) ( - )
(注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。
2. 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、また、潜在株式が存在しな
いため記載しておりません。
3.株価収益率については、1株当たり当期純損失のため記載しておりません。
4.平成31年3月に関係会社株式を譲渡し、連結子会社が存在しなくなったため、平成31年3月期より連結財務諸
表を作成しておりません。
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(2)提出会社の経営指標等
回次 第22期 第23期 第24期 第25期 第26期
決算年月 平成28年3月 平成29年3月 平成30年3月 平成31年3月 令和2年3月
(千円) 1,791,944 1,790,416 1,690,583 1,601,905 1,484,498
売上高
経常損失(△) (千円) △ 36,838 △ 6,645 △ 186,965 △ 144,519 △ 281,500
当期純損失(△) (千円) △ 106,414 △ 73,451 △ 296,422 △ 76,840 △ 357,155
持分法を適用した場合の投資損失
(千円) - - - △ 1,871 △ 1,108
(△)
(千円) 1,002,050 1,002,050 1,002,050 1,002,050 1,002,050
資本金
(株) 3,873,000 3,873,000 3,873,000 3,873,000 3,873,000
発行済株式総数
(千円) 1,988,366 1,888,626 1,605,273 1,494,037 1,122,107
純資産額
(千円) 4,249,393 4,057,664 3,750,318 3,389,604 2,720,200
総資産額
(円) 513.39 487.63 414.47 385.75 289.72
1株当たり純資産額
5.00 5.00 - - -
1株当たり配当額
(円)
(うち1株当たり中間配当額) ( - ) ( - ) ( - ) ( - ) ( - )
1株当たり当期純損失(△) (円) △ 27.48 △ 18.96 △ 76.53 △ 19.83 △ 92.21
潜在株式調整後1株当たり当期純
(円) - - - - -
利益
(%) 46.7 46.5 42.8 44.0 41.3
自己資本比率
(%) △ 5.2 △ 3.8 △ 17.0 △ 4.9 △ 27.2
自己資本利益率
(倍) - - - - -
株価収益率
(%) - - - - -
配当性向
営業活動による
(千円) - - - △ 53,196 △ 24,826
キャッシュ・フロー
投資活動による
(千円) - - - 115,011 137,446
キャッシュ・フロー
財務活動による
(千円) - - - △ 148,389 △ 267,162
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の
(千円) - - - 239,934 85,391
期末残高
99 91 86 79 74
従業員数
(人)
(ほか、平均臨時雇用者数) ( 26 ) ( 20 ) ( 17 ) ( 14 ) ( 12 )
(%) 85.3 88.5 130.1 81.4 51.3
株主総利回り
(比較指標:配当込み TOPIX) (%) ( 89.2 ) ( 102.3 ) ( 118.5 ) ( 112.5 ) ( 101.8 )
最高株価 (円) 497 287 750 577 354
(円) 235 224 241 236 126
最低株価
(注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、また、潜在株式が存在しな
いため記載しておりません。
3.株価収益率については、1株当たり当期純損失のため記載しておりません。
4.平成28年3月期、平成29年3月期及び平成30年3月期の 持分法を適用した場合の投資損失(△)については 、
連結財務諸表を作成しているため、記載しておりません。
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5.平成28年3月期、平成29年3月期及び平成30年3月期の営業活動によるキャッシュ・フロー、投資活動による
キャッシュ・フロー、財務活動によるキャッシュ・フロー及び現金及び現金同等物の期末残高については、連結
財務諸表を作成しているため、記載しておりません。
6.最高株価及び最低株価は東京証券取引所 JASDAQ(スタンダード)におけるものであります。
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2【沿革】
当社の前身は、現在顧問の緒方正年が昭和45年4月福岡県田川郡香春町において、個人で「ラーメンセンター山小
屋」を創業したことに始まります。平成4年10月フランチャイズ・チェーン(以下「FC」という)本部を開設し、
平成6年5月にワイエスフード株式会社を資本金30百万円で設立いたしました。
主な変遷は、以下のとおりであります。
年月 事項
平成 6年 5月 飲食店の経営及びFC店の加盟募集等を目的としてワイエスフード株式会社を設立。
平成 6年 9月 関連会社ワイエスシステム株式会社を設立。厨房機器の直営店への供給及びFC加盟店への販売
を開始。
平成 7年 2月 福岡県田川郡香春町大字鏡山に本社事務所を新設。
平成 7年 8月 北九州市小倉南区に直営1号店となる「山小屋曽根バイパス店」をオープン。
平成 8年 3月 飲食店向け厨房機器設備を販売するワイエスシステム株式会社を100%子会社とする。
平成 8年12月 福岡県田川郡香春町鏡山香春工業団地に新社屋・新工場を新設。
平成11年11月 四国地方における直営1号店「山小屋フジグラン松山店」をオープン。
平成12年 8月 中国地方における直営1号店「山小屋パルティフジ竹原店」をオープン。
平成13年 3月 関東地方における直営1号店「山小屋メルクス新習志野店」をオープン。
平成13年 6月 大分県宇佐市に焼肉併設タイプの直営店舗として「山小屋メルクス宇佐店」をオープン。
平成13年12月 北九州市八幡西区に「ばさらか」1号店がFC店舗としてオープン。
平成14年 3月 社団法人日本フランチャイズ・チェーン協会正会員となる。
平成14年 6月 ISO9001認証、本社にて取得。
平成14年 7月 出店数100店舗(直営31店、FC69店)達成。
平成16年 4月 「すりごま」を製造販売する大幸食品株式会社の株式を取得し100%子会社とする。
平成16年 8月 香春工業団地内において隣接する不動産を購入し、本社機能の移転を行う。
平成17年 2月 株式会社 ジャスダック証券取引所に株式を上場。
平成17年12月 生産工場の新設・稼動。500店舗へ食材を安定供給できる生産体制を整える。
平成18年 5月 タイにおいて合弁会社YAMAGOYA(THAILAND)CO.,LTD.を設立し、子会社化する。
平成18年 7月 子会社ワイエスシステム株式会社を吸収合併。
香春本店を移転新築オープン。
平成18年 9月 YAMAGOYA(THAILAND)CO.,LTD.がタイ国内で「筑豊ラーメン山小屋」1号店となるトンロー店を
オープン。
平成20年 5月 YAMAGOYA(THAILAND)CO.,LTD.がタイ国内で「ばさらか」1号店となるラチャヨーティン店をオー
プン。
平成20年 9月 ふくおか製麺株式会社を連結子会社として設立。
平成21年 8月 中国1号店となる「山小屋深圳店」をオープン。
平成22年 3月 YAMAGOYA(THAILAND)CO.,LTD.が持分法適用関連会社となる。
平成22年 4月 株式会社 ジャスダック証券取引所と 株式会社 大阪証券取引所の合併に伴い、 株式会社 大阪証券取
引所JASDAQ( 株式会社 大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場。
平成22年 9月 台湾1号店となる「山小屋台北店」をオープン。
平成23年 3月 YAMAGOYA(THAILAND)CO.,LTD.の株式を全て譲渡したため、持分法適用関連会社から除外。
平成24年 1月 インドネシア1号店となる「山小屋 UOB PLAZA店」をオープン。
平成24年 4月 マレーシア1号店となる「ソラリス デゥタマス パブリカ店」をオープン。
平成25年 3月 フィリピン1号店となる「一康流 マニラ店(現 一康流シャングリラプラザ店)」をオープン。
平成25年 3月 マカオ1号店となる「高士徳店」をオープン。
平成25年 7月 株式会社大阪証券取引所と株式会社東京証券取引所の現物市場の統合に伴い、株式会社東京証券
取引所 JASDAQ(スタンダード) に上場。
平成26年 4月 ミャンマー1号店となる「山小屋 ヤンゴン店」をオープン。
「山小屋蒲生店」にて、居酒屋ブランド「牛もつダイニングY's KITCHEN」を併設オープン。
平成26年 7月
ベトナム1号店となる「山小屋 ホーチミン店」をオープン。
平成26年 8月
株式会社アスラポート・ダイニング(現 株式会社JFLAホールディングス)と資本業務提携契約を
平成27年 3月
締結。
オーストラリア1号店となる「一康流 メルボルンCBD店」をオープン。
平成27年 3月
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年月 事項
平成27年 4月 子会社ふくおか製麺株式会社を吸収合併。
平成27年 9月 当社の100%子会社であった「大幸食品株式会社」の全株式を「株式会社PLANA」に譲渡。
平成27年11月 遣唐拉麺1号店となる「遣唐拉麺山西晋城店」をオープン。
平成27年12月 東京都新宿区に「東京炭火焼鶏 ワインと日本酒トリゴヤ」1号店となる「高田馬場3丁目店」
をオープン。
平成28年 3月 ポーランドにおいて、合弁会社「Japan Traditionals Sp.z.o.o」を設立し、持分法適用関連会
社とする。
平成28年 4月 「山小屋吉田店」が「九州麺匠の味やまごや吉田店」としてリニューアルオープン。
平成28年 5月 台湾において「台灣威斯食品股份有限公司」を非連結子会社として設立。
「株式会社 Zing's」を連結子会社として設立。
平成28年 7月
「株式会社日本美容研究所」を連結子会社として設立。
平成28年 8月
イギリス1号店となる「ヤマゴヤ シャフツベリーアベニュー店」をオープン。
平成28年 9月
オーストラリア メルボルンに新ブランド「カツキング」をオープン。
平成28年10月
香港において「YSFOOD HK Ltd.」を非連結子会社として設立。
平成29年 2月 韓国において、合弁会社「JKF Inc.」を設立し、持分法適用関連会社とする。
韓国 釜山において、1号店となる「うどん駅 萇山店」(うどん&居酒屋形態)をオープン。
平成29年 6月
フリーブランド1号店となる「みちくさらーめん Kentaro」を北九州市小倉北区へオープン。
平成29年12月
「ワイエス商事株式会社」を連結子会社として設立。
平成30年 3月
ラオス人民民主共和国において、YSFOOD HK Ltd.の合弁会社となる「JAPAN FOOD and Beverage
Co.,LTD」を設立し、非持分法適用会社とする。
平成30年 4月
マレーシアにおいて、合弁会社「YAMAGOYA MALAYSIA SDN BHD」を設立し、非持分法適用会社と
する。
平成30年 5月
ラオス人民民主共和国1号店となる「山小屋 View Mall店」をオープン。
平成31年 3月
連結子会社であった「株式会社Zing’s」、「ワイエス商事株式会社」、「株式会社日本美容研
究所」の株式を譲渡し、非連結(単体)会社となる。
令和元年 5月 韓国において、合弁会社「JKF Inc.」(持分法適用関連会社)を清算結了。
令和元年 6月 マレーシアにおいて、合弁会社「YAMAGOYA MALAYSIA SDN BHD」を 清算結了。
令和 2年 6月 福岡県田川郡福智町「ほうじょう温泉 ふじ湯の里」の指定管理者となる。
令和 2年 9月 霞投資事業組合を割当先とする第三者割当増資を実施し、資本金1,354百万円となる。
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3【事業の内容】
当社及び当社グループ(当社の関係会社)は、 当社(ワイエスフード株式会社)、子会社2社及び関連会社1社によ
り 構成されており、ラーメン店及びラーメン店のフランチャイズ・チェーン本部の経営と飲食店用厨房機器の販売、不
動産の賃貸としております。
当社 の事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。
(1)外食事業
国内・海外において、下記のブランドを主力に厳選された食材を使用し、自社工場で製造した麺、焼豚等の食材
を販売しております。また、ラーメンのフランチャイズ加盟店の募集及び加盟店の経営指導業務を行っておりま
す。
令和2年3月末日現在の店舗数は148店舗(直営店5店舗、FC店101店舗、海外40店舗、その他2店舗)となっ
ております。
「筑豊ラーメン山小屋」、「ばさらか」、「一康流」、 「九州麺匠の味やまごや」、
「牛もつダイニングY's KITCHEN」 、 「遣唐拉麺」、「廣竜軒」、
取扱ブランド
「ラーメン酒場 やまごや」、「