東京日産コンピュータシステム株式会社 有価証券報告書 第32期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

提出書類 有価証券報告書-第32期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
提出日
提出者 東京日産コンピュータシステム株式会社
カテゴリ 有価証券報告書

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                 東京日産コンピュータシステム株式会社(E02966)
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 【表紙】

 【提出書類】        有価証券報告書

 【根拠条文】        金融商品取引法第24条第1項

 【提出先】        関東財務局長

 【提出日】        2020年6月18日

 【事業年度】        第32期(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)

 【会社名】        東京日産コンピュータシステム株式会社

 【英訳名】        TOKYO NISSAN COMPUTER  SYSTEM CO.,LTD.

 【代表者の役職氏名】        代表取締役社長 吉 丸 弘 二 朗

 【本店の所在の場所】        東京都渋谷区恵比寿一丁目18番18号

 【電話番号】        03(3280)2711(代表)

 【事務連絡者氏名】        取締役経理部長 赤 木 正 人

 【最寄りの連絡場所】        東京都渋谷区恵比寿一丁目18番18号

 【電話番号】        03(3280)2711(代表)

 【事務連絡者氏名】        取締役経理部長 赤 木 正 人

 【縦覧に供する場所】        株式会社東京証券取引所

          (東京都中央区日本橋兜町2番1号)

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 第一部  【企業情報】
 第1 【企業の概況】

 1 【主要な経営指標等の推移】

    回  次     第28期   第29期   第30期   第31期   第32期
   決 算 年 月     2016年3月   2017年3月   2018年3月   2019年3月   2020年3月

  売 上 高

      (千円)  6,530,860   9,629,667   9,313,001   7,928,959   8,790,414
  経常利益     (千円)   208,817   384,906   517,672   553,329   572,333
  当期純利益     (千円)   127,421   250,808   364,296   383,287   391,642
  持分法を適用した場合の
      (千円)   -   -   -   -   -
  投資利益
  資 本 金
      (千円)   867,740   867,740   867,740   867,740   867,740
  発行済株式総数     (株)  1,260,000   1,260,000   1,260,000   6,300,000   6,300,000
  純資産額     (千円)  2,263,101   2,480,127   2,780,179   3,022,075   3,295,088
  総資産額     (千円)  4,632,180   5,043,951   4,850,615   5,209,856   5,709,641
  1株当たり純資産額     (円)  1,796.31   393.72   441.39   481.80   525.03
          31   60   87   19   19
  1株当たり配当額
      (円)
  (1株当たり中間配当額)
         (-)   (-)   (-)   (-)   (-)
  1株当たり当期純利益     (円)   101.13   39.90   57.84   61.08   62.41
  潜在株式調整後1株当たり
      (円)   -   -   -   -   -
  当期純利益
  自己資本比率     (%)   48.9   49.2   57.3   58.0   57.7
  自己資本利益率     (%)   5.7   10.6   13.9   13.2   12.4
  株価収益率     (倍)   11.5   8.8   21.6   9.1   7.0
  配当性向     (%)   30.7   30.1   30.1   31.1   30.4
  営業活動による
      (千円)   509,778  △327,145  1,454,669   166,479  1,108,026
  キャッシュ・フロー
  投資活動による
      (千円)  △308,117  △206,762  △655,690  △329,902   △68,581
  キャッシュ・フロー
  財務活動による
      (千円)  △96,727  △100,328   △75,584  △136,674  △119,311
  キャッシュ・フロー
  現金及び現金同等物
      (千円)  1,389,148   754,913  1,478,307   1,178,209   2,098,343
  の期末残高
  従業員数
          134   135   139   146   147
      (人)
          [6]  [6]  [6]  [5]      [ 7]
  [外、平均臨時雇用者数]
  株主総利回り     (%)   84.4   130.0   455.2   215.5   181.1
  (比較指標:配当込み
      (%)   (89.2 )  (102.3 )  (118.5 )  (112.5 )  (101.8 )
  TOPIX)
                 1,180
  最高株価     (円)   2,100   1,979   6,880      690
                 (6,730)
                  505
  最低株価     (円)   1,000   989  1,420      410
                 (5,390)
  (注) 1. 当社は、連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については
   記載しておりません。
   2.売上高には、消費税等は含まれておりません。
   3.第28期、第29期、第30期、第31期及び第32期の持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社がな
   いため記載しておりません。
   4.第28期、第29期、第30期、第31期及び第32期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式
   が存在しないため記載しておりません。
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   5.当社は、2018年5月1日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を行っております。第29期の期首に
   当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益を算定しております。
   6.最高株価及び最低株価は、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)におけるものであります。なお、
   2019年3月期の株価については株式分割後の最高株価及び最低株価を記載しており、株式分割前の最高株価
   及び最低株価を括弧内に記載しております。
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 2 【沿革】
  年 月          概 要

  1982年3月   東京日産自動車販売株式会社が日本アイ・ビー・エム株式会社と特約店の基本契約締結を機に、コ
     ンピュータ事業部を発足。(東京都港区)
  1989年3月   東京日産自動車販売株式会社のコンピュータ事業部を分社・独立、東京日産コンピュータシステム
     株式会社(略称TCS)を設立。(資本金8千万円)
  1991年6月   東京都渋谷区に本社移転。
  1995年7月   東京日産自動車販売株式会社情報システム部を統合してSI事業部を発足し、システム運用管理受託
     事業を開始。
  1999年5月   SI事業部、本社へ移転。
  2000年3月   経済産業省システムインテグレーターに認定。
  2001年1月   IBM e-businessパートナーに認定。
     コンピュータ用品販売事業を開始。
  2002年3月   経済産業省システムインテグレーターの認定を更新。
  2002年7月   データセンター事業開始。
  2003年9月   PARTNERヘルプデスク開始。
  2004年3月   ジャスダック市場に上場。
  2004年5月   ISO9001の認証取得を受ける。
  2004年12月   株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  2005年3月   ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の認証取得を受ける。
  2006年3月   株式取得により、人材派遣事業会社である株式会社キャリアセンターを子会社化。
  2006年4月   ISO27001の認証取得を受ける。
  2008年3月   ISO20000の認証取得を受ける。
  2010年4月   ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株
     式を上場。
  2010年10月   大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統
     合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
  2011年11月   本社を東京都渋谷区東から東京都渋谷区恵比寿に移転。(現本社所在地)
  2011年12月   第2データセンター稼働。
  2012年12月   連結子会社である株式会社キャリアセンターの全株式を譲渡。
  2013年4月   ビッグデータビジネス参入。
  2013年6月   サプライヤー向けEDIソリューション「EXシリーズ」発表。
  2013年7月   東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株
     式を上場。
  2013年10月   普通株式1株を100株に株式分割、単元株制度の導入により1単元の株式数を100株に変更。
     トッパンエムアンドアイ株式会社及び兼松エレクトロニクス株式会社との共同出資により、IT製
     品の総合ディストリビューター事業会社、株式会社グロスディーを設立。
  2018年5月   普通株式1株を5株に株式分割。
     株式会社グロスディーの株式売却。
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 3 【事業の内容】
  当社はソリューションプロバイダー事業を中心とした情報システム関連事業を展開しております。その主たる内
  容は、日本アイ・ビー・エム株式会社の機器類、ソフトウェアの販売事業及び機器のキッティング、導入支援、
  ネットワークの構築、運用・保守サービス、ヘルプデスク、データセンター等のサービスビジネスを行っておりま
  す。
  また、当社は親会社である日産東京販売ホールディングス株式会社(2020年3月31日現在、当社の議決権の54.0%
  を所有)を中心とする企業グループに属しております。同社の企業グループは、自動車関連事業、情報システム関連
  事業(当社のみ)、その他の事業を業務とする子会社、関連会社により構成されております。
  当社の事業系統図は、次のとおりであります。

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 4 【関係会社の状況】
         資本金又は     議決権の所有

            主要な事業
                  関 係 内 容
   名  称    住 所  出 資 金      又は
            の 内 容
          (千円)     被所有割合(%)
 (親会社)
       東京都
 日産東京販売ホールディング          グループ全体
                  当社商品の販売先
               被所有   54.0
         13,752,067
                  役員の兼任あり
 ス株式会社(注)          の統括・運営
       品川区
  (注) 日産東京販売ホールディングス株式会社は、有価証券報告書の提出会社であります。
 5 【従業員の状況】

  (1) 提出会社の状況
                 2020年3月31日   現在
   従業員数(名)     平均年齢(歳)    平均勤続年数(年)     平均年間給与(円)
     [ 7]
     147      40.5     11.2    6,765,316
     事業部門の名称          従業員数(人)

                    [4]

  自動車事業部                  40
  産業事業部                  41 [-]

                    [1]

  マネージドサービス事業部                  37
  全社(共通)                  29 [ 2]

      合 計              147 [ 7]

  (注) 1 従業員数は、他社から当社への出向者を含む就業人員数であり、臨時雇用者数は[ ]内に年間の平均人員を
   外数で記載しております。
   2 臨時雇用者には、派遣社員は除いております。
   3 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
   4 当社は、単一セグメントであるため、事業部門別の従業員数を記載しております。
   5 全社(共通)は、経理部、商品管理部、人事・総務・IR部等の管理部門の従業員であります。
  (2) 労働組合の状況

  労働組合は結成されておりませんが、当社の従業員のうち、親会社グループより転籍した7名につきましては、
  東京日産グループ労組(全日産販売労働組合)に加盟しております。なお、労使関係は安定しております。
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 第2 【事業の状況】
 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

  文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において、当社が判断したものであります。
  当社では、経営方針について取締役会にて決定し、ホームページに掲載するとともに、期首全体会議等を通じ、
  全社員に啓蒙を図っております。また、経営戦略については、主要な取組みは常勤役員、各部門長により構成され
  る経営会議にて決定し、具体的な営業方針については、営業部門が中心に戦略を策定し、その内容に基づき年度計
  画を策定し、取締役会にて承認しております。経営戦略は期首全体会議や各部門会議等を通じ全社員に展開を行っ
  ております。
  (1) 経営方針

  当社は、「お客様に最大のご満足」を提供することを第一義と考えております。その実現のため、「最も安心し
  てITインフラを任せられる企業」を企業ビジョンと定め、顧客価値を創造するため、「顧客を深く理解するこ
  と」「最適なIT資源を提供すること」「最新の技術経験を提供すること」「最新の製品を提供していくこと」を
  行動指針とする営業活動を行っております。単にシステム機器販売という視点からではなく、顧客の業務目標達成
  に向けて企画構想段階からソリューション(問題解決策)の選定、機器導入、開発、設計、構築、運用、保守、廃
  棄、リプレースといった情報化ライフサイクル全体をご支援させていただくとともに、最新のIT技術をもとに顧
  客にとってもっとも安心できるIT環境の提供を行うことにより、顧客満足を第一とした事業展開を基本に業績の
  向上に努めております。
  (2) 経営戦略

  当社は、「マネージドサービスカンパニーとしての認知度向上」「ロイヤリティの高い顧客関係の構築」「顧客
  ニーズにマッチしたマネージドサービスの提供」を基本戦略とし、顧客価値の創造に貢献することを経営戦略の軸
  ととらえております。
  ① マネージドサービスカンパニーとしての認知度向上
   顧客にとっての価値の高いマネージドサービスを前面に出した提案活動、広報活動を展開していくことで、
   マネージドサービスの認知度を向上させ、マーケットを拡大してまいります。
  ② ロイヤリティの高い顧客関係の構築

   営業品質を向上させることで顧客との関係強化を進め、真の顧客ニーズをつかんでまいります。
  ③ 顧客ニーズにマッチしたマネージドサービスの提供

   業種・業界・ビジネスに対する理解をもとに、顧客課題の解決に向けた最適なマネージドサービスを提供し
   てまいります。
  (3) 目標とする経営指標

  当社は、経営方針に従い、様々なサービス・製品・技術経験の組み合わせによって顧客価値を創造する営業活動
  を行っており、その営業活動の結果、顧客に認められた価値の量である営業利益が重要な経営指標であると考えて
  おります。当社は、顧客との関係強化を図ることと付加価値の高いマネージドサービスを提供することにより、収
  益力の向上に努めてまいります。
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  (4) 経営環境及び優先的に対処すべき課題
  2020年3月期の国内IT市場は、Windows10化に伴いパソコン市場は拡大するとともに、企業のDX(デジタルト
  ランスフォーメーション)への投資が顕著化し、クラウド市場についても高い成長を維持してまいりました。今後、
  パソコン市場の反動減が見込まれるものの、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)への投資は継続する
  とともに、クラウド市場においても成長は維持されるものと思われます。また、業務プロセスの分野では、AIや
  RPAを活用した業務オペレーションの自動化が進むなど、IT技術革新は加速度的に発展し、企業を取り巻くI
  T環境はより激変するものと思われます。このような状況の下、顧客ニーズはますます多様化し、そのニーズに対
  応しなければ今後のビジネスが継続する保証はないと認識しております。
  当社は、長年、顧客のITインフラの構築に携わってまいりました。当社の強みは顧客のIT環境を熟知したイ
  ンフラ構築エンジニアがマネージドサービス事業における監視、運用といったデータセンター業務、ヘルプデスク
  業務、SEサポート業務などに従事していることであります。一方、IT技術の加速度的発展により、自社のノウ
  ハウだけでは展開するビジネスに限界が生じる可能性があります。競合他社が持つ固有のリソースやコア技術、ソ
  リューションを組み合わせることで新たな付加価値を提供することにより、顧客課題に協業で取り組むことが重要
  であると認識しております。
  このような経営環境において、当社が優先的に対処すべき当面の課題としては、次のような対応が考えられま
  す。
  ① 顧客関係強化

  ② 高付加価値サービスの提供
  ③ アライアンスの推進 
  ④ 人財の育成
  ⑤ 顧客満足度の向上
  当社の営む事業は、顧客のIT投資予算に依存しております。そのため、当社は営業品質を向上させることで、

  顧客との関係強化を進め、真の顧客ニーズを掴んでまいります。これにより付加価値の高いマネージドサービスを
  提供し、持続的成長を図ってまいります。
  顧客のIT投資に対する要望は、ますます多様化しており、提供するサービスの品質担保、納期遵守などはパー
  トナー企業との協力関係が重要であることから、卓越したソリューションを持つ様々なパートナー企業とのアライ
  アンスを構築することと、当社の人財育成に注力し、技術力の向上に努めてまいります。
  これらの課題に対処することにより、付加価値の高いマネージドサービスを提供し、持続的成長を図ります。
  また、顧客満足度調査を毎年実施することにより、これらの活動結果を評価し、サービス品質の向上に努めてま
  いります。
  (新型コロナウイルス感染症拡大による影響)

  新型コロナウイルス感染症は、世界経済に大きな影響を与えており、当社にとっても大きな課題であると認識し
  ております。
  今般の新型コロナウイルス感染症の拡大影響は、顧客のIT投資予算の延期・縮小・中止をもたらし、それによ
  り当社からパートナー企業への発注の減少が想定され、その結果、当社の収益減少、顧客の財務状況の悪化による
  債権回収の不能リスクやパートナー企業との関係が困難となる可能性があります。
  このような状況下であるからこそ、当社の経営方針、経営戦略に基づき、新型コロナウイルス感染症の影響下に
  おける顧客ニーズを把握し、関係強化に努め、マネージドサービスの提案・提供に努めてまいります。これによ
  り、マネージドサービスカンパニーとしての認知度向上を図り、収益減少を最小限に抑えるように努めてまいりま
  す。
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 2 【事業等のリスク】
  有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及び
  キャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要リスクは、以下のようなものがあ
  ります。ただし、これらはすべてのリスクを網羅したものではなく、記載された事項以外に予見しがたいリスクも存
  在し、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。
  なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
  (重要なリスク)

  (1) 取引先との関係について
  ① 顧 客
   当社はITソリューションプロバイダーとして、顧客の課題解決に最適な製品、サービス、技術を提供して
   おりますが、経済情勢の変動等により、顧客のIT投資に対する考え方の変化やIT投資が減速した場合に
   は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。顧客のIT投資予算規模については、営業活動を通じ、把
   握することに努めており、IT投資予算の変化については、経営会議や取締役会に報告され、対応に努めてお
   ります。
  ② 仕 入 先

   当社は顧客の課題解決を行うため、日本アイ・ビー・エム株式会社、IBM製品をメインとしたIT製品の
   総合ディストリビューターである株式会社イグアスなど、多くの仕入先から優れた製品、サービス、技術の提
   供を受けております。
   当社は各仕入先との緊密な関係作りに取り組んでおり、安定した製品等の供給や新製品の情報収集、協業体
   制の確立等に努めておりますが、各仕入先の事業戦略、ブランド力、技術力、業績動向等により、当社の業績
   に影響を及ぼす可能性があります。
  (2) コンプライアンスについて

   当社は、社長(委員長)、常勤取締役(推進委員)により構成されるコンプライアンス委員会を設置し、コンプラ
  イアンス規程を定め、役員・従業員のコンプライアンス意識の向上に努めておりますが、管理体制上の問題が発
  生する可能性は皆無でなく、コンプライアンス上のリスクを完全には回避できない可能性があります。法令・規
  制に反する事態が発生した場合には、当社の業績や社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。
  (3) 技術革新等への対応について

   当社が活動する市場は、急速な技術の進化・変容により、短いライフサイクルを特徴としております。このよ
  うな状況の中、当社ではIBMや様々なITベンダーが展開しております、技術者認定制度によりスキルの維持
  向上を図る等、市場の変化に適時・的確に対応してまいりますが、技術革新に追いつけない場合、当社の業績に
  影響を及ぼす可能性があります。
  (4) 納入製品の不具合等の可能性について

   当社は、案件進捗会議の実施やプロジェクト管理のシステム化等により重大な不具合の発生の防止に努めてお
  りますが、納入する製品に誤作動・バグ等重要障害が生じた場合、又は当社による導入サポートや導入後の技術
  サポートにおいて当社に責任のある原因で重大な支障が生じた場合、損害賠償責任の発生や顧客の当社に対する
  信頼喪失により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
  (5) 人材の確保育成について

   当社の成長を実現していくためには、技術、営業、管理において優秀な人材をその規模に応じ最適バランスを
  もって配置していく必要があります。新卒採用と中途採用の組み合わせにより優秀な人材を確保、育成していく
  人事方針ですが、計画通りに進まなかった場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
   また、パートナー企業との提携により、当社もしくは顧客への支援をする人材を確保し、サービスの維持向上
  を目指しておりますが、計画通りに進まなかった場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
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  (6) 自然災害等
   今般の新型コロナウイルス感染症の拡大のような大規模な自然災害等による影響は、顧客企業や取引先の財務
  状況にも影響を与えることから、大幅な取引減少など当社の業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
  また、自然災害等の影響が長期化する場合、一定期間事業を停止する可能性もあり、当社の業績や財務状況にさ
  らなる影響を及ぼす可能性があります。
   このような自然災害等外部要因に対し、当社では、社長以下、常勤取締役、人事・総務・IR部長が中心とな
  り、従業員の安全を第一と考えた体制を取っております。
   なお、新型コロナウイルス感染症に係るリスクについては次のとおりであります。
  ① 受注高減少による財政状態の悪化リスクについて
   当社は、新型コロナウイルス感染症の影響は、上期までに解消し、下期は回復軌道に乗るという前提に基づ
   き2021年3月期の業績に与える影響を試算しておりますが、感染症の影響が長期化した場合は、収益が減少す
   る可能性があります。 
   当社では、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う顧客のIT投資予算の延期時期、縮小規模、中止による
   影響などについて、経営会議や取締役会に報告されるとともに、新型コロナウイルス感染症の影響下における
   顧客ニーズの把握・対応に努めております。
  ② 従業員の感染リスクと事業継続リスクについて
   当社は、原則として、全社在宅勤務(リモートワーク)に移行しており、緊急事態宣言解除後も在宅勤務(リ
   モートワーク)を推奨しております。また、出勤をする場合にも時差出勤を導入するとともにマスク着用の義務
   化、手洗いの励行など感染防止に努めております。社内会議や顧客との会議についても、WEB会議を実施し
   ております。しかしながら、従業員が新型コロナウイルスに感染し、従業員同士の接触等により社内での感染
   が拡大した場合には、ある一定期間事業を停止する可能性があり、当社の業績に影響を与える可能性がありま
   す。
  ③ 顧客企業の財政状態悪化に起因する債権回収不能リスクについて
   当社の顧客企業においても、新型コロナウイルス感染症の影響が及ぶため、顧客企業の財政状況が極端に悪
   化する場合には、取引の消失や債権回収が困難となる可能性があります。
  ④ 仕入先、協力会社の財政状態悪化に伴う納期遅延リスクについて
   新型コロナウイルス感染リスクのある状況下においては、当社の仕入先や協力会社への発注額が急減する可
   能性があります。新型コロナウイルスの感染影響が長引く場合、発注額の減少が長期化し、当社の仕入先や協
   力会社の財政状態が悪化する可能性があります。
   財政状態の悪化に伴い、当該仕入先、協力会社の事業継続が困難となった場合には、代替仕入先、協力会社
   の確保を進める予定ではありますが、現状では、円滑な調達切り替えが困難となるおそれがあり、結果として
   当社の提供する事業に制約が生じる可能性があります。
  ⑤ その他
   新型コロナウイルスの感染拡大防止において、在宅勤務(リモートワーク)やWEB会議などが実践され、従
   来型の働き方に変革がもたらされております。当社では、マネージドサービス商材の一環として、デジタル技
   術を駆使した「新しい働き方」の提案を行うことを新たな機会と捉え、活動を行ってまいります。
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  (その他のリスク)
  (1) 競合先について
   国内におけるIT業界は、激しい競争状態にあり、大小のシステムインテグレーター、コンピューターメー
  カー、ソフトウェアベンダー及びシステム構築に関するコンサルティング会社等が、各々の得意な業務分野やシ
  ステム技術領域及び経験や実績のある産業分野を中心に事業展開しており、特定の領域でこれらの企業が当社の
  競合先となる可能性があります。
  (2) 資金調達と金利の変動

   当社は現在金融機関からの借入はありませんが、短期・長期の資金調達の必要性が生じた場合には、金融機関
  からの借入に依存することとなります。現在、金融機関との関係は良好であり、必要な資金調達に問題はありま
  せんが、将来も引続き必要な資金調達が可能であるという保証はありません。また、将来における金利の上昇
  が、当社の財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
  (3) 親会社等との関係について

   親会社である日産東京販売ホールディングス株式会社は、当社の議決権の54.0%(2020年3月31日現在)を所有
  しております。当社は同企業グループに対し、コンピュータ機器類及び保守サービスの販売等を行っており、従
  来通りの関係を維持しております。また、同社との間に金銭等の貸借関係、保証・被保証等はありません。
   同社は、資本的な関係から当社の経営方針等について、一定の影響を及ぼす状況にありますが、事業の関連性
  はないため事業活動に対する制約はなく、一定の独立性が確保されていると認識しております。
   なお、当社と同企業グループとの取引に関しては以下のとおりであります。
   当社の取引高に占める同企業グループとの取引高及び比率は、当事業年度において548百万円、6.2%であり、
  その多くは親会社である日産東京販売ホールディングス株式会社524百万円、6.0%であります。
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 3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
  (1) 経営成績等の状況の概要
  当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状
  況の概要は次のとおりであります。
  ① 財政状態及び経営成績の状況

   当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等を背景に、景気は緩やかな回復基調で推移してまい
  りましたが、新型コロナウイルス感染症拡大が世界経済に影響を与えており、景気動向の先行きは不透明な状況が
  続いております。当社の2020年3月期の業績においては、期末に向かうにつれ、受注商品の納期遅延や顧客の事業
  所への立ち入り制限などが始まり、期末業績への影響が懸念されましたが、その影響はほとんど見られませんでし
  た。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響は、今後の事業展開において大きな影響を与えるものと想定
  しております。
   当社の属するIT業界におきましては、ハードウェアや通信コストなどの低価格化が進む中、AIやIoTなど
  のIT技術革新は加速度的に発展し、企業を取り巻くIT環境が激変するとともに、新たなビジネスチャンスが創
  出されております。また、労働人口の不足を背景に、IT技術の利用はより重要な局面を迎えようとしておりま
  す。そのような状況の下    、顧客ニーズはますます多様化し、そのニーズに対応しなければ今後のビジネスが継続す
  る保証はないと認識しております。また、新型コロナウイルスのようなグローバル規模でのリスクにより、IT技
  術の発展や利用はさらに加速化するものと認識しております。
   当社は、このようなダイナミックな事業環境に向き合い、「最も安心してITインフラを任せられる企業」を企
  業ビジョンと定め、顧客価値を創造するため、「顧客を深く理解すること」「最適なIT資源を提供すること」
  「最新の技術経験を提供すること」「最新の製品を提供していくこと」を行動指針とし、マネージドサービスカン
  パニーとして顧客の持続的成長を支援するベストパートナーを目指し、①マネージドサービスカンパニーとしての
  認知度向上、②ロイヤリティの高い顧客関係の構築、③顧客ニーズにマッチしたマネージドサービスの提供を基本
  戦略とした営業活動を行ってまいりました。
   当社が提供するマネージドサービスは、顧客企業の情報資産の管理や運用・監視業務にとどまらず、「ITを駆
  使して、“し続ける。”」をコンセプトとし、「業務の不満・不便・不足の解消」と「新たな価値の創造」を永続
  的に提供することで、顧客企業の「コア業務への集中」「さらなる業務効率化」「生産性の向上」を約束するアウ
  トソーシングサービスとして展開してまいりました。また、顧客企業の成長への次の「一手」を支える統合型マ
  ネージドサービス「ITte」を展開してまいりました。
   当事業年度におきましては、Windows10パソコンなどハードウェア売上高が伸長するとともに、データセンター
  などのマネージドサービス事業は堅調に推移したことから増収増益となりました。
   当事業年度末における財政状態は、売上債権の回収等により現金及び預金残高が増加したことにより、総資産が
  前事業年度末に比べ499百万円増加し、       5,709 百万円となりました。負債については前事業年度末に比べ226百万円
  増加し、2,414百万円となり、また、純資産は当期純利益の計上により、前事業年度末に比べ273百万円増加し、
  3,295 百万円となりました。
   受注状況につきましては、受注高8,898百万円(前年同期は7,835百万円)、受注残高518百万円(前年同期は410百
  万円)となりました。
   この結果、当事業年度の経営成績は、売上高        8,790百万円  (前年同期比  861百万円増  、10.9%増  )、営業利益  565百
  万円 (前年同期比  19百万円増  、3.5%増 )、経常利益  572百万円  (前年同期比  19百万円増  、3.4%増 )、当期純利益  391百
  万円 (前年同期比  8百万円増  、2.2%増 )となりました。
   なお、当社は「情報システム関連事業」の単一セグメントであるため、セグメントごとの経営成績は記載を省略
  しております。
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  ② キャッシュ・フローの状況
   当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度に比べ920百万円増加し、                  2,098 百
  万円となりました。
  (営業活動によるキャッシュ・フロー)
   営業活動により得られた資金は     1,108 百万円(前年同期は166百万円の収入)となりました。これは、主に税引前当
  期純利益571百万円、減価償却費297百万円、仕入債務の増加257百万円及び売上債権の減少190百万円がありました
  が、法人税等の支払額181百万円があったことによるものであります。
  (投資活動によるキャッシュ・フロー)
   投資活動により使用した資金は     68百万円(前年同期は329百万円の支出)となりました。これは、主にマネージド
  サービス案件に伴う投資や社内利用システムの更新等により有形固定資産及び無形固定資産の取得による支出60百
  万円があったことによるものであります。
  (財務活動によるキャッシュ・フロー)
   財務活動により使用した資金は     119 百万円(前年同期は136百万円の支出)となりました。これは、配当金の支払に
  よる支出119百万円があったことによるものであります。
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  ③ 仕入、受注及び販売の状況
   当社は、生産を行っておりませんので、仕入実績、受注実績及び販売実績を記載しております。
   また、当社は、情報システム関連事業を主要な事業内容とする単一セグメントであるため、セグメント別の記載
  を省略しております。
  a. 仕入実績
  当事業年度における仕入実績は、次のとおりであります。
               当事業年度

              (自  2019年4月1日
              至  2020年3月31日   )
    事 業 別 名 称
            金 額(千円)     前年同期比(%)
  ソリューションプロバイダー事業            5,824,122      +18.6

  コンピュータ用品販売事業             111,329      △30.2

     合  計        5,935,452      +17.1

  (注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
  b. 受注実績

  当事業年度における受注実績は、次のとおりであります。
               当事業年度

              (自  2019年4月1日
              至  2020年3月31日   )
    事 業 別 名 称
                  受 注 残 高
             受 注 高
              前年同期比     前年同期比
           金 額(千円)     金 額(千円)
               (%)     (%)
  ソリューションプロバイダー事業          8,779,378   +14.5   518,836   +26.2
  コンピュータ用品販売事業           118,840   △29.9    -  -

     合  計       8,898,218   +13.6   518,836   +26.2

  (注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
  c. 販売実績

  当事業年度における販売実績は、次のとおりであります。
               当事業年度

              (自  2019年4月1日
              至  2020年3月31日   )
    事 業 別 名 称
            金 額(千円)     前年同期比(%)
  ソリューションプロバイダー事業            8,671,521      +11.8

  コンピュータ用品販売事業             118,840      △29.9

  手数料収入              53     △68.0

     合  計        8,790,414      +10.9

  (注) 1.総販売実績に対する割合が100分の10以上の販売先はありません。
   2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
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  (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
  経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
  なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
  ① 重要な会計方針及び見積り

  当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。こ
  の財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)
  財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載のとおりであります。
  ② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

  当社の当事業年度の経営成績等は、以下のとおりであります。
  (a) 経営成績の分析
   当社は、「マネージドサービスカンパニーとしての認知度向上」「ロイヤリティの高い顧客関係の構築」
   「顧客ニーズにマッチしたマネージドサービスの提供」を経営戦略の基本戦略とし、顧客価値創造への貢献を
   目指した事業活動を行っております。当社の提供するマネージドサービス事業は、データセンター、ヘルプデ
   スク、SE常駐支援サービス、SEサポートといったサービスを中心に展開しており、その伸長により営業利
   益の獲得を目指しております。また、当社の提供するマネージドサービス事業の認知度を向上させるために、
   顧客との関係強化を図っております。これらの活動により、当事業年度は増収増益となりました。
   (売上高)
   売上高は、顧客のIT投資予算の実行により、特にハードウェア、ソフトウェア、導入支援サービスといった
  売切り型案件の多寡により増減いたします。当社では、顧客との関係性強化を図った営業活動により、顧客のI
  T投資予算の把握から最適なソリューションの提案・受注活動を行ってまいりました。その結果、当事業年度に
  おける売上高は、前事業年度に比べ      861百万円増加  し、 8,790 百万円(前年同期比   10.9%増  )となりました。主な要
  因は、Windows10パソコンなどハードウェア売上高が2,487百万円と前事業年度に比べ786百万円増加し、また、マ
  ネージドサービスが2,568百万円と前事業年度に比べ117百万円増加したことによるものであります。
   (売上総利益)
   パソコン案件など製品販売は低価格化により低利益率ではありますが、マネージドサービスの伸長による利益
  率向上を図ったことにより、当事業年度における売上総利益は、前事業年度に比べ46百万円増加し、1,450百万円
  (前年同期比3.3%増)となりました。
   (営業利益)
   売上総利益の増加により、販売費及び一般管理費の増加分を吸収し、当事業年度における営業利益は、前事業
  年度に比べ  19百万円増加し、   565 百万円(前年同期比   3.5%増 )となりましたが、営業利益率は、0.5ポイント減少
  し、6.4%となりました。
   (経常利益)
   受取配当金や受取保険金などにより営業外収益に7百万円を計上した結果、当事業年度における経常利益は、
  前事業年度末に比べ   19百万円増加し、   572 百万円(前年同期比   3.4%増 )となりました。
   (当期純利益)
   法人税、住民税及び事業税を180百万円計上、繰延税金資産の計上により法人税等調整額1百万円戻入れたこと
  により、法人税等合計を179百万円計上した結果、当事業年度における当期純利益は、前事業年度末に比べ                  8百万
  円増加し、  391 百万円(前年同期比   2.2%増 )となりました。
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  (b) 財政状態の分析
  (資産)
   当事業年度末における資産の額は5,709百万円となり、前事業年度末に比べ499百万円増加しております。これ
  は、主に売上債権の回収等により売掛金が181百万円減少及び有形固定資産や無形固定資産は投資を67百万円、減
  価償却費を297百万円計上したことにより231百万円減少しましたが、現金及び預金が920百万円増加したことによ
  るものであります。マネージドサービス案件はサブスクリプション型であるため、安定的に収益獲得ができる
  他、安定収入源であることから、マネージドサービス事業の拡販は財政状態の健全化に重要であると考えており
  ます。
  (負債)
   当事業年度末における負債の額は2,414百万円となり、前事業年度末に比べ226百万円増加しております。これ
  は、主に前受金が29百万円減少しましたが、買掛金が257百万円増加したことによるものであります。
  (純資産)
   当事業年度末における純資産の額は3,295百万円となり、前事業年度末に比べ273百万円増加しております。こ
  れは、主に配当金の支払いによる減少が119百万円ありましたが、当期純利益の計上が391百万円あったことによ
  り、利益剰余金が270百万円増加したことによるものであります。この結果、ROEは12.4%(前事業年度末は
  13.2%)となり、10%以上を維持し、推移しております。
  (c) キャッシュ・フローの分析

   当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状
   態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)          経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フロー
   の状況」をご覧ください。
  当社の経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」をご覧

  ください。
  当社の資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりであります。
  当社の営業活動に係る資金支出のうち主なものは、商品の仕入の他、営業活動に伴う交通費や人件費などの販売
  費及び一般管理費等の営業費用であります。また、投資活動に係る資金支出は、老朽化対策の他、将来のキャッ
  シュ・フローの増加に繋がるための設備投資であります。
  当社は、運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保するため、マネージドサービスカンパニーとしての認
  知度向上に努め、マネージドサービスの拡販に努めております。運転資金は、自己資金を基本としており、自己資
  金で補えられない場合は金融機関からの借入を行うことを基本としております。
  なお、当事業年度末における借入残高はありません。また、事業活動の維持・拡大に必要な手許資金として、当
  事業年度末における現金及び現金同等物の残高は2,098百万円となっております。
  なお、当社は「情報システム関連事業」の単一セグメントであるため、セグメントごとの財政状態及び経営成績
  の状況に関する認識及び分析・検討内容は記載を省略しております。
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  (d) 新型コロナウイルス感染症による経営成績等への影響について
   新型コロナウイルス感染症の影響については、「第2         事業の状況2  事業等のリスク」に記載したとおりで
   ありますが、当事業年度の業績への影響はありませんでした。顧客先への訪問規制や在宅勤務などにより、直
   接訪問ができない中、メールやリモート会議により、通常とは異なる営業活動を行ってまいりました。
   新型コロナウイルス感染症が完全に終息する時期は不明であることから、当社では、新型コロナウイルス感
   染症の影響が2020年9月迄続いた場合を想定し、営業計画を見積もっております。したがって、新型コロナウイ
   ルス感染症の影響が10月以降も続く場合や実際の終息時期によって、業績が変動する可能性があります。
   新型コロナウイルス感染症拡大の状況下において、在宅勤務、テレワークの導入やWindows10化対応残案件等
   により、パソコン需要は想定されますが、納期確定が困難なこと、また老朽化対策による代替需要や新規案件
   については投資予算の先送りが想定され、ハードウェアなどの製品売上や付随サービスについては減少するも
   のと見込んでおります。マネージドサービス案件については、既存契約は現状を維持するものの、新規案件に
   ついては投資に慎重傾向が見られることから伸び率は鈍化するものと見込んでおります。
   新型コロナウイルス感染症拡大による影響については、①投資予算の実現延期②投資予算の縮小③投資予算
   の中止が想定され、当社の業績に与える影響は大きいものと考えております。
   一方、新型コロナウイルスの感染症拡大防止対策を受け、テレワーク制度の導入、PCやモバイルデバイス
   の追加、ネットワーク・インフラの増強やWeb会議導入の増加など企業のIT戦略は加速化するとともに従
   来型の働き方に変革がもたらされてきております。当社では対面営業からデジタル技術を駆使した営業スタイ
   ルを定着させ、マネージドサービスのコンセプトである「ITを駆使して、"し続ける。"」に基づき、「新た
   な価値の創造」「さらなる業務効率化」「生産性の向上」による顧客支援を目指し、顧客の「新しい働き方」
   を実現するマネージドサービス商材の開発に資金投資を行ってまいります。
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 4 【経営上の重要な契約等】

              契 約 内 容  契 約 期 間

   相手先の名称      契 約 書
                 2004年1月1日から
             IBMの製品及び
                 2005年12月31日まで
        IBMビジネス・パートナー
  日本アイ・ビー・エム株式会社           サービスを販売又
        契約書         (以後2年毎の自動更新)
             は提供する条件
                 (注) 1
                 2005年5月2日から
             Lenovoの製品及び
                 2006年12月31日まで
  レノボ・ジャパン株式会社      Lenovoリセラー契約書      サービスを販売又
                 (以後2年毎の自動更新)
             は提供する条件
                 (注) 1
                 2014年1月1日から
             IBM製品をメイ
                 2014年12月31日まで
        イグアスビジネス・パート      ンとしたIT製品
  株式会社イグアス
        ナー契約書      の販売又は提供す    (以後1年毎の自動更新)
             る条件
                 (注) 1
  (注) 1 当事者一方から相手方に対し3ヶ月前の書面による通知により、本契約を解約できることになっており
   ます。
   2 有価証券報告書提出日現在において、上記の契約状況に変更はありません。
 5 【研究開発活動】

  該当事項はありません。
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 第3 【設備の状況】
 1 【設備投資等の概要】

  当社は、「最も安心してITインフラを任せられる企業」を企業ビジョンと定めていることから、顧客に最適なI
  T資源、最新の技術を提供することを基本方針とし、顧客満足向上のための設備の充実・強化等の投資を行っており
  ます。なお、有形固定資産の他、無形固定資産への投資を含めて記載しております。
  当事業年度の設備投資総額は     67,066 千円であります。その主な設備投資は、マネージドサービス案件に伴うサー
  バーやストレージ等の機器に29,563千円、社内シンクライアント環境機器の更新に12,187千円の投資を実施いたしま
  した。
  なお、重要な設備の除却又は売却はありません。
 2 【主要な設備の状況】

                 (2020年3月31日   現在)
             帳簿価額(千円)
  事業所名                 従業員数
     事業別名称   設備の内容
             工具、器具
  (所在地)                  (人)
           建 物    ソフトウェア   合 計
             及び備品
  本 社  ソリューション
                    124 [6]
        事務所   10,649  20,621  3,674  34,945
  (東京都渋谷区)   プロバイダー事業
  江東事業所   ソリューション
                     23 [1]
        事務所   38,206  712,257  45,229  795,693
  (東京都江東区)   プロバイダー事業
  (注) 1 金額には消費税等は含まれておりません。
   2 現在休止中の設備はありません。
   3 本社、江東事業所の建物は賃借している設備であり、年間賃借料は81,989千円であります。なお、上記帳簿
   価額(建物)は、建物付属設備について記載しております。
   4 従業員数の[ ]は、臨時雇用者数の年間平均人員を外数で記載しております。
   5 帳簿価額には、建設仮勘定の金額を含んでおりません。
 3 【設備の新設、除却等の計画】

  当社の設備計画については、景気動向、業界動向、投資効率等を総合的に勘案し策定しております。
  当事業年度末現在における重要な設備に関する事項は、次のとおりであります。
  (1) 重要な設備の新設等
  該当事項はありません。
  (2) 重要な設備の除却等

  該当事項はありません。
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 第4 【提出会社の状況】
 1 【株式等の状況】
  (1) 【株式の総数等】
  ① 【株式の総数】
     種   類         発行可能株式総数(株)

     普 通 株 式              25,200,000

      計             25,200,000

  ② 【発行済株式】

      事業年度末現在    提出日現在   上場金融商品取引所

   種 類   発行数(株)    発行数(株)   名又は登録認可金融     内  容
     (2020年3月31日   ) (2020年6月18日)    商品取引業協会名
             東京証券取引所
                 単元株式数は100株であり
  普通株式     6,300,000    6,300,000   JASDAQ
                 ます。
             (スタンダード)
   計    6,300,000    6,300,000    -    -
  (2) 【新株予約権等の状況】

  ① 【ストックオプション制度の内容】
   該当事項はありません。
  ② 【ライツプランの内容】

   該当事項はありません。
  ③ 【その他の新株予約権等の状況】

   該当事項はありません。
  (3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

   該当事項はありません。
  (4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

      発行済株式   発行済株式   資本金   資本金  資本準備金   資本準備金

   年 月 日    総数増減数   総数残高   増減額   残 高  増 減 額   残   高
       (株)   (株)  (千円)   (千円)   (千円)   (千円)
  2018年5月1日(注)     5,040,000   6,300,000    -  867,740   -  447,240

  (注) 2018年5月1日付で1株を5株に株式分割いたしました。
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  (5) 【所有者別状況】
                  2020年3月31日   現在
        株式の状況(1単元の株式数     100 株)
                   単元未満
  区分                 株式の状況
            外国法人等
    政府及び
        金融商品  その他の      個人
                    (株)
    地方公共  金融機関            計
        取引業者  法人      その他
    団  体
            個人以外  個人
  株主数(人)    -  3  16  14  13  2 1,775  1,823   -

  所有株式数
     -  198  642 36,896  2,028   3 23,218  62,985  1,500
  (単元)
  所有株式数
     -  0.31  1.02  58.58  3.22  0.01  36.86  100.00   -
  の割合(%)
  (注) 自己株式24,015株は、「個人その他」に240単元、「単元未満株式の状況」に15株含まれております。
  (6) 【大株主の状況】

                  2020年3月31日   現在
                   発行済株式(自
                   己株式を除
                 所有株式数
                   く。)の総数に
    氏名又は名称        住  所
                   対する所有株
                 (株)
                   式数の割合
                    (%)
  日産東京販売ホールディングス株式会社       東京都品川区西五反田四丁目32番1号        3,390,000   54.01
  光通信株式会社       東京都豊島区西池袋一丁目4番10号         203,700   3.24
         EUROPEAN  BANK AND BUSINESS  CENTER 6,
  J.P. MORGAN BANK LUXEMBOURG
         ROUTE DE TREVES,L-2633
  S.A.1300002
                 163,800   2.60
         SENNINGERBERG,LUXEMBOURG
  (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済
  営業部)
         (東京都港区南二丁目15番1号)
  河田 守弘       千葉県千葉市中央区         87,500   1.39
  土谷 晴夫       東京都世田谷区         79,200   1.26
  今泉 真一郎       東京都江戸川区         65,500   1.04
  織田 敏昭       岡山県岡山市南区         60,000   0.95
  齊藤 学       東京都練馬区         55,000   0.87
  株式会社インフォメーションクリエー
         東京都品川区南大井六丁目22番7号         53,500   0.85
  ティブ
  吉丸 弘二朗       東京都杉並区         46,900   0.74
     計       ―     4,205,100   67.00
  (注)  発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合は、小数点第3位以下を切り捨てて表示して
   おります。
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  (7) 【議決権の状況】
  ① 【発行済株式】
                  2020年3月31日   現在
    区分    株式数(株)   議決権の数(個)      内容
  無議決権株式        -    -     -

  議決権制限株式(自己株式等)        -    -     -

  議決権制限株式(その他)        -    -     -

        (自己保有株式)
  完全議決権株式(自己株式等)           -     -
         普通株式   24,000
        普通株式  6,274,500
  完全議決権株式(その他)            62,745    -
        普通株式   1,500

  単元未満株式           -     -
  発行済株式総数        6,300,000   -     -

  総株主の議決権        -    62,745    -

  (注) 「単元未満株式」には、自己株式15株が含まれております。
  ② 【自己株式等】

                  2020年3月31日   現在
                   発行済株式
            自己名義   他人名義  所有株式数
   所有者の氏名                総数に対する
        所有者の住所    所有株式数   所有株式数   の合計
   又は名称                所有株式数
            (株)   (株)   (株)
                   の割合(%)
  (自己保有株式)
      東京都渋谷区恵比寿一丁目
  東京日産コンピュータシ           24,000  -   24,000   0.38
      18番18号
  ステム株式会社
    計     -    24,000  -   24,000   0.38
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 2 【自己株式の取得等の状況】
   【株式の種類等】    会社法第155条第13号による普通株式の取得
  (1) 【株主総会決議による取得の状況】
  該当事項はありません。
  (2) 【取締役会決議による取得の状況】

  該当事項はありません。
  (3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】

      区分       株式数(株)     価額の総額(千円)
  当事業年度における取得自己株式              400      -

  当期間における取得自己株式              -     -

  (注) 1.当事業年度における取得自己株式400株は、譲渡制限付株式報酬制度対象者の退職に伴い無償で取得したも
   のであります。
   2.当期間における取得自己株式には、2020年6月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取り
   による株式数は含めておりません。
  (4) 【取得自己株式の処理状況及び保有状況】

          当事業年度       当期間
    区分
            処分価額の総額       処分価額の総額
        株式数(株)       株式数(株)
            (千円)       (千円)
  引き受ける者の募集を行った
           -   -   -   -
  取得自己株式
  消却の処分を行った取得自己株式         -   -   -   -
  合併、株式交換、会社分割に係る
           -   -   -   -
  移転を行った取得自己株式
  その他(譲渡制限付株式報酬として
          3,900   2,031    -   -
  の処分)
  保有自己株式数        24,015    -   24,015    -

  (注)  当期間における保有自己株式数には、2020年6月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取り
   による株式数は含めておりません。
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 3 【配当政策】
  当社は、株主の皆様への適切な利益還元を経営の最重要課題の一つとして位置づけ、年間の配当性向30%を基準と
  し、業績に応じた成果配分を行うことを基本方針とし、財務体質の強化と将来の事業展開に向けた内部留保の充実を
  勘案しながら、利益還元を行っていく所存であります。
  当事業年度の剰余金の配当につきましては、上記基本方針に基づき、1株につき19円の普通配当といたします。
  内部留保資金につきましては、経営基盤の強化や将来の事業拡大を見据え、社内利用システムの老朽化対策、新技
  術に対応するための検証用環境の構築や人材育成への投資を行い、より質の高いサービスの提供に役立てるよう運用
  してまいります。
  当社は、期末配当として年一回の剰余金の配当を行うことを基本方針としており、これらの剰余金の配当の決定機
  関は、期末配当については株主総会であります。
  また、当社は取締役会の決議により中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。
  なお、基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、以下のとおりであります。
    決議年月日      配当金の総額(千円)       1株当たり配当額(円)

   2020年6月18日

             119,243        19
   定時株主総会決議
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 4 【コーポレート・ガバナンスの状況等】
  (1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】
  ①  コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方

   当社は、企業の経営とはその所有者である株主から委託されたものであり、経営陣は常にその受託者責任を認
  識して経営にあたる必要があると考えております。その受託者責任の下、当社では、経営環境の変化に的確に対
  応し、持続的な企業価値の向上を実現するために、迅速かつ質の高い意思決定と適時適切な情報開示により、株
  主、従業員、取引先をはじめとするステークホルダーに対し透明性の高い経営を推進してまいります。
  ②  企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由
   当社は、取締役会および監査役会を設置し、透明性の高い経営と持続的な企業価値の向上を実現し、また、株
  主価値の観点から経営を監督する仕組みを確保することを目的とし、社外取締役の選任および社外監査役の招聘
  を行っております。
   取締役会は、客観的かつ多様な観点から監督と意思決定を行うために、8名中3名を社外取締役とし、監督機
  能の強化と意思決定の質の向上を図っております。取締役会は、法令・定款に定められた事項の他、取締役会規
  程に基づき、当社の業務執行の重要事項につき審議決議し、毎月の定例取締役会の他、必要に応じて臨時取締役
  会を開催しております。取締役会は、代表取締役社長である吉丸弘二朗氏が議長を務め、その他のメンバーは常
  務取締役  佐藤浩之氏、取締役    赤木正人氏、取締役    三浦吾朗氏、取締役    外川孝彦氏、社外取締役    新海立明氏、
  社外取締役  古野孝志氏、社外取締役    井上修氏の取締役8名で構成されております。
   監査役会は、取締役会による監督機能に加えて、4名中3名を社外監査役とし、経営のモニタリング機能の強
  化を図っております。監査役会は、毎月の定例監査役会の他、必要に応じて臨時監査役会を開催しており、常勤
  監査役である平尾彰氏が議長を務め、その他のメンバーは社外監査役            松尾憲治氏、社外監査役    小川和洋氏、社
  外監査役  金井祐子氏の監査役4名で構成されております。社外監査役の松尾憲治氏は、弁護士であり、企業法務
  をはじめ法務全般に関する豊富な経験と専門的な知見を有しており、社外監査役の小川和洋氏及び金井祐子氏
  は、公認会計士の資格を有しており、豊富な経験と広範な財務及び高度な会計の知見を有し、4名の監査役が取
  締役会による迅速な意思決定に対し、経営、法律、財務・会計に関するそれぞれの専門性に基づく中立的な監視
  を実施しており、経営陣の監視や法令遵守の監視を行っております。
   また、取締役会には、すべての監査役が出席し、取締役の業務執行の状況を監視できる体制となっておりま
  す。
   当社のコーポレート・ガバナンス体制及び内部統制体制の模式図は次のとおりであります。なお、模式図中の
  事業部門は、「第一営業部」「第二営業部」「ICTシステム推進部」「ICTシステム開発部」「マネージド
  サービス部」「人事・総務・IR部」「商品管理部」「経理部」の8部門により構成されております。
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  ③  企業統治に関するその他の事項
  i) 内部統制システムの整備状況
   当社は、会社法、会社法施行規則及び金融商品取引法に基づき、取締役会において、内部統制システム構築
   の基本方針を以下のように定めております。この基本方針に基づき、業務の適正性を確保していくとともに今
   後もより効果的な内部統制システムの構築を目指して、常に現状の見直しを行い、継続的な改善を図ってまい
   ります。
   1) 取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
   (a) 役員及び社員の職務の執行が法令及び定款に適合し、かつ社会的責任及び企業倫理を果たすため、コン
    プライアンス規程を定め、コンプライアンス委員会を設置する。
     委員長 :社長
     推進委員:常勤取締役
   (b) コンプライアンス委員を任命し、グループ横断的なコンプライアンス体制の整備及び問題点の把握に努
    める。
   (c) 役員及び社員に対し、コンプライアンスに関する研修、マニュアルの作成・配付等を行うことにより、
    コンプライアンスの知識を高め、尊重する意識を醸成する。
   (d) 反社会的勢力排除に向けた基本的な考え方及びその整備状況については、コンプライアンス規程におい
    て、反社会的勢力との関係を遮断し、違法・不当な要求を排除することを規定する。社員への周知、啓
    蒙については、コンプライアンスマニュアルを作成し、全社員に配付、教育研修等を行うこととする。
    また、反社会的勢力との関係を遮断するため、人事・総務・IR部では外部専門機関と連携し、反社会
    的勢力に関する情報の収集に努める。
   2) 取締役の職務執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
    重要な意思決定及び報告に関しては、文書の作成、保存及び廃棄に関する文書管理規程に基づき、適正
    に管理する。
   3) 損失の危険の管理に関する規程その他の体制
    リスク管理規程を定め、それに準拠した管理体制の整備を図る。
    また、当社を取り巻くリスクを特定した上で、適切なリスク対応を行うとともに、緊急事態が生じた場
    合の危機管理対応策を整備する。
    コンプライアンス委員会に予防的リスクマネジメントの役割を持たせる。
   4) 取締役の職務執行が効率的に行われることを確保するための体制
   (a) 経営計画のマネジメントについては、経営理念を機軸に毎年策定される年度計画及び中期経営計画に基
    づき各業務執行ラインにおいて目標達成のために活動することとする。
    また、経営目標が当初の予定通りに進捗しているか業績報告を通じ定期的に検査を行う。
   (b) 業務執行のマネジメントについては、取締役会規程により定められている事項及びその付議基準に該当
    する事項についてはすべて取締役会に付議することを遵守する。
   (c) 日常の職務遂行に際しては、職務権限規程、業務分掌規程等に基づき権限の委譲が行われ、各レベルの
    責任者が意思決定ルールに則り業務を遂行することとする。
   5) 当社並びにその親会社及び子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制
   (a) 当社は、業務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための諸施策に加えグループとしての業
    務の適正と効率性を確保するために必要な規範・規則を整備する。
   (b) グループに属する会社間の取引は、法令・会計原則・税法その他の社会規範に照らし適切なものでなけ
    ればならない。
   (c) 親会社の代表取締役及び業務執行を担当する取締役は、それぞれの職務分掌に従い、グループ会社が適
    切な内部統制システムの整備を行うよう指導する。
   6) 監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項、及びそ
   の使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項
    監査役会がその職務を補助する従業員を置くことを求めた場合には、監査役の指揮・監督の下、監査役の
   監査業務のサポートをする。
    また、当該使用人の人事異動・評価に関しては、監査役会の事前の同意を得るものとする。
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   7) 監査役の職務を補助すべき使用人の取締役からの独立性に関する事項
    監査役の職務を補助すべき使用人の任命・異動については、監査役会の同意を必要とする。
    また、当社の業務執行にかかる役職を兼務せず監査役の指揮命令下で職務を遂行しその評価については監
   査役の意見を聴取するものとする。
   8) 取締役及び使用人が監査役に報告をするための体制その他の監査役への報告に関する体制
    監査役が定期的に役員及び社員から職務執行の状況に応じて、報告を受けることができる体制を整備す
   る。報告・情報提供としての主なものは、下記のとおりとする。
    ・当社の重要な会計方針、基準及びその変更
    ・業績及び業績見込の発表内容、重要開示書類の内容
    ・社内稟議書及び監査役から要求された会議議事録の回付の義務付け
   9) 監査役に報告をした者が当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないことを確保するための
   体制
    当社は、監査役への報告をした者に対して、当該報告をしたことを理由に不利益な取り扱いをすることを
   禁じ、コンプライアンス規程と内部通報制度を役員及び社員に周知徹底する。
   10) 監査役の職務の執行について生ずる費用又は債務の処理に係る方針に関する事項
    監査役がその職務の執行について生ずる費用の前払い又は償還等の請求をしたときは、当該監査役の職務
   の執行に必要でないと認められた場合を除き、速やかに当該費用又は債務を処理する。
   11) その他の監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制
    監査が実効的に行われていることを確保するため、監査・経理・総務等の関連部門が監査役の業務の補助
   をする。
   12) 財務報告の信頼性を確保するための体制
    金融商品取引法に基づく財務報告に係る内部統制に関する体制を構築するために、「経理規程」等の社内
   規程を整備するとともに、「財務報告に係る内部統制の整備及び運用に関する基本方針」を策定し、この方
   針に基づき内部統制の構築、評価及び報告に関し適切な運営を図ることとする。
  ⅱ) リスク管理体制の整備状況

   当社のリスク管理体制の整備状況については、内部統制システム構築の基本方針により、リスク管理体制並
   びにコンプライアンス体制の充実を図るため、会社が経営リスクに直面したときの対応についてリスク管理規
   程を定め、法令遵守をはじめ企業倫理を社内に浸透させ、不祥事の防止を図るためコンプライアンス規程、コ
   ンプライアンス体制、コンプライアンスマニュアルを定めており、社員への教育を計画的かつ継続的に実施し
   ております。
  ④  責任限定契約の内容の概要

   当社は、会社法第427条第1項に基づき、取締役(業務執行取締役等であるものを除く。)及び監査役との間にお
  いて、会社法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく損害賠償責任
  限度額は、法令が定める額としております。なお、当該責任限定が認められるのは、当該取締役(業務執行取締役
  等である者を除く。)及び監査役が責任の原因となった職務の遂行について善意でかつ重大な過失がないときに限
  られます。また、当社定款において、会社法第427条第1項の規定により、会計監査人との間に、任務を怠ったこ
  とによる損害賠償責任に関し、法令が規定する額を限度とする旨の契約を締結することができる旨を定めており
  ますが、提出日現在では会計監査人との間で契約を締結しておりません。
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  ⑤ 取締役の定数
   当社の取締役は10名以内とする旨を定款で定めております。
  ⑥ 取締役の選任の決議要件

   当社は、取締役の選任決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出
  席し、その議決権の過半数をもって行う旨を定款で定めております。
   また、取締役の選任決議は、累積投票によらないものとする旨を定款で定めております。
  ⑦ 取締役及び監査役の責任免除

   当社は、会社法第426条第1項の規定により、取締役(取締役であった者を含む。)及び監査役(監査役であった
  者を含む。)の会社法第423条第1項の責任について、善意かつ重過失がないときは、取締役会の決議によって、
  法令の定める限度額の範囲内で、その責任を免除することができる旨を定款に定めております。これは、取締役
  及び監査役が職務を遂行するにあたり、期待される役割を十分に発揮できるようにするためであります。
  ⑧ 自己株式の取得の決定機関

   当社は、自己の株式の取得について、経済情勢の変化に対応して財務政策等経営諸施策を機動的に遂行するこ
  とを可能とするため、会社法第165条第2項の規定に基づき、取締役会の決議によって市場取引等により自己の株
  式を取得することができる旨を定款に定めております。
  ⑨ 中間配当

   当社は、中間配当について、取締役会の決議によって、毎年9月30日を基準日として中間配当をすることがで
  きる旨を定款に定めております。これは、株主への機動的な利益還元を行うことを目的とするものであります。
  ⑩ 株主総会の特別決議要件

   当社は、株主総会特別決議の定足数をより確実に充足できるようにするため、会社法第309条第2項の規定によ
  る株主総会の決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その
  議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款に定めております。
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  (2) 【役員の状況】
  ① 役員一覧
  男性 11名 女性  1名 (役員のうち女性の比率     8%)
                    所 有
   役職名   氏 名   生年月日     略  歴     任 期 株式数
                     (株)
           1981年4月  東京日産自動車販売株式会社入社
           1999年1月  当社入社
           2002年6月  当社取締役就任
           2004年6月  当社常務取締役就任
           2005年6月  当社専務取締役就任
           2006年4月  株式会社キャリアセンター取締役就
              任(非常勤)
   取締役社長
      吉 丸 弘二朗   1958年12月20日  生        (注)3 46,900
   (代表取締役)
           2007年1月  営業部、ヒューマンキャピタル事業
              部、ソリューションサービス部担当
           2007年4月  当社代表取締役専務就任
           2009年6月  当社営業本部本部長就任
           2011年6月  当社専務取締役就任
           2013年4月  当社専務取締役サービス本部長就任
           2013年6月  当社代表取締役社長就任(現任)
           1984年4月  東京日産自動車販売株式会社入社
           1999年1月  当社入社
           2004年1月  当社営業部長就任
           2004年6月  当社取締役就任
           2009年4月  株式会社キャリアセンター取締役就
              任(非常勤)
           2009年6月  当社営業本部副本部長就任
           2013年4月  当社営業本部長就任
           2013年6月  当社営業本部長 兼サービス本部副
              本部長就任
           2013年10月  株式会社グロスディー監査役(非常
   常務取締役
              勤)
   社長補佐
           2014年4月  当社社長補佐 営業本部、サービス
   経営管理本部
      佐 藤 浩 之   1961年3月28日  生        (注)3 21,500
              本部担当就任
  マネージドサービス部担当
  経営管理本部長
           2014年6月  当社常務取締役就任(現任)
           2015年4月  当社社長補佐、自動車事業部、産業
              事業部担当 兼マネージドサービス
              事業部長
           2017年6月  当社社長補佐、自動車事業部担当 
              兼マネージドサービス事業部長
           2019年4月  当社社長補佐、マネージドサービス
              事業部担当 兼マネージドサービス
              事業部長
           2020年4月  当社社長補佐、経営管理本部、マ
              ネージドサービス部担当、経営管理
              本部長(現任)
           1980年4月  東京日産自動車販売株式会社入社
           1999年1月  当社入社
           2005年1月  当社経理部長就任
           2007年4月  当社経理部長  兼業務部長就任
           2011年6月  当社取締役就任(現任)
           2013年4月  当社管理本部長 経理部長兼業務部
              長就任
           2015年4月  当社経営管理本部長 兼経理部長兼
  取締役経理部長   赤 木 正 人   1957年2月11日  生        (注)3 37,200
              総務・IR部長
           2016年4月  当社経営管理本部長 兼経理部長兼
              人事部長
           2017年4月  当社経営管理本部長 兼経理部長兼
              人事部長兼総務・IR部長
           2017年9月  当社経営管理本部長 兼経理部長兼
              人事部長
           2020年4月  当社経理部長(現任)
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                 東京日産コンピュータシステム株式会社(E02966)
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                    所 有
   役職名   氏 名   生年月日     略  歴     任 期 株式数
                     (株)
           1991年4月  東京日産自動車販売株式会社入社
           1999年1月  当社入社
           2014年4月  営業部長就任
           2015年4月  産業事業部長就任
   取 締 役
           2017年6月  当社取締役就任(現任)
      三 浦 吾 朗   1970年7月21日  生        (注)3 4,700
 ソリューション営業本部担当ソ
  リューション営業本部長
           2019年4月  自動車事業部、産業事業部担当 兼
              産業事業部長
            2020年4月  当社ソリューション営業本部担当 
              ソリューション営業本部長(現任)
           1980年4月  日産自動車株式会社入社
           2007年4月  同社生産人事部部長就任
           2011年4月  中央日産株式会社執行役員就任
           2012年4月  同社常務執行役員就任
   取 締 役
           2013年4月  日産東京販売ホールディングス株式
      外 川 孝 彦   1956年7月8日  生        (注)3  ―
   (非常勤)
              会社常務執行役員就任
           2014年6月  同社常務取締役常務執行役員就任
              (現任)
           2015年6月  当社取締役就任(非常勤)(現任)
           1977年4月  ソニー・テクトロニクス株式会社入
              社
           2002年6月  住商エレクトロニクス株式会社入社
           2005年8月  住商情報システム株式会社執行役員
              就任
   取 締 役
      新 海 立 明   1952年11月5日  生        (注)3  600
   (非常勤)
           2009年6月  同社取締役  常務執行役員就任
           2012年4月  株式会社CSIソリューションズ代
              表取締役社長就任
           2016年4月  同社顧問就任
           2019年6月  当社取締役就任(非常勤)(現任)
           1980年4月  新日本製鉄株式会社入社
           1987年4月  日興証券株式会社入社
           1998年5月  医療産業株式会社代表取締役就任
           2002年5月  株式会社エブリデイ・ドット・コム
              取締役就任
   取 締 役
           2013年1月  スリープログループ株式会社取締役
      古 野 孝 志   1955年7月26日  生        (注)3  600
   (非常勤)
              副社長就任
           2013年8月  スリープロウィズテック株式会社代
              表取締役就任
           2017年1月  同社顧問就任
           2019年6月  当社取締役就任(非常勤)(現任)
           1985年4月  川鉄商事株式会社(現JFE商事株
              式会社)入社
           1988年9月  富士ゼロックス株式会社入社
           2001年8月  アマゾンジャパン株式会社入社
           2002年9月  株式会社ドコモエーオーエル入社
           2004年3月  デル株式会社入社
           2006年2月  日本ヒューレット・パッカード株式
   取 締 役
      井 上  修  1959年4月1日  生        (注)3  ―
              会社執行役員就任
   (非常勤)
           2008年1月  同社取締役就任
           2017年3月  ジャパンシステム株式会社代表取締
              役社長就任
           2019年9月  株式会社ミロク情報サービス入社
           2020年4月  同社執行役員就任(現任)
           2020年6月  当社取締役就任(非常勤)(現任)
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                    所 有
   役職名   氏 名   生年月日     略  歴     任 期 株式数
                     (株)
           1983年9月  日産プリンス東京販売株式会社入社
           2010年4月  同社部長 鮫洲店店長就任
           2011年4月  同社第三営業部長就任
           2012年4月  同社執行役員就任
   常勤監査役   平 尾  彰  1957年8月10日  生        (注)4 6,000
           2015年4月  エヌティーオートサービス株式会社
              監査役就任(非常勤)
           2015年6月  当社常勤監査役就任(現任)
           1993年4月  弁護士登録 渡部喬一法律事務所勤
              務
           2002年4月  岡田・松尾法律事務所設立
   監 査 役   松 尾 憲 治   1962年5月3日  生        (注)5 7,500
           2004年6月  当社監査役就任(現任)
           2015年12月  SPES総合法律事務所設立(現任)
           1988年3月  公認会計士登録
           2004年7月  小川和洋会計事務所開業(現任)
           2004年11月  税理士登録
           2005年6月  日本金属株式会社監査役就任
           2008年6月  当社監査役就任(現任)
           2009年6月  日本金属株式会社補欠監査役就任
   監 査 役   小 川 和 洋   1959年4月14日  生        (注)5 1,600
           2010年5月  株式会社プロジェ・ホールディング
              ス監査役就任
           2015年6月  日本金属株式会社社外取締役就任(現
              任)
           2016年7月  株式会社HANATOUR    JAPA
              N社外監査役就任(現任)
           2001年4月  公認会計士登録
           2005年1月  築地祐子会計事務所開業(現任)
   監 査 役   金 井 祐 子   1975年12月25日  生        (注)5  ―
           2014年11月  税理士登録
           2016年6月  当社監査役就任(現任)
           計          126,600
  (注) 1.取締役新海立明、古野孝志及び井上修の3名は、社外取締役であります。

   2.監査役松尾憲治、小川和洋及び金井祐子の3名は、社外監査役であります。
   3.2020年6月18日開催の定時株主総会の終結の時から1年間であります。
   4.2019年6月14日開催の定時株主総会の終結の時から4年間であります。
   5.2020年6月18日開催の定時株主総会の終結の時から4年間であります。
  ②  社外役員の状況

   当社は経営監視機能強化の観点から、社外取締役3名及び社外監査役3名を選任し、取締役の職務執行の状況
  を客観的な立場から監視が行える体制としております。また、社外取締役及び社外監査役の独立性に関する基準
  又は方針はありませんが、選任にあたっては、社外取締役についてはIT業界での豊富な経験、上場企業におけ
  る取締役経験や代表取締役経験による経営者としての幅広い見識等を参考としております。また、社外監査役に
  ついては企業法務分野に精通した知識や実績、財務及び会計に関する知見を有している等を参考としておりま
  す。
   社外取締役の新海立明氏は、企業経営者として培った豊富な経験及び幅広い知識をもとに、当社の経営上の重
  要事項につき、的確な助言並びに取締役会の監督機能及び経営の透明性の一層の向上を期待し、職務執行の十分
  な役割をはたしていただくため選任しております。また、株式会社東京証券取引所(JASDAQ市場)に独立役
  員として届け出ております。なお、同氏は、「役員の状況」に記載のとおり、当社株式600株を保有しています
  が、この他に当社と同氏との間には、人的関係、資本的関係又は取引関係その他の利害関係はありません。
   社外取締役の古野孝志氏は、企業経営者として培った豊富な経験及び幅広い知識をもとに、当社の経営上の重
  要事項につき、的確な助言並びに取締役会の監督機能及び経営の透明性の一層の向上を期待し、職務執行の十分
  な役割をはたしていただくため選任しております。また、株式会社東京証券取引所(JASDAQ市場)に独立役
  員として届け出ております。なお、同氏は、「役員の状況」に記載のとおり、当社株式600株を保有しています
  が、この他に当社と同氏との間には、人的関係、資本的関係又は取引関係その他の利害関係はありません。
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   社外取締役の井上修氏は、企業経営者として培った豊富な経験及び幅広い知識をもとに、当社の経営上の重要
  事項につき、的確な助言並びに取締役会の監督機能及び経営の透明性の一層の向上を期待し、職務執行の十分な
  役割をはたしていただくため選任しております。また、株式会社東京証券取引所(JASDAQ市場)に独立役員
  として届け出ております。なお、当社と同氏との間には、人的関係、資本的関係又は取引関係その他の利害関係
  はありません。
   社外監査役の松尾憲治氏は、弁護士であり、企業法務をはじめ法務全般に関する豊富な経験と専門的な知見を
  有しており、その他法的な課題に対処するにあたり選任しております。また、株式会社東京証券取引所(JASD
  AQ市場)に独立役員として届け出ております。なお、同氏は、「役員の状況」に記載のとおり、当社株式7,500
  株を保有していますが、この他に当社と同氏との間には、人的関係、資本的関係又は取引関係その他の利害関係
  はありません。
   社外監査役の小川和洋氏は、公認会計士の資格を有しており、豊富な経験と広範な財務及び高度な会計の知見
  に基づき、監査の役割を期待して選任しております。なお、同氏は、「役員の状況」に記載のとおり、当社株式
  1,600株を保有していますが、この他に当社と同氏との間には、人的関係、資本的関係又は取引関係その他の利害
  関係はありません。
   社外監査役の金井祐子氏は、公認会計士の資格を有しており、広範な財務及び高度な会計の知見に基づき、監
  査の役割を期待して選任しております。なお、当社と同氏との間には、人的関係、資本的関係又は取引関係その
  他の利害関係はありません。
   上記の他、社外監査役は、取締役会への出席の他、監査役会において、会計監査人の監査計画及びその結果に
  ついても説明を受け、意見交換を行い、適時監査状況について協議するなど、情報の収集及び相互連携を図り、
  監査機能の強化に努めております。
   また、これらの協議の内容は常勤監査役を通じ、内部統制監査担当部門である監査室との定期的な会合等を実
  施し、双方向の情報交換を行っております。
  ③  社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部

  統制部門との関係
   社外取締役又は社外監査役による監督・監査につきましては、社外取締役3名および社外監査役3名を含む監
  査役4名が取締役会に出席し、取締役の職務執行を監査するとともに必要に応じて意見を述べております。毎月
  人事・総務・IR部から取締役会資料を事前配布する他、重要な開示文章等についても提出し、内容の審議を行
  い、疑問、要望、意見等がある場合は、同部が受け、関連部署と調整の上、適宜調査等を行い対応をしておりま
  す。
   内部統制監査については、社長直轄の監査室が実施し、業務の運営状況、その実施の有効性・正確性やコンプ
  ライアンスの遵守状況等について監査を行い、その結果を代表取締役社長に報告するとともに、業務改善に向
  け、助言や勧告を行っております。また、監査室は監査役とも密接に連携をとっており、監査役が内部監査状況
  を適時に把握できる体制となっております。
   監査役会は常勤監査役1名、社外監査役3名で構成され、監査役会で策定した監査計画に基づき、常勤監査役
  を中心として、計画的かつ網羅的な監査を実施しております。社外監査役の内、1名は弁護士であり、主に法的
  な見地から経営課題に対処し、2名は公認会計士の資格を有し、主に財務・会計の見地から経営課題に対処し、
  各監査役は、取締役会において各々の専門性を活かし経営監視の強化に努めるとともに、積極的に意見交換及び
  情報交換を行っております。
   監査室、監査役会及び会計監査人は、定期的に情報交換を行い、相互連携・意思疎通を図っております。
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  (3) 【監査の状況】
  ①  監査役監査の状況
   当社における監査役監査については、常勤監査役(1名)及び社外監査役(3名)により、監査役会で策定した監
  査役監査基準に基づき、常勤監査役を中心として、計画的かつ網羅的な監査を実施しております。社外監査役の
  内、1名は弁護士であり、主に法的な見地から経営課題に対処し、2名は公認会計士の資格を有し、主に財務・
  会計の見地から経営課題に対処し、各監査役は、取締役会において各々の専門性を活かし経営監視の強化に努め
  るとともに、積極的に意見交換及び情報交換を行っております。
   当事業年度において監査役会は13回開催されており、個々の監査役の出席状況については次のとおりでありま
  す。
    役職名    氏名   出席状況(出席率)
    常勤監査役    平尾 彰   13回/13回 (100%)
    社外監査役    松尾 憲治   13回/13回 (100%)
    社外監査役    小川 和洋   13回/13回 (100%)
    社外監査役    金井 祐子   13回/13回 (100%)
   当社監査役は、取締役の職務執行について、監査役会が定めた監査計画及び職務の分担に従い法令、定款の適
  法性の監督・監査を実施しており、取締役会に出席し必要に応じて意見を述べると共に、取締役及び使用人等か
  ら業務執行に関する報告を求めております。また原則として毎月監査役会を開催し、月次の監査所見、内部統制
  システムの法令遵守体制の構築・運用状況の報告等の他、各監査役と連携して取締役会への提出議案及びその関
  連書類の確認、会計監査人の監査の相当性などを主な検討事項としております。更に効率的な監査の実施のた
  め、会計監査人から監査計画の説明を受け、財務報告に係る内部統制に関するリスク評価等や、四半期毎の監査
  状況について報告を受ける他、定期的な意見交換を行っております。
   常勤監査役は、取締役会以外の重要な会議にも出席し、重要な決裁書類等を閲覧し、主要な事業部門の業務及
  び財産の状況を調査し社内の情報収集に努め、他の監査役と情報の共有や意思疎通を図っております。また代表
  取締役及び取締役との間で定期的に会合を行い、意見交換を実施しております。
  ②  内部監査の状況

   当社における内部監査については、社長直轄の内部統制監査担当部門である監査室(2名)が担当しておりま
  す。監査室と常勤監査役は、定期的に内部統制監査の方針・計画の打合せを行い、各部署の業務が法令、社内規
  程等に従い、適切かつ有効に運用されているかを監査し、その結果を社長に報告するとともに、適切な指導を行
  い、業務の改善と経営効率の向上を図っております。
   また、会計監査人とは会計監査、内部統制評価などを通じて相互に情報交換を行っております。
  ③  会計監査の状況

  a.監査法人の名称
   アーク有限責任監査法人
  b.継続監査期間

   12年間
  c.業務を執行した公認会計士

   冨岡 慶一郎
   徳永  剛
  d.監査業務に係る補助者の構成

    公認会計士        1名
    公認会計士試験合格者   3名
    その他          3名
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  e.監査法人の選定方針と理由
   当社は、監査法人の選定にあたって、専門性、独立性はもちろんのこと、当該監査法人の業界における地位
   や規模、監査計画の内容、業界の精通度合い、監査役、監査役会、経営者その他会社とのコミュニケーション
   状況及び監査報酬の適切さなどを総合的に勘案しております。
   当社は上場企業であることから、当社の財務諸表の適正性を担保し、かつ会計監査が適切かつ妥当に行われ
   ることを確保するため、当該選定方針を定めております。
  f.監査役及び監査役会による監査法人の評価

   会計監査人が独立の立場を保持し、かつ、適正な監査を実施しているかを監視及び検証するとともに、会計
   監査人からその職務の執行状況について報告を受け、必要に応じて説明を求めております。また、会計監査人
   から「職務の遂行が適正に行われることを確保するための体制」(会社計算規則第131条各号に掲げる事項)を
   「監査に関する品質管理基準」(2005年10月28日企業会計審議会)等に従って整備している旨の通知を受け、
   必要に応じて説明を求めております。その他、会計監査人の監査及びレビュー計画の進捗や監査役等とのコ
   ミュニケーションの実施状況を含め各監査役が評価し、監査役会で相互の確認を行なっております。
  ④ 監査報酬の内容等

  a.監査公認会計士等に対する報酬
      前事業年度        当事業年度

    監査証明業務に    非監査業務に    監査証明業務に    非監査業務に
   基づく報酬(千円)    基づく報酬(千円)    基づく報酬(千円)    基づく報酬(千円)
      16,200     -   16,200     -
  b.監査公認会計士等と同一のネットワーク(KRESTON         International)に対する報酬(a.を除く)

   該当事項はありません。
  c.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容

   該当事項はありません。
  d.監査報酬の決定方針

   当社の監査公認会計士等に対する監査報酬の決定方針といたしましては、監査日数、提出会社の規模・業務
   の特性等の要素を勘案し決定しております。
  e.監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由

   監査役会は、日本監査役協会が公表する「会計監査人との連携に関する実務指針」を踏まえ、取締役、社内
   関係部署及び会計監査人からの必要な資料の入手や報告を通じて、監査項目別監査時間及び監査報酬の推移並
   びに過年度の監査計画と実績の状況を確認し、当事業年度の監査時間及び報酬額の見積りの妥当性を検討した
   結果、会計監査人の報酬等につき、会社法第399条第1項の同意を行っております。
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  (4) 【役員の報酬等】
  ①  役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項
   当社では、コーポレート・ガバナンスに関する基本方針に基づき、経営環境の変化に的確に対応し、継続的な
  企業価値向上につながるよう、また、業務執行・経営監督の機能に応じて、役員報酬制度を定めております。
   常勤取締役については、役位ごとにその役割に応じた「基本報酬」と業績や役割に対する貢献度を加算した評
  価報酬を固定報酬として現金支給しております。また、固定報酬の他、中長期的に継続した業績向上と企業価値
  向上への貢献意欲や士気を高めることを目的とした「譲渡制限付株式報酬」とで構成しております。
   社外取締役については、基本報酬のみで構成されており、監査役及び社外監査役の報酬については、監査役会
  で協議の上、決定しております。
   「基本報酬」は、役位別に基準額を定め、「評価報酬」は、複数設定した目標項目ごとにその達成度に応じた
  支給率を算出し、基本報酬に支給率を乗じて算出しております。「譲渡制限付株式報酬」については、営業利益
  計画を達成した場合に、業績向上及び企業価値向上への貢献度を評価し、役位別に付与する株式数を決定してお
  ります。
   取締役の報酬限度額は、2005年6月22日開催の第17回定時株主総会において、年額14,000万円以内と決議され
  ております。
   常勤取締役に対する譲渡制限付株式報酬の限度額は、2018年6月15日開催の第30回定時株主総会において、上
  記の報酬限度額とは別枠とし、年額2,000万円以内と決議されております。
   監査役の報酬限度額は、2003年6月18日開催の第15回定時株主総会において、年額3,000万円以内と決議されて
  おります。
   個人別の取締役の報酬等の額は、取締役会においてその決定に関する一任を受け、社長が決定しております。
   なお、決定した各役員の報酬額等については、別途親会社へ報告を行っております。
  ②  役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数

          報酬等の種類別の総額(千円)
                対象となる
      報酬等の総額
   役員区分             役員の員数
      (千円)
              譲渡制限付
                 (人)
         基本報酬   評価報酬
              株式報酬
  取締役
       48,662   42,762   5,079   820   4
  (社外取締役を除く。)
  監査役
       6,000   6,000   -   -  1
  (社外監査役を除く。)
  社外役員     14,400   14,400   -   -  7
  ③  役員ごとの報酬等の総額等

   報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、記載しておりません。
  ④  使用人兼務役員の使用人給与のうち、重要なもの

   該当事項はありません。
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  (5) 【株式の保有状況】
  ① 投資株式の区分の基準及び考え方
   当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分については、取
  引先企業であり、企業活動をより理解することと株価変動や配当による利益の受取りを目的としたものを純投資
  目的の投資株式とし、それ以外の株式や非上場株式を純投資目的以外の目的である投資株式として区分しており
  ます。
  ② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式

  a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の
   内容
   同じIT業界でありますが得意分野が異なることから、相互の情報交換のため、また将来の取引関係への発
   展のため、株式会社インフォメーションクリエーティブの株式を所有しております。
   提出日現在、協業関係にはないものの、株式会社インフォメーションクリエーティブは、システム運用技術
   に長けた企業であり、当社で補えない運用オペレーションをお任せできる企業であります。また、株式会社イ
   ンフォメーションクリエーティブにとっては、システム構築のノウハウに長けた当社のノウハウが補完関係に
   あるため、相互持合を実施しております。
   提出日現在において、当社は株式会社インフォメーションクリエーティブの発行済株式数の1.29%を保有(株
   式会社インフォメーションクリエーティブは当社発行済株式の0.84%を保有)しておりますが、今後、中長期的
   な観点から成長性、収益性、取引関係強化等、保有意義や経済合理性を検証し、保有の妥当性が認められない
   場合には、双方で十分な検討を行い、相互持合の解消を行ってまいります。
    また、株式会社イグアスは、非上場株式でありますが、IBM製品をメインとして、市場で求められるIT
   製品の総合ディストリビューターであり、当社にとって重要な仕入先である他、①              質、量ともにIBMに替わ
   る仕入先であること、②IBM情報の確保、③IBMへの当社社名の露出機会確保を目的に保有しておりま
   す。
  b.銘柄数及び貸借対照表計上額

          貸借対照表計上額の

        銘柄数
        (銘柄)
           合計額(千円)
   非上場株式     1     4,000
   非上場株式以外の株式     1     63,633
  (当事業年度において株式数が増加した銘柄)

   該当する銘柄はありません。
  (当事業年度において株式数が減少した銘柄)

   該当する銘柄はありません。
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  c.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報
 特定投資株式
     当事業年度   前事業年度

                   当社の株
             保有目的、定量的な保有効果
     株式数(株)   株式数(株)
   銘柄                 式の保有
             及び株式数が増加した理由
     貸借対照表計上額   貸借対照表計上額
                   の有無
      (千円)   (千円)
           同じIT業界であり、得意分野が異なること
      100,000   100,000
  株式会社イン          から、将来の協業関係構築を想定して保有し
  フォメーション          ておりますが、提出日現在において、協業関        有
  クリエーティブ          係にないことから定量的な保有効果の測定は
      63,633   59,311
           行っておりません。
  ③ 保有目的が純投資目的である投資株式

        当事業年度       前事業年度

          貸借対照表計       貸借対照表計
   区分
       銘柄数       銘柄数
          上額の合計額       上額の合計額
       (銘柄)       (銘柄)
          (千円)       (千円)
  非上場株式       -    -   -    -
  非上場株式以外の株式       23   25,881    22   30,525
            当事業年度

   区分
       受取配当金の     売却損益の     評価損益の
       合計額(千円)     合計額(千円)     合計額(千円)
  非上場株式        -     -     -
  非上場株式以外の株式        1,146     -    15,316
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 第5 【経理の状況】
 1 財務諸表の作成方法について

  当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)に基づいて
  作成しております。
 2 監査証明について

  当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、事業年度(2019年4月1日から2020年3月31日まで)の
  財務諸表について、アーク有限責任監査法人による監査を受けております。
   なお、明治アーク監査法人は、2019年7月1日をもって有限責任監査法人に移行したことにより、名称をアーク有
  限責任監査法人に変更しております。
 3 連結財務諸表について

  当社は、子会社がありませんので、連結財務諸表を作成しておりません。
 4 財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みについて

  当社は、財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みとして、会計基準等の内容を適切に把握し、財務諸表
  等を適正に作成できる体制を整備するため、公益財団法人財務会計基準機構へ加入し、同法人等の開催する各種セミ
  ナーへの参加及び会計専門書の定期購読を行っております。
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 1 【財務諸表等】
  (1)【財務諸表】
  ①【貸借対照表】
                   (単位:千円)
            前事業年度     当事業年度
            (2019年3月31日)     (2020年3月31日)
  資産の部
  流動資産
   現金及び預金           1,178,209     2,098,343
   受取手形            3,038     8,292
              ※2 37,347
   電子記録債権                 22,594
             ※1 2,215,558    ※1 2,034,127
   売掛金
   商品            51,705     51,218
   仕掛品            8,667     4,685
   貯蔵品            119     493
   前渡金            300,560     297,921
   前払費用            31,911     31,393
   その他            23,770     25,564
               △227     △208
   貸倒引当金
   流動資産合計           3,850,663     4,574,427
  固定資産
   有形固定資産
   建物           92,712     96,075
              △43,276     △47,219
    減価償却累計額
    建物(純額)           49,436     48,856
   工具、器具及び備品
              1,480,325     1,479,785
              △539,529     △746,907
    減価償却累計額
    工具、器具及び備品(純額)          940,795     732,878
   建設仮勘定           2,542     1,848
   有形固定資産合計           992,775     783,582
   無形固定資産
              70,891     48,904
   ソフトウエア
   無形固定資産合計           70,891     48,904
   投資その他の資産
   投資有価証券           93,837     93,514
   従業員に対する長期貸付金           1,948     1,114
   繰延税金資産           127,087     128,924
   その他           94,490     100,410
              △21,836     △21,236
   貸倒引当金
   投資その他の資産合計           295,526     302,727
   固定資産合計           1,359,193     1,135,214
  資産合計            5,209,856     5,709,641
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                   (単位:千円)
            前事業年度     当事業年度
            (2019年3月31日)     (2020年3月31日)
  負債の部
  流動負債
   買掛金           1,067,009     1,324,296
   未払金            21,276     32,481
   未払費用            100,884     95,712
   未払法人税等            110,125     108,406
   未払消費税等            51,175     41,246
   前受金            390,017     360,455
   預り金            17,561     17,703
              93,120     94,680
   賞与引当金
   流動負債合計           1,851,170     2,074,982
  固定負債
   退職給付引当金            325,710     328,671
              10,900     10,900
   その他
   固定負債合計            336,610     339,571
  負債合計            2,187,780     2,414,553
  純資産の部
  株主資本
   資本金            867,740     867,740
   資本剰余金
              447,240     447,240
   資本準備金
   資本剰余金合計           447,240     447,240
   利益剰余金
   利益準備金           12,687     12,687
   その他利益剰余金
    別途積立金          350,000     350,000
              1,338,177     1,608,730
    繰越利益剰余金
   利益剰余金合計           1,700,865     1,971,417
   自己株式           △26,914     △22,970
   株主資本合計           2,988,930     3,263,427
  評価・換算差額等
              33,145     31,660
   その他有価証券評価差額金
   評価・換算差額等合計            33,145     31,660
  純資産合計            3,022,075     3,295,088
  負債純資産合計            5,209,856     5,709,641
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  ②【損益計算書】
                   (単位:千円)
            前事業年度     当事業年度
            (自 2018年4月1日     (自 2019年4月1日
            至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
  売上高
  ソリューションプロバイダー事業売上高            7,759,143     8,671,521
  コンピュータ用品販売事業売上高            169,648     118,840
               168     53
  手数料収入
             ※1 7,928,959    ※1 8,790,414
  売上高合計
  売上原価
  ソリューションプロバイダー事業原価            6,365,462     7,228,675
              159,668     111,415
  コンピュータ用品販売事業原価
  売上原価合計            6,525,130     7,340,091
  売上総利益            1,403,828     1,450,323
             ※2 857,566    ※2 885,015
  販売費及び一般管理費
  営業利益             546,262     565,307
  営業外収益
  受取利息             75     77
  受取配当金            2,900     3,246
  受取保険金            1,034     3,018
  貸倒引当金戻入額            2,915      619
               192     171
  その他
  営業外収益合計            7,118     7,133
  営業外費用
               51     107
  雑損失
  営業外費用合計             51     107
  経常利益             553,329     572,333
  特別利益
                    ※3 33
  固定資産売却益             -
               4,454      -
  投資有価証券売却益
  特別利益合計            4,454      33
  特別損失
              ※4 506    ※4 1,057
  固定資産除売却損
  特別損失合計             506     1,057
  税引前当期純利益             557,277     571,309
  法人税、住民税及び事業税
              171,756     180,849
               2,233     △1,181
  法人税等調整額
  法人税等合計             173,989     179,667
  当期純利益             383,287     391,642
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  【売上原価明細書】
  ソリューションプロバイダー事業
           前事業年度      当事業年度

          (自 2018年4月1日      (自 2019年4月1日
          至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
        注記      構成比      構成比
    区  分      金 額(千円)      金 額(千円)
        番号      (%)      (%)
  Ⅰ 労務費      ※2    796,416   61.6    750,256   53.6
           497,311      649,914

  Ⅱ 経 費      ※3      38.4      46.4
    当期総製造費用            100.0      100.0

           1,293,727      1,400,170
    期首商品たな卸高          189,962       51,600

    期首仕掛品たな卸高          31,254       8,667

           4,910,785      5,824,122

    当期商品仕入高
    小 計

           6,425,730      7,284,561
    期末商品たな卸高          51,600      51,200

            8,667      4,685

    期末仕掛品たな卸高
    ソリューション
           6,365,462      7,228,675
    プロバイダー事業売上原価
  (注) 主な内訳は次のとおりであります。

     前事業年度          当事業年度

     (自 2018年4月1日          (自 2019年4月1日
     至 2019年3月31日)          至 2020年3月31日)
  1 原価計算の方法          1 原価計算の方法
   原価計算の方法は、プロジェクト別個別原価計算             同  左
   であります。
  ※2 労務費の主な内訳は、次のとおりであります。          ※2 労務費の主な内訳は、次のとおりであります。
   給与手当     545,455千円     給与手当     511,330千円
   賞与引当金繰入額     61,100千円     賞与引当金繰入額     61,140千円
   法定福利費     97,934千円     法定福利費     94,557千円
  ※3 経費の主な内訳は、次のとおりであります。          ※3 経費の主な内訳は、次のとおりであります。
   外注費     111,870千円     外注費     147,317千円
   賃借料     87,664千円     賃借料     90,746千円
   減価償却費     160,268千円     減価償却費     286,097千円
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  コンピュータ用品販売事業
           前事業年度      当事業年度

          (自 2018年4月1日      (自 2019年4月1日
          至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
        注記      構成比      構成比
    区  分      金 額(千円)      金 額(千円)
        番号      (%)      (%)
  期首商品たな卸高           198  0.1    104  0.1
           159,575      111,329

  当期商品仕入高             99.9      99.9
    小 計        159,773   100.0    111,434   100.0

  期末商品たな卸高           104       18

  コンピュータ用品販売事業
           159,668      111,415
  売上原価
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  ③【株主資本等変動計算書】
  前事業年度(自   2018年4月1日 至    2019年3月31日)
                (単位:千円)
           株主資本
          資本剰余金      利益剰余金
                 その他
      資本金
          その他
                 利益剰余金
        資本準備金    資本剰余金合計   利益準備金
          資本剰余金
                 別途積立金
  当期首残高     867,740  447,240   - 447,240  12,687  350,000
  当期変動額
  剰余金の配当
  当期純利益
  自己株式の取得
  自己株式の処分         △533  △533
  自己株式処分差損の
           533  533
  振替
  株主資本以外の項目の
  当期変動額(純額)
  当期変動額合計     -  -  -  -  -  -
  当期末残高     867,740  447,240   - 447,240  12,687  350,000
         株主資本      評価・換算差額等

       利益剰余金
                   純資産合計
      その他        その他有価証券   評価・換算
          自己株式  株主資本合計
      利益剰余金         評価差額金  差額等合計
        利益剰余金合計
     繰越利益剰余金
  当期首残高    1,065,020  1,427,707   △518 2,742,169   38,010  38,010  2,780,179
  当期変動額
  剰余金の配当    △109,597  △109,597    △109,597      △109,597
  当期純利益    383,287  383,287     383,287       383,287
  自己株式の取得         △29,935  △29,935      △29,935
  自己株式の処分         3,539  3,006       3,006
  自己株式処分差損の
       △533  △533     -       -
  振替
  株主資本以外の項目の
               △4,865  △4,865  △4,865
  当期変動額(純額)
  当期変動額合計     273,157  273,157  △26,395  246,761  △4,865  △4,865  241,896
  当期末残高    1,338,177  1,700,865  △26,914  2,988,930   33,145  33,145  3,022,075
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  当事業年度(自   2019年4月1日 至    2020年3月31日)
                (単位:千円)
           株主資本
          資本剰余金      利益剰余金
                 その他
      資本金
          その他
                 利益剰余金
        資本準備金    資本剰余金合計   利益準備金
          資本剰余金
                 別途積立金
  当期首残高     867,740  447,240   - 447,240  12,687  350,000
  当期変動額
  剰余金の配当
  当期純利益
  自己株式の取得
  自己株式の処分         △1,912  △1,912
  自己株式処分差損の
           1,912  1,912
  振替
  株主資本以外の項目の
  当期変動額(純額)
  当期変動額合計     -  -  -  -  -  -
  当期末残高     867,740  447,240   - 447,240  12,687  350,000
         株主資本      評価・換算差額等

       利益剰余金
                   純資産合計
      その他        その他有価証券   評価・換算
          自己株式  株主資本合計
      利益剰余金         評価差額金  差額等合計
        利益剰余金合計
     繰越利益剰余金
  当期首残高    1,338,177  1,700,865  △26,914  2,988,930   33,145  33,145  3,022,075
  当期変動額
  剰余金の配当    △119,177  △119,177    △119,177      △119,177
  当期純利益    391,642  391,642     391,642       391,642
  自己株式の取得            -       -
  自己株式の処分         3,944  2,031       2,031
  自己株式処分差損の
      △1,912  △1,912     -       -
  振替
  株主資本以外の項目の
               △1,484  △1,484  △1,484
  当期変動額(純額)
  当期変動額合計     270,552  270,552   3,944  274,496  △1,484  △1,484  273,012
  当期末残高    1,608,730  1,971,417  △22,970  3,263,427   31,660  31,660  3,295,088
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  ④【キャッシュ・フロー計算書】
                   (単位:千円)
            前事業年度     当事業年度
            (自 2018年4月1日     (自 2019年4月1日
            至 2019年3月31日)      至 2020年3月31日)
  営業活動によるキャッシュ・フロー
  税引前当期純利益            557,277     571,309
  減価償却費            170,877     297,315
  貸倒引当金の増減額(△は減少)            △2,824     △619
  賞与引当金の増減額(△は減少)            △7,560     1,560
  退職給付引当金の増減額(△は減少)            8,078     2,960
  投資有価証券売却損益(△は益)            △4,454      -
  固定資産除売却損益(△は益)             506     890
  受取利息及び受取配当金            △2,976     △3,324
  売上債権の増減額(△は増加)            △895,271     190,929
  たな卸資産の増減額(△は増加)            161,362      4,095
  仕入債務の増減額(△は減少)            281,338     257,286
  前払費用の増減額(△は増加)            △4,301      518
  長期前払費用の増減額(△は増加)             67     -
  未払消費税等の増減額(△は減少)            2,844     △9,927
              71,175     △26,844
  その他
  小計            336,140     1,286,149
  利息及び配当金の受取額
               2,976     3,324
              △172,636     △181,446
  法人税等の支払額又は還付額(△は支払)
  営業活動によるキャッシュ・フロー            166,479     1,108,026
  投資活動によるキャッシュ・フロー
  有形固定資産の取得による支出            △297,870     △50,499
  無形固定資産の取得による支出            △30,487     △9,927
  投資有価証券の取得による支出            △718    △1,816
  投資有価証券の売却による収入            4,500      -
  敷金の差入による支出            △4,985     △7,120
               △340     782
  その他
  投資活動によるキャッシュ・フロー            △329,902     △68,581
  財務活動によるキャッシュ・フロー
  自己株式の取得による支出            △29,935      -
  配当金の支払額            △109,745     △119,311
               3,006      -
  その他
  財務活動によるキャッシュ・フロー            △136,674     △119,311
  現金及び現金同等物の増減額(△は減少)            △300,097     920,133
  現金及び現金同等物の期首残高            1,478,307     1,178,209
             ※1 1,178,209    ※1 2,098,343
  現金及び現金同等物の期末残高
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  【注記事項】
  (重要な会計方針)
 1.有価証券の評価基準及び評価方法
  その他有価証券
  時価のあるもの
   期末日前1ヶ月の市場価格の平均に基づく時価法
   (評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)
  時価のないもの
   移動平均法による原価法
 2.たな卸資産の評価基準及び評価方法

  通常の販売目的で保有するたな卸資産
  評価基準は原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)
  (1) 商 品
  個別法による原価法
  (2) 仕掛品
  個別法による原価法
 3.固定資産の減価償却の方法

  (1) 有形固定資産(リース資産を除く)
  定額法を採用しております。
  なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。
   建物         2~15年
   工具、器具及び備品  2~20年
  (2) 無形固定資産(リース資産を除く)
  定額法を採用しております。
  なお、収益の獲得を目的とした自社利用のソフトウェアについては、将来の収益が確実と認められる期間(3~5
  年)、社内利用による費用削減が確実なものについては、社内における利用可能期間(5年)に基づいております。
  (3) 長期前払費用
  均等償却によっております。
 4.引当金の計上基準

  (1) 貸倒引当金
  債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権につ
  いては個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。
  (2) 賞与引当金
  従業員の賞与の支給に備えるため、将来の支給見込額に基づき計上しております。
  (3) 退職給付引当金
  従業員の退職給付に備えるため、退職給付引当金及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支
  給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法により計算しております。
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 5.収益及び費用の計上基準
  ソフトウェアの受託開発契約に係る売上高及び売上原価の計上基準
  当事業年度末までの進捗部分について成果の確実性が認められる受託開発契約については工事進行基準(工事の進
  捗率の見積りは原価比例法)を適用し、その他の受託開発契約については工事完成基準を適用しております。
 6.キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

  手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わ
  ない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期的な投資からなっております。
 7.その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項 

  消費税等の会計処理
  消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
  (未適用の会計基準等)

  ・「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号         2020年3月31日)
  ・「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号             2020年3月31日)
  (1) 概要

  収益認識に関する包括的な会計基準であります。収益は、次の5つのステップを適用し認識されます。
   ステップ1:顧客との契約を識別する。
   ステップ2:契約における履行義務を識別する。
   ステップ3:取引価格を算定する。
   ステップ4:契約における履行義務に取引価格を配分する。
   ステップ5:履行義務を充足した時に又は充足するにつれて収益を認識する。
  (2) 適用予定日

  2022年3月期の期首より適用予定であります。
  (3) 当該会計基準等の適用による影響

  影響額は、当財務諸表の作成時において評価中であります。
  ・「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日)

  ・「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2019年7月4日)
  ・「棚卸資産の評価に関する会計基準」(企業会計基準第9号 2019年7月4日)
  ・「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)
  ・「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第19号              2020年3月31日)
  (1) 概要

  国際的な会計基準の定めとの比較可能性を向上させるため、「時価の算定に関する会計基準」及び「時価の算定
  に関する会計基準の適用指針」(以下「時価算定会計基準等」という。)が開発され、時価の算定方法に関するガイ
  ダンス等が定められました。時価算定会計基準等は次の項目の時価に適用されます。
  ・「金融商品に関する会計基準」における金融商品
  ・「棚卸資産の評価に関する会計基準」におけるトレーディング目的で保有する棚卸資産
  また「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」が改訂され、金融商品の時価のレベルごとの内訳等の注記事
  項が定められました。
  (2) 適用予定日

  2022年3月期の期首より適用予定であります。
  (3) 当該会計基準等の適用による影響

  影響額は、当財務諸表の作成時において評価中です。
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  (表示方法の変更)
  (キャッシュ・フロー計算書関係)
   前事業年度において、「投資活動によるキャッシュ・フロー」のその他に含めておりました「敷金の差入による
  支出」は、重要性が増加したため、当事業年度より独立掲記することとしております。この表示方法の変更を反映
  させるため、前事業年度の財務諸表の組替えを行っております。
   この結果、前事業年度のキャッシュ・フロー計算書において、「投資活動によるキャッシュ・フロー」の「その
  他」として表示しておりました△5,325千円は、「敷金の差入による支出」△4,985千円、「その他」△340千円と
  して組み替えております。
  (追加情報)

  新型コロナウイルス感染症の影響は、終息時期等不確実なことが多く、先行きを見通すことは困難ではあります
  が、会計上の見積りにあたって利用した事業計画等は、新型コロナウイルス感染症の影響が2020年9月まで続いた場
  合を想定しております。
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  (貸借対照表関係)
 ※1 関係会社に対する資産及び負債
  各科目に含まれているものは、次のとおりであります。
           前事業年度      当事業年度
          (2019年3月31日   )   (2020年3月31日   )
   売掛金        34,674 千円     40,322 千円
 ※2  期末日満期手形の会計処理については、手形交換日をもって決済処理しております。

  なお、事業年度末日が金融機関の休日であったため、次の期末日満期手形が、期末残高に含まれております。
           前事業年度      当事業年度
          (2019年3月31日   )   (2020年3月31日   )
   電子記録債権         5,419 千円      -千円
  (損益計算書関係)

 ※1 各科目に含まれている関係会社に対するものは、次のとおりであります。
           前事業年度      当事業年度
          (自  2018年4月1日     (自  2019年4月1日
          至  2019年3月31日   )   至  2020年3月31日   )
   売上高        375,381千円      524,179 千円
 ※2 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額並びにおおよその割合は、次のとおりであります。

           前事業年度      当事業年度
          (自  2018年4月1日     (自  2019年4月1日
          至  2019年3月31日   )   至  2020年3月31日   )
   販売諸掛費         52,809 千円     60,583 千円
   給与手当        388,557 千円     400,115 千円
   賞与         32,622 千円     31,936 千円
   賞与引当金繰入額         32,020 千円     33,540 千円
   退職給付費用         16,437 千円     19,177 千円
   法定福利費         61,143 千円     65,341 千円
   減価償却費         10,608 千円     11,217 千円
   賃借料         37,595 千円     38,953 千円
   旅費交通費         48,922 千円     46,109 千円
   おおよその割合
   販売費
             33%      34%
   一般管理費
             67%      66%
 ※3  固定資産売却益の内容は、次のとおりであります。

           前事業年度      当事業年度

          (自  2018年4月1日     (自  2019年4月1日
          至  2019年3月31日   )   至  2020年3月31日   )
   工具、器具及び備品         -千円      33千円
 ※4 固定資産除売却損の内容は、次のとおりであります。

           前事業年度      当事業年度
          (自  2018年4月1日     (自  2019年4月1日
          至  2019年3月31日   )   至  2020年3月31日   )
   建物         425千円      350千円
   工具、器具及び備品         80千円      572千円
   固定資産撤去費用         -千円      134千円
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  (株主資本等変動計算書関係)
  前事業年度(自    2018年4月1日    至  2019年3月31日   )
  1.発行済株式に関する事項
  株式の種類    当事業年度期首     増 加    減 少   当事業年度末
  普通株式(株)      1,260,000    5,040,000     -   6,300,000
  (注) 当社は、2018年5月1日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を行っております。
  2.自己株式に関する事項

  株式の種類    当事業年度期首     増加    減少   当事業年度末
  普通株式(株)       263   30,752    3,500    27,515

  (注) 1.当社は、2018年5月1日付で普通株式1株につき5株の割合で株式分割を行っております。
   2.自己株式の普通株式数の増加30,752株は、株式分割による増加1,052株、2018年5月11日開催の取締役会決
   議に基づく自己株式の取得29,600株及び譲渡制限付株式報酬制度退職者の無償取得による増加100株による
   ものであります。
   3.自己株式の普通株式数の減少3,500株は、譲渡制限付株式報酬の交付によるものであります。
  3.新株予約権等に関する事項

   該当事項はありません。
  4.配当に関する事項

  (1) 配当金支払額
         配当金の総額   1株当たり配当額
   決 議   株式の種類          基準日   効力発生日
         (千円)   (円)
  2018年6月15日
      普通株式    109,597    87 2018年3月31日   2018年6月18日
  定時株主総会
  (2) 基準日が当事業年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌事業年度となるもの

          配当金の総額   1株当たり
   決 議   株式の種類  配当の原資        基準日   効力発生日
           (千円)  配当額(円)
  2019年6月14日
      普通株式  利益剰余金   119,177   19 2019年3月31日   2019年6月17日
  定時株主総会
  当事業年度(自    2019年4月1日    至  2020年3月31日   )

  1.発行済株式に関する事項
  株式の種類    当事業年度期首     増 加    減 少   当事業年度末
  普通株式(株)      6,300,000     -    -   6,300,000
  2.自己株式に関する事項

  株式の種類    当事業年度期首     増加    減少   当事業年度末
  普通株式(株)      27,515     400    3,900    24,015

  (注) 1.自己株式の普通株式数の増加400株は、譲渡制限付株式報酬制度退職者の無償取得によるものであります。
   2.自己株式の普通株式数の減少3,900株は、譲渡制限付株式報酬の交付によるものであります。
  3.新株予約権等に関する事項

   該当事項はありません。
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  4.配当に関する事項
  (1) 配当金支払額
         配当金の総額   1株当たり配当額
   決 議   株式の種類          基準日   効力発生日
         (千円)   (円)
  2019年6月14日
      普通株式    119,177    19 2019年3月31日   2019年6月17日
  定時株主総会
  (2) 基準日が当事業年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌事業年度となるもの

          配当金の総額   1株当たり
   決 議   株式の種類  配当の原資        基準日   効力発生日
           (千円)  配当額(円)
  2020年6月18日
      普通株式  利益剰余金   119,243   19 2020年3月31日   2020年6月19日
  定時株主総会
  (キャッシュ・フロー計算書関係)

 ※1 現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は、次のとおりであります。
           前事業年度      当事業年度

          (自  2018年4月1日     (自  2019年4月1日
          至  2019年3月31日   )   至  2020年3月31日   )
   現金及び預金         1,178,209千円      2,098,343千円
   現金及び現金同等物         1,178,209千円      2,098,343千円
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  (金融商品関係)
 1.金融商品の状況に関する事項
  (1) 金融商品に対する取組方針
  当社は、資金運用については短期的な預金等に限定し、銀行等金融機関からの借入により資金を調達しておりま
  す。
  (2) 金融商品の内容及びそのリスク

  営業債権である電子記録債権及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。また投資有価証券は、業務
  上の関係を有する企業の株式であり、市場価格の変動リスクに晒されております。
  営業債務である買掛金、未払金、未払費用並びに未払法人税等は、1年以内の支払期日であります。借入金は、
  主に短期的な運転資金の調達によるもので、月内に借入を行い、月末までには返済を行うこととしております。
  (3) 金融商品に係るリスク管理体制

  ①  信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理
   電子記録債権及び売掛金に係る顧客の信用リスクは、与信管理規程に沿ってリスク低減を図っており、取引先
  ごとの期日管理及び残高管理を行っております。
  ②  市場リスクの管理
   投資有価証券は主として株式であり、上場株式については四半期ごとに時価の把握を行っております。
  ③  資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理
   資金調達に関しては、適時に資金繰計画を作成・更新するとともに、手許流動性の維持などにより流動性リス
  クを管理しております。なお、2020年3月31日現在、借入金残高はありません。
  (4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

  金融商品の時価には、市場価格に基づく価額の他、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれて
  おります。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、
  当該価額が変動することもあります。
 2.金融商品の時価等に関する事項

  貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極め
  て困難と認められるものは、次表には含まれておりません((注2)を参照ください。)。
  前事業年度(  2019年3月31日   )

        貸借対照表計上額      時価     差額

         (千円)     (千円)     (千円)
  (1) 現金及び預金        1,178,209     1,178,209      -
  (2) 電子記録債権
           37,347      37,347     -
  (3) 売掛金
          2,215,558     2,215,531     △26
  (4) 投資有価証券
   その他有価証券        89,837     89,837     -
    資産計       3,520,952      3,520,926      △26
  (1) 買掛金
           1,067,009      1,067,009      -
  (2) 未払金
           21,276      21,276     -
  (3) 未払費用
           100,884      100,884      -
  (4) 未払法人税等
           110,125      110,125      -
    負債計       1,299,296      1,299,296      -
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  当事業年度(  2020年3月31日   )
        貸借対照表計上額      時価     差額

         (千円)     (千円)     (千円)
  (1) 現金及び預金        2,098,343     2,098,343      -
  (2) 電子記録債権
           22,594     22,594     -
  (3) 売掛金
          2,034,127     2,034,106     △20
  (4) 投資有価証券
   その他有価証券        89,514     89,514     -
    資産計      4,244,580     4,244,559     △20
  (1) 買掛金
          1,324,296     1,324,296      -
  (2) 未払金
           32,481     32,481     -
  (3) 未払費用
           95,712     95,712     -
  (4) 未払法人税等
          108,406     108,406     -
    負債計      1,560,896     1,560,896      -
  (注1)金融商品の時価の算定方法並びに有価証券に関する事項

  資 産
  (1) 現金及び預金
   これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額とほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
  (2) 電子記録債権

   これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額とほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
  (3) 売掛金

   これらの時価は、一定の期間ごとに区分した債権ごとに債権額を満期までの期間及び信用リスクを加味した利率
  により割り引いた現在価値により算定しております。
  (4) 投資有価証券

   投資有価証券の時価について、株式は取引所の価格によっております。
   また、有価証券はその他有価証券として保有しており、有価証券に関する注記事項については、「有価証券関
  係」を参照ください。
  負 債

  (1) 買掛金、(2)  未払金、(3)  未払費用、並びに(4)    未払法人税等
   これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額とほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
  (注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の貸借対照表計上額

                  (単位:千円)
      区分      2019年3月31日     2020年3月31日
     非上場株式          4,000     4,000
  これらについては、市場価額がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、「(4) 投資有価
  証券」には含めておりません。
  (注3)金銭債権の決算日後の償還予定額

  前事業年度(  2019年3月31日   )

              1年超   5年超

           1年以内        10年超
              5年以内   10年以内
           (千円)        (千円)
              (千円)   (千円)
  現金及び預金           1,178,209    -   -   -
  電子記録債権           37,347    -   -   -
  売掛金           2,200,157    15,400   -   -
      合計       3,415,715    15,400   -   -
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  当事業年度(  2020年3月31日   )
              1年超   5年超

           1年以内        10年超
              5年以内   10年以内
           (千円)        (千円)
              (千円)   (千円)
  現金及び預金          2,098,343    -   -   -
  電子記録債権          22,594   -   -   -
  売掛金          2,026,391   7,735   -   -
      合計      4,147,329   7,735   -   -
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  (有価証券関係)
 1.子会社株式及び関連会社株式
  前事業年度(  2019年3月31日   )
  該当事項はありません。
  当事業年度(  2020年3月31日   )

  該当事項はありません。
 2.その他有価証券

  前事業年度(  2019年3月31日   )
          貸借対照表計上額     取得原価    差額
     区分
           (千円)    (千円)    (千円)
  貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの
    株式           87,921     39,919     48,001
     小計        87,921     39,919     48,001
  貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの

    株式           1,915     2,144     △228
     小計        1,915    2,144     △228
     合計        89,837     42,063    47,773
  当事業年度(  2020年3月31日   )

          貸借対照表計上額     取得原価    差額
     区分
           (千円)    (千円)    (千円)
  貸借対照表計上額が取得原価を超えるもの
    株式          87,571    41,369    46,201
     小計       87,571    41,369    46,201
  貸借対照表計上額が取得原価を超えないもの

    株式           1,943    2,510    △567
     小計       1,943    2,510    △567
     合計       89,514    43,880    45,634
 3.事業年度中に売却したその他有価証券

  前事業年度(自    2018年4月1日   至  2019年3月31日   )
         売却額    売却益の合計額     売却損の合計額
    区分
          (千円)      (千円)      (千円)
  株式         4,500     4,454     -
    合計       4,500     4,454     -
  当事業年度(自    2019年4月1日   至  2020年3月31日   )

  該当事項はありません。
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  (退職給付関係)
 1.採用している退職給付制度の概要
  当社は、従業員の退職給付に充てるため、非積立型の確定給付制度及び確定拠出制度を採用しております。
  退職一時金制度(非積立型制度であります。)では、退職給付として、給与と勤務期間に基づいた一時金を支給して
  おります。
  なお、当社が有する退職一時金制度は、簡便法により退職給付引当金及び退職給付費用を計算しております。
 2.簡便法を適用した確定給付制度

  (1) 簡便法を適用した制度の、退職給付引当金の期首残高と期末残高の調整表
                   (単位:千円)
             前事業年度     当事業年度
            (自  2018年4月1日    (自  2019年4月1日
            至  2019年3月31日   )  至  2020年3月31日   )
  退職給付引当金の期首残高             317,632     325,710
   退職給付費用            34,980     30,312
   退職給付の支払額            △26,902     △27,352
  退職給付引当金の期末残高             325,710     328,671
  (2) 退職給付債務の期末残高と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表

                   (単位:千円)
             前事業年度     当事業年度
            (2019年3月31日   )   (2020年3月31日   )
  非積立型制度の退職給付債務             325,710     328,671
  貸借対照表に計上された負債と資産の純額             325,710     328,671
  退職給付引当金             325,710     328,671

  貸借対照表に計上された負債と資産の純額             325,710     328,671
  (3) 退職給付費用

  簡便法で計算した退職給付費用 前事業年度34,980千円 当事業年度30,312千円
 3.確定拠出制度

  当社の確定拠出制度への要拠出額は、前事業年度10,875千円、当事業年度10,923千円であります。
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  (税効果会計関係)
 1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
             前事業年度     当事業年度
            (2019年3月31日   )  (2020年3月31日   )
  繰延税金資産
   退職給付引当金           93,613千円     95,260千円
   賞与引当金           28,513千円     28,991千円
   貸倒引当金           6,755千円     6,566千円
   未払事業税           7,615千円     7,446千円
              17,428千円     16,660千円
   その他
  繰延税金資産小計           153,926千円     154,924千円
  評価性引当額           △12,210千円     △12,027千円
  繰延税金資産合計           141,715千円     142,897千円
  繰延税金負債

              △14,628千円     △13,973千円
   その他有価証券評価差額金
  繰延税金負債合計           △14,628千円     △13,973千円
  繰延税金資産純額           127,087千円     128,924千円
 2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった

  主要な項目別の内訳
           前事業年度      当事業年度
           (2019年3月31日   )   (2020年3月31日   )
   法定実効税率          30.6%      -
   (調整)
   交際費等永久に損金に算入されない項目          0.5%      -
   住民税均等割等          0.5%      -
   評価性引当額          △0.4%       -
             △0.0%       -
   その他
   税効果会計適用後の法人税等の負担率          31.2%      -
  (注) 当事業年度は、法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間の差異が法定実効税率の100分の5
   以下であるため注記を省略しております。
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  (企業結合等関係)
  該当事項はありません。
  (資産除去債務関係)

   前事業年度(  2019年3月31日   )

   当社は、本社オフィス及び事業所の不動産賃借契約に基づき、オフィスの退去時における原状回復に係る債務

  を有しておりますが、当該債務に関連する賃借資産の使用期間が明確でなく、将来本社等を移転する予定もない
  ことから、資産除去債務を合理的に見積ることができません。そのため、当該債務に見合う資産除去債務を計上
  しておりません。
   当事業年度(  2020年3月31日   )

   当社は、本社オフィス及び事業所の不動産賃借契約に基づき、オフィスの退去時における原状回復に係る債務

  を有しておりますが、当該債務に関連する賃借資産の使用期間が明確でなく、将来本社等を移転する予定もない
  ことから、資産除去債務を合理的に見積ることができません。そのため、当該債務に見合う資産除去債務を計上
  しておりません。
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  (セグメント情報等)
  【セグメント情報】
  当社は、情報システム関連事業を主要な事業内容とする単一セグメントであるため、記載を省略しております。
  【関連情報】

  前事業年度(自    2018年4月1日   至  2019年3月31日   )
 1.製品及びサービスごとの情報
                   (単位:千円)
             コンピュータ
    ハードウェア   ソフトウェア   サービス      その他   合計
              用品
  外部顧客への
      1,700,826   1,523,197   4,535,118   169,648    168  7,928,959
  売上高
 2.地域ごとの情報

  (1) 売上高
  本邦以外の外部顧客への売上高がないため、該当事項はありません。
  (2) 有形固定資産

  本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
 3.主要な顧客ごとの情報

  外部顧客への売上高のうち、損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。
  当事業年度(自    2019年4月1日   至  2020年3月31日   )

 1.製品及びサービスごとの情報
                   (単位:千円)
             コンピュータ
    ハードウェア   ソフトウェア   サービス      その他   合計
              用品
  外部顧客への
     2,487,625   1,553,180   4,630,714   118,840    53  8,790,414
  売上高
 2.地域ごとの情報

  (1) 売上高
  本邦の外部顧客への売上高が損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
  (2) 有形固定資産

  本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
 3.主要な顧客ごとの情報

  外部顧客への売上高のうち、損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。
  【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

  該当事項はありません。
  【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

  該当事項はありません。
  【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

  該当事項はありません。
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  (持分法損益等)
  前事業年度(自    2018年4月1日   至  2019年3月31日   )
  当社は、関連会社及び開示対象特別目的会社を有していないため、該当事項はありません。
  当事業年度(自    2019年4月1日   至  2020年3月31日   )

  当社は、関連会社及び開示対象特別目的会社を有していないため、該当事項はありません。
  【関連当事者情報】

 1.関連当事者との取引
  財務諸表提出会社と関連当事者との取引
  財務諸表提出会社の親会社及び主要株主(会社等に限る。)等
  前事業年度(自    2018年4月1日    至  2019年3月31日   )
   重要性が乏しいため、記載を省略しております。
  当事業年度(自    2019年4月1日    至  2020年3月31日   )

   重要性が乏しいため、記載を省略しております。
 2.親会社又は重要な関連会社に関する注記

  親会社情報
  日産東京販売ホールディングス株式会社(東京証券取引所に上場)
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  (1株当たり情報)
          前事業年度       当事業年度

         (自  2018年4月1日      (自  2019年4月1日
         至  2019年3月31日   )   至  2020年3月31日   )
  1株当たり純資産額           481円80銭       525円03銭
  1株当たり当期純利益           61円08銭       62円41銭

  (注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
   2.1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
             前事業年度     当事業年度
            (自  2018年4月1日    (自  2019年4月1日
            至  2019年3月31日   ) 至  2020年3月31日   )
   当期純利益(千円)            383,287     391,642
   普通株主に帰属しない金額(千円)             -     -

   普通株式に係る当期純利益(千円)            383,287     391,642

   普通株式の期中平均株式数(株)           6,275,070     6,275,157

   3.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

             前事業年度     当事業年度
             (2019年3月31日   )  (2020年3月31日   )
   純資産の部の合計額(千円)           3,022,075     3,295,088
   普通株式に係る期末の純資産額(千円)           3,022,075     3,295,088

   1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普
              6,272,485     6,275,985
   通株式の数(株)
  (重要な後発事象)

  該当事項はありません。
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  ⑤ 【附属明細表】
   【有形固定資産等明細表】
               当期末減価

      当期首残高  当期増加額  当期減少額  当期末残高  償却累計額  当期償却額  差引当期末
   資産の種類
      (千円)  (千円)  (千円)  (千円)  又は償却  (千円)  残高(千円)
               累計額(千円)
  有形固定資産
   建 物     92,712  4,298   935  96,075  47,219  4,528  48,856

   工具、器具及び備品     1,480,325   52,626  53,166  1,479,785   746,907  259,964  732,878

   建設仮勘定     2,542  23,308  24,002  1,848   -  -  1,848

  有形固定資産計    1,575,581   80,233  78,104  1,577,709   794,127  264,492  783,582

  無形固定資産

   ソフトウェア     345,949  10,835  2,563  354,221  305,316  32,822  48,904

  無形固定資産計    345,949  10,835  2,563  354,221  305,316  32,822  48,904

  (注) 1.当期増加額のうち主なものは、次のとおりであります。
   工具、器具及び備品    江東   サーバー機器       16,746千円
        江東   シンクライアント環境構築       12,362千円
        江東   ストレージ機器       9,313千円
   建設仮勘定    江東   サーバー機器       15,130千円
   2.建設仮勘定の主な減少は、固定資産本勘定への振替によるものであります。
   【社債明細表】

   該当事項はありません。
   【借入金等明細表】

   該当事項はありません。 
   【引当金明細表】

             当期減少額   当期減少額

       当期首残高   当期増加額         当期末残高
   区  分          (目的使用)   (その他)
       (千円)   (千円)         (千円)
             (千円)   (千円)
  貸倒引当金      22,063    208   -   827   21,444
  賞与引当金      93,120   94,680   93,120    -  94,680

  (注)  貸倒引当金の当期減少額の「その他」欄の金額は、債権の回収による取崩額600千円及び一般債権の貸倒実績
   率による洗替額227千円であります。
   【資産除去債務明細表】

   該当事項はありません。
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  (2) 【主な資産及び負債の内容】
  ① 資産の部
  a 現金及び預金
      区  分         金  額(千円)

  現  金                   968

  預  金

  当 座 預 金                  35,717

  普 通 預 金                 2,061,338

  別 段 預 金                  319

      小  計             2,097,374

      合  計             2,098,343

  b 受取手形

   イ 相手先別内訳
     相 手 先          金  額(千円)

  富士機工株式会社                  4,156

  株式会社浜岳製作所                  2,085

  株式会社トープラ                  2,050

      合  計              8,292

   ロ 期日別内訳

      期  日         金  額(千円)

  2020年4月                  3,331

     5月                   618

     6月                   783

     7月                  1,942

     8月                  1,615

      合  計              8,292

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  c 電子記録債権
   イ 相手先別内訳
     相 手 先          金  額(千円)

  クラリオン株式会社                  11,636

  NOK株式会社                  10,100

  株式会社アーレスティ                   858

      合  計              22,594

   ロ 期日別内訳

      期  日         金  額(千円)

  2020年4月                  3,900

     5月                  3,558

     6月                  11,636

     7月                  3,500

      合  計              22,594

  d 売掛金

   イ 相手先別内訳
     相 手 先          金  額(千円)

  理研計器株式会社                  313,705

  スバルファイナンス株式会社                  246,130

  Rescale,Inc                  219,705

  日鉄ソリューションズ株式会社                  170,621

  日産自動車株式会社                  167,827

  その他                  916,136

      合  計             2,034,127

   ロ 売掛金の発生及び回収並びに滞留状況

                   滞留期間(日)

               回収率(%)
                   (A)+(D)
  当期首残高   当期発生高   当期回収高   当期末残高
                    2
  (千円)   (千円)   (千円)   (千円)
               (C)
                 ×100
                   (B)
   (A)   (B)   (C)   (D)
               (A)+(B)
                   366
   2,215,558   9,567,329   9,748,761   2,034,127    82.7   81.3
  (注) 消費税等の会計処理は、税抜方式を採用しておりますが、上記金額には消費税等が含まれております。
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  e 商 品
      区  分         金  額(千円)

  コンピュータ及び関連機器                  42,114

  ソフトウェア                  7,238

  その他                  1,865

      合  計              51,218

  f 仕掛品

      区  分         金  額(千円)

  導入支援作業                  2,500

  その他                  2,185

      合  計              4,685

  g 貯蔵品

      区  分         金  額(千円)

  事務用品                   493

      合  計              493

  h 前渡金

      区  分         金  額(千円)

  株式会社イグアス                  68,280

  日本アイ・ビー・エム株式会社                  45,219

  日本オラクル株式会社                  32,500

  株式会社ネットワールド                  22,998

  SB C&S株式会社                  16,486

  その他                  112,435

      合  計              297,921

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  ② 負債の部
  a 買掛金
     相 手 先          金  額(千円)

  SB C&S株式会社                  603,614

  日本オラクル株式会社                  234,313

  株式会社イグアス                  94,789

  キヤノンマーケティングジャパン株式会社                  69,254

  株式会社ネットワールド                  35,001

  その他                  287,323

      合  計             1,324,296

  b 前受金

     相 手 先          金  額(千円)

  日鉄ソリューションズ株式会社                  38,303

  株式会社LIXIL                  35,103

  日産自動車株式会社                  31,504

  株式会社関電工                  27,079

  JXアイティソリューション株式会社                  23,835

  その他                  204,628

      合  計              360,455

  c 退職給付引当金

      区  分         金  額(千円)

  退職給付債務                  328,671

      合  計              328,671

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  (3) 【その他】
  当事業年度における四半期情報等
    (累計期間)      第1四半期   第2四半期   第3四半期   当事業年度

  売上高       (千円)  2,015,285   4,256,243   6,240,833   8,790,414

  税引前四半期(当期)純利益       (千円)   79,258   270,317   366,412   571,309

  四半期(当期)純利益       (千円)   53,355   184,241   249,193   391,642

  1株当たり四半期(当期)純利益       (円)   8.51   29.37   39.71   62.41

    (会計期間)      第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期

  1株当たり四半期純利益       (円)   8.51   20.86   10.35   22.70

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 第6 【提出会社の株式事務の概要】
  事業年度     4月1日から3月31日まで

  定時株主総会     6月中

  基準日     3月31日

      9月30日
  剰余金の配当の基準日
      3月31日
  1単元の株式数     100株
  単元未満株式の買取り

      (特別口座)
    取扱場所
      東京都中央区八重洲一丁目2番1号 みずほ信託銀行株式会社 本店証券代行部
      (特別口座)
    株主名簿管理人
      東京都中央区八重洲一丁目2番1号 みずほ信託銀行株式会社
    取次所     ―
    買取手数料     株式の売買の委託に係る手数料相当額として別途定める金額

      電子公告により行います。ただし、電子公告によることができない事故その他のやむを
      得ない事由が生じた場合は、日本経済新聞に掲載する方法により行います。
  公告掲載方法
      公告掲載URL
      https://www.tcs-net.co.jp/ir/library.html
  株主に対する特典     該当事項はありません。
  (注) 当社定款の定めにより、単元未満株主は、会社法第189条第2項各号に掲げる権利、会社法第166条第1項の規
   定による請求をする権利、株主の有する株式数に応じて募集株式の割当て及び募集新株予約権の割当てを受け
   る権利以外の権利を有しておりません。
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 第7 【提出会社の参考情報】
 1 【提出会社の親会社等の情報】

  当社には、金融商品取引法第24条の7第1項に規定する親会社等はありません。
 2 【その他の参考情報】

  当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しております。
 (1) 有価証券報告書及びその添付書類並びに確認書

  事業年度   第31期 (自  2018年4月1日    至  2019年3月31日   ) 2019年6月14日関東財務局長に提出
 (2) 内部統制報告書及びその添付書類

  2019年6月14日関東財務局長に提出
 (3) 四半期報告書及び確認書

  第32期 第1四半期(自    2019年4月1日    至  2019年6月30日   ) 2019年8月9日関東財務局長に提出
  第32期 第2四半期(自    2019年7月1日    至  2019年9月30日   ) 2019年11月13日関東財務局長に提出
  第32期 第3四半期(自    2019年10月1日    至  2019年12月31日   ) 2020年2月13日関東財務局長に提出
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 第二部  【提出会社の保証会社等の情報】
  該当事項はありません。

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      独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書
                   2020年6月17日

 東京日産コンピュータシステム株式会社
  取締役会 御中
        アーク有限責任監査法人

         東京オフィス

         指定有限責任社員

               冨  岡  慶  一郎
             公認会計士       ㊞
         業務執行社員
         指定有限責任社員

               徳  永     剛
             公認会計士       ㊞
         業務執行社員
 <財務諸表監査>

 監査意見
  当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
 いる東京日産コンピュータシステム株式会社の2019年4月1日から2020年3月31日までの第32期事業年度の財務諸表、
 すなわち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、キャッシュ・フロー計算書、重要な会計方針、その他の
 注記及び附属明細表について監査を行った。
  当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、東京日
 産コンピュータシステム株式会社の2020年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する事業年度の経営成績及
 びキャッシュ・フローの状況を、全ての重要な点において適正に表示しているものと認める。
 監査意見の根拠

  当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準におけ
 る当監査法人の責任は、「財務諸表監査における監査人の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職
 業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。
 当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
 財務諸表に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任

  経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表
 示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営
 者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
  財務諸表を作成するに当たり、経営者は、継続企業の前提に基づき財務諸表を作成することが適切であるかどうかを
 評価し、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて継続企業に関する事項を開示する必要
 がある場合には当該事項を開示する責任がある。
  監査役及び監査役会の責任は、財務報告プロセスの整備及び運用における取締役の職務の執行を監視することにあ
 る。
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 財務諸表監査における監査人の責任
  監査人の責任は、監査人が実施した監査に基づいて、全体としての財務諸表に不正又は誤謬による重要な虚偽表示が
 ないかどうかについて合理的な保証を得て、監査報告書において独立の立場から財務諸表に対する意見を表明すること
 にある。虚偽表示は、不正又は誤謬により発生する可能性があり、個別に又は集計すると、財務諸表の利用者の意思決
 定に影響を与えると合理的に見込まれる場合に、重要性があると判断される。
  監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に従って、監査の過程を通じて、職業的専門家と
 しての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
 ・ 不正又は誤謬による重要な虚偽表示リスクを識別し、評価する。また、重要な虚偽表示リスクに対応した監査手続
  を立案し、実施する。監査手続の選択及び適用は監査人の判断による。さらに、意見表明の基礎となる十分かつ適切
  な監査証拠を入手する。
 ・ 財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、監査人は、リスク評価の
  実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、監査に関連する内部統制を検討する。
 ・ 経営者が採用した会計方針及びその適用方法の適切性、並びに経営者によって行われた会計上の見積りの合理性及
  び関連する注記事項の妥当性を評価する。
 ・ 経営者が継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であるかどうか、また、入手した監査証拠に基づ
  き、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して重要な不確実性が認められるかどうか結
  論付ける。継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる場合は、監査報告書において財務諸表の注記事項に
  注意を喚起すること、又は重要な不確実性に関する財務諸表の注記事項が適切でない場合は、財務諸表に対して除外
  事項付意見を表明することが求められている。監査人の結論は、監査報告書日までに入手した監査証拠に基づいてい
  るが、将来の事象や状況により、企業は継続企業として存続できなくなる可能性がある。
 ・ 財務諸表の表示及び注記事項が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠しているかど
  うかとともに、関連する注記事項を含めた財務諸表の表示、構成及び内容、並びに財務諸表が基礎となる取引や会計
  事象を適正に表示しているかどうかを評価する。
  監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した監査の範囲とその実施時期、監査の実施過程で識別した内部統制
 の重要な不備を含む監査上の重要な発見事項、及び監査の基準で求められているその他の事項について報告を行う。
  監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、
 並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガー
 ドを講じている場合はその内容について報告を行う。
 <内部統制監査>

 監査意見
  当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、東京日産コンピュータシステ
 ム株式会社の2020年3月31日現在の内部統制報告書について監査を行った。
  当監査法人は、東京日産コンピュータシステム株式会社が2020年3月31日現在の財務報告に係る内部統制は有効であ
 ると表示した上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の
 基準に準拠して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、全ての重要な点において適正に表示しているものと認
 める。
 監査意見の根拠

  当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に準拠して内部統
 制監査を行った。財務報告に係る内部統制の監査の基準における当監査法人の責任は、「内部統制監査における監査人
 の責任」に記載されている。当監査法人は、我が国における職業倫理に関する規定に従って、会社から独立しており、
 また、監査人としてのその他の倫理上の責任を果たしている。           当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監
 査証拠を入手したと判断している。
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 内部統制報告書に対する経営者並びに監査役及び監査役会の責任
  経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告
 に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
  監査役及び監査役会の責任は、財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を監視、検証することにある。
  なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性があ
 る。
 内部統制監査における監査人の責任

  監査人の責任は、監査人が実施した内部統制監査に基づいて、内部統制報告書に重要な虚偽表示がないかどうかにつ
 いて合理的な保証を得て、内部統制監査報告書において独立の立場から内部統制報告書に対する意見を表明することに
 ある。
  監査人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の基準に従って、監査の過程
 を通じて、職業的専門家としての判断を行い、職業的懐疑心を保持して以下を実施する。
 ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手するための監査手続を実施す
  る。内部統制監査の監査手続は、監査人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性に基づいて選択及び
  適用される。
 ・ 財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内
  部統制報告書の表示を検討する。
 ・ 内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果に関する十分かつ適切な監査証拠を入手する。監査人
  は、内部統制報告書の監査に関する指示、監督及び実施に関して責任がある。監査人は、単独で監査意見に対して責
  任を負う。
  監査人は、監査役及び監査役会に対して、計画した内部統制監査の範囲とその実施時期、内部統制監査の実施結果、
 識別した内部統制の開示すべき重要な不備、その是正結果、及び内部統制の監査の基準で求められているその他の事項
 について報告を行う。
  監査人は、監査役及び監査役会に対して、独立性についての我が国における職業倫理に関する規定を遵守したこと、
 並びに監査人の独立性に影響を与えると合理的に考えられる事項、及び阻害要因を除去又は軽減するためにセーフガー
 ドを講じている場合はその内容について報告を行う。
 利害関係

  当社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
                    以  上

  (注) 1.上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出

   会社)が別途保管しております。
   2.XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
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2023年2月15日

2023年1月より一部報告書の通知、表示が旧社名で通知、表示される現象が発生しておりました。対応を行い現在は解消しております。

2023年2月15日

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2023年1月7日

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2023年1月6日

2023年分より情報が更新されない状態となっております。原因調査中です。

2022年4月25日

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2020年12月21日

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2020年9月22日

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2019年3月22日

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2017年10月31日

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