テクマトリックス株式会社 四半期報告書 第37期第1四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日)
提出書類 | 四半期報告書-第37期第1四半期(令和2年4月1日-令和2年6月30日) |
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提出者 | テクマトリックス株式会社 |
カテゴリ | 四半期報告書 |
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四半期報告書
【表紙】
【提出書類】 四半期報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の7第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2020年8月14日
【四半期会計期間】 第37期第1四半期(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
【会社名】 テクマトリックス株式会社
【英訳名】 TECHMATRIX CORPORATION
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 由 利 孝
【本店の所在の場所】 東京都港区三田三丁目11番24号
【電話番号】 03(4405)7800(代表)
【事務連絡者氏名】 コーポレート本部 経営企画部長 山 﨑 基 貴
【最寄りの連絡場所】 東京都港区三田三丁目11番24号
【電話番号】 03(4405)7800(代表)
【事務連絡者氏名】 コーポレート本部 経営企画部長 山 﨑 基 貴
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
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第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
第36期 第37期
回次 第1四半期 第1四半期 第36期
連結累計期間 連結累計期間
自 2019年4月1日 自 2020年4月1日 自 2019年4月1日
会計期間
至 2019年6月30日 至 2020年6月30日 至 2020年3月31日
売上高 (千円) 6,362,200 7,446,546 28,553,244
経常利益 (千円) 558,579 973,044 3,018,746
親会社株主に帰属する
(千円) 369,515 654,184 1,863,174
四半期(当期)純利益
四半期包括利益又は
(千円) 392,324 718,493 1,953,661
包括利益
純資産額 (千円) 13,665,484 14,656,009 15,005,009
総資産額 (千円) 26,965,049 31,871,252 29,623,904
1株当たり四半期(当期)
(円) 9.43 16.46 47.05
純利益
潜在株式調整後1株当たり
(円) 9.40 16.42 46.92
四半期(当期)純利益
自己資本比率 (%) 46.0 41.7 46.1
(注) 1 当社は四半期連結財務諸表を作成しておりますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載し
ておりません。
2 売上高には、消費税等は含まれておりません。
3 2020年7月1日付で普通株式1株につき普通株式2株の割合で株式分割を行っております。第36期の期首に
当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり四半期(当期)純利益及び潜在株式調整後1株当たり四半期
(当期)純利益を算定しております。
4 当第1四半期連結会計期間の期首から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2018年3月30
日)及び「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2018年3月30日)を適
用しております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更
等)」に記載のとおりであります。
2 【事業の内容】
当第1四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)において営まれている事業の内
容について、重要な変更はありません。
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第2 【事業の状況】
1 【事業等のリスク】
当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のう
ち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事
業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものでありま
す。なお、当第1四半期連結会計期間より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2018年3月30日)
及び「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2018年3月30日)を適用しておりま
す。また、収益認識に関する会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な
取扱いに従っており、当第1四半期連結会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響
額を、当第1四半期連結会計期間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しており
ます。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結会計期間より「収益認識に関する会計基準」及び「収益認識に関する会計基準の適用指針」を
適用したことに伴い、前第1四半期連結累計期間と収益認識に関する会計基準が異なることから、当第1四半期連
結累計期間における経営成績に関する説明については、前第1四半期連結累計期間と比較しての増減額及び前年同
期比(%)を記載せずに説明しております。
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、依然として先行きが見通しづらい状況が続いています。
新型コロナウイルスによる新型肺炎は、2020年に入ると世界各地に広がり、各国はウイルスの封じ込めに加え、
経済の落ち込みを回避するための政策の検討、発動を迫られるに至っています。米国では、長期に亘り世界経済の
停滞が続く中で、個人消費を中心とした内需の底堅い拡大基調が続いていましたが、今や米国は新型コロナウイル
ス感染拡大の世界的中心地となり、感染者数が継続的に増加する中、急速な景気悪化に見舞われています。欧州に
おいても新型コロナウイルスの感染は3月半ば以降に急速に拡大しました。主要国では、相次いでロックダウン
(都市封鎖)の措置が導入されました。その後、世界の主要国は、経済活動の再開を優先した政策決定をしており
ますが、感染者数の増加に歯止めがかからず、経済活動の本格回復への道程は不透明と言わざるを得ません。感染
者数は、南米、アフリカ、中近東、アジアの一部の国などで急激に増加しており、医療体制の脆弱な国での感染拡
大は沈静化の兆しが見えません。
国内においても、新型コロナウイルスの感染拡大により、4月上旬に緊急事態宣言が発令され、人の移動と接触
が制限されました。その結果、対面での営業が必要な幅広い業種の業績が急速に悪化し、日本経済全体も甚大な影
響を受けています。東京オリンピック・パラリンピックの延期により当面、内外需も極めて厳しい状況が続くこと
が予想されます。6月以降、日本においても経済活動の再開を優先した政策決定がなされておりますが、感染者が
再び増加する状況となっており、日本政府や各自治体は、国民の健康と経済活動の両立という非常に難しい舵取り
を担う状況となっております。
このような中、当社は、従業員および取引先企業をはじめとした全てのステークホルダーの安全と健康を守り、
安定的な事業運営を維持・拡大していくことが最重要課題と捉えております。また、速やかな在宅勤務へのシフト
と取引先企業への安定的なサービスの提供、サポート体制の維持を実現してまいりました。
社会全体においても、現在、在宅勤務等の新しい働き方への急速なシフトが起こっています。テレワークや医療
分野におけるオンライン診療、教育現場におけるオンライン授業、クラウド型サービスの利用等、デジタル技術を
活用した新しい社会の在り方を見据え、対面・書面・捺印原則の撤廃などの規制改革や攻めの政策が強く求められ
ています。また、様々な手続きがオンライン完結し、場所や時間を問わず人々が働くようになると、サイバー攻撃
や個人情報の流出リスク等に適切に対処する必要があります。そのような状況下、官・民におけるサイバー攻撃に
対する防衛力強化がより一層必要となり、経済の逆風が吹く中、情報セキュリティ関連需要は旺盛です。また、
GDPR(EU一般データ保護規則)の施行など、世界的に個人情報の保護や域外移転に関する規制強化の流れが生まれ
ており、情報セキュリティ対策の重要性は高まっています。また、迅速なシステム環境の整備、構築の観点から、
クラウド型サービスの利活用は拡大傾向が続いており、情報セキュリティ対策分野も例外ではありません。
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新型コロナウイルスのパンデミック終息後の世界は、社会におけるIT(情報技術)の更なる浸透と外部環境の加
速度的な変化が進み、もはやパンデミック前の社会の状態に戻ることはなく、不可逆的に社会構造が変化して行く
と 予想されます。
当社は2018年5月22日に中期経営計画「GO BEYOND 3.0」を発表しました。旧中期経営計画「TMX 3.0」を超える
という意味の「GO BEYOND 3.0」は、この大きな社会的変化の中で、当社グループらしさを全面に出し、未来に向け
て持続可能な成長基盤を構築するため、より一層の覚悟を持って自らの事業構造改革を断行することを目的として
います。
「GO BEYOND 3.0」における中核的事業戦略
■クラウド関連事業の戦略的・加速度的推進(継続)
■セキュリティ&セイフティ(安全と安心)の追求(継続)
これらの継続的戦略の実行に加え、以下の追加的な戦略を実行します。
■事業運営体制の多様化(資本提携、業務提携、大学・研究機関との連携、オープンイノベーション)
■サービス化の加速(全事業領域)
■データの利活用(ビッグデータ解析、AIの利用を含む)
■BtoC(消費者向けビジネス)への参入
■海外市場での事業を加速(市場探査モードから次のステップへ)
■事業運営基盤の強化(グループ横断・事業部門内での人財や技術の有効活用、各分野の融合による新しい価値
の創出、人財への投資と次世代の育成、企業理念に基づく採用・育成・評価・リテンション)
■M&A(金庫株の活用を視野)
当社グループでは、上記戦略に基づき、以下の取り組みを行いました。
① 積極的に新しいビジネスの立ち上げを行い、IT需要の変化を先取りする取り組みを行いました。
◇情報基盤事業
当第1四半期連結会計期間
・クロス・ヘッド株式会社が、自社サービス「CROSSLink」シリーズに新機能-cybozu.comとMicrosoft
Office365のユーザー情報を同期-
・クロス・ヘッド株式会社が、24x7 ITサービスセンターを97%リモートワーク化
・クロス・ヘッド株式会社が、「お手軽!リモートワーク接続パック」の提供を開始
・クロス・ヘッド株式会社が、テレワーク時代の情報漏洩対策と生産性向上をワンストップサービスで実現する
「CROSS HEAD Advanced Security Service」の提供を開始
・クロス・ヘッド株式会社が、情報漏洩対策と生産性向上を実現するBitLocker管理ソリューション「BitManaク
ラウドサービス」の提供を開始
◇アプリケーション・サービス事業
当第1四半期連結会計期間
・医療分野:株式会社NOBORIが、エムスリー株式会社と業務提携
※1
・医療分野:株式会社NOBORIが、PHR(パーソナル・ヘルス・レコード) サービスを提供開始
・医療分野:株式会社NOBORIが、インドDeepTek社へ出資、資本・業務提携
・医療分野:株式会社NOBORIが、COVID-19遠隔読影と画像診断支援AIシステムを全国の医療機関100施設に期間
限定で無償提供
・医療分野:株式会社NOBORIが、エルピクセル株式会社との業務提携に合意、エムスリー株式会社と共同で運営
する医用画像診断支援AIプラットフォームにてエルピクセル社EIRL aneurysm サービスの提供を開始
・医療分野:株式会社NOBORIが、AI医療技術「COVID-19肺炎画像解析プログラム Ali-M3」の販売開始
※2
・ソフトウェア品質保証分野:AI技術によるセルフヒーリング機能やレコメンド機能でSelenium のテストを強
化する「Parasoft Selenic」の販売を開始
・ソフトウェア品質保証分野:強力なオブジェクト認識能力を誇るUIテスト自動化ツール 「Ranorex日本語版」
に最新版のVersion 9.3が登場
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・ビジネスソリューション分野:学校法人軽井沢風越学園向けに学びの個別化を実現するコミュニケーション・
プラットフォーム「typhoon」(タイフーン)を新規開発・導入
・ビジネスソリューション分野:LIBOR廃止を見据えた金融商品評価・分析ツール 「F3」最新版の国内販売を開
始
② 情報基盤事業における保守、運用・監視サービスの受注に加えて、アプリケーション・サービス事業における
㬀
CRM分野や医療分野である株式会社NOBORIや合同会社医知悟のサービスを拡販する等、ストック型 収益の拡大
に向けた取り組みを加速しました。
③ 独自クラウドサービス「テクマクラウド」を活用したMicrosoft Office365向け通信の自動制御ソリューショ
ン、ファイル無害化ソリューション、統合セキュリティ監視サービスなど、情報基盤事業においても、独自付
加価値サービスの開発・拡販に注力しました。
④ クロス・ヘッド株式会社、沖縄クロス・ヘッド株式会社、株式会社カサレアル、株式会社NOBORI、及び合同会
社医知悟との相乗効果を最大化し、グループとして総合力を発揮するための取り組みを継続しています。特
に、保守、運用・監視サービスや受託開発等、従来グループ外に発注していた機能をグループ内に取り込むこ
とにより、グループ内での自活の取り組みを推進しました。ソフトウェア品質保証分野とIT技術研修分野の間
でもグループ内の協業が進んでいます。
⑤ クラウド・ネイティブ時代を代表するオープンソース系ツールの販売、オープンソース・コミュニティの運
営、オープンソース系プログラミング技術の企業向けIT技術研修事業等に取り組みました。
⑥ 成長を続けるアジア新興国を中心とした海外市場で、CRM分野のクラウドサービス等の事業展開を推進しまし
た。
⑦ 当社は、現在、豊富な手元資金を有しているため、市場シェアの拡大や事業の多角化を目指し、オープンイノ
ベーションを意識したベンチャー企業を含む外部企業や大学、異業種との協業促進、あるいは、同業他社や当
社グループの事業を補完しうる事業者に対してより大胆なM&Aや資本業務提携を行うための資金として手元資金
を活用していきます。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の 売上高は74億46百万円 (前年同四半期は63億62百万円) 、 売上総利益
は26億19百万円 (前年同四半期は22億60百万円) となりました。販売費及び一般管理費は、旅費交通費等の増加の
ため、 16億50百万円 (前年同四半期は17億1百万円) となりました。この結果、 営業利益は9億69百万円 (前年同
四半期は5億59百万円) となりました。
営業外収益は、 為替差益 等により 8百万円 を計上しました。また、営業外費用は、 支払利息 等により 5百万円 を計
上しました。この結果、 経常利益は9億73百万円 (前年同四半期は5億58百万円) となりました。
以上により、 税金等調整前四半期純利益は9億73百万円 (前年同四半期は5億58百万円) 、 親会社株主に帰属す
る四半期純利益は6億54百万円 (前年同四半期は3億69百万円) となりました。なお、「収益認識に関する会計基
準」及び「収益認識に関する会計基準の適用指針」を適用したことにより、従来の会計処理方法に比べて、売上高
が11億58百万円の減少、営業利益が72百万円の減少となっております。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 情報基盤事業
当第1四半期連結累計期間における情報基盤事業の業績は、前期までに積み上げた受注残と新規大型案件の受
注により大変好調に推移しました。新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、特にリモートワークを支援す
るセキュリティ関連製品の需要が引き続き高まっている一方で、新規顧客の獲得を目的とした大規模展示会の開
催が軒並み中止となるなど、顧客接点の減少により新規商談につながる営業リードの獲得に苦戦している状況で
す。今後は、ネットを活用したマーケティング活動やオンラインでの営業活動の活性化などが課題と捉えていま
す。
㬀
製品別では、リモートアクセス用セキュリティ技術である「SSL-VPN」 ライセンスの追加需要が堅調です。
㬀
また、主力の次世代ファイアウォール は、クラウド型のサービスに対する需要が急拡大しており、リモート
ワーク環境の迅速な整備や各拠点のセキュリティ対策の一元化を目的とした大型案件を受注するなど、事業の拡
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大に貢献しました。個人認証システムは、新型コロナウイルスの感染拡大により在宅勤務(テレワーク)が急速
に広がったため、受注が引き続き好調です。
また、統合セキュリティ運用・監視サービスの売上も順調に推移しました。加えて、クラウド時代のセキュリ
※6 ※
ティに対応した「CASB(Cloud Access Security Broker) 」、「SASE(Secure Access Service Edge)
7 ※8
」、「SOAR(Security Orchestration, Automation and Response) 」、「EDR(Endpoint Detection and
※9
Response) 」等、新しい世代のセキュリティ対策製品も注目度が高い状況で、実績も増えてきました。
クロス・ヘッド株式会社では、リモートワーク需要に対応したサービスの提供が進みました。
沖縄クロス・ヘッド株式会社では、セキュリティ関連製品やテレワークの浸透によりリモートデスクトップ・
サービスが堅調に推移しました。また、事業構造改革が奏功し採算性が向上しました。
以上により、同事業の 売上高は51億99百万円 (前年同四半期は42億37百万円) 、 営業利益は7億25百万円 (前
年同四半期は4億10百万円) となりました。なお、「収益認識に関する会計基準」及び「収益認識に関する会計
基準の適用指針」を適用したことにより、従来の会計処理方法に比べて、情報基盤事業においては、売上高が12
億14百万円の減少、営業利益が96百万円の減少となっております。
② アプリケーション・サービス事業
当第1四半期連結累計期間におけるアプリケーション・サービス事業の業績は、情報基盤事業と同様に、前期
までに積み上げた受注残と新規案件の受注により堅調に推移しました。
医療分野では、株式会社NOBORIの医療情報クラウドサービス「NOBORI」の順調な受注が継続し、累積契約施設
数は増加しています。加えて、既存ユーザのサービス契約更新も取りこぼすことなく受注しています。一方、コ
ンシューマ(患者)をターゲットとしたPHR(パーソナル・ヘルス・レコード)サービスの開発や、AIベン
チャー・医師らと組んだ医用画像診断支援システムの共同開発等の新規事業への先行投資を継続し、順調に成果
が上がっています。合同会社医知悟は、新型コロナウイルスの感染拡大により、健診施設を中心に画像検査件数
が一時的に減少したため、読影依頼件数は伸び悩みました。今後、健診施設や医療機関の活動も徐々に正常化し
て行くことが見込まれ、今後、読影依頼件数は復調していく見通しです。子会社である株式会社A-Lineが開発す
る医療被ばく線量管理システム「MINCADI」の受注も順調に増加しました。
CRM分野では、次世代製品及び機能強化したFAQシステムの市場への投入により競争力が強化され、大手システ
ム・インテグレーターやテレマーケティング・ベンダーとの業務提携、クラウド需要の拡大、知名度の向上と実
績の拡大に伴い、受注が堅調です。
ソフトウェア品質保証分野では、自動車のIT化に伴い車載ソフトウェアを開発する製造業で組込みソフトウェ
アの品質向上、機能安全の必要性は益々高まっています。大手自動車メーカーに対する車載向けテストツールの
提供においても、戦略的な取組みが進捗しています。OSS(オープンソースソフトウェア)ライセンス&セキュ
リティ管理ツールの販売も立ち上がり始めました。一方、新型コロナウイルスの感染拡大による製造業の投資減
速の懸念もある中、新規顧客の獲得を目的とした大規模展示会の開催が軒並み中止となるなど、顧客接点が減少
しており、新規商談につながる営業リードの獲得は喫緊の課題です。6月に入り、顧客企業からの問い合わせも
徐々に増加しており、各企業における開発プロジェクトも徐々に再開されているようです。
ビジネスソリューション分野では、既存顧客である学術系公共機関向けのシステム開発案件が堅調でした。ま
た、ベンチャーキャピタル向けのファンド運営・管理システムの需要が堅調です。株式会社カサレアルでは、教
育事業において、新型コロナウイルスの感染拡大により、対面でのIT研修のキャンセルが多く発生し、オンライ
ン研修の開発に取り組みました。
以上により、同事業の 売上高は22億46百万円 (前年同四半期は21億24百万円) 、 営業利益は2億44百万円 (前
年同四半期は1億48百万円) となりました。なお、「収益認識に関する会計基準」及び「収益認識に関する会計基
準の適用指針」を適用したことにより、従来の会計処理方法に比べて、アプリケーション・サービス事業におい
ては、売上高が55百万円の増加、営業利益が24百万円の増加となっております。
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(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の 流動資産の残高は、前連結会計年度末(以下「前年度末」という)から17億18百
万円 増加し、 260億85百万円 となりました。前渡金が34億5百万円増加したことが主な要因であります。 固定資産の
残高は、前年度末から5億29百万円 増加し、 57億85百万円 となりました。投資その他資産の投資有価証券が1億61
百万円増加したことや長期前払費用が1億33百万円増加したことが主な要因であります。以上により、 総資産は前
年度末から22億47百万円 増加し、 318億71百万円 となりました。
流動負債の残高は、前年度末から26億37百万円 増加し、 145億46百万円 となりました。前受金が32億81百万円増加
したことが主な要因であります。 固定負債の残高は、前年度末から40百万円 減少し、 26億69百万円 となりました。
長期借入金が50百万円減少したことが主な要因であります。以上により、 負債の残高は、前年度末から25億96百万
円 増加し、 172億15百万円 となりました。
純資産の残高は、前年度末から3億48百万円 減少し、 146億56百万円 となりました。利益剰余金が4億19百万円減
少したことが主な要因であります。なお、当第1四半期連結会計期間の期首より「収益認識に関する会計基準」及
び「収益認識に関する会計基準の適用指針」を適用したことにより、利益剰余金の当期首残高が7億16百万円減少
しております。以上により、自己資本比率は前年度末の 46.1% から 41.7% となりました。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は 18 百万円であります。
(用語解説)
PHR(Personal Health Record)とは、個人が自らの健康に関する情報を、自己管理の
※1 PHR
もとに情報集約化を実現するツールやシステムのことをいう。
UI(User Interface:機器やソフトウェア、システム等とその利用者が情報をやり取
※2 Selenium
りするための仕組み)テストの効率化や自動化するためのオープンソースフレーム
ワークのこと。
保守、運用・監視やクラウドサービス(SaaS)等、ユーザに定期的に契約を更新して
※3 ストック型
もらうことにより、中長期に亘って継続的に収益を得るビジネスモデル。
SSL技術(インターネット上でのデータの通信を暗号化し、盗聴や改ざんを防ぐ仕組
※4 SSL-VPN み)を利用した、リモートアクセスVPN(インターネット上に仮想的に構築されたプラ
イベートネットワーク)のこと。
従来のファイアウォールでは防ぐことができないセキュリティ脅威に対応した製品。
次世代ファイア 例えば、通常のインターネット利用に紛れて内部に侵入し、情報漏えいを引き起こす
※5
ウォール 最近のサイバー攻撃や、流れるデータに対するきめ細かい制御が必要なファイル共有
ソフトウェア等による情報漏えいを防ぐ。
CASB(Cloud Access Security Broker)とは、クラウドサービスのユーザーとクラウ
※6 CASB
ドサービスのプロバイダー間に位置し、クラウド利用状況の可視化や制御を行い、全
体として一貫性のあるセキュリティポリシーを実施できるようにすること。
SASE(Secure Access Service Edge)とは、ネットワークとセキュリティの機能を包
括的にクラウドから提供すること。クラウドサービスの普及が進む中で、これまでク
※7 SASE
ラウドのポリシーは利用サービス別に適用されることが多かったが、SASEは単一のク
ラウドに集約し包括的に管理するという、新しい概念。
SOAR(Security Orchestration, Automation and Response)とは、セキュリティイン
シデント発生からの情報収集、分析、判断までのセキュリティオペレーションを迅速
※8 SOAR
に行うために自動化されたフレームワークのこと。サイバー攻撃が悪質・高度化する
一方で、世の中のセキュリティ人材が不足しており、SOARへの期待が高まっている。
EDR(Endpoint Detection and Response)とは、PC、サーバー、スマートフォンと
※9 EDR
いった、ネットワークに接続されている「エンドポイント」の操作や動作の監視を行
い、サイバー攻撃を受けたことを発見次第対処するソフトウェアのこと。
3 【経営上の重要な契約等】
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
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第3 【提出会社の状況】
1 【株式等の状況】
(1) 【株式の総数等】
① 【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 82,944,000
計 82,944,000
(注)2020年6月1日開催の取締役会決議により、2020年7月1日付で株式分割に伴う定款変更が行われ、
発行可能株式総数は82,944,000株増加し、165,888,000株となっております。
② 【発行済株式】
第1四半期会計期間末 提出日現在 上場金融商品取引所
種類 現在発行数(株) 発行数(株) 名又は登録認可金融 内容
( 2020年6月30日 ) (2020年8月14日) 商品取引業協会名
東京証券取引所
単元株式数は100株
普通株式 22,259,200 44,518,400
であります。
(市場第一部)
計 22,259,200 44,518,400 - -
(注)1 提出日現在発行数には、2020年8月1日からこの四半期報告書提出日までの新株予約権の行使により
発行された株式数は、含まれておりません。
2 2020年6月1日開催の取締役会決議により、2020年7月1日付で普通株式1株を普通株式2株に株式分割
いたしました。これにより株式数は22,259,200株増加し、発行済株式総数は44,518,400株となっておりま
す。
(2) 【新株予約権等の状況】
① 【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
② 【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式 発行済株式 資本金増減額 資本金残高 資本準備金 資本準備金
年月日 総数増減数 総数残高 増減額 残高
(株) (株) (千円) (千円) (千円) (千円)
2020年6月30日 ― 22,259,200 ― 1,298,120 ― 1,405,350
(注)2020年7月1日付で普通株式1株を普通株式2株に株式分割し、これに伴い発行済株式総数が22,259,200株
増加しております。
(5) 【大株主の状況】
当四半期会計期間は第1四半期会計期間であるため、記載事項はありません。
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(6) 【議決権の状況】
① 【発行済株式】
2020年6月30日 現在
区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式 - - -
議決権制限株式(自己株式等) - - -
議決権制限株式(その他) - - -
(自己保有株式)
完全議決権株式(自己株式等) - -
普通株式 2,388,100
完全議決権株式(その他) 普通株式 19,859,600 198,596 (注)
単元未満株式 普通株式 11,500 - -
発行済株式総数 22,259,200 - -
総株主の議決権 - 198,596 -
(注)1 「完全議決権株式(その他)」欄の普通株式には、証券保管振替機構名義の株式が400株が含まれており
ます。また、「議決権の数」欄には同機構名義の完全議決権株式に係る議決権の数4個が含まれておりま
す。
2 2020年7月1日付で普通株式1株を普通株式2株に株式分割し、これに伴い発行済株式総数が22,259,200
株増加しております。
② 【自己株式等】
2020年6月30日 現在
発行済株式
自己名義 他人名義 所有株式数
所有者の氏名 総数に対する
所有者の住所 所有株式数 所有株式数 の合計
又は名称 所有株式数
(株) (株) (株)
の割合(%)
(自己保有株式)
東京都港区三田3丁目
テクマトリックス株式会社 2,388,100 - 2,388,100 10.73
11番24号
計 - 2,388,100 - 2,388,100 10.73
(注)2020年7月1日付で普通株式1株を普通株式2株に株式分割しております。
2 【役員の状況】
前事業年度の有価証券報告書提出日後、当四半期累計期間における役員の異動はありません。
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第4 【経理の状況】
1.四半期連結財務諸表の作成方法について
当社の四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府
令第64号)に基づいて作成しております。
2. 監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第1四半期連結会計期間(2020年4月1日から2020年
6月30日まで)及び第1四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年6月30日まで)に係る四半期連結財務諸表
について、有限責任 あずさ監査法人により四半期レビューを受けております。
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1 【四半期連結財務諸表】
(1) 【四半期連結貸借対照表】
(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 13,396,650 12,851,535
受取手形及び売掛金 5,683,487 3,462,406
たな卸資産 423,919 154,346
前渡金 70,322 3,475,326
前払保守料 4,187,100 4,893,579
その他 606,772 1,249,030
△ 728 △ 535
貸倒引当金
流動資産合計 24,367,524 26,085,690
固定資産
有形固定資産 1,318,257 1,392,159
無形固定資産 1,373,047 1,377,044
2,565,074 3,016,358
投資その他の資産
固定資産合計 5,256,380 5,785,561
資産合計 29,623,904 31,871,252
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年6月30日)
負債の部
流動負債
買掛金 1,450,275 879,740
短期借入金 450,000 450,000
1年内返済予定の長期借入金 250,000 225,000
未払法人税等 725,301 195,146
前受金 364,241 3,645,776
前受保守料 6,336,176 7,240,823
賞与引当金 547,349 210,230
工事損失引当金 13,730 2,629
1,771,870 1,696,809
その他
流動負債合計 11,908,947 14,546,156
固定負債
長期借入金 900,000 850,000
役員退職慰労引当金 14,387 15,304
執行役員退職慰労引当金 64,424 66,512
退職給付に係る負債 1,164,009 1,191,432
567,126 545,836
その他
固定負債合計 2,709,948 2,669,086
負債合計 14,618,895 17,215,242
純資産の部
株主資本
資本金 1,298,120 1,298,120
資本剰余金 4,621,993 4,621,993
利益剰余金 8,743,202 8,323,672
△ 1,011,553 △ 1,011,631
自己株式
株主資本合計 13,651,763 13,232,154
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 107,148 150,285
繰延ヘッジ損益 2,202 1,987
△ 103,074 △ 98,436
退職給付に係る調整累計額
その他の包括利益累計額合計 6,276 53,837
新株予約権 77,561 83,861
非支配株主持分 1,269,408 1,286,156
純資産合計 15,005,009 14,656,009
負債純資産合計 29,623,904 31,871,252
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(2) 【四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書】
【四半期連結損益計算書】
【第1四半期連結累計期間】
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
売上高 6,362,200 7,446,546
4,101,526 4,826,898
売上原価
売上総利益 2,260,674 2,619,647
販売費及び一般管理費 1,701,439 1,650,288
営業利益 559,234 969,359
営業外収益
受取利息 112 233
受取配当金 2,479 2,940
為替差益 6,622 4,273
1,838 1,380
その他
営業外収益合計 11,052 8,826
営業外費用
支払利息 5,473 4,600
リース解約損 3,079 -
3,154 539
その他
営業外費用合計 11,707 5,140
経常利益 558,579 973,044
税金等調整前四半期純利益 558,579 973,044
法人税、住民税及び事業税
137,712 164,785
48,068 137,758
法人税等調整額
法人税等合計 185,781 302,544
四半期純利益 372,798 670,500
非支配株主に帰属する四半期純利益 3,282 16,316
親会社株主に帰属する四半期純利益 369,515 654,184
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【四半期連結包括利益計算書】
【第1四半期連結累計期間】
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
四半期純利益 372,798 670,500
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 18,113 43,137
繰延ヘッジ損益 △ 3,287 △ 214
4,700 5,069
退職給付に係る調整額
その他の包括利益合計 19,525 47,992
四半期包括利益 392,324 718,493
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 388,583 701,746
非支配株主に係る四半期包括利益 3,740 16,747
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【注記事項】
(会計方針の変更等)
(会計方針の変更)
当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
(収益認識に関する会計基準等の適用)
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2018年3月30日。以下「収益認識会計基準」という。)及び
「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2018年3月30日)が2018年4月1日以後
開始する連結会計年度の期首から適用できることになったことに伴い、当第1四半期連結会計期間の期首から収益認
識会計基準等を適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け
取ると見込まれる金額で収益を認識することとしております。
収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従ってお
り、当第1四半期連結会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、当第1四半期
連結会計期間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しております。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高が1,158,606千円減少し、売上原価は1,086,071千円減少し、営業利
益、経常利益及び税金等調整前四半期純利益がそれぞれ72,535 千円減少しております。また、利益剰余金の当期首残
高は716,035千円減少しております。
(会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針の変更)
当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
(有形固定資産の減価償却方法の変更)
従来、当社及び一部の連結子会社は有形固定資産(リース資産を除く)の減価償却方法について、定率法(ただ
し、2016年4月1日以降に取得した建物付属設備を除く)を採用しておりましたが、当第1四半期連結会計期間よ
り、定額法に変更しております。
この変更は、これまでリースで調達していた有形固定資産を、原則として自社での購入とする方針に変更すること
を契機に有形固定資産の使用実態を再検討した結果、一定期間にわたり平均的に使用していくことが当社グループの
ビジネスモデルであることから、減価償却方法を定額法に変更することにより、その使用実態をより適切に反映した
費用配分が可能になると判断したことによるものであります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、四半期連結財務諸表に与える影響は軽微であります。
(四半期連結キャッシュ・フロー計算書関係)
当第1四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第1四半期連
結累計期間に係る減価償却費(のれんを除く無形固定資産に係る償却費を含む。)及びのれんの償却額は、次のとおり
であります。
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年6月30日 ) 至 2020年6月30日 )
減価償却費 227,235 千円 261,419 千円
のれんの償却額 1,509 千円 - 千円
(株主資本等関係)
前第1四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年6月30日 )
1. 配当金支払額
配当金の総額 1株当たり
決議 株式の種類 基準日 効力発生日 配当の原資
(千円) 配当額(円)
2019年4月24日
普通株式 476,791 25.00 2019年3月31日 2019年6月6日 利益剰余金
取締役会
2. 基準日が当第1四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第1四半期連結会計期間の末日後
となるもの
該当事項はありません。
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3. 株主資本の著しい変動
当社は、2018年7月2日開催の取締役会決議に基づき、2018年7月19日に発行した第1回新株予約権(第三者割当
による行使価額修正条項付新株予約権)の行使による自己株式の処分により、資本剰余金が1,036,608千円増加すると
ともに、自己株式が338,585千円減少しております。
当第1四半期連結会計期間末において、資本剰余金は前年度末から1,036,608千円増加し4,621,993千円、自己株式
は338,544千円減少し1,011,394千円となっております。
当第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日 )
1. 配当金支払額
配当金の総額 1株当たり
決議 株式の種類 基準日 効力発生日 配当の原資
(千円) 配当額(円)
2020年4月21日
普通株式 357,678 18.00 2020年3月31日 2020年6月9日 利益剰余金
取締役会
2. 基準日が当第1四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第1四半期連結会計期間の末日後
となるもの
該当事項はありません。
3. 株主資本の著しい変動
当第1四半期連結会計期間より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2018年3月30日)及び「収
益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2018年3月30日)を早期適用しております。
詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更等)」に記載の通りであります。
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(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第1四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年6月30日 )
1. 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント
合計
アプリケーション・サービ
情報基盤事業
ス事業
売上高
外部顧客への売上高 4,237,584 2,124,616 6,362,200
セグメント間の内部売上高
35,763 13,887 49,651
又は振替高
計 4,273,347 2,138,504 6,411,852
セグメント利益 410,332 148,901 559,234
(注) セグメント利益の合計は、四半期連結損益計算書の営業利益と一致しております。
2. 報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内容
(差異調整に関する事項)
該当事項はありません。
Ⅱ 当第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日 )
1. 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント
合計
アプリケーション・サービ
情報基盤事業
ス事業
売上高
外部顧客への売上高 5,199,807 2,246,738 7,446,546
セグメント間の内部売上高
84,489 18,045 102,535
又は振替高
計 5,284,297 2,264,783 7,549,081
セグメント利益 725,207 244,151 969,359
(注) セグメント利益の合計は、四半期連結損益計算書の営業利益と一致しております。
2. 報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内容
(差異調整に関する事項)
該当事項はありません。
3. 報告セグメントの変更等に関する事項
会計方針の変更等に記載のとおり、当第1四半期連結会計期間の期首から収益認識会計基準等を適用し、収益認識
に関する会計処理方法を変更したため、事業セグメントの利益又は損失の測定方法を同様に変更しております。
当該変更により、従来の方法に比べて、当第1四半期連結累計期間の「情報基盤事業」の売上高が1,214,525千円減
少、セグメント利益が96,722千円減少し、「アプリケーション・サービス事業」の売上高が55,918千円増加、セグメ
ント利益が24,187千円増加しております。
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(1株当たり情報)
1株当たり四半期純利益及び算定上の基礎並びに潜在株式調整後1株当たり四半期純利益及び算定上の基礎は、以
下のとおりであります。
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
項目
至 2019年6月30日 ) 至 2020年6月30日 )
(1) 1株当たり四半期純利益
9.43円 16.46円
(算定上の基礎)
親会社株主に帰属する四半期純利益(千円) 369,515 654,184
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する
369,515 654,184
四半期純利益(千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 39,170,744 39,742,080
(2) 潜在株式調整後1株当たり四半期純利益
9.40円 16.42円
(算定上の基礎)
親会社株主に帰属する四半期純利益調整額(千円) - -
普通株式増加数(株) 151,974 109,129
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株
当たり四半期純利益の算定に含めなかった潜在株
- -
式で、前連結会計年度末から重要な変動があった
ものの概要
(注)当社は、2020年7月1日付で普通株式1株につき普通株式2株の割合で株式分割を行っております。前連結会
計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して1株当たり四半期純利益及び潜在株式調整後1株当たり四
半期純利益を算定しております。
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2 【その他】
2020年4月21日開催の取締役会において、2020年3月31日の株主名簿に記録された株主に対し、次のとおり期末
配当を行うことを決議いたしました。
① 配当金の総額 357,678千円
② 1株当たりの金額 18円00銭
③ 支払請求権の効力発生日及び支払開始日 2020年6月9日
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第二部 【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
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独立監査人の四半期レビュー報告書
2020年8月14日
テクマトリックス株式会社
取締役会 御中
有限責任 あずさ監査法人
指定有限責任社員
新 井 浩 次
公認会計士 印
業務執行社員
指定有限責任社員
佐 田 明 久
公認会計士 印
業務執行社員
監査人の結論
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、「経理の状況」に掲げられているテクマトリック
ス株式会社の2020年4月1日から2021年3月31日までの連結会計年度の第1四半期連結会計期間(2020年4月1日から
2020年6月30日まで)及び第1四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年6月30日まで)に係る四半期連結財務
諸表、すなわち、四半期連結貸借対照表、四半期連結損益計算書、四半期連結包括利益計算書及び注記について四半期
レビューを行った。
当監査法人が実施した四半期レビューにおいて、上記の四半期連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認
められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して、テクマトリックス株式会社及び連結子会社の2020年6月30日現在
の財政状態及び同日をもって終了する第1四半期連結累計期間の経営成績を適正に表示していないと信じさせる事項が
全ての重要な点において認められなかった。
監査人の結論の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に準拠して四半期レビューを行っ
た。四半期レビューの基準における当監査法人の責任は、「四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責
任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立
しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、結論の表明の基礎となる証拠
を入手したと判断している。
強調事項
注記事項(会計方針の変更)に記載されているとおり、会社は当第1四半期連結会計期間の期首より「収益認識に関
する会計基準」(企業会計基準第29号 2018年3月30日)及び「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準
適用指針第30号 2018年3月30日)を適用している。
当該事項は、当監査法人の結論に影響を及ぼすものではない。
四半期連結財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して四半期連結
財務諸表を作成し適正に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない四半期連結財務諸
表を作成し適正に表示するために経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
四半期連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき四半期連結財務諸表を作成することが
適切であるかどうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に基づいて
継続企業に関する事項を開示する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
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四半期連結財務諸表の四半期レビューにおける監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した四半期レビューに基づいて、四半期レビュー報告書において独立の立場から四半
期連結財務諸表に対する結論を表明することにある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期レビューの基準に従って、四半期レビューの過程を通
じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・主として経営者、財務及び会計に関する事項に責任を有する者等に対する質問、分析的手続その他の四半期レビュー
手続を実施する。四半期レビュー手続は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して実施さ
れる年度の財務諸表の監査に比べて限定された手続である。
・継続企業の前提に関する事項について、重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認め
られると判断した場合には、入手した証拠に基づき、四半期連結財務諸表において、我が国において一般に公正妥当
と認められる四半期連結財務諸表の作成基準に準拠して、適正に表示されていないと信じさせる事項が認められない
かどうか結論付ける。また、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、四半期レビュー報告書に
おいて四半期連結財務諸表の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する四半期連結財務諸表の注
記事項が適切でない場合は、四半期連結財務諸表に対して限定付結論又は否定的結論を表明することが求められてい
る。監査人の結論は、四半期レビュー報告書日までに入手した証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企
業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・四半期連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる四半期連結財務諸表の作成
基準に準拠していないと信じさせる事項が認められないかどうかとともに、関連する注記事項を含めた四半期連結財
務諸表の表示、構成及び内容、並びに四半期連結財務諸表が基礎となる取引や会計事象を適正に表示していないと信
じさせる事項が認められないかどうかを評価する。
・四半期連結財務諸表に対する結論を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する証拠を入手する。監査
人は、四半期連結財務諸表の四半期レビューに関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監
査人の結論に対して責任を負う。
監査人は、監査等委員会に対して、計画した四半期レビューの範囲とその実施時期、四半期レビュー上の重要な発見
事項について報告を行う。
監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに
監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講
じている場合はその内容について報告を行う。
利害関係
会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
い。
以 上
(注)1.上記は四半期レビュー報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(四半期
報告書提出会社)が別途保管しております。
2.XBRLデータは四半期レビューの対象には含まれていません。
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