株式会社スパンクリートコーポレーション 有価証券報告書 第58期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

提出書類 有価証券報告書-第58期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
提出日
提出者 株式会社スパンクリートコーポレーション
カテゴリ 有価証券報告書

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                株式会社スパンクリートコーポレーション(E01174)
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  【表紙】
  【提出書類】       有価証券報告書

  【根拠条文】       金融商品取引法第24条第1項
  【提出先】       関東財務局長
  【提出日】       2020年6月25日
         第58期(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
  【事業年度】
  【会社名】       株式会社スパンクリートコーポレーション
         SPANCRETE  CORPORATION
  【英訳名】
  【代表者の役職氏名】       代表取締役社長  浮田 聡
  【本店の所在の場所】       東京都文京区湯島二丁目4番3号
         03-5689-6311(代表)
  【電話番号】
  【事務連絡者氏名】       総務部長  武田 喜之
  【最寄りの連絡場所】       東京都文京区湯島二丁目4番3号
         03-5689-6311(代表)
  【電話番号】
  【事務連絡者氏名】       総務部長  武田 喜之
  【縦覧に供する場所】       株式会社東京証券取引所
         (東京都中央区日本橋兜町2番1号)
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  第一部【企業情報】
  第1【企業の概況】
  1【主要な経営指標等の推移】
  提出会社の状況
     回次     第54期   第55期   第56期   第57期   第58期
    決算年月     2016年3月   2017年3月   2018年3月   2019年3月   2020年3月
       (千円)  2,249,677   2,506,677   3,394,764   4,207,074   3,109,883
  売上高
  経常利益又は経常損失(△)     (千円)  △232,304   148,552   260,198   260,952  △106,758

  当期純利益又は当期純損失

       (千円)  △1,531,853   92,081  206,243   279,492   36,569
  (△)
  持分法を適用した場合の投資
       (千円)    -   -   -   -   -
  利益
       (千円)  3,295,900   3,295,900   3,295,906   3,295,906   3,295,906
  資本金
       (株)  9,320,400   9,320,400   9,332,400   9,332,400   9,332,400
  発行済株式総数
       (千円)  6,136,133   6,266,892   6,500,769   6,690,389   6,495,481
  純資産額
       (千円)  7,876,622   7,978,321   8,107,073   8,184,413   7,729,489
  総資産額
       (円)   796.02   812.99   842.02   858.12   833.46
  1株当たり純資産額
           -   -  8.00  10.00   8.00
  1株当たり配当額
       (円)
  (うち1株当たり中間配当額)         (-)  (-)  (-)  (-)  (-)
  1株当たり当期純利益又は1
       (円)  △198.72   11.95   26.72   36.16   4.69
  株当たり当期純損失(△)
  潜在株式調整後1株当たり当
       (円)   -  11.93   26.71   -   -
  期純利益
       (%)   77.9   78.5   80.2   81.7   84.0
  自己資本比率
       (%)   △22.1   1.5   3.2   4.2   0.6
  自己資本利益率
       (倍)   -  25.5   18.0   11.6   68.2
  株価収益率
       (%)   -   -  29.9   27.7  170.6
  配当性向
  営業活動によるキャッシュ・
       (千円)   41,501  △234,912   107,706  △93,274  747,022
  フロー
  投資活動によるキャッシュ・
       (千円)  △132,233  △220,210  △123,097  △254,549   163,377
  フロー
  財務活動によるキャッシュ・
       (千円)  △465,620  △173,757  △95,353  △165,067  △138,461
  フロー
  現金及び現金同等物の期末残
       (千円)  2,288,733   1,659,852   1,549,108   1,036,217   1,808,155
  高
           91   86   92   88   91
  従業員数
       (人)
  (外、平均臨時雇用者数)         (15)  (15)  (19)  (19)  (22)
       (%)   62.1   77.6  124.7   111.5   88.0

  株主総利回り
  (比較指標:日経平均)     (%)   (87.3 )  (98.4 )  (111.7 )  (110.4 )  (98.5 )
       (円)   416   467   680   527   462

  最高株価
       (円)   207   212   272   302   218
  最低株価
  (注)1.当社は連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については記
    載しておりません。
   2.売上高には消費税等(消費税及び地方消費税をいう。以下同じ。)は含まれておりません。
   3.持分法を適用した場合の投資利益は、重要性の乏しい非連結子会社のみのため、記載しておりません。
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   4.第54期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり当期純損
    失であるため記載しておりません。第57期及び第58期の潜在株式調整後1株当たりの当期純利益について
    は、 希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載しておりません。
   5.第54期の株価収益率については、当期純損失であるため記載しておりません。
   6.第54期及び第55期の配当性向については配当を行っていないため、記載しておりません。
   7.最高株価及び最低株価は東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)におけるものであります。
   8.株主総利回り及び比較指標の最近5年間の推移は以下のとおりであります。
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  2【沿革】
  1963年3月   資本金1千万円で東京都北区にスパンクリート製造株式会社を設立
  1964年2月   宇都宮工場(第一工場)一部完成
     『スパンクリート』試作開始、営業開始
  1965年2月   宇都宮工場(第一工場)建設完了
  1970年10月   宇都宮工場(第二工場)建設完了
  1972年5月   東京都北区より東京都台東区へ本店移転
  1974年5月   東京都台東区より東京都千代田区へ本店移転
  1982年12月   宇都宮工場、JIS指定工場となる
  1984年3月   『スパンクリート合成床工法』、建設大臣認定を取得
  1984年7月   宇都宮工場(第三工場)建設一部完成、製造開始
  1988年3月   宇都宮工場(第三工場)建屋完成、使用開始
  1988年12月   岩瀬工場建設工事(土木工事)に着手
  1989年11月   岩瀬工場建設完了
  1991年2月   商号を株式会社スパンクリートコーポレーションに変更、東京都文京区へ本店移転
  1991年9月   日本証券業協会に発行株式を登録
  1992年9月   スパンクリートグアムリミテッドを設立
  1993年5月   岩瀬工場、JIS指定工場となる
  1993年9月   有限会社スパンクリートライフサービス(現・子会社)を設立
  1996年7月   東京都文京区本郷二丁目より東京都文京区本郷四丁目へ本店移転
  1999年10月   新型合成床の特許を取得
  2000年4月   有限会社エーエスプランニングを設立
  2003年8月   『Jスラブ(組立床工法)』、財団法人日本建築センターの構造評定を取得
  2004年3月   明星プレテック株式会社(2004年4月1日付にてプレテック㈱と社名変更)の株式を100%取得
  2004年12月   日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
  2005年5月   宇都宮工場・岩瀬工場・設計部 ISO9001認証取得
  2005年6月   『Jスラブ(組立床工法)』、財団法人日本建築センターの構造評定を追加取得
  2005年9月   スパンクリートグアムリミテッドを解散
  2005年11月   1単元の株式数を1,000株から100株に変更
  2006年3月   プレテック株式会社を解散
  2006年10月   普通株式1株を2株に分割
  2009年2月   有限会社エーエスプランニングを解散
  2010年4月   ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
  2010年7月   東京都文京区本郷四丁目より東京都文京区湯島へ本店移転
  2010年11月   岩瀬工場を閉鎖
  2011年4月   岩瀬工場を4月11日から3ヵ月の予定で臨時稼動
  2013年7月   東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)
     に上場
  2018年11月   岩瀬工場、プレキャスト製品の試験的な製造開始
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  3【事業の内容】
   当社グループは、当社及び子会社1社で構成されており、「スパンクリート(穴あきPC板)」の製造、販売を主
  たる業務としております。
   当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。
   なお、次の2事業は「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分
  と同一であります。
  (1)スパンクリート事業………建築用床・壁・屋根の材料として建築業界に広く採用されております「スパンクリー
        ト」を主要な製品として、その製造・販売の事業を行っております。
  (2)不動産事業…………………オフィスビル等の賃貸業を手掛けております。
        ㈲スパンクリートライフサービスは、厚生施設の管理事業を行っております。
   事業の系統図は次のとおりであります。

  4【関係会社の状況】





   該当事項はありません。
  5【従業員の状況】

  (1)提出会社の状況
                   2020年3月31日現在
   従業員数(人)     平均年齢(歳)     平均勤続年数(年)     平均年間給与(円)
    91 (22)    48.6     16.4     5,455,563
                従業員数(人)

     セグメントの名称
                   83 (20)
  スパンクリート事業
                   1(-)
  不動産事業
                   84 (20)
  報告セグメント計
  全社(共通)                 7 (2)
                   91 (22)
      合計
  (注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含んでおります。)であ
    り、臨時従業員数(職員、嘱託社員、臨時社員を含んでおります。)は、年間の平均人員を( )外数で記
    載しております。
    なお、臨時従業員数には、パート及び嘱託契約の従業員を含み、派遣社員(35名)を除いております。
   2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
   3.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。
  (2)労働組合の状況

   スパンクリート労働組合と称し、1975年2月結成発足、上部団体への加盟はありません。なお、2020年3月31日
   現在の組合員数は59人であります。
   円滑な労使協調体制が保たれております。
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  第2【事業の状況】
  1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
   文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
  (1)経営方針
   当社は、創業以来スパンクリート(穴あきPC板)と呼ぶコンクリート部材を建設業界に供給しております。当社
   の主力製品であるスパンクリートは、耐久性の面に優れ、断熱性能、遮音性能、耐火性能面でも優れた特性を有し
   ており、工場での量産が可能であり、プレハブ化による工期の短縮、工事の省力化を図ることができ、ひいては建
   設コストの引き下げに貢献することができます。建設業界にとって建築施工の合理化を推進していくことは永遠の
   命題であり、スパンクリートはその一助になり得るものと確信しております。
   当社は、このスパンクリートを安定的に供給できる生産、販売体制を強化し、かつ効率化を推進することによ
   り、建築の合理化を必要とする顧客のニーズに応え満足していただくとともに、自己の企業価値を高め広く社会に
   貢献する企業を目指してまいりたいと考えております。
  (2)経営戦略等

   スパンクリート事業を取り巻く環境は依然として厳しいものがある中で、当面の経営戦略は次のとおりと考えて
   おります。
   ①主力であるスパンクリート事業において、他社のコンクリート製品、工法とのコスト競争力を強化するとともに
   工場の効率化を図る。同時に顧客満足度経営を重視し、顧客ニーズへの即応体制を構築し、製品の品質安定・改
   善に努める。
   ②付加価値の高い戦略製品及び相対的に利益率の確保しやすい商品、マンションの床材の拡販に注力し、工場の操
   業度の確保に努める。
   ③スパンクリートの新たな販路を構築し、需要の増加している建築並びに土木の分野等に営業活動を行う。
   ④スパンクリートの生産ラインを活かした、より付加価値の高い新製品の開発に努める。
   ⑤収益基盤の安定化を図るために、不動産事業の着実な推進を図る。
   以上5つの中長期的な戦略を推進していくための具体的な課題として、次の4点を考えております。第1はスパ
   ンクリートの生産コスト削減のための原材料費の可能な限りの抑制、加工効率の向上、全社的なアウトソーシン
   グの利用による固定費の変動費化推進等の合理化対策追求であります。第2は営業面で高層マンションや再開発
   高層ビルの需要を捕捉するとともに、当社製品の特性を活かせる鉄道関連や流通倉庫等の壁板拡販への注力であ
   ります。第3はスパンクリートに付加価値を加えたMスラブ(補強鉄筋入り床パネル)等の戦略製品を戦力化
   し、今後の収益力の増強に結びつけることであります。さらに第4として、賃貸ビル事業等の不動産事業を着実
   に推進していくことにより安定収益を確保し、経営基盤の強化を図っていきたいと考えております。
  (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

   当社は、事業の発展を通じて企業価値を安定的に成長させていくことを目標としており、税引前利益等利益の確
   保と利益率の向上を重要な経営指標として認識しております。2018年11月に次のとおりの長期的な環境認識に立っ
   て、第57期(2019年3月期)から第61期(2023年3月期)までの中期(5年)計画「SPC               plus ONE 2022《スパンク
   リート事業基盤の強化と新たな収益基盤の創出》」を策定し、2021年のオリンピック・パラリンピック後を見据え
   た利益体質確立のため経営目標を定めました。今後とも、経営基盤の強化と効率化の追求により、安定的な収益を
   確保し企業価値を高めてまいります。
  [中期経営計画の経営目標]

         経営目標(5年間合計)
     項 目           2023年3月期
     税前利益      11.3億円      3.3億円

     当期純利益      9.5億円      2.7億円

           76%      76%

    自己資本比率
    配当額(5年間合計)

          3.2億円      10円/株
    ROE(自己資本利益率)       4%      4%

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  (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題
   「中期経営計画の経営目標」を達成すべく、全社を挙げて、次に記載する「中期経営計画の重点施策」を実施し
  て行きます。
  [中期経営計画の重点施策]

    重点施策         公表内容
      主力であるスパンクリート事業において、現有工場の生産能力に対応した収益性の
      ある商品の販売を実行するとともに、担い手不足に対応するため、身の丈にあった
   スパンクリート事
      設備投資を実施のうえ、出荷予想に基づき生産・出荷体制の調整を行うことにより
   業基盤の強化
      生産コストを削減します。
      同時に、顧客満足度経営を重視し、顧客ニーズへの即応体制を構築し、製品の品質
      安定・改善に努めるとともに、より付加価値の高い商品の開発を図ります。
   新たな収益基盤の   増加するコンクリートプレキャスト製品市場への対応を実施し、コンクリート二次
   創出   製品メーカーとして総合力を高めるとともに、他社との業務提携を推進します。
   人材育成・情報化   従業員へのインセンティブ及び福利厚生の充実により魅力ある雇用を提供し、担い
   への対応   手の確保・育成を図ると共に、将来の建設業界の情報化に対応します。
   不動産事業の収益
      収益基盤の安定化を図るため、不動産事業の着実な推進を図ります。
   維持
  [中期経営計画の進捗状況]

  ①スパンクリート事業基盤の強化
   中期経営計画の初年度にあたる昨事業年度{2019年3月期(第57期)}は3期連続の増収・増益となり1株当た
  り10円の増配を実行しました。
   2年目の当事業年度{2020年3月期(第58期)}は、スパンクリート製品の売上数量が確保できず、宇都宮工場の
  稼働率が大きく下がったことから、当期純利益は黒字ながらも大きく減収減益となりました。
   *設備投資は、自動切断機の導入及び第3工場の温水(サプライ)ルートの変更等を実施、現在は自動ケガキ機
   の検討を行っています。
   *昨年末の銀座線渋谷駅の移設に関しては工期に支障を来すことなく製品納入を完了しました。また、新パター
   ンのリブ板及び骨材を変えた削出用製品を販売しました         。
   3年目にあたる来事業年度{2021年3月期(第59期)}については、北陸新幹線延伸による防音壁、鉄道各社の
   ホームドア設置事業の進捗があり、下期からは高層マンション向けの床材の出荷も始まりますが、倉庫向けの壁材
   や床材の競争が激化しております。また、コロナショック          による不確実性を伴う厳しい事業環境下にあります
             *1
   が、中期経営計画の重点施策に継続して取り組み事業基盤の構築の年とします             。
  ②新たな収益基盤の創出
   新規事業への取組みとして、岩瀬工場においてプレキャスト製品の試験的な生産・販売を開始しました。
   今後、他社との業務提携も推進し、コンクリート二次製品メーカーとして総合力を高めます。
  ③人材育成・情報化への対応
   本中期経営計画の達成に向け、2018年11月、譲渡制限付株式の従業員への付与を実施しました。
   IT知識を有する情報化担当者を中心に、モバイルシステム及びメールシステムの改良を実施しました。今後はテ
   レワークの充実、情報セキュリティの強化を図ります。
  ④不動産事業の収益維持
   PM会社は有効に機能しており、オフィスビル4棟ともほぼ100%の稼働率を維持し会社業績の下支えとなっていま
   す。
   オフィスビル4棟のポートフォリオを分析して、築年の古いオフィスビルの買替等を検討します。
  *1 新型コロナウイルス対応

   新型コロナウイルス(COVID-19)感染症       については、同感染症の拡大が鎮静化して政府より緊急事態宣言が解除さ
   れましたが、まだ特効薬やワクチンなど同感染症に有効な手段が整って居らず、第二波、第三波の感染拡大が懸念
   されて居ります。再び感染拡大が始まると、        建設工事向けの当社の製品出荷に少なからず影響が発生すると思われ
   ますが、生産・出荷等の遅延による業績への影響を現時点で予測することは困難です。当社としては、代表取締役
   社長を本部長とする「新型コロナ危機管理本部」を立ち上げ、感染防止に対する実効性のある対応策を実施し、業
   務拠点の状況に応じて柔軟な対応により優先業務の継続を図ります。
   基本方針は次のとおりです     。
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  ①社員の安全:役員、従業員等及びその家族並びに近隣社会、取引先・関係先等の人命保護を最優先とします。
  ②感染拡大の防止:予防対策を整え、当社全体及び社会的責任の観点から取引先・関係先等への感染防止に努めま
   す。また、従業員等に感染者が発生した場合は、保健当局の指示に従いながら情報を内外に開示することにより
   感染拡大の防止を図ります。
  ③事業の継続:法令等及び行政の指導を遵守しつつ、業務継続に必要な体制を構築の上、取引先や関係先等との連
   絡を密にして優先業務の継続に努めます。
  (5)経営環境

   ①当事業年度(2020年3月期下期)を底に中期的には建設需要は堅調
   昨事業年度(2019年3月期)に急増したオリンピック・パラリンピック事業関連の諸工事は完了し、鉄道各社の
   ホームドア設置事業の進捗はあるものの、高層マンション向け床材の出荷の大半は来事業年度(2021年3月期)以
   降となる為、当事業年度(2020年3月期)の出荷量は減少します。
   ただし5年の中期スパンでは国内の需要は堅調であると予想されます。
   ②製造コストアップの要因は継続
   エネルギ-・原料費コストの上昇、運転手不足等の輸送確保難という環境は今後も続くと予想され、これらコス
   トアップに関して顧客の理解を得る事が課題となっています。
   ③工事のプレキャスト化が進む
   人口減少・高齢化・働き方改革等により日本の建設業界は産業構造の転換期を迎えています。建設労働者の施工
   能力低下と労働者の絶対数の不足で、工事のプレキャスト化の推進が必要となっております。
   ④i-Constructionの推進
   働き方改革への対応とIT技術の活用による生産性の向上で、日本の建設業界は国土交通省が先頭となり「i-
   Construction」が推し進められています。
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  2【事業等のリスク】
   当社の業績は、今後起こりうる様々な要因により大きな影響を受ける可能性があります。当社の事業展開上のリス
  ク要因となる可能性があると考えられる主な事項とその対策について各本部との対話を通じてリスクマネジメント委
  員会が取り纏め、取締役会に報告しております。これらのリスクが発生し当社の業績が悪化する場合には、繰延税金
  資産の回収可能性にも影響を与えることから、当社はこれらリスクの発生の可能性を十分認識した上で、適宜適切な
  経営対応に努める方針であります。これらリスクの内容は以下のとおりです             。
   なお、文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります                 。
  (1)業績の変動要因のリスク

   スパンクリート事業は、景気変動や建設業界の動向に大きく影響されます。特に、マンション床材の需要、す
   なわちマンション建設の動向は、案件毎の数量が多いため、当社の出荷数量及び工場の稼働率を大きく左右しま
   す。年々価格競争は激しくなっておりますが、まだ当社の製品は、特に高層マンション向けに競争力を有してい
   るものと認識しております。当社は受注数量を確保する為にゼネコンのみならず設計事務所にも営業活動を行っ
   ております。しかしながら、マンション建設の工事の時期や床材の出荷数量を当社がコントロールできないこと
   から マンションの受注状況が、当社の業況を大きく左右することになります            〔49期:出荷数量152千㎡(売上構成
   比41%)、52期:34千㎡(15%)、53期:34千㎡(16%)、57期:204千㎡(42%)、58期:55千㎡(24%)〕                   。
   また、鉄道関係向け製品も受注変動が大きいため、その受注の多寡が当社の業績に影響を与えます。鉄道関係工
   事もマンション建設工事と同様、当社は工事の時期や         出荷数量をコントロールできません〔50期:出荷数量151千
   ㎡(売上構成比42%)、51期:161千㎡(45%)、54期:9千㎡(4%)、57期:10千㎡(2%)、58期:59千㎡
   (26%)〕。
   さらに、近年の大きな経営圧迫要因としては、原材料費・電気料金・ガス料金・輸送費の高騰があります。こ
   れらのコストアップに対しては、全社挙げての効率化、合理化で対応しております、具体的には自動切断機の導
   入により製品の加工効率を向上し、ガスコージェネレーションの導入と第3工場の温水(サプライ)ルートの変更
   により 電気料金を削減し、   廃材を破砕・粒度調整してリサイクル砕石として販売して廃材処理費を削減し、且
   つ、毎月開催する品質管理委員会と生産改善委員会においてそれらの施策の効果をチェックする共に、発生した
   製品ロスの原因の究明と対策を検討して絶えず改善に努めております。それにも限度があり、販売価格の引き上
   げを顧客にご承認頂いております      。
  (2)価格競争及び競合のリスク

   当社は、工法が類似した同業者に加え、製法は異なるが同機能を有する製品の製造業者と競合しております。
   当社スパンクリート製品は、価格及び品質において競争力を有していると確信しており、その維持強化に鋭意努
   めております、具体的には自動切断機の導入により製品の加工効率を向上し、ガスコージェネレーションの導入
   と第3工場の温水(サプライ)ルートの変更により電気料金の削減し、廃材を破砕・粒度調整してリサイクル砕石
   として販売して廃材処理費を削減し、且つ、毎月開催する品質管理委員会と生産改善委員会においてそれらの施
   策の効果をチェックする共に、発生した製品ロスの原因の究明と対策を検討して絶えず改善に努めております                  。
   しかしながら、将来に亘り競争力を維持できる保証はありません           。
  (3)戦略製品の開発販売とそのリスク

   前述(1)、(2)記載のリスクを回避する為に、当社は新しい製造方法や新工法の研究に努め、有望な新製品
   や新工法については積極的に試作を行い、各種の性能確認を実施し、テスト販売も行います。毎月開催する新製
   品委員会においてそれらの進捗状況を報告し、今後の方針を検討しております。最近では、新パターンのリブ板
   製品及び骨材を変えた削出用製品を開発して販売しました          。
   また、鉄道のホーム等に多く採用されているスパンクリートのMスラブ(補強鉄筋入り床パネル)製品も戦略
   製品の一つであります。
   しかしながら、同製品が引き続き順調に市場に受け入れられるか否か、その動向如何によっては当社の業績に
   影響を及ぼす可能性があり、引き続き新たな戦略製品の開発に努めます            。
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  (4) プレキャスト事業への参入とそのリスク
   前述(1)、(2)記載のリスクを回避する為に、中期計画でお知らせいたしましたとおり、当社はプレキャス
   ト事業への進出を検討しており、同事業分野の将来性、競合他社の存在の調査や岩瀬工場において試験的に生
   産・販売を実施して当社の収益の実現性を確認しております。また、有望なユーザーとの業務提携を推進するな
   ど参入に向けた準備を進めております。
   しかしながら、参入を実現できたとしても、経済環境の変化等により期待した通りの収益を上げられないリス
   クはあります。
  (5 )製品が重量物であるがための事故のリスク

   スパンクリート製品の工場や工事現場での運搬には、クレーンや重機等を使ったハンドリングを必要としま
   す。社員のみならず関係先も含め安全マニュアルを用いた安全教育を定期的に行う等、安全対策には万全を期し
   ておりますが、製品が重量物であること、また気象条件等により事故が発生するリスクがあります                 。
  (6) 経年劣化等による事故のリスク

   スパンクリート製品は建物の床・壁・駅舎のプラットホーム・鉄道の防音壁等に幅広くご採用いただいており
   ます。製品を納入する場所の環境を想定して種々対策を講じ、製品の品質管理には万全の注意を払っております
   が、据付場所によっては、漏水や塩害等により想定を超える製品の劣化や耐力の低下が進むこと、あるいは施工
   時の取り付け部材等の不具合を起因とした事故が発生することがないとは言えず、その場合は業績に何らかの影
   響を及ぼす可能性があります     。
   顧客からの当社製品に関する意見には絶えず真摯に対応し、必要な場合には現地調査を行い、顧客と相談しな
   がら対応策を実施して行きます     。
  (7) 不動産市況の動向と賃貸ビル事業のリスク

   当社は、オフィスビル4棟を所有し不動産事業を営んでおり、当面賃料推移・稼働率(当事業年度は約100%)
   とも堅調でありますが、将来の不動産市況によっては賃料水準や稼働率が影響を受け業績が左右されることがあ
   ります 。
   また、4棟とも建物の状態は良好ではあるものの、その内2棟は築30年を経過しており、必要の都度大規模修
   繕を実施しておりますが、将来に亘りさらに修繕を要する可能性があり、その修繕費の多寡によっては業績に影
   響を及ぼすことがあり得ます     。
   これらの対策としては、PM会社と連絡を密に取って、不動産市況や周辺賃貸ビルの賃料水準の動向を把握する
   と共に、テナントからの不具合の連絡には直ちに対応し、オフィスビルの状況把握に努めています                 。
   また、オフィスビル4棟のポートフォリオを分析して、築年の古いオフィスビルの買替等を検討します。
  (8) 信用リスク

   当社は、営業取引を行うことによって、売掛金、未収入金などの取引与信、融資、保証及び出資などの形で取
   引先に対して信用供与を行っており、取引先の信用悪化や経営破綻等による損失が発生する信用リスクを負って
   います。当社では当該リスクを管理するために、取引先ごとに発注限度額と信用限度額を定めて取引を行い、営
   業活動を通じて取引先の状況を確認していますが、信用リスクが完全に回避される保証はありません。取引先の
   信用状態悪化に対しては取引縮小や債権の回収期間短縮などの債権保全策を講じ、取引先の破綻に対しては処理
   方針を立てて債権回収に努めていますが、債権等が回収不能になった場合には当社の業績は影響を受ける可能性
   があります  。
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  (9) コンプライアンスに関するリスク
   当社は、東京、宇都宮、仙台の3か所に営業拠点を持ち、スパンクリートの製造販売及び施工を事業領域とし
   てビジネスを展開しており、関連する法令・規制は多岐に亘っております。具体的には日本の会社法、税法、金
   融商品取引法、独占禁止法、贈収賄関連諸法、建設業法、環境関連諸法や各種業法を遵守する必要があります                  。
   当社はリスクマネジメント委員会においてコンプライアンスの状況把握と評価を行い必要な対策を講じておりま
   す。また、コンプライアンス規程をイントラネットに掲載し、社員研修や朝礼等を通じて社員のコンプライアン
   ス意識の向上に努めています。さらに、社内外に内部通報窓口を設置しています。しかしながら、このような施
   策を講じてもコンプライアンス上のリスクは完全に回避できない可能性があり、関連する法令・規制上の義務を
   実行できない場合には、当社の業績は影響を受ける可能性があります。
  (10 )大株主である三菱商事株式会社とその子会社である三菱商事建材株式会社との関係とそのリスク

   当社と三菱商事株式会社との間には、重要な資本関係及び人的関係があります。また、当社と三菱商事建材株
   式会社との間には、重要な商取引があります。両社とは絶えず連絡を密に取って友好な関係を維持しております
   が、将来両社との関係に何らかの変更が生じた場合には、当社の事業に影響を与える可能性があります                 。
  (11) 自然災害等によるリスク

   地震、大雨、洪水などの自然災害・異常気象や、インフルエンザ、新型コロナウイルス等の感染症(第2 事
   業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべ
   き課題 「*1新型コロナウイルス対応」ご参照)、大規模事故、テロ・暴動、その他予期せぬ事態が発生した場
   合、当社の社員・事業所・設備やシステムなどに対する被害が発生し、事業活動に支障や制約が生じる可能性が
   あります。当社では、社員の安否確認システムの導入や災害対策マニュアルの策定、建物・設備・システム等の
   耐震対策(データ等のバックアップを含む)、必要物資の備蓄、国内の拠点や関係会社との連携・情報共有などの
   対策を講じ、各種災害・事故に備えていますが、全ての被害や影響を回避できるとは限らず、かかる事象の発生
   時には当社の業績は影響を受ける可能性があります         。
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  3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
  (1)経営成績等の状況の概要
   当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況
   の概要は次のとおりであります。
   ①財政状態及び経営成績の状況
   a.経営成績の状況
    当事業年度の当社の業績は、スパンクリート事業において、東京オリンピック・パラリンピックに関連する
   案件への納入は前年度で完了し、物流倉庫などの壁・合成床の他社製品との受注競争激化、北陸新幹線延伸に
   伴う防音壁の工事の遅れなどに起因し、当初計画しました販売数量に大きく及ばず、大幅な減収減益となりま
   した。新規事業への取り組みとして、岩瀬工場においてプレキャスト製品を試験的に生産・販売いたしました
   が、生産数量が限定的であり、業績への影響はありませんでした。なお、不動産事業は堅調であったものの、
   結果、売上高  3,109百万円  (前年度比  26.1%減  )、 営業損失128百万円   (前事業年度は   239百万円の営業利益    )、
   経常損失106百万円   (前事業年度は   260百万円の経常利益    )、有価証券の一部売却など実施いたしましたが、         当
   期純利益36百万円   (前年度比  86.9%減  )と減収減益となりました。
    セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

   (スパンクリート事業)

    当事業は、東京オリンピック・パラリンピックに関連する案件への納入は前年度で完了し、物流倉庫などの
   壁・合成床の他社製品との受注競争激化、北陸新幹線延伸に伴う防音壁の工事の遅れなどに起因し、当初計画
   しました販売数量に大きく及ばず、売上数量が対前年度比52.7%減少し、            売上高は  2,794百万円  (前年度比
   28.3%減  )、 営業損失258百万円   (前事業年度は   119百万円の営業利益    )と減収減益となりました。新規事業へ
   の取り組みとして、岩瀬工場においてプレキャスト製品を試験的に生産・販売いたしましたが、生産数量が限
   定的であり、業績への影響はありませんでした。
   (不動産事業)

    当事業は、オフィスビル4棟の賃料収入の他、賃貸中の岩瀬工場の環境整備費用が減少し、               売上高 315百万円
   (前年度比  1.4%増 )、 営業利益130百万円   (前年度比  9.0%増 )と増収増益となっております。
   b.財政状態の状況

    当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べて         454百万円減少  し、 7,729百万円  となりました。
    当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べて         260百万円減少  し、 1,234百万円  となりました。
    当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べて         194百万円減少  し、 6,495百万円  となりました。
   ②キャッシュ・フローの状況

    当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前事業年度末比                771百万円増
   加して 1,808百万円  となりました。
    当事業年度における各キャッシュ・フロ-の状況とそれらの要因は次のとおりであります。

   (営業活動によるキャッシュ・フロー)

    営業活動の結果、増加した資金は      747百万円  (前年同期は  93百万円  の減少)となりました。
    これは主に、賞与引当金13百万円減少、たな卸資産11百万円増加、仕入債務36百万円減少等があったもの
   の、税引前当期純利益    44百万円  、減価償却費  150百万円  、売上債権の  834百万円  減少等の資金の増加が上回った
   ものであります。
   (投資活動によるキャッシュ・フロー)

    投資活動の結果、増加した資金は      163百万円  (前年同期は  254百万円  の減少)となりました。
    これは主に、有形固定資産の取得による支出        184百万円  の資金の減少があったものの、有価証券及び投資有価
   証券の売却による収入348百万円等の資金の増加が上回ったものであります。
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   (財務活動によるキャッシュ・フロー)
    財務活動の結果、減少した資金は      138百万円  (前年同期は  165百万円  の減少)となりました。
    これは主に長期借入金の返済による支出       59百万円  、配当金の支払額77百万円等の支出であります。
   ③生産、受注及び販売の実績

   a.生産実績
   当事業年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
           当事業年度
    セグメントの名称      (自 2019年4月1日       前年同期比(%)
          至 2020年3月31日)
  スパンクリート事業(千円)          2,918,703       △25.5

  不動産事業(千円)           -       -
    合計(千円)        2,918,703       △25.5

   (注)1.金額は販売価格によっております。
   2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
   b.受注実績

   当事業年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
            前年同期比    受注残高   前年同期比
    セグメントの名称     受注高(千円)
             (%)   (千円)    (%)
  スパンクリート事業       2,511,682    △26.9   742,934    △27.5

  不動産事業         -   -   -   -

     合計     2,511,682    △26.9   742,934    △27.5

   (注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
   c.販売実績

   当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
           当事業年度
    セグメントの名称      (自 2019年4月1日       前年同期比(%)
          至 2020年3月31日)
  スパンクリート事業(千円)          2,794,015       △28.3

  不動産事業(千円)           315,868       1.4
    合計(千円)        3,109,883       △26.1

   (注)1.最近2事業年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおり
    であります。
           前事業年度      当事業年度
          (自 2018年4月1日      (自 2019年4月1日
           至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
      相手先
          金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%)

    三菱商事建材株式会社      3,357,360    79.8  2,311,848    74.3

   2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
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  (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
   経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
   なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
   ①当事業年度の経営成績の状況に関する分析・検討内容
   a.経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
    当社は、事業の発展を通じて企業価値を安定的に成長させていくことを目標としており、営業利益等利益の
    確保と利益率の向上を重要な経営指標として認識しております。今後とも、経営基盤の強化と効率化の追求に
    より、安定的な収益を確保し企業価値を高めてまいります。
   b.財政状態

    (資産合計)
    当事業年度末における流動資産は      2,849百万円  となり、前事業年度末に比べ     42百万円減少  いたしました。こ
    れは主に、現金及び預金が     1,056百万円増加   、受取手形が  79百万円増加  、売上債権が914百万円減少、有価証
    券が285百万円減少したこと等によるものであります。固定資産は           4,879百万円  となり、前事業年度末に比べ
    412百万円減少  いたしました。これは主に、投資有価証券が418百万円減少したこと等によるものでありま
    す。
    この結果、総資産は   7,729百万円  となり、前事業年度末に比べ     454百万円減少  いたしました。
    (負債合計)
    当事業年度末における流動負債は      816百万円  となり、前事業年度末に比べ     206百万円減少  いたしました。こ
    れは主に、買掛債務が36百万円減少、未払金が        19百万円減少  、未払費用が  52百万円減少  、一年内に返済予定
    の長期借入金が59百万円減少したこと等によるものであります。固定負債は             417百万円  となり、前事業年度末
    に比べ 53百万円減少  いたしました。これは主に、繰延税金負債が        59百万円減少  、長期預り敷金が   5百万円増
    加したこと等によるものであります。
    この結果、負債合計は    1,234百万円  となり、前事業年度末に比べ     260百万円減少  いたしました。
    (純資産合計)
    当事業年度末における純資産合計は      6,495百万円  となり、前事業年度末に比べ     194百万円減少  いたしまし
    た。これは主に、当期純利益36百万円、その他有価証券評価差額金が            153百万円減少  したこと等によるもので
    あります。
    この結果、自己資本比率は84.0%(前事業年度末81.7%)となりました。
   c.経営成績

    当社の経営に影響を与える大きな要因としては、市場動向、価格競争、材料や諸費用の変動費動向における
    個々の契約、事故・災害、ものづくりの低下等があります          。
    市場動向については、当社の主力であるスパンクリート事業が関係する建設業界は、オリンピック関連の躯
    体工事が終了し、市場が小休止状態で受注減少となっていますが、競合他社との厳しい競争が予想され、当社
    を取り巻く環境は決して楽観できない経営環境が続いています。こうした中、当社は製品を安定的に供給でき
    る生産、販売体制を強化し、かつ効率化を推進することによりリスクへの対応力を高め、顧客との関係を強化
    し、企業体質を強化してまいります      。
    材料や諸費用の変動費    動向については、原材料・燃料価格の高騰やトレーラー不足による輸送費の増加が予
    想されますが、工場作業効率の向上、標準品の採用推進に取り組むほか、資材取引先との関係を強化しコスト
    削減努力を行います   。
    事故・災害については、重量物であるスパンクリート製品の工場や工事現場での運搬には、クレーンや重機
    等を使ったハンドリングを必要とします。現場作業に携わる作業員には継続的に注意喚起を行い、経営に重大
    な影響を与えるような事故・災害の事前抑制に努めてまいります           。
    ものづくり力(技術力)低下については、特に世代交代に伴う技術・技能の伝承問題等が懸念されますが、
    生産プロセス革新に向けて合理化投資や研究開発を継続的に行うとともに、人材の強化・育成に取り組むこと
    で、ものづくり基盤の維持・強化を図ってまいります         。
    当事業年度の当社の業績は、第2 事業の状況 3経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フ
    ローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 a.経営成績の状況で
    記載した通り、スパンクリート事業は振るわず、不動産事業は堅調であったものの、売上高               3,109百万円  (前
    年度比 26.1%減  )、 営業損失128百万円   (前事業年度は   239百万円の営業利益    )、 経常損失106百万円   (前事業
    年度は 260百万円の経常利益    )、有価証券の一部売却など実施いたしましたが、         当期純利益36百万円   (前年度
    比86.9%減  )と減収減益となりました。
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    (売上高)
    スパンクリート事業の売上高は、売上数量が前年同期比52.7%減少し、2,794百万円              (前年度比  28.3%減  )
    と減収となりました   。
    不動産事業の売上高は、賃貸ビルの稼働状況は引き続き高水準を維持しており、315百万円               (前年度比
    1.4%増 )と増収  となりました。
    (営業損益)
    スパンクリート事業の営業損益は、売上高と同様に売上数量が減少したため、営業損失258百万円                (前事業
    年度は 119百万円の営業利益    )と減益と  なりました。
    不動産事業の営業損益は、     オフィスビル4棟の賃料収入が安定収益源となっており、          賃貸中の岩瀬工場の
    環境整備費用が減少し、    営業利益は、130百万円    (前年度比  9.0%増 )と増益  となりました。
    (販売費及び一般管理費)
    販売費及び一般管理費に含まれる研究開発費は39百万円となっており、その主な内容につきましては「第
    2 事業の状況 5   研究開発活動」に記載のとおりであります。
    (営業外収益・費用)
    受取利息及び有価証券利息から支払利息を差し引いた純額は、7百万円であります。
    (当期純損益)
    当期純利益は36百万円    となりました。また、1株当たり当期純利益は4.69円となりました。
     なお、新型コロナウイルス感染症による当期の業績への影響は軽微であると判断しております。
    (セグメント資産)
    スパンクリート事業の    セグメント資産は、受取手形及び売掛債権が834百万円減少、たな卸資産が11百万円
    増加、有形固定資産が10百万円増加、投資その他の資産が10百万円減少等の結果、前年同期末に比べ823百万
    円減少の2,433百万円となりました。
    不動産事業の  セグメント資産は、有形固定資産が24百万円増加等の結果、前年同期末に比べ23百万円増加
    の3,137百万円となりました。
   ②キャッシュ・フローの状況・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報
   a.当事業年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・
   フローの状況」に記載のとおりであります。
   b.資本の財源及び資金の流動性

    資金需要
    当社の運転資金需要のうち主なものは、スパンクリート製品製造のための原材料の仕入れ、人件費及び製造
    設備の投資等にかかるものがあります。
    また、不動産事業のために生じる資金需要については、既存4棟の維持補修等の設備投資があります。
    財務政策

    当社は現在、運転資金及び設備資金につきましては、自己資金又は借入金により賄っております。運転資金
    及び設備資金につきましては期限が一年以内の短期借入金で調達しており、2020年3月31日現在の短期借入金
    残高は合計500百万円であります。
   ③重要な会計方針及び見積り

   当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
   a. 投資有価証券
    当社の保有する投資有価証券は、その他有価証券に該当し、概ね業務上の関係を有する企業の株式でありま
   す。これらは株式市場の価格変動リスクや、財政状態・経営成績の悪化による価格の下落リスクを負っている
   ため、内規により期末における時価が取得原価に比べ50%以上下落した場合には全て減損処理を行い、30~
   50%程度下落した場合には、時価の回復可能性等を考慮して必要と認められた額について減損処理を行ってお
   ります。このため、株式市況の変動により、投資有価証券の減損費用が発生する可能性があります                 。
   b.繰延税金資産
    当社は、繰延税金資産の回収可能性の評価に際し、将来の課税所得を合理的に見積っております。ただし、
    これらの見積には管理不能な不確実性が含まれるため、予測不能な前提条件の変化などにより回収可能性の評
    価に関する見積が変化した場合には、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります                 。
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   c.工事進行基準

    当社は、施工取引については、原則として、施工が完了して売先の検収後に一括して売上を計上していま
    す。但し、契約金額が5百万円以上且つ工期が3カ月以上の取引については、その取引の「売約報告・実行予
    算書」に記載された総売上原価に対して、期末までに発生した売上原価に比例させて売上を計上しています。
    この工事進行基準に基づき2020年3月末に計上した売上高は181百万円及び粗利は39百万円であります。
    実際に発生する売上原価が「売約報告・実行予算書」の見積に比べ大きく変動すると、売上の計上額が見積
    と大きく乖離するリスクがあります。
    この対応策として、営業本部、建設工事本部と管理本部が対象施工取引の施工の状況と売上原価の発生状
    況、及び施工完了時の総利益の予想をチェックして、必要な場合には「売約報告・実行予算書」の修正報告を
    行い、工事進行基準の基となる数値の訂正を行います。
  4【経営上の重要な契約等】

   該当事項はありません。
  5【研究開発活動】

   当社の研究開発は、主力であるスパンクリート事業を中心に、技術本部と生産本部が取り組んでおります。また、
  案件によっては建設会社や外部の研究機関と共同で進めております           。
   当事業年度におけるスパンクリート事業の研究は、建築材料の多様化に対応していくため、付加価値製品等の研究
  開発や新規用途の開発に取り組んでおり、当事業年度の研究開発費の総額            は39百万円となっております。
   内容は、主としてスパンクリート事業における壁板の市場拡大を図るための壁板の付加価値製品開発と合成耐火被
  履構造の開発、高遮音二重床工法の開発、他の建築材料との複合製品開発等の研究開発に取り組んでおります                  。
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  第3【設備の状況】
  1【設備投資等の概要】
   当社の設備投資は、スパンクリート事業で生産設備の充実化・合理化及び生産能力維持並びにIT関連投資を中心
  に、また不動産事業で既存4棟の維持補修を中心に、合計          168 百万円の投資を実施いたしました。
   スパンクリート事業においては、宇都宮工場の生産設備及び加工設備関係並びにIT関連投資を中心に                 159 百万円
  の設備投資を実施いたしました。
   不動産事業においては、既存4棟の維持補修を中心に         5百万円の設備投資を実施いたしました。
   なお、所要資金は、自己資金及び借入金によっております。
  2【主要な設備の状況】

                   2020年3月31日現在
              帳簿価額
                     従
                     業
   事業所名   セグメント     建物及  機械装置
       設備の内容              員
              土地  リース
   (所在地)   の名称
          び構築  及び運搬      その他  合計
                     数
             (千円)  資産
          物  具      (千円)  (千円)
                     (人)
             (面積㎡)  (千円)
          (千円)  (千円)
  宇都宮工場   スパンク         928,336       47

       生産設備   50,882  170,341     - 12,232  1,161,793
  (栃木県宇都宮市)   リート事業         (61,282)       (13)
     スパンク  製品保管設
  岩瀬工場            126,302        2
     リート事業  備   75,937  20,869     - 945 224,056
  (茨城県桜川市)            (64,821)       (1)
     不動産事業  賃貸用設備
  30山京ビル            372,341

     不動産事業  賃貸用ビル  202,436   -    -  - 574,777  -
  (東京都新宿区)             (349)
  駒込スパンク
              221,061
  リートビル   不動産事業  賃貸用ビル  264,672   -    -  - 485,733  -
              (305)
  (東京都文京区)
  茅場町駅前ビル            626,968

     不動産事業  賃貸用ビル  153,040   -    -  - 780,009  -
  (東京都中央区)             (154)
  神田TNKビル            611,270

     不動産事業  賃貸用ビル  390,873   -    -  - 1,002,143  -
  (東京都千代田区)             (406)
     スパンク

       総括業務施
              164,196
                     42
     リート事業
  本社ほか      設及び福利   16,969   -    0 10,062  191,229
              (1,465)
                     (8)
       厚生施設
     不動産事業
   (注)1.本社事務所は、賃借(606.9㎡)しております。
   2.金額に消費税等は含まれておりません。
   3.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品であり、建設仮勘定は含まれておりません。
   4.従業員数の( )は、臨時従業員を外書しております。
  3【設備の新設、除却等の計画】

   当社の設備投資計画については、景気予測、業界動向、投資効率等を総合的に勘案して策定しております。
   なお、当事業年度末現在における重要な設備の新設、改修の計画としては、特記すべき事項はありません。
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  第4【提出会社の状況】
  1【株式等の状況】
  (1)【株式の総数等】
   ①【株式の総数】
      種類        発行可能株式総数(株)
      普通株式            28,824,000

      計            28,824,000

   ②【発行済株式】

                上場金融商品取引所
     事業年度末現在発行数(株)      提出日現在発行数(株)
   種類             名又は登録認可金融     内容
      (2020年3月31日)     (2020年6月25日)
                商品取引業協会名
                東京証券取引所
                    単元株式数
                JASDAQ
        9,332,400     9,332,400
   普通株式
                    100株
                (スタンダード)
        9,332,400     9,332,400    -   -
   計
  (2)【新株予約権等の状況】

   ①【ストックオプション制度の内容】
    該当事項はありません。
   ②【ライツプランの内容】

    該当事項はありません。
   ③【その他の新株予約権等の状況】

    該当事項はありません。
  (3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

    該当事項はありません。
  (4)【発行済株式総数、資本金等の推移】

      発行済株式総   発行済株式総        資本準備金増

           資本金増減額   資本金残高     資本準備金残
   年月日   数増減数   数残高        減額
           (千円)   (千円)     高(千円)
      (千株)   (千株)        (千円)
  2017年7月3日
        12  9,332    6 3,295,906    6 1,061,313
   (注)
  (注) 旧商法第280条ノ20及び第280条ノ21の規定に基づく新株予約権の行使により増加したものであります。
  (5)【所有者別状況】

                   2020年3月31日現在
          株式の状況(1単元の株式数    100株)
                    単元未満株
   区分           外国法人等       式の状況
     政府及び地    金融商品取  その他の法
       金融機関         個人その他   計
                    (株)
     方公共団体    引業者  人
             個人以外  個人
  株主数(人)     -  3  14  48  8  8 1,193  1,274  -
  所有株式数(単元)     -  710  180 40,604  1,108  50 50,654  93,306  1,800

  所有株式数の割合
      -  0.76  0.19  43.52  1.19  0.05  54.29  100.00   -
  (%)
   (注)自己株式1,539,019     株は「個人その他」に15,390単元及び「単元未満株式の状況」に19株を含めております。
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  (6)【大株主の状況】
                   2020年3月31日現在
                   発行済株式(自己
                   株式を除く。)の
                所有株式数
                   総数に対する所有
   氏名又は名称       住所
                (千株)
                   株式数の割合
                   (%)
                1,187    15.24

  三菱商事株式会社     東京都千代田区丸の内二丁目3番1号
  日本スパンクリート機械株式
                1,094    14.04
       東京都文京区本郷一丁目27番8-1105号
  会社
                 625   8.02
  村山 典子     東京都新宿区
                 608   7.80

  日鉄SGワイヤ株式会社     東京都千代田区丸の内一丁目9番1号
                 473   6.07

  村山 知子     東京都新宿区
                 230   2.95

  市原 敏隆     東京都渋谷区
                 210   2.70

  東プレ株式会社     東京都中央区日本橋三丁目12番2号
                 201   2.59

  株式会社紀文食品     東京都中央区銀座五丁目15番1号
  日本パーカライジング株式会
                 129   1.66
       東京都中央区日本橋一丁目15番1号
  社
                 113   1.46
  ワールド産業株式会社     東京都杉並区梅里二丁目40番19号
           ―      4,873    62.53

    計
  (注)1.発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合は、小数点以下第3位を四捨五入してお
    ります。
   2.上記のほか、自己株式が1,539千株あります。
  (7)【議決権の状況】

   ①【発行済株式】
                  2020年3月31日現在
         株式数(株)    議決権の数(個)
    区分               内容
            -    -   -

  無議決権株式
  議決権制限株式(自己株式等)          -    -   -

  議決権制限株式(その他)          -    -   -

        (自己保有株式)
  完全議決権株式(自己株式等)              -   -
          1,539,000
        普通株式
  完全議決権株式(その他)         7,791,600    77,916    -
        普通株式
           1,800     -   -
  単元未満株式      普通株式
          9,332,400      -   -
  発行済株式総数
            -   77,916    -

  総株主の議決権
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   ②【自己株式等】
                  2020年3月31日現在
                   発行済株式総数
           自己名義所有   他人名義所有   所有株式数の   に対する所有株
  所有者の氏名又は名称     所有者の住所
           株式数(株)   株式数(株)   合計(株)   式数の割合
                   (%)
  株式会社スパンクリート     東京都文京区湯島

           1,539,000    - 1,539,000   16.49
  コーポレーション     二丁目4番3号
        -   1,539,000    - 1,539,000   16.49
    計
  2【自己株式の取得等の状況】

  【株式の種類等】  会社法第155条第13号に該当する普通株式の取得
  (1)【株主総会決議による取得の状況】

    該当事項はありません。
  (2)【取締役会決議による取得の状況】

    該当事項はありません。
  (3)【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】

      区分       株式数(株)     価額の総額(円)
  当事業年度における取得自己株式             3,200     -
  当期間における取得自己株式              -     -
  (注)1.当期間における取得自己株式には、2020年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買
    取りによる株式は含まれておりません。
     2.当事業年度における取得自己株式の増加は、2019年2月15日に払込しました従業員に対して付与した譲渡制
    限付株式としての自己株式について、当期中に退職した従業員からの契約に基づく退職に伴う返戻分3,200株
    であります。
  (4)【取得自己株式の処理状況及び保有状況】

            当事業年度      当期間
     区分
             処分価額の総額      処分価額の総額
          株式数(株)      株式数(株)
              (円)      (円)
  引き受ける者の募集を行った取得自己株式          -   -   -   -

  消却の処分を行った取得自己株式          -   -   -   -

  合併、株式交換、会社分割に係る移転を行っ
            -   -   -   -
  た取得自己株式
  その他(第三者割当による処分)          -   -   -   -
  保有自己株式数        1,539,019    -  1,539,019    -

  (注)1.当期間における保有自己株式数には、2020年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の
    買取り及び売渡による株式は含まれておりません。
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  3【配当政策】
   当社は、企業体質の強化と積極的な事業展開への備えを図りつつ、業績及び配当性向等を総合的に勘案し株主の期
  待に応えることが経営の重要課題と考え、安定的・継続的な配当を実施することを基本方針としております。
   当社は、期末配当の年1回の剰余金の配当を行うことを基本方針としております。
   剰余金の配当の決定機関は、期末配当については株主総会、中間配当については取締役会であります。
   当事業年度の配当につきましては、業績結果及び配当原資を勘案の上、1株当たり8円の配当を実施することを決
  定いたしました。この結果、当事業年度の配当性向は170.6%となりました。
   内部留保資金につきましては、今後の事業展開や新たな設備投資、研究開発等の資金に充当し、将来にわたる企業
  価値の向上、ひいては株主利益の確保に努めてまいりたいと考えております。
   当社は、「取締役会の決議により、毎年9月30日を基準日として、中間配当を行うことができる。」旨を定款に定
  めております。
   なお、当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりであります。
        配当金の総額   1株当たり配当額

    決議年月日
         (千円)    (円)
    2020年6月24日
          62,347     8
   定時株主総会決議
  4【コーポレート・ガバナンスの状況等】

  (1)【コーポレート・ガバナンスの概要】
  ①  コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
   当社のコーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方は、企業理念とコンプライアンスの重要性を認識し、
   経営の透明性・公正性、迅速な意思決定の維持・向上及びタイムリーかつ正確な情報開示に努めることによって、
   コーポレートガバナンスを充実させていくことが経営上の最重要課題の一つであると位置付けており、効率的かつ
   健全な企業経営を行って参りたいと考えております。
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  ②  企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由

   イ.企業統治体制の概要
    当社は監査役会制度を採用しており、企業統治の体制は、「取締役会」、「監査役会」、「会計監査人」で
    構成しております。
    「取締役会」は、迅速、正確な経営情報の把握と機動的な意思決定を目指し、7名の取締役で構成してお
    り、うち3名は社外取締役であります。なお、構成員は、議長取締役社長浮田聡、取締役村山典子、取締役井
    上孝広、取締役柳田洋明、社外取締役坪井哲明、社外取締役大塚直義、社外取締役蒲野宏之です。取締役の任
    期は1年であり、より機動的な取締役会のメンバー編成と株主からの信任の機会の増加を図っております。月
    1回定時取締役会を開催し、経営の基本方針、法令で定められた事項、その他の経営に関する必要事項を決定
    しており、また重要案件が発生した場合は都度、追加の取締役会を開催しております。
    また、業務執行については、「取締役会」に付議する前に、執行役員で構成する「経営協議会」等の会議体
    の場で十分審議し、適宜・適切な業務執行を行っております。「経営協議会」等の定例の会議体は、原則月2
    回開催しております。    「監査役会」は、現在監査役3名(うち常勤監査役1名)で構成され、議長常勤監査役
    一瀬茂雄、監査役鈴木誠、監査役野澤弘史の3名全員が社外監査役であり、監査役の経営監督機能の充実に努
    めております。監査役は、「内部監査室」及び「会計監査人」と連携し、取締役の職務執行を監査しておりま
    す
    なお、 当社の企業統治の体制の概要は、次のとおりであります。
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   ロ.当該体制を採用する理由

    当社は、企業倫理とコンプライアンスの重要性を認識し、経営の透明性・公正性、迅速な意思決定の維持・
    向上及びタイムリーかつ正確な情報開示に努めることによって、コーポレート・ガバナンスを充実させていく
    ことが経営上の最重要課題の一つであると位置付けており、効率的かつ健全な企業経営を行っていくために、
    上記の如く企業統治の体制を構築しております。
  ③  企業統治に関するその他の事項

   ・内部統制システムの整備の状況
    当社は、取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制その他会社及び子会社の
    業務の適正を確保するための体制について、内部統制システムの整備に関する基本方針を次のとおり定め、こ
    の基本方針に基づく内部統制システムの整備・運用状況を絶えず評価し、必要な改善措置を講ずるほか、この
    基本方針についても、経営環境の変化に対応して絶えず見直しを行い、一層実効性のある内部統制システムの
    整備・運用に努めます。
    1)取締役及び使用人の職務が法令及び定款に適合することを確保するための体制
    ・取締役及び従業員が法令及び定款を遵守し、倫理観をもって事業活動を行う企業風土を確立するため、
     「コンプライアンス規定」始め関連諸規定を定める。
    ・内部監査室は、法令、定款及び社内規定の遵守体制の有効性について内部監査を行い、問題点の指摘及
     び改善策の提案等を行う。
    ・法令違反行為等に関する従業員からの内部通報に対しては、速やかに適切な処置をとり、違反行為の早
     期発見と是正を図る。
    ・反社会的勢力とは取引関係も含めて一切の関係を持たない。反社会的勢力からの不当要求に対しては、
     「企業倫理規範」に則り、毅然とした対応をとる。
    2)取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
    ・取締役の職務の執行に係る情報は、文書化(電磁的記録を含む)のうえ、経営判断等に用いた関連書類
     とともに、「文書管理規定」及び「内部情報管理規定」に基づき適切に保存、管理する。
    ・事業運営上の重要事項に関する決裁書類など取締役の職務の執行に必要な文書(株主総会議事録、取締
     役会議事録)については、取締役及び監査役が常時閲覧できるように検索可能性の高い方法で保存、管
     理する。
    ・情報セキュリティについては、「企業倫理規範」及び「内部情報管理規定」に基づいてセキュリティの
     確保を図るとともに、継続的にその改善を図る。
    3)損失の危険の管理に関する規程その他の体制
    ・取締役及び各部門長は、法令遵守、事故、防災、安全衛生、品質管理、情報管理等の想定し得る業務上
     のリスクに関するリスクマネジメント活動を行う。
    ・「リスクマネジメント委員会」は、リスクマネジメント活動の状況把握と評価を行うとともに、重要事
     項については「取締役会」に報告する。
    ・経営に重大な影響を及ぼす不測の事態が発生した場合は、社長を本部長とする「危機管理本部」を直ち
     に招集し、迅速に対応する。
    4)取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
    ・組織規定、業務分掌規定等により、効率的な職務執行を確保するための分権を行う。
    ・取締役会は、原則として月1回定時に開催するほか、必要に応じて臨時に開催し、機動的な意思決定を
     行う。
    ・取締役会より委任を受けた、執行役員で構成する経営協議会を原則月2回開催し、重要事項の事前協議
     等により、取締役会の職務執行の効率性を確保する。
    ・取締役及び執行役員は、職務執行状況を適宜取締役会に報告する。
    5)当社及び子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制
    ・当社及び子会社は、当社が定める「関係会社管理規定」に基づき事業戦略を共有化し一体経営を行う
     とともに、当社と子会社との間で、内部統制・リスクマネジメントに関する情報の共有化や施策の共
     通化を図る。
    ・当社の監査役及び内部監査室は、当社及び子会社の業務監査を行い、当社の代表取締役及び子会社の代
     表取締役に対し、内部統制システムの機能状況を報告し、必要に応じ改善を求める。
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    6)財務報告の信頼性を確保するための体制

    ・当社及び子会社の財務報告については、金融商品取引法その他適用のある国内外の法律に基づき、評
     価、維持、改善を行う。
    ・当社の各部及び子会社は、自らの業務の遂行に当たり、業務分掌による牽制、日常的モニタリングを実
     施し、財務報告の適正性の確保に努める。
    7)監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項並びに
     当該使用人の取締役からの独立性及び監査役の当該使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項
    ・監査役の職務を補助すべき従業員は、必要に応じてその人員を確保する。
    ・当該従業員は、監査役の指揮命令に基づき業務を行う。
    ・当該従業員の人事異動、評価等については、監査役の意見を尊重し対処する。
    8)取締役及び使用人等が監査役に報告をするための体制及びその報告をしたことを理由として不利な扱い
     を受けないことを確保するための体制
    ・取締役及び使用人、並びに子会社の取締役、監査役及び使用人、又はこれらの者から報告を受けた者
     は、監査役の求めに応じて、その職場の執行状況その他に関する報告を行う。
    ・前項の者は、業務執行等に関する重要事項を遅滞なく監査役に報告する。
    ・当社は、監査役へ報告を行った者に対し、当該報告をしたことを理由として不利な取り扱いを行うこと
     を禁止し、その旨を当社及び子会社の全役職員に周知徹底する。
    ・監査役は、取締役会、経営協議会のほか、重要な会議に出席することができる。
    ・当社及び子会社の重要な決裁書類は、監査役の閲覧に供する。
    9)監査役の職務の執行について生ずる費用の前払い又は措置の手続その他の当該職務の執行について生ず
    る費用又は債務の処理に係る方針に関する事項
    ・当社は、監査役がその職務の執行について、必要な費用の前払い等の請求をしたときは、速やかに当該
     費用又は債務を処理する。
    10)その他監査役の監査が、実効的に行われることを確保するための体制
    ・代表取締役、会計監査人及び内部監査室長は、定期的又は必要に応じて監査役と意見交換を行い、監査
     役監査の実効性確保に努める。
    11)内部統制の変更・追加に関する体制
    ・内部統制に変更、追加等が発生した場合は、別に定める内規に基づき遅滞無く手続きを行う。
   ・リスク管理体制の整備の状況

    当社は、「リスクマネジメント委員会」を設置し、法令遵守、事故、防災、安全衛生、品質管理、情報管理
    等の想定し得る業務上のリスクに関するリスクマネジメント活動の状況把握と評価を行うとともに、重要事項
    については取締役会に報告する体制を採っております。
    また、経営に重大な影響を及ぼす不測の事態が発生した場合は、社長を本部長とする「危機管理本部」を直
    ちに召集し、迅速に対応する体制を整えております。
  ④  責任限定契約の内容の概要

    2015年6月22日開催の第53回定時株主総会において、定款一部変更の件が承認可決され、会社法第427条第1
   項の規定に基づき、非業務執行取締役及び監査役と同法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結す
   ることができる旨の規定を新設いたしました。
    この規定に基づき、   当社と取締役(業務執行取締役等であるものを除く。)及び各監査役は、会社法第427条
   その他の法令及び当社定款の定めに従い、会社法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しており
   ます。
    当該契約に基づく損害賠償責任の限度額は、法令が定める最低責任限度額としております。
  ⑤  情報開示体制

   ・当社の情報の管理及び適時開示に関する社内体制については、当社の役職員は金融商品取引法その他関連法規
    並びに社内規定の「内部情報管理規定」を遵守し情報管理に努めており、情報開示についても情報管理責任者
    である総務管掌役員の下で、適宜・適切に実行しております。
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  ⑥  取締役会にて決議できる株主総会決議事項

   (イ) 自己株式の取得
    当社は、会社法第165条第2項の規定により、取締役会の決議をもって、自己の株式を取得することがで
    きる旨を定款に定めております。これは、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とする
    ため、市場取引等により自己の株式を取得することを目的とするものであります。
   (ロ) 中間配当
    当社は、株主への機動的な利益還元を可能とするため、会社法第454条第5項に規定する中間配当をする
    ことができる旨、定款に定めております。
  ⑦ 取締役の定数

    当社の取締役は10名以内とする旨定款に定めております。
  ⑧ 取締役の選任決議要件

    当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株
   主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨、及び累積投票によらない旨を定款に定めております。
  ⑨ 株主総会の特別決議要件

    当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3
   分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めております。
    これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的
   とするものであります。
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  (2)【役員の状況】
   ① 役員一覧
   男性 9名 女性  1名 (役員のうち女性の比率     10.0 %)
                    所有株式数
   役職名    氏名   生年月日     略歴    任期
                    (千株)
            1981年4月  三菱商事㈱入社

            1991年3月  米国MC Glass社出向
              社長兼CEO
            1993年6月  米国CT-South   Inc.
              社出向 代表取締役副社長
            1995年3月  三菱商事㈱資材本部交通資材部
            2004年4月  同社資材本部窯業資材ユニット
              マネージャー
       浮田 聡  1957年3月30日  生
  取締役社長(代表取締役)                 (注)3   5
            2008年8月  米国Mitsubishi    Ce
              ment Corp.社出向
              取締役副会長
            2013年6月  三菱商事建材㈱出向
              取締役常務執行役員 シリカ・
              クレー本部長
            2016年6月  当社代表取締役社長就任
              (現任)
            1995年5月  当社入社

            2004年10月  業務部長兼企画室長
            2007年6月  取締役就任 業務部長兼企画室
              長
            2008年6月  常務取締役就任
            2010年7月  営業副本部長及び内部監査室管
              掌
            2011年6月  常務取締役 営業副本部長兼企
              画室長品質保証室管掌
   取締役
       村山 典子  1965年12月1日  生 2012年6月  企画管掌 企画室長     (注)3  625
   企画・業務改善室長
            2013年6月  代表取締役専務就任 営業副本
              部長 総務・企画・技術・品質
              保証室管掌
            2014年6月  取締役就任
            2015年6月  取締役退任 顧問就任
            2019年6月  取締役常務執行役員 業務改善
              室長就任
            2020年6月  取締役常務執行役員 企画・業
              務改善室長就任(現任)
            1982年4月  当社 入社

            2003年4月  宇都宮工場 成型課長
            2003年6月  宇都宮工場 管理課長
            2005年4月  宇都宮工場 次長兼管理課長
            2006年3月  工務部 次長
            2009年6月  工務部 部長代理
            2010年1月  営業部 部長代理
   取締役
            2010年7月  営業本部 部長代理 営業第2
   営業本部長    井上 孝広  1961年11月18日  生
                   (注)3   5
              グループ長
   兼建設工事本部長
            2014年7月  執行役員 営業本部長
            2015年10月  執行役員 営業本部長兼設計部
              長
            2018年6月  取締役執行役員 営業本部長兼
              設計部長就任
            2019年4月  取締役執行役員 営業本部長兼
              建設工事本部長(現任)
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                    所有株式数
   役職名    氏名   生年月日     略歴    任期
                    (千株)
            1974年4月  旭化成工業㈱入社 建材SMD
              開発部
            1977年4月  同社境工場製造課兼新工場建設
              プロ
            1985年4月  同社 松戸工場 製造課長
            1989年4月  同社 穂積工場 当社製造課長
              兼新工場建設プロ
            1995年4月  同社 境工場 当社製造課長兼
              リニューアルプロ
   取締役
   生産本部長    柳田 洋明  1951年6月2日  生 2000年4月  同社松戸工場長
                   (注)3   -
            2004年4月  同社境工場長兼松戸工場長
   兼宇都宮工場長
            2006年4月  旭化成建材㈱執行役員(生産技
              術担当)
            2012年4月  旭化成建材㈱退社 旭化成建材
              ㈱ALC海外担当
            2016年4月  旭化成建材㈱退社 コンサルタ
              ント会社設立
            2019年6月  当社取締役執行役員 生産本部
              長兼宇都宮工場長就任(現任)
            2002年6月  富士平工業㈱入社

            2003年12月  同社経営企画室長
            2005年2月  同社代表取締役専務就任
            2008年2月  同社代表取締役就任
   取締役   坪井 哲明  1974年10月23日  生
                   (注)3   -
              (現任)
            2013年6月
              日本スパンクリート機械㈱
              代表取締役就任(現任)
            2014年6月
              当社社外取締役就任(現任)
            1981年4月  ㈱東京芝浦電気(現 ㈱東芝)

              入社
            1990年6月  MBA取得(ニューヨーク大
              学、東芝社費留学)
            1994年10月  同社 総合企画部副参事
            1997年3月  東芝ヨーロッパ社出向
              企画調査室長
            2002年10月  ㈱シーイーシー入社
              事業推進本部統括部長
            2004年10月  エレコム㈱入社 英国、ドイ
   取締役   大塚 直義  1957年2月12日  生        (注)3   -
              ツ、イタリア現地法人社長
            2006年11月  ㈱シーエーシー入社
              経営管理本部副本部長
            2007年4月  同社 執行役員経営管理本部長
            2010年1月  ㈱総合臨床ホールディングス
              転籍 経営企画担当部長兼教育
              研修部長
            2016年6月  ㈱セントエイブル経営 代表取
              締役就任(現任)
            2018年6月  当社社外取締役就任(現任)
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                    所有株式数
   役職名    氏名   生年月日     略歴    任期
                    (千株)
            1971年4月  外務省入省
            1978年4月  外務省アメリカ局北米一課長補
              佐
            1979年4月  最高裁判所司法研修所司法修習
              生
            1981年4月  弁護士登録
            1981年9月  米国アーノルド・ポーター法律
              事務所弁護士
            1988年10月  蒲野綜合法律事務所代表弁護士
              (現任)
            1998年12月  ㈱かずさクリーンシステム社外
   取締役   蒲野 宏之  1945年7月21日  生   監査役(現任)     (注)3   -
            2007年6月  ㈱小松製作所社外監査役
            2007年7月  住友生命保険相互会社社外取締
              役
            2009年4月  東京弁護士会副会長
            2011年6月
              日本碍子㈱社外取締役(現任)
            2013年4月  日本弁護士連合会常務理事
            2015年6月  ハウス食品グループ本社㈱社外
              監査役(現任)
            2017年10月  国際法曹協会(IBA)理事
              (現任)
            2020年6月
              当社社外取締役就任(現任)
            1986年2月  ㈱サニックス入社

              営業統括本部
            1989年4月  日榮建設工業㈱(現㈱アゼル
              (2009年3月倒産))入社
              不動産事業本部
            2000年12月  ㈱大京入社 経営企画部ネット
   常勤監査役    一瀬 茂雄  1959年7月17日  生   戦略室     (注)4   -
            2007年5月  同社グループ監査部 シニアマ
              ネージャ
            2018年6月  同社グループ監査部長
            2019年6月  同社退職
            2019年6月  当社社外常勤監査役就任  
              (現任)
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                    所有株式数
   役職名    氏名   生年月日     略歴    任期
                    (千株)
            1991年10月  会計士補登録
            1991年10月  太田昭和監査法人(現 EY新日
              本有限責任監査法人)入所
            1995年8月  公認会計士登録
            2003年11月  税理士登録
            2004年3月  鈴木誠公認会計士・税理士事務
              所開設 所長(現任)
            2004年6月  バリューコマース㈱
              社外監査役
   監査役   鈴木 誠  1966年4月21日  生
                   (注)4   -
            2005年4月  ㈱マックスアカウンティング
              代表取締役(現任)
            2007年9月  日本公認会計士協会 租税政策
              検討部会専門委員(現任)
            2015年6月  ㈱ユニバーサルエンターテイメ
              ント 社外監査役(現任)
            2017年3月  バリューコマース㈱ 社外取締
              役(監査等委員)(現任)
            2019年6月  当社社外監査役就任(現任)
            1962年4月  日本興業銀行(現みずほ銀行)

              入行 福岡支店次長、本店参事
              役を経て
            1988年6月  当社入社 常務取締役就任 総
              務経理担当役員
            1997年6月  当社監査役就任兼㈱ツーカーセ
              ルラー東海社外常勤監査役就任
            2001年9月  日本監査役協会中部支部監査実
              務第5部幹事委嘱
   監査役   野澤 弘史  1939年2月18日  生 2003年6月  当社顧問・内部監査室長就任
                   (注)4   3
            2003年7月  ㈱ツーカーセルラー東海社外常
              勤監査役退任
              日本監査役協会中部支部監査実
              務第5部幹事退任
            2005年10月  アライアンスパートナーズ㈱
              社外監査役(現任)
            2008年6月  当社顧問退任
            2011年6月  当社補欠監査役として選任
            2019年6月
              当社社外監査役就任(現任)
               計

                     639
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  (注)1.取締役のうち坪井哲明、      大塚直義及び蒲野宏之    は、社外取締役であります。
   2.常勤監査役一瀬茂雄、監査役鈴木誠及び野澤弘史は、社外監査役であります。
   3.2020年6月24日開催の定時株主総会終結の時から1年間
   4.2019年6月26日開催の定時株主総会終結の時から4年間
   5.所有株式数には、2020年3月31日現在のスパンクリート役員持株会における本人持分を含めて記載しており
    ます。
   ② 社外役員の状況

    当社の社外取締役は3名、社外監査役は3名であります。
    社外取締役坪井哲明氏は、日本スパンクリート機械株式会社の代表取締役及び富士平工業株式会社の代表取締
   役であります。日本スパンクリート機械株式会社は、当社の大株主(持株比率14.04%)であるとともに、商標
   ライセンス契約及び部品に関する取引関係があります。なお、富士平工業株式会社と当社との間には特別な関係
   はありません。
    社外取締役  大塚直義氏は、株式会社セントエイブル経営の代表取締役であり、またBIP株式会社の取締役を
   兼務しております。大塚氏個人と      当社との利害関係はありません。
    社外取締役蒲野宏之氏個人と当社との利害関係はありません。
    社外監査役一瀬茂雄氏個人と当社との利害関係はありません。
    社外監査役鈴木誠氏は、鈴木誠公認会計士・税理士事務所所長、株式会社マックスアカウティングの代表取締
   役、株式会社ユニバーサルエンターテイメントの社外監査役及びバリューコマース株式会社の社外取締役(監査
   等委員)であります。鈴木氏個人と当社との利害関係はありません。
    社外監査役野澤弘史氏は、アライアンスパートナーズ株式会社の社外監査役であります。野澤氏個人と当社と
   の利害関係はありません。
    当社は、経営の意思決定機能と、取締役による業務執行を相互に監視する機能を持つ取締役会に対し、取締役
   7名中の3名を社外取締役、監査役3名全員を社外監査役とすることで経営への監視機能を強化しております。
    また、社外取締役及び社外監査役の選任につきましては、2019年6月26日開催の取締役会で選任された指名・
   報酬委員会にて、経営者としての経験が豊富な方や法律等の知識が豊富な方で人格、識見とも優れ、経営への助
   言と、コーポレート・ガバナンスの強化を目的として会社業務の全般にわたって経営を監視する立場に適した人
   材を取締役会へ諮問し、取締役会で選任しております。
   ③ 社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部
   統制部門との関係
    社外取締役及び社外監査役は取締役会への出席を通し、取締役の監督、内部監査、監査役監査、会計監査及び
   内部統制監査等の議案審議に必要な発言を適宜行っており、さらに社外監査役は、監査役会への出席を通し会計
   監査人から監査結果の報告を受け、その相当性について検証しております。
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  (3)【監査の状況】
  ① 監査役監査の状況
   1.監査役会の組織・人員
    当社の監査役は3名全員が社外監査役であり、監査役会は1名の常勤監査役、2名の非常勤監査役から構成
    されています。
    現在、監査役会議長を務める一瀬茂雄常勤監査役は、CIA(公認内部監査人)及びCISA(公認情報シ
    ステム監査人)等の資格を有しており、内部統制に関する相当程度の知見を有しております。鈴木誠非常勤監
    査役は、公認会計士及び税理士の資格を有しており財務・会計に関する相当程度の知見を有しております。野
    澤弘史非常勤監査役は、他社の監査役を歴任しており、経営及び監査について相当程度の知見を有しておりま
    す。
    監査役の職務遂行と監査役会の運営をサポートするために内部監査室長を監査役付スタッフとして兼務配置
    しています。
   2.監査役会の活動状況(開催頻度、所用時間、主な内容)
    監査役会は、取締役会の開催に合わせて月次で開催されるほか、必要に応じて臨時で開催されます。当事業
    年度は合計15回の監査役会が開催され、平均所要時間は1時間40分でした。現在の監査役3名が就任した2019
    年6月26日以降の開催は11回であり、出席率は97%でした(一瀬監査役と鈴木監査役は全ての回に出席、野澤
    監査役は11回中10回に出席)。
   ※監査役会に上程された主な議題は、以下のとおり
    ・主要な決議事項:年度監査方針、監査役の役割分担、内部統制システムの運用強化に関する取締役会への
    提言、会計監査人の報酬に関する同意、会計監査人の再任等
    ・執行役員とのディスカッション:社長を始めとする執行役員全員と毎月個別に1時間程度の意見交換を行
    い、担当業務の執行状況、重要リスク、対応策等を検証した
    監査役は、取締役会に出席し、審議並びに意思決定の状況をモニタリングするとともに必要に応じて意見を
    述べています。また常勤監査役を中心に経営協議会、リスクマネジメント委員会等の重要会議への出席、稟議
    書等の重要書類の閲覧、役職員との面談等を行い、認識した課題を監査役相互で共有しています。
   3.会計監査の状況及び会計監査人との連携
    四半期決算及び期末決算の際には、監査役会にて総務担当執行役員から決算報告を受け、合わせて会計監査
    人から監査結果報告を受けることで、会計処理の適切性と会計監査人の監査品質をモニタリングしています。
    会計監査人の発見事項は、特定監査役である常勤監査役によって取締役会に報告されます。常勤監査役を中心
    に会計監査人と重点監査領域等について、適宜意見を交換し相互の監査品質向上を図っています。
   4.内部監査室との連携
    内部監査室長は監査役付スタッフを兼務しており、常勤監査役と随時意見を交換しています。業務監査及び
    内部統制監査の計画と結果は、社長への報告と合わせて常勤監査役にも報告され、監査役会に対しても定期的
    な監査報告が行われます。
  ② 内部監査の状況

    内部監査機能の充実、強化を図るため、社長直属の独立した組織として内部監査室(1名)を設置していま
   す。内部監査室は、業務監査として、当社の各本部、各部、工場及び子会社の内部監査を実施し、改善提言を
   行っています。また、当社及び子会社の財務報告に係る内部統制の評価を独立的立場から実施しています。内部
   監査の実施状況・結果は、監査役会に定期的に報告しており、監査役からの質問等に対し説明を行っておりま
   す。
  ③ 会計監査の状況

   a.監査法人の名称
    有限責任監査法人トーマツ
   b.継続監査期間
    5年
   c.業務を執行した公認会計士
    平野  満
    會澤 正志
   d.監査業務に係る補助者の構成

    当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士3名、その他3名であ            ります。
   e.監査法人の選定方針と理由

    監査役会は、会計監査人の職務の執行に支障がある場合等、その必要があると判断した場合は、株主総会に
    提出する会計監査人の解任又は不再任に関する議案の内容を決定いたします。
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    また、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると認められる場合は、監査役全員の
    同意に基づき、会計監査人を解任いたします。この場合、監査役会が選定した監査役は、解任後最初に招集さ
    れる株主総会において、会計監査人を解任した旨及びその理由を報告いたします。
  ④ 監査報酬の内容等

   a.監査公認会計士等に対する報酬の内容
       前事業年度        当事業年度
    監査証明業務に基づく    非監査業務に基づく報    監査証明業務に基づく    非監査業務に基づく報

    報酬(千円)    酬(千円)    報酬(千円)    酬(千円)
      21,300     -   25,000     -

    (注)前事業年度の監査証明業務に基づく報酬につきましては、3,300千円の追加報酬の額を含んでおりま
     す。
   b.その他の重要な報酬内容

    (前事業年度)
    該当事項はありません。
    (当事業年度)

    該当事項はありません。
   c.監査報酬の決定方針

    該当事項はありませんが、監査日数等を勘案したうえで決定しております。
   d.監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由

    監査役会は、取締役会、社内関係部署及び会計監査人からの必要な資料の入手や報告の聴取を通じて、会計
   監査人の監査計画の内容、会計監査の職務遂行状況や報酬見積りの算出根拠を検討した結果、会計監査人の報
   酬等につき、会社法第399条第1項及び第2項の同意を行っております。
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  (4)【役員の報酬等】
  ①  役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項
   当社の役員報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針は、以下のとおりです。
   当社の役員報酬等については、1988年7月30日開催の臨時株主総会で、取締役の報酬限度額は月額20百万円以
   内(ただし、使用人分給与は含まない。)、監査役の報酬限度額は月額2百万円以内と定めております。
   当社の取締役の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針の決定権限を有する者は取締役会で、2020年
   6月24日開催の取締役会で選任された指名・報酬委員会で、上記の取締役の報酬限度額の範囲内において、検討
   された報酬に係る答申に基づき取締役会が決定いたします。監査役の報酬については、上記の監査役の報酬限度
   額の範囲内において、監査役の協議で決定いたします。
   なお、提出会社の役員が当事業年度受ける報酬等は、取締役の報酬については             2019年6月26日開催の取締役会
   で、監査役の報酬については2019年7月10日開催の         監査役の協議で   決定いたしました   固定報酬のみであります。
  ②  役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数

                   対象となる役
            報酬等の種類別の総額(千円)
       報酬等の総額
                   員の員数
    役員区分
        (千円)
           固定報酬   業績連動報酬   退職慰労金
                   (人)
   取締役
         28,994   28,994    -   -   4
   (社外取締役を除く。)
   監査役
         -   -   -   -   -
   (社外監査役を除く。)
         32,719   32,719    -   -   6
   社外役員
   (注)1.役員ごとの報酬等の総額につきましては、1億円以上を支給している役員はありませんので記載を省
     略しております。
    2.当社は、取締役の使用人兼務役員給与のうち該当事項はありません。
    3.取締役の報酬のうち賞与につきましては該当事項はありません。
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  (5)【株式の保有状況】
  ①  投資株式の区分の基準及び考え方
   当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、                  純投資
   目的である投資株式とは、専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的としていま
   す。その他を目的とする場合を保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式としています。
  ②  保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式

  a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容
   当社は、事業戦略上の重要性、取引先との事業上の関係等を総合的に勘案し、政策的に必要であると判断する
   株式については保有していく方針です。この方針に則り、当社は取締役会においてその保有目的、その他考慮す
   べき事情等を総合的に勘案した上で、保有の要否を判断しております。
   なお、保有の意義が必ずしも十分でないと判断される銘柄については、縮減を図っています。
  b.投資株式のうち保有目的が純投資目的以外の目的であるものの銘柄数及び貸借対照表計上額の合計額

       銘柄数  貸借対照表計上額の
       (銘柄)   合計額(千円)
        1    8,274

  非上場株式
        9    264,285
  非上場株式以外の株式
  (当事業年度において株式数が増加した銘柄)

       銘柄数  株式数の増加に係る取得
                株式数の増加の理由
       (銘柄)  価額の合計額(千円)
        -     -         -

  非上場株式
        -     -         -
  非上場株式以外の株式
  (当事業年度において株式数が減少した銘柄)

       銘柄数  株式数の減少に係る売却
       (銘柄)  価額の合計額(千円)
        -     -

  非上場株式
        -     -
  非上場株式以外の株式
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  c.保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式の保有区分、銘柄、株式数、貸借対照表計上額及び保有目的

   特定投資株式
      当事業年度   前事業年度
             保有目的、定量的な保有効果
      株式数(株)   株式数(株)
                   当社の株式の
             及び株式数が増加した理由
   銘柄
                    保有の有無
               (注)3
      貸借対照表計上額   貸借対照表計上額
      (千円)   (千円)
       66,200   66,200

            相互に安定的な保有協力が得られ、当社        有
  東プレ㈱
            経営上有益性があるため
       79,440   136,835
       48,000   48,000

  日本パーカライジン
            相互に安定的な保有協力が得られ、当社
                    有
  グ㈱
            経営上有益性があるため
       53,760   66,336
       64,000   64,000

  ㈱シンニッタン
            相互に安定的な保有協力が得られ、当社
                    有
  (注)1
            経営上有益性があるため
       14,336   23,040
            PC鋼線等の取引を同社の完全子会社で
        330   330
            ある日鉄SGワイヤ株式会社と行ってお
  日本製鉄㈱
            り、事実上の関係を勘案し、同社との良
                    無
  (注)1、2           好な関係の維持、強化を図るため、継続
        305   644 して保有しています。
       22,000   22,000

  ㈱プロネクサス
            相互に安定的な保有協力が得られ、当社
                    有
  (注)1
            経営上有益性があるため
       22,924   26,950
       22,800   22,800

            相互に安定的な保有協力が得られ、当社
  岩塚製菓㈱
                    有
            経営上有益性があるため
       73,644   96,558
        6,000   6,000

  クリナップ㈱
            相互に安定的な保有協力が得られ、当社
                    有
  (注)1           経営上有益性があるため
        3,210   3,546
       10,000   10,000

  ㈱ノザワ
            相互に安定的な保有協力が得られ、当社
                    有
  (注)1
            経営上有益性があるため
        6,160   7,510
  ㈱みずほフィナン
       85,000   85,000
            相互に安定的な保有協力が得られ、当社
  シャルグループ
                    有
            経営上有益性があるため
       10,506   14,560
  (注)1
   (注)1.貸借対照表計上額が資本金額の100分の1以下でありますが、銘柄すべてについて記載しております。
    2.日本製鉄株式会社は期末における時価が取得原価に比べ50%以上下落した為、減損処理を行っており
      ます。
    3.定量的な保有効果の記載は困難であるため、記載を省略しております。なお、四半期毎にその直後に開
    催される取締役会においてその保有目的を含め、当該株式の保有に伴う有益性の有無、その他考慮すべ
    き事情等を踏まえ、保有の要否の判断をしております。
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  ③  保有目的が純投資目的である投資株式の前事業年度及び当事業年度における貸借対照表計上額の合計額並びに当事

  業年度における受取配当金、売却損益及び評価損益の合計額
         当事業年度        前事業年度
    区分
        銘柄数   貸借対照表計上額の     銘柄数   貸借対照表計上額の
       (銘柄)   合計額(千円)     (銘柄)   合計額(千円)
          1    0    1    0

  非上場株式
         -    -    2   5,912
  非上場株式以外の株式
           当事業年度

    区分
       受取配当金の    売却損益の    評価損益の
       合計額(千円)    合計額(千円)    合計額(千円)
         -    -   (注)

  非上場株式
         63   1,866     -
  非上場株式以外の株式
   (注)非上場株式については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、「評
    価損益の合計額」は記載しておりません。
  ④  当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの
    該当事項はありません。
  ⑤  投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したものの銘柄、株式数、貸借対照表計上額

   該当事項はありません。
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  第5【経理の状況】
  1.財務諸表の作成方法について
   当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)に基づいて
  作成しております。
  2.監査証明について

   当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、事業年度(2019年4月1日から2020年3月31日まで)
  の財務諸表について、有限責任監査法人トーマツにより監査を受けております。
  3.連結財務諸表について

   「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)第5条第2項により、当社で
  は、子会社の資産、売上高、損益、利益剰余金及びキャッシュ・フローその他の項目から見て、当企業集団の財政状
  態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する合理的な判断を誤らせない程度に重要性が乏しいものとして、連
  結財務諸表は作成しておりません。
   なお、資産基準、売上高基準、利益基準及び利益剰余金基準による割合は次のとおりであります。
      0.3%
   資産基準
       -%
   売上高基準
      3.2%
   利益基準
      2.9%
   利益剰余金基準
  ※会社間項目の消去後の数値により算出しております。
  4.財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みについて

  当社は、財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みを行っております。具体的には、会計基準等の内容を適
  切に把握し、財務諸表等を適正に作成できる体制を整備するため、公益財団法人財務会計基準機構へ加入し、監査法人
  等が主催する研修会への参加並びに会計専門書の定期購読を行っております。
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  1【財務諸表等】
  (1)【財務諸表】
   ①【貸借対照表】
                   (単位:千円)
            前事業年度     当事業年度
            (2019年3月31日)     (2020年3月31日)
  資産の部
  流動資産
               751,217     1,808,155
   現金及び預金
              ※1 4,714
                    84,205
   受取手形
              1,595,882      698,043
   売掛金
               20,649     4,427
   完成工事未収入金
               285,000      -
   有価証券
               126,328     151,556
   商品及び製品
               6,998     9,027
   仕掛品
               3,981      -
   未成工事支出金
               66,130     54,584
   原材料及び貯蔵品
               26,467     29,446
   前払費用
               3,022     8,174
   未収入金
                    ※2 1,971
               1,821
   その他
              2,892,215     2,849,594
   流動資産合計
  固定資産
   有形固定資産
              2,633,489     2,681,009
    建物
              △1,543,634     △1,597,426
    減価償却累計額
    建物(純額)          1,089,854     1,083,583
               380,209     392,943
    構築物
              △316,649     △321,714
    減価償却累計額
    構築物(純額)           63,559     71,229
              ※3 1,771,717     ※3 1,789,782
    機械及び装置
              △1,570,260     △1,604,991
    減価償却累計額
    機械及び装置(純額)          201,456     184,790
    車両運搬具           54,565     57,831
              △51,948     △51,410
    減価償却累計額
    車両運搬具(純額)           2,616     6,420
    工具、器具及び備品           116,698     118,691
              △87,585     △95,450
    減価償却累計額
    工具、器具及び備品(純額)           29,113     23,241
              ※4 3,052,641     ※4 3,050,478
    土地
               960     960
    リース資産
               △960     △960
    減価償却累計額
    リース資産(純額)            0     0
               909     52,381
    建設仮勘定
              4,440,151     4,472,125
    有形固定資産合計
   無形固定資産
               96,115     75,906
    ソフトウエア
                -     3,920
    ソフトウエア仮勘定
                34     34
    電話加入権
               96,149     79,861
    無形固定資産合計
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                   (単位:千円)

            前事業年度     当事業年度
            (2019年3月31日)     (2020年3月31日)
   投資その他の資産
               691,213     272,559
    投資有価証券
               10,000     10,000
    関係会社株式
                10     10
    出資金
               1,699     1,836
    従業員に対する長期貸付金
               27,785     18,816
    長期前払費用
               12,506     12,003
    差入保証金
               12,682     12,683
    その他
               755,897     327,909
    投資その他の資産合計
              5,292,198     4,879,895
   固定資産合計
              8,184,413     7,729,489
  資産合計
  負債の部
  流動負債
               54,784     29,820
   買掛金
               69,424     58,035
   工事未払金
               500,000     500,000
   短期借入金
               59,300      -
   1年内返済予定の長期借入金
               1,556      129
   リース債務
               100,082     80,210
   未払金
               126,765     74,261
   未払費用
               48,170     12,853
   未払法人税等
               1,674     1,397
   前受金
               732     11,423
   預り金
               38,740     24,800
   賞与引当金
               21,829     23,952
   その他
              1,023,060      816,883
   流動負債合計
  固定負債
               129     -
   リース債務
              ※4 204,782     ※4 204,782
   再評価に係る繰延税金負債
               79,193     20,078
   繰延税金負債
               186,857     192,263
   長期預り敷金
               470,963     417,124
   固定負債合計
              1,494,023     1,234,008
  負債合計
            39/77









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                      有価証券報告書
                   (単位:千円)

            前事業年度     当事業年度
            (2019年3月31日)     (2020年3月31日)
  純資産の部
  株主資本
              3,295,906     3,295,906
   資本金
   資本剰余金
              1,061,313     1,061,313
    資本準備金
              1,949,055     1,949,055
    その他資本剰余金
              3,010,369     3,010,369
    資本剰余金合計
   利益剰余金
    その他利益剰余金
               50,390     48,585
    買換資産圧縮積立金
               427,575     387,983
    繰越利益剰余金
               477,966     436,569
    利益剰余金合計
              △353,097     △353,097
   自己株式
              6,431,143     6,389,746
   株主資本合計
  評価・換算差額等
               251,579     98,067
   その他有価証券評価差額金
              ※4 7,667     ※4 7,667
   土地再評価差額金
               259,246     105,734
   評価・換算差額等合計
              6,690,389     6,495,481
  純資産合計
              8,184,413     7,729,489
  負債純資産合計
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   ②【損益計算書】
                   (単位:千円)
            前事業年度     当事業年度
            (自 2018年4月1日     (自 2019年4月1日
            至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
  売上高
              3,895,661     2,794,015
  製品売上高
               311,412     315,868
  不動産事業売上高
              4,207,074     3,109,883
  売上高合計
  売上原価
  製品売上原価
               120,598     126,328
   製品期首たな卸高
              3,173,334     2,448,309
   当期製品製造原価
              3,293,932     2,574,638
   合計
               126,328     151,556
   製品期末たな卸高
              3,167,603     2,423,082
   製品売上原価合計
               115,189     140,907
  不動産事業売上原価
              3,282,792     2,563,989
  売上原価合計
               924,281     545,893
  売上総利益
  販売費及び一般管理費
               50,642     52,887
  販売手数料
               55,031     61,714
  役員報酬
               212,409     225,472
  給料及び手当
               9,560     5,600
  賞与引当金繰入額
               62,332     66,255
  その他の人件費
               15,858     18,397
  旅費及び交通費
               8,609     6,527
  交際費
               74,075     74,761
  事務費
               24,046     24,837
  賃借料
               16,939     19,385
  減価償却費
              ※1 45,437     ※1 39,295
  研究開発費
               109,933     79,231
  その他
               684,878     674,367
  販売費及び一般管理費合計
  営業利益又は営業損失(△)             239,403     △128,473
  営業外収益
                60     49
  受取利息
               10,322     10,629
  有価証券利息
               8,488     8,016
  受取配当金
               3,583     2,326
  仕入割引
                -     8,333
  収用補償金
               4,929     6,298
  雑収入
               27,385     35,653
  営業外収益合計
  営業外費用
               3,496     3,121
  支払利息
               2,146      -
  休止固定資産諸経費
                -     7,500
  訴訟関連費用
               193     3,317
  雑損失
               5,836     13,939
  営業外費用合計
  経常利益又は経常損失(△)             260,952     △106,758
  特別利益
                -    151,067
  投資有価証券売却益
                -    151,067
  特別利益合計
            41/77




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                      有価証券報告書
                   (単位:千円)

            前事業年度     当事業年度
            (自 2018年4月1日     (自 2019年4月1日
            至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
               260,952     44,308
  税引前当期純利益
  法人税、住民税及び事業税             36,333     △896
              △54,873     8,635
  法人税等調整額
              △18,540     7,739
  法人税等合計
               279,492     36,569
  当期純利益
            42/77

















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   【製造原価明細書】
           前事業年度       当事業年度
          (自 2018年4月1日       (自 2019年4月1日
          至 2019年3月31日)       至 2020年3月31日)
       注記      構成比       構成比
    区分      金額(千円)       金額(千円)
       番号      (%)       (%)
  Ⅰ 材料費         859,753   27.0    446,069   18.2
           885,662       679,730
  Ⅱ 労務費            27.9       27.8
           1,433,963       1,320,558
  Ⅲ 経費      ※      45.1       54.0
   当期総製造費用           100.0       100.0
           3,179,379       2,446,357
   期首仕掛品たな卸高         3,132       6,998

   期首未成工事支出金

            1,801       3,981
   たな卸高
   合計
           3,184,314       2,457,337
   期末仕掛品たな卸高         6,998       9,027

   期末未成工事支出金

            3,981       -
   たな卸高
   当期製品製造原価
           3,173,334       2,448,309
  原価計算の方法
   スパンクリート事業の原価計算の方法は、契約別の個別原価計算を採用しております。
   なお、工場における製品の製造と、一部製品の施工現場における取付施工を行っておりますので、製造原価は工場
  と施工現場の双方で発生することになります。工場から工事現場への製品供給は総合原価計算に準じた予定価格で振
  替え、実際額との差額は、期末において製品製造原価と未成工事支出金に配賦処理しております。
   (注) ※ 経費のうち主なものは次のとおりであります。

    なお、輸送費に関しましては、当社の製品が重量物のため輸送費の占める割合が大きく、また、販売も納
    入先渡し(輸送費込み)の契約が多いため売上原価に計上しております。
            前事業年度      当事業年度
       項目     (自 2018年4月1日      (自 2019年4月1日
           至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
    外注費(千円)         247,418      212,284

    減価償却費(千円)         37,039      72,419

    輸送費(千円)         526,986      408,386

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   ③【株主資本等変動計算書】
    前事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
                    (単位:千円)
             株主資本
          資本剰余金     利益剰余金
              その他利益剰余金

                    株主資本合
      資本金            自己株式
          その他資  資本剰余     利益剰余金    計
        資本準備金
          本剰余金  金合計  買換資産    合計
               繰越利益剰
             圧縮積立
               余金
             金
  当期首残高
      3,295,906  1,061,313  1,937,938  2,999,252  52,194  208,042  260,237 △370,594  6,184,801
  当期変動額
  剰余金の配当             △61,763  △61,763   △61,763
  当期純利益             279,492  279,492    279,492
  自己株式の取得
                    △0  △0
  自己株式の処分        11,116  11,116       17,496  28,613
  買換資産圧縮積立金の取崩           △1,804  1,804  -    -
  株主資本以外の項目の当期
  変動額(純額)
  当期変動額合計     -  - 11,116  11,116 △1,804  219,533  217,729  17,496  246,342
  当期末残高    3,295,906  1,061,313  1,949,055  3,010,369  50,390  427,575  477,966 △353,097  6,431,143
         評価・換算差額等

                純資産合計
      その他有価証券評価      評価・換算差額等合
         土地再評価差額金
      差額金      計
  当期首残高      308,301   7,667   315,968   6,500,769
  当期変動額
  剰余金の配当
                 △61,763
  当期純利益               279,492
  自己株式の取得                △0
  自己株式の処分               28,613
  買換資産圧縮積立金の取崩
                  -
  株主資本以外の項目の当期
        △56,722    -  △56,722   △56,722
  変動額(純額)
  当期変動額合計      △56,722    -  △56,722   189,619
  当期末残高
        251,579   7,667   259,246   6,690,389
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    当事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
                    (単位:千円)
             株主資本
          資本剰余金     利益剰余金
              その他利益剰余金

                    株主資本合
      資本金            自己株式
          その他資  資本剰余     利益剰余金    計
        資本準備金
          本剰余金  金合計  買換資産    合計
               繰越利益剰
             圧縮積立
               余金
             金
  当期首残高    3,295,906  1,061,313  1,949,055  3,010,369  50,390  427,575  477,966 △353,097  6,431,143
  当期変動額
  剰余金の配当             △77,965  △77,965   △77,965
  当期純利益             36,569  36,569    36,569
  買換資産圧縮積立金の取崩           △1,804  1,804  -    -
  株主資本以外の項目の当期
  変動額(純額)
  当期変動額合計     -  -  -  - △1,804  △39,592  △41,396  - △41,396
  当期末残高    3,295,906  1,061,313  1,949,055  3,010,369  48,585  387,983  436,569 △353,097  6,389,746
         評価・換算差額等

                純資産合計
      その他有価証券評価      評価・換算差額等合
         土地再評価差額金
      差額金      計
  当期首残高      251,579   7,667   259,246   6,690,389
  当期変動額
  剰余金の配当
                 △77,965
  当期純利益               36,569
  買換資産圧縮積立金の取崩                -
  株主資本以外の項目の当期
        △153,512      △153,512   △153,512
  変動額(純額)
  当期変動額合計      △153,512    -  △153,512   △194,908
  当期末残高      98,067   7,667   105,734   6,495,481
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   ④【キャッシュ・フロー計算書】
                   (単位:千円)
            前事業年度     当事業年度
            (自 2018年4月1日     (自 2019年4月1日
            至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
  営業活動によるキャッシュ・フロー
               260,952     44,308
  税引前当期純利益
               122,256     150,688
  減価償却費
  賞与引当金の増減額(△は減少)            8,240     △13,940
               △8,549     △8,066
  受取利息及び受取配当金
              △10,322     △10,629
  有価証券利息
               3,496     3,121
  支払利息
  投資有価証券売却損益(△は益)             -    △151,067
  固定資産売却損益(△は益)             -     △579
                -    △7,750
  収用補償金
  売上債権の増減額(△は増加)            △436,562     834,569
  たな卸資産の増減額(△は増加)            △31,227     △11,729
  未成工事受入金の増減額(△は減少)            1,946     4,714
  仕入債務の増減額(△は減少)            17,430     △36,352
               2,187     △44,401
  その他
              △70,152     752,887
  小計
               18,871     18,694
  利息及び配当金の受取額
               △3,479     △3,119
  利息の支払額
                -     7,750
  収用補償金の受取額
              △38,512     △29,190
  法人税等の支払額
              △93,274     747,022
  営業活動によるキャッシュ・フロー
  投資活動によるキャッシュ・フロー
                42    348,114
  有価証券及び投資有価証券の売却による収入
              △234,858     △184,267
  有形固定資産の取得による支出
              △26,878     △5,889
  無形固定資産の取得による支出
               △2,800     △2,250
  長期貸付けによる支出
               4,190     2,243
  長期貸付金の回収による収入
              △10,819     △10,451
  長期預り敷金の返還による支出
               17,973     15,663
  長期預り敷金の受入による収入
               △1,398      214
  その他
              △254,549     163,377
  投資活動によるキャッシュ・フロー
  財務活動によるキャッシュ・フロー
              △101,700     △59,300
  長期借入金の返済による支出
               △0     -
  自己株式の取得による支出
              △61,810     △77,605
  配当金の支払額
               △1,556     △1,556
  リース債務の返済による支出
              △165,067     △138,461
  財務活動によるキャッシュ・フロー
  現金及び現金同等物の増減額(△は減少)            △512,890     771,937
              1,549,108     1,036,217
  現金及び現金同等物の期首残高
              ※1,036,217     ※1,808,155
  現金及び現金同等物の期末残高
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   【注記事項】
   (重要な会計方針)
   1.有価証券の評価基準及び評価方法
    (1)子会社株式及び関連会社株式
    移動平均法による原価法を採用しております。
    (2)その他有価証券
    時価のあるもの
     決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均
    法により算定)を採用しております。
    時価のないもの
     移動平均法による原価法を採用しております。
   2.デリバティブ等の評価基準及び評価方法

    (1)デリバティブ
    時価法を採用しております。
   3.たな卸資産の評価基準及び評価方法

    (1)製品、仕掛品、原材料
    総平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用し
    ております。
    (2)未成工事支出金
    個別法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を採用して
    おります。
    (3)貯蔵品
    最終仕入原価法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)を
    採用しております。
   4.固定資産の減価償却の方法

    (1)有形固定資産(リース資産を除く)
    定率法を採用しております。ただし、1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)並びに
    2016年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については、定額法を採用しております。
    なお主な耐用年数は次のとおりであります。
    建物    33年~43年
    構築物    10~32年
    器具及び備品     4年
    機械及び装置     9年
    (2)無形固定資産(リース資産を除く)
    定額法を採用しております。
    なお、自社利用のソフトウエアについては、社内における見込利用可能期間(5年)に基づく定額法を採
    用しております。
    (3)リース資産
    リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。
   5.外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準

    外貨建金銭債権債務は、期末日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しておりま
    す。
   6.引当金の計上基準

    (1)貸倒引当金
    売上債権、貸付金等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特
    定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。
    (2)賞与引当金
    従業員の賞与金の支払に備えて、賞与支給見込額の当事業年度負担額を計上しております。
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   7.収益及び費用の計上基準
    完成工事高及び完成工事原価の計上基準
    イ.当事業年度末までの進捗部分について成果の確実性が認められる工事
     工事進行基準(工事の進捗率の見積りは原価比例法)
    ロ.その他の工事
     工事完成基準
   8.キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

    手許資金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクし
    か負わない取得日から3ヵ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。
   9.その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項

    (1)消費税等の会計処理
    消費税等の会計処理は税抜方式によっております。
   (未適用の会計基準等)

    ・「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)
    ・「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2020年3月31日)
    ・「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第19号 2020年3月31日)
    (1)概要

    収益認識に関する包括的な会計基準であります。収益は、次の5つのステップを適用し認識されます。
     ステップ1:顧客との契約を識別する。
     ステップ2:契約における履行義務を識別する。
     ステップ3:取引価格を算定する。
     ステップ4:契約における履行義務に取引価格を配分する。
     ステップ5:履行義務を充足した時に又は充足するにつれて収益を認識する。
    (2)適用予定日

    2022年3月期の期首より適用予定であります。
    (3)当該会計基準等の適用による影響

    「収益認識に関する会計基準」等の適用による財務諸表に与える           影響額については、現時点で評価中であ
    ります。
    ・「会計上の見積りの開示に関する会計基準」(企業会計基準第31号 2020年3月31日)

    (1)概要

    当事業年度の財務諸表に計上した金額が会計上の見積りによるもののうち、翌年度の財務諸表に重要な影
    響を及ぼすリスクがある項目における会計上の見積りの内容について、財務諸表利用者の理解に資する情
    報を開示することを目的とするものです。
    (2)適用予定日

    2021年3月期の年度末から適用します。
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   (表示方法の変更)
    該当事項はありません。
   (貸借対照表関係)

    ※1 期末日満期手形
     期末日満期手形の会計処理については、前事業年度の末日は金融機関の休日でしたが、満期日に決済が
    行われたものとして処理しております。期末日満期手形の金額は、次のとおりであります。
           前事業年度      当事業年度
           (2019年3月31日)      (2020年3月31日)
  受取手形            4,492千円       -千円
    ※2 資産の金額から直接控除している貸倒引当金の額

           前事業年度      当事業年度
           (2019年3月31日)      (2020年3月31日)
  流動資産その他            -千円      625 千円
    ※3 過年度に取得した機械及び装置のうち、国庫補助金による圧縮記帳額は51,906千円であり、貸借対照表

    計上額はこの圧縮記帳額を控除しております。
    ※4 土地の再評価に関する法律(平成10年3月31日公布法律第34号)及び土地の再評価に関する法律の一部

     を改正する法律(平成13年3月31日公布法律第19号)に基づき、事業用の土地の再評価を行い、当該評
     価差額に係る税金相当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部に計上し、これを控除した金
     額を「土地再評価差額金」として純資産の部に計上しております。
     ・再評価の方法…土地の再評価に関する法律施行令(平成10年3月31日公布政令第119号)第2条第3
        号に定める固定資産税評価額により算出しております。
     ・再評価を行った年月日…2002年3月31日
           前事業年度      当事業年度
           (2019年3月31日)      (2020年3月31日)
  再評価を行った土地の期末における時価と
             13,990千円      19,990千円
  再評価後の帳簿価額との差額
  上記差額のうち賃貸等不動産に係るもの           13,990      19,990
   (損益計算書関係)

    ※1 一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費の総額は次のとおりであります。
    なお、当期製造費用には研究開発費は含まれておりません。
            前事業年度       当事業年度
          (自 2018年4月1日      (自 2019年4月1日
            至 2019年3月31日)        至 2020年3月31日)
  研究開発費           45,437 千円     39,295 千円
            49/77







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   (株主資本等変動計算書関係)
    前事業年度(自2018年4月1日 至2019年3月31日)
   1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
        当事業年度期首株    当事業年度増加株    当事業年度減少株    当事業年度末株式
        式数(株)    式数(株)    式数(株)    数(株)
  発行済株式

  普通株式       9,332,400     -    -  9,332,400

    合計     9,332,400     -    -  9,332,400

  自己株式

  普通株式  (注)       1,611,918     1   76,100   1,535,819

    合計     1,611,918     1   76,100   1,535,819

  (注) 普通株式の自己株式の株式数の増加1株は、単元未満株式の買取りによる増加1株であります。
    普通株式の自己株式の株式数の減少76,100株は、従業員に対する譲渡制限付株式としての処分による減少
    76,100株であります。
   2.新株予約権及び自己新株予約権に関する事項

    該当事項はありません。
   3.配当に関する事項

   (1)配当金支払額
        配当金の総額
             1株当たり配
      株式の種類     配当の原資      基準日   効力発生日
             当額(円)
  (決議)       (千円)
  2018年6月21日
      普通株式   61,763  利益剰余金    8 2018年3月31日   2018年6月22日
  定時株主総会
   (2)基準日が当期に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌期となるもの

        配当金の総額     1株当たり配
      株式の種類     配当の原資      基準日   効力発生日
  (決議)       (千円)     当額(円)
  2019年6月26日
      普通株式   77,965  利益剰余金    10 2019年3月31日   2019年6月27日
  定時株主総会
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    当事業年度(自2019年4月1日 至2020年3月31日)
   1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
        当事業年度期首株    当事業年度増加株    当事業年度減少株    当事業年度末株式
        式数(株)    式数(株)    式数(株)    数(株)
  発行済株式
  普通株式       9,332,400     -    -  9,332,400

    合計     9,332,400     -    -  9,332,400

  自己株式

  普通株式  (注)       1,535,819    3,200    -  1,539,019

    合計     1,535,819    3,200    -  1,539,019

  (注) 普通株式の自己株式の株式数の増加3,200株は、従業員に対して付与した譲渡制限付株式としての自己株式に
    ついて当期中に退職した従業員からの契約に基づく退職に伴う返戻分3,200株であります。
   2.新株予約権及び自己新株予約権に関する事項

    該当事項はありません。
   3.配当に関する事項

   (1)配当金支払額
        配当金の総額
             1株当たり配
      株式の種類     配当の原資      基準日   効力発生日
             当額(円)
  (決議)       (千円)
  2019年6月26日
      普通株式   77,965  利益剰余金    10 2019年3月31日   2019年6月27日
  定時株主総会
   (2)基準日が当期に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌期となるもの

        配当金の総額     1株当たり配
      株式の種類     配当の原資      基準日   効力発生日
  (決議)       (千円)     当額(円)
  2020年6月24日
      普通株式   62,347  利益剰余金    8 2020年3月31日   2020年6月25日
  定時株主総会
   (キャッシュ・フロー計算書関係)

  ※ 現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
            前事業年度      当事業年度
           (自  2018年4月1日     (自  2019年4月1日
           至  2019年3月31日)     至  2020年3月31日)
  現金及び預金勘定           751,217 千円    1,808,155  千円
  有価証券           285,000       -
  現金及び現金同等物          1,036,217      1,808,155
   (リース取引関係)

  1.ファイナンス・リース取引
   所有権移転外ファイナンス・リース取引
   ①  リース資産の内容
   (ア)有形固定資産
    スパンクリート事業におけるホストコンピュータ(工具、器具及び備品)であります。
   (イ)無形固定資産
    該当事項はありません。
   ②  リース資産の減価償却の方法
    重要な会計方針「4.固定資産の減価償却の方法」に記載のとおりであります。
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  2.オペレーティング・リース取引
   オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料
                   (単位:千円)
           前事業年度       当事業年度

          (2019年3月31日)       (2020年3月31日)
  1年内           1,002       1,044

  1年超           1,645       2,471

     合計        2,647       3,516

   (金融商品関係)

   1.金融商品の状況に関する事項
   (1)金融商品に対する取組方針
    設備投資計画に照らして、必要な資金(主に銀行借入)を調達しております。一時的な余資は主に流動性の
   高い金融資産で運用し、また、短期的な運転資金を銀行借入により調達しております。
   (2)金融商品の内容及びそのリスク
    営業債権である売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。
    有価証券及び投資有価証券は、市場価格の変動リスクに晒されております。
    営業債務である買掛金及び工事未払金は、そのほとんどが1ヵ月以内の支払期日であります。
    借入金は、主に運転資金を目的としたものであります。
   (3)金融商品に係るリスク管理体制
   ① 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理
     当社は、稟議書「取引与信限度額設定許可申請書」等に従い、営業債権について、営業本部及び総務部が
    主要な取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引相手ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状
    況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。子会社についても、同様の管理を行って
    おります。
   ② 市場リスク(為替や金利等の変動リスク)の管理
     有価証券及び投資有価証券については、定期的に時価や発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、市
    況や取引先企業との関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。
   ③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払を実行できなくなるリスク)の管理
     当社は、月次決算の資料に基づき担当部署が適時に資金繰計画を作成・更新するとともに、手許流動性の
    維持などにより流動性リスクを管理しております。
   (4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
    金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含
   まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用するこ
   とにより、当該価額が変動することがあります。
   (5)信用リスクの集中
    前事業年度の決算日現在における営業債権のうち97.5%が、特定の大口顧客である三菱商事建材㈱に対する
   ものであります。
    当事業年度の決算日現在における営業債権のうち90.9%が、特定の大口顧客である三菱商事建材㈱に対する
   ものであります。
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   2.金融商品の時価等に関する事項

    貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握することが
   極めて困難と認められるものは含まれておりません((注)2.参照)。
   前事業年度(2019年3月31日)

         貸借対照表計上額
              時価(千円)     差額(千円)
         (千円)
  (1)現金及び預金         751,217     751,217     -
  (2)売掛金        1,595,882     1,595,882      -

  (3)有価証券         285,000     285,000     -

  (4)投資有価証券         682,939     682,939     -
   資産計        3,315,039     3,315,039      -

  (1)短期借入金         500,000     500,000     -

   負債計         500,000     500,000     -

   当事業年度(2020年3月31日)

         貸借対照表計上額
              時価(千円)     差額(千円)
         (千円)
  (1)現金及び預金        1,808,155     1,808,155      -
  (2)売掛金         698,043     698,043     -

  (3)有価証券          -     -     -

  (4)投資有価証券         264,285     264,285     -
   資産計        2,770,484     2,770,484      -

  (1)短期借入金         500,000     500,000     -

   負債計         500,000     500,000     -

  (注)1.金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項

   資 産
    (1)現金及び預金、(2)売掛金
    これらは短期間で決済されるものであるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額
    によっております。
    (3)有価証券

     公社債を有価証券として計上しております。これらの時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳
    簿価額によっております。
    (4)投資有価証券

    これらの時価について、株式等は取引所の価格によっており、債券は取引所の価格又は取引金融機関等
    から提示された価格によっております。また、保有目的ごとの有価証券に関する事項については、注記事
    項「有価証券関係」をご参照下さい。
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   負 債

    (1)短期借入金
    これは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっており
    ます。
   2.時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品

                   (単位:千円)
            前事業年度      当事業年度
      区分
           (2019年3月31日)      (2020年3月31日)
    非上場株式           8,274      8,274
    関係会社株式          10,000      10,000

      合計        18,274      18,274

    これらについては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、「(4)
    投資有価証券」には含めておりません。
    また、関係会社株式については市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められるものであ
    るため、上表に含めておりません。
   3.金銭債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額

    前事業年度(2019年3月31日)
             1年超   5年超
          1年以内          10年超
             5年以内   10年以内
          (千円)          (千円)
             (千円)   (千円)
    現金及び預金       751,217    -   -   -

          1,595,882
    売掛金           -   -   -
          2,347,099

      合計         -   -   -
    当事業年度(2020年3月31日)

             1年超   5年超
          1年以内          10年超
             5年以内   10年以内
          (千円)          (千円)
             (千円)   (千円)
    現金及び預金       1,808,155     -   -   -

           698,043
    売掛金           -   -   -
          2,506,199

      合計         -   -   -
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   4.社債、長期借入金、リース債務及びその他の有利子負債の決算日後の返済予定額

    前事業年度(2019年3月31日)
           1年超  2年超  3年超  4年超
        1年以内            5年超
           2年以内  3年以内  4年以内  5年以内
        (千円)            (千円)
           (千円)  (千円)  (千円)  (千円)
    短期借入金     500,000   -  -  -  -  -
            -  -  -
    長期借入金     59,300          -  -
            129   -  -
    リース債務     1,556          -  -
     合計   560,856   129   -  -  -  -
    当事業年度(2020年3月31日)

           1年超  2年超  3年超  4年超
        1年以内            5年超
           2年以内  3年以内  4年以内  5年以内
        (千円)            (千円)
           (千円)  (千円)  (千円)  (千円)
    短期借入金     500,000   -  -  -  -  -
            -  -  -
    長期借入金      -         -  -
            -  -  -
    リース債務      129          -  -
     合計   500,129   -  -  -  -  -
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   (有価証券関係)
  1.子会社株式及び関連会社株式
   子会社株式及び関連会社株式(当事業年度の貸借対照表計上額 子会社株式10,000千円、前事業年度の貸借対照
   表計上額 子会社株式10,000千円)は、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることか
   ら、記載しておりません。
  2.その他有価証券
   前事業年度(2019年3月31日)
          貸借対照表計上額
        種類       取得原価(千円)    差額(千円)
          (千円)
      (1)株式      377,701    121,860    255,840
      (2)債券
       ① 国債・地方債
             -    -    -
       等
  貸借対照表計上額が取
  得原価を超えるもの     ② 社債       -    -    -
       ③ その他       -    -    -
      (3)その他      301,046    193,247    107,799
        小計     678,748    315,107    363,640
      (1)株式       4,190    5,220    △1,030
      (2)債券
       ① 国債・地方債
             -    -    -
       等
  貸借対照表計上額が取
  得原価を超えないもの     ② 社債       -    -    -
       ③ その他       -    -    -
      (3)その他      285,000    285,000     -
        小計     289,190    290,220    △1,030
            967,939    605,328    362,610
     合計
  (注)非上場株式(貸借対照表計上額 8,274千円)については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難
   と認められることから、上表の「その他有価証券」には含めておりません。
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   当事業年度(2020年3月31日)
          貸借対照表計上額
        種類       取得原価(千円)    差額(千円)
          (千円)
      (1)株式      250,264    105,006    145,257
      (2)債券
       ① 国債・地方債
             -    -    -
       等
  貸借対照表計上額が取
  得原価を超えるもの     ② 社債       -    -    -
       ③ その他       -    -    -
      (3)その他       0    0    0
        小計     250,264    105,006    145,257
      (1)株式      14,021    18,275    △4,254
      (2)債券
       ① 国債・地方債
             -    -    -
       等
  貸借対照表計上額が取
  得原価を超えないもの     ② 社債       -    -    -
       ③ その他       -    -    -
      (3)その他       -    -    -
        小計     14,021    18,275    △4,254
            264,285    123,282    141,003
     合計
  (注)非上場株式(貸借対照表計上額 8,274千円)については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難
   と認められることから、上表の「その他有価証券」には含めておりません。
  3.売却したその他有価証券

   前事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
             売却益の合計額     売却損の合計額
    種類    売却額(千円)
             (千円)     (千円)
  (1)株式         -     -     -
  (2)債券
  ① 国債・地方債等         -     -     -
  ② 社債         -     -     -
  ③ その他         -     -     -
  (3)その他         42     -     -
    合計       42     -     -
   当事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

             売却益の合計額     売却損の合計額
    種類    売却額(千円)
             (千円)     (千円)
  (1)株式         5,666     1,866      -
  (2)債券
  ① 国債・地方債等         -     -     -
  ② 社債         -     -     -
  ③ その他         -     -     -
  (3)その他        627,380     149,201      -
    合計      633,046     151,067      -
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  4.減損処理を行った有価証券
   当事業年度において、有価証券について344千円(その他有価証券の株式344千円)減損処理を行っております。
   なお、減損処理にあたっては、期末における時価が取         得原価に比べ50%以上下落した場合には全て減損処理を行
   い、30~50%程度下落した場合には、時価の回復可能性等を考慮して必要と認められた額について減損処理を行っ
   ております。
   (退職給付関係)

   前事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
   1.採用している退職給付制度の概要
    当社は、確定拠出型の年金制度である中小企業退職金共済事業本部の共済制度に加盟しており、当該制度に基
   づく拠出額をもって費用処理しております。
   2.確定拠出制度

    当社の確定拠出制度への要拠出額は、29,154千円であります。
   当事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

   1.採用している退職給付制度の概要
    当社は、確定拠出型の年金制度である中小企業退職金共済事業本部の共済制度に加盟しており、当該制度に基
   づく拠出額をもって費用処理しております。
   2.確定拠出制度

    当社の確定拠出制度への要拠出額は、28,965千円であります。
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   (税効果会計関係)
   1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
                   (単位:千円)
             前事業年度     当事業年度

            (2019年3月31日現在)     (2020年3月31日現在)
  繰延税金資産
   未払事業税            7,725     12,224
   賞与引当金            11,862     7,593
   投資有価証券            10,939     10,939
   土地評価損            5,522     5,522
   減損損失           435,864     424,515
   繰越欠損金(注)1           137,507     146,317
              27,586     7,320
   その他
  繰延税金資産合計
              637,008     614,434
  税務上の繰越欠損金にかかる評価性引当額(注)1           △128,521     △138,829
              △454,410
                   △430,960
  将来減産一時差異等の合計にかかる評価性引当額
  評価性引当額小計           △582,931     △569,789
  繰延税金資産合計            54,077     44,645
  繰延税金負債
   その他有価証券差額金           △111,031     △43,280
              △22,239     △21,442
   買換資産圧縮積立金
  繰延税金負債合計           △133,270     △64,723
  繰延税金資産(負債)の純額            △79,193     △20,078
  (注)1.税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額
   前事業年度(2019年3月31日)

           3年超  4年超  5年超
         3年以内         合計
           4年以内  5年以内  6年以内
         (千円)         (千円)
           (千円)  (千円)  (千円)
   税務上の繰越欠損金(※1)       -  - 76,589  60,918   137,507
   評価性引当額       -  - 67,603  60,918   128,521

   繰延税金資産       -  -  8,987   -  8,987

  (※1)   税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります
   当事業年度(2020年3月31日)

           3年超  4年超  5年超
         3年以内         合計
           4年以内  5年以内  6年以内
         (千円)         (千円)
           (千円)  (千円)  (千円)
   税務上の繰越欠損金(※1)       - 75,640  70,676   -  146,317
   評価性引当額       - 68,153  70,676   -  138,829

   繰延税金資産       -  7,487   -  -  7,487

  (※1)   税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります
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   2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因と
   なった主要な項目別の内訳
             前事業年度     当事業年度
            (2019年3月31日現在)     (2020年3月31日現在)
  法定実効税率
              30.6%     30.6%
  (調整)
   交際費等永久に損金に算入されない項目           0.7     3.2
   受取配当金等永久に益金に算入されない項目           △0.2     △1.1
   住民税均等割           3.7     18.6
   評価性引当額の増減           △39.4     △29.7
   その他           △2.5     △4.2
  税効果会計適用後の法人税等の負担率
              △7.1     17.5
   (持分法損益等)


    該当事項はありません。
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   (賃貸等不動産関係)
   当社では、東京都その他の地域において、賃貸収益を得ることを目的として賃貸用のオフィスビル(土地を含
  む。)や賃貸駐車場等を所有しております。前事業年度における当該賃貸等不動産に関する賃貸損益は119,476千円
  であり、当事業年度における当該賃貸等不動産に関する賃貸損益は130,256千円であります。賃貸収益は売上高に、
  主な賃貸費用は売上原価、販売費及び一般管理費に計上しております。
   当該賃貸等不動産の貸借対照表計上額、期中増減及び時価は、次のとおりであります。
                   (単位:千円)
            前事業年度      当事業年度

          (自 2018年4月1日      (自 2019年4月1日
           至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
  貸借対照表計上額
   期首残高          3,152,843      3,148,417
   期中増減額           △4,426      △12,105
   期末残高          3,148,417      3,136,311
  期末時価            3,629,088      3,629,088
  (注)1.貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した金額であります。
   2.期中増減額のうち、前事業年度の主な増加額は固定資産の取得(46,495千円)であり、主な減少額は減価償
    却費(50,891千円)であります。当事業年度の主な増加額は固定資産の取得(41,020千円)であり、主な減
    少額は減価償却費(53,125千円)であります。
   3.期末の時価は、主要な物件については社外の不動産鑑定士による不動産鑑定評価書に基づく金額、その他の
    物件については「固定資産税評価額」に基づいたみなし時価による金額であります。ただし、第三者からの
    取得時や直近の評価時点から、一定の評価額や適切に市場価格を反映していると考えられる指標に重要な変
    動が生じていない場合には、当該評価額や指標を用いて調整した金額によっております。
   (セグメント情報等)

    【セグメント情報】
    1.報告セグメントの概要
     当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、
    経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものでありま
    す。
     当社は、主に製品サービス別に「スパンクリート事業」「不動産事業」の2事業を報告セグメントとし
    ております。
    各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類は以下のとおりであります。

     スパンクリート事業………建築用床・壁・屋根の材料として建築業界に広く採用されております「スパ

         ンクリート」を中心として、その製造・販売の事業を行っております。
     不動産事業…………………オフィスビル等の賃貸業を手掛けております。
    2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

     報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「重要な会計方針」における記載と同一でありま
    す。
     報告セグメントの利益又は損失は、営業利益又は損失ベースの数値であります。
     セグメント間の内部収益及び振替高はありません。
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    3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
    前事業年度(自    2018年4月1日    至  2019年3月31日)
                   (単位:千円)
            報告セグメント
                    財務諸表
                  調整額
                    計上額
                 (注)1
          スパンクリート
                    (注)2
             不動産事業   計
           事業
    売上高
          3,895,661   311,412  4,207,074    - 4,207,074
    外部顧客への売上高
    セグメント間の内部売上高
            -  -  -  -  -
    又は振替高
          3,895,661   311,412  4,207,074    - 4,207,074
       計
           119,926  119,476  239,403   - 239,403
    セグメント利益
          3,257,034  3,114,417  6,371,452  1,812,961  8,184,413
    セグメント資産
    その他の項目
           37,039  50,891  87,931  34,325  122,256
    減価償却費
    (注)1.調整額のうちセグメント資産は、報告セグメントに帰属しない全社資産であり、その主なもの
      は現金及び預金、有価証券、投資有価証券等であります。
     2.セグメント利益は、財務諸表の営業利益と調整を行っております。
    当事業年度(自    2019年4月1日    至  2020年3月31日)

                   (単位:千円)
            報告セグメント
                    財務諸表
                  調整額
                    計上額
                 (注)1
          スパンクリート
                    (注)2
             不動産事業   計
           事業
    売上高
          2,794,015   315,868  3,109,883    - 3,109,883
    外部顧客への売上高
    セグメント間の内部売上高
            -  -  -  -  -
    又は振替高
          2,794,015   315,868  3,109,883    - 3,109,883
       計
          △258,729  130,256  △128,473   - △128,473
    セグメント利益
          2,433,727  3,137,449  5,571,177  2,158,312  7,729,489
    セグメント資産
    その他の項目
           72,419  53,125  125,545   25,142  150,688
    減価償却費
    (注)1.調整額のうちセグメント資産は、報告セグメントに帰属しない全社資産であり、その主なもの
      は現金及び預金、投資有価証券等であります。
     2.セグメント利益は、財務諸表の営業利益と調整を行っております。
    【関連情報】

    前事業年度(自    2018年4月1日    至  2019年3月31日)
    1.製品及びサービスごとの情報
     製品及びサービスごとの情報に関しましては、「セグメント情報 3.報告セグメントごとの売上高、
    利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報」に記載のとおりであります。
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    2.地域ごとの情報
    (1)売上高
     当事業年度において、海外売上高がないため該当事項はありません。
    (2)有形固定資産

     当事業年度において、在外子会社及び在外支店がないため、該当事項はありません。
    3.主要な顧客ごとの情報

                  (単位:千円)
      顧客の名称又は氏名       売上高    関連するセグメント名
     三菱商事建材株式会社         3,357,360  スパンクリート事業
    当事業年度(自    2019年4月1日    至  2020年3月31日)

    1.製品及びサービスごとの情報
     製品及びサービスごとの情報に関しましては、「セグメント情報 3.報告セグメントごとの売上高、
    利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報」に記載のとおりであります。
    2.地域ごとの情報

    (1)売上高
     当事業年度において、海外売上高がないため該当事項はありません。
    (2)有形固定資産

     当事業年度において、在外子会社及び在外支店がないため、該当事項はありません。
    3.主要な顧客ごとの情報

                  (単位:千円)
      顧客の名称又は氏名       売上高    関連するセグメント名
     三菱商事建材株式会社         2,311,848  スパンクリート事業
    【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

    前事業年度(自    2018年4月1日    至  2019年3月31日)
    該当事項はありません。
    当事業年度(自    2019年4月1日    至  2020年3月31日)

    該当事項はありません。
    【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

    前事業年度(自    2018年4月1日    至  2019年3月31日)
    該当事項はありません。
    当事業年度(自    2019年4月1日    至  2020年3月31日)

    該当事項はありません。
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   【関連当事者情報】
    関連当事者との取引
    財務諸表提出会社の主要株主及びその近親者
    前事業年度(自2018年4月1日 至2019年3月31日)
           議決権等
        資本金又
                 取引金額   期末残高
    会社等の名      事業の内容  の所有  関連当事者
  種類    所在地  は出資金       取引の内容    科目
    称又は氏名      又は職業  (被所  との関係    (千円)   (千円)
        (千円)
           有)割合
             当社部品の
               部品の販売   176 -  -
         生産設備
             販売及び購
   日本スパン        被所有
         の購入・
  主要株主    東京都       入並びに商
               部品の購入
                  2,358  -  -
   クリート     10,000 販売、商  直接
      文京区       標権使用料
  (法人)
   機械㈱      標権の管  14.0%
             の支払
               商標権使用
         理等
                 25,127 未収入金   509
             役員の兼任
               料の支払
  主要株主
  (会社
               製品の販売  3,357,360  売掛金 1,357,010
  等)が議
  決権の過
             当社製品の
  半数を所
   三菱商事建
      東京都       販売及び
               手数料の支
  有してい      500,000 建材商社  なし
                 46,940
   材㈱  渋谷区       原材料の購
               払
  る会社等
             入
  (当該会
  社等の子
               原材料の購
  会社を含
                 648,599  買掛金  32,774
               入
  む)
    当事業年度(自2019年4月1日 至2020年3月31日)

           議決権等
        資本金又
                 取引金額   期末残高
    会社等の名      事業の内容  の所有  関連当事者
  種類    所在地  は出資金       取引の内容    科目
    称又は氏名      又は職業  (被所  との関係    (千円)   (千円)
        (千円)
           有)割合
             当社部品の
         生産設備
               部品の購入   2,317  -  -
             販売及び購
   日本スパン      の購入・  被所有
  主要株主    東京都       入並びに商
   クリート      販売、商  直接
        10,000
  (法人)    文京区       標権使用料
   機械㈱      標権の管  14.0%   商標権使用
             の支払
                 12,620 未収入金  3,737
         理等
               料の支払
             役員の兼任
  主要株主
  (会社
               製品の販売    売掛金
                 2,311,848    591,281
  等)が議
  決権の過
             当社製品の
  半数を所
   三菱商事建  東京都       販売及び
               手数料の支
  有してい
        500,000 建材商社  なし
                 52,485
   材㈱  渋谷区       原材料の購
               払
  る会社等
             入
  (当該会
  社等の子
               原材料の購
  会社を含
                 315,489  買掛金  20,903
               入
  む)
   (注) 上記の金額のうち取引金額は消費税等を含めず、期末残高は消費税等を含めて表示しております。
    取引条件ないし取引条件の決定方針等

    1.部品の販売・商標権使用料・部品の購入については、一般の取引条件と同様に決定しております。
    2.製品の販売及び手数料の支払については、市場価格、総原価を勘案して当社希望価格を提示し、その都度
    交渉の上、決定しております。
    3.未収入金については、毎月の商標権使用料は概算支払を行っており、事業年度末の取引金額確定後に精算
    を行っているため差額が計上されております。
    4.原材料の購入については、三菱商事建材㈱以外からも見積りを入手し、毎期価格交渉の上、市場の実勢価
    格をみて決定しております。
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   (1株当たり情報)
            前事業年度      当事業年度
           (自  2018年4月1日     (自  2019年4月1日
           至  2019年3月31日)     至  2020年3月31日)
              858.12円      833.46円
  1株当たり純資産額
  1株当たり当期純利益            36.16円      4.69円
   (注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
      2.1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
            前事業年度      当事業年度

           (自 2018年4月1日      (自 2019年4月1日
           至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
  1株当たり当期純利益
  当期純利益(千円)            279,492      36,569
  普通株主に帰属しない金額(千円)             -      -
  普通株式に係る当期純利益(千円)            279,492      36,569
  期中平均株式数(株)            7,729,863      7,794,952
   (重要な後発事象)

    該当事項はありません。
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   ⑤【附属明細表】
   【有形固定資産等明細表】
               当期末減価
               償却累計額     差引当期末
      当期首残高  当期増加額  当期減少額  当期末残高     当期償却額
   資産の種類            又は償却累     残高
      (千円)  (千円)  (千円)  (千円)     (千円)
               計額     (千円)
                (千円)
  有形固定資産
  建物     2,633,489   47,520   - 2,681,009  1,597,426   53,791  1,083,583
  構築物     380,209  12,734   -  392,943  321,714   5,064  71,229

  機械及び装置

       1,771,717   30,376  12,311  1,789,782  1,604,991   47,041  184,790
  車両運搬具

       54,565  7,680  4,414  57,831  51,410  3,876  6,420
  工具、器具及び備品     116,698   8,944  6,951  118,691  95,450  14,816  23,241

  土地     3,052,641   -   3,050,478   -  - 3,050,478

            2,163
       (212,449)       (212,449)
  リース資産     960  -  0  960  960  -  0
  建設仮勘定     909  159,169  107,696   52,381   -  -  52,381
  有形固定資産計
       8,011,192   266,424  133,537  8,144,079  3,671,954   124,590  4,472,125
  無形固定資産

  ソフトウエア     245,391   5,889  5,849  245,430  169,523  26,097  75,906
  電話加入権
        34  -  -  34  -  -  34
  ソフトウエア仮勘定
        -  9,809  5,889  3,920   -  -  3,920
  無形固定資産計
       245,425  15,698  11,738  249,384  169,523  26,097  79,861
  長期前払費用
       27,785   284  9,253  18,816   -  -  18,816
  (注)1.当期増加額・減少額のうち主なものは次のとおりであります。
    建物    増加額(千円)   本社      38,238
    構築物    増加額(千円)   宇都宮工場      12,734
        増加額(千円)   宇都宮工場      17,353
    機械及び装置    増加額(千円)   岩瀬工場      13,023
        減少額(千円)   宇都宮工場      12,311
        増加額(千円)   本社      38,478
        増加額(千円)   宇都宮工場      67,966
        増加額(千円)   岩瀬工場      52,725
    建設仮勘定
                 39,361
        減少額(千円)   本社
                 51,466
        減少額(千円)   宇都宮工場
                 16,869
        減少額(千円)   岩瀬工場
   2.「当期首残高」及び「当期末残高」欄の( )内は内書きで、「土地の再評価に関する法律(平成10年法律
    34号)により行った土地の再評価実施前の帳簿価額との差額であります。なお、「当期減少額」は該当資産
    の処分及び減損損失計上に伴い戻入した額であります。
   【社債明細表】

    該当事項はありません。
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   【借入金等明細表】
           当期首残高   当期末残高   平均利率
      区分             返済期限
           (千円)   (千円)   (%)
  短期借入金          500,000   500,000   0.61   -

  1年以内に返済予定の長期借入金          59,300   -  -  -

  1年以内に返済予定のリース債務          1,556   129  -  -

  長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く。)           -   -  -  -

  リース債務(1年以内に返済予定のものを除く。)           129   -  -  2020年

  その他有利子負債           -   -  -  -

      合計      560,986   500,129   -  -

  (注)1.平均利率については、当期末借入金残高に対する加重平均利率を記載しております。
   2.リース債務の平均利率については、リース料総額に含まれる利息相当額を控除する前の金額でリース債務を
    貸借対照表に計上しているため、記載しておりません。
   【引当金明細表】

              当期減少額   当期減少額
        当期首残高   当期増加額         当期末残高
    区分         (目的使用)   (その他)
        (千円)   (千円)         (千円)
              (千円)   (千円)
  賞与引当金       38,740   24,800   38,740    -  24,800

  貸倒引当金       -   625   -   -   625

   【資産除去債務明細表】

    該当事項はありません。
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  (2)【主な資産及び負債の内容】
   ① 現金及び預金
      区分         金額(千円)
  現金                 488

  預金の種類

  当座預金                1,802,829

                   3,548

  普通預金
  別段預金                1,289

      小計            1,807,667

      合計            1,808,155

   ② 受取手形

   (イ)相手先別内訳
      相手先          金額(千円)
  ツルガスパンクリート㈱

                  49,864
  ㈱富士野                18,171

  ㈱SNC
                  16,170
      合計            84,205

   (ロ)期日別内訳

      期日別          金額(千円)
   2020年4月                28,203

      5月                20,603

      6月                13,406

      7月                21,992

      合計            84,205

   ③ 売掛金

   (イ)相手先別内訳
      相手先          金額(千円)
                  639,789

  三菱商事建材㈱
                  33,108
  東急建設㈱
                  18,576

  ツルガスパンクリート㈱
                   6,568
  東急ジオックス㈱
                  698,043

      合計
            68/77




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   (ロ)売掛金の発生及び回収並びに滞留状況

  当期首残高   当期発生高   当期回収高   当期末残高
               回収率(%)    滞留期間(日)
  (千円)   (千円)   (千円)   (千円)
                   (A) + (D)
               (C)     2
                 × 100
   (A)   (B)   (C)   (D)
              (A) + (B)    (B)
                    366
   1,595,882          698,043
      6,139,127   7,036,965        91.0    68.4
   (注) 消費税等の会計処理は税抜方式を採用しておりますが、上記の金額には消費税等が含まれております。
   ④ 完成工事未収入金
   (イ)相手先別内訳
      相手先          金額(千円)
  ナラサキ産業㈱                 2,910
  河上金物㈱                 1,517
      合計            4,427
   (ロ)完成工事未収入金の発生及び回収並びに滞留状況

  当期首残高   当期発生高   当期回収高   当期末残高
               回収率(%)    滞留期間(日)
  (千円)   (千円)   (千円)   (千円)
                   (A) + (D)
               (C)     2
                 × 100
   (A)   (B)   (C)   (D)
              (A) + (B)    (B)
                    366
   20,649   512,719   528,941    4,427    99.2    9.0
   (注) 消費税等の会計処理は税抜方式を採用しておりますが、上記の金額には消費税等が含まれております。
   ⑤ 商品及び製品

      品目         金額(千円)
  製品
  スパンクリート                107,603
  金物                2,143
  その他                41,808
      合計            151,556
   ⑥ 仕掛品

      品目         金額(千円)
  スパンクリート                 1,778

  その他                 7,249
      合計            9,027

   ⑦ 未成工事支出金

      該当事項はありません。
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   ⑧ 原材料及び貯蔵品
      区分         金額(千円)
  原材料

  PC鋼線                24,065
  骨材                5,738
  セメント                1,114
  鋼材                 234
      小計            31,152
  貯蔵品

  生産用機械部品                9,815

  工場消耗品                5,001

  修繕用電気部品                1,156

  その他                7,457

      小計            23,431

      合計            54,584

   ⑨ 投資有価証券

      相手先          金額(千円)
  東プレ㈱                79,440

  岩塚製菓㈱                73,644

  日本パーカライジング㈱                53,760

  ㈱プロネクサス                22,924

  ㈱シンニッタン                14,336

                  28,455
  その他
      合計            272,559

   ⑩ 買掛金

      相手先          金額(千円)
  三菱商事建材㈱                20,903

  東和アークス㈱                 4,905

  ㈲高野鉄工所                 1,185

  ㈱神野製作所                 678

  ㈱オーリス                 657

  その他                 1,489

      合計            29,820

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   ⑪ 工事未払金
      相手先          金額(千円)
                  18,995

  増山貨物自動車㈱
  ㈱大三                 9,323

  東和工業㈱                 9,017

  ㈱コウメイ                 8,532

  ㈲侭田組                 3,602

  その他                 8,564

      合計            58,035

   ⑫ 短期借入金

      相手先          金額(千円)
  ㈱みずほ銀行                300,000

  ㈱三菱UFJ銀行                200,000
      合計            500,000

  (3)【その他】

   ① 当事業年度における四半期情報等
        第1四半期    第2四半期    第3四半期    当事業年度
  (累計期間)
  売上高(千円)        727,276   1,584,493    2,392,582    3,109,883
  税引前四半期(当期)純利益
         △19,622    △79,512    △47,510    44,308
  (千円)
  四半期(当期)純利益(千円)        △7,371    △57,445    △42,660    36,569
  1株当たり四半期(当期)純利益
          △0.95    △7.37    △5.47    4.69
  (円)
  (会計期間)      第1四半期    第2四半期    第3四半期    第4四半期

  1株当たり四半期純利益(円)        △0.95    △6.42    1.90    10.16
   ② 決算日後の状況

    特記事項はありません。
   ③ 訴訟

    特記事項はありません。
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  第6【提出会社の株式事務の概要】
  事業年度       4月1日から3月31日まで
  定時株主総会       6月中

  基準日       3月31日

         9月30日
  剰余金の配当の基準日
         3月31日
  1単元の株式数       100株
  単元未満株式の買取り、買増し

         (特別口座)
  取扱場所      東京都中央区八重洲一丁目2番1号
         みずほ信託銀行株式会社 本店証券代行部
         (特別口座)
  株主名簿管理人      東京都中央区八重洲一丁目2番1号
         みずほ信託銀行株式会社
  取次所           ──────
  買取手数料      株式の売買の委託に係る手数料相当額として別途定める金額

         電子公告によりこれを行う。ただし、事故その他やむを得ない事由によって
         電子公告による広告をすることができない場合は、日本経済新聞に掲載して
  公告掲載方法       行う。
         公告掲載URL
         http://www.spancretecorp.com
  株主に対する特典       該当事項はありません。
  (注)当社定款の定めにより、単元未満株主は、会社法第189条第2項各号に掲げる権利、取得請求権付株式の取得を請

   求する権利及び募集株式又は募集新株予約権の割当てを受ける権利並びに単元未満株式の買増しを請求すること
   ができる権利以外の権利を有しておりません。
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  第7【提出会社の参考情報】
  1【提出会社の親会社等の情報】
   当社は、金融商品取引法第24条の7第1項に規定する親会社等はありません。
  2【その他の参考情報】

  当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しております。
  (1)有価証券報告書及びその添付書類並びに確認書
   事業年度(第57期)(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)2019年6月27日関東財務局長に提出
  (2)有価証券報告書の訂正報告書

   訂正報告書(上記(1)2019年6月27日に提出した有価証券報告書の訂正報告書)
   2019年7月5日関東財務局長提出
  (3)内部統制報告書及びその添付書類

   2019年6月27日関東財務局長に提出
  (4)四半期報告書及び確認書

   (第58期第1四半期)(自 2019年4月1日 至 2019年6月30日)2019年8月9日関東財務局長に提出
   (第58期第2四半期)(自 2019年7月1日 至 2019年9月30日)2019年11月14日関東財務局長に提出
   (第58期第3四半期)(自 2019年10月1日 至 2019年12月31日)2020年2月14日関東財務局長に提出
  (5)臨時報告書

   2019年7月1日関東財務局長に提出
   企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第9号の2(株主総会における議決権行使の結果)に基づく臨時
   報告書であります。
  (6)訂正臨時報告書

   訂正報告書(上記(5)2019年7月1日に提出した臨時報告書の訂正報告書)
   2019年7月23日関東財務局長提出
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  第二部【提出会社の保証会社等の情報】
    該当事項はありません。
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       独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書
                2020年6月24日

  株式会社スパンクリートコーポレーション

  取締役会 御中

           有限責任監査法人トーマツ

           東京事務所

           指定有限責任社員

              公認会計士
                 平野  満    印
           業務執行社員
           指定有限責任社員

              公認会計士
                 會澤 正志    印
           業務執行社員
  <財務諸表監査>

  監査意見
   当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
  いる株式会社スパンクリートコーポレーションの2019年4月1日から2020年3月31日までの第58期事業年度の財務諸表、
  すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、キャッシュ・フロー計算書、重要な会計方針、その他の注
  記及び附属明細表について監査を行った。
   当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社
  スパンクリートコーポレーションの2020年3月31日現在の財務状態並びに同日をもって終了する事業年度の経営成績及び
  キャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
  監査意見の根拠

   当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準における
  当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫
  理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査
  法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
  財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任

   経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表示
  することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営者が
  必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
   財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを評
  価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要があ
  る場合には当該事項を開示する責任がある。
   監査役及び監査役会の責任は、財務諸表プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにある。
  財務諸表監査における監査人の責任

   監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示がな
  いかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明することにあ
  る。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決定に影
  響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
   監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家とし
  ての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
   ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対した監査手続を
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  立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切な
  監査証拠を入手する。
   ・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の
  実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
   ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及
  び関連する注記事項の妥当性を評価する。
   ・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づき
  、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結論
  付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に注
  意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外事
  項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいている
  が、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
   ・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかど
  うかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計
  事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
   監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制の
  重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
   監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並
  びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを
  講じている場合はその内容について報告を行う。
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                      有価証券報告書
  <内部統制監査>
  監査意見
   当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、株式会社スパンクリートコー
  ポレーションの2020年3月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。
   当監査法人は株式会社スパンクリートコーポレーションが2020年3月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効である
  と表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準
  に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
  監査意見の根拠

   当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統制
  監査を行った。財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人の責
  任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、
  監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を
  入手したと判断している。
  内部統制報告書に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任

   経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に
  係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
   監査役及び監査役会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。
   なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性があ
  る。
  内部統制監査における監査人の責任

   監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかについ
  て合理的は保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することにあ
  る。
   監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程を
  通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
   ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施す
  る。内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び
  適用される。
   ・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内
  部統制報告の表示を検討する。
   ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。監査人
  は、内部統制報告書の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査意見に対して責
  任を負う。
   監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、識
  別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項につ
  いて報告を行う。
   監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、並
  びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガードを
  講じている場合はその内容について報告を行う。
  利害関係

   会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
                     以 上
   (注)1.上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出

    会社)が別途保管しております。
   2.XBRLデータは監査の対象には含まれておりません。
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2024年4月16日

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2023年2月15日

2023年1月より一部報告書の通知、表示が旧社名で通知、表示される現象が発生しておりました。対応を行い現在は解消しております。

2023年2月15日

メール通知設定可能件数を15件から25件に変更しました。

2023年1月7日

2023年分の情報が更新されない問題、解消しました。

2023年1月6日

2023年分より情報が更新されない状態となっております。原因調査中です。

2022年4月25日

社名の変更履歴が表示されるようになりました

2020年12月21日

新規上場の通知機能を追加しました。Myページにて通知の設定が行えます。

2020年9月22日

企業・投資家の個別ページに掲載情報を追加しました。また、併せて細かい改修を行いました。

2019年3月22日

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2017年10月31日

キーワードに関する報告書の検出処理を改善いたしました。これまで表示されていなかった一部の報告書にも「増加」「減少」が表示されるようになっりました。

2017年2月12日

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2017年1月23日

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