株式会社静岡銀行 有価証券報告書 第114期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
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株式会社静岡銀行(E03570)
有価証券報告書
【表紙】
【提出書類】 有価証券報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2020年6月22日
【事業年度】 第114期(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
【会社名】 株式会社静岡銀行
【英訳名】 THE SHIZUOKA BANK, LTD.
【代表者の役職氏名】 取締役頭取 柴 田 久
【本店の所在の場所】 静岡市葵区呉服町1丁目10番地
【電話番号】 (代表)054(261局)3131番
【事務連絡者氏名】 取締役専務執行役員 八 木 稔
【最寄りの連絡場所】 東京都千代田区丸の内1丁目6番5号
株式会社静岡銀行 経営企画部
【電話番号】 (代表)03(3213局)0225番
【事務連絡者氏名】 東京事務所長 中 川 大
【縦覧に供する場所】 株式会社静岡銀行 東京営業部
(東京都千代田区丸の内1丁目6番5号)
株式会社静岡銀行 横浜支店
(横浜市西区高島2丁目19番12号)
株式会社静岡銀行 名古屋支店
(名古屋市中区錦2丁目16番18号)
株式会社静岡銀行 大阪支店
(大阪市中央区西心斎橋2丁目1番3号)
株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
(注) 横浜支店、名古屋支店及び大阪支店は、金融商品取引法の規定
による縦覧に供する場所ではありませんが、投資者の便宜のため
縦覧に供する場所としております。
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第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
(1) 当連結会計年度の前4連結会計年度及び当連結会計年度に係る次に掲げる主要な経営指標等の推移
2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
(自 2015年 (自 2016年 (自 2017年 (自 2018年 (自 2019年
4月1日 4月1日 4月1日 4月1日 4月1日
至 2016年 至 2017年 至 2018年 至 2019年 至 2020年
3月31日) 3月31日) 3月31日) 3月31日) 3月31日)
連結経常収益 百万円 223,613 249,804 224,091 235,736 229,295
うち連結信託報酬 百万円 1 3 2 3 2
連結経常利益 百万円 72,769 47,055 65,839 63,379 54,582
親会社株主に帰属する
百万円 47,909 29,276 50,130 46,874 38,703
当期純利益
連結包括利益 百万円 11,175 33,121 79,828 46,995 △ 2,697
連結純資産額 百万円 922,360 934,719 992,808 1,016,815 992,794
連結総資産額 百万円 11,117,249 11,054,783 11,532,724 11,854,771 12,542,772
1株当たり純資産額 円 1,500.32 1,545.57 1,668.95 1,738.53 1,727.10
1株当たり当期純利益 円 77.79 47.98 83.71 79.31 67.19
潜在株式調整後1株当
円 73.32 45.18 78.32 76.93 65.40
たり当期純利益
自己資本比率 % 8.28 8.44 8.59 8.56 7.90
連結自己資本利益率 % 5.18 3.15 5.21 4.67 3.85
連結株価収益率 倍 10.43 18.87 12.01 10.62 9.77
営業活動による
百万円 △ 308,727 △ 290,878 135,934 73,314 579,922
キャッシュ・フロー
投資活動による
百万円 307,248 773,271 △ 170,100 199,753 △ 307,397
キャッシュ・フロー
財務活動による
百万円 △ 18,155 △ 20,783 12,233 △ 76,244 △ 21,345
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物
百万円 272,172 733,777 711,919 908,669 1,159,840
の期末残高
従業員数 4,123 4,029 3,990 3,947 3,901
人
[ 2,499 ] [ 2,475 ] [ 2,479 ] [ 2,475 ] [ 2,427 ]
[外、平均臨時従業員数]
信託財産額 百万円 512 753 802 931 916
(注) 1 当行及び国内連結子会社の消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
2 自己資本比率は、(期末純資産の部合計-期末新株予約権-期末非支配株主持分)を期末資産の部の合計で
除して算出しております。
3 信託財産額は「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務に係るものを記載しておりま
す。なお、該当する信託業務を営む会社は当行1社です。
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(2) 当行の当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に係る主要な経営指標等の推移
回次 第110期 第111期 第112期 第113期 第114期
決算年月 2016年3月 2017年3月 2018年3月 2019年3月 2020年3月
経常収益 百万円 186,952 210,649 180,473 192,951 183,906
うち信託報酬 百万円 1 3 2 3 2
経常利益 百万円 66,073 51,807 56,164 56,487 46,462
当期純利益 百万円 43,982 24,433 43,431 42,639 33,442
資本金 百万円 90,845 90,845 90,845 90,845 90,845
発行済株式総数 千株 665,129 645,129 645,129 615,129 605,129
純資産額 百万円 882,114 888,012 938,058 956,857 930,251
総資産額 百万円 11,084,988 11,030,356 11,503,533 11,819,507 12,505,670
預金残高 百万円 9,002,385 9,304,094 9,539,769 9,877,734 10,055,167
貸出金残高 百万円 7,663,662 7,955,256 8,287,488 8,556,855 8,969,542
有価証券残高 百万円 2,203,985 1,365,385 1,615,589 1,414,025 1,660,896
1株当たり純資産額 円 1,436.53 1,470.10 1,579.09 1,638.17 1,620.29
1株当たり配当額
20.00 20.00 21.00 22.00 22.00
円
(うち1株当たり中間配
(円)
( 10.00 ) ( 10.00 ) ( 10.00 ) ( 11.00 ) ( 11.00 )
当額)
1株当たり当期純利益 円 71.42 40.04 72.52 72.14 58.05
潜在株式調整後1株当
円 67.31 37.70 67.86 70.04 56.61
たり当期純利益
自己資本比率 % 7.95 8.04 8.15 8.09 7.43
自己資本利益率 % 4.96 2.76 4.75 4.50 3.54
株価収益率 倍 11.36 22.62 13.87 11.68 11.31
配当性向 % 28.00 49.93 28.95 30.49 37.89
従業員数 2,806 2,741 2,727 2,697 2,628
人
[ 1,796 ] [ 1,810 ] [ 1,875 ] [ 1,909 ] [ 1,879 ]
[外、平均臨時従業員数]
信託財産額 百万円 512 753 802 931 916
信託勘定貸出金残高 百万円 ― ― ― ― ―
信託勘定有価証券残高 百万円 9 9 9 9 9
株主総利回り
69.33 78.83 88.91 77.16 63.50
%
(比較指標:配当込み
( 89.18 ) ( 102.28 ) ( 118.51 ) ( 112.54 ) ( 101.84 )
TOPIX)
最高株価 円 1,519 1,055 1,252 1,153 901
最低株価 円 768 655 860 820 532
(注) 1 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
2 第114期(2020年3月)中間配当についての取締役会決議は2019年11月8日に行いました。
3 自己資本比率は、(期末純資産の部合計-期末新株予約権)を期末資産の部の合計で除して算出しておりま
す。
4 信託財産額は「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務に係るものを記載しておりま
す。
5 最高株価及び最低株価は、東京証券取引所市場第一部におけるものであります。
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2 【沿革】
1943年3月 静岡三十五銀行(本店 静岡市)と遠州銀行(本店 浜松市)が合併し、現在の株式会社静岡銀行(本
店 静岡市)設立
〃 6月 伊豆、浜松、榛原の3銀行を合併
〃 12月 静岡、伊豆、浜松の3貯蓄銀行を合併
1950年1月 外国為替業務取扱開始
〃 12月 東京店頭売買銘柄に登録
1961年10月 東京証券取引所市場第一部に上場
1974年3月 葵リース株式会社(1993年1月 静銀リース株式会社に商号変更)設立
〃 4月 静岡コンピューターサービス株式会社(2016年4月 静銀コンピューターサービス株式会社に、
2020年4月 静銀ITソリューション株式会社に商号変更)設立
1978年11月 葵信用保証株式会社(1993年1月 静銀信用保証株式会社に商号変更)設立
1979年6月 静銀ビジネス・サービス株式会社設立(2000年12月 静銀ビジネスクリエイト株式会社と合併
し、同社を存続会社としております。)
1983年4月 静岡ダイヤモンドクレジット株式会社(1994年10月 静銀ディーシーカード株式会社に商号変更)
設立
1984年8月 静岡キャピタル株式会社設立
1985年2月 ロスアンゼルス支店開設(海外支店第1号)
〃 7月 静銀総合サービス株式会社設立
1989年6月 ニューヨーク支店開設
1990年7月 静岡モーゲージサービス株式会社(2012年4月 静銀モーゲージサービス株式会社に商号変更)設
立
1991年1月 香港支店開設
〃 2月 欧州静岡銀行(Shizuoka Bank(Europe)S.A.)設立
1992年9月 シンガポール駐在員事務所開設
1993年10月 信託業務取扱を開始
1995年9月 上海駐在員事務所開設
1998年12月 証券投資信託の窓口販売業務を開始
1999年6月 静銀ビジネスクリエイト株式会社設立
2000年7月 静銀経営コンサルティング株式会社(静岡印刷株式会社の事業内容および商号変更)営業を開始
〃 12月 静銀ティーエム証券株式会社設立
2002年10月 個人年金保険の窓口販売業務を開始
2004年12月 証券仲介業務を開始
2006年3月 銀行本体発行クレジットカード取扱を開始
〃 10月 静銀セゾンカード株式会社設立
2014年8月 Shizuoka Liquidity Reserve Limited設立
2019年10月 しずぎんハートフル株式会社設立(2020年5月 特例子会社の認定を取得)
(2020年3月末現在
国内本支店177、出張所27、海外支店3、海外駐在員事務所2、連結子会社13社、持分法適用関連会社3社)
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3 【事業の内容】
当行および当行の関係会社は、当行、連結子会社13社および持分法適用関連会社3社で構成され、銀行業務を中心に
リース業務および金融商品取引業務などの銀行業務以外の金融サービスにかかる事業などを行っております。
当行および当行の関係会社の事業系統図は以下のとおりです。なお、事業の区分は「第5 経理の状況 1(1)連結
財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。
(注)静銀コンピューターサービス株式会社は、2020年4月1日をもって静銀ITソリューション株式会社に社名変更
しております。
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4 【関係会社の状況】
当行との関係内容
資本金又
議決権の
主要な事業
役員の
名称 住所 は出資金
所有割合
資金 営業上 設備の 業務
の内容
兼任等
(%)
(百万円)
援助 の取引 賃貸借 提携
(人)
(連結子会社)
Shizuoka Audergh 24,790 銀行業務 100.0 9 ― 預金取引 ― ―
千ユーロ
em 金融商品取引 関係
Bank (―) (1)
業務
Belgium 保証取引
(Europe)
関係
S.A.
静銀総合サー 静岡県 30 人事・総務・ 100.0 6 ― 預金取引 ― ―
ビス株式会社 財務関連業務 関係
静岡市 (―) (2)
有料職業紹介
事務受託
清水区
業務
関係
静銀モーゲー 静岡県 50 銀行担保不動 100.0 7 ― 預金取引 ― ―
ジサービス株 産の評価・調 関係
静岡市 (―) (2)
式会社 査業務
事務受託
清水区
貸出に関する
関係
集中事務業務
静銀ビジネス 静岡県 40 為替送信・代 100.0 8 ― 預金取引 ― ―
クリエイト株 金取立等の集 (2) 関係
静岡市 (―)
式会社 中処理業務
事務受託
清水区
労働者派遣業
関係
務
静銀リース株 静岡県 250 リース業務 100.0 11 ― 預金取引 提出会社 ―
式会社 (2) 関係 より建物
静岡市 (―)
の一部を
金銭貸借
葵区
賃借
関係
リース取
引関係
静銀経営コン 静岡県 440 経営コンサル 100.0 10 ― 預金取引 提出会社 ―
サルティング ティング業務 関係 より建物
静岡市 (―) (3)
株式会社 代金回収業務 の一部を
事務受託
清水区
賃借
関係
静 銀 コ ン 静岡県 54 コンピュー 100.0 9 ― 預金取引 提出会社 ―
ピューター ター関連業務 関係 より建物
静岡市 (―) (3)
サービス株式 計算受託業務 の一部を
事務受託
清水区
会社 賃借
関係
静銀信用保証 静岡県 50 信用保証業務 100.0 7 ― 預金取引 提出会社 ―
株式会社 関係 より建物
静岡市 (―) (2)
の一部を
当行ロー
清水区
賃借
ンの債務
者に関す
る保証取
引関係
静銀ディー 静岡県 50 クレジット 100.0 7 ― 預金取引 提出会社 ―
シーカード株 カード業務 関係 より建物
静岡市 (―) (2)
式会社 信用保証業務 の一部を
当行ロー
清水区
賃借
ンの債務
者に関す
る保証取
引関係
事務受託
関係
静岡キャピタ 静岡県 100 株式公開支援 50.0 7 ― 預金取引 提出会社 ―
ル株式会社 業務 関係 より建物
静岡市 (40.0) (2)
中小企業再生 の一部を
清水区
支援業務 賃借
静銀ティーエ 静岡県 3,000 金融商品取引 100.0 11 ― 預金取引 提出会社 ―
ム証券株式会 業務 (1) 関係 より建物
静岡市 (―)
社 の一部を
金融商品
葵区
賃借
取引関係
しずぎんハー 静岡県 10 各種文書の作 100.0 ▶ ― 預金取引 ― ―
トフル株式会 成・印刷・製 (―) (1) 関係
静岡市
社 本業務
事務受託
清水区
関係
Shizuoka Grand 50 金銭債権の取 100.0 1 ― 預金取引 ― ―
千米ドル
得 関係
Liquidity Cayman (―) (0)
Reserve Cayman
Islands
Limited
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当行との関係内容
資本金又
議決権の
主要な事業
名称 住所 は出資金 所有割合
役員の
の内容
資金 営業上 設備の 業務
(%)
(百万円)
兼任等
援助 の取引 賃貸借 提携
(人)
(持分法適用
関連会社)
静銀セゾン 静岡県 50 クレジット・ 50.0 6 ― 預金取引 提出会社 ―
カード株式会 プリペイド 関係 より建物
静岡市 (―) (2)
社 カード業務 の一部を
金銭貸借
駿河区
信用保証業務 賃借
関係
当行ロー
ンの債務
者に関す
る保証取
引関係
マネックスグ 東京都 10,393 金融商品取引 26.5 9 ― ― ― 資本業
ループ株式会 業務等を営む 務提携
港区 (―) (0)
社 会社の株式の 契約
保有
コモンズ投信 東京都 775 投資運用業務 22.4 5 ― 預金取引 ― 資本業
株式会社 千代田区 投資信託販売 (―) (0) 関係 務提携
業務 金銭貸借 契約
関係
金融商品
取引関係
(注) 1 しずぎんハートフル株式会社は、2019年10月1日に設立しております。
2 上記関係会社のうち、特定子会社に該当する会社はありません。
3 上記関係会社のうち、有価証券報告書(又は有価証券届出書)を提出している会社はマネックスグループ株式
会社であります。
4 上記関係会社のうち、連結財務諸表に重要な影響を与えている債務超過の状況にある会社はありません。
5 「議決権の所有割合」欄の( )内は子会社による間接所有の割合(内書き)であります。
6 「当行との関係内容」の「役員の兼任等」欄の( )内は、当行の役員(内書き)であります。
5 【従業員の状況】
(1) 連結会社における従業員数
2020年3月31日 現在
セグメントの名称 銀行業 リース業 その他 合計
3,293 80 528 3,901
従業員数(人)
[ 2,272 ] [ 9 ] [ 146 ] [ 2,427 ]
(注) 1 従業員数は、執行役員及び海外の現地採用者を含み、臨時従業員(2,351人)及び嘱託契約者(執行役員以
外)を含んでおりません。
2 臨時従業員数及び嘱託契約者(執行役員以外)は、[ ]内に年間の平均人員を外書きで記載しております。
3 「その他」の区分は報告セグメントに含まれないものであり、国内金融商品取引業務、コンピューター関連
業務及び信用保証業務等を含んでおります。
(2) 当行の従業員数
2020年3月31日 現在
従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(千円)
2,628
38.4 16.3 7,363
[ 1,879 ]
(注) 1 従業員数は、執行役員(13人)及び海外の現地採用者を含み、臨時従業員(1,830人)及び嘱託契約者(執
行役員以外)を含んでおりません。
2 当行の従業員はすべて銀行業のセグメントに属しております。
3 臨時従業員数及び嘱託契約者(執行役員以外)は、[ ]内に年間の平均人員を外書きで記載しております。
4 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
5 当行の労働組合は、静岡銀行従業員組合(組合員数2,113人)と全国金融産業労働組合(組合員数3人)であり
ます。労使間においては特記すべき事項はありません。
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第2 【事業の状況】
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当グループ(当行及び連結子会
社)が判断したものであります。
(1) 経営の基本方針
当グループは、地域の総合金融グループとして、基本理念「地域とともに夢と豊かさを広げます。」のもと、時
代を先取りする積極的な経営により、ステークホルダーである株主の皆さま、お客さま、地域社会、職員の豊かな
未来の創造に貢献するため、健全性と収益性、成長性を兼ね備えたバランスのとれた事業運営に取り組んでおりま
す。
(2) 中長期的な経営戦略
当グループは、2017年度からスタートした第13次中期経営計画「TSUNAGU~つなぐ」が2019年度に終了し、2020年
4月から新たな中期経営戦略である第14次中期経営計画「COLORs~多彩~」(計画期間:2020年度~2022年度)をス
タートしました。
第13次中期経営計画では、「Innovative Bank~地域とともに新たな価値を創造し続ける『しずぎん』」をビジョ
ン(目指すべきグループ像)として掲げ、4つの基本戦略を、「コアビジネス(地域)」「首都圏」「ネーション
ワイド(地域を超えた取引)」の3つの事業領域で推進するとともに、「収益」「ヒト」「チャネル」の3つの構
造改革に取り組み、3年間で貸出金と預金の残高はそれぞれ約1兆円、貸出金利息は約100億円増加するなど成果を
あげました。
第13次中期経営計画「TSUNAGU~つなぐ」の基本戦略
① 地域経済の成長にフォーカスしたコアビジネスの強化
② 事業領域の開拓・収益化による地方銀行の新たなビジネスモデルの構築
③ チャネル・IT基盤を活用したセールス業務の変革
④ 地域、お客さま、従業員、株主の夢と豊かさの実現を応援する
2020年4月からスタートした第14次中期経営計画は、基本理念のもと、SDGsの理念である「誰一人取り残さない
持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現」を経営戦略に反映し、「地域のお客さまの夢の実現に寄り添う、課
題解決型企業グループへの変革」をビジョンとしました。
主要な営業基盤である「地域」では、人口減少や少子高齢化、経営者の後継者難など多くの社会問題を抱え、ま
た、当グループも、低金利環境の長期化にくわえ金融サービス分野に参入した異業種企業等との競合、金融サービ
スへのデジタル技術の一層の浸透など多くの経営課題を抱えております。このような状況を打開していくため、
「地域」における取り組みに最優先で経営資源を投入し適切なリスクテイクを図っていくとともに、収益基盤の拡
充に向けて、バランス良く成長分野や新事業分野にも取り組みを広げることで、ステークホルダーとともに持続可
能な成長を目指し、次の3つの基本戦略にグループが一丸となって取り組んでまいります。
第14次中期経営計画「COLORs~多彩~」
① グループ営業戦略~「銀行中心」からの脱却
② イノベーション戦略~新たな収益機会の追求
③ ビジネスポートフォリオ戦略~経営資源の最適配賦
「グループ営業戦略~「銀行中心」からの脱却」では、グループ会社と連携した「グループ総営業体質」の浸透
を図り、相続・事業承継をはじめ、事業を営むお客さまや個人のお客さまのニーズを捉えたさまざまな課題解決に
向けて、グループ全体で高度かつ専門的なソリューションを提供することで収益機会を広げてまいります。
「イノベーション戦略~新たな収益機会の追求」では、デジタル技術等の活用によりビジネスモデルを変革する
デジタルトランスフォーメーションに取り組み、営業や業務のBPR、非対面チャネルの刷新等を図ります。ま
た、資本業務提携を含む異業種企業との連携により、当グループのサービスメニューの拡充、顧客基盤の拡大、業
務プロセスの革新等に取り組みます。
「ビジネスポートフォリオ戦略~経営資源の最適配賦」では、経営資源やリスク資本の配賦につきグループ全体
最適の視点をもって戦略的に取り組んでまいります。特に人材面では、グループ会社と連携した営業を実践してい
くため、グループ会社間で最適な人材ポートフォリオを構築するとともに、社内の人材育成と合わせて外部のプロ
フェッショナル人材を活用することで営業戦略の実現を加速します。また、静岡県内の安定した資金調達基盤とグ
ループ会社の総合金融機能を活用することで、首都圏等における収益機会を取り込み、収益の成長を目指します。
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(3) 目標とする経営指標
第13次中期経営計画「TSUNAGU~つなぐ」における最終計画年度である2019年度の連結経営目標として掲げた指標
については次のとおりであります。
第13次中期経営計画
2019年度事業計画に
指標(2019年度) 策定時における
おける連結経営目標
連結経営目標
770億円以上 730億円
連結経常利益
① 収益額指標
連結当期純利益
540億円以上 515億円
6%程度 5%以上
連結ROE
② 効率性指標
連結OHR(経費/業務粗利益)
55%程度 55%程度
③ 健全性指標
連結普通株式等TierⅠ比率 14%程度 14%程度
第14次中期経営計画「COLORs~多彩~」における最終計画年度である2022年度の連結経営目標として掲げた指標
については次のとおりであります。
第14次中期経営計画
指標(2022年度) における
連結経営目標
800億円以上
連結経常利益
① 収益性指標
連結ROE
5%以上
② 健全性指標
連結普通株式等TierⅠ比率 14%以上
連結OHR(経費/業務粗利益)
55%程度
③ その他
中長期的に50%以上
株主還元率(連結)
① 収益性指標は、金融緩和による低金利環境の長期化の影響から、金融機関にとって資金運用面で厳しい環境
が続くと想定されるなかにあっても、第14次中期経営計画への取り組みを通じて、当グループの収益力を強
化しつつ資本に対する収益効率性を確保していくことを目的に設定しております。
② 健全性指標は、「地域」への適切なリスクテイク、および成長分野や新規事業への取り組み等を通じて収益
力の向上を目指していく中で、適切なリスク管理等を通じて財務の健全性を維持していく観点から、目標水
準を設定しております。
③ その他の指標のうち、連結OHRは、BPR等による経費構造の変革等を通じて経費支出の水準をコントロールし
つつ当グループの持続的な成長に向けた投資を継続していく観点から、目標水準を設定しております。ま
た、株主還元率は、グループ経営を強化していく観点から連結ベースとし、中長期的な還元の充実を図るこ
とを目的に目標水準を設定しております。
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(4) 対処すべき課題
2020年度の国内経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う国内外の観光客の減少や外出の自粛等により、
個人消費の低迷、生産活動の停滞を余儀なくされるなど、大きな影響を受けています。また、収束時期を含め先行
きの不透明感があり、景気の更なる悪化が懸念される状況にあります。こうしたなか、当グループは、今こそ地域
金融機関としての存在意義が問われる時であると自覚し、資金繰り支援をはじめ経営支援、各種コンサルティング
などあらゆる面でお客さまに寄り添い、地域の経済を守ることを最重要課題と位置づけて全力を尽くしてまいりま
す。
一方、中長期的な視点では、静岡県を中心とした営業地盤においては、人口減少や少子高齢化の進展により、経
済の持続的成長が厳しい状況となっています。また、金融緩和政策に伴う低金利環境の長期化に加えて、デジタラ
イゼーションの進展、キャッシュレス化の浸透を背景に、異業種企業を含めた金融サービス面での競合がますます
激しさを増すことが予想されます。
上記の課題認識のもと、2020年度から3年間を計画期間とする第14次中期経営計画「COLORs~多彩~」では、SDGs
の理念である「誰一人取り残さない持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現」に向けて、「地域のお客さまの
夢の実現に寄り添う、課題解決型企業グループへの変革」をビジョンとしました。
当グループの強みである総合金融機能を最大限に発揮するためには、これまでの銀行中心の発想から脱却するこ
とが重要となります。第13次中期経営計画より注力してきた相続・事業承継をはじめ、事業を営むお客さまや個人
のお客さまのニーズを捉えたさまざまな課題解決に向けて、営業体制改革により店舗やデジタルチャネルの利便性
と効率性を両立させつつ、グループ全体で高度かつ専門的なご支援が可能な体制を構築します。
そのうえで、事業を営むお客さまのニーズについては、グループの総合金融機能ならびに異業種企業との連携を
活用したソリューション機能を強化してまいります。また「人生100年時代」に向けて、貯蓄から投資、資産形成へ
の関心が一層高まっており、個々のお客さまのライフプランに合わせた資産形成・運用ニーズに対応します。
また、第13次中期経営計画で成果を収めたストラクチャードファイナンス業務や神奈川県を中心とした首都圏に
おけるビジネスについては、新型コロナウイルス感染症拡大や経営環境変化による影響を踏まえながら、徹底した
リスク管理のもと推進してまいります。なお、地方銀行の新しいビジネスモデルの構築に向けて注力してきた異業
種企業との連携は、培ってきた知見やノウハウをお客さまへ提供することで、付加価値、業務の生産性およびビジ
ネスの収益性向上等につなげます。
2021年1月に予定している次期基幹系システムの更改は、経済産業省が2018年9月に公表したレポートで警告して
いる既存システムが抱える大きな課題を10年以上前から認識し取り組んできた前例のないプロジェクトであり、安
定稼働に向けて万全を期してまいります。また、テクノロジーやデータを活用してビジネスモデルを変革するデジ
タルトランスフォーメーション(DX)は、経営における重要な取り組みの一つであると認識しており、さまざまな
営業チャネルの利便性向上、さらには当グループ全体の業務革新につなげます。
こうした取り組みを通じて第14次中期経営計画で掲げた「地域のお客さまの夢の実現に寄り添う、課題解決型企
業グループへの変革」を実践し地域経済を支えることで、中長期的な当グループの経営基盤を確立してまいりま
す。
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2 【事業等のリスク】
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成
績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおり
であります(発生時の当グループ(当行および連結子会社)への影響度が大きいと認識するものには○印を付してお
ります)。
なお、以下の記載における将来に関する事項は、当グループが当連結会計年度の末日現在において判断したもので
あります。当グループは、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避および発生した場合の対応に
努める所存です。
当グループのビジネスは、銀行法等各種金融規制を遵守して営まれておりますが、近年は規制緩和が進展し、金融
商品・サービス分野におけるデジタル技術の活用も浸透するなかで、異業種企業による金融分野への参入等により競
争が厳しくなっているほか、低金利環境の継続により資金運用収益への下押し圧力がかかっております。
上記の収益環境に対応するため、2020年度から3年間を計画期間とする第14次中期経営計画では、主要な営業基盤
である「地域」での取り組みに最優先で経営資源を投入し、グループ一体で営業推進する体制を構築することによ
り、多角的なソリューションを提供できる課題解決型企業グループへの変革を図ります。また、地域の成長をプロ
デュースする企業グループへ進化するため、成長分野への経営資源の投入も行うことで、収益基盤を強化してまいり
ます。
ただし、これらの取り組みを推進していく過程で、以下に掲げる各種リスクを適切に管理していく必要があると認
識しております。
(1) 最近の経営環境、事業活動等を踏まえたリスク(新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大に伴うリスク)
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、当グループの営業基盤である静岡県においても外出・移動の自粛等によ
り、個人消費活動の低迷、生産活動の停滞を余儀なくされるなど、影響が広がっております。影響が長期化し経済
活動の停滞を余儀なくされた場合、取引先の財務内容などが悪化することで当グループの不良債権および与信関係
費用が増加し、業績に悪影響を与えるとともに自己資本の減少につながる可能性があります。
当グループは、地域金融機関として、円滑な資金供給等資金繰り支援に取り組んでいくほか、事業者の経営改善
や事業再生を専門とする組織として、銀行内に企業サポート部、グループ会社として静銀経営コンサルティング
㈱、静岡キャピタル㈱等を擁しており、これらの組織が営業店と連携して業況が悪化した事業者の支援に取り組む
ことで、経営改善や事業再生、雇用の維持、ひいては与信関係費用の抑制を図ってまいります。なお、業務の健全
性および適切性の観点から、当グループでは、信用リスクなど各種リスクを計量化し、自己資本の範囲内に収める
リスク資本配賦運営等を実施するなど、直面するリスクに見合う十分な資本を確保できるよう取り組んでおりま
す。
(2) 信用リスク
信用リスクとは、社会・経済のあり方や構造変化に応じ、貸出先の財務状況が悪化するなどにより、資産の価値
が減少ないし消失し、損失を被るリスクであります。その主なリスク事象、要因および対応策は以下のとおりで
す。
影響大 リスク事象 主な要因 対応策
景気動向などにより取引先の財務内容な
どが悪化した場合は、当行の不良債権お
○ よび与信関係費用が増加し、当グループ
の業績に悪影響を及ぼし自己資本の減少
につながる
・国内外(※1特に静岡県)の
貸出先の状況、債権の保全状況および経
景気悪化
済全体に関する見通しに基づく予想損失
・世界の経済金融情勢の悪化
額の算出、貸倒引当金の計上に対し、前
・震災、台風等の自然災害発生
・経済情勢の見通しを前提と
提条件と比較して、著しい経済状態の悪
○ した貸出先の業況、債権の
化や不動産価格の下落などが生じた場合
保全状況をもとに、予想さ
は、貸倒引当金の積み増しが必要とな
れる損失額を見積もり必要
り、当グループの業績に悪影響を及ぼし
とされる額に応じて貸倒引
自己資本の減少につながる
当金を積み増す
不動産市場における流動性の欠如または
価格の下落、有価証券価格の下落などが
・世界の経済金融情勢の変動
発生した場合は、担保権を設定した不動
・国内外の財政・金融政策の 変
産などの換金、または貸出先の保有資産
○ 更
に対する強制執行が事実上できず、信用
・政変、紛争の勃発等
コストが増加するとともに不良債権処理
・震災、台風等の自然災害発生
が進まず、当グループの業績に悪影響を
及ぼし自己資本の減少につながる
; 1 当行では、貸出金の約6割が静岡県内向けであり、主要営業基盤である静岡県の経済動向に左右される可能性が
あります。
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(3) 市場リスク
市場リスクとは、金利、為替、および株価等の市場価格の変動により、当グループが保有する資産・負債の価値
が変動し損失を被るリスク、資産・負債から生み出される収益が減少するリスクであります。その主なリスク事
象、要因および対応策は以下のとおりです。
影響大 リスク事象 主な要因 対応策
大幅な株価下落が生じた場合は、政策投
資目的で保有する株式、投資業務で保有
○ する投資信託に減損または評価損が発生
し、当グループの業績に悪影響を及ぼし
自己資本の減少につながる
内外金利が大幅に上昇した場合は、投資 ・有価証券の残高や損失額に
・世界の経済金融情勢の変動
業務で保有する日本国債、米国モーゲー 限度額を設定
・国内外の財政・金融政策の変
○ ジ債などの債券に減損または評価損が発 ・統計的手法によるリスクの
更
生し、当グループの業績に悪影響を及ぼ 定量化とモニタリング
・政変、紛争の勃発等
し自己資本の減少につながる ・必要に応じたヘッジ取引の
・震災、台風等の自然災害発生
実施
デリバティブ取引を含む金融商品の短期
取引を行うトレーディング取引や為替取
引において、金利、為替、債券価格の変
動などにより、損失を被り、当グループ
の業績に悪影響を及ぼし自己資本の減少
につながる
(4) 流動性リスク
流動性リスクとは、市場環境の悪化などにより必要な資金が確保できず資金繰りが窮したり、通常よりも著しく
高い金利で資金調達を余儀なくされることにより損失を被るリスク(資金繰りリスク)と市場の混乱などにより債
券などの金融商品の売却ができなくなったり、不利な価格での売却を余儀なくされることにより損失を被るリスク
(市場流動性リスク)であります。その主なリスク事象、要因および対応策は以下のとおりです。
影響大 リスク事象 主な要因 対応策
金融市場の混乱、当グループの信用力低
・運用と調達のミスマッチ、
下による預金の流出等により、資金繰り
○
および一定期間内に必要な
が逼迫し、金融市場からの資金調達コス
・金融市場の混乱 資金調達額を予め定めた範
トが増加
・当グループの格付け低下 囲内に抑制
保有する有価証券の売却が円滑にでき
・金融危機などを想定したス
ず、通常よりも不利な価格での売却を余
トレステストの実施
儀なくされる
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(5) オペレーショナル・リスク
オペレーショナル・リスクとは、「当グループにおける各業務の過程、役職員の活動もしくはシステムが不適切
であること、または外的な事象により損失が発生しうるリスク」であります。当グループでは、オペレーショナ
ル・リスクを事務リスク、システムリスク等の8つのリスクカテゴリーに区分し、管理しております。
影響大 リスクカテゴリー 想定されるシナリオ 対応策
各種銀行取引に伴う事務を適宜適切に処理しなかっ
たこと、および事務プロセスそのものの不備、なら
①事務リスク びに外部者による窃盗や詐欺などの事故が発生した
場合、金融資産の喪失や原状回復にかかわる対応費
用などの発生により損失を被る
災害、各種機器や通信回線の故障、プログラムの不
・オペレーショナル・リスクを適
備などによりコンピューターシステムが停止・誤作
切に管理するための組織体制お
動したり、コンピューターの不正使用、サイバー攻
よび諸規程を整備するととも
○ ②システムリスク
撃などにより情報の破壊や流出が発生した場合、決
に、リスク顕在化の未然防止お
済機能やサービス業務の停止、社会的信用の失墜な
よび発生時の影響を極小化する
どにより当グループの業績に悪影響を及ぼす
ため、継続的にRCSA(Risk &
Control Self Assessment、リ
( 情報管理リスク)
スクとコントロールの自己評
当グループが管理している顧客情報や経営情報など
価)を実施している
について漏洩、紛失、改ざん、不正使用などが発生
した場合、社会的信用の失墜などにより当グループ
・人材の育成や教育・研修活動
の業績に悪影響を及ぼす
③情報管理リスク・
○
を通じて、オペレーショナ
業務委託リスク
(業務委託リスク)
ル・リスク管理を重視する文
当グループ業務の委託先において、当グループが委
化の確立に取組んでいる
託した業務に関し事務事故、システム障害、情報漏
洩などの事故が発生した場合、社会的信用の失墜な
・自然災害やオンライン障害等
どにより当グループの業績に悪影響を及ぼす
により重大な銀行業務の中断
当グループ役職員の業務上における法令等違反行為
が生じた場合の損失を最小限
④リーガルリスク やお取引先などとの不適切な契約の締結および重大
とするため、非常事態対策要
○
※2 な訴訟が発生した場合、社会的信用の失墜などによ
綱等によりコンティンジェン
り当グループの業績に悪影響を及ぼす
シープランを定め、定期的に
訓練を実施している
災害、犯罪または資産管理の瑕疵などの結果、当グ
ループの有形資産が毀損したり当グループの有形資
・新商品の販売、新しい業務の
⑤有形資産リスク 産が顧客などに損傷を与えた場合、有形資産の再構
取扱開始等にあたっては、事
築費用などの発生や、社会的信用の失墜などにより
前に当該商品または業務のオ
当グループの業績に悪影響を及ぼす
ペレーショナル・リスクを特
人事処遇や勤務管理などの人事労務上の問題や職場
定・評価することにより、オ
の安全衛生管理上の問題などに関連する重大な訴訟
ペレーショナル・リスクの顕
⑥人的リスク
などが発生した場合、社会的信用の失墜などにより
在化の未然防止を図っている
当グループの業績に悪影響を及ぼす
・ 2021 年 1 月に予定している次期
地域、お取引先、投資家、報道機関、インターネッ
基幹系システムの更改につい
トなどで、事実と異なる風説や風評により評判が悪
て、最重要のシステムプロ
化したり、不適切な業務運営などが明るみに出るこ
⑦風評リスク
ジェクトとして、万全の態勢
とにより当グループに対する信頼が低下し業務運営
のもと、安定稼動に向けて取
に支障をきたした場合、社会的信用の失墜などによ
り組んでいる
り当グループの業績に悪影響を及ぼす
「お客さまおよび外部委託先」以外の外部で発生し
た事故など、上記①~⑦のリスクカテゴリーのいず
⑧その他オペレー
れにも属さないオペレーショナル・リスク事象が発
ショナル・リスク
生した場合、金融資産の喪失や原状回復にかかわる
対応費用などの発生により損失を被る
※2 2020年3月31日現在、当グループの経営に重要な影響を及ぼす訴訟はありません。
(6) コンプライアンスに係るリスク
当グループでは、企業倫理の重要性を経営の最重要課題として認識し、諸施策の実施を通じてコンプライアンス
態勢の整備につとめておりますが、法令等遵守状況が不十分であった場合には、当グループの業務運営や業績に影
響を及ぼす可能性があります。
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(7) 自己資本に係るリスク
① 自己資本比率
当グループは、海外営業拠点を有しておりますので、「銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有す
る資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19
号)」に定められる国際統一基準による連結自己資本比率および単体自己資本比率が適用され、2016年3月末か
らは最低所要水準に加え、資本バッファーを備えることが求められています。
また、「銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当
であるかどうかを判断するための基準の補完的指標として定めるレバレッジに係る健全性を判断するための基準
(2019年金融庁告示第11号)」に定められる連結レバレッジ比率および単体レバレッジ比率が適用されていま
す。
当グループの自己資本比率およびレバレッジ比率は、現在、資本バッファーを含め要求される水準を上回って
おりますが、利益剰余金、保有有価証券の評価差額などの増減、リスク・アセット等の変動などにより影響を受
けます。これらの比率が要求される水準を下回った場合、金融庁から社外流出額の制限、業務の全部又は一部の
停止等を含む様々な命令を受ける可能性があります。
② 税効果会計
現時点の会計基準に基づき、将来実現すると見込まれる税務上の便益を繰延税金資産として計上しておりま
す。今後、会計基準に何らかの変更があり繰延税金資産の算入に何らかの制限が課された場合、あるいは繰延税
金資産の一部または全部の回収ができないと判断される場合は、当グループの業績ならびに自己資本比率に影響
を及ぼす可能性があります。
③ 固定資産の減損会計
今後、固定資産の減損に係る会計基準および適用指針に何らかの変更がある場合や、所有する固定資産に損失
が発生した場合には、当グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
(8) その他のリスク
① 法務リスク
当グループでは、銀行法をはじめとして、現時点における様々な法令など(日本および当グループが事業を営
むその他の市場における法律、政令、省令、規則、告示、関係当局のガイドラインなどを含みます)の規制に
従って業務を遂行しております。
将来における法令などの制定や改正、ならびにそれらによって発生する事態が当グループの業務遂行や業績に
影響を及ぼす可能性がありますが、その可能性の程度や時期、発生する影響の具体的内容について予測すること
は困難です。
② 年金債務
年金資産の時価が下落した場合や、年金資産の運用利回りが想定を下回った場合、また、予定給付債務を計算
する前提となる数理上の前提・仮定に変更があった場合には、損失が発生する可能性があります。また、年金制
度の変更により未認識の過去勤務債務が発生する可能性があります。金利環境の変動その他の要因も、年金債務
および未認識債務に影響を及ぼす可能性があります。
③ 規制変更
将来における法律、規制、政策、実務慣行、解釈、その他の政策の変更により、当グループの業務遂行や業績
などに影響を及ぼす可能性があります。
④ 競争
近年、金融制度は大幅に規制緩和が進展していることに加え、地域金融機関の再編や異業種企業による金融分
野への参入などにより、金融業界の競争環境が大きく変化しております。その結果、当グループの営業基盤にお
ける競争が激化し、他金融機関などに対して競争優位を得られない場合、当初計画している営業戦略が奏功しな
いことにより、当グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑤ 地震リスク
当グループの主要営業基盤である静岡県内を中心とした巨大地震が発生した場合、当グループ自身の被災によ
る損害のほか、お取引先の業績悪化による信用リスクの上昇などを通じて、当グループの業績に影響を及ぼす可
能性があります。
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(参考情報)
当グループが直面する全てのリスクに関して、それぞれのリスクカテゴリーごとに評価したリスクを可能な限り
総体的にとらえ、リスクを自己資本の範囲内に収めることを統合的リスク管理の基本方針として「リスク管理基本
規程」に定めております。コンプライアンス・リスク統括部にリスク管理統括部署ならびに各種リスクごとのリス
ク管理部署を設置し、当グループにおけるリスクを組織横断的に分析・評価する体制を構築することを明確化して
おります。
各種リスクを VaR 等の統一的な尺度で計量化し、各種リスク量を合算して、リスクを自己資本の範囲内に収めるリ
スク資本配賦運営を、統合的リスク管理の中核と位置づけております。リスク資本配賦運営では、業務計画遂行に
あたり、当グループの各部署のリスクが顕在化しても健全性が確保できるように、中核的な自己資本の範囲内でリ
スク資本を配賦しております。信用リスク、市場リスク、オペレーショナル・リスクの各リスクカテゴリー、取引
等に配賦するとともに、バッファー資本として、東海地震等非常時への備え、および定量化が困難なリスクへの備
えを確保しております。各リスクカテゴリー・取引等への配賦額については、半期ごとに取締役会および経営執行
会議にて審議、決議しております。また、統合リスク・予算管理会議において、リスク資本の使用状況・遵守状況
のモニタリングを行っております。
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3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当グループ(当行、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績および
キャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
〔経営成績〕
2019年度の国内経済は、年度前半は個人消費の持ち直しが続き底堅く推移しましたが、年度後半に入ると米中
貿易摩擦や消費税増税、台風被害などの影響から陰りがみられたほか、1月下旬以降は新型コロナウイルス感染症
の拡大が世界経済の急減速を引き起こし、国内景気も急激に冷え込みました。
株式市場では、年度初めに21,000円台であった日経平均株価は一時24,000円を上回りましたが、2月以降は大幅
な下落に転じ年度末は18,000円台で取引を終えています。
また、金融面では、日本銀行による量的・質的金融緩和が継続され、市場金利はきわめて低い水準で推移しま
した。
このような環境下、静岡県経済は、設備投資は増加基調を維持しましたが、足元では新型コロナウイルス感染
症の拡大が主要産業である製造業や観光業をはじめとして、広範にわたり深刻な影響を及ぼしています。
当年度は、2017年度から2019年度までの3年間を計画期間とする第13次中期経営計画「TSUNAGU~つなぐ」の最
終年度として、「Innovative Bank~地域とともに新たな価値を創造し続ける『しずぎん』」の実現に向け、4つ
の基本戦略をグループ一丸となって推進してまいりました。
当グループの経常収益は、相場動向に応じた機動的な売買により外国債券を中心とした国債等債券売却益など
が増加しましたが、有価証券利息配当金や株式等売却益の減少などにより、前年度に比べ64億41百万円減少し、
2,292億95百万円 となりました。また、経常費用は、国債等債券売却損などが減少しましたが、貸倒引当金繰入額
などの不良債権処理額や株式等償却の増加などにより、前年度に比べ23億55百万円増加し、 1,747億12百万円 とな
りました。
この結果、経常利益は前年度に比べ87億97百万円減少し 545億82百万円 、親会社株主に帰属する当期純利益は退
職給付信託返還益の計上がなくなったことなどにより前年度に比べ81億71百万円減少し 387億3百万円 となりまし
た。
報告セグメントの損益状況につきましては、「銀行業」の経常収益は前年度に比べ90億4百万円減少し、1,849
億38百万円、セグメント利益は前年度に比べ97億17百万円減少し468億2百万円となりました。また、「リース
業」の経常収益は前年度に比べ9億81百万円増加し324億45百万円、セグメント利益は前年度に比べ2億85百万円減
少し15億22百万円となりました。
なお、グループの中核である当行につきましては以下のとおりです。
有価証券利息配当金や株式等売却益の減少などにより、経常収益は、前年度に比べ90億45百万円減少し 1,839億
6百万円 となりました。また、経常費用は、不良債権処理額や株式等償却の増加などにより、前年度に比べ9億79
百万円増加し、 1,374億43百万円 となりました。
この結果、経常利益は前年度に比べ100億25百万円減少し 464億62百万円 、当期純利益は前年度に比べ91億97百
万円減少し 334億42百万円 となりました。
〔財政状態〕
当グループの当年度末の資産は、貸出金の増加などにより前年度末に比べ6,880億円増加し、 12兆5,427億円 と
なりました。負債につきましては、借用金の増加などにより前年度末に比べ7,120億円増加し、 11兆5,499億円 と
なりました。また、純資産は、その他有価証券評価差額金の減少などにより前年度末に比べ240億円減少し、
9,927億円 となりました。
グループの中核である当行の主要勘定の特徴は以下のとおりです。
○貸出金
地域とともに成長する総合金融グループとしての責任を果たすべく、地域のお客さまに対する安定的な資金供
給に取り組んでまいりました。当年度末の貸出金残高は、住宅ローンを中心とする個人向けの貸出金や中小企業
向け貸出金の増加などにより、前年度末に比べ4,126億円増加し、 8兆9,695億円 となりました。
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○預金等
主な資金調達手段である預金に関しては、今後も安定的に増加させていく方針ですが、将来的に人口減少や相
続の発生などにより地方から預金が流出することが予想されるため、チャネルの多様化も進めてまいります。
当年度末の預金等(譲渡性預金を含む)残高は、個人向けの預金の増加を中心に前年度末に比べ2,010億円増加
し、10兆1,982億円となりました。
また、個人のお客さまの多様なニーズにおこたえするため、個人年金保険、投資信託などの商品を幅広く提供
してまいりました。
この結果、預金等を含めた個人のお客さまからの預り資産残高は、前年度末に比べ314億円増加し、7兆7,466億
円となりました。
○有価証券
有価証券につきましては、健全かつ安定的なポートフォリオの構築を図りつつ、相場動向に応じた適切な運用
に努めてまいりました。
当年度末の有価証券残高は、外国債券の増加を主因に前年度末に比べ2,468億円増加し、 1兆6,608億円 となりま
した。
〔キャッシュ・フローの状況〕
当年度の連結キャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フローは、借用金の増加などにより5,799億円のプラス(前年度は733億円のプラ
ス)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の取得などにより3,073億円のマイナス(前年度は1,997億円
のプラス)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いなどにより213億円のマイナス(前年度は762億円のマ
イナス)となりました。
この結果、当年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前年度末に比べ2,511億円増加し、 1兆1,598億円
となりました。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。
① 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
目標とする経営指標(2019年度)
2019年度事業
第13次中期経営計
画策定時における 計画における 2019年度実績
連結経営目標
連結経営目標
連結経常利益 770億円以上 730億円 545億円
A 収益額指標
連結当期純利益 (注) 540億円以上 515億円 387億円
連結ROE 6%程度 5%以上 3.85%
B 効率性指標
連結OHR(経費/業務粗利益) 55%程度 55%程度 58.93%
C 健全性指標
連結普通株式等TierⅠ比率 14%程度 14%程度 15.59%
(注) 連結損益計算書上の「親会社株主に帰属する当期純利益」を記載しております。
A 収益額指標
連結経常利益は、前年度に比べ87億97百万円減少し545億82百万円となりました。これは、有価証券利息配当
金の減少を主因として業務純益が減少したことに加え、不良債権処理額の増加や株式等関係損益の減少が主な
要因であります。収益の柱である貸出金利息は、レート低下や為替要因等により前年度比8億5百万円減少し
1,051億18百万円、報告セグメントの中心である「銀行業」のうち当行の円貨貸出金利息は、前年度比3億56百
万円減少し854億84百万円となりました。金融緩和による低金利環境が続いており、銀行業は長期に亘り貸出金
利息など資金運用面で苦しい状況が続いておりますが、第13次中期経営計画では、地域への安定した資金供給
に加えて、神奈川県等首都圏への取引エリアの拡大、ストラクチャードファイナンスなど取引形態の拡大等を
通じて、収益の構造改革を推進してまいりました。これにより、第13次中期経営計画の期間中に貸出金利息が
約100億円増加したことは一つの成果であると考えております。
また、連結子会社13社の経常利益合計は、前年度比4億79百万円増加し92億90百万円となりました。これは、
「その他」の区分のうち静銀ティーエム証券、静銀経営コンサルティングの経常利益が増加したことが主な要
因であります。連結当期純利益は、前年度に比べ81億71百万円減少し387億3百万円となりました。当グループ
では、相続・事業承継や資産運用などグループ会社と連携した課題解決のご提案に力を入れておりますが、連
結子会社で100億円規模の利益を計上できるグループでの総合金融機能が強みであると考えております。
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今後も銀行業にとって資金運用面で厳しい収益環境が続くことが想定されますが、2020年度よりスタートし
た第14次中期経営計画では、「地域のお客さまの夢の実現に寄り添う、課題解決型企業グループへの変革」の
ビ ジョンの実現に向けて、グループ全体でお客さまの多様な課題に適した専門的かつ高度なソリューションを
提供することで資金運用面以外にも収益機会を広げ、連結でのトップラインの成長を図ってまいります。
B 効率性指標
連結OHRは、物件費や人件費の減少を主因として経費が減少した一方で、連結業務粗利益も減少したことによ
り前年度比0.09ポイント減少し、58.93%となりました。第14次中期経営計画では、引き続き、店舗チャネルに
おける営業体制改革の対象エリアを拡大するとともにデジタル技術を活用した店舗業務等のBPRを推進し、生産
性を高め経費構造を変化させることで連結OHR55%を目安としてコントロールしていく方針です。
C 健全性指標
当年度末の連結普通株式等TierⅠ比率は、信用リスクアセットを中心にリスクアセットが前年度末比395億円
増加したことに加え、その他有価証券評価差額金の影響により自己資本が前年度末比195億円減少したことから
15.59%と前年度末比0.46ポイント低下しました。第14次中期経営計画では、低金利環境が長期化するなかで、
地域への安定した金融仲介機能を提供しつつ成長分野や新しい事業分野へも収益基盤を拡大させていくため、
適切なリスクテイクを通じて財務の健全性を維持していく観点から、連結普通株式等TierⅠ比率14%以上を目
標水準として設定しております。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
A 資金調達等
当年度末の預金等(譲渡性預金を含む)残高は、個人向けの預金を中心に増加し、10兆円の大台を突破しま
した。
グループの中核である当行の主要な資金調達手段である預金は、当グループがご提案する各種取引の入り口
となる重要な取引基盤であり、また、当グループの社会的使命である地域に対する適切な金融仲介機能の提供
において、安定的な資金供給の源泉となる重要な調達基盤です。将来的に人口減少や相続の発生等により地方
から預金が流出することも想定し、また、景気悪化時においても取引先に対して安定した資金供給を実施して
いくため、今後も安定的に増加させていく方針です。くわえて、取引先の外貨資金需要に適切に対応していく
ため、安定した外貨調達基盤の確保にも取り組んでおります。第13次中期経営計画期間中には、2018年1月に
2023年満期ユーロ米ドル建取得条項付転換社債型新株予約権付社債、2018年12月に2023年12月満期米ドル建社
債を発行するなど、調達手段の多様化を進めてまいりました。今後も円貨および外貨の流動性に配意しつつ、
健全性と収益性を伴った資金運用に取り組んでまいります。
なお、株主還元については、第13次中期経営計画では、単体ベースで中長期的に株主還元率50%程度を目標
として取り組んでまいりましたが、2020年度にスタートした第14次中期経営計画では、グループ経営を強化し
ていく観点から、連結ベースで中長期的に株主還元率50%以上を目標として取り組んでまいります。
B 有価証券の運用状況
当行の有価証券に関しては、2016年度に米国の金利上昇を受けて米ドル建債券の残高を減少させて以降、有
価証券ポートフォリオの再構築を進めております。当年度末の有価証券残高は、外国債券の増加を主因に前年
度末に比べ2,468億円増加し、米国等の金利動向を捉えた機動的な運用により国債等債券関係損益は前年度に比
べて改善しました。今後も難しい運用環境が続きますが、収益性の向上を図るべく、市場との対話を深めなが
ら最適な有価証券ポートフォリオの構築を進めてまいります。
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③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しており
ます。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮
定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成に用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは貸倒引当金の計上であります。
当グループにおける貸出金や支払承諾見返などの債権の残高は多額であるため、当該債権について将来発生する
可能性のある損失に備え所要額を見積り、貸倒引当金を計上することは会計上の見積りにおいて重要なものと判断
しております。
当行では、適正な償却・引当を実施するために予め規定した手続きにより資産の自己査定を実施しております。
資産の自己査定にあたっては、債務者を「正常先」「要注意先」「破綻懸念先」「実質破綻先」「破綻先」の5段
階に区分したのち、回収の危険性及び価値の毀損の危険度合を個別に検討のうえ資産の分類を実施しております。
また、「正常先」「要注意先」については貸出金等の平均残存期間の予想損失額を見込んで貸倒引当金に計上して
おり、予想損失額は平均残存期間の貸倒実績率の過去の一定期間における平均値に基づき損失率を求め、これに将
来見込み等必要な修正を加えて算定しております。「破綻懸念先」については回収可能見込額を控除し、その残額
のうち必要と認める額を、「実質破綻先」「破綻先」については回収可能見込額を控除し、その残額を貸倒引当金
に計上しております。なお、「要注意先」および「破綻懸念先」のうち、債権の元本の回収及び利息受取りに係る
キャッシュ・フローを合理的に見積もることができる一部の大口債権については、キャッシュ・フロー見積法
(DCF法)により貸倒引当金を計上しております。
自己査定結果、償却・引当の方法及び引当額の妥当性については、独立した資産監査部署が監査を実施しており
ます。
連結子会社の貸倒引当金は、一般債権については過去の貸倒実績率等を勘案して必要と認めた額を、貸倒懸念債
権等特定の債権については、個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額をそれぞれ計上しております。
当グループにおける当該見積り及び当該仮定については財務諸表作成時における入手可能な最善の情報に基づい
ておりますが、将来の不確実な経済条件の変動や前提条件の変化等により見直しが必要となった場合、翌連結会計
年度以降の連結財務諸表において認識する貸倒引当金の金額に重要な影響を与える可能性があります。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響については、連結財務諸表注記事項の貸倒引当金の計上基準(追加情
報)を参照願います。
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(参考)
1 国内・海外別収支
資金運用収支は、前連結会計年度比97億79百万円減少して1,061億90百万円、役務取引等収支は、前連結会計年度
比5億89百万円増加して308億3百万円、特定取引収支は、前連結会計年度比43百万円増加して30億47百万円、また、
その他業務収支は、前連結会計年度比63億27百万円増加して78億93百万円となりました。
国内 海外 相殺消去額(△) 合計
種類 期別
金額(百万円) 金額(百万円) 金額(百万円) 金額(百万円)
前連結会計年度 113,184 2,785 ― 115,969
資金運用収支
当連結会計年度 103,569 2,621 ― 106,190
前連結会計年度 133,804 11,805 2,505 143,104
うち資金運用収益
当連結会計年度 125,446 11,238 1,828 134,856
前連結会計年度 20,620 9,019 2,505 27,134
うち資金調達費用
当連結会計年度 21,876 8,617 1,828 28,665
前連結会計年度 3 ― ― 3
信託報酬
当連結会計年度 2 ― ― 2
前連結会計年度 30,214 △0 ― 30,214
役務取引等収支
当連結会計年度 30,873 △69 ― 30,803
前連結会計年度 66,388 101 51 66,438
うち役務取引等収益
当連結会計年度 68,609 41 54 68,597
前連結会計年度 36,174 101 51 36,224
うち役務取引等費用
当連結会計年度 37,736 110 54 37,793
前連結会計年度 3,004 ― ― 3,004
特定取引収支
当連結会計年度 3,047 ― ― 3,047
前連結会計年度 3,004 ― ― 3,004
うち特定取引収益
当連結会計年度 3,047 ― ― 3,047
前連結会計年度 ― ― ― ―
うち特定取引費用
当連結会計年度 ― ― ― ―
前連結会計年度 1,552 13 ― 1,566
その他業務収支
当連結会計年度 7,891 2 ― 7,893
前連結会計年度 7,255 13 ― 7,268
うちその他業務収益
当連結会計年度 9,830 2 ― 9,833
前連結会計年度 5,702 ― ― 5,702
うちその他業務費用
当連結会計年度 1,939 ― ― 1,939
(注) 1 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内に本店を有する連結子会社(以下「国内連結子会社」とい
う。)であります。
2 「海外」とは、当行の海外店及び海外に本店を有する連結子会社(以下「海外連結子会社」という。)であ
ります。
3 「相殺消去額」は、「国内」と「海外」間の取引に関する相殺額を記載しております。
4 資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前連結会計年度1百万円、当連結会計年度0百万円)を控除して
表示しております。
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2 国内・海外別資金運用/調達の状況
資金運用勘定平均残高は、前連結会計年度比4,149億円増加して10兆7,830億円となりました。資金運用利息は、
前連結会計年度比82億47百万円減少して1,348億56百万円となりました。この結果、資金運用利回りは、前連結会計
年度比0.12ポイント低下して1.25%となりました。
資金調達勘定平均残高は、前連結会計年度比6,780億円増加して10兆9,672億円となりました。資金調達利息は、
前連結会計年度比15億31百万円増加して286億65百万円となりました。この結果、資金調達利回りは、前連結会計年
度比ほぼ横ばいの0.26%となりました。
(1) 国内
平均残高 利息 利回り
種類 期別
金額(百万円) 金額(百万円) (%)
前連結会計年度 10,146,668 133,804 1.31
資金運用勘定
当連結会計年度 10,547,048 125,446 1.18
前連結会計年度 8,069,861 98,300 1.21
うち貸出金
当連結会計年度 8,479,669 98,082 1.15
前連結会計年度 1,267,425 28,751 2.26
うち有価証券
当連結会計年度 1,198,591 21,175 1.76
前連結会計年度 308,739 842 0.27
うちコールローン及び
買入手形
当連結会計年度 357,020 467 0.13
前連結会計年度 355,284 3,558 1.00
うち預け金
当連結会計年度 384,302 4,136 1.07
前連結会計年度 10,065,494 20,620 0.20
資金調達勘定
当連結会計年度 10,729,889 21,876 0.20
前連結会計年度 9,450,631 8,356 0.08
うち預金
当連結会計年度 9,703,509 8,344 0.08
前連結会計年度 39,620 △3 △0.01
うち譲渡性預金
当連結会計年度 95,208 △19 △0.02
前連結会計年度 68,357 1,213 1.77
うちコールマネー及び
売渡手形
当連結会計年度 197,886 2,874 1.45
前連結会計年度 105,436 2,419 2.29
うち売現先勘定
当連結会計年度 201,103 4,347 2.16
前連結会計年度 50,975 505 0.99
うち債券貸借取引
受入担保金
当連結会計年度 40,393 794 1.96
前連結会計年度 281,803 2,371 0.84
うち借用金
当連結会計年度 407,535 1,983 0.48
(注) 1 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、国内連結子会社については、
前連結会計年度末と当連結会計年度末の残高に基づく平均残高を利用しております。
2 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内連結子会社であります。
3 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度425,963百万円、当連結会計年度684,700百万円)
を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度4,919百万円、当連結会計年度4,894
百万円)及び利息(前連結会計年度1百万円、当連結会計年度0百万円)をそれぞれ控除して表示しておりま
す。
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(2) 海外
平均残高 利息 利回り
種類 期別
金額(百万円) 金額(百万円) (%)
前連結会計年度 456,098 11,805 2.58
資金運用勘定
当連結会計年度 459,777 11,238 2.44
前連結会計年度 242,540 7,622 3.14
うち貸出金
当連結会計年度 233,028 7,035 3.01
前連結会計年度 119,587 2,665 2.22
うち有価証券
当連結会計年度 131,372 2,943 2.24
前連結会計年度 ― ― ―
うちコールローン及び
買入手形
当連結会計年度 ― ― ―
前連結会計年度 77,630 1,213 1.56
うち預け金
当連結会計年度 78,008 955 1.22
前連結会計年度 391,624 9,019 2.30
資金調達勘定
当連結会計年度 396,310 8,617 2.17
前連結会計年度 182,340 3,925 2.15
うち預金
当連結会計年度 197,142 4,030 2.04
前連結会計年度 57,689 1,412 2.44
うち譲渡性預金
当連結会計年度 75,429 1,725 2.28
前連結会計年度 14,716 352 2.39
うちコールマネー及び
売渡手形
当連結会計年度 15,636 339 2.17
前連結会計年度 41,922 447 1.06
うち売現先勘定
当連結会計年度 29,712 269 0.90
前連結会計年度 ― ― ―
うち債券貸借取引
受入担保金
当連結会計年度 ― ― ―
前連結会計年度 4,468 △39 △0.87
うち借用金
当連結会計年度 4,277 △17 △0.39
(注) 1 海外連結子会社の平均残高は、前連結会計年度末と当連結会計年度末の残高に基づく平均残高を利用して
おります。
2 「海外」とは、当行の海外店及び海外連結子会社であります。
3 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度642百万円、当連結会計年度726百万円)を控除し
て表示しております。
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(3) 合計
平均残高(百万円) 利息(百万円)
利回り
相殺 相殺
種類 期別
(%)
小計 消去額 合計 小計 消去額 合計
(△) (△)
前連結会計年度 10,602,766 234,672 10,368,094 145,609 2,505 143,104 1.38
資金運用勘定
当連結会計年度 11,006,826 223,742 10,783,083 136,685 1,828 134,856 1.25
前連結会計年度 8,312,402 ― 8,312,402 105,923 ― 105,923 1.27
うち貸出金
当連結会計年度 8,712,698 ― 8,712,698 105,118 ― 105,118 1.20
前連結会計年度 1,387,013 66,793 1,320,220 31,417 ― 31,417 2.37
うち有価証券
当連結会計年度 1,329,963 64,800 1,265,163 24,118 ― 24,118 1.90
前連結会計年度 308,739 ― 308,739 842 ― 842 0.27
うちコールローン
及び買入手形
当連結会計年度 357,020 ― 357,020 467 ― 467 0.13
前連結会計年度 432,914 61,332 371,581 4,771 885 3,885 1.04
うち預け金
当連結会計年度 462,310 67,910 394,399 5,091 770 4,321 1.09
前連結会計年度 10,457,119 167,879 10,289,240 29,640 2,505 27,134 0.26
資金調達勘定
当連結会計年度 11,126,199 158,942 10,967,257 30,494 1,828 28,665 0.26
前連結会計年度 9,632,971 61,332 9,571,638 12,282 885 11,397 0.11
うち預金
当連結会計年度 9,900,651 67,910 9,832,740 12,374 770 11,604 0.11
前連結会計年度 97,309 ― 97,309 1,408 ― 1,408 1.44
うち譲渡性預金
当連結会計年度 170,638 ― 170,638 1,706 ― 1,706 1.00
前連結会計年度 83,073 ― 83,073 1,566 ― 1,566 1.88
うちコールマネー
及び売渡手形
当連結会計年度 213,522 ― 213,522 3,214 ― 3,214 1.50
前連結会計年度 147,359 ― 147,359 2,866 ― 2,866 1.94
うち売現先勘定
当連結会計年度 230,816 ― 230,816 4,616 ― 4,616 2.00
前連結会計年度 50,975 ― 50,975 505 ― 505 0.99
うち債券貸借取引
受入担保金
当連結会計年度 40,393 ― 40,393 794 ― 794 1.96
前連結会計年度 286,272 ― 286,272 2,332 ― 2,332 0.81
うち借用金
当連結会計年度 411,813 ― 411,813 1,966 ― 1,966 0.47
(注) 1 「相殺消去額」は、「国内」と「海外」間の取引に関する相殺額を記載しております。
2 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度426,606百万円、当連結会計年度685,426百万円)
を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度4,919百万円、当連結会計年度4,894
百万円)及び利息(前連結会計年度1百万円、当連結会計年度0百万円)をそれぞれ控除して表示しておりま
す。
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3 国内・海外別役務取引の状況
役務取引等収益は、前連結会計年度比21億58百万円増加して685億97百万円となりました。また、役務取引等費用
は、前連結会計年度比15億69百万円増加して377億93百万円となりました。
国内 海外 相殺消去額(△) 合計
種類 期別
金額(百万円) 金額(百万円) 金額(百万円) 金額(百万円)
前連結会計年度 66,388 101 51 66,438
役務取引等収益
当連結会計年度 68,609 41 54 68,597
前連結会計年度 10,117 44 ― 10,162
うち預金・貸出業務
当連結会計年度 10,488 26 ― 10,514
前連結会計年度 7,700 1 11 7,690
うち為替業務
当連結会計年度 7,704 1 11 7,694
前連結会計年度 4,572 37 ― 4,609
うち証券関連業務
当連結会計年度 4,865 ― ― 4,865
前連結会計年度 6,141 ― ― 6,141
うち代理業務
当連結会計年度 5,721 ― ― 5,721
前連結会計年度 518 ― ― 518
うち保護預り・
貸金庫業務
当連結会計年度 494 ― ― 494
前連結会計年度 5,448 16 39 5,425
うち保証業務
当連結会計年度 5,733 14 42 5,704
前連結会計年度 24,686 ― ― 24,686
うちリース業務
当連結会計年度 26,022 ― ― 26,022
前連結会計年度 36,174 101 51 36,224
役務取引等費用
当連結会計年度 37,736 110 54 37,793
前連結会計年度 1,607 0 ― 1,607
うち為替業務
当連結会計年度 1,623 0 ― 1,623
前連結会計年度 22,389 ― ― 22,389
うちリース業務
当連結会計年度 23,583 ― ― 23,583
(注) 1 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内連結子会社であります。
2 「海外」とは、当行の海外店及び海外連結子会社であります。
3 「相殺消去額」は、「国内」と「海外」間の取引に関する相殺額を記載しております。
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4 国内・海外別特定取引の状況
(1) 特定取引収益・費用の内訳
特定取引収益は、前連結会計年度比43百万円増加して30億47百万円となりました。また、特定取引費用の計上
はありません。
国内 海外 相殺消去額(△) 合計
種類 期別
金額(百万円) 金額(百万円) 金額(百万円) 金額(百万円)
前連結会計年度 3,004 ― ― 3,004
特定取引収益
当連結会計年度 3,047 ― ― 3,047
前連結会計年度 2,605 ― ― 2,605
うち商品有価証券
収益
当連結会計年度 2,886 ― ― 2,886
前連結会計年度 391 ― ― 391
うち特定金融派生
商品収益
当連結会計年度 155 ― ― 155
前連結会計年度 6 ― ― 6
うちその他の特定
取引収益
当連結会計年度 6 ― ― 6
前連結会計年度 ― ― ― ―
特定取引費用
当連結会計年度 ― ― ― ―
(注) 1 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内連結子会社であります。
2 「海外」とは、当行の海外店及び海外連結子会社であります。
(2) 特定取引資産・負債の内訳(末残)
特定取引資産は、前連結会計年度比220億円減少して144億円となりました。また、特定取引負債は、前連結会
計年度比19億円減少して41億円となりました。
国内 海外 相殺消去額(△) 合計
種類 期別
金額(百万円) 金額(百万円) 金額(百万円) 金額(百万円)
前連結会計年度 36,469 ― ― 36,469
特定取引資産
当連結会計年度 14,429 ― ― 14,429
前連結会計年度 6,691 ― ― 6,691
うち商品有価証券
当連結会計年度 4,599 ― ― 4,599
前連結会計年度 2 ― ― 2
うち商品有価証券
派生商品
当連結会計年度 8 ― ― 8
前連結会計年度 6,776 ― ― 6,776
うち特定金融派生
商品
当連結会計年度 4,822 ― ― 4,822
前連結会計年度 22,999 ― ― 22,999
うちその他の特定
取引資産
当連結会計年度 4,999 ― ― 4,999
前連結会計年度 6,028 ― ― 6,028
特定取引負債
当連結会計年度 4,113 ― ― 4,113
前連結会計年度 15 ― ― 15
うち商品有価証券
派生商品
当連結会計年度 ― ― ― ―
前連結会計年度 6,013 ― ― 6,013
うち特定金融派生
商品
当連結会計年度 4,113 ― ― 4,113
(注) 1 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内連結子会社であります。
2 「海外」とは、当行の海外店及び海外連結子会社であります。
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5 国内・海外別預金残高の状況
○ 預金の種類別残高(末残)
国内 海外 相殺消去額(△) 合計
種類 期別
金額(百万円) 金額(百万円) 金額(百万円) 金額(百万円)
前連結会計年度 9,690,736 173,738 60,359 9,804,114
預金合計
当連結会計年度 9,802,417 239,240 75,462 9,966,195
前連結会計年度 5,857,134 585 ― 5,857,719
うち流動性預金
当連結会計年度 6,142,151 650 ― 6,142,801
前連結会計年度 3,272,800 173,152 ― 3,445,953
うち定期性預金
当連結会計年度 3,048,884 238,589 5,659 3,281,814
前連結会計年度 560,801 ― 60,359 500,441
うちその他
当連結会計年度 611,381 ― 69,802 541,578
前連結会計年度 33,076 82,132 ― 115,209
譲渡性預金
当連結会計年度 89,588 49,735 ― 139,324
前連結会計年度 9,723,813 255,870 60,359 9,919,324
総合計
当連結会計年度 9,892,005 288,975 75,462 10,105,519
(注) 1 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内連結子会社であります。
2 「海外」とは、当行の海外店及び海外連結子会社であります。
3 ① 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金
② 定期性預金=定期預金+定期積金
4 「相殺消去額」は、「国内」と「海外」間の取引に関する相殺額を記載しております。
6 国内・海外別貸出金残高の状況
(1) 業種別貸出状況(末残・構成比)
前連結会計年度 当連結会計年度
業種別
金額(百万円) 構成比(%) 金額(百万円) 構成比(%)
国内
8,288,744 100.00 8,682,346 100.00
(除く特別国際金融取引勘定分)
製造業 1,328,349 16.03 1,390,525 16.02
農業、林業 8,515 0.10 8,622 0.10
漁業 8,849 0.11 9,776 0.11
鉱業、採石業、砂利採取業 11,636 0.14 12,048 0.14
建設業 226,150 2.73 227,504 2.62
電気・ガス・熱供給・水道業 114,309 1.38 123,787 1.43
情報通信業 69,684 0.84 69,223 0.80
運輸業、郵便業 305,931 3.69 304,789 3.51
卸売業、小売業 787,069 9.49 813,796 9.37
金融業、保険業 454,252 5.48 479,165 5.52
不動産業、物品賃貸業 1,945,979 23.48 1,977,265 22.77
医療・福祉、宿泊業等サービス業 538,376 6.49 552,419 6.36
地方公共団体 130,978 1.58 129,512 1.49
その他 2,358,661 28.46 2,583,909 29.76
海外及び特別国際金融取引勘定分 243,170 100.00 257,319 100.00
政府等 9,883 4.06 5,127 1.99
金融機関 6,223 2.56 12,771 4.96
その他 227,063 93.38 239,420 93.05
合計 8,531,914 ―― 8,939,666 ――
(注) 1 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内連結子会社であります。
2 「海外」とは、当行の海外店及び海外連結子会社であります。
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(2) 外国政府等向け債権残高(国別)
「外国政府等」とは、外国政府、中央銀行、政府関係機関又は国営企業及びこれらの所在する国の民間企業等
であり、日本公認会計士協会銀行等監査特別委員会報告第4号に規定する特定海外債権引当勘定を計上している
国の外国政府等の債権残高を掲げることとしておりますが、2019年3月31日現在及び2020年3月31日現在の当該
外国政府等向け債権残高はありません。
7 国内・海外別有価証券の状況
○ 有価証券残高(末残)
国内 海外 相殺消去額(△) 合計
種類 期別
金額(百万円) 金額(百万円) 金額(百万円) 金額(百万円)
前連結会計年度 50,094 ― ― 50,094
国債
当連結会計年度 64,218 ― ― 64,218
前連結会計年度 98,392 ― ― 98,392
地方債
当連結会計年度 129,620 ― ― 129,620
前連結会計年度 358,779 ― ― 358,779
社債
当連結会計年度 361,582 ― ― 361,582
前連結会計年度 389,864 ― ― 389,864
株式
当連結会計年度 336,698 ― ― 336,698
前連結会計年度 441,986 126,347 62,758 505,575
その他の証券
当連結会計年度 687,377 126,378 72,162 741,594
前連結会計年度 1,339,115 126,347 62,758 1,402,704
合計
当連結会計年度 1,579,497 126,378 72,162 1,633,713
(注) 1 「国内」とは、当行(海外店を除く)及び国内連結子会社であります。
2 「海外」とは、当行の海外店及び海外連結子会社であります。
3 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。
4 「相殺消去額」は、「国内」と「海外」間の取引に関する相殺額を記載しております。
8 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況
「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は当行1社です。
(1) 信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表)
資産
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
科目
金額(百万円) 構成比(%) 金額(百万円) 構成比(%)
有価証券 9 1.05 9 1.07
銀行勘定貸 243 26.18 229 25.07
現金預け金 677 72.77 677 73.86
合計 931 100.00 916 100.00
負債
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
科目
金額(百万円) 構成比(%) 金額(百万円) 構成比(%)
金銭信託 931 100.00 916 100.00
合計 931 100.00 916 100.00
(注) 共同信託他社管理財産 前連結会計年度の残高は5百万円、当連結会計年度の残高は5百万円であります。
(2) 有価証券残高の状況
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
科目
金額(百万円) 構成比(%) 金額(百万円) 構成比(%)
地方債 9 100.00 9 100.00
合計 9 100.00 9 100.00
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(3) 元本補填契約のある信託の運用/受入状況(末残)
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
科目
金銭信託 貸付信託 合計 金銭信託 貸付信託 合計
(百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
銀行勘定貸 243 ― 243 229 ― 229
資産計 243 ― 243 229 ― 229
元本 243 ― 243 229 ― 229
その他 0 ― 0 0 ― 0
負債計 243 ― 243 229 ― 229
(自己資本比率等の状況)
(参考)
自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適
当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体
ベースの双方について算出しております。
なお、当行は、国際統一基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては基礎的内部格付手法を、オペ
レーショナル・リスク相当額に係る額の計算については粗利益配分手法を採用するとともに、マーケット・リスク規制
を導入しております。
また、自己資本比率の補完的指標であるレバレッジ比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する
資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準の補完的指標として定めるレバレッ
ジに係る健全性を判断するための基準(2019年金融庁告示第11号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベー
スの双方について算出しております。
連結自己資本比率(国際統一基準)
(単位:億円、%)
2020年3月31日
1.連結総自己資本比率(4/7) 15.59
2.連結Tier1比率(5/7) 15.59
3.連結普通株式等Tier1比率(6/7) 15.59
4.連結における総自己資本の額 8,937
5.連結におけるTier1資本の額 8,937
6.連結における普通株式等Tier1資本の額 8,937
7.リスク・アセットの額 57,296
8.連結総所要自己資本額 4,583
連結レバレッジ比率(国際統一基準)
(単位:%)
2020年3月31日
連結レバレッジ比率 7.01
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単体自己資本比率(国際統一基準)
(単位:億円、%)
2020年3月31日
1.単体総自己資本比率(4/7) 13.76
2.単体Tier1比率(5/7) 13.76
3.単体普通株式等Tier1比率(6/7) 13.76
4.単体における総自己資本の額 8,211
5.単体におけるTier1資本の額 8,211
6.単体における普通株式等Tier1資本の額 8,211
7.リスク・アセットの額 59,674
8.単体総所要自己資本額 4,773
単体レバレッジ比率(国際統一基準)
(単位:%)
2020年3月31日
単体レバレッジ比率 6.46
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(資産の査定)
(参考)
資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借
対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているもので
あって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限
る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対
照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約による
ものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。
1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権
破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により
経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。
2 危険債権
危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権
の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。
3 要管理債権
要管理債権とは、3ヵ月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。
4 正常債権
正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外
のものに区分される債権をいう。
資産の査定の額
2019年3月31日 2020年3月31日
債権の区分
金額(億円) 金額(億円)
破産更生債権及びこれらに準ずる債権 158 176
危険債権 598 607
要管理債権 162 138
正常債権 86,187 90,035
(生産、受注及び販売の実績)
「生産、受注及び販売の実績」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりま
せん。
4 【経営上の重要な契約等】
該当事項はありません。
5 【研究開発活動】
該当事項はありません。
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第3 【設備の状況】
1 【設備投資等の概要】
当連結会計年度において、当行および連結子会社では、業務運営基盤の整備およびお客さまの利便性向上をはかる
ため、銀行業を中心に総額で 14,742 百万円の設備投資を実施しました。主な設備投資の内容は、次世代システムへの
投資であります。
なお、当連結会計年度において、営業上重要な影響を及ぼすような設備の売却、撤去等はありません。
2 【主要な設備の状況】
当連結会計年度末における主要な設備の状況は次のとおりであります。
2020年3月31日 現在
従
リース
土地 建物 動産 合計
セグメ
店舗名 設備の 業
資産
会社名 所在地 ントの
員数
その他 内容
名称
面積(㎡) 帳簿価額(百万円)
(人)
本店
(36,920)
― 静岡県 店舗 14,906 23,918 3,932 ― 42,757 2,131
165,014
他172店
東京営業
― 東京都 店舗 1,026 159 453 78 ― 692 134
部他3店
横浜支店
(2,081)
― 神奈川県 店舗 2,310 828 181 ― 3,319 254
7,044
他21店
名古屋支
― 愛知県 店舗 1,682 697 156 22 ― 877 70
店他3店
― 大阪支店 大阪府 店舗 ― ― ▶ 3 ― 7 7
アメリカ
ロスアン
合衆国
― ゼルス支 店舗 ― ― 0 1 ― 2 5
ロスアン
店
当行
ゼルス市
アメリカ
ニュー
合衆国
― ヨーク 店舗 ― ― 3 3 ― 6 13
ニ ュ ー
支店
ヨーク市
中華人民
共和国
― 香港支店 店舗 ― ― 2 6 ― 8 14
香港
銀行業
― 寮社宅 ― 寮社宅 34,226 3,063 1,620 37 ― 4,721 ―
連結子会
事務機
― 社からの ― ― ― ― 2,221 ― 2,221 ―
械他
賃借資産
― その他 ― その他 8,976 496 1,741 64 ― 2,303 ―
静岡県
静 銀 総 合
事務機
サービス株 本社他 静岡市 ― ― 0 5 ― 5 24
械他
式会社
清水区他
静 銀 モ ー
静岡県
ゲージサー 事務機
本社他 静岡市 ― ― ― 11 ― 11 216
ビス株式会 械他
清水区他
国内連結
社
子会社
静岡県
静銀ビジネ
事務機
スクリエイ 本社他 静岡市 ― ― 0 5 ― 5 416
械他
ト株式会社
清水区他
静岡県
し ず ぎ ん
ハートフル 本社 静岡市 ― ― ― ― ― ― ― 2
株式会社
清水区
ベルギー
欧州
海外連結 事務機
― 王国オー ― ― ▶ 3 ― 8 7
子会社 械他
静岡銀行
デルゲム
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リース 従
土地 建物 動産 合計
セグメ
店舗名 設備の 資産 業
会社名 所在地 ントの
員数
その他 内容
名称
面積(㎡) 帳簿価額(百万円)
(人)
静岡県
国内連結 静銀リース リース 賃貸資
本社他 静岡市 ― ― 17 3,239 29 3,286 80
子会社 株式会社 業 産他
葵区他
(注) 1 店舗には、本部および管理機能を有する設備等を含めております。
2 土地の面積欄の( )内は、借地の面積(うち書き)であり、当行の年間賃借料は建物を含め2,595百万円であ
ります。
3 銀行業の動産(連結子会社からの賃借資産を除く)は、事務機械2,144百万円、その他2,187百万円でありま
す。
4 当行の店舗外現金自動設備193ヵ所、海外駐在員事務所2ヵ所は上記に含めて記載しております。
3 【設備の新設、除却等の計画】
銀行業を中心に、情報化・事務省力化等の戦略的投資に対しては前向きに対応する一方、それ以外の投資は、投資
採算および効果を十分吟味し、投資金額が過大とならないようコントロールしております。
当連結会計年度末において計画中である重要な設備の新設、除却等は次のとおりであります。
(1) 新設、改修
2020年3月31日 現在
投資予定金額
店舗名 設備の 資金調達
セグメント
(百万円)
会社名 所在地 区分 着手年月 完了予定年月
その他 の名称 内容 方法
総額 既支払額
静岡県
ソフト
次世代
静岡市 新設 銀行業 ウェア 43,350 40,400 自己資金 2015年8月 2021年1月
システム
等
清水区
神奈川県
当行 大船支店 建替 銀行業 店舗 2,200 0 自己資金 2020年6月 2023年3月
鎌倉市
静岡県
連結子会
事務
設備
社からの 静岡市 銀行業 1,398 ― リース 2020年5月 2021年3月
更新
機械
賃借資産
葵区他
(注) 上記設備計画の記載金額には、消費税及び地方消費税を含んでおりません。
(2) 売却
重要な設備の売却の予定はありません。
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第4 【提出会社の状況】
1 【株式等の状況】
(1) 【株式の総数等】
① 【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 2,414,596,000
計 2,414,596,000
② 【発行済株式】
事業年度末現在 提出日現在
上場金融商品取引所
種類 発行数(株) 発行数(株) 名又は登録認可金融 内容
商品取引業協会名
( 2020年3月31日 ) (2020年6月22日)
東京証券取引所
単元株式数は100株でありま
普通株式 605,129,069 595,129,069
す。
市場第一部
計 605,129,069 595,129,069 ― ―
(注)2020年5月29日に自己株式10,000,000株を消却しております。
(2) 【新株予約権等の状況】
① 【ストック・オプション制度の内容】
決議年月日 2007年6月26日 2008年6月25日 2009年6月24日 2010年6月24日
当行の取締役 当行の取締役 当行の取締役 当行の取締役
付与対象者の区分及び人数
8名 8名 8名 8名
130個 (注1) 130個 (注1) 200個 (注1) 270個 (注1)
新株予約権の数 ※
普通株式 普通株式 普通株式 普通株式
新株予約権の目的となる株
式の種類、内容及び数 ※
13,000株 (注2) 13,000株 (注2) 20,000株 (注2) 27,000株 (注2)
新株予約権の行使時の払込
1株当たり1円
金額 ※
2007年7月28 2008年7月19 2009年7月25 2010年7月24
新株予約権の行使期間 ※ 日 ~2032年7月 日 ~2033年7月 日 ~2034年7月 日 ~2035年7月
27日 18日 24日 23日
新株予約権の行使により株
発行価格 1,154円 発行価格 1,058円 発行価格 876円 発行価格 705円
式を発行する場合の株式の
発行価格及び資本組入 資本組入額 577円 資本組入額 529円 資本組入額 438円 資本組入額 353円
額 ※
新株予約権の行使の条
(注3)
件 ※
新株予約権の譲渡に関する 譲渡による新株予約権の取得については、当行の取締役会の承認を要す
事項 ※ ることとする。
組織再編成行為に伴う新株
予約権の交付に関する事 (注5)
項 ※
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決議年月日 2011年6月24日 2012年6月22日 2013年6月21日 2014年6月20日
当行の取締役 当行の取締役 当行の取締役 当行の取締役
付与対象者の区分及び人数
8名 8名 8名 8名
270個 (注1) 300個 (注1) 220個 (注1) 480個 (注1)
新株予約権の数 ※
普通株式 普通株式 普通株式 普通株式
新株予約権の目的となる株
式の種類、内容及び数 ※
27,000株 (注2) 30,000株 (注2) 22,000株 (注2) 48,000株 (注2)
新株予約権の行使時の払込
1株当たり1円
金額 ※
2011年7月23日 2012年7月25日 2013年7月24日 2014年7月23日
新株予約権の行使期間 ※
~2036年7月22日 ~2037年7月24日 ~2038年7月23日 ~2039年7月22日
新株予約権の行使により株
発行価格 710円 発行価格 744円 発行価格 1,136円 発行価格 1,080円
式を発行する場合の株式の
発行価格及び資本組入 資本組入額 355円 資本組入額 372円 資本組入額 568円 資本組入額 540円
額 ※
新株予約権の行使の条
(注3)
件 ※
新株予約権の譲渡に関する 譲渡による新株予約権の取得については、当行の取締役会の承認を要す
事項 ※ ることとする。
組織再編成行為に伴う新株
予約権の交付に関する事 (注5)
項 ※
決議年月日 2015年6月19日 2016年6月17日 2017年6月16日 2018年6月15日 2019年6月14日
当行の取締役
当行の取締役 当行の取締役 当行の取締役 当行の取締役
付与対象者の区分及び人数
7名 7名 7名 7名
7名
260個 (注1) 360個 (注1) 500個 (注1) 500個 (注1) 500個 (注1)
新株予約権の数 ※
普通株式 普通株式 普通株式 普通株式
普通株式
新株予約権の目的となる株
式の種類、内容及び数 ※
26,000株 (注2) 36,000株 (注2) 50,000株 (注2) 50,000株 (注2)
50,000株 (注2)
新株予約権の行使時の払込
1株当たり1円
金額 ※
2015年7月22日 2016年7月20日 2017年7月19日 2018年7月18日 2019年7月17日
新株予約権の行使期間 ※
~2040年7月21日 ~2041年7月19日 ~2042年7月18日 ~2043年7月17日 ~2044年7月16日
新株予約権の行使により株
発行価格 1,352円 発行価格 731円 発行価格 900円 発行価格 889円 発行価格 734円
式を発行する場合の株式の
発行価格及び資本組入 資本組入額 676円 資本組入額 366円 資本組入額 450円 資本組入額 445円 資本組入額 367円
額 ※
新株予約権の行使の条
(注4)
件 ※
新株予約権の譲渡に関する
譲渡による新株予約権の取得については、当行の取締役会の承認を要することとする。
事項 ※
組織再編成行為に伴う新株
予約権の交付に関する事 (注5)
項 ※
※ 当事業年度の末日(2020年3月31日)における内容を記載しております。なお、提出日の前月末(2020年5月31
日)現在において、これらの事項に変更はありません。
(注) 1 新株予約権1個につき目的となる株式数 100株
2 新株予約権の目的となる株式の数
新株予約権の割当日後に当行が当行普通株式の株式分割又は株式併合を行う場合、次の算式により目的とな
る株式数を調整するものとする。ただし、かかる調整は新株予約権のうち、当該時点で行使されていない新株
予約権の目的となる株式数についてのみ行われ、調整によって生じる1株未満の端数については、これを切り
捨てる。
調整後株式数 = 調整前株式数 × 株式分割・株式併合の比率
また、新株予約権の割当日後、当行が合併、会社分割(以上を総称して以下「合併等」という。)を行う場
合、株式の無償割当を行う場合、その他新株予約権の目的となる株式数の調整を必要とする場合には、合併等
又は株式の無償割当の条件等を勘案のうえ、合理的な範囲内で新株予約権の目的となる株式数を調整すること
ができる。
3 新株予約権の行使の条件(2014年以前)
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(1) 新株予約権者は、新株予約権の行使時において、当行の取締役の地位を喪失した日の翌日から10日を経過
する日までに限り、新株予約権を行使できるものとする。ただし、新株予約権者が取締役の地位にある場
合 においても、割り当てられた新株予約権の権利を行使することができる期間満了の日から数えて365日
に満たなくなった日以降においては権利行使することができる。
(2) 以下の事項に該当する場合には、新株予約権者は、新株予約権を行使できないものとする。
① 新株予約権の割当日から1年以内に取締役の職を自ら辞した場合
② 次の事項に抵触して当行の取締役を解任された場合
A 重大な法令違反を犯した場合、もしくは故意または重大な過失により当行の方針に反する行為をした
場合
B 当行の代表者の承諾なくして、取締役在任中に他社に雇用され、または他社の役員に就任した場合
C 当行の重要な機密を漏らし、業務上の関連で多額の金品を贈与し、またはこれを受けた場合、当行の
体面を汚した場合、もしくは当行に多大な損害を与える行為をした場合
③ 新株予約権者が、会社法第331条第1項第3号及び第4号に該当した場合
④ 新株予約権者が、当行と新株予約権者との間で締結する「新株予約権割当契約書」の規定に違反した場
合、もしくは新株予約権者が当行との間の信頼関係を著しく損なう行為を行なったと当行の取締役会が
認めた場合
⑤ 新株予約権者が、当行所定の書面により新株予約権の全部または一部を放棄する旨を申し出た場合
(3) 新株予約権者が、新株予約権を行使する場合は、保有する全ての新株予約権を一度に行使するものとし、
また、1個の新株予約権の一部の行使はできないものとする。
(4) その他の条件については、当行と新株予約権者との間で締結する「新株予約権割当契約書」の定めるとこ
ろによる。
4 新株予約権の行使の条件(2015年以降)
(1) 新株予約権者は、新株予約権の行使時において、当行の取締役の地位を喪失した日の翌日から10日を経過
する日までに限り、新株予約権を行使できるものとする。ただし、新株予約権者が取締役の地位にある場
合においても、割り当てられた新株予約権の権利を行使することができる期間満了の日から数えて365日
に満たなくなった日以降においては権利行使することができる。
(2) 以下の事項に該当する場合には、新株予約権者は、新株予約権を行使できないものとする。
① 新株予約権の割当日から1年以内に取締役の職を自ら辞した場合
② 次の事項に抵触して当行の取締役を解任された場合
A 重大な法令違反を犯した場合、又は故意若しくは重大な過失により当行の方針に反する行為をした場
合
B 当行の代表者の承諾なくして、取締役在任中に他社に雇用され、又は他社の役員に就任した場合
C 当行の重要な機密を漏らし、業務上の関連で多額の金品を贈与し、若しくはこれを受けた場合、当行
の体面を汚した場合、又は当行に多大な損害を与える行為をした場合
③ 新株予約権者が、会社法第331条第1項第3号及び第4号に該当した場合
④ 新株予約権者が、当行との間の信頼関係を著しく損なう行為を行なったと当行の取締役会が認めた場合
⑤ 新株予約権者が、当行所定の書面により新株予約権の全部又は一部を放棄する旨を申し出た場合
(3) 新株予約権者が、新株予約権を行使する場合は、保有する全ての新株予約権を一度に行使するものとし、
また、1個の新株予約権の一部の行使はできないものとする。
(4) 相続人による権利行使
① 相続により新株予約権者の新株予約権を承継する者(以下「権利承継者」という。)は権利承継者の代
表者を通じて、全員が共同して新株予約権に係る権利を行使するものとする。その場合は、各人が保有
する全ての新株予約権を一度に行使するものとし、また1個の新株予約権の一部の行使はできないもの
とする。
② 権利承継者は、新株予約権者が死亡した日の翌日から6ヶ月を経過するまでの間に限り新株予約権を行
使できる。
5 組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項
当行が、合併(当行が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割、新設分割、株式交換又は株式移転
(以上を総称して以下「組織再編行為」という。)をする場合において、組織再編行為の効力発生日において
残存する新株予約権(以下「残存新株予約権」という。)を保有する新株予約権者に対し、それぞれの場合に
つき、会社法第236条第1項第8号イからホまでに掲げる株式会社(以下「再編対象会社」という。)の新株
予約権を以下の条件に基づきそれぞれ交付することとする。この場合においては、残存新株予約権は消滅し、
再編対象会社の新株予約権を新たに発行するものとする。ただし、以下の条件に沿って再編対象会社の新株予
約権を交付する旨を、合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約又は株式移転計画において定め
た場合に限るものとする。
(1) 交付する再編対象会社の新株予約権の数
新株予約権者が保有する残存新株予約権の数と同一の数を交付するものとする。
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(2) 新株予約権の目的となる再編対象会社の株式の種類及び数
新株予約権の目的となる株式の種類は再編対象会社の普通株式とし、新株予約権の行使により付与する再
編対象会社普通株式の数は、組織再編行為の条件等を勘案の上、前記(注2)に準じて決定する。
(3) 新株予約権の行使に際して出資される財産の価額
交付される新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、以下に定める再編後行使価額に当該各新
株予約権の目的となる株式数を乗じて得られる金額とする。再編後行使価額は、交付される新株予約権を
行使することにより付与を受けることができる再編対象会社の株式1株当たり1円とする。
(4) 新株予約権を行使することができる期間
前記「新株予約権の行使期間」に定める新株予約権を行使することができる期間の初日と組織再編行為の
効力発生日のうちいずれか遅い日から、前記「新株予約権の行使期間」に定める期間の末日までとする。
(5) 新株予約権の譲渡制限
譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社の取締役会の決議(再編対象会社が取締役会設置
会社でない場合には「取締役」とする。)による承認を要するものとする。
(6) 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項
前記「新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額」に準じて決定す
る。
② 【ライツプランの内容】
該当事項はありません。
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③ 【その他の新株予約権等の状況】
当行は、会社法に基づき新株予約権付社債を発行しております。
2023年満期ユーロ米ドル建取得条項付転換社債型新株予約権付社債(2018年1月25日発行)
決議年月日 2018年1月9日
新株予約権の数 ※ 3,000個
新株予約権のうち自己新株予約権の
――――
数 ※
新株予約権の目的となる株式の種類、
普通株式 21,420,921株 [21,482,277株] (注1)(注8)
内容及び数 ※
新株予約権の行使時の払込金額 ※ 14.005米ドル [13.965米ドル] (注2)(注8)
新株予約権の行使期間 ※ 2018年2月8日~2023年1月11日 (注3)
新株予約権の行使により株式を発行す
る場合の株式の発行価格及び資本組入 (注4)
額 ※
新株予約権の行使の条件 ※ (注5)
本新株予約権は、転換社債型新株予約権付社債に付されたものであり、
新株予約権の譲渡に関する事項 ※
本社債からの分離譲渡はできない。
組織再編成行為に伴う新株予約権の交
(注6)
付に関する事項 ※
新株予約権の行使の際に出資の目的と
(注7)
する財産の内容及び価額 ※
新株予約権付社債の残高 ※ 300,000千米ドル
※ 当事業年度の末日(2020年3月31日)における内容を記載しております。当事業年度の末日から提出日の前月末
現在(2020年5月31日)にかけて変更された事項については、提出日の前月末現在における内容を[ ]内に記載
しており、その他の事項については当事業年度の末日における内容から変更はありません。
(注) 1 本新株予約権の目的である株式の種類及び内容は当行普通株式(単元株式数100株)とし、その行使により当
行が当行普通株式を交付する数は、行使請求に係る本社債の額面金額の総額を(注)2記載の転換価額で除した
数とする。但し、行使により生じる1株未満の端数は切り捨て、現金による調整は行わない。
2 (1) 各本新株予約権の行使に際しては、当該本新株予約権に係る本社債を出資するものとし、当該本社債の
価額は、その額面金額と同額とする。
(2) 本新株予約権の行使時の払込金額(以下「転換価額」という。)は米ドル建とし、当初転換価額は、
14.05米ドルとする。転換価額は、本新株予約権付社債の発行後、当行が当行普通株式の時価を下回る払
込金額で当行普通株式を発行し又は当行の保有する当行普通株式を処分する場合、下記の算式により調整
される。なお、下記の算式において、「既発行株式数」は当行の発行済普通株式(当行が保有するものを
除く。)の総数をいう。
発行又は 1株当たりの
×
処分株式数 払込金額
既発行
+
株式数
時価
調整後 調整前
= ×
転換価額 転換価額
既発行株式数 + 発行又は処分株式数
また、転換価額は、当行普通株式の分割又は併合、一定の剰余金の配当、当行普通株式の時価を下回る
価額をもって当行普通株式の交付を請求できる新株予約権(新株予約権付社債に付されるものを含む。)の
発行が行われる場合その他一定の事由が生じた場合にも適宜調整される。
3 (1)本新株予約権付社債の要項に定めるクリーンアップ条項又は税制変更による繰上償還の規定に基づく本
社債の繰上償還の場合は、償還日の東京における3営業日前の日まで(但し、本新株予約権付社債の要項に定
める税制変更による本社債の繰上償還の場合に、繰上償還を受けないことが選択された本社債に係る本新株予
約権及び本新株予約権付社債の要項に定める本新株予約権の行使請求に伴う本新株予約権付社債の取得に係る
行使取得日が償還日の東京における2営業日前の日(同日を含む。)から償還日(同日を含まない。)までの間の
日となる本社債に係る本新株予約権を除く。)、(2)本新株予約権付社債の要項に定める本新株予約権の行使請
求に伴う本新株予約権付社債の取得又は当行の判断による残存する本新株予約権付社債の取得がなされる場合
は、本社債が消却される時まで、(3)本新株予約権付社債の要項に定める組織再編等、上場廃止等又はスク
イーズアウトによる本社債の繰上償還の場合は、償還日の東京における3営業日前の日まで(但し、行使取得
日が償還日の東京における3営業日前の日より後の日となる本社債に係る本新株予約権を除く。)、(4)本新株
予約権付社債の要項に定める本社債の買入消却がなされる場合は、本社債が消却される時まで、また(5)本社
債の期限の利益の喪失の場合は、期限の利益の喪失時までとする。上記いずれの場合も、2023年1月11日(行
使請求受付場所現地時間)より後に本新株予約権を行使することはできない。
上記にかかわらず、本新株予約権の行使請求に係る預託日が、本社債の利息の支払に係る基準日から本新株
予約権付社債の要項に定める利払日までの期間に当たる場合には、本新株予約権を行使することはできない。
また、本新株予約権付社債の要項に定める本新株予約権の行使請求に伴う本新株予約権付社債の取得の場合
には、本新株予約権付社債の要項に従い、預託日(以下に定義する。)(同日を含まない。)から本新株予約権付
社債の要項に定める本新株予約権の行使請求に伴う本新株予約権付社債の取得に係る行使取得日(同日を含
む。)までの間は当該本新株予約権付社債に係る本新株予約権を行使することはできない。さらに、本新株予
約権付社債の要項に定める当行の判断による残存する本新株予約権付社債の取得の場合には、2022年10月25日
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(同日を含まない。)から取得期日(同日を含む。)までの間は本新株予約権を行使することはできない。また、
当行の本新株予約権付社債の要項に定める組織再編等を行うために必要であると当行が合理的に判断した場合
に は、(1)預託日が2022年10月25日(同日を含む。)までの日であるときは、組織再編等の効力発生日の直前の
東京における営業日の前日から起算して35暦日前の日以降の日に開始し、組織再編等の効力発生日の翌日から
起算して14日以内に終了する当行が指定する期間中、又は(2)預託日が2022年10月26日(同日を含む。)以降の
日であるときは、組織再編等の効力発生日の翌日から起算して14日以内に終了する30日以内の当行が指定する
期間中、本新株予約権を行使することはできない。
さらに、預託日が2022年10月25日(同日を含む。)までの日である場合には、(1)本新株予約権付社債の要項
に定めるクリーンアップ条項若しくは税制変更による繰上償還の規定に従って償還通知がなされたときは、償
還日の東京における3営業日前の日から起算して35暦日前の日(同日を含む。)から償還日(同日を含む。)まで
の間(但し、本新株予約権付社債の要項に定める税制変更による繰上償還の場合に、繰上償還を受けないこと
が選択された本社債に係る本新株予約権を除く。)又は(2)本新株予約権付社債の要項に定める組織再編等、上
場廃止等若しくはスクイーズアウトによる繰上償還の規定に従って償還通知がなされたときは、当該償還通知
がなされた日のルクセンブルク及び東京における3営業日後の日(同日を含まない。)から償還日(同日を含
む。)までの間は、本新株予約権を行使することはできない。
また、預託日が2022年10月26日(同日を含む。)以降の日である場合には、本新株予約権の行使の効力が発生
する日本における暦日(又は当該暦日が東京における営業日でない場合、その東京における翌営業日)が、当行
の定める基準日又は社債、株式等の振替に関する法律第151条第1項に関連して株主を確定するために定めら
れたその他の日(以下、当行の定める基準日と併せて「株主確定日」と総称する。)の東京における2営業日前
の日(又は当該株主確定日が東京における営業日でない場合、その東京における3営業日前の日)(同日を含
む。)から当該株主確定日(又は当該株主確定日が東京における営業日でない場合、その東京における翌営業
日)(同日を含む。)までの期間に当たる場合、本新株予約権を行使することはできない。但し、社債、株式等
の振替に関する法律に基づく振替制度を通じた新株予約権の行使に係る株式の交付に関する日本法、規制又は
慣行が変更された場合、当行は、本段落による本新株予約権を行使することができる期間の制限を、当該変更
を反映するために修正することができる。
なお、「預託日」とは、支払・新株予約権行使請求受付代理人に本新株予約権付社債券及びその他行使請求
に必要な書類が預託され、かつ、その他行使請求に必要な条件(下記(注)5記載の条件を含む。)が満足された
日をいう。
4 本新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金の額は、会社計算規則第17条の定め
るところに従って算定された資本金等増加限度額に0.5を乗じた金額とし、計算の結果1円未満の端数を生じ
る場合はその端数を切り上げた額とする。増加する資本準備金の額は、資本金等増加限度額より増加する資本
金の額を減じた額とする。
5 (1) 各本新株予約権の一部行使はできない。
(2) 2022年10月25日までは、本新株予約権付社債権者は、ある四半期の最後の取引日(以下に定義する。)に
終了する20連続取引日において、当行普通株式の終値をそれぞれの取引日における為替レート(以下に定
義する。)により米ドルに換算し0.1セント未満を四捨五入した金額が、当該最後の取引日において適用の
ある転換価額に、下記の表に記載される当該四半期において適用のある転換制限水準を乗じた金額(0.1セ
ント未満を四捨五入)を超えた場合に限って、翌四半期の初日(但し、2018年1月1日に開始する四半期に
関しては、2018年2月8日)から末日(但し、2022年10月1日に開始する四半期に関しては、2022年10月25
日)までの期間において、本新株予約権を行使することができる。
四半期 転換制限水準
2018年12月31日までに終了する四半期 200%
2019年における四半期 180%
2020年における四半期 160%
2021年における四半期 140%
2022年における四半期 130%
但し、本(2)記載の本新株予約権の行使の条件は、下記①、②及び③の期間は適用されない。
① (ⅰ)ムーディーズ・ジャパン株式会社若しくはその承継格付機関(以下「ムーディーズ」という。)に
よる当行の長期優先債務の格付がBaa3より低い期間、かかる格付が停止若しくは撤回されている期
間、又はムーディーズによりかかる格付がなされなくなった期間であり、(ⅱ)S&Pグローバル・レー
ティング・ジャパン株式会社若しくはその承継格付機関(以下「S&P」という。)による当行の長期優
先債務の格付がBBB-より低い期間、かかる格付が停止若しくは撤回されている期間、又はS&Pにより
かかる格付がなされなくなった期間であり、かつ、(ⅲ)株式会社格付投資情報センター若しくはその
承継格付機関(以下「R&I」という。)による当行の長期優先債務の格付がBBB-より低い期間、かかる
格付が停止若しくは撤回されている期間、又はR&Iによりかかる格付がなされなくなった期間
② 当行が、本新株予約権付社債権者及び受託会社に対して、本社債の繰上償還の通知を行った日以後の
期間(但し、本新株予約権付社債の要項に定める税制変更による繰上償還の場合に、繰上償還を受け
ないことが選択された本社債に係る本新株予約権を除く。)
③ 当行が組織再編等を行うにあたり、上記(注)3記載のとおり本新株予約権の行使を禁止しない限り、
本新株予約権付社債の要項に従い本新株予約権付社債権者に対し当該組織再編等に関する通知を行っ
た日(同日を含む。)から当該組織再編等の効力発生日(同日を含む。)までの期間
なお、一定の日における当行普通株式の「終値」とは、株式会社東京証券取引所におけるその日の当行
普通株式の普通取引の終値をいう。また、「取引日」とは、株式会社東京証券取引所が開設されている日
をいい、終値が発表されない日を含まない。さらに、一定の日における「為替レート」とは、当該日にお
ける直物外国為替レートをいい、当該日の午後3時(日本時間)現在のロイター・スクリーン・ページ
「JPNU」(又は米ドル円の為替レートを表示する代替ページ)に表示される米ドル円直物外国為替レートの
仲値により決定される。ロイター・スクリーン・ページに当該レートが表示されない場合には、本新株予
約権付社債の要項に定める支払・新株予約権行使請求受付代理人が誠実かつ商業上合理的に決定したレー
トをいう。
(3) 2022年10月25日までは、本新株予約権付社債権者は、預託日において入手可能な直近の当行普通株式の
終値を当該預託日における為替レートにより米ドルに換算し0.1セント未満を四捨五入した金額が、当該
預託日において適用のある転換価額を下回らない場合に限って、本新株予約権を行使することができる。
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6 (1) 組織再編等が生じた場合、当行は、承継会社等(以下に定義する。)をして、本新株予約権付社債の要項
に従って、本新株予約権付社債の主債務者としての地位を承継させ、かつ、本新株予約権に代わる新たな
新 株予約権を交付させるよう最善の努力をするものとする。但し、かかる承継及び交付については、①そ
の時点で適用のある法律上実行可能であり、②そのための仕組みが既に構築されているか又は構築可能で
あり、かつ、③当行又は承継会社等が、当該組織再編等の全体から見て不合理な(当行がこれを判断す
る。)費用(租税を含む。)を負担せずに、それを実行することが可能であることを前提条件とする。かか
る場合、当行は、また、承継会社等が当該組織再編等の効力発生日において日本の上場会社であるよう最
善の努力をするものとする。本(1)に記載の当行の努力義務は、当行が受託会社に対して承継会社等が、
当該組織再編等の効力発生日において、理由の如何を問わず、日本の上場会社であることを当行は予想し
ていない旨の証明書を交付する場合、適用されない。
「承継会社等」とは、組織再編等における相手方であって、本新株予約権付社債及び/又は本新株予約
権に係る当行の義務を引き受ける会社をいう。
(2) 上記(1)の定めに従って交付される承継会社等の新株予約権の内容は下記のとおりとする。
① 新株予約権の数
当該組織再編等の効力発生日の直前において残存する本新株予約権付社債に係る本新株予約権の数と
同一の数とする。
② 新株予約権の目的である株式の種類
承継会社等の普通株式とする。
③ 新株予約権の目的である株式の数
承継会社等の新株予約権の行使により交付される承継会社等の普通株式の数は、承継会社等が当該組
織再編等の条件等を勘案のうえ、本新株予約権付社債の要項を参照して決定するほか、下記A又はB
に従う。なお、転換価額は上記(注)2(2)と同様の調整に服する。
A 合併、株式交換又は株式移転の場合、当該組織再編等の効力発生日の直前に本新株予約権を行使し
た場合に得られる数の当行普通株式の保有者が当該組織再編等において受領する承継会社等の普通
株式の数を、当該組織再編等の効力発生日の直後に承継会社等の新株予約権を行使したときに受領
できるように、転換価額を定める。当該組織再編等に際して承継会社等の普通株式以外の証券又は
その他の財産が交付されるときは、当該証券又は財産の価値を承継会社等の普通株式の時価で除し
て得られる数に等しい承継会社等の普通株式の数を併せて受領できるようにする。
B 上記以外の組織再編等の場合、当該組織再編等の効力発生日の直前に本新株予約権を行使した場合
に本新株予約権付社債権者が得られるのと同等の経済的利益を、当該組織再編等の効力発生日の直
後に承継会社等の新株予約権を行使したときに受領できるように、転換価額を定める。
④ 新株予約権の行使に際して出資される財産の内容及びその価額
承継会社等の新株予約権の行使に際しては、承継された本社債を出資するものとし、当該本社債の価
額は、承継された本社債の額面金額と同額とする。
⑤ 新株予約権を行使することができる期間
当該組織再編等の効力発生日(場合によりその14日後以内の日)から本新株予約権の行使期間の満了日
までとする。
⑥ その他の新株予約権の行使の条件
承継会社等の各新株予約権の一部行使はできないものとする。また、承継会社等の新株予約権の行使
は、(注)5(2)及び(3)と同様の制限を受ける。
⑦ 承継会社等による新株予約権付社債の取得
承継会社等は、承継会社等の新株予約権及び承継された社債を本新株予約権付社債の要項の定めに従
い取得することができる。
⑧ 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金
承継会社等の新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金の額は、会社計算
規則第17条の定めるところに従って算定された資本金等増加限度額に0.5を乗じた金額とし、計算の
結果1円未満の端数を生じる場合はその端数を切り上げた額とする。増加する資本準備金の額は、資
本金等増加限度額より増加する資本金の額を減じた額とする。
⑨ 組織再編等が生じた場合
承継会社等について組織再編等が生じた場合にも、本新株予約権付社債と同様の取り扱いを行う。
⑩ その他
承継会社等の新株予約権の行使により生じる1株未満の端数は切り捨て、現金による調整は行わな
い。承継会社等の新株予約権は承継された本社債と分離して譲渡できない。
(3) 当行は、上記(1)の定めに従い本社債及び信託証書に基づく当行の義務を承継会社等に引き受け又は承
継させる場合、本新株予約権付社債の要項に定める一定の場合には保証を付すほか、本新株予約権付社債
の要項に従う。
7 各本新株予約権の行使に際しては、当該本新株予約権に係る本社債を出資するものとし、当該本社債の価額
は、その額面金額と同額とする。
8 2020年6月19日開催の第114期定時株主総会において期末配当を1株につき11円とする剰余金配当案が可決
承認され、2020年3月期の年間配当が1株につき22円と決定されたことに伴い、2023年満期ユーロ米ドル建取
得条項付転換社債型新株予約権付社債の転換価額調整条項に従い、2020年4月1日に遡って転換価額を14.005
米ドルから13.965米ドルに調整致しました。提出日の前月末現在の各数値は、調整後の数値に基づいておりま
す。
(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】
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発行済株式 発行済株式 資本準備金 資本準備金
資本金増減額 資本金残高
年月日 総数増減数 総数残高 増減額 残高
(百万円) (百万円)
(千株) (千株) (百万円) (百万円)
2017年3月1日(注1) △20,000 645,129 ― 90,845 ― 54,884
2018年5月31日(注1) △30,000 615,129 ― 90,845 ― 54,884
2019年5月31日(注1) △10,000 605,129 ― 90,845 ― 54,884
(注) 1 発行済株式総数の減少は、会社法第178条に基づく取締役会決議による自己株式の消却であります。
2 2020年5月29日に会社法178条に基づく取締役会決議による自己株式の消却を実施し、発行済株式総数が10,000
千株減少しております。
(5) 【所有者別状況】
2020年3月31日 現在
株式の状況(1単元の株式数 100 株)
単元未満
区分 株式の状況
政府及び
外国法人等
金融商品 その他の 個人
地方公共 金融機関 計 (株)
取引業者 法人 その他
個人以外 個人
団体
株主数
7 81 36 861 496 ▶ 20,363 21,848 ―
(人)
所有株式数
723 2,525,069 153,852 1,101,907 1,009,949 44 1,256,559 6,048,103 318,769
(単元)
所有株式数
0.01 41.75 2.54 18.22 16.70 0.00 20.78 100.00 ―
の割合(%)
(注) 自己株式31,226,522株は「個人その他」に312,265単元、「単元未満株式の状況」に22株含まれております。
(6) 【大株主の状況】
2020年3月31日 現在
発行済株式
(自己株式を
所有株式数 除く。)の
氏名又は名称 住所
(千株) 総数に対する
所有株式数
の割合(%)
日本マスタートラスト信託銀行株式会
東京都港区浜松町二丁目11番3号 47,228 8.22
社(信託口)
日本生命保険相互会社 東京都千代田区丸の内一丁目6番6号 29,745 5.18
明治安田生命保険相互会社 東京都千代田区丸の内二丁目1番1号 29,117 5.07
日本トラスティ・サービス信託銀行株
東京都中央区晴海一丁目8番11号 24,334 4.24
式会社(信託口)
住友生命保険相互会社 東京都中央区築地七丁目18番24号 13,070 2.27
株式会社三菱UFJ銀行 東京都千代田区丸の内二丁目7番1号 11,884 2.07
第一生命保険株式会社 東京都千代田区有楽町一丁目13番1号 11,546 2.01
日本トラスティ・サービス信託銀行株
東京都中央区晴海一丁目8番11号 9,941 1.73
式会社(信託口5)
日本トラスティ・サービス信託銀行株
東京都中央区晴海一丁目8番11号 9,596 1.67
式会社(信託口9)
JP MORGAN CHASE BANK 385151
25 BANK STREET, CANARY WHARF, LONDON,
(常任代理人 株式会社みずほ銀行決 9,547 1.66
E14 5JP, UNITED KINGDOM
済営業部)
計 ― 196,013 34.15
(注) 上記のほか当行所有の自己株式31,226千株があります。
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(7) 【議決権の状況】
① 【発行済株式】
2020年3月31日 現在
区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式 ― ― ―
議決権制限株式(自己株式等) ― ― ―
議決権制限株式(その他) ― ― ―
完全議決権株式(自己株式等) 31,226,500 ― 当行保有の普通株式
完全議決権株式(その他) 573,583,800 5,735,838 普通株式
単元未満株式 318,769 ― 普通株式
発行済株式総数 605,129,069 ― ―
総株主の議決権 ― 5,735,838 ―
(注) 「単元未満株式」の欄には、自己株式が22株含まれております。
② 【自己株式等】
2020年3月31日 現在
発行済株式
自己名義 他人名義 所有株式数
所有者の氏名 総数に対する
所有者の住所 所有株式数 所有株式数 の合計
又は名称 所有株式数
(株) (株) (株)
の割合(%)
(自己保有株式)
静岡市葵区呉服町1丁目10番地 31,226,500 ― 31,226,500 5.16
株式会社静岡銀行
計 ― 31,226,500 ― 31,226,500 5.16
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2 【自己株式の取得等の状況】
【株式の種類等】 会社法第155条第3号及び第7号による普通株式の取得
(1) 【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(2) 【取締役会決議による取得の状況】
区分 株式数(株) 価額の総額(円)
取締役会(2019年5月10日)での決議状況
10,000,000 10,000,000,000
(取得期間 2019年5月15日~ 2019年6月21日)
― ―
当事業年度前における取得自己株式
10,000,000
当事業年度における取得自己株式 8,622,719,500
― 1,377,280,500
残存決議株式の総数及び価額の総額
当事業年度の末日現在の未行使割合 (%) ―
13.77%
当期間における取得自己株式 ― ―
提出日現在の未行使割合 (%) ― 13.77%
(3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
区分 株式数(株) 価額の総額(円)
当事業年度における取得自己株式 954 716,118
当期間における取得自己株式(注) 123 77,461
(注) 当期間における取得自己株式には、2020年6月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによ
る株式数は含めておりません。
(4) 【取得自己株式の処理状況及び保有状況】
当事業年度 当期間
区分
処分価額の総額 処分価額の総額
株式数(株) 株式数(株)
(円) (円)
引き受ける者の募集を行った取得自
― ― ― ―
己株式
消却の処分を行った取得自己株式 10,000,000 10,139,672,600 10,000,000 9,619,102,000
合併、株式交換、会社分割に係る移
― ― ― ―
転を行った取得自己株式
その他
282 280,463 44 42,448
(単元未満株式の買増し)(注1)
保有自己株式数(注2) 31,226,522 ― 21,226,601 ―
(注)1 当期間における「その他(単元未満株式の買増し)」には、2020年6月1日から有価証券報告書提出日まで
の単元未満株式の買増しによる株式数は含めておりません。
2 当期間における「保有自己株式数」には、2020年6月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の
買取り及び買増しによる株式数は含めておりません。
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3 【配当政策】
グループの中核である当行は、株主還元率の中長期的な目標を単体ベース50%程度としておりましたが、2020年度
にスタートした第14次中期経営計画からは、連結ベースで中長期的に50%以上としており、市場動向、業績などを勘
案のうえ、株主の皆さまへの積極的な利益還元を実施してまいります。今後も、地域金融機関としての社会的使命を
踏まえ、財務の健全性に配意しつつ、安定的な配当、および自己株式の取得による株主還元の充実、ならびに持続的
な収益の成長に向けた資本の有効活用を図ってまいります。
当行の剰余金の配当は、中間配当及び期末配当の年2回を基本的な方針としております。配当の決定機関は、中間
配当は取締役会、期末配当は株主総会であります。
当事業年度の剰余金の配当につきましては、株主の皆さまの日頃のご支援におこたえするため、期末配当金を1株
当たり11円とし、中間配当金(11円)と合わせて22円としております。
なお、当行は会社法第454条第5項に規定する中間配当をすることができる旨を定款に定めております。
(注) 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、以下のとおりであります。
決議年月日 配当金の総額(百万円) 1株当たり配当額(円)
2019年11月8日 取締役会決議 6,312 11
2020年6月19日 定時株主総会決議 6,312 11
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4 【コーポレート・ガバナンスの状況等】
(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】
① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
当グループは、基本理念「地域とともに夢と豊かさを広げます。」と行動指針からなる企業理念を全ての活動
の指針と位置付け、企業倫理の遵守を経営の最重要課題として認識し、倫理憲章の制定をはじめ諸施策の実施を
通じて、コーポレート・ガバナンス体制やコンプライアンス(倫理法令遵守)態勢の一層の強化に向けた不断の
取組みに努め、持続的な成長および企業価値の向上を図ってまいります。
上記の基本的な考え方のもと、次をコーポレート・ガバナンスに関する方針としております。
A 株主総会開催日の適切な設定、株主総会招集通知(英訳版も含む)の当行ホームページへの掲載などを実施
していますが、こうした株主総会の活性化および議決権行使の円滑化に向けた取組みを継続的に実施するこ
とにより、株主の権利・平等性を確保します。
B 株主の皆さま、地域社会、お客さま、従業員をはじめとするすべてのステークホルダーから信頼され選ばれ
る金融機関であり続けるよう、経済、社会、環境など幅広い側面に配慮したバランスのとれた経営に取り組
むことにより、持続可能性(サステナビリティー)の向上に努めます。
C 銀行法、金融商品取引法その他の法令および証券取引所が定める有価証券上場規程に基づき、適切な情報開
示を行うとともに、非財務情報を含む情報の自主的な開示に努め、経営の健全性、透明性を確保します。
D 会社法に基づき取締役会で決定した内部統制システムの整備に係る基本方針に従い、取締役の職務の執行が
法令および定款に適合することを確保するための体制その他当行の業務ならびに当グループの業務の適正を
確保するための体制を整備します。
また、複数名の独立役員の選任、アドバイザリーボード(社外有識者を中心とする任意設置の経営諮問委員
会)や業務監督委員会(社外取締役を含む非業務執行取締役のうち取締役会が選定した者を中心とする任意
設置の委員会)の機能の活用に加え、監査役会設置会社以外の機関設計の適否も含めた当行に適した体制に
ついての不断の検討などにより、コーポレート・ガバナンス体制の強化に努めます。
E 持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に資するため、積極的なIR活動などを通じて、株主との建設的
な対話を行います。
② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由
取締役会は取締役9名(うち社外取締役3名)で構成され取締役会長が議長を務めており、企業理念および
倫理憲章をふまえ、経営意思決定、経営監督機能を担う機関として、中期経営計画、業務計画などの経営戦略
やコンプライアンスおよびリスク管理にかかる基本方針を決定するとともに、業務執行の監督を行っておりま
す。
当行では、監査役制度を採用しており、監査役会は監査役5名(うち社外監査役3名)で構成され、常勤監
査役が議長を務めております。監査役は、監査役監査基準に基づき、取締役等の職務の執行を監査しておりま
す。
業務執行にかかる重要事項については、取締役会の委任を受け分野ごとに設置された会議体(経営執行会
議、コンプライアンス会議、統合リスク・予算管理会議、審査会議)で決定しており、権限と責任を明確化し
たうえで経営環境の変化に的確かつ機動的に対応する体制を構築しております。
また、任意設置の委員会である業務監督委員会を設置することにより、取締役会による業務執行の監督機能
を補強し、コーポレート・ガバナンス体制のより一層の強化を図っております。同委員会は業務執行を行わな
い取締役のうち取締役会が選定した者を中心に構成しており、取締役頭取以下の取締役に加え取締役会で選任
された執行役員が担当する執行部門の業務執行状況のモニタリング等を行い、必要に応じて改善を促す取組み
を行います。
当行では、社外取締役3名を招聘しているほか、経営の意思決定の客観性を確保する観点から、社外の意見
を経営に反映させるべく、頭取の任意の諮問機関として外部の有識者を中心としたアドバイザリーボードを設
置しております。また、役員報酬の透明性を高めるため、取締役会から授権を受けた任意の報酬決定機関とし
て報酬委員会を設置しております。
こうした体制の採用により、当行では、適切な経営の監督と迅速な業務執行を確保しております。
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[各機関の内容]
名称 目的・役割・権限 構成員(☆は機関の長)
経営執行会議 取締役会に提出する議案の審議、お ☆代表取締役(頭取)COO[柴田
よび取締役会ならびに取締役会の委 久]、代表取締役[八木稔]、取締
任を受けたその他の会議体の専決事 役[飯尾秀人]、専務執行役員[杉
項を除く業務の執行を決定する 田光秀]、常務執行役員[大橋弘、
福島豊、伊藤徳直、馬瀬和人、梅原
弘充]、執行役員[山越良二、石井
英司、花崎誠、滝澤聡康、若林紀
伸、村山栄之、滝和彦、大塚毅純]
・取締役頭取、取締役副頭取、執行
役員(取締役を兼務するものを含
む。ただし、監査部所管役員およ
び監査部長を除く)
コンプライアンス会議 取締役会に付議するコンプライアン ☆代表取締役(頭取)COO[柴田
スにかかる基本方針(倫理憲章)の 久]、代表取締役[八木稔]、取締
改定、重要な実践計画(コンプライ 役[飯尾秀人、清川公一]、専務執
アンスプログラム)の立案と改定、 行役員[杉田光秀]、常務執行役員
コンプライアンス・ポリシーの改 [大橋弘、福島豊、伊藤徳直、馬瀬
定、コンプライアンスマニュアル 和人、梅原弘充]、執行役員[山越
(しずぎんコンプライアンスブッ 良二、石井英司、花崎誠、滝澤聡
ク)の改定、具体的諸施策の実行お 康、若林紀伸、村山栄之、滝和彦、
よび評価などコンプライアンス全般 大塚毅純]
を統括管理する
・取締役頭取、取締役副頭取、執行
役員(取締役を兼務するものを含
む)
統合リスク・予算管理会議 統合リスク管理に関する基本方針、 ☆代表取締役(頭取)COO[柴田
管理状況、総合予算計画の進捗状 久]、代表取締役[八木稔]、取締
況、資産・負債の総合管理ならびに 役[飯尾秀人]、専務執行役員[杉
これら事項に係る今後の対応方法に 田光秀]、常務執行役員[大橋弘、
ついて審議する 福島豊、伊藤徳直、馬瀬和人、梅原
弘充]、執行役員[山越良二、石井
英司、花崎誠、滝澤聡康、若林紀
伸、村山栄之、滝和彦、大塚毅純]
・取締役頭取、取締役副頭取、執行
役員(取締役を兼務するものを含
む。ただし、監査部所管役員およ
び監査部長を除く)
審査会議 取締役会の承認を受けた「本部の与 ☆代表取締役(頭取)COO[柴田
信関連協議決裁区分」に定められた 久]、代表取締役[八木稔]、取締
与信案件を審議し決裁するほか、取 役[飯尾秀人]、常務執行役員[大
締役会へ付議すべきか否かを決定す 橋弘、馬瀬和人]、コンプライアン
る ス・リスク統括部長[滝和彦]
・取締役頭取、取締役副頭取、執行
役員を兼務する取締役、取締役で
ない常務執行役員以上の執行役員
(地区カンパニー長を除く)、コ
ンプライアンス・リスク統括部長
ただし、監査部所管役員および監
査部長を除く
業務監督委員会 取締役会による業務執行の監督機能 ☆取締役[清川公一]※、非常勤取
を補強し、コーポレート・ガバナン 締役[長沢芳裕]、社外取締役[藤
ス体制の維持・強化を図ることを目 沢久美、伊藤元重、坪内和人]
的に設置。取締役会が定める業務監 ※内部監査部門である監査部長
督委員会規程に基づき、執行部門の
業務執行状況のモニタリング等を実 ・ 委員および委員長は取締役会が選
施する 定し、監査役(社外監査役を含
む)が必要に応じてオブザーバー
として出席する
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名称 目的・役割・権限 構成員(☆は機関の長)
アドバイザリーボード 取締役会が定めるアドバイザリー ☆代表取締役(会長)CEO[中西
ボード規程に基づき、役員人事や役 勝則]、代表取締役(頭取)COO
員報酬等に関する事項を含めたコー [柴田久]、社外取締役[藤沢久
ポレート・ガバナンス上重要な事 美、坪内和人]、社外監査役[山下
項、および事業戦略など経営全般に 善弘、牛尾奈緒美]、外部の有識者
関する事項や政策要請への対応など [伊東幸宏、稲野和利、岡田伸一]
経営にかかる諸問題等に関し、頭取
から諮問された内容の妥当性・適切 ・委員は取締役会が選定し、議長は
性を審議する 取締役会の議長が務める。取締役
会の議長が取締役頭取であるとき
は、規程で定める取締役の順序に
より上位者が議長を務める
報酬委員会 取締役会から授権を受けた任意の報 代表取締役(会長)CEO[中西勝
酬決定機関として、確定金額報酬お 則]、☆代表取締役(頭取)COO
よび業績連動型報酬の配分などの審 [柴田久]、代表取締役[八木
議を行う 稔]、社外取締役[藤沢久美、伊藤
元重、坪内和人]
・取締役会が定める報酬委員会規程
に基づき、全ての代表取締役およ
び社外取締役が議決権を有する委
員となり、全ての社外監査役がオ
ブザーバーとなる
取締役会、監査役会の構成員である取締役、監査役については、4(2)①役員一覧をご参照ください。監査役(社
外監査役を除く)は、取締役の職務の執行を監査するため、経営執行会議、コンプライアンス会議、統合リスク・予算
管理会議、審査会議に出席しております。なお、監査役会の議長は監査役(齊藤宏樹)が務めております。
代表取締役会長は、経営執行会議、コンプライアンス会議、統合リスク・予算管理会議、審査会議に出席して意見を
述べることができます。
③ 企業統治に関するその他の事項
A 内部統制システムの整備に係る基本方針
当行は、取締役の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制その他当行の業務なら
びに当行および当行の子会社から成る企業集団(以下「当グループ」という。)の業務の適正を確保するため
の体制(以下「内部統制システム」という。)の整備について、取締役会において本基本方針を決議し、内部
統制システムの整備に取り組んでおります。
(a) 内部統制システムの整備に係る基本的な考え方
・当グループでは、従来より企業倫理の遵守を経営の最重要課題として認識し、コーポレート・ガバナンス体
制を確立してきましたが、企業の社会的責任を果たすべく、以下の施策に対して不断の取組みを行い、コー
ポレート・ガバナンス体制やコンプライアンス態勢の維持・強化を図ることを通じて、内部統制システムの
整備に取り組むとともに、同システムの適切な運用に努めます。
(b) 取締役および使用人の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制
・企業理念を当グループにおける全ての活動の指針と位置付け、また、コンプライアンスの基本方針として倫
理憲章を定め、当グループの全役職員がこれを遵守します。
・取締役会は、取締役会規程に基づき運営を行い、業務執行を決するとともに、取締役の職務の執行を監督し
ます。取締役は、法令および定款ならびに株主総会の決議を遵守し、取締役としての職務を忠実に遂行しま
す。
・当行では、経営の監督と執行の分離を目的に任意で設置する業務監督委員会が執行部門の監督を行い、コー
ポレート・ガバナンスの維持・強化を図ります。
・社外取締役の招聘による社外の視点の経営意思決定への反映、監督機能の強化に努めます。
・当行では、業務監督委員会が管轄する内部監査部門を設置し、この内部監査部門の検証により、当グループ
における内部統制の適切性および有効性を確保します。
・当行は監査役設置会社であり、監査役は監査役会規程および監査役監査基準に基づき、取締役の職務につき
監査します。
・当グループは、コンプライアンスを経営の最重要課題の一つに位置付け、すべてのリスク管理の前提とし、
コンプライアンス態勢の整備、強化を図ります。また、反社会的勢力等との関係遮断は、コンプライアンス
に関する重要事項として取り組みます。
・当行の取締役会は、毎年度、コンプライアンスプログラムを決定します。また、コンプライアンス会議にお
いて、コンプライアンスに関する具体的諸施策の統括や重要事項の審議を行い、その内容を取締役会に報告
します。
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・当行は、当グループにおけるコンプライアンスおよびリスク管理に関する組織、役割、手続等をリスク管理
基本規程として定め、同規程に基づいて設置した当行のコンプライアンス統括部署(以下「コンプライアン
ス統括部署」という。)が当グループにおけるコンプライアンス態勢の維持・強化を統括します。
・当グループの全役職員が、当グループ内で発生した違法行為等について所定の方法によりコンプライアンス
統括部署、弁護士事務所等へ通報できる内部通報制度を設置し、適切に運用します。
(c) 当行における取締役の職務の執行に係る情報の保存および管理に関する体制
・取締役の職務の執行に係る情報資産の管理は、法令等の定めによるほか、行内規程類により適正に行いま
す。
(d) 損失の危険の管理に関する規程その他の体制
・当グループはリスク管理体制の強化を経営の最重要課題の一つに位置付け、健全性を維持しつつ収益の安定
的向上を図ります。
・取締役会は、各期の業務計画でリスク管理方針を決定します。また、統合リスク・予算管理会議において、
リスクへの対応を決定し、その内容を取締役会へ報告します。
・リスク管理基本規程に基づいて設置した当行のリスク管理統括部署(以下「リスク管理統括部署」とい
う。)が当グループにおけるリスク管理体制の維持・強化を統括します。
・各種リスク発生時の対応や事前対策等を非常事態対策要綱に定めて損害を最小限に止め、事業の継続を図る
体制を維持・強化します。
(e) 取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
・取締役会を定例開催するほか、必要に応じて適宜開催するとともに、当行は取締役会の権限委譲による決定
機関として経営執行会議等を設置し、重要な業務執行に関わる事項を審議します。
・当グループは、執行役員制度を設け、取締役会の決定に基づく業務執行について各規程に決裁権限と責任の
所在を定め、適切かつ有効な内部管理体制の構築と効率的な業務執行を実現します。
(f) 当行の子会社の取締役の職務の執行に係る事項の当行への報告に関する体制その他の当グループにおける
業務の適正を確保するための体制
・グループ会社の業務運営はグループ会社運営規程等に基づいて行い、当行の常勤監査役がグループ会社の非
常勤監査役に就任するとともに、当行の所管部長等が非常勤取締役に就任することにより、当グループの業
務の適正を確保します。
・当行では、グループ会社から四半期毎に業務実績の報告を受け、取締役会に報告するほか、当行とグループ
会社の代表者で構成し定例開催するグループ代表者経営連絡会において、グループ会社から業務執行状況等
の報告を受け、当グループの経営課題の問題解決を図ります。
・グループ会社統括部署がグループ会社の業務運営等に関する企画・調整を行います。また、当行におけるグ
ループ会社各社の所管部署および横断的統括管理を必要とするグループ会社業務の担当部署をグループ会社
運営規程等に定め、グループ会社から必要な報告を求めること等により、当該業務の適正かつ効率的な運営
を確保します。
・当グループは、銀行法の定めるアームズ・レングス・ルールを遵守し、当行とグループ会社との利益相反行
為を通じて銀行経営の健全性が損なわれること等を防止します。また、グループ会社は、当行の取締役会が
定めるリスク管理基本規程を踏まえ、各社の規模や業態等に応じて取締役会で自社のリスク管理基本規程
等・コンプライアンスプログラムを定め、適切なコンプライアンス態勢およびリスク管理体制を構築しま
す。
・グループ会社各社に規模や業態等に応じてコンプライアンス、リスク管理および内部監査等の担当者を必要
に応じ配置します。
・当行の内部監査部門は、内部監査規程に基づきグループ会社に対して業務運営状況に関する監査等を実施し
ます。内部監査で指摘した重要な事項については遅滞なく当行の代表取締役および取締役会ならびに監査役
に報告するとともに、内部監査で指摘した事項について、被監査部門における改善状況等を適切に把握する
体制を整備します。また、当行の監査役およびグループ会社の監査役の監査職務の遂行により、内部統制シ
ステムの適切な整備が図られるよう、当グループ全体の監査環境の整備に努めます。
・当行は、財務報告に係る内部統制規程に基づき財務報告に係る内部統制の方針および計画を定め、その適切
な運用により当グループにおける財務報告の信頼性を確保します。
(g) 当行の監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項、
当該使用人の当行の取締役からの独立性に関する事項および当行の監査役の当該使用人に対する指示の実効
性の確保に関する事項
・監査役を補助するための機関として監査役室を設置し、業務を行うために必要な担当者を配置します。ま
た、業務分掌規程で監査役室を業務執行から独立した組織として定め、当該担当者が専ら監査役からの指示
命令に従う体制とすることにより、取締役会、業務執行部門、内部監査部門からの独立性を確保します。
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(h) 当行の取締役および使用人が当行の監査役に報告をするための体制、当行の子会社の取締役、監査役およ
び使用人またはこれらの者から報告を受けた者が当行の監査役に報告をするための体制その他の当行の監査
役への報告に関する体制、ならびに当該報告をした者が報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けな
いことを確保するための体制
・当行の取締役および使用人は、監査役から業務執行に関する報告を求められた場合は速やかに報告するほ
か、必要に応じて監査役に報告を行い、銀行経営に重要な影響を及ぼす情報については遅滞なく報告しま
す。
・グループ会社の取締役および使用人は、当行の監査役から業務執行に関する報告を求められた場合は速やか
に報告するほか、当行のグループ会社統括部署・所管部署等を通じ、当行の監査役に対して、必要に応じて
報告を行い、自社の経営に重要な影響を及ぼす情報については遅滞なく報告します。
・当行の監査役は、取締役その他の者から報告を受けた場合は、これを監査役会に報告します。
(i) 当行の監査役の職務の執行について生ずる費用の前払または償還の手続その他の当該職務の執行について
生ずる費用または債務の処理に係る方針に関する事項
・監査役から会社法第388条に基づく費用の前払等の請求を受けたときは、当該請求に係る費用または債務が職
務の執行に必要でないと認められた場合を除き、速やかに当該費用または債務を処理します。
・監査役の職務の執行について生ずる費用等を支弁するため、半期毎の予算編成において、監査役室からの申
請に応じて監査役の職務の執行に必要な予算を確保します。
(j) その他当行の監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制
・監査役会が定めた監査役監査基準に基づき、監査役監査が適正かつ円滑、効果的に行われるような監査環境
を整備します。
・監査体制の中立性および独立性を確保するため、社外監査役の意見を尊重し、監査機能の一層の強化に努め
ます。
・監査役および監査役会は、会計監査人、内部監査部門、コンプライアンス統括部署およびリスク管理統括部
署等と定例的な情報交換の場を設けることにより、監査役監査の実効性を確保します。
B 内部統制システムの運用状況の概要
当行では、上記Aの基本方針に基づく内部統制システムの整備について、各業務所管部署において定例的に
点検を行い、その結果を取締役会に報告することにより、内部統制システムの整備とその適切な運用に努めて
おります。2019年度における基本方針に基づく運用状況の概要は、次のとおりです。
(a) コンプライアンス態勢
(取締役会および取締役)
・取締役会は、取締役会規程に基づき適切に運営し、定例取締役会(11回)および臨時取締役会(1回)を
開催しました。
・また、社外取締役2名も委員に含まれている業務監督委員会(4回)およびアドバイザリーボード(5回)
も開催しました。加えて、コーポレートガバナンス・コードの趣旨・精神を尊重し、株式会社東京証券取引
所に独立役員として届け出ている社外取締役および社外監査役のみによる自由な意見交換の場として独立役
員意見交換会(5回)を開催しました。
(コンプライアンスに対する方針、コンプライアンスに関する運営体制) <4(1)③C参照>
・取締役会は、年度毎にコンプライアンスプログラムを決定するとともに、その進捗状況および達成状況の報
告を四半期毎に受けました。
・コンプライアンス会議は、コンプライアンス違反の発生状況および反社会的勢力等との取引の遮断などにつ
いて審議を行い、月次で取締役会に報告しました。
・コンプライアンス統括部署であるコンプライアンス・リスク統括部は、コンプライアンス関連情報の一元管
理を通じたモニタリングにより、違反の未然防止と体制の維持・強化に取り組んでおります。同部にはコン
プライアンスオフィサーと金融商品取引管理担当を配置し、営業店立入調査などを通じて、営業店に対する
指導・モニタリングを実施しております。
・倫理憲章の実践にあたってコンプライアンスをより身近なものとして意識して日々の業務に取り組むため
「コンプライアンス・ポリシー」を制定しており、当グループの役職員が随時目を通せるように携帯型のコ
ンプライアンス・ポリシーカードを配付しております。
・コンプライアンス・リスク統括部は、当グループの内部通報制度であるオピニオンボックスの利用・対応状
況を、半期毎にとりまとめてコンプライアンス会議に報告しております。
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(b) リスク管理体制 <4(1)③C参照>
・取締役会は、半期毎のグループ業務計画にてリスク管理方針を決定するとともに、リスクの発生状況および
リスク管理の状況の報告を四半期毎に受けました。
・統合リスク・予算管理会議は、発生したリスクの対応方針を決定のうえ、月次で取締役会に報告しました。
・リスク管理統括部署であるコンプライアンス・リスク統括部は、各種リスクの管理上の問題点を総合的に判
断し、必要に応じてリスク管理体制の改善・高度化を図っております。
・非常事態対策要綱に定めた各種リスク発生時の対応や事前対策等については、外部環境変化(震災、火山噴
火、テロ、サイバー攻撃等)に応じて継続的に見直しを行っており、各種訓練の実施により、事業継続体制
の実効性確保に努めております。
(c) 取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
・取締役会の権限委譲による決定機関として設置する経営執行会議(27回)、統合リスク・予算管理会議(12
回)、コンプライアンス会議(12回)等を開催しました。各会議の審議内容については、業務執行報告とし
て取締役会に報告しました。
(d) 当グループにおける業務の適正を確保するための体制
・当行とグループ会社の代表者で構成するグループ代表者経営連絡会を定例開催(8回)し、当グループの経
営課題の解決を図っております。
・グループ会社統括部署である経営企画部は、グループ会社から四半期毎に業務実績の報告を受け、定例的に
取締役会に報告しております。
・グループ会社は、グループ会社運営規程等に基づいて銀行関連部に必要な協議・報告を行っております。
・コンプライアンス・リスク統括部は、アームズ・レングス・ルールの遵守状況について、半期毎にとりまと
めてコンプライアンス会議に報告しております。
(e) 内部監査体制、監査役の監査が実効的に行われることの確保等
<4(3)①②に併せて記載しております。>
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C リスク管理体制の整備の状況
経営を取り巻く環境の変化や業務の多様化・複雑化などに対し、当グループとして的確かつ適切に対応するた
め、コンプライアンス・リスク統括部を設置し、コンプライアンス体制および統合的リスク管理体制の一層の強
化に取り組んでおります。
統合的リスク管理においては、リスク資本配賦に基づくリスク・リターン管理を導入しており、リスクの顕在
化に対する拠り所を中核的な自己資本とし、この一定範囲にリスク量をコントロールする体制を構築しておりま
す。
D コーポレート・ガバナンスの充実に向けた取り組みの最近1年間における実施状況
2019年度は、コーポレートガバナンス・コードを踏まえ、各取締役および各監査役に事前のアンケートを行っ
たうえで、これも参考としつつ、取締役会において取締役会全体の実効性について議論を行いました。中長期的
な経営課題に関して、第14次中期経営計画の方向性にかかる討議の時間を決議に先んじて複数回設けるなどした
ほか、社外役員に対する事前の情報提供および事前説明の充実を図るなど、取締役会は適切に運営され実効性は
確保できていると評価しております。
このほか、当行では、毎年度、会社法に基づく内部統制システムの整備に係る基本方針に基づく内部統制シス
テムの整備・運用状況を評価しており、また、金融商品取引法に基づく財務報告に係る内部統制についても、取
締役会で定める年度評価計画に沿って経営企画部が全体運営を行い、監査部が独立的評価を実施しています。
企業情報の開示につきましては、経営企画部を主管部署とする体制のもと、株式会社東京証券取引所が定める
有価証券上場規程に基づく開示のほか、任意情報の開示を積極的に行っております。さらには、統合報告書
(ディスクロージャー誌)の発行、個人のお客さまを対象としたミニディスクロージャー誌の発行に加えて、投
資家の皆さまを対象とした「会社説明会」を4回、個人投資家の皆様を対象とした「会社説明会」を5回開催し
たほか、欧米の機関投資家を対象とする海外IRを2回実施しました。また、地域のお客さま向けに「静岡県経
済の展望と静岡銀行の取組み」と題した企業説明会を5回開催するなど積極的に情報開示を行い、経営の透明性
の一層の向上に努めております。
E 責任限定契約の内容の概要
当行は社外取締役および社外監査役との間で、会社法第423条第1項の賠償責任について、その職務を行うに
つき善意でかつ重大な過失がないときは、会社法第425条第1項に定義される最低責任限度額をもって損害賠償
責任の限度とする契約を締結しております。
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F 取締役の定数
当行の取締役は10名以内とする旨定款に定めております。
G 取締役の選任の決議要件
当行は、取締役の選任決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有
する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨および累積投票によらないものとする旨定款に定めて
おります。
H 自己の株式の取得の決定機関
当行は、会社法第165条第2項の定めに従い、取締役会の決議によって市場取引等により自己の株式を取得す
ることができる旨定款に定めております。これは、機動的に自己株式の取得を行うことを目的とするものであ
ります。
I 中間配当の決定機関
当行は、会社法第454条第5項の定めに従い、取締役会の決議によって毎年9月30日を基準日として中間配当
をすることができる旨定款に定めております。これは、株主への機動的な利益還元を行うことを目的とするも
のであります。
J 株主総会の特別決議要件
当行は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株
主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めてお
ります。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うこ
とを目的とするものであります。
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(2) 【役員の状況】
① 役員一覧
男性 12 名 女性 2 名 (役員のうち女性の比率 14 %)
所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(千株)
1976年4月 当行入行
1992年7月 富士宮北支店長
1994年6月 新通支店長
1995年6月 三島支店長
1998年12月 人事部副部長兼人事課長
1999年4月 理事人事部長
1999年6月 理事経営管理部長
代表取締役
(会長) 中 西 勝 則 1953年6月15日 生 (注1) 60
2001年6月 取締役執行役員経営企画部長
CEO
2003年6月 取締役常務執行役員
取締役常務執行役員企画・管理担当経営
2005年4月
統括副本部長
2005年6月 取締役頭取
2017年3月 静岡ガス株式会社取締役(現職)
2017年6月 取締役会長(現職)
静岡鉄道株式会社取締役(現職)
1986年4月 当行入行
2003年1月 本店営業部課長
社団法人全国地方銀行協会出向ビジネス
2004年6月
プロフェッショナル兼経営企画部東京事
務所ビジネスプロフェッショナル
2005年6月 経営企画部企画グループ長
2009年6月 理事経営企画部長
代表取締役
柴 田 久
(頭取) 1963年11月18日 生 (注1) 22
2011年4月 理事呉服町支店長
COO
2011年6月 執行役員呉服町支店長
常務執行役員首都圏カンパニー長兼東京
2012年6月
支店長
常務執行役員首都圏カンパニー長兼東京
2013年10月
営業部長
2014年6月 取締役常務執行役員
2017年6月 取締役頭取(現職)
1987年4月 当行入行
静銀経営コンサルティング株式会社出向
2003年6月
ビジネスプロフェッショナル
2004年6月 経営管理部人事開発グループ長
2008年6月 新通支店長
代表取締役
八 木 稔
1963年5月7日 生 (注1) 21
2010年1月 焼津支店長
(専務執行役員)
2011年4月 理事経営企画部長
2012年6月 執行役員経営企画部長
2014年6月 取締役常務執行役員
2017年6月 取締役専務執行役員(現職)
1980年4月 当行入行
1997年4月 浜松支店課長
1998年4月 浜松西支店長
2000年6月 静銀総合サービス株式会社出向
2002年6月 名古屋支店副支店長
2003年5月 監査部検査グループ長
オペレーション企画部
2004年6月
システム企画グループ長
オペレーション企画部
2004年10月
システムリスクグループ長
リスク統括部
2005年4月
オペレーショナルリスクグループ長
取締役 飯 尾 秀 人 1957年11月10日 生 (注1) 24
2005年6月 事務サポート部長
2008年6月 理事事務サポート部長
2009年10月 理事経営企画部担当部長
静岡コンピューターサービス株式会社
(現 静銀ITソリューション株式会
社)代表取締役専務執行役員
2010年6月 取締役執行役員
静岡コンピューターサービス株式会社
2012年6月
(現 静銀ITソリューション株式会
社)代表取締役社長
2015年4月 常務執行役員
2017年6月 取締役常務執行役員(現職)
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所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(千株)
1988年4月 当行入行
経営企画部企画グループ
2004年6月
ビジネスプロフェッショナル
2006年6月 ニューヨーク支店長
2009年6月 沼津支店副支店長
2009年10月 沼津支店副支店長(本町支店長兼務)
2010年4月 藤枝支店長
取締役 清 川 公 一 1965年3月18日 生 (注1) 24
2012年4月 経営管理部担当部長
2012年6月 理事経営管理部長
2014年6月 執行役員経営企画部長
2016年6月 執行役員リスク統括部長
2017年6月 執行役員清水支店長
2019年6月 執行役員本店営業部長
2020年6月 取締役常務執行役員(現職)
1980年4月 当行入行
1996年12月 富士中央支店推進役
1997年12月 しずはた支店長
1999年6月 審査部調査グループ長
2002年6月 本店営業部副部長
2004年6月 三島支店長
取締役
2005年6月 理事三島支店長
長 沢 芳 裕 1956年11月30日 生 (注1) 16
(非常勤)
2007年1月 理事審査部長
2010年4月 執行役員審査部長
2011年6月 執行役員本店営業部長
2013年6月 取締役常務執行役員
取締役(現職)
2020年6月
静銀経営コンサルティング株式会社
代表取締役社長(現職)
株式会社アイフィス設立
1995年4月
同社代表取締役
2004年6月 一般社団法人投資信託協会理事(現職)
2004年11月 株式会社ソフィアバンク取締役
2005年4月 法政大学大学院客員教授
2006年6月 トレンダーズ株式会社監査役
2006年7月 シンメトリー・ジャパン株式会社取締役
2011年6月 日本証券業協会公益理事(現職)
株式会社東日本大震災事業者再生支援機
2012年2月
構取締役
2013年6月 当行取締役(現職)
ミュージックセキュリティーズ株式会社
監査役
株式会社ソフィアバンク代表取締役
2013年8月
取締役
(現職)
藤 沢 久 美 1967年3月15日 生 (注1) ―
(非常勤)
2014年6月 豊田通商株式会社取締役(現職)
株式会社サイネックス取締役
2014年7月 株式会社お金のデザイン取締役
株式会社クリーク・アンド・リバー社
2016年5月
取締役(現職)
2018年2月 株式会社CAMPFIRE取締役
公益社団法人日本プロサッカーリーグ
2018年3月
理事(現職)
株式会社ネットプロテクションズ
2018年10月
取締役(現職)
一般社団法人Japan Action Tank 理事
2019年4月
(現職)
一般社団法人ジャパン・グローバル・リ
2020年3月
サーチセンター代表理事(現職)
学校法人神石高原学園理事(現職)
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所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(千株)
1978年9月 ヒューストン大学経済学部助教授
1982年4月 東京大学経済学部助教授
1993年12月 東京大学経済学部教授
1996年4月 東京大学大学院経済学研究科教授
2006年2月 公益財団法人総合研究開発機構理事長
2015年6月 東日本旅客鉄道株式会社取締役(現職)
公益財団法人笹川平和財団理事(現職)
取締役
2016年4月 学習院大学国際社会科学部教授(現職)
伊 藤 元 重 1951年12月19日 生 (注1) ―
(非常勤)
2016年6月 東京大学名誉教授(現職)
はごろもフーズ株式会社監査役(現職)
一般社団法人日本経済調査協議会理事・
調査委員長
公益財団法人国連大学協力会理事
2018年3月
(現職)
2018年6月 当行取締役(現職)
住友化学株式会社取締役(現職)
1976年4月 日本電信電話公社(現NTT)入社
2000年12月 西日本電信電話株式会社金沢支店長
株式会社NTTドコモ
2006年6月
取締役執行役員財務部長
取締役
坪 内 和 人 1952年5月2日 生 2012年6月 同社代表取締役副社長(CFO) (注1) ―
(非常勤)
一般財団法人マルチメディア振興セン
2015年7月
ター理事長
一般社団法人情報通信設備協会会長
2018年6月
2020年6月 当行取締役(現職)
1981年4月 当行入行
1997年6月 浜松支店課長
1998年6月 浜松高丘支店長
2000年1月 法人部企画推進グループ推進役
2001年4月 法人部企画推進グループ長
2019年6
2002年6月 法人部法人営業統括グループ長
監査役 齊 藤 宏 樹 1958年3月17日 生 月から4 36
2003年6月 沼津駅北支店長
年
2007年1月 経営管理部担当部長
2007年6月 理事経営管理部長
2010年1月 執行役員経営管理部長
2012年6月 取締役常務執行役員
2015年6月 常勤監査役(現職)
1981年4月 当行入行
1998年6月 人事部調査役
1999年6月 経営管理部人事開発グループ調査役
2001年12月 経営管理部人事開発グループ長
2002年10月 大井町支店長
2020年6
小 林 充
2005年6月 藤枝駅支店長
監査役 1958年10月5日 生 月から4 15
年
2007年4月 コンプライアンス部長
2012年6月 理事監査部長
2016年6月 執行役員監査部長
2017年6月 取締役常務執行役員
2020年6月 常勤監査役(現職)
1998年4月 検察官検事任官
弁護士登録
1999年3月
加藤法律・特許事務所入所
2000年11月 追手町法律事務所入所
2019年6
2005年11月 静岡のぞみ法律特許事務所入所
監査役
山 下 善 弘 1969年8月12日 生 月から4 ―
国立大学法人静岡大学大学院
2009年4月
(非常勤)
年
法務研究科教授
2012年6月 山下善弘法律事務所所長(現職)
国立大学法人静岡大学学術院融合・グ
2015年4月
ローバル領域教授
2015年6月 当行監査役(現職)
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有価証券報告書
所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(千株)
1983年4月 株式会社フジテレビジョン入社
1998年4月 学校法人明治大学専任講師
2003年4月 同大学助教授
2007年4月 同大学准教授
同大学情報コミュニケーション学部
2009年4月
教授(現職)
内閣府男女共同参画推進連携会議有識者
2009年8月
議員
2019年6
監査役
2011年6月 株式会社セブン銀行監査役
牛 尾 奈 緒 美
1961年3月8日 生 月から4 ―
(非常勤)
JXホールディングス株式会社
2014年6月
年
(現 JXTGホールディングス株式会
社)監査役
2016年4月 学校法人明治大学副学長
株式会社ポーラ・オルビスホールディン
2018年3月
グス取締役(現職)
文部科学省第10期中央教育審議会委員
2019年2月
(現職)
2019年6月 当行監査役(現職)
東京海上火災保険株式会社(現 東京海
1979年11月
上日動火災保険株式会社)入社
2003年7月 同社関西本部関西公務金融部長
東京海上日動火災保険株式会社
2010年7月
理事金融営業推進部長
2012年6月 同社執行役員金融営業推進部長
2020年6
監査役
2013年6月 同社常務執行役員
中 村 勇
1956年12月12日 生 月から4 ―
(非常勤)
東京海上日動サミュエル株式会社
2016年4月
年
(現 東京海上日動ベターライフサービ
ス株式会社)代表取締役社長
東京海上日動ベターライフサービス株式
2016年7月
会社代表取締役社長
株式会社日本ケアサプライ取締役
2018年6月
(現職)
計 222
(注)1 取締役の任期は、2020年3月期に係る定時株主総会終結の時から2021年3月期に係る定時株主総会終結の時
までであります。
2 取締役藤沢久美、伊藤元重及び坪内和人は、会社法第2条第15号に定める社外取締役であります。
3 監査役山下善弘、牛尾奈緒美及び中村勇は、会社法第2条第16号に定める社外監査役であります。
4 取締役藤沢久美、伊藤元重、坪内和人及び監査役山下善弘、牛尾奈緒美、中村勇につきましては、株式会社
東京証券取引所に対し独立役員として届け出ております。
5 当行は1999年4月1日より執行役員制度を導入しております。2020年6月22日現在の執行役員(取締役を兼務
する執行役員を除く)は次のとおりであります。
(1) 専務執行役員
杉田 光秀
(2) 常務執行役員
大橋 弘
福島 豊
伊藤 徳直
馬瀬 和人
梅原 弘充
(3) 執行役員
山越 良二
石井 英司
花崎 誠
滝澤 聡康
若林 紀伸
村山 栄之
滝 和彦
大塚 毅純
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② 社外役員の状況
A 社外取締役
社外取締役3名は、当行および当グループの出身ではなく、当行のその他の取締役、監査役と人的関係はあ
りません。
社外取締役 藤沢 久美は、日本初の投資信託評価会社を起業し代表取締役を務めたほか、株式会社ソフィア
バンクの設立に参画して現在その代表取締役を務め、また、金融庁金融審議会委員をはじめ公職も歴任してお
ります。
社外取締役 伊藤 元重は、大学教授として経済学を究め、評論活動や他の上場会社の社外取締役・社外監査
役を務めており、グローバル経済下での企業経営に精通しているほか、政府の経済財政諮問会議や税制調査会
の委員等をはじめ公職も歴任しております。
社外取締役 坪内 和人は、株式会社NTTドコモの代表取締役等を歴任しております。
社外取締役は、豊富な経験・見識に基づき、取締役会で積極的に所感または意見を述べるとともに、助言・
提言を行い、経営の重要事項の決定および業務執行に対する監督など適切な役割を果たしております。
B 社外監査役
社外監査役3名は、当行および当グループの出身ではなく、当行のその他の取締役、監査役と人的関係はあ
りません。
社外監査役 山下 善弘は、山下善弘法律事務所所長であります。
社外監査役 牛尾 奈緒美は、大学教授として経営学・人的資源管理論を専門とし、働く女性の能力活用の問
題に取り組み、他の上場会社の社外取締役・社外監査役や内閣府男女共同参画連携会議の有識者議員をはじめ
公職も歴任しております。
社外監査役 中村 勇は、東京海上日動火災保険株式会社の常務執行役員等を歴任しております。当行は、東
京海上日動火災保険株式会社および同氏の出身元企業である東京海上日動あんしん生命保険株式会社と保険代
理店契約があります。
社外監査役は、豊富な経験・見識に基づき、取締役会、監査役会の議案および報告事項に対し独立した立場
から積極的に所感または意見を述べるとともに、助言・提言を行っております。また、社外監査役は、行内の
重要な会議の審議内容についても、これらに出席している常勤監査役から報告を受けるとともに、当行の各部
から必要に応じ直接説明を受けております。
当行では、社外取締役および社外監査役を株式会社東京証券取引所が定める独立役員として指定する基準に
ついて、同取引所が定める独立性の基準をもとに、取締役会において「独立役員の指定に関する規程」を定
め、定量・定性的な明確化を図っております。
社外取締役3名および社外監査役3名の全員について、株式会社東京証券取引所が定める独立性の基準およ
び当行が定める独立役員の指定基準に照らし、一般株主と利益相反のおそれがないと判断されるため、独立役
員として指定しております。
[指定基準の概要]
社外取締役および社外監査役のうち次のいずれにも該当しない者は、独立役員として指定することができる。
(a) 当行を主要な取引先とする者(※1)もしくはその業務執行者または当行の主要な取引先もしくはその業務
執行者
(b) 当行から役員報酬以外に年間1,000万円を超える金銭その他の財産を得ている弁護士、公認会計士、税理士、
各種コンサルタントその他の専門的サービス提供者(当該財産を得ている者が法人または組合等の団体である
場合は当該団体に属する者をいう)
(c) 社外取締役または社外監査役への就任前5年間において上記(a)および(b)に該当していた者
(d) 次に掲げる者(※2)の配偶者または二親等内の親族
ⅰ 上記(a)から(c)までに掲げる者
ⅱ 当行または当行子会社の業務執行者(社外監査役を独立役員として指定する場合にあっては、業務執行
者でない取締役を含む)
ⅲ 最近においてⅱに該当していた者
㯿ᄰ_厈䰰鉎㭒魓홟ᖒ肈䰰栰夰讀崰湎홟厈䰰栰湓홟ᕛ齡䬰歱朰褰垉偏᩹㸰ﮕꊐ⍏᩹㸰桔౺湟熗P鉎ะ
得る取引関係がある者
※2 部長相当職以上に該当しない者を除く
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③ 社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに
内部統制部門との関係
A 内部監査・監査役監査との連携
取締役会による業務執行の監督機能を補強する目的で内部監査部門が事務局となる業務監督委員会を設置し
ており、社外取締役が委員として、また、社外監査役を含む全監査役がオブザーバーとして参加しておりま
す。
B 会計監査人との連携
社外監査役は会計監査人の監査報告等重要テーマに係るミーティングに参加しており、また、社外取締役と
会計監査人は、年1回情報交換会を実施しております。
C 内部統制部門との連携
内部統制部門は取締役会における議案および報告について、社外取締役に事前説明を行っており、社外監査
役に対しても中期経営計画、業務計画等の議案等について事前説明を行っております。
また、内部統制部門はテーマに応じて業務監督委員会に出席し、情報共有を図っております。
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(3) 【監査の状況】
① 監査役監査の状況
A 組織・人員
当行の監査役会は社外監査役3名を含む監査役5名で構成されております。監査役は、独立の機関として、
公正不偏の立場で取締役の職務執行を監査することにより、当グループの健全で持続的な成長と良質な企業統
治体制を確立する責務を果たしております。
また、監査役を補助するための機関として監査役室を設置し、専任のスタッフ3名を配置しております。業
務分掌規程で業務執行から独立した組織とし、専ら監査役からの指示命令に従う体制とすることにより、取締
役会、業務執行部門からの独立性を確保しております。
B 監査役および監査役会の活動状況
監査役は、監査役会が定めた「監査役監査基準」に準拠し、監査の方針および職務の分担等に従い、取締
役、会計監査人、内部監査部門、その他使用人等と意思疎通を図り、情報の収集および監査環境の整備に努め
ております。
監査役会は、原則として取締役会に先立ち月次で開催する他、必要に応じ臨時に開催しております。当事業
年度においては、合計13回(定例11回、臨時2回)開催し、各監査役ともそのすべてに出席して(牛尾監査役
は就任後に開催された9回出席)、監査方針・計画の策定、監査報告の作成、会計監査人の選任及び報酬同意
等に関し審議しました。
常勤監査役2名は、銀行員として長年に亘り業務の執行や企業の財務・会計の分析に携わっており、両氏は
これら知見を活かして監査活動を適切に行っております。取締役会、経営執行会議、コンプライアンス会議、
統合リスク・予算管理会議などの重要な会議に出席し、必要に応じて意見陳述を行い、重要な書類・報告の閲
覧や、営業店等の往査、本部各部からのヒアリングなどをとおして業務および財産の状況を監査しておりま
す。また、会計監査人および内部監査部門などとも定期的もしくは必要に応じて意見交換・情報交換を実施
し、監査の実効性向上を図っております。これらにより得た情報は、監査役会などを通じて社外監査役とも共
有し、監査役監査の有効かつ効率的な実施に努めております。
② 内部監査の状況
内部監査については、被監査部門から独立した監査部(2020年3月31日現在23名)が、本部・営業店・グルー
プ会社の監査(業務監査、システム監査、自己査定、償却・引当などの監査)を実施し、コンプライアンスおよ
び各種リスク管理の適切性・有効性の評価・検証を通じ、問題点の改善のための指導や提言を行っております。
監査結果については、定期的に取締役会へ報告するとともに、内部監査における指摘事項については改善状況
を検証し、早期是正に向けたフォローアップを実施しております。
また、監査部は、監査役および会計監査人と定期的に情報交換の場を設け、相互連携を図っているほか、内部
統制部門などが主催する行内の会議・委員会にも出席し、独立した立場から意見を述べています。
③ 会計監査の状況
A 監査法人の名称
有限責任監査法人トーマツ
B 継続監査期間
1977年3月期以降
(注)調査が著しく困難なため、上記に記載した期間を超える可能性があります。
C 業務を執行した公認会計士
指定有限責任社員 業務執行社員 深田建太郎・杉田昌則・石黒宏和
D 監査業務に係る補助者の構成
会計監査業務に係る補助者:29名(公認会計士6名、その他23名)
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E 監査法人の選定方針と理由
監査役会において、[会計監査人の解任または不再任の決定の方針]に従い、再任または不再任につき検討を実
施し、監査役会で定めた会計監査人評価基準に基づくチェックリストにより、監査品質管理体制等について評価
を行った結果、不適とされる項目はなく、有限責任監査法人トーマツを第114期事業年度の会計監査人として不
再任としないことを決議しました。評価に際しては、会計監査人から再任に当たってのプレゼンテーションを受
けるとともに、特定取締役(経営企画部所管役員)から、会計監査人の再任に当たっての評価結果を受領してお
ります。
[会計監査人の解任または不再任の決定の方針]
会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める事項に該当すると認められる場合は、監査役全員の合意に基
づき監査役会が、会計監査人を解任します。この場合、監査役会が選定した監査役は、解任後最初に招集される
株主総会にて、会計監査人を解任した旨と解任の理由を報告します。
また、監査役会は、会計監査人の監査品質、監査実施の有効性および効率性等も勘案し、再任または不再任の
検討を毎年実施します。株主総会に提出する会計監査人の不再任に関する議案の内容を決定した場合、監査役会
が選定した監査役は、株主総会にてその議案について説明します。
F 監査役及び監査役会による監査法人の評価
監査役会は、会社法に基づいて会計監査人の選解任・不再任議案の内容決定に当って監査法人の評価を行って
おります。この評価については上記Eを参照願います。
④ 監査報酬の内容等
A 監査公認会計士等に対する報酬
前連結会計年度 当連結会計年度
区分
監査証明業務に 非監査業務に 監査証明業務に 非監査業務に
基づく報酬 基づく報酬(注) 基づく報酬 基づく報酬(注)
(百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
提出会社 76 5 77 1
連結子会社 16 1 16 2
計 92 6 93 3
(a) 当行が監査公認会計士等に対して支払っている非監査業務の内容
(前連結会計年度)社債発行に係るコンフォート・レター作成業務。
(当連結会計年度)キャッシュレス・消費者還元事業に関する合意された手続業務。
(b) 連結子会社が監査公認会計士等に対して支払っている非監査業務の内容
前連結会計年度及び当連結会計年度のいずれも、顧客資産の分別管理の法令遵守に関する検証業務等
であります。
B 監査公認会計士等と同一のネットワーク(デロイトグループ)に対する報酬(Aを除く)
前連結会計年度 当連結会計年度
区分
監査証明業務に 非監査業務に 監査証明業務に 非監査業務に
基づく報酬 基づく報酬(注) 基づく報酬 基づく報酬(注)
(百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
提出会社 3 15 3 15
連結子会社 ▶ 14 5 11
計 8 29 9 26
㬰_厈䱓쨰玐⍽偛偏᩹㸰䱶ﭑ沊赏ࡘ䤰桔0渰촰쌰젰ﰰ꿿࠰윰ꐰ젰뀰ﰰर歛︰地晥⽢唰挰昰
る非監査業務の内容
前連結会計年度及び当連結会計年度のいずれも、主に税務関連業務であります。
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C その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
該当事項はありません。
D 監査報酬の決定方針
該当事項はありません。
E 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査役会は、会計監査人および行内関係部署からの必要な資料や情報の入手を通じて、会計監査人の監査計
画の内容、会計監査の職務遂行状況、報酬見積もりの算定根拠について確認し、審議した結果、これらについ
て相当であると判断し、会計監査人の報酬等の額について、会社法第399条第1項の同意を行っております。
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(4) 【役員の報酬等】
① 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針
取締役の報酬は、「確定金額報酬」のほかに、「業績連動型報酬」、「株式報酬型ストック・オプション」お
よび「株価連動型ポイント制役員退職慰労金」で構成することにより、「業績向上への意欲や士気」、「企業価
値増大への意欲や株主重視の経営意識」を高める体系としております。
A.各報酬の上限は、2007年6月26日開催の第101期定時株主総会および2015年6月19日開催の第109期定時株主
総会の決議に基づき、確定金額報酬は年300百万円以内、業績連動型報酬枠は当期純利益水準に応じて最大
100百万円、株式報酬型ストック・オプション報酬枠は年50百万円以内、株価連動型ポイント制役員退職慰労
金の付与ポイント総数は年5万ポイント以内(1ポイント=1株相当)としております。
B.各報酬の配分については、該当報酬の導入時の株主総会において取締役会に一任を受けております。
C.株式報酬型ストック・オプションの配分については、募集の決定日から割当日までの株価変動に備えて株式
の価格帯ごとに各取締役に割り当てる個数を一覧にした「新株予約権の配分表」を作成し、会社法第243条第
2項に基づき、取締役会の決議により決定しております。
また、株式報酬型ストック・オプションを縮小し、それに代わる制度として導入した株価連動型ポイント制
役員退職慰労金の付与ポイントの配分も、株式報酬型ストック・オプションに準じて取締役会の決議により
決定しております。
D.確定金額報酬および業績連動型報酬の配分については、取締役会の決議により設置する報酬委員会(取締役
会から授権を受けた任意の報酬決定機関。委員は全代表取締役および全社外取締役。全社外監査役が議決権
を有しないオブザーバーとして参加)に対し、取締役会の決議により一任し、同委員会にて決定しておりま
す。
当事業年度の役員報酬については、以下の通り審議・決定いたしました。
(取締役会)
2019年6月14日開催
・新株予約権の発行の件
・「株価連動型ポイント制役員退職慰労金」年間付与ポイントの取締役への配分の件
・確定金額報酬および業績連動型報酬の取締役への配分について報酬委員会へ一任の件
(報酬委員会)
2019年6月14日開催
・2018年度業績連動型報酬の配分について
・2019年度確定金額報酬について
E.監査役の報酬は、確定金額報酬のみであり、その上限は年90百万円で、配分は2007年6月26日開催の第101期
定時株主総会において、監査役全員の協議によることに一任を受けております。
F.当行には、1億円以上の報酬等(主要な連結子会社の役員としての報酬等を含む。)を受けている役員はお
りません。
<業績連動型報酬の概要>
業績連動型報酬は、一事業年度の最終的な成果である当期純利益を指標として採用しており、前事業年
度における当期純利益に応じて報酬枠を決定し、各取締役への支給額は、役位に応じて予め定めた支給率
と業績貢献度をもとに算定し報酬委員会にて決定する。
当期純利益水準(単体) 報酬枠
~100億円以下 0
100億円超~200億円以下 10百万円
200億円超~250億円以下 20百万円
250億円超~300億円以下 30百万円
300億円超~350億円以下 40百万円
350億円超~400億円以下 60百万円
400億円超~450億円以下 80百万円
450億円超 100百万円
(注)当事業年度の当期純利益は430億円を目標としていましたが、実績は334億円となりました。
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<株式報酬型ストック・オプションの概要>
新株予約権の目的となる株式 : 普通株式
の種類
新株予約権の個数 : 年間上限500個。新株予約権1個当たりの目的となる株式数は100株。
新株予約権の行使時の払込金 : 新株予約権の行使により付与される株式1株当たりの金額を1円と
額 し、これに新株予約権1個当たりの目的となる株式数を乗じた金額と
する。
新株予約権の行使期間 : 新株予約権の割当日の翌日から25年以内。
新株予約権の行使条件 : 新株予約権者は、取締役の地位の喪失日の翌日から10日を経過する日
までに限り、新株予約権を行使可能。その他の新株予約権者の行使条
件は、取締役会にて定める。
その他 : 年間割り当て額の上限は50百万円。
<株価連動型のポイント制役員退職慰労金制度の概要>
取締役(社外取締役・非常勤取締役を除く)に対し年間で一定のポイントを付与したうえで、退任取締役
が保有する累積付与ポイント数に退任日の直近6ヵ月間の当行株価終値平均を乗じた額を現金で支給す
る。
② 役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数
当事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日 )
員数 報酬等の総額
役員区分
業績連動型 ストック・オ
退職慰労金報
(名) (百万円)
固定報酬 その他
酬
報酬 プション報酬
取締役
8 343 249 40 38 14 1
(社外取締役を除く)
監査役
2 55 55 ― ― ― ―
(社外監査役を除く)
社外役員 6 30 30 ― ― ― ―
(注)1 その他は家賃補助であります。
2 「固定報酬」に「その他」を加えた金額は、2007年6月26日開催の定時株主総会にて決議された確定金額報
酬の報酬枠の範囲内となっております。
<ご参考>
上記は当事業年度に係る役員の報酬制度について記載しておりますが、2020年6月19日開催の第114期定時株主総会にお
いて、次の改定を決議しております。
A 譲渡制限付株式報酬制度の新設
取締役(社外取締役・非常勤取締役を除く)に対し一定の譲渡制限期間が設定された普通株式を付与するものであ
り、本制度における年間の報酬の上限は50百万円以内かつ5万株以内です。
なお、本制度導入と合わせ、株式報酬型ストック・オプションは既に付与済みのものを除き廃止いたしました。
B 業績連動型報酬の指標および報酬枠の改定
業績連動型報酬の基準となる指標を従来の当行単体の当期純利益から連結の親会社株主に帰属する当期純利益に変
更するとともに、報酬枠を改定しております。
(改定後の業績連動型報酬枠)
報酬枠
親会社株主に帰属する当期純利益水準(連結)
~200億円以下
0
200億円超~350億円以下 20百万円
350億円超~400億円以下 40百万円
400億円超~450億円以下 60百万円
450億円超~500億円以下 80百万円
500億円超~550億円以下 100百万円
550億円超~600億円以下 120百万円
600億円超 140百万円
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(5) 【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方
当行は保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分と考え方を下記の
とおり定めています。
A 純投資目的である投資株式
専ら有価証券の価値の変動または配当により利益を受けることを目的とする投資株式
B 純投資目的以外の目的である投資株式
政策投資の目的で保有する投資株式
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式
A 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会における検証の内
容
保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式(政策投資株式)については、縮減していくことを基本方
針としています。
取締役会にて決議する毎年度の事業計画の中で、保有銘柄について「事業投資」、「取引関係の強化」、
「地域貢献」の各観点から、現状の保有意義を見直すとともに採算性、株価の状況等を踏まえ、保有目的の適
切性、保有に伴う便益および資本に見合う収益性等を検証しています。(当事業年度は2020年3月に検証を実
施)
資本コスト等を考慮した個社別の収益性に関する指標を算出し、保有に関する経済合理性等を検証・判断し
た結果、保有に関して適切性があることを確認しています。なお、収益性が当行の基準に対して比較的低いと
される一部の銘柄に関しては、今後発行会社との交渉を通じて、保有意義および経済合理性を再度検証してい
きます。
なお、個別銘柄に関する定量的な保有効果の検証結果の記載は、当行と発行会社との間の個別取引の内容を
含むため困難であることから、秘密保持の観点より、保有の合理性を検証した方法およびその結果を記載して
います。
B 銘柄数及び貸借対照表計上額
貸借対照表計上額の
銘柄数
(銘柄)
合計額(百万円)
上場株式 147 312,500
非上場株式 140 5,033
(当事業年度において株式数が増加した銘柄)
銘柄数 株式数の増加に係る取得
株式数の増加の理由
(銘柄) 価額の合計額(百万円)
上場株式 1 1,536 資本業務提携契約による
非上場株式 ▶ 251 取引先との関係強化による等
(当事業年度において株式数が減少した銘柄)
銘柄数 株式数の減少に係る売却
(銘柄) 価額の合計額(百万円)
上場株式 3 5,482
非上場株式 1 3
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C 特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報
(特定投資株式)
当事業年度 前事業年度
当行の株
保有目的、定量的な保有効果
株式数(株) 株式数(株)
銘柄 式の保有
及び株式数が増加した理由
貸借対照表計上額 貸借対照表計上額
の有無
(百万円) (百万円)
(保有目的)
11,390,930 11,390,930
発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大
第一三共㈱ 有
(定量的な保有効果)
84,680 58,093
保有に関する資本コスト等を算出し検証済
7,525,455 7,525,455
ヤマハ㈱ 同上 有
31,719 41,615
12,100,723 12,600,723
スズキ㈱ 同上 有
31,274 61,718
1,003,900 1,003,900
東海旅客鉄道㈱ 同上 有
17,387 25,810
(保有目的)
1,837,948 1,837,948
発行会社グループとの連携・協力の維持・強化
東京海上ホール
有
ディングス㈱
(定量的な保有効果)
9,097 9,855
保有に関する資本コスト等を算出し検証済
(保有目的)
1,320,798 1,320,798
発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大
トヨタ自動車㈱ 無
(定量的な保有効果)
8,586 8,568
保有に関する資本コスト等を算出し検証済
5,837,053 5,837,053
三菱電機㈱ 同上 有
7,792 8,303
5,649,508 5,649,508
ヤマハ発動機㈱ 同上 有
7,383 12,265
2,802,711 2,802,711
小田急電鉄㈱ 同上 有
6,648 7,519
500,000 500,000
ダイキン工業㈱ 同上 有
6,585 6,485
4,996,112 4,996,112
㈱ニコン 同上 有
4,986 7,798
1,075,200 1,075,200
浜松ホトニクス㈱ 同上 有
4,752 4,601
614,222 614,222
明治ホールディン
同上 有
グス㈱
4,717 5,521
2,754,109 2,754,109
三菱地所㈱ 同上 有
4,392 5,523
4,065,527 4,065,527
㈱TOKAIホー
同上 有
ルディングス
3,809 3,736
705,744 705,744
塩野義製薬㈱ 同上 無
3,752 4,835
1,104,708 1,104,708
大和ハウス工業㈱ 同上 有
2,957 3,887
797,641 797,641
㈱セブン&アイ・
同上 有
ホールディングス
2,852 3,330
(保有目的)
6,883,580 6,883,580
㈱三菱UFJフィ
発行会社グループとの連携・協力の維持・強化
ナンシャル・グ 有
(定量的な保有効果)
ループ
2,774 3,785
保有に関する資本コスト等を算出し検証済
(保有目的)
300,000 300,000
日清食品ホール 発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大
無
ディングス㈱ (定量的な保有効果)
2,700 2,280
保有に関する資本コスト等を算出し検証済
594,120 594,120
㈱マネーフォワー
同上 無
ド
2,447 2,747
2,682,215 2,682,215
静岡ガス㈱ 同上 有
2,354 2,255
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当事業年度 前事業年度
当行の株
保有目的、定量的な保有効果
株式数(株) 株式数(株)
銘柄 式の保有
及び株式数が増加した理由
貸借対照表計上額 貸借対照表計上額
の有無
(百万円) (百万円)
(保有目的)
804,988 804,988
発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大
㈱島津製作所 無
(定量的な保有効果)
2,290 2,575
保有に関する資本コスト等を算出し検証済
747,383 747,383
DOWAホール
同上 有
ディングス㈱
2,114 2,720
7,500,000 7,500,000
㈱セブン銀行 同上 無
2,092 2,452
1,117,000 1,117,000
京浜急行電鉄㈱ 同上 有
2,029 2,097
400,000 400,000
㈱メニコン 同上 有
1,930 1,278
5,788,725 5,788,725
㈱フジクラ 同上 有
1,811 2,413
403,925 403,925
特種東海製紙㈱ 同上 有
1,726 1,633
1,582,200 1,582,200
スター精密㈱ 同上 無
1,726 2,666
1,335,485 1,335,485
住友商事㈱ 同上 無
1,654 2,044
1,773,907 1,773,907
清水建設㈱ 同上 有
1,498 1,706
452,000 1,195,800
KDDI㈱ 同上 無
1,441 2,851
551,958 551,958
イオン㈱ 同上 有
1,324 1,278
596,080 596,080
東芝機械㈱ 同上 有
1,279 1,327
2,180,887 2,180,887
㈱サーラコーポ
同上 有
レーション
1,214 1,343
802,867 802,867
横浜ゴム㈱ 同上 有
1,078 1,650
(保有目的)
1,204,000 1,204,000
㈱T&Dホール 発行会社グループとの連携・協力の維持・強化
有
ディングス (定量的な保有効果)
1,064 1,401
保有に関する資本コスト等を算出し検証済
MS&AD イ ン
348,136 348,136
シュアランスグ
同上 有
ループホールディ
1,053 1,173
ングス㈱
(保有目的)
687,075 687,075
発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大
中部電力㈱ 有
(定量的な保有効果)
1,047 1,187
保有に関する資本コスト等を算出し検証済
375,000 375,000
㈱ツムラ 同上 有
1,032 1,261
459,300 459,300
㈱村上開明堂 同上 有
946 1,130
219,862 219,862
森永乳業㈱ 同上 有
919 825
421,080 421,080
電源開発㈱ 同上 無
917 1,135
800,000 800,000
レック㈱ 同上 有
868 1,130
4,309,538 4,309,538
NTN㈱ 同上 有
814 1,413
222,337 222,337
㈱小糸製作所 同上 有
812 1,394
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当事業年度 前事業年度
当行の株
保有目的、定量的な保有効果
株式数(株) 株式数(株)
銘柄 式の保有
及び株式数が増加した理由
貸借対照表計上額 貸借対照表計上額
の有無
(百万円) (百万円)
(保有目的)
291,610 291,610
発行会社グループとの総合的な取引の維持・拡大
はごろもフーズ㈱ 有
(定量的な保有効果)
804 770
保有に関する資本コスト等を算出し検証済
500,648 500,648
大陽日酸㈱ 同上 無
801 844
506,436 506,436
日本電気硝子㈱ 同上 有
733 1,486
899,732 899,732
日機装㈱ 同上 有
725 1,162
1,243,220 1,243,220
王子ホールディン
同上 有
グス㈱
719 854
396,250 396,250
積水ハウス㈱ 同上 有
707 725
264,000 264,000
㈱ハマキョウレッ
同上 有
クス
694 1,122
612,577 612,577
名港海運㈱ 同上 有
655 706
163,424 *
日本電気㈱ 同上 無
644 *
485,280 485,280
㈱アイ・テック 同上 有
643 886
アサヒグループ
175,000 350,000
ホールディングス 同上 無
614 1,725
㈱
227,550 227,550
天龍製鋸㈱ 同上 有
582 731
598,100 *
焼津水産化学工業
同上 有
㈱
572 *
* 442,200
㈱IHI 同上 無
* 1,175
* 200,116
相鉄ホールディン
同上 無
グス㈱
* 681
(注)1 「*」は、当該銘柄の貸借対照表計上額が当行の資本金額の100分の1以下であり、かつ貸借対照表計上額の大
きい順の60銘柄に該当しないために記載を省略していることを示しております。
2 トヨタ自動車㈱、㈱IHI及び相鉄ホールディングス㈱は、当行株式をみなし保有株式として保有していま
す。(森永乳業㈱は、当行株式をみなし保有株式としても保有しています)
3 東芝機械㈱は、2020年4月1日に芝浦機械㈱に商号変更されています。
4 当行の株式の保有の「有」には、持株会社傘下の事業会社による保有を含みます。
(みなし保有株式)
該当事項はありません。
③ 保有目的が純投資目的である投資株式
該当事項はありません。
④ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの
該当事項はありません。
⑤ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの
該当事項はありません。
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有価証券報告書
<ご参考>
当行では、コーポレートガバナンス・コード「原則1-4 政策保有株式」の趣旨を踏まえ、保有目的が純投
資以外の目的である投資株式、いわゆる政策投資株式について次のとおり定めております。
A 政策保有に関する方針ならびに保有意義・経済合理性の検証
政策投資株式については、縮減していくことを基本方針としたうえで、「事業投資」、「取引関係の強
化」、「地域貢献」の各観点から、保有意義があると認められるものに限り保有しております。
また、採算性、株価の状況等を踏まえ、取締役会にて決議する毎年度の事業計画の中で、保有目的の適切
性、保有に伴う便益及び資本に見合う収益性等を考慮し、政策投資株式に関する方針を決定しております。
保有意義や経済合理性の検証は、資本コスト等を考慮した指標などを基準として実施しております。
なお、政策保有株主から当行株式の売却等の意向が示された場合に、売却の妨げとなるようなことは行わ
ず、原則として応じております。
B 議決権行使の基準
当行では、政策投資目的で保有する株式の議決権の行使について、適切な対応を確保すべく、以下の2点
を確認のうえ、総合的に判断します。
a 取引先企業の経営陣が中長期的な企業価値向上・持続的成長に資する経営方針の下で取り組んでいる
こと
b 株式を保有する当グループの中長期的な経済的利益に資する経営方針であること
中長期的な取引先企業の企業価値向上や当行の経済的利益に大きな影響を与える可能性があると判断
される以下の議案については、必要に応じて取引先企業と対話し、議案の目的・理由や当該企業に与え
る定性的・定量的な影響を精査したうえで総合的に賛否を決定します。
・当該取引先企業の組織再編議案
・買収防衛策議案 等
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第5 【経理の状況】
1 当行の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(1976年大蔵省令第28号)に基づ
いて作成しておりますが、資産及び負債の分類並びに収益及び費用の分類は、「銀行法施行規則」(1982年大蔵省令第
10号)に準拠しております。
2 当行の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(1963年大蔵省令第59号)に基づいて作
成しておりますが、資産及び負債の分類並びに収益及び費用の分類は、「銀行法施行規則」(1982年大蔵省令第10号)
に準拠しております。
3 当行は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(自2019年4月1日 至2020年3月31
日)の連結財務諸表及び事業年度(自2019年4月1日 至2020年3月31日)の財務諸表について、有限責任監査法人
トーマツの監査証明を受けております。
4 当行は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みとして、会計基準等の内容を適切に把握できる体
制を整備するため、公益財団法人財務会計基準機構への加入や監査法人等の行う研修に参加しております。また、社
内組織として財務報告委員会を設置し、財務報告に係る組織横断的な対応力や統制機能の強化を図っております。
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有価証券報告書
1 【連結財務諸表等】
(1)【連結財務諸表】
①【連結貸借対照表】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
※7 1,221,342 ※7 1,384,218
現金預け金
コールローン及び買入手形 270,212 169,388
買入金銭債権 40,332 35,820
特定取引資産 36,469 14,429
金銭の信託 3,900 4,000
※1 , ※7 , ※11 1,402,704 ※1 , ※7 , ※11 1,633,713
有価証券
※2 , ※3 , ※4 , ※5 , ※6 , ※7 , ※8 8,531,914 ※2 , ※3 , ※4 , ※5 , ※6 , ※7 , ※8 8,939,666
貸出金
※6 7,582 ※6 11,921
外国為替
リース債権及びリース投資資産 70,770 82,181
※7 124,287 ※7 139,205
その他資産
※9 , ※10 67,063 ※9 , ※10 63,025
有形固定資産
建物 30,866 28,797
土地 21,687 21,460
リース資産 ― 29
建設仮勘定 2,510 2,554
その他の有形固定資産 11,999 10,183
無形固定資産 38,658 46,457
ソフトウエア 38,211 46,013
その他の無形固定資産 447 444
退職給付に係る資産 6,387 7,883
繰延税金資産 2,664 3,074
支払承諾見返 72,371 52,928
貸倒引当金 △ 41,835 △ 45,087
△ 55 △ 55
投資損失引当金
資産の部合計 11,854,771 12,542,772
負債の部
※7 9,804,114 ※7 9,966,195
預金
譲渡性預金 115,209 139,324
コールマネー及び売渡手形 168,834 131,103
※7 129,016 ※7 333,380
売現先勘定
特定取引負債 6,028 4,113
※7 282,839 ※7 671,333
借用金
外国為替 542 623
社債 35,444 33,914
新株予約権付社債 33,297 32,649
信託勘定借 243 229
その他負債 100,622 111,646
退職給付に係る負債 20,114 19,515
役員退職慰労引当金 349 401
睡眠預金払戻損失引当金 980 1,225
偶発損失引当金 1,249 1,447
ポイント引当金 353 420
特別法上の引当金 11 11
繰延税金負債 66,331 49,513
72,371 52,928
支払承諾
負債の部合計 10,837,956 11,549,977
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有価証券報告書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
純資産の部
資本金 90,845 90,845
資本剰余金 54,884 54,884
利益剰余金 705,966 721,793
自己株式 △ 31,642 △ 30,125
株主資本合計 820,053 837,397
その他有価証券評価差額金
193,428 154,363
繰延ヘッジ損益 671 407
為替換算調整勘定 75 △ 1,103
904 121
退職給付に係る調整累計額
その他の包括利益累計額合計 195,080 153,789
新株予約権
323 361
1,357 1,245
非支配株主持分
純資産の部合計 1,016,815 992,794
負債及び純資産の部合計 11,854,771 12,542,772
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② 【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】
【連結損益計算書】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
経常収益 235,736 229,295
資金運用収益 143,104 134,856
貸出金利息 105,923 105,118
有価証券利息配当金 31,417 24,118
コールローン利息及び買入手形利息 842 467
買現先利息 △ 0 △ 0
預け金利息 3,885 4,321
その他の受入利息 1,034 829
信託報酬 3 2
役務取引等収益 66,438 68,597
特定取引収益 3,004 3,047
その他業務収益 7,268 9,833
その他経常収益 15,916 12,958
償却債権取立益 21 32
その他の経常収益 15,895 12,925
経常費用 172,356 174,712
資金調達費用 27,135 28,666
預金利息 11,397 11,604
譲渡性預金利息 1,408 1,706
コールマネー利息及び売渡手形利息 1,566 3,214
売現先利息 2,866 4,616
債券貸借取引支払利息 505 794
借用金利息 2,332 1,966
社債利息 427 1,198
新株予約権付社債利息 649 570
その他の支払利息 5,982 2,993
役務取引等費用 36,224 37,793
その他業務費用 5,702 1,939
※1 90,235 ※1 87,571
営業経費
その他経常費用 13,058 18,741
貸倒引当金繰入額 5,588 7,476
7,470 11,264
その他の経常費用
経常利益 63,379 54,582
特別利益 3,610 401
固定資産処分益 119 19
関係会社株式売却益 ― 381
退職給付信託返還益 3,490 ―
特別損失 308 387
固定資産処分損 308 334
― 52
減損損失
税金等調整前当期純利益 66,681 54,596
法人税、住民税及び事業税
17,794 16,571
1,943 △ 765
法人税等調整額
法人税等合計 19,738 15,805
当期純利益 46,943 38,791
非支配株主に帰属する当期純利益 68 88
親会社株主に帰属する当期純利益 46,874 38,703
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【連結包括利益計算書】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
当期純利益 46,943 38,791
※1 51 ※1 △ 41,488
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △ 962 △ 39,243
繰延ヘッジ損益 △ 47 △ 263
為替換算調整勘定 2,487 △ 956
退職給付に係る調整額 △ 1,811 △ 782
385 △ 243
持分法適用会社に対する持分相当額
包括利益 46,995 △ 2,697
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 47,026 △ 2,587
非支配株主に係る包括利益 △ 31 △ 109
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③【連結株主資本等変動計算書】
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 90,845 54,884 702,591 △ 52,183 796,137
持分法適用会社における会
計方針の変更による累積的 105 105
影響額
会計方針の変更を反映した
90,845 54,884 702,696 △ 52,183 796,242
当期首残高
当期変動額
剰余金の配当 △ 13,065 △ 13,065
親会社株主に帰属する
46,874 46,874
当期純利益
自己株式の取得 △ 10,070 △ 10,070
自己株式の処分 △ 9 81 72
自己株式の消却 △ 30,530 30,530 ―
株主資本以外の項目
の当期変動額(純額)
当期変動額合計 ― ― 3,270 20,541 23,811
当期末残高 90,845 54,884 705,966 △ 31,642 820,053
その他の包括利益累計額
非支配株主
その他 その他の
新株予約権 純資産合計
繰延ヘッジ 為替換算 退職給付に係
持分
有価証券 包括利益
損益 調整勘定 る調整累計額
評価差額金 累計額合計
当期首残高 194,349 561 △ 2,697 2,715 194,928 350 1,392 992,808
持分法適用会社における会
計方針の変更による累積的 △ 105 △ 105 ―
影響額
会計方針の変更を反映した
194,244 561 △ 2,697 2,715 194,823 350 1,392 992,808
当期首残高
当期変動額
剰余金の配当 △ 13,065
親会社株主に帰属する
46,874
当期純利益
自己株式の取得 △ 10,070
自己株式の処分 72
自己株式の消却 ―
株主資本以外の項目
△ 815 110 2,773 △ 1,811 257 △ 27 △ 34 195
の当期変動額(純額)
当期変動額合計 △ 815 110 2,773 △ 1,811 257 △ 27 △ 34 24,007
当期末残高 193,428 671 75 904 195,080 323 1,357 1,016,815
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当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 90,845 54,884 705,966 △ 31,642 820,053
当期変動額
剰余金の配当 △ 12,735 △ 12,735
親会社株主に帰属する
38,703 38,703
当期純利益
自己株式の取得 △ 8,623 △ 8,623
自己株式の処分 △ 0 0 0
自己株式の消却 △ 10,139 10,139 ―
株主資本以外の項目
の当期変動額(純額)
当期変動額合計 ― ― 15,827 1,516 17,344
当期末残高 90,845 54,884 721,793 △ 30,125 837,397
その他の包括利益累計額
非支配株主
その他 その他の
新株予約権 純資産合計
繰延ヘッジ 為替換算 退職給付に係
持分
有価証券 包括利益
損益 調整勘定 る調整累計額
評価差額金 累計額合計
当期首残高 193,428 671 75 904 195,080 323 1,357 1,016,815
当期変動額
剰余金の配当 △ 12,735
親会社株主に帰属する
38,703
当期純利益
自己株式の取得 △ 8,623
自己株式の処分 0
自己株式の消却 ―
株主資本以外の項目
△ 39,065 △ 264 △ 1,179 △ 782 △ 41,290 38 △ 112 △ 41,364
の当期変動額(純額)
当期変動額合計 △ 39,065 △ 264 △ 1,179 △ 782 △ 41,290 38 △ 112 △ 24,020
当期末残高 154,363 407 △ 1,103 121 153,789 361 1,245 992,794
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④【連結キャッシュ・フロー計算書】
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 66,681 54,596
減価償却費 13,239 11,852
減損損失 ― 52
退職給付信託返還益 △ 3,490 ―
持分法による投資損益(△は益) △ 109 △ 505
貸倒引当金の増減(△) 1,462 3,252
投資損失引当金の増減額(△は減少) 1 0
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) 3,451 △ 1,496
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △ 85 △ 598
役員退職慰労引当金の増減額(△は減少) 23 52
睡眠預金払戻損失引当金の増減(△) △ 186 245
偶発損失引当金の増減額(△は減少) △ 256 198
ポイント引当金の増減額(△は減少) 0 66
資金運用収益 △ 143,104 △ 134,856
資金調達費用 27,135 28,666
有価証券関係損益(△) △ 6,578 △ 7,107
金銭の信託の運用損益(△は運用益) △ 41 △ 45
固定資産処分損益(△は益) 188 315
特定取引資産の純増(△)減 △ 17,039 22,039
特定取引負債の純増減(△) △ 1,471 △ 1,915
貸出金の純増(△)減 △ 244,650 △ 420,349
預金の純増減(△) 310,495 172,829
譲渡性預金の純増減(△) △ 38,091 26,427
借用金の純増減(△) △ 3,687 390,234
預け金(日銀預け金を除く)の純増(△)減 34,278 81,029
コールローン等の純増(△)減 △ 67,055 100,252
買入金銭債権の純増(△)減 1,438 4,511
コールマネー等の純増減(△) 96,058 △ 34,407
売現先勘定の純増減(△) 21,983 207,152
債券貸借取引受入担保金の純増減(△) △ 68,682 ―
外国為替(資産)の純増(△)減 1,423 △ 4,363
外国為替(負債)の純増減(△) △ 3,345 81
リース債権及びリース投資資産の純増(△)減 △ 5,256 △ 11,878
普通社債発行及び償還による増減(△) 36,074 △ 1,036
信託勘定借の純増減(△) 15 △ 13
資金運用による収入 140,654 141,489
資金調達による支出 △ 26,402 △ 29,349
△ 30,073 △ 2,261
その他
小計 94,996 595,162
法人税等の支払額 △ 21,682 △ 15,240
営業活動によるキャッシュ・フロー 73,314 579,922
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の取得による支出 △ 1,336,340 △ 1,382,860
有価証券の売却による収入 1,326,596 922,345
有価証券の償還による収入 220,243 166,176
金銭の信託の増加による支出 △ 200 △ 100
有形固定資産の取得による支出 △ 3,350 △ 2,650
無形固定資産の取得による支出 △ 7,378 △ 12,092
有形固定資産の売却による収入 438 508
資産除去債務の履行による支出 △ 255 ―
― 1,274
持分法適用関連会社株式の売却による収入
投資活動によるキャッシュ・フロー 199,753 △ 307,397
財務活動によるキャッシュ・フロー
新株予約権付社債の償還による支出 △ 53,120 ―
配当金の支払額 △ 13,051 △ 12,719
非支配株主への配当金の支払額 △ 2 △ 2
自己株式の取得による支出 △ 10,070 △ 8,623
0 0
自己株式の売却による収入
財務活動によるキャッシュ・フロー △ 76,244 △ 21,345
現金及び現金同等物に係る換算差額 △ 73 △ 8
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 196,750 251,170
現金及び現金同等物の期首残高 711,919 908,669
※1 908,669 ※1 1,159,840
現金及び現金同等物の期末残高
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【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
1 連結の範囲に関する事項
(1) 連結子会社 13 社
主要な連結子会社名は、「第1 企業の概況 4 関係会社の状況」に記載しているため省略しました。
(連結の範囲の変更)
しずぎんハートフル株式会社は新規設立により、当連結会計年度から連結の範囲に含めております。
(2) 非連結子会社 12社
主要な会社名
静岡中小企業支援5号投資事業有限責任組合
非連結子会社は、その資産、経常収益、当期純損益(持分に見合う額)、利益剰余金(持分に見合う額)及びそ
の他の包括利益累計額(持分に見合う額)等からみて、連結の範囲から除いても企業集団の財政状態及び経営成
績に関する合理的な判断を妨げない程度に重要性が乏しいため、連結の範囲から除外しております。
2 持分法の適用に関する事項
(1) 持分法適用の非連結子会社
該当ありません。
(2) 持分法適用の関連会社 3 社
会社名
静銀セゾンカード株式会社
マネックスグループ株式会社
コモンズ投信株式会社
(3) 持分法非適用の非連結子会社 12社
主要な会社名
静岡中小企業支援5号投資事業有限責任組合
(4) 持分法非適用の関連会社 2社
主要な会社名
しずおか事業承継・事業継続支援ファンド投資事業有限責任組合
持分法非適用の非連結子会社及び関連会社は、当期純損益(持分に見合う額)、利益剰余金(持分に見合う
額)及びその他の包括利益累計額(持分に見合う額)等からみて、持分法の対象から除いても連結財務諸表に重
要な影響を与えないため、持分法の対象から除いております。
3 連結子会社の事業年度等に関する事項
連結子会社の決算日は次のとおりであります。
3月末日 13社
4 会計方針に関する事項
(1) 特定取引資産・負債の評価基準及び収益・費用の計上基準
金利、通貨の価格、金融商品市場における相場その他の指標に係る短期的な変動、市場間の格差等を利用して
利益を得る等の目的(以下「特定取引目的」という。)の取引については、取引の約定時点を基準とし、連結貸借
対照表上「特定取引資産」及び「特定取引負債」に計上するとともに、当該取引からの損益を連結損益計算書上
「特定取引収益」及び「特定取引費用」に計上しております。
特定取引資産及び特定取引負債の評価は、有価証券及び金銭債権等については連結決算日の時価により、ス
ワップ・先物・オプション取引等の派生商品については連結決算日において決済したものとみなした額により
行っております。
また、特定取引収益及び特定取引費用の損益計上は、当連結会計年度中の受払利息等に、有価証券及び金銭債
権等については前連結会計年度末と当連結会計年度末における評価損益の増減額を、派生商品については前連結
会計年度末と当連結会計年度末におけるみなし決済からの損益相当額の増減額を加えております。
(2) 有価証券の評価基準及び評価方法
有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法による償却原価法(定額法)、その他有価証券に
ついては原則として連結決算日の市場価格等に基づく時価法(売却原価は主として移動平均法により算定)、ただ
し時価を把握することが極めて困難と認められるものについては移動平均法による原価法により行っておりま
す。
なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資産直入法により処理しております。
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(3) デリバティブ取引の評価基準及び評価方法
デリバティブ取引(特定取引目的の取引を除く)の評価は、時価法により行っております。
(4) 固定資産の減価償却の方法
① 有形固定資産(リース資産を除く)
当行の有形固定資産は、主として定率法(ただし、2016年4月1日以後に取得した構築物については定額
法)を採用しております。また、主な耐用年数は次のとおりであります。
建 物 3年~50年
その他 2年~20年
連結子会社の有形固定資産については、主として税法基準による定率法により償却しております。
② 無形固定資産(リース資産を除く)
無形固定資産は、定額法により償却しております。なお、自社利用のソフトウエアについては、当行及び連
結子会社で定める利用可能期間(5年)に基づいて償却しております。
③ リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る「有形固定資産」中のリース資産は、リース期間を耐用年数
とした定額法により償却しております。なお、残存価額については、リース契約上に残価保証の取決めがある
ものは当該残価保証額とし、それ以外のものは零としております。
(5) 貸倒引当金の計上基準
当行の貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。
破産、特別清算等、法的又は形式的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権及びそれと同
等の状況にある債務者(実質破綻先)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による
回収可能見込額を控除し、その残額を計上しております。また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻
に陥る可能性が大きいと認められる債務者(破綻懸念先)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見
込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち必要と認める額を計上しております。
破綻懸念先及び貸出条件緩和債権等を有する債務者で与信額が一定額以上の大口債務者のうち、債権の元本の
回収及び利息の受取りに係るキャッシュ・フローを合理的に見積もることができる債権については、当該キャッ
シュ・フローを貸出条件緩和実施前の約定利子率で割引いた金額と債権の帳簿価額との差額を貸倒引当金とする
方法(キャッシュ・フロー見積法)により計上しております。
上記以外の債権(正常先債権・要注意先債権)については、貸出金等の平均残存期間の予想損失額を見込んで
計上しており、予想損失額は、平均残存期間の貸倒実績を基礎とした貸倒実績率の過去の一定期間における平均
値に基づき損失率を求め、これに将来見込み等必要な修正を加えて算定しております。
すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、営業関連部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した資
産監査部署が査定結果を監査しております。
連結子会社の貸倒引当金は、一般債権については過去の貸倒実績率等を勘案して必要と認めた額を、貸倒懸念
債権等特定の債権については、個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額をそれぞれ計上しております。
(追加情報)
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う経済活動停滞等による貸出先の返済能力への影響等が懸念されま
すが、債務者区分等への大きな影響はないとの仮定を置いたうえで、貸倒引当金を算定しております。
今後、新型コロナウイルス感染症の状況やその経済への影響が変化した場合には、貸出先の債務者区分の変更
や予想損失率の上昇などにより引当額が増加し、翌年度の連結財務諸表に影響を与える可能性があります。
(6) 投資損失引当金の計上基準
投資損失引当金は、投資等について将来発生する可能性のある損失に備えるため、投資先の財政状態等を勘案
し、必要と認められる金額を計上しております。
(7) 役員退職慰労引当金の計上基準
役員退職慰労引当金は、役員への退職慰労金の支払いに備えるため、役員に対する退職慰労金の支給見積額の
うち、当連結会計年度末までに発生していると認められる額を計上しております。
(8) 睡眠預金払戻損失引当金の計上基準
当行の睡眠預金払戻損失引当金は、負債計上を中止した預金について、預金者からの払戻請求に備えるため、
将来の払戻請求に応じて発生する損失を見積り、必要と認める額を計上しております。
(9) 偶発損失引当金の計上基準
当行の偶発損失引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、将来発生する可能性のある信用保証協会へ
の負担金支払見込額を計上しております。
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(10) ポイント引当金の計上基準
ポイント引当金は、クレジットカード会員に付与したポイントが将来使用された場合の負担に備え、将来使用
される見込額を合理的に見積り、必要と認められる額を計上しております。
(11) 特別法上の引当金の計上基準
特別法上の引当金は、金融商品取引法第46条の5第1項に定める金融商品取引責任準備金であり、有価証券又
はデリバティブ取引等の事故による損失に備えるため、国内連結子会社が金融商品取引業等に関する内閣府令第
175条の規定に定めるところにより算出した額を計上しております。
(12) 退職給付に係る会計処理の方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については給
付算定式基準によっております。また、数理計算上の差異の損益処理方法は次のとおりであります。
数理計算上の差異
各連結会計年度の発生時の従業員の平均残存勤務期間内の一定の年数(10年)による定額法により按分した
額を、それぞれ発生の翌連結会計年度から損益処理
なお、一部の連結子会社は、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要
支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。
(13) 外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準
当行の外貨建資産・負債及び海外支店勘定は、主として連結決算日の為替相場による円換算額を付しておりま
す。
連結子会社の外貨建資産・負債については、それぞれの決算日等の為替相場により換算しております。
(14) リース取引の収益・費用の計上基準
ファイナンス・リース取引に係る収益・費用の計上基準については、リース料受取時に売上高と売上原価を計
上する方法によっております。
(15) 重要なヘッジ会計の方法
(イ)金利リスク・ヘッジ
当行の金融資産・負債から生じる金利リスクに対するヘッジ会計の方法は、「銀行業における金融商品会計
基準適用に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第24号 2002年2
月13日)に規定する繰延ヘッジによっております。ヘッジ有効性評価の方法については、相場変動を相殺する
ヘッジについて、ヘッジ対象となる預金・貸出金等とヘッジ手段である金利スワップ取引等を一定の残存期間
毎にグルーピングのうえ特定し評価しております。また、キャッシュ・フローを固定するヘッジについては、
ヘッジ対象とヘッジ手段の金利変動要素の相関関係の検証により有効性の評価をしております。
なお、一部の資産・負債については、金利スワップの特例処理を行っております。
(ロ)為替変動リスク・ヘッジ
当行の外貨建金融資産・負債から生じる為替変動リスクに対するヘッジ会計の方法は、「銀行業における外
貨建取引等の会計処理に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第25
号 2002年7月29日)に規定する繰延ヘッジによっております。ヘッジ有効性評価の方法については、外貨建
金銭債権債務等の為替変動リスクを減殺する目的で行う通貨スワップ取引及び為替スワップ取引等をヘッジ手
段とし、ヘッジ対象である外貨建金銭債権債務等に見合うヘッジ手段の外貨ポジション相当額が存在すること
を確認することによりヘッジの有効性を評価しております。
また、外貨建その他有価証券(債券以外)の為替変動リスクをヘッジするため、事前にヘッジ対象となる外
貨建有価証券の銘柄を特定し、当該外貨建有価証券について外貨ベースで取得原価以上の直先負債が存在して
いること等を条件に包括ヘッジとして時価ヘッジを適用しております。
(16) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は、連結貸借対照表上の「現金預け金」のうち現金及び日
本銀行への預け金であります。
(17) 消費税等の会計処理
当行及び国内連結子会社の消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
(会計方針の変更)
「持分法適用関連会社の会計処理に関する当面の取扱い」(実務対応報告第24号 2018年9月14日)を当連結会
計年度の期首から適用しております。
なお、当連結会計年度において、連結財務諸表に与える影響はありません。
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(未適用の会計基準等)
・「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日)
・「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2019年7月4日)
・「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)
(1) 概要
国際的な会計基準の定めとの比較可能性を向上させるため、「時価の算定に関する会計基準」及び「時価の算
定に関する会計基準の適用指針」(以下「時価算定会計基準等」という。)が開発され、時価の算定方法に関す
るガイダンス等が定められました。時価算定会計基準等は次の項目の時価に適用されます。
・「金融商品に関する会計基準」における金融商品
(2) 適用予定日
2022年3月期の期首より適用予定であります。
(3) 当該会計基準等の適用による影響
「時価の算定に関する会計基準」等の適用による連結財務諸表に与える影響額については、現時点で未定であ
ります。
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(連結貸借対照表関係)
※1 非連結子会社及び関連会社の株式又は出資金の総額
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
株 式 18,472 百万円 17,465 百万円
出資金 2,419 百万円 2,497 百万円
※2 貸出金のうち破綻先債権額及び延滞債権額は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
破綻先債権額 4,641 百万円 3,840 百万円
延滞債権額 72,698 百万円 76,736 百万円
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は
利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除
く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(1965年政令第97号)第96条第1項第3号
イからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金であります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ること
を目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金であります。
※3 貸出金のうち3カ月以上延滞債権額は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
3カ月以上延滞債権額 257 百万円 558 百万円
なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から3月以上遅延している貸出金で
破綻先債権及び延滞債権に該当しないものであります。
※4 貸出金のうち貸出条件緩和債権額は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
貸出条件緩和債権額 16,411 百万円 13,256 百万円
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払
猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及
び3カ月以上延滞債権に該当しないものであります。
す。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
合計額 94,008 百万円 94,392 百万円
なお、上記2から5に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額であります。
㯿ᘰb䭟扒牟ᔰ漰İಒ肈䱩洰欰䨰儰讑톇赕䙔셏ࡗ隐極⠰殕ꈰ夰譏ࡎ쨰獶פֿਰ湓홢焰䐰ࡥⱑ沊赏ࡘ
協会業種別監査委員会報告第24号 2002年2月13日)に基づき金融取引として処理しております。これにより受
け入れた商業手形及び買入外国為替は、売却又は(再)担保という方法で自由に処分できる権利を有しております
が、その額面金額は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
28,297 百万円 24,491 百万円
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※7 担保に供している資産は次のとおりであります。
当連結会計年度
前連結会計年度
( 2019年3月31日 )
( 2020年3月31日 )
担保に供している資産
百万円 769,678 百万円
有価証券 467,808
貸出金
百万円 613,957 百万円
3,108
計 470,917 百万円 1,383,635 百万円
担保資産に対応する債務
百万円 66,420 百万円
25,777
預金
百万円 333,380 百万円
129,016
売現先勘定
百万円 百万円
629,924
251,162
借用金
上記のほか、為替決済等の取引の担保あるいは先物取引証拠金等の代用として、次のものを差し入れておりま
す。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
21,499 21,490
有価証券 百万円 百万円
預け金 百万円 百万円
221 217
また、その他資産には、保証金、金融商品等差入担保金及び中央清算機関差入証拠金が含まれておりますが、
その金額は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
2,079
保証金 2,012 百万円 百万円
金融商品等差入担保金 5,848 百万円 6,475 百万円
中央清算機関差入証拠金 53,000 百万円 百万円
56,700
契約上規定された条件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を貸付けることを約する契約でありま
す。これらの契約に係る融資未実行残高は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
百万円 百万円
融資未実行残高 1,783,180 1,715,833
うち契約残存期間が1年以内のもの 1,683,707 1,612,615
百万円 百万円
なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するものであるため、融資未実行残高そのものが必ずし
も当行及び連結子会社の将来のキャッシュ・フローに影響を与えるものではありません。これらの契約の多くに
は、金融情勢の変化、債権の保全及びその他相当の事由があるときは、当行及び連結子会社が実行申し込みを受
けた融資の拒絶又は契約極度額の減額をすることができる旨の条項が付けられております。また、契約時におい
て必要に応じて不動産・有価証券等の担保を徴求するほか、契約後も定期的に予め定めている行内(社内)手続
に基づき顧客の業況等を把握し、必要に応じて契約の見直し、与信保全上の措置等を講じております。
※9 有形固定資産の減価償却累計額
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
減価償却累計額 111,389 百万円 114,822 百万円
※10 有形固定資産の圧縮記帳額
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
9,542
圧縮記帳額 9,562 百万円 百万円
(当該連結会計年度の圧縮記帳額) (― 百万円) (― 百万円)
の額
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
23,245 百万円 25,985 百万円
12 元本補填契約のある信託の元本金額は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
金銭信託 243 百万円 229 百万円
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(連結損益計算書関係)
※1 営業経費には、次のものを含んでおります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日 ) 至 2020年3月31日 )
給料・手当 33,626 百万円 33,023 百万円
減価償却費 12,250 百万円 10,882 百万円
(連結包括利益計算書関係)
※1 その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日 ) 至 2020年3月31日 )
その他有価証券評価差額金
当期発生額 9,950 △51,106
△11,347 △4,153
組替調整額
税効果調整前
△1,396 △55,259
434 16,016
税効果額
その他有価証券評価差額金 △962 △39,243
繰延ヘッジ損益
当期発生額 △6,012 △3,327
5,943 2,952
組替調整額
税効果調整前
△69 △375
21 112
税効果額
繰延ヘッジ損益 △47 △263
為替換算調整勘定
当期発生額 2,559 △956
△71 ―
組替調整額
税効果調整前
2,487 △956
― ―
税効果額
為替換算調整勘定 2,487 △956
退職給付に係る調整額
当期発生額 △46 △1,276
△2,542 160
組替調整額
税効果調整前
△2,589 △1,115
777 333
税効果額
退職給付に係る調整額 △1,811 △782
持分法適用会社に対する持分相当額
当期発生額 385 △243
組替調整額 ― ―
税効果調整前
385 △243
税効果額 ― ―
持分法適用会社に対する持分相当額 385 △243
その他の包括利益合計 51 △41,488
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有価証券報告書
(連結株主資本等変動計算書関係)
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日 )
1 発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
(単位:千株)
当連結会計年度 当連結会計年度 当連結会計年度 当連結会計年度末
摘要
期首株式数 増加株式数 減少株式数 株式数
発行済株式
普通株式 645,129 ― 30,000 615,129 (注)1
合計 645,129 ― 30,000 615,129
自己株式
普通株式 51,304 10,001 30,080 31,225 (注)2、3
合計 51,304 10,001 30,080 31,225
(注)1 発行済株式の株式数の減少30,000千株は、自己株式の消却による減少であります。
2 自己株式の株式数の増加10,001千株は、市場買付10,000千株及び単元未満株式の買取請求1千株による増加で
あります。
3 自己株式の株式数の減少30,080千株は、消却30,000千株及びストック・オプションの権利行使80千株等によ
る減少であります。
2 新株予約権に関する事項
新株予約権の目的となる株式の数(株)
当連結会計
新株予約権の
新株予約権の
区分 目的となる株 年度末残高
当連結会計年度
当連結会計 当連結会計
内訳
式の種類
(百万円)
年度期首 年度末
増加 減少
ストック・オプ
当行 ションとしての ―――― 323
新株予約権
合計 ―――― 323
3 配当に関する事項
(1) 当連結会計年度中の配当金支払額
配当金の総額 1株当たり配当額
(決議) 株式の種類 基準日 効力発生日
(百万円) (円)
2018年6月15日
普通株式 6,532 11 2018年3月31日 2018年6月18日
定時株主総会
2018年11月6日
普通株式 6,532 11 2018年9月30日 2018年12月10日
取締役会
(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が当連結会計年度の末日後となるもの
配当金の総額 1株当たり
(決議) 株式の種類 配当の原資 基準日 効力発生日
(百万円) 配当額(円)
2019年6月14日
普通株式 6,422 利益剰余金 11 2019年3月31日 2019年6月17日
定時株主総会
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当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日 )
1 発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
(単位:千株)
当連結会計年度 当連結会計年度 当連結会計年度 当連結会計年度末
摘要
期首株式数 増加株式数 減少株式数 株式数
発行済株式
普通株式 615,129 ― 10,000 605,129 (注)1
合計 615,129 ― 10,000 605,129
自己株式
普通株式 31,225 10,000 10,000 31,226 (注)2、3
合計 31,225 10,000 10,000 31,226
(注)1 発行済株式の株式数の減少10,000千株は、自己株式の消却による減少であります。
2 自己株式の株式数の増加10,000千株は、市場買付10,000千株等による増加であります。
3 自己株式の株式数の減少10,000千株は、消却10,000千株等による減少であります。
2 新株予約権に関する事項
新株予約権の目的となる株式の数(株)
当連結会計
新株予約権の
新株予約権の
区分 目的となる株 年度末残高
当連結会計年度
当連結会計 当連結会計
内訳
式の種類
(百万円)
年度期首 年度末
増加 減少
ストック・オプ
当行 ションとしての ―――― 361
新株予約権
合計 ―――― 361
3 配当に関する事項
(1) 当連結会計年度中の配当金支払額
配当金の総額 1株当たり配当額
(決議) 株式の種類 基準日 効力発生日
(百万円) (円)
2019年6月14日
普通株式 6,422 11 2019年3月31日 2019年6月17日
定時株主総会
2019年11月8日
普通株式 6,312 11 2019年9月30日 2019年12月10日
取締役会
(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が当連結会計年度の末日後となるもの
配当金の総額 1株当たり
(決議) 株式の種類 配当の原資 基準日 効力発生日
(百万円) 配当額(円)
2020年6月19日
普通株式 6,312 利益剰余金 11 2020年3月31日 2020年6月22日
定時株主総会
(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日 ) 至 2020年3月31日 )
現金預け金勘定 1,221,342 百万円 1,384,218 百万円
△312,672 △224,378
預け金(日銀預け金を除く) 百万円 百万円
現金及び現金同等物 908,669 百万円 1,159,840 百万円
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(リース取引関係)
(借手側)
オペレーティング・リース取引
オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
1年内 476 737
1年超 1,280 1,465
合計 1,757 2,203
(貸手側)
1 ファイナンス・リース取引
(1) リース投資資産の内訳
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
リース料債権部分 71,254 80,796
見積残存価額部分 3,079 3,272
受取利息相当額 △6,615 △6,987
合計 67,718 77,082
(2) リース債権及びリース投資資産に係るリース料債権部分の金額の回収期日別内訳
前連結会計年度( 2019年3月31日 )
(単位:百万円)
リース投資資産に係る
リース債権
リース料債権部分
1年内 662 19,378
1年超2年内 577 16,075
2年超3年内 551 12,728
3年超4年内 461 9,453
4年超5年内 384 6,263
5年超 607 7,354
合計 3,245 71,254
当連結会計年度( 2020年3月31日 )
(単位:百万円)
リース投資資産に係る
リース債権
リース料債権部分
1年内 1,063 21,338
1年超2年内 985 17,699
2年超3年内 876 14,201
3年超4年内 775 10,743
4年超5年内 563 6,896
5年超 1,207 9,916
合計 5,471 80,796
2 オペレーティング・リース取引
オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
1年内 654 586
1年超 869 753
合計 1,523 1,340
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有価証券報告書
(金融商品関係)
1 金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当グループは静岡県を主要な営業基盤として銀行業務を中心にリース業務、金融商品取引業務などの総合金
融サービスを提供しております。
グループの中核となる当行では、お客さまの資金運用ニーズにおこたえするため、円貨預金に加え、外貨預
金、国債、投資信託、個人年金保険などの金融商品を幅広く提供しているほか、個人向けローンや中小企業向
けの貸出業務を通じ、地域のお客さまへの安定的な資金供給に取り組んでおります。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク
当グループが保有する金融資産は、主として国内のお客さまに対する貸出金や、債券、株式などの有価証券
で構成されております。
貸出金は主として貸出先の債務不履行によってもたらされる信用リスクに晒されています。また、貸出金の
約6割は静岡県内のお客さま向けとなっており、地域経済環境の変化や巨大地震などにより、信用リスクが集中
して発生する可能性を有しております。
有価証券については安全性や流動性を重視した運用方針のもと、債券、株式、投資信託などを保有しており
ます。これらは発行体の信用状態や金利の変動による市場価格の変動リスクに晒されております。株式などの
保有有価証券の価格が下落した場合には減損又は評価損の発生により、当グループの業績や財務状況に悪影響
を及ぼす可能性があります。
金融負債は、主として国内のお客さまからの預金や、短期金融市場からの調達により構成されております。
これらの負債は、当行の格付が低下するなど信用が低下した場合や市場環境の悪化などにより、資金調達の条
件が悪化する、もしくは取引が制約される可能性があります。
デリバティブ取引は、お客さまの為替や金利に係るリスクヘッジに対応するため、また、当グループの市場
リスクの適切な管理を目的とし、資産・負債の総合管理(ALM)及び個別取引のヘッジに活用しております。さ
らに、短期的な売買を行うトレーディング取引を行っております。
デリバティブ取引の主な種類としては、金利スワップ取引、通貨スワップ取引、債券先物取引などがあり、
金利・為替などの市場の変化により損失が発生する市場リスクや、取引相手方の破綻等により当初の契約どお
りに取引が履行されなくなる信用リスク(カウンター・パーティリスク)を有しております。また、金融資
産、金融負債の間には、金利や期間のミスマッチによる金利変動リスクを内包しております。
(3) 金融商品に係るリスク管理体制
① 統合的リスク管理体制
当グループでは、リスク管理の基本方針などを定めた「リスク管理基本規程」のもと、リスクの定義、リ
スク管理を行うための組織体制、リスク管理の具体的な手続きなど、基本的枠組みを定め管理しておりま
す。
また、収益の向上及び健全性の維持のバランスを確保するため、リスク資本配賦による管理体制を統合的
リスク管理の中心として導入しております。
「リスク資本配賦」とは、リスク限度を経営体力の中で許容できる範囲内に設定することで過大なリスク
テイクを行わない仕組みであり、中核的な自己資本を配賦原資として各業務執行部署に配賦し、仮に市場リ
スクや信用リスクなどが顕在化した場合でも、損失が自己資本の範囲内に収まるようにコントロールしてお
ります。
② 信用リスク管理体制
信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、貸出金などの回収が困難になることで損失を被
るリスクをいいます。
貸出資産などの健全性を確保するため、コンプライアンス・リスク統括部信用リスクグループを信用リス
ク管理部署として国内外の信用リスク全般の管理を行っております。特に信用リスク管理の根幹を成す「債
務者格付制度」を含む内部格付制度については、企業サポート部審査企画グループが「運用」、与信部門
(企業サポート部)から機能的に独立した信用リスクグループが制度の「設計」と「運用の監視」、コンプ
ライアンス・リスク統括部リスク統括グループが制度の適切性の「検証」を行うこととし、これらの3部署に
よる相互牽制により内部格付制度が適正に機能する体制を構築しております。
さらに、信用リスク管理がルールに則って適正に行われているかを、自己査定実施プロセスの検証などを
通じて、監査部が監査する体制としております。
また、信用リスクグループは、銀行全体の与信ポートフォリオに内在する信用リスクの状況を統計的手法
により計量化し、将来発生する可能性のあるリスク量を把握するほか、大口与信先や特定の業種への与信集
中の状況などをモニタリングし、過大な信用リスクが発生しないようにコントロールを行っております。
信用リスクの管理状況については、下記に記載する市場リスクの管理状況、流動性リスクの管理状況と合
わせて、頭取を議長とする月次の「統合リスク・予算管理会議」などを通じて経営に報告する体制となって
おります。
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有価証券報告書
③ 市場リスク管理体制
市場リスクとは、金利や為替、株価などの市場価格の変動により、金融資産・負債の価値が変動し損失を
被るリスクをいいます。
市場性取引において、リスク資本配賦額や評価損益額のほかに、ポジション額や感応度等に限度を設ける
ことで、市場リスク量を一定の範囲内にコントロールしております。
預金・貸出金、投資有価証券を中心としたバンキング勘定の取引については、市場リスク量が一定範囲に
収まるようALMヘッジ基準を定めており、経営企画部事業戦略ALMグループは金利リスクの状況や金利見通し
に基づくALMヘッジの取組方針について、「統合リスク・予算管理会議」において審議する体制としておりま
す。
市場部門の組織は取引執行部署と事務管理部門とを厳格に分離するとともに、独立したリスク管理部門を
設置し相互牽制体制を確立しております。また、この3部門の牽制体制の有効性を被監査部門から独立した監
査部が検証を行っております。
当行及び欧州静岡銀行では、トレーディング勘定で保有している「有価証券」、「デリバティブ取引」な
ど及びバンキング勘定で保有している「貸出金」、「有価証券」、「預金」、「社債」、「デリバティブ取
引」などの金融資産及び金融負債について、市場リスク量(損失額の推計値)をバリュー・アット・リスク
(VaR)(注)を用いて計測し、市場の変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しております。
当行及び欧州静岡銀行の市場リスク量は、2020年3月31日現在で107,203百万円(2019年3月31日現在で
148,493百万円)であります。
VaR の計測にあたっては、統計的手法であるヒストリカル・シミュレーション法を採用しております。な
お、当行ではモデルが算出するVaRと実際の損益を比較するバックテスティングを実施しており、使用する計
測モデルは十分な精度により市場リスクを捕捉しているものと考えております。
ただし、VaR は過去の相場変動をベースに統計的に算出した一定の発生確率での市場リスク量を計測して
おり、通常では考えられないほど市場環境が激変する状況下におけるリスクは捕捉できない場合がありま
す。
(注)VaR計測の主な前提条件
・観測期間:5年 信頼区間:99% 保有期間:バンキング取引125日間、トレーディング取引10日間
・なお、流動性預金のうち、引き出されることなく長期間滞留する預金をコア預金として推計し、市場リ
スク計測に反映しております。
④ 流動性リスク管理体制
流動性リスクには、市場環境の悪化などにより必要な資金が確保できなくなり資金繰りがつかなくなるリ
スクや、通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失を被るリスク(資金繰り
リスク)と、債券などの金融商品の売買において市場の混乱などにより取引ができなくなったり、通常より
も著しく不利な価格での取引を余儀なくされることにより損失を被るリスク(市場流動性リスク)がありま
す。
円貨、外貨それぞれの資金繰り管理部門の設置、及び資金繰り管理部門から独立した流動性リスク管理部
門を設置することで相互牽制を図る体制を整備しております。資金繰り管理部門の1つである市場営業部資
金為替グループにおいては、市場調達額が過大とならないように資金調達可能額の範囲内にコントロールし
ているほか、市場環境に留意し安定的な資金繰りに努めております。また、流動性リスク管理部門であるリ
スク統括グループでは、資金化可能な高流動性資産の保有状況を含めた資産負債構造の安定性評価や資金繰
りポジションの状況のほか、資金繰り管理部門の管理状況などをモニタリングしております。
また、不測の事態への対応として、非常時の資金繰り管理を「第1フェーズ(予防的段階)」、「第2
フェーズ(要注意段階)」、「第3フェーズ(流動性懸念段階)」及び「第4フェーズ(流動性枯渇段階)」
の4区分に設定し、各フェーズにおける権限者、対応策をあらかじめ定め、速やかに対処できる体制を整備
しております。
市場流動性リスクについては、流動性リスク管理部門が高流動性資産の保有状況を適時モニタリングして
いるほか、フロントオフィスにおいては流動性を考慮した上での運用資産の選定や、銘柄・期間別の限度枠
設定などにより対応しております。
(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含
まれております。当該価額の算定においては一定の前提条件などを採用しているため、異なる前提条件などに
よった場合、当該価額が異なることもあります。
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2 金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極め
て困難と認められる非上場株式等は、次表には含めておりません((注2)参照)。また、「連結貸借対照表計上額」
の重要性が乏しい科目については注記を省略しております。
前連結会計年度( 2019年3月31日 )
(単位:百万円)
連結貸借対照表
時 価 差 額
計上額
(1) 現金預け金 1,221,342 1,221,342 ―
(2) コールローン及び買入手形 270,212 270,212 ―
(3) 特定取引資産
売買目的有価証券
29,690 29,690 ―
(4) 有価証券
満期保有目的の債券
45,041 45,256 215
その他有価証券
1,321,400 1,321,400 ―
(5) 貸出金 8,531,914
貸倒引当金 (*1) △38,506
8,493,408 8,529,239 35,831
資産計 11,381,095 11,417,141 36,046
(1) 預金 9,804,114 9,804,296 181
(2) 譲渡性預金 115,209 115,209 △0
(3) コールマネー及び売渡手形 168,834 168,834 ―
(4) 売現先勘定 129,016 129,016 ―
(5) 借用金 282,839 282,552 △287
負債計 10,500,015 10,499,909 △106
デリバティブ取引 (*2)
ヘッジ会計が適用されていないもの 1,421 1,421 ―
ヘッジ会計が適用されているもの 892 892 ―
デリバティブ取引計 2,314 2,314 ―
(*1) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。
(*2) 特定取引資産・負債及びその他資産・負債に計上しているデリバティブ取引を一括して表示しております。デリ
バティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しております。なお、金利スワップの特例処理を適用
するものはヘッジ対象取引と一体で評価するためデリバティブ取引から控除しております。
当連結会計年度( 2020年3月31日 )
(単位:百万円)
連結貸借対照表
時 価 差 額
計上額
(1) 現金預け金 1,384,218 1,384,218 ―
(2) コールローン及び買入手形 169,388 169,388 ―
(3) 特定取引資産
売買目的有価証券
9,598 9,598 ―
(4) 有価証券
満期保有目的の債券
54,214 54,303 89
その他有価証券
1,539,279 1,539,279 ―
(5) 貸出金 8,939,666
貸倒引当金 (*1)
△40,862
8,898,803 8,940,902 42,099
資産計 12,055,503 12,097,692 42,188
(1) 預金 9,966,195 9,966,285 90
(2) 譲渡性預金 139,324 139,324 0
(3) コールマネー及び売渡手形 131,103 131,103 ―
(4) 売現先勘定 333,380 333,380 ―
(5) 借用金 671,333 671,476 143
負債計 11,241,336 11,241,570 233
デリバティブ取引 (*2)
ヘッジ会計が適用されていないもの 2,418 2,418 ―
ヘッジ会計が適用されているもの 6,361 6,361 ―
デリバティブ取引計 8,780 8,780 ―
(*1) 貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しております。
(*2) 特定取引資産・負債及びその他資産・負債に計上しているデリバティブ取引を一括して表示しております。デリ
バティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しております。なお、金利スワップの特例処理を適用
するものはヘッジ対象取引と一体で評価するためデリバティブ取引から控除しております。
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(注1) 金融商品の時価の算定方法
資 産 (*3)
(1) 現金預け金
満期のない預け金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としておりま
す。満期のある預け金についても、すべて約定期間が短期間(1年以内)であり、時価は帳簿価額と近似してい
ることから、当該帳簿価額を時価としております。
(2) コールローン及び買入手形
すべて約定期間が短期間(1年以内)であり、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価
としております。
(3) 特定取引資産
特定取引目的で保有している債券等の有価証券については、取引所の価格又は取引金融機関から提示された
価格等によっております。
(4) 有価証券
株式は取引所の価格、債券は取引所の価格又は取引金融機関から提示された価格によっております。投資信
託は、公表されている基準価格によっております。自行保証付私募債は、受取保証料を反映させるなど所定の
調整を行ったうえで下記(5)貸出金の算定方法に準じて時価を算定しております。
なお、保有目的ごとの有価証券に関する注記事項については、「(有価証券関係)」に記載しております。
(5) 貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利が反映されるため、貸出先の信用状態が実行後大
きく異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。
固定金利によるものは、貸出金の種類、内部格付、担保・保証の状況、期間に基づく区分ごとに元利金の将
来キャッシュ・フローを同様の新規貸出を行った場合に想定される利率、又は市場金利等に内部格付に応じた
信用コスト率、経費率を上乗せした利率で割り引いた現在価値を時価としております。なお、約定期間が短期
間(1年以内)のものは、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。
また、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権等については、担保及び保証による回収見込額等に
基づいて貸倒見積高を算定しているため、時価は連結決算日における連結貸借対照表上の債権等計上額から貸
倒引当金計上額を控除した金額に近似しており、当該価額を時価としております。
貸出金のうち、当該貸出を担保資産の範囲内に限るなどの特性により、返済期限を設けていないものについ
ては、返済見込み期間及び金利条件等から、時価は帳簿価額と近似しているものと想定されるため、帳簿価額
を時価としております。
負 債 (*3)
(1) 預金、及び (2) 譲渡性預金
要求払預金については、連結決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしております。ま
た、定期預金及び譲渡性預金の時価は、一定の期間ごとに区分して、将来のキャッシュ・フローを新規に預金
を受け入れる際に使用する利率で割り引いて現在価値を算定しております。
なお、預入期間が短期間(1年以内)のもの及び変動金利のものは、時価は帳簿価額と近似していることか
ら、当該帳簿価額を時価としております。
(3) コールマネー及び売渡手形、及び(4) 売現先勘定
すべて約定期間が短期間(1年以内)であり、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価
としております。
(5) 借用金
借用金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映し、また、当行及び連結子会社の信用状態
は実行後大きく異なっていないことから、時価は帳簿価額と近似していると考えられるため、当該帳簿価額を
時価としております。固定金利によるものは、一定の期間ごとに区分して、将来のキャッシュ・フローを同様
の借入において想定される利率で割り引いて現在価値を算定しております。なお、約定期間が短期間(1年以
内)のものは、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額を時価としております。
デリバティブ取引
デリバティブ取引については、「(デリバティブ取引関係)」に記載しております。
(*3) 金利スワップの特例処理を適用したヘッジ対象取引は、当該金利スワップと一体の取引として扱っておりま
す。また、将来のキャッシュ・フローを割り引いて現在価値を算定するものについて、算定日における経過勘
定(未払利息・未収利息等)を勘案後の時価としております。
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(注2) 時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の連結貸借対照表計上額は次のとおりであり、金融商
品の時価情報の「資産(4)その他有価証券」には含まれておりません。
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
区 分
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
非上場株式 (*1)(*2)
6,306 6,462
組合出資金等 (*3)
12,538 17,382
合 計 18,844 23,844
(*1) 非上場株式については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、時価開
示の対象とはしておりません。
(*2) 前連結会計年度において、非上場株式について2百万円の減損処理を行っております。
当連結会計年度において、非上場株式について152百万円の減損処理を行っております。
(*3) 組合出資金のうち、組合財産が非上場株式など時価を把握することが極めて困難と認められるもので構成さ
れているものについては、時価開示の対象とはしておりません。また、非連結子会社等への出資金(前連結会
計年度 2,419百万円、当連結会計年度 2,497百万円)等を含んでおります。
(注3) 金銭債権及び満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度( 2019年3月31日 )
(単位:百万円)
1年超 3年超 5年超 7年超
1年以内 10年超
3年以内 5年以内 7年以内 10年以内
預け金 1,133,925 ― ― ― ― ―
コールローン及び買入手形 270,212 ― ― ― ― ―
有価証券 75,599 75,421 141,832 141,711 38,301 443,072
満期保有目的の債券 1,247 2,470 2,000 2,700 3,000 33,484
うち国債 ― ― ― ― ― ―
地方債 500 ― 1,500 2,700 3,000 1,000
社債 ― 1,000 500 ― ― 32,484
その他 747 1,470 ― ― ― ―
その他有価証券のうち
74,351 72,950 139,832 139,011 35,301 409,587
満期があるもの
うち国債 50,025 ― ― ― ― ―
地方債 1,000 10,769 27,715 45,294 3,859 ―
社債 1,215 34,160 48,059 62,285 2,633 169,892
その他 22,111 28,021 64,058 31,432 28,809 239,695
貸出金(*) 2,037,714 1,393,641 1,121,978 774,726 829,544 2,155,107
合計 3,517,450 1,469,063 1,263,811 916,438 867,845 2,598,180
(*) 貸出金のうち、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権等、償還予定額が見込めない77,339百万円、
期間の定めのないもの141,862百万円は含めておりません。
当連結会計年度( 2020年3月31日 )
(単位:百万円)
1年超 3年超 5年超 7年超
1年以内 10年超
3年以内 5年以内 7年以内 10年以内
預け金 1,299,701 ― ― ― ― ―
コールローン及び買入手形 169,388 ― ― ― ― ―
有価証券 37,934 94,703 124,277 79,944 136,045 691,943
満期保有目的の債券 670 2,742 2,000 2,700 2,000 43,977
うち国債 ― ― ― ― ― ―
地方債 ― 500 2,000 2,700 2,000 2,000
社債 ― 1,500 ― ― ― 41,977
その他 670 742 ― ― ― ―
その他有価証券のうち
37,263 91,960 122,277 77,244 134,045 647,965
満期があるもの
うち国債 ― ― ― ― 40,000 20,000
地方債 ― 26,424 28,448 34,920 30,027 ―
社債 15,804 44,489 36,959 13,919 8,250 194,131
その他 21,458 21,047 56,869 28,404 55,768 433,834
貸出金(*) 2,199,899 1,446,900 1,169,544 797,466 862,136 2,249,897
合計 3,706,923 1,541,603 1,293,821 877,410 998,181 2,941,840
(*) 貸出金のうち、破綻先、実質破綻先及び破綻懸念先に対する債権等、償還予定額が見込めない80,577百万円、
期間の定めのないもの133,243百万円は含めておりません。
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(注4) 借用金及びその他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度( 2019年3月31日 )
(単位:百万円)
1年超 3年超 5年超 7年超
1年以内 10年超
3年以内 5年以内 7年以内 10年以内
預金(*) 9,360,598 401,346 35,617 2,498 4,053 ―
譲渡性預金 115,209 ― ― ― ― ―
コールマネー及び売渡手形 168,834 ― ― ― ― ―
売現先勘定 129,016 ― ― ― ― ―
借用金 256,976 17,075 4,373 4,227 187 ―
合計 10,030,635 418,421 39,990 6,726 4,240 ―
(*) 預金のうち、要求払預金については、「1年以内」に含めて開示しております。
当連結会計年度( 2020年3月31日 )
(単位:百万円)
1年超 3年超 5年超 7年超
1年以内 10年超
3年以内 5年以内 7年以内 10年以内
預金(*) 9,537,186 387,950 34,424 2,107 4,526 ―
譲渡性預金 139,324 ― ― ― ― ―
コールマネー及び売渡手形 131,103 ― ― ― ― ―
売現先勘定 333,380 ― ― ― ― ―
借用金 445,643 14,769 209,373 1,546 ― ―
合計 10,586,637 402,719 243,798 3,654 4,526 ―
(*) 預金のうち、要求払預金については、「1年以内」に含めて開示しております。
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(有価証券関係)
※1 連結貸借対照表の「有価証券」のほか、「特定取引資産」中の商品有価証券及びコマーシャル・ペーパーを含
めて記載しております。
※2 「子会社株式及び関連会社株式」については、財務諸表における注記事項として記載しております。
1 売買目的有価証券
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
連結会計年度の損益に含まれた
39 △0
評価差額(百万円)
2 満期保有目的の債券
前連結会計年度( 2019年3月31日 )
連結貸借対照表 時価 差額
種類
計上額(百万円) (百万円) (百万円)
国債 ― ― ―
地方債 8,731 8,857 125
時価が連結貸借対
照表計上額を超え 社債 17,793 17,807 13
るもの
その他 2,292 2,368 76
小計 28,817 29,032 215
国債 ― ― ―
地方債 ― ― ―
時価が連結貸借対
照表計上額を超え 社債 16,223 16,223 ―
ないもの
その他 ― ― ―
小計 16,223 16,223 ―
合計 45,041 45,256 215
当連結会計年度( 2020年3月31日 )
連結貸借対照表 時価 差額
種類
計上額(百万円) (百万円) (百万円)
国債 ― ― ―
地方債 7,027 7,115 88
時価が連結貸借対
照表計上額を超え 社債 28,128 28,139 11
るもの
その他 1,449 1,480 30
小計 36,605 36,735 130
国債 ― ― ―
地方債 2,240 2,201 △39
時価が連結貸借対
照表計上額を超え 社債 15,368 15,366 △1
ないもの
その他 ― ― ―
小計 17,609 17,567 △41
合計 54,214 54,303 89
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3 その他有価証券
前連結会計年度( 2019年3月31日 )
連結貸借対照表 取得原価 差額
種類
計上額(百万円) (百万円) (百万円)
株式 364,949 101,025 263,923
債券 418,780 412,774 6,006
国債 50,094 50,063 30
連結貸借対照表計
地方債 72,279 71,659 620
上額が取得原価を
社債 296,407 291,051 5,355
超えるもの
その他 338,403 328,344 10,058
うち外国債券 272,696 269,818 2,878
小計 1,122,133 842,144 279,989
株式 1,191 1,381 △189
債券 45,735 45,820 △85
国債 ― ― ―
連結貸借対照表計
地方債 17,381 17,384 △3
上額が取得原価を
社債 28,354 28,436 △81
超えないもの
その他 152,339 158,557 △6,217
うち外国債券 59,157 59,374 △216
小計 199,266 205,759 △6,492
合計 1,321,400 1,047,903 273,496
当連結会計年度( 2020年3月31日 )
連結貸借対照表 取得原価 差額
種類
計上額(百万円) (百万円) (百万円)
株式 299,259 84,901 214,357
債券 308,395 304,421 3,974
国債 40,348 40,203 144
連結貸借対照表計
地方債 37,930 37,563 367
上額が取得原価を
社債 230,117 226,654 3,462
超えるもの
その他 320,879 304,399 16,479
うち外国債券 246,212 238,580 7,632
小計 928,534 693,722 234,812
株式 14,603 16,270 △1,667
債券 194,260 194,785 △524
国債 23,870 23,875 △5
連結貸借対照表計
地方債 82,421 82,595 △174
上額が取得原価を
社債 87,968 88,314 △345
超えないもの
その他 401,881 416,264 △14,382
うち外国債券 276,698 279,423 △2,724
小計 610,745 627,320 △16,575
合計 1,539,279 1,321,042 218,237
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4 連結会計年度中に売却した満期保有目的の債券
該当ありません。
5 連結会計年度中に売却したその他有価証券
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日 )
売却額 売却益の合計額 売却損の合計額
種類
(百万円) (百万円) (百万円)
株式 10,261 7,787 39
債券 385,616 1,236 29
国債 366,982 1,236 ▶
地方債 13,806 ― 18
社債 4,827 0 6
その他 934,723 11,414 11,101
合計 1,330,601 20,439 11,169
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日 )
売却額 売却益の合計額 売却損の合計額
種類
(百万円) (百万円) (百万円)
株式 5,768 4,787 ―
債券 259,641 1,262 12
国債 139,893 722 11
地方債 46,449 98 ―
社債 73,299 440 0
その他 648,504 7,388 7,484
合計 913,915 13,438 7,496
6 保有目的を変更した有価証券
該当ありません。
7 減損処理を行った有価証券
売買目的有価証券以外の有価証券(時価を把握することが極めて困難なものを除く)のうち、当該有価証券の時
価が取得原価に比べて著しく下落しており、時価が取得原価まで回復する見込みがあると認められないものについ
ては、当該時価をもって連結貸借対照表計上額とするとともに、評価差額を当該連結会計年度の損失として処理(以
下「減損処理」という。)しております。
前連結会計年度における減損処理額は、株式116百万円であります。
当連結会計年度における減損処理額は、株式1,787百万円であります。
また、時価が「著しく下落した」と判断するための基準は、連結決算日において時価が取得原価に対して30%以
上下落している銘柄等を著しく下落したと判断しております。
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(金銭の信託関係)
1 運用目的の金銭の信託
該当ありません。
2 満期保有目的の金銭の信託
前連結会計年度( 2019年3月31日 )
うち時価が連結貸 うち時価が連結貸
連結貸借対照表 時価 差額 借対照表計上額を 借対照表計上額を
超えるもの 超えないもの
計上額(百万円) (百万円) (百万円)
(百万円) (百万円)
満期保有目的の
3,900 3,929 29 29 ―
金銭の信託
(注) 「うち時価が連結貸借対照表計上額を超えるもの」「うち時価が連結貸借対照表計上額を超えないもの」はそれ
ぞれ「差額」の内訳であります。
当連結会計年度( 2020年3月31日 )
うち時価が連結貸 うち時価が連結貸
連結貸借対照表 時価 差額 借対照表計上額を 借対照表計上額を
超えるもの 超えないもの
計上額(百万円) (百万円) (百万円)
(百万円) (百万円)
満期保有目的の
4,000 4,000 0 0 ―
金銭の信託
(注) 「うち時価が連結貸借対照表計上額を超えるもの」「うち時価が連結貸借対照表計上額を超えないもの」はそれ
ぞれ「差額」の内訳であります。
3 その他の金銭の信託(運用目的及び満期保有目的以外)
該当ありません。
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(その他有価証券評価差額金)
連結貸借対照表に計上されているその他有価証券評価差額金の内訳は、次のとおりであります。
前連結会計年度( 2019年3月31日 )
金額(百万円)
評価差額 273,496
その他有価証券 273,496
その他の金銭の信託 ―
(△)繰延税金負債 79,656
繰延税金資産 ―
その他有価証券評価差額金(持分相当額調整前) 193,840
(△)非支配株主持分相当額 496
(+)持分法適用会社が所有するその他有価証券に係る
84
評価差額金のうち親会社持分相当額
その他有価証券評価差額金 193,428
当連結会計年度( 2020年3月31日 )
金額(百万円)
評価差額 218,237
その他有価証券 218,237
その他の金銭の信託 ―
(△)繰延税金負債 63,639
繰延税金資産 ―
その他有価証券評価差額金(持分相当額調整前) 154,597
(△)非支配株主持分相当額 298
(+)持分法適用会社が所有するその他有価証券に係る
65
評価差額金のうち親会社持分相当額
その他有価証券評価差額金 154,363
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(デリバティブ取引関係)
1 ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引
ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引について、取引の対象物の種類ごとの連結決算日における契約
額又は契約において定められた元本相当額、時価及び評価損益並びに当該時価の算定方法は、次のとおりでありま
す。なお、契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。
(1) 金利関連取引
前連結会計年度( 2019年3月31日 )
契約額等のうち1年
区分 種類 契約額等(百万円) 時価(百万円) 評価損益(百万円)
超のもの(百万円)
金利先物 ― ― ― ―
売建 ― ― ― ―
買建 ― ― ― ―
金融商品
取引所
金利オプション ― ― ― ―
売建 ― ― ― ―
買建 ― ― ― ―
金利先渡契約 ― ― ― ―
売建 ― ― ― ―
買建 ― ― ― ―
金利スワップ 715,014 559,717 866 866
受取固定・支払変動 369,443 291,802 5,377 5,377
受取変動・支払固定 345,571 267,915 △4,510 △4,510
店 頭 受取固定・支払固定 ― ― ― ―
金利オプション ― ― ― ―
売建 ― ― ― ―
買建 ― ― ― ―
その他 2,499 2,299 ― ―
売建 1,249 1,149 △2 △2
買建 1,249 1,149 2 2
合計 ――― ――― 866 866
(注) 1 上記取引については時価評価を行い、評価損益を連結損益計算書に計上しております。
2 時価の算定
取引所取引については、東京金融取引所等における最終の価格によっております。店頭取引については、割
引現在価値やオプション価格計算モデル等により算定しております。
当連結会計年度( 2020年3月31日 )
契約額等のうち1年
区分 種類 契約額等(百万円) 時価(百万円) 評価損益(百万円)
超のもの(百万円)
金利先物 ― ― ― ―
売建 ― ― ― ―
買建 ― ― ― ―
金融商品
取引所
金利オプション ― ― ― ―
売建 ― ― ― ―
買建 ― ― ― ―
金利先渡契約 ― ― ― ―
売建 ― ― ― ―
買建 ― ― ― ―
金利スワップ 483,236 370,595 978 978
受取固定・支払変動 259,890 203,122 3,972 3,972
受取変動・支払固定 223,346 167,472 △2,994 △2,994
店 頭 受取固定・支払固定 ― ― ― ―
金利オプション ― ― ― ―
売建 ― ― ― ―
買建 ― ― ― ―
その他 1,946 1,946 ― ―
売建 973 973 △1 △1
買建 973 973 1 1
合計 ――― ――― 978 978
(注) 1 上記取引については時価評価を行い、評価損益を連結損益計算書に計上しております。
2 時価の算定
取引所取引については、東京金融取引所等における最終の価格によっております。店頭取引については、割
引現在価値やオプション価格計算モデル等により算定しております。
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(2) 通貨関連取引
前連結会計年度( 2019年3月31日 )
契約額等のうち1年
区分 種類 契約額等(百万円) 時価(百万円) 評価損益(百万円)
超のもの(百万円)
通貨先物 ― ― ― ―
売建 ― ― ― ―
買建 ― ― ― ―
金融商品
取引所
通貨オプション ― ― ― ―
売建 ― ― ― ―
買建 ― ― ― ―
通貨スワップ 98,649 78,963 187 187
為替予約 244,727 18,979 346 346
売建 137,288 9,489 655 655
買建 107,439 9,489 △308 △308
通貨オプション 188,445 142,340 △18 △18
店 頭
売建 94,422 71,351 △4,919 △4,919
買建 94,022 70,988 4,901 4,901
その他 2,469 2,469 51 51
売建 1,234 1,234 38 38
買建 1,234 1,234 12 12
合計 ――― ――― 567 567
(注) 1 上記取引については時価評価を行い、評価損益を連結損益計算書に計上しております。
2 時価の算定
割引現在価値等により算定しております。
当連結会計年度( 2020年3月31日 )
契約額等のうち1年
区分 種類 契約額等(百万円) 時価(百万円) 評価損益(百万円)
超のもの(百万円)
通貨先物 ― ― ― ―
売建 ― ― ― ―
買建 ― ― ― ―
金融商品
取引所
通貨オプション ― ― ― ―
売建 ― ― ― ―
買建 ― ― ― ―
通貨スワップ 91,046 78,131 156 156
為替予約 388,245 160,034 1,227 1,227
売建 157,826 80,017 △4,016 △4,016
買建 230,418 80,017 5,244 5,244
通貨オプション 179,877 139,218 1 2,126
店 頭
売建 89,829 69,609 △3,788 584
買建 90,047 69,609 3,790 1,542
その他 2,939 2,602 44 44
売建 1,469 1,301 30 30
買建 1,469 1,301 14 14
合計 ――― ――― 1,431 3,555
(注) 1 上記取引については時価評価を行い、評価損益を連結損益計算書に計上しております。
2 時価の算定
割引現在価値等により算定しております。
(3) 株式関連取引
該当ありません。
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(4) 債券関連取引
前連結会計年度( 2019年3月31日 )
契約額等のうち1年
区分 種類 契約額等(百万円) 時価(百万円) 評価損益(百万円)
超のもの(百万円)
債券先物 3,357 ― △14 △14
売建 3,357 ― △14 △14
買建 ― ― ― ―
金融商品
取引所
債券先物オプション 5,000 ― 1 △0
売建 2,500 ― △1 0
△0
買建 2,500 ― 2
債券店頭オプション ― ― ― ―
売建 ― ― ― ―
買建 ― ― ― ―
店 頭
その他 ― ― ― ―
売建 ― ― ― ―
買建 ― ― ― ―
合計 ――― ――― △12 △15
(注) 1 上記取引については時価評価を行い、評価損益を連結損益計算書に計上しております。
2 時価の算定
取引所取引については、大阪取引所等における最終の価格によっております。店頭取引については、オプ
ション価格計算モデル等により算定しております。
当連結会計年度( 2020年3月31日 )
契約額等のうち1年
区分 種類 契約額等(百万円) 時価(百万円) 評価損益(百万円)
超のもの(百万円)
債券先物 619 ― 8 8
売建 619 ― 8 8
買建 ― ― ― ―
金融商品
取引所
債券先物オプション ― ― ― ―
売建 ― ― ― ―
買建 ― ― ― ―
債券店頭オプション ― ― ― ―
売建 ― ― ― ―
買建 ― ― ― ―
店 頭
その他 ― ― ― ―
売建 ― ― ― ―
買建 ― ― ― ―
合計 ――― ――― 8 8
(注) 1 上記取引については時価評価を行い、評価損益を連結損益計算書に計上しております。
2 時価の算定
取引所取引については、大阪取引所等における最終の価格によっております。店頭取引については、オプ
ション価格計算モデル等により算定しております。
(5) 商品関連取引
該当ありません。
(6) クレジット・デリバティブ取引
該当ありません。
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2 ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引
ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引について、取引の対象物の種類ごと、ヘッジ会計の方法別の連結
決算日における契約額又は契約において定められた元本相当額及び時価並びに当該時価の算定方法は、次のとおり
であります。なお、契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではあり
ません。
(1) 金利関連取引
前連結会計年度( 2019年3月31日 )
契約額等のうち
ヘッジ会計 契約額等 時価
種類 主なヘッジ対象 1年超のもの
の方法 (百万円) (百万円)
(百万円)
金利スワップ 預金 41,551 41,551 1,236
原則的処理
受取固定・支払変動 40,000 40,000 1,292
方法
受取変動・支払固定 1,551 1,551 △55
金利先物 ― ― ―
―
金利オプション ― ―
その他 ― ― ―
金利スワップ 40,370 36,981
貸出金
金利スワッ
(注) 3
プの特例処 受取固定・支払変動 ― ―
理
受取変動・支払固定 40,370 36,981
合計 ――― ――― ――― 1,236
(注) 1 主として「銀行業における金融商品会計基準適用に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協
会業種別監査委員会報告第24号 2002年2月13日)に基づき、繰延ヘッジによっております。
2 時価の算定
取引所取引については、東京金融取引所等における最終の価格によっております。店頭取引については、割
引現在価値やオプション価格計算モデル等により算定しております。
3 金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている貸出金と一体として処理されているため、
その時価は「(金融商品関係)」の当該貸出金の時価に含めて記載しております。
当連結会計年度( 2020年3月31日 )
契約額等のうち
ヘッジ会計 契約額等 時価
種類 主なヘッジ対象 1年超のもの
の方法 (百万円) (百万円)
(百万円)
金利スワップ 預金 41,232 41,123 858
原則的処理
受取固定・支払変動 40,000 40,000 941
方法
受取変動・支払固定 1,232 1,123 △82
金利先物 ― ― ―
金利オプション ― ― ―
その他 ― ― ―
金利スワップ 59,445 43,018
貸出金
金利スワッ
(注) 3
受取固定・支払変動 ― ―
プの特例処
理
受取変動・支払固定 59,445 43,018
合計 ――― ――― ――― 858
(注) 1 主として「銀行業における金融商品会計基準適用に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協
会業種別監査委員会報告第24号 2002年2月13日)に基づき、繰延ヘッジによっております。
2 時価の算定
取引所取引については、東京金融取引所等における最終の価格によっております。店頭取引については、割
引現在価値やオプション価格計算モデル等により算定しております。
3 金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている貸出金と一体として処理されているため、
その時価は「(金融商品関係)」の当該貸出金の時価に含めて記載しております。
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(2) 通貨関連取引
前連結会計年度( 2019年3月31日 )
契約額等のうち
ヘッジ会計 契約額等 時価
種類 主なヘッジ対象 1年超のもの
の方法 (百万円) (百万円)
(百万円)
通貨スワップ 94,321 68,959 △543
原則的処理
外貨建の貸出金、預
金及び有価証券
為替予約 44,807 ― 200
方法
合計 ――― ――― ――― △343
(注) 1 主として「銀行業における外貨建取引等の会計処理に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士
協会業種別監査委員会報告第25号 2002年7月29日)に基づき、繰延ヘッジによっております。
2 時価の算定
割引現在価値等により算定しております。
当連結会計年度( 2020年3月31日 )
契約額等のうち
ヘッジ会計 契約額等 時価
種類 主なヘッジ対象 1年超のもの
の方法 (百万円) (百万円)
(百万円)
通貨スワップ 76,615 66,492 5,661
原則的処理
外貨建の貸出金、預
金及び有価証券
為替予約 26,623 ― △158
方法
合計 ――― ――― ――― 5,502
(注) 1 主として「銀行業における外貨建取引等の会計処理に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士
協会業種別監査委員会報告第25号 2002年7月29日)に基づき、繰延ヘッジによっております。
2 時価の算定
割引現在価値等により算定しております。
(3) 株式関連取引
該当ありません。
(4) 債券関連取引
該当ありません。
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(退職給付関係)
1 採用している退職給付制度の概要
当行は、確定給付制度としてポイント制キャッシュバランスプラン型企業年金制度及び退職一時金制度を設け、
また、確定拠出制度として企業型の確定拠出年金制度を設けております。
国内連結子会社は、確定給付制度として退職一時金制度、また、確定拠出制度として企業型の確定拠出年金制度
を設けております。なお、国内連結子会社の一部は退職給付債務の算定にあたり、簡便法を採用しております。
また、従業員の退職等に際して、退職一時金制度において割り増し退職金を支払う場合があります。
2 確定給付制度
(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
区分
至 2019年3月31日 ) 至 2020年3月31日 )
退職給付債務の期首残高 68,260 66,261
勤務費用 1,829 1,805
利息費用 670 649
数理計算上の差異の発生額 58 △163
退職給付の支払額 △4,691 △4,814
過去勤務費用の発生額 ― ―
その他 132 132
退職給付債務の期末残高 66,261 63,869
(2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
区分
至 2019年3月31日 ) 至 2020年3月31日 )
年金資産の期首残高 57,899 52,534
期待運用収益 1,086 1,102
数理計算上の差異の発生額 △399 △1,440
事業主からの拠出額 5,409 2,965
退職給付信託株式の返還 △8,568 ―
退職給付の支払額 △3,026 △3,055
その他 133 131
年金資産の期末残高 52,534 52,237
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(3) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資
産の調整表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
区分
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
積立型制度の退職給付債務 46,146 44,354
年金資産 △52,534 △52,237
△6,387 △7,883
非積立型制度の退職給付債務 20,114 19,515
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 13,727 11,632
退職給付に係る負債 20,114 19,515
退職給付に係る資産 △6,387 △7,883
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 13,727 11,632
(4) 退職給付費用及びその内訳項目の金額
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
区分
至 2019年3月31日 ) 至 2020年3月31日 )
勤務費用 1,829 1,805
利息費用 670 649
期待運用収益 △1,086 △1,102
数理計算上の差異の費用処理額 947 160
過去勤務費用の費用処理額 ― ―
退職給付信託返還益(注) △3,490 ―
その他 66 47
確定給付制度に係る退職給付費用 △1,061 1,560
(注)退職給付信託返還益は特別利益に計上しております。
(5) 退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
区分
至 2019年3月31日 ) 至 2020年3月31日 )
過去勤務費用 ― ―
数理計算上の差異 △2,589 △1,115
その他 ― ―
合計 △2,589 △1,115
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(6) 退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
区分
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
未認識過去勤務費用 ― ―
未認識数理計算上の差異 △1,296 △180
その他 ― ―
合計 △1,296 △180
(7) 年金資産に関する事項
① 年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
区分
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
債券 40% 40%
株式 18% 17%
現金及び預金 1% 1%
生保一般勘定 38% 39%
その他 3% 3%
合計 100% 100%
② 長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多
様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。
(8) 数理計算上の計算基礎に関する事項
主要な数理計算上の計算基礎
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
区分
至 2019年3月31日 ) 至 2020年3月31日 )
割引率 主として1.0% 主として1.0%
長期期待運用収益率 2.0% 2.0%
予想昇給率 6.3% 6.3%
3 確定拠出制度
当行及び連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度449百万円、当連結会計年度439百万円であ
ります。
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(ストック・オプション等関係)
1 ストック・オプションにかかる費用計上額及び科目名
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日 ) 至 2020年3月31日 )
営業経費 44百万円 38百万円
2 ストック・オプションの内容、規模及びその変動状況
(1) ストック・オプションの内容
2007年 2008年 2009年 2010年 2011年
ストック・ ストック・ ストック・ ストック・ ストック・
オプション オプション オプション オプション オプション
付与対象者の区分 当行の取締役 当行の取締役 当行の取締役 当行の取締役 当行の取締役
及び人数 8名 8名 8名 8名 8名
株式の種類別のス
普通株式 普通株式 普通株式 普通株式 普通株式
トック・オプショ
67,000株 66,000株 89,000株 100,000株 100,000株
ンの数(注)
付与日 2007年7月27日 2008年7月18日 2009年7月24日 2010年7月23日 2011年7月22日
権利確定条件は
権利確定条件 同左 同左 同左 同左
定めていない
対象勤務期間は
対象勤務期間 同左 同左 同左 同左
定めていない
2007年7月28日 2008年7月19日 2009年7月25日 2010年7月24日 2011年7月23日
権利行使期間 から2032年7月 から2033年7月 から2034年7月 から2035年7月 から2036年7月
27日まで 18日まで 24日まで 23日まで 22日まで
2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
ストック・ ストック・ ストック・ ストック・ ストック・
オプション オプション オプション オプション オプション
付与対象者の区分 当行の取締役 当行の取締役 当行の取締役 当行の取締役 当行の取締役
及び人数 8名 8名 8名 7名 7名
株式の種類別のス
普通株式 普通株式 普通株式 普通株式 普通株式
トック・オプショ
100,000株 88,000株 92,000株 37,000株 50,000株
ンの数(注)
付与日 2012年7月24日 2013年7月23日 2014年7月22日 2015年7月21日 2016年7月19日
権利確定条件は
権利確定条件 同左 同左 同左 同左
定めていない
対象勤務期間は
対象勤務期間 同左 同左 同左 同左
定めていない
2012年7月25日 2013年7月24日 2014年7月23日 2015年7月22日 2016年7月20日
権利行使期間 から2037年7月 から2038年7月 から2039年7月 から2040年7月 から2041年7月
24日まで 23日まで 22日まで 21日まで 19日まで
2017年 2018年 2019年
ストック・ ストック・ ストック・
オプション オプション オプション
付与対象者の区分 当行の取締役 当行の取締役 当行の取締役
及び人数 7名 7名 7名
株式の種類別のス
普通株式 普通株式 普通株式
トック・オプショ
50,000株 50,000株 50,000株
ンの数(注)
付与日 2017年7月18日 2018年7月17日 2019年7月16日
権利確定条件は
権利確定条件 同左 同左
定めていない
対象勤務期間は
対象勤務期間 同左 同左
定めていない
2017年7月19日 2018年7月18日 2019年7月17日
権利行使期間 から2042年7月 から2043年7月 から2044年7月
18日まで 17日まで 16日まで
(注)株式数に換算して記載しております。
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(2) ストック・オプションの規模及びその変動状況
当連結会計年度(2020年3月期)において存在したストック・オプションを対象とし、ストック・オプションの
数については、株式数に換算して記載しております。
①ストック・オプションの数
2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年
ストック・ ストック・ ストック・ ストック・ ストック・ ストック・
オプション オプション オプション オプション オプション オプション
権利確定前(株)
前連結会計年度末 ― ― ― ― ― ―
付与 ― ― ― ― ― ―
失効 ― ― ― ― ― ―
権利確定 ― ― ― ― ― ―
未確定残 ― ― ― ― ― ―
権利確定後(株)
前連結会計年度末 13,000 13,000 20,000 27,000 27,000 30,000
権利確定 ― ― ― ― ― ―
権利行使 ― ― ― ― ― ―
失効 ― ― ― ― ― ―
未行使残 13,000 13,000 20,000 27,000 27,000 30,000
2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
ストック・ ストック・ ストック・ ストック・ ストック・ ストック・ ストック・
オプション オプション オプション オプション オプション オプション オプション
権利確定前(株)
前連結会計年度末 ― ― ― ― ― 50,000 ―
付与 ― ― ― ― ― ― 50,000
失効 ― ― ― ― ― ― ―
権利確定 ― ― ― ― ― 50,000 ―
未確定残 ― ― ― ― ― ― 50,000
権利確定後(株)
前連結会計年度末 22,000 48,000 26,000 36,000 50,000 ― ―
権利確定 ― ― ― ― ― 50,000 ―
権利行使 ― ― ― ― ― ― ―
失効 ― ― ― ― ― ― ―
未行使残 22,000 48,000 26,000 36,000 50,000 50,000 ―
②単価情報
2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年
ストック・ ストック・ ストック・ ストック・ ストック・ ストック・
オプション オプション オプション オプション オプション オプション
権利行使価格(円) 1 1 1 1 1 1
行使時平均株価(円) ― ― ― ― ― ―
付与日における公正な
1,153 1,057 875 704 709 743
評価単価(円)(注)
2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
ストック・ ストック・ ストック・ ストック・ ストック・ ストック・ ストック・
オプション オプション オプション オプション オプション オプション オプション
権利行使価格(円) 1 1 1 1 1 1 1
行使時平均株価(円) ― ― ― ― ― ― ―
付与日における公正な
1,135 1,079 1,351 730 899 888 733
評価単価(円)(注)
(注)1株当たりに換算して記載しております。
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3 ストック・オプションの公正な評価単価の見積方法
当連結会計年度において付与された2019年ストック・オプションについての公正な評価単価の見積方法は次のとお
りであります。
(1) 使用した評価技法 ブラック・ショールズ式
(2) 主な基礎数値及び見積方法
2019年
ストック・オプション
株価変動性(注1) 31.2%
予想残存期間(注2) 4年
予想配当(注3) 22.0円/株
無リスク利子率(注4) △0.205%
(注)1 予想残存期間4年に対応する期間(2015年7月から2019年7月まで)の株価実績に基づき算定しておりま
す。
2 過去10年間に退任した取締役の退任時年齢の平均と現取締役の現在年齢の平均との差を予想残存期間とする
方法で見積もっております。
3 2019年3月期の配当実績
4 予想残存期間に対応する国債の利回り
4 ストック・オプションの権利確定数の見積方法
基本的には、将来の失効数の合理的な見積りは困難であるため、実績の失効数のみ反映させる方法を採用してお
ります。
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(税効果会計関係)
1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
繰延税金資産
貸倒引当金
11,560 百万円 12,664 百万円
退職給付に係る負債
5,976 5,944
有価証券償却
6,512 6,194
その他 9,019 9,558
繰延税金資産小計
33,068 34,362
△7,335 △6,985
評価性引当額
繰延税金資産合計
25,733 27,376
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金
△79,633 △63,616
退職給付信託設定益
△5,201 △5,201
退職給付信託返還有価証券
△2,809 △2,809
その他 △1,755 △2,187
繰延税金負債合計 △89,400 △73,815
繰延税金負債の純額
△63,667 百万円 △46,438 百万円
2 連結財務諸表提出会社の法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるとき
の、当該差異の原因となった主な項目別の内訳
前連結会計年度及び当連結会計年度において、法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間の差
異が、法定実効税率の百分の五以下であるため、記載を省略しております。
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(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1 報告セグメントの概要
当グループの報告セグメントは、当グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、総合予算
計画に関する最高意思決定機関である統合リスク・予算管理会議が経営資源の配分の決定及び業績を評価するため
に、定期的に検討を行う対象となっているものです。
当グループは、銀行業務を中心にリース業務などの金融サービスの提供を主体に事業活動を展開しており、「銀
行業」「リース業」を報告セグメントとしております。
「銀行業」は預金業務、貸出業務、有価証券投資業務、為替業務を中心とした銀行業務を行っており、「リース
業」はファイナンス・リース取引を中心としたリース業務を行っております。
2 報告セグメントごとの経常収益、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」におけ
る記載と同一であります。
報告セグメントの利益は、経常利益ベースの数値であります。
セグメント間の経常収益は第三者間取引価格に基づいております。
3 報告セグメントごとの経常収益、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日 )
(単位:百万円)
連結
報告セグメント
その他 合計 調整額 財務諸表
銀行業 リース業 計
計上額
経常収益
外部顧客に対する
190,313 30,118 220,431 15,304 235,736 ― 235,736
経常収益
セグメント間の内
3,629 1,345 4,975 4,639 9,614 △ 9,614 ―
部経常収益
計 193,942 31,464 225,407 19,943 245,351 △ 9,614 235,736
セグメント利益 56,520 1,807 58,328 7,086 65,414 △ 2,034 63,379
セグメント資産 11,829,100 98,698 11,927,799 154,124 12,081,924 △ 227,152 11,854,771
セグメント負債 10,887,632 79,572 10,967,205 27,515 10,994,721 △ 156,764 10,837,956
その他の項目
減価償却費 12,162 1,030 13,193 312 13,505 △ 266 13,239
資金運用収益 145,046 10 145,057 991 146,048 △ 2,944 143,104
資金調達費用 28,054 197 28,252 7 28,260 △ 1,124 27,135
持分法投資利益 ― ― ― 109 109 ― 109
持分法適用会社
― ― ― 18,472 18,472 ― 18,472
への投資額
有形固定資産及び
無形固定資産の増 10,201 481 10,682 411 11,094 △ 365 10,729
加額
(注) 1 一般企業の売上高に代えて、経常収益を記載しております。
2 「その他」の区分は報告セグメントに含まれないものであり、国内金融商品取引業務、コンピューター関連
業務及び信用保証業務等を含んでおります。
3 調整額は、次のとおりであります。
(1) セグメント利益の調整額△2,034百万円は、セグメント間取引消去であります。
(2) セグメント資産の調整額△227,152百万円は、セグメント間取引消去であります。
(3) セグメント負債の調整額△156,764百万円は、セグメント間取引消去であります。
(4) 減価償却費の調整額△266百万円は、未実現損益に係る調整であります。
(5) 資金運用収益の調整額△2,944百万円は、セグメント間取引消去であります。
(6) 資金調達費用の調整額△1,124百万円は、セグメント間取引消去であります。
(7) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額△365百万円は、未実現損益に係る調整であります。
4 セグメント利益は、連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
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当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日 )
(単位:百万円)
連結
報告セグメント
その他 合計 調整額 財務諸表
銀行業 リース業 計
計上額
経常収益
外部顧客に対する
181,177 31,151 212,328 16,966 229,295 ― 229,295
経常収益
セグメント間の内
3,761 1,294 5,055 4,655 9,710 △ 9,710 ―
部経常収益
計 184,938 32,445 217,384 21,621 239,006 △ 9,710 229,295
セグメント利益 46,802 1,522 48,325 8,112 56,437 △ 1,855 54,582
セグメント資産 12,514,051 108,975 12,623,027 172,084 12,795,111 △ 252,339 12,542,772
セグメント負債 11,599,225 88,948 11,688,174 34,229 11,722,404 △ 172,426 11,549,977
その他の項目
減価償却費 10,945 1,007 11,952 191 12,144 △ 291 11,852
資金運用収益 136,594 8 136,603 867 137,470 △ 2,614 134,856
資金調達費用 29,456 201 29,658 7 29,665 △ 999 28,666
持分法投資利益 ― ― ― 505 505 ― 505
持分法適用会社
― ― ― 17,465 17,465 ― 17,465
への投資額
有形固定資産及び
無形固定資産の増 14,580 515 15,095 45 15,141 △ 398 14,742
加額
(注) 1 一般企業の売上高に代えて、経常収益を記載しております。
2 「その他」の区分は報告セグメントに含まれないものであり、国内金融商品取引業務、コンピューター関連
業務及び信用保証業務等を含んでおります。
3 調整額は、次のとおりであります。
(1) セグメント利益の調整額△1,855百万円は、セグメント間取引消去であります。
(2) セグメント資産の調整額△252,339百万円は、セグメント間取引消去であります。
(3) セグメント負債の調整額△172,426百万円は、セグメント間取引消去であります。
(4) 減価償却費の調整額△291百万円は、未実現損益に係る調整であります。
(5) 資金運用収益の調整額△2,614百万円は、セグメント間取引消去であります。
(6) 資金調達費用の調整額△999百万円は、セグメント間取引消去であります。
(7) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額△398百万円は、未実現損益に係る調整であります。
4 セグメント利益は、連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
【関連情報】
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日 )
1 サービスごとの情報
(単位:百万円)
有価証券
貸出業務 リース業務 その他 合計
投資業務
外部顧客に対する
105,922 43,387 30,118 56,308 235,736
経常収益
(注) 一般企業の売上高に代えて、経常収益を記載しております。
2 地域ごとの情報
(1) 経常収益
当グループは、本邦の外部顧客に対する経常収益に区分した金額が連結損益計算書の経常収益の90%を超える
ため、記載を省略しております。
(2) 有形固定資産
当グループは、本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超え
るため、記載を省略しております。
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3 主要な顧客ごとの情報
特定の顧客に対する経常収益で連結損益計算書の経常収益の10%以上を占めるものがないため、記載を省略して
おります。
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日 )
1 サービスごとの情報
(単位:百万円)
有価証券
貸出業務 リース業務 その他 合計
投資業務
外部顧客に対する
105,117 34,716 31,151 58,310 229,295
経常収益
(注) 一般企業の売上高に代えて、経常収益を記載しております。
2 地域ごとの情報
(1) 経常収益
当グループは、本邦の外部顧客に対する経常収益に区分した金額が連結損益計算書の経常収益の90%を超える
ため、記載を省略しております。
(2) 有形固定資産
当グループは、本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超え
るため、記載を省略しております。
3 主要な顧客ごとの情報
特定の顧客に対する経常収益で連結損益計算書の経常収益の10%以上を占めるものがないため、記載を省略して
おります。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日 )
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日 )
(単位:百万円)
報告セグメント
その他 合計
銀行業 リース業 計
減損損失 52 ― 52 ― 52
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
該当事項はありません。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
該当事項はありません。
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【関連当事者情報】
1 関連当事者との取引
連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引
連結財務諸表提出会社の役員及び主要株主(個人の場合に限る。)等
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日 )
議決権等の
資本金又
会社等の名称 事業の内容 関連当事者 取引金額 期末残高
種類 所在地 は出資金 所有(被所 取引の内容 科目
又は氏名 又は職業 との関係 (百万円) (百万円)
(百万円)
有)割合(%)
役員の
(平均残高)
飯尾 万喜三
― ― ― ― ― 資金の貸付 貸出金 64
近親者
78
被所有
役員の
(平均残高)
後藤 快 ― ― ― ― 資金の貸付 貸出金 113
直接 0.00
近親者
114
役員及び
その近親者が パークビュー 静岡県
不動産
(平均残高)
議決権の アセット 浜松市 65 ― ― 資金の貸付 貸出金 448
賃貸業
456
過半数を所有 株式会社 中区
している会社
取引条件及び取引条件の決定方針等
1 貸出金取引については、一般の取引と同様な条件で行っております。
2 後藤快氏については、関連する役員が2018年6月15日に退任しておりますので、期末残高に代えて退任月の月末
残高を記載しております。
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日 )
議決権等の
資本金又
会社等の名称 事業の内容 関連当事者 取引金額 期末残高
種類 所在地 は出資金 所有(被所 取引の内容 科目
又は氏名 又は職業 との関係 (百万円) (百万円)
(百万円)
有)割合(%)
役員の
(平均残高)
飯尾 万喜三
― ― ― ― ― 資金の貸付 貸出金 70
近親者
69
役員及び
その近親者が パークビュー 静岡県
不動産
(平均残高)
議決権の アセット 浜松市 65 ― ― 資金の貸付 貸出金 530
賃貸業
445
過半数を所有 株式会社 中区
している会社
取引条件及び取引条件の決定方針等
貸出金取引については、一般の取引と同様な条件で行っております。
2 親会社又は重要な関連会社に関する注記
該当ありません。
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(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日 ) 至 2020年3月31日 )
1株当たり純資産額 1,738円53銭 1,727円10銭
1株当たり当期純利益 79円31銭 67円19銭
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 76円93銭 65円40銭
(注) 1 1株当たり純資産額の算定上の基礎は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
純資産の部の合計額 百万円 1,016,815 992,794
純資産の部の合計額から控除する金額 百万円 1,681 1,607
(うち新株予約権) 百万円 323 361
(うち非支配株主持分) 百万円 1,357 1,245
普通株式に係る期末の純資産額 百万円 1,015,134 991,187
1株当たり純資産額の算定に用いられた
千株 583,903 573,902
期末の普通株式の数
(注) 2 1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、次のとおりでありま
す。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日 ) 至 2020年3月31日 )
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益 百万円 46,874 38,703
普通株主に帰属しない金額 百万円 ― ―
普通株式に係る親会社株主に帰属する
百万円 46,874 38,703
当期純利益
普通株式の期中平均株式数 千株 591,009 576,006
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益調整額 百万円 454 400
(うち支払利息(税額相当額控除後)) 百万円 454 400
普通株式増加数 千株 24,210 21,818
(うち転換社債型新株予約権付社債) 千株 23,845 21,420
(うち新株予約権) 千株 364 397
希薄化効果を有しないため、潜在株式調
整後1株当たり当期純利益の算定に含め ― ―
なかった潜在株式の概要
(重要な後発事象)
自己株式の消却
当行は、2020年5月11日開催の取締役会において、会社法第178条の規定に基づく自己株式の消却について次
のとおり決議いたしました。
1.消却する株式の種類 当行普通株式
2.消却する株式の総数 10,000,000株
3.消却日 2020年5月29日
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⑤ 【連結附属明細表】
【社債明細表】
当期首残高 当期末残高 利率
会社名 銘柄 発行年月日 担保 償還期限
(百万円) (百万円) (%)
2023年満期ユーロ米ド
32,649
33,297
ル建取得条項付転換社
(300,000
2018年1月25日 (300,000 (注2) なし 2023年1月25日
債型新株予約権付社債
千米ドル)
千米ドル)
(注1,3)
株式会社静岡銀行第1 4,095 3,175
当行
回米ドル建社債(適格機 2018年5月29日 (36,898 (29,180 ― なし 2023年5月29日
関投資家限定)(注1,4) 千米ドル) 千米ドル)
株式会社静岡銀行
30,738
31,348
(282,448
2023年12月満期 2018年12月27日 (282,448 3.31 なし 2023年12月21日
千米ドル)
千米ドル)
米ドル建社債(注1)
合計 ― ― 68,741 66,563 ― ― ―
(注)1 当該社債は、外国において発行したものであるため「当期首残高」及び「当期末残高」欄に外貨建の金額を
(付記)しております。
2 2023年満期ユーロ米ドル建取得条項付転換社債型新株予約権付社債の利率は、ロンドン銀行間市場における
3ヶ月米ドルLIBORから0.5%を差し引いたものであります(ただし、年0%を下回らないものとします)。
3 転換社債型新株予約権付社債に関する記載は次のとおりであります。
2023年満期ユーロ米ドル建
銘柄 取得条項付転換社債型
新株予約権付社債
発行すべき株式 普通株式
新株予約権の発行価額 無償
株式の発行価格 14.005米ドル
発行価額の総額 300,000千米ドル
新株予約権の行使により発行した
―
株式の発行価額の総額
新株予約権の付与割合 100.0%
自 2018年2月8日
新株予約権の行使期間
至 2023年1月11日
各本新株予約権の行使に際しては、当該本新株予約権に係る本社債を出
代用払込みに関する事項
資するものとし、当該本社債の価額は、その額面金額と同額とする。
4 割引発行した社債である株式会社静岡銀行第1回米ドル建社債(適格機関投資家限定)の券面額は、3,541
百万円(32,538千米ドル)であります。
5 連結決算日後5年以内における償還予定額は以下のとおりであります。
1年以内 1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内
金額(百万円) ― ― 32,649 33,914 ―
【借入金等明細表】
当期首残高 当期末残高 平均利率
区分 返済期限
(百万円) (百万円) (%)
借用金 282,839 671,333 0.25 ―
再割引手形 ― ― ― ―
借入金 282,839 671,333 0.25 2020年4月~2030年1月
1年以内に返済予定のリース債務 ― 6 1.86 ―
リース債務(1年以内に返済予定
― 23 1.86 2025年2月
のものを除く)
(注) 1 「平均利率」は、期末日現在の「利率」及び「当期末残高」により算出(加重平均)しております。
2 借入金及びリース債務の連結決算日後5年以内における返済額は次のとおりであります。
1年以内 1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内
借入金(百万円) 445,643 9,335 5,434 204,148 5,224
リース債務(百万円) 6 6 6 6 5
銀行業は、預金の受入れ、コール・手形市場からの資金の調達・運用等を営業活動として行っているため、借入金
等明細表については連結貸借対照表中「負債の部」の「借用金」及び「その他負債」中のリース債務の内訳を記載し
ております。
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【資産除去債務明細表】
当連結会計年度期首及び当連結会計年度末における資産除去債務の金額が当連結会計年度期首及び当連結会計年
度末における負債及び純資産の合計額の100分の1以下であるため、記載を省略しております。
(2) 【その他】
当連結会計年度における四半期情報
(累計期間) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 当連結会計年度
経常収益 百万円 58,802 120,597 176,132 229,295
税金等調整前
百万円 11,913 33,007 46,933 54,596
四半期(当期)純利益
親会社株主に帰属する
百万円 8,448 23,535 32,952 38,703
四半期(当期)純利益
1株当たり
円 14.50 40.71 57.13 67.19
四半期(当期)純利益
(注) 一般企業の売上高に代えて、経常収益を記載しております。
(会計期間) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
1株当たり四半期純利益 円 14.50 26.28 16.40 10.02
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2 【財務諸表等】
(1)【財務諸表】
①【貸借対照表】
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
現金預け金 1,210,135 1,373,370
現金 87,415 84,516
※7 1,122,719 ※7 1,288,853
預け金
コールローン 270,212 169,388
買入金銭債権 40,332 35,820
特定取引資産 36,309 11,979
商品有価証券 6,594 2,211
商品有価証券派生商品 2 8
特定金融派生商品 6,713 4,759
その他の特定取引資産 22,999 4,999
金銭の信託 3,900 4,000
※1 , ※7 , ※10 1,414,025 ※1 , ※7 , ※10 1,660,896
有価証券
国債 50,094 64,218
地方債 89,660 120,352
社債 357,246 360,063
株式 397,745 345,402
その他の証券 519,278 770,859
※2 , ※3 , ※4 , ※5 , ※7 , ※8 8,556,855 ※2 , ※3 , ※4 , ※5 , ※7 , ※8 8,969,542
貸出金
※6 27,856 ※6 21,459
割引手形
手形貸付 159,841 177,707
証書貸付 7,273,757 7,645,422
当座貸越 1,095,399 1,124,952
外国為替 7,458 11,882
外国他店預け 6,036 8,184
※6 441 ※6 3,031
買入外国為替
取立外国為替 981 666
その他資産 98,641 113,545
前払費用 149 244
未収収益 10,504 8,405
先物取引差金勘定 15 ―
金融派生商品 10,774 20,276
金融商品等差入担保金 5,682 6,084
※7 71,515 ※7 78,532
その他の資産
※9 63,029 ※9 59,172
有形固定資産
建物 30,754 28,702
土地 21,687 21,460
リース資産 2,532 1,922
建設仮勘定 2,508 2,553
その他の有形固定資産 5,546 4,533
無形固定資産 38,956 46,953
ソフトウエア 38,533 46,533
その他の無形固定資産 422 419
前払年金費用 5,028 8,129
支払承諾見返 111,770 80,509
貸倒引当金 △ 37,094 △ 39,463
△ 55 △ 55
投資損失引当金
資産の部合計 11,819,507 12,505,670
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(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
※7 9,877,734 ※7 10,055,167
預金
当座預金 498,827 501,280
普通預金 5,300,335 5,594,858
貯蓄預金 59,257 58,970
通知預金 35,945 30,487
定期預金 3,380,855 3,215,357
定期積金 41,199 40,332
その他の預金 561,313 613,880
譲渡性預金 119,509 143,124
コールマネー 168,834 131,103
※7 99,206 ※7 318,295
売現先勘定
特定取引負債 6,031 4,115
商品有価証券派生商品 15 ―
特定金融派生商品 6,015 4,115
※7 253,941 ※7 631,655
借用金
借入金 253,941 631,655
外国為替 547 632
外国他店預り 5 8
売渡外国為替 223 162
未払外国為替 319 461
社債 35,444 33,914
新株予約権付社債 33,297 32,649
信託勘定借 243 229
その他負債 69,519 73,428
未払法人税等 5,729 6,627
未払費用 6,940 6,422
前受収益 1,098 1,763
給付補填備金 12 9
先物取引差金勘定 ― 8
金融派生商品 9,142 12,147
金融商品等受入担保金 2,557 11,725
リース債務 2,549 1,937
資産除去債務 43 43
その他の負債 41,446 32,743
退職給付引当金 18,454 18,257
役員退職慰労引当金 145 159
睡眠預金払戻損失引当金 980 1,225
偶発損失引当金 1,249 1,447
ポイント引当金 306 369
繰延税金負債 65,433 49,134
111,770 80,509
支払承諾
負債の部合計 10,862,650 11,575,419
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(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
純資産の部
資本金 90,845 90,845
資本剰余金 54,884 54,884
資本準備金 54,884 54,884
利益剰余金 649,346 659,913
利益準備金 90,845 90,845
その他利益剰余金 558,500 569,068
固定資産圧縮積立金 3,307 3,200
特別償却準備金 20 13
特別積立金 513,700 518,700
繰越利益剰余金 41,473 47,154
△ 31,642 △ 30,125
自己株式
株主資本合計 763,433 775,517
その他有価証券評価差額金
192,476 154,011
623 360
繰延ヘッジ損益
評価・換算差額等合計 193,100 154,371
新株予約権 323 361
純資産の部合計 956,857 930,251
負債及び純資産の部合計 11,819,507 12,505,670
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②【損益計算書】
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
経常収益 192,951 183,906
資金運用収益 144,272 135,714
貸出金利息 105,951 105,162
有価証券利息配当金 32,565 24,934
コールローン利息 842 467
買現先利息 △ 0 △ 0
預け金利息 3,881 4,324
その他の受入利息 1,031 825
信託報酬 3 2
役務取引等収益 30,495 30,797
受入為替手数料 7,732 7,736
その他の役務収益 22,763 23,060
特定取引収益 820 633
商品有価証券収益 421 472
特定金融派生商品収益 391 155
その他の特定取引収益 6 6
その他業務収益 7,266 9,833
外国為替売買益 2,143 3,841
国債等債券売却益 4,188 5,817
金融派生商品収益 933 162
その他の業務収益 0 12
その他経常収益 10,092 6,924
償却債権取立益 0 13
株式等売却益 7,600 4,509
金銭の信託運用益 46 50
その他の経常収益 2,445 2,352
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(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
経常費用 136,463 137,443
資金調達費用 27,628 28,865
預金利息 11,920 11,872
譲渡性預金利息 1,408 1,706
コールマネー利息 1,566 3,214
売現先利息 2,764 4,509
債券貸借取引支払利息 505 794
借用金利息 2,318 1,927
社債利息 427 1,198
新株予約権付社債利息 649 570
金利スワップ支払利息 5,195 2,906
その他の支払利息 872 165
役務取引等費用 14,736 15,193
支払為替手数料 1,607 1,623
その他の役務費用 13,128 13,569
その他業務費用 5,702 1,939
国債等債券売却損 5,239 1,296
国債等債券償還損 ― 643
社債発行費償却 463 ―
営業経費 82,015 79,372
その他経常費用 6,380 12,072
貸倒引当金繰入額 4,418 5,936
貸出金償却 6 ―
株式等売却損 30 ―
株式等償却 119 1,940
金銭の信託運用損 5 ▶
1,800 4,191
その他の経常費用
経常利益 56,487 46,462
特別利益
3,610 411
固定資産処分益 119 19
関係会社株式売却益 ― 392
退職給付信託返還益 3,490 ―
特別損失 300 385
固定資産処分損 300 332
― 52
減損損失
税引前当期純利益 59,797 46,489
法人税、住民税及び事業税
14,943 13,473
2,214 △ 426
法人税等調整額
法人税等合計 17,157 13,046
当期純利益 42,639 33,442
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③【株主資本等変動計算書】
前事業年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金
資本金
資本剰余金
資本準備金
合計
当期首残高 90,845 54,884 54,884
当期変動額
剰余金の配当
固定資産圧縮積立金の積立
固定資産圧縮積立金の取崩
特別償却準備金の取崩
特別積立金の積立
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
自己株式の消却
株主資本以外の項目の当期変動額
(純額)
当期変動額合計 ― ― ―
当期末残高 90,845 54,884 54,884
株主資本
利益剰余金
株主資本
その他利益剰余金
自己株式
利益剰余金
合計
利益準備金
固定資産 特別償却 繰越利益
合計
特別積立金
圧縮積立金 準備金 剰余金
当期首残高 90,845 3,362 26 508,700 47,375 650,311 △ 52,183 743,857
当期変動額
剰余金の配当 △ 13,065 △ 13,065 △ 13,065
固定資産圧縮積立金の積立 35 △ 35 ― ―
固定資産圧縮積立金の取崩 △ 91 91 ― ―
特別償却準備金の取崩 △ 6 6 ― ―
特別積立金の積立 5,000 △ 5,000 ― ―
当期純利益 42,639 42,639 42,639
自己株式の取得 △ 10,070 △ 10,070
自己株式の処分 △ 9 △ 9 81 72
自己株式の消却 △ 30,530 △ 30,530 30,530 ―
株主資本以外の項目の当期変動額
(純額)
当期変動額合計 ― △ 55 △ 6 5,000 △ 5,902 △ 964 20,541 19,576
当期末残高 90,845 3,307 20 513,700 41,473 649,346 △ 31,642 763,433
評価・換算差額等
その他
新株予約権 純資産合計
繰延ヘッジ 評価・換算
有価証券
損益 差額等合計
評価差額金
当期首残高 193,179 671 193,850 350 938,058
当期変動額
剰余金の配当 △ 13,065
固定資産圧縮積立金の積立 ―
固定資産圧縮積立金の取崩 ―
特別償却準備金の取崩 ―
特別積立金の積立 ―
当期純利益 42,639
自己株式の取得 △ 10,070
自己株式の処分 72
自己株式の消却 ―
株主資本以外の項目の当期変動額
△ 702 △ 47 △ 750 △ 27 △ 777
(純額)
当期変動額合計 △ 702 △ 47 △ 750 △ 27 18,799
当期末残高 192,476 623 193,100 323 956,857
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当事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本剰余金
資本金
資本剰余金
資本準備金
合計
当期首残高 90,845 54,884 54,884
当期変動額
剰余金の配当
固定資産圧縮積立金の取崩
特別償却準備金の取崩
特別積立金の積立
当期純利益
自己株式の取得
自己株式の処分
自己株式の消却
株主資本以外の項目の当期変動額
(純額)
当期変動額合計 ― ― ―
当期末残高 90,845 54,884 54,884
株主資本
利益剰余金
株主資本
その他利益剰余金
自己株式
利益剰余金
合計
利益準備金
固定資産 特別償却 繰越利益
合計
特別積立金
圧縮積立金 準備金 剰余金
当期首残高 90,845 3,307 20 513,700 41,473 649,346 △ 31,642 763,433
当期変動額
剰余金の配当 △ 12,735 △ 12,735 △ 12,735
固定資産圧縮積立金の取崩 △ 106 106 ― ―
特別償却準備金の取崩 △ 6 6 ― ―
特別積立金の積立 5,000 △ 5,000 ― ―
当期純利益 33,442 33,442 33,442
自己株式の取得 △ 8,623 △ 8,623
自己株式の処分 △ 0 △ 0 0 0
自己株式の消却 △ 10,139 △ 10,139 10,139 ―
株主資本以外の項目の当期変動額
(純額)
当期変動額合計 ― △ 106 △ 6 5,000 5,680 10,567 1,516 12,083
当期末残高 90,845 3,200 13 518,700 47,154 659,913 △ 30,125 775,517
評価・換算差額等
その他
新株予約権 純資産合計
繰延ヘッジ 評価・換算
有価証券
損益 差額等合計
評価差額金
当期首残高 192,476 623 193,100 323 956,857
当期変動額
剰余金の配当 △ 12,735
固定資産圧縮積立金の取崩 ―
特別償却準備金の取崩 ―
特別積立金の積立 ―
当期純利益 33,442
自己株式の取得 △ 8,623
自己株式の処分 0
自己株式の消却 ―
株主資本以外の項目の当期変動額
△ 38,465 △ 263 △ 38,728 38 △ 38,689
(純額)
当期変動額合計 △ 38,465 △ 263 △ 38,728 38 △ 26,606
当期末残高 154,011 360 154,371 361 930,251
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【注記事項】
(重要な会計方針)
1 特定取引資産・負債の評価基準及び収益・費用の計上基準
金利、通貨の価格、金融商品市場における相場その他の指標に係る短期的な変動、市場間の格差等を利用して利
益を得る等の目的(以下「特定取引目的」という。)の取引については、取引の約定時点を基準とし、貸借対照表上
「特定取引資産」及び「特定取引負債」に計上するとともに、当該取引からの損益を損益計算書上「特定取引収
益」及び「特定取引費用」に計上しております。
特定取引資産及び特定取引負債の評価は、有価証券及び金銭債権等については決算日の時価により、スワップ・
先物・オプション取引等の派生商品については決算日において決済したものとみなした額により行っております。
また、特定取引収益及び特定取引費用の損益計上は、当事業年度中の受払利息等に、有価証券及び金銭債権等に
ついては前事業年度末と当事業年度末における評価損益の増減額を、派生商品については前事業年度末と当事業年
度末におけるみなし決済からの損益相当額の増減額を加えております。
2 有価証券の評価基準及び評価方法
有価証券の評価は、満期保有目的の債券については移動平均法による償却原価法(定額法)、子会社株式及び関連
会社株式については移動平均法による原価法、その他有価証券については原則として決算日の市場価格等に基づく
時価法(売却原価は主として移動平均法により算定)、ただし時価を把握することが極めて困難と認められるものに
ついては移動平均法による原価法により行っております。
なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資産直入法により処理しております。
3 デリバティブ取引の評価基準及び評価方法
デリバティブ取引(特定取引目的の取引を除く)の評価は、時価法により行っております。
4 固定資産の減価償却の方法
(1) 有形固定資産(リース資産を除く)
有形固定資産は、主として定率法(ただし、2016年4月1日以後に取得した構築物については定額法)を採用
しております。また、主な耐用年数は次のとおりであります。
建 物 3年~50年
その他 2年~20年
(2) 無形固定資産(リース資産を除く)
無形固定資産は、定額法により償却しております。なお、自社利用のソフトウエアについては、行内における
利用可能期間(5年)に基づいて償却しております。
(3) リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る「有形固定資産」中のリース資産は、リース期間を耐用年数と
した定額法により償却しております。なお、残存価額については、リース契約上に残価保証の取決めがあるもの
は当該残価保証額とし、それ以外のものは零としております。
5 外貨建の資産及び負債の本邦通貨への換算基準
外貨建資産・負債及び海外支店勘定は、取得時の為替相場による円換算額を付す子会社株式を除き、主として決
算日の為替相場による円換算額を付しております。
6 引当金の計上基準
(1) 貸倒引当金
貸倒引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。
破産、特別清算等、法的又は形式的に経営破綻の事実が発生している債務者(破綻先)に係る債権及びそれと同
等の状況にある債務者(実質破綻先)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見込額及び保証による
回収可能見込額を控除し、その残額を計上しております。また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻
に陥る可能性が大きいと認められる債務者(破綻懸念先)に係る債権については、債権額から、担保の処分可能見
込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額のうち必要と認める額を計上しております。
破綻懸念先及び貸出条件緩和債権等を有する債務者で与信額が一定額以上の大口債務者のうち、債権の元本の
回収及び利息の受取りに係るキャッシュ・フローを合理的に見積もることができる債権については、当該キャッ
シュ・フローを貸出条件緩和実施前の約定利子率で割引いた金額と債権の帳簿価額との差額を貸倒引当金とする
方法(キャッシュ・フロー見積法)により計上しております。
上記以外の債権(正常先債権・要注意先債権)については、貸出金等の平均残存期間の予想損失額を見込んで
計上しており、予想損失額は、平均残存期間の貸倒実績を基礎とした貸倒実績率の過去の一定期間における平均
値に基づき損失率を求め、これに将来見込み等必要な修正を加えて算定しております。
すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、営業関連部署が資産査定を実施し、当該部署から独立した資
産監査部署が査定結果を監査しております。
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(追加情報)
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う経済活動停滞等による貸出先の返済能力への影響等が懸念されま
すが、債務者区分等への大きな影響はないとの仮定を置いたうえで、貸倒引当金を算定しております。
今後、新型コロナウイルス感染症の状況やその経済への影響が変化した場合には、貸出先の債務者区分の変更
や予想損失率の上昇などにより引当額が増加し、翌年度の財務諸表に影響を与える可能性があります。
(2) 投資損失引当金
投資損失引当金は、投資等について将来発生する可能性のある損失に備えるため、投資先の財政状態等を勘案
し、必要と認められる金額を計上しております。
(3) 退職給付引当金
退職給付引当金は、従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込
額に基づき、必要額を計上しております。また、退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度末
までの期間に帰属させる方法については給付算定式基準によっております。なお、数理計算上の差異の損益処理
方法は次のとおりであります。
数理計算上の差異
各事業年度の発生時の従業員の平均残存勤務期間内の一定の年数(10年)による定額法により按分した額を、
それぞれ発生の翌事業年度から損益処理
(4) 役員退職慰労引当金
役員退職慰労引当金は、役員への退職慰労金の支払いに備えるため、役員に対する退職慰労金の支給見積額の
うち、当事業年度末までに発生していると認められる額を計上しております。
(5) 睡眠預金払戻損失引当金
睡眠預金払戻損失引当金は、負債計上を中止した預金について、預金者からの払戻請求に備えるため、将来の
払戻請求に応じて発生する損失を見積り、必要と認める額を計上しております。
(6) 偶発損失引当金
偶発損失引当金は、予め定めている償却・引当基準に則り、将来発生する可能性のある信用保証協会への負担
金支払見込額を計上しております。
(7) ポイント引当金
ポイント引当金は、クレジットカード会員に付与したポイントが将来使用された場合の負担に備え、将来使用
される見込額を合理的に見積り、必要と認められる額を計上しております。
7 ヘッジ会計の方法
(イ)金利リスク・ヘッジ
金融資産・負債から生じる金利リスクに対するヘッジ会計の方法は、「銀行業における金融商品会計基準適
用に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第24号 2002年2月13
日)に規定する繰延ヘッジによっております。ヘッジ有効性評価の方法については、相場変動を相殺するヘッ
ジについて、ヘッジ対象となる預金・貸出金等とヘッジ手段である金利スワップ取引等を一定の残存期間毎に
グルーピングのうえ特定し評価しております。また、キャッシュ・フローを固定するヘッジについては、ヘッ
ジ対象とヘッジ手段の金利変動要素の相関関係の検証により有効性の評価をしております。
なお、一部の資産・負債については、金利スワップの特例処理を行っております。
(ロ)為替変動リスク・ヘッジ
外貨建金融資産・負債から生じる為替変動リスクに対するヘッジ会計の方法は、「銀行業における外貨建取
引等の会計処理に関する会計上及び監査上の取扱い」(日本公認会計士協会業種別監査委員会報告第25号
2002年7月29日)に規定する繰延ヘッジによっております。ヘッジ有効性評価の方法については、外貨建金銭
債権債務等の為替変動リスクを減殺する目的で行う通貨スワップ取引及び為替スワップ取引等をヘッジ手段と
し、ヘッジ対象である外貨建金銭債権債務等に見合うヘッジ手段の外貨ポジション相当額が存在することを確
認することによりヘッジの有効性を評価しております。
また、外貨建その他有価証券(債券以外)の為替変動リスクをヘッジするため、事前にヘッジ対象となる外
貨建有価証券の銘柄を特定し、当該外貨建有価証券について外貨ベースで取得原価以上の直先負債が存在して
いること等を条件に包括ヘッジとして時価ヘッジを適用しております。
8 その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
(1) 退職給付に係る会計処理
退職給付に係る未認識数理計算上の差異の会計処理の方法は、連結財務諸表における会計処理の方法と異なっ
ております。
(2) 消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
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(貸借対照表関係)
※1 関係会社の株式又は出資金の総額
前事業年度 当事業年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
株 式 91,498 百万円 100,030 百万円
出資金 1,954 百万円 1,996 百万円
※2 貸出金のうち破綻先債権額及び延滞債権額は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
破綻先債権額 4,182 百万円 3,305 百万円
延滞債権額 71,157 百万円 74,883 百万円
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は
利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除
く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(1965年政令第97号)第96条第1項第3
号イからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金であります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ること
を目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金であります。
※3 貸出金のうち3カ月以上延滞債権額は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
3カ月以上延滞債権額 257 百万円 558 百万円
なお、3カ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が、約定支払日の翌日から3月以上遅延している貸出金
で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものであります。
※4 貸出金のうち貸出条件緩和債権額は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
貸出条件緩和債権額 16,035 百万円 13,255 百万円
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払
猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及
び3カ月以上延滞債権に該当しないものであります。
す。
前事業年度 当事業年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
合計額 91,632 百万円 92,003 百万円
なお、上記2から5に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額であります。
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会業種別監査委員会報告第24号 2002年2月13日)に基づき金融取引として処理しております。これにより受け入
れた商業手形及び買入外国為替は、売却又は(再)担保という方法で自由に処分できる権利を有しております
が、その額面金額は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
28,297 百万円 24,491 百万円
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※7 担保に供している資産は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
担保に供している資産
有価証券 433,972 百万円 749,891 百万円
貸出金 3,108 百万円 百万円
613,957
計 437,080 百万円 1,363,848 百万円
担保資産に対応する債務
66,420
預金 25,777 百万円 百万円
売現先勘定 99,206 百万円 百万円
318,295
借用金 246,800 百万円 百万円
625,731
上記のほか、為替決済等の取引の担保あるいは先物取引証拠金等の代用として、次のものを差し入れておりま
す。
前事業年度 当事業年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
有価証券 21,499 百万円 21,490 百万円
預け金 221 百万円 217 百万円
また、その他の資産には、保証金及び中央清算機関差入証拠金が含まれておりますが、その金額は次のとおり
であります。
前事業年度 当事業年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
保証金 1,961 百万円 2,030 百万円
中央清算機関差入証拠金 53,000 百万円 56,700 百万円
契約上規定された条件について違反がない限り、一定の限度額まで資金を貸付けることを約する契約でありま
す。これらの契約に係る融資未実行残高は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
百万円 百万円
融資未実行残高 1,802,539 1,735,650
うち契約残存期間が1年以内のもの 1,698,473 1,628,243
百万円 百万円
なお、これらの契約の多くは、融資実行されずに終了するものであるため、融資未実行残高そのものが必ずし
も当行の将来のキャッシュ・フローに影響を与えるものではありません。これらの契約の多くには、金融情勢の
変化、債権の保全及びその他相当の事由があるときは、当行が実行申し込みを受けた融資の拒絶又は契約極度額
の減額をすることができる旨の条項が付けられております。また、契約時において必要に応じて不動産・有価証
券等の担保を徴求するほか、契約後も定期的に予め定めている行内手続に基づき顧客の業況等を把握し、必要に
応じて契約の見直し、与信保全上の措置等を講じております。
※9 有形固定資産の圧縮記帳額
前事業年度 当事業年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
圧縮記帳額 9,553 百万円 9,532 百万円
の額
前事業年度 当事業年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
23,245 百万円 25,985 百万円
11 元本補填契約のある信託の元本金額は、次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
金銭信託 243 百万円 229 百万円
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(有価証券関係)
子会社株式及び関連会社株式
前事業年度( 2019年3月31日 )
貸借対照表計上額 時価 差額
(百万円) (百万円) (百万円)
子会社株式 ― ― ―
関連会社株式 16,882 27,398 10,515
合計 16,882 27,398 10,515
当事業年度( 2020年3月31日 )
貸借対照表計上額 時価 差額
(百万円) (百万円) (百万円)
子会社株式 ― ― ―
関連会社株式 16,000 11,593 △4,406
合計 16,000 11,593 △4,406
(注)時価を把握することが極めて困難と認められる子会社株式及び関連会社株式の貸借対照表計上額
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
子会社株式 76,204 85,660
関連会社株式 366 366
合計 76,571 86,026
これらについては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、「子会社株式及び
関連会社株式」には含めておりません。
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(税効果会計関係)
1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
前事業年度 当事業年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
繰延税金資産
貸倒引当金
10,149 百万円 10,966 百万円
退職給付引当金
5,845 5,451
有価証券償却
6,867 6,532
その他 8,165 8,704
繰延税金資産小計
31,027 31,655
△7,692 △7,349
評価性引当額
繰延税金資産合計
23,335 24,305
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金
△79,003 △63,243
退職給付信託設定益
△5,201 △5,201
退職給付信託返還有価証券
△2,809 △2,809
その他 △1,753 △2,185
繰延税金負債合計 △88,769 △73,440
繰延税金負債の純額
△65,433 百万円 △49,134 百万円
2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となっ
た主な項目別の内訳
前事業年度及び当事業年度において、法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間の差異が、法
定実効税率の百分の五以下であるため、記載を省略しております。
(重要な後発事象)
自己株式の消却
2020年5月11日開催の取締役会において、会社法第178条の規定に基づく自己株式の消却について次のとおり
決議いたしました。
1.消却する株式の種類 当行普通株式
2.消却する株式の総数 10,000,000株
3.消却日 2020年5月29日
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④ 【附属明細表】
【有形固定資産等明細表】
当期末減価
償却累計額 差引当期末
当期首残高 当期増加額 当期減少額 当期末残高 当期償却額
資産の種類 又は償却 残高
(百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
累計額 (百万円)
(百万円)
有形固定資産
(0)
建物 106,486 739 795 106,431 77,728 2,635 28,702
土地 21,687 ― 226 21,460 ― ― 21,460
リース資産 4,771 146 492 4,425 2,502 756 1,922
建設仮勘定 2,508 79 34 2,553 ― ― 2,553
(1) <52>
その他の有形固定資産 30,258 1,506 995 30,769 26,236 2,098 4,533
(1) <52>
有形固定資産計 165,713 2,472 2,544 165,640 106,468 5,490 59,172
無形固定資産
(0)
ソフトウエア 103,225 13,391 294 116,323 69,789 5,318 46,533
その他の無形固定資産 948 0 1 947 527 2 419
(0)
無形固定資産計 104,173 13,392 296 117,270 70,317 5,321 46,953
(注)1 当期首残高欄における( )内は為替換算差額(外書き)であります。
2 当期減少欄における< >内は減損損失の計上額(内書き)であります。
【引当金明細表】
当期減少額 当期減少額
当期首残高 当期増加額 当期末残高
区分 (目的使用) (その他)
(百万円) (百万円) (百万円)
(百万円) (百万円)
貸倒引当金 37,094 39,463 3,566 33,527 39,463
一般貸倒引当金 21,402 21,814 ― (注1) 21,402 21,814
個別貸倒引当金 15,691 17,649 3,566 (注2) 12,124 17,649
うち非居住者向け
― ― ― ― ―
債権分
投資損失引当金 55 55 ― (注1) 55 55
役員退職慰労引当金 145 14 ― ― 159
睡眠預金払戻損失引当金 980 1,225 ― (注1) 980 1,225
偶発損失引当金 1,249 1,447 ― (注1) 1,249 1,447
ポイント引当金 306 369 306 ― 369
計 39,829 42,576 3,872 35,812 42,721
(注) 1 洗替による取崩額
2 洗替及び回収による取崩額
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○ 未払法人税等
当期減少額 当期減少額
当期首残高 当期増加額 当期末残高
区分 (目的使用) (その他)
(百万円) (百万円) (百万円)
(百万円) (百万円)
未払法人税等 5,729 14,786 13,889 ― 6,627
未払法人税等 4,017 11,665 10,478 ― 5,204
未払事業税 1,712 3,121 3,410 ― 1,422
(2) 【主な資産及び負債の内容】
連結財務諸表を作成しているため記載を省略しております。
(3) 【信託財産残高表】
① 信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表)
資産
前事業年度 当事業年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
科目
金額(百万円) 構成比(%) 金額(百万円) 構成比(%)
有価証券 9 1.05 9 1.07
銀行勘定貸 243 26.18 229 25.07
現金預け金 677 72.77 677 73.86
合計 931 100.00 916 100.00
負債
前事業年度 当事業年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
科目
金額(百万円) 構成比(%) 金額(百万円) 構成比(%)
金銭信託 931 100.00 916 100.00
合計 931 100.00 916 100.00
(注) 共同信託他社管理財産 前事業年度の残高は5百万円、当事業年度の残高は5百万円であります。
② 元本補填契約のある信託の運用/受入状況(末残)
前事業年度 当事業年度
( 2019年3月31日 ) ( 2020年3月31日 )
科目
金銭信託 貸付信託 合計 金銭信託 貸付信託 合計
(百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円)
銀行勘定貸 243 ― 243 229 ― 229
資産計 243 ― 243 229 ― 229
元本 243 ― 243 229 ― 229
その他 0 ― 0 0 ― 0
負債計 243 ― 243 229 ― 229
(4) 【その他】
該当事項はありません。
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第6 【提出会社の株式事務の概要】
事業年度 4月1日から3月31日まで
定時株主総会 6月中
基準日 3月31日
剰余金の配当の基準日 9月30日、3月31日
1単元の株式数 100株
単元未満株式の買取り・
買増し
(特別口座)
取扱場所
東京都中央区日本橋茅場町一丁目2番4号 日本証券代行株式会社本店
(特別口座)
株主名簿管理人
東京都中央区日本橋茅場町一丁目2番4号 日本証券代行株式会社
取次所 ―
買取・買増手数料 ―
電子公告により当行ホームページに掲載いたします。ただし、事故その他やむを得な
い事由によって電子公告による公告をすることができない場合は、日本経済新聞に掲
載いたします。
公告掲載方法
公告掲載URL
https://www.shizuokabank.co.jp/
株主に対する特典 ありません
(注)1 単元未満株式の買取りの場合の受付停止期間
3月31日・6月30日・9月30日・12月31日を含むそれ以前の4営業日の間
2 単元未満株式の買増しの場合の受付停止期間
3月31日・6月30日・9月30日・12月31日を含むそれ以前の10営業日の間
3 当行の株主は、その有する単元未満株式について、次に掲げる権利以外の権利を行使することができませ
ん。
会社法第189条第2項各号に掲げる権利
会社法第166条第1項の規定による請求をする権利
株主の有する株式数に応じて募集株式の割当て及び募集新株予約権の割当てを受ける権利
株主の有する単元未満株式の数と併せて単元株式数となる数の株式を売り渡すことを請求する権利
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第7 【提出会社の参考情報】
1 【提出会社の親会社等の情報】
当行は、法第24条の7第1項に規定する親会社等はありません。
2 【その他の参考情報】
当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しております。
(1) 自 2018年4月1日 2019年6月17日
有価証券報告書及びその添付書類 事業年度
至 2019年3月31日 関東財務局長に提出
並びに確認書 ( 第113期 )
(2) 内部統制報告書 2019年6月17日
関東財務局長に提出
(3) 四半期報告書及び確認書 第114期 自 2019年4月1日 2019年8月5日
第1四半期 至 2019年6月30日
第114期 自 2019年7月1日 2019年11月19日
第2四半期 至 2019年9月30日
第114期 自 2019年10月1日 2020年2月7日
第3四半期 至 2019年12月31日
関東財務局長に提出
(4) 発行登録書(募集)及びその添付書類 2019年9月6日
関東財務局長に提出
(5) 発行登録書(売出し)及びその添付書類 2019年9月6日
関東財務局長に提出
(6) 自己株券買付状況報告書 2019年7月10日
関東財務局長に提出
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第二部 【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
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独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書
2020年6月8日
株式会社静岡銀行
取 締 役 会 御 中
有限責任監査法人 トーマツ
静岡事務所
指定有限責任社員
深 田 建 太 郎
公認会計士 ㊞
業務執行社員
指定有限責任社員
杉 田 昌 則
公認会計士 ㊞
業務執行社員
指定有限責任社員
石 黒 宏 和
公認会計士 ㊞
業務執行社員
<財務諸表監査>
監査意見
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
いる株式会社静岡銀行の2019年4月1日から2020年3月31日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借
対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計算書、連結財
務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株
式会社静岡銀行及び連結子会社の2020年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績
及びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準におけ
る当監査法人の責任は、「連結財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国におけ
る職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責
任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
連結財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正
に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するた
めに経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
連結財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき連結財務諸表を作成することが適切であるか
どうかを評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示
する必要がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにあ
る。
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有価証券報告書
連結財務諸表監査における監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての連結財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表
示がないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明
することにある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、連結財務諸表の利
用者の意思決定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家と
しての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続
を立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切
な監査証拠を入手する。
・ 連結財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評
価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及
び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として連結財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基
づき、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか
結論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において連結財務諸表の注記
事項に注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する連結財務諸表の注記事項が適切でない場合は、連結財務諸
表に対して除外事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証
拠に基づいているが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 連結財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠している
かどうかとともに、関連する注記事項を含めた連結財務諸表の表示、構成及び内容、並びに連結財務諸表が基礎とな
る取引や会計事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
・ 連結財務諸表に対する意見を表明するために、会社及び連結子会社の財務情報に関する十分かつ適切な監査証拠を
入手する。監査人は、連結財務諸表の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査
意見に対して責任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制
の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、
並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガー
ドを講じている場合はその内容について報告を行う。
<内部統制監査>
監査意見
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、株式会社静岡銀行の2020年3
月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。
当監査法人は、株式会社静岡銀行が2020年3月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示した上記の内
部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠して、財務
報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統
制監査を行った。財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人
の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社及び連結子会社から
独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。当監査法人は、意見表明の基礎となる十
分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
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内部統制報告書に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任
経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告
に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。
なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性があ
る。
内部統制監査における監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかにつ
いて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することに
ある。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程
を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施す
る。内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び
適用される。
・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内
部統制報告書の表示を検討する。
・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。監査人
は、内部統制報告書の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査意見に対して責
任を負う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、
識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項
について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、
並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガー
ドを講じている場合はその内容について報告を行う。
利害関係
会社及び連結子会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はな
い。
以 上
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社)が別途保管しております。
2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
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独立監査人の監査報告書
2020年6月8日
株式会社静岡銀行
取 締 役 会 御 中
有限責任監査法人 トーマツ
静岡事務所
指定有限責任社員
公認会計士 深 田 建 太 郎 ㊞
業務執行社員
指定有限責任社員
杉 田 昌 則
公認会計士 ㊞
業務執行社員
指定有限責任社員
石 黒 宏 和
公認会計士 ㊞
業務執行社員
監査意見
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
いる株式会社静岡銀行の2019年4月1日から2020年3月31日までの第114期事業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照
表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行った。
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会
社静岡銀行の2020年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績を、全ての重要な点におい
て適正に表示しているものと認める。
監査意見の根拠
当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準におけ
る当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職
業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表
示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営
者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを
評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要
がある場合には当該事項を開示する責任がある。
監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにあ
る。
財務諸表監査における監査人の責任
監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示が
ないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明すること
にある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決
定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家と
しての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続
を立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切
な監査証拠を入手する。
・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の
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実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及
び関連する注記事項の妥当性を評価する。
・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づ
き、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結
論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に
注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外
事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいてい
るが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかど
うかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計
事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制
の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、
並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガー
ドを講じている場合はその内容について報告を行う。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
㯿ᄰNઊᠰ漰Ŷﭘㅔ䩦湓齧ⰰ殊ᢏर唰谰彎讘銖ﭛ偓ᘰ地弰舰渰朰䈰訰İ崰湓齧ⰰ潟厈䰀⡧ॏꆊ㱒㡘ㅔ䩦큑祐
社)が別途保管しております。
2 XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
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