ファイザー・インク 臨時報告書
EDINET提出書類
ファイザー・インク(E05856)
臨時報告書
【表紙】
【提出書類】 臨時報告書
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 令和元年9月19日提出
【会社名】 ファイザー・インク
(Pfizer Inc.)
【代表者の役職氏名】 上席副社長兼秘書役、チーフ・ガバナンス・カウンセル
マーガレット・M. マデン
(Margaret M. Madden, Senior Vice President and Corporate
Secretary, Chief Governance Counsel)
【本店の所在の場所】 アメリカ合衆国10017-5755 ニューヨーク州
ニューヨーク、イースト42番ストリート 235
(235 East 42nd Street, New York, NY 10017-5755, U.S.A.)
【代理人の氏名又は名称】 弁護士 松 添 聖 史
【代理人の住所又は所在地】 東京都港区六本木1-9-10
アークヒルズ仙石山森タワー28F
ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)
【電話番号】 (03) 6271-9900
【事務連絡者氏名】 弁護士 渡 邊 大 貴
【連絡場所】 東京都港区六本木1-9-10
アークヒルズ仙石山森タワー28F
ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)
【電話番号】 (03) 6271-9900
【縦覧に供する場所】 なし
( 注) 別段の記載がある場合を除き、本書に記載の「米ドル」は米国ドルを指す。本書において便宜上記載されている日
本円への換算は、1米ドル=108.89円の換算率(令和元年7月30日現在の株式会社三菱UFJ銀行における対顧客電信直物売
買相場仲値)により換算されている。
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ファイザー・インク(E05856)
臨時報告書
1 【提出理由】
2019年6月14日、デラウェア州の会社であるファイザー・インク(以下「当社」又は「ファイザー」という。)は、
デラウェア州の会社であるアレイ・バイオファーマ・インク(以下「アレイ」という。)及びデラウェア州の会社であり
ファイザーの完全所有子会社であるアーリントン・アクイジション・サブ・インク(以下「買収会社」という。)と、合
併契約及び計画(以下「合併契約」という。)を締結した。合併契約に従って、合併契約の条項に基づき、かつ合併契約
の諸条件を条件として、買収会社は、1株当たり48.00米ドル(現金による売主への純額。源泉徴収税が課され利息は付
されない。)でアレイの発行済み普通株式の全てを取得するための公開買付け(以下「公開買付け」という。)を開始し
た。合併契約はさらに、合併契約の条項に基づき、かつ合併契約の諸条件を条件として、公開買付けの完了後、買収会社
はアレイに吸収合併され、アレイがファイザーの完全所有子会社として存続会社になる旨(以下「本合併」という。)を
定めた。本合併は2019年7月30日に完了した。
したがって、当社は、金融商品取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第16号の2
の規定により、本臨時報告書を提出するものである。
2 【報告内容】
( イ) 取得対象子会社についての事項
(1) ファイザー及び買収会社の取締役会により、アレイの買収が決定、承認された。買収会社に関する情報は以下
の通りで ある。
名称
アーリン ト ン・アクイジション・サブ・インク
住所
ニューヨーク州ニューヨーク、イースト42番ストリート 235
代表者の氏名
氏名:マーガレット・M. マデン
役職:取締役、秘書役兼副社長
(2) 商号、本店の所在地、代表者の氏名、資本金の額、純資産の額、総資産の額及び事業の内容
アレイ・バイオファーマ・インク
商号
(Array BioPharma Inc.)
アメリカ合衆国コロラド州ボールダー、ウォールナット・スト
本店の所在地
リート3200
(3200 Walnut Street, Boulder, CO)
氏名:ロン・スクエアラー
代表者の氏名
役職:最高経営責任者(合併前)
資本金の額 (株式資本及び資本剰余金)
1,286,211,000 米ドル(140,055,515,790円)
(2018年6月30日現在)
純資産の額 (2018年6月30日現在)
219,743,000 米ドル(23,927,815,270円)
総資産の額 (2018年6月30日現在)
460,364,000 米ドル(50,129,035,960円)
事業の内容
がん及びその他高負担疾患患者の治療薬として画期的な高耐性
の標的低分子薬の創薬、開発及び商品化を中心とするバイオ医
薬品会社
*上記の財務情報は、2018年8月14日付で米国証券取引委員会に2018年6月30日終了年度に関するアレイのForm 10-K(以下
「アレイForm 10-K」という)により提出されたアレイの連結貸借対照表から抜粋した。「事業の内容」の情報は、アレ
イForm 10-Kの「ITEM 1. BUSINESS」から抜粋した。
(3) 最近3年間に終了した各事業年度の売上高、営業利益、経常利益及び純利益
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(連結ベース)
( 単位:千米ドル(千円))
2018 年6月30日 2017 年6月30日 2016 年6月30日
に終了した年度 に終了した年度 に終了した年度
売上高
173,768 150,852 137,879
(18,921,598) (16,426,274) (15,013,644)
営業利益(損失)
(129,927) (102,078) (82,209)
((11,115,273)) ((8,951,738))
((14,147,751))
税引前利益(損失)
(145,046) (116,818) (92,840)
((15,794,059)) ((12,720,312)) ((10,109,348))
純利益(損失)
(147,346) (116,818) (92,840)
((16,044,506)) ((12,720,312)) ((10,109,348))
*上記の財務情報は、アレイForm 10-Kの「ITEM 6. SELECTED FINANCIAL DATA」から抜粋した。
(4) 提出会社(ファイザー)及び当該連結子会社(買収会社)との間の資本関係、人的関係及び取引関係
資本関係 本合併の完了前、ファイザー(買収会社を含む。)とアレイの間には資本関係はなかった。
人的関係 本合併の完了前、ファイザー(買収会社を含む。)とアレイの間には人的関係はなかった。
アレイは、PD-1/PD-L1チェックポイント阻害薬と併用するビニメチニブを開発しており、
ファイザー及び他の製薬会社2社との個別の戦略的な共同研究を以前発表した。それぞれの
共同研究は、異なる合理的に設計された臨床アプローチを追求していた。ファイザーの臨床
試験は、ビニメチニブ、アベルマブ(抗PD-L1療法)及びタラゾパリブ(PARP阻害薬)など、い
取引関係
くつかの新しい抗がん剤の併用療法の安全性、耐性及び有効性につき様々な腫瘍タイプにわ
たる調査が策定され、2018年度(暦年)第3四半期に開始された。当初の重点課題は、非小
細胞肺癌(NSCLC)及び膵癌であり、その後の段階で追加適応を探求した。この試験はファイ
ザーが資金を提供し、アレイはビニメチニブを供給した。
*上記の「取引関係」は、2019年5月7日付で米国証券取引委員会に提出された、2019年3月31日終了の四半期に関するアレイ
のForm 10-Qから抜粋した。
( ロ) 取得対象子会社に関する子会社取得の目的
アレイの買収は、ファイザーの革新的なバイオ医薬品事業を強化し、長期的な成長軌道を向上させることが期待さ
れており、ファイザーが既に有している乳がん及び前立腺がんに関する専門性に加えて、大腸がんについても業界を
主導する有力なフランチャイズの可能性を創出する土台となる。
( ハ) 取得対象子会社に関する子会社取得の対価の額
約114億米ドル(1兆2,413億円)
以上
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