株式会社ヤシマキザイ 有価証券報告書 第76期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

提出書類 有価証券報告書-第76期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
提出日
提出者 株式会社ヤシマキザイ
カテゴリ 有価証券報告書

                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
 【表紙】
 【提出書類】        有価証券報告書

 【根拠条文】        金融商品取引法第24条第1項

 【提出先】        関東財務局長

 【提出日】        2020年7月16日

 【事業年度】        第76期(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

 【会社名】        株式会社ヤシマキザイ

 【英訳名】        Yashima  &Co.,Ltd.

 【代表者の役職氏名】        代表取締役社長 髙田    一昭

 【本店の所在の場所】        東京都中央区日本橋兜町6番5号

 【電話番号】        03-4218-0096

 【事務連絡者氏名】        執行役員管理本部長 阿部     昌宏

 【最寄りの連絡場所】        東京都中央区日本橋兜町6番5号

 【電話番号】        03-4218-0096

 【事務連絡者氏名】        執行役員管理本部長 阿部     昌宏

 【縦覧に供する場所】        株式会社東京証券取引所

          (東京都中央区日本橋兜町2番1号)

             1/78









                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
 第一部 【企業情報】
 第1 【企業の概況】

 1 【主要な経営指標等の推移】

  (1) 連結経営指標等
    回次    第73期   第74期   第75期   第76期

    決算年月    2017年3月   2018年3月   2019年3月   2020年3月

  売上高     (千円)  32,517,538   33,499,851   37,014,692   36,082,819

  経常利益     (千円)  1,038,177   533,780   756,889   441,614

  親会社株主に帰属する
       (千円)  696,209   329,337   479,503   248,696
  当期純利益
  包括利益     (千円)  588,058   475,646   275,137   △27,634
  純資産額     (千円)  7,748,951   8,174,628   8,411,053   8,614,899

  総資産額     (千円)  22,414,742   23,911,531   26,435,753   25,732,737

  1株当たり純資産額     (円)  2,823.24   3,167.48   3,259.09   3,043.27

  1株当たり当期純利益金額     (円)  254.00   124.32   185.80   89.68

  潜在株式調整後
       (円)   -   -   -   -
  1株当たり当期純利益金額
  自己資本比率     (%)   34.6   34.2   31.8   33.5
  自己資本利益率     (%)   9.3   4.1   5.8   2.9

  株価収益率     (倍)   -   -   -  15.9

  営業活動による
       (千円)  △555,971  1,191,014   1,874,962   144,496
  キャッシュ・フロー
  投資活動による
       (千円)  △52,971   40,579  △57,710   9,433
  キャッシュ・フロー
  財務活動による
       (千円)  △170,451  △116,369   △38,712   26,080
  キャッシュ・フロー
  現金及び現金同等物の
       (千円)  5,793,899   6,922,464   8,637,562   8,796,879
  期末残高
  従業員数
          258   259   256   263
       (名)
         〔28〕  〔29〕  〔31〕  〔26〕
  〔ほか、平均臨時雇用人員〕
  (注) 1.売上高には、消費税等は含まれておりません。
   2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
   3.「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第75期の期首
   から適用しており、第74期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準を遡って適用した後の指標等
   となっております。
   4.第75期までの株価収益率は当社株式が非上場であるため記載しておりません。
   5.第73期から第76期の連結財務諸表については、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」
   (1976年大蔵省令第28号)に基づき作成しており、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、有
   限責任監査法人トーマツにより監査を受けております。
   6.従業員数は就業人員(当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グルー
   プへの出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(アルバイト及びパートタイマーを含み、派遣社員を除
   く。)は、年間の平均雇用人数を〔 〕外数で記載しております。
             2/78




                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  (2) 提出会社の経営指標等
    回次     第72期   第73期   第74期   第75期   第76期
    決算年月     2016年3月   2017年3月   2018年3月   2019年3月   2020年3月

  売上高     (千円)  32,831,986   30,852,952   32,687,992   36,210,483   35,556,264

  経常利益     (千円)  773,554   609,692   485,872   793,025   607,093

  当期純利益     (千円)  339,126   384,788   364,482   542,133   419,541

  資本金     (千円)   99,900   99,900   99,900   99,900   99,900

         普通株式   普通株式   普通株式   普通株式   普通株式
         2,680,000   2,680,000   2,680,000   2,880,000   2,880,000
  発行済株式総数      (株)
         B種類株式   B種類株式   B種類株式   B種類株式   B種類株式
         200,000   200,000   200,000    -   -
  純資産額     (千円)  5,475,055   5,885,493   6,290,694   6,742,985   7,152,358
  総資産額     (千円)  21,448,996   20,009,366   21,636,662   24,450,383   24,211,633

  1株当たり純資産額      (円)  2,005.48   2,144.31   2,437.50   2,612.75   2,526.62

  1株当たり配当額
          15.00   15.00   15.00   25.00   25.00
       (円)
          (-)   (-)  (-)  (-)  (-)
  (1株当たり中間配当額)
  1株当たり当期純利益金額      (円)  124.83   140.38   137.58   210.06   151.29
  潜在株式調整後
       (円)   -   -   -   -   -
  1株当たり当期純利益金額
  自己資本比率      (%)   25.5   29.4   29.1   27.6   29.5
  自己資本利益率      (%)   6.6   6.8   6.0   8.3   6.0

  株価収益率      (倍)   -   -   -   -  9.5

  配当性向      (%)   12.0   10.7   10.9   11.9   16.5

  従業員数
          222   233   237   232   240
       (名)
          〔2〕  〔4〕  〔3〕  〔3〕  〔2〕
  〔ほか、平均臨時雇用人員〕
  株主総利回り      (%)   -   -   -   -   -
  (比較指標:配当込みTOPIX)      (%)   (-)   (-)  (-)  (-)  (-)
  最高株価      (円)   -   -   -   -  2,375
  最低株価      (円)   -   -   -   -  1,202

  (注) 1.売上高には、消費税等は含まれておりません。
   2. 2018年6月28日開催の定時株主総会の決議により、2018年6月28日付でB種類株式200,000株を普通株式
   200,000株に転換しております。その結果、発行済株式総数は普通株式2,880,000株となっております。な
   お、当社は、2018年6月28日開催の定時株主総会の決議により、種類株式を発行する旨の定款の定めを廃止
   しております。
   3.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
   4.「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第75期の期首
   から適用しており、第74期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準を遡って適用した後の指標等
   となっております。
   5.第75期の1株当たり配当額25.00円には、創立70周年記念配当10.00円を含んでおります。
   6.第75期までの株価収益率は当社株式が非上場であるため記載しておりません。
   7.主要な経営指標等のうち、第72期については会社計算規則(2006年法務省令第13号)の規定に基づき算出し
   た各数値を記載しており、金融商品取引法第193条の2第1項の規定による監査証明を受けておりません。
   8.第73期から第76期の財務諸表については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(1963年
   大蔵省令第59号)に基づき作成しており、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、有限責任監
   査法人トーマツにより監査を受けております。
   9.従業員数は、就業人員(当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む。)であり、臨時
   雇用者数(アルバイト及びパートタイマーを含み、派遣社員を除く。)は、年間の平均雇用人数を〔 〕外
   数で記載しております。
   10.第72期から第76期の株主総利回り及び比較指標は、2019年6月26日に東京証券取引所市場第二部に上場した
   ため、記載しておりません。
   11.最高株価及び最低株価は、東京証券取引所市場第二部におけるものであります。
   ただし、当社株式は、2019年6月26日から東京証券取引所市場第二部に上場されており、それ以前の株価に
   ついては該当事項がありません。
             3/78


                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
 2 【沿革】
  当社は、1948年東京都中央区において鉄道、船舶、鉱山、土木、農業用機械器具の製作・販売及び修理を目的と
  する会社として、現在の株式会社ヤシマキザイの前身である「八洲器材株式会社」を創業いたしました。
  八洲器材株式会社設立以後の企業集団に係る経緯は、次のとおりであります。
  年月          概要

     香西角三郎他6名を発起人とし、資本金25万円で東京都中央区に八洲器材株式会社として設立

  1948年10月
     鉄道、船舶、鉱山、土木、農業用機械器具の製作・販売及び修理業務を開始
  1951年5月   北海道札幌市に札幌出張所(現 札幌営業所)を開設
  1951年8月   振興造機株式会社(現 神鋼造機株式会社)と代理店契約を締結
  1952年10月   大阪府大阪市に大阪出張所(現 大阪支店)を開設
  1954年11月   愛知県名古屋市に名古屋事務所(現 名古屋支店)を開設
  1957年10月   宮城県仙台市に仙台駐在員事務所(現 仙台営業所)を開設
  1962年4月   株式会社日本エヤーブレーキ(現 ナブテスコ株式会社)の販売代理店となる
  1965年10月   株式会社日立製作所「鉄道車両用品」の旧国鉄向け販売代理店となる
  1968年1月   フィリピン マニラ駐在員事務所を開設
  1971年4月   広島県広島市に広島出張所(現 広島営業所)を開設
  1971年10月   日本航空電子工業株式会社「コネクター類」の取扱店となる
  1974年7月   茨城県水戸市に水戸出張所(現 水戸営業所(ひたちなか市))を開設
  1982年4月   香川県高松市に高松出張所(現 高松営業所)を開設
  1983年4月   株式会社日立製作所の総合特約店となる
  1983年10月   福岡県北九州市に九州出張所(現 九州営業所(福岡市))を開設
  1984年10月   静岡県静岡市に静岡出張所(現 浜松営業所(浜松市))を開設
  1990年4月   小糸工業株式会社(現 コイト電工株式会社)「鉄道車両部品」の特定地区向け代理店となる
  1995年4月   東京都中央区に子会社ヤシマ物流株式会社設立(100%出資)
  2003年8月   秋田県秋田市に秋田出張所を開設
  2004年4月   中国現地法人 亜西瑪(上海)貿易有限公司を設立(100%出資)
  2007年9月   亜西瑪(上海)貿易有限公司 青島分公司を開設
  2009年3月   亜西瑪(上海)貿易有限公司 深圳分公司を開設
  2011年1月   イギリス ロンドンにロンドン事務所を開設
  2011年4月   ベトナム ハノイにハノイ駐在員事務所を開設
  2011年10月   新潟県新潟市に新潟営業所を開設
  2013年4月   石川県金沢市に金沢営業所を開設
  2013年11月   本社を現所在地に移転(東京都中央区日本橋兜町6番5号)
  2013年12月   当社の商号を株式会社ヤシマキザイに変更
  2015年11月   インドネシア ジャカルタにジャカルタ駐在員事務所を開設
  2017年1月   インド グルグラムにインド支店を開設
  2018年10月   ミャンマー ヤンゴンにミャンマー支店を開設
     インド バンガロールに合弁会社QUATRO       YASHIMA  PRIVATE  LIMITEDを設立(50%出資)
  2019年5月
  2019年6月   東京証券取引所市場第二部に上場
             4/78



                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
 3 【事業の内容】
  当社グループは、当社、連結子会社2社、及び持分法適用関連会社1社で構成されており、鉄道事業者等に対する

  車体用品、電気用品等の販売、一般産業向け電子部品等の販売を主な事業として取り組んでおります。
  各事業における当社及び関係会社の位置付けは、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと
  同一の区分であります。
  鉄道事業

   鉄道車両製品を主な商材として鉄道事業者及び鉄道車両メーカーや鉄道車両用電気品メーカー等を販売先とし、
  鉄道車両用電気品、同車体用品、同車載品、コネクタ・電子部品を主な商材として取り扱っており、商材ストック
  機能(注)を有し安定供給を図っております。また販売先のニーズに応え、仕入先の要望に基づく拡販も行い、リ
  レーションシップを構築しております。
  当社は、創業以来、旧日本国有鉄道(現JR各社)と取引を行っており、初期の段階は旧日本国有鉄道の保有す
  るディーゼル機関車用の内燃機関部品を主な商材に、日本各地の旧日本国有鉄道の管理局と取引を深めると同時
  に、北海道から九州まで全国に拠点展開を図ってまいりました。
  現在においては、内燃機関部品のみならず鉄道車両用電気品や同車体用品、同車載品、さらにコネクタ・電子部
  品等の販売も手がけております。また、主要な仕入先との連携を一層深め、発変電設備や鉄道用システムの取り扱
  いも行い、鉄道事業者との取引のみならず、鉄道車両メーカー、鉄道車両用電気品メーカー、信号メーカー、機械
  メーカー、工事会社等に対し、鉄道に関わる様々な商材の販売を展開しております。
  さらに、国外においては、中国の高速鉄道網の拡充にともない、上海市に亜西瑪(上海)貿易有限公司を設立
  し、鉄道車両メーカーで売上高が世界で最大の「中国中車股份有限公司(中国中車)」への販売を中心として展開
  しております。また、フィリピン、ベトナム、インドネシア、インド、ミャンマー等においても、それぞれ拠点を
  置き、鉄道に関する商材の販売もしくは販路を開拓しております。
  当社グループは、JR各社をはじめとする鉄道事業者や鉄道用製品メーカー等の販売先に対し、きめ細やかな営
  業対応を行う中で販売先の商材需要情報を取得し、その需要に対して安定的供給を図っております。そのために常
  時4千点以上の商材を在庫保有するストック機能を有し、電機メーカー等の販売代理店として主要仕入先とは緊密
  な連携を維持しております。また、販売先・仕入先双方の中心に立って、グループ内で情報共有し、納期調整やト
  ラブル対応を行っております。なお、在庫の保管及び入出荷はヤシマ物流株式会社の生田事業所で行っておりま
  す。
  日々の営業活動の中で、販売先から既存の商材では実現できないような要望を頂いた場合、既存の仕入先メー
  カーに顧客ニーズを展開して仕様設計交渉を行うこと、または新たな仕入先の発掘をすることで新商材を開発し、
  ニーズに確実に応えます。
  他方、仕入先からの要望に基づく拡販を行う場合、その情報をグループ内で水平展開し、既存・新規を問わず
  様々な販売先にその商材の紹介を行っております。その中で発生する規格対応等の様々な要求について仕入先とと
  もに対応しながら、業界の水先案内人として新しい商流を構築しております。
  現在では、電機メーカー、電子部品メーカー、機械メーカー、部品メーカー、化学品メーカー等を仕入先とし、
  様々な商流を構築しております。
  こうした経験と実績から、当社グループが永続的な発展を続けるには、顧客の本当のニーズをくみ取り、ソ
  リューションを組み立て、取引先との強固なリレーションシップを構築することが重要と捉え、「現場・現物・現
  実」をキーワードとする3現主義を掲げております。「現場」とは、全国展開の拠点サービス網を活用し、現場の
  声を営業活動に反映すること、「現物」とは、商社として流通機能の向上を図ることでモノづくりに貢献するこ
  と、「現実」とは、市場調査・分析に立脚した戦略を重視して顧客のビジネス環境に対応したニーズを掘り起こす
  ことをそれぞれ意味しております。この3現主義の実践によって取扱商材や取引規模を拡大しております。
  (注)商材ストック機能:仕入れた商材を在庫として保管し、メーカーからの出荷に比べ受注から納品までの期間
   を短縮する機能。
             5/78




                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  (取引先とのリレーションシップ概要図)
  (拠点図)





  (主な関係会社)






  [販売]亜西瑪(上海)貿易有限公司
  [物流]ヤシマ物流株式会社
             6/78








                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  鉄道事業における当社グループの主要な商材は以下のとおりであります。
   商材群          内  容
       鉄道各社や製鉄所構内用のディーゼル機関車や気動車に搭載される、エンジン部品や
  内燃用品
      その他部品の販売・納入・アフターサービスの提供を行っております。
       新幹線、通勤電車等、各種鉄道車両に搭載するインバーター装置、モーター、計器、
  電気用品
      速度発電機等の各種機器類を取り扱っております。
       新幹線、通勤電車等、各種鉄道車両に搭載するブレーキ、ドア開閉装置、座席、車
  車体用品     体・台車部品、空調装置、パンタグラフ部品、行先表示器、ヘッドライト等の各種車体
      用品を取り扱っております。
       各種鉄道車両用の電気用品、車体用品以外の製品をその他車載品としており、構体用
  その他車載品
      品や弁類、ケーブルや環境製品等を取り扱っております。
       鉄道事業者が自社で保有している火力発電所、水力発電所、また変電所には当社の仕
  発変電設備     入先の製品が数多く納入されており、それら製品のメンテナンス契約や装置・部品の販
      売を行っております。
       鉄道事業者は、運行管理システムや旅客案内用システムの導入を進めており、当社は
  システム     仕入先であるシステムメーカーの窓口として、それら鉄道用システムのメンテナンス契
      約や装置・部品の販売を行っております。
       鉄道事業者が保有する鉄道車両メンテナンス工場で使用される検査・修繕用機器、試
  各種設備品     験機器、搬送機器、環境機器、清掃・洗浄機器、省エネ機器等、保線用機器や設備、及
      び列車無線装置を取り扱っております。
       主に鉄道車両メーカー、鉄道車両用電気品メーカー等に対して、振動や風雨、粉塵等
      に耐える堅牢性や、防水性に優れた、鉄道車両用途に適したコネクタや電気連結器を取
  コネクタ・電子部品
      り扱っております。また、スイッチやリレー等の電子部品や、ハーネス加工品も取り
      扱っております。
       情報機器や消臭・洗浄・コーティング剤、一般設備品や機器、点字シール等、上記の
  その他商材
      商材群に含まれない商材も取り扱っております。
   一般事業

  当社グループは、根幹となる鉄道事業を発展強化させながら、一般事業へとビジネスフィールドを進展させてき
  ました。本事業においては、鉄道事業における販売先以外の販売先を対象としており、産業機械メーカー、自動車
  関連メーカー、業務用機器通販事業者等を販売先としており、コネクタ・電子部品を主な商材として取り扱ってお
  ります。
  その他にも、海外の火力発電所用の補修・改造用品や、各種ハーネス加工品、電源ユニット等のパワーデバイ
  ス、微小な気泡を含む水発生装置等も取り扱っております。
   また、道路交通インフラ業界への進出をテーマに仕入先と連携して新たな商材の拡販に努めております。
  (主な関係会社)

  [販売]亜西瑪(上海)貿易有限公司
  [物流]ヤシマ物流株式会社
             7/78






                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  一般事業における当社グループの主要な商材は以下のとおりであります。
   商材群          内  容
       主に民生用と呼ばれるコネクタを取り扱っており、産業機械メーカー、自動車関連
      メーカー、業務用機器通販事業者等に販売を行っております。コネクタの用途として
  コネクタ・電子部品
      は、自動車用、建機用、船舶用、工作機械用、エレベーター用等があります。電子部品
      では、スイッチや光モジュール製品、各種ハーネス加工品等を取り扱っております。
       微小な気泡を含む水発生装置、EV充電器・充電スタンド、自動車用ドアミラー、避
  その他商材     雷器、省エネ機器、環境機器等、上記の商材群に含まれない商材を取り扱っておりま
      す。
  事業の系統図は、次のとおりであります。

 4 【関係会社の状況】









              議決権の所有

           主要な事業
   名称    住所  資本金    (又は被所有)    関係内容
            の内容
              割合(%)
  (連結子会社)
         40,000,000  鉄道事業、
                物流業務等の委託
  ヤシマ物流株式会社     東京都中央区         100.0
                役員の兼任…有
           円 一般事業
                商材の販売

      中国   1,000,000  鉄道事業、
  亜西瑪(上海)貿易有限               商材の仕入
               100.0
  公司               借入債務の保証
      上海市   米ドル  一般事業
                役員の兼任…有
  (持分法適用関連会社)
                商材の販売
  QUATRO YASHIMA  PRIVATE  インド   1,000,000
           鉄道事業    50.0 借入債務の保証
         インドルピー
  LIMITED     バンガロール
                役員の兼任…無
  (注) 1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。
   2.連結子会社2社は特定子会社であります。
   3.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
             8/78


                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
 5 【従業員の状況】
  (1) 連結会社の状況
                  2020年3月31日   現在
     セグメントの名称          従業員数(名)
  鉄道事業              181 (14)

  一般事業              50(12)

  全社(共通)              32(0)

      合計          263 (26)

  (注) 1.従業員数は就業人員(当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グルー
   プへの出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(アルバイト及びパートタイマーを含み、派遣社員を除
   く。)は、最近1年間の平均雇用人数を( )外数で記載しております。
   2.全社(共通)として記載されている従業員数は、主に管理部門に所属しているものであります。
  (2) 提出会社の状況

                  2020年3月31日   現在
   従業員数(名)     平均年齢(歳)     平均勤続年数(年)     平均年間給与(千円)
   240 (2)    42.26     14.41     5,946

     セグメントの名称          従業員数(名)

  鉄道事業              162 (2)

  一般事業              46(0)

  全社(共通)              32(0)

      合計          240 (2)

  (注) 1.従業員数は、就業人員(当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む。)であり、臨時
   雇用者数(アルバイト及びパートタイマーを含み、派遣社員を除く。)は、最近1年間の平均雇用人数を
   ( )外数で記載しております。
   2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
   3.全社(共通)として記載されている従業員数は、主に管理部門に所属しているものであります。
  (3) 労働組合の状況

  1.名称     八洲器材労働組合
  2.結成年月日  1974年7月6日
  3.組合員数   138名(     2020年3月31日   現在)
  4.労使関係   労使関係は良好に推移しており、特記すべき事項はありません。
             9/78







                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
 第2 【事業の状況】
 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

  文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。
  (1) 経営理念・指針・ビジョン

  当社グループの経営理念は「ヤシマキザイは、鉄道・交通ビジネスに強い専門商社として、限りの無い成長を目
  指します」、「ヤシマキザイは、人材育成を通して、会社の成長を社員と分かち合います」、「ヤシマキザイは、
  法令を遵守し、良き企業市民として社会に貢献します」          としております。
  また、経営指針として「変革と行動 Change        &Action」、経営ビジョンとして「永続的に発展し続けることを目
  指す」、「鉄道専門商社としてのステータスをより一層高める」を掲げております。
  これらを経営の中心として、中期的には以下の方針、戦略を実現してまいります。
  (2) 基本方針

  当社グループは中期的な基本方針として以下の方針を定めております。
  「安定的経営基盤の強化・効率化」
  「鉄道分野の事業領域拡大、ソリューションサービスの提供」
  「グローバル対応強化、海外展開加速」
  「成長投資促進」
  これらの方針に基づき、当社グループの事業環境を踏まえて対処すべき課題等に取り組んでまいります。
  (3) 経営環境

  わが国経済は、雇用情勢・所得環境の改善により景気は緩やかな回復基調で推移したものの、一方で相次ぐ自然
  災害の発生や消費増税の影響及び米中の貿易摩擦の拡大等の影響による世界経済の低迷を受け、国内生産や輸出に
  陰りがみられるなど、景気の先行きへの不透明感が増す展開となりました。年度終盤には新型コロナウイルス感染
  症が世界的な感染拡大に至り、個人消費の低迷や企業の設備投資の落込みに伴ない景気は急速に悪化し、極めて厳
  しい状況が続いております。
  当社グループを取り巻く環境では、主要顧客である鉄道事業者は自然災害の発生に伴う被害や、年度終盤には新
  型コロナウイルス感染症の拡大に伴う活動自粛等によって鉄道利用者の減少を受けており、厳しい状況となりまし
  た。
  そのような状況のもと当社グループは、「鉄道分野の事業領域拡大、ソリューションサービスの提供」等を全社
  基本方針に掲げ、業績拡大に努めました。鉄道事業では、国内は発変電製品やシステム製品の販売が牽引して堅調
  に推移した反面、中国を始め海外向けの案件は苦戦を強いられました。また、一般事業では、米中の貿易摩擦の拡
  大等の影響による需要の低迷が顕著でした。
  (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

  当社グループは、ROE(自己資本当期純利益率)を重要な経営指標と位置付け、ROE5%の達成を目標とし
  ております。
  (5) 対処すべき課題等

   当社グループは、(2)    基本方針と事業環境を踏まえて、対処すべき課題等を以下として、(2)            基本方針の実行と
  業績の拡大に努めてまいります。
  ① 当社グループ経営基盤である「鉄道分野」への一層の注力を図り、業務効率化や専門性の向上に努める。

   国内鉄道市場の全体傾向は成熟傾向にありますが、一定程度の市場はあるものと捉えております。当社グルー
  プはこれまでは鉄道市場において鉄道車両をメイン分野としてまいりましたが、設備や保線等の分野に展開余地
  があると考えております。また、鉄道業界において国際規格への対応の動きがあり、これは既存の商権に対して
  脅威となる面がありますが、他方では機会にもなるものと考えております。さらに国内の経年車両を海外に譲渡
  する動きが近年増えております。譲渡を得た海外の国では車両基地の整備や、車両の補修部品等の購入を行う必
  要があります。これらを課題と捉えるとともに、これらのニーズに対して当社グループとしても商機と捉え、受
  注獲得を目指します。
            10/78


                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  ② 「公営・民間鉄道」関連の受注拡大を目指すとともに、鉄道分野における新分野・新商材の開拓、開発を進め
   る。
   当社グループは創業時より現在のJR各社(旧国鉄)との取引高が多く、相対的にJR各社との取引高比率は
  高い反面、公営・民間鉄道事業者との取引高は相対的に高くありませんでした。このことを課題としており、既
  存の対応分野以外や新たな商材の開拓や開発を進めることで、「公民鉄」各社に対する受注拡大を図るととも
  に、上述の新分野や新商材の開拓や開発を、JR各社や関連業界にも展開を目指します。
  ③ 海外市場、特に東南アジア・欧州(イギリス・イタリア)を注力先として、部門間の連携を図り商圏の拡大を

   目指す。
   新たな鉄道インフラの整備を始めとして、海外では鉄道市場の拡大が見込まれています。当社グループはそれ
  ら海外の中で特に東南アジア圏を注力先としております。また、欧州においてはイギリスとイタリアを注力先と
  しております。これらを課題と捉えるとともに、これらの注力先に対して、当社グループでは従来海外の案件対
  応を行っていた部門に限らず、グループ内の各部門が連携して知見の向上や対応にあたることで、各取引先との
  連携強化や受注の拡大に繋げてまいります。
  ④ グローバルな人材投資・新規商材開発を積極的に行い、状況に応じて現地パートナー会社と連携して海外展開

   を目指す。
   海外市場を商圏とすることや、海外の製品を取り扱うことは、今後一層増えるものと捉えております。そのた
  めの人材を育成するため教育や採用等、人材への投資を行ってまいります。新規商材開発においては国内外を問
  わず及び鉄道分野のみに限らず、積極的に行ってまいります。また、海外市場案件の対応においては、すべて当
  社グループ内のリソースで行うことは難しい面があります。これらを課題と捉え、そのために状況に応じて信頼
  できる現地のパートナーを確保して、連携を図っていく必要があると考えております。
   ⑤ コーポレートガバナンス体制の整備

   法令遵守は多方面にわたって対応を図っていく必要性が年々高まっています。このことを課題としており当社
  グループでは「各種規程に基づく適切な権限移譲と明確なレポートラインの確立」、「コンプライアンス・リス
  ク管理委員会によるリスク管理体制の強化」、「監査等委員会・内部監査によるコーポレートガバナンスの強
  化」、「J-SOX対応による管理及び業務フロー整備を通じた適時開示可能な体制構築」等を行い、コーポレートガ
  バナンス体制の整備、強化に努めてまいります。
   ⑥ 内部統制に係る体制の整備

   当社グループでは金融商品取引法に基づく財務報告に係る内部統制に関する要件を満たす必要があり、事業運
  営及び資産管理に必要で効果的な内部統制システム、コンプライアンス機能の整備は極めて重要であり課題であ
  ると認識しております。その課題に対処するため、内部統制に係る体制の整備、強化に取り組んでまいります。
            11/78









                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
 2 【事業等のリスク】
  本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある
  事項には、以下のようなものがあります。
  なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
  (1) 特定仕入先への依存によるリスクについて

  当社の主要な仕入先は株式会社日立製作所であり、2020年3月期の連結仕入高に対する割合は45.4%となってお
  ります。同社との間では情報機器、受変電設備機器、鉄道車両用部品等を販売するための期間の定めのない特約店
  契約等を締結しており、取引関係は安定しております。
   当社は今後もこの関係を継続する方針でありますが、手形の不渡等の契約解除事由の発生や、仕入先の特約店政
  策の変更や事業の再編等により今後の取引関係が継続困難となった場合、その他仕入先の製品供給の停滞、製品の
  品質に関する重大な欠陥の発生、取引条件の変更等により、当社が安定的に製品を調達することが困難になった場
  合、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
  (2) 特定業界への依存によるリスクについて

  当社グループは、鉄道事業と一般事業の2つのセグメントによる事業展開を行っておりますが、鉄道事業におけ
  る売上が相対的に高くなっており、鉄道分野の業界に依存している状況です。その中でもJR3社への売上が大き
  く、2020年3月期の連結売上高において東日本旅客鉄道株式会社14.6%、東海旅客鉄道株式会社10.2%、西日本旅
  客鉄道株式会社9.3%を占めております。そのため、これら各社の設備投資計画の動向によっては当社グループの事
  業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
  また、鉄道業界全体における景気の変動や、自動車・鉄道・航空・船舶等の輸送形態別のシェアのシフト等経営
  環境の変動が、今後の当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
  (3) 海外事業に伴うリスクについて

  当社グループは連結子会社の存在する中国を始め、フィリピン、ベトナム、インドネシア、インド、ミャンマー
  等に拠点を持ち、グローバルに展開しております。中には政治的、地政学的に不安定な地域があります。これらの
  地域におけるテロ、戦争等社会的混乱の発生、社会インフラの未整備による停電や物流の停滞等予期せぬ事象、商
  慣習の違いから生じる取引先との予期せぬリスクの顕在化等によって、当社グループの事業、経営成績及び財政状
  態に影響を及ぼす可能性があります。
  また、当社グループが拠点を持つ各国において、税法をはじめとした法令改正、経済の減速、貿易障壁の発生、
  反日デモや不買運動等が発生した場合、あるいは、移転価格税制等に基づく課税等が生じた場合にも当社グループ
  の事業活動に影響を及ぼす可能性があります。
  これらの事象については、当社グループの取引先において発生した場合も、当社グループの事業、経営成績及び
  財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
  (4) 為替変動に伴うリスクについて

  当社グループは、上述の通りグローバルな事業展開をしており、海外での事業活動は今後も注力していく方針で
  す。そのため、輸出入取引において為替の変動によって影響が生じます。外貨建資産・負債のマッチングにより為
  替変動リスクの軽減に努めておりますが、完全に回避できるものではありません。また、当社グループの連結財務
  諸表作成にあたっては、在外連結子会社の財務諸表を円貨換算しており、為替変動による期間損益の円貨換算額が
  増減するリスクが存在します。これらの為替変動リスクは、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を
  及ぼす可能性があります。
  (5) 取引先の信用リスクについて

  当社グループは、取引先の信用リスクについては細心の注意を払い、与信設定等を通じてリスクの管理を行って
  いますが、取引先の業績悪化等により取引額の大きい得意先や仕入先の信用状況が低下した場合、当該リスクの顕
  在化によって当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
            12/78



                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  (6) 情報の流出に係るリスクについて
  当社グループは、事業活動において取引先企業等の機密情報や取引先関係者及び従業員の個人情報等を保有して
  います。これらの情報に関してセキュリティ対策を施していますが、同情報が人的及び技術的な過失や、違法また
  は不正なアクセス等により漏洩した場合、機密情報を保護できなかったことの責任追求や、それに伴う規制措置の
  対象となる可能性があります。このような事象が発生した場合においては取引先及び市場からの信頼が毀損され、
  結果として競争上の優位性の喪失や、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がありま
  す。
  (7) 保有資産に係るリスクについて

  当社グループは、投資不動産や有価証券等を固定資産として保有しております。そのため、地価や所有物件の収
  益性、有価証券の時価等に急激な変動があった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性
  があります。
  (8) 訴訟に係るリスクについて

  当社グループの事業活動の遂行に当たっては、様々な法規制の適用下にあって、訴訟等のリスクがあり、その結
  果、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
  (9) 偶発的リスクについて

  当社グループは、販売拠点をグローバルに展開しているため、日本国内外において地震や洪水等の自然災害及び
  感染症等の蔓延、またサイバー攻撃、ストライキ、火災、テロやその他人的災害が発生した場合、当社グループの
  事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
  (10) 法令や規制に係るリスクについて

  当社グループは、事業運営を行っている国内外における法令、規制、政策、行動規範、会計基準等の変更や解釈
  の差異に起因するコンプライアンスリスクを負っております。
   当社グループは日本その他事業展開をしている国その他地域の法令を遵守しておりますが、その変更や厳格化に
  よって新たに対応コストが必要となり、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があり
  ます。これらの規制を遵守できない場合、その結果生じる罰金、社会的制裁、信用毀損、営業に必要な資格の剥奪
  等により、事業に更に大きな影響を及ぼす可能性があります。
   しかしながら、こうした法令、規制、政策、行動規範、会計基準等の変更及びその影響の予測は困難であり、新
  たな遵守体制整備のために追加的な財務、管理、人的資源が必要になる可能性があります。
  なお、当社グループは鉄道事業及び一般事業において、建設業法、外国為替及び外国貿易法、輸出入取引法等の
  関連法規制の適用を受けており、その遵守を義務付けられておりますが、その他に事業を営む上で必要な下記の許
  認可を取得しております。
            13/78








                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
    (当社グループの許認可状況)
  関連法規制  許認可等の             法令違反の要件及び
      所管官庁等   許認可等の内容     有効期限
  (登録者)   名称            主な許認可取消事由
  建設業法  特定建設業  国土交通省  電気工事業    2020年3月11日から    不正な手段による許可の取
                 得や役員等の欠格条項違反
  (当社)       (特-1)第19739号    2025年3月10日まで
                 等に該当した場合は許可の
             以後5年ごとに更新
                 取消(建設業法第29条)
                 不正入札等不誠実な行為が
                 あった場合は業務停止等の
                 処分(同法第28条)
    一般建設業  国土交通省  電気通信工事業    2017年8月22日から

         機械器具設置工事業    2022年8月21日まで
         (般-29)第19739号    以後5年ごとに更新
  古物営業法   古物商  北海道公安  事務機器商    有効期限なし    偽りその他不正の手段によ


                 り許可を受けたこと
  (当社)     委員会  第101016100058
                 (古物営業法第6条)
      宮城県公安  事務機器商    有効期限なし
                 許可を受けてから六月以内
       委員会  第221000000891
                 に営業を開始せず、又は引
      東京都公安  事務機器商    有効期限なし
                 き続き六月以上営業を休止
       委員会  第301040405913
                 し、現に営業を営んでいな
                 いこと(同法第6条)
      愛知県公安  事務機器商    有効期限なし
       委員会  第541050604000
      大阪府公安  事務機器商    有効期限なし
       委員会  第621071901301
      広島県公安  事務機器商    有効期限なし
       委員会  第731010700003
      福岡県公安  事務機器商    有効期限なし
       委員会  第909990042549
 電気工事業の   電気工事業   東京都  一般用電気工作物・    特定建設業(電気工事    電気工事業の業務の適正化
 業務の適正化       自家用電気工作物    業)許可に同じ    に関する法律(第28条)の
 に関する法律               規定に違反した場合、登録
         東京都知事届出
                 の取消し若しくは六月以内
  (当社)
         第2910271号
                 の事業の全部若しくは一部
                 を停止
  (注)本書提出日現在において、当社グループが認識している限り、当社グループにはこれら許認可の取消しとなる
   事由に該当する事実はありません。
  (11) 人材確保・育成に係るリスクについて

  当社グループが事業をより充実させて、グローバル化を図り、継続的に成長していく為には、優秀な人材を確保
  する事が重要であると考えております。
  このため、当社グループは計画に合わせた優秀な人材の採用及び教育研修実施・内容の充実により、当社グルー
  プの成長を支える社員、特に専門的な知識を持った営業人員の確保・育成を行ってまいります。
   しかし、人材採用環境の変化等により必要な人材が確保できない場合や、採用した人材の教育が計画通りに実施
  できなかった場合には、事業活動に支障を来たし、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可
  能性があります。
            14/78



                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  (12) 販売する製品の品質問題に係るリスクについて
  当社は販売する製品について、要求される規格や精度等をクリアした十分な品質を確保すべく努めております。
  仕入先に関しては、外部からのチェック等により品質管理体制を整備しており、加えて販売先に対して製品の採用
  実績も豊富で品質保証に信頼がおける上場企業等を中心に選定しております。更に不具合品が発生した場合等の対
  応や補償等について仕入先と双方で十分協議してリスクの軽減を図っております。
  しかしながら、受注金額の大きな案件で当社の納入した製品の品質問題が発生した場合や、仕入先が規格や品質
  に関してデータ改ざん等の不適切な行為を行った場合、値引きや再発注、不良品の回収、補償等の負担が発生し、
  当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
  (13) 納期管理に係るリスクについて

  当社グループは、提供する商材について納期管理の徹底に努めておりますが、仕入先における資材調達、生産管
  理、設計等における予期せぬ要因により納期遅延が生じる可能性は排除できません。
  この場合、納期遅延に起因し顧客が被った損害の賠償責任が発生する可能性があり、当社グループの事業、経営
  成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
  (14) 物流遅延に係るリスクについて

  当社グループは、商材の受け渡しにおいては運送会社を使用しておりますが、道路事情の影響等により商材の遅
  配等が生じる可能性があります。
  また、 自然災害等による   被害が、広範囲及び長期間にわたる場合、物流網の寸断等で、当社グループの事業、経
  営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
  (15) 内部統制に係るリスクについて

  当社グループでは内部統制システムの整備は極めて重要であると認識しております。内部統制システムの設計、
  実施においては多くの費用、人材、その他資源が必要となります。そのため、内部統制上の重要な不備や弱点が認
  められた場合、改善に要する新たな資源投入により、追加的コストが発生する可能性があります。また、その重大
  性や原因によっては様々な法的責任が課せられる可能性があります。基幹システム等の不具合により、財務報告に
  係る内部統制に重要な不備が発生した場合には、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能
  性があります。
            15/78










                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
 3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
  (1)経営成績等の状況の概要
   当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及び
  キャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
  ① 財政状態及び経営成績の状況

   当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりであります。
  イ. 財政状態
  (資産)
  当連結会計年度末における資産の残高は       25,732,737千円   で、前連結会計年度末に比べ     703,015千円減少   しておりま
  す。主な要因は、   現金及び預金  8,359,562千円  から 8,618,879千円  へ259,316千円増  、繰延税金資産  (119,253千円  か
  ら257,454千円  へ138,200千円増  )が増加した一方、   投資有価証券  (1,917,278千円  から 1,527,237千円  へ390,040千円
  減)、 受取手形及び売掛金   (7,122,284千円  から 6,787,089千円  へ335,195千円減  )が減少したことによるものであり
  ます。
  (負債)

  当連結会計年度末における負債の残高は       17,117,837千円   で、前連結会計年度末に比べ     906,861千円減少   しておりま
  す。主な要因は、   営業未払金  (1,801,390  千円から  1,850,078  千円へ 48,687千円増  )が増加した一方、   電子記録債務
  (1,481,034  千円から  1,153,323  千円へ 327,710千円減  )、 支払手形及び買掛金   (12,644,463  千円から  12,366,472  千円
  へ277,991千円減  )が減少したことによるものであります。
  (純資産)

  当連結会計年度末における純資産の残高は       8,614,899千円  で、前連結会計年度末に比べ     203,845千円増加   しており
  ます。主な要因は、   利益剰余金  (7,429,395  千円から  7,613,571  千円へ 184,176千円増  )、また2019年6月26日に東京
  証券取引所市場第二部に上場したことに伴う自己株式の処分により            資本剰余金  (445,943 千円から  689,738 千円へ
  243,794千円増  )が増加した一方、   その他有価証券評価差額金     (545,139 千円から  303,491 千円へ 241,647千円減  )、
  為替換算調整勘定   (△46,844  千円から  △81,527千円  へ34,682千円減  )が減少したことによるものであります。
  ロ. 経営成績

  当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用情勢・所得環境の改善により景気は緩やかな回復基調で推移したも
  のの、一方で相次ぐ自然災害の発生や消費増税の影響及び米中の貿易摩擦の拡大等の影響による世界経済の低迷を
  受け、国内生産や輸出に陰りがみられるなど、景気の先行きへの不透明感が増す展開となりました。年度終盤には
  新型コロナウイルス感染症が世界的な感染拡大に至り、個人消費の低迷や企業の設備投資の落込みに伴ない景気は
  急速に悪化し、極めて厳しい状況が続いております。
  当社グループを取り巻く環境では、主要顧客である鉄道事業者では自然災害の発生に伴う被害や、年度終盤には
  新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う活動自粛等によって鉄道利用者の減少を受けており、厳しい状況となりま
  した。
  そのような状況のもと当社グループは、「鉄道分野の事業領域拡大、ソリューションサービスの提供」等を全社
  基本方針に掲げ、業績拡大に努めました。鉄道事業では、国内は発変電製品やシステム製品の販売が牽引して堅調
  に推移した反面、中国を始め海外向けの案件は苦戦を強いられました。また、一般事業では、米中の貿易摩擦の拡
  大等の影響による需要の低迷が顕著でした。
  その結果、当連結会計年度の     売上高 は、 36,082,819千円   (前年同期比2.5%減)    、営業利益  は、 350,890千円  (前
  年同期比45.2%減)   、経常利益  は、 441,614千円  (前年同期比41.7%減)    、親会社株主に帰属する当期純利益      は、
  248,696千円  (前年同期比48.1%減)    となりました。
  セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
  (鉄道事業)

  鉄道車両製品を主な商材として、鉄道事業者及び鉄道車両メーカーなど対象に、鉄道車両用電気品、同車体用
  品、発変電・システム製品等を主な商材として取り扱っております。当連結会計年度は、日本国内の鉄道事業者向
  けには、発変電製品やシステム製品が牽引して、売上高はほぼ計画通りに推移しました。一方、海外向けの案件で
  は年度内の販売計画案件において、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う各国の渡航制限等もあり販売に至ら
  ず、当該案件商材の保管期限の制約もあり、追加のコストの計上を余儀なくされました。また、中国国内では米中
  の貿易摩擦の影響による経済の減速を受け、鉄道車両製造の低迷や入札、保守計画の遅れ等もあって、中国連結子
  会社の業績は低迷いたしました。
  その結果、鉄道事業の売上高は、      32,865,574千円   (前年同期比0.9%減)    、営業利益は  589,786千円  (前年同期比
            16/78


                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  26.8%減)  となりました。
  (一般事業)

  当社グループにおいては鉄道事業以外を一般事業としており、取引を行っている業界は、産業機器メーカーや電
  力用機器メーカー、自動車業界メーカー等と多岐にわたっております。主な商材はコネクタや電子部品であり、そ
  の他にも受注拡大、拡販のために設備系の商材等も取り扱っております。当連結会計年度は、米中の貿易摩擦の拡
  大等の影響による需要の低迷を受けて、半導体業界や通信販売業者向けをはじめとして電子部品の受注が減少し、
  設備系商材の受注も芳しくなく、売上高は低調に推移しました。
  その結果、一般事業の売上高は、      3,217,245千円  (前年同期比16.5%減)    、営業損失は  238,896千円  (前年同期は
  165,807千円  の損失)となりました。
  ② キャッシュ・フローの状況

  当連結会計年度末における現金及び現金同等物は        8,796,879千円  と前連結会計年度と比較して     159,316千円  (前年
  同期比 1.8%増 )の増加となりました。
  (営業活動によるキャッシュ・フロー)

  当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローの収入は、            144,496千円  (前年同期は  1,874,962千円
  の収入 )となりました。
  これは主に、  税金等調整前当期純利益    494,304千円  、売上債権の減少額   348,356千円  、たな卸資産の減少額    207,791
  千円 がキャッシュ・フローのプラスとなった一方、仕入債務の減少額           604,291千円  、法人税等の支払額   383,299千円
  がキャッシュ・フローのマイナスとなったためであります。
  (投資活動によるキャッシュ・フロー)

  当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローの収入は、            9,433千円  (前年同期は  57,710千円の支
  出)となりました。
  これは主に、  投資有価証券の売却による収入     82,454千円  がキャッシュ・フローのプラスとなった一方、投資不動
  産に係る支出  24,892千円  がキャッシュ・フローのマイナスとなったためであります。
  (財務活動によるキャッシュ・フロー)

  当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローの収入は、            26,080千円  (前年同期は  38,712千円の支
  出)となりました。
  これは 自己株式の売却による収入     296,000千円  がキャッシュ・フローのプラスとなった一方、短期借入金の純減額
  205,400千円  、配当金の支払額   64,520千円  がキャッシュ・フローのマイナスとなったためであります。
  ③ 生産、受注及び販売の実績

  イ. 生産実績
  当社は卸売業であり、生産を行っておらず、該当事項はありませんので、記載を省略しております。
  ロ. 仕入実績

  当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
    セグメントの名称      仕入高(千円)   前年同期比(%)
  鉄道事業         29,098,815    100.8

  一般事業         2,849,818    85.0

     合計     31,948,633    99.2

  (注) 1.セグメント間取引については相殺消去しております。
   2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
            17/78




                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  ハ. 受注実績
  当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
    セグメントの名称      受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%)
  鉄道事業         31,155,588    80.8  22,326,357    92.8

  一般事業         3,180,676    69.3   695,898   45.4

     合計     34,336,265    79.6  23,022,256    90.0

  (注) 1.セグメント間取引については相殺消去しております。
   2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
  ニ. 販売実績

  当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
    セグメントの名称      金額(千円)   前年同期比(%)
  鉄道事業         32,865,574    99.1

  一般事業         3,217,245    83.5

     合計     36,082,819    97.5

  (注) 1.セグメント間取引については相殺消去しております。
   2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
           前連結会計年度      当連結会計年度
          (自  2018年4月1日     (自  2019年4月1日
     相手先
           至  2019年3月31日   )   至  2020年3月31日   )
          金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%)
  東日本旅客鉄道(株)         4,276,007    11.6  5,295,768    14.6

  東海旅客鉄道(株)         4,117,245    11.1  3,712,858    10.2

  西日本旅客鉄道(株)         3,330,483    9.0  3,383,220    9.3

   3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
  (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

   経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりでありま
  す。
   文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
  ① 重要な会計方針及び見積り
   当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に準拠して作成してい
  ます。この連結財務諸表の作成にあたって、貸倒引当金、退職給付に係る資産及び負債、税金費用等の見積り
  は、それぞれ過去の実績等を勘案し合理的に算定していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性の存在に
  より、これらの見積りと異なる場合があります。また、引当金の計上基準については、「第5 経理の状況 
  1 連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しています。
  ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

   当社グループの当連結会計年度の経営成績等は次のとおりであります。
  イ. 経営成績等の状況

  (売上高)
   当連結会計年度における売上高は、      前連結会計年度に比べ931,872千円減少       し、 36,082,819千円   (前年同期比
  2.5%減 )となりました。これは主に、鉄道事業においては、中国国内で米中貿易摩擦の影響による経済の減速を
  受け、鉄道車両製造の低迷や入札、保守計画の遅れ等もあって、中国連結子会社の業績が低迷したこと、一般事
  業においては、米中貿易摩擦の拡大等の影響による需要の低迷によるものであります。
  (売上原価、売上総利益)

            18/78

                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
   当連結会計年度の売上原価は、     前連結会計年度に比べ430,961千円減少       し、 32,152,678千円   (前年同期比1.3%
  減)となり、売上総利益は    前連結会計年度に比べ500,911千円減少       し、 3,930,140千円  (前年同期比11.3%減   )と
  なりました。
   これは主に、鉄道事業においては、海外向け案件で追加コストの計上による売上原価の上昇や、中国国内で米
  中貿易摩擦の影響による経済の減速を受け、鉄道車両製造の低迷や入札、保守計画の遅れ等もあって、中国連結
  子会社の業績が低迷したこと、一般事業においては、米中貿易摩擦の拡大等の影響による需要の低迷によるもの
  であります。
  (販売費及び一般管理費、営業利益)

   当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、        前連結会計年度に比べ211,493千円減少       し、 3,579,250千円  (前年同
  期比5.6%減  )となりました。主な要因は、前連結会計年度に新規商材取扱に伴う販売費の計上がありましたが、
  当連結会計年度には当該費用は殆ど計上がなく、年度終盤には新型コロナウィルス感染症の蔓延により、出張等
  の活動制限による経費支出の減少によるものであります。
   以上の結果、営業利益は    前連結会計年度に比べ289,417千円減少       し、 350,890千円  (前年同期比45.2%減   )とな
  りました。
  (営業外損益、経常利益)

   当連結会計年度の営業外収益は、      前連結会計年度に比べ8,987千円増加      し、 155,464千円  (前年同期比6.1%増   )
  となりました。主な要因は、当連結会計年度に計上した保険解約受取金の増加等であります。また、営業外費用
  は前連結会計年度に比べ34,844千円増加      し、 64,740千円  (前年同期比116.6%増    )となりました。主な要因は、投
  資不動産の賃貸原価の増加等であります。
   以上の結果、経常利益は    前連結会計年度に比べ315,274千円減少       し、 441,614千円  (前年同期比41.7%減   )とな
  りました。
  (特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益)

   当連結会計年度の特別利益は、     前連結会計年度に比べ8,365千円減少      し、 52,689千円  となりました。これは全額
  投資有価証券の売却益であります。また、特別損失は発生しておりません。
   以上の結果、税金等調整前当期純利益は、       前連結会計年度に比べ323,640千円減少       し、 494,304千円  (前年同期
  比39.6%減  )となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、           前連結会計年度に比べ230,807千円減少
  し、 248,696千円  (前年同期比48.1%減   )となりました。
  ロ. 資本の財源及び資金の流動性について

   当社グループの運転資金需要につきましては、売上原価並びに販売費及び一般管理費等の営業費用でありま
   す。投資等を目的とした資金需要は、固定資産の購入及びソフトウェア投資等によるものであります。
   運転資金及び設備投資資金につきましては、自己資金を基本としており、必要に応じて金融機関から短期借
   入を実施しております。
   なお、2019年6月26日の東京証券取引所市場第二部への上場に伴い、自己株式の売却により296,000千円の資
   金調達を行いました。
   当社グループでは手元流動資金について常に余裕を持つべく努めており、資金繰り管理を通じた適切な資金
   管理をしております。
   今後につきましては、引き続き財務の健全性を保ち、営業活動によるキャッシュ・フローを生み出すことに
   よって、安定的な自己資金の確保を目指してまいります。
  ハ. 経営成績に重要な影響を与える要因について

   「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
            19/78






                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
 4 【経営上の重要な契約等】
  主要仕入契約
             契約

   契約会社名    相手先の名称    契約の種類     契約期間    契約品目
             締結日
                  受変電設備機器、
             1992年
               1992年3月21日から
  株式会社ヤシマキザイ    株式会社日立製作所     特約店契約        鉄道車両用部品、
               期限の定めなし
             3月21日
                  情報機器等
               2020年4月1日から

             1992年
  株式会社ヤシマキザイ    日本航空電子工業株式会社     特約店契約    2021年3月31日まで    コネクタ等
             4月1日
                (注)2
               2018年8月1日から

             2018年
  株式会社ヤシマキザイ    ナブテスコ株式会社     代理店契約    2020年12月31日まで    鉄道車両機器
             8月1日
                (注)2
               2020年3月15日から

             2004年
  株式会社ヤシマキザイ    コイト電工株式会社     代理店契約    2021年3月14日まで    鉄道車両機器等
             3月15日
                (注)2
  (注) 1.契約期間は再契約のものを含め最新の契約書に基づく契約期間を表示しております。
     2.1年ごとの自動更新契約になっております。
   3.上記契約の解除事由は個々の契約により異なりますが、概ねその基本的な規定事項としては、手形の不渡
    り・差押え・仮差押え・仮処分・競売・破産・民事再生・会社更生・債務不履行・監督官庁からの営業許
    可の取消処分等に該当する場合となっております。
 5 【研究開発活動】

  当社は卸売業のため、研究開発を行っておりませんので、該当事項はありません。
            20/78












                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
 第3 【設備の状況】
 1 【設備投資等の概要】

  当連結会計年度において実施した主な設備投資は        8,686 千円であります。これは全社における新基幹システム等によ
  るものです。また、当連結会計年度において重要な設備の除却、売却等はありません。
 2 【主要な設備の状況】

  (1) 提出会社
                  2020年3月31日   現在
            帳簿価額(千円)
  事業所名  セグメン                従業員数
      設備の内容
  (所在地)  トの名称                 (名)
        建物  機械装置  土地
                ソフトウエ
              什器備品等     合計
                 ア
        及び構築物  及び運搬具  (面積㎡)
  本社
    鉄 道 事        -
      オフィス
  (東京都  業・一般     22,765   -  (-)  2,210  237,772  262,748  149(0)
      ビル
    事業        [1,441.01]
  中央区)
  大阪支店
    鉄 道 事        -
  (大阪府
      オフィス
    業・一般     5,535  5,546  (-)  658  - 11,740  31(0)
      ビル
  大阪市
    事業         [367.91]
  西区)
 名古屋支店
    鉄 道 事        -
  (愛知県
      オフィス
    業・一般     423  -  (-)  710  -  1,134  15(2)
      ビル
  名古屋市
    事業         [275.20]
  中村区)
  (注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。
   2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
   3.従業員数は、就業人員(当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む。)であり、臨時
   雇用者数(アルバイト及びパートタイマーを含み、派遣社員を除く。)は、最近1年間の平均雇用人数を
   ( )外数で記載しております。
   4.建物及び土地の一部を賃借しております。なお、賃借している土地の面積は、[ ]で外書きしております。
   年間賃借料は以下のとおりであります。
     事業所名             年間賃借料
         セグメントの名称     設備の内容
     (所在地)             (千円)
   本社
         鉄道事業・一般事業     オフィスビル      108,536
   (東京都中央区)
   大阪支店
         鉄道事業・一般事業     オフィスビル      16,025
   (大阪府大阪市西区)
   名古屋支店
         鉄道事業・一般事業     オフィスビル      13,986
   (愛知県名古屋市中村区)
  (2) 国内子会社

                  2020年3月31日   現在
             帳簿価額(千円)
    事業所名  セグメン              従業員数
  会社名      設備の内容
          建物 機械装置
    (所在地)  トの名称               (名)
             土地   ソフト
               什器備品
          及び  及び       合計
               等
             (面積㎡)    ウエア
          構築物  運搬具
   生田事業所
  ヤシマ物    鉄 道 事       -
    (神奈川県
  流株式会    業・一般  物流倉庫  8,471  604  (-) 2,947  14,325  26,348  9(24)
    川崎市
  社    事業       [515.60]
    多摩区)
  (注) 1.現在休止中の主要な設備はありません。
   2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
   3.従業員数は、就業人員(当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グ
   ループへの出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(アルバイト及びパートタイマーを含み、派遣社員を除
   く。)は、最近1年間の平均雇用人数を( )外数で記載しております。
   4.建物及び土地の一部を賃借しております。なお、賃借している土地の面積は、[ ]で外書きしております。
   年間賃借料は26,665千円であります。
  (3) 在外子会社

   重要性がないため記載を省略しております。
            21/78


                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
 3 【設備の新設、除却等の計画】
  (1) 重要な設備の新設等
    該当事項はありません。
  (2) 重要な設備の除却等

    該当事項はありません。
            22/78


















                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
 第4 【提出会社の状況】
 1 【株式等の状況】

  (1) 【株式の総数等】
  ① 【株式の総数】
      種類         発行可能株式総数(株)
      普通株式              11,520,000

      計             11,520,000

  ② 【発行済株式】

     事業年度末現在    提出日現在
            上場金融商品取引所
   種類   発行数(株)   発行数(株)   名又は登録認可金融      内容
            商品取引業協会名
     (2020年3月31日   ) (2020年7月16日)
            東京証券取引所
  普通株式    2,880,000   2,880,000      単元株式数は100株であります。
             (市場第二部)
   計   2,880,000   2,880,000    -     -
  (2) 【新株予約権等の状況】

  ① 【ストックオプション制度の内容】
   該当事項はありません。 
  ② 【ライツプランの内容】

   該当事項はありません。 
  ③ 【その他の新株予約権等の状況】

   該当事項はありません。  
  (3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

   該当事項はありません。  
  (4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

      発行済株式   発行済株式   資本金   資本金  資本準備金   資本準備金
   年月日   総数増減数   総数残高   増減額   残高  増減額   残高
       (株)   (株)  (千円)   (千円)   (千円)   (千円)
       普通株式
  2018年6月28日     200,000  普通株式
             -  99,900   -   -
  (注)     B種類株式   2,880,000
      △200,000
  (注) 2018年6月28日開催の定時株主総会の決議により、B種類株式200,000株を普通株式200,000株に転換しており
   ます。
  (5) 【所有者別状況】

                  2020年3月31日   現在
         株式の状況(1単元の株式数     100 株)
                    単元未満
    政府及び
  区分                 株式の状況
             外国法人等
        金融商品  その他の      個人
    地方公共  金融機関            計
                    (株)
        取引業者  法人      その他
            個人以外  個人
    団体
  株主数(人)    -  3  14  20  16  -  545  598  -
  所有株式数
     - 9,000  174  5,377  6,524   - 7,712  28,787  1,300
  (単元)
  所有株式数
     - 31.26  0.60  18.67  22.66   - 26.78  100.00   -
  の割合(%)
  (注)自己株式49,200株は、「個人その他」に492単元含まれております。
            23/78



                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  (6) 【大株主の状況】
                  2020年3月31日   現在
                   発行済株式
                   (自己株式を
                 所有株式数   除く。)の
    氏名又は名称        住所
                 (株)  総数に対する
                   所有株式数
                   の割合(%)
  管理委託(A031)受託者 株式会社SM
        東京都港区西新橋一丁目3番1号         700,000   24.72
  BC信託銀行
  THE HONGKONG  AND SHANGHAI  BANKING
  CORPORATION  LTD -SINGAPORE  BRANCH
        10 COLLYER  QUAY OCEAN BUILDING  SINGAPORE
  PRIVATE  BANKING  DIVISION  CLIENT
        0104         512,200   18.09
  A/C 8221-563114
        (東京都中央区日本橋3丁目11番1号)
  (常任代理人 香港上海銀行東京支
  店)
  ヤシマキザイ従業員持株会       東京都中央区日本橋兜町6番5号         228,401   8.06
  東京中小企業投資育成株式会社       東京都渋谷区渋谷三丁目29番22号         200,000   7.06

  関 正一郎       中国上海市         191,352   6.75

  コクサイエアロマリン株式会社       東京都港区西新橋二丁目5番2号         120,000   4.23

  株式会社みなと銀行       兵庫県神戸市中央区三宮町二丁目1番1号         100,000   3.53

  日本生命保険相互会社       東京都千代田区丸の内一丁目6番6号 日本
        生命証券管理部内
                 100,000   3.53
   (常任代理人 日本マスタートラス
  ト信託銀行株式会社)       (東京都港区浜松町2丁目11番3号)
        225 LIBERTY  STREET,  NEW YORK, NY 10286,
  BNYM AS AGT/CLTS  NON TREATY JASDEC
        UNITED STATES
                 59,700   2.10
  (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀
        (東京都千代田区丸の内2丁目7番1号 決
  行)
        済事業部)
  関 正幸       東京都世田谷区         52,000   1.83
     計       -     2,263,653   79.90

  (注) 1.前事業年度末現在主要株主であった佐藤泰子氏、神鋼造機株式会社、関年子氏は、当事業年度末現在では主
   要株主ではなくなり、佐藤厚氏及びその共同保有者、重田光時氏及びその共同保有者が新たに主要株主とな
   りました。
   2.上記の所有株式数のうち、管理信託(A031)受託者 株式会社SMBC信託銀行は、委託者兼受益者を佐藤厚氏、
   佐藤泰子氏及び関年子氏とし、受託者を株式会社SMBC信託銀行とする、株式の管理を目的とする信託契約に
   係るものであります。
   3.2019年10月1日付で佐藤厚氏及びその共同保有者より、共同して当該株式に係る議決権その他の権利を行使
   する契約を締結した旨の連絡を受けております。当該株主の所有株数及び発行済株式(自己株式を除く。)
   の総数に対する所有株式数の割合は以下のとおりであります。
            発行済株式(自己株式を
         所有株式数
            除く。)の総数に対する
     氏名又は名称
          (株)
            所有株式数の割合(%)
    佐藤厚氏及びその共同保有者       705,961     24.93
   4.2020年3月19日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書に関する変更報告書において、重田光時氏及
   びその共同保有者が2020年3月12日現在で566,800株を保有している旨が記載されておりますが、当社とし
   て2020年3月31日現在の実質保有株式数が確認できませんので、上記大株主の状況には含めておりません。
   なお、当該変更報告書の内容は以下のとおりであります。
                 発行済株式(自己株式を除
              所有株式数
                 く。)の総数に対する所有
     氏名又は名称      住所
               (株)
                 株式数の割合(%)
    重田 光時      香港、中環、鴨巴甸街     566,700     20.01

         東京都港区六本木4-1-16

    株式会社鹿児島東インド会社            100     0.00
         六本木ハイツ903
   5.関正幸氏は2019年7月8日に逝去されましたが、2020年3月31日現在において名義書換未了であったため、
   同日現在の株主名簿上の名義で記載しております。
            24/78


                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  (7) 【議決権の状況】
  ① 【発行済株式】
                  2020年3月31日   現在
    区分    株式数(株)   議決権の数(個)      内容
  無議決権株式         -    -    -

  議決権制限株式(自己株式等)         -    -    -

  議決権制限株式(その他)         -    -    -

        (自己保有株式)
               権利内容に何ら限定のない当社におけ
        普通株式
  完全議決権株式(自己株式等)             - る標準となる株式であります。1単元
               の株式数は、100株であります。
          49,200
        普通株式
  完全議決権株式(その他)            28,295 同上
         2,829,500
        普通株式
  単元未満株式             -    -
          1,300
  発行済株式総数        2,880,000     -    -
  総株主の議決権         -   28,295    -

  ② 【自己株式等】

                 2020年3月31日   現在
                   発行済株式
            自己名義  他人名義  所有株式数
  所有者の氏名                 総数に対する
        所有者の住所    所有株式数  所有株式数   の合計
   又は名称                所有株式数
             (株)  (株)  (株)
                   の割合(%)
  (自己保有株式)
      東京都中央区日本橋兜町6番5号       49,200   - 49,200   1.70
  株式会社ヤシマキザイ
   計     -    49,200   - 49,200   1.70
            25/78











                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
 2 【自己株式の取得等の状況】
   【株式の種類等】    普通株式
  (1) 【株主総会決議による取得の状況】

   該当事項はありません。
  (2) 【取締役会決議による取得の状況】

   該当事項はありません。
  (3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】

   該当事項はありません。
  (4) 【取得自己株式の処理状況及び保有状況】

          当事業年度       当期間

    区分
            処分価額の総額       処分価額の総額
         株式数(株)       株式数(株)
            (千円)       (千円)
  引き受ける者の募集を行った
          250,000   296,000    -   -
  取得自己株式
  消却の処分を行った取得自己株式         -   -   -   -
  合併、株式交換、会社分割に係る
           -   -   -   -
  移転を行った取得自己株式
  その他         -       -   -
              -
  保有自己株式数         49,200    -   49,200    -
  (注) 当期間における保有自己株式数には、2020年7月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取に
   よる株式数は含めておりません。
 3 【配当政策】

  当社は、株主に対する利益還元と内部留保の充実を総合的に勘案し、収益性、成長性、企業体質の強化を考慮しつ
  つ、安定的な配当の継続維持を基本方針としております。
  当社の剰余金の配当は、現在、期末配当の年1回を基本的な方針としており、配当の決定機関は取締役会でありま
  す。また、当社は会社法第459条第1項の規定に基づき、取締役会の決議をもって剰余金の配当等を行うことができる
  旨を定款に定めております。なお、剰余金の配当基準日は、期末配当は毎年3月31日、中間配当は毎年9月30日とす
  る旨を定款に定めております。
  当事業年度の剰余金の配当につきましては、安定的な配当の継続維持を基本方針に次期以降の見通し等を勘案し、
  1株につき普通配当   25円 としております。
  内部留保資金の使途につきましては、経営体質強化と将来の事業展開投資として投入していくこととしておりま
  す。
   基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、以下のとおりであります。
          配当金の総額      1株当たり配当額
    決議年月日
           (千円)       (円)
   2020年5月25日
          普通株式  70,770     普通株式  25.00
   臨時取締役会決議
            26/78





                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
 4 【コーポレート・ガバナンスの状況等】
  (1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】
  ① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
   当社は、公正かつ透明な企業活動を行うことを経営の基本とし、この方針を支えるコーポレート・ガバナン
   スの重要性を充分認識し、経営の公正性・透明性、迅速な意思決定の維持・向上に努めます。
  ② 企業統治の体制の概要及びその体制を採用する理由

  イ.企業統治の体制の概要
   当社は、監査等委員会設置会社制度を採用しております。
   当社の取締役会は、監査等委員でない取締役7名、監査等委員である取締役3名(内、社外取締役2名)で
   構成しています。社外取締役は2名とも独立役員に選任しています。
   取締役会は、原則毎月1回、さらに必要に応じて臨時に開催し、経営に関する重要事項を審議しておりま
   す。業務執行につきましては、経営会議において業務執行の前提となる重要事項を協議しております。
   監査等委員会は、監査等委員である取締役3名(内、社外取締役2名)で構成し、定期的、さらに必要に応
   じ臨時に開催することとしております。各監査等委員は、監査等委員会で定めた監査の基本方針・監査計画に
   従い、重要な会議への出席、重要な決裁書類等の閲覧及び内部監査部門の報告や関係者の聴取等により取締役
   の業務執行及び内部統制についての監査を実施しております。
   また、常勤の監査等委員は、社内各部門から必要な情報を収集し監査等委員会への報告を行い、重要な会議
   への出席、各部門の往査や内部監査室及び会計監査人との連携等を行うことにより、監査等委員会監査の実効
   性の確保に努めております。
   取締役会等の構成員は次の通りであります。(◎は議長、委員長を示します)
     役職名     氏名   取締役会   監査等委員会   経営会議
  代表取締役会長       佐藤 厚    ◎      ◎
  代表取締役社長       髙田 一昭    ○      ○
  取締役副社長       種部 和夫    ○      ○
  常務取締役       中村 修    ○      ○
  取締役       関 正一郎    ○
  取締役       小野崎 正顕    ○
  取締役       和田 信一郎    ○
  取締役(常勤監査等委員)       宇根 秀樹    ○   ◎
  社外取締役(監査等委員)       木村 恵子    ○   ○
  社外取締役(監査等委員)       山田 隆明    ○   ○
            27/78








                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
   当社グループの機関・内部統制システムは次の通りであります。
   ロ.当該体制を採用する理由











   当社が監査等委員会設置会社を採用する理由は、監査等委員会が取締役会の業務執行の適法性・妥当性の監
   査・監督を担うことで、コーポレート・ガバナンス体制の一層の強化を図るとともに、経営の透明性を確保
   し、機動的な会社運営を実現するためです。
  ③ 企業統治に関するその他の事項

  イ.内部統制システムの整備の状況
   当社は、法令・定款の遵守と業務の適正性、効率性を確保するため、「内部統制システム基本方針」を定め
   ております。この方針に基づく内部統制システムの運用を徹底し、さらに必要に応じて整備、改善していき、
   一層実効性のある運用に努めてまいります。
   ロ.リスク管理体制の整備の状況

   当社のリスク管理体制につきましては、様々なリスクを網羅的、一元的に把握、収集することで、リスクの
   洗い出し、評価、予防を行い、また、リスクが顕著化した場合は迅速かつ的確に対応することにより被害を最
   小限に食い止め、再発を防止し当社の企業価値を保全すること、法令を遵守することを目的に「リスク管理規
   程」、「コンプライアンス規程」を制定し、コンプライアンス・リスク管理委員会(委員長:当社代表取締役
   社長)により統制を図っております。
   重大なリスクが顕著化したときには、「経営危機対応規程」に基づいて緊急時対策本部を設置し、被害を最
   小限に抑制するための適切な措置を講じます。
  ハ.関係会社の業務の適正を確保するための体制整備の状況

   当社は、当社役員又は従業員が関係会社の取締役又は監査役を兼務することにより、関係会社の適正な業務執行を
            28/78


                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
   監督するとともに、関係会社管理規程を定め、同規程に基づき当社管理本部が関係会社を所管しております。関係会社
   の重要事項については当社の承認又は当社への報告を必要としており、当社の監査等委員会及び内部監査室による監
   査を通じて業務の適正を確保しております。
  ニ.責任限定契約の内容の概要

   当社は、会社法第427条第1項の規定により、取締役(業務執行取締役等であるものを除く。)との間に会社
   法第423条第1項の行為による賠償責任を限定する契約を締結しており、当該契約に基づく責任の限度額は、会
   社法第425条第1項に定める最低責任限度額とする旨を定款に定めております。
  ④ 取締役に関する事項

  イ.取締役の員数
   監査等委員でない取締役の員数は10名以内、監査等委員である取締役の員数は5名以内とする旨を定款に定
   めております。
  ロ.取締役の任期

   監査等委員でない取締役の任期は選任後1年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総
   会の終結の時まで、監査等委員である取締役の任期は選任後2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに
   関する定時株主総会の終結の時までとする旨を定款に定めております。
  ハ.取締役の選任の決議要件

   当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する
   株主が出席し、その議決権の過半数をもって行うことができる旨を定款に定めております。
   また、取締役の選任決議は、累積投票によらないものとする旨を定款に定めております。
  ニ.取締役の責任免除

   当社は、会社法第426条第1項の規定により、任務を怠ったことによる取締役(取締役であった者を含む。)
   の損害賠償責任を、法令の限度において、取締役会の決議によって免除することができる旨を定款に定めてお
   ります。
  ⑤  株主総会決議に関する事項

  イ.株主総会決議事項を取締役会で決議できるとした事項
   当社は、会社法第459条第1項各号に定める事項について、法令に別段の定めがある場合を除き、剰余金の配
   当等につき取締役会の決議により決定する旨を定款に定めております。また、会社法第454条第5項の規定によ
   り、取締役会決議によって毎年9月30日を基準日として、中間配当を行うことができる旨を定款に定めており
   ます。
  ロ.株主総会の特別決議要件

   当社は、株主総会の円滑な運営を行うため、会社法第309条第2項に定める決議は、議決権を行使することが
   できる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行うことがで
   きる旨を定款に定めております。
            29/78






                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  (2) 【役員の状況】
  ① 役員一覧
 男性 9名 女性  1名(役員のうち女性の比率     10%)
                    所有
   役職名   氏名  生年月日      略歴     任期 株式数
                    (株)
           1960年4月  丸紅飯田株式会社入社(現 丸紅株式
             会社)
           1993年2月  当社入社 代表取締役専務
           1993年6月  代表取締役社長
   代表取締役
      佐藤 厚  1938年1月10日           (注)2  190,961
   会長
           1995年4月  ヤシマ物流株式会社代表取締役社長
           2004年4月  亜西瑪(上海)貿易有限公司董事長
             (現任)
           2014年4月  代表取締役会長(現任)
           1977年4月  当社入社
           2004年4月  亜西瑪(上海)貿易有限公司董事(現
             任)
           2011年4月  海外営業本部長
   代表取締役
      髙田 一昭  1950年12月22日   2011年6月  取締役海外営業本部長      (注)2  8,303
   社長
           2012年6月  常務取締役海外営業本部長(兼)ソ
             リューション本部長
           2013年4月  取締役副社長海外営業本部長
           2014年4月  代表取締役社長(現任)
           1976年4月  株式会社太陽神戸銀行入行(現 株式
             会社三井住友銀行)
           2007年4月  当社入社 サービス本部副本部長
             (兼)総務部長
           2008年1月  サービス本部副本部長(兼)総務部長
             (兼)経理部長
           2010年6月  取締役管理本部長(兼)総務部長
  取締役副社長
      種部 和夫  1952年8月15日           (注)2  12,418
           2012年6月  取締役管理本部長
           2012年7月  亜西瑪(上海)貿易有限公司董事(現
             任)
           2013年4月  常務取締役管理本部長
           2014年4月  専務取締役管理本部長
           2015年4月  取締役副社長管理本部長
           2018年4月  取締役副社長(現任)
           1979年4月  広陽日産モーター株式会社入社
           1980年12月  当社入社
   常務取締役
      中村 修  1958年3月5日   2012年4月  大阪支店長      (注)2  4,991
   大阪支店長
           2014年6月  取締役大阪支店長
           2020年4月  常務取締役大阪支店長(現任)
           1985年4月  株式会社イトーヨーカ堂入社
           1993年3月  当社入社
           2002年4月  総務部長
           2003年6月  取締役総務部長
           2006年4月  取締役サービス本部副本部長(兼)総
             務部長
           2007年4月  取締役サービス本部長(兼)公開準備
             室長
           2007年6月  常務取締役サービス本部長(兼)公開
             準備室長
   取締役
           2009年4月  常務取締役公開準備室長
      関 正一郎  1960年7月14日           (注)2  191,352
   中国本部長
           2010年4月  常務取締役名古屋支店長
           2012年6月  監査役
           2015年2月  一般社団法人アカデミア・ヤシマ代表
             理事
           2017年6月  取締役
             取締役中国本部長(現任)
           2018年4月
             亜西瑪(上海)貿易有限公司総経理
           2018年5月  亜西瑪(上海)貿易有限公司董事
             亜西瑪(上海)貿易有限公司副董事長
           2019年12月
             (現任)
            30/78




                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
                    所有
   役職名   氏名  生年月日      略歴     任期 株式数
                    (株)
           1978年4月  株式会社日立製作所入社
           2010年4月  当社入社 ソリューション本部長
           2012年6月  名古屋支店長
   取締役   小野崎 正顕  1955年9月24日   2014年4月  交通営業本部営業推進室長      (注)2  5,808
           2014年6月  取締役交通営業本部営業推進室長
           2015年4月  取締役交通営業本部長
           2019年4月  取締役(現任)
           1980年3月  株式会社日立製作所入社
           2018年4月  当社入社 大阪支店副支店長
   取締役
      和田 信一郎  1961年11月10日           (注)2  602
  営業統括本部長
           2020年4月  営業統括本部長
           2020年6月  取締役営業統括本部長(現任)
           1980年3月  小杉産業株式会社入社
           2009年7月  当社入社
           2010年4月  財務経理部長
           2012年5月  亜西瑪(上海)貿易有限公司監事(現
   取締役
      宇根 秀樹  1956年5月15日           (注)3  2,417
             任)
  (常勤監査等委員)
           2016年4月  管理本部副本部長(兼)財務経理部長
           2018年4月  管理本部長
           2019年6月  取締役(常勤監査等委員)(現任)
           1980年4月  伊藤忠商事株式会社入社
           1989年10月  シティバンク、エヌ・エイ入行
           2002年10月  第一東京弁護士会登録
             安西・外井法律事務所(現 安西法律
             事務所)入所(現任)
   取締役
      木村 恵子  1959年10月13日           (注)3  -
  (監査等委員)
           2013年6月  公益財団法人労災保険情報センター理
             事(現任)
           2016年6月  東洋インキSCホールディングス株式会
             社社外取締役(現任)
           2017年6月  当社取締役(監査等委員)(現任)
           1983年4月  株式会社インテック入社
           1998年9月  監査法人日本橋事務所入所
           2001年4月  公認会計士登録
           2001年11月  山田経営会計事務所開業・同所長
           2003年10月  税理士登録
   取締役
      山田 隆明  1959年12月20日           (注)3  -
           2014年3月  セーラー万年筆株式会社監査役
  (監査等委員)
           2016年3月  セーラー万年筆株式会社取締役(監査
             等委員)
           2017年6月  当社取締役(監査等委員)(現任)
           2018年6月  わくわく経営株式会社代表取締役(現
             任)
           計          416,852
  (注) 1.監査等委員である取締役の木村恵子及び山田隆明は、社外取締役であります。
   2.監査等委員でない取締役の任期は、2020年6月26日開催の定時株主総会終結の時から選任後1年以内に終了
   する事業年度のうち、最終のものに関する定時株主総会終結の時までであります。
   3.監査等委員である取締役の任期は、2019年6月27日開催の定時株主総会終結の時から選任後2年以内に終了
   する事業年度のうち、最終のものに関する定時株主総会終結の時までであります。
   4.監査等委員会の体制は、次のとおりであります。
     委員長 宇根秀樹  委員 木村恵子  委員 山田隆明
            31/78






                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  ② 社外役員の状況
   当社の社外取締役は2名であり、いずれも監査等委員である取締役であります。
   社外取締役木村恵子は、弁護士としての資格を有しており、また、社外取締役山田隆明は、公認会計士・税理
  士の資格を有しており、それぞれの専門的な知識と幅広い経験を通じて、当社グループの企業統治の整備及び充
  実に資する監査の強化につながるものと認識しております。
   また、社外取締役と当社との間で、人的・資本的関係、取引関係及びその他利害関係はありません。
   なお、当社の社外取締役及び独立社外取締役候補者に係る独立性判断基準は以下のとおりであります。
   <独立性判断基準>

    当社の社外取締役及び社外取締役候補者は、当社が定める以下の独立性基準を満たす者とする。
   なお、対象期間は、以下1については現在及び期限の定めのない過去とし、2~5については現在及び過去
   10年間とする。
   1.当社グループ関係者
   当社及び当社の関係会社(注)(以下「当社グループ」という)の取締役(社外取締役は除く)、監査役
   (社外監査役は除く)、執行役員又は使用人(以下「取締役等」という)でないこと。
   2.議決権保有関係者
   ① 当社の10%以上の議決権を保有する株主又はその取締役等でないこと。
   ② 当社グループが10%以上の議決権を保有する会社の取締役等でないこと。
   3.取引先関係者
   ① 当社グループとの間で、双方いずれかの連結売上高2%以上に相当する金額の取引がある取引先の取締
    役等でないこと。
   ② 当社グループの主要な借入先(当社連結総資産の2%以上に相当する金額の借入先)である金融機関の
    取締役等でないこと。
   ③ 当社グループの主幹事証券会社の取締役等でないこと。
   4.専門的サービス提供者(弁護士、公認会計士、コンサルタント等)
   ① 当社グループの会計監査人である公認会計士又は監査法人の社員、パートナー若しくは従業員でないこ
    と。
   ② 公認会計士・税理士・弁護士・その他コンサルタントとして、当社グループから取締役・監査役報酬以
    外に、年間1,000万円以上の報酬を受領している者でないこと。
   5.その他
   ① 上記1~4に掲げる者(重要でない者を除く)の二親等以内の親族でないこと。
   ② 当社グループとの間で、役員が相互就任している会社の取締役等でないこと。
   ③ 当社グループとの間で、株式を相互保有している会社の取締役等でないこと。
   (注)  「関係会社」とは、会社計算規則第2条第22項に定める関係会社をいいます。

   <資質>

   当社の社外取締役及び社外取締役候補者は、以下の基準により選出する。
   1.経営・企業法務・ガバナンス等、取締役会の審議・決定内容を直接的に監督できること。
   2.会社経営上の案件に対して、自己の知見、専門性、経験を踏まえた助言・指導が行えること。
  ③ 社外取締役による監督又は監査と内部監査、監査等委員による監査及び会計監査人との相互連携並びに内部統

   制部門との関係
   監査等委員である社外取締役と内部監査室は、定期的に情報共有を行い、適宜連携をとりながら、監査の有効
  性・実効性の向上を図っております。また、同じく社外取締役と会計監査人は、定期的に意見交換を行い、監査
  内容の報告を受けるほか、監査計画・実施状況について情報共有を行っております。内部監査室と会計監査人の
  関係についても、緊密に連携及び情報共有を随時実施し実効性の高い監査に努めております。
            32/78



                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  (3) 【監査の状況】
  ① 監査等委員会監査の状況
  イ.監査の組織、人員及び手続について
   監査等委員会は監査等委員である取締役3名(内、社外取締役2名)で構成されています。
   監査の手続きにつきましては、期初に策定する監査方針、監査計画に基づき、各種重要会議への出席、重要
   な書類の閲覧、各部署への往査等を行っております。
   各監査等委員の経験及び能力

     氏 名         経験及び能力

   常勤監査等委員     当社財務経理部長、管理本部長を歴任した経験と財務及び会計に関する知見を
    宇根 秀樹
        有しております。
   監査等委員  (社外取締役)
        弁護士の資格を持ち、他企業での社外取締役として培ってきた豊富な経験・知
        見を有しております。
    木村 恵子
   監査等委員  (社外取締役)
        公認会計士・税理士の資格を持ち、他企業での社外取締役として培ってきた豊
        富な経験・知見を有しております。
    山田 隆明
  ロ.監査等委員及び監査等委員会の活動状況

   a.監査等委員会の開催頻度及び個々の監査等委員の出席状況
    当事業年度において監査等委員会は原則月1回開催しており、個々の監査等委員の出席状況は以下のとお
   りであります。
     氏 名     開催回数     出席回数

    宇根 秀樹      12回    12回(100%)

    木村 恵子      12回    12回(100%)

    山田 隆明      12回    12回(100%)

   b.監査等委員会の   平均所要時間

     1時間40分程度であります。
   c.監査等委員会における主な検討事項

   ・取締役会等の重要な会議における取締役意思決定に至るプロセス及び決定内容の検討
   ・内部統制システムの構築及び運用状況の検討
   ・企業情報開示体制の構築状況、妥当性の検討
   ・事業報告等及び計算書類の妥当性、構築状況の検討
   ・会計監査人の監査の実施状況及び職務の執行状況の検討
   ・法改正に伴う人事制度の整備及び運用状況の妥当性の検討
   d.監査等委員の主な活動状況

   ・取締役会その他の重要な会議への出席
   ・代表者に対する経営戦略にかかるヒアリング
   ・取締役及び関係部門から営業の報告、その他必要事項の聴取
   ・重要な決裁書類、契約書等の閲覧
   ・本社及び主要な事業所の業務及び財産状況の調査
   ・取締役の法令制限事項(競合取引・利益相反取引等)の調査
   ・内部統制システムの有効性を確認するための聴取及び意見交換
   ・会計監査人の監査方法の妥当     性の確認と評価
            33/78



                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  ② 内部監査の状況
   当社における内部監査は、専任組織である内部監査室が業務の違法性・妥当性についての計画的な監査を実施
  し、その評価結果を都度社長に報告し、監査等委員である取締役及び関係取締役に周知しております。なお、内
  部監査室は、監査等委員会及び会計監査人と適切な連携を図っております。
  ③ 会計監査の状況

  イ.監査法人の名称
   有限責任監査法人トーマツ
  ロ.継続監査期間

   4年間
  ハ.業務を執行した公認会計士

   指定有限責任社員 業務執行社員 芝田雅也
   指定有限責任社員 業務執行社員 髙橋篤史
  二.監査業務に係る補助者の構成

   当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士2名、その他6名であります。
  ホ.監査法人の選定方針と理由

   当社は監査法人について、監査品質、品質管理、独立性、総合的能力等の具体的要素の観点から監査を遂行す
  るに十分であることを選定方針にしております。
   同監査法人からは定期的な財務諸表等に関する監査をはじめ、監査目的上必要と認められる範囲内で内部統制
  及び経理体制等会計記録に関連する制度、手続の整備・運用状況の調査を受け、また、その結果について報告を
  受けており、十分に業務を遂行しているものと判断しております。
   なお、同監査法人は法令に基づき業務執行社員について、当社の会計監査に一定期間を超えて関与することの
  ないよう措置をとっております。また、同監査法人及び当社監査に従事する同監査法人の業務執行社員と当社の
  間には特別の利害関係はありません。
  ④ 監査報酬の内容等

  イ.監査公認会計士等に対する報酬
         前連結会計年度        当連結会計年度
    区分
       監査証明業務に    非監査業務に    監査証明業務に    非監査業務に
       基づく報酬(千円)    基づく報酬(千円)    基づく報酬(千円)    基づく報酬(千円)
    提出会社     32,000    4,000    30,000    2,000
   連結子会社      -    -    -    -

    計     32,000    4,000    30,000    2,000

   当社における非監査業務の内容は、前連結会計年度においては、公認会計士法第2条第1項の業務(監査証明
  業務)以外の業務となるコンフォートレター作成に関する業務等であり、当連結会計年度においては、同じく内
  部統制運用に関する業務等であります。
  ロ.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容

   該当事項はありません。
  ハ.監査報酬の決定方針

   当社の監査公認会計士等に対する監査報酬の決定方針は、監査法人の監査計画の内容、会計監査の職務遂行状
  況及び報酬見積りの算出根拠等を勘案し、監査人と協議の上、監査等委員会の同意を得て決定することとしてお
  ります。
            34/78



                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  ニ.監査等委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由
   監査等委員会は、会計監査人の報酬等について、社内関係部署及び会計監査人から必要な資料を入手し会計監
  査人の過年度の執務執行状況及び報酬実績を確認し、当事業年度における会計監査人の監査計画及び報酬見積も
  りの算出根拠の適正性及び妥当性について必要な検証を行いました。その結果、これらについて適切であると判
  断しましたので、会計監査人の報酬等の額について会社法第399条第1項の同意を行っております。
  (4) 【役員の報酬等】

  ① 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項
   当社の役員報酬については、株主総会決議により、監査等委員でない取締役及び監査等委員である取締役それ
  ぞれの報酬限度額を決定しております。監査等委員でない各取締役及び監査等委員である各取締役の報酬額は、
  監査等委員でない取締役については取締役会の決議に基づき代表取締役に決定を一任し、監査等委員である取締
  役については監査等委員会が決定しております。
   また、当社の企業価値の持続的な向上を図るインセンティブを与えるとともに、株主との一層の価値共有を進
  めることを目的として、上記の報酬限度額とは別枠で、取締役(監査等委員である取締役を除く。)に対して、
  譲渡制限付株式の付与のための金銭債権を支給することとし、その総額は年額25百万円以内とすることが、2020
  年6月26日開催の第76回定時株主総会で決議されました。
  ②  役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数

            報酬等の種類別の総額(千円)
                   対象となる
       報酬等の総額
    役員区分                役員の員数
        (千円)
            ストック
                    (名)
          基本報酬     賞与  退職慰労金
            オプション
  取締役(監査等委員を除
  く。)(社外取締役を除      89,400  79,500   -  9,900   -   7
  く。)
  取締役(監査等委員)(社
        6,300  6,300   -  -  -   1
  外取締役を除く。)
  社外取締役(監査等委員)      8,460  8,460   -  -  -   3
  ③ 役員ごとの連結報酬等の総額等

   報酬等の総額が1億円以上であるものが存在しないため、記載しておりません。
  ④ 使用人兼務役員の使用人給与のうち、重要なもの

    総額(千円)    対象となる役員の員数(名)         内容
             大阪支店長、海外営業本部長、中国本部長としての
      18,774      3
             給与であります。
  (注)上記のほか、海外の当社連結子会社に常駐している取締役1名に対して、当該連結子会社より10,001千円の
   使用人給与を支給しております。
  (5) 【株式の保有状況】

  ① 投資株式の区分の基準及び考え方
  当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、株式の
  価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする投資を純投資目的である投資株式とし、そ
  れ以外を純投資目的以外の目的である投資株式としております。
  ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式

   イ.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の
   内容
    当社は、個別の政策保有株式については、保有目的のほか、配当利回り等の定量的な観点から取締役会に
   おいて定期的に検証し、保有意義が希薄化し継続して保有する必要がないと判断した株式は順次縮減してい
   く方針としております。
            35/78



                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
    ロ.銘柄数及び貸借対照表計上額
        銘柄数   貸借対照表計上額の
        (銘柄)    合計額(千円)
   非上場株式      7    340,224
   非上場株式以外の株式      21    1,186,082
  (当事業年度において株式数が増加した銘柄)

        銘柄数  株式数の増加に係る取得
                株式数の増加の理由
        (銘柄)   価額の合計額(千円)
   非上場株式      -     -    -
   非上場株式以外の株式      10    8,355  取引先持株会を通じた株式の取得
  (当事業年度において株式数が減少した銘柄)

        銘柄数  株式数の減少に係る売却
        (銘柄)   価額の合計額(千円)
   非上場株式      -     -
   非上場株式以外の株式      2    82,454
    ハ.特定投資株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報

   特定投資株式
       当事業年度   前事業年度
             保有目的、定量的な保有効果      当社の株式の
       株式数(株)   株式数(株)
   銘柄
              及び株式数が増加した理由      保有の有無
       貸借対照表   貸借対照表
      計上額(千円)   計上額(千円)
        45,000   45,000
            (保有目的)事業上の関係の維持・強化
  東日本旅客鉄道(株)                  無
            (定量的な保有効果)(注)2
       367,920   480,600
        12,000   12,000
            (保有目的)事業上の関係の維持・強化
  東海旅客鉄道(株)                  無
            (定量的な保有効果)(注)2
       207,840   308,520
        48,787   48,787
            (保有目的)事業上の関係の維持・強化
  ナブテスコ(株)                  無
            (定量的な保有効果)(注)2
       121,723   157,338
        12,500   12,500
            (保有目的)事業上の関係の維持・強化
  西日本旅客鉄道(株)                  無
            (定量的な保有効果)(注)2
        92,450  104,237
        57,054   57,054
            (保有目的)事業上の関係の維持・強化
  日本航空電子工業(株)                  無
            (定量的な保有効果)(注)2
        74,227   87,920
            (保有目的)事業上の関係の維持・強化
        16,273   16,050
  (株)日立製作所          (定量的な保有効果)(注)2        無
        51,144   57,540
            (株式数が増加した理由)(注)3
            (保有目的)事業上の関係の維持・強化
        31,139   30,446
  日本リーテック(株)          (定量的な保有効果)(注)2        無
        48,856   42,929
            (株式数が増加した理由)(注)3
        55,600   55,600
            (保有目的)事業上の関係の維持・強化
  佐藤商事(株)                  有
            (定量的な保有効果)(注)2
        46,704   50,318
       102,400   102,400
            (保有目的)事業上の関係の維持・強化
  レシップホールディング
                    有
  ス(株)
            (定量的な保有効果)(注)2
        44,339   80,281
            (保有目的)事業上の関係の維持・強化
        28,650   27,972
  三菱電機(株)          (定量的な保有効果)(注)2        無
        38,248   39,789
            (株式数が増加した理由)(注)3
            (保有目的)事業上の関係の維持・強化
        22,935   20,920
  シンフォニアテクノロ
            (定量的な保有効果)(注)2
                    無
  ジー(株)
        22,017   28,283
            (株式数が増加した理由)(注)3
            (保有目的)事業上の関係の維持・強化
        47,052   44,880
  (株)京三製作所          (定量的な保有効果)(注)2        無
        21,926   16,291
            (株式数が増加した理由)(注)3
            36/78


                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
       当事業年度   前事業年度
             保有目的、定量的な保有効果      当社の株式の
       株式数(株)   株式数(株)
   銘柄
              及び株式数が増加した理由      保有の有無
       貸借対照表   貸借対照表
      計上額(千円)   計上額(千円)
            (保有目的)事業上の関係の維持・強化
        12,577   11,897
  日本信号(株)          (定量的な保有効果)(注)2        無
        13,268   11,789
            (株式数が増加した理由)(注)3
            (保有目的)事業上の関係の維持・強化
        6,428   6,353
  森尾電機(株)          (定量的な保有効果)(注)2        無
        9,642  10,602
            (株式数が増加した理由)(注)3
            (保有目的)事業上の関係の維持・強化
        5,247   4,900
  川崎重工業(株)          (定量的な保有効果)(注)2        無
        8,231  13,378
            (株式数が増加した理由)(注)3
        2,000   2,000
            (保有目的)事業上の関係の維持・強化
  九州旅客鉄道(株)                  無
            (定量的な保有効果)(注)2
        6,200   7,280
        3,498   3,498
            (保有目的)事業上の関係の維持・強化
  東急(株)(注)5                  無
            (定量的な保有効果)(注)2
        5,946   6,761
        2,000   1,000
            (保有目的)事業上の関係の維持・強化
  新光商事(株)(注)6                  無
            (定量的な保有効果)(注)2
        1,780   1,879
            (保有目的)事業上の関係の維持・強化
        1,776   1,650
  DMG森精機(株)          (定量的な保有効果)(注)2        無
        1,601   2,259
            (株式数が増加した理由)(注)3
        388   388
            (保有目的)事業上の関係の維持・強化
  日本車輌製造(株)                  無
            (定量的な保有効果)(注)2
        1,065   994
        1,265   1,265
            (保有目的)事業上の関係の維持・強化
  (株)中央製作所                  無
            (定量的な保有効果)(注)2
        948  1,499
         -  47,397
  KIホールディングス
            (保有目的)事業上の関係の維持・強化        無
  (株)
         -  13,840
         -  20,900
  (株)SUBARU          (保有目的)事業上の関係の維持・強化        無
         -  52,720
  (注) 1.「-」は、当該銘柄を保有していないことを示しております。
   2.当社は、特定投資株式における定量的な保有効果の記載が困難であるため、記載しておりません。なお、保
   有の合理性につきましては、個別銘柄毎に、配当利回り等の定量的な観点から検証しており、現状保有する
   政策保有株式はいずれも保有方針に沿った目的で保有していることを確認しております。
   3.取引先持株会を通じた株式の取得によるものです。
   4.持株会持ち分における1株未満の端数は小数点以下第一位を四捨五入して表示しております。
   5.東京急行電鉄(株)は2019年9月2日付で、商号を東急(株)に変更しております。
   6.新光商事(株)は2019年10月1日付で、1株を2株の割合で株式を分割しております。
  ③ 保有目的が純投資目的である投資株式

   該当事項はありません。
            37/78







                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
 第5 【経理の状況】
 1 連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について

  (1) 当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(1976年大蔵省令第28号。以下
  「連結財務諸表規則」という。)に基づいて作成しております。
  (2) 当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(1963年大蔵省令第59号。以下「財務

  諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。
  また、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成しておりま
  す。
 2 監査証明について

  当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(2019年4月1日から2020年3月31日ま
  で)の連結財務諸表及び事業年度(2019年4月1日から2020年3月31日まで)の財務諸表について、有限責任監査法人
  トーマツにより監査を受けております。
 3  連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みについて

  当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みを行っております。具体的には、会計基準等の内
  容を適切に把握し、各基準に準拠した開示を行える体制を整備するため、会計税務の専門書等の出版物の購読や各種
  セミナーへの参加等による情報収集のほか、監査法人との緊密な連携及び情報の共有化を図っております。
            38/78













                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
 1 【連結財務諸表等】
  (1) 【連結財務諸表】
  ① 【連結貸借対照表】
                   (単位:千円)
            前連結会計年度     当連結会計年度
            (2019年3月31日)     (2020年3月31日)
  資産の部
  流動資産
             ※2 8,359,562    ※2 8,618,879
   現金及び預金
             ※3 7,122,284
   受取手形及び売掛金                6,787,089
   営業未収入金           1,522,745     1,396,631
             ※3 2,416,563
   電子記録債権                2,392,551
   有価証券           1,500,000     1,500,000
   商品           1,828,802     1,613,785
   その他            313,276     385,069
               △236     △187
   貸倒引当金
   流動資産合計           23,062,999     22,693,820
  固定資産
   有形固定資産
   建物及び構築物(純額)           50,006     49,441
   機械装置及び運搬具(純額)           12,375     6,151
   その他(純額)           13,140     8,633
              ※1 75,522    ※1 64,226
   有形固定資産合計
   無形固定資産
   ソフトウエア           313,371     252,097
   無形固定資産合計           313,371     252,097
   投資その他の資産
             ※2 1,917,278    ※2,※4 1,527,237
   投資有価証券
   繰延税金資産           119,253     257,454
   その他           949,664     941,200
              △2,336     △3,300
   貸倒引当金
   投資その他の資産合計           2,983,860     2,722,592
   固定資産合計           3,372,753     3,038,916
  資産合計            26,435,753     25,732,737
            39/78









                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
                   (単位:千円)
            前連結会計年度     当連結会計年度
            (2019年3月31日)     (2020年3月31日)
  負債の部
  流動負債
            ※2,※3 12,644,463    ※2 12,366,472
   支払手形及び買掛金
             ※2 1,801,390    ※2 1,850,078
   営業未払金
             ※2,※3 1,481,034    ※2 1,153,323
   電子記録債務
   短期借入金            207,090      -
   未払法人税等            216,969     86,903
   賞与引当金            233,724     228,991
              441,617     498,884
   その他
   流動負債合計           17,026,290     16,184,654
  固定負債
   退職給付に係る負債            774,612     697,280
   役員退職慰労引当金            163,668     175,640
   資産除去債務            37,276     39,662
              22,851     20,600
   その他
   固定負債合計            998,409     933,183
  負債合計            18,024,699     17,117,837
  純資産の部
  株主資本
   資本金            99,900     99,900
   資本剰余金            445,943     689,738
   利益剰余金           7,429,395     7,613,571
              △62,480     △10,274
   自己株式
   株主資本合計           7,912,759     8,392,935
  その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金            545,139     303,491
              △46,844     △81,527
   為替換算調整勘定
   その他の包括利益累計額合計            498,294     221,964
  純資産合計            8,411,053     8,614,899
  負債純資産合計            26,435,753     25,732,737
            40/78









                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  ② 【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】
  【連結損益計算書】
                   (単位:千円)

            前連結会計年度     当連結会計年度
            (自 2018年4月1日     (自 2019年4月1日
            至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
  売上高            37,014,692     36,082,819
              32,583,640     32,152,678
  売上原価
  売上総利益            4,431,051     3,930,140
             ※ 3,790,743    ※ 3,579,250
  販売費及び一般管理費
  営業利益             640,308     350,890
  営業外収益
  受取配当金            36,956     37,088
  持分法による投資利益             -     184
  賃貸料収入            57,092     55,297
  保険解約返戻金             -    21,829
  補助金収入            19,567     8,563
  受取出向料            12,686     13,161
              20,173     19,338
  その他
  営業外収益合計            146,476     155,464
  営業外費用
  支払利息            9,023     6,160
  賃貸原価            11,542     29,400
  為替差損            3,339     10,842
  支払手数料            4,952     17,036
               1,037     1,300
  その他
  営業外費用合計            29,895     64,740
  経常利益             756,889     441,614
  特別利益
              61,055     52,689
  投資有価証券売却益
  特別利益合計            61,055     52,689
  税金等調整前当期純利益             817,944     494,304
  法人税、住民税及び事業税
              331,464     255,893
               6,977     △10,285
  法人税等調整額
  法人税等合計             338,441     245,608
  当期純利益             479,503     248,696
  親会社株主に帰属する当期純利益             479,503     248,696
            41/78








                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  【連結包括利益計算書】
                   (単位:千円)

            前連結会計年度     当連結会計年度
            (自 2018年4月1日     (自 2019年4月1日
            至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
  当期純利益             479,503     248,696
  その他の包括利益
  その他有価証券評価差額金            △51,130     △241,647
              △153,236     △34,682
  為替換算調整勘定
             ※  △ 204,366    ※  △ 276,330
  その他の包括利益合計
  包括利益             275,137     △27,634
  (内訳)
  親会社株主に係る包括利益            275,137     △27,634
            42/78
















                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  ③ 【連結株主資本等変動計算書】
  前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
                   (単位:千円)
         株主資本      その他の包括利益累計額
               その他   その他の
                    純資産合計
             株主資本
                為替換算
      資本金 資本剰余金  利益剰余金  自己株式    有価証券    包括利益
                調整勘定
             合計
              評価差額金    累計額合計
  当期首残高    99,900  445,943 6,988,603  △62,480 7,471,967  596,269  106,391  702,660 8,174,628
  当期変動額
  剰余金の配当       △38,712   △38,712       △38,712
  親会社株主に帰属
         479,503    479,503       479,503
  する当期純利益
  自己株式の処分            -       -
  株主資本以外の項目
               △51,130 △153,236 △204,366 △204,366
  の当期変動額(純額)
  当期変動額合計     -  - 440,791   - 440,791  △51,130 △153,236 △204,366  236,425
  当期末残高    99,900  445,943 7,429,395  △62,480 7,912,759  545,139  △46,844  498,294 8,411,053
  当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

                   (単位:千円)
         株主資本      その他の包括利益累計額
               その他   その他の
                    純資産合計
             株主資本
                為替換算
      資本金 資本剰余金  利益剰余金  自己株式    有価証券    包括利益
                調整勘定
             合計
              評価差額金    累計額合計
  当期首残高    99,900  445,943 7,429,395  △62,480 7,912,759  545,139  △46,844  498,294 8,411,053
  当期変動額
  剰余金の配当       △64,520   △64,520       △64,520
  親会社株主に帰属
         248,696    248,696       248,696
  する当期純利益
  自己株式の処分      243,794    52,205  296,000       296,000
  株主資本以外の項目
               △241,647  △34,682 △276,330 △276,330
  の当期変動額(純額)
  当期変動額合計     - 243,794  184,176  52,205  480,176 △241,647  △34,682 △276,330  203,845
  当期末残高    99,900  689,738 7,613,571  △10,274 8,392,935  303,491  △81,527  221,964 8,614,899
            43/78









                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  ④ 【連結キャッシュ・フロー計算書】
                   (単位:千円)
            前連結会計年度     当連結会計年度
            (自 2018年4月1日     (自 2019年4月1日
            至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
  営業活動によるキャッシュ・フロー
  税金等調整前当期純利益            817,944     494,304
  減価償却費            69,758     99,568
  貸倒引当金の増減額(△は減少)            △181     914
  賞与引当金の増減額(△は減少)            2,140     △4,732
  役員退職慰労引当金の増減額(△は減少)            13,484     11,972
  退職給付に係る負債の増減額(△は減少)            13,388     △77,332
  受取利息及び受取配当金            △42,165     △46,908
  支払利息            9,023     6,160
  投資有価証券売却損益(△は益)            △61,055     △52,689
  売上債権の増減額(△は増加)            △793,027     348,356
  営業未収入金の増減額(△は増加)            △532,509     126,114
  たな卸資産の増減額(△は増加)            312,875     207,791
  仕入債務の増減額(△は減少)            1,550,602     △604,291
  営業未払金の増減額(△は減少)            490,904     48,687
  未払金の増減額(△は減少)            100,135     △33,535
  前受金の増減額(△は減少)            19,041     △67,027
  未収入金の増減額(△は増加)            △5,096     △18,747
  未払消費税等の増減額(△は減少)            15,180     184,409
              70,210     △135,967
  その他
  小計            2,050,654      487,047
  利息及び配当金の受取額
              42,165     46,908
  利息の支払額            △9,023     △6,160
              △208,834     △383,299
  法人税等の支払額
  営業活動によるキャッシュ・フロー            1,874,962      144,496
  投資活動によるキャッシュ・フロー
  投資不動産の賃貸による収入            57,092     55,297
  投資不動産の賃貸による支出            △7,064     △24,892
  有形固定資産の取得による支出            △14,179     △10,078
  無形固定資産の取得による支出            △189,803     △8,347
  投資有価証券の取得による支出            △10,212     △9,286
  投資有価証券の売却による収入            125,051     82,454
  貸付けによる支出            △4,000      -
  貸付金の回収による収入            3,310     3,570
              △17,904     △79,282
  その他
  投資活動によるキャッシュ・フロー            △57,710     9,433
  財務活動によるキャッシュ・フロー
  短期借入金の純増減額(△は減少)             -    △205,400
  自己株式の売却による収入             -    296,000
              △38,712     △64,520
  配当金の支払額
  財務活動によるキャッシュ・フロー            △38,712     26,080
  現金及び現金同等物に係る換算差額
              △63,442     △20,693
              1,715,097      159,316
  現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
  現金及び現金同等物の期首残高            6,922,464     8,637,562
             ※ 8,637,562    ※ 8,796,879
  現金及び現金同等物の期末残高
            44/78




                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  【注記事項】
  (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
  1.連結の範囲に関する事項
    すべての子会社を連結しております。
    連結子会社の数
    2社
    連結子会社の名称
    亜西瑪(上海)貿易有限公司
    ヤシマ物流株式会社
  2.持分法の適用に関する事項

   持分法を適用した関連会社数
    1社
   関連会社の名称
    QUATRO  YASHIMA  PRIVATE  LIMITED
   第1四半期連結会計期間より、合弁会社QUATRO        YASHIMA  PRIVATE  LIMITEDを新たに設立したため、持分法適
   用の範囲に含めております。
  3.連結子会社の事業年度等に関する事項

   連結子会社のうち、亜西瑪(上海)貿易有限公司は決算日が12月31日であり、連結決算日との差は3ヶ月以
   内であるため連結財務諸表の作成にあたっては、当該連結子会社の事業年度に係る財務諸表を使用しておりま
   す。連結決算日との間に生じた重要な取引については、連結上必要な調整を行っております。その他の連結子
   会社の決算日は、連結決算日と一致しております。
  4.会計方針に関する事項

  (1)重要な資産の評価基準及び評価方法
   ① 有価証券
     その他有価証券
      時価のあるもの
       決算期末日の市場価格等に基づく時価法
       (評価差額は、全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
      時価のないもの
       移動平均法による原価法
   ② たな卸資産
   主として移動平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)
  (2)重要な減価償却資産の減価償却の方法

   ①  有形固定資産
    定率法
     ただし、1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備は除く)並びに2016年4月1日以降に取
    得した建物附属設備及び構築物については定額法によっております。
      主な耐用年数は以下のとおりであります。
      建物及び構築物   3年~15年
      機械装置及び運搬具 2年~10年
   ②  無形固定資産
    定額法
     なお、自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づいておりま
    す。
            45/78


                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  (3)重要な引当金の計上基準
   ① 貸倒引当金
     債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の
    債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。
   ② 賞与引当金
     従業員に対する賞与の支給に充てるため、支給見込額に基づき計上しております。
   ③ 役員退職慰労引当金
     役員に対して支給する退職慰労金の支出に充てるため、支給見込額に基づき計上しております。
  (4)退職給付に係る会計処理の方法

     従業員の退職給付に充てるため、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自
    己都合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。
     適格退職年金制度及び退職一時金制度を採用していましたが、2010年11月に適格退職年金制度を廃止
    し、確定拠出年金制度に移行しております。
  (5)重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基準

    外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理して
   おります。
    なお、在外子会社の資産及び負債は、各社の決算日における直物為替相場により円貨に換算し、収益及び
   費用は期中平均相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部における為替換算調整勘定に含めて計上し
   ております。
  (6)のれんの償却方法及び償却期間

    負ののれん(2010年3月31日以前に発生したもの)の償却は、20年間で均等償却しております。
  (7)連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

    手許現金、要求払預金及び取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する流動性の高い、容易に換金可能で
   あり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない短期的投資からなっております。
  (8)その他連結財務諸表作成のための重要な事項

   消費税等の会計処理
    税抜方式によっております。
  (未適用の会計基準等)

  ・「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日 企業会計基準委員会)
  ・「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2020年3月31日 企業会計基準委員
  会)
  ・「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第19号 2020年3月31日 企業会計基準
  委員会)
  (1) 概要

   国際会計基準審議会(IASB)及び米国財務会計基準審議会(FASB)は、共同して収益認識に関する包括的な会
  計基準の開発を行い、2014年5月に「顧客との契約から生じる収益」(IASBにおいてはIFRS第15号、FASBにおい
  てはTopic606)を公表しており、IFRS第15号は2018年1月1日以後開始する事業年度から、Topic606は2017年12
  月15日より後に開始する事業年度から適用される状況を踏まえ、企業会計基準委員会において、収益認識に関す
  る包括的な会計基準が開発され、適用指針と合わせて公表されたものです。
   企業会計基準委員会の収益認識に関する会計基準の開発にあたっての基本的な方針として、IFRS第15号と整合
  性を図る便益の1つである財務諸表間の比較可能性の観点から、IFRS第15号の基本的な原則を取り入れることを
  出発点とし、会計基準を定めることとされ、また、これまで我が国で行われてきた実務等に配慮すべき項目があ
  る場合には、比較可能性を損なわせない範囲で代替的な取扱いを追加することとされております。
            46/78


                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  (2) 適用予定日
   2022年3月期の期首から適用します。
  (3) 当該会計基準等の適用による影響

   「収益認識に関する会計基準」等の適用による連結財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中であ
  ります。
  ・「会計上の見積りの開示に関する会計基準」(企業会計基準第31号 2020年3月31日 企業会計基準委員会)

  (1) 概要

   国際会計基準審議会(IASB)が2003年に公表した国際会計基準(IAS)第1号「財務諸表の表示」(以下「IAS 
  第1号」)第125項において開示が求められている「見積りの不確実性の発生要因」について、財務諸表利用者に
  とって有用性が高い情報として日本基準においても注記情報として開示を求めることを検討するよう要望が寄せ
  られ、企業会計基準委員会において、会計上の見積りの開示に関する会計基準(以下「本会計基準」)が開発さ
  れ、公表されたものです。
   企業会計基準委員会の本会計基準の開発にあたっての基本的な方針として、個々の注記を拡充するのではな
  く、原則(開示目的)を示したうえで、具体的な開示内容は企業が開示目的に照らして判断することとされ、開
  発にあたっては、IAS第1号第125項の定めを参考とすることとしたものです。
  (2) 適用予定日

   2021年3月期の年度末から適用します。
  ・「会計方針の開示、会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」(企業会計基準第24号 2020年3月31日 

  企業会計基準委員会)
  (1) 概要

   「関連する会計基準等の定めが明らかでない場合に採用した会計処理の原則及び手続」に係る注記情報の充実
  について検討することが提言されたことを受け、企業会計基準委員会において、所要の改正を行い、会計方針の
  開示、会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準として公表されたものです。
   なお、「関連する会計基準等の定めが明らかでない場合に採用した会計処理の原則及び手続」に係る注記情報
  の充実を図るに際しては、関連する会計基準等の定めが明らかな場合におけるこれまでの実務に影響を及ぼさな
  いために、企業会計原則注解(注1-2)の定めを引き継ぐこととされております。
  (2) 適用予定日

   2021年3月期の年度末から適用します。
  (追加情報)

  (新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響に関する会計上の見積り)
  当社グループでは、繰延税金資産の回収可能性や固定資産の減損会計等の会計上の見積りについて、連結財務諸表
  作成時において入手可能な情報に基づき実施しております。新型コロナウイルス感染症による当社グループへの事業
  への影響は、事業や地域によってその影響や程度は異なるものの、期末日以降の売上等の実績を考慮し、当期末の見
  積りに大きな影響を与えるものではないと判断しております。
            47/78





                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  (連結貸借対照表関係)
  ※1.資産に係る減価償却累計額
           前連結会計年度      当連結会計年度
           (2019年3月31日   )   (2020年3月31日   )
   有形固定資産の減価償却累計額         252,703 千円     255,649 千円
  ※2.担保資産及び担保付債務

  担保に供している資産及び担保に係る債務は次のとおりであります。
           前連結会計年度      当連結会計年度
           (2019年3月31日   )   (2020年3月31日   )
   定期預金         100,000 千円     100,000 千円
   投資有価証券         104,750 千円     82,850 千円
   計         204,750 千円     182,850 千円
           前連結会計年度      当連結会計年度

           (2019年3月31日   )   (2020年3月31日   )
   買掛金         9,168,083  千円    8,705,774  千円
   営業未払金         1,785,385  千円    1,818,783  千円
   電子記録債務          3,237 千円     4,262 千円
   計         10,956,706  千円    10,528,820  千円
  ※3.連結会計年度末日満期手形等

  連結会計年度末日満期手形等の会計処理については、手形交換日をもって決済処理しております。なお、連結会
  計年度末日が金融機関の休日であったため、次の連結会計年度末日満期手形等が期末残高に含まれております。
           前連結会計年度      当連結会計年度
           (2019年3月31日   )   (2020年3月31日   )
   受取手形         115,044 千円      - 千円
   電子記録債権         32,904 千円      - 千円
   支払手形          237 千円      - 千円
   電子記録債務         136,280 千円      - 千円
  ※4.関連会社に対するものは、次のとおりであります。

           前連結会計年度      当連結会計年度
           (2019年3月31日   )   (2020年3月31日   )
   投資有価証券(株式)          -千円      931 千円
  5.保証債務

  関連会社以外の会社の金融機関からの借入金に対して、次のとおり債務保証を行っております。
  なお、保証債務は、当社負担額を記載しております。
           前連結会計年度      当連結会計年度
           (2019年3月31日   )   (2020年3月31日   )
   QUATRO YASHIMA  PRIVATE  LIMITED
             -千円     38,388 千円
                 (26,475千インド   ルピー)
  (連結損益計算書関係)

  ※販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は、次のとおりであります。
           前連結会計年度      当連結会計年度

           (自  2018年4月1日     (自  2019年4月1日
           至  2019年3月31日   )   至  2020年3月31日   )
   販売費         407,864 千円     267,422 千円
   給料         1,234,872  千円    1,207,335  千円
   退職給付費用         79,920 千円     73,798 千円
   役員退職慰労引当金繰入額         13,484 千円     14,472 千円
   賞与引当金繰入額         233,724 千円     228,991 千円
            48/78


                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  (連結包括利益計算書関係)
  ※その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額
                   (単位:千円)
           前連結会計年度      当連結会計年度
           (自  2018年4月1日     (自  2019年4月1日
           至  2019年3月31日   )   至  2020年3月31日   )
   その他有価証券評価差額金
     当期発生額         △17,124      △316,872
            △61,055      △52,689
     組替調整額
       税効果調整前
            △78,180      △369,562
             27,050      127,915
       税効果額
       その他有価証券評価差額金         △51,130      △241,647
   為替換算調整勘定
            △153,236      △34,682
   当期発生額
    その他為替換算調整額        △153,236      △34,682
     その他の包括利益合計       △204,366      △276,330
  (連結株主資本等変動計算書関係)

  前連結会計年度(自     2018年4月1日    至  2019年3月31日   )
  1.発行済株式に関する事項
  株式の種類   当連結会計年度期首     増加    減少   当連結会計年度末
  普通株式(株)      2,680,000    200,000     -   2,880,000
  B種類株式(株)      200,000     -   200,000     -
  (変動事由の概要)
   普通株式の株式数の増加200,000株及びB種類株式の株式数減少200,000株は、2018年6月28日開催の定時株主
  総会において普通株式への転換が承認されたことによるものです。
  2.自己株式に関する事項

  株式の種類   当連結会計年度期首     増加    減少   当連結会計年度末
  普通株式(株)       99,200    200,000     -   299,200
  B種類株式(株)      200,000     -   200,000     -
  (変動事由の概要)
   普通株式の株式数の増加200,000株及びB種類株式の株式数減少200,000株は、2018年6月28日開催の定時株主
  総会において普通株式への転換が承認されたことによるものです。
  3.新株予約権等に関する事項

  該当事項はありません。
  4.配当に関する事項

  (1) 配当金支払額
         配当金の総額   1株当たり配当額
   決議   株式の種類          基準日   効力発生日
         (千円)    (円)
  2018年6月28日
      普通株式    38,712    15.0 2018年3月31日   2018年6月29日
  定時株主総会
  (2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

          配当金の総額   1株当たり
   決議  株式の種類  配当の原資         基準日   効力発生日
          (千円)  配当額(円)
  2019年5月14日
     普通株式  利益剰余金   64,520   25.0 2019年3月31日   2019年6月28日
  臨時取締役会
  (注) 1株当たり配当額には創業70周年記念配当10円が含まれております。
  当連結会計年度(自     2019年4月1日    至  2020年3月31日   )

            49/78


                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  1.発行済株式に関する事項
  株式の種類   当連結会計年度期首     増加    減少   当連結会計年度末
  普通株式(株)      2,880,000     -    -   2,880,000
  2.自己株式に関する事項

  株式の種類   当連結会計年度期首     増加    減少   当連結会計年度末
  普通株式(株)      299,200     -   250,000    49,200
  (変動事由の概要)
  自己株式の株式数の減少250,000株は、公募による自己株式の処分によるものであります。
  3.新株予約権等に関する事項

  該当事項はありません。
  4.配当に関する事項

  (1) 配当金支払額
         配当金の総額   1株当たり配当額
   決議   株式の種類          基準日   効力発生日
         (千円)    (円)
  2019年5月14日
      普通株式    64,520    25.0 2019年3月31日   2019年6月28日
  臨時取締役会
  (注) 1株当たり配当額には創業70周年記念配当10円が含まれております。
  (2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

          配当金の総額   1株当たり
   決議  株式の種類  配当の原資         基準日   効力発生日
          (千円)  配当額(円)
  2020年5月25日
     普通株式  利益剰余金   70,770   25.0 2020年3月31日   2020年6月12日
  臨時取締役会
  (連結キャッシュ・フロー計算書関係)

  ※ 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は、次のとおりでありま
  す。
           前連結会計年度      当連結会計年度

           (自  2018年4月1日     (自  2019年4月1日
           至  2019年3月31日   )   至  2020年3月31日   )
   現金及び預金         8,359,562  千円    8,618,879  千円
   有価証券         1,500,000  千円    1,500,000  千円
   預入期間が3カ月を超える定期預金         △1,222,000  千円    △1,322,000  千円
   現金及び現金同等物         8,637,562  千円    8,796,879  千円
  (金融商品関係)

  1.金融商品の状況に関する事項
  (1) 金融商品に対する取組方針
   当社グループは、経営計画、資金繰り計画に基づき、必要な資金(主に銀行借入)を調達しております。ま
  た、一時的な余資は主に流動性の高い金融資産で運用しております。
  (2) 金融商品の内容及び当該金融商品に係るリスク

   営業債権である受取手形及び売掛金、営業未収入金、電子記録債権は、顧客の信用リスクに晒されておりま
  す。
   有価証券及び投資有価証券は、主に投資信託及び業務上の関係を有する企業の株式であり、市場価格の変動リ
  スクに晒されています。
   営業債務である支払手形及び買掛金、営業未払金、電子記録債務、未払法人税等は、そのほとんどが6か月以
  内の支払期日であります。
            50/78


                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  (3) 金融商品に係るリスク管理体制
  ① 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理
   当社は、債権管理規程に従い、営業債権について、主要な取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引相
   手ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図ってお
   ります。連結子会社についても、当社の債権管理規程に準じて、同様の管理を行っております。
   当期の連結決算日現在における最大信用リスク額は、信用リスクに晒される金融資産の連結貸借対照表価額
   により表されています。
  ② 市場リスクの管理

   有価証券及び投資有価証券については、定期的に時価や発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、市況又
   は取引先企業との関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。
  (4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

   金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含ま
  れております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することに
  より、当該価額が変動することもあります。
  (5) 信用リスクの集中

   当期の連結決算日現在における営業債権のうち25.30%が特定の大口顧客に対するものであります。
  2.金融商品の時価等に関する事項

   連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握するこ
  とが極めて困難と認められるものは、次表には含めておりません((注2)を参照ください。)。 
  前連結会計年度(   2019年3月31日   )

         連結貸借対照表計上額      時価    差額
          (千円)    (千円)    (千円)
  (1) 現金及び預金
           8,359,562    8,359,562     -
  (2) 受取手形及び売掛金
           7,122,284
  (3) 営業未収入金
           1,522,745
  (4) 電子記録債権
           2,416,563
     (※)
            △236
    貸倒引当金
           11,061,357    11,061,357      -
  (5) 有価証券及び投資有価証券
           3,077,054    3,077,054      -
     資産計      22,497,974    22,497,974      -
  (1) 支払手形及び買掛金
           12,644,463    12,644,463      -
  (2) 営業未払金
           1,801,390    1,801,390     -
  (3) 電子記録債務
           1,481,034    1,481,034     -
  (4) 短期借入金
           207,090    207,090     -
  (5) 未払法人税等
           216,969    216,969     -
     負債計      16,350,947    16,350,947      -
    (※) 受取手形及び売掛金、営業未収入金、電子記録債権に計上している貸倒引当金を控除しております。
            51/78





                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  当連結会計年度(   2020年3月31日   )
         連結貸借対照表計上額      時価    差額
          (千円)    (千円)    (千円)
  (1) 現金及び預金
           8,618,879    8,618,879     -
  (2) 受取手形及び売掛金
           6,787,089
  (3) 営業未収入金
           1,396,631
  (4) 電子記録債権
           2,392,551
     (※)
            △187
    貸倒引当金
           10,576,085    10,576,085      -
  (5) 有価証券及び投資有価証券
           2,686,082    2,686,082     -
     資産計      21,881,047    21,881,047      -
  (1) 支払手形及び買掛金
           12,366,472    12,366,472      -
  (2) 営業未払金
           1,850,078    1,850,078     -
  (3) 電子記録債務
           1,153,323    1,153,323     -
  (4) 未払法人税等
           86,903    86,903     -
     負債計      15,456,777    15,456,777      -
    (※) 受取手形及び売掛金、営業未収入金、電子記録債権に計上している貸倒引当金を控除しております。
  (注) 1.金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項

  資  産
  (1) 現金及び預金、(2)   受取手形及び売掛金、(3)     営業未収入金、(4)   電子記録債権
   これらはすべて短期で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によってお
   ります。
  (5) 有価証券及び投資有価証券

   これらの時価について、株式は取引所の価格によっており、投資信託は取引金融機関から提示された価格に
   よっております。
  負  債

  (1) 支払手形及び買掛金、(2)     営業未払金、(3)   電子記録債務、(4)   短期借入金、(5)   未払法人税等
   これらはすべて短期で決済されるものであるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額
   によっております。
   2.時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の連結貸借対照表計上額

               (単位:千円)
         前連結会計年度     当連結会計年度
    区 分
         2019年3月31日     2020年3月31日
    非上場株式等        340,224     341,155
  これらについては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、「(5)有価証券及
  び投資有価証券」には含めておりません。
   3.金銭債権及び満期がある有価証券の連結決算日後の償還予定額

  前連結会計年度(   2019年3月31日   )
              1年超   5年超
            1年以内        10年超
              5年以内   10年以内
            (千円)        (千円)
              (千円)   (千円)
  現金及び預金         8,359,562    -   -   -
  受取手形及び売掛金         7,122,284    -   -   -
  営業未収入金         1,522,745    -   -   -
  電子記録債権         2,416,563    -   -   -
  有価証券及び投資有価証券
   その他有価証券のうち満期があるもの         1,500,000    -   -   -
      合計     20,921,157    -   -   -
            52/78


                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  当連結会計年度(   2020年3月31日   )
              1年超   5年超
            1年以内        10年超
              5年以内   10年以内
            (千円)        (千円)
              (千円)   (千円)
  現金及び預金         8,618,879    -   -   -
  受取手形及び売掛金         6,787,089    -   -   -
  営業未収入金         1,396,631    -   -   -
  電子記録債権         2,392,551    -   -   -
  有価証券及び投資有価証券
   その他有価証券のうち満期があるもの         1,500,000    -   -   -
      合計     20,695,152    -   -   -
  4.短期借入金の連結決算日後の返済予定額

  前連結会計年度(   2019年3月31日   )
         1年超   2年超   3年超   4年超
       1年以内             5年超
         2年以内   3年以内   4年以内   5年以内
       (千円)             (千円)
         (千円)   (千円)   (千円)   (千円)
  短期借入金     207,090   -   -   -   -   -
    合計   207,090   -   -   -   -   -
  当連結会計年度(   2020年3月31日   )

   該当事項はありません。
  (有価証券関係)

  1.その他有価証券
   前連結会計年度(自     2018年4月1日    至  2019年3月31日   )
          連結貸借対照表計上額
        種類      取得原価(千円)    差額(千円)
            (千円)
       (1)株式     1,551,206    715,908   835,297
       (2)債券       -   -   -
   連結貸借対照表計上額が
   取得原価を超えるもの
       (3)その他       -   -   -
        小計    1,551,206    715,908   835,297

       (1)株式      25,847   27,599   △1,751

       (2)債券       -   -   -
   連結貸借対照表計上額が
   取得原価を超えないもの
       (3)その他     1,500,000   1,500,000    -
        小計    1,525,847   1,527,599   △1,751

      合計      3,077,054   2,243,508   833,546

  (注) 非上場株式等(連結貸借対照表計上額340,224千円)については、市場価格がなく、時価を把握することが極
    めて困難と認められることから、上表の「その他有価証券」には含めておりません。
            53/78





                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
   当連結会計年度(自     2019年4月1日    至  2020年3月31日   )
          連結貸借対照表計上額
        種類      取得原価(千円)    差額(千円)
            (千円)
       (1)株式      1,062,239    567,128   495,110
       (2)債券       -   -   -
  連結貸借対照表計上額が
  取得原価を超えるもの
       (3)その他       -   -   -
        小計    1,062,239    567,128   495,110

       (1)株式      123,842   154,970   △31,127

       (2)債券       -   -   -
  連結貸借対照表計上額が
  取得原価を超えないもの
       (3)その他      1,500,000   1,500,000    -
        小計    1,623,842   1,654,970   △31,127

      合計       2,686,082   2,222,098   463,983

  (注) 非上場株式等(連結貸借対照表計上額341,155千円)については、市場価格がなく、時価を把握することが極
    めて困難と認められることから、上表の「その他有価証券」には含めておりません。
  2.連結会計年度中に売却したその他有価証券

   前連結会計年度(自     2018年4月1日    至  2019年3月31日   )
         売却額    売却益の合計額     売却損の合計額
    区分
         (千円)     (千円)     (千円)
   株式        63,995     61,055     -
    合計      63,995     61,055     -

   当連結会計年度(自     2019年4月1日    至  2020年3月31日   )

         売却額    売却益の合計額     売却損の合計額
    区分
         (千円)     (千円)     (千円)
   株式        82,454     52,689     -
    合計      82,454     52,689     -

  (退職給付関係)

  1.採用している退職給付制度の概要
   当社及び一部の連結子会社は、確定拠出年金制度を採用しております。
   当社及び一部の連結子会社が有する退職一時金制度は、簡便法により退職給付にかかる負債及び退職給付費用
  を計算しております。
  2.確定給付制度

    (1)簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表
             前連結会計年度     当連結会計年度
            (2019年3月31日   )  (2020年3月31日   )
   退職給付に係る負債の期首残高          761,224千円     774,612千円
    退職給付費用          59,647千円     53,229千円
    退職給付の支払額          △46,259千円     △130,562千円
   退職給付に係る負債の期末残高          774,612千円     697,280千円
            54/78




                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
   (2)退職給付債務の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調
    整表
             前連結会計年度     当連結会計年度
            (2019年3月31日   )  (2020年3月31日   )
   非積立型制度の退職給付債務          774,612千円     697,280千円
   連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額          774,612千円     697,280千円
   退職給付に係る負債          774,612千円     697,280千円

   連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額          774,612千円     697,280千円
    (3)退職給付費用

             前連結会計年度     当連結会計年度
            (2019年3月31日   )  (2020年3月31日   )
   簡便法で計算した退職給付費用          59,647千円     53,229千円
  3.確定拠出制度

   当社及び連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度20,273千円、当連結会計年度20,569千円
  であります。
  (税効果会計関係)

  1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
            前連結会計年度     当連結会計年度

            (2019年3月31日   )  (2020年3月31日   )
  繰延税金資産
   未払事業税           19,842千円     7,966千円
   賞与引当金           80,868     79,208
   固定資産税           2,231     2,270
   棚卸資産の未実現利益           18,816     13,524
   役員退職慰労引当金           56,629     60,753
   退職給付に係る負債           268,016     241,189
   資産除去債務           12,897     13,719
   投資有価証券           1,659     1,196
   ゴルフ会員権           6,007     6,005
              43,376     117,830
   その他
  繰延税金資産小計
             510,345     543,663
             △95,992     △118,832
  評価性引当額
  繰延税金資産合計
             414,352     424,831
  繰延税金負債

   その他有価証券評価差額金           △288,406千円     △160,491千円
             △6,692     △6,885
   資産除去債務に対応する除去費用
  繰延税金負債合計          △295,099     △167,377
  繰延税金資産純額           119,253     257,454
  2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因と

  なった主要な項目別の内訳
            前連結会計年度     当連結会計年度
            (2019年3月31日   )  (2020年3月31日   )
  法定実効税率
              34.6%     34.6%
  (調整)
  永久差異           1.9%     3.2%
  住民税均等割           0.6%     0.9%
  評価性引当額           3.5%     8.1%
  連結子会社税率差異           1.2%     3.6%
             △0.4%     △0.7%
  その他
  税効果会計適用後の法人税等の負担率           41.4%     49.7%
            55/78


                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  (セグメント情報等)
  【セグメント情報】
  1.報告セグメントの概要
  (1) 報告セグメントの決定方法
   当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営
   資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
   当社は、販売先の業界を基準として「鉄道事業」、「一般事業」の2つを報告セグメントとしております。
  (2) 各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類

   「鉄道事業」は、鉄道車両製品を主な商材として鉄道事業者及び鉄道車両メーカーや鉄道車両用電気品メー
   カーなどを販売先として、鉄道車両用電気品、同車体用品、同車載品、コネクタ・電子部品を主な商材として
   取り扱っております。
   「一般事業」は、鉄道事業における販売先以外の販売先を対象としており、主な商材はコネクタです。一般
   事業における販売先の業界は、産業機器メーカー、自動車関連メーカー、業務用機器通販事業者などが挙げら
   れますが、鉄道事業以外をまとめている当社のセグメント設定の関係上、対象販売業界及び市場を一分野に限
   定しておらず、販売先は多岐となっております。
  2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

   報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に
  おける記載と概ね同一であります。
   報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
  3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報

  前連結会計年度(自     2018年4月1日    至  2019年3月31日   )
                   (単位:千円)
          報告セグメント
                 調整額
                    合計
                 (注)
        鉄道事業   一般事業    計
  売上高
   外部顧客への売上高      33,160,957   3,853,734   37,014,692    - 37,014,692
   セグメント間の内部
         -   -   -   -   -
   売上高又は振替高
    計    33,160,957   3,853,734   37,014,692    - 37,014,692
  セグメント利益又は損失(△)       806,116   △165,807   640,308    -  640,308
  セグメント資産      18,118,673   2,087,732   20,206,405   6,229,347   26,435,753
  その他の項目
   減価償却費       60,124   5,155   65,280   4,478   69,758
   有形固定資産及び
        187,872   16,110   203,982    -  203,982
   無形固定資産の増加額
  (注) 1.セグメント資産の調整額は、当社での余資運用資金(有価証券)、長期投資資金(投資有価証券)、投資不
   動産及び管理部門に係る資産等であります。
   2.減価償却費の   4,478千円  は、投資不動産に係る減価償却費であります。
            56/78





                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  当連結会計年度(自     2019年4月1日    至  2020年3月31日   ) 
                   (単位:千円)
          報告セグメント
                 調整額
                    合計
                 (注)
        鉄道事業   一般事業    計
  売上高
   外部顧客への売上高      32,865,574   3,217,245   36,082,819    - 36,082,819
   セグメント間の内部
         -   -   -   -   -
   売上高又は振替高
    計    32,865,574   3,217,245   36,082,819    - 36,082,819
  セグメント利益又は損失(△)       589,786   △238,896   350,890    -  350,890
  セグメント資産      17,960,962   1,789,766   19,750,729   5,982,008   25,732,737
  その他の項目
   減価償却費       82,821   12,239   95,060   4,507   99,568
   有形固定資産及び
        16,053   2,372   18,426   3,525   21,951
   無形固定資産の増加額
  (注) 1.セグメント資産の調整額は、当社での余資運用資金(有価証券)、長期投資資金(投資有価証券)、投資不
   動産及び管理部門に係る資産等であります。
   2.減価償却費の   4,507千円  は、投資不動産に係る減価償却費であります。
  【関連情報】

  前連結会計年度(自     2018年4月1日    至  2019年3月31日   ) 
  1.製品及びサービスごとの情報
   セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
  2.地域ごとの情報

  (1) 売上高
                   (単位:千円)
    日本     中国     その他     合計
    33,545,942     1,121,946     2,346,802     37,014,692
  (注) 1.売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
    2. 上記金額に消費税等は含んでおりません。
  (2) 有形固定資産

   本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を
  省略しております。
  3.主要な顧客ごとの情報

                 (単位:千円)
   顧客の名称又は氏名       売上高    関連するセグメント名
  東日本旅客鉄道(株)
            4,276,007  鉄道事業
  東海旅客鉄道(株)          4,117,245  鉄道事業
  (注) 上記金額に消費税等は含んでおりません。
  当連結会計年度(自     2019年4月1日    至  2020年3月31日   ) 

  1.製品及びサービスごとの情報
   セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
  2.地域ごとの情報

  (1) 売上高
                   (単位:千円)
    日本     中国     その他     合計
    34,554,019      825,245     703,554    36,082,819
  (注) 1.売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
    2. 上記金額に消費税等は含んでおりません。
            57/78


                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  (2) 有形固定資産
   本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を
  省略しております。
  3.主要な顧客ごとの情報

                 (単位:千円)
   顧客の名称又は氏名       売上高    関連するセグメント名
  東日本旅客鉄道(株)
            5,295,768  鉄道事業
  東海旅客鉄道(株)          3,712,858  鉄道事業
  (注) 上記金額に消費税等は含んでおりません。
  【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

  前連結会計年度(自     2018年4月1日    至  2019年3月31日   )
   該当事項はありません。
  当連結会計年度(自     2019年4月1日    至  2020年3月31日   ) 

   該当事項はありません。
  【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

  前連結会計年度(自     2018年4月1日    至  2019年3月31日   ) 
                 (単位:千円)
        鉄道事業   一般事業   その他   合計
   (負ののれん)
    当期償却額      -   1,486    -   1,486
    当期末残高      -  13,007    -  13,007
  当連結会計年度(自     2019年4月1日    至  2020年3月31日   ) 

                 (単位:千円)
        鉄道事業   一般事業   その他   合計
   (負ののれん)
    当期償却額      -   1,486    -   1,486
    当期末残高      -  11,520    -  11,520
  【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

  前連結会計年度(自     2018年4月1日    至  2019年3月31日   )
   該当事項はありません。
  当連結会計年度(自     2019年4月1日    至  2020年3月31日   ) 

   該当事項はありません。
            58/78






                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  【関連当事者情報】
  1 関連当事者との取引
  (1) 連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引
  (ア)連結財務諸表提出会社の非連結子会社及び関係会社等
   該当事項はありません。
  (イ)連結財務諸表提出会社の役員及び主要株主(個人の場合に限る)等

  前連結会計年度(自     2018年4月1日    至  2019年3月31日   )
          議決権等
       資本金又
   会社等の名称     事業の内容    関連当事者     取引金額   期末残高
          の所有
  種類    所在地 は出資金       取引の内容    科目
   又は氏名     又は職業    との関係     (千円)   (千円)
          (被所有)割
       (千円)
          合(%)
              株式会社日立
              製作所に対す
                6,784,355
              る仕入債務の
                   -  -
                 (注2)
              債務被保証
              (注1)
              コイト電工株
              式会社に対す
              る仕入債務の
                 739,103  -  -
              債務被保証
              (注1)
 当社代表
          直接7.3%
        当社代表取
   佐藤 厚   - -     債務被保証
        締役会長
          (被所有)
  取締役
              株式会社ハセ
              テックに対す
              る仕入債務の
                 3,278  -  -
              債務被保証
              (注1)
              株式会社日立
              産機システム
              に対する仕入    259 -  -
              債務の債務被
              保証(注1)
              シンフォニアテ

              クノロジー株式
 主要株主
          直接2.0%
              会社に対する仕
 (個人)の 関 正幸   - -     債務被保証     124,566  -  -
         -
          (被所有)
  近親者
              入債務の債務被
              保証(注1)
              株式会社日立製

              作所に対する仕
  当社
                 6,134,754
         当社 直接7.4%
   関 正一郎   - -     債務被保証       -  -
                 (注2)
         取締役  (被所有)
  取締役
              入債務の債務被
              保証(注1)
  取引条件及び取引方針の決定方針等

  (注) 1.当社の仕入債務に対して債務保証を受けたものであり、保証料等の支払いは行っておりません。
   2.債務被保証契約は、電機特約店、情報特約店、工事請負の連帯保証人としてそれぞれ別個に3つの契約を締
   結しておりますが、当社では仕入債務の管理は仕入先別に一括して管理しておりますので、取引金額は株式
   会社日立製作所に係る合計金額で記載しております。
   3.解消日直近月末の残高に消費税等を含めておりません。
   4.当連結会計年度末現在において、上記に記載した債務被保証は全て解消しております。
  当連結会計年度(自     2019年4月1日    至  2020年3月31日   )

   該当事項はありません。
  (2) 連結財務諸表提出会社の連結子会社と関連当事者との取引

   該当事項はありません。
            59/78



                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  2 親会社又は重要な関係会社に関する注記
  (1) 親会社情報
   該当事項はありません。
  (2) 重要な関係会社の要約財務情報

   該当事項はありません。
  (1株当たり情報)

                 当連結会計年度

          前連結会計年度
                (自  2019年4月1日
          (自  2018年4月1日
          至  2019年3月31日   )
                 至  2020年3月31日   )
  1株当たり純資産額           3,259円09銭       3,043円27銭
  1株当たり当期純利益金額           185円80銭       89円68銭

  (注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
   2.1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
             前連結会計年度     当連結会計年度

             (自  2018年4月1日    (自  2019年4月1日
      項目
             至  2019年3月31日   ) 至  2020年3月31日   )
  1株当たり当期純利益金額
   親会社株主に帰属する当期純利益(千円)              479,503     248,696

   普通株主に帰属しない金額(千円)               -     -

   普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益
               479,503     248,696
   (千円)
   普通株式の期中平均株式数(株)             2,580,800     2,773,107
   3.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

             前連結会計年度     当連結会計年度

      項目
             (2019年3月31日   )  (2020年3月31日   )
  純資産の部の合計額(千円)             8,411,053     8,614,899
  普通株式に係る期末の純資産額(千円)             8,411,053     8,614,899

  1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式
               2,580,800     2,830,800
  の数(株)
  (重要な後発事象)

   該当事項はありません。
            60/78







                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  ⑤ 【連結附属明細表】
  【社債明細表】
   該当事項はありません。 
  【借入金等明細表】

         当期首残高   当期末残高   平均利率
    区分              返済期限
         (千円)   (千円)   (%)
  短期借入金        207,090    -   -  -
    合計     207,090    -   -  -

  (注) 「平均利率」については、借入金等の期末残高がありませんので、記載しておりません。
  【資産除去債務明細表】

   当連結会計年度期首及び当連結会計年度末における資産除去債務の金額が、当連結会計年度期首及び当連結会
  計年度末における負債及び純資産の合計額の100分の1以下であるため、連結財務諸表規則第92条の2の規程によ
  り記載を省略しております。
            61/78















                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  (2) 【その他】
  当連結会計年度における四半期情報等
    (累計期間)     第1四半期   第2四半期   第3四半期   当連結会計年度

  売上高     (千円)   7,516,886   15,440,118   25,500,118   36,082,819

  税金等調整前
       (千円)    5,690   173,367   405,487   494,304
  四半期(当期)純利益
  親会社株主に帰属する
  四半期(当期)純利益
       (千円)   △7,283    84,294   217,213   248,696
  又は親会社株主に帰属する
  四半期純損失(△)
  1株当たり
  四半期(当期)純利益     (円)   △2.76    30.95   78.82   89.68
  又は四半期純損失(△)
    (会計期間)     第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期

  1株当たり四半期純利益
       (円)   △2.76    32.35   46.95   11.12
  又は四半期純損失(△)
            62/78














                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
 2 【財務諸表等】
  (1) 【財務諸表】
  ① 【貸借対照表】
                   (単位:千円)
            前事業年度     当事業年度
            (2019年3月31日)     (2020年3月31日)
  資産の部
  流動資産
             ※1 7,379,761    ※1 7,717,926
   現金及び預金
             ※4 754,905
   受取手形                 432,390
             ※3 5,972,559    ※3 6,074,481
   売掛金
   営業未収入金           1,522,745     1,396,631
             ※4 2,344,960
   電子記録債権                2,262,648
   有価証券           1,500,000     1,500,000
   商品           1,298,550     1,347,324
   前渡金            154,332     259,660
   前払費用            61,230     69,096
   その他            42,042     39,362
               △201     △158
   貸倒引当金
   流動資産合計           21,030,889     21,099,363
  固定資産
   有形固定資産
   建物及び構築物(純額)           39,987     40,970
   機械及び装置(純額)           11,468     5,546
               6,868     5,686
   工具、器具及び備品(純額)
   有形固定資産合計           58,324     52,203
   無形固定資産
              294,488     237,772
   ソフトウエア
   無形固定資産合計           294,488     237,772
   投資その他の資産
             ※1 1,917,278    ※1 1,526,306
   投資有価証券
   関係会社株式           40,000     40,790
   関係会社出資金           91,382     91,382
   出資金            84     84
   長期貸付金           5,270     1,700
   長期前払費用            199     -
   繰延税金資産           94,126     236,409
   その他           920,676     928,921
              △2,336     △3,300
   貸倒引当金
   投資その他の資産合計           3,066,681     2,822,294
   固定資産合計           3,419,494     3,112,270
  資産合計            24,450,383     24,211,633
            63/78






                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
                   (単位:千円)
            前事業年度     当事業年度
            (2019年3月31日)     (2020年3月31日)
  負債の部
  流動負債
              ※4 62,929
   支払手形                 8,781
            ※1,※3 12,540,254    ※1,※3 12,317,983
   買掛金
             ※1 1,801,390    ※1 1,850,078
   営業未払金
             ※1,※4 1,481,034    ※1 1,153,323
   電子記録債務
             ※3 257,725    ※3 248,863
   未払金
   未払法人税等            216,669     86,395
   前受金            98,652     31,407
   預り金            38,067     28,557
   賞与引当金            225,405     222,031
               -    189,865
   その他
   流動負債合計           16,722,128     16,137,288
  固定負債
   退職給付引当金            763,973     686,583
   役員退職慰労引当金            161,168     175,140
   資産除去債務            37,276     39,662
              22,851     20,600
   その他
   固定負債合計            985,269     921,987
  負債合計            17,707,398     17,059,275
  純資産の部
  株主資本
   資本金            99,900     99,900
   資本剰余金
              445,943     689,738
   その他資本剰余金
   資本剰余金合計           445,943     689,738
   利益剰余金
   利益準備金           24,975     24,975
   その他利益剰余金           5,689,506     6,044,528
   利益剰余金合計           5,714,481     6,069,503
              △62,480     △10,274
   自己株式
   株主資本合計           6,197,845     6,848,867
  評価・換算差額等
              545,139     303,491
   その他有価証券評価差額金
   評価・換算差額等合計            545,139     303,491
  純資産合計            6,742,985     7,152,358
  負債純資産合計            24,450,383     24,211,633
            64/78







                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  ② 【損益計算書】
                   (単位:千円)

            前事業年度     当事業年度
            (自 2018年4月1日     (自 2019年4月1日
            至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
             ※1 36,210,483    ※1 35,556,264
  売上高
  売上原価            32,136,316     31,723,448
  商品期首たな卸高            1,345,237     1,298,550
             ※1 32,089,629    ※1 31,772,223
  当期商品仕入高
              1,298,550     1,347,324
  商品期末たな卸高
  売上総利益            4,074,167     3,832,815
            ※1,※2 3,391,388    ※1,※2 3,302,776
  販売費及び一般管理費
  営業利益             682,779     530,039
  営業外収益
  受取利息            1,239     1,027
  受取配当金            38,876     38,446
  賃貸料収入            56,009     54,983
  受取出向料            19,141     17,183
              14,431     16,465
  その他
  営業外収益合計            129,698     128,105
  営業外費用
  支払利息             42     19
  賃貸原価            11,542     29,400
  為替差損            2,258     3,595
  貸倒引当金繰入額             370     963
  固定資産除却損             206     -
  支払手数料            4,952     17,036
               81     36
  その他
  営業外費用合計            19,452     51,051
  経常利益             793,025     607,093
  特別利益
              61,055     52,689
  投資有価証券売却益
  特別利益合計            61,055     52,689
  税引前当期純利益             854,080     659,783
  法人税、住民税及び事業税
              329,911     254,610
              △17,963     △14,368
  法人税等調整額
  法人税等合計             311,947     240,242
  当期純利益             542,133     419,541
            65/78








                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  ③ 【株主資本等変動計算書】
  前事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
                   (単位:千円)
                  評価・換算
           株主資本
                  差額等
       資本剰余金    利益剰余金         純資産合計
                  その他
                株主資本
      資本金         自己株式    有価証券
       その他資本    その他利益  利益剰余金
                 合計
         利益準備金
                  評価差額金
        剰余金    剰余金  合計
  当期首残高    99,900  445,943  24,975 5,186,085  5,211,060  △62,480 5,694,424  596,269  6,290,694
  当期変動額
  剰余金の配当         △38,712  △38,712   △38,712   △38,712
  当期純利益         542,133  542,133    542,133    542,133
  株主資本以外の項目
                  △51,130  △51,130
  の当期変動額(純額)
  当期変動額合計     -  -  - 503,421  503,421   - 503,421  △51,130  452,290
  当期末残高    99,900  445,943  24,975 5,689,506  5,714,481  △62,480 6,197,845  545,139  6,742,985
  当事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

                   (単位:千円)
                  評価・換算
           株主資本
                  差額等
       資本剰余金    利益剰余金         純資産合計
                  その他
                株主資本
      資本金         自己株式    有価証券
       その他資本    その他利益  利益剰余金
                 合計
         利益準備金
                  評価差額金
        剰余金    剰余金  合計
  当期首残高    99,900  445,943  24,975 5,689,506  5,714,481  △62,480 6,197,845  545,139  6,742,985
  当期変動額
  剰余金の配当         △64,520  △64,520   △64,520   △64,520
  当期純利益         419,541  419,541    419,541    419,541
  自己株式の処分      243,794       52,205  296,000    296,000
  株主資本以外の項目
                  △241,647  △241,647
  の当期変動額(純額)
  当期変動額合計     - 243,794   - 355,021  355,021  52,205  651,021 △241,647  409,373
  当期末残高    99,900  689,738  24,975 6,044,528  6,069,503  △10,274 6,848,867  303,491  7,152,358
            66/78










                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  【注記事項】
  (重要な会計方針)
  1. 資産の評価基準及び評価方法
   (1)有価証券の評価基準及び評価方法
     ①関係会社株式・関係会社出資金
     移動平均法による原価法
     ②その他有価証券
      時価のあるもの
      決算期末日の市場価格等に基づく時価法
      (評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
      時価のないもの
      移動平均法による原価法
   (2)たな卸資産の評価基準及び評価方法
    移動平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)
  2. 固定資産の減価償却の方法 

   (1)有形固定資産
    定率法
     ただし、1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備は除く)並びに2016年4月1日以降に取
    得した建物附属設備及び構築物については定額法によっております。なお、耐用年数については以下
    のとおりであります。
     建物          3年~15年
     機械及び装置         10年
     工具、器具及び備品   2年~20年
   (2)無形固定資産
    定額法
     なお、自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づいておりま
    す。
  3. 引当金の計上基準

   (1)貸倒引当金
     債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定
    の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。
   (2)賞与引当金
     従業員に対する賞与の支給に充てるため、支給見込額に基づき計上しております。
   (3)退職給付引当金
     従業員の退職給付に充てるため、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る
    期末自己都合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。
     適格退職年金制度及び退職一時金制度を採用していましたが、2010年11月に適格退職年金制度を廃
    止し、確定拠出年金制度に移行しております。
   (4)役員退職慰労引当金
     役員に対して支給する退職慰労金の支出に充てるため、支給見込額に基づき計上しております。
  4. その他財務諸表の作成のための基本となる重要な事項 

   消費税等の会計処理
    税抜方式によっております。
            67/78




                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  (追加情報)
  (新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響に関する会計上の見積り)
  当社では、繰延税金資産の回収可能性や固定資産の減損会計等の会計上の見積りについて、財務諸表作成時におい
  て入手可能な情報に基づき実施しております。新型コロナウイルス感染症による当社への事業への影響は、事業や地
  域によってその影響や程度は異なるものの、期末日以降の売上等の実績を考慮し、当期末の見積りに大きな影響を与
  えるものではないと判断しております。
  (貸借対照表関係)

  ※1.担保に供している資産及び担保に係る債務
  担保に供している資産及び担保に係る債務は次のとおりであります。
           前事業年度      当事業年度
           (2019年3月31日   )   (2020年3月31日   )
   定期預金         100,000千円      100,000千円
   投資有価証券         104,750千円      82,850千円
   計         204,750千円      182,850千円
           前事業年度      当事業年度

           (2019年3月31日   )   (2020年3月31日   )
   買掛金         9,168,083千円      8,705,774千円
   営業未払金         1,785,385千円      1,818,783千円
   電子記録債務          3,237千円      4,262千円
   計         10,956,706千円      10,528,820千円
  2.保証債務

  当社は、以下の会社の金融機関等からの借入債務に対し、保証を行っております。
  なお、保証債務は、当社負担額を記載しております。
           前事業年度      当事業年度
           (2019年3月31日   )   (2020年3月31日   )
                   - 千円
             214,890千円
   亜西瑪(上海)貿易有限公司
                  (- 千元)
             (13,000千元)
             - 千円
                  38,388千円
   QUATRO YASHIMA  PRIVATE  LIMITED
          (- 千インドルピー)     (26,475千インドルピー)
  ※3.関係会社に対する金銭債権及び金銭債務

           前事業年度      当事業年度
           (2019年3月31日   )   (2020年3月31日   )
     短期金銭債権       55,263 千円     42,754 千円
     短期金銭債務       30,866 千円     23,724 千円
  ※4.事業年度末日満期手形等

  事業年度末日満期手形等の会計処理については、手形交換日をもって決済処理しております。なお、事業年度末
  日が金融機関の休日であったため、次の事業年度末日満期手形等が期末残高に含まれております。
           前事業年度      当事業年度
           (2019年3月31日   )   (2020年3月31日   )
                   - 千円
   受取手形         115,044千円
                   - 千円
   電子記録債権         11,876千円
                   - 千円
   支払手形          237千円
                   - 千円
   電子記録債務         136,280千円
            68/78




                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  (損益計算書関係)
  ※1.関係会社との取引高
           前事業年度      当事業年度
           (自  2018年4月1日     (自  2019年4月1日
           至  2019年3月31日   )   至  2020年3月31日   )
   営業取引による取引高
    売上高         317,738 千円     280,882 千円
    仕入高         142,668 千円     49,211 千円
    販売費及び一般管理費         226,075 千円     203,936 千円
   営業取引以外の取引による取引高          8,375 千円     5,379 千円
  ※2.販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は、次のとおりであります。

           前事業年度      当事業年度
           (自  2018年4月1日     (自  2019年4月1日
           至  2019年3月31日   )   至  2020年3月31日   )
   販売費         397,682 千円     351,228 千円
   給料等         1,374,949  千円    1,327,828  千円
   退職給付費用         78,426 千円     72,649 千円
   役員退職慰労引当金繰入額         12,984 千円     13,972 千円
   賞与引当金繰入額         225,405 千円     222,031 千円
   減価償却費         34,482 千円     77,338 千円
   おおよその割合

    販売費          11.7%      10.6%
    一般管理費          88.3%      89.4%
  (有価証券関係)

  関係会社株式及び関係会社出資金は、市場価格がなく時価を把握することが極めて困難と認められるため、関係
  会社株式及び関係会社出資金の時価を記載しておりません。
  なお、時価を把握することが極めて困難と認められる関係会社株式及び関係会社出資金の貸借対照表計上額は以
  下のとおりです。
           前事業年度      当事業年度
      区分
           (2019年3月31日   )   (2020年3月31日   )
   子会社株式         40,000千円      40,000千円
   関連会社株式          -千円      790千円
   関係会社出資金         91,382千円      91,382千円
   計         131,382千円      132,172千円
            69/78








                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  (税効果会計関係)
  1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
            前事業年度     当事業年度

            (2019年3月31日   )  (2020年3月31日   )
  繰延税金資産
   未払事業税           19,830千円     7,935千円
   賞与引当金           77,990     76,800
   固定資産税           2,154     2,193
   役員退職慰労引当金           55,764     60,581
   退職給付引当金           264,334     237,489
   資産除去債務           12,897     13,719
   投資有価証券           1,659     1,196
   ゴルフ会員権           6,007     6,005
              26,600     79,256
   その他
  繰延税金資産小計
             467,239     485,178
             △78,013     △81,391
  評価性引当額
  繰延税金資産合計
             389,225     403,787
  繰延税金負債

   その他有価証券評価差額金           △288,406千円     △160,491千円
             △6,692     △6,885
   資産除去債務に対応する除去費用
  繰延税金負債合計          △295,099     △167,376
  繰延税金資産純額           94,126     236,409
  2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因と

   なった主要な項目別の内訳
            前事業年度     当事業年度
            (2019年3月31日   )  (2020年3月31日   )
  法定実効税率
              34.6%     34.6%
  (調整)
  永久差異           1.0%     0.9%
  住民税均等割           0.5%     0.7%
  評価性引当額           0.8%     0.5%
             △0.3%     △0.3%
  その他
  税効果会計適用後の法人税等の負担率           36.5%     36.4%
  (重要な後発事象)

   該当事項はありません。
            70/78






                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  ④ 【附属明細表】
  【有形固定資産等明細表】
                   (単位:千円)
                    減価償却
  区分  資産の種類   当期首残高  当期増加額  当期減少額  当期償却額  当期末残高
                    累計額
    建物及び構築物    39,987   7,611   215  6,413  40,970  61,034
    機械及び装置    11,468   -  -  5,922  5,546  75,843

  有形固定資産
    工具、器具及び
         6,868  4,089   0  5,272  5,686  95,215
    備品
      計   58,324  11,700   215  17,607  52,203  232,092
    ソフトウエア    294,488   7,335   - 64,050  237,772  244,762

  無形固定資産
      計   294,488   7,335   - 64,050  237,772  244,762
  (注) 機械及び装置の当期償却額の内、4,535千円は売上原価に含まれております。
  【引当金明細表】

       当期首残高    当期増加額    当期減少額    当期末残高

    区分
        (千円)    (千円)    (千円)    (千円)
  貸倒引当金        2,537    3,458    2,537    3,458

  賞与引当金       225,405    222,031    225,405    222,031

  退職給付引当金       763,973    52,632    130,022    686,583

  役員退職慰労引当金       161,168    13,972     -   175,140

  (2) 【主な資産及び負債の内容】

  連結財務諸表を作成しているため、記載を省略しております。
  (3) 【その他】

  該当事項はありません。
            71/78








                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
 第6 【提出会社の株式事務の概要】
  事業年度     毎年4月1日から翌年3月31日まで

  定時株主総会     毎年6月中

  基準日     毎年3月31日

  剰余金の配当の基準日     毎年9月30日、毎年3月31日

  1単元の株式数     100株

  単元未満株式の買取り

    取扱場所     東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 三井住友信託銀行株式会社 証券代行部

    株主名簿管理人     東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 三井住友信託銀行株式会社

    取次所     三井住友信託銀行株式会社 全国各支店

    買取手数料     無料

       電子公告により行う。ただし、事故その他やむを得ない事由によって、電子公告による

       公告をすることができない場合の公告方法は、日本経済新聞に掲載する方法とする。当
  公告掲載方法
       社の公告掲載URLは次の通りであります。
       https://www.yashima-co.co.jp/ja/ir/announce.html
  株主に対する特典     なし

  (注) 当会社の株主は、その有する単元未満株式について、次に掲げる権利以外の権利を行使することができない旨、
   定款に定めております。
   (1) 会社法第189条第2項各号に掲げる権利
   (2) 会社法第166条第1項の規定による請求をする権利
   (3) 株主の有する株式数に応じて募集株式及び募集新株予約権の割当てを受ける権利
            72/78











                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
 第7 【提出会社の参考情報】
 1 【提出会社の親会社等の情報】

  当社には、金融商品取引法第24条の7第1項に規定する親会社等はありません。
 2 【その他の参考情報】

  当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しております。
  (1) 有価証券報告書及びその添付書類並びに確認書

  事業年度   第75期 (自  2018年4月1日   至  2019年3月31日   )  2019年6月28日関東財務局長に提出。
  (2) 四半期報告書及び確認書

  事業年度   第76期 第1四半期(自    2019年4月1日   至  2019年6月30日   ) 
   2019年8月14日関東財務局長に提出。
  事業年度   第76期 第2四半期(自    2019年7月1日   至  2019年9月30日   ) 

   2019年11月14日関東財務局長に提出。
  事業年度   第76期 第3四半期(自    2019年10月1日   至  2019年12月31日   ) 

   2020年2月14日関東財務局長に提出。
  (3)臨時報告書

  企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第4号(主要株主の異動)の規定に基づく臨時報告書 
  2019年7月25日関東財務局長に提出。
  企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第4号(主要株主の異動)の規定に基づく臨時報告書 

  2019年10月2日関東財務局長に提出。
  企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第9号の2(株主総会における議決権行使の結果)の規定に基

  づく臨時報告書
  2020年6月29日関東財務局長に提出。
            73/78









                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
 第二部  【提出会社の保証会社等の情報】
  該当事項はありません。

            74/78



















                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
         独立監査人の監査報告書
                   2020年6月26日

 株式会社ヤシマキザイ
  取締役会 御中 
         有限責任監査法人トーマツ

            東 京 事 務 所

         指定有限責任社員

            公認会計士   芝  田   雅  也     ㊞
         業務執行社員
         指定有限責任社員

            公認会計士   髙  橋   篤  史     ㊞
         業務執行社員
 <財務諸表監査>

 監査意見
  当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
 いる株式会社ヤシマキザイの2019年4月1日から2020年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結
 貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連
 結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。
  当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株
 式会社ヤシマキザイ及び連結子会社の2020年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営
 成績及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
 監査意見の根拠

  当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準におけ
 る当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国におけ
 る職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責
 任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
 連結財務諸表に対する経営者並びに監査等委員会の責任

  経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正
 に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するた
 めに経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
  連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるか
 どうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示
 する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
  監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
 連結財務諸表監査における監査人の責任

  監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表
 示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明
 することにある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利
 用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
            75/78




                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家と
 しての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
  ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手
  続を立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ
  適切な監査証拠を入手する。
  ・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク
  評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
  ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性
  及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
  ・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に
  基づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかど
  うか結論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表
  の注記事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連
  結財務諸表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手
  した監査証拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性があ
  る。
  ・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠してい
  るかどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎
  となる取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
  ・ 連結財務諸表に対する意見を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠
  を入手する。監査人は、連結財務諸表の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で
  監査意見に対して責任を負う。
  監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要
 な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
  監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに
 監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講
 じている場合はその内容について報告を行う。
 利害関係

  社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
 い。
                    以  上
  (注) 1 上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出

   会社)が別途保管しております。
   2 XBRLデータは監査の対象には含まれておりません。
            76/78







                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
         独立監査人の監査報告書
                   2020年6月26日

 株式会社ヤシマキザイ
  取締役会 御中 
         有限責任監査法人トーマツ

            東 京 事 務 所

         指定有限責任社員

            公認会計士   芝  田   雅  也     ㊞
         業務執行社員
         指定有限責任社員

               髙    橋   篤  史
            公認会計士        ㊞
         業務執行社員
 監査意見

  当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
 いる株式会社ヤシマキザイの2019年4月1日から2020年3月31日までの第76期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対
 照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。
  当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会
 社ヤシマキザイの2020年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点に
 おいて適正に表示しているものと認める。
 監査意見の根拠

  当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準におけ
 る当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職
 業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
 財務諸表に対する経営者並びに監査等委員会の責任

  経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表
 示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営
 者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
  財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを
 評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要
 がある場合には当該事項を開示する責任がある。
  監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
 財務諸表監査における監査人の責任

  監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示が
 ないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明すること
 にある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決
 定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
            77/78





                     EDINET提出書類
                   株式会社ヤシマキザイ(E34499)
                      有価証券報告書
  監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家と
 しての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
  ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手
  続を立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ
  適切な監査証拠を入手する。
  ・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価
  の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
  ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性
  及び関連する注記事項の妥当性を評価する。
  ・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づ
  き、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか
  結論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事
  項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対し
  て除外事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基
  づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
  ・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているか
  どうかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や
  会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
  監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要
 な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
  監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに
 監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講
 じている場合はその内容について報告を行う。
 利害関係

  会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
                    以  上
  (注) 1 上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出

   会社)が別途保管しております。
   2 XBRLデータは監査の対象には含まれておりません。
            78/78









PDFをダウンロード

関連コンテンツ

このエントリーをはてなブックマークに追加

書類提出日で検索

今日注目の企業・投資家

お知らせ

2024年4月16日

2024年4月よりデータの更新が停止しております。
他のより便利なサービスが多々出てきた現在、弊サイトは役割を終えたと考えております。改修はせずこのままサービス終了する予定です。2008年よりの長きにわたりご利用いただきましてありがとうございました。登録いただいたメールアドレスなどの情報はサービス終了時点で全て破棄させていただきます。

2023年2月15日

2023年1月より一部報告書の通知、表示が旧社名で通知、表示される現象が発生しておりました。対応を行い現在は解消しております。

2023年2月15日

メール通知設定可能件数を15件から25件に変更しました。

2023年1月7日

2023年分の情報が更新されない問題、解消しました。

2023年1月6日

2023年分より情報が更新されない状態となっております。原因調査中です。

2022年4月25日

社名の変更履歴が表示されるようになりました

2020年12月21日

新規上場の通知機能を追加しました。Myページにて通知の設定が行えます。

2020年9月22日

企業・投資家の個別ページに掲載情報を追加しました。また、併せて細かい改修を行いました。

2019年3月22日

2019年4月より、5年より前の報告書については登録会員さまのみへのご提供と変更させていただきます。

2017年10月31日

キーワードに関する報告書の検出処理を改善いたしました。これまで表示されていなかった一部の報告書にも「増加」「減少」が表示されるようになっりました。

2017年2月12日

キーワードに関する報告書のRSS配信を開始いたしました。

2017年1月23日

キーワードに関する報告書が一覧で閲覧できるようになりました。