株式会社 放電精密加工研究所 有価証券報告書 第59期(平成31年3月1日-令和2年2月29日)
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提出者 | 株式会社 放電精密加工研究所 |
カテゴリ | 有価証券報告書 |
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株式会社 放電精密加工研究所(E01454)
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【表紙】
【提出書類】 有価証券報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2020年5月29日
第59期(自 2019年3月1日 至 2020年2月29日)
【事業年度】
【会社名】 株式会社放電精密加工研究所
【英訳名】 HODEN SEIMITSU KAKO KENKYUSHO CO.,LTD.
代表取締役社長 工 藤 紀 雄
【代表者の役職氏名】
神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目17番6号
【本店の所在の場所】
(2020年5月27日から本店所在地 神奈川県厚木市飯山3110番地が上
記のように移転しております。)
【電話番号】 045(277)0330
常務取締役管理部長 大 村 亮
【事務連絡者氏名】
【最寄りの連絡場所】 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目17番6号
【電話番号】 045(277)0330
常務取締役管理部長 大 村 亮
【事務連絡者氏名】
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所
(東京都中央区日本橋兜町2番1号)
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第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
(1) 連結経営指標等
回次 第55期 第56期 第57期 第58期 第59期
決算年月 2016年2月 2017年2月 2018年2月 2019年2月 2020年2月
売上高 (千円) 9,794,803 10,067,389 10,654,371 11,686,817 11,127,317
経常利益又は
(千円) 90,613 400,499 469,619 1,030,069 △186,827
経常損失(△)
親会社株主に帰属する
当期純利益
(千円) 53,056 237,469 354,526 709,082 △189,702
又は親会社株主に帰属
する当期純損失(△)
包括利益 (千円) △127,987 377,749 366,227 592,408 △265,096
純資産額 (千円) 6,636,669 6,941,993 7,199,549 7,683,211 7,939,968
総資産額 (千円) 14,999,659 15,140,051 14,977,128 15,212,191 17,709,006
1株当たり純資産額 (円) 916.35 958.50 994.07 1,060.86 1,002.26
1株当たり当期純利益
(円) 7.33 32.79 48.95 97.91 △26.19
又は当期純損失(△)
潜在株式調整後
(円) - - - - -
1株当たり当期純利益
自己資本比率 (%) 44.25 45.85 48.07 50.51 40.99
自己資本利益率 (%) 0.78 3.50 5.01 9.53 △2.54
株価収益率 (倍) 99.51 32.05 30.64 12.90 -
営業活動による
(千円) 1,847,910 898,434 1,475,977 1,656,061 465,208
キャッシュ・フロー
投資活動による
(千円) △397,835 △289,793 △635,163 △568,190 △2,292,815
キャッシュ・フロー
財務活動による
(千円) △1,794,548 △564,214 △627,833 △970,580 2,180,991
キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物
(千円) 510,309 554,736 767,717 885,008 1,238,392
の期末残高
従業員数 394 393 411 435 759
(人)
[外、平均臨時雇用者数]
[125 ] [140 ] [160 ] [159 ] [160 ]
(注) 1 売上高には消費税等は含まれておりません。
2 上記の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については希薄化効果を有している潜在株式が存在しない
ため記載しておりません。
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(2) 提出会社の経営指標等
回次 第55期 第56期 第57期 第58期 第59期
決算年月 2016年2月 2017年2月 2018年2月 2019年2月 2020年2月
売上高 (千円) 9,224,209 9,478,575 10,125,757 11,065,658 11,019,479
経常利益又は
(千円) 25,288 270,103 324,246 878,049 △196,264
経常損失(△)
当期純利益 (千円) 25,545 142,218 233,593 588,606 66,907
資本金 (千円) 889,190 889,190 889,190 889,190 889,190
発行済株式総数 (株) 7,407,800 7,407,800 7,407,800 7,407,800 7,407,800
純資産額 (千円) 6,133,816 6,272,104 6,414,157 6,872,825 6,751,071
総資産額 (千円) 14,135,381 14,233,819 13,887,403 13,981,667 16,219,909
1株当たり純資産額 (円) 846.92 866.01 885.63 948.97 932.16
1株当たり配当額
10.00 15.00 15.00 22.00 22.00
(うち1株当たり中間 (円)
(-) (-) (-) (-) (-)
配当額)
1株当たり当期純利益 (円) 3.53 19.64 32.25 81.27 9.24
潜在株式調整後
(円) - - - - -
1株当たり当期純利益
自己資本比率 (%) 43.39 44.06 46.19 49.16 41.62
自己資本利益率 (%) 0.41 2.29 3.68 8.86 0.98
株価収益率 (倍) 206.68 53.52 46.51 15.54 72.96
配当性向 (%) 283.51 76.39 46.51 27.07 238.14
364 367 386 412 475
従業員数
(人)
[外、平均臨時雇用者数] [109 ] [122 ] [139 ] [137 ] [160 ]
株主総利回り 83.8 122.0 174.6 150.2 85.9
(%)
(比較指標:配当込みTOPIX) (86.8 ) (105.0 ) (123.5 ) (114.8 ) (110.6 )
最高株価 (円) 895 1,480 1,589 1,984 1,320
最低株価 (円) 588 610 837 888 670
(注) 1.売上高には消費税等は含まれておりません。
2.上記の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しな
いため記載しておりません。
3.最高株価及び最低株価は、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)におけるものであります。
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2 【沿革】
年月 事項
1961年12月
神奈川県川崎市下平間に資本金100万円をもって株式会社放電精密加工研究所を設立し、放電加
工の受託業務を開始。
1963年5月 アルミ押出用金型の製造を開始。
1965年11月 愛知県春日井市に名古屋事業所を新設。放電加工の受託業務を開始。
1969年11月 大阪府八尾市に大阪事業所を新設。放電加工の受託業務を開始。
1970年8月
神奈川県厚木市に厚木事業所を新設。アルミ押出用金型の一貫ラインを設備し、受託業務を開
始。
1973年10月 名古屋事業所においてセラミックスハニカム押出用金型の製造を開始。
1980年9月 愛知県春日井市に春日井事業所を新設。航空機エンジン部品のリペア業務を開始。
1981年1月 春日井事業所において航空機エンジン部品のサーメテルコーティング業務を開始。
1984年8月 神奈川県厚木市に飯山事業所を新設。放電加工の受託業務を開始。
1985年4月 岡山県和気郡に岡山事業所を新設。放電加工の受託業務を開始。
1986年9月 神奈川県横浜市に株式会社ミヤギを設立(2019年6月に吸収合併)。
1987年9月 タイ国にトーヨーサッシ株式会社(現株式会社LIXIL)との合弁会社KYODO DIE-WORKS(THAILAND)
CO.,LTD.を設立。アルミ押出用金型の製造を開始。
1988年12月 厚木事業所においてプラスチックス射出成形用金型の製造を開始。
1990年11月 兵庫県明石市に明石事業所を新設。放電加工の受託業務を開始。
1990年12月 千葉県香取郡に成田事業所を新設(1993年山武郡へ移転)。放電加工の受託業務を開始。
1994年2月 飯山事業所に本社機能を移転。
1997年8月 愛知県春日井市上野町に春日井事業所を移転。サーメテルコーティング業務を拡充。
1998年3月 神奈川県横浜市に横浜事業所を新設し、機械装置部門(メカトロ事業部)を飯山事業所から移転。
1998年11月 愛知県春日井市に春日井事業所坂下工場を新設。溶射、溶接業務を拡充。
1999年10月 日本証券業協会(現大阪証券取引所)へ株式店頭登録。
2000年8月 春日井事業所坂下工場の隣接地に新坂下工場を新設。
2001年10月 成田事業所に表面処理工場を新設。サーメテルコーティング業務を拡充。
2001年11月
兵庫県神戸市に神戸事業所を新設し、明石事業所、大阪事業所の放電加工業務を移管。これによ
り、明石事業所及び大阪事業所は廃止。
2002年11月 名古屋事業所に加工センターを新設。プレス部品加工業務を拡充。
2003年7月 中華人民共和国に現地資本と合弁で天津和興機電技術有限公司を設立。
2005年4月 岐阜県海津市にクロムフリー塗料の生産工場を新設。
2005年7月 岐阜県海津市に岐阜事業所を新設し、クロムフリー塗料の生産を開始。
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年月 事項
タイ国にHSKT CO.,LTD.を設立。(2011年9月清算結了)プレス部品の受託加工を開始。
2007年3月
2007年9月
愛知県春日井市坂下町に名古屋事業所を移転し、春日井事業所坂下工場及び新坂下工場を名古屋
事業所に統合。
2009年11月 岡山県赤磐市に岡山事業所を移転。
2010年4月
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)
に株式を上場。
2010年10月
大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の
統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。
2010年12月 神奈川県座間市に横浜事業所を移転し、座間事業所に名称変更。
2011年10月 飯山事業所に岐阜事業所の塗料業務を移管。これにより岐阜事業所は廃止。
岡山事業所に神戸事業所の放電加工業務及び表面処理業務を移管。これにより神戸事業所は廃
2013年2月
止。
東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタ
2013年7月
ンダード)に株式を上場。
2014年9月 愛知県小牧市に小牧事業所を新設。
2019年6月 株式会社ミヤギを吸収合併。
2020年1月 本社機能を新横浜に移転。
海外関連会社のKYODO DIE-WORKS(THAILAND)CO.,LTD.の株式を追加取得し、連結子会社化。
2020年1月
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3 【事業の内容】
当社及び当社の関係会社は、当社(株式会社放電精密加工研究所)、子会社1社及び関連会社1社で構成され、金型
及び機械部品等の受託製造並びに販売を行っております。
当社及び当社の関係会社の事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。
事業区分 主要加工サービス・製品 主要な会社
産業用ガスタービン部品の受託加工
その他各種金属製品の受託加工
放電加工・表面処理 当社
航空機エンジン部品・ガスタービン部品の表面
処理(サーメテルコーティング等)
※クロムフリー塗料
当社
アルミ押出用金型及び付属品
KYODO DIE-WORKS(THAILAND)CO.,LTD.
金型 セラミックスハニカム押出用金型及び付属品 当社
KYODO DIE-WORKS(THAILAND)CO.,LTD.
金属プレス用金型及び金型プレス用金型部品
プレス複合加工システム
当社
デジタルサーボプレス
金属プレス用金型及び金型プレス用金型部品
機械装置等
当社
プレス部品の受託加工
天津和興機電技術有限公司
※ 当社が開発いたしましたクロム規制(ELV、RoHS等)に対応した完全クロムフリー防錆表面処理剤の製品名:ゼック
コート「ZEC-888」「ZEC-W」「ZEC-F」であります。
(1) 放電加工・表面処理
放電加工とは、電気エネルギーを加え、発生する火花エネルギーによって一般の機械加工では切削できない超硬
材、難削材でも精密加工から曲面加工、球体加工まで可能な加工であります。当社では、これまで蓄積してきたノ
ウハウのシステム化、ソフト化とともに独自に開発した専用機を駆使して多様なニーズにお応えしております。
表面処理は、米国から導入したライセンス技術で最も過酷な環境で稼動するエンジン部品に耐熱、耐食コーティ
ング、表面硬化被膜処理などを施す表面処理加工と、クロム規制に対応した亜鉛めっき部品の完全クロムフリー防
錆表面処理剤と防錆表面処理剤下塗用塗料の製造・販売を行っております。
(2) 金型
当社で培った最高品質の放電加工技術を駆使し、従来方式での金型製造で成し得なかった精度、寿命の大幅な延
長を可能にし、材料仕入れから製品までの一貫生産を行い、コスト低減を実現することにより、独自技術を確立し
た金型製品を提供しております。
(3) 機械装置等
独自の制御技術を搭載し、スライド平行制御、下死点(※)の高精度化を可能にした直動式デジタルサーボプレス
「ZENFormer」「ZENFormer nano」と、分割ステーション構造で各金型毎に独立制御の直動式デジタルサーボプレス
「Divo」の製作・販売、及び当社のデジタルサーボプレス機を使用した部品加工を行っております。
※ 下死点とは、プレス機械のスライドの操作・動作において、スライド移動の設定範囲におけるストロークの最
下点のことであります。
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事業の系統図は次のとおりであります。
(注)1.連結子会社等の区分は次のとおりであります。
◇ 連結子会社
○ 関連会社で持分法非適用会社
4 【関係会社の状況】
議決権の所有
主要な事業
名称 住所 資本金 割合又は被所 関係内容
の内容
有割合(%)
(連結子会社)
・金型の受注先
KYODO DIE-WORKS タイ国 千タイバーツ
金型 51 ・当社役員の兼任2名
(THAILAND)CO.,LTD. Pathumthani 20,000
・当社従業員の出向4名
(持分法非適用関連会社)
中国 千ドル ・当社放電加工及び金型の外注先
天津和興機電技術有限公司 機械装置等 45
天津市 150 ・当社役員の兼任1名
(注) 1.主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。
2.特定子会社に該当する会社はありません。
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5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況
2020年2月29日 現在
セグメントの名称 従業員数(名)
放電加工・表面処理 267 (68)
金型 414 (58)
機械装置等 51 (29)
全社(共通) 27 (5)
合計 759 (160 )
(注) 1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。
2.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているも
のであります。
3.前連結会計年度末に比べ従業員数が324名増加しております。主な理由は2020年1月27日に持分法適用会社
であったKYODO DIE-WORKS(THAILAND)CO.,LTD.の株式を追加取得し、連結子会社化したことによるものであ
ります。
(2) 提出会社の状況
2020年2月29日 現在
従業員数(名) 平均年令(才) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)
475 (160 ) 39.2 11.9 6,176,843
セグメントの名称 従業員数(名)
放電加工・表面処理 267 (68)
金型 130 (58)
機械装置等 51 (29)
全社(共通) 27 (5)
合計 475 (160 )
(注) 1.従業員数は就業人員(当社から子会社への出向者6名を除いております。)であり、臨時雇用者数は( )内に
年間の平均人員を外数で記載しております。
2.平均年間給与は、基準外賃金及び賞与が含まれております。
3.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているも
のであります。
4.前事業年度末に比べ従業員数が63名増加しております。主な理由は2019年6月1日付で連結子会社であった
株式会社ミヤギを吸収合併したことによるものであります。
(3) 労働組合の状況
労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
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第2 【事業の状況】
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
当社グループは、長期ビジョンとして「当社グループに関わる全ての人々の満足度の高い企業」を掲げ、「常に
信頼と感動を与える企業へ-「個の力」から「組織の力」にすることで未来に繋げる放電精密のものづくり」を
「中期経営計画2019」のスローガンとして、以下の重点方針に基づき事業の拡大を目指してまいります。
①安心で健康的な職場づくり
②事業の選択と集中
③新たな価値を提供できるものづくり革進
④技術・技能伝承と人財定着と育成充実
⑤ガバナンスの強化
① 安心で健康的な職場づくり
当社グループは、「安全と衛生の確保が全ての事業活動の原点」を理念に掲げ、当社グループにおけるあらゆる
労働災害を絶滅するべく、全社の安全衛生活動をより一層強化のうえ、継続的に推進してまいります。
② 事業の選択と集中
当社グループは、未来への布石として注力すべき事業分野を選択していきます。まずは、推進中の航空機エンジ
ン部品事業の本格生産の体制を整え早期に黒字化していきます。さらにデジタルサーボプレスZENFormerによる次世
代のものづくりの確立を加速し、クロムフリー塗料ZECCOAT・セラミックスハニカム押出用金型を中心とした環境対
応製品にも注力していきます。
③ 新たな価値を提供できるものづくり革進
当社グループは、ものづくりに新たな価値を提供できるよう、将来を見据えた投資を推進していきます。既存事
業においては、省力・省人化、自動化、工程集約により、磐石の事業へと安定化させていきます。また、ICT(情報
通信技術)を活用して、新技術の開発と業務改革を推進していきます。
④ 技術・技能伝承と人財定着と育成充実
当社グループは、これまで培ってきた技術・技能を次の世代に確実に伝承し、持続的に成長できる企業を目指し
ます。次世代のリーダーとして若手の成長を促進し、世界に通用する人財として育成していきます。
⑤ ガバナンスの強化
当社グループは、社会の一員としてステークホルダー(当社グループに関わる全ての人々)全体の利益を守るた
め、コンプライアンス(法令遵守)とリスクマネジメント(危機管理)を徹底し、コーポレートガバナンス(企業
統治)体制の強化を目指します。
2 【事業等のリスク】
当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性のあるリスクについて、投資家の判断に重要な影響
を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、当社グループは、これらのリスク発生の
可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。なお、本項に含まれている
将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)特定顧客への依存度について
当社グループの当連結会計年度における売上高の 65.3% が三菱重工業グループ、日本碍子グループ、川崎重工業
グループ、LIXILグループの主要得意先4社グループで占められております。三菱重工業グループからは、主に産業
用ガスタービンエンジン部品の放電加工及び、表面処理の業務並びに航空機エンジン部品を、日本碍子グループか
らは、自動車排気ガス浄化用のセラミックスハニカム担体を成形するためのセラミックスハニカム押出用金型を、
川崎重工業グループからは、航空機エンジン部品の表面処理業務等を、LIXILグループからは、アルミサッシを成形
するためのアルミ押出用金型をそれぞれ受託しております。
従って、これらの主要得意先の受注・生産動向や外注政策が大きく変動した場合には、当社グループの業績に影
響を及ぼす可能性があります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日 ) 至 2020年2月29日 )
相手先
金額(千円) 割合(%) 金額(千円) 割合(%)
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三菱重工業グループ 2,420,905 20.7 3,435,534 30.9
日本碍子グループ 2,323,755 19.9 2,037,831 18.3
川崎重工業グループ 748,125 6.4 1,032,840 9.3
LIXILグループ 966,471 8.3 758,274 6.8
※ 本表の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)製品の欠陥について
当社グループは国際的品質管理基準であるISO9001などに基づいて品質の安定に努めております。しかし、すべて
の製品について欠陥が無く、将来に製造物責任賠償などが発生しないという保障はありません。製造物責任賠償に
ついては保険に加入しておりますが、大規模な製造物責任賠償につながるような製品の欠陥は、当社グループの業
績に影響を及ぼす可能性があります。
(3)米国PRAXAIR SURFACE TECHNOLOGIES,INC.との技術提供契約の更新について
当社は、米国のPRAXAIR SURFACE TECHNOLOGIES,INC.(旧SERMATECH INTERNATIONAL INC.)とのサーメテルコーティ
ング等の表面処理の技術提携契約により、これらのコーティング等の国内における実施権を得ております。主要な
コーティング技術の契約期間は、一定期間ごとに自動更新となっておりますが、万一、これらの契約が更新されな
い場合は、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。
(4)自然災害等について
地震や台風等の自然災害によって、当社グループの生産拠点に甚大な被害を被る可能性があります。
当社グループの生産拠点は神奈川県に3箇所、愛知県に3箇所、岡山県、千葉県、福井県に各1箇所、また、海
外においてはタイ国に1箇所、中国に1箇所あり、それぞれ定期的な災害防止活動や設備点検等を行っております
が、これらの災害による影響を完全に防止又は軽減できる保証はありません。特に生産拠点が関東地区から中部地
区に集中しており、大規模な東海地震などが発生した場合は、生産能力に影響を及ぼす可能性があります。
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(5)生産性の向上、コスト削減が進まない場合について
当社グループは、加工技術・加工治具・専用機の開発などによって生産性の向上、コスト削減に努めております
が、有能な人材の流出や原材料の高騰等があった場合に開発が進まず生産性の向上が図られない場合は、当社グ
ループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(6)資金調達
当社グループは、将来見通しも含めた金利動向を勘案して資金調達を実施しており、低利・安定資金の確保に努
めておりますが、金利の大幅な変動をはじめとする金融市場の状況変化は、将来における当社グループの経営成績
に影響を及ぼす可能性があります。
(7)財務制限条項について
借入金のうち、タームローン及びシンジケートローンには一定の財務制限条項が付されております。これらに抵
触した場合、該当する借入金の一括返済及び契約解除の恐れがあり、当社の資金繰りに影響を及ぼす可能性があり
ます。
(8)情報セキュリティ
当社グループは、事業の遂行を通して顧客等の機密情報に多数接しているほか、当社グループの技術・営業・そ
の他事業に関する機密情報を保有しており、安全管理に努めておりますが、コンピュータウィルスの感染や不正ア
クセスその他不測の事態により、機密情報が滅失若しくは社外に漏洩した場合、当社グループの事業に影響を及ぼ
す可能性があります。
3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(経営成績等の状況の概要)
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとお
りであります。
(1) 経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用情勢や所得環境の改善が継続するものの、米中間での貿易摩擦が長
期化するほか、消費税増税に伴う景気の減速、慢性的な労働力不足など、先行きは依然として不透明な状況で推移
いたしました。また、年明け以降、新型コロナウィルスの感染拡大が世界経済に及ぼす懸念も徐々に高まり、今後
留意が必要な状況となっております。
当連結会計年度における当社グループを取り巻く業界動向は、交通輸送関連、住宅関連、機械設備関連が低調に
推移いたしました。
このような状況の中、当社グループは、得意先への取引深耕に努め、また、経費の見直しや生産効率の向上のた
めの業務改善を実施し、競争力の強化のための経営の効率化に取り組み、利益創出に向けた対策を全力で実行いた
しました。なお、連結子会社であった株式会社ミヤギは、当社との一体的事業運営体制を構築することを目的とし
吸収合併を行いました。また、タイにおける事業展開を目的として、持分法適用会社であったKYODO DIE-WORKS
(THAILAND)CO.,LTD.を2020年1月27日に株式の追加取得し、連結子会社といたしました。
その結果、当連結会計年度における業績は、売上高は 11,127百万円 (前年同期比 4.8%減 )の減収となりました。
利益につきましては新規アイテムの立上げ費用が想定以上に増加したことなどにより、営業損失は 190百万円 (前年
同期は955百万円の営業利益)、経常損失は 186百万円 (前年同期は1,030百万円の経常利益)、親会社株主に帰属す
る当期純損失は 189百万円 (前年同期は709百万円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。
セグメントごとの経営成績の概況は、次のとおりであります。
なお、各セグメントの営業利益は、各セグメントに配賦することが困難な本社管理部門に係る営業費用等を控除
する前のものであります。
①放電加工・表面処理
放電加工・表面処理は、交通輸送関連の自動車関連においては表面処理部品の受注が減少いたしましたが、環
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境・エネルギー関連の産業用ガスタービン部品や、遠心圧縮機関連部品の売上高が増加したことにより、放電加
工・表面処理全体の売上高は前年同期に比べ増収となりました。しかし、利益面では、産業用ガスタービン部品の
新規アイテム立上げ費用が想定以上に増加したことに加え、航空機エンジン部品の新規アイテム立上げに伴う費用
が発生したことなどから前年同期と比べ減益となりました。
その結果、売上高は 5,936百万円 (前年同期比 7.3%増 )、営業利益は 70百万円 (同 81.3%減 )となりました。
②金型
金型は、住宅関連のアルミ押出用金型が、住宅向け、産業品向けともに受注が低迷したことに加え、交通輸送関
連のセラミックスハニカム押出用金型の受注が減少した結果、金型全体の売上高は前年同期に比べ減収となりまし
た。営業利益も減収に伴い減益となりました。
その結果、売上高は 3,706百万円 (前年同期比 13.6%減 )、営業利益は 717百万円 (同 39.9%減 )となりました。
③機械装置等
機械装置等は、交通輸送関連の自動車部品とデジタルサーボプレス機の販売などが米中貿易摩擦の影響等により
低調に推移し、売上高は前年同期に比べ減収となりました。営業利益は、売上高の減少により前年同期と比べ減益
となりました。
その結果、売上高は 1,484百万円 (同 20.5%減 )、営業利益は 68百万円 (同 75.4%減 )となりました。
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(2) 財政状態に関する分析
財政状態は次のとおりであります。
当連結会計年度末の資産合計は 17,709百万円 となり、前連結会計年度末に比べ2,496百万円増加しました。その主
な要因は、現金及び預金の増加462百万円、電子記録債権の減少316百万円、未収入金の増加260百万円、新工場建設
用地の取得などによる土地の増加1,239百万円及び建設仮勘定の増加1,020百万円によるものであります。
当連結会計年度末の負債合計は 9,769百万円 となり、前連結会計年度末に比べ2,240百万円増加しました。その主
な要因は、短期借入金の増加810百万円、未払法人税等の減少257百万円、長期借入金の増加1,624百万円によるもの
であります。
当連結会計年度末の純資産合計は 7,939百万円 となり、前連結会計年度末に比べ256百万円増加しました。その主
な要因は、利益剰余金の減少349百万円、非支配株主持分の増加681百万円によるものであります。なお、上記影響
額には、期末日をみなし取得日として連結対象となったタイ国子会社KYODO DIE-WORKS(THAILAND)CO.,LTD.から受け
入れた資産が1,444百万円、負債が121百万円含まれております。
(3) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比
べ353百万円増加 し、 1,238百万円 となりました。その内訳は営業活動による資金の増加 465百万円 、投資活動による
資金の減少 2,292百万円 、財務活動による資金の増加 2,180百万円 であり、当連結会計年度における各キャッシュ・
フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、 465百万円 (前連結会計年度は 1,656百万円の獲得 )となりました。これは主
に、税金等調整前当期純損失252百万円、減価償却費890百万円、売上債権の減少484百万円、仕入債務の減少143百
万円、未払消費税等の減少124百万円及び、法人税等の支払額418百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、 2,292百万円 (前連結会計年度は 568百万円の使用 )となりました。これは主
に、有形固定資産の取得による支出2,702百万円、新規連結子会社取得による収入497百万円によるものでありま
す。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は、 2,180百万円 (前連結会計年度は 970百万円の使用 )となりました。これは主
に、長期借入による収入2,493百万円、リース債務の返済による支出137百万円、配当金の支払額159百万円によるも
のであります。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
2018年2月 期 2019年2月 期 2020年2月 期
自己資本比率 48.1% 50.5% 41.0%
時価ベースの自己資本比率 72.5% 60.1% 27.6%
キャッシュ・フロー対有利子
2.7 2.0 13.2
負債比率
インタレスト・カバレッジ・
40.3 48.4 12.4
レシオ
自己資本比率=自己資本÷総資産
時価ベースの自己資本比率=株式時価総額÷総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率=有利子負債÷営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ=営業キャッシュ・フロー÷利払い
(注)1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
(注)2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
(注)3.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としてお
ります。
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(4) 生産、受注及び販売の状況
① 生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 生産高(千円) 前年同期比(%)
放電加工・表面処理 5,903,619 103.0
金型 3,709,206 86.3
機械装置等 1,545,314 82.9
合計 11,158,139 93.8
(注)1上記金額は、販売価格によって表示しております。
2上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
② 受注状況
当連結会計年度における受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 受注高(千円) 前年同期比(%) 受注残高(千円) 前年同期比(%)
放電加工・表面処理 5,998,198 101.5 862,034 107.7
金型 3,529,552 83.6 761,135 81.1
機械装置等 1,276,963 59.9 603,696 74.5
合計 10,804,714 88.1 2,226,867 87.3
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
③ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 販売高(千円) 前年同期比(%)
放電加工・表面処理 5,936,681 107.3
金型 3,706,630 86.4
機械装置等 1,484,005 79.5
合計 11,127,317 95.2
(注) 1. セグメント間の取引については相殺消去しております。
2. 最近2連結会計年度の主な相手先別販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであ
ります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日 ) 至 2020年2月29日 )
相手先
金額(千円) 割合(%) 金額(千円) 割合(%)
三菱重工業グループ 2,420,905 20.7 3,435,534 30.9
日本碍子グループ 2,323,755 19.9 2,037,831 18.3
川崎重工業グループ 748,125 6.4 1,032,840 9.3
LIXILグループ 966,471 8.3 758,274 6.8
3. 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
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(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
当連結会計年度の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は次のとおりであります。
なお、本項に記載した将来や想定に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したもので
あります。将来や想定に関する事項には、不確実性を内包しており、あるいはリスクを含んでいるため、実際の結果
と大きく異なる可能性もあります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しておりま
す。この連結財務諸表の作成にあたっては、重要な見積りや仮定を行う必要があります。会計方針を適用するにあ
たり、重要な判断を要し、財政状態及び経営成績に影響を与える項目は下記のとおりであります。
① 繰延税金資産
当社グループは、繰延税金資産について、将来の回収可能性を十分に検討し、回収可能な額を計上しております
が、繰延税金資産の全部又は一部を将来実現できないと判断した場合には、当該判断を行った期間に繰延税金資産
の調整額を費用として計上いたします。
② 退職給付費用及び退職給付債務
当社グループは、従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産見込額
に基づき計上しております。
退職給付費用は、割引率、昇給率及び期待運用収益率等のさまざまな仮定によって算出しております。割引率及
び期待運用収益率は、金利の変動を含む現在の市場動向などを考慮して決定しております。昇給率の見積りは、実
績及び直近の見通しを反映しております。
当社グループは、退職給付債務に関する会計上の見積りを「重要な会計上の見積り」と認識しております。それ
は仮定の変化が、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があるためであります。仮定
の変化による実際の退職給付債務の差額は将来の期間にわたって償却されます。現在使用している仮定は妥当であ
ると考えておりますが、仮定の変化により退職給付費用及び退職給付債務に影響を与える可能性があります。
(2) 当連結会計年度の経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
① 当連結会計年度の経営成績等
(売上高)
売上高は、前連結会計年度に比べ 4.8%減 の11,127百万円 となりました。これは主に 金型セグメントで住宅関
連のアルミ押出用金型が受注が低迷したことに加え、交通輸送関連のセラミックスハニカム押出用金型の受注
が減少したこと、及び機械装置等セグメントで交通輸送関連の自動車部品とデジタルサーボプレス機の販売な
どが米中貿易摩擦の影響等により受注が減少したことによるものです。
(営業費用及び営業利益)
売上原価及び販売費及び一般管理費を合計した営業費用は、前連結会計年度に比べ5.5%増の11,317百万円と
なりました。売上高は上述のとおり前連結会計年度比4.8%の減収となりましたが、新規アイテムの立上げ費用
が想定以上に増加したことと、展示会への積極参加や新規事業創出などに係る政策的投資などにより営業費用
が増加いたしました。
以上の結果、営業損失190百万円(前連結会計年度は955百万円の営業利益)となりました。
なお、セグメント別の当連結会計年度の経営成績等は(経営成績等の状況の概要)(1)経営成績の状況に記
載のとおりです。
(営業外損益)
営業外収益は 59百万円 (前連結会計年度比51.0%減)、営業外費用は 56百万円 (同18.3%増)となっておりま
す。営業外収益減少の主な要因は、持分法による投資利益が減少したことによるものです。営業外費用増加の
主な要因は、タームローン契約の組成手数料が発生したことによるものです。
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(特別損益)
特別利益は 107百万円 (前連結会計年度は0百万円)、特別損失は 172百万円 (前連結会計年度は11百万円)となっ
ております。特別利益増加の主な要因は、持分法適用会社であったKYODO DIE-WORKS(THAILAND)CO.,LTD.の株式
を追加取得し、連結子会社化したことによる段階取得に係る差益56百万円及び負ののれん発生益45百万円が発
生によるものであります。特別損失増加の主な要因は遊休資産の減損損失63百万円、事業所新設に向けた工場
移転費用55百万円及び2019年6月に吸収合併した子会社において特別退職金51百万円が発生したことによるも
のです。
(税金費用及び親会社株主に帰属する当期純利益)
法人税、住民税及び事業税並びに法人税等調整額を合計した税金費用は、税金等調整前当期純損失計上によ
り欠損金に対して繰延税金資産の計上により、△ 62百万円 (前連結会計年度は 309百万円 の税金費用)となりまし
た。
以上の結果、親会社に帰属する当期純損失 189百万円 (前連結会計年度は 709百万円 の親会社株主に帰属する当
期純利益)となりました。なお、売上高当期純利益率は△1.7%(前連結会計年度は6.07%)となっております。
② 経営成績に重要な影響を与える要因について
イ.事業環境要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「事業等のリスク」にも記載いたし
ましたとおり、主要得意先4社グループで当社グループの売上高の 65.3% (2020年2月期)を占めており、こ
れら主要得意先の受注・生産動向や外注政策が大きく変動した場合、当社の業績に影響を及ぼす可能性があ
ります。当社といたしましては、主要4社グループ以外の得意先や、自社製品でありますデジタルサーボプ
レス「ZENFormer」「ZENFormer nano」、クロムフリー塗料の拡販を進め、相対的にこれら主要4社の比率を
下げていく所存であります。
ロ.収益変動要因
当社グループには多数の事業所があり、且つ多数の事業を営んでいることから、これらに係る土地、建物
及び生産設備等の固定資産について減損会計の適用による減損損失の計上が、当社グループの経営成績及び
財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
③ 資本の財源及び資金の流動性について
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の財源を安定的に確保することを基本方針としております。運
転資金については、自己資金を基本としており、設備投資については、自己資金の他に、金融機関からの借入金等
による資金調達を基本としております。
なお、資本の財源につきましては以下のような分析をしております。
イ.財政政策
当社グループは、売上債権及び棚卸資産の圧縮を図ることによって内部資金を生み出し、借入金の返済を
進めるなどにより財務体質の健全化を進めてまいります。
売上債権については、債権流動化のスキームを得意先及び金融機関の協力を得て実施しておりますが、更
に拡大していく計画です。
ロ.財政状態
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ 2,496百万円増加 し、 17,709百万円 となりま
した。この主な変動要因は、流動資産が 464百万円増加 し、固定資産が 2,032百万円増加 したことによるもの
であります。負債については、流動負債が 603百万円増加 し、固定負債は長期借入金の増加などにより 1,636
百万円増加 しました。なお、純資産は、利益剰余金の減少349百万円、非支配株主持分の増加681百万円によ
り、前連結会計年度末より 256百万円増加 して 7,939百万円 となり、自己資本比率は9.5ポイント減少して
41.0%となりました。
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④ 経営成績・経営戦略、経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループの経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案するように努めて
おります。今後は主力事業である放電加工・表面処理、金型製造の総合的な競争力の強化や機械装置等のデジタル
サーボプレスの拡販及び部品加工事業の強化、クロムフリー塗料の拡販を進めるとともに、航空機エンジン部品事
業の新たなアイテム獲得など事業拡大に注力してまいります。
なお、経営成績・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、当社グルー
プは環境の変化への迅速な対応を基本とし、目標とすべき経営指標は営業利益率10%以上を従来から掲げて経営し
ておりますが、当連結会計年度におきましては損失を計上し、営業利益率は△1.7%となりました。
新年度におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響や今後の経済環境が先行きが不透明ではありますが、
金型セグメント全体では2020年1月に持分法適用会社を子会社化したことにより売上高が増加いたします。但し、
交通輸送関連のセラミックスハニカム押出用金型については自動車関連市場の環境が依然として厳しいことに加
え、新型コロナウイルス感染症の影響もあることから売上高の減少を見込んでおります。
放電加工・表面処理セグメントでは、産業用ガスタービン関連部品が国内外から大型・中小型を問わず、一貫加
工ができる能力を持つ当社に想定以上の依頼が集中しており、売上高の増加を見込んでおります。前連結会計年度
では、当社の能力以上の受注が集中し、新規アイテムの立上げ費用が想定以上に増加したことと、工程輻輳による
生産混乱が発生し、原価高となってしまいました。新年度においては顧客との調整によって価格の見直しやアイテ
ムの棲み分けが出来、生産性の高いラインを構築することが可能となっております。また、パートナー企業の技術
力が徐々に改善され、熟練度の高まりによって生産性の向上が見込まれ、収益改善が図れる見通しです。
機械装置等セグメントでは、機械設備関連でプレス機の受注残を抱えていることと、特殊専用機の販売が見込ま
れることから売上高の増加が見込まれております。また、2020年11月には生産拠点と研究開発拠点としての2つの
機能を持ち合わせた大和事業所が稼動となります。さらに大和事業所では当社製品でありますデジタルサーボプレ
ス機ZENFormerの各モデルを常設し、設備投資を検討中の企業・研究機関等へシェアリングサービスを開始する予定
としております。また、お客様での大きな設備投資を必要とせず、研究開発やモノづくりが可能となる、プレス機
ZENFormerのレンタル事業も開始し、当社のプレス機の優位性を知っていただくことで更なる拡販に繋げてまいりま
す。
自動車関連についてはコロナウイルスの影響が既に出ておりますが、利益は前年同期と比べ増加する見込みで営
業利益率は0.7%と予想しております。短期的にはこのような見通しですが、中長期的には「営業利益率10%以上を
継続的に」を客観的な指標として掲げて様々な施策に取組んでまいります。
以上の通り、売上高の94.3%(2020年2月期)を占める受託加工は低調に推移する見通しのため、自社製品であり
ますプレス機とクロムフリー塗料の拡販を推し進め、受託加工の売上高に占める主要得意先4社グループの比率を
相対的に下げることでリスクの軽減を図り、景気動向に左右されないバランスの取れた事業内容の構築を目指し、
業容の拡大を図ってまいります。
⑤ 経営戦略の現状と見通し
当社グループは、放電加工の受託加工を事業目的として創業し、以来、アルミ押出用金型、セラミックスハニカ
ム押出用金型、産業用ガスタービン部品加工、航空機エンジン部品等の表面処理など、事業領域を広げてまいりま
したが、受託加工がほとんどを占め、自社製品というものを持たない点が大きな特徴でした。このことは一面で
は、原材料に対するリスクが少ない、あるいは最終ユーザーの消費動向から受ける影響が軽微であるという利点を
持ちますが、反面、得意先の業績、事業戦略、購買方針、受注動向などの影響を受けやすいという弱点も持ち合わ
せます。
これらリスクを排除するには、技術とコストの両面で他を圧倒することが重要であり、このことを実現してきた
ことが、業容の拡大につながったことは事実であり、今後も強力に推し進めてまいります。
しかし一方で、自社の製品を持って、リスクの軽減を図るとともに、業容の更なる拡大を目指す努力をしてまい
りました。それらは、2002年10月に開発に成功したプレス機械のデジタルサーボプレス「ZENFormer」「ZENFormer
nano」並びに開発に成功しております完全クロムフリー塗料「ZEC-888」「ZEC-W」「ZEC-F」であります。両製
品とも今のところ業績への貢献はできていませんが、大手企業で採用されるなど、その性能には確かなものを感じ
ています。
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4 【経営上の重要な契約等】
技術提携契約
契約会社名 提携先 国名 提携内容 契約期間
PRAXAIR
㈱放電精密加工研究所 SURFACE
サーメテルコーティング 2017年5月31日から1年間の
米国
TECHNOLOGIES
についての技術提携 期間ごとに自動更新
(当社)
INC.
PRAXAIR
1992年11月4日から5年間を
㈱放電精密加工研究所 SURFACE
メトボンド溶接について
米国 初回期間とし、以降5年間の
TECHNOLOGIES
の技術提携
(当社)
期間ごとに自動更新
INC.
(注) 上記契約につきましては、ロイヤリティーとして売上高の一定率を支払う定めとなっております。
5 【研究開発活動】
当社グループは、社会環境の変化及び顧客ニーズの多様化や要求性能の高度化に伴い、研究開発主導型経営を基本
に高付加価値製品並びに効率的なアプリケーション技術を主体に開発するものであり、当社が主体となって行ってお
ります。
研究開発体制といたしましては、事業部により技術内容が異なることから、各事業部において研究開発活動を行っ
ておりますが、全社統括的な研究開発部門として事業開発部を設置し、開発テーマの創造や研究開発活動の進捗確認
を行っております。ただし、生産技術的な内容については、生産技術プロジェクトが編成されており、開発案件ごと
に開発進捗状況などの管理を行っております。
なお、当連結会計年度の研究開発費の総額は 79百万円(売上高比0.71%)です。また研究開発費については、事業開
発部で行っている各セグメントに配分できない研究費用58百万円が含まれております。
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第3 【設備の状況】
1 【設備投資等の概要】
当連結会計年度の設備投資の総額は 2,877 百万円であり、その主なものは大和事業所建設用地及び建屋の建設仮勘定
2,167百万円、岡山事業所生産設備353百万円、その他は各事業所の生産設備の更新によるものであります。
放電加工・表面処理につきましては、旧型設備の更新を中心に 447 百万円の設備投資を行っております。
金型につきましては、旧型設備の更新を中心に 114 百万円の設備投資を行っております。
機械装置等につきましては、大和事業所建設用地及び建屋の建設仮勘定を中心に 2,215 百万円の設備投資を行ってお
ります。
2 【主要な設備の状況】
当社グループにおける主要な設備は、以下のとおりであります。
(1) 提出会社
2020年2月29日 現在
帳簿価額(千円)
従業
事業所名 セグメントの
員数
設備の内容
建物 機械装置
(所在地) 名称
土地
リース
(名)
その他 合計
及び 及び
資産
(面積㎡)
構築物 運搬具
厚木事業所
62,659 56
金型 金型製造設備 146,407 184,109 25,766 15,066 434,008
(神奈川県厚
(4,495.00) [42]
木市)
飯 山 事 業
放電加工設備
金型
所
476,727 51
塗料製造設備 91,889 105,056 9,372 5,706 688,751
放電加工・
(4,990.35) [14]
(神奈川県厚
表面処理
金型製造設備
木市)
金型製造設備
名古屋事業所 金型
642,480 69
放電加工設備 434,142 312,016 31,572 10,379 1,430,591
(愛知県春日 放電加工・
(10,097.37) [14]
井市) 表面処理
表面処理設備
岡山事業所 放電加工設備
放電加工・ 323,577 117
407,319 252,964 5,113 143,567 1,132,542
(岡山県赤磐 表面処理設
表面処理 (22,907.80) [16]
市) 備
成田事業所
放電加工設備
(千葉県山武 放電加工・ 381,640 27
99,833 121,966 5,291 6,903 615,634
郡 表面処理 (8,000.00) [13]
表面処理設備
横芝光町)
春日井事業所
放電加工・ 165,000 11
表面処理設備 26,904 16,790 2,440 3,765 214,901
(愛知県春日
表面処理 (1,952.62) [1]
井市)
座間事業所
30
機械装置等 生産設備 9,065 131,795 - 2,243 9,503 152,608
(神奈川県座
[11]
間市)
小牧事業所
放電加工・ 航空部品生産 505,892 68
(愛知県小牧 1,092,803 576,434 17,425 20,817 2,213,374
表面処理 設備 (38,194.61) [27]
市)
若狭事業所
(福井県三方 90,379 21
機械装置等 金型製造設備 46,214 11,995 41,309 3,171 193,069
上中郡若狭 (6,790.38) [18]
町)
大和事業所
生産設備 1,143,799
(神奈川県大 機械装置等 - - - 1,023,735 2,167,534 -
(予定) (7,668.73)
和市)
本社
統括業務施設
全社統括 145,341 25
36,395 875 50,314 33,555 266,483
(神奈川県厚
業務 (2,314.05) [4]
賃貸設備
木市等)
(注) 1. 帳簿価額のうち「その他」は、工具器具備品及び建設仮勘定であります。
なお、金額には消費税等を含んでおりません。
2. 従業員は就業人員であり、臨時雇用者数は[ ]内に年間の平均人員を外数で記載しております。
3. 現在休止中の主要な設備はありません。
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4. 上記の他、主要な賃借及びリース設備として、以下のものがあります。
事業所名 年間賃借料又は
セグメントの名称 設備の内容
(所在地) リース料(千円)
厚木事業所
金型 金型製造設備(リース) 8,063
(神奈川県厚木市)
飯山事業所 金型
放電加工設備(リース) 8,531
(神奈川県厚木市) 放電加工・表面処理
名古屋事業所 金型
金型製造設備(リース) 14,108
(愛知県春日井市) 放電加工・表面処理
岡山事業所
放電加工・表面処理 放電加工設備(リース) 14,270
(岡山県赤磐市)
小牧事業所
航空機部品製造設備
放電加工・表面処理 124,680
(リース)
(愛知県小牧市)
本社
コンピューターシステム
全社統括業務 3,585
(リース)
(神奈川県厚木市)
(2) 在外子会社
2020年2月29日 現在
帳簿価額(千円)
事業所名 設備の 従業員数
セグメント
会社名
機械装置
の名称
(所在地) 内容 (名)
建物及び 土地 リース
及び その他 合計
構築物 (面積㎡) 資産
運搬具
KYODO DIE-
タイ国
金型製造 96,018 284
WORKS
Pathumth 金型 41,004 489,020 - 15,911 641,954
設備 (4,046.86) [0]
(THAILAND)
ani
CO.,LTD.
(注) 現在休止中の主要な設備はありません。
3 【設備の新設、除却等の計画】
当社グループの設備投資については、業界動向、得意先動向、投資効率等を総合的に勘案して策定しております。
設備計画は、原則的に当社事業部及び子会社が個別に策定していますが、計画策定に当たってはグループ会議におい
て提出会社を中心に調整を図っております。
なお、当連結会計年度末現在における重要な設備の新設、改修計画は次のとおりであります。
(1) 重要な設備の新設
投資予定額
完了予定
セグメント
会社名 所在地 設備の内容 資金調達方法 着手年月
の名称
年月
総額 既支払額
(百万円) (百万円)
提出 神奈川県 機械装置 2019年 2020年
生産設備 3,500 2,167 借入金
会社 大和市 等 9月 11月
(注)上記の金額に消費税等は含まれておりません。
(2) 重要な改修
該当事項はありません。
(3) 重要な設備の除却等
経常的な設備の更新のための除却を除き、重要な設備の除却等の計画はありません。
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第4 【提出会社の状況】
1 【株式等の状況】
(1) 【株式の総数等】
① 【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 13,200,000
計 13,200,000
② 【発行済株式】
事業年度末現在 提出日現在
上場金融商品取引所
種類 発行数(株) 発行数(株) 名又は登録認可金融 内容
商品取引業協会名
(2020年2月29日 現在) (2020年5月29日現在)
東京証券取引所
単元株式数は100株
普通株式 7,407,800 7,407,800 JASDAQ
であります。
(スタンダード)
計 7,407,800 7,407,800 ― ―
(2) 【新株予約権等の状況】
① 【ストックオプション制度の内容】
該当事項はありません。
② 【ライツプランの内容】
該当事項はありません。
③ 【その他の新株予約権等の状況】
該当事項はありません。
(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】
該当事項はありません。
(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】
発行済株式 発行済株式 資本金増減額 資本金残高 資本準備金 資本準備金
年月日 総数増減数 総数残高 増減額 残高
(株) (株) (千円) (千円) (千円) (千円)
1999年10月1日(注) 600,000 7,407,800 191,400 889,190 288,000 757,934
(注) 有償一般募集
(ブックビルディング方式による募集)
発行株数 600,000株
発行価格 799円
払込金総額 479,400千円
資本組入額 319円
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(5) 【所有者別状況】
2020年2月29日 現在
株式の状況(1単元の株式数 100 株)
単元未満
区分 外国法人等 株式の状況
政府及び
金融商品 その他の 個人
(株)
地方公共 金融機関 計
取引業者 法人 その他
団体
個人以外 個人
株主数(人) - 8 20 29 17 2 3,282 3,358 ―
所有株式数
- 9,780 1,639 20,594 1,693 14 40,339 74,059 1,900
(単元)
所有株式数
- 13.20 2.21 27.81 2.29 0.02 54.47 100.00 ―
の割合(%)
(注) 自己株式165,381株は、「個人その他」に1,653単元、「単元未満株式の状況」に81株を含めて記載しておりま
す。
(6) 【大株主の状況】
2020年2月29日 現在
発行済株式
(自己株式を
所有株式数 除く。)の
氏名又は名称 住所
(千株) 総数に対する
所有株式数
の割合(%)
東京中小企業投資育成株式会社 東京都渋谷区渋谷3-29-22 733 10.13
放電精密加工研究所社員持株会 神奈川県厚木市飯山3110 379 5.24
株式会社三菱UFJ銀行 東京都千代田区丸の内2-7-1 325 4.49
日本マスタートラスト信託銀行
東京都港区浜松町2-11-3 290 4.00
株式会社
二村山林有限会社 岐阜県下呂市小川1249 272 3.76
有限会社善 神奈川県川崎市川崎区宮前町7-8 239 3.30
細江 廣太郎 神奈川県厚木市 217 3.00
二村 勝彦 神奈川県厚木市 210 2.90
三菱日立パワーシステムズ株式
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-3-1 200 2.76
会社
二村 昭二 神奈川県川崎市川崎区 182 2.52
計 ― 3,051 42.13
(注)上記のほか当社所有の自己株式 165千株があります。
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(7) 【議決権の状況】
① 【発行済株式】
2020年2月29日 現在
区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式 ― ― ―
議決権制限株式(自己株式等) ― ― ―
議決権制限株式(その他) ― ― ―
(自己保有株式)
完全議決権株式(自己株式等) 普通株式 ― ―
165,300
普通株式
完全議決権株式(その他) 72,406 ―
7,240,600
普通株式
単元未満株式 ― ―
1,900
発行済株式総数 7,407,800 ― ―
総株主の議決権 ― 72,406 ―
② 【自己株式等】
2020年2月29日 現在
発行済株式
自己名義 他人名義 所有株式数
総数に対する
所有者の氏名又は名称 所有者の住所 所有株式数 所有株式数 の合計
所有株式数
(株) (株) (株)
の割合(%)
(自己保有株式)
神奈川県厚木市飯山
株式会社
165,300 ― 165,300 2.23
3110番地
放電精密加工研究所
計 ― 165,300 ― 165,300 2.23
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2 【自己株式の取得等の状況】
【株式の種類等】
普通株式
(1) 【株主総会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(2) 【取締役会決議による取得の状況】
該当事項はありません。
(3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】
区分 株式数(株) 価額の総額(円)
当事業年度における取得自己株式 ― ―
当期間における取得自己株式 ― ―
(4) 【取得自己株式の処理状況及び保有状況】
当事業年度 当期間
区分
処分価額の総額 処分価額の総額
株式数(株) 株式数(株)
(円) (円)
引き受ける者の募集を行った
― ― ― ―
取得自己株式
消却の処分を行った取得自己株式 ― ― ― ―
合併、株式交換、会社分割に係る
― ― ― ―
移転を行った取得自己株式
その他 ― ― ― ―
保有自己株式数 165,381 ― 165,381 ―
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3 【配当政策】
当社は、利益配分につきましては、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定
した配当を継続して実施していくことを基本方針としております。
また、剰余金の配当につきましては、当社の業績が得意先の受注・生産動向及び外注政策等により変動しやすいこ
とから、年間利益の確定する期末(年一回)に配当を行うことを原則としております。
なお、当社は、会社法第454条第5項に規定する中間配当をすることができる旨を定款に定めております。剰余金の
配当の決定機関は、中間配当、期末配当ともに取締役会であります。
当事業年度の配当につきましては、上記方針に基づき1株当たり22円の配当といたしました。
内部留保資金につきましては、当社の特化技術の拡充、生産性向上、新技術・新製品の開発など経営基盤の強化及
び拡大を図るために有効に投資してまいりたいと考えております。
なお、当事業年度に係る剰余金の配当は以下の通りであります。
配当金の総額 1株当たり配当額
決議年月日
(百万円) (円)
2020年4月16日
159 22.0
定時取締役会決議
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4 【コーポレート・ガバナンスの状況等】
(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】
① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
当社グループは、企業価値を向上させていくためには、経営の効率性を高め、意思決定の迅速化、機動性の向上
を図ることが必要であると考えております。また同時に、経営の有効性・透明性を高めるためには、①経営監督機
能の強化、②コンプライアンス(法令遵守)の充実・強化、③企業倫理の確立、④リスクマネジメント、⑤アカンタ
ビリティ(説明責任の履行)が重要であると認識しております。
② 企業統治の体制の体制及び当該体制を採用する理由
当社は、2019年5月24日付をもって監査等委員会設置会社に移行しております。監査等委員会、監査室、会計監
査人による連携により透明性の高い適正な経営監視体制を確保しております。このほか、各部門間の連絡、協議を
より緊密に行うため、経営会議を原則月1回開催し、迅速な意思決定と業務執行状況の監督を行い、コーポレー
ト・ガバナンスの一層の強化を図っております。会計監査人には監査法人保森会計事務所を選任しており、また、
内部監査組織として監査室を設置しております。
2019年5月24日付で監査等委員会設置会社へ移行いたしましたが、これは取締役会において議決権を有する監査
等委員である取締役を置くことにより、取締役会の監督機能の強化を図ることができるためであります。また、社
外取締役の参画によるコーポレート・ガバナンスの一層の充実を目的としております。
会社の機関の内容は提出日現在で次のとおりであります。
(a) 取締役会
取締役会は、取締役9名及び監査等委員である取締役3名の計12名(うち社外取締役3名)で構成され、業務
の意思決定、業務執行だけでなく、取締役による職務執行に対する監督を行い、業務を適法にかつ定款と経営方
針に従い執行しているか等の監視機能を果たしております。取締役会は毎月1回の定例取締役会に加え、必要に
応じて機動的に臨時取締役会を開催して経営に関する意思決定機関として、グループ全体の経営方針・経営戦略
の立案と業務執行の監視・監督を行っております。
議長: 代表取締役 工藤紀雄
構成員: 取締役会長 二村勝彦、常務取締役 大村亮、常務取締役 安藤洋平、取締役 細江廣太郎
取締役 矢部純、取締役 瀧川浩二、取締役 村田力、社外取締役 津倉眞
常勤監査等委員である取締役 藤江勝治、監査等委員である社外取締役 髙芝利仁
監査等委員である社外取締役 松本光博
(b) 監査等委員会
監査等委員会は、社外取締役2名を含めた監査等委員である取締役3名で構成され、独立した立場で取締役の
職務執行について監査・監督を行います。監査等委員である取締役は、重要な意思決定プロセスや業務の執行状
況を把握するため、監査等委員会が定める監査計画及び職務の分担に従い、取締役会、経営会議、その他重要な
会議に出席し意見を述べる他、取締役等からその職務の執行状況を聴取し、また、関係資料を閲覧し、監査・監
督を行います。
議長: 常勤監査等委員である取締役 藤江勝治
構成員: 監査等委員である社外取締役 髙芝利仁、監査等委員である社外取締役 松本光博
(c) 会計監査人
当社は、監査法人保森会計事務所と監査契約を締結し、独立の立場から会計監査を受けております。
(d) 経営会議
経営会議は、当社の常務以上の取締役と常勤監査等委員である取締役等により構成され、原則月1回開催して
おります。取締役会とは別に経営の基本戦略の討議等を行っております。
議長: 代表取締役 工藤紀雄
構成員: 取締役会長 二村勝彦、常務取締役 大村亮、常務取締役 安藤洋平、社外取締役 津倉眞
常勤監査等委員である取締役 藤江勝治、監査等委員である社外取締役 松本光博
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(e) コンプライアンス・リスク管理委員会
コンプライアンス・リスク管理委員会は、常勤の取締役及び監査等委員である取締役その他代表取締役が必要
と認めた者で構成され、原則として半期毎に開催しております。「コンプライアンス・リスク管理委員会要領」
で定められた運営に従ってコンプライアンス及びリスク管理等の観点から協議を行います。
議長: 代表取締役 工藤紀雄
構成員: 取締役会長 二村勝彦、常務取締役 大村亮、常務取締役 安藤洋平、取締役 細江廣太郎
取締役 矢部純、取締役 瀧川浩二、取締役 村田力
常勤監査等委員である取締役 藤江勝治
当社の機関・内部統制システムの体制を図示すると、次のとおりであります。
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③ その他の企業統治に関する事項
(a) 内部統制システムの整備状況
当社は、2019年5月24日開催の取締役会決議において、当社の業務の適正を確保するための体制(内部統制シ
ステム)の基本方針を次のとおり改定いたしており、その内容の概要は以下のとおりであります。
(1) 取締役および使用人の職務の執行が法令および定款に適合することを確保するための体制
1) 当社および子会社(以下「当社グループ」という)は、企業としての社会的信頼に応え、企業倫理・法
令遵守の基本姿勢を明確にするために、HSKグループ企業行動憲章を定め、それを当社グループ全役
職員に徹底させる。
2) 当社グループは、当社社長を委員長とする「コンプライアンス・リスク管理委員会」を設置し、コンプ
ライアンス上の重要な問題を審議するとともに、コンプライアンス体制の強化および企業倫理の浸透を
図るべく啓蒙教育を実施する。
3) 当社グループは、コンプライアンス上疑義のある行為等を発見した場合、速やかに通報・相談できる窓
口を社内および社外に設置するとともに、通報・相談内容を秘密として厳守し、通報・相談者に対して
不利な取扱いを行わない。
4) 内部監査組織として、当社社長の直轄部門とする監査室を設置する。監査室は、法令の遵守状況および
業務活動の効率性などについて、監査等委員である取締役とも連携しつつ当社各部門および子会社に対
し内部監査を実施し、業務改善に向けて具体的に助言・勧告を行う。
(2) 取締役の職務の執行にかかる情報の保存および管理に関する体制
取締役の意思決定または取締役に対する報告に対しては、文書の作成、保存および廃棄に関する「文書管
理規程」に基づき、適切に保存および管理を行う。
(3) 損失の危険の管理に関する規程その他の体制
取締役会は、自社の事業活動、経営環境、会社財産の状況等を踏まえ、全社にわたり予見されるリスクの
識別、分析、評価を行える体制を構築する。さらに経営環境・金融環境の変化、企業のグローバル化、法的
規制等の経営環境変化への対応力を備えたリスク管理体制を構築する。各事業部門および子会社において、
責任者は関連する危機を分析し、それぞれの対処方針を策定する。グループ全体の危機管理対応状況につい
ては、経営会議において総括的に把握のうえ対処方針を検証する。
(4) 取締役の職務の執行が効率的に行われていることを確保するための体制
1)取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保する体制の基礎として、定例の取締役会を月1回開
催するほか、適宜臨時に開催し、重要事項の決定ならびに取締役の業務執行状況の監視監督を行う。
2)経営に関する重要事項については、常務以上の取締役と常勤監査等委員である取締役等をメンバーとす
る経営会議を月1回以上開催し、その審議を経て取締役会で執行決定を行うものとする。
3)業務の運営に関しては、中期経営計画および年度計画を立案し、全社的な目標を設定するものとする。
また、取締役・執行役員等のメンバーで構成される事業部長会を原則月1回以上開催し、定期的に各事
業部門および子会社より業務の運営状況および業績に係わる重要事項について報告させ、取締役の職務
の執行を迅速かつ具体的に実施させるものとする。
(5) 当社グループにおける業務の適正を確保するための体制
1)当社グループの企業行動憲章に基づき、当社グループ一体となったコンプライアンスの推進を行うもの
とし、当社グループの方針に沿ったコンプライアンス体制の強化および教育を行う。
2)子会社における業務の運営に関しては、グループ方針に沿った年度計画を立案するとともに、取締役会
を適宜開催し重要事項の決定を行い、取締役の職務の執行を迅速かつ具体的に実施させるものとする。
3)「関係会社管理規程」に基づき、関係会社の自主性を尊重しつつ、経営に関する重要事項については、
遅滞なくこれを報告させ、関係会社が親会社の経営方針に沿って適正に運営されていることを確認する
体制とする。
4)監査室は関係会社に対する内部監査を実施し、その結果を関係会社の取締役および当社の取締役に報告
する。
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5)原則月1回以上開催する取締役・執行役員等のメンバーで構成される事業部長会において、子会社を担
当する取締役・執行役員等のメンバーは随時出席のうえ、業務の運営状況および業績に係わる重要事項
について報告させ、具体的な施策を実施させるものとする。
(6) 監査等委員会の職務を補助すべき使用人(補助使用人)に関する事項及び当該補助使用人の監査等委員でな
い取締役からの独立性に関する事項
監査等委員会が必要とした場合、監査等委員会の職務を補助する使用人を置くものとし、その使用人は監
査等委員である取締役の指示を最優先に実行するものとする。なお、補助使用人の任命、異動、評価、懲戒
等を行う場合は、監査等委員会の同意を必要とし、当該使用人の監査等委員でない取締役からの独立性を確
保するものとする。
(7) 監査等委員でない取締役および使用人が監査等委員会に報告するための体制およびその他監査等委員会の
監査が実効的に行われることを確保するための体制
1)重要会議への出席
監査等委員会は、重要な意思決定のプロセスや業務の執行状況を把握するため、監査等委員会が定める
監査計画および職務の分担に従い、取締役会、経営会議、その他の重要な会議に出席し、取締役等からそ
の職務状況を聴取し、関係書類を閲覧することができる。
2)取締役および使用人の報告義務
当社グループの取締役および使用人は、当社グループに著しい損害を及ぼすおそれのある事項および不
正行為や重要な法令ならびに定款違反行為を認知した場合のほか、取締役会、経営会議、その他重要な会
議の重要な付議事項ならびに決定事項、内部監査の実施状況、その他必要な重要事項を、法令および社内
規程に基づき監査等委員会に報告するものとし、またその報告を理由に報告者に対して不利な取扱いを行
わないものとする。
3)監査等委員会はその独立性と権限により、監査の実効性を確保するとともに、監査室および会計監査人
と協議および意見交換するなど、密接な連携を保ちながら監査成果の達成を図る。
4)代表取締役社長と監査等委員会との定期的な会議を開催し、意見・情報の交換を行える体制とする。
5)監査等委員会の監査にかかる費用については当社が負担するものとする。
(8) 財務報告の信頼性を確保するための体制
財務報告の信頼性の確保および金融商品取引法に基づく内部統制の有効性の評価、かつ内部統制報告書の
適切な提出に向け、内部統制システムを構築する。また、本システムが適正に機能し、運用が継続されるよ
う評価および是正を行う。
(9) 反社会的勢力排除に向けた体制
当社グループは、企業行動憲章および企業倫理規程に反社会的勢力排除に関する旨を定め、当社および子
会社の役職員に周知徹底を図り、市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力および団体とは一切の
関係を遮断し、不当要求に対しては断固として拒絶する。
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(b) 責任限定契約の内容の概要
当社は、社外取締役および監査等委員である取締役全員との間で、会社法第427条第1項の定めに基づき、
同法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく損害賠償責任は同
法第425条第1項に定める最低責任限度額を限度としております。
(c) 取締役の定数
当社の取締役(監査等委員であるものを除く)は15名以内とする旨、及び当社の監査等委員である取締役は
4名以内とする旨を定款に定めております。
(d) 剰余金の配当等の決定機関
当社は、剰余金の配当等会社法第459条第1項各号に定める事項については、法令に別段の定めがある場合
を除き、株主総会の決議によらず取締役会の決議により行うことができる旨を定款に定めております。これ
は、剰余金の配当等を取締役会の権限とすることにより、株主への機動的な利益還元を可能とするためであり
ます。
(e) 中間配当の決定機関
当社は、取締役会の決議に基づき毎年8月31日の最終の株主名簿に記載された株主または登録株式質権者に
対して、中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。これは株主への機動的な利益還元を行うこ
とを目的とするものであります。
(f) 自己株式の取得にかかる決議
当社は、経済状況の変化に適時に対応して、財務政策等を機動的に遂行することを可能とするため、会社法
第165条第2項の規定により、取締役会の決議によって市場取引等により自己の株式を取得することができる
旨定款に定めております。
(g) 株主総会の特別決議要件
当社は、会社法第309条第2項の定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる
株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨定款に定めて
おります。これは株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うこ
とを目的とするものであります。
(h) 取締役の選任決議要件
当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する
株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨定款に定めております。また、取締役の選任決議は、累積
投票によらないものとする旨定款に定めております。
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(2) 【役員の状況】
① 役員一覧
男性 12名 女性 0名 (役員のうち女性の比率 0%)
所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(千株)
1963年4月
岐阜県山林事業所入所
1965年12月 当社入社
1991年9月 金型事業部所長
1992年8月 KYODO DIE-WORKS(THAILAND)
CO.,LTD.代表取締役工場長就任
2020年5
1995年9月 管理部長
月27日開
1995年11月 当社取締役就任
催の定時
二 村 勝 彦
取締役会長 1944年9月7日 生 210
株主総会
管理部長
から1年
2000年4月 経営統括部長
間
2001年3月 企画部長兼社長室長
2002年5月 管理部長
2004年3月 常務取締役就任
2005年5月 代表取締役社長就任
2018年5月 取締役会長就任(現任)
1974年10月 富士電波電算機センター㈱入社
1982年4月 日鉄鉱業㈱入社
1989年3月 京北ビジネス㈱入社
1997年9月 当社入社
2006年3月 航空トリボ事業部長
2020年5
2006年5月 原動機・航空トリボ事業部
月27日開
代表取締役 航空トリボ担当部長
催の定時
工 藤 紀 雄
1953年2月8日 生 11
株主総会
社長
2008年3月 MPソリューション中部事業部長
から1年
2008年5月 取締役就任
間
2009年5月 常務取締役就任
2012年2月 原動機事業部長就任
2013年5月 専務取締役就任
2017年5月 取締役副社長就任
2018年5月 代表取締役社長就任(現任)
1975年3月 東京マックス㈱入社
1985年7月 富士ゼロックス㈱入社
2020年5
1987年1月 当社入社
月27日開
2007年3月 管理部部長
常務取締役
催の定時
大 村 亮
1952年9月29日 生 20
株主総会
管理部長兼情報開示担当
2007年5月 取締役就任
から1年
管理部長
間
2014年5月 管理部長(現任)
2017年5月 常務取締役就任(現任)
2006年4月 三菱重工業㈱名古屋誘導推進シス
テム製作所 品質保証部長
2020年5
2010年4月 当社入社 原動機事業部長
月27日開
常務取締役
2011年3月 MPソリューション中部事業部長
催の定時 11
安 藤 洋 平 1954年6月22日 生
エアロエンジン事業部及び
株主総会
2011年5月 取締役就任
品質システム管理室担当
から1年
2019年5月 常務取締役就任(現任)
間
2019年6月 エアロエンジン事業部担当(現
任)
1978年4月 富士写真フィルム㈱入社
2005年12月 当社入社
2020年5
2008年4月 業務改革推進部長
月27日開
2009年5月 塗料事業部長
取締役
催の定時
細 江 廣太郎 1952年6月24日 生 217
株主総会
ダイ&ツール事業部担当
2011年10月 技術開発部長
から1年
2013年5月 取締役就任(現任)
間
2017年3月 事業開発部長
2019年6月 ダイ&ツール事業部担当(現任)
1991年3月 当社入社
2020年5
2009年5月 開発事業部長
取締役
月27日開
2013年5月 取締役就任(現任)
事業開発部、KYODO DIE- 催の定時
矢 部 純
1966年4月21日 生 8
2019年6月 事業開発部長及びKYODO DIE-
株主総会
WORKS(THAILAND)CO.,LTD.
から1年
担当
WORKS(THAILAND)CO.,LTD. 担 当
間
(現任)
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所有株式数
役職名 氏名 生年月日 略歴 任期
(千株)
1984年12月 当社入社
2020年5
2014年3月 原動機事業部長
月27日開
取締役
2015年9月 執行役員就任
催の定時
瀧 川 浩 二 1964年7月7日 生 12
パワー&エナジー事業部担
株主総会
2017年5月 当社取締役就任(現任)
当
から1年
2019年6月 パワー&エナジー事業部担当(現
間
任)
1979年4月 ジャパックス㈱入社
2020年5
1990年4月 当社入社
月27日開
2015年9月 執行役員就任
取締役
催の定時 4
村 田 力
1956年6月10日 生
株主総会
産業機械事業部担当
2018年3月 産業メカトロニクス事業部長
から1年
2019年5月 当社取締役就任(現任)
間
2019年6月 産業機械事業部担当(現任)
1974年9月 監査法人中央会計事務所入所
1982年2月 監査法人保森会計事務所入所
2020年5
2002年7月 監査法人保森会計事務所代表社員
月27日開
2009年5月 監査法人保森会計事務所副包括代
催の定時 0
取締役 津 倉 眞 1947年10月16日 生
株主総会
表社員
から1年
2015年12月 津倉公認会計士事務所所長(現
間
任)
2017年5月 当社取締役就任(現任)
1977年3月 当社入社
2019年5
2005年4月 セラミックス事業部長
月24日開
2009年5月 業務改革推進部長
取締役
催の定時
藤 江 勝 治 1954年8月5日 生 2010年9月 総務部長 2
株主総会
(監査等委員)
2014年8月 当社嘱託
から2年
2017年7月 当社監査役就任
間
2019年5月 取締役(監査等委員)就任(現任)
1974年4月 弁護士登録
2019年5
東京弁護士会所属
月24日開
取締役
催の定時
1989年7月 髙芝法律事務所所長(現任)
髙 芝 利 仁
1949年4月6日 生 10
株主総会
(監査等委員)
2009年5月 当社監査役就任
から2年
間
2019年5月 取締役(監査等委員)就任(現任)
1992年10月 青山監査法人入所
2019年5
1999年10月 公認会計士松本事務所開設(現任)
月24日開
2005年2月 ㈱ディーセント・コンサルティン
取締役
催の定時
松 本 光 博 1969年5月7日 生 3
株主総会
(監査等委員)
グ設立代表取締役就任(現任)
から2年
2014年8月 当社監査役就任
間
2019年5月 取締役(監査等委員)就任(現任)
計 512
(注) 1.取締役 津倉 眞は、社外取締役であります。
2.取締役(監査等委員) 髙芝 利仁及び松本 光博は、社外取締役(監査等委員)であります。
3.取締役 細江 廣太郎は、取締役会長 二村 勝彦の弟であります。
4.監査等委員の体制は、次のとおりであります。
委員長 藤江 勝治 委員 髙芝 利仁 委員 松本 光博
5.当社は、法令に定める監査等委員である社外取締役の員数を欠くことになる場合に備え、
補欠の監査等委員1名を選任しております。補欠の監査等委員の略歴は次のとおりであります。
所有株式数
氏名 生年月日 略歴
(株)
1977年4月 名定鉄工株式会社(現株式会社ナサダ)入社
1994年12月 同社取締役工場長
2005年11月 同社常務取締役工場長
2013年7月 同社代表取締役社長
進 藤 茂 實 1953年10月8日 ―
2016年10月 同社相談役
公益財団法人・新産業創造研究機構技術顧問
2017年10月
(現任)
兵庫ものづくり支援センター但馬技術コー
2018年4月
ディネーター(現任)
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② 社外役員の状況
当社では、提出日現在において、社外取締役は3名(うち監査等委員である取締役2名)を選任しておりま
す。
社外取締役の津倉眞氏は公認会計士として長年の実務経験を有する財務及び会計の専門家であり、その豊富な
経験と高い見識を当社の監督に活かしていただけるものと判断して選任しております。なお、同氏は当社の個人
株主でありますが、それ以外に当社との間に特別な利害関係はありません。
監査等委員である社外取締役の髙芝利仁氏は、弁護士として長年の実務経験を有する法律の専門家であり、そ
の豊富な経験と高い見識を当社の監査・監督に活かしていただけるものと判断して選任しております。なお、同
氏は当社の個人株主でありますが、それ以外に当社との間に特別な利害関係はありません。
監査等委員である社外取締役の松本光博氏は、公認会計士として長年の実務経験を有する財務及び会計の専門
家であり、その豊富な経験と高い見識を当社の監査・監督に活かしていただけるものと判断して選任しておりま
す。なお、同氏は当社の個人株主でありますが、それ以外に当社との間に特別な利害関係はありません。
当社は、社外取締役を選任するための独立性に関する基準又は方針は定めておりませんが、その選任にあたっ
ては、東京証券取引所の独立役員の独立性に関する判断基準等を参考に、経歴や当社との関係を踏まえて、当社
経営陣から独立した立場で社外取締役としての職務を遂行できる十分な独立性が確保できることを個別に判断し
ております。社外取締役高芝利仁氏及び社外取締役松本光博氏につきましては、一般株主との利益相反が生じる
おそれのない独立役員として、株式会社東京証券取引所に届け出ており、客観的に独立性の高い社外役員の確保
に努めております。
③ 社外取締役による監督又は監査と内部監査、監査等委員会監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制との関
係
社外取締役は、取締役会等を通じ、内部監査及び会計監査の状況を把握し、必要に応じて意見交換を行うなど
相互連携を図っております。監査等委員である社外取締役は取締役会や監査等委員会においてその専門的見地か
ら報告や発言を適宜行っており、監査等委員会監査においてはその独立性、中立性、専門性を十分に発揮し、監
査を実施するとともに、内部監査室及び会計監査人と連携を図り情報収集や意見交換を行っております。
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(3) 【監査の状況】
① 監査等委員会監査
当社は監査等委員会設置会社の体制を採用しており、監査等委員である取締役3名(うち社外取締役2名)
で構成され、取締役の職務の執行の適法性を監査すると共に、取締役会に常時出席し客観的な立場から意見を
述べるほか、重要な会議に出席し、当社及びグループ会社の業務全般にわたり適法・適正に業務執行がなされ
ているかを監査し、不正行為の防止に努めております。社外取締役2名はそれぞれ弁護士、公認会計士であ
り、その専門的な見地から発言をいただいております。当社の監査等委員会は、内部監査室及び会計監査人と
適宜情報交換を行い、連携を保ちながら監査の実効性を高めております。
② 内部監査の状況
当社は、内部監査部門として、当社及び当社の関係会社を監査対象とする社長直属の監査室を設置し、専任
の監査室長と必要に応じ他部門の応援を得て、社長の承認を受けた年間の監査計画書に基づき監査を行ってお
ります。監査結果を代表取締役社長に報告し、被監査部門に対しては改善事項の具体的な指摘及び勧告を行う
とともに、改善状況の報告を受けることで実効性の高い監査の実施に努めております。また、監査等委員であ
る取締役、会計監査人と密接な連携を図り、効率的、合理的な監査体制を整備しております。
③ 会計監査の状況
(a) 監査法人の名称
監査法人保森会計事務所
(b) 業務を執行した公認会計士
代表社員 業務執行社員 三枝 哲
代表社員 業務執行社員 山﨑 貴史
(c) 監査業務に係る補助者の構成
当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士7名であります。
(d) 監査法人の選定方針と理由
当社は、会計監査人の選定に当たって、職業的専門家としての適切性、品質管理体制、当社グループからの
独立性、過去の業務実績、監査報酬の水準等を総合的に勘案して判断しております。
なお、監査等委員会は、会計監査人の職務の執行に支障がある場合等、その必要があると判断した場合は、
株主総会に提出する会計監査人の解任又は不再任に関する議案の内容を決定します。
また、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると認められる場合は、監査等委員全員
の同意に基づき、会計監査人を解任いたします。この場合、監査等委員会が選定した監査等委員は、解任後最
初に招集される株主総会において、会計監査人を解任した旨と解任の理由を報告いたします。
(e) 監査等委員会による監査法人の評価
監査等委員会は、監査法人の監査の品質、報酬水準、独立性及び専門性、内部監査担当及び監査等委員との
コミュニケーションの状況などを総合的に勘案して評価しております。
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④ 監査報酬の内容等
(a) 監査公認会計士等に対する報酬の内容
前連結会計年度 当連結会計年度
区分
監査証明業務に 非監査業務に 監査証明業務に 非監査業務に
基づく報酬(千円) 基づく報酬(千円) 基づく報酬(千円) 基づく報酬(千円)
提出会社 24,000 ― 25,000 ―
連結子会社 ― ― ― ―
計 24,000 ― 25,000 ―
(b) 公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対する報酬((a)を除く)
該当事項はありません。
(c) その他の重要な監査照明業務に基づく報酬の内容
該当事項はありません。
(d) 監査報酬の決定方針
決定方針は特に定めておりませんが、監査日数等を勘案して、監査法人と協議の上で決定しております。
(e) 監査等委員会が会計監査人の報酬に同意した理由
監査等委員会は、会計監査人の監査計画の内容、会計監査の職務遂行状況等の評価を行い、報酬額の見積り
の相当性を検討した結果、会計監査人の報酬等の額について会社法第399条第1項の同意を行っております。
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(4) 【役員の報酬等】
① 役員報酬の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項
監査等委員でない取締役の報酬については、株主総会の決議によって決定した取締役(監査等委員である取締
役を除く。)の報酬総額の限度額内で、経済動向、業界動向及び業績等を勘案し取締役会で決議しております。
監査等委員である取締役の報酬については、株主総会の決議によって決定した監査等委員である取締役の報
酬総額の限度額内において、職務分担等を勘案し、監査等委員である取締役の協議によって決定しておりま
す。
当社の役員の報酬等に関する株主総会の決議年月日は2019年5月24日であり、決議の内容は、取締役(監査
等委員である取締役を除く)の報酬額を250,000千円以内(うち社外取締役分は年額12,000千円以内)、監査等
委員である取締役の報酬額を年額40,000千円以内と定めたものであります。
② 役員区分ごとの報酬等の増額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数
報酬等の種類別の総額(千円)
対象となる
報酬等の総額
役員区分 役員の員数
(千円)
(名)
固定報酬 業績連動報酬 退職慰労金
取締役
156,329 156,329 ― ― 9
(社外取締役・監査等委員
を除く)
取締役(監査等委員)
8,645 8,645 ― ― 1
(社外監査等委員を除く)
監査役
2,700 2,700 ― ― 1
(社外監査役を除く)
社外役員 18,000 18,000 ― ― 3
③ 役員ごとの連結報酬等の総額等
連結報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、記載しておりません。
④ 使用人兼務役員の使用人給与のうち、重要なもの
使用人兼務役員であるものが存在しないため、記載しておりません。
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(5) 【株式の保有状況】
① 投資株式の区分の基準及び考え方
当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、純投
資目的である株式は株式の価値の変動又は株式に関わる配当によって利益を受けることを目的とする株式とし、
それ以外の株式を純投資目的以外の目的である投資株式としております。
② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式
(a) 保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の
内容
当社は円滑な取引関係の維持並びに事業活動に有益な情報収集による企業価値の向上に資することを目的と
して株式保有することとしております。
保有の合理性については、取締役会において個別銘柄の保有目的や将来の見通し、その他株式保有に伴う便
益等を総合的に勘案して、検証を定期的に実施しております。
(b) 銘柄数及び貸借対照表計上額
貸借対照表計上額の
銘柄数
(銘柄)
合計額(千円)
非上場株式 1 8,850
非上場株式以外の株式 12 159,357
(当事業年度において株式数が増加した銘柄)
銘柄数 株式数の増加に係る取得
株式数の増加の理由
(銘柄) 価額の合計額(千円)
非上場株式 ― ― ―
非上場株式以外の株式 6 8,003 取引先持株会の継続による増加
(当事業年度において株式数が減少した銘柄)
銘柄数 株式数の減少に係る売却
(銘柄) 価額の合計額(千円)
非上場株式 ― ―
非上場株式以外の株式 ― ―
(c) 特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報特定投資株式
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当事業年度 前事業年度
当社の株
保有目的、定量的な保有効果
株式数(株) 株式数(株)
銘柄
式の保有
及び株式数が増加した理由
貸借対照表計上額 貸借対照表計上額
の有無
(千円) (千円)
10,937 10,455
事業上の取引関係の維持・強化の為 有
三菱重工業㈱
取引先持株会の定期購入による増加 (注)2
37,393 47,372
12,115 11,307
事業上の取引関係の維持・強化の為
㈱IHI 無
取引先持株会の定期購入による増加
27,491 33,199
10,036 9,641
事業上の取引関係の維持・強化の為
昭和電工㈱ 無
取引先持株会の定期購入による増加
23,405 39,965
7,261 6,913
事業上の取引関係の維持・強化の為
AGC㈱ 無
取引先持株会の定期購入による増加
22,509 26,687
37,000 37,000
有
㈱三菱UFJフィナンシャ
金融取引関係の円滑化の為保有。
ル・グループ
(注)2
19,680 21,337
3,157 2,912
事業上の取引関係の維持・強化の為
サンエツ金属㈱ 無
取引先持株会の定期購入による増加
9,209 9,333
3,766 3,623
事業上の取引関係の維持・強化の為
堺化学工業㈱ 無
取引先持株会の定期購入による増加
7,205 8,762
3,000 3,000
川崎重工業㈱ 事業上の取引関係の維持・強化の為 無
5,880 8,580
3,000 3,000
第一生命ホールディングス
事業上の取引関係の維持・強化の為 無
㈱
4,435 5,056
973 973
有
㈱LIXILグループ 事業上の取引関係の維持・強化の為
(注)2
1,576 1,468
519 519
㈱アマダ 事業上の取引関係の維持・強化の為 無
523 607
650 650
不二サッシ㈱ 事業上の取引関係の維持・強化の為 無
48 53
(注)1.堺化学工業㈱以下は、貸借対照表計上額が資本金額の100分の1以下でありますが、全銘柄について
記載しております。
2.当該株式発行者の関連会社による保有があります。
みなし保有株式
当事業年度 前事業年度
当社の株
保有目的、定量的な保有効果
株式数(株) 株式数(株)
銘柄 式の保有
及び株式数が増加した理由
貸借対照表計上額 貸借対照表計上額
の有無
(千円) (千円)
退職給付を目的に信託設定しており
110,000 110,000
当社が議決権行使の指図権を有して
日本碍子㈱ 有
186,670 186,890
おります。
退職給付を目的に信託設定しており
56,000 56,000
有
㈱LIXILグループ 当社が議決権行使の指図権を有して
(注)1
90,720 84,504
おります。
退職給付を目的に信託設定しており
103,000 103,000
有
㈱三菱UFJフィナンシャルグ
当社が議決権行使の指図権を有して
ループ
(注)1
54,785 59,400
おります。
(注)1.当該株式発行者の子会社による保有があります。
③ 保有目的が純投資目的である投資株式
該当事項はありません。
④ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの
該当事項はありません。
⑤ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの
該当事項はありません。
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第5 【経理の状況】
1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について
(1) 当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号。以
下「連結財務諸表規則」という。)に基づいて作成しております。
(2) 当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。以下「財
務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。
なお、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成しておりま
す。
2.監査証明について
当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(2019年3月1日から2020年2月29日ま
で)の連結財務諸表及び事業年度(2019年3月1日から2020年2月29日まで)の財務諸表について、監査法人保森会計事
務所により監査を受けております。
3.連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みについて
当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みを行っております。具体的には、会計基準等の内
容を適切に把握し、または会計基準等の変更等について的確に対応することができる体制を整備するため、公益財団
法人財務会計基準機構へ加入し、公益財団法人財務会計基準機構等の行う研修へ参加しております。
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1【連結財務諸表等】
(1) 【連結財務諸表】
①【連結貸借対照表】
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年2月28日) (2020年2月29日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 945,008 1,407,292
※7 2,847,629
受取手形及び売掛金 2,903,847
※7 379,291
電子記録債権 695,871
商品及び製品 8,556 17,349
仕掛品 674,208 767,977
原材料及び貯蔵品 440,592 480,430
未収入金 14,664 275,635
その他 75,762 46,676
△626 △31
貸倒引当金
流動資産合計 5,757,886 6,222,251
固定資産
有形固定資産
※2,※3 5,744,740 ※2,※3 6,042,051
建物及び構築物
※6 △ 3,254,018 ※6 △ 3,610,070
減価償却累計額
建物及び構築物(純額) 2,490,721 2,431,980
※3 7,420,512 ※3 9,681,560
機械装置及び運搬具
※6 △ 5,515,529 ※6 △ 7,478,535
減価償却累計額
機械装置及び運搬具(純額) 1,904,982 2,203,025
※2 2,793,698 ※2 4,033,516
土地
リース資産 617,161 661,791
△415,844 △470,940
減価償却累計額
リース資産(純額) 201,316 190,850
建設仮勘定
46,352 1,067,111
※3 1,187,239 ※3 1,490,480
その他
※6 △ 1,074,245 ※6 △ 1,265,508
減価償却累計額
その他(純額) 112,993 224,971
有形固定資産合計 7,550,066 10,151,456
無形固定資産
ソフトウエア 68,908 98,633
リース資産 236,932 183,742
9,307 6,765
その他
無形固定資産合計 315,147 289,141
投資その他の資産
※1 834,407 ※8 168,207
投資有価証券
繰延税金資産 655,067 739,269
※1 122,027 ※1 152,180
その他
△22,410 △13,500
貸倒引当金
投資その他の資産合計 1,589,091 1,046,157
固定資産合計 9,454,305 11,486,755
資産合計 15,212,191 17,709,006
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(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年2月28日) (2020年2月29日)
負債の部
流動負債
※7 1,104,331
支払手形及び買掛金 1,218,585
※2,4 1,302,995 ※2,4,5 2,113,655
短期借入金
リース債務 132,492 129,246
未払法人税等 275,209 17,961
賞与引当金 247,312 258,189
工場移転費用引当金 - 55,500
647,333 748,315
その他
流動負債合計 3,823,930 4,427,200
固定負債
※2 1,987,510 ※2,5 3,611,873
長期借入金
長期未払金 56,212 47,220
リース債務 338,939 271,793
退職給付に係る負債 1,255,041 1,342,779
デリバティブ債務 26,821 17,998
40,525 50,173
資産除去債務
固定負債合計 3,705,049 5,341,837
負債合計 7,528,979 9,769,038
純資産の部
株主資本
資本金 889,190 889,190
資本剰余金 778,642 778,642
利益剰余金 6,183,601 5,834,565
△111,025 △111,025
自己株式
株主資本合計 7,740,407 7,391,372
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 44,361 8,908
繰延ヘッジ損益 △18,619 △12,494
為替換算調整勘定 28,467 -
△111,405 △129,004
退職給付に係る調整累計額
その他の包括利益累計額合計 △57,196 △132,590
非支配株主持分 - 681,186
純資産合計 7,683,211 7,939,968
負債純資産合計 15,212,191 17,709,006
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② 【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】
【連結損益計算書】
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日) 至 2020年2月29日)
売上高 11,686,817 11,127,317
※5 8,722,372 ※5 9,117,493
売上原価
売上総利益 2,964,444 2,009,823
販売費及び一般管理費
運搬費 59,419 60,123
給料及び手当 806,543 889,547
賞与引当金繰入額 60,065 62,483
退職給付費用 39,813 41,941
旅費及び交通費 98,500 113,727
減価償却費 134,241 141,704
※1 81,398 ※1 79,442
研究開発費
728,995 811,242
その他
販売費及び一般管理費合計 2,008,976 2,200,213
営業利益又は営業損失(△) 955,468 △190,389
営業外収益
受取利息 72 17
受取配当金 4,922 6,286
受取賃貸料 11,736 13,315
受取割引料 3,932 4,770
為替差益 - 769
持分法による投資利益 96,597 29,610
4,966 5,121
その他
営業外収益合計 122,227 59,891
営業外費用
支払利息 36,877 41,269
為替差損 2,722 -
賃貸費用 6,023 3,356
シンジケートローン手数料 1,000 8,800
1,002 2,903
その他
営業外費用合計 47,625 56,329
経常利益又は経常損失(△) 1,030,069 △186,827
特別利益
※2 611 ※2 0
固定資産売却益
負ののれん発生益 - 45,990
補助金収入 - 5,000
- 56,614
段階取得に係る差益
特別利益合計 611 107,605
特別損失
※3 2,293 ※3 47
固定資産売却損
※4 4,542 ※4 2,442
固定資産除却損
※6 63,190
減損損失 -
工場移転費用 - 55,500
厚生年金基金解散に伴う従業員等特別給付金 4,907 -
- 51,614
特別退職金
特別損失合計 11,742 172,794
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損
1,018,938 △252,017
失(△)
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(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日) 至 2020年2月29日)
法人税、住民税及び事業税 323,895 14,741
△14,039 △77,056
法人税等調整額
法人税等合計 309,855 △62,314
当期純利益又は当期純損失(△) 709,082 △189,702
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に
709,082 △189,702
帰属する当期純損失(△)
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【連結包括利益計算書】
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日) 至 2020年2月29日)
当期純利益 709,082 △189,702
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △27,670 △35,452
繰延ヘッジ損益 6,478 6,124
為替換算調整勘定 - △28,467
退職給付に係る調整額 △87,880 △17,598
△7,602 -
持分法適用会社に対する持分相当額
※ △ 116,673 ※ △ 75,393
その他の包括利益合計
包括利益 592,408 △265,096
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 592,408 △265,096
非支配株主に係る包括利益 - -
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③【連結株主資本等変動計算書】
前連結会計年度(自 2018年3月1日 至 2019年2月28日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 889,190 778,642 5,583,156 △110,916 7,140,072
当期変動額
剰余金の配当 △108,637 △108,637
親会社株主に帰属す
709,082 709,082
る当期純利益
自己株式の取得 △109 △109
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - - 600,445 △109 600,335
当期末残高 889,190 778,642 6,183,601 △111,025 7,740,407
その他の包括利益累計額
純資産合計
その他有価証券評 退職給付に係る調 その他の包括利益
繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定
価差額金 整累計額 累計額合計
当期首残高 72,032 △25,098 36,069 △23,525 59,477 7,199,549
当期変動額
剰余金の配当 △108,637
親会社株主に帰属す
709,082
る当期純利益
自己株式の取得 △109
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △27,670 6,478 △7,602 △87,880 △116,673 △116,673
額)
当期変動額合計 △27,670 6,478 △7,602 △87,880 △116,673 483,661
当期末残高 44,361 △18,619 28,467 △111,405 △57,196 7,683,211
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当連結会計年度(自 2019年3月1日 至 2020年2月29日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 889,190 778,642 6,183,601 △111,025 7,740,407
当期変動額
剰余金の配当 △159,333 △159,333
親会社株主に帰属す
△189,702 △189,702
る当期純損失(△)
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - - △349,035 - △349,035
当期末残高 889,190 778,642 5,834,565 △111,025 7,391,372
その他の包括利益累計額
非支配株主持
その他の包括
純資産合計
その他有価証 繰延ヘッジ損 為替換算調整 退職給付に係
分
利益累計額合
券評価差額金 益 勘定 る調整累計額
計
当期首残高 44,361 △18,619 28,467 △111,405 △57,196 - 7,683,211
当期変動額
剰余金の配当 △159,333
親会社株主に帰属す
△189,702
る当期純損失(△)
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △35,452 6,124 △28,467 △17,598 △75,393 681,186 605,792
額)
当期変動額合計 △35,452 6,124 △28,467 △17,598 △75,393 681,186 256,756
当期末残高 8,908 △12,494 - △129,004 △132,590 681,186 7,939,968
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④【連結キャッシュ・フロー計算書】
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日) 至 2020年2月29日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期
1,018,938 △252,017
純損失(△)
※2 892,377 ※2 890,299
減価償却費
減損損失 - 63,190
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 19,272 15,175
賞与引当金の増減額(△は減少) 23,661 10,877
貸倒引当金の増減額(△は減少) △1,263 △9,505
受取利息及び受取配当金 △4,994 △6,303
支払利息 36,877 41,269
持分法による投資損益(△は益) △96,597 △29,610
段階取得に係る差損益(△は益) - △56,614
負ののれん発生益 - △45,990
固定資産除却損 4,542 2,442
有形固定資産売却損益(△は益) 1,681 47
売上債権の増減額(△は増加) △258,439 484,708
たな卸資産の増減額(△は増加) △172,745 △90,142
その他の流動資産の増減額(△は増加) △19,024 △45,249
仕入債務の増減額(△は減少) 201,851 △143,843
未払消費税等の増減額(△は減少) 110,414 △124,528
その他の流動負債の増減額(△は減少) 10,034 132,307
工場移転費用 - 55,500
- △5,000
補助金収入
小計 1,766,585 887,012
利息及び配当金の受取額
36,629 33,823
利息の支払額 △34,181 △37,396
△112,971 △418,231
法人税等の支払額
営業活動によるキャッシュ・フロー 1,656,061 465,208
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △120,000 △120,000
定期預金の払戻による収入 120,000 120,000
投資有価証券の取得による支出 △8,228 △8,003
投資有価証券の売却による収入 50,968 -
有形固定資産の取得による支出 △589,822 △2,702,741
有形固定資産の売却による収入 3,049 0
無形固定資産の取得による支出 △35,696 △54,715
長期前払費用の取得による支出 △1,866 △15,070
貸付金の回収による収入 3,746 2,185
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によ
※3 497,028
-
る収入
その他の支出 △494 △17,327
10,153 5,828
その他の収入
投資活動によるキャッシュ・フロー △568,190 △2,292,815
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(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日) 至 2020年2月29日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入れによる収入 5,300,000 7,649,000
短期借入金の返済による支出 △5,400,000 △7,079,000
長期借入れによる収入 - 2,493,569
長期借入金の返済による支出 △622,995 △628,545
リース債務の返済による支出 △139,144 △137,839
配当金の支払額 △108,330 △159,026
自己株式の取得による支出 △109 -
- 42,834
セール・アンド・リースバックによる収入
財務活動によるキャッシュ・フロー △970,580 2,180,991
現金及び現金同等物に係る換算差額 - -
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 117,290 353,383
現金及び現金同等物の期首残高 767,717 885,008
※1 885,008 ※1 1,238,392
現金及び現金同等物の期末残高
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【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
1.連結の範囲に関する事項
(1) 連結子会社の数 1社
KYODO DIE-WORKS(THAILAND)CO.,LTD.
KYODO DIE-WORKS(THAILAND)CO.,LTD.は2020年1月27日の株式追加取得にともない、当連結会計年度より連結
子会社となりました。なお、みなし取得日を当連結会計年度末としているため、当連結会計年度は貸借対照表の
み連結しております。また、連結子会社であった株式会社ミヤギは、2019年6月1日付で当社を存続会社とした
吸収合併をおこないました。
2.持分法の適用に関する事項
(1) 持分法適用の関連会社数 0社
KYODO DIE-WORKS(THAILAND)CO.,LTD.は2020年1月27日の株式追加取得にともない、持分法適用関連会社から連
結子会社となりました。
(2) 持分法を適用しない関連会社の名称
天津和興機電技術有限公司(中国)
持分法を適用しない理由
持分法非適用会社は、当期純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)等からみて、持分法の対
象から除いても連結財務諸表に及ぼす影響が軽微であり、かつ、全体としても重要性がないため持分法の適用範
囲から除外しております。
3.連結子会社の事業年度等に関する事項
KYODO DIE-WORKS(THAILAND)CO.,LTD.の決算日は、12月31日であります。
連結財務諸表の作成にあたっては、同日現在の財務諸表を使用し、連結決算日との間に生じた重要な取引につい
ては、連結上必要な調整を行っております。
4.会計方針に関する事項
(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法
(イ)有価証券
・その他有価証券
時価のあるもの
連結会計年度末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は総
平均法により算出)
時価のないもの
総平均法による原価法
(ロ)デリバティブ
時価法
(ハ)たな卸資産
・仕掛品
主に個別法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価の切下げの方法)
・製品、原材料及び貯蔵品
主に総平均法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価の切下げの方法)
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(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法
・有形固定資産(リース資産を除く)
建物(建物附属設備を除く)は主として定額法、建物以外は主として定率法を採用しております。
なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。
建物及び構築物 7~31年
機械装置及び運搬具 5~11年
・無形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しております。
なお、ソフトウェア(自社利用)については、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法によっておりま
す。
・リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額をゼロとする定額法によっております。
(3) 重要な引当金の計上基準
① 貸倒引当金
当社及び連結子会社は、債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒
懸念債権等の特定の債権については、個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。
② 賞与引当金
当社は、従業員の賞与の支給に備えるため、支給見込額に基づき計上しております。
③ 工場移転費用引当金
当社は、来期に予定される工場の移転に伴って発生する損失に備えるため、損失見込み額を計上しておりま
す。
(4) 退職給付に係る会計処理の方法
① 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、給
付算定式基準によっております。
② 数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法
各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により、
按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理しております。
③ 小規模企業等における簡便法の採用
連結子会社は、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末時要支給額を退職給付債
務とする方法を用いた簡便法を適用しております。
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(5) 重要なヘッジ会計の方法
① ヘッジ会計の方法
繰延ヘッジ処理を採用しております。また、金利スワップ取引については特例処理の要件を満たしている場合
には、特例処理を採用しております。
② ヘッジ手段とヘッジ対象
ヘッジ手段………金利スワップ
ヘッジ対象………借入金の支払利息
③ ヘッジ方針
借入金利変動リスクを固定する目的で行っております。
④ ヘッジの有効性評価の方法
ヘッジ対象のキャッシュ・フロー変動の累計又は相場変動とヘッジ手段のキャッシュ・フロー変動の累計又は
相場変動を四半期ごとに比較し、両者の変動額等を基礎にして、ヘッジ有効性を評価しております。ただし、特
例処理によっている金利スワップについては、有効性の評価を省略しております。
(6)連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
手許現金、要求払預金及び取得日から3ヶ月以内に満期日の到来する流動性の高い、容易に換金可能であり、か
つ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない短期的な投資であります。
(7)その他連結財務諸表作成のための重要な事項
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
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(未適用の会計基準等)
・「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 平成30年3月30日)
・「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 平成30年3月30日)
(1) 概要
収益認識に関する包括的な会計基準であります。収益は、次の5つのステップを適用し認識されます。
ステップ1:顧客との契約を識別する。
ステップ2:契約における履行義務を識別する。
ステップ3:取引価格を算定する。
ステップ4:契約における履行義務に取引価格を配分する。
ステップ5:履行義務を充足した時に又は充足するにつれて収益を認識する。
(2) 適用予定日
2023年2月期の期首より適用予定であります。
(3) 当該会計基準等の適用による影響
「収益認識に関する会計基準」等の適用による連結財務諸表に与える影響が国ついては、現時点で評価中であ
ります。
(表示方法の変更)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等の適用
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号平成30年2月16日)等を当連結会計年度の期首か
ら適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示しております。
この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」の「繰延税金資産」126,963千円は、「投資その
他の資産」の「繰延税金資産」655,067千円に含めて表示しております。
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(連結貸借対照表関係)
※1.関連会社に対するものは、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年2月28日 ) (2020年2月29日 )
投資有価証券 623,132千円 -千円
投資その他の資産のその他
8,850 〃 8,505 〃
(出資金)
※2.担保資産及び担保付債務
担保に供している資産は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年2月28日 ) (2020年2月29日 )
建物及び構築物 1,562,698千円 1,568,344千円
1,847,866 〃 1,847,866 〃
土地
合計
3,410,564千円 3,416,210千円
担保付債務は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年2月28日 ) (2020年2月29日 )
短期借入金 1,104,995千円 1,304,995千円
1,887,510 〃 1,382,514 〃
長期借入金
合計
2,992,506千円 2,687,510千円
※3.国庫補助金等受入れによる有形固定資産の圧縮記帳額は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年2月28日 ) (2020年2月29日 )
建物及び構築物 37,111千円 37,111千円
507,177 〃 497,317 〃
機械装置及び運搬具
6,358 〃 6,358 〃
その他
合計
550,647千円 540,787千円
※4.当社は運転資金の効率的な調達を行うため、取引銀行4行と当座貸越契約を締結しております。この契約に基づ
く当連結会計年度末の借入未実行残高は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年2月28日 ) (2020年2月29日 )
当座貸越極度額 3,850,000千円 3,850,000千円
730,000 〃 1,300,000 〃
借入実行残高
差引額 3,120,000千円 2,550,000千円
※5.財務制限条項
(1)当連結会計年度末の借入金のうち、当社のタームローン契約(893,569千円)には以下の財務制限条項が付されて
おります。
①各年度の決算期の末日における連結の貸借対照表上の純資産の部の金額を、当初契約日の属する決算期の末日ま
たは直前の決算期末日における連結の貸借対照表上の純資産の部の金額いずれか大きい方の75%以上に維持する
こと。
②連結上、2期連続して経常損失を計上しないこと。
(2)当連結会計年度末の借入金のうち、シンジケーション方式によるタームローン契約(1,487,500千円)には、以下の
財務制限条項が付されております。
①各年度の決算期の末日における連結及び単体の貸借対照表上の純資産の部の金額を、当初契約日の属する決算期
の末日または直前の決算期末日における連結及び単体の貸借対照表上の純資産の部の金額いずれか大きい方の
75%以上に維持すること。
②連結及び単体とも2期連続して経常損失を計上しないこと。
※6.減価償却累計額
減価償却累計額には、減損損失累計額を含めて表示しております。
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※7. 期末日満期手形の会計処理については、手形交換日をもって決済処理しております。
なお、連結会計年度末日が金融機関の休日であったため、次の期末日満期手形が、期末残高に含まれておりま
す。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年2月28日 ) (2020年2月29日 )
受取手形 ― 千円 17,265千円
― 〃
電子記録債権 2,308〃
― 〃
支払手形 382〃
※8.投資有価証券の貸付
投資有価証券のうち、消費貸借契約により貸し付けているものは次の通りであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年2月28日 ) (2020年2月29日 )
投資有価証券 ― 千円 127,352千円
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(連結損益計算書関係)
※1.研究開発費の総額
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日 ) 至 2020年2月29日 )
一般管理費に含まれる研究開発費 81,398 千円 79,442 千円
※2.固定資産売却益の内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日 ) 至 2020年2月29日 )
機械装置及び運搬具 611千円 -千円
- 〃 0〃
その他
合計
611千円 0千円
※3.固定資産売却損の内訳は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日 ) 至 2020年2月29日 )
機械装置及び運搬具 494千円 47千円
1,799 〃 - 〃
その他
合計 2,293千円 47千円
※4.固定資産除却損の内訳は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日 ) 至 2020年2月29日 )
建物及び構築物 187千円 463千円
3,666 〃 1,917 〃
機械装置及び運搬具
688 〃 61 〃
その他
合計 4,542千円 2,442千円
※5.期末たな卸高は収益性の低下に伴う簿価切下後の金額であり、次のたな卸資産評価損が売上原価に含まれており
ます。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日 ) 至 2020年2月29日 )
55,220 千円 66,644 千円
※6.減損損失
当社グループは以下の資産グループについて減損損失を計上しました。
場所 用途 種類 金額(千円)
神奈川県厚木市他 遊休資産 機械装置及び運搬具 56,298
神奈川県厚木市他 遊休資産 その他 6,892
当社グループでは、事業所におけるセグメント単位を基礎として資産のグルーピングを行い、遊休資産につい
ては個々の資産ごとに減損の兆候を判定しております。
当連結会計年度において、事業の用に供していない遊休資産につき、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、減
損損失として計上しております。
なお、回収可能価額は、正味売却額により測定しておりますが、売却可能性が見込めないものは零として評価
しております。
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(連結包括利益計算書関係)
※ その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額
(千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日 ) 至 2020年2月29日 )
その他有価証券評価差額金
当期発生額
△41,696 △51,071
組替調整額 ― ―
税効果調整前
△41,696 △51,071
14,025 15,618
税効果額
その他有価証券評価差額金 △27,670 △35,452
繰延ヘッジ損益
当期発生額
131 △1,062
組替調整額 9,201 9,885
税効果調整前
9,332 8,822
△2,854 △2,697
税効果額
繰延ヘッジ損益 6,478 6,124
為替換算調整勘定
― △28,467
当期発生額
退職給付に係る調整額
当期発生額 △142,088 △31,962
15,496 6,611
組替調整額
税効果調整前
△126,592 △25,351
38,711 7,752
税効果額
退職給付に係る調整額 △87,880 △17,598
持分法適用会社に対する持分相当額
当期発生額
△7,602 ―
組替調整額 ― ―
持分法適用会社に対する持分
△7,602 ―
相当額
その他の包括利益合計 △116,673 △75,393
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(連結株主資本等変動計算書関係)
前連結会計年度(自 2018年3月1日 至 2019年2月28日 )
1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
当連結会計年度期首 当連結会計年度 当連結会計年度 当連結会計年度末
株式数 増加株式数 減少株式数 株式数
発行済株式
普通株式(株)
7,407,800 ― ― 7,407,800
自己株式
普通株式(株)
165,297 84 ― 165,381
(注)普通株式の自己株式の株式数の増加84株は単元未満株式の買取りによる増加であります。
2.配当に関する事項
(1) 配当金支払額
配当金の総額
1株当たり配当額
(決議) 株式の種類 基準日 効力発生日
(円)
(千円)
2018年5月25日
普通株式 108,637 15.0 2018年2月28日 2018年5月28日
定時株主総会
(2) 基準日が当期に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌期となるもの
配当金の総額 1株当たり
(決議) 株式の種類 配当の原資 基準日 効力発生日
(千円) 配当額(円)
2019年5月24日
普通株式 159,333 利益剰余金 22.0 2019年2月28日 2019年5月27日
定時株主総会
当連結会計年度(自 2019年3月1日 至 2020年2月29日 )
1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
当連結会計年度期首 当連結会計年度 当連結会計年度 当連結会計年度末
株式数 増加株式数 減少株式数 株式数
発行済株式
普通株式(株)
7,407,800 ― ― 7,407,800
自己株式
普通株式(株)
165,381 ― ― 165,381
2.配当に関する事項
(1) 配当金支払額
配当金の総額
1株当たり配当額
(決議) 株式の種類 基準日 効力発生日
(円)
(千円)
2019年5月24日
普通株式 159,333 22.0 2019年2月28日 2019年5月27日
定時株主総会
(2) 基準日が当期に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌期となるもの
配当金の総額 1株当たり
(決議) 株式の種類 配当の原資 基準日 効力発生日
(千円) 配当額(円)
2020年4月16日
普通株式 159,333 利益剰余金 22.0 2020年2月29日 2020年5月28日
定時取締役会
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(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
※1.現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に記載されている科目の金額との関係
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日 ) 至 2020年2月29日 )
現金及び預金勘定 945,008千円 1,407,292千円
預入期間が3ヵ月を超える
△60,000 △168,900
定期預金
現金及び現金同等物
885,008 1,238,392
※2.減価償却費には賃貸費用(営業外費用)に含まれる建物減価償却費等の他科目計上額を含んでおります。
※3.株式の取得により新たに連結子会社となった会社の資産及び負債の主な内訳
株式の取得により新たにKYODO DIE-WORKS(THAILAND)CO.,LTD.を連結したことに伴う連結開始時の資産及び負債の
内訳並びに連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入との関係は次のとおりです。
流動資産 864,046千円
固定資産 580,382〃
流動負債 △74,508〃
固定負債 △47,211〃
負ののれん △45,990〃
非支配株主持分 △681,186〃
支配獲得までの持分法評価額 △525,917〃
△56,614〃
段階取得に係る差益
株式の取得価額
13,000千円
△510,028〃
新規連結子会社の現金及び現金同等物
差引:新規連結子会社の取得による収入
497,028千円
(リース取引関係)
1.ファイナンス・リース取引(借主側)
所有権移転外ファイナンス・リース取引
① リース資産の内容
有形固定資産
主として、放電加工・表面処理及び金型関連における生産設備(機械及び装置)であります。
無形固定資産
主として、本社関連における業務管理設備(ソフトウェア)であります。
② リース資産の減価償却の方法
連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項「4.会計方針に関する事項 (2)重要な減価償却資産
の減価償却の方法」に記載のとおりです。
2.オペレーティング・リース取引
オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年2月28日 ) (2020年2月29日 )
1年内 121,518千円 122,008千円
192,862 〃 75,939 〃
1年超
合計 314,381千円 197,947千円
(減損損失について)
リース資産に配分された減損損失はありませんので、項目等の記載は省略しております。
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(金融商品関係)
1. 金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社グループは、資金運用については原則として預金等を中心として元本が保証されるか若しくはそれに準ずる
安定的な運用成果の得られるものを対象としております。また、資金調達については、主に銀行等金融機関からの
借入より調達しております。デリバティブ取引は、借入金に係る支払金利の変動リスクを抑制するために、金利ス
ワップを利用しており、投機的な取引は行わない方針であります。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制
営業債権である受取手形及び売掛金、電子記録債権に係る顧客の信用リスクは、与信管理によってリスク低減を
図っております。また、投資有価証券は主として株式であり、上場株式については、市場価格の変動リスクに晒さ
れておりますが、定期的に時価の把握を行っております。
営業債務である支払手形及び買掛金は、そのほとんどが5ヶ月以内の支払期日であります。
長期借入金及びファイナンス・リース取引に係るリース債務は、主に設備投資に係る資金調達を目的としたもの
であります。短期借入金及び長期借入金については当社管理部が適時に資金繰計画を作成・更新するとともに、手
元流動性を維持、確保するために取引金融機関との間に当座貸越契約を締結するなどして流動性リスクを管理して
おります。
なお、借入金のうちタームローンについては一定の財務制限条項が付されております。これに抵触した場合、該
当する借入金の一括返済及び契約解除のおそれがあり、当社の資金調達に影響を及ぼす可能性があります。
デリバティブ取引は、借入金に係る支払利息の変動リスクに対するヘッジ取引を目的とした金利スワップ取引で
あります。デリバティブ取引は社内ルールに従い、担当部署が決済担当者の承認を得て行っております。
(3) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれ
ております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することによ
り、当該価額が変動することもあります。
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2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握することが
極めて困難と認められるものは、次表には含めておりません((注2)を参照ください。)。
前連結会計年度( 2019年2月28日 )
連結貸借対照表計上額 時価 差額
(千円) (千円) (千円)
(1) 現金及び預金
945,008 945,008 ―
(2) 受取手形及び売掛金
2,903,847 2,903,847 ―
(3) 電子記録債権
695,871 695,871 ―
(4) 投資有価証券
その他有価証券 202,425 202,425 ―
資産計 4,747,153 4,747,153 ―
(1) 支払手形及び買掛金
1,218,585 1,218,585 ―
(2) 短期借入金
730,000 730,000 ―
(3) 長期借入金(※1)
2,560,506 2,562,301 1,795
(4) リース債務(※2)
471,431 471,431 ―
負債計 4,980,523 4,982,318 1,795
デリバティブ取引 26,821 26,821 ―
(※1) 長期借入金は、1年以内返済長期借入金を含めて表示しております。
(※2) リース債務は、リース債務(流動負債)を含めて表示しております。
当連結会計年度( 2020年2月29日 )
連結貸借対照表計上額 時価 差額
(千円) (千円) (千円)
(1) 現金及び預金
1,407,292 1,407,292 ―
(2) 受取手形及び売掛金
2,847,629 2,847,629 ―
(3) 電子記録債権
379,291 379,291 ―
(4) 投資有価証券
その他有価証券 159,357 159,357 ―
資産計 4,793,570 4,793,570 ―
(1) 支払手形及び買掛金
1,104,331 1,104,331 ―
(2) 短期借入金
1,300,000 1,300,000 ―
(3) 長期借入金(※1) 399
4,425,529 4,425,928
(4) リース債務(※2)
401,039 401,039 ―
負債計 7,230,900 7,231,299 399
デリバティブ取引 △17,998 △17,998 ―
(※1) 長期借入金は、1年以内返済長期借入金を含めて表示しております。
(※2) リース債務は、リース債務(流動負債)を含めて表示しております。
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(注1)金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項
資 産
(1) 現金及び預金、(2) 受取手形及び売掛金、(3) 電子記録債権
これらは短期間で決済されるものであるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によって
おります。
(4) 投資有価証券
これらの時価について、株式は取引所の価格によっております。
負 債
(1) 支払手形及び買掛金、(2)短期借入金
これらは短期間で決済されるものであるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によって
おります。
(3) 長期借入金
これらの時価は、元利金の合計額を、同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値によ
り算定しております。
なお、金利スワップの特例処理の対象となっている長期借入金については、当該スワップと一体として処理され
た元利金の合計額を、同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いて算定しております。
(4)リース債務
リース債務の時価は、同一の残存期間で同条件のリースを締結する場合の金利を用いて、元利金の合計額を割り
引く方法によって見積もった結果、時価は帳簿価額とほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっています。
デリバティブ取引
時価の算定方法は、取引先金融機関から提示された時価等によっております。金利スワップの特例処理によるも
のは、ヘッジ対象とされている長期借入金と一体として処理されているため、その時価は、当該長期借入金の時価
に含めて記載しております。
(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品の連結貸借対照表計上額
(単位:千円)
区分 2019年2月28日 2020年2月29日
非上場株式 ※1 8,850 8,850
―
関係会社株式(非上場株式)※1 623,132
長期未払金 ※2 56,212 47,220
※1 非上場株式については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、時価開示の対
象とはしておりません。
※2 長期未払金は、時価を合理的に算定できないため、時価開示の対象とはしておりません。
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(注3)金銭債権及び満期のある有価証券の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度( 2019年2月28日 )
1年超 5年超
1年以内 10年超
5年以内 10年以内
(千円) (千円)
(千円) (千円)
現金及び預金 945,008 ― ― ―
受取手形及び売掛金 2,903,847 ― ― ―
電子記録債権 695,871 ― ― ―
有価証券及び投資有価証券
その他有価証券のうち満期のあるもの ― ― ― ―
合計 4,544,727 ― ― ―
当連結会計年度( 2020年2月29日 )
1年超 5年超
1年以内 10年超
5年以内 10年以内
(千円) (千円)
(千円) (千円)
現金及び預金 1,407,292 ― ― ―
受取手形及び売掛金 2,847,629 ― ― ―
― ―
電子記録債権 379,291 ―
有価証券及び投資有価証券
その他有価証券のうち満期のあるもの ― ― ― ―
合計 4,634,213 ― ― ―
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(注4)長期借入金、リース債務その他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度( 2019年2月28日 )
1年超 2年超 3年超 4年超
1年以内 5年超
2年以内 3年以内 4年以内 5年以内
(千円) (千円)
(千円) (千円) (千円) (千円)
短期借入金 730,000 ― ― ― ― ―
長期借入金 572,995 544,995 544,995 524,995 292,496 80,026
リース債務 132,492 120,884 109,714 65,603 19,944 22,791
合計 1,435,488 665,880 654,710 590,599 312,440 102,817
当連結会計年度( 2020年2月29日 )
1年超 2年超 3年超 4年超
1年以内 5年超
2年以内 3年以内 4年以内 5年以内
(千円) (千円)
(千円) (千円) (千円) (千円)
短期借入金 1,300,000 ― ― ― ― ―
長期借入金 813,655 895,566 877,012 448,512 236,042 1,154,737
リース債務 129,246 118,150 74,114 28,460 15,801 35,265
合計 2,242,902 1,013,717 951,127 476,973 251,844 1,190,003
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(有価証券関係)
1.その他有価証券
前連結会計年度( 2019年2月28日 )
連結貸借対照表計上額 取得原価 差額
区分
(千円) (千円) (千円)
連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えるもの
株式 175,737 114,261 61,476
小計 175,737 114,261 61,476
連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えないもの
株式 26,687 27,496 △808
小計 26,687 27,496 △808
合計 202,425 141,757 60,667
(注)1. 非上場株式(連結貸借対照表計上額 8,850千円)については、市場価格がなく、時価を把握することが極
めて困難と認められることから、上表の「その他有価証券」には含めておりません。
2. 表中の「取得原価」は減損処理後の帳簿価額であります。
3. 減損処理にあたっては、各連結会計年度末における時価が取得原価に比べ50%以上下落した場合には全て
減損処理を行っております。30%~50%程度下落した場合には、当該金額の重要性、回復可能性等を考慮し
て必要と認められた額については減損処理を行っております。
当連結会計年度( 2020年2月29日 )
連結貸借対照表計上額 取得原価 差額
区分
(千円) (千円) (千円)
連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えるもの
株式 99,454 75,277 24,177
小計 99,454 75,277 24,177
連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えないもの
株式 59,903 74,483 △14,580
小計 59,903 74,483 △14,580
合計 159,357 149,761 9,596
(注)1. 非上場株式(連結貸借対照表計上額 8,850千円)については、市場価格がなく、時価を把握することが
極めて困難と認められることから、上表の「その他有価証券」には含めておりません。
2. 表中の「取得原価」は減損処理後の帳簿価額であります。
3. 減損処理にあたっては、各連結会計年度末における時価が取得原価に比べ50%以上下落した場合には全て
減損処理を行っております。30%~50%程度下落した場合には、当該金額の重要性、回復可能性等を考慮し
て必要と認められた額については減損処理を行っております。
2.連結会計年度中に売却したその他有価証券
前連結会計年度( 2019年2月28日 )
該当事項はありません。
当連結会計年度( 2020年2月29日 )
該当事項はありません。
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(デリバティブ取引関係)
1.ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引
該当事項はありません。
2.ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引
(1) 金利関連
前連結会計年度( 2019年2月28日 )
契約額のうち
ヘッジ会計 デリバティブ
契約額等 時価
主なヘッジ対象
1年超
(千円) (千円)
の方法 取引の種類等
(千円)
金利スワップ取引
原則的処理方法 長期借入金 1,050,000 816,666 △26,821
支払固定・
受取変動
(注)1.時価の算定方法 取引先金融機関から提示された価格等に基づき算定しております。
当連結会計年度( 2020年2月29日 )
契約額のうち
ヘッジ会計 デリバティブ
契約額等 時価
主なヘッジ対象
1年超
(千円) (千円)
の方法 取引の種類等
(千円)
金利スワップ取引
原則的処理方法 長期借入金 816,666 583,333 △17,998
支払固定・
受取変動
(注)1.時価の算定方法 取引先金融機関から提示された価格等に基づき算定しております。
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(退職給付関係)
1.採用している退職給付制度の概要
当社は、退職一時金制度、確定拠出年金制度及び調整年金制度(総合設立型厚生年金基金制度)を設けるととも
に退職給付信託を設定しております。また、従業員の退職等に際して、退職給付会計基準に準拠した数理計算に
よる退職給付債務の対象とされない割増退職金を支払う場合があります。
なお、連結子会社は、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末時要支給額を退職
給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。
2.確定給付制度
(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表((3)に掲げられた簡便法を適用した制度を除く)
(千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日 ) 至 2020年2月29日 )
退職給付債務の期首残高 1,563,494 1,605,723
勤務費用 100,666 105,363
利息費用 6,254 6,423
数理計算上の差異の発生額 25,343 34,063
退職給付の支払額 △90,034 △37,162
退職給付債務の期末残高 1,605,723 1,714,410
(2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表((3)に掲げられた簡便法を適用した制度を除く)
(千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日 ) 至 2020年2月29日 )
年金資産の期首残高 515,015 408,570
期待運用収益 10,300 8,171
数理計算上の差異の発生額 △116,745 2,101
年金資産の期末残高 408,570 418,842
(注)年金資産合計は、企業年金制度に対して設定した退職給付信託になります。
(3) 簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整
(千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日 ) 至 2020年2月29日 )
退職給付に係る負債の期首残高 60,698 57,888
退職給付費用 6,197 2,116
退職給付の支払額 △9,007 △60,004
連結範囲の変更による増加額 ― 47,211
退職給付に係る負債の期末残高 57,888 47,211
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(4) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る
資産の調整表
(千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年2月28日 ) (2020年2月29日 )
積立型制度の退職給付債務 1,605,723 1,714,410
年金資産 △408,570 △418,842
1,197,153 1,295,568
非積立型制度の退職給付債務 57,888 47,211
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 1,255,041 1,342,779
退職給付に係る負債 1,255,041 1,342,779
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額 1,255,041 1,342,779
(5) 退職給付費用及びその内訳項目の金額
(千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日 ) 至 2020年2月29日 )
勤務費用 100,666 105,363
利息費用 6,254 6,423
期待運用収益 △10,300 △8,171
数理計算上の差異の費用処理額 15,496 6,611
簡便法で計算した退職給付費用 6,197 2,116
確定給付制度に係る退職給付費用 118,313 112,342
(6)退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。
(千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日 ) 至 2020年2月29日 )
数理計算上の差異 △126,592 △25,351
(7) 退職給付に係る調整累計額
(千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日 ) 至 2020年2月29日 )
未認識数理計算上の差異 △160,480 △185,831
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(8) 年金資産に関する事項
① 年金資産の主な内訳
年金資産の全てが退職給付信託に設定した株式であります。
② 長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期運用期待運用収益率を決定するため、年金資産を構成する退職給付信託の現在及び将来期
待される長期の収益率を考慮しております。
(9) 数理計算上の計算基礎に関する事項
主要な数理計算上の計算基礎
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日 ) 至 2020年2月29日 )
割引率 0.40% 0.40%
長期期待運用収益率 2.00% 2.00%
予想昇給率(平均) 2.71% 2.71%
3.確定拠出制度
当社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度24,945千円、当連結会計年度65,005千円であります。
4.複数事業主制度
確定拠出制度と同様に会計処理する、複数事業主制度の厚生年金基金制度へ加入しておりましたが、2018年11月2日
付で厚生労働省に認可を受け解散しております。当厚生年金基金制度への要拠出額は、前連結会計年度 18,455 千円で
あります。
複数事業主制度の直近の積立状況
(千円)
前連結会計年度
当連結会計年度
2019年3月31日現在
2018年3月31日現在
年金資産の額 85,739,467 ―
年金財政計算上の数理債務の額と最低責任準備金
―
95,889,819
の額との合計額
―
差引額 △10,150,352
(ストック・オプション等関係)
該当事項はありません。
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(税効果会計関係)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年2月28日 ) (2020年2月29日 )
繰延税金資産
たな卸資産 14,390千円 15,167千円
― 3,473 〃
未払事業税
2,246 〃 2,246 〃
投資有価証券
5,834 〃 4,137 〃
貸倒引当金
75,874 〃 78,954 〃
賞与引当金
32,410 〃 13,142 〃
未払費用
17,245 〃 14,439 〃
長期未払金
493,255 〃 503,906 〃
退職給付に係る負債
8,201 〃 5,503 〃
デリバティブ債務
138,753 〃 147,370 〃
減損損失
12,392 〃 15,343 〃
資産除去債務
― 〃 16,971 〃
工場移転費用引当金
― 〃
繰越欠損金 98,333 〃
29,962 〃 36,501 〃
その他
繰延税金資産小計
830,569千円 955,493千円
― 〃 △156,343 〃
将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額
△122,502 〃 △156,343 〃
評価性引当額小計
繰延税金資産合計
708,066千円 799,149千円
繰延税金負債
― 〃 △5,532 〃
未収還付事業税
△29,002 〃 △29,002 〃
退職給付信託設定益
△4,349 〃 △6,864 〃
資産除去債務に対応する除去費用
△16,306 〃 △687 〃
その他有価証券評価差額金
― 〃 △16,866 〃
土地再評価差額金
△3,340 〃 △925 〃
その他
△52,999 〃 △59,879 〃
繰延税金負債合計
繰延税金資産の純額 655,067千円 739,269千円
(注) 1.税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額
当連結会計年度( 2020年2月29日 )
1年超 2年超 3年超 4年超
1年以内 5年超 合計
2年以内 3年以内 4年以内 5年以内
税務上の繰越欠損金(a) 3,194 62,106 33,032 ― ― ― 98,333千円
評価性引当額 ― ― ― ― ― ― ― 〃
98,333 〃
繰延税金資産 3,194 62,106 33,032 ― ― ―
(a) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。
(b) 税務上の繰越欠損金98,333千円(法定実効税率を乗じた額)について、繰延税金資産98,333千円を計上して
おります。当該繰延税金資産98,333千円は、子会社合併により生じたものであり将来の課税所得の見込みに
より、回収可能と判断し評価性引当額を認識しておりません。
2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となっ
た主要な項目別の内訳
前連結会計年度は、法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間の差異が法定実効税率の100分の
5以下であるため注記を省略しております。当連結会計年度は、税金等調整前当期純損失を計上しているため、注
記を省略しております。
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(企業結合等関係)
(1)共通支配下の取引等
当社は2019年3月15日開催の取締役会決議に基づき、2019年6月1日付で完全子会社である株式会社ミヤ
ギを吸収合併いたしました。
①取引の概要
被合併企業の名称および当事業の内容
被合併企業の名称 株式会社ミヤギ
事業の内容 金属プレス用金型、システム金型の製造販売
企業結合日
2019年6月1日
企業結合の法的形式
当社を存続会社とし、株式会社ミヤギを消滅会社とする吸収合併
その他取引の概要に関する事項
本合併は一体的な事業運営体制を構築することによる企業価値の更なる向上、経営判断の迅速化をめざ
すものであります。
②実施した会計処理の概要
「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)及び「企業結合会計基準及び
事業分離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号 平成25年9月13日)に基づき、共通
支配下の取引として処理しております。
(2)取得による企業結合
当社は2019年12月16日開催の取締役会における決議に基づき、2020年1月27日に持分法適用会社であった
KYODO DIE-WORKS(THAILAND)CO.,LTD.(以下、KDT社という。)の株式を追加取得し、子会社化いたしまし
た。
①企業結合の概要
被取得企業の名称及び事業の内容
被取得企業の名称 KYODO DIE-WORKS(THAILAND)CO.,LTD.
事業の内容 アルミ押出用金型の生産、パンチダイ、その他プレス金型の製造
資本金の金額 20,000千タイバーツ
企業結合を行った主な理由
当社は、主要得意先の海外展開に伴い、その金型供給を目的として、1987年タイに主要得意先との合弁
会社としてKDT社を共同設立いたしました。設立以降、技術支援のほか、運営についても当社が行ってい
ることと、当社の海外戦略の中核拠点として金型製造だけでなく、当社製品であるサーボプレス機
ZENFormerや機能性塗料などの市場性確認のため、関連会社であるKDT社の株式を追加取得し、当社の連
結子会社とすることといたしました。
企業結合日
2020年1月27日(株式取得日)
2020年2月29日(みなし取得日)
企業結合の法的形式
現金を対価とする株式取得
結合後企業の名称
変更ありません。
取得する株式数、取得価額、議決権比率の状況
異動前の所有株式数 100,000株(議決権比率50%)
取得株式数 2,000株
取得価額 13,000千円(1株当たり6,500円)
異動後の所有株式数 102,000株(議決権比率51%)
取得企業を決定するに至った主な根拠
当社が、現金を対価として株式を取得したためであります。
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②連結財務諸表に含まれている被取得企業の業績の期間
2020年2月29日をみなし取得日としているため貸借対照表のみを連結しておりますが、被取得企業の業績と
しては2019年1月1日から2019年12月31日までの持分法による投資利益を連結損益計算書に含めております。
③被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳
企業結合前に保有していた被取得企業株式の企業結合日における時価 650,000千円
取得の対価
追加取得の対価 現金 13,000〃
取得原価 663,000千円
④被取得企業の取得原価と取得するに至った取引ごとの取得原価の合計額との差額
段階取得にかかる差益 56,614千円
⑤負ののれん発生益の金額及び発生原因
負ののれんの発生益 45,990千円
発生原因
企業結合時の時価純資産額が取得価額を上回ったため、その差額を負ののれん発生益として計上してお
ります。
⑥企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳
流動資産 864,046 千円
580,382
固定資産
資産合計 1,444,429
流動負債
74,508
47,211
固定負債
負債合計 121,719
⑦企業結合が連結会計年度の開始の日に完了したと仮定した場合の当連結会計年度の
連結損益計算書に及ぼす影響の概要額及びその算定方法
売上高 1,512,197 千円
営業利益 67,100 〃
経常利益 40,860 〃
親会社株主に帰属する当期純利益 524 〃
(概算額の算定方法)
企業結合が連結会計年度の開始の日に完了したと仮定して算定した売上高及び損益情報と、取得企業の連
結損益計算書における売上高及び損益情報との差額を影響の概算額としております。
なお、影響の概算額については監査証明を受けておりません。
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有価証券報告書
(資産除去債務関係)
資産除去債務のうち連結貸借対照表に計上しているもの
(1)当該資産除去債務の概要
当社は、社有建物解体時におけるアスベスト除去費用及び、建物賃貸借契約に基づく原状回復費用につき資
産除去債務を計上しております。
(2)当該資産除去債務の金額の算定方法
使用見込期間を取得から15~31年と見積り、割引率は主に0.026~2.25%を使用して資産除去債務の金額を計
算しております。
(3)当該資産除去債務の総額の増減
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日 ) 至 2020年2月29日 )
期首残高 40,050千円 40,525千円
― 〃 9,164 〃
有形固定資産の取得に伴う増加額
474 〃 484 〃
その他増減額(△は減少)
期末残高 40,525千円 50,173千円
(賃貸等不動産関係)
重要性が乏しいため、記載を省略しております。
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(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、
経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループは製品・加工サービスの類似性を考慮してセグメントを決定しており、「放電加工・表面処理」、
「金型」、「機械装置等」の3つを報告セグメントとしております。
「放電加工・表面処理」は、航空機エンジン部品の製造、産業用ガスタービン部品、及びその他各種金属製品の
受託加工、航空機エンジン部品・ガスタービン部品の表面処理受託加工、クロムフリー塗料の製造、販売を営んで
おります。
「金型」は、主にアルミ押出用金型、及び付属品の製造、販売、セラミックスハニカム押出用金型及び付属品の
製造、販売を営んでおります。
「機械装置等」はプレス複合加工システム、デジタルサーボプレスの製造、販売、プレス部品の受託加工、金属
プレス用金型、及び金型プレス用金型部品の製造、販売を営んでおります。
2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」におけ
る記載と同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部売上高又は振替高は市場実勢価格に基づいております。
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有価証券報告書
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2018年3月1日 至 2019年2月28日 )
(単位:千円)
報告セグメント
連結財務諸表
調整額
計上額
放電加
(注)1
(注)2
工・ 表面処 金型 機械装置等 計
理
売上高
外部顧客への売上高 5,531,319 4,289,373 1,866,124 11,686,817 ― 11,686,817
セグメント間の内部
31,167 3,516 69,772 104,456 △104,456 ―
売上高又は振替高
計 5,562,486 4,292,889 1,935,897 11,791,273 △104,456 11,686,817
セグメント利益 374,538 1,193,633 277,034 1,845,206 △889,737 955,468
セグメント資産 7,075,445 2,750,510 1,641,923 11,467,880 3,744,311 15,212,191
その他の項目
減価償却費 436,293 256,560 95,303 788,157 104,220 892,377
有形固定資産及び
241,621 193,285 34,222 469,128 41,288 510,417
無形固定資産の増加額
(注)1.調整額は以下の通りであります。
(1)セグメント利益の調整額 △889,737千円 には、セグメント間取引消去 3,599千円 、各報告セグメントに配分
していない全社費用 △893,337千円 が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一
般管理費等であります。
(2)セグメント資産の調整額 3,744,311千円 にはセグメント資産に配分していない全社資産であります。
(3)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額 41,288千円 は主に本社業務管理設備であります。
2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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当連結会計年度(自 2019年3月1日 至 2020年2月29日 )
(単位:千円)
報告セグメント
連結財務諸表
調整額
計上額
放電加
(注)1
(注)2
工・ 表面処 金型 機械装置等 計
理
売上高
外部顧客への売上高 5,936,681 3,706,630 1,484,005 11,127,317 ― 11,127,317
セグメント間の内部
13,127 4,787 74,331 92,246 △92,246 ―
売上高又は振替高
計 5,949,808 3,711,417 1,558,337 11,219,564 △92,246 11,127,317
セグメント利益 70,103 717,028 68,056 855,188 △1,045,578 △190,389
セグメント資産 7,238,633 3,858,630 3,336,697 14,433,961 3,275,044 17,709,006
その他の項目
減価償却費 455,447 240,484 84,635 780,567 109,732 890,299
有形固定資産及び
447,422 114,016 2,215,928 2,777,367 100,195 2,877,563
無形固定資産の増加額
(注)1.調整額は以下の通りであります。
(1)セグメント利益の調整額 △1,045,578千円 には、セグメント間取引消去 900千円 、各報告セグメントに配分
していない全社費用 △1,046,478千円 が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない
一般管理費等であります。
(2)セグメント資産の調整額 3,275,044千円 にはセグメント資産に配分していない全社資産であります。
(3)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額 100,195千円 は主に本社業務管理設備であります。
2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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【関連情報】
前連結会計年度(自 2018年3月1日 至 2019年2月28日 )
1 製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2 地域ごとの情報
(1) 売上高
本邦の外部顧客への売上が連結損益計算書上の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2) 有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3 主要な顧客ごとの情報
(単位:千円)
顧客の名称又は氏名 売上高 関連するセグメント名
三菱重工業グループ 2,420,905 放電加工・表面処理
日本碍子グループ 2,323,755 金型
LIXILグループ 966,471 金型
当連結会計年度(自 2019年3月1日 至 2020年2月29日 )
1 製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2 地域ごとの情報
(1) 売上高
本邦の外部顧客への売上が連結損益計算書上の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2) 有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省
略しております。
3 主要な顧客ごとの情報
(単位:千円)
顧客の名称又は氏名 売上高 関連するセグメント名
三菱重工業グループ 3,435,534 放電加工・表面処理
日本碍子グループ 2,037,831 金型
川崎重工グループ 1,032,840 放電加工・表面処理
LIXILグループ 758,274 金型
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【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2018年3月1日 至 2019年2月28日 )
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2019年3月1日 至 2020年2月29日 )
(単位:千円)
報告セグメント
全社・消去 合計
放電加工
金型 機械装置等 計
・表面処理
減損損失 ― 40,726 ― 40,726 22,464 63,190
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
該当事項はありません。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
前連結会計年度(自 2018年3月1日 至 2019年2月28日 )
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2019年3月1日 至 2020年2月29日 )
金型セグメントにおいて2020年1月27日に持分法適用会社であったKYODO DIE-WORKS(THAILAND)CO.,LTD.の株式を追
加取得し、子会社化いたしました。これに伴い当連結会計年度において、45,990千円の負ののれん発生益を計上して
おります。
【関連当事者情報】
関連当事者との取引
連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引
(1) 連結財務諸表提出会社の非連結子会社及び関連会社等
前連結会計年度(自 2018年3月1日 至 2019年2月28日 )
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2019年3月1日 至 2020年2月29日 )
該当事項はありません。
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(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
項目
至 2019年2月28日 ) 至 2020年2月29日 )
1株当たり純資産額 1,060.86円 1,002.26円
1株当たり当期純利益又は
97.91円 △26.19円
当期純損失(△)
(注) 1 前連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載してお
りません。当連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であ
り、また、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2 1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
項目
至 2019年2月28日 ) 至 2020年2月29日 )
1株当たり当期純利益金額又は
1株当たり当期準損失金額
親会社株主に帰属する当期純利益又は
709,082 △189,702
親会社株主に帰属する当期純損失(△)(千円)
普通株主に帰属しない金額(千円) ― ―
普通株式に係る親会社株主に帰属する
709,082 △189,702
当期純利益又は親会社株主に帰属する
当期純損失(△)(千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 7,242,491 7,242,419
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株
当たり当期純利益の算定に含めなかった潜在株式 ― ―
の概要
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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⑤ 【連結附属明細表】
【社債明細表】
該当事項はありません。
【借入金等明細表】
当期首残高 当期末残高 平均利率
区分 返済期限
(千円) (千円) (%)
短期借入金 730,000 1,300,000 0.49 ―
1年以内に返済予定の長期借入金 572,995 813,655 0.94 ―
1年以内に返済予定のリース債務 132,492 129,246 ― ―
長期借入金(1年以内に返済予定
1,987,510 3,611,873 0.67 2021年~2031年
のものを除く。)
リース債務(1年以内に返済予定
338,939 271,793 ― 2021年~2026年
のものを除く。)
その他有利子負債 ― ― ― ―
合計 3,761,937 6,126,568 ― ―
(注) 1.平均利率については、期末借入金残高に対する加重平均利率を記載しております。
2.リース債務の平均利率については、リース料総額に含まれる利息相当額を控除する前の金額でリース債務を
連結貸借対照表に計上しているため、記載しておりません。
3.長期借入金及びリース債務(1年以内に返済予定のものを除く。)の連結決算日後5年間の返済予定額は以下
のとおりであります。
1年超2年以内 2年超3年以内 3年超4年以内 4年超5年以内
(千円) (千円) (千円) (千円)
長期借入金 895,566 877,012 448,512 236,042
リース債務 118,150 74,114 28,460 15,801
【資産除去債務明細表】
当連結会計年度期首及び当連結会計年度末における資産除去債務の金額が、当連結会計年度期首及び当連結
会計年度末における負債及び純資産の合計額の100分の1以下であるため、連結財務諸表規則第92条の2の規定
により記載を省略しております。
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(2) 【その他】
当連結会計年度における四半期情報等
(累計期間) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 当連結会計年度
売上高 (千円) 2,663,714 - - 11,127,317
税金等調整前
四半期(当期)純損失 (千円) △57,416 - - △252,017
(△)
親会社株主に帰属する
四半期(当期)純損失 (千円) △40,643 - - △189,702
(△)
1株当たり四半期
(円) △5.61 - - △26.19
(当期)純損失(△)
(注)当社は、第2四半期より連結財務諸表非作成会社となり、第4四半期末に再び連結財務諸表作成会社となったた
め、第2四半期、第3四半期は記載しておりません。
(会計期間) 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
1株当たり
(円) △5.61 - - -
四半期純損失(△)
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2【財務諸表等】
(1) 【財務諸表】
①【貸借対照表】
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2019年2月28日) (2020年2月29日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 672,969 788,363
※7 162,228
受取手形 207,104
※7 379,291
電子記録債権 658,980
※3 2,528,543 ※3 2,556,225
売掛金
商品及び製品 3,948 10,005
仕掛品 636,386 743,304
原材料及び貯蔵品 439,999 460,190
※3 13,994 ※3 228,319
未収入金
その他 75,632 37,660
△33 △31
貸倒引当金
流動資産合計 5,237,525 5,365,556
固定資産
有形固定資産
※1,※4 2,394,917 ※1,※4 2,328,077
建物
構築物 76,648 62,898
※4 1,888,022 ※4 1,710,885
機械及び装置
車両運搬具 4,993 3,119
※4 111,648 ※4 209,060
工具器具備品
※1 2,703,319 ※1 3,937,498
土地
リース資産 142,274 190,850
45,591 1,067,111
建設仮勘定
有形固定資産合計 7,367,416 9,509,501
無形固定資産
ソフトウェア 65,400 88,363
リース資産 236,932 183,742
8,142 6,765
その他
無形固定資産合計 310,475 278,871
投資その他の資産
※8 168,207
投資有価証券 211,275
関係会社株式 173,500 71,350
関係会社出資金 8,505 8,505
長期前払費用 2,099 17,170
敷金及び保証金 18,466 34,966
保険積立金 57,000 52,000
繰延税金資産 582,108 700,234
その他 26,795 27,045
△13,500 △13,500
貸倒引当金
投資その他の資産合計 1,066,250 1,065,979
固定資産合計 8,744,142 10,854,352
資産合計 13,981,667 16,219,909
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(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2019年2月28日) (2020年2月29日)
負債の部
流動負債
※7 373,582
支払手形 403,583
※3 758,254 ※3 706,385
買掛金
※1,5 700,000 ※1,5 1,300,000
短期借入金
※1 572,995 ※1,6 813,655
1年内返済予定の長期借入金
リース債務 116,254 129,246
未払金 387,305 586,327
未払費用 52,350 59,832
未払法人税等 255,817 17,961
未払消費税等 137,877 32,955
預り金 21,749 23,600
賞与引当金 239,112 258,189
工場移転費用引当金 - 55,500
25,926 2,805
その他
流動負債合計 3,671,228 4,360,043
固定負債
※1 1,987,510 ※1,6 3,611,873
長期借入金
長期未払金 54,340 47,220
リース債務 291,744 271,793
退職給付引当金 1,036,673 1,109,736
資産除去債務 40,525 50,173
26,821 17,998
デリバティブ債務
固定負債合計 3,437,614 5,108,794
負債合計 7,108,842 9,468,838
純資産の部
株主資本
資本金 889,190 889,190
資本剰余金
資本準備金 757,934 757,934
20,708 20,708
その他資本剰余金
資本剰余金合計 778,642 778,642
利益剰余金
利益準備金 125,100 125,100
その他利益剰余金
別途積立金 4,345,000 4,545,000
820,176 527,751
繰越利益剰余金
利益剰余金合計 5,290,276 5,197,851
自己株式 △111,025 △111,025
株主資本合計 6,847,082 6,754,657
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金 44,361 8,908
△18,619 △12,494
繰延ヘッジ損益
評価・換算差額等合計 25,742 △3,585
純資産合計 6,872,825 6,751,071
負債純資産合計 13,981,667 16,219,909
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②【損益計算書】
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日) 至 2020年2月29日)
※1 11,065,658 ※1 11,019,479
売上高
※1 8,299,974 ※1 9,042,417
売上原価
売上総利益 2,765,684 1,977,062
※2 1,909,077 ※2 2,175,872
販売費及び一般管理費
営業利益 856,606 △198,810
※1 68,170 ※1 58,663
営業外収益
46,727 56,116
営業外費用
経常利益 878,049 △196,264
特別利益
抱合せ株式消滅差益 - 330,880
固定資産売却益 611 0
- 5,000
補助金収入
特別利益合計 611 335,880
特別損失
固定資産売却損 2,293 47
固定資産除却損 4,542 2,442
工場移転費用 - 55,500
減損損失 - 63,190
4,907 -
厚生年金基金解散に伴う従業員等特別給付金
特別損失合計 11,742 121,180
税引前当期純利益 866,918 18,436
法人税、住民税及び事業税
292,403 14,645
法人税等調整額 △14,091 △63,116
278,312 △48,471
法人税等合計
当期純利益 588,606 66,907
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③【株主資本等変動計算書】
前事業年度(自 2018年3月1日 至 2019年2月28日)
(単位:千円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利益剰余金
資本金
その他資本 資本剰余金 利益剰余金
資本準備金 利益準備金
繰越利益
剰余金 合計 合計
別途積立金
剰余金
当期首残高 889,190 757,934 20,708 778,642 125,100 4,245,000 440,208 4,810,308
当期変動額
別途積立金の積立 100,000 △100,000 -
剰余金の配当 △108,637 △108,637
当期純利益 588,606 588,606
自己株式の取得
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - - - - - 100,000 379,968 479,968
当期末残高 889,190 757,934 20,708 778,642 125,100 4,345,000 820,176 5,290,276
株主資本 評価・換算差額等
その他
純資産合計
繰延ヘッジ 評価・換算
自己株式 株主資本合計 有価証券
損益 差額等合計
評価差額金
当期首残高 △110,916 6,367,223 72,032 △25,098 46,933 6,414,157
当期変動額
別途積立金の積立 - -
剰余金の配当 △108,637 △108,637
当期純利益 588,606 588,606
自己株式の取得 △109 △109 △109
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △27,670 6,478 △21,191 △21,191
額)
当期変動額合計 △109 479,859 △27,670 6,478 △21,191 458,667
当期末残高 △111,025 6,847,082 44,361 △18,619 25,742 6,872,825
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当事業年度(自 2019年3月1日 至 2020年2月29日)
(単位:千円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
その他利益剰余金
資本金
その他資本 資本剰余金 利益剰余金
資本準備金 利益準備金
繰越利益
剰余金 合計 合計
別途積立金
剰余金
当期首残高 889,190 757,934 20,708 778,642 125,100 4,345,000 820,176 5,290,276
当期変動額
別途積立金の積立 200,000 △200,000 -
剰余金の配当 △159,333 △159,333
当期純利益 66,907 66,907
自己株式の取得
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - - - - - 200,000 △292,425 △92,425
当期末残高 889,190 757,934 20,708 778,642 125,100 4,545,000 527,751 5,197,851
株主資本 評価・換算差額等
その他
純資産合計
繰延ヘッジ 評価・換算
自己株式 株主資本合計 有価証券
損益 差額等合計
評価差額金
当期首残高 △111,025 6,847,082 44,361 △18,619 25,742 6,872,825
当期変動額
別途積立金の積立 - -
剰余金の配当 △159,333 △159,333
当期純利益 66,907 66,907
自己株式の取得 - -
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △35,452 6,124 △29,327 △29,327
額)
当期変動額合計 - △92,425 △35,452 6,124 △29,327 △121,753
当期末残高 △111,025 6,754,657 8,908 △12,494 △3,585 6,751,071
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【注記事項】
(重要な会計方針)
1.有価証券の評価基準及び評価方法
(1) 子会社株式及び関連会社株式
総平均法による原価法
(2) その他有価証券
時価のあるもの
期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は総平均法により算
出)
時価のないもの
総平均法による原価法
2.デリバティブ等の評価基準及び評価方法
(1) デリバティブ
時価法
3.たな卸資産の評価基準及び評価方法
(1) 仕掛品
主に個別法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価の切下げの方法)
(2) 製品、原材料及び貯蔵品
主に総平均法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価の切下げの方法)
4.固定資産の減価償却の方法
(1) 有形固定資産(リース資産を除く)
建物(建物附属設備を除く)は主として定額法、建物以外は主として定率法を採用しております。
なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。
建物 7~31年
機械装置 7~11年
(2) 無形固定資産(リース資産を除く)
定額法を採用しております。
なお、ソフトウェア(自社利用)については、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法によっておりま
す。
(3) リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額をゼロとする定額法によっております。
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5.引当金の計上基準
(1) 貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等の特定の債権に
ついては、個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。
(2) 賞与引当金
従業員に対する賞与の支払に備えるため、支給見込額に基づき計上しております。
(3) 退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上してお
ります。
①退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当事業年度末までの期間に帰属させる方法については、給付
算定式基準によっております。
②数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法
各事業年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により、按分
した額をそれぞれ発生の翌事業年度から費用処理しております。
(4)工場移転費用引当金
来期に予定される工場の移転に伴って発生する損失に備えるため、損失見込み額を計上しております。
6.ヘッジ会計の方法
(1) ヘッジ会計の方法
繰延ヘッジ処理を採用しております。また、金利スワップ取引については特例処理の要件を満たしている場合に
は特例処理を採用しております。
(2) ヘッジ手段とヘッジ対象
ヘッジ手段………金利スワップ
ヘッジ対象………借入金の支払利息
(3) ヘッジ方針
借入金利変動リスクを固定する目的で行っております。
(4) ヘッジ有効性評価の方法
ヘッジ対象のキャッシュ・フロー変動の累計又は相場変動とヘッジ手段のキャッシュ・フロー変動の累計又は相
場変動を四半期ごとに比較し、両者の変動額等を基礎にして、ヘッジ有効性を評価しております。ただし、特例処
理によっている金利スワップについては、有効性の評価を省略しております。
7.その他財務諸表作成のための基本となる重要な事項
(1) 退職給付に係る会計処理
退職給付に係る未認識数理計算上の差異の未処理額の会計処理方法は、連結財務諸表におけるこれらの会計処理
と異なっております。
(2) 消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
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(表示方法の変更)
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等の適用)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号平成30年2月16日)等を当事業年度の期首から
適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示しております。
この結果、前事業年度の貸借対照表において、「流動資産」の「繰延税金資産」124,848千円は、「投資その他の資
産」の「繰延税金資産」582,108千円に含めて表示しております。
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(貸借対照表関係)
※1.担保に提供している資産及びこれに対応する債務は次のとおりであります。
担保提供資産
前事業年度 当事業年度
(2019年2月28日 ) (2020年2月29日 )
建物 1,562,698千円 1,512,953千円
1,847,866 〃 1,847,866 〃
土地
合計 3,410,564千円 3,360,820千円
上記担保提供資産に対応する債務
前事業年度 当事業年度
(2019年2月28日 ) (2020年2月29日 )
短期借入金 600,000千円 800,000千円
504,995 〃 504,995 〃
1年内返済予定の長期借入金
1,887,510 〃 1,382,514 〃
長期借入金
合計 2,992,506千円 2,687,510千円
2.偶発債務
下記の会社の金融機関からの借入金に対して次のとおり保証を行っております。
前事業年度 当事業年度
(2019年2月28日 ) (2020年2月29日 )
株式会社
(金融機関借入に対
30,000千円 ―
する保証)
ミヤギ
※3.関係会社に対する金銭債権及び金銭債務は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(2019年2月28日 ) (2020年2月29日 )
8,616 千円
短期金銭債権 11,491千円
6,436 〃 2,716 〃
短期金銭債務
※4.国庫補助金等受入れによる有形固定資産の圧縮記帳額は、以下のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(2019年2月28日 ) (2020年2月29日 )
建物 37,111千円 37,111千円
507,177 〃 497,317 〃
機械装置
6,358 〃 6,358 〃
工具器具備品
合計
550,647千円 540,787千円
※5.当社は運転資金の効率的な調達を行うため、取引銀行4行と当座貸越契約を締結しております。この契約に基づ
く当事業年度末の借入未実行残高は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(2019年2月28日 ) (2020年2月29日 )
当座貸越極度額 3,750,000千円 3,850,000千円
700,000 〃 1,300,000 〃
借入実行残高
差引額 3,050,000千円 2,550,000千円
※6.財務制限条項
(1)当事業年度末の借入金のうち、当社のタームローン契約(893,569千円)には以下の財務制限条項が付されてお
ります 。
①各年度の決算期の末日における連結の貸借対照表上の純資産の部の金額を、当初契約日の属する決算期の末
日または直前の決算期末日における連結の貸借対照表上の純資産の部の金額いずれか大きい方の75%以上に
維持すること。
②連結上、2期連続して経常損失を計上しないこと。
(2)当事業年度末の借入金のうち、シンジケーション方式によるタームローン契約(1,487,500千円)には、以下の
財務制限条項が付されております。
①各年度の決算期の末日における連結及び単体の貸借対照表上の純資産の部の金額を、当初契約日の属する決
算期の末日または直前の決算期末日における連結及び単体の貸借対照表上の純資産の部の金額いずれか大き
い方の75%以上に維持すること。
②連結及び単体とも2期連続して経常損失を計上しないこと。
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※7. 期末日満期手形の会計処理については、手形交換日をもって決済処理しております。
なお、連結会計年度末日が金融機関の休日であったため、次の期末日満期手形が、期末残高に含まれておりま
す。
前事業年度 当事業年度
(2019年2月28日 ) (2020年2月29日 )
受取手形 ― 17,265千円
電子記録債権 ― 2,308〃
支払手形 ― 382〃
※8.投資有価証券の貸付
投資有価証券のうち、消費貸借契約により貸し付けているものは次の通りであります。
前事業年度 当事業年度
(2019年2月28日 ) (2020年2月29日 )
投資有価証券 ― 千円 127,352千円
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(損益計算書関係)
※1.関係会社との取引に係るものが以下のとおり含まれております。
前事業年度 当事業年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日 ) 至 2020年2月29日 )
売上高 38,566千円 35,186千円
69,777 〃 30,865 〃
仕入高
42,899 〃 28,420 〃
営業取引以外の取引高
※2.販売費に属する費用のおおよその割合は前事業年度53%、当事業年度53%、一般管理費に属する費用のおおよそ
の割合は前事業年度47%、当事業年度47%であります。
販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2019年2月28日 ) 至 2020年2月29日 )
運搬費 51,184 千円 58,034 千円
役員報酬 179,217 〃 185,674 〃
給与 573,438 〃 691,262 〃
賞与引当金繰入額 58,343 〃 61,190 〃
退職給付費用 37,313 〃 41,451 〃
法定福利費 137,095 〃 144,776 〃
旅費交通費 91,634 〃 112,203 〃
業務委託費 133,984 〃 155,243 〃
研究開発費 81,398 〃 79,442 〃
減価償却費 131,731 〃 141,244 〃
貸倒引当金繰入額 2,902 〃 △447 〃
(有価証券関係)
子会社株式及び関連会社株式は、市場価格がなく時価を把握することが極めて困難と認められるため、時価を記
載しておりません。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められる子会社株式及び関連会社株式の貸借対照表計上額は次のと
おりです。
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2019年2月28日 ) (2020年2月29日 )
子会社株式 115,150 71,350
関連会社株式 58,350 ―
合計 173,500 71,350
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(税効果会計関係)
1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
前事業年度 当事業年度
(2019年2月28日 ) (2020年2月29日 )
繰延税金資産
たな卸資産 13,714千円 15,167千円
18,047 〃 3,473 〃
未払事業税
73,120 〃 78,954 〃
賞与引当金
12,336 〃 13,142 〃
未払費用
129,948 〃 147,370 〃
減損損失
12,392 〃 15,343 〃
資産除去債務
4,138 〃 4,137 〃
貸倒引当金
414,042 〃 436,385 〃
退職給付引当金
― 〃 16,971 〃
工場移転費用引当金
16,617 〃 14,439 〃
長期未払金
8,201 〃 5,503 〃
デリバティブ債務
― 〃 98,333 〃
繰越欠損金
51,708 〃 49,442 〃
その他
繰延税金資産小計
754,269千円 898,666千円
― 〃 △156,343 〃
将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額
△122,502 〃 △156,343 〃
評価性引当額
繰延税金資産合計
631,766千円 742,322千円
繰延税金負債
― 〃 △5,532 〃
未収還付事業税
△29,002 〃 △29,002 〃
退職給付信託設定益
△16,306 〃 △687 〃
その他有価証券評価差額金
△4,349 〃 △6,864 〃
資産除去債務に対応する除去費用
△49,658 〃 △42,087 〃
繰延税金負債合計
繰延税金資産の純額 582,108千円 700,234千円
2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった
主要な項目別の内訳
前事業年度 当事業年度
(2019年2月28日 ) (2020年2月29日 )
法定実効税率
―% 30.58%
(調整)
受取配当金等永久に益金に算入されない項目 ―% △30.94%
交際費等永久に損金に算入されない項目 ―% 17.97%
住民税均等割 ―% 64.29%
評価性引当額の増減 ―% 183.56%
合併により承継した繰延税金資産の税率差異 ―% 20.46%
合併に伴う抱合株式消滅差益 ―% △548.83%
―% 0.00%
その他
税効果会計適用後の法人税等の負担率 ―% △262.92%
(注)前事業年度は、法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に差異が法定実効税率の100分の5
以下であるため注記を省略しております。
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(企業結合等関係)
連結財務諸表の「注記事項(企業結合等関係)」に同一の内容を記載しているため、注記を省略しております。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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④ 【附属明細表】
【有形固定資産等明細表】
(単位:千円)
当期末減価
償却累計額 差引当期末
区分 資産の種類 当期首残高 当期増加額 当期減少額 当期末残高 当期償却額
又は償却累 残高
計額
建物 5,211,817 129,659 1,476 5,339,999 3,011,922 160,115 2,328,077
構築物 469,297 8,986 6,830 471,453 408,554 14,186 62,898
507,502
機械装置 7,360,155 360,356 153,617 7,566,894 5,856,008 1,710,885
(56,298)
車両運搬具 19,114 2,080 440 20,754 17,635 2,704 3,119
有形固
工具器具備 98,499
1,171,189 211,587 26,741 1,356,035 1,146,975 209,060
定資産
品 (0)
土地 2,703,319 1,234,178 ― 3,937,498 ― ― 3,937,498
リース資産 462,563 203,925 4,698 661,791 470,940 59,794 190,850
建設仮勘定 45,591 1,192,922 171,402 1,067,111 ― ― 1,067,111
842,802
計 17,443,048 3,343,696 365,206 20,421,538 10,912,036 9,509,501
(56,298)
ソフトウェ
373,752 57,920 2,600 429,073 340,709 30,859 88,363
ア
リース資産 428,781 18,120 ― 446,901 263,158 71,309 183,742
無形固
定資産
6,892
その他 8,417 5,564 7,090 324 49 6,795
(6,892)
計 810,950 81,605 9,492 883,064 604,193 102,219 278,871
(注)1. 当期首残高及び当期末残高については、取得価額により記載しております。
2.当期増加額のうち主なものは、次のとおりであります。
土地 大和事業所 大和事業所建設用地 1,143,799千円
機械装置 岡山事業所 ガスタービン部品加工設備 153,426〃
機械装置 飯山事業所 5軸マシニングセンタ 30,359〃
工具 岡山事業所 ガスタービン動翼治具一式 113,661〃
建設仮勘定 大和事業所 大和事業所建設工事 778,264〃
建設仮勘定 大和事業所 土地区画②北側 手付け金 234,000〃
株式会社ミヤギ吸収合併に伴う増加
建物 54,639千円
構築物 8,986〃
機械装置 40,741〃
車両運搬具 1,250〃
工具器具備品 17,823〃
土地 90,379〃
リース資産(有形) 154,597〃
建設仮勘定 4,140〃
ソフトウエア 7,605〃
リース資産(無形) 18,120〃
その他 1,164〃
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3.当期減少額のうち主なものは、次のとおりであります。
機械装置 座間事業所 異形状積層システム 27,400千円
機械装置 岡山事業所 ワイヤー加工機 25,170〃
4.当期償却額のうち()内は内書きで減損損失の計上額であります。
5.減価償却累計額には、減損損失累計額を含めて表示しております。
【引当金明細表】
(単位:千円)
科目 当期首残高 当期増加額 当期減少額 当期末残高
貸倒引当金 13,533 13,531 13,533 13,531
賞与引当金 239,112 258,189 239,112 258,189
工場移転費用引当金 ― 55,500 ― 55,500
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(2) 【主な資産及び負債の内容】
連結財務諸表を作成しているため、記載を省略しております。
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(3) 【その他】
該当事項はありません。
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第6 【提出会社の株式事務の概要】
事業年度 3月1日から2月末日まで
定時株主総会 5月中
基準日 2月末日
8月31日
剰余金の配当の基準日
2月末日
1単元の株式数 100株
単元未満株式の買取り
(特別口座)
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
取扱場所
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
(特別口座)
株主名簿管理人 東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
三菱UFJ信託銀行株式会社
取次所 ―
買取手数料 株式の売買の委託に係る手数料相当額として別途定める金額
公告掲載方法 日本経済新聞
株主に対する特典 該当事項はありません。
(注) 当社定款の定めにより、単元未満株主は、会社法第189条第2項各号に掲げる権利、株主の有する株式数に応じ
て募集株式の割当て及び募集新株予約権の割当てを受ける権利並びに単元未満株式の売渡請求をする権利以外
の権利を有しておりません。
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第7 【提出会社の参考情報】
1 【提出会社の親会社等の情報】
当社は、親会社等はありません。
2 【その他の参考情報】
当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に、次の書類を提出しております。
(1) 有価証券報告書及びその添付書類並びに確認書
事業年度( 第58期 )(自 2018年3月1日 至 2019年2月28日 )2019年5月27日関東財務局長に提出
(2) 内部統制報告書及びその添付書類
事業年度( 第58期 )(自 2018年3月1日 至 2019年2月28日 )2019年5月27日関東財務局長に提出
(3) 四半期報告書及び確認書
(第59期 第1四半期)(自 2019年3月1日 至 2019年5月31日 )2019年7月12日関東財務局長に提出
(第59期 第2四半期)(自 2019年6月1日 至 2019年8月31日 )2019年10月11日関東財務局長に提出
(第59期 第3四半期)(自 2019年9月1日 至 2019年11月30日 )2020年1月14日関東財務局長に提出
(4) 臨時報告書
企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第12号(提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フ
ローの状況に著しい影響を与える事象)の規定にもとづく臨時報告書
2019年7月4日関東財務局長に提出
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第二部 【提出会社の保証会社等の情報】
該当事項はありません。
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独立監査人の監査報告書及び内部統制監査報告書
2020年5月25日
株式会社 放電精密加工研究所
取締役会 御中
監査法人保森会計事務所
代表社員
三 枝 哲
公認会計士 印
業務執行社員
代表社員
山 﨑 貴 史
公認会計士 印
業務執行社員
<財務諸表監査>
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
いる株式会社放電精密加工研究所の2019年3月1日から2020年2月29日までの連結会計年度の連結財務諸表、すなわ
ち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結包括利益計算書、連結株主資本等変動計算書、連結キャッシュ・フロー計
算書、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項、その他の注記及び連結附属明細表について監査を行った。
連結財務諸表に対する経営者の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して連結財務諸表を作成し適正
に表示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない連結財務諸表を作成し適正に表示するた
めに経営者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明する
ことにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の
基準は、当監査法人に連結財務諸表に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を
策定し、これに基づき監査を実施することを求めている。
監査においては、連結財務諸表の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施される。監査手続は、
当監査法人の判断により、不正又は誤謬による連結財務諸表の重要な虚偽表示のリスクの評価に基づいて選択及び適用
される。財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、当監査法人は、リス
ク評価の実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、連結財務諸表の作成と適正な表示に関連する
内部統制を検討する。また、監査には、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見
積りの評価も含め全体としての連結財務諸表の表示を検討することが含まれる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査意見
当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株
式会社放電精密加工研究所及び連結子会社の2020年2月29日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度
の経営成績及びキャッシュ・フローの状況をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。
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<内部統制監査>
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第2項の規定に基づく監査証明を行うため、株式会社放電精密加工研究所
の2020年2月29日現在の内部統制報告書について監査を行った。
内部統制報告書に対する経営者の責任
経営者の責任は、財務報告に係る内部統制を整備及び運用し、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告
に係る内部統制の評価の基準に準拠して内部統制報告書を作成し適正に表示することにある。
なお、財務報告に係る内部統制により財務報告の虚偽の記載を完全には防止又は発見することができない可能性があ
る。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した内部統制監査に基づいて、独立の立場から内部統制報告書に対する意見
を表明することにある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の監査の
基準に準拠して内部統制監査を行った。財務報告に係る内部統制の監査の基準は、当監査法人に内部統制報告書に重要
な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、これに基づき内部統制監査を実施
することを求めている。
内部統制監査においては、内部統制報告書における財務報告に係る内部統制の評価結果について監査証拠を入手する
ための手続が実施される。内部統制監査の監査手続は、当監査法人の判断により、財務報告の信頼性に及ぼす影響の重
要性に基づいて選択及び適用される。また、内部統制監査には、財務報告に係る内部統制の評価範囲、評価手続及び評
価結果について経営者が行った記載を含め、全体としての内部統制報告書の表示を検討することが含まれる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査意見
当監査法人は、株式会社放電精密加工研究所が2020年2月29日現在の財務報告に係る内部統制は有効であると表示し
た上記の内部統制報告書が、我が国において一般に公正妥当と認められる財務報告に係る内部統制の評価の基準に準拠
して、財務報告に係る内部統制の評価結果について、すべての重要な点において適正に表示しているものと認める。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出会社)が
別途保管しております。
XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
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EDINET提出書類
株式会社 放電精密加工研究所(E01454)
有価証券報告書
独立監査人の監査報告書
2020年5月25日
株式会社 放電精密加工研究所
取締役会 御中
監査法人保森会計事務所
代表社員
三 枝 哲
公認会計士 印
業務執行社員
代表社員
山 﨑 貴 史
公認会計士 印
業務執行社員
当監査法人は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられて
いる株式会社放電精密加工研究所の2019年3月1日から2020年2月29日までの第59期事業年度の財務諸表、すなわち、
貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、重要な会計方針、その他の注記及び附属明細表について監査を行っ
た。
財務諸表に対する経営者の責任
経営者の責任は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して財務諸表を作成し適正に表
示することにある。これには、不正又は誤謬による重要な虚偽表示のない財務諸表を作成し適正に表示するために経営
者が必要と判断した内部統制を整備及び運用することが含まれる。
監査人の責任
当監査法人の責任は、当監査法人が実施した監査に基づいて、独立の立場から財務諸表に対する意見を表明すること
にある。当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監査の基準
は、当監査法人に財務諸表に重要な虚偽表示がないかどうかについて合理的な保証を得るために、監査計画を策定し、
これに基づき監査を実施することを求めている。
監査においては、財務諸表の金額及び開示について監査証拠を入手するための手続が実施される。監査手続は、当監
査法人の判断により、不正又は誤謬による財務諸表の重要な虚偽表示のリスクの評価に基づいて選択及び適用される。
財務諸表監査の目的は、内部統制の有効性について意見表明するためのものではないが、当監査法人は、リスク評価の
実施に際して、状況に応じた適切な監査手続を立案するために、財務諸表の作成と適正な表示に関連する内部統制を検
討する。また、監査には、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りの評価も
含め全体としての財務諸表の表示を検討することが含まれる。
当監査法人は、意見表明の基礎となる十分かつ適切な監査証拠を入手したと判断している。
監査意見
当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会
社放電精密加工研究所の2020年2月29日現在の財政状態及び同日をもって終了する事業年度の経営成績をすべての重要
な点において適正に表示しているものと認める。
利害関係
会社と当監査法人又は業務執行社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。
以 上
上記は監査報告書の原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出会社)が
別途保管しております。
XBRLデータは監査の対象には含まれていません。
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