株式会社グリムス 有価証券報告書 第15期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

提出書類 有価証券報告書-第15期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
提出日
提出者 株式会社グリムス
カテゴリ 有価証券報告書

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                    株式会社グリムス(E22547)
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  【表紙】
  【提出書類】       有価証券報告書

  【根拠条文】       金融商品取引法第24条第1項
  【提出先】       関東財務局長
  【提出日】       2020年6月26日
  【事業年度】       第15期(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
  【会社名】       株式会社グリムス
  【英訳名】       gremz,Inc.
  【代表者の役職氏名】       代表取締役社長  田中 政臣
  【本店の所在の場所】       東京都品川区東品川二丁目2番4号 天王洲ファーストタワー19階
  【電話番号】       (03)5769-3500
  【事務連絡者氏名】       経営企画部部長  阿部 嘉雄
  【最寄りの連絡場所】       東京都品川区東品川二丁目2番4号 天王洲ファーストタワー19階
  【電話番号】       (03)5769-3500
  【事務連絡者氏名】       経営企画部部長  阿部 嘉雄
  【縦覧に供する場所】       株式会社東京証券取引所
         (東京都中央区日本橋兜町2番1号)
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  第一部【企業情報】
  第1【企業の概況】
  1【主要な経営指標等の推移】
  (1) 連結経営指標等
     回次    第11期   第12期   第13期   第14期   第15期
    決算年月    2016年3月   2017年3月   2018年3月   2019年3月   2020年3月

       (千円)  6,739,006   7,109,786   8,980,084   12,137,963   15,489,683

  売上高
       (千円)  606,455   802,639  1,100,618   1,448,524   2,168,282

  経常利益
  親会社株主に帰属する
       (千円)  399,616   505,915   703,303  1,001,961   1,483,572
  当期純利益
       (千円)  399,616   505,915   703,303  1,001,961   1,482,240
  包括利益
       (千円)  2,458,182   2,931,644   3,479,893   3,843,380   5,133,428

  純資産額
       (千円)  4,834,223   5,363,126   6,243,207   6,926,826   8,638,395

  総資産額
       (円)  639.92   502.32   298.39   340.28   454.66

  1株当たり純資産額
       (円)  104.65   87.71   60.49   86.79   131.49

  1株当たり当期純利益金額
  潜在株式調整後
       (円)  103.81   87.29   60.29   85.74   129.65
  1株当たり当期純利益金額
       (%)   50.9   54.4   55.6   55.4   59.4
  自己資本比率
       (%)   17.5   18.8   22.0   27.4   33.1

  自己資本利益率
       (倍)   9.74   10.74   21.23   19.38   15.21

  株価収益率
  営業活動による
       (千円)  820,462   769,468   830,574   852,444  1,600,791
  キャッシュ・フロー
  投資活動による
       (千円)  △236,387  △473,172   △63,285  △113,179  △660,969
  キャッシュ・フロー
  財務活動による
       (千円)  265,770   64,484  △390,901  △744,140  △254,074
  キャッシュ・フロー
  現金及び現金同等物の
       (千円)  2,758,071   3,118,852   3,495,239   3,490,363   4,176,111
  期末残高
       (名)   257   268   280   347   346

  従業員数
  (注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。

   2.従業員数は、就業人員数を表示しております。
   3.2017年10月1日付で普通株式1株につき1.5株の割合で株式分割を行っております。これに伴い、第12期の期
    首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり         純資産額、  1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後
    1株当たり当期純利益金額を算定しております。
   4. 2018年8月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。これに伴い、第13期の期首
    に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1
    株当たり当期純利益金額を算定しております。
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  (2) 提出会社の経営指標等
     回次    第11期   第12期   第13期   第14期   第15期
    決算年月    2016年3月   2017年3月   2018年3月   2019年3月   2020年3月

       (千円)  514,069   683,274   677,152  1,033,893   1,388,960

  売上高
       (千円)  129,404   267,666   229,319   404,641   739,427

  経常利益
       (千円)  116,011   244,123   175,848   387,923   598,473

  当期純利益
       (千円)  599,249   599,249   599,249   599,249   599,249

  資本金
        (株)  3,881,800   3,881,800   5,822,700   11,645,400   11,645,400

  発行済株式総数
       (千円)  1,775,253   1,986,923   2,007,718   1,757,166   2,162,116

  純資産額
       (千円)  2,947,318   2,766,382   2,564,064   2,456,622   3,127,894

  総資産額
        (円)  462.14   339.59   171.86   155.35   191.32

  1株当たり純資産額
          15.0   25.0   30.0   17.0   24.0
  1株当たり配当額
        (円)
  (うち1株当たり中間配当額)        (-)  (-)  (15.0 )  (5.0 )  (5.0 )
        (円)  30.38   42.32   15.13   33.60   53.04
  1株当たり当期純利益金額
  潜在株式調整後
        (円)  30.14   42.12   15.07   33.20   52.30
  1株当たり当期純利益金額
        (%)   60.2   71.3   78.0   71.3   69.0
  自己資本比率
        (%)   6.7   13.0   8.9   20.7   30.6

  自己資本利益率
        (倍)  33.54   22.26   84.93   50.06   37.70

  株価収益率
        (%)   49.4   39.4   82.6   50.6   45.2

  配当性向
          20   20   21   56   65
  従業員数
        (名)
  (外、平均臨時雇用者数)        (2)  (2)  (2)  (4)  (1)
        (%)  138.4   194.5   526.2   692.7   830.1
  株主総利回り
  (比較指標:日経平均株価)     (%)  (87.3 )  (98.4 )  (111.7 )  (110.4 )  (98.5 )
        (円)  1,325   1,711   2,691   4,595   2,699
  最高株価
               (注)4   (注)6
                2,916   2,160
        (円)   562   750  1,122   2,206   1,510
  最低株価
               (注)4   (注)6
                1,380   1,094
  (注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。
   2.従業員数は就業人員数であり、      臨時雇用者数(人材会社からの派遣社員)は、年間の平均人員を()外数で記
    載しております。
   3. 2017年10月1日付で普通株式1株につき1.5株の割合で株式分割を行っております。これに伴い、第12期の期
    首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後
    1株当たり当期純利益金額を算定しております。
   4.2017年10月1日付で普通株式1株につき1.5株の株式分割を行っており、株式分割による権利落後の最高・最
    低株価であります。
   5.2018年8月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。これに伴い、第13期の期首
    に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1
    株当たり当期純利益金額を算定しております。
   6.2018年8月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っており、株式分割による権利落後の最高・最低
    株価であります。
   7.最高株価及び最低株価は東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)におけるものであります。
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  2【沿革】
   年月          事項
  2005年7月   エネルギーコスト及び環境負荷の削減に係る事業を行う目的で、東京都新宿区に株式会社ユビキ
     タスエナジー(資本金50,000千円)を設立。
     エネルギーコストソリューション事業として低圧電力需要家向けの電子ブレーカー販売を開始。
  2006年8月   関西地区への販売拠点として大阪支店を開設。
  2006年11月   業容及び人員数の拡大に伴い、本社を東京都新宿区から品川区へ移転。
  2007年5月   中部地区への販売拠点として名古屋支店を開設。
  2007年7月   エコロジーソリューション事業(現:スマートハウスプロジェクト事業)としてエコキュート及
     びIHクッキングヒーターの販売開始。
  2007年11月   ㈱ネオ・コーポレーションと電子ブレーカーの商品売買基本契約を締結。
  2009年3月   ㈱ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  2009年8月   ㈱京セラソーラーコーポレーションと住宅用太陽光発電システムの販売店取引基本契約を締結。
  2009年10月   ブログパーツ型環境貢献サービスを行うインターネット上のウェブサイト「グリムス(gremz)」
     の譲受けに関する売買契約を締結し、運営を開始。
  2010年4月   グリーンハウスプロジェクト事業(現:スマートハウスプロジェクト事業)として住宅用太陽光
     発電システム等の販売を開始。
     ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに株式を
     上場。
  2011年4月   新設分割の方式の会社分割により、㈱グリムスソーラー・㈱GRコンサルティングを設立し、持
     株会社制へ移行。また、商号を㈱グリムスへ変更。
  2011年6月   プレミアムウォーター㈱と合弁会社㈱グリムスプレミアムウォーターを設立。
  2011年7月   ウォーターサーバー事業(現:スマートハウスプロジェクト事業)としてミネラルウォーターの
     宅配による販売を開始。
  2012年1月   本社を品川区東五反田から同区東品川へ移転。
  2012年5月   長州産業㈱と住宅用太陽光発電システムの売買取引基本契約書を締結。
  2012年12月   ㈱エフティコミュニケーションズと合弁会社㈱GFライテックを設立し、LED照明の販売を
     開始。
     ㈱ネオ・コーポレーションを持分法適用会社化。
  2013年3月   ㈱グリムスプレミアムウォーターの事業を一部譲渡。
  2013年7月   ㈱グリムスソーラーが、自社を存続会社として㈱グリムスプレミアムウォーターを吸収合併。
     東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)
     に株式を上場。
  2013年9月   パナソニックESソーラーエナジー販売㈱と住宅用太陽光発電システムの売買基本契約書を
     締結。
  2013年11月   ㈱グリムスベンチャーズ(現:㈱ペットシア)を設立。インキュベーション事業として、新規事
     業の創出を行う事業を開始。
  2013年12月   電力のマネジメント等を行う㈱エナリスと包括的な協業に関する契約を締結。電力取次の取扱い
     開始。
  2014年3月   保有株式の一部譲渡により㈱ネオ・コーポレーションを持分法の適用範囲から除外。
     ㈱エナリスより太陽光発電所を購入。再生可能エネルギー開発事業を開始。
  2014年9月   ㈱エナリスを割当先とする第三者割当増資(増加資本金211,569千円)を実施。
  2015年5月   ㈱エナリスよりグリムスソーラー嬬恋       太陽光発電所を購入。稼働開始。
  2016年2月   ㈱GFライテックの商号を㈱グリムスパワーに変更。
  2016年5月   静岡県浜松市にて、グリムスソーラー懐山       太陽光発電所を建設。稼働開始。
  2016年12月   小売電気事業として電力の小売を開始。
  2017年10月   ㈱グリムスベンチャーズ(現:㈱ペットシア)を譲渡。
  2018年3月   インキュベーション事業を廃止。
  2020年6月   東京証券取引所市場第二部へ上場市場変更。
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  3【事業の内容】
   当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、        当連結会計年度末現在、    当社(株式会社グリムス)及び子会社3社
  により構成されており、    事業者と一般消費者を対象に低圧から高圧まであらゆる電力需要家に向けてのエネルギーに
  関するコンサルティングや、エネルギーに関する各種商品・サービスの提供、電力の小売、また、再生可能エネル
  ギーの開発を行っております。
   当社グループの事業内容及び関係会社の位置付けは以下のとおりであります。当社は、関係会社に対する経営指
  導・管理業務を担っております。
   なお、以下の3事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)            連結財務諸表 注記事項(セグメント情報
  等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。
   また、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当してお
  り、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断すること
  になります。
  (1) エネルギーコストソリューション事業

   エネルギーコストソリューション事業は、主に法人に対してエネルギーコスト削減の提案を行う事業です。低圧電
  力需要家に向けた電力基本料金削減コンサルティング、高圧電力需要家に向けた電力料金の削減を目的とした電力の
  取次、LED照明や業務用エアコン、トランス、コンプレッサー等の省エネ設備の販売があります。
   電力契約には、契約電力50kW未満である低圧電力について電灯契約(電圧100V)と低圧電力契約(電圧200
  V)、契約電力50kW以上については高圧電力契約と特別高圧電力契約といった契約種別があります。
   低圧電力需要家に向けた電力基本料金削減コンサルティングは、主として中小規模事業者が対象となります。低圧
  電力契約には負荷設備契約と主開閉器契約の2種類があり、多くの場合、使用する機械の最大使用電力量(kW)に
  より基本料金が決まる負荷設備契約よりも、電力の需要家が自らの判断で使用する最大の電力量(kW)を決める主
  開閉器契約を選択した方が基本料金は下がることになります。そこで、電力利用の実地調査及び分析を行うことによ
  り、顧客に電力の基本料金引き下げのために電力契約の種類変更を提案し、確実な電力供給を確保するために必要な
  電子ブレーカー(注1)の販売・設置を行っています。また、設置工事の手配やリースの事務代行、クレジットの取
  次、電力契約の種類変更申請の代行業務までを一貫して行い、電子ブレーカーの販売、又は顧客に対してレンタルを
  行うことで収益を獲得しています。
   高圧電力需要家に向けた電力基本料金削減コンサルティングでは、部分供給(注2)制度を用いて電気の調達先を
  見直し、より安価な電気を調達することで電力料金の削減を実現する電力の取次を行います。高圧電力需要家に対
  し、契約kW、年間使用電力量(kW)、負荷率(注3)などの電力使用状況の調査・分析を行い、電力の調達改善
  を行うことにより電力料金の削減が可能となる需要家に、使用電力の監視や機器の遠隔自動制御を可能とするエネル
  ギーマネジメントシステムを販売し、複数の電気事業者から最適な電力を購入することで、より安価な電気を調達す
  ることができます。電気の供給元である仲介業者は複数の小売電気事業者や一般電気事業者から電気を調達し多数の
  顧客へ供給する電気事業者であり、顧客にエネルギーマネジメントシステム(EMS)を設置してもらい、電力の使
  用状況を監視することで電力需要予測を行っています。
   LED照明の販売は、通常の蛍光灯に比べて電力消費が少なく長寿命のLED照明を販売するものです。
   業務用エアコンの販売は、大きな消費電力を要する電気機器である業務用エアコンについて、エネルギー消費効率
  の高い製品への買い替えを提案し、販売を行うものです。また、エネルギー消費効率を高めるためにトランス(変圧
  器)、コンプレッサー(圧縮機)の販売も行っています。
   当事業は、連結子会社の株式会社GRコンサルティング及び株式会社グリムスパワーが行っております。
   (注1)  通常のブレーカー(熱伝導式ブレーカー)ではその構造上、許容電流量の上限、過電流許容時間の上限とも
    に曖昧なため、電力契約の種類変更(負荷設備契約から主開閉器契約へ)に際しては、実測電流値を上回る
    容量を確保する必要があります。それに対して電子ブレーカーは、電子制御によりJIS規格で定められた
    範囲内で正確に動作するため、実測電流値に近い、必要最低容量での設定が可能となります。
   (注2)  1人の電力需要家が1つの送電線を使って複数の電気事業者から電力の供給を受けることを部分供給といいま
    す。
   (注3)  最大電力に対する年平均需要電力の比率を年負荷率といいます。年間の電力設備稼働率を表したものであ
    り、値が大きいほど設備が有効活用されたことを示し、値が小さいと、未使用の発電設備が多いことになり
    ます。
  (2) スマートハウスプロジェクト事業

   スマートハウスプロジェクト事業は、住宅用太陽光発電システムや蓄電池等のエネルギー関連商品の販売や、再生
  可能エネルギーの開発を行う事業です。
   住宅用太陽光発電システムや蓄電池等のエネルギー関連商品の販売については、主に一般家庭向けに、住宅用太陽
  光発電システムや蓄電池、エコキュート等のエネルギー関連商品を取り扱っております。また、屋根塗装など外注工
  事の受託を行っております。
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   住宅用太陽光発電システムや蓄電池等のエネルギー関連商品の販売に当たっては、モール型ショッピングセンター
  などの商業施設内に開設された催事場や、太陽光発電メーカーが運営するフランチャイズシステムの加盟店を利用す
  るほか、住宅メーカー等と業務提携を行うことでその顧客基盤を活用するなど、多様な手法により販売を行っており
  ます。住宅用太陽光発電システムでは、発電した電気を自家消費するほか、電力会社に販売することができます。蓄
  電池は発電した電気や深夜電力を蓄えて使うことができ、利用の仕方しだいで電力を上手にコントロールすることが
  可能です。また、対応可能な顧客については、バーチャルパワープラント(注4)を活用していただくことで、ご家
  庭においても電力の消費と供給をより幅広くマネジメントすることが可能となります。住宅用太陽光発電システムや
  蓄電池等の商品は商社・メーカー等から仕入れ、販売においては対面による詳細な説明・コンサルティングを行い、
  取付工事の手配、クレジットの取次まで一貫して行うといった、個人の顧客を対象とした商品の販売で収益を獲得し
  ております。
   再生可能エネルギー開発事業は、永続的に利用することができると認められるエネルギー源の開発を行う事業であ
  り、現在は、当社グループで太陽光発電所を保有し、当該発電所にて実際に発電した電気を電気事業者に販売し、売
  電収入にて収益を獲得しております。
   当事業は、主に連結子会社の株式会社グリムスソーラーが行っております。
   (注4)  分散して存在する工場や家庭などのエネルギーリソース(太陽光発電システム・蓄電池・ディマンドリスポ
    ンスなど)を、高度なエネルギーマネジメント技術により遠隔・統合制御し、あたかも一つの発電所(仮想
    発電所:バーチャルパワープラント)のように機能させる、経済産業省が実施する実証事業です。
  (3) 小売電気事業

   小売電気事業は、2016年11月に株式会社グリムスパワーが小売電気事業者として登録を受け、2016年12月より事業
  を開始しております。電力の小売は、仲介業者に委託して一般社団法人            日本卸電力取引所(JEPX)が運営する
  卸電力取引所から調達した電気や一般電気事業者から相対で調達した電気を低圧及び高圧電力需要家に販売し、顧客
  から毎月受け取る電気料金を収益とする事業です。顧客は一般電気事業者から電気を購入するよりも割安な価格で電
  気を購入することが出来ます。なお、小売電気事業者は、計画値同時同量制度に従い、事前に策定した電力の需要計
  画と需要実績を30分単位で一致させることが求められ、需要計画と需要実績に過不足(インバランスといいます)が
  発生した場合には、その精算をする必要があります。当社グループは、複数の小売電気事業者から構成されるバラン
  シンググループに帰属し、インバランスの精算にかかるコストを軽減しています。
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   [事業系統図]
     当社グループの事業系統図は以下のとおりであります。
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  4【関係会社の状況】
          資本金       議決権の
    名称    住所     主要な事業の内容       関係内容
          (千円)      所有割合(%)
                   経営指導
  (連結子会社)
            エネルギーコスト       管理業務等受託
  ㈱GRコンサルティング     東京都品川区    20,000        100
            ソリューション事業       役員の兼任
  (注)2、3
                   設備の賃貸
                   経営指導
  (連結子会社)
            エネルギーコスト
                   管理業務等受託
  ㈱グリムスパワー     東京都品川区   30,000  ソリューション事業      100
                   役員の兼任
            小売電気事業
  (注)2、3
                   設備の賃貸
                   経営指導
  (連結子会社)
            スマートハウス       管理業務等受託
  ㈱グリムスソーラー     東京都品川区   10,000       100
            プロジェクト事業       役員の兼任
  (注)2、3
                   設備の賃貸
  (注) 1.連結子会社の主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。
   2.特定子会社に該当しております。
   3.㈱GRコンサルティング、㈱グリムスパワー、㈱グリムスソーラーについては、売上高(連結会社間の内部
    売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
      当該各社の主要な損益情報等は以下のとおりであります。
    会社名    ㈱GRコンサルティング     ㈱グリムスパワー     ㈱グリムスソーラー
    (1) 売上高
          2,943,406千円     8,630,175千円     3,932,129千円
    (2) 経常利益
          157,954千円    1,438,107千円     189,918千円
    (3) 当期純利益
          97,266千円    1,010,011千円     128,360千円
    (4) 純資産額
          1,464,714千円     1,498,122千円     802,489千円
    (5) 総資産額
          2,001,158千円     3,143,079千円     1,742,699千円
  5【従業員の状況】

  (1) 連結会社の状況
                  2020年3月31日現在
                従業員数(名)
     セグメントの名称
                  178
  エネルギーコストソリューション事業
                   78
  スマートハウスプロジェクト事業
                   25
  小売電気事業
                  281
   報告セグメント計
  全社(共通)                65
                  346

       合計
   (注) 1.従業員数は就業人員数であります。
   2.全社(共通)として記載されている従業員数は、持株会社に所属しているものであります。
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  (2) 提出会社の状況
                  2020年3月31日現在
   従業員数(名)     平均年齢(歳)     平均勤続年数(年)     平均年間給与(千円)
    65 (1)   36.0     4.6     3,428

  (注) 1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(人材会社からの派遣社員)は、年間の平均人員を()外数で記
    載しております。
    2.平均年間給与は、基準外賃金を含んでおります。
  (3) 労働組合の状況

    当社グループは、労働組合が結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しており、特筆すべき事項はあ
   りません。
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  第2【事業の状況】
  1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
  文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。
  (1) 経営方針
   当社グループは、「すべての人に感動と喜びを」を企業理念として、我々と触れ合うすべてのお客様のニーズに
   耳を傾け、それを形にし、納得、満足いただけるようなサービスの提供に尽力し、今後もより一層お客様に満足し
   ていただく商品・サービスを提供することによって、社会から応援され続ける企業を目指していくことをミッショ
   ンとしております。
  (2) 経営戦略等

   当社グループは、エネルギーに関連する事業の分野において、事業者や一般家庭を対象として、導入メリットが
   明確で取扱いが容易な商品をコンサルティング営業により販売し、メリットを享受した顧客に対してさらに導入メ
   リットがある商品・サービスをクロスセルすることで、顧客満足度の向上と収益機会の拡大を実現してまいりまし
   た。
   そして電力の小売全面自由化により、高圧電力需要家から低圧電力需要家まで幅広い顧客を対象としたエネル
   ギーソリューションを提案できる体制を構築しております。今後もエネルギー関連の商品・サービスのラインナッ
   プを拡充すること、コンサルティングによる提案力を強化することにより、顧客基盤の拡大と収益基盤の強化、他
   社との差別化を図り、企業ブランドの確立に努めてまいります。
  (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

   当社グループは、企業価値の向上を図るため、高い成長性と収益性を維持することを経営課題としております。
   経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標は          、売上高・営業利益・経常利益であります。
  (4) 経営環境

   当社グループの事業領域であるエネルギーの分野においては、省エネに対する意識・電力料金高騰リスクへの対
   応・電力の小売全面自由化・再生可能エネルギーの活用・環境問題への社会的関心といった事業環境のもと、ビジ
   ネスチャンスは一層拡大していると考えております。
   一方、足元の状況として、新型コロナウィルスの感染拡大が商業施設での催事販売の回数や集客数の減少につな
   がり、 住宅用太陽光発電システムや蓄電池の      販売活動に影響が及ぶことが想定されますが、販売エリアや販売方法
   の多様化により影響を緩和することが可能と考えております。
  (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

   ① 人材の確保と育成
   当社グループの現在の事業は、事業者を対象とする電力料金削減に関するコンサルティング、LED照明や各種
   省エネ設備の販売、電力の小売・取次、一般家庭向けの住宅用太陽光発電システムや蓄電池の販売など、直接顧客
   に働きかける営業形態が主流のため、当社グループの業績は優秀な営業人員の確保とその育成速度に依存していま
   す。そのため、それぞれの営業に熟達した営業社員の早期育成が重要な課題と認識しております。
   電力料金削減に関するコンサルティングにおいては、CTIシステムや営業支援システム等の効果的な活用によ
   り、営業社員の活動の一層の効率化、顧客応対スキルの向上、新入社員の成長速度の向上を促してまいります。ま
   た、催事を活用した販売や提携販売については、現在まで蓄積してきた営業ノウハウの向上と教育により、営業社
   員の早期育成の加速化を目指したいと考えております。
   ② 収益基盤の強化
   当社グループが行う事業の収益構造は、電力基本料金削減コンサルティングに伴う電子ブレーカーの販売、LE
   D照明や各種省エネ設備の販売、住宅用太陽光発電システム等の販売といった、物品の販売によるフロー収益と、
   電力料金の削減を目的とした電力の取次による手数料、電子ブレーカー既存顧客のリースアップに伴うリプレイス
   販売、電子ブレーカーのレンタル、売電収益、電力の小売といった、継続的な利益を得るストック収益の2種類の
   収益構造の形態があります。
   今後、持続的に成長していくために、安定的な収益基盤を確立するためのストック収益を拡充することが重要な
   課題と認識しております。
   当社グループは、2016年4月に電力の小売全面自由化がスタートしたことに伴い、同12月より電力の小売を開始
   しております。これまで構築してきた顧客基盤を活用した販売の拡大を見込んでおり、ストック収益の強化につな
   げていくことを目指してまいります。
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   ③ 法令遵守体制の強化
   当社グループは、事業者や一般家庭を対象とする販売会社であるため、厳格な法令遵守体制の構築は当然のこと
   として、さらに一歩進めた説明責任の徹底と顧客の当社グループサービスに対する真の理解と満足の獲得が必要と
   認識しております。
   そのため、営業社員に対しては、営業マニュアル、コンプライアンスマニュアルを作成し、社内研修等を通じて
   説明責任等の理解を促しております。また、顧客に対しては、販売に際して顧客が当該商品・サービスの内容を正
   しく理解して購入の意思決定をしているかを、商品購入におけるリスクの認識に係る確認書の徴収と営業部門の
   バック・オフィスである業務部門から顧客への電話連絡により確認をしております。
   また、当社グループは、個人情報保護に関する法律に定める個人情報取扱事業者に該当し、同法による規制の対
   象者となっています。従って、コンピュータシステムにおけるセキュリティ強化に加えて、個人情報保護に係る個
   人情報取扱規程を定めて厳格に運用しております。
   今後におきましても、関係法令の遵守はもとより、顧客の情報管理などに対する万全な体制を確立するととも
   に、グループ一人ひとりの高い倫理観の醸成、社会的良識を持った責任ある行動を目指し、啓蒙活動や社内教育を
   徹底してまいります。
   ④ 内部統制システムの維持・強化
   当社グループは、2007年3月開催の取締役会において、会社法上要請される「内部統制システムの整備の方針」
   に関しての決議を行っておりますが、当社グループにおきましては、新しい事業の展開等の検討・実施を恒常的に
   行っていることもあり、販売プロセスをはじめとした内部統制システムの整備に関わる継続的な課題が発生いたし
   ます。当社グループにおきましては、監査等委員会監査や内部監査の過程において、状況変化に応じた内部統制シ
   ステムの変更必要性を認識するとともに、対応策の早期構築に努めてまいります。
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  2【事業等のリスク】
   本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及び
  キャッシュ・フローの状況に重要な影響を与えると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、
  当社グループとして必ずしもそのようなリスクには該当しない事項についても、投資判断の上で、あるいは当社グ
  ループの事業活動を理解する上で重要と考えられる事項については、投資家及び株主に対する積極的な情報開示の観
  点から記載しております。
   当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、その発生の予防及び発生時の対応に努めてまいり
  ます。なお、以下の事項における将来に関する事項については、本書提出日現在において当社グループで想定される
  範囲で記載したものです。また、以下の記載は当社グループ株式への投資に関連するリスクの全てを網羅するもので
  はありません。
  (1) 電力をめぐる状況の変化

   ① エネルギー政策について
   政府は再生可能エネルギーの普及・拡大を推進しており、2012年7月から開始された再生可能エネルギーの固定
   価格買取制度により、太陽光等の再生可能エネルギーを用いて発電された電気については一定価格で電気事業者が
   買取ることを義務付けています。経済産業省は、エネルギーの安定供給を目的として「災害時に活用可能な家庭用
   蓄電システム導入促進事業費補助金」により蓄電池の導入に際しての補助金制度を定めています。また、再生可能
   エネルギー利用促進のため、太陽光発電システムや蓄電池に対する補助金制度を定めている地方自治体もありま
   す。
   当社グループは住宅用太陽光発電システム・蓄電池等の販売や再生可能エネルギー開発事業による売電を行うた
   め、各種補助金の変更・廃止や買取価格の減額など、再生可能エネルギー利用促進についての各種制度による補助
   が減少する状況が生じた場合、顧客の購入インセンティブの低下や売電収入の減額などにより、当社グループの業
   績に影響を及ぼす可能性があります。
   ② 電力業界の動向変化
   当社グループは、低圧電力契約における負荷設備契約から主開閉器契約への変更により顧客の電力基本料金の引
   き下げを行う電力基本料金削減コンサルティング、高圧電力需要家に対し電力の調達改善を行うことにより電力料
   金の削減を可能とする電力の取次を行っております。電力供給事業者が電力契約の種類を変更し、顧客にとって契
   約内容を変更するメリットが低下した場合、また、電力の小売全面自由化の進展による小売電気事業者の参入増
   加、燃料価格の下落や原子力発電所の稼働などの影響で電力単価が大幅に下落し、当社グループの提案による顧客
   の電力料金削減効果が希薄化した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
   ③ 電力調達価格の変動
   当社グループは、事業者等に対して電力を供給する電力の小売を行っております。顧客へ販売する電力は発電・
   仲介事業者から購入しておりますが、燃料価格や為替相場の変動、天候の影響による電力需要の変動などにより電
   力卸取引市場を通じて調達する電力の調達価格が上昇した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があり
   ます。
   ④ 電気事業法  の改正
   当社グループは、電気事業法に基づいた事業を行っております。電気事業法の改正により想定外の制度変更等が
   ある場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
  (2) 信用リスクの変化

   当社グループは、事業者向けの販売については、業務提携しているリース会社に対し商品を販売しリース会社より
  顧客へ商品をリース供与する販売方法や、クレジット会社による顧客への信用供与と、現金販売による顧客への商品
  提供を行っております。一般家庭向けの販売については、クレジット会社による顧客への信用供与と、現金販売によ
  る顧客への商品提供を行っております。
   従って、当社グループが顧客の信用リスクにより直接影響を受ける度合いは限定されていますが、当該顧客の信用
  状態が悪化しリース及びクレジット債務支払いの延滞事例が増加してきた場合や、リース会社及びクレジット会社
  (以下リース会社等)に対する業法上の規制強化等がなされた場合には、リース会社等の顧客に対する与信承認率の
  低下を通じて、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
  (3) 仕入先のリスク

   当社グループの事業は、メーカー及びその代理店等から商品を仕入れています。当社グループは、商品の知的所有
  権及び仕入先との関係では独占販売権を有していません。
   そのため、仕入先は当社グループ以外の事業者との間でも販売代理店契約や商品売買基本契約を締結する権利を有
  しており、また自ら顧客に対して販売もしています。
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   従って、何らかの事情で商品の供給が停止された場合や、仕入先及び仕入先が販売代理店契約や商品売買基本契約
  を締結した同業者との間で競合等が生じることで、当社グループの販売が困難となり、当社グループの業績に影響を
  及ぼす可能性があります。
  (4) 新規事業等の展開と推進について

   当社グループは、今後も継続的な成長を維持するため、新規事業等の展開と推進に取り組んでまいります。しか
  し、新規事業等を展開・推進する過程におきましては、急激な市場環境の変化や想定し得ないリスクが発生する可能
  性があり、これらにより当初計画を達成できない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
  (5) 法的規制

   当社グループは、個人情報の保護に関する法律に定める「個人情報取扱事業者」に該当し、そのため同法の適用が
  あります。当社グループは、同法を遵守するために、社内規程として個人情報取扱規程を定め、厳格に運営し個人情
  報の保護体制には万全を期していますが、何らかの原因で当社グループが保有している個人情報が漏洩するなどした
  場合、適切な対応を行うためのコスト負担、当社グループの社会的信用の低下、当社グループに対する損害賠償請求
  等により、当社グループの業績に悪影響が生じる可能性があります。
   また、当社グループは一般家庭を対象として住宅用太陽光発電システム等を販売していることから、特定商取引に
  関する法律、消費者契約法及び不当景品類及び不当表示防止法の適用を受けており、当該法令等に抵触した場合に
  は、業務の改善指示、停止命令等の行政処分、優良誤認表示及び有利誤認表示に該当する可能性があります。
   当社グループは、これらの法的規制に対しコンプライアンス研修を実施すると同時に営業活動の厳格な管理を行う
  など、従業員が法令に違反する行為を行わないよう指導しており、これまで業務改善指示、停止命令等の行政処分を
  受けたことはありませんが、今後何らかの理由で当社グループが行政処分を受けた場合には、当社グループの業績に
  影響を及ぼす可能性があります。
  (6) 太陽光発電に対する天候の影響

   当社グループは、スマートハウスプロジェクト事業にて太陽光発電設備による発電を行い、売電にて収益を計上し
  ます。天候不順などの影響により日射量や日照時間が少なくなった場合、発電量の低下により売電収入が計画を下回
  り、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
  (7) 新型コロナウィルスの感染拡大の影響

   当社グループは、スマートハウスプロジェクト事業において、商業施設における催事を活用して住宅用太陽光発電
  システムや蓄電池を販売しております。新型コロナウィルスの感染拡大の対策として、営業社員にはマスクの着用と
  イベント前の体調管理の確認、販売場所での消毒液の設置を徹底することで社員の感染を予防しており、販売エリア
  や催事を開催する商業施設を多様化することで販売活動への影響の極小化を図っておりますが、新型コロナウィルス
  の感染拡大の影響で広範囲の商業施設の営業休止や、催事規模の縮小がある場合、販売活動の減少により当社グルー
  プの業績に影響を及ぼす可能性があります。
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  3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
  (1) 経営成績等の状況の概要
  ① 経営成績の状況
   当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得の改善や個人消費の持ち直しなど、景気は緩やかな回復基調
   で推移しておりましたが、消費税増税に伴う消費への影響に加え、新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動
   への影響から、年度末及び先行きの経済環境は厳しい状況となりました。
   このような経済状況の中、当社グループは、エネルギーコストソリューション事業において、電力基本料金削減
   コンサルティングによる運用改善、LED照明の販売、業務用エアコンやトランス、コンプレッサーなどの省エネ
   設備の販売による設備改善、電力料金の削減を目的とした電力の取次による調達改善、スマートハウスプロジェク
   ト事業において、住宅用太陽光発電システムや蓄電池等のエネルギー関連商品の販売による設備改善、小売電気事
   業において、高圧電力需要家から低圧電力需要家まで幅広い顧客を対象とした電力の小売による調達改善など、顧
   客に電力の運用・設備・調達改善を提案し、エネルギーに関連する様々な商品・サービスを提供してまいりまし
   た。
    なお、当連結会計年度において新型コロナウイルスの感染拡大が発生しましたが、当社グループの販売活動に支
   障はなく、いずれの事業におきましてもその影響は軽微でありました。
    以上の結果、当連結会計年度における当社グループの業績は、売上高は15,489百万円(前期比27.6%増)、営業
   利益は2,106百万円(前期比50.4%増)、経常利益は2,168百万円(前期比49.7%増)、親会社株主に帰属する当期
   純利益は1,483百万円(前期比48.1%増)となりました。売上高につきましては会社設立以来15期連続の増収、営
   業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益につきましては5期連続の過去最高益の更新を達成してお
   ります。
    事業別の状況は、以下のとおりであります。

   〔エネルギーコストソリューション事業〕
    エネルギーコストソリューション事業につきましては、業務用エアコン・トランス・コンプレッサーなどの各種
   省エネ設備の販売を推進してまいりました。その結果、エネルギーコストソリューション事業の売上高は4,450百
   万円(前期比1.0%増)、セグメント利益は1,042百万円(前期比18.6%減)となりました。
   〔スマートハウスプロジェクト事業〕
    スマートハウスプロジェクト事業につきましては、ハウスメーカーとの提携販売やVPP(バーチャルパワープ
   ラント(注))の活用といった多様な販売手法を活用し、蓄電池や住宅用太陽光発電システムの販売を積極的に推
   進してまいりました。また、太陽光発電の10年間の固定価格買取制度の適用が終わる卒FIT案件の今後の増加が見
   込まれることから、自宅で発電した電力を自家消費するご提案を進めてきた結果、蓄電池の単体販売が増加してお
   ります。その結果、スマートハウスプロジェクト事業の売上高は3,924百万円(前期比13.2%増)、セグメント利
   益は359百万円(前期比19.9%増)となりました。
      (注)バーチャルパワープラント:分散して存在するいくつかのエネルギーリソース(太陽光発電システム・蓄電
         池など)をエネルギーマネジメント技術により統合制御し、あたかも一つの発
         電所のように利用   するしくみ。
   〔小売電気事業〕
    小売電気事業につきましては、エネルギーコストソリューション事業の既存顧客に対する電力の小売を推進し、
   約73%といった成約率をもとに順調に販売を伸ばし、3月末時点の契約口数は約34千口となりました。また、天候
   要因により電力需要が減少したため市場での電力調達価格が低位に推移し、結果的に当期の利益率が向上いたしま
   した。その結果、小売電気事業の売上高は7,115百万円(前期比66.8%増)、セグメント利益は1,362百万円(前期
   比198.7%増)となりました。
  ② 財政状態の状況

   (流動資産)
   当連結会計年度末の流動資産は6,417百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,139百万円増加いたしました。こ
   れは主に、現金及び預金が685百万円、売掛金が381百万円、商品が88百万円増加したことに               よるものであります。
   (固定資産)
    当連結会計年度末の固定資産は2,221百万円となり、前連結会計年度末に比べ571百万円増加いたしました。これ
   は主に、投資有価証券が497百万円、敷金及び保証金が106百万円、繰延税金資産が33百万円増加した一方で、機械
   及び装置が46百万円、ソフトウエアが16百万円減少したことに           よるものであります。
   (流動負債)
    当連結会計年度末の流動負債は2,660百万円となり、前連結会計年度末に比べ422百万円増加いたしました。これ
   は主に、未払法人税等が205百万円、買掛金が146百万円、未払消費税等が76百万円増加したことによるものであり
   ます。
   (固定負債)
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    当連結会計年度末の固定負債は844百万円となり、前連結会計年度末に比べ1百万円減少いたしました。
   (純資産)
    当連結会計年度末の純資産は5,133百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,290百万円増加いたしました。これ
   は主に、親会社株主に係る包括利益により1,482百万円増加する一方で、剰余金の配当で191百万円減少したことに
   よるものであります。
  ③ キャッシュ・フローの状況

    当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」と言います。)は、4,176百万円となり、前連
   結会計年度末に比べ685百万円増加いたしました。
   (営業活動によるキャッシュ・フロー)
   当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は1,600百万円(前期は852百万円の収入)となりました。
   これは主に、税金等調整前当期純利益2,165百万円、減価償却費110百万円、仕入債務の増加146百万等による資金
   の増加があった一方で、売上債権の増加381百万円、法人税等の支払510百万円等による資金の減少があったことに
   よるものであります。
   (投資活動によるキャッシュ・フロー)
   当連結会計年度において投資活動の結果支出した資金は660百万円(前期は113百万円の支出)となりました。こ
   れは主に、投資有価証券の取得500百万円、敷金及び保証金の差入れ106百万円、有形固定資産の取得63百万円等に
   よる資金の減少があったことによるものであります。
   (財務活動によるキャッシュ・フロー)
   当連結会計年度において財務活動の結果支出した資金は254百万円(前期は744百万円の支出)となりました。こ
   れは主に、長期借入金の借入450百万円等による資金の増加があった一方で、長期借入金の返済512百万円、配当金
   の支払191百万円による資金の減少があったことによります。
  ④ 生産、受注及び販売の実績

  a. 生産実績
      該当事項はありません。
    b. 仕入実績

   当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。
             当連結会計年度
            (自 2019年4月1日
     セグメントの名称              前期比(%)
             至 2020年3月31日)
  エネルギーコストソリューション事業(千円)
              992,192      3.7
  スマートハウスプロジェクト事業(千円)            1,824,112      13.0

  小売電気事業(千円)            5,402,213      51.2

     合 計(千円)         8,218,518      33.8

   (注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
  c. 販売実績

    当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。
             当連結会計年度
            (自 2019年4月1日
     セグメントの名称              前期比(%)
             至 2020年3月31日)
  エネルギーコストソリューション事業(千円)            4,450,018      1.0
  スマートハウスプロジェクト事業(千円)            3,924,143      13.2

  小売電気事業(千円)            7,115,521      66.8

     合 計(千円)         15,489,683      27.6

   (注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
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  (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
    経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりでありま
  す。
    なお、本文における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
  ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
    当社グループの当連結会計年度における経営成績は         「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載
   のとおり好調に推移しており、それに伴い財政状態の健全性も向上しております。
    当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、電力をめぐる状況が当社グループの商品・サービス
   に与える影響があります。     当連結会計年度におきましては、電力調達価格が低位に推移したことによる利益率の向
   上、 太陽光発電の10年間の固定価格買取制度の適用が終わる卒FIT案件の今後の増加が見込まれ蓄電池の市場規模
   が拡大していることが、経営成績が好調に推移した要因となりました。
    なお、当連結会計年度におきましてはまだ緊急事態宣言の発令前であり、当社グループの販売活動に支障はな
   かったため、いずれの事業においても新型コロナウイルスの影響は軽微でありました。
    (売上高及び売上総利益)
    当連結会計年度における     売上高は、小売電気事業を中心に各事業とも増収となり、過去最高の15,489百万円(前
   期比27.6%増)となりました。売上総利益につきましては、売上総利益率が前期比7.9ポイント上昇し24.1%と
   なった小売電気事業が前連結会計年度に比べ1,020百万円増加したことにより、過去最高の5,767百万円(前期比
   21.0%増)となりました。
    (営業利益)
   当連結会計年度における営業利益      は、売上総利益と同様、小売電気事業が前連結会計年度に比べ906百万円増加
   したことにより、過去最高の2,106百万円(前期比50.4%増)となりました。
    なお、セグメント別の内容は「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりです。
    (親会社株主に帰属する当期純利益)
   当連結会計年度における    親会社株主に帰属する当期純利益は、過去最高の1,483百万円(前期比48.1%増)とな
   りました。また、1株当たり当期純利益は131.49円となり、前連結会計年度に比べ44.70円増加いたしました。
  ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに         資本の財源及び資金の流動性に係る情報

    当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、          「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フ
   ローの状況」に記載のとおり、増益に伴い営業活動によるキャッシュ・フローが順調に拡大しております。
   当社グループは、主に営業活動によるキャッシュ・フローを財源として企業活動を行っています。重要な資本的
   支出の予定はありません。また、安定的な資金の確保のため金融機関から長期借入金を調達しております。
   なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は1,188百万円、現金及び現金同等物の残高は4,176百万円と
   なっております。また、当連結会計年度末における自己資本比率は59.4%となっております。
  ③ 重要な会計方針及び見積りに用いた仮定

    当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成さ
   れております。その作成は、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告数値に影響を
   与える見積りを必要とします。経営者は、給与賃金及び諸手当の計上、貸倒引当金の計上、繰延税金資産の回収可
   能性の判断につきまして、過去の実績等を勘案して合理的に見積りを行っておりますが、実際の結果は、見積もり
   による不確実性のため、これらの見積もりと異なる場合があります。
    当社グループの連結財務諸表作成にあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1. 連結
   財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりです。
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  4【経営上の重要な契約等】
  (1) 仕入・外注に関する契約
   契約締結日    契約書名    契約相手先    契約内容    契約期間
          株式会社ネオ・    電子ブレーカーの    1年間(自動更新の
  2007年11月30日    商品売買基本契約書
          コーポレーション    継続的売買の契約    条項有り)
  (2) リースに関する契約

   契約締結日    契約書名    契約相手先    契約内容    契約期間
          エヌ・ティ・ティ・
      リース契約・割賦販        電子ブレーカーの
          リース株式会社        1年間(自動更新の
  2005年9月8日    売契約の取扱いに関        リース契約等の取扱
          (現:NTTファイ        条項有り)
      する基本契約書        い
          ナンス株式会社)
   契約締結日    契約書名    契約相手先    契約内容    契約期間

             電子ブレーカーの
      リース業務提携    株式会社        1年間(自動更新の
  2005年9月13日           リース契約等の取扱
      申込書    クレディセゾン        条項有り)
             い
  (3) 包括的な協業に関する契約

   契約締結日    契約書名    契約相手先    契約内容    契約期間
      包括的な協業に関す        電力分野における    1年間(自動更新の
  2013年12月26日       株式会社エナリス
      る契約書        様々な分野での協業    条項有り)
  5【研究開発活動】

   該当事項はありません。
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  第3【設備の状況】
  1【設備投資等の概要】
   当連結会計年度中において実施いたしました当社グループの設備投資の総額は              55百万円であり、その主なものは、
  事務所設備等37百万円、車輌10百万円、ソフトウェア4百万円、土地4百万円の固定資産の取得であります。
   また、セグメント別に記載すると、エネルギーコストソリューション事業が             2百万円、スマートハウスプロジェク
  ト事業が  27百万円、調整額(主に持株会社の設備投資)が25百万円となります。
  2【主要な設備の状況】

   当社グループにおける主要な設備は、以下のとおりであります。
  (1) 提出会社
                   2020年3月31日現在
               帳簿価額

                     従業員
     セグメントの
   事業所名
              工具、器具及び
                     数
        設備の内容
            建物
                  合計
   (所在地)
      名称
               備品
                     (名)
            (千円)
                  (千円)
               (千円)
  本 社
  (東京都品川区)
     全社共通   事務所設備     43,299   26,368   69,668
                     65
  名古屋事業所
  (愛知県名古屋市)
     全社共通   事務所設備     6,240   1,716   7,957
   (注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

     2.従業員数は就業人員数を表示しております。
     3.  主要な賃借している設備として、以下のものがあります。
    <賃借設備>
    事業所名            賃借料
       セグメントの名称    科目  面積(㎡)
    (所在地)            (千円/年)
    本 社
    (東京都品川区)   全社共通    建物   2,067.14   117,761
    名古屋事業所

    (愛知県名古屋市)   全社共通    建物   335.29   18,067
    (注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

  (2) 国内子会社

                   2020年3月31日現在
               帳簿価額

                    従業員
       セグメ
              工具、器
     事業所名
                土地
            機械及び
                     数
  会社名     ントの  設備の内容
           建物   具及び     合計
     (所在地)
                (千円)
            装置
                     (名)
       名称
           (千円)    備品    (千円)
            (千円)
                (面積㎡)
              (千円)
       エネル
  株式会社     ギーコ
    大阪営業部
  GRコン     ストソ
    (大阪府大阪市
         事務所設備  5,070  -  776   -  5,847  137
  サルティ     リュー
    浪速区)
  ング     ション
       事業
    大阪営業所
       スマー
    (大阪府吹田市
         事務所設備   772  -  280   -  1,053
  株式会社     トハウ
    等2拠点)
  グリムス     スプロ              78
    太陽光発電所
  ソーラー     ジェク
                 119,149
         太陽光
    (群馬県嬬恋村)
            669,271
           664   1,351    790,437
       ト事業
                (38,965.43)
         発電所
    (静岡県浜松市)
   (注) 1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
   2.従業員数は就業人員数を表示しております。
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     3.  上記の他、主要な賃借している設備として、以下のものがあります。
    <賃借設備>
        事業所名            賃借料
     会社名      セグメントの名称    科目  面積(㎡)
        (所在地)           (千円/年)
        大阪営業部
    株式会社
           エネルギーコスト
        (大阪府大阪市
              建物   271.00   13,772
           ソリューション事業
    GRコンサルティング
        浪速区)
        大阪営業所
    株式会社
           スマートハウス
        (大阪府吹田市
              建物   154.28   6,247
           プロジェクト事業
    グリムスソーラー
        等2拠点)
    (注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
  3【設備の新設、除却等の計画】

   設備の新設、除却等の計画はありません。
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  第4【提出会社の状況】
  1【株式等の状況】
  (1)【株式の総数等】
  ①【株式の総数】
       種類        発行可能株式総数(株)
   普通株式              24,000,000

       計          24,000,000

  ②【発行済株式】

              上場金融商品取引所
    事業年度末現在発行数(株)     提出日現在発行数(株)
   種類           名又は登録認可金融     内容
     (2020年3月31日)     (2020年6月26日)
              商品取引業協会名
                  単元株式数 100株
              東京証券取引所
                  権利内容に何ら限定
       11,645,400     11,645,400
  普通株式
              (市場第二部)
                  のない当社における
                  標準の株式
       11,645,400     11,645,400    -    -
   計
  (注)1.「提出日現在発行数」欄には、2020年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの新株予約権の行使により
    発行された株式数は含まれておりません。
   2.2020年6月24日をもって、当社株式は東京証券取引所JASDAQから東京証券取引所市場第二部へ市場変更
    しております。
  (2)【新株予約権等の状況】
  ①【ストックオプション制度の内容】
  会社法第236条、第238条、第239条及び第240条の規定に基づく新株予約権に関する事項は、以下のとおりでありま
  す。
  2017年3月16日取締役会決議、子会社取締役及び子会社従業員向け発行分
             事業年度末現在     提出日の前月末現在
       区分
             (2020年3月31日)     (2020年5月31日)
             子会社取締役    6名  子会社取締役    6名
  付与対象者の区分及び人数
             子会社従業員 37名     子会社従業員 37名
  新株予約権の数(個)            20     20
  新株予約権のうち自己新株予約権の数(個)            -     -

             普通株式  (注)1
  新株予約権の目的となる株式の種類                 同左
             単元株式数 300株
              6,000     6,000
  新株予約権の目的となる株式の数(株)
              (注)2     (注)2
  新株予約権の行使時の払込金額(円)            1     同左

             2017年3月31日から

  新株予約権の行使期間                 同左
             2022年3月30日まで
             発行価格  1,413
  新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発
             資本組入額  707      同左
  行価格及び資本組入額(円)
              (注)3、4
  新株予約権の行使の条件            (注)5     同左
  新株予約権の譲渡に関する事項          取締役会の承認を要する。       同左

  代用払込みに関する事項            -     -

  組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項            -     -

  (注) 1.新株予約権の目的となる株式は、完全議決権株式であり、権利内容に何ら限定のない当社における標準の株
    式であります。
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   2.当社が株式分割又は株式併合を行う場合には、次の算式により目的となる株式の数を調整するものとしま
    す。ただし、かかる調整は、本新株予約権のうち、当該時点で行使していない新株予約権の目的となる株式
    の数についてのみ行われ、調整により生ずる1株未満の端数は切り捨てるものとします。
    調整後株式数=調整前株式数     × 株式分割(又は株式併合)の比率
    また、当社が合併、会社分割又は資本金の減少を行う場合その他これらの場合に準じ付与株式数の調整を必

    要とする場合には、合理的な範囲で付与株式数を適切に調整するものとします。
   3.発行価格は、新株予約権の行使時の払込金額(1株当たり1円)と付与時における新株予約権の公正な評価
    単価(1株当たり1,412円)を合算しております。
   4.資本組入額は、1株当たり帳簿価格と行使価格との合計額の2分の1の金額とし、計算の結果生じる1円未
    満の端数はこれを切り上げるものとします。
   5.新株予約権の行使の条件
     (1)  新株予約権者は、権利行使時においても当社又は当社関係会社の取締役、従業員であることを要します。
    ただし、任期満了による退任、定年退職、その他正当な理由があると取締役会が認めた場合には、この限
    りではありません。
     (2)  上記の権利行使期間内に、権利を付与された者が死亡した場合は相続人がその権利を行使できます。
     (3)  取締役会の承認なしに権利の譲渡はできないものとします。
   (4) その他の条件については、2017年3月16日開催の取締役会に基づき、当社と新株予約権の割当を受けた者
    との間で締結した新株予約権割当契約の定めによるものとします。
  ②【ライツプランの内容】

     該当事項はありません。
  ③【その他の新株予約権等の状況】

   会社法に基づき発行した新株予約権は、以下のとおりであります。
   2017年11月14日取締役会決議、取締役向け発行分
             事業年度末現在     提出日の前月末現在
       区分
             (2020年3月31日)     (2020年5月31日)
  付与対象者の区分及び人数           当社取締役 4名     当社取締役 4名
  新株予約権の数(個)            1,310     1,310
  新株予約権のうち自己新株予約権の数(個)            -     -
             普通株式(注)1
  新株予約権の目的となる株式の種類                 同左
             単元株式数 200株
              262,000     262,000
  新株予約権の目的となる株式の数(株)
              (注)2     (注)2
             1株当たり830円
  新株予約権の行使時の払込金額(円)                 同左
              (注)2
             自  2019年7月1日
  新株予約権の行使期間                 同左
             至  2024年11月29日
             発行価格       1,080
  新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発
             資本組入額        540   同左
  行価格及び資本組入額(円)
              (注)3,4
  新株予約権の行使の条件            (注)5     同左
  新株予約権の譲渡に関する事項          取締役会の承認を要する。       同左
  代用払込みに関する事項            -     -
  組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項            -     -
  (注) 1.新株予約権の目的となる株式は、完全議決権株式であり、権利内容に何ら限定のない当社における標準の株
    式であります。
   2.当社が株式分割(当社普通     株式の無償割当てを含む。以下同じ。)または株式併合を行う場合、次の算式に
    より調整されるものとします。ただし、かかる調整は、本新株予約権のうち、当該時点で行使されていない
    新株予約権の目的である株式の数についてのみ行われ、調整の結果生じる1株未満の端数については、これ
    を切り捨てるものとします。
    調整後付与株式数=調整前付与株式数×分割(または併合)の比率
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    また、本新株予約権の割当日後、当社が合併、会社分割または資本金の額の減少を行う場合その他これらの
    場合に準じ付与株式数の調整を必要とする場合には、合理的な範囲で、付与株式数は適切に調整されるもの
    とします。
    なお、本新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、1株あたりの払込金額(以下、「行使価額」
    という。)に、付与株式数を乗じた金額とします。行使価額は、本新株予約権の発行にかかる取締役会決議
    日の前取引日である2017年11月13日の東京証券取引所における当社株価の終値である1,659円とします。本新
    株予約権の割当日後、当社が株式分割または株式併合を行う場合、次の算式により行使価額を調整し、調整
    による1円未満の端数は切り上げます。
            1
    調整後行使価額=調整前行使価額×
          株式分割又は株式併合の比率
    さらに、本新株予約権の割当日後、当社が当社普通株式につき時価を下回る価             額で新株の発行または自己株
    式の処分を行う場合(新株予約権の行使に基づく新株の発行及び自己株式の処分並びに株式交換による自己
    株式の移転の場合を除く。)、次の算式により行使価額を調整し、調整による1円未満の端数は切り上げま
    す。
             新規発行株式数×1株あたり払込金額
          既発行株式数+
             新規発行前の1株あたりの時価
    調整後行使価額=調整前行使価額×
            既発行株式数+新規発行株式数
   3.発行価格は、新株予約権の行使時の払込金額(1株当たり830円)と付与時における新株予約権の公正な評価
    単価(1株当たり250円)を合算しております。
   4.資本組入額は、1株当たり帳簿価格と行使価格との合計額の2分の1の金額とし、計算の結果生じる1円未
    満の端数はこれを切り上げるものとします。
   5. 新株予約権の行使の条件
   (1) 新株予約権者は、当社が提出した2019年3月期から2021年3月期までのいずれかの事業年度に係る有価証
    券報告書における監査済の連結損益計算書に記載される営業利益が、15億円を超過している場合に、当該
    営業利益目標を最初に充たした決算期の有価証券報告書の提出日の翌月1日以降に行使することができま
    す。なお、国際財務報告基準の適用等により参照すべき指標の概念に重要な変更があった場合には、別途
    参照すべき指標を取締役会にて定めるものとします。
   (2) 上記①にかかわらず、2019年3月期から2021年3月期のいずれかの期における営業利益が10億円を下回っ
    た場合には、上記①に基づいて既に行使可能となっている新株予約権を除き、それ以後、本新株予約権は
    行使できないものとします。
   (3) 新株予約権者は、新株予約権の権利行使時においても、当社または当社関係会社の取締役であることを要
    します。ただし、任期満了による退任、定年退職、その他正当な理由があると取締役会が認めた場合は、
    この限りではありません。
   (4) 新株予約権者の相続人による本新株予約権の行使は認めません。
   (5) 本新株予約権の行使によって、当社の発行済株式総数が当該時点における発行可能株式総数を超過するこ
    ととなるときは、当該本新株予約権の行使を行うことはできません。
   (6) 各本新株予約権1個未満の行使を行うことはできません。
  (3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

     該当事項はありません。
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  (4)【発行済株式総数、資本金等の推移】
                 資本準備金   資本準備金
      発行済株式総   発行済株式総   資本金増減額   資本金残高
    年月日              増減額   残高
      数増減数(株)   数残高(株)   (千円)   (千円)
                  (千円)   (千円)
   2017年10月1日
       1,940,900   5,822,700    -  599,249   -  337,862
    (注)1
   2018年8月1日
       5,822,700   11,645,400    -  599,249   -  337,862
    (注)2
   (注) 1.2017年8月10日開催の取締役会決議により、2017         年10月1日付で普通株式1株につき1.5株の割合で株式
    分割を行っております。
    2.2018年6月27日開催の取締役会決議により、2018         年8月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割
    を行っております。
  (5)【所有者別状況】

                  2020年3月31日現在
          株式の状況(1単元の株式数     100株)
                    単元未
                    満株式
   区分          外国法人等
    政府及び地    金融商品   その他の
                    の状況
       金融機関          個人その他   計
    方公共団体    取引業者  法人
                    (株)
            個人以外  個人
  株主数(人)                   -
      -  6  18  16  35  4 1,636  1,715
  所有株式数
      - 6,232  1,475  14,206  8,560   13 85,951  116,437  1,700
  (単元)
  所有株式数の
                     -
      -  5.35  1.27  12.20  7.35  0.01  73.82  100.00
  割合(%)
   (注) 「個人その他」の中には、自己株式3,623       単元、「単元未満株式の状況」の中には自己株式26株が含まれておりま
   す。
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  (6)【大株主の状況】
                  2020年3月31日現在
                   発行済株式(自
                   己株式を除
                所有株式数
                   く。)の総数に
    氏名又は名称       住所
                 (株)
                   対する所有株式
                   数の割合(%)
                6,020,000    53.35

  田中 政臣      東京都港区
        東京都千代田区神田駿河台二丁目5番1号
                850,100    7.53
  株式会社エナリス
        御茶ノ水ファーストビル
                500,500    4.44
  株式会社ブロードピーク      東京都豊島区西池袋一丁目4番10号
  日本トラスティ・サービス信
                385,000    3.41
        東京都中央区晴海一丁目8番11号
  託銀行株式会社(信託口)
        PLUMTREE  COURT, 25 SHOE LANE, LONDON
  GOLDMAN  SACHS INTERNATIONAL
        EC4A 4AU, UNITED KINGDOM
                382,300    3.39
  (常任代理人 ゴールドマン・
        (東京都港区六本木六丁目10番1号 六本木
  サックス証券株式会社)
        ヒルズ森タワー)
                349,400    3.10
  那須 慎一      東京都港区
                227,000    2.01
  石垣 康治      宮城県仙台市若林区
  資産管理サービス信託銀行株
                164,200    1.46
        東京都中央区晴海一丁目8番12号
  式会社(証券投資信託口)
  BBH FOR GRANDEUR  PEAK
        1290 BROADWAY  STE 1100, DENVER,
  INTERNATIONAL   OPPORTUNITIES
        COLORADO  80203, U.S.A.     128,100    1.14
  FUND
        (東京都千代田区丸の内二丁目7番1号)
  (常任代理人 株式会社三菱
  UFJ銀行)
                124,500    1.10
  三浦 幹之      東京都目黒区
           -     9,131,100    80.93
     計
  (注) 上記のほか、自己株式が362,326株あります。
  (7)【議決権の状況】

  ①【発行済株式】
                   2020年3月31日現在
          株式数(株)    議決権の数(個)
     区分              内容
             -    -    -
  無議決権株式
  議決権制限株式(自己株式等)          -    -    -
  議決権制限株式(その他)          -    -    -

  完全議決権株式(自己株式等)         362,300     -    -

         普通株式
                  単元株式数   100株
                  権利内容に何ら限定
  完全議決権株式(その他)         11,281,400     112,814
         普通株式
                  のない当社における
                  標準の株式
            1,700     -    -
  単元未満株式       普通株式
           11,645,400      -    -
  発行済株式総数
             -   112,814     -
  総株主の議決権
  (注) 上記の「単元未満株式」には、当社所有の自己株式が26株含まれております。
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  ②【自己株式等】
                   2020年3月31日現在
                   発行済株式総数
          自己名義所有   他人名義所有   所有株式数の   に対する所有
  所有者の氏名又は名称     所有者の住所
          株式数(株)   株式数(株)   合計(株)   株式数の割合
                    (%)
      東京都品川区東品川
      二丁目2番4号
           362,300    -  362,300    3.11
  株式会社グリムス
      天王洲ファースト
      タワー19階
        -   362,300    -  362,300    3.11
    計
  2【自己株式の取得等の状況】

   【株式の種類等】 会社法第155条第7号に該当する普通株式の取得
  (1)【株主総会決議による取得の状況】

    該当事項はありません。
  (2)【取締役会決議による取得の状況】

    該当事項はありません。
  (3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】

      区分      株式数(株)     価額の総額(円)
  当事業年度における取得自己株式             54    122,968

               -     -

  当期間における取得自己株式
  (注) 当期間における取得自己株式には、2020年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取り

   による株式は含まれておりません。
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  (4)【取得自己株式の処理状況及び保有状況】
            当事業年度       当期間
     区分
             処分価額の総額      処分価額の総額
          株式数(株)      株式数(株)
              (円)      (円)
  引き受ける者の募集を行った取得自己株
            -   -   -   -
  式
            -   -   -   -
  消却の処分を行った取得自己株式
  合併、株式交換、会社分割に係る移転を
            -   -   -   -
  行った取得自己株式
  その他
                  -   -
  (ストックオプションの権利行使に基づ         1,800  2,434,200
  く取得自己株式の処分)
                  -
  保有自己株式数         362,326    -      -
  (注) 当期間における取得自己株式の処理状況及び保有状況には、2020年6月1日から有価証券報告書提出日までのス
   トックオプションの権利行使に基づく取得自己株式の処分及び単元未満株式の買増請求に伴う売却は含まれてお
   りません。
  3【配当政策】

   当社は、事業基盤を強化し企業価値を高めるため内部留保を充実させること、会社業績の動向に応じて株主へ成果
  を配分していくこと、これらを総合的に勘案したうえで安定的に株主に利益還元することを利益配分に関する基本方
  針としております。
   当社の剰余金の配当は、中間配当と期末配当の年2回を基本方針としております。これらの剰余金の配当の決定機
  関は、期末配当については株主総会、中間配当については取締役会であります。
   当事業年度における配当につきましては、上記の基本方針のもと、中間配当については1株当たり5円を実施して
  おり、期末配当については1株当たり19円の期末配当を実施することを決定いたしました。               この結果、当事業年度の
  配当性向は45.2%となりました。
   内部留保金につきましては、主として今後一層の事業の発展及び事業基盤の強化のために投資してまいりたいと考
  えております。
   当社は、「取締役会の決議により、毎年9月30日を基準日として、中間配当を行うことができる。」旨を定款に定
  めております。
   なお、当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりであります。
         配当金の総額   1株当たり配当額
     決議年月日
         (千円)    (円)
    2019年11月15日
          56,412     5
    取締役会決議
    2020年6月25日
          214,378     19
    定時株主総会決議
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  4【コーポレート・ガバナンスの状況等】
  (1)【コーポレート・ガバナンスの概要】
   ① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
   当社は、経営の健全性、透明性、効率性、迅速性を常に意識し、継続的な企業価値の向上及び株主をはじめとし
   た全てのステークホルダーとの円滑な関係構築を実現するために、取締役会及び監査等委員会を軸としてコーポ
   レート・ガバナンスに取り組んでおります。
   ② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由

   a.企業統治の体制の概要
   当社は 監査等委員会設置会社であり、本書      提出日 現在、取締役9名、うち監査等委員3名、社外取締役4名とい
   う経営体制となっており、取締役会は定例として毎月1回、また、必要に応じて臨時で開催し、会社法規定事項及
   び経営の重要事項について審議及び決定を行っております。
   監査等委員は3名全員が社外取締役であり、独立した立場で取締役の業務執行を監督しております。
   また、迅速で的確な経営及び執行判断を実現するため、業務を執行する担当取締役で構成する執行会議を毎週開
   催し、営業や財務を含めた所管業務の現況を共有し、業務執行における重要課題を審議しております。
   取締役会及び執行会議において、経営上の意思決定が行われると、各部門に対し業務執行の指示が出され、各部
   門では必要に応じ、他の部門と連携を図りながら業務を執行する体制となっております。
   また、経営方針に則った業務報告とこれらに関する重要な情報の収集、部門間の情報共有、さらには事業計画・
   事業全体に関わる方針や各部門のおいて抱える課題で組織を横断的に協議すべき事項については、代表取締役及び
   決裁権限に基づく決裁者の意思決定に資するため、当社グループ各社の取締役、各部門長、代表取締役の指名する
   社員及びオブザーバーとして出席する監査等委員である取締役及び内部監査室長で構成する役員部長連絡会を設置
   し、毎週1回開催しております。
   子会社については、子会社の業務の適正を確保するため、「関係会社管理規程」に基づき、関係資料等の提出や
   報告を求めるとともに、担当取締役が必要に応じてアドバイス等を行っております。また、当社から監査担当者を
   派遣し、内部監査を実施して、法令の遵守状況の確認を行っております。
   ・会社の機関・内部統制に関する概要図

    当社の業務執行・監査・内部統制の概要は以下のとおりであります。
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   b.企業統治の体制を採用する理由
   当社が監査等委員会を設置した理由は、取締役会における議決権を有する監査等委員が経営の意思決定に加わる
   ことにより、取締役会の監督機能の強化を図るためであります。また、定款の定めにより、取締役会の決議におい
   て重要な業務執行(会社法第399条の13第5項に掲げる事項を除く。)の決定の全部または一部を業務を執行する
   取締役に委任することが可能となったことから、迅速で的確な経営及び執行判断が出来るようになりました。さら
   に、2015年5月1日施行の改正会社法によって、責任限定契約を締結することができる役員等の範囲が変更とな
   り、社内社外を問わず、業務を執行しない取締役との間で責任限定契約を締結することが可能となったことから、
   取締役が期待される役割を十分に発揮できると考えます。
   ③ 企業統治に関するその他の事項

   a.内部統制システムの整備の状況
    当社の内部統制システムの整備に関する基本方針につきましては、以下の内容にて、取締役会にて承認を得てお
   ります。
   <内部統制システムの整備に関する基本方針>

   A. 当社及び子会社の   取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
   (1) 当社は、コンプライアンス規程に基づき、当社及び子会社の取締役及び使用人の職務の執行が、法令及び定
    款に適合し、かつ企業倫理の遵守及び社会的責任を果たすため、企業行動指針・規範や各種の規程・マニュ
    アル及び業務分掌等を整備し、適宜見直しを行う。
   (2) 当社の内部監査室は、内部監査規程に基づき、当社及び子会社に対する業務監査及びコンプライアンス監査
    を行い、法令等の遵守状況を確認し、当社の社長及び監査等委員会に報告する。
   (3) 法令上疑義のある行為について、当社及び子会社の使用人が内部通報を行う場合の窓口を、内部通報規程に
    基づき、社外(顧問弁護士)に設置する。
   B.当社の取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
     当社の総務部は、稟議規程や文書管理規程に基づき、取締役の決裁等の職務執行に関する情報を、適切に記
    録・保存し、当社の取締役及び監査等委員である取締役が必要に応じてこれを閲覧できるようにする。
   C. 当社及び子会社の   損失の危険の管理に関する規程その他の体制
     リスク管理規程に基づき、リスク管理委員会の下、当社の人事部、総務部、経営企画部、経理部及び業務管
    理部の各部門が、コンプライアンス、財務や情報セキュリティ、品質、環境及び自然災害等の、当社グループ
    の各種リスクについて識別・評価し、リスクの回避・低減等の必要な対策を実施するとともに、リスクの発生
    状況に応じて組織や規程・マニュアル等の見直しを適宜行う。
   D. 当社及び子会社の   取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
     当社及び子会社の取締役会は稟議規程や組織規程及び業務分掌規程等の整備・見直しを進め、各取締役の職
    務分掌や権限を明確化するとともに、日常的な取締役相互の報告・連絡・相談の円滑化を推進する。
   E. 監査等委員会の職務を補助すべき取締役及び使用人に関する事項
     監査等委員会がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合、取締役会は監査等委員会と協議の
    上、監査等委員会の職務を補助すべき使用人を指名することができる。
   F. 監査等委員会の職務を補助すべき取締役及び使用人の取締役(監査等委員である取締役を除く。)からの独立
    性並びに当該取締役及び使用人に対する指示の実行性の確保に関する事項
    (1) 監査等委員会の職務を補助する使用人の任命・異動・人事考課については、監査等委員会の同意を要する。
    (2) 監査等委員会の職務を補助する使用人は、監査等委員会の指揮命令に従い、取締役(監査等委員である取締
    役を除く。)の指揮命令は受けないものとする。
   G. 監査等委員会への報告に関する体制
    (1) 当社の取締役(監査等委員である取締役を除く。)及び使用人並びに子会社の取締役、監査役及び使用人又
    はこれらの者から報告を受けた者は、監査等委員会の求めに応じて、随時その職務の執行状況その他に関す
    る報告を行う。
    (2) 監査等委員会は、当社の取締役(監査等委員である取締役を除く。)及び使用人並びに子会社の取締役、監
    査役及び使用人又はこれらの者から報告を受けた者が定時もしくは臨時に監査等委員会へ報告すべき事項を
    定める。
    (3) 当社の取締役(監査等委員である取締役を除く。)及び使用人並びに子会社の取締役、監査役及び使用人又
    はこれらの者から報告を受けた者は、当社又は子会社に著しい損害を及ぼすおそれのある事実を発見したと
    きは、直ちに監査等委員会へ報告する。
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   H. 監査等委員会への報告をした者が当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないことを確保するた

    めの体制
    監査等委員会へ報告を行った当社の取締役(監査等委員である取締役を除く。)及び使用人並びに子会社の
    取締役、監査役及び使用人又はこれらの者から報告を受けた者に対し、当該報告を行ったことを理由として不
    利な取扱いを行うことを禁止し、その旨を周知徹底する。
   I. 監査等委員の職務の執行(監査等委員会の職務の執行に関するものに限る。)について生ずる費用の前払又は
    償還の手続その他の当該職務の執行について生ずる費用又は債務の処理に係る方針に関する事項
    (1) 監査等委員会からその職務の執行について必要な費用の前払等の請求があった場合、速やかに当該費用又は
    債務を処理する。
    (2) 監査等委員会からの求めがある場合、監査等委員である取締役の職務の執行について生ずる費用等につい
    て、毎年一定額の予算を設ける。
   J. その他監査等委員会の監査が実効的に行われることを確保するための体制
    (1) 監査等委員会が選定する監査等委員は、取締役会のほか、役員・部長連絡会その他監査等委員会が重要と認
    める会議に出席する。
    (2) 監査等委員会が選定する監査等委員は、決裁書        、社 内情報システムその他監査等委員会が重要と認める報告
    書等の文書を随時閲覧する。
    (3) 監査等委員会は、毎月1回定時に監査等委員会を開催するほか、必要に応じて臨時に監査等委員会を開催
    し、監査実施状況等について情報交換並びに協議を行うとともに、会計監査人から定期的並びに必要に応じ
    て臨時に会計監査に関する報告を受け、意見交換を行う。
   K. 財務報告の信頼性を確保するための体制
     財務報告の信頼性と適正性を確保するため、金融商品取引法の定めに従った財務              報告に係る内部統制システ
    ムを構築し、その有効性を評価し、必要な是正を行い、適切な報告を行う体制を整備運用する。
   b.リスク管理体制の整備の状況

    当社では、総合的なリスク管理について、代表取締役を委員長とするリスク管理委員会で討議しており、必要に
   応じて取締役会でも検討しております。       法令の遵守状況に関しては、コンプライアンス委員会において動向を把握
   し、また社外の法律事務所、税理士事務所と顧問契約を締結し、適切なコミュニケーションを通じて、法令遵守体
   制の確保に努めております。
   c.子会社の業務の適正を確保するための体制整備の状況

    当社は、グリムスグループとしての経営理念や行動基準を制定し、グループ各社の規程・マニュアル等の整合性
   を図り、また各種の会議を通して、グループ全体の業務が適正かつ統一的に執行される体制を構築しております。
    また、グループ会社の横断的な業務を担当する取締役は、各社の業務について充分にその実態を把握し適切な指
   示を与えるとともに、適宜社長や取締役会への報告を行い、決裁等の必要な手続きを行います。
    内部監査規程に基づき、内部監査室は関連会社監査や会議・委員会等を通じて関連会社の業務が法令及び定款に
   適合し適正に執行されるよう指導するとともに、経理部と連携して連結財務諸表等の財務報告の信頼性を確保する
   体制を構築しております。
   d.責任限定契約の内容の概要

    当社は、会社法第427条第1項の規定に基づき、取締役(業務執行取締役等であるものを除く)との間に、100万
   円以上であらかじめ定めた額又は法令が規定する額のいずれか高い額を限度額として、同法第423条第1項の損害
   賠償責任を限定する契約を締結することができる旨を定款に定めております。
    この定款に基づき、取締役(業務執行取締役等であるものを除く)と責任限定契約を締結しております。
   e.取締役の定数

    当社の取締役(監査等委員である取締役を除く)は10名以内とする旨及び当社の監査等委員である取締役は3名
   以内とする旨、定款に定めております。
   f.取締役の選任及び解任の決議要件

    当社は、取締役の選任決議において、監査等委員である取締役とそれ以外の取締役とを区別して、議決権を行使
   することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨、及び
   累積投票によらないものとする旨定款に定めております。
    また、議決権を行使することができる株主の議決権の過半数を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもっ
   て取締役を解任することができます。
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   g.取締役会で決議できる株主総会決議事項
   A.剰余金の配当
     当社は、株主への利益還元を機動的に行うことを可能とするため、取締役会の決議によって会社法第454条
    第5項の規定に基づく中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。これは、中間配当を取締役会
    の権限とすることにより、機動的な利益還元を可能とすることを目的としております。
   B.自己株式の取得
     当社は、会社法第165条第2項の規定により、取締役会の決議をもって、自己の株式を取得することができる
    旨を定款に定めております。これは、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策遂行のため、市場取引等に
    よる自己株式の取得を可能とすることを目的とするものであります。
   h.株主総会の特別決議要件

   当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株主の
   議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款に定めておりま
   す。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的
   とするものであります。
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  (2)【役員の状況】
   ① 役員一覧
   男性    8名 女性    1名 (役員のうち女性の比率      11.1 %)
                    所有株式数
   役職名   氏名   生年月日      略歴     任期
                    (株)
          1999年10月  株式会社テレウェイヴ
            (現:株式会社アイフラッグ)入社
          2003年4月  株式会社テレウェイヴリンクス(現:
            株式会社アイフラッグ)取締役就任
  代表取締役        2004年6月  株式会社テレウェイヴ(現:株式会社
     田中 政臣  1978年10月21日  生         (注)3  6,020,000
            アイフラッグ)取締役就任
   社長
          2005年7月  当社代表取締役社長就任(現任)
          2013年11月  株式会社グリムスベンチャーズ(現:
            株式会社ペットシア)代表取締役社長
            就任
          1999年10月  株式会社テレウェイヴ
            (現:株式会社アイフラッグ)入社
          2003年10月  株式会社アントレプレナー入社
          2004年11月  同社取締役就任
          2006年7月  当社取締役就任
          2007年4月  当社常務取締役就任 営業本部長
          2011年4月  株式会社グリムスソーラー
            代表取締役社長就任
  代表取締役
     那須 慎一  1975年11月23日  生         (注)3   349,400
            株式会社GRコンサルティング
   副社長
            代表取締役社長就任
          2012年12月  株式会社GFライテック
            (現:株式会社グリムスパワー)
            代表取締役社長就任
          2013年6月  当社代表取締役副社長就任(現任)
          2013年11月  株式会社グリムスベンチャーズ
            (現:株式会社ペットシア)取締役就任
          1995年4月  キャンシステム株式会社入社
          1997年9月  株式会社テレウェイヴ
            (現:株式会社アイフラッグ)入社
          2003年1月  工事ドットネット株式会社(現:株式
            会社アントレプレナー)入社
          2005年7月  当社監査役就任
          2005年8月  当社業務部長
          2007年4月  当社営業本部副本部長
          2009年6月  当社取締役就任(現任)
          2012年4月  株式会社グリムスソーラー取締役就任
   取締役  三浦 幹之  1974年4月19日  生   株式会社GRコンサルティング      (注)3   124,500
            取締役就任
          2012年12月  株式会社GFライテック(現:株式会
            社グリムスパワー)取締役就任
          2013年4月  株式会社GRコンサルティング
            代表取締役社長就任
          2013年11月  株式会社グリムスベンチャーズ
            (現:株式会社ペットシア)取締役就任
          2016年2月  株式会社グリムスパワー
            代表取締役社長就任
          2019年4月
            同社取締役就任(現任)
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                    所有株式数
   役職名   氏名   生年月日      略歴     任期
                    (株)
          1978年4月  大倉商事株式会社(現:株式会社大蔵)
            入社
          1979年3月  大増商事株式会社入社
          1982年3月  アコム株式会社入社
          1998年2月  株式会社キッド入社
          1999年4月  同社取締役就任
          2000年11月  株式会社サクセス取締役就任
          2004年8月  同社常務取締役就任
          2005年11月  株式会社ジー・モード入社
            管理本部長
          2006年6月  同社取締役就任
   取締役  善村 賢治  1959年2月24日  生         (注)3   -
          2007年1月  同社取締役経営企画室長
          2008年4月  同社取締役管理本部長
          2010年3月  株式会社アプリックス
            取締役就任
          2012年10月  当社入社 管理統括部長
          2013年6月
            当社取締役就任(現任)
          2013年11月  株式会社グリムスベンチャーズ
            (現:株式会社ペットシア)取締役就任
          2015年6月  株式会社GFライテック(現:株式会
            社グリムスパワー)取締役就任
          2003年4月  株式会社テレウェイヴリンクス
            (現:株式会社アイフラッグ)入社
          2005年9月  当社入社
   取締役  加藤 孝介  1979年7月23日  生 2011年4月  株式会社グリムスソーラー取締役就任      (注)3   24,100
          2013年4月  同社代表取締役社長就任
          2016年6月
            当社取締役就任(現任)
          2019年4月  株式会社グリムスソーラー取締役就任
          1985年9月  Milbank, Tweed, Hadley &McCloy
            LLP(現 Milbank LLP)入所
          1986年1月  米国ニューヨーク州弁護士登録
          1990年5月  米国カリフォルニア州弁護士登録
          1995年10月  Morrison &Foerster LLP入所
          1998年9月  シャーマンアンドスターリング外国法
            事務弁護士事務所入所
          2003年7月  Johnson &Johnson, Law Department
   取締役  江田 千重子   1950年11月21日  生
                  (注)3   -
            (本社法務本部)日本代表就任
          2009年3月  ジョンソン・エンド・ジョンソン株式
            会社 代表取締役就任
            ヤンセン・ファーマ株式会社
            取締役就任
          2018年1月  株式会社GSTV取締役就任
          2020年1月  当社顧問就任
          2020年6月
            当社取締役就任(現任)
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                    株式会社グリムス(E22547)
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                    所有株式数
   役職名   氏名   生年月日      略歴     任期
                    (株)
          1981年4月  株式会社住友銀行
            (現:株式会社三井住友銀行)入行
          1985年10月  通商産業省(現:経済産業省)出向
          1989年10月  株式会社日本総合研究所出向
          2003年7月  朝日監査法人(現:有限責任    あずさ監
            査法人)企業公開部出向
          2004年4月  SMBCフレンド証券株式会社出向
          2006年6月  当社顧問就任
   取締役
            当社常勤監査役就任
     手塚 博水  1956年11月25日  生
                  (注)4   39,000
  (監査等委員)        2011年4月  株式会社グリムスソーラー
            監査役就任
            株式会社GRコンサルティング
            監査役就任
          2012年12月  株式会社GFライテック(現:株式会
            社グリムスパワー)監査役就任
          2013年11月  株式会社グリムスベンチャーズ
            (現:株式会社ペットシア)監査役就任
          2016年6月  当社取締役(監査等委員)就任(現任)
          1964年4月  鐘淵紡績株式会社(現:クラシエホー
            ルディングス株式会社)入社
          1964年10月  日本専売公社
            (現:日本たばこ産業株式会社)入社
          1991年6月  同社取締役就任  医薬事業部長
          1993年6月  同社常務取締役就任
            医薬事業担当兼医薬研究所長
          1996年6月  同社専務取締役就任   医薬事業担当
   取締役
     西本 昌道  1939年3月29日  生         (注)4   -
          1997年6月  有機合成薬品工業株式会社
  (監査等委員)
            専務取締役就任
          1999年6月  同社代表取締役社長就任
          2007年6月  同社取締役会長就任
          2008年6月  同社相談役就任
          2009年6月  当社監査役就任
          2016年6月
            当社取締役(監査等委員)就任(現任)
          2017年4月  株式会社キノファーマ監査役就任
            (現任)
          1992年4月  株式会社ケー・イー・シー入社
          1996年10月  太田昭和監査法人(現:新日本有限責
            任監査法人)入所
          2003年1月  監査法人トーマツ(現:有限責任監査
            法人トーマツ)入所
          2015年11月  阿久津・福島会計事務所設立
          2015年12月  MMプリンシパルインベストメント株
            式会社取締役就任(現任)
          2016年4月  株式会社OMGホールディングス取締
            役就任(現任)
          2016年5月  株式会社アポロジャパン監査役就任
   取締役          (現任)
     福島 泰三  1970年6月3日  生
                  (注)4   -
          2016年6月
  (監査等委員)          当社取締役(監査等委員)就任(現任)
          2016年9月  株式会社キーストーンテクノロジー取
            締役就任
          2017年3月  株式会社オルツ監査役就任(現任)
            株式会社シグリード取締役
            (監査等委員)就任
          2017年6月  福島泰三公認会計士事務所設立
            同事務所所長就任(現任)
          2017年9月  株式会社M&Aの窓口取締役就任
            (現任)
            明星監査法人設立 代表社員就任
            (現任)
           計          6,557,000
  (注) 1.取締役   江田千重子、   手塚博水、西本昌道及び福島泰三      は、 社外取締役であります。
   2.当社の監査等委員会の体制は以下のとおりであります。
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      委員長 手塚博水、委員 西本昌道、委員 福島泰三
    なお、手塚博水は常勤の監査等委員であります。
    3.2020年6月25日開催の定時株主総会の終結の時から2021年3月期に係る定時株               主総会の終結の時までであり
    ます。
    4.2020年6月25日開催の定時株主総会の終結の時から2022年3月期に係る定時株主総会の終結の時までであり
    ます。
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   ② 社外役員の状況
   当社の社外取締役は4名であります。
   社外取締役江田千重子は、弁護士としての豊富な経験と幅広い見識を有するとともに、企業法務にも精通してい
   ることから、社外取締役として監督機能及び役割を果たせるものと考えております。              当社と同氏との間には、人的
   関係・資本関係・重要な取引関係・その他利害関係はありません。
   社外取締役手塚博水は、金融機関での与信判断業務、官庁や監査法人での業務経験など、経営や財務会計に関す
   る相当程度の知見を有していることから、社外取締役として監査機能及び役割を果たせるものと考えております。
   なお、同氏は2020年3月末時点において、当社の株式の39,000株を保有しておりますが、重要性はないと判断して
   おります。当社と同氏との間には、それ以外の人的関係・資本関係・重要な取引関係・その他利害関係はありませ
   ん。
   社外取締役西本昌道は、長年にわたる企業の役員の経験があり、経営者としての豊富な知識と経験を有している
   ことから、社外取締役として監督機能及び役割を果たせるものと考えております。当社と同氏との間には、人的関
   係・資本関係・重要な取引関係・その他利害関係はありません。また、当社は、同氏を東京証券取引所の規定に基
   づく独立役員として指定し、届け出ております。
   社外取締役福島泰三は、公認会計士として会社財務に精通しており、会社経営を統括する十分な見識を有してい
   ることから、社外取締役として監督機能及び役割を果たせるものと考えております。              当社と同氏との間には、人的
   関係・資本関係・重要な取引関係・その他利害関係はありません。また、当社は、同氏を東京証券取引所の規定に
   基づく独立役員として指定し、届け出ております。
   当社においては、社外取締役を選任するための会社からの独立性に関する基準を定めており、以下の各項目のい
   ずれにも該当しない場合に独立性を有すると判断しております。
   a. 当社及び当社の関係会社(以下、「当社グループ」という)の業務執行者
   b. 当社の総議決権の10%以上の議決権を直接又は間接に保有している者及びその業務執行者
   c. 当社グループが総議決権の10%以上の議決権を直接又は間接に保有している法人等の業務執行者
   d. 当社グループの主要な取引先(取引金額が直近の連結会計年度における連結売上高の2%以上ある取引先)又
   はその業務執行者
   e. 当社グループを主要な取引先(当社グループとの取引金額が直近の事業年度又は連結会計年度における売上高
   又は連結売上高の2%以上ある取引先)とする者又はその業務執行者
   f. 当社グループの会計監査人及び顧問弁護士
   g. 過去3年以内に上記a~fに該当する者
   h. 現在又は過去3事業年度において、当社グループから役員報酬以外に多額の金銭その他財産上の利益(個人の
   場合は年間1,000万円以上、法人・組合等の場合は売上高の2%以上の金額)を得ている弁護士、公認会計士、
   税理士又はコンサルタント等
   i. 現在又は過去3事業年度において、当社グループから年間1,000万円以上の寄付を得ている法人・組合等の業務
   執行者
   j. 当社グループの役員が社外役員を努める会社等の業務執行者
   k. 上記a~jに該当する者の2親等以内の親族
   社外取締役4名につきましては、当該基準に基づき、独立性を有すると判断しております。
   ③ 社外取締役による監督と内部監査、監査等委員会による監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門と

   の関係
   社外取締役は取締役会において客観的・中立的な立場から適宜必要な意見を述べ、経営の監督を行うとともに、
   社長直属の内部監査室が各部門や子会社を対象に定期的に行う業務の適正性を監査する内部監査の状況について随
   時情報交換を行っております。
   社外取締役3名で構成される監査等委員会は監査方針・監査計画に従った            各部門や子会社の調査等を通じて取締
   役の職務執行を監督するとともに、会計監査人から監査計画等の説明や四半期毎の監査結果の報告を受け、会計監
   査人との緊密な連携を図っております。
   また、監査等委員会・内部統制部門である内部監査室・会計監査人は、3者で定期的に会合を行い情報交換を行
   うことで、経営及び業務執行の監督機能の強化を図っております。
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  (3)【監査の状況】
   ① 監査等委員会監査の状況
   当社は 監査等委員会設置会社であり、本書提出日現在、監査等委員である取締役3名(うち社外取締役3名)で
   監査等委員会が構成されております。監査等委員である取締役福島泰三は公認会計士の資格を有し、財務及び会計
   に相当程度の知見を有しております。当社の監査等委員である取締役は、監査等委員会規程及び監査等委員会監査
   規程に基づき、取締役会及び執行会議をはじめとした重要な会議に出席し、業務執行を担当する取締役からの事業
   報告を聴取し、重要な文書や帳票の閲覧、当社及び子会社に対する会計監査結果のヒアリング、閲覧を実施すると
   ともに、内部監査室や会計監査人との情報交換を適宜行うなど、連携を密にして監査の実効性と効率性の向上を目
   指しております。
   当事業年度において当社は監査当委員会を月1回開催しており、個々の監査等委員の出席状況については以下
   のとおりであります。
    氏 名     開催回数       出席回数
   手塚 博水     19回       19回
   西本 昌道     19回       19回
   福島 泰三     19回       19回
   監査等委員会における主な検討事項として月次決算の承認、規程類の改定、資金の調達及び運用等がありまし

   た。
   また、常勤の監査等委員の活動として、       稟議書全件、契約書全件、主要な管理資料、その他重要な文書や帳票
   類の閲覧、主要な営業所の往査、子会社を含めた業務執行取締役との面談並びに意見交換、従業員各層からのヒ
   アリング等を実施しております。
   ② 内部監査の状況

   経営の効率性、適法性及び健全性の確保を目的として、社内に代表取締役社長直轄の内部監査室(2名)を設置
   しており、内部監査については内部監査室が監査等委員や会計監査人と連携を図りながら、内部監査計画書に基づ
   き、各部門へのヒアリング、     実地監査を行い、内部統制・コンプライアンス等の実効性と効率性の向上に努めてお
   ります。
   ③ 会計監査の状況

   a.監査法人の名称
    有限責任  あずさ監査法人
   b.継続監査期間
    9年間
   c.業務を執行した公認会計士
   指定有限責任社員・業務執行社員       松木 豊
   指定有限責任社員・業務執行社員       栗原 幸夫
   d.監査業務に係る補助者の構成
    当社の会計監査業務に従事した補助者は、公認会計士4名・その他1名であります。
   e.監査法人の選定方針と理由
    当社は、監査法人を選定するにあたり、以下を考慮しております。
    ・会計監査人が会社法第340条第1項各号のいずれにも該当しないこと。
    ・会計監査人の独立性、業務執行状況を勘案し、問題がないこと。
   f.監査等委員会による監査法人の評価
    当社の監査等委員会は、監査法人に対して評価を行っております。当社の会計監査人である有限責任                 あずさ監
   査法人については、独立性・専門性・業務執行状況ともに問題はないと認識しております。
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   ④ 監査報酬の内容等
   a.監査公認会計士に対する報酬
        前連結会計年度        当連結会計年度
   区分
      監査証明業務に基づく    非監査業務に基づく報    監査証明業務に基づく    非監査業務に基づく報
      報酬(千円)    酬(千円)    報酬(千円)    酬(千円)
        27,000     -   27,000     -

  提出会社
         -    -    -    -

  連結子会社
        27,000     -   27,000     -

    計
    当社における非監査業務に該当する事項はありません。
    また、連結子会社における非監査業務に該当する事項はありません。
   b.監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対する報酬
    該当事項はありません。
   c.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
    該当事項はありません。
   d.監査報酬の決定方針
    当社は、監査公認会計士等に対する監査報酬について、監査日数・当社の規模・当社の業務の特性等の要素を勘
   案して適切に決定することとしております。
   e.監査等委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由
    取締役会が提案した会計監査人に対する報酬等に対して、当社の監査等委員会が会社法第399条第1項の同意を
   した理由は、当連結会計年度の監査計画及び報酬見積りの算出根拠を確認した結果、適正な金額と判断したことに
   よります。
  (4)【役員の報酬等】

   ① 役員の報酬の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項
    取締役(監査等委員である取締役を除く)の報酬限度額は、2016年6月28日開催の第11回定時株主総会において
   年額200,000千円以内(うち社外取締役分は年額20,000千円以内)と決議しております。
    取締役の報酬等につきましては、各取締役の職責に応じて支給する固定報酬と、会社業績や各取締役の経営への
   貢献度に応じて支給する業績連動報酬で構成されております。
    業績連動報酬につきましては、営業利益の年度ごとの達成状況にて評価しております。当該指標を評価の基準と
   している理由といたしましては、企業価値の向上を図るための収益力の重要な指標と認識しているためでありま
   す。
    当社は役員の報酬の額の決定に関する方針を「取締役報酬に関する内規」に定めており、株主総会で定めた取締
   役の報酬の総額の範囲内で、取締役の報酬を取締役会で決定することとしております。その具体的な報酬等の額に
   つきましては、取締役(監査等委員である取締役を除く)については取締役会の一任を受けた代表取締役社長が、
   各取締役の役割分担や業務の内容、経営に対する貢献度などを勘案して決定しており、当事業年度につきまして
   は、固定報酬については2019年6月26日開催の取締役会にて、業績連動報酬については2020年4月15日開催の取締
   役会にて、それぞれ代表取締役社長への一任を決議しております。
    監査等委員である取締役の報酬限度額は、2016年6月28日開催の第11回定時株主総会において年額30,000千円以
   内と決議しております。なお、監査等委員である取締役個々の報酬につきましては、監査等委員である取締役の協
   議によって定めており、当事業年度の報酬につきましては、2018年6月27日開催の監査等委員会にて決議しており
   ます。
   ② 役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数

            報酬等の種類別の総額(千円)
                   対象となる
       報酬等の総額
                   役員の員数
    役員区分
        (千円)
                    (人)
           固定報酬   業績連動報酬   退職慰労金
  取締役(社外取締役を除く)      140,800   130,800   10,000    -   6

        12,000   12,000    -   -   3

  社外役員
   ③ 役員ごとの連結報酬等の総額等

    連結報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、記載しておりません。
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  (5)【株式の保有状況】
   ① 投資株式の区分の基準及び考え方
    当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式について、取引関係の有
   無を基準に区分しております。
   ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式

   a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内
   容
    当社が保有する純投資目的以外の目的である投資株式については、発行会社との取引状況・財政状態などを検証
   のうえ、適宜取締役会等の会議体においてその状況を報告することとしております。
   b.銘柄数及び貸借対照表計上額の合計額
       銘柄数  貸借対照表計上額の
       (銘柄)   合計額(千円)
        1    10,289

  非上場株式
        -     -
  非上場株式以外の株式
   (当事業年度において株式数が増加した銘柄)
    該当事項はありません。
   (当事業年度において株式数が減少した銘柄)
    該当事項はありません。
   c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報
    該当事項はありません。
   ③ 保有目的が純投資目的である投資株式

         当事業年度        前事業年度
    区分
        銘柄数   貸借対照表計上額の     銘柄数   貸借対照表計上額の
        (銘柄)   合計額(千円)     (銘柄)   合計額(千円)
          1   119,000     1   119,000

  非上場株式
         -    -    -    -
  非上場株式以外の株式
           当事業年度

    区分
       受取配当金の    売却損益の    評価損益の
       合計額(千円)    合計額(千円)    合計額(千円)
         1,750     -    (注)

  非上場株式
         -    -    -
  非上場株式以外の株式
   (注) 非上場株式については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、「評価損益
   の合計額」は記載しておりません。
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  第5【経理の状況】
  1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について
   (1)  当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28
   号)に基づいて作成しております。
   (2)  当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。以
   下「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。
    また、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成してお
   ります。
  2.監査証明について

    当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(2019年4月1日から2020年3月31
   日まで)の連結財務諸表及び事業年度(2019年4月1日から2020年3月31日まで)の財務諸表について、有限責任
   あずさ監査法人による監査を受けております。
  3.連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みについて

    当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みを行っております。具体的には、会計基準等の
   内容を適切に把握し、会計基準等の変更等について的確に対応することができる体制を整備するため、公益財団法
   人財務会計基準機構へ加入し、同機構が開催するセミナーへ参加しております。
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  1【連結財務諸表等】
  (1)【連結財務諸表】
  ①【連結貸借対照表】
                   (単位:千円)
            前連結会計年度     当連結会計年度
            (2019年3月31日)     (2020年3月31日)
  資産の部
  流動資産
              3,490,363     4,176,111
   現金及び預金
              1,163,431     1,545,159
   受取手形及び売掛金
               516,788     605,504
   商品
               73,052     78,256
   前払費用
               11,876      -
   未収還付法人税等
                -    11,515
   未収消費税等
               26,190     9,201
   その他
               △4,254     △8,585
   貸倒引当金
              5,277,449     6,417,164
   流動資産合計
  固定資産
   有形固定資産
    建物(純額)           105,170     106,226
              ※2 790,006     ※2 743,787
    機械及び装置(純額)
    車両運搬具(純額)           23,719     19,945
    工具、器具及び備品(純額)           88,983     86,919
              ※2 119,843     ※2 123,877
    土地
                -     730
    建設仮勘定
              ※1 1,127,724     ※1 1,081,486
    有形固定資産合計
   無形固定資産
                   ※3 16,724
               33,248
    ソフトウエア
               33,248     16,724
    無形固定資産合計
   投資その他の資産
               129,289     626,753
    投資有価証券
               10,000     5,000
    長期貸付金
               54,496     88,040
    繰延税金資産
               266,706     372,752
    敷金及び保証金
               27,910     30,473
    その他
               488,403     1,123,020
    投資その他の資産合計
              1,649,376     2,221,231
   固定資産合計
              6,926,826     8,638,395
  資産合計
            40/85








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                      有価証券報告書
                   (単位:千円)

            前連結会計年度     当連結会計年度
            (2019年3月31日)     (2020年3月31日)
  負債の部
  流動負債
               691,868     838,210
   支払手形及び買掛金
              ※2 486,800     ※2 419,006
   1年内返済予定の長期借入金
               593,371     579,596
   未払金
               254,835     460,688
   未払法人税等
               127,298     203,368
   未払消費税等
               35,152     15,252
   預り金
               11,000      -
   資産除去債務
               37,252     144,222
   その他
              2,237,579     2,660,344
   流動負債合計
  固定負債
              ※2 764,007     ※2 769,481
   長期借入金
               73,121     73,413
   資産除去債務
               8,738     1,727
   その他
               845,866     844,621
   固定負債合計
              3,083,446     3,504,966
  負債合計
  純資産の部
  株主資本
               599,249     599,249
   資本金
               343,536     341,951
   資本剰余金
              3,388,562     4,680,345
   利益剰余金
              △492,576     △490,265
   自己株式
              3,838,771     5,131,281
   株主資本合計
  その他の包括利益累計額
                -    △1,331
   その他有価証券評価差額金
                -    △1,331
   その他の包括利益累計額合計
               4,608     3,479
  新株予約権
              3,843,380     5,133,428
  純資産合計
              6,926,826     8,638,395
  負債純資産合計
            41/85










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  ②【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】
  【連結損益計算書】
                   (単位:千円)
            前連結会計年度     当連結会計年度
            (自 2018年4月1日     (自 2019年4月1日
            至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
              12,137,963     15,489,683
  売上高
              ※1 7,370,251     ※1 9,722,322
  売上原価
              4,767,712     5,767,361
  売上総利益
              ※2 3,366,870     ※2 3,660,829
  販売費及び一般管理費
              1,400,841     2,106,531
  営業利益
  営業外収益
               143     109
  受取利息
               7,004     8,258
  受取配当金
               24,627     24,474
  受取手数料
               31,210     43,994
  助成金収入
               1,908     4,030
  その他
               64,894     80,867
  営業外収益合計
  営業外費用
               6,650     5,298
  支払利息
               9,534     13,199
  支払手数料
               1,026      618
  その他
               17,211     19,116
  営業外費用合計
              1,448,524     2,168,282
  経常利益
  特別利益
               42,681      -
  投資有価証券売却益
               ※3 0     ※3 0
  固定資産売却益
                -    14,875
  補助金収入
                -     282
  新株予約権戻入益
               42,682     15,158
  特別利益合計
  特別損失
              ※4 4,981     ※4 3,719
  固定資産除却損
              ※5 2,099     ※5 1,110
  固定資産売却損
               ※6 949     ※6 43
  減損損失
                -    13,328
  固定資産圧縮損
               8,031     18,201
  特別損失合計
              1,483,176     2,165,239
  税金等調整前当期純利益
  法人税、住民税及び事業税             461,822     714,623
               19,391     △32,956
  法人税等調整額
               481,214     681,667
  法人税等合計
              1,001,961     1,483,572
  当期純利益
              1,001,961     1,483,572
  親会社株主に帰属する当期純利益
            42/85







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  【連結包括利益計算書】
                   (単位:千円)
            前連結会計年度     当連結会計年度
            (自 2018年4月1日     (自 2019年4月1日
            至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
              1,001,961     1,483,572
  当期純利益
  その他の包括利益
                -    △1,331
  その他有価証券評価差額金
                   ※△1,331
                -
  その他の包括利益合計
              1,001,961     1,482,240
  包括利益
  (内訳)
              1,001,961     1,482,240
  親会社株主に係る包括利益
            43/85

















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  ③【連結株主資本等変動計算書】
  前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
                    (単位:千円)
           株主資本
                  新株予約権  純資産合計
       資本金  資本剰余金  利益剰余金  自己株式  株主資本合計
  当期首残高     599,249  343,170  2,532,061   △2,867  3,471,613   8,279  3,479,893
  当期変動額
  剰余金の配当
        -  - △145,460   - △145,460   - △145,460
  親会社株主に帰属する
        -  - 1,001,961   - 1,001,961   - 1,001,961
  当期純利益
  自己株式の取得      -  -  - △493,020  △493,020   - △493,020
  自己株式の処分      -  366  -  3,311  3,677   -  3,677
  株主資本以外の項目の
        -  -  -  -  - △3,671  △3,671
  当期変動額(純額)
  当期変動額合計      -  366  856,500  △489,709  367,157  △3,671  363,486
  当期末残高     599,249  343,536  3,388,562  △492,576  3,838,771   4,608  3,843,380
  当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

             株主資本

       資本金   資本剰余金   利益剰余金   自己株式   株主資本合計
  当期首残高      599,249   343,536   3,388,562   △492,576   3,838,771
  当期変動額
  剰余金の配当       -   -  △191,788    -  △191,788
  親会社株主に帰属する
         -   -  1,483,572    -  1,483,572
  当期純利益
  自己株式の取得       -   -   -   △122   △122
  自己株式の処分       -  △1,585    -   2,434   849
  株主資本以外の項目の
         -   -   -   -   -
  当期変動額(純額)
  当期変動額合計       -  △1,585  1,291,783    2,311  1,292,509
  当期末残高      599,249   341,951   4,680,345   △490,265   5,131,281
                 (単位:千円)

        その他の包括利益累計額
             新株予約権   純資産合計
       その他有価証券   その他の包括利益
       評価差額金   累計額合計
  当期首残高       -   -   4,608  3,843,380
  当期変動額
  剰余金の配当       -   -   -  △191,788
  親会社株主に帰属する
         -   -   -  1,483,572
  当期純利益
  自己株式の取得       -   -   -   △122
  自己株式の処分       -   -   -   849
  株主資本以外の項目の
        △1,331   △1,331   △1,129   △2,460
  当期変動額(純額)
  当期変動額合計      △1,331   △1,331   △1,129  1,290,048
  当期末残高      △1,331   △1,331   3,479  5,133,428
            44/85




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  ④【連結キャッシュ・フロー計算書】
                   (単位:千円)
            前連結会計年度     当連結会計年度
            (自 2018年4月1日     (自 2019年4月1日
            至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
  営業活動によるキャッシュ・フロー
              1,483,176     2,165,239
  税金等調整前当期純利益
               114,356     110,936
  減価償却費
  貸倒引当金の増減額(△は減少)            4,254     4,330
               △7,147     △8,367
  受取利息及び受取配当金
               6,650     5,298
  支払利息
  投資有価証券売却損益(△は益)            △42,681      -
               949     43
  減損損失
  固定資産除売却損益(△は益)            7,080     4,829
                -    13,328
  固定資産圧縮損
                -    △14,875
  補助金収入
                -     △282
  新株予約権戻入益
  売上債権の増減額(△は増加)            △509,652     △381,728
  たな卸資産の増減額(△は増加)            △81,404     △102,805
  未収消費税等の増減額(△は増加)             -    △11,515
  仕入債務の増減額(△は減少)            201,849     146,342
  未払金の増減額(△は減少)            136,256     17,928
  未払消費税等の増減額(△は減少)            10,557     73,812
               13,060     89,217
  その他
              1,337,304     2,111,731
  小計
  利息及び配当金の受取額            7,250     5,166
               △6,455     △5,406
  利息の支払額
              △485,655     △510,699
  法人税等の支払額
               852,444     1,600,791
  営業活動によるキャッシュ・フロー
  投資活動によるキャッシュ・フロー
              △200,000     △500,000
  投資有価証券の取得による支出
               250,544      376
  投資有価証券の売却による収入
              △45,746     △63,255
  有形固定資産の取得による支出
              △16,399     △16,240
  無形固定資産の取得による支出
               △1,430     △11,000
  資産除去債務の履行による支出
                -    14,875
  補助金の受取額
              △94,689     △106,739
  敷金及び保証金の差入による支出
               6,604     18,203
  敷金及び保証金の回収による収入
              △15,000      -
  貸付けによる支出
               5,000     5,000
  貸付金の回収による収入
               △2,062     △2,188
  その他
              △113,179     △660,969
  投資活動によるキャッシュ・フロー
  財務活動によるキャッシュ・フロー
               400,000     450,000
  長期借入れによる収入
              △505,591     △512,320
  長期借入金の返済による支出
                6     1
  ストックオプションの行使による収入
              △493,020      △122
  自己株式の取得による支出
              △145,535     △191,633
  配当金の支払額
              △744,140     △254,074
  財務活動によるキャッシュ・フロー
  現金及び現金同等物の増減額(△は減少)             △4,875     685,747
              3,495,239     3,490,363
  現金及び現金同等物の期首残高
              ※3,490,363     ※4,176,111
  現金及び現金同等物の期末残高
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  【注記事項】
  (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
  1.連結の範囲に関する事項
   全ての子会社を連結しております。
   連結子会社の数    3社
    連結子会社の名称
    株式会社GRコンサルティング
    株式会社グリムスパワー
    株式会社グリムスソーラー
  2.持分法の適用に関する事項

   該当事項はありません。
  3.連結子会社の事業年度等に関する事項

   全ての連結子会社の事業年度の末日は、連結決算日と一致しております。
  4.会計方針に関する事項

  (1) 重要な資産の評価基準及び評価方法
   イ  有価証券
    その他有価証券
     時価のあるもの   期末日の市場価格等に基づく時価法
       (評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
    時価のないもの   移    動平均法による原価法
   ロ たな卸資産
    商品         移動平均法による原価法
        (貸借対照表価額については収益性の低下による簿価切下げの方法)
  (2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法

   イ 有形固定資産     定額法
   ロ 無形固定資産          定額法
         なお、自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5年)の定
        額法によっております。
  (3) 重要な引当金の計上基準

   貸倒引当金
    債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権につ
   いては個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。
  (4) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

    手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか
   負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。
  (5) その他連結財務諸表作成のための重要な事項

   消費税等の会計処理
    消費税及び地方消費税の会計処理は税抜方式によっております。ただし、資産に係る控除対象外消費税等は、
   発生連結会計年度の期間費用としております。
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  (未適用の会計基準等)
  ・「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日 企業会計基準委員会)
  ・「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2020年3月31日 企業会計基準委員
   会)
  ・「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第19号 2020年3月31日 企業会計基準委
   員会)
  (1) 概要

   国際会計基準審議会(IASB)及び米国財務会計基準審議会(FASB)は、共同して収益認識に関する包括的な会計基
  準の開発を行い、2014年5月に「顧客との契約から生じる収益」(IASBにおいてはIFRS第15号、FASBにおいては
  Topic606)を公表しており、IFRS第15号は2018年1月1日以後開始する事業年度から、Topic606は2017年12月15日よ
  り後に開始する事業年度から適用される状況を踏まえ、企業会計基準委員会において、収益認識に関する包括的な会
  計基準が開発され、適用指針と合わせて公表されたものです。
   企業会計基準委員会の収益認識に関する会計基準の開発にあたっての基本的な方針として、IFRS第15号と整合性を
  図る便益の1つである財務諸表間の比較可能性の観点から、IFRS第15号の基本的な原則を取り入れることを出発点と
  し、会計基準を定めることとされ、また、これまで我が国で行われてきた実務等に配慮すべき項目がある場合には、
  比較可能性を損なわせない範囲で代替的な取扱いを追加することとされております。
  (2) 適用予定日

   2022年3月期の期首から適用します。
  (3) 当該会計基準等の適用による影響

   「収益認識に関する会計基準」等の適用による連結財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中でありま
  す。
  ・「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日 企業会計基準委員会)

  ・「棚卸資産の評価に関する会計基準」(企業会計基準第9号 2019年7月4日 企業会計基準委員会)
  ・「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日 企業会計基準委員会)
  ・「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2019年7月4日 企業会計基準委員
   会)
  ・「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第19号 2020年3月31日 企業会計基準委
   員会)
  (1) 概要

   国際会計基準審議会(IASB)及び米国財務会計基準審議会(FASB)が、公正価値測定についてほぼ同じ内容の詳細
  なガイダンス(国際財務報告基準(IFRS)においてはIFRS第13号「公正価値測定」、米国会計基準においては
  Accounting  Standards  CodificationのTopic    820 「公正価値測定」)を定めている状況を踏まえ、企業会計基準委
  員会において、主に金融商品の時価に関するガイダンス及び開示に関して、日本基準を国際的な会計基準との整合性
  を図る取組みが行われ、「時価の算定に関する会計基準」等が公表されたものです。
   企業会計基準委員会の時価の算定に関する会計基準の開発にあたっての基本的な方針として、統一的な算定方法を
  用いることにより、国内外の企業間における財務諸表の比較可能性を向上させる観点から、IFRS第13号の定めを基本
  的にすべて取り入れることとされ、また、これまで我が国で行われてきた実務等に配慮し、財務諸表間の比較可能性
  を大きく損なわせない範囲で、個別項目に対するその他の取扱いを定めることとされております。
  (2) 適用予定日

   2022年3月期の期首から適用します。
  (3) 当該会計基準等の適用による影響

   「時価の算定に関する会計基準」等の適用による連結財務諸表に与える影響額については、現時点で未定でありま
  す。
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  (連結貸借対照表関係)
  ※1 有形固定資産の減価償却累計額は以下のとおりであります。
            前連結会計年度      当連結会計年度
            (2019年3月31日)      (2020年3月31日)
   有形固定資産の減価償却累計額           376,812 千円    474,248 千円
    上記の減価償却累計額には、減損損失累計額が含まれております。
  ※2 担保資産及び担保付債務

   担保に供している資産は以下のとおりであります。
            前連結会計年度      当連結会計年度
            (2019年3月31日)      (2020年3月31日)
   機械及び装置           720,645千円      667,316千円
   土地           119,149      119,149
   担保付債務は以下のとおりであります。

            前連結会計年度      当連結会計年度
            (2019年3月31日)      (2020年3月31日)
   1年内返済予定の長期借入金           36,920千円      34,080千円
   長期借入金           316,840      282,760
  ※3 圧縮記帳額

    国庫補助金等により無形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額及びその内訳は以下のとおりでありま
   す。
            前連結会計年度      当連結会計年度
            (2019年3月31日)      (2020年3月31日)
   ソフトウエア            -千円     13,328千円
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  (連結損益計算書関係)
  ※1 期末たな卸高は収益性の低下に伴う簿価切下後の金額であり、以下のたな卸資産評価損が売上原価に含まれてお
   ります。
             前連結会計年度       当連結会計年度
           (自 2018年4月1日      (自 2019年4月1日
             至 2019年3月31日)        至 2020年3月31日)
              4,516 千円     10,893 千円
  ※2 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は以下のとおりであります。

             前連結会計年度       当連結会計年度
           (自 2018年4月1日      (自 2019年4月1日
             至 2019年3月31日)        至 2020年3月31日)
   給料賃金          1,372,227  千円    1,410,111  千円
              4,254      4,330
   貸倒引当金繰入額
  ※3 固定資産売却益の内容は以下のとおりであります。

            前連結会計年度      当連結会計年度
           (自 2018年4月1日      (自 2019年4月1日
            至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
   車両運搬具            0千円      0千円
  ※4 固定資産除却損の内容は以下のとおりであります。

            前連結会計年度      当連結会計年度
           (自 2018年4月1日      (自 2019年4月1日
            至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
   車両運搬具            0千円     54千円
   工具器具備品           4,981      3,665
  ※5 固定資産売却損の内容は以下のとおりであります。

            前連結会計年度      当連結会計年度
           (自 2018年4月1日      (自 2019年4月1日
            至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
   車両運搬具           2,099千円      1,110千円
  ※6 減損損失

   前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
    以下の事業資産について減損損失を計上しております。
       用途       場所      種類
   営業店舗        福岡県      建物
    当社グループは、管理会計上の区分を基礎に資産のグルーピングを行っております。
    当連結会計年度において上記の事業資産については、閉店の意思決定を行ったことにより、従前の資産グ
   ループから切り離したうえで、帳簿価額を回収可能価額(正味売却価額            0円)まで減額し、当該減少額を減損
   損失(949千円)として特別損失に計上しております。
   当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

    重要性が乏しいため記載を省略しております。
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  (連結包括利益計算書関係)
  ※ その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額

            前連結会計年度      当連結会計年度
           (自 2018年4月1日      (自 2019年4月1日
            至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
    その他有価証券評価差額金:
    当期発生額           - 千円     △1,918 千円
    組替調整額           -      -
     税効果調整前
               -     △1,918
     税効果額           -     587
     その他有価証券評価差額金
               -     △1,331
    その他の包括利益合計
               -     △1,331
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  (連結株主資本等変動計算書関係)
  前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
  1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
       当連結会計年度期首    当連結会計年度    当連結会計年度    当連結会計年度末
        株式数   増加株式数    減少株式数    株式数
         (株)    (株)    (株)    (株)
  発行済株式

    普通株式       5,822,700    5,822,700     -  11,645,400

    合計     5,822,700    5,822,700     -  11,645,400

  自己株式

    普通株式       5,546   365,276    6,750   364,072

    合計     5,546   365,276    6,750   364,072

  (注)1.発行済株式の増加は、2018年8月1日を効力発生日として、普通株式1株につき2株の割合で株式分割したこ
   とによるものであります。
  2. 自己株式の増加のうち4,885株は、2018年8月1日を効力発生日として、普通株式1株につき2株の割合で株式
   分割を行ったことによる増加であり、360,000株は、2018年12月21日開催の取締役会決議に基づく買付による増
   加であり、391株は単元未満の買取りによるものであります。
  3.自己株式の減少は、新株予約権の行使に伴う自己株式の処分によるものであります。
  2.新株予約権及び自己新株予約権に関する事項

            新株予約権の目的となる株式の数(株)
         新株予約権の           当連結会計
   区分  新株予約権の内訳    目的となる           年度末残高
            当連結会計  当連結会計  当連結会計  当連結会計
         株式の種類           (千円)
            年度期首  年度増加  年度減少  年度末
     第9回新株予約権
            131,000
         普通株式     131,000   - 262,000   655
     (注)1、2
   提出会社
  (親会社)
     ストック・オプション
          -   -  -  -  -  3,953
     としての新株予約権
      合計     -   -  -  -  -  4,608
  (注) 1.第9回新株予約権の増加は、      2018年8月1日を効力発生日として、普通株式1株につき2株の割合で株式分割
   したことによるものであります。
  2. 第9回 新株予約権は、権利行使期間の初日が到来しておりません。
  3.配当に関する事項

   (1) 配当金支払額

         配当金の総額
            1株当たり配当額
      株式の種類          基準日   効力発生日
             (円)
          (千円)
  (決議)
   2018年6月27日
       普通株式    87,257    15 2018年3月31日   2018年6月28日
   定時株主総会
   2018年11月16日
       普通株式    58,203    5 2018年9月30日   2018年12月3日
   取締役会
  (注)2018年8月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。「1株当たり配当額」につき
   ましては、当該株式分割前の金額を記載しております。
   (2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

              1株当たり
         配当金の総額
      株式の種類     配当の原資   配当額   基準日   効力発生日
         (千円)
              (円)
  (決議)
   2019年6月26日
       普通株式   135,375  利益剰余金   12 2019年3月31日   2019年6月27日
   定時株主総会
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  当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
  1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
       当連結会計年度期首    当連結会計年度    当連結会計年度    当連結会計年度末
        株式数   増加株式数    減少株式数    株式数
         (株)    (株)    (株)    (株)
  発行済株式

    普通株式      11,645,400     -    -  11,645,400

    合計     11,645,400     -    -  11,645,400

  自己株式

    普通株式       364,072     54   1,800   362,326

    合計     364,072     54   1,800   362,326

  (注)1.自己株式の増加は、単元未満の買取りによるものであります。
  2.自己株式の減少は、新株予約権の行使に伴う自己株式の処分によるものであります。
  2.新株予約権及び自己新株予約権に関する事項

            新株予約権の目的となる株式の数(株)
         新株予約権の           当連結会計
   区分  新株予約権の内訳    目的となる           年度末残高
            当連結会計  当連結会計  当連結会計  当連結会計
         株式の種類           (千円)
            年度期首  年度増加  年度減少  年度末
     第9回新株予約権
            262,000
         普通株式      -  - 262,000   655
   提出会社
  (親会社)   ストック・オプション
          -   -  -  -  -  2,824
     としての新株予約権
      合計     -   -  -  -  -  3,479
  3.配当に関する事項

   (1) 配当金支払額

         配当金の総額
            1株当たり配当額
      株式の種類          基準日   効力発生日
             (円)
          (千円)
  (決議)
   2019年6月26日
       普通株式    135,375    12 2019年3月31日   2019年6月27日
   定時株主総会
   2019年11月15日
       普通株式    56,412    5 2019年9月30日   2019年12月2日
   取締役会
   (2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

              1株当たり
         配当金の総額
      株式の種類     配当の原資   配当額   基準日   効力発生日
         (千円)
              (円)
  (決議)
   2020年6月25日
       普通株式   214,378  利益剰余金   19 2020年3月31日   2020年6月26日
   定時株主総会
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  (連結キャッシュ・フロー計算書関係)
  ※ 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
            前連結会計年度      当連結会計年度
           (自  2018年4月1日     (自  2019年4月1日
            至  2019年3月31日)     至  2020年3月31日)
    現金及び預金勘定          3,490,363千円      4,176,111千円
    現金及び現金同等物          3,490,363千円      4,176,111千円
  (リース取引関係)

    重要性が乏しいため記載を省略しております。
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  (金融商品関係)
  1.金融商品の状況に関する事項
  (1) 金融商品に対する取組方針
    当社グループは、一時的な余資について銀行預金等の安全性の高い短期的な金融資産により運用しており、必要
   に応じて主に銀行借入により資金調達を行っております。
  (2) 金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制

    営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクにさらされております。当該リスクに関しては、当社
   グループの販売業務規程に則り、相手先ごとの期日管理及び残高管理を行っております。
    投資有価証券、長期貸付金、敷金及び保証金は、発行体や取引先企業等の信用リスク、金利変動リスクにさらさ
   れております。当該リスクに関しては、取引の実行時に調査を行うほか、取引実行後においても、必要に応じて発
   行体や取引先企業等の信用状況を適宜把握しております。
    営業債務である支払手形及び買掛金、未払金は、そのほとんどが2ヶ月以内の支払期日であります。
    未払法人税等及び未払消費税等は、その全てが2ヶ月以内に納付期限が到来するものであります。
    債務については、その決済時において流動性リスクにさらされますが、適時に資金繰計画を作成・更新するなど
   の方法により適切に管理しております。
  2.金融商品の時価等に関する事項

   連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、以下のとおりであります。なお、時価を把握すること
  が極めて困難と認められるものは含まれておりません((注)2.参照)。
   前連結会計年度(2019年3月31日)

          連結貸借対照表計上額
               時価(千円)    差額(千円)
           (千円)
  (1) 現金及び預金         3,490,363    3,490,363     -
  (2) 受取手形及び売掛金         1,163,431    1,163,431     -
  (3) 未収還付法人税等         11,876    11,876     -
  (4) 未収消費税等          -    -    -
  (5) 投資有価証券
             -    -    -
    その他有価証券のうち満期があるもの
  (6) 長期貸付金         10,000    10,016     16
  (7) 敷金及び保証金         266,706    255,086    △11,620
            4,942,378    4,930,775    △11,603
   資産計
  (1) 支払手形及び買掛金         691,868    691,868     -
  (2) 未払金         593,371    593,371     -
  (3) 未払法人税等         254,835    254,835     -
  (4) 未払消費税等         127,298    127,298     -
  (5) 長期借入金(1年内返済予定を含む)         1,250,807    1,250,849     42
            2,918,180    2,918,223     42
   負債計
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   当連結会計年度(2020年3月31日)
          連結貸借対照表計上額
               時価(千円)    差額(千円)
           (千円)
  (1) 現金及び預金         4,176,111    4,176,111     -
  (2) 受取手形及び売掛金         1,545,159    1,545,159     -
  (3) 未収還付法人税等          -    -    -
  (4) 未収消費税等         11,515    11,515     -
  (5) 投資有価証券
            97,464    97,464     -
    その他有価証券のうち満期があるもの
  (6) 長期貸付金         5,000    5,016     16
  (7) 敷金及び保証金         372,752    361,338    △11,413
            6,208,004    6,196,606    △11,397
   資産計
  (1) 支払手形及び買掛金         838,210    838,210     -
  (2) 未払金         579,596    579,596     -
  (3) 未払法人税等         460,688    460,688     -
  (4) 未払消費税等         203,368    203,368     -
  (5) 長期借入金(1年内返済予定を含む)         1,188,487    1,189,279     792
            3,270,351    3,271,144     792
   負債計
    (注)1.金融商品の時価の算定方法に関する事項

   資 産
    (1) 現金及び預金、(2)   受取手形及び売掛金、(3)     未収還付法人税等、及び(4)     未収消費税等
     これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっておりま
    す。
    (5) 投資有価証券
     投資有価証券の時価については、取引金融機関から提示された価格によっております。
    (6) 長期貸付金
     長期貸付金の時価については、元利金の合計額を、新規に同様の貸付を行った場合に想定される利率で割
    り引いた現在価値により算定しております。
    (7) 敷金及び保証金
     事務所敷金の時価については、退去年数を想定し、その将来キャッシュ・フローを国債の利回りより算出
    した利率で割り引いた現在価値により算定しております。営業保証金の時価については、決済の時期が確
    定しておらず時価算定が困難なため、帳簿価額によっております。
   負 債
    (1) 支払手形及び買掛金、(2)     未払金、(3)  未払法人税等  、及び(4)  未払消費税等
     これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっておりま
    す。
    (5) 長期借入金(1年内返済予定を含む)
     長期借入金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映することから、時価は帳簿価額と近
    似していると考えられているため、当該帳簿価額によっております。固定金利によるものは、元利金の合
    計額を、新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しておりま
    す。
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      2.時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品

                    (単位:千円)
            前連結会計年度      当連結会計年度
       区分
            (2019年3月31日)      (2020年3月31日)
    非上場株式           129,289      129,289
    匿名組合出資金            -     400,000

        これらについては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難であるため、金融商品の時価等に
    関する事項には含めておりません。
      3.金銭債権及び満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額

        前連結会計年度(2019年3月31日)
              1年超   5年超
           1年以内         10年超
              5年以内   10年以内
           (千円)         (千円)
              (千円)   (千円)
           3,490,363
    現金及び預金            -   -   -
           1,163,431
    受取手形及び売掛金            -   -   -
            11,876
    未収還付法人税等            -   -   -
             -
    未収消費税等            -   -   -
    投資有価証券

    その他有価証券のうち満期があるもの
             -   -   -   -
            5,000
    長期貸付金           5,000   -   -
    敷金及び保証金         -  63,504   3,220  199,982
       合計     4,670,672   68,504   3,220  199,982

        当連結会計年度(2020年3月31日)

              1年超   5年超
           1年以内         10年超
              5年以内   10年以内
           (千円)         (千円)
              (千円)   (千円)
           4,176,111
    現金及び預金            -   -   -
           1,545,159
    受取手形及び売掛金            -   -   -
             -
    未収還付法人税等            -   -   -
            11,515
    未収消費税等            -   -   -
    投資有価証券

    その他有価証券のうち満期があるもの        -

                -  97,464   -
            5,000

    長期貸付金            -   -   -
    敷金及び保証金         -  35,222    -  337,529
       合計     5,737,787   35,222   97,464   337,529

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      4.長期借入金の連結決算日後の返済予定額

     前連結会計年度(2019年3月31日)
          1年超   2年超   3年超   4年超
       1年以内             5年超
         2年以内   3年以内   4年以内   5年以内
                     (千円)
       (千円)
          (千円)   (千円)   (千円)   (千円)
    長期借入金   486,800   316,926   150,371   70,620   42,730  183,360
     当連結会計年度(2020年3月31日)

          1年超   2年超   3年超   4年超
       1年以内             5年超
         2年以内   3年以内   4年以内   5年以内
                     (千円)
       (千円)
          (千円)   (千円)   (千円)   (千円)
    長期借入金   419,006   252,451   172,700   129,270   68,620  146,440
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  (有価証券関係)
  1.その他有価証券
  前連結会計年度(2019年3月31日)
   非上場株式(連結貸借対照表額129,289千円)については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認め
  られることから記載を省略しております。
  当連結会計年度(2020年3月31日)

           連結貸借対照表     取得原価    差額
    区分    種類
           計上額(千円)     (千円)    (千円)
       (1)株式       -    -    -
       (2)債券       -    -    -
  連結貸借対照表計上額が
  取得原価を超えるもの
       (3)その他       -    -    -
        小計      -    -    -

       (1)株式       -    -    -

       (2)債券      97,464    99,382    △1,918
  連結貸借対照表計上額が
  取得原価を超えないもの
       (3)その他       -    -    -
        小計     97,464    99,382    △1,918

      合計       97,464    99,382    △1,918

  (注)非上場株式(連結貸借対照表計上額129,289千円)及び匿名組合出資金(連結貸借対照表計上額400,000千円)につ
   いては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難とみられることから、上表の「その他有価証券」には
   含めていません。
  2.売却したその他有価証券

  前連結会計年度(自     2018年4月1日    至  2019年3月31日)
             売却益の合計額     売却損の合計額
    種類    売却額(千円)
             (千円)     (千円)
  (1)株式        50,544     42,681      -

  (2)債券         -     -     -
  (3)その他        200,000      -     -
    合計      250,544     42,681      -

  当連結会計年度(自     2019年4月1日    至  2020年3月31日)

             売却益の合計額     売却損の合計額
    種類    売却額(千円)
             (千円)     (千円)
  (1)株式         -     -     -

  (2)債券         617     -     -
  (3)その他         -     -     -
    合計       617     -     -

  3.減損処理を行った有価証券

  前連結会計年度(自     2018年4月1日    至  2019年3月31日)
  該当事項はありません。
  当連結会計年度(自     2019年4月1日    至  2020年3月31日)

  該当事項はありません。
  (ストック・オプション等関係)
  1.ストック・オプションに係る費用計上額及び科目名
  該当事項はありません。
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  2.権利不行使による失効により利益として計上した金額

                   (単位:千円)
          前連結会計年度       当連結会計年度
          (2019年3月31日)       (2020年3月31日)
  新株予約権戻入益            -       282
  3.ストック・オプションの内容、規模及び変動状況

  (1) ストック・オプションの内容
             第8回 新株予約権
             子会社取締役  6名
  付与対象者の区分及び人数
             子会社従業員  37名
  ストック・オプションの数
             普通株式   33,000株
   (注)1
  付与日      2017年3月31日

  権利確定条件      権利確定条件は付されておりません。

  対象勤務期間      対象勤務期間の定めはありません。

        2017年3月31日から2022年3月30日

  権利行使期間
         (注)2
  (注)1.株式数に換算して記載しております。
    なお、2017年10月1日付にて1株を1.5株に株式分割し、また、2018年8月1日付にて1株を2株に株式分割
    しておりますので、株式分割後の株数を記載しております。
   2.権利行使の条件は、以下のとおりであります。
     ①権利行使時に、当社又は当社子会社の取締役又は従業員であることを要する。
     ②取締役会の承認なしに権利の譲渡、質入れその他の処分はできないものとする。
     ③その他の新株予約権の行使条件は、付与者と締結される新株予約権割当契約によるものとする。
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  (2) ストック・オプションの規模及びその変動状況
    当連結会計年度において存在したストック・オプションを対象とし、ストック・オプションの数については、株
   式数に換算して記載しております。
    なお、2017年10月1日付にて1株を1.5株に株式分割し、また、2018年8月1日付にて1株を2株に株式分割し
   ておりますので、ストック・オプションの数及び単価情報については、株式分割後の数値を記載しております。
  ①ストック・オプションの数

              第8回 新株予約権
  権利確定前          (株)
   前連結会計年度末                  -
   付与                  -
   失効                  -
   権利確定                  -
   未確定残                  -
  権利確定後          (株)
   前連結会計年度末                  8,400
   権利確定                  -
   権利行使                  1,800
   失効                  600
   未行使残                  6,000
  ②単価情報

              第8回 新株予約権
  権利行使価格         (円)                   1
  行使時平均株価        (円)                  2,158
  付与日における公正な評価単価 (円)                  471
  4.ストック・オプションの公正な評価単価の見積方法

   当連結会計年度において新たに付与されたストック・オプション及び当連結会計年度の条件変更により公正な評価
  単価が変更されたストック・オプションはないため、該当事項はありません。
  5.ストック・オプションの権利確定数の見積方法

   基本的には、将来の失効数の合理的な見積りは困難であるため、実績の失効数のみ反映させる方法を採用しており
  ます。
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  (税効果会計関係)
  1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
           前連結会計年度    当連結会計年度
           (2019年3月31日)    (2020年3月31日)
  繰延税金資産
   売掛金          1,282千円    1,975千円
   商品          3,933    7,933
   未払事業税          17,496    24,132
   未払賞与          32,456    38,720
   未払家賃          5,755    2,664
   貸倒引当金          1,471    2,969
   減価償却超過額          3,383    9,486
   資産除去債務          23,447    23,541
   その他          6,060    7,333
  繰延税金資産小計
            95,288    118,756
   評価性引当額          △21,377    △13,123
  繰延税金資産合計
            73,911    105,633
  繰延税金負債
   建物(資産除去債務)         △19,414    △17,592
  繰延税金負債合計
            △19,414    △17,592
  繰延税金資産の純額
            54,496    88,040
  2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった

  主要な項目別の内訳
           前連結会計年度    当連結会計年度
           (2019年3月31日)    (2020年3月31日)
  法定実効税率          30.6%    30.6%
  (調整)
  交際費等永久に損金に算入されない項目           0.5    0.4
  役員賞与の損金不算入額           0.2    0.2
  住民税均等割           0.3    0.2
  留保金課税           -    0.5
  税額控除          △0.6    -
  評価性引当額の増減          △0.2    △0.4
  電力事業収入割          △1.7    △3.2
  連結子会社における親会社との税率差           3.4    3.3
  その他          △0.1    △0.1
  税効果会計適用後の法人税等の負担率
             32.4    31.5
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  (資産除去債務関係)
  資産除去債務のうち連結貸借対照表に計上しているもの
  イ  当該資産除去債務の概要
    事務所等の不動産賃貸借契約に伴う原状回復義務であります。
  ロ  当該資産除去債務の金額の算定方法
    使用見込期間を当該契約の期間及び建物等の耐用年数などを勘案して主に5年~20年と見積り、割引率は
   0.000%~2.136%を使用して資産除去債務の金額を計算しております。
  ハ  当該資産除去債務の総額の増減
            前連結会計年度      当連結会計年度
           (自 2018年4月1日      (自 2019年4月1日
            至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
    期首残高          44,467千円      84,121千円
    有形固定資産の取得に伴う増加額          23,863      -
    見積りの変更による増減額          16,948      -
    時の経過による調整額           272      291
    資産除去債務の履行による減少額          △1,430     △11,000
    期末残高          84,121      73,413
  ニ  当該資産除去債務の金額の見積りの変更

    前連結会計年度において、当社グループの不動産賃貸借契約に伴う原状回復義務として計上していた資産除去
   債務について、新たな情報の入手に伴い、見積りの変更を行いました。見積りの変更による増加額18,509千円、
   及び同減少額1,560千円を変更前の資産除去債務残高に加減しております。
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  (セグメント情報等)
  【セグメント情報】
  1.報告セグメントの概要
   当社グループの報告セグメントは、当社及び子会社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締
  役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
   当社グループは、取扱商品・サービス別のセグメントから構成されており、             事業セグメントを「エネルギーコスト
  ソリューション事業」「スマートハウスプロジェクト事業」「小売電気事業」の3事業としております。
   「エネルギーコストソリューション事業」は、主に法人向けに電力基本料金削減コンサルティング及び省エネ商品
  の販売といったエネルギーコストの削減に関連する事業を行っております。「スマートハウスプロジェクト事業」
  は、主に一般家庭向けに住宅用太陽光発電システムや蓄電池などのエネルギー関連商品の販売、及び再生可能エネル
  ギーの開発を行っております。     「小売電気事業」は、主に既存の法人顧客向けに電力の小売を行っております。
  2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額の算定方法

   報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」におけ
  る記載と同一であります。
   報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
   セグメント間の内部売上高又は振替高は市場実勢価格等に基づいております。
  3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、その他の項目の金額に関する情報

   前連結会計年度(自     2018年4月1日    至  2019年3月31日)
                   (単位:千円)
           報告セグメント
                   合計
       エネルギーコスト    スマートハウス
               小売電気事業
       ソリューション事業    プロジェクト事業
  売上高
        4,407,494    3,465,396    4,265,072   12,137,963
   外部顧客への売上高
   セグメント間の
          98    -    -    98
   内部売上高又は振替高
        4,407,593    3,465,396    4,265,072   12,138,062
    計
        1,280,858    299,885    456,062   2,036,805
  セグメント利益
        2,722,883    1,698,601    1,370,727    5,792,212
  セグメント資産
  その他の項目
         21,179    65,021    1,092   87,292
   減価償却費
   有形固定資産及び
         31,194    30,370    -   61,564
   無形固定資産の増加額
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   当連結会計年度(自     2019年4月1日    至  2020年3月31日)
                   (単位:千円)
           報告セグメント
                   合計
       エネルギーコスト    スマートハウス
               小売電気事業
       ソリューション事業    プロジェクト事業
  売上高
        4,450,018    3,924,143    7,115,521   15,489,683
   外部顧客への売上高
   セグメント間の
          -    -    -    -
   内部売上高又は振替高
        4,450,018    3,924,143    7,115,521   15,489,683
    計
        1,042,469    359,556   1,362,265    2,764,292
  セグメント利益
        2,645,376    1,753,064    2,487,879    6,886,320
  セグメント資産
  その他の項目
         20,025    67,188    1,006   88,220
   減価償却費
   有形固定資産及び
         14,092    29,286    339   43,717
   無形固定資産の増加額
  4.報告セグメント合計額と連結財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)

                   (単位:千円)
      売上高      前連結会計年度     当連結会計年度
  報告セグメント計            12,138,062     15,489,683
  セグメント間取引消去             △98     -
  連結財務諸表の売上高            12,137,963     15,489,683
                   (単位:千円)

      利益      前連結会計年度     当連結会計年度
  報告セグメント計            2,036,805     2,764,292
  全社費用(注)            △635,964     △657,760
  連結財務諸表の営業利益            1,400,841     2,106,531
  (注) 全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない持株会社の一般管理費であります。
                   (単位:千円)

      資産      前連結会計年度     当連結会計年度
  報告セグメント計            5,792,212     6,886,320
  全社資産(注)            1,134,614     1,752,074
  連結財務諸表の資産合計            6,926,826     8,638,395
  (注) 全社資産は、主に報告セグメントに帰属しない持株会社の現金及び預金、固定資産及び管理部門に係る資産等で
   あります。
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                   (単位:千円)
       報告セグメント計      調整額    連結財務諸表計上額
   その他の項目
       前連結  当連結  前連結  当連結  前連結  当連結
       会計年度  会計年度  会計年度  会計年度  会計年度  会計年度
  減価償却費     87,292  88,220  27,063  22,715  114,356  110,936

  有形固定資産及び

       61,564  43,717  71,463  23,327  133,028   67,045
  無形固定資産の増加額
  (注)1.減価償却費の調整額は、主に持株会社の有形固定資産及び無形固定資産の償却額であります。
   2.有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額は、主に持株会社の有形固定資産及び無形固定資産の増加額
    であります。
  【関連情報】

   前連結会計年度(自     2018年4月1日    至  2019年3月31日)
  1.製品及びサービスごとの情報
    セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
  2.地域ごとの情報

  (1)売上高
    本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
  (2)有形固定資産

    本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を
   省略しております。
  3.主要な顧客ごとの情報

    連結損益計算書の売上高の10%以上を占める顧客が存在しないため、記載を省略しております。
   当連結会計年度(自     2019年4月1日    至  2020年3月31日)

  1.製品及びサービスごとの情報
    セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
  2.地域ごとの情報

  (1)売上高
    本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
  (2)有形固定資産

    本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を
   省略しております。
  3.主要な顧客ごとの情報

    連結損益計算書の売上高の10%以上を占める顧客が存在しないため、記載を省略しております。
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  【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
   前連結会計年度(自     2018年4月1日    至  2019年3月31日)
                   (単位:千円)
      エネルギーコスト    スマートハウス
              小売電気事業     合計
      ソリューション事業    プロジェクト事業
         -    949    -    949
  減損損失
   当連結会計年度(自     2019年4月1日    至  2020年3月31日)

                   (単位:千円)
      エネルギーコスト    スマートハウス
              小売電気事業     合計
      ソリューション事業    プロジェクト事業
         43    -    -    43
  減損損失
  【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

   前連結会計年度(自     2018年4月1日    至  2019年3月31日)
    該当事項はありません。
   当連結会計年度(自     2019年4月1日    至  2020年3月31日)

    該当事項はありません。
  【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

   前連結会計年度(自     2018年4月1日    至  2019年3月31日)
    該当事項はありません。
   当連結会計年度(自     2019年4月1日    至  2020年3月31日)

    該当事項はありません。
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  【関連当事者情報】
  関連当事者との取引
  (1)連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引
  ①連結財務諸表提出会社の主要株主(会社等の場合に限る。)等
  前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
          議決権等
       資本金又
   会社等の      事業の
           の所有
                取引金額    期末残高
            関連当事者  取引の
       は出資金
  種類 名称又は  所在地    内容又         科目
          (被所有)
                (千円)    (千円)
            との関係  内容
       (千円)
    氏名     は職業
          割合(%)
          (被所有)
  主要株主
   株式会社  東京都    電力   電力の  自己株式
       2,892,894         429,607  -  -
           直接
  (法人)
   エナリス  千代田区    供給業    購入等  の取得
           10.01%
  (注)2018年12月21日開催の取締役会決議に基づき、東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買
   付けの方法により取得し、取引金額は2018年12月21日の終値によっております。この結果、株式会社エナリスは関
   連当事者に該当しなくなりました。なお、議決権等の所有(被所有)割合は、当該自己株式を取得する直前の割合
   を記載しております。
  当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

   該当事項はありません。
  (2)連結財務諸表提出会社の連結子会社と関連当事者との取引

  ①連結財務諸表提出会社の主要株主(会社等の場合に限る。)等
  前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
          議決権等
       資本金又
   会社等の      事業の
           の所有
                取引金額    期末残高
            関連当事者  取引の
       は出資金
  種類 名称又は  所在地    内容又         科目
          (被所有)
                (千円)    (千円)
            との関係  内容
       (千円)
    氏名     は職業
          割合(%)
              電力の
                2,332,426
          (被所有)
               購入
  主要株主
   株式会社  東京都    電力   電力の
       2,892,894            -  -
           直接
  (法人)
   エナリス  千代田区    供給業   購入等
           10.01%    預託金
                 14,000
              の差入
  (注)1.上記取引金額には消費税等は含まれておりません。
   2.取引条件及び取引条件の決定方針等
     各取引については、市場価格や双方協議のうえ合意した契約書等に基づき、一般的取引条件を勘案して決
    定しております。
   3.株式会社エナリスは、2018年12月の自己株式の取得により関連当事者ではなくなったため、上記の議決権等
    の所有(被所有)割合は当該自己株式を取得する直前の割合、取引金額は関連当事者であった期間の取引金
    額を記載しております。
  当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

   該当事項はありません。
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  (1株当たり情報)
            前連結会計年度     当連結会計年度
            (自  2018年4月1日    (自  2019年4月1日
             至  2019年3月31日)     至  2020年3月31日)
   1株当たり純資産額           340.28円     454.66円
   1株当たり当期純利益金額           86.79円     131.49円
   潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額           85.74円     129.65円
  (注) 1.当社は、2018年8月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。これに伴
    い、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、           1株当たり純資産額、    1株当たり当期
    純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額を算定しております。
   2.1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のと
    おりであります。
            前連結会計年度     当連結会計年度
            (自  2018年4月1日    (自  2019年4月1日
             至  2019年3月31日)     至  2020年3月31日)
   1株当たり当期純利益金額
   親会社株主に帰属する当期純利益金額(千円)          1,001,961     1,483,572
   普通株主に帰属しない金額(千円)            -     -
   普通株式に係る親会社株主に帰属する
             1,001,961     1,483,572
   当期純利益金額(千円)
   普通株式の期中平均株式数(株)          11,544,616     11,282,389
   潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

   親会社株主に帰属する当期純利益調整額(千円)            -     -
   普通株式増加数(株)           140,863     160,249
   (うち新株予約権(株))           (140,863)     (160,249)
   希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株
   当たり当期純利益金額の算定に含めなかった潜在          ――――――     ――――――
   株式の概要
  (重要な後発事象)

   該当事項はありません。
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  ⑤【連結附属明細表】
  【社債明細表】
   該当事項はありません。
  【借入金等明細表】

           当期首残高   当期末残高   平均利率
      区分             返済期限
            (千円)   (千円)   (%)
  1年以内に返済予定の長期借入金          486,800   419,006   0.5  -
  長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く。)          764,007   769,481   0.4 2021年~2030年
      合計     1,250,807   1,188,487    -  -
  (注)1.平均利率については、期末借入金残高に対する加重平均利率を記載しております。
   2.長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く。)の連結決算日後5年間の返済予定額は以下のとおりでありま
    す。
      1年超2年以内    2年超3年以内    3年超4年以内    4年超5年以内
       (千円)    (千円)    (千円)    (千円)
  長期借入金     252,451    172,700    129,270    68,620
  【資産除去債務明細表】

   本明細表に記載すべき事項が連結財務諸表規則第15条の23に規定する注記事項として記載されているため、資産除去
  債務明細表の記載を省略しております。
  (2)【その他】

   当連結会計年度における四半期情報等
     (累計期間)     第1四半期   第2四半期   第3四半期   当連結会計年度
   売上高(千円)       3,552,538   7,507,938   11,746,497   15,489,683

   税金等調整前

          581,641   1,038,909   1,687,607   2,165,239
   四半期(当期)純利益(千円)
   親会社株主に帰属する
          388,726   703,060   1,139,699   1,483,572
   四半期(当期)純利益(千円)
   1株当たり
           34.46   62.32   101.02   131.49
   四半期(当期)純利益金額(円)
     (会計期間)     第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期

   1株当たり
           34.46   27.86   38.70   30.48
   四半期純利益金額(円)
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  2【財務諸表等】
  (1)【財務諸表】
  ①【貸借対照表】
                   (単位:千円)
            前事業年度     当事業年度
            (2019年3月31日)     (2020年3月31日)
  資産の部
  流動資産
               734,610     874,411
   現金及び預金
               39,762     42,859
   前払費用
              ※1 338,484     ※1 386,574
   未収入金
               11,839      -
   未収還付法人税等
              ※1 100,000     ※1 100,000
   短期貸付金
              1,224,696     1,403,845
   流動資産合計
  固定資産
   有形固定資産
               95,673     98,564
    建物
                0     0
    車両運搬具
               34,663     33,958
    工具、器具及び備品
               693     693
    土地
               131,031     133,217
    有形固定資産合計
   無形固定資産
               6,699     5,125
    ソフトウエア
               6,699     5,125
    無形固定資産合計
   投資その他の資産
               129,289     626,753
    投資有価証券
               800,626     773,905
    関係会社株式
                20     20
    出資金
               10,000     5,000
    長期貸付金
                64     -
    長期前払費用
               2,748     25,852
    繰延税金資産
              ※1 127,759     ※1 128,269
    敷金及び保証金
               23,686     25,903
    その他
              1,094,195     1,585,705
    投資その他の資産合計
              1,231,925     1,724,048
   固定資産合計
              2,456,622     3,127,894
  資産合計
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                   (単位:千円)

            前事業年度     当事業年度
            (2019年3月31日)     (2020年3月31日)
  負債の部
  流動負債
               189,500     229,480
   1年内返済予定の長期借入金
               121,163     106,817
   未払金
               10,096     8,702
   未払費用
               22,703     67,874
   未払法人税等
               22,796     46,175
   未払消費税等
               8,054     5,277
   預り金
               ※1 72    ※1 425
   前受収益
               11,000      -
   資産除去債務
               385,386     464,752
   流動負債合計
  固定負債
               158,900     353,900
   長期借入金
               46,471     46,654
   資産除去債務
              ※1 108,698     ※1 100,470
   その他
               314,069     501,024
   固定負債合計
               699,456     965,777
  負債合計
  純資産の部
  株主資本
               599,249     599,249
   資本金
   資本剰余金
               337,862     337,862
    資本準備金
               5,674     4,089
    その他資本剰余金
               343,536     341,951
    資本剰余金合計
   利益剰余金
    その他利益剰余金
              1,302,348     1,709,033
    繰越利益剰余金
              1,302,348     1,709,033
    利益剰余金合計
              △492,576     △490,265
   自己株式
              1,752,557     2,159,968
   株主資本合計
  評価・換算差額等
                -    △1,331
   その他有価証券評価差額金
                -    △1,331
   評価・換算差額等合計
               4,608     3,479
  新株予約権
              1,757,166     2,162,116
  純資産合計
              2,456,622     3,127,894
  負債純資産合計
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  ②【損益計算書】
                   (単位:千円)
            前事業年度     当事業年度
            (自 2018年4月1日     (自 2019年4月1日
            至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
              ※1 1,033,893     ※1 1,388,960
  売上高
                -     -
  売上原価
              1,033,893     1,388,960
  売上総利益
             ※1 ,※2 636,133    ※1 ,※2 657,939
  販売費及び一般管理費
               397,760     731,020
  営業利益
  営業外収益
               ※1 812     ※1 559
  受取利息
               7,004     8,258
  受取配当金
              ※1 104,168     ※1 134,294
  賃貸収入
               1,864     1,590
  その他
               113,850     144,703
  営業外収益合計
  営業外費用
               2,530     1,981
  支払利息
               104,168     134,294
  賃貸原価
               270     19
  その他
               106,969     136,295
  営業外費用合計
               404,641     739,427
  経常利益
  特別利益
               42,681      -
  投資有価証券売却益
                -     282
  新株予約権戻入益
               42,681      282
  特別利益合計
               447,322     739,710
  税引前当期純利益
  法人税、住民税及び事業税             54,734     137,033
               4,665     4,204
  法人税等調整額
               59,399     141,237
  法人税等合計
               387,923     598,473
  当期純利益
            72/85











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  ③【株主資本等変動計算書】
  前事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
                   (単位:千円)
           株主資本
         資本剰余金    利益剰余金
            その他
                  新株予約権  純資産合計
            利益     株主資本
      資本金   その他  資本   利益 自己株式
            剰余金     合計
       資本準備金  資本  剰余金   剰余金
         剰余金  合計   合計
            繰越利益
            剰余金
  当期首残高    599,249  337,862  5,308 343,170 1,059,886  1,059,886  △2,867 1,999,438  8,279 2,007,718
  当期変動額
  剰余金の配当
       -  -  -  - △145,460 △145,460  - △145,460  - △145,460
  当期純利益    -  -  -  - 387,923  387,923  - 387,923  - 387,923
  自己株式の取得    -  -  -  -  -  - △493,020 △493,020  - △493,020
  自己株式の処分    -  - 366  366  -  - 3,311  3,677  - 3,677
  株主資本以外の項目の
       -  -  -  -  -  -  -  - △3,671 △3,671
  当期変動額(純額)
  当期変動額合計     -  - 366  366 242,462  242,462 △489,709 △246,880  △3,671 △250,551
  当期末残高    599,249  337,862  5,674 343,536 1,302,348  1,302,348  △492,576 1,752,557  4,608 1,757,166
  当事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

             株主資本

          資本剰余金     利益剰余金
              その他利益
                    株主資本
      資本金            自己株式
              剰余金
          その他資本      利益剰余金
            資本剰余金         合計
        資本準備金
            合計
          剰余金      合計
              繰越利益
              剰余金
  当期首残高    599,249  337,862  5,674  343,536  1,302,348  1,302,348  △492,576  1,752,557
  当期変動額
  剰余金の配当     -  -  -  - △191,788  △191,788   - △191,788
  当期純利益     -  -  -  - 598,473  598,473   - 598,473
  自己株式の取得     -  -  -  -  -  -  △122  △122
  自己株式の処分     -  - △1,585  △1,585   -  -  2,434  849
  株主資本以外の項目の
       -  -  -  -  -  -  -  -
  当期変動額(純額)
  当期変動額合計     -  - △1,585  △1,585  406,684  406,684  2,311  407,410
  当期末残高    599,249  337,862  4,089  341,951  1,709,033  1,709,033  △490,265  2,159,968
            (単位:千円)

      評価・換算差額等
      その他
          新株予約権  純資産合計
        評価・換算
      有価証券
        差額等合計
      評価差額金
  当期首残高
       -  -  4,608 1,757,166
  当期変動額
  剰余金の配当     -  -  - △191,788
  当期純利益
       -  -  - 598,473
  自己株式の取得     -  -  -  △122
  自己株式の処分     -  -  -  849
  株主資本以外の項目の
      △1,331  △1,331  △1,129  △2,460
  当期変動額(純額)
  当期変動額合計
      △1,331  △1,331  △1,129  404,950
  当期末残高    △1,331  △1,331  3,479 2,162,116
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  【注記事項】
  (重要な会計方針)
  1.資産の評価基準及び評価方法
   有価証券
    子会社株式
        移動平均法による原価法
    その他有価証券
    時価のあるもの   期末日の市場価格等に基づく時価法
       (評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
    時価のないもの   移動平均法による原価法
  2.固定資産の減価償却の方法

   イ 有形固定資産     定額法
   ロ 無形固定資産     定額法
         なお、自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5年)の
        定額法によっております。
  3.その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項

   消費税等の会計処理
    消費税及び地方消費税の会計処理は税抜方式によっております。ただし、資産に係る控除対象外消費税等は、発
   生事業年度の期間費用としております。
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  (貸借対照表関係)
  ※1 関係会社に対する金銭債権、債務は以下のとおりであります。
           前事業年度      当事業年度
           (2019年3月31日)      (2020年3月31日)
    短期金銭債権         420,915千円      480,441千円
    長期金銭債権          505      505
    短期金銭債務          1     389
    長期金銭債務         99,960     100,470
   2  以下の関係会社の金融機関からの借入に対し債務保証を行っています。

           前事業年度      当事業年度
           (2019年3月31日)      (2020年3月31日)
    株式会社GRコンサルティング         126,820千円      73,580千円
    株式会社グリムスパワー         160,125      101,410
    株式会社グリムスソーラー         477,925      352,970
  (損益計算書関係)

  ※1 関係会社との取引高
           前事業年度      当事業年度
          (自 2018年4月1日      (自 2019年4月1日
           至 2019年3月31日)       至 2020年3月31日)
            1,034,710  千円    1,389,881千円
   営業取引による取引高
             104,867      134,777
   営業取引以外の取引高
  ※2 当社は持株会社のため販売費に属する費用はありません。すべて一般管理費であります。

     販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は以下のとおりであります。
            前事業年度       当事業年度
          (自 2018年4月1日      (自 2019年4月1日
            至 2019年3月31日)        至 2020年3月31日)
   役員報酬         135,000 千円    142,800 千円
             194,754      208,511
   給料賃金
             10,773      8,906
   減価償却費
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  (有価証券関係)
  前事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
  子会社株式(貸借対照表計上額は800,626千円)は、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められる
  ことから、記載しておりません。
  当事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

  子会社株式(貸借対照表計上額は773,905千円)は、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められる
  ことから、記載しておりません。
  (税効果会計関係)

  1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
           前事業年度      当事業年度
           (2019年3月31日)      (2020年3月31日)
  繰延税金資産
  未払事業税           3,744千円      6,279千円
  未払賞与           4,105      5,905
  未払家賃           5,755      2,664
  資産除去債務          14,229      14,285
             675     21,293
  その他
  繰延税金資産小計
             28,510      50,429
  評価性引当額          △13,067      △13,123
  繰延税金資産合計
             15,443      37,306
  繰延税金負債
  建物(資産除去債務)          △12,694      △11,453
  繰延税金負債合計
            △12,694      △11,453
  繰延税金資産の純額
             2,748     25,852
  2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主

  要な項目別の内訳
           前事業年度      当事業年度
           (2019年3月31日)      (2020年3月31日)
  法定実効税率
             30.6%      30.6%
  (調整)
  交際費等永久に損金に算入されない項目           0.7      0.5
  役員賞与の損金不算入額           0.1      0.4
  受取配当金等永久に益金に算入されない項目           △15.9      △14.8
  住民税均等割           0.3      0.2
  留保金課税            -     1.3
  税額控除           △2.0      -
  評価性引当額の増減           △0.4      0.0
  その他           △0.1      0.9
  税効果会計適用後の法人税等の負担率
             13.3      19.1
  (重要な後発事象)

   該当事項はありません。
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  ④【附属明細表】
  【有形固定資産等明細表】
                   (単位:千円)
                    減価償却
   区分   資産の種類   当期首残高  当期増加額  当期減少額  当期償却額  当期末残高
                    累計額
  有形固定資産   建   物  95,673  13,002   -  10,112  98,564  36,183
          0  -
     車 両 運 搬 具       -  -  0 3,500
            8,764
     工具、器具及び備品     34,663     -  9,468  33,958  62,434
            -
     土   地  693     -  -  693  -
      計   131,031  21,767   -  19,581  133,217  102,118
     ソ フ ト ウ エ ア  6,699  1,669   -  3,243  5,125  61,360
  無形固定資産
      計   6,699  1,669   -  3,243  5,125  61,360
  (注)当期増加額のうち主なものは、以下のとおりであります。
    建   物 事務所フロア工事      13,002千円
    工具、器具及び備品    事務所用什器備品一式      8,764千円
  【引当金明細表】

    該当事項はありません。
  (2)【主な資産及び負債の内容】

    連結財務諸表を作成しているため、記載を省略しております。
  (3)【その他】

    該当事項はありません。
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  第6【提出会社の株式事務の概要】
  事業年度      4月1日から3月31日まで
  定時株主総会      6月中

  基準日      3月31日

         9月30日
  剰余金の配当の基準日
         3月31日
  1単元の株式数      100株
  単元未満株式の買取り

         (特別口座)
   取扱場所      東京都千代田丸の内一丁目4番1号
          三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
         (特別口座)
   株主名簿管理人      東京都千代田丸の内一丁目4番1号
         三井住友信託銀行株式会社
   取次所      ―
   買取手数料      株式の売買の委託に係る手数料相当額として別途定める金額

         電子公告。ただし、事故その他やむを得ない事由により電子公告による
         公告が出来ない場合は、日本経済新聞に掲載します。
  公告掲載方法
         公告掲載URL
         http://www.gremz.co.jp/ir/koukoku.html
  株主に対する特典      該当事項はありません。
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  第7【提出会社の参考情報】
  1【提出会社の親会社等の情報】
   当社は、金融商品取引法第24条の7第1項に規定する親会社等はありません。
  2【その他の参考情報】

   当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しております。
   (1)有価証券報告書及びその添付書類並びに確認書
    事業年度(第14期)(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)2019年6月27日関東財務局長に提出。
   (2)内部統制報告書及びその添付書類
    2019年6月27日関東財務局長に提出。
   (3)四半期報告書及び確認書
    (第15期第1四半期)(自 2019年4月1日 至 2019年6月30日)2019年8月9日関東財務局長に提出。
    (第15期第2四半期)(自 2019年7月1日 至 2019年9月30日)2019年11月14日関東財務局長に提出。
    (第15期第3四半期)(自 2019年10月1日 至 2019年12月31日)2020年2月14日関東財務局長に提出。
   (4)臨時報告書
    2019年6月28日関東財務局長に提出
    金融商品取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第9号の2の規定に基
    づく臨時報告書であります。
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  第二部【提出会社の保証会社等の情報】
   該当事項はありません。
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       独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書
                   2020年6月26日

  株式会社グリムス

  取締役会 御中

          有限責任  あずさ監査法人

           東京事務所
           指定有限責任社員

              公認会計士   松 木  豊  ㊞
           業務執行社員
           指定有限責任社員

              公認会計士   栗 原 幸 夫  ㊞
           業務執行社員
  <財務諸表監査>

  監査意見
   当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
  いる株式会社グリムスの2019年4月1日から2020年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対
  照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財務諸
  表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。
   当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式
  会社グリムス及び連結子会社の2020年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及び
  キャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
  監査意見の根拠

   当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準における
  当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職
  業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果
  たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
  連結財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任

   経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正に
  表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するために
  経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
   連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるかど
  うかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する
  必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
   監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
  連結財務諸表監査における監査人の責任

   監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示
  がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明する
  ことにある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利用者の
  意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
   監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家とし
  ての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
  ・不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立
  案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査
  証拠を入手する。
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                      有価証券報告書
  ・連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の
  実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
  ・経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関
  連する注記事項の妥当性を評価する。
  ・経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づ
  き、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論
  付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記事項に
  注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸表に対し
  て除外事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づい
  ているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
  ・連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかど
  うかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎となる取引
  や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
  ・連結財務諸表に対する意見を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を入手
  する。監査人は、連結財務諸表の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査意見に
  対して責任を負う。
  監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な
  不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
   監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監
  査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じて
  いる場合はその内容について報告を行う。
  <内部統制監査>

  監査意見
   当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、株式会社グリムスの2020年3
  月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。
   当監査法人は、株式会社グリムスが2020年3月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内部
  統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務報告
  に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
  監査意見の根拠

   当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制
  監査を行った。財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責
  任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立し
  ており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適
  切な監査証拠を入手したと判断している。
  内部統制報告書に対する経営者及び監査等委員会の責任

   経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に
  係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
   監査等委員会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。
   なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性があ
  る。
  内部統制監査における監査人の責任

   監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについ
  て合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにあ
  る。
   監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を
  通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
  ・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施する。
  内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び適用さ
  れる。
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                      有価証券報告書
  ・財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統
  制報告書の表示を検討する。
  ・内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。監査人は、
  内部統制報告書の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査意見に対して責任を負
  う。
  監査人は、監査等委員会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識別した
  内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項について報
  告を行う。
   監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監
  査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じて
  いる場合はその内容について報告を行う。
  利害関係

   会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
  い。
                     以 上

   ※1.上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出会

   社)が別途保管しております。
  2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
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                    株式会社グリムス(E22547)
                      有価証券報告書
         独立監査人の監査報告書
                   2020年6月26日

  株式会社グリムス

  取締役会 御中

          有限責任  あずさ監査法人

           東京事務所
           指定有限責任社員

              公認会計士   松 木  豊  ㊞
           業務執行社員
           指定有限責任社員

              公認会計士   栗 原 幸 夫  ㊞
           業務執行社員
  監査意見

   当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
  いる株式会社グリムスの2019年4月1日から2020年3月31日までの第15期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、
  損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。
   当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社

  グリムスの2020年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点において適
  正に表示しているものと認める。
  監査意見の根拠

   当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準における
  当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫
  理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査
  法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
  財務諸表に対する経営者及び監査等委員会の責任

   経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示
  することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が
  必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
   財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評

  価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要があ
  る場合には当該事項を開示する責任がある。
   監査等委員会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。

  財務諸表監査における監査人の責任

   監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がな
  いかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにあ
  る。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影
  響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
   監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家とし
  ての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
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                     EDINET提出書類
                    株式会社グリムス(E22547)
                      有価証券報告書
  ・不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続を立
  案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査
  証拠を入手する。
  ・財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の実施

  に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
  ・経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及び関

  連する注記事項の妥当性を評価する。
  ・経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき、継

  続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論付け
  る。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注意を喚
  起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事項付意見
  を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいているが、将来の
  事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
  ・財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかどうか

  とともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計事象を
  適正に表示しているかどうかを評価する。
   監査人は、監査等委員会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の重要な

  不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
   監査人は、監査等委員会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並びに監

  査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを講じて
  いる場合はその内容について報告を行う。
  利害関係

   会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
                    以 上

   ※1.上記は、監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出会

   社)が別途保管しております。
  2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
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