コクサイ・ケイマン・トラスト‐外貨建 世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクション 有価証券報告書(外国投資信託受益証券) 第9期(平成31年1月1日-令和1年12月31日)

提出書類 有価証券報告書(外国投資信託受益証券)-第9期(平成31年1月1日-令和1年12月31日)
提出日
提出者 コクサイ・ケイマン・トラスト‐外貨建 世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクション
カテゴリ 有価証券報告書(外国投資信託受益証券)

                     EDINET提出書類
             ルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.(E30992)
                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
  【表紙】

  【提出書類】      有価証券報告書

  【提出先】      関東財務局長
  【提出日】      2020年6月30日
  【計算期間】      第9期(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)
  【ファンド名】      コクサイ・ケイマン・トラスト-
        外貨建  世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクション
        (Kokusai  Cayman Trust -Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open
        Currency  Selection)
  【発行者名】      ルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.
        (Mitsubishi   UFJ Investor  Services  &Banking  (Luxembourg)   S.A.)
  【代表者の役職氏名】      デュプティ・チーフ・エグゼクティブ・オフィサー  小林 央明
  【本店の所在の場所】      ルクセンブルグ大公国、ルクセンブルグ L-1150、アーロン通り
        287-289番
        (287-289,  Route d'Arlon,  L-1150  Luxembourg,   Grand Duchy of
        Luxembourg)
  【代理人の氏名又は名称】      弁護士  中野 春芽
  【代理人の住所又は所在地】      東京都千代田区大手町一丁目1番1号 大手町パークビルディング
        アンダーソン・毛利・友常法律事務所
  【事務連絡者氏名】      弁護士  中野 春芽
         同   十枝 美紀子
         同   岸  祥平
  【連絡場所】      東京都千代田区大手町一丁目1番1号 大手町パークビルディング
        アンダーソン・毛利・友常法律事務所
  【電話番号】      03 (6775) 1000
  【縦覧に供する場所】      該当事項なし。
  (注1)アメリカ合衆国ドル(以下「米ドル」という。)、オーストラリア・ドル(以下「豪ドル」という。)およびユーロ

   の円貨換算は、便宜上、2020年4月30日現在の株式会社三菱UFJ銀行の対顧客電信売買相場の仲値(1米ドル=
   106.87円、1豪ドル=69.84円および1ユーロ=116.00円)による。以下、米ドル、豪ドルおよびユーロの円貨表示は
   別段の記載がない限りこれによるものとする。
  (注2)コクサイ・ケイマン・トラスト-外貨建 世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクションは、ケイマン諸島の
   法律に基づいて設立されるが、米ドル建       米ドルヘッジクラス受益証券(以下「米ドル建受益証券」ということがあ
   る。)は米ドル建であり、豪ドル建      豪ドルヘッジクラス受益証券(以下「豪ドル建受益証券」ということがある。)
   は豪ドル建であり、ユーロ建     ユーロヘッジクラス受益証券(以下「ユーロ建受益証券」ということがあり、米ドル建
   受益証券および豪ドル建受益証券とあわせて、個別にまたは総称して「受益証券」または「通貨クラス」という。)
   はユーロ建であるため、以下の金額表示は別段の記載がない限り米ドル、豪ドルまたはユーロをもって行う。
  (注3)本書中で金額および比率を表示する場合、四捨五入して記載してある。したがって、合計の数字が一致しない場合が
   ある。また、円貨への換算は、本書中でそれに対応する数字につき所定の換算率で単純計算のうえ、必要な場合四捨
   五入して記載してある。したがって、本書中の同一情報につき異なった円貨表示がなされている場合もある。
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  第一部【ファンド情報】

  第1【ファンドの状況】

  1【ファンドの性格】

  (1)【ファンドの目的及び基本的性格】
   ① ファンドの目的、信託金の限度額および基本的性格
     コクサイ・ケイマン・トラスト       - 外貨建  世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクショ
    ン(Kokusai   Cayman Trust -Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection)
    (以下「サブ・ファンド」という。)は、ケイマン諸島の法律に基づき、2010年8月3日付信託
    証書に従って同日付で登録されたアンブレラ・ファンドであるコクサイ・ケイマン・トラスト
    (Kokusai  Cayman Trust)(以下「ファンド」という。)のサブ・ファンドである。なお、アンブ
    レラとは、1つの投資信託の下で1または複数の投資信託(サブ・ファンド)を設定できる仕組
    みのものを指す。現在、ファンドは、本サブ・ファンドを含む4本のサブ・ファンドにより構成
    されている。
     サブ・ファンドは、米ドル建      米ドルヘッジクラス、豪ドル建      豪ドルヘッジクラスおよびユー
    ロ建 ユーロヘッジクラスで構成される。各クラスの表示通貨は、米ドル建              米ドルヘッジクラス
    については米ドル、豪ドル建      豪ドルヘッジクラスについては豪ドル、ユーロ建          ユーロヘッジク
    ラスについてはユーロとする。
     サブ・ファンドの投資目的は、日本を除く世界の投資適格の信用格付(BBB-格相当以上)
          (注)
    を有する社債およびソブリン債       (以下「世界の投資適格債」という。)に主として投資を行
    うコクサイ・トラスト(Kokusai      Trust)のサブ・ファンドであるワールド・インベストメント・
    グレード・ボンド・ファンド(World       Investment  Grade Bond Fund)のWIGBF米ドルヘッジク
    ラス(F)(WIGBF    USD -hedged Class (F))(以下「投資先ファンド」という。)へ主に投資す
    ることにより、安定したインカムゲインの確保と信託財産の成長を目指すことである。サブ・
    ファンドは、投資先ファンドへの投資を目的としたファンド・オブ・ファンズである。
     サブ・ファンドの信託金の限度額はない。
    (注)日本国内で発行された債券および日本国外で発行された円建の債券を除く。なお、投資先ファンドは、日本
     企業が日本国外において円以外の通貨建で発行した社債へ投資することがある。
   ② ファンドの性格

     サブ・ファンドは、ケイマン諸島の法律に基づきオープン・エンド型投資信託として設立され
    た。
     管理会社は、サブ・ファンドの勘定で受益証券を発行する権利を有する。日本の受益者は、日
    本における販売会社または販売取扱会社を通じて管理事務代行会社に対して通知することによ
    り、毎取引日に保有する受益証券の買戻しを請求することができる。買い戻された受益証券につ
    いて支払われる買戻価格は、適用される取引日現在の当該クラスの受益証券1口当たり純資産価
    格である。
     管理会社が受託会社と協議の上管理会社の裁量により、または受託会社および管理会社の同意
    の上、サブ・ファンド決議により、存続期間の延長を決定しない限り、サブ・ファンドならびに
    米ドル建  米ドルヘッジクラス、豪ドル建      豪ドルヘッジクラスおよびユーロ建       ユーロヘッジクラ
          (注)
    スは、2025年3月14日に終了する        。
    (注)サブ・ファンドならびに米ドル建       米ドルヘッジクラス、豪ドル建     豪ドルヘッジクラスおよびユーロ建
     ユーロヘッジクラスの存続期間は、管理会社により、受託会社と協議のうえ、2025年3月14日まで延長され
     た。
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  (2)【ファンドの沿革】
     1974年4月11日 管理会社設立
     2010年8月3日 信託証書締結
     2010年10月26日 補遺信託証書締結
     2010年11月15日 日本における受益証券の募集開始
     2010年11月19日 サブ・ファンドの運用開始
     2012年10月19日 ユーロ建      ユーロヘッジクラスの運用開始
     2014年12月19日 サブ・ファンドならびに米ドル建           米ドルヘッジクラス、豪ドル建豪ドルヘッ
        ジクラスおよびユーロ建     ユーロヘッジクラスの存続期間延長
     2015年6月12日 補遺信託証書締結
     2019年9月4日 サブ・ファンドならびに米ドル建           米ドルヘッジクラス、豪ドル建豪ドルヘッ
        ジクラスおよびユーロ建     ユーロヘッジクラスの存続期間延長
     2019年11月11日 補遺変更証書締結
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  (3)【ファンドの仕組み】
   ① ファンドの仕組み
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    <ファンド・オブ・ファンズの仕組み>
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   ② 管理会社とファンドの関係法人の名称、ファンドの運営上の役割および契約等の概要
    名称    ファンド運営上の役割        契約等の概要
  ルクセンブルク三菱UFJ      管理会社     2010年8月3日付で信託証書、2010年10月26

  インベスターサービス銀行           日付および2015年6月12日付で補遺信託証書
  S.A.           ならびに2019年11月11日付で補遺変更証書
  (Mitsubishi   UFJ Investor       (以下、総称して「信託証書」という。)を
             受託会社と締結。信託証書は、ファンド資産
  Services  &Banking
             の運用、管理、受益証券の発行、買戻しおよ
  (Luxembourg)   S.A.)
             びファンドの終了等について規定している。
  ブラウン・ブラザーズ・      受託会社     2010年8月3日付で信託証書を管理会社と締
  ハリマン・トラスト・           結。信託証書は、ファンド資産の運用、管
  カンパニー(ケイマン)           理、受益証券の発行、買戻しおよびファンド
  リミテッド           の終了等について規定している。
  (Brown  Brothers  Harriman
  Trust Company  (Cayman)
  Limited)
                   (注1)
  ブラウン・ブラザーズ・      保管会社     2008年11月3日付で保管契約       を受託会
  ハリマン・アンド・      管理事務代行会社
             社と締結。同契約は、サブ・ファンドの資産
  カンパニー      名義書換事務代行会社
             の保管業務について規定している。
                    (注2)
  (Brown  Brothers  Harriman
             2008年11月3日付で管理事務代行契約
  &Co.)
             を受託会社と締結。同契約は、管理事務代行
             業務および名義書換事務代行業務について規
             定している。
  MUFGルクスマネジメント      副管理会社     2014年7月18日付で投資運用およびリスク・
                 (注3)
  カンパニーS.A.           マネジメント委託契約      (随時改定また
  (MUFG  Lux Management
             は補足される。)を管理会社と締結。同契約
  Company  S.A.)         は、サブ・ファンドのリスク・マネジメント
             業務およびサブ・ファンドの資産のポート
             フォリオ運用管理業務について規定してい
             る。
                   (注4)
  三菱UFJ国際投信株式会社      投資顧問会社     2014年7月18日付で投資顧問契約        (随
             時改定または補足される。)を副管理会社と
             締結。同契約は、投資顧問業務について規定
             している。
  三菱UFJモルガン・      代行協会員     2010年10月26日付管理会社との間で代行協会
                (注5)
  スタンレー証券株式会社      日本における販売会社     員契約(変更済)     を締結。同契約は、
             代行協会員業務について規定している。
             2010年10月26日付管理会社との間で受益証券
                  (注6)
             販売・買戻契約(変更済)       を締結。同
             契約は、日本における販売会社としての業務
             について規定している。
  (注1)保管契約とは、受託会社によって任命された保管会社が、サブ・ファンドの資産保管業務の提供を約する契約であ
   る。
  (注2)管理事務代行契約とは、受託会社によって任命された管理事務代行会社兼名義書換事務代行会社が、管理事務代行業
   務および名義書換事務代行業務を提供することを約する契約である。
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  (注3)投資運用およびリスク・マネジメント委託契約とは、管理会社によって任命された副管理会社が、サブ・ファンドの
   リスク・マネジメント業務およびサブ・ファンドの資産のポートフォリオ運用管理業務の提供を約する契約である。
  (注4)投資顧問契約とは、副管理会社によって任命された投資顧問会社が、副管理会社に対し、投資顧問業務を提供するこ
   とを約する契約である。
  (注5)代行協会員契約とは、管理会社によって任命された代行協会員が、サブ・ファンドに対し、受益証券1口当たり純資
   産価格の公表および受益証券に関する目論見書、決算報告書その他の書類の日本における販売会社に対する送付等、
   代行協会員業務を提供することを約する契約である。
  (注6)受益証券販売・買戻契約とは、管理会社によって任命された日本における販売会社が、受益証券の日本における募集
   の目的で管理会社から交付を受けた受益証券を日本の法令・規則および目論見書に準拠して販売することならびに日
   本の投資者からの取得申込み・買戻しの注文を管理会社に取次ぐことを約する契約である。
   ③ 管理会社の概況
   (イ)設立準拠法
     管理会社は、ルクセンブルグ大公国の1915年8月10日付商事会社法(改正済)に基づき、ル
    クセンブルグ大公国において1974年4月11日に設立された。1915年8月10日付商事会社法(改
    正済)は、設立、運営、株式の募集等商事会社に関する基本的事項を規定している。
   (ロ)事業の目的
     事業の目的は、自己勘定および第三者の勘定で、すべての銀行業務および金融業務を引き受
    けることである。
   (ハ)資本金の額(2020年4月末日現在)
     払込済資本金の額  187,117,965.90米ドル(約200億円)
     発行済株式総数   5,051,655株(一株37.04米ドルの記名式額面株式)
     管理会社が発行する株式総数の上限については制限がない。
     ただし、前記資本金の増減については、定款の規定に基づく株主総会の決議を要する。
   (ニ)会社の沿革
    1974年4月11日    設立
    2006年1月1日    会社名をバンク・オブ・トウキョウ・ミツビシ(ルクセンブルグ)
         エス・エイからバンク・オブ・トウキョウ・ミツビシUFJ(ルク
         センブルグ)エス・エイに変更
    2007年4月2日    会社名をバンク・オブ・トウキョウ・ミツビシUFJ(ルクセンブ
         ルグ)エス・エイからミツビシUFJグローバルカストディ・エ
         ス・エイに変更
    2016年5月1日    会社名をミツビシUFJグローバルカストディ・エス・エイからル
         クセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.に変更
   (ホ)大株主の状況
                 (2020年4月末日現在)
     名称        住所     所有株式数   比率
  三菱UFJ信託銀行株式会社       東京都千代田区丸の内一丁目4番5号        5,002,575株   99.03%

  (4)【ファンドに係る法制度の概要】

   ① 準拠法の名称
     サブ・ファンドは、ケイマン諸島の信託法(2020年改正)(以下「ケイマン諸島信託法」とい
    う。)に基づき登録されている。サブ・ファンドは、また、随時改正されるケイマン諸島の
    ミューチュアル・ファンド法(2020年改正)(以下「ミューチュアル・ファンド法」という。)
    により規制されている。
   ② 準拠法の内容

   (イ)信託法
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     ケイマン諸島の信託の法律は、基本的には英国の信託法に従っており、英国の信託法のほと
    んどの部分を採用しており、この問題に関する英国判例法のほとんどを採用している。さら
    に、 ケイマン諸島信託法は、英国の1925年受託者法を実質的に基礎としている。投資者は、受
    託会社に対して資金を払い込み、投資者(受益者)の利益のために投資運用会社はこれを運用
    する。各受益者は、信託資産持分比率に応じて権利を有する。
     受託会社は、通常の忠実義務に服し、かつ受益権者に対して説明の義務がある。その機能、
    義務および責任の詳細は、ユニット・トラストの信託証書に記載される。
     大部分のユニット・トラストは、免税信託として登録申請される。その場合、信託証書、ケ
    イマン諸島の居住者またはケイマン諸島を本拠地とする者を(限られた一定の場合を除き)受
    益者としない旨宣言した受託会社の法定の宣誓書が登録料とともに信託登記官に届出される。
     免税信託の受託会社は、受託会社、受益者、および信託財産が50年間課税に服さないとの約
    定を取得することができる。
     ケイマン諸島の投資信託は、150年まで存続することができる。
     サブ・ファンドならびに米ドル建       米ドルヘッジクラス、豪ドル建      豪ドルヘッジクラスおよ
    びユーロ建  ユーロヘッジクラスは、信託証書の規定に従い、延長または期限前に終了しない限
          (注)
    り、2025年3月14日に終了する       。
    (注)サブ・ファンドならびに米ドル建       米ドルヘッジクラス、豪ドル建     豪ドルヘッジクラスおよびユーロ建
     ユーロヘッジクラスの存続期間は、管理会社により、受託会社と協議のうえ、2025年3月14日まで延長
     された。
     免税信託は、信託証書の変更を信託登記官に提出しなければならない。
     免税信託は、信託登記官に対して、当初手数料および年次手数料を支払わなければならな
    い。
   (ロ)ミューチュアル・ファンド法
     後記「(6)監督官庁の概要」の項を参照のこと。
  (5)【開示制度の概要】

   ① ケイマン諸島における開示
   (イ)ケイマン諸島金融庁に対する開示
     ファンドは、目論見書を発行しなければならない。目論見書は、受益証券についてすべての
    重要な内容を記載し、投資者となろうとする者がサブ・ファンドに投資するか否かについて十
    分な情報に基づく決定をなしうるために必要なその他の情報を記載しなければならない。目論
    見書は、サブ・ファンドについての詳細を記載した申請書とともにケイマン諸島金融庁(以下
    「CIMA」という。)に提出しなければならない。
     ファンドは、CIMAが承認した監査人を選任し、会計年度終了後6か月以内に監査済会計
    書類を提出しなければならない。監査人は、監査の過程において、サブ・ファンドに以下の事
    由があると知ったとき、または以下の事由があると信ずべき理由があるときはCIMAに報告
    する法的義務を負っている。
    (ⅰ)弁済期に債務を履行できないまたはその可能性があること。
    (ⅱ)投資者または債権者に有害な方法で自発的にその事業を遂行しもしくは事業を解散し、ま
     たはその旨意図していること。
    (ⅲ)会計を適切に監査しうる程度に十分な会計記録を備置せずに事業を遂行し、または遂行し
     ようと意図していること。
    (ⅳ)詐欺的または犯罪的手法で事業を遂行し、または遂行しようと意図していること。
    (ⅴ)関係する法令に違反する方法で事業を遂行し、または遂行しようと意図していること。
     サブ・ファンドの監査人は、プライスウォーターハウスクーパース
    (PricewaterhouseCoopers)ケイマン諸島である。サブ・ファンドの会計監査は、米国で一般
    に公正と認められる会計基準または受託会社が随時文書で合理的であるとして定めるその他の
    一般に公正と認められる会計原則もしくは会計基準に基づいて行われる。
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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
     受託会社は、CIMAが承認した監査人を通じて、毎年12月31日に終了する会計年度の監査
    済会計書類を12月31日から6か月以内にCIMAに提出する。
   (ロ)受益者に対する開示
     サブ・ファンドの会計年度末は、毎年12月31日である。会計書類は、米国で一般に公正と認
    められる会計基準または受託会社が随時文書で合理的であるとして定めるその他の一般に公正
    と認められる会計原則もしくは会計基準に従って作成される。会計年度末から通常3か月以内
    に、監査済会計書類が作成され、また、半期末から3か月以内に、未監査会計書類が作成され
    る。監査済会計書類の写しは、サブ・ファンドの受益者登録簿に記載された登録住所宛で受益
    者に対して送付される。
   ② 日本における開示
   (イ)監督官庁に対する開示
    (ⅰ)金融商品取引法上の開示
      管理会社は、日本における1億円以上の受益証券の募集をする場合、有価証券届出書を関
     東財務局長に提出しなければならない。投資者およびその他希望する者は、金融商品取引法
     (昭和23年法律第25号。その後の改正を含む。)(以下「金融商品取引法」という。)に基
     づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム(EDINET)等において、
     これを閲覧することができる。
      受益証券の日本における販売会社または販売取扱会社は、交付目論見書(金融商品取引法
     の規定により、あらかじめまたは同時に交付しなければならない目論見書をいう。)を投資
     者に交付する。また、投資者から請求があった場合は、請求目論見書(金融商品取引法の規
     定により、投資者から請求された場合に交付しなければならない目論見書をいう。)を交付
     する。管理会社は、サブ・ファンドの財務状況等を開示するために、サブ・ファンドの各会
     計年度終了後6か月以内に有価証券報告書を、また、サブ・ファンドの各半期終了後3か月
     以内に半期報告書を、さらに、サブ・ファンドに関する重要な事項について変更があった場
     合にはそのつど臨時報告書を、それぞれ関東財務局長に提出する。投資者およびその他希望
     する者は、これらの書類をEDINET等において閲覧することができる。
    (ⅱ)投資信託及び投資法人に関する法律上の届出等
      管理会社は、受益証券の募集の取扱い等を行う場合、あらかじめ、投資信託及び投資法人
     に関する法律(昭和26年法律第198号。その後の改正を含む。)(以下「投信法」という。)
     に従い、サブ・ファンドにかかる一定の事項を金融庁長官に届け出なければならない。ま
     た、管理会社は、ファンドの信託証書を変更しようとするとき等においては、あらかじめ、
     変更の内容およびその理由等を金融庁長官に届け出なければならない。さらに、管理会社
     は、サブ・ファンドの資産について、サブ・ファンドの各計算期間終了後遅滞なく、投信法
     に従って、一定の事項について記載した運用報告書および運用報告書に記載すべき事項のう
     ち重要なものを記載した交付運用報告書を作成し、金融庁長官に提出しなければならない。
   (ロ)日本の受益者に対する開示
     管理会社は、信託証書を変更しようとする場合であってその内容が重大なものである場合等
    においては、あらかじめ、日本の知れている受益者に対し、変更の内容およびその理由等を書
    面をもって通知しなければならない。
     管理会社からの通知等で受益者の地位に重大な影響を及ぼす事実は日本における販売会社ま
    たは販売取扱会社を通じて日本の受益者に通知される。
     前記のサブ・ファンドの交付運用報告書は、日本の知れている受益者に交付される。サブ・
    ファンドの運用報告書は、代行協会員のホームページに掲載されるが、受益者から交付請求が
    あった場合には、交付される。
  (6)【監督官庁の概要】

     ファンドは、ミューチュアル・ファンド法に基づき規制されている。CIMAは、ミューチュ
    アル・ファンド法の遵守を確保するための監督および執行の権限を有する。ミューチュアル・
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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
    ファンド法に基づく規則は、所定の記載事項および監査済み財務書類を年に一度CIMAに提出
    することを規定している。規制された投資信託として、CIMAは、いつでも受託会社に、ファ
    ンドおよびサブ・ファンドの財務書類の監査を行い、同書類をCIMAが特定する一定の期日ま
    でにCIMAに提出するよう指示することができる。CIMAの要求を遵守しない場合、受託会
    社は、高額の罰金に服し、CIMAは、裁判所にファンドの解散を請求することができる。
     ただし、CIMAは、特定の状況下においてファンドまたはそのサブ・ファンドの活動を調査
    する権限を持たないが、ファンドは、投資活動またはサブ・ファンドのポートフォリオの構成に
    ついてCIMAまたはケイマン諸島のその他の政府当局による監督を受けることはない。CIM
    Aおよびケイマン諸島のその他の政府当局はいずれも、英文目論見書の条件または価値について
    意見を述べたことはなく、承認もしていない。ケイマン諸島には投資家が利用できる投資補償制
    度は存在しない。
     規制された投資信託が、その義務を履行できなくなる可能性がある場合、また投資者や債権者
    の利益を害する方法で業務を遂行もしくは遂行を企図し、または任意解散を行おうとしている場
    合、CIMAは、一定の措置を取ることができる。CIMAの権限には、受託会社の交替を要求
    すること、サブ・ファンドの適切な業務遂行について受託会社に助言を与える者を任命するこ
    と、またはサブ・ファンドの業務監督者を任命すること等が含まれる。CIMAは、その他の権
    限(その他措置の承認を裁判所に申請する権限を含む。)を行使することができる。
     サブ・ファンドの受託会社は、ケイマン諸島の会社として登録されており、かつ信託会社とし
    てケイマン諸島において許可を受けている。受託会社は、CIMAの監督下にある。受託会社は
    また、ミューチュアル・ファンド法に基づく投資信託管理会社として許可されている。
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  2【投資方針】
  (1)【投資方針】
   Ⅰ.サブ・ファンドの投資目的および投資戦略
    投資目的
     サブ・ファンドの投資目的は、世界の投資適格債に主として投資を行う投資先ファンドへ主に
    投資することにより、安定したインカムゲインの確保と信託財産の成長を目指すことである。
    投資先ファンドの投資顧問会社








             (注)
     J.P.モルガン・アセット・マネジメント          に属するJPモルガン・アセット・マネジメ
    ント(UK)リミテッド(JPMorgan       Asset Management  (UK) Limited)がサブ・ファンドの各ク
    ラスの主要投資対象である投資先ファンドの投資顧問会社を務める。
     J.P.モルガン・アセット・マネジメントは、世界最大級の金融持株会社であるJPモルガ
    ン・チェース・アンド・カンパニーの傘下にある。
    (注)J.P.モルガン・アセット・マネジメントは、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーおよび世界
     の関連会社の資産運用ビジネスのブランドである。
    サブ・ファンドの各クラスの特色

    ① サブ・ファンドの各クラスは、投資先ファンドへの投資を通じて、主として世界の投資適格
    債に投資する。
                (注)
     サブ・ファンドは、外国為替予約取引、直物為替先渡取引             、ならびに/または現金およ
    び短期金融商品取引を行うことができるものの、その資産のほぼ全額を投資先ファンドに投資
    することを意図している。
    (注) 直物為替先渡取引(NDF)とは、一種の外国為替先物取引であり、決済時に元本部分への受渡しを行わ
     ずに、取引時に決定した取引レートと決済レートの差、および元本により計算された額の受渡しを行う
     取引をいう。
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    ② サブ・ファンドの各クラスは、取引対象通貨について為替取引が行われる(米ドル建                  米ドル
    ヘッジクラスを除く。)。
     各クラスの申込代金は、サブ・ファンドに帰属し、外国為替予約取引または直物為替先渡取
    引を利用して以下のとおり米ドルから当該クラスにおいて選択された通貨(以下「取引対象通
    貨」という。)について為替取引が行われる(米ドル建           米ドルヘッジクラスを除く。)。
    通貨クラス   表示通貨   取引対象通貨     外国為替取引方針

              外国為替取引を行わない(投資先ファン

    米ドル建
              ドは、米ドル以外の通貨のエクスポー
     米ドル   米ドル    なし
              ジャーを米ドルに対して低減させる為替
    ヘッジクラス
                 (注)
              取引を行う。)    。
              当該クラスは、原則として、損失のリス

    豪ドル建
              クを減少させるため、米ドルのエクス
     豪ドル   豪ドル   豪ドル
              ポージャーを豪ドルに対して低減させる
    ヘッジクラス
              為替取引を行う。
              当該クラスは、原則として、損失のリス

    ユーロ建
              クを減少させるため、米ドルのエクス
     ユーロ   ユーロ   ユーロ
              ポージャーをユーロに対して低減させる
    ヘッジクラス
              為替取引を行う。
    (注)米ドル建   米ドルヘッジクラスは、投資対象である投資先ファンドで為替取引を行う。
     通常の場合において、投資顧問会社は、各クラスの外国為替取引比率を95%から105%の間で
    管理する予定である。
     サブ・ファンドの申込代金の主要部分は、ケイマン諸島籍のユニット・トラストである投資
    先ファンドの受益証券の申込みに充当される。
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    <収益の源泉>
    ① 世界の投資適格債への投資
     サブ・ファンドの各クラスは、投資先ファンドへの投資を通じて、主として世界の投資適格
    債に投資を行うことにより、信用リスクの低減を図り、安定した利回りの確保を目指す。
     投資先ファンドの基本投資割合は、世界の投資適格社債が75%程度、投資適格の信用格付を
    付与された世界のソブリン債が25%程度である。投資環境および流動性を勘案し、±25%の範
    囲で投資割合の変更を行うことがある。
    ※投資環境および流動性を勘案し、基本投資割合±25%の範囲で投資割合の変更を行うことが






     ある。したがって、投資適格社債への投資割合は50~100%となり、投資適格の信用格付を付
     与されたソブリン債については、0~50%となる。
    ポイント1 相対的に安定した値動き





     世界の投資適格社債および投資適格の信用格付を付与された世界のソブリン債は、新興国の
    ソブリン債および世界のハイ・イールド債と比較して、相対的に安定した値動きを示す傾向が
    ある。
    ポイント2 投資適格社債の魅力
     投資適格社債は、国債と比較して、一般的に信用力および流動性において劣るものの、相対
    的に利回りが高く、投資対象として魅力的な一面を有している。
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       (注1)
    ② 原資産通貨    と取引対象通貨の短期金利の差から獲得できる「為替取引プレミアム(金
    利差相当分の収益)」
     投資先ファンドは、原資産通貨のエクスポージャーを米ドルについて為替取引を行い、サ
    ブ・ファンドの各クラス(米ドル建       米ドルヘッジクラスを除く。)は、米ドルのエクスポー
    ジャーを各クラスの取引対象通貨について為替取引を行う。したがって、各クラス(米ドル建
         (注2)
    米ドルヘッジクラスを除く       。)の取引対象通貨の短期金利が、原資産通貨の短期金利と
    比較して高い場合には、為替取引を行うことによって、通貨間の短期金利差を「為替取引プレ
    ミアム(金利差相当分の収益)」として実質的に受け取ることが期待できる。逆に、各クラス
    の取引対象通貨の短期金利が、原資産通貨の短期金利と比較して低い場合には、為替取引を行
    うことにより「為替取引コスト(金利差相当分の費用)」を負担することになる。
    (注1)原資産通貨とは、投資先ファンドの投資先資産を構成する総構成通貨をいう。
    (注2)米ドル建   米ドルヘッジクラスについては、米ドルと原資産通貨の短期金利差が「為替取引プレミアム
      (金利差相当分の収益)」または「為替取引コスト(金利差相当分の費用)」となる。
    (注)上記の図は、為替取引プレミアム(金利差相当分の収益)および為替取引コスト(金利差相当分の費






     用)の概念を説明するイメージ図であり、将来のサブ・ファンドの投資成果を保証するものではない。
     市況動向、資金動向またはサブ・ファンドの残存信託期間等の事情によっては、前記のような

    運用ができないことがある。
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  Ⅱ.投資先ファンドの投資戦略および投資制限
    投資先ファンド
     コクサイ・トラスト-
     ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンド WIGBF米ドルヘッジクラ
     ス(F)
     投資顧問会社:JPモルガン・アセット・マネジメント(UK)リミテッド
     受託会社:インタートラスト・トラスティーズ(ケイマン)リミテッド(Intertrust                 Trustees
     (Cayman)  Limited)
     管理事務代行会社および保管会社:ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・アンド・カンパニー
     (Brown  Brothers  Harriman  &Co.)
     ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの設定日:2010年4月16日
     会計年度末:12月31日
     信託期間:無期限(ただし、早期に終了することがある。)
     監査人:プライスウォーターハウスクーパース(PricewaterhouseCoopers)
     申込手数料:なし
    投資目的
     投資先ファンドの投資目的は、主として世界の投資適格債に投資することにより、安定したイ
    ンカムゲインの確保と信託財産の成長を目指すことである。
    投資戦略および投資制限
     投資先ファンドは、以下の投資対象に投資および再投資を行う。
    ■ ソブリン発行体の債務、ならびに以下により発行される固定および変動利付債券
     ・政府
     ・行政機関:政府により負債が支払われ、または保証される政府系組織
     ・国際組織:複数の政府により設立され、または所有される国際機関(国際復興開発銀行
     (IBRD)、欧州投資銀行(EIB)、アジア開発銀行(ADB)を含むが、これらに
     限られない。)
    ■ 企業発行体の債務
     米ドル以外の通貨建の投資先資産へのエクスポージャーは、外国為替予約取引または直物為替
    先渡取引を利用することにより米ドルに対してヘッジされる。
    デリバティブの使用
     投資先ファンドは、以下の上場デリバティブを、デュレーション・リスク、イールド・カー
    ブ・リスクおよびボラティリティ・リスクをヘッジする目的でのみ使用することができる。
    ・国債先物および国債先物オプション(米国、ユーロ諸国、オーストラリア、カナダ、スイス
     および英国のソブリン債を含むが、これらに限られない。)
    ・金利先物および金利先物オプション(ユーロ/米ドル、ユーリボーおよびショート・スター
     リング(英ポンド金利先物)を含むが、これらに限られない。)
    ・投資先ファンドの投資コンセプトおよび投資目的を追求するため、必要または適切と判断さ
     れるその他の上場デリバティブ
    資産配分方針
     投資先ファンドの基本投資割合は、世界の投資適格社債が75%程度、投資適格の信用格付を付
    与された世界のソブリン債が25%程度である。投資環境および流動性を勘案し、±25%の範囲で
    投資割合の変更を行うことがある。
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    信用格付にかかる方針
    ・投資先ファンドは、その投資対象について、S&Pグローバル・レーティング(以下「S&
     P社」という。)およびムーディーズ(以下「ムーディーズ社」という。)による信用格付
     を参照する。ある証券について異なる格付が付与されている場合、高い方が適用される。
    ・通常、証券の購入時において、すべての単一銘柄は、S&P社またはムーディーズ社からB
     BB-/Baa3以上の格付を付与されているものとする。
    ・投資先ファンドは、S&P社またはムーディーズ社からBBB-/Baa3以上の格付を付
     与されることが予想される新規発行債券を除き、格付を付与されていない証券を購入しては
     ならない。
    ・投資先ファンドの組入投資対象が格下げまたは格付の撤回により前記の格付を下回った場
     合、投資先ファンドの投資顧問会社は1か月以内にポジションを清算する。
    その他の投資制限
    ・投資先ファンドは、エクイティ証券に直接投資してはならない。エクイティに対する投資
     は、転換社債の転換、社債保有者に付与されたワラントまたはその他の新株引受権の行使、
     および新規社債の発行、債務不履行となった債券またはクラスアクション等に関連したエク
     イティの受領の結果として行われる。かかるエクイティに対する投資は、投資先ファンドの
     純資産価額の15%以下とする。
    ・投資先ファンドは、地方自治体および地方政府の債務に投資してはならない。
    ・投資先ファンドは、ワラントに直接投資してはならない。ワラントに対する投資は、ワラン
     ト債に対する投資または社債保有者に付与されたワラントの引受権の行使によって行われ
     る。かかるワラントに対する投資は、投資先ファンドの純資産価額の5%を超えてはならな
     い。ワラントは、販売時に債券から分離することができ、ワラントまたは債券は個別に処分
     することができる。
    ・投資先ファンドは、ローン・パーティシペーションに投資してはならず、また、ローンの譲
     渡を受けてはならない。
    ・投資先ファンドは、適格デリバティブによって生じたショート・ポジションを除いて、いか
     なる証券のショート・ポジションも取得してはならない。
    ・投資先ファンドは、その純資産価額の10%を超える金額の借入れを行ってはならない。ただ
     し、借入資金は、証券等に対する投資に利用されないものとする。
    ・投資先ファンドは、その純資産価額の15%を超えて非流動資産に投資してはならない。非流
     動資産とは、投資先ファンドの投資顧問会社が、通常の業務過程において7日以内に売却ま
     たは処分することができないと考える資産と定義される。証券は、市場相場が即時に入手で
     きないことのみを理由として非流動的とみなされない。
    ・投資先ファンドは、集団投資スキームに投資してはならない。
    ・投資先ファンドは、ショーグン債等の日本法に基づき発行される円以外の通貨建の債券に投
     資してはならない。
    ・受益者保護に反するか、または投資先ファンドの資産の適正な運用を害する、受託会社の一
     切の取引(当該受託会社が自らのためまたは第三者のために行う取引等)を禁止する。
  (2)【投資対象】

     前記「(1)投資方針」を参照のこと。
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  (3)【運用体制】
     管理会社は、副管理会社との間で投資運用およびリスク・マネジメント委託契約を締結し、同
    契約に基づき、副管理会社がサブ・ファンドの資産のポートフォリオ運用管理を行う。副管理会
    社は、投資顧問会社との間で投資顧問契約を締結し、同契約に基づき、投資顧問会社は副管理会
    社に対して運用に係る助言等を実施する。副管理会社は、投資顧問会社からの助言を受け、サ
    ブ・ファンドの資産に関する運用指図を行う。
    投資顧問会社における各会議の役割・機能










    会議    役割・機能

    投資環境会議    投資環境会議を開催し、経済環境等の長期的な構造変化や中長期的

        な投資環境について検討を行う。
    運用戦略委員会    運用戦略委員会を開催し、助言状況の報告を行う。

  (4)【分配方針】

     管理会社は、その裁量により、毎月15日(当該日が営業日でない場合には、翌営業日とす
    る。)に、各クラスについて、純投資収益、純実現および未実現キャピタル・ゲインならびに分
    配可能な元本から分配を宣言することができる。分配は、受益者(日本における販売会社または
    販売取扱会社に受益証券の保管を委託している日本の投資者の保有する受益証券に関しては、日
    本における販売会社)に対して、分配の宣言時から起算して5営業日以内に行われる。
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     分配は、基準日現在登録されている受益者に対して、その保有するサブ・ファンドの受益証券
    の口数に応じて行われなければならない。分配金を受領する権利を有している受益者は、分配宣
    言の日から5年を超えて請求しなかった場合、その権利を失うものとし、請求されなかった分配
    金は、当該日より、管理会社が適切であると判断した方法により、サブ・ファンドのために計上
    される。
     管理会社は、受益者に対する分配金のうち、信託証書の条項により受益者が支払義務を負うも
    のの、未払いの状態にある金額を控除することができる。
     管理会社は、信託証書の条項により明示的に授権されているか否かを問わず、受益証券に対す
    る分配金その他の支払から、公課またはその他の税金、手数料もしくはその他のあらゆる性質の
    賦課について、受託会社または管理会社が行うことを義務づけられているかまたは行う権限を有
    するその他の控除を行うことができる。
     上記は、将来の分配金の支払および金額について保証するものではない。
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  (5)【投資制限】
     管理会社は、以下の投資制限をサブ・ファンドが遵守するよう確保する。
    ① サブ・ファンドについて空売りされる証券の時価総額は、サブ・ファンドの純資産価額を
     超えないものとする。
    ② 残存借入総額がサブ・ファンドの純資産価額の10%を超える場合、借入れは禁止される。
     ただし、合併等の特別事態により一時的に当該10%の制限を超える場合はこの限りではな
     い。
    ③ サブ・ファンドは、一発行会社の株式取得の結果、管理会社が運用するすべての投資信託
     およびすべてのミューチュアル・ファンド(サブ・ファンドを含む。)の全体において、保
     有する株式の議決権の総数がかかる発行会社の株式の議決権の50%を超える場合、かかる発
     行会社の株式を取得しない。かかる制限は、他の投資信託に対する投資には適用されない。
     上記比率は、買付時に計算されるかまたは時価によることができる。
    ④ サブ・ファンドは、私募証券、非上場証券または不動産等の直ちに換金できない流動性に
     欠ける資産にサブ・ファンドの純資産価額の15%を超えて投資を行わない。ただし、日本証
     券業協会の外国証券の取引に関する規則第16条(随時改正される。)により要求される価格
     の透明性を確保する適切な措置が講じられている場合を除く。上記比率は買付時に計算され
     るかまたは時価によることができる。
    ⑤ 投資対象の購入、投資および追加の結果、サブ・ファンドの資産額の50%を超えて、金融
     商品取引法第2条第1項に規定される「有価証券」の定義に該当しない資産を構成する場
     合、かかる投資対象の購入、投資および追加を行わない。
    ⑥ 管理会社またはその他受益者以外の第三者の利益のために受益者保護に反するまたはサ
     ブ・ファンドの資産の適正な運用を害するサブ・ファンドのための管理会社の取引は禁止さ
     れる。
     サブ・ファンドの投資対象の価値の変動、再編もしくは合併、サブ・ファンドの資産からの支

    払またはサブ・ファンドの受益証券の買戻しの結果としてサブ・ファンドに適用ある投資制限の
    いずれかに違反した場合、管理会社は、直ちにサブ・ファンドの投資対象を売却する必要はな
    い。しかし、管理会社は、サブ・ファンドの受益者の利益を考慮した上で、違反が判明してから
    合理的な期間内にサブ・ファンドに適用ある制限を遵守するために合理的に実行可能な措置を講
    じる。
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  3【投資リスク】
  (1)リスク要因
    各クラスの受益証券への投資は、高度のリスクを伴うものであり、証券、金融デリバティブおよび
   税務について相当の経験および個人的な知識を有し、かつ損失を負担することができる投資者によっ
   てのみ行われるべきである。受益証券への投資により生じる損失に対する保証や、サブ・ファンドの
   投資目的が達成される保証はない。世界的な証券および金融商品への投資が一定のリスクを伴うのと
   同様に、受益証券への投資はリスクを伴う。投資予定者は、本書全体を慎重に検討し、受益証券の申
   込みを行う前に自らの専門アドバイザーに相談するべきである。
    過去の実績は必ずしも将来の業績を示すものではない。利益が実現される保証や、多額の損失を被
   らない保証はない。
    受益証券は相当の損失リスクを伴う投機的な非流動証券であり、サブ・ファンドに対する投資が完
   全な投資プログラムを反映するものではなく、かつサブ・ファンドに対する投資のリスクを十分に理
   解し、かかるリスクを負う能力を有する投資に精通した個人による投資のみに適している。サブ・
   ファンドによる債務証券に対する集中によって一部のポートフォリオに不適切となる可能性がある。
   以下のリスクについての要約に記載されたサブ・ファンドならびにサブ・ファンドの投資対象および
   ポートフォリオに関する言及は、サブ・ファンドの投資対象およびポートフォリオに関する複合的リ
   スクについて言及するものである。サブ・ファンドに対する投資に伴うすべてのリスクの完全なリス
   トとされるものではない以下の勘案事項は、サブ・ファンドに対する投資を行う前に慎重に評価され
   るべきである。
  ① サブ・ファンドの主なリスク要因

    受益証券1口当たり純資産価格は、組入有価証券等の値動きや為替相場の変動等により大き
   く上下することがある。また、組入有価証券の発行者の経営・財務状況の変化およびそれらに
   関する外部評価の影響を受けることがある。
    したがって、投資元本が保証されているものではなく、受益証券1口当たり純資産価格の下
   落により損失を被り、投資元本を割り込むことがある。運用または為替相場の変動による損益
   はすべて投資者に帰属する。
    投資信託は預貯金と異なる。
   為替変動リスク

    米ドル建  米ドルヘッジクラス受益証券、豪ドル建        豪ドルヘッジクラス受益証券およびユーロ建
   ユーロヘッジクラス受益証券の1口当たり純資産価格の算定は、外貨建により行われるため、円によ
   り投資される場合には、外国為替相場の変動によっては換金時の円貨受取金額が円貨投資額を下回る
   場合がある。
   ≪投資先ファンド≫
    投資先資産の米ドル建以外の通貨エクスポージャーは、米ドルにヘッジされ、米ドル金利が投資先
   資産の米ドル以外の通貨建の金利より低い場合、投資先ファンドがヘッジ・コストを負担する。完全
   に為替リスクを排除することはできない。
   <米ドル建  米ドルヘッジクラス>
    主要投資対象とする外国の投資信託証券の組入資産について、当該投資信託証券において原則とし
   て対米ドルで為替取引を行い、原資産通貨と米ドルとの間の為替変動リスクの低減をはかるが、完全
   に為替リスクを排除することはできない。また、米ドル金利が当該組入資産にかかる通貨の金利より
   低い場合、その金利差相当分の為替取引コストがかかることに留意されたい。
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   <豪ドル建  豪ドルヘッジクラス>
    主要投資対象とする外国の投資信託証券は、米ドルについて為替取引が行われており、同クラスに
   おいて原則として米ドルは対豪ドルで為替取引が行われ、米ドルと豪ドルとの間の為替変動リスクの
   低減をはかるが、完全に為替リスクを排除することはできない。また、豪ドル金利が米ドル金利より
   低い場合、豪ドルと米ドルとの金利差相当分の為替取引コストがかかることに留意されたい。
   <ユーロ建  ユーロヘッジクラス>
    主要投資対象とする外国の投資信託証券は、米ドルについて為替取引が行われており、同クラスに
   おいて原則として米ドルは対ユーロで為替取引が行われ、米ドルとユーロとの間の為替変動リスクの
   低減をはかるが、完全に為替リスクを排除することはできない。また、ユーロ金利が米ドル金利より
   低い場合、ユーロと米ドルとの金利差相当分の為替取引コストがかかることに留意されたい。
   金利変動リスク
    実質的に投資している債券の発行国・地域の金利水準が上昇(低下)した場合には、一般的に債券
   価格は下落(上昇)し、受益証券1口当たり純資産価格の変動要因となる。金利変動に伴う債券価格
        (注)
   の変動は、デュレーション      が長いほど大きくなる。
   (注)デュレーションとは、「金利変動に対する債券価格の変動性」を示すもので、債券に投資した場合の平均投資回
    収年限を表す指標である。値が大きいほど、投資元本の回収までに時間がかかり、その間の金利変動に対する債
    券価格の変動(感応度)が大きくなる。
   信用リスク
    実質的に投資している債券の発行体の債務返済能力等の変化等による格付(信用度)の変更や変更
   の可能性等により債券価格が大きく変動し、受益証券1口当たり純資産価格も大きく変動する場合が
   ある。また、実質的に投資している有価証券等の発行企業の倒産、財務状況または信用状況の悪化等
   の影響により、受益証券1口当たり純資産価格は下落し、損失を被ることがある。デフォルトが生じ
   た場合には、債券価格は大きく下落する可能性がある。なお、このような場合には、流動性が大幅に
   低下し、機動的な売買が行えないことがある。
   流動性リスク
    有価証券等を売却または購入しようとする際に、買い需要がなく売却不可能、または売り供給がな
   く購入不可能等となるリスクのことをいう。例えば、市況動向や有価証券等の流通量等の状況、また
   は買戻金額の規模によっては、組入有価証券等を市場実勢よりも低い価格で売却しなければならない
   ケースが考えられ、この場合には受益証券1口当たり純資産価格の下落要因となる。
  ② 一般的なリスク

    サブ・ファンドに対する投資には、高度のリスクを伴う。サブ・ファンドが投資目的を達成すると
   いう保証はなく、当該受益者が自己の投資のすべてまたは実質的にすべてを失わないという保証もな
   い。
   損失リスク
    サブ・ファンドに対する投資には、投資額のすべてが失われる可能性を含む、高度のリスクを伴
   う。
   保証がないこと
    サブ・ファンドの資産について、投資目的または投資戦略の実行が受益者の損失という結果を招く
   ことはないという保証はない。
   カウンター・パーティーおよびブローカー
    サブ・ファンドまたはサブ・ファンドの受任者が取引または投資する金融機関およびカウンター・
   パーティー(銀行および証券会社を含む。)が、財務上の困難およびサブ・ファンドに対する債務の
   不履行に陥ることがある。かかる不履行は、サブ・ファンドにとって著しい損失を引き起こすおそれ
   がある。更に、サブ・ファンドは、一定の取引を確保するためにカウンター・パーティーに対して担
   保を差し入れることがある。
   保管リスク
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    サブ・ファンドは、自己の投資先証券のすべての保管状況を管理しているわけではない。保管会社
   または保管者として選任されたその他の銀行もしくは証券会社が支払不能となり、そのためにそれら
   の保管者が保有する資金または証券の全部または一部をサブ・ファンドが失う可能性がある。
   補償リスク
    受託会社、管理会社、管理事務代行会社および保管会社、投資顧問会社、監査人およびその他の当
   事者ならびにそれぞれの代理人、代表者、役員、従業員および関連会社の各々には、一定の状況にお
   いて、サブ・ファンドの資産から補償を受ける権利を有する。
   信用リスク
    信用リスクとは、証券の発行体が、支払期限が到来した際に、元利金の支払ができないというリス
   クである。発行体の信用格付または発行体の信用度についての市場の認識の変化も、サブ・ファンド
   の当該発行体に対する投資の価額に影響することがある。信用リスクの程度は、発行体の財務状態お
   よび債務の要項の双方による。
    サブ・ファンドが投資する可能性のある、格付が低いか、または格付がない確定利付証券に対する
   投資は、格付が高い証券に対する投資よりも一般的に大きな利益および収益の機会を提供するが、通
   常、(かかる証券発行体のデフォルトまたは破産の可能性を含む)より大きなリスクを伴う。
   発行体リスク
    証券の価額は、運用パフォーマンス、財務レバレッジ、および発行体の商品または業務提供に対す
   る需要の低下などの、発行体に直接関係する多数の理由により、下落する可能性がある。
   流動性リスク
    流動性リスクは、特定の投資対象を購入または売却することが難しい場合に存在する。流動性の低
   い証券に対するサブ・ファンドの投資は、非流動的な証券を有利な時期または価格において売却する
   ことができないという可能性があるため、サブ・ファンドのリターンを減少させることがある。サ
   ブ・ファンドの主な投資戦略が、開発途上国の証券、デリバティブ、または重大な市場リスクおよ
   び/または信用リスクを伴う証券に関わる場合、サブ・ファンドは、極めて大きな流動性リスクにさ
   らされることになる。
   決済リスク
    一定の外国市場における決済および清算手続は、米国、EUおよび日本のものとはかなり異なる。
   外国の決済および清算手続ならびに取引規則についても、証券の支払または引渡しの遅滞等、米国の
   投資対象の決済には通常伴わない一定のリスクを伴うことがある。時には、一定の外国での決済が、
   証券取引の件数と足並みをそろえていない場合もある。これらの問題は、サブ・ファンドが取引を行
   うことを困難にする可能性がある。サブ・ファンドが証券購入について決済できずまたは決済を遅滞
   する場合、魅力的な投資機会を逃すことがあり、またある期間について資産の一部が未投資のままと
   なり、それについて得られたはずのリターンがなくなる可能性がある。サブ・ファンドが証券の売却
   の決済をすることができずもしくは決済を遅滞する場合、証券の価額がその時点で下落している場合
   には損失を負うことがあり、また別の当事者に証券を売却することを契約していた場合には生じた損
   失についてサブ・ファンドが責任を負う可能性がある。
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   法律顧問
    受託会社、管理会社ならびにそれらの委託先および/または関連会社の一部(以下、総称して
   「ファンド当事者」という。)は、助言をする法律顧問(複数の場合もある。以下、総称して「顧
   問」という。)を雇用している。顧問はまた、その他のファンド当事者の法律顧問として行為するこ
   ともある。ファンド当事者の代表に関連して、顧問は、受益者を代表しない。いずれの独立法律顧問
   も受益者を代表するためにサブ・ファンドにより雇用されていない。
  ③ 戦略リスク(一定の取引商品)

   金利リスク
    サブ・ファンドが投資することがある確定利付証券の価額は、金利の一般水準が変動するにつれて
   変化する。金利が下落する場合、サブ・ファンドの確定利付証券の価額は上昇すると予想される。反
   対に、金利が上昇する場合、当該証券の価額は通常下落することが予想される。
   デリバティブ
    サブ・ファンドは、その投資対象をヘッジするため、またはリターンを強化することを目指して、
   デリバティブ商品を利用することがある。デリバティブによって、サブ・ファンドは、自己のリス
   ク・エクスポージャーを他の種類の商品よりも迅速かつ効率的に増減させることができる。デリバ
   ティブは、変動しやすく、以下を含む重大なリスクを伴う。
   ・信用リスク
     デリバティブ取引における取引相手方(取引の反対側の当事者)が、サブ・ファンドに対する
    金融債務を履行することができないリスク。
   ・レバレッジ・リスク
     比較的小さい市場の動向が投資対象の価額を大きく変動させる可能性があるという、一定の種
    類の投資対象または取引戦略に伴うリスク。レバレッジを伴う一定の投資対象または取引戦略に
    より当初投資した金額を大きく超える損失を生じる可能性がある。
   ・流動性リスク
     一定の証券について、売り手が売却したい時期において、または売り手がかかる証券に現在そ
    の価値があると判断する価格において、売却することが困難または不可能となる可能性があると
    いうリスク。
    サブ・ファンドは、予定ヘッジを含むヘッジ目的でデリバティブを利用することができる。ヘッジ
   は、サブ・ファンドがその他のサブ・ファンドの保有財産に伴うリスクを相殺するためにデリバティ
   ブを利用する戦略である。ヘッジは、損失を減らすことができる一方で、市場がサブ・ファンドの予
   測とは異なる態様で変動した場合またはデリバティブのコストがヘッジの利益を超えた場合には、利
   益を減少させもしくは排除させ、または損失を生じさせる可能性もある。ヘッジは、デリバティブ価
   額の変動がサブ・ファンドが期待したとおりにヘッジされていた当該保有財産の変動に合致しないリ
   スクも伴い、その場合、ヘッジされていた保有財産についての損失が減少せず、増加することがあ
   る。サブ・ファンドのヘッジ戦略が、リスクを減少させ、またはヘッジ取引が利用可能となるかもし
   くは費用効率が良くなるという保証はない。サブ・ファンドは、ヘッジの利用を義務づけられてはお
   らず、利用しないことを選択することもできる。サブ・ファンドは、リターンの強化を目指してデリ
   バティブを利用することができるため、サブ・ファンドがヘッジ目的のためだけにデリバティブを利
   用する場合に比べて、その投資対象により、より大きな前記のリスクをサブ・ファンドは負担するこ
   ととなる。リターンの強化を目指したデリバティブの利用は、投機的とみなされることがある。
   ソブリン債務および企業債務
    サブ・ファンドは、主にソブリン債発行体および企業債務に投資する。サブ・ファンドは、その投
   資対象を、レバレッジをかけられ、かつその他キャッシュ・フローに負担がかけられた、すなわち高
   い金融リスクを伴うソブリン債発行体および企業に有することができる。サブ・ファンドは、財務上
   もしくは経営上の困難に陥ったまたはその他需要を失ったソブリン債発行体および企業債務にも投資
   を行うことができる。かかる投資は投機的とみなされる可能性があり、当該債務は、金利変動、経済
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   情勢の変化または特定のソブリン債発行体もしくは業界に影響を与える経済的要因、または法域およ
   び/もしくは企業内における特定の動向により悪影響を受ける可能性がある。
   ソブリン債
    サブ・ファンドは、主に新興国を含むソブリン債発行体が発行または保証するソブリン債証券に投
   資することができる。ソブリン債に対する投資は、高度のリスクを伴う。ソブリン債の返済を管理す
   る政府機関は、かかる債務の要項に従って期限が到来した際に、元本および/または利息を返済する
   ことができないかまたはその意思がないことがある。期限の到来している元本および利息を適時に返
   済する政府機関の意思または能力は、特に、そのキャッシュ・フローの状況、外貨準備の程度、支払
   期限が到来している日付に十分な外国為替が利用できるかどうか、経済全体に対する債務返済負担の
   相対的な規模、国際通貨基金に対する政府機関の方針および政府機関が服することになる政治的な制
   約といった要因により影響を受けることがある。政府機関はまた、自己の債務の元本および利息の滞
   納額を削減するために、米国以外の政府、多国間機関およびその他の国際組織からの期待される支出
   に依存していることもある。このような支出を行う当該政府、政府機関およびその他における約定
   は、経済改革および/または経済活動、ならびにかかる債務者の債務の適時の返済の実施が条件と
   なっていることがある。こうした改革の実施、このような水準の経済活動の達成、または期限が到来
   した際に、元本および利息の返済ができないことにより、政府機関に資金を貸し付けるという当該第
   三者の約定が解除されることになる場合があり、それにより、債務を適時に返済するというかかる債
   務者の能力または意思がさらに損なわれることがある。結果として、政府機関が自己のソブリン債に
   ついて不履行となることがある。
    ソブリン債の保有者は、かかる債務の繰延べに参加すること、および政府機関に対して追加貸付け
   を行うことを要請される場合がある。政府機関による不履行の場合、かかる債務の回収のための効果
   的な法的救済手段は、ほとんどないかまったくないことがある。
   サブ・ファンドの費用
    サブ・ファンドの費用は、その他多くの私募投資信託において見られるものよりも純資産に占める
   割合が高いことがある。
   純資産価額の計算
    証券の売却が取引日直後に発生した場合でも、後記の受益証券1口当たり純資産価格の決定が証券
   の実際の売却価格を反映する保証はない。投資対象の売却が見積額よりも低くなった場合、残存する
   受益者にとり、サブ・ファンドの純資産価額が減少することとなる。価格設定が許容範囲を超えて不
   透明であった場合、当該不透明性の解決についての最終権限は最終的に受託会社にある。
    純資産価額は、米国において適用される、一般的に認められた会計原則に基づいて決定される。サ
   ブ・ファンドの特定の投資対象(直接または間接的を問わない。)について、それが正確な評価であ
   ると受託会社およびその委託先が合理的に考えた価格が後日不正確であったと判断された場合、受託
   会社およびその委託先のいずれも何ら責任を負わない。
   多額の買戻しの影響
    短期間における多額の買戻しによって、サブ・ファンドの取引ポジションの相当部分を著しく不利
   な条件で清算することが必要となる可能性がある。
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   受託会社および管理会社の限定的な役割
    受託会社および管理会社は、サブ・ファンドの運営のあらゆる面につき最終的な権限を有する。し
   かしながら、かかる活動を管理する管理会社の能力は、限定されたものである。管理会社の役割は、
   サブ・ファンドの投資活動に対する監督であり、かかる投資活動に対する積極的な関与ではない。
   法的、税務および規制リスク
    法的、税務上および規制上の変更は、サブ・ファンドの存続期間中に生じる可能性があり、かかる
   変更はサブ・ファンドに対して不利な影響を与えることがある。例えば、デリバティブ商品の規制環
   境および税務環境は進展しており、デリバティブ商品に対する規制上または税務上の変更は、サブ・
   ファンドが保有するデリバティブ商品の価値およびサブ・ファンドが自己の取引戦略を追求する能力
   に対して悪影響を及ぼすことがある。同様に、高レバレッジの投資者に対する規制環境も進展してお
   り、高レバレッジの投資者に対する直接的または間接的な規制上の変更は、サブ・ファンドが自己の
   取引戦略を追求する能力に悪影響を及ぼすことがある。
  ④ クラスに関する一定のリスク

   為替リスクおよび為替取引のリスク
    為替取引を行わないクラスに帰属する投資対象の場合を除き、投資顧問会社は、サブ・ファンドの
   米ドル・エクスポージャーを、為替取引を行う各クラスの取引対象通貨に対して為替取引することを
   追求する。
    為替取引には、為替取引を行う取引相手方による債務不履行の可能性を含む特別なリスクが伴う。
   更に、取引対象通貨の価値が米ドルに比べて減少することがあり、したがって、損失を被ることがあ
   る。投資顧問会社は、実行可能とみなす方法で為替レートのリスクに対する為替取引に従事する。投
   資顧問会社が、為替レートのリスクに対して十分に為替取引を行わなかった場合、当該為替取引は、
   前記の通貨間の為替レートの変動に対して部分的な保護のみを提供することとなり、損失は、サブ・
   ファンドがかかるポジションに対して十分に為替取引した場合よりも大きくなる可能性がある。
   クラス間における債務負担
    ファンドは、独立の法主体ではない。ファンド内会計の目的上、別個の勘定がクラス毎に設定され
   る。かかるクラスに帰属するサブ・ファンドの資産は当該勘定に配分され、かかるクラスに明確に配
   分できるサブ・ファンドの債務は、当該勘定の借方に計上される。クラスの支払不能または終了の場
   合(すなわち、クラスの資産がクラスの債務への充当に不十分である場合)、個別のクラスに対して
   計上されている額だけでなく、サブ・ファンドのすべての資産が、クラスの債務に充当するために使
   用される。その他のクラスに帰属する債務が当該各クラスに帰属する資産を超過するまで、いずれか
   一のクラスに帰属する資産を分離することは不可能である。したがって、例えば、一のクラスの勘定
   に負債が生じ、債権者がかかる負債に関してサブ・ファンドに対する判決を取得する場合、サブ・
   ファンドの資産は、クラスにかかわらず、かかる判決を履行するために利用可能である。受託会社
   は、現在、かかる既存債務または偶発債務を認識していない。
    サブ・ファンド内での様々なクラスの運用開始は、異なる時期に生じることがあり、したがって、
   特定のクラス(複数の場合もある。)の運用開始時に、特定のクラスが関連する資産のプールが取引
   を開始していることがある。サブ・ファンドに関する財務情報は、随時公表され、直近に公表された
   監査済みまたは未監査の財務情報は、要求により、投資予定者に提供される。
   監査人の責任限定
    ケイマン諸島の法律は、監査人が自らの責任を限定する能力を制限していないため、監査人と締結
   した監査契約書において、かかる責任限定が規定されることがあり、また、一定の場合に監査人を補
   償する規定が置かれることもある。
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  ⑤ 為替取引に関する一定のリスク
   クラス間における担保提供
    サブ・ファンドは、単一のポートフォリオにより構成される。クラスの為替取引の影響は、当該ク
   ラスの資産が為替取引の損失をカバーするために不十分である場合に当該クラスのみに及ぼされるこ
   とが意図される一方、その他のクラスに帰属する資産は、かかる不足をカバーするために使用され
   る。それにもかかわらず、様々なクラスは、当該クラスのために為替取引により生じた値上がりから
   利益を得ることはない。
  ⑥ リスク開示の制限

    リスク要因の前記リストは、サブ・ファンドへの投資に伴うリスクの完全な列挙または説明という
   わけではない。受益者となる予定の者は、サブ・ファンドに関する本書全体を読むべきであり、サ
   ブ・ファンドに投資を行うか否かを決定する前に自己の投資、法務、税務、会計およびその他のアド
   バイザーに相談するべきである。更に、サブ・ファンドの投資プログラムは時間の経過とともに発展
   し、変化するため、サブ・ファンドへの投資は更なる様々なリスク要因にさらされることがある。
  (2)リスクに対する管理体制

    副管理会社は、サブ・ファンドに影響する可能性のあるすべての判明しているリスクを検知し、理
   解し、管理するために合理的な努力をすることを目的としている。副管理会社のリスク・マネジメン
   ト機能は、事業全体にわたるリスクの特定、測定、モニタリング、報告および軽減措置を連係させ、
   また容易にするという役割を担っている。副管理会社のリスク・マネジメント機能は、サブ・ファン
   ドがさらされているか、さらされる可能性のあるすべての重大なリスク・イベントの構造的な影響と
   発生可能性の評価を連係させる。
    リスク・マネジメント機能は、ポートフォリオ・マネジメント機能から機能的および階層的に独立
   しており、更に、潜在的な利益相反を避け、またリスク・マネジメントとリスクを伴う活動との厳密
   な分離を確実にするため、経営上の責任を負わない。
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  <参考情報>
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  4【手数料等及び税金】
  (1)【申込手数料】
   ① 海外における申込手数料
     (日本における販売会社または販売取扱会社が放棄しない限り)発行価格の3%(税別)を上
    限とする申込手数料(受益証券1口当たり)が課される。当該申込手数料は、日本における販売
    会社または販売取扱会社により留保される。
   ② 日本国内における申込手数料
     (日本における販売会社または販売取扱会社が放棄しない限り)発行価格の3.30%(税抜
    3%)を上限とする申込手数料(受益証券1口当たり)が課される。具体的な申込手数料の料率
    または金額については、日本における販売会社または販売取扱会社に照会のこと。当該申込手数
    料は、日本における販売会社または販売取扱会社により留保される。
     購入(申込み)手数料は、商品および関連する投資環境の説明および情報提供等、ならびに購
    入に関する事務コストの対価として、購入時に収受される。
    (注)手数料率は、手数料率(税抜)にかかる2020年6月30日現在の消費税(地方消費税を含む。以下同
     じ。)に相当する料率(10%)を加算した料率を表記している。手数料率は、消費税率に応じて変更と
     なることがある。
  (2)【買戻し手数料】

   ① 海外における買戻し手数料
     買戻し手数料は、課されない。
   ② 日本国内における買戻し手数料
     買戻し手数料は、課されない。
  (3)【管理報酬等】

    サブ・ファンドの管理報酬等は、合計で純資産価額の年率約0.98%(保管報酬を除く。)であ
   る。ただし、最低年間報酬が適用される場合がある。
   ① 管理報酬(副管理報酬を含む。)
     管理会社は、サブ・ファンドの純資産価額の年率0.04%の報酬を受領する権利を有する。かか
    る報酬は、毎日発生し、四半期毎に後払いされる。管理会社は、サブ・ファンドから受領した自
    身の報酬から、副管理会社の報酬を支払う。
     管理報酬は、信託証書に定める管理会社としての業務の対価として、管理会社に支払われる。
     2019年12月31日に終了した会計年度中の管理報酬は11,075米ドルであった。
   ② 投資顧問報酬
     投資顧問会社は、サブ・ファンドの純資産価額の年率0.38%の報酬を受領する権利を有する。
    かかる報酬は、毎日発生し、四半期毎に後払いされる。投資顧問報酬は、投資顧問契約に基づく
    投資顧問業務の対価として、投資顧問会社に支払われる。
     2019年12月31日に終了した会計年度中の投資顧問報酬は105,213米ドルであった。
   ③ 受託報酬
     受託会社は、サブ・ファンドの純資産価額の年率0.01%(ただし、最低年間受託報酬を10,000
    米ドルとする。)の報酬を受領する権利を有する。かかる報酬は、毎日発生し、毎月後払いされ
    る。
     その報酬に加え、受託会社は、サブ・ファンドに関する終了手数料を受領する権利を有し、ま
    た、信託証書に基づきサブ・ファンドに関する自らの義務の履行にあたり負担したすべての立替
    費用について、サブ・ファンドの資産から払戻しを受ける権利を有する。
     受託報酬は、信託証書に基づく受託業務の対価として、受託会社に支払われる。
     2019年12月31日に終了した会計年度中の受託報酬は10,001米ドルであった。
   ④ 管理事務代行報酬および名義書換事務代行報酬
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     管理事務代行会社兼名義書換事務代行会社は、年間45,000米ドルの最低報酬を条件として、以
    下の料率による報酬を受領する権利を有する。かかる報酬は、毎日発生し、毎月後払いされる。
      サブ・ファンドの純資産価額         料率
    5億米ドルまでの部分について          年率0.05%
    5億米ドル超10億米ドルまでの部分について          年率0.04%
    10億米ドル超の部分について          年率0.03%
     管理事務代行報酬および名義書換事務代行報酬は、管理事務代行契約に基づく管理事務代行業
    務および名義書換事務代行業務の対価として、管理事務代行会社兼名義書換事務代行会社に支払
    われる。
     2019年12月31日に終了した会計年度中の管理事務代行報酬および名義書換事務代行報酬は
    52,570米ドルであった。
   ⑤ 保管報酬
     保管会社は、合意済の取引手数料の支払を受ける権利を有し、サブ・ファンドの資産から適切
    な裏付けのある立替費用の払戻しを受ける。かかる報酬は、米ドル建で、当該月の終了後、会計
    年度を基準として30暦日以内に毎月後払いされる。保管会社は、年間5,000米ドルの最低報酬を受
    領する。
     保管報酬は、保管契約に基づく保管業務の対価として、保管会社に支払われる。
     2019年12月31日に終了した会計年度中の保管報酬は17,972米ドルであった。
   ⑥ 販売報酬
     日本における販売会社は、サブ・ファンドの米ドル建受益証券、豪ドル建受益証券およびユー
    ロ建受益証券の各クラスの純資産価額の年率0.45%の報酬を受領する権利を有する。かかる報酬
    は、毎日発生し、四半期毎に後払いされる。
     販売会社報酬は、投資者からの申込みまたは買戻請求を管理会社に取り次ぐ等の業務の対価と
    して、販売会社に支払われる。
     2019年12月31日に終了した会計年度中の販売報酬は124,594米ドルであった。
   ⑦ 代行協会員報酬
     代行協会員は、サブ・ファンドの米ドル建受益証券、豪ドル建受益証券およびユーロ建受益証
    券の各クラスの純資産価額の年率0.05%の報酬を受領する権利を有する。かかる報酬は、毎日発
    生し、四半期毎に後払いされる。
     代行協会員報酬は、受益証券1口当たり純資産価格の公表および受益証券に関する目論見書、
    決算報告書その他の書類の日本における販売会社に対する送付等の業務の対価として、代行協会
    員に支払われる。
     2019年12月31日に終了した会計年度中の代行協会員報酬は13,844米ドルであった。
  (4)【その他の手数料等】

   ① 設立費用
     ファンドの設立費用は、ファンドの最初のサブ・ファンドである外貨建 米国ハイ・イール
    ド・ボンド・オープン・カレンシー・セレクションの受益証券の当初申込期間の終了時から第5
    会計年度の終了時までに償却された。なお、当該償却期間中に追加的にサブ・ファンドが設定さ
    れているため、すべてのサブ・ファンドが、それぞれの純資産価額に比例して、存続期間の長さ
    に応じて期間調整ベースでファンドの設立費用を負担した。
     本サブ・ファンドの設立に関する費用は、約250,000米ドルとして見積もられていた。サブ・
    ファンドの設立および終了に関する費用は、サブ・ファンドにより負担される。サブ・ファンド
    の設立に関する費用は、5会計年度間で償却された。
     サブ・ファンドの各クラスは、すべての費用、または管理会社が負担する費用を除いて、特定
    の一クラスまたは複数のクラス(場合による。)に帰属しないすべてのサブ・ファンドの費用の
    (各純資産価額ベースでの)按分金額を支払う。
     2019年12月31日に終了した会計年度にサブ・ファンドが負担した設立費用はなかった。
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   ② その他の運営費用
     支払利息、仲介手数料・仲介報酬、斡旋手数料およびその他の類似の費用、ならびに特定の投
    資対象に関するデュー・ディリジェンス、その他の専門家報酬およびコンサルティング料を含む
    投資関連費用は、受託会社によってサブ・ファンドの資産から支払われる。
     弁護士、監査人および会計士にかかる費用(弁護士に支払う開示書類の作成・届出業務等に係
    る報酬および監査人等に支払う監査に係る報酬等)、投資報酬ならびに仲介報酬を含むファンド
    またはサブ・ファンドの直接的な運営費用も、サブ・ファンドの資産から支払われる。ただし、
    サブ・ファンドのみに割り当てられない費用については、受託会社がその裁量により公平と考え
    る基準に基づき、複数のサブ・ファンド間で比例按分される。
     以上に類似し、管理会社がサブ・ファンドにより負担することを適切と考えるその他すべての
    管理費用(受益証券の募集または販売に関して直接生じた広告宣伝費およびその他の費用を含
    む。)がサブ・ファンドの資産から支払われる。
     手数料および費用等の合計額およびその上限額ならびにこれらの計算方法については、サブ・
    ファンドの運用状況や受益証券の保有期間等に応じて異なるため表示することができない。
     2019年12月31日に終了した会計年度中のその他の運営費用は132,910米ドルであった。
   ③ コクサイ・トラスト-ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの報酬およ
    び費用
     コクサイ・トラスト-ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンド(以下
    「ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンド」という。)の管理報酬等は、合
    計でワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの純資産価額の年率0.49%(受
    託報酬を除く。)である。ただし、最低年間報酬が適用される場合がある。
    設立費用
     ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、その設立およびその受益証券
    の当初募集の費用を支払う。かかる費用は、取引運営の開始から5年以内の期間で償却される。
    運営費用および取引費用
     ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、以下の費用を含む(ただし、
    これらに限られない。)運営費用を負担する。すなわち、弁護士報酬、受益証券の継続募集の費
    用(英文目論見書の作成および頒布の費用を含む。)、印刷および郵送費用、届出の手数料およ
    び費用、会計、監査、および税務書類作成費用、コンサルタント報酬、税金、訴訟および臨時費
    用(もしあれば)、利息費用(レポ契約およびワールド・インベストメント・グレード・ボン
    ド・ファンドによる借入れの利息を含む。)、保管報酬、リスク計算業務、銀行手数料、仲介手
    数料(オプション取引を含む。)、スプレッド、証券の利幅、スワップおよび先渡し、ショー
    ト・ディビデンド、通貨ヘッジ費用、ならびにその他の投資および運営費用である。
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    臨時費用
     ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、課される税金(もしあれば)
    について責任を負う(これに対し、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンド
    に対する投資について受益者に対して課される税金については責任を負わない。)。受託会社お
    よびその委託先は、現在、かかる税金を認識しておらず(外国配当に対する源泉徴収税を除
    く。)、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドが将来かかる税金を負担す
    ることがないよう最善の努力を行う。さらに、ワールド・インベストメント・グレード・ボン
    ド・ファンドは、自己の取引に付随する一定の臨時手数料を支払わなければならない場合があ
    る。受託会社およびその委託先は、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンド
    が支払うことになる可能性のあるかかる費用が高額にはならないと予想している。
    投資顧問報酬
     ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、ワールド・インベストメン
    ト・グレード・ボンド・ファンドの投資顧問会社に報酬および手数料を支払う。ワールド・イン
    ベストメント・グレード・ボンド・ファンドの投資顧問会社は、毎年、1月1日、4月1日、7
    月1日および10月1日の前営業日のワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンド
    の純資産価額に基づき計算される一律年率0.4%の報酬を受領する権利を有する。当該報酬は、米
    ドルで支払われ、3か月毎に発生し、後払いされる。
    管理事務代行報酬
     ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの管理事務代行会社は、年間
    45,000米ドルの最低報酬を条件として、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファ
    ンドから、月次の報酬を受領する。管理事務代行報酬は、ワールド・インベストメント・グレー
    ド・ボンド・ファンドの純資産価額の最初の5億米ドルの部分についてワールド・インベストメ
    ント・グレード・ボンド・ファンドの純資産価額の年率0.09%として計算され、次の5億米ドル
    の部分についてワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの純資産価額の年率
    0.08%として計算され、10億米ドルの資産を超える部分についてワールド・インベストメント・
    グレード・ボンド・ファンドの純資産価額の年率0.07%として計算される。ワールド・インベス
    トメント・グレード・ボンド・ファンドの管理事務代行会社の一定の他の立替費用ならびに適用
    ある情報、通信および技術関連手数料もまた、管理事務および保管業務契約に従い、ワールド・
    インベストメント・グレード・ボンド・ファンドまたはワールド・インベストメント・グレー
    ド・ボンド・ファンドの投資顧問会社に課される。
    受託報酬
     ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、受託会社に対して、約5,500米
    ドルの最低年間報酬ならびに追加の時間制報酬、費用および当初費用を加えた金額を前払いで支
    払う。ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドはまた、コクサイ・トラスト
    について、現在610米ドルの年間免税トラスト手数料および現在4,268米ドルの年間ミューチュア
    ル・ファンド登録手数料の比例按分額も支払う。
    「ソフト・ダラー」
     ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの投資顧問会社は、1934年米国証
    券取引法第28(e)条で規定される「セーフ・ハーバー」内でリサーチ、リサーチ関連業務およびそ
    の他の業務を提供するかまたはそれらについて代金を支払う企業に仲介を指示する権限を特に付
    与されている。
     ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの手数料および費用等の合計額お
    よびその上限額ならびにこれらの計算方法については、ワールド・インベストメント・グレー
    ド・ボンド・ファンドの運用状況や受益証券の保有期間等に応じて異なるため表示することがで
    きない。
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  (5)【課税上の取扱い】
     以下の記載は、情報提供のみを目的とする。受益者となる予定の者は、サブ・ファンドへの投
    資による税金について、専門家である自己の税務アドバイザーに相談すべきである。税務上の帰
    結は、受益者となる予定の者の個々の状況に応じて異なりうる。
    ① 日本
     2020年5月末日現在、日本の受益者に対する課税については、以下のような取扱いとなる。
    Ⅰ サブ・ファンドが税法上公募外国公社債投資信託である場合
     ① 受益証券は、特定口座を取り扱う金融商品取引業者の特定口座において取り扱うことが
     できる。
     ② 国内における支払の取扱者を通じて支払を受ける場合、サブ・ファンドの分配金は、公
     募国内公社債投資信託の普通分配金と同じ取扱いとなる。
     ③ 国内における支払の取扱者を通じて支払を受ける場合、日本の個人受益者が支払を受け
     るサブ・ファンドの分配金については、20.315%(所得税15.315%、住民税5%。2038年
     1月1日以後は20%(所得税15%、住民税5%)の税率となる。)の税率による源泉徴収
     が日本国内で行われる。
      日本の個人受益者は、申告分離課税が適用されるので原則として確定申告をすることに
     なるが、確定申告不要を選択することにより、源泉徴収された税額のみで課税関係を終了
     させることもできる。
      確定申告不要を選択しない場合、一定の上場株式等(租税特別措置法(昭和32年法律第
     26号。その後の改正を含む。)に定める上場株式等をいう。以下同じ。)の譲渡損失(繰
     越損失を含む。)との損益通算が可能である。
     ④ 日本の法人受益者が支払を受けるサブ・ファンドの分配金(表示通貨ベースの償還金額
     と元本相当額との差益を含む。)については、国内における支払の取扱者を通じて支払を
     受ける場合、所得税のみ15.315%の税率による源泉徴収が日本国内で行われ(一定の公共
     法人等または金融機関等を除く。)、一定の場合、支払調書が税務署長に提出される
     (2038年1月1日以後は15%の税率となる。)。なお、益金不算入の適用は認められな
     い。
     ⑤ 日本の個人受益者が、受益証券を買戻請求等により譲渡した場合(他のクラスの受益証
     券に転換した場合を含む。)は、上場株式等に係る譲渡益課税の対象とされ、受益証券の
     譲渡損益(譲渡価額から取得価額等を控除した金額(邦貨換算額)をいう。以下同じ。)
     に対して、特定口座内での源泉徴収を選択した場合には、源泉徴収選択口座において、
     20.315%(所得税15.315%、住民税5%。2038年1月1日以後は20%(所得税15%、住民
     税5%)の税率となる。)の税率による源泉徴収が日本国内で行われる。受益証券の譲渡
     損益は申告分離課税の対象となり、税率は源泉徴収税率と同一であるが、確定申告不要を
     選択した場合は源泉徴収された税額のみで課税関係は終了する。
      譲渡損益は、一定の他の上場株式等の譲渡損益および一定の上場株式等の配当所得等と
     の損益通算が可能である。確定申告を行う場合、一定の譲渡損失の翌年以降3年間の繰越
     も可能である。
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     ⑥ 日本の個人受益者の場合、サブ・ファンドの償還についても譲渡があったものとみなさ
     れ、⑤と同様の取扱いとなる。
     ⑦ 日本の個人受益者についての分配金ならびに譲渡および買戻しの対価については、一定
     の場合、支払調書が税務署長に提出される。
     (注)日本の受益者は、個人であるか法人であるかにかかわらず、ケイマン諸島に住所または登記上の営
      業所もしくは恒久的施設を有しない場合、受益証券への投資に対しケイマン諸島税務当局により課
      税されることは一切ない。
    Ⅱ サブ・ファンドが税法上公募外国株式投資信託である場合
     ① 受益証券は、特定口座を取り扱う金融商品取引業者の特定口座において取り扱うことが
     できる。
     ② 国内における支払の取扱者を通じて支払を受ける場合、サブ・ファンドの分配金は、公
     募国内株式投資信託の普通分配金と同じ取扱いとなる。
     ③ 国内における支払の取扱者を通じて支払を受ける場合、日本の個人受益者が支払を受け
     るサブ・ファンドの分配金については、20.315%(所得税15.315%、住民税5%。2038年
     1月1日以後は20%(所得税15%、住民税5%)の税率となる。)の税率による源泉徴収
     が行われる。
      日本の個人受益者は、総合課税または申告分離課税のいずれかを選択して確定申告をす
     ることもできるが、確定申告不要を選択することにより、源泉徴収された税額のみで課税
     関係を終了させることもできる。
      申告分離課税を選択した場合、一定の上場株式等の譲渡損失(繰越損失を含む。)との
     損益通算が可能である。
     ④ 日本の法人受益者が支払を受けるサブ・ファンドの分配金(表示通貨ベースの償還金額
     と元本相当額との差益を含む。)については、国内における支払の取扱者を通じて支払を
     受ける場合、所得税のみ15.315%の税率による源泉徴収が日本国内で行われ(一定の公共
     法人等を除く。)、一定の場合、支払調書が税務署長に提出される(2038年1月1日以後
     は15%の税率となる。)。なお、益金不算入の適用は認められない。
     ⑤ 日本の個人受益者が、受益証券を買戻請求等により譲渡した場合(他のクラスの受益証
     券に転換した場合を含む。)は、上場株式等に係る譲渡益課税の対象とされ、受益証券の
     譲渡損益に対して、特定口座内での源泉徴収を選択した場合には、源泉徴収選択口座にお
     いて、20.315%(所得税15.315%、住民税5%。2038年1月1日以後は20%(所得税
     15%、住民税5%)の税率となる。)の税率による源泉徴収が行われる。受益証券の譲渡
     損益は申告分離課税の対象となり、税率は源泉徴収税率と同一であるが、確定申告不要を
     選択した場合は源泉徴収された税額のみで課税関係は終了する。
      譲渡損益は、一定の他の上場株式等の譲渡損益および一定の上場株式等の配当所得等と
     の損益通算が可能である。確定申告を行う場合、一定の譲渡損失の翌年以降3年間の繰越
     も可能である。
     ⑥ 日本の個人受益者の場合、サブ・ファンドの償還についても譲渡があったものとみなさ
     れ、⑤と同様の取扱いとなる。
     ⑦ 日本の個人受益者についての分配金ならびに譲渡および買戻しの対価については、一定
     の場合、支払調書が税務署長に提出される。
     (注)日本の受益者は、個人であるか法人であるかにかかわらず、ケイマン諸島に住所または登記上の営
      業所もしくは恒久的施設を有しない場合、受益証券への投資に対しケイマン諸島税務当局により課
      税されることは一切ない。
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    Ⅲ サブ・ファンドは、税法上、公募外国株式投資信託として取り扱われる。ただし、将来に
     おける税務当局の判断によりこれと異なる取扱いがなされる可能性もある。
    Ⅳ 税制等の変更により上記ⅠないしⅢに記載されている取扱いは変更されることがある。
      税金の取扱いの詳細については、税務専門家等に確認することを推奨する。
    ② ケイマン諸島

     ケイマン諸島政府は、現行の法規の下で、受託会社または受益者に対し、所得税、法人税も
    しくはキャピタル・ゲイン税、資産税、相続税、贈与税または源泉徴収税を課さない。ケイマ
    ン諸島は、ファンドに関連して受託会社に対するまたは受託会社による支払に適用される二重
    課税条約をいかなる国との間でも締結していない。本書提出日現在、ケイマン諸島において外
    国為替管理はなされていない。
     受託会社は、ファンドのために、ケイマン諸島信託法に基づき、ケイマン諸島内閣長官に対
    し、ファンドの設定後50年の間に制定される、所得もしくはキャピタル資産もしくはキャピタ
    ル・ゲインもしくは利益に課せられる税金もしくは課徴金、または資産税もしくは相続税の性
    質を有する何らかの税金を課す法律が、ファンドに発生した利益もしくはファンドに保有され
    る資産に対し、または当該利益または資産に関して受託会社もしくは受益者に対し、適用され
    ないものとする旨の約定を取得している。受益証券の発行、譲渡または買戻しに関し、ケイマ
    ン諸島における資本税または印紙税は課されない。ファンドに関する年次の登録手数料が、受
    託会社からケイマン諸島政府に対して支払われる。現在のところ、手数料は年間約610米ドルで
    ある。信託証書につき、50米ドルの印紙税が課された。ファンドはミューチュアル・ファンド
    法に基づきCIMAに登録されているため、ファンドに関する年次の手数料が、受託会社によ
    りCIMAに対して支払われる。CIMAに対する手数料は、現行の料率によると、年間4,268
    米ドルである。
    ③ ケイマン諸島―金融口座情報の自動的交換

     ケイマン諸島は、国際的な税務コンプライアンスおよび情報交換を改善するため、米国を相
    手方とする政府間協定(以下「米国IGA」という。)に調印している。またケイマン諸島
    は、80か国以上の他の国とともに、金融口座情報の自動的交換に係るOECD基準、すなわち
    共通報告基準(以下「CRS」といい、米国IGAと併せて「AEOI」という。)を実施す
    るための多国間所轄庁協定にも調印した。
     米国IGAおよびCRSを施行するケイマン諸島の規則が発布されている(以下「AEOI
    規則」と総称する。)。AEOI規則に従い、ケイマン諸島の税務情報局(以下「税務情報
    局」という。)は、米国IGAおよびCRSの適用に関する指針を公表している。
     ケイマン諸島の「金融機関」は全て、AEOI規則の登録、デュー・ディリジェンスおよび
    報告義務を遵守することが求められる。ただし、1つまたは複数のAEOI制度に関して「報
    告外金融機関」(関連するAEOI規則において定義される。)として認められる例外規定に
    依拠することができる場合を除く。この場合、CRSに基づく登録要件のみ適用される。ファ
    ンドおよび各サブ・ファンドは報告外金融機関に係る例外規定に依拠する提案を行っておら
    ず、したがってAEOI規則の全ての要件を遵守する予定である。
     AEOI規則は、ファンドおよび各サブ・ファンドに対し、とりわけ(ⅰ)国際仲介者証明
    (以下「GIIN」という。)を取得するための内国歳入庁(以下「IRS」という。)への
    登録(ただし、米国IGAについてのみ)、(ⅱ)税務情報局への登録およびこれによる「報告
    金融機関」としての資格の通知、(ⅲ)CRSに基づく報告金融機関の義務にどのように対処す
    るかを規定する、書面による方針および手順の採用および実施、(ⅳ)「報告対象口座」に該当
    するかを識別するための、保有口座に対するデュー・ディリジェンスの実施、ならびに(ⅴ)税
    務情報局に対する当該報告対象口座の情報提供を義務づけている。税務情報局は、毎年、報告
    を受けた情報を当該報告対象口座に関連する海外の財務当局(例えば、米国の報告対象口座で
    あればIRS)に対し自動的に転送する。
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     サブ・ファンドに対して課税される可能性のある源泉徴収税については、米国の税務開示制
    度も参照されたい。
     投資者は、サブ・ファンドに投資し、および/または投資を継続することにより、サブ・
    ファンドに対する追加的な情報提供が必要となる可能性があること、サブ・ファンドによるA
    EOI規則の遵守が投資者情報の開示につながる場合があること、ならびに海外の財務当局と
    の間で投資者情報が交換される可能性があることを認めているものとみなされる。投資者が要
    求された情報を提供しない場合(それによって生じる結果にかかわらず)、受託会社は、対象
    となる投資者の強制買戻しを含むがこれらに限られない対応措置を講じ、および/またはあら
    ゆる救済措置を求める権利を留保する。税務情報局が発行した指針に従い、サブ・ファンド
    は、投資家の口座の開設から90日以内に自己認証が得られない場合、かかる投資家の口座を解
    約する必要がある。
     米国IGAの規定によると、米国IGAを実施するAEOI規則を遵守するケイマン諸島の
    金融機関は、米国の外国口座税務コンプライアンス法(以下「米国FATCA」という。)に
    基づくデュー・ディリジェンスおよび報告の要件を満たしているものと扱われ、したがって、
    米国FATCAの要件を「遵守したとみなされ」、FATCAの源泉徴収税の対象とならず、
    規則に反する口座の解約を求められない。ケイマン諸島の報告金融機関は、FATCAの源泉
    徴収税が課されることを避けるために、米国FATCA上の自らの状況について、米国の源泉
    徴収義務者に対する米国の納税申告用紙での自己認証を必要とされることがある。米国IGA
    の条件の下、金融機関が「重大な不遵守」の結果として(米国IGAに定義される)不参加金
    融機関とみなされない限り、米国FATCAの源泉徴収税は、ファンドまたはサブ・ファンド
    に対する支払には課されない。米国IGAを実施するAEOI規則は、口座所有者に対する支
    払につき、ケイマン諸島の金融機関に、米国FATCAを理由とする、またはその他の源泉徴
    収を行うことを義務づけていない。
     上記の対応措置または救済措置の影響を受ける投資者はいずれも、米国IGAもしくはCR
    S、AEOI規則またはその他の適用法を遵守するために受託会社によってまたは受託会社の
    ために講じられた対応措置または求められた救済措置に起因するいかなる形態の損害または責
    任についても、受託会社(またはその代理人)に対する請求権を有しない。
    ④ その他

     受益者となる予定の者は、自らに適用されうるその他の法域の税法および規則に関し、自ら
    の顧問に相談すべきである。
     財務会計基準審議会(以下「FASB」という。)および国際会計基準審議会(以下「IA
    SB」という。)は、近時、ファンドに適用される、税に関するより多くの開示を必要とする
    指針を発布した。米国において一般に公正と認められる会計原則を採用するファンドに適用さ
    れるFASB解釈指針第48号および国際財務報告基準を採用するファンドに適用される国際会
    計基準第12号は、財務諸表に記載される不確実な法人所得税の税務状況の測定および認識に関
    する枠組みを規定している。かかる基準の適用により、サブ・ファンドは、法人所得税の負担
    を余儀なくされ、これにより純資産価額の計算に悪影響が及ぶことがある。かかる悪影響の結
    果、サブ・ファンドへの投資および解約の時期によって、特定の受益者に利益または損害をも
    たらすことがある。
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    特定の支払に関する特定の米国の実質的所有権報告および源泉徴収
     2010年に施行された法律に基づき、サブ・ファンドがサブ・ファンドへの直接的および特定
    の間接的な米国人投資家に関する身元その他の特定情報をサブ・ファンドの投資者から取得
    し、これを米国内国歳入庁(以下「IRS」という。)へ報告しない限り、原則として払戻不
    能となる30%の米国の源泉徴収税が(a)2013年12月31日より後に行われた特定の米国を源泉と
    する支払(利息および配当を含む。)、(b)2014年12月31日より後に行われた米国の株式また
    は債券の処分による手取金総額(以下、(a)および(b)の各々を「源泉徴収対象支払」とい
    う。)、および(c)特定の外国の法主体により2016年12月31日より後に行われた特定のパスス
    ルー支払(かかる支払が源泉徴収対象支払に帰するとみなされる場合に限る。)に課税され
    る。(これらの規定は、サブ・ファンドのレベルではなく(またはかかるレベルに加えて)、
    受益者、ファンドおよび/または投資先ファンドのレベルで適用される可能性がある。)サ
    ブ・ファンドに対し必要な情報を提供しなかった投資者は、サブ・ファンドの米国投資に直接
    的または間接的に起因する支払における自己の持分に関し、原則として30%の源泉徴収税を課
    され、サブ・ファンドは、当該投資家によるサブ・ファンドへの投資を終了せざるを得なくな
    ることがある。当該法律の施行に関する規則は未だ最終決定されていないため、当該法律を遵
    守するためのすべての要件が現時点で明らかになっているわけではなく、実際の報告制度およ
    び源泉徴収制度(サブ・ファンドとIRSの間の合意が含まれることがある。)により、サ
    ブ・ファンド、ファンド、投資先ファンドまたは受益者にさらなる負担が課されることがあ
    る。
     投資予定者は、当該法律が自らのサブ・ファンドへの投資に与えうる影響につき、自らの税
    務アドバイザーに相談すべきである。
     本書に記載される米国連邦税に関連する一切の検討は、本書に記載される取引の促進および
    マーケティングのために記載される。かかる検討は、いずれかの者に課される税務上のペナル
    ティを回避するために当該者により使用されることを意図しているものではなく、かかる使用
    のために記載されるものでもなく、また、そのように使用されてはならない。各受益者は、独
    立の税務アドバイザーに対し自らの特定の状況に基づく助言を求めるべきである。
    税務一般

     特定の法域から得たサブ・ファンドの収益は、配当、利息および場合によりキャピタル・ゲ
    インに課される源泉徴収税の対象となることがあり、かかる源泉徴収税は各法域により異な
    る。受益者となる予定の者は、自らに適用されうる法域の税法および規則に関し、自らの顧問
    に相談すべきである。
     本書に記載される税金およびその他の事項は、受益者となる予定の者に対する法律上または税

    務上の助言を構成せず、かつそのような助言とみなされてはならない。
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  5【運用状況】

  (1)【投資状況】
   資産別及び地域別の投資状況
                 (2020年4月末日現在)
              時価合計     投資比率
   資産の種類     国・地域名
              (米ドル)     (%)
   投資信託     ケイマン諸島      29,179,590.33       95.36
   現金・その他の資産(負債控除後)           1,418,754.18       4.64
              30,598,344.51
     合計(純資産価額)               100.00
              (約3,270百万円)
  (注)投資比率とは、サブ・ファンドの純資産価額に対する当該資産の時価の比率をいう。以下、別段の記載がない限り同
   じ。
  (2)【投資資産】

   ①【投資有価証券の主要銘柄】
                  (2020年4月末日現在)
             簿価(米ドル)    時価(米ドル)    投資
  順     国・
    銘柄名    種類  数量(口)           比率
  位     地域名
             単価  金額  単価  金額  (%)
  World Investment  Grade
  Bond Fund (ASeries Trust
       ケイマン  投資
  1.        3,099,595,319.17000   0.009138  28,322,907.43  0.009414  29,179,590.33   95.36
  ofKokusai Trust) -USD- 諸島  信託
  hedged (F) Class
   <参考情報>

    投資先ファンドの組入上位銘柄
                 (2020年4月末日現在)
  順              利率     投資比率
      銘柄名     発行地   種類     償還日
  位              (%)     (%)
  USTREAS BDS 2.25% 08/15/49
  1.        アメリカ合衆国   国債   2.250  2049 /08/15   3.04
  USTREAS BDS 2%02/15/50
  2.        アメリカ合衆国   国債   2.000  2050 /02/15   2.72
  USTIPS 1%02/15/48
  3.        アメリカ合衆国   国債   1.000  2048 /02/15   2.64
  TDCREDIT AG0.06% 05/01/20
  4.        アメリカ合衆国   短期債   0.060  2020 /05/01   2.57
  CANADIAN  G 2.25% 06/01/29/CAD/
  5.         カナダ   国債   2.250  2029 /06/01   2.43
  BUNDESREPUB.  0%02/15/30/EUR/
  6.         ドイツ   国債   0.000  2030 /02/15   2.03
  USTREAS BDS 2.375% 11/15/49
  7.        アメリカ合衆国   国債   2.375  2049 /11/15   1.46
  CHARTER COMM OPT 4.5% 02/01/24
  8.        アメリカ合衆国   社債   4.500  2024 /02/01   0.98
  BUONI POLIE 0.4% 05/15/30/EUR/
  9.         イタリア   国債   0.400  2030 /05/15   0.90
  ING GROEP NVV/R 04/11/28/EUR/
  10.         オランダ   社債   3.000  2028 /04/11   0.83
  (注)投資比率とは、投資先ファンドの純資産価額に対する当該資産の時価の比率をいう。
   ②【投資不動産物件】

     該当事項なし(2020年4月末日現在)。
   ③【その他投資資産の主要なもの】

     該当事項なし(2020年4月末日現在)。
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  (3)【運用実績】
    下記の運用実績はあくまで過去の実績であり、将来の運用成果を約束するものではない。
    米ドル建  米ドルヘッジクラスおよび豪ドル建       豪ドルヘッジクラスの各クラスは、2010年11月19日
   に運用を開始し、ユーロ建     ユーロヘッジクラスは、2012年10月19日に運用を開始した。
   ①【純資産の推移】
     下記会計年度末および2020年4月末日前1年間における各月末の純資産の推移は、以下のとお
    りである。
   <米ドル建  米ドルヘッジクラス>

          純資産価額       1口当たり純資産価格

        米ドル    円   米ドル    円

   第1会計年度末
        9,851,000.05    1,052,776,375     100.00    10,687
  (2011年12月末日)
   第2会計年度末
        15,027,425.45    1,605,980,958     103.97    11,111
  (2012年12月末日)
   第3会計年度末
        7,374,582.39    788,121,620     96.73   10,338
  (2013年12月末日)
   第4会計年度末
        7,304,634.82    780,646,323     98.29   10,504
  (2014年12月末日)
   第5会計年度末
        18,346,337.70    1,960,673,110     92.84    9,922
  (2015年12月末日)
   第6会計年度末
        18,143,786.28    1,939,026,440     92.01    9,833
  (2016年12月末日)
   第7会計年度末
        17,548,031.61    1,875,358,138     90.88    9,712
  (2017年12月末日)
   第8会計年度末
        15,028,502.15    1,606,096,025     84.74    9,056
  (2018年12月末日)
   第9会計年度末
        17,273,064.79    1,845,972,434     89.17    9,530
  (2019年12月末日)
   2019年5月末日     15,297,719.36    1,634,867,268     87.73    9,376
    6月末日    17,460,908.25    1,866,047,265     89.02    9,514
    7月末日    17,753,822.63    1,897,351,024     89.42    9,556
    8月末日    17,949,048.14    1,918,214,775     91.30    9,757
    9月末日    17,994,233.99    1,923,043,787     90.33    9,654
    10月末日    18,319,193.18    1,957,772,175     90.06    9,625
    11月末日    18,273,040.32    1,952,839,819     89.57    9,572
    12月末日    17,273,064.79    1,845,972,434     89.17    9,530
   2020年1月末日     17,559,585.75    1,876,592,929     90.65    9,688
    2月末日    17,619,814.47    1,883,029,572     90.73    9,696
    3月末日    15,999,565.08    1,709,873,520     85.86    9,176
    4月末日    16,469,906.35    1,760,138,892     88.50    9,458
  (注)「純資産価額」および「1口当たり純資産価格」の数値は、評価日付で公表された純資産価額および1口当たり純資産
   価格を記載しており、財務書類の数値と異なる場合がある。以下同じ。
  <参考情報>

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  純資産価額および1口当たり純資産価格の推移(2010年11月19日~2020年4月末日)
  (注)課税前分配金再投資換算1口当たり純資産価格は、各収益分配金(課税前)をその分配を行う日に全額再投資したと仮







   定して算出したものであり、公表されている1口当たり純資産価格とは異なる。以下同じ。
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   <豪ドル建  豪ドルヘッジクラス>
          純資産価額       1口当たり純資産価格

        豪ドル    円   豪ドル    円

   第1会計年度末

        5,065,419.95    353,768,929     102.61    7,166
  (2011年12月末日)
   第2会計年度末

        6,201,805.87    433,134,122     106.84    7,462
  (2012年12月末日)
   第3会計年度末

        2,809,454.68    196,212,315     98.43    6,874
  (2013年12月末日)
   第4会計年度末

        2,261,276.93    157,927,581     98.84    6,903
  (2014年12月末日)
   第5会計年度末

        28,900,219.64    2,018,391,340     91.51    6,391
  (2015年12月末日)
   第6会計年度末

        26,768,070.94    1,869,482,074     89.04    6,219
  (2016年12月末日)
   第7会計年度末

        16,998,204.52    1,187,154,604     87.00    6,076
  (2017年12月末日)
   第8会計年度末

        12,691,578.76    886,379,861     79.54    5,555
  (2018年12月末日)
   第9会計年度末

        21,668,491.01    1,513,327,412     81.65    5,702
  (2019年12月末日)
   2019年5月末日     13,021,909.70    909,450,173     81.50    5,692

    6月末日    14,380,034.10    1,004,301,582     82.50    5,762

    7月末日    15,414,869.87    1,076,574,512     82.71    5,776

    8月末日    18,081,449.04    1,262,808,401     84.25    5,884

    9月末日    18,140,548.21    1,266,935,887     83.16    5,808

    10月末日    20,711,009.73    1,446,456,920     82.72    5,777

    11月末日    21,224,222.33    1,482,299,688     82.16    5,738

    12月末日    21,668,491.01    1,513,327,412     81.65    5,702

   2020年1月末日     21,852,894.12    1,526,206,125     82.89    5,789

    2月末日    21,450,568.29    1,498,107,689     82.88    5,788

    3月末日    20,692,624.87    1,445,172,921     77.72    5,428

    4月末日    21,456,070.01    1,498,491,929     79.94    5,583

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  <参考情報>
  純資産価額および1口当たり純資産価格の推移(2010年11月19日~2020年4月末日)
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   <ユーロ建  ユーロヘッジクラス>
          純資産価額       1口当たり純資産価格

        ユーロ    円   ユーロ    円

   第2会計年度末

        600,690.76    69,680,128    1.0029    116
  (2012年12月末日)
   第3会計年度末

        471,727.97    54,720,445    0.9599    111
  (2013年12月末日)
   第4会計年度末

        291,052.54    33,762,095    1.0059    117
  (2014年12月末日)
   第5会計年度末

        321,223.77    37,261,957    0.9768    113
  (2015年12月末日)
   第6会計年度末

        203,142.17    23,564,492    0.9868    114
  (2016年12月末日)
   第7会計年度末

        203,642.18    23,622,493    0.9892    115
  (2017年12月末日)
   第8会計年度末

        170,304.04    19,755,269    0.9268    108
  (2018年12月末日)
   第9会計年度末

        134,702.76    15,625,520    0.9792    114
  (2019年12月末日)
   2019年5月末日      132,220.42    15,337,569    0.9612    111

    6月末日    134,182.50    15,565,170    0.9754    113

    7月末日    134,827.47    15,639,987    0.9801    114

    8月末日    137,673.70    15,970,149    1.0008    116

    9月末日    136,283.86    15,808,928    0.9907    115

    10月末日    135,880.09    15,762,090    0.9878    115

    11月末日    135,269.58    15,691,271    0.9833    114

    12月末日    134,702.76    15,625,520    0.9792    114

   2020年1月末日      137,027.65    15,895,207    0.9961    116

    2月末日    137,299.91    15,926,790    0.9981    116

    3月末日    129,547.73    15,027,537    0.9418    109

    4月末日    133,754.96    15,515,575    0.9723    113

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  <参考情報>
  純資産価額および1口当たり純資産価格の推移(2012年10月19日~2020年4月末日)
  (注)ユーロ建   ユーロヘッジクラスは、2012年10月19日に運用を開始した。







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   ②【分配の推移】
     下記会計年度および2020年4月末日前1年間における各月の1口当たりの課税前分配額の推移
    は、以下のとおりである。
    <米ドル建  米ドルヘッジクラス>
        米ドル     円
   第1会計年度
  (2010年11月19日~        3.30     353
   2011年12月末日)
   第2会計年度
  (2012年1月1日~        3.60     385
   2012年12月末日)
   第3会計年度
  (2013年1月1日~        3.60     385
   2013年12月末日)
   第4会計年度
  (2014年1月1日~        3.60     385
   2014年12月末日)
   第5会計年度
  (2015年1月1日~        3.60     385
   2015年12月末日)
   第6会計年度
  (2016年1月1日~        3.60     385
   2016年12月末日)
   第7会計年度
  (2017年1月1日~        3.60     385
   2017年12月末日)
   第8会計年度
  (2018年1月1日~        3.60     385
   2018年12月末日)
   第9会計年度
  (2019年1月1日~        3.60     385
   2019年12月末日)
   2019年5月       0.30     32

    6月      0.30     32
    7月      0.30     32
    8月      0.30     32
    9月      0.30     32
    10月      0.30     32
    11月      0.30     32
    12月      0.30     32
   2020年1月       0.30     32
    2月      0.30     32
    3月      0.30     32
    4月      0.30     32
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  <参考情報>
        米ドル     円
   直近1年間累計       3.60     385
   設定来累計       33.30    3,559
  (注)直近1年間累計とは、2019年5月1日から2020年4月末日までの期間における1口当たりの課税前分配額の累計額であ
   る。設定来累計とは、米ドル建     米ドルヘッジクラスおよび豪ドル建      豪ドルヘッジクラスについては、運用開始日である
   2010年11月19日から2020年4月末日までの期間、ユーロ建          ユーロヘッジクラスについては、運用開始日である2012年10
   月19日から2020年4月末日までの期間における1口当たりの課税前分配額の累計額である。以下同じ。
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    <豪ドル建  豪ドルヘッジクラス>
        豪ドル     円
   第1会計年度
  (2010年11月19日~        6.60     461
   2011年12月末日)
   第2会計年度
  (2012年1月1日~        7.20     503
   2012年12月末日)
   第3会計年度
  (2013年1月1日~        7.20     503
   2013年12月末日)
   第4会計年度
  (2014年1月1日~        7.20     503
   2014年12月末日)
   第5会計年度
  (2015年1月1日~        7.20     503
   2015年12月末日)
   第6会計年度
  (2016年1月1日~        6.20     433
   2016年12月末日)
   第7会計年度
  (2017年1月1日~        4.80     335
   2017年12月末日)
   第8会計年度
  (2018年1月1日~        4.80     335
   2018年12月末日)
   第9会計年度
  (2019年1月1日~        4.50     314
   2019年12月末日)
   2019年5月       0.40     28

    6月      0.40     28
    7月      0.40     28
    8月      0.40     28
    9月      0.40     28
    10月      0.30     21
    11月      0.30     21
    12月      0.30     21
   2020年1月       0.30     21
    2月      0.30     21
    3月      0.30     21
    4月      0.30     21
  <参考情報>

        豪ドル     円
   直近1年間累計       4.10     286
   設定来累計       56.90    3,974
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    <ユーロ建  ユーロヘッジクラス>
        ユーロ     円
   第2会計年度
  (2012年10月19日~       0.0000     0.00
   2012年12月末日)
   第3会計年度
  (2013年1月1日~       0.0060     0.70
   2013年12月末日)
   第4会計年度
  (2014年1月1日~       0.0060     0.70
   2014年12月末日)
   第5会計年度
  (2015年1月1日~       0.0060     0.70
   2015年12月末日)
   第6会計年度
  (2016年1月1日~       0.0060     0.70
   2016年12月末日)
   第7会計年度
  (2017年1月1日~       0.0060     0.70
   2017年12月末日)
   第8会計年度
  (2018年1月1日~       0.0060     0.70
   2018年12月末日)
   第9会計年度
  (2019年1月1日~       0.0060     0.70
   2019年12月末日)
   2019年5月      0.0005     0.06

    6月     0.0005     0.06
    7月     0.0005     0.06
    8月     0.0005     0.06
    9月     0.0005     0.06
    10月     0.0005     0.06
    11月     0.0005     0.06
    12月     0.0005     0.06
   2020年1月      0.0005     0.06
    2月     0.0005     0.06
    3月     0.0005     0.06
    4月     0.0005     0.06
  <参考情報>

        ユーロ     円
   直近1年間累計       0.0060     0.70
   設定来累計      0.0440     5.10
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             ルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.(E30992)
                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
   ③【収益率の推移】
     下記会計年度における収益率の推移は、以下のとおりである。
    <米ドル建  米ドルヘッジクラス>
            (注)
           収益率
     第1会計年度       3.30%
     第2会計年度       7.57%
     第3会計年度      -3.50%
     第4会計年度       5.33%
     第5会計年度      -1.88%
     第6会計年度       2.98%
     第7会計年度       2.68%
     第8会計年度      -2.79%
     第9会計年度       9.48%
  (注) 収益率(%)=100×(a-b)/b
   a=当該会計年度末日現在の1口当たり純資産価格(当該会計年度中の分配金の合計額を加えた額)
   b=当該会計年度の直前の会計年度末日現在の1口当たり純資産価格(分配落ちの額)(第1会計年度については、1
   口当たり当初発行価格(米ドル建      米ドルヘッジクラスについては100米ドル、豪ドル建         豪ドルヘッジクラスについ
   ては100豪ドル)とする。また、ユーロ建       ユーロヘッジクラスの第2会計年度については、1口当たり当初発行価格
   (1ユーロ)とする。)
   以下、別段の記載がない限り同じ。
    <豪ドル建  豪ドルヘッジクラス>

            収益率
     第1会計年度       9.21%
     第2会計年度       11.14%
     第3会計年度      -1.13%
     第4会計年度       7.73%
     第5会計年度      -0.13%
     第6会計年度       4.08%
     第7会計年度       3.10%
     第8会計年度      -3.06%
     第9会計年度       8.31%
    <ユーロ建  ユーロヘッジクラス>

            収益率
     第2会計年度       0.29%
     第3会計年度      -3.69%
     第4会計年度       5.42%
     第5会計年度      -2.30%
     第6会計年度       1.64%
     第7会計年度       0.85%
     第8会計年度      -5.70%
     第9会計年度       6.30%
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             ルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.(E30992)
                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
  <参考情報>
  年間収益率の推移
  (注1)収益率(%)=100×(a-b)/b





   a=各暦年末現在の課税前分配金再投資換算1口当たり純資産価格
   b=当該各暦年の直前の各暦年末現在の課税前分配金再投資換算1口当たり純資産価格(ただし、ユーロ建                  ユーロ
    ヘッジクラスの2012年については、当初発行価格(1ユーロ)とする。)
   以下、本<参考情報>において同じ。
  (注2)ユーロ建   ユーロヘッジクラスの2012年については、10月19日(運用開始日)から12月末日までの収益率を記載してい
   る。2020年については、1月1日から4月末日までの収益率を記載している。以下、本<参考情報>において同じ。
  (注3)サブ・ファンドおよび各クラスにベンチマークはない。
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  (4)【販売及び買戻しの実績】
    下記会計年度における販売および買戻しの実績、ならびに下記会計年度末日現在の受益証券の発行
   済口数は、以下のとおりである。
   <米ドル建  米ドルヘッジクラス>
        販売口数     買戻し口数     発行済口数
         114,529     16,015     98,514
   第1会計年度
        (114,529)     (16,015)     (98,514)
         154,205     108,176     144,543
   第2会計年度
        (154,205)     (108,176)     (144,543)
         19,954     88,256     76,241
   第3会計年度
         (19,954)     (88,256)     (76,241)
         26,462     28,387     74,316
   第4会計年度
         (26,462)     (28,387)     (74,316)
         171,149     47,853     197,612
   第5会計年度
        (171,149)     (47,853)     (197,612)
         78,138     78,567     197,183
   第6会計年度
         (78,138)     (78,567)     (197,183)
         61,165     65,248     193,100
   第7会計年度
         (61,165)     (65,248)     (193,100)
         28,204     43,959     177,345
   第8会計年度
         (28,204)     (43,959)     (177,345)
         47,811     31,449     193,707
   第9会計年度
         (47,811)     (31,449)     (193,707)
  (注1)( )の数は本邦における販売・買戻しおよび発行済口数である。以下同じ。
  (注2)第1会計年度の販売口数および第2会計年度のユーロ建           ユーロヘッジクラスの販売口数には、当初申込期間中に販売
   された販売口数を含む。以下同じ。
  (注3)評価日付で公表された販売及び買戻しの実績、ならびに発行済口数を記載しており、財務書類の数値と異なる場合が
   ある。以下同じ。
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   <豪ドル建  豪ドルヘッジクラス>
        販売口数     買戻し口数     発行済口数
         63,826     14,460     49,366
   第1会計年度
         (63,826)     (14,460)     (49,366)
         66,709     58,028     58,047
   第2会計年度
         (66,709)     (58,028)     (58,047)
         11,755     41,260     28,542
   第3会計年度
         (11,755)     (41,260)     (28,542)
         25,480     31,145     22,877
   第4会計年度
         (25,480)     (31,145)     (22,877)
         307,951     15,025     315,803
   第5会計年度
        (307,951)     (15,025)     (315,803)
         138,596     153,763     300,636
   第6会計年度
        (138,596)     (153,763)     (300,636)
         21,190     126,453     195,373
   第7会計年度
         (21,190)     (126,453)     (195,373)
         12,230     48,045     159,558
   第8会計年度
         (12,230)     (48,045)     (159,558)
         129,040     23,208     265,390
   第9会計年度
        (129,040)     (23,208)     (265,390)
   <ユーロ建  ユーロヘッジクラス>

        販売口数     買戻し口数     発行済口数
         598,950      0    598,950
   第2会計年度
        (598,950)      (0)    (598,950)
         197,910     305,410     491,450
   第3会計年度
        (197,910)     (305,410)     (491,450)
         27,900     230,000     289,350
   第4会計年度
         (27,900)     (230,000)     (289,350)
         122,660     83,150     328,860
   第5会計年度
        (122,660)     (83,150)     (328,860)
          0    123,000     205,860
   第6会計年度
          (0)    (123,000)     (205,860)
          0     0    205,860
   第7会計年度
          (0)     (0)    (205,860)
         40,000     62,100     183,760
   第8会計年度
         (40,000)     (62,100)     (183,760)
          0    46,200     137,560
   第9会計年度
          (0)    (46,200)     (137,560)
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  第2【管理及び運営】
  1【申込(販売)手続等】

  (1)海外における販売
    管理会社は受託会社の同意のもと、随時、管理事務代行会社に対して、適格投資家(後記「適格投
   資家」の項を参照のこと。)による買付けにつき異なるクラス(各クラスはファンドの1つのサブ・
   ファンドに帰属する。)の受益証券を発行する権限を付与する。サブ・ファンドの各クラスからの発
   行手取金は、サブ・ファンドに帰属する。サブ・ファンドは、複数のクラスから買付代金を受領する
   ことができる。サブ・ファンドに帰属する各クラスの受益証券は、サブ・ファンドの資産のみに対す
   る不可分の持分を表章する。受託会社および管理会社は、その裁量により、追加的なサブ・ファンド
   および/またはサブ・ファンドの受益証券クラスを随時設定することができる。
    適格投資家は、受益証券を購入するために、管理事務代行会社に買付申込書を提出し、本書に定め
   る期限までに受領されるように本書に定める受益証券の購入金額の資金を送金しなければならない。
    受託会社、管理会社、管理事務代行会社および/または販売会社は、マネー・ロンダリングを防止
   する自らの義務の一環として、受益証券を申し込む個人または法人の身元の詳細な証明を要求するこ
   とができる。
    例えば、会社は、会社設立証明書(および名称変更証明書)の謄本、基本定款および通常定款(ま
   たはこれに相当するもの)、ならびに、すべての取締役の氏名、役職、生年月日、住所および営業用
   住所を提出することが要求されることがある。
    受託会社、管理会社、管理事務代行会社および/または販売会社は、申込者の身元を確認するため
   に必要な情報を要求する権利を有する。証明目的で要求された情報の提出を申込者が遅滞した場合ま
   たはかかる情報を提出しなかった場合、管理事務代行会社および販売会社は、申込みおよびそれに関
   連する買付金の受諾を拒絶することができる。
   発行価格
    受益証券は、適用される取引日現在の当該クラスの受益証券1口当たり純資産価格(後記「3 資
   産管理等の概要(1)資産の評価 ①純資産価格の計算」の項を参照のこと。)に相当する発行価格
   で申込みが可能である。
   最低申込単位
    最低申込単位は、1口である。適用法に従い、管理会社の裁量により、一般的にまたは特定の場合
   について、かかる最低申込単位を変更することができる。
   申込み
    サブ・ファンドの受益証券は、各取引日において、関連する申込注文が受諾された当該取引日の関
   連するクラス受益証券の1口当たり純資産価格で発行される。
    特定の取引日に取り扱われるためには、管理会社が別段の合意をしない限り、取得申込書類が、当
   該取引日のルクセンブルグ時間午後1時(以下「指定時刻」という。)までに管理事務代行会社に受
   領されなければならない。指定時刻を過ぎた後に受領された取得申込みは、翌取引日に受領されたも
   のとみなされる。
    申込金額は、管理会社が別段の合意をしない限り、適用される取引日(当該取引日を含む。)から
   4営業日目に保管会社により受領されなければならない。
    受益証券の発行に関して券面は発行されないが、(明示的に要求された場合)受益証券の発行の確
   認書が、管理事務代行会社により交付される。ただし、申込手取金の支払が保管会社に受領されるこ
   とを条件とする。
    管理会社、受託会社および管理事務代行会社は、それぞれの単独の裁量により、受益証券の申込み
   の全部または一部を拒絶する権利を有する。
    受益者は、ケイマン諸島犯罪収益法(2020年改正)(随時改正済)および管理事務代行会社に適用
   あるマネー・ロンダリング防止法の要求に従い、マネー・ロンダリング防止手続の遵守を要求され
   る。
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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
    (販売会社が放棄しない限り)発行価格の3%(税別)を上限とする申込手数料が課される。当該
   申込手数料は、販売会社により留保される。
   適格投資家
    ファンドに対する投資勧誘を米国および/もしくはEUにおいて、または米国および/もしくはE
   Uから行うことはできない。
    直接的または間接的に米国、その領土もしくは属領またはその管轄権に服する地域において、また
   は以下に定義される「米国人」に対して直接的または間接的に、受益証券の販売または譲渡を行うこ
   とは禁じられている。
    ある投資予定者が米国人に該当するか否かを判断するためには、いくつかの要素について判断が行
   われる。
    「米国人」とは、以下に定められる者をいう。
   ① 自然人または法人であって、米国証券法(改正済)のレギュレーションSに定める米国人に該
    当する者。後記別紙B「レギュレーションSに定める米国人の定義」を参照のこと。
   ② 自然人であって、米国市民または「外国人居住者」(随時施行中の米国所得税法に定められ
    る。)。現在のところ、米国所得税法に定められる「外国人居住者」には、一般に以下の(イ)ま
    たは(ロ)に該当する自然人が含まれる。
    (イ)米国移民局が発行した外国人登録カード(いわゆる「グリーン・カード」)を保有している
    者。
    (ロ)「実質滞在」基準に該当する者。「実質滞在」基準は、一般に、(a)ある自然人が、ある年
    に31日以上米国に滞在し、かつ(b)かかる者が同年に米国に滞在した日数、その前年に米国に滞
    在した日数の3分の1、およびその2年前に米国に滞在した日数の6分の1の合計が183日以上
    である場合に充足される。
   ③ 自然人以外の者であって、(イ)米国においてもしくは米国もしくは州の法律に基づいて組織さ
    れ設立された、および/または米国に主たる事業の場所を有している会社、パートナーシップま
    たはその他の法主体、(ロ)(a)      米国の裁判所がその管理について主たる監督権限を行使すること
    ができ、かつ(b)   一もしくは複数の米国人がすべての重要な意思決定を支配する権限を有する信
    託、ならびに/または(ハ)資金源の如何にかかわらず、その所得が米国所得税法の適用を受ける
    財団。
    受益証券の申込者は、受託会社、管理事務代行会社および/または販売会社に対して、米国人によ
   り受益証券が取得されないこと、またいつでも直接的または間接的に米国人の勘定で受益証券が保有
   されないこと等を証明することが求められる。受益者は、かかる情報に変更があった場合には直ちに
   管理事務代行会社に連絡しなければならない。
    信託証書上、受益証券の取得および/または保有がいずれかの国もしくは政府の法律もしくは要件
   に違反することとなる者を含む非適格投資家に対して直接的または間接的に、受益証券の販売または
   譲渡を行うことは禁じられている。疑義を避けるために付言すると、非適格投資家には、以下に定義
   される「欧州人」が含まれる。
    EUは、次の28か国により構成されるものと定義されている。オーストリア、ベルギー、ブルガリ
   ア、クロアチア、キプロス、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ド
   イツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルグ、
   マルタ、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデ
   ン、オランダ、英国(以下「EU加盟国」と総称する。)
    ある投資予定者が欧州人に該当するか否かを判断するためには、いくつかの要素について判断が行
   われる。
    「欧州人」とは、以下に定められる者をいう。
   ① 自然人であって、いずれかのEU加盟国の市民または「外国人居住者」であって、一または複
    数のEU加盟国の所得税の課税を受ける者。「外国人居住者」には、一般に次の(イ)または(ロ)
    に該当する自然人が含まれる。
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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
    (イ)いずれかのEU加盟国の権限を有する政府機関が発行したパスポートもしくは外国人ID
    カードを保有している者。
    (ロ)前暦年に183日以上EUに滞在した者。
   ② 自然人以外の者であって、(イ)いずれかのEU加盟国においてもしくはいずれかのEU加盟国
    の法律に基づいて組織され設立され、および/またはEU加盟国に主たる事業の場所を有してい
    る会社、パートナーシップまたはその他の法主体、(ロ)(a)            いずれかのEU加盟国に所在する裁
    判所がその管理について主たる監督権限を行使することができ、かつ(b)              前記①に該当する一も
    しくは複数の者がすべての重要な意思決定を支配する権限を有する信託、ならびに/または(ハ)
    資金源のいかんにかかわらず、その所得がEU加盟国の所得税法の適用を受ける財団。
    受益証券の申込者は、受託会社、管理事務代行会社および/または販売会社に対して、欧州人によ
   り受益証券が取得されないこと、またいつでも直接的または間接的に欧州人の勘定で受益証券が保有
   されないことなどを証明することが求められる。受益者は、かかる情報に変更があった場合には直ち
   に管理事務代行会社または販売会社に連絡しなければならない。
    受託会社、管理会社、販売会社または管理事務代行会社は、その絶対的な裁量により受益証券の申
   込みを拒絶することができる。
    前記を前提として、ファンドの適格投資家とは、適格投資家として後記「別紙A 定義」において
   定義される者をいう。
   マネー・ロンダリング防止手続
    マネー・ロンダリングを防止する責任の一環として、受託会社は、マネー・ロンダリング防止手続
   を採用および維持する義務を負い、また、受託会社、管理会社、管理事務代行会社もしくは販売会社
   またはファンドのその他の業務提供者の一切は、受託会社に代わり、受益者の身元、対象口座の実質
   的受益者および支払源の詳細な確認を要求することができる。
   ケイマン諸島のマネー・ロンダリング防止規則
    マネー・ロンダリング防止を目的とする法令または規則を遵守するために、受託会社は、マネー・
   ロンダリング防止手続を採用および維持する義務を負い、申込者の身元、その実質的受益者またはそ
   れを支配する者の身元(該当する場合)および資金源を確認する証拠を提出するよう申込者に請求す
   ることができる。許容される場合には、一定の条件に従って、受託会社は、マネー・ロンダリング防
   止手続の対応(デュー・ディリジェンス情報の取得を含む。)を適切な者に委任することもできる。
    受託会社(または受託会社のために行為する管理事務代行会社)は、受益証券の申込者の身元およ
   びその実質的受益者またはそれを支配する者の身元(該当する場合)および申込金の支払源を確認す
   るために必要な情報を要求する権利を有する。状況が許す場合には、受託会社または受託会社のため
   に行為する管理事務代行会社は、随時改正もしくは変更されるケイマン諸島マネー・ロンダリング防
   止規則(2020年改正)またはその他すべての適用法に基づく免除規定が適用される場合に完全な
   デュー・ディリジェンスが必要ないとすることができる。ただし、受益証券の持分に基づく手取金の
   支払またはその譲渡の前に、詳細な確認情報が必要となることがある。
    申込者の側が身元確認のために要求された情報の提出を怠るか、遅延した場合、受託会社(または
   受託会社のために行為する管理事務代行会社)は、申込みの受諾を拒絶することができ、または申込
   みがすでに行われているときにはその持分を停止もしくは買戻しすることができる。その場合、受領
   された資金は、受益証券の申込者の費用およびリスク負担により、当初出金された口座に利息を付さ
   ずに返却される。
    受託会社または受託会社のために行為する管理事務代行会社は、受益者に対して買戻代金を支払う
   ことが関連する法域におけるいずれかの者によるマネー・ロンダリング防止法またはその他の法令へ
   の違反となる疑義があるかもしくは違反となると助言されている場合、または受託会社もしくは管理
   事務代行会社が該当する法域におけるマネー・ロンダリング防止法またはその他の法令の遵守を確保
   するために買戻代金の支払の拒絶が必要または適切であると考える場合、当該受益者に対する買戻代
   金の支払を拒絶する権利も留保する。
    CIMAは、ファンドまたはサブ・ファンドによるケイマン諸島のマネー・ロンダリング防止規則
   (2020年改正)(随時改正される。)の規定違反に関してファンドまたはサブ・ファンドに対して、
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   また、当該違反について同意もしくは共謀した場合、またはその怠慢が当該違反の原因となったこと
   が証明された場合、ファンドまたはサブ・ファンドの受託会社、管理会社または管理事務代行会社に
   対して、多額の過料を課す裁量権を有する。かかる過料がファンドまたはサブ・ファンドにより支払
   われる場合、ファンドまたはサブ・ファンドは、かかる過料およびそれに伴う手続の費用を負担す
   る。
    ケイマン諸島の者が、他の者がマネー・ロンダリングに従事していること、またはテロもしくはテ
   ロリストの財産に関与していることを知りまたは疑義を有している場合であって、かかる認識または
   疑義に関する情報を規制されたセクターにおける業務もしくはその他の取引、専門業務、事業または
   雇用の遂行過程において得た場合、その者は、かかる確信または疑義につき、開示が犯罪行為または
   マネー・ロンダリングに関するものである場合にはケイマン諸島犯罪収益法(2020年改正)(随時改
   正済)に基づいてケイマン諸島金融報告庁(以下「FRA」という。)に対して、また、開示がテロ
   行為、もしくはテロリストの資金調達および財産に関するものである場合には、テロ防止法(2018年
   改正)(随時改正済)に基づいて巡査以上の階級の警察官またはFRAに対して通報する義務を負
   う。かかる通報は、法律等で課された情報の秘匿または開示制限の違反と取り扱われないものとす
   る。
    申込みにより、申込者は、申込者自身のために、ならびに実質的受益者およびそれを支配する者の
   ために、およびそれらの者に代わり、受託会社および受託会社のために行為する管理事務代行会社に
   よる、規制機関およびその他の要求者に対する、ケイマン諸島およびその他の法域の両地におけるマ
   ネー・ロンダリング、税務情報交換、規則および類似する事項に関する申込者についての一切の情報
   の開示に同意する。
   情報請求
    受託会社またはケイマン諸島に所在するその取締役もしくは代行者は、金融庁法(2020年改正)に
   基づき、当該当局もしくは機関のためにもしくは公認の海外規制当局のために、該当する法律に基づ
   く規制当局(例えばケイマン諸島金融庁)もしくは代行機関もしくは政府当局もしくは代行機関から
   の情報請求に従い、または税務情報庁法(2017年改正)もしくは預金所得情報報告(EU)法(2014
   年改正)ならびに関連する規則、合意、取決めおよび覚書に基づく税務情報当局からの情報請求に従
   い、情報(受益者に関する情報、ならびにその実質的受益者およびそれを支配する者に関する情報
   (該当する場合)を含み、これに限定されない。)の提供を強制されることがある。かかる法律に基
   づく秘密情報の開示は、秘密保持義務の違反とはみなされないものとし、一定の場合には、受託会社
   およびその取締役または代行者は、請求があった旨を開示することを禁止される場合がある。
   制裁
    ファンドおよびサブ・ファンドは、適用される制裁制度の対象企業、個人、組織および/または投
   資対象との取引を制限する法律に服する。
    各申込者および受益者は、受託会社、管理会社、管理事務代行会社および販売会社または受託会社
   のその他の業務提供者の一切に対し、その実質的受益者、それを支配する者または権限を有する者
   (以下「関係者」という。)(もしいれば)が(ⅰ)米国財務省の外国資産管理局(以下「OFA
   C」という。)により維持される、またはEUおよび/もしくは英国(以下「UK」という。)(後
   者は法規命令によりケイマン諸島にも及ぶ。)の規則に従った、制裁対象企業または個人の一切のリ
   ストに名前が挙げられていないこと(ⅱ)国際連合、OFAC、EUおよび/またはUKによって課
   される制裁の対象となる国または領域に、経営上の拠点または所在がないこと、または(ⅲ)それ以
   外の形で国際連合、OFAC、EUまたはUK(後者は法規命令によりケイマン諸島にも及び、これ
   を含む。)によって課される制裁の対象ではないこと(以下、併せて「制裁対象」という。)、およ
   び知っている限りまたは信じる限りでは当てはまらないことを継続的に表明するよう求められる。
    申込者または関係者が制裁対象であるまたは制裁対象となる場合、受託会社または管理会社は、直
   ちにかつ申込者への通知無く、申込者が制裁対象から外れるまでまたは適切な法の下で取引を継続す
   る権限を得るまで(以下「制裁対象者事由」という。)、申込者とのそれ以降の取引および/または
   申込者のファンドに対する権利を停止するよう求められる可能性がある。受託会社および管理会社、
   名義書換事務代行会社、販売会社ならびに一切の下請販売会社または受託会社のその他の業務提供者
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   の一切は、制裁対象者事由の結果申込者に発生したいかなる負債、コスト、費用、損害および/また
   は損失(一切の直接、間接または結果的損失、利益の損失、収益の損失、評判の損失、すべての利
   息、 罰金および訴訟費用ならびにすべてのその他の専門的なコストおよび費用を含み、これに限定さ
   れない。)について、一切責任を負わないものとする。
  (2)日本における販売

    日本においては、申込期間中の各取引日かつ日本における販売会社または販売取扱会社の営業日
   に、受益証券の募集が行われる。日本における販売会社または販売取扱会社は、「外国証券取引口座
   約款」その他所定の約款(以下「口座約款」という。)を投資者に交付し、投資者は、口座約款に基
   づく取引口座の設定を申し込む旨を記載した申込書を提出する。投資者は、口座約款に基づき、原則
   として申込注文の成立を日本における販売会社または販売取扱会社が確認した日(以下「国内約定
   日」という。)(通常、取得申込みが受け付けられた取引日の翌国内営業日)から起算して4国内営
   業日目までに(ただし、日本における販売会社または販売取扱会社が日本の投資者との間で別途取り
   決める場合を除く。)、申込金額および申込手数料を日本における販売会社または販売取扱会社に支
   払う。
    発行価格は、管理事務代行会社により取得申込みが受け付けられた取引日現在の当該クラスの受益
   証券1口当たり純資産価格に相当する発行価格である。
    なお、日本における販売会社または販売取扱会社の定めるところにより、上記の払込日以前に申込
   金額等の支払を投資者に依頼する場合がある。
    日本の投資者は、原則として、取引日の午後3時(日本時間)まで取得の申込みをすることができ
   る。
    受益証券は、各取引日に、管理事務代行会社が受領した取得申込みに対して発行することができ
   る。日本における販売会社または販売取扱会社は、原則として、当該取引日の指定時刻までに、日本
   の投資者によりなされた取得申込を管理事務代行会社に取り次ぐものとする。
    申込単位は、1口以上1口単位である。ただし、管理会社は、適用法に従い、管理会社の裁量によ
   り、一般的に、または特定の場合について、上記の申込単位を変更することができる。具体的な申込
   単位については、日本における販売会社または販売取扱会社に照会のこと。
    (日本における販売会社または販売取扱会社が放棄しない限り)発行価格の3.30%(税抜3%)を
   上限とする申込手数料(受益証券1口当たり)が課される。具体的な申込手数料の料率または金額に
   ついては、日本における販売会社または販売取扱会社に照会のこと。当該申込手数料は、日本におけ
   る販売会社または販売取扱会社により留保される。
   (注)手数料率は、手数料率(税抜)にかかる2020年6月30日現在の消費税に相当する料率(10%)を加算した料率を
    表記している。手数料率は、消費税率に応じて変更となることがある。
    投資者は、受益証券の保管を日本における販売会社または販売取扱会社に委託した場合、申込金額
   および申込手数料の支払と引換えに、取引残高報告書または他の通知書を日本における販売会社また
   は販売取扱会社から受領する。申込金額および申込手数料の支払は、円貨または各クラスの表示通貨
   によるものとする。
    なお、日本証券業協会の協会員である日本における販売会社または販売取扱会社は、サブ・ファン
   ドの純資産が1億円未満となる等、同協会の定める「外国証券の取引に関する規則」の中の「外国投
   資信託受益証券の選別基準」に受益証券が適合しなくなったときは、受益証券の日本における販売を
   行うことができない。
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  2【買戻し手続等】
  (1)海外における買戻し
    受益者は、いずれかの取引日に自己の受益証券の全部または一部を買い戻すことができる。受益証
   券の買戻しの申込みが取引日に処理されるためには、当該申込みは、取引日の指定時刻前に管理事務
   代行会社により受領されなければならない。指定時刻後に受領された申込みは、翌取引日に受領され
   たものとみなされる。
    管理会社、受託会社および管理事務代行会社は、それぞれの単独の裁量で、受益証券の買戻請求の
   全部または一部を拒絶する権利を留保する。
    買戻請求は、管理会社が別途同意しないかぎり、受益者により取り消すことができない。
    受益証券の買戻価格は、買戻請求が受諾された取引日現在の当該クラスの受益証券1口当たり純資
   産価格とする。管理事務代行会社は、該当する場合、買戻しを行う受益者に送金された買戻代金から
   第三者手数料または源泉徴収税を控除することができる。
    買戻しは1口単位で行われなければならない。
    買戻代金の支払は通常、適用される取引日(当該取引日を含む。)から4営業日目に行われるかま
   たは関係する市場において銀行が決済を行っていない場合においては該当する取引日後可能な限り速
   やかに行われる。
    管理会社は、受益者に対して支払われる買戻代金の全部または一部を控除して、信託証書の規定に
   基づいて当該受益者の受託会社に対する期限の到来した未払金と相殺することができる。管理会社
   は、受益証券に関する買戻代金またはその他の支払から、税金、手数料またはその他のあらゆる性質
   の賦課金について、法律上、受託会社または管理会社が支払わなければならないか支払う可能性があ
   るその他の金額を控除することができる。
    買戻代金(送金手数料控除後)の支払は、通常、関連するクラスの表示通貨により、関連する取引
   日後合理的に可能な限り速やかに、また原則として、関連する取引日から起算して4営業日以内に行
   われる。
    買戻請求は、現金により充足される。
    受託会社、管理会社または管理事務代行会社は、その絶対的な裁量により、受益者に対する買戻代
   金の支払がいずれかの関連法域におけるいずれかの者によるFATCAまたはマネー・ロンダリング
   防止法の抵触もしくは違反を招く可能性があると疑義を抱く場合、もしくは抵触もしくは違反となる
   と助言されている場合、または受託会社、管理会社もしくは管理事務代行会社によるいずれかの関連
   法域のマネー・ロンダリング防止法の遵守を確保するために買戻代金の支払の拒絶が必要である場
   合、当該受益者に対する買戻代金の支払を拒絶することができる。
    サブ・ファンドに適用される一定の規定に従い、いずれかの取引日における買戻請求の合計がサ
   ブ・ファンドの発行済受益証券の10%(または管理会社が決定するその他の割合もしくは金額)を超
   える場合、管理会社は、①買戻請求を満たすために十分な資産を換金するまで、すべての受益証券の
   買戻しを延期するか、または②買い戻されるサブ・ファンドの受益証券の総口数をサブ・ファンドの
   発行済受益証券の10%(または管理会社が決定するその他の割合もしくは金額)に制限すること(か
   かる場合、受益者の請求は、比例按分して減じられ、残りの部分は、その後の取引日に、その後の買
   戻請求に優先して買い戻される。)を選択することができる。
    買戻しを行う受益者が、買い戻される受益証券の最終的な純資産価額を超過する買戻代金を受領し
   た場合には、管理会社は、追加の支払なしに、受益者から超過分と同額の純資産価額を有する口数の
   受益証券を追加的に買い戻す権利を有する。受益者が保有するすべての受益証券を買い戻した場合、
   管理会社は、支払われた超過額を受益者に返還させる権利を有する。
   受益証券の強制的買戻し
    管理会社は、適切と判断する書面による通知を行った上で、いつでもその単独の裁量に基づき、理
   由の如何を問わず(受益証券の併合、転換または均一化を実施する場合を含むがこれらに限定されな
   い。)、発行済受益証券の全部または一部を関連する取引日において買戻価格または管理会社が決定
   するその他の価格で買い戻すことができる。
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    上記の一般性を損なうことなく、管理会社が、いずれかの受益証券が次に掲げる者によって直接ま
   たは実質的に保有されていることを知り、またはそのように信じる理由がある場合、管理会社は、①
   かかる者に対して、当該受益証券を保有する適格を有する者に対して受益証券を譲渡することを要求
   する通知(管理会社が適切と考える様式による。)を行うか、または②書面により当該受益証券の買
   戻しを請求するかのいずれかを行う権利を有する。かかる通知を受領した者が30日以内に当該受益証
   券を譲渡せず、または管理会社に買戻請求を提出しない場合、管理会社は、かかる者が保有するすべ
   ての受益証券を強制的に買い戻すことができる。
  (イ)ある者がいずれかの国または政府機関の法律または要件に違反しており、かかる違反により、受
   益証券を保有する適格を失うこととなり、その結果、サブ・ファンド、受託会社または管理会社
   が、かかる違反がなければ負担することがなかったであろう税務上その他の義務もしくは何らかの
   不利益を負担することとなりうる場合における、かかる者
  (ロ)適格投資家ではない者、または適格投資家ではない者に代わり、もしくはその利益のために受益
   証券を取得した者
  (ハ)ある者に関する事由により、サブ・ファンド、受託会社または管理会社が、かかる事由がなけれ
   ば負担することがなかった税務上の義務または何らかの法律上、金銭上、規制上もしくは重大な行
   政上の不利益を負担することとなると受託会社または管理会社が判断する場合における、かかる者
  (2)日本における買戻し

    日本における投資者は、取引日かつ日本における販売会社または販売取扱会社の営業日に限り、日
   本における販売会社または販売取扱会社を通じ、管理事務代行会社に対して買戻しを請求することが
   できる。買戻請求の受付時間は、原則として午後3時(日本時間)までとする。買戻しは、各取引日
   に行われる。
    買戻価格は、管理事務代行会社により、買戻請求が受け付けられた取引日における当該クラスの受
   益証券1口当たり純資産価格である。
    買戻請求は1口単位で行わなければならない。ただし、日本における販売会社または販売取扱会社
   は、これと異なる単位を定めることができる。日本における販売会社または販売取扱会社は、原則と
   して、取引日の午後1時(ルクセンブルグ時間)までに買戻請求を管理事務代行会社に取り次がなけれ
   ばならない。
    日本の投資者に対する買戻代金の支払は、口座約款に基づき、円貨または各クラスの表示通貨によ
   り、原則として国内約定日(通常、買戻請求が受け付けられた取引日の翌国内営業日)から起算して
   4国内営業日目に日本における販売会社または販売取扱会社を通じて行われる(ただし、日本におけ
   る販売会社または販売取扱会社が日本の投資者との間で別途取り決める場合を除く。)。
    買戻し手数料は課されない。
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  3【資産管理等の概要】
  (1)【資産の評価】
   ① 純資産価格の計算
     各サブ・ファンドの純資産価額および各クラスの受益証券1口当たり純資産価格は、管理事務
    代行会社によって、サブ・ファンドの受益証券の表示通貨により各評価日付で計算される。純資
    産価額は、信託証書の規定のほかアメリカ合衆国において一般に公正と認められる会計原則に基
    づき決定される、サブ・ファンドの全資産から全債務を控除した額と等しいものとする。
     サブ・ファンドの資産は、以下を含むものとみなされる。
    (イ)すべての手元現金、預金またはコール資金(その経過利息を含む。)、および発生済み
     であるが未受領の配当またはその他の分配金
    (ロ)すべての投資対象
    (ハ)すべての為替手形、請求払手形、約束手形および受取勘定
    (ニ)受託会社により決定されるサブ・ファンドの初期費用(ただし、当該初期費用が償却さ
     れていない場合に限る。)
    (ホ)受託会社により随時評価され決定される、サブ・ファンドに帰属するその他一切の資産
     (前払費用を含む。)
     サブ・ファンドに帰属する債務は、以下を含むものとみなされる。
    (イ)すべての為替手形、手形および買掛金
    (ロ)日々計算される、未払いおよび/または発生済みの一切の費用(管理会社または当該サ
     ブ・ファンドの投資顧問会社に対する発生済みまたは支払期限の到来した業績連動報酬を
     含む。)
    (ハ)その種類および性質を問わず、受託会社の裁量において、公課・費用等の引当金を含む
     がこれらに限定されないサブ・ファンドに帰属するその他一切の債務(受託会社が決定す
     る偶発債務に関する金額を含む。)
     サブ・ファンドの費用または債務は、管理会社が決定する期間で償却することができ、未償却
    の金額は、いつでも、サブ・ファンドの資産とみなされる。
     各サブ・ファンドの資産の価値は、以下のとおり決定される。
    (イ)額面価格で取得された預金証書およびその他の預金は、その元本金額に、取得日からの
     経過利息を加えた金額で評価される。
    (ロ)ディスカウントまたはプレミアム付の価格で取得された預金証書は、これらに関する通
     常の取引慣行に基づき評価される。
    (ハ)宣言されまたは既に発生しかつ未受領の前払費用、現金配当および利息の価値は、その
     全額とみなされる。ただし、管理会社がかかる費用等が全額支払われまたは受領される可
     能性が低いと判断する場合にはこの限りでない。かかる場合、これらの価値は、その真の
     価値を反映するため、管理会社が適切と考える割引を行った上で決定される。
    (ニ)証券取引所に上場されるか、またはその他の組織化された市場で取引される投資対象
     は、入手可能な最終価格で評価される。ただし、証券取引所に上場されているものの、当
     該証券取引所の市場外または店頭市場においてプレミアム付またはディスカウントで取得
     または取引されている投資対象の価値は、当該投資対象の評価日現在のプレミアムまたは
     ディスカウントの水準を考慮した上で評価される。
    (ホ)未上場有価証券は、投資顧問会社が適切であると判断する要因(同一または類似の有価
     証券の直近の取引およびブローカー・ディーラーまたは公認の値付業者から入手した評価
     情報を含む。)を考慮した上で、投資顧問会社により誠実に決定される公正な市場価格で
     評価される。
    (ヘ)決済会社において扱われもしくはこれを通じて取引されるデリバティブ商品、取引所に
     おいて扱われるデリバティブ商品、または金融機関を通じて取引されるデリバティブ商品
     は、当該決済会社、取引所または金融機関により値付けされた直近の公式の決済価格を参
     照して評価される。
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    (ト)利付有価証券に発生した一切の利息(ただし、かかる利息が当該有価証券の元本額に含
     まれている場合を除く。)
    (チ)前記の評価方法にかかわらず、何らの評価方法も定められていない場合、または管理会
     社が当該評価方法が実行可能または適切ではないと考える場合、管理事務代行会社は、投
     資顧問会社と協議の上、かかる状況において公平であると管理会社が考える評価方法を誠
     実に使用する権利を有する。
     各サブ・ファンドの年次監査は、ファンドの独立監査人により行われる。
     投資予定者は、サブ・ファンドの保有投資対象の評価には不確実性が伴うため、当該投資対象
    について与えられた評価額が不正確であったと証明された場合、サブ・ファンドの純資産価額に
    不利な影響を与えることがあることを認識すべきである。不誠実または明白な誤りの場合を除
    き、管理会社、管理事務代行会社または投資顧問会社(適用ある場合)の評価に関する決定は、
    最終的なものであり、すべての受益者を拘束する。
     米ドル建受益証券および豪ドル建受益証券の各クラスの純資産価額および受益証券1口当たり
    純資産価格は、管理事務代行会社により、各営業日の営業終了時点(または管理会社が決定する
    その他の時点)において小数第2位未満を四捨五入して計算される。
     ユーロ建  ユーロヘッジクラスの純資産価額および受益証券1口当たり純資産価格は、管理事務
    代行会社により、各営業日の営業終了時点(または管理会社が決定するその他の時点)におい
    て、小数第4位未満を四捨五入して計算される。
   ② 純資産価格の計算の停止

     いずれかのクラスの純資産価額および受益証券1口当たり純資産価格の決定ならびに/または
    いずれかのクラスの受益証券の発行および/もしくは買戻しは、管理会社が、その単独の裁量に
    より、次に掲げる期間を含め、いかなる理由に基づいても停止することができる。
    (イ)通常の休日および週末以外に、サブ・ファンドの直接的もしくは間接的な投資対象が値付け
    されている証券取引所が閉鎖されている期間、または当該証券取引所における取引が制限もし
    くは停止されている期間
    (ロ)緊急事態またはサブ・ファンドの投資対象の評価もしくは処分が合理的に実行可能ではない
    か、またはサブ・ファンドの受益者に重大な不利益を生じると管理会社が判断する事態が継続
    している期間
    (ハ)サブ・ファンドの直接的もしくは間接的な投資対象の価格もしくは価値、前記の証券取引所
    における時価を決定する際に通常用いられている通信媒体が停止している期間、または、その
    他の何らかの理由によりサブ・ファンドが直接的もしくは間接的に保有している投資対象の価
    格もしくは価値を迅速かつ正確に確認することが合理的に実行可能でない期間
    (ニ)サブ・ファンドのいずれかの投資対象の換価または取得に伴う資金移動が通常の為替レート
    で実行できないと管理会社が判断する期間
    (ホ)サブ・ファンドの投資先ファンドがその買戻しおよび/またはその純資産価額の計算を停止
    している期間
    (へ)受託会社または管理会社が、受託会社、管理会社もしくは管理事務代行会社またはこれらの
    関連会社、子会社もしくは提携会社、またはサブ・ファンドのその他の業務提供者に適用ある
    法令を遵守するために、停止が必要であると判断する期間
     かかる停止期間が1週間を超える見込みである場合、すべての受益者に対して、かかる停止か
    ら7日以内に文書で通知が行われ、また、停止が解消された場合も速やかに通知される。かかる
    停止は、CIMAに対しても通知される。
  (2)【保管】

     日本の投資者に販売される受益証券の確認書は、日本における販売会社の保管者名義で保管さ
    れ、日本の受益者に対しては、日本における販売会社または販売取扱会社から受益証券の取引残
    高報告書が定期的に交付される。
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     ただし、日本の受益者が別途、自己の責任で保管する場合は、この限りではない。
  (3)【信託期間】

     後記「(5)その他 ① ファンドの解散」に定めるいずれかの方法により早期に終了してい
    ない限り、または、管理会社が受託会社と協議の上管理会社の裁量により、もしくは受託会社お
    よび管理会社の同意の上、サブ・ファンドの受益者の決議により、その存続期間を延長しない限
    り、サブ・ファンドならびに米ドル建        米ドルヘッジクラス、豪ドル建      豪ドルヘッジクラスおよ
                (注)
    びユーロ建  ユーロヘッジクラスは、2025年3月14日に終了する           。
    (注)サブ・ファンドならびに米ドル建       米ドルヘッジクラス、豪ドル建     豪ドルヘッジクラスおよびユーロ建
     ユーロヘッジクラスの存続期間は、管理会社により、受託会社と協議のうえ、2025年3月14日まで延長され
     た。
  (4)【計算期間】

     サブ・ファンドの決算期は毎年12月31日である。
  (5)【その他】

   ① ファンドの解散
     サブ・ファンドは、以下のいずれかの場合、2025年3月14日より前に終了することがある。
    (イ) 受託会社および管理会社が同意の上、サブ・ファンドを終了させる旨のサブ・ファンドの受
    益者の決議が可決された場合
    (ロ) サブ・ファンドのケイマン諸島における規制ミューチュアル・ファンドとしてのCIMAに
    よる認可が取り消されるかまたは不利に変更された場合
    (ハ) 管理会社が、受託会社と協議の上、その裁量により、サブ・ファンドを継続することが現実
    的でなく、望ましくなく、または受益者の利益に反すると判断した場合
    (ニ) 受託会社が辞任した後、適切な代替または後継受託会社を確保できない場合
   ② 信託証書の変更
     受託会社および管理会社は、補遺信託証書により、目的の如何を問わず、適切または望ましい
    と自ら思料する方法および範囲で、信託証書の条項を随時改正、変更または追加することができ
    る。ただし、信託証書に規定される場合を除き、かかる改正、変更または追加は、適式に招集お
    よび開催された受益者集会の特別決議による承認がない限り行われない。改正、変更または追加
    が、サブ・ファンドにのみ関連する場合、サブ・ファンド決議がない限り行われない。改正、変
    更または追加が、次のいずれかに該当する場合には、かかる承認は必要とならない。
    (イ)ミューチュアル・ファンド法、同法に基づき定められた規則および/もしくはケイマン諸島
    信託法(2020年改正)またはケイマン諸島のいずれかの法律に基づき定められたその他の規則
    の改正によりもたらされた変更を含む、ケイマン諸島の法律の改正を履行するために必要な場
    合
    (ロ)かかる法律の改正の直接的な結果として必要な場合
    (ハ)ファンドまたはいずれかのサブ・ファンドの名称変更を行うために必要な場合
    (ニ)会計年度開始および終了の日を変更するため、または年次収益分配日を変更するために必要
    な場合
    (ホ)その他の会計期間の開始および終了の日を変更するため、またはかかる会計期間に関連する
    分配日を変更するために必要な場合
    (ヘ)管理会社および受託会社が、受益者および潜在的受益者の利益となるかまたはこれらの者が
    重大な不利益を被らないと認める変更をするために必要な場合
    (ト)信託証書から不要となった条項を削除するために必要な場合
    (チ)管理会社または受託会社が解任された場合または辞任を希望しもしくは辞任したときにこれ
    らを交代させるために必要な場合
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    (リ)明白な誤りを訂正するために必要な場合
    (ヌ)CIMA、ミューチュアル・ファンド法、同法に基づき定められた規則および/もしくはケ
    イマン諸島信託法(2020年改正)、またはファンドが従うその他の法令もしくは規則の要求を
    反映しまたは遵守するために必要な場合
    (ル)追加のサブ・ファンドを設定するために必要な場合
   ③ ファンドの他の法域への移管
     ファンドをケイマン諸島以外の法域に移管することが受益者の最善の利益に適うと管理会社ま
    たは受託会社が判断する場合、管理会社または受託会社は、(イ)当該他の法域において信託の存
    在が認められ、受益者の権利が強制執行されうること、(ロ)管理会社および受託会社が承認した
    適切かつ実在の信託会社が受託会社として選任されること、および(ハ)受託会社が受益者集会の
    特別決議の方法により受益者の承諾を得ていることを条件として、ファンドを移管することがで
    きる。管理会社および受託会社は、ファンドが新たな法域の法律上も、ケイマン諸島の法律上に
    おけるのと同様、適法かつ有効となることを確保するために必要または望ましいと考えられる変
    更または追加を行うことができる。
   ④ 関係法人との契約の更改等に関する手続
    保管契約
     保管契約は、一方当事者が他方当事者に対し、75日以上前に書面による通知をすることによ
    り終了する。
     同契約は、ニューヨーク州の法律に準拠し、同法により解釈される。
     同契約は、当該変更の実施を目指す当事者の相手方当事者により署名された書面によっての
    み、変更することができる。
    管理事務代行契約
     管理事務代行契約は、一方当事者が相手方に対し、75日以上前に書面による通知をすること
    により終了する。
     同契約は、米国ニューヨーク州の法律に準拠し、同法に従い解釈される。
     同契約は、両当事者が署名した書面による合意がある場合にのみ変更することができる。
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    投資運用およびリスク・マネジメント委託契約
     投資運用およびリスク・マネジメント委託契約は、一方当事者が他方当事者に対し、3か月
    以上前に書面による通知をすることにより、または規制当局により要求された場合には副管理
    会社が管理会社に対して即時の通知をすることにより、終了する。
     同契約は、ルクセンブルグ大公国の法律に準拠し、同法に従い解釈される。
     同契約につき、法令により要請され副管理会社により提案された変更については、管理会社
    に通知することにより変更される。いずれかの当事者により提案された同契約のその他の変更
    は、他方当事者により書面により受諾された場合に変更される。
    投資顧問契約
     投資顧問契約は、一方当事者が他方当事者に対し、90日以上前に書面による通知をすること
    により終了する。
     同契約は、当事者の授権された代表者の記名押印または署名された書面により、変更するこ
    とができる。
     同契約は、日本の法律に準拠し、同法に従って解釈される。
    代行協会員契約
     代行協会員契約は、一方当事者が他方当事者に対し、3か月前に書面による通知をすること
    により終了する。
     同契約は、日本の法律に準拠し、同法により解釈されるものとし、同法に基づき変更するこ
    とができる。
    受益証券販売・買戻契約
     受益証券販売・買戻契約は、一方当事者が他方当事者に対し、3か月前に書面による通知を
    することにより終了する。
     同契約は、日本の法律に準拠し、同法により解釈されるものとし、同法に基づき変更するこ
    とができる。
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  4【受益者の権利等】
  (1)【受益者の権利等】
     受益者が管理会社および受託会社に対し受益権を直接行使するためには、受益証券名義人とし
    て、登録されていなければならない。したがって、日本における販売会社または販売取扱会社に
    受益証券の保管を委託している日本の受益者は受益証券の登録名義人でないため、自ら管理会社
    および受託会社に対し、直接受益権を行使することができない。これら日本の受益者は、日本に
    おける販売会社または販売取扱会社との間の口座約款に基づき、日本における販売会社または販
    売取扱会社を通じて受益権を自己のために行使させることができる。
     受益証券の保管を日本における販売会社または販売取扱会社に委託しない日本の受益者は、本
    人の責任において権利行使を行う。
     受益者の有する主な権利は次のとおりである。
    ① 分配請求権
     受益者は、管理会社の決定した分配金を、持分に応じて管理会社に請求する権利を有する。
    ② 買戻請求権
     受益者は、受益証券の買戻しを、管理会社に請求する権利を有する。
    ③ 残余財産分配請求権
     サブ・ファンドが解散された場合、受益者は受託会社に対し、その持分に応じて残余財産の
    分配を請求する権利を有する。
    ④ 議決権
     受託会社または管理会社は、信託証書に従って、いつでも、適切と考える日時および場所に
    おいて受益者集会を開催することができ、また、受託会社は、発行済受益証券の総額の10分の
    1以上を有する登録受益者が書面により要求した場合には、受益者集会を開催しなくてはなら
    ない。
     いずれの受益者集会においても、挙手による議決の場合には、(個人の場合には)自らまた
    は代理人により出席しているすべての受益者が、また(法人の場合には)適式に授権された代
    表者1名または代理人により出席しているすべての受益者が、一議決権を有する。投票による
    議決の場合には、(個人の場合には)自らまたは代理人により出席しているすべての受益者
    が、また(法人の場合には)適式に授権された代表者1名または代理人により出席しているす
    べての受益者が、その保有する受益証券1口につき一議決権を有する。
     特別決議は、ファンドのすべてのサブ・ファンドの発行済受益証券総口数の90%の保有者の
    書面により可決され、または信託証書の規定に基づき適切に招集され開催されたファンドのす
    べてのサブ・ファンドの受益者集会において受益者の投票総数の4分の3以上の多数により可
    決される。
     受益者に対して重大な悪影響を及ぼしうる英文目論見書中の方針に関する記述または投資対
    象の変更の承認ならびにファンドの他の法域への移管を含む一定の事項に関し、受益者は、受
    益者集会の特別決議の方法により、当該行為を承認または確認することを要する。また、受益
    者は、受益者集会の特別決議により、受託会社および/または管理会社を解任し、またファン
    ドを終了することができる。
     受益証券に関する権利または持分を有する者として受託会社により認識されるのは、受益者名
    簿を参照して決定される受益者のみである。ただし、受託会社は、いかなる時点においても、受
    益証券が適格投資家により、または適格投資家のために保有されているか否かをその決定により
    考慮する権利を有する。受託会社は、受益者名簿に記録された受益者を受益証券の絶対的所有者
    として認識することができ、(たとえそれについて実際のまたは擬制された通知がなされた場合
    であっても、また登録名義人(ノミニー)の名称で登録されたもしくは登録される受益証券の受
    益的所有権に関して受託会社が行うべきまたは行った照会にかかわらず)法律または管轄権を有
    する裁判所の命令により要求される場合を除き、受益証券に対する衡平法上の、条件付の、将来
    の、または部分的な権利について、いかなる方法によっても認識する義務を負い、また認識する
    ことを強いられることはない。
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  (2)【為替管理上の取扱い】

     日本の受益者に対するサブ・ファンドの受益証券の分配金、買戻代金等の送金に関して、ケイ
    マン諸島における外国為替管理上の制限はない。
  (3)【本邦における代理人】

     アンダーソン・毛利・友常法律事務所 
     東京都千代田区大手町一丁目1番1号 大手町パークビルディング
     上記代理人は、管理会社から日本国内において、以下の権限を委任されている。
    ① 管理会社またはサブ・ファンドに対する、法律上の問題および日本証券業協会の規則上の問
    題について一切の通信、請求、訴状、その他の訴訟関係書類を受領する権限
    ② 日本における受益証券の募集販売および買戻しの取引に関する一切の紛争、見解の相違に関
    する一切の裁判上、裁判外の行為を行う権限
     なお、関東財務局長に対する受益証券の募集、継続開示等に関する届出代理人および金融庁長
    官に対する届出代理人は、以下のとおりである。
    弁護士  中野 春芽
    東京都千代田区大手町一丁目1番1号 大手町パークビルディング
    アンダーソン・毛利・友常法律事務所
  (4)【裁判管轄等】

     日本の投資者が取得した受益証券の取引に関連する訴訟の裁判管轄権を下記の裁判所が有する
    ことを管理会社は承認している。
     東京地方裁判所  東京都千代田区霞が関一丁目1番4号
     東京簡易裁判所  東京都千代田区霞が関一丁目1番2号
     確定した判決の執行手続は、関連する法域の適用法律に従って行われる。
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  第3【ファンドの経理状況】

  1【財務諸表】

  a.サブ・ファンドの最近2会計年度の日本文の財務書類は、アメリカ合衆国において一般に公正と認

   められる会計原則に準拠して作成された原文(英語)の財務書類を翻訳したものである(ただし、円
   換算部分を除く。)。これは「特定有価証券の内容等の開示に関する内閣府令」(平成5年大蔵省令
   第22号。その後の改正を含む。)に基づき、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」
   (昭和38年大蔵省令第59号。その後の改正を含む。)第131条第5項ただし書の規定の適用によるもの
   である。
  b.サブ・ファンドの原文の財務書類は、外国監査法人等(公認会計士法(昭和23年法律第103号。その

   後の改正を含む。)第1条の3第7項に規定する外国監査法人等をいう。)であるプライスウォー
   ターハウスクーパース ケイマン諸島から監査証明に相当すると認められる証明を受けており、当該
   監査証明に相当すると認められる証明に係る監査報告書に相当するもの(訳文を含む。)が当該財務
   書類に添付されている。
  c.サブ・ファンドの原文の財務書類は、米ドルで表示されている。日本文の財務書類には、主要な金

   額について円換算額が併記されている。日本円への換算には、2020年4月30日現在における株式会社
   三菱UFJ銀行の対顧客電信売買相場の仲値(1米ドル=106.87円)が使用されている。なお、千円
   未満の金額は四捨五入されている。日本円に換算された金額は四捨五入のため合計欄の数値が総数と
   一致しない場合がある。
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  (1)【2019年12月31日終了年度】
   ①【貸借対照表】
    コクサイ・ケイマン・トラスト-外貨建       世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクション
       (ケイマン諸島籍 オープン・エンド型投資信託)
          資産負債計算書
          2019年12月31日現在
          (米ドルで表示)
               米ドル    千円

  資産
  投資先ファンドへの投資(取得原価:31,126,664米ドル)              31,898,293    3,408,971
  現金              398,314    42,568
  外国為替予約取引に係る未実現評価利益              260,541    27,844
  未収金:
  サブ・ファンド受益証券売却              181,167    19,361
  投資有価証券売却              94,252    10,073
  決済済外国為替予約取引              234,268    25,036
                1,073    115
  その他の資産
  資産合計              33,067,908    3,533,967
  負債

  当座借越               73    8
  外国為替予約取引に係る未実現評価損失               66    7
  未払金:
  投資有価証券購入              177,211    18,939
  サブ・ファンド受益証券買戻し              94,692    10,120
  未払専門家報酬              62,066    6,633
  未払投資顧問報酬              58,736    6,277
  未払販売報酬              37,318    3,988
  未払印刷費用              34,821    3,721
  未払管理事務代行報酬および名義書換事務代行報酬              22,724    2,429
  未払保管報酬              7,027    751
  未払受託報酬              4,187    447
  未払代行協会員報酬              4,146    443
                3,218    344
  未払管理報酬
  負債合計              506,285    54,107
  純資産              32,561,623    3,479,861
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  純資産
  豪ドル建 豪ドルヘッジクラス              15,173,556    1,621,598
  ユーロ建 ユーロヘッジクラス              150,753    16,111
               17,237,314    1,842,152
  米ドル建 米ドルヘッジクラス
               32,561,623    3,479,861
  発行済受益証券口数

  豪ドル建 豪ドルヘッジクラス              265,390  口
  ユーロ建 ユーロヘッジクラス              137,560  口
  米ドル建 米ドルヘッジクラス              193,707  口
  受益証券1口当たり純資産価格

  豪ドル建 豪ドルヘッジクラス               57.17    6,110 円
  ユーロ建 ユーロヘッジクラス               1.0959    117 円
  米ドル建 米ドルヘッジクラス               88.99    9,510 円
   注記は、財務書類と不可分のものである。

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   ②【損益計算書】
    コクサイ・ケイマン・トラスト-外貨建       世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクション
       (ケイマン諸島籍 オープン・エンド型投資信託)
           損益計算書
          2019年12月31日終了年度
          (米ドルで表示)
               米ドル    千円

  費用
  販売報酬              124,594    13,315
  投資顧問報酬              105,213    11,244
  専門家報酬              65,221    6,970
  印刷費用              63,749    6,813
  管理事務代行報酬および名義書換事務代行報酬              52,570    5,618
  保管報酬              17,972    1,921
  代行協会員報酬              13,844    1,480
  管理報酬              11,075    1,184
  受託報酬              10,001    1,069
                3,940    421
  登録手数料
   費用合計             468,179    50,034
                (468,179)    (50,034)

  投資純損失
  実現および未実現利益(損失):

  実現純利益(損失):
  投資先ファンドの売却             (147,612)    (15,775)
  投資先ファンドからの実現利益分配              943,671    100,850
                (451,951)    (48,300)
  外国為替取引および外国為替予約取引
  実現純利益              344,108    36,775
  未実現評価利益(損失)の純変動:
  投資先ファンドへの投資             1,958,182    209,271
                439,297    46,948
  外国為替取引および外国為替予約取引
  未実現評価利益の純変動             2,397,479    256,219
                2,741,587    292,993

  実現および未実現評価利益(純額)
                2,273,408    242,959

  運用による純資産の純増加
   注記は、財務書類と不可分のものである。

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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
    コクサイ・ケイマン・トラスト-外貨建       世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクション
       (ケイマン諸島籍 オープン・エンド型投資信託)
          純資産変動計算書
          2019年12月31日終了年度
          (米ドルで表示)
               米ドル    千円

  運用による純資産の純増加(減少)
  投資純損失             (468,179)    (50,034)
  実現純利益              344,108    36,775
                2,397,479    256,219
  未実現評価利益の純変動
   運用による純資産の純増加            2,273,408    242,959
  受益者への分配              (1,265,575)    (135,252)

                7,375,002    788,166
  サブ・ファンドの受益証券取引による純資産の純増加
  純資産の純増加
                8,382,835    895,874
  純資産

               24,178,788    2,583,987
  期首
  期末              32,561,623    3,479,861
   注記は、財務書類と不可分のものである。

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    コクサイ・ケイマン・トラスト-外貨建       世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクション
       (ケイマン諸島籍 オープン・エンド型投資信託)
         純資産変動計算書(続き)
          2019年12月31日終了年度
          (米ドルで表示)
          豪ドル建 豪ドル       ユーロ建 ユーロ

          ヘッジクラス       ヘッジクラス
  サブ・ファンドの受益証券取引
  受益証券口数
  発行       129,040  口      - 口
         (23,208)       (46,200)
  買戻し        口       口
  受益証券口数の純変動       105,832  口     (46,200)  口
  金額

  発行      7,303,677  米ドル  780,544  千円   - 米ドル   - 千円
        (1,317,268)    (140,776)    (49,091)    (5,246)
  買戻し        米ドル   千円   米ドル   千円
  サブ・ファンドの受益証券取引による
         5,986,409  米ドル  639,768  千円  (49,091)  米ドル  (5,246) 千円
  純増加/(減少)
          米ドル建 米ドル

          ヘッジクラス
  サブ・ファンドの受益証券取引
  受益証券口数
  発行       47,811 口
         (31,449)
  買戻し        口
  受益証券口数の純変動        16,362 口
  金額

  発行      4,235,044  米ドル  452,599  千円
        (2,797,360)    (298,954)
  買戻し        米ドル   千円
  サブ・ファンドの受益証券取引による
         1,437,684  米ドル  153,645  千円
  純増加/(減少)
   注記は、財務書類と不可分のものである。

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    コクサイ・ケイマン・トラスト-外貨建       世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクション
       (ケイマン諸島籍 オープン・エンド型投資信託)
          財務ハイライト
          2019年12月31日終了年度
          (米ドルで表示)
  受益証券1口当たり主要データ

                  ユーロ建 ユーロ
            豪ドル建 豪ドル
                    (2)
                  ヘッジクラス
            ヘッジクラス
           米ドル   日本円   米ドル   日本円
            56.06    5,991  1.0624   114
  期首受益証券1口当たり純資産価格
   ±
  投資純損失
            (0.96)    (103)  (0.0186)    (2)
  投資対象に係る実現および未実現評価利益
            5.21    557  0.0588    6
  (純額)
  投資運用による利益合計
            4.25    454  0.0402    4
            (3.14)    (336)  (0.0067)    (1)
  受益者への分配
  期末受益証券1口当たり純資産価格          57.17    6,110  1.0959   117
     (1)

  トータル・リターン
            7.77 %     3.80 %
  期末純資産:         15,173,556   1,621,597,930    150,753  16,110,973

  平均純資産に対する費用の比率          1.69 %     1.72 %
  平均純資産に対する投資純損失の比率          (1.69) %     (1.72) %
            米ドル建 米ドル

            ヘッジクラス
           米ドル   日本円
            84.80    9,063
  期首受益証券1口当たり純資産価格
   ±
  投資純損失
            (1.50)    (160)
  投資対象に係る実現および未実現評価利益
            9.29    993
  (純額)
  投資運用による利益合計
            7.79    833
            (3.60)    (385)
  受益者への分配
  期末受益証券1口当たり純資産価格          88.99    9,510
     (1)

  トータル・リターン
            9.32 %
  期末純資産:         17,237,314   1,842,151,747

  平均純資産に対する費用の比率          1.69 %
  平均純資産に対する投資純損失の比率          (1.69) %
  ± 当年度の平均発行済受益証券口数に基づいて計算された。

  (1)トータル・リターンは、再投資された分配金(もしあれば)の影響を踏まえたものである。
  (2)注記2に記載の通り、ユーロ建      ユーロヘッジクラスの受益証券1口当たり純資産価格は、小数第4位未満を端数処理して
  計算される。
   注記は、財務書類と不可分のものである。

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  コクサイ・ケイマン・トラスト-外貨建        世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクション
  (ケイマン諸島籍 オープン・エンド型投資信託)
  財務書類に対する注記

  2019年12月31日終了年度
  1.組織

   外貨建  世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクション(以下「サブ・ファンド」という。)は、

  コクサイ・ケイマン・トラスト(以下「ファンド」という。)のサブ・ファンドであり、ケイマン諸島
  (以下「ケイマン諸島」という。)のオープン・エンド型投資信託として2010年10月26日に設立された。
  ファンドは、ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・トラスト・カンパニー(ケイマン)リミテッド(以下
  「受託会社」という。)およびルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.(以下「管理会社」
  という。)の間で締結された2010年8月3日付信託証書に従って、ケイマン諸島の法律に基づいて設立さ
  れた。
   受託会社は、ケイマン諸島の銀行・信託会社法(改正済)に基づいて信託会社として業務を行う免許を

  受けている。
   サブ・ファンドの受益証券は、複数のクラスが発行されている。現在、管理会社によって、豪ドル建 

  豪ドルヘッジクラス、ユーロ建 ユーロヘッジクラスおよび米ドル建 米ドルヘッジクラスの3クラスの
  受益証券の募集が行われている。
   サブ・ファンドの主たる投資目的は、日本を除く世界の投資適格の信用格付(BBB格相当以上)を有

  する社債およびソブリン債に主として投資を行うコクサイ・トラストのサブ・ファンドであるワールド・
  インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの米ドルヘッジクラス(F)(以下「投資先ファンド」とい
  う。)へ主に投資することにより、安定したインカムゲインの確保と信託財産の成長を目指すことであ
  る。投資先ファンドは、日本企業が日本国外において円以外の通貨建で発行した社債へ投資することがあ
  る。
   サブ・ファンドの機能通貨および報告通貨は米ドル(以下「機能通貨」または「米ドル」という。)で

  ある。受託会社は、任意の運用通貨によるクラスを設定することができる。受益証券の発行および買戻し
  は、そのクラスの運用通貨で処理され、受益証券口当たり純資産価格は、当該運用通貨で計算および値付
  けされる。豪ドル建 豪ドルヘッジクラスの運用通貨は豪ドルであり、ユーロ建 ユーロヘッジクラスで
  はユーロ、米ドル建 米ドルヘッジクラスでは米ドルである。2019年12月31日現在、豪ドル建 豪ドル
  ヘッジクラスおよびユーロ建 ユーロヘッジクラスの運用通貨建での1口当たり純資産価格は、それぞれ
  81.47豪ドルおよび0.9770ユーロであった。
   サブ・ファンドの各クラスは、投資先ファンドへの投資を通じて、主として世界の投資適格債に投資す

  る。
   サブ・ファンドはASC 946の指針の解釈上、投資会社の定義に該当する。

   サブ・ファンドの投資顧問会社は、三菱UFJ国際投信株式会社(以下「投資顧問会社」という。)で

  ある。
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  2.重要な会計方針
   サブ・ファンドの財務書類は、2019年1月1日からサブ・ファンドの会計年度末である2019年12月31日

  までの期間を反映している。以下は、サブ・ファンドが、アメリカ合衆国において一般に公正と認められ
  る会計原則(以下「U.S.GAAP」という。)に準拠した財務書類を作成するにあたり継続して従っ
  ている重要な会計方針の要約である。U.S.GAAPに準拠した財務書類の作成は、財務書類上の報告
  金額および開示に影響を及ぼす見積りおよび仮定を行うことを経営者に要求している。実際の結果は、こ
  れらの見積りと異なることがある。
  (A)受益証券の純資産価額の決定

   サブ・ファンドの純資産価額は、管理事務代行報酬、弁護士報酬、監査報酬ならびにその他の専門家
  報酬および費用を含むがこれに限定されないサブ・ファンドのすべての資産および負債を考慮して計算
  される。「営業日」とは、(1)ニューヨーク、ロンドンおよび東京において国、州もしくは地域の銀行
  が営業を行っている日で、かつ(2)ロンドン証券取引所およびニューヨーク証券取引所が取引を行って
  いる日、または管理会社が随時決定するその他の日をいう。
   ユーロ建 ユーロヘッジクラスの純資産価額および受益証券1口当たり純資産価格は、ブラウン・ブ

  ラザーズ・ハリマン・アンド・カンパニー(以下「管理事務代行会社」という。)により、各営業日の
  営業終了時点において小数第4位未満を四捨五入して計算される。ユーロ建 ユーロヘッジクラス以外
  のクラスは、管理事務代行会社により、各営業日の営業終了時点において小数第2位未満を四捨五入し
  て計算される。
  公正価値測定

   サブ・ファンドは、U.S.GAAPに基づく公正価値測定および開示に関する権威ある指針に従っ
  て、公正価値測定に使用される評価技法へのインプットを優先順位付けする階層における投資の公正価
  値を開示している。この階層は、同一の資産または負債の活発な市場における未調整の公表価格に基づ
  く評価を最も高い優先順位(レベル1測定)とし、評価にとって重要な観察不能なインプットに基づく
  評価を最も低い優先順位(レベル3測定)としている。当該指針が設定する3つのレベルの公正価値の
  階層は以下の通りである。
   ・レベル1-公正価値測定には、同一の資産または負債の活発な市場における未調整の公表価格が用

      いられる。
   ・レベル2-公正価値測定には、レベル1に含まれる公表価格以外のインプットで、資産または負債

      に関して直接的(すなわち、価格)または間接的(すなわち、価格から派生するもの)
      に観察可能なものが用いられる。
   ・レベル3-公正価値測定には、観察可能な市場データに基づかない資産または負債のインプット

      (観察不能なインプット)を含む評価技法が用いられる。
   インプットは、多様な評価技法の適用に使用されるものであり、概して、市場参加者が評価の決定に

  用いる仮定(リスクの仮定を含む。)のことをいう。インプットは、価格情報、具体的かつ広範な信用
  情報、流動性統計ならびにその他の要素を含むことがある。公正価値ヒエラルキーにおける金融商品の
  レベルは、公正価値測定において重要なインプットの最低レベルに基づいている。ただし、いかなる場
  合に「観察可能」であるかの決定は、投資顧問会社による重大な判断が要求される。投資顧問会社は、
  観察可能データとは、容易に入手可能な、定期的に配布されるまたは更新される、信頼できかつ検証可
  能な、非占有の、また該当市場に活発に参加する独立した情報源によって提供された市場データである
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  と考えている。ヒエラルキーにおける金融商品の分類は、商品の価格決定の透明性に基づいており、受
  託会社が認識する当該商品のリスクと必ずしも一致しない。
   2019年12月31日現在、投資先ファンドに対する投資は純資産価格で評価され、デリバティブはレベル

  2インプットに基づき評価された。サブ・ファンドは、その投資信託およびデリバティブへの投資を評
  価するために「マーケット・アプローチ」という評価技法を使用している。サブ・ファンドは、投資会
  社のための会計指針に従って1株当たり純資産価格で計算された投資先ファンドに対する投資の公正価
  値を見積もるにあたり、U.S.GAAPに準拠した正式な解釈指針に従う。その結果、当該投資対象
  の1株当たり純資産価格が、公正価値を表象しているとサブ・ファンドが判断した場合には、サブ・
  ファンドは、投資先ファンドに対する投資の公正価値を当該投資対象の1株当たり純資産価格(または
  これに相当するもの。)で計上し、それ以上の調整(「実務的な方法」)は行わない。投資会社のため
  の会計指針は、サブ・ファンドが実務的な方法を行うことについて、報告対象の測定日現在の投資会社
  のための会計指針に準拠して決定された投資対象の1株当たり純資産価格である場合に限り認めてい
  る。投資先ファンドに対する投資は、各営業日の最終純資産価額に基づく公正価値で評価される。
  デリバティブ商品

   デリバティブ商品は、取引所取引または店頭(以下「OTC」という。)での相対取引が可能であ
  る。上場デリバティブ(例えば、先物契約、上場オプション契約および外国為替予約取引)は通常、そ
  れらが活発に取引されているとみなされるか否かに応じて公正価値階層のレベル1またはレベル2に分
  類される。
   受託会社は、入手可能かつ信頼性があると考えられる場合、観察可能なインプット(取引相手方、

  ディーラーまたはブローカーから受領した気配値)を用いてOTCデリバティブ(外国為替予約取引を
  含む。)を評価する。評価モデルが使用される場合、OTCデリバティブの価値は、金融商品の契約条
  件および同商品に内在する固有のリスク、ならびに観察可能なインプットの入手可能性および信頼性に
  左右される。かかるインプットには参照有価証券の市場価格、イールド・カーブ、クレジット・カーブ
  および当該インプットの相関性が含まれる。一般的な外国為替予約取引のような店頭デリバティブは、
  市場データによる裏付けが通常可能なインプットを有しているため、レベル2として分類される。
   これらのOTCデリバティブのうち、流動性が低いかまたはインプットが観察不能なものはレベル3

  に分類される。これらの流動性の低いOTCデリバティブの評価に、レベル1および/またはレベル2
  のインプットが利用される場合がある一方、これらの評価には公正価値測定にとって重要と考えられる
  他の観察不能なインプットも含まれる。各測定日現在、受託会社は、観察可能なインプットを反映する
  ためレベル1およびレベル2のインプットを更新するが、その結果生じる損益は、観察不能なインプッ
  トの重要性に起因してレベル3に反映される。
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   以下の表は、2019年12月31日現在の評価ヒエラルキー内の項目およびレベルごとの資産負債計算書に
  計上された金融商品を示している。
        同一の投資対象

           重要なその他   重要な
        の活発な市場に        純資産価格で
           の観察可能な   観察不能な     2019年12月31日
        おける未調整の         評価した
           インプット   インプット     現在の公正価値
         公表価格        投資額
           (レベル2)   (レベル3)
         (レベル1)
   *
  投資対象
         米ドル   米ドル   米ドル   米ドル   米ドル
  投資先ファンドへの投資

  コクサイ・トラストのサブ・ファンド
  であるワールド・インベストメント・         -   -   - 31,898,293   31,898,293
  グレード・ボンド・ファンド-米ドル
  ヘッジクラス(F)
  投資先ファンドへの投資合計         -   -   - 31,898,293   31,898,293

     **
  金融デリバティブ商品
  資産

           -  260,541    -   -  260,541
  外国為替予約取引
  負債

           -  (66)   -   -  (66)
  外国為替予約取引
  * 

   有価証券の分類に関するより詳細な情報は、投資有価証券明細表に記載されている。
  **
   外国為替予約取引等の金融デリバティブ商品は、商品に係る未実現評価益/(評価損)で評価されて
   いる。
   2019年12月31日終了年度中に、レベル間での移動はなかった。サブ・ファンドは年度末に各レベルか

  ら移動した投資対象について説明する。
   2019年12月31日現在、レベル3の評価をされた有価証券はなかった。

  (B)投資取引および投資収益

   財務報告の目的上、投資先ファンドへの投資の売買は約定日現在で計上される。損益は個別法に基づ
  き計上される。投資先ファンドからの収益または実現利益の分配は、配当落ち日に計上される。投資先
  ファンドによる元本の払戻しに係る分配は投資原価の減額として計上される。受取配当金は、分配日時
  点の比例配分に基づいてクラスに配分される。
  (C)費用

   サブ・ファンドは、投資顧問報酬、管理事務代行報酬および会計報酬、保管報酬、名義書換事務代行
  報酬、監査報酬ならびにサブ・ファンドの運用に関連するその他の費用を含むが、これらに限定されな
  い自己の費用を負担する。費用項目は発生主義に基づき計上される。
  (D)分配方針

   管理会社は、その裁量により、毎月15日に、各クラスについて分配を宣言することができる。分配
  は、サブ・ファンドの純投資収益、純実現および未実現キャピタル・ゲインおよび分配可能な元本から
  行われる。分配は、受益者に対して、分配の宣言時から起算して5営業日以内に行われる。
   2019年12月31日に終了した年度中に宣言され支払われた分配は、以下の通りである。

  受益者に対する分配                金額(米ドル)

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  豪ドル建 豪ドルヘッジクラス                  588,288
  ユーロ建 ユーロヘッジクラス                  1,041

  米ドル建 米ドルヘッジクラス                  676,246

  合計                  1,265,575

  (E)現金および外国通貨

   サブ・ファンドの機能通貨および報告通貨は、米ドルである。保有する外国有価証券、通貨ならびに
  その他の資産および負債の公正価値は、毎営業日の実勢為替レートに基づいて、サブ・ファンドの機能
  通貨に換算される。為替レートの変動による保有通貨ならびにその他の資産および負債の変動は、未実
  現為替差損益として計上される。投資有価証券の実現損益および未実現評価損益ならびに収益および費
  用は、それぞれの取引日および報告日に換算される。投資有価証券およびデリバティブに係る為替レー
  ト変動の影響は、損益計算書において、当該証券の市場価格および評価額の変動の影響と区別されない
  が、純実現および未実現損益に含まれている。
  (F)外国為替予約取引

   サブ・ファンドは、サブ・ファンドの有価証券の一部または全部に関する通貨エクスポージャーを
  ヘッジするため、もしくは投資戦略の一環として、計画設定された有価証券売買に関連する外国為替予
  約取引を締結する。外国為替予約とは、将来において定められた価格で通貨を売買する2当事者間の契
  約である。外国為替予約レートの変動に伴い、外国為替予約取引の公正価値は変動する。外国為替予約
  取引は、価格供給機関から入手したレートに基づいて、日次で時価評価され、サブ・ファンドは評価額
  の変動を未実現損益として計上する。契約締結時の価値と契約終了時の価値との差額に相当する実現損
  益は、通貨の受渡し時に計上される。クラス固有の外国為替取引から生じる損益はそれら固有のクラス
  に配分される。2019年12月31日現在の外国為替予約取引は投資有価証券明細表に記載されている。
   サブ・ファンドは、投資有価証券をヘッジするため、または収益を拡充するために、デリバティブ商

  品を使用することがある。デリバティブは、その他のタイプの商品よりも、サブ・ファンドが、そのリ
  スク・エクスポージャーをより迅速かつ効果的に増減させることを可能にする。
   サブ・ファンドは、予定ヘッジを含むヘッジ目的で外国為替予約取引を利用することができる。ヘッ

  ジは、サブ・ファンドがその他のサブ・ファンドの保有財産に伴うリスクを相殺するためにデリバティ
  ブを利用する戦略である。ヘッジは、損失を減らすことができる一方で、市場がサブ・ファンドの予測
  とは異なる態様で変動した場合またはデリバティブのコストがヘッジの利益を超えた場合には、利益を
  減少させもしくは排除させ、または損失を生じさせる可能性もある。ヘッジは、デリバティブ価額の変
  動がサブ・ファンドが期待したとおりにヘッジされていた当該保有財産の変動に合致しないリスクも伴
  い、その場合、ヘッジされていた保有財産についての損失が減少せず、増加することがある。サブ・
  ファンドのヘッジ戦略が、リスクを減少させ、またはヘッジ取引が利用可能となるかもしくは費用効率
  が良くなるという保証はない。サブ・ファンドは、ヘッジの利用を要求されているわけではなく、それ
  ぞれ利用しないことを選択することもできる。リターンの強化を目指したデリバティブの利用は、投機
  的とみなされることがある。
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   ASC 815-10-50は、デリバティブ商品およびヘッジ活動に関する開示を要求している。これはす
  なわち、サブ・ファンドに、a)事業体がデリバティブ商品をどのように、またなぜ使用するのか、
  b)デリバティブ商品および関連するヘッジ対象がどのように会計処理されるのか、ならびにc)デリ
  バティブ商品が事業体の財政状態、財務成績およびキャッシュ・フローにどのような影響を及ぼすのか
  について、当ファンドが開示することを要求している。
   外国為替予約取引の公正価値は資産負債計算書に含まれ、公正価値の変動は実現利益(損失)または

  未実現利益(損失)の純変動として損益計算書に反映される。当年度において、サブ・ファンドのデリ
  バティブ商品取引は外国為替予約取引のみで構成されていた。
   下表は、サブ・ファンドのデリバティブ商品の公正価値をリスク・エクスポージャー別に要約したも

  のである。
  2019年12月31日現在の資産負債計算書におけるデリバティブ商品の公正価値

  ASC 815に基づくヘッジ商品として計上されていないデリバティブ
                     *
                  外国為替リスク
  位置
                  (米ドル)
  デリバティブ資産

  外国為替予約取引に係る未実現評価益                  260,541

  デリバティブ負債

  外国為替予約取引に係る未実現(評価損)                   (66)

  *

   総評価額は、資産負債計算書中の未決済の外国為替予約取引に係る未実現評価益/(評価損)で表示さ
   れている。
  2019年12月31日に終了した年度の損益計算書におけるデリバティブ商品の影響

  ASC 815に基づくヘッジ商品として計上されていないデリバティブ
                  外国為替リスク
  位置
                  (米ドル)
  運用の結果として認識されたデリバティブに係る実現利益/(損失)

         *
  外国為替予約取引に係る純実現損失
                    (451,082)
  運用の結果として認識されたデリバティブに係る未実現評価益/(評価損)の

  変動
           **
  外国為替予約取引に係る未実現評価益の純変動
                    439,713
  *

   損益計算書において外国為替取引および外国為替予約取引に係る実現利益(損失)として表示される
  金額に含まれている。
  **
   損益計算書において外国為替換算および外国為替予約取引による未実現評価益(評価損)の純変動と
  して表示される金額に含まれている。
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   2019年12月31日に終了した年度における未決済の外国為替予約取引の月間平均想定元本は、以下のと
  おりであった。
      *               **

  サブ・ファンド・レベル                  82,950
                  $
  豪ドル建 豪ドルヘッジクラス                $ 10,756,600

  ユーロ建 ユーロヘッジクラス                $  166,646

  *

   全てのクラスのために保有された外国為替予約取引
  **
   外国為替予約取引は、当年度のうち4か月間保有された。
   サブ・ファンドは、一定の取引相手方との間で随時締結される、店頭デリバティブおよび外国為替契

  約を管理する国際スワップ・デリバティブ協会マスター契約、国際外国為替マスター契約または外国為
  替およびオプションのマスター契約といったマスター・ネッティング契約の当事者である。マスター・
  ネッティング契約は、とりわけ当事者の一般的義務、表明、合意、担保要件、デフォルト事由および早
  期終了に関する条項を含むことがある。
   担保要件は、サブ・ファンドと各取引相手方との間の正味ポジションに基づいて決定される。担保

  は、現金または米国政府もしくは関連機関によって発行された債務証券の形式またはサブ・ファンドお
  よび適用可能な取引相手方によって合意されたその他の証券の形式が認められている。サブ・ファンド
  に提供された担保(もしあれば)は、マスター契約の条項に従って、一定の取引相手方に関しては、サ
  ブ・ファンドの保管会社によって分別勘定で保管され、また、売却可能または再担保差入れ可能な金額
  に関しては、投資有価証券明細表で表示される。サブ・ファンドが差し入れた非現金の担保(もしあれ
  ば)は、サブ・ファンドの保管会社によって分別され、投資有価証券明細表で特定される。2019年12月
  31日現在、サブ・ファンドが担保として差し入れた有価証券または現金はなかった。
   サブ・ファンドに適用ある終了事由は、サブ・ファンドの純資産が、一定の期間にわたり特定の基準

  値を下回った場合に発生することがある。取引相手方に適用ある終了事由は、取引相手方の信用格付が
  特定レベルを下回った場合に発生することがある。いずれの場合も、発生時に、その他の当事者は早期
  終了を選択し、終了当事者の合理的な決定に基づき、当該早期終了から生じた損失および費用の支払を
  含むすべての未決済のデリバティブおよび為替契約の決済を行うことがある。サブ・ファンドの一また
  は複数の取引相手方による早期終了を選択する決定は、サブ・ファンドの将来のデリバティブ取引に影
  響を及ぼす可能性がある。
  3.投資先ファンド

   本「3.投資先ファンド」中の以下の情報は、投資先ファンドの2019年12月31日の監査済み財務書類か

  ら抜粋されたもので、投資先ファンドの2019年12月31日現在の情報と一致している。
  3.1.投資先ファンドの設立

   ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンド(以下、本「3.投資先ファンド」にお

  いて「ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンド」という。)は、ケイマン諸島の
  オープン・エンド型投資信託として2009年9月2日に設立されたコクサイ・トラストの2つ目のサブ・
  ファンドである。コクサイ・トラストは、ケイマン諸島の法律に基づいて設立された信託会社であるイ
  ンタートラスト・トラスティーズ(ケイマン)リミテッド(以下「投資先ファンドの受託会社」とい
  う。)が行った信託宣言に従って設立された。ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファ
  ンドは、2010年4月19日付で運用を開始した。
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   インタートラスト・トラスティーズ(ケイマン)リミテッドは、注記3において投資先ファンドの受
  託会社と呼ばれるが、これは注記1に定義されるファンドの受託会社(ブラウン・ブラザーズ・ハリマ
  ン・ トラスト・カンパニー(ケイマン)リミテッド)と区別するための手段に過ぎない。
   ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、三菱UFJ国際投信株式会社によっ

  て設立された日本の投資信託のために設立された。
   ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、ケイマン諸島のミューチュアル・

  ファンド法(改正済)(以下「ミューチュアル・ファンド法」という。)に基づく投資信託として規制
  され、ケイマン諸島政府から課税免除認可書を取得している。コクサイ・トラストおよびワールド・イ
  ンベストメント・グレード・ボンド・ファンドの受益証券のいずれも、1933年米国証券法に基づいて登
  録されておらず、またその予定もない。またコクサイ・トラストは、1940年米国投資会社法に基づいて
  登録されておらず、またその予定もない。
   投資先ファンドの受託会社は、ケイマン諸島の銀行・信託会社法(改正済)に基づいて信託会社とし

  て業務を行う免許を受けている。
   現在、7クラスの受益証券が投資者に対して募集されている。米ドルヘッジクラス(F)を除く各クラス

  は、日本円で募集される。米ドルヘッジクラス(F)は、米ドルで募集される。
   米ドルヘッジクラス(F)を除く各クラスは、各クラスの通貨について、対米ドルでヘッジが行われてい

  る。ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの機能通貨および報告通貨は米ドル
  (以下「機能通貨」または「米ドル」という。)である。
   投資先ファンドの受託会社は、任意の運用通貨によるクラスを設定することができる。受益証券の申

  込みおよび買戻しは、そのクラスの運用通貨で処理され、受益証券1口当たり純資産価格は、当該運用
  通貨で計算および値付けされる。豪ドルクラス、ブラジル・レアルクラス、中国元クラス、インドネシ
  ア・ルピアクラス、日本円クラスおよび米ドルクラスの運用通貨は日本円であり、米ドルヘッジクラス
  (F)では米ドルである。2019年12月31日現在、豪ドルクラス、ブラジル・レアルクラス、中国元クラス、
  インドネシア・ルピアクラス、日本円クラスおよび米ドルクラスの運用通貨建の1口当たり純資産価格
  は、それぞれ0.7773円、0.4584円、1.0733円、0.7578円、0.8306円および1.1094円であった。
   ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの投資目的は、主として世界の投資適格

  債および政府債に投資し、米ドル以外の通貨のエクスポージャーはヘッジすることにより、インカムゲ
  インの確保と信託財産の成長を目指すことである。米ドルの通貨エクスポージャーは、各クラスの通貨
  に対するヘッジが行われる。ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、米ドル
  ヘッジクラス(F)について、ヘッジを行わない。
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   ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、投資会社であり、したがって、米国
  財務会計基準審議会(以下「FASB」という。)会計基準コディフィケーション・トピック946「金融
  サービス-投資会社」の投資会社に係る会計および報告に関する指針に従う。
   ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの投資顧問会社は、JPモルガン・ア

  セット・マネジメント(UK)リミテッド(以下「投資顧問会社」という。)である。
  3.2.投資先ファンドの重要な会計方針の要約

   ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの財務書類は、2019年1月1日から、

  ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの会計年度末である2019年12月31日までの
  期間を反映している。以下は、アメリカ合衆国において一般に公正と認められる会計原則(以下「U.
  S.GAAP」という。)に準拠した財務書類を作成するにあたり継続して従っている重要な会計方針
  の要約である。U.S.GAAPに準拠した財務書類の作成は、財務書類上の報告金額および開示に影
  響を及ぼす見積りおよび仮定を行うことを経営者に要求している。実際の結果は、これらの見積りと異
  なることがある。
  (A)受益証券の純資産価額の決定

    ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・アンド・カンパニー(以下「管理事務代行会社」という。)
   は、投資先ファンドの受託会社の最終的な許可の下、ワールド・インベストメント・グレード・ボン
   ド・ファンドのすべての資産評価を行う。ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファン
   ドの純資産価額は、ロンドンの銀行またはロンドン株式市場の休日を除く毎「営業日」(ニューヨー
   ク証券取引所ならびにニューヨーク市および日本の銀行が営業を行っている日)および投資先ファン
   ドの受託会社が決定するその他の日(以下、それぞれ「決算日」という。)に計算される。ワール
   ド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの純資産価額は、管理事務代行報酬、弁護士報
   酬、監査報酬ならびにその他の専門家報酬および費用を含むがこれらに限定されない、ワールド・イ
   ンベストメント・グレード・ボンド・ファンドのすべての資産および負債を考慮して計算される。各
   クラスの受益証券1口当たり純資産価格は、純資産価額が米ドル建で算出される米ドルヘッジクラス
   (F)を除き、日本円建で計算され、米ドルに換算される。各クラスの受益証券1口当たり純資産価格
   は、通常、ロンドンの銀行またはロンドン株式市場の休日を除く毎営業日に計算され、受益証券1口
   当たり純資産価格の数値は、小数第6位に調整される。
  (B)有価証券評価

    純資産価額の計算の目的上、市場相場が容易に入手可能なポートフォリオ有価証券およびその他の
   資産は公正価値で表示される。公正価値は通常、直近に報告された売却価格、または売却が報告され
   ていない場合、相場報告システム、定評のあるマーケット・メーカーまたは価格決定サービスにより
   入手された相場に基づき決定される。
    市場相場が容易に入手可能でない有価証券およびその他の資産は、投資先ファンドの受託会社の最

   終的な権限に従い、投資顧問会社の助力を得て、管理事務代行会社により誠実に決定された公正価値
   で評価される。管理事務代行会社は、市場相場が容易に入手可能でない状況において有価証券および
   その他の資産を評価する方法を採用している。例えば、日次の市場相場が容易に入手可能でない一定
   の有価証券または投資は、管理事務代行会社により設定された指針に従って、その他の有価証券また
   は指数を参照して決定される。
    国内および海外の確定利付証券および非上場デリバティブは、通常、定評のあるマーケット・メー

   カーまたは価格決定サービスより入手された相場に基づき評価される。独立した価格決定サービスか
   ら入手した価格は、マーケット・メーカーにより提供された情報、または類似の特徴を有する投資ま
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   たは有価証券に関連する利回りデータから入手した市場価値の見積りを使用したものである。遅延引
   渡基準で購入された一定の確定利付証券は、先渡決済日に決済されるまで日次で時価評価される。満
   期までの期日が60日以下の短期投資は、公正価値に近似する償却原価で表示される。上場オプショ
   ン、上場先物および上場先物オプションは、関連取引所により決定される決済価格で評価される。機
   能通貨以外の通貨で当初評価された投資有価証券は、価格決定サービスから入手した為替レートを用
   いて機能通貨に換算される。その結果、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンド
   の受益証券の純資産価格は、機能通貨に関連する通貨の評価額の変動に影響を受ける。米国外の市場
   で取引されている、または機能通貨以外の通貨建有価証券の評価額は、ニューヨーク証券取引所が休
   日で、投資者が受益証券を購入できない、買戻請求できないまたは取引できない日に純資産価額が変
   動することによって、重大な影響を受けることがある。
    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの有価証券または資産の評価額に重大

   な影響を与える事象が、該当市場が閉じた後に生じた場合を含め、直近または信頼性のある市場デー
   タ(例えば、取引情報、買呼値/売呼値の情報、ブローカー気配)が欠如した状況において、市場相
   場は、容易に入手不可でないとみなされる。さらに、特別な状況に起因して、有価証券が取引されて
   いる取引所または市場が全日開かず、その他の市場価格も入手できない場合、市場相場は、容易に入
   手不可でないとみなされる。投資先ファンドの受託会社は、ワールド・インベストメント・グレー
   ド・ボンド・ファンドの有価証券または資産の評価額に重大な影響を与え得る事象を監視し、また当
   該重大な事象を考慮して、該当有価証券および資産の評価額が再評価されるべきか否かを決定する責
   任を負っている。
    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドが純資産価額を決定するために、公正

   価値を決定する場合、有価証券は、取引されている主たる市場からの相場に基づいて価格決定される
   よりもむしろ、投資顧問会社または投資顧問会社の指示で行為する者により、公正価値を正確に反映
   すると判断されるその他の方法で価格を決定されることがある。公正価値の決定には、有価証券の評
   価額について、主観的な判断が要求されることがある。ワールド・インベストメント・グレード・ボ
   ンド・ファンドの方針は、純資産価額の計算結果が、価格決定時点の有価証券の評価額を公正に反映
   していることを意図する一方で、投資先ファンドの受託会社またはその指示で行為する者が決定する
   公正価値が、価格決定時に有価証券が売却(例えば、強制的にまたは業績悪化による売却。)された
   場合にワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドが入手し得る価格を正確に反映し
   ているかについて、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは保証できない。
   ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドによって使用される価格は、当該有価証
   券が売却された場合の実現価格と異なることがあり、かかる差異が財務書類に対して重大な差異とな
   り得る。
   公正価値測定

    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、U.S.GAAPに基づく公正価
   値測定および開示に関する権威ある指針に従って、公正価値測定に使用される評価技法へのインプッ
   トを優先順位付けする階層における投資の公正価値を開示している。この階層は、同一の資産または
   負債の活発な市場における未調整の公表価格に基づく評価を最も高い優先順位(レベル1測定)と
   し、評価にとって重要な観察不能なインプットに基づく評価を最も低い優先順位(レベル3測定)と
   している。当該指針が設定する3つのレベルの公正価値の階層は以下の通りである。
   ・レベル1-公正価値測定には、同一の資産または負債の活発な市場における未調整の公表価格が

      用いられる。
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   ・レベル2-公正価値測定には、レベル1に含まれる公表価格以外のインプットで、資産または負
      債に関して直接的(すなわち、価格)または間接的(すなわち、価格から派生するも
      の)に観察可能なものが用いられる。
   ・レベル3-公正価値測定には、観察可能な市場データに基づかない資産または負債のインプット

      (観察不能なインプット)を含む評価技法が用いられる。
    インプットは、多様な評価技法の適用に使用され、市場参加者が評価の決定に用いる想定(リスク

   の想定を含む。)を幅広く参照する。インプットは、価格情報、具体的かつ広範な信用情報、流動性
   統計ならびにその他の要素を含むことがある。公正価値ヒエラルキーにおける金融商品のレベルは、
   公正価値測定において重要なインプットの最低レベルに基づいている。ただし、いかなる場合に「観
   察可能」であるかの決定は、投資顧問会社による重大な判断が要求される。投資顧問会社は、観察可
   能データとは、容易に入手可能な、定期的に配布されるまたは更新される、信頼できかつ検証可能
   な、非占有の、また該当市場に活発に参加する独立した情報源によって提供された市場データである
   と考えている。ヒエラルキーにおける金融商品の分類は、商品の価格決定の透明性に基づいており、
   投資先ファンドの受託会社が認識する当該商品のリスクと必ずしも一致しない。
   投資有価証券

    投資有価証券は、活発な市場における公表価格に基づいて評価されているため、一定の金融市場証
   券を含め、レベル1に分類される。投資先ファンドの受託会社は、ワールド・インベストメント・グ
   レード・ボンド・ファンドが当該商品について大きなポジションを有し、売却によって公表価格に相
   当の影響を与える可能性がある状況においても、公表価格の調整を行わない。
    活発であるとみなされない市場において取引されるが、公表市場価格、ディーラー相場、または観

   察可能なインプットに裏付けられた代替価格情報に基づいて評価される投資有価証券は、レベル2に
   分類される。これには、投資適格社債およびソブリン債が含まれる。レベル2の投資有価証券には、
   活発な市場で取引されていないおよび/または譲渡制限付きのポジションが含まれるため、その評価
   額は、非流動性および/または非譲渡性を反映すべく、一般的には入手可能な市場情報に基づいて、
   調整されることがある。
   デリバティブ商品

    デリバティブ商品は、取引所取引または店頭での相対取引が可能である。上場デリバティブ(例え
   ば、先物契約および上場オプション契約)は通常、それらが活発に取引されているとみなされるか否
   かに応じて公正価値階層のレベル1またはレベル2に分類される。
    投資先ファンドの受託会社は、入手可能かつ信頼性があると考えられる場合、観察可能なインプッ

   ト(取引相手方、ディーラーまたはブローカーから受領した気配値)を用いてOTCデリバティブ
   (外国為替予約取引を含む。)を評価する。評価モデルが使用される場合、OTCデリバティブの価
   値は、金融商品の契約条件および同商品に内在する固有のリスク、ならびに観察可能なインプットの
   入手可能性および信頼性に左右される。かかるインプットには参照有価証券の市場価格、イールド・
   カーブ、クレジット・カーブおよび当該インプットの相関性が含まれる。一般的な先渡のような一部
   の店頭デリバティブは、市場データによる裏付けが通常可能なインプットを有しているため、レベル
   2として分類される。
    これらのOTCデリバティブのうち、流動性が低いかまたはインプットが観察不能なものはレベル

   3に分類される。これらの流動性の低いOTCデリバティブの評価に、レベル1および/またはレベ
   ル2のインプットが利用されることがある一方、これらの評価には公正価値測定にとって重要と考え
   られる他の観察不能なインプットも含まれる。
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    以下の表は、2019年12月31日現在の評価ヒエラルキー内の項目およびレベルごとの資産負債計算書

   に計上された金融商品を示している。
       同一の投資対象の    重要なその他の

               重要な観察不能な
       活発な市場における     観察可能な       2019年12月31日
               インプット
       未調整の公表価格    インプット       現在の公正価値
               (レベル3)
        (レベル1)    (レベル2)
  *
  投資
        米ドル    米ドル    米ドル    米ドル
  確定利付証券  :
  オーストラリア         -  3,076,335     -  3,076,335
  オーストリア         -   62,019    -   62,019
  ベルギー         -   268,551     -   268,551
  カナダ         -  4,850,764     -  4,850,764
  デンマーク         -   377,863     -   377,863
  フランス         -  7,356,598     -  7,356,598
  ドイツ         -  1,821,385     -  1,821,385
  アイルランド         -  3,387,182     -  3,387,182
  イタリア         -  7,862,456     -  7,862,456
  ルクセンブルグ         -   833,837     -   833,837
  メキシコ           263,803       263,803
  オランダ         -  4,525,218     -  4,525,218
  スペイン         -  1,492,959     -  1,492,959
  スウェーデン         -   145,567     -   145,567
  スイス         -  2,188,829     -  2,188,829
  英国         -  12,097,143     -  12,097,143
  アメリカ合衆国         -  50,088,581     -  50,088,581
  短期証券
  定期預金         -   829,710     -   829,710
  投資有価証券合計         -  101,528,800     -  101,528,800
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     **
  金融デリバティブ商品
  資産
  外国為替予約取引         -   448,080     -   448,080
  先物契約        19,866    -    -   19,866
  負債
  外国為替予約取引         -  (837,841)     -  (837,841)
   * 

    有価証券の分類に関するより詳細な情報は、投資有価証券明細表に記載されている。
   **
    外国為替予約取引および先物契約等の金融デリバティブ商品は、商品に係る未実現評価益/(評価
    損)で評価されている。
    2019年12月31日に終了した年度中に、レベル間で移動はなかった。ワールド・インベストメント・

   グレード・ボンド・ファンドは年度末に各レベルから移動した投資対象について説明する。
    2019年12月31日現在、レベル3の評価をされた有価証券はなかった。

  (C)有価証券取引および投資収益

    財務報告の目的上、有価証券取引は取引日現在において計上される。発行日取引基準または遅延引
   渡基準で売買される有価証券は、取引日から1ヶ月後またはそれより後に決済される場合がある。有
   価証券の売却による実現損益は個別法に基づき計上される。有価証券のプレミアムおよびディスカウ
   ントは、実効利回り基準に基づき償却/増価される。ディスカウントの増価およびプレミアムの償却
   で調整された受取利息は、発生主義で計上される。回収が期待されない有価証券の利息収入は認識さ
   れない。その他の収入は定期預金の受取利息を含む場合がある。
  (D)費用

    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、次の費用を含むがこれらに限定さ
   れない、運営費用を負担することがある。すなわち、弁護士報酬、英文目論見書の作成と配布費用を
   含む受益証券の継続募集関連費用、印刷および郵便費用、届出報酬および費用、会計、監査および納
   税準備費用、コンサルタント報酬、税金、訴訟および特別費用(もしあれば。)、支払利息(買戻契
   約およびワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドによる借入れによる利息を含
   む。)、保管報酬、管理事務代行報酬、投資先ファンドの受託会社の報酬、リスク計算サービス手数
   料、銀行手数料、ブローカー手数料(オプション取引を含む。)、スプレッド、有価証券のマーク
   アップ、スワップおよび為替予約、ショートポジションにかかる支払配当、通貨ヘッジ費用、ならび
   にその他の投資および運営費用である。
  (E)分配方針

    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、米ドルヘッジクラス(F)に関して、
   2010年4月16日付のサブ・ファンドにかかる決議および2010年11月18日付のサブ・ファンドにかかる
   決議における承認に従って、分配(現金または現物を問わない。)の支払を各クラスについて宣言お
   よび手配する。分配は、(1)純実現キャピタル・ゲイン(ヘッジ・ポジションを含む。)、純未実現
   キャピタル・ゲインおよび純利益から拠出されるプラスの合計金額、ならびに(2)有価証券ポート
   フォリオの利回りに基づく理論上の見積収益からファンド費用と通貨ヘッジ・プレミアム(費用)を
   控除した金額、すなわち、それぞれのクラスの純資産総額にポートフォリオ利回りを乗じて算出され
   る金額、のいずれか大きい額で考慮される。
    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、各クラスの受益者に対して、月次

   で管理事務代行会社によって上記の方法で決定されたいずれか大きい金額の分配を宣言し、再投資を
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   行う。ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、前月の最終営業日または投資
   先ファンドの受託会社がその単独の裁量によって決定するその他の日(以下「記録日」という。)に
   当月の分配を宣言し、通常、当月の10日目の暦日より前(営業日でない場合もしくはロンドンの銀行
   またはロンドンの証券取引所が休業日の場合には翌営業日)かまたは、投資先ファンドの受託会社が
   その単独の裁量によって決定したその他の日(以下「配当日」という。)において当該分配を行う。
   各クラスの受益者は、分配金の再投資を選択しているため、受益証券は、該当分配日に発行される。
    2019年12月31日に終了した年度中に宣言され、再投資された分配金は、以下の通りである。

  受益者に対する分配                金額(米ドル)

  豪ドルクラス                  75,980

  ブラジル・レアルクラス                  311,240

  中国元クラス                  32,748

  インドネシア・ルピアクラス                  262,498

  日本円クラス                  656,835

  米ドルクラス                  155,227

  米ドルヘッジクラス(F)                  943,672

  合計                  2,438,200

  (F)ソブリン債

    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、主に新興国を含むソブリン債発行
   体が発行または保証するソブリン債証券に投資することができる。ソブリン債に対する投資は、高度
   のリスクを伴う。ソブリン債の返済を管理する政府機関は、かかる債務の要項に従って期限が到来し
   た際に、元本および/または利息を返済することができないかまたはその意思がないことがある。期
   限の到来している元本および利息を適時に返済する政府機関の意思または能力は、特に、そのキャッ
   シュ・フローの状況、外貨準備の程度、支払期限が到来している日付に十分な外国為替が利用できる
   かどうか、経済全体に対する債務返済負担の相対的な規模、国際通貨基金に対する政府機関の方針お
   よび政府機関が服することになる政治的な制約といった要因により影響を受けることがある。政府機
   関はまた、自己の債務の元本および利息の滞納額を削減するために、米国以外の政府、多国間機関お
   よびその他の国際組織からの期待される支出に依存していることもある。このような支出を行う当該
   政府、政府機関およびその他における約定は、経済改革および/または経済活動、ならびにかかる債
   務者の債務の適時の返済の実施が条件となっていることがある。こうした改革の実施、このような水
   準の経済活動の達成、または期限が到来した際に、元本および利息の返済ができないことにより、政
   府機関に資金を貸し付けるという当該第三者の約定が解除されることになる場合があり、それによ
   り、債務を適時に返済するというかかる債務者の能力または意思がさらに損なわれることがある。結
   果として、政府機関が自己のソブリン債を履行しない場合がある。
    ソブリン債の保有者は、かかる債務の繰延べに参加すること、および政府機関に対して追加貸付け

   を行うことを要請される場合がある。政府機関による不履行の場合、かかる債務の回収のための効果
   的な法的救済手段は、ほとんどないかまったくないことがある。
  (G)現金および外国通貨

    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの機能通貨および報告通貨は、米ドル
   である。保有する米ドル以外の通貨建有価証券、通貨ならびにその他の資産および負債の公正価値
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   は、毎営業日の実勢為替レートに基づいて、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファ
   ンドの機能通貨に換算される。為替レートの変動による保有通貨ならびにその他の資産および負債の
   変動は、未実現為替差損益として計上される。投資有価証券の実現損益および未実現評価損益ならび
   に収益および費用は、それぞれの取引日および報告日に換算される。投資有価証券およびデリバティ
   ブに係る為替レート変動の影響は、損益計算書において、当該証券の市場価格および評価額の変動の
   影響と区別されないが、純実現および未実現損益に含まれている。
  (H)定期預金

    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、投資顧問会社の判断に従い、ブラ
   ウン・ブラザーズ・ハリマン・アンド・カンパニー(以下「保管会社」という。)を通じて、余剰現
   金残高をひとつまたは複数の適格預金機関の翌日払定期預金に預け入れる。これは、ワールド・イン
   ベストメント・グレード・ボンド・ファンドの投資有価証券明細表において、短期投資に分類されて
   いる。欧州および日本の中央銀行による預金金利の引下げにより、ユーロ建および円建の短期投資の
   利率は0%を下回ることがある。満期までの期間が60日以下の短期投資は、公正価値に近似する償却
   原価で表示される。
  (I)外国為替予約取引

    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、ワールド・インベストメント・グ
   レード・ボンド・ファンドの有価証券の一部または全部に関する通貨エクスポージャーをヘッジする
   ため、もしくは投資戦略の一環として、計画設定された有価証券売買に関連する外国為替予約取引を
   締結することができる。外国為替予約取引とは、将来において定められた価格で通貨を売買する2当
   事者間の契約である。外国為替レートの変動に伴い、外国為替予約取引の公正価値は変動する。外国
   為替予約取引は、価格供給機関から入手したレートに基づいて、日次で時価評価され、ワールド・イ
   ンベストメント・グレード・ボンド・ファンドは評価額の変動を未実現損益として計上する。契約締
   結時の価値と契約終了時の価値との差額に相当する実現損益は、通貨の受渡し時に計上される。これ
   らの契約には、資産負債計算書に反映された未実現損益を上回る市場リスクが含まれる場合がある。
   さらに、取引相手方が契約条件を履行できない場合、または通貨価値が基準通貨に対して不利に変動
   した場合、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドはリスクにさらされる可能性
   がある。
    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドはまた、日本円投資者の為替リスク

   ヘッジの目的で外国為替予約取引を締結することが認められている。クラス固有の外国為替取引から
   生じる損益はそれら固有のクラスに配分される。2019年12月31日現在の外国為替予約取引は投資有価
   証券明細表に記載されている。
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  (J)先物契約
    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、先物契約を締結することがある。
   ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、有価証券市場に対するエクスポー
   ジャーまたは金利変動および通貨価値変動に対するエクスポージャーを管理する目的で先物契約を締
   結することがある。先物契約の利用に関連する主たるリスクは、ワールド・インベストメント・グ
   レード・ボンド・ファンドが保有する有価証券の市場価値変動と先物契約の価格との間の不完全な相
   関関係、市場の流動性が低い可能性、および取引相手方が債務不履行に陥る可能性である。先物契約
   は、日々の公表決済価格に基づいて評価される。先物契約の締結に際し、ワールド・インベストメン
   ト・グレード・ボンド・ファンドは、ブローカーまたは取引所の当初証拠金規定に従い、先物ブロー
   カーに現金または米国政府および政府機関債を預託することを要する。先物契約は日々値洗いされ、
   評価額の変動(「変動マージン」)による未払金または未収金は、ワールド・インベストメント・グ
   レード・ボンド・ファンドによって適切に計上される。日次の現金決済がある先物契約の変動マージ
   ン(もしあれば)は、ブローカーに対する債権/債務―集中清算されたデリバティブの変動マージン
   として資産負債計算書に報告される。日次以外の決済期間がある先物契約に係る未実現評価益/評価
   損(もしあれば)は、資産負債計算書に別途開示される。損益は認識されるが、契約が満了または終
   了するまでは実現されたとみなされない。2019年12月31日現在の先物契約は投資有価証券明細表に記
   載されている。
  (K)デリバティブ商品

    ASC 815-10-50は、デリバティブ商品およびヘッジ活動に関する開示を要求している。これは
   すなわち、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドに、a)事業体がデリバティ
   ブ商品をどのように、またなぜ使用するのか、b)デリバティブ商品および関連するヘッジ対象がど
   のように会計処理されるのか、ならびにc)デリバティブ商品が事業体の財政状態、財務成績および
   キャッシュ・フローにどのような影響を及ぼすのかについて、当ファンドが開示することを要求して
   いる。ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、デリバティブ商品をASC 
   815に基づくヘッジ商品に指定しない。
    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、先物契約および外国為替予約取引

   を含む様々なデリバティブ商品(各商品の主たるリスク・エクスポージャーを金利リスク、信用リス
   クまたは為替リスクとする。)を主に売買目的で、取引することができる。外国為替予約取引の公正
   価値は資産負債計算書に含まれ、公正価値の変動は実現利益(損失)または未実現利益(損失)の純
   変動として損益計算書に反映される。当年度において、ワールド・インベストメント・グレード・ボ
   ンド・ファンドのデリバティブ商品取引は外国為替予約取引および先物契約で構成されていた。
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    2019年12月31日現在の資産負債計算書におけるデリバティブ商品の公正価値
     ASC 815に基づくヘッジ商品として計上されていないデリバティブ
              *

           外国為替リスク
                金利リスク    合計
  位置
                (米ドル)    (米ドル)
            (米ドル)
  デリバティブ資産

  外国為替予約取引に係る未実現評価益           448,080     -  448,080

        **
  先物契約に係る未実現評価益
              -   19,866   19,866
             448,080    19,866   467,946

  デリバティブ負債

  外国為替予約取引に係る未実現(評価損)           (837,841)     -  (837,841)

   * 

    総評価額は、資産負債計算書中の未決済の外国為替予約取引に係る未実現評価益または未実現評価
    損の勘定科目で表示されている。
   **
    デリバティブ商品の公正価値は、投資有価証券明細表で報告されている先物契約の累積評価益また
    は評価損を含む。資産負債計算書内では現在の変動証拠金のみ報告されている。
    2019年12月31日に終了した年度の損益計算書におけるデリバティブ商品の影響

     ASC 815に基づくヘッジ商品として計上されていないデリバティブ
           外国為替リスク    金利リスク    合計

  位置
            (米ドル)    (米ドル)    (米ドル)
  運用の結果として認識されたデリバティブ

  に係る実現利益/(損失)
         *
  外国為替予約取引に係る純実現利益
            1,690,155      -  1,690,155
              -   (715,289)   (715,289)

  先物契約に係る純実現(損失)
            1,690,155    (715,289)   974,866

  運用の結果として認識されたデリバティブ

  に係る未実現評価益/(評価損)の変動
  外国為替予約取引に係る未実現(評価損)

            (1,658,613)      - (1,658,613)
    **
  の純変動
              -   212,364   212,364

  先物契約に係る未実現評価益の純変動
            (1,658,613)     212,364  (1,446,249)

   * 

    損益計算書において外国為替取引および外国為替予約取引に係る実現利益(損失)として表示され
    る金額に含まれている。
   **
    損益計算書において外国為替換算および外国為替予約取引による未実現評価益(評価損)の純変動
    として表示される金額に含まれている。
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             ルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.(E30992)
                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
    2019年12月31日に終了した年度における未決済の外国為替予約取引の月間平均想定元本は、おおよ
   そ以下の通りであった。
      *

   ファンド・レベル
                  $ 109,924,398
   クラスA-豪ドルクラス               $  2,825,778

   クラスB-ブラジル・レアルクラス               $  5,057,260

                    605,769

   クラスC-中国元クラス               $
   クラスD-インドネシア・ルピアクラス               $  3,102,768

   クラスE-日本円クラス               $ 58,317,884

   *

   全てのクラスのために保有された外国為替予約取引
    2019年12月31日に終了した年度における未決済の先物契約の月間平均想定元本は、約14,410,980米

   ドルであった。
    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、一定の取引相手方との間で随時締

   結される、店頭デリバティブおよび外国為替契約を管理する国際スワップ・デリバティブ協会マス
   ター契約、国際外国為替マスター契約または外国為替およびオプションのマスター契約といったマス
   ター・ネッティング契約の当事者である。マスター契約は、とりわけ当事者の一般的義務、表明、合
   意、担保要件、デフォルト事由および早期終了に関する条項を含むことがある。
    先物は取引所または清算機関で取引または清算される。一般的に取引所取引または清算取引は、店

   頭取引よりもファンドへの取引相手方のリスクが少ない。取引所または清算機関は、契約上、ワール
   ド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドとブローカーの間に介在するため、信用リスク
   は、一般的に取引所または清算機関および清算機関の会員の不履行に限られる。取引所取引および清
   算取引のためにワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドが差し出した証券(もし
   あれば)は、投資有価証券明細表で特定される。
    担保要件は、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドと各取引相手方との間の

   正味ポジションに基づいて決定される。担保は、現金または米国政府もしくは関連機関によって発行
   された債務証券の形式またはワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドおよび適用
   可能な取引相手方によって合意されたその他の証券の形式が認められている。ワールド・インベスト
   メント・グレード・ボンド・ファンドに提供された担保(もしあれば)は、マスター・ネッティング
   契約の条項に従って、一定の取引相手方に関しては、保管会社によって分別勘定で保管され、また、
   売却可能または再担保差入れ可能な金額に関しては、投資有価証券明細表で表示される。ワールド・
   インベストメント・グレード・ボンド・ファンドが差し入れた担保(もしあれば)は、保管会社に
   よって分別され、投資有価証券明細表で特定される。2019年12月31日現在、担保として差し入れた有
   価証券または現金はなかった。
    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドに適用ある終了事由は、ワールド・イ

   ンベストメント・グレード・ボンド・ファンドの純資産が、一定の期間にわたり特定の基準値を下
   回った場合に発生することがある。取引相手方に適用ある終了事由は、取引相手方の信用格付が特定
   レベルを下回った場合に発生することがある。いずれの場合も、発生時に、その他の当事者は早期終
   了を選択し、終了当事者の合理的な決定に基づき、当該早期終了から生じた損失および費用の支払を
   含むすべての未決済のデリバティブおよび為替契約の決済を行うことがある。ワールド・インベスト
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   メント・グレード・ボンド・ファンドの一または複数の取引相手方による早期終了を選択する決定
   は、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの将来のデリバティブ取引に影響を
   及ぼす可能性がある。
  (L)受益証券

    2019年12月31日現在、すべての発行済受益証券は、三菱UFJ国際投信株式会社が設立した二つの
   関連会社(受益者)の名義で保有されている。当該二受益者は、純資産に対して100%の持分を保有し
   ている。
    現在、豪ドルクラス、ブラジル・レアルクラス、中国元クラス、インドネシア・ルピアクラス、円

   クラス、米ドルクラスおよび米ドルヘッジクラス(F)の7クラスの受益証券が、投資者に募集されてい
   る。
    投資先ファンドの受託会社は、現在の受益者の合意を得ることなく、異なる募集または機能通貨に

   よる新規のサブ・ファンドおよび/またはクラスを設定することができる。
   受益証券の申込み

    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、ロンドン証券取引所またはロンド
   ンの銀行の休業日を除く各営業日またはワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンド
   の裁量により決定されたその他の時刻を「申込日」とする受益証券の申込みを受諾する。投資先ファ
   ンドの受託会社またはその委託者は、それぞれの単独の裁量により、受益証券の申込みを受諾または
   拒絶することができる。各クラスの受益証券1口当たりの最低発行価格は1.0000円である。ただし、
   受益証券1口当たりの最低発行価格が0.01米ドルである米ドルヘッジクラス(F)を除く。投資先ファン
   ドの受託会社またはその委託者は、裁量により、受益証券の申込みを受諾または拒絶する権利を有す
   る。ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの各投資者は、各クラスについて、
   最低当初発行金額は10,000,000円(または、100,000米ドル相当の日本円)である。ただし、最低当初
   発行金額が100,000米ドルである米ドルヘッジクラス(F)を除く。前述の最低継続発行金額は、各クラ
   スの受益証券に適用される。投資先ファンドの受託会社またはその委託者は、最低当初金額は100,000
   米ドルを下回らないことを条件として、その単独裁量により最低当初発行金額を放棄することができ
   る。追加受益証券は、申込日における当該クラスの受益証券1口当たり純資産価格で発行される。
    受益証券は、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドによって募集される。

   ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、受益証券の販売から手数料またはそ
   の他の代償を受領しない。
    受益証券は、ロンドン証券取引所またはロンドンの銀行の休業日を除く各営業日に、各クラスの受

   益証券1口当たり1.0000円を当初価格として継続的に募集される。投資先ファンドの受託会社または
   その委託者は、裁量により、受益証券の申込みを受諾または拒絶することができる。ワールド・イン
   ベストメント・グレード・ボンド・ファンドの各投資者の最低当初発行金額は、各円建クラスについ
   て、10,000,000円であり、米ドルヘッジクラス(F)については100,000米ドルである(最低当初発行金
   額は100,000米ドルまたは当該金額相当の日本円による金額を下回らない。)。
    受益証券の申込みを行うにあたり、将来の投資者は、すべて記入済みの申込書を申込日に管理事務

   代行会社に提出しなければならない。申込人はまた、申込日の後3営業日の午後5時(ニューヨーク
   時間)より前(または管理事務代行会社が認める場合には延期された期間より前)にワールド・イン
   ベストメント・グレード・ボンド・ファンドが受領するよう、申込金の送金について、管理事務代行
   会社との間で協議しておかなければならない。管理事務代行会社は、申込書を受領した後、当該申込
   みがワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドによって受諾されたかまたは拒絶さ
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   れたかを速やかに申込人に通知する。申込金は、管理事務代行会社方、ワールド・インベストメン
   ト・グレード・ボンド・ファンド宛に送金されなければならない。
    すべての申込書および申込金は、申込書の記載事項に従ってワールド・インベストメント・グレー

   ド・ボンド・ファンドに引き渡されなければならない。申込みが拒絶された場合、払込まれた申込金
   は、速やかに申込人の元の口座に利息を付さずに払い戻される。米ドルヘッジクラス(F)を除く各クラ
   スの申込みは、日本円で行われなければならない。米ドルヘッジクラス(F)の申込みは、米ドルで行わ
   れなければならない。すべての申込みは、取消不能である。投資先ファンドの受託会社またはその委
   託者は、申込みの一部のみを受諾することができ、影響を与える申込人に対しては速やかに通知を行
   う。
   買戻し

    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの受益者は、ロンドン株式市場または
   ロンドンの銀行の休日およびワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの裁量によ
   るその他の日時を除く各営業日(かかる日を「買戻日」という。)に、保有する受益証券のすべてま
   たは一部を買戻すようワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドに請求することが
   できる。買戻しが当該買戻日に処理されるためには、ワールド・インベストメント・グレード・ボン
   ド・ファンドの受益者は、買戻日の特定の時間(以下に定義される。)の前に、ワールド・インベス
   トメント・グレード・ボンド・ファンドの管理事務代行会社に対して買戻請求書を提出しなければな
   らない。特定の時間より後に受領された買戻請求は、次の買戻日に受領されたものとみなされる。
    特定の日時とは、ニューヨーク証券取引所が引ける前、または投資先ファンドの受託会社によって

   適切とみなされる日時をいう。
    買戻請求には、買戻日およびワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの受益者

   が買戻す受益証券の割合、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの受益者の受
   益証券口数の詳細または買戻される受益証券の円建の金額のいずれかを明記しなければならない。買
   戻価格は、当該クラスの買戻日における受益証券1口当たり純資産価格に等しい。米ドルヘッジクラ
   ス(F)に関する買戻代金の支払は通常、買戻日から3営業日以内に、日本円または米ドルで行われる。
  (M)報酬および費用

    投資先ファンドが負担する費用は会計処理および管理報酬、保管報酬、名義書換事務代行報酬、投
   資顧問報酬、投資先ファンドの受託会社の報酬ならびに投資先ファンドの運用に関連するその他の費
   用を含むがこれらに限らない。これらの報酬は、サブ・ファンドによって、投資先ファンドへの投資
   の純資産価格を通して間接的に支払われる。
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  4.受益証券
   2019年12月31日現在、サブ・ファンドによって発行されたすべての受益証券は、純資産に対して100%の

  持分を保有する1名の受益者名義で保有されている。
  (A)受益証券の申込み

   当初払込日(当該日を含む。)以後、サブ・ファンドの受益証券は、各営業日において、関連する申
  込注文が受諾された当該営業日の関連するクラス受益証券の1口当たり純資産価格で発行される。特定
  の営業日に取り扱われるためには、管理会社が別段の合意をしない限り、取得申込書類が、当該営業日
  の指定時刻までに管理事務代行会社に受領されなければならない。指定時刻を過ぎた後に受領された取
  得申込みは、翌営業日に受領されたものとみなされる。
   申込金額は、管理会社が別段の合意をしない限り、適用される営業日(当該営業日を含む。)から4

  営業日目に保管会社により受領されなければならない。受益証券の発行に関して券面は発行されない
  が、(明示的に要求された場合)受益証券の発行の確認書が、管理事務代行会社により交付される。た
  だし、申込手取金の支払が保管会社に受領されることを条件とする。管理会社、受託会社および管理事
  務代行会社は、それぞれの単独の裁量により、受益証券の申込みの全部または一部を拒絶する権利を有
  する。
   受益者は、マネー・ロンダリング防止法(随時改正される。)、テロ防止法(随時改正される。)、

  ケイマン諸島刑事訴訟法(随時改正される。)および管理事務代行会社に適用されるマネー・ロンダリ
  ング防止法の要求に従い、マネー・ロンダリング防止手続の遵守を要求される。
   当初申込期間の後、発行価格の3.0%(税別)を上限とする申込手数料が課され、日本における販売会

  社により留保されることがある。
  (B)受益証券買戻し

   当初払込日(当該日を含む。)以後、受益者は、いずれかの営業日に自己の受益証券の全部または一
  部を買い戻すことができる。受益証券の買戻しの申込みが取引日に処理されるためには、当該申込み
  は、取引日の指定時刻前に管理事務代行会社により受領されなければならない。指定時刻後に受領され
  た申込みは、翌取引日に受領されたものとみなされる。
   管理会社、受託会社および管理事務代行会社は、それぞれの単独の裁量で、受益証券の買戻請求の全

  部または一部を拒絶する権利を留保する。
   買戻請求は、管理会社が別途同意しないかぎり、受益者により取り消すことができない。

   受益証券の買戻価格は、買戻請求が受諾された取引日現在の当該クラスの受益証券1口当たり純資産

  価格とする。管理事務代行会社は、該当する場合、買戻しを行う受益者に送金された買戻代金から第三
  者手数料または源泉徴収税を控除することができる。
   買戻しは1口単位で行われなければならない。

   買戻代金の支払は通常、適用される取引日(同日を含む)から4営業日目に行われるかまたは関係す

  る市場において銀行が決済を行っていない場合においては該当する取引日後可能な限り速やかに行われ
  る。
  5.リスク要因

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   受益証券は、相当の損失リスクを伴う投機的な非流動証券であり、サブ・ファンドに対する投資が完全

  な投資プログラムを反映するものではなく、かつサブ・ファンドに対する投資のリスクを十分に理解し、
  かかるリスクを負う能力を有する投資に精通した個人による投資のみに適している。サブ・ファンドによ
  る債務証券に対する集中によって一部のポートフォリオに不適切となることがある。以下のリスクについ
  ての要約に記載されたサブ・ファンドならびにサブ・ファンドの投資対象およびポートフォリオに関する
  言及は、サブ・ファンドおよび投資先ファンドの投資対象およびポートフォリオに関する複合的リスクに
  ついて言及するものである。サブ・ファンドに対する投資に伴うすべてのリスクの完全なリストとされる
  ものではない以下の勘案事項は、サブ・ファンドに対する投資を行う前に慎重に評価されるべきである。
  (A)為替リスク

  投資先ファンド
   投資先資産の米ドル建以外の通貨エクスポージャーは、米ドルにヘッジされ、米ドル金利が投資先資
  産の米ドル以外の通貨建の金利より低い場合、投資先ファンドがヘッジ・コストを負担する。完全に為
  替リスクを排除することはできない。
  米ドル建 米ドルヘッジクラス

   サブ・ファンドが主要投資対象とする投資信託証券の組入資産について、当該投資信託証券において
  原則として対米ドルで為替取引を行い、原資産通貨と米ドルとの間の為替変動リスクの低減をはかる
  が、完全に為替リスクを排除することはできない。米ドル金利が当該組入資産にかかる通貨の金利より
  低い場合、その金利差相当分の為替取引コストが投資者にかかることに留意されたい。
  豪ドル建 豪ドルヘッジクラス

   サブ・ファンドが主要投資対象とする投資信託証券は、米ドルについて為替取引が行われており、同
  クラスにおいて原則として米ドルは豪ドルヘッジクラスにおいて対豪ドルで為替取引が行われ、米ドル
  と豪ドルとの間の為替変動リスクの低減をはかるが、完全に為替リスクを排除することはできない。ま
  た、豪ドル金利が米ドル金利より低い場合、豪ドルと米ドルとの金利差相当分の為替取引コストが投資
  者にかかることに留意されたい。
  ユーロ建 ユーロヘッジクラス

   サブ・ファンドが主要投資対象とする投資信託証券は、米ドルについて為替取引が行われており、同
  クラスにおいて原則として米ドルはユーロヘッジクラスにおいて対ユーロで為替取引を行い、原資産通
  貨とユーロとの間の為替変動リスクの低減をはかるが、完全に為替リスクを排除することはできない。
  また、ユーロ金利が米ドル金利より低い場合、ユーロと米ドルとの金利差相当分の為替取引コストが投
  資者にかかることに留意されたい。
  (B)金利変動リスク

   実質的に投資している債券の発行国・地域の金利水準が上昇(低下)した場合には、一般的に債券価
  格は下落(上昇)し、受益証券1口当たり純資産価格の変動要因となる。金利変動に伴う債券価格の変
  動は、デュレーション(デュレーションとは、金利変動に対する債券価格の変動性を示すもので、債券
  に投資した場合の平均投資回収年限を表す指標である。値が大きいほど、投資元本の回収までに時間が
  かかり、その間の金利変動に対する債券価格の変動(感応度)が大きくなる。)が長いほど大きくな
  る。
   サブ・ファンドが投資することがある確定利付証券の価額は、金利の一般水準が変動するにつれて変

  化する。金利が下落する場合、サブ・ファンドの確定利付証券の価額は上昇すると予想される。反対
  に、金利が上昇する場合、当該証券の価額は通常下落することが予想される。
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  (C)信用リスク
   信用リスクとは、証券の発行体が、支払期限が到来した際に、元利金の支払ができないというリスク
  である。発行体の信用格付または発行体の信用度についての市場の認識の変化も、サブ・ファンドの当
  該発行体に対する投資の価額に影響することがある。信用リスクの程度は、発行体の財務状態および債
  務の要項の双方による。サブ・ファンドが間接的に投資する可能性のある、格付が低いか、または格付
  がない確定利付証券に対する投資は、格付が高い証券に対する投資よりも一般的に大きな利益および収
  益の機会を提供するが、通常、(かかる証券発行体のデフォルトまたは破産の可能性を含む)より大き
  なリスクを伴う。
   実質的に投資している債券の発行体の債務返済能力等の変化等による格付(信用度)の変更や変更の

  可能性等により債券価格が大きく変動し、受益証券1口当たり純資産価格も大きく変動する場合があ
  る。また、実質的に投資している有価証券等の発行企業の倒産、財務状況または信用状況の悪化等の影
  響により、受益証券1口当たり純資産価格は下落し、損失を被ることがある。デフォルトが生じた場合
  には、債券価格は大きく下落する可能性がある。なお、このような場合には、流動性が大幅に低下し、
  機動的な売買が行えないことがある。
  (D)流動性リスク

   流動性リスクは、特定の投資対象を購入または売却することが難しい場合に存在する。流動性の低い
  証券に対するサブ・ファンドの投資は、非流動的な証券を有利な時期または価格において売却すること
  ができないという可能性があるため、サブ・ファンドのリターンを減少させることがある。サブ・ファ
  ンドの主な投資戦略が、開発途上国の証券、デリバティブ、または重大な市場リスクおよび/または信
  用リスクを伴う証券に関わる場合、サブ・ファンドは、極めて大きな流動性リスクにさらされることに
  なる。
  (E)カウンター・パーティーおよびブローカー

   サブ・ファンドまたはサブ・ファンドの受任者が取引または投資する金融機関およびカウンター・
  パーティー(銀行および証券会を含む。)が、財務上の困難およびサブ・ファンドに対する債務の不履
  行に陥ることがある。かかる不履行は、サブ・ファンドにとって著しい損失を引き起こすおそれがあ
  る。更に、サブ・ファンドは、一定の取引を確保するためにカウンター・パーティーに対して担保を差
  し入れることがある。
   サブ・ファンドは、各カウンター・パーティーとの間でマスター・ネッティング契約を締結すること

  により、カウンター・パーティーに対する信用リスクへのエクスポージャーを低減させることを目指し
  ている。サブ・ファンドは、マスター・ネッティング契約を締結することにより、カウンター・パー
  ティーの信用度が特定の水準を超えて悪化した場合には、当該契約に基づいて行われたすべての取引を
  終了させる権利が付与される。マスター・ネッティング契約は、一方の当事者が債務不履行になった場
  合または契約が終了した場合には、当該契約に基づいて行われたすべての取引を終了し、各取引におい
  て支払うべき金額の正味金額を一方の当事者が他方の当事者に支払うことによって当該取引を終了させ
  る権利を各当事者に付与する。
   サブ・ファンドが、店頭デリバティブに関連してカウンター・パーティーの信用リスクから被る損失

  リスクの最大値は、概ね、未実現評価益とカウンター・パーティー未払金の累計のうち、カウンター・
  パーティーからサブ・ファンドに差入れられた担保額を上回る部分である。サブ・ファンドは、店頭デ
  リバティブに関して、カウンター・パーティーの利益ために、特定の最低移転規定に従って、各カウン
  ター・パーティーの未決済デリバティブ契約にかかる未実現評価益を上回る担保の差入れを要求される
  ことがあり、このような担保(もしあれば)が差入れられた場合には、投資有価証券明細表に記載され
  る。
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  (F)保管リスク
   サブ・ファンドは、自己の投資先証券のすべての保管状況を管理しているわけではない。保管会社ま
  たは保管者として選任されたその他の銀行もしくは証券会社が支払不能となり、そのためにそれらの保
  管者が保有する資金または証券の全部または一部をサブ・ファンドが失う可能性がある。
  (G)決済リスク

   一定の外国市場における決済および清算手続は、米国、EUおよび日本のものとはかなり異なる。外
  国の決済および清算手続ならびに取引規則についても、証券の支払または引渡しの遅滞等、米国の投資
  対象の決済には通常伴わない一定のリスクを伴うことがある。時には、一定の外国での決済が、証券取
  引の件数と足並みをそろえていない場合もある。これらの問題は、サブ・ファンドが取引を行うことを
  困難にする可能性がある。サブ・ファンドが証券購入について決済できずまたは決済を遅滞する場合、
  魅力的な投資機会を逃すことがあり、またある期間について資産の一部が未投資のままとなり、それに
  ついて得られたはずのリターンがなくなる可能性がある。サブ・ファンドが証券の売却の決済をするこ
  とができずもしくは決済を遅滞する場合、証券の価額がその時点で下落している場合には損失を負うこ
  とがあり、また別の当事者に証券を売却することを契約していた場合には生じた損失についてサブ・
  ファンドが責任を負う可能性がある。
  (H)ソブリン債務および企業債務

   サブ・ファンドは、主にソブリン債発行体および企業債務に間接的に投資する。サブ・ファンドは、
  レバレッジをかけられ、かつキャッシュ・フローにその他の負担が課せられている、すなわち高い金融
  リスクを伴うソブリン債発行体および企業に投資を行うことができる。サブ・ファンドは、財務上もし
  くは経営上の困難に陥ったまたはその他投資需要を失ったソブリン債発行体および企業債務にも投資を
  行うことができる。かかる投資は投機的とみなされる可能性があり、当該債務は、金利変動、経済情勢
  の変化または特定のソブリン債発行体もしくは業界に影響を与える経済的要因、または法域および/も
  しくは企業内における特定の動向により悪影響を受ける可能性がある。
  (I)外国為替予約取引

   為替予約取引は、変動しやすく、以下を含む重大なリスクを伴っている。
   ・信用リスク-デリバティブ取引における取引相手方(取引の反対側の当事者)が、サブ・ファンド

   に対する金融債務を履行することができないリスク。
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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
   ・レバレッジリスク-比較的小さい市場の動向が投資対象の価額を大きく変動させる可能性があると
   いう、一定の種類の投資対象または取引戦略に伴うリスク。レバレッジを伴う一定の投資対象また
   は取引戦略により当初投資した金額を大きく超える損失を生じる可能性がある。
   ・流動性リスク-一定の投資対象について、売り手が売却したい時期において、または売り手がかか

   る証券に現在その価値があると判断する価格にて、売却することが困難または不可能となる可能性
   があるというリスク。
   サブ・ファンドは、リターン強化のために外国為替予約取引を利用することがあるため、その投資対

  象によって、サブ・ファンドは、ヘッジのためだけにデリバティブを利用する場合よりも広範囲に上述
  のリスクにさらされることがある。
  6.保証および補償

   受託会社、管理会社、管理事務代行会社および保管会社、投資顧問会社、その他の当事者ならびにそれ

  ぞれの代理人、代表者、役員、従業員および関連会社の各々には、一定の状況において、サブ・ファンド
  の資産から補償を受ける権利を有する。さらに、通常の商取引において、サブ・ファンドは、様々な補償
  条項を含む契約を締結する。これらの契約に基づくサブ・ファンドの最大エクスポージャーは、未だ発生
  していない将来のサブ・ファンドに対する申立てが含まれるため、未知である。ただし、サブ・ファンド
  は、これらの契約に基づく過去の申立てまたは損失を被っていない。
  7.所得税

   サブ・ファンドは、課税上の地位に関してケイマン諸島の法律に従う。ケイマン諸島の現行法の下で、

  利益、収益、利得および評価益に対して課される税金はなく、また遺産税および相続税の性質を有するい
  かなる税金も当トラストを構成する不動産、および当トラストの下で生じる収益、ならびに当該不動産お
  よび収益に関するサブ・ファンドの受益者に対して適用されない。サブ・ファンドによる分配に対して、
  および受益証券の買戻時の純資産価額の支払に関して適用される源泉徴収税はない。そのため、当財務書
  類に計上された所得税の引当はなかった。
   サブ・ファンドは通常、米国連邦所得税の目的上、米国における取引または事業に従事しているとみな

  されないよう活動を実施するようにしている。とりわけ、サブ・ファンドは、1986年内国歳入法(改正
  済)におけるセーフ・ハーバーに適格となることを目的としており、サブ・ファンドは、同法に基づき、
  その活動が自己勘定による株式および有価証券またはコモディティー取引に限定される場合、当該事業に
  従事しているとはみなされない。サブ・ファンドの収益がサブ・ファンドが行う米国の取引および事業に
  有効に関連していない場合、サブ・ファンドが米国を源泉として得る一定種類の収益(配当および一定種
  類の受取利息を含む。)に対して米国の税金30%が課される。この税金は通常、当該収益から源泉徴収さ
  れる。
   税務ポジションの不確実性の会計処理および開示に関する権威ある指針(財務会計基準審議会-会計基

  準編纂書740)は、受託会社に、ファンドの税務ポジションが税務調査(関連する不服申立てまたは訴訟手
  続の解決を含む。)時に「認定される可能性の方が高い(more            likely  than not)」か否かを、当該ポジ
  ションの技術上のメリットに基づき決定するよう要求している。認定される可能性の方が高い場合の閾値
  を満たす税務ポジションについては、当財務書類において認識される税金金額は、関係税務当局と最終的
  に和解した時点で実現する可能性が50%超である最大ベネフィットだけ減額される。受託会社は、サブ・
  ファンドの税務ポジションについて検討し、当財務書類において納税引当金が不要であるとの結論を出し
  た。現在、不確実な税務ポジションに関して、利権または賦課金はない。
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   2019年12月31日現在、調査対象となる課税年度は、アメリカ合衆国以外の主要な税務管轄によって異な
  り、また期限にかかる法令に基づき、2010年(運用開始日)から当会計年度までである。アメリカ合衆国
  連邦税務管轄の調査対象となる課税年度は、2010年(運用開始日)から2019年12月31日までである。
  8.報酬および費用

  (A)管理事務代行報酬、名義書換事務代行報酬

   ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・アンド・カンパニー(以下「管理事務代行会社兼名義書換事務代
  行会社」という。)は、サブ・ファンドの純資産価額に基づいて、毎日発生し、毎月支払われる報酬を
  受領する。管理事務代行会社兼名義書換事務代行会社は、5億米ドルまでの部分について年率0.05%
  (ファンド会計事務:0.04%、名義書換事務代行:0.01%)、5億米ドル超10億米ドルまでの部分につ
  いて年率0.04%(ファンド会計事務:0.03%、名義書換事務代行:0.01%)、10億米ドル超の部分につ
  いて年率0.03%(ファンド会計事務:0.02%、名義書換事務代行:0.01%)の料率による報酬を受領す
  る。管理事務代行会社はまた、年間45,000米ドルのファンド会計事務に係る最低報酬も受領する。2019
  年12月31日に終了した年度中に、管理事務代行会社兼名義書換事務代行会社が稼得した報酬および2019
  年12月31日現在における管理事務代行会社兼名義書換事務代行会社への未払報酬残高(もしあれば)
  は、それぞれ損益計算書および資産負債計算書に開示されている。
  (B)保管報酬

   受託会社は、保管会社との間で保管契約を締結した。当該契約は、保管会社が、総資産および取引高
  に基づいて毎月計算され、支払われる報酬を受領することについて規定している。保管会社は、年間
  5,000米ドル最低報酬を受領する。2019年12月31日に終了した年度中に、保管会社が稼得した報酬および
  2019年12月31日現在における保管会社への未払報酬残高(もしあれば)は、損益計算書および資産負債
  計算書に開示されている。
  (C)受託報酬

   受託会社は、サブ・ファンドの純資産価額の年率0.01%(ただし、最低年間受託報酬を10,000米ドル
  とする。)の報酬を受領する。かかる報酬は、毎日発生し、毎月支払われる。2019年12月31日に終了し
  た年度中に、受託会社が稼得した報酬および2019年12月31日現在における受託会社への未払報酬残高
  (もしあれば)は、それぞれ損益計算書および資産負債計算書に開示されている。
  (D)投資顧問報酬

   投資顧問会社は、サブ・ファンドの純資産価額の年率0.38%の報酬を受領する。かかる報酬は、毎日
  発生し、四半期毎に支払われる。2019年12月31日に終了した年度中に、投資顧問会社が稼得した報酬お
  よび2019年12月31日現在における投資顧問会社への未払報酬残高(もしあれば)は、それぞれ損益計算
  書および資産負債計算書に開示されている。
  (E)代行協会員報酬

   三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社(以下「代行協会員」という。)は、サブ・ファンド
  の各クラスの純資産価額の年率0.05%の報酬を受領する。代行協会員は、日本証券業協会の規則の遵守
  を確保し、ファンド資料の頒布、純資産価額の公表、および日本においてサブ・ファンドの財務書類を
  入手できるようにすることについて責任を負う。かかる報酬は、毎日発生し、四半期毎に支払われる。
  2019年12月31日に終了した年度中に、代行協会員が稼得した報酬および2019年12月31日現在における代
  行協会員への未払報酬残高(もしあれば)は、それぞれ損益計算書および資産負債計算書に開示されて
  いる。
  (F)販売報酬

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   三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社(以下「日本における販売会社」という。)は、サ
  ブ・ファンドの各クラスの純資産価額の年率0.45%の報酬を受領する。かかる報酬は、毎日発生し、四
  半期毎に支払われる。2019年12月31日に終了した年度中に、日本における販売会社が稼得した報酬およ
  び2019年12月31日現在における販売会社への未払報酬残高(もしあれば)は、それぞれ損益計算書およ
  び資産負債計算書に開示されている。
  (G)管理報酬

   管理会社は、サブ・ファンドの純資産価額の年率0.04%の報酬を受領する。当該報酬は、毎日発生
  し、四半期毎に支払われる。2019年12月31日に終了した年度中に、管理会社が稼得した報酬および2019
  年12月31日現在における管理会社への未払報酬残高(もしあれば)は、それぞれ損益計算書および資産
  負債計算書に開示されている。
  (H)その他の費用

   サブ・ファンドは、投資顧問報酬、管理事務代行報酬、保管報酬および名義書換事務代行報酬によっ
  てカバーされない、運用に関連するその他の費用を負担することがあり、当該費用には、政府手数料、
  ブローカー手数料およびその他のポートフォリオ取引費用、金利を含む借入費用、訴訟および補償費用
  を含む特別費用、設立費用、登録手数料ならびに監査報酬が含まれるが、これらに限定されない。
  9.関連当事者間取引

   サブ・ファンドは、受託会社の関連当事者であるブラウン・ブラザーズ・ハリマン・アンド・カンパ

  ニーと外国為替予約取引および定期預金を締結することができる。2019年12月31日現在のブラウン・ブラ
  ザーズ・ハリマン・アンド・カンパニーとのすべての外国為替予約取引および定期預金は、投資有価証券
  明細表に開示されている。2019年12月31日に終了した年度中、ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・アン
  ド・カンパニーとの外国為替予約取引において1,080米ドルの実現純利益があり、これは損益計算書で開示
  されている。
  10.最近公表された会計基準

  2017年3月、財務会計基準審議会は、会計基準更新書ASU第2017-08号「債権―払戻不能の手数料およ

  びその他の費用(副議題 第310-20号):購入した期限前償還可能債務証券のプレミアム部分の償却」
  (以下「ASU第2017-08号」という。)を公表した。これは、プレミアム価格で保有する購入済みの一定
  の期限前償還可能な債務証券の償却期間を修正し、最も早い償還可能日までの期間に短縮するものであ
  る。ASU第2017-08号は、ディスカウント価格で保有される債務証券に関して会計処理の変更を要求する
  ものではなく、かかるディスカウントは満期日までの期間で償却が行われる。ASU第2017-08号は、2019
  年12月15日より後に開始する会計年度および当該会計年度に含まれる中間会計期間に適用される。早期の
  適用は認められる。
   2018年8月28日、財務会計基準審議会は、会計基準更新書ASU第2018-13号「公正価値測定(議題 第

  820号):開示の枠組み―公正価値測定に関する開示要件の変更」(以下「ASU第2018-13号」とい
  う。)を公表した。ASU第2018-13号は、ASC第820号の開示の目的に関する規定を修正し、(1)「事
  業体は、少なくとも、開示しなければならない(an          entity shall disclose  at aminimum)」という文言か
  ら「少なくとも(at    aminimum)」を、また(2)事業体による裁量の適切な行使を促すためのその他の類似
  の「オープン・エンド」の開示要件を削除するものである。さらに、ASU第2018-13号では、ASC第
  820号に基づくその他の要件も削除および修正されている。ASU第2018-13号は、2019年12月15日より後
  に開始する会計年度および当該会計年度に含まれる中間会計期間について、すべての事業体に適用され
  る。早期の適用は認められる。
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   経営陣は、ASU第2017-08号およびASU第2018-13号の適用がサブ・ファンドの財務書類に重大な影
  響を及ぼすとは予想していない。
  11.後発事象

   年度末後に新型コロナウイルス(COVID-19)が流行し、これにより金融市場および世界経済全体に影響

  が及んだ。COVID-19の流行は現在もなお進行中であり、金融市場への影響の規模については不明確な点が
  多く、予測ができない。この影響は財務書類には反映されておらず、投資対象の将来の帳簿価額およびサ
  ブ・ファンドの運用成績に悪影響を及ぼす可能性がある。
   経営陣は、財務書類の公表日である2020年4月24日までに生じたすべての後発取引および後発事象につ

  いて評価した。2020年1月1日から2020年4月24日までに実施された発行金額は、733,894米ドルであり、
  買戻金額は、1,276,841米ドルであった。同期間に実施された分配金額は、436,629米ドルであった。サ
  ブ・ファンドに関して報告されるべきその他の後発事象はない。
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   ③【投資有価証券明細表等】
    コクサイ・ケイマン・トラスト-外貨建       世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクション
       (ケイマン諸島籍 オープン・エンド型投資信託)
          投資有価証券明細表
          2019年12月31日現在
          (米ドルで表示)
              受益証券口数  純資産比率(%)   評価額(米ドル)

  投資先ファンドへの投資-98.0%
  ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンド
                    31,898,293
              3,405,060,923    98.0%
  (コクサイ・トラストのサブ・ファンド)-米ドルヘッジクラス(F)
                  98.0  31,898,293
  投資先ファンドへの投資合計(個別原価31,126,664米ドル)
  負債を上回る現金およびその他の資産                2.0   663,330
  純資産                100.0%  32,561,623
                *

  2019 年12月31日現在 サブ・ファンドレベルでの外国為替予約取引(純資産比率0.0              %)
                    未実現評価
                未実現評価  未実現評価
  買い 取引相手方       契約金額  決済日  売り 契約金額      (損)益
                利益  (損失)
                    (純額)
   ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・
                $     1   $     1
  AUD         174 01/07/2020  USD  121   $    -
   アンド・カンパニー
  AUD シティバンク エヌ・エイ       134,739 01/07/2020  USD  94,015  547  -  547
                  -  (66)  (66)
  USD シティバンク エヌ・エイ       11,396 01/07/2020  AUD  16,332
                $    548 $    (66) $    482
  2019 年12月31日現在 豪ドル建 豪ドルヘッジクラス外国為替予約取引(純資産比率0.8%)

                    未実現評価
                未実現評価  未実現評価
  買い 取引相手方       契約金額  決済日  売り 契約金額      (損)益
                利益  (損失)
                    (純額)
                $  258,540   $  258,540
                  $    -
  AUD シティバンク エヌ・エイ       21,779,212  02/04/2020  USD 15,036,300
                *

  2019 年12月31日現在 ユーロ建 ユーロヘッジクラス外国為替予約取引(純資産比率0.0              %)
                    未実現評価
                未実現評価  未実現評価
  買い 取引相手方       契約金額  決済日  売り 契約金額      (損)益
                利益  (損失)
                    (純額)
                $   1,453   $   1,453
                  $    -
  EUR シティバンク エヌ・エイ       134,767 02/04/2020  USD 149,993
  *

  0.0 は、端数処理の結果0.05%未満となる実際の数値を表していることがある。
   2019年12月31日現在、サブ・ファンドは、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの純資産の31.24%を
  保有している。   サブ・ファンドの投資先ファンドにおける個別銘柄の公正価値の持分割合がサブ・ファンドの純資産の5%を
  超過するものは、以下のとおりである。
  国債

                  サブ・ファンドの
  銘柄          額面   公正価値
                 公正価値の持分割合
  Italy Buoni Poliennali  Del Tesoro
  0.400% due on5/15/30
          EUR  753,716  $ 827,348   $   258,501
  2.800% due on3/1/67
            96,000   112,098      35,025
  3.000% due on8/1/29
           3,930,000   5,077,017     1,586,290
  3.450% due on3/1/48
            300,000   409,222     127,859
  3.850% due on9/1/49
            174,000   252,578      78,917
  4.750% due on9/1/28
            385,000   557,481     174,182
  国債合計                $  2,260,774

   注記は、財務書類と不可分のものである。

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    コクサイ・ケイマン・トラスト-外貨建       世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクション
       (ケイマン諸島籍 オープン・エンド型投資信託)
         投資有価証券明細表(続き)
          2019年12月31日現在
  デリバティブ商品評価額

   下表は、潜在的な相殺契約を含むサブ・ファンドのデリバティブ・ポジションの概要である。デリバティブ商品に関する追
  加情報は、財務書類に対する注記における注記2のデリバティブ商品の項目および注記5のリスク要因の項目を参照のこと。
                受領した  差入れ

          デリバティブ   デリバティブ
                *  *  **
                担保  担保  純額
    取引相手方      資産評価額   負債評価額
  店頭デリバティブ
  外国為替予約取引
    ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・
          $  1 $  - $  - $  - $  1
    アンド・カンパニー
           260,540   (66)  -  - 260,474
    シティバンク エヌ・エイ
  基本相殺契約対象
          $ 260,541 $  (66) $  - $  - $ 260,475
  デリバティブ合計
  資産負債明細表にお
  ける店頭デリバティ        $ 260,541 $  (66)
  ブ合計
  *

   実際の受領した担保または差入れた担保(もしあれば)は、上表において開示されている金額を超過する場合がある。
  **
  純額は、取引相手方が債務不履行に陥った場合に受領する/(支払う)ことになる未収金/(未払金)を表している。相殺
  は、同一の法人との間で締結された同一の法的契約に基づく取引について認められる。
    通貨略称

  AUD  豪ドル
  EUR  ユーロ
  USD  米ドル
   注記は、財務書類と不可分のものである。

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  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Statement  of Assets  and Liabilities
  December  31, 2019
  (Expressed  in United States Dollar)
  Assets

  Investment  in Underlying  Fund (cost $31,126,664)
                 $  31,898,293
  Cash                  398,314
  Unrealized  appreciation   on forward  foreign  currency  contracts
                    260,541
  Receivables   for:
  Sub-Trust  units sold
                    181,167
  Investments   sold
                    94,252
  Settled  forward  foreign  currency  contracts
                    234,268
                    1,073
  Other assets
  Total assets
                   33,067,908
  Liabilities

  Bank overdraft
                     73
  Unrealized  depreciation   on forward  foreign  currency  contracts
                     66
  Payables  for:
  Investments   purchased
                    177,211
  Sub-Trust  units redeemed
                    94,692
  Accrued  professional   fees
                    62,066
  Accrued  investment  advisor's  fees
                    58,736
  Accrued  distributor's   fees
                    37,318
  Accrued  printing  fees
                    34,821
  Accrued  administrator's   and transfer  agent's  fees
                    22,724
  Accrued  custodian's   fees
                    7,027
  Accrued  trustee's  fees
                    4,187
  Accrued  agent company's  fees
                    4,146
                    3,218
  Accrued  manager's  fees
  Total liabilities
                    506,285
  Net assets               $  32,561,623

  Net assets

  AUD-denominated   AUD-hedged  class          $
                   15,173,556
  EUR-denominated   EUR-hedged  class
                    150,753
  USD-denominated   USD-hedged  class            17,237,314
                 $  32,561,623
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             ルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.(E30992)
                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
  Units outstanding
  AUD-denominated   AUD-hedged  class
                    265,390
  EUR-denominated   EUR-hedged  class
                    137,560
  USD-denominated   USD-hedged  class
                    193,707
  Net asset value per unit

  AUD-denominated   AUD-hedged  class          $
                    57.17
  EUR-denominated   EUR-hedged  class
                 $   1.0959
  USD-denominated   USD-hedged  class
                 $   88.99
    The accompanying   notes are an integral  part of these financial  statements.

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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  Asub-trust  of Kokusai  Cayman Trust
  (An open-ended  Cayman Islands  Unit Trust)
  Statement  of Operations
  For the Year Ended December  31, 2019
  (Expressed  in United States Dollar)
  Expenses

  Distributor's   fees
                 $   124,594
  Investment  advisor's  fees
                    105,213
  Professional   fees
                    65,221
  Printing  fees
                    63,749
  Administrator's   and transfer  agent's  fees
                    52,570
  Custodian's   fees
                    17,972
  Agent company's  fees
                    13,844
  Manager's  fees
                    11,075
  Trustee's  fees
                    10,001
  Registration   fees
                    3,940
   Total expenses
                    468,179
  Net investment  loss

                    (468,179)
  REALIZED  AND UNREALIZED  GAIN (LOSS):

  Net realized  gain (loss) on:
  Sales of Underlying  Fund
                    (147,612)
  Realized  gain distributions   from the Underlying  Fund
                    943,671
  Foreign  currency  transactions   and forward  foreign  currency
                    (451,951)
  contracts
  Net realized  gain
                    344,108
  Net change in unrealized  appreciation   (depreciation)   from:
  Investment  in the Underlying  Fund
                    1,958,182
  Foreign  currency  translations   and forward  foreign  currency
                    439,297
  contracts
  Net change in unrealized  appreciation
                    2,397,479
  Net realized  and unrealized  gain            2,741,587

  Net increase  in net assets from operations         $  2,273,408

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  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  Asub-trust  of Kokusai  Cayman Trust
  (An open-ended  Cayman Islands  Unit Trust)
  Statement  of Changes  in Net Assets
  For the Year Ended December  31, 2019
  (Expressed  in United States Dollar)
  Net increase  (decrease)  innet assets from

  operations
  Net investment  loss
              $  (468,179)
  Net realized  gain
                344,108
  Net change inunrealized  appreciation         2,397,479
   Net increase  innet assets from
                2,273,408
   operations
  Distributions   tounitholder

                (1,265,575)
  Net increase  innet assets resulting  from
                7,375,002
  Sub-Trust  unit transactions
  Net increase  innet assets
                8,382,835
  Net assets

  Beginning  ofyear            24,178,788
  End ofyear
              $  32,561,623
          AUD-denominated    EUR-denominated    USD-denominated

          AUD-hedged  class  EUR-hedged  class  USD-hedged  class
  Sub-Trust  unit transactions
  Units
  Issued          129,040     -   47,811
            (23,208)    (46,200)    (31,449)
  Redeemed
  Net change inunits
            105,832    (46,200)    16,362
  Amounts

  Issued        $  7,303,677  $   - $  4,235,044
  Redeemed         (1,317,268)     (49,091)    (2,797,360)
  Net increase/  (decrease)  resulting  from Sub-
  Trust
  unit transactions
          $  5,986,409  $  (49,091)  $  1,437,684
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  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  Asub-trust  of Kokusai  Cayman Trust
  (An open-ended  Cayman Islands  Unit Trust)
  Financial  Highlights
  For the Year Ended December  31, 2019
  (Expressed  in United States Dollar)
  Selected  Per Unit Data:

                        EUR-denominated

                    AUD-denominated        USD-denominated
                          (2)
                        EUR-hedged  class
                    AUD-hedged  class      USD-hedged  class
  Net asset value per unit, beginning  ofyear
                   $  56.06  $  1.0624  $  84.80
     ±
  Net investment  loss
                      (0.96)    (0.0186)     (1.50)
  Net realized  and unrealized  gain oninvestments              5.21    0.0588     9.29
  Total gain from investment  operations
                      4.25    0.0402     7.79
  Distributions   tounitholder                 (3.14)    (0.0067)     (3.60)
  Net asset value per unit, end ofyear
                   $  57.17  $  1.0959  $  88.99
    (1)

  Total Return
                      7.77%    3.80%    9.32%
  Net assets, end ofyear

                   $ 15,173,556   $  150,753  $ 17,237,314
  Ratio ofexpenses  toaverage net assets
                      1.69%    1.72%    1.69%
  Ratio ofnet investment  loss toaverage net assets
                      (1.69%)    (1.72%)    (1.69%)
  ±

  Calculated  based on average  units outstanding   throughout  the year.
  (1)
  Total return assumes  the effect of reinvested  distributions,   if any.
  (2)
  As discussed  in Note 2, EUR-denominated   EUR-hedged  class net asset values per unit is calculated  and rounded  off to four decimal  places.
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  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2019
  1. ORGANIZATION

  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection  (the“Sub-Trust”)    asub-trust  of

  Kokusai  Cayman  Trust (the "Trust"),  was established   under an open-ended  Cayman  Islands  (the
  “Cayman  Islands”)  unit trust formed  on October  26, 2010. The Trust was established   pursuant  to
  atrust deed executed  by Brown Brothers  Harriman  Trust Company  (Cayman)  Limited  (the“Trustee”)
  and Mitsubishi  UFJ Investor  Services  &Banking  (Luxembourg)   S.A. (the “Manager”),   under the
  laws of the Cayman  Islands  on August  3, 2010.
  The Trustee  is licensed  to carry on business  as atrust company  under the Cayman  Island  Banks and

  Trust Companies  Law (as amended).
  The units of the Sub-Trust  were issued  in multiple  classes.  Currently,  the Manager  offers  three

  classes  of units for subscription:   AUD-denominated    AUD-hedged  class,  EUR-denominated    EUR-hedged
  class and USD-denominated    USD-hedged  class.
  The principal  investment  objective  of the Sub-Trust  is to seek to obtain  stable  income  profits

  and capital  appreciation   by investing  mainly  in USD-hedged  (F) Class of World Investment  Grade
  Bond Fund, aSeries  Trust of Kokusai  Trust (the“Underlying    Fund”),  which invests  mainly  in
  corporate  bonds and sovereign  bonds issued  outside  of Japan with investment  grade credit  ratings
  (equivalent   to BBB or higher).  The Underlying  Fund may invest  in corporate  bonds issued  by
  Japanese  companies,  which are issued  outside  of Japan and denominated   in currencies  other than
  JPY.
  The functional  and reporting  currency  of the Sub-Trust  is the United  States  Dollar  (the

  “functional   currency”or“USD”).     The Trustee  may designate  aclass in an operational   currency.
  Subscription   for, and redemptions   of, units are processed  in operational   currency  of the class,
  and the net asset value per unit of the class is calculated  and quoted  in such operational
  currency.  The operational   currency  of AUD-denominated    AUD-hedged  class is the Australian  Dollar,
  for EUR-denominated    EUR-hedged  class it is the Euro and for the USD-denominated    USD-hedged  class
  it is the United  States  Dollar.  The net asset values  per unit in the operational   currency  for
  classes  AUD-denominated    AUD-hedged  class,  and EUR-denominated    EUR-hedged  class at December  31,
  2019 were AUD 81.47 and EUR 0.9770,  respectively.
  Each class of the Sub-Trust  will invest  mainly  in global  investment  grade bonds through

  investment  in the Underlying  Fund.
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  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2019
  The Sub-Trust  has met the definition  of an Investment  Company  under the interpretation   of the

  guidance  in ASC 946.
  The investment  advisor  of the Sub-Trust  is Mitsubishi  UFJ Kokusai  Asset Management  Co., Ltd. (the

  “Investment   Advisor”).
  2. SIGNIFICANT   ACCOUNTING  POLICIES

  The Sub-Trust's   financial  statements  reflect  the period  from January  1, 2019 to December  31,

  2019, which is the Sub-Trust's   fiscal  year end. The following  is asummary  of significant
  accounting  policies  consistently   followed  by the Sub-Trust  in the preparation   of its financial
  statements  in conformity  with accounting  principles  generally  accepted  in the United  States  of
  America  (“U.S.  GAAP”).  The preparation   of financial  statements  in accordance  with U.S. GAAP
  requires  management  to make estimates  and assumptions   that affect  the reported  amounts  and
  disclosures   in the financial  statements.   Actual  results  could differ  from those estimates.
  (A) Determination   of Net Asset Value of Units.  The Sub-Trust's   Net Asset Value will be calculated

  taking  into account  all assets  and liabilities   of the Sub-Trust,  including,  without  limitation,
  administration,    legal,  audit and other professional   fees and expenses.  “Business  Day”is  any day
  on which (1) federal,  state or local banks are open for business  in New York, London,  and Tokyo
  and (2) the London  Stock Exchange  and the New York Stock Exchange  are open for trading,  or such
  other days as the Manager  may from time to time determine.
  The Net Asset Value and Net Asset Value per unit of EUR-denominated    EUR-hedged  class is

  calculated  and rounded  off to four decimal  places  by Brown Brothers  Harriman  &Co. (the
  “Administrator”)    as of the close of business  on each Business  Day. Classes  other than EUR-
  denominated   EUR-hedged  class are calculated  and rounded  off to two decimal  places  by the
  Administrator   as of the close of business  on each Business  Day.
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  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2019
  Fair Value Measurements.   In accordance  with the authoritative   guidance  on fair value measurements

  and disclosures   under U.S. GAAP, the Sub-Trust  discloses  the fair value of its investments   in a
  hierarchy  that prioritizes   the inputs  to valuation  techniques  used to measure  the fair value.  The
  hierarchy  gives the highest  priority  to valuations  based upon unadjusted  quoted  prices  in active
  markets  for identical  assets  or liabilities   (Level  1measurement)   and the lowest  priority  to
  valuations  based upon unobservable   inputs  that are significant   to the valuation  (Level  3
  measurement).   The guidance  establishes   three levels  of the fair value hierarchy  as follows:
  •Level 1-fair value measurements   are those derived  from quoted  prices  (unadjusted)   in active

  markets  for identical  assets  or liabilities;
  •Level 2-fair value measurements   are those derived  from inputs  other than quoted  prices

  included  within  Level 1that are observable  for the asset or liability,  either  directly  (i.e.
  as prices)  or indirectly  (i.e. derived  from prices);  and
  •Level 3-fair value measurements   are those derived  from valuation  techniques  that include

  inputs  for the asset or liability  that are not based on observable  market  data (unobservable
  inputs).
  Inputs  are used in applying  the various  valuation  techniques  and broadly  refer to the assumptions

  that market  participants   use to make valuation  decisions,  including  assumptions   about risk.
  Inputs  may include  price information,   specific  and broad credit  data, liquidity  statistics,   and
  other factors.  Afinancial  instrument's   level within  the fair value hierarchy  is based on the
  lowest  level of any input that is significant   to the fair value measurement.   However,  the
  determination   of what constitutes“observable”requires       significant   judgment  by the Investment
  Advisor.  The Investment  Advisor  considers  observable  data to be that market  data which is readily
  available,  regularly  distributed   or updated,  reliable  and verifiable,   not proprietary,   and
  provided  by independent   sources  that are actively  involved  in the relevant  market.  The
  categorization   of afinancial  instrument  within  the hierarchy  is based upon the pricing
  transparency   of the instrument  and does not necessarily   correspond  to the Trustee's  perceived
  risk of that instrument.
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  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2019
  At December  31, 2019, investment  in the Underlying  Fund was measured  at net asset value and

  derivatives   were valued  based on Level 2inputs.  The Sub-Trust  uses the“market   approach”
  valuation  technique  to value its investments   in funds and derivatives.   The Sub-Trust  follows  the
  authoritative   guidance  under U.S. GAAP for estimating  the fair value of investments   in the
  Underlying  Fund that has calculated  Net Asset Value per share in accordance  with the specialized
  accounting  guidance  for Investment  Companies.  Accordingly,   if the Sub-Trust  determines  that the
  Net Asset Value per share of an investment  is indicative  of fair value,  the Sub-Trust  records  the
  fair value of an investment  in an investment  company  using the Net Asset Value per share of the
  investment  (or its equivalent)   without  further  adjustment  (the “practical   expedient”).   The
  guidance  permits  the Sub-Trust  to use the practical  expedient  only if the Net Asset Value per
  share of the investment  is determined  in accordance  with the specialized   accounting  guidance  for
  Investment  Companies  as of the reporting  entity's  measurement   date. Investments   in the Underlying
  Fund are valued  at fair value based on the closing  Net Asset Value each Business  Day.
  Derivative  Instruments   Derivative  instruments   can be exchange-traded    or privately  negotiated

  over-the-counter    (“OTC”).  Exchange-traded    derivatives,   such as futures  contracts,  exchange-
  traded  option  contracts  and forward  foreign  currency  contracts,  are typically  classified  within
  Level 1or Level 2of the fair value hierarchy  depending  on whether  or not they are deemed  to be
  actively  traded.
  OTC derivatives,   including  forward  foreign  currency  contracts  are valued  by the Trustee  using

  observable  inputs,  such as quotations  received  from the counterparty,   dealers  or brokers,
  whenever  available  and considered  reliable.  In instances  where models  are used, the value of an
  OTC derivative  depends  upon the contractual   terms of, and specific  risks inherent  in, the
  instrument  as well as the availability   and reliability   of observable  inputs.  Such inputs  include
  market  prices  for reference  securities,   yield curves,  credit  curves  and correlation   of such
  inputs.  Certain  OTC derivatives,   such as forward  foreign  currency  contracts,  have inputs  which
  can generally  be corroborated   by market  data and are therefore  classified  within  Level 2.
  Those OTC derivatives   that have less liquidity  or for which inputs  are unobservable   are

  classified  within  Level 3. While the valuations  of these less liquid  OTC derivatives   may utilize
  some Level 1and/or  Level 2inputs,  they also include  other unobservable   inputs  which are
  considered  significant   to the fair value determination.   At each measurement   date, the Trustee
  updates  the Level 1and Level 2inputs  to reflect  observable  inputs,  though  the resulting  gain
  and losses  are reflected  within  Level 3due to the significance   of unobservable   inputs.
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  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2019
  The following  table presents  the financial  instruments   carried  on the Statement  of Assets  and

  Liabilities   by caption  and by level within  the valuation  hierarchy  as of December  31, 2019:
         (Unadjusted)

         Quoted Prices
           Significant
         inActive
              Significant
            Other
         Markets for
                 Investments
              Unobservable
           Observable
         Identical
                Measured  atNet
                   Fair Value at
               Inputs
            Inputs
         Investments
                 Asset Value
    *
  Investments
                    12/31/19
              (Level 3)
            (Level 2)
         (Level 1)
  Investment  inUnderlying  Fund
  World Investment  Grade Bond Fund (A
  Series Trust ofKokusai Trust) -USD-         $31,898,293  $31,898,293
         $     -  $     -  $     -
  hedged (F) Class
  Total Investments  inUnderlying  Sub-
                 $31,898,293  $31,898,293
         $     -  $     -  $     -
  Trust
       **

  Financial  Derivative  Instruments
  Assets

  Forward Foreign Currency  Contracts
         $     -  $  260,541  $     -  $     -  $  260,541
  Liabilities

  Forward Foreign Currency  Contracts
         $     -  $    (66)  $     -  $     -  $    (66)
  *

  For further  information   on categories  of securities  refer to the Schedule  of Investments.
  **
  Financial  derivative  instruments   such as forward  foreign  currency  contracts  are valued  at the
  unrealized  appreciation/(depreciation)      on the instruments.
  During  the year ended December  31, 2019, there were no transfers  between  levels.  The Sub-Trust

  accounts  for investments   it transfers  in and out of each level at the end of the year.
  There were no securities  valued  as Level 3as of December  31, 2019.

  (B) Investment  Transactions   and Investment  Income.  Purchases  and sales of the Underlying  Fund are

  recorded  as of the trade date for financial  reporting  purposes.  Gains and losses  are recorded  on
  an identified  cost basis.  Distributions   of income  or realized  gains from the Underlying  Fund
  investments   funds are recorded  on ex-dividend   date. Distributions   of return  of capital  by the
  Underlying  Fund are recorded  as areduction  in the cost of the investment.   Dividend  Income  is
  allocated  among the classes  based on their proportional   shares  at the distributions   day.
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  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2019
  (C) Expenses.  The Sub-Trust  bears its own expenses,  including  but not limited  to Investment

  Advisor,  administration   and accounting,   custody,  transfer  agent,  audit fees and other expenses
  associated  with the operation  of the Sub-Trust.  Expense  items are recorded  on the accrual  basis.
  (D) Distribution   Policy.  The Manager  may, in its discretion,   declare  distributions   in respect  of

  each class on the 15th day of every month,  out of net investment  income,  net realized  and
  unrealized  capital  gains and capital  available  for distribution.   Distributions   will be made to
  unitholders   within  five (5) Business  Days from (and including)  the declaration   of distribution.
  Distributions   declared  and paid during  the year ended December  31, 2019 are as follows:

  Distributions   to unitholders

               Amount
  AUD-denominated   AUD-hedged  class    $    588,288
  EUR-denominated   EUR-hedged  class
               1,041
  USD-denominated   USD-hedged  class
               676,246
           $   1,265,575
  Total
  (E) Cash and Foreign  Currency.  The functional  and reporting  currency  for the Sub-Trust  is the

  United  States  Dollar.  The fair values  of foreign  securities,   currency  holdings  and other assets
  and liabilities   are translated  into the Sub-Trust's   functional  currency  based on the current
  exchange  rates each Business  Day. Fluctuations   in the value of currency  holdings  and other assets
  and liabilities   resulting  from changes  in exchange  rates are recorded  as unrealized  foreign
  currency  gains or losses.  Realized  gains or losses  and unrealized  appreciation   or depreciation   on
  investment  securities  and income  and expenses  are translated  on the respective  dates of such
  transactions   and the reporting  date, respectively.   The effects  of changes  in foreign  currency
  exchange  rates on investments   in securities  and derivatives   are not segregated  on the Statement
  of Operations  from the effects  of changes  in market  prices  and values  of those securities,   but
  are included  with net realized  and unrealized  gain or loss.
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  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2019
  (F) Forward  Foreign  Currency  Contracts.  The Sub-Trust  enters  into forward  foreign  currency

  contracts  in connection  with settling  planned  purchases  or sales of securities  to hedge the
  currency  exposure  associated  with some or all of aSub-Trust's   securities  or as apart of an
  investment  strategy.  Aforward  foreign  currency  contract  is an agreement  between  two parties  to
  buy and sell acurrency  at aset price on afuture  date. The fair value of aforward  foreign
  currency  contract  fluctuates  with changes  in forward  foreign  currency  exchange  rates.  Forward
  foreign  currency  contracts  are marked  to market  daily based on rates obtained  from pricing
  vendors  and the change  in value is recorded  by the Sub-Trust  as an unrealized  gain or loss.
  Realized  gains or losses  equal to the difference  between  the value of the contract  at the time it
  was opened  and the value at the time it was closed  are recorded  upon delivery  or receipt  of the
  currency.  Gains and losses  arising  from class specific  foreign  currency  contracts  are allocated
  to those specific  classes.  Forward  foreign  currency  contracts  outstanding   at December  31, 2019
  are listed  in the Schedule  of Investments.
  The Sub-Trust  may use derivative  instruments   to hedge its investments   or to seek to enhance

  returns.  Derivatives   allow the Sub-Trust  to increase  or decrease  its risk exposure  more quickly
  and efficiently   than other types of instruments.
  The Sub-Trust  may use forward  foreign  currency  contracts  for hedging  purposes,  including

  anticipatory   hedges.  Hedging  is astrategy  in which the Sub-Trust  uses aderivative  to offset  the
  risks associated  with other Sub-Trust  holdings.  While hedging  can reduce  losses,  it can also
  reduce  or eliminate  gains or cause losses  if the market  moves in amanner  different  from that
  anticipated   by the Sub-Trust  or if the cost of the derivative  outweighs  the benefit  of the hedge.
  Hedging  also involves  the risk that changes  in the value of the derivative  will not match those
  of the holdings  being hedged  as expected  by the Sub-Trust,  in which case any losses  on the
  holdings  being hedged  may not be reduced  and may be increased.  There can be no assurance  that the
  Sub-Trust's   hedging  strategy  will reduce  risk or that hedging  transactions   will be either
  available  or cost effective.  The Sub-Trust  is not required  to use hedging  and may choose  not to
  do so. Use of derivatives   to seek to enhance  returns  may be considered  speculative.
  ASC 815-10-50  requires  disclosures   about derivative  instruments   and hedging  activities.   It

  requires  that the Sub-Trust  disclose:  a) how and why an entity  uses derivative  instruments,   b)
  how derivative  instruments   and related  hedged  items are accounted  for and c) how derivative
  instruments   and related  hedged  items affect  an entity's  financial  position,  financial  performance
  and cash flows.
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  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2019
  The fair value of the forward  foreign  currency  contracts  is included  in the Statement  of Assets

  and Liabilities   with changes  in fair value reflected  as realized  gain (loss)  or net change  in
  unrealized  gain (loss)  within  the Statements  of Operations.   During  the year, the Sub-Trust's
  transactions   in derivative  instruments   consisted  of only forward  foreign  currency  contracts.
  The following  is asummary  of the fair valuations  of the Sub Trust's  derivative  instruments

  categorized   by risk exposure:
  Fair Values  of Derivative  Instruments   on the Statement  of Assets  and Liabilities   as at December

  31, 2019
  Derivatives   not accounted  for as hedging  instruments   under ASC 815

                  Foreign  Exchange

                     *
                     Risk
  Location
  Asset derivatives
  Unrealized  appreciation   on forward  foreign  currency  contracts     $
                    260,541
  Liability  Derivatives

  Unrealized  (depreciation)   on forward  foreign  currency  contracts     $
                     (66)
  *

  Gross value is presented  in the Statement  of Assets  and Liabilities   in the Unrealized
  appreciation/(depreciation)      on open forward  foreign  currency  contracts.
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  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2019
  Effect  of Derivative  Instruments   on the Statement  of Operations  for the year ended December  31,

  2019
  Derivatives   not accounted  for as hedging  instruments   under ASC 815

                  Foreign  Exchange

  Location
                     Risk
  Realized  gain/(loss)   on derivatives   recognized  as aresult from operations

             *
  Net realized  loss on forward  foreign  currency  contracts
                  $  (451,082)
  Change in unrealized  appreciation/(depreciation)      on derivatives   recognized

  as aresult from operations
                 **
  Net change in unrealized  appreciation   on forward  foreign  currency  contracts
                  $  439,713
  *

  Included  in the amount  shown on the Statement  of Operations  as Realized  gain (loss)  on foreign
  currency  transactions   and forward  foreign  currency  contracts.
  **
  Included  in the amount  shown on the Statement  of Operations  as Net change  in unrealized
  appreciation   (depreciation)   from foreign  currency  translations   and forward  foreign  currency
  contracts.
  During  the year ended December  31, 2019, the average  monthly  notional  amounts  of open forward

  foreign  currency  contracts  were:
     *            **

  Sub-Trust  Level           82,950
            $
  AUD-denominated   AUD-hedged  class
            $  10,756,600
  EUR-denominated   EUR-hedged  class
            $  166,646
  *

  Forward  foreign  currency  contracts  held for all classes.
  **
  Forward  foreign  currency  contracts  were held during  4months  of the year.
  The Sub-Trust  is aparty to master  netting  agreements,   such as an International   Swaps and

  Derivatives   Association   Master  Agreement,  International   Foreign  Exchange  Master  Agreement  or
  Foreign  Exchange  and Options  Master  Agreement,  with certain  counterparties   that govern  over the
  counter  derivative  and foreign  exchange  contracts  entered  into from time to time. The Master
  Agreements  may contain  provisions  regarding,  among other things,  the parties'  general
  obligations,   representations,    agreements,   collateral  requirements,   events  of default  and early
  termination.
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  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2019
  Collateral  requirements   are determined  based on the Sub-Trust's   net position  with each

  counterparty.   Collateral  can be in the form of cash or debt securities  issued  by the U.S.
  Government  or related  agencies  or other securities  as agreed  to by the Sub-Trust  and the
  applicable  counterparty.   With respect  to certain  counterparties,    in accordance  with the terms of
  the Master  Agreements,   collateral  posted  to the Sub-Trust,  if any, is held in asegregated
  account  by the Sub-Trust's   custodian  and with respect  to those amounts  which can be sold or
  repledged,  are presented  in the Schedule  of Investments.   Non-Cash  Collateral  pledged  by the Sub-
  Trust,  if any, is segregated  by the Sub-Trust's   custodian  and identified  in the Schedule  of
  Investments.   As of December  31, 2019, there were no securities  or cash pledged  as collateral  by
  the Sub-Trust.
  Termination   events  applicable  to the Sub-Trust  may occur upon adecline  in the Sub-Trust's   net

  assets  below aspecified  threshold  over acertain  period  of time. Termination   events  applicable
  to counterparties   may occur upon adecline  in the counterparty's   credit  rating  below aspecified
  level.  In each case, upon occurrence,   the other party may elect to terminate  early and cause
  settlement  of all derivative  and foreign  exchange  contracts  outstanding,   including  the payment  of
  any losses  and costs resulting  from such early termination,   as reasonably  determined  by the
  terminating   party.  Any decision  by one or more of the Sub-Trust's   counterparties   to elect early
  termination   could impact  the Sub-Trust's   future  derivative  activity.
  3. UNDERLYING  FUND

  The following  information   has been taken from the December  31, 2019 audited  financial  statements

  of the Underlying  Fund and is consistent  with the information   of the Underlying  Fund as of
  December  31, 2019.
  3.1 ORGANIZATION   OF THE UNDERLYING  FUND

  World Investment  Grade Bond Fund (in this“3.  UNDERLYING  FUND”the“Fund”)    is the second  series

  of Kokusai  Trust,  established   under an open-ended  Cayman  Islands,  units trust formed  on September
  2, 2009. Kokusai  Trust was established   pursuant  to adeclaration   of trust executed  by Intertrust
  Trustees  (Cayman)  Limited  (the“Underlying    Fund's  Trustee”),   atrust company  incorporated   under
  the laws of the Cayman  Islands.  The Fund commenced  operations  on April 19, 2010.
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  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2019
  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  Intertrust  Trustees  (Cayman)  Limited  will be referred  to as the Underlying  Fund's  Trustee  for

  Note 3only as ameans of differentiating    from the Sub-Trust's   Trustee  (Brown  Brothers  Harriman
  Trust Company  (Cayman)  Limited)  as defined  in Note 1.
  The Fund has been established   for Japanese  Investment  Trusts  that have been established   by

  Mitsubishi  UFJ Kokusai  Asset Management  Co., Ltd.
  The Fund is regulated  as amutual  fund under the Mutual  Funds Law (as amended)  of the Cayman

  Islands  (“Mutual  Funds Law”)  and has obtained  atax exemption  certificate   from the Cayman
  Islands  Government.   Neither  the units of Kokusai  Trust nor the Fund have been or will be
  registered  under the United  States  Securities  Act of 1933 and Kokusai  Trust has not been and will
  not be registered  under the United  States  Investment  Company  Act of 1940.
  The Underlying  Fund's  Trustee  is licensed  to carry on business  as atrust company  under the

  Cayman  Island  Banks and Trust Companies  Law (as amended).
  Currently,  there are seven classes  of units being offered  to investors.  Each class,  except  the

  USD-hedged  (F) Class will be subscribed  to in Japanese  Yen. The USD-hedged  (F) Class will be
  subscribed  for in United  States  Dollar.
  Each class,  except  USD-hedged  (F) Class will be hedged  against  the United  States  Dollar  for the

  noted currency  of its class.  The functional  and reporting  currency  of the Fund is the United
  States  Dollar  (the“functional    currency”or“USD”).
  The Underlying  Fund's  Trustee  may designate  aclass in an operational   currency.  Subscription   for,

  and redemptions   of, units are processed  in operational   currency  of the class,  and the net asset
  value per unit of the class is calculated  and quoted  in such operational   currency.  The
  operational   currency  of AUD Class,  BRL Class,  CNY Class,  IDR Class,  JPY Class and the USD Class
  is the Japanese  Yen, for USD-hedged  (F) Class it is the United  States  Dollar.  The net asset
  values  per unit in the operational   currency  for classes  AUD Class,  BRL Class,  CNY Class,  IDR
  Class,  JPY Class and the USD Class at December  31, 2019 were JPY 0.7773,  JPY 0.4584,  JPY 1.0733,
  JPY 0.7578,  JPY 0.8306  and JPY 1.1094,  respectively.
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  December  31, 2019
  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  The investment  objective  of the Fund is to seek to obtain  income  and capital  appreciation   by

  investing  mainly  in global  investment  grade corporate  bonds and government  bonds,  which shall be
  hedged  against  non United  States  Dollar  currency  exposure.  United  States  Dollar  currency  exposure
  shall be hedged  according  to the currency  of each class.  The USD-hedged  (F) Class will not be
  hedged  by the Fund.
  The Fund is an investment  company  and accordingly   follows  the investment  company  accounting  and

  reporting  guidance  of the Financial  Accounting  Standards  Board (“FASB”)  Accounting  Standards
  Codification   Topic 946 Financial  Services  -Investment  Companies.
  The investment  advisor  of the Fund is JPMorgan  Asset Management  (UK) Limited  (the “Investment

  Advisor”).
  3.2 SUMMARY  OF SIGNIFICANT   ACCOUNTING  POLICIES  OF THE UNDERLYING  FUND

  The Fund's  financial  statements  reflect  the period  from January  1, 2019 to December  31, 2019,

  which is the Fund's  fiscal  year end. The following  is asummary  of significant   accounting
  policies  consistently   followed  by the Fund in the preparation   of its financial  statements  in
  conformity  with accounting  principles  generally  accepted  in the United  States  of America  (“U.S.
  GAAP”).  The preparation   of financial  statements  in accordance  with U.S. GAAP requires  management
  to make estimates  and assumptions   that affect  the reported  amounts  and disclosures   in the
  financial  statements.   Actual  results  could differ  from those estimates.
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  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  (A) Determination   of Net Asset Value of Units.  Brown Brothers  Harriman  &Co. (the

  “Administrator”),    subject  to the ultimate  authority  of the Underlying  Fund's  Trustee,  will
  conduct  all asset valuations  for the Fund. The Fund's  Net Asset Value (“Net  Asset Value”)  will
  be calculated  each“Business   Day”(any  day on which the New York Stock Exchange  and banks in New
  York City and Japan are open for business),  except  when the banks in London  or the London  Stock
  Exchange  are closed  and at such other times as the Underlying  Fund's  Trustee  may determine  (each
  an“Accounting   Date”).  The Fund's  Net Asset Value is calculated  taking  into account  all assets
  and liabilities   of the Fund, including,  without  limitation,   administration,    legal,  audit and
  other professional   fees and expenses.  Net Asset Value per unit for each class will be calculated
  in Japanese  Yen and translated  in United  States  Dollar,  except  for USD-hedged  (F) Class which
  will calculate  the Net Assets  Value in United  States  Dollars.  The Net Asset Value per unit for
  each class is normally  calculated  on each Business  Day except  when the banks in London  or the
  London  Stock Exchange  are closed  and the Net Asset Value figure  per unit is then adjusted  up to 6
  (six) decimal  places.
  (B) Security  Valuation.  For purposes  of calculating   the Net Asset Value,  portfolio  securities  and

  other assets  for which market  quotes  are readily  available  are stated  at fair value.  Fair value
  is generally  determined  on the basis of last reported  sales prices,  or if no sales are reported,
  based on quotes  obtained  from aquotation  reporting  system,  established   market  makers,  or pricing
  services.
  Securities  and other assets  for which market  quotes  are not readily  available  are valued  at fair

  value as determined  in good faith by the Administrator   with the help of the Investment  Advisor,
  subject  to the ultimate  authority  of the Underlying  Fund's  Trustee.  The Administrator   has adopted
  methods  for valuing  securities  and other assets  in circumstances   where market  quotes  are not
  readily  available.  For instance,  certain  securities  or investments   for which daily market  quotes
  are not readily  available  may be valued  pursuant  to guidelines  established   by the Administrator
  with reference  to other securities  or indices.
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  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2019
  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  Domestic  and foreign  fixed income  securities  and non-exchange-traded    derivatives   are normally

  valued  on the basis of quotes  obtained  from established   market  makers  or pricing  services.  Prices
  obtained  from independent   pricing  services  use information   provided  by market  makers  or estimates
  of market  values  obtained  from yield data relating  to investments   or securities  with similar
  characteristics.    Certain  fixed income  securities  purchased  on adelayed-delivery    basis are marked
  to market  daily until settlement  at the forward  settlement  date. Short-term  investments   having  a
  maturity  of 60 days or less are stated  at amortized  cost, which approximates   fair value.
  Exchange-traded    options,  futures  and options  on futures  are valued  at the settlement  price
  determined  by the relevant  exchange.  Investments   initially  valued  in currencies  other than the
  functional  currency  are converted  to the functional  currency  using exchange  rates obtained  from
  pricing  services.  As aresult,  the Net Asset Value of the Fund's  units may be affected  by changes
  in the value of currencies  in relation  to its functional  currency.  The value of securities  traded
  in markets  outside  the United  States  or denominated   in currencies  other than the functional
  currency  may be affected  significantly   on aday that the NYSE is closed  and the Net Asset Value
  may change  on days when an investor  is not able to purchase,  request  the repurchase  of, or
  exchange  units.
  Market  quotes  are considered  not readily  available  in circumstances   where there is an absence  of

  current  or reliable  market-based   data (e.g.,  trade information,   bid/asked  information,   broker
  quotes),  including  where events  occur after the close of the relevant  market,  that materially
  affect  the values  of the Fund's  securities  or assets.  In addition,  market  quotes  are considered
  not readily  available  when, due to extraordinary   circumstances,   the exchanges  or markets  on which
  the securities  trade,  do not open for trading  for the entire  day and no other market  prices  are
  available.  The Underlying  Fund's  Trustee  is responsible   for monitoring  significant   events  that
  may materially  affect  the values  of the Fund's  securities  or assets  and for determining   whether
  the value of the applicable  securities  or assets  should  be re-evaluated   in light of such
  significant   events.
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  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  When the Fund uses fair value pricing  to determine  its Net Asset Value,  securities  will not be

  priced  on the basis of quotes  from the primary  market  in which they are traded,  but rather  may be
  priced  by another  method  that the Investment  Advisor  or persons  acting  at their direction  believe
  accurately  reflects  fair value.  Fair value pricing  may require  subjective  determinations   about
  the value of asecurity.  While the Fund's  policy  is intended  to result  in acalculation   of the
  Fund's  Net Asset Value that fairly  reflects  security  values  as of the time of pricing,  the Fund
  cannot  ensure  that fair values  determined  by the Underlying  Fund's  Trustee  or persons  acting  at
  their direction  would accurately  reflect  the price that the Fund could obtain  for asecurity  if
  it were to dispose  of that security  as of the time of pricing  (for instance,  in aforced  or
  distressed  sale).  The prices  used by the Fund may differ  from the value that would be realized  if
  the securities  were sold and the differences   could be material  to the financial  statements.
  Fair Value Measurements   -In accordance  with the authoritative   guidance  on fair value

  measurements   and disclosures   under U.S. GAAP, the Fund discloses  the fair value of its
  investments   in ahierarchy  that prioritizes   the inputs  to valuation  techniques  used to measure
  the fair value.  The hierarchy  gives the highest  priority  to valuations  based upon unadjusted
  quoted  prices  in active  markets  for identical  assets  or liabilities   (Level  1measurement)   and the
  lowest  priority  to valuations  based upon unobservable   inputs  that are significant   to the
  valuation  (Level  3measurements).   The guidance  establishes   three levels  of the fair value
  hierarchy  as follows:
  •Level 1-Fair value measurements   are those derived  from quoted  prices  (unadjusted)   in active

  markets  for identical  assets  or liabilities;
  •Level 2-Fair value measurements   are those derived  from inputs  other than quoted  prices

  included  within  Level 1that are observable  for the asset or liability,  either  directly  (i.e.
  as prices)  or indirectly  (i.e. derived  from prices);  and
  •Level 3-Fair value measurements   are those derived  from valuation  techniques  that include

  inputs  for the asset or liability  that are not based on observable  market  data (unobservable
  inputs).
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  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  Inputs  are used in applying  the various  valuation  techniques  and broadly  refer to the assumptions

  that market  participants   use to make valuation  decisions,  including  assumptions   about risk.
  Inputs  may include  price information,   specific  and broad credit  data, liquidity  statistics,   and
  other factors.  Afinancial  instrument's   level within  the fair value hierarchy  is based on the
  lowest  level of any input that is significant   to the fair value measurement.   However,  the
  determination   of what constitutes“observable”requires       significant   judgment  by the Investment
  Advisor.  The Investment  Advisor  considers  observable  data to be that market  data which is readily
  available,  regularly  distributed   or updated,  reliable  and verifiable,   not proprietary,   and
  provided  by independent   sources  that are actively  involved  in the relevant  market.  The
  categorization   of afinancial  instrument  within  the hierarchy  is based upon the pricing
  transparency   of the instrument  and does not necessarily   correspond  to the Underlying  Fund's
  Trustee's  perceived  risk of that instrument.
  Investments   Investments   whose values  are based on the quoted  market  prices  in active  markets,  and

  therefore  classified  within  Level 1, include  certain  money market  securities.   The Underlying
  Fund's  Trustee  does not adjust  the quoted  price for such instruments,   even in situations  where
  the Fund holds alarge position  and asale could reasonably  impact  the quoted  price.
  Investments   that trade in markets  that are not considered  to be active,  but are valued  based on

  quoted  market  prices,  dealer  quotations  or alternative   pricing  sources  supported  by observable
  inputs  are classified  within  Level 2. These include  investment-grade    corporate  bonds and
  sovereign  obligations.   As Level 2investments   include  positions  that are not traded  in active
  markets  and/or  are subject  to transfer  restrictions,   valuations  may be adjusted  to reflect
  illiquidity   and/or  non-transferability,     which are generally  based on available  market
  information.
  Derivative  Instruments   Derivative  instruments   can be exchange-traded    or privately  negotiated

  over-the-counter    (“OTC”).  Exchange-traded    derivatives,   such as futures  contracts  and exchange-
  traded  option  contracts,  are typically  classified  within  Level 1or Level 2of the fair value
  hierarchy  depending  on whether  or not they are deemed  to be actively  traded.
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  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  OTC derivatives,   including  forward  foreign  currency  contracts  are valued  by the Underlying  Fund's

  Trustee  using observable  inputs,  such as quotations  received  from the counterparty,   dealers  or
  brokers,  whenever  available  and considered  reliable.  In instances  where models  are used, the
  value of an OTC derivative  depends  upon the contractual   terms of, and specific  risks inherent  in,
  the instrument  as well as the availability   and reliability   of observable  inputs.  Such inputs
  include  market  prices  for reference  securities,   yield curves,  credit  curves  and correlation   of
  such inputs.  Certain  OTC derivatives,   such as generic  forwards,  have inputs  which can generally
  be corroborated   by market  data and are therefore  classified  within  Level 2.
  Those OTC derivatives   that have less liquidity  or for which inputs  are unobservable   are

  classified  within  Level 3. While the valuations  of these less liquid  OTC derivatives   may utilize
  some Level 1and/or  Level 2inputs,  they also include  other unobservable   inputs  which are
  considered  significant   to the fair value determination.
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  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  The following  table presents  the financial  instruments   carried  on the Statement  of Assets  and

  Liabilities   by caption  and by level within  the valuation  hierarchy  as of December  31, 2019:
          (Unadjusted)

          Quoted
          Prices in
          Active   Significant
          Markets for  Other  Significant
             Observable   Unobservable
          Identical
              Inputs   Inputs  Fair Value at
          Investments
    *
  Investments
             (Level 2)  (Level 3)
          (Level 1)        12/31/19
  Fixed Income Securities
  Australia        $      -   $  3,076,335   $      -   $  3,076,335
  Austria           -  62,019    -  62,019
  Belgium           -  268,551    -  268,551
  Canada           -  4,850,764     -  4,850,764
  Denmark           -  377,863    -  377,863
  France           -  7,356,598     -  7,356,598
  Germany           -  1,821,385     -  1,821,385
  Ireland           -  3,387,182     -  3,387,182
  Italy           -  7,862,456     -  7,862,456
  Luxembourg           -  833,837    -  833,837
  Mexico           -  263,803    -  263,803
  Netherlands           -  4,525,218     -  4,525,218
  Spain           -  1,492,959     -  1,492,959
  Sweden           -  145,567    -  145,567
  Switzerland           -  2,188,829     -  2,188,829
  United Kingdom
            - 12,097,143     - 12,097,143
  United States
            - 50,088,581     - 50,088,581
  Short-Term  Investments
  Time Deposits
            -  829,710    -  829,710
  Total Investments
          $      -   $ 101,528,800   $      -   $ 101,528,800
       **

  Financial  Derivative  Instruments
  Assets
  Forward Foreign Currency  Contracts      $   448,080      $   448,080
          $      -      $      -
  Futures Contracts
           19,866    -   -  19,866
  Liabilities
  Forward Foreign Currency  Contracts      $ (837,841)     $ (837,841)
          $      -      $      -
  *

  For further  information   on categories  of securities  refer to the Schedule  of Investments.
  **
  Financial  derivative  instruments   such as forward  foreign  currency  contracts  and futures
  contracts  are valued  at the unrealized  appreciation/(depreciation)      on the instruments.
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  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  During  the year ended December  31, 2019, there were no transfers  between  levels.  The Fund

  accounts  for investments   it transfers  in and out of each level at the end of the year.
  There were no securities  valued  as Level 3as of December  31, 2019.

  (C) Securities  Transactions   and Investment  Income.  Securities  transactions   are recorded  as of the

  trade date for financial  reporting  purposes.  Securities  purchased  or sold on awhen-issued   or
  delayed-delivery    basis may be settled  amonth or more after the trade date. Realized  gains and
  losses  from securities  sold are recorded  on the identified  cost basis.  Premium  and discount  on
  securities  are amortized/accreted    on an effective  yield basis.  Interest  income,  adjusted  for the
  accretion  of discount  and amortization   of premium,  is recorded  on the accruals  basis.  Coupon
  income  is not recognized  on securities  for which collection  is not expected.  Other income  may
  include  interest  income  from time deposits.
  (D) Expenses.  The Fund will bear its operational   expenses,  including  (without  limitation);   legal

  fees; expenses  of the continuous  offering  of units,  including  the cost of producing  and
  distributing   the offering  memorandum;   printing  and mailing  costs;  filing  fees and expenses;
  accounting,   audit,  and tax preparation   expenses;  consultant  fees; tax, litigation,   and
  extraordinary   expenses,  if any; interest  expenses  (including  interest  due to repurchase
  agreements  and borrowing  by the Fund);  custody  fees, administrator's    fees, Underlying  Fund's
  Trustee's  fees, risk calculation   services,  bank charges,  brokerage  commissions   (including  options
  trades),  spreads,  mark-ups  on securities,   swaps and forwards,  short dividends,  currency  hedging
  costs,  and other investment  and operating  expenses.
  (E) Distribution   Policy.  The Fund will declare  and arrange  for payment  of distributions   (whether

  in cash or in specie)  for each class,  as approved  by series  resolution  dated April 16, 2010, and
  by series  resolution  dated November  18, 2010, with respect  to the USD-hedged  (F) Class.  The
  distributions   are contemplated   to be the greater  of (1) positive  aggregated  amounts  contributed
  from net realized  capital  gain (including  hedge position),  net unrealized  capital  gains and net
  income,  and (2) the estimated  theoretical   income  based on the yield of securities  portfolio  net
  fund expense  and currency  hedge premium  (cost),  which is calculated  by total net assets  of the
  respective  class times the portfolio  yield.
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  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  The Fund will declare  and re-invest  the distribution   to each unitholder  of aclass,  on amonthly

  basis,  the greater  amount  as determined  above by the Administrator.   The Fund will declare  such
  distributions   for the current  month on the last business  day of the previous  month or any other
  days the Underlying  Fund's  Trustee  may determine  at its sole discretion  (the“Record   Date”),  and
  will generally  make such distributions   before  the tenth (10th)  calendar  day (if not abusiness
  day or the banks in London  or the London  Stock Exchange  are closed  the following  business  day)of
  the current  month or any other days the Underlying  Fund's  Trustee  may determine  at its sole
  discretion  (the“Dividend   Date”).  The unitholders   of each class has elected  to re-invest
  distributions;   therefore,  units will be issued  on the relative  Dividend  Date.
  Distributions   declared  and reinvested  for the year ended December  31, 2019 are as follows:

  Distributions   to Unitholders

               Amount
  AUD Class
            $       75,980
  BRL Class
               311,240
  CNY Class
               32,748
  IDR Class
               262,498
  JPY Class
               656,835
  USD Class
               155,227
  USD-hedged  (F) Class
               943,672
  Total          $   2,438,200
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  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  (F) Sovereign  Debt Securities.   The Fund may invest  mainly  in sovereign  debt securities  issued  or

  guaranteed  by Sovereign  Issuers  including  emerging  nations.  Investment  in sovereign  debt involves
  ahigh degree  of risk. The government  entity  that controls  the repayment  of sovereign  debt may
  not be able or willing  to repay the principal  and/or  interest  when due in accordance  with the
  terms of such debt. Agovernment  entity's  willingness   or ability  to repay principal  and interest
  due in atimely  manner  may be affected  by, among other factors,  its cash flow situation,  the
  extent  of its foreign  reserves,  the availability   of sufficient  foreign  exchange  on the date a
  payment  is due, the relative  size of the debt service  burden  to the economy  as awhole,  the
  government  entity's  policy  towards  the International   Monetary  Fund and the political  constraints
  to which agovernment  entity  may be subject.  Government  entities  may also be dependent  on
  expected  disbursements   from non-U.S.  governments,   multilateral   agencies  and other international
  organizations   to reduce  principal  and interest  arrearages  on their debt. The commitment  on the
  part of these governments,   agencies  and others  to make such disbursements   may be conditioned   on
  the implementation   of economic  reforms  and/or  economic  performance   and the timely  service  of such
  debtor's  obligations.   Failure  to implement  such reforms,  achieve  such levels  of economic
  performance   or repay principal  or interest  when due may result  in the cancellation   of such third
  parties'  commitments   to lend funds to the government  entity,  which may further  impair  such
  debtor's  ability  or willingness   to timely  service  its debts.  Consequently,   government  entities
  may default  on their sovereign  debt.
  Holders  of sovereign  debt may be requested  to participate   in the rescheduling   of such debt and to

  extend  further  loans to government  entities.  In the event of adefault  by agovernment  entity,
  there may be few or no effective  legal remedies  for collecting  on such debt.
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  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  (G) Cash and Foreign  Currency.  The functional  and reporting  currency  for the Fund is the United

  States  Dollar.  The fair valued  non-USD  denominated   securities,   currency  holdings  and other assets
  and liabilities   are translated  into the Fund's  functional  currency  based on the current  exchange
  rates each business  day. Fluctuations   in the value of currency  holdings  and other assets  and
  liabilities   resulting  from changes  in exchange  rates are recorded  as unrealized  foreign  currency
  gains or losses.  Realized  gains or losses  and unrealized  appreciation   or depreciation   on
  investment  securities  and income  and expenses  are translated  on the respective  dates of such
  transactions   and the reporting  date, respectively.   The effects  of changes  in foreign  currency
  exchange  rates on investments   in securities  and derivatives   are not segregated  on the Statement
  of Operations  from the effects  of changes  in market  prices  and values  of those securities,   but
  are included  with net realized  and unrealized  gain or loss.
  (H) Time Deposits.  The Fund, through  Brown Brother  Harriman  &Co. (the“Custodian”),    places

  excess  cash balances  into overnight  time deposits  with one or more eligible  deposit  institutions,
  as determined  by the Investment  Advisor.  These are classified  as short term investments   in the
  Fund's  Schedule  of Investments.   Due to deposit  rate cut by the central  Banks in Europe  and Japan
  interest  rates for Euro and Japanese  Yen short-term  investments   may be less than zero percent.
  Short-term  investments   having  amaturity  of 60 days or less are stated  at amortized  cost, which
  approximates   fair value.
  (I) Forward  Foreign  Currency  Contracts.  The Fund may enter into forward  foreign  currency

  contracts  in connection  with settling  planned  purchases  or sales of securities  to hedge the
  currency  exposure  associated  with some or all of aFund's  securities  or as apart of an
  investment  strategy.  Aforward  foreign  currency  contract  is an agreement  between  two parties  to
  buy and sell acurrency  at aset price on afuture  date. The fair value of aforward  foreign
  currency  contract  fluctuates  with changes  in foreign  currency  exchange  rates.  Forward  foreign
  currency  contracts  are marked  to market  daily based on rates obtained  from pricing  vendors  and
  the change  in value is recorded  by the Fund as an unrealized  gain or loss. Realized  gains or
  losses  equal to the difference  between  the value of the contract  at the time it was opened  and
  the value at the time it was closed  are recorded  upon delivery  or receipt  of the currency.  These
  contracts  may involve  market  risk in excess  of the unrealized  gain or loss reflected  on the
  Statement  of Assets  and Liabilities.   In addition,  the Fund could be exposed  to risk if the
  counterparties   are unable  to meet the terms of the contracts  or if the value of the currency
  changes  unfavorably   to the base currency.
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  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2019
  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  The Fund is also authorized  to enter into forward  foreign  currency  contracts  for the purpose  of

  hedging  exchange  risk for an investor.  Gains and losses  arising  from class specific  forward
  foreign  currency  contracts  are allocated  to those specific  classes.  Forward  foreign  currency
  contracts  outstanding   at December  31, 2019 are listed  in the Schedule  of Investments.
  (J) Futures  Contracts.  The Fund may enter into futures  contracts.  The Fund may use futures

  contracts  to manage  its exposure  to the securities  markets  or to movements  in interest  rates and
  currency  values.  The primary  risks associated  with the use of futures  contracts  are the imperfect
  correlation   between  the change  in market  value of the securities  held by the Fund and the prices
  of futures  contracts,  the possibility   of an illiquid  market,  and the inability  of the
  counterparty   to meet the terms of the contract.  Futures  contracts  are valued  based upon their
  quoted  daily settlement  prices.  Upon entering  into afutures  contract,  the Fund is required  to
  deposit  with its futures  broker,  an amount  of cash or United  States  Government  and Agency
  Obligations   in accordance  with the initial  margin  requirements   of the broker  or exchange.  Futures
  contracts  are marked  to market  daily and an appropriate   payable  or receivable  for the change  in
  value (“variation   margin”)  is recorded  by the Fund. Variation  margin  for futures  contracts  with
  daily cash settlement,   if any, is reported  as Due from/to  broker  -variation  margin  on centrally
  cleared  derivatives   on the Statement  of Assets  and Liabilities.   Unrealized
  appreciation/depreciation      on futures  contracts  with settlement  periods  other than daily,  if any,
  is disclosed  separately  on the Statement  of Assets  and Liabilities.   Gains or losses  are
  recognized  but not considered  realized  until the contracts  expire  or are closed.  Future  contracts
  outstanding   at December  31, 2019 are listed  in the Schedule  of Investments.
  (K) Derivative  Instruments.   ASC 815-10-50  requires  disclosures   about derivative  instruments   and

  hedging  activities.   It requires  that the Fund disclose:  a) how and why an entity  uses derivative
  instruments,   b) how derivative  instruments   and related  hedged  items are accounted  for and c) how
  derivative  instruments   and related  hedged  items affect  an entity's  financial  position,  financial
  performance   and cash flows.  The Fund does not designate  derivative  instruments   as hedging
  instruments   under ASC 815.
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  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2019
  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  The Fund may transact  in avariety  of derivative  instruments   including,  futures  contracts  and

  forward  foreign  currency  contracts  primarily  for trading  purposes  with each instrument's   primary
  risk exposure  being interest  rate, credit  or foreign  exchange  risk. The fair value of the forward
  foreign  currency  contracts  is included  in the Statement  of Assets  and Liabilities   with changes  in
  fair value reflected  as realized  gain (loss)  or net change  in unrealized  gain (loss)  within  the
  Statements  of Operations.   During  the year, the Fund's  transactions   in derivative  instruments
  consisted  of forward  foreign  currency  contracts  and futures  contracts.
  Fair Values  of Derivative  Instruments   on the Statement  of Assets  and Liabilities   as of December

  31, 2019
  Derivatives   not accounted  for as hedging  instruments   under ASC 815

            Foreign  Exchange

                Interest  Rate
                     Total
               *
              Risk
  Location
                  Risk
  Asset Derivatives
  Unrealized  appreciation  onforward foreign currency
            $  448,080  $   - $  448,080
  contracts
         **
  Unrealized  appreciation  onfutures contracts
               -  19,866   19,866
            $  448,080     $  467,946
                $    19,866
  Liability  Derivatives

  Unrealized  (depreciation)   on forward  foreign  currency
                $   -
            $   (837,841)      $   (837,841)
  contracts
  *

  Gross value is presented  in the Statement  of Assets  and Liabilities   in the unrealized
  appreciation/(depreciation)      on open forward  foreign  currency  contracts.
  **
  The fair values  of derivatives   instruments   include  cumulative  appreciation/(depreciation)      of
  futures  contracts  as reported  in the Schedule  of Investments.   Only current  day's variation
  margin  is reported  within  the Statements  of Assets  and Liabilities.
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  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2019
  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  Effect  to Derivative  Instruments   on the Statement  of Operations  for the year ended December  31,

  2019
  Derivatives   not accounted  for as hedging  instruments   under ASC 815

            Foreign  Exchange  Interest  Rate

  Location                   Total
              Risk   Risk
  Realized  gain/(loss)  on derivatives  recognized  as a
  result from operations
            *
  Net realized  gain on forward  foreign  currency  contracts
            $ 1,690,155  $   - $ 1,690,155
  Net realized  (loss) on futures  contracts        -  (715,289)   (715,289)
            $ 1,690,155     $  974,866
                $   (715,289)
  Change in unrealized  appreciation/(depreciation)     on

  derivatives  recognized  as aresult from operations
  Net change in unrealized  (depreciation)   on forward
                $   -
            $  (1,658,613)      $  (1,658,613)
      **
  foreign  currency  contracts
  Net change in unrealized  appreciation  on futures
               -  212,364   212,364
  contracts
                $  212,364
            $  (1,658,613)      $  (1,446,249)
  *

  Included  in the amount  shown on the Statement  of Operations  as Realized  gain (loss)  on foreign
  currency  transactions   and forward  foreign  currency  contracts.
  **
  Included  in the amount  shown on the Statement  of Operations  as Net change  in unrealized
  appreciation   (depreciation)   from foreign  currency  translations   and forward  foreign  currency
  contracts.
  The average  monthly  notional  amount  of open forward  foreign  currency  contracts  outstanding   for

  the year ended December  31, 2019, was approximately   as follows:
    *

  Fund Level
            $  109,924,398
  Class A-AUD Class
            $  2,825,778
  Class B-BRL Class
            $  5,057,260
  Class  C -CNY Class
            $  605,769
  Class D-IDR Class
            $  3,102,768
  Class E-JPY Class
            $  58,317,884
  *

  Forward  foreign  currency  contracts  held for all classes.
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  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
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  December  31, 2019
  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  The average  monthly  notional  amount  of open futures  contracts  outstanding   during  the year ended

  December  31, 2019, was approximately   $14,410,980.
  The Fund is aparty to master  netting  agreements,   such as an International   Swaps and Derivatives

  Association   Master  Agreement,  International   Foreign  Exchange  Master  Agreement  or Foreign  Exchange
  and Options  Master  Agreement,  with certain  counterparties   that govern  OTC derivative  and foreign
  exchange  contracts  entered  into from time to time. The master  netting  agreements  may contain
  provisions  regarding,  among other things,  the parties'  general  obligations,   representations,
  agreements,   collateral  requirements,   events  of default  and early termination.
  Futures  are traded  or cleared  on an exchange  or central  clearinghouse.   Exchange-traded    or cleared

  transactions   generally  present  less counterparty   risk to afund than OTC transactions.   The
  exchange  or clearinghouse   stands  between  the Fund and the broker  to the contract  and therefore,
  credit  risk is generally  limited  to the failure  of the exchange  or clearinghouse   and the clearing
  member.  Securities  pledged  by the Fund for exchange-traded    and cleared  transactions,   if any, are
  identified  in the Schedule  of Investments.
  Collateral  requirements   are determined  based on the Fund's  net position  with each counterparty.

  Collateral  can be in the form of cash or debt securities  issued  by the U.S. government  or related
  agencies  or other securities  as agreed  to by the Fund and the applicable  counterparty.   With
  respect  to certain  counterparties,    in accordance  with the terms of the master  netting  agreements,
  collateral  posted  to the Fund, if any, is held in asegregated  account  by the Custodian  and with
  respect  to those amounts  which can be sold or repledged,  are presented  in the Schedule  of
  Investments.   Collateral  pledged  by the Fund, if any, is segregated  by the Custodian  and
  identified  in the Schedule  of Investments.   As of December  31, 2019, there were no securities  or
  cash pledged  as collateral.
  Termination   events  applicable  to the Fund may occur upon adecline  in the Fund's  net assets  below

  aspecified  threshold  over acertain  period  of time. Termination   events  applicable  to
  counterparties   may occur upon adecline  in the counterparty's   credit  rating  below aspecified
  level.  In each case, upon occurrence,   the other party may elect to terminate  early and cause
  settlement  of all derivative  and foreign  exchange  contracts  outstanding,   including  the payment  of
  any losses  and costs resulting  from such early termination,   as reasonably  determined  by the
  terminating   party.  Any decision  by one or more of the Fund's  counterparties   to elect early
  termination   could impact  the Fund's  future  derivative  activity.
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  December  31, 2019
  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  (L) UNITS.  As of December  31, 2019 all issued  units were held by two related  unitholders,

  established   by Mitsubishi  UFJ Kokusai  Asset Management  Co., Ltd. The two unitholders   held an
  interest  of 100% in the net assets.
  Currently,  there are seven classes  of units being offered  to investors:  AUD Class,  BRL Class,  CNY

  Class,  IDR Class,  JPY Class,  USD Class,  and USD-hedged  (F) Class.
  The Underlying  Fund's  Trustee  may establish  new series  and/or  classes  without  the consent  of

  current  unitholders,   which may have adifferent  subscription   or functional  currency.
  Subscription   for Units.  The Fund will accept  subscriptions   for units as of the each business  day

  except  for days where the London  Stock Exchange  or banks in London  are closed  and at any other
  time in the discretion  of the Fund, each a“Subscription    Date”.  The Underlying  Fund's  Trustee,
  or its delegate,  may accept  or reject  subscriptions   in their sole discretion.   The minimum  initial
  price of \1.0000  for each class per unit, except  for the USD-hedged  (F) Class which will have a
  minimum  initial  price of $0.01 per unit. The Underlying  Fund's  Trustee,  or its delegate,  may
  accept  or reject  subscriptions   in their discretion.   The minimum  initial  subscription   amount  for
  each investor  in the Fund is \10,000,000   for each class (or the Yen equivalent  of US$100,000),
  except  for the USD-hedged  (F) Class which will be US$100,000.   The foregoing  minimum  subscription
  amounts  apply to each class of units.  The Underlying  Fund's  Trustee  or its delegate  may waive the
  minimum  subscription   amount  in its sole discretion  (provided  that the minimum  initial
  subscription   amount  will not be less than US$100,000).   Additional  units will be issued  at Net
  Asset Value per units of such class at subscription   date.
  The units are offered  by the Fund. The Fund does not receive  commissions   or other compensation

  from the sale of units.
  Units are offered  for sale on acontinuous  basis on each business  day except  any day where the

  London  Stock Exchange  or banks in London  are closed  at an initial  price of \1.0000  for each class
  per Unit. The Underlying  Fund's  Trustee,  or its delegate,  may accept  or reject  subscriptions   in
  their discretion.   The minimum  initial  subscription   amount  for each investor  in the Fund was
  \10,000,000   for each class denominated   in Japanese  Yen and $100,000  for the USD-hedged  (F) Class
  (the minimum  initial  subscription   amount  will not be less than US$100,000  or its Japanese  Yen
  equivalent).
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  December  31, 2019
  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  In order to subscribe  for units,  aprospective   investor  must submit  afully completed  and

  executed  subscription   agreement  to the Administrator   on the subscription   date. The subscriber
  must also make arrangements   with the Administrator   for the transmission   of its subscription
  funds,  which must be received  by the Fund prior to 5:00 p.m. (New York time) three business  days
  after the relevant  subscription   date (or such longer  period  acceptable  to the Administrator).
  After the subscription   agreement  is received,  the Administrator   will promptly  notify  the
  subscriber  whether  the subscription   has been accepted  or rejected  by the Fund. Subscription
  amounts  should  be sent to the Fund, c/o the Administrator.
  All subscription   agreements  and subscription   funds must be delivered  to the Fund in accordance

  with the instructions   contained  in the subscription   agreement.  If asubscription   is rejected,  any
  subscription   funds tendered  will be promptly  returned  to the subscriber's   account  of origin
  without  interest.  Subscriptions   for each class,  except  for the USD-hedged  (F) Class,  must be made
  in Japanese  Yen. Subscriptions   for the USD-hedged  (F) Class must be made in United  States
  Dollars.  All subscriptions   are irrevocable.   The Underlying  Fund's  Trustee,  or its delegate,  may
  accept  asubscription   only in part and will promptly  notify  any affected  subscriber.
  Redemptions.   Aunitholder  may request  that the Fund redeem  all or part of such unitholder's   units

  as of the each business  day except  when the London  Stock Exchange  or banks in London  are closed
  and at any other time in the discretion  of the Fund (each such date, a"Redemption   Date").
  Unitholders   need to submit  arequest  to redeem  units as of aredemption  date to the Administrator
  prior to the specified  time (as defined  below)  on the redemption  date. Any redemption  request
  received  after the specified  time will be deemed  to have been received  on the next redemption
  date.
  The specified  time will be any time prior to the close of The New York Stock Exchange  or as

  deemed  appropriate   by the Underlying  Fund's  Trustee.
  Redemption  requests  must specify  the redemption  date and either  apercentage  of the redeeming

  unitholder's   units,  aspecific  number  of the unitholder's   units or Japanese  Yen amount  of such
  units to be redeemed.  Redemption  price shall be equal to Net Asset Value per units of such class
  at redemption  date. Redemption  proceeds  will generally  be paid within  three business  days of the
  relevant  redemption  date in Japanese  Yen or in United  States  Dollars  with respect  to the USD-
  hedged  (F) Class.
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  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
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  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2019
  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  (M) Fees and Expenses.  The Underlying  Fund bears its own expenses,  including,  but not limited  to

  Accounting  and Administrative   Fees, Custody  Fees, Transfer  Agent Fees, Investment  Advisor  Fees,
  Underlying  Fund's  Trustee  Fees and other expenses  associated  with the operations  of the
  Underlying  Fund. These fees are indirectly  paid by the Sub-Trust  through  the net assets  value of
  its investment  in the Underlying  Fund.
  4. UNITS

  As of December  31, 2019, 100% of the units issued  by the Sub-Trust  were held by one unitholder,

  which held 100% of interest  in the net assets.
  (A) Subscriptions   for Units.  After and including  the initial  closing  date, Units in the Sub-Trust

  will be issued  on each Business  Day, at the Net Asset Value Per unit of the relevant  class on the
  Business  Day on which the relevant  subscription   order was accepted.  In order to be dealt with on
  aspecific  Business  Day, asubscription   application   form must be received  by the Administrator
  before  the specified  time on that Business  Day unless  otherwise  agreed  by the Manager.  Any
  application   received  after the specified  time shall be deemed  to have been received  on the next
  Business  Day.
  Subscription   monies  should  be received  by the Custodian  on the fourth  Business  Day from (and

  including)  the applicable  Business  Day unless  otherwise  agreed  by the Manager.  Certificates   shall
  not be issued  in respect  of the issue of units but confirmation   of the issuance  of units (if
  specifically   requested),   shall be delivered  by the Administrator   provided  that payment  of the
  subscriptions   proceeds  has been received  by the Custodian.  The Manager,  the Trustee  and the
  Administrator   reserve  the right to decline  any application   to subscribe  for units in whole or in
  part in their respective  sole discretion.
  The unitholder  will be required  to comply  with such anti-money  laundering  procedures  as are

  required  by the Money Laundering  Regulations   (as amended  from time to time),  the Terrorism  Law
  (as amended  from time to time) and the Proceeds  of Crime Law (as amended  from time to time),  of
  the Cayman  Islands  and also by any anti-money  laundering  legislation   applicable  to the
  Administrator.
  After the initial  offering  period,  there may be added to the issue price,  asales charge  of up to

  3.0% (not including  local consumption   or other taxes)  of the issue price,  retained  by the
  Distributor.
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  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
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  December  31, 2019
  (B) Repurchase  of Units.  After and including  the initial  closing  date, unitholders   may repurchase

  all or any of their units on any Business  Day. In order for an application   for repurchase  of
  units to be dealt with on adealing  day, it must be received  by the Administrator   before  the
  specified  time on that dealing  day. Any application   received  after the specified  time shall be
  deemed  to have been received  on the next dealing  day.
  The Manager,  the Trustee  and the Administrator   reserve  the right to decline  any order to

  repurchase  units in whole or in part in their respective  sole discretion.
  Repurchase  requests  may not be revoked  by the unitholder,   unless  the Manager  otherwise  consents.

  The repurchase  price of aunit will be the Net Asset Value per unit of the applicable  class as of

  the dealing  day on which the relevant  repurchase  request  was accepted.  The Administrator   may
  deduct  any third party charges  or withholding   taxes,  if applicable,   from the repurchase  proceeds
  remitted  to the repurchasing   unitholder.
  Repurchases   must be made in multiples  of 1unit.

  Payment  of the repurchase  proceeds  will generally  be made on the fourth  Business  Day from (and

  including)  the applicable  dealing  day or as soon as practicable   thereafter  in such cases where
  the banks in the relevant  markets  are not open for settlement.
  5. RISK FACTORS

  The units are speculative   and illiquid  securities  involving  substantial   risk of loss and are

  suitable  for investment  only by sophisticated   persons  for which an investment  in the Sub-Trust
  does not represent  acomplete  investment  program  and who fully understand  and are capable  of
  assuming  the risks of an investment  in the Sub-Trust.  The Sub-Trust's   debt securities
  concentration   may make it unsuitable  for certain  portfolios.   References  to the Sub-Trust  and the
  Sub-Trust's   investments   and portfolio  in the following  summary  of risks refer to the combined
  risks relating  to the investments   and portfolio  of the Sub-Trust  as well as the Underlying  Fund.
  The following  considerations,    which do not purport  to be acomplete  list of all risks involved  in
  an investment  in the Sub-Trust,  should  be carefully  evaluated  before  investing  in the Sub-Trust.
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  (A) Exchange  Rate Risk.

  The Underlying  Fund

  The exposure  to non-USD  currencies  of underlying  asset shall be hedged  to USD and hedging  cost
  will be incurred  by the Underlying  Fund when the USD interest  rate is lower than those of non-USD
  currencies  of underlying  asset.  The exchange  rate risk cannot  be wholly  eliminated.
  USD-denominated    USD-hedged  class

  Underlying  assets  of investment  trust securities  which the Sub-Trust  mainly  invests  are hedged
  against  USD in the investment  trust in principle,  as away of seeking  to reduce  exchange  rate
  risks.  However,  the exchange  rate risk cannot  be wholly  eliminated.   Please  note that if the USD
  interest  rate is lower than those of underlying  assets,  investors  will incur the cost of hedging
  the difference  between  those interest  rates.
  AUD-denominated    AUD-hedged  class

  Investment  trust securities  which the Sub-Trust  mainly  invests  are hedged  against  USD and the
  exposure  to USD is hedged  against  AUD in the AUD-denominated    hedge class in principle,  as away
  of seeking  to reduce  exchange  rate risks.  However,  the exchange  rate risk cannot  be wholly
  eliminated.   Please  note that if the AUD interest  rate is lower than the USD interest  rate,
  investors  will incur the cost of hedging  the difference  between  the AUD interest  rate and the USD
  interest  rate.
  EUR-denominated    EUR-hedged  class

  Investment  trust securities  which the Sub-Trust  mainly  invests  are hedged  against  USD and the
  exposure  to USD is hedged  against  EUR in the EUR denominated   hedge class in principle,  as away
  of seeking  to reduce  exchange  rate risks.  However,  the exchange  risk cannot  be wholly  eliminated.
  Please  note that if the EUR interest  rate is lower than the USD interest  rate, investors  will
  incur the cost of hedging  the difference  between  the EUR interest  rate and the USD interest  rate.
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  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
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  (B) Interest  Rate Risk. Generally  speaking,  if the level of the interest  rate increases  (or

  declines)  in the country  or region  where the bonds which are invested  substantially   are issued,
  the bond price declines  (or increases),   which may result  in afluctuating   Net Asset Value per
  unit. The longer  the duration  (“duration”means    the volatility  of the bond price against
  interest  rate fluctuations   and indicates  the average  period  of time required  to collect
  investments   in bonds.  The higher  the bond price,  the longer  it takes to collect  the investment
  principal  and the greater  the fluctuations   in the bond price due to fluctuations   in the interest
  rate (sensitivity)   during  that period.),  the greater  the fluctuation   in the bond price due to
  interest  rate fluctuations.
  The value of the fixed-income   securities  in which the Sub-Trust  may invest  will change  as the

  general  levels  of interest  rates fluctuate.  When interest  rates decline,  the value of the Sub-
  Trust's  fixed-income   securities  can be expected  to rise. Conversely,   when interest  rates rise,
  the value of such securities  is generally  expected  to decline.
  (C) Credit  Risk. Credit  risk is the risk that the issuer  of asecurity  will be unable  to pay

  interest  or repay the principal  when due. Changes  in an issuer's  credit  rating  or the market's
  perception  of an issuer's  creditworthiness    may also affect  the value of the Sub-Trust's
  investment  in that issuer.  The degree  of credit  risk depends  on both the financial  condition  of
  the issuer  and the terms of the obligation.   Investments   in lower rated or unrated  fixed-income
  securities  in which the Sub-Trust  may invest  indirectly,   while generally  providing  greater
  opportunity   for gain and income  than investments   in higher  rated securities,   usually  entail
  greater  risk (including  the possibility   of default  or bankruptcy  of the issuers  of such
  securities).
  The bond price may fluctuate  significantly   as aresult  of achange  in the bond issuer's  rating

  (credibility)   or the possibility   of such change  due to achange  in the issuer's  ability  to repay
  debts,  and the Net Asset Value per unit also may fluctuate  significantly.   In addition,  the Net
  Asset Value per unit may decline  and cause aloss as aresult  of insolvency,   adverse  financial
  conditions  or the credit  status  of the issuer  of the securities  which are invested  substantially.
  If an event of default  occurs,  the bond price may significantly   decline.  Moreover,  in such a
  case, flexible  transactions   may not be allowed  as the liquidity  significantly   declines.
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  (D) Liquidity  Risk. Liquidity  risk exists  when particular  investments   are difficult  to purchase

  or sell. The Sub-Trust's   investments   in less liquid  securities  may reduce  the returns  of the Sub-
  Trust because  it may be unable  to sell the illiquid  securities  at an advantageous   time or price.
  To the extent  that the Sub-Trust's   principal  investment  strategies  involve  non-developed   country
  securities,   derivatives   or securities  with substantial   market  and/or  credit  risk, the Sub-Trust
  will tend to have the greatest  exposure  of liquidity  risk.
  (E) Counterparties   and Brokers.  The financial  institutions   and counterparties,    including  banks

  and brokerage  firms,  with which the Sub-Trust  or adelegate  on behalf  of the Sub-Trust  trades  or
  invests,  may encounter  financial  difficulties   and default  on their respective  obligations   to the
  Sub-Trust.  Any such default  could result  in material  losses  to the Sub-Trust.  In addition,  the
  Sub-Trust  may pledge  collateral  to the counterparties   in order to secure  certain  transactions.
  The Sub-Trust  attempts  to reduce  its exposure  to counterparty   credit  risk by entering  into a

  master  netting  agreement  with each of its counterparties.    The master  netting  agreement  gives the
  Sub-Trust  the right to terminate  all transactions   traded  under such agreement  upon the
  deterioration   in the credit  quality  of the counterparty   beyond  specified  levels.  The master
  netting  agreement  gives each party the right,  upon an event of default  by the other party or a
  termination   of the agreement,  to close out all transactions   traded  under such agreement  and to
  net amounts  owed under each transaction   to one payable  by one party to the other.
  The Sub-Trust's   maximum  risk of loss from counterparty   credit  risk related  to OTC derivatives   is

  generally  the aggregate  unrealized  appreciation   and unpaid  counterparty   payments  in excess  of any
  collateral  pledged  by the counterparty   to the Sub-Trust.  The Sub-Trust  may be required  to pledge
  collateral  for the benefit  of the counterparties   on OTC derivatives   in an amount  not less than
  each counterparty's   unrealized  appreciation   on outstanding   derivative  contracts,  subject  to
  certain  minimum  transfer  provisions,   and such pledged  collateral,   if any, is identified  in the
  Schedule  of Investments.
  (F) Custody  Risk. The Sub-Trust  does not control  the custodianship   of all of its securities.   The

  Custodian  or other banks or brokerage  firms selected  to act as custodians  may become  insolvent,
  causing  the Sub-Trust  to lose all or aportion  of the funds or securities  held by those
  custodians.
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  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
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  (G) Settlement  Risk. Settlement  and clearance  procedures  in certain  foreign  markets  differ

  significantly   from those in the United  States,  the European  Union and Japan.  Foreign  settlement
  and clearance  procedures  and trade regulations   also may involve  certain  risks (such as delays  in
  payment  for or delivery  of securities)   not typically  associated  with the settlement  of U.S.
  investments.   At times,  settlements   in certain  foreign  countries  have not kept pace with the
  number  of securities  transactions.   These problems  may make it difficult  for the Sub-Trust  to
  carry out transactions.   If the Sub-Trust  cannot  settle  or is delayed  in settling  apurchase  of
  securities,   it may miss attractive  investment  opportunities   and certain  of its assets  may be
  uninvested  with no return  earned  thereon  for some period.  If the Sub-Trust  cannot  settle  or is
  delayed  in settling  asale of securities,   it may lose money if the value of the security  then
  declines  or, if it has contracted  to sell the security  to another  party,  the Sub-Trust  could be
  liable  for any losses  incurred.
  (H) Sovereign  and Corporate  Debt Obligations.   The Sub-Trust  mainly  invests  indirectly  in

  Sovereign  Issuers  and corporate  debt obligations.   The Sub-Trust's   investments   may be in sovereign
  issuers  and corporations   that have leveraging,   with other burdens  on cash flow, and therefore
  involve  ahigh degree  of financial  risk. The Sub-Trust  may also make investments   in sovereign
  issuers  and corporate  debt obligations   that have experienced   financial  or operational
  difficulties   or have been otherwise  out-of-favor.   Such investments   may be considered  speculative,
  and the debt obligations   could be adversely  affected  by interest  rate movements,  changes  in the
  general  economic  climate  or the economic  factors  affecting  aparticular  sovereign  issuer  or
  industry,  or specific  developments   within  jurisdictions   and/or  corporations.
  (I) Forward  Foreign  Currency  Contracts.  Forward  currency  contracts  are volatile  and involve

  significant   risks,  including:
  •Credit  Risk -the risk that the counterparty   (the party on the other side of the transaction)

  on aderivative  transaction   will be unable  to honor its financial  obligation  to the Sub-
  Trust.
  •Leverage  Risk -the risk associated  with certain  types of investments   or trading  strategies

  that relatively  small market  movements  may result  in large changes  in the value of an
  investment.   Certain  investments   or trading  strategies  that involve  leverage  can result  in
  losses  that greatly  exceed  the amount  originally  invested.
  •Liquidity  Risk -the risk that certain  securities  may be difficult  or impossible  to sell at

  the time that the seller  would like or at the price that the seller  believes  the security  is
  currently  worth.
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  Because  the Sub-Trust  may use forward  foreign  currency  contracts  to seek to enhance  returns,  its

  investments   will expose  the Sub-Trust  to the risks outlined  above to agreater  extent  than if the
  Sub-Trust  used derivatives   solely  for hedging  purposes.
  6. GUARANTEES  AND INDEMNIFICATION

  The Trustee,  the Manager,  the Administrator   and Custodian,  the Investment  Advisor,  other parties,

  and each of their respective  agents,  principals,   officers,  employees,  and affiliates  are entitled
  to be indemnified   out of the assets  of the Sub-Trust  under certain  circumstances.   Additionally,
  in the normal  course  of business,  the Sub-Trust  enters  into contracts  that contain  avariety  of
  indemnification    clauses.  The Sub-Trust's   maximum  exposure  under these arrangements   is unknown  as
  this would involve  future  claims  that may be made against  the Sub-Trust  that have not yet
  occurred.  However,  the Sub-Trust  has not had prior claims  or losses  pursuant  to these contracts.
  7. INCOME  TAX

  The Sub-Trust  is subject  to the Cayman  Islands  laws in respect  to its tax status.  Under current

  laws of Cayman  Islands,  there are no tax or duty to be levied  on profits,  income  or on gains or
  appreciation,   or any tax in the nature  of estate  duty or inheritance   tax that will apply to any
  property  comprised  in or any income  arising  under the Sub-Trust,  or the unitholders   thereof,  in
  respect  of any such property  or income.  No withholding   tax is applicable  to distributions   by the
  Sub-Trust  or with regard  to the payment  of Net Asset Value on the repurchase  of units.  As a
  result,  no provision  for income  taxes has been made in the financial  statements.
  The Sub-Trust  generally  intends  to conduct  its activities  so as to avoid being treated  as engaged

  in atrade or business  in the United  States  for U.S. federal  income  tax purposes.  Specifically,
  the Sub-Trust  intends  to qualify  for safe harbors  in the Internal  Revenue  Code of 1986, as
  amended,  pursuant  to which the Sub-Trust  will not be treated  as engaged  in such abusiness  if its
  activities  are limited  to trading  in stocks  and securities  or commodities   for its own account.  If
  the Sub-Trust's   income  is effectively   connected  with aU.S. trade or business  carried  on by the
  Sub-Trust,  certain  categories  of income  (including  dividends  and certain  types of interest
  income)  derived  by the Sub-Trust  from U.S. sources  will be subject  to aU.S. tax of thirty
  percent,  which tax is generally  withheld  from such income.
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  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2019
  Authoritative   guidance  on accounting  for and disclosure  of uncertainty   in tax positions

  (Financial  Accounting  Standards  Board-Accounting    Standards  Codification   740) requires  the Trustee
  to determine  whether  atax position  of the Sub-Trust  is more likely  than not to be sustained  upon
  examination,   including  resolution  of any related  appeals  or litigation  processes,  based on the
  technical  merits  of the position.  For tax positions  meeting  the more likely  than not threshold,
  the tax amount  recognized  in the financial  statements  is reduced  by the largest  benefit  that has
  agreater  than fifty percent  likelihood  of being realized  upon ultimate  settlement  with the
  relevant  taxing  authority.  The Trustee  has reviewed  the Sub-Trust's   tax positions  and has
  concluded  that no provision  for taxes is required  in the financial  statements.   There are
  currently  no interests  or penalties  related  to uncertain  tax positions.
  As of December  31, 2019, the tax years that remain  subject  to examination   vary by the major tax

  jurisdictions,   other than the U.S., and under the statute  of limitations   range from the year 2010
  (commencement   of operations)   to current  fiscal  year. The years subject  to examination   by U.S.
  federal  jurisdiction   include  the years of 2010 (commencement   of operations)   through  December  31,
  2019.
  8. FEES AND EXPENSES

  (A) Administrator   and Transfer  Agent Fees. Brown Brothers  Harriman  &Co. (the “Administrator”

  and“Transfer   Agent”)  receives  afee accrued  daily and paid monthly  based on the Net Asset Value
  of the Sub-Trust.  The Administrator   and Transfer  Agent receives  an annual  fee of 0.05% on the
  first $500,000,000   (0.04%  Fund Accounting,   0.01% Transfer  Agent);  0.04% on the next $500,000,000
  (0.03%  Fund Accounting,   0.01% Transfer  Agent)  and 0.03% on assets  over $1,000,000,000   (0.02%  Fund
  Accounting,   0.01% Transfer  Agent).  The Administrator   also receives  an annual  fund accounting
  minimum  fee of $45,000.  The fees earned  by the Administrator   and Transfer  Agent during  the year
  ended December  31, 2019 and outstanding   fees payable,  if any, to the Administrator   and Transfer
  Agent as of December  31, 2019 have been disclosed  in the Statement  of Operations  and the
  Statement  of Assets  and Liabilities,   respectively.
  (B) Custodian  Fees. The Trustee  has acustody  agreement  with the Custodian  for which the

  Custodian  receives  afee calculated  and paid monthly  based on total assets  and transaction
  volume.  The Custodian  earns an annual  minimum  fee of $5,000.  The fees earned  by the Custodian
  during  the year ended December  31, 2019 and outstanding   fees payable,  if any, to the Custodian  as
  of December  31, 2019 have been disclosed  in the Statement  of Operations  and the Statement  of
  Assets  and Liabilities,   respectively.
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  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2019
  (C) Trustee  Fees. The Trustee  receives  afee of 0.01% of the Net Asset Value of the Sub-Trust,

  subject  to aminimum  fee of US$10,000  per annum.  Fees are accrued  daily and paid on amonthly
  basis.  The fees earned  by the Trustee  during  the year ended December  31, 2019 and outstanding
  fees payable,  if any, to the Trustee  as of December  31, 2019 have been disclosed  in the Statement
  of Operations  and the Statement  of Assets  and Liabilities,   respectively.
  (D) Investment  Advisor  Fees. The Investment  Advisor  receives  an annual  fee of 0.38% of the Net

  Asset Value of the Sub-Trust.  Fees are accrued  daily and paid on aquarterly  basis.  The fees
  earned  by the Investment  Advisor  during  the year ended December  31, 2019 and outstanding   fees
  payable,  if any, to the Investment  Advisor  as of December  31, 2019 have been disclosed  in the
  Statement  of Operations  and the Statement  of Assets  and Liabilities,   respectively.
  (E) Agent Company  Fees. Mitsubishi  UFJ Morgan  Stanley  Securities  Co., Ltd. (the“Agent   Company”)

  receives  an annual  fee of 0.05% per annum of the Net Asset Value of each class of the Sub-Trust.
  The Agent Company  ensures  compliance  with the rules and requirements   of the Japan Securities
  Dealer's  Association,   is responsible   for distributing   fund documents,  publicizing   the Net Asset
  Value and making  available  the financial  statements  of the Sub-Trust  in Japan.  Fees are accrued
  daily and made in quarterly  payments.  The fees earned  by the Agent Company  during  the year ended
  December  31, 2019 and outstanding   fees payable,  if any, to the Agent Company  as of December  31,
  2019 have been disclosed  in the Statement  of Operations  and the Statement  of Assets  and
  Liabilities,   respectively.
  (F) Distributor   Fees. Mitsubishi  UFJ Morgan  Stanley  Securities  Co., Ltd., (the “Distributor”)

  receives  afee of 0.45% per annum of the Net Asset Value of each class of the Sub-Trust.  Fees are
  accrued  daily and paid on aquarterly  basis.  The fees earned  by the Distributor   during  the year
  ended December  31, 2019 and outstanding   fees payable,  if any, to the Distributor   as of December
  31, 2019 have been disclosed  in the Statement  of Operations  and the Statement  of Assets  and
  Liabilities,   respectively.
  (G) Manager  Fees. The Manager  receives  afee of 0.04% per annum of the Net Asset Value of the

  Sub-Trust.  Fees are accrued  daily and paid on aquarterly  basis.  The fees earned  by the Manager
  during  the year ended December  31, 2019 and outstanding   fees payable,  if any, to the Manager  as
  of December  31, 2019 have been disclosed  in the Statement  of Operations  and the Statement  of
  Assets  and Liabilities,   respectively.
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  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2019
  (H) Other Expenses.  The Sub-Trust  may bear other expenses  related  to its operations  that are not

  covered  by the investment  advisor,  administrative,    custody  and transfer  agent fees including  but
  not limited  to governmental   fees; brokerage  fees and commissions   and other portfolio  transaction
  expenses;  costs of borrowing  money,  including  interest  expenses;  extraordinary   expenses,
  including  costs of litigation  and indemnification    expenses;  organizational   expenses;  registration
  fees; and audit fees.
  9. RELATED  PARTY TRANSACTIONS

  The Sub-Trust  is permitted  to enter into forward  foreign  currency  contracts  and time deposits

  with Brown Brothers  Harriman  &Co., arelated  party to the Trustee.  All forward  foreign  currency
  contracts  and time deposits  with Brown Brothers  Harriman  &Co. as of December  31, 2019 have been
  disclosed  in the Schedule  of Investments.   During  the year ended December  31, 2019, there was net
  realized  gain of $1,080  on forward  foreign  currency  contracts  with Brown Brothers  Harriman  &Co.
  which is disclosed  in the Statement  of Operations.
  10. RECENT  ACCOUNTING  PRONOUNCEMENTS

  In March 2017, the Financial  Accounting  Standards  Board issued  an Accounting  Standards  Update,

  ASU 2017-08,  Receivable  -Nonrefundable   Fees and Other Costs (Subtopic  310-20),  Premium
  Amortization   on Purchased  Callable  Debt Securities  (“ASU  2017-08”)  which amends  the
  amortization   period  for certain  purchased  callable  debt securities  held at apremium,  shortening
  such period  to the earliest  call date. The ASU 2017-08  does not require  any accounting  change  for
  debt securities  held at adiscount;  the discount  continues  to be amortized  to maturity.  The ASU
  2017-08  is effective  for fiscal  years,  and interim  periods  within  those fiscal  years,  beginning
  after December  15, 2019. Early application   is permitted.
  On August  28, 2018, the FASB issued  an Accounting  Standards  Update,  ASU 2018-13,  Fair Value

  Measurement   (Topic  820): Disclosure  Framework-Changes    to the Disclosure  Requirements   for Fair
  Value Measurement   (“ASU  2018-13”).   ASU 2018-13  modifies  the disclosure  objective  paragraphs  of
  ASC 820 to eliminate  (1)“at  aminimum”from   the phrase“an  entity  shall disclose  at aminimum”
  and (2) other similar“open   ended”disclosure    requirements   to promote  the appropriate   exercise  of
  discretion  by entities.  ASU 2018-13  also eliminates  and modifies  other requirements   under ASC
  820. ASU 2018-13  is effective  for all entities  for fiscal  years,  and interim  periods  within  those
  fiscal  years,  beginning  after December  15, 2019. Early application   is permitted.
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  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2019
  Management  does not expect  the application   of ASU 2017-08  and ASU 2018-13  will have asignificant

  impact  on the Sub-Trust's   financial  statements.
  11. SUBSEQUENT  EVENTS

  Subsequent  to year end, there was an outbreak  of the novel corona  virus (COVID  19) which impacted

  the financial  markets  and the global  economy  as awhole.  The outbreak  of COVID 19 is still on-
  going and the magnitude  of impact  in the financial  markets  is highly  uncertain  and cannot  be
  predicted.  The effect  of this impact  has not been reflected  in these financial  statements  and may
  adversely  affect  future  carrying  value of investments   and results  of operations  of the Series
  Trust.
  The management  has evaluated  all subsequent  transactions   and events  through  April 24, 2020 the

  date on which these financial  statements  were available  to be issued.  Effective  January  1, 2020
  through  April 24, 2020, there were subscriptions   of $733,894  and redemptions   of $1,276,841.
  During  the same period,  there were distributions   of $436,629.  There are no other subsequent
  events  to report  as relates  to the Sub-Trust.
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  Schedule  of Investments
  December  31, 2019
  (Expressed  in United States Dollar)
                 %ofNet

  INVESTMENT  INUNDERLYING  FUND -98.0%       Units      Value
                 Assets
  World Investment  Grade Bond Fund
                   $ 31,898,293
              3,405,060,923    98.0%
  (ASeries Trust ofKokusai Trust) -USD- hedged (F) Class
  TOTAL INVESTMENT  INUNDERLYING  FUND

                 98.0  $ 31,898,293
  (Identified  cost $31,126,664)
                 2.0   663,330

  CASH AND OTHER ASSETS INEXCESS OFLIABILITIES
  NET ASSETS               100.0%  $ 32,561,623

                     *

  Sub-Trust  Level Forward  Foreign  Currency  Contracts  Outstanding   at December  31, 2019 (0.0 %of Net
  Assets)
                   Net Unrealized
       Contract  Settlement    Contract  Unrealized   Unrealized
                   Appreciation/
  Buy Counterparty    Amount  Date  Sell  Amount Appreciation  (Depreciation)
                   (Depreciation)
   Brown Brothers
  AUD      174 01/07/2020  USD   121 $      1  $      -  $      1
   Harriman &Co.
   Citibank N.A.
  AUD     134,739  01/07/2020  USD  94,015   547   -  547
   Citibank N.A.            -  (66)   (66)
  USD     11,396  01/07/2020  AUD  16,332
              $     548  $     (66)  $     482
  AUD-denominated   AUD-hedged  class Forward  Foreign  Currency  Contracts  Outstanding   at December  31, 2019

  (0.8% of Net Assets)
                   Net Unrealized
       Contract  Settlement    Contract  Unrealized   Unrealized
                   Appreciation/
  Buy Counterparty    Amount  Date  Sell  Amount Appreciation  (Depreciation)
                   (Depreciation)
   Citibank N.A.          $   258,540  $      -  $   258,540
  AUD     21,779,212  02/04/2020  USD 15,036,300
  EUR-denominated   EUR-hedged  class Forward  Foreign  Currency  Contracts  Outstanding   at December  31, 2019

  *
  (0.0 %of Net Assets)
                   Net Unrealized
       Contract  Settlement    Contract  Unrealized   Unrealized
                   Appreciation/
  Buy Counterparty    Amount  Date  Sell  Amount Appreciation  (Depreciation)
                   (Depreciation)
   Citibank N.A.          $    1,453  $      -  $    1,453
  EUR     134,767  02/04/2020  USD  149,993
  *

  Azero balance  may reflect  actual  amounts  rounding  to less than 0.05%.
    The accompanying   notes are an integral  part of these financial  statements.

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  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Schedule  of Investments   (continued)
  December  31, 2019
  (Expressed  in United States Dollar)
  At December  31, 2019 the Sub-Trust  owned 31.24%  of the World Investment  Grade Bond Fund's  net

  assets.  The Sub-Trust's   proportional   share of the fair value of individual  issuers  in the
  Underlying  Fund that exceeded  5% of the Sub-Trust's   net asset is as follows:
  GOVERNMENT  BONDS

                  Sub-Trust's  Proportional

  Description         Principal  Amount   Fair Value
                  Share ofFair Value
  Italy Buoni Poliennali  Del Tesoro
  0.400% due on5/15/30
         EUR   753,716  $   827,348  $   258,501
  2.800% due on3/1/67
            96,000    112,098    35,025
  3.000% due on8/1/29
            3,930,000    5,077,017    1,586,290
  3.450% due on3/1/48
            300,000    409,222    127,859
  3.850% due on9/1/49
            174,000    252,578    78,917
  4.750% due on9/1/28                 174,182
            385,000    557,481
  TOTAL GOVERNMENT  BONDS
                  $  2,260,774
    The accompanying   notes are an integral  part of these financial  statements.

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  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Schedule  of Investments   (continued)
  December  31, 2019
  (Expressed  in United States Dollar)
  Value of Derivative  Instruments

  The following  table is asummary  of the Fund's  derivative  positions  inclusive  of potential

  netting  arrangements.   For additional  information   on derivative  instruments,   please  refer to the
  Derivative  Instruments   section  in Note 2and the Risk Factors  section  in Note 5of the
  accompanying   Notes to Financial  Statements.
           Value of  Value of

               Collateral  Collateral
          Derivative   Derivative
                 *  *  **
               Received  Pledged  Net
       Counterparty
           Assets  Liabilities
  Over-the-Counter   Derivatives
  Forward Foreign Currency
  Contracts
       Brown Brothers
             $  -
          $     1     $    -  $    -  $    1
       Harriman &Co.
       Citibank N.A.   260,540   (66)   -  - 260,474
  Total Derivatives  subject toMaster
             $    (66)
          $  260,541     $    -  $    -  $ 260,475
  Netting Agreements
  Total Over-the-Counter   Derivatives
  per the Schedule ofAssets and     $  260,541  $    (66)
  Liabilities
  *

  Actual  collateral  received  or pledged,  if any, may be more than disclosed  in the table above.
  **
  Net amount  represents  the receivable/(payable)     that would be due from/(to)  the counterparty   in
  an event of default.  Netting  is allowed  across  transactions   traded  under the same legal
  agreement  with the same legal entity.
  Currency  Abbreviations:

  AUD -Australian  Dollar
  EUR -Euro
  USD -United States Dollar
    The accompanying   notes are an integral  part of these financial  statements.

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  (2)【2018年12月31日終了年度】
   ①【貸借対照表】
    コクサイ・ケイマン・トラスト-外貨建       世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクション
       (ケイマン諸島籍 オープン・エンド型投資信託)
          資産負債計算書
          2018年12月31日現在
          (米ドルで表示)
               米ドル    千円

  資産
  投資先ファンドへの投資(取得原価:25,259,536米ドル)              24,072,983    2,572,680
  現金              539,345    57,640
  外国為替予約取引に係る未実現評価利益               1,299    139
  未収金:
                1,246    133
  投資有価証券売却
  資産合計             24,614,873    2,630,591
  負債

  当座借越               73    8
  外国為替予約取引に係る未実現評価損失              180,537    19,294
  未払金:
  決済済為替予約取引              91,235    9,750
  専門家報酬              58,891    6,294
  販売報酬              28,989    3,098
  印刷費              27,474    2,936
  投資顧問報酬              23,536    2,515
  管理事務代行報酬および名義書換事務代行報酬              12,635    1,350
  保管報酬              4,498    481
  代行協会員報酬              3,220    344
  受託報酬              2,520    269
                2,477    265
  管理報酬
  負債合計              436,085    46,604
  純資産              24,178,788    2,583,987
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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
  純資産
  豪ドル建 豪ドルヘッジクラス              8,945,402    955,995
  ユーロ建 ユーロヘッジクラス              195,221    20,863
               15,038,165    1,607,129
  米ドル建 米ドルヘッジクラス
               24,178,788    2,583,987
  発行済受益証券口数

  豪ドル建 豪ドルヘッジクラス              159,558  口
  ユーロ建 ユーロヘッジクラス              183,760  口
  米ドル建 米ドルヘッジクラス              177,345  口
  受益証券1口当たり純資産価格

  豪ドル建 豪ドルヘッジクラス               56.06    5,991 円
  ユーロ建 ユーロヘッジクラス               1.0624    114 円
  米ドル建 米ドルヘッジクラス               84.80    9,063 円
   注記は、財務書類と不可分のものである。

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   ②【損益計算書】
    コクサイ・ケイマン・トラスト-外貨建       世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクション
       (ケイマン諸島籍 オープン・エンド型投資信託)
           損益計算書
          2018年12月31日終了年度
          (米ドルで表示)
               米ドル    千円

  費用
  販売報酬              125,238    13,384
  投資顧問報酬              104,810    11,201
  専門家報酬              64,579    6,902
  管理事務代行報酬および名義書換事務代行報酬              52,408    5,601
  印刷費              39,093    4,178
  保管報酬              16,346    1,747
  代行協会員報酬              13,914    1,487
  管理報酬              11,032    1,179
  受託報酬              10,296    1,100
                1,684    180
  登録手数料
   費用合計             439,400    46,959
                (439,400)    (46,959)

  投資純損失
  実現および未実現利益(損失):

  実現純利益(損失):
  投資先ファンドの売却             (384,624)    (41,105)
  投資先ファンドからの実現利益分配             1,035,016    110,612
                (722,490)    (77,213)
  外国通貨取引および外国為替予約取引
  実現純損失              (72,098)    (7,705)
  未実現評価利益(損失)の純変動:
  投資先ファンドへの投資             (1,046,563)    (111,846)
                (410,840)    (43,906)
  外国通貨取引および外国為替予約取引
  未実現評価損失の純変動             (1,457,403)    (155,753)
               (1,529,501)    (163,458)

  実現および未実現評価損失(純額)
               (1,968,901)    (210,416)

  運用による純資産の純減少
   注記は、財務書類と不可分のものである。

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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
    コクサイ・ケイマン・トラスト-外貨建       世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクション
       (ケイマン諸島籍 オープン・エンド型投資信託)
          純資産変動計算書
          2018年12月31日終了年度
          (米ドルで表示)
               米ドル    千円

  運用による純資産の純増加(減少)
  投資純損失             (439,400)    (46,959)
  実現純損失              (72,098)    (7,705)
               (1,457,403)    (155,753)
  未実現評価損失の純変動
   運用による純資産の純減少            (1,968,901)    (210,416)
  受益者への分配              (1,314,239)    (140,453)

               (3,593,292)    (384,015)
  サブ・ファンドの受益証券取引による純資産の純減少
  純資産の純減少
               (6,876,432)    (734,884)
  純資産

               31,055,220    3,318,871
  期首
  期末              24,178,788    2,583,987
   注記は、財務書類と不可分のものである。

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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
    コクサイ・ケイマン・トラスト-外貨建       世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクション
       (ケイマン諸島籍 オープン・エンド型投資信託)
         純資産変動計算書(続き)
          2018年12月31日終了年度
          (米ドルで表示)
          豪ドル建 豪ドル       ユーロ建 ユーロ

          ヘッジクラス       ヘッジクラス
  サブ・ファンドの受益証券取引
  受益証券口数
  発行       12,230 口      40,000 口
         (48,045)       (62,100)
  買戻し        口       口
  受益証券口数の純変動       (35,815)  口     (22,100)  口
  金額

  発行       756,332  米ドル  80,829 千円  47,616 米ドル  5,089 千円
        (2,974,461)    (317,881)    (68,830)    (7,356)
  買戻し        米ドル   千円   米ドル   千円
  サブ・ファンドの受益証券取引による
        (2,218,129)  米ドル  (237,051)  千円  (21,214)  米ドル  (2,267) 千円
  純減少
          米ドル建 米ドル

          ヘッジクラス
  サブ・ファンドの受益証券取引
  受益証券口数
  発行       28,204 口
         (43,959)
  買戻し        口
  受益証券口数の純変動       (15,755)  口
  金額

  発行      2,482,699  米ドル  265,326  千円
        (3,836,648)    (410,023)
  買戻し        米ドル   千円
  サブ・ファンドの受益証券取引による
        (1,353,949)  米ドル  (144,697)  千円
  純減少
   注記は、財務書類と不可分のものである。

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    コクサイ・ケイマン・トラスト-外貨建       世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクション
       (ケイマン諸島籍 オープン・エンド型投資信託)
          財務ハイライト
          2018年12月31日終了年度
          (米ドルで表示)
  受益証券1口当たり主要データ

                  ユーロ建 ユーロ
            豪ドル建 豪ドル
                    (2)
                  ヘッジクラス
            ヘッジクラス
           米ドル   日本円   米ドル   日本円
            67.88    7,254  1.1869   127
  期首受益証券1口当たり純資産価格
   ±
  投資純損失
            (0.99)    (106)  (0.0177)    (2)
  投資対象に係る実現および未実現評価損失
            (7.24)    (774)  (0.0997)    (11)
  (純額)
  投資運用による損失合計
            (8.23)    (880)  (0.1174)    (13)
            (3.59)    (384)  (0.0071)    (1)
  受益者への分配
  期末受益証券1口当たり純資産価格          56.06    5,991  1.0624   114
     (1)

  トータル・リターン
           (12.47) %     (10.36) %
  期末純資産:         8,945,402   955,995,112   195,221  20,863,268

  平均純資産に対する費用の比率          1.60 %     1.56 %
  平均純資産に対する投資純利益の比率          (1.60) %     (1.56) %
            米ドル建 米ドル

            ヘッジクラス
           米ドル   日本円
            90.88    9,712
  期首受益証券1口当たり純資産価格
   ±
  投資純損失
            (1.38)    (147)
  投資対象に係る実現および未実現評価損失
            (1.10)    (118)
  (純額)
  投資運用による損失合計
            (2.48)    (265)
            (3.60)    (385)
  受益者への分配
  期末受益証券1口当たり純資産価格          84.80    9,063
     (1)

  トータル・リターン
            (2.75) %
  期末純資産:         15,038,165   1,607,128,694

  平均純資産に対する費用の比率          1.59 %
  平均純資産に対する投資純利益の比率          (1.59) %
  ± 当年度の平均発行済受益証券口数に基づいて計算された。

  (1)トータル・リターンは、再投資された分配金の影響を踏まえたものである。
  (2)注記2に記載の通り、ユーロ建      ユーロヘッジクラスの受益証券1口当たり純資産価格は、小数第4位未満を端数処理して
  計算される。
   注記は、財務書類と不可分のものである。

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  コクサイ・ケイマン・トラスト-外貨建        世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクション
  (ケイマン諸島籍 オープン・エンド型投資信託)
  財務書類に対する注記

  2018年12月31日終了年度
  1.組織

   外貨建  世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクション(以下「サブ・ファンド」という。)は、

  コクサイ・ケイマン・トラスト(以下「ファンド」という。)のサブ・ファンドであり、ケイマン諸島
  (以下「ケイマン諸島」という。)のオープン・エンド型投資信託として2010年10月26日に設立された。
  ファンドは、ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・トラスト・カンパニー(ケイマン)リミテッド(以下
  「受託会社」という。)およびルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.(以下「管理会社」
  という。)の間で締結された2010年8月3日付信託証書に従って、ケイマン諸島の法律に基づいて設立さ
  れた。
   受託会社は、ケイマン諸島の銀行・信託会社法(改正済)に基づいて信託会社として業務を行う免許を

  受けている。
   サブ・ファンドの受益証券は、複数のクラスが発行されている。現在、管理会社によって、豪ドル建 

  豪ドルヘッジクラス、ユーロ建 ユーロヘッジクラスおよび米ドル建 米ドルヘッジクラスの3クラスの
  受益証券の募集が行われている。
   サブ・ファンドの主たる投資目的は、日本を除く世界の投資適格の信用格付(BBB格相当以上)を有

  する社債およびソブリン債に主として投資を行うコクサイ・トラストのサブ・ファンドであるワールド・
  インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの米ドルヘッジクラス(F)(以下「投資先ファンド」とい
  う。)へ主に投資することにより、安定したインカムゲインの確保と信託財産の成長を目指すことであ
  る。投資先ファンドは、日本企業が日本国外において円以外の通貨建で発行した社債へ投資することがあ
  る。
   サブ・ファンドの機能通貨および報告通貨は米ドル(以下「機能通貨」または「米ドル」という。)で

  ある。受託会社は、任意の運用通貨によるクラスを設定することができる。受益証券の発行および買戻し
  は、そのクラスの運用通貨で処理され、受益証券口当たり純資産価格は、当該運用通貨で計算および値付
  けされる。豪ドル建 豪ドルヘッジクラスの運用通貨は豪ドルであり、ユーロ建 ユーロヘッジクラスで
  はユーロ、米ドル建 米ドルヘッジクラスでは米ドルである。2018年12月31日現在、豪ドル建 豪ドル
  ヘッジクラスおよびユーロ建 ユーロヘッジクラスの運用通貨建での1口当たり純資産価格は、それぞれ
  79.60豪ドルおよび0.9272ユーロであった。
   サブ・ファンドの各クラスは、投資先ファンドへの投資を通じて、主として世界の投資適格債に投資す

  る。
   サブ・ファンドはASC 946の指針の解釈上、投資会社の定義に該当する。

   サブ・ファンドの投資顧問会社は、三菱UFJ国際投信株式会社(以下「投資顧問会社」という。)で

  ある。
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  2.重要な会計方針
   サブ・ファンドの財務書類は、2018年1月1日からサブ・ファンドの会計年度末である2018年12月31日

  までの期間を反映している。以下は、サブ・ファンドが、アメリカ合衆国において一般に公正と認められ
  る会計原則(以下「U.S.GAAP」という。)に準拠した財務書類を作成するにあたり継続して従っ
  ている重要な会計方針の要約である。U.S.GAAPに準拠した財務書類の作成は、財務書類上の報告
  金額および開示に影響を及ぼす見積りおよび仮定を行うことを経営者に要求している。実際の結果は、こ
  れらの見積りと異なることがある。
  (A)受益証券の純資産価額の決定

   サブ・ファンドの純資産価額は、管理事務代行報酬、弁護士報酬、監査報酬ならびにその他の専門家
  報酬および費用を含むがこれに限定されないサブ・ファンドのすべての資産および負債を考慮して計算
  される。「営業日」とは、(1)ニューヨーク、ロンドンおよび東京において国、州もしくは地域の銀行
  が営業を行っている日で、かつ(2)ロンドン証券取引所およびニューヨーク証券取引所が取引を行って
  いる日、または管理会社が随時決定するその他の日をいう。
   ユーロ建 ユーロヘッジクラスの純資産価額および受益証券1口当たり純資産価格は、ブラウン・ブ

  ラザーズ・ハリマン・アンド・カンパニー(以下「管理事務代行会社」という。)により、各営業日の
  営業終了時点において小数第4位未満を四捨五入して計算される。ユーロ建 ユーロヘッジクラス以外
  のクラスは、管理事務代行会社により、各営業日の営業終了時点において小数第2位未満を四捨五入し
  て計算される。
  公正価値測定

   サブ・ファンドは、U.S.GAAPに基づく公正価値測定および開示に関する権威ある指針に従っ
  て、公正価値測定に使用される評価技法へのインプットを優先順位付けする階層における投資の公正価
  値を開示している。この階層は、同一の資産または負債の活発な市場における未調整の公表価格に基づ
  く評価を最も高い優先順位(レベル1測定)とし、評価にとって重要な観察不能なインプットに基づく
  評価を最も低い優先順位(レベル3測定)としている。当該指針が設定する3つのレベルの公正価値の
  階層は以下の通りである。
   ・レベル1-公正価値測定には、同一の資産または負債の活発な市場における未調整の公表価格が用

      いられる。
   ・レベル2-公正価値測定には、レベル1に含まれる公表価格以外のインプットで、資産または負債

      に関して直接的(すなわち、価格)または間接的(すなわち、価格から派生するもの)
      に観察可能なものが用いられる。
   ・レベル3-公正価値測定には、観察可能な市場データに基づかない資産または負債のインプット

      (観察不能なインプット)を含む評価技法が用いられる。
   インプットは、多様な評価技法の適用に使用されるものであり、概して、市場参加者が評価の決定に

  用いる仮定(リスクの仮定を含む。)のことをいう。インプットは、価格情報、具体的かつ広範な信用
  情報、流動性統計ならびにその他の要素を含むことがある。公正価値ヒエラルキーにおける金融商品の
  レベルは、公正価値測定において重要なインプットの最低レベルに基づいている。ただし、いかなる場
  合に「観察可能」であるかの決定は、投資顧問会社による重大な判断が要求される。投資顧問会社は、
  観察可能データとは、容易に入手可能な、定期的に配布されるまたは更新される、信頼できかつ検証可
  能な、非占有の、また該当市場に活発に参加する独立した情報源によって提供された市場データである
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  と考えている。ヒエラルキーにおける金融商品の分類は、商品の価格決定の透明性に基づいており、受
  託会社が認識する当該商品のリスクと必ずしも一致しない。
   2018年12月31日現在、投資先ファンドに対する投資は純資産価格で評価され、デリバティブはレベル

  2インプットに基づき評価された。サブ・ファンドは、その投資信託およびデリバティブへの投資を評
  価するために「マーケット・アプローチ」という評価技法を使用している。サブ・ファンドは、投資会
  社のための会計指針に従って1株当たり純資産価格で計算された投資先ファンドに対する投資の公正価
  値を見積もるにあたり、U.S.GAAPに準拠した正式な解釈指針に従う。その結果、当該投資対象
  の1株当たり純資産価格が、公正価値を表象しているとサブ・ファンドが判断した場合には、サブ・
  ファンドは、投資先ファンドに対する投資の公正価値を当該投資対象の1株当たり純資産価格(または
  これに相当するもの。)で計上し、それ以上の調整(「実務的な方法」)は行わない。投資会社のため
  の会計指針は、サブ・ファンドが実務的な方法を行うことについて、報告対象の測定日現在の投資会社
  のための会計指針に準拠して決定された投資対象の1株当たり純資産価格である場合に限り認めてい
  る。投資先ファンドに対する投資は、各営業日の最終純資産価額に基づく公正価値で評価される。
  デリバティブ商品

   デリバティブ商品は、取引所取引または店頭(以下「OTC」という。)での相対取引が可能であ
  る。上場デリバティブ(例えば、先物契約、上場オプション契約および外国為替予約取引)は通常、そ
  れらが活発に取引されているとみなされるか否かに応じて公正価値階層のレベル1またはレベル2に分
  類される。
   受託会社は、入手可能かつ信頼性があると考えられる場合、観察可能なインプット(取引相手方、

  ディーラーまたはブローカーから受領した気配値)を用いてOTCデリバティブ(外国為替予約取引を
  含む。)を評価する。評価モデルが使用される場合、OTCデリバティブの価値は、金融商品の契約条
  件および同商品に内在する固有のリスク、ならびに観察可能なインプットの入手可能性および信頼性に
  左右される。かかるインプットには参照有価証券の市場価格、イールド・カーブ、クレジット・カーブ
  および当該インプットの相関性が含まれる。一般的な外国為替予約取引のような店頭デリバティブは、
  市場データによる裏付けが通常可能なインプットを有しているため、レベル2として分類される。
   これらのOTCデリバティブのうち、流動性が低いかまたはインプットが観察不能なものはレベル3

  に分類される。これらの流動性の低いOTCデリバティブの評価に、レベル1および/またはレベル2
  のインプットが利用される場合がある一方、これらの評価には公正価値測定にとって重要と考えられる
  他の観察不能なインプットも含まれる。各測定日現在、受託会社は、観察可能なインプットを反映する
  ためレベル1およびレベル2のインプットを更新するが、その結果生じる損益は、観察不能なインプッ
  トの重要性に起因してレベル3に反映される。
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   以下の表は、2018年12月31日現在の評価ヒエラルキー内の項目およびレベルごとの資産負債計算書に
         *
  計上された金融商品を示している。
        同一の投資対象

           重要なその他   重要な
        の活発な市場に        純資産価格で
           の観察可能な   観察不能な     2018年12月31日
        おける未調整の         評価した
           インプット   インプット     現在の公正価値
         公表価格        投資額
           (レベル2)   (レベル3)
         (レベル1)
   *
  投資対象
         米ドル   米ドル   米ドル   米ドル   米ドル
  投資先ファンドへの投資

  コクサイ・トラストのサブ・ファンド
  であるワールド・インベストメント・         -   -   - 24,072,983   24,072,983
  グレード・ボンド・ファンド-米ドル
  ヘッジクラス(F)
  投資先ファンドへの投資合計         -   -   - 24,072,983   24,072,983

     **
  金融デリバティブ商品
  資産

           -  1,299   -   -  1,299
  外国為替予約取引に係る未実現評価益
  負債

           -  (180,537)    -   -  (180,537)
  外国為替予約取引に係る未実現評価損
  * 

   有価証券の分類に関するより詳細な情報は、投資有価証券明細表に記載されている。
  **
   外国為替予約取引等の金融デリバティブ商品は、商品に係る未実現評価益/(評価損)で評価されて
   いる。
   2018年12月31日終了年度中に、レベル間での移動はなかった。ワールド・インベストメント・グレー

  ド・ボンド・ファンドは年度末に各レベルから移動した投資対象について説明する。
   2018年12月31日現在、レベル3の評価をされた有価証券はなかった。

  (B)投資取引および投資収益

   財務報告の目的上、投資先ファンドへの投資の売買は約定日現在で計上される。損益は個別法に基づ
  き計上される。投資先ファンドからの収益または実現利益の分配は、配当落ち日に計上される。投資先
  ファンドによる元本の払戻しに係る分配は投資原価の減額として計上される。受取配当金は、分配日時
  点の比例配分に基づいてクラスに配分される。
  (C)費用

   サブ・ファンドは、投資顧問報酬、管理事務代行報酬および会計報酬、保管報酬、名義書換事務代行
  報酬、監査報酬ならびにサブ・ファンドの運用に関連するその他の費用を含むが、これらに限定されな
  い自己の費用を負担する。費用項目は発生主義に基づき計上される。
  (D)分配方針

   管理会社は、その裁量により、毎月15日に、各クラスについて分配を宣言することができる。分配
  は、サブ・ファンドの純投資収益、純実現および未実現キャピタル・ゲインおよび分配可能な元本から
  行われる。分配は、受益者に対して、分配の宣言時から起算して5営業日以内に行われる。
   2018年12月31日に終了した年度中に宣言され支払われた分配は、以下の通りである。

  受益者に対する分配                金額(米ドル)

            161/346


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  豪ドル建 豪ドルヘッジクラス                  639,287
  ユーロ建 ユーロヘッジクラス                  1,491

  米ドル建 米ドルヘッジクラス                  673,461

  合計                  1,314,239

  (E)現金および外国通貨

   サブ・ファンドの機能通貨および報告通貨は、米ドルである。保有する外国有価証券、通貨ならびに
  その他の資産および負債の公正価値は、毎営業日の実勢為替レートに基づいて、サブ・ファンドの機能
  通貨に換算される。為替レートの変動による保有通貨ならびにその他の資産および負債の変動は、未実
  現為替差損益として計上される。投資有価証券の実現損益および未実現評価損益ならびに収益および費
  用は、それぞれの取引日および報告日に換算される。投資有価証券およびデリバティブに係る為替レー
  ト変動の影響は、損益計算書において、当該証券の市場価格および評価額の変動の影響と区別されない
  が、純実現および未実現損益に含まれている。
  (F)外国為替予約取引

   サブ・ファンドは、サブ・ファンドの有価証券の一部または全部に関する通貨エクスポージャーを
  ヘッジするため、もしくは投資戦略の一環として、計画設定された有価証券売買に関連する外国為替予
  約取引を締結する。外国為替予約とは、将来において定められた価格で通貨を売買する2当事者間の契
  約である。外国為替予約レートの変動に伴い、外国為替予約取引の公正価値は変動する。外国為替予約
  取引は、価格供給機関から入手したレートに基づいて、日次で時価評価され、サブ・ファンドは評価額
  の変動を未実現損益として計上する。契約締結時の価値と契約終了時の価値との差額に相当する実現損
  益は、通貨の受渡し時に計上される。クラス固有の外国為替取引から生じる損益はそれら固有のクラス
  に配分される。2018年12月31日現在の外国為替予約取引は投資有価証券明細表に記載されている。
   サブ・ファンドは、投資有価証券をヘッジするため、または収益を拡充するために、デリバティブ商

  品を使用することがある。デリバティブは、その他のタイプの商品よりも、サブ・ファンドが、そのリ
  スク・エクスポージャーをより迅速かつ効果的に増減させることを可能にする。
   サブ・ファンドは、予定ヘッジを含むヘッジ目的で外国為替予約取引を利用することができる。ヘッ

  ジは、サブ・ファンドがその他のサブ・ファンドの保有財産に伴うリスクを相殺するためにデリバティ
  ブを利用する戦略である。ヘッジは、損失を減らすことができる一方で、市場がサブ・ファンドの予測
  とは異なる態様で変動した場合またはデリバティブのコストがヘッジの利益を超えた場合には、利益を
  減少させもしくは排除させ、または損失を生じさせる可能性もある。ヘッジは、デリバティブ価額の変
  動がサブ・ファンドが期待したとおりにヘッジされていた当該保有財産の変動に合致しないリスクも伴
  い、その場合、ヘッジされていた保有財産についての損失が減少せず、増加することがある。サブ・
  ファンドのヘッジ戦略が、リスクを減少させ、またはヘッジ取引が利用可能となるかもしくは費用効率
  が良くなるという保証はない。サブ・ファンドは、ヘッジの利用を要求されているわけではなく、それ
  ぞれ利用しないことを選択することもできる。リターンの強化を目指したデリバティブの利用は、投機
  的とみなされることがある。
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   ASC 815-10-50は、デリバティブ商品およびヘッジ活動に関する開示を要求している。これはす
  なわち、サブ・ファンドに、a)事業体がデリバティブ商品をどのように、またなぜ使用するのか、
  b)デリバティブ商品および関連するヘッジ対象がどのように会計処理されるのか、ならびにc)デリ
  バティブ商品が事業体の財政状態、財務成績およびキャッシュ・フローにどのような影響を及ぼすのか
  について、当ファンドが開示することを要求している。
   外国為替予約取引の公正価値は資産負債計算書に含まれ、公正価値の変動は実現利益(損失)または

  未実現利益(損失)の純変動として損益計算書に反映される。当年度において、サブ・ファンドのデリ
  バティブ商品取引は外国為替予約取引のみで構成されていた。
  2018年12月31日現在の資産負債計算書におけるデリバティブ商品の公正価値

  ASC 815に基づくヘッジ商品として計上されていないデリバティブ
                     *
                  外国為替リスク
  位置
                  (米ドル)
  デリバティブ資産

  外国為替予約取引に係る未実現評価益                   1,299

  デリバティブ負債

  外国為替予約取引に係る未実現評価損                  (180,537)

  *

   総評価額は、資産負債計算書中の未決済の外国為替予約取引に係る未実現評価益(評価損)で表示され
   ている。
  2018年12月31日に終了した年度の損益計算書におけるデリバティブ商品の影響

  ASC 815に基づくヘッジ商品として計上されていないデリバティブ
                  外国為替リスク
  位置
                  (米ドル)
  運用の結果として認識されたデリバティブに係る実現利益/(損失)

  外国為替予約取引に係る純実現損失                  (721,812)

  運用の結果として認識されたデリバティブに係る未実現評価益/(評価損)の

  変動
  外国為替予約取引に係る未実現評価損の純変動                  (410,825)

   2018年12月31日に終了した年度における未決済の外国為替予約取引の月間平均想定元本は、以下のと

  おりであった。
       *              **

  サブ・ファンド・レベル                  57,754
                  $
  豪ドル建 豪ドルヘッジクラス                $ 11,347,917

  ユーロ建 ユーロヘッジクラス                $  241,511

  *

   全てのクラスのために保有された外国為替予約取引
  **
   外国為替予約取引は、当年度のうち5か月間保有された。
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   サブ・ファンドは、一定の取引相手方との間で随時締結される、店頭デリバティブおよび外国為替契
  約を管理する国際スワップ・デリバティブ協会マスター契約、国際外国為替マスター契約または外国為
  替およびオプションのマスター契約といったマスター・ネッティング契約の当事者である。マスター・
  ネッティング契約は、とりわけ当事者の一般的義務、表明、合意、担保要件、デフォルト事由および早
  期終了に関する条項を含むことがある。
   担保要件は、サブ・ファンドと各取引相手方との間の正味ポジションに基づいて決定される。担保

  は、現金または米国政府もしくは関連機関によって発行された債務証券の形式またはサブ・ファンドお
  よび適用可能な取引相手方によって合意されたその他の証券の形式が認められている。サブ・ファンド
  に提供された担保(もしあれば)は、マスター契約の条項に従って、一定の取引相手方に関しては、サ
  ブ・ファンドの保管会社によって分別勘定で保管され、また、売却可能または再担保差入れ可能な金額
  に関しては、投資有価証券明細表で表示される。サブ・ファンドが差し入れた非現金の担保(もしあれ
  ば)は、サブ・ファンドの保管会社によって分別され、投資有価証券明細表で特定される。2018年12月
  31日現在、サブ・ファンドが担保として差し入れた有価証券または現金はなかった。
   サブ・ファンドに適用ある終了事由は、サブ・ファンドの純資産が、一定の期間にわたり特定の基準

  値を下回った場合に発生することがある。取引相手方に適用ある終了事由は、取引相手方の信用格付が
  特定レベルを下回った場合に発生することがある。いずれの場合も、発生時に、その他の当事者は早期
  終了を選択し、終了当事者の合理的な決定に基づき、当該早期終了から生じた損失および費用の支払を
  含むすべての未決済のデリバティブおよび為替契約の決済を行うことがある。サブ・ファンドの一また
  は複数の取引相手方による早期終了を選択する決定は、サブ・ファンドの将来のデリバティブ取引に影
  響を及ぼす可能性がある。
  3.投資先ファンド

   本「3.投資先ファンド」中の以下の情報は、投資先ファンドの2018年12月31日の監査済み財務書類か

  ら抜粋されたもので、投資先ファンドの2018年12月31日現在の情報と一致している。
  3.1.投資先ファンドの設立

   ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンド(以下「ワールド・インベストメント・

  グレード・ボンド・ファンド」という。)は、ケイマン諸島のオープン・エンド型投資信託として2009
  年9月2日に設立されたコクサイ・トラストの2つ目のサブ・ファンドである。コクサイ・トラスト
  は、ケイマン諸島の法律に基づいて設立された信託会社であるインタートラスト・トラスティーズ(ケ
  イマン)リミテッド(以下「投資先ファンドの受託会社」という。)が行った信託宣言に従って設立さ
  れた。ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、2010年4月19日付で運用を開始
  した。
   インタートラスト・トラスティーズ(ケイマン)リミテッドは、注記3において投資先ファンドの受

  託会社と呼ばれるが、これは注記1に定義されるファンドの受託会社(ブラウン・ブラザーズ・ハリマ
  ン・トラスト・カンパニー(ケイマン)リミテッド)と区別するための手段に過ぎない。
   ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、三菱UFJ国際投信株式会社によっ

  て設立された日本の投資信託のために設立された。
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   ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、ケイマン諸島のミューチュアル・
  ファンド法(改正済)(以下「ミューチュアル・ファンド法」という。)に基づく投資信託として規制
  され、ケイマン諸島政府から課税免除認可書を取得している。コクサイ・トラストおよびワールド・イ
  ンベストメント・グレード・ボンド・ファンドの受益証券のいずれも、1933年米国証券法に基づいて登
  録されておらず、またその予定もない。またコクサイ・トラストは、1940年米国投資会社法に基づいて
  登録されておらず、またその予定もない。
   投資先ファンドの受託会社は、ケイマン諸島の銀行・信託会社法(改正済)に基づいて信託会社とし

  て業務を行う免許を受けている。
   現在、7クラスの受益証券が投資者に対して募集されている。米ドルヘッジクラス(F)を除く各クラス

  は、日本円で募集される。米ドルヘッジクラス(F)は、米ドルで募集される。米ドルヘッジクラス(F)を
  除く各クラスは、各クラスの通貨について、対米ドルでヘッジが行われている。
   ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの機能通貨および報告通貨は米ドル(以

  下「機能通貨」または「米ドル」という。)である。投資先ファンドの受託会社は、任意の運用通貨に
  よるクラスを設定することができる。受益証券の申込みおよび買戻しは、そのクラスの運用通貨で処理
  され、受益証券1口当たり純資産価格は、当該運用通貨で計算および値付けされる。豪ドルクラス、ブ
  ラジル・レアルクラス、中国元クラス、インドネシア・ルピアクラス、日本円クラスおよび米ドルクラ
  スの運用通貨は日本円であり、米ドルヘッジクラス(F)では米ドルである。2018年12月31日現在、豪ドル
  クラス、ブラジル・レアルクラス、中国元クラス、インドネシア・ルピアクラス、日本円クラスおよび
  米ドルクラスの運用通貨建の1口当たり純資産価格は、それぞれ0.7334円、0.4478円、1.0332円、
  0.6908円、0.7773円および1.0415円であった。
   ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの投資目的は、主として世界の投資適格

  債および政府債に投資し、米ドル以外の通貨のエクスポージャーはヘッジすることにより、インカムゲ
  インの確保と信託財産の成長を目指すことである。米ドルの通貨エクスポージャーは、各クラスの通貨
  に対するヘッジが行われる。ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、米ドル
  ヘッジクラス(F)について、ヘッジを行わない。
   ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、投資会社であり、したがって、米国

  財務会計基準審議会(FASB)会計基準コディフィケーション・トピック946「金融サービス-投資会
  社」の投資会社に係る会計および報告に関する指針に従う。
   ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの投資顧問会社は、JPモルガン・ア

  セット・マネジメント(UK)リミテッド(以下「投資顧問会社」という。)である。
  3.2.投資先ファンドの重要な会計方針の要約

   ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの財務書類は、2018年1月1日から、

  ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの会計年度末である2018年12月31日までの
  期間を反映している。以下は、アメリカ合衆国において一般に公正と認められる会計原則(以下「U.
  S.GAAP」という。)に準拠した財務書類を作成するにあたり継続して従っている重要な会計方針
  の要約である。U.S.GAAPに準拠した財務書類の作成は、財務書類上の報告金額および開示に影
  響を及ぼす見積りおよび仮定を行うことを経営者に要求している。実際の結果は、これらの見積りと異
  なることがある。
  (A)受益証券の純資産価額の決定

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    ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・アンド・カンパニー(以下「管理事務代行会社」という。)
   は、投資先ファンドの受託会社の最終的な許可の下、ワールド・インベストメント・グレード・ボン
   ド・ ファンドのすべての資産評価を行う。ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファン
   ドの純資産価額は、ロンドンの銀行またはロンドン株式市場の休日を除く毎「営業日」(ニューヨー
   ク証券取引所ならびにニューヨーク市および日本の銀行が営業を行っている日)および投資先ファン
   ドの受託会社が決定するその他の日(以下、それぞれ「決算日」という。)に計算される。ワール
   ド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの純資産価額は、管理事務代行報酬、弁護士報
   酬、監査報酬ならびにその他の専門家報酬および費用を含むがこれらに限定されない、ワールド・イ
   ンベストメント・グレード・ボンド・ファンドのすべての資産および負債を考慮して計算される。
    各クラスの受益証券1口当たり純資産価格は、純資産価額が米ドル建で算出される米ドルヘッジク

   ラス(F)を除き、日本円建で計算され、米ドルに換算される。各クラスの受益証券1口当たり純資産価
   格は、通常、ロンドンの銀行またはロンドン株式市場の休日を除く毎営業日に計算され、受益証券1
   口当たり純資産価格の数値は、小数第6位に調整される。
  (B)有価証券評価

    純資産価額の計算の目的上、市場相場が容易に入手可能なポートフォリオ有価証券およびその他の
   資産は公正価値で表示される。公正価値は通常、直近に報告された売却価格、または売却が報告され
   ていない場合、相場報告システム、定評のあるマーケット・メーカーまたは価格決定サービスにより
   入手された相場に基づき決定される。
    市場相場が容易に入手可能でない有価証券およびその他の資産は、投資先ファンドの受託会社の最

   終的な権限に従い、投資顧問会社の助力を得て、管理事務代行会社により誠実に決定された公正価値
   で評価される。管理事務代行会社は、市場相場が容易に入手可能でない状況において有価証券および
   その他の資産を評価する方法を採用している。例えば、日次の市場相場が容易に入手可能でない一定
   の有価証券または投資は、管理事務代行会社により設定された指針に従って、その他の有価証券また
   は指数を参照して決定される。
    国内および海外の確定利付証券および非上場デリバティブは、通常、定評のあるマーケット・メー

   カーまたは価格決定サービスより入手された相場に基づき評価される。独立した価格決定サービスか
   ら入手した価格は、マーケット・メーカーにより提供された情報、または類似の特徴を有する投資ま
   たは有価証券に関連する利回りデータから入手した市場価値の見積りを使用したものである。遅延引
   渡基準で購入された一定の確定利付証券は、先渡決済日に決済されるまで日次で時価評価される。満
   期までの期日が60日以下の短期投資は、公正価値に近似する償却原価で表示される。上場オプショ
   ン、上場先物および上場先物オプションは、関連取引所により決定される決済価格で評価される。機
   能通貨以外の通貨で当初評価された投資有価証券は、価格決定サービスから入手した為替レートを用
   いて機能通貨に換算される。その結果、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンド
   の受益証券の純資産価格は、機能通貨に関連する通貨の評価額の変動に影響を受ける。米国外の市場
   で取引されている、または機能通貨以外の通貨建有価証券の評価額は、ニューヨーク証券取引所が休
   日で、投資者が受益証券を購入できない、買戻請求できないまたは取引できない日に純資産価額が変
   動することによって、重大な影響を受けることがある。
    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの有価証券または資産の評価額に重大

   な影響を与える事象が、該当市場が閉じた後に生じた場合を含め、直近または信頼性のある市場デー
   タ(例えば、取引情報、買呼値/売呼値の情報、ブローカー気配)が欠如した状況において、市場相
   場は、容易に入手不可でないとみなされる。さらに、特別な状況に起因して、有価証券が取引されて
   いる取引所または市場が全日開かず、その他の市場価格も入手できない場合、市場相場は、容易に入
   手不可でないとみなされる。投資先ファンドの受託会社は、ワールド・インベストメント・グレー
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   ド・ボンド・ファンドの有価証券または資産の評価額に重大な影響を与え得る事象を監視し、また当
   該重大な事象を考慮して、該当有価証券および資産の評価額が再評価されるべきか否かを決定する責
   任を負っている。
    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドが純資産価額を決定するために、公正

   価値を決定する場合、有価証券は、取引されている主たる市場からの相場に基づいて価格決定される
   よりもむしろ、投資顧問会社または投資顧問会社の指示で行為する者により、公正価値を正確に反映
   すると判断されるその他の方法で価格を決定されることがある。公正価値の決定には、有価証券の評
   価額について、主観的な判断が要求されることがある。ワールド・インベストメント・グレード・ボ
   ンド・ファンドの方針は、純資産価額の計算結果が、価格決定時点の有価証券の評価額を公正に反映
   していることを意図する一方で、投資先ファンドの受託会社またはその指示で行為する者が決定する
   公正価値が、価格決定時に有価証券が売却(例えば、強制的にまたは業績悪化による売却。)された
   場合にワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドが入手し得る価格を正確に反映し
   ているかについて、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは保証できない。
   ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドによって使用される価格は、当該有価証
   券が売却された場合の実現価格と異なることがあり、かかる差異が財務書類に対して重大な差異とな
   り得る。
   公正価値測定

    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、U.S.GAAPに基づく公正価
   値測定および開示に関する権威ある指針に従って、公正価値測定に使用される評価技法へのインプッ
   トを優先順位付けする階層における投資の公正価値を開示している。この階層は、同一の資産または
   負債の活発な市場における未調整の公表価格に基づく評価を最も高い優先順位(レベル1測定)と
   し、評価にとって重要な観察不能なインプットに基づく評価を最も低い優先順位(レベル3測定)と
   している。当該指針が設定する3つのレベルの公正価値の階層は以下の通りである。
   ・レベル1-公正価値測定には、同一の資産または負債の活発な市場における未調整の公表価格が

      用いられる。
   ・レベル2-公正価値測定には、レベル1に含まれる公表価格以外のインプットで、資産または負

      債に関して直接的(すなわち、価格)または間接的(すなわち、価格から派生するも
      の)に観察可能なものが用いられる。
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   ・レベル3-公正価値測定には、観察可能な市場データに基づかない資産または負債のインプット
      (観察不能なインプット)を含む評価技法が用いられる。
    インプットは、多様な評価技法の適用に使用され、市場参加者が評価の決定に用いる想定(リスク

   の想定を含む。)を幅広く参照する。インプットは、価格情報、具体的かつ広範な信用情報、流動性
   統計ならびにその他の要素を含むことがある。公正価値ヒエラルキーにおける金融商品のレベルは、
   公正価値測定において重要なインプットの最低レベルに基づいている。ただし、いかなる場合に「観
   察可能」であるかの決定は、投資顧問会社による重大な判断が要求される。投資顧問会社は、観察可
   能データとは、容易に入手可能な、定期的に配布されるまたは更新される、信頼できかつ検証可能
   な、非占有の、また該当市場に活発に参加する独立した情報源によって提供された市場データである
   と考えている。ヒエラルキーにおける金融商品の分類は、商品の価格決定の透明性に基づいており、
   投資先ファンドの受託会社が認識する当該商品のリスクと必ずしも一致しない。
   投資有価証券

    投資有価証券は、活発な市場における公表価格に基づいて評価されているため、一定の金融市場証
   券を含め、レベル1に分類される。投資先ファンドの受託会社は、ワールド・インベストメント・グ
   レード・ボンド・ファンドが当該商品について大きなポジションを有し、売却によって公表価格に相
   当の影響を与える可能性がある状況においても、公表価格の調整を行わない。
    活発であるとみなされない市場において取引されるが、公表市場価格、ディーラー相場、または観

   察可能なインプットに裏付けられた代替価格情報に基づいて評価される投資有価証券は、レベル2に
   分類される。これには、投資適格社債およびソブリン債が含まれる。レベル2の投資有価証券には、
   活発な市場で取引されていないおよび/または譲渡制限付きのポジションが含まれるため、その評価
   額は、非流動性および/または非譲渡性を反映すべく、一般的には入手可能な市場情報に基づいて、
   調整されることがある。
   デリバティブ商品

    デリバティブ商品は、取引所取引または店頭での相対取引が可能である。上場デリバティブ(例え
   ば、先物契約および上場オプション契約)は通常、それらが活発に取引されているとみなされるか否
   かに応じて公正価値階層のレベル1またはレベル2に分類される。
    投資先ファンドの受託会社は、入手可能かつ信頼性があると考えられる場合、観察可能なインプッ

   ト(取引相手方、ディーラーまたはブローカーから受領した気配値)を用いてOTCデリバティブ
   (外国為替予約取引を含む。)を評価する。評価モデルが使用される場合、OTCデリバティブの価
   値は、金融商品の契約条件および同商品に内在する固有のリスク、ならびに観察可能なインプットの
   入手可能性および信頼性に左右される。かかるインプットには参照有価証券の市場価格、イールド・
   カーブ、クレジット・カーブおよび当該インプットの相関性が含まれる。一般的な先渡のような一部
   の店頭デリバティブは、市場データによる裏付けが通常可能なインプットを有しているため、レベル
   2として分類される。
    これらのOTCデリバティブのうち、流動性が低いかまたはインプットが観察不能なものはレベル

   3に分類される。これらの流動性の低いOTCデリバティブの評価に、レベル1および/またはレベ
   ル2のインプットが利用されることがある一方、これらの評価には公正価値測定にとって重要と考え
   られる他の観察不能なインプットも含まれる。
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    以下の表は、2018年12月31日現在の評価ヒエラルキー内の項目およびレベルごとの資産負債計算書
          *
   に計上された金融商品を示している。
        同一の投資対象の    重要なその他の

               重要な観察不能な
        活発な市場における    観察可能な      2018年12月31日
                インプット
        未調整の公表価格    インプット      現在の公正価値
               (レベル3)
        (レベル1)    (レベル2)
  *

  投資
         米ドル    米ドル   米ドル   米ドル
  債務証券:
  オーストラリア         -  2,796,391     -  2,796,391
  オーストリア         -  139,584    -  139,584
  ベルギー         -  389,657    -  389,657
  カナダ         -  4,791,995     -  4,791,995
  フィンランド         -  124,865    -  124,865
  フランス         -  9,000,667     -  9,000,667
  ドイツ         -  1,603,286     -  1,603,286
  香港         -  111,589    -  111,589
  アイルランド         -  2,748,478     -  2,748,478
  イタリア         -  1,441,367     -  1,441,367
  ジャージー         -  1,113,486     -  1,113,486
  ルクセンブルグ         -  1,394,191     -  1,394,191
  オランダ         -  5,195,446     -  5,195,446
  ポルトガル         -  467,569    -  467,569
  スペイン         -  3,349,784     -  3,349,784
  スウェーデン         -  903,340    -  903,340
  スイス         -  2,443,639     -  2,443,639
  英国         -  9,987,144     -  9,987,144
  アメリカ合衆国         -  51,674,238     -  51,674,238
  短期証券
  定期預金        1,370,205     -   -  1,370,205
  投資有価証券合計        1,370,205   99,676,716     -  101,046,921
     **
  金融デリバティブ商品
  資産
  外国為替予約取引         -  1,564,503     -  1,564,503
  先物契約         527    -   -   527
  負債
  外国為替予約取引         -  (295,651)     -  (295,651)
  先物契約        (193,025)     -   -  (193,025)
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   * 
    有価証券の分類に関するより詳細な情報は、投資有価証券明細表に記載されている。
   **
    外国為替予約取引および先物契約等の金融デリバティブ商品は、商品に係る未実現評価益/(評価
    損)で評価されている。
    2018年12月31日に終了した年度中に、レベル間で移動はなかった。ワールド・インベストメント・

   グレード・ボンド・ファンドは年度末に各レベルから移動した投資対象について説明する。
    2018年12月31日現在、レベル3の評価をされた有価証券はなかった。

  (C)有価証券取引および投資収益

    財務報告の目的上、有価証券取引は取引日現在において計上される。発行日取引基準または遅延引
   渡基準で売買される有価証券は、取引日から1ヶ月後またはそれより後に決済される場合がある。有
   価証券の売却による実現損益は個別法に基づき計上される。有価証券のプレミアムおよびディスカウ
   ントは、実効利回り基準に基づき償却/増価される。ディスカウントの増価およびプレミアムの償却
   で調整された受取利息は、発生主義で計上される。回収が期待されない有価証券の利息収入は認識さ
   れない。その他の収入は定期預金の受取利息を含む場合がある。
  (D)費用

    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、次の費用を含むがこれらに限定さ
   れない、運営費用を負担することがある。すなわち、弁護士報酬、英文目論見書の作成と配布費用を
   含む受益証券の継続募集関連費用、印刷および郵便費用、届出報酬および費用、会計、監査および納
   税準備費用、コンサルタント報酬、税金、訴訟および特別費用(もしあれば。)、支払利息(買戻契
   約およびワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドによる借入れによる利息を含
   む。)、保管報酬、管理事務代行報酬、投資先ファンドの受託会社の報酬、リスク計算サービス手数
   料、銀行手数料、ブローカー手数料(オプション取引を含む。)、スプレッド、有価証券のマーク
   アップ、スワップおよび為替予約、ショートポジションにかかる支払配当、通貨ヘッジ費用、ならび
   にその他の投資および運営費用である。
  (E)分配方針

    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、米ドルヘッジクラス(F)に関して、
   2010年4月16日付のサブ・ファンドにかかる決議および2010年11月18日付のサブ・ファンドにかかる
   決議における承認に従って、分配(現金または現物を問わない。)の支払を各クラスについて宣言お
   よび手配する。分配は、(1)純実現キャピタル・ゲイン(ヘッジ・ポジションを含む。)、純未実現
   キャピタル・ゲインおよび純利益から拠出されるプラスの合計金額、ならびに(2)有価証券ポート
   フォリオの利回りに基づく理論上の見積収益からファンド費用と通貨ヘッジ・プレミアム(費用)を
   控除した金額、すなわち、それぞれのクラスの純資産総額にポートフォリオ利回りを乗じて算出され
   る金額、のいずれか大きい額で考慮される。
    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、各クラスの受益者に対して、月次

   で管理事務代行会社によって上記の方法で決定されたいずれか大きい金額の分配を宣言し、再投資を
   行う。ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、前月の最終営業日または投資
   先ファンドの受託会社がその単独の裁量によって決定するその他の日(以下「記録日」という。)に
   当月の分配を宣言し、通常、当月の10日目の暦日より前(営業日でない場合もしくはロンドンの銀行
   またはロンドンの証券取引所が休業日の場合には翌営業日)かまたは、投資先ファンドの受託会社が
   その単独の裁量によって決定したその他の日(以下「配当日」という。)において当該分配を行う。
   各クラスの受益者は、分配金の再投資を選択しているため、受益証券は、該当分配日に発行される。
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    2018年12月31日に終了した年度中に宣言され、再投資された分配金は、以下の通りである。
  受益者に対する分配                金額(米ドル)

  豪ドルクラス                  128,103

  ブラジル・レアルクラス                  455,166

  中国元クラス                  36,035

  インドネシア・ルピアクラス                  303,167

  日本円クラス                  1,373,945

  米ドルクラス                  162,103

  米ドルヘッジクラス(F)                  1,035,016

  合計                  3,493,535

  (F)ソブリン債

    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、主に新興国を含むソブリン債発行
   体が発行または保証するソブリン債証券に投資することができる。ソブリン債に対する投資は、高度
   のリスクを伴う。ソブリン債の返済を管理する政府機関は、かかる債務の要項に従って期限が到来し
   た際に、元本および/または利息を返済することができないかまたはその意思がないことがある。期
   限の到来している元本および利息を適時に返済する政府機関の意思または能力は、特に、そのキャッ
   シュ・フローの状況、外貨準備の程度、支払期限が到来している日付に十分な外国為替が利用できる
   かどうか、経済全体に対する債務返済負担の相対的な規模、国際通貨基金に対する政府機関の方針お
   よび政府機関が服することになる政治的な制約といった要因により影響を受けることがある。政府機
   関はまた、自己の債務の元本および利息の滞納額を削減するために、米国以外の政府、多国間機関お
   よびその他の国際組織からの期待される支出に依存していることもある。このような支出を行う当該
   政府、政府機関およびその他における約定は、経済改革および/または経済活動、ならびにかかる債
   務者の債務の適時の返済の実施が条件となっていることがある。こうした改革の実施、このような水
   準の経済活動の達成、または期限が到来した際に、元本および利息の返済ができないことにより、政
   府機関に資金を貸し付けるという当該第三者の約定が解除されることになる場合があり、それによ
   り、債務を適時に返済するというかかる債務者の能力または意思がさらに損なわれることがある。結
   果として、政府機関が自己のソブリン債を履行しない場合がある。
    ソブリン債の保有者は、かかる債務の繰延べに参加すること、および政府機関に対して追加貸付け

   を行うことを要請される場合がある。政府機関による不履行の場合、かかる債務の回収のための効果
   的な法的救済手段は、ほとんどないかまったくないことがある。
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  (G)現金および外国通貨
    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの機能通貨および報告通貨は、米ドル
   である。保有する米ドル以外の通貨建有価証券、通貨ならびにその他の資産および負債の公正価値
   は、毎営業日の実勢為替レートに基づいて、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファ
   ンドの機能通貨に換算される。為替レートの変動による保有通貨ならびにその他の資産および負債の
   変動は、未実現為替差損益として計上される。投資有価証券の実現損益および未実現評価損益ならび
   に収益および費用は、それぞれの取引日および報告日に換算される。投資有価証券およびデリバティ
   ブに係る為替レート変動の影響は、損益計算書において、当該証券の市場価格および評価額の変動の
   影響と区別されないが、純実現および未実現損益に含まれている。
  (H)定期預金

    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、投資顧問会社の判断に従い、ブラ
   ウン・ブラザーズ・ハリマン・アンド・カンパニー(以下「保管会社」という。)を通じて、余剰現
   金残高をひとつまたは複数の適格預金機関の翌日払定期預金に預け入れる。これは、ワールド・イン
   ベストメント・グレード・ボンド・ファンドの投資有価証券明細表において、短期投資に分類されて
   いる。2014年6月の欧州中央銀行による預金金利の引下げにより、ユーロ建の短期投資の利率は0%
   を下回ることがある。欧州および日本の中央銀行による預金金利の引下げにより、ユーロ建および円
   建の短期投資の利率は0%を下回ることがある。
  (I)外国為替予約取引

    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、ワールド・インベストメント・グ
   レード・ボンド・ファンドの有価証券の一部または全部に関する通貨エクスポージャーをヘッジする
   ため、もしくは投資戦略の一環として、計画設定された有価証券売買に関連する外国為替予約取引を
   締結することができる。外国為替予約取引とは、将来において定められた価格で通貨を売買する2当
   事者間の契約である。外国為替レートの変動に伴い、外国為替予約取引の公正価値は変動する。外国
   為替予約取引は、価格供給機関から入手したレートに基づいて、日次で時価評価され、ワールド・イ
   ンベストメント・グレード・ボンド・ファンドは評価額の変動を未実現損益として計上する。契約締
   結時の価値と契約終了時の価値との差額に相当する実現損益は、通貨の受渡し時に計上される。これ
   らの契約には、資産負債計算書に反映された未実現損益を上回る市場リスクが含まれる場合がある。
   さらに、取引相手方が契約条件を履行できない場合、または通貨価値が基準通貨に対して不利に変動
   した場合、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドはリスクにさらされる可能性
   がある。ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドはまた、日本円投資者の為替リ
   スクヘッジの目的で外国為替予約取引を締結することが認められている。クラス固有の外国為替取引
   から生じる損益はそれら固有のクラスに配分される。2018年12月31日現在の外国為替予約取引は投資
   有価証券明細表に記載されている。
  (J)先物契約

    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、先物契約を締結することがある。
   ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、有価証券市場に対するエクスポー
   ジャーまたは金利変動および通貨価値変動に対するエクスポージャーを管理する目的で先物契約を締
   結することがある。先物契約の利用に関連する主たるリスクは、ワールド・インベストメント・グ
   レード・ボンド・ファンドが保有する有価証券の市場価値変動と先物契約の価格との間の不完全な相
   関関係、市場の流動性が低い可能性、および取引相手方が債務不履行に陥る可能性である。先物契約
   は、日々の公表決済価格に基づいて評価される。先物契約の締結に際し、ワールド・インベストメン
   ト・グレード・ボンド・ファンドは、ブローカーまたは取引所の当初証拠金規定に従い、先物ブロー
   カーに現金または米国政府および政府機関債を預託することを要する。先物契約は日々値洗いされ、
   評価額の変動(「変動マージン」)による未払金または未収金は、ワールド・インベストメント・グ
   レード・ボンド・ファンドによって適切に計上される。損益は認識されるが、契約が満了または終了
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   するまでは実現されたとみなされない。先物契約は、資産負債計算書に開示される変動マージンを上
   回る、様々な程度の、損失リスクを伴う。2018年12月31日現在の先物契約は投資有価証券明細表に記
   載されている。
  (K)デリバティブ商品

    ASC 815-10-50は、デリバティブ商品およびヘッジ活動に関する開示を要求している。これは
   すなわち、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドに、a)事業体がデリバティ
   ブ商品をどのように、またなぜ使用するのか、b)デリバティブ商品および関連するヘッジ対象がど
   のように会計処理されるのか、ならびにc)デリバティブ商品が事業体の財政状態、財務成績および
   キャッシュ・フローにどのような影響を及ぼすのかについて、当ファンドが開示することを要求して
   いる。ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、デリバティブ商品をASC 
   815に基づくヘッジ商品に指定しない。
    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、先物契約および外国為替予約取引

   を含む様々なデリバティブ商品(各商品の主たるリスク・エクスポージャーを金利リスク、信用リス
   クまたは為替リスクとする。)を主に売買目的で、取引することができる。外国為替予約取引の公正
   価値は資産負債計算書に含まれ、公正価値の変動は実現利益(損失)または未実現利益(損失)の純
   変動として損益計算書に反映される。当年度において、ワールド・インベストメント・グレード・ボ
   ンド・ファンドのデリバティブ商品取引は外国為替予約取引および先物契約で構成されていた。
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    2018年12月31日現在の資産負債計算書におけるデリバティブ商品の公正価値
     ASC 815に基づくヘッジ商品として計上されていないデリバティブ
              *

           外国為替リスク
                金利リスク    合計
  位置
                (米ドル)    (米ドル)
            (米ドル)
  デリバティブ資産

  外国為替予約取引に係る未実現評価益          1,564,503      -  1,564,503

        **
  先物契約に係る未実現評価益
              -    527   527
            1,564,503     527  1,565,030

  デリバティブ負債

  外国為替予約取引に係る未実現(評価損)           (295,651)     -  (295,651)

         **
  先物契約に係る未実現(評価損)
              -   (193,025)   (193,025)
             (295,651)    (193,025)   (488,676)

   * 

    総評価額は、資産負債計算書中の未決済の外国為替予約取引に係る未実現評価益または未実現評価
    損の勘定科目で表示されている。
   **
    デリバティブ商品の公正価値は、投資有価証券明細表で報告されている先物契約の累積評価益また
    は評価損を含む。資産負債計算書内では現在の変動証拠金のみ報告されている。
    2018年12月31日に終了した年度の損益計算書におけるデリバティブ商品の影響

     ASC 815に基づくヘッジ商品として計上されていないデリバティブ
           外国為替リスク    金利リスク    合計

  位置
            (米ドル)    (米ドル)    (米ドル)
  運用の結果として認識されたデリバティブ

  に係る実現利益/(損失)
  外国為替予約取引に係る純実現利益           265,297     -  265,297

              -   164,908   164,908

  先物契約に係る純実現利益
             265,297    164,908   430,205

  運用の結果として認識されたデリバティブ

  に係る未実現評価益/(評価損)の変動
  外国為替予約取引に係る未実現評価益の純

            2,267,420      -  2,267,420
  変動
              -   (267,355)   (267,355)

  先物契約に係る未実現(評価損)の純変動
            2,267,420    (267,355)   2,000,065

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    2018年12月31日に終了した年度における未決済の外国為替予約取引の月間平均想定元本は、おおよ
   そ以下の通りであった。
      *

   ファンド・レベル
                  $ 68,109,801
   クラスA-豪ドルクラス               $  3,488,141

   クラスB-ブラジル・レアルクラス               $  6,181,709

   クラスC-中国元クラス               $  605,462

   クラスD-インドネシア・ルピアクラス               $  3,465,494

   クラスE-日本円クラス               $ 75,927,380

   *

   全てのクラスのために保有された外国為替予約取引
    2018年12月31日に終了した年度における未決済の先物契約の月間平均想定元本は、約21,203,556米

   ドルであった。
    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、一定の取引相手方との間で随時締

   結される、店頭デリバティブおよび外国為替契約を管理する国際スワップ・デリバティブ協会マス
   ター契約、国際外国為替マスター契約または外国為替およびオプションのマスター契約といったマス
   ター・ネッティング契約の当事者である。マスター契約は、とりわけ当事者の一般的義務、表明、合
   意、担保要件、デフォルト事由および早期終了に関する条項を含むことがある。
    先物は取引所または清算機関で取引または清算される。一般的に取引所取引または清算取引は、店

   頭取引よりもファンドへの取引相手方のリスクが少ない。取引所または清算機関は、契約上、ワール
   ド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドとブローカーの間に介在するため、信用リスク
   は、一般的に取引所または清算機関および清算機関の会員の不履行に限られる。取引所取引および清
   算取引のためにワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドが差し出した証券(もし
   あれば)は、投資有価証券明細表で特定される。
    担保要件は、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドと各取引相手方との間の

   正味ポジションに基づいて決定される。担保は、現金または米国政府もしくは関連機関によって発行
   された債務証券の形式またはワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドおよび適用
   可能な取引相手方によって合意されたその他の証券の形式が認められている。ワールド・インベスト
   メント・グレード・ボンド・ファンドに提供された担保(もしあれば)は、マスター・ネッティング
   契約の条項に従って、一定の取引相手方に関しては、保管会社によって分別勘定で保管され、また、
   売却可能または再担保差入れ可能な金額に関しては、投資有価証券明細表で表示される。ワールド・
   インベストメント・グレード・ボンド・ファンドが差し入れた担保(もしあれば)は、保管会社に
   よって分別され、投資有価証券明細表で特定される。2018年12月31日現在、担保として差し入れた有
   価証券または現金はなかった。
    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドに適用ある終了事由は、ワールド・イ

   ンベストメント・グレード・ボンド・ファンドの純資産が、一定の期間にわたり特定の基準値を下
   回った場合に発生することがある。取引相手方に適用ある終了事由は、取引相手方の信用格付が特定
   レベルを下回った場合に発生することがある。いずれの場合も、発生時に、その他の当事者は早期終
   了を選択し、終了当事者の合理的な決定に基づき、当該早期終了から生じた損失および費用の支払を
   含むすべての未決済のデリバティブおよび為替契約の決済を行うことがある。ワールド・インベスト
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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
   メント・グレード・ボンド・ファンドの一または複数の取引相手方による早期終了を選択する決定
   は、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの将来のデリバティブ取引に影響を
   及ぼす可能性がある。
  (L)受益証券

    2018年12月31日現在、すべての発行済受益証券は、三菱UFJ国際投信株式会社が設立した二つの
   関連会社(受益者)の名義で保有されている。当該二受益者は、純資産に対して100%の持分を保有し
   ている。
    現在、豪ドルクラス、ブラジル・レアルクラス、中国元クラス、インドネシア・ルピアクラス、円

   クラス、米ドルクラスおよび米ドルヘッジクラス(F)の7クラスの受益証券が、投資者に募集されてい
   る。
    投資先ファンドの受託会社は、現在の受益者の合意を得ることなく、異なる募集または機能通貨に

   よる新規のサブ・ファンドおよび/またはクラスを設定することができる。
   受益証券の申込み

    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、ロンドン証券取引所またはロンド
   ンの銀行の休業日を除く各営業日またはワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンド
   の裁量により決定されたその他の時刻を「申込日」とする受益証券の申込みを受諾する。投資先ファ
   ンドの受託会社またはその委託者は、それぞれの単独の裁量により、受益証券の申込みを受諾または
   拒絶することができる。各クラスの受益証券1口当たりの最低発行価格は1.0000円である。ただし、
   受益証券1口当たりの最低発行価格が0.01米ドルである米ドルヘッジクラス(F)を除く。投資先ファン
   ドの受託会社またはその委託者は、裁量により、受益証券の申込みを受諾または拒絶する権利を有す
   る。ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの各投資者は、各クラスについて、
   最低当初発行金額は10,000,000円(または、100,000米ドル相当の日本円)である。ただし、最低当初
   発行金額が100,000米ドルである米ドルヘッジクラス(F)を除く。前述の最低継続発行金額は、各クラ
   スの受益証券に適用される。投資先ファンドの受託会社またはその委託者は、最低当初金額は100,000
   米ドルを下回らないことを条件として、その単独裁量により最低当初発行金額を放棄することができ
   る。追加受益証券は、申込日における当該クラスの受益証券1口当たり純資産価格で発行される。
    受益証券は、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドによって募集される。

   ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドは、受益証券の販売から手数料またはそ
   の他の代償を受領しない。
    受益証券は、ロンドン証券取引所またはロンドンの銀行の休業日を除く各営業日に、各クラスの受

   益証券1口当たり1.0000円を当初価格として継続的に募集される。投資先ファンドの受託会社または
   その委託者は、裁量により、受益証券の申込みを受諾または拒絶することができる。ワールド・イン
   ベストメント・グレード・ボンド・ファンドの各投資者の最低当初発行金額は、各円建クラスについ
   て、10,000,000円であり、米ドルヘッジクラス(F)については100,000米ドルである(最低当初発行金
   額は100,000米ドルまたは当該金額相当の日本円による金額を下回らない。)。
    受益証券の申込みを行うにあたり、将来の投資者は、すべて記入済みの申込書を申込日に管理事務

   代行会社に提出しなければならない。申込人はまた、申込日の後3営業日の午後5時(ニューヨーク
   時間)より前(または管理事務代行会社が認める場合には延期された期間より前)にワールド・イン
   ベストメント・グレード・ボンド・ファンドが受領するよう、申込金の送金について、管理事務代行
   会社との間で協議しておかなければならない。管理事務代行会社は、申込書を受領した後、当該申込
   みがワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドによって受諾されたかまたは拒絶さ
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   れたかを速やかに申込人に通知する。申込金は、管理事務代行会社方、ワールド・インベストメン
   ト・グレード・ボンド・ファンド宛に送金されなければならない。
    すべての申込書および申込金は、申込書の記載事項に従ってワールド・インベストメント・グレー

   ド・ボンド・ファンドに引き渡されなければならない。申込みが拒絶された場合、払込まれた申込金
   は、速やかに申込人の元の口座に利息を付さずに払い戻される。米ドルヘッジクラス(F)を除く各クラ
   スの申込みは、日本円で行われなければならない。米ドルヘッジクラス(F)の申込みは、米ドルで行わ
   れなければならない。すべての申込みは、取消不能である。投資先ファンドの受託会社またはその委
   託者は、申込みの一部のみを受諾することができ、影響を与える申込人に対しては速やかに通知を行
   う。
   買戻し

    ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの受益者は、ロンドン株式市場または
   ロンドンの銀行の休日およびワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの裁量によ
   るその他の日時を除く各営業日(かかる日を「買戻日」という。)に、保有する受益証券のすべてま
   たは一部を買戻すようワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドに請求することが
   できる。買戻しが当該買戻日に処理されるためには、ワールド・インベストメント・グレード・ボン
   ド・ファンドの受益者は、買戻日の特定の時間(以下に定義される。)の前に、ワールド・インベス
   トメント・グレード・ボンド・ファンドの管理事務代行会社に対して買戻請求書を提出しなければな
   らない。特定の時間より後に受領された買戻請求は、次の買戻日に受領されたものとみなされる。
    特定の日時とは、ニューヨーク証券取引所が引ける前、または投資先ファンドの受託会社によって

   適切とみなされる日時をいう。
    買戻請求には、買戻日およびワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの受益者

   が買戻す受益証券の割合、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・ファンドの受益者の受
   益証券口数の詳細または買戻される受益証券の円建の金額のいずれかを明記しなければならない。買
   戻価格は、当該クラスの買戻日における受益証券1口当たり純資産価格に等しい。米ドルヘッジクラ
   ス(F)に関する買戻代金の支払は通常、買戻日から3営業日以内に、日本円または米ドルで行われる。
  (M)報酬および費用

    投資先ファンドが負担する費用は会計処理および管理報酬、保管報酬、名義書換事務代行報酬、投
   資顧問報酬、投資先ファンドの受託会社の報酬ならびに投資先ファンドの運用に関連するその他の費
   用を含むがこれらに限らない。これらの報酬は、サブ・ファンドによって、投資先ファンドへの投資
   の純資産価格を通して間接的に支払われる。
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  4.受益証券
   2018年12月31日現在、サブ・ファンドによって発行されたすべての受益証券は、純資産に対して100%の

  持分を保有する1名の受益者名義で保有されている。
  (A)受益証券の申込み

   当初払込日(当該日を含む。)以後、サブ・ファンドの受益証券は、各営業日において、関連する申
  込注文が受諾された当該営業日の関連するクラス受益証券の1口当たり純資産価格で発行される。特定
  の営業日に取り扱われるためには、管理会社が別段の合意をしない限り、取得申込書類が、当該営業日
  の指定時刻までに管理事務代行会社に受領されなければならない。指定時刻を過ぎた後に受領された取
  得申込みは、翌営業日に受領されたものとみなされる。
   申込金額は、管理会社が別段の合意をしない限り、適用される営業日(当該営業日を含む。)から4

  営業日目に保管会社により受領されなければならない。受益証券の発行に関して券面は発行されない
  が、(明示的に要求された場合)受益証券の発行の確認書が、管理事務代行会社により交付される。た
  だし、申込手取金の支払が保管会社に受領されることを条件とする。管理会社、受託会社および管理事
  務代行会社は、それぞれの単独の裁量により、受益証券の申込みの全部または一部を拒絶する権利を有
  する。
   受益者は、マネー・ロンダリング防止法(随時改正される。)、テロ防止法(随時改正される。)、

  ケイマン諸島刑事訴訟法(随時改正される。)および管理事務代行会社に適用されるマネー・ロンダリ
  ング防止法の要求に従い、マネー・ロンダリング防止手続の遵守を要求される。
   当初申込期間の後、発行価格の3.0%(税別)を上限とする申込手数料が課され、日本における販売会

  社により留保されることがある。
  (B)受益証券買戻し

   当初払込日(当該日を含む。)以後、受益者は、いずれかの営業日に自己の受益証券の全部または一
  部を買い戻すことができる。受益証券の買戻しの申込みが取引日に処理されるためには、当該申込み
  は、取引日の指定時刻前に管理事務代行会社により受領されなければならない。指定時刻後に受領され
  た申込みは、翌取引日に受領されたものとみなされる。
   管理会社、受託会社および管理事務代行会社は、それぞれの単独の裁量で、受益証券の買戻請求の全

  部または一部を拒絶する権利を留保する。
   買戻請求は、管理会社が別途同意しないかぎり、受益者により取り消すことができない。

   受益証券の買戻価格は、買戻請求が受諾された取引日現在の当該クラスの受益証券1口当たり純資産

  価格とする。管理事務代行会社は、該当する場合、買戻しを行う受益者に送金された買戻代金から第三
  者手数料または源泉徴収税を控除することができる。
   買戻しは1口単位で行われなければならない。

   買戻代金の支払は通常、適用される取引日(同日を含む)から4営業日目に行われるかまたは関係す

  る市場において銀行が決済を行っていない場合においては該当する取引日後可能な限り速やかに行われ
  る。
  5.リスク要因

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   受益証券は、相当の損失リスクを伴う投機的な非流動証券であり、サブ・ファンドに対する投資が完全

  な投資プログラムを反映するものではなく、かつサブ・ファンドに対する投資のリスクを十分に理解し、
  かかるリスクを負う能力を有する投資に精通した個人による投資のみに適している。サブ・ファンドによ
  る債務証券に対する集中によって一部のポートフォリオに不適切となることがある。以下のリスクについ
  ての要約に記載されたサブ・ファンドならびにサブ・ファンドの投資対象およびポートフォリオに関する
  言及は、サブ・ファンドおよび投資先ファンドの投資対象およびポートフォリオに関する複合的リスクに
  ついて言及するものである。サブ・ファンドに対する投資に伴うすべてのリスクの完全なリストとされる
  ものではない以下の勘案事項は、サブ・ファンドに対する投資を行う前に慎重に評価されるべきである。
  (A)為替リスク

  投資先ファンド
   投資先資産の米ドル建以外の通貨エクスポージャーは、米ドルにヘッジされ、米ドル金利が投資先資
  産の米ドル以外の通貨建の金利より低い場合、投資先ファンドがヘッジ・コストを負担する。完全に為
  替リスクを排除することはできない。
  米ドル建 米ドルヘッジクラス

   サブ・ファンドが主要投資対象とする投資信託証券の組入資産について、当該投資信託証券において
  原則として対米ドルで為替取引を行い、原資産通貨と米ドルとの間の為替変動リスクの低減をはかる
  が、完全に為替リスクを排除することはできない。米ドル金利が当該組入資産にかかる通貨の金利より
  低い場合、その金利差相当分の為替取引コストが投資者にかかることに留意されたい。
  豪ドル建 豪ドルヘッジクラス

   サブ・ファンドが主要投資対象とする投資信託証券は、米ドルについて為替取引が行われており、同
  クラスにおいて原則として米ドルは豪ドルヘッジクラスにおいて対豪ドルで為替取引が行われ、米ドル
  と豪ドルとの間の為替変動リスクの低減をはかるが、完全に為替リスクを排除することはできない。ま
  た、豪ドル金利が米ドル金利より低い場合、豪ドルと米ドルとの金利差相当分の為替取引コストが投資
  者にかかることに留意されたい。
  ユーロ建 ユーロヘッジクラス

   サブ・ファンドが主要投資対象とする投資信託証券は、米ドルについて為替取引が行われており、同
  クラスにおいて原則として米ドルはユーロヘッジクラスにおいて対ユーロで為替取引を行い、原資産通
  貨とユーロとの間の為替変動リスクの低減をはかるが、完全に為替リスクを排除することはできない。
  また、ユーロ金利が米ドル金利より低い場合、ユーロと米ドルとの金利差相当分の為替取引コストが投
  資者にかかることに留意されたい。
  (B)金利変動リスク

   実質的に投資している債券の発行国・地域の金利水準が上昇(低下)した場合には、一般的に債券価
  格は下落(上昇)し、受益証券1口当たり純資産価格の変動要因となる。金利変動に伴う債券価格の変
  動は、デュレーション(デュレーションとは、金利変動に対する債券価格の変動性を示すもので、債券
  に投資した場合の平均投資回収年限を表す指標である。値が大きいほど、投資元本の回収までに時間が
  かかり、その間の金利変動に対する債券価格の変動(感応度)が大きくなる。)が長いほど大きくな
  る。
   サブ・ファンドが投資することがある確定利付証券の価額は、金利の一般水準が変動するにつれて変

  化する。金利が下落する場合、サブ・ファンドの確定利付証券の価額は上昇すると予想される。反対
  に、金利が上昇する場合、当該証券の価額は通常下落することが予想される。
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  (C)信用リスク
   信用リスクとは、証券の発行体が、支払期限が到来した際に、元利金の支払ができないというリスク
  である。発行体の信用格付または発行体の信用度についての市場の認識の変化も、サブ・ファンドの当
  該発行体に対する投資の価額に影響することがある。信用リスクの程度は、発行体の財務状態および債
  務の要項の双方による。サブ・ファンドが間接的に投資する可能性のある、格付が低いか、または格付
  がない確定利付証券に対する投資は、格付が高い証券に対する投資よりも一般的に大きな利益および収
  益の機会を提供するが、通常、(かかる証券発行体のデフォルトまたは破産の可能性を含む)より大き
  なリスクを伴う。
   実質的に投資している債券の発行体の債務返済能力等の変化等による格付(信用度)の変更や変更の

  可能性等により債券価格が大きく変動し、受益証券1口当たり純資産価格も大きく変動する場合があ
  る。また、実質的に投資している有価証券等の発行企業の倒産、財務状況または信用状況の悪化等の影
  響により、受益証券1口当たり純資産価格は下落し、損失を被ることがある。デフォルトが生じた場合
  には、債券価格は大きく下落する可能性がある。なお、このような場合には、流動性が大幅に低下し、
  機動的な売買が行えないことがある。
  (D)流動性リスク

   流動性リスクは、特定の投資対象を購入または売却することが難しい場合に存在する。流動性の低い
  証券に対するサブ・ファンドの投資は、非流動的な証券を有利な時期または価格において売却すること
  ができないという可能性があるため、サブ・ファンドのリターンを減少させることがある。サブ・ファ
  ンドの主な投資戦略が、開発途上国の証券、デリバティブ、または重大な市場リスクおよび/または信
  用リスクを伴う証券に関わる場合、サブ・ファンドは、極めて大きな流動性リスクにさらされることに
  なる。
  (E)カウンター・パーティーおよびブローカー

   サブ・ファンドまたはサブ・ファンドの受任者が取引または投資する金融機関およびカウンター・
  パーティー(銀行および証券会を含む。)が、財務上の困難およびサブ・ファンドに対する債務の不履
  行に陥ることがある。かかる不履行は、サブ・ファンドにとって著しい損失を引き起こすおそれがあ
  る。更に、サブ・ファンドは、一定の取引を確保するためにカウンター・パーティーに対して担保を差
  し入れることがある。
   サブ・ファンドは、各カウンター・パーティーとの間でマスター・ネッティング契約を締結すること

  により、カウンター・パーティーに対する信用リスクへのエクスポージャーを低減させることを目指し
  ている。サブ・ファンドは、マスター・ネッティング契約を締結することにより、カウンター・パー
  ティーの信用度が特定の水準を超えて悪化した場合には、当該契約に基づいて行われたすべての取引を
  終了させる権利が付与される。マスター・ネッティング契約は、一方の当事者が債務不履行になった場
  合または契約が終了した場合には、当該契約に基づいて行われたすべての取引を終了し、各取引におい
  て支払うべき金額の正味金額を一方の当事者が他方の当事者に支払うことによって当該取引を終了させ
  る権利を各当事者に付与する。
   サブ・ファンドが、店頭デリバティブに関連してカウンター・パーティーの信用リスクから被る損失

  リスクの最大値は、概ね、未実現評価益とカウンター・パーティー未払金の累計のうち、カウンター・
  パーティーからサブ・ファンドに差入れられた担保額を上回る部分である。サブ・ファンドは、店頭デ
  リバティブに関して、カウンター・パーティーの利益ために、特定の最低移転規定に従って、各カウン
  ター・パーティーの未決済デリバティブ契約にかかる未実現評価益を上回る担保の差入れを要求される
  ことがあり、このような担保(もしあれば)が差入れられた場合には、投資有価証券明細表に記載され
  る。
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  (F)保管リスク
   サブ・ファンドは、自己の投資先証券のすべての保管状況を管理しているわけではない。保管会社ま
  たは保管者として選任されたその他の銀行もしくは証券会社が支払不能となり、そのためにそれらの保
  管者が保有する資金または証券の全部または一部をサブ・ファンドが失う可能性がある。
  (G)決済リスク

   一定の外国市場における決済および清算手続は、米国、EUおよび日本のものとはかなり異なる。外
  国の決済および清算手続ならびに取引規則についても、証券の支払または引渡しの遅滞等、米国の投資
  対象の決済には通常伴わない一定のリスクを伴うことがある。時には、一定の外国での決済が、証券取
  引の件数と足並みをそろえていない場合もある。これらの問題は、サブ・ファンドが取引を行うことを
  困難にする可能性がある。サブ・ファンドが証券購入について決済できずまたは決済を遅滞する場合、
  魅力的な投資機会を逃すことがあり、またある期間について資産の一部が未投資のままとなり、それに
  ついて得られたはずのリターンがなくなる可能性がある。サブ・ファンドが証券の売却の決済をするこ
  とができずもしくは決済を遅滞する場合、証券の価額がその時点で下落している場合には損失を負うこ
  とがあり、また別の当事者に証券を売却することを契約していた場合には生じた損失についてサブ・
  ファンドが責任を負う可能性がある。
  (H)ソブリン債務および企業債務

   サブ・ファンドは、主にソブリン債発行体および企業債務に間接的に投資する。サブ・ファンドは、
  レバレッジをかけられ、かつキャッシュ・フローにその他の負担が課せられている、すなわち高い金融
  リスクを伴うソブリン債発行体および企業に投資を行うことができる。サブ・ファンドは、財務上もし
  くは経営上の困難に陥ったまたはその他投資需要を失ったソブリン債発行体および企業債務にも投資を
  行うことができる。かかる投資は投機的とみなされる可能性があり、当該債務は、金利変動、経済情勢
  の変化または特定のソブリン債発行体もしくは業界に影響を与える経済的要因、または法域および/も
  しくは企業内における特定の動向により悪影響を受ける可能性がある。
  (I)外国為替予約取引

   為替予約取引は、変動しやすく、以下を含む重大なリスクを伴っている。
   ・信用リスク-デリバティブ取引における取引相手方(取引の反対側の当事者)が、サブ・ファンド

   に対する金融債務を履行することができないリスク。
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   ・レバレッジリスク-比較的小さい市場の動向が投資対象の価額を大きく変動させる可能性があると
   いう、一定の種類の投資対象または取引戦略に伴うリスク。レバレッジを伴う一定の投資対象また
   は取引戦略により当初投資した金額を大きく超える損失を生じる可能性がある。
   ・流動性リスク-一定の投資対象について、売り手が売却したい時期において、または売り手がかか

   る証券に現在その価値があると判断する価格にて、売却することが困難または不可能となる可能性
   があるというリスク。
   サブ・ファンドは、リターン強化のために外国為替予約取引を利用することがあるため、その投資対

  象によって、サブ・ファンドは、ヘッジのためだけにデリバティブを利用する場合よりも広範囲に上述
  のリスクにさらされることがある。
  6.保証および補償

   受託会社、管理会社、管理事務代行会社および保管会社、投資顧問会社、その他の当事者ならびにそれ

  ぞれの代理人、代表者、役員、従業員および関連会社の各々には、一定の状況において、サブ・ファンド
  の資産から補償を受ける権利を有する。さらに、通常の商取引において、サブ・ファンドは、様々な補償
  条項を含む契約を締結する。これらの契約に基づくサブ・ファンドの最大エクスポージャーは、未だ発生
  していない将来のサブ・ファンドに対する申立てが含まれるため、未知である。ただし、サブ・ファンド
  は、これらの契約に基づく過去の申立てまたは損失を被っていない。
  7.所得税

   サブ・ファンドは、課税上の地位に関してケイマン諸島の法律に従う。ケイマン諸島の現行法の下で、

  利益、収益、利得および評価益に対して課される税金はなく、また遺産税および相続税の性質を有するい
  かなる税金も当トラストを構成する不動産、および当トラストの下で生じる収益、ならびに当該不動産お
  よび収益に関するサブ・ファンドの受益者に対して適用されない。サブ・ファンドによる分配に対して、
  および受益証券の買戻時の純資産価額の支払に関して適用される源泉徴収税はない。そのため、当財務書
  類に計上された所得税の引当はなかった。
   サブ・ファンドは通常、米国連邦所得税の目的上、米国における取引または事業に従事しているとみな

  されないよう活動を実施するようにしている。とりわけ、サブ・ファンドは、1986年内国歳入法(改正
  済)におけるセーフ・ハーバーに適格となることを目的としており、サブ・ファンドは、同法に基づき、
  その活動が自己勘定による株式および有価証券またはコモディティー取引に限定される場合、当該事業に
  従事しているとはみなされない。サブ・ファンドの収益がサブ・ファンドが行う米国の取引および事業に
  有効に関連していない場合、サブ・ファンドが米国を源泉として得る一定種類の収益(配当および一定種
  類の受取利息を含む。)に対して米国の税金30%が課される。この税金は通常、当該収益から源泉徴収さ
  れる。
   税務ポジションの不確実性の会計処理および開示に関する権威ある指針(財務会計基準審議会-会計基

  準編纂書740)は、受託会社に、ファンドの税務ポジションが税務調査(関連する不服申立てまたは訴訟手
  続の解決を含む。)時に「認定される可能性の方が高い(more            likely  than not)」か否かを、当該ポジ
  ションの技術上のメリットに基づき決定するよう要求している。認定される可能性の方が高い場合の閾値
  を満たす税務ポジションについては、当財務書類において認識される税金金額は、関係税務当局と最終的
  に和解した時点で実現する可能性が50%超である最大ベネフィットだけ減額される。受託会社は、サブ・
  ファンドの税務ポジションについて検討し、当財務書類において納税引当金が不要であるとの結論を出し
  た。現在、不確実な税務ポジションに関して、利権または賦課金はない。
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   2018年12月31日現在、調査対象となる課税年度は、アメリカ合衆国以外の主要な税務管轄によって異な
  り、また期限にかかる法令に基づき、2010年(運用開始日)から当会計年度までである。アメリカ合衆国
  連邦税務管轄の調査対象となる課税年度は、2010年(運用開始日)から2018年12月31日までである。
  8.報酬および費用

  (A)管理事務代行報酬、名義書換事務代行報酬

   ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・アンド・カンパニー(以下「管理事務代行会社兼名義書換事務代
  行会社」という。)は、サブ・ファンドの純資産価額に基づいて、毎日発生し、毎月支払われる報酬を
  受領する。管理事務代行会社兼名義書換事務代行会社は、5億米ドルまでの部分について年率0.05%
  (ファンド会計事務:0.04%、名義書換事務代行:0.01%)、5億米ドル超10億米ドルまでの部分につ
  いて年率0.04%(ファンド会計事務:0.03%、名義書換事務代行:0.01%)、10億米ドル超の部分につ
  いて年率0.03%(ファンド会計事務:0.02%、名義書換事務代行:0.01%)の料率による報酬を受領す
  る。管理事務代行会社はまた、年間45,000米ドルのファンド会計事務に係る最低報酬も受領する。2018
  年12月31日に終了した年度中に、管理事務代行会社兼名義書換事務代行会社が稼得した報酬および2018
  年12月31日現在における管理事務代行会社兼名義書換事務代行会社への未払報酬残高は、それぞれ損益
  計算書および資産負債計算書に開示されている。
  (B)保管報酬

   受託会社は、保管会社との間で保管契約を締結した。当該契約は、保管会社が、総資産および取引高
  に基づいて毎月計算され、支払われる報酬を受領することについて規定している。保管会社は、年間
  5,000米ドル最低報酬を受領する。2018年12月31日に終了した年度中に、保管会社が稼得した報酬および
  2018年12月31日現在における保管会社への未払報酬残高は、損益計算書および資産負債計算書に開示さ
  れている。
  (C)受託報酬

   受託会社は、サブ・ファンドの純資産価額の年率0.01%(ただし、最低年間受託報酬を10,000米ドル
  とする。)の報酬を受領する。かかる報酬は、毎日発生し、毎月支払われる。2018年12月31日に終了し
  た年度中に、受託会社が稼得した報酬および2018年12月31日現在における受託会社への未払報酬残高
  は、それぞれ損益計算書および資産負債計算書に開示されている。
  (D)投資顧問報酬

   投資顧問会社は、サブ・ファンドの純資産価額の年率0.38%の報酬を受領する。かかる報酬は、毎日
  発生し、四半期毎に支払われる。2018年12月31日に終了した年度中に、投資顧問会社が稼得した報酬お
  よび2018年12月31日現在における投資顧問会社への未払報酬残高は、それぞれ損益計算書および資産負
  債計算書に開示されている。
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  (E)代行協会員報酬
   三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社(以下「代行協会員」という。)は、サブ・ファンド
  の各クラスの純資産価額の年率0.05%の報酬を受領する。代行協会員は、日本証券業協会の規則の遵守
  を確保し、ファンド資料の頒布、純資産価額の公表、および日本においてワールド・インベストメン
  ト・グレード・ボンド・ファンドの財務書類を入手できるようにすることについて責任を負う。かかる
  報酬は、毎日発生し、四半期毎に支払われる。2018年12月31日に終了した年度中に、代行協会員が稼得
  した報酬および2018年12月31日現在における代行協会員への未払報酬残高は、それぞれ損益計算書およ
  び資産負債計算書に開示されている。
  (F)販売報酬

   三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社(以下「日本における販売会社」という。)は、サ
  ブ・ファンドの各クラスの純資産価額の年率0.45%の報酬を受領する。かかる報酬は、毎日発生し、四
  半期毎に支払われる。2018年12月31日に終了した年度中に、日本における販売会社が稼得した報酬およ
  び2018年12月31日現在における販売会社への未払報酬残高は、それぞれ損益計算書および資産負債計算
  書に開示されている。
  (G)管理報酬

   管理会社は、サブ・ファンドの純資産価額の年率0.04%の報酬を受領する。当該報酬は、毎日発生
  し、四半期毎に支払われる。2018年12月31日に終了した年度中に、管理会社が稼得した報酬および2018
  年12月31日現在における管理会社への未払報酬残高は、それぞれ損益計算書および資産負債計算書に開
  示されている。
  (H)その他の費用

   サブ・ファンドは、投資顧問報酬、管理事務代行報酬、保管報酬および名義書換事務代行報酬によっ
  てカバーされない、運用に関連するその他の費用を負担することがあり、当該費用には、政府手数料、
  ブローカー手数料およびその他のポートフォリオ取引費用、金利を含む借入費用、訴訟および補償費用
  を含む特別費用、設立費用ならびに監査報酬が含まれるが、これらに限定されない。
  9.関連当事者間取引

   サブ・ファンドは、受託会社の関連当事者であるブラウン・ブラザーズ・ハリマン・アンド・カンパ

  ニーと外国為替予約取引および定期預金を締結することができる。2018年12月31日現在のブラウン・ブラ
  ザーズ・ハリマン・アンド・カンパニーとのすべての外国為替予約取引および定期預金は、投資有価証券
  明細表に開示されている。2018年12月31日に終了した年度中、ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・アン
  ド・カンパニーとの外国為替予約取引において201米ドルの実現純損失があり、これは損益計算書で開示さ
  れている。
  10.最近公表された会計基準

  2017年3月、財務会計基準審議会は、会計基準更新書ASU第2017-08号「債権―払戻不能の手数料およ

  びその他の費用(副議題 第310-20号):購入した期限前償還可能債務証券のプレミアム部分の償却」
  (以下「本ASU」という。)を公表した。これは、プレミアム価格で保有する購入済みの一定の期限前
  償還可能な債務証券の償却期間を修正し、最も早い償還可能日までの期間に短縮するものである。本AS
  Uは、ディスカウント価格で保有される債務証券に関して会計処理の変更を要求するものではなく、かか
  るディスカウントは満期日までの期間で償却が行われる。本ASUは、2019年12月15日より後に開始する
  会計年度および当該会計年度に含まれる中間会計期間に適用される。早期の適用は認められる。
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   2018年8月28日、財務会計基準審議会は、会計基準更新書ASU第2018-13号「公正価値測定(議題 第
  820号):開示の枠組み―公正価値測定に関する開示要件の変更」(以下「ASU第2018-13号」とい
  う。)を公表した。ASU第2018-13号は、ASC第820号の開示の目的に関する規定を修正し、(1)「事
  業体は、少なくとも、開示しなければならない(an          entity shall disclose  at aminimum)」という文言か
  ら「少なくとも(at    aminimum)」を、また(2)事業体による裁量の適切な行使を促すためのその他の類似
  の「オープン・エンド」の開示要件を削除するものである。さらに、ASU第2018-13号では、ASC第
  820号に基づくその他の要件も削除および修正されている。ASU第2018-13号は、2019年12月15日より後
  に開始する会計年度および当該会計年度に含まれる中間会計期間について、すべての事業体に適用され
  る。早期の適用は認められる。
   経営陣は、ASU第2017-08号およびASU第2018-13号の適用がサブ・ファンドの財務書類に重大な影

  響を及ぼすとは予想していない。
  11.後発事象

   経営陣は、財務書類の公表日である2019年6月6日までに生じたすべての後発取引および後発事象につ

  いて評価した。2019年1月1日から2019年6月6日までに実施された発行金額は、1,308,349米ドルであ
  り、買戻金額は、1,601,275米ドルであった。同期間に実施された分配金額は、489,260米ドルであった。
  サブ・ファンドに関して報告されるべきその他の後発事象はない。
  次へ
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  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Statement  of Assets  and Liabilities
  December  31, 2018
  (Expressed  in United States Dollar)
  Assets

  Investment  in Underlying  Fund (cost $25,259,536)
                 $  24,072,983
  Cash                  539,345
  Unrealized  appreciation   on forward  foreign  currency  contracts
                    1,299
  Receivables   for:
  Investments   sold                1,246
  Total assets
                   24,614,873
  Liabilities

  Bank overdraft
                     73
  Unrealized  depreciation   on forward  foreign  currency  contracts
                    180,537
  Payables  for:
  Settled  forward  foreign  currency  contracts
                    91,235
  Professional   fees
                    58,891
  Distributor   fees
                    28,989
  Printing  fees
                    27,474
  Investment  advisor  fees
                    23,536
  Administrator   and transfer  agent fees
                    12,635
  Custodian  fees
                    4,498
  Agent company  fees
                    3,220
  Trustee  fees
                    2,520
  Manager  fees                2,477
  Total liabilities
                    436,085
  Net assets               $  24,178,788

  Net assets

  AUD-denominated   AUD-hedged  class
                 $  8,945,402
  EUR-denominated   EUR-hedged  class
                    195,221
  USD-denominated   USD-hedged  class            15,038,165
                 $  24,178,788
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  Units outstanding
  AUD-denominated   AUD-hedged  class
                    159,558
  EUR-denominated   EUR-hedged  class
                    183,760
  USD-denominated   USD-hedged  class
                    177,345
  Net asset value per unit

  AUD-denominated   AUD-hedged  class
                 $   56.06
  EUR-denominated   EUR-hedged  class
                 $   1.0624
  USD-denominated   USD-hedged  class
                 $   84.80
    The accompanying   notes are an integral  part of these financial  statements.

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  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Statement  of Operations
  For the Year Ended December  31, 2018
  (Expressed  in United States Dollar)
  Expenses

  Distributor's   fees
                 $   125,238
  Investment  advisor's  fees
                    104,810
  Professional   fees
                    64,579
  Administrator's    and transfer  agent's  fees
                    52,408
  Printing  fees
                    39,093
  Custodian's   fees
                    16,346
  Agent company's  fees
                    13,914
  Manager's  fees
                    11,032
  Trustee's  fees
                    10,296
  Registration   fees
                    1,684
   Total expenses
                    439,400
  Net investment  loss               (439,400)

  REALIZED  AND UNREALIZED  GAIN (LOSS):

  Net realized  gain (loss) on:
  Sales of Underlying  Fund
                    (384,624)
  Realized  gain distributions   from the Underlying  Fund
                    1,035,016
  Foreign  currency  transactions   and forward  foreign  currency
                    (722,490)
  contracts
  Net realized  loss
                    (72,098)
  Net change in unrealized  appreciation   (depreciation)   from:
  Investment  in the Underlying  Fund
                   (1,046,563)
  Foreign  currency  translations   and forward  foreign  currency
                    (410,840)
  contracts
  Net change  in unrealized  depreciation
                   (1,457,403)
  Net realized  and unrealized  loss

                   (1,529,501)
  Net decrease  in net assets  from operations

                 $  (1,968,901)
    The accompanying   notes are an integral  part of these financial  statements.

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  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Statement  of Changes  in Net Assets
  For the Year Ended December  31, 2018
  (Expressed  in United States Dollar)
  Net increase  (decrease)  innet assets from operations

  Net investment  loss
                            $  (439,400)
  Net realized  loss
                              (72,098)
  Net change in unrealized  depreciation                      (1,457,403)
   Net decrease  in net assets from operations
                             (1,968,901)
  Distributions   tounitholders

                             (1,314,239)
                             (3,593,292)
  Net decrease  innet assets resulting  from Sub-Trust  unit transactions
  Net decrease  innet assets
                             (6,876,432)
  Net Assets

  Beginning  ofyear                         31,055,220
  End ofyear
                            $  24,178,788
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  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Statement  of Changes  in Net Assets
  For the Year Ended December  31, 2018
  (Expressed  in United States Dollar)
                   AUD-denominated    EUR-denominated    USD-denominated

                   AUD-hedged  class  EUR-hedged  class  USD-hedged  class
  Sub-Trust  unit transactions
  Units
  Issued                   12,230    40,000    28,204
                      (48,045)    (62,100)    (43,959)
  Redeemed
  Net change inunits
                      (35,815)    (22,100)    (15,755)
  Amounts

  Issued                 $  756,332  $  47,616  $  2,482,699
                     (2,974,461)     (68,830)    (3,836,648)
  Redeemed
  Net decrease  resulting  from Sub-Trust  unit transactions
                   $  (2,218,129)   $  (21,214)  $  (1,353,949)
         The accompanying   notes are an integral  part of these financial  statements.

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  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Financial  Highlights
  For the Year Ended December  31, 2018
  (Expressed  in United States Dollar)
  Selected  Per Unit Data:

                       EUR-denominated

                   AUD-denominated        USD-denominated
                          (2)
                       EUR-hedged  class
                   AUD-hedged  class      USD-hedged  class
  Net asset value per unit, beginning  ofyear
                   $  67.88  $  1.1869  $  90.88
     ±
  Net investment  loss
                      (0.99)    (0.0177)     (1.38)
  Net realized  and unrealized  loss on investments             (7.24)    (0.0997)     (1.10)
  Total loss from investment  operations
                      (8.23)    (0.1174)     (2.48)
  Distributions   tounitholders                 (3.59)    (0.0071)     (3.60)
  Net asset value per unit, end ofyear
                   $  56.06  $  1.0624  $  84.80
  Total return (1)

                     (12.47%)    (10.36%)    (2.75%)
  Net assets, end ofyear

                   $ 8,945,402   $  195,221  $ 15,038,165
  Ratio ofexpenses  toaverage net assets
                      1.60%    1.56%    1.59%
  Ratio ofnet investment  income toaverage net assets
                      (1.60%)    (1.56%)    (1.59%)
  ± 

  Calculated  based on average  units outstanding   throughout  the year.
  (1)
  Total return assumes  the effect of reinvested  distributions.
  (2)
  As discussed  in Note 2, EUR-denominated   EUR-hedged  class per unit is calculated  and rounded  off to four decimal  places.
         The accompanying   notes are an integral  part of these financial  statements.

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  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2018
  1. ORGANIZATION

  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection  (“the“Sub-Trust”)     asub-trust  of

  Kokusai  Cayman  Trust (the "Trust"),  was established   under an open-ended  Cayman  Islands  (the
  “Cayman  Islands”)  unit trust formed  on October  26, 2010. The Trust was established   pursuant  to
  atrust deed executed  by Brown Brothers  Harriman  Trust Company  (Cayman)  Limited  (the“Trustee”)
  and Mitsubishi  UFJ Investor  Services  &Banking  (Luxembourg)   S.A. (the“Manager”),    under the laws
  of the Cayman  Islands  on August  3, 2010.
  The Trustee  is licensed  to carry on business  as atrust company  under the Cayman  Island  Banks and

  Trust Companies  Law (as amended).
  The units of the Sub-Trust  were issued  in multiple  classes.  Currently,  the Manager  offers  three

  classes  of units for subscription:   AUD-denominated    AUD-hedged  class,  EUR-denominated    EUR-hedged
  class and USD-denominated    USD-hedged  class.
  The principal  investment  objective  of the Sub-Trust  is to seek to obtain  stable  income  profits

  and capital  appreciation   by investing  mainly  in USD-hedged  (F) Class of World Investment  Grade
  Bond Fund, aSeries  Trust of Kokusai  Trust (the“Underlying    Fund”),  which invests  mainly  in
  corporate  bonds and sovereign  bonds issued  outside  of Japan with investment  grade credit  ratings
  (equivalent   to BBB or higher).  The Underlying  Fund may invest  in corporate  bonds issued  by
  Japanese  companies,  which are issued  outside  of Japan and denominated   in currencies  other than
  JPY.
  The functional  and reporting  currency  of the Sub-Trust  is the United  States  Dollar  (the

  “functional   currency”or“USD”).     The Trustee  may designate  aclass in an operational   currency.
  Subscription   for, and redemptions   of, units are processed  in operational   currency  of the class,
  and the net asset value per unit of the class is calculated  and quoted  in such operational
  currency.  The operational   currency  of AUD-denominated    AUD-hedged  class is the Australian  Dollar,
  for EUR-denominated    EUR-hedged  class it is the Euro and for the USD-denominated    USD-hedged  class
  it is the United  States  Dollar.  The net asset values  per unit in the operational   currency  for
  classes  AUD-denominated    AUD-hedged  class,  and EUR-denominated    EUR-hedged  class at December  31,
  2018 were AUD 79.60 and EUR 0.9272,  respectively.
  Each class of the Sub-Trust  will invest  mainly  in global  investment  grade bonds through

  investment  in the Underlying  Fund.
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  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2018
  The Sub-Trust  has met the definition  of an Investment  Company  under the interpretation   of the

  guidance  in ASC 946.
  The investment  advisor  of the Sub-Trust  is Mitsubishi  UFJ Kokusai  Asset Management  Co., Ltd. (the

  “Investment   Advisor”).
  2. SIGNIFICANT   ACCOUNTING  POLICIES

  The Sub-Trust's   financial  statements  reflect  the period  from January  1, 2018 to December  31,

  2018, which is the Sub-Trust's   fiscal  year end. The following  is asummary  of significant
  accounting  policies  consistently   followed  by the Sub-Trust  in the preparation   of its financial
  statements  in conformity  with accounting  principles  generally  accepted  in the United  States  of
  America  (“U.S.  GAAP”).  The preparation   of financial  statements  in accordance  with U.S. GAAP
  requires  management  to make estimates  and assumptions   that affect  the reported  amounts  and
  disclosures   in the financial  statements.   Actual  results  could differ  from those estimates.
  (A) Determination   of Net Asset Value of Units.  The Sub-Trust's   Net Asset Value will be calculated

  taking  into account  all assets  and liabilities   of the Sub-Trust,  including,  without  limitation,
  administration,    legal,  audit and other professional   fees and expenses.“Business    Day”is  any day
  on which (1) federal,  state or local banks are open for business  in New York, London,  and Tokyo
  and (2) the London  Stock Exchange  and the New York Stock Exchange  are open for trading,  or such
  other days as the Manager  may from time to time determine.
  The Net Asset Value and Net Asset Value per unit of EUR-denominated    EUR-hedged  class is

  calculated  and rounded  off to four decimal  places  by Brown Brothers  Harriman  &Co. (the
  “Administrator”)    as of the close of business  on each Business  Day. Classes  other than EUR-
  denominated   EUR-hedged  class are calculated  and rounded  off to two decimal  places  by the
  Administrator   as of the close of business  on each Business  Day.
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  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2018
  Fair Value Measurements.   In accordance  with the authoritative   guidance  on fair value measurements

  and disclosures   under U.S. GAAP, the Sub-Trust  discloses  the fair value of its investments   in a
  hierarchy  that prioritizes   the inputs  to valuation  techniques  used to measure  the fair value.  The
  hierarchy  gives the highest  priority  to valuations  based upon unadjusted  quoted  prices  in active
  markets  for identical  assets  or liabilities   (Level  1measurement)   and the lowest  priority  to
  valuations  based upon unobservable   inputs  that are significant   to the valuation  (Level  3
  measurement).   The guidance  establishes   three levels  of the fair value hierarchy  as follows:
  •Level 1-fair value measurements   are those derived  from quoted prices (unadjusted)   in active markets

  for identical  assets or liabilities;
  •Level 2-fair value measurements   are those derived  from inputs other than quoted prices included

  within Level 1that are observable  for the asset or liability,  either directly  (i.e. as prices)  or
  indirectly  (i.e. derived  from prices);  and
  •Level 3-fair value measurements   are those derived  from valuation  techniques  that include  inputs for

  the asset or liability  that are not based on observable  market data (unobservable   inputs).
  Inputs  are used in applying  the various  valuation  techniques  and broadly  refer to the assumptions

  that market  participants   use to make valuation  decisions,  including  assumptions   about risk.
  Inputs  may include  price information,   specific  and broad credit  data, liquidity  statistics,   and
  other factors.  Afinancial  instrument's   level within  the fair value hierarchy  is based on the
  lowest  level of any input that is significant   to the fair value measurement.   However,  the
  determination   of what constitutes“observable”requires       significant   judgment  by the Investment
  Advisor.  The Investment  Advisor  considers  observable  data to be that market  data which is readily
  available,  regularly  distributed   or updated,  reliable  and verifiable,   not proprietary,   and
  provided  by independent   sources  that are actively  involved  in the relevant  market.  The
  categorization   of afinancial  instrument  within  the hierarchy  is based upon the pricing
  transparency   of the instrument  and does not necessarily   correspond  to the Trustee's  perceived
  risk of that instrument.
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  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
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  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2018
  At December  31, 2018, investment  in the Underlying  Fund was measured  at net asset value and

  derivatives   were valued  based on Level 2inputs.  The Sub-Trust  uses the“market   approach”
  valuation  technique  to value its investments   in funds and derivatives.   The Sub-Trust  follows  the
  authoritative   guidance  under U.S. GAAP for estimating  the fair value of investments   in the
  Underlying  Fund that has calculated  Net Asset Value per share in accordance  with the specialized
  accounting  guidance  for Investment  Companies.  Accordingly,   if the Sub-Trust  determines  that the
  Net Asset Value per share of an investment  is indicative  of fair value,  the Sub-Trust  records  the
  fair value of an investment  in an investment  company  using the Net Asset Value per share of the
  investment  (or its equivalent)   without  further  adjustment  (the“practical    expedient”).   The
  guidance  permits  the Sub-Trust  to use the practical  expedient  only if the Net Asset Value per
  share of the investment  is determined  in accordance  with the specialized   accounting  guidance  for
  Investment  Companies  as of the reporting  entity's  measurement   date. Investments   in the Underlying
  Fund are valued  at fair value based on the closing  Net Asset Value each Business  Day.
  Derivative  Instruments   Derivative  instruments   can be exchange-traded    or privately  negotiated

  over-the-counter    (“OTC”).  Exchange-traded    derivatives,   such as futures  contracts,  exchange-
  traded  option  contracts  and forward  foreign  currency  contracts,  are typically  classified  within
  Level 1or Level 2of the fair value hierarchy  depending  on whether  or not they are deemed  to be
  actively  traded.
  OTC derivatives,   including  forward  foreign  currency  contracts  are valued  by the Trustee  using

  observable  inputs,  such as quotations  received  from the counterparty,   dealers  or brokers,
  whenever  available  and considered  reliable.  In instances  where models  are used, the value of an
  OTC derivative  depends  upon the contractual   terms of, and specific  risks inherent  in, the
  instrument  as well as the availability   and reliability   of observable  inputs.  Such inputs  include
  market  prices  for reference  securities,   yield curves,  credit  curves  and correlation   of such
  inputs.  Certain  OTC derivatives,   such as forward  foreign  currency  contracts,  have inputs  which
  can generally  be corroborated   by market  data and are therefore  classified  within  Level 2.
  Those OTC derivatives   that have less liquidity  or for which inputs  are unobservable   are

  classified  within  Level 3. While the valuations  of these less liquid  OTC derivatives   may utilize
  some Level 1and/or  Level 2inputs,  they also include  other unobservable   inputs  which are
  considered  significant   to the fair value determination.   At each measurement   date, the Trustee
  updates  the Level 1and Level 2inputs  to reflect  observable  inputs,  though  the resulting  gain
  and losses  are reflected  within  Level 3due to the significance   of unobservable   inputs.
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  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2018
  The following  table presents  the financial  instruments   carried  on the Statement  of Assets  and

                     *
  Liabilities   by caption  and by level within  the valuation  hierarchy  as of December  31, 2018 :
         (Unadjusted)

         Quoted Prices
         inActive  Significant
         Markets for  Other  Significant
                 Investments
         Identical   Observable  Unobservable
                 measured  at
         Investments   Inputs   Inputs
                 net asset  Fair Value at
    *
  Investments  :
         (Level 1) (Level 2) (Level 3)
                 value  12/31/18
  Investment  inUnderlying  Fund
  World Investment  Grade Bond Fund
  (ASeries ofKokusai Trust)            $24,072,983  $24,072,983
         $     -  $     -  $     -
  USD-hedged  (F) Class
  Total Investments  inUnderlying  Fund         $24,072,983  $24,072,983
         $     -  $     -  $     -
       **

  Financial  Derivative  Instruments
  Assets
  Forward Foreign Currency  Contracts
         $     -  $   1,299  $     -  $     -  $   1,299
  Liabilities
  Forward Foreign Currency  Contracts     $ (180,537)       $ (180,537)
         $     -     $     -  $     -
  *

  For further  information   on categories  of securities  refer to the Schedule  of Investments.
  **
  Financial  derivative  instruments   such as forward  foreign  currency  contracts  are valued  at the
  unrealized  appreciation/(depreciation)      on the instruments.
  During  the year ended December  31, 2018, there were no transfers  between  levels.  The Fund

  accounts  for investments   it transfers  in and out of each level at the end of the year.
  There were no securities  valued  as Level 3as of December  31, 2018.

  (B) Investment  Transactions   and Investment  Income.  Purchases  and sales of the Underlying  Fund are

  recorded  as of the trade date for financial  reporting  purposes.  Gains and losses  are recorded  on
  an identified  cost basis.  Distributions   of income  or realized  gains from the Underlying  Fund
  investments   funds are recorded  on ex-dividend   date. Distributions   of return  of capital  by the
  Underlying  Fund are recorded  as areduction  in the cost of the investment.   Dividend  Income  is
  allocated  among the classes  based on their proportional   shares  at the distributions   day.
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  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2018
  (C) Expenses.  The Sub-Trust  bears its own expenses,  including  but not limited  to Investment

  Advisor,  administration   and accounting,   custody,  transfer  agent,  audit fees and other expenses
  associated  with the operation  of the Sub-Trust.  Expense  items are recorded  on the accrual  basis.
  (D) Distribution   Policy.  The Manager  may, in its discretion,   declare  distributions   in respect  of

  each class on the 15th day of every month,  out of net investment  income,  net realized  and
  unrealized  capital  gains and capital  available  for distribution.   Distributions   will be made to
  unitholders   within  five (5) Business  Days from (and including)  the declaration   of distribution.
  Distributions   declared  and paid during  the year ended December  31, 2018 are as follows:

  Distributions   to unitholders

               Amount
  AUD-denominated   AUD-hedged  class    $    639,287
  EUR-denominated   EUR-hedged  class
               1,491
  USD-denominated   USD-hedged  class
               673,461
           $   1,314,239
  Total
  (E) Cash and Foreign  Currency.  The functional  and reporting  currency  for the Sub-Trust  is the

  United  States  Dollar.  The fair values  of foreign  securities,   currency  holdings  and other assets
  and liabilities   are translated  into the Sub-Trust's   functional  currency  based on the current
  exchange  rates each Business  Day. Fluctuations   in the value of currency  holdings  and other assets
  and liabilities   resulting  from changes  in exchange  rates are recorded  as unrealized  foreign
  currency  gains or losses.  Realized  gains or losses  and unrealized  appreciation   or depreciation   on
  investment  securities  and income  and expenses  are translated  on the respective  dates of such
  transactions   and the reporting  date, respectively.   The effects  of changes  in foreign  currency
  exchange  rates on investments   in securities  and derivatives   are not segregated  on the Statement
  of Operations  from the effects  of changes  in market  prices  and values  of those securities,   but
  are included  with net realized  and unrealized  gain or loss.
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  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2018
  (F) Forward  Foreign  Currency  Contracts.  The Sub-Trust  enters  into forward  foreign  currency

  contracts  in connection  with settling  planned  purchases  or sales of securities  to hedge the
  currency  exposure  associated  with some or all of aSub-Trust's   securities  or as apart of an
  investment  strategy.  Aforward  foreign  currency  contract  is an agreement  between  two parties  to
  buy and sell acurrency  at aset price on afuture  date. The fair value of aforward  foreign
  currency  contract  fluctuates  with changes  in forward  foreign  currency  exchange  rates.  Forward
  foreign  currency  contracts  are marked  to market  daily based on rates obtained  from pricing
  vendors  and the change  in value is recorded  by the Sub-Trust  as an unrealized  gain or loss.
  Realized  gains or losses  equal to the difference  between  the value of the contract  at the time it
  was opened  and the value at the time it was closed  are recorded  upon delivery  or receipt  of the
  currency.  Gains and losses  arising  from class specific  foreign  currency  contracts  are allocated
  to those specific  classes.  Forward  foreign  currency  contracts  outstanding   at December  31, 2018
  are listed  in the Schedule  of Investments.
  The Sub-Trust  may use derivative  instruments   to hedge its investments   or to seek to enhance

  returns.  Derivatives   allow the Sub-Trust  to increase  or decrease  its risk exposure  more quickly
  and efficiently   than other types of instruments.
  The Sub-Trust  may use forward  foreign  currency  contracts  for hedging  purposes,  including

  anticipatory   hedges.  Hedging  is astrategy  in which the Sub-Trust  uses aderivative  to offset  the
  risks associated  with other Sub-Trust  holdings.  While hedging  can reduce  losses,  it can also
  reduce  or eliminate  gains or cause losses  if the market  moves in amanner  different  from that
  anticipated   by the Sub-Trust  or if the cost of the derivative  outweighs  the benefit  of the hedge.
  Hedging  also involves  the risk that changes  in the value of the derivative  will not match those
  of the holdings  being hedged  as expected  by the Sub-Trust,  in which case any losses  on the
  holdings  being hedged  may not be reduced  and may be increased.  There can be no assurance  that the
  Sub-Trust's   hedging  strategy  will reduce  risk or that hedging  transactions   will be either
  available  or cost effective.  The Sub-Trust  is not required  to use hedging  and may choose  not to
  do so. Use of derivatives   to seek to enhance  returns  may be considered  speculative.
  ASC 815-10-50  requires  disclosures   about derivative  instruments   and hedging  activities.   It

  requires  that the Sub-Trust  disclose:  a) how and why an entity  uses derivative  instruments,   b)
  how derivative  instruments   and related  hedged  items are accounted  for and c) how derivative
  instruments   and related  hedged  items affect  an entity's  financial  position,  financial  performance
  and cash flows.
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  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2018
  The fair value of the forward  foreign  currency  contracts  is included  in the Statement  of Assets

  and Liabilities   with changes  in fair value reflected  as realized  gain (loss)  or net change  in
  unrealized  gain (loss)  within  the Statements  of Operations.   During  the year, the Sub-Trust's
  transactions   in derivative  instruments   consisted  of only forward  foreign  currency  contracts.
  Fair Values  of Derivative  Instruments   on the Statement  of Assets  and Liabilities   as at December

  31, 2018
  Derivatives   not accounted  for as hedging  instruments   under ASC 815

                   Foreign
  Location
                     *
                  Exchange  Risk
  Asset Derivatives
  Unrealized  appreciation   on forward  foreign  currency  contracts
                  $   1,299
  Liability  Derivatives

  Unrealized  depreciation   on forward  foreign  currency  contracts
                  $  (180,537)
  *

  Gross value is presented  in the Statement  of Assets  and Liabilities   in the unrealized
  appreciation   (depreciation)   on open forward  foreign  currency  contracts.
  Effect  of Derivative  Instruments   on the Statement  of Operations  for the year ended December  31,

  2018
  Derivatives   not accounted  for as hedging  instruments   under ASC 815

                   Foreign
  Location
                  Exchange  Risk
  Realized  gain/(loss)   on derivatives   recognized  as aresult from operations

  Net realized  loss on forward  foreign  currency  contracts

                  $  (721,812)
  Change in unrealized  appreciation/(depreciation)      on derivatives   recognized

  as aresult from operations
  Net change  in unrealized  depreciation   on forward  foreign  currency
                  $  (410,825)
  contracts
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  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2018
  During  the year ended December  31, 2018, the average  monthly  notional  amounts  of open forward

  foreign  currency  contracts  were:
     *            **

  Sub-Trust  Level           57,754
            $
  AUD-denominated   AUD-hedged  class
            $  11,347,917
  EUR-denominated   EUR-hedged  class
            $  241,511
  *

  Forward  foreign  currency  contracts  held for all classes.
  **
  Forward  foreign  currency  contracts  were held during  5months  of the year.
  The Sub-Trust  is aparty to master  netting  agreements,   such as an International   Swaps and

  Derivatives   Association   Master  Agreement,  International   Foreign  Exchange  Master  Agreement  or
  Foreign  Exchange  and Options  Master  Agreement,  with certain  counterparties   that govern  over the
  counter  derivative  and foreign  exchange  contracts  entered  into from time to time. The Master
  Agreements  may contain  provisions  regarding,  among other things,  the parties'  general
  obligations,   representations,    agreements,   collateral  requirements,   events  of default  and early
  termination.
  Collateral  requirements   are determined  based on the Sub-Trust's   net position  with each

  counterparty.   Collateral  can be in the form of cash or debt securities  issued  by the U.S.
  Government  or related  agencies  or other securities  as agreed  to by the Sub-Trust  and the
  applicable  counterparty.   With respect  to certain  counterparties,    in accordance  with the terms of
  the Master  Agreements,   collateral  posted  to the Sub-Trust,  if any, is held in asegregated
  account  by the Sub-Trust's   custodian  and with respect  to those amounts  which can be sold or
  repledged,  are presented  in the Schedule  of Investments.   Non-Cash  Collateral  pledged  by the Sub-
  Trust,  if any, is segregated  by the Sub-Trust's   custodian  and identified  in the Schedule  of
  Investments.   As of December  31, 2018, there were no securities  or cash pledged  as collateral  by
  the Sub-Trust.
  Termination   events  applicable  to the Sub-Trust  may occur upon adecline  in the Sub-Trust's   net

  assets  below aspecified  threshold  over acertain  period  of time. Termination   events  applicable
  to counterparties   may occur upon adecline  in the counterparty's   credit  rating  below aspecified
  level.  In each case, upon occurrence,   the other party may elect to terminate  early and cause
  settlement  of all derivative  and foreign  exchange  contracts  outstanding,   including  the payment  of
  any losses  and costs resulting  from such early termination,   as reasonably  determined  by the
  terminating   party.  Any decision  by one or more of the Sub-Trust's   counterparties   to elect early
  termination   could impact  the Sub-Trust's   future  derivative  activity.
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  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2018
  3. UNDERLYING  FUND

  The following  information   has been taken from the December  31, 2018 audited  financial  statements

  of the Underlying  Fund and is consistent  with the information   of the Underlying  Fund as of
  December  31, 2018.
  3.1 ORGANIZATION   OF THE UNDERLYING  FUND

  World Investment  Grade Bond Fund (the“Fund”)   is the second  series  of Kokusai  Trust (the

  “Trust”),   established   under an open-ended  Cayman  Islands  units trust formed  on September  2,
  2009. The Trust was established   pursuant  to adeclaration   of trust executed  by Intertrust
  Trustees  (Cayman)  Limited  (the“Underlying    Fund's  Trustee”),   atrust company  incorporated   under
  the laws of the Cayman  Islands.  The Fund commenced  operations  on April 19, 2010.
  Intertrust  Trustees  (Cayman)  Limited  will be referred  to as the Underlying  Fund's  Trustee  for

  Note 3only as ameans of differentiating    from the Sub-Trust's   Trustee  (Brown  Brothers  Harriman
  Trust Company  (Cayman)  Limited)  as defined  in Note 1.
  The Fund has been established   for Japanese  Investment  Trusts  that have been established   by

  Mitsubishi  UFJ Kokusai  Asset Management  Co., Ltd.
  The Fund is regulated  as amutual  fund under the Mutual  Funds Law (as amended)  of the Cayman

  Islands  (“Mutual  Funds Law”)  and has obtained  atax exemption  certificate   from the Cayman
  Islands  Government.   Neither  the units of the Trust nor the Fund have been or will be registered
  under the United  States  Securities  Act of 1933 and the Trust has not been and will not be
  registered  under the United  States  Investment  Company  Act of 1940.
  The Underlying  Fund's  Trustee  is licensed  to carry on business  as atrust company  under the

  Cayman  Island  Banks and Trust Companies  Law (as amended).
  Currently,  there are seven classes  of units being offered  to investors.  Each class,  except  the

  USD-hedged  (F) Class will be subscribed  to in Japanese  Yen. The USD-hedged  (F) Class will be
  subscribed  for in United  States  Dollar.  Each class,  except  USD-hedged  (F) Class will be hedged
  against  the United  States  Dollar  for the noted currency  of its class.
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  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2018
  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  The functional  and reporting  currency  of the Fund is the United  States  Dollar  (the“functional

  currency”or“USD”).     The Underlying  Fund's  Trustee  may designate  aclass in an operational
  currency.  Subscription   for, and redemptions   of, units are processed  in operational   currency  of
  the class,  and the net asset value per unit of the class is calculated  and quoted  in such
  operational   currency.  The operational   currency  of AUD Class,  BRL Class,  CNY Class,  IDR Class,  JPY
  Class and the USD Class is the Japanese  Yen, for USD-hedged  (F) Class it is the United  States
  Dollar.  The net asset values  per unit in the operational   currency  for classes  AUD Class,  BRL
  Class,  CNY Class,  IDR Class,  JPY Class and the USD Class at December  31, 2018 were JPY 0.7334,
  JPY 0.4478,  JPY 1.0332,  JPY 0.6908,  JPY 0.7773  and JPY 1.0415,  respectively.
  The investment  objective  of the Fund is to seek to obtain  income  and capital  appreciation   by

  investing  mainly  in global  investment  grade corporate  bonds and government  bonds,  which shall be
  hedged  against  non United  States  Dollar  currency  exposure.  United  States  Dollar  currency  exposure
  shall be hedged  according  to the currency  of each class.  The USD-hedged  (F) Class will not be
  hedged  by the Fund.
  The Fund is an investment  company  and accordingly   follows  the investment  company  accounting  and

  reporting  guidance  of the Financial  Accounting  Standards  Board (FASB)  Accounting  Standards
  Codification   Topic 946 Financial  Services  -Investment  Companies.
  The investment  advisor  of the Fund is JPMorgan  Asset Management  (UK) Limited  (the“Investment

  Advisor”).
  3.2 SUMMARY  OF SIGNIFICANT   ACCOUNTING  POLICIES  OF THE UNDERLYING  FUND

  The Fund's  financial  statements  reflect  the period  from January  1, 2018 to December  31, 2018,

  which is the Fund's  fiscal  year end. The following  is asummary  of significant   accounting
  policies  consistently   followed  by the Fund in the preparation   of its financial  statements  in
  conformity  with accounting  principles  generally  accepted  in the United  States  of America  (“U.S.
  GAAP”).  The preparation   of financial  statements  in accordance  with U.S. GAAP requires  management
  to make estimates  and assumptions   that affect  the reported  amounts  and disclosures   in the
  financial  statements.   Actual  results  could differ  from those estimates.
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  December  31, 2018
  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  (A) Determination   of Net Asset Value of Units.  Brown Brothers  Harriman  &Co. (the

  “Administrator”),    subject  to the ultimate  authority  of the Underlying  Fund's  Trustee,  will
  conduct  all asset valuations  for the Fund. The Fund's  Net Asset Value (“Net  Asset Value”)  will
  be calculated  each“Business   Day”(any  day on which the New York Stock Exchange  and banks in New
  York City and Japan are open for business),  except  when the banks in London  or the London  Stock
  Exchange  are closed  and at such other times as the Underlying  Fund's  Trustee  may determine  (each
  an“Accounting   Date”).  The Fund's  Net Asset Value is calculated  taking  into account  all assets
  and liabilities   of the Fund, including,  without  limitation,   administration,    legal,  audit and
  other professional   fees and expenses.Net   Asset Value per unit for each class will be calculated
  in Japanese  Yen and translated  in United  States  Dollar,  except  for USD-hedged  (F) Class which
  will calculate  the Net Assets  Value in United  States  Dollars.  The Net Asset Value per unit for
  each class is normally  calculated  on each Business  Day except  when the banks in London  or the
  London  Stock Exchange  are closed  and the Net Asset Value figure  per unit is then adjusted  up to 6
  (six) decimal  places.
  (B) Security  Valuation.  For purposes  of calculating   the Net Asset Value,  portfolio  securities  and

  other assets  for which market  quotes  are readily  available  are stated  at fair value.  Fair value
  is generally  determined  on the basis of last reported  sales prices,  or if no sales are reported,
  based on quotes  obtained  from aquotation  reporting  system,  established   market  makers,  or pricing
  services.
  Securities  and other assets  for which market  quotes  are not readily  available  are valued  at fair

  value as determined  in good faith by the Administrator   with the help of the Investment  Advisor,
  subject  to the ultimate  authority  of the Underlying  Fund's  Trustee.  The Administrator   has adopted
  methods  for valuing  securities  and other assets  in circumstances   where market  quotes  are not
  readily  available.  For instance,  certain  securities  or investments   for which daily market  quotes
  are not readily  available  may be valued  pursuant  to guidelines  established   by the Administrator
  with reference  to other securities  or indices.
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  December  31, 2018
  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  Domestic  and foreign  fixed income  securities  and non-exchange-traded    derivatives   are normally

  valued  on the basis of quotes  obtained  from established   market  makers  or pricing  services.  Prices
  obtained  from independent   pricing  services  use information   provided  by market  makers  or estimates
  of market  values  obtained  from yield data relating  to investments   or securities  with similar
  characteristics.    Certain  fixed income  securities  purchased  on adelayeddelivery    basis are marked
  to market  daily until settlement  at the forward  settlement  date. Short-term  investments   having  a
  maturity  of 60 days or less are stated  at amortized  cost, which approximates   fair value.
  Exchange-traded    options,  futures  and options  on futures  are valued  at the settlement  price
  determined  by the relevant  exchange.  Investments   initially  valued  in currencies  other than the
  functional  currency  are converted  to the functional  currency  using exchange  rates obtained  from
  pricing  services.  As aresult,  the Net Asset Value of the Fund's  units may be affected  by changes
  in the value of currencies  in relation  to its functional  currency.  The value of securities  traded
  in markets  outside  the United  States  or denominated   in currencies  other than the functional
  currency  may be affected  significantly   on aday that the NYSE is closed  and the Net Asset Value
  may change  on days when an investor  is not able to purchase,  request  the repurchase  of, or
  exchange  units.
  Market  quotes  are considered  not readily  available  in circumstances   where there is an absence  of

  current  or reliable  market-based   data (e.g.,  trade information,   bid/asked  information,   broker
  quotes),  including  where events  occur after the close of the relevant  market,  that materially
  affect  the values  of the Fund's  securities  or assets.  In addition,  market  quotes  are considered
  not readily  available  when, due to extraordinary   circumstances,   the exchanges  or markets  on which
  the securities  trade,  do not open for trading  for the entire  day and no other market  prices  are
  available.  The Underlying  Fund's  Trustee  is responsible   for monitoring  significant   events  that
  may materially  affect  the values  of the Fund's  securities  or assets  and for determining   whether
  the value of the applicable  securities  or assets  should  be re-evaluated   in light of such
  significant   events.
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  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  When the Fund uses fair value pricing  to determine  its Net Asset Value,  securities  will not be

  priced  on the basis of quotes  from the primary  market  in which they are traded,  but rather  may be
  priced  by another  method  that the Investment  Advisor  or persons  acting  at their direction  believe
  accurately  reflects  fair value.  Fair value pricing  may require  subjective  determinations   about
  the value of asecurity.  While the Fund's  policy  is intended  to result  in acalculation   of the
  Fund's  Net Asset Value that fairly  reflects  security  values  as of the time of pricing,  the Fund
  cannot  ensure  that fair values  determined  by the Underlying  Fund's  Trustee  or persons  acting  at
  their direction  would accurately  reflect  the price that the Fund could obtain  for asecurity  if
  it were to dispose  of that security  as of the time of pricing  (for instance,  in aforced  or
  distressed  sale).  The prices  used by the Fund may differ  from the value that would be realized  if
  the securities  were sold and the differences   could be material  to the financial  statements.
  Fair Value Measurements   -In accordance  with the authoritative   guidance  on fair value

  measurements   and disclosures   under U.S. GAAP, the Fund discloses  the fair value of its
  investments   in ahierarchy  that prioritizes   the inputs  to valuation  techniques  used to measure
  the fair value.  The hierarchy  gives the highest  priority  to valuations  based upon unadjusted
  quoted  prices  in active  markets  for identical  assets  or liabilities   (Level  1measurement)   and the
  lowest  priority  to valuations  based upon unobservable   inputs  that are significant   to the
  valuation  (Level  3measurements).   The guidance  establishes   three levels  of the fair value
  hierarchy  as follows:
  •Level 1-Fair value measurements   are those derived  from quoted  prices  (unadjusted)   in active

  markets  for identical  assets  or liabilities;
  •Level 2-Fair value measurements   are those derived  from inputs  other than quoted  prices

  included  within  Level 1that are observable  for the asset or liability,  either  directly  (i.e.
  as prices)  or indirectly  (i.e. derived  from prices);  and
  •Level 3-Fair value measurements   are those derived  from valuation  techniques  that include

  inputs  for the asset or liability  that are not based on observable  market  data (unobservable
  inputs).
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  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  Inputs  are used in applying  the various  valuation  techniques  and broadly  refer to the assumptions

  that market  participants   use to make valuation  decisions,  including  assumptions   about risk.
  Inputs  may include  price information,   specific  and broad credit  data, liquidity  statistics,   and
  other factors.  Afinancial  instrument's   level within  the fair value hierarchy  is based on the
  lowest  level of any input that is significant   to the fair value measurement.   However,  the
  determination   of what constitutes“observable”requires       significant   judgment  by the Investment
  Advisor.  The Investment  Advisor  considers  observable  data to be that market  data which is readily
  available,  regularly  distributed   or updated,  reliable  and verifiable,   not proprietary,   and
  provided  by independent   sources  that are actively  involved  in the relevant  market.  The
  categorization   of afinancial  instrument  within  the hierarchy  is based upon the pricing
  transparency   of the instrument  and does not necessarily   correspond  to the Underlying  Fund's
  Trustee's  perceived  risk of that instrument.
  Investments   Investments   whose values  are based on the quoted  market  prices  in active  markets,  and

  therefore  classified  within  Level 1, include  certain  money market  securities.   The Underlying
  Fund's  Trustee  does not adjust  the quoted  price for such instruments,   even in situations  where
  the Fund holds alarge position  and asale could reasonably  impact  the quoted  price.
  Investments   that trade in markets  that are not considered  to be active,  but are valued  based on

  quoted  market  prices,  dealer  quotations  or alternative   pricing  sources  supported  by observable
  inputs  are classified  within  Level 2. These include  investment-grade    corporate  bonds and
  sovereign  obligations.   As Level 2investments   include  positions  that are not traded  in active
  markets  and/or  are subject  to transfer  restrictions,   valuations  may be adjusted  to reflect
  illiquidity   and/or  non-transferability,     which are generally  based on available  market
  information.
  Derivative  Instruments   Derivative  instruments   can be exchange-traded    or privately  negotiated

  over-the-counter    (“OTC”).  Exchange-traded    derivatives,   such as futures  contracts  and exchange-
  traded  option  contracts,  are typically  classified  within  Level 1or Level 2of the fair value
  hierarchy  depending  on whether  or not they are deemed  to be actively  traded.
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  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  OTC derivatives,   including  forward  foreign  currency  contracts  are valued  by the Underlying  Fund's

  Trustee  using observable  inputs,  such as quotations  received  from the counterparty,   dealers  or
  brokers,  whenever  available  and considered  reliable.  In instances  where models  are used, the
  value of an OTC derivative  depends  upon the contractual   terms of, and specific  risks inherent  in,
  the instrument  as well as the availability   and reliability   of observable  inputs.  Such inputs
  include  market  prices  for reference  securities,   yield curves,  credit  curves  and correlation   of
  such inputs.  Certain  OTC derivatives,   such as generic  forwards,  have inputs  which can generally
  be corroborated   by market  data and are therefore  classified  within  Level 2.
  Those OTC derivatives   that have less liquidity  or for which inputs  are unobservable   are

  classified  within  Level 3. While the valuations  of these less liquid  OTC derivatives   may utilize
  some Level 1and/or  Level 2inputs,  they also include  other unobservable   inputs  which are
  considered  significant   to the fair value determination.
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  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  The following  table presents  the financial  instruments   carried  on the Statement  of Assets  and

                     *
  Liabilities   by caption  and by level within  the valuation  hierarchy  as of December  31, 2018 :
          (Unadjusted)

          Quoted
          Prices in
          Active   Significant
          Markets for  Other
                Significant
          Identical   Observable
                Unobservable
          Investments    Inputs
                 Inputs  Fair Value at
    *
  Investments
          (Level 1)  (Level 2)  (Level 3)
                   12/31/18
  Debt Securities:
  Australia        $      -   $  2,796,391   $      -   $  2,796,391
  Austria           -  139,584    -  139,584
  Belgium           -  389,657    -  389,657
  Canada           -  4,791,995     -  4,791,995
  Finland           -  124,865    -  124,865
  France           -  9,000,667     -  9,000,667
  Germany           -  1,603,286     -  1,603,286
  Hong Kong
            -  111,589    -  111,589
  Ireland           -  2,748,478     -  2,748,478
  Italy           -  1,441,367     -  1,441,367
  Jersey           -  1,113,486     -  1,113,486
  Luxembourg           -  1,394,191     -  1,394,191
  Netherlands           -  5,195,446     -  5,195,446
  Portugal           -  467,569    -  467,569
  Spain           -  3,349,784     -  3,349,784
  Sweden           -  903,340    -  903,340
  Switzerland           -  2,443,639     -  2,443,639
  United Kingdom
            -  9,987,144     -  9,987,144
  United States
            - 51,674,238     - 51,674,238
  Short-Term  Investments
  Time Deposits
           1,370,205     -   -  1,370,205
  Total Investments          $ 99,676,716
          $  1,370,205      $      -   $ 101,046,921
       **
  Financial  Derivative  Instruments
  Assets
  Forward Foreign Currency  Contracts
            -  1,564,503     -  1,564,503
  Futures  Contracts
            527   -   -   527
  Liabilities
  Forward Foreign Currency  Contracts
            -  (295,651)    -  (295,651)
  Futures  Contracts
           (193,025)    -   -  (193,025)
  *
  For further  information   on categories  of securities  refer to the Schedule  of Investments.
  **
  Financial  derivative  instruments   such as forward  foreign  currency  contracts  and futures
  contracts  are valued  at the unrealized  appreciation/(depreciation)      on the instruments.
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  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  During  the year ended December  31, 2018, there were no transfers  between  levels.  The Fund

  accounts  for investments   it transfers  in and out of each level at the end of the year.
  There were no securities  valued  as Level 3as of December  31, 2018.

  (C) Securities  Transactions   and Investment  Income.  Securities  transactions   are recorded  as of the

  trade date for financial  reporting  purposes.  Securities  purchased  or sold on awhen-issued   or
  delayed-delivery    basis may be settled  amonth or more after the trade date. Realized  gains and
  losses  from securities  sold are recorded  on the identified  cost basis.  Premium  and discount  on
  securities  are amortized/accreted    on an effective  yield basis.  Interest  income,  adjusted  for the
  accretion  of discount  and amortization   of premium,  is recorded  on the accruals  basis.  Coupon
  income  is not recognized  on securities  for which collection  is not expected.  Other income  may
  include  interest  income  from time deposits.
  (D) Expenses.  The Fund will bear its operational   expenses,  including  (without  limitation);   legal

  fees; expenses  of the continuous  offering  of units,  including  the cost of producing  and
  distributing   the offering  memorandum;   printing  and mailing  costs;  filing  fees and expenses;
  accounting,   audit,  and tax preparation   expenses;  consultant  fees; tax, litigation,   and
  extraordinary   expenses,  if any; interest  expenses  (including  interest  due to repurchase
  agreements  and borrowing  by the Fund);  custody  fees, administrator's    fees, Underlying  Fund's
  Trustee's  fees, risk calculation   services,  bank charges,  brokerage  commissions   (including  options
  trades),  spreads,  mark-ups  on securities,   swaps and forwards,  short dividends,  currency  hedging
  costs,  and other investment  and operating  expenses.
  (E) Distribution   Policy.  The Fund will declare  and arrange  for payment  of distributions   (whether

  in cash or in specie)  for each class,  as approved  by series  resolution  dated April 16, 2010, and
  by series  resolution  dated November  18, 2010, with respect  to the USD-hedged  (F) Class.  The
  distributions   are contemplated   to be the greater  of (1) positive  aggregated  amounts  contributed
  from net realized  capital  gain (including  hedge position),  net unrealized  capital  gains and net
  income,  and (2) the estimated  theoretical   income  based on the yield of securities  portfolio  net
  fund expense  and currency  hedge premium  (cost),  which is calculated  by total net assets  of the
  respective  class times the portfolio  yield.
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  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  The Fund will declare  and re-invest  the distribution   to each unitholder  of aclass,  on amonthly

  basis,  the greater  amount  as determined  above by the Administrator.   The Fund will declare  such
  distributions   for the current  month on the last business  day of the previous  month or any other
  days the Underlying  Fund's  Trustee  may determine  at its sole discretion  (the“Record   Date”),  and
  will generally  make such distributions   before  the tenth (10th)  calendar  day (if not abusiness
  day or the banks in London  or the London  Stock Exchange  are closed  the following  business  day) of
  the current  month or any other days the Underlying  Fund's  Trustee  may determine  at its sole
  discretion  (the“Dividend   Date”).  The unitholders   of each class has elected  to re-invest
  distributions;   therefore,  units will be issued  on the relative  Dividend  Date.
  Distributions   declared  and reinvested  for the year ended December  31, 2018 are as follows:

  Distributions   to Unitholders

               Amount
  AUD Class         $   128,103
  BRL Class
               455,166
  CNY Class
               36,035
  IDR Class
               303,167
  JPY Class
              1,373,945
  USD Class
               162,103
  USD-hedged  (F) Class
              1,035,016
            $   3,493,535
  Total
            210/346









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  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  (F) Sovereign  Debt Securities.   The Fund may invest  mainly  in sovereign  debt securities  issued  or

  guaranteed  by Sovereign  Issuers  including  emerging  nations.  Investment  in sovereign  debt involves
  ahigh degree  of risk. The government  entity  that controls  the repayment  of sovereign  debt may
  not be able or willing  to repay the principal  and/or  interest  when due in accordance  with the
  terms of such debt. Agovernment  entity's  willingness   or ability  to repay principal  and interest
  due in atimely  manner  may be affected  by, among other factors,  its cash flow situation,  the
  extent  of its foreign  reserves,  the availability   of sufficient  foreign  exchange  on the date a
  payment  is due, the relative  size of the debt service  burden  to the economy  as awhole,  the
  government  entity's  policy  towards  the International   Monetary  Fund and the political  constraints
  to which agovernment  entity  may be subject.  Government  entities  may also be dependent  on
  expected  disbursements   from non-U.S.  governments,   multilateral   agencies  and other international
  organizations   to reduce  principal  and interest  arrearages  on their debt. The commitment  on the
  part of these governments,   agencies  and others  to make such disbursements   may be conditioned   on
  the implementation   of economic  reforms  and/or  economic  performance   and the timely  service  of such
  debtor's  obligations.   Failure  to implement  such reforms,  achieve  such levels  of economic
  performance   or repay principal  or interest  when due may result  in the cancellation   of such third
  parties'  commitments   to lend funds to the government  entity,  which may further  impair  such
  debtor's  ability  or willingness   to timely  service  its debts.  Consequently,   government  entities
  may default  on their sovereign  debt.
  Holders  of sovereign  debt may be requested  to participate   in the rescheduling   of such debt and to

  extend  further  loans to government  entities.  In the event of adefault  by agovernment  entity,
  there may be few or no effective  legal remedies  for collecting  on such debt.
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  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2018
  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  (G) Cash and Foreign  Currency.  The functional  and reporting  currency  for the Fund is the United

  States  Dollar.  The fair valued  non-USD  denominated   securities,   currency  holdings  and other assets
  and liabilities   are translated  into the Fund's  functional  currency  based on the current  exchange
  rates each business  day. Fluctuations   in the value of currency  holdings  and other assets  and
  liabilities   resulting  from changes  in exchange  rates are recorded  as unrealized  foreign  currency
  gains or losses.  Realized  gains or losses  and unrealized  appreciation   or depreciation   on
  investment  securities  and income  and expenses  are translated  on the respective  dates of such
  transactions   and the reporting  date, respectively.   The effects  of changes  in foreign  currency
  exchange  rates on investments   in securities  and derivatives   are not segregated  on the Statement
  of Operations  from the effects  of changes  in market  prices  and values  of those securities,   but
  are included  with net realized  and unrealized  gain or loss.
  (H) Time Deposits.  The Fund, through  Brown Brother  Harriman  &Co. (the“Custodian”),    places

  excess  cash balances  into overnight  time deposits  with one or more eligible  deposit  institutions,
  as determined  by the Investment  Advisor.  These are classified  as short term investments   in the
  Fund's  Schedule  of Investments.   Due to the European  Central  Bank deposit  rate cut in June 2014,
  interest  rates for euro denominated   short-term  investments   may be less than zero percent.  Due to
  deposit  rate cut by the central  Banks in Europe  and Japan interest  rates for Euro and Japanese
  Yen short-term  investments   may be less than zero percent.
  (I) Forward  Foreign  Currency  Contracts.  The Fund may enter into forward  foreign  currency

  contracts  in connection  with settling  planned  purchases  or sales of securities  to hedge the
  currency  exposure  associated  with some or all of aFund's  securities  or as apart of an
  investment  strategy.  Aforward  foreign  currency  contract  is an agreement  between  two parties  to
  buy and sell acurrency  at aset price on afuture  date. The fair value of aforward  foreign
  currency  contract  fluctuates  with changes  in foreign  currency  exchange  rates.  Forward  foreign
  currency  contracts  are marked  to market  daily based on rates obtained  from pricing  vendors  and
  the change  in value is recorded  by the Fund as an unrealized  gain or loss. Realized  gains or
  losses  equal to the difference  between  the value of the contract  at the time it was opened  and
  the value at the time it was closed  are recorded  upon delivery  or receipt  of the currency.  These
  contracts  may involve  market  risk in excess  of the unrealized  gain or loss reflected  on the
  Statement  of Assets  and Liabilities.   In addition,  the Fund could be exposed  to risk if the
  counterparties   are unable  to meet the terms of the contracts  or if the value of the currency
  changes  unfavorably   to the base currency.
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  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2018
  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  The Fund is also authorized  to enter into forward  foreign  currency  contracts  for the purpose  of

  hedging  exchange  risk for an investor.  Gains and losses  arising  from class specific  forward
  foreign  currency  contracts  are allocated  to those specific  classes.  Forward  foreign  currency
  contracts  outstanding   at December  31, 2018 are listed  in the Schedule  of Investments.
  (J) Futures  Contracts.  The Fund may enter into futures  contracts.  The Fund may use futures

  contracts  to manage  its exposure  to the securities  markets  or to movements  in interest  rates and
  currency  values.  The primary  risks associated  with the use of futures  contracts  are the imperfect
  correlation   between  the change  in market  value of the securities  held by the Fund and the prices
  of futures  contracts,  the possibility   of an illiquid  market,  and the inability  of the
  counterparty   to meet the terms of the contract.  Futures  contracts  are valued  based upon their
  quoted  daily settlement  prices.  Upon entering  into afutures  contract,  the Fund is required  to
  deposit  with its futures  broker,  an amount  of cash or United  States  Government  and Agency
  Obligations   in accordance  with the initial  margin  requirements   of the broker  or exchange.  Futures
  contracts  are marked  to market  daily and an appropriate   payable  or receivable  for the change  in
  value (“variation   margin”)  is recorded  by the Fund. Gains or losses  are recognized  but not
  considered  realized  until the contracts  expire  or are closed.  Futures  contracts  involve,  to
  varying  degrees,  risk of loss in excess  of the variation  margin  disclosed  on the Statement  of
  Assets  and Liabilities.   Future  contracts  outstanding   at December  31, 2018 are listed  in the
  Schedule  of Investments.
  (K) Derivative  Instruments.   ASC 815-10-50  requires  disclosures   about derivative  instruments   and

  hedging  activities.   It requires  that the Fund disclose:  a) how and why an entity  uses derivative
  instruments,   b) how derivative  instruments   and related  hedged  items are accounted  for and c) how
  derivative  instruments   and related  hedged  items affect  an entity's  financial  position,  financial
  performance   and cash flows.  The Fund does not designate  derivative  instruments   as hedging
  instruments   under ASC 815.
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  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2018
  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  The Fund may transact  in avariety  of derivative  instruments   including,  futures  contracts  and

  forward  foreign  currency  contracts  primarily  for trading  purposes  with each instrument's   primary
  risk exposure  being interest  rate, credit  or foreign  exchange  risk. The fair value of the forward
  foreign  currency  contracts  is included  in the Statement  of Assets  and Liabilities   with changes  in
  fair value reflected  as realized  gain (loss)  or net change  in unrealized  gain (loss)  within  the
  Statements  of Operations.   During  the year, the Fund's  transactions   in derivative  instruments
  consisted  of forward  foreign  currency  contracts  and futures  contracts.
  Fair Values  of Derivative  Instruments   on the Statement  of Assets  and Liabilities   as of December

  31, 2018
  Derivatives   not accounted  for as hedging  instruments   under ASC 815
            Foreign Exchange

                Interest  Rate
  Location                  Total
              *
             Risk
                 Risk
  Asset Derivatives
  Unrealized  appreciation  onforward foreign currency
            $ 1,564,503  $   - $ 1,564,503
  contracts
         **
  Unrealized  appreciation  onfutures contracts
               -   527   527
            $ 1,564,503  $  527 $ 1,565,030
  Liability  Derivatives

  Unrealized  (depreciation)   onforward foreign currency
                $   -
            $   (295,651)      $   (295,651)
  contracts
          **
  Unrealized  (depreciation)   onfutures contracts
               -  (193,025)   (193,025)
            $   (295,651)   $   (193,025)   $   (488,676)
  *

  Gross value is presented  in the Statement  of Assets  and Liabilities   in the unrealized
  appreciation/(depreciation)      on open forward  foreign  currency  contracts.
  **
  The fair values  of derivatives   instruments   include  cumulative  appreciation/(depreciation)      of
  futures  contracts  as reported  in the Schedule  of Investments.   Only current  day's variation  margin
  is reported  within  the Statements  of Assets  and Liabilities.
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  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2018
  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  Effect  to Derivative  Instruments   on the Statement  of Operations  for the year ended December  31,

  2018
  Derivatives   not accounted  for as hedging  instruments   under ASC 815
            Foreign Exchange  Interest  Rate

  Location                  Total
             Risk   Risk
  Realized  gain/(loss)  onderivatives  recognized  asaresult
  from operations
  Net realized  gain onforward foreign currency  contracts   $  265,297  $   - $  265,297
  Net realized  gain on futures  contracts        -  164,908   164,908
            $  265,297  $  164,908  $  430,205
  Change inunrealized  appreciation/(depreciation)     on

  derivatives  recognized  asaresult from operations
  Net change in unrealized  appreciation  on forward  foreign
            $ 2,267,420  $   - $ 2,267,420
  currency  contracts
  Net change in unrealized  (depreciation)   on futures
               -  (267,355)   (267,355)
  contracts
            $ 2,267,420     $ 2,000,065
                $   (267,355)
  The average  monthly  notional  amount  of open forward  foreign  currency  contracts  outstanding   for

  the year ended December  31, 2018, was approximately   as follows:
    *

  Fund Level
            $  68,109,801
  Class A-AUD Class
            $  3,488,141
  Class B-BRL Class
            $  6,181,709
  Class  C -CNY Class
            $  605,462
  Class D-IDR Class
            $  3,465,494
  Class E-JPY Class
            $  75,927,380
  *

  Forward  foreign  currency  contracts  held for all classes.
  The average  monthly  notional  amount  of open futures  contracts  outstanding   during  the year ended

  December  31, 2018, was approximately   $21,203,556.
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  December  31, 2018
  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  The Fund is aparty to master  netting  agreements,   such as an International   Swaps and Derivatives

  Association   Master  Agreement,  International   Foreign  Exchange  Master  Agreement  or Foreign  Exchange
  and Options  Master  Agreement,  with certain  counterparties   that govern  OTC derivative  and foreign
  exchange  contracts  entered  into from time to time. The master  netting  agreements  may contain
  provisions  regarding,  among other things,  the parties'  general  obligations,   representations,
  agreements,   collateral  requirements,   events  of default  and early termination.
  Futures  are traded  or cleared  on an exchange  or central  clearinghouse.   Exchange-traded    or cleared

  transactions   generally  present  less counterparty   risk to afund than OTC transactions.   The
  exchange  or clearinghouse   stands  between  the Fund and the broker  to the contract  and therefore,
  credit  risk is generally  limited  to the failure  of the exchange  or clearinghouse   and the clearing
  member.  Securities  pledged  by the Fund for exchange-traded    and cleared  transactions,   if any, are
  identified  in the Schedule  of Investments.
  Collateral  requirements   are determined  based on the Fund's  net position  with each counterparty.

  Collateral  can be in the form of cash or debt securities  issued  by the U.S. government  or related
  agencies  or other securities  as agreed  to by the Fund and the applicable  counterparty.   With
  respect  to certain  counterparties,    in accordance  with the terms of the master  netting  agreements,
  collateral  posted  to the Fund, if any, is held in asegregated  account  by the Custodian  and with
  respect  to those amounts  which can be sold or repledged,  are presented  in the Schedule  of
  Investments.
  Collateral  pledged  by the Fund, if any, is segregated  by the Custodian  and identified  in the

  Schedule  of Investments.   As of December  31, 2018, there were no securities  or cash pledged  as
  collateral.
  Termination   events  applicable  to the Fund may occur upon adecline  in the Fund's  net assets  below

  aspecified  threshold  over acertain  period  of time. Termination   events  applicable  to
  counterparties   may occur upon adecline  in the counterparty's   credit  rating  below aspecified
  level.  In each case, upon occurrence,   the other party may elect to terminate  early and cause
  settlement  of all derivative  and foreign  exchange  contracts  outstanding,   including  the payment  of
  any losses  and costs resulting  from such early termination,   as reasonably  determined  by the
  terminating   party.  Any decision  by one or more of the Fund's  counterparties   to elect early
  termination   could impact  the Fund's  future  derivative  activity.
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  December  31, 2018
  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  (L) UNITS.  As of December  31, 2018 all issued  units were held by two related  unitholders,

  established   by Mitsubishi  UFJ Kokusai  Asset Management  Co., Ltd. The two unitholders   held an
  interest  of 100% in the net assets.
  Currently,  there are seven classes  of units being offered  to investors:  AUD Class,  BRL Class,  CNY

  Class,  IDR Class,  JPY Class,  USD Class,  and USD-hedged  (F) Class.
  The Underlying  Fund's  Trustee  may establish  new series  and/or  classes  without  the consent  of

  current  unitholders,   which may have adifferent  subscription   or functional  currency.
  Subscription   for Units.  The Fund will accept  subscriptions   for units as of the each business  day

  except  for days where the London  Stock Exchange  or banks in London  are closed  and at any other
  time in the discretion  of the Fund, each a“Subscription    Date”.  The Underlying  Fund's  Trustee,
  or its delegate,  may accept  or reject  subscriptions   in their sole discretion.   The minimum  initial
  price of \1.0000  for each class per unit, except  for the USD-hedged  (F) Class which will have a
  minimum  initial  price of $0.01 per unit. The Underlying  Fund's  Trustee,  or its delegate,  may
  accept  or reject  subscriptions   in their discretion.   The minimum  initial  subscription   amount  for
  each investor  in the Fund is \10,000,000   for each class (or the Yen equivalent  of US$100,000),
  except  for the USD-hedged  (F) Class which will be US$100,000.   The foregoing  minimum  subscription
  amounts  apply to each class of units.  The Underlying  Fund's  Trustee  or its delegate  may waive the
  minimum  subscription   amount  in its sole discretion  (provided  that the minimum  initial
  subscription   amount  will not be less than US$100,000).   Additional  units will be issued  at Net
  Asset Value per units of such class at subscription   date.
  The units are offered  by the Fund. The Fund does not receive  commissions   or other compensation

  from the sale of units.
  Units are offered  for sale on acontinuous  basis on each business  day except  any day where the

  London  Stock Exchange  or banks in London  are closed  at an initial  price of \1.0000  for each class
  per Unit. The Underlying  Fund's  Trustee,  or its delegate,  may accept  or reject  subscriptions   in
  their discretion.   The minimum  initial  subscription   amount  for each investor  in the Fund was
  \10,000,000   for each class denominated   in Japanese  Yen and $100,000  for the USD-hedged  (F) Class
  (the minimum  initial  subscription   amount  will not be less than US$100,000  or its Japanese  Yen
  equivalent).
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  December  31, 2018
  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  In order to subscribe  for units,  aprospective   investor  must submit  afully completed  and

  executed  subscription   agreement  to the Administrator   on the subscription   date. The subscriber
  must also make arrangements   with the Administrator   for the transmission   of its subscription
  funds,  which must be received  by the Fund prior to 5:00 p.m. (New York time) three business  days
  after the relevant  subscription   date (or such longer  period  acceptable  to the Administrator).
  After the subscription   agreement  is received,  the Administrator   will promptly  notify  the
  subscriber  whether  the subscription   has been accepted  or rejected  by the Fund. Subscription
  amounts  should  be sent to the Fund, c/o the Administrat   or.
  All subscription   agreements  and subscription   funds must be delivered  to the Fund in accordance

  with the instructions   contained  in the subscription   agreement.  If asubscription   is rejected,  any
  subscription   funds tendered  will be promptly  returned  to the subscriber's   account  of origin
  without  interest.  Subscriptions   for each class,  except  for the USD-hedged  (F) Class,  must be made
  in Japanese  Yen. Subscriptions   for the USD-hedged  (F) Class must be made in United  States
  Dollars.  All subscriptions   are irrevocable.   The Underlying  Fund's  Trustee,  or its delegate,  may
  accept  asubscription   only in part and will promptly  notify  any affected  subscriber.
  Redemptions.   Aunitholder  may request  that the Fund redeem  all or part of such unitholder's   units

  as of the each business  day except  when the London  Stock Exchange  or banks in London  are closed
  and at any other time in the discretion  of the Fund (each such date, a"Redemption   Date").
  Unitholders   need to submit  arequest  to redeem  units as of aredemption  date to the Administrator
  prior to the specified  time (as defined  below)  on the redemption  date. Any redemption  request
  received  after the specified  time will be deemed  to have been received  on the next redemption
  date.
  The specified  time will be any time prior to the close of The New York Stock Exchange  or as

  deemed  appropriate   by the Underlying  Fund's  Trustee.
  Redemption  requests  must specify  the redemption  date and either  apercentage  of the redeeming

  unitholder's   units,  aspecific  number  of the unitholder's   units or Japanese  Yen amount  of such
  units to be redeemed.  Redemption  price shall be equal to Net Asset Value per units of such class
  at redemption  date. Redemption  proceeds  will generally  be paid within  three business  days of the
  relevant  redemption  date in Japanese  Yen or in United  States  Dollars  with respect  to the USD-
  hedged  (F) Class.
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  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2018
  3. UNDERLYING  FUND (continued)

  (M) Fees and Expenses.  The Underlying  Fund bears its own expenses,  including,  but not limited  to

  Accounting  and Administrative   Fees, Custody  Fees, Transfer  Agent Fees, Investment  Advisor  Fees,
  Underlying  Fund's  Trustee  Fees and other expenses  associated  with the operations  of the
  Underlying  Fund. These fees are indirectly  paid by the Sub-Trust  through  the net assets  value of
  its investment  in the Underlying  Fund.
  4. UNITS

  As of December  31, 2018, 100% of the units issued  by the Sub-Trust  were held by one unitholder,

  which held 100% of interest  in the net assets.
  (A) Subscriptions   for Units.  After and including  the initial  closing  date, Units in the Sub-Trust

  will be issued  on each Business  Day, at the Net Asset Value Per unit of the relevant  class on the
  Business  Day on which the relevant  subscription   order was accepted.  In order to be dealt with on
  aspecific  Business  Day, asubscription   application   form must be received  by the Administrator
  before  the specified  time on that Business  Day unless  otherwise  agreed  by the Manager.  Any
  application   received  after the specified  time shall be deemed  to have been received  on the next
  Business  Day.
  Subscription   monies  should  be received  by the Custodian  on the fourth  Business  Day from (and

  including)  the applicable  Business  Day unless  otherwise  agreed  by the Manager.  Certificates   shall
  not be issued  in respect  of the issue of units but confirmation   of the issuance  of units (if
  specifically   requested),   shall be delivered  by the Administrator   provided  that payment  of the
  subscriptions   proceeds  has been received  by the Custodian.  The Manager,  the Trustee  and the
  Administrator   reserve  the right to decline  any application   to subscribe  for units in whole or in
  part in their respective  sole discretion.
  The unitholder  will be required  to comply  with such anti-money  laundering  procedures  as are

  required  by the Money Laundering  Regulations   (as amended  from time to time),  the Terrorism  Law
  (as amended  from time to time) and the Proceeds  of Crime Law (as amended  from time to time),  of
  the Cayman  Islands  and also by any anti-money  laundering  legislation   applicable  to the
  Administrator.
  After the initial  offering  period,  there may be added to the issue price,  asales charge  of up to

  3.0% (not including  local consumption   or other taxes)  of the issue price,  retained  by the
  Distributor.
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  December  31, 2018
  (B) Repurchase  of Unit. After and including  the initial  closing  date, unitholders   may repurchase

  all or any of their units on any Business  Day. In order for an application   for repurchase  of
  units to be dealt with on adealing  day, it must be received  by the Administrator   before  the
  specified  time on that dealing  day. Any application   received  after the specified  time shall be
  deemed  to have been received  on the next dealing  day.
  The Manager,  the Trustee  and the Administrator   reserve  the right to decline  any order to

  repurchase  units in whole or in part in their respective  sole discretion.
  Repurchase  requests  may not be revoked  by the unitholder,   unless  the Manager  otherwise  consents.

  The repurchase  price of aunit will be the Net Asset Value per unit of the applicable  class as of

  the dealing  day on which the relevant  repurchase  request  was accepted.  The Administrator   may
  deduct  any third party charges  or withholding   taxes,  if applicable,   from the repurchase  proceeds
  remitted  to the repurchasing   unitholder.
  Repurchases   must be made in multiples  of 1unit.

  Payment  of the repurchase  proceeds  will generally  be made on the fourth  Business  Day from (and

  including)  the applicable  dealing  day or as soon as practicable   thereafter  in such cases where
  the banks in the relevant  markets  are not open for settlement.
  5. RISK FACTORS

  The units are speculative   and illiquid  securities  involving  substantial   risk of loss and are

  suitable  for investment  only by sophisticated   persons  for which an investment  in the Sub-Trust
  does not represent  acomplete  investment  program  and who fully understand  and are capable  of
  assuming  the risks of an investment  in the Sub-Trust.  The Sub-Trust's   debt securities
  concentration   may make it unsuitable  for certain  portfolios.   References  to the Sub-Trust  and the
  Sub-Trust's   investments   and portfolio  in the following  summary  of risks refer to the combined
  risks relating  to the investments   and portfolio  of the Sub-Trust  as well as the Underlying  Fund.
  The following  considerations,    which do not purport  to be acomplete  list of all risks involved  in
  an investment  in the Sub-Trust,  should  be carefully  evaluated  before  investing  in the Sub-Trust.
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  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
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  December  31, 2018
  (A) Exchange  Rate Risk

  The Underlying  Fund

  The exposure  to non-USD  currencies  of underlying  asset shall be hedged  to USD and hedging  cost
  will be incurred  by the Underlying  Fund when the USD interest  rate is lower than those of non-USD
  currencies  of underlying  asset.  The exchange  rate risk cannot  be wholly  eliminated.
  USD-denominated    USD-hedged  class

  Underlying  assets  of investment  trust securities  which the Sub-Trust  mainly  invests  are hedged
  against  USD in the investment  trust in principle,  as away of seeking  to reduce  exchange  rate
  risks.  However,  the exchange  rate risk cannot  be wholly  eliminated.   Please  note that if the USD
  interest  rate is lower than those of underlying  assets,  investors  will incur the cost of hedging
  the difference  between  those interest  rates.
  AUD-denominated    AUD-hedged  class

  Investment  trust securities  which the Sub-Trust  mainly  invests  are hedged  against  USD and the
  exposure  to USD is hedged  against  AUD in the AUD-denominated    hedge class in principle,  as away
  of seeking  to reduce  exchange  rate risks.  However,  the exchange  rate risk cannot  be wholly
  eliminated.   Please  note that if the AUD interest  rate is lower than the USD interest  rate,
  investors  will incur the cost of hedging  the difference  between  the AUD interest  rate and the USD
  interest  rate.
  EUR-denominated    EUR-hedged  class

  Investment  trust securities  which the Sub-Trust  mainly  invests  are hedged  against  USD and the
  exposure  to USD is hedged  against  EUR in the EUR denominated   hedge class in principle,  as away
  of seeking  to reduce  exchange  rate risks.  However,  the exchange  risk cannot  be wholly  eliminated.
  Please  note that if the EUR interest  rate is lower than the USD interest  rate, investors  will
  incur the cost of hedging  the difference  between  the EUR interest  rate and the USD interest  rate.
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  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
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  December  31, 2018
  (B) Interest  Rate Risk. Generally  speaking,  if the level of the interest  rate increases  (or

  declines)  in the country  or region  where the bonds which are invested  substantially   are issued,
  the bond price declines  (or increases),   which may result  in afluctuating   Net Asset Value per
  unit. The longer  the duration  (“duration”means    the volatility  of the bond price against
  interest  rate fluctuations   and indicates  the average  period  of time required  to collect
  investments   in bonds.  The higher  the bond price,  the longer  it takes to collect  the investment
  principal  and the greater  the fluctuations   in the bond price due to fluctuations   in the interest
  rate (sensitivity)   during  that period.),  the greater  the fluctuation   in the bond price due to
  interest  rate fluctuations.
  The value of the fixed-income   securities  in which the Sub-Trust  may invest  will change  as the

  general  levels  of interest  rates fluctuate.  When interest  rates decline,  the value of the Sub-
  Trust's  fixed-income   securities  can be expected  to rise. Conversely,   when interest  rates rise,
  the value of such securities  is generally  expected  to decline.
  (C) Credit  Risk. Credit  risk is the risk that the issuer  of asecurity  will be unable  to pay

  interest  or repay the principal  when due. Changes  in an issuer's  credit  rating  or the market's
  perception  of an issuer's  creditworthiness    may also affect  the value of the Sub-Trust's
  investment  in that issuer.  The degree  of credit  risk depends  on both the financial  condition  of
  the issuer  and the terms of the obligation.   Investments   in lower rated or unrated  fixed-income
  securities  in which the Sub-Trust  may invest  indirectly,   while generally  providing  greater
  opportunity   for gain and income  than investments   in higher  rated securities,   usually  entail
  greater  risk (including  the possibility   of default  or bankruptcy  of the issuers  of such
  securities).
  The bond price may fluctuate  significantly   as aresult  of achange  in the bond issuer's  rating

  (credibility)   or the possibility   of such change  due to achange  in the issuer's  ability  to repay
  debts,  and the Net Asset Value per unit also may fluctuate  significantly.   In addition,  the Net
  Asset Value per unit may decline  and cause aloss as aresult  of insolvency,   adverse  financial
  conditions  or the credit  status  of the issuer  of the securities  which are invested  substantially.
  If an event of default  occurs,  the bond price may significantly   decline.  Moreover,  in such a
  case, flexible  transactions   may not be allowed  as the liquidity  significantly   declines.
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  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
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  December  31, 2018
  (D) Liquidity  Risk. Liquidity  risk exists  when particular  investments   are difficult  to purchase

  or sell. The Sub-Trust's   investments   in less liquid  securities  may reduce  the returns  of the Sub-
  Trust because  it may be unable  to sell the illiquid  securities  at an advantageous   time or price.
  To the extent  that the Sub-Trust's   principal  investment  strategies  involve  non-developed   country
  securities,   derivatives   or securities  with substantial   market  and/or  credit  risk, the Sub-Trust
  will tend to have the greatest  exposure  of liquidity  risk.
  (E) Counterparties   and Brokers.  The financial  institutions   and counterparties,    including  banks

  and brokerage  firms,  with which the Sub-Trust  or adelegate  on behalf  of the Sub-Trust  trades  or
  invests,  may encounter  financial  difficulties   and default  on their respective  obligations   to the
  Sub-Trust.  Any such default  could result  in material  losses  to the Sub-Trust.  In addition,  the
  Sub-Trust  may pledge  collateral  to the counterparties   in order to secure  certain  transactions.
  The Sub-Trust  attempts  to reduce  its exposure  to counterparty   credit  risk by entering  into a

  master  netting  agreement  with each of its counterparties.    The master  netting  agreement  gives the
  Sub-Trust  the right to terminate  all transactions   traded  under such agreement  upon the
  deterioration   in the credit  quality  of the counterparty   beyond  specified  levels.  The master
  netting  agreement  gives each party the right,  upon an event of default  by the other party or a
  termination   of the agreement,  to close out all transactions   traded  under such agreement  and to
  net amounts  owed under each transaction   to one payable  by one party to the other.
  The Sub-Trust's   maximum  risk of loss from counterparty   credit  risk related  to OTC derivatives   is

  generally  the aggregate  unrealized  appreciation   and unpaid  counterparty   payments  in excess  of any
  collateral  pledged  by the counterparty   to the Sub-Trust.  The Sub-Trust  may be required  to pledge
  collateral  for the benefit  of the counterparties   on OTC derivatives   in an amount  not less than
  each counterparty's   unrealized  appreciation   on outstanding   derivative  contracts,  subject  to
  certain  minimum  transfer  provisions,   and such pledged  collateral,   if any, is identified  in the
  Schedule  of Investments.
  (F) Custody  Risk. The Sub-Trust  does not control  the custodianship   of all of its securities.   The

  Custodian  or other banks or brokerage  firms selected  to act as custodians  may become  insolvent,
  causing  the Sub-Trust  to lose all or aportion  of the funds or securities  held by those
  custodians.
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  (G) Settlement  Risk. Settlement  and clearance  procedures  in certain  foreign  markets  differ

  significantly   from those in the United  States,  the European  Union and Japan.  Foreign  settlement
  and clearance  procedures  and trade regulations   also may involve  certain  risks (such as delays  in
  payment  for or delivery  of securities)   not typically  associated  with the settlement  of U.S.
  investments.   At times,  settlements   in certain  foreign  countries  have not kept pace with the
  number  of securities  transactions.   These problems  may make it difficult  for the Sub-Trust  to
  carry out transactions.   If the Sub-Trust  cannot  settle  or is delayed  in settling  apurchase  of
  securities,   it may miss attractive  investment  opportunities   and certain  of its assets  may be
  uninvested  with no return  earned  thereon  for some period.  If the Sub-Trust  cannot  settle  or is
  delayed  in settling  asale of securities,   it may lose money if the value of the security  then
  declines  or, if it has contracted  to sell the security  to another  party,  the Sub-Trust  could be
  liable  for any losses  incurred.
  (H) Sovereign  and Corporate  Debt Obligations.   The Sub-Trust  mainly  invests  indirectly  in

  Sovereign  Issuers  and corporate  debt obligations.   The Sub-Trust's   investments   may be in sovereign
  issuers  and corporations   that have leveraging,   with other burdens  on cash flow, and therefore
  involve  ahigh degree  of financial  risk. The Sub-Trust  may also make investments   in sovereign
  issuers  and corporate  debt obligations   that have experienced   financial  or operational
  difficulties   or have been otherwise  out-of-favor.   Such investments   may be considered  speculative,
  and the debt obligations   could be adversely  affected  by interest  rate movements,  changes  in the
  general  economic  climate  or the economic  factors  affecting  aparticular  sovereign  issuer  or
  industry,  or specific  developments   within  jurisdictions   and/or  corporations.
  (I) Forward  Foreign  Currency  Contracts.  Forward  currency  contracts  are volatile  and involve

  significant   risks,  including:
  •Credit  Risk -the risk that the counterparty   (the party on the other side of the transaction)

  on aderivative  transaction   will be unable  to honor its financial  obligation  to the Sub-
  Trust.
  •Leverage  Risk -the risk associated  with certain  types of investments   or trading  strategies  that

  relatively  small market movements  may result in large changes  in the value of an investment.   Certain
  investments   or trading  strategies  that involve  leverage  can result in losses that greatly  exceed the
  amount originally  invested.
  •Liquidity  Risk -the risk that certain  securities  may be difficult  or impossible  to sell at the time

  that the seller would like or at the price that the seller believes  the security  is currently  worth.
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  Because  the Sub-Trust  may use forward  foreign  currency  contracts  to seek to enhance  returns,  its

  investments   will expose  the Sub-Trust  to the risks outlined  above to agreater  extent  than if the
  Sub-Trust  used derivatives   solely  for hedging  purposes.
  6. GUARANTEES  AND INDEMNIFICATION

  The Trustee,  the Manager,  the Administrator   and Custodian,  the Investment  Advisor,  other parties,

  and each of their respective  agents,  principals,   officers,  employees,  and affiliates  are entitled
  to be indemnified   out of the assets  of the Sub-Trust  under certain  circumstances.   Additionally,
  in the normal  course  of business,  the Sub-Trust  enters  into contracts  that contain  avariety  of
  indemnification    clauses.  The Sub-Trust's   maximum  exposure  under these arrangements   is unknown  as
  this would involve  future  claims  that may be made against  the Sub-Trust  that have not yet
  occurred.  However,  the Sub-Trust  has not had prior claims  or losses  pursuant  to these contracts.
  7. INCOME  TAX

  The Sub-Trust  is subject  to the Cayman  Islands  laws in respect  to its tax status.  Under current

  laws of Cayman  Islands,  there are no tax or duty to be levied  on profits,  income  or on gains or
  appreciation,   or any tax in the nature  of estate  duty or inheritance   tax that will apply to any
  property  comprised  in or any income  arising  under the Sub-Trust,  or the unitholders   thereof,  in
  respect  of any such property  or income.  No withholding   tax is applicable  to distributions   by the
  Sub-Trust  or with regard  to the payment  of Net Asset Value on the repurchase  of units.  As a
  result,  no provision  for income  taxes has been made in the financial  statements.
  The Sub-Trust  generally  intends  to conduct  its activities  so as to avoid being treated  as engaged

  in atrade or business  in the United  States  for U.S. federal  income  tax purposes.  Specifically,
  the Sub-Trust  intends  to qualify  for safe harbors  in the Internal  Revenue  Code of 1986, as
  amended,  pursuant  to which the Sub-Trust  will not be treated  as engaged  in such abusiness  if its
  activities  are limited  to trading  in stocks  and securities  or commodities   for its own account.  If
  the Sub-Trust's   income  is effectively   connected  with aU.S. trade or business  carried  on by the
  Sub-Trust,  certain  categories  of income  (including  dividends  and certain  types of interest
  income)  derived  by the Sub-Trust  from U.S. sources  will be subject  to aU.S. tax of thirty
  percent,  which tax is generally  withheld  from such income.
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  December  31, 2018
  Authoritative   guidance  on accounting  for and disclosure  of uncertainty   in tax positions

  (Financial  Accounting  Standards  Board-Accounting    Standards  Codification   740) requires  the Trustee
  to determine  whether  atax position  of the Sub-Trust  is more likely  than not to be sustained  upon
  examination,   including  resolution  of any related  appeals  or litigation  processes,  based on the
  technical  merits  of the position.  For tax positions  meeting  the more likely  than not threshold,
  the tax amount  recognized  in the financial  statements  is reduced  by the largest  benefit  that has
  agreater  than fifty percent  likelihood  of being realized  upon ultimate  settlement  with the
  relevant  taxing  authority.  The Trustee  has reviewed  the Sub-Trust's   tax positions  and has
  concluded  that no provision  for taxes is required  in the financial  statements.   There are
  currently  no interests  or penalties  related  to uncertain  tax positions.
  As of December  31, 2018, the tax years that remain  subject  to examination   vary by the major tax

  jurisdictions,   other than the U.S., and under the statute  of limitations   range from the year 2010
  (commencement   of operations)   to current  fiscal  year. The years subject  to examination   by U.S.
  federal  jurisdiction   include  the years of 2010 (commencement   of operations)   through  December  31,
  2018.
  8. FEES AND EXPENSES

  (A) Administrator   and Transfer  Agent Fees. Brown Brothers  Harriman  &Co. (the“Administrator”and

  “Transfer  Agent”)  receives  afee accrued  daily and paid monthly  based on the Net Asset Value of
  the Sub-Trust.  The Administrator   and Transfer  Agent receives  an annual  fee of 0.05% on the first
  $500,000,000   (0.04%  Fund Accounting,   0.01% Transfer  Agent);  0.04% on the next $500,000,000   (0.03%
  Fund Accounting,   0.01% Transfer  Agent)  and 0.03% on assets  over $1,000,000,000   (0.02%  Fund
  Accounting,   0.01% Transfer  Agent).  The Administrator   also receives  an annual  fund accounting
  minimum  fee of $45,000.  The fees earned  by the Administrator   and Transfer  Agent during  the year
  ended December  31, 2018 and outstanding   fees payable  to the Administrator   and Transfer  Agent as
  of December  31, 2018 have been disclosed  in the Statement  of Operations  and the Statement  of
  Assets  and Liabilities,   respectively.
  (B) Custodian  Fees. The Trustee  has acustody  agreement  with the Custodian  for which the

  Custodian  receives  afee calculated  and paid monthly  based on total assets  and transaction
  volume.  The Custodian  earns an annual  minimum  fee of $5,000.  The fees earned  by the Custodian
  during  the year ended December  31, 2018 and outstanding   fees payable  to the Custodian  as of
  December  31, 2018 have been disclosed  in the Statement  of Operations  and the Statement  of Assets
  and Liabilities,   respectively.
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  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  Asub-trust  of Kokusai  Cayman  Trust
  (An open-ended  Cayman  Islands  Unit Trust)
  Notes to Financial  Statements
  December  31, 2018
  (C) Trustee  Fees. The Trustee  receives  afee of 0.01% of the Net Asset Value of the Sub-Trust,

  subject  to aminimum  fee of US$10,000  per annum.  Fees are accrued  daily and paid on amonthly
  basis.  The fees earned  by the Trustee  during  the year ended December  31, 2018 and outstanding
  fees payable  to the Trustee  as of December  31, 2018 have been disclosed  in the Statement  of
  Operations  and the Statement  of Assets  and Liabilities,   respectively.
  (D) Investment  Advisor  Fees. The Investment  Advisor  receives  an annual  fee of 0.38% of the Net

  Asset Value of the Sub-Trust.  Fees are accrued  daily and paid on aquarterly  basis.  The fees
  earned  by the Investment  Advisor  during  the year ended December  31, 2018 and outstanding   fees
  payable  to the Investment  Advisor  as of December  31, 2018 have been disclosed  in the Statement  of
  Operations  and the Statement  of Assets  and Liabilities,   respectively.
  (E) Agent Company  Fees. Mitsubishi  UFJ Morgan  Stanley  Securities  Co., Ltd. (the“Agent   Company”)

  receives  an annual  fee of 0.05% per annum of the Net Asset Value of each class of the Sub-Trust.
  The Agent Company  ensures  compliance  with the rules and requirements   of the Japan Securities
  Dealer's  Association,   is responsible   for distributing   fund documents,  publicizing   the Net Asset
  Value and making  available  the financial  statements  of the Fund in Japan.  Fees are accrued  daily
  and made in quarterly  payments.  The fees earned  by the Agent Company  during  the year ended
  December  31, 2018 and outstanding   fees payable  to the Agent Company  as of December  31, 2018 have
  been disclosed  in the Statement  of Operations  and the Statement  of Assets  and Liabilities,
  respectively.
  (F) Distributor   Fees. Mitsubishi  UFJ Morgan  Stanley  Securities  Co., Ltd., (the“Distributor”)

  receives  afee of 0.45% per annum of the Net Asset Value of each class of the Sub-Trust.  Fees are
  accrued  daily and paid on aquarterly  basis.  The fees earned  by the Distributor   during  the year
  ended December  31, 2018 and outstanding   fees payable  to the Distributor   as of December  31, 2018
  have been disclosed  in the Statement  of Operations  and the Statement  of Assets  and Liabilities,
  respectively.
  (G) Manager  Fees. The Manager  receives  afee of 0.04% per annum of the Net Asset Value of the

  Sub-Trust.  Fees are accrued  daily and paid on aquarterly  basis.  The fees earned  by the Manager
  during  the year ended December  31, 2018 and outstanding   fees payable  to the Manager  as of
  December  31, 2018 have been disclosed  in the Statement  of Operations  and the Statement  of Assets
  and Liabilities,   respectively.
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  Notes to Financial  Statements
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  (H) Other Expenses.  The Sub-Trust  may bear other expenses  related  to its operations  that are not

  covered  by the investment  advisor,  administrative,    custody  and transfer  agent fees including  but
  not limited  to governmental   fees; brokerage  fees and commissions   and other portfolio  transaction
  expenses;  costs of borrowing  money,  including  interest  expenses;  extraordinary   expenses,
  including  costs of litigation  and indemnification    expenses;  organizational   expenses;  and audit
  fees.
  9. RELATED  PARTY TRANSACTIONS

  The Sub-Trust  is permitted  to enter into forward  foreign  currency  contracts  and time deposits

  with Brown Brothers  Harriman  &Co., arelated  party to the Trustee.  All forward  foreign  currency
  contracts  and time deposits  with Brown Brothers  Harriman  &Co. as of December  31, 2018 have been
  disclosed  in the Schedule  of Investments.   During  the year ended December  31, 2018, there was net
  realized  loss of $201 on forward  foreign  currency  contracts  with Brown Brothers  Harriman  &Co.
  which is disclosed  in the Statement  of Operations.
  10. RECENT  ACCOUNTING  PRONOUNCEMENTS

  In March 2017, the Financial  Accounting  Standards  Board issued  an Accounting  Standards  Update,

  ASU 2017-08,  Receivable  -Nonrefundable   Fees and Other Costs (Subtopic  310-20),  Premium
  Amortization   on Purchased  Callable  Debt Securities  (the“ASU”)   which amends  the amortization
  period  for certain  purchased  callable  debt securities  held at apremium,  shortening  such period
  to the earliest  call date. The ASU does not require  any accounting  change  for debt securities
  held at adiscount;  the discount  continues  to be amortized  to maturity.  The ASU is effective  for
  fiscal  years,  and interim  periods  within  those fiscal  years,  beginning  after December  15, 2019.
  Early application   is permitted.
  On August  28, 2018, the FASB issued  an Accounting  Standards  Update,  ASU 2018-13,  Fair Value

  Measurement   (Topic  820): Disclosure  Framework-Changes    to the Disclosure  Requirements   for Fair
  Value Measurement   (“ASU  2018-13”).   ASU 2018-13  modifies  the disclosure  objective  paragraphs  of
  ASC 820 to eliminate  (1)“at  aminimum”from   the phrase“an  entity  shall disclose  at aminimum”
  and (2) other similar“open   ended”disclosure    requirements   to promote  the appropriate   exercise  of
  discretion  by entities.  ASU 2018-13  also eliminates  and modifies  other requirements   under ASC
  820. ASU 2018-13  is effective  for all entities  for fiscal  years,  and interim  periods  within  those
  fiscal  years,  beginning  after December  15, 2019. Early application   is permitted.
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  Management  does not expect  the application   of ASU 2017-08  and ASU 2018-13  will have asignificant

  impact  on the Fund's  financial  statements.
  11. SUBSEQUENT  EVENTS

  The management  has evaluated  all subsequent  transactions   and events  through  June 6, 2019 the date

  on which these financial  statements  were available  to be issued.  Effective  January  1, 2019
  through  June 6, 2019, there were subscriptions   of $1,308,349  and redemptions   of $1,601,275.
  During  the same period,  there were distributions   of $489,260.  There are no other subsequent
  events  to report  as relates  to the Sub-Trust.
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  2【ファンドの現況】

  【純資産額計算書】
                 (2020年4月末日現在)
  Ⅰ 資産総額             30,868,673.41  米ドル  3,298,935,127  円
  Ⅱ 負債総額              270,328.90  米ドル  28,890,050  円

  Ⅲ 純資産価額(Ⅰ―Ⅱ)             30,598,344.51  米ドル  3,270,045,078  円

       米ドル建 米ドルヘッジクラス           186,102口

  Ⅳ 発行済口数     豪ドル建 豪ドルヘッジクラス           268,395口
       ユーロ建 ユーロヘッジクラス           137,560口
       米ドル建 米ドルヘッジクラス          88.50 米ドル   9,458 円

  Ⅴ 1口当たり純資産価格     豪ドル建 豪ドルヘッジクラス          79.94 豪ドル   5,583 円
       ユーロ建 ユーロヘッジクラス          0.9723 ユーロ    113 円
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  第4【外国投資信託受益証券事務の概要】
  (1)受益証券の名義書換

   サブ・ファンド記名式証券の名義書換機関は次のとおりである。
   取扱機関 ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・アンド・カンパニー
   取扱場所 米国マサチューセッツ州ボストン市ウォーター通り40番
   日本の受益者については、受益証券の保管を日本における販売会社または販売取扱会社に委託してい
  る場合、日本における販売会社または販売取扱会社を通じて日本における販売会社または販売取扱会社
  の責任で必要な名義書換手続がとられ、それ以外のものについては本人の責任で行う。
   名義書換の費用は受益者から徴収されない。
  (2)受益者集会

   受託会社または管理会社は、信託証書に従って、いつでも、適切と考える日時および場所において受
  益者集会を開催することができ、また、受託会社は、発行済受益証券の総額の10分の1以上を有する登
  録受益者が書面により要求した場合には、受益者集会を開催しなくてはならない。
   いずれの受益者集会においても、挙手による議決の場合には、(個人の場合には)自らまたは代理人
  により出席しているすべての受益者が、また(法人の場合には)適式に授権された代表者1名または代
  理人により出席しているすべての受益者が、一議決権を有する。投票による議決の場合には、(個人の
  場合には)自らまたは代理人により出席しているすべての受益者が、また(法人の場合には)適式に授
  権された代表者1名または代理人により出席しているすべての受益者が、その保有する受益証券1口に
  つき一議決権を有する。
   特別決議は、ファンドのすべてのサブ・ファンドの発行済受益証券総口数の90%の保有者の書面によ
  り可決され、または信託証書の規定に基づき適式に招集され開催されたファンドのすべてのサブ・ファ
  ンドの受益者集会において受益者の投票総数の4分の3以上の多数により可決される。
  (3)受益者に対する特典、譲渡制限

   受益者に対する特典はない。
   管理会社は、いかなる者(米国人および(制限付例外がある。)ケイマン諸島の居住者または所在地
  事務代行会社を含む。)による受益証券の取得も制限することができる。
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  第二部【特別情報】

  第1【管理会社の概況】

  1【管理会社の概況】

  (1)資本金の額(2020年4月末日現在)
    払込済資本金の額  187,117,965.90米ドル(約200億円)
    発行済株式総数   5,051,655株
    管理会社が発行する株式総数の上限については制限がない。
    最近5年間における資本金の額の増減は、以下のとおりである。
    2015 年4月末日    37,117,968.52   米ドル
    2016 年4月末日    37,117,968.52   米ドル

    2017 年4月末日    37,117,968.52   米ドル

    2017 年11月9日    187,117,965.90   米ドル

    2018 年4月末日    187,117,965.90   米ドル

    2019 年4月末日    187,117,965.90   米ドル

    2020 年4月末日    187,117,965.90   米ドル

  (2)会社の機構

    定款に基づき、3名以上の取締役により構成される取締役会が管理会社を運営する。取締役は管理
   会社の株主であることを要しない。
    取締役は年次株主総会において株主によって選任され、6年以内の期間かつ後任者が選任され就任
   するまでは、その地位に留まる。取締役は再任されることができる。株主総会の決議により理由のい
   かんを問わずいつでも解任される。取締役会に欠員がある場合、他の取締役はかかる欠員を、次回の
   株主総会まで補充する取締役を取締役会の過半数をもって選任することができる。
    取締役会は、互選により、会長1名、また1名以上の副会長および株主総会および取締役会の議事
   録を管理する責務を負う秘書役1名(取締役である必要はない。)を選出することができる。
    取締役は、別の取締役を指名して取締役会に代理出席させることができる。取締役会は、取締役の
   過半数が出席または代理出席している場合にのみ、適法に審議し、または行為することができる。決
   議は取締役会に出席または代理出席している取締役の議決権の絶対多数によるものとする。緊急時に
   おいて、取締役会の決議は書面により行うこともできる。
    取締役会は、管理会社の目的を達成するのに必要または有用なすべての行為をなす広汎な権限を有
   する。
  (3)役員および従業員の状況

                 (2020年5月末日現在)
      氏名         役職名
    小林 央明      デュプティ・チーフ・エグゼクティブ・オフィサー

    吉田 勝      シニア・バイス・プレジデント
  2【事業の内容及び営業の概況】

   管理会社は、投資信託の事務管理、国際的な保管業務、信託会計の事務管理およびこれらに関する一
  般的な銀行業務ならびに外国為替業務に従事する。
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   管理会社は、信託証書に基づき、期間の限定なく任命されているが、受託会社は、以下の場合、かか
  る任命を直ちに解除することができる。①管理会社が清算される場合、②管理会社の事業に関して財産
  保全管理人が任命された場合、③受託会社が、管理会社の変更が受益者(信託証書に定義される。)の
  利益にとって望ましいとの見解を有し、受益者に対してその旨を書面で表明した場合、④管理会社が法
  により許容される限りできるだけ早期に解任されるべきことが、受益者によって受益者集会で特別決議
  (信託証書に定義される。)により決議され、その旨決定された場合、または⑤発行済受益証券の価値
  の4分の3を保有する受益者が管理会社の解任を書面で受託会社に要求した場合。管理会社がファンド
  の管理者でなくなった場合、受託会社は、ファンドの管理者になる資格を有する他の者を任命しなけれ
  ばならない。管理会社はまた、受託会社への通知により、管理会社の関係会社である他の管理者を後任
  者として、直ちに退任する権利を有する。ただし、管理会社が関係会社でない他の管理者を後任者とし
  て退任することを希望する場合、受託会社への60日前の通知が行われなければならない。
   信託証書の規定に基づき、管理会社は、信託証書に基づく義務の履行に関する故意の不履行、詐欺ま
  たは重過失(信託証書に定義される。)の場合を除き、サブ・ファンド、受益者または受託会社に対し
  ていかなる責任も負わない。
   信託証書に基づき、受託会社は、サブ・ファンドのために、かつサブ・ファンドの資産からのみ、管
  理会社ならびに管理会社の関係会社、代理人および受任者ならびに管理会社およびこれらの者の役員、
  取締役、株主および支配者に対して、①サブ・ファンドの運営もしくはサブ・ファンドの受益証券の募
  集もしくは②かかる者の行為に関係し、もしくはこれらから生じ、もしくはこれらに基づき、または信
  託証書に基づきサブ・ファンドのために行われた事業もしくは業務に別途に関連して、管理会社が現実
  に一時的に負担したあらゆる損失、責任、損害、費用または経費(弁護士費用および会計士費用を含む
  が、これらに限定されない。)、判決および和解において支払われる金額(ただし、受託会社が、サ
  ブ・ファンドを代表して、かかる和解を承認していることを条件とする。)を補償するものとし、上記
  の者を上記のあらゆる損失、責任、損害、費用または経費から免責するものとする。ただし、かかる行
  為が信託証書に基づく義務の履行に関する故意の不履行、詐欺または重過失を構成する場合はこの限り
  でない。
   管理会社は、2020年4月末日現在、以下の投資信託を運営および管理している。

  国・地域別
       種類別(基本的性格)       本数   純資産価額の総額
  (設立地)
     契約型投資信託(アンブレラ・ファンド
  ケイマン諸島             31  4,558,203,688.72米ドル
     のサブ・ファンドを含む。)
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  3【管理会社の経理状況】

  a.管理会社の最近事業年度の日本文の財務書類は、ルクセンブルグにおける法令に準拠して作成され

   た原文(英文)の財務書類を翻訳したものである(ただし、円換算部分を除く。)。これは「特定有
   価証券の内容等の開示に関する内閣府令」(平成5年大蔵省令第22号。その後の改正を含む。)に基
   づき、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。その後の
   改正を含む。)第131条第5項ただし書の規定の適用によるものである。
  b.管理会社の原文の財務書類は、外国監査法人等(公認会計士法(昭和23年法律第103号。その後の改

   正を含む。)第1条の3第7項に規定する外国監査法人等をいう。)であるデロイト・オーディッ
   ト・ソシエテ・ア・レスポンサビリテ・リミテから監査証明に相当すると認められる証明を受けてお
   り、当該監査証明に相当すると認められる証明に係る監査報告書に相当するもの(訳文を含む。)が
   当該財務書類に添付されている。
  c.管理会社の原文の財務書類は、米ドルで表示されている。日本文の財務書類には、主要な金額につ

   いて円貨換算が併記されている。日本円による金額は、2020年4月30日現在における株式会社三菱U
   FJ銀行の対顧客電信売買相場の仲値(1米ドル=106.87円)で換算されている。なお、千円未満の
   金額は四捨五入されている。
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  (1)【貸借対照表】
      ルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.
           貸借対照表

          2018年12月31日現在
          (単位:米ドル)
           資産

            2018年      2017年

        注記
          (米ドル)   (千円)   (米ドル)   (千円)

  現金、中央銀行および
       31.1、31.3   3,714,129,527    396,929,023   2,294,618,594   245,225,889
  郵便局における残高
  金融機関に対するローン

      3、15、31.1、31.3    3,533,550,709    377,630,564   4,079,919,230   436,020,968
  および貸付金
  a)要求払い        2,311,150,709    246,992,676   3,137,919,230   335,349,428

  b)その他のローン

          1,222,400,000    130,637,888   942,000,000   100,671,540
   および貸付金
  顧客に対するローンおよび

       31.1、31.3    372,880   39,850   265,472   28,371
  貸付金
  株式およびその他の

      4、15、31.1、31.3     2,834    303   14,984   1,601
  変動利回り有価証券
  固定資産      5   3,783,033    404,293   4,125,181   440,858

  その他の資産          257   27   180   19

           36,979,553   3,952,005   24,028,149   2,567,888

  前払金および未収収益      6、15
          7,288,818,793    778,956,064   6,402,971,790   684,285,595

  資産合計      7
   添付の注記は当財務書類と不可分のものである。

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          貸借対照表(続き)

          2018年12月31日現在
          (単位:米ドル)
           負債

            2018年      2017年

        注記
          (米ドル)   (千円)   (米ドル)   (千円)

  金融機関に対する負債      15、31.1   1,794,570,343    191,785,733   2,103,521,459   224,803,338
  a)要求払い        1,565,940,343    167,352,044   2,103,521,459   224,803,338

  b)約定満期日あり        228,630,000   24,433,688     0   0

  顧客に対する負債     8、15、31.1   5,073,055,610    542,157,453   3,913,497,702   418,235,499

  a)要求払い        5,071,655,610    542,007,835   3,913,497,702   418,235,499

  b)約定満期日あり         1,400,000    149,618    0   0

  その他の負債      9   2,206,816    235,842   1,867,543   199,584

  未払金および繰延利益      10、15   15,704,349   1,678,324   18,519,456   1,979,174

  引当金         18,148,556   1,939,536   20,211,255   2,159,977

  a)納税引当金      11   16,536,604   1,767,267   18,691,834   1,997,596

  b)その他の引当金      12   1,611,952    172,269   1,519,421   162,381

  発行済み資本      13   187,117,966   19,997,297   187,117,966   19,997,297

  準備金      14   158,191,749   16,905,952   124,372,931   13,291,735

  繰越損益      14    3,259    348   4,686   501

           39,820,145   4,255,579   33,858,792   3,618,489

  当期利益
          7,288,818,793    778,956,064   6,402,971,790   684,285,595

  負債合計      16
   添付の注記は当財務書類と不可分のものである。

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         オフ・バランス・シート項目

          2018年12月31日現在
          (単位:米ドル)
            2018年      2017年

        注記
          (米ドル)   (千円)   (米ドル)   (千円)

  偶発債務      17、31.1    541,339   57,853   578,509   61,825
  内訳:

  保証金および担保証券として

           541,339   57,853   578,509   61,825
  差し入れられた資産
  信託運用       20  92,427,954,484   9,877,775,496   81,804,130,253   8,742,407,400

   添付の注記は当財務書類と不可分のものである。

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  (2)【損益計算書】
      ルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.
           損益計算書

         2018年12月31日に終了した年度
          (単位:米ドル)
            2018年      2017年

        注記
          (米ドル)   (千円)   (米ドル)   (千円)

  未収利息および類似収益         81,824,073   8,744,539   54,056,442   5,777,012
  内訳:
  - 預金に係るマイナス金利         5,448,991    582,334   2,221,669   237,430
  - 外貨スワップからの利差益         31,789,988   3,397,396   27,650,438   2,955,002
  未払利息および類似費用         (40,218,579)   (4,298,160)   (16,495,414)   (1,762,865)

  内訳:
  - ローンおよび貸付金に係る
          (12,070,732)   (1,289,999)   (9,439,648)   (1,008,815)
   マイナス金利
  - 外貨スワップからの利差損         (392,542)   (41,951)   (254,716)   (27,221)
  有価証券からの収益          92   10  750,200   80,174

  株式およびその他の変動利回り有価

            92   10  750,200   80,174
  証券からの収益
  未収手数料       21  115,660,720   12,360,661   106,256,230   11,355,603

  未払手数料         (56,930,365)   (6,084,148)   (52,040,385)   (5,561,556)

  金融業務の純利益         4,336,416    463,433   6,388,924   682,784

  その他の事業収益       22  4,322,262    461,920   2,484,563   265,525

  一般管理費用         (51,755,210)   (5,531,079)   (51,064,124)   (5,457,223)

  a)スタッフ費用      24、25  (20,839,657)   (2,227,134)   (20,806,005)   (2,223,538)
   内訳:
   - 賃金およびサラリー        (16,818,051)   (1,797,345)   (16,838,247)   (1,799,503)
   - 社会保障費        (2,632,035)    (281,286)   (2,420,642)   (258,694)
   内訳:
   - 年金に関する
           (1,596,915)    (170,662)   (1,541,426)   (164,732)
    社会保障費
  b)その他の一般管理費用      26、30  (30,915,553)   (3,303,945)   (30,258,119)   (3,233,685)
  有形および無形資産に関する価値調整         (1,767,494)    (188,892)   (2,589,398)   (276,729)

  その他の事業費用       23  (605,778)   (64,739)   (507,993)   (54,289)

          (13,169,369)   (1,407,410)   (11,831,429)   (1,264,425)

  経常収益にかかる税金       11、27.1
  税引後経常収益         41,696,768   4,456,134   35,407,616   3,784,012

  前勘定科目に表示されていないその他

           (1,876,623)    (200,555)   (1,548,824)   (165,523)
        27.2
  の税金
           39,820,145   4,255,579   33,858,792   3,618,489

  当期利益
   添付の注記は当財務書類と不可分のものである。

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         財務諸表に対する注記
          2018年12月31日現在
  注1 一般事項

  1.1.  会社概況
    ルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.(以下「当行」という。)は、ルクセンブル
   グにおいて1974年4月11日に株式会社として設立された。
    1996年4月1日に、親会社の株式会社東京銀行が株式会社三菱銀行と合併して株式会社東京三菱銀
   行が設立され、バンク・オブ・トウキョウ(ルクセンブルグ)エス・エイは、バンク・オブ・トウ
   キョウ・ミツビシ(ルクセンブルグ)エス・エイに名称を変更した。
    2005年10月1日に、間接株主の株式会社三菱東京フィナンシャル・グループ(以下「MTFG」と
   いう。)は、株式会社UFJホールディングス(以下「UFJ」という。)と合併し、新規金融グ
   ループの株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下「MUFG」という。)となった。
    2006年1月1日に、親銀行の株式会社東京三菱銀行は、株式会社UFJ銀行と合併し、株式会社三
   菱東京UFJ銀行となり、バンク・オブ・トウキョウ・ミツビシ(ルクセンブルグ)エス・エイは、
   バンク・オブ・トウキョウ・ミツビシUFJ(ルクセンブルグ)エス・エイに名称を変更した。
    2007年4月2日に、当行は、共に持株会社である三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUF
   G)の子会社である三菱UFJ信託銀行株式会社が70%および株式会社三菱東京UFJ銀行が30%を
   共同で出資する子会社に変更された。その結果、バンク・オブ・トウキョウ・ミツビシUFJ(ルク
   センブルグ)エス・エイは、ミツビシUFJグローバルカストディ・エス・エイ(以下「MUGC」
   という。)に名称を変更した。
    2008年4月28日に、ミツビシUFJグローバルカストディ・エス・エイは、新株49,080株を発行
   し、当行の資本金は1,817,968.52米ドル増加した。発行済株主資本総額は、現在37,117,968.52米ドル
   である。当行の主たる株主2社は、株主資本92.25%を保有しており、三菱UFJ信託銀行株式会社が
   63.72%および株式会社三菱東京UFJ銀行が28.53%を保有している。
    2014年8月7日に、ミツビシUFJグローバルカストディ・エス・エイは、アイルランド共和国、
   ダブリン2、ローワー・レッスン・ストリート12-13、オーモンド・ハウスに所在する外国支店を開
   設した。ミツビシUFJグローバルカストディ・エス・エイ、ダブリン支店は、1993年のUE規則に
   準拠して、金融機関として907648番で登録された。
    2016年5月1日に、ミツビシUFJグローバルカストディ・エス・エイは、その名称をルクセンブ
   ルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.(以下「MIBL」という。)に変更した。
    2017年5月31日に、三菱UFJ信託銀行株式会社は、ルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス
   銀行S.A.の議決権株式の100%を取得した。
    取締役会のメンバーは、三菱UFJ信託銀行株式会社のグループの専務取締役および独立取締役で
   ある。事業方針および評価基準は、ルクセンブルグの現行法規に定められている場合を除き、株式会
   社三菱UFJフィナンシャル・グループにおいて適用されているものに準拠して、取締役会によって
   決定および監督される。
  1.2.  事業の性質

    当行の事業目的は、当行自身およびルクセンブルグ大公国内外の第三者のための銀行業務または金
   融業務を行うこと、ならびに工業、商業、不動産といった上記の主目的に直接または間接的に関連す
   るその他のすべての業務を行うことにある。
    より具体的には、当行は投資運用サービスに活動を集中している。
    当行における取引の大部分は、三菱UFJフィナンシャル・グループのグループ企業との間で、直
   接または間接的に完結するものである。
  1.3.  財務書類

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    当行は、資本の表示通貨である米ドルを基準にして財務書類を作成している。当行の会計年度は、
   暦年と一致している。
  注2 重要な会計方針の要約

   当行の財務書類は、ルクセンブルグ大公国における法律および規制ならびにルクセンブルグ大公国の
  銀行部門で一般に公正妥当と認められている会計基準に準拠して、取得原価主義で作成されている。
   これらを遵守するにあたって、以下の重要な会計基準が適用される。
  2.1.  貸借対照表における取引計上日

    貸借対照表における資産および負債は、かかる金額が確定した日、つまり権利移転日付で計上され
   る。
  2.2.  外貨

    当行は、すべての取引を契約締結日における一または複数の取引通貨で計上する、複数通貨会計シ
   ステムを採用している。
    資産および負債は、貸借対照表の日付のスポット為替レートで米ドルに換算される。再評価によっ
   て生じる実現および未実現損益は、当期の損益に計上されるが、取得為替レートで計上される外国為
   替予約契約(スワップおよびヘッジ外国為替予約契約)によって特にカバーされたものから生じる実
   現および未実現損益はこの限りではない。
    外貨建ての収益および費用は、日々、実勢為替レートで米ドルに換算される。
    期末現在、すべての未決済の先渡取引は、満期までの残存期間に対応した貸借対照表の日付におけ
   る実勢フォワード・レートで米ドルに換算される。
    スポット取引およびスワップ取引に連動する未決済の先渡取引から生じる損益は、貸借対照表の日
   付に見越し計上される。外国為替スワップによりカバーされたポジションに係る未実現損益について
   は、期末においてこれを中立化する。
  2.3.  デリバティブ金融商品

    金利スワップ、フォワード・レート契約、金融先物およびオプションのような、デリバティブ金融
   商品から派生している当行のコミットメントは、取引日にオフ・バランス・シート項目として計上さ
   れる。
    必要があれば、期末日に、当行の各コミットメントの時価による再評価によって生じる未実現損失
   に対して引当金が設定される。先渡取引に係る未実現損失に対する引当金は、2018年は計上されてい
   ない(2017年:0米ドル)。
    金融商品が明らかに資産または負債をカバーかつ経済的統一している場合、または金融商品が逆取
   引でヘッジされているためにオープン・ポジションが存在しない場合においては、かかる引当金は設
   定されない。
  2.4.  貸倒れおよび回収不能債務に関する特定価値調整

    取締役会において、貸倒れおよび回収不能とみなされた債務に関して特定価値調整を行うのが当行
   の方針である。
    特定価値調整がある場合は、関連する資産から控除される。
  2.5.  証書、ローンおよび貸付金ならびにリース取引にかかる見込み損失に対する価値調整

    ローンおよび貸付金の見込み損失に対する価値調整がある場合は、関連する資産から控除される。
  2.6.  リスク持高に対する一括引当金

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    当行は、ルクセンブルグの税法に準拠して、銀行監督諮問管理法に規定されているように、リスク
   持高に対する一括引当金を設定することができる。引当金の目的は、年次決算時にはまだ確認されて
   いないが具体化すると考えられるリスクを考慮することにある。
    税務局長によって1997年12月16日に発行された指図書に従い、当行のリスク持高の税引前かつ
   1.25%を超えない当該引当金が設定されなければならない。
    当行は、2018年12月31日現在、当該引当金を計上しなかった(2017年:0米ドル)。
  2.7.  譲渡可能有価証券

    譲渡可能有価証券は、当初、購入価格で計上される。当初の評価には平均原価法が使用される。注
   2.5.の詳述に従って計算されたまたは価値が減少したことによって生じる価値調整は、勘定残高から
   控除される。
  2.8.  有形および無形資産

    有形および無形資産は、購入価格で評価される。耐用年数が限られている有形および無形固定資産
   の価値は、かかる資産の下記の耐用年数に渡って体系的に償却するために計算された価値調整分減少
   する。
   ハードウェア機器:4年
   ソフトウェア:4年および5年
   その他の無形資産:5年
   その他の有形資産:10年
  2.9.  関連会社株式

    貸借対照表の日付において、金融固定資産として保有される関連会社株式は、低価法で計上され
   る。
  2.10. 税金

    税金は、関連する勘定が属する会計年度において発生主義で計上される。
  2.11. 前払金および未収収益

    本資産項目は、当期中に発生したが次年度以降に関係する費用が含まれる。
  2.12. 未払金および繰延利益

    本負債項目は、当期中に受領したが次年度以降に関係する費用が含まれる。
  2.13. 引当金

    引当金は、その性質が明確に定義されている損失または債務であって、かつ貸借対照表日付時点で
   発生する可能性が高いかもしくは発生することが確実だが、金額または発生日が不確定なものを対象
   とすることが企図されている。
  2.14. 収益の認識

    当行の主要な収益源は、利息および手数料収益から成る。当行は、顧客に対して提供する多様な業
   務から報酬および手数料収益を稼得する。
    収益は通常、関連する業務の履行時または当該業務が提供された期間を通じて認識される。
  注3 金融機関に対するローンおよび貸付金

   金融機関に対するローンおよび貸付金は、要求払いのものを除き、残存期間別に以下のとおりであ
  る。
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                2018 年   2017 年
                米ドル    米ドル
   3か月以下            543,400,000    135,000,000
               679,000,000    807,000,000
   3か月超1年未満
               1,222,400,000    942,000,000
  注4 株式およびその他の変動利回り有価証券

   「株式およびその他の変動利回り有価証券」の項目に表示されている譲渡可能有価証券はすべて、
  2,834米ドル(2017年:14,984米ドル)の未上場有価証券で構成される。
  注5 固定資産の変動

   以下の変動は、当期中に当行の固定資産に対して生じたものである。
  固定資産:
      期首現在         期末現在  価値調整  期末現在
         追加  売却  為替差額
      価値総額         価値総額   累計  価値純額
         米ドル  米ドル  米ドル
      米ドル         米ドル  米ドル  米ドル
  1.有形資産    3,824,149   115,904  (660,418)  (183,596)  3,096,039  2,325,231   770,808
  a)ハードウェア    1,336,134   111,903  (644,414)  (64,147)  739,476  574,142  165,334
  b)その他付属品、
   家具、機器、   2,488,015   4,001  (16,004)  (119,449)  2,356,563  1,751,089   605,474
   車両
  2.無形資産    18,907,410  1,509,749  (419,631)  (814,339)  19,183,189  16,170,964  3,012,225
  a)ソフトウェア   16,961,971  1,509,749  (419,631)  (814,339)  17,237,750  14,225,525  3,012,225
  b)有価約因に基づ
   いて取得したの   1,945,439    0  0  0 1,945,439  1,945,439    0
   れん
   価値ある対価として取得されたのれんは、他機関の顧客の一部の買収の価値を表す。

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  注6 前払金および未収収益
   当行の前払金および未収収益は以下のとおりである。
                2018 年   2017 年
                米ドル    米ドル
   IRS(米国の税務当局)への前払金               0  1,258,254
   未収利息             15,591,714    4,666,886
   管理会社手数料             921,843    283,041
   信託業務手数料             2,124,415    1,969,915
   全体保管手数料             9,573,008    8,936,086
   投資ファンド手数料             5,836,414    3,813,147
   前払一般経費             481,264    644,074
   前払法人税              765   134,936
   未回収付加価値税(VAT)             62,649    690,238
   その他の未収収益             483,831    319,145
   その他の手数料             162,315    671,075
   その他の前払金             664,574    393,820
                1,076,761    247,532
   スワップに係る未収利息収入
               36,979,553    24,028,149
  注7 外貨建て資産

   2018年12月31日現在、米ドルに換算した、当行の外貨建て資産の総額は、5,393,986,107米ドル(2017
  年:4,008,887,622米ドル)である。
  注8 顧客未払金

   2018年12月31日現在、残存期間1か月未満の債務(要求払いのものを除く。)は、1,400,000米ドルで
  あった。
  注9 その他の負債

   当行のその他の負債は以下のとおりである。
                2018 年   2017 年
                米ドル    米ドル
   優先債務             618,902    841,978
                1,587,914    1,025,565
   諸債務
                2,206,816    1,867,543
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  注10 未払金および繰延利益
   当行の未払金および繰延利益は以下のとおりである。
                2018 年   2017 年
                米ドル    米ドル
   未払手数料             6,908,708    6,607,907
   未払一般経費             3,224,725    5,653,314
   未払利息             3,347,939    885,708
   保管報酬に関連する繰延利益             308,226    524,416
   外国為替スワップによりカバーされたポジションに係る外
                1,717,819    4,680,727
   国為替実績の中立化(注2.2)
   その他の未払費用             122,543    142,861
                74,389    24,523
   その他の仮受金(注)
               15,704,349    18,519,456
   (注)2018年12月31日より後の関連する受益者に対する未払仮受金の仮勘定

  注11 税金-為替差損失:繰延税金

   ルクセンブルグの財政法上、当行の貸借対照表および損益計算書はユーロ表示が義務付けられてい
  る。財政目的で当行の株式をユーロ等価物に換算し未実現損益が生じたために、財政目的で確定された
  当行の収益が、会計目的で報告された収益と著しく異なることがあり得る。
   銀行の投資株式にかかる為替換算利益の財政的中和が認められた1987年7月16日(改正)法に準拠し
  て、通常の状況下においては、米ドルがユーロに対して強く(ドル高に)なったことで生じる未実現利
  益は、過去の繰越未実現損失の金額を超える範囲について中和することができる。
   ただし、銀行の投資株式にかかる為替換算利益の財政的中和が認められた1983年7月23日法に準拠し
  て、通常の状況下においては、米ドルがユーロに対して強く(ドル高に)なったことで生じる将来の未
  実現利益は、過去の繰越未実現損失の金額を超える範囲についてのみ中和することができる。
   2018年12月31日現在、繰延税金負債はなかった。
  注12 その他の引当金

   当行のその他の引当金は、報酬引当金により構成されている。
                2018 年   2017 年
                米ドル    米ドル
                1,611,952    1,519,421
   報酬引当金
                1,611,952    1,519,421
  注13 発行済資本

   2018年12月31日現在、当行の発行済かつ全額払込済資本は、クラスAの5,002,575株およびクラスBの
  49,080株に対して187,117,966米ドルである。
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  注14 準備金および繰越損益の変動
           法定準備金    その他の準備金     繰越損益
           米ドル    米ドル    米ドル
   2018年1月1日現在の残高         3,711,797    120,661,134     4,686
   2017年12月31日終了年度の利益           0    0  33,858,792
   利益の処分
   -株主への配当金支払          0    0   (41,401)
   -2018年純資産税準備金への振替          0  8,700,000    (8,700,000)
   -2012年純資産税準備金からの振替          0  (3,304,122)    3,304,122
   -任意準備金への割当て          0  26,730,000    (26,730,000)
            1,692,940      0  (1,692,940)
   -法定準備金への割当て
   2018年12月31日現在の残高         5,404,737    152,787,012     3,259
   ルクセンブルグの法律に従い、当行は毎年の純利益の最低5%相当額を法定準備金として、かかる準

  備金が株主資本の10%に達するまで、充当しなければならない。当該充当は翌年に行われる。法定準備
  金の分配は制限されている。当行は発行済資本の10%に達しているため、当該要件は満たされている。
   当行は、ルクセンブルグの税法に基づいて、当該年度が支払期限である純資産税のすべてまたは一部
  について税額控除の適用を選択した。ただし、当該税額控除は、前年度が支払期限である税額控除調整
  前の法人税額を上限とする。当該控除から利益を得るためには、翌年度末以前に純資産税額控除の5倍
  にあたる金額を特別準備金に計上するという立場を表明しなければならず、これを5年間維持しなけれ
  ばならない。
   2015年11月19日にルクセンブルグの税務当局が発行した通達(Circular               I. Fort. N°47bis)は、納
  税者が単一の純資産税準備金を設定し、2014年および2015年の両年について純資産税減税のメリットを
  完全に享受できるようにする専門規定を定めている。(過渡的措置として)この準備金は、2014年およ
  び2015年について利用可能な最大減税額の5倍に相当しなければならない。総額22,444,927米ドル
  (2017年:17,049,049米ドル)の純資産税特別準備金が、当行のその他の準備金に含まれている。
   2018年3月23日付の年次株主総会において決議されたとおり、当行は、8,700,000米ドルを2018年の純
  資産税特別準備金に割り当て、2012年に構成した利用可能な純資産税特別準備金3,304,122米ドルを戻し
  入れた。
   2018年12月31日現在、純資産税の特別準備金の累積残高は、以下のとおりである。
               2018 年
   年度            純資産税準備金
               米ドル
   2013年             3,101,000
   2014年-2015年             3,019,136
   2016年             3,348,440
   2017年             4,276,351
                8,700,000
   2018年
   2018年12月31日現在の残高             22,444,927
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  注15 関連会社残高
   2018年12月31日現在、以下の関連会社残高が未決済となっている。
  資産

                2018 年   2017 年
                米ドル    米ドル
   金融機関に対するローンおよび貸付金            3,314,382,591    3,789,891,462
               24,033,836    10,791,736
   前払金および未収収益
               3,338,416,427    3,800,683,198
  負債

                2018 年   2017 年
                米ドル    米ドル
   金融機関に対する未払金            1,787,952,744    2,098,463,451
   顧客に対する未払金            1,001,503,360    659,726,748
                5,654,686    4,972,871
   未払金および繰延利益
               2,795,110,790    2,763,163,070
   当行は、2018年12月31日現在および同日に終了した会計年度において、国際会計基準第24号「関連当

  事者についての開示」で定義されるとおり、取引条件が一般の独立当事者間取引と同様でない、いかな
  る重大な関係会社間取引をも締結していない。
   当行の要求により、ルクセンブルグ監督当局(CSSF)は、2013年6月26日付規則(EU)575/
  2013(パートⅣ)に基づいて、大口エクスポージャー規制の計算にグループ(三菱UFJフィナンシャ
  ル・グループ)に対するエクスポージャーを全額適用除外とすることを認めた。
   2018年12月31日現在、グループに関する当該適用除外金額は、3,450,572,108米ドルであり、内訳は以
  下のとおり分析される。
                2018 年
                米ドル
   金融機関に対するローンおよび貸付金            3,313,256,918
   前払金および未収収益             15,595,810
               121,719,380
   外国為替取引(市場リスク手法)
               3,450,572,108
  注16 外貨建て負債

   2018年12月31日現在、米ドルに換算した、当行の外貨建て負債の総額は、3,951,265,679米ドル(2017
  年:2,973,768,077米ドル)である。
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  注17 偶発債務
   当行の偶発債務は、以下のとおりである。
                2018 年   2017 年
                米ドル    米ドル
                541,339    578,509
   発行済念書
   期末現在、関連会社残高はなかった。

  注18 コミットメント

   当行は、貸借対照表およびオフ・バランス・シートのいずれにも開示されていないが、当行の財政状
  態を査定する上で重要な一定のコミットメントを締結した。かかるコミットメントの詳細は以下のとお
  りである。
                2018 年   2017 年
                米ドル    米ドル
                6,499,120    521,191
   建物の固定賃貸料支払契約に関するコミットメント
   期末現在、関連会社残高はなかった。

  注19 通貨為替レート、金利およびその他の市場金利に連動する運用

   2018年12月31日および2017年12月31日現在、流通している先渡取引の種類は以下のとおりである。
   通貨為替レートに連動する運用

   - 為替先渡取引(スワップ、アウトライト)
   外貨為替レートと連動する運用は、大抵、持高をカバーする目的で行われる。

  注20 投資運用業務および引受業務

   当行が提供する運用および代理業務には、以下の項目が含まれる。
   - 譲渡可能有価証券の保管および管理事務
   - 信託代理
   - 代理店機能
   - ポートフォリオ運用および顧問
  注21   未収手数料

                2018 年   2017 年
                米ドル    米ドル
   投資信託に係る報酬             21,506,351    19,403,089
   機関顧客からのグローバルカストディに係る報酬             80,663,753    74,948,090
   信託取引に係る報酬             11,772,959    10,347,746
   管理会社に対する業務に係る報酬             921,843    1,003,474
                795,814    553,831
   その他の報酬および手数料
               115,660,720    106,256,230
   未収手数料は、以下により構成される。

   投資信託に係る報酬は、保管業務、集中管理、預金およびその他の業務について投資信託に課される
  報酬および手数料からなる。かかる報酬は、管理を行っているファンドの純資産価額に基づき計算され
  る。
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   機関顧客からのグローバルカストディに係る報酬は、証券取引管理、決済、法人業務、利益回収およ
  び代理投票等のグローバルカストディ業務について、機関顧客に対して課される報酬および手数料から
  なる。かかる報酬は、保管を行っている資産および取引数に基づき計算される。
   信託取引に係る報酬は、保管取引、現金運用およびフィデュシアリー・ノートの発行を含む信託資産
  により得られる報酬および手数料からなる。かかる報酬は、運用を行っている資産および取引数に基づ
  き計算される。
   管理会社に対する業務に係る報酬には、業務レベル契約に基づく職務関連出費およびサポート業務報
  酬等の報酬が含まれる。
   その他の報酬および手数料には、上場代理人報酬、保証報酬、銀行業務報酬およびファンド注文デス
  ク業務報酬等の様々な報酬が含まれる。
  注22 その他の事業収益

                2018 年   2017 年
                米ドル    米ドル
   2013年、2014年、2015年および2017年の所得税の調整             2,530,324      0
   過年度の手数料の調整             1,151,445    226,068
   過年度の一般経費調整からの利益             414,867    568,181
   管理会社から受領したサブ・レンタル報酬
                70,598    67,500
   (サービス品質保証契約)
   過年度(2012年から2014年まで)の付加価値税の払戻し               0  1,441,990
                155,028    180,824
   その他の事業収益
                4,322,262    2,484,563
  注23 その他の事業費用

                2018 年   2017 年
                米ドル    米ドル
   過年度の一般経費調整からの費用             345,919    346,695
   過年度の手数料             220,859    137,159
   過年度の利息              7,836    13,741
                31,164    10,398
   その他事業損失
                605,778    507,993
  注24 従業員数

   当期における当行の平均従業員数は以下のとおりである。
                2018 年   2017 年
                 人数    人数
   上級管理職              29    30
   中間管理職              71    66
                 67    74
   従業員
                 167    170
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  注25 経営者報酬
   当期に当行は、当行の管理職に対しその経営責任を考慮して以下のとおり手当を与えた。
                2018 年   2017 年
                米ドル    米ドル
                5,084,843    5,832,575
   上級管理職報酬
   上級管理職報酬のうち、変動報酬

                875,409    871,739
   上級管理職報酬のうち、固定報酬             4,209,434    4,960,836
   当期中に取締役会および一般管理職のメンバーとの間で年金に関する契約は結ばれなかった。

   2018年12月31日および2017年12月31日現在、当行は、取締役会および一般管理職のメンバーに対して
  貸付および与信をしていなかった。
  注26 その他の一般管理費用

                2018 年   2017 年
                米ドル    米ドル
   データ費用             1,372,967    1,165,998
   維持費             1,264,913    1,041,720
   会員費             2,847,608    1,442,936
   専門家報酬             3,550,904    4,376,343
   賃借および関連費用             1,141,991    1,109,879
   業務契約             4,997,353    5,192,885
   業務費用             2,847,497    3,412,539
   システム費用             11,679,286    11,204,978
   通信費用             363,250    384,358
   旅費、交通費、出張費             203,378    226,957
                646,406    699,526
   その他の費用
               30,915,553    30,258,119
   会員費の増加は、2018年に単一破綻処理基金に支払われた費用の増加に起因している。

  注27 税金

  27.1.   経常収益にかかる税金
                2018 年   2017 年
                米ドル    米ドル
   法人税             9,760,432    8,893,072
                3,408,937    2,938,357
   地方事業税
               13,169,369    11,831,429
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  27.2.   前勘定科目に表示されていないその他の税金
                2018 年   2017 年
                米ドル    米ドル
   付加価値税(VAT)             1,819,754    1,483,823
                56,869    65,001
   その他の税金
                1,876,623    1,548,824
  注28 親会社

   2018年12月31日現在、当行は、日本の法律に準拠して設立され登記上の事務所を東京都に持つ持株会
  社である三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の子会社である三菱UFJ信託銀行株式会
  社が、100%を出資する子会社である。
   当行の年次決算は、三菱UFJ信託銀行(登録金融機関番号が関東財務局長(登金)第33号であり、
  日本の郵便番号100-8212、東京都千代田区丸の内一丁目4番5号に登記上の住所を有する)の連結決算
  に含まれている。
   持株会社である三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の連結財務書類は、日本の郵便番
  号100、東京都千代田区丸の内二丁目7番1号所在の本社より入手することができる。
  注29 預金保証制度

   金融機関および投資会社の再建・破綻に関する枠組みを定める指令(2014/59/EU)ならびに預金
  保証スキームおよび投資家補償スキームに関連する指令(2014/49/EU)をルクセンブルグ法に法制
  化する、金融機関および一定の投資会社の破綻、組織変更および解散に関連し、預金保証スキームおよ
  び投資家補償スキームに関する法律(以下「本法」という。)が2015年12月18日付で可決された。
   預金保証制度である「ルクセンブルグ預金保証基金」(以下「FGDL」という。)および投資家補
  償制度である「ルクセンブルグ投資家補償システム」(以下「SIIL」という。)は、各預金者の
  100,000ユーロまでの適格な預金および20,000ユーロまでの投資を対象とする。また、本法は、特定の取
  引から生じた預金もしくは特定の社会的・その他目的を充足する預金については、100,000ユーロを超え
  る部分について、12か月間は対象となると規定している。
   金融機関は毎年、ルクセンブルグの銀行破綻基金である「ルクセンブルグ破綻基金」(以下「FR
  L」という。)およびFGDLのそれぞれに資金を拠出している。
   FRLの拠出金は、本法第107条第1項に定義される通り、2024年末までには、欧州連合全加盟国の認
  可金融機関すべての対象預金の少なくとも1%に到達する。この拠出金額は、2015年から2024年までの
  間に徴収される予定である。
   FGDLの拠出金の目標レベルは、本法第179条第1項に定義される通り、関連金融機関の対象預金の
  0.8%に設定されており、年間拠出金によって2018年末までに到達予定である。かかる金額は、2016年か
  ら2018年の間に徴収される予定である。0.8%のレベルが達成された場合、ルクセンブルグの金融機関
  は、本法第180条第1項に定義される通り、対象預金の0.8%の追加セーフティ・バッファを構成するた
  めに、追加で8年間拠出を継続する。
   2018年12月31日終了年度において、当行の年間拠出金は1,686,439ユーロ(1,988,649米ドル)であっ
  た。
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  注30 監査報酬
   当期において、当行は監査法人およびそのネットワーク全体により、以下の報酬を課された(付加価

  値税を除く。)。
                2018 年   2017 年
                米ドル    米ドル
   監査報酬             329,206    265,049
   監査関連報酬             139,547    157,633
   税金費用             39,220    41,309
                 0   26,272
   その他の費用
                507,973    490,263
   当期において監査法人のネットワーク全体が提供した、監査以外の業務には、以下のものが含まれ

  る。
   - 2018年1月1日から2018年12月31日までの期間を対象としたISAE3402/SOC1タイプⅡ報

    告書
   - 納税申告書の作成
   - 付加価値税申告書の作成
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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
  注31 金融商品の開示
  31.1. 主要な非トレーディング金融商品
    2018年12月31日現在、クラス別および残存期間別の主要な非トレーディング金融商品(当行はト
   レーディングポートフォリオを有していない。)の詳細は以下のとおりである。
           3か月超   1年超
       3か月以下          5年超   合計
  米ドルによる簿価         1年以下   5年以下
        米ドル         米ドル   米ドル
           米ドル   米ドル
  金融資産

  商品クラス

  BCL残高      3,714,129,527     0   0   0 3,714,129,527

  金融機関に対するローン

       2,854,550,709   679,000,000     0   0 3,533,550,709
  および貸付金
  顧客に対するローンおよび

        372,880    0   0   0  372,880
  貸付金
  株式およびその他の

         0   0   0  2,834   2,834
  変動利回り有価証券
  金融資産合計      6,569,053,116   679,000,000     0  2,834  7,248,055,950

  金融負債

  商品クラス

  金融機関に対する負債      1,794,570,343     0   0   0 1,794,570,343

       5,073,055,610     0   0   0 5,073,055,610
  顧客に対する負債
  金融負債合計      6,867,625,953     0   0   0 6,867,625,953

  偶発債務として開示されて

  いるオフ・バランス・シート
  項目
        541,339    0   0   0  541,339

  保証金
  保証金合計       541,339    0   0   0  541,339

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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
    2017年12月31日現在、クラス別および残存期間別の主要な非トレーディング金融商品(当行はト
   レーディングポートフォリオを有していない。)の詳細は以下のとおりである。
           3か月超   1年超
       3か月以下          5年超   合計
  米ドルによる簿価         1年以下   5年以下
        米ドル         米ドル   米ドル
           米ドル   米ドル
  金融資産

  商品クラス

  BCL残高      2,294,618,594     0   0   0 2,294,618,594

  金融機関に対するローン

       3,272,919,230   807,000,000         4,079,919,230
  および貸付金
  顧客に対するローンおよび

        265,472    0   0   0  265,472
  貸付金
  株式およびその他の

         0   0   0  14,984   14,984
  変動利回り有価証券
  金融資産合計      5,567,803,296   807,000,000     0  14,984  6,374,818,280

  金融負債

  商品クラス

  金融機関に対する負債      2,103,521,459     0   0   0 2,103,521,459

  顧客に対する負債      3,913,497,702     0   0   0 3,913,497,702

       6,017,019,161     0   0   0 6,017,019,161
  金融負債合計
  偶発債務として開示されて

  いるオフ・バランス・シート
  項目
        578,509    0   0   0  578,509

  保証金
        578,509    0   0   0  578,509

  保証金合計
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  31.2. デリバティブ・非トレーディング金融商品
    2018年12月31日現在、クラス別および残存期間別の店頭デリバティブ・非トレーディング金融商品
   (当行はトレーディングポートフォリオを有していない。)の詳細は以下のとおりである。
         3か月超   1年超
  米ドルによる未払いの     3か月以下        5年超   合計  公正価値
         1年以下   5年以下
  想定元本     米ドル        米ドル   米ドル   米ドル
         米ドル   米ドル
  金融資産

  商品クラス

  外国為替取引

  先渡    3,271,219,543   3,321,504    0   0 3,274,541,047   77,666,609

      1,394,522,057     0      1,394,522,057   2,067,411
  スワップ
      4,665,741,600   3,321,504    0   0 4,669,063,104   79,734,020

  合計
  金融負債

  商品クラス

  外国為替取引

  先渡    3,303,598,230   3,270,027    0   0 3,306,868,257   76,992,277

      854,553,985     0   0   0 854,553,985   2,708,455
  スワップ
      4,158,152,215   3,270,027    0   0 4,161,422,242   79,700,732

  合計
   上記の金額には、取引日が2018年12月31日以前で、評価日が2018年12月31日以降である店頭デリバティ

  ブ・非トレーディング金融商品が含まれる。
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    2017年12月31日現在、クラス別および残存期間別の店頭デリバティブ・非トレーディング金融商品
   (当行はトレーディングポートフォリオを有していない。)の詳細は以下のとおりである。
         3か月超   1年超
  米ドルによる未払いの     3か月以下        5年超   合計  公正価値
         1年以下   5年以下
  想定元本     米ドル        米ドル   米ドル   米ドル
         米ドル   米ドル
  金融資産

  商品クラス

  外国為替取引

  先渡    3,257,117,915     0   0   0 3,257,117,915   24,750,086

      812,986,742     0   0   0 812,986,742   2,151,255
  スワップ
      4,070,104,657     0   0   0 4,070,104,657   26,901,341

  合計
  金融負債

  商品クラス

  外国為替取引

  先渡    3,057,118,085     0   0   0 3,057,118,085   22,397,245

      2,201,155,324     0   0   0 2,201,155,324   8,610,571
  スワップ
      5,258,273,409     0   0   0 5,258,273,409   31,007,816

  合計
    上記の金額には、取引日が2017年12月31日以前で、評価日が2017年12月31日以降である店頭デリバ

   ティブ・非トレーディング金融商品が含まれる。
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  31.3. 主要な非トレーディング金融商品に対する信用リスクに関する情報
    2018年12月31日現在、当行は以下の、主要な非トレーディング金融商品に対する信用リスクにさら
   されている。
             2018 年    2017 年
             簿価     簿価
             米ドル     米ドル
  金融資産

  商品クラス別かつ地域別

  現金、BCL残高            3,714,129,527     2,294,618,594

  EU加盟国           3,714,129,527     2,294,618,594

  金融機関に対するローンおよび貸付金            3,533,550,709     4,079,919,230

  EU加盟国            180,725,105     470,317,266

  北および中央アメリカ            722,872,089     1,493,150,265

  アジア           2,605,130,138     2,104,162,750

  ヨーロッパ(非EU加盟国)            5,033,138     9,871,366

  オーストラリアおよびニュージーランド            19,790,239      2,417,583

  顧客に対するローンおよび貸付金             372,880     265,472

  EU加盟国             50,865      4,473

  北および中央アメリカ             318,231      39,775

  アジア              4    221,074

  ヨーロッパ(非EU加盟国)             3,780      150

  株式およびその他の変動利回り有価証券             2,834     14,984

  北および中央アメリカ              0    12,008

               2,834     2,976

  EU加盟国
             7,248,055,950     6,374,818,280

  合計
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  31.4. デリバティブ・非トレーディング金融商品に関する情報
    2018年12月31日現在、当行は以下の、デリバティブ・非トレーディング金融商品に対する信用リス
   クにさらされている。
             2018 年    2018 年
            未払想定元本     リスク相当額
             米ドル     米ドル
  金融資産

  商品クラス別かつ地域別

  外国為替取引

  先渡

  EU加盟国           3,160,915,130      75,043,013

  アメリカ            113,600,617      2,623,478

  アジア             25,301      118

  スワップ

             1,394,522,057      2,067,411
  EU加盟国
             4,669,063,105      79,734,020

  合計
    2017年12月31日現在、当行は以下の、デリバティブ・非トレーディング金融商品に対する信用リス

   クにさらされている。
             2017 年    2017 年
            未払想定元本     リスク相当額
             米ドル     米ドル
  金融資産

  商品クラス別かつ地域別

  外国為替取引

  先渡

  EU加盟国           1,151,209,346      8,548,868

  アメリカ           2,105,636,836      16,199,995

  アジア             271,733      1,223

  スワップ

              812,986,742      2,151,255
  EU加盟国
             4,070,104,657      26,901,341

  合計
  次へ

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     MITSUBISHI  UFJ INVESTOR  SERVICES  &BANKING  (LUXEMBOURG)   S.A.





       BALANCE  SHEET AND OFF BALANCE  SHEET ITEMS

          December  31, 2018

          (expressed  in USD)
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          BALANCE  SHEET
          December  31, 2018
           (in USD)
          ASSETS

            Notes     2018    2017

  Cash, balances  with central  banks and post

           31.1.,  31.3.
               3.714.129.527    2.294.618.594
  office  banks
            3, 15,

  Loans and advances  to credit  institutions
               3.533.550.709    4.079.919.230
           31.1.,  31.3.
  a) repayable  on demand

               2.311.150.709    3.137.919.230
  b) other loans and advances
               1.222.400.000    942.000.000
  Loans and advances  to customers     31.1.,  31.3.

                372.880    265.472
            4, 15,

  Shares  and other variable-yield   securities
                 2.834    14.984
           31.1.,  31.3.
  Fixed Assets

            5   3.783.033    4.125.181
  Other assets

                 257    180
  Prepayments   and accrued  income     6, 15   36.979.553    24.028.149

  TOTAL ASSETS            7.288.818.793    6.402.971.790

            7
  The accompanying   notes form an integral  part of the annual  accounts.

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          BALANCE  SHEET
          December  31, 2018
           (in USD)
          -continued  -
         LIABILITIES

            Notes     2018    2017

  Amounts  owed to credit  institutions     15, 31.1.

               1.794.570.343    2.103.521.459
  a) repayable  on demand

               1.565.940.343    2.103.521.459
  b) with agreed  maturity  dates
               228.630.000      0
  Amounts  owed to customers      8, 15, 31.1.

               5.073.055.610    3.913.497.702
  a) repayable  on demand

               5.071.655.610    3.913.497.702
  b) with agreed  maturity  dates
                1.400.000      0
  Other liabilities

            9   2.206.816    1.867.543
  Accruals  and deferred  income      10, 15

               15.704.349    18.519.456
  Provisions              18.148.556    20.211.255

  a) provisions  for taxation

            11   16.536.604    18.691.834
  b) other provisions
            12   1.611.952    1.519.421
  Subscribed  capital

            13   187.117.966    187.117.966
  Reserves           14   158.191.749    124.372.931

  Result  brought  forward

            14    3.259    4.686
  Profit  for the financial  year        39.820.145    33.858.792

  TOTAL LIABILITIES            7.288.818.793    6.402.971.790

            16
  The accompanying   notes form an integral  part of the annual  accounts.

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         OFF BALANCE  SHEET ITEMS
          December  31, 2018
           (in USD)
            Notes     2018    2017

  Contingent  liabilities        17, 31.1.

                541.339    578.509
  of which:
  guarantees  and assets  pledged  as
                541.339    578.509
  collateral  security
  Fiduciary  operations

            20  92.427.954.484    81.804.130.253
  The accompanying   notes form an integral  part of the annual  accounts.

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         PROFIT  AND LOSS ACCOUNT

         Year ended December  31, 2018

          (expressed  in USD)
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         PROFIT  AND LOSS ACCOUNT
         Year ended December  31, 2018
           (in USD)
            Notes     2018    2017

  Interest  receivable  and similar  income

               81.824.073    54.056.442
  of which :
  -Negative  interest  received  on deposits
                5.448.991    2.221.669
  -Interest  Gain from foreign  currency
               31.789.988    27.650.438
  swap
  Interest  payable  and similar  charges

               (40.218.579)    (16.495.414)
  of which :
  -Negative  interest  paid on loans and
               (12.070.732)    (9.439.648)
  advances
  -Interest  Loss from foreign  currency
                (392.542)    (254.716)
  swap
  Income  from securities

                 92   750.200
  Income  from shares  and other variable
                 92   750.200
  yield securities
  Commission  receivable

            21   115.660.720    106.256.230
  Commission  payable

               (56.930.365)    (52.040.385)
  Net profit  on financial  operations

                4.336.416    6.388.924
  Other operating  income

            22   4.322.262    2.484.563
  General  administrative   expenses

               (51.755.210)    (51.064.124)
  a) staff costs        24, 25

               (20.839.657)    (20.806.005)
  of which:
  -wages and salaries
               (16.818.051)    (16.838.247)
  -social  security  costs
               (2.632.035)    (2.420.642)
   of which:
   -social  security  costs relating  to
               (1.596.915)    (1.541.426)
   pensions
  b) other administrative   expenses     26, 30
               (30.915.553)    (30.258.119)
  Value adjustments   in respect  of tangible

               (1.767.494)    (2.589.398)
  and intangible  assets
  Other operating  charges

            23    (605.778)    (507.993)
            263/346




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            Notes     2018    2017
  Tax on profit  on ordinary  activities    11, 27.1.   (13.169.369)    (11.831.429)

  Profit  on ordinary  activities  after tax

               41.696.768    35.407.616
  Other taxes not shown under the preceding

               (1.876.623)    (1.548.824)
            27.2.
  items
  Profit  for the financial  year        39.820.145    33.858.792

  The accompanying   notes form an integral  part of the annual  accounts.

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         NOTES TO THE ACCOUNTS

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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
     MITSUBISHI  UFJ INVESTOR  SERVICES  &BANKING  (LUXEMBOURG)   S.A.
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          December  31, 2018
  NOTE 1-GENERAL

  1.1.  Corporate  matters

   MITSUBISHI  UFJ INVESTOR  SERVICES  &BANKING  (LUXEMBOURG)   S.A. (the "Bank")  was incorporated

   in Luxembourg  on April 11, 1974 as asociété  anonyme.
   On April 1, 1996, the Parent  Bank, The Bank of Tokyo,  Ltd., merged  with The Mitsubishi

   Bank, Limited  to form The Bank of Tokyo-Mitsubishi    Ltd., and Bank of Tokyo (Luxembourg)
   S.A. changed  its name to Bank of Tokyo-Mitsubishi    (Luxembourg)   S.A..
   On October  1, 2005, the indirect  shareholder,   Mitsubishi  Tokyo Financial  Group,  Inc. (MTFG)

   merged  with UFJ Holdings,  Inc. (UFJ) and formed  anew financial  group,  Mitsubishi  UFJ
   Financial  Group (MUFG).
   On January  1, 2006, the Parent  Bank, The Bank of Tokyo-Mitsubishi,    Ltd. merged  with UFJ

   Bank Limited  to form The Bank of Tokyo-Mitsubishi    UFJ Ltd., and Bank of Tokyo-Mitsubishi
   (Luxembourg)   S.A. changed  its name to Bank of Tokyo-Mitsubishi    UFJ (Luxembourg)   S.A..
   On April 2, 2007, the Bank became  ajointly  capitalized   subsidiary  of Mitsubishi  UFJ Trust

   and Banking  Corporation   by 70% and Bank of Tokyo-Mitsubishi    UFJ Ltd. by 30%, which are
   under the same holding  company  Mitsubishi  UFJ Financial  Group (MUFG).  Consequently,   Bank of
   Tokyo-Mitsubishi    UFJ (Luxembourg)   S.A. changed  its name to MITSUBISHI  UFJ Global  Custody
   S.A. (MUGC).
   On April 28, 2008, MITSUBISHI  UFJ Global  Custody  S.A., has issued  49.080  new shares  and the

   capital  of the Bank has been increased  by USD 1.817.968,52.   The total subscribed  share
   capital  is currently  set at USD 37.117.968,52.   The two major shareholders   of the Bank hold
   92,25%  of the capital,  Mitsubishi  UFJ Trust and Banking  Corporation   by 63,72%  and Bank of
   Tokyo-Mitsubishi    UFJ Ltd. by 28,53%.
   On August  7, 2014, MITSUBISHI  UFJ Global  Custody  S.A. has established   an external  branch

   located  at Ormonde  House,  12-13 lower Lesson  Street,  Dublin  2, Ireland.  Mitsubishi  UFJ
   Global  Custody  S.A., Dublin  Branch  is registered  as credit  institution   pursuant  to UE
   Regulation,   1993, under the number  907648.
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          -continued  -
   On May 1, 2016, MITSUBISHI  UFJ Global Custody  S.A. has changed  its name to MITSUBISHI  UFJ INVESTOR

   SERVICES  &BANKING  (LUXEMBOURG)   S.A. (MIBL).
   On May 31, 2017, Mitsubishi  UFJ Trust and Banking  Corporation   obtained  100% of the voting shares of

   Mitsubishi  UFJ Investor  Services  &Banking  (Luxembourg)   S.A..
   The members  of the Board of Directors  are Senior Executives  of Mitsubishi  UFJ Trust and Banking

   Corporation   Group and Independent   Directors.  The business  policy and valuation  principles,
   unless prescribed  by the legal requirements   existing  in Luxembourg,   are determined  and monitored
   by the Board of Directors  in accordance  with those applied  in Mitsubishi  UFJ Financial  Group.
  1.2.  Nature  of business

   The object of the Bank is the undertaking   for its own account,  as well as for the account  of third

   parties  either within or outside  the Grand-Duchy   of Luxembourg,   of any banking  or financial
   operations,   as well as all other operations,   whether  industrial  or commercial  or in real estate,
   which directly  or indirectly  relate to the main object described  above.
   More specifically,   the Bank concentrates   its activities  on investment  management  services.

   Asignificant   volume of the Bank's transactions   is concluded  directly  or indirectly  with

   companies  of Mitsubishi  UFJ Financial  Group.
  1.3.  Annual accounts

   The Bank prepares  its annual accounts  in US Dollars  (USD), the currency  in which the capital  is

   expressed.  The Bank's accounting  year coincides  with the calendar  year.
  NOTE 2-SUMMARY  OF SIGNIFICANT   ACCOUNTING  POLICIES

   The Bank prepares  its annual accounts  under the historical  cost principle  in accordance  with the

   laws and regulations   in force in the Grand-Duchy   of Luxembourg  and on the basis of accounting
   principles  generally  accepted  in the banking  sector in the Grand-Duchy   of Luxembourg.
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   In observing  these, the following  significant   accounting  policies  are applied.

  2.1.  The date of recording  of transactions   in the balance  sheet

   Assets and liabilities   are stated in the balance  sheet on the date the amounts  concerned  become

   cleared  funds, that is, on their date of effective  transfer.
  2.2.  Foreign  currencies

   The Bank maintains  amulti-currency   accounting  system which records  all transactions   in the

   currency  or currencies  of the transaction,   on the day on which the contract  is concluded.
   Assets and liabilities   are converted  into USD at the spot exchange  rates applicable  at the balance

   sheet date. Both realised  and unrealised  profits  and losses arising  on revaluation   are accounted
   for in the profit and loss account  for the year, except for those resulting  from items specifically
   covered  by aforward  foreign  exchange  contract  (swap and hedging  forward  foreign  exchange
   contract)  which are recorded  at historical  exchange  rates.
   Revenues  and expenses  in foreign  currencies  are translated  into USD daily at the prevailing

   exchange  rates.
   At the year-end,  all unsettled  forward  transactions   are translated  into USD at the forward  rate

   prevailing  on the Balance  Sheet date for the remaining  maturities.
   Results  on unsettled  forward  transactions   linked to spot transactions   and on swap transactions

   are accrued  at the balance  sheet date. In case of unrealised  results  on position  covered  by foreign
   exchange  swap, these are neutralized   at year end.
  2.3.  Financial  instruments   derivatives

   The Bank's commitments   deriving  from the derivatives   financial  instruments   such as interest  rate

   swaps, forward  rate agreements,   financial  futures  and options  are recorded  on the transaction
   date among the off balance  sheet items.
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   At the year-end,  where necessary,  aprovision  is set up in respect  of individual  unrealised  losses

   resulting  from the revaluation   of the Bank's commitments   at market value. There is no provision
   for unrealized  losses on forward  deals recorded  for the year 2018 (2017: USD nil).
   No provision  is set up in those cases where afinancial  instrument  clearly  covers an asset or a

   liability  and economic  unity is established   or where afinancial  instrument  is hedged by areverse
   transaction   so that no open position  exists.
  2.4.  Specific  value adjustments   in respect  of doubtful  and irrecoverable   debts

   It is the Bank's policy to establish  specific  value adjustments   in respect  of doubtful  and

   irrecoverable   debts, as deemed appropriate   by the Board of Directors.
   Value adjustments,   if any, are deducted  from the assets to which they relate.

  2.5.  Value adjustments   for possible  losses on bills, loans and advances  and leasing  transactions

   The value adjustments   for possible  losses on loans and advances,  if any, are deducted  from the

   assets to which they relate.
  2.6.  Lump-sum  provision  for risk exposures

   In accordance  with the Luxembourg  tax legislation,   the Bank can establish  alump-sum  provision  for

   risk exposures,  as defined  in the legislation   governing  prudential  supervision   of banks. The
   purpose  of the provision  is to take account  of risks which are likely to crystallise   but which have
   not yet been identified  as at the date of preparation   of the annual accounts.
   Pursuant  to the Instructions   issued by the Directeur  des Contributions   on December  16, 1997, this

   provision  should be made before taxation  and should not exceed 1,25% of the Bank's risk exposures.
   The Bank has not constituted   any provision  as of December  31, 2018 (2017: USD O).

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  2.7.  Transferable   securities

   Transferable   securities  are recorded  initially  at their purchase  price. The average  cost method

   is used for initial  recognition.   Value adjustments,   calculated  as described  in note 2.5. or
   arising  from adiminution  of value, are deducted  from the account  balance.
  2.8.  Tangible  and intangible  assets

   Tangible  and intangible  assets are valued at purchase  price. The value of tangible  and intangible

   fixed assets with limited  useful economic  lives is reduced  by value adjustments   calculated  to
   write off the value of such assets systematically   over their useful economic  lives as follows:
   ・Hardware  equipment:  4years;

   ・Software:   4years and 5years;
   ・Other  intangible  assets:  5years;
   ・Other  tangible  assets:  10 years.
  2.9.  Shares in affiliated  undertakings

   At the Balance  Sheet date, shares in affiliated  undertakings   held as financial  fixed assets are

   stated at the lower of cost or market value.
  2.10. Taxes

   Taxes are accounted  for on an accruals  basis in the accounts  of the year to which they relate.

  2.11. Prepayment  and accrued  income

   This asset item includes  expenditure   incurred  during the financial  year but relating  to a

   subsequent  financial  year.
  2.12. Accruals  and deferred  income

   This liability  item includes  income received  during the financial  year but relating  to a

   subsequent  financial  year.
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  2.13. Provisions

   Provisions  are intended  to cover losses or debts the nature of which is clearly  defined  and which,

   at the date of the balance  sheet are either likely to be incurred  or certain  to be incurred  but
   uncertain  as to their amount or as to the date on which they will arise.
  2.14. Revenue  recognition

   The Bank's main streams  of revenue  are comprised  of interests  and commissions   income.  The Bank

   earns fee and commission  income from awide range of services  it provides  to its customers.
   Revenue  is generally  recognized  when the related  services  are performed  or recognized  over the
   period that the services  are provided.
  NOTE 3-LOANS AND ADVANCES  TO CREDIT INSTITUTIONS

   Loans and advances  to credit institutions   other than those repayable  on demand may be analysed

   according  to their remaining  maturity  as follows:
                 2018    2017

                 USD    USD
   Not more than three months

                543.400.000    135.000.000
   More than three months  but less than one year    679.000.000    807.000.000
               1.222.400.000    942.000.000
  NOTE 4-SHARES AND OTHER VARIABLE  YIELD SECURITIES

   Transferable   securities  shown under the item "Shares  and other variable  yield securities"   consist

   entirely  of unlisted  securities  for USD 2.834 (2017: 14.984).
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               -continued  -
  NOTE 5-MOVEMENTS  IN FIXED ASSETS

   The following  movements  have occurred  in the Bank's fixed assets in the course of the financial  year:

   FIXED ASSETS:

         Gross value at

                      Gross value at     Net value at
                          Cumulative
                    Exchange
             Additions   Disposals
         the beginning
                      the end ofthe     the end ofthe
                           value
                    difference
           ofthe
                      financial  year     financial  year
                          adjustments
         financial  year
           USD   USD   USD   USD   USD   USD   USD
  1. Tangible  assets

          3.824.149    115.904   (660.418)   (183.596)   3.096.039   2.325.231    770.808
  a) Hardware

          1.336.134    111.903   (644.414)   (64.147)   739.476   574.142   165.334
  b) Other fixtures  and fittings,  flat
          2.488.015    4.001   (16.004)   (119.449)   2.356.563   1.751.089    605.474
   furniture,  equipment  and vehicles
  2. Intangible  assets

          18.907.410   1.509.749   (419.631)   (814.339)   19.183.189   16.170.964   3.012.225
  a) Software

          16.961.971   1.509.749   (419.631)   (814.339)   17.237.750   14.225.525   3.012.225
  b) Goodwill  acquired  for valuable
          1.945.439     0   0   0  1.945.439   1.945.439     0
   Consideration
   Goodwill  acquired  for valuable  consideration   represents  the value of the takeover  of part of the client base of another  institution.

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  NOTE 6-PREPAYMENTS   AND ACCRUED  INCOME

   The Bank's  prepayments   and accrued  income  may be analysed  as follows:

                 2018    2017

                 USD    USD
   Advance  paid to IRS, US Tax authorities

                  0  1.258.254
   Accrued  interest  income
                15.591.714    4.666.886
   Commission  from the Management  Company
                 921.843    283.041
   Commission  on fiduciary  operations
                2.124.415    1.969.915
   Commission  on global  custody
                9.573.008    8.936.086
   Commission  on investment  funds
                5.836.414    3.813.147
   Prepaid  general  expenses
                 481.264    644.074
   Prepaid  income  taxes
                 765   134.936
   VAT recoverable
                 62.649   690.238
   Other accrued  income
                 483.831    319.145
   Other Commissions
                 162.315    671.075
   Other prepayments
                 664.574    393.820
   Accrued  Interest  income  on swaps       1.076.761    247.532
                36.979.553    24.028.149
  NOTE 7-FOREIGN  CURRENCY  ASSETS

   At December  31, 2018, the aggregate  amount  of the Bank's  assets  denominated   in foreign

   currencies,   translated  into USD, is USD 5.393.986.107   (2017:  USD 4.008.887.622).
  NOTE 8-AMOUNTS  OWED TO CUSTOMERS

   As at December  31, 2018, debts other than those repayable  on demand  with aresidual

   maturity  less than 1month amounted  to USD 1.400.000.
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  NOTE 9-OTHER LIABILITIES

   The Bank's  other liabilities   may be analysed  as follows:

                 2018    2017

                 USD    USD
   Preferential   creditors

                 618.902    841.978
   Sundry  creditors
                1.587.914    1.025.565
                2.206.816    1.867.543
  NOTE 10 -ACCRUALS  AND DEFERRED  INCOME

   The Bank's  accruals  and deferred  income  may be analysed  as follows:

                 2018    2017

                 USD    USD
   Accrued  commission

                6.908.708    6.607.907
   Accrued  general  expenses
                3.224.725    5.653.314
   Accrued  interest  expenses
                3.347.939    885.708
   Deferred  income  related  to custody  fees
                 308.226    524.416
   Neutralization   of foreign  exchange  results  on position
                1.717.819    4.680.727
   covered  by foreign  exchange  swap (note 2.2.)
   Other accrued  expenses
                 122.543    142.861
        *
   Other suspense  receipts  ()
                 74.389    24.523
                15.704.349    18.519.456
   *

   ()Transitory  account  for suspense  receipts  payable  after the 31/12/2018  to the relative
    beneficiary.
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          December  31, 2018
          -continued  -
  NOTE 11 -TAXATION  -EXCHANGE  DIFFERENCE:   DEFERRED  TAXATION

   Under Luxembourg  fiscal  regulations,   the Bank's  fiscal  Balance  Sheet and its results  of

   operations  are required  to be expressed  in Euro. The earnings  of the Bank as determined  for
   fiscal  purposes  can differ  substantially   from earnings  reported  for accounting  purposes  as
   aresult  of unrealised  profits  or losses  on the translation   of the Bank's  equity  into Euro
   equivalents   for fiscal  purposes.
   In accordance  with the Law of July 16, 1987 (as modified),  which allows  the fiscal

   neutralisation   of translation   gains on exchange  on the investment  of equity  in banks,
   unrealised  gains which may be caused  by arise in the USD against  the Euro can, under
   normal  circumstances,   be neutralised   to the extent  of the amount  that exceeds  the
   unrealised  translation   losses  previously  carried  forward.
   In accordance  with the Law of July 23, 1983, however,  which allows  the fiscal

   neutralisation   of translation   gains on exchange  on the investment  of equity  in banks,
   future  unrealised  gains which may be caused  by arise in the US dollar  against  the Euro
   can, under normal  circumstances,   only be neutralised   to the extent  of the amount  that
   exceeds  the unrealised  translation   losses  previously  carried  forward.
   As at December  31, 2018, there are no deferred  tax liabilities.

  NOTE 12 -OTHER PROVISIONS

   The Bank's  other provisions  are made of provision  for remuneration.

                 2018    2017

                 USD    USD
   Provision  for remuneration          1.611.952    1.519.421

                1.611.952    1.519.421
  NOTE 13 -SUBSCRIBED  CAPITAL

   As of December  31, 2018, the Bank's  subscribed  and fully paid up capital  amounts  to USD

   187.117.966   for 5.002.575  shares  of Class Aand 49.080  shares  of Class B.
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          -continued  -
  NOTE 14 -MOVEMENTS  IN RESERVES  AND RESULT BROUGHT  FORWARD

             Legal    Other  Result  brought

             reserve   reserves    forward
              USD    USD    USD
   Balance  at January  1, 2018

            3.711.797   120.661.134     4.686
   Profit  for the year ended December  31,

              0    0  33.858.792
   2017
   Appropriation   of profit
   -Dividends  paid to shareholders
              0    0  (41.401)
   -Transfer  to reserves  for Net Worth
              0  8.700.000    (8.700.000)
   Tax 2018
   -Transfer  from Reserve  for Net Worth
              0  (3.304.122)    3.304.122
   Tax 2012
   -Allocation  to Free reserve
              0  26.730.000    (26.730.000)
   -Allocation  to Legal reserve     1.692.940     0  (1.692.940)
   Balance  at December  31, 2018
            5.404.737   152.787.012     3.259
   Under Luxembourg  law, the Bank must appropriate   to alegal reserve  an amount  equivalent  to

   at least 5% of the annual  net profit  until such reserve  is equal to 10% of the share
   capital.  This appropriation   is made in the following  year. Distribution   of the legal
   reserve  is restricted.   This requirement   is satisfied  as the Bank has reached  10% of the
   issued  subscribed  capital.
   Based on the Luxembourg  tax law, the Bank has elected  to get atax credit  for all or part

   of the net worth tax due for that year. This tax credit  is however,  limited  to the amount
   of the corporate  income  tax due for the previous  year before  the imputation  of any tax
   credits.  In order to profit  from this credit,  the Bank must commit  itself  to post before
   the end of the subsequent  year an amount  equal to five times the net worth tax credit  to a
   special  reserve,  which has to be maintained  for aperiod  of five years.
   The Circular  I. Fort. N°47bis  issued  by the Luxembourg  Tax Authorities   on November  19,

   2015, provides  for adedicated  rule allowing  the taxpayer  to create  only one net wealth  tax
   reserve  to fully benefit  from the Net Wealth  Tax reduction  for both 2014 and 2015. This
   reserve  should  correspond  to five times the amount  of the highest  reduction  available  for
   2014 and 2015 (transitional   measure).  The special  reserve  for net worth tax is included  in
   the Bank's  other reserve  for atotal amount  of USD 22.444.927  (2017:  USD 17.049.049).
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          -continued  -
   As resolved  in the Annual  General  Meeting  dated March 23, 2018, the Bank has allocated  an

   amount  of USD 8.700.000  to special  reserve  for Net Worth Tax 2018 and reversed  the
   available  special  reserve  for Net Worth Tax constituted   in 2012 which amounted  to USD
   3.304.122.
   The accumulated   balance  of special  reserve  for Net Worth Taxes states  as follows  as at

   December  31, 2018.
                 2018

                Reserve  for
               Net Worth Tax
   Years               USD
   2013             3.101.000

   2014 -2015
                3.019.136
   2016             3.348.440
   2017             4.276.351
                8.700.000
   2018
   Balance  at December  31, 2018
                22.444.927
  NOTE 15 -RELATED  PARTY BALANCES

   As at December  31, 2018, the following  balances  with related  parties  are outstanding:

   ASSETS

                 2018    2017
                 USD    USD
   Loans and advances  to credit  institutions

               3.314.382.591    3.789.891.462
   Prepayments   and accrued  income        24.033.836    10.791.736
               3.338.416.427    3.800.683.198
   LIABILITIES

                 2018    2017
                 USD    USD
   Amounts  owed to credit  institutions

               1.787.952.744    2.098.463.451
   Amounts  owed to customers
               1.001.503.360    659.726.748
   Accruals  and deferred  income        5.654.686    4.972.871
               2.795.110.790    2.763.163.070
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   The Bank has not entered  into any significant   transactions   with related  parties  as defined

   in International   Accounting  Standards  24 "Related  Party Disclosures"   which were not made on
   terms equivalent  to those that prevail  in arm's length  transactions   as of December  31, 2018
   and for the year then ended.
   At the request  of the Bank, the CSSF has granted  atotal exemption  for the exposures

   towards  the group (Mitsubishi   UFJ Financial  Group)  in the calculation   of large exposure
   limits,  in accordance  with the Regulation  (EU) No 575/2013  of June 26, 2013 (Part IV).
   As at December  31, 2018, the amount  towards  the group falling  under this exemption  amounts

   to USD 3.450.572.108   and can be analysed  as follows:
                     2018

                     USD
   Loans and advances  to credit  institutions

                   3.313.256.918
   Prepayments   and accrued  income
                   15.595.810
   Foreign  exchange  transactions   (Market  Risk method)       121.719.380
                   3.450.572.108
  NOTE 16 -FOREIGN  CURRENCY  LIABILITIES

   At December  31, 2018, the aggregate  amounts  of liabilities   denominated   in foreign

   currencies  translated  into USD is USD 3.951.265.679   (2017:  USD 2.973.768.077).
  NOTE 17 -CONTINGENT  LIABILITIES

   The Bank's  contingent  liabilities   may be analysed  as follows:

                 2018    2017

                 USD    USD
   Counter-guarantees    issued         541.339    578.509

   As at the year-end,  there were no related  party balances.

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  NOTE 18 -COMMITMENTS

   The Bank has entered  into certain  commitments   which are not disclosed  neither  in the

   Balance  Sheet nor in the Off Balance  Sheet Items,  but which are significant   for the
   purposes  of assessing  the financial  situation  of the Bank. Details  of such commitments   are
   as follows:
                 2018    2017

                 USD    USD
   Commitments   in respect  of fixed rental  payments

                6.499.120    521.191
   contracted  on buildings
   As at the year-end,  there are no related  party balances.

  NOTE 19 -OPERATIONS  LINKED  TO CURRENCY  EXCHANGE  RATES,  INTEREST  RATES AND OTHER MARKET  RATES

   The following  types of forward  transactions   are outstanding   as at December  31, 2018 and

   2017:
   Operations  linked  to currency  exchange  rates

   -Forward  exchange  transactions   (swaps,  outrights).

   Operations  linked  to the foreign  currency  exchange  rates are made to alarge extent  for the

   purposes  of covering  the existing  positions.
  NOTE 20 -INVESTMENT  MANAGEMENT  SERVICES  AND UNDERWRITING   FUNCTIONS

   Management  and agency  services  provided  by the Bank include:

   -Custody  and administration   of transferable   securities;

   -Fiduciary  representations;
   -Agency  functions;
   -Portfolio  management  and advice.
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  NOTE 21 -COMMISSIONS   RECEIVABLE

                 2018    2017

                 USD    USD
   Fees on Investment  Funds

                21.506.351    19.403.089
   Fees on Global  custody  from Institutional   customers
                80.663.753    74.948.090
   Fees on Fiduciary  transactions
                11.772.959    10.347.746
   Fees on Services  to Management  Company
                 921.843   1.003.474
   Other fees and commissions          795.814    553.831
                115.660.720    106.256.230
   Commissions   receivable  consist  of the following:

   Fees on Investment  Funds consist  of fees and commissions   charged  to Investment  Funds for custody

   services,  central  administration,   depositary  and other services.  The fees are calculated  on the
   basis of the value of net assets of the funds under administration.
   Fees on global custody  from Institutional   customers  consist  of fees and commissions   charged  to

   institutional   customers  for global custody  services  including  securities  trade management,
   settlement,   corporate  actions,  income collection  and proxy voting.  The fees are calculated  on the
   basis of the assets held under custody  and the number of transactions.
   Fees on Fiduciary  transactions   consist  of fees and commissions   earned on fiduciary  assets

   including  custody  transactions,   cash management  and fiduciary  notes issuance.  The fees are
   calculated  on the basis of the assets held under management  and the number of transactions.
   Fees on Services  to Management  Company  include  fees covering  functional  expenditures   and fees for

   support  services  in accordance  with the Service  Level Agreement.
   Other fees and commissions   include  various  fees such as listing  agent fees, guarantee  fees,

   banking  services  fees and fund order desk services  fees.
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  NOTE 22 -OTHER OPERATING  INCOME

                 2018    2017

                 USD    USD
   Adjustment  of Income  taxes 2013-2014-2015-2017

                2.530.324     0
   Adjustment  for commission  previous  years
                1.151.445    226.068
   Income  from the adjustment  of general  expenses
                 414.867    568.181
   regarding  previous  years
   Sub-Rental  Fee received  from the Management  Company
                 70.598    67.500
   (Service  level agreement)
   VAT refund  for previous  year (2012-2014)
                  0  1.441.990
   Other operating  income          155.028    180.824
                4.322.262    2.484.563
  NOTE 23 -OTHER OPERATING  CHARGES

                 2018    2017

                 USD    USD
   Charges  from the adjustment  of general  expenses

                 345.919    346.695
   regarding  previous  years
   Commission  on previous  years
                 220.859    137.159
   Interest  on previous  years
                 7.836   13.741
   Others  operating  losses          31.164    10.398
                 605.778    507.993
  NOTE 24 -STAFF NUMBERS

   The average  number or persons  employed  during the financial  year by the Bank is as follows:

                 2018    2017

                 Number    Number
   Senior  management

                  29    30
   Middle  management
                  71    66
                  67    74
   Employees
                 167    170
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          -continued  -
  NOTE 25 -MANAGEMENT  REMUNERATION

   The Bank has granted  emoluments  in respect  of the financial  year to the members  of the managerial

   body of the Bank by reason of their responsibilities    as follows:
                 2018    2017

                 USD    USD
   Senior  management            5.084.843    5.832.575

   Of which variable  remuneration

                 875.409    871.739
   Of which fix remuneration
                4.209.434    4.960.836
   During the financial  year, no pension  commitments   to the members  of the Board of Directors  and

   General  Management  were made.
   As at December  31, 2018 and 2017, the Bank did not grant any advances  and credits  to the members  of

   the Board of Directors  and General  Management.
  NOTE 26 -OTHER ADMINISTRATIVE   EXPENSES

                 2018    2017

                 USD    USD
   Data charges

                1.372.967    1.165.998
   Maintenance             1.264.913    1.041.720
   Membership  fees
                2.847.608    1.442.936
   Professional   fees
                3.550.904    4.376.343
   Rent and related  expenses
                1.141.991    1.109.879
   Service  contracts
                4.997.353    5.192.885
   Service  fee
                2.847.497    3.412.539
   System  cost
                11.679.286    11.204.978
   Telecommunication    expenses
                 363.250    384.358
   Travelling,   moving,  business  trips
                 203.378    226.957
   Other expenses            646.406    699.526
                30.915.553    30.258.119
   The increase  of the costs for Memberships   is due to the increase  of the fees paid to Single

   Resolution  Funds during the year 2018.
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          -continued  -
  NOTE 27 -TAX

  27.1. Tax on profit on ordinary  activities

                 2018    2017

                 USD    USD
   Corporate  Income  Tax

                9.760.432    8.893.072
   Municipal  Business  Tax
                3.408.937    2.938.357
                13.169.369    11.831.429
  27.2. Other taxes not shown under the preceding  items

                 2018    2017

                 USD    USD
   VAT             1.819.754    1.483.823

   Other taxes             56.869    65.001
                1.876.623    1.548.824
  NOTE 28 -PARENT UNDERTAKING

   As of December  31, 2018, the Bank is ajointly  capitalized   subsidiary  of Mitsubishi  UFJ Trust and

   Banking  Corporation   by 100 %, which are under the holding  company  Mitsubishi  UFJ Financial  Group
   (MUFG),  which is incorporated   under the laws of Japan and whose registered  office is in Tokyo.
   The annual accounts  of the Bank are included  in the consolidated   accounts  of Mitsubishi  UFJ Trust

   and Banking  Corporation,   with Registered  Financial  Institution   number 33 at Kanto Local Finance
   Bureau Japan and registered  address  4-5, Marunouchi  1-Chome,  Chiyoda-Ku,   Tokyo 100-8212,  Japan.
   The consolidated   accounts  of the holding  company  Mitsubishi  UFJ Financial  Group (MUFG) may be

   obtained  from the head office at 7-1, Marunouchi  2-Chome,  Chiyoda-Ku,   Tokyo 100, Japan.
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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
     MITSUBISHI  UFJ INVESTOR  SERVICES  &BANKING  (LUXEMBOURG)   S.A.
         NOTES TO THE ACCOUNTS
          December  31, 2018
          -continued  -
  NOTE 29 -DEPOSIT  GUARANTEE  SCHEME

   The law related  to the resolution,   reorganisation   and winding-up  measures  of credit institutions

   and certain  investment  firms and on deposit  guarantee  and investor  compensation   schemes  (the
   "Law"),  transposing   into Luxembourgish   law the directive  2014/59/EU  establishing   aframework  for
   the recovery  and resolution  of credit  institutions   and investment  firms and the directive
   2014/49/EU  related  to deposit  guarantee  and investor  compensation   schemes,  was passed on
   December  18, 2015.
   The deposit  guarantee  scheme  ("Fonds  de garantie  des dépôts  Luxembourg"   (FGDL))  and the

   investor  compensation   system  ("Système  d'indemnisation    des investisseurs   Luxembourg"
   (SIIL))  cover eligible  deposits  of each depositor  up to an amount  of EUR 100.000  and
   investments   up to an amount  of EUR 20.000.  The Law also provides  that deposits  resulting  from
   specific  transactions   or fulfilling  aspecific  social or other purpose  are covered  for an amount
   above EUR 100.000  for aperiod of 12 months.
   Credit institutions   contribute  on an annual basis to the Luxembourg  banking  resolution  fund

   ("Fonds  de resolution  Luxembourg"   (FRL)),  respectively   to the FGDL.
   The funded amount of the FRL shall reach by the end of 2024 at least 1% of covered  deposits,  as

   defined  in article  107(1) of the Law, of all authorized  credit institutions   in all participating
   Member States.  This amount will be collected  during the years 2015 to 2024.
   The target level of funding  of the FGDL is set at 0,8% of covered  deposits,  as defined  in article

   179(1) of the Law, of the relevant  credit institutions   and is to be reached  by the end of 2018
   through  annual contributions.   This amount will be collected  during the years 2016 to 2018. When
   the level of 0,8% is reached,  the Luxembourgish   credit institutions   are to continue  to contribute
   for 8additional  years in order to constitute  an additional  safety buffer of 0.8% of covered
   deposits  as defined  in article  180(1) of the Law.
   For the year end December  31, 2018, the Bank's annual contribution   amounted  to EUR 1.686.439  (USD

   1.988.649).
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          December  31, 2018
          -continued  -
  NOTE 30 -AUDIT FEES

   During the financial  year, the Bank has been charged  by the Audit firm and its entire network  with

   the following  fees (excluding  VAT):
                 2018    2017

                 USD    USD
   Audit fees

                 329.206    265.049
   Audit-Related   fees
                 139.547    157.633
   Tax fees
                 39.220    41.309
   Other fees              0  26.272
                 507.973    490.263
   The Non Audit Services  provided  during the financial  year by the entire network  of the Audit firm

   included  the following  services:
   a. ISAE 3402 /SOC 1Type II Report  for the period  from January  1, 2018 to December  31,

    2018;
   b. Preparation   of tax returns;
   c. Preparation   of VAT returns.
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               December  31, 2018
               -continued  -
  NOTE 31 -FINANCIAL  INSTRUMENT  DISCLOSURES

  31.1. Primary  non-trading   financial  instruments

   As at December  31, 2018, the analysis  of primary  non-trading   financial  instruments   (the Bank has no trading  portfolio)  by class and residual  maturity

   is the following:
                    >3months   >1year
                  3months         >5years
                              Total
                     1year  5years
  At carrying  amount in USD
                   USD   USD   USD   USD   USD
  FINANCIAL  ASSETS

  Instrument  class
  Balances  with the BCL

                 3.714.129.527     0   0   0 3.714.129.527
  Loans and advances  to credit institutions
                 2.854.550.709   679.000.000     0   0 3.533.550.709
  Loans and advances  to customers
                  372.880    0   0   0  372.880
  Shares and other variable  yield securities           0   0   0  2.834   2.834
                 6.569.053.116   679.000.000     0  2.834  7.248.055.950

  Total Financial  Assets
  FINANCIAL  LIABILITIES

  Instrument  class
  Amounts  owed to credit institutions

                 1.794.570.343     0   0   0 1.794.570.343
  Amounts  owed to customers            5.073.055.610     0   0   0 5.073.055.610
  Total Financial  Liabilities            6.867.625.953     0   0   0 6.867.625.953

  Off-balance  sheet items disclosed  as contingencies

                  541.339    0   0   0  541.339
  Guarantees
  Total Guarantees               541.339    0   0   0  541.339

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               December  31, 2018
               -continued  -
   As at December  31, 2017, the analysis  of primary  non-trading   financial  instruments   (the Bank has no trading  portfolio)  by class and residual  maturity

   is the following:
                    >3months   >1year

                  3months         >5years
                              Total
                     1year  5years
  At carrying  amount in USD
                   USD   USD   USD   USD   USD
  FINANCIAL  ASSETS

  Instrument  class
  Balances  with the BCL

                 2.294.618.594     0   0   0 2.294.618.594
  Loans and advances  to credit institutions
                 3.272.919.230   807.000.000         4.079.919.230
  Loans and advances  to customers
                  265.472    0   0   0  265.472
  Shares and other variable  yield securities           0   0   0  14.984   14.984
  Total Financial  Assets            5.567.803.296   807.000.000     0  14.984  6.374.818.280

  FINANCIAL  LIABILITIES

  Instrument  class
  Amounts  owed to credit institutions

                 2.103.521.459     0   0   0 2.103.521.459
  Amounts  owed to customers            3.913.497.702     0   0   0 3.913.497.702
  Total Financial  Liabilities            6.017.019.161     0   0   0 6.017.019.161

  Off-balance  sheet items disclosed  as contingencies

                  578.509    0   0   0  578.509
  Guarantees
                  578.509    0   0   0  578.509

  Total Guarantees
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               -continued  -
  31.2. Derivative  non-trading   financial  instruments

   As at December  31, 2018, the analysis  of OTC derivative  non-trading   financial  instruments   (the Bank has no trading  portfolio)  by class and residual

   maturity  is the following:
                 >3months   >1year

               3months         >5years     Fair value
                           Total
                  1year  5years
  At notional  payable  amount in USD
                USD   USD   USD   USD   USD   USD
  FINANCIAL  ASSETS

  Instrument  class
  Foreign  exchange  transactions

  Forwards            3.271.219.543    3.321.504     0   0 3.274.541.047    77.666.609
              1.394.522.057     0       1.394.522.057    2.067.411
  Swaps
              4.665.741.600    3.321.504     0   0 4.669.063.104    79.734.020

  Total
  FINANCIAL  LIABILITIES

  Instrument  class
  Foreign  exchange  transactions

  Forwards            3.303.598.230    3.270.027     0   0 3.306.868.257    76.992.277
              854.553.985     0   0   0 854.553.985   2.708.455
  Swaps
              4.158.152.215    3.270.027     0   0 4.161.422.242    79.700.732

  Total
   These amounts  include  OTC derivative  non-trading   financial  instruments   with atrade date before December  31, 2018 and avalue date after December  31,

   2018.
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               December  31, 2018
               -continued  -
   As at December  31, 2017, the analysis  of OTC derivative  non-trading   financial  instruments   (the Bank has no trading  portfolio)  by class and residual

   maturity  is the following:
                 >3months   >1year

               3months         >5years     Fair value
                           Total
                  1year  5years
  At notional  payable  amount in USD
                USD   USD   USD   USD   USD   USD
  FINANCIAL  ASSETS

  Instrument  class
  Foreign  exchange  transactions

  Forwards            3.257.117.915     0   0   0 3.257.117.915    24.750.086
              812.986.742     0   0   0 812.986.742   2.151.255
  Swaps
              4.070.104.657     0   0   0 4.070.104.657    26.901.341

  Total
  FINANCIAL  LIABILITIES

  Instrument  class
  Foreign  exchange  transactions

  Forwards            3.057.118.085     0   0   0 3.057.118.085    22.397.245
              2.201.155.324     0   0   0 2.201.155.324    8.610.571
  Swaps
              5.258.273.409     0   0   0 5.258.273.409    31.007.816

  Total
   These amounts  include  OTC derivative  non-trading   financial  instruments   with atrade date before December  31, 2017 and avalue date after December  31,

   2017.
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          December  31, 2018
          -continued  -
  31.3. Information   on credit risk on primary  non-trading   financial  instruments

   As at December  31, 2018, the Bank is exposed  to the following  credit  risk on primary  non-

   trading  financial  instruments:
                 2018    2017

                Carrying    Carrying
                 amount    amount
                 in USD   in USD
   FINANCIAL  ASSETS

   By instrument  class and geographic  location
   Cash, balances  with the BCL

               3.714.129.527    2.294.618.594
   EU member  countries
               3.714.129.527    2.294.618.594
   Loans and advances  to credit  institutions

               3.533.550.709    4.079.919.230
   EU member  countries
                180.725.105    470.317.266
   North &Central  America
                722.872.089   1.493.150.265
   Asia            2.605.130.138    2.104.162.750
   Europe,  non-EU  member  countries
                5.033.138    9.871.366
   Australia  and New Zealand
                19.790.239    2.417.583
   Loans and advances  to customers

                 372.880    265.472
   EU member  countries
                 50.865    4.473
   North &Central  America
                 318.231    39.775
   Asia               4  221.074
   Europe,  non-EU  member  countries
                 3.780    150
   Shares  and other variable  yield securities

                 2.834   14.984
   North &Central  America
                  0  12.008
   EU member  countries           2.834    2.976
               7.248.055.950    6.374.818.280

   Total
            290/346






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         NOTES TO THE ACCOUNTS
          December  31, 2018
          -continued  -
  31.4. Information   on derivative  non-trading   financial  instruments

   As at December  31, 2018, the Bank is exposed  to the following  credit risk on derivatives   non-

   trading  financial  instruments:
                 2018    2018

                Notional/     Risk
                 payable   equivalent
                 amount    amount
                 in USD   in USD
   FINANCIAL  ASSETS

   By instrument  class and geographic  location
   Foreign  exchange  transactions

   Forwards

   EU member  countries
               3.160.915.130    75.043.013
   America            113.600.617    2.623.478
   Asia             25.301    118
   Swaps

   EU member  countries          1.394.522.057    2.067.411
               4.669.063.105    79.734.020

   Total
            291/346










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         NOTES TO THE ACCOUNTS
          December  31, 2018
          -continued  -
   As at December  31, 2017, the Bank is exposed  to the following  credit risk on derivatives   non-

   trading  financial  instruments:
                 2017    2017

                Notional/     Risk
                 payable   equivalent
                 amount    amount
                 in USD   in USD
   FINANCIAL  ASSETS

   By instrument  class and geographic  location
   Foreign  exchange  transactions

   Forwards

   EU member  countries
               1.151.209.346    8.548.868
   America            2.105.636.836    16.199.995
   Asia             271.733    1.223
   Swaps

   EU member  countries          812.986.742    2.151.255
               4.070.104.657    26.901.341

   Total
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  中間財務書類

  a.管理会社の日本文の中間財務書類は、管理会社が作成した原文の中間財務書類を翻訳したものである

  (ただし、円換算部分を除く。)。これは「特定有価証券の内容等の開示に関する内閣府令」(平成5
  年大蔵省令第22号。その後の改正を含む。)に基づき、「中間財務諸表等の用語、様式及び作成方法に
  関する規則」(昭和52年大蔵省令第38号。その後の改正を含む。)第76条第4項ただし書の規定の適用
  によるものである。
  b.管理会社の中間財務書類は、外国監査法人等(公認会計士法(昭和23年法律第103号。その後の改正を

  含む。)第1条の3第7項に規定する外国監査法人等をいう。)の監査を受けていない。
  c.管理会社の原文の中間財務書類は米ドルで表示されている。日本文の財務書類には、主要な金額につ

  いて円貨換算が併記されている。日本円による金額は、2020年4月30日現在における株式会社三菱UF
  J銀行の対顧客電信売買相場の仲値(1米ドル=106.87円)で換算されている。なお、千円未満の金額
  は四捨五入されている。
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  (1)資産及び負債の状況
      ルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.
           貸借対照表
          2019年6月30日現在
          (単位:米ドル)
           資産

                米ドル    千円

  現金および中央銀行における現金残高ならびにその他の当座預金              4,663,736,783    498,413,550

  手元現金
  中央銀行の現金残高             3,027,015,686    323,497,166
  その他の当座預金             1,636,721,097    174,916,384
  売買目的で保有される金融資産              18,644,871    1,992,577
  デリバティブ              18,644,871    1,992,577
  持分証券
  債務証券
  ローンおよび貸付金
  純損益を通じて公正価値で測定することが義務づけられる
                  0    0
  非トレーディング金融資産
  持分証券
  債務証券
  ローンおよび貸付金
  純損益を通じて公正価値で測定するものとして指定された金融資産                0    0
  債務証券
  ローンおよび貸付金
  その他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融資産               2,823    302
  持分証券               2,823    302
  債務証券
  ローンおよび貸付金
  償却原価で測定される金融資産              2,675,600,619    285,941,438
  債務証券
  ローンおよび貸付金             2,675,600,619    285,941,438
  デリバティブ-ヘッジ会計
  金利リスクのポートフォリオ・ヘッジにおけるヘッジ項目の公正価値変動
  子会社、ジョイント・ベンチャーおよび関連会社への投資
  有形資産              6,210,745    663,742
  有形固定資産              6,210,745    663,742
  投資不動産
  無形資産              2,603,893    278,278
  のれん
  その他の無形資産              2,603,893    278,278
  税金資産                762    81
  当期税金資産               762    81
  繰延税金資産
  その他の資産              24,427,298    2,610,545
  売却目的保有に分類される非流動資産および売却グループ
  資産合計              7,391,227,793    789,900,514
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      ルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.
           貸借対照表
          2019年6月30日現在
          (単位:米ドル)
           負債

                米ドル    千円

  売買目的で保有される金融負債              22,491,813    2,403,700

  デリバティブ              22,491,813    2,403,700
  ショート・ポジション
  預金
  発行済み債務証券
  その他の金融負債
  純損益を通じて公正価値で測定するものとして指定された金融負債                0    0
  預金
  発行済み債務証券
  その他の金融負債
  償却原価で測定される金融負債              6,918,086,851    739,335,942
  預金             6,912,629,893    738,752,757
  発行済み債務証券
  その他の金融負債              5,456,958    583,185
  デリバティブ-ヘッジ会計
  金利リスクのポートフォリオ・ヘッジにおけるヘッジ項目の公正価値変動
  引当金                0    0
  年金およびその他の退職後確定給付債務
  その他の長期雇用給付金債務
  再編
  係属中の法的問題および租税訟務
  契約債務および付与済保証
  その他の引当金
  税金負債              16,886,312    1,804,640
  当期税金負債              16,073,020    1,717,724
  繰延税金負債              813,291    86,916
  要求払株式資本
  その他の負債              24,020,784    2,567,101
  売却目的保有に分類される売却グループに含まれる負債
  負債合計              6,981,485,760    746,111,383
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      ルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.
           貸借対照表
          2019年6月30日現在
          (単位:米ドル)
           資本

                米ドル    千円

  資本              187,117,966    19,997,297

  払込資本              187,117,966    19,997,297
  請求済未払込資本
  株式発行差金
  資本以外の発行済み持分証券                0    0
  複合金融商品のエクイティ部分
  その他の発行済み持分証券
  その他の資本
  その他の包括利益累計額                0    0
  利益または損失に再分類されない資産                0    0
   有形資産
   無形資産
   確定給付型年金制度の保険数理上の利益または損失(-)
   売却目的保有に分類される非流動資産および売却グループ
   その他の子会社、ジョイント・ベンチャーおよび関連会社投資による
   認識済収益および費用の持分
   その他の包括利益を通じて公正価値で測定される持分証券の公正価値
   変動
   その他の包括利益を通じて公正価値で測定される持分証券の公正価値
   ヘッジに係るヘッジ非有効部分
   その他の包括利益を通じて公正価値で測定される持分証券の公正価値
   変動(ヘッジ項目)
   その他の包括利益を通じて公正価値で測定される持分証券の公正価値
   変動(ヘッジ商品)
   純損益を通じて公正価値で測定される金融負債の公正価値変動のうち
   当該負債の信用リスクの変動に起因するもの
  利益または損失に再分類されうる資産                0    0
   在外営業活動体に対する純投資のヘッジ(有効部分)
   外貨換算
   ヘッジ・デリバティブ、キャッシュ・フロー・ヘッジ準備金
   (有効部分)
   その他の包括利益を通じて公正価値で測定される債務証券の公正価値
   変動
   ヘッジ商品(指定されない部分)
   売却目的保有に分類される非流動資産および売却グループ
   その他の子会社、ジョイント・ベンチャーおよび関連会社投資による
   認識済収益および費用の持分
  利益剰余金               (67,376)    (7,200)
  再評価準備金
  その他の準備金              197,956,757    21,155,639
  持分法で会計処理される子会社、ジョイント・ベンチャーおよび
  関連会社投資の準備金または累積損失
  その他              197,956,757    21,155,639
  自己株式(-)
  親会社株主に係る利益または損失              24,734,686    2,643,396
  中間配当(-)
  少数株主持分(非支配持分)                0    0
  その他の包括利益累計額
  その他
  資本合計              409,742,033    43,789,131
  資本および負債合計              7,391,227,793    789,900,514
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  (2)損益の状況
      ルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.
           損益計算書
         2019年6月30日に終了した期間
          (単位:米ドル)
                米ドル    千円

  利息収益              48,948,146    5,231,088

  売買目的で保有される金融資産              18,132,356    1,937,805
  純損益を通じて公正価値で測定することが義務づけられる
  非トレーディング金融資産
  純損益を通じて公正価値で測定するものとして指定された金融資産
  その他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融資産
  償却原価で測定される金融資産              24,738,564    2,643,810
  デリバティブ-ヘッジ会計、金利リスク
  その他の資産              1,532,995    163,831
  貸付けの利息収益              4,544,232    485,642
  (支払利息)              28,855,205    3,083,756
  (売買目的で保有される金融負債)              244,519    26,132
  (純損益を通じて公正価値で測定するものとして指定された金融負債)
  (償却原価で測定される金融負債)              20,439,549    2,184,375
  (デリバティブ-ヘッジ会計、金利リスク)
  (その他の負債)
  (資産に係る支払利息)              8,171,138    873,250
  (要求払株式資本に係る費用)
  受取配当                0    0
  売買目的で保有される金融資産
  純損益を通じて公正価値で測定することが義務づけられる
  非トレーディング金融資産
  その他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融資産
  持分法で会計処理されるものを除く子会社、ジョイント・ベンチャー
  および関連会社への投資
  受取手数料              65,063,645    6,953,352
  (支払手数料)              32,154,727    3,436,376
  純損益を通じて公正価値で測定されない金融資産および負債の認識の中止
                  0    0
  に係る利益(損失)、純額(+/-)
  その他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融資産
  償却原価で測定される金融資産
  償却原価で測定される金融負債
  その他
  売買目的で保有される金融資産および負債に係る利益(損失)、純額
                7,431,962    794,254
  (+/-)
  純損益を通じて公正価値で測定することが義務づけられる
  非トレーディング金融資産に係る利益(損失)、純額(+/-)
  純損益を通じて公正価値で測定するものとして指定された金融資産および
  負債に係る利益(損失)、純額(+/-)
  ヘッジ会計からの利益(損失)、純額(+/-)
  為替差額(利益または損失)、純額(+/-)
  非金融資産の認識の中止に係る利益(損失)、純額(+/-)
  その他の営業収益
                 835,872    89,330
  (その他の営業費用)              1,298,939    138,818
  総営業収益、純額              59,970,753    6,409,074
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                米ドル    千円
  (一般管理費用)              24,994,294    2,671,140

  (従業員費用)              10,220,443    1,092,259
  (その他の管理費用)              14,773,851    1,578,881
  (減価償却)              1,322,302    141,314
  (有形固定資産)              676,705    72,319
  (投資不動産)
  (その他の無形資産)              645,598    68,995
  条件変更による利益(損失)、純額(+/-)                0    0
  その他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融資産
  償却原価で測定される金融資産
  (引当金または   その 戻入(-))             0    0
  (契約債務および付与済保証)
  (その他の引当金)
  (純損益を通じて公正価値で測定されない金融資産に係る減損またはその
                 289,086    30,895
  戻入(-))
  (その他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融資産)
  (償却原価で測定される金融資産)              289,086    30,895
  (子会社、ジョイント・ベンチャーおよび関連会社への投資に係る減損
  またはその戻入(-))
  (非金融資産に係る   減損 またはその戻入(-))            0    0
  (有形固定資産)
  (投資不動産)
  (のれん)
  (その他の無形資産)
  (その他)
  純損益で認識される負ののれん
  持分法で会計処理される子会社、ジョイント・ベンチャーおよび
  関連会社への投資における利益または損失(-)の持分
  非継続事業の要件を満たさない売却目的保有に分類される非流動資産
  および売却グループからの損益(+/-)
  継続事業からの税引前損益(+/-)              33,365,071    3,565,725
  (継続事業からの損益に関する税金費用(収入)(+/-))              8,630,385    922,329
  継続事業からの税引後損益(+/-)              24,734,687    2,643,396
  非継続事業からの税引後損益(+/-)                0    0
  非継続事業からの税引前損益(+/-)
  (非継続事業に関する税金費用(収入)(+/-))
  当期利益または損失(+/-)              24,734,687    2,643,396
  少数株主持分(非支配持分)に帰属する損益
  親会社株主に帰属する損益              24,734,687    2,643,396
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  4【利害関係人との取引制限】

   サブ・ファンドの投資顧問会社、管理会社および受託会社の関係で利益相反が生じることがある。利
  益相反は投資顧問会社、管理会社および受託会社とサブ・ファンドの運用成績に影響する可能性があ
  る。各当事者は、常に、かかる利益相反の問題を公正に解消するために合理的な努力を行う。
   管理会社および投資顧問会社は、サブ・ファンドの投資対象の運用において最善の努力を行うことを
  合意しているが、管理会社、投資顧問会社および投資顧問会社関係者は、ファンドまたはサブ・ファン
  ドについて完全にまたは相当程度専念する義務を負うものではない。投資顧問会社関係者は、サブ・
  ファンドと類似した投資方針を有する投資信託を含む他の数多くの投資信託やサブ・ファンドと同一の
  投資対象を数多く保有するその他の顧客に対して助言を与えることができる。投資顧問会社関係者は、
  サブ・ファンドに対して特定の投資機会を提供する義務を負うものではない。
   管理会社および投資顧問会社は、ファンドと類似の法主体を運営または組織することができる。
   投資顧問会社関係者または投資顧問会社関係者が助言を行う顧客は、随時、ファンドもしくはサブ・
  ファンドが投資を行い、そこから投資を回収しまたは投資を行わない主体について、投資を行い、そこ
  から投資を回収することができる。さらに、投資顧問会社または副投資顧問会社は、助言を提供してい
  る他の顧客が売却または取得を行う投資対象についてファンドまたはサブ・ファンドに対して取得また
  は売却を推奨することができる。
   投資顧問会社関係者は、顧客勘定および自己勘定の双方で様々な証券に直接投資することができる。
  投資顧問会社関係者は、顧客勘定または自己勘定で取引を行う際、ファンドの運用を行う過程で投資顧
  問会社関係者が取得した情報を利用することができる。投資顧問会社関係者は、かかる情報の利用から
  得た収益についてファンドおよびサブ・ファンドに説明を行い、またはかかる情報の受領についてファ
  ンドまたはサブ・ファンドに対して補償を行う義務を負わない。
   かかる行動および利益相反は、受益者による受益証券の購入の必要な条件として、各受益者によって
  明示的に認識され、かつ承諾される。
   受託会社、管理会社および投資顧問会社のそれぞれは、サブ・ファンドの活動に対して、適切かつ受
  託義務に合致する時間および支援を費やす。信託証書および投資顧問契約のいずれも、受託会社、管理
  会社および投資顧問会社またはそれぞれの主要業務担当者がその他の受託、管理または投資顧問関係を
  結ぶことまたはその他の業務活動に従事することを(かかる業務活動が、サブ・ファンドと競合する可
  能性および/または相当な時間および支援を伴う可能性がある場合においても)制限しない。投資顧問
  会社は、サブ・ファンドの目的と同一か類似する目的を有するその他の投資信託の投資運用会社およ
  び/または投資顧問会社を務めるか将来務めることがある。かかる活動は、投資顧問会社の支援ならび
  にその社員の時間および努力が、サブ・ファンドの事業のみに費やされるのではなく、事業およびその
  他の活動間に配分されなければならない場合において、利益相反を引き起こすと考えられる可能性があ
  る。
   利益相反はまた、サブ・ファンド、投資顧問会社および/またはその関連会社が関与しているその他
  の投資ビークル、投資顧問会社のその他の顧問クライアント、投資顧問会社の主要業務担当者、従業員
  および関連会社ならびに投資顧問会社自身の勘定で行われる投資に関連して発生する可能性がある。か
  かる投資は、特にサブ・ファンドもしくはその他のクライアントに対する特定の投資活動の適切性もし
  くは適格性に影響を及ぼす投資目的、投資戦略もしくはその他の要因の違いまたは特定の投資もしくは
  取引機会の利用可能性に対する制限に起因して、内容、時期および価格に差異が生じることがある。特
  に、サブ・ファンドは、投資顧問会社、その関連会社または投資顧問会社が運用するその他の投資信託
  が利害関係を有するかまたは収益分配契約に合意したその他の投資信託に投資することがある。投資顧
  問会社は、各投資信託の目的、戦略、制限および投資に利用できる資本を考慮し公正であると判断する
  方法で運用する様々な投資信託間に投資機会を配分する。投資顧問会社およびその主要業務担当者、関
  連会社または従業員のいずれも、サブ・ファンドまたはその他の投資信託に特定の投資機会を提供する
  義務またはサブ・ファンドにとって有益である可能性のある投資機会を活用することを自制する義務を
  有しない。投資顧問会社は、サブ・ファンドに対して、投資顧問会社および/またはその関連会社が投
  資対象もしくはその他の持分または関係を有する会社により発行される証券に投資させることがある。
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   投資顧問会社は時に、投資先ファンドの資産の評価に関して管理会社および管理事務代行会社に助言
  をすることまたは管理会社および管理事務代行会社と協議をすることがある。投資顧問会社は、資産の
  価額の下落が投資顧問会社が受領することができる運用報酬の額の減少をもたらすため、かかる評価決
  定のいずれかについて提言を行う際に利益相反に直面することがある。
  受託会社の利益相反
   受託会社または受託会社の関連会社は、第三者または顧客(場合による。)に対する場合と同一の条
  件で、結果として生じる利益につき説明することなく、サブ・ファンドに関する管理事務代行者、保管
  者、銀行またはその他の業務提供者として行為し、また、サブ・ファンドに関する業務を遂行すること
  ができる。受託会社は、受託会社の関連会社に口座を設定し、これらと業務に関する契約を締結するこ
  とができ、利益相反を理由としてかかる取引を制限する法の原則または支配は適用されない。
   受託会社およびその従業員または関連会社は、他の事業(証券業界および投資顧問業界における事業
  を含むがこれらに限られない。)を行うことができる。上記の一般性を制限することなく、受託会社お
  よびその従業員または関連会社は、他者の投資顧問、投資運用者、受託者、受認者、管理事務代行者、
  保管者もしくは投資業務もしくはデータの提供者としてまたは類似の立場において行為すること、他者
  のために資金または資本を運用すること、自己名義でまたは他の法主体を通じて投資対象を保有し、投
  資を行い、かつ維持すること、一または複数の投資信託、パートナーシップ、証券会社または助言会社
  のコンサルタント、受託者、管理者、パートナーもしくは株主としてまたは類似の立場において行為す
  ること、および、会社の取締役、役員もしくは従業員、信託の受託者、財団の執行人もしくは管財人、
  またはその他の事業主体の管理役員として行為することができる。
   受託会社またはその従業員もしくは関連会社は、信託証書に基づき遂行される業務に類似する業務、
  および投資助言、運用、管理事務または保管業務を他の法主体に対して提供することができる。かかる
  他の法主体は、管理会社もしくはその関連会社、またはサブ・ファンドもしくは受益者がファンドと同
  一または類似の構造による投資を随時行うことができる他の投資信託に対し、投資を行うことができ
  る。かかる他の法主体は、ファンドと同一または実質的に類似するポートフォリオ、投資信託、管理者
  または他の投資ビークルに対し、他の商品、証券または契約を通じて投資を行うことができる。異なる
  ポートフォリオに保有される資産は、規模および構成の両方において異なっていることがあり、そのた
  め、受託会社は、他の法主体に関するその責務の履行において受託会社が提供する情報と異なるかまた
  はかかる情報とは正反対の情報または助言を提供し、措置を講じ、または措置を講じる旨決定すること
  ができる。受託会社は、かかる他の法主体に関する情報を受益者に提供することを要せず、また、受託
  会社、その従業員または関連会社のいずれも、他の活動を控えることまたはかかる活動からの利益を返
  還することを要しない。
  5【その他】

  (1)定款の変更等
    管理会社の定款の変更または管理会社の自発的解散もしくは清算に関しては、株主総会の決議が必
   要である。
  (2)事業譲渡または事業譲受
    ルクセンブルグ大公国の金融監督委員会(以下「CSSF」という。)の事前承認を条件として、
   管理会社は、ルクセンブルグの一般原則に基づき、金融機関として認可されている他のルクセンブル
   グの会社にその業務を譲渡することができる。かかる場合、事業を譲渡した会社は、なお、法人とし
   て存続する。管理会社に対する認可付与の条件が充足されなくなった場合、管理会社が12か月間認可
   を利用せず、明示的に認可を放棄し、もしくは直前の6か月間にわたり業務を行わなかった場合、虚
   偽の申告もしくはその他の不正な方法により認可が取得された場合、または、管理会社がその債権者
   に対する債務を履行することができなくなった場合、CSSFは、1993年4月5日法(随時改正され
   る。)に基づき、管理会社に対する認可を撤回することができる。
  (3)出資の状況
    該当事項はない。
  (4)訴訟事件その他の重要事項
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    本書提出日現在、管理会社およびサブ・ファンドに重要な影響を与えた事実、または与えると予想
   される事実はない。
    管理会社の会計年度は12月31日に終了する1年である。
    管理会社の存続期間は無期限である。ただし、株主総会の決議によっていつでも解散することがで
   きる。
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  第2【その他の関係法人の概況】

  1【名称、資本金の額及び事業の内容】

  (1)ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・トラスト・カンパニー(ケイマン)リミテッド(Brown
   Brothers  Harriman  Trust Company(Cayman)Limited)(「受託会社」)
   ① 資本金の額
    2019年12月末日現在、200万米ドル(約2億1,374万円)
   ② 事業の内容
    ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・トラスト・カンパニー(ケイマン)リミテッドは、ケイマン
   諸島法に基づき1985年に設立され、ファンドの受託者(以下「受託会社」という。)として活動す
   る。受託会社は、ケイマン諸島の銀行および信託会社法(2020年改正)に基づいて信託会社として
   業務を行う免許を受けている。受託会社はまた、ケイマン諸島のミューチュアル・ファンド法に基
   づき、投資信託管理者としての免許を受けている。受託会社は、世界中の個人および法人に対して
   信託事務サービスを提供する。
  (2)ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・アンド・カンパニー(Brown             Brothers  Harriman  &Co.)(「保

   管会社」、「管理事務代行会社」兼「名義書換事務代行会社」)
   ① 資本金の額
    2019年12月末日現在、10億1,000万米ドル(約1,079億円)
   ② 事業の内容
    ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・アンド・カンパニーは、アメリカ合衆国、ヨーロッパおよび
   環太平洋地域の資金センターを含む世界中の金融資産の保管、多通貨会計および資金管理業務等の
   多様な業務を提供するフルサービス金融機関である。
  (3)MUFGルクスマネジメントカンパニーS.A.         (MUFG Lux Management  Company  S.A.)(「副管理会

   社」)
   ① 資本金の額
    2020年4月末日現在、7,375,000ユーロ(約8億5,550万円)
   ② 事業の内容
    副管理会社は、様々な投資戦略(ヘッジファンド、不動産およびプライベート・エクイティ・
   ファンド等)を有するルクセンブルグのファンドのあらゆる法律構成(UCITSおよびAIF)
   にわたる多様な投資信託(ファンドおよびそのポートフォリオを含む。)を管理運用者として管理
   運用する完全な権限を有し、有価証券の売買・買付けおよび交換を行い、ファンドの資産および自
   らの管理運営するその他の契約型投資信託の資産に関連するすべての権利を行使することができ
   る。副管理会社は、その管理運営する他の投資信託の受益証券の発行および買戻しを実行し、それ
   らの会計記録を維持することができる。
    副管理会社は、1995年に業務を開始し、ルクセンブルグの2010年12月17日の投資信託に関する法
   律(以下「2010年法」という。)(随時改正済)第15章に従い設立され、承認されたUCITS管
   理会社として行為している。2014年7月2日以降、副管理会社は、2013年7月12日のオルタナティ
   ブ投資ファンド運用者に関する法律(以下「2013年法」という。)(随時改正済)第2章第5条に
   従い設立され、承認されたオルタナティブ投資ファンド運用者(以下「AIFM」という。)とな
   り、その業務範囲を拡大した。
    既存の顧客を確実にサポートし、また自らの事業を拡大するため、副管理会社は、不動産および
   プライベート・エクイティに関するライセンスの拡張を申請し、当該ライセンスは、2015年7月22
   日付でCSSFにより付与された。これにより、副管理会社は現在、UCITS管理会社およびA
   IF(ヘッジファンド、不動産ファンドおよびプライベート・エクイティ・ファンド等)のAIF
   Mとして行為する権限を有している。
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    副管理会社の唯一の目的は、2010年法および2013年法ならびに適用あるCSSF通達の規定に
   従って、投資リスクを分散し、投資者がその投資目的および投資方針に基づく資産運用結果から確
   実に利益を得られるように、その資金の各資産への集団的投資を行うことである。
  (4)三菱UFJ国際投信株式会社(「投資顧問会社」)

   ① 資本金の額
    2020年4月末日現在、20億円
   ② 事業の内容
    金融商品取引法に基づき登録を行った投資運用業者、投資助言・代理業者、第二種金融商品取引
   業者であり、投資信託の運用に関する業務、投資一任および投資助言に関する業務を行っている。
  (5)三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社(「日本における販売会社」兼「代行協会員」)

   ① 資本金の額
    2019年3月末日現在、405億円
   ② 事業の内容
    金融商品取引法に基づき登録を行った第一種金融商品取引業者であり、有価証券の募集、引受、
   売買、媒介およびその他金融商品取引業に関連する業務を行っている。
  2【関係業務の概要】

  (1)ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・トラスト・カンパニー(ケイマン)リミテッド(「受託会
   社」)
    信託証書に基づき、受託会社は、サブ・ファンドの受託業務を行う。
  (2)ブラウン・ブラザーズ・ハリマン・アンド・カンパニー(「保管会社」、「管理事務代行会社」兼

   「名義書換事務代行会社」)
    保管契約および管理事務代行契約に基づき、サブ・ファンドの資産の保管業務、管理事務代行業務
   および名義書換事務代行業務を行う。
  (3)MUFGルクスマネジメントカンパニーS.A.         (MUFG Lux Management  Company  S.A.)(「副管理会

   社」)
    投資運用およびリスク・マネジメント委託契約(随時改定または補足される。)に基づき、サブ・
   ファンドのリスク・マネジメント業務およびサブ・ファンドの資産のポートフォリオ運用管理業務を
   行う。
  (4)三菱UFJ国際投信株式会社(「投資顧問会社」)

    投資顧問契約(随時改定または補足される。)に基づき、サブ・ファンドの資産に関する投資顧問
   業務の提供を行う。
  (5)三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社(「日本における販売会社」兼「代行協会員」)

    受益証券の日本における申込みおよび買戻しの取扱業務および代行協会員としての業務を行う。
  3【資本関係】

   ルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.、MUFGルクスマネジメントカンパニーS.A.、三
  菱UFJ国際投信株式会社および三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社の最終的な親会社は、
  株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループである。
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  第3【投資信託制度の概要】

  1.ケイマン諸島における投資信託制度の概要

  1.1  1993年までは、ケイマン諸島には特に投資信託を規制する法律は存在しなかったが、ケイマン諸島内

  においてまたはケイマン諸島から運営しているユニット・トラストの法人受託者は銀行・信託会社法
  (2020年改正)(以下「銀行・信託会社法」という。)の下で規制されており、ケイマン諸島内におい
  てまたはケイマン諸島から運営している投資運用会社、投資顧問会社およびその他の業務提供者は、銀
  行・信託会社法、会社管理法(2018年改正)または地域会社(管理)法(2019年改正)の下で規制され
  ていた。
  1.2  ケイマン諸島は連合王国の海外領であり、当時は為替管理上「ポンド圏」に属していたため、多くの
  ユニット・トラストおよびオープン・エンド型のミューチュアル・ファンドが1960年代後半に設立さ
  れ、概して連合王国に籍を有する投資運用会社または投資顧問会社をスポンサー(以下「設立計画推進
  者」という。)として設立されていた。その後、米国、ヨーロッパ、極東およびラテンアメリカの投資
  顧問会社が設立計画推進者となって、かなりの数のユニット・トラスト、会社ファンド、およびリミ
  テッド・パートナーシップを設定した。
  1.3  現在、ケイマン諸島は、投資信託に関して二つの異なる法体系を有している。
  (a)「ミューチュアル・ファンド」に分類されるオープン・エンド型のミューチュアル・ファンドおよ
   びミューチュアル・ファンド管理者を規制するミューチュアル・ファンド法(2020年改正)(以下
   「ミューチュアル・ファンド法」という。)。同法は1993年7月に施行され、直近の改正は2020年に
   施行された。
  (b)「プライベート・ファンド」に分類されるクローズド・エンド型ファンドを規制する2020年プライ
   ベート・ファンド法(以下「プライベート・ファンド法」といい、ミューチュアル・ファンド法と併
   せて「ファンド法」という。)。同法は、2020年2月に施行された。
  1.4  別途明示的にプライベート・ファンドに言及する場合(または投資信託一般への言及により、黙示的
  に言及される場合)を除き、以下では、ミューチュアル・ファンド法に基づき規制されることとなる
  オープン・エンド型のミューチュアル・ファンドの運営について記載し、「ミューチュアル・ファン
  ド」の用語はこれに従い解釈されるものとする。
  1.5  2019年12月現在、ミューチュアル・ファンド法に基づき規制を受けている活動中のミューチュアル・
  ファンドの数は10,857本(2,886本のマスター・ファンドを含む。)であった。これらに加え、当該時点
  において利用可能な適用除外に該当する未登録ファンド(クローズド・エンド型ファンド(2020年2月
  からプライベート・ファンド法に基づき規制されることとなる。)および限定投資者向けファンド(以
  下に定義される。)(2020年2月から原則としてミューチュアル・ファンド法に基づき規制されること
  となる。)を含むが、これらに限定されない。)が多数存在する。
  1.6  ケイマン諸島は、カリブ金融活動作業部会(マネー・ロンダリング)のメンバーである。
  2.投資信託規制

  2.1  ファンド法に基づきミューチュアル・ファンドおよびプライベート・ファンドの規制の責任を負うの

  は、金融庁法(2020年改正)(以下「金融庁法」という。)により設置された法定政府機関であるケイ
  マン諸島金融庁(以下「CIMA」という。)である。CIMAは、銀行、信託会社、保険会社、投資
  運用会社、投資顧問会社および会社のマネージャーも監督している。CIMAは、証券監督者国際機構
  (以下「IOSCO」という。)およびオフショア・バンキング監督者グループ(以下「OGBS」と
  いう。)のメンバーでもある。
  2.2  ミューチュアル・ファンド法の目的上、ミューチュアル・ファンドとは、ケイマン諸島において設立
  された会社、ユニット・トラストもしくはパートナーシップ、またはケイマン諸島外で設立されたもの
  でケイマン諸島から運用が行われており、投資者の選択により買い戻しができる受益権を発行し、投資
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  者の資金をプールして投資リスクを分散し、かつ投資を通じて投資者が収益もしくは売買益を享受でき
  るようにする目的もしくは効果を有するものと定義されている。
  2.3  プライベート・ファンド法の目的上、プライベート・ファンドとは、投資者の選択による買戻しがで
  きない投資持分の募集および発行を主たる事業とする会社、ユニット・トラストまたはパートナーシッ
  プで、投資者の資金をプールして投資リスクを分散し、かつ当該会社等による投資対象の取得、保有、
  運用または処分を通じて投資者が収益または売買益を享受できるようにする目的または効果を有し、以
  下に該当するものをいう。
  (a)投資対象の取得、保有、運用または処分について投資持分の保有者が日常的なコントロールを有し
   ておらず、かつ
  (b) 投資が全体としてプライベート・ファンドの運用者またはその代理人によって直接的または間接的
   に運用されており、その報酬が会社、ユニット・トラストまたはパートナーシップの資産または利益
   に基づくもの
   ただし、以下を除く。
  (a) 銀行・信託会社法(2020年改正)または2010年保険法に基づき免許を付与された者
  (b) 住宅金融組合法(2020年改正)または友愛組合法(1998年改正)に基づき登録された者
  (c) 非ファンド・アレンジメント(プライベート・ファンド法の別紙に記載されるアレンジメントの表
   に該当するもの)
  2.4  ミューチュアル・ファンド法上、ミューチュアル・ファンド(フィーダー・ファンドであり、かつそ
  れ自体CIMAによって規制されるもの)(以下「規制フィーダー・ファンド」という。)のマス
  ター・ファンドとして機能するケイマン諸島の事業体に係る規制についてもまた、CIMAが責任を有
  している。大要、かかるマスター・ファンドが少なくとも一つの規制フィーダー・ファンドを含む1以
  上の投資者に対して(直接的または間接的に、または仲介を通じて)持分を発行し、規制フィーダー・
  ファンドの全体的な投資戦略の実施を主たる目的として投資対象を保有し、取引活動を行う場合、マス
  ター・ファンドは、CIMAへの登録を義務づけられることがある。
  2.5  2020年2月7日、ミューチュアル・ファンド法を改正する2020年ミューチュアル・ファンド(改正)
  法(以下「改正法」という。)が施行された。改正法は、その持分への投資者が15人を超えず、かつそ
  の投資者の過半数をもってミューチュアル・ファンド運営者を選任または解任できることに基づき従前
  登録が免除されていたケイマン諸島の一部のミューチュアル・ファンドについて、CIMAへの登録を
  規定する(以下「限定投資者向けファンド」という。)。
  2.6  ファンド法は、その規定に関する違反行為に対して厳しい刑事罰を課している。
  3.規制を受けるミューチュアル・ファンドの四つの型

   ミューチュアル・ファンド法上、四つのミューチュアル・ファンドの規制の類型が存在する。

  3.1  免許ミューチュアル・ファンド

   一つ目は、CIMAに対し、CIMAの裁量で発行されるミューチュアル・ファンドの免許を申請す
  る方法である。CIMAに所定の様式でオンライン申請を行い、募集書類の提出および適用される申請
  手数料のCIMAへの支払が必要となる。各設立計画推進者が健全な評判を有しており、十分な専門性
  を有する、取締役(または、場合により、それぞれの地位におけるマネージャーまたは役員)として適
  格かつ適正な者によりミューチュアル・ファンドの管理が行われ、かつファンドの業務が適切な方法で
  行われるものとCIMAが判断した場合には、免許が与えられる。この方法は、著名かつ定評のある機
  関が設立計画推進者であって、ケイマン諸島のミューチュアル・ファンド管理者が選任されないミュー
  チュアル・ファンドに適している。
  3.2  管理ミューチュアル・ファンド
   二つ目は、ミューチュアル・ファンドがそのケイマン諸島における主たる事務所として免許ミュー
  チュアル・ファンド管理者の事務所を指定する方法である。この場合、所定の法定様式とともに募集書
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  類をCIMAに対してオンラインで提出し、適用される申請手数料を支払わなければならない。管理者
  に関するオンライン提出も所定の様式で行われなければならない。ミューチュアル・ファンド自体が免
  許を取得する必要はない。その代わりに、ミューチュアル・ファンド管理者は、各設立計画推進者が健
  全な評判の者であること、ミューチュアル・ファンド管理の十分な専門性を有する健全な評判の者によ
  りミューチュアル・ファンドが管理されること、ミューチュアル・ファンドの業務および持分の募集が
  適切な方法で行われることを充足することが要求される。ミューチュアル・ファンド管理者は、主たる
  事務所を提供しているミューチュアル・ファンドが、ミューチュアル・ファンド法に違反している、支
  払不能となっている、またはその他債権者もしくは投資者に対して害を与える方法で行動しているもの
  と信じる理由があるときは、CIMAに対して報告しなければならない。
  3.3  登録ファンド(第4(3)条ミューチュアル・ファンドとも称される。)
   規制の第三の類型は、ミューチュアル・ファンド法第4(3)条に従い登録されたミューチュアル・ファ
  ンドに適用され、下記のいずれかに該当するものである。
  (a)一投資者当たりの最低当初投資額が80,000ケイマン諸島ドル(CIMAにより100,000米ドル相当と
   される。)であるもの、または
  (b)持分が公認の証券取引所に上場されているもの
   登録ファンドについては、免許の取得やケイマン諸島のミューチュアル・ファンド管理者による主た
  る事務所の提供に関する要件は存在しない。募集書類を所定の詳細とともにオンラインで提出し、適用
  される申請手数料を支払ってCIMAに登録すれば足りる。
  3.4  限定投資者向けファンド
   限定投資者向けファンドは、2020年2月より前は登録を免除されていたが、現在はCIMAへの登録
  が義務付けられている。限定投資者向けファンドの義務は、CIMAに対する初回登録手数料および年
  間手数料の支払を含め、ミューチュアル・ファンド法第4(3)条に基づき登録されたミューチュアル・
  ファンドの義務と類似しているが、両者には重要な相違点がいくつかある。ミューチュアル・ファンド
  法第4(3)条に基づき登録されたミューチュアル・ファンドとは異なり、限定投資者向けファンドの投資
  者は、15名を超えてはならず、かかる投資者はその過半数をもってミューチュアル・ファンドの運営者
  (取締役、ジェネラル・パートナー、受託者またはマネージャーである者)を選任または解任すること
  ができなければならない。もう一つの重要な違いは、ミューチュアル・ファンド法第4(3)条に基づき登
  録されたミューチュアル・ファンドの投資者は、法定の最低当初投資額(80,000ケイマン諸島ドル/
  100,000米ドル相当)の対象となるのに対し、限定投資者向けファンドの投資者に適用される法定の最低
  当初投資額は存在しないことである。
  4.ミューチュアル・ファンドの継続的要件

  4.1  限定投資者向けファンドの場合を除き、いずれの規制ミューチュアル・ファンドも、受益権について

  すべての重要な事項を記述し、投資希望者が(投資するか否かの)判断を十分情報を得た上でなし得る
  ようにするために必要なその他の情報を記載した募集書類を(CIMAが免除しない限り)発行しなけ
  ればならない。限定投資者向けファンドは、募集書類、募集要項または販売用資料のいずれかの提出を
  選択することができる。募集書類がないマスター・ファンドの場合、通常、マスター・ファンドに関す
  る所定の詳細は規制フィーダー・ファンドの募集書類に記載されており、当該募集書類のCIMAへの
  提出が義務付けられている。さらに、偽りの記述に対する既存の法的義務およびすべての重要事項の適
  切な開示に関する一般的なコモン・ロー上の義務が適用される。継続的に募集している場合には、重要
  な変更があるときは21日以内にCIMAに対して改訂された募集書類(限定投資者向けファンドについ
  ては、募集要項または販売用資料(提出された場合))を提出する義務を負う。CIMAは、募集書類
  の内容または形式を指示する特定の権限を持たないが、募集書類の内容に関して規則または方針を発表
  することがある。
  4.2  すべての規制ミューチュアル・ファンドは、CIMAが承認した監査人を選任しなければならず、
  ミューチュアル・ファンドの決算終了から6か月以内にその監査済み年次会計書類を提出しなければな
  らない。監査人は、監査の過程でミューチュアル・ファンドが以下のいずれかに該当するという情報を
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  入手したときまたは該当すると疑う理由があるときはCIMAに対し書面で通知する法的義務を負って
  いる。
  (a)ミューチュアル・ファンドがその義務を履行期が到来したときに履行できない、またはそのおそれ
   がある場合
  (b)ミューチュアル・ファンドの投資者または債権者を害するような方法で、自ら事業を行いもしくは
   行っている事業を解散し、またはそうしようと意図している場合
  (c)会計が適切に監査できるような十分な会計記録を作成せずに事業を行いまたはそのように意図して
   いる場合
  (d)欺罔的または犯罪的な方法で事業を行いまたはそのように意図している場合
  (e)ミューチュアル・ファンド法、ミューチュアル・ファンド法に基づく規則、金融庁法、マネー・ロ
   ンダリング防止規則(2020年改正)(以下「マネー・ロンダリング防止規則」という。)または、免
   許ミューチュアル・ファンドのみに関しては、ミューチュアル・ファンドの免許の条件を遵守せずに
   事業を行いまたはそのように意図している場合
  4.3  すべての規制ミューチュアル・ファンドは、登記上の事務所もしくは主たる事務所または受託者の変
  更があったときはこれをCIMAに通知しなければならない。かかる通知の期間は、適用される規制の
  類型(および適用される条件)によって異なり、当該変更の前提条件として通知が要求される場合や、
  当該変更が実施されてから21日以内に通知を行うとされる場合等がある。
  4.4  当初2006年12月27日に効力を生じたミューチュアル・ファンド(年次申告書)規則(2018年改正)に
  従って、すべての規制ミューチュアル・ファンドは、ミューチュアル・ファンドの各会計年度につい
  て、会計年度終了後6か月以内に、規則に記載された項目を含んだ正確で完全な申告書を作成し、CI
  MAに提出しなければならない。CIMAは当該期間の延長を許可することができる。申告書は、
  ミューチュアル・ファンドに関する一般的情報、営業情報および会計情報を含み、CIMAにより承認
  された監査人を通じてCIMAに提出されなければならない。規制ミューチュアル・ファンドの運営者
  は、ミューチュアル・ファンドにこの規則を遵守させることに責任を負う。監査人は、規制ミューチュ
  アル・ファンドの運営者から受領した各申告書をCIMAに適切な時期に提出することにのみ責任を負
  い、提出された申告書の正確性または完全性については法的義務を負わない。
  5.ミューチュアル・ファンド管理者

  5.1  ミューチュアル・ファンド法上、管理者が取得できる免許には、「ミューチュアル・ファンド管理

  者」の免許および「制限的ミューチュアル・ファンド管理者」の免許の二つの類型がある。ミューチュ
  アル・ファンドの管理を行おうとする場合には、そのいずれかの免許が要求される。ミューチュアル・
  ファンドの管理とは、ミューチュアル・ファンドのすべてまたは実質的にすべての資産の支配を含む
  ミューチュアル・ファンドの管理運用、ミューチュアル・ファンドの管理事務代行、ミューチュアル・
  ファンドへの主たる事務所の提供、またはミューチュアル・ファンドの受託者もしくは取締役の提供
  (免除会社かユニット・トラストかによる。)をいう。ミューチュアル・ファンドの管理から除外され
  るのは、特に、パートナーシップ型のミューチュアル・ファンドのジェネラル・パートナーとしての活
  動および法定・法的記録が保管される登録事務所または会社の秘書業務が行われる登録事務所の提供で
  ある。
  5.2  いずれの類型の免許を受ける者も、規制ミューチュアル・ファンドを管理するのに十分な専門性を有
  する健全な評判の者であり、かつ、ミューチュアル・ファンド管理者としての業務は、それぞれの地位
  において取締役、マネージャーまたは役員として適格かつ適正な者により行われる、という法定のテス
  ト基準を満たさなければならない。免許を受ける者は、上記の事柄を示しかつそのオーナーのすべてと
  財務構造およびその取締役と役員を明らかにして詳細な申請書をCIMAに対し提出しなければならな
  い。かかる者は少なくとも2名の取締役を有しなければならない。ミューチュアル・ファンド管理者の
  純資産は、最低約48万米ドルなければならない。制限的ミューチュアル・ファンド管理者には、最低純
  資産額の要件は課されない。ミューチュアル・ファンド管理者は、ケイマン諸島に2名の個人を擁する
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  本店をみずから有しているか、ケイマン諸島の居住者であるかケイマン諸島で設立された法人を代行会
  社として有さねばならず、制限なく複数のミューチュアル・ファンドのために行為することができる。
  5.3  ミューチュアル・ファンド管理者の責任は、まず受諾できるミューチュアル・ファンドにのみ主たる
  事務所を提供し(該当する場合)、上記第3.2項に定めた状況においてCIMAに対して知らせる法的義
  務を遵守することである。
  5.4  制限的ミューチュアル・ファンド管理者は、CIMAが承認する規制ミューチュアル・ファンド(C
  IMAは現在、10本のファンドを上限として承認する方針である。)に関し管理者として行為すること
  ができるが、ケイマン諸島に登記上の事務所を有していることが必要である。この類型は、ケイマンに
  ファンド・マネージャーの会社を創設した設立計画推進者が、関連した一連のファミリー・ファンドを
  管理することを認める。CIMAの承認を条件として関連性のないファンドを運用することができる。
  現在の方針では、制限的ミューチュアル・ファンド管理者は、ミューチュアル・ファンドに対して主た
  る事務所を提供することが許されていない。しかし、制限的ミューチュアル・ファンド管理者がミュー
  チュアル・ファンド管理業務を提供する各規制ミューチュアル・ファンドは、登録ファンドまたは限定
  投資者向けファンドに該当しない限り、別個に免許を受けなければならない。
  5.5  ミューチュアル・ファンド管理者は、CIMAの承認を受けた監査人を選任しなければならず、決算
  期末から6か月以内にCIMAに対し監査済みの会計書類を提出しなければならない。監査人は、監査
  の過程で免許ミューチュアル・ファンド管理者が以下のいずれかに該当するという情報を入手したとき
  または該当すると疑う理由があるときはCIMAに対し書面で通知する法的義務を負っている。
  (a)ミューチュアル・ファンド管理者がその義務を履行期が到来したときに履行できない、またはその
   おそれがある場合
  (b)ミューチュアル・ファンド管理者が管理しているミューチュアル・ファンドの投資者またはミュー
   チュアル・ファンド管理者の債権者またはミューチュアル・ファンドの債権者を害するような方法
   で、事業を行いもしくは行っている事業を自発的に解散し、またはそうしようと意図している場合
  (c)会計が適切に監査できるような十分な会計記録を作成せずに事業を行いまたはそのように意図して
   いる場合
  (d)欺罔的または犯罪的な方法で事業を行いまたはそのように意図している場合
  (e)ミューチュアル・ファンド法または以下の法令等に基づく規則を遵守せずに事業を行いまたはその
   ように意図している場合
   (ⅰ)ミューチュアル・ファンド法、金融庁法、マネー・ロンダリング防止規則または免許の条件
   (ⅱ)免許を受けた者が次のいずれか(以下、(A)から(C)を併せて「受益的所有権法」という。)にお
   いて定義される「コーポレート・サービス・プロバイダー」にも該当する場合は、受益的所有権法
   (A)会社法(2020年改正)(以下「会社法」という。)第XVIIA編
   (B)有限責任会社法(2020年改正)第12編
   (C)2017年有限責任パートナーシップ法第8編
  5.6  CIMAはミューチュアル・ファンド管理者に対して純資産を増加し、または保証や満足できる財務
  サポートを提供することを要求することもできる。
  5.7  ミューチュアル・ファンド管理者の株主、取締役、上級役員、またはジェネラル・パートナーの変更
  についてはCIMAの承認が必要である。
  5.8  非制限的免許を有するミューチュアル・ファンド管理者がCIMAに対して支払う当初手数料は、
  24,390米ドルまたは30,488米ドルであり(管理するファンドの数による。)、また、制限的ミューチュ
  アル・ファンド管理者の支払う当初手数料は8,536米ドルである。一方、非制限的免許を有するミュー
  チュアル・ファンド管理者の支払う年間手数料は、36,585米ドルまたは42,682米ドルであり(管理する
  ファンドの数による。)、また、制限的ミューチュアル・ファンド管理者の支払う年間手数料は8,536米
  ドルである。
  6.ケイマン諸島における投資信託の構造の概要

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   ケイマン諸島の投資信託について一般的に用いられている類型は以下のとおりである。
  6.1  免除会社

  (a)最も一般的なミューチュアル・ファンドの手段は、会社法に従って通常額面株式を発行する(無額
   面株式の発行も認められる)有限責任の免除会社である。時には、保証による有限責任会社も用いら
   れる。免除会社は、ミューチュアル・ファンドにしばしば用いられており、以下の特性を有する。
  (b)設立手続には、会社の設立当初の基本憲章の制定(会社の目的、登記上の事務所、授権資本、株式
   買戻規定、および内部統制条項を記載した基本定款および定款)、基本定款の記名者による署名を行
   い、これをその記名者の簡略な法的宣誓文書とともに、授権資本に応じて異なる手数料とともに会社
   登記官に提出することを含む。設立文書(とりわけ定款)は、通常、ファンドの要項案をより正確に
   反映するため、ミューチュアル・ファンドの組成と運用開始の間に変更される。
  (c)存続期限のある/存続期間限定会社-存続期間が限定される会社型のファンドで外国の税法上(例
   えば米国)非課税の扱いを受けるかパートナーシップとして扱われるものを設立することは可能であ
   る。
  (d)免除会社がいったん設立された場合、会社法の下での主な要件は、以下のとおり要約される。
   (ⅰ)各免除会社は、ケイマン諸島に登記上の事務所を有さなければならない。
   (ⅱ)取締役、代理取締役および役員の名簿は、登記上の事務所に維持されなければならず、その写し
   を会社登記官に提出しなければならない。
   (ⅲ)免除会社の財産についての担保その他の負担の記録は、登記上の事務所に維持されなければなら
   ない。
   (ⅳ)株主名簿は、登記上の事務所においてまたは希望すればその他の管轄地において維持することが
   できる。
   (ⅴ)会社の手続の議事録は、利便性のある場所において維持する。
   (ⅵ)免除会社は、会社の業務状況に関する真正かつ公正な所見を提供するもので、かつ会社の取引を
   説明するために必要な帳簿、記録を維持しなければならない。
   (ⅶ)免除会社は、関連する受益的所有権法を遵守しなくてはならない。
  (e)免除会社は、株主により管理されていない限り、1名以上の取締役を置かなければならない。取締
   役は、コモン・ロー上の忠実義務に服すものとし、注意を払って、かつ免除会社の最善の利益のため
   に行為しなければならない。
  (f)免除会社は、様々な通貨により株主資本を指定することができる。
  (g)額面株式または無額面株式の発行が認められる(ただし、会社は額面株式および無額面株式の両方
   を発行することはできない。)。
  (h)いずれのクラスについても償還株式の発行が認められる。
  (i)株式の買戻しも認められる。
  (j)収益または払込剰余金からの全額払込済株式の償還または買戻しの支払に加えて、免除会社は資本
   金から全額払込済株式の償還または買戻しをすることができる。ただし、免除会社は、資本金からの
   支払後においても、通常の事業の過程で支払時期が到来する債務を支払うことができる(すなわち、
   支払能力を維持する)ことを条件とする。
  (k)会社の払込剰余金勘定からも利益からも分配金を支払うことができる。免除会社の払込剰余金勘定
   から分配金を支払う場合、取締役は、その支払後、免除会社が通常の事業の過程で支払時期の到来す
   る債務を支払うことができる、すなわち免除会社が支払能力を有することを確認しなければならな
   い。
  (l)免除会社は、今後30年間税金が賦課されない旨の約定を取得することができる。実際には、ケイマ
   ン諸島の財務長官が与える本約定の期間は20年間である。
  (m)免除会社は、名称、取締役および役員、株式資本および定款の変更ならびに自発的解散を行う場合
   は、所定の期間内に会社登記官に報告しなければならない。
  (n)免除会社は、毎年会社登記官に対して年次の法定の宣誓書を提出し、年間登録手数料を支払わなけ
   ればならない。
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  6.2  免除ユニット・トラスト
  (a)ユニット・トラストは、ユニット・トラストへの参加が会社の株式への参加よりもより受け入れら
   れやすく魅力的な地域の投資者によってしばしば用いられてきた。
  (b)ユニット・トラストは、信託証書に基づき受益者の利益のために信託財産に対する信託を宣言する
   受託者またはこれを設立する管理者および受託者により形成される。
  (c)ユニット・トラストの受託者は、ケイマン諸島内に、銀行・信託会社法に基づき信託会社として免
   許を受け、かつミューチュアル・ファンド法に基づきミューチュアル・ファンド管理者として免許を
   受けた法人受託者である場合がある。このように、受託者は、両法に基づいてCIMAによる規制・
   監督を受ける。
  (d)ケイマン諸島の信託法は、基本的には英国の信託法に従っており、この問題に関する英国の信託法
   の相当程度の部分を採用している。さらに、ケイマン諸島の信託法(2020年改正)は、英国の1925年
   受託者法を実質的に基礎としている。投資者は、受託者に対して資金を払い込み、(受益者である)
   投資者の利益のために投資運用会社が運用する間、受託者は、一般的に保管者としてこれを保持す
   る。各受益者は、ユニット・トラストの資産の持分比率に応じて権利を有する。
  (e)受託者は、通常の忠実義務に服し、かつ受益者に対して説明の義務がある。その機能、義務および
   責任の詳細は、ユニット・トラストの信託証書に記載される。
  (f)大部分のユニット・トラストは、「免除信託」として登録申請される。その場合、ケイマン諸島の
   居住者またはケイマン諸島を本拠地とする者を(限られた一定の場合を除き)受益者としない旨宣言
   した受託者の法定の宣誓書および登録料と共に、信託証書が信託登記官に提出される。
  (g)免除信託の受託者は、受託者、受益者、および信託財産が50年間課税に服さないとの約定を取得す
   ることができる。
  (h)ケイマン諸島の信託は、150年まで存続することができ、一定の場合は無期限に存続できる。
  (i)免除信託は、信託登記官に対して、当初手数料および年次手数料を支払わなければならない。
  6.3  免除リミテッド・パートナーシップ
  (a)免除リミテッド・パートナーシップは、プライベート・エクイティ、不動産、バイアウト、ベン
   チャー・キャピタルおよびグロース・キャピタルを含むあらゆる種類のプライベート・ファンドに使
   用されている。一部の法域のファンドのスポンサーは、ミューチュアル・ファンドの文脈でケイマン
   諸島の免除リミテッド・パートナーシップを利用している。免除リミテッド・パートナーシップの
   パートナーとして認められる投資者の数には制限はない。
  (b)免除リミテッド・パートナーシップ法(2018年改正)(以下「免除リミテッド・パートナーシップ
   法」という。)は、ケイマン諸島の法律に基づき別個の法人格を有しない免除リミテッド・パート
   ナーシップの組成および運営を規制する、ケイマン諸島の主要な法規である。免除リミテッド・パー
   トナーシップ法は、英国の1907年リミテッド・パートナーシップ法に基礎を置き、デラウェア州をは
   じめとする他の法域のリミテッド・パートナーシップ法の特徴を取り込んだ様々な修正が加えられて
   いる。免除リミテッド・パートナーシップに適用されるケイマン諸島の法制度は、米国の弁護士には
   非常に分かりやすいものとなっている。
  (c)免除リミテッド・パートナーシップは、リミテッド・パートナーシップ契約を締結するジェネラ
   ル・パートナー(企業またはパートナーシップである場合は、ケイマン諸島または他の所定の法域の
   居住者であるか、同島または他の所定の法域において登録または設立された者でありうる。)および
   リミテッド・パートナーにより形成され、免除リミテッド・パートナーシップ法により登録されるこ
   とによって形成される。リミテッド・パートナーシップ契約は公に入手可能ではない。登録はジェネ
   ラル・パートナーが、免除リミテッド・パートナーシップ登記官に対し法定の宣誓書を提出し、手数
   料を支払うことによって有効となる。登録行為によって、リミテッド・パートナーに有限責任の法律
   上の保護が与えられる。
  (d)ジェネラル・パートナーは、リミテッド・パートナーを除外して免除リミテッド・パートナーシッ
   プの外部との業務の運営を行い、リミテッド・パートナーは、例外的事態(例えば、リミテッド・
   パートナーがパートナーではない者との業務の運営に積極的に参加する場合)がない限り、有限責任
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   たる地位を享受する。ジェネラル・パートナーの機能、権能、権限、義務および責任の詳細は、リミ
   テッド・パートナーシップ契約に記載される。
  (e)ジェネラル・パートナーは、常に誠意をもって、かつパートナーシップ契約において別途明示的な
   規定により異なる定めをしない限り、パートナーシップの利益のために行為する法的義務を負ってい
   る。免除リミテッド・パートナーシップ法の明示的な規定と矛盾する場合を除き、パートナーシップ
   に適用されるケイマン諸島のパートナーシップ法(2013年改正)によって修正された衡平法およびコ
   モン・ローの規定は、免除リミテッド・パートナーシップに適用される(一定の例外がある。)。
  (f)免除リミテッド・パートナーシップは、以下の規定を順守しなければならない。
   (ⅰ)ケイマン諸島に登録事務所を維持する。
   (ⅱ)商号および所在地、リミテッド・パートナーに就任した日ならびにリミテッド・パートナーを退
   任した日の詳細を含むリミテッド・パートナーの登録簿を(ジェネラル・パートナーが決定する国
   または領域に)維持する。
   (ⅲ)リミテッド・パートナーの登録簿が維持される所在地に関する記録を登録事務所に維持する。
   (ⅳ)リミテッド・パートナーの登録簿が登録事務所以外の場所で保管される場合は、税務情報庁法
   (2017年改正)に従い税務情報庁による指示または通知に基づき、リミテッド・パートナーの登録
   簿を電子的形態またはその他の媒体により登録事務所において入手可能にする。
   (ⅴ)リミテッド・パートナーの出資額および出資日ならびに当該出資額の引出額および引出日を
   (ジェネラル・パートナーが決定する国または領域に)維持する。
   (ⅵ)有効な通知が送達した場合、リミテッド・パートナーが許可したリミテッド・パートナーシップ
   の権利に関する担保権の詳細を示す担保権記録簿を登録事務所に維持する。
  (g)リミテッド・パートナーシップ契約およびパートナーシップは常に少なくとも1名のリミテッド・
   パートナーを有していなければならないとする要件に従い、リミテッド・パートナーシップの権利は
   パートナーシップの解散を招くことなく償還し、取り消しまたは買い戻すことができる。
  (h)リミテッド・パートナーシップ契約の明示的または黙示的な条件に従い、各リミテッド・パート
   ナーは、パートナーシップの業務と財務状況について完全な情報を求める権利を有する。
  (i)免除リミテッド・パートナーシップは、50年間の期間について将来の税金の賦課をしないとの約定
   を得ることができる。
  (j)免除リミテッド・パートナーシップは、登録内容を変更する場合、ならびにその正式な清算が開始
   された場合および解散の場合には、免除リミテッド・パートナーシップ登記官に対して通知しなけれ
   ばならない。
  (k)免除リミテッド・パートナーシップは、免除リミテッド・パートナーシップ登記官に対して、年次
   法定申告書を提出し、かつ年間手数料を支払わなければならない。
  6.4  有限責任会社
  (a)ケイマン諸島の有限責任会社は2016年に初めて設立可能となった。これは、デラウェア州の有限責
   任会社に非常によく似た、追加的な組織組成の方法を求めた利害関係者からの要請に、ケイマン諸島
   政府が対応したものである。
  (b)有限責任会社は(免除会社のように)別個の法人格を有し、その構成員は有限責任を有する。ただ
   し、有限責任会社契約は柔軟なガバナンスの取り決めを提供し、免除リミテッド・パートナーシップ
   と類似の方法で資本勘定の仕組みを導入するために利用することができる。また、有限責任会社で
   は、免除会社の運営に必要とされるよりも簡素化された柔軟な運営(例えば、構成員の投資価値の監
   視または計算を行うより直接的な方法や、より柔軟なコーポレート・ガバナンスの概念を含む。)が
   可能となる。
  (c)有限責任会社は、例えば、ジェネラル・パートナーのビークル、クラブ・ディールおよび従業員イ
   ンセンティブ/プランのビークルを含む多くの種類の取引で広く使われている。有限責任会社は、ケ
   イマン諸島以外の法律上、税務上または規制上の考慮のために別の法人格を必要とするクローズド・
   エンド型ファンド(オルタナティブ投資ビークルを含む。)の文脈でますます採用されるようになっ
   ている。
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  (d)特に、オンショア・オフショアのファンドの仕組みにおいて、オンショアのビークルとの整合性を
   高めることができるため、運営の容易性とコスト効率を高めることができ、そのような仕組みにおけ
   る異なるビークルの投資者の権利の足並みを揃えることができる。2014年契約法(第三者の権利)が
   提供する柔軟性は、有限責任会社の文脈でも利用可能である。
  (e)有限責任会社は、最長50年間、税金が賦課されない旨の約定を取得することができる。
  7.ミューチュアル・ファンド法のもとにおける規制ミューチュアル・ファンドに対するケイマン諸島金融

  庁(CIMA)による規制と監督
  7.1  CIMAは、いつでも、規制ミューチュアル・ファンドに対して会計が監査されるように指示し、か

  つCIMAが特定する時までにCIMAにそれを提出するように指示できる。
  7.2  規制ミューチュアル・ファンドの運営者(すなわち、場合に応じて、取締役、マネージャー、受託会
  社またはジェネラル・パートナー)は、上記第7.1項に従いミューチュアル・ファンドに対してなされた
  指示が、所定の期間内に遵守されていることを確保し、本規定に違反する者は、罪に問われ、かつ1万
  ケイマン諸島ドルの罰金および所定の時期以後も規制ミューチュアル・ファンドが指示に従わない場合
  はその日より一日につき500ケイマン諸島ドルの罰金刑に処せられる。
  7.3  ある者がケイマン諸島においてまたはケイマン諸島からミューチュアル・ファンド法に違反して事業
  を行なっているか行なおうとしていると信じる合理的根拠がCIMAにある場合、CIMAは、その者
  に対して、CIMAが法律による義務を実行するようにするために合理的に要求できる情報または説明
  をCIMAに対して提供するように指示できる。
  7.4  何人でも、第7.3項に従い与えられた指示を遵守しない者は、罪に問われ、かつ10万ケイマン諸島ドル
  の罰金に処せられる。
  7.5  第7.3項に従って情報または説明を提供する者は、みずからそれが虚偽であるか誤解を招くものである
  ことを知りながら、または知るべきであるにもかかわらず、これをCIMAに提供してはならない。こ
  の規程に違反した者は、罪に問われ、かつ10万ケイマン諸島ドルの罰金に処せられる。
  7.6  ミューチュアル・ファンドがケイマン諸島においてまたはケイマン諸島からミューチュアル・ファン
  ド法に違反して事業を営んでいるか行おうとしていると信じる合理的根拠がCIMAにある場合は、C
  IMAは、(高等裁判所の管轄下にある)グランドコート(以下「グランドコート」という。)に
  ミューチュアル・ファンドの投資者の資産を確保するために適切と考える命令を求めて申請することが
  でき、グランドコートは係る命令を認める権限を有している。
  7.7  CIMAは、規制ミューチュアル・ファンドが以下の事由のいずれか一つに該当する場合、第7.9項に
  定めたいずれかの行為またはすべての行為を行うことができる。
  (a)規制ミューチュアル・ファンドがその義務を履行期が到来したときに履行できないか、そのおそれ
   がある場合
  (b)規制ミューチュアル・ファンドがその投資者もしくは債権者に有害な方法で業務を行っているかも
   しくは行おうとしている場合、または自発的にその事業を解散する場合
  (c)規制ミューチュアル・ファンドがミューチュアル・ファンド法またはマネー・ロンダリング防止規
   則の規定に違反した場合
  (d)免許ミューチュアル・ファンドの場合、免許ミューチュアル・ファンドがそのミューチュアル・
   ファンド免許の条件を遵守せずに業務を行っているか、行おうとしている場合
  (e)規制ミューチュアル・ファンドの指導および運営が適正かつ正当な方法で行われていない場合
  (f)規制ミューチュアル・ファンドの取締役、マネージャーまたは役員としての地位にある者が、各々
   の地位を占めるに適正かつ正当な者ではない場合
  7.8  CIMAは、第7.7項に言及した事由が発生したか、または発生しそうか否かについて注意を払うため
  に、規制ミューチュアル・ファンドの以下の事項の不履行の理由について直ちに質問をなし、不履行の
  理由を確認するものとする。
  (a)CIMAがミューチュアル・ファンドに対して発した指示に従ってその名称を変更すること
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  (b)会計監査を受け、監査済会計書類をCIMAに提出すること
  (c)所定の年間許可料または年間登録料を支払うこと
  (d)CIMAに指示されたときに、会計監査を受けるか、または監査済会計書類をCIMAに対して提
   出すること
  7.9  第7.7項の目的のため、規制ミューチュアル・ファンドに関しCIMAがとる行為は以下を含む。
  (a)ミューチュアル・ファンド法第4(1)(b)条(管理ミューチュアル・ファンド)、第4(3)条(登録
   ミューチュアル・ファンド)または第4(4)(a)条(限定投資者向けファンド)に基づきミューチュア
   ル・ファンドについて有効なミューチュアル・ファンドの許可または登録を取り消すこと
  (b)ミューチュアル・ファンドが保有するいずれかのミューチュアル・ファンドライセンスに対して条
   件を付し、または条件を追加し、それらの条件を改定し、撤廃すること
  (c)ミューチュアル・ファンドの推進者または運営者の入替えを求めること
  (d)事柄を適切に行うようにファンドに助言する者を選任すること
  (e)ミューチュアル・ファンドの事務を支配する者を選任すること
  7.10 CIMAが第7.9項の行為を行った場合、CIMAは、ミューチュアル・ファンドの投資者および債権
  者の利益を保護するために必要と考える措置を行いおよびその後同項に定めたその他の行為をするよう
  に命じる命令を求めて、グランドコートに対して、申請することができる。
  7.11 CIMAは、そうすることが必要または適切であると考え、そうすることが実際的である場合は、C
  IMAはミューチュアル・ファンドに関しみずから行っている措置または行おうとしている措置を、
  ミューチュアル・ファンドの投資者に対して知らせるものとする。
  7.12 第7.9(d)項または第7.9(e)項により選任された者は、当該ミューチュアル・ファンドの費用負担にお
  いて選任されるものとする。その選任によりCIMAに発生した費用は、ミューチュアル・ファンドが
  CIMAに支払う。
  7.13 第7.9(e)項により選任された者は、ミューチュアル・ファンドの投資者および債権者の最善の利益の
  ために運営者を排除してミューチュアル・ファンドの事務を行うに必要な一切の権限を有する。
  7.14 第7.13項で与えられた権限は、ミューチュアル・ファンドの事務を終了する権限をも含む。
  7.15 第7.9(d)項または第7.9(e)項によりミューチュアル・ファンドに関し選任された者は、以下の行為を
  行うものとする。
  (a)CIMAから求められたときは、CIMAの特定するミューチュアル・ファンドに関する情報をC
   IMAに対して提供する。
  (b)選任後3か月以内またはCIMAが特定する期間内に、選任された者がミューチュアル・ファンド
   に関し行っている事柄についての報告書を作成してCIMAに対して提出し、かつそれが適切な場合
   はミューチュアル・ファンドに関する勧告をCIMAに対して行う。
  (c)第7.15(b)項の報告書を提出後選任が終了しない場合、その後CIMAが特定する情報、報告書、勧
   告をCIMAに対して提供する。
  7.16 第7.9(d)項または第7.9(e)項によりミューチュアル・ファンドに関し選任された者が第7.15項の義務
  を遵守しない場合、またはCIMAの意見によれば当該ミューチュアル・ファンドに関するその義務を
  満足に実行していない場合、CIMAは、選任を取り消して他の者をもってこれに替えることができ
  る。
  7.17 ミューチュアル・ファンドに関する第7.15項の情報または報告を受領したときは、CIMAは以下の
  措置を執ることができる。
  (a)CIMAが特定した方法でミューチュアル・ファンドに関する事柄を再編するように要求すること
  (b)ミューチュアル・ファンドが会社(有限責任会社を含む。)の場合、会社法の第94(4)条によりグラ
   ンドコートに対して同会社が法律の規定に従い解散されるように申し立てること
  (c)ミューチュアル・ファンドがケイマン諸島の法律に準拠したユニット・トラストの場合、ファンド
   を解散させるため受託会社に対して指示する命令を求めてグランドコートに申し立てること
  (d)ミューチュアル・ファンドがケイマン諸島の法律に準拠したパートナーシップの場合、パートナー
   シップの解散命令を求めてグランドコートに申し立てること
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  (e)また、CIMAは、第7.9(d)項または第7.9(e)項により選任される者の選任または再任に関して適
   切と考える行為をとることができる。
  7.18 CIMAが第7.17項の措置をとった場合、ミューチュアル・ファンドの投資者および債権者の利益を
  守るために必要と考えるその他の措置および同項または第7.9項に定めたその他の措置をとるように命じ
  る命令を求めてグランドコートに申し立てることができる。
  7.19 規制ミューチュアル・ファンドがケイマン諸島の法律の下で組織されたパートナーシップの場合でC
  IMAが第7.9(a)項に従いミューチュアル・ファンドの免許を取り消した場合、パートナーシップは、
  解散されたものとみなす。
  7.20 グランドコートが第7.17(c)項に従ってなされた申立てに対して命令を発する場合、裁判所は受託会社
  に対してミューチュアル・ファンド資産から裁判所が適切と認める補償の支払を認めることができる。
  7.21 CIMAのその他の権限に影響を与えることなく、CIMAは、ファンドがミューチュアル・ファン
  ドとして事業を行うこともしくは行おうとすることを終了しまたは清算もしくは解散に付されるものと
  了解したときは、ミューチュアル・ファンド法第4(1)(b)条(管理ミューチュアル・ファンド)、第4
  (3)条(登録ファンド)または第4(4)(a)条(限定投資者向けファンド)に基づきミューチュアル・ファ
  ンドについて有効なミューチュアル・ファンドの許可または登録をいつでも取り消すことができる。
  8.ミューチュアル・ファンド管理者に対するCIMAの規制および監督

  8.1  CIMAは、いつでも免許ミューチュアル・ファンド管理者に対して会計監査を行い、CIMAが特

  定する合理的期間内にCIMAに対し提出するように指示することができる。
  8.2  免許ミューチュアル・ファンド管理者は、第8.1項により受けた指示に従うものとし、この規定に違反
  する者は、罪に問われ、かつ1万ケイマン諸島ドルの罰金を課され、かつ所定の時期以後も免許ミュー
  チュアル・ファンド管理者が指示に従わない場合はその日より一日につき500ケイマン諸島ドルの罰金刑
  に処せられる。
  8.3  ある者がミューチュアル・ファンド法に違反してミューチュアル・ファンド管理業を行なっているか
  行おうとしていると信じる合理的根拠がCIMAにある場合は、CIMAは、その者に対して、CIM
  Aがミューチュアル・ファンド法による義務を実行するために合理的に要求できる情報または説明をC
  IMAに対して提供するように指示できる。
  8.4  何人でも、第8.3項に従い与えられた指示を遵守しない者は、罪に問われ、かつ10万ケイマン諸島ドル
  の罰金に処せられる。
  8.5  第8.3項の目的のために情報または説明を提供する者は、みずからそれが虚偽であるか誤解を招くもの
  であることを知りながら、または知るべきであるのにかかわらず、これをCIMAに提供してはならな
  い。この規定に違反した者は、罪に問われ、かつ10万ケイマン諸島ドルの罰金に処せられる。
  8.6  CIMAが以下に該当すると判断する場合には、CIMAは、当該者によって管理されているミュー
  チュアル・ファンドの投資者の資産を維持するために適切と見られる命令を求めてグランドコートに申
  立てをすることができ、グランドコートはかかる命令を認める権限を有する。
  (a)ある者がミューチュアル・ファンド管理者として行為し、またはその業務を行っており、かつ
  (b)同人がミューチュアル・ファンド法に違反してこれを行っている場合。
  8.7  CIMAは、ミューチュアル・ファンド管理者が事業を行うこともしくは行おうとすることを終了し
  または清算もしくは解散に付されるものと了解したときは、いつでもミューチュアル・ファンド管理者
  の免許を取り消すことができる。
  8.8  CIMAは、免許ミューチュアル・ファンド管理者が以下のいずれかの事由に該当する場合は、第
  8.10項所定の措置をとることができる。
  (a)免許ミューチュアル・ファンド管理者がその義務を履行するべきときに履行できないか、そのおそ
   れがある場合
  (b)免許ミューチュアル・ファンド管理者がミューチュアル・ファンド法またはマネー・ロンダリング
   防止規則の規定に違反した場合
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  (c)受益的所有権法において定義される「コーポレート・サービス・プロバイダー」に該当する免許
   ミューチュアル・ファンド管理者が受益的所有権法に違反した場合
  (d)免許ミューチュアル・ファンド管理者が管理しているミューチュアル・ファンドの投資者または
   ミューチュアル・ファンド管理者の債権者またはミューチュアル・ファンドの債権者を害するような
   方法で、みずから事業を行いもしくは行っている事業を解散し、またはそうしようと意図している場
   合
  (e)免許ミューチュアル・ファンド管理者がミューチュアル・ファンド管理の業務をそのミューチュア
   ル・ファンド管理者免許の条件を遵守しないで行いまたはそのように意図している場合
  (f)免許ミューチュアル・ファンド管理業務の指示および管理が、適正かつ正当な方法で実行されてい
   ない場合
  (g)免許ミューチュアル・ファンド管理業務について取締役、マネージャーまたは役員の地位にある者
   が、各々の地位に就くには適正かつ正当な者ではない場合
  (h)上場されている免許ミューチュアル・ファンド管理業務を支配しまたは所有する者が、当該支配ま
   たは所有を行うには適正かつ正当な者ではない場合
  8.9  CIMAは、第8.8項に言及した事由が発生したか、または発生しそうか否かについて注意を払うため
  に、規制ミューチュアル・ファンドの以下の事項についてその理由について直ちに質問をなし、確認す
  るものとする。
  (a)免許ミューチュアル・ファンド管理者の以下の不履行
   (ⅰ)CIMAに対して規制ミューチュアル・ファンドの主要事務所の提供を開始したことを通知する
   こと、規制ミューチュアル・ファンドに関し所定の年間手数料を支払うこと
   (ⅱ)CIMAの命令に従い、保証または財政上の援助をし、純資産額を増加すること
   (ⅲ)ミューチュアル・ファンド、またはファンドの設立計画推進者または運営者に関し、条件が満た
   されていること
   (ⅳ)規制ミューチュアル・ファンドの事柄に関し書面による通知をCIMAに対して行うこと
   (ⅴ)CIMAの命令に従い、名称を変更すること
   (ⅵ)会計監査を受け、CIMAに対して監査済会計書類を送ること
   (ⅶ)少なくとも2人の取締役をおくこと
   (ⅷ)CIMAから指示されたときに会計監査を受け、かつ監査済会計書類をCIMAに対し提出する
   こと
  (b)CIMAの承認を得ることなく管理者が株式を発行すること
  (c)CIMAの書面による承認なく管理者の取締役、主要な上級役員、ジェネラル・パートナーを選任
   すること
  (d)CIMAの承認なく、管理者の株式が処分されまたは取り引きされること
  8.10 第8.8項の目的のために免許ミューチュアル・ファンド管理者についてCIMAがとりうる行為は以下
  の通りである。
  (a)ミューチュアル・ファンド管理者が保有するミューチュアル・ファンド管理者免許を撤回すること
  (b)そのミューチュアル・ファンド管理者免許に関し条件および追加条件を付し、またかかる条件を変
   更しまたは取り消すこと
  (c)管理者の取締役、類似の上級役員またはジェネラル・パートナーの交代を請求すること
  (d)管理者に対し、そのミューチュアル・ファンド管理の適正な遂行について助言を行う者を選任する
   こと
  (e)ミューチュアル・ファンド管理に関し管理者の業務の監督を引き受ける者を選任すること
  8.11 CIMAが第8.10項による措置を執った場合、CIMAは、グランドコートに対して、CIMAが当
  該管理者によって管理されているすべてのファンドの投資者とそのいずれのファンドの債権者の利益を
  保護するために必要とみなすその他の措置を執るよう命令を求めて申立てを行うことができる。
  8.12 第8.10(d)項または第8.10(e)項により選任される者は、当該管理者の費用負担において選任されるも
  のとする。その選任によりCIMAに発生した費用は、管理者がCIMAに支払うべき金額となる。
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  8.13 第8.10(e)項により選任された者は、管理者によって管理されるファンドの投資者および管理者の債権
  者およびかかるファンドの債権者の最善の利益のために(管財人、清算人を除く)他の者を排除して
  ミューチュアル・ファンドに関する管理者の事務を行うに必要な一切の権限を有する。
  8.14 第8.13項で与えられた権限は、ミューチュアル・ファンドの管理に関連する限り管理者の事務を終了
  させる権限をも含む。
  8.15 第8.10(d)項または第8.10(e)項により許可を受けたミューチュアル・ファンド管理者に関し選任され
  た者は、以下の行為を行うものとする。
  (a)CIMAから求められたときは、CIMAの特定するミューチュアル・ファンドの管理者の管理に
   関する情報をCIMAに対して提供する。
  (b)選任後3か月以内またはCIMAが特定する期間内に、選任された者がミューチュアル・ファンド
   の管理者の管理について実行する事柄についての報告書を作成してCIMAに対して提出し、かつそ
   れが適切な場合は管理に関する推奨をCIMAに対して行う。
  (c)第8.15(b)項の報告書を提出後選任が終了しない場合、その後CIMAが特定する情報、報告書、推
   奨をCIMAに対して提供する。
  8.16 第8.10(d)項または第8.10(e)項により選任された者が、
  (a)第8.15項の義務に従わない場合、または
  (b)ミューチュアル・ファンド管理者としての義務を満足できる形で実行していないとCIMAが判断
   する場合、CIMAは、選任を取り消しこれに替えて他の者を選任することができる。
  8.17 免許ミューチュアル・ファンド管理者に関する第8.15項の情報または報告を受領したときは、CIM
  Aは以下の措置を執ることができる。
  (a)CIMAが特定した方法で管理者に関する事柄を再編するように要求すること
  (b)管理者が会社(有限責任会社を含む。)の場合、会社法の第94(4)条によりグランドコートに対して
   同会社が法律の規定に従い解散されるように申し立てること
  (c)CIMAは、第8.10(d)項または第8.10(e)項により選任される者の選任に関して適切と考える行為
   をとることができる。
  8.18 CIMAが第8.16項の措置をとった場合、CIMAは、管理者が管理するファンドの投資者、管理者
  の債権者およびかかるファンドの債権者の利益を守るために必要と考えるその他の措置をとるように命
  じる命令を求めてグランドコートに申し立てることができる。
  8.19 CIMAのその他の権限に影響を与えることなく、CIMAは、以下の場合、いつでもミューチュア
  ル・ファンド管理者の免許を取り消すことができる。
  (a)CIMAは、免許保有者がミューチュアル・ファンド管理者としての事業を行うことまたは行おう
   とすることをやめてしまっているという要件を満たした場合
  (b)免許の保有者が、解散、または清算に付された場合
  8.20 免許ミューチュアル・ファンド管理者がケイマン諸島の法律によって組織されたパートナーシップの
  場合で、CIMAが第8.10項に従い、そのミューチュアル・ファンド管理者の免許を取り消した場合、
  パートナーシップは解散されたものとみなされる。
  8.21 ミューチュアル・ファンド管理者が免許信託会社の場合、たとえば、ミューチュアル・ファンドの受
  託者である場合、銀行・信託会社法によりCIMAによっても規制され監督される。かかる規制と監督
  の程度はミューチュアル・ファンド法の下でのそれにおよそ近いものである。
  9.ミューチュアル・ファンド法のもとでの一般的法の執行

  9.1  下記の解散の申請がCIMA以外の者によりなされた場合、CIMAは、申請者より申請の写しの送

  達を受け、申請の聴聞会に出廷することができる。
  (a)規制ミューチュアル・ファンド
  (b)免許ミューチュアル・ファンド管理者
  (c)規制ミューチュアル・ファンドであった人物、または
  (d)免許ミューチュアル・ファンド管理者であった人物
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  9.2  解散のための申請に関する書類および第9.1(a)項から第9.1(d)項に規定された人物またはそれぞれの
  債権者に送付が要求される書類はCIMAにも送付される。
  9.3  CIMAにより当該目的のために任命された人物は、以下を行うことができる。
  (a)第9.1(a)項から第9.1(d)項に規定された人物の債権者会議に出席すること
  (b)仲裁または取り決めを審議するために設置された委員会に出席すること
  (c)当該会議におけるあらゆる決済事項に関して代理すること
  9.4  執行官が、CIMAまたはインスペクターと同じレベル以上の警察官が、ミューチュアル・ファンド
  法または受益的所有権法の下での犯罪行為がある一定の場所で行われたか、行われつつあるかもしくは
  行われようとしていると疑う合理的な根拠があるとしてなした申請に納得できた場合、執行官はCIM
  Aまたは警察官およびその者が支援を受けるため合理的に必要とするその他の者に以下のことを授権す
  る令状を発行することができる。
  (a)必要な場合は強権を用いてそれらの場所に立ち入ること
  (b)それらの場所またはその場所にいる者を捜索すること
  (c)必要な場合は、記録が保存されているか、隠されている場所において、強制的に開扉して捜索をす
   ること
  (d)ミューチュアル・ファンド法または受益的所有権法のもとでの犯罪行為が行われたか、行われつつ
   あるか、または行われようとしていることを示すと思われる記録の占有を確保し安全に保持すること
  (e)ミューチュアル・ファンド法または受益的所有権法のもとでの犯罪行為が行われたか、行われつつ
   あるか、または行われようとしていることを示すと思われる場所において記録の点検をし写しをとる
   こと。もし、それが実際的でない場合は、かかる記録を持ち去ってCIMAに対して引き渡すこと
  9.5  CIMAが記録を持ち去ったとき、またはCIMAに記録が引き渡されたときCIMAはこれを点検
  し、写しや抜粋を取得するために必要な期間これを保持することができるが、その後は、それが持ち去
  られた場所に返還すべきものとする。
  9.6  何人もCIMAがミューチュアル・ファンド法の下での権限を行使することを妨げてはならない。こ
  の規定に違反する者は罪に問われ、かつ20万ケイマン諸島ドルの罰金に処せられる。
  10.CIMAによるミューチュアル・ファンド法上またはその他の法律上の開示

  10.1 ミューチュアル・ファンド法および金融庁法により、CIMAは、下記のいずれかに関係する情報で

  あって、CIMAが法令に基づき職務を行い、またはその任務を実行する過程で取得したものを開示し
  てはならない。
  (a)ミューチュアル・ファンド法に基づく免許を受けるためにCIMAに対してなされた申請
  (b)ミューチュアル・ファンドに関する事柄
  (c)ミューチュアル・ファンド管理者に関する事柄
   ただし、以下の場合はこの限りでない。
   (a)ケイマン諸島内の裁判所により開示が合法的に要求されまたは許可された場合(例えば2016年秘
   密情報開示法、犯罪収益法(2020年改正)または薬物濫用法(2017年改正)等に基づく場合)
   (b)CIMAが金融庁法により付与された職務を行うことを補助する目的のために行われる場合
   (c)免許を受ける者、その顧客、構成員、依頼者もしくは保険契約者、または免許を受ける者が管理
   する会社もしくはミューチュアル・ファンドの業務に関して、場合に応じて、免許を受ける者、顧
   客、構成員、依頼者、保険契約者、会社またはミューチュアル・ファンドの任意の同意を得た場合
   (d)ケイマン諸島政府の内閣が金融庁法に基づき付与された機能を行使することを可能にする、もし
   くは補助する目的のために行われる場合、またはCIMAが法律に基づきその機能を行使する際の
   内閣とCIMAとの間のやり取りに関連する場合
   (e)開示された情報が、他の情報源から一般に入手可能であるかまたは入手可能であった場合
   (f)開示される情報が要約または統計的なものであって、免許を受ける者または投資者の身元を開示
   することのない場合(別途当該開示が許される場合を除く)。
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   (g)ケイマン諸島の検察局長または法執行機関に対して、刑事手続の開始の観点または刑事手続の目
   的のために開示される場合
   (h)マネー・ロンダリング防止規則に従い開示される場合
   (i)ケイマン諸島外の金融監督当局に対し、CIMAにより免許に関し遂行される任務に対応する任
   務を当該当局が遂行するために必要な情報を開示される場合。ただし、CIMAは情報の受領が予
   定されている当局が更なる開示に関し十分な法的規制を受けていることについて満足していること
   を条件とする。
   (j)ミューチュアル・ファンド、ミューチュアル・ファンド管理者またはミューチュアル・ファンド
   の受託者の解散、清算または免許所有者の管財人の任命もしくは職務に関連する法的手続を目的と
   する場合
  11.ケイマン諸島ミューチュアル・ファンドの受益権の募集/販売に関する一般的な民法上の債務

  11.1 過失による誤った事実表明

   募集書類における不実表示に対しては民事上の債務が発生しうる。募集書類の条件では、募集書類の
  内容を信頼して受益権を申込む者のために、募集書類の内容について責任のある者、例えば(場合に応
  じ)ファンド、取締役、運用者、ジェネラル・パートナー等に注意義務を課している。この義務の違反
  は、募集書類の中のかかる者によって明示的または黙示的に責任を負うことが受け入れられている者に
  対する不実表示による損失の請求を可能にするであろう。
  11.2 欺罔的な不実表明
   事実の欺罔的な不実表明(約束、予想、または意見の表明でなくとも)に関しては、不法行為の民事
  責任も生じうる。ここにいう「欺罔的」とは、表明が虚偽であることを知りながらまたは表明が真実で
  あるか虚偽であるかについて注意を払わずに行ったことを意味すると一般的に解される。
  11.3 契約法(1996年改正)
  (a)契約法の第14(1)条では、当該表明が欺罔的に行われていれば責任が生じたであろう場合には、契約
   前の不実の表明による損害の回復ができるであろう。ただし、かかる表明をした者が、事実が真実で
   あるものと信じ、かつ契約の時まで信じていた合理的理由があったということを証明した場合はこの
   限りでない。一般的には、本条は、過失による不実の表明に関する損害に対しても法定の権利を与え
   るものである。同法の第14(2)条は、不実の表明が行われた場合に、取消に代えて損害賠償を容認する
   ことを裁判所に対して認めている。
  (b)一般的に、関連契約はファンド自身(または受託会社)とのものであるため、ファンド(または受
   託会社)は、次にそのマネージャー、ジェネラル・パートナー、取締役、設立計画推進者またはアド
   バイザーに対し請求することが可能であるとしても、申込人の請求の対象となる者はファンドとな
   る。
  11.4 欺罔に対する訴訟提起
  (a)損害を受けた投資者は、欺罔行為について訴えを提起し(契約上でなく不法行為上の民事請求
   権)、以下を証明することにより、欺罔による損害賠償を得ることができる。
   (ⅰ)重要な不実の表明が欺罔的になされたこと。
   (ⅱ)そのような不実の表明の結果、受益証券を申し込むように誘引されたこと。
  (b)「欺罔的」とは、表明が虚偽であることを知りながらまたは表明が真実であるか虚偽であるかにつ
   いて注意を払わずに行ったことを意味すると一般的に解される。だます意図があったことまたは欺罔
   的な不実表明が投資者を受益権購入に誘引した唯一の原因であったことを証明する必要はない。
  (c)情報の欠落は、事実についての何らかの積極的な不実の表明があったとき、または欠落情報を入れ
   なかったために表明事項が虚偽となるか誤解を招くものとなるような部分的もしくは断片的な事実の
   表明があったときは、不実の表明となりうる。
  (d)表明がなされたときは真実であっても、受益証券の申込みの受諾が無条件となる前に表明が真実で
   なくなったときは、当該変更を明確に指摘せずに受益権の申込みを許したことは欺罔にあたるであろ
   うから、欺罔による請求権を発生せしめうる。
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  (e)事実の表明とは違い、意見または期待の表明は、本項の責任を生じることはないであろうが、表現
   によっては誤っていれば不実表示を構成する事実の表明となることもありうる。
  11.5 契約上の債務
  (a)募集書類もファンド(または受託会社)と持分の成約申込者との間の契約の基礎を形成する。もし
   それが不正確か誤解を招くものであれば、申込者は契約を解除しまたは損害賠償を求めて管理会社、
   設立計画推進者、ジェネラル・パートナーまたは取締役に対し訴えを提起することができる。
  (b)一般的事柄としては、当該契約はファンド(または受託会社)そのものと締結するので、ファンド
   は取締役、運用者、ジェネラル・パートナー、設立計画推進者、または助言者に求償することはあっ
   ても、申込者が請求する相手方当事者は、ファンド(または受託会社)である。
  11.6 隠された利益および利益相反
   ファンドの受託会社、ジェネラル・パートナー、取締役、役員、代行会社は、ファンドと第三者との
  間の取引から利益を得てはならない。ただし、ファンドによって特定的に授権されているときはこの限
  りでない。そのように授権を受けずに得られた利益は、ファンドに帰属する。
  12.ケイマン諸島ミューチュアル・ファンドの受益権の募集/販売に関する一般刑事法

  12.1 刑法(2019年改正)第257条

   会社の役員(もしくはかかる者として行為しようとする者)が株主または債権者を会社の事項につい
  て欺罔する意図のもとに、「重要な事項」について誤解を招くか、虚偽であるか、欺罔的であるような
  声明、計算書を書面にて発行しまたは発行に同調する場合、彼は罪に問われるとともに7年間の拘禁刑
  に処せられる。
  12.2 刑法(2019年改正)第247条、第248条
  (a)欺罔により、不正にみずから金銭的利益を得、または他の者をして金銭的利益を得させる者は、罪
   に問われるとともに、5年間の拘禁刑に処せられる。
  (b)他の者に属する財産をその者から永久に奪う意図のもとに不正に取得する者は、罪に問われると共
   に10年の拘禁刑に処せられる。この目的上、彼が所有権、占有または支配を取得した場合は財産を取
   得したものとみなし、「取得」には、第三者のための取得または第三者をして取得もしくは確保を可
   能にすることを含む。
  (c)両条の目的上、「欺罔」とは、事実についてであれ法についてであれ、言葉であれ、行為であれ、
   欺罔を用いる者もしくはその他の者の現在の意図についての欺罔を含む。
  13.清算

  13.1 免除会社

   免除会社の清算(解散)は、会社法、2008年会社清算規則および会社の定款に準拠する。清算は、自
  発的なもの(すなわち、株主の議決に従うもの)、または債権者、出資者(すなわち、株主)または会
  社自体の申立に従い裁判所による強制的なものがある。自発的な解散は、後に裁判所の監督の下になさ
  れることになることもある。CIMAも、ミューチュアル・ファンドまたはミューチュアル・ファンド
  管理者が解散されるべきことを裁判所に申立てる権限を有する(参照:上記第7.17(b)項および第8.17
  (b)項)。剰余資産は、もしあれば、定款の規定に従い、株主に分配される。
  13.2 ユニット・トラスト
   ユニット・トラストの清算は、信託証書の規定に準拠する。CIMAは、受託会社がミューチュア
  ル・ファンドを解散すべきであるという命令を裁判所に申請する権限をもっている。(参照:第7.17(c)
  項)剰余資産は、もしあれば、信託証書の規定に従って分配される。
  13.3 免除リミテッド・パートナーシップ
   免除リミテッド・パートナーシップの終了、清算および解散は、免除リミテッド・パートナーシップ
  法およびパートナーシップ契約に準拠する。CIMAは、パートナーシップを解散させるべしとの命令
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  (参照:第7.17(d)項)を求めて裁判所に申立をする権限を有している。剰余資産は、もしあれば、パー
  トナーシップ契約の規定に従って分配される。
   ジェネラル・パートナーまたはパートナーシップ契約に基づき清算人に任命された他の者は、パート
  ナーシップを解散する責任を負っている。パートナーシップが一度解散されれば、ジェネラル・パート
  ナーまたはパートナーシップ契約に基づき清算人に任命された他の者は、免除リミテッド・パートナー
  シップの登記官に解散通知を提出しなければならない。
  13.4 有限責任会社
   有限責任会社は、登録が削除されまたは正式に清算されることがある。清算の仕組みは、免除会社に
  適用される制度と非常に似たものである。
  13.5 税金
   ケイマン諸島においては直接税、源泉課税または為替管理はない。ケイマン諸島は、ケイマン諸島の
  ミューチュアル・ファンドに対してまたはよって行われるあらゆる支払に適用されるいかなる国との間
  でも二重課税防止条約を締結していない。免除会社、受託会社、免除リミテッド・パートナーシップお
  よび有限責任会社は、将来の課税に対して誓約書を取得することができる(上記第6.1(l)項、第6.2(g)
  項、第6.3(i)項および第6.4(e)項参照)。
  14.一般投資家向けミューチュアル・ファンド(日本)規則(2018年改正)

  14.1 一般投資家向けミューチュアル・ファンド(日本)規則(2018年改正)(以下「本規則」という。)

  は、日本で公衆に向けて販売される一般投資家向けミューチュアル・ファンドに関する法的枠組みを定
  めたものである。本規則の解釈上、「一般投資家向けミューチュアル・ファンド」とは、ミューチュア
  ル・ファンド法第4(1)(a)条に基づく免許を受け、その証券が日本の公衆に対して既に販売され、また
  は販売されることが予定されている信託、会社(有限責任会社を含む。)またはパートナーシップであ
  るミューチュアル・ファンドをいう。日本国内で既に証券を販売し、2003年11月17日現在存在している
  ミューチュアル・ファンド、または同日現在存在し、同日後にサブ・トラストを設定したミューチュア
  ル・ファンドは、本規則に基づく「一般投資家向けミューチュアル・ファンド」の定義に含まれない。
  上記のいずれかの適用除外に該当する一般投資家向けミューチュアル・ファンドは、本規則の適用を受
  けることをCIMAに書面で届け出ることによって、かかる選択(当該選択は撤回不能である)をする
  ことができる。
  14.2 CIMAが一般投資家向けミューチュアル・ファンドに交付するミューチュアル・ファンド免許には
  CIMAが適当とみなす条件の適用がある。かかる条件のひとつとして一般投資家向けミューチュア
  ル・ファンドは本規則に従って事業を行わねばならない。
  14.3 本規則は一般投資家向けミューチュアル・ファンドの設立文書に特定の条項を入れることを義務づけ
  ている。具体的には証券に付随する権利および制限、資産と負債の評価に関する条件、各証券の純資産
  価額および証券の募集価格および償還価格または買戻価格の計算方法、証券の発行条件、証券の譲渡ま
  たは転換の条件、証券の買戻しおよびかかる買戻しの中止の条件、監査人の任命などが含まれる。
  14.4 一般投資家向けミューチュアル・ファンドの証券の発行価格および償還価格または買戻価格は請求に
  応じて管理事務代行会社の事務所で無料で入手することができなければならない。
  14.5 一般投資家向けミューチュアル・ファンドは会計年度が終了してから6か月以内、または目論見書に
  定めるそれ以前の日に、年次報告書を作成し、投資家に配付するか、またはこれらを指示しなければな
  らない。年次報告書には本規則に従って作成された当該ミューチュアル・ファンドの監査済財務諸表を
  盛り込まなければならない。
  14.6 また一般投資家向けミューチュアル・ファンドの運営者は各会計年度末の6か月後から20日以内に、
  一般投資家向けミューチュアル・ファンドの事業の詳細を記載した報告書をCIMAに提出する義務を
  負う。さらに一般投資家向けミューチュアル・ファンドの運営者は、運営者が知る限り、当該ミュー
  チュアル・ファンドの投資方針、投資制限および設立文書を遵守していること、ならびに当該ミュー
  チュアル・ファンドは投資家の利益を損なうような運営をしていないことを確認した宣誓書を、年に一
  度、CIMAに提出しなければならない。本規則の解釈上、「運営者」とは、ユニット・トラストの場
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  合は信託の受託者、パートナーシップの場合はパートナーシップのジェネラル・パートナー、また会社
  の場合は会社の取締役をいう。
  14.7 管理事務代行会社
  (a)本規則第13.1条は一般投資家向けミューチュアル・ファンドの管理事務代行会社が履行すべき様々
   な職務を定めている。かかる職務には下記の事項が含まれる。
   (ⅰ)一般投資家向けミューチュアル・ファンドの設立文書、目論見書、申込契約およびその他の関係
   法に従って証券の発行、譲渡、転換および償還または買戻しが確実に実行されるようにすること
   (ⅱ)一般投資家向けミューチュアル・ファンドの設立文書、目論見書、申込契約および投資家または
   潜在的投資家に公表されるものに従って確実に証券の純資産価額、発行価格、転換価格および償還
   価格または買戻価格が計算されるようにすること
   (ⅲ)管理事務代行会社が職務を履行するために必要なすべての事務所設備、機器および人員を確保す
   ること
   (ⅳ)本規則、会社法およびミューチュアル・ファンド法に従って、一般投資家向けミューチュアル・
   ファンドの運営者が同意した形式で投資家向けの定期報告書が確実に作成されるようにすること
   (ⅴ)一般投資家向けミューチュアル・ファンドの会計帳簿が適切に記帳されるように確保すること
   (ⅵ)管理事務代行会社が投資家名簿を保管している場合を除き、名義書換代理人の手続および投資家
   名簿の管理に関して名義書換代理人に与えた指示が実効的に監視されるように確保すること
   (ⅶ)別途名義書換代理人が任命されている場合を除き、一般投資家向けミューチュアル・ファンドの
   設立文書で義務づけられた投資家名簿が確実に管理されるようにすること
   (ⅷ)一般投資家向けミューチュアル・ファンドの証券に関して適宜宣言されたすべての分配金または
   その他の配分が当該ミューチュアル・ファンドから確実に投資家に支払われるようにすること
  (b)本規則は、一般投資家向けミューチュアル・ファンドの資産の一部または全部が目論見書に定める
   投資目的および投資制限に従って投資されていないことに管理事務代行会社が気付いた場合、または
   一般投資家向けミューチュアル・ファンドの運営者または投資顧問会社が設立文書または目論見書に
   定める規定に従って当該ミューチュアル・ファンドの業務または投資活動を実施していない場合、で
   きる限り速やかにCIMAに連絡し、当該ミューチュアル・ファンドの運営者に書面で報告すること
   を管理事務代行会社に対して義務づけている。
  (c)管理事務代行会社は、一般投資家向けミューチュアル・ファンドの募集または償還もしくは買戻し
   を中止する場合、および一般投資家向けミューチュアル・ファンドを清算する意向である場合、実務
   上できる限り速やかにその旨をCIMAに通知しなければならない。
             1
  (d)管理事務代行会社はケイマン諸島または同等の法域           で設立され、または適法に事業を営んでいる者
   にその職務または任務を委託することができる。ただし、管理事務代行会社は委託した職務または任
   務の履行に関し引き続き責任を負わなければならない。管理事務代行会社は職務を委託する前にCI
   MAに届け出るとともに、委託後直ちに運営者、サービス提供者および投資家に通知するものとす
   る。
  1

  マネー・ロンダリング防止規則上、現在は低リスク法域という。
  14.8 保管会社

                 2
  (a)一般投資家向けミューチュアル・ファンドはケイマン諸島、同等の法域               またはCIMAが承認した
   その他の法域で規制を受けている保管会社を任命し、維持しなければならない。保管会社を変更する
   場合、一般投資家向けミューチュアル・ファンドは変更の1か月前までにその旨を書面でCIMA、
   当該ミューチュアル・ファンドの投資家およびサービス提供者に通知しなければならない。
  2

  マネー・ロンダリング防止規則上、現在は低リスク法域という。
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  (b)本規則は任命された保管会社の職務として、保管会社は投資対象に関する証券および権原に関する
   書類を保管し、当該ミューチュアル・ファンドの設立文書、目論見書、申込契約または関係法令と矛
   盾しない限り、契約により規定される一般投資家向けミューチュアル・ファンドの投資に関する管理
   事務代行会社、投資顧問会社および運営者の指示を実行することを定めている。
  (c)保管会社は、管理事務代行会社または一般投資家向けミューチュアル・ファンドに対して、証券の
   申込代金の受取りおよび充当、当該ミューチュアル・ファンドの証券の発行、転換および買戻し、投
   資対象の売却に際して受取った純収益の送金、当該ミューチュアル・ファンドの資本および収益の充
   当ならびに当該ミューチュアル・ファンドの純資産価額の計算に関する写しおよび情報を請求する権
   利を有する。
  (d)保管会社は副保管会社を任命することができ、保管会社は適切な副保管会社の選任に際して合理的
   な技量、注意および努力を払うものとする。保管会社はその業務を副保管会社に委託することを、1
   か月前までに書面でその他のサービス提供者に通知しなければならない。保管会社は保管サービスを
   提供する副保管会社の適格性を継続的に確認する責任を負う。保管会社は各副保管会社を適切なレベ
   ルで監督し、各副保管会社が引き続きその任務を充分に履行していることを確認するために定期的に
   調査しなければならない。
  14.9 投資顧問会社
                 3
  (a)一般投資家向けミューチュアル・ファンドはケイマン諸島、同等の法域               またはCIMAが承認した
   その他の法域で設立され、または適法に事業を営んでいる投資顧問会社を任命し、維持しなければな
   らない。本規則の解釈上、「投資顧問会社」とは、一般投資家向けミューチュアル・ファンドの投資
   活動に関する投資運用業務を提供する目的で、一般投資家向けミューチュアル・ファンドにより、ま
   たは一般投資家向けミューチュアル・ファンドのために任命された事業体をいう。かかる事業体によ
   り任命された副投資顧問会社はこれに含まれない。本規則の解釈上、「投資運用業務」には、ケイマ
   ン諸島の証券投資業法(2020年改正)の別表2第3項に規定される活動が含まれる。
  3

  マネー・ロンダリング防止規則上、現在は低リスク法域という。
  (b)投資顧問会社を変更する場合には、変更の1か月前までにCIMA、投資家およびその他の業務提

   供者に当該変更について通知しなければならない。更に、投資顧問会社の取締役を変更する場合に
   は、運用する各一般投資家向けミューチュアル・ファンドの運営者(すなわち、場合に応じて、取締
   役、受託会社またはジェネラル・パートナー)の事前の承認を要する。運営者は、かかる変更につい
   て、変更の1か月前までに書面でCIMAに通知することが要求される。
  (c)本規則第21条は、ミューチュアル・ファンド法に基づいてミューチュアル・ファンド免許を取得す
   る条件のひとつとして投資顧問会社を任命する契約に一定の職務が記載されていることを要求してい
   る。かかる職務には下記の事項が含まれる。
   (ⅰ)一般投資家向けミューチュアル・ファンドが受取った申込代金が当該ミューチュアル・ファンド
   の設立文書、目論見書および申込契約に従って確実に充当されるようにすること
   (ⅱ)一般投資家向けミューチュアル・ファンドの資産の売却に際してその純収益が合理的な期限内に
   確実に保管会社に送金されるようにすること
   (ⅲ)一般投資家向けミューチュアル・ファンドの収益が当該ミューチュアル・ファンドの設立文書、
   目論見書および申込契約に従って確実に充当されるようにすること
   (ⅳ)一般投資家向けミューチュアル・ファンドの資産が、当該ミューチュアル・ファンドの設立文
   書、目論見書および申込契約に記載される当該ミューチュアル・ファンドの投資目的および投資制
   限に従って確実に投資されるようにすること
   (ⅴ)保管会社または副保管会社が一般投資家向けミューチュアル・ファンドに関する契約上の義務を
   履行するために必要な情報および指示を合理的な時に提供すること
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  (d)本規則は、現在、一般投資家向けミューチュアル・ファンドの投資顧問会社がユニット・トラスト
   に対して投資顧問業務を行っているか、または会社に対して行っているかを区別しており、それに応
   じて、異なる投資制限が適用されている。
  (e)一般投資家向けミューチュアル・ファンドがユニット・トラストである場合、本規則第21条(4)項は
   投資顧問会社がかかるユニット・トラストのために引受けてはならない業務を以下の通り定めてい
   る。
   (ⅰ)結果的に当該一般投資家向けミューチュアル・ファンドのために空売りされるすべての有価証券
   の総額がかかる空売りの直後に当該一般投資家向けミューチュアル・ファンドの純資産を超過する
   ことになる場合、かかる有価証券の空売りを行ってはならない。
   (ⅱ)結果的に当該ミューチュアル・ファンドのために行われる借入れの残高の総額がかかる借入れ直
   後に当該ミューチュアル・ファンドの純資産の10%を超えることになる場合、かかる借入れを行っ
   てはならない。ただし、
   (A)特殊事情(一般投資家向けミューチュアル・ファンドと別のミューチュアル・ファンド、投資
    ファンドまたはそれ以外の種類の集団投資スキームとの合併を含むがそれらに限られない。)に
    おいて、12か月を超えない期間に限り、本(ⅱ)項において言及される借入制限を超えてもよいも
    のとし、
   (B)1 当該一般投資家向けミューチュアル・ファンドが、有価証券の発行手取金のすべてまたは
     実質的にすべてを不動産の権利を含む不動産に投資するとの方針を有し、
    2 投資顧問会社が、当該一般投資家向けミューチュアル・ファンドの資産の健全な運営また
     は当該一般投資家向けミューチュアル・ファンドの受益者の利益保護のために、かかる制限
     を超える借入れが必要であると判断する場合、
   本(ⅱ)項において言及される借入制限を超えてもよいものとする。
   (ⅲ)株式取得の結果、投資顧問会社が運用するすべてのミューチュアル・ファンドが保有する一会社
   (投資会社を除く。)の株式総数が、当該会社の発行済議決権付株式総数の50%を超えることにな
   る場合、当該会社の議決権付株式を取得してはならない。
   (ⅳ)取引所に上場されていないか、または容易に換金できない投資対象を取得する結果として、取得
   直後に一般投資家向けミューチュアル・ファンドが保有するかかる投資対象の総価値が当該ミュー
   チュアル・ファンドの純資産価額の15%を超えることになる場合、当該投資対象を取得してはなら
   ないが、投資顧問会社は、当該投資対象の評価方法が当該一般投資家向けミューチュアル・ファン
   ドの目論見書において明確に開示されている場合、当該投資対象の取得を制限されないものとす
   る。
   (ⅴ)当該一般投資家向けミューチュアル・ファンドの受益者の利益を損なうか、または当該一般投資
   家向けミューチュアル・ファンドの資産の適切な運用に違反する取引(ミューチュアル・ファンド
   の受益者ではなく投資顧問会社もしくは第三者の利益を図る取引を含むが、これらに限られな
   い。)を行ってはならない。
   (ⅵ)本人として自社またはその取締役と取引を行ってはならない。
  (f)一般投資家向けミューチュアル・ファンドが会社である場合、本規則第21条(5)項は、投資顧問会社
   が当該会社のために引受けてはならない業務を以下の通り定めている。
   (ⅰ)株式取得の結果、当該一般投資家向けミューチュアル・ファンドが保有する一会社(投資会社を
   除く。)の株式総数が、当該会社の発行済議決権付株式総数の50%を超えることになる場合、当該
   会社の議決権付株式を取得してはならない。
   (ⅱ)当該一般投資家向けミューチュアル・ファンドが発行するいかなる証券も取得してはならない。
   (ⅲ)当該一般投資家向けミューチュアル・ファンドの受益者の利益を損なうか、または当該一般投資
   家向けミューチュアル・ファンドの資産の適切な運用に違反する取引(当該一般投資家向けミュー
   チュアル・ファンドの受益者ではなく投資顧問会社もしくは第三者の利益を図る取引を含むが、こ
   れらに限られない。)を行ってはならない。
  (g)上記にかかわらず、本規則第21条(6)項は、本規則第21条(4)項または第21条(5)項によって、投資顧
   問会社が、一般投資家向けミューチュアル・ファンドのために、以下に該当する会社、ユニット・ト
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   ラスト、パートナーシップまたはその他の者のすべてのまたはいずれかの株式、証券、持分またはそ
   の他の投資対象を取得することを妨げないことを明記している。
   (ⅰ)ミューチュアル・ファンド、投資ファンド、ファンド・オブ・ファンズまたはその他の種類の集
   団投資スキームである場合
   (ⅱ)マスター・ファンド、フィーダー・ファンド、その他の類似の組織もしくは会社または事業体の
   グループの一部を構成している場合
   (ⅲ)一般投資家向けミューチュアル・ファンドの投資目的または投資戦略を、全般的にまたは部分的
   に、直接促進する特別目的事業体である場合
  (h)投資顧問会社は副投資顧問会社を任命することができ、副投資顧問会社を任命する場合は事前にそ
   の他の業務提供者、運営者およびCIMAに通知しなければならない。投資顧問会社は副投資顧問会
   社が履行する業務に関して責任を負う。
  14.10 財務報告
  (a)本規則パートⅥは一般投資家向けミューチュアル・ファンドの財務報告に充てられている。一般投
   資家向けミューチュアル・ファンドは、各会計年度が終了してから6か月以内に、監査済財務諸表を
   織り込んだ財務報告書を作成し、ミューチュアル・ファンド法に従って投資家およびCIMAに配付
   しなければならない。また中間財務諸表については当該ミューチュアル・ファンドの設立文書および
   目論見書の中で投資家に説明した要領で作成し、配付すれば足りる。
  (b)投資家に配付するすべての関連財務情報および純資産価額を算定するために使用する財務情報は、
   目論見書に定める一般に認められた会計原則に従って準備されなければならない。
  (c)本規則第26条では一般投資家向けミューチュアル・ファンドの監査済財務諸表に入れるべき最低限
   の情報を定めている。
  14.11 監査
  (a)一般投資家向けミューチュアル・ファンドは監査人を任命し、維持しなければならない。監査人を
   変更する場合は1か月前までに書面でCIMA、投資家およびサービス提供者に通知しなければなら
   ない。また監査人を変更する場合は事前にCIMAの承認を得なければならない。
  (b)一般投資家向けミューチュアル・ファンドは最初に監査人の書面による承認を得ることなく、当該
   ミューチュアル・ファンドの監査報告書を公表または配付してはならない。
  (c)監査人はケイマン諸島以外の法域で一般に認められた監査基準を使用することができ、その際、監
   査報告書の中でかかる事実および法域の名称を開示しなければならない。
  (d)監査人は一般投資家向けミューチュアル・ファンドの運営者およびその他のサービス提供者から独
   立していなければならない。
  14.12 目論見書
  (a)本規則パートⅧは、ミューチュアル・ファンド法第4(1)条および第4(6)条に従ってCIMAに届
   け出られる一般投資家向けミューチュアル・ファンドの目論見書に関する最低限の開示要件を定めて
   いる。目論見書に重大な変更があった場合もCIMAに届け出なければならない。一般投資家向け
   ミューチュアル・ファンドの目論見書は当該ミューチュアル・ファンドの登記上の事務所またはケイ
   マン諸島に所在するいずれかのサービス提供者の事務所において無料で入手することができなければ
   ならない。
  (b)ミューチュアル・ファンド法に定める要件に追加して、本規則第37条は一般投資家向けミューチュ
   アル・ファンドの目論見書に関する最低限の開示要件を定めており、以下の詳細が含まれていなけれ
   ばならない。
   (ⅰ)一般投資家向けミューチュアル・ファンドの名称、また会社もしくはパートナーシップの場合は
   ケイマン諸島の登記上の住所
   (ⅱ)一般投資家向けミューチュアル・ファンドの設立日または設定日(存続期間に関する制限の有無
   を表示する)
   (ⅲ)設立文書および年次報告書または定期報告書の写しを閲覧し、入手できる場所の記述
   (ⅳ)一般投資家向けミューチュアル・ファンドの会計年度の終了日
   (ⅴ)監査人の氏名および住所
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   (ⅵ)下記の(xxⅱ)、(xxⅲ)および(xxⅳ)に定める者とは別に、一般投資家向けミューチュアル・ファ
   ンドの業務に重大な関係を有す取締役、役員、名義書換代理人、法律顧問およびその他の者の氏名
   および営業用住所
   (ⅶ)ミューチュアル・ファンド会社である一般投資家向けミューチュアル・ファンドの授権株式およ
   び発行済株式資本の詳細(該当する場合は現存する当初株式、設立者株式または経営株式を含む)
   (ⅷ)証券に付与されている主な権利および制限の詳細(通貨、議決権、清算または解散の状況、券
   面、名簿への記録等に関する詳細を含む)
   (ⅸ)該当する場合、証券を上場し、または上場を予定する証券取引所または市場の記述
   (ⅹ)証券の発行および売却に関する手続および条件
  (xⅰ)証券の償還または買戻しに関する手続および条件ならびに償還または買戻しを中止する状況
  (xⅱ)一般投資家向けミューチュアル・ファンドの証券に関する配当または分配金の宣言に関する意向
   の説明
  (xⅲ)一般投資家向けミューチュアル・ファンドの投資目的、投資方針および投資方針に関する制限の
   説明、一般投資家向けミューチュアル・ファンドの重大なリスクの説明、および使用する投資手
   法、投資商品または借入の権限に関する記述
  (xⅳ)一般投資家向けミューチュアル・ファンドの資産の評価に適用される規則の説明
  (xⅴ)一般投資家向けミューチュアル・ファンドの発行価格、償還価格または買戻価格の決定(取引の
   頻度を含む)に適用される規則および価格に関する情報を入手することのできる場所の説明
  (xⅵ)一般投資家向けミューチュアル・ファンドから運営者、管理事務代行会社、投資顧問会社、保管
   会社およびその他のサービス提供者が受取るまたは受取る可能性の高い報酬の支払方法、金額およ
   び報酬の計算に関する情報
  (xⅶ)一般投資家向けミューチュアル・ファンドとその運営者およびサービス提供者との間の潜在的利
   益相反に関する説明
  (xⅷ)一般投資家向けミューチュアル・ファンドがケイマン諸島以外の法域またはケイマン諸島以外の
   監督機関もしくは規制機関で登録し、もしくは免許を取得している場合(または登録し、もしくは
   免許を取得する予定である場合)、その旨の記述
  (xⅸ)投資家に配付する財務報告書の性格および頻度に関する詳細
   (xx)一般投資家向けミューチュアル・ファンドの財務報告書を作成する際に採用した一般に認められ
   た会計原則
  (xxⅰ)以下の記述
    「ケイマン諸島金融庁が交付したミューチュアル・ファンド免許は、一般投資家向けミューチュ
   アル・ファンドのパフォーマンスまたは信用力に関する金融庁の投資家に対する義務を構成しな
   い。またかかる免許の交付にあたり、金融庁は一般投資家向けミューチュアル・ファンドの損失も
   しくは不履行または目論見書に記載された意見もしくは記述の正確性に関して責任を負わないもの
   とする。」
  (xxⅱ)管理事務代行会社(管理事務代行会社の名称、管理事務代行会社の登記上の住所もしくは主たる
   営業所の住所または両方の住所を含む)
  (xxⅲ)保管会社および副保管会社(下記事項を含む)
   (A)保管会社および副保管会社(該当する場合)の名称、保管会社および副保管会社の登記上の住
    所もしくは主たる営業所の住所または両方の住所
   (B)保管会社および副保管会社の主たる事業活動
  (xxⅳ)投資顧問会社(下記事項を含む)
   (A)投資顧問会社の取締役の氏名および経歴の詳細ならびに投資顧問会社の登記上の住所もしくは
    主たる営業所の住所または両方の住所
   (B)投資顧問会社のサービスに関する契約の重要な規定
   (C)ファンドに対する投資家の持分に関するケイマン諸島の法令に定める重要な規定
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  第4【参考情報】

   本会計年度中、サブ・ファンドについては下記の書類が関東財務局長に提出されている。

   2019年6月28日  有価証券報告書(第8期)/有価証券届出書

   2019年9月30日  半期報告書(第9期中)/有価証券届出書の訂正届出書
  第5【その他】

   該当事項なし。

  次へ

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  別紙A
           定義
  管理事務代行契約      受託会社および管理事務代行会社間で締結された2008年11月付管理事務

        代行契約をいう。
  管理事務代行会社      管理事務代行会社としての地位を有するブラウン・ブラザーズ・ハリマ

        ン・アンド・カンパニーをいう。
  代行協会員      日本における代行協会員としての地位を有する三菱UFJモルガン・ス

        タンレー証券株式会社をいう。
  AIFM      AIFMDで定められた意味を有する。

  AIFMD      オルタナティブ投資ファンド運用者に関する2011年6月8日付欧州議会

        および理事会指令2011/61/EU(随時改正される。)をいう。
  豪ドル      オーストラリアの法定通貨であるオーストラリア・ドルをいう。

  営業日      (1)ロンドン、ニューヨークおよび東京における国、州または地域の銀

        行が営業を行っている日、かつ(2)ニューヨーク証券取引所およびロン
        ドン証券取引所が取引を行っている日、または管理会社が随時決定する
        その他の日をいう。
  CIMA      ケイマン諸島金融庁をいう。

  クラス      受益証券の個別のクラスをいう。

  CSSF      ルクセンブルグの金融監督委員会(Commission         de Surveillance   du

        Secteur  Financier)をいう。
  保管会社      保管会社としての地位を有するブラウン・ブラザーズ・ハリマン・アン

        ド・カンパニーをいう。
  保管契約      受託会社および保管会社間で締結された2008年11月付保管契約をいう。

        当該契約に従い、受託会社は、保管会社に対し、トラストの資産の保管
        に関する責任を委託している。
  取引日      営業日をいう。

  日本における販売会社      サブ・ファンドの日本における販売会社としての地位を有する三菱UF

        Jモルガン・スタンレー証券株式会社をいう。
  公課・費用      信託証書に定義される公課・費用をいう。

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  適格投資家      非米国人またはEU非加盟国の者で、以下のいずれにも該当しない者を
        いう。すなわち、(ⅰ)適用ある法令に違反しない限り受益証券を取得で
        きず、または保有できない者、会社もしくは法主体、または(ⅱ)いずれ
        かのEU加盟国においてまたはいずれかのEU加盟国の法律に基づき創
        設され、創立され、または設立され、かつ/またはいずれかのEU加盟
        国に主たる事業所を有する会社、パートナーシップその他の法主体の保
        管人、名義人もしくは受託者である。
        疑義を避けるために付言すると、ケイマン諸島に居住し、または住所地
        を有する者(ケイマン諸島の免除会社もしくは通常の非居住会社または
        慈善信託もしくは慈善団体の目的を除く。)は、適格投資家とみなされ
        ない。
  EU加盟国      欧州連合の加盟国である、オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロ

        アチア、キプロス、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、
        フランス、ドイツ、ギリシャ      、ハンガリー、アイルランド、イタリア、
        ラトビア、リトアニア、ルクセンブルグ、マルタ、ポーランド、ポルト
        ガル、ルーマニア、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデ
        ン、オランダおよび英国、ならびに随時欧州連合に参加するその他の
        国々をいう。
  ユーロ      欧州連合の法定通貨であるユーロをいう。

  特別決議      すべてのサブ・ファンドの発行済受益証券の90%にあたる受益者による

        書面により可決される決議、または信託証書に規定された条項に従い正
        当に招集され、開催されたすべてのサブ・ファンドの受益者集会におい
        て、挙手により投票する受益者により投じられた票の4分の3以上を構
        成する多数により支持される決議か、もしくは投票が正当に要求された
        場合には当該投票において投じられた投票数の4分の3以上を構成する
        多数により可決される決議をいう。
  サブ・ファンドの会計年度      毎年1月1日に開始し12月31日に終了する期間をいう。ただし、最初の

        会計年度は、2010年11月19日から2011年12月31日までの期間とする。
  世界の投資適格債      投資適格の信用格付(BBB-格相当以上)を有する社債およびソブリ

        ン債をいい、日本国内で発行された債券および日本国外で発行される円
        建の債券を除く。
  被補償者      受託会社および受託会社により任命される一切の役員、取締役、従業

        員、代理人、使用人その他の者をいう。
  英文目論見書      募集に関連し随時発行される、ファンドの受益証券の英文目論見書およ

        び随時改訂または補足されるサブ・ファンドの受益証券の英文目論見書
        補遺をいう。
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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
  当初申込期間      ユーロ建  ユーロヘッジクラス以外のクラスについては、2010年11月15日
        から2010年11月17日までの期間、ユーロ建        ユーロヘッジクラスについて
        は、2012年10月15日から2012年10月17日までの期間、または管理会社が
        決定するその他の期間をいう。
  投資顧問会社      投資顧問会社としての地位を有する三菱UFJ国際投信株式会社をい

        う。
  投資顧問会社関係者      投資顧問会社の主要業務担当者および関連会社をいう。

  投資対象      信託証書に定義される投資対象をいう。

  円      日本の法定通貨である日本円をいう。

  管理会社      管理会社としての資格におけるルクセンブルク三菱UFJインベスターサー

        ビス銀行S.A.をいう。
  ミューチュアル・ファンド法      ケイマン諸島のミューチュアル・ファンド法(2020年改正)をいう。

  純資産価額      本書および信託証書に従い計算される、ファンドまたはサブ・ファンド

        (場合による。)の資産総額からファンドまたはサブ・ファンド(場合
        による。)の負債総額を控除した額をいう。
  1口当たり純資産価格      サブ・ファンドまたは受益証券の各クラスの純資産価額を当該時点にお

        ける当該サブ・ファンドまたはクラスの発行済受益証券口数で除した額
        をいう。
  NDFまたは      一種の外国為替先物取引であり、決済時に元本部分への受渡しを行わず

  直物為替先物取引      に、取引時に決定した取引レートと決済レートの差により計算された
        額、および元本により計算された額の受渡しを行う取引をいう。
  買戻価格      信託証書に従い算定される、受益証券が買い戻される価格をいう。

  証券業協会規則      日本証券業協会の外国証券の取引に関する規則をいう。

  米国証券法      1933年米国証券法をいう。

  指定時刻      ルクセンブルグ時間午後1時をいう。

  副管理会社      MUFGルクスマネジメントカンパニーS.A.または副管理会社およびファン

        ドのAIFMとして任命されるその他の者をいう。
  サブ・ファンド      コクサイ・ケイマン・トラストのサブ・ファンドである外貨建            世界投資

        適格債オープン・カレンシー・セレクションをいう。
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  サブ・ファンド決議      関連するサブ・ファンドの発行済受益証券の90%にあたる受益者による
        書面により可決される決議、または信託証書に規定された条項に従い正
        当に招集され、開催された関連するサブ・ファンドの受益者集会におい
        て、挙手により投票する当該サブ・ファンドの受益者により投じられた
        票の4分の3以上を構成する多数により支持される決議か、もしくは投
        票が正当に要求された場合には当該投票において投じられた投票数の4
        分の3以上を構成する多数により可決される決議をいう。
  買付申込書      受益証券の購入を希望する適格投資家により記入される様式をいう。

  発行価格      適用ある取引日における受益証券1口当たり純資産価格であるクラス受

        益証券の価格をいう。
  ファンド      コクサイ・ケイマン・トラストの名称で知られる、信託証書により設立

        されるオープンエンド型アンブレラ型免税ユニット・トラストをいう。
  受託会社      受託会社としての地位を有するブラウン・ブラザーズ・ハリマン・トラ

        スト・カンパニー(ケイマン)リミテッドをいう。
  信託証書      ファンドに関し受託会社および管理会社間で締結された2010年8月3日

        付信託証書(随時補足され、または変更される。)をいう。
  ファンド設立費用      ファンドの設立に関連する費用および経費をいう。

  原資産通貨      投資先ファンドの投資先資産を構成する総構成通貨をいう。

  投資先ファンド      ケイマン諸島のユニット・トラストであるコクサイ・トラストのサブ・

        ファンドである、ワールド・インベストメント・グレード・ボンド・
        ファンドのWIGBF米ドルヘッジクラス(F)をいう。
  受益者      サブ・ファンドの受益証券の保有者をいう。

  受益証券      サブ・ファンドに関して、その1個の不可分の持分をいい、文脈に応じ

        て、サブ・ファンドのクラスの1個の受益証券をいい、当該受益証券の
        端数を含む。
  米ドル      米国の法定通貨である米ドルをいう。

  評価日      取引日である毎営業日または管理会社が随時決定するその他の日をい

        う。
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                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
  別紙B
        レギュレーションSに定める米国人の定義
  (1)米国証券法のレギュレーションSに基づき、「米国人」とは以下のいずれかに該当する者をいう。

  (ⅰ)米国に居住する自然人
  (ⅱ)米国の法律に基づいて組織または設立されたパートナーシップまたは会社
  (ⅲ)執行人または管財人が米国人である財団
  (ⅳ)受託者が米国人である信託
  (ⅴ)米国外の法主体の米国に所在する代理機関または支店
  (ⅵ)米国人のためまたは米国人の勘定でディーラーまたはその他の受託者により保有される非一任運用口
  座または類似の口座(財団または信託を除く。)
  (ⅶ)米国で組織もしくは設立された、または(自然人の場合)米国に居住する、ディーラーまたはその他
  の受託者により保有される一任運用口座または類似の口座(財団または信託を除く。)
  (ⅷ)以下に該当するパートナーシップまたは法人
  (a)米国以外の法域の法律に基づき組織または設立され、かつ
  (b)米国証券法に基づき登録されていない証券への投資を主たる目的として米国人により設立された
   パートナーシップまたは法人。ただし、自然人、財団または信託ではない認可投資家(米国証券法に
   基づくルール501(a)に定義される。)により組織または設立され、これにより所有されている場合を
   除く。
  (2)前記(1)にかかわらず、米国で組織もしくは設立された、または(自然人の場合)米国に居住する、
  ディーラーまたはその他の専門的受託者により、非米国人のためまたは非米国人の勘定で保有される一任
  運用口座または類似の口座(財団または信託を除く。)は、「米国人」とはみなされない。
  (3)前記(1)にかかわらず、執行人または管財人を務める専門的受託者が米国人である財団は、以下のすべて
  に該当する場合には米国人とはみなされない。
  (ⅰ)米国人ではない財団の執行人または管財人が、財団の資産について単独または共同の投資裁量権を有
  しており、かつ
  (ⅱ)財団が米国以外の法域の法律に準拠する場合。
  (4)前記(1)にかかわらず、受託者を務める専門的受託者が米国人である信託は、米国人ではない受託者が信
  託財産について単独または共同の投資裁量権を有しており、かつ信託の受益者(および信託が取消可能な
  場合の信託委託者)が米国人ではない場合には、米国人とはみなされない。
  (5)前記(1)にかかわらず、米国以外の国の法律ならびに当該国の慣習的実務および文書記録に従って設定さ
  れ管理されている従業員福利制度は、米国人とはみなされない。
  (6)前記(1)にかかわらず、米国人の米国外に所在する代理機関または支店は、以下のすべてに該当する場合
  には「米国人」とはみなされない。
  (ⅰ)代理機関または支店が有効な事業上の理由により運営されており、かつ
  (ⅱ)代理機関または支店が保険または銀行業務に従事しており、かつその所在する法域において実質的に
  保険または銀行業に関する規制をそれぞれ受けている場合。
  (7)国際通貨基金、国際復興開発銀行、米州開発銀行、アジア開発銀行、アフリカ開発銀行、国際連合およ
  びそれらの機関、関係者ならびに年金プラン、ならびにその他類似の国際組織、その機関、関係者ならび
  に年金プランは、「米国人」とはみなされない。
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             ルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.(E30992)
                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
          独立監査人の報告書
  外貨建 世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクションの受託会社としてのブラウン・ブラザー

  ズ・ハリマン・トラスト・カンパニー(ケイマン)リミテッド御中
   我々は、コクサイ・ケイマン・トラストのサブ・ファンドである、外貨建               世界投資適格債オープ

  ン・カレンシー・セレクション(以下「サブ・ファンド」という。)の2018年12月31日現在の投資有価
  証券明細表を含む資産負債計算書ならびに同日に終了した年度の損益計算書および純資産変動計算書な
  らびに財務ハイライトについて監査を実施した。これらの財務書類および財務ハイライトを以下、総称
  して「財務書類」という。
  財務書類に対する経営陣の責任

   経営陣は、アメリカ合衆国において一般に公正と認められる会計原則に準拠して、本財務書類を作成
  し適正に表示する責任を負う。かかる責任には、不正によるか誤謬によるかを問わず、重大な虚偽記載
  のない財務書類の作成および適正表示に関する内部統制の立案、実施および維持することが含まれる。
  監査人の責任

   我々は、我々の監査に基づいて、本財務書類に対し意見を表明することについて責任を負う。我々
  は、アメリカ合衆国において一般に公正妥当と認められた監査基準に準拠してこれらの財務書類の監査
  を行った。これらの基準は、財務書類に重要な虚偽記載がないことの合理的な確証を得るために我々が
  監査を計画し実施することを要求している。
   監査は、財務書類中の金額および開示事項を裏付ける監査証拠を入手するための手続の実施を含んで

  いる。当該手続は、不正または誤謬による財務書類における重大な虚偽記載のリスク評価を含む我々の
  判断によって選定される。我々は当該リスク評価を行うにあたって、ファンドの財務書類の作成および
  公正な表示に関連する内部統制について検討する。これは、状況に適した監査手続を設計するためで
  あって、ファンドの内部統制の有効性に意見を表明するためではない。したがって、我々はかかる意見
  を表明しない。監査はまた、経営陣により採用された会計方針の適正性および会計見積りの合理性の評
  価とともに、財務書類の全体的な表示に関する評価も含んでいる。我々は、我々が入手した監査証拠
  は、我々の監査意見表明のための基礎を提供するに十分かつ適切であると確信している。
  意見

   我々は、上記財務書類が、外貨建       世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクションの2018年12
  月31日現在の財政状態ならびに同日に終了した年度の運用成績、純資産変動および財務ハイライトを、
  アメリカ合衆国において一般に公正と認められる会計原則に準拠して、すべての重要な事項について適
  正に表示しているものと認める。
  プライスウォーターハウスクーパース

  2019年6月6日
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             ルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.(E30992)
                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
  Report of Independent   Auditors
  To Brown Brothers  Harriman  Trust Company  (Cayman)  Limited  solely in its capacity  as trustee  of

  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  We have audited  the accompanying   financial  statements  of Gaikadate  World Investment  Grade Bond

  Open Currency  Selection  (the "Fund"),  asub-trust  of Kokusai  Cayman Trust, which comprise  the
  statement  of assets and liabilities,   including  the schedule  of investments,   as of December  31,
  2018, and the related  statements  of operations  and of changes  in net assets and   the financial
  highlights  for the year then ended. These financial  statements  and financial  highlights  are
  hereafter  collectively   referred  to as "financial  statements".
  Management's   Responsibility   for the Financial  Statements

  Management  is responsible   for the preparation   and fair presentation   of the financial  statements  in

  accordance  with accounting  principles  generally  accepted  in the United States of America;  this
  includes  the design,  implementation,   and maintenance   of internal  control  relevant  to the
  preparation   and fair presentation   of financial  statements  that are free from material
  misstatement,   whether  due to fraud or error.
  Auditors'  Responsibility

  Our responsibility   is to express  an opinion  on the financial  statements  based on our audit. We

  conducted  our audit in accordance  with auditing  standards  generally  accepted  in the United States
  of America.  Those standards  require  that we plan and perform  the audit to obtain reasonable
  assurance  about whether  the financial  statements  are free from material  misstatement.
  An audit involves  performing  procedures  to obtain audit evidence  about the amounts  and disclosures

  in the financial  statements.   The procedures  selected  depend on our judgment,  including  the
  assessment  of the risks of material  misstatement   of the financial  statements,   whether  due to fraud
  or error. In making those risk assessments,   we consider  internal  control  relevant  to the Fund's
  preparation   and fair presentation   of the financial  statements  in order to design audit procedures
  that are appropriate   in the circumstances,   but not for the purpose  of expressing  an opinion  on the
  effectiveness   of the Fund's internal  control.  Accordingly,   we express  no such opinion.  An audit
  also includes  evaluating  the appropriateness   of accounting  policies  used and the reasonableness   of
  significant   accounting  estimates  made by management,   as well as evaluating  the overall
  presentation   of the financial  statements.   We believe  that the audit evidence  we have obtained  is
  sufficient  and appropriate   to provide  abasis for our audit opinion.
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             ルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.(E30992)
                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
  Opinion
  In our opinion,  the financial  statements  referred  to above present  fairly,  in all material

  respects,  the financial  position  of Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection,
  as of December  31, 2018, and the results  of its operations,   changes  in its net assets and the
  financial  highlights  for the year then ended in accordance  with accounting  principles  generally
  accepted  in the United States of America.
  PricewaterhouseCoopers

  June 6, 2019
  (注)上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は管理会社が別

   途保管している。
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          独立監査人の報告書
  外貨建 世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクションの受託会社としてのブラウン・ブラザー

  ズ・ハリマン・トラスト・カンパニー(ケイマン)リミテッド御中
   我々は、コクサイ・ケイマン・トラストのサブ・ファンドである、外貨建               世界投資適格債オープ

  ン・カレンシー・セレクション(以下「サブ・ファンド」という。)の2019年12月31日現在の投資有価
  証券明細表を含む資産負債計算書ならびに同日に終了した年度の損益計算書および純資産変動計算書な
  らびに財務ハイライトについて監査を実施した。これらの財務書類および財務ハイライトを以下、総称
  して「財務書類」という。
  財務書類に対する経営陣の責任

   経営陣は、アメリカ合衆国において一般に公正と認められる会計原則に準拠して、本財務書類を作成
  し適正に表示する責任を負う。かかる責任には、不正によるか誤謬によるかを問わず、重大な虚偽記載
  のない財務書類の作成および適正表示に関する内部統制の立案、実施および維持することが含まれる。
  監査人の責任

   我々は、我々の監査に基づいて、本財務書類に対し意見を表明することについて責任を負う。我々
  は、アメリカ合衆国において一般に公正妥当と認められた監査基準に準拠してこれらの財務書類の監査
  を行った。これらの基準は、財務書類に重要な虚偽記載がないことの合理的な確証を得るために我々が
  監査を計画し実施することを要求している。
   監査は、財務書類中の金額および開示事項を裏付ける監査証拠を入手するための手続の実施を含んで

  いる。当該手続は、不正または誤謬による財務書類における重大な虚偽記載のリスク評価を含む我々の
  判断によって選定される。我々は当該リスク評価を行うにあたって、ファンドの財務書類の作成および
  公正な表示に関連する内部統制について検討する。これは、状況に適した監査手続を設計するためで
  あって、ファンドの内部統制の有効性に意見を表明するためではない。したがって、我々はかかる意見
  を表明しない。監査はまた、経営陣により採用された会計方針の適正性および会計見積りの合理性の評
  価とともに、財務書類の全体的な表示に関する評価も含んでいる。我々は、我々が入手した監査証拠
  は、我々の監査意見表明のための基礎を提供するに十分かつ適切であると確信している。
  意見

   我々は、上記財務書類が、外貨建       世界投資適格債オープン・カレンシー・セレクションの2019年12
  月31日現在の財政状態ならびに同日に終了した年度の運用成績、純資産変動および財務ハイライトを、
  アメリカ合衆国において一般に公正と認められる会計原則に準拠して、すべての重要な事項について適
  正に表示しているものと認める。
  プライスウォーターハウスクーパース

  2020年4月24日
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  Report of Independent   Auditors
  To Brown Brothers  Harriman  Trust Company  (Cayman)  Limited  solely in its capacity  as trustee  of

  Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection
  We have audited  the accompanying   financial  statements  of Gaikadate  World Investment  Grade Bond

  Open Currency  Selection  (the "Fund"),  asub-trust  of Kokusai  Cayman Trust, which comprise  the
  statement  of assets and liabilities,   including  the schedule  of investments,   as of December  31,
  2019, and the related  statements  of operations  and of changes  in net assets and   the financial
  highlights  for the year then ended. These financial  statements  and financial  highlights  are
  hereafter  collectively   referred  to as "financial  statements".
  Management's   Responsibility   for the Financial  Statements

  Management  is responsible   for the preparation   and fair presentation   of the financial  statements  in

  accordance  with accounting  principles  generally  accepted  in the United States of America;  this
  includes  the design,  implementation,   and maintenance   of internal  control  relevant  to the
  preparation   and fair presentation   of financial  statements  that are free from material
  misstatement,   whether  due to fraud or error.
  Auditors'  Responsibility

  Our responsibility   is to express  an opinion  on the financial  statements  based on our audit. We

  conducted  our audit in accordance  with auditing  standards  generally  accepted  in the United States
  of America.  Those standards  require  that we plan and perform  the audit to obtain reasonable
  assurance  about whether  the financial  statements  are free from material  misstatement.
  An audit involves  performing  procedures  to obtain audit evidence  about the amounts  and disclosures

  in the financial  statements.   The procedures  selected  depend on our judgment,  including  the
  assessment  of the risks of material  misstatement   of the financial  statements,   whether  due to fraud
  or error. In making those risk assessments,   we consider  internal  control  relevant  to the Fund's
  preparation   and fair presentation   of the financial  statements  in order to design audit procedures
  that are appropriate   in the circumstances,   but not for the purpose  of expressing  an opinion  on the
  effectiveness   of the Fund's internal  control.  Accordingly,   we express  no such opinion.  An audit
  also includes  evaluating  the appropriateness   of accounting  policies  used and the reasonableness   of
  significant   accounting  estimates  made by management,   as well as evaluating  the overall
  presentation   of the financial  statements.   We believe  that the audit evidence  we have obtained  is
  sufficient  and appropriate   to provide  abasis for our audit opinion.
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             ルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.(E30992)
                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
  Opinion
  In our opinion,  the financial  statements  referred  to above present  fairly,  in all material

  respects,  the financial  position  of Gaikadate  World Investment  Grade Bond Open Currency  Selection,
  as of December  31, 2019, and the results  of its operations,   changes  in its net assets and the
  financial  highlights  for the year then ended in accordance  with accounting  principles  generally
  accepted  in the United States of America.
  PricewaterhouseCoopers

  April 24, 2020
  (注)上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は管理会社が別

   途保管している。
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             ルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.(E30992)
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  ルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.
  取締役会各位
         承認された監査人の報告書

  財務書類の監査に関する報告

  意見

   我々は、2018年12月31日現在の貸借対照表、同日に終了した年度の損益計算書および財務書類に対す
  る注記(重要な会計方針の要約を含む。)から構成されるルクセンブルク三菱UFJインベスターサービ
  ス銀行S.A.(以下「本銀行」という。)の財務書類について監査を行った。
   我々の意見では、本財務書類は、財務書類の作成および表示に関するルクセンブルグにおける法律お
  よび規制の要件に従い、本銀行の2018年12月31日現在の財務状態および同日に終了した年度の営業成績
  を、すべての重要な点において公正に表示しているものと認める。
  意見の基礎

   我々は、EU規則第537/2014号、2016年7月23日法および金融監督委員会(以下「CSSF」という。)に
  よってルクセンブルグに適用された国際監査基準(以下「ISA」という。)に準拠して監査を実施し
  た。当該規則、法および基準に基づく我々の責任は、当報告書の「財務書類の監査に対する承認された
  監査人の責任」で詳述する。また、我々は、CSSFによってルクセンブルグに適用された国際会計士倫理
  基準審議会の職業会計士の倫理規程(IESBA規程)および我々による本財務書類の監査に関連する倫理
  上の義務に従って本銀行から独立しており、当該倫理上の義務に基づくその他の倫理上の責任を果たし
  た。我々は、我々が入手した監査証拠は、我々の意見の基礎を提供するために十分かつ適切なものであ
  ると確信している。
  監査上の主要な事項

  監査上の主要な事項とは、我々の専門的判断において、当期の財務書類の監査上最も重要であった事
  項をいう。我々は、これらの事項について、財務書類全体に対する監査の観点から、財務書類に対する
  監査意見の形成にあたり検討しており、これらの事項に関して個別の意見を提供しない。
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  収益認識―未収手数料

  監査上最も重要な事項の一つであると判断した            監査における対応方法
      理由
   我々は、財務書類のうち、「重要な会計方針          我々は、未収手数料認識プロセスを理解した
  の要約―注記2.14 収益認識」および「注記          上で、当該プロセスにおける主要な統制につい
  21 未収手数料」について言及する。          て検討した。人の手による未収手数料の処理に
   2018年12月31日現在の未収手数料は         関連する不備が判明したため、我々は統制信頼
  115,660,720米ドルであった。未収手数料は、          性アプローチを用いず、詳細テストと分析的実
  主にファンド管理事務、信託業務およびグロー          証手続の組み合わせで構成される監査実証手続
  バルカストディ業務から生じている。          に基づいて確証を得た。
   原投資対象、合意された条件および提供され          我々は、手数料収入の種類ごとの合計額につ
  る業務によって適用される基準およびレートが          いて予測を策定し、当該予測額を本銀行により
  異なる。          計上された金額と比較した。
   本銀行の未収手数料認識プロセスは、人の手          異なる種類の手数料の実例として、
  による重大な介入を伴う。          ・我々は、手数料について別途再計算を行うこ
   したがって、未収手数料の計算は、関連する          とにより未収手数料をテストした。これに
  金額が大きく、かつ未収手数料の計算に関し複          は、外部証拠に対する基礎的根拠の修正も含
  雑性および運用上のリスクが存在することか          まれた。
  ら、監査上の主要な事項とみなされる。          ・我々は、爾後の支払に対する手数料の受領を
            承認した。
  その他の情報

   取締役会は、その他の情報について責任を負う。その他の情報は、経営者報告書に記載される情報
  から構成されるが、財務書類およびそれに対する承認された監査人の報告書を含まない。
   財務書類に対する我々の意見は、その他の情報を対象としておらず、我々は、その他の情報に対し
  ていかなる形式の結論の保証も表明しない。
   財務書類の監査に関して、我々の責任は、その他の情報を精読し、その過程において、その他の情
  報に、財務書類もしくは我々が監査で入手した知識と重大な不一致があるか、または重大な虚偽記載
  があると思われるかについて検討することである。我々が実施した作業に基づき、その他の情報に重
  大な虚偽記載があるという結論に達した場合、我々はかかる事実を報告する必要がある。この点に関
  し、我々が報告すべき事実はない。
  財務書類に対する取締役会およびガバナンス担当者の責任

   取締役会は、財務書類の作成および表示に関するルクセンブルグにおける法律および規制の要件に
  従い本財務書類を作成することおよび公正に表示すること、ならびに不正によるか誤謬によるかを問
  わず、重大な虚偽記載のない財務書類を作成するために必要であると取締役会が判断する内部統制に
  ついて責任を負う。
   財務書類の作成において、取締役会は、継続企業としての本銀行の存続能力の評価、継続企業に関
  連する事項の開示(該当する場合)および継続企業の前提による会計処理の実施について責任を負
  う。ただし、取締役会が本銀行を清算しもしくはその業務を停止する意向を有する場合、またはそう
  するより他に現実的な代替方法がない場合を除く。
   ガバナンス担当者は、本銀行の財務報告プロセスの監督について責任を負う。
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             ルクセンブルク三菱UFJインベスターサービス銀行S.A.(E30992)
                  有価証券報告書(外国投資信託受益証券)
  財務書類の監査に対する承認された監査人の責任
  我々の監査の目的は、不正によるか誤謬によるかを問わず、全体として財務書類に重要な虚偽記載
  がないかどうかについての合理的な確証を得て、我々の意見を含む承認された監査人の報告書を発行
  することにある。合理的な確証は、高い水準の確証であるが、EU規則第537/2014号、2016年7月23日
  法およびCSSFによってルクセンブルグに適用されたISAに準拠して行われた監査が、存在するすべての
  重要な虚偽記載を常に発見することを確約するものではない。虚偽記載は、不正または誤謬から発生
  する可能性があり、個別にまたは全体として、本財務書類に基づく利用者の経済的意思決定に影響を
  与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
   EU規則第537/2014号、2016年7月23日法およびCSSFによってルクセンブルグに適用されたISAに準拠
  した監査の一環として、我々は、監査を通じて職業的専門家としての判断を行使し、職業的専門家と
  しての懐疑心を保持する。我々は、以下の事項も実施する。
  -不正によるか誤謬によるかを問わず、財務書類上の重要な虚偽記載のリスクを識別、評
  価し、当該リスクに対応した監査手続を立案、実施し、我々の意見の基礎となるに十分か
  つ適切な監査証拠を入手する。不正による重要な虚偽記載を発見できないリスクは、誤謬
  による当該リスクよりも高くなる。これは、不正には、共謀、文書の偽造、意図的な除外、虚
  偽の言明または内部統制の無効化が伴うことがあるためである。
  -状況に照らして適切である監査手続を策定するため、監査に関する内部統制を理解す
  る。ただし、これは本銀行の内部統制の有効性について意見を表明するために行うもので
  はない。
  -取締役会が採用した会計原則の適切性および取締役会が行った会計上の見積りおよび
  関連する開示の合理性について評価する。
  -取締役会が継続企業の前提による会計処理を実施したことの適切性について、また、入
  手した監査証拠に基づき、本銀行の継続企業としての存続能力に重要な疑義を生じさせ
  るような事由または状況に関して重要な不確実性が存在するか否かについて結論を下
  す。我々は、重要な不確実性が存在するとの結論に至った場合、承認された監査人の報告
  書において、財務書類の関連する開示を参照するよう促すか、または当該開示が不十分な
  場合には、我々の意見を修正する必要がある。我々の結論は、承認された監査人の報告書
  の日付までに入手した監査証拠に基づいている。しかし、将来の事由または状況により、
  本銀行が継続企業として存続しなくなる可能性がある。
  -財務書類の全体的な表示、構成および内容(開示を含む。)ならびに財務書類が基礎と
  なる取引および事由を適正に表示しているかを評価する。
  我々は、ガバナンス担当者と、特に、計画した監査の範囲およびその実施時期ならびに監査上の重
  要な発見事項(監査の過程で我々が発見した内部統制の重要な不備を含む。)に関して協議する。
  また、我々はガバナンス担当者に対し、独立性に関する関連する倫理上の義務を遵守している旨を
  書面で伝え、我々の独立性および(該当する場合)関連する予防手段に影響を与えると合理的に考え
  られるすべての関係およびその他の事項を伝達する。
  我々は、ガバナンス担当者に伝達した事項のうち、当期の財務書類の監査上最も重要であった事
  項、すなわち監査上の主要な事項を決定する。我々は、法律または規則により当該事項の公表が認め
  られない場合を除き、当該事項を当報告書に記載する。
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  その他の法律および規制の要件に関する報告
   我々は、2018年3月9日に取締役会によって、承認された監査人に任命され、これまでの更新および

  再任を含む我々の連続する監査契約期間は44年間である。
   経営者報告書は、本財務書類と整合しており、法的要件に従い作成されたものである。
   我々は、監査業に関するEU規則第537/2014号で言及される禁止対象の非監査業務を提供しておらず、
  監査を行う上で我々が引き続き本銀行から独立していることを確認する。
  デロイト・オーディット、承認された監査法人

  〔署名〕

  マルティン・フローネ、承認された監査人
  パートナー
  2019年3月8日

  次へ

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  To the Board of Directors  of
  MITSUBISHI  UFJ INVESTOR  SERVICES  &BANKING  (LUXEMBOURG)   S.A.
  287-289,  Route d'Arlon
  L-1150  Luxembourg
       REPORT  OF THE REVISEUR  D'ENTREPRISES   AGREE

  Report  on the Audit of the annual  accounts

  Opinion

  We have audited  the annual  accounts  of MITSUBISHI  UFJ INVESTOR  SERVICES  &BANKING

  (LUXEMBOURG)   S.A. (the“Bank”),   which comprise  the balance  sheet as at December  31, 2018,
  and the profit  and loss account  for the year then ended,  and notes to the annual  accounts,
  including  asummary  of significant   accounting  policies.
  In our opinion,  the accompanying   annual  accounts  present  fairly,  in all material  respects,

  the financial  position  of the Bank as at December  31, 2018 and the results  of its operations
  for the year then ended in accordance  with Luxembourg  legal and regulatory  requirements
  relating  to the preparation   and presentation   of the annual  accounts.
  Basis for Opinion

  We conducted  our audit in accordance  with the EU Regulation  No 537/2014,  the Law of July 23,

  2016 and with International   Standards  on Auditing  (ISAs)  as adopted  for Luxembourg  by the
  Commission  de Surveillance   du Secteur  Financier  (CSSF).  Our responsibilities    under those
  Regulation,   Law and standards  are further  described  in the“Responsibilities     of the Réviseur
  d'Entreprises   Agréé for the Audit of the annual  accounts”section    of our report.  We are also
  independent   of the Bank in accordance  with the International   Ethics  Standards  Board for
  Accountants'   Code of Ethics  for Professional   Accountants   (IESBA  Code) as adopted  for
  Luxembourg  by the CSSF together  with the ethical  requirements   that are relevant  to our audit
  of the annual  accounts,  and have fulfilled  our other ethical  responsibilities    under those
  ethical  requirements.   We believe  that the audit evidence  we have obtained  is sufficient  and
  appropriate   to provide  abasis for our opinion.
  Key Audit Matters

  Key audit matters  are those matters  that, in our professional   judgment,  were of most

  significance   in our audit of the annual  accounts  of the current  period.  These matters  were
  addressed  in the context  of the audit of the annual  accounts  as awhole,  and in forming  our
  opinion  thereon,  and we do not provide  aseparate  opinion  on these matters.
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  Revenues  recognition   — Commission  receivable

  Why the matter was considered  to be one of most

            How the matter was addressed  in the audit
  significant   in the audit
  We refer to Summary  of significant   accounting   We obtained  an understanding   of the commission

  policies  -Note 2.14 -Revenue  Recognition   and receivable  recognition   process,  and we
  Note 21 on Commission  Receivable  of the annual  reviewed  key controls  in the process.  Due to
  accounts.          deficiencies   identified  related  to the manual
            processing  of commission  receivable,   we did
  Commission  receivable  amounted  to USD
            not use acontrol  reliance  approach  and our
  115,660,720   as of December  31, 2018.
            assurance  was obtained  based on substantive
  Commission  receivable  mainly derives  from
            audit procedures,   consisting  of acombination
  fund administration,   fiduciary  and global
            of tests of details  and substantive   analytical
  custody  operations.
            procedures.
  Different  underlying  bases and rates are

            We developed  expectations   for the aggregate
  applicable  depending  on the underlying
            amounts  per type of commission  income and we
  investments,   agreed terms and services
            compared  the expectations   to the amounts
  provided.
            recorded  by the Bank.
  The process  of commission  receivable

            For asample of the different  types of
  recognition   for the Bank includes  significant
            commissions:
  manual interventions.
            ・we tested  commission  receivable  by
            performing  independent   recalculation   of
  Accordingly,   the calculation   of commission
            the commissions.   This also included  the
  receivable  are considered  to be akey audit
            reconciliation   of the underlying  basis to
  matter due to the significance   of the amounts
            external  evidence;
  involved,  combined  with the complexity  and
            ・we agreed  the receipt  of the commissions
  operational   risk associated  with determining
            to subsequent  payments.
  the calculation   of the commission  receivable.
  Other information

  The Board of Directors  is responsible   for the other information.   The other information

  comprises  the information   stated  in the management  report  but does not include  the annual
  accounts  and our report  of the Réviseur  d'Entreprises   Agréé thereon.
  Our opinion  on the annual  accounts  does not cover the other information   and we do not

  express  any form of assurance  conclusion  thereon.
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  In connection  with our audit of the annual  accounts,  our responsibility   is to read the other
  information   and, in doing so, consider  whether  the other information   is materially
  inconsistent   with the annual  accounts  or our knowledge  obtained  in the audit or otherwise
  appears  to be materially  misstated.  If, based on the work we have performed,  we conclude
  that there is amaterial  misstatement   of this other information,   we are required  to report
  this fact. We have nothing  to report  in this regard.
  Responsibilities    of the Board of Directors  and Those Charged  with Governance  for the annual

  accounts
  The Board of Directors  is responsible   for the preparation   and fair presentation   of the

  annual  accounts  in accordance  with Luxembourg  legal and regulatory  requirements   relating  to
  the preparation   and presentation   of the annual  accounts,  and for such internal  control  as
  the Board of Directors  determines  is necessary  to enable  the preparation   of annual  accounts
  that are free from material  misstatement,   whether  due to fraud or error.
  In preparing  the annual  accounts,  the Board of Directors  is responsible   for assessing  the
  Bank's  ability  to continue  as agoing concern,  disclosing,   as applicable,   matters  related  to
  going concern  and using the going concern  basis of accounting  unless  the Board of Directors
  either  intends  to liquidate  the Bank or to cease operations,   or has no realistic  alternative
  but to do so.
  Those charged  with governance  are responsible   for overseeing  the Bank's  financial  reporting
  process.
  Responsibilities    of the Réviseur  d'Entreprises   Agréé for the Audit of the annual  accounts

  The objectives  of our audit are to obtain  reasonable  assurance  about whether  the annual

  accounts  as awhole are free from material  misstatement,   whether  due to fraud or error,  and
  to issue areport  of the Réviseur  d'Entreprises   Agréé that includes  our opinion.  Reasonable
  assurance  is ahigh level of assurance,  but is not aguarantee  that an audit conducted  in
  accordance  with the EU Regulation  No 537/2014,  the Law of July 23, 2016 and with ISAs as
  adopted  for Luxembourg  by the CSSF will always  detect  amaterial  misstatement   when it
  exists.  Misstatements   can arise from fraud or error and are considered  material  if,
  individually   or in the aggregate,  they could reasonably  be expected  to influence  the
  economic  decisions  of users taken on the basis of these annual  accounts.
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  As part of an audit in accordance  with the EU Regulation  No 537/2014,  the Law of July 23,
  2016 and with ISAs as adopted  for Luxembourg  by the CSSF, we exercise  professional   judgment
  and maintain  professional   skepticism  throughout  the audit.  We also:
  ・Identify  and assess  the risks of material  misstatement   of the annual  accounts,  whether  due
  to fraud or error,  design  and perform  audit procedures  responsive  to those risks,  and
  obtain  audit evidence  that is sufficient  and appropriate   to provide  abasis for our
  opinion.  The risk of not detecting  amaterial  misstatement   resulting  from fraud is higher
  than for one resulting  from error,  as fraud may involve  collusion,  forgery,  intentional
  omissions,  misrepresentations,    or the override  of internal  control.
  ・Obtain  an understanding   of internal  control  relevant  to the audit in order to design  audit
  procedures  that are appropriate   in the circumstances,   but not for the purpose  of
  expressing  an opinion  on the effectiveness   of the Bank's  internal  control.
  ・Evaluate  the appropriateness    of accounting  policies  used and the reasonableness   of
  accounting  estimates  and related  disclosures   made by the Board of Directors.
  ・Conclude  on the appropriateness    of the Board of Directors'  use of the going concern  basis
  of accounting  and, based on the audit evidence  obtained,  whether  amaterial  uncertainty
  exists  related  to events  or conditions  that may cast significant   doubt on the Bank's
  ability  to continue  as agoing concern.  If we conclude  that amaterial  uncertainty   exists,
  we are required  to draw attention  in our report  of the Réviseur  d'Entreprises   Agréé to the
  related  disclosures   in the annual  accounts  or, if such disclosures   are inadequate,   to
  modify  our opinion.  Our conclusions   are based on the audit evidence  obtained  up to the
  date of our report  of the Réviseur  d'Entreprises   Agréé.  However,  future  events  or
  conditions  may cause the Bank to cease to continue  as agoing concern.
  ・Evaluate  the overall  presentation,   structure  and content  of the annual  accounts,  including
  the disclosures,   and whether  the annual  accounts  represent  the underlying  transactions   and
  events  in amanner  that achieves  fair presentation.
  We communicate   with those charged  with governance  regarding,  among other matters,  the

  planned  scope and timing  of the audit and significant   audit findings,  including  any
  significant   deficiencies   in internal  control  that we identify  during  our audit.
  We also provide  those charged  with governance  with astatement  that we have complied  with

  relevant  ethical  requirements   regarding  independence,   and to communicate   with them all
  relationships   and other matters  that may reasonably  be thought  to bear on our independence,
  and where applicable,   related  safeguards.
  From the matters  communicated   with those charged  with governance,   we determine  those matters

  that were of most significance   in the audit of the annual  accounts  of the current  period  and
  are therefore  the key audit matters.  We describe  these matters  in our report  unless  law or
  regulation  precludes  public  disclosure  about the matter.
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  Report  on Other Legal and Regulatory  Requirements
  We have been appointed  as Réviseur  d'Entreprises   Agréé by the Board of Directors  on March 9,

  2018 and the duration  of our uninterrupted   engagement,   including  previous  renewals  and
  reappointments,    is 44 years.
  The management  report  is consistent  with the annual  accounts  and has been prepared  in

  accordance  with legal requirements.
  We confirm  that the prohibited  non-audit  services  referred  to in the EU Regulation  No

  537/2014,  on the audit profession  were not provided  and that we remain  independent   of the
  Bank in conducting  the audit.
  For Deloitte  Audit,  Cabinet  de Révision  Agréé

  Martin  Flaunet,  Réviseur  d'Entreprises   Agréé

  Partner
  March 8, 2019

  (注)上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は管理会社が別

   途保管している。
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2024年4月16日

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2023年2月15日

2023年1月より一部報告書の通知、表示が旧社名で通知、表示される現象が発生しておりました。対応を行い現在は解消しております。

2023年2月15日

メール通知設定可能件数を15件から25件に変更しました。

2023年1月7日

2023年分の情報が更新されない問題、解消しました。

2023年1月6日

2023年分より情報が更新されない状態となっております。原因調査中です。

2022年4月25日

社名の変更履歴が表示されるようになりました

2020年12月21日

新規上場の通知機能を追加しました。Myページにて通知の設定が行えます。

2020年9月22日

企業・投資家の個別ページに掲載情報を追加しました。また、併せて細かい改修を行いました。

2019年3月22日

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2017年10月31日

キーワードに関する報告書の検出処理を改善いたしました。これまで表示されていなかった一部の報告書にも「増加」「減少」が表示されるようになっりました。

2017年2月12日

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2017年1月23日

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